約 1,974,310 件
https://w.atwiki.jp/mirage_cr/pages/51.html
第2話『殺人』 暖かなまどろみ。 けたたましく鳴り響く目覚まし時計の音すらしない朝。 窓からは朝の日差しが降り注ぎ、私の覚醒を促す。 でも、まだ寝ていたい。 身体がムショウに重くて、このまま寝ていたいと思うのは人の必然だと思う。 ―・・・ぃ・・・・ 誰かの声が聞こえる。 少々低い声だから、男かな。 それでも起きない。 そう腹を括った私は、目を閉じたまま布団を被り直した。 ―おぃ・・・ ―・・・起きろ!! ガバッ。 その声に聞き覚えがあった。 周囲を見渡すとそこは寂れた私の事務所の寝室で。 私はいつの間にかパジャマに着替えていて。 ふと視線を横に流すと、学生服の人物がコチラを睨んでいた。 「・・・早く起きろ。メシだ」 「・・・石田・・・君?」 キョトンとした顔のまま、彼は首をかしげた。 「あぁ、オレは石田だが?」 「・・・そう。あ。いただきます」 ベットの隣に置かれたトーストとコーヒーをいただく。 サクサクとした触感と、コーヒーの苦味が体に染み渡る。 やっぱり朝ごはんはコレじゃないと・・・。 「って!!何で!?私は・・・あれ?」 「3日だ」 「は?」 「優子があの日重傷を負って、眠りについてから3日たったと言った」 「ちょ、嘘でしょ?」 「いや、本当だ」 そう言って彼はカレンダーを差し出した。 たしかに今は14日、あの日から3日もたっている。 私はパジャマをたくし上げ、自分の身に何が起こったかを確認した。 「・・・これじゃあ、仕事にならないなぁ」 身体が受けた傷は思いのほか酷かった。 腹部損傷。 頭部負傷軽微。 左足首負傷。 それでも、体が動くんだから不思議だった。 「これ」 「なに?」 一枚の紙を渡されて驚愕した。 そこに書かれていたものは。 『診断書 柊優子 殿 内臓損傷2箇所 頭部負傷 左足首負傷 右大腿骨骨折 以上、魔術医療措置により完治。 しかし、魔術回路に損傷があり、こちらは魔術的措置が無効化されたため自己治癒に頼らざるを得ない。 以上』 「・・・ようするに、ほんとの意味で仕事出来ないってことね」 「そのようだ、魔術回路をやられてるんじゃあ、昨日みたいな芸当も回復するまでは出来ないだろうな」 そう。私は一応魔術師の血を引いているから、それを自分の体に通すことで超人的な動きを可能としている人間。 それがなければ、普通の人間と同じ非力な存在。 「ねぇ?石田君」 「私の代わりに仕事しない?」 「・・・オレは殺すことぐらいしか出来ないとこの間言ったばかりなんだが」 壁に寄りかかった彼に対し、私は少し残念そうな素振りをした。 それが効いたのか、彼自身も困っているようだ。 『モノ』で釣ってみようかしら。 「・・・じゃあ、私のとっておきあげる。って言ったら?」 そう言って私は机に置かれたナイフを拾い上げた。 刃を抜くと、真っ白の刀身があらわになりその不可思議さを物語る。 「流動剣。まあ、これを扱うにはキミにもう一つとっておきを教えないといけないだけど」 「それでも、嫌?」 少し上目使いでキラキラと期待の眼差しをしてみる。 ほら、ちょっと揺れだした。 もう一押し。 何か。 何かないかな・・・。 「キミの起源は『滅奪』だったよね?それを生かそうとは思わない?」 「・・・はん。オレはそんなオカルトは・・・」 「へぇ~。今よりもずっと強くなるかもしれないよ?」 「・・・クッ」 落ちた。 何か悔しそうだけど、この際手段を選んではいられない。 「・・・いいだろう。、その契約、乗ってやる」 その瞬間彼の手を取り、ブンブンと上下に振った。 石田君はほんと分かりやすいなぁ。 こう冷徹そうに見えて、まだ年頃の男の子って感じは否めない。 可愛いヤツめ。 「じゃあ、この流動剣ともう一つのとっておき。教えるね」 そうして、私達の契約は始まった。 動けない私の代わりに暗躍することを選んでくれた石田君。 彼には本当はこんなことは似合わないと思いながらも、それでも血は争えない。 「・・・ほんと、そっくりね」 「あ?なんか言ったか?」 「いえ、何も」 オレは流動剣を手にその場を後にした。 一応これでも学生の身。 学校へは行っているものの、そのほとんどをサボって屋上で寝ていることが多いオレにとっては行くだけムダなことのように思える。 しかし、これもムダなんかではない。 大体、このあたりの都市『桜木』の裏で起こる事件の鎮圧担当はオレが通う学園『桜門』の治安自衛部隊・・・通称『執行者』がこの地を護っている。 ヤツラは様々な武器を通して奇跡の力を扱う。 あるものは光の弾丸を操り、あるものはありえない速度で移動出来たり、 あるものは魔術に近い業を扱うものもいると聞く。 ただ、治安を護る役目である執行者は数そのものが少ない。 だから、オレや優子のような暗殺を家業とする者が必要なわけであって、実際のところ幼くして両親を亡くしたオレにとっては、金銭面であまり苦労していない。 金銭面は二の次。 オレは、なぜだか殺人衝動に駆られる。 これは人を殺したぐらいでは到底収まらないレベルのもので、そんなときに優子がこの仕事を持ちかけた。 要するに、執行者が仕損じて逃した人ならざるものを排除する仕事。 殺人とは似て非なるモノ。 そんな日々を送ることで、オレは自分自身の中の殺人衝動を抑えているに過ぎない。 あれはいつだっただろうか。 人を殺すことに満たされなくなるのと同時に、 満足の行く時を過ごせたのは・・・。 「石田・・・隆・・・」 何度も何度も書類に目を通すが、その名に間違いはなかった。 「普通の人間が、狂気相手にここまで戦えるとは、な」 否。 野田康治が手を下すまでもなく、こいつは目の前の狂気を滅していただろう。 『石田』とは、それほどの力を持つ血族なのだ。 「・・・」 「まあいい。報告は受領した。おつかれさま」 終始暗い顔をした少年の背中を見つめつつ、私は書類をデスクに放り投げた。 月夜に浮かぶ書類には、石田隆の顔写真、身長、体重、生年月日、その他もろもろ、すべての情報が書き記されている。 codename:black wing 黒翼。 それが、彼の新しい名だった。
https://w.atwiki.jp/wiki1_general/pages/14.html
初心者向け攻略法 本スレ196氏の発言の転載です。 196 名前: 名無しさんの野望 [sage] 投稿日: 05/02/26 19 39 07 ID hqETc1MN 初心者で数回やったがうまくいかない 攻略見てでも勝ってみてえって人のための攻略 http //2chupup.mine.nu/imgbox/img20050226192046.zip 収録内容 ・初心者さん初勝利のための攻略.txt ・↑の攻略を実践 実際に勝利するまでのほぼ1ターンごとのセーブデータ (20ヶ国、トレーニング、地理的優位あり、86ターンまで) あくまでも初勝利のための勝ちパターンの一つです ランキングにサクサク入るような人の参考にはならんです お目汚しでございます 20年から30年は人口の自然増加が最大数を上回らないよう注意しながら 都市と科学をとにかく優先。科学者をMAX雇い振り続ける。 この期間でできるだけ科学レベルを上げる。 研究優先度は科学>>都市>>>>>民度>>農業&経済>>>軍事 ↓ 科学者は200~250人くらいを目安。兵、指揮官は雇わない。 戦争をしかけられても領土が400を切らなければ無視して研究。 400を切ったら科学者を全員クビにし、数ターン金を貯めて一番弱い隣国に侵攻。削る。 ↓ 人口が900~1000人ぐらいになれば少しずつ兵を雇うか貯蓄を開始。(貯蓄推奨) ここから研究は科学を上げつつ農業&経済を優先。軍事はまだ振らなくてもいい。 ↓ ある程度金が貯まったら30~40歳で速度20ぐらいの指揮官を雇う。 ↓ 戦争バージンの国か複数国と交戦中の国、交戦中で劣勢の国が獲物。 私怨からの報復はせず、まずは自分より弱い一国に狙いを定め徹底的に叩く。 120から150ぐらいの兵で2、3度連続で侵攻し敵国の領土を2桁ないし1桁にまで削る。 ↓ 領土650~800程度になったら民度を優先。農業&経済にも適時。軍事にも振る。 ↓ 複数国を同時に相手にすることは避ける。兵150から200をキープしつつ内政を重視。 科学者はできる限り雇い増やし続けたい。侵攻は他国に便乗して。領土をせこく増やす。 ↓ 人口2000~4000人ぐらいになれば農業&経済に全力。民度、軍事、科学は余裕があれば。都市は振らない。 スピード100の30~40歳の指揮官を買うことを目標に巧くやりくり。 弱った国は適宜叩きながら兵は200から300人程度をキープ。 ↓ 残りの国が8~10ヶ国程度になれば科学者を全員クビ、数ターン金を貯める。 圧倒的兵力で中規模の国へ侵攻。領土500ぐらいを掠め取る勢いで。人口密度の低い国を狙いたい。 その後落ち着いたら科学者を雇い直すか貯蓄か戦争を続けるかは状況次第。 他国と不用意に干渉せず5、60年間絶えず右肩上がりの研究を続けれたものが最終的勝者。 残り4~6ヶ国での決戦はマップや戦歴をよく読み次の一手を考慮すべし。 弱小国や優勝候補の国が少しでも隙を見せたら優先的徹底的に叩くのが基本。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/1045.html
フーカデンビーフ ゆで卵数個を挽肉で包んで焼く今日のスコッチエッグ風オーブン料理で,明治海軍料理書による。 昭和期の同じ料理では手間を省くためかゆで卵を使わないものが多い。 ☆材料(5人前) 牛挽肉400g 鶏卵3個 玉葱1個 生パン粉 塩・胡椒 セージ サラダ油 トマトソース クレソン ☆作り方 ①卵2個は茹でて殻をとっておく。 (卵の両端を少し切り取っておくと切り分けのとき均等になり、盛り付けの見栄えがよい) ②挽肉に刻んだ玉葱、卵1固、生パン粉を混ぜ、塩、香辛料で調味する。 ③布巾の上に②を手で四角形にのばし、2個のゆで卵を中央に置いて挽肉をロールカステラのように巻き込む。 ④油を引いた天板に、できあがった③を乗せ、ローストする。様子を見ながら染み出てくるグレビー液をときどきかける。 ⑤オーブンからとりだし、冷めたら1人分ずつ輪切りにし、皿に盛り付け、トマトソースをかけ、クレソンを添える。
https://w.atwiki.jp/ekkusuz2/pages/13.html
龍「な…なんだ…」 ???1「大丈夫か?」 第2話 出会い 前回のあらすじ 突然DWに飛ばされた少年達「浅野 龍(あさの りゅう)」と「水野 誡(みずの かい)」 そして襲いかかってきたクワガ-モンから逃げていたとき、2匹のデジモンに助けられたのであった。 誡「貴方達は…」 ???1「?俺はガンムモン」 ガンムモン。頭に銃が付いているマシーン型デジモン。必殺技はエアロバスター。 ???2「拙者はナイフモンだ」 ナイフモン。右腕がナイフの人型デジモン。必殺技はスラッシュパンチ。 龍「ガンムモンに…」 誡「ナイフモン?」 ガンム「ま、まずはコイツを倒してからだ」 ナイフ「詳しい事はそれからお話したそう」 そう言うと2匹はクワガーモンへ向かっていった。 クワガー「ガァァァァ!シザーアームズ!」 ガンム「へっ!そんな攻撃当たるかよ!」 ナイフ「スラッシュパンチ」 クワガー「グゥゥゥゥ…コシャクナ!シザーアームズ!」 ナイフ「しまった、ガンムモン!」 ガンム「え…うぁぁぁぁ!」 一瞬の隙を付かれてガンムモンははさみに挟まれてしまった。 誡「!僕達にはどうすることも出来ないのか…」 龍「…!いや、ある!」 誡「え、何を…」 龍「大丈夫!俺を信じな!」 誡「…やな予感…」 龍「馬鹿!アホ!この木偶の坊!お前なんて俺達がぶっ飛ばしてやる!」 クワガー「グググ…オマエラサキニシマツシテヤル!」 誡「何言ってんだよ!余計怒らしちゃったじゃないか!」 龍「それで良いんだよ、あいつを見な」 誡「見なって…あ!」 見るとクワガ-モンはさっきまではさんでいたガンムモンを離し、龍達に向かっていた。 誡「そうか、あのガンムモンっていうのを助け出すために…」 龍「ああ、その通り!」 誡「でも…僕達はどうするんだよ!」 龍「…忘れてた…」 誡「バカー!」 クワガー「キサマラ…シザーアームズ!」 クワガーモンが龍に迫っていく。 龍「うわぁぁぁ!」 ガンム「龍!エアロバスター!」 ナイフ「スラッシュパンチ!」 クワガー「?!グアァァァァ!」 クワガ-モンはその攻撃で倒れた。 龍「ふぅ…助かった…」 誡「まったく…」 ガンム「おい、お前ら大丈夫か」 龍「あぁ、大丈夫、この通りピンピンしてるさ」 誡「ところで貴方達は…?!」 クワガー「グググ…」 その時、クワガーモンが立ち上がった。 龍「まさかまだやるってのか?」 クワガー「何だお前ら?」 誡「へ?どういう事…」 ナイフ「よし、この近くに村がある。そこで話をしよう。 第2話 完 次回 情け
https://w.atwiki.jp/bargain/pages/136.html
■たたかえ蟹ちゃんシリーズ■第2話☆二家の平凡な日常■ 巨大サイバネ腕の巨大な爪と比べると非常に小さく見えるドアノブを器用に回して扉を開く。普通民家サイズの戸口は真っ直ぐに歩いたら通れないので、まずは左クロー、続いて本体、最後に右クローの順に横歩きで入らなければならない。1 「ただいまー」巨大な両腕を持つサイバネ少女は玄関にばったりと倒れた。腹部にいくつも刺し傷。頭部にも出血の跡がある。重傷だ。「おかえり蟹ちゃん。今日もまた酷くやられちゃったね」出迎えたのはサイバネ少女の義姉。名を〇三七二三(おさななじみ)と言う。2 「雨弓の奴の留守を狙ったんだけど、運悪く聖槍院が居たせいで大怪我しちゃったよー」いやいや、その怪我はクラウディアさんにやられてましたよね? 都合の悪い情報は脳内から自在に抹消できる鋼のサンシタ・メンタリティの為せる業だ。3 彼女たちは、一族のサンシタ率が99%を超えると言われる恐るべき魔人一族「二(さんした)一族」の一員である。なお、一族の構成員は必ずしも血縁関係があるわけではなく、『蟹』と呼ばれるサイバネ少女もサンシタ素質を見込まれて最近一族入りしたばかりだ。4 「ごめん、さなみん。『ドクター』に連絡してくれる?」「はいはい。まったく蟹ちゃんは世話がやけるなぁ」「ふふ。そう言ってもキッチリ面倒見てくれるトコがさなみんの良いトコだよ」「えへへ」「主人公くんもソコに早く気付いてくれるといいのにね」「むっ……うぅー」5 『ドクター』も一族のサンシタ医師である。超一流にはいま一歩及ばす、性格も卑劣だが決して悪い腕ではない。彼のような優秀な医師なくして安定したサンシタ供給は望めない。果敢に負けまくるサイバネ少女『蟹』は、もうすっかり『ドクター』と顔馴染みだ。6 サイバネ置換は両腕のみ、頭部や胴体は生身のままだ。今回クローの損傷は軽微なため、普通の生体治療である。「ヒヒヒ、甲殻類は専門外だがな。しかし『蟹』は運がいい。内臓損傷はないから明日にはまた出撃できるぞ。ヒヒヒ」「やったー!」7 さっそくサイバネ少女は攻撃対象を選定する。「明日は雌狐のオフ……あの人に近付く恐れがあるな。その前に殺るッ! アイドル巫女をブチ殺し、私が人気独占だ!」そこに、義姉の呼び声。「蟹ちゃーん、晩御飯だよー。大好きな鯖の塩焼きだぞー」「やったー!」8 ■第2話☆二家の平凡な日常■ おわり 第2話挿絵?「蟹ちゃん vs 焔狐」解説は神社千代狐さん! 参考リンク: 二〇三七二三(スパイダンゲロス) 数胴兵香/焔狐(ホーリーランド4) 神社千代狐(ニュージェネレーション)
https://w.atwiki.jp/rf5words/pages/265.html
フーカ タイトルコール 寝言 戦闘 ロード すれ違いボイス タイトルコール ①「ガウガガウガ―ガウ ガウ!(ルーンファクトリー 5!)」 ②「ガウガガウガーガウ ガウガガウガー!(ルーンファクトリー お腹すいた)」 寝言 「ガウウ……。(えへへ……)」 戦闘 ロード 「ガウガウ ガウガウガ。(待ってた!一緒に行こう)」 すれ違いボイス 「ガーウ、ガーウ、ガウガウガーウ♪」
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1563.html
532 :赤と緑と黒の話 第2話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/30(金) 22 54 45 ID 8gNkLRd5 午後8時。先日の季節外れの雪に始まり、室内ですら少し早い冬の訪れを迎えたような寒さで、暖房器具なしでは辛いだろう。 俺はと言うと、リビングで目玉焼きとトーストをつまみながら緑茶を飲み、ニュースをチェック中。 明日の朝の最低気温は4度と、冷蔵庫内と同じ数値を弾き出す天気予報。それによれば、昼から未明にかけて雨が降り出すらしい。 机の上には皿が二枚。ただし、その両方にトーストと目玉焼きがセットで乗っている。 俺一人ならば1セットで十分なのだ。だが、今朝だけは必要に追われることになり、さらにまだ足りない、というのだ。 その、もうひとつのトーストを必要としてるであろう人物は、現在台所で絶賛料理中なのだ。 「待っててね先生、すぐに作っちゃうから♪」 台所からは陽気な声と何やら香ばしい匂いがし、1LDKの部屋に未だかつてない明るさをもたらす。 その明るさを与えてくれた人物はお察しの通り、朝霧 湊だ。 なぜ湊が俺の部屋にいるのか。そう疑問に思った人はいるだろう。だがこれには深い訳があるのだ。 ついうっかり夜まで寝てしまった俺達は、あの後すぐに施錠して学校を出た。 帰りが遅くなってしまったものだから、湊を俺の車で家まで送って行くことにしたのだ。 だが車内に乗り込んで数分後、重大な問題が発生した。 『あ、家の鍵忘れちゃった……』 本人曰く、親は湊が学校に出かけてから仕事に向かい、いつめ帰りは湊が帰ってくるよりも遅い。 それならまだいいが…湊によると親は今日は泊まりがけで仕事をするらしく、丸一日帰ってこないらしい。 普段なら湊は鍵を常備しているらしいのだが、今日はたまたま鍵を忘れてきたのだとか。 それでもって親は当然、湊は鍵を持って家を出た、と認識しているため、開錠の可能性は絶望的、と湊は語る。 母親はいないのか、と他の皆さんなら尋ねただろう。だが俺は仮にも湊の担任だ。湊の家庭の事情は、必要最小限は把握している。 湊の両親は16年前に職場恋愛の末に結婚。共働きをしながら家族生活を営むが、父親は三年前に病気で他界。 母親は、保健と自身の収入でなんとか湊に苦労をかけることなく養っているのだ。 閑話休題。 そんなわけで、今夜だけ俺の家に泊めることにしたのだ。 俺のせいで遅くなってしまった手前、そう提案せざるを得なかったのだが。 ただ…ついさっき、俺は湊にあんなコトをしてしまったばかり。なのに湊は俺を責めるどころか、自ら進んで晩飯を作ってくれている。俺は内心、針のムシロ状態だった。 「できたよー♪」 料理が完成したようだ。湊は大皿を二枚持って、居間に向かってきた。俺は椅子から立ち上がり、皿を受け取ってテーブルへと運んでやる。 皿の上には、見事な出来映えの肉野菜炒めが盛られている。久方ぶりに見る、最近おろそかにしがちだった野菜のコントラストが食欲をそそった。 さらに湊はいつの間に用意したのか、白米を茶碗に注いでテーブルへと運んできた。 いったいどうやったらそんな綺麗な色つやの米を炊けるのか。気になって仕方がない。 とにかく、湊の料理スキルはおよそ高校生とは思えないほど完成されている、と思った。 料理を並べ、テーブルを挟むように向かい合って座布団に座る。 いただきます、と食前のあいさつをし、いよいよ箸をつけてみた。 しっかりと火の通った肉と野菜の香りと、小気味良い食感。白米の甘みと野菜炒めのスープが見事に絡み合い、絶妙な旨味を演出している。一言でいえば、美味い。 黙々と、箸を進める。次第にそのスピードはアップし、気付けはあっという間に皿の上は空になっていた。 「……湊、お前まじで料理上手だな」 「ほんと!?」 「ああ、これならどこに嫁に行っても問題ないな」 素直な褒め言葉がすらすらと俺の口から出る。それには何の意図も含まれず、本当に正直な感想だった。なのに湊は、 「やったぁ! これでいつでも先生のお嫁さんになれるね!」 などと抜かしたもんだから、折角の肉野菜炒めが変な所に入り、むせてしまった。 533 :赤と緑と黒の話 第2話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/30(金) 22 56 06 ID 8gNkLRd5 「げほっ、げほっ…い、いきなり変な冗談を言うな!」 「…冗談だと、思うの?」 じっ、と目と目が合う。だが湊は笑ってはいなかった。唇は一文字に結ばれ、まっすぐに俺を見つめ、そっと手を伸ばす。 「先生は私の事、愛してくれないの?」 「お…俺は教師だぞ。んでもって、お前は生徒だ。そんなの---」 「だったら私学校辞める。愛してくれるなら、何でもするよ?」 表情を全く変化させないまま、湊は言葉を紡ぐ。その瞳は、俺を見透かそうとしているようだった。 「愛なんて信じてなかったし、他の誰も、笑顔の下で何を考えてるのか、怖い。でも先生だけは私に優しくしてくれた。だから、先生の事が好き」 「その歳で何をそんなに思い詰めてるんだ」 「…いろいろあったんだよ?」 湊はわざとらしく、含みのあるような言い方をした。 その笑顔の裏にはまだ、俺の知らない真実が潜んでいるのだろう。果たしてそれを知ったところで、俺に何ができるのか。そんなことはわからない。 ただひとつ言えることは…俺は少しずつ、だが確実に湊に心惹かれつつある、ということだけだ。 ###### 全てが始まったのがあの日なら、全てが壊れはじめたのはいつだろうか。…いや、そんなこと考えるまでもない。 湊とのキスから一週間が経った、11月最初の水曜日。俺はあの日から、湊と目を合わせる事を避けていた。 といっても湊は俺のクラスの生徒なわけで、1年5組で英語の授業があれば、どうしてもそれは完全に回避できない。 だが目が合ったとしても、湊は俺をじっ、と見つめてにこにこ笑うだけだった。 なぜ、何も言わない。まさか本気で思ってるのか? 俺ならば構わない、と。…やめよう。そんな思考は無意味だ。 今日の放課後は、二日前に暴力事件を起こし、現在謹慎中の体育教員、持田の正式な処分を決定するための職員会議が控えている。 ほとんど処分の内容は決定していて、それを通知するだけの、もはや形だけの会議だが。部活に行けないことの口実になるな、と一瞬考えた自分がいた。 自己嫌悪。そんなものは責任逃れに過ぎない。それに、今も部員は湊一人なのだ。 以前湊は、一人で茶を立てても意味がない、と言っていた。ならば俺が行かなければそもそも部活は行われないのだろう。 帰りのホームルーム。 俺はいつものように連絡事項と明日の時間割の確認をし、あっさりと帰りの挨拶を済ませる。生徒たちはそれを受けて、ばらばらと散ってゆく。ただ一人、湊を除いては。 10分ほど経過すると、教室には俺と湊以外は誰もいなくなった。俺は湊に背を向けて、黒板関連の掃除をしている。だがそれも、もう終わる。 がたん、と湊が椅子から立ち上がったであろう音がした。 足音が、徐々に迫る。それと共に、俺の心拍数も段々と早くなるのが自分でわかった。 「…先生」 すぐ真後ろ、ほぼゼロ距離で声がした。 「どうして目を合わせてくれないの?」 「………それは」 「私がいつもにこにこしてたから、何も思ってないと思った?」 「けど俺は、お前に」 「寂しかったよ」 湊は俺の背中にぽすん、と身を傾ける。心地好い体温と、石鹸の良い香り。一週間前の記憶が嫌でも呼び起こされる。 湊の両腕は俺の身体に回され、抱き着いたような恰好になっている。その掌は、服ごしでも暖かい、と感じた。 534 :赤と緑と黒の話 第2話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/30(金) 22 57 21 ID 8gNkLRd5 「今日、待ってるから。会議終わったら…来てね?」 湊はそれだけを言い、身体を離す。 とほぼ同時に、3時20分、今日に限っては会議開始10分前を告げる役割を帯びるチャイムが鳴る。 俺は最後まで振り返らず、湊が遠ざかっていく足音だけを見送った。 同日、18時。職員会議がようやく終わりを迎えた頃にはすっかり日が暮れていた。 他の教員方はさくさくと帰宅の支度を始めている。未だ椅子から立ち上がれずにいたのは、俺一人だけだ。 ため息ばかりつくと幸福が逃げる、とはよく言うが。ならば俺の分の幸福はとうにマイナスの値にまで達していることだろう。 だがいつまでもこうしている訳にもいかない。俺は気つけにと、デスクの上のブラックコーヒー缶をあおる。 安いコーヒーならではの、苦さよりも酸っぱさが目立つ味が口の中に広がる。その味は不快だった。こんなもの、湊のお茶に比べたら泥水だ。 そういえば、俺が自販機でブラックコーヒーを買ったのは、約二ヶ月ぶりだ。もう、そんなに経つのか。 初めて茶道部室を二人で訪れた記憶は、まだ新しいような気がするのに。 (一人でお茶なんか立てても、おいしくないですよ) なぜか俺はその瞬間、湊の寂しそうにする姿が脳裏に浮かんだ。 心が痛む。こうしている今も、湊が待っているとしたら。 けれど、一歩を踏み出せずにいた。湊は俺が昔、心惹かれた人にあまりに似すぎていたから。 容姿の問題ではない。似ていたのはその視線。 俺を見つめるあの瞳が、あの人そっくりだったから。湊に見つめられる度にかつての記憶が蘇るのだ。 その人はいつも綺麗な栗色の髪の毛から石鹸の良い香りを漂わせ、快活で、花のように笑う人だった。 彼女はまだ幼い俺を慈しみ、愛情を注いでくれた。だがその愛情は家族愛の域をけして越えるわけではない、と思っていた。 しかし、そうではなかったのだ。 彼女の名前は十六夜 麻梨亜。俺の実の姉だ。 ###### 少しだけ、昔話をしよう。 あの頃は姉さんは18、俺は14歳だった。 俺達は昔から何をするにも一緒で、学校以外の時間はほとんど共有していた。 おそらく世間で俗に言う、恋人という関係よりも長い時間を共にする、それは"家族"なら当たり前のことだった。 だが思春期を迎えたばかりの俺にとっては、ただ単に"家族"で片付けることはできなかった。姉さんは他のどの女性よりも綺麗で、優しかったから。 一過性の感情だとわかっていても、俺は姉さんを一人の女性として確かに意識していた。 けれど姉さんはいつも笑顔を絶やさず、俺に対して負の面を見せることはなかったんだ。 だがある日を境に、姉さんは変わった。 ---14年前の夏。 姉さんへの想いは、抱いてはいけないものだという自覚はあった。だから俺は想いを断つべく、クラスメイトの女子との交際を始めた。 最初に告白してきたのは向こう、それも以前の話。だけど彼女は「いまさら?」などとは言わず、快諾してくれた。 付き合い始めたその日に下校を共にしてみて俺は、"楽しい"と思った。これならきっと上手くいく、と。姉さんを忘れて、一歩前へ踏み出せると。 そして、帰宅してすぐに俺は姉さんに告げた。「彼女ができた」と。 姉さんは喜んでくれるだろうか、などとは考えなかった。ただ、その宣告によって、自分の中の葛藤を消し去ることがようやくできる、と思っていたのだ。 だが、そうはならなかった。 535 :赤と緑と黒の話 第2話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/30(金) 22 59 57 ID 8gNkLRd5 「刹那、お姉ちゃんとお出かけしよっか」 微笑みながら手を差し延べ、姉さんはそう言った。 別に、この日に限って特別なわけではない。このやりとりは日常からありふれたものだ。 なのに。この時俺は確かに、胸騒ぎのようなものを感じていた。この手をとったら、後には戻れない、そんな気がする。 しかし俺は、その手を握り返した。大好きな姉さんの誘いを、断れるはずがない。 そうしてやって来たのは、家から少し離れた場所に位置する、自然公園。さらに姉さんは俺の手を引き、木々が鬱蒼とと生い茂る奥部へと進む。 川のせせらぎを逆にたどり、数分歩いてたどり着いたのは、古い水車小屋だった。 水車小屋の扉を開け、俺達は内部に入る。ギギギ、ときしむ音をさせながら扉を閉じる姉さん。 「こんなところで何をするんだ?」と、俺はついに尋ねた。 だが姉さんは何も言わず、俺の両頬に手を添える。 「ねえ、刹那。このままお姉ちゃんとずっと一緒にいよ?」 「…えっ」 「誰にも渡さない。刹那はお姉ちゃんのものなんだから」 どすん、と俺の身体は押し倒された。姉さんはその上に覆いかぶさるような体勢になり、乱暴に唇を重ねてきた。 「な、何すんだ姉さ…んぐっ」 姉さんの舌は咥内でいやらしくうごめく。体温が、匂いが俺の五感を刺激する。 身体中の血液が沸騰するかのような興奮を、確実に感じていた。 その後どうなったかは、言うまでもないだろう。 俺達はずっと身体を絡み合わせ、あらかじめ貯め置かれていたらしい食料で腹を膨らませ、水車の水で身体を洗い…と、繰り返した。 この時の俺は今にして思えば、異常だった。いや、異常を受け入れるために、成るべくしてなのだろう。 夢にまで見た、姉さんとの幸せなひと時。それはどんな麻薬よりも甘美で、いつまでも溺れていたい。それほどまでに俺は幸せを感じていた。 だが九回目の夜を迎えたその日、それは終わりを告げた。 互いの身体を貪りあい、疲れ果てて泥のように眠っていた俺達。 目が覚めたのは、外に物音を感じたからだ。まるで足音のような… 木製の扉が軋む。内側から棒鍵がかけられている為、よほどの事がなければ開く事はない。 『おかしいな…管理人の話だと、鍵はかけられてないはず。まさか、ここか!?』 『よし、ぶち破るぞ!』 男二人の野太い声が外から響く。さらに、扉を破壊せんと、何かで打ち据える音。 その音に姉さんは目を覚まし、身体をがくがく震わせながら、俺を締め付けんとばかりに抱きしめた。 ばきん、とついに扉は破壊され、制服らしきものを着た、レスキュー隊員らしき二人の男が小屋の中に踏み入る。 『いたぞ、行方不明の姉弟だ! "応答せよ、こちら…』 『大丈夫か!? ああ可哀相に、こんなに怯えて。もう安心だからな』 何が"大丈夫か"だ。姉さんが怯えてるのは、オマエたちに対してだ。俺はそんな風に考えていた。 「いやぁ! こないで! 刹那をとらないでぇ!」 姉さんは恐怖で声を震わせ、俺をさらにきつく抱きしめる。"渡さない"と言わんばかりに。 『な、何言ってるんだ君。俺達は君らを助けに…』 536 :赤と緑と黒の話 第2話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/30(金) 23 01 22 ID 8gNkLRd5 男の片方が姉さんをなだめに入る。だが姉さんは…すでに錯乱していた。 何を言われようと、俺を離そうとしない。ただ子供のように泣き叫ぶだけだ。 隊員たちはそんな姉さんを見て、全てを察したようだった。俺達を力任せに引き離し、羽交い締めにして運び出す。もっとも、すでに俺には抵抗する気力など残っていなかったが。 「嫌ぁぁぁぁぁ! 刹那ぁ! せつなぁぁぁぁっ!」 俺と姉さんはその後別々の病院に入院した。俺は健康診断と各種検査を受け、二週間ほどで退院した。 だが、姉さんは帰ってこなかった。 後で聞かされた話によると、病室で何度も暴れ、自傷行為を繰り返し、格子付きの病院に転院したとか。 父さんたちはもう姉さんの事を、存在しないものとして扱いだした。時に憤り、悲しんだりもしたが、「十六夜家には最初からお前しかいなかった」と、頑として認めなかった。 そうでもしなければ堪えられなかったのだろう。衰弱し、それでもなお姉さんの名前を呟く俺の、あまりに哀れな姿に。 そんな風に心身共に弱っていた俺も、時が経つにつれて回復はしていった。 だがあの時の、俺の名を死に物狂いで叫び、もがく姉さんの姿は14年経った今でも俺の脳裏に焼き付いて離れない。いや…一生経っても忘れられないだろう。 ###### 現在。 重い腰を持ち上げ、俺は茶道部室前へとやっては来た。すでに殆どの電灯は消され、足元の非常灯がぼんやりと床を照らす程度。 部室内の電気も、点けられている様子はなかった。帰ったのか? と思い、軽く扉に手をかける。 施錠はされていないようだ。湊は部室の合い鍵を持っている。湊に限って施錠忘れなどしないだろう。 思いきって、扉を最大まで開く。中は先週同様にやはり真っ暗で、足元が見えづらい。 再び躓く、などという失態を犯す気はなかった。俺は携帯電話のフラッシュ機能を使い、足元を照らす。 畳の間に踏み入り、手探りで電気のスイッチをつける。黄色い電灯が室内を瞬く間に明るくした。 床を見ると、湊が横たわっているのがわかった。眠っていたのだろうか。3時間も待たされていては、無理もない。 ただこれでは、先週同様の展開になりかねない。今日こそは自宅の鍵を持って来ているんだろうな、湊? そう思いながら、俺は湊を起こそうとしゃがみこむ。だが湊の姿を、状態を見てそんな思考は消し飛んだ。 開かれた瞳は虚ろで、何も映してはいないだろう。涙を流し、額は汗でしっとりとしている。呼吸は苦しそうに、ぜえぜえ、と口で息をしている。 「湊…!? しっかりしろ、湊!」 身体を揺さぶり、起こそうと試みる。黒髪がばさばさ、と乱れるが構ってはいられない。5、6回ほど揺さぶるとぱちり、と瞳に光が戻った。 「あ…先生、なの?」 「湊、いったいどうしたんだ!?」 「…また、思い出しちゃった」 「思い出した? 何を?」 「………嫌わないって、約束してくれる?」 俺の腕の中でゆっくりと呼吸を整えながら、弱々しい、涙声で湊はそう尋ねる。 「…ああ、嫌ったりしないから、言ってみろ」対して俺は努めて優しく、湊を安心させようとした。 そうして湊の口から語られた事は、予想だにしていないものだった。 まさか、冗談か? と言いたくても、今の湊を見れば疑うことはできない。 「私、お父さんに犯されたことがあるの」
https://w.atwiki.jp/yu1129/
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 海賊無双の攻略 2012年の三月に発売されたばかりの「海賊無双」。その売れ行きは発売日からもう売り切れ続出。 大人気漫画ワンピースと大人気ゲームの無双シリーズのコラボ商品。 このサイトでは、そんな大人気ゲーム「海賊無双」の攻略法を独自の方法で発見して行くサイトです。 海賊無双公式サイト ワンピース公式アニメサイト 集英社公式サイト ワンピース展公式サイト(期間限定)
https://w.atwiki.jp/zanba/pages/177.html
第2話 蒼い狼(中編) 鈴鹿サーキットの近くにあるとある病院 その病室に陵輝はいた。でも今でも意識は不明 ベットの向かいに陵輝と同じの同僚がいる 何か二人でヒソヒソと囁いているようだ 「まじで陵輝先輩まで病院送りになるなんて…」 男1はビックリする 「まさかだと思うがカジキによってやられたんじゃ」 「わいもそう思うよ。しかも普通よりひどい傷だ…」 「でも俺達はプレイヤーから攻撃受けてこのざまだ」 男1は右腕、右足の骨折。男2はあばら骨の骨折と首の骨がヒビが入っている これはさすがに痛そうだ それはさておき1週間後 ほとんどのレーサーは退院していた ちょうど男1も退院の時期 「大丈夫なのか?特に右足」 「もう大丈夫。医者から足動いてもいいって言われたんだ」 「そうか…もう足の骨折治療は発達したか…。あばらも完全にいけたけどね…」 「まさか…首についてか?」 「そうだよ。まだ早く直る首の治療は発達が遅れて首の治療が出来るのは10人足らずだ。ここの病院の中で出来る人はいないのさ」 「災難だね~」 「災難中の災難だよ。でもかなり災難なのは…」 男2は陵輝を見る 「陵輝先輩…。1週間経っても意識が取り戻さないし、ちょっと心配かなって看護師は4時間に1回定期診断をやっている」 男2の言葉に間違いは無い カジキによる攻撃を受けられて1週間経っても意識は不明のままだ また看護師はやってきた。前の検診と比べながら診断をしていた でもなんか陵輝の呼吸はちょっと苦しそう 検査結果看護師はかなり驚き医者に呼ぶ 一体何だ?と思わず気になる男1 すぐに医者がやってきてカルテを見せるとカーテンが巻かれた 「一体なんだろう…。俺は無理だからちょっと盗み聞きしてくれないから」 「別にいいけど…」 男1は検査の様子を聞いてみる… う~ん。これはヤバイな…。症状はフェニックス病だ… ということは… 今すぐ緊急治療室へ それを聞いた男1は男2へ伝えた 「こりゃやばいぜ。症状名はフェニックス病だって…」 「何!フェニックス病!!」 フェニックス病とは カジキの攻撃を受けられた人だけが発症する病気 しかし発症する確立は低いもののその威力は絶大だ まず心臓の状態がおかしくなり、呼吸困難になる 最悪の場合死に至るといわれている 直る方法は絶対的に手術が必要。しかし悪化で手に負えない状態だと心臓の移植もありえる 放置していると最悪な場合精神的な後遺症が残る でも発症だなんて攻撃されて2日~5日で発症するのに1週間でって… と男2は疑問を走る 「まさかだと思うが…。こりゃひどいフェニックス病やで」 かなり驚いた男1 「まあ、俺はもう少し入れるから見守るよ…」 あれから2週間後… 陵輝の方は3日前に病室の方に戻ってきた そして男2も退院の日だ 「ようやく俺も退院か…。あいつ(男1)…鈴鹿サーキットでレースしているだろうな…。俺もよりたいぜ」 でも気になるのはやっぱり… 「(陵輝先輩…)」 そう思いながら男2は陵輝のベットの方へくる 「陵輝先輩…いい加減目覚めたらどうだよ。心配しているぞ」 と心配した顔で言うと陵輝が… 「う……」 「陵輝先輩!」 陵輝は気がついた。すぐに男2を見る 「お前は…。そうだった俺と同僚の人だな…」 「そうさ!良かった…気がついてくれて…う…」 男2はかなり泣いた。そりゃかなり心配していたからね 陵輝もにこっとして笑った こうして大変な事態は解消された 男2も病院から出て行った それから1ヵ月後 陵輝も退院し、家へ帰った しかし陵輝には知らなかった。解消しても精神的な傷跡があることを
https://w.atwiki.jp/heavypop/pages/323.html
デスコラップ(EX) [カテゴリ]ジャンル(タイプ) 曲名 アーティスト 担当キャラ bpm Time Notes [11]デスコラップ(EX) Nick RING NICK BOYS NICKEY 80~160 1 38 772 属性 同時押し、ソフラン 譜面 デスコラップ(EX) 動画 http //jp.youtube.com/watch?v=EdNPw4F7Zco 解説 AC13でLv38→37にダウン↓ 前半BPM80、後半BPM160。序盤の低速部は乱打気味で、後半の高速部は同時押し系の曲 低速部分が出来なくても後半の同時押しで十分挽回出来る。HSは160に合わせよう 三角押しの練習になるかも 名前 コメント 序盤の遅いテンポから中盤の一気テンポ上がりに注意。低速嫌いな人には不向きかと。 -- ゲージの増加が遅い(最初から256コンボ繋いでFEVER)ので高速での取りこぼしは致命的。あと低速にズレ譜面があるが、そこは餡蜜で対処可能。 -- 低速も80とかなり遅めな上結構長いから、低速と同時押し苦手な人には鬼門だな。 -- 高速地帯に入ってすぐに出てくる縦連打+三角押しの連発はLv37にしては結構厳しいのでは?と思う。そこでゲージが空になるとクリアはまず無理。 -- 高速と低速のどちらかの譜面が苦手だと意外と残ってしまう。 -- 後半の同時押し部はリンセイH後半部とよく似ている。BPM値も似てるので、コンボつなぐ練習に。 --