約 891,435 件
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/669.html
照りつける太陽。澄み切った空気。周囲からは小鳥の囀りが心地よく聞こえる。 お出掛け日和とは正にこの日の事を言うのだろう。 局員達も今日は殆ど出掛けており、現在最低限の人数しか局内にはいない。 友達と買い物、彼氏彼女とデート、今日の休みは様々な思いが交錯している事だろう。 しかしそんな中、シン・アスカは違っていた。 彼は訓練をしていた。勿論あくまで自主的によるものだ。 別段何かやる事が無かったわけではない。 だが、彼自身が持つ『力』への執着心がそうさせている。 新たな世界、新たな力。シンはそれを一日でも早く強くなるべく、こうして日夜努力を続けていた。 上司には無理をしないようにと念を押されたが、それでもシンはこっそりと鍛錬をするようにしている。 それに休日をどう過ごそうと自由だ、そう言い返せばいいとシンは思っていた。 こうして、現在も彼は汗水垂らしながら訓練に勤しんでいたのだった。 「………なぁ、デスティニー」 「はい、何か御用でしょうかマスター?」 そんな中、シンは彼女―――自身のユニゾンデバイスであるデスティニーへと話しかけた。 彼女はシンが訓練をしているのを発見し、自らこうして彼に付き添っている。 先程からシンの傍を片時も離れず、自身も戦闘訓練に勤しんでいる。 物静かな印象で、出会った頃からシンに対して無機質な態度を崩さなかった。 しかしシンからすれば、かつての世界での愛機であった物が女性の肉体となって、こうして話せるだけでも衝撃的だった。 知った当初は複雑な心境であったが、今は特に問題無く共に過ごしている。 「その…思うんだが、今日は非番なんだしさ。別に無理して俺に付き合う必要はないんだぞ? お前は何処か遊びに行ったりしないのか?」 「そうですね…必要があればそうします」 デスティニーを案じて言ったつもりだったが、彼女は少しシンへと振り向くと感情も込めずに答えた。 シンは彼女の態度に少しむっとするが、余計な言葉を内心で抑えた。 「必要があればって…あのなぁ、そういう事じゃないだろう」 まだ食い下がってくるシンにデスティニーは少し呆れた表情を見せ、溜め息を漏らす。 「マスターが仰っているのは娯楽の事でしょう? 現状況下における私に必要不可欠どうか、その質問を答えたに過ぎません」 「そうじゃない。俺はお前の事を心配して言っているんだ。 …その、女の子だったらさ、こう…街に友達と買い物に出掛けたりとか何かあるだろ」 シンは今更ながら、隊長達に無理矢理連れて行ってもらえば良かったと後悔していた。 彼女、デスティニーは本当に趣味―――娯楽というものが存在しない。 同じユニゾンデバイスに属するリインフォースと比べると余計にそれが際立ってしまっている。 まるで、自分自身に興味さえないような、そんな彼女がシンは危うく思える。 「それはあくまで一般の女性の方々にのみ該当する事です。 私は元の世界では兵器として扱われた存在。常識を量りにかける事自体間違っています」 「それこそ向こうの世界での話だ。今ここにいるお前は兵器じゃない。 ちゃんと意思を持って、こうして俺と一緒に喋っているじゃないか。何ら人間と変わりない」 元々彼女はモビルスーツという人型機動兵器である。 シンと共に幾重もの激戦を潜り抜けてきているのだ。 そして今でもこうして共に戦い続けている。シンはそれが少し皮肉にも感じていた。 「それはこの世界に飛ばされた影響で発生した新しい機能に過ぎません」 「感情は機械じゃない。それを履き違えるなデスティニー」 少し怒気を含んだシンの言葉に、デスティニーは俯いた。 すみません、と健気に謝る彼女にシンは溜め息が出る。 「それは百も承知です。…ですがマスター、私は所詮道具に過ぎません。 不必要な愛着は持つべきでは無いと思います」 「………お前は俺の愛機で、そして今は大事な相棒だ。そんな事言うんじゃない」 シンは、デスティニーの気持ちがわからないでも無かった。 兵器は兵器。モビルスーツだろうとデバイスだろうと、あくまでその事実は変わっていない。 でもそれを認めてしまえば、彼女との絆が壊れるのではないかとシンは危惧していた。 だからこそ彼は、彼女の言葉に反論したのだった。 「マスター、私は―――――」 「お前はこうして俺の傍らにいてくれる。 それは俺が命令したからじゃない。お前自身がそう望んでくれたからだ。 だから決して自分を否定しないでくれデスティニー 」 彼女の肩に優しく手を置いて、シンは悲しそうに笑っていた。 デスティニーは、彼が何故あのように笑えるのかわかっている。 家族の失った彼に、もう純粋な笑顔は戻らないだろう。 あの笑顔の裏に潜む『力』への執着心。誰かを守れる為ならば自身を捨石にさえ扱う。 正直、馬鹿げている。彼は自分の命に対する頓着が無い。 きっと最後の最後まで、兵士という皮をかぶり続け、彼は死んでいくのだろう。 ―――例えそれが道化として終わろうとも。 「なら―――――」 「お……おいデスティニー?」 ふわ、とまるで羽のようにデスティニーがシンの胸へ寄り添ってきた。 シンが逃げないように、背中に手を回してまでいる。 突然の出来事に彼は多少動揺していた。 しかし、そんな彼をよそにデスティニーは彼を真っ直ぐに見上げる。 「私が抱いて欲しいと言えば、貴方はそれに応えてくれるのですか、マスター?」 ―――――錯覚だろうか。シンは頭が真っ白になった。 今までシンに見せた事もないような切ない表情で、彼女は頬を赤らめている。 「ななな……何を言ってるんだお前…!?」 「……………」 度肝を抜いた言動にシンは焦った。しかし彼女は恥かしさを隠すようにシンの胸に顔をうずめる。 予想だにしてなかった事態に、シンの困惑どころかパンク寸前だった。 彼女が言っている事を理解してしまっただけに、シンは深呼吸すべきか次の行動をどう取るべきか目を回している。 断ってしまえば彼女を傷付けるし、かと言って受け入れれば、それはそれで大問題になる。 まさか告白なんぞされると思わなかった故に、冷や汗が止まらないシンだった。 「―――ふふ…冗談ですよ、マスター」 「―――――え?」 と、またもや予想だにしない言葉が彼女から発せられた。 ―――デスティニーが、冗談? そう思いたくもなる。いつも生真面目で無表情な彼女が冗談言う性格ではないからだ。 シンが冗談を言っても、彼女は特に気にも留めず相槌をうつ程度である。 「さぁ、訓練に戻りましょうマスター。 それに、せっかくです。ユニゾン時の微調整も行うべきかと私は思います」 狐に顔摘まれたような、軽い放心状態のシンから身体を離して彼女は言葉を続けた。 先程見せた表情はどこへやら、いつもの無表情へと戻ってしまった。 遊ばれていたのか、シンは思いたくなったが、デスティニーがそこまで器用だとは思えない。 あぁ、と生返事に彼はデスティニーに応えるが、ふと、ある事に気付いて立ち止まった。 「―――あいつ、笑っていた…?」 冗談を言った時に垣間見せた笑顔。 自分の目の錯覚だったのか、耳もおかしかったのか、シンは頭を振って余計な考えを霧散させる。 しかしシンは気付かなかった。 前を歩いていたデスティニーの表情が優しく微笑みを浮かべていたことを。 それがシンに対する慈愛か、或いは敬愛の念から来ているのか。 彼女自身、そういった心を理解しているかどうかは定かではない。 ただ彼女が彼に対し一つだけ言える事、それは―――――。 ―――シン・アスカ。貴方が私のマスターで良かった――― 彼の為に従事出来るならばそれでいい。 彼女の想い、それは前の世界でもこちらの世界でも変わらない。 それが彼女が心に秘める唯一の真実である。 前へ戻る 一覧へ
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/924.html
注)シンがえーりんの薬の効果でショタってます 「なんでオレがこんな目に…」 いつもとは違いどこぞの龍の仔ボイスでブツブツと言っている我らがシン・アスカ その体躯は青年と少年の境のの様な(作者にとって犯罪的な)肢体ではなく、より丸みを帯びた柔らなそうなモノへと変貌していた 整った顔立ちも頬を膨らませればつつきたくなるような魅惑的な代物に…どう見ても男の娘です。本当に(ry 永遠亭に居候するようになってから命を救ってもらったことと、どこの馬の骨とも知らない自分を住まわせてくれていることに恩義を感じているシンはソコをつかれて時々被検体になっている(させられている)のである もっとも、被検体となる原因の内三割は輝夜やてゐの悪戯によってもたらされたものであったりするが… 「うふふ、可愛くなっちゃって。見知らぬ人が見たら女の子といっても通じるかもしれないわよ」 そんなことをのたまいつつ後ろから抱き締めているのは永遠亭の薬師「八意 永琳」である 今回の元凶である彼女はこの幼くなったシンを殊の外お気に入りのようで、暇があるとからかっている 例えば食事時に「あーん」してみたり、後ろから忍び寄って抱きしめてみたり、入浴時に乱入して幼いシンの肢体を隅々までまさぐってみたり……… コンチクショウ!えーりん代わってくだs(ピチューン この状態になってからそんな羞恥プレイの日々が続いているが、未だになれない純情少年 今日も今日とて林檎みたいに頬を赤く染めているのであった 「男が可愛いって言われても嬉しくないですよ」 と「ぷくーっ」という効果音が聞こえてきそうに頬を膨らますシン ぶっちゃけウサギ目リス科の愛玩動物です 「あら?外の世界にはそういった需要もあると耳にしたのだから、問題はないはずよ」 「誰ですか。そんな嘘知識刷り込んだの」 「輝夜から聞いたのだけど」 「姫様…自重してください…(涙)」 永遠亭の主であらせられる「蓬莱山 輝夜」はどこからかそういう外界の知識を手に入れてきては食事の時に披露したりしている 話の内容の中にはC.E出身の蝶!未来っ子のシンでさえ傾注するようなものもある ほとんどはC.Eまでに失われた日本のスラングに近いものがほとんどであったりするのだが、真偽の程を知らないシンにとっては尊敬の念を高める燃料に過ぎない 「それにですね、こうやって抱きつくのも止めてもらえませんか」 「どうしてかしら?」 「いや、その…」 「別段問題があるようには思えないのだけれど」 表面はニコニコ、内面は小悪魔という二面性を持って問うえーりん 女所帯で男性との交流がゼロに等しい彼女達にとってシンで遊ぶのは娯楽の一種なのだ 例外は鈴仙くらいなものだが、彼女の気質うんぬんではなく同じ立場のシンパシーから愚痴り合うことが多いからである がんばレイセン。一番フラグが立ちやすいのはキミだ 「む、胸が、ですね、頭に…当たって…ぅぅ~」 頬だけではなく顔全体が赤く染まっている その浸潤は顔に止まらず細い首筋までに至っている 某鉈女が「シン君かぁいいよ~お持ち帰り~♪」と攫っていきそうな可愛さである ちょ!霊!激写してんじゃねぇ!!後で分け(クライマーックス! 「(あててんのよ♪しかしどうしたのかしら、私。こんなことを続けていて飽きないだなんて)」 表面こそなんでもない風ではあるが、永琳も幾許かの疑問を抱いていた。これではまるでショのつく人ではないかと 輝夜に仕えて幾星霜、浮いた話の一つもなかったとはいえこの頃のシンに対する傾倒っぷりは異常である 輝夜も鈴仙もてゐも時々訝しげにシンを弄んでいる永琳を見ていたりするし 「黙っていたんじゃわからないわよ、シン」 「ですから~」 「そう…つまり私にこうされるのが不快だと。傷つくわ…」 「べ、別にそういうw(ペロリ)ひゃんっ」 なんとシンを言葉責めにしていた永琳は唐突にシンの首筋に舌を這わせた 「フフフ。これは嘘をついている味ね」 どこぞのギャングのような物言いである。いつの間に転職した こんなことをされれば流石にシンも黙ってはいられない 「何するんですかぁ!」 振り向いたシンは目に涙を浮かべながらもきちんと言った 振り向いたその顔は最早形容の必要もないほど犯罪的な可愛さである その表情を捉えた刹那、永琳は己の迸る熱いパトスを堪え切れなくなり視界をブラックアウトさせた 「(ああ、どうでもいいか。可愛いし)」 限界を超えた永琳の顔はこれまでにないほどやり遂げた女の顔であったことを追記しておく 一覧へ
https://w.atwiki.jp/sin-changerowa/pages/71.html
その言葉を、見てはいけない、言ってはいけない、聞いてはいけない。 ◆ 『くしゃがら』 『くしゃがら』 『くしゃがら』『くしゃがら』 『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』 『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』『くしゃがら』…… ◆ 「『くしゃがら』ああああああああああああああああァーーーーーーーーーッ!!」 そんな言葉を叫びながら、猛り狂う男が一人いた。 男の名は志士十五、職業は漫画家だ。 本名は西桂太郎というのだが、今はそのことは置いておき、後の文では彼のことは「十五」と表記する。 十五は、自らに支給されたデイパックの中身を全てひっくり返し、その中にあったもの全てを周囲にばら撒いていた。 その目的は、自分が求めているある"情報"を探すことだ。 しかしその情報は、その中にはない。 あるはずが、なかった。 「チクショウがああーーーーーーーーーーーッ!何でここにも『くしゃがら』ねえんだよ『くしゃがら』があああーーーーーーーーッ!!」 十五は〈くしゃがら〉という単語の情報を探し求めていた。 それだけが、彼にとって何より重要なこととなっていた。 殺し合いに巻き込まれたことよりも、自分の身体が別人のものになっていることも、月が落ちてくることも、〈くしゃがら〉の意味を知るためには気にしている暇はなかった。 まず最初に十五が確認することになったのは基本支給品のタブレット端末だ。 その中にあったルールファイルや、自分の身体の元持ち主のプロフィール情報を確認した。 例え僅かな可能性でも〈くしゃがら〉の手がかりがありそうなら何だろうと調べる、十五はもはやそうすることだけが自分の行動理念になっていた。 けれども先述した通り、そのプロフィールの中にも〈くしゃがら〉の手がかりはなかった。 プロフィールは「緑川イチロー」という名の人物のものだ。 その顔は十五にとてもよく似ているのだが、それを認識することは彼にできなかった。 ちなみに服装は、青い変わったデザインのライダースーツの上に白装束を着ている。 また、その腰には風車のようなものが二つついたベルトらしき物体があらかじめ装着されている。 ぱっと見では下のライダースーツやベルトの存在には気づけないだろう。 閑話休題。 とにかく、十五はイチローのプロフィールを読んで少しでも〈くしゃがら〉に関連する何かを探そうとしたが、見つからなかった。 『SHOCKER』『プラーナ』『オーグメント』『ハビタット世界』『チョウオーグ』『仮面ライダー第0号』 プロフィール内に出てきた初めて見る単語はどれもこれも、〈くしゃがら〉とは関係がない。 十五の頭の中には〈くしゃがら〉しかなかった。 他のことは、まともに認識できなかった。 デイパック内には食料や手鏡など基本的なもの以外にも支給品はある。 十五のデイパック内にあったのは、複眼の付いた銀色のヘルメット、白くて大きな雪男みたいなぬいぐるみだ。 それらも当然、〈くしゃがら〉とは何の関係もない。 そしてぬいぐるみの方は〈くしゃがら〉どころか殺し合いの役にも立ちそうにない。 ベルトやヘルメットは、説明書から今の緑川イチローの身体だからこそ使える物品であることは分かったが、十五にはそれよりも〈くしゃがら〉が知りたかった。 「…………そうだ……あいつらは最後の『くしゃがら』一人になればどんな『くしゃがら』願いも叶えるって『くしゃがら』言った…。だ、だがよ…ひ、人を『くしゃがら』殺すってのは…!」 殺し合いに優勝すれば、〈くしゃがら〉の意味を知ることができるかもしれない。 その可能性に気付いたものの、ギリギリ残った最後の理性が手を汚すという決断を鈍らせる。 「……………いや、『くしゃがら』ちげー。〈くしゃがら〉を『くしゃがら』教えてくんねー奴なら『くしゃがら』いいわ。そんな奴が『くしゃがら』わりーんだからよォ…!」 それでも、〈くしゃがら〉の魔力は十五に明らかに誤った考え方を抱かせる。 十五は今、この舞台の上にいるであろう数十人の参加者に〈くしゃがら〉の意味を知っているかを聞き、答えられないのならば殺そうと考えた。 そのための"力"も手に入れている。 先ほどは〈くしゃがら〉の手がかりがなかったことでその辺に放ったヘルメットと腰に装着されていたベルト。 それらを使えばプロフィールに書いてあった『チョウオーグ/仮面ライダー第0号』という存在になれる。 そいつは、人間を超えた力を持っている。 そもそもで言えば、それらを使って0号にならずとも、今のままの状態でも人間から『プラーナ』というものを奪うことによっていとも容易くに殺害できるらしい。 だからこそ、この新たな方針も思いつけた。 「…〈くしゃがら〉さえ、『くしゃがら』分かれば殺す必要は『くしゃがら』ない。そうだ…〈くしゃがら〉さえ分かればそれで『くしゃがら』いいんだ…」 十五はそんな風にぶつぶつと呟きながら自分に言い聞かせる。 〈くしゃがら〉さえ知れば、自分は殺し合いに乗る必要はない。 だから、〈くしゃがら〉を知るまでは優勝を狙っても良い。 そんな、どこか破綻している理論を正当化するために言い聞かせる。 「〈くしゃがら〉を…誰か『くしゃがら』教えてくれよォー…!それなら『くしゃがら』殺してやんねえから『くしゃがら』よおォー…!」 十五は虚ろな目で独り言を呟きながら自分が散らかした支給品を片付ける。 明らかに正気を失っている様にしか見えなかった。 今の十五は、〈くしゃがら〉について決着がつかなければ"幸福"にはなれない。 それでもやはり、〈くしゃがら〉の本当の意味を知る方法はこの世に存在しない。 〈くしゃがら〉のことを忘れでもしない限り、志士十五の真の安らぎはこの世にない。 【志士十五@岸辺露伴は動かない(ドラマ版)】 [身体]:緑川イチロー@シン・仮面ライダー [状態]:〈くしゃがら〉による精神汚染(特大) [装備]:アルティメットハーフタイフーン(試作改造型)&第0号のライダースーツ@シン・仮面ライダー [道具]:基本支給品、第0号のヘルメット@シン・仮面ライダー、もっふんのぬいぐるみ(大)@王様戦隊キングオージャー [思考・状況]基本方針:この『くしゃがら』殺し合いで〈くしゃがら〉を確実に『くしゃがら』知る。場合によっては『くしゃがら』優勝を狙う。 1:〈くしゃがら〉の手がかりを『くしゃがら』調査する。 2:他の『くしゃがら』参加者を『くしゃがら』見つけたら、〈くしゃがら〉について何か『くしゃがら』知らないか聞く。 3:〈くしゃがら〉の調査に『くしゃがら』役に立たなそうな参加者は『くしゃがら』殺す。 [備考] ※変身ベルトは、支給品ではなくあらかじめ体に装着されていたものであるとします。 ※名簿には、本名の西桂太郎ではなくペンネームの志士十五で表記されるものとします。 ※岸辺露伴に記憶を消されるよりも前の、〈くしゃがら〉の意味を探していた頃から参戦とします。 ※このSSを読む方々の安全のため、作中で〈くしゃがら〉としていた単語は、実際のものとは異なるものを使用しております。 【アルティメットハーフタイフーン(試作改造型)&第0号のライダースーツ&第0号のヘルメット@シン・仮面ライダー】 仮面ライダー第0号への変身に必要な品々。 この中で厳密な支給品として扱われるのはヘルメットのみとし、他のベルトやスーツは予め装着されていたものとする。 【もっふんのぬいぐるみ(大)@王様戦隊キングオージャー】 ゴッカン国王のリタ・カニスカが所有するもっふんというマスコットキャラクターのぬいぐるみ。 ここにあるのは人間並の大きさのものとする。 39 名は体を表してたまるか 投下順に読む 41 蝶になりたかった蛾のお話
https://w.atwiki.jp/niconico3nd/pages/188.html
【名前】 アサシン 【出展】 Fate/Zero 【性別】 男性 【外見】 全身黒タイツに、下半身に腰蓑のようなものをつけている。ドクロのような仮面をつけているが、はずしても素顔はない。 【性格】 ザイードとしての性格は、マスターに忠実。ただし、自信過剰な面もある。 【能力】 気配遮断、隠密行動、妄想幻像(ザバーニーヤ) 【一人称、特徴的な口調など】 一人称:私 【把握用参考動画】 アサシン「そろそろ本気出す」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm15893386 もしもアサシンが幸運EXだったら http //www.nicovideo.jp/watch/sm17737353 コントロールの悪いアサシン+おまけ http //www.nicovideo.jp/watch/sm17623495 【解説】 暗殺者のサーヴァント。 いわゆるネタキャラ。 暗殺王ザイード。 本気を出せばあの英雄王すら簡単に倒すことができる。 持ち前のダンスで敵の攻撃をかわすことも他愛無し。 最近幸運もEXと判明し、調子に乗り始めている。 ドジっ子スキルも持ち合わせており、崖から降りるのに失敗して死んでしまうとも。 コントロールも悪かったり。 妄想幻像(ザバーニーヤ)でロリハサンが出てくる事に期待が高まる。 以下、本ロワでの動向(ネタバレ) + 開示する 初登場話 sm27 響チャレンジ!バトルロワイアル編 登場話数 5話 スタンス マーダー 現在状況 一日目・朝の時点で生存 現データ sm95 危険な参加者達【独裁者×暗殺者×狩人】時点 キャラとの関係 名前 関係 解説 初遭遇話 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 敵対 未遭遇 ランサー 敵対 未遭遇 ギルガメッシュ 未遭遇 我那覇響 敵対 最初に発見した参加者。殺そうとするが邪魔される sm27 響チャレンジ!バトルロワイアル編 四条雛子 敵対 今度出会ったら絶対殺す sm27 響チャレンジ!バトルロワイアル編 アドルフ・ヒトラー 敵対 襲撃するが撃退される sm76 見せてやるよ……暗殺者の意地って奴をよぉおおおお!!!!! ゴン=フリークス 敵対 道連れにする sm95 危険な参加者達【独裁者×暗殺者×狩人】
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/1977.html
【名前】 シン 【性別】 なし 【年齢】 不明 【職業】 なし 【特徴】 その時々に応じて異なる姿をしている 【好き】 殺意・目を背ける者・愚者 【嫌い】 平和・博愛・慈悲 【特技】 読心・扇動・誘導 【趣味】 相手の罪や触れられたくないことを指摘すること 【人間関係】 【詳細】 他者を疎ましく思う感情、極端な言い方をすれば人類の殺意が集合体となり意思を持った存在。 人の心が抱える負の面そのものであり、人類が向き合わなければならない罪そのもの。人の心を知り尽くしながらも、人が尊ぶ理想や可能性、絆といったものを無価値と断じて嘲笑う底無しの悪意の権化である。 人の殺意が大きくなればなるほどシンの力は増していき、一定以上の殺意を持った者ならばシンは自分の駒として操る事ができる。 普段は心の世界に存在するが、たまに悪魔として現界し人々を混乱の渦に巻き込んだりしている。 人類の他者を排除したいという想いが強くなったことで現界した。殺し合いを娯楽として人々に見せることで人類の殺意をより強めようとしている。 ロワではマーダーや闇落ちした参加者たちの心に語り掛け、望む者には力を与えようと考えている。本人は今回のロワを利用して人類を殺意に支配された存在へと変えることで人類を自滅へと導こうと考えている。 【備考】 人類に殺意が存在する限り、コレを完全に消滅させる手立ては存在しない。 どのような能力を持っていようともシンを疎ましいと思う限り、シンを倒すことはできない。 ただし何の力もないただの人間でもシンを肯定し向き合った上で、なおそれを受け入れることができれば、シンを現実世界から消滅させることは可能となる。 【AA】 ___ .ィ≦ー . . .、 `ヽ / . . . >===ミ ∧ /ノ . ./ ノ ノ . l} __ /(f/ / イ . .fン′ / `ヽ { ( x彡 . " . . ./. / /x==ミ i} ト __) ソ / イ . ./ / f/ ノ lリ ー一' /イ⌒)){| . f′ .' ′ ( iヾ ゝ __才 .〃シノ . Ⅳ _ | ハ. ゞ ー==彡’≦仆イ((ヾ \ / `ヽ ∨ {{、 / ノ >====匕 . .ヽ . . . . .ヽイ x==ミ ハ ヾ \ (( /〉'二ニヽニニミ . . . . r==ミ / } i} \ ヽ}ゝ=くレ全xメ≧==}}}/⌒ゝ=彡Ⅳ j リ \ノ x≦三=≦⌒≧fソ⌒ソ≠ミハ. / / /イ} (≧=ミー===彡⌒Yシ'}}}リ { ./ / __ ノノ) 彳 厂}}三ュ / ィ全ヘ ∨ / /) 厶イ / ィ{ ノ`ヽ . . . . ノ〃 t⌒ヾ {≧ ュ、 ./ / {{ ノノ} } 人 . く (__.ィ彡、 i\ `=ミ))\ /⌒T =ァ彡’. / イミ{{⌒ . T´ . . ∧ ! {ヾ /∧ !_f ノ t彳 / / /≧x }} ノl ノ ∧ 、 ゝ弋 八f ∧ Ⅳ / / / ノ⌒ 〃 ゞ ゝ \ ..∨/ イ} {三ヾ八. / / .ィ’ イ ィ=……=ミx ヽ \\ {{ ノ .. 》イ  ̄`ヽ / ノ / ィ==ヘ ヾ 「 ∧ ⌒ヾ ハ、 V/ /Τi } ./ / /) / \ Y ∧ ノ彡 |ヾx 〉 i i^ヾ\ゝ' .i! (( ノ ノ / Ⅵ乂 } ./⌒ ノ \ ゝ! Y7nイ 人 广´ i lf′ .ノ==くヌ >イ | `ー一’ j シ^Y}} .{ 八 く `刈 ゞ==J .ノ=彡 ノ } -イ ヾ \ / / / シ ーミ \ / / ./ / \ \
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/1012.html
シン ステータス コードネーム あっども。はじめまして クラス ロード 装備 オウガブレード オウガシールド 建国暦 プラトー教国 雪月花 オッポレ祭り 4時起きのジェントルメン 切腹 紹介 総帥お疲れ様 外から見てても好感もてる国で、これからも活性化期待 サヤとかに比べたら(ry、いや消されるからやめてく (ゼテの人) リスペクトしてるからこそ、突っ込んでいきたくなってしまうんです… (リサ・ロウ) レア取得 アビス 南瓜 星冠×2 むずがゆい小手 にぎりがくさい剣 にぎりがくさい剣 (シン) 鬼セやめる と言ってロードになる途中再びにぎったらしい なんという鬼ツモ・・・・・ (名無し) 今回の件でウロニー国民の方々には非常に迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。 どうみても指示判断のミスでした。これで今後に生かせると思います。 後はアビスとか出なければいいんだけど…ありえそうで恐い。 (シン)
https://w.atwiki.jp/suiminbusoku/pages/7.html
★ シン マネージャーをやってるシンです! メインは白いカラーリングの箱、たまにおっさん、よく脱ぐ。変態とか♂ホモ♂扱いされますが基本的に紳士でノンケです。 サブキャラにセレンとジンがいます。主にTAで運用、 セレンはたまに着せ替え。 セレン ジン 装備整えたいがアクセサリーとパーツに無駄遣いしてしまうw こんな自分ですが仲良くしてくれると嬉しいっす!
https://w.atwiki.jp/brigandine_ru/pages/150.html
ステータス 加入方法 所属国滅亡後 短評 運用方法メインモード チャレンジモード ステータス レベル クラス 統魔力 統魔力成長 統魔範囲 HP MP STR INT AGI メインモード 20 オールドヒーロー 320 C 5 565 255 95 75 100 チャレンジモード 1 ファウンダー 244 C 3 419 208 46 49 63 加入方法 自国拠点が23以上になると加入 所属国滅亡後 ゲーム中から登場しなくなる 短評 アルスンお手製の人形にシン・グスタフの英霊が宿ったもの。 ゲーム中の説明では、グスタファが領土を拡大し、大量のマナ収入を得たことによって覚醒したということらしい。 人形の体には苦労しているようだが、それでも並の騎士を凌ぐ高い戦闘能力を持つ。 ゾアールを倒したという生前の実力はいかほどのものだったのだろうか。 シン・グスタフはグスタファ神聖帝国の中興の祖。 「シン・ゾアール!」のシン部分にあたる伝説的人物で、劇中でもグスタフ一族を始めとして畏敬の対象になっている。特にティムがすごい。 運用方法 ユニット性能に関しては専用クラスであるファウンダーのページも参照 メインモード 固有クラスのオールドヒーロー。ユニットとしては物理攻撃がメイン。 主な攻撃手段は剣技のようだが、装備可能な武器は杖。 攻撃力が上昇する杖は聖廟の杖(星2)と神祖の秘杖(星3)の2種類しかなく、これらの装備品を確保できていないと真価を発揮できない。 最大HPが低いため無茶は禁物だが、パッシブスキルとして斬り払いS(弓回避50%)と魔法障壁S(魔法耐性50%上昇)を持っていて、間接攻撃に対しては打たれ強い。 秘剣・光刃閃は移動後使用可で使い勝手の良い技。 ティムの皇帝の手向け/皇帝の慈悲とは属性的には対になる。 英雄の加護はソードマン系の神速の構えと似たような効果だが、燃費は非常に悪い。 使用しても光刃閃分のMPが残るならかけておいてもいいが、光刃閃が2発出せるなら忘れてもいい。 統魔力・統魔範囲もトップクラスで、強力な部隊を編成できる。 統魔力の伸び自体は悪いものの、初期値が非常に高いため全く問題はない。 最終決戦直前の選択次第では離脱し戦闘に参加できなくなる。 主力ユニットとして使っている場合は注意。 チャレンジモード 下級クラスからのスタートとなるため、序盤はかなり貧弱。 なぜか統魔範囲も狭くなってしまっている。 しかしながら、初期統魔力の値(244)は全騎士中堂々のトップ。 本人が弱いうちはモンスターでカバーしたいところ。 レベル1とはいえ、STRが半分以下の値にまで低下しており、本編ほどの物理火力は出せない。 また、下級職の間は斬り払いや魔法障壁といったパッシブがないため、耐久面も不安要素。 使うなら優先的に経験値を与えて、一刻も早く上級職へとクラスアップさせたい。 代名詞である光刃閃も上級職になるまではおあずけ。 再移動だけは最初から使えるので、弱った敵にトドメを刺しつつ引っ込むといった立ち回りは無難にこなせる。 オールドヒーローまで育てられれば終盤の強敵対策にもなる。 一般騎士はチャレンジモードではステータスが抑えられてる中、シンは育てば暴力的なステータスのまま。育てるのは苦労するが上手く使えば終始活躍できる。 (←強)不意討ちモンスター>>全盛期シン・グスタフ>>ゾアール>>(越えられない壁)>>本編ボス(→弱) ある人物による加護は上記の計算に加えていません。 -- 名無しさん (2023-05-25 22 23 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pokamethystandtopaz/pages/1065.html
No.1~151 No.151~251 No.251~386 No.387~493 ブラック ホワイト 版 ローブシン 基本情報 名前 ローブシン 進化 前進化ドテッコツ通信交換で進化|次進化なし タイプ かくとう とくせい こんじょうまたはちからづく ぶんぷ DPt HS BW なし 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 経験値 ローブシン 105 140 95 55 65 45 タマゴグループ ひとがた 技 Lv 技 1 はたく,にらみつける,きあいだめ,がまん 4 きあいだめ 8 がまん 12 けたぐり 16 いわおとし 20 めざましビンタ 24 なしくずし 29 ビルドアップ 33 いわなだれ 37 ばくれつパンチ 41 こわいかお 45 アームハンマー 49 ストーンエッジ 53 きあいパンチ 57 ばかぢから
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1050.html
メサイアの宙域において、二機のMSが戦闘を行っていた。 一機はアスラン=ザラが駆る『無限の正義』の名を持つ、インフィニット・ジャスティス そしてもう一機は『運命』の名を持つデスティニーに乗るシン=アスカであった。 シン「くそっ、何でアンタは・・・、この力をミネルバにいた時に使わなかったんだよ!」 アスラン「もうやめろ、シン!過去に囚われたまま戦うのはだめだ!」 アスランの乗るジャスティスにはリフターの半壊しか損傷は見当たらない。 デスティニーの武装のほとんどはジャスティスによって、壊されており、残っているのはフラッシュエッジ一つと ソリドゥス・フルゴール、そしてパルマ・フィオキーナだけである。 シンは既に満身創痍な状態だが、アスランの声を聴いた瞬間、心の中の『ナニカ』が弾けた。 シン「過去に囚われるな?ふざけるな。俺はもう二度と、マユやステラのような人を増やしたくないから戦っているんだ。 過去に囚われているのは、アンタの方じゃないか。いきなり戻ってきたと思ったら、またあのアークエンジェルに 戻って、仲間になって、結局アンタはZAFTで何がしたかったんだよ!」 アスラン「議長の思い通りの人形になるな!思い出せ、シン!お前が欲しかったのは本当にそんな力かっ! おまえは本当は、何が欲しかったんだ!」 アスラン自身はシンを説得しているのだろうが、いまのシンにそんな戯言が通じるはずがない。シンに聞こえるアスラン の説得は耳障りに他ならなかった。 シン「俺が欲しいのは、争いのない平和な世界だけだ。戦争で家族を失ってしまう子供や、兵器として扱われる人を 創らせない世界が欲しいだけだ!そういうアンタはどうなんだよっ!いったいアンタは・・・、アンタ達は何が欲しいんだよ!」 アスラン「俺たちが欲しいのは自由に生きれる世界だ!そのために議長を、ZAFTを討つ!」 その言葉を聴いた瞬間、シンの心が急激に冷めた。この男は『ZAFTを討つ』と言った。 議長から恩をもらいながら、裏切ったこの男から。 シン「アンタは・・・、アンタって人はっー!」 シンはデスティニーの背にある光の翼を展開し、スラスターを全開にする。C.E最速の速さで、インフィニット・ジャスティスに迫る。 しかし、そこにもう一機のMSが二機の間に入る。それはシンの同僚、ルナマリア=ホークが乗るインパルスであった。 ルナマリア「シンっ、アスラン、もうやめて!」 二人を止めようとするルナマリアだったが、既にデスティニーはパルマ・フィオキーナを撃つ体制に入っていた。そうなれば、 直撃コースにいるインパルスは・・・ シン「・・・ッ!やめろっー!」 止める事ができず、インパルスに当たる瞬間、インフィニット・ジャスティスのビーム・サーベルがデスティニーの右手を破壊し、 足のグリフォンブレードで左の足を破壊した。 シン「うわぁぁーっ!」 その衝撃で吹っ飛ばされ、月に向け、落ちたデスティニー。 シン「畜生、アイツに・・・アイツに勝てなかった」 コクピットの中でシンは呟く。自分を責めるように、自分を嘲るように。 シン「もう・・・、疲れた」 目を瞑った瞬間、シンの意識は途絶えた。 インパルスが駆け寄り、デスティニーの近くで着地させ、シンの安全を確認するルナマリア。 ルナマリア「シンっ!無事!だいじょ・・・う・・・」 ルナマリアは唖然とした。本来そこにいたであろう、シン=アスカはそこにいなかった。さっきの衝撃でデスティニーから弾き出された のかと思ったが、ハッチは閉まっており、脱出した形跡もなかった。ルナマリアはメサイアが崩落するまで、動けなかった。 メサイア崩落後、月周辺がくまなく捜索されたが、シン=アスカは見つからず、MIAとされた。 このC.Eで、シン=アスカの存在は消えた。 そして、 ???「・・・っ?」 ???「どうしました、お嬢様?」 13歳ぐらいの青い髪の少女が指を指す場所にいたのは、パイロットスーツを着た黒髪の少年だった。 少年はその少女の物語を変える。 少女たちは少年の運命に涙し、その心を癒す。 そして、少年は再び思う。人を守りたいと。 この世界、『ハルケギニア』で。 仮面ライダーW『シン総合クロススレver』 to be continued? 一覧へ