約 3,212,908 件
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/16.html
ラブ「ずっと幸せだったのに。悲しすぎる、、、」 せつな「どして?」 ラブ「もーすぐ夏休み終わっちゃうぢゃん!(ToT)」 せつな「でも学校って楽しいんでしょ?」 ラブ「うん。。。でもさ、今年の夏休みは特別な想いがあるんだ。」 せつな「美希やブッキーはその理由知ってるの?私にも教えて欲しいわ。」 ~しばし沈黙~ ラブ「まだ誰にも教えてないよ。せつなには・・・、特別教えてあげるね。」 せつな「うん。」 ラブ「実は好きな人が出来たんだ。ものすごーく好き。大好き! 私の夏を楽しくしてくれた。」 せつな「ラブが好きになるんだから幸せな人ね。」 ラブ「くすくす。。。もぅその人、幸せゲットしてるかもよ~♪」 せつな「???」 ラブ「鈍感すぎるのもまた、可愛いトコだけどね。」 チュッ♪
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1126.html
今日は世界中で一番チョコレートが飛び交う日。ここ、私立鳥越学園中等部もまた、その例外ではない。 芸能人のタマゴたちが通う私立の学園という環境のせいか、普段からお菓子を持ち込む行為は黙認されてきた。もちろん、授業に差し障りのない範囲内で。 当然、今日のような特別な日ならば、学園にチョコレートが存在しない方が不思議と言えた。 いつの時代にも、学園にはアイドルという存在は付き物である。だがしかし、蒼乃美希はひしひしと実感する。自分にはその役目は少々荷が重すぎる、と。 そう実感するくらい、両手にひとつずつ持つ紙袋はずっしり重かったのだ――――ぱんぱんに詰め込まれたチョコレートのせいで。 いつもより距離が長く感じた帰り道をようやく歩き終えた美希は、勝手口を開けるとリビングのソファに雪崩のように座り込んだ。 「た……ただいま……お、重かった……」 「おかえりなさい、美希」 声のする方に振り返ると、そこには制服の上に真っ赤なエプロンを身につけた可憐な少女の姿があった。 「せつな! 来てたんだ」 「おばさまから、お店が忙しいから手伝ってって連絡もらったの。さっきひと息ついたところよ」 「ごめんね、いつもママが勝手に……」 「いいのよ。バイト代はずんでもらえるし、私も助かってるから。それより、今年もずいぶん多いわね。去年より増えたみたい」 勘のいいせつなのことだからすぐに気づかれて当然だったのだが、去年とは違う点がある分、美希は焦りを感じてしまう。 去年はせつなはただの友達だった。けれど、今年は違う。少なくとも、美希にとっては。 「べ、別に欲しくなんてないのよ!」 「そう」 「重いし、手が痛いし、お返しも大変だし……」 「そう」 「だけど、断り方がわからなくて」 「……そう」 ふて腐れたように言う美希は、心の中で言い訳がましい自分に舌打ちしたい気分だった。 対するせつなは、じっと何か考えこんでいる。そして、ふいに話し出した。 「教えてほしい?」 「え?」 「断り方」 「……うん」 「こう言えばいいわ。好きなひとがいる。だからもらえない、って」 そう言うとせつなは、くるりと背を向けてキッチンへと進み、弱火にかけていたお鍋をかきまぜ始める。杓子ですくってマグカップに注ぐと、ぷんと甘い香りが立ちのぼり美希の鼻孔をくすぐった。 「……何の匂い?」 「飲めばわかるわ。はい」 「……?」 熱々のマグカップを、せつなはテーブルにそっと置いた。湯気の立つカップには、とろりとした真っ白な液体。 美希は黙ってひとくち、口に含む。ふくよかな甘味が拡がった。 「……ホットチョコレート?」 「ホワイトチョコレートで作ってみたの。美希好きでしょ」 「うん。美味しい、すごく。……ありがと」 胸が苦しい。嬉しすぎて。目の前の少女が愛しすぎて。 「断らないのね。これだって立派なチョコレートよ」 「それはだって……」 「ごめんなさい、美希は知らなくて飲んでしまったんだものね」 「違うわ。そうじゃない」 「じゃあ……どして?」 「断らない理由、教えて欲しい?」 頷くせつなの頬はほんのりと赤い。意を決して放たれる美希の言葉によって、よりいっそう赤みを増すとも知らずに。 「す、好きなひとが作ってくれたからよ!」 そう言うと、美希はカップの中身をひと息に飲み干した。まるで、恥ずかしがるのをごまかすように。 「あっつ!!」 「バカね、火傷するわよ」 慌ててせつなは立ち上がると、冷蔵庫から氷を取り出し手早く氷水を準備して美希に含ませた。 氷水を飲んで、ふう、と息をついた美希の横に、せつなが座る。 「もう……仕方のないひとね」 「ごめん、カッコ悪くて……呆れた?」 「そんなことないわ。さっきの美希……すごく素敵だった」 「……ホント?」 「ホントよ」 見つめ合う。美希はせつなを、せつなは美希を。お互いの瞳に互いの姿を映し合い、そして――――。どちらともなく身体が近づいていき、くちびるが今にも触れ合いそうになった、その時。 お店と繋がるインターフォン越しに、美希の母親レミの声がリビング中に響き渡る。 『せつなちゃ〜ん、手伝ってぇぇ!!』 その拍子に、驚いてビクッと身体を震わせながらお互いのくちびるが触れ合った。歯も当たったらしく少しだけ鉄の味がした。 「もう! ママのせいで、ファーストキスの味が鉄の味になっちゃったじゃない!!」 くすくすと笑うせつなを見下ろし、腕の中にしまいこむ。 「約束よ。あとで絶対リベンジするって。……場所はアタシの部屋で、ね?」 「……ええ」 「せつな……いい匂いがする」 「それは……チョコレートを刻んでたから……」 「違う。シャンプーの匂い」 ぎゅっとくっついてせつなの髪に顔を埋め、香りを楽しむ美希は、せつなをなかなか離そうとはしない。 再びレミの叫び声がリビングに響き渡って、渋々せつなを離す。やっと手に入った彼女を離すのが名残惜しくて仕方がない、そんな気持ちでいっぱいになりながら。 美希の気持ちを察したのか、いったんお店に向かったせつなが小走りに近づいてきて、美希の耳元でささやいた。 「大好きよ、美希」 去り際にくれた、頬への優しいくちづけ。そのキスで、言葉で、恥ずかしそうな笑顔で、美希の心はすっかり沸騰させられてしまう。 ひとりリビングに残された美希は、せつなのくちびるが触れた部分を無意識になぞり続けた。 ホットチョコレートさながらに熔かされてしまった美希の心は、静かな幸せのなかで揺ら揺らとたゆたい続けていた。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1044.html
「わっ!せつな、どうしたの?」 いつものように玄関を飛び出したラブは、そこに突っ立っているせつなの背中に、危うくぶつかりそうになった。 「ラブ。今日の空、なんだか不思議よ。海みたいに青くって、ほら、白い波まで立っているみたい。」 新学期が始まって一週間。二人の頭の上にあるのは、いつの間にか夏のベールを脱いだ、高く澄んだ空の青。ちょうど見上げた辺りに、まるで薄い反物を広げたような、雲の模様が見える。 「ああ、うろこ雲だね。」 「うろこ雲?」 首をかしげるせつなに、ラブはニコリと笑って説明する。 「うん。なんかさ、魚のうろこみたいに見えるでしょ?あれはね、秋によく見える雲なんだよ。」 「そう。なんだか本当に、大きな魚が空を泳いでいるみたいね。」 感心したようにそう言って歩き始めるせつなの腕を、ひんやりとした空気がなでる。ここ二、三日で、朝晩がめっきり涼しくなってきた。 「ラブ~!」 「せつなちゃん!」 商店街を歩いていると、向こうから美希と祈里がやってきた。 「おはよう。」 「おはよう、美希タン、ブッキー。」 「なんだか急に秋らしくなったわね。見て。すっごくキレイなひつじ雲。」 美希が蒼い髪をふわりとなびかせて、空を仰ぐ。 「ひつじ雲?」 再び首をかしげるせつなに美希が指差したのは、さっきラブと見た、あの雲の波。 「あの雲、うろこ雲って言うんじゃないの?」 「ああ、そんな呼び方もあったっけ。でも、ほら見て。雲の模様が、ひつじの群れみたいに見えるでしょ?」 「そう言われれば、小さいひつじたちにも見えるわね。なんだかのんびりと、草でも食べているみたい。」 素直にそう言ってせつなが頬を緩めると、 「え~、美希タン。あんな細かい雲でも、ひつじ雲って言うの?ひつじ雲は、もっとひとつひとつの雲が大きいときに言うんだと思ってたよぉ。」 ラブがちょっとだけ不満顔。 「そう?でも、アタシにはひつじに見えるわよ?うろこにしては、大きいじゃない。」 美希も少しだけムキになって、言い募る。 「もう、二人とも・・・。ねぇ、ブッキーは?あの雲、うろこ雲なの?それとも、ひつじ雲?」 困ったせつなが思わず祈里に助けを求めると、彼女は上目づかいにせつなを見つめて、これまた少しだけ、いたずらっぽく笑った。 「えーと、あの雲は、いわし雲かな。」 「え~!今度は、いわし?」 「そんな呼び方、あった?」 「ブッキー、ずるいよぉ。」 仲間たち三人に詰め寄られ、祈里は首をすくめて、再びいたずらっぽく笑う。 「いわし雲って言う呼び方はね、いわしの群れに似てるから、っていう説もあるけど、ああいう雲が出ると、いわしが大漁だからなんだって。」 「やったー、今日は大漁だぁ!って。あたしたち、漁師さんじゃないし!」 「ブッキー・・・相変わらず、いろんなことに詳しいのね。」 「あれ?わたし、褒められてるの?呆れられてるの?」 朝からテンション全開のラブ。大袈裟にため息をつく美希。きょとんと小首をかしげる祈里。そんな三人の様子に、せつなが思わず、クスクスと笑いだす。それにつられて、結局全員、顔を見合わせて、ひとしきり笑った。 「雲ひとつとってみても、いろんな名前があるのね。なんだか・・・ロマンチックね。」 少しはにかみながらそう言うせつなに、美希があたたかな目を向ける。 「秋は特に、空も雲もキレイだからね。昔の人も、いろんなインスピレーションが湧いちゃったんじゃない?」 「そうだね。あと、雲を波に喩えて、白波とか、波雲っていう素敵な言い方もあるみたい。」 「えーっ!それホント?ブッキー。」 再び始まった祈里のウンチク話に、ラブが突然嬉しそうに大声を上げる。 「せつなっ!この雲見て、せつなと同じように感じた人が、昔の人の中にも居たんだね!美希タン、ブッキー、あのね。今朝、せつなが空を見上げて、空に白い波が立ってるみたいって、そう言ったんだよ。」 「もうっ、ラブったら。そんなこと、大きな声で言わないでよ。」 真っ赤になってうろたえるせつなの肩を、祈里がやさしく叩いて、空を指差した。 「あ、ほら、せつなちゃん。さっきのいわし雲が、少しずつ繋がって、ホントの波みたいになってきたよ。」 見上げる彼女たちの目の前で、空がその模様を変えていく。千切れた雲が縦に繋がって、波のような、段々畑のような新たな顔を見せる。 空に広がる白い波は、なぜかいつもより、空を、より青く、突き抜けるように高く、どこまでも広く感じさせて・・・。 (なんだか今日は、いいことがありそう。) 口には出さないけれど、四人とも、同じことを考えていたのだった。 まだ青々とした街路樹の梢を、風がやわらかく、さわさわと揺する。四ツ葉町の美しい秋は、まだまだ始まったばかりだ。 ~終~
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/296.html
まったく、ママったら 自由なんだから。 アタシがひとりでも完璧に 生活できるからいいようなものの、 普通、中学生をひとりで置いて 旅行なんて行かないわよね。 学校から帰ったアタシは、がらんとした 家の中を見て、つい愚痴ってしまった。 今日も、シフォンの争奪で 戦闘となった。 戦闘の後は、気持ちがしばらく 高揚したままになる。 リラックスするように、 長めに半身浴していたけど、 お風呂を出ても、汗がひかない。 バスタオル一枚巻いて、居間まで行く。 ひとりだから、こういうことも出来る。 高揚感はなかなか治まらず、 軽い興奮状態になっている下腹部から、 ひと筋、滴り落ちる感覚があった。 少し、慰めちゃおうかな...。 リンクルンが鳴った。 事務所のマネージャーさんだ。 今度の撮影のことでしばらく話す。 場所、日時、スケジュール。 結構、覚えないといけないことが多い。 インターホンが鳴る。 電話をちょっと待たせて、 インターホンに出る。 「やっほー!美希たん!」 ラブの声。 電話に戻り、話しながら鍵を開けに行く。 「...はい、わかりました。じゃ来週。」 リンクルンの通話を切り、ドアを開ける。 「朝ご飯用にコロッケ持ってきた...よ?」 ラブが固まった。 私はしばらくして、自分がバスタオル一枚だと いうことを思い出した。 「あっ!ちょっと待っ...きゃ!」 あわてて後ろに下がったアタシは つまづいて仰向けに転倒してしまった。 「いったぁ...」 お尻を押さえながら頭を起こす。 バスタオルが大きくはだけている。 恥ずかしい部分が、ラブの正面に。 さっき感じた、滴り落ちる感覚。 ラブに見えているであろうその状態が、 簡単に想像できた。 「...いやーっ!!!!」 アタシは部屋に駆け戻り、 シーツを頭から被った。 ラブに、見られちゃった。 手で、触れてみる。 音がするほど、あふれている。 こんな状態なのに...。 ラブは呆れて、もう 帰っちゃったかな...? カチャリ。 部屋のドアが開いた。 アタシはまた恥ずかしくなり、 シーツの中で体を丸めた。 「...美希たん...」 「来ないで...」 こんな姿、ラブにまた 見せられるわけ無いじゃない。 「...美希たん、こっち見て...」 そっと毛布から顔を出し、 ラブの方を振り返る。 街灯の明かりが薄く差し込む部屋に、 ラブの体の線が浮かび上がっている。 何で、裸なの...? 「...これで、おあいこだよ。」 ラブの瞳が、潤んでいる。 「あたしも、同じ感じなの...」 「...しよ...」 ラブがベッドに乗ってくる。 「ひっ...!」 アタシはベッドを後ずさりするが、 すぐに壁に突き当たる。 声が出ない。 体が動かない。 ラブが近づいてくる。 切なそうな表情。 シーツを取られる。 やめて。 その表情、やめて。 でないと...アタシ... バスタオルが、取り払われる。 来ないで。 女同士でこんなこと、やめて。 ラブの潤んだ瞳に、 見つめられる。 来て。 このまま、して。 顔が近づき、 ラブが目を閉じる。 だめよ。 いいのよ。 唇が重なった。 やわらかくて、あたたかい感触。 頭のてっぺんまで痺れが来て、 体がブルブルと震えた。 もう、抗えなかった。 ラブの舌を、受け入れた。 ゆっくりと、深く、絡める。 「んっ...んんっ...」 ラブの舌が、耳の回りを撫でる。 「美希...」 名前で呼ばれ、アタシは全身が歓喜で ゾクゾクと震えるのを感じた。 もっと、言って。 重ねた唇で、後ろに軽く押される。 アタシは、ラブを迎え入れるように、 仰向けに倒れた。 ラブの体が、ぴったりと密着する。 「美希、あったかい...」 ラブの体温と、胸の鼓動を感じる。 ラブの指が、アタシの胸を可愛がる。 硬く屹立した先端を優しく撫でながら、 舌がアタシの耳の後ろから首筋を這う。 「ふぅ...ん...」 自分でも信じられないような、 甘い声をあげてしまった。 「美希...」 ラブの手が下に降り、アタシの 敏感な部分に到達する。 すでに音を立てるくらい蜜が出ているそこを ラブの指が優しく散歩する。 「はぅ...うん...」 腰が、無意識に次の快感を求めて 不規則に跳ね回る。 アタシ、ラブに愛されてる。 そう考えるだけで、アタシの敏感な部分からは とめどなく蜜があふれる。 ラブの指が、入ってきた。 少し、痛い。 「痛い?」 「ううん、大丈夫...」 「美希...とっても綺麗」 ラブの唇が重なり、舌が入ってくる。 舌の動きとシンクロするように、 アタシの中で、指がやわらかく動く。 痛みは熱さに変わり、やがて 体中を駆け回る快感に変わる。 中が、自然にうねりだす。 「んっ...あぅん!...うんっ...!」 アタシはラブの髪留めを外し、 髪を両手でくしゃくしゃと撫でながら ラブに唇を強く押しつけた。 察したかのように、ラブの舌と指の動きが 速く、深くなる。 「んんんんんーっ!」 目の前に星がチカチカするような感覚があり、 体が、大きく跳ねた。 痙攣はやがて弱くなり、 アタシは息も絶え絶えのまま、 ラブの顔中に唇を這わせた。 ぎゅっと抱きしめる。 せつなのところに帰る前に、 もうちょっとこのままでいさせて。 アタシも、ラブのこと、 ずっと好きだったんだから。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/664.html
かまくらの中で。 「はい、お餅焼けたよ!熱いから気をつけて」 「ブッキー、お醤油取って」 「はいどうぞ。海苔もあるわよ」 「七輪ってあったかいのね。知らなかった……」 「美希ちゃんかけすぎよ!」 「いいの。いただきまーす。熱っ!」 「んもー、だから言ったのに」 「美希ちゃん見せて!」 「らいろうぶ、らいろうぶ……」 「いいから早く見せて!」 「真っ赤なはんてんは幸せの証……」 「ぶつぶつ言ってないでせつなも食べよ?」 「大変!唇の端っこが赤くなってるわ!すぐに冷やさないと!」 「ホ・・・ホントに大丈夫だから・・・。」 「ちょっと待ってて!」 そう言うが早いか、壁の雪を削って集め、美希の火傷した箇所に押し当てるブッキー。 「ちょっ、そんな事したらブッキーの手が冷えちゃうじゃないの!」 「大丈夫・・・。美希ちゃんのためだったら私、どんな事でも・・・。」 「ブッキー・・・。」 「あ~あ、二人の世界に行っちゃったよ・・・。 仕方が無い、もう一個かまくら作ってそっちに移動しようか。せつな。」 「もぐもぐ・・・(そうね・・・。)」 ラブせつ二人、かまくら内でしばらくキャッキャウフフしまくり、疲れて少し会話が途切れた時に せつなから、ぽつりと。 「ねえ、ラブ」 「え?」 「思ったんだけど・・・ここなら、今、誰にも見られないわね・・・」 「・・・・・え?・・・え?・・・・・ぇええぇぇーーーー?!?!? せ、せせせ、せつなそれってどういう・・・・$*&%”@~~****!」 「こういう・・・」 「!!!!!!!」 「ラブ・・・。」 「(はっ、はわわわわ、せつなの手が、顔がこっちに、はわ、はわわ~・・・)」 「こういう・・・。」 「!!!!!~~っ、はわわ、はわはわはわ!」 「ほ~ら、こんなに変な顔~、うふふ、うふふふふ。」 「・・・はわっ!、せ、せつな酷いよ~、いきなり口に指突っ込んで変顔させるなんて~。」 「あははは、ゴメンなさい、ちょっと空気重かったから、うふふふ。 (あ、危ないとこだったわ。咄嗟にふざけて誤魔化したけど、一瞬本気でラブの唇を奪いそうに)」 「もーせつなったらー(笑) (なーんだ焦って損しちゃった。てっきりせつなからキスでも されるのかと・・・あたしったらヘンな期待し過ぎ~、せつなにバレなくて良かったよ!)」 ラブ「へっくちん!」 せつな「くしゅん」 美希「へくち」 祈里「くしゅっ」 タルト「そりゃそーやで。」 シフォン「きゅあ?」 アズキーナ「は、恥ずかしい…」 あゆみ「これ飲んであたたまりなさい、みんな」 せつな「甘い香りがする.....」 ラブ「ココア?ちょっと違うかなー」 祈里「うん。ちょっと違うかも」 美希「おばさま、完璧すぎですよ」 あゆみ「さっすが美希ちゃん!」 ラブ「ん?」 せつな「???」 祈里「あっ!なるほどね」 美希「ブッキーならわかると思ったケド」 ―――ホットチョコレート――― あゆみ(いつまでも仲良くねっ♪) 「もう食べれないや」 「私も…」 「ブッキー。それは来月の話でしょ!」 「ごめんなさい。でも次焼けちゃった…」 山盛りのクッキー。普段料理のしないブッキーはただひたすら焼まくるのでしたw 圭太郎「だったら僕が食べちゃうよ~」 ラブ「とぉ!」 せつな「おとうさん!!」 美希「おじさま…。見損ないました…」 祈里「あれれれれ???」 あゆみ「いいのよ。あとでたっぷり叱っておくから、ね♪」 那由他「だったら私が食べようかしら」 せつな「お、お前は!」 あゆみ「あらいらっしゃい」 ラ美ブ「えぇぇぇぇ!?」
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/106.html
せつなとあたしはおでこをくっつけ合って、少し、笑った。 何て事しちゃったんだろう、と言う大きな後悔。大好きな人と 気持ちが通じあった、大きな喜び。 いろいろな思いが渦巻き、泣きたいような、笑いたいような不思議な気持ち。 「…ごめんね。」 もう一度、あたしは謝る。どんなに謝っても足りないのは分かってる。 でもそれしか言えないから。 「…うん。でも、もうこんな乱暴なのはやめてね。」 結構、辛かったんだから。と少し冗談めかして、せつなは含羞む。 「やだ、私…。」 「…わはー……。」 せつなは今更ながら自分のはしたない姿に気付いたように 服の前を掻き合わせ羞恥に耳まで真っ赤にしている。 パリッとしていたワンピースは見る影もなくくしゃくしゃで、 汗やその他諸々で汚れて、かなり悲惨な状態だ。 (わはー…、何かせつな、すんごいえっちぃんですけど。 いや、ひん剥いたのはあたしなんすけどね…。) 「どうしよう、これ。」 血の染みが付いたワンピースを摘まんで少し途方に暮れる。 買って貰ったばかりの服を汚してしまったのを気に病んでいるらしい。 「あー、だいじょぶだよ。これコットンだし。すぐに洗ってアイロン掛ければ!」 洗ったげるよ!貸して。と服を引っ張ろうとするラブに、 「あっ、やん!」 裾を押さえて抵抗する。 下、何も着てないんだから!と赤い顔で上目遣いに少し睨まれ ラブの顔も負けず劣らず赤くなる。 ついさっきまで、あーんな事やこーんな事をされてたのに 何を今更…と言う気がしなくもないが、どうやらそう言うものでもないらしい。 「…シャワー、浴びて来てもいいかな。」 そりゃそうだよね。恐らく身体中エライ事になってるんだから。 そりゃあ早くさっぱりしたいだろう。 「そだね!お湯、もう張ってあるから!ゆっくり入ってきなよ!」 そう言った途端、くしゅん!ラブがくしゃみをした。 考えなくてもラブも巻いていたバスタオルはとっくに落ちて、すっぽんぽんだ。 ある意味せつなより恥ずかしい。 クスリ、とせつなが笑い、 「じゃあ、一緒に入っちゃおうか?」 「!!ふぇ?!」 先に行くね。ぱさっ、とラブの頭に落ちてたバスタオルを掛けて、せつなは バスルームに向かった。 (一緒にって、一緒にって…?!) ラブは先ほどのせつなの言葉を反芻する。 『もう、こんな乱暴なのはやめてね。』 って事は、乱暴にしなきゃオッケー!って事すかね?! かぁっ!と全身が熱くなり、心臓が口から飛び出しそうにバックンバックン 脈打っている。 今こそ真の勝負の時!ラブの本能がそう告げていた。 大好きな人と(無理矢理ではあるが)体の関係を持ち、(順番が逆だが)気持ちを 確かめ合い、(普通はこれが最初だろうが)告白もした。 (これで二人は両想い!晴れてラブラブ恋人同士…!) のはず。 しかし、問題が一つ。 せつなは今回の事がラブが慣れない深刻な悩みに耽った挙げ句の暴走。 つまりは非日常、普通ならあり得ないイレギュラーな出来事と捉えて いないか、と言う事だ。 それは困る。大いに困る。トチ狂って暴挙に出てしまったが、 ラブとしては、ここまでやったからには付き合い始めの恋人らしく 日常的にあんなコトやこんなコト……できなきゃ意味がないのだ。 (それに、えっちは気持ち良くなきゃ! このままじゃ、えっちがトラウマになっちゃうかも!! そんなのせつなの為にも絶対良くない!!!) そのトラウマを植え付けたのは間違いなく自分なのだから 『責任取らなきゃ!』 ラブはいつものポジティブシンキングを取り戻しつつあった。 (ようし!!) ラブの体に闘志がみなぎる。 (待ってて!せつな!!女のヨロコビ、ゲットだよ!!!) 了
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/830.html
今日は花火大会。 みんな色取り取りの浴衣を着てる。すっごくかわいいよ。 わたしはラブちゃんの机の上でお留守番してようと思ったの。 そしたらね… 「お待たせ」 そう言ってせつなちゃんがアカルンちゃんで迎えに来てくれたの。 びっくりしたけどせつなちゃん笑顔だった。わたしうれしかった。 「うさぴょんちゃん。これどうぞ」 みんなの所に着くと、祈里ちゃんがわたしにって浴衣をプレゼントしてくれたの。 すごくかわいい。ちゃんとありがとうって言ったよ。そしたら祈里ちゃんも喜んでくれた。 「あれはナイアガラって言うのよ。凄くキレイでしょ」 大きな目でわたしを覗き込む美希ちゃん。花火もきれいだけど、美希ちゃんもきれい。 それからも一つ一つていねいに教えてくれた美希ちゃん。わたしのお姉さんになってほしいな。 「ラブちゃん」 「んー?」 わたがしばっかり食べてると太っちゃうよ?ほんとおてんばでくいしんぼうさん。 でもね。わたし知ってるよ。ぜんぶラブちゃんのアイデアだよね。 だってさっきから、ちらちらわたしばっかり見てるんだもん。花火見ないの? 「だいすきラブちゃん」 「うん!」 ありがとう。 みんな大好き。 ~END~
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/835.html
アカルンを起動したせつなが、祈里を連れて来た場所。 そこは海だった。 優しく打ち寄せる波が、夕焼けに紅く染められていく。水平線には今にも陽が落ちようとしていた。 せつなは心の中で呟く。 美希、疑ぐった上に置き去りにしちゃってごめんなさい。ラブ、私たちのことを考えてくれてあんな嘘を……。ふたりとも、ありがとう。 「ここは……?」 祈里はキョロキョロと廻りを見渡すと、せつなに向き直した。 「覚えてる?一年くらい前に来た場所よ。 私にとって、とてもとても大切なところよ」 せつなは祈里を見つめながら、話し始める。 「あの日、あなたはあたしに優しくしてくれた。笑ってくれた。一緒に踊ってくれた。 あの時から、私の胸の中には……ずっと、あなたがいた」 「せつなちゃん……」 「ほんとうはね、あなたを連れてきて、ここで言うつもりだったの――――私の本心を。さっきの場所じゃなく」 少しでも時間があればここに来て、何度も何度も練習していた言葉。 せつなはそれを頭に思い浮かべる。 ずっと胸に抱いていた思いを、今、余すことなく祈里に伝えたい。 「祈里、あなたがいてくれれば、私どんなことだってできるわ。 逆に、あなたがそばにいなかったら……そう考えるとすごく怖くなる。 それだけ私にはあなたが必要なの。だから……これからも、ずっと一緒にいてほしい」 祈里は喉元に手をあてた。胸が痛いくらいに熱い。 嗚咽が込み上げ、息ができない。何も言えないことが、こんなにももどかしくて、心苦しいなんて。 「わ、わたし……」 しゃくり上げて涙で瞳を濡らしている祈里を見ていれば、せつなには彼女の言いたいことがすぐに理解できた。 「イエスなら、ただうなずいてくれればそれでいいわ」 祈里は慌ててうなずく。真ん丸に見開かれた大きな目に、せつなが映り込んでいる。 せつなは不思議だった。想い出の場所で、祈里の瞳に映る自分をこうして見つめている。 そうして、目の前にいる祈里もまた、せつなの瞳に映る自分を、恥じらいながら見つめていた。 誰もいない波打際で、ふたりの少女の影が、ゆっくりと近づいていき、やがて重なり合った。 初めて触れるくちびるの柔らかさに戸惑いながらも、ふたりはこれ以上ないくらいの幸せに包み込まれていた。 くちびるが離れても、身体は離れることはなく、まだ互いを強く求めるかのように抱きしめ合ったままのふたり。 「嘘みたい……。これって、夢じゃないよね? わたし、ずっと、せつなちゃんとこうなりたいって願ってた。 あんまり強く望みすぎて、わたし今、夢見てるんじゃないのかな」 今ようやくせつなの心を実感しながらも、やはりどこか信じられない祈里はせつなを見上げた。 その拍子に瞳に溜まっていた涙が、ひとすじこぼれ落ち、それをせつなが細い指で優しくぬぐう。 「まったくもう。私の一世一代の告白を夢にしちゃうなんて、困ったお姫様ね。 いったいどうすれば信じてくれるの?」 「……もう一度……」 「え?」 祈里は消え入りそうな小声で、心の底から欲しいものをねだる。 「もう一度、キスしてく」 最後まで言わせずに、せつなは祈里のくちびるをついばんだ。 甘い口づけを落としながら、祈里の柔らかい身体を、きつくきつく、かき抱く。 そうされていると、どこかに跳んでいってしまいそうな感覚になり、祈里は思わず、せつなの背中に両腕をまわし力を込めた。 「これで信じてくれた?」 熔けそうに熱いくちびるをようやく離すと、せつなは悪戯っ子のような笑顔で言った。 「ああっ!せつなちゃん、信じるから離さないで、お願い……立てないよ」 せつなの背中にしがみつこうとするが、まわした腕に力が入らない。 祈里の身体からは、力がすっかり抜けてしまっている。 よろめきそうになる祈里を、微笑みながら支え直すと、せつなは三度(みたび)、口づけた。 最後のキスは、愛しさを込めてゆっくりと、とろけるように。 「はい、今日の分はこれでおしまい。続きはまた今度ね。 さあ、帰りましょう。私たちの街へ」 「……うん!」 まだ熱をおびたままの祈里の頬を、心地良い潮風が穏やかに冷ましてゆく。 この場所を去ることは寂しいが、またふたりで来ればいい。 それに、例えどこに行こうと、せつなはそばにいてくれる。心からそう感じられる 。 これから待ち受けているであろう、せつなとの数多の日々を思うと、祈里の胸の高鳴りはおさまりそうもなかった。 一方、先程の公園のベンチでは、ラブが美希の膝上に座り、そのほっそりとした美しい首に腕を廻していた。 「美希、重くない?」 「平気よ。ラブだから平気なの」 「嬉しい……」 美希の胸に顔を埋めて、ラブは彼女の香りを胸いっぱいに吸い込む。 爽やかで清々しくて、それでいて、少しだけ頭の芯が痺れるような、彼女だけの香り。 その香りが放つ魔力に惑わされっぱなしのラブに、美希は妖艶に微笑みかける。 「ラブ……こっち向いて……」 胸元の恋人に、何度目になるのかわからないキスを求めようとした矢先、美希の目の前に紅い閃光が現れて、消えた。 光の消えた場所にはせつなと祈里が、満足そうな表情を浮かべて立っている。 だが、せつなはすぐに美希とラブの姿態を見とがめて言った。 「こら!いつまでもいちゃいちゃしてないの。さ、帰るわよラブ」 「えー!帰ってくるの早いよせつなー!お願い、もうちょっとだけ」 「お母さんが心配するから駄目」 「そんなー」 ガックリと肩を落とすラブの頭を、美希の手がいい子いい子と慰めた。 そんな3人を見て、祈里はとても愉快そうに笑った。 ひとしきり笑い終えると、3人にいとまを告げる。 「せつなちゃん、今日はどうもありがとう!――――とっても嬉しかったよ」 「どういたしまして。私も嬉しかったわ」 「美希ちゃんとラブちゃんもありがとう。また、ね!」 ぴょんぴょんと跳ねるように軽やかな足取りで家路につく祈里を、眩しそうに見送っているせつな。 それは、祈里の姿が見えなくなるまで続いた。 そんなせつなをからかうように、美希とラブはニヤニヤしながら矢継ぎ早に質問をする。 「ねぇ、上手くいった?」 「何のこと?」 「キスくらいはしたんでしょ?」 「さあ、どうかしら」 せつなは薄く笑いながら、するりとかわすようにはぐらかしてゆく。 とても言えないわ。もったいなくて。 それに、誰かに話してしまうと、夢になってしまうような気がするから。 あの波打際で口づけた祈里が、泡になって消えてしまうような気がして……。 だから、決めた。誰にも言わない秘密にすると。 胸の一番奥にある鍵のかかる綺麗な箱。 せつなはその中に、海辺での出来事を人知れずしまい込んだ。 その鍵を持っているのは、この世にたったひとり。せつなが愛してやまない少女だけ。
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/151.html
ちょっとカッコ悪かったけど、あれはアレで、あたしらしいと言うか。 ―――私は山吹祈里さんが大、大、大、大、だーい好きですっ――― ずっと一緒だった。小さい頃からずっと。 ブッキーはあたしの側をちょっと後ろから追いかけてくる感じで。 あたしは一人っ子だから、ブッキーは妹みたいだった。 ブッキーも一人っ子だから、あたしはお姉さんに見えたのかな? ちょーっと、おっちょこちょいだけど・・・。 違う中学校に通う事が決まった時は、ほんと泣きまくったよね。 別にお別れする訳じゃないのに。 遠い所へ引越しする訳でもないのに。 けど、やっぱり寂しかった。一人で大丈夫かな?ってのもあって。 ブッキーが困った時や辛い事があった時は全力疾走で駆け付けたの覚えてる? 学校抜け出した事もあったんだよー。もち、後で先生には大説教大会だったけど。たはー、、、 あたしがダンスに誘った時、実はちょっぴり不安だったんだ。 ブッキーは引っ込み思案なトコ、気にしてたでしょ? 強引に誘うのはNGだろうなーって。 でも、ついつい調子に乗っちゃってさ、あたし。 気づいたら自分ばっか喋っちゃって・・・。 ほんとごめんね。 あっ!練習着のプレゼント、超超ちょー嬉しかったんだよ!!! あの後、お父さんとお母さんにも自慢しちゃった! あたしの大切な宝物だよ。 ブッキー、どうもありがとう。ずっと大切にするからね・・・ 「ラブちゃん?ラブちゃんてば!もぅ・・・、さっきからずっと呼んでるのに・・・。」 「うおっ!ご、ごめーん、考え事してた・・・。あはっ。」 「で明日のデート、どこへ連れてってくれるの?」 「あたしンち。」 「ちょっとぉ・・・」 「あ、嘘嘘。」 冗談まじりでする会話も、あたしにとって最高の幸せ。 二人で同じ時を過ごせる喜び。 「でも・・・、わたし、ラブちゃんちでもイイよ。」 そう言って、あなたは優しいKISSをしてくれる。 「あーっ、ちょっとソレ反則だよー!」 今度はあたしがお返し。 互いの柔らかい唇が触れ合う。 ――ぐぅ~―― 「やだ・・・」 「あたしの手料理、ご馳走しちゃうぞっ。」 「お願いしまーす・・・」 これからも宜しくねブッキー。ずっと、ずっと一緒だよ! あたしの大切な人。 大好きな人。 ―愛してる、祈里―
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/627.html
人を子どもの姿に戻してしまうナケワメーケが出ていたら… せつながちっちゃくなっちゃったら… せ「あら?ラブ!!わたし小さくなっちゃったわ!! ねぇ、ラブちょっと聞いてるの?」 ラ「…。」 バッ!!(飛びかかる) ぎゅう~~~~~(抱きつく) ラ「たっはーー!!ちっちゃなせつなで幸せgetだよ!!」 せ「きゃっ、ちょっと…ラブ…苦しいわ…//」 美「それにしても可愛いわね。 ね、ブッキー…ってどうしたの?」 ブ「ゴクリ…ん? な、何でもないよ美希ちゃん!! (い、いけない!せつなちゃんに私の小動物センサーが反応してるわ)」