約 823,591 件
https://w.atwiki.jp/civilization/pages/2091.html
魔殿の姫君世界を服従させるの巻(5) ←その4 おしまい→ Infernal donuts happy pack #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0175.jpg) テッサが滅ぼうとしている頃、地獄と化した魔殿はアナガンティオスに攻め込まれていた。 南東から来ているのは、テッサを攻めていた軍が帰りがけに寄ってるのだろう。 魔殿の戦力は遠征軍と比べると子供のような物だ。 が、それでも不死者が7.8人いる上に、前線の不死者が死ぬと更に増える。 道化師が文字通り敵の足を引っ張り、衛士あがりの不死者が目くらましをかけ、鏡の館が幻影を作りだすので、落ちる心配は全く無い。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0180.jpg) 肉ゴーレムは失ったが、ユシージャの軍をつまみ食いしながらバシウムに一直線。 スタックはこの時点で毎ターン120前後。 目くらましにかかったユニットを捨てて移動し、その先で服従しているので増えも減りもしない。 なぜかバシウムの都市で反乱が起きているのが非常に好都合。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0181.jpg) キーリン「こんにちわ! バシウム、出てきて私のペットになりなさい。 バシウム「哀れな娘よ。汝は己に必要なものと己が欲するものを一致させることが出来ていない。 キーリン「あら、怒ってるの? せっかくハイボレムを倒して、消えちゃったけどお土産も作ってあげたのに。 バシウム「自らに何が必要か知らぬが故、服従を強制する事しか出来ず、強引に手に入れようとしている。 キーリン「私が欲しいのはあなたよ? バシウム「我が滅ぼすべき敵は地獄の軍勢。そして娘よ、今や汝が其れなのだ。 キーリン「そうなの? それならあなたを地獄に落とせば、私のところに来てくれるのね! #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0182.jpg) キーリン「いなくなっちゃったわ。復活するかと思ったのに…ハイボレムみたいに。 パピー「エレバスを地獄と変えれば、再び会う事も出来るでしょう。さあ、都市を焼きましょう。 キーリン「そうよね。さあみんな、さっき通せんぼしたお礼をユシージャにしてあげて! #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0183.jpg) バシウムの滅亡により、世界に復讐の化身現る。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0184.jpg) 多数のユニットが狂乱をはじめ、遠征軍も大魔道を2人とドリファを失った。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0185.jpg) 代わりにこんなのが紛れ込んでいた。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0186.jpg) そして、ついにエレバスに終末が… アポカリプスによりヘマーハとテウトリクス、大魔道が1人死亡。 その他数多くの服従者が消失。 魔殿の守備担当も何人か発狂しイリアン領土に突撃しては首都で復活を繰り返す。 この災厄を経て、服従を使えるのは5人になった。 キーリン「やっとエレバスが地獄になったわ。さあ、バシウムはどこかしら? パピー「見える範囲にはいませんね。イリアンやカラビムに隠れているのかもしれません。 キーリン「そう、じゃあ探しに行きましょう。今度は逃がさないようにね。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0187.jpg) 終末の中で魔殿の文化が伝説に。荒廃が起きてからも人口抑制しっぱなしだったので、人口がひどいことになっていた。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0189.jpg) バシウムを滅ぼしてから僅か17Tで全ての都市を焼かれ、ユシージャ落ちる。 肉ゴーレムを消された以外、何の特徴も無い男。サンダルフォンを見習うといいと思う。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (map3.jpg) パピー「これからのご予定はどうなされますか? キーリン「一度おうちに戻るの。なんだか疲れちゃった。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (map4.jpg) パピー「では、北周りで魔殿に戻るルートを使うのは如何でしょう? 探索と服従をしつつ魔殿に戻れます。南側には死の案内人や復讐の化身がいる可能性が高いですし。 キーリン「そうなの? 私は見てみたいわ。 パピー「我々が近づかなければ彼らは魔殿に来るでしょう。そうすれば折伏の王冠でペットに出来るかもしれませんよ。 キーリン「素敵ね。そうしましょ。 パピー「それと大魔道が減ったので、魔術師を作っておりました。大魔道になるための秘薬が必要です。 キーリン「そういえばうちには無いのよね。フラウロスにお願いしてみようかしら。 パピー「聞いてもらえるでしょうか。 キーリン「大丈夫、フラウロスとは仲良くしてきたし、宗教も同じだもの。きっと私の パッパパパー、ドドン #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0192.jpg) パピー「キーリン様…アナガンティオスが平和的にフラウロスの属国となりました。 キーリン「えっ、どうなったの? パピー「戦争を引き継ぎ、我々に宣戦布告を… キーリン「そう。じゃあもういらない。いらないわ!アナガンティオスとそんなに仲がいいなら、一緒にお仕置き穴に入れなさい! #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0198.jpg) 341T、遠征軍はドーナツ地帯を完全に制圧して帰還。 氷土以外は黒い地獄の地形となったこの大きな輪は、さながらパウダーシュガーをまぶしたチョコレートドーナツのようであったという。 その日、世界が服従した #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (map5.jpg) パピー「このまま南の海岸沿いにイリアンを滅ぼし、海岸沿いに北上してカラビムの都市を焼きながら戻ってくる事に致しましょう。 キーリン「新しいお仕置き穴も作っておいてね。フラウロスのための特別なのをよ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0199.jpg) いざと言う時のために不死者と幻霊を数人魔殿に残し、残りは攻撃部隊に回す。 フラウロスの攻撃部隊が時々やってくるが、カタパルト特盛に幻霊、黄泉の番人、深海の狂信者と言う編成。 狂信者以外は服従させられないため、ラストの相手にふさわしい。都市にはヴァンパイアはいるのだろうか? #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0201.jpg) 351T、危なげなくイリアンを滅ぼす。序盤に服従し、肉ゴーレムにされ、消し飛ばされた男の最期の時だ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0202.jpg) フラウロスは服従を恐れているのかなんなのか、こういう編成の嫌がらせ部隊をよく送ってくる。 おかげでファランクスがよく育つ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0203.jpg) ケロの様子。中には長弓兵とブルーハが少々に黄泉の番人とカタパルトが特盛。 都市防御を削れず、服従も出来ないのでかなりてこずる。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0204.jpg) 捕まえた狂信者で津波を起こし、手持ちの狂戦士を肉カタパにして陥落。 ケロを焼く攻撃部隊に向けられたのは、またしてもカタパルトオンリー。戦争の仕方を知らないようだ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0205.jpg) ちょろちょろ遊撃しようとしている騎士を捕まえ、都市を守る弩兵も奪い取る。 本家Civ4並の弩兵の数だが、服従使いが5人しかいないため、服従のペースが追いついていない。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0206.jpg) そのため内陸は後回しにして北西を削り、生産力を削いで行くことにする。 ヴァンパイア上がりの騎士がいたらしく、快足と再生で侵攻が早い。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0209.jpg) 騎士団は成長を続け、こんな大所帯になってしまった。 退却の昇進を真っ先に延ばし、ナイトメアや影石の昇進もついているため、影歩きと剣の舞をかけて突撃させると大体の都市は落とせる。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0211.jpg) 内陸都市ザルルラ。フラウロスはとりあえずファランクスから作るらしく、もう黄泉の番人はほとんど姿を見せない。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0213.jpg) 出来立ての都市、アンピアも騎士だけで潰す。残った都市はピナダムのみ。 キーリン「フラウロス、もう終わっちゃったの? フラウロス「ああ、これで終わりだ。しかし、驚いたな。こうして見てもプレスプルの片隅で命を終えてきた娘達と何も変わらぬ。無邪気で脆弱な少女ではないか。何がお前を終末に駆り立てたのだ? パピー「お嬢様、早くとどめを刺さなくては。彼はお嬢様の血を啜る機会を窺っているのです。 フラウロス「そういう事か。新たな地獄の主が小悪魔の傀儡とはな。 キーリン「お仕置き穴も用意したけど、血を吸われるのは嫌だわ。痒くなるもの。さよなら、フラウロス。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0214.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (keelyn0215.jpg) おしまいに続く すっげー・・・ほんとに世界を服従させてしまった・・・参考になりました。あと乙。 -- 名前
https://w.atwiki.jp/fwo_mos/pages/112.html
これらのアイテムは『紅蓮の旅団』に所属しているメンバーだけが購入できるWPアイテムです。 名称:にじいろフラウ 価格:5WP 解説:七つ花びらの花衣を纏った、手乗りサイズのフラウ。 小さな幸運を手繰り寄せたり、不運を凌ぐ能力を持つ。 おしゃれが好きだが、いまの髪型に直ぐ飽きるので数日に一回は髪型が変わるらしい。 効果:〔抵抗〕に+2のボーナスを得る。 参照:【野伏の歩み】or【詩人の交渉術】 ペット特技1:【なないろの護り】 ペット特技2:【詩を読む人のために】 ペット特技3:【フォーチュン+1】 常時【なないろの護り】:あらゆる防護点に+5のボーナスを得る 特殊【詩を読む人のために】:イベント表、トラップ、敵の【特技】による〔Ft〕の減少を防ぐ CT:シナリオ終了: 常時【フォーチュン+1】:フォーチュンの最大値に+1のボーナスを得る
https://w.atwiki.jp/miwakunakariudo/pages/16.html
マンドラ初日 まずはあたしの自己紹介からしたいと思う あたしの名前はフラウロス、自他共に認めるマンドラハンターだ 職業は剣士で戦闘レベルは現在33、職業レベルは17だ、まだまだ未熟である マンドラ狩り続けてはや2週間。今ではアイテム欄を立派にマンドラが埋めている まだ初日の日記なのでとりあえずあたしとマンドラとの出会いを綴りたいと思ふ あたしがマンドラと出会ったのは始めて2日目、西部鉱山地域である ヤツを見て一目でピンときた。コイツはあたしの生涯のパートナー、もといライバルになる などと思っていたら先制攻撃をしかけられた。こんな屈辱は豆で巻き添えを食らったとき以来だった 死闘の末勝利したあたしは勝利のおたけびをあげた・・・しかしマンドラも何故かおたけびをあげていた 何かと思って自分の身体を確認してみると、何と体力が真っ赤だったのだ! その後、ベビーレッドフォックスに挑んだあたしは無惨にもその地に倒れふした・・・ 全てはマンドラのせいだ。きっとそうだ。回復しなかったせいだとかそんなことはないのだ それ以来。あたしとマンドラの戦いは始まった・・・ 続く
https://w.atwiki.jp/gamenavi/pages/1157.html
属性 ランク 名称 種族 コスト 初期 MAX 成長 スキル数 詳細 攻撃 防御 攻撃 防御 火 N ミョルニル 植物 3 143 ? 121 ? 晩 4 アイドル, 武器持ち, 二角, アルマブレイク 火 N フレイムビースト 獣 2 113 ? 104 ? 早 2 四足歩行, 一角 火 N グリーンドラゴン 獣 2 112 ? 142 ? 早 3 ドラゴン, 浮遊, 二角 火 N モーシェン 獣 2 100 ? 117 ? 早 2 羽, 武器持ち 火 N ラドス 獣 3 102 833 105 864 晩 2 一つ目, ピグマリア 火 N レッドドラゴン 獣 2 122 ? 142 ? 晩 4 ドラゴン, 浮遊, 二角, 多眼 火 N ヒートスパイダー 虫 2 106 ? 101 ? 早 1 蜘蛛 火 N ヒートフライ 虫 3 122 846 132 912 晩 2 羽, 多眼 火 N ヒートタマリン 爬虫 2 103 874 95 804 早 1 水獣 火 N ファットイーグル 鳥 2 107 ? 91 ? 普 2 羽, 浮遊 火 N フラウロス 亜人 3 237 ? 186 ? 普 2 半人半獣, カトヤン 火 N 怒りコウモリ ダーク 2 105 ? 93 ? 早 2 羽, 浮遊 火 N 爆弾石 物質 2 104 ? 84 ? 普 1 浮遊 火 N ボン 物質 2 111 ? 87 ? 普 0 0 火 R ミョルニル 植物 6 793 2823 674 2404 晩 4 アイドル, 武器持ち, 二角, アルマブレイク 火 R フレイムビースト 獣 5 756 ? 697 ? 普 2 四足歩行, 一角 火 R グリーンドラゴン 獣 5 652 2677 829 3404 普 3 ドラゴン, 浮遊, 二角 火 R モーシェン 獣 4 530 ? 621 ? 早 2 羽, 武器持ち 火 R ラドス 獣 6 559 2033 581 2115 晩 2 一つ目, ピグマリア 火 R レッドドラゴン 獣 5 688 ? 807 ? 晩 4 ドラゴン, 浮遊, 二角, 多眼 火 R ヒートスパイダー 虫 4 588 2462 563 2367 普 1 蜘蛛 火 R ヒートフライ 虫 6 705 ? 762 ? 晩 2 羽, 多眼 火 R ヒートタマリン 爬虫 4 593 2227 547 2055 普 1 水獣 火 R ファットイーグル 鳥 4 616 ? 524 ? 普 2 羽, 浮遊 火 R フラウロス 亜人 6 1024 3551 804 2789 普 2 半人半獣, カトヤン 火 R 怒りコウモリ ダーク 4 605 ? 535 ? 普 2 羽, 浮遊 火 R 爆弾石 物質 4 621 ? 507 ? 普 1 浮遊 火 R ボン 物質 4 627 ? 513 ? 普 0 0 火 SR ミョルニル 植物 9 2072 6861 1764 5843 晩 4 アイドル, 武器持ち, 二角, アルマブレイク 火 SR グリーンドラゴン 獣 7 1221 4628 1554 5896 普 3 ドラゴン, 浮遊, 二角 火 SR ラドス 獣 9 1161 4523 1208 4710 晩 2 一つ目, ピグマリア 火 SR レッドドラゴン 獣 7 1288 4366 1510 5125 晩 4 ドラゴン, 浮遊, 二角, 多眼 火 SR ヒートフライ 虫 8 1344 5246 1454 5685 晩 2 羽, 多眼 火 SR フラウロス 亜人 10 1777 6055 1396 4756 晩 2 半人半獣, カトヤン 火 SR ミョルニル 植物 11 2559 8284 2179 7055 晩 4 アイドル, 武器持ち, 二角, アルマブレイク 火 SR レッドドラゴン 獣 11 1984 ? 2328 ? 晩 4 ドラゴン, 浮遊, 二角, 多眼 火 SR フラウロス 亜人 14 2916 ? 2290 ? 晩 2 半人半獣, カトヤン コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/robotama/pages/375.html
騎士アレックス(Knight Alex) 【ないとあれっくす】 「いよいよ決戦間近、気を引き締めてゆくぞっ!」 情報 作品名 SDガンダム外伝 ジークジオン編 カテゴリ SDX 定価 7,350円 受注開始 2012年07月25日(水) 受注締切 2012年10月09日(火)16 00 発送開始 2012年12月25日(火) 商品全高 約80mm 付属品 手首:×6(握り手×2、剣持ち手×2、盾持ち手×2) 武器:ジオンスレイヤー 目線:正面、右目線、左目線、笑い その他:アルガスシールド、導きのハープ、バックパック、封印の鎧、フラウ姫(本体、通常顔、目瞑り顔、交換用腕) 商品画像 機体データ 騎士アレックス 声優:菊池正美 所属:アルガス騎士団 分類:MS族 HP:150(拘束時)→1900 演者:ガンダムNT-1アレックス アルガス騎士団長。 歴代でもっとも年若く就任した団長の一人で、就任当時にキャトルウッドに出会い、力と技と魔法のバランスを知った。 ムンゾ帝国に捕らわれて封印の鎧で拘束されていたが、後に救出されバーサル騎士たちと共にジークジオンとの最終決戦に挑んだ。 フラウ姫 声優:松井菜桜子 所属:ラクロア王国 分類:人間族 HP:20(ラクロアの勇者)→30(伝説の巨人)→50(光の騎士) 演者:フラウ・ボゥ ラクロア王国の王女。 落ちた星を見に行く途中モンスターに襲われ、記憶喪失の騎士ガンダムに助けられた。 騎士アレックスの持つ「導きのハープ」を奏でることが出来、騎士ガンダム達をムーア界へと誘った。 HPは初登場時は20、その後、「伝説の巨人」では30、最終的には50まで成長した。 商品解説 魂NATION2011にて原型開発決定が告知された。 これにて2年7カ月の時を経てアルガス騎士団がコンプリートとなる。 肩アーマーの取り付け軸の形状が近年のアイテムから変更され、付け外しがし易くなっている。 評価点 問題点 不具合情報 関連商品 剣士ゼータガンダム 闘士ダブルゼータガンダム 法術士ニューガンダム コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/582.html
手を取り合って/すくいきれないもの(前編) ◆sUD0pkyYlo 御伽噺の中から出てきたような豪奢な城郭も、日が暮れれば表情を一変させる。 頑丈な石造りの柱は不気味な影を生み出し、緋色の絨毯も闇に溶けて血の色に転じる。 額縁の中の肖像画はその無表情が逆に怖いし、置物の甲冑は今にも動き出すのではという錯覚を与える。 昼間は心躍るファンタジーの舞台に見えたこの城も、今はゴシックホラーにこそお似合いの環境だ。 そんな不気味な沈黙に包まれた城の中、見るからに不審な動きで歩き回る小さな人影が1つ。 柱の影に隠れ、柱から柱へ小走りに駆けてはまた隠れ、キョロキョロと周囲を見回し、怯えたように振り返り。 その大袈裟な動きがかえって激しく目立っていることにも気付いていないらしい。 そうやって城の2階を素早く一周した黄色い服の少女――否、少女にしても小柄過ぎる人物は小さく呟く。 「……いないのかしら」 緑の髪を小さく揺らして肩を落とす彼女は、ローゼンメイデン第2ドール・金糸雀。 彼女が探しているのは、同じローゼンメイデンの第6ドール・雛苺である。 ただし、探すと言っても今の所は何の手掛かりもない状態で―― だから金糸雀は、とりあえず「近くて」「雛苺が行きそうな」場所から探すことにしたのだった。 それが、このお城。 雛苺とはぐれた森からはそう離れておらず、おまけに昼間に見た時には本当に綺麗で可愛らしい印象で。 「いかにも雛苺が好きそうな場所なのかしら」、と思ったものだ。 他にアテも無い金糸雀は、吸い込まれるように城に潜り込み……だが、歩き回ってみても人の気配が無い。 壊れた礼拝堂にお茶会の跡が残る食堂など、かつてここに人がいた証は数多く残されていたのだが。 「誰も、いないのかしら。みんな、死んじゃった……のかしら」 思わず呟いてみて、その想像にゾッとする。 真紅も死んだ。翠星石も死んだ。イエローも死んだ。 いや正確に言えばイエローはまだ生きているのだが、金糸雀はそのことに気付いていない。 第一回放送も途中から記憶が曖昧だが、それでも数十人単位の命が失われたことは分かっている。 激しい戦いがあちこちで繰り広げられ、いくつもの死体が作られていることも知っている。 断片的な情報。金糸雀の想像は悪い方向へと向かっていく。 この城で呑気にお茶を楽しんでいたらしい人々も、また同じ運命を辿ったのではないか? 臓物をぶち撒け脳漿を零し、無惨な骸と成り果てたのではないか? 口に出してみると、そんな想像がいやに現実的に思えてくる。 背筋が凍るような思い。金糸雀は、まるで周囲を冷たい霧に包まれているかのような錯覚を覚えて…… 「……って、錯覚じゃないのかしらーー!?」 金糸雀はハッとして周囲を見回す。 ……いつの間にか、足元に白い霧が漂ってきていた。 しかも何かおかしい。霧が何やらキラキラと光っている気がする。霧自体も動いている気がする。 というか……明らかに動いている。ちょうど人が歩くくらいのスピードで、巨大な霧の塊が動いている。 今、金糸雀の足元に漂っているのは、その霧の一部。氷山の一角。 明らかに普通でないそれは、金糸雀を飲み込むつもりなのか、どんどん迫ってくる。斜め下方から迫ってくる。 本能的な恐怖を覚えて、彼女は思わず後退る。 「な……なんかヤバいのかしら~~?! に、逃げるのかしらっ!!」 小さく叫ぶと、金糸雀はコミカルな仕草で廊下を駆け始める。 目指すは階段。霧は足元からじわじわと水かさを増すように上がってきている。 この霧に完全に飲み込まれたらヤバい。そんな直感から、必死に上を目指す。より高い場所を目指す。 階段に辿り着いた時には、ほぼ首まで届いていて。 数段駆け上がって霧から抜け出し、ホッとしたのも束の間。さらに霧はゆっくりとせり上がってくる。 終わらぬ恐怖。金糸雀はどんどん階段を昇り続け、霧はなおも彼女を追い続け、やがて……。 * * * それは、見事なまでの入れ違いだった。 金糸雀を追い詰めるこの霧、それはもちろんチャフの武装練金『アリス・イン・ワンダーランド』。 展開しているのは鈴木みか。もちろん彼女は、金糸雀の存在になど気付いていない。 もう少し金糸雀の到着が早ければ、城に至る橋の近くででも、駆け出してきたみかと出会っていただろう。 いや、みか本人を確認できずとも、みかが周囲に展開していた霧を目撃していたはずだ。 怪しい霧を纏った謎の人物。そんなものを目撃して、果たして金糸雀が城に向かう気になったかどうか。 またもう少し金糸雀の到着が遅ければ、今度はみかが城に戻ってくる所に遭遇していたはずだ。 その場合でも、やはり素直に城に入っていたとは考えづらい。というより、明らかに避けていただろう。 そして……城から出て行く時も戻ってきた時も、それが覆っていた範囲は結構なもの。 そもそも、みかの移動距離も大したことはない。ほとんど城と森を往復しただけだ。 つまり。 霧の存在に気付かず、何気なく城に入ってしまえるような時間帯は、存外に狭いのだ。 その僅かな隙間に何気なく嵌ってしまった金糸雀は、さて運が良いのか、悪いのか―― * * * コツ……コツ……。 城の階段を、小さな足音が昇っていく。 コツ……コツ……。 小さな足音に伴って、白い霧が膨らんでいく。 コツ……コツ……。 その中心に居るのは、全てに絶望しつくした1人の女性。赤い覆面で表情を隠した、小柄な女性。 コツ……コツ……。 足音が階段を昇っていく。蠢く霧を纏った彼女は、より高い所を目指して階段を昇っていく。 コツ……コツ……コツ……ピタッ。 やがて、足音が止まる。 そこは城のてっぺん。 城から生えた最も高い塔、その頂点近くに作られたちょっとした広さのテラス。 そこに、先客が居た。 赤い覆面の彼女が予想もしていなかった、先客がいた。 テラスの片隅、もうこれ以上逃げ場もない場所でガタガタと震える、黄色い服を着た隻腕の人形――! * * * 昼なお暗い鬱蒼とした森は、日が暮れればさらに深い闇に包まれる。 太い木々はそのうねる枝の形のままに不気味な陰を作り出し、足元で咲く小さな花々も闇の中に溶ける。 昼間の激闘の余波で倒れた大木のシルエットは、まるで巨人の骸のよう。 日のあるうちは数多の戦いの舞台となったこの場も、今はその本来の静けさを取り戻していた。 そんな森の中を進む人影が3つ。 ……いや、まともな人影は、棒のようなものを引き摺る少女の影1つきり。 もう1つは子供にしてもなお小さすぎ、最後の1体はどう考えても身体と頭のバランスが取れていない。 3体のうち先頭を歩いていた1人が、ふと足を止めると大きく欠伸をする。 「ふぁぁあぁぁぁ……。そういえば、ちょっと眠いの」 「…………」 幼く無邪気にも聞こえる声に、しかし同行者たちは答えない。 赤黒く汚れ、バットを引き摺る少女の瞳には意志の光が宿っておらず。 鎌を手に音も無く従う南瓜頭のお化けは、元来言葉を話せない。 そして表情を見る限り、桃色の服の少女人形も、はなから彼女たちの回答を期待してないようでもあった。 ミーディアム・木之本桜と、懸糸傀儡ジャック・オー・ランタンを従えたローゼンメイデン第六ドール、雛苺。 「こちら側」の常識の通じぬ世界の住人となった彼女も、しかしこれだけ暴れれば疲れも覚える。 元々が幼く、飽きっぽく、熱しやすく冷めやすい性格なのだ。 遊びが大好きとはいえ、いやだからこそ、ちょっとでも疲労を覚えればすぐにお昼寝。そんな生活だったのだ。 あれだけ昼間に大暴れした雛苺が眠気を訴えるのも、当然と言えるだろう。 今ここですぐに寝てしまわないのも、睡眠中に襲われる危険を恐れて、というわけではない。 単に、見回した限りでは心地よい寝床がなさそうだから、というだけのこと。 それに……。 「それに……よく見たら、さくら、きちゃないの。ばっちぃの。 どうせだから、ベッドのついでにお風呂探して、入ってくるの」 「…………おふ……ろ……」 雛苺は自らに付き従う少女を見上げて、眉をひそめる。 確かにさくらは、全身汚れ切っている。血と脳漿と肉片と、その他もろもろの体液がこびりついている。 固まりかけ、変色しかけたそれら「人体の一部だったモノ」は、言いようのない悪臭を放ち始めて。 どう見ても風呂に入るべき状況……ではあるが、しかし本来、その元凶たる雛苺が言えるセリフでもない。 「ばっちぃの、臭いの」と鼻をつまみながら言う無責任な「主人」に、さくらはしかし、一言も言い返さない。 それこそ、風呂にでも入ってすっきりすれば、彼女の思考もはっきり覚醒するのかもしれないが……。 ……と。 あまり明確な方向も定めずに彷徨っていた彼女たちの目の前で、急に森の木々が途切れる。 揺れる水面、開ける視界。そして、水面の向こうに建っていた城は…… 「え…………!?」 雛苺は、思わずポカンと口を開く。 そんなはずはない。だって、あの霧は。 城を覆いつくす、あの霧は。 小さな手が、その小さな胸に当てられる。何かを探るような手つき。そして、安堵の表情。 (真紅は……今はちゃんとここにいるの。真紅のローザミスティカは、ちゃんとここにあるの) 城を覆ったあの霧は、どう見ても真紅が使っていた技と同じものだ。そして、真紅は既に死んでいる。 いや、今の雛苺の認識の中で「死」がどう捉えられているかは分からないが、ともかく真紅はもういない。 真紅が持っていたローザミスティカは雛苺の中にあり、そうである以上、真紅が蘇る道理はない。 (そういえば……あの技、ヒナには使えないみたいなの。ここに来るまで、真紅が使ったこともなかったの。 もしかして、あれは真紅の力じゃなかったの? 何かの力を借りてたの?) 雛苺はふと思い返し、懸糸傀儡ジャック・オー・ランタンの方を振り返る。 あの霧が「雛苺の知らなかった、しかし真紅固有の能力」なら、ローザミスティカと共に継承されているはず。 逆に、ジャコのように「支給品」を利用していたなら、それが雛苺に受け継がれていないのも納得できる。 雛苺が見逃してしまったアイテムを誰かが拾ったか、それとも、同じアイテムが複数存在していたか……。 もちろん幼い雛苺はそこまで論理的に考えたわけではなかったが、それでも大筋は理解する。 理解したところで、少しだけ悩む。 (あのお城の中には、ぜったい誰かがいるの。できれば一緒に「遊び」たいの。 でも……あの霧はめんどくさいの。すごく疲れるの) 雛苺が万全のコンディションだったなら、喜び勇んで霧の城に飛び込んでいたかもしれない。 けれど、疲労を覚え、休憩も検討し始めていた今。 雛苺の頭に浮かんだのは、「面倒くさい」という素直な感想だった。 あの霧とは、昼間のうちに2度ほど遭遇している。 逃げようとしても逃げられず、戦おうとしても距離感を狂わされる。そんな迷いの霧。 ……勝てない、とは思わない。 真紅すらも倒せたのだ。あれからジャコやさくらも加わったし、その気になればこの霧の主にも勝てるだろう。 そう考えながらも、同時に雛苺は苦戦を予想する。相当疲れるであろう展開を予想する。 だから、「面倒くさい」。 ちょうど休憩を考え始めた所で相手するには、「面倒くさい」敵。 それに、遊園地のようにも見えるあの城、マトモな休憩が取れる部屋があるかどうかも怪しいものだ。 汚れたさくらをひん剥いて放り込んでやろうと思ってる風呂も、果たしてちゃんとあるかどうか。 かといって城を避けるとなると、このあたりで休息を取れそうな場所は限られてくる。 北東の街まで行くか、西の学校に足を向けるか、東の平原に点在する民家に向かうか。 迂回して遠回りしてまで建物を探すのは、これもまた、別の意味で「面倒くさい」。 さてどうしようか、と何気なく城のほうを見上げた雛苺は、そして、1つの影に気付く。 雛苺たちからそう離れていないあたりから真っ直ぐ飛んでいく、異形の剣……。 その上には、確かに1つの人影が乗っていたのだ。 * * * 実のところ、気配を隠そうという発想すらない雛苺一行を先に発見したのは、当然の成り行きだった。 城へと続く橋の近く。地図の上では平原になっている場所。 そこに生い茂っていた腰の高さほどの藪の中、2人の少女は囁きを交わす。 「ここは、ボクが時間を稼ぐ。ボクが彼女たちの気を引く。だから、ベルフラウは先に行って!」 「で、でもっ……!」 みかの後を追い、城に向かおうとしていたベルフラウとイエローの2人。 今まさに橋を渡ろうとしていた所に、聞こえてきたのが雛苺の大きな欠伸。 慌てて手近な藪の陰に伏せ、浮いている魔剣ダイレクも地面に押し付け、息を殺していたのだ。 こうして見ていると、イエローの目にもよく分かる。 雛苺の様子は、明らかにおかしい。 金糸雀と共に戦闘に介入した時にも違和感を覚えたが、もはや疑いようがない。 血まみれで静かに従う少女の存在も普通ではないし、カボチャのお化けの首にかかった生首も不気味だ。 彼女たちの姿が見えてすぐ、ベルフラウは手短に経緯を語った。 日没の前、あの雛苺と2回遭遇したこと。1回目の時には怪しげな契約を迫られたこと。 2回目はイエローたちが乱入を図ったあの戦いで、その攻撃には明らかな殺意があったこと。 ここで、雛苺と行動を共にしているのが木之本桜だと分かっていれば、また何かが違っていたかもしれない。 だが、自身も重傷を負っていたベルフラウは、そこまで気付く余裕はなかった。 赤黒く汚れ、着衣の色も髪の色も判別し難い少女を、見分けることが出来なかった。 彼女の正体に気付かず、だが、ベルフラウが断った「あの契約」を結んだ「誰か」だろう、と推測して。 その「少女」の異様な姿も、その「契約」の影響だと推測した。 一方、イエローには金糸雀が嘘をついていたとも思えない。 金糸雀から見て、雛苺が「いい子」で「大切な友達」だった、という話は疑う余地もない。 だから、雛苺が「こうなってしまった」のはこの島に来てからということなのだろう。 非情な殺し合いの続くこの島で、何か辛い出来事に遭遇して、「そうなってしまった」のだろう。 イエロー自身、何度も危機に直面し、自分の存在の根底から揺るがされそうな目に会ってきたのだから。 (ボクは運が良かったのか、イイ人たちに会えてきた。 悲しいことも多かったけど、悪い人ばかりじゃなかった。 でも、もしもそういう出会いが無かったら、ボクだってどうなってたか分からない。 ひょっとしたら、あの雛苺のように……!) 城戸丈。ベルカナ。リディア。リルル。ネス。金糸雀。そして、ベルフラウ。 中には名前を聞くことすら出来なかった者もいる。イエロー自身が命を奪ってしまった相手もいる。 けれど、それらの出会いが折れそうなイエローの心を支えてくれた。 先ほど「襲撃してきた敵」に反射的にダイレクをけしかけた時も、ベルフラウが止めてくれた。 もしも彼らとの出会いが無ければ、今頃イエローも同じような表情を浮かべていたかもしれない。 同じような虚ろな笑みを浮かべ、ダイレクを使って殺戮を繰り広げていたかもしれない。そう思うとゾッとする。 ともあれ――。 今のイエローたちに、時間はない。 刻一刻とベルフラウの命は零れていき、みかは城の奥に消えていく。 そして、タイミング悪く横から来た新たな危機、雛苺たち。 説得は……難しいだろう。出来たとしても時間がかかる。そしてその時間こそが惜しい。 戦闘は……相手を殺す気でかかってもかなうかどうか。ましてや、今のイエローには激しい迷いがある。 隠れて城に向かうのは……地形が邪魔をする。どうやっても遮蔽物のない橋の上は目立ってしまう。 隠れたままやり過ごす……には、ベルフラウの体力が持たない。彼女たちが去る前に絶命してしまう。 そうなると、取れる手段はかなり限られてくるわけで。 「大丈夫、ボクも無理する気はないから。ただ向こうの注意をボクに惹き付けて足止めするだけさ。 ベルフラウはその隙に、ダイレクに乗ってみかさんの所に向かって。ボクもすぐに追うから」 自力で歩くことすら困難な今のベルフラウにとって、ダイレクは貴重な移動手段だ。 そしてそれを使うのが1人だけなら、空を飛んでいくことも出来る。より速い速度で移動することも出来る。 だがそれだけでは足りない。ジャック・オー・ランタンの飛行能力を考えると、もう1手必要だ。 イエローはそのために、自ら囮を買って出る。 夜の闇に隠れ、物音を立て、気を惹くように逃げ回れば、多少の時間を稼ぐことくらい出来るはずだ。 イエローには、ここで死ぬ気はない。イエロー自身にも生きてやらねばならないことが沢山ある。 丈の願いを叶えなければならないし、レッドの仇のことも考えねばならないし、ベルカナとも合流したい。 間違っても死ぬわけにいかない状況下、あの雛苺を前にダイレクを手放すのは危険に違いない。 それでも今取れる手段の中では、きっとこれが最善の手段。 ベルフラウの残り少ない命で最期の願いを叶えるための、ほぼ唯一の手段。 ……ベルフラウもその覚悟が理解できたのか、僅かな逡巡の後、背負っていたランドセルを地に滑り落とす。 「それ、では……せめて、私の、荷物を、置いていきます、わね……。 イエローさんが、使えるかどうか、分かりませんが……」 「分かった。ダイレク、ここからはボクじゃなくて、ベルフラウの言うことをちゃんと聞くんだよ」 イエローは、ベルフラウに「魔剣ダイレクのコントロール権」、すなわち「所有権」を譲渡する。 ベルフラウは、持ち物全てをランドセルごとイエローに手渡す。『火』と『地』のカードまで渡す。 多くの言葉は要らない。多くの言葉を交わす時間もない。 ただ、そこには互いへの信頼があった。 「じゃあ、みかさんによろしく。ちゃんと、みかさんに手当てしてもらうんだよ。 ……ダイレク、行って!」 「イエローさんも……決して、無理なさらないで下さいねっ!!」 魔剣ダイレクに乗ったベルフラウが、一直線に霧の中心に向かう。 こうして雛苺たちを窺っていた間にも、霧はさらに広がり上に登り、動きを止めていた。 ここから見た限り、その中心は城の真ん中、最も高い塔のてっぺん。そこにみかが居るのだ。 ベルフラウは撃ち出された矢のように、霧へと飛び込んでいく。 それを見送りながら、イエローは素早く渡されたランドセルを漁る。 「魔法のカード、ってのもボクには使えなさそうだし……武器になりそうなものと言ったら、これくらいか」 ベルフラウの荷物から出てきたのは、小さな鋏が1つ。 魔法使いではない彼女にはクロウカードは扱えないし、参加者の過去が見れる鏡も役に立たない。 頼りない鋏を握り締めたイエローは、そして、飛んでいくベルフラウに気付いたらしい雛苺たちをそっと窺う。 「ベルフラウを追いかけられちゃいけない……こっちに注意を向けないと……!」 それには、何よりまず音を立てることだ。遠ざかる人影よりも、正体不明の物音の方が警戒されるはず。 そう思って手近な藪の枝を揺らそうとして、イエローはふと気がついた。 自分の手の中にある、ちょっとした道具。これを使えば、よりはっきりした音が出せるんじゃないか? イエローはそして、何も無い虚空を切るように、はさみを大きく広げて―― チョキン、という軽い音が、闇の中に響き渡った。 【Fー4/道路脇の草原・茂みの中/一日目/夜中】 【イエロー・デ・トキワグローブ@ポケットモンスターSPECIAL】 [状態]:全身に擦り傷と打撲(行動にやや支障)、左瞼に大きく切り傷、疲労(中)、頭部に打撲(生命に危険なし) [服装]:ベルフラウの私服姿。帽子にポニーテールが隠されている。 [装備]:レッドのグローブ、おみやげのコイン@mother2、思いきりハサミ@ドラえもん、 [道具]:共通支給品×3(食料-1)、浄玻璃の鏡@東方project(残り1回)、クロウカード×3(『甘』『火』『地』)、 カートリッジ×10@魔法少女リリカルなのはA's、スケッチブック、城戸丈の首輪、イエローの服(泥だらけ) [思考]:ボクがここで時間を稼がないと……! 第一行動方針:雛苺たちが城に行かないように立ち回る。安全が確信できたらベルフラウを追って城へ行く。 第二行動方針:消えたリルル、金糸雀のことが心配。 第三行動方針:グリーンやブルーと合流し、このゲームを破る方法を考える。 第四行動方針:丈の友人と合流し伝言を伝え、協力を仰ぐ。 第五行動方針:丈の首輪を調べる。または調べることの出来る人間を探す。 基本行動方針:絶対にゲームに乗らない。生きてマサラに帰る。 [備考]: トリエラのことを「積極的なマーダー」だと認識しました。 ネスからレッドの仇が「白い女の子」だと聞かされました。 レッドの仇に対しどういう態度を取るべきか、まだ考えが定まっていません。 ベルフラウの言葉と今の状況から、雛苺一行を危険な存在だと見なしています。 「おもいきりハサミ」の機能を理解していません。 * * * 「――お城に行くのは、やめにするの。やっぱりめんどくさいの」 雛苺が悩んでいたのは、実際のところ大した時間ではなかった。 あっさりと、あまりにあっさりと決断を下し、その身を翻す。 霧の中に突っ込んでいった人影に対する興味も、すっかり失せてしまった様子。 思い切りハサミ――人の悩みを断ち切る、未来のひみつ道具。 イエローが期せずして鳴らしたその道具が、雛苺の悩みを綺麗に「切って」いた。 城には行かない。城に向かったあの人影も無視する。ここを離れて休憩できる他の場所を探す。 すっぱりと思い切った雛苺は、そしてふと気付いて小首を傾げる。 「ところで……今の音、何? だれかいるの?」 こちらの疑問、その音にどう対処するのかという悩みは、まだ心に浮かんだばかり。 まだ、「断ち切られて」はいない。 そして雛苺は音の源を探し、キョロキョロと周囲を見回し始めた。 【F-4/路上/1日目/夜中】 【雛苺@ローゼンメイデン】 [状態]:真紅と翠星石のローザミスティカ継承。精神崩壊。見るものの不安を掻き立てる壊れた笑顔。 桜をミーディアムにしたことにより消耗回復&自動回復付加。「思い切りはさみ」の影響下。 [服装]:普段通りのベビードール風の衣装。トレードマークの頭の大きなリボンが一部破けている。 [装備]:ジャック・オー・ランタン@からくりサーカス(繰り手もなしに動ける状態) ※ジャコの首には真紅と翠星石の生首が髪の毛で括り着けてあります。 [道具]:基本支給品一式、ぼうし@ちびまる子ちゃん ツーカー錠x5@ドラえもん 光子朗のノートパソコン@デジモンアドベンチャー、ジュジュのコンパス [思考]:いまの音、何? 第一行動方針:今の「ハサミのような音」にちょっと興味。 第ニ行動方針:遊び(殺戮)をこの先続けるためにも、快適に休息を取れる場所を探す。(桜の)風呂も希望。 ただし、お城は「面倒くさい相手」がいる気がするので候補から除外。 (注:この行動方針はこの先30分間、「思い切りハサミ」の影響下にあります) 第三行動方針:桜をミーディアムとして、戦う。 彼女の負担なんて知ったことではない。 第四行動方針:「新ルールのアリスゲーム」(=殺し合いのゲーム)に乗って、優勝を目指す。 基本行動方針:優勝して「永遠に孤独とは無縁な世界」を作り、真紅を含めた「みんな」と暮らす。 [備考]: 雛苺は真紅と翠星石のローザミスティカを獲得したため、それぞれの能力を使用できます。 自分の支給品をマトモに確認していません。 『ジャック・オー・ランタン』は、真紅の持っていた「人形に命を吹き込む力」によって一時的に動ける状態です。 雛苺の『力』を借りて動いているので、この状態は維持するだけでも雛苺の『力』を消耗しますが、現在負担は桜へといきます。 城に誰か強敵(まともに戦うとメンドクサイ相手)がいると思っています。今すぐ戦う気はありません。 【木之本桜@カードキャプターさくら】 [状態]:血と脳漿まみれ、左腕に矢傷(処置済)、魔力消費(極大) 、疲労(大) かなり精神不安定、雛苺のミーディアム [装備]:マジカントバット@MOTHER2、パワフルグラブ@ゼルダの伝説、クロウカード『水』『風』 リインフォースII@魔法少女リリカルなのはA's [道具]:基本支給品 [服装]:梨々の普段着 [思考]:右足を出して、左足を出して。右足を出して、左足を出して 基本行動方針:雛苺の命令に従う。 ※魔力があるため、雛苺が戦闘しない限りは持ちこたえられます。 ただ回復していく分の魔力はほとんど雛苺に持っていかれます。 [リインフォースIIの思考・状態] ※永沢、レックスを危険人物と認識。梨々の知り合いの情報を聞いている ※魔力不足により、現在使用不能 [備考]: この時点で、城の方にいる面々(ベルフラウ・雛苺・みか)には「思い切りハサミ」の音は届きませんでした。 イエローとさくらも聞いたはずですが、その影響は現在不明です。 他に「思い切りハサミ」の音が聞こえた人がいるかどうかは不明です。 後編へ
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/49.html
【名前】イエロー・デ・トキワグローブ 【出展】ポケットモンスターSpecial 【種族】人間 【性別・年齢】女。9歳(一章)~11歳(二章。ここの主人公がイエロー)~14歳(最新のFRLG編) 【外見】イメージカラーは黄色。西部劇風のいでたちに近い? 女の子らしいポニーテールを麦藁帽の中にしまって隠し、釣竿・スケッチブックを携えている。 小柄であり、14歳になってもほとんど成長が見られない。 服装・身体的特徴ともに中性的というか、女の子っぽく見えない。 【性格】 のんきな性格で、戦闘の最中に眠ったりすることもある。 ポケモンバトルはあまり好きではない。穏やかで争いを嫌う。 天然マイペースで、どこか一般とはズレている。 ポケモン(=友達)を傷つけることを嫌い、かわりに自分が傷つくことを厭わない。 が、性格の純粋さゆえか敵にはわりと容赦ない。 レッドに憧れている。 【特異能力】トキワの森に10年に一度生まれるといわれる、不思議な力を持った子。 ポケモンの想いを読み取り、傷を癒すことができる。 あと、強い力ではないがESPのようなもの(手を触れずにモンスターボールを思い通りに誘導して動かしたり)が使えると思われる。 【備考】 ロリ派にもショタ派にもオススメ。 回復能力はおそらく対象はポケモン限定と思われるので、ポケモンやそれに類するものが出なければ制限は不要と思われる。 レッドに特別な感情を抱いている節があるので、もし彼に何かあれば思わぬ方向に道を踏み外す……かもしれない。 詳しくはttp //netkun.com/pockemon/index.htmll(公式のキャラ紹介) 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 【本編での動向】 E-5からスタート。 支給品はシルフェのフード、ターボエンジン付きスケボー、魔剣ダイレク。 飛ばされた場所が湖の中だったため、服や持ち物が全部濡れてしまう。 城戸丈の呼びかけを聞きその場に向かうが、服を全て干していたために来ているのはフード一枚。 ターボエンジン付きスケボーに乗っているため、裾がはためいて危険な状態であるw ヘンゼルに襲われていた丈をスケボーで救いだし逃走。 だが追って来たヘンゼル、そしてアルルゥ、プレセア・コンバティールに囲まれ絶対絶命。 が、そこに現れた救世主ベルカナ=ライザナーザ。 間一髪彼女に助けられ、一命を取り留める。 しかし、丈は既に治療不可能な重傷を負っていた。 丈を助けられないと悟ると、せめて安らかに逝かせてあげようと、ベルカナに介錯を頼む。 丈の死に様を、目を逸らさずしっかりと見届けるのだった。 その後、ベルカナと共に一時の休息を取る。 しかし、野上葵の乱入により、休息は終わりを告げた。 お互いに相手を誤解し、争いに発展する。 ベルカナの助けによってイエローは難を逃れるが、ベルカナとは離れ離れになってしまう。 逃げた先で、今度はリディアと出会う。 リディアがレッドを殺したと勘違いしたイエローは、怒りのままにリディアに攻撃を仕掛ける。 殺すつもりはなかったのだが、使い慣れていないダイレクで加減を誤り、致命傷を与えてしまう。 犯してしまった罪に気が動転し、またこちらに向かってくるネスをレッドと見間違えたことでさらに混乱は深まり、怖くなったイエローはその場から逃げだす。 森の中を逃げ続け、やがてレッドの死体と、それを解体しているリルルを発見。 激昂し、再び激情のままにリルルを傷つけようとするが、寸前で思いとどまる。 リルルと共にレッドの死体を埋葬し、リディアの墓も作るために先ほどの場所に戻る。 そこで待っていたのは、イエローのリディア殺害現場を目撃したネスだった。 リディアの仇を取ろうと攻撃してくるネスだったが、イエローの強い想いを知り、平手一発でその罪を許す。 しかしその場面を見たトリエラがネスを危険人物と誤解。 ネスに向かって発砲し致命傷を与え、ネスの反撃を受けて逃げ出したトリエラを、イエローもまた危険人物と認識する。 トリエラを追っていったリルルと別れた直後、金糸雀と遭遇する。 イエローを騙して利用しようとする金糸雀の意図に気付きながらも、そのあまりのダメっぷりに逆に自分が何とかしなくてはと思う。 そして、雛苺とレミリア・スカーレット、プレセア・コンバティール、木之本桜、ベルフラウ=マルティーニの戦闘シーンを発見。 嘘ではなく本気で友達の雛苺を心配する金糸雀の態度に感化され、助けに入ることに。 戦場に駆け付けたイエローは、金糸雀の友達であるはずの雛苺が異常な目をしていることに気づくが、そのことについて考える前にレミリアの魔弾を受け気絶。 金糸雀によって安全な場所まで運ばれるが、その金糸雀は放送を聞いた後、イエローを置き去りにして再び雛苺のところに向かう。 一人になったイエローの元にやってきたのは、ベルフラウだった。 ベルフラウに起こされたイエローは、金糸雀がいないことに気付くと探しに行こうとするが、ベルフラウに自分のすべきことを指摘され、 傷の手当てをするために仲間のいる城に向かう。 だが、城の近くで遭遇した鈴木みか。 彼女はベルフラウの仲間だったが、ダイレクを化け物と勘違いして咄嗟に発砲。 その弾が運悪くベルフラウに当たってしまう。 ショックを受けて逃げ出したみかを追い、重傷のベルフラウを支えながら城に向かう。 城の前の橋を渡ろうとしたところで、雛苺とさくらを発見。 ベルフラウにダイレクを渡して先に行かせ、自分は雛苺の足止めをする。 思い切りハサミの音で誘導しながら城から遠ざける。 十分遠ざけ、すぐに城に戻ろうとするが、途中でジュジュの死体を見つける。 野晒しにしておくのを忍びなく思って、近くにあったシェルターまで運ぶことに。 シェルターの中にジュジュの死体を運びこみ、シェルターの中で電話を発見する。 何ヵ所かにかけると、温泉旅館にかけた電話にククリが出る。 ククリのそばにリルルもいると分かり、その無事を喜ぶ。 しかし、リルルの言葉から電話の向こうにダイレクに乗った金糸雀が現れたと知り、その直後、悲鳴とともに電話が切れる。 状況が分からないまま、温泉旅館に向かうことを決める。 温泉旅館のある北東市街に着き、リルルと再会する。 しかしリルルは瀕死の重傷を負っていた。 リルルはイエローに野原ひまわりと、鉄人兵団の地球侵略を止めるように記録したICチップを託し、機能を停止する。 リルルの死に黙祷を捧げていると、太刀川ミミの姿をしたヴィクトリア=パワードに声をかけられる。 ヴィクトリアに首輪を外す手段があること、そしてそのために自分の力が必要であることを聞かされ、ヴィクトリアに協力することにする。 ヴィクトリアに言われて首輪を解析した結果、首輪の中に微細な生物がいることを確認。 まずまずの成果をあげたところで、今日はこれまでにして少し休むことにし、ひまわりと共に眠りに着く。 そして真夜中の臨時放送が終わったあとのこと。 ひまわりの泣き声で目を覚ましたイエローは、ひまわりをあやしつつ、トリエラから連絡があったことを聞かされる。 程なくしてやってきたトリエラと話し合い、わだかまりを解く。 トリエラを交えて3人で首輪に関する考察を進める。 話が一段落したところで、トリエラは一度仲間のところに戻る。 その直後、外で騒ぎが起き始め、ヴィクトリアも様子を見に民家を出ていく。 現在はひまわりと共に留守番中。
https://w.atwiki.jp/roboticsnotes/pages/38.html
チャート 赤文字は、各キャラクターのフラグ選択肢。 7/11 あき穂「お姉ちゃん、大丈夫かな。。」⇒一度、何日か休暇取って/俺達がこんな離れた場所から/あの人は強いから、 フラウ「腹減ったけど着ていく服がない」⇒いや、それは嘘でしょ/そんな理由で/『ぽっきー』でも差し入れ 淳和「どうしよう、思わず、部活、」⇒歓迎するよ/まんまと掴まっちゃったね/ご愁傷様。 7/13 ゲジ姉「馬毛島ってどこですか?」⇒馬毛島は種子島の東/馬毛島は種子島の西/馬毛島は種子島の南 7/16 淳和「最近の異常気象のこと」⇒空手より都市伝説ハンター/瓶瓶、ね。/へえ、面白そう。 あき穂「部員増えたのに」⇒ジュンちゃんをうまく/結局、世の中は/アキちゃんがみんなを納得 フラウ「さて寝るか。」⇒おつかれ~。/ちゃんとメシ食べてる?/なにもしてないのにいきなり鼻血 7/17 あき穂「この雨はきっと、涙雨だよ」⇒アキちゃんが責任/アキちゃんは昨日、泣きすぎ/あのホビーロボ、どうなる 淳和「昨日のこと、ずっと考えてる」⇒惰性でもやり続けていた//空手やめて寂しいって/夢を語る前にまず ゲジ姉「アルシオーネってなんですか?」⇒車の名前だよ/昔のマフィアのボスの名前/プレアデス星団 7/18 淳和「確かに、空手の才能」⇒悔しくて泣くって/ジュンちゃんは空手の才能はからきし/これまで自分がやってきたこと あき穂「やっぱりない。盗まれた?」⇒ちょっと落ち着きなよ/あんまり先走って/そもそもハンガーに ボブリーとのコマンド入力対戦 7/19 あき穂「うおお!明日から夏休み」⇒アキちゃんは子供だなあ/来年、高校卒業した後/学生の特権は全力で フラウ「寒すぎて南国に引っ越してきた」⇒なるほど。君の部屋だけ/それ、クーラーのせい/夏なのに寒いって ゲジ姉「どうしてUMISHOなんですか?」⇒海に生きる少年だから/名前の音読みだよ/昔、そういうマンガがあって フラウ「部屋がゴミまみれの女子高生」⇒俺、あの部屋に行くたび/執事でも業者でも/引っ越して一月以内 あき穂「あんなにたくさんで取り囲んで」⇒ああ、俺も/でもあれ、ミサ姉が/だけどさ、エグスケが 7/20 あき穂「一日中、ガンつく1を」⇒よく飽きないね/昨日の怒りは/だからって ゲジ姉「HUGってなんですか?」⇒ハイパーアンダー/ヘルプフル/ハーモニクスユニット 7/30 ゲジ姉「時は来た、ってなんですか」⇒元気ですかー/それだけだ/かませ犬じゃない 入手TIPS 日付 入手TIPS 7/11 44.きてれつ百科事典、65.サザウェさん、129.ドラッグ、210.LED 7/13 77.常考、162.ボルトヴァリアン、82.スターラプター 7/16 123.デフォ、115.ツンデレ、119.テンプレ、79.情弱、81.スカる 7/18 22.エロゲ、14.薄い本、110.厨二病、186.BAN、43.キック、111.超必、133.ニコニコ動画、136.ネットリテラシー、85.スナイデル 7/19 204.ISS
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/375.html
カード名 ランク HP 防御力 攻撃力 攻撃ターン 攻撃対象 備考 フレイフラウ C+ 300 100 2 全体 アクアフラウ C+ 300 100 2 全体 エレクフラウ C+ 300 100 2 全体
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1397.html
アスラン 貸出先 (10) 『あの弓野郎は知っている』 フラウクス小隊長の声は、いつもと全く違っていた。堅く、頑なにも聞こえる。 『奴は外道だ。何でもしてくる』 それも、判っていた。味方を救援するよりも、始末を選ぶような奴だ。 その姿は、森の外れに姿を見せている。三機、見慣れない重機装甲。中原のものに見える。二機は凧型盾を持ち、一機は大弓に長い矢を携えている。弓は機体の頭を超えるほど大きく、矢も長く、あれを番えたところで機装甲に放てるのかも、アスランにはよくわからない。 だが、あの矢、投槍にすら似たあの矢こそが、奴らの味方であるものを貫いた。あれだけの術があるなら、味方を始末するより先に、アスランを討つべきだった。大きな、投槍ほどもある矢を氷の矢として放ち、貫き、さらにそこから稲妻を放って、焼いた。まるで敵を殺すように。その一つの術に、二つの魔術相があった。巨大な氷を作る水相に、風相の雷撃が乗せられていた。水と、風。二相の術を人族は同時には使えない。 アスランにももうわかる。彼らは人族ではない。彼らは、森族だ。中原の外れ、人を寄せ付けぬ深い森を保ち、人族やほかの種族を寄せ付けぬ営みをしているという。寄せ付けぬだけならいい。しかし森族は、彼らしか知らぬ狙いをもって、森の外へひそかに進みだしてくる。今、この時のように。あるいはトイトブルグに軍勢を送り込んできたように。 あの時、森族と戦ったのは、101組の近衛騎士たちだった。いや、彼らは単に戦っただけではない。強力な魔術を誇る森族相手に、魔術戦で打ち破った。 彼ら森族とでも、戦い、勝つことは、近衛騎士の任務だ。アスランにだってやれるはずだ。今のアスランは、かつてのアスランとはちがう。 『やるぞ』 フラウクス小隊長の声が魔術で響いてくる。彼ら黒騎士たちもまた、森族だろうが、魔族だろうが、問わず戦い、勝つことを求められている。フラウクス小隊長は続ける。 『距離を詰めるしかない。だが、それを奴は待ってる』 敵は、待ち受けていればいい。この間合いでは、魔術そのものは届かない。矢なら届くし、矢に魔術を込めて放てば、矢の的となった物に、魔術を施すことができる。魔術と弓術が相合わさるなら、ひどく手強い相手になる。それはアスランも良く知っている。フラウクス小隊長の声は続く。 『こっちには小細工しか残っていない。小細工を使ってもやれることは一つしかない。詰め寄って斬るだけだ』 「俺にやらせてください」 『安心しろ、お前を外すつもりはない』 応える小隊長の声に、初めて笑みの気配が混じる。 『お前が突っ込めるように、小細工を組む』 「・・・・・・」 小隊長はその小細工を話し始める。それは、さすがのアスランも荒っぽすぎるのではと思うものだった。小細工というより、なんというか、こけおどしというか、その割に魔力を使いすぎるというか。そして思う。近衛騎士団という魔導戦部隊が、いかに強いものであったかを。敵との優劣があろうが、真っ向魔術戦を挑み、これを破ることを求められ、そしてその力を持っている。それは力持たぬ敵を前にしても、容赦なく振るわれる。 『やれるか』 小隊長が問う。アスランは応じる。 「もちろんです」 『やつは必ず俺を狙う。それをうまく使え』 それに、とフラウクス小隊長はつづける。 『他に手はあるか』 アスランにもこたえるべき言葉はない。もう一人の黒騎士、ハーニャ・XX・マシュリアの機を見たけれど、彼女も特に答えなかった。ただ彼女の機の魔導の双眸がちらりとアスランを見たのがわかった。小細工だろうが、あるだけいい。無くても戦う。いずれにしても魔術の間合いに、自ら踏み込まねばならない。 『はじめる。ハーニャ』 フラウクス小隊長の命令も、いつも通りだ。 『了解。展開する』 マシュリアがまず動く。彼女の機はまだ大盾を携えている。それに身を隠し、左手側へ展開してゆく。敵が火力で優越な場合、そして機動力で優越な場合、敵の火力効果を減衰するために、展開する。だが同時に、援護が無ければ、展開した側は狙い撃ちされてしまう。今も、敵の射程は優越で、展開するマシュリアを、一方的に攻撃できる。つまり、マシュリアの機の役割は、陽動だ。 あちらが強力な魔力を持っていたとしても、どれほど使えるかには限りがある。それはこちらも同じだ。だから敵には、少しでも消耗してもらいたい。だが、敵が思い通りに撃ってくれるわけでもない。今も、そうだ。敵もこちらの様子を見ている。それに、敵のいいように撃たせるつもりもない。 『俺たちも行くぞ。前へ』 フラウクス小隊長が命じる。了解、と応じて、アスランと、二人で踏み出す。敵へ向かって真っすぐに。同時に、左手離れたマシュリアの機も、土塊を跳ね上げて敵へと向き直る。マシュリア機も、敵へと向き直り進み始める。それを横目に見ながら、アスランは足を速める。アスランはやや後ろ、斜め後ろを進むフラウクス小隊長機をうかがう。小隊長機が魔力を練るのがわかる。敵はまだ撃ってこない。こちらを待ち受けている。 『施術』 施術実施を告げる小隊長の声に続いて、魔力が膨らむのを感じる。続いてそれが、打つように、絞り込まれる。拍子を打つように、その打った刹那の音のように、魔力が姿を成すのもわかる。フラウクス小隊長のもつ水の魔道、それが魔力を注がれ大きく膨らみ、魔道相の気質の通り、引き固められた形を成す。白く硬く凍り付いた。 氷の塊だ。アスラン達が、近衛騎士団の実写訓練で、標的にしていたものに近い。それが二つ、宙に浮かびながら、前へと進みだしてゆく。日差しにきらめいて、アスランの機を映していた氷は、やがて白く霜に曇ってゆく。敵の持つ凧型盾と同じくらいの氷塊は、役割も同じだ。これを生み出すために、フラウクス小隊長の機体の魔力をかなり使ってしまっている。いつまでも浮かせていられるわけでもない。 それを動かすのはアスランだ。アスランには観える。大地の力、引き寄せるがゆえに重みとして感じられる力が。それが、今浮遊している氷の塊を引きずりおろそうとしている。抗うにはさらに魔力を注いでやるしかない。アスランの操れる、光の魔導相を用いて、氷に浮き続けるよう『向き』を与え、同じく前に進むように氷を押しやる。 二つの氷塊は、アスランの機を追い抜いて、宙に浮くまま、滑るように進んでゆく。盾になる大きさの氷二つを浮かべて進める、決して軽い術じゃない。アスランの乗るこの型の黒の二の備蓄魔力をじりじり失ってゆく。 『いいか』 フラウクス小隊長の声が響く。 『前へ』 「いけぇ!」 アスランは魔術によって、氷塊をさらに早める。二つの氷塊は浮いたまま、滑るように進んでゆく。小隊長機は地を蹴った。アスランの背後を飛び出して、滑るように進む氷塊ひとつの背後へと、回り込む。浮き進む氷塊は、盾そのものだ。でもある。その後に付き従うように、小隊長機は駆ける。アスランも足を速める。氷塊に込められた魔術は、次第に速くなるように練ってある。いずれ早足のアスランたちを置き去りにしてゆく。氷塊が小さく、軽くなるなら、より早くなる。 敵も、動いた。感じる。何かが飛び来る。 観えていた。敵らの放つ矢だ。光相だけでなく、魔道火相にも感じる。その熱さ。炎だ。炎の魔道を宿した矢が風を切って飛び来る。橙色の二筋の光が、氷塊にも映る。 「!」 そして突き刺さる。ごお、と音を立てて、炎が膨らむ。氷塊が押し返されるのすら感じる。赤黒いままの炎が、うねりうずまきながら吹き抜ける。だが、その炎を、押し切って氷塊は進む。まだ氷が失われるほどではない。徒歩の兵らなら、焼き払われたかもしれないが、機装甲とその乗り手を倒すには至らない。アスランと、小隊長の機は駆ける。 「!」 再び、炎に彩られた矢が突き刺さる。激しく炎が巻き起こる。氷塊に、亀裂が入り、かけらが飛び散る。炎にあおられて、水しぶきを成して吹き飛ばされ、橙色の光の環を見せる。押しのけられかけ、けれど氷塊は耐えている。進む敵の魔術の強さは、アスランの思っていた以上だった。込められている術は、炎だけじゃない。土の魔道で強さを与えられた鏃が、氷をえぐってもいる。これが、いくつもの魔道相を同時に扱うということなのか、と。 再び、矢が観える。同じく二筋。二機しか矢を放っていない。三機のうちの左右の二機だ。放たれた矢は、風に吸い出されるようにとびぬけ、違うことなくアスランと小隊長へ、すなわち二人の前を進み行く氷塊に突き刺さる。 「!」 三度目の炎が巻き起こる。駆けるアスランを守る氷塊に、大きな亀裂が走る。次の魔箭を受けたら、砕け散るかもしれない。そうなったら、小細工の本当の種に使えなくなる。もし、あの大弓を持つ敵が大矢を射てきたならば。 『すぐに魔術圏』 フラウクス小隊長の声が、魔術で響く。矢のような術に頼らず、魔術のみでも届く間合い。およそ六百呎内外。あちらの魔術も、術のままとどく。告げる小隊長の声はほんとうに、いつもとあまり変わりがない。いつもどおりの、何かを楽しんでるような、そんな声だ。 『敵は消極的だ。行けるぞ』 斬り込んでこないのは、たしかにそうかもしれないけれど、これだけの魔術を奮えるならば、斬り込もうなどと思わないかもしれない。アスラン達の小細工にはまだ遠すぎる。もっと近づかねばならない。 『安心しろ、奴が狙うのは俺だ』 フラウクス小隊長の声が、妙に妙に自信ありげにフラウクス小隊長は言う。敵の真珠攻撃の下を、推し駆けているとは思えないくらいに。 『来るぞ!アスラン!』 「!」 はっとして、アスランは観た。奴が、矢を放った。それが光の観相に鮮やかに観える。小隊長は、それをアスランより早くに見抜いていた。けれど驚いている暇はない。それを、アスランたちも、待っていたからだ。 アスランは、それを観た。光の相をもって。また空の相をもって。飛び来るあの矢の、飛ぶことそのものを後押しする力を。それは、弓より与えられ、風の魔道によって高められ、空を切りながら、常の矢をはるかに超えた速さで迫ってくる。その速さ、刹那刹那のありようを観た。空相をもって、空にあるそのありかを。同時に感じてもいた。矢もまた何者かの空相によって観られている。いや、それは好都合だ。 それは必ず中るように、導かれているのだから。アスランはそれを、待っているのだから。 アスランは地を蹴った。跳躍して、空にとんぼを切って、氷塊の上に舞い降りる。 「!」 観えていた。投槍ほどもある矢が、魔力を帯びながら、氷塊に突き刺さるのが。その飛び来る力をもって、氷塊を打ち砕かんとする、その刹那が。 「!」 そこに、魔術を使った。飛び来る力も、氷塊を浮かせ、進めてきた力も、光の相には一つのものでしかないから。 それを束ねる術を、アスランは持っているから。 そして、その力を、己の機へと移した。ハーニャの真空投げを躱したときのように。 高く、飛ぶ。 『アスラン!』 ハーニャの声が魔術で届く。その声とともに、彼女が投げ放った大盾が見える。彼女の風の魔術で、激しく強く吹き上げられてくるその姿が。それが二つ目の小細工。狙い違わずアスランへと吸い込まれてくる。それを観て、それを蹴った。機体の脚でも、光の魔導相からも。大盾の持っていた力を得て、さらに飛ぶ。敵の三機を見下ろして。 はじめに狙うのは、もちろん、大弓を携えた、あの敵だ。その姿へと向かって、アスランは身をひるがえす。あとは、ハーニャがやったのと同じだ。 「稲妻蹴ーっ撃!」 だが、奴も動いた。弓を下へと、足元へと向ける。矢も番えぬまま、強く引く。そこに矢のように氷が現れる。そして奴は、そのまま弓を放つ。氷は弾けない。それどころか、激しく伸びあがる。それに突き飛ばされるように、奴も、飛んだ。 「!」 弾かれるように飛んだ奴の姿は、さらに風に巻かれるように飛び退く。アスランの機にはもう、追いすがるほどの魔力はあるまいと、見透かしたように。 その通り、アスランの機にはもう魔力はほとんど残っていない。それは奴の機も同じはずだ。だからこそ、取り逃がすのは口惜しい。 けれど、そんなことに後ろ髪引かれている暇など無い。見下ろす先にはまだ敵がいる。何が起きたのかも、まだよくわかっていな二機が。 その一機を目指して、舞い降りる。 光相で、その力を、すべてその敵に押し付ける。 「!」 そうとしか言いようもない。触れる前に、その機は地へと叩きつけられる。アスランの機は、地へのわずかな間合いを、ふわりと舞い降りる。砂埃すらほとんど立たない。魔力もほどんど残っていない。構わず腕より炎を伸ばす。体ごと振り返り、残りの一機へと叩きつける。 「!」 敵もそれほど甘くはない。氷の盾が、炎を阻む。同時に敵は、剣を抜き放っていた。西方風の真直ぐな剣で、抜き放ちざまに切り付けてくる。 「!」 魔力に光るその刃が、アスランの機の甲を切り削る。さすがに、そう簡単に勝たせてはくれない。地を蹴って飛び退く。逃げたのではない。ハーニャのために退いた。 「!」 風切る音を立てて、アスランをかすめて、それが飛びすぎる。そのまま、敵へと突き刺さる。大斧だ。もちろん、ハーニャが投げ放ったものだ。敵の肩から胸にかけて、深々と突き刺さっている。敵はそのまま膝をつき、それから天を仰ぐように、倒れた。もう動かない。 アスランは大きく息をついた。 敵の姿はもう、ない。飛び逃れた、あの姿も、もう見当たらない。森を超えて、どこかに舞い降りたのだろう。追いかけるのはともかく、戦うだけの魔力ももう残っていなかった。