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ギュンターヴィクトルフォンシュヴァルツブルクルードルシュタット)(ギュンター・ヴィクトル・フォン・シュヴァルツブルク=ルードルシュタット) ギュンターヴィクトルの別名。
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SSタイトル元ネタ解説 № タイトル 元ネタ 006 プロジェクト 天のゼオライマーの原作アニメ『冥王計画(プロジェクト)ゼオライマー』。一部では「めいおうけいかく」と誤読されがちなことで知られる。 007 Ride The Wind 仮面ライダーディケイドのEDテーマ(事実上の挿入歌)である同名曲。 009 炎と赤鳥と正義の味方 仮面ライダーOOOのサブタイトルの通例に則ったもの。 010 えれくとりかるこみゅにけーしょん(棒) ロックマンの原作ゲームのひとつ「ロックマン8メタルヒーローズ」の主題歌『ELECTRICAL COMMUNICATION』。 012 Roger The Thinker ロジャー=スミスの原作アニメ「THEビッグオー」第一話サブタイトル『Roger the Negotiator』。 014 code666443“アクションフィギュア”その戦う定めとは……! 沢嶋雄一の原作「タイムスクープハンター」サブタイトルの通例に則ったもの。 015 失われた伝説を求めて アニメ「機甲創世記モスピーダ」主題歌『失われた伝説(ゆめ)を求めて』。なお「伝説」は歌詞の中では「ものがたり」とも読む。 017 あの日あの時の青ダルマ ドラえもん短編第18巻第14話「あの日あの時のダルマ」 020 人の造りしもの(適当) エヴァンゲリオン初号機の原作アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第七話サブタイトル「人の造りしもの」。 022 逸脱した存在達 -beyond the bounds- PS2ゲーム アヌビス ZONE OF THE ENDERS 主題歌『beyond the bounds』。 024 冥のミクル伝説 「涼宮ハルヒの憂鬱」の挿入歌『恋のミクル伝説』。 025 Day after day アーマード・コア ヴァーディクトデイ、プロモーション用テーマソング。 026 Break the Chain 仮面ライダーキバ主題歌。 027 Install×Soldier Dream アニメ「武装神姫」のOP『install×dream』と「聖闘士星矢」のOP『聖闘士神話(ソルジャードリーム)』。 028 ヒーローVSプレデター 洋画「エイリアンVSプレデター」。 029 ON THE ROAD 仮面ライダーディケイド主題歌「Journey through the Decade」の歌詞の一部。 030 Regret nothing 仮面ライダーオーズ挿入歌「Regret nothing ~Tighten Up~」 031 タロウは戦う ウルトラマンタロウOPの歌詞の一節 032 英雄VS鬼-POWER BATTLE- アーケードゲーム『ロックマン・ザ・パワーバトル』 033 ELECTRIC ANGEL 初音ミク楽曲「えれくとりっく・えんじぇぅ」 034 ゲッターの黒い影 機動戦士ガンダムΖΖ 第18話「ハマーンの黒い影」 035 INSIDE IDENTITY TVアニメ 中二病でも恋がしたい ED 036 問・ストーリー 映画『トイ・ストーリー』 037 三匹が斬る 新ゲッターロボ 第4話『三匹が行く』、または時代劇『三匹が斬る!』 040 DragonDrive TVアニメ「ドラゴンドライブ」 042 速さが足りない! TVアニメ『スクライド』のキャラクター、ストレイト・クーガーの名セリフ。「お前に足りないものは、それは! 情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そしてなによりも――速さが足りない!!」 ▲上へ戻る
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それでも内なる神に祈れ ◆ACT//GA03c セシリア・オルコットは小瓶の森を歩いていた。 比較的最近に建てられたと思しきこの一戸建ての本来の持ち主は料理好きだったらしく、 広いシステムキッチンの卓上にはお洒落な調味料が並んでいる。 色とりどりの小瓶の間を縫って全高14センチの少女はウインドウショッピングでもするように歩き、 時に瓶の表面に手を当てて中をのぞき込んだ。 そうすると否が応にも自分の姿がガラス面に映り込む。 白い制服を纏ったセシリア・オルコット、性格にはそれに似せて造られた姿が。 「憂鬱ですわ……」 セシリアは溜め息をついた。 自身の容姿に落胆したのではない。むしろ、それには自信があった。 何しろアーマーガールズプロジェクトのセシリアは初期型から制服ver.そしてストライクガンナー装備と都合二回も新規に造形されている。 今の姿はボディこそ制服だが、基本となる頭部は最新のモデル。 初期型よりも遙かに原作イメージに近い。少なくとも見て落ち込むような造形ではないはずだ。 もっともセシリアの憂鬱は自分自身の外見ではなく、それを見てあわよくば褒めてほしいと思う人が、どこにもいないことに起因していた。 「わたくしは『アーマーガールズプロジェクト』のフィギュア……一夏さんとは決して巡り会えない定めなんですのね……」 アーマーガールズプロジェクト。 武装神姫とはまったく別の技術体系をもって、少女型素体の武装パーツによる拡張を目指したシリーズである。 ごくごく少数の例外を除いて基本的にオリジナルのモデルをリリースしている武装神姫シリーズとは逆にキャラクターのメカニック面を含めた再現を重視したAGP。 その栄えある第一号モデルこそがセシリア・オルコットであり、彼女はそのことに自尊心を感じてはいた。が、同時に割り切れずにもいた。 「アーマーガールズ」と銘打つ以上、彼女が、正しく言うなら本物のセシリア・オルコットが恋い焦がれる織斑一夏が制作されることはないからだ。 「セシリア・オルコット」は、今アーマーガールズプロジェクトのモデルとして、永遠に報われない恋心を植え付けられて戦場にいる。 (お慕いする殿方と一緒にもなれず……それどころか家名も祖国も名前だけのもの。わたくしの存在意義って、なんですの?) 想い人を一心に慕う恋する乙女としての一面も、祖国イギリスと名門オルコット家の誇りを背負う代表候補生としての一面も、ただ与えられただけのもの。 物語のヒロインですらないフィギュアのセシリアにとって、形だけの思いを与えられたところでそんなものは厄介な足枷でしかない。 (今のわたくしには背負うべきものが何もない……何のためのインフィニット・ストラトス、何のためのバトル・ロワイアルなのかしら) 端的に言えば、セシリアには戦う理由がなかった。 それに加えて、生きる目的もなかった。もっともこの疑似人格が電脳内で稼働している状態を「生きている」と定義すればの話だが。 自暴自棄、とは違う。そもそも棄てるような自分がないのだから。 ――そんな迷いだらけの心でも、体は自らを守るように動くものらしい。 死角から弧を描く軌道で飛来したブーメラン状の刃をIS(アイエス)腕部パーツの部分転送で弾いたセシリアは、険しい目で窓の方角を睨んだ。 この金のかかったシステムキッチンの持ち主にふさわしく高そうなカーテンで飾りたてられた、その窓の縁に誰かが腰掛けている。 わざわざ考えるまでもなく、彼女とは別のフィギュアだ。 そのツインテールと勝ち気そうな釣り目を見てセシリアはとある少女を思い出しかけたが、彼女はあんなピンク色の髪はしていない。 そして目を引く、全身に纏った黒い装甲。そして額のヘッドギアパーツから突き立った鋭い角だった。その姿は例えるなら、 「黒い……ユニコーン……?」 思わず口を突いて出た。 可能性の獣。希望の象徴。でもその姿は白いはずだ……少なくともセシリアの知る限りでは。 部分展開と同時にISスーツ姿となり片腕の装甲だけで身構えるセシリアを値踏みするように、黒い一角獣の少女は冷たい視線を向ける。 弾かれながらも勢いを失わずに大きなアーチを描いて手元に戻った刃を見もせずに指で挟んで受け止め、彼女は嘆息するように口を開いた。 「ふぅん……本気で切り落とすつもりの速さじゃなかったとはいえ、アイスラッガーを弾くくらいのことは出来るわけね」 外見同様に幼さが残りながらも勝ち気そうな、それでいて感情を殺した声。 「あなた……武装神姫、じゃないみたいですわね。神姫とは違う、装着型の武装……ということは」 「――アーマーガールズプロジェクト。あんたと同じにね。あたしはMS少女バンシィ。素体名はヒメ=スカーレットよ」 「……先に名乗られて、名乗り返さないのは無礼ですわね。わたくしの名はセシリア・オルコット。以後お見知り置きを、ヒメさん」 慇懃な自己紹介。それもやむを得ない。 彼女……MS少女バンシィことヒメの放つ雰囲気は、和やかな歓談とは程遠いものだから。 つい先刻のアイスラッガーによる奇襲も、本人の言う腕試しというのがどこまで本気なのか分かったものではない。 本来戦いとは無縁のはずのキッチンが、今は戦場の張り詰めた空気で満ち満ちている。 その異様さは、オリジナル共々戦闘経験の浅いはずのセシリアにさえ十二分に感じられた。 「セシリアね。今だけは一応覚えておいてあげるわ。もっとも……」 言い終える前に、アイスラッガーを送還したヒメの両手が追加武装で覆われる。 砲身の代わりに長く突き出した二枚のプレートが特徴的な砲撃用と思しき右手と、無骨で重々しいナックル状の左手。 声に出すまでもない。それは宣戦布告だ。 破壊するという意志の表明以外の何物でもない。殺意が武装の形を取って牙を剥こうとしている。 「――『雪菜姉様』を傷つけかねない戦闘モデルは、あたしが生かしておかない。その名前ごとこの世から消し去ってやるッ!」 そしてバックパックのブースト噴射によって瞬間的に加速したヒメが右腕の武装――アームドアーマーBS(ビーム・スマートガン)を構えたのと、 「そんなわけの分からない理由で殺されて差し上げるほど、このセシリア・オルコット落ちぶれておりませんわ!」 全身に専用IS『ブルー・ティアーズ』を転送装着したセシリアが周囲の小瓶を薙ぎ倒しながら上空に飛び立ったのはほぼ同時。 「だったらあたしが叩き落とす! 姉様の敵になるやつは、みんなみんないなくなれ!」 かくして、装甲少女(アーマーガールズ)同士が激突する。装甲の下に、脆すぎる自我を隠したまま。 ▼ ▼ ▼ ヒメ=スカーレットにとって、姉――『雪菜=シュネーライン』は、この世の全てだった。 それは決してロマンティックな比喩などではなく、真実だ。 MS少女の素体という特殊なモデルであるがゆえ、ヒメの自我は基本的な性格とメンタリティ傾向のうえに成り立っているに過ぎない。 特定のキャラクターを模倣していない、という意味では武装神姫に近いとも言えるが、しかし神姫のように人を支えるための人格でもない。 流れる川の上に浮かぶ筏のように不安定なもの。それがヒメ=スカーレットの自我だった。 そんな中で彼女の支えとなるものがひとつだけあった。 姉妹機である同じMS少女素体、雪菜=シュネーラインの存在だ。 この実験会場で目覚めたヒメがまだ見ぬ『姉』へと思慕の念を募らせるのに、長い時間は掛からなかった。 おぼろげな自分のたった一人の肉親。フィギュアなのだから当然血は繋がっていないが、それでも家族には違いない。 自分に記録された雪菜は、争い事を好まない優しい少女だった。 彼女と姉妹としての時間を過ごせたら、それはどんなに幸せだろうと思った。 そしてそれから、この実験のことを思った。 自分の生死は問題ではなかった。大事な大事な姉が、この殺し合いに巻き込まれてどうなるかが問題だった。 雪菜は優しい少女だから、きっとこの壊し合いをよしとせず、戦闘を避けようとするだろう。 そこに付け入られて、きっと彼女は破壊されてしまう。その未来がありありと浮かんでくる。 許せるだろうか。自分のたった一人の「家族」を、そんな危険に晒すことが。 許せるはずがない。そんな理不尽。自分の全てを懸けてでも、止めなければならない。 「そうよ……雪菜姉様だけは、私が守らなくちゃ……!」 戦いに乗るものだけではない。 戦う力を持つもの。雪菜を傷つける力を持つものは、ヒメ=スカーレットの敵だ。 ▼ ▼ ▼ 戦局は、明らかに傾いていた。 「どうして……! こんな、こんなはずじゃ……!」 セシリアの呻くような叫びが空しく響く。 整然と並べられていたキッチンの小物たちは既にビームで焼かれるか、引き裂かれるかして、無惨な姿を晒していた。 その残骸を縫うようにしてブルー・ティアーズを纏ったセシリアは飛ぶ。 その後を青い羽根のような4基のユニットが舞い踊るようについていく。 ISブルー・ティアーズを象徴する武装にしてその名の由来でもあるオールレンジ兵器「ブルー・ティアーズ」。 装着者であるセシリアの意のままに動き、撃ち、敵を封じる。 このビット兵器を運用するために造られたのが原作におけるISブルー・ティアーズである。 その4基のBTビットが、同時に射撃体勢を取った。 小刻みな制御機動ののち、一斉にそれぞれの砲門をターゲットに向ける。 「きゃあああああっ!?」 そして、放たれた4条のレーザービームは……狙い過たず、セシリアのISへと突き刺さった。 「お、おやめなさい! わたくしのことが分からないんですの!?」 セシリアの叫びもBTビットには届かない。整然たる動きで、本来の自分の主を追い詰めていく。 度重なる砲火に晒されながらISにはほとんど損傷はない。それでも状況は最悪の一言だった。 セシリアへの直接的なダメージが防がれているのは、ISに備わる防御機構シールドバリヤーによるもの。 フルオートでほとんどの攻撃を遮断する、この鉄壁の守りが彼女の命を保っている。 しかし発動ごとにエネルギーを消費していくこの機構は、ただ被弾するだけでバッテリーを消耗するという諸刃の盾でもある。 加えてBTビットの電力も本体から供給されているのだ。自分の武器で自分を撃ち、それによって自分を削っていく、それが現状。 旗色が悪い、では済まされない。状況が、閉塞していると言っていい。 「オールドタイプの人格コピーが、ファンネルなんかで偉ぶるからぁっ!!」 MS少女バンシィ――ヒメ=スカーレットの叫びが、セシリアを更に追い立てる。 急速なバッテリー消耗で不調を訴える両目の視覚センサーを無理に凝らして、セシリアは霞む視界にヒメの姿を捉えた。 その姿は戦闘前のものとは一変していた。黒一色だったはずの装甲は各部がスライドし、その狭間の構成材が金色の光を放っている。 そして彼女の鎧を象徴していたヘッドギアの角は中央から真っ二つに割れ、それ自体がまたヒメの額で黄金色に輝いていた。 あの角だとセシリアは臍を噛んだ。 少なくともあの角が割れるまでは、ここまで劣勢では無かったのに。 ヒメの感情の高ぶりに呼応したかのように見えたその『変身』は、文字通り戦況を塗り替えてしまった。 サイコミュ・ジャック。 セシリアの知らないその機能は、ユニコーンガンダムに共通して備わるサイコミュ的な精神波の流れを簒奪する武装。 変身……デストロイモードへの変形をもって解禁されるその効果は、この実験においては遠隔操作武装の乗っ取りという形で再現されていた。 ゆえにバンシィは、ビット兵器の操作こそを有用性とするブルー・ティアーズの『天敵』となる。 セシリアの落ち度ではない。いくら戦闘の経験値が少ないとはいえ、この一方的な戦いは悲しいまでの相性差の結果だった。 「こ、この……!」 「まだ抵抗する気!? いい加減に黙んなさい!」 レーザーライフルで反撃を試みるセシリアを、圧倒的加速で一瞬にして距離を詰めたヒメの左腕に装備された打撃兵器が襲う。 その程度で破られるシールドバリヤーではないが、しかしバリヤーに衝撃が加わるたびにセシリアの電力残量は確実に削られていく。 一撃。二撃。三撃。ほとんど蹂躙に近い連撃がブルー・ティアーズに降り注ぎ、セシリアはそのたびに呻いた。 角が割れて以降、幾度と無く繰り返された光景。ヒメの執念に満ちた追撃は止むことなく続いていた。 しかしその時間も、終わる時は呆気無く終わる。 周囲を旋回していたBTビットが次々と落下し、調理用具の破片が散乱するテーブルの上に小さな音を立てて転がった。 それは本体からの電力供給が、ビット運用に必要な量を下回ったということ。 セシリアに戦う力が残されていないということを、これ以上なく端的に示していた。 セシリアは、自分が機体ごと食器棚のガラス戸に叩きつけられたのを辛うじて認識していた。 その衝撃にすらシールドが反応し、尽きかけたバッテリーが更に削られて、視界がノイズとともにぶれる。 全身のダメージをチェック。ISはほぼ損傷なし。その事実がいっそ皮肉にすら感じる。 もう一度シールドバリヤーを展開するだけの電力すらあるか怪しい今、無傷であることに何の意味があろうか。 ヒメの黒い脚部ユニットが飛び散った細かいガラス粉を踏みしめながら近づく音が聞こえる。 セシリアは唇を噛み締め、そしてISを解除した。 「随分手こずらせて……! やっぱりあんた、危険だわ。あんたみたいのが姉様を傷つけるかと思うと、怒りでコアが焼き切れそう……!」 足音が止まる。声がすぐそばで聞こえる。ヒメが、すぐ目の前にいる。 セシリアは歯を食いしばった。 ISを解除したのは、観念したからではない。最後に一矢報いるための電力を温存するためだ。 やるなら、今しかない。 (わたくしの最後の誇りだけは……奪わせて、なるものですか……!) 残りの電力を結集する。 ヒメの姿が近づいたその一瞬を突いて、セシリアは自身の拡張パーツを転送した。 本来のブルー・ティアーズの付属武装には含まれていない近接武器。 豪奢な装飾が施されたその剣を、真っ直ぐに敵目掛けて―― そして、その最後の一撃は、虚しいほどあっさりと払われた。 「……正直ヒヤッとしたけど、今のが最後の一撃ってわけ? 悪いけど、結末は変わりないわ」 もうその言葉に返すだけの気力すら残っていない。 セシリアはぼんやりとした視界で、ヒメの左腕の武装、アームドアーマーVNがクロー状に変形するのを見た。 そしてそのクローが自分の頭を鷲掴みにするのを感じた。 (ああ……わたくし、ここまでなんですのね……) 死の実感は思ったよりも静かにやって来た。 目を閉じると、脳裏には在りし日の思い出がスライドショーのように浮かんできた。 走馬灯、というのだろうか。人間が死の間際に見るという、あの。 やはりと言うべきか、その多くを占めていたのは、織斑一夏の姿だった。 真剣な目をする時の凛々しい横顔。自分へと向けられるだけで胸が高鳴る、あの笑顔。 それらが彼女自身の思い出として蘇ってくる。 さらに4人の少女達の姿も浮かんできた。 箒。鈴。シャルロット。ラウラ。 彼女達はセシリアにとって恋のライバルであり、それと同時に大事な友人でもあった。 おかげで平坦な恋路ではなかったけれど、彼女達がいたから楽しかったと思い返す。 振り返れば際限無く浮かんでくる、大事な思い出。 ああ、それが、それがこんなにも。 「最後の情けよ、セシリア・オルコット。遺言くらいは聞いてあげてもいいわ」 ヒメの声が聞こえる。セシリアは最後の思いを振り絞って声にした。 「し、死ぬのが怖いんじゃ、ありませんわ……ですけど、ですけど……」 それは誰かへの遺言ではなく、自分自身への言葉だったのかもしれない。 「借り物の思い出に浸りながら、死んでいくなんて……惨め過ぎますわ……こんなの、あんまりですわ……!」 セシリアは泣いた。 この走馬灯が、本物のセシリア・オルコットのものでなく、本当に自分自身のものならば。 それならば、きっと自分の人生に納得して死ねたはずなのに。 ヒメが虚を突かれてハッとしたような表情を浮かべていたような気がするが、もうどうでもよかった。 そして、あっけなく、セシリアの意識は途切れた。 ▼ ▼ ▼ ヒメ=スカーレットは嘆息した。 すでにその姿は、多量のバッテリーを消費するデストロイモードから、元の一本角のユニコーンモードに戻っている。 金色の光はその輝きを封じ、バンシィの鎧は元の闇色を取り戻していた。 「なんでこんなこと、したのかしら」 自分で自分が納得できずに、ヒメは自問した。 本当なら、こんな行動を取るはずはなかったのだ。 それが全く予期していない形の結果を生んでしまった。他でもない、自分自身が。 「あたしは間違ってない……そうよ、必要だったからしただけのこと。それだけよ」 動かないセシリア・オルコットを見下ろす。 その姿はあれだけの激しい戦闘の後でありながらほとんど傷一つなく、その美貌もそのままだった。 これで機能停止しているだなんて、誰も思わないだろう。ヒメ自身も思わない。 当然といえば当然だった。 セシリア・オルコットは機能停止などしていない。 今はヒメが転送したクレイドルの上で『眠っている』だけに過ぎない。 「情けを掛けたんじゃないわ。誰があんたなんかに同情するもんですか……!」 セシリアの最後のつぶやきを聞いて、ヒメが咄嗟に攻撃を躊躇ったのは事実だ。 それでも、どのみちバッテリー切れで再起不能になるだけの相手を、こうやって救ってやる道理なんてあるわけがない。 情けではない。それでも、認めたくはないが、共感ではあったのかもしれない。 「そうよ、あんなこと言って泣いてるやつを殺したら、あたしの空っぽな中身まで道連れにされかねないもの……」 ヒメは俯き、かすかに震えた。 大事な大事な姉、雪菜を守るためならなんだってするつもりだったのに。 これでは守りきれないかもしれない。それだけは嫌だ。そう思うのに。 近くに転がる、セシリアが最後に繰り出した剣を、ヒメは見やる。 その装飾に覆われた剣は、図らずも本物のセシリア・オルコットの故郷の英雄が使っていたものだった。 「“約束された勝利の剣(エクスカリバー)”……」 皮肉な名前だと思い、そうではないのかもしれないと思い直した。 最後の最後まで「約束された勝利」を手放さず、自らの尊厳を守ろうとした彼女を笑えるだろうか。 そう、最後の最後まで、ゼロに等しい自分の『可能性』に賭けた彼女を。 「――『人間だけが神を持つ。今を超える力、“可能性“という名の内なる神を』……。 ねえ、教えてよ。可能性が人間の特権なら、人形(フィギュア)に神はいないの?」 ヒメの誰に対してでもない問いに、当然セシリアは答えない。 だが、せっかく捕虜にしたのだ。捕虜には尋問の必要がある。 彼女が目覚めたら何から話そうかと、ヒメは自身の迷いを上書きするように考えた。 【深夜/エリアJ(民家内・一階システムキッチン)】 【MS少女バンシィ@アーマーガールズプロジェクト】 【電力残量:55%】 【装備:アームドアーマーBS、アームドアーマーVN】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(ビームサーベル×2、ビームマグナム、ビームジャベリン)、 アイスラッガー(ウルトラセブン)@ULTRA-ACT、拡張パーツ×1】 【状態:損傷軽微】 【思考・行動】 基本方針:雪菜を傷つけるものは全て倒す。 1:セシリアの扱いを思案中。 ※サイコミュジャックは付近に存在する遠隔操作系の武装やパーツのコントロールを奪取できますが、 パーツの所有権自体を奪うことはできず、またデストロイモード終了と同時に解除されます。 ※雪菜=シュネーライン(MS少女ユニコーンガンダム)を姉妹機として認識しています。 なお雪菜側の人格データに同様の設定が存在するかは現時点では不明です。 【セシリア・オルコット@アーマーガールズプロジェクト】 【電力残量:5%(回復中)】 【装備:なし(ISスーツ)】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(ISブルー・ティアーズ、スターライトmkⅢ)、約束された勝利の剣(セイバー)@figma、拡張パーツ×1】 【状態:損傷軽微、睡眠中】 【思考・行動】 基本方針:??? 1:??? ※本体はISスーツと制服、ブルー・ティアーズは通常装備とストライク・ガンナー装備をそれぞれチェンジできます。 前:逸脱した存在達 -beyond the bounds- 投下順に読む 次:冥のミクル伝説 前:逸脱した存在達 -beyond the bounds- 時系列順に読む 次:Day after day MS少女バンシィ 次:ハッピーバースデー・デビルマジン セシリア・オルコット 次:ハッピーバースデー・デビルマジン ▲上へ戻る
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ギゼラ・シュヴァルツ(ぎぜら・しゅヴぁるつ) 名前 Gisela・Schwarz ギゼラ・シュヴァルツ 性別 男 年齢 30歳 身長 175cm 性格 変人、変な子、変態のドS コラボ 大歓迎! 着せ替え 大歓迎! その他設定 職業は調教師さん(人間の) ドMが1回転してドSになった子 細いけど力持ち、大食漢 目の下のクマが凄まじい 三大欲求に素直で旺盛v 一人称は「わたくし」 好きなエモノはムチとヒールの高いブーツ りっきー
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2008年09月29日/初音ミク 1/8スケールフィギュア画像集04 2008-09-29 理性を捨てて撮影したメンズサービス画像集。 まずは普通の横顔で落ち着いて…。 胸部。 ▽。 ◇◆開封しながら撮影した画像集/色々な角度から撮影した全身画像集/色々な角度から撮影したアップ画像集/ ◇◆『日記/2008年09月29日/初音ミク 1/8スケールフィギュアが届きました。』へ 名前 コメント
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日記/2010年01月23日/遊戯王OCG 『GOLD SERIES 2010』と『モンスターフィギュアコレクション』 2010-01-23 『GOLD SERIES 2010』と『モンスターフィギュアコレクション』を購入しました。 『GOLD SERIES 2010』の結果。 「神獣王バルバロス」×0/×0 「マジシャンズ・ヴァルキリア」×2/×0 「メタモルポット」×6/×1 「魂を削る死霊」×6/×2 「氷帝メビウス」×7/×3 「魔導戦士 ブレイカー」×6/×3 「ならず者傭兵部隊」×4/×1 「ダーク・アームド・ドラゴン」×5/×2 「裁きの龍」×4/×2 「A・O・J カタストル」×5/×2 「月の書」×5/×4 「洗脳-ブレインコントロール」×6/×3 「地割れ」×6/×2 「ライトニング・ボルテックス」×6/×2 「ハリケーン」×6/×2 「スキルドレイン」×5/×2 「リビングデッドの呼び声」×4/×1 「神の宣告」×5/×2 「魔法の筒」×6/×4 「炸裂装甲」×6/×2 「神獣王バルバロス」に期待していたので、やや残念感有。「マジシャンズ・ヴァルキリア」の一方でもゴールドならなぁ。 でも人に依っては自分の買ったBOXが欲しいのでしょうね。 バルバロスかヴァルキリア、今後どちらが先に再録されるか。ビーストのストラクが未だ出ていないのと汎用性で「神獣王バルバロス」な気はしますが。 『モンスターフィギュアコレクション』は、2つずつ入っていました。良心的な仕様で助かります。 遊戯王5D s モンスターフィギュアコレクション http //www.yugioh-card.com/japan/mfc/ この順でBOXに収まっています。 箱を開けるとこんな感じ。 フィギュアの出来が期待以上に良くて、カード付きで525円は安いかも知れませぬ。いや、安い。 中身が分からないので、まとめ買いかオークションでシングル買いとかにすれば良いと思われ。 フィギュアの画像は…明日の日記にまわしますか。ページ重くなりますし。 5体。 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ
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用語集 ――ら行―― 記号 あ か さ た な は ま や ら わ 戻る 用語集 ――ら行――ラジコン リーメント 力石 リペ リペイント商法 リボルテック るーこ ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール レイジングスター・エクセリオン 連合 浪人生 ラジコン ラジオコントロールカー。 中日ドラゴンズの山本昌にとって投手は副業であり、本業はラジコン使いであることを知る人は少ない。 コーラに付いてるラジコンのコストバリューの高さは異常 リーメント 「ぷちサンプルシリーズ」を中心にミニチュアグッズを発売している会社。一応「食玩(おもちゃ付きおかし)」であることを謳ってはいるが、どちらかといえば「申し訳程度にお菓子が付属した玩具」といった方が正しい。 食べ物や文房具のミニチュアは勿論、冷蔵庫から家まで発売している。因みにかなりの神姫サイズである。 力石 リキッドストーンの略。 リキッドストーン→リキ・ストーン→力石 リペ リペイント(再彩色・再塗装)の略。 フィギュアの色を変えたり顔をいじった時等に使われる。技術さえ磨けば武士子さんでも素敵なお顔に出来るはずです。 リペイント商法 発売済みのフィギュアの一部分(髪、目、服、パンツ等)をリペイントして後からまた発売すること。主にイベント等で限定販売されるフィギュアに多い。新作ネタがないときの苦し紛れの策、もしくはヒットしたフィギュアをさらに拡販するための策と思われる。 カラバリ商法と混同されやすいが、カラバリ商法は発表時に何色かカラーバリエーションを用意してユーザーの収集欲を煽るのに対し、このリペイント商法はそのフィギュアの発売後に突発的に行われるという違いがある。アトリエ彩のフィギュア全般は発表時に3~4色用意されているためカラバリ商法であり、このリペイント商法とは違うので注意。 主なリペイント商法の例としては、海洋堂の「ヒメクリ イメージガール」シリーズ、アトリエ彩がWF2007夏で販売予定の「長門有希 生足ピンクバニー」があげられる。海洋堂の「ヒメクリ」はまず黒版が発売され、その後白版、クリスマスカラー版とリペイントされ発売された。-2005年12月 ヒメクリ 黒版 2006年 4月 ヒメクリ 白版 2006年12月 ヒメクリ クリスマスカラー版 このように、再生産されるたびに色を変えているためリペイント商法といわれる。 アトリエ彩の「長門有希」は、カラバリ商法としてまず白バニー、黒バニー、赤バニーの3色がほぼ同時に発表され、その後イベント限定で生足ピンクバニーが発表された。 リボルテック 海洋堂製作、オーガニック発売のアクションフィギュアシリーズや、その商品。 新たに考案した「リボルバージョイント」によって様々なポーズが取れることが特徴。 「山口式」でお馴染み、海洋堂の人気原型師・山口勝久によるフィギュアからシリーズ展開がスタート。元々山口式とは、可動によるポージングを徹底して計算した関節「モノシャフトドライブ」により、「気をつけ」の姿勢は取れないかもしれないが、通常の可動フィギュアでは到底取ることの出来ない大胆なポーズを取れることが特徴であり、リボルテックではその「モノシャフトドライブ」と「リボルバージョイント」の組み合わせにより、更に可動範囲を広げた。左右の可動箇所や動く方向が違うのは当たり前であり、決して欠陥品ではない。 豊富なラインナップやお手頃な価格、上述の大胆な可動により人気を博していて、毎月新製品がリリースされる。リボルテックはメカものが多いが、「ブラックラグーン」のレヴィや、「デビルメイクライ」のダンテなどの人物もの、「どこでもいっしょ」のトロなどのキャラクターものもいくつか存在する。2007年5月より「リボルテックセカンドジェネレーション」と題打って、山口原型のシリーズを「リボルテックヤマグチ」とし、更に新ファミリーシリーズが登場。新ファミリーでは、榎木ともひでの原型による「Fate / Stay night」のセイバーや、セイバーオルタが発売され、「よつばと!」のよつばも発売。2008年1月1日よりラインナップに女性キャラを据えた「フロイライン・リボルテック」が新シリーズとしてスタート。 ウナゲリオン、キングゲイナーは永遠のアイドルである。 稀に「フレンドショップ限定」商品が発売され、海洋堂とフレンドショップ契約をしたショップのみでリリースされる商品を指す。他のリボルテックとは違って基本的には再生産は無いが、5月15日発売のエヴァンゲリオン量産機 武器ver、6月15日発売のクロは発売と同時に瞬く間に完売したため、2度にわたる再生産が行われた。 海洋堂曰く「即日完売はリボルテックの基本理念に反する。」 リボルテックシリーズで発売された商品をリボ〇〇(「リボ初号機」「リボ阿部高和」など)と呼ぶ場合もある。 るーこ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ToHeart2のヒロイン。1/8スケールだけでブキヤ、グッスマ、今夏にはウェーブからと造形化に恵まれている。 うーも買え。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 胸がゼロ、魔法の才能もゼロのツンデレ。二期開始に伴い、更なるフィギュア化が期待されている。彼女の前でお乳が好きと言ってはいけない。もっと罵ってください。 魅惑のビスチェフィギュアに期待が寄せられている。 アルター版 コトブキヤ版 レイジングスター・エクセリオン 女の可動フィギュアを馬鹿にした友人のケツにぶちこむために使用するデバイス。 SLB(スペルマライトブレイカー)を放つことができる。 レイジングハートとの関連は不明。 連合 基本的に、グッドスマイルカンパニー・マックスファクトリー・アルターの3社のこと。 3社共クオリティの高いフィギュアが多く、発売を全てグッドスマイルカンパニーが担当していることから由来し、商品の初期不良などのサポートも全てグッドスマイルカンパニーが行う。グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーは、ワンダーフェスティバルでも合同ブースを出展している。 アルターは5月より脱退、独自営業することを発表。グッスマによるアルター製品の取り扱いは8月発売予定の「ローゼンメイデン」真紅が最後となり、従来の取り扱い商品のサポートも9月末日までとなっている。 浪人生 スレにそこそこいる模様 浪人中にこの趣味とは将来が心配されるd
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