約 2,383,782 件
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/959.html
269 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/11/03(土) 15 29 41 ……何も聞かない。 何故聞かないのか? 無理にでも聞こうと思えば出来たかもしれない。だが……そうなった場合、俺と彼女との間に大きな溝が生まれるのではないか? そんな不安があった。 第一、まだ俺と彼女は出会って間もない。そんな奴に涙を流すほどの大事な話を伝えることなんてできない筈だ。俺も彼女の立場だったら———多分、できない……と思う。 格別、話してくれない彼女を恨めしく思うことなどない。俺達にはまだまだ時間が必要なのだ。 「そろそろ中に戻ったほうがいい。いくら心地よくとも、風邪をひいてしまっては堪らないからさ」 「ああ」 再び、無言。 少女を残したまま去るのは躊躇われたが、しかし、このままこの場に留まっても仕方があるまい。彼女に背を向け、俺は狭い客室へと歩を進めた。 「シロウ!」 ———このまま彼女との語らいは終わると確信していただけに、これは不意打ちだった。振り返って声の主を見れば、その顔は本当に苦しそうで……衝動的に抱きしめてあげたくなるのを理性で押さえつけた。 「私は——別に貴方を信頼していない訳ではない! ただ私にとっての『時期』はまだまだ先の話なのだ……。最低でも十年か、もしくはそれ以上の時を必要とするかもしれない。何をしようにも、この小さな体では頼りなさ過ぎる……」 「…………」 「このまま貴方に頼りっぱなしではいけない。貴方には本当に、言葉では言い表せないほど感謝しているが……それでもこれはまた別の話。こればかりは貴方でも、譲れない……」 彼女は責任感が強い。全てを自分1人で抱え込む気だ。多分、彼女の言う時期がこようとも俺には話さないだろう。それは彼女に覆いかぶさる『何か』に他者を巻き込まないためで———決して俺を信用してない訳ではないが、だからといってそれ以上信用もしていない。 後悔の念に包まれる。 無理矢理にでも口を開かせて、胸の内を吐露させていれば……彼女の抱え込む重荷を、強引にでも奪い取ってあげれば……どれだけ少女は楽になれただろう? 彼女が背負った『何か』は、少女の許容を完璧に超えている。このままでは、沈む。 今からでも遅くない。彼女からそれを奪い去るべきだ。 憎まれたっていい。それで俺が嫌われたって……このままでいるより遥かにマシではないか。 俺は彼女に近付くべく一歩を踏み出し————。 ——————気付けば眼前に巨大な拳が迫っていた。 「えっ?」 「シロウ!?」 是非もない。完全な不意打ちだ。極め付けにソレは、明らかに人間の力を超えていた。 背中をしこたまマストに打ちつけ、気が一瞬遠のきかける。しかし地面に降り注ぐ血の音で、辛うじて意識を繋ぎとめた。 「が……なっ……」 何故? 突然すぎて言葉にすらできない。俺を殴ったのは人間の手だったが、ソレは人間ではなかった。褐色の肌に獅子を思わせる頭部。雄々しき角、赤い体毛、そして剥き出しにされた黄ばんだ牙。つまり……ソレは人ではなく、一匹の獣だったのだ。 続けて響く獣の咆哮。 メじゃない。罪狩り達も怖かったが、あれは人間としての怖さ。目の前を覆う脅威は人間には備わらない、獣の純粋たる暴力。敢えて例えるのならば、アレはバーサーカーに似ている。人の理性を超越した黒き狂気。理屈ではない。力の前には力しかないのだ。 「シロウっ! シロウ、起きて! 死なないで!」 俺を心配してくれるのは本当に嬉しいし、力が湧いてくる。だが強大な敵意を前にして、その行動は危険すぎた。 項垂れる俺の元へ駆けつける少女の胴体を無骨な手で鷲掴み———握る。莫耶は体内の空気を搾り出すような音を出した後、がくりと頭を垂れた。 「きさ、ま……。彼女を、離せ……ッ!」 「GhOOOAAAAAAAAAaaaaaaaaaAAAAAAAAAAAA!!!!!」 何がそこまで気に障ったのか。獣は鼻面にオゾマシイほどの皺を寄せ、獣は片腕を除いた三肢を以って突進した。そしてもう一撃———今度は全霊を込めた頭突きを叩き込む。咄嗟に両腕を交差し、攻撃も防ぐも…………腕はボキリと嫌な音を鳴らし、押さえ切れなかった衝撃が胴を貫いた。 「ガっ……!」 再びマストに叩きつけられ、倒れる。息が止まるほどの衝撃に今度こそ気を失うと確信したが、激痛により意識を強引に呼び起こされる。気絶している余裕なんぞなかった。 腕を見る。折れたと直感したそれは、しかし曲がってなどいない。両腕は……グシャグシャに捻れていた。 「ヒ…………グ、あああああああああああ!!!?」 恐怖と悲しみが痛覚を凌駕する。 一体誰がこのような惨劇を予想できたというのか。紫色に変色した腕、生きているのか死んでいるのかさえわからない少女。あまりに突然のことに投影のイメージすら浮かんでこない。 270 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/11/03(土) 15 30 46 「Gurrrrrrrrrrrrrr……」 獣はそのデカイ足で俺を踏みつけ……そしてトドメをさすべく腕を上げ、掌に『炎』を纏わせる。 酷い……。 衛宮士郎に避ける術などあろう筈がない。次の瞬間、焦げてドロドロになった自らの顔が容易にイメージできた。 最後に咆哮。 垂直に構えられた炎の塊は正確に俺の頭を狙い————— ———当たる寸前にそれは四方に霧散した。 「なっ」 「幻獣、炎の魔人、か。厄介だな……」 俺を守るべく獣に立ちはだかる影。まぎれもなくそれは同乗していた武芸者のモノだった。 「あ、あんたは……?」 Ⅰ:「……ザイドという」 Ⅱ:「よくぞ聞いてくれた! ギルガメッシュ様と呼びなっ!」 Ⅲ:「……衛宮切嗣」 Ⅳ:「ガーランドだ」
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/48111.html
【検索用 ふぁんたしーふぁんたしー 登録タグ VOCALOID inuha ふ 初音ミク 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:inuha 作曲:inuha 編曲:inuha 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『ファンタジーファンタジー』(ふぁんたじーふぁんたじー) 受け止めてくれたら嬉しい。 歌詞 (動画説明欄より転載) 言う 言わない 言う 言わな…い 白い龍の群れが過ぎる 森で 霧で 恋で迷子 ひとりうずくまる塔の下 想像する 素敵なこと そして惨めになる いつも 誰か助け…誰かじゃだめ 君がいいよ 言う 言わな…きゃ 僕は… コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dffac_nt/
アーケード版『ディシディアファイナルファンタジー』 及びPS4ソフト『ディシディアファイナルファンタジーNT』の非公式wikiです。 かつて同タイトルのWikiであった https //dffac-wiki.net/ の管理人とは別人物です。 全くページが出来ていません。協力していただける方は是非お願い致します。 内容的にはファミ通が公開している初心者の館の方が充実しています →https //www.famitsu.com/matome/dff/ 2023/01/15報告 現在ウォーリア・オブ・ライトのページを作成中です。 【アーケード版公式】:http //www.jp.square-enix.com/DFF/ 【NT公式】https //www.jp.square-enix.com/dffnt/ 管理人へのコンタクト X(旧Twitter)→https //twitter.com/hikarushi_0291 Discord→サーバー作成中 ※当wikiは非公式の攻略wikiです。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく、一切の責任を負いかねます。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※また、当wikiおよびwiki管理人はスクウェア・エニックスとは一切関係がありません。wiki管理人にエラーなどについて問い合わせないようお願いします。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載を禁じます。 ※当wikiで使用している画像、情報等の権利は、スクウェア・エニックスに帰属します。
https://w.atwiki.jp/sesimu/pages/163.html
2011/7/20 @SugarSyncにサインアップして無料5GB + 最大10 GBのボーナス容量を獲得! https //www.sugarsync.com/referral?rf=bvwrs27mb882j 動画作成時に利用しています。 よければ、登録して頂ければと思います。 上へ 2011/7/20 『監獄脱出少女 Lie』公式サイトがオープン ガラケータイトルを遊びやすくスマホ化した期待作 - ファミ通App http //t.co/VAtgkCC via @famitsu Androidにもお願いします!!! 上へ 2011/7/20 『ファイナルファンタジー零式』の発売日とテーマソングを担当するアーティストが決定【動画追加】 http //t.co/bjXCnPv via @famitsu 声優が超豪華すぎですね・・・。 それにしても2枚組みってww 内容は・・・どうなっているのでしょうか?? 上へ
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/957.html
229 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/10/31(水) 01 42 52 「と、遠坂……」 「…………」 彼女は遠坂凛に相違あるまい。 凛とした彼女を表現するに一番適した顔のパーツ、雰囲気。トドメに赤い服。その幾百、幾千にも及ぶ組み合わせをクリアできる者などいる筈がない。彼女は遠坂凛だ。 だが事実の確認よりも、先に盗まれた物を返してもらうのが先決だと頭の中で声がした。 「えっと。とりあえず、その手に握られている物、返してくんない?」 「…………」 無言で手を伸ばし、莫耶の所持物であろうクリアイエローの水晶を差し出す。気のせいか、そのふてぶてしい態度はこちらを見下しているような気さえする。 「えと……」 無言の空気に耐えられず、気を逸らそうと改めて彼女の全身を眺める。 なるほど、彼女は遠坂凛だ。その嫌というほど見慣れた顔、見間違えるなどあろう筈がない。 ……だが直後、彼女が遠坂凛でない決定的証拠を確認した。というか何故すぐに気付けなかったのか不思議なくらい、ソレはあからさますぎた。 「ち、小さい……。遠坂、お前、それは……?」 目の前の遠坂凛は……。 3頭身だったのだ。 「何よ。文句あんの?」 「いや、でも、なんでさ……」 ———ああ、この気持ちを何と言い表せばいいのか。 シュール。 いや、シュールなのは確実だ。普段あれほど恐ろしい彼女が、潰れた饅頭のような愛らしい姿になっているなんて……。プリプリ不機嫌そうな顔ですら、その役割を果たしきれていない。 そして3サイズが裸足で逃げ出しそうなこの寸胴! いつも密かに自分のスタイルを気にしていたのは知っていたけど、こうなってはスタイルも何もない。こけしに手と足がついたが如くの体。 何というか、かつて俺の憧れだった遠坂凛を根底から覆すこの現実。本来なら怒りが先にくる所だろうが……それよりも先に、俺は腹の底から這い上がってくるアレを堪えるのに全神経を動員する羽目に陥っていた。 「………………何よッ!」 「いや、くっ、その…………プ」 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」 真っ赤になった彼女から、その短い足が俺の股間へと吸い付いていき————。 瞬間。世界が反転した。 ——————。 ———————————。 「シ、シローーウっ!!?」 「———お、おおう、おおぉぉ……」 気付けば。俺は衆目の中、股間を押さえながら蹲るという恥ずかしい格好をしていた。 目の前を見れば、あの遠坂っぽい子はいつの間にかいなくなっている。 「お、お、おぉぉ……おお…‥」 「大丈夫か!? ま、まさか……毒!? そんなっ、私は解毒の魔法なんて使えないぞ!?」 「お、うお……。だ、大丈夫だ、莫耶。こ、これは金的といってな、男の最大の弱点をやられたんだよ……」 「弱点って……。あの、本当に大丈夫なのか? 何だったら人を呼ぶが……」 「いや、絶対に呼ばないで。放っとけば治るから」 「そ、そうか……?」 アソコを蹴られました、なんて人に言えるワケがない。そんなことしたら羞恥のあまり死んじまう。 結果はどうあれ———(結果? 過程じゃなかったっけ?)———とにかく盗られた物は取り返した。気を取り直して立ち上がり、手にしていた水晶を少女へ手渡す。 「はい、どうぞ。水晶なんて持ってたんだな。知らないけど高値で売れるのかな? 今度は盗られないようにしないと」 「ありがとう……」 そして心底ホッとしたように、少女が胸の中で水晶を抱きしめる。その安心しきった顔を見ていると、こちらも知らずに笑みが浮かんでくる。盗られた物が戻ってきて本当に良かったって思えた。 「あの、今日は町の散策は……」 「———すまん、正直立ってるのも辛いくらいだ。悪いが今日は宿で休養させてくれ」 「わかった……」 彼女なりに楽しみにしていたのか、しょんぼりとアホ毛を垂らす。その姿を見ていると罪悪感が湧いてくるが、それでも抗いきれないこの辛さ、わかってほしい。 230 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/10/31(水) 01 44 31 ———翌日 「お、来た来た」 港にでかい船———木造の客船がこちらに向かって巨体を寄せてきた。 さすがに現代に生きるだけに木造の中型船など見たことなどないが、だが実際目の当たりにすればこの迫力、鉄では味わえぬ趣がある。 そして桟橋から中へ導くべく橋が下ろされる。一番前に並んでいた俺達は、必然的に一番乗りの形となった。 「莫耶は船、初めて?」 「ああ。シロウは?」 「実は俺も初めてなんだ。楽しみだなぁ。やっぱり揺れは酷いのかな」 「そうだろうな。噂の船酔いとやらにならなければいいが……。距離はそれほどでないにしろ、何せ一晩中乗りっぱなしだからな」 この町の店屋で適当に旅支度を整えた俺達は、初めての船旅にワクワクしながら最前列で船を待った。が、混雑を予想していた割に人は少なく、肩透かしを喰らった。乗客は俺達を除いて2人のみ。 ちなみにその2人は、武芸者風の男、全身を布で包んだ、嫌な予感をバリバリに沸き立たせてくれる3頭身という、ちょっと、いやかなり妖しい出で立ちの方々だ。きっと素敵な船旅になること請け合いであろう。 「こちらへどうぞ」 入り口に立っていた案内人の女性に導かれ、通路を渡る。意外と中は思っていたより狭く、すんなりと目的の場所へと着いた。 そして困ったことに客室として宛がわれたのは中途半端に狭い一室のみで、あとは表の甲板へと通じる階段だけという有様。俺だってそれほど豪奢なものを期待していた訳ではない。それでももう少し快適な空間を得られるものと無意識に確信していた。 だが考えて欲しい。 仕切りもない一室ということは、あの妖しい2人と一晩中顔を見合わせたまま時を過ごさねばならないということなのだ。 挨拶もそこそこに、俺は寝た。 ———夜中 「……ん」 目 を覚ませば、むさ苦しいものと決め込んでいた空間は、俺1人しかいなかった。 Ⅰ:誰かがすすり泣く声が聴こえる…… Ⅱ:あの武芸者はどこにいるのだろう? Ⅲ:あの3頭身は、一体……
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/941.html
812 名前: ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM [sage] 投稿日: 2007/10/10(水) 23 48 43 「莫耶って呼んでいい?」 ぴたりと。 それまで忙しく動かしていたスプーンを止め、少女は丸い瞳で俺を凝視した。 「…………あ。い、いや、だってさ、いつも呼ぶとき困るんだよっ! 俺が聞いても名前教えてくれないし。だから莫耶! 今日から君は莫耶って呼ぶことにするから!」 「………………」 半ば押し付けるようにして少女に名を与える。 そんな俺をじーーーっと何も言わず、あまつさえ表情の変化すらみせずに見つめてくる少女。 そして顔を下にして俯き、何やら考えている様子。 ……沈みかえる空気。もしかして……俺…………すべった? 「シロウ」 「はっ、はい……」 険しい顔で呼びつける王様。 ああ、でも、もし外していたとしたら……とんでもなく恥ずかしくないか!? ああっ、そもそも自分の愛剣から名前をとって莫耶だなんて安直すぎるじゃないかっ! しかも今気付いたけど、これ夫婦剣じゃん! 嫁にする気満々じゃないか! ヤバイ……あれは俺を軽蔑してる目なんだッ! 「シロウ」 「う……」 ―――だが甘んじて受け入れよう。 他の誰でもない。君が罵倒するというのならば俺は……ッッッ。 「―――悪くない」 「……え?」 「莫耶か。悪くはないぞ、いい名ではないか。私も自分の呼び名がないのは大変不便に思っていたところだったんだ。シロウの方からその話を振ってきてくれたのはとても嬉しいぞ。莫耶……うん、莫耶か……」 ―――なんと。 咄嗟の思いつきで言った名だというのに、この少女はすっかり気に入ってしまったようだ。 我ながら安直過ぎるネーミングセンスだとは思うが、一応心は込めたつもりなので、採用してもらえるのは光栄だ。自分の名を確かめるように何度も繰り返し呟いているのが微笑ましい。……もちろん、それ以上にあの微妙な空気に悩まされずにすむという喜びもあるが。 「ふふ、莫耶、か」 「うむ。今日から私を莫耶と呼ぶがいい」 意味も無く彼女をニヤニヤ見つめる。少女改め莫耶はそれに照れたのか、テーブルにある食器目掛けて顔を俯き、俺と視線を合わせないようにしていたが。まったく、可愛い奴め。 「あ、そうだ。今日は稽古どうする?」 「ん……」 食事の後は、俺の魔術の訓練とは別に、莫耶の剣の稽古をしている。―――かつてあの彼女が俺に剣を教えてくれたように。 本音を言ってしまえば莫耶はとんでもなく弱い。……もちろん、それは歳相応の身体能力ではあるが、そんなことを気にもせずに魔物に立ち向かっていくのはちょっと考えものである。 子ども、ましてや女性に剣を教えるというのは少し抵抗があったが、それでもまた無茶をやられてはたまらない。どうせまた同じような場面に遭うのならば、せめて危なくなった時に逃げられるだけの力は持っていて欲しい。 「もちろんやるぞ!」 「おし、じゃあ飯食ったら広場に行くか!」 強さの探求。 彼女は明確な目的を持って、強さを求めている。 彼女が俺に求めているものは嗜みとしての武道ではなく、実戦を想定したものであった。 あの幼い瞳に時折浮かぶ激情の炎。 それが何かはわからないが……でもいずれ話してくれるのだと信じたい。というかそれまでに話してくれるだけの信頼はほしい。 813 名前: ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM [sage] 投稿日: 2007/10/10(水) 23 49 40 「ごちそうさま」 「ご、ごちそうさま……」 空になった食器をまとめて台所に持っていく。洗い物を手早く済ませ、練習用の剣に見立てた小枝を二本持ち出す。そしてまだかまだかと待っている少女の手をとり、街の広場へと直行した。 ――――。 ―――――――。 ―――――――――――。 「せりゃああああぁっ!!」 「なんの」 ばしん 持っていた小枝で莫耶の金髪頭を叩く。多分それほど痛くはないと思うけど、子気味良い軽快な音が辺りに響いた。 「いっ、痛っ…………」 「大振りすぎるんだよ莫耶は。上段は背が高い奴が使ったらそれなりに効果あるけどさ、小さい奴が使っても全く意味はないよ。とにかく細かく細かく。莫耶は力がないんだから相手の小手とか脛を狙うんだ」 「え、遠慮がないなぁ、シロウは。だが次こそはお前から一本とってみせるぞ!」 「うん、その意気だ」 どたどたどた、と猪の如く突進してくるお子様。うーん、また大振りだ。はい、遠慮なくバチン、と。 バチン! 「うおぅ!」 「また大振り。ほら、脇をしっかり締めて。確かに大振りは威力がでかいけど、避け易いから。避けられたら隙だらけだぞ?」 「う~~~…………」 …………恨めしい目でこちらを睨むのは勘弁してほしい。しかも見ればちょっと目に涙が溜まっている。……やりすぎたかな? ふと空を見上げれば、赤く染まっていた。いつの間にかこんなに時間が過ぎていたとは。今日はこれまでにしておくか。 「そろそろ終わりにするか。日も暮れてきたし」 「わ、私は……」 「詰め込みすぎはかえってよくない。今度は今日やったことを頭の中でシミュレートしておくといい」 「う、うん……。ありがとうございました!」 「ありがとうございました。…………っと、悪いけどおつかい頼まれてくれない? 今日の晩御飯の材料買ってきて。はいメモとお金」 「ああ、わかった」 素直に俺の言うことを聞き、店まで駆けて行く。その表情は心なしか上機嫌だ。自分もそうだったが、子どもというのは頼まれごとをされれば妙にワクワクしてくる。無理もない。小規模ながらも広い世界を冒険するのだから。 さて、あれだと莫耶が帰ってくるまで少し時間がかかるだろう。その間に俺は……。 Ⅰ:グンバの家に行く①(とある暗黒騎士) Ⅱ:グンバの家に行く②(ヒュームとガルカ) Ⅲ:そういえば令呪ってどうなったんだろ? Ⅳ:ローアイアスを投影してみる 投票結果 Ⅰ 0 Ⅱ 0 Ⅲ 5 決定 Ⅳ 0
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/2167.html
今日 - 合計 - プレイオンライン/ファイナルファンタジーXI ヴァナ・ディール コレクション2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時33分11秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/965.html
482 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/11/12(月) 01 42 32 「————銀髪の娘がいなかった? 多分黒い服を着た……」 「…………」 途端に彼女は眉間に皺をつけ、こちらを睨みつけてきた。 「な、何?」 「何だも何も、貴方、あの礼儀知らずな糞餓鬼の知り合いでして? なら言っておいてください。今度わたくしの前に現れたらブチ切れますわよ、と。ああ、まだ胸がムカムカする……」 …………大体何があったかは把握した。 「ムカムカするのを抑えて聞いて欲しいんだけど、その糞餓鬼は今どこにいるんだい? 俺の腕の治療をしてくれたのは、そいつ?」 「どこにいるかだなんて知りたくもありませんわ。わたくしは貴方がここに運ばれた時に居合わせませんでしたが、傍にいたタルタル達によれば、それはもう何てこと! 酷い毒を辺りに撒き散らしていたとか。いやあねぇ……」 手振り足振りのオーバーリアクションで話の再現を行うシャントット。 絶対的に人のことは言えない気がするが、被害に遭いたくないので黙っていることにする。 「その時にこの赤い包帯を俺に巻いてくれた、と?」 「そうらしいですわね。総合的に見れば、貴方の腕はわたくし達タルタルの治療と、お下品な小娘との共同で行ったことになります。一応小娘が巻いた包帯に毒が含まれていないか調べましたが、検出はされませんでしたので安心なさってください。オホホホ、別に貴方が死のうが生きようがこちらにとっては全く痛くも痒くもありませんけど」 気を失っていた間にここに運ばれた時、偶々ここにいたカレンが聖骸布を巻きつけて治療してくれたことに間違いはない。ただ、彼女の性格の悪さが仇となり、依然として行方は知れないが。 だが俺が眠っていた時間なんてせいぜい数時間程度の筈だ。なら彼女はまだこの街に留まっているのではないか? シャントットの姿を見回せば、彼女はもう説明の義務を終え、再び扉に手をかけようとしていた。 「————シャントット!」 「……まだ何かあるというのでして? いい加減にしてくださいませ。雷を落としますわよ?」 「いや、あの……ありがとう」 瞬間、時が止まったかのようにこちらを見つめる。しかしすぐに我に返った彼女は無言で扉を開けて出て行った。 そして部屋には俺だけが残された。 「——さて」 どうするか? 決まってる。 カレンはまだここにいる筈だ。探しに行こう。 両腕が動かない分、背筋と腹筋を以って上半身を持ち上げる。寝起きの体はぎしぎしと鈍い反応を返したが、普段鍛えていた恩恵もあって比較的容易にそれは成された。 幸い服は着替えさせられてはいない。このまま外へ行こう。 ふらつく体を抑え、徐々に平衡感覚を取り戻そうと躍起になる。 扉を肩で開け、外の世界へ身を晒せば、直後、パッと煌く陽光。網膜を焼く光の根源を無意識に追って…………俺はここが幻想の世界なのだと改めて実感させられる羽目になった。 483 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/11/12(月) 01 43 52 「…………何でさ」 太陽の隣には巨大な木。 いや、確かにそれは平凡極まりない木だったのだが、普通のソレとは明らかに規模が違った。 天を貫く、という表現があるが、正しくはこの木のために用意された言葉ではないかという錯覚に囚われる。その様相は現代のビル群など軽く跳ね除け、数百メートルにも達そうという偉丈夫っぷりをアピールしていた。 でかい。少女をさらった龍なんて目じゃないほど、デカイ。 「すげぇ、な」 思わずそう漏らしてしまうほど、それはデカかったのだ。ずっと見つめていると、まるで大樹に吸い込まれそうなほど……。 「っと、いかん、感心する前にカレン探しにいかないと」 放心していた我を取り戻し、仕切り直しの意味も兼ねて自身の目的を口にする。すると今まで見えていなかったのが不思議なほどの豊かな草木が周囲に浮かび上がってきた。 豊かな陽光、豊かな草木、けしてタイル張りではない自然な砂利道。まるでピクニック先かのような穏やかさがここにはある。ウィンダスは緑の国、か。バストゥークとはまた違った安らぎを感じる。 地図の一つもあれば探索も楽だったのだが、こうなれば軽い散歩と思って地道に歩くしかあるまい。というか実際、散歩でもしたい気分になってきた。 しばし綺麗な空気と爽やかな緑光を存分に堪能しながら歩いていると、『森の区』と書かれた標が目に入った。ここもバストゥークみたいに区で分けられているんだ。 とにかく俺には前に進む以外の選択肢など頭になく、当たり前のように前へと進んだ。しばらく細い道が続いた後、俺の目に飛び込んできたのは……。 「うお、キリン!?」 恐らく飼われているのか、囲いの中で草を食べている2匹のキリンの姿だった。そして彼らを世話しているのは……。 「……よーしよし、がっつくなよ、ホラ」 頭に生えた人間でない何かの動物の耳……お尻と腰の間に生えた細長い尻尾……人間とは僅かにかけ離れた目、愛嬌のあるω形の口……。しかしそれらを俺は知っている。あの罪狩りどもと同じ……。 「よぉ、お前。さっきから何をジロジロ見てんだ?」 「え、わっ?」 気付けばいつの間にやらその世話係の人は眼前に立ち尽くしていた。 「ミスラが珍しいのか? それともダルメルが珍しい? どっちにしろ無言で見つめられるのは気持ち悪いよ。せめてアタシに一言断ってからにしてくれ」 「あ、す、すまない」 女性はそれだけ言い、自らの持ち場へと戻っていった。 迂闊だった。以前シドから説明を聞いていたものの、面と向かって目にすれば、やはり一度や二度見ただけでは順応が追いつかない。 ミスラ……。出会った4人とも女性だったけど、男もいるのだろうか? もしいたら男で耳、尻尾はちょっと気持ち悪いな……とかそんなくだらないことを考えてしまったり。 見学もそこそこに、更に歩を前へと進める。 地面は土から木へと変わり、いつの間にやら自分は橋の上を歩いていた。 「……ん、道が2つに分かれているな。さて、どうしたものか?」 Ⅰ:左へ(ケチな泥棒) Ⅱ:右へ(盲目の狩人) Ⅲ:引き返す(身勝手な赤魔道士)
https://w.atwiki.jp/kusataro/pages/211.html
ファザナドゥ(FC) 2011/05/26 おそらくプレイするのは20年振り。 リメイクには手をつけたことがありません。 任天堂時代のFFシリーズは基本的に 「奇数がシステム重視、偶数がストーリー重視」だと思います。 まぁ最初の作品にしてみればそんなの関係ありませんが。 とりあえず船をゲットしましたが、 敵も味方も攻撃ミスが多すぎるのでテンポが悪いかな( ・ω・)
https://w.atwiki.jp/fantasychronicle/
このwikiはiPhone/Android用アプリ、ファンタジークロニクルの攻略及びまとめwikiとなっております ファンタジークロニクルとは ◆超!超!お手軽!オート機能実装! RPG初心者でも心配ないんです!始めた瞬間から冒険を楽しんでもらえるよう充実のオート機能を搭載いたしました!オート機能利用で移動も戦闘もお任せ出来ちゃいます! ◆4人の主人公! 聖騎士 闇の暗殺者 竜の魔術師 死霊の魔女 4つの魅力的なアバターをご用意しました!自分の分身を選んで冒険に出ましょう! ◆育てた魔獣と一緒に世界を冒険! 個性豊かな「魔獣」を育成して一緒に冒険できます!「魔獣」は移動手段になったり、戦闘に参加したりとあなたの冒険をしっかりサポート!お気に入りの一匹を見つけてくださいね。 ◆重厚なファンタジーシナリオ! 世界で人気!の理由はゲームシステムだけじゃない!冒険を通して描かれるファンタジーの世界にあなたもきっと虜になるはず……! ※データのダウンロードに失敗してしまう場合※ 通信環境の良いところ、WiFi環境でのゲームの開始をおためしください。 ご利用の端末の空き容量が不足している可能性があります。