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ファイアー“詰め”エムブレム 96年にアスペクトから発行された聖戦の系譜攻略本「聖なる書」に記載された乱数を利用した“究極の攻略方” 書の指示通りにプレイすれば誰でも無配クリアが可能となる。どのようなことが書いてあるかというと、 例:序章1ターン目 シグ・左8・下1・直4(鋼の剣)待。 ↑訳:序章1ターン目 シグルド左方向へ8下方向へ1移動し、直接攻撃で4の位置(パソコンのテンキー参照。自機が5) にいる敵を鋼の剣で攻撃し、その場に待機。・・・といった感じである。 指示の中には「エス:リターンの杖→キュ、待。キュ:出撃、下1、待」 ※これをエスリンがレベル30になるまで繰り返す。・・・と、忍耐を必要とするものもある。 当然ながら、指示を一歩でも間違えばアウトなので、慎重を重ねたプレイが必要になる。たぶん、いつも以上にw なお、我らがアーダンは乱数調整要員として活躍しており、彼が闘技場で負けることで皆が安心して進軍できるのであった。 初期出荷ロムのみ動作確認済みで、以降のバージョンでは対応していない可能性あり。
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このページの内容は本編のネタバレを多分に含みますのでご注意ください。 ■世界観・設定・シナリオ本作の特徴 世界観問題点 シナリオ概略問題点 シナリオ解説 キャラクター解説親世代 子世代 その他 DLC関連 ■ゲームシステムマップについて システムについて 魔府について ■販売方法・宣伝 ■世界観・設定・シナリオ 本作の特徴 世界観 問題点 [部分編集] シナリオ概略 問題点 シナリオ解説 以下の編に分けて解説を行う。 + 断章~11章「ペレジア編」 断章「運命か、絆か」のあらすじ現実とも夢ともつかない記憶の断片。クロムとルフレは力を合わせ邪術師ファウダーを倒す。だが、直後にルフレはその手でクロムを刺し殺した。(作中あらすじ) マイユニット(以下、ルフレ)がクロムと共にファウダーという男と戦っている。二人は何とかファウダーを撃破するもルフレの様子がおかしくなり、クロムにトロンを突き刺した。そしてルフレの高笑いが響くのであった。 問題点 序章「新たなる歴史」のあらすじ記憶喪失で倒れているルフレは自警団のクロムたちに救われる。街を襲う山賊を共に撃退した際、ルフレはその軍才を見出され、軍師として一行に加わることになる。(作中あらすじ) イーリス聖王国の自警団長クロムとその妹リズによって草原で寝ていたルフレは起こされる。ルフレは記憶喪失だったが、クロムの名前だけは憶えていた。ルフレのことを怪しむ副長フレデリクだったが、その時突如町に火の手が上がる。3人はルフレを捨てて町に向かい、彼は慌てて後を追う。町では隣国ぺレジアから流れてきた賊が暴れていた。ルフレは戦ううちに相手を見ただけで強さが分かる能力を持っていることに気付く。戦いを終えたクロムはルフレのことを信用し有能な軍師として彼のことを認め、ともに来てほしいと言うのだった。人々の申し出を断り彼らは夜間行軍と野営の練習をしつつ王都に向かうのだった。 問題点クロムはルフレが数人の賊を蹴散らしただけで軍師の才があると持て囃す。軍師の才能がそんな簡単なことで分かるのだろうか。 隣国ぺレジアから流れ込んできた賊が多く物騒になっているイーリス聖王国。なぜそんな状況なのに危険を冒してまで夜に行動するのだろうか。 彼の手には邪教であるギムレー教の邪痕がある。ギムレー教は敵国ぺレジアの国教でもある。そんな怪しい人物のことを何故信用するのか。 1章「砕かれた日常」のあらすじ夜の森で一行は天変地異に見舞われ、突如現れた異形の怪物に襲われるがマルスと名乗る剣士に助けられる。イーリス王都に着いたルフレはクロムの姉、エメリナと出会う。(作中あらすじ) 夜も更けてきたためたき火の周りで休むことにした一行。食事を終えてひと眠りするがクロムとリズは何かの気配を感じ見回りに向かう。その時空に大きな魔方陣が浮かび化け物(以下、屍兵)が多数現れた。襲われる二人だが現れた謎の仮面の剣士(以下、マルス)に助けられ窮地を脱する。ルフレとフレデリクも一行に合流し屍兵を撃破する。マルスはこれは予兆だと警告し去っていった。 王都にたどり着いたクロム達。そこでは聖王エメリナが民と接していた。クロムとリズが王族と知り驚くルフレ。だがクロムはそれでも気さくに接し、エメリナに彼のことを紹介した。クロムは会議に出るためリズとルフレは自警団の拠点に向かう。 問題点屍兵についてはストーリーが進むと誰が動かしているのだか分かるが、支援会話や有料ダウンロードコンテンツで新しく出た情報と矛盾が多い。後述する予定。 「王族が自警団をやって悪い法はない。」確かにそんな法律はないが警備は騎士にでも任せて王子としての職務に励むべきではないか。 「今の騎士団の人数では王都の警備が手一杯だ。」エメリナは平和を愛し、平和の象徴だという。だが軍を無くしたせいで賊がはびこればそれは平和とはいえないのではないか。また、国民は税を納め、その対価として国に安全を保障してもらうがその役目は果たせていないようだ。 この章に限ったことではないがこの作品には地名がほとんど出てこない。そのためプレイヤーの没入感を妨げてしまっている。 2章「小さな自警団」のあらすじルフレは自警団の仲間と会う。異形の怪物「屍兵」から民を守るためクロムは北の軍事国家フェリアに救援要請に向かうことになる。自警団も同行し、一行は北へ。(作中あらすじ) リズは自警団の面々にルフレを紹介する。クロムも合流し、屍兵やぺレジアに対抗するため北の軍事国家フェリアに助力を求めに行くことを伝える。北の街道で屍兵を撃破した。自警団員の一人スミアが怪我をしたペガサスを手なずける。 問題点この章はまるで属性キャラの博覧会。色々と問題のあるキャラ揃いだが、キャラクター関連については詳しくは後述(予定)。 屍兵やぺレジアに対抗するため北の軍事国家フェリアに助力を要請することにしたイーリス国。独立国としての誇りはないのだろうか。まずは自国の軍を整備するべきではないだろうか。 戦場に武器を忘れてくるヴェイク。戦場に何をしに来たのだろうか。バックグラウンドによると斧の刃の部分を忘れてきたようだが何のフォローにもなっていない。それならば耐久度の残り少ない武器を持たせていたほうが、武器についてのチュートリアルも兼ねて良かったのではないか。 都合よく鞍や防具をつけたペガサスをスミアが手なずける。初めからペガサスを所持している設定では何がまずかったのだろうか。 3章「戦士の王国」のあらすじイーリス=フェリア国境の長城で一行はフェリア国境警備兵に賊と疑われ、戦闘になる。力を示し、誤解を解くことで、一行はフェリア王のもとに案内される。(作中あらすじ) クロム達はイーリスの使者であることを告げるも警備隊長ライミに賊と間違えられ手槍を投げつけられる。すんでのところでスミアに助けられたクロムはライミの言う通り力を見せフェリア兵を撃破する。実力を認めたライミはクロムを認め、王に取り次ぐのだった。 問題点イーリスの王子かつ使者であること明らかにして話をしようとするクロムに手槍を投げつけるライミ。王族騙りは死刑だそうだが他国の王族に攻撃を加えたらまず間違いなく処刑されるであろう。話を聞いてからどのように判断するべきか考えるのが普通ではないか。また、クロムの肩にある聖痕は見えなかったのだろうか。 窮地のクロムをペガサスとともに救うスミア。ルフレはそれを見て「ダブル」を思いつくが、ふつうそれから連想されるのは従来の救出コマンドではないだろうか。 4章「神剣闘技」のあらすじフェリア東の王フラヴィアの求めで一行は闘技大会でマルスと戦い、勝利。フェリアの協力をとりつける。だが、西の無法国家ぺレジアに自警団の少女マリアベルがさらわれる。(作中あらすじ) フェリアは数年ごとに闘技大会で王を決める風習があり、大会は目前に迫っているという。東の王フラヴィアの誘いもあり、大会に出ることにしたクロム。西の王の戦士はマルスであった。クロムはマルスを倒すが、彼は会話する間もなく去っていった。東の王フラヴィアがフェリアの代表になり、西の王バジーリオもそれを認める。協力を取り付け王都に戻ってきた彼らのもとに、ぺレジアにマリアベルが捕まったという知らせが届く。 問題点「戦い好きの王か…筋骨隆々の、ごつい人なんだろうな。」隣国の王の風体どころか性別、国家体制まで知らないクロム。自警団以外にすることがあるのではないか。 敬語が使えないクロム。平民出身の主人公アイクでも敬語を使えるのに…。 「だから大事なことは、お互い戦士を出して戦い、勝った方が主導する。負けた方はイヤでもそれに従う。そう決めておけば、問題も起こりにくいだろう?」(公式バックグラウンドより)数年ごとに戦いで王を決めるフェリア。数年ごとに戦いを起こすそれは安定しているといえるのか。そもそもそれは政治なのか。 昔、王が闘技大会で死んだことによって内戦になってしまったフェリア。だから他国の者を使って後腐れなく試合を行うそうだが他国の王子を出すというのはおかしい。イーリスとフェリアの外交問題につながって後腐れが思いっきり起こってしまう。もっともイーリスには軍隊がないのでどんな要求でも通せそうだが…。 闘技大会に挑むクロム。負ければ当然ロストし、死んでしまう。しかし、この戦いの相手マルスの正体は実の娘ルキナである。彼女はクロム達とともに滅びの運命を変えるために未来からやってくるのに、何故クロムを殺してしまうのか。また、破滅の未来を変えることと、この大会でクロムと戦うことは何の接点もない。おそらく闘技場で戦うシチュエーションが欲しかったのだろう。 5章「聖王と暗愚王」のあらすじエメリナはぺレジア王ギャンレルと話し合うが、炎の台座を要求される。炎の台座は聖王の証、世界の滅亡を防ぐ秘宝。ギャンレルの挑発で双方は戦争状態に突入する。(作中あらすじ) エメリナとギャンレルの話は平行線をたどり、挑発にクロムが乗ってしまったことから戦争に突入する。囚われていたマリアベルは自警団の魔導士リヒトが救出し、クロム達もぺレジア軍を撃破。エメリナは王都に戻り対応を考えることにした。 問題点ぺレジア王ギャンレル。ただのチンピラにしか見えない。 ギャンレル「前の聖王…あんたの親父が昔俺たちにしたことを忘れてねえよなぁ?邪教の国ペレジアを倒す聖戦だと称して、ペレジアに攻め込んだよなぁ?」エメリナ「…イーリスの過去の過ちは認めます。その過ちを繰り返さぬため、イーリスは平和の国になることを誓ったのです。」エメリナの言葉を見る限り、謝罪は行われず自己満足のために武装解除したようにしか見えない。 ああ。姉のエメリナが徹底した平和主義を唱えているからな。そういった国が軍備を強化するのは、なかなか難しいだろう?なので、クロムが非公式に軍隊的なものを組織しているんだ。(公式バックグラウンドより)エメリナが武装解除を宣言したのに弟クロムは自警団という私兵を持っている。これではぺレジアに信用されないのも当然だろう。 ぺレジアの挑発に容易くのるクロム。自警団を楽しむ前に王族としての教育を受けるべきではないか。 炎の台座はかつてマルスが所持したこともあるファイアーエムブレムである。このことをよく覚えておいてほしい。 「最初にインバースと出会うシーンで、インバースがずいぶんとリヒトの風魔法に驚くわね。リヒトの風魔法ってそんなにスゴいわけ?」「いや、そういうわけではない。インバースは元々ダークペガサスという空を飛ぶ兵種だからだ。だから風魔法への苦手意識が残っているんだ。」(公式バックグラウンドより)そんなところを理由付けする前にもっと別のところを補強してほしい。単純に風魔法で木を倒したすきに脱出するなどではいけなかったのだろうか。 6章「未来を知る者」のあらすじクロムのもとにマルスが現れ、エメリナに迫る暗殺の危機を告げる。自分は未来を知る者だというマルス。一行はマルスとともにエメリナを守り、暗殺者を撃退する。(作中あらすじ) 明日フェリアに援軍を求めに行くとルフレに語るクロム。クロムは父である先代聖王が引き起こした戦と平和を貫くエメリナについても話した。その時クロムが城壁に空けた穴からマルスが入ってきて、彼はエメリナが今日暗殺されてしまうと告げる。暗殺者との戦闘でマルスが女性であることが分かった。城内から爆発音が響き三人は急ぎ向かうのであった。暗殺犯ファウダーは重傷を負い撤退する。暗殺を免れたエメリナは東の離宮に身を隠すことにする。 問題点クロム達の父である先代聖王の話が少し出るが、民家や支援会話でそれについて語られることはないのでよく分からない。 城壁に穴が開いていたというマルスに、「じつは、剣の稽古をしていて壊してしまった壁があってな。隠していたつもりだったんだが…そうか。バレていたのか…」と告白するクロム。隣国と緊張状態にある現状や王都の城壁の意味、王族としての行いが分からないのだろうか。 城内に横穴が多いことについて「クロムは昔、訓練中に誤って城のそこらじゅうの壁に穴をあけていたらしい。そういうことも、影響してるのかもしれん。あくまでも可能性の話だがな。」(公式バックグラウンドより)なぜ外や庭で訓練をしないのか。 マルスが自分のことを男性と偽っていた理由は不明である。 マルスのファルシオンが急に光りだすが、特に伏線ではない。 作中で分かるタグエルの歴史は「1000年前に当時の聖王に助けられたこと」「近年虐殺され、生き残りがベルベットしかいないこと」の二つだけ。初代聖王からの恩義を返すため参戦したようだが、おかしいと感じるのは私だけだろうか。 7章「侵略」のあらすじエメリナを護衛し離宮に向かう道中、一行はぺレジア軍に待ち伏せされる。王都の民を守るため、エメリナは炎の台座をクロムに託し、ぺレジア軍の待つ王都に戻った。(作中あらすじ) 炎の台座を持ち避難するエメリナ一行。しかし、情報はぺレジアに漏れており待ち伏せを食らう。伏兵を撃破したものの、王都は壊滅状態というと知らせが来る。エメリナはクロムに炎の台座を預け王都に戻るのであった。フェリアに着いたクロムはスミアにぶん殴られ、気を立て直す。 問題点王族なのに徒歩で移動するエメリナ。馬や乗り物に乗らないのか。過去作でも似た描写はあったものの、今作ではポリゴンによる人形劇で話が進むため従来より違和感が強くなっている。 壊滅した王都に戻るエメリナ。それでは王都で死んだ民や天馬騎士団が無駄死にになってしまう。また、民を思うのならなぜ初めから避難したのか。 王子をぶん殴るスミアとそれを称賛するフラヴィア。他国の王であるフラヴィアは置いといてもスミアは普通なら死罪になるだろう。 8章「邪竜のしもべ」のあらすじフェリアに逃れた一行は、エメリナが処刑されるとの報を聞き、少数でエメリナ救出に向かう。その途中邪竜ギムレーを報じるギムレー教団との戦闘になる。(作中あらすじ) フラヴィアとバジーリオを連れたクロム一行はぺレジア領内に潜入する。ギャンレルの狙いは警備を薄くしわざとクロム達を引き込むことのようだ。ぺレジア王都に向かう途中マムクートの少女を襲うギムレー教団を撃破、彼女らを仲間に加える。 問題点王都に少数で忍び込もうとするクロム達。仮にエメリナを救出できたとしてぺレジアの軍隊からどう逃げるつもりだったのだろうか。 ギムレー教団の初登場だが、今作では世界観を教えてくれる村や民家、情報がほとんどないためどのような組織や教義なのかは不明。 店売りされている竜石や獣石について、「実は、売っている側も、竜石や獣石だとは知らないんだ。宝石の一種として考えているということだな。」(公式バックグラウンドより)竜族の力を封じた竜石はそんなにごろごろ落ちているのだろうか。 9章「聖王エメリナ」のあらすじ一行はエメリナ救出作戦を行うが、策は失敗、窮地に陥る。エメリナを人質にされ、動けないクロム。エメリナは一行の命を救うため、みずから身を投げる。(作中あらすじ) ルフレの立てた策は城の長城にいる処刑人をフラヴィアの手斧で撃ち落とし、さらに地上戦でドラゴンナイトを撃破。あらかじめ救出しておいたペガサスナイトでエメリナを救出するというものだった。策は上手くいったと思われたが突如現れた屍兵によって天馬騎士団は全滅、クロム達も追い詰められる。エメリナは彼らを救うべく演説を行った後、身を投げるのであった。「――ペレジアのみなさん、どうか私の声を聞いて下さい。戦争は、何も生みません。多くの罪なき人々が悲しむ事になるだけです。憎しみに心を支配されてはなりません。悲しみに縛られてはなりません。たった一欠片の思いやりが…世界の人々を平和へと導くのです。心の片隅にでもいい、どうかそれを忘れないで下さい……」バジーリオとフラヴィアが活路を切り開き辛くも突破する。マルスは運命を変えられなかったことにショックを受けるのだった。 問題点エメリナの側にいる処刑人を手斧で撃ち落とすという策。せっかくロストしても撤退扱いになるヴィオールがいるのだから彼を使うほうが自然ではないだろうか。 敵将の名前はポモドーロ。もう少しましな名前はないのか。 この章で加入するサーリャはルフレのことが好きで好きで仕方がないという属性を持っている。しかし、説得はクロムでなくては行えない。これでは好きになるきっかけがないのでは…? あらかじめ救出されている天馬騎士団。「あなた」のはずのマイユニットがプレイヤーの知らないところで行動していた。 屍兵が現れたことが当然であるかのように笑うギャンレル。彼に屍兵を呼び出す力がないため完全に偶然である。 追い詰められるクロム。「エメリナを見捨てる?」の選択肢も現れプレイヤーの緊張も高まる。…だが、どちらの選択肢を選んでも話に影響は一切ない。 今回の戦争は先代聖王が起こした戦の恨みから起こったものである。だがエメリナの演説にそれを詫びる発言はなくただ自分に酔っているようにしか思えない。普通ならこれでぺレジア人が考えを変えるはずはないが…。 作中で死亡した主要キャラクターは敵味方問わず外伝で仲間になるが、フィレインは加入しない。 10章「再起」のあらすじエメリナの死に絶望し、フェリアに帰還後も消沈するクロム。が、ルフレの言葉で立ち直り、クロムは仲間とともにギャンレルとの決戦を決意する。(作中あらすじ) エメリナの話に浮き足立つムスタファ―の部隊を撃破し、フェリアに落ち延びる一行。クロムはエメリナの理想を継ぐと決意、仲間の励ましを得てギャンレルとの決戦に臨む。 問題点上述のエメリナの演説に動揺するぺレジア兵。15年来の積年の恨みがあるのにちょろいもんである。 仲間たちが次々にクロムへ声をかけて励ます。だが、ミリエル、ティアモ、ドニの励ましの言葉はない。外伝加入のドニは仕方ないにしても2人は何故…。 11章「暗愚王ギャンレル」のあらすじギャンレルを倒し、戦争は終結。2年後…クロムは結婚し、小さな赤ん坊ルキナも生まれていた。ヴァルム大陸の軍が攻め寄せるとの報を受け、一行はフェリアに向かう。(作中あらすじ) ギャンレルとの決戦に挑むクロム。ぺレジア軍はエメリナの演説を受けて浮き足立っていた。ギャンレルを倒し戦は終わり、クロムは愛する女性と結婚するのであった。 問題点あらすじ一行未満で片付く最終決戦。前章で決意してからいきなり最終決戦なのでプレイヤーは置いてきぼりになりやすい。 決戦の舞台は国境の荒野。なぜ国王がそんな前線に出てきているのか。推定だが、この時すでにギャンレルは国内での権力を失っており、後に実権を握ることになるギムレー教団によって国力に余裕を残したまま戦争の早期決着を図るための捨て駒とされていたのではないだろうか。細かい考察は詮無き事だが・・・ 上述のエメリナの演説に動揺するぺレジア兵。15年来の積年の恨みがあるのにちょろいもんである。 クロムがエメリナの平和の理想を継ぐと決めて初めてやったことは結婚。先にするべきことがあるのではないか。 フラヴィア「ペレジアは金のある国だ。たっぷり賠償金を要求してやるさ。」ペレジアからの多額の補償とフェリアの支援もあって、イーリスはゆっくりと、かつてのような平和を取り戻しつつあった。エメリナの理想主義を継ぐのではなかったのか。なぜ恨みや戦争の種を残す賠償金を要求するのか。 総括 + 12章~20章「ヴァルム帝国編」 12章「海より来る者」のあらすじヴァルム帝国先発隊が港へ侵攻、一行は激戦の末に撃破する。ヴァルムに対抗するためには船が必要となり、一行は確執あるぺレジアに助力を求めに向かう。(作中あらすじ) フェリアからヴァルム軍襲来の知らせが届き、クロムはフラヴィア達のもとに向かう。小国に過ぎなかったヴァルム帝国が急激に力をつけ大陸を支配し、数日のうちにこの大陸にも攻めてくるという。クロム達は激戦の末、帝国先発隊を破るが大きな犠牲が出てしまう。ルフレは騎馬兵が主体のヴァルム兵に陸地での戦いは不利と判断し、海戦を挑むことを考える。クロム達は自前の軍船を持っていないため、船を借りるべくぺレジアに向かうのだった。 問題点先王エメリナが死んで2年も経つがクロムはまだ王子のままである。つまり空位の状態が2年も続いていることになる。 唐突に出てくるヴァルム帝国。それまで何の伏線もない。 「ヴァルム大陸から敵が攻め寄せてくるそうだが…」「大陸の一小国にすぎなかったヴァルム帝国が急に力をつけてきてね。」なぜ小国の名前と一大陸の名前が同じなのだろうか。全土を支配してから大陸名を変えたのならば、帝国と戦っていたヴィオール達がヴァルム大陸と言うのはおかしい。 セルジュは主のヴィオールのことをヴィオール公爵と紹介する。ロザンヌと言う領地を治めていたならロザンヌ公ヴィオールが自然ではないだろうか。 騎馬主体の敵に対して海上戦を展開しようというルフレ。だが元寇のように、侵略者と戦うには地の利がある陸上で戦い水際で食い止めることが鉄則である。港で戦い、相手が船から降りる隙を与えず守り抜くのが上策ではないだろうか。 前回のぺレジアとの戦争ではフェリアに全面的に支援してもらい、今回のヴァルムとの戦争ではぺレジアに船を要求するクロム。薩摩守じゃあるまいし…。 13章「古き血脈」のあらすじぺレジア新王ファウダーとの会談で出会った最高司祭は、ルフレと同じ顔をしていた。一行はぺレジアの支援を得るが、その夜ルフレは自分がファウダーの子であると知らされる。(作中あらすじ) ぺレジアの新王ファウダーはかつてエメリナを暗殺しようとした者と同じ顔をしていた。ぺレジアは船を1000隻、軍費をすべて出すという。その申し出に驚くクロム達の前にギムレー教の最高司祭が現れる。司祭はルフレと同じ顔、同じ名前だった。 ぺレジアとの会談を終えた夜ルフレの前にファウダーが現れ、彼がルフレの父であること、ギムレーに共に忠誠を誓おうと声をかける。クロムが現れたことでファウダーは姿を消したが、その時には屍兵に完全に囲まれていた。 戦闘が終わり一息ついたクロムを、背後から屍兵が奇襲する。それを防いだのはマルスだった。マルスは自分の本当の名前はルキナといい、ギムレーに滅ぼされた未来からやってきたと語る。だからルキナは聖痕を持ち、一振りしかないはずのファルシオンを持っていたのだった。ルキナは両親と対面し、言葉を交わすのだった。 問題点クロム「(インバースに対し)…あんたが、ペレジアの新国王なのか?」フレデリク「新国王にはギムレーを信奉する司祭が即位したと聞いていますが。」何故戦争を行った国の王を2年も知らないという事態が起こるのだろうか。ぺレジアに役人を置いたりはしなかったのだろうか。手抜かりのせいでクロム達にとって都合の悪いギムレー教の司祭が即位している。 そもそもペレジアを制圧したというのがダウトの可能性もある。前述と重複する内容になるが、ギャンレルとの決戦の舞台が王都ではなく国境の荒野であり、わずか数年の間にイーリス・フェリアと戦えるだけの再軍備ができているなど、敗戦国の割にかなり国力に余裕を残した様子がうかがえるからだ。 ぺレジアの多額の援助に喜ぶクロム。賠償金をふんだくった後に戦費をすべて出させるとは、エメリナが理想とした平和な未来のことは忘れてしまったようだ。 マップクリア後奇襲を受けるクロム。だが普通に育てていたら0ダメージなので緊迫感が全然感じられない。 ルキナが正体を明かし、それを優しく迎え入れるクロムとその妻。普通なら戸惑い疑うのが筋ではないか。あまりにも信用しすぎである。 ルキナは未来を変えるため仲間たちとともにやってきたがはぐれてしまったという。単身裏から未来を変えるため動いていたと語るが、それならばこの2年間でファウダー関連について動くべきではないか。ファウダーの暗殺以外にもクロムとファウダーを早期に合わせるだけで未来は変わりそうだが…。 ルキナは仲間たちについて語ったが、彼らの仲間は未来を変えるための行動を一切起こしていない。 14章「蒼海に舞う炎」のあらすじマルスの正体は、滅びの未来からやってきたクロムの娘ルキナだった。彼女は未来を救うため戦いに加わる。一行は外洋でヴァルム軍を撃破し、西のヴァルム大陸へ進撃する。(作中あらすじ) ルキナは未来の世界でクロムは仲間の一人に殺されたと語る。そしてかつて世界を救った英雄マルスに願をかけて同じ名前、姿で戦っていたという。 ヴァルムの艦隊とイーリスの船の数はほぼ互角、だがこちらの人数は半分の船の数で足りるほどの少勢であった。ルフレ達はぺレジアから贈られた積み荷の油を見て考える。クロム達が少数で敵の指揮官を撃破し、残りの船に火計をしかけヴァルム艦隊を全滅させた。一行はヴァルム大陸に進撃する。 問題点古くからのファンが宣伝で注目した仮面マルスの正体。それはただの願賭けだった。あんまりな理由であるし、その後着替えることもない。願賭けならメディウスと戦ったマルスではなく、ギムレーと戦った初代聖王の姿を借りるのが自然ではないか。 軍師が衝撃的(笑)な火攻めを行う章。「船の半数に油をたっぷり載せてヴァルムの軍に突っ込ませた後、船に火を放って炎上させ、乗ってたやつは泳いで戻ってくる。」おそらく三国志演義の赤壁の戦いのオマージュを書きたかったのだろうがあまりにも雑である。 まず、油だがぺレジアから偶然送られてきたものである。ルフレは海戦で火攻めを仕掛けようとあらかじめ考えていた訳ではない。あまりにも行き当たりばったりであり、責任ある軍師とは思えない。 イーリス軍はヴァルム軍と船の数こそほぼ互角なものの、人数は半数以下だという。ではなぜそんなに不必要な船まで連れてきたのか。船の数が多すぎると艦隊の速度や動きは当然鈍ってしまう。ましてやクロム達に海戦の経験はないため、指揮の混乱のもとである。 三国志演義で火計が上手くいったのは風向きと連環の計(敵軍の船を鎖でつなぎ、動けなくする計略)のおかげである。もし行き当たりばったりに燃えた船を突っ込ませても上手く燃え渡らない。仮に燃え移ったとしても艦隊はバラバラに行動することもできるため、燃えた船を捨てて散開し回避するだろう。艦隊が一隻残らず燃えることはまずありえない。 「ぶ、ぶつかる…!」イーリス軍の兵士が船をぶつける直前に怯え顔で叫んでいる。つまり船をぶつけて火攻めを仕掛けるという作戦は兵士に知らせていないことになる。 船をぶつけた後泳いで残りの船に戻ってくるイーリス軍。鎧を着ているのに泳げるのだろうか。馬はどうするのだろうか。 一行はヴァルム大陸に進撃する。ここでなぜ海戦を仕掛けたのか思い出してほしい。陸上で騎馬隊と戦うと不利だからである。ならば敵に地の利がある地に上陸する必要はないのではないか。 特にビジョンもなく侵略戦争を仕掛ける主人公はファイアーエムブレム初である。イーリスは平和を愛する国ではなかったのか。 15章「解放の狼煙」のあらすじヴァルム大陸に着いた一行は、ヴァルム帝国に対抗する解放軍の長サイリを救出、共闘することになる。一行は信仰の象徴「神竜の巫女」を救出するため、ミラの大樹に向かう。(作中あらすじ) 港にたどり着いたクロムはヴァルム軍に追われている女性を救出する。彼女は解放軍の長サイリであり、共に行動することになる。 問題点ソンシンの王女と名乗るサイリ。だがソンシン出身の者は作中でレンハとサイリ(公式バックグラウンドでロンクーの出身がソンシンであることが分かるが作中だけだと分からない)のみ、どんな国だったか語る人すらいない。無料ダウンロードコンテンツでわずかにソンシン王家の墓が出たのみである。 クロムがヴァルム艦隊を倒した情報を得ていたサイリ。だが、ヴァルム軍は特に防衛網を張っているわけでもなくサイリを追いかけていただけである。 100万の大軍と恐れられるヴァルム軍。だが、戦うマップはそこまで多くないためプレイヤーには実感がわかない。 作中に出てくる解放軍はサイリと寝返る台詞なしのモブのみである。どんな人たちが集まって戦っていたのかも分からない。 ヴァルム編のマップで民家や市民がでてくるのはここだけである。 16章「神竜の巫女」のあらすじ一行は神竜の巫女チキを救出し、ヴァルムの民意を味方にする。迫るヴァルム皇帝ヴァルハルト軍に追いつかれる前に、一行は要衝シュヴァイン要塞攻略を目指す。(作中あらすじ) ミラの大樹の神殿の長城に捕まっている神竜の巫女。ヴァルム軍を突破し彼女を救出する。 神竜の巫女はチキだった。彼女は炎の台座についての話を始める。かつて炎の紋章と呼ばれたそれを使い、初代聖王はギムレーを倒した。台座には五つの宝玉がはめられており、覚醒の儀を行うとナーガから力が借りられるという。だが、それは人知を超えた力のため宝玉は取り外されたという。元々はまっていた物とチキの持っていた宝玉を合わせて二つ。チキは宝玉をすべて集めて世界を破滅から救ってほしいと頼む。 チキの呼びかけもあり、解放軍は増えていった。ルフレはヴァルハルトとレンハの部隊を陽動部隊で牽制し、その隙に要衝シュヴァイン要塞を落とす策を立てる。 問題点過去作ファンにはなじみの深い言葉が出てくるが…。 チキはナーガの実の娘である。「巫女」とは神に仕える女性のためこれはおかしい。そもそも何故彼女がかつてのバレンシアであるヴァルムに来ているのか。 アカネイア大陸のファイアーエムブレムは五つのオーブをはめることで封印の盾となり、強大な力を持つ地竜を封印するものだった。オーブを外すと地竜が復活することを知っているチキが盾からオーブを取り外すのはおかしい。 解放軍が日増しに増えていくようだが、それについては会話で語られるのみで全く実感が湧かない。旧作なら情報コマンドや訪問で情報を得られたのだが今作ではゼロである。チキを味方につけたことで民意も傾いたようだが、それが分かる描写は本編では一切ない。 帝国軍は北、中央、南に部隊を分けて置いているらしい。北はヴァルハルト本隊の管轄で騎馬隊中心のはずだがなぜか動きが遅く、イーリス軍の上陸を許しチキまで奪われている。 // 外伝関連の項目についてはエコーズのネタバレにならないよう一応伏せておきます。配慮が不要だと思ったら追記修正をお願いいたします。 17章「死の運命」のあらすじシュヴァイン要塞を攻略した一行。が、解放軍の寝返りで窮地に陥る。バジーリオは死の危険を承知でヴァルハルトの足止めへ。その隙に一行はもう一方の敵レンハ軍に挑む。(作中あらすじ) 解放軍をヴァルハルトとレンハの部隊、にぶつけ、その隙にヴァルム屈指の要衝シュヴァイン要塞を落とす策を立てるルフレ。解放軍の一部が敵方に寝返ることがあったものの敵将フェルスを討ち、要塞を陥落させる。 だがイーリス軍が要塞を攻略している間に、ヴァルハルトとレンハは解放軍を撃破。生き残りも帝国に下ってしまった。ルフレはシュヴァイン要塞を捨て、ヴァルハルトとレンハを各個撃破する策を立てた。バジーリオが少数の兵でヴァルハルトを食い止める隙に、一行は南下しレンハ軍と戦う。 戦地に向かおうとするバジーリオをルキナが止める。彼女のいた未来ではバジーリオはヴァルハルトに討たれたという。だが彼は制止を振り切りフラヴィアと共に戦場に向かう。 フェリア軍は帝国軍の圧倒的な攻勢に押されていく。その時フェリア兵をなぎ倒しヴァルハルトがただ一騎で現れた。その圧倒的な力を前にバジーリオは重傷を受けた。彼はフラヴィアに台座にはめる宝玉の一つを託し、最期の力を振り絞りヴァルハルトを食い止める。 問題点このあたりから左右がほぼ対称で、大量の敵が突っ込んでくるだけのSRPGとは呼べないマップが増えてくる。 この章で敵将フェルスとクロムの行う会話は世界観を説明してくれる唯一の戦闘会話である。過去作ならたくさんあったのに…。 前章で集合した解放軍が寝返ったようだが、すべて会話だけで説明されているので実感が湧きづらい。 ヴァルム屈指の要衝を捨て、さらに兵をさらに二つに分ける策を立てるルフレ。ヴァルハルトとレンハが分かれているとはいえ、部隊片方だけでもイーリス軍の数を超えている。要塞の防衛か撤退こそ軍師の立てる策ではないだろうか。 圧倒的な騎馬隊に押されるフェリア軍。だが人形劇には騎馬隊の「き」の字も出てこない。ヴァルハルトも2,3人倒すだけなので覇王と言われるほどの強さがよく分からない。 宝玉を隠していたバジーリオ。何故隠していたか語られることはない。 18章「双剣の兄妹」のあらすじ一行は溶岩洞窟でレンハを討つ。だが、レンハは最愛の妹サイリを守るため、その命を捨てていた。バジーリオ戦死の報を受け、一行はヴァルハルトとの決戦を決意する。(作中あらすじ) ルフレは溶岩洞窟の奥に陣取りレンハを迎え撃つ策を立てる。そうすれば日和見の諸侯は手を出せず、レンハのみが向かってくると考えた。ルフレの策は的中しレンハは攻め込んできた。彼はクロムやサイリの説得二も耳を貸さず散っていった。 悲しむ一行の前にヴァルムの軍師エクセライがワープで現れる。彼はレンハが帝国に服属していた理由を語った。それは彼がいつでもサイリを殺せるとレンハを脅迫していたからだった。サイリは事実を知り悲しみ、怒る。 そこにバジーリオ戦死とヴァルハルト軍が帝都に撤退したとの報が入る。元解放軍や諸侯は再び日和見の態勢に入った。イーリス軍は決着をつけるため帝都に向かう。 問題点大陸を制覇したはずのヴァルハルトだが、日和見の諸侯も多いようだ。 溶岩洞窟内に布陣する策を立てるルフレ。レンハは洞窟に入らず周りを囲み、彼らを干上がらせるべきだった。ルフレもアホだがそれ以上に敵がアホだった。 マップは溶岩に浮かぶ島のようになっている。両者ともどうやって布陣したのだろうか。 エクセライがいつでもワープしてサイリを殺せるとレンハを脅していた。サイリとエクセライの実力差がそれほど開いているような描写はないが・・・(実際それほど時を経ない20章の時点でサイリで簡単にエクセライを切り捨てることもできる)。仮にそうだったとしてもそのように脅されるなら猶更レンハは妹のそばに居て彼女を守るべきではないか。 サイリとレンハが合流できた今、二人が戦う理由はないのではないだろうか。レンハの願いはサイリを守ることなのだから。 フェリア軍を倒したヴァルハルトは勢いに乗っているはずなのになぜか撤退する。その理由が語られることはない。 // 外伝関連の項目についてはエコーズのネタバレにならないよう一応伏せておきます。配慮が不要だと思ったら追記修正をお願いいたします。 19章「覇王ヴァルハルト」のあらすじ帝都前で一行はヴァルハルト軍と対決、死闘の末に勝利する。敗れたヴァルハルトは帝都に撤退、一行はかつて寝返った解放軍の支援も受け、帝都に攻め込む。(作中あらすじ) エクセライは「帝都で籠城し、浮足立った解放軍とイーリス軍の同士討ちを狙う」という策を立てる。しかしヴァルハルトはそれを退け出陣する。 「勝利とは!後に言い訳さえ許さず完膚無きまでに叩き潰すことを言う!圧倒的な力を見せつけよ!勝てる道など無いことを教えよ!それ以外を我は勝利と認めぬ!」エクセライは渋々従うが、裏で何かを企んでいた。 城外で決戦を挑んだヴァルハルトは敗北、城内に敗走する。そして解放軍や南部の諸侯もクロムのもとにはせ参じ、サイリは喜ぶ。「これは……皆がついに、我らの言葉に耳を傾けてくれた……!そういうことなのか!?」フラヴィアは死んだレンハやバジーリオも力を貸してくれていると励まし、ついに帝都内に突入する。 問題点圧倒的な兵力差があったはずなのに特に理由もなくイーリス同盟軍がヴァルム軍に勝ててしまっている。それほど火山に身投げした兵が多かったのか? 軍師の献策を退け、無様に敗北し逃げ帰るヴァルハルト。負けるのは仕方ないがなぜ逃げ帰ったのか。 南部の諸侯や解放軍がクロム側に着いた理由をエクセライは「まさか……まさか……レンハが死んで……真実が明らかになった……?」と考えた。日和見を決め込む諸侯がレンハが服属していた理由を知ったとしても動くはずはないのだが…。 サイリはこれを声が届いたからだと喜ぶ。しかしどう見ても優勢な側に日和見の諸侯が付いただけだ。 20章「真の王」のあらすじ帝都の戦いに勝利し、戦争は終わる。イーリスに戻ったクロムは、ルキナが予言する滅びを防ぐ力を得るため、聖王継承の儀を行おうとする。必要な「黒炎の宝玉」はぺレジアにあった。(作中あらすじ) 退却したヴァルハルトは、エクセライが陰で動き回っていたことを知りつつ受け入れていた。「我はすべてを受け入れる。身体に忍び入る毒であろうとな。受け入れたうえで、我はすべての上に君臨する。」 ヴァルハルトは降伏や逃げるものを許さず、最終決戦に臨み敗北、戦死する。 戦いが終わり、サイリはヴァルハルトの持っていた宝玉を差し出す。クロム達は意気揚々と祖国に帰る。五つの宝玉を集めて「覚醒の儀」を行いたいクロムのもとに、ぺレジア王ファウダーから宝玉を差し出す旨の知らせが届く。一行はいぶかしがりながらもぺレジアに向かう。 問題点あらすじ一行で片付く最終決戦。デジャヴ。 ヴァルハルト「戦わずして逃亡する者を我は許さぬ。戦わずして降伏する者を我は許さぬ。」ルフレ「この状況でも、配下の兵が誰ひとり降参しようとしない。みな、ヴァルハルトを心の底から信じているみたいだ。」クロム「すべての争いに自らの力で勝利を収め、人を導こうとしたヴァルハルト…やり方は正反対だが、多くの人に光を見せた。ヴァルム帝国の兵が最後まで誰ひとり降伏しなかったのがそれを証明している気がする。」ギャグかな? 戦が終わったクロム達は乱れたヴァルム大陸を放って帰還する。特に誰かに後を任せるわけでもない。なんとソンシンの王女のサイリまでイーリスについてくる。 総括戦記物として見てもガバガバ。ストーリー的にも本筋から離れて不要。ヴァルム編要る? + 21章~終章「ギムレー編」 21章「五つの宝玉」のあらすじファウダーとの会談で、クロムは炎の台座を渡すよう要求される。一行はぺレジア城を脱出するが、ルフレはファウダーに操られ、炎の台座を奪われてしまう。(作中あらすじ) ファウダーと会見する一行。ファウダーはルキナが異なる場所から来たことを知っており、炎の台座を要求した。 ぺレジアの追跡を振り切る一行。だが彼らの前にワープしたファウダーが現れ、ルフレに術をかける。洗脳された彼はクロムを攻撃し、ファウダーに台座を渡してしまった。 ルキナは未来でクロムを殺したのはルフレだと言い、彼を切ろうとするがクロムに止められる。 問題点律儀にもクロムが帰還するまで待っていたファウダー。ろくな脅しのネタも用意せず(ヴァルム遠征の資金援助という格好のネタがあったにもかかわらず)一方的に要求を突きつければこじれるのも当然だろう。どうせ武力行使に走るならクロムが留守の間にイーリスを制圧してしまえばよかったのでは? そして仮想敵国にみすみす再軍備を許すクロムは何なんだ。 未来を告げたルキナに剣を突き付けられるルフレ。「抵抗する?」のコマンドと選択肢が表示される。重要な選択のように思わせるがどちらの選択肢を選んでも話に影響は一切ない。 ルフレ本人の意思と関係なくいつ操られるかわからないなら、身体の自由を奪ってほとぼりが冷めるまで入牢するなどといった処置が妥当であろう。これではルキナが無用な味方殺しの悲劇に酔っているようにしか見えないし、クロムも敵の手が分かっているのにみすみす対策を打たずに罠にはまる間抜けにしか見えない。 22章「滅びの予兆」のあらすじ奪われた炎の台座を取り戻すため、一行はぺレジアの竜の祭壇前へ。そこでは邪竜ギムレー復活の儀式が始められていた。儀式を阻止すべく一行は祭壇内部に突入する。(作中あらすじ) 竜の祭壇に向かう一行。そこには祭壇に向かうギムレー教信者も集結しているという。 祭壇の入り口ではインバースが待っていた。彼女はぺレジアやヴァルムの戦乱もすべてファウダーの掌の上だと語る。祭壇にはたくさんの生贄が捧げられギムレー復活も近いという。 彼女は12人の魔将と呼ばれる屈強な屍兵を呼び戦うも敗北、どこかへと姿を消す。一行は急いで祭壇内に突入した。 問題点ギムレーについてわかっていることはただ「邪悪な竜であること」のみ。なぜ信者ができるのだろうか。迫害されていた人々の心のよりどころだったなどの設定があれば話に深みが出るのだが…。 前章で操られてしまったルフレだが、クロムはそれに何ら対策しない。せめてルフレが申し出て何処かに籠っておくべきではないか? 敵は12魔将とインバースのわずか13人。しかも魔将たちは誰か一人の攻撃範囲に入ると全員突撃してくる。SRPGなのか…? ヴァルム軍師エクセライの狙いは台座、宝玉と引き換えにぺレジア王になることだったようだ。だが伏線もほとんどないので唐突。そもそも海を挟んだ大陸のさらに一国の王になりたい人物などいるのだろうか。 ぽっと出12魔将。彼らは「聖戦の系譜」に登場したロプト配下の12魔将と同じ名前で、さらにティルフィング、ファラフレイムなどの聖戦士の直系のみが扱える神器を持っている。本作はアカネイア大陸でのマルスの活躍から2000年後の世界である。グラディウスなどのアカネイア三種の神器が登場するならまだ分かるが、なぜ関係のないユグドラル大陸の武器が出てくるのだろうか。一応ユグドラルとアカネイア、バレンシアが地続きという裏設定はあるがあまりにも唐突すぎるし、神器がこの後ストーリーに絡むこともない。 23章「運命か、絆か」のあらすじ一行はファウダーに挑み、敗れる。が、バジーリオとルフレの策により、逆転。ファウダーを倒す。だがルフレと同じ顔の司祭がギムレーを復活させてしまう。(作中あらすじ) ルフレはもし再びファウダーに操られたら殺してほしいとクロムに頼む。ファウダーの狙いは竜の祭壇で炎の台座を使うことでギムレーを復活させることだった。ギムレーの器にはファウダーの子どもであるルフレが必要であるという。だがルフレが生まれたときに母親が隠して教団から逃げてしまったのだという。 クロムとルフレはファウダーと戦い、勝利する。だが、急にルフレの視界が赤くなりクロムを刺し殺してしまった(断章の再現)。絶望するルキナと蘇ったファウダー。だが二人の前に死んだはずのバジーリオが現れる。彼はヴァルハルトと戦わずに逃げたおかげで生き延びたという。さらに彼は続ける。ルフレは以前この状況の夢を見たことがあったので用心し、宝玉を偽物にすり替えていた。ルフレが寸前で魔法を弱めていたおかげでクロムも無事だった。思惑が外れ怒るファウダーとの決戦が始まる。 ファウダーを倒し喜ぶ一行。その前にルフレと同じ顔の司祭が現れる。彼はギムレーであり、元の歴史からルキナを追ってやってきたという。ギムレーが過去にやってきた衝撃でルフレは記憶を失ったのだという。ギムレーは竜の祭壇と炎の台座の力を使い復活する。 竜の力を取り戻したギムレーに追われ、一行は撤退する。クロムは虹の降る山に向かい「覚醒の儀」を行うことを決意する。 問題点ルフレはプレイヤーの知らないところで策を立て、行動していた。ルフレは「あなた」であるマイユニットなのにどうしてプレイヤーの知らないところで行動するのか。 ヴァルハルトから逃げたと語るバジーリオ。だが、彼は17章で思いっきりヴァルハルトと戦いHPが0になっている。フラヴィアもそれを目撃している。 竜の祭壇は「紋章の謎」で地竜が封印されていたところと同じ場所である。地竜を封印する封印の紋章と竜が封印されている竜の祭壇をどう使えばギムレーが蘇るのだろうか。 ルフレがすり替えた偽物の宝玉の力で覚醒するギムレー。意外と適当で優しい神様かもしれない。 24章「聖王継承」のあらすじルフレと同じ顔の司祭は未来のルフレ自身だった。復活したギムレーに対抗するため、、クロムは虹の降る山で聖王継承の儀式を受け、ナーガの加護を授かる。(作中あらすじ) 屍兵を蹴散らし、山に着いた一行。クロムは祭壇で試練を受けてナーガに認められる。 クロムはファルシオンの真の力を引き出せるようになった。だがナーガとギムレーは同じ存在であり、ナーガの力でできるのは封印することのみである。初代聖王はファルシオンでギムレーを1000年封じ込めたという。ギムレーが滅びを迎える時は自分自身の手による、つまり自殺しかないという。クロム達は始まりの山にいるギムレーに最後の決戦を挑む。 問題点追いかけてこないギムレー。力を蓄えているかららしいが、先にクロム達を撃破してからゆっくり力を溜めるべきではないだろうか。 クロムの覚醒の儀はクロム「う…っ。」ルキナ「お父様!!」クロム「だい、じょうぶだ…」だけで終わる。どんな試練なのかもよく分からないし、苦労して神器を獲ったという実感も湧かない。 25章「神殺しの法」のあらすじ一行は邪竜ギムレーのもとへ向かう。ギムレーを封じるにはクロムの剣、完全に滅ぼすにはルフレの命。クロムとルフレ、絆で結ばれた二人は最後の戦いに挑む。(作中あらすじ) ナーガは語る。ファルシオンでもギムレーを滅ぼすことは出来ない。だが、ギムレーと同じ存在であるルフレが倒せば、邪竜は完全に滅びるだろうと。それはクロムとルフレにとって難しい選択だった。インバースを倒し最終決戦に向かう。 問題点自らの命と引き換えにギムレーを消滅させるかどうかの難しい決断を迫られるルフレ。「自らを犠牲にしない?」のコマンドも現れプレイヤーは悩む。…お察しの通りどちらを選んでもストーリーに変化はない。 インバースは倒れた時、やっと頭痛から解放されると呟く。洗脳されていたようだがそんな伏線は全く存在しないし殺しを楽しんでいる節もあり、全く同情は湧かない。 終章「邪竜ギムレー」のあらすじナーガの力でギムレーの背中に転移した一行。だがギムレーの攻撃を食らい追い詰められルフレも取り込まれてしまう。一同の声援とナーガの力で回復した一行はギムレーを撃破する。エンディングは選択肢によって分岐する。 クロムがファルシオンでとどめを刺した場合、ギムレーは封印される。クロムは1000年先の人々を信じ、ルフレを励ます。 ルフレがとどめを刺した場合、ルフレも消滅する。クロムは何年かかろうがルフレを見つけると語る。エンディング後、序章と同じムービーが流れる。だがルフレの手からはギムレーの邪痕は消えており、クロムは「おかえり、友よ」と声をかけるのだった。 問題点ギムレーの背中で戦う一行。何故ギムレーは回転して振り落とさないのだろうか。 ギムレーの力に追い詰められた一行。邪竜はルフレに「我に従うなら仲間の命は助ける。」と誘惑する。「ギムレーに従う?」のコマンドも現れる。もちろんどちらを選んでもストーリーに変化はない。 クロムがとどめを刺した場合、ナーガは落胆しため息をつく。自分で決めろって言ったのに…。 逆にルフレがとどめを刺した場合その後ナーガはいっさい現れない。薄情者。 + 外伝1~4 外伝1「弱き者、それは」のあらすじ 問題点 総括 + 外伝5~17「子世代、チキ加入マップ」 外伝5「伝説の継承者」のあらすじ 問題点 総括 + 外伝18~23「無料ダウンロードコンテンツ」 外伝18「死せる愚者」のあらすじ 問題点 総括 [部分編集] キャラクター解説 親世代 + クロム クロム特徴~ 問題点~ + マイユニット(ルフレ) マイユニット(ルフレ)特徴~ 問題点~ + リズ リズ特徴~クロムの妹で、イーリス聖王国の王女。クロムが率いる自警団に参加している。お姫さまらしく、世間知らずでワガママなところもあるが、心根は優しい。兵種は、治療の杖を駆使するシスター。(公式ページより) 問題点~ + フレデリク フレデリク特徴~イーリス聖王国の騎士。自警団の副長として、クロムたちを支える。冷静沈着な、戦の指南役でもある。兵種はグレートナイト。(公式ページより) 問題点~ + ソワレ ソワレ特徴~クロムの自警団に所属する女性騎士。武芸を尊び、勇猛で男勝りな性格。兵種はソシアルナイト。(公式ページより) 問題点~ + ヴィオール ヴィオール特徴~どこかの国から流れてきた貴族。くだけた態度ながら、言葉や振る舞いの節々に、気品めいた何かを感じさせる。兵種はアーチャー。(公式ページより) 問題点~ + ヴェイク ヴェイク特徴~自警団に所属する戦士。クロムの幼馴染でもあり、何かと張り合っている。兵種は戦士。(公式ページより) 問題点~ + ソール ソール特徴~クロムの自警団に所属する騎士。優しく、人が良い性格。兵種はソシアルナイト。(公式ページより) 問題点~ + ミリエル ミリエル特徴~自警団の一員。神経質で几帳面な性格で、うっかり者には厳しい。兵種は魔道士。(公式ページより) 問題点~ + カラム カラム特徴~自警団に所属する重騎士。自警団の守備の要だが、いまいち存在感が薄いらしい。兵種はアーマーナイト。(公式ページより) 問題点~ + スミア スミア特徴~自警団の一員。ドジが多く、自分のことを落ちこぼれだと思っている。動物と心を通わせる不思議な一面も。兵種はペガサスナイト。(公式ページより) 問題点~ + ロンクー ロンクー特徴~イーリス聖王国の北、フェリア国の剣士。剣の腕は確かだが、とある理由から女性が苦手。兵種は剣士。(公式ページより) 問題点~ + リヒト リヒト特徴~自警団の最年少で、マスコット的存在。言動も幼いが、本人は子ども扱いを不満に感じている。クロムに懐いている。兵種は魔道士。(公式ページより) 問題点~ + マリアベル マリアベル特徴~自警団の一員で、リズの親友。イーリス聖王国屈指の名門貴族の娘。プライドが高く、高飛車な性格だが、友だちには甘い。兵種はトルバドール。(公式ページより) 問題点~ + ガイア ガイア特徴~イーリスに暮らす盗賊。冷静な切れ者で、報酬さえ支払えば、基本的にはどんな仕事でも受ける。無類の甘いもの好きで、全身に菓子を隠し持っている。兵種は盗賊。(公式ページより) 問題点~ + ベルベット ベルベット特徴~どの国にも所属しない獣戦士。兎に変化する種族「タグエル」の最後の生き残り。常識的で芯のある、クールな女性。兵種はタグエル。(公式ページより) 問題点~ + ティアモ ティアモ特徴~イーリス天馬騎士団の一員。スミアとは幼い頃からの親友で、大抵のことはそつなくこなす天才肌。ある人物に、叶わぬ想いを抱いている。兵種はペガサスナイト。(公式ページより) 問題点~ + グレゴ グレゴ特徴~各国を渡り歩いてきた傭兵。呑気な言動が多いが、腕は確か。おじさん呼ばわりされるのを嫌う。 問題点~ + ノノ ノノ特徴~どこの国にも所属しないマムクートの少女。外見も言動も子どもっぽいが、1000年以上生きている。 問題点~DLC絆の収穫祭ではサーリャが嫌がっているにも拘らず眠りの粉で眠らせてバインバインを触りまくるというセクハラ行為をする。サーリャが疲れているように見えたから・寝ている間は傍で守ってるから大丈夫だと思ってた、と理由を語るものの聞いてもいないのに触った感想を長々と語った後では何一つ説得力が無い。ライターは女同士であればギャグになるとでも思ったのだろうか + リベラ リベラ特徴~イーリス聖王国の僧侶。神頼みが多い。よく女性と間違われる。 問題点~ + サーリャ サーリャ特徴~ペレジアの呪術師。ペレジアとイーリスの因縁にはあまり興味がなく、よく一人で怪しいまじないをしている。兵種はダークマージ。(公式ページより) 問題点~ + オリヴィエ オリヴィエ特徴~各地を回るキャラバンの踊り子。仲間を元気づける踊りが得意。恥ずかしがり屋で引っ込み思案。 問題点~ + セルジュ セルジュ特徴~ヴィオールに仕える竜騎士兼メイド。相棒の竜「ミネルヴァ」を溺愛している。 問題点~ + ヘンリー ヘンリー特徴~ペレジアの呪術師。常に笑顔で陽気な性格だが、人を殺すことに一切抵抗がない。 問題点~ + ドニ ドニ特徴~イーリスの村人。畑仕事が好きな、普通の青年。村の外に出たことがなかったため、色んなことに興味津々。兵種は村人。(公式ページより) 問題点~ 子世代 + ルキナ ルキナ特徴~ 問題点~ + ウード ウード特徴~未来から来た、リズの息子。目立ちたがりの格好付けたがりで、何かを演じているような口調で話す。 問題点~いわゆる厨二病で、自分を伝説の英雄だと思い込み必殺技や口上を考えているらしい。しかし、そもそもFE自体がファンタジーの世界観であり、ウード本人も王家の血を引き、腕に聖痕を持ち、運命を変えるため未来からやって来ている。設定が十分に英雄的であるのにこのキャラ付けは少々違和感があるのではないか。なお、続編「If」にも登場している。そちらは「オーディン」の項目で。 + アズール アズール特徴~未来から来た、オリヴィエの息子。無類の女好きで、暇さえあればナンパをしている。ダンスが好き。 問題点~ナンパを成功させるためにブレディやジェロームなどの友人を引き立て役として同行させている。ブレディを連れて行く際は「泣いていたことを皆にバラす」と脅している。同行させた男の方が女にモテることが発覚するとヒステリーを起こして泣き喚く。筋金入りの女好きであり、結婚してもナンパを継続すると堂々と宣言。マイユニット女と結婚した場合、息子のマーク(男)の目の前で「女の子がよかった。お父様と呼ばれたかった」と漏らすほど。父親との支援ではチャラチャラするなと叱られているが、「父さんに何が分かる」と逆ギレ。母親と同じ「恥ずかしがり屋」という属性を持っているが、前述のように堂々とナンパをしている上に自己主張も激しいため設定に無理がある。これらの批判を受けたのか、収穫祭や秘湯、絶望の未来編では唐突に良い子ちゃん路線になっている。ちなみにキャラ原案である小室氏の一番お気に入りのキャラらしい。続編「If」にも登場している。そちらは「ラズワルド」の項目で。 + ブレディ ブレディ特徴~未来から来た、マリアベルの息子。賊と間違われるほどの強面だが、身体が弱く運動音痴。 問題点~ + デジェル デジェル特徴~未来から来た、ソワレの娘。正々堂々とした戦いを望む。女だからと舐められるのを嫌う。 問題点~ルキナとの支援会話。要約すると「弱者は足手まといだから不要」。そもそも弱者を守るために未来から来たのではなかったのか?登場章では世話になった師匠の仇を討つため戦っており、とても「弱者は不要」と言うようなキャラクターには見えない。媒体によってキャラがブレまくっているのも特徴のひとつ。収穫祭ではセレナに欲情するレズビアンになり、絶望の未来編では素直になれないツンデレ風のキャラになっている。 + シンシア シンシア特徴~未来から来た、スミアの娘。テンションが高く勢いのある性格。格好良いヒーローに憧れている。 問題点~登場章では略奪・暴行をはたらく賊の頭をクロムと勘違いして仕えているという間抜けっぷりを見せる。また、明らかに戦場を遊び場と勘違いしている。ルキナ支援やセレナ支援などでは戦場での登場シーンや口上を考えている。ンン支援や温泉でのノワールとの会話では相手を悪者にして自分だけ目立とうとしている。ペガサスナイトだが、母親に指摘されるまで自分のペガサスの羽の汚れにも頓着しない。 + セレナ セレナ特徴~未来から来た、ティアモの娘。秀才な母親と比べられてきたため、わがままで生意気な性格になった。 問題点~常に不機嫌で誰との会話でもヒステリックに応答している。母親やマイユニットの才能に嫉妬し喧嘩を売ったり、秘湯のルキナとの会話等では「どうせあたしは…」とウジウジと誘い受け。一方で自分の容姿を鼻にかけており、父親との支援では健気な娘のふりをして装飾品や化粧品などを大量に買わせ、裏では「チョロい」と馬鹿にしている。また、誰かと結婚していても母親とのキラキラマス会話では欲しいものを訊かれ「かっこよくて便利な男が欲しい」と言う。ロランとの支援では軍資金で私物を購入していることが発覚。注意されても「女は理屈だけで納得するような生き物じゃない」と屁理屈をこねて逆ギレ。周囲は妙に彼女に甘く、支援を進めても彼女の暴言や態度を叱る人物はおらず「素直じゃないだけなんだね」「本当は優しいんだね」と甘やかすことが多い。ちなみにキャラ原案の小室氏のお気に入りのキャラクターらしい。続編「If」にも登場している。そちらは「ルーナ」の項目で。 + ジェローム ジェローム特徴~未来から来た、セルジュの息子。他人に興味が無い。唯一心を開くのは相棒のミネルヴァだけ。 問題点~登場章で賊に追われている村人に助けを求められるがばっさりと断り見捨てる。その理由は自分にはもう戦う力がないとのことだが、その後クロムかセルジュで話しかけると仲間になり戦うことができるため矛盾している。 + マーク(男・女) マーク(男・女)特徴~未来から来た、マイユニットの息子or娘。マイユニットのような軍師に憧れている。 問題点~ + シャンブレー シャンブレー特徴~未来から来た、ベルベットの息子。タグエルの生き残りであるため絶滅することを恐れている。 問題点~彼の支援会話は全て「絶滅したくないから戦いたくない」→「相手に叱咤される」→「勇気を出そう」というもので、内容があまりにもワンパターン。また、本作の支援会話の仕様上、キャラAとの支援でやる気を出したかと思いきやキャラBとの支援ではまたウジウジとしているなど整合性も無い。プロフィールには「仲間のためなら身体を張ることも」と書かれているがそのようなシーンは一切ない。何かにつけて「絶滅したくない」と叫んで逃げ腰なため説得力がない。 + ロラン ロラン特徴~未来から来た、ミリエルの息子。母と同じく冷静で几帳面な性格。 問題点~ + ノワール ノワール特徴~未来から来た、サーリャの娘。普段は気弱だが、キレると別人のように変化する。 問題点~セレナとの支援会話では相手に叱られてもついつい甘えてしまうと言っているが、ロランとの支援会話では世話を焼く彼に「うるさい」と激怒し罵っている。 + ンン ンン特徴~未来から来た、ノノの娘。幼いがしっかり者で、大人の顔色を窺うことも多い。 問題点~父親との支援では相手が断っているのにしつこく「母親のノノを選んだ理由」を聞き出そうとしている。この時言い放った「お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?」は悪い意味で本作を象徴する台詞として有名。ロランとの支援では「私が可愛いからロランがストーカーしてくる」と思い込み相手を変態扱い。 その他 + アンナ アンナ特徴~謎の行商人。商売人だけあって、明るくて愛想が良い。お金と羽振りの良いお客様が大好き。兵種はトリックスター。(公式ページより) 問題点~ + サイリ サイリ特徴~ヴァルム大陸にある小国の王女。イーリス大陸の者とはどこか違う、凛とした古風な雰囲気を持つ。兄を慕っているが、現在はとある理由から敵対関係にある。兵種はソードマスター。(公式ページより) 問題点~ + バジーリオ バジーリオ特徴~武を重んじる軍事国家フェリアの西の王。いい加減な言動が多いが、相当の実力を持つ武人。(公式ページより) 問題点~ + フラヴィア フラヴィア特徴~バジーリオと並ぶ、フェリアの東の王。豪快で男勝りな性格の女傑。バジーリオとはライバル。(公式ページより) 問題点~ + チキ チキ特徴~神話の時代から生き続ける、神竜族の一員。神竜信仰の盛んなヴァルム大陸で、神竜の巫女として祀られている。落ち着いた性格だが、ごくまれに幼い少女のような一面を覗かせる。(公式ページより) 問題点~ + エメリナ エメリナ特徴~ 問題点~ + ギャンレル ギャンレル特徴~ペレジアの国王。散漫で冷酷な性格。他人を欺くことに喜びを感じる。(公式ページより) 問題点~ + インバース インバース特徴~ギャンレルの部下。スタイル抜群で、大人の色気漂う美女。男を手玉にとり、破滅させるのが得意。(公式ページより) 問題点~ + ヴァルハルト ヴァルハルト特徴~ヴァルム帝国の皇帝。ヴァルム大陸の諸国を武力で圧倒し、勢力を拡大した覇王。負けること、敵に背を向けることが、何より嫌いな人物。(公式ページより) 問題点~ + レンハ レンハ特徴~ 問題点~ + パリス パリス特徴~ 問題点~ + フィレイン フィレイン特徴~ 問題点~ + ファウダー ファウダー特徴~ペレジアで勢力を伸ばしている、邪竜を崇めるギムレー教団の教主。闇の魔法を操る呪術師でもある。(公式ページより) 問題点~ + ナーガ ナーガ特徴~ 問題点~ + ギムレー ギムレー特徴~ 問題点~ DLC関連 有料DLC 異界の魔符における過去作キャラの扱い 本来過去作ファンへのサービスを目的として配信されたものだが、中には本編を無視した形でキャラが極端な属性付けかつ改変、覚醒側に合わせて職種等変更されたキャラが多い。 内容も所謂ネットのネタに乗っかったと思わせるものが多く見られ、ここでは例として三人を挙げる。 例 その1:リーフ(聖戦の系譜の自軍ユニット、トラキア776の主人公) 初期兵種はプリンス、ロードとれっきとした王子キャラだが、盗賊職である「トリックスター」という職で登場。 ファンの間でネタにされているリーフ盗賊団ネタに公式側が乗っかった形で「受け狙い」で入れたと思われる。 また、このDLCでトラキア776に登場するエーヴェルというキャラクターが本編では「リーフ王子」と呼んでいるのに本作のDLCでは「リーフ」と呼び捨てになっている。 その2:エイリーク(聖魔の光石の主人公) 初期兵種はロードだが、何故か花嫁という職で登場。 やたら騙されやすい系のキャラを強調された。 その3:エリウッド(烈火の剣の主人公) 元作品ではリキア一の騎士と言われていたのが、やたら弱気なキャラクターになっており、このキャラはヒーローズでも似た改悪が見られる。 尚、本編の支援会話では強気な一面も見せていた。 他にも元が光魔導士だったミカヤや、セイジだったアルヴィスが、覚醒に合わせて闇魔法系の職にさせられた等がある。 これらの改変は批判もされていたがほぼ同じ改変がファイアーエムブレムヒーローズでも見られるのが現状である。 覚醒キャラによる過去作キャラへの問題発言 同DLCでは覚醒キャラクターと過去作キャラクターの戦闘会話が存在するが、中には「覚醒キャラ」が「過去作キャラ」に対してマウントポジションを取る形となっているものが複数存在する。 とくに目立つギャンレルとマークについて以下の会話文を例として載せる。 ギャンレル 対ハーディン(紋章の謎の敵) ギャンレル「ギャハハハハ!なんだぁ、その面はよォ!」 ハーディン「・・・だまれ。貴様に語る言葉など持たぬ!」 ギャンレル「正しいと思っていた道からわきをそれたか?それとも惚れた女にでも振られたか?ん?」 対漆黒の騎士(蒼炎の軌跡の敵) 漆黒の騎士「…人には、『漆黒の騎士』と呼ばれている。」 ギャンレル「漆黒の騎士ィ?ギャハハハハハハハ!なんだそのご大層な呼び名は。呼ばれてて恥ずかしくないのかよ。」 漆黒の騎士「…なんだと!」 ギャンレル「おいおい怒ったのか?俺は素直に感想を言っただけだぜ。それとも、こっちの世界じゃ、思った事を正直に言わないほうがいいのか?」 漆黒の騎士「…貴様!!」 マーク 対ライナス(烈火の剣の敵) ライナス「祈りな、そのくらいの時間はやる。これまでの悪事を悔い改めて、眠れ。」 マーク「悪事をしてきた覚えはないですが、せっかくなので祈らせてもらいます。・・・はい、祈りました。では、はじめましょうか!」 対ロイド(烈火の剣の敵) ロイド「「牙」の名において…裁きを下す。悪く思うな。」 マーク「えぇっ!?悪く思うな、なんて言われても無理ですよ!!あなたたちの価値観で世の中をはかるのは間違っていると思います!…これは一度、思い知っていただいた方か良さそうですね!」 対アルム(外伝の主人公) アルム「馬鹿なことを。倒されるのはお前たちの方だ!」 マーク「一応念のためにお聞きします。…素直に倒されてくれませんか?] ■ゲームシステム マップについて 勝利条件の少なさ過去作では敵の全滅や敵将撃破、制圧の外にも一定ターン生存や防衛など多彩な勝利条件があった。特に前作「暁の女神」では糧秣に火をつけたり敵味方含む全ユニットのうち一定数のロストが条件になっていたりと特に多かった。しかし覚醒では敵の全滅と敵将撃破の二つのみであり、制圧がないためロードのクロムの存在感が低下している。 味方の加入今までのシリーズでは同兵種のユニットが複数加入し、もし既存のユニットがロストしても最後まで遊べるよう配慮がなされていた。しかし覚醒ではユニットの三分の一ほどが子世代であり、親世代のペアを支援Sにまで組ませないと加入できない。つまり、ユニットのロストへの救済策であったはずの新キャラ加入なのに既存ユニットを十分に育てていないと加入できないため、ゲームの駒を増やすという本来の目的から外れてしまっている。。また、ユニット加入についてもほとんどは最初から味方で登場するかクロムで話しかけるかの二通りであり、従来と比べると遊びの幅が少ない。章内でレベルを上げると加入するドニのような面白い条件のキャラもいたのに勿体ない…。 単調なマップ序盤から特定のエリアに入ると全ての敵が一斉の突撃してくるマップが多い。確かに多くの敵が一斉に攻めてくると難易度は高くなるがもう少し工夫は出来なかったのだろうか。 それに加えて中盤からは左右対称のマップが増えてくる。そんなマップで敵が一斉突撃してきても何の面白みもない。 過去作ではクリア自体はそこまで難しくはないが村の訪問やユニットの加入、宝箱などを意識すると一気に難易度の上がるマップも多かった。だが、覚醒ではこれらの工夫が凝らされたマップはほとんどない。 システムについて 覚醒公式ホームページ システムについて デュアル上のページで紹介されている覚醒の目玉のうち一つ。仲間が隣にいる状態で戦うと支援効果が得られるとともに敵に追加攻撃(デュアルアタック)してくれたり攻撃をガード(デュアルガード)してくれたりするシステム。通常の戦闘の命中率に加えデュアルという確率が乗ってしまうためより予測がしにくくなっている。これにより所謂やっつけ負けを起こしてしまうこともある。 またユニット一つは決して一人ではなくその人が率いている人のかたまりを指す。これは覚醒公式バックグラウンドでも明言されているが、デュアルの戦闘アニメと比べると違和感を覚える。 デュアルガードでペガサスナイトが敵の矢を受け止めるなどおかしなシーンも見られる。 ダブルユニットを組ませてニコイチにする代わりに能力を上昇させるシステム。ダブルだと常にデュアル状態である。 能力の上昇量がゲームバランスを壊す程に凄まじく、中盤辺りで育成や支援が進んだキャラだと全ステータスが5~9程も上昇するようになる。この頃にはデュアルの発動率もアタックが90%近く、ガードは30%近くとインフレし、育てたユニットをダブルしてからターンスキップを繰り返すだけでマップクリアできてしまう程 一応操作できるユニットが減るというデメリットはあるが、上記の通り大量の敵が突っ込んでくるだけのマップ構成が多いためダブルして困ることはほぼない。 魔府について ■販売方法・宣伝 編集履歴
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組曲『ファイアーエムブレム』をリフ賛歌気味に歌ってみました 組曲『ファイアーエムブレム』 組曲『ファイアーエムブレム』第二部 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部終章1 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部終章2 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部 PED 組曲『ファイアーエムブレム』をリフ賛歌気味に歌ってみました http //www.nicovideo.jp/watch/sm1385469 組曲『ファイアーエムブレム』 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1330890 組曲『ファイアーエムブレム』第二部 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1472014 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部終章1 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1417027 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部終章2 http //www.nicovideo.jp/watch/sm1417417 ファイアーエムブレム 紋章の謎 最速プレイに挑戦 第2部 PED http //www.nicovideo.jp/watch/sm1417636
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「ファイアーエムブレム風花雪月」についてのページです。 このページの内容は本編のネタバレを多分に含みますのでご注意ください。 ■世界観・シナリオ・キャラクター本作の特徴 世界観問題点 シナリオ概略問題点 シナリオ解説 キャラクター解説 DLC関連 ■ゲームシステム ■販売方法・宣伝風花雪月発売までの流れ スマブラSP追加キャラ5体目騒動 ■世界観・シナリオ・キャラクター 本作の特徴 世界観 「フォドラ」と呼ばれる大地が舞台となる。(大陸の名称なのかどうかは不明) フォドラでは女神を信仰するセイロス教が根付いている。 問題点 「水の都デアドラ」「オグマ山脈」「ミルディン大橋」「ブリギット」「ダグザ」など過去作のキャラクターの名前をフォドラの地名へと転用している。 過去作をクリア済のプレイヤーへのファンサービスとしても必然性があるようには思えず、わざわざ被せてきた意図が不明。 [部分編集] シナリオ概略 問題点 シナリオ解説 + ~〇〇章 ○○章「」のあらすじ 問題点 総括 [部分編集] キャラクター解説 + 主人公 主人公(ベレト/ベレス)特徴~PVで「先生」と呼ばれている人物。 問題点~ + 黒鷲の学級 エーデルガルド特徴~フルネームはエーデルガルト=フォン=フレスベルグ。黒鷲の学級の級長。 問題点~ ヒューベルト特徴~ 問題点~ カスパル特徴~ 問題点~ リンハルト特徴~ 問題点~ フェルディナント特徴~ 問題点~ ドロテア特徴~ 問題点~ ベルナデッタ特徴~ 問題点~ ペトラ特徴~ 問題点~ + 青獅子の学級 ディミトリ特徴~フルネームはディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド。青獅子の学級の級長。 問題点~ ドゥドゥー特徴~ 問題点~ アッシュ特徴~ 問題点~ フェリクス特徴~ 問題点~ シルヴァン特徴~ 問題点~ イングリット特徴~ 問題点~ メルセデス特徴~ 問題点~ アネット特徴~ 問題点~ + 金鹿の学級 クロード特徴~フルネームはクロード=フォン=リーガン。金鹿の学級の級長。 問題点~ ローレンツ特徴~ 問題点~ ラファエル特徴~ 問題点~ イグナーツ特徴~ 問題点~ ヒルダ特徴~ 問題点~ リシテア特徴~ 問題点~ マリアンヌ特徴~ 問題点~ レオニー特徴~ 問題点~ + レア 特徴~ 問題点~ + ソティス 特徴~ 問題点~ DLC関連 ■ゲームシステム [部分編集] ■販売方法・宣伝 風花雪月発売までの流れ 2018年 6月12日・・・E3にて第一報。意味の分からないサブタイトル、見づらいだけの斜めUI、過去作キャラとの名前被り複数、質の低すぎるポリゴンなど、オタッフクオリティはこの時点で健在。2019年春発売予定と発表される。 12月27日・・・「覚醒」が「携帯ゲーム機のターン制ストラテジーゲームとして最も高い評価を得た作品(Most critically acclaimed handheld turn-based strategy videogame)」としてギネス記録に認定される。 2019年 2月12日・・・「風花雪月を中心としたニンテンドーダイレクトを行う」と告知が出る。 2月14日・・・第二報。学園モノでマイユニは教師。「ついに戦記物を捨てたのか」などと言われる。また権利表記の部分に「Co-develop by KOEI TECMO GAMES」と記載されており、単独開発出来なくなるほど人材が流出した説が濃厚になる。 なおダイレクトの枠は途中からの5分程度しかなかった。 2月21日・・・コエテクが開発に関与していることを正式発表。なおISは共同開発について一切触れていない。 https //www.famitsu.com/news/201902/22165884.html 4月25日・・・マイユニが教師になった理由が「盗賊に襲われていた士官学校の生徒たちを救ったこと」と紹介される。 https //www.famitsu.com/news/201904/25175311.html 5月15日・・・紋章システム、騎士団の雇い方、スケジュール制、計略などが紹介。 https //www.famitsu.com/news/201905/15176038.html 5月29日・・・「死神騎士」「炎帝」、副官システムなどが紹介。 https //www.famitsu.com/news/201905/29176738.html 6月3日・・・アンチスレでアンチに噛みつき、スレチの話題をし続ける「7d-」が現れる。 6月12日・・・E3で「5年後の同窓会」が明かされる。紹介デモにゲーム画面は一切なし。 6月13日・・・E3ライブでプレイ実演公開。モブ兵士のワープ乱発などが披露される。 6月20日・・・IGNにレビュー掲載。「学園をほぼ全てスキップも出来る」「他クラスからのスカウト出来るかも」などと書かれる。 https //jp.ign.com/fire-emblem-fuka-setsugetsu/36496/preview/ 6月28日・・・公式HP更新。女マイユニの衝撃的なタイツが披露される。 https //twitter.com/Nintendo/status/1144440208189878272 7月4日・・・購入特典に「エキスパンション・パス」(DLCチケット)、「ヒーローズ」「サイファ」にベレト(男マイユニ)プレゼントが発表される。 https //topics.nintendo.co.jp/c/article/fb9ec280-970f-11e9-b641-063b7ac45a6d.html 7月5日・・・フランスのJapanExpoで横田と草木原のインタビュー記事が掲載。「コエテクがチーフマネージャーやプログラミング、ISは芸術面とゲームデザインを担当」などが判明。 http //www.jeuxvideo.com/news/1071215/fire-emblem-three-houses-plus-de-200-heures-de-duree-de-vie.htm 7月11日・・・魔獣の詳細が公開。 https //www.famitsu.com/news/201907/11179304.html 7月13日・・・同性愛要素があることが判明。 https //automaton-media.com/articles/newsjp/20190713-97311/amp/ 7月4日・・・IGNのプレイ感想が掲載。「会話が単純すぎる」「必殺技すら使いまわし」「ペルソナから学ぼうとしているのは評価できる」など。 https //www.youtube.com/watch?v=53jBjc26HXM 7月26日・・・発売日インタビュー掲載。「コエテクには制作前から声をかけた」「ISからは最小構成のメンバーが参加」「国の数は2だと足りないが4だとネタが被りやすい」「『三つの家』は分かりにくいから日本タイトルを変えた」などが判明。 https //www.4gamer.net/games/423/G042326/20190716108/ 8月6日・・・ファミ通インタビュー掲載。大まかな内容は発売日インタビューと同じ。お茶会が草木原発案だと判明。 https //www.famitsu.com/news/201908/06180699.html スマブラSP追加キャラ5体目騒動 ※この項目は記憶が曖昧な部分も多いので、補足をお願いします。 2020年1月14日、5体目の追加ファイターの名前を隠して参戦発表の予告をする 1月16日、放送は23時開始だったが、20分ほど前から#FEアンコールの宣伝動画をガッツリ流す。 本編で追加ファイターが風花マイユニと発表される。しかしこの発表は 追加キャラの選出は発売前に決まっていたこと 1~4人目を他社キャラで固めていたのに最後で自社キャラを出したこと 「スマブラfor」の時点でFE剣士が多すぎと言われているのを作中キャラに代弁させたこと 「(発売前のゲームは)開発ROMを借りて最後までプレイしている」「ゼルダは本編をプレイして断念した」と発言したこと(*1) 多数の武器を持ち替えるシステムはリンクも本編でやっているのに採用しなかったこと などの理由から、FEを知らないスマブラファンからも多数のヘイトを集める結果となり、twitterでは「#FuckFE」というタグが作られた。 また、FEをまず批判しない「風花雪月」ファンからも (FEは何も悪くないのに)スマブラのせいでまたFEにヘイトが集まってしまう FE枠が多いのは覚醒が3枠使っているせいだ など、珍しく否定意見が出てきている。 そしてトドメが、本放送終了後直後に「風花雪月」のDLC発表。FEを知らない人のヘイトを更に溜め、巻き添え低評価爆撃に襲われ、ファンは更に嘆くのだった。 編集履歴
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シリウス 紋章の謎・第二部とそのリメイクである新・紋章の謎、そのリメイク作品に登場する仮面で素顔を隠す謎の聖騎士。 クラスはパラディン。 ユニットとしての性能 初期能力、成長率も高く加入から終盤まで頼れるユニット。 ※しかし幸運の初期値が1しかく、新・紋章の謎では4に上がっているがそれでも不安があり、終章の大事な説得要員なので必殺の一撃を見舞われて死亡してしまうという事故を防ぐためにもSFC版では幸運に補正をかけられる星のカケラの(タウルス、ピスケス、アリエス、ピスケス)を持たせて育てたい。 DS版では女神像かレベルアップ吟味などでなるべく強化しておきたい。 ちなみに高難易度では開始早々仲間にしても海賊に簡単に撃破されてしまうのでユミナのレスキューで呼び寄せた強力なユニットで敵を掃討して安全を確保してから仲間にしたい。 概要 マケドニアのホルム海岸で、ラング将軍から取り返したグルニア王国の王女ユミナと王子ユベロを連れたオグマの前に現れ、子供たちを救いたいとい申し出て共闘する仮面で素顔を覆う謎の騎士。 クールで寡黙な性格で、ズバ抜けた武の力量を持ち、鉄の槍だけで海賊をなぎ払う姿は頼もしいの一言に尽きる。 ホルム海岸制圧後は同盟軍に加わり最後まで従軍し、竜の祭壇では暗黒竜復活の生贄となっていたニーナを目覚めさせ救出。 その際ニーナからカミュと呼びかけられるが、自分は別人であると否定し『わたしは国へ帰らねばならぬ わたしには…待っている者がいる…』とを告げメディウスを滅ぼしてから、忽然と姿を消し竜の祭壇去って行った。 戦後、彼も大陸を救った英雄の一人として称される。 余談だが戦死時や物語のクライマックスでの「すまぬ…」という言葉を発するのでニコニコ動画などでは彼のことを『すまぬ仮面』と呼ばれることもある。 シリウスの正体 ファイアーエムブレム外伝のエンディング後や、英雄戦争最終章のニーナとの会話や新・紋章の謎ではアカネイア戦記4「始まりのとき」やマイユニットやベルフとの支援会話等からシリウスの正体はカミュであると明言されている。 また篠崎砂美著の小説版ではミシェイルの瀕死のところを仮面を外して彼に正体を明かしミシェイルを看取る。 外伝ではティータという女性と恋仲であり、バレンシア大陸へと流れ着いた経緯はグルニア戦後に消息を絶つも生き延びてバレンシア大陸に流れ着いた。 エンディングで記憶を取り戻しアカネイア大陸へと戻り英雄戦争終結後、ティータの待つバレンシア大陸に帰っていったと思われる。
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ミノルは現在ファイアーエムブレム実況を6シリーズニコニコ動画に上げている。 以下に挙げるのは現存している動画でプレイしたシリーズ順である。 これに関しては素晴らしい記事がニコニコ大百科に上がっているのでそれを参考にしていただきたい。 軍師ミノル(はぁと)についてのニコニコ大百科 ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム 烈火の剣 ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム 封印の剣ハード ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム 聖魔の光石 ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム 暁の女神 ・ 【実況プレイ】ファイアーエムブレム トラキア776 なお、封印ノーマルはかつて上げていたが烈火の再生数の伸びによる弊害で烈火の途中で本人により削除された 上記のニコニコ大百科の中に配信のみでプレイした封印や聖戦の動画へのリンクも貼られている 配信にてクリア FE紋章の謎 ※2010年1月29日の配信にてクリア FE聖戦の系譜 ※2010年8月5日の配信にてクリア
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Echoesの設定資料集「バレンシア・アコーディオン」が初出の設定及び情報は赤字で記載します。 ■本作の概要世界観と問題点 シナリオ概略と問題点 キャラクター解説アルム軍およびアルムと関連性の高いキャラクター セリカ軍およびセリカと関連性の高いキャラクター ■ゲームシステム「外伝」から継承された独自のシステム 新規に追加されたシステム「ミラの歯車」 「戦技」 ■販売方法・宣伝DLC 無料特典第1弾 無料特典第2弾 有料DLC第1弾「戦士の旅立ちセット」星の神殿 悪漢とお宝と 300円 死者は眠らない 300円 有料DLC第2弾星の神殿~深き場所~ 500円 黄金の夢 400円 憤怒の葬列 400円 有料DLC第3弾封印の祭壇 各200円、セット1,500円 解放軍の前日譚 各500円、セット2,000円 有料DLC第4弾 エイプリルフール特別サイトのアーカイブ(2017.4.1) 【開発者インタビュー】『Nintendo DREAM7月号』(徳間書店)内記事「『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』開発者と振り返る記憶の欠片」より ■本作の概要 本作は1992年に発売された「ファイアーエムブレム外伝」のリメイク作品である。 [部分編集] 世界観と問題点 世界観 本作は「暗黒竜と光の剣」および「紋章の謎」と世界観を共有しており、リゲルとソフィアの二国に分かたれたバレンシア大陸が舞台となる。 問題点 新規に追加されたキャラクターは総じて癖が強く、その一方で既存キャラクターの設定変更・改悪が目立つ。 原作の外伝ではセリフが少ないため、というのが本作での性格付けの理由だが、個性付けに一役買うはずの支援会話がキャラによっては終始雑談レベルの内容なものもあり、どこかチグハグである。 ソフィアは数年続いた日照りで作物がとれないという設定で、1章冒頭でもソフィア中で食料難が起きていて、それに伴う混乱が発生していることが説明されている。その一方で村の中にたくさん実ったオレンジの木があったり、戦闘マップの回復ポイントにカゴいっぱいのオレンジや魚が置いてあったりと、本当に食料難なのか疑わしい描写が目立つ。 オレンジについては回復ポイントで食べて回復しているという旨のことをディレクターの草木原がインタビューで述べている。それに倣うと魚のカゴのある回復ポイントでは生魚を食べて回復している事になるが オレンジである理由について(バレンシアだからというくだらない理由の他に)はロードバイクでは糖類補給が重要なためオレンジにしたと述べている。ただしロードバイクで勧められているのはオレンジ"ジュース"などの果物ジュースであってオレンジそのものではない(他には一口羊羹やバナナ・エナジーバーやゼリーなど、糖類が多く疲労状態でも食べやすいものが挙げられている)。そもそもロードバイクで糖類補給が勧められるのは長時間自転車で走り続ける事で糖類を消費し過ぎて、極度の低血糖状態になって体が動かなくなることを予防するためであり、戦闘中の傷の回復の理由としては的外れもいい所である。これに限らず今作は『外伝』の頃からある物や場所に対してなにか設定を後付しようとした結果、かえって意味不明になっていることが多い。 外伝特有のクラス『ませんし』のデザインおよびモーションが改悪されている。 https //mevius.5ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1496402483/333 333ゲーム好き名無しさん (ワッチョイW 9517-xZG5)2017/06/06(火) 23 14 58.54ID H0dtjfTG0 魔戦士の必殺モーション 出だしの変なポーズと終わりの回転がダサい気がする https //i.imgur.com/nY1BzLS.gif 「覚醒」のヴァルム大陸との関連を匂わせる設定が追加された。 具体的にいえば神竜が眠る地には神樹が生えるという設定。覚醒でヴァルム大陸中央にあるミラの神樹についてのフォローと思われる。しかしエコーズのエピローグではミラもドーマも一緒に眠っていると言及されているにもかかわらず、覚醒では「ミラ」の神樹という名であることについてのフォローは一切無い。 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493182627/595 http //i.imgur.com/ARyyZWn.jpg 本当に覚醒要素ねじ込むよな いつの間にかドーマが神竜にされてるし 「世界観・設定の参照元は取り扱い説明書」であるとスタッフが明言しており、原作の設定への理解度に不安が残る。 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1492769776/78 電撃Nintendoのツイートより 草木原がディレクターは確定 どなたか買った方いますか…? http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1492769776/253 いちおうその部分だけ貼っとく http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493182627/632 草木原も大概だけど、任天堂側D(外伝プレイ済)の発言や取説への注釈で他に資料残ってない感をすごい感じてしまう http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493627676/161 RPGっぽさを前面に押し出した結果がコレだよ (RPGっぽさ云々はインタビューで樋口も草木原も明言している) http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493627676/164 ×前面 ◯全面 だった シナリオ概略と問題点 + 序章 「外伝」には登場せず、本作で新たに追加されたシナリオである。 少し前に村にきたばかりのセリカとアルムが親交を深めるも、ドゼーからソフィア王族暗殺の命を受けていたスレイダーに見つかり、撃退したものの身を隠すためにセリカが村を去るというのがおおよその展開。(「外伝」では幼少期について、アルムとセリカはラムの村で小さい頃から兄弟のように仲良くしていたが、セリカが何も告げずに去ったという事を2章でアルムが述べている) 問題点冒頭でグレイの口からセリカはこの間村に来たばっかり、と語られるが設定資料集での年表では393年の初め頃からラムの村に身を寄せており、序章は394年の鳥の節(四季における夏頃)。およそ1年近く過ごしているのにこのグレイのセリフは一体…。この設定資料を作ったスタッフと会話セリフ担当のスタッフの連携がとれていなかったのだろうか。 マイセンを見たスレイダーが「あの火事の夜以来だな」と言っているので、設定上序章から1年前の王族暗殺(火事騒ぎの内にドゼーの手の者が殺害)の最中にセリカを救出する際に、スレイダーに見られていたという事らしい。 各キャラクターの過去を垣間見える記憶の欠片にて見ることが出来る、火事の際のセリカと、序章でのセリカの服装や見た目の違いは一切無い。つまりマイセンはドゼー達にセリカがを見つけられてはいけない状況でありながら、セリカをろくに変装もさせずに1年近く滞在させていたことになる。 もっとも、当のスレイダーもマイセンの居場所からセリカを探し当てた訳ではなく、ソフィア中の隅々まで捜索していたらセリカが見つかった、という描写なので、マイセンもスレイダーもどこか間抜けに見える。 スレイダーを追い払うためとはいえ、なんの訓練も受けていないラムの村の子供たちに「帰りたいのならば死ぬ気で戦え!」とあんまりな檄を飛ばすマイセン。ちなみに難易度ノーマルであっても敵兵とのステータス差が大きく、子どもたちだけで敵兵を倒すのは非常に難しい。普通にマイセンだけで戦ったほうが楽である。また、マイセン以外全員倒されても問題なく話は進行する。 追い払われたスレイダーはラムの村近辺でセリカを見つけた事をドゼーに報告しに戻っているが、後の章でこの事についての言及は無い。ラムの村近辺の再捜索などはしていない設定なのだろうか? そもそも「外伝」ではマイセンがセリカを助ける際に見られていたという事も無く、ドゼーの捜索がラムの村に及ぶ前にノーヴァ修道院にセリカを預けているので、序章のような戦闘も起きていない。仕方なく戦わせることになってしまった子どもたちに対する暴言同然の激といい、セリカ救助の際に見られていながらラムの村に長期滞在させていたことといい、あらゆる意味でマイセンの株を下げている追加シナリオだろう。 + 1章 概ね「外伝」通りだがエコーズでの新キャラクターであるフェルナンやベルクト・リネアの登場シーンや依頼人との会話などが追加されている。 問題点ラムの村マイセンの言動が「外伝」よりもアルムを責めたり、アルムの実力を認めないような意味合いが強くなってしまっている。 ラムの村で盗賊退治を依頼してくる村人の態度がとても失礼。依頼自体は盗賊に荷物を奪われてしまったので退治してほしい、というよくあるものだが「あのろくでない共を痛めつけてくれない?」「20人くらいやってくれたらこっちの腹の虫も収まるんだけど」「盗賊20人、ボコボコにしてやって」達成後の会話では「ありがとう。胸がすっとしたわ」など自分の気を済ませる為に盗賊を痛めつけてほしいと頼んでいるかのような台詞が目立つ。盗賊に困っているから退治してほしい、というだけでも良かったのではないだろうか。1章冒頭で「食べるものに困った人たちが盗みや略奪に手をそめてる」と語ったアルムに対して、この盗賊討伐の依頼をされる点も何気に酷い。 ソフィアの南1ここで初登場する新キャラクターのフェルナンは初対面からアルムやルカに攻撃的な態度をとり、長年の付き合いのクレアに注意されても態度を改めようとしない。とてもフェルナンに共感できるような描写ではないが、スタッフインタビューによれば、仲間になりそうでならないキャラクターであるらしい。 解放軍アジト解放軍のアジト入り口にて、パイソンが「外伝」と同じセリフを(悪ふざけとして)発言しルカにたしなめられるシーンがある。ファンサービスにしても微妙ではないだろうか。 ソフィア城攻防戦解放軍アジトで離脱したフェルナンが何を思ってかソフィアの森に1人で向かって行ってドゼーの兵に捕まっている。ソフィア北側には2年前からリゲル軍が駐留している設定なのだが、何をしに行ったのか触れられないままである。 設定上ではリゲルの稀代の英雄として名を残しているマイセンの名前を聞いても特に反応しないベルクト。 ベルクトに「貴族は貴族に、平民は平民に生まれつくものだ。羊は獅子の王になれはしない。」と言われただけでベルクトを崇拝するようになるフェルナン。 このソフィア城の戦闘後、ベルクトは戦力不足を補うためにリゲル本隊と合流することを目的に撤退している。しかし3章においては戯れにたった3騎で仕掛けてくる。 + 2章 + 3章 + 4章 + 5章 + 6章 「外伝」には登場せず、本作で新たに追加されたシナリオである。 問題点の総括 総括~ キャラクター解説 [部分編集] アルム軍およびアルムと関連性の高いキャラクター ※は「Echoes」で新たに追加されたキャラクター + アルム アルム アルムの特徴 「外伝」のパッケージでは緑、ゲーム内のグラフィックでは青色の髪と統一されていなかったがリメイクにあたり髪の色が緑色に変更、髪型は癖っ毛になり、左利きになっている。 おそらくイメージを統一し、同じファルシオンを持つ主人公であるマルスとの違いを明確にする狙いがあったと思われる。 余談だが「覚醒」のDLCで公開されたHACCAN氏によるイラストでは淡い青緑色で描かれている。 問題点 エコーズではライフを消費して様々な効果を付与する「戦技」というシステムが追加された。アルムが覚える戦技のひとつが「覇神断竜剣」。ネーミングにしろ性能(HP16消費・威力+14・射程3の1回攻撃)にしろ癖が強い。 アルムの名言とも言える最終面での「ひねりつぶしてやる」のセリフが削除されている。 2017年5月24日にDLCが公開され、これに伴いアルム専用の最上級職「オーバーロード」が追加された。 「覚醒」のヴァルハルトとの繋がりをもたせるためとみられるが、武器種兵種共に「覚醒」「Echoes」で異なるため強引な感じは否めない。また、オーバーロードにクラスチェンジするとドーマへのトドメの演出(盾を投げ捨てて飛びかかる)が無くなる。 + グレイ グレイの特徴 特徴~なぜか色黒にデザインが変更されているが、これは海外展開を見据えたものと推測される。 問題点 問題点~ + ロビン ロビンの特徴 レベルアップ時成長が芳しくないとくしゃみをするという妙な設定が追加された。 問題点 空気を読めない言動をするキャラ付けをされており、また家族のためとはいえ給金にこだわり過ぎる言動が目立っている。 序盤中盤だけならともかく、終盤でも繰り返す。 + クリフ クリフの特徴 外伝からデザインが大幅に変更され、線の細い内向的な青年というキャラクターになった。 問題点 問題点~ + エフィ※ エフィの特徴 (おそらく)唯一の女村人。左氏の尽力もありキャラクターデザイン自体は(戦闘向きでないことに目をつぶれば)評価の声もある。 アルムの幼馴染で、アルムの側にいたい一心で解放軍に参加する。 仲間に加えるかどうかは任意であり、セリカ編でラムの村まで戻り仲間にすることもできる(セリカ編では仲間に居ても会話に参加しない)。 問題点 インタビューによれば草木原の提案で追加されたそうだが、アルムに思いを寄せるキャラクターとしてはすでにセリカとクレアが存在しており、わざわざもう一人追加した必要性に疑問が持たれている。 エコーズ発売に先駆けてFEHに追加されたが、「外伝」「エコーズ」(公式HPにも村人からアーチャーへのCCは男性限定と書かれている)ともに女性のアーチャーは存在しないにもかかわらずなぜか弓ユニットにされている。インタビューによれば特定のクラスが正解だと思われないようにあえて、という事であるが…ちなみに、FEHで弓を使える理由としてヴェロニカから特別な才能を授かった為と説明されている。また、エフィは特別な出身でないにもかかわらず、聖女にCCする事でアゲイン(隣接キャラ1名を再行動させる)とレスキュー(自分の隣に味方をワープさせる)をアルム軍で覚えるただ1人のキャラ(セリカ編ではアトラスが転職すればレスキューを覚えるが魔戦士ループとの2択になってしまう)という謎の優遇を受けている。仲間に入れなくても話を進められる為か、本編メインシナリオ中のイベント会話に出てくることはない。 たとえシナリオ上でアルムが苦悩している場面であっても出てこないので、アルムへの好意を露わにする一方でアルムが困っている時に何も言わない。私はセリカと違ってアルムの言うことを聞く、と主張していた割には外の世界に行ってみたいアルムに対して村で一緒に住もうと外に行くことにはさり気なく反対していたり、前述のようにアルムの苦悩を背負おうとするわけではないので、都合が悪い事からは逃げるキャラのように見える「アルムが喜ぶなら敵をいっぱい倒すよ」、というセリフがあるが敵の中には魔物だけでなく人間もおり、その事については何ら言及しないままな為、ただの村娘でありながら倫理観のおかしい歪なキャラクターになっている。支援会話においてもアルムかしつこく話しかけてきたシルク以外に興味がない、自己愛が肥大した身勝手な性格と解釈されかねない様になってしまっている。「村の別の人間からの押しに負けて結婚したが時々数日姿を消した」という後日談も、そのような解釈に拍車をかけている。 アルムを好きになったきっかけは幼少期(序章)でアルムに助けられたから、とのこと(その際アルムは大声でセリカから手を離せと叫んでいるのだが…都合の悪いことは忘れるタイプなのだろうか)。エフィに肩入れするあまりアルムから好意を寄せられているセリカに対し異常な敵意を抱く悪質なユーザーも現れ、「エコーズ」において異質な存在である。今のユーザー向けのキャラクターとのことであるが、サイファの生放送中に担当声優から共感できないキャラクター(なので女の子らしいキャラらしく演じるように集中したらしい)であるとまで言われてしまっている。 + ルカ ルカの特徴 ソフィア解放軍の兵士。今作においては田舎の下流貴族であり、腹違いの兄の指示で解放軍に加わったという設定。 問題点 「下流貴族出身の皮肉屋」という設定が付加された。 マイセンの助力を断られたときのセリフが拡大解釈されたのだろうか。 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1492433915/137 外伝の説明書のストーリーでは涙目になってたよなルカ http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1492433915/144 139 ちなみに原文の一部抜粋 >老騎士マイセンを祖父と信じる16歳の少年アルムは、彼の厳しい指導のもと剣の腕を上げ、今ではマイセン卿を打 ち負かすことがあるほどだった。 >しかし、そんな明るくはつらつとしたアルムを見るたびに、マイセンは嬉しさと同時に、言い様のない悲しみにおそわれるのだ。アルムはマイセンの実の孫ではない。 >16年前に、理由あってある男からあずかった子供なのだ……。 >ある日のこと、一人の男がラムの村を訪れた。ソフィア城を占拠しリゲル軍にねがえったドゼーに対し、抵抗を続けている解放軍の兵士ルカだった。 >ルカは、マイセンに解放軍に参加し、ドゼーからソフィア城を取り戻すべく指揮をとって欲しいと懇願した。しかし、年老いたマイセンには、もうその力はなかった。 >涙ながらに訴えるルカをみて、アルムは決心した。 >「代わりに、僕が解放軍に参加します」 これをどう読んだら「皮肉屋」が出てくるのやら ディレクター曰く思ったほど皮肉を言ってなかったと語っているため設定倒れであるが、ヒーローズでも"穏やかな皮肉屋"という二つ名である。 + シルク シルクの特徴 外見、性格ともに大きな変更は少ない方。 問題点 修道院で暮らしていた頃について、修道院では作物栽培による自給自足が成立している設定にもかかわらず、本土からの食料が海賊に奪われると魚しか食べるものがないと語っている。 + クレーベ クレーベの特徴 上流貴族出身、本編時点でマチルダと恋人、同じく貴族であるフェルナンとは兄弟のように仲良くしていた、という設定が追加された。また、本編中でも出番が少し増えた。 問題点 マチルダとの支援会話が全てマチルダとののろけ話。 + クレア クレアの特徴 囚われていたところをアルムに助けられ、解放軍に加入。 兄のクレーベ共々上流貴族の出身という設定が足され、「高飛車なお嬢様」という属性が追加された。 原作である「外伝」にそのような描写はない。 問題点 問題点~ + リュート リュートの特徴 特徴~ 問題点 支援会話において「人付き合いが苦手で友人がいない」ことをことさらに強調されているきらいがある。 + デューテ デューテの特徴 特徴~ 問題点 一人称が「ボク」に変更され、兄を凌ぐ才能を持ちながら魔道の探求に興味がないという設定が付加された。 無論原作である「外伝」にそのような描写はない。外伝の後日談で魔道を捨てて結婚した事を誇大解釈したのだろうか。敵を倒すことに対する罪悪感が薄く、幼稚な性格が事あるごとに強調されている。 戦うことは好きではないという事を終盤の拠点会話で聞けるが「遊んでくれてありがとう」という勝利台詞のせいで説得力に欠ける。 魔道の才能があっても努力する気はない、という考え方をしているからタタラのような悪人に目をつけられて(今作ではスレイダーからデューテの事を教えてもらったことになっている)操られてしまったのも当然の帰結と言えるのだが、都合のいいことにそのような指摘をするキャラは(そういう事をいいそうな兄リュートも含めて)一人も居ない。 + パイソン パイソンの特徴 特徴~ 問題点 彼もルカと同じく皮肉屋設定だが、必殺時の台詞の「残念でした」や勝利時の「悔しい?ごめんね」など、戦闘時の言動はもはや皮肉というか侮辱である。 大工の息子という設定になっているが、特に大工としての見解なども述べたりしない。親は大工というだけである。 + フォルス フォルスの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + マチルダ マチルダの特徴 外見、性格ともに大きく改変された。 問題点 厳格な軍人然とした性格に改変されたが、胸元が空いた服装とキャラ造形が噛み合っていない印象を受ける。 + ティータ ティータの特徴 バレンシアに流れ着き記憶を失ったジークを介抱するうちに彼に惹かれていくようになる。外伝では村人の会話から高貴な出身である事がうかがえたが、エコーズでは孤児院出身に。 問題点 外見・性格共に大幅な改変が加えられ、「緑髪のシスター」程度の面影しか残っていない。 ヌイババが作ったジークの幻影をヌイババ館まで追いかけていて捕まった事になっていたり、過去に教会の炊き出しでパンをコチコチに焼いてしまったり、ジークの治療の際に香辛料を薬と間違えて傷に塗りつけた事があったなど、天然キャラにしてもあんまりな改変がされている。 ヌイババ館まで幻影を追いかけていってヌイババに捕まってジークがいいなりにされてしまっていたことについて、何の反省も述べていないしジークに会っても誤りすらしない。(自分の勝手な行動が原因なのに「私を人質にとられていまはおとなしく従っているの」、と何故か客観的に語っている) 炊き出しについては、みんな笑って食べてくれたのをみて救われた、という風に話を締めているが、教会の炊き出しというのは孤児や貧民などの貧しい人々に料理やその他の食料を無償提供する行為でありつまり常日頃食事に困っている人が食べ物にありつけているのだから多少変な味であっても笑って食べていても当然である。ティータ自身も孤児であったと語っているのにその辺りに思い至らず、コチコチに焼いてしまうのを防ぐように努力するといった反省も無いまま、イイ話の様に締めているのは前向きというよりも現実から目をそらしてるだけなのではないだろうか。 外伝ではジークが死亡していた場合の後日談は髪を下ろして尼になった事が示唆されていたが、エコーズではジークの死の悲しみから修道院に篭って祈り続けていたティータを見かねた旧友に熱心に口説かれて結婚したと変更されている。 + ジーク ジークの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + マイセン マイセンの特徴 特徴~ 問題点 序章においてセリカを捕らえるために来たスレイダーを撃退するためとはいえ、ろくな訓練を受けていない村の子供達に「やかましい!帰りたければ死ぬ気で戦え!」とあんまりな言葉を吐く。アルムに村の外に出る事をずっと禁じていたり、ソフィアの混乱に正義感を募らせるアルムに対して、賊相手に殺されるのがオチだと詰ったりと、外伝と比べてアルムへの言動が悪くなっている。外伝においては辛い思い(実の父であるルドルフと戦う事)になるから解放軍に入るのは許さん、というアルムを思っての言動であった。 また、エコーズでは実はリゲル出身という設定になっている。外伝説明書にはラムの村出身であることが書いてあるのだが、説明書を読み込んだというスタッフの発言はいったい…。 設定資料集によればリゲルに騎士マイセンありという稀代の英雄であったが、ソフィアの内治に起きた問題でリマ2世から要請。リゲル兵を率いてソフィアに入り、リマ2世を大いに助けて統治の安定をもたらす。その後リマ2世からとどまるよう請い、ソフィアの将軍として迎えられた、ということが記載されている 上記の過程であればリゲル出身の騎士であることはソフィア国内でも十分知れ渡っていそうなものであるが本編中ではクレーベは一兵士から騎士となり、伯爵にまでなったお方、フェルナンからはもとの素性は知れたものではない、リゲル皇太子のベルクトはマイセンの名を聞いても特に言及しないなど、何故か元の素性についてまるで知られていない。 + ルドルフ リゲル帝国の現帝王。 リゲル帝国内で恐怖政治を敷き、人々に畏怖されていると説明されている。 原作の「外伝」においては部下のジェローム将軍がリゲルの村で略奪と乱暴を働いたり、 ジェロームが妖術師ヌイババとグルになって人々を苦しめるなど、部下の統制に問題があるものの リゲルの村の住人には英雄として、ジークには父親に等しい方と評されている。 問題点 エコーズでは聖痕を持つ者がバレンシアを救うと予言を受け、聖痕を持つアルムをドーマ教団から遠ざける為にマイセンに預けた事になっている。重大な設定変更にもかかわらず、肝心の予言を受けたシーンなどは無く、ルドルフやマイセンの口から予言があったと言われるのみである。 今作では平民から批判される描写が妙に追加されている。 + ベルクト※ ベルクトの特徴 リゲル帝国皇帝ルドルフの甥。次期皇帝の椅子を狙い、ソフィア宰相ドゼーをそそのかす。 問題点 「アルムがリゲル王家の唯一の生き残りである」という設定のインパクトを削いでしまうのではないか。と懸念されていた。 実際、エコーズにおいてアルムは結構な出身なのではないか?と思わせるイベントが多く追加されており、アルムがリゲル王家の血縁である事が容易に予想出来てしまう様になっている。 エコーズでのベルクトの役割は悪く言えばアルムに対する当て馬、よく言ってもドーマの被害者である。 ベルクトとの初戦闘マップは(少し前のマップでソフィア城にいる我が手勢では話にならないから撤退してリゲル本隊と合流する事を述べていながら)解放軍に対してたった3騎で戯れに挑んできた設定なので、悪い意味でインパクトが強い。 国境での戦闘は互いに大部隊同士での激突になるが敗北。その際にヌイババから強引に渡された呪具に頼ってしまうという情けない展開に。 リゲル城戦では挽回の為に出撃を頼み込むがルドルフに断られて泣き寝入りする。負ければリゲルの敗北が決定的な状況にもかかわらず一度断られただけで諦めて喚いて泣き寝入りする姿はとても情けない。 皇太子という立場なのに、終盤ベルクトがドーマ城地下の祭壇に迷い込んだ際に探しに来てくれたのが婚約者であるリネアとフェルナンだけ。 スタッフ曰く"アルムがセリカに合わずマイセンに育てられていなかったらこうなっていたかもしれないという存在"とのこと。 既存キャラの劣化版というキャラの構想の仕方では当て馬と言われても仕方ないと思われるがスタッフは失礼だとは思わなかったのだろうか? 次期皇帝として認められたいと思う割に自身の立場を顧みない行動をとるので、ますます当て馬としての面が際立つ。 + リネア※ リネアの特徴 帝国内のとある貴族の娘で、ベルクトの婚約者。 ベルクトを支えようと懸命に話しかけるがベルクトの立場や苦悩を汲み取れなかった為に最終的にドーマの生贄にされてしまう。 問題点 「ダンスが好き」という設定がありベルクトと踊るムービーがある。 厳しい自然環境で大旱魃にも見舞われたリゲル帝国の状況と照らし合わせると、「飢える民草をよそに踊り惚ける貴族」という構図にも見えてしまう。 + フェルナン※ フェルナンの特徴 特徴~ 問題点 スタッフインタビューによれば仲間になりそうでならないキャラという事だが、 本編では初対面からアルム達を平民だからと差別的な言動をし、下級貴族のルカがアルム達が砦を攻略したのだと証言しても田舎貴族のいう事だからと馬鹿にして取り合わない。 マイセンの孫であるアルムに解放軍のリーダーに、というクレーベの案にも素性の知れぬマイセンに頼るなど名誉あるソフィア貴族の風上にもおけないという事で拒否し、解放軍から離脱する。 何を思ってかソフィアの森に行ってドゼーの兵に捕まるという失態を犯す(本編2年前からソフィア北側にリゲル軍が駐留している) ベルクトの貴族主義的な言動(具体性に欠けるただの精神論)に共感してリゲルに寝返る 本編1章だけでこの様である。ソフィア貴族の大半がドゼーに付いている状況で、解放軍が平民の登用にすることに文句だけを述べているようなキャラを仲間にしたいと誰が思うのだろうか。 過去作における仲間でなりそうでならないキャラ達は何かしら美点を持っているが立場やしがらみなどから、主人公と和解できず戦うことになっている。 その事を踏まえればフェルナンには仲間になりそうでならないキャラという扱いは相応しくないだろう。 ドゼーを通じてアルムとマイセンに血の繋がりがないという情報をクレーベだけに伝えて、困惑している姿を嘲笑している場面はどうみても悪人である。アルムがマイセンの血縁ではない、という解放軍を混乱させられそうな情報も馬鹿には使いこなせないという事なのだろうか。 クレーベの右腕という事であるが、フェルナンがいなくて解放軍の動きがぎこちなくなったとかベルクトやリゲル軍の活動に貢献したような有能さがうかがえる描写はない。寧ろ激昂したフェルナンをリーダーであるクレーベが抑えるという描写が本編・前日談DLC共に見られる始末である。 平民嫌いの理由は飢餓で反乱を起こした領民がフェルナンの父の屋敷を襲撃し、その際に家族を殺したため、と解放軍兵士から聞ける。 ただし、そのかつての領にアルムたちが寄ることは出来ないし、その領が後日どうなったかをうかがえるようなイベントなども無い。出番が多い追加キャラであっても、そのキャラの根幹となる悲劇が少ない会話だけで済まされてはキャラとしての印象も薄くなって当然である。 平民ではない下級貴族のルカを嫌う言動は前日談DLCでのリゲル人を人質にしたルカの行動に疑問を覚えたため、とフォローされているが、有力DLCまで買わないとルカへの悪態の原因が分からないというのはキャラクター設定として失敗ではないだろうか。 そもそもリゲル人を人質にした事は前日談DLCを遊ばないと分からない事である。なお本編中でリゲル側からその事を指摘される事は一切無い。 [部分編集] セリカ軍およびセリカと関連性の高いキャラクター ※は「Echoes」で新たに追加されたキャラクター + セリカ セリカ セリカの特徴 服装が白を基調としたものに変更された。 外伝では産まれてすぐにドゼーによって毒殺されそうになった所をマイセンに助けられてラムの村に向かった設定であったが、エコーズではソフィアの離宮で数年過ごした後のドゼーの暗殺事件(火事を起こしてその渦中に殺害)からマイセンによって救われた設定になっている。 外伝とは違って、離宮で数年過ごした事から父であるリマ4世への嫌悪を露骨にしている。 問題点 本作のキャラクターイラスト担当である左氏の全身イラストと比べて、ゲーム内グラフィックは両サイドが巻き髪(左氏の全身イラストではストレート)で、目つきも若干きつい印象を受ける。 また、会話画面などのゲーム内グラフィックは化粧をしているかのような(簡潔に言うとケバい)顔になっているが、作中で肌の手入れはしていないという会話があるのでテキスト担当とグラフィック担当で連携が取れてないらしい。 母リプリカを知っている人物から、あまりにも瓜二つと言われるが、作中で出てくるリプリカの一枚絵とセリカの顔グラフィック(会話イベントでは3DSの下画面に常に主人公の顔が表示されている)はあまり似ていない。 リマ4世への嫌悪は2章のアルムとの衝突の理由付けとしてとの事であるが、その2章での衝突はセリカが急にヒステリックになったような言動になる。外伝でもアルムがソフィアの王女について言及した際に感情的になっているが、エコーズでの衝突の際の言動はそれを誇大解釈した様になっている。 「自分がソフィアの王女であることを初めから知っている」設定に変更したとインタビューで語っているが、外伝の説明書に"セリカがドゼーの暗殺の手を免れた、ソフィアのただ一人の王位継承者だったがために、ノーヴァの神殿に身を隠さなければならなくなったのだ。"とあるように外伝の頃からセリカは自らがソフィアの王女であることを知っている設定である。外伝の説明書を読み込んだとインタビューで述べたのは何だったのだろうか。 2章においてはアルムとの衝突の際でアルムを責める言動が強調され、4章ではジュダにミラの解放と引き換えにセリカの魂をドーマに捧げる取引を持ちかけられ、周りから注意されたにもかかわらず自身だけの判断で最終的に承諾してしまうなど、悪い意味で感情的なめんが強調されている。 + メイ メイの特徴 特徴~ 問題点 + ボーイ ボーイの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + ジェニー ジェニーの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + セーバー セーバーの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + バルボ バルボの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + レオ レオの特徴 バルボ、カムイとともにセリカ軍に加入。 問題点 いわゆる「オネエ」属性が追加されている。 漫画「黒子のバスケ」に同じ名前のキャラがおり、属性を付け足す時にこちらから引用したと思われる。 原作ではバルボを兄と慕う弟分だったが、兄貴発言を誇張した結果、とスタッフが述べている(その台詞の後には「おれもついていく」と言っているので誇張も甚だしい限りだが)。 拠点会話では特にお手入れをしていないのに肌の調子がいいセリカを妬むという、大人げない事をしている。 レオの態度もあって、バルボやカムイとの支援は終始締まらない内容になっている。 + カムイ 流れの傭兵。バルボ、レオとともにセリカ軍に加入。 カムイの特徴 特徴~ 問題点 普段は飄々としているがドラゴンゾンビは苦手で、海のほこらの戦闘前イベントで情けない悲鳴をあげている。 エンジェルの魔法を覚えていないなら海のほこらには寄らないでくれと言うが、セリカがエンジェルを覚えた上で寄っても特に上記の会話に変化は無い。 セリカがカムイの言ってたことを忘れていたみたいな話になるが、条件づけていたことを忘れているカムイも大概である。 このキャラ付は外伝でドラゴンゾンビは勘弁してくれよ、と言った事を誇張したと思われるが「エンジェルのまほうでもなければ ぜったい たおせないぜ」と語っているように この時点でのドラゴンゾンビはエンジェルの魔法なしで倒すのは大変なくらい強いからであって、カムイ自身が苦手だからという事ではない。 + パオラ パオラの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + カチュア カチュアの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + エスト エストの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + アトラス アトラスの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + ジェシー ジェシーの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + ディーン ディーンの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + ソニア ソニアの特徴 特徴~ 問題点 後日談で魔女になってしまった事が示唆されている。外伝では姉2人を魔女にした父親を許す事はない、と書かれているだけで魔女になってはいない。何を思って変更したのだろうか。 + ノーマ ノーマの特徴 特徴~ 問題点 問題点~ + 仮面の男※ 仮面の男の特徴 セリカの前に突如として現れ、彼女の危機を救った謎の男。 その正体はセリカの異母兄であるコンラート王子。 問題点 コンラートが活躍するのは外伝にないシーン及び変更されたシーンである。 主人公の一人の兄という重大な立場のキャラだが仲間になるまでの出番に反して、仲間入り後の出番は少ない。 セリカの母であるリプリカとも交流していた様だが、原作同様にセリカはリプリカについて何も知らないままである。 リプリカの出身などはともかくとしても、どういう人だったのかぐらいセリカに伝えていても良さそうなものだが… また、原作と違いセリカが幼少期を離宮で過ごしている設定に変更されたのはコンラートの追加が一因と思われる。 リゲル国内ならドゼーも手が出せない、ということで本編開始直前まで賢者の里で割と平和に過ごしていたことを聞ける。もっともドゼーにしてみればセリカ殺害こそが最優先であったであろうから随分呑気に思えてしまう話なのだが。 問題点の総括 総括~ Echoesにおいての既存キャラクターの性格付けについてはインタビューでこのように語られている。 ■ゲームシステム 「外伝」から継承された独自のシステム 問題点 兵種間の格差は相変わらず大きい。射程5を誇るボウナイトと移動7で速さが高く魔法にも強い魔戦士が強い一方、終盤は妖術師や魔女が多数登場するためバロンは相変わらず弱い。(一応中盤では対物理で活躍の機会はある)外伝で強かったファルコンナイトは相変わらず強いが弓で特効を受ける事が大幅に増えて魔物特効の効果も落ちやや弱体化した。 魔女のワープは調整したという割にワープ後即攻撃してくる魔女は何が調整されたのかわからないレベルでそのまま続投。魔防成長の低いクレーベやバルボには脅威となっており出撃させない以外の対策が困難なのもそのまま。 新規に追加されたシステム 「ミラの歯車」 戦闘時に行動を一手ずつ巻き戻したり、全体マップ画面で過去の出来事を覗き見たり、一度見た支援会話を閲覧することができるアイテム。 インタビューによれば、ifのフェニックスモード(倒されても次ターン始めに復活する)ではプレイヤーが何故倒されたのかを理解できないままゲームが進んでしまう事から反省して、このシステムを搭載したことを述べている。 アルム編では1章の盗賊のほこらにいるシルクと会話することで入手できる。シルクと会話しないで話を進めた場合は3章冒頭で入手するイベントが起きるので、入手しないでクリアということは出来ない。 セリカ編では初めから持っている状態。 問題点 タクティクスオウガ運命の輪のCHARIOTのパクリと言われても仕方がないくらい、システムが被っている。CHARIOTとの違いは回数制限が有ること(といっても最終的には十数回は使用できるようになる)、巻戻せるターン数自体は制限なし(CHARIOTが巻戻せるターンはそのターンから過去50ターンまで)であること、巻戻せる手数の上限(攻略サイトによれば100ターンから155ターン辺りで警告メッセージが出る)を超えるとそのマップでは使用不可になるという点。・もっとも、本作のシステムで100ターン近く戦うという状況自体、とても限定的なので、実質上限は無いと言えなくもない。・また、アルムやセリカが死亡したときには巻き戻せず、そのままゲームオーバーになる。アルムやセリカが歯車を受け取っているので、描写としては間違ってはいないのだが、そのことへの注意が無く、説明不足ともいえる。・ゲームオーバー後に直前の戦闘やセーブデータから再スタートするメニューがなく、そのままタイトル画面に戻されるのは今どきのゲームとしては時代遅れではないだろうか。・ちなみにゲームオーバー画面では歴史上の偉人の格言(全26種類)がランダムで表示される。プレイヤーとしては説教のように格言を見せられるよりも、そのマップの攻略アドバイスなどの方がよさそうなものだが…。スタッフは何を意識していたのだろうか。 「戦技」 武器や盾・装飾品などを装備して使い込み、熟練度を上げると習得して使用可能になる。威力や命中、技などに上昇補正をかけた攻撃や各兵種への特攻効果を付与した攻撃を仕掛けられる。敵からの被ダメージ軽減や位置を入れ替えたりする技もある。基本的にはHPを消費して発動する(しない技もある) 問題点 攻撃系の戦技全般が速さによる追撃が発生しない。つまり複数回攻撃する技でなければ1回攻撃になる。なので技によっては通常攻撃の方が与えるダメージが高くなってしまうことも。・戦技のネーミングが背伸びしたようなセンスで構成されている。たとえばツヴァイハンダーの"虎神五行剣"(虎神は中国の白虎、五行は古代中国の思想がモチーフと思われる)、パルティアの"忘我・無底弓"。-極めつけはセリカ専用武器である宝剣ソフィアの"真ライナロック"とアルム専用武器である王家の剣・ファルシオンの"覇神断竜剣"。-ファルシオンでなければ倒せないラスボスであるドーマに対して、ファルシオンの戦技である覇神断竜剣を使って倒すのが道理の様に思われるが、HPを16も消費して攻撃して外してしまった場合(覇神断竜剣は命中補正が無い技なので外す可能性がある)はドーマの高火力の反撃で死亡しかねないリスクがある上に『外伝』と異なりセリカ支援による確定クリティカルもないため、通常攻撃で戦ったほうがマシ。 [部分編集] ■販売方法・宣伝 DLC 無料DLC「女神の賜り物」と有料DLCが配信されている。 有料DLC第1~3弾セットは4888円(税込)で販売されている。 無料特典第1弾 配信日2017/4/20(木)~ 報酬ブーツ 無料DLCとして、使用すると移動力が上昇するブーツが獲得できます。 問題点 ここに問題点を記述 無料特典第2弾 配信日2017/4/27(木)~ 報酬村人のフォーク 無料DLC第2弾として、アルムとセリカ以外が村人へクラスチェンジ可能になる村人のフォークが獲得できます。 問題点 ここに問題点を記述 有料DLC第1弾「戦士の旅立ちセット」 配信日2017/4/20(木) セット価格800円 FEエコーズのDLC第1弾は序盤の冒険をサポートするために、3種類のクエストが出来るようになります。 星の神殿 「星の欠片」がドロップアイテムとして出現。 悪漢とお宝と 300円 銀貨をドロップする盗賊が出現。 死者は眠らない 300円 マミーが出現。 問題点 ここに問題点を記述 有料DLC第2弾 配信日2017/5/2(火) セット価格1,000円 星の神殿~深き場所~ 500円 条件を満たすと星の宝珠を入手できる。 黄金の夢 400円 金貨・銀貨集めのマップ。 憤怒の葬列 400円 強力な敵が出現するかわりに、より多くの経験値を獲得することができます。 問題点 外伝では能力成長が+2になる効果だった天使の指輪を装備時LUC+20の補正に変更したことについて、プレイヤーがレベルアップの際に天使の指輪を装備することを意識してしまうからとインタビューで述べていながら、 レベルアップの際に装備することを意識させる成長率補正アイテム(星の宝珠)が手に入る有料DLCを配信するというのは二枚舌にも程があるのではないだろうか。 有料DLC第3弾 封印の祭壇 各200円、セット1,500円 Lv.20まで到達した最上級職のキャラを「オーバークラス」にクラスチェンジできるようになる。 槍かざす騎士の祭壇 ゴールドナイト(Lv.20)→ゲイレルル 盾かつぐ巨人の祭壇 バロン(Lv.20)→スパルタン 漆黒のカンムリドリの祭壇 ファルコンナイト(Lv.20)→マッハ 闇まとう淑女の祭壇 神官(Lv.20)→モルガーナ 高潔なる妖精王の祭壇 聖女(Lv.20)→タイタニア 恐るべき戦鬼の祭壇 魔戦士(Lv.20)→ヤシャ 弓もち猛る巨象の祭壇 ボウナイト(Lv.20)→エレファント 書を抱く賢者の祭壇 賢者(Lv.20)→ソロモン 気高き王女の祭壇 プリンセス(Lv.20)→メイヴ 大いなる覇者の祭壇 勇者(Lv.20)→オーバーロード http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493627676/53 オーバーロード メイヴ ソロモン エレファント ヤシャ タイタニア モルガーナ マッハ スパルタン ゲイレルル オーバークラス()になる為には200円払ってね! セットで買うと1500円! なおオーバーロード(アルム専用オーバークラス)になるとドーマ戦のトドメ演出(盾を捨ててドーマに飛びかかり剣を突き刺す)が発生しなくなる。 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1493627676/77 参考画像 解放軍の前日譚 各500円、セット2,000円 ソフィアの港の戦い 記憶の欠片「どんなお方が」 記憶の欠片「姫騎士と若騎士」 フェルナンの槍(1回) 南の砦救出作戦 会話支援(ルカとフォルス) 支援会話(ルカとパイソン) パイソンの弓 地下遺跡からの脱出 支援会話(クレアとマチルダ) 記憶の欠片「幸福の記憶」 クレアの槍 ソフィア城防衛戦 支援会話(クレーベとフォルス) 支援会話(クレーベとパイソン) クレーベの槍、ルカの盾 問題点 ここに問題点を記述 有料DLC第4弾 第4弾のDLCは、カードゲーム「ファイアーエムブレム0(サイファ)」とのコラボ。 ゲーム本編ではサイファのオリジナルキャラクターである「エマ」「シェイド」「ユズ」「ランド」にちなんだアクセサリーを入手できる。 問題点 ここに問題点を記述 エイプリルフール特別サイトのアーカイブ(2017.4.1) http //web.archive.org/web/20170331234638/https //www.nintendo.co.jp/3ds/ajjj/0401/index.html 問題点 カムイ・レオの設定はエコーズの改変後のもの。 Twitterによれば初代「暗黒竜」のスタッフの協力のもと作成されたらしいが、当時のスタッフが残っているのなら本編でもっとましな仕事をさせてあげられなかったのだろうか。 山上のコメント 【開発者インタビュー】『Nintendo DREAM7月号』(徳間書店)内記事「『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』開発者と振り返る記憶の欠片」より http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1495002726/571-573 インタビュー日時は4月某日(と書いてあった。発売から少し経ち、とも書いてあるので多分4月末) 8Pインタビューと長いので3分割 (これと別に左氏へのインタビューが2Pある) 3Dキャラクターの頭身上げたのは、今後のswitch版を見据えて標準形に近いプロポーションの人間を動かす挑戦を行なっているby草木原 山上は当時のデバッグが辛かったので外伝大嫌い 外伝当時から残ってるスタッフに、当時のチームの雰囲気や、当時のDが何を言ってたか、何を参考にしていたかヒアリングしたby草木原 もともと魔戦士は「忍者にして下さい」という明確な指示のもと、ああなっていたみたいですby草木原 ベルクトは力に溺れた存在で、もしアルムがマイセンのもとで育てられず、セリカとも出会ってなかったら、という存在by草木原 ライターから聞いていた当初のエフィはもう少し違ったキャラだった気がするby草木原 ミラの歯車はアンティキティラ島の歯車イメージ。古代と歯車というのが神秘的だなとモチーフにby草木原 エイプリルフールのイラストの線は大澤徹さんに描いてもらって陰指定までしてもらったby山上 原点回帰の文章は山上が全部書いた 恋男とかの当て字はホームページのスタッフ担当by山上 セリカが王女だと初めから知っている変更は2章終わりのアルムとの衝突の動機付けをしたかったのが大きいby草木原 王族のバックボーン付けで10歳くらいまでは離宮暮らしという設定にした。父親など王族に対する微妙な感情があり、それでソフィアの王女が生きているというアルムの発言に反発してしまうby草木原 神々の盟約があり長期的に戦争の様な衝突が無いのに軍事力を2国が保持してるのはおかしいですよね。リゲルはともかく、ソフィアが。 ソフィアの東には海賊がいるので数百年前に海賊の国があったという設定を追加、ソフィアの南の砦などはそれに対する防衛という設定。ドーマの塔がなぜあそこにあるのかとか、ワールドマップ上のものにはひと通り解釈を入れているby草木原 オレンジがいっぱいあるのはバレンシア...オレンジだから。作物が育たなくなったソフィアでもオレンジだけは不思議とよく育つby草木原 背景デザイナーがのって村にみかんをいっぱい置いたby草木原 回復床は何なのかとずっと思っていて、ロードバイクにおける補給というのは糖分を摂取する栄養補給ポイント。なので今回の回復床にはみかん箱が置いてあるby草木原 アルムとセリカが再開するシーンのみかん箱は、ドゼーがソフィア城に籠城する時の備蓄として備えてたからby草木原 貴族社会をちゃんと描くという事をテーマにしてたのでクレアは今の形に。クレーベという後継者がいるので彼女は比較的ゆるく育てられ、貴族の家で育てられたいい子という設定。見た目もクレーベありきby草木原 (草木原の)個人的な感想なんですけど、最近のファンタジー全般で王族は一般の人と分け隔てなく接するタイプが当たり前な気がする。それはおかしくて、リアルに考えたらこういう王族は大体2代で滅びる気がする。 専制君主制を維持できず、割とすぐに共和制に移行すると思う。現代のお客さんが共感しやすい様にそういうキャラ付けを行なっているのは分かっているのですが。by草木原 今回はちゃんと貴族の縦社会、平民と貴族の間に明確な線引きがある社会を描こうと思った。そういった最近手薄だった縦の部分を描く事で骨太な中世観を表現したかったby草木原 キャラクターは結構理詰めで配置、タイプが偏らないよう分散。例えばフォルスは副官なので真面目気味に振っているby草木原 キャラ設定は立ち絵、顔グラの雰囲気、台詞の端々から感じられるものを誇張して付けたby草木原 レオは原作の顔グラフィックが中性的なのと兄貴発言から受けた印象を誇張させたby草木原 半数のキャラクターは先行して声を収録してたので、元のグラフィックとイラスト、声を提示して左さんにお任せしたのもあるby草木原 仮面の騎士は、バットマンライジングに「愛する人を守りたいなら仮面をつけろ」と伝えるシーンがあって、そういう事を教えるキャラにしたかったby草木原 新キャラ(仮面やエフィとか)にそういうキャラ付けするのはいいと思ってるby中西 仲間になりそうでならないフェルナンは戦記物、大河ドラマの思い通りにならない非情さを担っているby草木原 アカネイア行きは育った後の両軍の為の高難度ダンジョンと、ポケモン金銀でカントー行けた時の感動を味わえる様にしたかったからby中西 (FEHの弓エフィは)あえてそうしたようです。エコーズ発売前だったので何かしらのクラスに決め打ちするとそれが正解だと思われるんじゃないかというのもあったby中西 あの時点のFEHサイドでは弓キャラが欲しかったみたいですby草木原 ルカの皮肉屋設定は冒頭のマイセンのセリフから広げたけど、ゲーム中で皮肉を言う機会があまりなかったby草木原 エフィの名前はフェー(FEHのフクロウ)みたいにFEに引っ掛けた命名ではなく、村娘としてイメージに合いそうな名前を検討した結果by樋口 (ミラの大樹を思わせるものなどは覚醒との繋がりを意識してなのかと聞かれて)そこまで強く推してはいないけど、未来でああなっているので過去でも少し繋がりが見えたほうがひとつの世界として成り立つと思い、端々にそういった要素は入れているby草木原 フリアの港も覚醒のフェリアの港と少しつなげてありますby草木原 サイファコラボはフルボイスby中西 左氏のインタビュー(作画に使用したソフトも書いてある) アルムの初期デザイン3つとセリカ、ベルクト、三姉妹の衣装設定 背面を見せたり座ってるキャラはコザキさんが覚醒ifで描いてたので、許されるんだと嬉々として追従させていただいた部分もある。他作品だと「前面を見せて欲しい」「座ると腰付近が見えない」という要望が出ることも多いので。 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1495002726/665 追記(これも長くなったので2分割) 電撃ニンテンドーインタビューでの発言がしれっと入ってるスタッフ紹介文(中西Dの父親の事や幻のWii版FEとか) スタッフ紹介写真の後ろ側にifの巫女か、魔法少女か。のポスターが貼ってあってウンザリ 出足の反応を見てホッとしましたby山上 延期に伴って、山上さんから簡体字版や繁体字版を提案されて組み込んだ。より広いお客さんに触れて頂ける様になったのではと期待by樋口 ifでやり残したことは、歩き回れるダンジョンと頭身上げての戦闘モーション。 実は全てのフィールドを歩き回れる様に作ってあるけれど、広げすぎても面倒な部分もあり、 初めてのお客さんには歩くだけで新鮮な驚きをもってもらえるだろうと、あえてシンプルにダンジョンのみに。by中西 フェルナンもベルクトも貴族主義という立場からの思いや尊厳がある。その尊厳は平民からすると違和感があっても、貴族側にしたら歩んできた道が違うわけで。 ベルクトはそういう思いを持ちつつリネアを大切にする青年で、リネアはそんなベルクトについていく。今回はそれぞれの関係性や物語制を重視していきたかった。by樋口 みんなそれぞれの立場で正しい事をやろうとしていて、それが結果的にぶつかるという感じなんですby草木原 アルムの左利きはキャラのポーズにバリュエーションがなくなってきた所に、モーションチームから左利きなら新パターンを増やせると提案されたのが一つ。 あとアルムは僕の中では力でねじ伏せる様な覇王のイメージがあって、かのアレクサンドロス3世も左利きだと言われていますので、そのイメージもあわせて乗せているby草木原 左利きのおかげでセリカとの聖痕対比もうまくできましたby中西 http //echo.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1495002726/667 もうひとりの英雄王というサブタイは、今後のリメイクタイトルもあるなら全てエコーズでいいかなと考えていたので差別化にサブタイが必須だった。 外伝は元々マルスに対しての裏主人公アルムの話なので、「もうひとつのファルシオン」など対比する言葉を考えた。 最終的に、英雄王という言葉はマルスにしか使われていないものだったので、彼に対する意味でアルムにもうひとりの英雄王と名付けたby中西 外伝の暦がアカネイア暦で書かれてたので、今回新たにバレンシア暦にby中西 バレンシアはドーマとミラが興した大陸で、ドーマとミラがまだ生き残っていて支配力が強い。するとアカネイアの年号ではなく、独自の年号を作るだろうと考えてバレンシア暦を導入by草木原 EDの作詞は草木原 今作のサウンドD(金崎猛)が歌ってるバージョンもいい。個人的にはサイファのイベントなどで弾き語りしてほしいby草木原 あと、草木原の専制君主制から共和制に移行すると思うんです、の後に 一同(笑) って書いてあって笑い処なの?って思った 編集履歴
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ファイアーエムブレム 外伝 とは、【ファミリーコンピュータ】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター アルム軍 セリカ軍 NPC 敵 魔物 関連作品 紹介動画 移植・リメイク コメント 概要 ファイアーエムブレム 外伝 他言語 Fire Emblem Gaiden (英語)(*1) ふりがな ふぁいあーえむぶれむ がいでん ハード 【ファミリーコンピュータ】 メディア 3メガビットロムカセット ジャンル シミュレーションRPG 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ プロデューサー 横井軍平 ディレクター 加賀昭三 プレイ人数 1人 発売日 1992/03/14 (日本) 値段 FC 6,800円(税込)Wii 514WiiポイントWii U 524円3DS 524円 レーティング CERO A(全年齢対象) シリーズ ファイアーエムブレムシリーズ 移植・リメイク 【Wii】 バーチャルコンソール3DS バーチャルコンソール【Wii U】? バーチャルコンソール3DS 【ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王】 日本販売数 32万4699本 【ファミリーコンピュータ】後期に発売されたファイアーエムブレムシリーズの1作。 新たな大陸「バレンシア大陸」を舞台に、【アルム】と【セリカ】の2人の主人公を操作して敵勢力の野望を食い止める。 戦術マップやSRPGの基本部分は前作と同様だがそれ以外のシステムが大きく変わっており、装備品の使用回数が無限・レベルアップで魔法を習得・ダンジョンなどで好きなだけ稼ぎプレイが可能と言った具合に後のシリーズ作品とは作風が大きく異なり、どちらかと言うと普通のファンタジーRPGにより近い内容となっている。 しばらくは変わった作品という位置付けだったが、【ファイアーエムブレム 聖魔の光石】や【ファイアーエムブレム 覚醒】といった作品で本作のフリーマップ制を改良しつつ取り入れる形でシリーズの幅を広げる事に成功し、現在はあって当たり前の要素となっている。 イラストとゲーム画面でキャラクターの風貌が大きく異なり、髪の色に至っては一致していないキャラクターが沢山いる。ゲーム内でも歩行グラフィックと顔グラフィックの色がまるで違う事も多い。 また、タイトルに反してファイアーエムブレムが出て来ない。アカネイア大陸がペガサスで飛べる範囲内にあるので出せない事情があるのも仕方ないのだが……。 ストーリー ──バレンシア大陸は、すべてふたつの顔を持っている。 それは、大陸が二人の神によって造られたときに定められた運命だという。 優しさと美しさをもって自然とともにあることを望む大地母神ミラ、 そして、力と欲望のみが人類の生存の道と信ずる邪神ドーマ。 このふたつの力は長い間、激しく争っていた。 そして、長い戦いのあとに新しいかたちが生まれた。 大陸は南と北にわかれ、北はドーマの支配下に、南はミラの支配下におかれるようになった。 北は、騎士の国リゲル王国、南は、文化の国ソフィア王国。 リゲルは大陸を守り、ソフィアは豊かな実りを与える。 長い間ふたつの国はそれぞれの道を歩んでいた。 しかし、ときは変化をもたらした。 平和なときになれたソフィアの人々は、やがてミラの教えを忘れ、自然と共に生きることを忘れた。 豊かな実りは分け与えられることなく捨て去られていき、 凶作の続くリゲルでは飢えと苦しみのなかで、多くの人々が倒れていった。 バレンシアの調和がくずれ始めた。 助けを求めるリゲルの人々に与えられたのは、あざけりの笑いのみ。 ソフィア王国の心ある者も、国王リマ4世の無関心な態度の前には、なすすべがなかった。 ソフィアの仕打ちに怒り狂ったリゲル王ルドルフは、ドーマ神の命に従いミラを封印した。 ふたつの王国は戦乱へと突入し、兵力のないソフィア王国は敗北の一途をたどるのみだった。 ソフィアの人々は戦闘で荒れ果てたわが国を見てはじめて、自分達の過ちに気づいたが、 ときはすでに遅かった。 ソフィア国のドゼー宰相はリゲルにねがえり、王家のものを暗殺し侵略の手引きを始めていた。 今まさにソフィア城は、リゲルの手に落ちようとしていた……。 注)説明書のストーリーでは「リゲル王国」になっているが、ゲーム中のセリフでは基本的に「リゲルていこく」となっている。 ゲームシステム 基本UIは『暗黒龍と光の剣』のものを踏襲しているが、RPG的な要素が強くなり、将棋のようなゲーム設計だったそちらとはまるで別方向の作品に仕上がっている。 ※以下の解説では説明書の表記に従い、ワールドマップ上で主人公部隊を操作して移動を行う画面を「全体マップ画面」、村やほこら等で主人公単独を操作して人と話したり物を調べる画面を「イベント画面」、ユニット1人1人を操作して敵と戦闘する画面を「戦闘画面」に表記を統一します。 普通のRPGのような要素キャラクターを操作してダンジョンを探索する、特定の敵との戦闘を繰り返し行える、レベルアップで魔法を覚える、村や城で情報収集を行う、魔物が敵として登場すると言った具合に全体的にRPGのような雰囲気が強くなっている。そのために本作以外のシリーズ本編とは異なる仕様が多く、2作品目でありながら独特な作風となってしまった。 本作から標準で採用されたシステムUI面や一部の武器の効果は本作から定番化したものがいくつかある。 地形効果確認の廃止前作では攻撃開始時に必ず地形効果の確認があったが、本作からは廃止されてテンポの悪さが改善された。ただし、本作の時点ではゲーム中のマップに地形効果の表示は出ず、説明書を見ない限り地形効果・飛行系が地形効果を受けられない点が分からないため、慣れない内は不便になったとも言える。 元祖支援効果【アルム】と【セリカ】が両方参加する特定の戦闘では、2人を隣接させた状態にすると【アルム】の攻撃が必ず「ひっさつのいちげき」になる。『紋章の謎』からは、特定のユニットは、繫がりが深い別のユニットが自分の3マス以内にいると命中率・回避率・必殺率に一定値を加算する補正が受けられる「支援効果」として実装された。(*2) マップ上で起きる効果前作では、砦や城門にいるユニットがターン開始時にHPを回復しても何も表示されなかったが、本作からは光るようになり、HPが回復している事が明確となった。同様に、ターン開始時にダメージを受ける場合もダメージを受けている事が分かるようなエフェクトが表示されるようになっている。 攻撃時の画面の配色前作では、攻撃時の画面の下半分の情報ウィンドウの背景は黒一色だったが、本作からは味方:青、敵:赤の配色になり分かりやすくなった。 敵のターン開始時の表示前作では「COMPUTER」と表示されたが、本作からはより意味が分かりやすい「ENEMY」となった。 瀕死にする攻撃魔法攻撃力・防御力に関係なく命中したらHPを強制的に1にしてしまう魔法(敵専用の「メデューサ」)が初登場した。(*3)『紋章の謎』では「ドゥラーム」、『聖戦の系譜』では「ヘル」と、魔法名は違っても同じ特性を持った魔法が登場する。 戦闘開始前のアイテムの整理前作では戦闘画面でしかアイテムの受け渡し、預かり所の出し入れができなかったが、本作では戦闘開始前のマップ画面でこれらのアイテムの整理ができる。『紋章の謎』からは、戦闘開始前の進撃準備画面でアイテムの整理ができるようになった。 味方顔グラフィックの個別化前作では味方の顔グラフィックが数人で全く同じという事があったが、本作からは顔のベースが同じでも表情を変える、顔のパーツを変える等でなるべく個別のグラフィックになるように工夫されいる。ただし、敵の顔グラフィックは数人で全く同じキャラクターもいる。 死亡時のセリフ全員実装前作では死亡した時のセリフが全員分用意されておらず、一部の味方キャラクターには死亡時のセリフが無かった。本作からは原則全員に死亡時のセリフが用意されている。 本作固有だったが、後の作品で復活して採用されたシステム フリーマップ本作では全体マップ画面で主人公を動かし、敵の部隊と当たる事で戦闘画面突入する形が取られている。ダンジョンや墓場には魔物(一部は盗賊)がおり、これらの場所の敵は無尽蔵に湧くため(無尽蔵のためか部隊としては表示されない)、それらと戦い続ける事で好きなだけ経験値を稼げる。このシステムは『聖魔の光石』等でも採用された。 2人の主人公と部隊第3章突入後はアルム・セリカの部隊を切り替えて行動する事ができる。それぞれの部隊でキャラクターは当然別々となる。片方の部隊で特定のイベントを起こさないと、もう片方の部隊が先に進めない場面もある。複数の主人公がそれぞれの部隊を持って進むシステムは『暁の女神』でも採用されたが、操作部隊を選んで進行するわけではないので厳密には異なる。 ミラのしもべ各クラスのレベルを一定まで上げた状態で調べると、そのユニットのクラスチェンジを行える。(*4)「村人」のみクラスチェンジ先が分岐可能で、複数の候補からランダムで選出される。断れば話す毎に変わる。何回クラスチェンジできるかはクラス毎に異なり、本作では「ソルジャー」→「アーマー」→「バロン」のように2回以上クラスチェンジできるクラスが多く存在する。また、「魔戦士」は最上位クラスであるにもかかわらず「村人」にクラスチェンジできるため、「村人」と「傭兵」系は「村人」→「傭兵」→「剣士」→「魔戦士」→「村人」とクラスチェンジを永久に繰り返してレベルアップによる最強育成が可能となっている。クラスチェンジ先の分岐は『聖魔の光石』、2回のクラスチェンジは『暁の女神』、下級へのクラスチェンジは『覚醒』で採用され、以降のシリーズにも似たようなシステムが出る事はある。 指令コマンド「とつげき」「みんなあつまれ」といったコマンドを選択すると、未行動の仲間がそれらの指示通りにオートで行動する。オートでの行動は『覚醒』でも採用された。 イージーモードスタートボタンとセレクトボタンを押しながら始めると、イージーモードを選べるようになる。経験値が増える他、旅の商人を使わずとも2部隊で預けたアイテムが共用される。同様の隠しコマンドによる経験値が増えるモードは『トラキア776』でも採用された。また、『聖魔の光石』からは、標準でゲームスタート時に難易度が選択できるようになっている。 装備品本作では耐久度による武器消費もしないし、基本武器もあるのでたくさん武器を持たせる必要はない。そのため、武器防具含めて装備品は1つしか持てなくなっている。本編では本作限りだが、『幻影異聞録?』『ヒーローズ』『無双』などの外伝作品では戦闘中に持ち変えられない仕様がある。『if』では杖以外の武器が壊れない仕様が採用されている。 アイテムのランダムドロップユニット情報でアイテムを所持している敵は倒すと所持しているアイテムを落とすが、それとは別で、アイテムを所持していない敵が非常に低確率でアイテムを落とす事がある。絶望的なまでに低確率の「たいよう」「りゅうせい」「げっこう」の3本は当時の攻略本で入手写真キャンペーンが開かれていた。なお、この低確率アイテムは、アルム軍・セリカ軍でそれぞれ5個(合計10個)のアイテムが落ちるとそれ以上は落とさなくなる。本編では本作限りだが、こちらも『幻影異聞録』等の別ジャンル作品や『ヒーローズ』でランダムドロップ要素がある。 弓の長射程本作の弓は標準でも射程が3マスあり、最大で射程が5マスになる。3マスの射程は『封印の剣』以降の作品で「長弓」や「ロングボウ」が採用された。基本射程が4マス以上になる弓は『風花雪月』でスキルと組み合わせる形で久々に採用されている。 弓で直接攻撃本作の弓は、射程1での直接攻撃が可能。後の作品では『if』で「ショートボウ」という射程1専用の弓が登場した。 魔法習得本作の魔法はレベルを上げると習得し、キャラクターによって習得魔法が異なる。後のシリーズでは『風花雪月』で魔法関連の技能を上げるとキャラに応じた魔法を習得するという形で採用された。 全体攻撃魔法マップにいる相手全員にダメージを与える魔法(敵専用の「メガクエイク」)が初登場した。かなり異質な魔法なので長らく外伝固有だったが、『風花雪月』で久々に採用された。 ダメージを与えなくても経験値取得前作では攻撃をかわされる、そもそも反撃が発生しない等でダメージを与えられない時は基本的に経験値を取得できなかったが、本作は戦闘でダメージを与えられない場合でも経験値を取得できる。(ただし、最低値の1。)このシステムは後の『トラキア776』で復活し、作品によってはこの方法でないと一切経験値を得られないキャラまでいる。 NPCユニット本作では自軍ではないが、敵でもないユニット(NPCユニット)が戦闘画面にいる事がある。本作ではNPCユニットは全て味方であり、自軍のターンが始まる直前に自動で行動し、敵に攻撃を仕掛ける。このシステムは後の『聖戦の系譜』で「同盟軍」・「中立軍」として採用された。 序盤のお助けユニットがいない本作には序盤に強いユニット、いわゆるジェイガン系のユニットがいない。序盤は敵の数が少なめで大群で攻めてくる事はなく、主人公ユニットが強めに設定されているため、不要になったと考えられる。また、レベルが足りないと思ったら敵が出る地点で経験値稼ぎを行えるため、詰みになる心配はほとんどない。『聖戦の系譜』等、後のいくつかの作品でも序盤のお助けユニットがいない場合がある。 勝利条件本作には制圧地点は無く、基本的に敵軍の全滅が勝利条件である。極一部のマップでは、敵将を撃破した時点で勝利となる。 後の『トラキア776』でマップによって勝利条件が異なるシステムになった際、敵将を撃破した時点で勝利になるマップが登場し、『覚醒』では本作同様、全てのマップが敵軍の全滅か敵将の撃破が勝利条件である。 退却戦闘画面では一定の確率で「たいきゃく」というコマンドが出る場合があり、それを選択すると戦闘を途中で切り上げて逃げ出せる。逃げ出しても味方が捕まる等のデメリットは一切無い。倒した敵はそのままなので繰り返せば難しいマップも踏破できなくもない。また、勝手に動くNPCキャラクターはこれを行う事で消す事ができ、しかも生存した事になる。なお、それぞれのマップに設けられている規定ターンに到達しても勝手に退却する。本編では『風花雪月』で久々に採用。『ヒーローズ』ではギブアップという形で取り入れている。 拠点・ダンジョンの探索(イベント画面)本作では全体マップ画面から入った村やダンジョンでは実際にキャラクターを動かして探索を行える。普通のRPGのように村人と直接話して情報を収集したり、仲間になってくれたりする。宝箱は戦闘中ではなく探索マップ中に開けて中身を入手できる。更に本作には鍵が無いため宝箱は鍵なしで解錠できる。ダンジョンの探索中は特定のマップに移動すると敵とエンカウントしてしまう。本編では『if』や『風花雪月』で拠点の探索が行える。また、『幻影異聞録』は普通のRPGなので街やダンジョンの探索要素がある。 回復魔法が2回連続になる本作の回復魔法(リカバー・リブロー)は、特定の確率で「さいこうげき」のように2回目の回復が行われる。このシステムは後の『トラキア776』でも採用されている。 ユニットの固有能力「けんじゃ」はターン開始時に自分のHPを少し回復、「せいじょ」はターン開始時に隣接するユニットのHPを少し回復という固有能力を持っている。このような固有能力は後の『聖戦の系譜』から「スキル」という形で実装された。 本作固有のシステム以降のシリーズで採用されなかったシステムも多い。ただし、リメイク版の『Echoes』では一部要素はしっかり拾われている。 消費アイテム(耐久度)無し本作には消費アイテムは無く、武器も全て耐久度が無く無限に使える。そのため、買い物の必要が無いためお店もお金も存在しない。『Echoes』には消費アイテムが追加されたので本作固有の要素となった。 基本武器各クラスは「常に基本武器を持っている」という設定になっており、何も持っていない状態でも他の作品とは異なり丸腰とならず「威力0の武器」で攻撃するようになっている。ただし、魔道士系は例外で魔法で攻撃するため基本武器を持っていないが、丸腰にならない点は同じである。よって本作では「反撃しない壁」としてユニットを置く事はできない。 魔法のHP消費本作では魔法の使用回数がない代わり、HPを消費して発動する。強力な魔法はその分だけ消費が激しい。 聖なる井戸神殿やダンジョン内にある白いライオン型の顔を調べると水を飲む事ができる。ステータスが上昇したり、死者を生き返らせる事ができる。無限に使えたらゲームバランスが崩壊するので、当然ながら回数に制限がある。使い切ると井戸が枯れる。 旅の商人3章以降、特定の場所にいる旅の商人にアイテムを渡すと、もう片方の部隊へアイテムを渡せる。 敵拠点からの援軍本作では戦闘画面ではなく全体マップ画面で敵の増援部隊が出現する事があり、全体マップ画面上を移動する。増援部隊と接触すると戦闘を行える。元々部隊がいる位置に増援部隊がいる状態で戦闘に入ると、増援部隊の分敵が増えた状態で戦闘開始になるので難易度が上がる。(ただし、マップ内の敵の数の上限を超えている等の理由で、元々いた敵が増援部隊の敵に置き換わる場合もある。) 敵の先制行動こちらから敵部隊に接触すると通常通りに自軍から行動を取るが、敵部隊がこちらのいる場所に移動してきて攻め込まれた場合、戦闘画面に切り替わった後いきなり「ENEMY」と表示されて敵が先に行動する。 戦闘中の「はなす」が無い本作では戦闘画面でのコマンドに「はなす」が存在しない。よって、戦闘中敵に話しかけて味方に寝返るというシステム自体が無い。ストーリー上、戦闘中で味方に寝返る敵は2人いるが、味方に寝返るための条件を満たせば自動的にイベントが発生するようになっている。『Echoes』では戦闘画面で支援会話が行えるようになっているので本作固有の要素となった。 仲間を無視して進む本作で味方に加入するユニットは、イベント画面で話しかけないと加入しない。逆に言うと話しかけなければ加入させずに進められるので、一部の出口を塞いでいるユニット以外、ほとんどのユニットを無視して進む事ができる。1章で無視したユニットは2章のクリア直前に限り、【セリカ】側に加入させることができる。(*5)『Echoes』では一部のユニットに意図的に残され、1章で無視したユニットはセリカで話しかけると特別なセリフを言うようになったが、無視できないユニットが増えたので半ば本作固有の要素である。 鍵と扉の仕様本作では鍵系アイテムが全く無い。はねばしも無く、宝箱は戦闘画面に存在しない。そして扉は「内側から開ける」という方式となっており、扉の上側(内側)のマスに止まると「とびら」コマンドが出る。そのため開けるには基本的に飛行ユニットかワープが必要。ただしどの扉も開ける必要がないため、この仕様に気付かない状態でクリアしてしまう事もままある。 召喚魔法「増援部隊」として出現するのは全体マップ画面だが、それとは別で戦闘画面でも「ユニットを召喚する行動」が存在する。「メサイア」という魔法が召喚魔法に該当し、敵の情報を確認してこの魔法を持っている場合は注意する必要がある。「メサイア」は魔物を召喚する召喚魔法で、何の魔物を召喚するかはユニットによって異なる。また、ビグルは「分裂する」という行動を持っており、システム的には召喚と同じでビグルが増える。本作で極めて異質な点として、このような召喚魔法は味方側も扱える。「イリュージョン」という魔法が召喚魔法に該当する。こちらは「シャドー」という汎用ユニットを召喚する召喚魔法で、何のクラスを召喚するかはユニットによって異なる。 キャラクター アルム軍 【アルム】 【グレイ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ロビン(ファイアーエムブレム 外伝)】 【クリフ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ルカ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【フォルス】 【パイソン】 【クレア(ファイアーエムブレム 外伝)】 【クレーベ】 【マチルダ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【リュート】 【デューテ】 【シルク】 【ティータ】 【ジーク(ファイアーエムブレム 外伝)】 【マイセン】 セリカ軍 【セリカ】 【メイ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ボーイ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ジェニー(ファイアーエムブレム 外伝)】 【バルボ】 【カムイ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【レオ(ファイアーエムブレム 外伝)】 【セーバー】 【パオラ】 【カチュア】 【エスト】 【アトラス(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ジェシー(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ソニア(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ディーン(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ノーマ】 NPC 【旅の商人】 【ミラ(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【リマ四世】 【ハルク(ファイアーエムブレム 外伝)】 敵 1~3章 【スレイダー(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ドゼー】 【ダッハ】? 【ローソン】 【ガゼル】 【タタラ】 【ガッハ】? 【ブライ(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【ウォルフ(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【ギース(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【ミカエラ】? 4章 【ガルシア(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【ドルク】? 【ジャミル(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【ジュダ(ファイアーエムブレム 外伝)】? 【シーザス】 【マーラ】 【ヌイババ】 【ジェローム(ファイアーエムブレム 外伝)】 【マグナム(ファイアーエムブレム 外伝)】 【ヘステ】 【ミューラー】 【ルドルフ】 5章 【ドーマ】 【ガネフ】? 【バデス】? 【ケルベス】? 【ベルレス】? 【ゴールド(ファイアーエムブレム 外伝)】? 魔物 【ゾンビ】 【マミー】 【スケルトン】 【リッチー】? 【ドラゴンゾンビ】 【白竜】? 【ガーゴイル】? 【バルログ】? 【魔人】? 【ビグル】 関連作品 【ファイアーエムブレム 聖魔の光石】…本作をオマージュしたと思われる作品。 【ファイアーエムブレム 覚醒】…未来のバレンシア大陸と思わしき「ヴァルム大陸」が登場。 【ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王】…リメイク作。 紹介動画 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】2009/11/14に【Wii】、2013/04/03に【ニンテンドー3DS】、2014/08/20に【Wii U】?でそれぞれ販売された。 【ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王】2017/04/20に3DS用に発売されたまさかのフルリメイク。新キャラクターや6章が追加されたが、根本部分のシステムは殆どそのまま。なんと25年越しでのリメイク作であり、発売当時は最長記録だったが、現在は【ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者(Switch)】 が33年で最長である。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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スライム ファイアーエムブレム外伝から登場した攻撃魔法。 外伝では黒魔法の一種。敵専用で、高LVの妖術師や召喚師が使用する。 術者が手や杖を掲げると大型のスライムが生み出されて敵めがけて這いずり、大蛇のごとく締め上げる。 一見地味なエフェクトだが、予想外の締め付けアクションと大ダメージでプレイヤーの肝を冷やしてくれる。 武器としての性能はオーラよりは弱く、エンジェルより強いオリジナルなパラ振り。 なかなか威力の高い魔法なので、魔法防御の低いユニットが狙われると致命傷になることもままある。 「なーに、ドーラの一発なら耐えられるさ」→スライム使うヤツだった→即死( ゚д゚ ) というコンボには注意が必要。 覚醒にて遠距離魔法として久々の登場。闇魔法なのでダークマージ系専用。 緑色のゼラチン状の物質を発生させて攻撃する。 敵からのドロップの他、異伝の村やすれちがい、配信チームからの購入で入手可能。 新・暗黒竜のシューターで懲りたのか、武器錬成はできない。 威力はレクスカリバーと同じ10。当たると結構痛い。 命中は65とやや低め。追撃、デュアルアタックが発生しない特徴がある。 使用回数はトラキア以降の遠距離魔法と比べると多めの10回。 また、攻撃を外しても他の武器と同じように回数を消費しない。 スライム持ちの敵は大抵移動しない。なので攻撃範囲に注意して避難、 もしくは疾風迅雷などで速やかに処理することが重要。 21章では魔道書持ちのソーサラーが進入不可能地帯にずらりと並んだ階段から続々と現れる。 命中が低めと言え数が多いので集中攻撃を受けたらひとたまりもない。 撃ち尽くさせようにもダメージを受けなければ耐久は減らず、他の増援もあるので10回も延々と受けてはいられない。 ここでは素早い進軍を心がけるのが上策といえるだろう。 このスライム地獄な章の敵がドロップする物が、本編で唯一入手可能な分である。
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ファイヤーエンブレム 初心者・未プレイ者がよくやる間違い。 [類]ファイヤーエムブレム、ファイアーエンブレム