約 3,294,268 件
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/9191.html
このページでは【ファイアーエムブレム 覚醒】?のキャラクター、 セルバンテス を解説する。 【どうぶつの森e+】?のキャラクターは【セルバンテス(どうぶつの森シリーズ)】?を参照。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール セルバンテス 他言語 Cervantes (英語) 種族 【人間】 性別 男 職業 将軍 所属 ヴァルム帝国 声優 ふくまつ進紗 デザイン コザキユースケ 初登場 【ファイアーエムブレム 覚醒】? ヴァルム帝国に仕える将軍。一度も髭を切った事が無く、その間は無敗であったため、髭を誇りとしている。 【ヴァルハルト】?に忠誠を誓う。 作品別 【ファイアーエムブレム 覚醒】? 16章に登場する敵将。本作の【ロレンス】ポジションだが、珍しく仲間にならない。 脳筋な快男児と言ったような性格で無敗である事を誇りとし、ヴァルム軍を率いて勝負を挑んでくる。 20章では【エクセライ】に対し、自分の頭が回らない事を理解しつつも「陛下にお仕えするには、貴公はちと頭が良すぎるな。」と、ヴァルム軍の軍紀を表すような発言を行っていた。そのまま20章の決戦で死亡するが、死に際ではヴァルハルトに仕えていた人生を満足していた。 【幻影異聞録♯FE】? 【チキ】のサイドストーリーに登場するミラージュ。【チキは俺の嫁P】達を始めとするウタロPのパフォーマを奪い取っていた。 原作の堂々としたような要素はほぼ無くなっているが、一応「無敗の将」と自称する形で原作要素は残っている。 【ファイアーエムブレム ヒーローズ】 通常版 称号 武器 移動 声優 イラスト 不敗の将 槍 重装系 ふくまつ進紗 鴨NEGI HP 攻撃 速さ 守備 魔防 50 45 31 44 25 武器 補助 奥義 守備逆用の槍+ なし 華炎 A B C 攻撃守備の万全3 守備隊形3 なし 味方実装日 ★ 入手 分類 2022/10/18 3~4 大英雄戦英雄の聖杯 大英雄 2022/10/18から開催される大英雄戦で実装。近接重装系の配布枠追加は【炎帝】以来であり、かなり久々。 汎用武器「守備逆用の槍+」は、戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、自身の守備+5、敵の守備-5、かつ敵が強化を受けていれば、戦闘中、自身の守備が敵の受けている強化の値だけ増加し、敵の守備が敵の受けている強化の値だけ減少(能力値ごとに計算) 近接護り手や査定要員としての活躍が見込める。 関連キャラクター 【ヴァルハルト】? 【エクセライ】 【ロレンス】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/927.html
【作品名】ファイヤーエムブレム紋章の謎 【ジャンル】手強いシミュレーション 【先鋒】火龍 【次鋒】氷龍 【中堅】飛龍 【副将】魔龍 【大将】地龍 以下共通設定 【大きさ】数m 【攻撃力】弓矢と同じ射程のブレス 氷龍は氷、地龍は闇、それ以外は炎を吐く 鎧や素の防御力では軽減できない特性を持つ 軽減できずに当たった場合達人を一撃で殺せる 【防御力】軍人の剣や弓矢の攻撃で無傷 地龍は実質その倍の防御力 【素早さ】常人並み 飛龍は飛行可能
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/1865.html
タイトル(一覧) ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣(ファミリーコンピュータ/1990年4月20日) ファイアーエムブレム外伝(ファミリーコンピュータ/1992年3月14日) ファイアーエムブレム 紋章の謎(スーパーファミコン/1994年1月21日) ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(スーパーファミコン/1996年5月14日) BSファイアーエムブレム アカネイア戦記(スーパーファミコン サテラビュー/1997年9月29日) ファイアーエムブレム トラキア776(スーパーファミコン/1999年9月1日) ファイアーエムブレム 封印の剣(ゲームボーイアドバンス/2002年3月29日) ファイアーエムブレム 烈火の剣(ゲームボーイアドバンス/2003年4月25日) ファイアーエムブレム 聖魔の光石(ゲームボーイアドバンス/2004年10月7日) ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡(ゲームキューブ/2005年4月20日) ファイアーエムブレム 暁の女神(Wii/2007年2月22日) ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(ニンテンドーDS/2008年8月7日) ファイアーエムブレム 新・紋章の謎(ニンテンドーDS/2010年7月15日) ファイアーエムブレム 覚醒(ニンテンドーDS/2012年4月19日) ファイアーエムブレムif(ニンテンドー3DS/2015年6月25日) 幻影異聞録♯FE(Wii U/2015年12月26日) ファイアーエムブレム ヒーローズ(スマートフォン向けアプリ/2017年2月2日) ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王(ニンテンドー3DS/2017年4月20日) ファイアーエムブレム無双(Newニンテンドー3DS・Nintendo Switch/2017年9月28日) ファイアーエムブレム 風花雪月(Nintendo Switch/2019年7月26日) 幻影異聞録♯FE Encore(Nintendo Switch/2020年1月17日) ファイアーエムブレム無双 風花雪月(Nintendo Switch/2022年6月24日) ファイアーエムブレム エンゲージ(Nintendo Switch/2023年1月20日)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4410.html
ファイアーエムブレム 封印の剣 【ふぁいあーえむぶれむ ふういんのつるぎ】 ジャンル シミュレーションRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ 発売日 2002年3月29日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 【GBA】1~4人【WiiU】1人 セーブデータ 3個(製造時期によって電池版,フラッシュ版が存在) レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 周辺機器 GBA専用通信ケーブル対応 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2015年9月2日/715円(税10%込) 判定 良作 ポイント シリーズの原点に回帰したと思しきシステムオーソドックスながらも練られたシナリオ、世界観支援会話、ハードモードが初搭載 ファイアーエムブレムシリーズ 概要 新要素・変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 SRPGというジャンルの火付け役となった『ファイアーエムブレム』のシリーズ6作目。 かつて人と竜が共存していた「エレブ大陸」を舞台に、リキア同盟軍とベルン王国の戦争が描かれる。 登場キャラクターの大まかな特徴、シナリオの雰囲気等、マップの縮小やスキルの廃止など、過去作の『紋章の謎』のオマージュと言える要素が随所に見られる。 これまでシリーズのメインスタッフだった加賀昭三氏が退社後に初めて作られた作品。 それに伴い、メインのシナリオライターも加賀氏からトラキア776でシナリオに協力していた堀川将之氏に交代している。 新要素・変更点 支援会話システム 「特定のキャラ同士が近くにいると能力がアップ」という仕様はシリーズ3作目の『紋章の謎』にて実装(*1)されており、その後シリーズを重ねていくにつれ発展していったのだが、本作にてその集大成と言える「支援会話」システムが確立された。 支援を組めるユニット同士を隣接させてターンを終えるとポイントが貯まり、それが一定値に達すると発生する「会話」コマンドを選択すると支援効果が発生するようになる。 支援効果はこれまでの回避や命中だけでなく、攻撃力や防御力にも及ぶようになった。どんな効果になるかはキャラクターごとの「属性」の組み合わせにより変わる(*2)。 攻撃面が強化される属性、博打性が強いが爆発力が稼げる属性など、やや被りがみられるものの属性効果はなかなか個性的である。満遍なく強化するも良し、同じ属性同士で長所を伸ばし合うも良し。 主に主従・友人・血縁など何らかの接点のあるユニット同士だと必要ポイントも少ないが、多くのポイントを要しながらもまったく接点がないユニット同士で発生する事もある。 支援レベルはA/B/Cの三段階で、一人のキャラに五段階分までの支援をつけられる。例えば支援Aがついているユニットには、追加で支援Bを1つか支援Cを2つつけられる。 『トラキア』までは支援効果を得られる組み合わせが基本的に固定(*3)だったが、本作では1人のキャラに対し複数の支援発生枠が存在するため、どの組み合わせで支援を成立させるかの選択の幅が広がった。性能重視で一線級のユニットに集中してつけるも良し、効率度外視でキャラ設定に準じて付けるもよし。 会話自体も量・バリエーション共に豊か。本編で物語に絡めない脇役キャラの個性や過去をより深く掘り下げることが可能になった。 また主人公含む一部のキャラは支援キャラの組み合わせに応じてエンディング後の後日談も変化するため、周回プレイ時の楽しみにもなっている。 チュートリアルの搭載 シリーズとしては初めて本格的なチュートリアルモードが搭載された。実際にマップを攻略しながら基本的な操作を学んでゆくことができる。 「『カーソル』の意味すらわからない初心者を意識した」と豪語する通り丁寧な説明。 ちなみにその内容は「留学先のオスティアで駐留武官のセシリアの教授の下、側近のウォルト・幼馴染のリリーナと共に仲間であるボールス率いる敵軍と模擬戦を行う」という1章の前日談になっていて、ストーリー的にも自然に繋がっている。 決め細やかなUI Rボタンがヘルプ呼び出し用として設定されており、ほとんどの画面でRボタンを押すことで、その項目の説明を表示することができる。 武器の性能などはもちろん、キャラクターのプロフィールやクラス・ステータスの説明までいつでも細かく確認することができる。 ハードモードの実装 本作より、高難度である「ハードモード」が実装された。難易度上昇の方向性は、敵の能力の引き上げによる比率がかなり大きくなっており、後の作品のように配置や敵装備や行動等にはさほど手が加わっていない。 とはいえ、攻速が20以上の遊牧系・剣士系が多いサカルート、力がカンスト状態の銀の槍やキラーランスによる事故死の怖い21章などの敵の能力の引き上げによる難易度上昇でも難関マップは存在する。 またハードにおける新規の増援などが存在しているため、気を抜いていると死にかねない。 その他の仕様変更 従来の炎・雷・風・魔法の系統は全て「理」魔法の1種類に統一され、同時に理→光→闇→理…という新たな魔法の3すくみ関係が設定された。 従来は実質敵専用魔法であった「遠距離魔法」の要求武器レベルが下がり、性能的にも味方側が利用しても十分実用レベルに改良された。更には光魔法にも遠距離魔法が登場した。 逆に『トラキア』で猛威をふるっていた状態異常杖は「射程に制限が入る」「命中率の低下」「状態異常が一定ターン経過後に自然回復する」などで弱体化された。 ステータスの力と魔力が一旦統合された。物理ユニットに魔力の、魔法ユニットに力のステータスは存在しない。 体格の値はレベルアップで成長しなくなった。 「捕らえる」システムは廃止された。 盗賊の「盗む」は敵の武器を除くアイテムのみ盗むことが可能になった。 「かつぐ」システムは「救出」に名称変更。またユニットごとに「救出」という値が設定され、救出する側の「救出」値>救出される側の「体格」値の場合に救出・引き渡しを行うことができるようになった。 救出値は基本的に「体格-1」だが、騎馬・飛行兵の救出値は高く補正されるため、騎乗ユニットは「救出しやすくされやすい」というシステム的に有利な立場になっている。 騎乗ユニットが攻撃後に再移動できなくなった。攻撃以外の行動をした後のみ、再移動できる。 騎乗ユニットの乗り降りシステムは廃止され、室内マップでも騎乗ユニット時の得意武器をそのまま使うことができる。 戦闘前にロイ以外のユニットの初期配置を自由に変更できるようになった。 評価点 簡単すぎず難しすぎない難易度 ノーマルモードの難易度は、シリーズ最高レベルの難易度と言われる前作『トラキア』に比べると大きく緩和されているが、節々での手強さは十分健在。スタッフによると、『紋章』と同じぐらいの難易度を想定しているとのこと。(*4) また、ハードモードといった上級者向け難易度を実装することで、間口が大きく広がった。 ただしそれでもクリアできない人も少なくなかったようで、次回作の『烈火』ではチュートリアルの大幅な強化・敵のパラメーターの下降などの調整がなされた。また、後の作品ではハードモードすら大きく上回る難易度である「マニアック」や「ルナティック」が追加されているなど、よりゲームバランスに関する工夫が凝らされるようになる。 丁寧に作り込まれた硬派でシリアスな王道ストーリー 本作のストーリー構成は硬派な内容であるがゆえに壮大さやインパクトにこそ欠けるが、小さな諸侯の息子でしかなかったロイが激戦と大国の陰謀を乗り越えて世界規模の軍勢の将に成長する経緯など、過程を余すことなく丁寧に描いている。またそれぞれの要素が緻密に関係し合っており、シンプルで王道ながらもシナリオの完成度が高いと言われている。 また表面的には王道だがそれだけでもなく、本作の戦争が起きるきっかけを作った悪役ゼフィールの悲惨な過去、戦いの裏にある太古の「人」と「竜」との間で繰り広げられた「人竜戦役」の真実、それを知ってなお両種族の共存の可能性を信じるロイ…等、考察すると奥深い部分もある。なおゼフィールの過去などは次回作『烈火の剣』で詳細に掘り下げられ、より本作の評価が高くなった。 また、世界の多くを巡る展開から、それぞれの国の産業や文化、そして、発生している問題にも向き合うことが多いなど、ファイアーエムブレムシリーズらしい魅力を味わえる。 様々な立場にあるキャラクターの描写も豊かで、章前会話等のボリュームもかなりのもの。 魅力的なキャラクターたち 前述の通り、本作はすべてのプレイアブルキャラクターに支援会話が存在し、これを鑑賞することでキャラクターの深掘りされた内面を見られる。 会話内容によっては、主君に対する忠誠心や仲間への思い、敵への復讐心など、メインシナリオで描かれていない一面を知ることができる。また、『聖戦』などと同じく、出身地によって考え方が大きく違うなど、ユニットごとの個性がより深く演出されている。 敵に関しても、従来を継承しつつ本作らしい個性に溢れたユニットが多く登場する。 表向きのボスであり、実質的な黒幕でもある「ゼフィール」は、かつての「ハーディン」を思い起こさせる非情な支配者として君臨しているが、上記に記載したようにそのバックボーンは彼以上に悲惨という声もあり「こんな目に遭っていればそうもなるだろう」と、作中のキャラクターやプレイヤーに同情を向けられている。 敵幹部の三竜将も、ゼフィールが幼い頃からそばで仕え続けている忠臣「マードック」や、前作のケンプフのような詰めの甘い小物キャラに見えるが、卑劣ながらも確かな実力を持つ「ナーシェン」、ナーシェンに代わって三竜将に加入し、かつての仲間たちと刃を交える「ゲイル」、感情が先行するなど将軍としては劣っているが、その意地を竜族にも認められた「ブルーニャ」など、非常に個性豊か。 クリア後も遊べる要素の充実 クリア後に「トライアルマップ」というモードが追加され、クリアしたデータを使って新たなマップを繰り返しプレイすることができる。 更に周回プレイでクリア回数を重ねると、トライアルマップ限定で本編では仲間にならなかったキャラや敵将達が味方ユニットとして使えるようになる。これにより初代からあった「あの敵将が使えたら…」という願いが叶えられた。ただし一部のキャラの装備を変えられていたり、限界以上の能力値を持つキャラの能力は限界値まで下げられている。 GBAの仕様を最大限に活用した「通信闘技場」の追加。 育てたキャラ同士をいくつかのルール上で対戦させるというものであり、シンプルなルールでありながら本編とは違った意味で中々戦略性がある。 2周目からは難易度が上がった「ハードモード」が選べるようになっている。 敵の能力が1章からかなり引き上げられている他、各章の増援数が全体的に多くなっている。(配置面では全25章中3章程度だが) 序盤だといわゆる「お助けパラディン」のマーカスをうまく使うと、敵のHPがギリギリ残るよう調整されており他のユニットが育成しやすくなるなど、彼の力をもいかに借りるかで難易度が大きく変わる。 また、本作ではハードモードでしか出現しないボスが1体だけ用意されている。(*5) システム面について 会話の演出が全体的に強化された。 今までは1画面中に2人しか表示されなかったが、今作では3人以上表示されることも多くなったほか、左右移動や上下の揺れなどのちょっとした演出が追加。突き飛ばされたら後ろに引きながらガクンと揺れたりするなどの表現でキャラの生き生きさが増した。 敵AIのバリエーションが広がった 「特定ユニットには絶対攻撃しない」類の特殊なAIが組まれているステージ・ユニットが登場した。 クラリーネを絶対に攻撃しない4章の敵全員、ララム/エルフィンを狙わないダグラスが該当)。 逆に「リリーナのみに攻撃するガレット」…等々、キャラの設定に準じた緻密なAIが用意されている。 ただし少し調整不足な部分もあり、一部のUIは不可解な行動をする。詳細は問題点の項にて。 高クオリティな戦闘アニメーション 中割カット数こそ少ないがメリハリが効いており、スピーディかつダイナミックに動く。盾から武器を取り出して攻撃する勇者、その場から動かず鎖でつないだ武器で攻撃するジェネラル、瞬間移動して斬るソードマスターなどは印象深いところだろう。 必殺の一撃を出した時は上の例よりもさらに派手な動きをし、効果音も爽快で今なお好評。 オートセーブ機能 GBA3作に共通する仕様として、マップ攻略中は常にオートセーブ状態であり、そのまま電源を切っても常にその状態から再開することができる。移動中など短い時間にプレイすることが多い携帯機作品としてはありがたい仕様。電池切れなど不慮の事態で攻略データが水の泡になることもない。 またこの仕様を利用することで、作中の闘技場で敵の種類を厳選することができるというテクニックもある。 賛否両論点 ゲームバランス面 『聖戦の系譜』より続く回避(支援)ゲー。 実は本作以降、 乱数による命中率判定は常に二重に行われる仕様 となっている。つまり、「実効命中率」(*6)と呼ばれる隠し仕様によって、ゲーム中表示されている命中率が50%以上なら表示されている命中率よりも当たりやすくなり、逆に50%以下は当たりにくくなる補正をなされている。 このことから、実際の命中率が表示と異なる、ユーザー有利な調整と批判されることもある一方で、正規の確率通りだと「こちらの命中が高いのに外れた」「相手の命中が低いのに当たった」などの印象が強まり確率に不信感を抱くことも多く、それを見越した仕様であるため優れた制度であると擁護する意見も多い。 ただし実効命中率からわかるように命中率が50%以上は回避を信用してはならないのは鉄則である。 実際ゲーム開発側としては売上こそが第一であるため、多くのユーザーにとって遊びやすい、とっつきやすいゲームとしての調整をすることは当然である。また前作トラキアのこともあり、FEシリーズとしては打ち切りも視野にあったため、やたらと難易度を上げる方向には舵を切ることができなかった。難易度を上げるだけならハードモードや縛りなどでいくらでも上げられるため、すべてを開発に求めることは酷であろう。 問題なのは、武器全体の命中率がシリーズ全体を見ても最低クラスに入ること。 特に、敵の方は「はがね系」「てやり・ておの」といったことさら低命中な武器を好んで使う傾向にあるので敵の命中率を50%以下に持ち込みやすい。前述したように敵は命中率が0%でも突撃してくるので、攻撃を回避して敵を次々と薙ぎ倒す「地雷キャラ」が誕生しやすい。その結果、速さが高い剣士系などのユニットが優遇、その逆の速さが低い戦士系やアーマー系ユニットが冷遇という軽業一辺倒のバランスになってしまっている。 逆にボスは後述の通り、守備・回避補正のかかる城門や玉座から動かないため、過去作よりもかなり避けて硬いユニットとなり、運次第では相当ターン数がかかるようになっている。特に序盤は攻撃力や必殺率が高くこちらの回避率も低い為思い切った直接戦闘が出来ず、意図せず間接攻撃によるボスチクをせざるを得ない場面が多い。終盤は直接戦闘はできるものの、外伝進出条件のためターン制限がかかることも多く、それはそれで特攻を覚悟しなければならない場面がある。 目玉システムである支援が不安定。 組めれば強力無比なシステムであり、例として初期メンバーのロイとアレンを支援A、ロイにウォルト(かマーカス)を支援Bにすれば、回避率はそれぞれロイが25%、アレンが15%、ウォルト(マーカス)が10%上がり、他の確率や攻撃防御などのステータスもアップする。ここまで回避率が上がれば、敵の平均的な命中率と実効命中率の関係でほとんど攻撃が当たらなくなる。この支援関係はやろうと思えばごく序盤から組むことができる上、終盤でも十二分に機能する。 極めつけに、なんと闘技場での対戦時でも支援効果は発動するのでレベル上げや金稼ぎがお手軽に。流石にやりすぎと判断されたのか次回作以降では適用されなくなっている。 支援は1マップに上げられる量は全員共有で180と限られており、外伝進出ターン制限が絡み合い、配置の関係で自由に上げやすいとは言いづらい。これが問題視されたため、『烈火』では上限が撤廃され、『聖魔の光石』ではフリーマップと撤退の導入により自由に組めるようになった。 また導入されたのはこの作品が初めての為、支援が成立するまで60ターンかかるペアも多い。その間は粘り強く何度も隣接させないと支援自体を組めず、組める合計回数にも限界がある。そのため意図しなくても成立できるのはロイとリリーナぐらいであり、情報を集めて計画的に配置しないと終章ですらペアがいないユニットも出てくる。 また後続の2作と違い、回想することができない。 ハードブースト ハードモードでは「増援で途中登場する寝返りキャラ」に対して敵と同じ能力上昇補正がかかり、そのまま仲間に加えられるため、章が進むほど普通に仲間になるキャラよりも頭一つ抜けた強さになる。これがいわゆる「ハードブースト」と呼ばれる現象である。 これにより難易度ハードではキャラの格差が更に広がってしまい、「お気に入りのキャラを育てて攻略する」ことがやりづらくなっている。ただし真逆ともいえる『聖魔』ではハードでも簡単すぎるといわれることがあるため、どちらが良いとも言いづらい。 特に15章で仲間になるパラディンのパーシバル(*7)は、ノーマル時でさえ高かったパラメーターが更に輪をかけて高くなっており、なんと同じLVまで育成した初期メンバーであるソシアルナイトの強キャラ、アレンとランスの期待値とほぼ互角。HPと魔防に至っては彼のほうがはるかに高い。成長率は低いが、初期値の時点で充分エース級の活躍が可能。 ただし序盤でハードブーストがかかるキャラは4章の剣士ルトガーくらい。次に出てくるハードブーストのキャラは9章の剣士フィルと遊牧民シンで、特に苦しいマップが多い序盤はあまり恩恵にあやかることが出来ず、歯ごたえのある詰将棋的なマップが続く。 また、「イベントで敵ユニットとして扱われるが、敵として戦闘する前にイベントで仲間になる」ためにハードブーストが適用されないはずのミレディも何故かブーストを受ける。ただでさえ強力なドラゴンナイトが更に強力になり、結果としてペガサスナイトの存在を奪ってしまった。 なお開発スタッフはこの件を「設定ミス」と言っているため不具合である。「最初から出現している寝返りキャラ」にハードブーストが適用されないのもこれを裏付けている。 余談だが、敵のパラメータに同様のランダム性を採用していた『トラキア』に「増援で登場する寝返りキャラ」は登場しない。そのため能力補正の除外条件の抜け漏れに気付かなかったのは決してあり得ないことではない。 クラスによる格差が未だに激しい。 剣士の上級職である「ソードマスター」は必殺+30という驚異的な補正がかかっている上、速さ上限の高さから回避も高くなり、避けゲーである今作の仕様ととことんマッチして最強のクラスとして君臨している。 その上、序盤で加入する剣士のルトガー・フィル共に初期装備は必殺に補正がかかるキルソードや倭刀を所持、支援相手にも恵まれて尚且つ上記のハードブーストに対応という隙の無い強さを誇る。 並びに騎馬弓ユニットである「遊牧民/遊牧騎兵」もソードマスターに並んで強力。 ソードマスターと同値のステータス上限もさることながら、騎馬系の移動範囲に弓の攻撃範囲が加わり利便性が非常に高い。クラスチェンジ後は剣も使えるようになり死角がなくなる。弱点は砂漠面で移動範囲が縮小されることだが、そもそも砂漠面が1回しか無いため殆ど弱点になっていない。そしてパラディンと異なり騎馬特効が設定されていないという隙の無い強さ。 援護系ユニットでは騎馬杖のトルバドール…特に序盤から仲間になる「クラリーネ」が便利すぎて序盤は彼女一人で何とでもなることが多い。 魔力が低いため回復力に不安があるという意見もあるが、序盤では味方のHPもそこまで高くないためリライブの杖で回復が間に合う。間に合わなくなった頃には他の魔道ユニット(特に魔力に秀でるリリーナかレイ)がクラスチェンジして杖を使えるようになり、味方との連携でフォローが可能。そうでなくともHPを全快する「リカバー」の杖も入手出来る。クラスチェンジすれば攻撃魔法も扱えるので、敵の魔防が全体的に低い今作では連撃分で間に合うことが十分にある。 この他、総合力が高い上に2名ともハードブーストがかかる「ドラゴンナイト」、技の上限値が低めだがソードマスターと同じく必殺+30補正がかかり「高い山」での回避が強力な「バーサーカー」、今作のマップの広さと総合力の高さが噛み合っている「パラディン」が今作の強ユニットとされている。 遊牧民の存在でアーチャーが割を食っている他、今回はマップが広めの為機動力が低い為活躍しにくいアーマーナイトなどやはり愛がないと使いにくいものはある。 また前述の魔法ユニットもいくつか問題を抱えている。 まずクラスチェンジアイテムが手に入りにくく、2人目は14章、3人目は下手すると20章までクラスチェンジできない。避けゲーなこともあってクラスチェンジによる安定性がないと積極的に出しにくい場面がある。 また、光魔法使いである司祭は肝心の光魔法が使いづらい。なにしろクラスチェンジしないと使えないうえ、最低レベルの武器レベルから上げなければならない。クラスチェンジしたとしても味方が使えるようになるのも11章から。その上威力も弱く命中率が低い為、神将器アーリアルは結局使わずじまいという人も多い。 闇魔法は命中率が低い。なおかつ使い手が出てくるのが中盤以上であり、実際の運用には命中の面で問題がある。一応使い手には強キャラと呼ばれる部類はいるのだが、お手軽な魔法とは言いづらい。 盗賊はステータスとしては問題ないのだが、やはりクラスチェンジしないため、育成面では物足りなさが残る。 ラスボスが非常に弱い 50近い攻撃力と20近い必殺率に加えて封印の剣と神竜石しか特効を受けないという、一見すれば手ごわいスペックを持っている…が、射程1の攻撃しか出来ない。速さも16と低めで追撃も容易。このためロイが封印の剣で間接攻撃を仕掛け、追撃が出ればほぼ確実、必殺が発動すれば一撃で倒せてしまう。HPも79と味方側の限界値を一応超えてはいるが、封印の剣に何度も耐えられる値ではない。 ロードLV1の時点でCCさせた上級職LV1のロイですら、封印の剣を持たせ必殺重視の支援を組んで必殺を発動させれば一撃で撃破可能…と言えば、その脆弱っぷりがお分かりだろうか。 守備や魔防も高くはあるが理不尽な領域ではなく、前作までのラスボスが持っていた攻撃力半減効果もない為、相応に育てたユニットを用意すれば他の武器で倒す事も不可能ではない。ただし封印の剣以外でトドメを刺すと真エンディングが見られなくなるので注意。 うまくゲームを進められなかった場合の救済措置としても見れるが、その程度の実力では真ルートに達すること自体が難しく、いまいち調整がうまくいっていない。 それより前に戦う大ボスの方が特効も無く、間接攻撃も可能な威力の高い武器を持ち、強力な特殊効果を受けられる玉座に居る為、尚更こちらのボーナスステージっぷりが際立つ。 ラスボスを封印の剣で倒すことが真エンドの条件なのだが、結果的にそれ以外で倒すノーマルエンドの方が条件達成が難しいという逆転現象が起こっている。 弱いと言われるキャラは一部いるのだが概ねネタとして愛されているため、いじられることも含めて熱心なファンがいたり、皆の記憶に残っていることも多い。 定番のお助け上級や終盤加入キャラが弱いのはお約束。 本作からは支援効果が充実しており各職の特徴も増えているため、うまく使えば難易度ノーマルなら好きなキャラを活躍させつつクリアできる程度には収まっている。 + ネタになりやすいキャラ ウォルト(アーチャー) 前日談のチュートリアルから参戦し、本編でも一章から登場するロイの乳兄弟であり、側近の一人。 前述通りアーチャー自体が遊牧民に食われて影が薄い上に、圧倒的に初期能力値が低く、自軍の弓兵中最低値。 当初は成長率自体はむしろ上位なので育てれば光る…と思われたが、ウォルトをLv20に育ててからクラスチェンジした能力期待値がクラスチェンジ後職のLv1で加入するイグレーヌの初期値に劣っていることが判明。彼女の初期値は即戦力になるレベルの水準であるとはいえ、これはひどい。 また、成長率の配分面では重要な能力値である力と速さが共に40%とヘタレる事も多い不安定な域になっている事も微妙さを拍車をかけている。 ちなみにその他のアーチャー及びスナイパーは弓兵最高の力成長を持つドロシー、ハードブースト対応で上級職で加入ながら高めの成長率を持つクレイン、そして上記のとおり高めの初期値で即戦力になるイグレーヌ…といずれも「遊牧民さえ居なければ十分強い」キャラが揃っており、ウォルトの影の薄さに磨きがかかっている。 ストーリーでの出番もロイと兄弟同然に育ったという親密な間柄でありながらもチュートリアルで幾つか、1章で一言喋るだけで、それ以上は支援会話をしなければ彼の性格などが分からない…とやはり不遇。 これらの要素が絶妙(?)に合わさったためか、単なる弱キャラの一人では終わらず2ch等の界隈では「ヲルト」というネタキャラの地位を確立した。また愛されすぎたためか、2chではムキムキマッチョなウォルトのアスキーアートが作られたり、一人旅の動画(それもハードモード)まで誕生したりも。 ちなみに『烈火』で登場する母親のレベッカ及び場合によっては父親になりうるウィルは両者ともに成長率の高いアーチャーである。どうやら彼は両親から強さまで受け継がれなかったようだ…。 ただしあくまでもウォルトは初期値や同期(特に遊牧民)と比べると弱いというだけで、成長率および期待値で見ればそれほど弱いわけではない。ネタキャラとして愛されてはいるが、とてもじゃないが大陸一やイラナイツと揶揄されるレベルには至らない。 セシリア(ヴァルキュリア) ウォルトと同じくチュートリアルから指南役として登場しており、「エトルリア王国が誇る三将軍の1人『魔道軍将』の地位にありロイにとっては戦術の、リリーナにとっては魔法の師匠」という重要な立ち位置で、ストーリー上でも苦境に立たされたロイの数少ない理解者及び橋渡し役として活躍する。リキアへの支援を渋るエトルリア国王に食い下がって嘆願を押し通し、ベルン&エトルリアのクーデター軍に少ない手勢で抵抗し続けるなど統率力や実力に秀でているとする描写もある。 だが、実際に味方ユニットとしての能力はというと設定に反してあまりにも低すぎる(ハードだと敵として出てくる同職業の雑魚敵よりも低い)ことや、加入マップが騎馬にとって超不利の砂漠面(しかも強制出撃)と、悲しみを背負いすぎたユニットになってしまっている。 フォローすると、今作はマップが広い上に回復騎馬であるトルバドール/ヴァルキュリアがセシリアを除くとクラリーネしかいないため、回復援護役として割り切ればそこそこ有用。魔力だけに関してはクラリーネより上。魔力は火力と回復力に直結する重要なステータスなのでありがたみはある。またロイ、リリーナ、パーシバルとの支援成立が早く、攻撃と回避を同時に上げられる理属性であることもあり、やはり後方支援キャラとしては優秀。 どちらかというと「なぜこの貧弱さで魔導軍将になれたのか」「同僚のパーシバルとの落差がひどい」「弟子のリリーナ、同職でかつ次期魔導将軍を目指しているクラリーネ両者の強さ」「ゼフィールに一撃で倒されるイベントシーン」「これじゃ魔道軍将じゃなくて 魔乳軍将 だ」等、ウォルトと並ぶ面白ネタキャラポジションになってしまっている感はある。影が薄くなりがちな初期上級職の中では恵まれているとはいえなくもない…ような。 漫画「覇者の剣」では主人公アルにキレーなおばさん呼ばわりされたり、「止まりなさい。これ以上進んだらあなたは…死にます」「受けなさい!我が浄罪の焔!」と気勢を張りながら、ゲーム以上に派手にゼフィールの回転斬りの一発で倒される等、漫画を知るプレイヤーの間では忘れられない光景として語り継がれている。一方でゲーム的な貧弱さは一切なく、パーシバルと肩を並べる実力者としても描かれている。これが本来の姿であるはずなのだが。 なお、こちらも『烈火』で登場する同じエトルリアの魔導軍将であるパントが即戦力として非常に優秀な初期上級ユニットである点もネタ扱いに拍車を掛けてしまっている。なんとセシリアのLv20での期待値ですらパントの初期値にほぼ負けているという状態。無論、騎馬ユニットのセシリアと歩兵ユニットのパントでは移動力や旧出力が異なるため、ステータスのみでの単純比較はできないが。 ソフィーヤ(シャーマン) セシリアと同時に仲間になる不思議系ヒロイン枠の少女。 上記闇魔法が不遇なことでも触れたが、中盤で仲間になるにもかかわらず下級職のLv1、更に重さのある闇魔法を使うための体格が足りず攻撃速度が落ちる、など育成することの難易度がそもそも高い。 雰囲気、中盤にLV1で加入、竜の血を引いている…といかにも大器晩成か?と言われてもそうでもなく、なんとバランスの良いレイに勝るところが魔力と魔防くらいしかない。レイの魔力も上級LV20まで育てばカンストを狙える程度には十分高い。 ロイとの支援会話でのエンディング分岐があったり、キャラ設定上『烈火』にもそのままの姿でこっそり登場していたり、支援会話で発した「くぉ…?」(*8)といった迷言がある。どこか儚げで可愛らしい容姿もあってか「可愛いは正義」「弱くとも育てる」と息巻くプレイヤーが多数いるなど、公式・ファンともに愛されているキャラクターではある。無論、ゲーム中で使いこなすのにもそれ相応の愛が必要であるが。 幸い支援相手にはそこそこ恵まれており、誰と組んでも弱点である命中や幸運、回避の低さを大きく補えるのが強みであり、これらを上手く活用することである程度楽になる。 (極まったレベルになると)通信闘技場のバランスが悪い。 終盤のある章の「秘密の店」で、能力強化アイテムを高価ではあるものの無限購入出来るため、知識のあるプレイヤー同士の対戦は、闘技場で金を稼ぎに稼いでアイテムを使ったカンストキャラ同士の頂上決戦になってしまい、面白みの欠ける試合になってしまう。 そして前述の通り通信闘技場では「クラス間のバランスが悪い」と言う問題がそのまま発生する。つまり強いパーティには4人で四角支援を組める遊牧騎兵3人+ソードマスター1人がほぼ固定されてしまう…という、別の意味で面白みに欠ける試合になりがちでもある。 兵種のバランスについては次回作で解決されたが、ドーピングアイテムの購入が改善されるのはさらに後の作品を待つこととなる。 その他 支援会話の状況が一部不自然 支援会話の中には「(主君を失って自暴自棄になっているとはいえ)戦場で酒をあおって泥酔する」「唐突に(その場での)手合わせを申し込む」「(因縁があるとはいえ)いきなり仲間に斬りかかる」「互いの頭の中でチェスの勝負を展開する」等、戦場で行うには場違いな内容のものもあり、「戦場の緊張感が削がれる」「シリアスな雰囲気が失われた」と指摘されることもある。 しかしこれでもGBA3作の中ではマシな方で、続く『烈火』および『聖魔』では戦場とは思えないようなコミカルなやり取りは更に多くなっている傾向にある。 本作のシナリオライターである堀川将之氏はこうした作りに疑問を持っていたようで、氏がディレクターを担当した『蒼炎』では支援会話は自軍の拠点で行うシステムとなり、以降の作品も同じ形となっている。 本作で真のエンディングを見るためには、6か所全ての外伝マップをクリアして、ストーリー上でも重要な最強武器「神将器」を全て集める必要がある。 神将器が欠けていても22章までは進めるが、後味の悪いエンディングになる。神将器が揃っていれば23・24・終章に進める。 『紋章の謎』の星のかけら集めを踏襲した仕様と思われるがそちらより難易度が非常に高く、ヒントも少ない。 外伝に進むには該当章の規定ターン数以内のクリアや特定キャラの生存が条件。しかしゲーム内では間接的なヒントはあるものの具体的な条件が不明なため、初見では失敗する可能性が高い。2周目以降でも、ターン制限が割とギリギリなところもあり、ボスの回避も比較的高い為、情報を集めなかったり運次第では逃す可能性すらある。ハードともなると慣れていても厳しいものがある。 特に16章ではダグラスの生存が条件になるが、彼は誰で説得しても仲間にならず、向こうは狭い城内で大量の増援と共にお構いなしに突撃してくる…というかなり難易度の高いものになっている。 また神将器を武器として使い切ってしまった場合や、持っていたキャラが途中で倒されてしまった場合も駄目。これらの仕様は作中では一切説明されない。 以降の作品では基本的に終章まではたどり着けるようになっている。 問題点 前述のとおりチュートリアルモードを備えているものの、これがスタートメニューの「エキストラ」項の下に配置されているため、肝心の初心者が存在に気づきにくい。 この反省からか次回作からはチュートリアルは本編に組み込まれることとなったが、今度はチュートリアルどおりの操作を強要される事への批判や不満が経験者から出ることになった。 本作の敵将の守備力はシリーズでも高い方で、倒せる方法が限定されることが多い。また拠点 回避の仕様もあって撃破に時間がかかる。 どれだけ硬いかというと、他のシリーズでは弓でもある程度ダメージを与えることが可能だが、本作はノーダメージが基本というほど。 また今作はそれに輪をかけて「敵将のいる玉座には回避30%、守備+3の補正、更に隠しで魔防+5の補正がある」&「大半の敵将が持つ直接&間接の双方攻撃可能武器は低命中」のため、弓はまだ仕方ないが 剣、槍、魔法ですら敵将に攻撃が当たりにくく、敵将からの攻撃も当たりにくい上、本来なら低いはずの敵将の魔防力も底上げされている ため、とにかくターン数が長引く現象が起きやすい。 結果的にはアーマーキラーやキルソードなどの貴重な武器を使用するしか本作には敵将への有効打といえる手段がなく、これらがなければ大抵は魔導士で少しずつHPを削る地道な方法を取るのみとなり、戦闘の手段が窮屈になりがち。 一部のCPUのAIがあまりよろしくない。 顕著なのがクレインに雇われたティト率いる天馬騎士団。イベントで「南に攻める」と言いながら東側に向かったり、こちらに寝返ったクレインに攻撃したり、ティト自身も近寄ってきたり来なかったりと行動が読みにくい。これは彼らが乱数により行動パターンが変化するためであり、この謎行動は仕様である。この章は特に難易度が高く、プレイヤーの間では語り草となっている。 基本的には突撃型のAIを採用しているため、周囲に回復できる相手がいない時の敵のトルバドールや、ある一部のボスは攻撃しないでこちらと隣接して来る謎の行動をとってくる。 この内、終盤の増援部隊隊長であるゲイルは他を無視して主人公を狙うはずが、突撃優先の影響でとりあえずプレイヤー軍の近くに走り、近くに主人公がいないなら攻撃はしないという怪奇行動に陥っている。 蒼炎の軌跡の開発インタビューで語られた話によるとGBAのFEは難易度を下げるために敵の行動パターンを減らしていたとのこと。この仕様との相性が悪かったのかもしれない。 光・闇魔法の扱いの悪さ 光魔法は上級職の司祭限定。司祭になれるユニットはエレンとサウルの2人がおり、しかも序盤から使えるが、クラスチェンジした時点での光魔法の武器レベルは最低の状態なため、光魔法の神将器(最強武器)を使用するためには後衛ユニットながら相当な戦闘参加を要する。 お助け要員として終盤で加入する司祭のヨーデルもいるが、こちらは加入時点でレベルが最大に達していながら光魔法の武器レベルは最大でないため、結局は戦って武器レベルを上げなければならない。 そもそも回復役ユニットには、魔力は低いが回避と移動力に優れるトルバドールが存在し、序盤から加入するその1人のクラリーネが上記通り非常に優秀な性能のため、普通にプレイしているとそもそも僧侶を育てず、神将器どころか光魔法そのものを持て余すことが多い。 光魔法自体もほとんどが理や闇魔法のような特徴が無く、威力も命中も低め、特殊効果を持った物もないという微妙な性能。 闇魔法は下級職から使えるものの、使い手に難が。 バランスが取れた性能のレイ以外には、レベル1で中盤加入するため育成難易度が高く技・速さ・幸運・守備の成長率が悪いとクセの強いソフィーヤに、お助けユニット的存在だがお婆ちゃんのためかHPが極端に低いニイメと、光魔法よりは扱いやすくとも選択肢の狭さは否めないところがある。 ついでに、闇魔法には攻撃アニメが無駄に遅く長いと言う難点もある。シャーマンやドルイド同士が戦うと一度の戦闘が30秒以上かかる事もザラ。(この遅さは次回作から若干早回しになり改善される) 対照的に理魔法は光・闇の不遇っぷりに反して非常に性能が高い。使い手の数や質も光・闇魔法に比べると汎用性の差は歴然。 全体的に重量が軽く命中が非常に高い、上位武器である「エイルカリバー」は飛行系特効あり…と至りつくせりな性能。威力そのものは低めだが、今作の敵は全体的に魔防が低く問題になっていない。 主人公のクラスチェンジが遅い 主人公のロイは能力値、成長率自体は力・速さが平均的だが、クラスチェンジが全25章中21章or21章外伝終了後(*9)とあまりに遅すぎるため、中盤以降は長いこと足を引っ張る。ハードモードに至ってはお荷物同然。 力・速さが平均的な成長率と言う事は成長がヘタれやすいと言う事にも繋がったり、専用武器のレイピアは必殺率がやや高く、特効対象はほとんどが3すくみで不利な槍を持っているので「やっつけ負け(*10)」しやすい、と使いやすいとは正直言い難い。 しかし、クラスチェンジと同時に手に入る専用武器「封印の剣」は使用回数が20回しかないものの、あらゆる性能が優れている。マスターロードになったロイの性能も高いため、LV20まで育成していればCC後は大した支障なく活躍できる。下級職の頃は「器用貧乏」な印象が否めないが、マスターロードになると「隙の無い高水準なバランス型」という強みに昇華する。 仲間になるマムクートが扱いにくい 中盤の終わり頃でマムクートのキャラクターが加入。武器の代わりに「神竜石」という強力なアイテムを消費する事で神竜に変身し戦う事が出来る。なお敵のマムクートが持つ「火竜石」と違って回数は30回と有限…とここまでは良いのだが、今作は使用回数を復元させる「ハマーンの杖」が使用不可能な上、これ1つしか自軍側で「竜」に変身するアイテムが入手できない。そのため、実質彼女が攻撃(反撃)出来るのは30回だけであり、非常に使いどころが限られてしまう。彼女の初期ステータスは竜石の補正込みでも時期的にキツく、最低限の育成にも宛てたい所なので尚更。 また、このキャラは真EDルートで強制出撃になっている。真EDを見るために彼女の生存が必要だが、最終ステージはロイと彼女を除くと八人と枠が狭い。 まあ、後述の理由があるので実際のところは問題ないと言えばないのだが。 「神竜」のパラメーター補正とドラゴン系特効は非常に強力で、敵と同じ回数無限にすると大きなバランスブレイカーになってしまうが、いくらなんでもここまでキツくする必要はあったのだろうか。攻略本でもこの事が指摘されている。せめてハマーンでの修理が可能だったり、『紋章』のように複数個や複数種類を入手できたなら、まだ充分活用の余地はあったのだが。 実は、バサークを食らった味方の盗賊が敵のマムクートから体格差を無視し「火竜石」を盗めるバグがある(通常は盗めない)。この方法で火竜石を使っても戦闘はできるが、正規の手段ではないのでグラフィックが乱れたりする上、セーブデータに不具合を起こす可能性がある。 特に敵専用にするべき性能でもないのに、一部上級武器が入手出来ない 今作では敵は一切アイテムを落とさない(道具は盗める)のだが、そのせいで一部の強力な武器が敵専用アイテムと化し、手に入らない。 攻速関係なく2回攻撃が可能な「勇者」系の武器も、何故か剣のみ敵専用で入手出来ないというちぐはぐな状態に。 これだけなら本編で不便なだけで特に問題にはならないのだが、今作には通信対戦があり、かつ神将器は1つしかない。そして、敵専用武器と化している武器を使えないことで、神将器が渡らなかったユニットは必然的に下級武器を使わなければならないのだが…当然力不足もいいところで、メンバー構成にかなり気を遣わないとまともに戦えなくなる。特に神将器か他職の鋼クラスの低威力武器しかない魔法系で顕著。 特にリザーブの杖は、説明書にも記載があるのに本編では入手どころか登場すらせず、トライアルマップでのみ参戦する敵将キャラの初期装備でようやくお披露目という不可解な扱い。そのキャラを出現させるには本編を6周クリアしなければならず、ハードルも非常に高い。 輸送隊の使いにくさ 『紋章の謎』のように主人公や主人公に隣接したキャラが輸送隊を使えるのではなく、「輸送隊」のマリナス本人がユニットとして参加する。しかしマリナスはアイテムの出し入れ以外に戦闘能力などは一切持たない上、初期レベルのままだとHPが低いため真っ先に倒されやすいため、マリナスに出撃枠を割くぐらいなら、必要そうなアイテムを手の空いたユニットに持たせたほうがずっと使いやすい。見た目も大きな馬車なのに救出値が0なので他ユニットの救出にも使えず、全キャラ中唯一支援会話が無いと、初心者・経験者問わずほとんど使い道のないユニットになっている。 しかもレベル上げも不可能に近い(*11)ため、低い初期能力で終盤まで使う必要がある。 ただしストーリーに絡んでくる都合からか彼のみ倒されても次のステージで自動的に復活するので、倒されても大したデメリットの無い彼を囮にするという使い道はある。外部書籍のあるきかたシリーズでは堂々と「ハードモードでは彼を囮にして時間稼ぎが出来る」などと書かれている。 「輸送隊」コマンドのヘルプのメッセージが妙。「主人公やその隣のユニットが持ち物を輸送隊で整理します」と書いてあるが、これではロイとその隣接ユニットが輸送隊コマンドを使えることになる。これに加え、輸送隊だけ戦闘グラフィックがない。当初は主人公の能力だったのが開発終盤で分離された可能性もある。 なおストーリー上では『紋章』のモロドフのような指南役としてちゃんと役割があるため、キャラクターとしての出番は多く存在意義が無いわけではない。 後日談のバグ ロイとヒロイン候補(リリーナ・シャニー・スー・ララム・ソフィーヤ・セシリアのいずれか1名)の支援がAになっているとゲームクリア後の後日談が変化、メインヒロインのリリーナはエンディングの会話も変化するというお得な要素があるのだが、ロイと支援を組めるフェレの騎士(アレン・ランス・ウォルト・マーカス)はロイと支援Aにしたうえでが最終章で出撃すると後日談がまっさらになってしまうというあんまりな不具合が存在する。恐らくは「ロイとの支援Aで文章変化」のフラグが組まれているのだが、男性キャラには変化後の文章が用意されていないことが原因と思われる。 ファンからは「ロイに近付きすぎて歴史から抹消された」、「後の作品の同性婚を先取りしようとして消された」…などとネタにされている。 進撃準備でクラスチェンジやドーピングアイテムが使えない。 続編以降では改善された。 総評 シリーズ最高難易度を誇る前作『トラキア776』から一転してゲーム部分の難易度に調整がなされており、本作は高めながらも、ライト層でも攻略が見込める『紋章の謎』に近い難易度のバランスに仕上がっている。 また、支援会話システムや難易度設定などが搭載され、既存の枠組みから脱却しようとする意欲的な面も見られたほか、複雑化していたシステムに改善が施された。 ストーリー面でも王道ながらシリーズ特有の要素は健在で、結果としては三作に渡るGBAシリーズの土壌を作ったなど、シリーズの一つの岐路となった作品と言える。 余談 『封印の剣』の読みは「ふういんのつるぎ」である。 続編の『烈火の剣』は「れっかのけん」と読むので勘違いされやすい。 SRPGというジャンルの火付け役でありながらFC/SFCそれぞれの末期にひっそりと商品展開されるなど、比較的機会に恵まれなかったFEシリーズであったが、GBAというハードの時流に乗って発売された事や、主人公のロイが本作の発売に先んじた『スマブラDX』出演、事前に漫画版とのコラボレーション展開が用意されるなど、本作から売り込みに力が入っていく。 このタイトルの発売経緯はやや複雑である。 1997年の開発当初は64DD用タイトル『ファイアーエムブレム64』として制作されていたらしい。この段階では加賀氏による構想の話以外の情報が全く分かっていないうえ、スタッフも「Nintendo64の研究をしていた」としか語っていないため、実作業はほとんど進んでいなかったと思われる。 1999年には64用として開発を移行し、同年に加賀氏が退社した後も残ったスタッフで制作を続けていたが、同ゲーム機の売り上げ不振故か、2000年にはGBA用ソフトに移行、タイトルが『ファイアーエムブレム 暗闇の巫女(仮称)』に変更。その後正式タイトルが『封印の剣』と決まり、内容も新たに作り直しとなって現在に至る。 携帯機への移行は、加賀氏がISを退社した後に制作した『エムブレムサーガ』の騒動のためにファイアーエムブレムの新作を一刻も早く出す事を迫られ、開発期間が長くなりがちな据え置き機を避けた結果かもしれないとも言われている。何はともあれGBA発売からちょうど一周年近い時期に発売され、記念すべきタイトルの一つになった。 + 画像 上記が2000年にスペースワールドで公開された「暗闇の巫女」の開発初期の画像である。頭身の高いキャラグラフィック、クォータービューという、FEらしからぬ画面が印象的。 封印の剣に至るまでに一度作り直しになっているため、「暗闇の巫女」が本作にどの程度関係しているかは不明だが、この少女の台詞は次回作の烈火でレベッカに流用されている。その他の資料では、同じく烈火の剣のエリウッドや聖魔のエフラムらしきキャラクターのデザインも写っているとのこと。 今作の開発期間は構想含め2年と記載されているため、ユーザーからは本作に加賀氏が関与している可能性は低いと思われている。もちろん暗闇の巫女時代の加賀氏のアイディアが流用されている可能性は0ではないが、それが一体どこまでかは定かではない。 ほぼ全てのFEシリーズに登場する女性アンナはGBA三部作では「中断コマンド」選択時に登場。 前述したように、このコマンドを選ばず電源を切っても中断データは残るので、彼女の存在意義が薄い。 今作を含むGBA3部作では「ファルコン法」と呼ばれる方法で乱数調整が簡単にできる。最短攻略やタイムアタックでフル活用されている。 GBA版の戦闘結果や成長の乱数はユニットの座標(マス)によって決められており、どう移動したかによっても変わってくる為、そのパターンさえ覚えればある程度戦闘結果や成長を操れる。「ファルコン法」という名称は、(他ユニットでも可能だが)多くの地形を無視できる飛行系で移動力が高く、かつ早い段階からクラスチェンジ出来る(移動力が更に上がる)ファルコンナイトでよく吟味されていたところから付けられている。 レベルアップを粘っても結果がほとんど変わらなかった人、逆にファルコン法をフル活用してレベルアップでステータスをがつがつ上げた人も多いのでは? ネタキャラとして愛されるウォルト一人旅や、輸送隊マリナスのレベルをカンストさせた猛者も存在する。 輸送隊の経験値の入手法は敵に攻撃された時に入る命中・回避を問わない1ポイントのみ。つまりレベルを1上げるならば100回攻撃を受けることが求められる。 砦に居座って、命中率の低い攻撃をかわし続けるのが経験値稼ぎの定石。1,900回も戦闘する必要があるが…… 一応HPや速さ・幸運の成長率が高く(何故か攻撃の出来ない彼には無意味の「技」もかなり上がる)、それなりにレベルを上げれば倒されにくくもなるのだが、上級職がないのでどんなに頑張って幸運に恵まれてもHP34・それ以外は20が上限。そこまでの多大な時間をかけて育成する程のメリットはない。完全にやりこみの領域である。 『烈火』では輸送隊のマリナスの仕様が変わり、『聖魔』では輸送隊はマップに出撃できないので、本作独自の苦行やりこみである。 実際、外部書籍の「あるきかたシリーズ」では彼をLV20まで育成する企画が行われ、LV20時のステータスも掲載されていた。複数のておの持ちの攻撃をよけ続ける事で、LV1からでも380ターンでLV20達成が出来るとしている。DS版以降のようなターンスキップ機能も無いので、それでも多大な時間が必要だが。 フィギュアスケーターの羽生結弦選手が、好きなゲームに本作を挙げている。 その後の展開 本作発売4ヶ月前の2001年11月21日に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にロイがファイターとして先行登場した。 この作品のロイは本編のような落ち着いた少年ではなく「叫びまくる熱血少年」的なキャラ付けをされており、鎧のデザインも本作とはやや異なる。 マルスとの対比で「重くて使い慣れない封印の剣に振り回される」という設定もあったが、これも本編には存在しないもの。 ロイのキャラ構想は二転三転しており、両作品の発売期間を考えるとこの作品のロイは初期案のものである可能性が高い。 なお本シリーズにおいての熱血系主人公(と重い剣に振り回される主人公)の登場は次回作『烈火』で、少年漫画らしい熱血少年な主人公は『ファイアーエムブレム無双』で実現することとなる。 次回作『スマブラX』ではファイターとして使えなくなってしまった(*12)が、更に次回作『スマブラfor』ではDLCファイターとして復活参戦を果たした。下記の「異界のロイ」の要素が濃く出たデザインに変化して「爽やかなお兄さん」というキャラ付けに。原作でしっかり設定付けられているにもかかわらず、ここまでキャラ付けが安定しない主人公も珍しい。 スマブラを含む声有り作品では、『テイルズ オブ デスティニー2』のカイルや『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ役等で知られる福山潤氏。 『スマブラSP』ではロイのプレイアブルはもちろん、リリーナがスピリットとして登場している。 対戦お題は「爆炎を多用するパルテナ&ロイ」となっており、リリーナの超火力を意識したと思われるものとなっている。パルテナが緑髪のせいでセシリアさんにしか見えないというのは言ってはいけないお約束。 発売と同時期に漫画『ファイアーエムブレム 覇者の剣』が月刊少年ジャンプで連載を開始。 オリジナルの主人公アルが旅立ち、様々な出会いや戦いを経てリキア同盟軍と巡り会い、共にベルンと戦う中で漫画版ならではの独自の展開(*13)を進めた。 漫画とのコラボの一環として、漫画の主役3人組の使っていた武器という設定の「アルの剣」「ガントの槍」「ティーナの杖」がゲーム中に登場する。性能的には中級の性能をもった下級武器、と序盤戦のお助けアイテムといったところ。 この漫画自体はなかなか好評であったのだが、意外なことに次のFEシリーズ漫画化作品とは10年近くの歳月を隔てた。オリジナル要素と原作の双方を上手く調和させた良作なので、一度手に取ってみては如何だろう。 ちなみに作者の山田孝太郎氏は連載を経て凄まじく画風が変化しており、素朴な少年漫画風だった初期と描き込みの著しい美麗なタッチになった終盤での同じキャラクターの姿を比べるともはや全くの別人である。 同時に、ゲームでも登場したベルン王国の将軍ナーシェンも出てくるが、彼の壊れた描かれっぷりが話題になった。 ゲームでも自分の任務や失敗を部下に押し付けたり、その結果降格宣言を受けたりと人望の無い人物として描かれ、対戦時のセリフのインパクトで存在感を発揮したが、この漫画版では突然部下を惨殺しながら怒り狂うなどの暴挙を繰り返したり、奇声を発しながら襲いかかったり、主人公アルを息子呼ばわりして斬り捨てられ、挙句ゲーム以上に無惨な死を遂げたりと、かなり強烈な人物となっている。 2003年4月25日に『ファイアーエムブレム 烈火の剣』が発売。 時系列は本作の20数年前。新主人公のリンに加えて、若かりし頃のロイの父親エリウッド、リリーナの父親ヘクトルが主役となって活躍する。また、本作をプレイしていなくても単体の作品としてストーリー等を問題なく理解できるつくりになっている。 『ファイアーエムブレム 覚醒』のDLCにてロイのアレンジキャラクター「異界のロイ」が登場。 クラスは傭兵。本作より成長しており、ややワイルドさを感じさせるデザインになっている。 2015年9月2日にWiiUのバーチャルコンソールで配信された。GBA三部作のうち最後のバーチャルコンソールの配信開始となる。 『烈火の剣』『聖魔の光石』は2014年の5月・8月に配信された。今作はこれら2作と違い海外展開されていないので、VCにする優先度が低かったのかもしれない。 2016年6月にTCG『ファイアーエムブレム サイファ』への参戦が決定。 スターターデッキとブースターのみならず、ロイとリリーナのキャラクタースリーブも発売。 スターターに収録されているロイとリリーナは上記漫画版の山田孝太郎氏がイラストを手掛けている。 後に登場したナーシェンのカードも山田幸太郎氏が手掛けており、絵違い仕様では迫真の顔芸を披露している上に、テキストがナーシェンの口調を意識した特別仕様に。 2017年2月2日に配信されたスマホアプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』(FEH)に一部のキャラクターが登場する。それ故にロイ以外のキャラにも声優が付いた。 FEHになってやっと「原作同様落ち着いた性格のロイ」が外部出演で見られるようになった。だが衣装は時代に合わせてスマブラforと封印の剣のロードを混合したオリジナル衣装に変わっている。攻撃時はスマブラで印象的な福山氏のシャウトは健在。イヤァッ!! また、リリーナもブーツが膝丈からニーハイ丈の長いものに履き替えていたり等、各キャラ少なからずデザインが近代的に変化している。 ちなみにFEH初期に実装されたナーシェン様は、何故か今作ではありえない斧装備(*14)になっている。イラストも上記『覇者の剣』でおなじみの山田幸太郎氏が手掛けたため、迫真の顔芸も健在。こんなところでも笑いを取らないでくださいナーシェン様 のちに設定だけの存在であった聖女エリミーヌが参戦した。 声優は「ペルソナ3」桐条美鶴と「ネプテューヌシリーズ」ネプテューヌでお馴染み田中理恵氏。FE出演はこれが初(*15)。 その素性は慈愛の愛を持つ女神と同時に竜に対しては嫌悪を抱くほどの竜アンチであると判明した。 2023年2月のニンテンドーダイレクトで、『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』で本作が遊べるようになることが判明し、2023年6月23日に配信が開始された。 2023年9月、グッドスマイルカンパニーからロイとリリーナがフィギュア化。 キャラクターデザインは今作準拠のものとなっている。
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/1867.html
その他(一覧) ※タグから生成しておりますので、各ページのタグ付けが行われれば、このページに反映されます。 ステータス セリフ お約束 システム 地名・国家 書籍 ラスボス スタッフ ステータス HP 体格 守備 幸運 技 移動力 速さ 魔防 セリフ あーあ 死んじまって ばかなやつだ いずこにおわす! おんならしくなったね ミディア かなり、やる。 かわいそうだが死んでもらうぜ けだもの この剣を使われよ しね! ハイエナどもめ!! すまぬ… そうだ、きみがほしい そうだよロシェ その剣でわたしを好きなようにして だいすきです・・・兄さま だって・・・ 兄さまのこと好きなんだもの なかなかやるな…ぐふっ ばかめ・・死ね! ひどい有様です ま! もう!やんなっちゃう ゆるりと進撃せよ セリス様、少しだけ目を閉じて… センシガルシアノムスコロス トンボとり ベルンの三竜将にだって負けないんだ・・・ぜったい ホッホー ヨハン死すとも愛は死なず…ぐふっ レナ…おまえは今どこにいるんだ ヴぁっくん ・・・それはよろしいのですが 世界ひろし 共に戦い、共に生きる 失言大将 封魔剣エクスブレード 方位445 村人その3 森の主の帰還、か… 私がほしいのは…キサマだああああああああ!!! 身の程をわきまえよ。 4・・・8・・・12・・・ お約束 お助けパラディン ジェイガンポジション トライアングルアタック ナバール系 ペガサス三姉妹 マリクポジション ロレンスポジション 二者択一 仲間になりそうでならない 子安枠 弱い奴ほどよく育つ 緑弓兵 赤と緑 システム 3すくみ あげる みんなの様子 イベントマス イージーモード カップリング クラスチェンジ ダブル ハードLV5 ハードブースト ハードモード バイオリズム ルナティック レンタルユニット 三角支援 乗降 兵種変更 再移動 再行動 四角支援 埋もれた財宝 墓 外伝マップ 女主人公 専用アニメ武器 巻き戻し 必殺の一撃 必殺モーション 掘り出し物 支援会話 救出 敵将の撃破 武器レベル 武器練成 死亡 特効 疲労システム 盗む 秘密の店 絆支援 見習いクラス 誕生日 財宝 輸送隊 追撃 追撃必殺係数 闘技場 地名・国家 ifの大陸 アカネイア アドラステア帝国 アドリア峠 アラフェン アンリの道 イリア エレオス大陸 エレブ大陸 オスティア オマ村 オルリベス大橋 オレルアン オーガヒル カシミア大橋 キアラン グラ グルニア タリス ターラ テリウス大陸 ナドゥス城 ノルダ バレンシア大陸 ファーガス神聖王国 フリージ ヘル マケドニア ユグドラル大陸 ユングヴィ ラグドゥ遺跡 リキア同盟 レスター諸侯同盟 ワーレン ヴェルニの塔 暗夜王国 白夜王国 透魔王国 書籍 あるきかたシリーズ ファイアーエムブレム ザ・コンプリート ファイアーエムブレム メモリアルブック アカネイア・クロニクル ファイアーエムブレム 幻の王国 ファイアーエムブレム 覇者の剣 ファイアーエムブレムif ニーベルングの宝冠 ファイアーエムブレムを一生楽しむ本 ファイアーエムブレム大全 ラスボス アシュナード アスタルテ イドゥン ガロン ギムレー デイン国王 ドーマ ヘル ベルド メディウス ユリウス ラスボス 多クミ 火の竜 スタッフ 広田麻由美 葛目将也 西牧賢一
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/9849.html
このページでは【ファイアーエムブレム エンゲージ】のキャラクター、 ルイ を解説する。 他の同名キャラクターは【ルイ】を参照。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール ルイ 他言語 Louis (英語) 種族 【人間】 性別 男 誕生日 11/04 職業 王城騎士 所属 フィレネ王国 声優 石谷春貴 初登場 【ファイアーエムブレム エンゲージ】 「フィレネ王国」の王城騎士。【セリーヌ】の臣下。 礼儀正しく穏やかな性格で、いつも笑顔を絶やさないが、 情緒が乱されると真顔になる。 女性同士の会話を見守るのが趣味。 作品別 【ファイアーエムブレム エンゲージ】 初期値 兵種 スタイル LV SP ランスアーマー 重装 6 300 HP 力 魔力 技 速さ 守備 魔防 幸運 体格 30 13 0 11 3 16 1 4 8 移動 天性素質 武器レベル 4 槍 槍B 初期スキル 花園の門番 初期アイテム てつの槍傷薬 支援相手 【リュール】、【クラン】、【セリーヌ】クロエ、【ジェーデ】、【ユナカ】【ザフィーア】、【アイビー】、【ゼルコバ】【ロサード】、【パンドロ】 初期兵種成長率 HP 力 魔力 技 速さ 守備 魔防 幸運 体格 95% 55% 0% 35% 25% 80% 20% 25% 20% 個人成長率 HP 力 魔力 技 速さ 守備 魔防 幸運 体格 75% 40% 0% 25% 25% 50% 20% 25% 15% 合計 275% 限界値 HP 力 魔力 技 速さ 守備 魔防 幸運 体格 - +1 +0 -1 -2 +3 -2 +1 - 転載元 天馬騎士団 かわき茶亭 Fire Emblem Wiki 仲間キャラクターの1人。第4章で加入する。初期兵種はランスアーマー。 加入後は戦闘スタイル「重装」によるブレイク無効のチュートリアルを担当する。 戦力としては、凄まじい守備力を誇るアーマーナイトの中のアーマーナイト。 高い初期値に加えて全味方ユニット中で最大の守備個人成長率(【モーヴ】も同値)を持つため、メキメキと固くなる。それでいてブレイクを無効にする特性により安定した受けと反撃削りが可能で、序盤から終盤まで終始頼れる存在。 弱点もこれまでのシリーズ以上にはっきりしており、重装特効・魔法・【竜】には注意が必要。また、本作特有の仕様であるチェインアタックは守備無視のためじわじわと削られてかなり痛い。 紋章士は序盤は移動力を高める【シグルド】となるか。守備を高めるのが目的なら【チキ】やエーデルガルトでも良い。【アイク】を手に入れたらそちらを回そう。チェインアタックをカバーするため、【カムイ】から「防陣」を継承しておきたいところ。 個人スキル「花園の門番」は、周囲2マスの範囲に味方の女性ユニットが2人隣接している場合、受けるダメージ-2。効果トリガーは彼の趣味嗜好全開のネタ要素だが、効果自体は重装においてとても頼れるものとなっている。うまく配置して活かそう。 4人兄弟の長男であり、支援会話でもそれが触れられている。 彼の母は早くして亡くなったため、彼が弟の世話をしていた事もあり面倒見がいい。 女性同士で仲良くしているのを眺めるのが好きになった理由は、男ばかりの環境で育ったからその分女性に憧れがあったから。 ロイと絆を深めると絆会話で自分達の名前が似ていると言う。 これは名前がカタカナ表記の日本語版だからこそ言える。 関連キャラクター 【セリーヌ】 【クロエ(ファイアーエムブレム エンゲージ)】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/8349.html
このページでは【ファイアーエムブレム 封印の剣】のキャラクター、 ヒュウ を解説する。 【ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2】のキャラクターは【ヒュウ】?を参照。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール ヒュウ 他言語 Hugh (英語) 種族 【人間】 性別 男 職業 傭兵魔道士 所属 エトルリアクーデター軍→リキア同盟 声優 ランズベリー・アーサー 初登場 【ファイアーエムブレム 封印の剣】 流れの傭兵魔道士。金にがめついが人情に厚く、特に子供に対しては割と甘い。 闇魔道を操る【ニイメ】の孫であり、【カナス】?の息子だが、闇魔法の素質が薄く理魔法の扱いに優れている。 作品別 【ファイアーエムブレム 封印の剣】 第16章で登場。ロイで話すと雇うかどうか相談を始め、ゴールドを支払うと加入。 最初は1万ゴールドを提示するが、断る毎に8000→6000→5000と値切りが可能。 1万ゴールドで加入した場合はそのままのステータスとなるが、値切りする毎に全ステータスが1ずつ低下し、5000ゴールドで加入させると目も当てられないステータスまで落ちてしまう。 戦力として使いたいなら1万ゴールド支払おう。 「メンバーカード」を所持しており、本作では彼からしか手に入らない。仲間にすればそのまま手に入るが、ゴールドを払いたくない場合は盗む手もあり。 仲間としては平凡な魔道士。 支援会話ではニイメから「リザイア」を借りて修行に出たが、旅の途中で出会ったレイ?を助けた所で盗まれてしまった事が判明。 また、魔道士としての才能に開花したのは母親が優秀な魔道士のためだったらしい。 【ファイアーエムブレム 烈火の剣】 ヒュウ本人は出て来ないが、父親の【カナス】?が登場する。 【ファイアーエムブレム ヒーローズ】 通常版 称号 武器 移動 声優 イラスト 世長けた魔道士 赤の魔道 歩行系 ランズベリー・アーサー 8イチビ8 HP 攻撃 速さ 守備 魔防 40 38 42 27 24 武器 補助 奥義 雇われ魔道士の書 なし 月虹 A B C 速さ守備の万全4 なし 攻撃速さの奮起4 実装日 ★ 入手 分類 2022/02/18 5 英雄召喚 英雄 2022/02/18から開催の新英雄召喚イベント「新英雄 開花イドゥン」で実装。 専用武器「雇われ魔道士の書」は、戦闘開始時に自身のHP25%以上なら、神竜の花の使用回数に応じて最大ALL+7。同条件時、神竜の花を3回以上使っているなら、自分が受けている強化の数値分だけ各ステータスがそれぞれ上昇する。 以前実装された【ファリナ】とほぼ同様の効果となっており、使用回数に応じた追加効果は強化増幅へと変更されている。 関連キャラクター 【ニイメ】 【カナス】? 【レイ(ファイアーエムブレム 封印の剣)】? コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/5452.html
ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 とは、【ファミリーコンピュータ】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター 自軍 NPC 敵 【竜】 名前のみ クラス 地名 ステージ 関連作品 北米版 紹介動画 移植・リメイク 余談 コメント 概要 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 他言語 Fire Emblem Shadow Dragon the Blade of Light (英語) ふりがな ふぁいあーえむぶれむ あんこくりゅうとひかりのけん あんこくりゅうとひかりのつるぎ(*1) ハード 【ファミリーコンピュータ】 メディア 3メガビット+64キロRAMロムカセット ジャンル シミュレーションRPG 発売元 任天堂 開発元 任天堂インテリジェントシステムズ プロデューサー 横井軍平 ディレクター 寺崎啓祐 プレイ人数 1人 発売日 1990/04/20 (日本) 値段 FC 6,000円Wii 514WiiポイントWii U 524円3DS 524円 レーティング CERO A(全年齢対象) シリーズ ファイアーエムブレムシリーズ 移植・リメイク SFC 【ファイアーエムブレム 紋章の謎】【Wii】 バーチャルコンソールDS 【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】3DS バーチャルコンソール【Wii U】? バーチャルコンソールSwitch 【ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online】 日本販売数 32万9787本 【ファミリーコンピュータ】後期に発売されたファイアーエムブレムシリーズの1作目。 従来のSLGは【ファミコンウォーズ】のようにユニットをあくまでも生産兵器として扱うものが大半だった中、本作はRPGのような育成要素と組み合わせ、更に実際に会話させて物語を進める事でユニットにキャラクター性を与え、軍記物のストーリーとゲーム内容を両立させる形が取られている。 これは当時では全く新しいジャンルである「シミュレーションRPG」の開拓児的な作品。ただし、本格的に芽吹くのはリメイク版の紋章の謎と完全新作の聖戦の系譜まで待つ事となる。 また、倒れた仲間は戻らないというシビアで初見殺しのゲーム設計も特徴的であり、しばらくこの作風が続く事となる。(本作の時点では生き返らせる方法も一応存在する) キャラクターデザインはかなり独特で、当時で見ても時代遅れ気味な80年代前半風となっているが、何故かカミユとニーナの2人だけはゲーム内グラフィックで異常なほど繊細に描き込まれている。 ストーリー アカネイア大陸・暗黒の歴史 その昔、アカネイア大陸は、マムクートの帝王・暗黒竜メディウス率いるドルーア帝国の侵略により、恐怖と絶望の渦中にあった。 それまでアカネイア大陸を治めていたアカネイア王国の軍隊は、恐るべき力を持つドルーア帝国と暗黒竜により壊滅状態に瀕していた。 今まさに世界は滅びさろうとしていたそのとき、人々はひとすじの奇跡の光を見た。 アリティアのアンリという若者が、苦難の旅の末に手にした光り輝く神剣・ファルシオンによって、暗黒竜メディウスをみごとに打ち倒したのだ。 メディウスを倒されたドルーア帝国は、アカネイア軍の反撃にあい滅亡していった。 世界はふたたび平和な時代を迎え、アカネイア王国は再建され、アリティア王国をはじめ、多くの国が建国された。 そして英雄アンリはアリティア王国初代国王に選ばれた。 100年の時が流れた…… 長い時を経て、暗黒竜メディウスが復活した。 メディウスは、グルニア王国とマケドニア王国を併合しドルーア帝国を再建、同じく世界制覇の野望を持つ闇の魔王・大司祭ガーネフが加担し、アカネイア王国に攻撃を仕掛けた。 アカネイア王国は懸命に防戦したが、グルニアの名将カミュと暗黒竜メディウスの力の前に敗退を重ね、その城を奪われてしまった。 英雄アンリの血を引く、アリティア王国のコーネリアス王はメディウスを倒すべく神剣ファルシオンを持って出撃したが、同盟国グラ王国の裏切りにより壊滅、アリティア王国は滅亡し、神剣ファルシオンまでもが奪われてしまった。 しかし、そのとき14才であったアリティア王国の王子マルスは、姉エリスの助けを得て、守役ジェイガンらとともに辺境の島国タリス王国に逃げ延び、王女シーダをはじめこの国の人々に暖かく迎えられ、祖国解放の日を夢見ていた。 だが、平和な日々は長く続かなかった。 マルスが16才になったとき、ドルーア帝国に協力するガルダの海賊が上陸し、タリス城を占拠してしまった。 城から逃げ延びてきた王女シーダから、このことを聞いたマルスは、わずかばかりのアリティア兵とともにタリス城へと向かった。 ゲームシステム 基本部分はファミコンウォーズを元に整えたものとなっている。 RPGとSLGの融合キャラクターは生産施設で作るのではなく、それぞれ個人名を持ち特定の条件でしか仲間にならない。更に武器として剣・槍・斧といった各キャラクターに合わせたものを持たせる必要がある。 ダメージ計算式攻撃力-守備力という非常にわかりやすい引き算でダメージ計算が行われる。 攻撃速度/再攻撃「すばやさ」から武器の重さを引いたステータスが「攻撃速度」となり、これが相手より1高いと、相手の反撃後に「再攻撃」が可能。ただしゲーム中で重さと現在の攻撃速度を確認する方法はない。 必殺の一撃いわゆるクリティカル。技の数値や武器の必殺率が高いほど発生率が上がる。本来与えるダメージの3倍のダメージを与えると言う、文字通り必殺の威力。ただし、あくまで与える予定のダメージにかかる倍率なので、攻撃力 ≦ 守備力の時は必殺の一撃が出ても0ダメージになる。 トライアングルアタックペガサスナイト3姉妹は、3人で敵を囲っている状態だと攻撃時に「トライアングルアターック!」の掛け声とともに攻撃が必殺の一撃と同様の3倍ダメージになる。 特効特定の武器は特定のユニットの弱点を突く事ができる。例として弓系はペガサスナイト・ドラゴンナイトに有効。特効武器は武器威力が本来の3倍の威力が攻撃力となり、非常に強力。 レベルアップ普通のSLGと異なり、ユニットは敵を倒す事で経験値を獲得してレベルアップする。レベルアップ時には能力がランダムで成長する。何も上がらない場合もある。登場時点で上級職で能力の高いユニットは成長率が低い傾向がある。本作のみの独自仕様として僧侶は杖を使っても経験値を得られず、敵から攻撃を仕掛けられる事で経験値を得られる。当然、僧侶は戦闘向きではなく貧弱なので、普通にレベルを上げようと思うと非常に苦労するし危険であるが、低レベルの盗賊を利用すれば簡単に上げる事もできる。(ゲーム中では「そうりょは てきのこうげきに たえると レベルが あがるよ」と教えられるが、実際は攻撃を仕掛けられるだけでよく、敵の攻撃が外れたり0ダメージでも良い。) クラスチェンジレベルを10以上まで上げたユニットは特定のアイテムを使用する事でクラスチェンジし、上位クラスへのパワーアップが行える。本作の時点ではクラスチェンジが行えるクラスは限られており、ソシアルナイト・ペガサスナイト・アーチャー・ようへい・まどうし・そうりょに限られる。 ロスト仲間ユニットは倒されるとマップをクリアしても復活せず、そのまま失われてしまう。本作では終盤で手に入る「オーム」で蘇生する事もできるが、この時点で蘇生してもあまり役に立たない事が多い。しかも「オーム」を扱えるユニットは終盤にレベルが低い「そうりょ」で加入するので「オーム」を使おうと行動していたら事故で死亡してまうというミイラ取りがミイラに成りかねない可能性が高いので、基本的には「オーム」は当てにしない方が良い。このように死亡者を復活させる条件が非常に厳しい事が、本作が「手ごわい」と称される理由の1つである。 使用回数、限られたリソース本作はRPGのMPの代替としてなのか、「武器や道具に使用回数があり、回数が0になると消滅する」という仕様がある。このため、戦闘を続けていくのは武器を買い続ける必要があり、そのためには当然お金が必要である。しかし本作では、RPGのように単に敵を倒しただけではお金は手に入らない。宝箱を開ける、村のイベント、章クリア時のイベントで手に入る事があるが、これらは有限である。つまり無計画に武器を買ってしまうと、金欠になる恐れがあり最悪の場合は詰んでしまう。更に『ファミコンウォーズ』とも異なり、これらのリソースは次のマップでも継続して使用される。「確保した土地がリソースを生み出す」という要素はSLGに近いが、村人からのプレゼントや宝箱等で手に入れるというRPG寄りの設計のためか各所から一度しか入手できない。つまり、RPGにおける「装備」「所持金等のリソース継続」「入手は一度きり」を取り組んだ上で、SLGの「マップ上のマスでリソースを確保する」といった要素を融合させた結果、「一度しか手に入らないリソースを手に入れるために土地を確保し、次の戦いを優位に進める準備をする」というようなゲーム性が生まれた。こういった経済面で考えなければならない点も、本作が「手ごわい」と称される理由の1つである。とはいえ本作では手に入る金の量が多すぎるので、買った装備を即時に捨てて無理矢理浪費しない限りは基本的に金銭面で詰むことはない。なお、「闘技場」の利用する場合は例外的に無限に稼げるが、そもそも闘技場で安定的に勝ち続ける事自体が難しく(賭け金額で対戦相手を判断するテクニックは存在する)、負ければ命は無いので初心者が利用するには厳しい。 マップのクリア条件マップをクリアするには敵を全滅させるのではなく、敵の城や玉座にマルスを移動させて「しろ」(ぎょくざ)コマンドを使用する必要がある。ただしMAP25のみラスボスのメディウスを倒せばその場でクリアになる。 村の訪問マップには村が存在している事があり、マルスを移動させて「たずねる」を選ぶと、村に戦争が起こっている事を伝えて門が閉まり、お礼としてアイテムやお金を貰える。仲間が加わる場合もある。ただし敵に盗賊がいる場合は村に向かって破壊してしまうので、速めの進軍が必要。村に仲間がいる場合は、明らかに盗賊よりも村にいる仲間の方が強いのになぜか一方的に村が滅ぼされてしまうという謎の現象が起きる。これは後のシリーズでも同様。(村人を人質に取られ抵抗できなかった、等の理由を一応考える事はできるが…)余談だが、村にいる状態で戦闘が発生した場合、地形にはまちと表示される。 民家の訪問村とは別で、マップには民家が存在している事がある。(村と民家では明らかにスケールが異なるのだが1マス1民家となっている。)民家の場合は誰でも「たずねる」を選ぶ事が可能であり、民家の住人から情報が貰える。村とは異なり情報だけでアイテム等が貰える事はないが、盗賊に破壊される事は無いので急ぐ必要はない。ただ、「そのマップで味方に寝返るユニットのヒント」の情報が貰える場合もあるため、スタート地点付近の民家は1ターン目で全員で訪ね、速やかにリセットして改めて情報を基に出撃ユニットを選択しなおすという裏技のようなプレイも必要となる。民家にいる状態で戦闘が発生した場合も、地形にはまちと表示される。 宝箱城マップなどには宝箱が存在している事がある。 MAP6でファイアーエムブレムを受け取った後のマルスか、盗賊の仲間であれば開けてアイテムを手に入れられる。 村同様、敵の盗賊が奪ってしまうので迅速な進軍が求められる。 黎明期故の仕様ファイアーエムブレム最初の作品なので仕方のない事だが、以下の基本的なシステムは後の作品に比べてかなり不便なものが多い。また、ファミコンウォーズ同様にテンポも悪い。 章開始前の準備画面では、章に参加するユニットの選択しかできない。アイテムの受け渡しもできないので、章クリア前に予め行っておく必要がある。当然、預かり所からのアイテムの出し入れもできない。更にアイテムを売る事もできないので邪魔なものは捨てるしか無い。 ユニットの情報画面で武器攻撃力や命中率・必殺率等が表示されない。戦闘結果の予測をする場合は説明書の武器一覧を見ながら手計算が必要になる。相手の必殺を下げる値(必殺回避率)は存在しないので、万全を期す場合は常に必殺の可能性を考慮する必要がある。ただし、武器による必殺率を除いた素の必殺率は後の作品よりもかなり低く、(わざ+うんのよさ)/2しかない。敵のうんのよさは0で固定されているため、敵の必殺率はわざ/4が基本となる。 預かり所は預ける度に預かり料を取られる上、預けられるのは40個までと少ない。前述の通り準備画面で出し入れはできないので、章クリア前に予め行っておく必要がある上、預かり所が存在しないマップでは一切出し入れができない事も考慮する必要がある。 敵の盗賊が宝箱からアイテムを奪った場合、その盗賊を倒してもアイテムを取り返せない。言い換えると、盗賊が宝箱を開けた時点でアイテムが消滅するという事である。よって宝箱のアイテムを手に入れる難易度が高い。 戦闘開始時に地形効果が表示される。テンポがかなり阻害されて鬱陶しいが、この時ペガサスナイト等の飛行系はきちんと「そら 0%」と表示されたので、飛行系は地形効果が得られないと明示されていた。 ユニットの持ち物は隣接するユニットに対し一方的に「わたす」のみが可能であり、隣接するユニットの持ち物を受け取ったり自由に交換する事はできない。よって、1つの武器やアイテムを同一ターンに使い回すような事は不可能である。 杖を使用したターンは装備品が杖になり、次の敵のターンで反撃が不可能になってしまう。「そうりょ」であれは元々魔導書を装備できないので特に影響はないが、「しさい」の場合は大きなデメリットとなる。前述にように持ち物を自由に交換する事も不可能なので、杖を使用したユニットの持ち物を入れ替えて魔導書を装備させる事も不可能である。 ストーリーが説明不足。後の作品の多くは章開始時に「ワールドマップ画面でナレーションによる全体的な説明」→「個別マップ画面でキャラクター達の会話」という形式になっている。しかし、本作ではワールドマップ画面が存在せずどのように進軍しているのか把握しづらい上、ステージによって「ナレーションによる全体的な説明」か「キャラクター達の会話」のどちらかしか発生せず、「キャラクター達の会話」のステージでは状況説明が無く当人達の会話だけの場合があり、ストーリーやこのステージに至った経緯がほとんどわからない場合がある。 『紋章の謎』で採用されなかった仕様一部のアイテムや効果はリメイク版の紋章の謎で消滅したり別物に変わったりしている。 アーマーナイトの特効を突ける「ハンマー」という斧が存在していた。『トラキア776』でようやく再登場し、以降はおなじみになった。 「ボウガン」という必殺の高い弓があり、戦闘アニメは専用のものとなっている。後の作品でいう「キラーボウ」のような性能であり、『暁の女神』に登場したボウガンの近接攻撃も可能という特徴は本作には無い。 ファルシオンは「敵の射程1の物理攻撃(ブレス以外)を封じる」「使用するとHP全回復」という強力な効果があるが、何故か【火竜】?と【魔竜】?の特効を突けないという「勇者に強いが一般の竜に弱い」というチグハグな性能になっている。【地竜】?の特効は突ける。 魔法は力に関係なく固定ダメージを与える武器だった。また、ブリザーは必殺率が高いという後のシリーズのサンダーのような性能で、火竜への特効は無い。 馬等に乗っているユニットは屋内でも馬等に乗ったまま移動できる。『紋章の謎』では「おりる」必要があるシステムにされたが、『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎』では再び屋内でも馬等に乗ったまま移動できるシステムになった。 竜石は使用回数無制限なので消耗の心配がなく強力。 シューターが投石機ではなく戦車(チャリオット)で、射程2の武器だった。『if』のDLCでは久々にこれに 近い形で採用されている。 キャラクター 自軍 【マルス】 【ジェイガン】 【カイン(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【アベル(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【ドーガ】 【ゴードン(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【シーダ】 【リフ】 【オグマ】 【サジ】 【マジ】 【バーツ】 【ダロス】? 【カシム】 【ジュリアン】? 【レナ(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【ナバール】 【マリク】 【マチス(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ハーディン】 【ザガロ】 【ロシェ】 【ウルフ(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ビラク】 【ウェンデル】? 【リカード】 【バヌトゥ】? 【シーザ(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【ラディ】? 【ロジャー】? 【ジョルジュ】? 【マリア(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ミネルバ】 【リンダ(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ジェイク(ファイアーエムブレムシリーズ)】? 【ミディア】? 【トムス】? 【ミシェラン】? 【トーマス(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【ボア】? 【ベック(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【アストリア】? 【パオラ】 【カチュア】 【チェイニー】 【アラン(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】? 【サムソン】? 【エスト】 【チキ】 【ロレンス】 【エリス(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ガトー】 NPC 【モロドフ】 ゲーム中名前を呼ばれる事がなく、ユニットではないため名前表記もされないので、説明書でのみ名前を確認できる。 【ニーナ(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ララベル】?「ララベルのおみせ」の店主。ただし、店主の名前が「ララベル」かどうかは本作の時点では厳密にはわからない。 【アンナ】『蒼炎の軌跡』までは本作でしか名前を確認できなかった。 敵 【ガザック(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ゴメス(ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)】 【ハイマン】 【ベンソン】? 【ムラク】? 【マリオネス】? 【ハーマイン】? 【カナリス】? 【マヌー】? 【ジューコフ】? 【ショーゼン】? 【ボーゼン】? 【ヒムラー】? 【ギガッシュ】? 【ジオル】? 【ガーネフ】 ホルスタット? 【モーゼス】? 【スターロン】? カミユ 【オーダイン】? 【ミシェイル】 【ゼムセル】? 【メディウス】 【竜】 【火竜】? 【魔竜】? 【地竜】? 【神竜】?(【神竜族】?) 名前のみ 【アンリ】? 【コーネリアス王】? 【ナーガ】 【バジリスク】 【サラマンダー】? クラス ソシアル ナイト(S・ナイト)鎧をまとった馬を自在に操り移動力に優れる。攻撃、守備、スピードに最もバランスの取れたユニットである。 アーマー ナイト(A・ナイト)重い鎧で身を固めているため守備力に優れる。しかしその分動きが重く素速さ移動力に劣る。 ペガサス ナイト(P・ナイト)ペガサスに乗った騎士で移動力、素速さに優れる。弓の攻撃には弱い。 パラディン経験を積んだS・ナイトがパラディンに昇格する。全ての能力に於いてS・ナイトより一回り優れている。 ドラゴン ナイト(D・ナイト)経験を積んだPナイトがペガサスから飛竜に乗り換えたもので弓以外の武器に対しては圧倒的な強さを誇る。 ようへい傭兵、用心棒などを仕事とする先頭のプロ。技、素速さに優れ必殺の一撃を得意とする。 せんし辺境の国の部族で斧を用いて戦う。力は強いが守備力が弱い。(守備力が弱いとあるが、味方側の戦士の守備力の成長率は実は他のユニットよりも高い。) かいぞく戦士と同じく斧を使う。 海賊だけが海の上を移動できる。 (実際は飛行系ユニットも移動できるが、海の地形効果が得られるのは海賊が唯一。) とうぞく徒党を組んで村等を破壊する。戦闘力に乏しいが宝箱を開ける能力がある。(宝箱は無条件で開けられるが、扉と跳ね橋は「とうぞくのかぎ」が必要。) ゆうしゃ剣の名手で素速い動きと一撃必殺の技を持つ。優秀な傭兵が名声を得て勇者となる事もある。 アーチャー鎧をまとった弓兵で守備力が高い。ただ動きが鈍いため機動力に劣る。 ハンター軽装備の弓兵で森や山での戦いを得意とする。力は強いが守備力が乏しい。 シューター投石器や弩弓等特殊な支援武器を使うユニット。高い守備力を巨大な破壊力を併せ持つが動きは鈍い。 ホースメン騎馬上で弓を使うため素速さと移動力が高い。一撃離脱を得意とするユニットである。 スナイパー経験を積んだアーチャーが昇格する。弓を扱う事にかけては最強のユニットである。 コマンド戦闘力は乏しいが他の仲間にも変身できるという特殊な能力を持っている。 マムクートドラゴンに変身すると言われる伝説の種族でかつてはその強大な力で世界を征服したと伝えられる。 まどうし魔道書を用いて各種の攻撃魔法を使う。防御力の高いユニットに対して有効である。 そうりょ杖を用いて回復、防御系の呪文を唱え味方を助ける。攻撃はできない。 しさい経験を積んだ魔道士や僧侶が昇格する。魔道書、杖共に使いこなす。 ロードドルーアによって国を追われたアリティア王子マルス。プレイヤーのメインユニットとして最も大事な働きをする。 (ゲーム中の説明では上記のように全くクラスの説明になっていない。実際は剣で戦い、レイピア等の特殊な細剣を使いこなす。) しょうぐんドルーア帝国から派遣された騎士団の司令官。極めて高い攻撃力と守備力を持っている。(「ドルーア帝国から派遣された」とは書かれているが、「しょうぐん」として登場するユニットはドルーアに加担しているマケドニア、グルニア、グラ出身の人物しかいない。) 地名 タリス王国島国。シーダはこの国の王女。 ガルダガルダの海賊に支配されている港。 デビルマウンテンサムシアンの根城となっている。 オレルアン王国騎士団の隊長ハーディンが戦っている。(本作の時点では「隊長」としか語られていない) レフガンティ軍が時間稼ぎのために罠を仕掛けた場所。 ワーレン港町なので色々な品物がある。 ペラティ足を踏み入れた者に対して、何もしていなくても「生かしては返さん」と言い出す狂気のマムクート・マヌーが治める地域。しかし、村人から「マムクートを倒すにはドラゴンキラーが必要」「東の神殿に隠されているらしい」と弱点をばらされているので、住民からは嫌われている疑惑が浮上している。 ディール要塞マリアが捕まっている要塞。 ノルダリンダが奴隷商人に捕まっている。 アカネイア王国ニーナはこの国の王女。 グラ王国元アリティアの同盟国。戦争中突然裏切られたことが原因でマルスの父・コーネリアスは命を落とす。 カダインガーネフが支配する魔道の国。 アリティア王国マルスはこの国の王子。 カシミアなぜかグルニア黒騎士団が待ち構えている。 ラーマン神殿オーブが眠る神殿。 グルニア王国カミュ将軍が待ち構える。 マケドニア王国ミネルバとマリアはこの国の王女。 マーモトードテーベまでの道のりにある砂漠。本作ではセリフに出てくるのみ。 テーベ幻の町。ガーネフが待ち構える。本作では具体的にどうテーベまで行ったか一切語られないため、(後の『紋章の謎』基準だと)蛮族がひしめくマーモトードの砂漠を自力で越えた事になる。 ドルーア帝国(ドルーア王国)メディウスが待ち構える本拠地。説明書ではドルーア帝国となっているが、ステージ24ではマムクートの「おうこく」と語られている。 ステージ 1 マルスのたびだち 2 ガルダのかいぞく 3 デビルマウンテン 4 そうげんのたたかい 5 オレルアンのせんしたち 6 ファイアーエムブレム 7 レフガンティのわな 8 みなとまちワーレン 9 ペラティのかりゅう 10 プリンセス・ミネルバ 11 ノルダのどれいいちば 12 アカネイア・パレス 13 グルニアのもくばたい 14 かなしみのだいち・グラ 15 まどうのくにカダイン 16 アリティアのたたかい 17 スターロード・マルス 18 グルニアくろくしだん 19 マムクート・プリンセス 20 ブラックナイト・カミユ 21 けっせん マケドニア 22 てんくうをかけるきし 23 あくのしさいガーネフ 24 マムクートのおうこく 25 えらばれしものたち 関連作品 【ファイアーエムブレム 紋章の謎】 【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】 北米版 ファイアーエムブレムシリーズの海外展開は【ファイアーエムブレム 烈火の剣】が初のため、当然ながら本作は北米では発売されていない。 が、2020/12/04に『Fire Emblem Shadow Dragon the Blade of Light』(翻訳すると「影の竜と光の刃」なので日本語の意味と微妙に異なる。)のタイトルでSwitch専用のDL専用ソフトとして期間限定で販売される事となった。価格は5.99ドル。 タイトルロゴ以外の全ての文字が翻訳されている他、倍速モードやクイックセーブ ロード機能を搭載している。 そのタイトルロゴにはカタカナはそのまま残っているが、タイトルロゴの下の日本版では何も書かれていなかった部分に「SHADOW DRAGON the BLADE of LIGHT」と、サブタイトルが付加されている。 ゲーム起動時に表示される英文は国内版と異なる。ただし起動時の英文の文字サイズは、国内版と同一サイズになっている。国内版と雰囲気を合わせるためだと思われる。 見比べると、国内版は誤字(FALCION)や文法誤り(冠詞のtheがない、there areが差している対象が良くわからない)があると分かる。 国内版 AT FIRST. THERE ARE DARK DRAGON, FALCION SWORD AND 北米版 OUR TALE BEGINS WITH THE SHADOW DRAGON, THE BLADE FALCHION, AND THE... その他にも、アートブックが付属したパッケージ版も発売された。 2020年10月に先行公開されていた動画では、2001年の【大乱闘スマッシュブラザーズDX】で【ロイ(ファイアーエムブレム 封印の剣)】と【マルス】で対戦しているプレイヤーがファイアーエムブレムについての話をし、【マルス】のキャラクターの詳細画面を確認した後「Japan Only」と書かれているのを見て非常に落胆する・・・と言う冒頭映像が入り、そこに「NO MORE」とスタンプが押されて本作の紹介映像が開始するという気合が入った構成になっている。 なお、実際は【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】が既に日本国外で発売されており【マルス】に関するフォローは既にされているので、落胆する映像はそれよりも古い【大乱闘スマッシュブラザーズDX】(または【大乱闘スマッシュブラザーズX】)で作る必要がありこのような構成になっていると思われる。(落胆する映像では全く触れられていないが、実は「ロイ」の方が日本国外で未だにフォローされていない。) 紹介動画 移植・リメイク 【ファイアーエムブレム 紋章の謎】第一部は本作のリメイク。ただし5章減って全20章となり、仲間が5人ほど登場しない。当初は第一部はダイジェスト形式にする予定だった。 【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】本作のみのリメイク。先祖返りさせつつも新システム「兵種変更」や「章セーブ」が導入。紋章の謎に出なかった仲間は全員出てくる。 【バーチャルコンソール】Wii、3DS、Wii Uでそれぞれ販売された。 【ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online】2019/03/13に配信された。 余談 発売前の仮タイトル時の広告ポスターの時点では「ファイヤーエムブレム」というタイトルロゴだった。 キャッチフレーズは「戦え!・夢戦士」 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/aniwikigalaxystar/pages/665.html
「グングニル」 出典は、北欧神話の主神オーディンが持つ槍(グングニール、グーングニルなどの表記もある) 槍先にはルーン文字が彫られているという。 聖戦の系譜 天槍・グングニル 聖戦の系譜に登場するトラキア半島のトラキア王家で受け継がれる12神器の一つ。 竜騎士ダインとその直系が扱えて、ゲーム中で使うのはトラバント→アリオーン。 威力30 命中70% 射程1 重さ15 耐久-- 槍★ 修理-- 「ダイン直系専用 力.速さ.守備+10(敵専用)」 攻撃力30に力.速さ.守備+10の能力補正だが重量がかなりあり微妙という点がゲイボルグと同じだが速さ補正によりゲイボルグよりかは優秀な神器である。 更にトラバント、アリオーンともに高い指揮官能力と見切りスキルを持っているので敵として強く、特にアリオーンは最終章のファルコンナイト三姉妹並みに恐ろしい敵である。 ちなみに最終章ではアルテナの説得でアリオーンは友軍となる。 ファイアーエムブレム覚醒 威力16 命中70 必殺10 耐久25 射程1 LV.槍A 「力+5 古の竜騎士の天槍」 ※錬成不可※ 入手方法 本編では22章「滅びの予兆」に登場する12魔将の一人、ズィーベンからドロップできる。 複数入手するにはDLC「無限の神器」で宝箱から各神器の中からランダムで入手できる貴重品。 備考 力の能力補正により威力が「21」であり、聖戦の系譜に続いて覚醒でもゲイボルグよりも優秀な槍となっている。 ちなみに覚醒では最高の威力を誇る槍である。 とても貴重な神器なので使うならスキル「武器節約」「全能力+2(DLC限定)」「限界突破(DLC限定)」が欲しいところ。 DLCの異伝のマップ戦や配信チーム戦では「トラバント」が装備している。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/5124.html
このページでは【ファイアーエムブレム if】のキャラクター、 フローラ を解説する。 【ポケットモンスター ベストウイッシュ】?のキャラクターは【フローラ(ポケットモンスター ベストウイッシュ)】?を参照。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール フローラ 他言語 性別 女 誕生日 02/19 職業 主人公の臣下 出身 氷の部族 所属 暗夜軍→カムイ軍(暗夜/透魔) 声優 加隈亜衣 初登場 【ファイアーエムブレム if】 主人公の臣下の女性。 【フェリシア】とは双子の姉妹。 妹と違って家事全般をこなす。 作品別 【ファイアーエムブレム if】 白夜編では17章で敵として登場する。 17章クリア後は主君である主人公を裏切った罪の意識で焼身自殺してしまう(自殺に使った炎はフェリシアの氷の力でも消えない特殊な炎)。 加入時のクラスはメイドで固定。 パラレルプルフではダークマージの上級兵種とマーシナリーの上級兵種になれる。 【ファイアーエムブレム ヒーローズ】 通常版 称号 武器 移動 声優 イラスト 氷のメイド 赤の暗器 歩行系 加隈亜衣 羽公 HP 攻撃 速さ 守備 魔防 38 34 23 18 38 武器 補助 奥義 霧氷のナイフ なし 氷蒼 A B C 攻撃魔防の孤軍3 切り返し3 守備の謀策3 実装日 ★ 入手 分類 2018/09/14 5 英雄召喚 英雄 2018/09/14開催の新英雄召喚「闇へと進みゆく」で実装。 専用武器「霧氷のナイフ」は奥義が発動しやすい(奥義発動カウント-1)。 戦闘に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マスの敵の守備、魔防-7。(敵の次回行動終了まで) 敵が、剣、槍、斧、竜、獣で、自分から攻撃した時、戦闘中、守備+20、敵が反撃可能なら絶対追撃。 初の赤の暗器ユニットで、孤軍系のスキルも初登場となった。 2021/06/07に錬成が追加。 錬成すると基礎効果から相手の武器の制限が撤廃される。 特殊効果の錬成は自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、 戦闘中、敵の攻撃、守備-5、かつ、戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量-1(同系統効果複数時、最大値適用)。 ピクニック版 称号 武器 移動 声優 イラスト お弁当も完璧 赤の暗器 重装系 加隈亜衣 羽公 HP 攻撃 速さ 守備 魔防 43 38 22 29 38 武器 補助 奥義 セーフリムニル なし 氷蒼 A B C 攻撃魔防の防城戦3 攻撃隊形3 重装の行軍3 実装日 ★ 入手 分類 2019/04/19 5 超英雄召喚 超英雄 2019/04/19開催の超英雄召喚「行楽の季節」で実装。 専用武器「セーフリムニル」は攻撃+3、獣特効。 戦闘開始時、自身の魔防が敵より高い時、戦闘中、敵の攻撃、守備が減少。 減少値は、戦闘開始前の魔防の差の50%(最大8)。 戦闘に攻撃していれば、戦闘後に敵とその周囲2マスの敵の守備、魔防-7(敵の次回行動終了まで)。 同時開催の戦渦の連戦+「春、麗らかに」では、ボスとしても登場した。 2022/06/07に錬成が追加。 錬成すると基礎効果が、戦闘開始時、自身の魔防が敵より1以上高い時、戦闘中、敵の攻撃、速さ、守備が減少。 減少値は戦闘開始時の「自分の魔防-敵の魔防」の80%。(最大8 最小0) 戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、ALL+4に変更。 特殊効果の錬成は周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、ALL+4、かつ、 自分の魔防-敵の魔防の値によって異なる効果を発動。 1以上なら、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減。7以上なら、さらに敵は追撃不可。 氷の部族版 称号 武器 移動 声優 イラスト 寒くても完璧 暗器 騎馬系 加隈亜衣 久蒼穹 HP 攻撃 速さ 守備 魔防 40 47 21 31 46 武器 補助 奥義 氷の暗器+ なし 氷華 A B C 攻撃魔防の機先3 罠解除3 なし 実装日 ★ 入手 分類 2024/09/06 4~5 超英雄召喚 超英雄 2024/09/06開催の超英雄召喚イベント「氷の国への誘い」で実装。★4PUでも排出される。 汎用武器「氷の暗器+」は、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算。 自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、ALL+5、絶対追撃、敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを◯◯%軽減」を半分無効(範囲奥義を除く)。 関連キャラクター 【カムイ】 【フェリシア】 コメント 名前 全てのコメントを見る?