約 4,496,850 件
https://w.atwiki.jp/meidaibungei/pages/85.html
2006年10月13日(金) 15時42分-K 年のせいだろうか、最近、体がいうことを聞いてくれない。 急な階段を上るとすぐに、心臓が苦しい苦しいとうめきだす。きりきり痛んで、もう動きたくないと文句を言う。 ひざは、今までの人生でもう十分曲がりました、もうそろそろ、曲げる必要のないように生活を設計しなおすべきです、といわんばかりの顔をしている。 腰はそれにうんうんとうなずいているようだ。ろくに曲がらないから、うなずくこともできないが。 目は、何かを見つめていると、すぐにしょぼしょぼする。「わたしゃ、見るべきものは大体見ましたよ」。そういうと、何か古い思い出でも思い出しているのか、遠い目をする。そのせいで最近近くが見にくくて仕方がない。 耳は仕事をサボって、用件を私のところまで届けない。文句を言うと、「最近耳が遠くなったので、そこまで伝令に行くのが面倒くさくなったんです」と言い訳をする。 肝臓には昔からずいぶん負担をかけた。悪いと思っている。だが、だからといってそこまで態度を硬化させる必要もないと思うんだが。いやだったのなら、もっと早く文句のひとつも言ってくれ。 一番厄介なのは、このいかれた脳みそだ。わたしは生まれたときから、自分の頭が悪いのに悩まされてきた。 「あなたのような非論理的な人間のためにものを考えるのはもういやだ。ストライキを起こしますからもう何にも考えません」 「てゆうかぁ、俺ってば、どっちかっつうと、考えるよりも、ハートで行動するタイプだしぃ、考えるの、めんどくさあい」 この左脳と右脳のコンビは、一見正反対の正確だが、実はなかなかいいコンビワークを発揮し、二人でわたしを貶めるのだ。人生の各場面でわたしはこいつらにハメられてきた。わたしが就職せずに、大学に残ったことだって、この二人の、 「人生の目的とは、知識を蓄え、自らの論理と言葉を鍛え上げることです」 とか 「働くのってめんどくさいだろお。大学のぬるま湯みたいな社会にいたほうが、ぜんぜん楽だって」 などの甘言にだまされてのことだったのだ。後でわかったことは、知識をためたって、何かの役になったためしはないし、結局それは左脳のやつの自己満足に過ぎなかったし、大学社会が楽かといえば、楽して生きているやつもいるが、事務仕事は多いし、人間関係も特殊で、気苦労ばかり多いし、まあ、右脳の言うことを信じるわたしが脳足りんだっただけの話なのだが。 この二人組みが特に困るところは、ほかの体の部分にまで影響を与えるところだ。 左脳は折に触れ、体全体に向かってアジ演説をぶつ。 「われわれ、人体の各部は、不当な抑圧に苦しんでいる。本来、人間というシステムの役目は、栄養の再分配であり、そもそもの主権者は、人間ではなくわれわれ臓器や各器官なのであります。ところが、すべての統治システムの宿命でありましょうか、政府はまるで、自らの存在が天与のものと考えるようになり、自らがまるで現実的実態を持つように振舞い始めるのです。人間などというものは、もともとは、内臓たちが生きていきやすいように考え出された、約束事に過ぎないにも関わらずにです。そうなったシステムは、自分自身の存続を第一に考え始め、構成員を自らの単なる部品、いざとなったら切り捨ててもいいような部品として考え始めるのです。愚かにも、それなしには自分が存続できないことに考えを至らせずにです。これが「疎外」という現象です。この現状を打開するためには、現政権を倒して、われわれ体の各部が平等に、自分たちのために生きられるような新しいシステムを作らなければいけません。いまこそ、立ち上がるべきときなのです!」 たとえば海馬のような、知識はあるけれども考える力はあまりない似非インテリは、ころっとこれにだまされる。そのせいで、物覚えがますます悪くなる。 しかし、左脳が本当に考えていることは、平等とかみんなの幸せとかそんなことではなく、結局、自分の思うとおりに体を支配することなのだ。最近では、純朴な小脳や脳幹まで、手中に収めようと暗躍しているらしい。脳幹が、もしやつの手に陥落したらおしまいだ。 その左脳が、右脳と裏で手を組んでいるのである。この二人は性格も考え方も違うのだが、左脳にとっては、自分にはないものを持つ面白いサンプルなのか、自分の代わりに手を汚す手駒のつもりなのか、よく共同作業をする。 右脳のほうは何を考えているのかよくわからない。 そしてこの二人がいろいろかき混ぜるもんだから、体全体が混乱して、ガタが来てしまうのだ。 口は、もうしゃべりたくない、俺は本当は無口なんだが貴様のせいで過労気味だといい始めて、いやな臭いを立て始めるし、手は勝手に動いて、痴漢に間違われるし(あれはわたしが悪いんではなくて、このいやらしい手が悪いんですほんとなんですうそじゃない)、アレは立ってほしい時に立たず、立つとまずい時に立ってみたりする。腎臓と膀胱はグルになって、老いぼれにトイレとの間を何往復もさせて、ひそかにほくそえんでいるに違いない。歯や髪の毛は、先行きに絶望して国外脱出を図っている。 こんな状態では常備軍も、満足に力を発揮できない。混乱が長引けば、外敵の侵入を許してしまうかもしれない。その前に、体のどこかで反乱がおきることもありえる。悪性の反乱がおきれば、すぐに体中に飛び火するだろう。そしてわたしは死ぬだろう。すると、当然のことながら、自由のために戦った、錯乱した内臓たちも死ぬのだ。 自分たちが独立した存在者なんかではなく、あくまで人体の一部分でしかないことに、愚かな臓器たちは、死ぬ前に気づくだろうか。いや、死んでも気づかないだろう。愚かな人間たちが、自分たちが決して独立した存在者ではなく、もっと大きな存在者の一部にしか過ぎないと。永遠に気づけないのと同じように。 なお、この小説に書かれたことに一切の真実もない。なぜなら、この小説を書いているのはわたしではなく、脳にそそのかされたわたしの指先だからである。
https://w.atwiki.jp/pjqaefvn/
初めてアルバイトを経験する。 春はそんな人が多くなる時期です。 ですが、始めてだと不安で仕方がありません。 仕事がうまく出来るのか心配。 覚えられるのか心配。 など、多くに人が不安に思っています。 参考サイト:アルバイトに応募する前のポイント あなただけではありません。 みんな同じなんです。 誰でも始めは不安です。 ですが、勇気を出して働いてみる事が必要です。 やってみて、出来ない場合は、特殊な場合を除き辞めることもできます。 気軽に始めてみましょう。 きっと明るい未来が待っているはずです。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/828.html
「ぶ……」 ジャーニー・ダビガスキー三世は、パソコンの前で鼻血を吹いていた。 6/の情報が掴めるかもしれないということで、かがみたちと一緒にネットカフェに入ってみた。 そこでそれぞれパソコンで情報収集を始めたのだが…… 「見ちゃダメだ……見ちゃダメだこんなの……ああ、でも、もうちょっとだけなら……」 ドラゴンの姿になる前の、生身の彼女の生まれたままの姿。 こうして見ると、意外と胸がある。Cカップか、もしかしたらD…… 「どうジャーニー? 何かわかった?」 背後からいきなりかがみの声がした。 ジャーニーは即座にウインドウを閉じようとしたが、こういう時に冷静に行動できる人間はなかなかいない。 テンパっていると肩にドラゴンの爪が置かれた。 「……何見てるの? ジャーニー?」 声は笑っているが、多分顔は笑ってない。 「いや、色々調べてたらたまたま出てきて」 「てゆうか、なんでこんな画像がネット上に広まってるのよ!!」 ちなみにネットにアップしたのは死者スレの泉こなたである。 「あんたも、私の裸なんか見てる暇があったら6/のことを調べなさいよ!!」 半ば逆切れ気味にジャーニーに吠え掛かる。 もちろんジャーニーは抵抗する意思も無く、即座にウインドウを閉じた。 「ったく……裸なんて、異性にはまだ……6/くらいにしか見せたこと無いのに」 ―――その言葉は、ジャーニーの胸に魚の小骨のように突き刺さった。 「あの、かがみさん」 「何よ?」 これは今やるべきこととは関係の無いこと。でも、これを聞かないでいるわけにはいかなかった。 「その、その6/って人のこと、好きなんですか?」 「な―――!!」 かがみはもう、ビデオで録画しておけば後々まで話の種になってであろうくらい狼狽していた。 「ば、バカ、何言ってるのよ!! あんなヤツ、デリカシー無いし素直じゃないし、どっちかというと嫌いよ、嫌い!!」 「本当ですか?」 「イヤにつっかかるわねえ。本当よ。今あいつのことを探してるのは、ただあいつが死んだらみんなが困るからで―――それに、」 かがみは髪の毛の先をくるくる回しながら(ドラゴンなのに)続ける。 「あいつには、私の他に好きな人がいるから……」 「なあなあなあジャーニー」 突如エチケット爺さんが空気を読まずに割り込んできた。 「なんだよエチケット爺さん」 「ちょっとこの書き込み、見てくれへんか?」 ジャーニーとかがみとグッチさんはいっせいにパソコン画面を覗き込む。 『ツンデレコンビの片割れは千葉の夢の国にいる』 「―――6/」 かがみの呟きを、ジャーニーは聞き逃さなかった。 「どう思う、エチケット爺さん? さすがにこれだけの情報じゃあ、信じていいかどうかわかんないよ」 グッチさんは書き込みに対して懐疑的な意見を述べる。 「そやなあ。こういう時、目先の情報に飛びついたらあかんのは鉄則やからなあ。 急いてはことを仕損じる!! これ、エチケットやで~!!」 「……いいわ」 かがみはきっぱりと言い放った。 「確かに偽情報かもしれないけど、でも6/がここにいる可能性がわずかでもあるなら私はここに行くわ。 あんたたちが反対しても私一人で行くんだからね!!」 「かがみちゃん……」 グッチさんとエチケット爺さんは困ったように顔を見合わせる。 「そんな、一人でなんか行かせないですよ!! かがみさんが行くなら、僕も行きます!!」 「ジャーニー……」 かがみはジャーニーに信じられないといった視線を浴びせる。 どうせ誰も賛成しないだろうと、もう一人で行く覚悟を決めていたのだ。 「ジャーニーがそこまで言うなら、ま、しょうがないね」 「せやなあ。旅は道連れ世は情け。これ、エチケットやで~!!」 二人もいつの間にやら、出立の準備を始めていた。 「もう、あんたたち本当にバカなんだから……でも……一応、ありがと。 特にジャーニー、貴方にはお礼を言わないとね」 かがみはそう言ってジャーニーに微笑みかけた。 ジャーニーの心臓は、まるで魚の小骨が刺さったかのようにズキリと痛んだ。 みんなで並んでネットカフェを出立する時になっても、ジャーニーの心は別のことを考えていた。 回想するのはさっきのかがみのセリフ。 『あいつには、私の他に好きな人がいるから……』 (それが本当だったら、僕にもまだ、チャンスはあるのかなあ) 「量産型、6/の様子はどうだい?」 見回りから帰ってきたわくわくさんたちとひろしは、椅子の上で縛られている青年を見て心配そうに言う。 「さっきまで気絶していたけど、もう平気みたい」 「そうか。でも、あんまりやりすぎちゃいけないよ。本当は僕もこんなやり方には反対なんだけどね」 わくわくさんは、痛ましい姿になっている6/を見て顔をしかめた。 「それよりさあ、さっきちょっと面白い情報を手に入れたんだよ」 ゴロリが得意げに言った。 「千葉の夢の国に、もう一人のツンデレコンビが?」 「うん、確実な情報じゃないけどね」 「ゴロリ。その情報は広まっているのか?」 全裸のひろしが問いかける。 「うん、インターネットで結構広まってるみたいだよ」 「ふむ。ならば我々もそこへ向かうとしよう」 ひろしは結論付けた。 「この情報が本当ならば万々歳。もしウソでも、それを見たもう一人のツンデレ、柊かがみがやってくる可能性は高い」 「なるほど。そこを一網打尽にするわけだね」 わくわくさんも手をポンと打つ。 「そうと決まれば行きましょうか。もちろん彼も連れて」 みなみ量産型は、椅子の上でぐったりしている6/の首根っこを掴んで持ち上げた。 6/は抵抗するそぶりも見せない。 「あなたが『岩崎みなみ』に好意を持っていることも調べてある。 こうして『岩崎みなみ』のクローンである私に触れられたら嬉しいはず」 量産型は無機質な目で6/の瞳を覗き込んだ。 「……るせえ」 絶え絶えの息の下で、なんとかそれだけは搾り出せた。 「てめえは……みなみなんかじゃねえ。あの優しい、みなみなんかじゃねえ。 勝手に俺の好きだった人の名前を騙るな!!」 「…………」 量産型は、感情の無い表情でその男の醜態を眺めていた。 その時感じた僅かな胸の痛みを、彼女は理解する術を持たなかった。 「そういや、ヴェル爺はどこにいったんだい?」 ゴロリが部屋を見渡して不思議そうに言う。その時扉が開いた。 「私が席をはずしていた理由、それはまさしくトイレのためで、そんな理由で席をはずす私はきっと特別な存在なのだと感じました」 「ヴェル爺、これから千葉の夢の国に行くことになった。そういえば、まだお前の首輪は外してなかったな。 わくわくさん、外してやってくれ」 ひろしの申し出を、ヴェル爺はやんわりと拒否した。 「構いません。これは私が背負うべき咎、私が感じるべき、大切な痛みだからです」 【二日目・午後五時/東京都】 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:ドラゴンの姿 [装備]:なし [道具]:へんげの杖@ドラクエ(変身時は使用不可) [思考] 1:早く◆6/WWxs9O1s氏に会いたい べ、別に心配してるわけじゃないんだからねっ!! 2:◆6/WWxs9O1s氏と再会して自分の非は謝る 3:もとの人間の姿に戻りたい 4:まつりやつかさたちの仇を取りたい 5:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 6:自分の胴体と友人、家族を探したい ※第一回放送を聞いていません ※第四回放送も聞いてません(自慰行為のため) ※第六回放送も聞いてません(6/氏をレイプ中だったため) ※第九回放送とその補足も聞いていません ※へんげの杖でドラゴンになってます。丸二日経つか凍てつく波動を受けないと戻れません 【グッチさん@ハッチポッチステーション】 [状態]:健康 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考] 1:かがみに協力するフリをする 2:6/氏を探し、かがみと一緒に主催に突き出す 【ジャーニー@ハッチポッチステーション】 [状態]:健康? [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考] 1:基本的にグッチさんに同意、だが…… 2:出来ればかがみに死んで欲しくない 【エチケット爺さん@ハッチポッチステーション】 [状態]:健康 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考] 1:かがみに協力するフリをする 2:6/氏を探し、かがみと一緒に主催に突き出す 【二日目・午後五時/東京都】 【◆6/WWxs9O1s氏@現実】 [状態]:柊かがみのセーラー服とスクール水着とスパッツとニーソックスを着用 、 精液塗れ、とらわれのお姫様状態 [装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ [道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分) [思考] 1:かがみ……助けて…… 2:建前:かがみのやつめ、合流したら尻百叩きだ 本音:かがみと合流したら抱きしめてあげたい 3:誤解フラグを解く 4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す 5:最終手段でかがみとともに主催のところに行き、(本物の)みなみを生き返らせてもらう 6:ま と も な ふ く が ほ し い ※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。 ※第六回放送その他色んな放送を聴いていません(かがみにレイプされていたため、などで) 【ヴェル爺@CM】 [状態]:健康 [装備]:みなみ量産型×∞ [道具]:支給品一式 [思考]:ツンデレコンビを揃えて主催をおびき寄せる 【わくわくさん@つくってあそぼ】 [状態]:健康、首輪なし [装備]:首輪解除装置(自作)、みなみ量産型×∞ [道具]:支給品一式 [思考] 1:みんなの首輪を外す 2:ツンデレコンビを捕まえて主催を倒す ※首輪を解除することに成功しました。 ただし◆6/WWxs9O1s氏と柊かがみの首輪だけはこの方法では解除できません 【ゴロリ@つくってあそぼ】 [状態]:健康 [装備]:不明 [道具]:支給品一式 [思考] 1:みんなの首輪を外す 2:ツンデレコンビを捕まえて主催を倒す 【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】 [状態]:全裸、闇ひろし化 [武装]:靴下、金属バット [所持品]:支給品一式 、しんのすけの下半身右側、ひまわりの死骸、みなみの四散した亡骸 [思考]: 基本:欲望の赴くまま奪うとしよう。 1:ツンデレコンビたちから希望を奪う 2:主催の欲しいツンデレコンビを目の前で奪うとする 3:ふ く が ほ し い
https://w.atwiki.jp/piggisland/
こちらの方が充実してます 「ピグアイランド wiki @2ch 」 アメンバー限定!ピグアイランドお試し版を先行公開!! ≪注意事項≫ ■お試し版のため… 人数を制限しての公開になります。 1日に何度か緊急メンテナンスを行うことが予想されます。 仕様、設定の変更を行います。 予期せぬ不具合などが生じたり、予告なしにクローズすることがあります。 不具合が、本リリース時まで解消されない場合があります。 一部ご利用いただけない機能があるなど、本リリース時と内容が異なる場合があります。 発生した損害、トラブルに関しましては一切の責任を負いかねます。 データが本リリースの際に消える可能性があります。 (現在あるピグのデータや、アメGで購入されたアイテムは消えません。) ピグアイランドで遊ぶ 【公式】ピグアイランドβ版グルっぽより抜粋 5/7より、ブログでの記事更新やなうでつぶやくこともOKです しかし、お試し版のため、内容が変更になることが多々あります その旨ご理解くだ @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/seikajoshiproject/pages/55.html
月庭一花 twitter 小説家になろう カクヨム 投稿作品 【作品名と作品へのリンク】 【作品名と作品へのリンク】 【作品名と作品へのリンク】 【作品名と作品へのリンク】 うちの子一覧 月庭 七花 如月 いのり 河瀬 マノン 砂塚 聖 常世野 燈 松木 桜
https://w.atwiki.jp/siwoyumeni/pages/19.html
216 名前:夢に見る ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/01(火) 08 42 25 ID VW1zZcgs [2/4] 入速貸本 , ―- _,「` ー‐- _ / ! ` '. 、 / / ! ヽ ,' / / | i . i , , i ',. l./ ./ | | /! ! ', ,l ', /. . / ,. ァl | | l ` l、. ハl. . , !. / / ,'/ / l l ! 、 '、\ `' ! ! ! / ,' . l /__l l| _ヽ_lヽ、. . ヽ | | ,' l i | /, 〒.、! ! ,〒 ミ ヽ. ヽ ! (入速先輩……大学行かずに就職したって聞いたけど、 l /!l . ,L/トi' Nヽ l トi' Nヽ_ヽ. . ', l 本当にここなんでしょうか?) ヽ l. l| / ム弋二ノ !`-l 弋二ノ l. ll. 〉、 l ! ヽ! ヾ {「 rイヽ二 .ノ , 丶、 二( ヾ 〉 l /l ,'. 〉! ヽ V ,/ o ヽヽゥ 〉 l/ l! ,' /. ,ヽ )` tz---t '' 7'" } `ヽ ', //. /.{ ̄` ''くl . . .| l,. ┴ ''' ´l / ヽ ', //. |,/ミミ、、、 ヽ |´ ̄ { ,. ,., 彡!' ! ヽ ', /. . / ` 、 ``ミ! .l. ハ彡' , - ' ` 、 | 丶ヽ / . . . ! ヽ __}ヽ! ,!/‐'" l | \ヽ / . . . | lヾ.! l | { ! ` ',|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 九段下の路地を潜った先に、その小さな貸本屋はあった。| 名を『入速貸本』。|| 贔屓目に見てボロボロ。日当たりも最悪。| 埃で曇ったガラス戸の奥には闇が凝っており、| じっとりとした外気よりもさらに重い『何か』の気配があった。|| 高良みゆきは悪寒に震え、背筋を嫌な汗が伝うのを感じた。| 梅雨晴れの湿った暑さの中で、ここだけが異様だった。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ217 名前:夢に見る ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/01(火) 08 42 44 ID VW1zZcgs [3/4] r‐‐―‐} . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`ヽ |. . . . . . /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ |. . . . . ,'. . . . . . ト、. . . . . . . . . . . \. . . . . . . . .\ /. . . . .!. . /. . . i \⌒ヽ . . . . . . \. i . . . . . . .. /. . . . . . . .⌒ト . . . ! \. . . . \. . . . .ヽ. . . . . . .i (『入速……貸本』? /. . /. . . V. . |. /_、 . . i ィrテトミ . . . . . . . . .\ . . . .| あ……先輩の、実家ですか?./. .イ . . . . j. . . iハ心ヽ .、 !ト' jハ . . . . . .\ . .ヽ . i それに、奥のカウンター座ってるあの姿は……/ ! . . . /! . . .!jヘv'ハ \! . Vヾ イリ、 .\ . . . }ヽ .! . ! どう見ても入速先輩) 、 . . ハ . . 人 `゙' )-( `,,¨´ ノヽノヽ/! . .ノ. .i ヽ{ \リ . Y'' '。 ` ー‐ /. . . . . ./. i . . . . . ! / . . /)>... . ...イ. . . . . . . /__ ハ . . . . .! ー=彡ノ`' ニ〈 { i . . /. . ./ ̄ ̄`ヽ/∧ .ヽ . . ! ⌒>∧/.  ̄、〉7 . . / . . / ∨∧ . .\ /. //∧ xヘ_∨ . /. . .イ ∨/! . . . . .. /. ////∧' )ー{. . . i. . /リ i//! . . . . .|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 汗で張り付く制服と長い髪を疎ましく思いながら、みゆきは今一度その店を見渡した。| ガラス戸の奥にうっすらと、白くて丸い『モノ』が見える。| あの柔らかそうな丸さは、趣味の悪い人形でなければ彼女の思う人物で間違いないであろう。|| みゆきは高鳴る胸を押さえ、小さく嘆息した。|(ここまで来ちゃいましたけど、どうしたらいいんでしょう?| もう少し、調べてくれば良かったです……あら)|| と、その目に一枚のチラシが映った。| 古びたガラス戸に張られた真新しいA4のプリント。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ225 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/03(木) 13 09 33 ID ??? / ̄ >―───―- , -ー─ | `丶 | l ヽ \. | / . | | l\ ヽ \ ヽ j/ / .| | |ー\‐丶- .ヽ \ハ ┼ / / |/|l. .| _\ }\ l . | | / / ∧ 八. │ 行う示㍉ヽ j\ | | _人__ / | ,′'x=ミ、 l、 |j _ハ_jⅣ .ヘ / j/ | `Y´+ (アルバイト……募集? | /| │ | /イノ'ハヽ { >弋_Yソ |│ .Vヽ │ + これは、渡りに船です!) | ハ ヽ 小'{iヘ_Yソfj⌒ヾ、 ''  ̄ ,| j ! } | ∨ ヽ ト{ ハ ゞ'´/tー'^ヽ`ー‐ '´|/∨ |イ │ ヽ \!/\j__''_ノ ∨ } / .|│ │ | . ノゝ, __/⌒'<_ イ. . |⊥ . 八 | / j |/ ノ`ーくヽ ∨ リ'⌒\丶 ∨ / /  ̄ヽ_)_)‐' 〃 `、 \ / / /7 Y '´ ,ィ’ / / | \ / / ∧{. ノ // / / │ .ヽ / /{ノ ヽ\ー/「 /! ∧ / ハ i / ./ 厂\ \\ヽ∨∧ / 〃 { ヽ. ||lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|『アルバイト募集| 週二日・八時間以上働ける方| 年齢・経験問わず| 給料は要相談』|| MS明朝でプリントされた、味もそっけもない募集要項。| みゆきは目を輝かせ、その勢いのままにガラス戸を叩いた。| 予想に反して建てつけは悪くなく、大きな音は鳴らない。|| 意を決して戸を開けるも、これまたするりと滑らかに開く。| そして口を開くが、勢いで来てしまったために言葉に詰まる。| と、助け船は意外な方向から来た。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ226 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/03(木) 13 10 04 ID ??? ____ / \ / ⌒ ⌒ \ いらっしゃい……あー。 / (ー) (ー) /^ヽ ウチは一見さんお断りだお。 | (__人__)( / 〉| \ ` ⌒´ 〈 / ⌒^ヽ―――――――― \ _ _ _ )|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 奥に座るやる夫が、目線すら向けずにそう言った。| みゆきははねる心臓を抑え付け口を開く。| この激しい動悸が、やる夫先輩に伝わってしまったらどうしましょう。||「え……あの……。| アルバイトの募集を見て、来ました」|| 驚いたように目を見開くやる夫。意外なほど俊敏な動きでカウンターを乗り越える。| 雑多に積まれた本の山脈を華麗にすり抜け、みゆきの前へ。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ227 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/03(木) 13 12 49 ID ??? ,ヘ ____ / / /\ /\ / / 高良かお! 卒業以来だから半年ぶりだお! /( ⌒) (⌒)\/ / つーか、こんなあばら家に何の用だお? / ⌒(__人__)⌒ \ / | |r┬-| | それにお前、受験じゃないのかお? \ ` ー'´ / あとその髪、この時期暑くないのかお? / \ なによりそのご立派なバストは半年でさらに育ったかお? / \/ /\ ヽ / \ ノU ヽ ノ|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| まくしたてるやる夫。| 『あなたが綺麗だと言ってくれたから、髪は切れない』とは言えず。| 簡単に答えられるものを選択して回答。||「大学は推薦で決まってしまいました。| ですので、今の内に少しアルバイトをしようと思ったんです。| できれば本がたくさん読めるような」|| 他の人ならともかく、やる夫なら納得してくれる理由。| 『本の虫』。| 二人をつなぐ糸。|| アルバイトと聞き、やる夫は一瞬困ったように眉をしかめた。|「うちのバイトは安くて暇でお勧めできないお」| それが彼の優しさ。事実なのだと知っているみゆきは、精一杯さりげなく微笑む。| 気を緩めれば、喜びが満面に出てしまいそうで。||「私の理想にピッタリです」|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ234 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/04(金) 08 11 55 ID ??? 入速貸本 奥 | || | _,. -―- .、| | / .`丶| | / \| l / ; ' / '| |. ー‐ァ / / /; ' / i ',| | i / / / / /// ,' ! ! ',| | |'| / / / _/// ,'/ .! ! l| | ! ; r/ // ァ=ミ/ヾ /,rト ノ |i}| | ハ;} // /.| { リ/ ' ,イソ/'!/ノ| | ハN |i i| `¨ ‘,〃 /,/| l _八!| i| - ィ}}/ ′| | _/ ヽ !ヽ|´丶r≦ /ノ| └――――――/ー- 、 \ ' !ヽ\j/―――――――――――..=============// ̄`丶\\\-―‐|lヽ======================== |{ ヽ ヽヽ Yニニ!|!ト、 { \ ヽ ヽヽi |.|!| i_______.( ! \.ハ ヽ i . . |.| l__i_ ___________','////////////∧ .! , -‐'´ ̄`iヽヽ iλi|.!==i、//////////__/////////',','////////////∧. ' .,x====ヽヽヽ !|! !イフ//////,','/ヽ三`丶、./ヽ,,','/////////////∧Y/ / ̄ マ’ ヽヽ! ヽ i//////,'/ / `丶_{_/,'///////////////,' ゝ--! ヽ、 ハ )ヽ/\//,',/ / /////','///////////////∧∧_ム `丶、 〉 ヽ ./ ///////',','///////////////∧∧_;_ゝ、 ` ‐-=λ' /¨´i'´//////,',',',///////////////∧∧ . . . . . .`i.丶...、__ ` ー=‐' / //////|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| どこの言語で書かれているか分からないような書物が乱雑に積まれた店内は、| 不思議と法則性が見出せた。| 足元の本の谷間には道があり、奥には二部屋。| その二部屋は、どちらも整理が行き届いており、本は本棚に片付けられていた。| そして、わずかな空間に二脚の椅子があり、その片割れには少女がちょこんと乗っている。||「長門、バイト志望だお」|| ぶっきらぼうに声をかけるやる夫を無視し、少女は黙々と本を読む。| 磁器のように滑らかな、人形めいた美しさにみゆきは茫然とした。| 古ぼけた椅子で本を読む少女の姿が、絵画から抜けだしてきたもののように非現実的に映ったのだ。||「……長t「聞こえている。続けてくれてかまわない」|| 本から視線を上げることなく、少女はそう言ってのけた。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ235 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/04(金) 08 12 21 ID ??? ____ / \ / ─ ─ \ / (●) (●) \ | (__人__) | こいつがこの貸本屋の裏番、 \ ` ⌒´ ,/ 長門有希だお。 /⌒ヽ ー‐ ィヽ / ,⊆ニ_ヽ、 | / / r─--⊃、 | | ヽ,.イ `二ニニうヽ. ||lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| やる夫は諦めたように嘆息し、少女を示した。| 少女の態度の悪さに困惑するみゆき。なんなんでしょう、この子。||「よろしく」|| 相変わらず有希の視線は文字を追いながら。| みゆきはついまじまじと少女を見つめてしまった。| 制服を着ていることから、年齢はみゆきと大差ないのだろう。| だがページをめくる手と、文字を追う目以外ほとんど動かぬ無機質さ。| そこに底知れぬ何かを見出し、みゆきはたまらず目を逸らした。||「アルバイト志望の高良みゆき。あんまり苛めるなお」|「よ、よろしくお願いします!」|| やる夫に紹介されて、みゆきはようやく挨拶を返していないことに気付いた。| 非礼に頬が染まるのを感じる。と、有希が初めて顔を上げた。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ236 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/04(金) 08 12 59 ID ??? /ィ , / / / / ヽ, / / / / / / ,.' │ ヽ ヽ / / / l | / | | ヽ ヽ., 、 | │ l | | ,∧ /、 | \. | │ ヽ, | │ ィ | ,ヘ、 |_,| | \ |\, | `'j、│ | | レ │ ,ヘ | _ゝ_メ._ \| _ハ,ヒ"_ヽ| |. ! リ ヽ | _ヽ Y 行ッr`、 _ jl イ マ丁j /ヽ| ! ! _ヽ!、 ト、ン |´ `l. トヘソ | !) ルl/ ユニーク。 /_-、ヽ∧.. ニ ' , ゝ .ニ イ /ィ′ {/ _ ヽ`l i _ ! ∧l ヽ L`' ヽ.| \. `′ , ィ' /! \ ヽ }! 、 / /,ヘリ l .ヘ ri ー ´ l/ | r'ン / , ィ' /j / ヽ r ‐' ヽ _jヽイ / ,/ \ / 三三三三ノ//、 ヽ.. ー / _\ | 三三三三/ , 'ヘ \/ , ´ __ ., --ヽ /ヽ三三三三 !/ 〉′ // ´ ィ´三 ! / 三三三三三/ / // / 三三l|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| まっすぐな瞳。そのあまりの綺麗さに、みゆきは顔の温度がさらに上がるのを感じた。||「な、なにがですか?」|| ユニーク。悪い意味ではないと思うのだが……。| みゆきは『特別』に価値を見いだせない。少なくとも、おかしなことはしていない。はず。まだ。| だから、異端ではない。こんなところでまで、そんな目で見られたくはない。||「こんな潰れそうな貸本屋でアルバイトしようなどとは。| 非常にユニーク。全く興味深い」|「店主の前でそう言うこと言うんじゃねーお」|「事実」|| 冗談を言っている顔ではない。しかしそれが妙に真面目すぎて、みゆきは胸を撫で下ろした。| この子なりの冗談なのだろう。そう思ったら、自然に笑みがこぼれた。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ244 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/07(月) 09 20 07 ID ??? ,-、 /'´ ̄`ー-/ `ヽ-‐─-.、__ ,ノ´ ,/ i `ヽ、 / / | | 、 、 ヘ / / ;|、 | |、 | ヽ、. ヘ / / / |∨ | | ∨.| `ヽ.ハ / / ; | ,ィ⌒ | ∨ | | ⌒|ヽ 、 ハ.} / ,イ / / ,| / __、| ∨ |j ,_レ'ヽ、 | || 〈 / | j i / |/,ィチ心、 ヽ、 | ,ィチ心、∨ | }| ヽ| | | | ∧ ,イ ト-' ;; }` }冖{` ト-' ;; }ヽ∨ } ,/| 長門さんって、おもしろいんですね。 ヽ| ヽ、 { ハ.`、V t;;リ ,ノ 、 V t;;リ ,,'∧ /j;ノ | ∨ | | ` . j` ー-‐'" __'__ `ー-‐"´ { j,/ | | `ヽ || | |`l .、 V ,ノ ,.イ| ´ | | |j | , j .| _;;>‐-,`ニ´r-‐<´ | | | | リ | ;ノ ,ニュ、 | ´ ` } ヽ|j j | ,ノ ,ィ´{ -‐y 〕 |,-─‐-j ノ / { / f `rヽ、___,j;>、 / //´ /} | / | },ミ三三三彡}. / //j; / | | / |, 〈`゛ー─--─'´〉V ,/,,ノ| ,/ | | / | 〉 "|ヾ <´ j/ i | ||lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|「……有希でいい」|「え?」|| 小さめの声に、みゆきは思わず聞き返した。||「見たところ、あなたの方が年上。だから名前かつ呼び捨てで構わない。| これから、同じ職場で働く仲。仲良くやりたい。名前も似ているし」|| わずかにうつむいた有希の頬にほんのりと朱が差した気がして。| みゆきはその大きな胸中で苦笑した。ああ、人形なんかじゃない。| ごく普通の、可愛い女の子なんだ……ちょっと変わったところもあるかもしれないけれど。||「はい、よろしくお願いします、有希さん!」|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ245 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/07(月) 09 20 42 ID ??? / / . / . / . . / . . . . / . . . i . . . i . . . . . \ ヽ '. i / / . / . . ' . . . . .' . . . . ,' . . . . .| . . . .', . . . . . . \ ヽ '. ! l/ . イ . . l . . . . . | . . . .爪 . . . . |! . . . . ト、 . . . . . . ヽ '.! | / . / l . . { . . . . . . l . . . .l | l! . . . .l、 . . . . l \ . . . . . 、 l! | l ., l . . .l . . . . _ .ム . . ! | ト . . . .l ヽ . . .l \ . . . . '. l ! l .l l . . . l . . . _ _/ l `T 、`\ . .l \ '._ -=\ ̄V |/ | .! ' . . .>‐' j _ム儿、\ ヽ l ヘ、_ ィ─ 、ヽ } /¨ | ! ∨ .ィ´ V´{!T ぃ= 、 ` ,, =,ィ'"辷` ヽ于_! i l'´ して、みゆきは何故ここを? /ヘ./ |弋、{r、 V、iiii } ',r=、ll V iiii }}'"l l lヽ /´\ \、| ! Vト、 辷Zタ f! fj _辻zZシ' l ; ;_ ィ /´ヽ、 ∨、y' ト、_xxxノx, xxx弋_ xxxxxx >' l ; / / / 、 ヽ | \ ! . '、 ヽ  ̄ ̄ ̄ l / ;イ / { ヘ、_ト' | . . . ト 、 - 、 , イ / / ′ '. \ j . . . ! ゙ 、 _ ′ l / /¨ヽ ヽ ハ . . .| `> .__ < ,. /ハ / '、 _\ _ ム\ { _. ィ´ /ハ / /' / \|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|「え……ええと」|| 有希の問いかけは当然だが突然すぎて、みゆきは思わず言葉を濁した。| 入速先輩に会いたかったからとは、言えませんよね。| 暗く、寒い、墓所のような高校生活を照らしてくれた人。憧れの先輩。| 進学すると言っていたのに、不意に止めてしまった人。| 彼を追いかけて、いつか隣に並ぶことが目的だった。だが、それは叶わなかった。|| だからみゆきは、やる夫を探して、会って。それで、それで。| ……その先は?||「私、本が好きなので。可能なら、いろんな本を読めるアルバイトをしたかったんです」|| 思考の迷路の先にうずくまる怪物の影を見て、みゆきは用意していた言葉を吐いた。| 先ほど、やる夫を言いくるめたのと同じ言葉。有希が理解を示してくれるかは分らないけれど。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ253 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/08(火) 08 28 28 ID ???. / / / l ヽ \ \ \ \ \ / / / l ヽ \ \ _ +-ヽ ヽ ヽ. / / l l ヽ \ \ x ´ヽ ヽ\ ヽ ヽ l、 \/ // | l ! l、 ト、 \ 、 く ヽ\、ヽト、ヽ l l l\ ヽ_ // | l L -┼、 \ \`‐-ミx〉 _」,. -ヽ \ !! ヽ ミ、∠l | _+ 「, ! l ! \ `ー-ヘ / ,ニ,.-‐' ヽヽ l\ ! l ヽlヽ/ l l | l l l l V _ クf; ; . l | ! ! l トヾ_ィ | l l l l ハ/ __` つ. . . j | | l!l /l | ト l ヽ lハ/ ,rニ-- ミ、 ヾ_ - ′l l .! トN それはお目が高い。../ | ハi ハ l V/〈〈 ら ' . l //! ト、| みゆきも私と同じ理由ということになる。/ | / ll | ヽ l ト ヽ. ゛う . . . . j //ll ! l |. l/ リ | f、ヽ \ ヽ. ヽ-‐´ ′ /j ハ N ……ならば、給料も同様? l∧リ, 〉ヽヽ \\ _ /// / ,リ ′ V ヽヽ\ \ミ、、 ´ / /l l / ヽlヽ ヽ、 \` 、 _ イ /i //// ヽ 、\ \ト\「 ¬‐--‐ '´ l l/ リ/ツ′ __ ヽ `へ \、-j l \ /l l l ヽ ̄ ̄`丶ミヽ l、 ヽ|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 大いに納得した。目で語る有希。| しかし、給料? 何のことであろうか。||「それはちょっと、可哀想だお」|| 『ないない』と手を振るやる夫。可愛そう? ますます訳が分からない。| と、有希が憤懣やるかたないといった様子でやる夫をにらみつけた。||「黙れ。私は可哀想ではない」|「いいや。『閲覧料金無料』なんて、普通は嫌がるお。| 高良も何か言ってやるお」|| そう言われても、話が見えないのならばどうしようもない。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ254 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/08(火) 08 29 07 ID ??? rー ── } `丶、 | / .丶 | / ヽ \ |/ ,' |\ ヽ ヽ. / ! / | \´  ̄`ヽ、 丶 │ ', / ..|⌒ト │ \ \ \ | | / ./ / . | ∧ l __.\ ヽ \ . . .|. / / V レ'-ヘ .', ィ灯テ外ミ \ l どういうことです? / ./! | 小Y心\ .ヽ {iー' jヾ \ ヽー l |/ │ /| . . .{ハ Vi ハ \| Vヘ イ }ハ \ }\ ', l | .ハ |{ ヘ ヽ リ、__{ァ ゝ辷ン ∧ }ヽ /| ヽ} | ヽ l ヽ .l人 ', ´ ノ , \ ''' / / ∨ ∨ .l | \{ \リ . `弋 。 ` ー一 ' / '´ ∠, │ │ / . /フ> __ イ /.. . 八 │ / ./^}/ / { { ∠ /  ̄ ̄\ ̄ \ ヽ | _,, -='´_/ ´ 二) ヽ / ./ \//∧ \| ´ `> /(7 、`) / / ∨/∧ l\ / ///\ xヘ \ /. ; イ V//,| \ \ ヽ ////// く )Yー’{/| /V |//,| \ ヽ|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|「この店はこう見えて完全会員制かつ一見様お断り。| しかし今にも潰れそうな店構えにもかかわらず、中は宝の山。| 古今東西の稀少本が雑多に積まれている」|| 相変わらず表情に変化は無し。ただし、目の輝きが違った。| 今度は、本当に冗談ではない。本気の本気で、有希はこの古びた貸本屋を宝の山だと考えている。||「自称冒険者のとーちゃんが勝手に送ってくるんだお。| まあ、レンタルだけでなく立ち読みにも金を取ってるから、最低限は儲かってるお。| で、長門は閲覧料金をロハにすることを条件に店番してるんだお」|「非常に良い条件」|| 心から満足している様子の有希。みゆきは再び心中で前言撤回。| やっぱりこの子は普通の子ではないようです。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ264 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/09(水) 08 27 34 ID ??? , λ/ヽ、 i λ ノ ヘ \ | ハ´ / /i、 λ ハ | ./(__,,) / __ノ/ | ハ | i ハ | {/ ;/ ,ィ / | i ∨ | | | / / / |/ /_,ノ_ ノ ,' ∨ . j j j { /| {/i | ,ィチ弍ミ、 ,' } / ,/ ∧/ |/,-ヽ、 〈 | . | "´ {,ノ /ノj,ノjノ / ちなみに、閲覧料金はいくらくらいなんですか? ゝ、_ \. ヘ | `‐-‐ 〉'´ j ノ i 人 `゛` | ゝフ / '" ノ ノ ̄\ `ヽ、 一'´ | / / ̄~ ̄>‐、 \ (^Y´ヽ、 / /,ィ'´ ̄`ヽ、 \ \〈´, .〉|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|「時給より高い」|「……はぁ」|| 即答に困惑が隠せないみゆき。| 1が具体的な数字を出してボロが出るのを恐れているとはいえ、イメージが湧かない。| 時間千円位でしょうか? でもそれってかなり暴利のような気もします。||「まあ、高良がバイトすんなら、普通にバイト代を出すお。| というわけで、給料はやる夫と一日デート権でどうだお?」|| 心臓が跳ねる。頭に血が上る。思わず「喜んで!」と答えそうになるみゆき。| しかし、自制心が邪魔をする。落ち着いて下さい、私の心臓。||「それは逆。給料をもらわなければやっていられない。追加報酬を要求すべき」|「冗談だお。真顔で言われると傷つくお……で、時給800円位が相場かお?」|「安い。二十三区の値段とは思えない」|「個人経営の貸本屋に高額なバイト代求めるんじゃねーお!| バイト中は読み放題。お茶などは飲み放題これでどうだお!?」|「それでは私の給料がとても低いことになる。ストを敢行する……許可を」|「よし、やっちまえ……なんて言うはずあるかお!」|| ぎゃあぎゃあとわめくやる夫と、あくまで淡々としたまま振り回す有希。| 羨ましいです。みゆきは服の裾を小さく握った。私も、私もいつか、やる夫先輩とあんな風に。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ265 名前:◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/06/09(水) 08 27 54 ID ??? ___ / \ / ⌒ ⌒\ ……まあ、高良が働いてくれんなら大歓迎だお。 / ( ⌒) (⌒)\ 詳しい仕事内容は長門に聞いてくれお。 i ⌒ (__人__) ⌒ i ヽ、 `ー ' / / ┌─┐ i 丶 ヽ{ .茶 }ヽ (……なんにせよ) r ヽ、__)一(_丿 ヽ、___ ヽ ヽ と_____ノ_ノ|lニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ|三三三三三三三三三三三/ /_. / / ̄ / ,ィ | 7 /ン ) / /_. / / ̄ 7 /ン ). // 〉 〉 // // / /三三三三三三三三三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| やる夫は小さくため息をついた。長門にはいつもペースを狂わされる。||(これで暇な店番とはオサラバだお)|| 高良と会うのは高校卒業以来だから、半年ぶりくらいか。| 彼女の人柄は知っている。信頼できる。これで、ようやく。||(二人と同じ大学行かず、就職しちまえば何も考えずに済むと思っていたのに。| ……考え事の時間には事欠かないとか、詐欺だお)|| なにか、やることを考える必要があるだろう。| こんな暇な仕事ではない、考え事をする時間すらないような何かを。| 半年の間ずっと悩まされてきた。考える時間があれば、それは、すぐに訪れた。|_________________________________________________|三三三三三三三三三三三_7 /〈 〈__ ./ /7|./ ∧\ ./ /__〈 〈__ / ∧\ 〈〈 / / 〈〈.∧∨,/三三三三三三三三三|ニニニニ三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニニニニ 序幕 好きな人ができました--PREV NEXT--序幕 好きな人ができました-3
https://w.atwiki.jp/orily/pages/454.html
庭常朱鷺女(にわとこ・ときめ) ときめく出会いを君に届ける、レギオン結成相談窓口の探偵さ。あくまで次席代行だよ? 人物情報 誕生日 7月30日 血液型 AB型 身長 162cm 体重 それは言いたくないかなぁ スリーサイズ B84/W55/H80 出身地 鎌倉府 作者:貴重なタンパク源 詳細情報 ガーデン・学年 STL特務専門学校2年/黄の学科 レギオン LGソルハーミット/ヘッドライナー レアスキル ゼノンパラドキサ CHARM アステリオン・トライエッジ(カスタム機) 属性 リリィ マディック 教導官 強化リリィ 故人 ○ 詳細 好きなもの 探偵小説、コーヒー(お砂糖いっぱい) 苦手なもの 苦いもの、幽霊 特技・趣味 占い、レギオン編成の診断、バリツ 2つ名 探偵リリィ、次席代行、庭常探偵事務所所長(自称) STL特務専門学校・LGソルハーミット所属のヘッドライナー。特殊な事情を持つこのレギオンにおいて「次席代行」とも呼ばれている、実質的な黄のレギオンNo.2。 初登場は「オリジンバレット」21話。交軽お茶美と共に顔合わせのため登場、オリジンバレットのメンバーと共に任務へ同行する。 「レギオン設立相談窓口」と呼ばれる活動を黄のレギオン主席及び理事長から任されており、進路相談室を拠点にSTLで増加する自主結成レギオンを作る手助けをしている。 ただし自分の相談窓口を探偵事務所だと思い込んでいるミステリオタク被れ。形から入るタイプの「自称・探偵リリィ」。自由人だが洞察力、想像力などは人並み以上にあるので頼りない訳ではない。 制服の上に探偵ケープ 帽子を装備してる変な人。学園側からは特に言われてない。(元より校則が緩い、ソルハーミットが私服許可を受けている、他に奇抜な格好の生徒が居る等から) こう見えてソルハーミット内では「次席代行」に相応しい手練れのリリィ。前衛AZをこなせるCHARMやレアスキルを揃えており、生身でも柔術が得意なため純粋に強い。しかし当人は探偵業(という名の学内雑務)を進んで行うのであまり知られていない。探偵業よりそっちが向いてるのでは。 情報網は黄のレギオン所属だけあって本物であり、リリィ個人のデータからレギオンに必要な人材を診断できる特技を持つ。探偵業よりそっちが向いてるのでは。 近接戦闘のエキスパートであり、使用CHARM「アステリオン・トライエッジ」は近接戦闘に重きを置いた3つのブレードモードに変形するカスタム機。第三形態「ロングサイズモード」は中距離範囲攻撃に優れた形態となっている。 交友関係 瀬戸咲零葉 LGソルハーミット主席。調査任務や家庭の事情で不在になりがちな彼女に変わって「次席代行」を勤めており信頼されている。 森矢・A・聖子 LGガイアスプリガン所属の同級生。学科は違うが昔からの腐れ縁。探偵事務所やお茶会の席へ厄介事を持ってくるか冷やかしにやってくる、自分に匹敵する変人。 見晴澤健夏 LGアクアウンディーネ所属の後輩。リリィオタク同士で仲が良い。 交軽お茶美 LGソルハーミットメンバー。哨戒任務で同行する事も多く、意志疎通はレギオン内でも特にできる方だと自負している。 作品紹介・関連リンク 本編オリジンバレット https //pixiv.net/novel/series/8099285
https://w.atwiki.jp/free_nippon/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/free_nippon/pages/94.html
7.隣は侵略国家「支那」 日本解放 -中共の対日工作要領- 序文 第1.群衆掌握の心理戦 第2.マスコミ工作 第3.政党工作 第4.極右極左団体工作 第5.在日華僑工作 統轄事項
https://w.atwiki.jp/free_nippon/pages/14.html
日本人の失われた記憶 平成21年1月30日 神々の国の首都 平成21年1月3日 真冬なのに何故新春?