約 2,730,769 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/806.html
飼いゆっくりれいむ 27KB ・れいむが死にません。 ・エロくありません。 ・最近れいむいじめがひどかったんで、れいむ愛でモード突入中。 ・仕事の都合もあって製作ペースが戻らないので、まだまだリハビリが必要な感じです。 『飼いゆっくりれいむ』 D.O 我が家は、築100年を軽く超える古風な木造家屋である。 爺さんの若かった頃は農業をしていたとのことなので、蔵もあれば庭もあり、 さらにその周囲は生垣をはさんで小さな林まで広がっている。 外から見れば、歴史の重み、どころか幽霊屋敷の雰囲気漂わせていることだろう。 現在の主である私が手入れを怠っているので、庭はコケと背の高い雑草が生い茂り、生垣も所々穴が開いているからなのだが。 私が子供の頃は、周囲にまだ多くの農家も残っていたが、 十年ほど前に、ゆっくりの大規模な襲撃が起こり、すっかり疲弊してしまったようである。 もう少し山に近い田舎に立ち上がった、のうかりんを使った実験農場計画が始まった頃に多くの農地は売却され、 実験農場が順調な現状を考えると、このあたりも数年後にはのうかりん印の農場になりそうだ。 現在では町、というには空き家が多すぎる、少々寂しい地域となってしまっている。 そんなある日、仕事から帰ってみると、 庭にサッカーボールサイズと、テニスボールサイズの饅頭が一つづつ落ちていた。 日が暮れているので良く見えないが、赤白リボンの奴はたしかれ・・・れ?ゆっくりだ。 「ゆゆっ!おにーさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!」 「・・・・・・。」 家の電灯に照らされてみれば、薄汚れていて何ともゆっくりしていない奴等である。 少なくとも、見ているこちらとしてはゆっくりできない。 親子なのは間違いなさそうだが、親の方は全身余すところ無く、 マジックで唐草模様が描き込まれているあたり、町からやってきたのは間違いないだろう。 「にんげんさん、れいむはしんぐるまざーなんだよ!」 「へぇ・・・。で?」 「かわいそうなれいむたちを、ゆっくりかっていってね!」 「きゃわいくってごめんにぇっ!」 「・・・はぁ。」 なんだか、やり遂げた表情でこちらを見ている。 刈って、狩って、・・・いや、飼っていってね、か? どうやら、こんなにゆっくりしたおちびちゃんなんだから、人間さんも飼ってくれるに違いない、ということらしい。 とりあえずサンダルの裏を、その自信満々の顔面に押し当てて、塀の方に転がしてやることにした。 「ゆべしっ!」 「ゆぴぃぃいい!」 「・・・ペッ!」 噛んでいたガムが母れいむのリボンにジャストミートする。 「・・・・・・飯作ろ。」 別にゆっくりとやらに大した関心はない。 単に、コソコソ隠れているなら可愛げもあるが、ずうずうしさが気に入らなかっただけである。 これまでも野良猫やらなんやら、しょっちゅう仮の宿に使われていたので、 今更ゆっくりが庭に舞い込んだところで気にしない。 糞をばら撒かれないだけ、犬猫よりはありがたいくらいだ。 庭に住みたきゃ勝手に住めばいい。 こちらには当然世話する義務なんぞ無いのだから。 「ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛・・・・」 「ゆっくりー!」 痛みから回復したれいむ親子の方は、感動に打ち震えていた。 なにせ気がついたら、母れいむのリボンにペタリとついているのは、あの憧れの飼いゆっくりバッジ。 れいむも遠くで見ていたときは気づかなかったが、バッヂがまさか人間さんが口から吐き出されたものだったとは。 まあ、自分達もナワバリ(無意味極まるが)にしーしーでマーキングすることは多いのだから、そういうものなのだろう。 ・・・などと考えながら、リボンにへばりついたガムを、嬉し涙に潤んだ目で眺めていた。 そう、れいむはついに、ゆっくりの中でも最もゆっくりできると言われる、 あの飼いゆっくりにしてもらえたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌朝。 便所から出て縁側を歩いていると、庭の隅に放置していた木箱から、れいむ親子が飛び出してきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ん?まだいたか。」 朝からうるさい奴らだ。やはり猫の方がましだな。 「ゆーん。おにーさん、れいむたちにあさごはんちょーだいね!」 「ちょーらいにぇっ!」 昨日のゆっくり共が、これから仕事に行くという時に、なんだかずうずうしくゆぅゆぅ鳴いている。 「・・・・・・庭の草でも花でも、自分で適当に食え。」 「ゆゆっ!?おはなしゃん、たべちぇいいにょ?やっちゃー!」 「ゆーん、ごはんさんいっぱいだよ~。」 勝手に住むのはかまわんが、ゆっくりフードたら言うものまで買ってやる気など無い。 というか、ペットでもないのにいちいち飯などやらん。 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 「むーちゃ、むーちゃ。ゆ・・ゆぇーん。」 「どうしたの、おちびちゃん。」 「れいみゅ、こんにゃにむーちゃむーちゃちたの、はじめちぇ。」 れいむ達は、飼い主であるおにーさんの愛情を全身で味わっていた。 なにせ、適当に食え、と言って指差した庭には、 柔らかそうなゆっくりした草、 タンポポやシロツメクサの類の雑草寄りの花、 背の低い木には実や柔らかい葉っぱ、 それに、今は何も成っていないが柿やビワの木も生えており、季節が来たら食卓を飾ってくれることだろう。 当然昆虫やミミズも、その気になれば取り放題だ。 ここは、森の中にあったとしたら、数十匹のゆっくりを余裕をもって支えることができる最上級の狩場であった。 それらが全て、この2匹だけのためのごはんだと言うのである。 「おにぃさぁん、ありがとぉぉぉおおおぉぉ。」 そんなある日、夕食の生ゴミを袋に入れて、裏庭のポリバケツに入れようとしたところ、 ゆっくり共が、よだれを滝の様にたらしながらこちらを見ていた。 ・・・・・・そういえば、今都会では『ゆっくりコンポスト』なるものがはやっていると聞く。 正直言って生ゴミを貯めこむのは嫌だし、こいつらでも使ってみるか。 「・・・食え。」 翌朝、袋の中身がきれいさっぱりなくなっていた。 袋に何かが入っていた形跡すら無い。よだれらしきものでベタベタではあるが。 「ゆっくちちたおやさいしゃんだったにぇっ!」 「おにーさんにありがとうってするんだよ。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 「なるほど。こいつは便利だ。」 それからというもの、あの親子は毎日ポリバケツに放り込むはずだった生ゴミを、おやつだと大喜びで食べている。 生ゴミを放置しすぎて増えていたりぐるとかも減った。 生ゴミがなくなったからか、りぐるも食べているのか・・・ しばらくすると、いちいちこいつ等が『おうち』とやらにしている、庭の隅の木箱まで生ゴミを持っていくのもめんどくさくなってきた。 まずは縁側の下に少し穴を掘り、用済みとなったポリバケツを横倒しにしてはめ込む。 ポリバケツの内側に土をいくらか入れ、周囲の穴との隙間にも土を詰める。正面から見るとパッと見トンネルのような感じだ。 あとはあのゆっくり親子を中に放り込んで、自家製コンポストは完成。 「ゆわーい。きょきょはれいみゅたちのおうちなんだにぇ。」 「ゆっくりー!おにーさん、ありがとう!」 なんかぽいんぽいんと跳ねて喜んでいるが、台所からも食卓からも近いここが、 生ゴミを放り込むのに適していただけだ。 「ん、で、あと何が必要だ?」 「「ゆぅ?」」 なんといっても、使い道ができた以上、もはや野良猫と同等ではない。 金をかけてやるつもりはないが、それなりのメンテナンスはしてやろう。 コンポストとしてある程度長持ちしてくれなければ困るからだ。 「ゆ、ゆぅーん!れいむはみずあびができたらうれしいよ。きたないとゆっくりできないよ。それと・・・」 「それと?」 「おちびちゃんにも、ばっじさんがほしいよ!おちびちゃんもかいゆっくりのばっじさんがほしいよ。」 水浴びか。なるほど、こいつ等が饅頭のくせにカビないのは不思議だったが、やはり不潔にしておくのはよろしくないといったところか。 こっちとしても軒下にサッカーボール大のカビ饅頭があるのは気分が悪い。自分たちで清潔にしてもらおうか。 あとは・・・ん?おちびちゃん・・・にも? ・・・・・・妙に馴れ馴れしいのも合点がいった。まさか飼われているつもりだったとは。 まあ、使い道がある今となっては都合がよくもあったが。 「水は、そうだな。このタライに水を入れといてやる。勝手に使え。」 「ゆっくりー!」 「それと・・・バッジねぇ。ああ、あれでいいか。」 持ってきたのは、私が中学生時代に学生服につけていた、襟章だった。 鈍く銀色に光る襟章、どうせこいつ等がバッジとやらを活用する日は来ないのだから、これで十分だ。 リボンに乱暴にネジ式の襟章を突き刺して固定すると、赤色の中に鈍く光る銀色は、思いのほかしっくりときた。 「ゆわーい!ゆっくちちたばっじしゃんだー!」 「ゆぅぅ、よがっだねぇ、よがっだねぇぇえ、おぢびじゃぁぁああん。」 喜んでもらって何よりである。この調子で雑草むしりと生ゴミ処理を頑張ってもらいたいものだ。 翌日には、縁側下のコンポストの近くに「おといれ」と称してうんうん用の穴も掘っていた。 生活の場に排泄物を置いておくのはやはり嫌なのか。だが、これはこちらとしても都合がよかった。 このうんうんという排泄物については、定期的に土と雑草に混ぜて花壇の肥料にしている。 なかなか良質なようで、しかも採集の手間も要らないしありがたいものだ。 「ゆーん、おにーさん。おといれのおそうじしてくれてありがとう。」 「うんうんがなくなっちぇ、ゆっくちできりゅよ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうしてれいむ親子がコンポストとなった数日後、家の庭に最近ご無沙汰だった来客が来た。 「ねこさんだぁぁあああ!ゆっくりできないぃぃぃ!!」 「ゆぴぃぃ、おきゃあしゃんこわいよぉぉ!」 「ん、ああ、トラか。久しぶり。」 生垣の穴から庭に入ってきたのは、近所で気ままな野良生活を送っている猫だ。 こいつに限らず、我が家を通り道にする猫は多い。 「ゆぁぁぁぁ、おにーさぁぁん。ねこさんこわいよぉぉぉぉ。」 「ゆっくちさせちぇぇぇぇ。」 「・・・嫌なら自分でなんとかしろ。」 「「ゆぅぅぅ、ゆっくりできないよぉ。」」 別にサッカーボールサイズの良くわからん物体にじゃれつく様な、酔狂な猫達でもないが、 町生活でトラウマでもあるのか、度重なる猫の襲撃に、れいむ親子は自分達で何とかすることにしたようだ。 数日後から、徐々にだが、目に見えて生垣の穴がふさがり始めた。 「ゆーえす!ゆーえす!」 「おきゃーしゃん、はっぱしゃんもってきちゃよ。」 「じゃあおちびちゃん、このすきまにはっぱさんをおしこんでね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 生垣や塀の隙間に、小石を詰め、小枝を刺し、上から土を盛って、また葉っぱや枝を詰める。 近くで見るとやはり幼稚園児の工作の域を出るものではないが、遠目には生垣に溶け込んで見えなくも無い。 何重にもゴミを積み上げているので、強度のほうはちょっと蹴りを入れたくらいでは吹っ飛ばないくらいになっていた。 「これでねこさんはいってこれないね!」 「ゆっくちー。」 「にゅぁ~ん・・・ぐるるる。」 ・・・・・・。 「「どぼぢでねござんはいっでるのぉぉぉおお!?」」 「・・・塀の上からだろ。」 まあ一応は通りにくくなったので、特に頻繁にここに来る数匹以外は入ってくることも無くなり、 多少は平穏になったようだ。 それにしても、なんだか最近庭がきれいになってきた気がする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 生垣の穴がれいむによってあらかた埋まった数日後、 久しぶりに友人が家まで遊びに来た。 「ゆゆっ!?おにーさんのおともだち?ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「おー、間知由。お前ゆっくり飼ってたんだな。エラい装飾過剰だけど。」 「いや、飼ってないし、あの唐草模様は来たときからだ。俺の趣味じゃない。」 「ふーん。つってもバッジついてんじゃん。」 「ありゃガムだ。」 「え゛・・・。」 「ああ、みかんの皮は庭のポリバケツに放り込んどいてくれ。」 「え?これってこいつらのおうちだろ?」 「いや。コンポスト。」 「んー。・・・え゛ぇ?」 「ゆわーい、おやつだにぇ!ゆっくちありがちょー。」 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 ついでに、夕食の魚の骨も放り込んでおいた。 「ぽりっ、ぽりぽりぽり・・・ゆっくりー!」 「・・・・・ふーむ。」 「どうした?」 「いや。ゆっくりって、案外飼いやすい生き物なのだろうかと思ってな。」 「ただの饅頭だろ。・・・・・・何だよ、その目は。」 「まったく。世の中にはどんだけ愛情注いでも懐かれない奴もいるってのに。」 「そんなもんかね。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、庭が放置しっぱなしの幽霊屋敷状態から、見違えるようにきれいになった頃、 れいむ達の平穏な毎日に、突然不幸が舞い降りてきた。 「Zzzzzz・・・。」 「すーや、すーや。」 今日は日曜日。おにーさんも日当たりの良い縁側で昼寝中。 れいむ親子も庭に生えた木の木陰でゆっくりと惰眠をむさぼっていた。 そのとき庭に、普段と違う空気が漂う。 「うー。」 「ゆぅ?・・・すーや、すーや。」 「あまあまー。」 「ゆ・・・すーや、すーや。・・・・・・れみりゃだぁぁぁああああ!!!」 庭に突然飛来したのは、本来夜行性のれみりゃ(胴無し)。 庭のすぐ奥にある林は、昼でも薄暗く、たまに昼でも活動するれみりゃが現れたりする。 しかも、このあたりは農家だったこともあり、害ゆ対策として、れみりゃを大量飼育していた時期もあったので、 最近森の奥でしか見なくなったれみりゃ種もチラホラいたりするのだ。 「おちびちゃん、ゆっくりにげるよ!」 「ゆあーん。れみりゃはゆっくちしちぇにぇ。」 ぽよん、ぽよん、と大急ぎでおうちに飛び込むれいむ親子。 れみりゃは追ってこなかった。どうやら助かったようである。 しかし、一つだけ気がかりがあった。 「ゆぅぅぅ、おきゃーしゃん、れみりゃはゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆ!おちびちゃん。ここはおにーさんがつくってくれたおうちだから、れみりゃなんてはいってこれないよ!」 「ゆっくちー。でみょ・・・。」 「おちびちゃん?」 「おにーしゃん、すーやすーやしてたよ?れみりゃにゆっくちひどいことされてにゃい?」 「ゆゆっ!?」 「そろーり!そろーり!」 おにーさんの無事を確かめるべくおうちから慎重に這い出るれいむ。 見つかったら命はないだけに、そろーりそろーりにも力が入る。 そして、れいむは驚愕の姿を目撃した。 「うー!うー!」 「Zzzzzz・・・・、じゃま・・・」 ・・・・・・れみりゃがおにーさんにじゃれていた。 「ゆぁぁぁああああ!おにーさんがたべられるぅぅぅううう!!!」 「うー?」 「やめてねっ!おにーさんをたべないでねっ!れみりゃはゆっくりどっかいってね!!」 ゆっくりしたおにーさんを助けるべく、れいむはれみりゃに立ち向かう。 しかし、口にくわえた木の枝をどれほど振り回しても、空を舞うれみりゃ相手には届かなかった。 「ゆぅ、ゆぅぅ、どうしてとどかないのぉぉ。」 「うー!あまあまー。がぶり。」 「ゆひぃぃぃぃ、れいむのあんこさんすわないでぇぇぇぇ・・・。」 「おきゃあしゃぁぁあん、ゆっくち、れみりゃはゆっくちしちぇぇぇぇ!」 「お、肉まん。」ぱさり。 「うー!うー!」 といったところで目が覚めたおにーさん。 玉網を使ってあっさりとれみりゃを捕獲したのであった。 それにしても、生ゴミを処理して肥料を作り、 庭の管理までやってくれた挙句、夕食のおかずをおびき寄せてくれるとは、 つくづく使いでのあるコンポストだ。 つい今さっきまでたっぷり飯を食っていたこの肉まん、中身がが詰まっていてうまそうだな。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ザックザックザック 薄っぺらくなった方のれいむには、中身を詰めなおしてやることにする。 掘り出したのは、「おといれ」とやらになみなみと貯められた餡子。 こいつを、中身の減ったれいむの口からねじ込んでやることにした。 「ゆ゛っ、ゆぼぉっ!おにーざん、やべでぇ、ゆっぐぢでぎなっ!ゆぼっ!」 「おにーしゃん、やめてあげちぇにぇ!おきゃーしゃんがいやがっちぇるよ。」 無視。餡子は餡子だ。多少土が混ざっているが、中に詰めなおしてやれば問題ないだろう。 「ゆ゛っ、ゆっぐぢしていってね。ゆげぇ。」 「やっちゃー!おきゃーしゃん、げんきになっちゃよ。」 「ゆ、ゆぅぅ・・・おにーさん、ありがとぉ・・・。」 「しゅーり、しゅーり、ちあわちぇー!」 ふむ、消耗してはいるが、まだ当分は使えそうだ。 そして、その夜は多すぎて食べきれなかった肉まんの残りを、コンポストに放り込んでやった。 やはり一人暮らしにあのサイズは無茶な話だな。 「ゆわーい。きょうはごちそうだにぇ!」 「ゆーん。きっといっしょにれみりゃをやっつけたから、ごほうびなんだよ。」 「ゆっくち!ゆっくち!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そんな生活が、しばらく続いたが、 子れいむが成体にまで大きくなった頃、親れいむの方が死んだ。 あとで調べたが、町の野良の寿命は平均一年かどうかと、大分短いらしい。 我が家に来た時には中古のポンコツだったということか。 「お・・・おにーさん。おちびちゃんを、・・・これからもゆっくりさせてあげてね。」 「特になにも変らんよ。」 「おちびちゃん、・・・ゆっくりしていってね・・・・・・」 「おかーしゃん、おきゃあしゃぁぁぁあああん!!!すーりすーりしてね、ぺーろぺーろしてねぇぇえええ!!!」 リボンは子れいむの方が欲しがったのでくれてやり、死体のほうはぐちゃぐちゃにすり潰して肥料にした。 花壇の花も元気に育つことだろう。 「おかーさん。おはなさんになったんだね。」 「まあそうとも言えるな。」 「ゆっくりしていってね。おかーさん。」 まあ、そんなことはどうでも良かったのだが、少し問題が生じてきた。 コンポストの、生ごみ処理能力が落ちてしまったのだ。 「ゆぅぅ~。さびしいよぉ。」 「おちびちゃんがほしいよぉ。」 「すーりすーりしたいよぉ。」 どうも孤独な生活と発情期が重なって、ノイローゼ状態になったらしい。 頭数が減ったうえ、どうにも食欲が無い。庭の雑草もまた伸び始めてきた。 これは、新しいゆっくりを取ってくる必要がありそうだな。 その日、夕食の生ゴミをコンポストに放り込みながら、 れいむにつがいを探してやる、と言った時のれいむの喜びようは大変なものだった。 体が溶ける寸前まで水浴びをして、リボンのしわ一つ一つまで丹念にあんよでつぶして伸ばしていく。 コンポスト内の清掃も丹念に行い、 さらに子供が出来た後のために、花やイモ虫、果物の皮などのごちそうから保存食の干し草まで貯めこむ。 にんっしん中のベッドまで葉っぱと草を使って作り終えて、準備万端でその日を迎えた。 約束の日、私はれいむを連れて街を歩き、れいむ的に「すっごくゆっくりしてる」まりさを手に入れた。 この白黒饅頭、帽子にアイロンをかけた形跡もわずかにあり、恐らくバッジを引きちぎったのであろう傷痕も見られる。 飼われていたというなら、それなりの躾もされているのだろう。好都合だ。 「ゆふん!そんなにまりさをかいたかったら、かわせてやってもいいのぜ。」 「ゆっくり!まりさ、ずっとゆっくりしようね!」 「ゆん!なかなかゆっくりしたれいむだから、とくべつにすっきりしてやってもいいのぜ。」 本人も乗り気のようだから都合よい。つがいにしてやることにして、家に連れていった。 「ゆぅ~ん、まりさ。すーり、すーり。」 「ゆへぇぇ!いいからとっととまむまむをむけるのぜぇ!『ぼよぉぉおん!』」 「『ごろんっ』ゆぅ!?もっとゆっくりしてぇ!」 「しったこっちゃないのぜ!まりさのぺにぺにをおみまいしてやるのぜぇ!!」 ずぼぉっ!ずっぽずっぽずっぽずっぽ・・・ 「ゆぁーん、いだいぃぃぃい!らんぼうすぎるよぉ。もっと、ゆっぐりぃ!」 「ゆっふっ!ゆっゆっゆっゆっゆっゆっすっきりぃぃぃいいい!」 「ずっぎりぃぃ。」 とりあえずれいむの腹が膨れてきたので、予定どおりにいったようだ。 「ひどいよまりさ・・・」 「ゆふぅ。ひとしごとおわっておなかがすいたのぜ。にんげんさん、とっととごはんをもってくるんだぜ!」 「その辺のを適当に食え。」 「ゆゆ!?なにいってるのぜ。ゆっくりふーどさんなんて、どこにもないのぜ。」 「草があるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇぇ!くささんはごはんじゃないのぜ! ふーどさんがないならけーきさんでもいいのぜ!はやくもってくるのぜ、くそじじぃ!」 「ゆぅ。なにいってるの?おにーさんにあやまってね。くささんはおいしいよ。むーしゃむーしゃ。」 「ゆぎぃぃぃいい!もういいのぜ!はやくおうちにいれるのぜ!べっどですーやすーやするのぜ!」 「そこに家ならあるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇ!これはごみばこさんなのぜ!くさくてきたないのぜ!」 「ひ、ひどいよまりさ!おにーさんがれいむにくれた、ゆっくりできるおうちだよ! それに、れいむがいっしょうけんめいおそうじしたんだよ!ゆっくりあやまってね!」 「・・・いいよ別に。文句があるなら勝手に出ていけば。」 「ゆふん!まったく、ばかなじじぃとゆっくりしてないごみれいむのほうが、このおうちからでていくのぜ! ゆっくりしたまりささまが、とくべつにこのおうちをつかってやるのぜ!」 「ふーん・・・。れいむ、どうやら一緒に暮らすのは無理そうだが。」 「ゆぅぅぅぅ・・・ゆっくりできないまりさだよぉ。」 とりあえず、私が家から追い出されるのは嫌なので、ゆっくりしたまりささまとやらは、門から丁重に出て行ってもらった。 あれだけ態度がでかいと、野良をやっていくのも大変だろうに、大したものだ。 しかし、ゆっくりと言っても、コンポスト向きのとそうでないのがいるのかもしれない。 黒帽子がダメなのか、飼われていたのがダメなのか、まあ、どうでもいいことだ。 れいむの腹にいるちび共の中に黒帽子がいたら、それもはっきりするだろう。 つがいこそいなくなったものの、孤独を埋めるという当初の目的は達成されたようである。 それから数匹分の食欲を発揮し始めたれいむは、3週間後、無事れいむ種一匹とまりさ種一匹を出産した。 赤ゆっくりが腹から射出される勢いには驚いたが、庭は柔らかい芝生であったのが幸いしたのか、 せっかくれいむが作っていた草のクッションから1m以上離れて着地したものの、つぶれることはなかった。 「「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!」」 「ゆっくりしていってね!ゆぅーん、ぺーろぺーろ、おちびちゃんたちかわいいよぉ。」 これで、コンポストの方は今後も安泰そうだ。 母れいむがチビ共にもバッジが欲しいとか言ってきたので、画鋲のカサの部分をセメダインでくっつけておく。金バッジだ。 これで満足して生ゴミを処理してくれるのだから、安上がりなものだ。 ちなみに、ゆっくりしたまりささまに出て行ってもらってから二日後、門の前にみすぼらしく、 帽子もかぶっていないまりさ種が一匹転がっていた。 「やっばりがっでぐだざぃぃ・・・おねがいじばずぅ。」 とか言っていたが、ゆっくりを飼う趣味などないので、無視しておいた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それからしばらくは、コンポストとしても庭の芝生管理としても特に問題はなかった。 ピンポン玉サイズの子供たちでは、成体一匹分の処理能力を補えるかと、多少不安ではあったが、 どうやら、成長中のチビ共の方が食欲は旺盛らしく、生ゴミは毎日順調に処理され、肥料になっていった。 黒帽子の方も特に文句を言わず、生ゴミをムシャムシャ食らい、庭をぽよんぽよんと跳ねまわっている。 やはりあの態度は、育ちが問題だったようだ。 だが、赤ゆっくり達が産まれてから一月ほどたち、そろそろ冬の近づきを肌で感じ始めた頃、 またしてもコンポストの性能が低下してきた。 朝、コンポストの中をのぞいてみると、まだ昨日の生ゴミが残っている。 さらにその奥では、歯をガチガチと鳴らしながら、目の下にクマをつくったれいむ一家がいた。 「お、おおお、おにーさん、おうちがさむいよぉぉぉ・・。ねむれないよぉぉ・・。」 「しゃむくてゆっくちできにゃいぃぃぃ。」 「ごはんしゃんつめちゃいよ。むーちゃ、むーちゃ、しょれなりー。」 コンポストはれいむ達なりにきっちり入口を塞いでいるが、やはり所詮はポリバケツ。 まだ昼間は温かいが、壁一枚隔てた向こうの、夜の寒気を完全に防ぐことはできないようだ。 この時期でこれでは、冬の間はコンポストの機能が完全に停止しかねない。 家に入れるという選択肢はもちろんないが、 本格的にコンポストの改造を行う必要がありそうだ。 その日の昼、れいむ一家に『たからもの』とか言う小石や押し花や、ガムの付いたリボンらしきゴミをコンポストから出させると、 大規模な改装に取り掛かった。 まずは、ポリバケツを掘り出して、横倒しにすると天井になる、壁の一部を四角く切り抜く。 それに、ちょうつがいと留め金をつけて、外から開けるようにした。 ゆっくりは、冬には巣の入り口を密閉するらしいので、生ゴミの投入口をつけてやったわけだ。 次にバケツの入口、つまりゆっくりの出入り口だが、せいぜい直径30cm程度のゆっくりに対しては大きすぎる。 壊れたすのこを材料にして、ドーナツ状の板をつくり、バケツの口に取り付けてやった。 これでゆっくりの出入り口は、必要最低限の大きさになり、 木の枝などで塞ぐ手間も、寒気の吹き込む隙間もぐっと減るはずだ。 あとは、再び縁側の下にポリバケツを埋めなおし、これまではむき出しだった側面にまで土をこんもりと盛っておく。 外から見ると、生ゴミの投入口と、ゆっくりの出入り口だけ穴のあいた、砂場の砂山のような外観となる。 縁側の下なので、雨風で盛り上げた土が崩れる心配は無い。 地下は冬でも暖かいというので、これで断熱は十分だろう。 数十分の作業中、庭で遊ばせていたれいむ一家を呼び寄せた時の反応は、 以前コンポストを、はじめてつくった時以上のものであった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわぁぁぁぁああい!すっごくゆっくりしたおうちだよぉぉおおお!」 「ゆっくち!ゆっくちー!れいみゅたち、こんなゆっくちしたおうちにしゅんでいいにょ!?」 「ゆわーい!なかもあっちゃかいよー!ゆっくちー!」 「ふーい、疲れた。あとはこいつでも中に敷いとけ。」 「ゆぅぅぅぅうう!しゅごーい!ゆっくちちたおふとんしゃんだー!」 「おにぃさん、ありがと、う、ゆぇぇぇええん!」 「おきゃーしゃん、ないちぇるにょ?どっかいちゃいにょ?ゆっくちしちぇにぇ。」 「おちびちゃぁぁあん!れいむはうれしくってないてるんだよぉ。ゆっくりー、ゆっくりー!」 近所の農家から頂いてきた干し藁をひと束くれてやっただけだが。 とりあえず、この反応からして、今後はまたコンポストとして元気にやってくれそうだ。 こちらはやることやったので、あとのメンテはこいつ等がかってにやってくれればいい。 かつて母れいむと一緒に野良生活を送っていた頃、れいむには夢があった。 温かくて、雨の心配も、風の恐怖も感じないですむおうち。 毎日お腹いっぱい食べられるだけのごはん。 しかも、そのごはんを手に入れるために、命の危険など感じずにすむゆっくりプレイス。 外敵の心配もないそのゆっくりプレイスで、 ゆっくりしたおちびちゃん達とすーりすーりしたり、のーびのーびしたり、 おうたをうたったり、水浴びですっきりーしながら、毎日ひたすらゆっくりする。 夜になったら、ゆっくりしたおうちに帰り、ふかふかのおふとんの中で、 家族で肌を寄せ合ってすーやすーやする。 たまにはあまあまが食べられたら言うことはない。 これが、れいむのかつて夢見たすべてであった。 そして、今、この場所には、れいむが望んだもの全てがあった。 全てのゆっくりが追い求め、そして見つけることの出来なかった場所、ゆっくりプレイス。 だが、れいむにとってのそれは、人間さんがコンポスト、と呼ぶこの場所に、確かに存在していたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆっくりー!」 「すーり、すーり、しあわせー。」 「すーり、すーり、・・・ゆっ、ゆっ、ゆっ」 「ゆふぅん、だめだよまりさぁ。ゆふぅ、ゆふぅーん!」 れいむ親子が初めて我が家のコンポストとなって2年。 結局外部から新たなゆっくりを連れてくる必要はなくなった。 こいつらは、家族以外のゆっくりがいないとなると、姉妹同士でつがいを作り続け、今はすでに4世代目である。 今はこれまた姉妹である、れいむとまりさのつがいがコンポストとして活躍している。 それと、最近は花壇の世話もめんどくさくなったので、街でゲッソリしていたゆうか種も一匹拾って庭に住まわせている。 最初はコンポストの連中が花を勝手に食う、食わないでもめた時期もあったが、 群れでもない以上大した量を食われることもなく、しかも花の肥料がコンポスト産だということもあり、 それなりの折り合いをつけることで落ち着いている。 「「すっきりー!」」 などと思っているところで、また増えるつもりのようだ。 れいむの頭ににょきにょきと生えたツタには赤れいむが3に赤まりさが2。 まあ、構わない。どうせ代替わりが激しいゆっくりである。 うっかり病死などしないうちに子供を作ってもらわなければ余計な手間だ。 それに増えすぎるようなら何個か潰して肥料にするだけ。 庭もすっかり華やかになって、もう幽霊屋敷の頃の面影は残っていない。 「おはよーございます。」 「ああ、農場の。おはよう。」 最近ついにこの辺も、のうかりん農場化が進み始めた。 生垣の向こうから挨拶してきたのうかりんも、そこの従業員である。 「とってもゆっくりした庭ですね。きれい。」 「まあ、ゆうかが一匹でやってるんだがね。」 「うふふ。それは失礼しました。でも、それ以上に・・・あなたの飼われているゆっくり達。」 「?」 「とってもゆっくりしてますね。今までたくさん飼いゆっくりを見ましたけど、一番ゆっくりしてますよ。」 「ふーん。そんなもんかね。」 同じゆっくりである、あののうかりんが言っているなら正しいのだろう。 よくわからんが、この2年間で一つだけ確信したことがある。 こいつらには、コンポストという仕事が向いている、ということだ。 リクのあったゴミ処理場ネタは今度また書きます。 それにしても自分のSS製作ペースがそれほど落ちたわけではないのに、 いつの間にか餡小話のそうとう下に追いやられてたり。 SS増加ペース早っ。 とりあえず、シリーズものについてはそろそろなんか書きます。 町れいむ、レイパー、計画中のペットショップシリーズ リクの消化もまだおわってないなぁ。 挿絵 by街中あき 挿絵 by??? 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る れいむが死んでるじゃねえか!(老衰でゆっくり大往生) -- 2017-12-22 22 36 05 増えすぎた結果お兄さんに赤ゆっくりを潰されてしまい、怒って家族で家出をするも環境についていけなくて しばらくして戻ってきたら別のゆっくりたちがコンポストとして生活してて結局野良ゆっくりとして生きる展開ありそう -- 2017-05-23 20 19 48 クソまりさの存在以外はぽかぽかや唐草模様は何何の実だ? -- 2016-09-01 18 41 18 心が洗われる作品でした、 短編集みたいで、 ゆっくり読めました。 -- 2015-01-15 12 01 21 なんといういい話・・・ぽかぽかする -- 2014-06-05 17 15 44 かんどー♪ -- 2014-05-30 19 48 40 謙虚なゆっくりれいむだったから生き残れたんだろうな。 必要以上の高望みをしなければいいということか。 -- 2014-03-27 13 29 47 あのまりさ(成体)はやっぱり生き残れなかったのかな(まあ、あんなゲスゆっくりなんてどうでもいいけどね!)。 -- 2013-07-29 12 24 18 ゴムゴムの実w -- 2013-07-06 03 16 12 ひさびさにいい話だ 環境にも優しいなんて…あー、コンポスト欲しくなってきた -- 2013-04-28 23 58 18 るーるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるr -- 2013-03-28 11 42 02 良い話だ、ゆっくりにも何かしらの利用価値があるんだなペット以外に -- 2013-01-19 13 13 05 ゆっくりできすぎててんごくいきそうだよ! -- 2012-10-13 21 44 04 ゆっくりできるいい話だ 唐草模様のゆっくりが悪魔の実に見えるwww -- 2012-09-12 18 24 08 あっさり死んでいった先代たちを通して読むと、感慨深いものがあるな。 いいよね。死の危険が少なくて。 -- 2012-08-19 21 38 21 家にある生態系の循環にゆっくりが組み込まれた 理想の形だなぁ、ご時勢に合ったエコだし。 さらに家庭菜園も被害なく出来たら完璧だな! 唐草レイムは・・・まぁなんだ、プププwwwwww -- 2012-08-11 02 35 24 ゆっくりできる話ですね。 でも、唐草模様きめぇww -- 2012-07-30 16 58 41 今までSSでみたゆっくりまともランキングTOP10には入る -- 2012-07-08 19 10 57 唐草模様きめぇwwwww -- 2012-05-22 09 04 25 高望みせずに、限られた環境で満足できるのも、生存競争には必要な能力だね。 ペットって結局どこまでいっても別の生き物なんだし完全にわかりあうことなんてできない。 だから必要な程度以上は干渉しない、構い過ぎないことが必須なんだと思う。 それはそうと最後の唐草模様きめぇ 噴いた(笑) -- 2012-04-10 21 17 44
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/492.html
どこまでも晴れ渡った青空のもと、広い草原の上。8匹のゆっくり達がゆっくりとした時間を過ごしている。 まだ小さい赤ちゃんゆっくりが6匹、成体の、おそらく赤ちゃんゆっくりの親であろうゆっくりが2匹いる。 赤ん坊は全て霊夢種のゆっくりで、両親の愛情をうけていままでゆっくりと暮らしてきたのだろう。 野生種にしては肌に張りがあり、髪も艶がある。要するにとても健康なのだ。 満面の笑みを浮かべながら、「ゆっ♪ゆっ♪ゆっくり~♪」と跳ねながら歌っている。 子供たちよりも二回り大きい霊夢種と、その霊夢種より少し大きい魔理沙種の両親がそれを見守っている。 見守る親ゆっくりの表情もとてもゆっくりとした良い表情だ。 両親の髪には、昨日我が子が自分達のためにと採ってきてくれたタンポポが刺さっている。 自分の子供たちがゆっくりとしたやさしい子供に育ってくれたことが、彼らにはうれしかった。 「れいむたちのこどもいいこだね!」 目を細めてゆっくり親霊夢が言う。 「まりさたちのこどもゆっくりだね!」 親魔理沙もうれしそうに言う。 両親ともにやはりとても健康だ。 そう、私の娯楽に付き合うのに彼らは完璧だ。 長い間ゆっくりの家族たちを見てきたが、彼らほどお互いのこと思いあっているゆっくりの家族はそういるものではない。 彼らを私の素敵なパーティーに招くためには第一印象が大事だ。 できるだけやさしい声で、彼らに話しかける。 「やあ、ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 種としての本能か、彼らはやはりゆっくりしていってね!!!と返してくる。 この反応で10日前にやった遊びを思い出す。 ふと、どんな状況でも「ゆっくりしていってね! 」と言えば「ゆっくりしていってね! 」と言い返してくれるのか実験してみた。 ゆっくりの足?かどうかはわからないが、底の部分をのこぎりでゆっくり切る。もちろんゆっくりは泣き叫ぶ。 「ゆっくりしていってね!」と言えば、 「つっづゆっづっりじていっべぇねぇ!!!」と、激痛の余りゆがめた口から、泣きながら「ゆっくりしていってね!」らしき言葉を話していた。 そのゆっくり霊夢は元の場所に帰してやったが、おそらくもう死んでいるだろう。 おっと、いかんな。今大事なのは目の前の彼らを私のパーティーに招くことだった。 「おじちゃんゆっくりできるひと?」 「おじさんゆっくりできるひとなの?」 おじさんかぁ…まあいい。私から溢れるダンディーな雰囲気から、お兄さんではいけないと考えたんだろう。 彼らが聞いてくる。驚いたことに、ゆっくりとだが私から距離をとり、まだ小さい子ども達の前に霊夢種と、なんとあの魔理沙種が立っている。 おそらく私が襲いかかってきたときに、子供たちを守り、子供たちを逃がすためだろう。 特に魔理沙種が子供たちを守ろうとする姿勢は私を感動させた。あの親兄弟子供さえ自分のためなら切り捨てる魔理沙種が! 彼らに会えたことを心の底から感謝しなければ!! 「うん、ゆっくりできる人だよ。ところでそこの君達、とてもきれいな髪飾りだね」 「「うんわたしたちのあかちゃんがくれたんだよ!!」」 「「「おかあさんたちにあげたんだよ」」」 親ゆっくりはうれしそうに、子供ゆっくりは誇らしげに私に向かってしゃべる。 髪飾りを褒めただけで警戒を解くところは、やはりゆっくりといったところか…。 「ところで君たち、ご飯を食べないかい? たくさん持っているんだけど一人で食べるには多いからね。一緒に食べよう」 「ゆっ!!ゆっくりちょうだい!」 「ゆっくりまってね!」 子供たちはうれしそうに駆け寄ろうとするが、親ゆっくり達に止められている。 彼らは少し疑わしそうにこちらを見ている。なるほど、毒を警戒しているのか? ゆっくりにしては賢い。相当修羅場をくぐりぬけてきたのだろうか? 「ははは、毒なんかはいってないから、心配せずに食べてごらん」 ニッコリ笑って風呂敷袋からおにぎりを取り出し咀嚼する、うんおいしい。やはりおにぎりの具は梅干しだ。 「うたがってごめんね!ゆっくりちょうだい!」 信用してくれたようだ、別の風呂敷袋からまた別のおにぎりを取り出す。具は特にない。 そしてなかには無味無臭の睡眠薬が入っている。 それを4個彼らに与える。 「うめぇ!めっちゃうめぇ!」 君達ね、君達の食べているおにぎりを私が食べたわけではないのになぜ毒がないと思うかな? まぁゆっくりだからしかたないか。 彼らが気に入ってくれたようでよかった。 人生最後の食事、いや饅生最後の食事なのだから、ゆっくり味わってほしいのだが、尋常ではないスピード食べている。 君達全然ゆっくりしてない、ちゃんと味わっているのか? すぐに彼らは食事を終えた。 親ゆっくりたちが子供の口に付いたご飯粒を取ってあげている、心温まる光景だ。 「おじちゃん!とってもおいちいよ!ありがとね!」 「おじさん!とってもおいしかったよ!ゆっくりしていってね!」 この家族に私は気に入ってもらったようだ、しばらく彼らと遊んだ。 遊ぶといっても、小さいゆっくりを持ち上げて立ってやるだけなのだが、いつもと違った景色にご満悦のようで、 「ゆっ!とってもたかいよ!」と喜んでくれる。 特におそらく末っ子の一番小さいゆっくりはこの遊びを気に入ったらしく、私の掌でとび跳ねながら 「ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪」 と喜んでくれている。 一番ちいさいのでちびゆっくりと呼んでもいいかと聞くと、 「ゆっ♪おじちゃん大好きだからいいよ」 といってくれた。かわいいゆっくりだ。 そうこうしているうちに薬が効いてきたのか、子供ゆっくりが眠そうだ。 「なんだかねむいね…」 それに気づいた親ゆっくり達は、家に帰ることにしたようだ。 「「おじさん!きょうはありがとね!ねむたいしきょうはおうちにかえるね!」」 親ゆっくりも少しは眠そうだ。体が大きい分薬の回りが遅いようだ。 このまま家に返してしまっては彼らをパーティーに呼ぶことができない。 「子供ゆっくりちゃん達も眠そうだし、そのまま帰るのは危ないよ。だからさ、今日は僕の家に来ないかい? 食事もあったかい寝床もあるし、気に入ってもらえるならそのまま君たちの家にしてもらってもいいよ」 「ゆっ!ほんと!」 「おじさんのうちにいくよ!ゆっくりつれてってね!」 すっかり私のことを信用してくれたようだ。 「うん、それじゃあちょっと狭いけどこの籠の中に入ってくれるかな? 家に着いたらたっぷりゆっくりさせてあげるよ」 ゆっくり達は何の疑いも持たずに籠の中に入っていく。 少しの間はゆっくりたちも私に話しかけてきた。 「ゆっくりできるおうちだったら!れいむたちのおうちだね!」 「とくべつにおじちゃんもすんでいいよ!」 しかし数分もすれば全て寝息になっていた。 私は鼻歌を歌いながら自分の家に向かう。 自宅につくと、地下室に用意したパーティー会場。 鉄製の箱で、蓋はしていない。ゆっくりたちが十分ゆっくりできるほどのスペースは無い。 そこに彼らを一匹一匹かごから出して置いていく。 あと数分もすれば目覚めるだろう。 それにしても良い寝顔だ。なんの心配もなくゆっくりとした表情で寝息を立てている。 親ゆっくり達を中心に、子供ゆっくり達が寄り添うようにして眠っている。 彼らは目を覚ませば、またゆっくりできると思っているのだろう。 「ゆっ~ん」 一匹起きたようだ。それにつられてかほかのゆっくりたちも起きてくる。 「ゆっくりねたね!」 「おはようおじちゃん!ゆっくりちていってね!」 「おうちについたね!ゆっくりするね!」 それぞれ思い思いのことを言いながら飛び跳ねている。 その彼らに、一匹一匹ポリタンクの中からうつしたバケツに入った、とある液体を刷毛でゆっくりの髪にぬりつける。 「ゆっゆ!きもちわるいよ!」 「なにこれ!つめたいよ!」 「こんなことしてゆっくりあやまってね!!」 「「はながよごれたよ!ゆっくりあやまってね!!」」 ゆっくりの両親が揃って抗議する。 鼻?普通髪を謎の液体まみれにされたことを怒らないのか?なぜに鼻? 鼻…はな…花…あっ!このゆっくり子供たちにもらった髪飾りが汚されたことを怒っているのか、 ふーん感動的だね。これからどうなるかも知らないで。 「ああ、ごめんね。君達に灯油を塗ったのはゆっくりするには大事なものだからなんだ」 「ゆっくりできるんだね!」 「はやくゆっくりしたいよ!」 「とうゆでゆっくりできるの?!」 「はやくとうゆでゆっくりしたいよ!」 ゆっくり達にとってゆっくりできると言えば、大抵のことを信じてくれる。便利な言葉だ。 まぁちゃんとした器具を使ってしかるべき使い方をすれば、冬場は家の中でゆっくりできるものだ。私の言ったことはあながち嘘ではない。 さて、準備は整った。それじゃあパーティーの始まりだ。 とりあえずマッチを擦ってみる。シュッ 一度で火がつかない…。 シュッシュッシュボ やっとついた。ニッコリ笑顔で、自分に一番なついてくれたちびゆっくりを呼ぶ。 「いちばんちっちゃいゆっくりからゆっくりさせてあげるよ」 他のゆっくり達からは抗議の声があがったが、順番にゆっくりさせてあげるというと納得した。 飛ぶようにこっちに向かってちびゆっくりが跳ねてくる。 ご飯をくれた、自分と遊んでくれた優しいおじちゃんが、自分を一番にゆっくりさせてくれる。 そう考えたんだろう、満面の笑みで素早く足もとまで来た。 「それじゃあゆっくりさせてね!」 私もニコニコ顔で答える。 「その前に少しの間目を閉じていてね。ほかのゆっくりたちもだよ」 すべてのゆっくりが目を閉じている。どの顔もとてもゆっくりとしていて、これから起こるゆっくりに期待している。 それを確認した私は、ちびゆっくりにマッチの火を素早く近づけようとする。 「ゆっくりはなれろ!!!」 薄目を開けていたらしいゆっくり親魔理沙が、マッチに向ってタックルを仕掛けてくる。 少し驚いたが遅すぎる、止まって見える。マッチの火が素早くちびゆっくりを炙る。 それまで幸せだった人生が変わる瞬間、私はそれがたまらなく好きだ。 火がついた瞬間。 「ゆぎゅぎぃぃいぃ!!」 大声を出して地面を跳ねまわるちびゆっくり。 その絶叫と甘い物が焼ける匂いに、素早くほかのゆっくりたちも目を開け、惨劇に驚愕する。 ちびゆっくりは大声で泣き叫んでいる。無理もない、頭を火ダルマにされているのだ...もっとも顔だけしかないが。 ともかく体に火が付いているのだ、苦しくて当然だ。 ほかのゆっくりたちは、 「れ゛ぇぇむ゛れ゛ぇぇむ」 姉妹の名を叫ぶゆっくり、 「はやくけして!」 私に助けを求めるゆっくり、 「ひぃっ」 あまりの出来事に一瞬息をのみ、 「じぃじぃのぜいでゆっづぐりできないよ!じねぇぇ!」 その後怒りの声をあげるゆっくり。 じじいとは失礼な!!老け顔だが20代だぞ!!! おっと、怒りで我を失ってはいけない。 そうこうしている間に、子供をゆっくりの両親が助けに行ったぞ。 ふふ、あとは椅子に座って見てるだけだ。 「あづぃぃよ゛!!おがぁざぁん!!!!」 熱さにのたうちまわる火ダルマの子ゆっくりを見ても、ゆっくり親霊夢もゆっくり親魔理沙は、まだ助けることができると信じた。 「「すぐたすけるよ!!」」 何とか体当たりでも何でもして火を消すのだ。 二人を突き動かすのは、わが子を助けたいという気持ちだった。 ほかの姉妹たちと違って、生まれてすぐにゆっくりしていってね!を言わなかった我が子。 しばらくして 「ゆっくりしていってね!」 と言ってくれた時はどれだけ安心しただろう。 この娘たちの中で一番小さいゆっくり霊夢は、とても優しくて、ゆっくりとした良い子に育ってくれた。 この二匹の親ゆっくりがつけている髪飾りを取ってこようと最初に提案してくれたのは、今火ダルマで苦しんでいるこの子なのだ。 二人のゆっくりは灯油が塗られた体で火をけすため、飛びつこうとした。その時。 火の粉が舞ったそれは、ちびゆっくりのより近くにいたゆっくり魔理沙の、ちょうどあのタンポポでできた簡素な髪飾りに降り立つ瞬間、燃え始めた。 「ゆ゛っまりさ!かみとぼうしが!!」 ゆっくり魔理沙は驚愕した、なぜ自分はいきなり燃えたんだ、 しかし理由など考えている場合ではない、頭が燃え始めているのだ。 しかも燃えているのは自分の帽子なのだ。 「ゆ゛ッ!!!!」 ゆっくり達にとって、帽子やリボンは仲間の識別に使われる、ある意味命よりも大切なもの。 なければ自分のことを仲間だと認識してもらえず、食われたり、いじめ殺される。 ゆえにその大事なものをとることなどできるはずがない。ちびゆっくりのことも忘れて必死になって火を消そうと地面を転がる。 ゆっくりとは思えないかなりのスピードだ。 しかしその分火の粉が飛んでしまう。 近くにいた二匹の子供にも火の粉があたり、一瞬で火ダルマだ。 「あっづいぃ!!あっっづぃぃぃ!!!」 「ア゛ッつ゛ィぃぃィ゛」 いつもそそっかしいゆっくりが、 世話好きのゆっくりが火ダルマになって飛び跳ねている。 ゆっくり母霊夢の頭にはだんだん事態が飲み込めてきた。 自分たちはこの”とうゆ”という危険な液体をかけられていて、火がついたものの近くにいると発火してしまう。 そしてじぶんの嫁であるゆっくり魔理沙や子供たちは、火の粉をまき散らしながら飛び跳ねている最悪の状態だ。 涙を流しながら叫ぶ。 「ゆっくりはなれて!」 もう火がついた子供を助けることなどできない。 現に最初に燃やされたちびゆっくりはもう動いていない。 火が付いてしまった以上、彼女たちは自分のかわいい子どもから、恐ろしい殺戮者に変貌してしまったのだ。 本格的におもしろいことになってきた。どうやらあの親霊夢は、自分たちが非常に危険な状態にあるということを理解できたようだ。 ゆっくりとは思えないほど賢いな、やはりこの家族を選んで正解だった。 焼酎とつまみを楽しみながらゆっくりをいじめる。 最高の娯楽だ。みんなが火ダルマになってダンスパーティーを楽しんでいる。 数時間前までは、ゆっくりした時間を家族と一緒に過ごしていたのに。 ものの三分で、大事な家族は自分を殺す凶悪な兵器になってしまったんだ。 いま彼らはゆっくりの反対、ものすごくいそいでいるんだろう。 「いそいでにげてね!」 彼らに私なりの声援を送る。 子供の中では一番大きなゆっくり霊夢は、一番臆病なゆっくり霊夢を引きずるようにして、元姉妹から必死に逃げている。 「ゆっくり!いそいでね!」 「ゆゅくり!いぃいそぐよ!」 あまりの恐怖に、顔面蒼白で体中を震わせながら、姉に言葉を返すゆっくり霊夢。 後ろからは姉妹がすさまじい絶叫を上げながら飛び跳ねてくる。 「ア゛ッつ゛ィいダぁイ!!」 声からして、おそらくいつも自分を助けてくれた姉の声だろう。 一度湖に行った時、大きな蛙に食べられそうになったときなど、 カエルに豪快なタックルを決めて追い払ってくれた。 その大好きな姉が、今や火だるまになって追いかけてくる。 少し離れたところでは、完全に体に火が燃え移ったゆっくり魔理沙が絶叫しながら飛び跳ねている。 後ろにはもう姉が来ている。 追いつかれるそう思った瞬間、とっさに体が動いた。 自分をひっぱて逃がそうとしてくれた長女をつかんで、後ろから来る火の玉にぶつけていた。 「ア゛ッつ゛!!」 「ぎゃァぁあいぁ!!」 火の玉は粉々に崩れたが、新しい火の玉が飛び跳ねている。 必死になってにげながら、「ゆっぐりじだぁい!!」 と泣き叫ぶ。しかしできるはずもない、すぐについさっき自分が裏切った姉の火で、自分も火の玉になる。 「ははははは、傑作だねこれは。」 まさに因果応報だ。 悪いことは出来ないものだ、やはり清く正しく生きなければ。 それにしても、思ったよりゆっくりは力があるな。 自分よりだいぶ大きいゆっくりに噛み付いて投げ飛ばすとは。 単に火事場の馬鹿力だったのだろうか。 しかしこれで残りは親霊夢と子霊夢だけだ。 部屋の中心でぶるぶる震える子霊夢を、母霊夢が必死に守っている。 実に感動的だ、髪飾りが落ちているのも満身創痍といった感じで面白い。 まわりでは元家族たちが大きな声で歌いながら、火の衣装を身にまとって踊り狂っている。 この素晴らしいダンスパーティーも終盤だ。 一つ今回の主役達に最後に言ってやろう。 「さいごまでゆっくりこわがってね!!」 元家族たちが、自分達の周りを絶叫しながら飛び回っている。 最後に残った自分の子供が 「みんなでゆっくりしたっかたよ!」 と泣きながら目をつぶって呟いている。 少し前までは、みんなで一緒にゆっくりしていたのに。過去の楽しかった思い出が胸を締め付ける。 涙を流しながら親霊夢も 「みんなとゆっくりできないよ!」 と叫ぶ。めのまえに大きな火の玉が来る。 四方から聞こえる、声にならない声。 火の粉がついに、自分の体につく。すさまじい熱が一瞬で体を包む。すべての思考が切り裂かれ、痛みが体を支配する。 「ゆぎゅぅぅ!!!」 何も考えず飛び跳ねる。否、考えられない。 体を動かさずにはいられない。 あの草原で、子供たちとゆっくりと楽しむため飛び跳ねていたころとは違う、 痛みで飛び跳ねている。何かが体にぶつかって、そこにさらに痛みが走る。また一つ火の玉が増えた。 その五分後、残ったのは八つの炭化した饅頭と、 一輪のたんぽぽだけだった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1359.html
捨てゆっくりin 冬 14KB 虐待-いじめ 制裁 自業自得 追放 飼いゆ 現代 借ります ゆっくりを捨てるのは良くない 「れいむ、もうお前要らん。 何処へなりとも消えちまえ」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおぉぉぉ!!!?」 部屋の中に、れいむの悲痛な叫びが響き渡る。 俺の心は微塵も揺らがなかった。 捨てゆっくりin 冬 俺は一匹のゆっくりを飼っている。 いや、飼っていたというほうが正しいだろう。 何故ならつい先程、ゆっくりを捨てることを決めたのだから。 ゆっくりれいむ。 元・俺の飼いゆっくり。 それが今、俺の足元でなにやら喚き散らしながら、纏わりついてきている。 鬱陶しくてしょうがなかった。 「だからああぁぁぁ!!!れいむはおにいさんのかいゆっくりでしょおお!!!? ちゃんとめんどうみないとだめなんだよおおおぉぉぉ!!!?」 知ってる。 一応それなりに世話を焼いてきたつもりだ。 こんな事になりさえしなかったら、これからも世話を焼いてやっただろう。 「れいむなにかわるいことした!?だったらあやまるから、おにいさんもあやまってね!!! れいむのこといらないだなんて、いっていいこととわるいことがあるんだよぉ!?りかいしてね!!」 何故俺が説教めいた非難を受けているのだろう。 それにこいつはまだ自分が何をしたか分かっていないのか。 「だまってたらなにもわからないでしょおおおぉぉぉ!!!?さっさとごめんなさいしてね!!! そうしたられいむもゆるしてあげるよ!!ゆっくりしないであやまってね!!!」 元々、何でこいつを飼い始めたのかすら分からなくなっていた。 メタな話、そうしなければ話が始まらないからだが。 こんなバカじゃなくて、もっとましな種類を買ってくれば良かったと後悔している。 「いいかげんにしないとれいむおこるよ!?おんこうなれいむをおこらせるなんて、おにいさんはおばかさんなのぉ!!? それがいやだったらゆっくりしないでどげざしてね!!!あとおわびにたくさんのごはんとあまあm」 「喧しいわこのアホ饅頭」 喚き続けるバカに、とりあえず一言。 俺の言葉が気に触ったのか、「ぷくううう!!!」と膨れる足元のバカを見下す。 何がぷくーだ。こっちの方が頭に来てるっつーの。 「……いいか、れいむ。俺ぁ何べんも何べんも、口を酸っぱくして言ったよな」 怒りに震える指を、バカの頭上に突きつける。 「決まりだからって、絶対に、何があっても―――――」 「―――――野良ゆっくりとガキ作るんじゃねぇって言っただろうがこのアホ饅頭!!!」 れいむの額には、実ゆっくりを実らせた茎がまっすぐに伸びていた。 そういえば、事ここに至るまでの経緯を説明していなかった。 かいつまんで話そう。 1.れいむのお友達である、野良ゆっくりのまりさ。 2.俺の居ない間の家宅侵入(どうやられいむが手引きしたらしい)。 3.すっきりー。 後は察してくれ。 我ながら間抜け以外の何物でもないが、恐ろしいほどテンプレ通りの展開だった。 他人事ならば笑えるが、生憎今回は全く笑えない。 お約束ともいえる、荒れた部屋を片づけるのにも相当な心労を要してしまった。 ペットなのだからと多少の自由を許して、野良ゆっくりとつき合う事を許した結果がご覧の有様だよ、と言わんばかり。 本当に、親馬鹿ならぬ飼い主馬鹿は目を曇らせる。 言葉を理解するのだから大丈夫だろうと――言い含める程度でこのバカが理解するとでも思っていたのか、当時の俺よ。 もう落胆とか裏切られた気持ちとかのお陰で、れいむに対する愛着などは欠片も無い。 いっそ殺してやろうかとも思ったが、どうもそれでは呆気ない、生温い気がする。 ならばここは外に放り出して、せいぜい苦しんで貰うのが相応の末路だろう。 今は冬だ。甘やかされてきた飼いゆっくりでは一日と持つまい。 「だ、だってれいむのあかちゃんはかわいいんだよぉ!?おにいさんもあかちゃんをみれば、ゆっくりできるんだよ!! だかられいむはおにいさんのためにあかちゃんをつくってみせてあげようとs」 「嘘こけこのアホ!どう考えても手前が盛ってただけじゃねぇか! 言うに事欠いて俺のためとか、ふざけるのも大概にしろ!!」 最近、「おちびちゃんが欲しい」とか言ってたらこの様だ。 性欲の責任転換はやめて欲しい。 「それにかわいいれいむとつよいまりさのおちびちゃんなら、きっとおにいさんをゆっくりさせてあげられるはずだよ!! ほら、このおちびちゃんなんてまりさにそっくr」 「そのガキが親に似るんだったら、ますます潰す必要があるわ! 大体あのまりさゲスだったじゃねーか!!」 これもお決まりだが、野良まりさは「ゆっへっへ、じじい、どれいにしてやるのぜ」とか何とか言っていた。 今はゴミ箱の中で生ゴミと熱烈なベーゼを交わしてもらっている。 そんな奴の餡子を引き継ぐなど、ストレスの種以外の何ものにもなりそうに無い。 「……ゆぐぐ、うるさいよ!!じじいはれいむのいうことをきいてればいいんだよ!! かいぬしだからっていつまでもいばらないでね!!ぷんぷん!!」 「お前………」 それが本音か。 この野郎、人が優しくしていたら増長しきっていたようだ。 絶対捨てる。 「ゆぶっ!!?やべでね!!?」 れいむの顔面を掴み上げる。 ろくに発音が出来ないはずだが、それでも何かれいむが喋っている。 勿論無視。 「やべべね!!?やべべね!!?」 玄関へと向かう。 相変わらず手の中のバカが何か喚いているが気にしない。 ふと、実ゆっくりと茎が目に入る。ゆらゆらと揺れていた。 激しくウザい。 ドアを開ける。空は曇天、季節はまさに冬そのもの。 途端に流れ込んでくる寒気。 まるで身を刺すようだ。 「ゆぎゅぅ、ざぶぃぃっっ!!!」 当然、手の中のバカもその寒さに震える。 部屋飼いの長いれいむは、最近家の中に篭りっぱなしだった。 だがそれも今日まで。これからこの寒さと存分に付き合ってもらう。 「ほれ」 れいむを投げる。 放物線を描きながら、ゆっくりと短い距離を飛ぶバカ、と実と茎。 「ゆゆっ!!おそらをとんでるみちゃぶっ」 一瞬何かを言いかけたれいむだが、顔面から地面につっ込んだために最後まで言いきる事は無かった。 奇跡的にも、茎や実は全て無事だった。無駄に運が良い。 「じゃあなバカ。せいぜい苦しんで死ね」 「ゆ゛っ!!じじい、なにずるの!!れいむいたかったよ!!!ぷk」 れいむが起き上がって何かを言う前に、ドアを閉めた。 ドアの向こう側では、まだ何かギャーギャー言う声が聞こえてくるが気にしない。 部屋に戻り、暖かい物でも食べよう。 ――テレビを点けると、天気予報がやっていた。 どうやらこれから夜にかけて、雪が降るらしい。 一時間後。 再び玄関のドアを開ける。 心なしか、一時間前より寒い。 そして視線の先には、寒さに震えるれいむの姿があった。 「お、お゛、おぞ、おぞ、おぞい゛、よ゛、ごの、じじ、じじ、じじ、い。 れ、れれ゛、れいむ゛、ざむぐ、で、じ、じぬ、かと、おぼ、おぼ、た、よ」 ガチガチと歯を打ち鳴らし、その身体は線がぶれるほど震えている。 いつもより血の気(?)が引き、顔は真っ白だった。 何処からどう見ても「凍えています」といった風体。 哀れすぎる。少しばかり溜飲が下がった。 「れ、れ゛れいむ゛に゛は、あが、あがぢゃんがい、いる、ん、だ、だよ。しんぐる、ま、まざー、な゛んだよ。 こ、ごんなに、ざ、さむくちゃ、あが、ちゃんが、が、ゆっ、ぐり、でぎ、な、ない、よ゛」 未だにれいむの額には茎が付いている。 だが、実ゆっくり達は苦悶の表情を浮かべ、茎そのものも先程より色が悪く、細くなっている。 「だか、だがら、ざっざと、お゛う、おうちに゛、いれ、いれ、て、て、ね。 そ、そぞ、ぞうじだら、じじ、じじいの、ごど、ゆるじで、あげなぐも、ないy」 「ふざけんなバーカ」 惨めな饅頭を見下し、告げる。 この程度で許してやるならば、最初からこうする意味など無い。 「お前さっきから聞いてりゃ言いたい放題言いやがって。 早く入れろ?そうしたら許してやる?バカも休み休み言え」 「お前まだ分かってないのか?お前はな、捨てたの、要らない子なの」 「少なくともお前の額に付いてる汚いちっこいのは要らない。 何で俺がそんなもんを世話してやらにゃいかんのだ?」 「シングルマザーって言ったよな、お前。 じゃあ一人で育てろよ、頑張って。シングルマザーらしく」 「ああ、暖かい。こっちは暖かいなぁ。 でもお前は寒くて辛い。まぁ知ったこっちゃ無いけどね。子供がいる限りずっとそうだよ、お前」 「じゃあ俺は暖かい場所に戻るから。 シングルマザーさんはそこで、赤ちゃんと一緒に楽しくやってな」 ドアを閉める。 またもや何かギャーギャー言う声が聞こえてくるが、同じように無視。 部屋に戻ってテレビでも見ますかね。 ふと窓の外を見上げると、白い結晶が降ってきていた。 積もれば楽しいかもしれない。 さらに、一時間後。 みたび玄関のドアを開ける。 薄らと積もった雪、そしてそこで当然のように震えているアホ饅頭。 ただその額には、茎の影も形も見当たらなかった。 「………あれ?れいむ、お前赤ちゃん達はどうしたの?」 「ゆ゛?れ、れ゛いむ、には、あが、あかちゃん、なんて、いな、いない、よ゛?」 かわいらしく――本人はそのつもりだろう――首(つまり全身)を傾げるれいむ。 「は?いやお前、何言って、」 「れ、れいむ゛は、どく、どくっしんっ、だよ?お゛ちび、ちゃんも、だーり゛んもいな、いない゛よ? おにーさん、ゆ、ゆっぐり、ゆめでもみて、た、たんだね。れいむ、こま、こま゛っちゃうよ」 明らかにバレバレの嘘を吐くれいむ。 寒さで頭がおかしくなったか?一体何のために、 ………って、ああ、成る程。 「なぁ、れいむ」 ここは一つ、カマをかけてみよう。 「口の周りに、餡子付いてるぞ?」 「……ゆ゛ぅっ!!?」 凄まじい勢いで反応し、己の口元を見ようとするれいむ。 だが生憎、顔の構造上口は見えないだろうし、仮に見えたとしても後の祭りだ。 れいむ。 お前、 「………赤ちゃん食ったな?」 「ゆ゛ううううぅぅぅっっっ!!!?」 面白いくらい取り乱すれいむ。 どうやら予感は当たっていたようだ。 ―――子供がいると家の中に入れないからって、子供を食ってしまったのだ、こいつは! 「おいおいおいおい、お前さぁ、いくら赤ちゃんが邪魔だからって普通食わないだろ、なぁ」 「ゆ゛っ………!」 思わず笑いがこみ上げてくる。 この可能性は考慮していなかった。まさか、まさかこんな事をしてくるとは。 野良ゆっくりでさえ、こんな考えを持つ奴は早々居ないだろうに。 「シングルマザーじゃなかったのかよ、お前?赤ちゃんは大切なんじゃないのかよ? いやー驚いた驚いた。まさか飼ってたゆっくりが、こんなゲス野郎だったとはねぇ」 「ゆ゛ぅ゛ぅ゛………!!!」 まだしも普通に馬鹿だった野良まりさの方が良心的ではなかったのだろうか。 飼いゆっくり(だった)の身の上で、どうしたらこんな発想が出来る。 どんだけ生き汚いんだ。 「これが他のゆっくりに知られたら大変だろうなぁ。 『こどもをたべちゃうげすおやはゆっくりしね!!!』とか。袋叩きにされるぞ」 「ゆぎぎぎぎぎぎいいいぃぃぃぃぃ………!!!!」 ギリギリと、歯を噛み鳴らすれいむ。 何も言い返せないのは自分の立場を知ってるのと、俺が正論を吐いているせいだろう。 野生だろうと野良だろうと同属殺しはご法度。それがゆっくりの本能だ。 「ぞ、ぞんなごどどうでもいいでじょおおおおぉぉぉっっ!!!? れ゛いむ゛にはもうあがぢゃんいな゛いよっ!!!おうぢに゛いれざせでねっっ!!!」 耐えかねたれいむがとうとう激昂する。 自分の子供を「そんな事」か。 「うん、確かにもうガキは居ないな。 これならお前を家の中に入れてやっても良いかもしれない」 「……ゆ゛っ!!やっとれ゛いむをおうぢにいれでくれ゛る゛んだね!!! れ゛いむ゛はやざ、やざじいがらおにいざんのこど、ゆ、ゆるじであげるよ!!!ゆっぐりかんしゃしt」 「―――――でも反省の色が無いな。もうちょっとそこに居ろ」 ドアを閉めた。 向こう側から「ゆ゛あ゛あ゛あ゛!!!」と狂ったような絶叫と体当たりの音が聞こえてくるが、やはり無視。 引き続き、テレビでも見るとしよう。 雪は止む気配を見せない。 もう一時間後。 玄関のドアを開ける。 雪は一層積もり、徐々に景色を白く染め上げつつある。 その中に、れいむは居た。 「ゆびっ……ぃっ、お、おに゛、ざ、ん……」 下顎辺りまで雪の中に埋もれ、頭には雪をこんもりと載せている。 顔面は蒼白を通り越し、蝋人形か何かのようだ。 動き続けていればこんな風に埋もれる、と言うことにはならなかっただろう。 あるいはもう動く体力は残されていないのか。 どちらにしろ、今のれいむは哀れを通り越して滑稽ですらあった。 たまらなく痛快だ。 「ごべ……ごべんなざい……も゛う、おにいざんの、いうごどには、ざがらいまぜん」 ここにきて、ようやくれいむが謝った。 流石にこれ以上放置されるとどうなるか、餡子脳でも分かるらしい。 「れ゛い゛むが、わ゛る、わるがっだでず。お゛ぢびじゃんも゛、だーり゛んも、いり゛まぜん」 歯の根の合わない口を必死に動かして、口上を述べていくれいむ。 そこには3時間前の増長饅は塵すら残っていない。 卑屈に諂い、靴を舐めろと言われれば舐めるだろう。 「だがら、だがら、おうぢに、いれ゛で、くだ、ざ、ざい」 もうこれ位にしてやっても良いのではないか。 れいむも十分反省したと言っている。 もう二度とこんなことをするようには思えない。 「………れいむ」 だから、れいむを許して、家の中に入れてやっても良いのでは、 「お前さぁ」 でも。 そうは問屋が卸さないんだな。 「暗いよ、お前。もっとニッコリ笑え、ニッコリ」 「………ゆ゛?」 「笑顔だよ、笑顔。分からないか?」 だから、れいむを許してやるなんて事は、無い。 「さっきからベソベソぐちぐち、辛気臭い口上並べ立ててさぁ。 このままお前を家の中に入れたら、俺まで辛気臭くなっちまうよ」 「俺はさ、ペットに対して癒しを求めてるんだよ。 勝手に子供作って面倒をこしらえたり、俺に対してじじいなんて言う奴は論外なんだけどさ」 「でも、それだけじゃあ足りない。 やっぱり笑顔が無くちゃな。今のお前にはそれが決定的に、無い」 「俺の言うことには逆らわない、って言ったよな、れいむ? じゃあ笑えよ。笑顔でペットらしく振舞ってみろよ、なぁ」 「ほら。―――――こうやって、笑ってみろよ、れいむ」 口の端を吊り上げ、歯を剥き出しにして、笑う。 れいむに向けたそれは、紛れも無く「嘲笑」というやつだ。 「ゆ゛………ゆ゛ひ」 釣られてれいむも笑みを返す。 寒さによって硬直した顔面を無理やり動かす、引き攣った笑顔。 汚いなぁ。 「3点。駄目だな。 ちゃんとした顔になったら家の中に入れてやる。それまで練習してろ」 ドアを閉める。 もう向こうからは、何も聞こえてこなかった。 恐らくれいむは、俺の言いつけ通りに笑顔の練習でもしてるのかもしれない。 雪の勢いはどんどん強くなっている。 これからまだまだ寒くなるだろう。 今日はもうこのまま暖かくして飯食って風呂入って歯磨いて寝よう。 れいむの様子は、明日確認すれば良いや。 翌朝。 外は銀世界だった。 視界に入るのは雪、雪、雪。白一色。 ここまでの大雪はこの地域では珍しい。 年甲斐も無く少々心が弾む。 見れば、道路の片脇にはもう既に雪だるまの姿があった。 子供達が早起きでもして、作り上げたのだろうか。 そして、ここにもある意味「雪だるま」がひとつ。 「………まぁこうなるとは思ってたけど、本当に間抜けだな、こいつ」 明らかに何かが入っていると思われる、雪の膨らみが玄関のすぐ真ん前にあった。 蹴り崩してみると案の定、その中にはれいむだった凍死体の姿が。 まったく、怒りを通り越して呆れも通り越して感心すら通過して、今はただ無性に笑い飛ばしたかった。 そもそも最初に捨てられた時、こいつは何処なりと逃げ出せた筈なのだ。 それを馬鹿正直に玄関の前に居座って、勝手に凍えて、勝手にくたばった。 バカ以外の何者でもない。 ふと振り返ってみると、昨日まで存在していた苛つきも怒りも綺麗さっぱり消えていた。 気分爽快。 こいつは最後の最後に――その命を以って、ペットらしい振る舞いをしたと言うわけだ。 ならば最期くらいは、それらしく扱ってやろう。 「じゃあな、アホ饅頭」 ガチガチに凍ったれいむの顔。 所々罅割れ、あるいは黒ずんでいるその顔面。 それでもなんとか形作っていたれいむの笑顔を、俺は足で踏み抜いてやった。 おわり * * * * * 前作書いてから「あれ?凍死って意外と面白くね?」と思って書いた。 好評だったら多分また似たようなの書く。 あと「ゆっくりを捨てるなんて、とんでもない!(不法投棄的な意味で)」って思う人も居るでしょう。 俺もそう思ったけど話の都合上そうしなきゃ駄目だったんだ、ごめんね。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄 ふたば系ゆっくりいじめ 635 散歩した冬の日に テンタクルあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なかなかの良作でした。乙 -- 2016-01-31 10 41 33 すごく心にしみるお話でした -- 2014-03-09 21 01 39 途中で許してしまうのかとハラハラしたぜ -- 2013-11-26 12 07 20 新種の虐待お兄さん発見 -- 2012-07-24 17 06 56 無機物同士の熱いベーゼを交わしてたのは 動いてるの? -- 2011-10-10 02 48 30 流石にそろそろ助けるのかなと思ってたら 「暗いよ、お前。もっとニッコリ笑え、ニッコリ」でフイタw -- 2011-09-08 04 54 16 おもしろかった! 玄関で凍えて待つしかできないれいむの馬鹿さ加減がよかったですw -- 2011-05-26 07 32 49 れいむなんか飼うからだ -- 2010-12-18 20 29 22 でいぶざまぁww -- 2010-10-22 20 27 12 鬼意さんがクールな感じで好き -- 2010-09-15 04 03 28 良作!! -- 2010-07-29 10 10 42 言いつけを守れない、言葉使いも悪い、挙句反省しない、とんでもねぇ馬鹿だなこのでいぶ この鬼意惨素敵過ぎ! -- 2010-07-28 04 40 40 ペットショップ上がりの飼いゆの方が子供に対して愛情が薄くね? -- 2010-07-09 05 32 30 素晴らしきおにいさん -- 2010-06-26 01 01 33 おお、でいぶでいぶ -- 2010-06-15 21 26 50 いいねえ -- 2010-06-11 05 08 25 いい… -- 2010-05-09 22 44 42 すっきりー♪ -- 2010-04-14 20 28 48
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2151.html
このページには、ゆっくりいじめ系1501~1750まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 1500以前および1751以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1502 初物お兄さん虐性家無 ゆっくりいじめ系1503 雪だるま ゆっくりいじめ系1504 わがままは遺伝する ゆっくりいじめ系1505 虐待士2 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1507 もしドスが現代入りしたらこうなる ゆっくりいじめ系1508 楽園の終焉 ゆっくりいじめ系1509 愛なき世界 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1511 ゆっくりを求めて ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1513 もち ゆっくりいじめ系1514 働けるゆっくりと働けないゆっくり ゆっくりいじめ系1515 こいじめ ゆっくりいじめ系1516 ありすの冬の過し方 ゆっくりいじめ系1517 走れマリス ゆっくりいじめ系1518 磁石で虐待_01 ゆっくりいじめ系1519 磁石で虐待_02 ゆっくりいじめ系1520 益ゆっくりと害ゆっくり ゆっくりいじめ系1521 仲良し3人組 ゆっくりいじめ系1522 おれがあいつで ゆっくりいじめ系1523 じゃがいも ゆっくりいじめ系1524 生長 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1526 僕はこうして育ちました ゆっくりいじめ系1527 ゆめであえたら ゆっくりいじめ系1528 剣客みょん 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1530 髪の毛で綱引き 「ゆっくりいじめ系1531 ポジティヴゆっくりは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1533 虐待士3 ゆっくりいじめ系1534 シャッターチャンス ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1537 おつかいれいむ 削除しました 削除しました ゆっくりいじめ系1540 ゆっくりと悪魔のような子供達 ゆっくりいじめ系1541 ゆっくり破壊爆弾(前編)虐家無 ゆっくりいじめ系1542 ゆっくり破壊爆弾(後編)虐家無 ゆっくりいじめ系1543 床下 ゆっくりいじめ系1544 幻想の宇宙史_01 ゆっくりいじめ系1545 幻想の宇宙史_02 ゆっくりいじめ系1546 ご家庭で出来る☆れーばてぃん ゆっくりいじめ系1547 合戦 ゆっくりいじめ系1548 現代のゆっくり「駅前のゆっくり霊夢」 ゆっくりいじめ系1549 デモ活動 ゆっくりいじめ系1550 めーりん達のその後 ゆっくりいじめ系1551 ゆっくりしんぶん <1面> ゆっくりいじめ系1552 ゆっくりしんぶん <2面> ゆっくりいじめ系1553 幸せはいつだってゼロサムゲーム ゆっくりいじめ系1554 バッジシステム ゆっくりいじめ系1556 冬の夜 ゆっくりいじめ系1557 ゲスの行き着く先 ゆっくりいじめ系1558 黒ゆっくり3_1 ゆっくりいじめ系1559 黒ゆっくり3_2 ゆっくりいじめ系1560削除 ゆっくりいじめ系1561 ゆっくり冬将軍 削除しました ゆっくりいじめ系1563 Voyager -帰還- 変なゆっくり話 ゆっくりいじめ系1564 はじめてのお嬢さま 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1566 騎馬民族の都 ゆっくりいじめ系1567 神をも恐れぬ 「作者さん要請により削除。by管理人」 ゆっくりいじめ系1569 ゆっくりと村 削除しました ゆっくりいじめ系1571 ゆっくり問答 ゆっくりいじめ系1572 現実的なドス ゆっくりいじめ系1573 ゆっくりと人間1 ゆっくりいじめ系1574 ゆっくりと人間2 ゆっくりいじめ系1575 虐待ゆっくり下虐家共機無 ゆっくりいじめ系1576 怨念 ゆっくりいじめ系1577 まりさの浮気者! ゆっくりいじめ系1578 頭百景 ゆっくりいじめ系1579 感染拡大 ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1581 ゆっくり自爆してくれ ゆっくりいじめ系1582 破壊 ゆっくりいじめ系1583 ゆっくり信仰を集めてね! 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1585 サラウンド ゆっくりいじめ系1586 プレゼント ゆっくりいじめ系1587 なめくじれいむ ゆっくりいじめ系1588 生き地獄 ゆっくりいじめ系1589 うn ゆっくりいじめ系1590 ゆっくり新技術を導入していってね! ゆっくりいじめ系1591 繁栄の礎 ゆっくりいじめ系1592 戦場のゆっくり ゆっくりいじめ系1593 ゆっくりとお弁当(前) ゆっくりいじめ系1594 シャターチャンス勝手に後日談 ゆっくりいじめ系1595 ねじこんでみた ゆっくりいじめ系1596 二匹のまりさ ゆっくりいじめ系1597 ゆっくり実験02-1 ゆっくりいじめ系1598 スィーまりさ 1 ゆっくりいじめ系1599 虐待王AQN ゆっくりいじめ系1600 ゆっくりくずまんじゅう ゆっくりいじめ系1601 第一回命乞い選手権 ゆっくりいじめ系1602 黒ゆっくり4 ゆっくりいじめ系1603 奇跡を信じて ゆっくりいじめ系1604 ぴくにっくの話 ゆっくりいじめ系1605 骨董ゆ 「作者さん要請により削除。by管理人」 ゆっくりいじめ系1608 ゆっくりの一年春編 ゆっくりいじめ系1609 真冬の昼の悪夢 ゆっくりいじめ系1610 ゆっくりこわい ゆっくりいじめ系1611 最近のゆっくり2~最後の砦~ ゆっくりいじめ系1612 冬虫夏草 ゆっくりいじめ系1613 ドスになりたいまりさ ゆっくりいじめ系1614 たいとるがおもいうかばない。 ゆっくりいじめ系1615 外道饅頭 ゆっくりいじめ系1616 ドスの話 ゆっくりいじめ系1617 ゆっくりのんべえ ゆっくりいじめ系1618 おてつだいゆっくり ゆっくりいじめ系1619 ゆっくり体調管理をしていってね! ゆっくりいじめ系1620 竹取り男とゆっくり ゆっくりいじめ系1621 竹取り男とゆっくり2 ゆっくりいじめ系1622 駆除 削除しました ゆっくりいじめ系1624 胎児のゆっくりを食す ゆっくりいじめ系1625 カツエ ゆっくりいじめ系1626 内から侵食 ゆっくりいじめ系1627 ホイホイついてきてよかったのか? ゆっくりいじめ系1628 ゆっくりと豆 ゆっくりいじめ系1629 ゆっくりすること ゆっくりいじめ系1630 ゆっくりとお弁当(後) ゆっくりいじめ系1631 八畳一間のれいむ一家 ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました ゆっくりいじめ系1633 ゆっくりさん ゆっくりいじめ系1634 クイズ・ゆっくり答えていってね! ゆっくりいじめ系1635 ゆっくりと紐 ゆっくりいじめ系1636 俺とれいむの幸せな生活 ゆっくりいじめ系1637 かさゆっくり ゆっくりいじめ系1638 常 ゆっくりいじめ系1639 ゆっくりと勇気あるゆっくり ゆっくりいじめ系1640 ゆっくりゃ+ゆふらん= ゆっくりいじめ系1641 いけいけぼくらのゆっくりヒーロー!_1虐家料無 ゆっくりいじめ系1642 いけいけぼくらのゆっくりヒーロー!_2虐家料無 ゆっくりいじめ系1643 ほかほか餡子 ゆっくりいじめ系1644 ここが奇跡のゆっくり村!鬼意山は舞い降りた!! ゆっくりいじめ系1645 れいコン ゆっくりいじめ系1646 ゆっくりこわい ゆっくりいじめ系1647 侵入!ボクの家 ゆっくりいじめ系1648 正義の味方のゆっくり ゆっくりいじめ系1649 まりさなんか死ねばいいのに虐無 ゆっくりいじめ系1650 交通安全ゆっくり ゆっくりいじめ系1651 まりさとコタツ ゆっくりいじめ系1652 ふぐぅ! ゆっくりいじめ系1653 勝手に生えてくる 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1655 しあわせ ゆっくりいじめ系1656 ゆっくりとオートバイ ゆっくりいじめ系1657 ゆっくり昔話 桃太郎 ゆっくりいじめ系1658 ゆっくり掘ってね!!! ゆっくりいじめ系1659 おうち宣言を最大限尊重してあげた ゆっくりいじめ系1660 ゆっくりべりおん ゆっくりいじめ系1661 赤い眼のみょん ゆっくりいじめ系1662 ゆっくりアウトブレイク ~ゆっくり感染拡大していってね!~ ゆっくりいじめ系1663 もっとうんうんしたかった ゆっくりいじめ系1664 ゆっくりの宿 ゆっくりいじめ系1665 帽子なんかいらないそ家無 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1667 SSC part.2 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1669 ゆっくり駆除の手引き_実例集1 ゆっくりいじめ系1670 ゆっくりと悪魔のような子供達2 ゆっくりいじめ系1671 ゆっくりと悪魔のような子供達3 ゆっくりいじめ系1672 ゆっくりと悪魔のような子供達4 ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1674 決断 ゆっくりいじめ系1675 家庭餡園 ゆっくりいじめ系1676 れいむ親子とドスまりさとれいぱーありすの話 ゆっくりいじめ系1677 ゆっくりずれないでね ゆっくりいじめ系1678 その男、「狂」暴につき ゆっくりいじめ系1679 誇りをかけた戦い ゆっくりいじめ系1680 ゆっくりうぃどー ゆっくりいじめ系1681 OMEN ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました ゆっくりいじめ系1683 あるてぃめっとれいぱーありす ゆっくりいじめ系1684 虐待が好きでない虐待お兄さん その2 ゆっくりいじめ系1685 進化 ゆっくりいじめ系1686 適者生存 ゆっくりいじめ系1687 竹取り男とゆっくり 3 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1689 ちぇんと幸福論 前半 ゆっくりいじめ系1690 ちぇんと幸福論 後半 ゆっくりいじめ系1691 捕まえてごらん虐無 ゆっくりいじめ系1692 綿棒 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1694 赤ちゃんれみりゃ ゆっくりいじめ系1695 みんな幸せ ゆっくりいじめ系1696 ゆっくりじゃーの 1 ゆっくりいじめ系1697 ゆっくりじゃーの 2 ゆっくりいじめ系1698 ゆっくりいじめ系1699 獣 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1701 ある群れとドスの話 ゆっくりいじめ系1702 三匹のゆっくり 1 ゆっくりいじめ系1703 三匹のゆっくり 2 ゆっくりいじめ系1704 三匹のゆっくり 3 ゆっくりいじめ系1705 三匹のゆっくり 4 ゆっくりいじめ系1706 三匹のゆっくり 5 ゆっくりいじめ系1707 三匹のゆっくり 6 ゆっくりいじめ系1708 三匹のゆっくり 7 ゆっくりいじめ系1709 三匹のゆっくり 8 ゆっくりいじめ系1710 二重人格お兄さん 1 ゆっくりいじめ系1711 二重人格お兄さん 2 ゆっくりいじめ系1712 ストロー ゆっくりいじめ系1713 さあ、試食なさい! ゆっくりいじめ系1714 アイドルのオシゴト ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1716 続・ゆっくりにドラえもんの道具を与えてみた ゆっくりいじめ系1717 ありふれた料理 ゆっくりいじめ系1718 ゆっくり勝負 ゆっくりいじめ系1719 ∀ ゆっくりいじめ系1720 ゆっくりとふかふか 作者により削除されました ゆっくりいじめ系1722 おうち宣言尊重2 ゆっくりいじめ系1723 キノコ狩り 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人] ゆっくりいじめ系1727 秋の一日 ゆっくりいじめ系1728 れいむが好きすぎたお兄さん ゆっくりいじめ系1729 年の瀬とゆっくり 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1731 一緒 ゆっくりいじめ系1732 竹取り男とゆっくり4 ゆっくりいじめ系1733 新職業ゆっくりさせる人 ゆっくりいじめ系1734 河川敷ゆーてぃんぐ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1736 まりさがシューティング ゆっくりいじめ系1737 そろーりそろーり 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1742 あるてぃめっとれいぱーありす2 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1744 恋するおりんはドスをも征する ゆっくりいじめ系1745 アンラッキーな赤ゆっくり ゆっくりいじめ系1746 デジャヴ ゆっくりいじめ系1747 スナック菓子の袋って開きにくいよね ゆっくりいじめ系1748 透明な箱 「ゆっくりいじめ系1749 ぼくのかんがえたすごいぎゃくたいは作者の要請により削除されました。」
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1629.html
ゆっくりたたき 12KB 虐待-普通 理不尽 赤子・子供 現代 うんしー モグラ叩きネタですが、あまり叩いてないです。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、れいむとまりさ。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おそらをとんでるみちゃい!」 スポポーン! 筐体の穴から、子ゆっくりが飛び出してきた。 黒髪に赤リボン、子れいむが二匹だ。 「おりゃっ!」 ハンマーを手にした男が、掛け声と共に腕を振り下ろす。 グシャッ! グシャッ! 「ゆびっ!?」 「ぴぎゅっ!?」 木製のハンマーからは、ピコピコと可愛らしい音などはしない。 子ゆっくりだったものは餡子の塊となり、再び穴の中へ戻ってゆく。 「お、おちびちゃん……」 「きをゆっくりしてね、れいむ……」 筐体の奥、透明ケース内のれいむとまりさが慰めあう。 足周りはベルトのようなもので固定されている。 寄り添うことぐらいは可能だが、移動したり向きを変えたりするのは難しい。 やがて、そのベルト部分が、細かく振動を開始した。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 れいむとまりさが、互いの頬をすり合わせ始めた。 ベルト振動に欲情しているのだ。 「すっきりー!」 弾けんばかりの笑顔で、れいむとまりさは絶頂を宣言する。 やがて、れいむの頭から緑の茎が伸びてくる。 茎には小さな実のようなものが複数ぶら下がっていた。 れいむとまりさの身体には、パイプが繋がれている。 パイプの中には、粘性の高い液体が常時注ぎ込まれていた。 液体の効果か、自然では考えられないスピードで実が育ってゆく。 あっという間に子ゆっくり並に成長し、どんどんこうべを下げていった。 「ゆゆーん。おちびちゃん、とってもゆっくりしてるよぉ」 「ゆふふ! ゆっくりうまれてね!」 れいむとまりさは、頬を紅潮させ幸せそうに子を見つめる。 声をかけるまでもなく、すぐに子ゆっくりは産まれ落ち始めた。 「ゆっくちうまれりゅよ!」 「おちびちゃん、ゆっく……」 しかし落下地点には溝があり、親子の初挨拶はかなわなかった。 子ゆっくりは次々と溝の中……筐体の中へ落ちてゆく。 れいむの頭に生えていた茎も、合わせて溝の中に落ちてゆく。 「おちびじゃん~!?」 「ゆっぐぢじでよ~!?」 一部始終を見ていた男が、手元でハンマーをトントン叩く。 「しかしこいつら、毎度毎度よく同じ反応するよなぁ」 その背後、腕を組んだ別の男が言葉を続ける。 「忘れてるのか、前向きなのか……どっちなのかな」 「どっちでもいいよ、そんなの」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 筐体の内部、薄暗い空間の中。 「むきゅ……また、みんなつぶされちゃったわ」 「とかいはじゃないわ……」 ぱちゅりーとありすが、深刻な顔を見合わせていた。 サイズは、潰された子ゆっくりよりわずかに大きいぐらいだ。 現在、子ゆっくり生産機となっているのは、れいむとまりさ。 生産機となるゆっくりは、ドーピングの為か寿命が短い。 定期的に交換される生産機の中には、他のゆっくり種も混ぜられる。 このぱちゅりー達は、前世代の生産機から産まれ落ちた生き残りだ。 ウイィィン……。 ぱちゅりーとありすが、機械音に天井を見上げる。 何台かのリフトが、餡子の塊を乗せて下りてきていた。 「おちびちゃん……ゆんごくでゆっくりしてね」 「ぺーろぺーろ……なみだのあじー」 追悼と生命維持を兼ねた、同属食いである。 ぱちゅりー達は涙を流しながらも、子ゆっくりだったものを口にした。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 補充の子ゆっくり達が、筐体の内側奥から転がってくる。 ぱちゅりー達はそれを見て、顔を見合わせうなずいた。 「おちこんでばかりなんて、とかいはじゃないわ!」 「むきゅ、おちびちゃんにせつめいしましょう」 生き残る可能性を少しでも高める為、ぱちゅりー達は気を取り直す。 リフトは筐体内部の床全面に隙間なく敷き詰められている。 ランダムでどれかが上昇する為、あらかじめ避けるのは不可能だ。 ぱちゅりー達は、運良くリフトを避けているうちに気が付いたのだ。 要は、致命的な高さになる前に飛び降りてしまえば良い、それだけで助かると。 新参の子ゆっくり達に説明をすべく、各個移動を始めたその瞬間。 ピピィーッ! 「むきゅっ! きたわ!」 筐体の内外に、警告音が鳴り響いた。 子ゆっくり達は転がった勢いで、あちこちに散らばったままだ。 「ゆゆ? いまのはにゃに?」 「ぴーっていっちゃよ! ぴーって!」 好奇心溢れる子ゆっくり達が、警告音に興奮する。 嬉しそうに辺りをキョロキョロと見回すものも居た。 「おちびちゃんたち! あんよにきをつけて!」 「おりるのよ、のぼっちゃだめ!」 「ゆゆゆっ!?」 「れ、れいみゅ……」 「ま、まりしゃ……」 「おそらをとんでるみちゃい!」 あっけなく、れいむ二匹にまりさ二匹が、リフトに押し上げられる。 ぱちゅりーやありすの警告など、もう耳に入っていない。 「み、みんにゃがおそらをとんでるよ!?」 リフトを避けることができたのは、子まりさ一匹のみだった。 慌てて、ぱちゅりー達が駆け寄ってくる。 「ゆゆっ? おねえちゃんたち、だりぇ?」 子まりさが、キョトンとした顔でぱちゅりー達を見つめる。 「おびちゃん、よくきくのよ!」 「あれにのったら、つぶされるのよ!」 「あっというまにおそらにとばされて……」 「お、おそらに……?」 子まりさの下半身がムズムズと蠢めいた。 身体の奥の方から、何とも言えない気持ちが込み上がってきたのだ。 「……どうしたの、おちびちゃん?」 様子のおかしい子まりさに、ありすが問いかける。 その横では、だれも乗っていない空のリフトが上昇を始めていた。 「まりしゃ、おそらをとんでみちゃい!」 子まりさの、ゆん世一代の大ジャンプ。 「おちびちゃーん!?」 ありすの絶叫が響き渡った時には、もう遅かった。 子まりさは、既にリフト上のゆっくりとなっていたのだ。 内なる誘惑に勝つことができなかったのだ。 「どぼじで、のっちゃうのー!?」 ぱちゅりーが顔をぐしゃぐしゃにして、頭上の子まりさを責め始める。 しかし他の子ゆっくり同様、興奮した子まりさの耳に言葉は届かない。 「ゆわぁ~! しゅごい、しゅごいよぉ!」 リフトの高さに比例するように、子まりさの心も高ぶってゆく。 見上げれば、天井の穴から小さく光が差し込んでいた。 それはまるで、空を飛ぶことができた子まりさを祝福しているかのようだった。 「まりしゃ、おそらをとんでるみちゃい!」 スポーン! グシャッ! ウイィィン……。 リフトが下がってきた時には、子まりさは餡子の塊と化していた。 周囲にも次々と、餡子付きのリフトが下りてくる。 今回も、補充された子ゆっくり達は全滅してしまったのだ。 「おちびちゃん……」 落胆するぱちゅりー達をよそに、筐体の外では大盛り上がりだ。 二人組みの男達が、笑顔で戦果をたたえ合う。 「おお、今のは凄かったな!」 「れいむ二匹に、まりさ三匹か!」 一度に何匹飛び出してくるかは、まさにゆっくり次第。 上昇してくるリフトの速度は、決して速くはない。 しかし、これだけ複数になると叩き損ねることが多いのだ。 「……ゆゆっ!」 「んほっ、んほおおおぉ!」 筐体の奥、透明ケースから嬌声が響き渡る。 子ゆっくりの素早い消費に、生産機も大忙しだ。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ゆっくちうまれちゃよ!」 「ゆゆっ?」 「ゆっくちころがるよ!」 「こーろ、こーろ!」 重量センサーで、子ゆっくりの補充頻度は自動制御されている。 今回も全て潰されてしまったので、早速次の補充がされたのだ。 「むきゅ……こうなったら、きょうっこうっしゅだんよ」 「ゆゆ? なにをするつもりなの、ぱちゅりー?」 ありすの返事には答えず、子ゆっくりの元へ急ぐぱちゅりー。 やがて立ち止まり、大きく息を吸い込み始めた。 「ゆゆっ? おねえちゃん、だりぇ?」 「あしゅんでくれりゅの?」 「そこまでよ! ぷくーっ!」 全身全霊の『ぷくー』だった。 元来病弱なぱちゅりーがそんなことをすれば、身体はまともではすまない。 「ぱ、ぱちゅりー!? とかいはじゃないわ!」 しかし、効果は抜群だった。 産まれて初めて見る『ぷくー』に、子ゆっくり達は大混乱を起こしている。 滝のように涙を流すもの、おそろしーしーを撒き散らしながら逃げるもの、と様々だ。 「ゆわあぁぁ~っ!?」 「きょわいよおぉーっ!」 「やめちぇね、やめちぇね!?」 ピピィーッ! 警告音と共に、筐体のあちらこちらでリフトが上昇し始める。 ぱちゅりーは、子ゆっくり達をリフトから遠ざけるよう追い始めた。 「こっち、こにゃいでえぇー!」 「たしゅけちぇね、たしゅけちぇね!」 「ゆっ!? ぱちゅりー、あぶない!」 「ぷく……むきゅうっ!?」 ありすが気付いた時には、もう遅かった。 ぱちゅりーの足元で、リフトが上昇を始めていたのだ。 「ぱちゅりー、おりるのよ!」 「むきゅ……げほっ、げほっ!」 しかし、ぱちゅりーはそこから動く事が出来なかった。 無理な『ぷくー』で体力を使い果たしていたのだ。 「お、おそらを……げほっ!」 スポーン! ついにリフトが天井に到達する。 筐体の穴から顔を出したぱちゅりーを見て、男達は驚きを隠せなかった。 「えっ?」 「ぱちゅりー!?」 当然、男達はれいむかまりさが出てくると思い込んでいたのだ。 一瞬の動揺で、ハンマーを振る手がズレてしまう。 グニッ! 「……っと!」 「むきゅぶっ!」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「ぱちゅりーっ! ぱちゅりーっ!」 筐体の中では、ありすが天井を見上げ、ぱちゅりーの名を呼び続けていた。 やがて、クリームの欠片がぱらぱらと降り注いできた。 「これは……ぱちゅりーの……」 ありすは、放心状態でその場に佇んでしまった。 「ゆゆっ? なにこりぇ?」 「ぺーろぺーろ……ち、ちあわしぇー!」 「あまあまだにぇ!」 「うみぇっ、これめっちゃうみぇ!」 傍らでは、子ゆっくり達がクリームの欠片を舐めるのに大忙しだ。 ウイィィン……。 機械音と共に、ぱちゅりーを乗せたリフトが下りてくる。 ありすは、流れる涙も構わず一目散に駆け出した。 「ぱちゅりーっ!」 「むきゅ、なにかしら?」 ズザァー! 派手な音と共に、ありすがヘッドスライディングを決める。 「いきてたのね」 「むきゅ」 確かにハンマーで叩かれたはした。 しかし、芯が外れたおかげで少々の吐クリームで済んだのだ。 ピピィーッ! ありすが安堵の溜息をつく間もなく、筐体内に聞き慣れた警告音が響き渡る。 「ゆゆっ!? もう!?」 「むきゅっ!? どうして!?」 ぱちゅりー達がこの場に参加してから、今に至るまでの間。 子ゆっくりに欠員が無かったのは始めてのことだった。 重量センサーによって判断された結果、補充無しで再開されることになったのだ。 ぱちゅりー達の経験による体感時計よりも早く警告音が鳴ってしまったのは、その為だ。 あちこちでリフトが動き出すと、子ゆっくりがざわめき始めた。 「あまあまさんは、あのうえにあるんだよにぇ?」 「れいみゅが、いちばんのりすりゅよ!」 「まりしゃものるよ!」 「ゆわーい、まけにゃいよ!」 子ゆっくりは口々にわめき散らしながら、一箇所に集まり始める。 「おちびちゃんたち、なにいってるの!?」 「いなかものも、はなはだしいわ!?」 唖然とするぱちゅりー達を尻目に、子ゆっくり達が自らリフトに乗り始めた。 わざわざ一つのリフトに乗るものだから、ぎゅうぎゅう詰めになっている。 「れいみゅのあまあまさんだよ!」 「まりしゃのあまあまさんを、ひとりじめしないでにぇ!」 「あまあまさんは、かってにはえてくりゅんだよ! ゆっくちりかいしちぇね!」 「そんなこちょより、あまあまちょうだいにぇ!」 小さな球体がみっちり集まった姿は、まるでブドウの房のようだ。 子ゆっくり達を乗せたまま、リフトはどんどん上昇をし続ける。 「ゆゆっ!? おそらをとんでるみちゃい!」 「とっても、ゆっくちしてるにぇ!」 「れいみゅ、うれしーしーしゅるよ!」 「じゃあまりしゃは、うんうんするにぇ!」 「かわいくて、ごめんにぇ!」 天井からのかすかな光に照らされて、子ゆっくり達のうんしーがキラキラと輝き降り注ぐ。 ぱちゅりー達は、口をポカンと開けたまま、その様子を見続けていた。 やがてリフトが天井に辿り着き、子ゆっくりは外の世界へ……。 「あれ?」 「何か引っかかってるぞ」 ……出ることが出来なかった。 一箇所に集まり過ぎた為、子ゆっくりが筐体の穴に詰まってしまったのだ。 「くるちぃよ! あっちいっちぇね!」 「れいみゅこそ、じゃましないでにぇ!」 「まりしゃの、すてきなおぼうちがぁ~!?」 「おさないでにぇ! おさないでにぇ!」 「ちゅ、ちゅぶれりゅう……」 「ゆぶぎゅっ」 「もっちょ、ゆっきゅぶ!」 「しちゃかっちゃぶゆ!」 阿鼻叫喚の穴詰まりの中、子ゆっくりは次々に潰れて餡子を吐き出していった。 待ち構えていた男達は小さな溜息をつくと、ハンマーを静かに置いた。 「……店長呼ぶか」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「おや、こんなゆっくりが残っていたとは」 メンテナンスの為に、店長が筐体のフタを開ける。 そこには、ぱちゅりーとありすが隅の方でガタガタと震え、人間達を見上げていた。 「むきゅっ……ここまでかしら……」 「おもえば、みじかいゆんせいだったわ……」 ぱちゅりー達は、自分達も子ゆっくり同様に潰されると思い込んでいた。 実際には、子ゆっくりは勝手に詰まって勝手に潰れたのだが。 「そういや、こいつら産むの遅くなってきてますよね?」 店長を呼んだ男達の一人が、筐体奥を指差す。 透明ケースに入ったれいむとまりさが、ウトウトと舟を漕いでいた。 「確かにそうですね。そろそろ交換しなければ、と考えてはいたのですが……」 「じゃあ、こいつらに子ゆっくり産ませたらどうです?」 今度は、ぱちゅりー達が指差される。 「むきゅ~っ!?」 「とかいはじゃないわ~っ!?」 本人達にとってはまさかの展開に、驚愕するぱちゅりー達。 すると、店長が優しく微笑みながら語りかけてきた。 「でもお前達、仲良そうじゃないか?」 「むきゅっ!?」 「そ、それはそうだけど……かんちがいしないでよね!」 「これからはずっと一緒にゆっくりできるぞ?」 「ゆ、ゆっくり……」 「子供も産み放題、パイプ注入だが餌も食べ放題だ」 一瞬の沈黙。 ぱちゅりー達は見る見る間に頬を染め、笑顔になってゆく。 「……むきゅっ。わるく……ないわね」 「それはそれで、とかいは、かも……」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ピピィーッ! けたたましい警告音が、古めかしい筐体から鳴り響く。 片田舎にあるゲームセンターの片隅に、それはあった。 立方体に近い筐体の上面には、いくつかの穴が開いている。 筐体の奥に置かれた透明ケースには、ぱちゅりーとありす。 モグラ叩きならぬ『ゆっくりたたき』である。 ‐‐‐‐‐‐‐‐過去作‐‐‐‐‐‐‐‐ ふたば系ゆっくりいじめ 769 ゆっくり採集~つかまってごめんね!~ ふたば系ゆっくりいじめ 766 まりさがまりさだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 761 ゆっくりした週末 ふたば系ゆっくりいじめ 755 まりさもみもみ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×4 確かにメンテ面倒そうだなww しかもお客の方も、ゆっくりを潰す度に餡子が服にまで跳んで来そうww -- 2018-01-17 05 25 32 ゆん獄に行くんですねわかりますw -- 2014-08-01 20 51 09 モグラ叩きよりカッパ退治の方がゆっくりには向いてるかも -- 2011-08-15 23 32 43 ぱちゅりーなんてすぐ死ぬゆっくり母体にするか? -- 2011-07-12 22 05 16 餡子やクリームが飛び散って、メンテが大変そうだ。 -- 2010-07-15 04 06 51
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2956.html
このページには、ゆっくりいじめ系1751~2000までの一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 1750以前および2001以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ系1751 きもちわるいやつ ゆっくりいじめ系1752 ガム ゆっくりいじめ系1753 制裁的繁殖 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1755 真社会性ゆっくり ゆっくりいじめ系1756 テガミ 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1758 ゆ 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1760 感謝 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1762 しあわせの蛇足 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1764 ゆっくりとたばたば ゆっくりいじめ系1765 ゆっくりコールドスリープ ゆっくりいじめ系1766 ゆっくりの逃避行 丙 削除しました ゆっくりいじめ系1768 清く、ゆっくり、美しく ゆっくりいじめ系1769 らふぃんぐゆっくり・前編虐家無 ゆっくりいじめ系1770 らふぃんぐゆっくり・後編虐家共無 削除しました ゆっくりいじめ系1772 はないちもんめ ゆっくりいじめ系1773 実験 ゆっくりいじめ系1774 夢オチです ゆっくりいじめ系1775 ゆっくりありすの…… ゆっくりいじめ系1776 ふらんちゃんウフフ ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1778 ゆっくりと大晦日の祭事 ゆっくりいじめ系1779 ゆっくり人面瘡 1 ゆっくりいじめ系1780 ゆっくり人面瘡 2 ゆっくりいじめ系1781 ゆーてぃんぐレンジ 前編 ゆっくりいじめ系1782 ゆーてぃんぐレンジ 後編 ゆっくりいじめ系1783 そういうプレイ 前編 ゆっくりいじめ系1784 そういうプレイ 後編 削除しました 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1787 竹取り男とゆっくり5 (前編) ゆっくりいじめ系1788 竹取り男とゆっくり5 (後編) ゆっくりいじめ系1789 ドスまりさの哀しみ ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系1791 ゆっくりの提供者 ゆっくりいじめ系1792 子育て物語 前編 ゆっくりいじめ系1793 子育て物語 後編 ゆっくりいじめ系1794 わがままれみりゃとふらん ゆっくりいじめ系1795 水ゆースペシャル・鬼意山麓の洞窟で幻の生物ゆっくりを見た! 「ゆっくりいじめ系1796 ゆっくりもみじの日常は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1797 ぎゃくたま ゆっくりいじめ系1798 ゆっくりでさっぱり ゆっくりいじめ系1799 おはなしの国 ゆっくりいじめ系1800 パティシエールな小悪魔3虐料 ゆっくりいじめ系1801 虐待スキーなみんなへ 「ゆっくりいじめ系1802 ゆっくりをゆっくりさせてあげよう!は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1803 アリスの結婚大作戦 「ゆっくりいじめ系1804 そーなのかー?は作者の要請により削除されました。」 「ゆっくりいじめ系1805 めりーゆっくりすます!(ryは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1806 慌てん坊のゆっくりサンタともりゃじんじゃ ゆっくりいじめ系1807 お星様になってね! ゆっくりいじめ系1808 ゆっくりプライド ゆっくりいじめ系1809 暇なお姉さんとゆっくり (前編) ゆっくりいじめ系1810 暇なお姉さんとゆっくり (後編) ゆっくりいじめ系1811 すぃーチキンレース ゆっくりいじめ系1812 ゆっくりの靴 前編 ゆっくりいじめ系1813 ゆっくりの靴 後編 ゆっくりいじめ系1814 ちょっとした実験・前編 ゆっくりいじめ系1815 ちょっとした実験・後編 ゆっくりいじめ系1816 ゆっくりと雀蜂 ゆっくりいじめ系1817 僕はこうして学びました 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1819 ゆっくりカジノ ゆっくりいじめ系1820 踏みにじられたシアワセ ゆっくりいじめ系1821 まりさとの平日 ゆっくりいじめ系1822 片羽のれみりゃ ゆっくりいじめ系1823 ゆっくりとオートバイ2 ゆっくりいじめ系1824 ありそうな話 削除しました ゆっくりいじめ系1826 おなかの痛いまりさ ゆっくりいじめ系1827 万能お兄さん5_1 ゆっくりいじめ系1828 万能お兄さん5_2 ゆっくりいじめ系1829 万能お兄さん5_3 ゆっくりいじめ系1830 万能お兄さん5_4 ゆっくりいじめ系1831 万能お兄さん5_5 ゆっくりいじめ系1832 万能お兄さん5_6 ゆっくりいじめ系1833 SSC part.5 ゆっくりいじめ系1834 ゆっくりをのぞむということ1 ゆっくりいじめ系1835 猟奇的に伺が。 ゆっくりいじめ系1836 同情するなら飼ってくれ ゆっくりいじめ系1837 ゆっくりできないゆっくり達 [[ゆっくりいじめ系1838 ゆスコッティは作者の要請により削除されました。」 [[ゆっくりいじめ系1839 ユネミーコントローラーは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1840 かりすまこーまかん ゆっくりいじめ系1841 いるよね、トップになると腐るやつ ゆっくりいじめ系1842 ゆっくり異種格闘技戦 ゆっくりいじめ系1843 おつかい ゆっくりいじめ系1844 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (プロローグ) ゆっくりいじめ系1845 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (前編) ゆっくりいじめ系1846 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (中編) ゆっくりいじめ系1847 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (後編-1) ゆっくりいじめ系1848 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (後編-2) ゆっくりいじめ系1849 ゆっくり達の生涯 『冬篭り編』 (エピローグ) ゆっくりいじめ系1850 初詣 ゆっくりいじめ系1851 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系1852 ゆっくり爆弾 ゆっくりいじめ系1853 ゆっくり蒸し 削除しました ゆっくりいじめ系1855 ゆっくりと自販機 ゆっくりいじめ系1856 部品 削除しました ゆっくりいじめ系1858 ストレス爆発!! 1~3 ゆっくりいじめ系1859 帰省 ゆっくりいじめ系1860 ゆーふぉー旅行の悲劇 ゆっくりいじめ系1861 楽園~まりさの場合(1) 削除しました 「ゆっくりいじめ系1863 大損は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1864 じゃがいも脳 「ゆっくりいじめ系1865 I.n.telは入っているのか?は作者の要請により削除されました。」削除しました 「ゆっくりいじめ系1867 ゆっくりとジュースは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1868 ゆっくりに対する素朴な疑問 ゆっくりいじめ系1869 ゆぎゃく百景 ゆっくりいじめ系1870 サクラ~蘇生 ゆっくりいじめ系1871 ゆっくり観察するよ ゆっくりいじめ系1872 ゆっくり実験所 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1874 捨てる神あればそ家無 ゆっくりいじめ系1875 楽園~まりさの場合(2) ゆっくりいじめ系1876 ゆっくりの加工所? ゆっくりいじめ系1877 実験を始めてみたいと思う 前 作者さんの要望により削除しました。 ゆっくりいじめ系1879 マタニティゆっくり 中編 1 ゆっくりいじめ系1880 マタニティゆっくり 中編 2 ゆっくりいじめ系1881 マタニティゆっくり 中編 3 ゆっくりいじめ系1882 マタニティゆっくり 中編 4 ゆっくりいじめ系1883 マタニティゆっくり 中編 5 「ゆっくりいじめ系1884 星の○ービィ ゆーぱーデラックスは作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1885 きめぇ丸から愛を込めて その1(冬越し編) ゆっくりいじめ系1886 きめぇ丸から愛を込めて その2(春編) ゆっくりいじめ系1887 ゆっくりをのぞむということ2 ゆっくりいじめ系1888 十虐十殺 ゆっくりいじめ系1889 ゆロットカー ゆっくりいじめ系1890 ゆっくり護身術 ゆっくりいじめ系1891 竹取り男とゆっくり6 ゆっくりいじめ系1892 実験を始めてみたいと思う 後 ゆっくりいじめ系1893 魔理沙とまりさのキノコ研究 一日目 ゆっくりいじめ系1894 楽園~まりさの場合(3) 作者さんの要望により削除しました。 「ゆっくりいじめ系1896 まりさはとってもつよいんだぜ!は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1897 ゆンドーム ゆっくりいじめ系1898 価値 ゆっくりいじめ系1899 魔理沙とまりさのキノコ研究 二日目 ゆっくりいじめ系1900 300 ゆっくりいじめ系1901 哀しみを背負ったれいむ ゆっくりいじめ系1902 カッパの住処 ゆっくりいじめ系1903 まりさは森へかえるんだ 1 ゆっくりいじめ系1904 まりさは森へかえるんだ 2 ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1906 ぱんちゅりー ゆっくりいじめ系1907 品評会 ゆっくりいじめ系1909 孤独のゆっくり 削除しました 削除しました ゆっくりいじめ系1912 ゆっくりちんちんを求めて 1 ゆっくりいじめ系1913 ゆっくりちんちんを求めて 2 ゆっくりいじめ系1914 楽園~まりさの場合(外伝) ゆっくりいじめ系1915 自殺願望 前編そ無外 ゆっくりいじめ系1916 自殺願望 後編そ無外 ゆっくりいじめ系1917 ゆっくり探偵マモル file 1 --主なきおぼうし-- ゆっくりいじめ系1918 ダメな子 1 ゆっくりいじめ系1919 ダメな子 2 ゆっくりいじめ系1920 ダメな子 3 ゆっくりいじめ系1921 ダメな子 4 ゆっくりいじめ系1922 ダメな子 5 ゆっくりいじめ系1923 ダメな子 6 ゆっくりいじめ系1924 怖いお顔 1 ゆっくりいじめ系1925 怖いお顔 2 ゆっくりいじめ系1926 怖いお顔 3 ゆっくりいじめ系1927 怖いお顔 4 ゆっくりいじめ系1928 怖いお顔 5 ゆっくりいじめ系1929 怖いお顔 6 ゆっくりいじめ系1930 怖いお顔 7 ゆっくりいじめ系1931 怖いお顔 8 ゆっくりいじめ系1932 バカは死んでも ゆっくりいじめ系1933 俺とありすの気ままな生活 ゆっくりいじめ系1934 大きなゆっくりをつかまえた ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1936 敏感まりさの失敗 -やめて赤ちゃんすっきりだけは- 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1938 ゆっくり脳外科 ゆっくりいじめ系1939 飼いゆっくりが捨てられた 前編 ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 ゆっくりいじめ系1941 幻”思”痛 ゆっくりいじめ系1942 山と川 「ゆっくりいじめ系1943 ゆっくりしていってよー!は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1944 ゆっくりガラパゴス的退化 ゆっくりいじめ系1945 元気な家畜 「ゆっくりいじめ系1946 レイパーの子は作者の要請により削除されました。」作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1948 ドスまりさの弊害 ゆっくりいじめ系1949 ゆっくりを排除せよ ゆっくりいじめ系1950 ゆっくりを効率的に全滅させるには。 ゆっくりいじめ系1951 ゆっくりてんぷら ゆっくりいじめ系1953 自称レイパー ゆっくりいじめ系1954 ぱちゅりーの教育 ゆっくりいじめ系1955 鉄の檻 「ゆっくりいじめ系1956 大勝利の代償は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系1957 楽園~まりさの場合(4) ゆっくりいじめ系1958 ゆっくりの重さ 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1960 ユマンジュゥ ゆっくりいじめ系1961 ゆっくり石切 ゆっくりいじめ系1962 特に何の変哲もない某日 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1964 れいぱーになるには訳がある 削除しました 削除しました ゆっくりいじめ系1967 ゆんどら 1 ゆっくりいじめ系1968 ゆんどら 2 ゆっくりいじめ系1969 ゆっくりした教育 ゆっくりいじめ系1970 罪悪感 ゆっくりいじめ系1971 高純度まりさ 前半 ゆっくりいじめ系1972 高純度まりさ 後半 ゆっくりいじめ系1973 ゆっくりした教育 ~別の話~ ゆっくりいじめ系1974 ゆっくり人間 ゆっくりいじめ系1975 ゆっくりの光 ゆっくりいじめ系1976 竹取り男とゆっくり7 ゆっくりいじめ系1977 かわいいわがこ ゆっくりいじめ系1978 僕はこうして助かりました ゆっくりいじめ系1979 ゆっくりを討伐せずに対処 ゆっくりいじめ系1980 狂い花 「ゆっくりいじめ系1981 主役まりさの一生は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1982 片羽のれみりゃ2 ゆっくりいじめ系1983 寮内の一室にて ドロワに移動? ゆっくりいじめ系1984 おやおやさぎ ゆっくりいじめ系1985 柔道 削除しました 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1988 変わったゆっくり達 ゆっくりいじめ系1989 削除しました ゆっくりいじめ系1991 比ゆ 作者さんの要望により削除しました。by管理人 ゆっくりいじめ系1993 加工場産の赤ゆっくりを育てる 前編 ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編 ゆっくりいじめ系1995 ゆっくりいじめ系1996 育児放棄?そんなもんじゃないんだぜ!! 前編 「ゆっくりいじめ系1997 美しく快適な檻の中では作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系1998 ゆっくり売ります 作者により削除されました 作者により削除されました
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1838.html
このページには、ゆっくりいじめ系1001~1250まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 1000以前および1251以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.250 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ系1001 考え方の根本が違うそ無 ゆっくりいじめ系1002 鯛焼き ゆっくりいじめ系1003 万能お兄さん1_1 ゆっくりいじめ系1004 万能お兄さん1_2 ゆっくりいじめ系1005 出産妨害ってほど妨害してない ゆっくりいじめ系1006 ゆっくり郷 ゆっくりいじめ系1007 見守るドスまりさ制無 ゆっくりいじめ系1008 後悔、先に立たず ゆっくりいじめ系1009 家にゆっくりが居た ゆっくりいじめ系1010 ゆっくりクイズ ゆっくりいじめ系1011 ありすに厳しい群れ(中) ゆっくりいじめ系1012 冬のゆっくり そ 環 家 ゆっくりいじめ系1013 手を汚すのが嫌いな虐待おねーさん(その1) ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ系1015 プロの虐待お兄さん ゆっくりいじめ系1016 家畜饅頭ゆプー(前)虐家機料道無 ゆっくりいじめ系1017 家畜饅頭ゆプー(後)虐機道無 ゆっくりいじめ系1018 忘却 ゆっくりいじめ系1019 ゆ狩りー1 虐 家 ゆっくりいじめ系1020 ゆ狩りー2 虐 家 ゆっくりいじめ系1021 ゆっくり駆除アリス 虐 家 性 ゆっくりいじめ系1022 万能お兄さん2_1 ゆっくりいじめ系1023 万能お兄さん2_2 ゆっくりいじめ系1024 嘘つき少女の悲劇 制 捕 ゆっくりいじめ系1025 赤姫 ゆっくりいじめ系1026 ゆっくり宅に挨拶 ゆっくりいじめ系1027 ゆっくりの救急車 ゆっくりいじめ系1028 盲導ゆっくり(前編)制無 ゆっくりいじめ系1029 盲導ゆっくり(後編)制無 ゆっくりいじめ系1030 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会 ゆっくりいじめ系1031 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会2 ゆっくりいじめ系1032 手を汚すのが嫌いな虐待おねーさん(その2) ゆっくりいじめ系1033 大根の本気 虐 制 環 ゆっくりいじめ系1034 プロの虐待お兄さん2 ゆっくりいじめ系1035 赤ゆれいむ ゆっくりいじめ系1036 レポート ゆっくりいじめ系1037 僕とわがまままりさのギスギスしたおもてなし ゆっくりいじめ系1038 たっぷりしていってね!_01 ゆっくりいじめ系1039 たっぷりしていってね!_02 ゆっくりいじめ系1040 チャリンコ 虐 家 無 ゆっくりいじめ系1041 ゆっくり一家、デパートへ逝く ゆっくりいじめ系1042 蹴る虐家無 ゆっくりいじめ系1043 彼岸花 ゆっくりいじめ系1044 ゆっくりと共同生活 ゆっくりいじめ系1045 奇跡のゆっくりプレイス ゆっくりいじめ系1046 一匹のゆっくりを捕まえてきた ゆっくりいじめ系1047 発電する国虐環機無 ゆっくりいじめ系1048 一匹のゆっくりを捕まえてきた。2 ゆっくりいじめ系1049 一匹のゆっくりを捕まえてきた。3 削除しました 削除しました ゆっくりいじめ系1052 ゆっくりとガチバトル そ ゆっくりいじめ系1053 ゆっくり咲夜来襲! ゆっくりいじめ系1054 子沢山(にんっしんっ篇) ゆっくりいじめ系1055 コシアンルーレット 前編 ゆっくりいじめ系1056 ゆっくり漫才 ゆっくりいじめ系1057 万能お兄さん3_01 ゆっくりいじめ系1058 万能お兄さん3_02 ゆっくりいじめ系1059 種付けゆっくり・前編 ゆっくりいじめ系1060 種付けゆっくり・後編 ゆっくりいじめ系1061 まきぞえ ゆっくりいじめ系1062 甘い言葉虐無 ゆっくりいじめ系1063 ゆっくり黄昏てね ゆっくりいじめ系1064 ゆっくり潰し ゆっくりいじめ系1065 奇形たちの楽園 前編 ゆっくりいじめ系1066 奇形たちの楽園 後編 「ゆっくりいじめ系1067 冬篭りのせいで歯車がズレたか……は作者の要請により削除されました。」 ゆっくりいじめ系1068 放置プレイ? ゆっくりいじめ系1069 ゆっくり想像妊娠(前編)制環捕無 ゆっくりいじめ系1070 ゆっくり想像妊娠(後編)制環捕無 ゆっくりいじめ系1071 コシアンルーレット 後編 ゆっくりいじめ系1072 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会3 ゆっくりいじめ系1073 ゆっくり視点 ゆっくりいじめ系1074 まりさとぱちゅりーの子育て_01 ゆっくりいじめ系1075 まりさとぱちゅりーの子育て_02 ゆっくりいじめ系1076 てんことお兄さん2 ゆっくりいじめ系1077 飼い猫のジョン ゆっくりいじめ系1078 何かがいる ゆっくりいじめ系1079 僕とわがまままりさのギスギスしたごっこ遊び ゆっくりいじめ系1080 母をたずねて三里 ゆっくりいじめ系1081 戦闘お兄さん001 ゆっくりいじめ系1082 まりさは貝になりたい 本編 ゆっくりいじめ系1083 ゆっくりーまん ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01 ゆっくりいじめ系1085 ゆーちぇ ゆっくりいじめ系1086 ゆっくり家族愛 ゆっくりいじめ系1087 潜入!ボスの群制無 ゆっくりいじめ系1088 まりさとぱちゅりーのお引越し ゆっくりいじめ系1089 青い空 ゆっくりいじめ系1090 ゆっくり食べてね! ゆっくりいじめ系1091 情報屋まりさ ゆっくりいじめ系1092 のうかりんランド① ゆっくりいじめ系1093 ゆっくりエレエレしてね! ゆっくりいじめ系1094 黒ゆっくり1 ゆっくりいじめ系1095 鉄ゆ ゆっくりいじめ系1096 飼いドス ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1098 アストロン対策 ゆっくりいじめ系1099 頭 ゆっくりいじめ系1100 不幸なゆっくりまりさ ゆっくりいじめ系1101 冬の三角形 ゆっくりいじめ系1102 醜い男 ゆっくりいじめ系1103 capsize 1 ゆっくりいじめ系1104 capsize 2 ゆっくりいじめ系1105 ゆっくりホームステイしていってね!! ゆっくりいじめ系1106 一匹のゆっくりを捕まえてきた。外伝1 ゆっくりいじめ系1107 ゆくぶつかん ゆっくりいじめ系1108 赤ちゃんまりさとまりさつむり ゆっくりいじめ系1109 やっぱりこの人はすごい ゆっくりいじめ系1110 頭の良いゆっくり ゆっくりいじめ系1111 協定破棄 復 無 ゆっくりいじめ系1112 社会とゆっくり 1 ゆっくりいじめ系1113 社会とゆっくり 2 ゆっくりいじめ系1114 最強の遺伝子 ゆっくりいじめ系1115 ゆっくり食べてね! ゆっくりいじめ系1116 2008年宇宙の旅 ゆっくりいじめ系1117 ゆっくり剥製 ゆっくりいじめ系1118 ベーシック加工場を目指してみた ゆっくりいじめ系1119 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!1 ゆっくりいじめ系1120 加害者ありすの献身虐制性無 削除しました ゆっくりいじめ系1122 恐怖のリッツパーティ ゆっくりいじめ系1123 定型句 ゆっくりいじめ系1124 スカウトマンゆかりん前 ゆっくりいじめ系1125 スカウトマンゆかりん後 ゆっくりいじめ系1126 れいむの転落人生 ゆっくりいじめ系1127 ありすほいほい ゆっくりいじめ系1128 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!2 ゆっくりいじめ系1129 庇護 ゆっくりいじめ系1130 ゆっくりちくろ ゆっくりいじめ系1131 悲しき聖帝ゆっくり! お前は愛につかれている!!3 ゆっくりいじめ系1132 庇護─選択の結果─ ゆっくりいじめ系1133 ゆっくりCUBE外伝(後) ゆっくりいじめ系1134 おろし金 ゆっくりいじめ系1135 ちょっと熱めなお兄さん ゆっくりいじめ系1136 恵みの饅頭 ゆっくりいじめ系1137 ゆっくり苺大福 「ゆっくりいじめ系1138は作者さん要請により削りました。by管理人」 ゆっくりいじめ系1139 やねのうえのゆっくり ゆっくりいじめ系1140 親れいむのがんばり ゆっくりいじめ系1141 ゆっくりする事を求めて(前) ゆっくりいじめ系1142 ゆっくりする事を求めて(中) ゆっくりいじめ系1143 ゆっくりする事を求めて(後)1 ゆっくりいじめ系1144 ゆっくりする事を求めて(後)2 ゆっくりいじめ系1145 硬いお菓子 ゆっくりいじめ系1146 スーパー系お兄さん 1 ゆっくりいじめ系1147 スーパー系お兄さん 2 ゆっくりいじめ系1148 ゆっくりベビーシッター ゆっくりいじめ系1149 ゆっくりさくやと私 ゆっくりいじめ系1150 人里は餡外魔境 ゆっくりいじめ系1151 ひも付きゆっくり家族 ゆっくりいじめ系1152 僕とわがまままりさのギスギスした山登り ゆっくりいじめ系1153 ありすに厳しい群れ(後) ゆっくりいじめ系1154 じっくり虐待・1 ゆっくりいじめ系1155 じっくり虐待・2 ゆっくりいじめ系1156 お兄さんとドスれいむ ゆっくりいじめ系1157 変わる日常。変わらないもの ゆっくりいじめ系1158 毒人形 「ゆっくりいじめ系1159 ゆふらんセブン 哀・まりさ編は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系1160 子れいむのがんばり ゆっくりいじめ系1161 まだ見ぬゆっくりを探して ゆっくりいじめ系1162 人間 ゆっくりいじめ系1163 冬ごもりすっぞ!? ゆっくりいじめ系1164 虐殺お兄さんの弱点 ゆっくりいじめ系1165 ゆっくりれみりゃの生涯 『希少種への進化編』 ゆっくりいじめ系1166 ゆっくりによる裁判 ゆっくりいじめ系1167 ゆっくりゆうかの一生 ゆっくりいじめ系1168 鬼意屋敷殺人事件 ゆっくりいじめ系1169 ゆっくり転生 ゆっくりいじめ系1170 等価交換 ゆっくりいじめ系1171 しろくろ ゆっくりいじめ系1172 二匹のゆっくりを育ててみた ゆっくりいじめ系1173 しろれいむ 1話 ゆっくりいじめ系1174 頭 ゆっくりいじめ系1175 灼熱地獄 ゆっくりいじめ系1176 甘い話には裏がある(前) ゆっくりいじめ系1177 甘い話には裏がある(中) ゆっくりいじめ系1178 甘い話には裏がある最終話 ゆっくりいじめ系1179 どり~む ゆっくりいじめ系1180 ゆっくりホームステイしていってね!! 2 ゆっくりいじめ系1181 しろれいむ 2話 ゆっくりいじめ系1182 悪徳の栄え1 ゆっくりいじめ系1183 おねしょゆっくり ゆっくりいじめ系1184 のうかりんランド② 1 ゆっくりいじめ系1185 のうかりんランド② 2 ゆっくりいじめ系1186 二匹のゆっくりを育ててみた。2 ゆっくりいじめ系1187 ジュースを片手に森で踊ろう ゆっくりいじめ系1188 漢方『湯繰丹』 ゆっくりいじめ系1189 心地よい箱 ゆっくりいじめ系1190 ゆっくりの巣 ゆっくりいじめ系1191 どすの加工所 ゆっくりいじめ系1192 ゆっくりさとり ゆっくりいじめ系1193 れいむをまもるもの ゆっくりいじめ系1194 ゆっくりの裏ビデオ ゆっくりいじめ系1195 ゆっくり釣っていってね!!! ゆっくりいじめ系1196 ゆっくり釣らないでね!!! ゆっくりいじめ系1197 おでんとからし ~おでん~ ゆっくりいじめ系1198 おでんとからし ~からし~ ゆっくりいじめ系1199 ゆっくりできた日々1 ゆっくりいじめ系1202 ゆっくりプリズムリバー ゆっくりいじめ系1203 うーぱっくと果樹園 ゆっくりいじめ系1204 観察 ゆっくりいじめ系1205 幻想樹の迷宮 ゆっくりいじめ系1206 幻想樹の迷宮Ⅱ ゆっくりいじめ系1207 もりのおう ゆっくりいじめ系1208 あるゆっくり魔理沙の記録 ゆっくりいじめ系1209 ことばのろうそ環家無 ゆっくりいじめ系1210 もやし ゆっくりいじめ系1211 扇風機 ゆっくりいじめ系1212 仲良し姉妹 ゆっくりいじめ系1213 ともだち ゆっくりいじめ系1214 【餡れいざー】 ゆっくりいじめ系1215 取らぬゆっくりの餡算用 ゆっくりいじめ系1216 実力の無い話 ゆっくりいじめ系1217 水夫と学者とゆっくりと ゆっくりいじめ系1218 ゆっくり ゆっくりいじめ系1219 ゆっくりとにとり ゆっくりいじめ系1220 ゆっくりいじめ系1221 むてきまんじゅう さんゆっくすりぃ vs 農耕士○ンバイン(嘘) ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1224 モンスターバスター ゆっくり襲来vol.1 ゆっくりいじめ系1225 少年 ゆっくりいじめ系1226 悪徳の栄え2 ゆっくりいじめ系1227 ゆー戯王 ゆっくりいじめ系1228 ありすの望み ゆっくりいじめ系1229 ゆっくりが好きな子供 ゆっくりいじめ系1230 万能お兄さん4 ゆっくりいじめ系1230 万能お兄さん4_2 ゆっくりいじめ系1231 こんにゃゆっくちいりゅかな?そ家 削除しました ゆっくりいじめ系1233削除 ゆっくりいじめ系1234 【樽】 ゆっくりいじめ系1235 現ゆ ゆっくりいじめ系1236 頭の良い生き物 ゆっくりいじめ系1237 ゆっくりサファリパーク ゆっくりいじめ系1238 ゆっくりsacrifice ゆっくりいじめ系1239 マタニティゆっくり 前編 ゆっくりいじめ系1240 でーしーえす ゆっくりいじめ系1241 【球体】 ゆっくりいじめ系1242 日々淡々とした話 ゆっくりいじめ系1243 兵器にもならぬゆっくり ゆっくりいじめ系1244 トカゲのたまご1 -たまご ゆっくりいじめ系1245 徹夜でゆっくりしようぜ! ゆっくりいじめ系1246 二人のお兄さんと干しゆっくり ゆっくりいじめ系1248 人間の味方 ゆっくりいじめ系1249 赤ゆっくり物語 ゆっくりいじめ系1250 緩動戦士まりさ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2917.html
※うんうん設定が一部あります。 ※人間が一部出てきますが虐待お兄さんではありません。 ※中心となるゆっくりは虐待されません。 ※以下の条件が許容できない方は見ない方がいいかもしれません。 ゆっくりすること 野原の真ん中にまりさとれいむはいた。 常に一緒にいて、いつでもゆっくりしていた。 そんな2匹はゆっくりする事が生きがいなのだ。 ある時広場に1匹のまりさが現れた。 「ゆっくりかりをするよ!」 どうやら虫や花を狩って食料にするようである。 「なんでかりなんてするんだろうね」 「れいむもまりさも、かりなんてしないけどゆっくりしてるのにね」 くすくすと笑う2匹。 まりさにその声が聞こえてくる。 「なにがおかしいの?」 「かりなんてしてどうするの?」 「かりをすればたくさんごはんがてにはいるんだよ?しらないの?ばかなの?」 そのまりさの言葉に思わず目が点になり、直後笑う2匹。 「あはははは、ごはんだって、まりさはおかしいね!」 「な、なんでわらうの!?」 「わざわざごはんなんてものをほしがって、しかもてにいれないといけないなんて、まりさはゆっくりしてないね!」 まりさは信じられなかった。 自分は狩りも上手くて群でも結構人気のあるゆっくりだ。 狩りが上手い事は自分がゆっくり出来ている証だったのだ。 それを全否定される。 あまつさえゆっくりしていないなんて言われたのだからたまったもんじゃないだろう。 「まりさは、まりさは、むれでいちばんなゆっくりなんだよ!?」 「むれ、だって。まりさはおかしいね!」 「れいむたちはゆっくりできればいいんだよ?なのにむれたりかりをしたり、ぜんぜんゆっくりしてないね!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ」 まりさは目に涙を浮かべ、野原から去っていった。 またあるときは頭に蔓をつけたれいむとちぇんがやってきた。 「ゆゆ~、れいむのかわいいあかちゃんゆっくりうまれてきてね」 「ちぇんとはにーのあいのけっしょうなんだねー、わかるよー」 幸せそうにしている2匹。 「あのれいむはあたまからつるなんてはやしてるね!」 「ほんとうだね!ゆっくりできてないね!」 まりさとれいむの声に、この番は反応した。 「ゆ?ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 挨拶を交わす4匹。 「ところでれいむはなんであたまからつるなんてはやしてるの?」 「れいむはにんっしんっしてるんだよ。かわいいあかちゃんをうむんだよ」 「「は?」」 馬鹿を見るような目で番を見つめる2匹。 「れいむがあかちゃんをうむ?どうしてそんなことをしないといけないの?」 「あかちゃんはとってもゆっくりできるんだよ!かわいいんだよ?」 「いいこにそだてるんだよーわかるよー」 「あかちゃんをうんでそだてるなんてゆっくりできてないね!」 「そうだね!ゆっくりできてないね!」 「わからない、わからないよー」 可愛い赤ちゃんや子育てを否定されたちぇんとれいむ。 勿論そんな事をされたら頭にくる。 「ゆがぁぁぁぁ!あかちゃんをばかにするなぁぁぁぁ!」 「やっぱりれいむはゆっくりできてないね!」 「そういうれいむとまりさはつがいじゃないのー?」 「つがい?どうしてつがいにならないといけないの?れいむとまりさはゆっくりしてるんだよ?」 「わからないよー」 結局憤慨したれいむとうなだれたちぇんはゆっくりできないまま野原を後にした。 またある時はレイパーありすが2匹に襲い掛かった。 「んほぉぉぉぉぉぉ!!!」 「体をこすりつけるなんてゆっくりできてないね!」 「なにしてるかわからないけどまりさたちはここでゆっくりしてるよ!」 「すっきりー!」 何ともない2匹を尻目にすっきりするありす。 しかし頭から蔓が生えたりにんっしんっのような状態になる気配はない。 「すっきりがたりないのかしら、とかいはのてくですっきりさせてあげるわ!」 「すっきりだって、ばかみたいだね」 「ゆっくりできてないんだね!」 その後もありすはすっきりしまくった。普通のゆっくりなら黒ずんでしまう位。 しかしいくらありすがすっきりしても、この2匹から蔓は生えてこない。 「なんであがぢゃんでぎないのぉ!?」 「あかちゃんなんてできるわけないよ!」 「ただゆっくりしてるだけなんだよ!」 「べとべとしたものをだすなんてありすはゆっくりできてないね!」 結局ありすは枯れ果てたような何かを悟ったようなえもいわれぬ顔になりふらふらとどこかへ消えていった。 ある時は赤れいむが目の前で排泄をしていた。 「ゆっきゅりうんうんしゅるよ!ちーちーするにぇ!」 「「うんうんとかちーちーとかするなんてゆっくりできてないね!」」 「にゃんでぇぇぇぇ!?」 赤まりさはショックを受けた。 うんうんやしーしーは巣の中ではやってはいけない事で、他の場所なら問題はないと教わっていた。 しかし目の前の2匹はうんうんとしーしー自体をする事がゆっくり出来ていないと言ったのだ。 「しかもそれがあんこ?さとうみず?」 「そんなのはおまんじゅうだよね!ちいさいしたったらずなれいむはおまんじゅうなんだね!!」 「れいみゅおまんじゅーさんじゃないよぉぉぉぉ」 饅頭といわれた赤れいむは涙を流しながら親元へ去っていった。 その後親れいむが文句を言いに来たが、ゆっくりしていないと言われ、またゆっくりプレイスを探す事を否定され怒りながら去っていった。 その内冬が訪れる。 2匹は変わらず野原だった所でゆっくりしていた。 「ゆっくりできてるね!」 「そうだね!ゆっくりできるね!」 「お、冬に外に出てるゆっくりなんて珍しいな」 2匹の目の前に人間が現れる。 「ゆっくりしていってね!」 「おにーさんはなにをしてるの?」 「俺?俺は冬篭りしているゆっくりを探しているんだ」 「ふゆごもりしてるゆっくりはゆっくりしていないゆっくりだね!」 男は驚いた。 この2匹は寒さをものともしないどころか冬篭りをするゆっくりをゆっくりしていないときっぱり言い張ったのだ。 「それじゃあさ…」 男は自分の知っているゆっくりに関する事について2匹に聞いた。 おうち宣言、畑荒らし、捕食者、雨で溶ける…etc その全てをこの2匹は「ゆっくりしてないね」と切り捨てたのだ。 「そっか、お前達みたいなゆっくりが増えたらいいんだけどな」 「おにーさん、ありがとう!」 「それじゃ俺は仕事があるからな、ゆっくりできてないゆっくりを捕まえてくるさ」 「がんばってねおにーさん!」 男は去り、白銀の世界で2匹はゆっくりし続けた。 ちなみに、この2匹に関わったゆっくりの行方を知る者は、誰もいなかった。 そして春。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりなかまをさがすよ!」 「ゆっくりかりをするよ!」 今年もまたゆっくりできていないゆっくりが溢れる。 しかし2匹には関係のないこと。 関わってきたとき位はゆっくり出来ていないと教えてあげる事は出来るが… ゆっくりはゆっくりさえしてればいい、この2匹にはそれが全てなのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき 原点回帰? ゆっくりしていないゆっくりはいじめがいがありますね。 自分達がゆっくりしてなくてもゆっくりしていると言い張るのはどうなんでしょう? 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 メガゆっくり ゆっくり畑 益ゆっくりと害ゆっくり ゲスの行き着く先 つかれたまりさ 噂・ゲスの宿命 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1110.html
犬 9KB 悲劇 理不尽 人間なし 初投稿です。宜しくお願いします。 土や緑も珍しくない、郊外の住宅地。 今日、空を見上げた人間は、揃ってこう言うだろう──いい天気だなあ。 そんな爽やかな日差しの下を、一匹の犬が行く。 首輪は付いていない。 身の回りの世話をしてくれる人間──飼い主もいない。 俗にいうところの「野良犬」だ。 その日暮らしの彼ではあるが、翻せばそれは飛びっきりの自由だ。 飼い犬には決して真似のできないその生活を、彼は謳歌している。 彼の表情が、 「きょうはなにをしようかな?」 そう、楽しげに微笑んでいるように見えるのも、あながち錯覚ではあるまい。 いい天気だし、ちょっと遠出をしてみよう。 普段は歩かないコースを辿って、おもむろに電柱にマーキング。 その辺の飼い犬がなにやら吠えているが、そんなもの気にもならない。 縄張り拡大と放出感に満足し、ふと顔を上げると、前から何かが跳ねてきた。 「ゆっゆっゆ~。きょうはいいおてんきだね!」 「たいようさんも、すごくゆっくちしてるよ!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 ポテン、ポテンと歩を進めるのは、ゆっくりの家族。 先頭の親れいむに、子れいむと子まりさが続く。 「ぜっこうの『ぴくにっく』びよりだね!」 起きたらこの好天気。 おうちのある藪を飛び出し、急遽ピクニックに出てきたのだった。 「ゆゆーん。おちびちゃんたち、みちのはしっこのほうをあるいてね!」 「はしっこをゆっくちあるくよ!」 かねがね、子どもたちに「社会勉強」をさせなければいけないと思っていた。 ほとんどおうちの周りから出たことのない子たちだ。 この世界で生きていく上でのルールを──特に人間さんの怖さについて──教え込まなければ。 人間さんに殺され、先に逝ってしまった番のまりさのためにも、この子たちにはずっとずっとゆっくりしてもらいたい。 しんぐるまざーとその子どもだからといって、他のゆっくり達に舐められてはいけないのだ。 親れいむは使命感に燃えていた。 「ゆゆっ!? あそこにおやさいさんがいっぱいあるよ! むーちゃむーちゃしていい?」 「ゆっ! そこははたけさんだよ! にんげんさんたちのばしょだから、はいったらこわいこわいだよ!」 「ゆ? ゆーん、ゆっくちりかいしたよ……」 未練タラタラ、横目で畑を見ながらも、子ども達はどうにか納得してくれたらしい。 とにかく人間さんには逆らってはいけない。 それさえ守れば、自分たちはずっとゆっくり暮らしていけるのだ。 平日の午前中、静かな住宅街。 人間さんも、すぃーも、この時間帯のこの場所ではほとんど見かけない。 まさにピクニックには最適な日だった。 「もうすぐかりのばしょだよ! おちびちゃんもおおきくなったらごはんをとりにくるばしょだから、しっかりおぼえてね!」 「ゆっくちおぼえるよ!」 地域のゴミ集積場へと向かう一行の前に、大きな影が現れた。 目の前に人間の生首が転がっている。 大きいのが一つに、小さいのが二つ。 揃って呆けたように彼を見上げている。 おお、と野良犬は唸った。 野良犬仲間に聞いたことがある。たしか「ゆっくり」と言ったか……。 初めて見るその生き物に戦々恐々としていると、突然、小さい二匹が声を上げた。 「ゆっくちちていっちぇね!」 その甲高い声に彼がビクっとすると、今度は大きいゆっくりが叫んだ。 「いぬさんはゆっくりできないよおおお!!」 混乱する親れいむ。 最愛のまりさを殺した人間さんへの恐怖を教え込むばかり、他のことがまったくおろそかになっていた。 そうだ。 そういえば。 この世界には、人間さん以外にも恐ろしいことはたくさんあるのだ。 犬さんもその一つ。 しんぐるまざー友達のありすは、子どももろとも犬さんに食べられたと聞く。 自分自身が遭遇した事がなかったとはいえ、なぜ子どもたちにその恐ろしさだけでも教えておかなかったのか……。 いや、今ごろ後悔してもはじまらない。とにかくこの場から離れなければ。 「お、おちびちゃんたち、ゆっくりしないでにげるよ!」 その時、犬さんが「クゥン」と優しげに鼻を鳴らした。 その音に反応したらしい。 「ゆゆっ? のらいぬしゃん?」 「ゆゆ、いまのこえ、いぬしゃんもゆっくちしちぇるね!」 子どもたちはあろうことか、犬さんの側に寄っていく。 「どうしていぬさんにちかづくのおおお!?」 子どもたちは聞いていない。 犬さんに「フンフン」と顔を、鼻を近づけられ、喜んでいるようだ。 「ゆ~、くちゅぐっちゃいよお~」 「まりしゃも! まりしゃもふんふんしちぇえ~」 あれ、と親れいむは思った。 この犬さんは、ひょっとしてゆっくりしているのかな? よくよく考えてみると、ゆっくりの中にも、ゆっくりしていない者などはザラにいる。 しんぐるまざー友達のれいむなどがそうだ。 「しんぐるまざー」であることを傘に着せ、いつも傍若無人にふるまっている。 同じれいむなのに、なんでああも自分とは違うのかと、いつも不思議に思っていた。 だから犬さんにもいろいろいるのかも知れない。 そんなことを考えていると、 「おれいにれいみゅが、ぴこぴこしちぇあげりゅね!」 子れいむは揉み上げをピコピコ上下させ、 「まりしゃはぴゅんぴゅんすりゅよ! ゆっくちみてね!」 子まりさはその場でピョンピョン跳ねた。 それを見た犬さんが、しっぽをフリフリさせる。 「ゆっ! いぬさんはゆっくりしてるね!」 親れいむは、とてもゆっくりした気持ちになった。 その時、犬の本能が閃いた。 犬という生き物は、動き回る物体がとにかく大好きだ。 それは飼い主とのフリスビー遊びや、ボール遊びを例に挙げるまでもあるまい。 野良犬である彼とて同じ事である。目の前で動いている小さいモノを目にして、体が動かないわけがない。 黒い帽子をかぶったゆっくりに向け、前足を一閃。 驚くほどあっけなく潰れる。 頭上からの一撃を受けたゆっくりは、「ゆ゛っ」と短くうめいて、そのまま動かなくなった。 あたりに、ゆっくりの中身──とろけるような餡子──の香りが漂う。 ところで、彼ら犬の大好きなものがもう一つある。 それは古今東西、甘いものだ。 甘い匂いの元に、彼は顔を近づけ…… 「れいぶの、れいぶのかばいいおちびぢゃんがああああああ!」 親れいむは絶叫した。 何が起きた? わかっている。目の前で我が子が潰されたのだ。 「素敵なお帽子」を体にめりこませ、平べったくなっている子まりさを見て、 「れいぶのおちびじゃんがつぶれじゃったあああああああ!!!」 親れいむは再び絶叫した。 「おねえちゃんがしんじゃっだあああああああ!!!」 遅れて子れいむも叫ぶ。 「おちびじゃん、しっがり! しっがりしでね! ぺーろぺーろ!!!」 死んでいるのはわかる。しかし親の悲しい本能か。我が子の痛みをやわらげようと、親れいむは子まりさの体 ──すでに中身と区別が付かなくなっている──を舐めはじめたが、もちろん無駄な行為だ。 死んだゆっくりは元にはもどらない。 「どうじて、なおらないのおおおおお!?」 その時、大きな影が親れいむを覆った。 犬さんだ。犬さんが、自分と死んだ子まりさを見下ろしている。 「ぷ、ぷくー!! ぷくーだよ、いぬさん!!!!」 咄嗟に親れいむが頬を膨らませ威嚇するが、犬さんはそれを見ていない。 犬さんは子まりさだったものを見つめ、鼻を「クン」と鳴らした後、おもむろに舌を突き出した。 「ゆゆっ! いぬさん! ぺーろぺーろしてあげてね! いたいいたいをなおしてあげてね!」 混乱しているのか、他でもない野良犬さんが我が子を潰したことを忘れきっているのか。 親れいむはただ必死だった。 「ぺーろぺーろだよおちびちゃん! いぬさんもぺーろぺーろしてくれてるよ!」 しかし親れいむは勘ちがいしていた。 犬さんは決して「ぺーろぺーろ」しようとしたのではない。 ぺーろぺーろと、なめようとしていたのではなく…… 彼は「それ」ガツガツと貪った。 甘い味と匂いが口の中に広がる。 初めてゆっくりに出会い、初めて食ったわけだが、これは久しく忘れていた快感だ。 気のいい人間から食べ物をもらえることは少なくないとはいえ、甘味はそうそう味わえるものではない。 大きいゆっくりが体当たりをしてくるのが邪魔くさいが、夢中でペロリと平らげた。 「じね! おちびじゃんをたべた、いぬざんはじねええええ!」 「おねえちゃんがたべられじゃっだあああああああ!!!」 なにがなんだかわからないが、親れいむとにかく体当たりを続ける。 怖い犬さんに出会ったら、それは実はゆっくりした犬さんで、そう思ったらおちびちゃんが潰されて、 あろうことか食べられてしまった。 「どおじでおちびじゃんをたべじゃうのおおおおお!!!!!!」 親れいむは、犬さんに体当たりを続ける。 まりさの忘れ形見だったのに! 素直で、とてもゆっくりしたいい子で……。 怒りと悲しみを込め、そのゆん生最大、渾身の体当たりを犬さんに見舞う。 「じね! ゆっぐりじねええええええ!」 その体に、犬さんの牙が食い込んだ。 もうそんなに腹は空いていない。 しかし彼は野良犬。こんな甘味に、次はいつめぐり合えるかはわからないのだ。 食べられる時にはしっかり食べるのが鉄則。 人間風に言うなら、さしずめ──据え膳食わぬはなんとやら、だ。 もし食べ切れなかったら、その時はその時。 いつものように…… 食べられている。 親れいむの恐怖は最高潮に達した。 「いぬさん! やべてね! いだいよ、やべでね! ゆっ! ゆがあああああああ!!!!」 「おかあしゃんがいたがってるよ! やめちぇね! もうやめてあげちぇね!」 容赦なく突き立てられる鋭い牙。 「れいぶのおりぼん!!!!!」 まりさが褒めてくれた、きれいなおリボンが引きちぎられた。 「れいぶのきれいなおべべがああああああああああ!!!!!!!」 まりさが好きだといってくれた、自慢の瞳がえぐり出され、あっけなく潰された。 「れいぶのあんよさん! たべないでええええええええ!!!!!!!」 美ゆっくりだったまりさをも魅了した、その自慢の脚線美も切り裂かれた。 親れいむのすべてが。すべてが蹂躙されていく。 「おかあしゃんをたべないでえええええええ!!!!」 ああ、おちびちゃんが怖がっている。 どうしてこんなことになっているのだろう? 子れいむの声をどこか遠くに聞きながら、親れいむは考えていた。 今日はとてもいいお天気。。 家族みんなで、社会勉強を兼ねた楽しいピクニックだったのに。 何を間違えたのだろう? しんぐるまざーとはいえ、どこよりもゆっくりした家庭を築いた自負があったのに。 「おかあしゃんが! おかあしゃんのからだがなくなっちゃったあああああ!!!!!」 ああ、おちびちゃん泣かないで。 薄れていく意識の中、親れいむは、番のまりさと子まりさのゆっくりとした顔を見た気がした。 公園の片隅、一匹の犬が土を掘っている。 彼のその口元と前足を汚す餡子に、だんだん土が混じっていく。 らんらんと輝く彼の目は、まるで特別な宝物を見つけた少年のものだ。 ほどなくして、掘り返された土の中から、かつては食べ物だった腐敗物や骨が姿を現す。 それを見た野良犬は、満足げに鼻を鳴らす。 かたわらでは、紅白の小さなゆっくりが、震えながら涙を流していた。 (了) トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりできるとても良いお話だったどぅー☆ 面白かったどぉー♪ -- 2015-03-30 19 06 00 架空のものにマジレスしてんじゃねーよ糞餓鬼共 -- 2014-09-12 23 08 24 こまけぇこたぁいいんだよ! -- 2014-03-06 03 07 50 熊はハチの巣を好んで食べるとか聞いたような…。 甘いの好きなんじゃない? -- 2011-01-21 22 34 42 ↓確かに…熊とはぜんぜんわかりませんよねー -- 2010-11-26 05 05 32 ↓それもそうか。人間中心の考え方&間違った言い方だったね、すまぬ。 動物と人間の食べ物の違いによる注意点とか解れば良いんだが… 犬猫は多いけど、熊とかは殆ど無くて調べ難い… -- 2010-11-13 21 20 10 ↓揚げ足取るが人間が食べれなくて他の生き物が食べられるものもあるぞ 人間と食べられるものが違うから動物の飼育は大変だ、ならわかるが -- 2010-11-12 19 24 51 犬にチョコレートのちぇんは毒物だしなぁ。 猫が好きなのは脂肪分なので生クリームとか大好き。 動物は人間と違って食べれない物が有るから飼育は大変だよね -- 2010-10-13 21 48 16 好きとか感じないとかえろいよー ここはかんそうかいたりするんだよー。おもしろかったよー -- 2010-09-14 02 33 57 うちの猫甘いもの好きだよ -- 2010-09-13 14 01 58 いぬさんは甘いもの大好きだよ。でもねこさんは甘み感じられないよ。 家の犬と猫で実践してみたから間違いない。 -- 2010-08-12 03 19 46 犬は甘味をあまり感じないってNHKでやってたよ。 -- 2010-07-09 05 20 40 チョコクリームのちぇんだったら永遠にゆっくりしてたかもしれないよ! -- 2010-06-25 02 42 05 良い子のみんなは犬さんに餡子を食べさせちゃだめだよ。マジでな。 -- 2010-06-25 02 21 18 犬は餡子を食べるとぶつぶつができるよ。犬さんが可哀想だよ -- 2010-06-18 11 55 22
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2863.html
ゆっくり蒸し 俺はゆっくりの家族を探していた。 目的は、虐待である。 ゆっくりを入れる巨大な籠、ゆっくりを騙すテクニック 準備はばっちりである。 俺がゆっくりを探しながら歩いていると、 正面から、ゆっくりの家族がこっちに向かってくるではないか!! 「お、いた!!」 男は、見つけたゆっくり一家にばれないように ボソっと、小声で呟いた。 ゆっくり一家の構成は、 親れいむ・親まりさ、 子供れいむ5匹、子供まりさ5匹、 赤ちゃんれいむ・まりさ、2匹、 合計、14匹である。 俺はゆっくり一家を捕まえるべく、 とびっきりの作り笑顔で 先頭を歩いていた親ゆっくりれいむに話しかけた。 「こんにちは!!」 「ゆゆっ!?おじさんはゆっくりできる人?!」 「うん。ゆっくりさせてね」 「「「「「「「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」」」」」」」」」」 俺が、ゆっくりさせてくれ、と言うと ゆっくり一家全員の、ゆっくりしていってね、の大合唱が。 俺は、計画どおりに事が進んでいて作り笑顔ではなく 本当の笑顔が顔にできていた。 「ゆゆ!!おじさん、どうしたの!!??」 れいむは、俺の笑顔の変化が分かったのか 質問を問いかけてきた。 答える必要はない。 俺はその発言を無視してゆっくり一家に提案をした。 「おじさん、もっとゆっくりできる場所を知ってるよ。 来ない?」 「いく!ゆっくりつれてってね!!」 親れいむが、俺の嘘にだまされた。 ふはははははは、これで貴様は一生ゆっくりできない。 「れーむもいきゅ!」「いきたいんだぜ!!」 子ゆっくり達も行きたいコール。 「ゆっくりつれてくんだぜ!!」 これまで黙ってた親まりさも。 「わかった。じゃあ、ちょっと待ってね」 俺は、素早く背負っていた籠にゆっくり一家を入れる。 「ゆ”ゆ”!ぜま”い”よ”、お”じさん”」 「ゆ”っぐり”でぎな”い”ん”だぜ・・・!!」 ゆっくり一家は、自分たちがいる場所の狭さについて 俺に文句を言ってきた。 もう籠に入れてしまえばこっちの物だ!! 「うるせえ!!」 俺はそう叫ぶと、ガツガツとわざと籠を揺らすように走った。 「ゆ”!」 「ぶ!」 ゆっくり達のつぶれる声が聞こえる。 潰れる、と言っても死ぬほどでもない。 家まで、籠を揺らしながら走った。 家に着くと、すぐさま籠を開けてゆっくり達を開放する。 親ゆっくり達のブーイングの嵐が始まる。 「おじさんどういうこと!!赤ちゃん達になにかあったらどうしてくれるの!!」 「オレシラネ」 「ゆっくりあやまるんだぜ!あやまったらゆっくりここからでていくんだぜ!!」 「これからここはれいむたちのゆっくりプレイスにするよ!!」 「「ゆっくりあやまってね!!」」 「オレシラネ」 俺は、さっさと作戦を実行するべく、巨大な薬缶を取り出した。 「おじさん、なにそれ?」 「ゆっくりせつめいするんだぜ!!」 子れいむや、子まりさ達が、興味津津に話しかけてくる。 「これはね、ゆっくりできる部屋なんだ。 ちょっと小さいけど、とってもゆっくりできるんだ。 かぞくみんなで入ってね。」 「ゆゆ!だまされちゃだめだよ!!」 親れいむは、俺の事を警戒しているらしい。 そりゃそうだ。揺らされて、所々怪我をしたし 赤ちゃんも、もしかしたら死んでいたかもしれない。 「ごめんね、れいむ。 これをあげるから、許してくれ。」 そう言って、う●まい棒(袋に入ってる)を渡した。 「ゆゆ!おじさんありがとう!!ゆっくりゆるしてあげるね!!」 親れいむは、幸せそうにう●まい棒を見つめて言った。 親まりさも、今さっきまでの警戒心は無くしたらしく 幸せそうにう●まい棒を見つめていた。 ゆっくり達には、手足が無い為、 う●まい棒の袋を誰かに開けてもらうまでは食べられない。 その為か、ゆっくり両親達は涎を垂らしながら、う●まい棒を見つめていた。 子ゆっくり、赤ちゃんゆっくりも涎を垂らして見つめていた。 俺は、この隙に、と思い、 薬缶の中へゆっくり一家を詰め込んだ。 「ゆゆ”!ぜま”い”よ”!!」 親れいむの苦しみの声が聞こえる。 子れいむ達の声もだ。 俺は、携帯用のコンロを出した。 火をつけて、ゆっくり達の入っている薬缶を置いた。 「・・・任務完了♪」 まだ火に当てたばかりだから熱は伝わってこないだろう。 数分後 「おじさん!!あづいよ!! ゆっくりだしてね!!」 蓋をする部分のちょうど真下にいた子れいむが言った。 「ヤダ」 「ゆ”う”う”う”う”う”!!あ”づい”よ”ぉぉぉぉぉぉ!!」 薬缶の一番下・・・、コンロの火がジャストヒットしている 子れいむが叫んでいた。 数十分後 「ゆ”う”!!あ”づ”い”よ”お”お”お”お”お”お”!!」 親れいむの声が聞こえる。 泣きながら叫んでいるのだろうか、とても痛々しい声で叫んでいた。 今さっきまで聞こえていた、薬缶の最下層の子れいむの声が聞こえなくなった。 もう虫の息なのだろう。 「はやくだすんだぜ!!」 親まりさが叫んだ。 俺は不思議に思った。 数十分も火に当てられてなぜそこまで平気に叫ぶことができる? 俺は、薬缶の中を覗いてみた。 なんと、親まりさは子まりさを自分の周りにおいて 暑さを防いでいたのだ。 親まりさは、子供などを平気に裏切ると聞いたが 本当だったとは・・・。 「チッ」 俺は舌打ちをした。 苦しんでいないとは、俺の努力はなんなんだ。 怒りを込めて、親まりさへ目つぶしをした。 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」 ざまみろ そして、数分後 今さっきまでの叫ぶ声はなくなり、 呻き声などが聞こえ始めた。 「お”み”ずち”ょ”う”だ”い”い”い”い”」 来た!来た来た来た! ついに最後の〆の時が来た。 俺は興奮して、ゆっくり一家に喋り掛けた。 「水がほしいのか!! いまあげるぞ!!」 「ゆゆ・・・ありがとうおじさん・・・」 「ゆ”う”・・・」 もう死にかけである。 俺は、バケツにいっぱい水を汲んで来た。 「今やるぞ!!」 手で水をすくい、三回、水を入れてやった。 「ゆぅー」 「このくそじじい!!れいむをゆっくりしないでだしてね!!」 「じじいはさっさとしね!!!」 俺に文句を言い始めた。 そろそろ、とどめをさすか。 そう思い、水をすくって薬缶の中に入れてやった。 大量の水だ。 そして、蓋をした。 「ゆ”ゆ”!!く”ら”い”よ”!! あ”づい”よ”!!!」 「あのくそじじい!ま”り”さ”の”め”を”つ”ぶし”た”ん”だぜ!しね!!」 今さっき目を潰された親まりさは、恨みを込めて一家全員へと喋っていた。 暑さ防ぎにされている子ゆっくり達は、聴いていない。 俺は、コンロの火を強火にした。 「ゆ"!む”じあ”づい”よ”!!」 「れ”い”む”の”がら"だが!!!」 「あ”づい”ん”だぜ!!」 そう、今さっき俺が入れた水でゆっくり達は蒸されているのだ。 皮はブヨブヨになり、中の気温も上昇し、 ゆっくり達にとっては地獄だ。 さすがに親まりさも、熱い熱いと言い始めた。 数分後 俺は、ゆっくり達の声が聞こえなくなったので薬缶を開けてみることにした。 すごかった。 中のゆっくり達は、どろどろに溶けて原形をとどめてない。 髪飾りのリボンや、帽子が、どろどろに溶けた餡子に入っていた。 俺は、お餅を入れてお汁粉にすることにした。 「いただき・・・もす・・・!!」 灼熱という地獄を味わったゆっくり達の味は格別だった。 甘い。とにかく甘い。 俺はぺろり、と食べきってしまった。 「次は・・・、アリスのクリームでクリームパンでも作るかな」 俺はニヤニヤと笑みを浮かべた。