約 596,291 件
https://w.atwiki.jp/nswiki/pages/90.html
オトナ/コドモ/ワルイコ_ダレダ. 「潰す、消す、落とす、喰らう、倒す、壊す・・・---殺ス。」 ストーリー 『彼らは、天使などではない。』 担任をしていたクラスで学級崩壊が起こり、 最終的に精神を病み、辞めていった前任が作った引継書。 数枚の紙で作られたそれの最後は、そんな言葉で締めくくられていた。 うちのクラスに新しい先生が来た。 妙にさめてて、生徒のことに一切関与してこない、今にも死にそうな顔をした、先生だ。 名前はトーノ カツミというらしい。 色々と気に食わないヤツだが、私たちのことに口出ししてこないのは都合が良い。 コイツなら生かしておいてやっても良いだろうと そう思った、次の日。 職員室にあるトーノの机の上がボロボロにされているのが発見された。 前回のことがあってか、教師どもは私が犯人だと決め付けているらしい。 疑われるのはどうでも良いが、 私に自分がしたことの責任を押し付けやがったヤツが居るのは気に食わない。 敵は炙りだして、潰してやる。 それが私のやり方だ。 ―――ああ、確かに。 コチラを嘲笑う少女の瞳は、地獄の空の色だった。 登場人物 ○ショウジョウ チエ ○トーノ カツミ ○オシベ スグル ○ナグサメ ユキチ ○イチナシ キキ ○ニエ カナコ ○ヒトカタ ジロー ○ドウケ エツ ○カリチカ アイナ 詳細 [[その他]] 通称『okwd』、『オトコド』 チエ?たちの学校は10~8人編成でクラスが作られた、いわゆる少人数編成をとっている。 また制服は緑の長ズボンに微妙な丈のYシャツ、細いリボンに黄色いセーター(orベスト)が正しいものである。 登場人物の名前について 苗字はアダルトチルドレンの役割、名前は感情をモチーフにしている。
https://w.atwiki.jp/taikaisyu/pages/430.html
ファントムの血で躰化したワイト数万人からなる軍団。 他のワイト部隊と異なり、各団員が非常に個性的な外観をしている (人型ですらない者が大半)。 ドリルを武器に戦う者が多い。 基本理念は自由と平等。仲間を尊ぶ。仲間以外の物に対しては非常に挑発的で攻撃的。 事あるごとにラップを歌い踊り騒ぐ。 大惨事の際、インフルエンスの総統だったドロクロドが攻めてきたファントムと交渉し、 その大陸でインフルエンスが抱えていたすべての胎界主を飲血躰化させ、 数万人のワイトによる軍団を結成した。 組織 名目上はファントムの配下だが、実際のトップはドロクロド。 総司令 ドロクロド 副司令 ガシャ 黒組二総長 キャルティ、ラージュ 赤組四長官:軍団組織の修復バックアップを担う ビィクツ、セィキツ、ナィンツ、コィウツ 古参: カル、シウム、ヂヨ、クノッヘン、カァクシィクス、イルカ型ワイト クソイカ五兄弟 アラバス、ロッカン、コスタ、スペリヴ、ロコツナ スペリヴ隊 ボン、コツ、ネホ 精鋭部隊 ルイコ、スィブネ、ビテエ、カカト、アシカン その他 ベンケーノ、スネカジ、ガイコッカ、ノゥトゥ、エビ男ちゃん、 ツチ、アブミ、ミミコボ、ジョウガ、チョウケイ エストロ、イソフラ、ホホ、キヌタ、クアドレ、オッソ + ... 生体金庫戦、対ピュア戦でその殆どが死亡した。
https://w.atwiki.jp/babywiki/pages/177.html
【おすすめブログ】マカ、葉酸、ルイボスティーの効果と流産予防レシピ Amazon.co.jp ウィジェット simpleapi_img さっき、気づいたー! 歩くと、良いことあるよ。 私のものだから 近況。 私にとって、とてもありがたいと思う存在 ついにこの日が… ダラダラ最高 明日は女の子の為の日。 元気をもらえる動画 ひだまりの中で・・・ 朝の時間 なぜ、今までこうしなかったんだろう…!?!! 誰かが…。 願望って、叶うもんだよねー 雪の朝、その時ネコは… ぷちぷちぷちハッピー 初“いいね” 朝の呼吸 夕日が背中を押してくる これも“棚ぼた”??? 放置。 音 今年の収穫?! クリスマスの飾りつけ ツリーの飾りつけをしていたら・・・ 最近の“はまり事” 悪夢 プププ。 メールはこちらへ。 “ 潜在願望 ” が叶った日のこと。 関連項目 おすすめブログ 妊娠月別 用語一覧
https://w.atwiki.jp/supertomy/pages/15.html
製品情報 ジャンル 音楽 対応OS -- 発売日 2005年07月29日 価格 --円 メディア -- 原画家 -- シナリオ -- JANコード -- スペック CPU -- メモリー -- サウンド -- 音声 -- 色数 -- 解像度 -- DirectX -- HDD -- ドライブ -- その他 特典ありなし 購入 ア行のメーカーへ
https://w.atwiki.jp/warewarewa/
warewarewa@wikiとは ヨイコのお約束(20051212版) 本題 某社IPv6 最近更新したページ warewarewa@wikiとは このwikiは、ワレワレが愛する某ISPが2005年12月に提供開始したIPv6サービスについて、有志各位から情報収集するためのhtmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。wikiです。 wikiって? … wikiって何よ?ってヒトはココを読むべし サンドバッグ … wikiは初めてだけどページを書きたいヒトはココで練習してみるべし htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 基本的にどのページも、誰もが書き換えられるようになっています。特定のページに関しては、管理者のみ、もしくは特定のwikiメンバーのみという権限を必要としていますが(例えばこの「ホーム」と言うページはwikiメンバーのみ)、制限の無いページを書き換えるのも、新規ページを作るのも、基本的に誰でも自由になっています。 既存ページを書き換えるときは各ページ左上の方の「このページを編集する」をクリックすればOKです。コレだけ簡単にできるからには、良い方向に書き換えられることばかりではなく、悪い方向に書き換えられたり、荒らされたりすることも十分に考えられます。 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 あと、言うの忘れてましたが、某ISPの某サポートセンタ内からの書き込みはできませんのであしからず。 ヨイコのお約束(20051212版) ヨイコは、お約束を守る ヨイコは、本題と関係ないページを作らない ヨイコは、公開できる情報とできない情報を識別する ヨイコは、確かな情報と不確かな情報を識別する ヨイコは、検証を取ったときは利用環境を極力書く ヨイコは、節度を持って、他者が作ったページを編集する ヨイコは、他者を批判しない ヨイコは、社内事情に言及しない ヨイコは、このwikiを不用意に宣伝しない ヨイコは、荒らさない ヨイコは、ワルイコをあおらず、ワルイコを見たら管理者へ通報する ワルイコが作成したページや書き換えたページが、管理者によって予告なく削除されたり、差分から復旧されることがあります。あらかじめご了承ください。ただし管理者はめんどくさがりであきらめが早いので、ワルイコが多すぎた場合、このwiki自体閉鎖する方が早いとか思うかもしれません。 本題 某社IPv6 IPv6とは? 某社v6サービス コメント小屋 最近更新したページ 取得中です。
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/4054.html
スリコの良さを発信するマイコ語録。フォローは約2.7万フォローらしい。
https://w.atwiki.jp/kerberos04/pages/204.html
に:島内生物報告書-各レガトゥス、ルイン 確認用語 原住民 レガトゥスを指す。敵性・非敵性の2種類がおり、一部レガトゥス以外は警戒心を維持して接触する必要がある。 レガトゥスに関した考察 大方、私の推測していた「戦闘特化に重点を置いた対ダーカー兵器」はだいぶ違ったみたいだ。新境地を追い求めた末、進化の過程にて様々なエネミーを掛け合わせて全くの別物が生まれた只のキメラの様な扱いだったのだろう。確かに中には強力な個体が存在する。何せダーカーが大好物な界忌種達の人型だ、欠点として島から出る事は出来ないという致命的な部分があるがな。適合条件がフェミニストをキレさせる内容で驚愕だ、私もそんな発想は無かったくらいだよ。メガロの話が本当であれば、コ・ハナは元々フォトナーだった個体にアポストルス細胞を掛け合わせた「特異的レガトゥス」となる。まさに狂った研究だよ、見た目も子供だし子供のまま死なずに無理矢理生かされてるんだ。他のフォトナー達の様に肉体を捨てる事も許されないんだからな。 ・最初に接触した4名のレガトゥスについて ソマニア 第37番目の被験者。「箱入り」の一人。金髪長髪で5本の角が特徴です。レガトゥス候補者の一人で適合試験は失敗したものの、他三体にも確認されている永続フォトン体を体内に保持させる事が出来た希少例の一体です。その為、括りとしてはレガトゥスに分類され今尚この島に在住しています。戦闘能は一般的アークスに劣りますが、生存的に考慮すると優勢生命体とも云えます。地下都市では生活必需品の作成を担っています。また、「姉さん」と呼称されるレガトゥス達に恐怖心を抱いています。 アムリ 第85番目の被験者。「箱入り」の一人。魚類の様な鱗やヒレに青い短髪が特徴です。界忌種の遺伝子を忠実に適合させる事で完成したレガトゥス候補者です。内部フォトンは凄まじく、敵性存在と判断された場合即刻対処が必要です。彼女自身は温和な性格の為、現在の所危険性は薄いと思われます。食糧集めに専念しており、主に漁師の様な役割を担っています。 ヴァレラニ 第36番目の被験者。龍族の鱗や翼、角を持った赤い長髪が特徴です。現段階にて生存している人工フォトナーの一人と記録に残されています。彼女が学習することでそれらを模して行動する事が可能との事。その為、機械的兵器等も攻撃機構を理解し自らの能力として発現可能です。レガトゥスの中ではクラディアと同格の危険性を秘めています。資料によると「人龍としてアークスの土台となる計画はあったが、秘密裏の研究だった為土台としての運用は却下された」との事。ホムンクルスとの関係は良好であり、彼に友好的な理由等は不明です。レガトゥスの中では知能が高くクラディアの様な「狂いの子」と同時期にも関わらず、唯一精神状態を維持出来ています。メガロに対し協力的姿勢を見せ、知能の低い原住民達の世話役に専念しています。 エリーゼ 第29番目の被験者。アルビノ体質に欠損した右腕が特徴です。永続フォトン体の研究の為、度重なる実験を受けた対象であると記録されています。少なくともアークス誕生の過程で少しばかり貢献をしていますが、その反面レガトゥスの戦闘特化型の開発に利用されました。彼女自身の介助はアムリが行っており、また敵性レガトゥスからは虐待の対象となっていましたがヴァレラニが庇った事がキッカケでレガトゥス内で派閥が生まれたと思われます。しかし、危険性の高いレガトゥスは殆どが気狂いとされています。戦闘能力も皆無で、依存的傾向が見受けられます。 ・敵性レガトゥスについて オウコ 3番目の被験者。「兵器成功者」の一角で、対ダーカー戦に改造された海王種と獣鬼種のハイブリットです。アークスに対し憎悪を抱えており、クラディアやネズヴェルと同様の「狂いの子」に分類されますが、同レガトゥスへの虐待行為は行った事が無い為、同族への加虐意識は皆無と思われます。レガトゥスの中では中立的な立場を保っており、穏便に過ごしている事が多いとされています。 オガニ・ヴァジール 1番目の被験者。元々は遺伝子操作実験の生存者であり、そのままレガトゥス研究に転用されたと思われます。その結果、対ダーカー専用生物兵器として起用される段階まで及びましたが、倫理問題の深刻化によりフォトナー間の対立が生じた事で計画は凍結同然となりました。これに伴い、エネルギー供給化を目論んだグレンヴィルによって巨大樹メタリーエルスと同化を実施。AIとエンティ・アマルガムとのリンクに成功し、機構島の生体維持に貢献する事となりました。システムガーディアンへ強制的な指令を送る事が可能で、現にルイン・アマルガムに自爆措置を実施している事からメタリーエルスの支配権はある程度所持していると思われます。 クラディア 37番目の被験者。今回で3度目の接触となりました。 ネズヴェル 49番目の被験者。今回で2度目の接触となりました。 クレオステウス 89番目の被験者。鉄の様な装甲を纏っており、外見から想像出来ぬ程の素早さを保持しています。二重に連なる下顎器官を持ち、甲殻版を纏うエネミーをも容易に捕食する事が可能です。言語機能は無いに等しく、アークスへの激しい攻撃性しか確認されておりません。 ゴルアスピス 21番目の被験者。両上肢にノコギリ状の甲殻を持ち、捕食対象をわざわざ解体を施す習性があるとの事です。非力なレガトゥスを主に捕食する事があり、非常に残虐な性格の持ち主です。ヴァレラニと戦闘になった事があり、幾多と彼女から返り討ちに合い、関係は非常に悪いとの事。 コメント: 例え箱庭の中とって、内部は少女達で形成された一種の社会縮図か。それに力を持った子達が多い、長年何が起きていたのか考えたくもないな。---コール やれやれ、女同士の争いほど恐ろしい物は無いってな。---亡月 ・ルインについて 均衡維持施設に設置されているモニター画面より 均衡維持システム稼働。[システム2]生成炉(地熱):制御放棄。 システムガーディアン具現化機構:侵食状態。 フォトン生成機能:制御不能。 循環維持機構動作確認:崩壊。 AI制御機構:オガニ・ヴァジールによる支配化。 第三節対ダーカー殲滅型均衡維持兵器:ルイン・アマルガム。 外見など 外見はゼッシュレイダの様に、巨大なワニガメが二足歩行になったとの認識で間違いなく、またメタリーエルスの侵食によって身体それぞれにツタが張り巡らされています。地中には巨大樹の根が根付いている事から、苗床状態だったと思われます。非常に巨大であり、約25mはあるのではないかと推測されています。 各端末データより抜粋 [システム1]生成炉(地熱):第三節-ルイン・アマルガム 関連保護区:自然保護区Ⅷ:獣鬼煉獄熱帯惑星【パイロニアス】、自然保護区Ⅺ:幽顕機層高炉惑星【デキュビタス】、自然保護区[不特定]:最下層不開拓区域【ドーム・ジ・ルパラディ】 制御システム稼働状況:AIによる操作も不可能。機械樹管理者[オガニ・ヴァジール]による支配行為を継続中。プロトコル「体内炉心変性」が施行中。フォトン凝縮機構の過活動現象が促進され、フォトンバーストの危険性がほぼ確定的です。周囲フォトンをも干渉させ、威力が増幅される恐れがあります。分析の結果、約1時間45分程で惑星規模のフォトンバーストが予想されます。 システムガーディアン情報:回収データより参照......獣鬼種【ルイン】惑星パイロリアスの頂点に立つ古代エネミーの一角です。現在、惑星パイロリアスには既に絶滅していると記録されており、島内部に棲息するルインは遺伝子改良及び対ダーカー戦仕様を施した事でオリジナルとは相違点が存在します。巨大な甲羅は鉄製よりも堅牢で、常に灼熱を帯びた状態です。内部の天然炉心臓器が体内循環を活発的に促進させる為、ルインの縄張りとする領域は火山領域と同等クラスの厳しい環境下となります。普段は小規模の山として眠っていますが、敵性存在を感じ取ると、非常に攻撃的となります。 コメント: 本来ならコイツ、アプレンティス・ジガがいただろ?アレを一発で消し飛ばすには充分な戦力を持っているんだ。---亡月 獣鬼種はバケモノしかいないのか・・・?そんな彼らを、フォトナーは扱いきれなかった、と。---コール ああ、この島が物語っている。---亡月
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2663.html
某日、某国、某都、某一族の、某屋敷にて。 こんな会話が繰り広げられていたと、某人物は語った。 「お帰りなさい、当主様」 「ただいま、イツ花……ううぅ、流星爆の撃ち過ぎで眩暈が」 「しっかりして下さい当主様。今日は待ちに待った、『あの日』なんですからネ!」 「おお! ということは……来たのか!!」 「はい! 太照天昼子様から新しいご家族を預かって参りました! お喜び下さい!!」 「くー! ついに俺も父親って訳かぁ。何かこう、感無量だな!」 「そりゃアもう、私にとっても初めての子供ですし」 「え?」 「あーいえいえ何でもありませんよー! とにかくまずはバーンとォ! 命名と職業を――あれ?」 「どうした?」 「あれ、いえ、おかしいな……あの子、どこに行ったんでしょう」 「おいおいおいおい。しっかりしてくれよ。――あぁ、居た。あそこだ」 「あ、本当だ。……はて。あんな所に鏡なんてありましたっけ?」 「あー、こらこら。無闇に触るんじゃないぞ――って、うおおっ!?」 「…………あ。れ、れ!? き、消えちゃいましたね……鏡ごと」 「お、俺の初めての子が……」 「私の子でもあったのに……」 「……………………」 「……当主様? あのォ、ちょっと顔色が……あああッ!?」 概ね、こんな感じであったという。 * 果たしてそれは必然であったのか、それとも偶然であったのか。 それは誰にも分からない。 神のみぞ、どころか神様まで翻弄されているのだからもう、何とも言いようがない。 そんなわけで、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは使い魔の召喚に成功した。 爆煙の中から現れたのは、赤ん坊であった。 ほんぎゃあああぁぁ!! 「……私に、どうしろと」 ルイズはただただ呆然と立ちすくむばかり。 「では、コントラクト・サーヴァントを」 こんな時でも容赦ないのがハゲのハゲたる所以であろうか。 「いや、そんな……そもそも、この子がどこの子なのか、貴族なのか平民なのかも分からないし、 っていうかこの緑色のイボって何かやばいのでは」 「コントラクト・サーヴァントを」 このハゲめ……今度養毛剤をたっぷりプレゼントしてやろう。お前の飯の中にな!! ――そんな気持ちを瞳に込めて見つめても、このハゲは平然としたもので。 ああ、視線で人を殺せたら……! ルイズが抱くと、その子は嘘のように静かになった。 ……懐いている、のか? 「使い魔……人間を……しかも赤ん坊……一体誰が育てると……私が?」 まさかこの歳で『母親』になるなどとは考えもしなかった。 ファーストキスすらまだなのに……いや、今からしなきゃならないのか。 「……この子の親が見つかるまでの辛抱、と言うわけにはいかないのかなぁ」 こうして、ハルケギニアに降り立った神の子は、『ゼロの使い魔』となった。 * そして二ヶ月。 顔馴染みのメイドの手を借りつつも懸命に育児に励むルイズの姿には、 見る者の心を揺さぶる何かがあった。 「寝て起きて、泣いて笑って漏らして泣いて。……まったく、赤ちゃんってのは本当にタチが悪いわ」 そう愚痴るルイズであったが、その顔は確かな充実感に溢れていた。 ――だが、突然始まったルイズの子育て奮闘記は、これまた突然に終焉を迎えた。 別にルイズが育児放棄した、とか虐待の末に殺してしまった、とかそういう生臭い話ではない。 「お帰りなさいませ、母上」 「……ん、ただいま」 いやはや。子供というのはあっという間に大きくなると言うが、この子はまた格別にして別格である。 ……あっという間に赤ん坊ではなくなってしまった。 「今日は留守番をしている間、ずっと『杖の指南』を読み耽っておりました。 素晴らしい本です! 何やら、読んだだけでメイジになれたような気がしますネ!!」 「あー……ええと。うん。わざわざ取り寄せた甲斐があったわ」 「はい!」 しかも、ルイズの身長を追い越してしまった。 いくらなんでも異常だろとか、こんな言葉遣いどこで覚えたんだとか、本当にメイジになってしまったらどうしようとか、 何かもう突っ込む気も起こらない。 * さらに二月。 ……本当にメイジになってしまった。あとついでにルイズが『虚無』に目覚めた。 この二つの事実から導き出される結果は。以下参照。 「ルイズの術『エクスプロージョン』の併せ、始め!!」 「ルイズの術『エクスプロージョン』の併せ、2人目!!」 「『エクスプロージョン』の併せ、3人目!!」 「『エクスプロージョン』の併せ、4人目!!」 「5人目!!」 「6人目!!」 …… 「ルイズの術『エクスプロージョン』!! 13人併せて効果25倍!!」 ………… 「え? 巻物があって、心と技が充実すれば、魔法なんて自然に覚えられるものでしょう?」 巻物が無いなら作ってしまえばいいじゃない。魔法学院なんだし。 ……そういうものだろうか。 「さすが母上! 素晴らしい術です!!」 「あぁ、えっと、うん。ありがとう……うん」 こんなんでいいのか世の中。 * さて。 「母上。私は実はこの世界の人間ではありません」 「えっ……うん。なんとなくそんな気はしてたんだけど」 「元の世界に戻り、都を荒らす鬼を退治しなければならないのです」 「なんかどこかで聞いたような話が混ざってるような気がする」 「さもないと子供も作れない上に、一年半程度しか生きられないというオマケ付きで」 「……そういう重要な事は最初に言いなさいね」 そんなノリで物語は唐突に急展開を迎えたわけですが。 果たしてルイズの選択や如何に。 * 某日、某世界の某国、某都、某一族の、某屋敷。 某女中が概ねこんなことを語ったとか、語っていないとか。 「聞きましたよ、当主様!! 私が昼寝してる隙に出陣されて、 朱点童子まで倒してきちゃったンですってね!? まったくもォ……そんな大事な話を今まで秘密にしておくなんて 人が悪いですよ、プンプン。 で、結局、朱点童子はどうなっちゃったンですか? イツ花にもお聞かせくださいまし」 ――それはそれとして。 同じ頃、近辺で桃色の髪の少女を先頭とする謎の一団を目撃した、と言う未確認情報が数件寄せられているが、 別にだからどうしたという話ではない。 ハルケギニアは、今日もそれなりに平和である。 ハルケギニアではない方も、同じ程度には平和である。 どっとはらい。
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/1240.html
『メリー★クリスマステイルイコ!』 【本文】 1 2 3 4 【初出】 2010/04/23禁書自作SSスレPART8で投稿。 2010/04/23完結。 【著者】 7-945 【含有】 原作の時間軸より後の物語。 そのため登場人物たちの状況や環境の一部は作者のオリジナル設定である。 登場人物が使う術式や技にも作者オリジナルのものが含まれる。 【あらすじ】 科学と魔術の戦争や何もかもが解決した平穏な学園都市のクリスマスの夜。 ステイル=マグヌスは神裂火織から託されたインデックスへのクリスマスプレ ゼントをうっかり落としてしまう。 幸いそれを拾った初春飾利と佐天涙子がすぐに届けに来てくれたのだが 突然現れたゲコ太がプレゼントを持った初春飾利をさらって行ってしまった。 慌てて後を追いかけるステイルと佐天涙子。佐天涙子は初春飾利を無事 助けることができるか?そしてステイルはプレゼントを取り戻せるのか?そも そもなぜゲコ太は初春飾利をさらったのか? 聖なる夜に禁書目録の登場人物達が織りなすドタバタコメディーが始まる。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4466.html
二人のルイズ 「なによ、これは……」 彼女にとって今日は記念すべき日になるはずだった。 自らの系統を見定め、より内容的に特化した二年への進級試験も兼ねた春の使い魔召喚の儀式。 何度も失敗し、今度こそは意を決して杖を振り下ろした先に現れたのがコレだった。 「なんだあれは!? 「まさかゼロのルイズが」 「信じられない」 周りの生徒たちが驚愕から喧々囂々の騒ぎを巻き起こす中、ルイズはまるで瀕死の魚のように口をパクパクさせることしかできなかった。 出来ればドラゴンやグリフォンのような幻獣であれば言うことはない、虎や獅子でも大歓迎だ、それが無理なら犬猫でも構わない、いやオールドオスマンのようにネズミでもしょうがないし、さっき頭上を飛んでいった雀でもこの際贅沢は言うまい。 そんな気持ちで挑んだサモンサーヴァントだからと言って、よもやこんなものが出てくるとはルイズは夢にも思わなかった。 それはまず巨大だった、ルイズのすぐ前の生徒が呼び出した風竜の幼生よりも尚大きい。いや大きさだけなら今年と言わずこれまでこの学院で呼び出された使い魔のなかでも最大の部類に入るに違いない。 次にぬめぬめしている、濡れ光る緑の皮膚は周囲の光を反射して微妙な光沢に照り輝いている。 最後にそれは不気味だった、足を全く動かすことなく地面をまるで滑るように動き回り、その巨大な瞳はピクリとも動くことはない。 だが結局のところ、その生物を表すにはただ一言で事足りる。 「なんで、こんなでっかい蛙が出てくるのよ……!」 そうルイズは蛙が苦手だった、もはやルイズ自身覚えていないが幼少の頃に刻まれたトラウマがぬるぬるべたべたした生物を忌避させるのだ。 しかしそんな自分に呼び出されたのは自身がもっとも苦手としている蛙。 それも超特大サイズ。 ルイズは泣き出したくなった、始祖ブリミルよ。私が何か貴方のお怒りに触れるようなことをしたのでしょうか? 貴方は私に貴族だと言うのに魔法の才能を与えなかったばかりか、私がもっとも嫌うものを終生のパートナーにせよと申すのですか? もし私の言葉が届くのなら…… 「もう一度、召喚をやり直させてください」 「駄目です、使い魔召喚の儀式は神聖なものですから」 ほとんど無意識から出たルイズの魂からの叫びは、すぐ隣に居た輝く教師に一言で切って捨てられた。それはそうだいちいち生徒が使い魔が気に入らないからと言って再召喚させていてはきりがないし、それにコルベールの目にはルイズがあたりを引いたように思えた。 なにしろこれほど巨大な蛙である、ルイズの学友が普通の手のひらに乗るような蛙を召喚したことも分かるように一目で見て桁外れの存在だと分かる。 コルベールは教師としてルイズに自らの才能に自信を持って欲しかった、多少本人が呼び出した使い魔を嫌っていようとこのご立派な使い魔は周囲の者たちの目にルイズが「ゼロ」でない証として映るだろう。 実際、普通のアマガエルを召喚したモンモラシ家の一人娘などはロビンと名づけた自分の使い魔とルイズが呼び出した蛙とを見比べて、嫉妬交じりの視線を送っている。 「分かりました……」 コルベールの言葉にルイズは諦めたように頭を垂れた、上目遣いに見上げればルイズの前で彼女の使い魔は候補は間抜けな面を晒している。 その間抜け面を見ているとだんだん憎らしくなってくる、コイツが出てきたばっかりにと言うどうしようもならない運命に対する憤りが現実の相手として現れたことで心のなかで形を成す。 「五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」 コルベールにレビテーションで浮かばせて貰いながら、ルイズははんばヤケクソな気持ちでその呪文を唱える。 新たなる運命の扉を開く、その呪文を。 「きゃっ!?」 「なんだっ、なにが……」 ――その場で何が起こったのか理解できた者はいなかった。 ルイズが巨大蛙に口付けし、その左手にルーンが刻まれた途端に巨大な蛙は猛烈な光と共に塵が砕けるように消えてしまったのだから。 光と塵の乱舞が収まった時、ヴェストリ広場に集まった生徒たちはその声を聞いた。 「守らなきゃ……」 それは涼やかで悲しげな、硝子で出来た鈴のような声だった。 ルイズを含めた全員は、その声に聞き覚えがあるような気がした。 「あの人が愛した世界を、守らなきゃ……」 そこには一人の少女が立っていた。 儚げな姿で、まるでレビテーションでも使っているように地面から僅かに浮きながら。 静かに、その場に佇んでいた。 ルイズは愕然とする。 着ている衣装こそ周辺の国々で見たこの無いものだが、少女の姿はあまりにも見慣れたものだったから。 見慣れたものでありすぎたから。 「あなた……誰…………?」 ルイズは、毎朝鏡のなかで出会うもう一人の自分に向かって問いかけた。 桃色の髪の少女は、僅かに笑って。 「わたしは――グロリア」 己に与えられた名を応えた。 それがゼロと馬鹿にされ続けてきた虚無の魔法使いと、朽ちて尚約束を守ろうと足掻いていた竜との出会いでした。 二人のルイズがこれからどのような物語を紡ぐのかは、我々には知ることは叶いません。 ならばせめて祈りましょう。 傷つき続けた彼女たちがもう二度と傷つくことの無いように。 惨禍に巻き込まれることがないように。 せめて栄光の賛歌〈グロリア〉を贈りましょう。 ――願わくば、ああ願わくば、その旅路の最果てが幸福なものでありますように スクラップドプリンセスから竜機神No7 グロリア を召喚。 戻る