約 257,918 件
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/138.html
※α(PS)のキャラクター事典は99%がMAX リリーナ=ドーリアン キャスリン=ブルーム サリィ=ポォ ヒルデ=シュバイカー パーガン ゼクス=マーキス ミリアルド=ピースクラフト ルクレツィア=ノイン トレーズ=クシュリナーダ レディ=アン[軍人] レディ=アン[聖女] ドロシー=カタロニア デルマイユ侯爵 ショウ=ザマ マーベル=フローズン チャム=ファウ エル=フィノ ベル=アール ニー=ギブン キーン=キッス エレ=ハンム シーラ=ラパーナ リリーナ=ドーリアン 愛称:リリーナ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- 完全平和主義を唱えていた北欧の小国・サンクキングダム王家ピースクラフト家の息女。王国崩壊以後は、かつて元老であったドーリアン外務次官の娘として育てられていた。 ガンダムパイロットのヒイロと出会い、ドーリアンの暗殺をきっかけに自分の出生を知り、彼女の運命は大きく変わる。 ヨーロッパの片隅で細々とサンクキングダムを復興させるが、その主義を危険とみなしたロームフェラ財団の攻撃にあい、王国はまたも崩壊する。 その後も様々な苦難に遭遇するが、持ち前の真摯さと行動力、カリスマ性で歴史を動かす1人として影に日向に活躍する。 終戦後、彼女は外務次官の仕事に就き、コロニーと地球の橋渡し的存在となる。 キャスリン=ブルーム 愛称:キャスリン 新機動戦機ガンダムW 声優:--- トロワが潜伏していたサーカスのスター芸人。 得意技はナイフ投げで彼女目当ての客も多いためサーカスの団長も彼女の意見には頭が上がらない。 トロワが記憶喪失で放浪していた時は、彼を弟という形で保護していた。 自爆しようとするトロワを拳で殴りつける強さと、他のガンダムパイロットによって再び戦場に連れ戻されるトロワをかたくなに引き止める優しさの両方を持った女性。 サリィ=ポォ 愛称:サリィ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- 地球連合軍の軍医だったが、後に反OZのゲリラ活動に参加。 ガンダムパイロットの存在の近くにいることが多かったため、彼等のサポート的な活動を展開する。トレーズとの戦いに敗れ、戦意喪失していた五飛を叱咤激励し、再びシェンロンガンダムに彼を乗せるきっかけを作った。 ヒルデ=シュバイカー 愛称:ヒルデ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- OZの志願兵。 OZのコロニー懐柔政策に騙されていたが、デュオとの出会いから真実を知り、デュオと行動を共にするようになる。最終決戦近くで、敵の巨大戦艦リーブラに単身潜入。重傷を負いながら、内部の情報をガンダムパイロット達に伝える。 パーガン 愛称:パーガン 新機動戦機ガンダムW 声優:--- リリーナお付きの執事で、ピースクラフト家に仕えていた人間。 見かけの温厚さに隠れた有能な人物で、ヒイロ達ガンダムパイロットの行方を突き止めるほどの情報収集能力を持つ。 また、実はフェンシングの達人でもあるらしく、幼いミリアルドに指導していたこともあった。 ゼクス=マーキス 愛称:ゼクス 新機動戦機ガンダムW 声優:子安武人 地球連合軍特殊部隊・OZのエースパイロット。 通称・ライトニングバロン、昇進後はライトニングカウントと呼ばれた。 ヒイロとの初の遭遇戦では圧倒的な機体性能の差がありながら、自由落下を利用した戦法でリーオーでウイングガンダムを落とした。 ガンダムパイロット・ヒイロとの戦いを強く望み、そのために一度自爆したウイングガンダムを独自に修復させる。 しかし、これはOZにとっての反逆行為であり、これを機にOZを脱することになる。 その後は本当の名であるミリアルド=ピースクラフトを名乗り、時代を動かす1人として行動する。 ミリアルド=ピースクラフト 愛称:ミリアルド 新機動戦機ガンダムW 声優:子安武人 ゼクス=マーキスの本来の姿。 リリーナの兄であり、かつて完全平和主義を標榜したサンクキングダムの王子でもある。 OZを脱退した後、様々な遍歴の後、コロニーの自治権獲得運動の過激派・ホワイトファングのリーダーとなり、トレーズ率いるOZと大規模な戦いを引き起こす。 しかし、この戦いは利権の獲得を目的としたものではなく、戦争の愚かさを人々に見せ付けるための通過儀礼のような意味合いを持っていた。地球に落下する巨大戦艦・リーブラを舞台にして全人類が見つめる中、宿敵・ヒイロと最後の死闘を演じる。 ルクレツィア=ノイン 愛称:ノイン 新機動戦機ガンダムW 声優:横山智佐 地球連合軍特殊部隊・OZの士官。 ゼクス・マーキスを慕い、再会までに要した時間を正確に覚えている程の深い愛情を見せる。レイク・ビクトリア基地でOZのパイロットを育てる教官も務めていたが、五飛の襲撃にあい、訓練終了間際の生徒達の寮に爆弾を仕掛けられ、その多くを失う。 ゼクスがOZを離反してからは、彼の妹であるリリーナが目指す、サンクキングダム復興に尽力した。 ガンダムのパイロット達と行動を共にし、戦争を起こしたゼクスの前に立ちふさがるが、最終的には彼の戦いを見守ろうと決意する。 トレーズ=クシュリナーダ 愛称:トレーズ 新機動戦機ガンダムW 声優:置鮎龍太郎 ロームフェラ財団の幹部で、地球連合軍特務部隊・OZの総帥。全ての行動に対してエレガントさを求める人物。 若年ながらも絶対的なカリスマ性でOZの若い兵士間に熱狂的な信奉者を多数持つ。 また、政治的な手腕だけでなく、モビルスーツ操縦技術、生身での戦いにおいても超一流の腕前を誇る。 人間は戦ってこそ美しいとの考えによって、ロームフェラ財団が採用した無人機体・モビルドール計画に反発。一時期、幽閉される。しかし、後に世界国家元首となり、ミリアルド率いるホワイトファングとの戦争を起こす。この戦いはミリアルドと同じ考えに基づき、自分達があえて大規模の戦争を起こすことで全人類に戦争の愚かさを自覚させるという目的を隠し持っていた。 自らが悪行をなしていると自覚しており、その罪の意識から戦いで死んでいった人間の人数と名前を全て記憶している。 最期は五飛にわざとその身を討たせ、壮絶な死を遂げるが、五飛からすれば、それは勝ち逃げに等しい行為であった。 レディ=アン 愛称:レディ 新機動戦機ガンダムW 声優:紗ゆり 備考:軍人 トレーズ直属のOZの士官。階級は特佐。 トレーズの考えやその本人自身を崇拝しており、彼の理想実現のためには手段を選ばない非情な女性。 だが、そのあまりの過激さにトレーズから、「事はエレガントに、レディ」との言葉を受けてしまう。 トレーズを邪魔者とするOZのツバロフ技師長に銃で撃たれ、一時期生死不明になっていたが、後にトレーズのピンチに駆けつける。 過酷な過去を持ち、それゆえか二重人格的な性格を持つが、最終的には二つの人格は統合される。 レディ=アン 愛称:レディ 新機動戦機ガンダムW 声優:紗ゆり 備考:聖女 レディ=アン自身のもう一つの人格。 その様は聖女のようであり、メガネを外し服も変えているため、一見するとまるで別人に見える。彼女はOZの宇宙に対する政策、つまり懐柔策を実行させるため宇宙で奔走した。 しかし、周りの人間は時々軍人のレディ=アンに戻ることに、かなり戸惑っていたようである。 ドロシー=カタロニア 愛称:ドロニー 新機動戦機ガンダムW 声優:松井菜桜子 ロームフェラ財団代表のデルマイユ侯爵を祖父に持つ、戦争が大好きと公言する少女。 リリーナのピースクラフト学園に送り込まれ、戦争好きという己の意見をリリーナにぶつけ、彼女を戸惑わせた。 同時にヒイロ達ガンダムパイロットにも興味を示し、彼らが宇宙に上がると同時にホワイトファングと合流し、その幹部となる。 彼女の戦争好きという性格は戦争を憎む感情の裏返しであり、父が戦争によって命を落した事に由来する。 デルマイユ侯爵 愛称:デルマイユ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- ロームフェラ財団の代表。ドロシーの祖父。 財団による地球圏の支配を目論み、様々な策略を巡らす。サンクキングダムを壊滅させた後はリリーナをあやつり人形にし、自らの力の増大を図るが、リリーナのカリスマ性により逆に失脚。 発言権を失って宇宙に向かった所をホワイトファングに襲撃されて死亡する。 ショウ=ザマ 愛称:ショウ 聖戦士ダンバイン 声優:中原茂 ドレイクの命によってエ・フェラリオのシルキー=マウが開いたオーラロードを通ってバイストン・ウェルに召還された日本人青年。 当初は状況に流されていたが、マーベルとの出会いを経て、自らの意志で反ドレイク側に回る。高いオーラ力を持ち、ダンバイン・ビルバインを駆って反ドレイク側勢力の中核として活躍し、味方には聖戦士として頼られる。 本人はごく普通の現代青年であり、そういった扱いを面映ゆく思っている事が多かったが、戦いの部隊が地上に移るに連れ、徐々に自分の役割を認識し、戦士として、ニーの片腕としてその役割を全うしていった。 趣味はバイクと空手。特にバイストン・ウェルに自分と共に召還された大型バイクに強い愛着を持ち、「ダンバイン」前半では何度かバイクを気にする場面が見られた。 なお、本人かどうかを見極める方法として、兎の目が赤い理由を問うと「ニンジンを食べるせいだ」と答えるという特徴を持つ。 マーベル=フローズン 愛称:マーベル 聖戦士ダンバイン 声優:土井美加 エ・フェラリオのナックル=ビーによってショウより先にバイストン・ウェルに召還されたアメリカ人女性。実家はテキサスの牧場。 反ドレイクの考えに賛同すると同時に、ニーに惹かれた事から、ギブン家に協力する。 ショウにドレイクの悪を諭して味方に加え、以後は彼の想いを受け止め、互いのオーラ力を高めていった。 東洋思想を学び、理知的な性格と同時に、激しい感情を露にする一面を持つ。 乗機はダーナ・オシー、ボゾン、ボチューンと反ドレイク側オーラバトラーの最新鋭機を乗り継ぎ、最終的にショウのダンバインを譲り受ける。 単独での目立った戦果は見られないが、ショウのパートナーとして、また地上人として聖戦士に相応しい働きを見せ、その名は反ドレイク側に知れ渡っている。 チャム=ファウ 愛称:チャム 聖戦士ダンバイン 声優:川村万梨阿 ギブン家に協力するミ・フェラリオ。 当初はニーに想いを寄せ、ドレイク側にいたショウを半ば敵視していたが、行動を共にするに連れ、大切なパートナーとなる。 戦闘中はショウに悲鳴混じりの指示を与え、それ以外にも偵察や敵のかく乱に大活躍する。 家事にも長け、「ダンバイン」後半に着用していた戦闘服は自らの手作りである。 その容姿は妖精らしく可憐であり、一度地上で姿を見せた後にはフィギュアも作られた。 なお「ダンバイン」は、最後の戦いの後にただ1人地上に残されたチャムが地上人に語った物語だとされている。 また、「ダンバイン」作中で「オーラ斬り」を命名したのは彼女である。 エル=フィノ 愛称:エル 聖戦士ダンバイン 声優:富沢美智恵 シーラ女王に仕えるミ・フェラリオ。 行動を共にするベルのお姉さん分に当たり、よく彼女をからかっていた。 あくまでシーラの心の慰め的な立場であり、チャムのように戦場に出る事はなかったが、初登場の際は捕らえられたシーラの所にショウを案内する等の重要な役割を果たした。 ベル=アール 愛称:ベル 聖戦士ダンバイン 声優:吉田古奈美 シーラ女王に仕えるミ・フェラリオ。 エルやチャムに比べて年若いフェラリオらしく、容姿・行動共にまだ幼児程度である。 素直かつ子供らしい疑問を投げかけ、お姉さん分であるエルに馬鹿にされては大騒ぎするといったようにグラン・ガランのマスコット的な存在としてシーラの側にいた。 ニー=ギブン 愛称:ニー 聖戦士ダンバイン 声優:安宅誠 アの国の地方領主であるロムン=ギブンの息子。父と共にドレイクの野望を阻止するために戦っていたが、当初は恋人・リムルへの想いが先に立ち、お坊ちゃん的なわがままが目立つ頼りない場面が多かった。 しかし、戦いの中で成長し、その責任感と使命感によって反ドレイク側勢力をまとめあげ、同時に最前線を戦う遊撃隊の指揮官として重要な役割を果たした。 自艦のゼラーナが最終決戦直前に沈んでからは、ボチューンに乗り、パイロットとして最終決戦でドレイクを討ちとる。 キーン=キッス 愛称:キーン 聖戦士ダンバイン 声優:高田由美 代々ギブン家に仕えるキッス家の娘。 父・キブツが家を守るため不本意ながらドレイク側についた事を負い目に思っていた。 リムルを愛するニーに報われぬ想いを一途に寄せ続け、彼に認めてもらうために、またはリムルへの対抗心から時に無茶な行動をとる事がある。 当初はウィングキャリバー・フォウのパイロットを務めていたが、後にマーベルから譲り受けたオーラバトラーを駆る。 エレ=ハンム 愛称:エレ 聖戦士ダンバイン 声優:佐々木るん ミの国王・ピネガン王の娘であり、ラウの国王・フォイゾン王の孫娘。フォイゾン王の死後はラウの王女としてゴラオンの指揮を執り、反ドレイク側の旗頭として戦う。霊力と称される独特のオーラ力を持ち、予言や邪悪なオーラを感知する事が出来る。しかし、その素顔は年若い少女であり、地上に出てから想いを寄せた地上人・トルストールの死に泣き暮らし、マーベルやキーンに諭されることもあった。以後、激しくなる戦いの中で王女として、悪しきオーラを排除する者として、立派に役目を果たしていく。最終決戦では、黒騎士の悪しきオーラを命懸けで吸収し、そのハイパー化を阻止した。 シーラ=ラパーナ 愛称:シーラ 聖戦士ダンバイン 声優:高橋美紀 ナの国の女王。その高潔なオーラ力から聖少女と呼ばれ、常に女王としての威厳と気品を併せ持つ。使命感と責任感からグラン・ガランを建造させ、反ドレイク側の旗頭として戦う。 また、自らの危機を救ったショウを真の聖戦士と認め、最新鋭オーラバトラー・ビルバインを託す。しかし、力に力で対抗する自らを含め、オーラマシンによって変わっていくバイストン・ウェル全体を憂い、ドレイク打倒を果たした後は全てのオーラマシンの破棄を決めていた。 地上へ送られてからは、ドレイク軍と戦うと同時に、地上に無用の混乱を呼ばぬよう尽力する。その方法としてイギリス女王との会見も行った。太平洋での最終決戦において、持てるオーラ力を解放し全ての悪しきオーラを浄化して、戦いを終結させる。 オプション情報大事典に戻る
https://w.atwiki.jp/dnd_fe/pages/28.html
ライカ 性別:女、年齢:25歳 身長:172cm体重:62kg 外見特徴:白磁の肌にプラチナブロンドの巻き毛を背にたらしたエラドリンの妖精騎士。 生い立ち:エラドリンの貴族の出、永い時を妖精界で過ごしたが、人間に嫁いだエルフの姫の身を案じ、人間界に舞い降りた。 将来の夢 アーク 性別:男、年齢:人間換算で30歳前後 身長:180㎝体重:70kg 外見特徴:白に近い肌と、腰まで届く真っ黒な髪を頭上で一つにまとめ背に流している。(いわゆるポニーテール☆) 紅く輝く瞳が特徴。 生い立ち:特殊な容姿と信仰神(レイヴンクイーン)のため、エルフのなかでも浮いた存在となっている。 普段は一人でいることが多い。 直接の面識はないが、人間の国に嫁いだヒルデ王妃に憧れを抱いていた。 エルフの国で王子の噂を聞き、様子を見るためやってきた。 将来の夢 :死神になりたい ハスハ・A・ネイサン 性別:女、年齢: 26歳 身長:163cm体重:53kg 外見特徴: 燃えるような紅髪のキツめ美人。ティーフリング 生い立ち:人を顎で使う没落貴族の「はすっぱな姐さん」 ゴロッキー、ボーカン、ヨタモンら駄目人間一味を率いていた女傑。 腕の立つ冒険者グループとして粋に暴れ回っていたらしい。 堅苦しい貴族より流浪の冒険者生活が気に入ってるので、 お家再興とかはアウトオブ眼中である。 将来の夢 :気の合う仲間と共に冒険のスリルを楽しむ ビル・クロマティ 性別:男、年齢:25 身長:172cm体重:75kg 外見特徴: 中肉中背、見た目には気を使わないためざんばら髪で着古した服の下に着込みをしていることが多い。左右の腰に大刀を履き、眼光は鋭い。 生い立ち:希代の傭兵にして兵法家。 兵士であった父親が戦死して依頼、父の形見の武具を用い傭兵として功をなす。 父譲りの大刀二刀流を操り戦場にあっては一騎当千、立合いにおいても未だ無敗。 野戦でだけではなく、状況戦も得意とする。 戦を愛し、戦を憎む武人。 将来の夢 天下一の兵法者との立合い リューリク・ボルム 性別:男、年齢140歳: 身長:140cm体重65kg: 外見特徴:ドワーフにしては細身(あくまでもドワーフにしては!!) はげ。黄金色の鬚を数束の三つ編みにしている。 生い立ち:ハンマー・ブロウ氏族の相談役の家に生まれ、本人もその道を進む。 ただし、まだ父親が生きているので立ち位置は相談役補佐。 将来の夢:父祖の名を辱めることの無い、優れた相談役兼魔術師になること。 オルム(俗称) 性別:男年齢:78歳 身長:3 11"(120cm)体重:80lb(36kg) 外見的特徴:総白髪の超小柄なおじいちゃん。人当たりの良い顔。 腰は少々曲がっているが足腰はしっかりしている。 服装は一般的な旅人のそれ。 どうみても強そうには見えない。 生い立ち:本名不明。 自我の芽生える頃には既に親の姿は無く、スラムでの生活が記憶のはじまり。 順調に裏社会を歩き続け、殺して殺しまくる生活を送る。 腕を買われ傭兵の身となった後も、ダーティワークの数々をこなし、 その執拗にターゲットを追う姿から、いつしか「蛇(ormr)」というあだ名がつく。 「蛇に狙われたら諦めろ」とまで言わしめるほどであった。 ある時、ターゲットが自分の好物を心底幸せそうに口にする姿を見て、それっきり殺せなくなる。 逃げるように町を出、流浪の身となる。 今までの自らの行いを悔い死ぬことを決意するが、昇る朝日を見て、生きて償おうと決める。 25の秋の事であった。 将来の夢:この道程が無駄でなかったことの証を見つける。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19328.html
登録日:2011/04/02(土) 12 03 55 更新日:2024/07/19 Fri 12 24 18 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ×キャサリン ○キャスリン ガンダム ガンダムW ガンダムW一の万能なお姉さん ガンダム登場人物項目 キャスリン キャスリン・ブルーム サーカス トロワの嫁←トロワの姉 トロワの自爆ショーを阻止←グーパンチで阻止 ナイフ投げ ナイフ投げが得意なお姉さん ブラコン 低血圧 姉弟 料理を作れるお姉さん 新機動戦記ガンダムW 杉本沙織 美乳 茶髪 見守るお姉さん 軽業師 鈴木沙織 面倒見がいいお姉さん 頼れるお姉さん 少しは怖がって! じゃないとお姉さんも面白くないわ 『新機動戦記ガンダムW』の女性キャラの一人。 CV 杉本沙織 【概要(TV本編)】 主人公の1人であるトロワ・バートンが身を勤めるサーカス団の花形で、何かとトロワの世話を焼くお姉さん。 身寄りのないトロワをまるで弟のように可愛がっている。 このアニメの女性キャラはだいたいそうだが大変な美人であり、このアニメの女性キャラはだいたいそうだがなおかつとても気丈な女性である。 ライトパープルの真珠のように透き通った瞳がチャームポイントで、スタイルも非常に良い。特に後半ではブラとホットパンツだけでうろつく始末。 作画によってはサリィやノインに匹敵するほどの立派なものをお持ちに見える。 …ちなみに年齢は18歳で、実はレディ・アンやゼクスと1歳しか違わない。うっそだあ(笑) OZ基地周辺でサーカスを披露した時、トロワがガンダムヘビーアームズで破壊活動をするまで彼の正体を知らなかった。 トロワが「生きている」ことに何らかの価値を見い出せないないままま「自爆ショー」を披露しようとした際には、何故か一瞬で「死ぬのね…!」とニュータイプ並みの爆速理解をした上に、ヘビーアームズのコックピットの前へ上がって彼をグーパンチで殴り、 「残された者は…残された者は泣いて暮らすしかないじゃない…」 …と泣いてすごくお姉さんらしい一面を見せた。 ……グーパンはむしろ漢らし(ry その後に悪い友達ヒイロ・ユイの誘いによりトロワとは一旦別れる。 しかし暴走したカトル・ラバーバ・ウィナーのウイングガンダムゼロを止めるためにわざと撃墜され、そのショックで記憶喪失になったトロワと再会し、彼を保護する。 記憶喪失により頼るものがなくなったトロワは、自身を庇護してくれるキャスリンを『姉さん』と呼んで頼るようになり、キャスリンも、彼を弟のように思うようになる。 …とまあ事情はシリアスなのだが、これまでクールキャラだったトロワが幼児退行を起こしたみたいになっているため、ぶっちゃけドン引きを通り越して笑える。 そんなトロワを、二人の少年が訪ねてくる。 彼らは、行方不明になったトロワを捜していたデュオ・マックスウェルとカトル・ラバーバ・ウィナー。 ガンダムパイロットとは知らなかったためにキャスリンは一度引き合わせるが、その事実を知ると、『トロワをまたガンダムパイロットに戻そうとしている』と勘ぐり、そうはさせまいと二人を追い出す。 だが、彼らと話した後、トロワは「頭が痛い」「懐かしい感じがする」と訴えながら徐々に記憶を取り戻していく。 そして、「昔誰か(ヒイロ)が言っていたような気がする…感情のままに生きるのが人間として正しい生き方だと…」とトロワは言い残し、デュオとカトルが置いていったガンダムヘビーアームズに乗り、再び『ガンダムパイロットのトロワ・バートン』として戦場へと旅立って行く。 キャスリンは止めるも、彼の決意を理解し、気丈に彼を送り出す。 また帰ってくると信じて……… 「馬鹿なんだから…」 「行ってくるよ。姉さん。」 ときた洸一氏の漫画版ではこのときキスした。あれ?姉さんって呼ばせといて? ???「ちょっと! 姉弟同士でそんな濃厚なスキンシップやめなさいよ!」 【Endless Waltz】 戦いを終え、戻ってきたトロワと共にサーカスの花形として活躍している。 劇場版では台詞自体ないものの、EDにてトロワとサーカスをしている様子が描かれた。 小説版では戻ってきたトロワとのエピソードが描かれ、その際、『かつて生き別れたキャスリンの実弟の背中にあった火傷の痕と似たような痕がトロワの背中にある』ことが明言され、トロワがキャスリンの実弟である可能性が浮上した。 ???「だからはっきりしなさいよ! キャスリンさんがお姉さんだなんてうらやま…じゃなくて気になるでしょうが!」 【Frozen Teardrop】 ドクトルTを名乗るトロワと共にW教授を名乗るカトルを補佐し、彼の歳の離れた妹のカトリーヌを教育し、トロワが次の『トロワ』と見込んだ名無しの少年をMS(ガンダム?)パイロット及びエージェントとして通用するように鍛え上げた。 冷凍睡眠していたリリーナ、元々大人の女性として描かれていたノイン、既に他界している(と最初は思われていた)ヒルデと違い、 かつての美少女の老けた姿を見る羽目になるかと思いきや…… 年齢不詳の美女 と描写され、とても色っぽいお姉さんになったキャスリンが描かれた。 ただし荒っぽい所も残っており、『おばさん』と呼ばれた際には、それなりに傭兵として戦ってきた名無しの少年を昏倒させるほどの拳を披露した。 また、笑顔で鬼のようなトレーニングを課す等、鬼教官な一面も描かれた。 しかしやはり理想のお姉ちゃんたるキャスリン、名無しの少年が命がけのミッションに挑んだ時は心配し、クリアして帰還した彼にパンチとでこちゅーをお見舞いした(名無しの少年はそれを、『最高の褒美』と称した)。 【余談】 『W』の女性キャラの中では、メインヒロインのリリーナ・ドーリアンや、かっこいい乙女ルクレツィア・ノイン、デュオの嫁ヒルデ・シュバイカーに勝るとも劣らぬ人気を誇る。 みんなもあんなお姉ちゃん欲しいよね! ???「あなたはまたそうやってばかにしてっ!!」 『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム』シリーズでは、トロワが勝利した際に『キャスリンは……俺が護る!』と言ったり、 敗北した際に幼児退行を起こして『姉さん』を呼んだりと、名前だけなら出て来る。 …が、『W』を知らない人は、勝利時の台詞が『キャスル』と聞こえることもあって誰だか解らない。 ◆名言 「少しは怖がって!じゃないとお姉さんも面白くないわ」 「トロワ!どうして逃げなかったの?」 「無愛想なんだから。でもあなたは笑った方がかわいいと思うわ。元がいいんだから。このお姉さんが保証するわよ。」 「トロワ、笑顔笑顔!」 「もう〜あんた達ったらそんなに黙り込んでて楽しいの?もう二時間は経つわよ」 「ご挨拶ね。お腹がすいてるだろうと持ってきたのよ。はい、あったかいうちにどうぞ。」 「ここに置いとくからちゃんと食べなさいね。でも後片付けはお願いね。小さいうちからしつけはしっかりしなきゃ…じゃ。」 「無口な子には無口な友達が出来るのね」 「あなた、自分の命を何だと思ってるの!?自爆ですって!?笑わせないでよ!あなたのお父さんやお母さんは何て思う?残された人の気持ちを考えた事があるの!?甘ったれるのもいい加減にしなさい!!」 (グーパンチでトロワの自爆ショーを阻止) 「残された者は……残された者はね、泣いて暮らすしかないじゃない…」 「あなたね!?うちのトロワにおかしな事吹き込んだのは!いい加減にしないと承知しないわよ!」 「何言ってんの!かわいい子には旅をさせろって言うじゃない。トロワはこのサーカスの子だもん。また戻って来てくれるわ、きっと!」 「ミス・キャスリン!またはキャスリン姉さんよ! 今度、私のことをおばさん呼ばわりしたら容赦しないわよ」 「二度と死のうなんて考えちゃダメよ!人の命は、そんな軽いモンじゃないんだからね!!」 「何がボロ雑巾よ!何が消耗品よ!笑わせないで!もう少し、自分のことを買い被ってもいいのよ!!」 キャスリン「追記・修正お願いね。小さいうちからしつけはしっかりしなきゃ。じゃ…」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] トロワの自爆を阻止する時の「死ぬのね」って、唐突に理解した洞察力が凄すぎる。Wのヒロイン達はみんな逞しすぎる -- 名無しさん (2019-08-07 10 42 05) Wの名有り女性キャラでは数少ない一般人なのだが間違いなくWの女性キャラらしい強い女性 -- 名無しさん (2020-07-06 18 30 04) Wの男たちはスナック感覚で命を捨てようとするんで体を張って止める強い女性が必要なんだなって… -- 名無しさん (2020-07-06 18 50 47) 杉本沙織さんが10月21日に他界されました。ご冥福を祈らせていただきます。 -- 名無しさん (2021-10-30 14 14 32) 姉の話だからといって項目の端々で騒ぐなベルリ生徒w -- 名無しさん (2021-12-20 23 34 10) Wの名前有りの女は大体が女傑 -- 名無しさん (2022-04-09 21 58 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/175.html
リリーナ キャスリン サリィ ヒルデ パーガン ゼクス ミリアルド ノイン トレーズ レディ[軍人] レディ[聖女] ドロシー デルマイユ ショウ マーベル チャム エル ベル ニー キーン エレ シーラ リリーナ=ドーリアン 愛称:リリーナ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- 完全平和主義を唱えていた北欧の小国・サンクキングダム王家ピースクラフト家の息女。 王国崩壊以後は、かつて元老であったドーリアン外務次官の娘として育てられていた。 ガンダムパイロットのヒイロと出会い、ドーリアンの暗殺をきっかけに自分の出生を知り、彼女の運命は大きく変わる。 ヨーロッパの片隅で細々とサンクキングダムを復興させるが、その主義を危険とみなしたロームフェラ財団の攻撃にあい、王国はまたも崩壊する。 その後も様々な苦難に遭遇するが、持ち前の真摯さと行動力、カリスマ性で歴史を動かす1人として影に日向に活躍する。 終戦後、彼女は外務次官の仕事に就き、コロニーと地球の橋渡し的存在となる。 キャスリン=ブルーム 愛称:キャスリン 新機動戦機ガンダムW 声優:--- トロワが潜伏していたサーカスのスター芸人。 得意技はナイフ投げで彼女目当ての客も多いためサーカスの団長も彼女の意見には頭が上がらない。 トロワが記憶喪失で放浪していた時は、彼を弟という形で保護していた。 自爆しようとするトロワを拳で殴りつける強さと、他のガンダムパイロットによって再び戦場に連れ戻されるトロワをかたくなに引き止める優しさの両方を持った女性。 サリィ=ポォ 愛称:サリィ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- 地球連合軍の軍医だったが、後に反OZのゲリラ活動に参加。 ガンダムパイロットの存在の近くにいることが多かったため、彼等のサポート的な活動を展開する。トレーズとの戦いに敗れ、戦意喪失していた五飛を叱咤激励し、再びシェンロンガンダムに彼を乗せるきっかけを作った。 ヒルデ=シュバイカー 愛称:ヒルデ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- OZの志願兵。 OZのコロニー懐柔政策に騙されていたが、デュオとの出会いから真実を知り、デュオと行動を共にするようになる。最終決戦近くで、敵の巨大戦艦リーブラに単身潜入。重傷を負いながら、内部の情報をガンダムパイロット達に伝える。 パーガン 愛称:パーガン 新機動戦機ガンダムW 声優:--- リリーナお付きの執事で、ピースクラフト家に仕えていた人間。 見かけの温厚さに隠れた有能な人物で、ヒイロ達ガンダムパイロットの行方を突き止めるほどの情報収集能力を持つ。 また、実はフェンシングの達人でもあるらしく、幼いミリアルドに指導していたこともあった。 ゼクス=マーキス 愛称:ゼクス 新機動戦機ガンダムW 声優:子安武人 地球連合軍特殊部隊・OZのエースパイロット。 通称・ライトニングバロン、昇進後はライトニングカウントと呼ばれた。 ヒイロとの初の遭遇戦では圧倒的な機体性能の差がありながら、自由落下を利用した戦法でリーオーでウイングガンダムを落とした。 ガンダムパイロット・ヒイロとの戦いを強く望み、そのために一度自爆したウイングガンダムを独自に修復させる。 しかし、これはOZにとっての反逆行為であり、これを機にOZを脱することになる。 その後は本当の名であるミリアルド=ピースクラフトを名乗り、時代を動かす1人として行動する。 ミリアルド=ピースクラフト 愛称:ミリアルド 新機動戦機ガンダムW 声優:子安武人 ゼクス=マーキスの本来の姿。 リリーナの兄であり、かつて完全平和主義を標榜したサンクキングダムの王子でもある。 OZを脱退した後、様々な遍歴の後、コロニーの自治権獲得運動の過激派・ホワイトファングのリーダーとなり、トレーズ率いるOZと大規模な戦いを引き起こす。 しかし、この戦いは利権の獲得を目的としたものではなく、戦争の愚かさを人々に見せ付けるための通過儀礼のような意味合いを持っていた。地球に落下する巨大戦艦・リーブラを舞台にして全人類が見つめる中、宿敵・ヒイロと最後の死闘を演じる。 ルクレツィア=ノイン 愛称:ノイン 新機動戦機ガンダムW 声優:横山智佐 地球連合軍特殊部隊・OZの士官。 ゼクス・マーキスを慕い、再会までに要した時間を正確に覚えている程の深い愛情を見せる。レイク・ビクトリア基地でOZのパイロットを育てる教官も務めていたが、五飛の襲撃にあい、訓練終了間際の生徒達の寮に爆弾を仕掛けられ、その多くを失う。 ゼクスがOZを離反してからは、彼の妹であるリリーナが目指す、サンクキングダム復興に尽力した。 ガンダムのパイロット達と行動を共にし、戦争を起こしたゼクスの前に立ちふさがるが、最終的には彼の戦いを見守ろうと決意する。 トレーズ=クシュリナーダ 愛称:トレーズ 新機動戦機ガンダムW 声優:置鮎龍太郎 ロームフェラ財団の幹部で、地球連合軍特務部隊・OZの総帥。 全ての行動に対してエレガントさを求める人物。 若年ながらも絶対的なカリスマ性でOZの若い兵士間に熱狂的な信奉者を多数持つ。 また、政治的な手腕だけでなく、モビルスーツ操縦技術、生身での戦いにおいても超一流の腕前を誇る。 人間は戦ってこそ美しいとの考えによって、ロームフェラ財団が採用した無人機体・モビルドール計画に反発。一時期、幽閉される。しかし、後に世界国家元首となり、ミリアルド率いるホワイトファングとの戦争を起こす。この戦いはミリアルドと同じ考えに基づき、自分達があえて大規模の戦争を起こすことで全人類に戦争の愚かさを自覚させるという目的を隠し持っていた。 自らが悪行をなしていると自覚しており、その罪の意識から戦いで死んでいった人間の人数と名前を全て記憶している。 最期は五飛にわざとその身を討たせ、壮絶な死を遂げるが、五飛からすれば、それは勝ち逃げに等しい行為であった。 レディ=アン 愛称:レディ 新機動戦機ガンダムW 声優:紗ゆり 備考:軍人 トレーズ直属のOZの士官。階級は特佐。 トレーズの考えやその本人自身を崇拝しており、彼の理想実現のためには手段を選ばない非情な女性。 だが、そのあまりの過激さにトレーズから、「事はエレガントに、レディ」との言葉を受けてしまう。 トレーズを邪魔者とするOZのツバロフ技師長に銃で撃たれ、一時期生死不明になっていたが、後にトレーズのピンチに駆けつける。 過酷な過去を持ち、それゆえか二重人格的な性格を持つが、最終的には二つの人格は統合される。 レディ=アン 愛称:レディ 新機動戦機ガンダムW 声優:紗ゆり 備考:聖女 レディ=アン自身のもう一つの人格。 その様は聖女のようであり、メガネを外し服も変えているため、一見するとまるで別人に見える。彼女はOZの宇宙に対する政策、つまり懐柔策を実行させるため宇宙で奔走した。 しかし、周りの人間は時々軍人のレディ=アンに戻ることに、かなり戸惑っていたようである。 ドロシー=カタロニア 愛称:ドロニー 新機動戦機ガンダムW 声優:松井菜桜子 ロームフェラ財団代表のデルマイユ侯爵を祖父に持つ、戦争が大好きと公言する少女。 リリーナのピースクラフト学園に送り込まれ、戦争好きという己の意見をリリーナにぶつけ、彼女を戸惑わせた。 同時にヒイロ達ガンダムパイロットにも興味を示し、彼らが宇宙に上がると同時にホワイトファングと合流し、その幹部となる。 彼女の戦争好きという性格は戦争を憎む感情の裏返しであり、父が戦争によって命を落した事に由来する。 デルマイユ侯爵 愛称:デルマイユ 新機動戦機ガンダムW 声優:--- ロームフェラ財団の代表。ドロシーの祖父。 財団による地球圏の支配を目論み、様々な策略を巡らす。サンクキングダムを壊滅させた後はリリーナをあやつり人形にし、自らの力の増大を図るが、リリーナのカリスマ性により逆に失脚。 発言権を失って宇宙に向かった所をホワイトファングに襲撃されて死亡する。 ショウ=ザマ 愛称:ショウ 聖戦士ダンバイン 声優:中原茂 ドレイクの命によってエ・フェラリオのシルキー=マウが開いたオーラロードを通ってバイストン・ウェルに召還された日本人青年。 当初は状況に流されていたが、マーベルとの出会いを経て、自らの意志で反ドレイク側に回る。高いオーラ力を持ち、ダンバイン・ビルバインを駆って反ドレイク側勢力の中核として活躍し、味方には聖戦士として頼られる。 本人はごく普通の現代青年であり、そういった扱いを面映ゆく思っている事が多かったが、戦いの部隊が地上に移るに連れ、徐々に自分の役割を認識し、戦士として、ニーの片腕としてその役割を全うしていった。 趣味はバイクと空手。特にバイストン・ウェルに自分と共に召還された大型バイクに強い愛着を持ち、「ダンバイン」前半では何度かバイクを気にする場面が見られた。 なお、本人かどうかを見極める方法として、兎の目が赤い理由を問うと「ニンジンを食べるせいだ」と答えるという特徴を持つ。 マーベル=フローズン 愛称:マーベル 聖戦士ダンバイン 声優:土井美加 エ・フェラリオのナックル=ビーによってショウより先にバイストン・ウェルに召還されたアメリカ人女性。実家はテキサスの牧場。 反ドレイクの考えに賛同すると同時に、ニーに惹かれた事から、ギブン家に協力する。 ショウにドレイクの悪を諭して味方に加え、以後は彼の想いを受け止め、互いのオーラ力を高めていった。 東洋思想を学び、理知的な性格と同時に、激しい感情を露にする一面を持つ。 乗機はダーナ・オシー、ボゾン、ボチューンと反ドレイク側オーラバトラーの最新鋭機を乗り継ぎ、最終的にショウのダンバインを譲り受ける。 単独での目立った戦果は見られないが、ショウのパートナーとして、また地上人として聖戦士に相応しい働きを見せ、その名は反ドレイク側に知れ渡っている。 チャム=ファウ 愛称:チャム 聖戦士ダンバイン 声優:川村万梨阿 ギブン家に協力するミ・フェラリオ。 当初はニーに想いを寄せ、ドレイク側にいたショウを半ば敵視していたが、行動を共にするに連れ、大切なパートナーとなる。 戦闘中はショウに悲鳴混じりの指示を与え、それ以外にも偵察や敵のかく乱に大活躍する。 家事にも長け、「ダンバイン」後半に着用していた戦闘服は自らの手作りである。 その容姿は妖精らしく可憐であり、一度地上で姿を見せた後にはフィギュアも作られた。 なお「ダンバイン」は、最後の戦いの後にただ1人地上に残されたチャムが地上人に語った物語だとされている。 また、「ダンバイン」作中で「オーラ斬り」を命名したのは彼女である。 エル=フィノ 愛称:エル 聖戦士ダンバイン 声優:富沢美智恵 シーラ女王に仕えるミ・フェラリオ。 行動を共にするベルのお姉さん分に当たり、よく彼女をからかっていた。 あくまでシーラの心の慰め的な立場であり、チャムのように戦場に出る事はなかったが、初登場の際は捕らえられたシーラの所にショウを案内する等の重要な役割を果たした。 ベル=アール 愛称:ベル 聖戦士ダンバイン 声優:吉田古奈美 シーラ女王に仕えるミ・フェラリオ。 エルやチャムに比べて年若いフェラリオらしく、容姿・行動共にまだ幼児程度である。 素直かつ子供らしい疑問を投げかけ、お姉さん分であるエルに馬鹿にされては大騒ぎするといったようにグラン・ガランのマスコット的な存在としてシーラの側にいた。 ニー=ギブン 愛称:ニー 聖戦士ダンバイン 声優:安宅誠 アの国の地方領主であるロムン=ギブンの息子。父と共にドレイクの野望を阻止するために戦っていたが、当初は恋人・リムルへの想いが先に立ち、お坊ちゃん的なわがままが目立つ頼りない場面が多かった。 しかし、戦いの中で成長し、その責任感と使命感によって反ドレイク側勢力をまとめあげ、同時に最前線を戦う遊撃隊の指揮官として重要な役割を果たした。 自艦のゼラーナが最終決戦直前に沈んでからは、ボチューンに乗り、パイロットとして最終決戦でドレイクを討ちとる。 キーン=キッス 愛称:キーン 聖戦士ダンバイン 声優:高田由美 代々ギブン家に仕えるキッス家の娘。 父・キブツが家を守るため不本意ながらドレイク側についた事を負い目に思っていた。 リムルを愛するニーに報われぬ想いを一途に寄せ続け、彼に認めてもらうために、またはリムルへの対抗心から時に無茶な行動をとる事がある。 当初はウィングキャリバー・フォウのパイロットを務めていたが、後にマーベルから譲り受けたオーラバトラーを駆る。 エレ=ハンム 愛称:エレ 聖戦士ダンバイン 声優:佐々木るん ミの国王・ピネガン王の娘であり、ラウの国王・フォイゾン王の孫娘。フォイゾン王の死後はラウの王女としてゴラオンの指揮を執り、反ドレイク側の旗頭として戦う。 霊力と称される独特のオーラ力を持ち、予言や邪悪なオーラを感知する事が出来る。しかし、その素顔は年若い少女であり、地上に出てから想いを寄せた地上人・トルストールの死に泣き暮らし、マーベルやキーンに諭されることもあった。以後、激しくなる戦いの中で王女として、悪しきオーラを排除する者として、立派に役目を果たしていく。最終決戦では、黒騎士の悪しきオーラを命懸けで吸収し、そのハイパー化を阻止した。 シーラ=ラパーナ 愛称:シーラ 聖戦士ダンバイン 声優:高橋美紀 ナの国の女王。その高潔なオーラ力から聖少女と呼ばれ、常に女王としての威厳と気品を併せ持つ。使命感と責任感からグラン・ガランを建造させ、反ドレイク側の旗頭として戦う。 また、自らの危機を救ったショウを真の聖戦士と認め、最新鋭オーラバトラー・ビルバインを託す。しかし、力に力で対抗する自らを含め、オーラマシンによって変わっていくバイストン・ウェル全体を憂い、ドレイク打倒を果たした後は全てのオーラマシンの破棄を決めていた。 地上へ送られてからは、ドレイク軍と戦うと同時に、地上に無用の混乱を呼ばぬよう尽力する。その方法としてイギリス女王との会見も行った。太平洋での最終決戦において、持てるオーラ力を解放し全ての悪しきオーラを浄化して、戦いを終結させる。 オプション情報大事典に戻る
https://w.atwiki.jp/oper/pages/97.html
第3幕 (岩山の頂。モミの木の森が舞台右手を区切っている。左手には洞窟への入口があるが、この洞窟は天然の大広間となっており、その上が岩山の頂上となっている。舞台後方は視界が完全に開け、大小さまざまの岩石が斜面の壁となってそびえる。そのさらに後方は、見えないながらも急な絶壁となっているようである。ちぎれ雲が嵐に飛ばされるように激しく、岩山のへりを通り過ぎていく) 前奏曲と第1場 (ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテ。あとから、ヘルムヴィーゲ、ジークルーネ、グリムゲルデ、ロスヴァイセ、ブリュンヒルデとジークリンデ) (ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテは、岩山の頂きにある洞窟の脇やその上に陣取り、鎧兜に身を包んでいる) ゲルヒルデ (もっとも高いところに陣取って、後ろからやってくる厚い雲に呼びかける) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ヘルムヴィーゲだわ!こっちよ!馬と一緒に来なさいよ! ヘルムヴィーゲの声 (舞台後方から) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー! (雲の中で稲妻がぱっとひらめくと、戦死者を鞍にくくりつけた騎乗のヴァルキューレが現れる。そのヴァルキューレはこちらに近づくと、岩山のへりを左から右へと舐めるように通り過ぎる) ゲルヒルデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテ (近づいてくるヴァルキューレに呼びかける) ハヤッハー!ハヤッハー! (さきほどの雲は、舞台右手のモミの森の中に消える) オルトリンデ (森へと呼びかける) あなたの馬を、私の馬と一緒につなげばいいわ。 あなたのブラウナー(鹿毛)なら、私のグラウエ(葦毛)と、仲良く草を食むでしょうから! ヴァルトラウテ (森へと呼びかける) 鞍にぶらさがっているのは誰? ヘルムヴィーゲ (森から出てきて) これは、ヘーゲリンク族のジントルト! シュヴェルトライテ だとしたら、二人の馬を近づけてはダメだわ! オルトリンデの馬は、イルミング族のヴィティヒを運んできたんだから! ゲルヒルデ (頂から下りて近づきながら) たしかに、ジントルトとヴィティヒは仇どうしの間柄! オルトリンデ (飛び起きて) やだ!あたしの馬に体当たりしてきたわ! (オルトリンデは森に駆けていく) (シュヴェルトライテ、ゲルヒルデ、ヘルムヴィーゲは大声で笑う) ゲルヒルデ 戦士の仲の悪さが、馬にのりうつったのね! ヘルムヴィーゲ (森にいる馬に振り返って呼びかける) こら!おとなしくして!! 場を乱してはだめよ! ヴァルトラウテ (ゲルヒルデに代わって高い地点に立って見張っていたが、右手後方へと呼びかける) ホイホー!ホイホー! ジークルーネね!何をぐずぐずしていたの? (右側に向け耳を澄ます) ジークルーネの声 (左手後方から) 仕事がたっぷりあったのよ! もうみんなそろっているの? シュヴェルトライテ、ヴァルトラウテ (右手後方に呼びかける) ホヨッホー!ホヨッホー! ハヤッハー! ゲルヒルデ ハヤッハー! (ヴァルキューレ達の身ぶりと、モミの森から出てくる輝きで、ジークルーネが森に着地したことがわかる。そのとき奥から、二つの声がいっぺんに響く) ゲルヒルデとロスヴァイセ (左後ろから) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ハヤッハー! ヴァルトラウテ (左に向いて) あれはグリムゲルデとロスヴァイセ! ゲルヒルデ (同じく左に向いて) 二人で馬首をそろえて騎行してくる。 (稲妻光る雷雲が左からたなびき、その中に騎乗のグリムゲルデとロスヴァイセの姿が現れる。二人の鞍にはそれぞれ一人ずつ戦死者がつながれている。ヘルムヴィーゲ、オルトリンデ、ジークルーネは森から出て、岩山のへりから二人に手を振る) ヘルムヴィーゲ、オルトリンデ、ジークルーネ ようこそ!騎乗の女武者! ロスヴァイセとグリムゲルデ! ロスヴァイセとグリムゲルデの声 ホヨッホー!ホヨッホー! ハヤッハー! (ロスヴァイセとグリムゲルデの姿は森の中へと消える) その他6人のヴァルキューレ ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ゲルヒルデ (森の二人に呼びかける) 森の中で馬を休ませてあげないと! オルトリンデ (同じく森の二人に呼びかける) でも、馬は一緒につながないほうがいいわ・・・ 勇士たちの憎しみが収まるまでは! (ヴァルキューレはみんな大笑いする) ヘルムヴィーゲ (みんなの笑い声の中で) もう私の勇士は怒って、オルトリンデの葦毛に復讐しちゃったけど! (ヴァルキューレはまたみんな大笑いする) ロスヴァイセとグリムゲルデ (森から出てきて) ホヨッホー!ホヨッホー! その他6人のヴァルキューレ ようこそ!ようこそ! シュヴェルトライテ あんたらは一緒に出かけたの? グリムゲルデ 初めは別々だったけど、今日合流したの。 ロスヴァイセ さあ!みんな集合ね!ぐずぐずせずに、 早くヴァルハラに戻って、 ヴォータンに戦死者を差しだしましょう。 ヘルムヴィーゲ まだ8人よ。ひとりだけ足りない。 ゲルヒルデ ブリュンヒルデは、きっとまだ、 あの褐色のヴェルズングのところにいるのね。 ヴァルトラウテ じゃあ、もう少しここで待たないと・・・。 ブリュンヒルデを待たずに私たちだけで行くと、 きっとお父さまは機嫌が悪いから! ジークルーネ (岩の上から、遠くを見張りながら) ホヨッホー!ホヨッホー! (後方に向かって呼びかける) こっちよ!こっち! (他のヴァルキューレ達に) すごい勢いで、 ブリュンヒルデが向かってくるわ。 8人のヴァルキューレ (全員、岩山の上の見張り台に急ぐ) ホヨッホー!ホヨッホー! ブリュンヒルデ!こっちよ! (全員、いぶかしそうに眺める) ヴァルトラウテ よろめく馬を、なんとか森に向かわせている。 グリムゲルデ 速く走らせすぎよ!グラーネったら、ひどい鼻息! ロスヴァイセ こんなに速く飛ぶヴァルキューレは初めて! オルトリンデ 鞍の上には? ヘルムヴィーゲ 戦士じゃないわ! ジークルーネ 女よ! ゲルヒルデ 女なんか?どうして? シュヴェルトライテ こっちに挨拶もしない! ヴァルトラウテ (下に向いて呼びかける) ハヤッハー!ブリュンヒルデ!聞こえないの? オルトリンデ お姉さまが 馬から降りるのを手伝わないと! (ゲルヒルデとヘルムヴィーゲは全速力で森に駆けていく。ジークルーネとロスヴァイセもそれにつづく) ヘルムヴィーゲ、ゲルヒルデ、ジークルーネ、ロスヴァイセ ホヨッホー!ホヨッホー! オルトリンデ、ヴァルトラウテ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ ハヤッハー! ヴァルトラウテ (森を見つめながら) あの屈強なグラーネが倒れるなんて! グリムゲルデ 急いで女を鞍から降ろしている! オルトリンデ、ヴァルトラウテ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ (ヴァルキューレは、全員、森に駆けていきながら) お姉さま!お姉さま!どうしたの? (全員で舞台に戻ってきたヴァルキューレの中には、ジークリンデを脇にかかえて引っぱってくるブリュンヒルデがいる) ブリュンヒルデ (息せききって) 私をまもって!この窮地から救って! 8人のヴァルキューレ ひどく急いでたけど、どこから飛ばしてきたの? いったい誰から逃げようとしていたの? ブリュンヒルデ 追われる身となったのは、生まれて初めて。 私、お父さまに追われているのよ! 8人のヴァルキューレ (激しい衝撃を受けて) ねえ!正気?教えて!どういうこと? お父さまに追われている? 逃げているのはお姉さまですって? ブリュンヒルデ (不安そうに体をそらし、辺りを見回し、また向きなおる) ああ・・・みんな・・・岩の頂きから見下ろして! 北を見て!お父さまが近づいてこない!? (オルトリンデとヴァルトラウテは、岩の頂きに飛びあがり、そこから見張りをする) 早く!何か見えて? オルトリンデ 雷雲が北から近づいている。 ヴァルトラウテ 厚い雲が立ち昇っているわ! その他の6人のヴァルキューレ お父さまが神馬で駆けてくる! ブリュンヒルデ 怒り狂う狩人が、私を追って、 北から近づく!・・・近づく! みんな、私を守って!そして、この女性も! 6人のヴァルキューレ この人は何なの? ブリュンヒルデ 急いで聞いて・・・。 この人は、ジークムントの妹であり妻であるジークリンデ。 ヴォータンは、 このヴェルズング族の兄妹を呪い、 私に、 ジークムントの勝利を取り下げるよう命じられた。 でも、私はジークムントを盾で守ったわ・・・ 神に逆らって! 神は自らの槍で介入し、 ジークムントは死んでしまった。 でも、私は、この女の人を助けるため、 あなたたちのところにやってきた・・・ ねえ! この不安におびえる私を、 罰の一撃から守ってちょうだい! 6人のヴァルキューレ (話を聞いて仰天して) お姉さん?狂ったの?何てことをしたのよ!? ああ!ブリュンヒルデ!何てことよ! お父さまの神聖な命令に そむくなんて!? ヴァルトラウテ (見張り台の上から) 暗闇が北から来るわ! オルトリンデ (同様に見張り台の上から) 怒りの嵐がこっちにくる! ロスヴァイセ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ (舞台後方に向かって) お父さまの馬がけたたましくいなないている。 ヘルムヴィーゲ、ゲルヒルデ、シュヴェルトライテ すごい鼻息がこちらにも響いてくる! ブリュンヒルデ この人が可哀想すぎる!もしもヴォータンにつかまったりしたら!ヴォータンはヴェルズング族を皆殺しにしようとしているのだもの!ねえ!誰でもいいわ!一番身軽な馬を貸してくれない?早く!この人を逃がすために! ジークルーネ あたしたちにまで、お父さまに逆らえというの? ブリュンヒルデ ロスヴァイセ!ねえ! あなたの馬を貸して! ロスヴァイセ どんな速い馬だって、お父さまからは逃げられないわ。 ブリュンヒルデ ヘルムヴィーゲ!お願いよ! ヘルムヴィーゲ あたしはお父さまに従うわ。 ブリュンヒルデ グリムゲルデ!ゲルヒルデ!馬を貸して! シュヴェルトライテ!ジークルーネ!私の気持ちをわかって! 私があなたがたにそうだったように、今は私に尽くして! どうか、この可哀想な女の人を救ってあげて! ジークリンデ (ジークリンデはこの間ずっと凍ったように虚ろな目をしていたが、ブリュンヒルデが彼女を守るように強く抱きしめた途端に、突き放すような身振りで体を起こす) もう私にかまわないで・・・ あたしなんか死んだほうがいいのよ! どうしてあなたは、 私を敵から守って逃げたりしたの? あの戦場の嵐の中で、私はいっそのこと ジークムントが受けたのと同じ剣をこの身に受けたかった・・・そうすれば、 あの人と一緒に死ねたでしょうに! もうジークムントはいない・・・ジークムント・・・あなたは!ああ!私の望みどおりにして!死なせて! 私を逃がしたことを あなたに恨むことはできないけれど、 どうか私の願いを聞きいれて・・・ あなたの剣を私の胸に突き刺して! ブリュンヒルデ 生きて!生きるのよ!愛のために! ジークムントの愛の証しを救うのよ・・・ (力強い声で、ジークリンデを説得するように) あなたの体の中には、もうひとりヴェルズングがいるのよ! ジークリンデ (はじめはただ驚いていただけだったが、いきなり、輝かしい歓びが顔からあふれ出す) 私を生かしてください!この子を助けてください! ヴァルキューレの乙女たちも!どうか・・・どうか私の身を守ってください! (ますます濃くなっていく雷雲が背景に立ち昇る。雷鳴が近づく) ヴァルトラウテ (見張り台の上から) 嵐が近づいてくるわ。 オルトリンデ (見張り台の上から) あの嵐が怖いなら逃げて! 6人のヴァルキューレ その女の人を逃がして!危機が迫ってるわ・・・ ヴァルキューレでは誰もこの人を守れない! ジークリンデ (ブリュンヒルデの前にひざまずいて) 守ってください!どうか!母になる私を救って! ブリュンヒルデ (意を決し、きびきびと、ジークリンデを立ち上がらせながら)じゃあ早く逃げて!一人きりで行くのよ! 私はここに残り、ヴォータンの罰を受けます・・・ 私がヴォータンの怒りを一手に引き受けている間に、 あなたは怒りの手を逃れるのよ。 ジークリンデ 一体どこに行ったらいいの? ブリュンヒルデ みんなのなかで、東へ行った人はいる? ジークルーネ 東はずうっと森ばかりよ。 ファフナーがニーベルングの財宝を奪い取って隠しているわ。 シュヴェルトライテ あの怪物は龍の姿をして、 洞窟にアルベリヒの宝を隠しているのよ! グリムゲルデ 一人きりの女にはふさわしくないところよ。 ブリュンヒルデ でも、その森ならば、ヴォータンの怒りからも守ってくれる・・・最強の神ですら、あの森は恐れて近づかない場所だわ。 ヴァルトラウテ (見張り台の上から) ヴォータンが凄い形相で この岩山に向かってくる。 6人のヴァルキューレ ブリュンヒルデ!あの音が聞こえないの!? ブリュンヒルデ (ジークリンデに手で方角を指し示しながら) さあ急いで!東へ行くのよ! 歯を食いしばって耐えるのよ・・・どんな苦しみにも・・・ どんな飢えや乾きにも・・・どんな茨や岩場にあっても・・・ 笑うのよ!どんな逆境や苦しみにあっても、笑うの! でも、今から私が言うことだけは思い出して、それを心の支えにして!「この世で最もすぐれた男の子が あなたの身には宿っています・・・!」 (ブリュンヒルデは、ジークムントの剣の破片を鎧の中から取り出すと、その厚い破片をジークリンデの手にゆだねる) その子のために、この剣の破片を大切に持っていて! その子の父の斃れた地から、私が何とか拾い集めた破片を・・・いつかきっとその子は、この剣を鍛え直して振り回すはず。その子の名前は私から授けましょう・・・ ジークフリート・・・勝利をことほぐ者・・・と! ジークリンデ (心の底から感動して) ああ・・・なんて神聖な奇蹟!なんて素敵な女性! あなたの誠実さに、私はほんとうに慰められ、救われました! 私たちが愛したあの人のためにも、私は可愛いこの子を守ります・・・いつか必ず、私の感謝の気持ちが、あなたに微笑みますように!さようなら!ジークリンデの悲しみをあなたの力に変えてください! (ジークリンデは舞台の前方を右手へ走り去っていく。その時すでに岩山の頂きは黒い雷雲におおわれている。嵐の吹きすさぶ猛烈な音が舞台後方から聞こえてきて、舞台右手では炎がますます赤々と照り返す) ヴォータンの声 逃げる気か!?ブリュンヒルデ! (ブリュンヒルデはしばらくジークリンデを見送っていたが、舞台後方に向きを変えてモミの森を見つめた途端、再び恐怖にとらえられたような仕草を見せる) オルトリンデとヴァルトラウテ (見張り台から駆け降りながら) お父さまの馬がこの岩山に着いたわ! 8人のヴァルキューレ かわいそうに!ブリュンヒルデ!復讐の炎が燃えている! ブリュンヒルデ ああ!みんな助けて!心が折れてしまいそう! みんながお父さまをなだめてくれないと、 お父さまの怒りで、私は砕け散ってしまうわ。 8人のヴァルキューレ (ヴァルキューレ達はおびえながら岩の頂へと逃れる。皆に手を取られたブリュンヒルデも、その後ろに従う) さあ、こっちよ!しょうがないお姉さん!見えないように隠れて! あたしたちにぴったりくっついて、呼ばれても黙っていて! (ブリュンヒルデを取り囲み、その姿を隠すと、おびえた目でモミの森を見つめる。森から炎のどぎつい光が赤々と輝く一方で、舞台後方は真っ暗闇となっている) ああ!ヴォータンが馬から飛び降りた・・・! 仕返しをしようと、すごい勢いで向かってくる! 第2場 (ヴァルキューレ全員とヴォータン) (ヴォータンは、憤怒の形相で興奮して森から姿を現す。ブリュンヒルデの姿を求めつつ、凄まじい勢いで岩山の頂きにいるヴァルキューレの群れのもとにやってくる) ヴォータン ブリュンヒルデはどこだ?掟を破った女は? お前らは、あの悪人をかくまおうというのか? 8人のヴァルキューレ なんと凄まじい怒りよう! ねえ、お父さま、あたしたちが、 お父さまをそんなに怒らせることをしましたでしょうか? ヴォータン 馬鹿にするな!生意気な口を叩くな! お前らがブリュンヒルデをかくまっていることなどお見通しだ。永劫の呪いを受けた女などと関わってはならん・・・ あの女は、自らの価値をおとしめ、放り投げたのだ! ロスヴァイセ お姉さまは追われて逃げてきたのです。 8人のヴァルキューレ お姉さまは、あたしたちの庇護を求めてきたのです! お父さまの怒りを怖れて、恐怖で胸をいっぱいにして・・・ どうかお願いです・・・可哀想なお姉さまのために。 怒りを抑えて落ち着いてください。 お姉さまへの優しさを取戻し、怒りを収めてください! ヴォータン 軟弱な女たちめ! そんな弱い心を私から受け継いだのか? 私は、お前たちを、戦場に耐えうるような 強く厳しい心の持ち主に 育てたはずなのに、 たかが不実な女ひとりを罰するからと言って、 そんなに泣きわめいたりするのか? 知っているのか?泣き虫ども。 臆病なお前たちが泣いてかばっているこの女のしたことを・・・。私の心に秘めた想いを、 この子ほど知っている者はいなかった。 私の本当の意志を この子以上に知る者はなかった! ましてや、私がこの世に望みをつないだ理由も、 この子がいたからこそだったのだ・・・ それなのに、この子は幸福な絆を断ち切り、 不実にも私の意志に逆らい、 私の命令を公然と嘲笑い、 私に武器を向けたのだ! この子の幸せを願って、私が作った武器を・・・! 聴こえるか?ブリュンヒルデ! お前に鎧を、兜と武器を、喜びと慈愛を、 名前と身体とを与えたのは、この私ではなかったか? そんな私の嘆きの声を聴きながら、 お前はおびえて身を隠し、 卑怯千万にも罰をまぬがれようというのか? ブリュンヒルデ (ヴァルキューレの一団の中から歩み出ると、控えめではあるがしっかりした足取りで、山頂をくだり、ヴォータンのすぐ前に進み出る) お父さま・・・私はここにいます。罰を下してください! ヴォータン 私が罰するのではない・・・ お前自身がお前を罰すればよい。 お前は私の「意志」によってのみ存在していたはずなのに、 私に逆らう意志を持ったではないか。 私の「命令」を果たす立場だったのに、 私に逆らう命令を出したではないか。 お前は「望みの乙女」だったはずなのに、 私に逆らう望みを抱いたではないか。 私の「盾」となる女だったはずなのに、 その私に盾ついたではないか。 私の意にそって「運命を決める」女だったはずなのに、 私に逆らって運命を決めたではないか。 勇士の「心を動かす」立場だったのに、 私に逆らうよう勇士を動かしたではないか。 かつては、お前のあり方は、ヴォータンが決めていた。 だが、これからのお前のあり方は、お前自身が決めればよい! もはやお前は「望みの乙女」ではない。 かつてはヴァルキューレだったかも知れないが、 これからは、どのようにでもなればいい! ブリュンヒルデ (激しい衝撃を受けて) 私を追放するの?本気でそんなことを? ヴォータン もうお前をヴァルハラから送り出すことはない・・・ お前に割り当てた戦死者を ヴァルハラの広間に 連れてこさせることもないし、 神々の和やかな晩餐で、 私の盃に酒を注いでもらうこともない。 もう、お前の子供っぽい口もとを撫でることもない・・・ お前は神々の一族から追放され、 不死の種族ではなくなる。 もう二人の絆は絶たれた・・・ 二度と私の前に姿を見せるな。 8人のヴァルキューレ (興奮した身振りで、それまでの場所を離れて、少しずつ下のほうに降りて行きながら) ひどいわ!ひどすぎる! お姉さん!お姉さん! ブリュンヒルデ すべて奪うつもりなの?お父さまからいただいたものを! ヴォータン 奪うのは、お前を手に入れる者だ! 私は、お前をこの山に置き去りにする・・・ 無防備の眠りに、固く封じ込めるのだ・・・ そして、通りすがりの人間の男に見つけられ、起こされれば、 その男の餌食になるだけのことだ。 8人のヴァルキューレ (ヴァルキューレ達は極度に興奮して岩山を駆け降りると、不安そうに群れ固まりブリュンヒルデを取り囲む。ブリュンヒルデはヴォータンの前で片膝を立ててひざまずいている) やめてよ!お父様!そんな呪いは取り消して! 輝かしい乙女が、人間の男のために身を落としてしまうなんて?お願いですから聞いてください!おそろしい神! そんな辱めをお姉さんに加えないでください! そんなことをすれば、妹のあたしたちも一緒に汚されるのですよ! ヴォータン 聴こえなかったのか?刑の宣告が? 約束を破ったこの女は、 お前らからは切り離され、 もはや馬に乗って空を駆け巡ることはない。 乙女の花は枯れてしまうのだ・・・。 夫に愛嬌を振りまき、ただの女となって、 その者に一生従順にしたがえばよい・・・。 台所に座って、糸を紡ぎ、 世の物笑いと嘲りを一身に受けるのだ。 (ブリュンヒルデは叫び声をあげて地にくずおれる。他のヴァルキューレは驚きのあまり大声で叫び立てながら、ブリュンヒルデのそばを離れる) おそろしいか?この女の運命が?ならば去れ!この破滅した女から!去るがいい!遠くへ去れ! あえてここにとどまり、 私に逆らって、 こんな哀れな女の味方をするならば、 そんなバカ者は、この女と同じ運命になるぞ! そんな女には、まったく同じ運命を下してやる! さっさと去れ!この岩山に近寄るな! 早くここから去らなければ、 お前らもとんでもないことになるぞ! 8人のヴァルキューレ ひどいわ!なんてひどいことなの! (ヴァルキューレ達は激しい叫び声を上げながら散り散りになり、急いでモミの森の中へと逃げ込む。岩山のへりのすぐ傍に黒雲があるが、森の中で物凄い音が聞こえると、その雲の中からぎらりと稲妻が光る。雲の中には、一団となってひしめき合いながら、馬の手綱を緩めて物凄い勢いで疾駆していくヴァルキューレ達の姿がある。しばらくすると嵐は治まり、雷雲は少しずつ遠ざかっていく。次の第3場では、ようやく回復した天候のもと、たそがれの光が広がり始め、幕切れでは夜となる) 第3場 (ヴォータン、ブリュンヒルデ) (ヴォータンと、彼の足元にじっと横たわっていたブリュンヒルデだけが舞台に取り残される。長く重たい沈黙が続く。変わらぬ姿勢のままで) ブリュンヒルデ (ゆっくりとだが少しずつ頭をもたげ始める。初めはおずおずとしていたが、やがて声を高めて) 私の犯したことは、そんなにも恥ずべきことでしたか・・・? そんなに恥ずかしい罰を下されるほど。 私のしたことは、そんなにも不品行なことでしたか・・・? そんなに深く私の品位を傷つけるほど。 私は、そんなにも不名誉なことをしたというのですか・・・? 名誉を勝手に奪い去られてしまうほど。 (次第に身を起こし、ひざまずいて) 教えて!お父さま!私の目をよく見て・・・ どうか怒らないで、私に教えてください。 どんないかがわしい罪を私が犯したと言うの! お父さまが、ご自身の意に逆らってまでも、 大切な我が子を追放せざるを得ないほどの! ヴォータン (身じろぎひとつせず、真剣で陰鬱な顔をして) お前のしたことをよく考えてみろ。そうすれば、その罪が分かるはずだ! ブリュンヒルデ 私はお父さまの命令を果たしただけです。 ヴォータン お前に命じたか?ヴェルズングの側に立って戦えなどと・・・ ブリュンヒルデ 戦場を司る神として、お父さまはそうお命じになりました! ヴォータン だが、その指示は撤回したではないか! ブリュンヒルデ フリッカがお父さまの本来の意志を歪めたからです・・・ フリッカの考えに従ったとき、 お父さまは、あなたご自身の敵となったのです。 ヴォータン (小声で、苦々しく) お前なら私の思いを理解してくれる・・・私はそう思っていた。そうと知っていて叛いたからこそ、罰したのだ。 お前はこの私を・・・愚かで卑怯な男とみなしたのだ! お前は、私が裏切りに罰を与えないとでも思っていたのか・・・?お前にとって、私の怒りは、そんなに軽いものだったのか? ブリュンヒルデ 私は知恵の回らない娘です。ですが一つだけ知っていたことがあります・・・ それは・・・お父さまがヴェルズングのジークムントを愛していたこと。 そのことをすっかり忘れねばならないという 引き裂かれる気持ちが、私に伝わりました。 お父さまはご自身の意に反して、事を進めていたのです。 あまりにもつらすぎたのです・・・そうだと認めることは・・・お父さまがジークムントを守れないということは。 ヴォータン そこまで分かっていたにもかかわらず、あの男を守ろうとしたのか? ブリュンヒルデ (ひそやかに語りはじめる) 私がそうした理由は、 「それ」を見たからです。 お父さまは、別のこととの板挟みになって、 「それ」に仕方なく目を背けざるを得なかったけれど! いつも戦場でヴォータンの背中を追いかけていた娘は、 今初めて、お父さまが見なかったものを見たのです・・・ あの「ジークムント」を、私はこの目にしたのです。 私は、彼に死を宣告するために歩み出て、 その瞳を見つめ、声を聴きました。 心の底からの苦難の声を聴き、 比類なき勇者の嘆きを耳にしたのです。 ああ・・・最も自由な恋愛が直面した恐ろしい苦悩・・・ 最も悲痛な心情が企てた力強き反抗! そのとき、耳に残り、目に焼き付いたもの・・・ それは深く心に突き刺さり、 存在の底の底から、私を揺さぶったのです。 恥ずかしさのあまり呆然として、私は立ち尽くしました。 この人の役に立とうとしか考えられなかったのです・・・ 勝利でも死でも、ジークムントと分かち合おう・・・ 私が選び取るべき道はそれしかありませんでした! この愛を・・・私の心に注ぎ込んだもの・・・ 私をヴェルズングと共に戦わせたもの・・・それはお父さまご自身の想い。 その想いを胸に抱きしめ、私はお父さまの命令に逆らったのです。 ヴォータン そうか・・・お前は私が望んで果たせなかったことをしたわけだな・・・苦しみに引き裂かれる私にはできなかったことを。 だが、心の歓びをそんなに簡単に手に入れられるとでも思ったのか?私はどうなる?・・・心を悲しみに焼き尽くされた私は・・・つらい苦しみが打ち続くあまり、 憎悪ばかりが膨れ上がって、 苦しみ病める心で 世界が「愛」へと向かうことを妨げている私は・・・。 自分自身の現実の姿に 死ぬほどあらがいつつ、 気が狂いそうな苦痛のために、 激昂して立ち上がり、 狂わんばかりの憧れに浸りながら、 この世界を木っ端微塵にすることによって、 永遠に続く悲哀を終わらせようという 恐ろしい願いをもてあそぶ私は・・・。 そんな私を横目に見つつ、お前は甘い歓びに浸るのか・・・。 歓びの到来に陶酔するあまり、 お前は笑って愛の薬を飲むというのか・・・? 私の身を神々の危機がむしばむこの時に。 お前はそんな軽薄な女だったのか・・・ならば勝手にやればよい・・・私との絆はもう断たれたのだから。 もうお前と一緒にいることはできない。 お前と二人で色々な思いをめぐらすことも、 もうできない。 これからは離れ離れになったまま、 何一つ共にはできないのだ・・・ この生が続く限り、この空が続く限り、 お前と私とが、再び出会うことはないのだ! ブリュンヒルデ ほんとに、こんな愚かな娘は何のお役にも立てませんでした・・・お父さまに何を教わっても ただ驚くだけで、まるで学び取れなかったのですから。 でも、私が学んだことが、 たった一つだけあります。 それは「愛すること」です・・あなたが愛したものを・・。 私は追放され、もうお会いすることはできませんが、 お父さまのほうも、今まで体の一部だったものを捨て去り、 遠くに半身を置きざりにするようなものなのですよ。 かつてはお父さまの一部分だった私という存在を・・・ お父さま!神よ!それだけは忘れないで! お父さまの永遠の半身である私を辱めないで! お父さまご自身の屈辱を望まないで! 恥辱に沈む私を見れば、 お父さまの身も辱めることになるのですから! ヴォータン お前は、愛の力に屈したのだ・・・ ならば愛する定めの男には、誰であれ従うほかないのだ! ブリュンヒルデ 私がヴァルハラを離れ、 もうお父さまとは行動を共にできず、 この先は人間の男に仕えねばならないとしても、 決して口先だけの卑怯な男には与えないでください! 私を手に入れる男が、無価値な男でないようにしてください。 ヴォータン お前と私は縁を切るのだ・・・ だから、私が選ぶことはできない。 ブリュンヒルデ (小声で、内緒ごとを相談するかのように) お父さまは高貴な一族を創り出しました。 そこから弱い男が生まれるはずはありません。 最もすぐれた勇者は・・・そうです・・・ あのヴェルズング族から生まれてくるのです。 ヴォータン なぜヴェルズング族の話などを! お前と縁を切った時、私はヴェルズング族からも縁を切ったのだ・・妬みが、あの一族を滅ぼしたのだ! ブリュンヒルデ ヴェルズング族の命脈は、お父さまの手を逃れたあの女性がつないだのです。 (内緒ごとを言うかのように) ジークリンデのお腹の中には清らかな赤ん坊がいます。 どんな女性も味わったことのないような苦しみの中で、 あの女の人は お腹に宿ったその子を産むでしょう。 ヴォータン あの女の庇護を私に求めようとでも言うのか!? その腹の中の子供までもか!? ブリュンヒルデ (内緒ごとを言うかのように) お父さまがジークムントのために作った剣は、今あの女性の手にあるのです。 ヴォータン (声を荒らげて) 私はその剣を砕いたではないか! 小娘め・・・!なぜ私の意志をくじこうとする・・・! お前は来たるべき運命を待つがいい。 もう私はお前の運命を決められないのだ! ああ・・・行かねばならない・・・ ずいぶんここで時間を無駄にしてしまった。 これ以上、謀反人などと付き合っていられるか。 お前の願いを聞くことなどできない・・・ 私は罰の執行を見届けるために、ここにいるだけだ! ブリュンヒルデ 私が我慢できるような罰を・・・お考えになったのですか? ヴォータン お前を深い眠りに封じ込める・・・。 無防備な女の姿のお前を見つけ、眠りから覚ました者が、 お前を妻とするのだ! ブリュンヒルデ (祈るようにひざまずいて) 私が深い眠りに閉じ込められ、 弱い人間の男の手に入るとしても、 たった一つだけはお聞き届けください。 ほんとうに、ほんとうに、お願いです! 眠る女を護ってください!近寄りがたい何か恐ろしいもので! そうすれば、恐れを知らない自由な勇者だけが、 いつか岩山の私を見い出すはずです! ヴォータン 望みが過ぎるぞ!そんなに甘やかせるものか! ブリュンヒルデ (ヴォータンの足にすがりついて) どうしてもお聞き届けください! 私・・・お父さまにすがりつくこの私を打ち殺し、 粉々に踏みにじってもいい・・・ 跡形も残らないほど、槍で体を引きちぎってもいい・・・ ですが、お父さまがどんなに残酷な方でも、 恥辱だけは・・・ひどすぎる辱しめだけは私に与えないで! (我を忘れたように激しく) お父さまの命令で炎を燃やし、 燃え上がる火焔で岩山を取り巻いて! ゆらめく炎で岩山を焦がして! そうすれば、弱い男が私に近づいてきても、 その炎が飲み込んでくれるわ! ヴォータン (ヴォータンはブリュンヒルデの激しい願いに圧倒され、深く心を揺り動かされ、感情を取り戻して彼女のほうへ振り向く。ひざまずいていたブリュンヒルデを起き上がらせると、あふれる想いのままに、その眼に口づけする) さらばだ・・・勇敢で立派な我が子よ! 我が心の清らかな誇りよ! さらば・・・さらば・・・さらば! (愛情をあふれさせて) 別れねばならない。 お前と、愛を込めて 目配せを交わすことはもうできない。 並んで馬を走らせることもできないし、 酒宴(うたげ)の酒を注いでもらうこともない。 愛するお前を失ってしまう・・・ 我が眼の癒しそのものの、お前の笑顔を・・・ 花嫁を守る炎よ!燃え盛れ! 乙女を求めるどんな若者も見たことがないほどに! 岩山を取り巻け・・・ 焼き尽くし、燃やし尽くして、 弱い者が近づけないようにするのだ・・・! 弱き者は、ブリュンヒルデの岩山に近づいてはならない! なぜなら、この花嫁を手に入れる者は、 神である私より、もっと「自由」でなくてはならないからだ! (ブリュンヒルデは感極まってヴォータンの胸に顔を沈め、父と娘はずっと抱きしめ合ったままでいる。やがてブリュンヒルデは顔を起こし、なおもヴォータンを抱きしめながら、荘厳なまでの感動を込めてヴォータンの瞳を見つめる) このきらめく両眼・・・ 何度も、にこりと私に微笑んだ・・・ 戦場でのお前の勇気を称えて、私が口づけしたとき・・・ ろれつの回らぬ舌で、可愛く唇をふるわせながら、 勇者を讃える歌をお前が歌ったとき・・・ このかがやく両眼で、 なんども戦場でまばたきし、 希望の憧れを心に燃やし、 不安に揺れる私の想いを、 現世の歓びへの願いに変えてくれたとき。 それも今日が最後なのか・・・。 お前の想いを伝えてくれ・・・ 最期の別れの、この口づけで! お前を手に入れる男には 幸せの星がまたたくだろうが、 不幸せで、不死な私には 別れの結末があるだけだ。 (ブリュンヒルデの顔を両手に包みながら) お前から神は去っていく・・・ 私の口づけが、お前から神性を奪うとき! (ヴォータンは長い間、ブリュンヒルデの目に口づけする。ブリュンヒルデは目を閉じ、静かに体の力を抜きながら、ヴォータンの腕の中で仰向けに倒れていく。モミの木の太い枝が空を遮る苔むす丘の上に、ヴォータンはブリュンヒルデを横たえる。ヴォータンはブリュンヒルデを見つめながら、兜の目庇(まびさし)を閉じる。そうしながらも、ヴォータンは、ヴァルキューレの大きな鉄の盾にすっぽりと覆われながら眠っているブリュンヒルデの姿から目を逸らすことができない。ようやくゆっくりと目を逸らしたかと思うと、またもう一度、苦悩に満ちた眼差しで振り返る。だが、ついにヴォータンは意を決して、重々しく舞台の中央に進み出ると、手にした槍の穂先を巨大な岩へと向ける) ローゲ!よく聴け! はじめ私はお前を、燃え盛る「ほむら」(ローゲ)として見出だしたな!しかし、お前は、私から逃げてからは、 さまようだけの「ほのお」(ローエ)となってしまった! 私は今こそ、昔とらえたお前の姿を解き放つのだ! 来るのだ!燃えはじける炎よ! 燃えさかりながら、この岩山を取り囲め! (ヴォータンは次の台詞とともに、岩の頂きを槍で三度突く) ローゲ!ローゲよ!来たれ! (その岩からは火が溢れだし、次第に明るさを増す炎となって膨れ上がる。 突如、炎が勢いよく天を突いて赤々と揺らめく。その火焔は、ゆらゆらと揺れながら物凄い勢いでヴォータンを取り囲むが、ヴォータンはその火の海に対して、岩山のへりを取り巻いて流れるように槍で命じる。すると炎はすぐに舞台後方へと遠ざかっていき、山裾を取り巻いて燃え続ける) 我が槍の穂先を怖れる者よ! 絶対に・・・この火を越えてはならないぞ! (ヴォータンは、禁令を発するかのように槍を伸ばすが、やがて苦悩に満ちて振り返り、ブリュンヒルデの姿を見つめる。もう一度だけ振り返り、ゆっくりと去って行こうとするが、またも振り返り、ブリュンヒルデをじっと見つめる。ヴォータンの姿は次第に炎に隠れて見えなくなっていく。幕が下りる) DRITTER AUFZUG Auf dem Gipfel eines Felsenberges. Rechts begrenzt ein Tannenwald die Szene. Links der Eingang einer Felshöhle, die einen natürlichen Saal bildet darüber steigt der Fels zu seiner höchsten Spitze auf. Nach hinten ist die Aussicht gänzlich frei; höhere und niedere Felssteine bilden den Rand vor dem Abhange, der - wie anzunehmen ist - nach dem Hintergrund zu steil hinabführt. Einzelne Wolkenzüge jagen, wie vom Sturm getrieben, am Felsensaume vorbei VORSPIEL UND ERSTE SZENE Gerhilde, Ortlinde, Waltraute und Schwertleite, später Helmwige, Siegrune, Grimgerde, Rossweisse, Brünnhilde, Sieglinde, Gerhilde, Ortlinde, Waltraute und Schwertleite haben sich auf der Felsspitze, an und über der Höhle, gelagert, sie sind in voller Waffenrüstung GERHILDE zuhöchst gelagert und dem Hintergrunde zurufend, wo ein starkes Gewölk herzieht Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! Helmwige! Hier! Hieher mit dem Ross! HELMWIGES STIMME im Hintergrunde Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! In dem Gewölk bricht Blitzesglanz aus; eine Walküre zu Ross wird in ihm sichtbar über ihrem Sattel hängt ein erschlagener Krieger. Die Erscheinung zieht, immer näher, am Felsensaume von links nach rechts vorbei GERHILDE, WALTRAUTE UND SCHWERTLEITE der Ankommenden entgegenrufend Heiaha! Heiaha! Die Wolke mit der Erscheinung ist rechts hinter dem Tann verschwunden ORTLINDE in den Tann hineinrufend Zu Ortlindes Stute stell deinen Hengst mit meiner Grauen grast gern dein Brauner! WALTRAUTE hineinrufend Wer hängt dir im Sattel? HELMWIGE aus dem Tann auftretend Sintolt, der Hegeling! SCHWERTLEITE Führ deinen Brauen fort von der Grauen Ortlindes Mähre trägt Wittig, den Irming! GERHILDE ist etwas näher herabgestiegen Als Feinde nur sah ich Sintolt und Wittig! ORTLINDE springt auf Heiaha! Die Stute stösst mir der Hengst! Sie läuft in den Tann Schwertleite, Gerhilde und Helmwige lachen laut auf GERHILDE Der Recken Zwist entzweit noch die Rosse! HELMWIGE in den Tann zurückrufend Ruhig, Brauner! Brich nicht den Frieden! WALTRAUTE auf der Höhe, wo sie für Gerhilde die Wacht übernommen, nach rechts in den Hintergrund rufend Hoioho! Hoioho! Siegrune, hier! Wo säumst du so lang? Sie lauscht nach rechts SIEGRUNES STIMME von der rechten Seite des Hintergrundes her Arbeit gab s! Sind die andren schon da? SCHWERTLEITE UND WALTRAUTE nach rechts in den Hintergrund rufend Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! GERHILDE Heiaha! Ihre Gebärden sowie ein heller Glanz hinter dem Tann zeigen an, dass soeben Siegrune dort angelangt ist. Aus der Tiefe hört man zwei Stimmen zugleich GRIMGERDE UND ROSSWEISSE links im Hintergrunde Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! WALTRAUTE nach links Grimgerd und Rossweisse! GERHILDE ebenso Sie reiten zu zwei. In einem blitzerglänzenden Wolkenzuge, der von links her vorbeizieht, erscheinen Grimgerde und Rossweisse, ebenfalls auf Rossen, jede einen Erschlagenen im Sattel führend. Helmwige, Ortlinde und Siegrune sind aus dem Tann getreten und winken vom Felsensaume den Ankommenden zu HELMWIGE, ORTLINDE UND SIEGRUNE Gegrüsst, ihr Reisige! Rossweiss und Grimgerde! ROSSWEISSES UND GRIMGERDES STIMMEN Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Die Erscheinung verschwindet hinter dem Tann DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! GERHILDE in den Tann rufend In Wald mit den Rossen zu Weid und Rast! ORTLINDE ebenfalls in den Tann rufend Führet die Mähren fern von einander, bis unsrer Helden Hass sich gelegt! Die Walküren lachen HELMWIGE während die anderen lachen Der Helden Grimm büsste schon die Graue! Die Walküren lachen ROSSWEISSE UND GRIMGERDE aus dem Tann tretend Hojotoho! Hojotoho! DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Willkommen! Willkommen! SCHWERTLEITE Wart ihr Kühnen zu zwei? GRIMGERDE Getrennt ritten wir und trafen uns heut . ROSSWEISSE Sind wir alle versammelt, so säumt nicht lange nach Walhall brechen wir auf, Wotan zu bringen die Wal. HELMWIGE Acht sind wir erst eine noch fehlt. GERHILDE Bei dem braunen Wälsung weilt wohl noch Brünnhilde. WALTRAUTE Auf sie noch harren müssen wir hier Walvater gäb uns grimmigen Gruss, säh ohne sie er uns nahn! SIEGRUNE auf der Felswarte, von wo sie hinausspäht Hojotoho! Hojotoho! in den Hintergrund rufend Hieher! Hieher! zu den anderen In brünstigem Ritt jagt Brünnhilde her. DIE ACHT WALKÜREN alle eilen auf die Warte Hojotoho! Hojotoho! Brünnhilde! Hei! Sie spähen mit wachsender Verwunderung WALTRAUTE Nach dem Tann lenkt sie das taumelnde Ross. GRIMGERDE Wie schnaubt Grane vom schnellen Ritt! ROSSWEISSE So jach sah ich nie Walküren jagen! ORTLINDE Was hält sie im Sattel? HELMWIGE Das ist kein Held! SIEGRUNE Eine Frau führt sie! GERHILDE Wie fand sie die Frau? SCHWERTLEITE Mit keinem Gruss grüsst sie die Schwestern! WALTRAUTE hinabrufend Heiaha! Brünnhilde! Hörst du uns nicht? ORTLINDE Helft der Schwester vom Ross sich schwingen! Gerhilde und Helmwige stürzen in den Tann. Siegrune und Rossweisse laufen ihnen nach HELMWIGE, GERHILDE, SIEGRUNE, ROSSWEISSE Hojotoho! Hojotoho! ORTLINDE, WALTRAUTE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE Heiaha! WALTRAUTE in den Tann blickend Zu Grunde stürzt Grane, der Starke! GRIMGERDE Aus dem Sattel hebt sie hastig das Weib! ORTLINDE, WALTRAUTE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE alle in den Tann laufend Schwester! Schwester! Was ist geschehn? Alle Walküren kehren auf die Bühne zurück; mit ihnen kommt Brünnhilde, Sieglinde unterstützend und hereingeleitend BRÜNNHILDE atemlos Schützt mich und helft in höchster Not! DIE ACHT WALKÜREN Wo rittest du her in rasender Hast? So fliegt nur, wer auf der Flucht! BRÜNNHILDE Zum erstenmal flieh ich und bin verfolgt Heervater hetzt mir nach! DIE ACHT WALKÜREN heftig erschreckend Bist du von Sinnen? Sprich! Sage uns! Wie? Verfolgt dich Heervater? Fliehst du vor ihm? BRÜNNHILDE wendet sich ängstlich, um zu spähen, und kehrt wieder zurück O Schwestern, späht von des Felsens Spitze! Schaut nach Norden, ob Walvater naht! Ortlinde und Waltraute springen auf die Felsenspitze zur Warte Schnell! Seht ihr ihn schon? ORTLINDE Gewittersturm naht von Norden. WALTRAUTE Starkes Gewölk staut sich dort auf! DIE WEITEREN SECHS WALKÜREN Heervater reitet sein heiliges Ross! BRÜNNHILDE Der wilde Jäger, der wütend mich jagt, er naht, er naht von Norden! Schützt mich, Schwestern! Wahret dies Weib! SECHS WALKÜREN Was ist mit dem Weibe? BRÜNNHILDE Hört mich in Eile Sieglinde ist es, Siegmunds Schwester und Braut gegen die Wälsungen wütet Wotan in Grimm; dem Bruder sollte Brünnhilde heut entziehen den Sieg; doch Siegmund schützt ich mit meinem Schild, trotzend dem Gott! Der traf ihn da selbst mit dem Speer Siegmund fiel; doch ich floh fern mit der Frau; sie zu retten, eilt ich zu euch - ob mich Bange auch kleinmütig ihr berget vor dem strafenden Streich! SECHS WALKÜREN in grösster Bestürzung Betörte Schwester, was tatest du? Wehe! Brünnhilde, wehe! Brach ungehorsam Brünnhilde Heervaters heilig Gebot? WALTRAUTE von der Warte Nächtig zieht es von Norden heran. ORTLINDE ebenso Wütend steuert hieher der Sturm. ROSSWEISSE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE dem Hintergrunde zugewendet Wild wiehert Walvaters Ross. HELMWIGE, GERHILDE, SCHWERTLEITE Schrecklich schnaubt es daher! BRÜNNHILDE Wehe der Armen, wenn Wotan sie trifft den Wälsungen allen droht er Verderben! - Wer leiht mir von euch das leichteste Ross, das flink die Frau ihm entführ ? SIEGRUNE Auch uns rätst du rasenden Trotz? BRÜNNHILDE Rossweisse, Schwester, leih mir deinen Renner! ROSSWEISSE Vor Walvater floh der fliegende nie. BRÜNNHILDE Helmwige, höre! HELMWIGE Dem Vater gehorch ich. BRÜNNHILDE Grimgerde! Gerhilde! Gönnt mir eu r Ross! Schwertleite! Siegrune! Seht meine Angst! Seid mir treu, wie traut ich euch war rettet dies traurige Weib! SIEGLINDE die bisher finster und kalt vor sich hingestarrt, fährt, als Brünnhilde sie lebhaft - wie zum Schutze - umfasst, mit einer abwehrenden Gebärde auf Nicht sehre dich Sorge um mich einzig taugt mir der Tod! Wer hiess dich Maid, dem Harst mich entführen? Im Sturm dort hätt ich den Streich empfah n von derselben Waffe, der Siegmund fiel das Ende fand ich vereint mit ihm! Fern von Siegmund - Siegmund, von dir! - O deckte mich Tod, dass ich s denke! Soll um die Flucht dir, Maid, ich nicht fluchen, so erhöre heilig mein Flehen stosse dein Schwert mir ins Herz! BRÜNNHILDE Lebe, o Weib, um der Liebe willen! Rette das Pfand, das von ihm du empfingst stark und drängend ein Wälsung wächst dir im Schoss! SIEGLINDE erschrickt zunächst heftig; sogleich strahlt aber ihr Gesicht in erhabener Freude auf Rette mich, Kühne! Rette mein Kind! Schirmt mich, ihr Mädchen, mit mächtigstem Schutz! Immer finstereres Gewitter steigt im Hintergrunde auf nahender Donner WALTRAUTE auf der Warte Der Sturm kommt heran. ORTLINDE ebenso Flieh , wer ihn fürchtet! DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Fort mit dem Weibe, droht ihm Gefahr der Walküren keine wag ihren Schutz! SIEGLINDE auf den Knien vor Brünnhilde Rette mich, Maid! Rette die Mutter! BRÜNNHILDE mit lebhaftem Entschluss hebt sie Sieglinde auf So fliehe denn eilig - und fliehe allein! Ich bleibe zurück, biete mich Wotans Rache an mir zögr ich den Zürnenden hier, während du seinem Rasen entrinnst. SIEGLINDE Wohin soll ich mich wenden? BRÜNNHILDE Wer von euch Schwestern schweifte nach Osten? SIEGRUNE Nach Osten weithin dehnt sich ein Wald der Niblungen Hort entführte Fafner dorthin. SCHWERTLEITE Wurmesgestalt schuf sich der Wilde in einer Höhle hütet er Alberichs Reif! GRIMGERDE Nicht geheu r ist s dort für ein hilflos Weib. BRÜNNHILDE Und doch vor Wotans Wut schützt sie sicher der Wald ihn scheut der Mächt ge und meidet den Ort. WALTRAUTE auf der Warte Furchtbar fährt dort Wotan zum Fels. SECHS WALKÜREN Brünnhilde, hör seines Nahens Gebraus ! BRÜNNHILDE Sieglinde die Richtung weisend Fort denn eile, nach Osten gewandt! Mutigen Trotzes ertrag alle Müh n, - Hunger und Durst, Dorn und Gestein; lache, ob Not, ob Leiden dich nagt! Denn eines wiss und wahr es immer den hehrsten Helden der Welt hegst du, o Weib, im schirmenden Schoss! - Sie zieht die Stücken von Siegmunds Schwert unter ihrem Panzer hervor und überreicht sie Sieglinde Verwahr ihm die starken Schwertesstücken; seines Vaters Walstatt entführt ich sie glücklich der neugefügt das Schwert einst schwingt, den Namen nehm er von mir - "Siegfried" erfreu sich des Siegs! SIEGLINDE in grösster Rührung O hehrstes Wunder! Herrlichste Maid! Dir Treuen dank ich heiligen Trost! Für ihn, den wir liebten, rett ich das Liebste meines Dankes Lohn lache dir einst! Lebe wohl! Dich segnet Sieglindes Weh ! Sie eilt rechts im Vordergrunde von dannen. - Die Felsenhöhe ist von schwarzen Gewitterwolken umlagert; furchtbarer Sturm braust aus dem Hintergrunde daher, wachsender Feuerschein rechts daselbst WOTANS STIMME Steh ! Brünnhild ! Brünnhilde, nachdem sie eine Weile Sieglinde nachgesehen, wendet sich in den Hintergrund, blickt in den Tann und kommt angstvoll wieder vor ORTLINDE UND WALTRAUTE von der Warte herabsteigend Den Fels erreichten Ross und Reiter! ALLE ACHT WALKÜREN Weh , Brünnhild ! Rache entbrennt! BRÜNNHILDE Ach, Schwestern, helft! Mir schwankt das Herz! Sein Zorn zerschellt mich, wenn euer Schutz ihn nicht zähmt. DIE ACHT WALKÜREN flüchten ängstlich nach der Felsenspitze hinauf; Brünnhilde lässt sich von ihnen nachziehen Hieher, Verlor ne! Lass dich nicht sehn! Schmiege dich an uns und schweige dem Ruf! Sie verbergen Brünnhilde unter sich und blicken ängstlich nach dem Tann, der jetzt von grellem Feuerschein erhellt wird, während der Hintergrund ganz finster geworden ist Weh ! Wütend schwingt sich Wotan vom Ross! - Hieher rast sein rächender Schritt! ZWEITE SZENE Die Vorigen, Wotan Wotan tritt in höchster zorniger Aufgeregtheit aus dem Tann auf und schreitet vor der Gruppe der Walküren auf der Höhe, nach Brünnhilde spähend, heftig einher. WOTAN Wo ist Brünnhild , wo die Verbrecherin? Wagt ihr, die Böse vor mir zu bergen? DIE ACHT WALKÜREN Schrecklich ertost dein Toben! Was taten, Vater, die Töchter, dass sie dich reizten zu rasender Wut? WOTAN Wollt ihr mich höhnen? Hütet euch, Freche! Ich weiss Brünnhilde bergt ihr vor mir. Weichet von ihr, der ewig Verworfnen, wie ihren Wert von sich sie warf! ROSSWEISSE Zu uns floh die Verfolgte. DIE ACHT WALKÜREN Unsern Schutz flehte sie an! Mit Furcht und Zagen fasst sie dein Zorn für die bange Schwester bitten wir nun, dass den ersten Zorn du bezähmst. Lass dich erweichen für sie, zähm deinen Zorn! WOTAN Weichherziges Weibergezücht! So matten Mut gewannt ihr von mir? Erzog ich euch, kühn zum Kampfe zu zieh n, schuf ich die Herzen euch hart und scharf, dass ihr Wilden nun weint und greint, wenn mein Grimm eine Treulose straft? So wisst denn, Winselnde, was sie verbrach, um die euch Zagen die Zähre entbrennt Keine wie sie kannte mein innerstes Sinnen; keine wie sie wusste den Quell meines Willens! Sie selbst war meines Wunsches schaffender Schoss - und so nun brach sie den seligen Bund, dass treulos sie meinem Willen getrotzt, mein herrschend Gebot offen verhöhnt, gegen mich die Waffe gewandt, die mein Wunsch allein ihr schuf! - Hörst du s, Brünnhilde? Du, der ich Brünne, Helm und Wehr, Wonne und Huld, Namen und Leben verlieh? Hörst du mich Klage erheben, und birgst dich bang dem Kläger, dass feig du der Straf entflöhst? BRÜNNHILDE tritt aus der Schar der Walküren hervor, schreitet demütigen, doch festen Schrittes von der Felsenspitze herab und tritt so in geringer Entfernung vor Wotan Hier bin ich, Vater gebiete die Strafe! WOTAN Nicht straf ich dich erst deine Strafe schufst du dir selbst. Durch meinen Willen warst du allein gegen ihn doch hast du gewollt; meinen Befehl nur führtest du aus gegen ihn doch hast du befohlen; Wunschmaid warst du mir gegen mich doch hast du gewünscht; Schildmaid warst du mir gegen mich doch hobst du den Schild; Loskieserin warst du mir gegen mich doch kiestest du Lose; Heldenreizerin warst du mir gegen mich doch reiztest du Helden. Was sonst du warst, sagte dir Wotan was jetzt du bist, das sage dir selbst! Wunschmaid bist du nicht mehr; Walküre bist du gewesen nun sei fortan, was so du noch bist! BRÜNNHILDE heftig erschreckend Du verstössest mich? Versteh ich den Sinn? WOTAN Nicht send ich dich mehr aus Walhall; nicht weis ich dir mehr Helden zur Wal; nicht führst du mehr Sieger in meinen Saal bei der Götter trautem Mahle das Trinkhorn nicht reichst du traulich mir mehr; nicht kos ich dir mehr den kindischen Mund; von göttlicher Schar bist du geschieden, ausgestossen aus der Ewigen Stamm; gebrochen ist unser Bund; aus meinem Angesicht bist du verbannt. DIE ACHT WALKÜREN verlassen, in aufgeregter Bewegung, ihre Stellung, indem sie sich etwas tiefer herabziehen Wehe! Weh ! Schwester, ach Schwester! BRÜNNHILDE Nimmst du mir alles, was einst du gabst? WOTAN Der dich zwingt, wird dir s entziehn! Hieher auf den Berg banne ich dich; in wehrlosen Schlaf schliess ich dich fest der Mann dann fange die Maid, der am Wege sie findet und weckt. DIE ACHT WALKÜREN kommen in höchster Aufregung von der Felsenspitze ganz herab und umgeben in ängstlichen Gruppen Brünnhilde, welche halb kniend vor Wotan liegt Halt ein, o Vater! Halt ein den Fluch! Soll die Maid verblühn und verbleichen dem Mann? Hör unser Fleh n! Schrecklicher Gott, wende von ihr die schreiende Schmach! Wie die Schwester träfe uns selber der Schimpf! WOTAN Hörtet ihr nicht, was ich verhängt? Aus eurer Schar ist die treulose Schwester geschieden; mit euch zu Ross durch die Lüfte nicht reitet sie länger; die magdliche Blume verblüht der Maid; ein Gatte gewinnt ihre weibliche Gunst; dem herrischen Manne gehorcht sie fortan; am Herde sitzt sie und spinnt, aller Spottenden Ziel und Spiel. Brünnhilde sinkt mit einem Schrei zu Boden; die Walküren weichen entsetzt mit heftigem Geräusch von ihrer Seite Schreckt euch ihr Los? So flieht die Verlorne! Weichet von ihr und haltet euch fern! Wer von euch wagte bei ihr zu weilen, wer mir zum Trotz zu der Traurigen hielt - die Törin teilte ihr Los das künd ich der Kühnen an! Fort jetzt von hier; meidet den Felsen! Hurtig jagt mir von hinnen, sonst erharrt Jammer euch hier! DIE ACHT WALKÜREN Weh! Weh! Die Walküren fahren mit wildem Wehschrei auseinander und stürzen in hastiger Flucht in den Tann. Schwarzes Gewölk lagert sich dicht am Felsenrande man hört wildes Geräusch im Tann. Ein greller Blitzesglanz bricht in dem Gewölk aus; in ihm erblickt man die Walküren mit verhängtem Zügel, in eine Schar zusammengedrängt, wild davonjagen. Bald legt sich der Sturm; die Gewitterwolken verziehen sich allmählich. In der folgenden Szene bricht, bei endlich ruhigem Wetter, Abenddämmerung ein, der am Schlusse Nacht folgt DRITTE SZENE Wotan, Brünnhilde Wotan und Brünnhilde, die noch zu seinen Füssen hingestreckt liegt, sind allein zurückgeblieben. Langes, feierliches Schweigen unveränderte Stellung BRÜNNHILDE beginnt das Haupt langsam ein wenig zu erheben. Schüchtern beginnend und steigernd. War es so schmählich, was ich verbrach, dass mein Verbrechen so schmählich du bestrafst? War es so niedrig, was ich dir tat, dass du so tief mir Erniedrigung schaffst? War es so ehrlos, was ich beging, dass mein Vergehn nun die Ehre mir raubt? Sie erhebt sich allmählich bis zur knienden Stellung O sag , Vater! Sieh mir ins Auge schweige den Zorn, zähme die Wut, und deute mir hell die dunkle Schuld, die mit starrem Trotze dich zwingt, zu verstossen dein trautestes Kind! WOTAN in unveränderter Stellung, ernst und düster Frag deine Tat, sie deutet dir deine Schuld! BRÜNNHILDE Deinen Befehl führte ich aus. WOTAN Befahl ich dir, für den Wälsung zu fechten? BRÜNNHILDE So hiessest du mich als Herrscher der Wal! WOTAN Doch meine Weisung nahm ich wieder zurück! BRÜNNHILDE Als Fricka den eignen Sinn dir entfremdet; da ihrem Sinn du dich fügtest, warst du selber dir Feind. WOTAN leise und bitter Dass du mich verstanden, wähnt ich, und strafte den wissenden Trotz doch feig und dumm dachtest du mich! So hätt ich Verrat nicht zu rächen; zu gering wärst du meinem Grimm? BRÜNNHILDE Nicht weise bin ich, doch wusst ich das eine, dass den Wälsung du liebtest. Ich wusste den Zwiespalt, der dich zwang, dies eine ganz zu vergessen. Das andre musstest einzig du sehn, was zu schaun so herb schmerzte dein Herz dass Siegmund Schutz du versagtest. WOTAN Du wusstest es so, und wagtest dennoch den Schutz? BRÜNNHILDE leise beginnend Weil für dich im Auge das eine ich hielt, dem, im Zwange des andren schmerzlich entzweit, ratlos den Rücken du wandtest! Die im Kampfe Wotan den Rücken bewacht, die sah nun das nur, was du nicht sahst - Siegmund musst ich sehn. Tod kündend trat ich vor ihn, gewahrte sein Auge, hörte sein Wort; ich vernahm des Helden heilige Not; tönend erklang mir des Tapfersten Klage freiester Liebe furchtbares Leid, traurigsten Mutes mächtigster Trotz! Meinem Ohr erscholl, mein Aug erschaute, was tief im Busen das Herz zu heilgem Beben mir traf. Scheu und staunend stand ich in Scham. Ihm nur zu dienen konnt ich noch denken Sieg oder Tod mit Siegmund zu teilen dies nur erkannt ich zu kiesen als Los! - Der diese Liebe mir ins Herz gehaucht, dem Willen, der dem Wälsung mich gesellt, ihm innig vertraut, trotzt ich deinem Gebot. WOTAN So tatest du, was so gern zu tun ich begehrt, doch was nicht zu tun die Not zwiefach mich zwang? So leicht wähntest du Wonne des Herzens erworben, wo brennend Weh in das Herz mir brach, wo grässliche Not den Grimm mir schuf, einer Welt zuliebe der Liebe Quell im gequälten Herzen zu hemmen? Wo gegen mich selber ich sehrend mich wandte, aus Ohnmachtschmerzen schäumend ich aufschoss, wütender Sehnsucht sengender Wunsch den schrecklichen Willen mir schuf, in den Trümmern der eignen Welt meine ew ge Trauer zu enden - da labte süss dich selige Lust; wonniger Rührung üppigen Rausch enttrankst du lachend der Liebe Trank, als mir göttlicher Not nagende Galle gemischt? Deinen leichten Sinn lass dich denn leiten von mir sagtest du dich los. Dich muss ich meiden, gemeinsam mit dir nicht darf ich Rat mehr raunen; getrennt, nicht dürfen traut wir mehr schaffen so weit Leben und Luft darf der Gott dir nicht mehr begegnen! BRÜNNHILDE Wohl taugte dir nicht die tör ge Maid, die staunend im Rate nicht dich verstand, wie mein eigner Rat nur das eine mir riet zu lieben, was du geliebt. - Muss ich denn scheiden und scheu dich meiden, musst du spalten, was einst sich umspannt, die eigne Hälfte fern von dir halten, dass sonst sie ganz dir gehörte, du Gott, vergiss das nicht! Dein ewig Teil nicht wirst du entehren, Schande nicht wollen, die dich beschimpft dich selbst liessest du sinken, sähst du dem Spott mich zum Spiel! WOTAN Du folgtest selig der Liebe Macht folge nun dem, den du lieben musst! BRÜNNHILDE Soll ich aus Walhall scheiden, nicht mehr mit dir schaffen und walten, dem herrischen Manne gehorchen fortan dem feigen Prahler gib mich nicht preis! Nicht wertlos sei er, der mich gewinnt. WOTAN Von Walvater schiedest du - nicht wählen darf er für dich. BRÜNNHILDE leise mit vertraulicher Heimlichkeit Du zeugtest ein edles Geschlecht; kein Zager kann je ihm entschlagen der weihlichste Held - ich weiss es - entblüht dem Wälsungenstamm. WOTAN Schweig von dem Wälsungenstamm! Von dir geschieden, schied ich von ihm vernichten musst ihn der Neid! BRÜNNHILDE Die von dir sich riss, rettete ihn. heimlich Sieglinde hegt die heiligste Frucht; in Schmerz und Leid, wie kein Weib sie gelitten, wird sie gebären, was bang sie birgt. WOTAN Nie suche bei mir Schutz für die Frau, noch für ihres Schosses Frucht! BRÜNNHILDE heimlich Sie wahret das Schwert, das du Siegmund schufest. WOTAN heftig Und das ich ihm in Stücken schlug! Nicht streb , o Maid, den Mut mir zu stören; erwarte dein Los, wie sich s dir wirft; nicht kiesen kann ich es dir! Doch fort muss ich jetzt, fern mich verziehn; zuviel schon zögert ich hier; von der Abwendigen wend ich mich ab; nicht wissen darf ich, was sie sich wünscht die Strafe nur muss vollstreckt ich sehn! BRÜNNHILDE Was hast du erdacht, dass ich erdulde? WOTAN In festen Schlaf verschliess ich dich wer so die Wehrlose weckt, dem ward, erwacht, sie zum Weib! BRÜNNHILDE stürzt auf ihre Knie Soll fesselnder Schlaf fest mich binden, dem feigsten Manne zur leichten Beute dies eine muss du erhören, was heil ge Angst zu dir fleht! Die Schlafende schütze mit scheuchenden Schrecken, dass nur ein furchtlos freiester Held hier auf dem Felsen einst mich fänd ! WOTAN Zu viel begehrst du, zu viel der Gunst! BRÜNNHILDE seine Knie umfassend Dies eine musst du erhören! Zerknicke dein Kind, das dein Knie umfasst; zertritt die Traute, zertrümmre die Maid, ihres Leibes Spur zerstöre dein Speer doch gib, Grausamer, nicht der grässlichsten Schmach sie preis! mit wilder Begeisterung Auf dein Gebot entbrenne ein Feuer; den Felsen umglühe lodernde Glut; es leck ihre Zung , es fresse ihr Zahn den Zagen, der frech sich wagte, dem freislichen Felsen zu nahn! WOTAN überwältigt und tief ergriffen, wendet sich lebhhaft zu Brünnhilde, erhebt sie von den Knien und blickt ihr gerührt in das Auge Leb wohl, du kühnes, herrliches Kind! Du meines Herzens heiligster Stolz! Leb wohl! Leb wohl! Leb wohl! sehr leidenschaftlich Muss ich dich meiden, und darf nicht minnig mein Gruss dich mehr grüssen; sollst du nun nicht mehr neben mir reiten, noch Met beim Mahl mir reichen; muss ich verlieren dich, die ich liebe, du lachende Lust meines Auges ein bräutliches Feuer soll dir nun brennen, wie nie einer Braut es gebrannt! Flammende Glut umglühe den Fels; mit zehrenden Schrecken scheuch es den Zagen; der Feige fliehe Brünnhildes Fels! - Denn einer nur freie die Braut, der freier als ich, der Gott! Brünnhilde sinkt, gerührt und begeistert, an Wotans Brust; er hält sie lange umfangen. Sie schlägt das Haupt wieder zurück und blickt, immer noch ihn umfassend, feierlich ergriffen Wotan in das Auge Der Augen leuchtendes Paar, das oft ich lächelnd gekost, wenn Kampfeslust ein Kuss dir lohnte, wenn kindisch lallend der Helden Lob von holden Lippen dir floss dieser Augen strahlendes Paar, das oft im Sturm mir geglänzt, wenn Hoffnungssehnen das Herz mir sengte, nach Weltenwonne mein Wunsch verlangte aus wild webendem Bangen zum letztenmal letz es mich heut mit des Lebewohles letztem Kuss! Dem glücklichen Manne glänze sein Stern dem unseligen Ew gen muss es scheidend sich schliessen. Er fasst ihr Haupt in beide Hände Denn so kehrt der Gott sich dir ab, so küsst er die Gottheit von dir! Er küsst sie lange auf die Augen. Sie sinkt mit geschlossenen Augen, sanft ermattend, in seinen Armen zurück. Er geleitet sie zart auf einen niedrigen Mooshügel zu liegen, über den sich eine breitästige Tanne ausstreckt. Er betrachtet sie und schliesst ihr den Helm sein Auge weilt dann auf der Gestalt der Schlafenden, die er mit dem grossen Stahlschilde der Walküre ganz zudeckt. Langsam kehrt er sich ab, mit einem schmerzlichen Blicke wendet er sich noch einmal um. Dann schreitet er mit feierlichem Entschlusse in die Mitte der Bühne und kehrt seines Speeres Spitze gegen einen mächtigen Felsstein Loge, hör ! Lausche hieher! Wie zuerst ich dich fand, als feurige Glut, wie dann einst du mir schwandest, als schweifende Lohe; wie ich dich band, bann ich dich heut ! Herauf, wabernde Lohe, umlodre mir feurig den Fels! Er stösst mit dem Folgenden dreimal mit dem Speer auf den Stein Loge! Loge! Hieher! Dem Stein entfährt ein Feuerstrahl, der zur allmählich immer helleren Flammenglut anschwillt. Lichte Flackerlohe bricht aus. Lichte Brunst umgibt Wotan mit wildem Flackern. Er weist mit dem Speere gebieterisch dem Feuermeere den Umkreis des Felsenrandes zur Strömung an; alsbald zieht es sich nach dem Hintergrunde, wo es nun fortwährend den Bergsaum umlodert Wer meines Speeres Spitze fürchtet, durchschreite das Feuer nie! Er streckt den Speer wie zum Banne aus, dann blickt er schmerzlich auf Brünnhilde zurück, wendet sich langsam zum Gehen und blickt noch einmal zurück, ehe er durch das Feuer verschwindet. Der Vorhang fällt この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Walküre
https://w.atwiki.jp/aquablue/pages/1192.html
20100601 (呪文名は変更してあります) まず、先のミルコ戦で消耗した第一PTの補填。使用人アイサを待機させ、戦戦盗僧を追加。 もう一つ、戦士系PTを第三として作成。戦戦戦盗僧魔。 戦士系は狩人作れるなら作るということでワービーストで作ってみる。が、10がなかなか出ないので戦士で妥協。魔法使い枠をフェアリーで作ろうとしてボーナス18出たのでバードにしてこれは取置(いつか使う)。もう一人エルフ魔法使い作って、ここでリストがいっぱいに。そろそろ死者をリストから消し安静にしてもらわねば。のでキャラを消していく。消したところに新キャラが入るのかと思ったけどそうでなく、どんどんリストの下に作られていくスタイルの様。 出来たのが、ワービースト男の盗賊2人戦士2人。ワービースト女戦士が3人。エルフ男僧侶が1人。エルフ女魔法使いが1人。人間男僧侶が1人。(他にフェアリーバード。人間魔法使い。エルフ司教がストックに) 第三【戦戦戦盗僧魔】こちらに女戦士3人と盗賊とエルフ2人を入れて。 第一【盗戦戦僧+魔錬】こちらは残ったものを追加する。 育てつつお金が貯まったら、女戦士の武装ははバトルアックス、男戦士はバスタードソードで揃えることにした。 第二【盗戦僧魔錬召】 第二が洞窟地下2Fを探索中、敵の攻撃&呪文で盗賊が焼き殺される。かと思えば、宝箱から悪の兜発見したり。悪いこともあればいいこともあるんだな。死なないのが一番だけどさ。代わりに先程作ったフェアリーバードを投入。 お店の鑑定料ってひょっとして...売った在庫の数に左右されるのかもしれない。それが証拠に今売ったスケイルメイルはイコールだったし半額だったし。よくわからん。まあ鑑定の差額で稼げるのには変わらないから気にしないことにする。 あと試しに、武器に錬金鍛冶で追加をつけてみる事に。これはこれから勉強していかないといけない。 第二【遊戦僧魔錬召】 森の奥で巨大カマキリ+明らかに魔法使いそうな後衛登場。うーん、どっちも怖い。ここはカマキリを封じるのを先にするか(首切持ってそうだし)。バードには隠れてもらえば...って失敗したし、敵のツザリク受けて育成中のバード死。テンション下がるもカマキリの動きを封じることは出来たのであとは契約こぎつければよしとしたい。あとは後衛のみとか思ってたけど攻撃魔法の効きが悪く、逆に攻められる始末。かけたダルトは吸収された。氷系無効化かよ、逆にダルトで後衛を襲われ錬金術師ソールが死亡。 グループ魔法がPT全体でなく前衛後衛どっちかのみ効果ありってのはいいね。 あとはゴリ押しで勝ち。契約しようとしていたカマキリ先に殺してしまったために、契約出来たのは氷の精霊君だったけど。街に戻ると僧侶ヒルデがLv11に。ついにマディを覚えた!けどメンバー補填しないとね。 補填キャラ、狩人狙ってワービースト、無理で盗賊。錬金術師をエルフで作ろうとしてボーナス8がなかなか出ず、魔法使い3人狩人一人(18が出たんだもの)作ってやっと錬金術師完成。他の娘はなにかの時に使うからね!。 第一【盗僧僧使魔錬】 錬金術師のテナが死んだ、うわー現時点で最高位の錬金術師だったのに(lv11だけどな)。しかも例によって爆弾でだ。絶対おかしいぞ、爆弾のダメ。54って。 凹んできたけど、負けない!と意気込むも、新しくスカウトした錬金術師(戦士1人ストック)も育て中に呪文をクラって即死。でもって次の錬金術師を育て中。 なかなか森の先に行けないなあ。いつになったら先に進めるのやら... エルミ日記
https://w.atwiki.jp/srwz2nd2/pages/247.html
パイロットデータ - 機体データ - ユニット運用 ※破界篇wikiからコピペ・一部加筆修正 戦闘メカ ザブングル共通 ウォーカーギャリア ザブングル 戦闘メカ ザブングル 共通 機体の陸適応Sなのでパイロットの陸適応もSにすると生存性が上がる。対空性能と宇宙適応が欠点なのでフル改造ボーナスか強化パーツで補おう。 両ユニットとも、格闘とフルパワー以外は全て弾数制。Bセーブをつけると継戦能力を上がる。また援護攻撃をデフォで持っている、射程も遠・近両距離に対応できる。技量が低いため、連携攻撃を覚えさせても役立つ。 強化パーツでバリアをつけてあげると、しぶとさが一段階増す。 良く言えば何でもできるが、一方で特出した部分が少ないため、欲しい特殊技能を付けていくと枠が足りなくなりがち。気力上昇系・セーブ系技能を諦めて、補給機体や気力・火力・EN補助効果のあるAB・CBの機体とセットで運用することも念頭に置いて育成するのも選択肢の一つ。 ウォーカーギャリア エースボーナス HP30%以下で与ダメージ1.2倍 カスタムボーナス 『ウォーカーギャリア・フルパワー』の攻撃力+400、射程+1。 特徴 いわゆるスーパーリアル系に属し、Lvが高い底力・鉄壁と耐えるのが得意。ABが回復から攻撃力UPになった。なるべく狙っていきたい。 技量は低いが、格闘 射撃と防御も高め。「鉄壁」もSP20と低消費。 ジロンがスーパー系の精神+魂を覚え、加えてサブパイのチルの精神ラインナップが戦闘補助として非常に優秀。総合的な戦力は高い。 運用 HP・装甲・運動性のどれを伸ばしても活かせる。どれか一つを集中的に改造するのではなく、全体的に少しずつ改造する方がしぶとさに磨きが掛かる。底力の育成、ガードの習得なども有効。ABを狙うために援護防御も良い。 防御を積極的にするなら精神耐性もあると安心できる。 終盤、敵の攻撃力が高くなってくるとガードありでも辛いのでSPか回避面にも多少手を加えておきたい。 防御面の優秀さを活かし、運動性の改造を後回しに武器を集中的に改造して援護能力を上げるのもアリ。弾数はBセーブ込みでも心許ない。積極的に援護させるならカートリッジ装着も考慮に入る。 ICBM投げは1発のみなのでBセーブで増えない。 ザブングル エースボーナス 獲得資金+50% カスタムボーナス 『ザブングル・フルパワー』の攻撃力+400、射程+1。 特徴 エース&ABで獲得資金1.8倍という稼ぎ頭の素質を秘めたユニット。主人公と違い強運なしでも1.8倍でスキル枠不要なのは利点。 ファットマンがサブにつき、精神も充実して使いやすくなった。 ウォーカーギャリアと比べると戦闘力は明らかに劣るが、お金稼ぎと指揮官スキルが光る。特に、分岐でスーパー系寄りのルートに進んだ場合は、貴重な指揮官持ちパイロットとなる。指揮を活かすならH&Aや連続行動も欲しいところ。 桂やミシェルのAB(敵味方問わず女性パイロットと隣接で能力アップ)とも相性良し。「加速」が使えるようになったので進攻速度もあわせやすくなった。 運用 底力Lv5持ちで、ウォーカーギャリアと同じくHP・装甲・運動性のどれを伸ばしても活かせる。今作では二人乗りになったため「不屈」「鉄壁」が使えるようになり、防御も安心できるようになった。 底力Lvの養成も有効。どちらかというと回避重視で強化パーツを選ぶ方が底力発動後はしぶとく戦える。 「補給」を覚えるのでSPアップも有効。メインパイロットで「補給」が使えるのは、他にヒルデ、エニル、カナリア、つぐみ、凱。エルチはこれらと比べても習得レベルと消費SPのバランスがよい方。 ウォーカーギャリアと同じく、弾数がBセーブ込みでも心許ないので、積極的に援護させるならカートリッジも考慮に入る。後半は火力が不足気味なので、気力限界突破やENの補強もしておくと吉。
https://w.atwiki.jp/seadragon/pages/155.html
黒髪のドラグーン。 24歳。身長170cm。 ガルディアス帝国ではない、辺境の小さな竜の血を引く一族の出。 大国の庇護の下で抑圧された幼少期を送っており、誰よりも自由でありたいとの考え方からユニオンに所属する。 力の無い者に自由は無いというのが持論。 全身を覆う黒い鎧はブラックオリハルコン製。その両手の爪が武器。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/11035.html
「戦争からは何も生まれない… 人類を減らすことしかできない戦争が生むのは、死だけ…!」 国籍:ドイツ、ハルツ山脈 性別:女 職業:パイロット 誕生日:4月18日 年齢:20歳 身長:164cm 体重:66kg 血液型:A型 趣味:音楽鑑賞(主にクラシック曲) 特技:戦闘機の操縦 好きな食べ物:フランクフルトソーセージ、マッシュポテト 嫌いな食べ物:キノコ 格闘スタイル:アサルト格闘術 異名:翡翠の戦闘機 ドイツ空軍司令官の御令嬢で父から訓練を受け、空軍のエリートパイロットとして育てられた。 両腕、右太もも、そして左尻には旧式ドイツ軍の称号「バルケンクロイツ」の刺青が描かれている。 軍隊仕込みの格闘術を使いこなす優秀な軍人で、その腕を見せる様に副業で14歳からプロレスもやっており、 軍服の下のレオタードもプロレスコス(パイロットスーツ)である (ちなみに試合ではドイツ軍のダガーや剣を電流走らせて投げるため、ヒール扱いだった)。 愛機はMe-262シュワルベで、イギリスやアメリカで行われるフライトショーにも、ドイツ代表としてこの機体で参加している。 しかしウクライナやハマスの戦場にて同僚の彼氏を含む仲間が、次々と戦死していく所を見てきたため、 これ以上仲間を死なせたくないという気持ちから、戦争をこの世から無くすために愛機のシュワルベに乗って旅立つ。 また、軍人で有りながらミサイルや核などの、危険な軍事兵器の使用を嫌う。 性格はクールかつ強気に見えるが実は常識人で情に厚く涙もろい。 また、美人な上に実力も優秀で仲間思いであることから、 仲間の隊士から親しまれており、隊内にファンクラブができるほど。 シュミット・BF-400とはかつて地下競技場で出会い対戦し、敗北したことでライバル関係となっているが、 実は彼から好意を抱かれているらしく、ナタリーも内心で彼の実力を認めている。 (以上、付属の「キャラ設定」より引用・改変) 亜乱田堂氏のコンプゲー『ワールドファイティング・ジェネレーション』における中ボスの一人。 ミスティ・ゲインズブールとはフライトショーで出会って以来の友人であり、レスリング仲間でもある。 シリアスなキャラクター性とは裏腹に、ドイツで開催される収穫祭「オクトーバーフェスト」ではビールやソーセージを手に御満悦な姿も見られる。 ウインナーソーセージも好みだが、フランクフルトソーセージを特に好きにしたのは、太くて長く食べ応えあるイメージがあるからだとか。 2年前にいた同僚の彼氏はハマス戦争で亡くしている。 原型はドイツの旧ステージのドラム缶風呂に入ってる女性で、Me262と一緒だったが、この時は刺青はなかった。 仲間の死を背負っているという設定のためか、常に涙を流すポートレートも予定されていた。 当初は18歳だったが、パイロットにしては若すぎるという事で20歳に再設定された。 ロボットアニメでは10代の凄腕及び特殊な素養持ちのパイロットは珍しくないが。年齢を10代に引き下げられた例だって存在するし また、嫌いな物も生野菜からキノコへ変更されている。 身長も169cmだったが、ドットではミスティよりも一回り小さかった事から、少し下げられ体重も軽くなった。 シュミットとは上記した紹介文だと彼からの片思いの様に見えるが、亜乱田堂氏のX(旧・Twitter)やPixivでは、 両思いであるかの様なイラストも投稿されている。 レオタードや格闘スタイルから分かるように、元ネタはキャミィ。 愛機のフルネームは「メッサーシュミット Me262 シュワルベ」という第二次世界大戦のドイツ空軍で運用された実在の機体。 エンディングでも登場しており、カラーリングはセガサターンのゲーム『ウイングアームズ』での配色を意識している。 イメージはMe262の擬人化であり、刺青もMe262の柄に棒十字が描かれているから。ハイレグレオタードは女性戦闘員を意識している。 外見のモデルは『隠忍 THE NINJA MASTER』に登場するブロッケンに乗る女性。 髪型とお腹の筋肉は『はぐれアイドル地獄変』のドロテア・フォン・シュライヒャー、 イントロの軍服とハイレグと刺青は『キン肉マン』のブロッケンマンを意識した物。なお鉤十字は不謹慎なので前途の棒十字にしている。 性格はアニメ『ストライクウィッチーズ』のゲルトルート・バルクホルンを参考にしており、同作のエーリカ・ハルトマンの髪型もモチーフにしている。 超必殺技の「マウントブロッケンスマッシュ」の元ネタはブロッケンマンで、通常技の手刀はブロッケンJr.がモデル。 マウントブロッケンは彼らの名前の由来となったブロッケン山のこと。 軍服のデザインもブロッケン一族とバルクホルンに加え、現代のドイツ軍服からの着想も加えている。 ズボンを履かせる案もあったが、「ストパン」に合わせてイントロで脱がすのが面倒なため没になった。 名前の由来はホロコースト被害者の一人。初出時点での苗字は「シュタイン」だった。 必殺技の一つ「ブリッツソード」で使う剣はドイツ空軍に採用されていた物を参考にしている。 性能 ワンチャンスの爆発力は亜乱田堂氏のキャラとしては低めだが、それを補って余りある高い立ち回り性能を持ったキャラ。 必殺技は雷のダガーを投げ付ける飛び道具「ブリッツダガー」、空中に電撃球を設置する「プラズマトラップ」、運送技の「ウォールブレイク」、 ジャンプした後急降下して斜め方向に蹴りを放つ「シュワルベンストライク」。 超必殺技としてブリッツダガーの強化版である「ブリッツソード」とウォールブレイクの強化版「ベルリンウォールブレイク」、 そして前述した「マウントブロッケンスマッシュ」を持つ。後者はベルリンの壁崩壊に因んだ名前だろうか。 シュワルベンストライクは発生こそ遅いもののモーション中常時無敵、かつ着地硬直が存在しないというぶっ飛んだ性能で、 まともなキャラなら連発されて飛び回られるだけで手も足も出せなくなる。 また、ブリッツダガーおよびプラズマトラップは画面上に何発でも出せる上にまるで隙が無く、 氏のキャラに共通する「全ての飛び道具が打撃判定projectileで、飛び道具無敵/当身に対策している」という仕様も併せ、凄まじい制圧力を見せる。 マウントブロッケンスマッシュは相手を尻で押し倒した後、何度も押し潰す投げ技で、並みのキャラなら7割以上持っていく。今だナタリーさんケツだ これを思いついたのは、前途のブロッケンマンがラーメンマンに仕掛けたストンピングが、連続ヒップドロップで押しつぶしているように見えたため。 AIは未搭載だが、IX氏による外部AIが公開されている。 前述した強みを徹底して押し出した、凶悪な仕上がりとなっている。 「軍人に核もミサイルも必要ない… そんな時代遅れの破壊兵器なんてゴミクズ同然だから…!」 出場大会 「[大会] [ナタリー・フォン・ブリュンヒルデ]」をタグに含むページは1つもありません。
https://w.atwiki.jp/oper/pages/96.html
第3幕 (岩山の頂。モミの木の森が舞台右手を区切っている。左手には洞窟への入口があるが、この洞窟は天然の大広間となっており、その上が岩山の頂上となっている。舞台後方は視界が完全に開け、大小さまざまの岩石が斜面の壁となってそびえる。そのさらに後方は、見えないながらも急な絶壁となっているようである。ちぎれ雲が嵐に飛ばされるように激しく、岩山のへりを通り過ぎていく) 前奏曲と第1場 (ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテ。あとから、ヘルムヴィーゲ、ジークルーネ、グリムゲルデ、ロスヴァイセ、ブリュンヒルデとジークリンデ)(ゲルヒルデ、オルトリンデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテは、岩山の頂きにある洞窟の脇やその上に陣取り、鎧兜に身を包んでいる) ゲルヒルデ (もっとも高いところに陣取って、後ろからやってくる厚い雲に呼びかける) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ヘルムヴィーゲだわ!こっちよ!馬と一緒に来なさいよ! ヘルムヴィーゲの声 (舞台後方から) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー! (雲の中で稲妻がぱっとひらめくと、戦死者を鞍にくくりつけた騎乗のヴァルキューレが現れる。そのヴァルキューレはこちらに近づくと、岩山のへりを左から右へと舐めるように通り過ぎる) ゲルヒルデ、ヴァルトラウテ、シュヴェルトライテ (近づいてくるヴァルキューレに呼びかける) ハヤッハー!ハヤッハー! (さきほどの雲は、舞台右手のモミの森の中に消える) オルトリンデ (森へと呼びかける) あなたの馬を、私の馬と一緒につなげばいいわ。 あなたのブラウナー(鹿毛)なら、私のグラウエ(葦毛)と、仲良く草を食むでしょうから! ヴァルトラウテ (森へと呼びかける) 鞍にぶらさがっているのは誰? ヘルムヴィーゲ (森から出てきて) これは、ヘーゲリンク族のジントルト! シュヴェルトライテ だとしたら、二人の馬を近づけてはダメだわ! オルトリンデの馬は、イルミング族のヴィティヒを運んできたんだから! ゲルヒルデ (頂から下りて近づきながら) たしかに、ジントルトとヴィティヒは仇どうしの間柄! オルトリンデ (飛び起きて) やだ!あたしの馬に体当たりしてきたわ! (オルトリンデは森に駆けていく) (シュヴェルトライテ、ゲルヒルデ、ヘルムヴィーゲは大声で笑う) ゲルヒルデ 戦士の仲の悪さが、馬にのりうつったのね! ヘルムヴィーゲ (森にいる馬に振り返って呼びかける) こら!おとなしくして!! 場を乱してはだめよ! ヴァルトラウテ (ゲルヒルデに代わって高い地点に立って見張っていたが、右手後方へと呼びかける) ホイホー!ホイホー! ジークルーネね!何をぐずぐずしていたの? (右側に向け耳を澄ます) ジークルーネの声 (左手後方から) 仕事がたっぷりあったのよ! もうみんなそろっているの? シュヴェルトライテ、ヴァルトラウテ (右手後方に呼びかける) ホヨッホー!ホヨッホー! ハヤッハー! ゲルヒルデ ハヤッハー! (ヴァルキューレ達の身ぶりと、モミの森から出てくる輝きで、ジークルーネが森に着地したことがわかる。そのとき奥から、二つの声がいっぺんに響く) ゲルヒルデとロスヴァイセ (左後ろから) ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ハヤッハー! ヴァルトラウテ (左に向いて) あれはグリムゲルデとロスヴァイセ! ゲルヒルデ (同じく左に向いて) 二人で馬首をそろえて騎行してくる。 (稲妻光る雷雲が左からたなびき、その中に騎乗のグリムゲルデとロスヴァイセの姿が現れる。二人の鞍にはそれぞれ一人ずつ戦死者がつながれている。ヘルムヴィーゲ、オルトリンデ、ジークルーネは森から出て、岩山のへりから二人に手を振る) ヘルムヴィーゲ、オルトリンデ、ジークルーネ ようこそ!騎乗の女武者! ロスヴァイセとグリムゲルデ! ロスヴァイセとグリムゲルデの声 ホヨッホー!ホヨッホー! ハヤッハー! (ロスヴァイセとグリムゲルデの姿は森の中へと消える) その他6人のヴァルキューレ ホヨッホー!ホヨッホー!ハヤッハー!ハヤッハー! ゲルヒルデ (森の二人に呼びかける) 森の中で馬を休ませてあげないと! オルトリンデ (同じく森の二人に呼びかける) でも、馬は一緒につながないほうがいいわ・・・ 勇士たちの憎しみが収まるまでは! (ヴァルキューレはみんな大笑いする) ヘルムヴィーゲ (みんなの笑い声の中で) もう私の勇士は怒って、オルトリンデの葦毛に復讐しちゃったけど! (ヴァルキューレはまたみんな大笑いする) ロスヴァイセとグリムゲルデ (森から出てきて) ホヨッホー!ホヨッホー! その他6人のヴァルキューレ ようこそ!ようこそ! シュヴェルトライテ あんたらは一緒に出かけたの? グリムゲルデ 初めは別々だったけど、今日合流したの。 ロスヴァイセ さあ!みんな集合ね!ぐずぐずせずに、 早くヴァルハラに戻って、 ヴォータンに戦死者を差しだしましょう。 ヘルムヴィーゲ まだ8人よ。ひとりだけ足りない。 ゲルヒルデ ブリュンヒルデは、きっとまだ、 あの褐色のヴェルズングのところにいるのね。 ヴァルトラウテ じゃあ、もう少しここで待たないと・・・。 ブリュンヒルデを待たずに私たちだけで行くと、 きっとお父さまは機嫌が悪いから! ジークルーネ (岩の上から、遠くを見張りながら) ホヨッホー!ホヨッホー! (後方に向かって呼びかける) こっちよ!こっち! (他のヴァルキューレ達に) すごい勢いで、 ブリュンヒルデが向かってくるわ。 8人のヴァルキューレ (全員、岩山の上の見張り台に急ぐ) ホヨッホー!ホヨッホー! ブリュンヒルデ!こっちよ! (全員、いぶかしそうに眺める) ヴァルトラウテ よろめく馬を、なんとか森に向かわせている。 グリムゲルデ 速く走らせすぎよ!グラーネったら、ひどい鼻息! ロスヴァイセ こんなに速く飛ぶヴァルキューレは初めて! オルトリンデ 鞍の上には? ヘルムヴィーゲ 戦士じゃないわ! ジークルーネ 女よ! ゲルヒルデ 女なんか?どうして? シュヴェルトライテ こっちに挨拶もしない! ヴァルトラウテ (下に向いて呼びかける) ハヤッハー!ブリュンヒルデ!聞こえないの? オルトリンデ お姉さまが 馬から降りるのを手伝わないと! (ゲルヒルデとヘルムヴィーゲは全速力で森に駆けていく。ジークルーネとロスヴァイセもそれにつづく) ヘルムヴィーゲ、ゲルヒルデ、ジークルーネ、ロスヴァイセ ホヨッホー!ホヨッホー! オルトリンデ、ヴァルトラウテ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ ハヤッハー! ヴァルトラウテ (森を見つめながら) あの屈強なグラーネが倒れるなんて! グリムゲルデ 急いで女を鞍から降ろしている! オルトリンデ、ヴァルトラウテ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ (ヴァルキューレは、全員、森に駆けていきながら) お姉さま!お姉さま!どうしたの? (全員で舞台に戻ってきたヴァルキューレの中には、ジークリンデを脇にかかえて引っぱってくるブリュンヒルデがいる) ブリュンヒルデ (息せききって) 私をまもって!この窮地から救って! 8人のヴァルキューレ ひどく急いでたけど、どこから飛ばしてきたの? いったい誰から逃げようとしていたの? ブリュンヒルデ 追われる身となったのは、生まれて初めて。 私、お父さまに追われているのよ! 8人のヴァルキューレ (激しい衝撃を受けて) ねえ!正気?教えて!どういうこと? お父さまに追われている? 逃げているのはお姉さまですって? ブリュンヒルデ (不安そうに体をそらし、辺りを見回し、また向きなおる) ああ・・・みんな・・・岩の頂きから見下ろして! 北を見て!お父さまが近づいてこない!? (オルトリンデとヴァルトラウテは、岩の頂きに飛びあがり、そこから見張りをする) 早く!何か見えて? オルトリンデ 雷雲が北から近づいている。 ヴァルトラウテ 厚い雲が立ち昇っているわ! その他の6人のヴァルキューレ お父さまが神馬で駆けてくる! ブリュンヒルデ 怒り狂う狩人が、私を追って、 北から近づく!・・・近づく! みんな、私を守って!そして、この女性も! 6人のヴァルキューレ この人は何なの? ブリュンヒルデ 急いで聞いて・・・。 この人は、ジークムントの妹であり妻であるジークリンデ。 ヴォータンは、 このヴェルズング族の兄妹を呪い、 私に、 ジークムントの勝利を取り下げるよう命じられた。 でも、私はジークムントを盾で守ったわ・・・ 神に逆らって! 神は自らの槍で介入し、 ジークムントは死んでしまった。 でも、私は、この女の人を助けるため、 あなたたちのところにやってきた・・・ ねえ! この不安におびえる私を、 罰の一撃から守ってちょうだい! 6人のヴァルキューレ (話を聞いて仰天して) お姉さん?狂ったの?何てことをしたのよ!? ああ!ブリュンヒルデ!何てことよ! お父さまの神聖な命令に そむくなんて!? ヴァルトラウテ (見張り台の上から) 暗闇が北から来るわ! オルトリンデ (同様に見張り台の上から) 怒りの嵐がこっちにくる! ロスヴァイセ、グリムゲルデ、シュヴェルトライテ (舞台後方に向かって) お父さまの馬がけたたましくいなないている。 ヘルムヴィーゲ、ゲルヒルデ、シュヴェルトライテ すごい鼻息がこちらにも響いてくる! ブリュンヒルデ この人が可哀想すぎる!もしもヴォータンにつかまったりしたら!ヴォータンはヴェルズング族を皆殺しにしようとしているのだもの!ねえ!誰でもいいわ!一番身軽な馬を貸してくれない?早く!この人を逃がすために! ジークルーネ あたしたちにまで、お父さまに逆らえというの? ブリュンヒルデ ロスヴァイセ!ねえ! あなたの馬を貸して! ロスヴァイセ どんな速い馬だって、お父さまからは逃げられないわ。 ブリュンヒルデ ヘルムヴィーゲ!お願いよ! ヘルムヴィーゲ あたしはお父さまに従うわ。 ブリュンヒルデ グリムゲルデ!ゲルヒルデ!馬を貸して! シュヴェルトライテ!ジークルーネ!私の気持ちをわかって! 私があなたがたにそうだったように、今は私に尽くして! どうか、この可哀想な女の人を救ってあげて! ジークリンデ (ジークリンデはこの間ずっと凍ったように虚ろな目をしていたが、ブリュンヒルデが彼女を守るように強く抱きしめた途端に、突き放すような身振りで体を起こす) もう私にかまわないで・・・ あたしなんか死んだほうがいいのよ! どうしてあなたは、 私を敵から守って逃げたりしたの? あの戦場の嵐の中で、私はいっそのこと ジークムントが受けたのと同じ剣をこの身に受けたかった・・・そうすれば、 あの人と一緒に死ねたでしょうに! もうジークムントはいない…ジークムント…あなたは! ああ!私の望みどおりにして!死なせて! 私を逃がしたことを あなたに恨むことはできないけれど、 どうか私の願いを聞きいれて・・・ あなたの剣を私の胸に突き刺して! ブリュンヒルデ 生きて!生きるのよ!愛のために! ジークムントの愛の証しを救うのよ・・・ (力強い声で、ジークリンデを説得するように) あなたの体の中には、もうひとりヴェルズングがいるのよ! ジークリンデ (はじめはただ驚いていただけだったが、いきなり、輝かしい歓びが顔からあふれ出す) 私を生かしてください!この子を助けてください! ヴァルキューレの乙女たちも!どうか・・・どうか私の身を守ってください! (ますます濃くなっていく雷雲が背景に立ち昇る。雷鳴が近づく) ヴァルトラウテ (見張り台の上から) 嵐が近づいてくるわ。 オルトリンデ (見張り台の上から) あの嵐が怖いなら逃げて! 6人のヴァルキューレ その女の人を逃がして!危機が迫ってるわ・・・ ヴァルキューレでは誰もこの人を守れない! ジークリンデ (ブリュンヒルデの前にひざまずいて) 守ってください!どうか!母になる私を救って! ブリュンヒルデ (意を決し、きびきびと、ジークリンデを立ち上がらせながら)じゃあ早く逃げて!一人きりで行くのよ! 私はここに残り、ヴォータンの罰を受けます・・・ 私がヴォータンの怒りを一手に引き受けている間に、 あなたは怒りの手を逃れるのよ。 ジークリンデ 一体どこに行ったらいいの? ブリュンヒルデ みんなのなかで、東へ行った人はいる? ジークルーネ 東はずうっと森ばかりよ。 ファフナーがニーベルングの財宝を奪い取って隠しているわ。 シュヴェルトライテ あの怪物は龍の姿をして、 洞窟にアルベリヒの宝を隠しているのよ! グリムゲルデ 一人きりの女にはふさわしくないところよ。 ブリュンヒルデ でも、その森ならば、ヴォータンの怒りからも守ってくれる…最強の神ですら、あの森は恐れて近づかない場所だわ。 ヴァルトラウテ (見張り台の上から) ヴォータンが凄い形相で この岩山に向かってくる。 6人のヴァルキューレ ブリュンヒルデ!あの音が聞こえないの!? ブリュンヒルデ (ジークリンデに手で方角を指し示しながら) さあ急いで!東へ行くのよ! 歯を食いしばって耐えるのよ・・・どんな苦しみにも・・・ どんな飢えや乾きにも・・・どんな茨や岩場にあっても・・・ 笑うのよ!どんな逆境や苦しみにあっても、笑うの! でも、今から私が言うことだけは思い出して、それを心の支えにして!「この世で最もすぐれた男の子が あなたの身には宿っています・・・!」 (ブリュンヒルデは、ジークムントの剣の破片を鎧の中から取り出すと、その厚い破片をジークリンデの手にゆだねる) その子のために、この剣の破片を大切に持っていて! その子の父の斃れた地から、私が何とか拾い集めた破片を…いつかきっとその子は、この剣を鍛え直して振り回すはず。 その子の名前は私から授けましょう・・・ ジークフリート・・・勝利をことほぐ者・・・と! ジークリンデ (心の底から感動して) ああ・・・なんて神聖な奇蹟!なんて素敵な女性! あなたの誠実さに、私はほんとうに慰められ、救われました! 私たちが愛したあの人のためにも、私は可愛いこの子を守ります・・・いつか必ず、私の感謝の気持ちが、あなたに微笑みますように!さようなら!ジークリンデの悲しみをあなたの力に変えてください! (ジークリンデは舞台の前方を右手へ走り去っていく。その時すでに岩山の頂きは黒い雷雲におおわれている。嵐の吹きすさぶ猛烈な音が舞台後方から聞こえてきて、舞台右手では炎がますます赤々と照り返す) ヴォータンの声 逃げる気か!?ブリュンヒルデ! (ブリュンヒルデはしばらくジークリンデを見送っていたが、舞台後方に向きを変えてモミの森を見つめた途端、再び恐怖にとらえられたような仕草を見せる) オルトリンデとヴァルトラウテ (見張り台から駆け降りながら) お父さまの馬がこの岩山に着いたわ! 8人のヴァルキューレ かわいそうに!ブリュンヒルデ!復讐の炎が燃えている! ブリュンヒルデ ああ!みんな助けて!心が折れてしまいそう! みんながお父さまをなだめてくれないと、 お父さまの怒りで、私は砕け散ってしまうわ。 8人のヴァルキューレ (ヴァルキューレ達はおびえながら岩の頂へと逃れる。皆に手を取られたブリュンヒルデも、その後ろに従う) さあ、こっちよ!しょうがないお姉さん!見えないように隠れて!あたしたちにぴったりくっついて、呼ばれても黙っていて!(ブリュンヒルデを取り囲み、その姿を隠すと、おびえた目でモミの森を見つめる。森から炎のどぎつい光が赤々と輝く一方で、舞台後方は真っ暗闇となっている) ああ!ヴォータンが馬から飛び降りた・・・! 仕返しをしようと、すごい勢いで向かってくる! 第2場 (ヴァルキューレ全員とヴォータン) (ヴォータンは、憤怒の形相で興奮して森から姿を現す。ブリュンヒルデの姿を求めつつ、凄まじい勢いで岩山の頂きにいるヴァルキューレの群れのもとにやってくる) ヴォータン ブリュンヒルデはどこだ?掟を破った女は? お前らは、あの悪人をかくまおうというのか? 8人のヴァルキューレ なんと凄まじい怒りよう! ねえ、お父さま、あたしたちが、 お父さまをそんなに怒らせることをしましたでしょうか? ヴォータン 馬鹿にするな!生意気な口を叩くな! お前らがブリュンヒルデをかくまっていることなどお見通しだ。永劫の呪いを受けた女などと関わってはならん・・・ あの女は、自らの価値をおとしめ、放り投げたのだ! ロスヴァイセ お姉さまは追われて逃げてきたのです。 8人のヴァルキューレ お姉さまは、あたしたちの庇護を求めてきたのです! お父さまの怒りを怖れて、恐怖で胸をいっぱいにして・・・ どうかお願いです・・・可哀想なお姉さまのために。 怒りを抑えて落ち着いてください。 お姉さまへの優しさを取戻し、怒りを収めてください! ヴォータン 軟弱な女たちめ! そんな弱い心を私から受け継いだのか? 私は、お前たちを、戦場に耐えうるような 強く厳しい心の持ち主に 育てたはずなのに、 たかが不実な女ひとりを罰するからと言って、 そんなに泣きわめいたりするのか? 知っているのか?泣き虫ども。 臆病なお前たちが泣いてかばっているこの女のしたことを・・・。 私の心に秘めた想いを、 この子ほど知っている者はいなかった。 私の本当の意志を この子以上に知る者はなかった! ましてや、私がこの世に望みをつないだ理由も、 この子がいたからこそだったのだ・・・ それなのに、この子は幸福な絆を断ち切り、 不実にも私の意志に逆らい、 私の命令を公然と嘲笑い、 私に武器を向けたのだ! この子の幸せを願って、私が作った武器を・・・! 聴こえるか?ブリュンヒルデ! お前に鎧を、兜と武器を、喜びと慈愛を、 名前と身体とを与えたのは、この私ではなかったか? そんな私の嘆きの声を聴きながら、 お前はおびえて身を隠し、 卑怯千万にも罰をまぬがれようというのか? ブリュンヒルデ (ヴァルキューレの一団の中から歩み出ると、控えめではあるがしっかりした足取りで、山頂をくだり、ヴォータンのすぐ前に進み出る) お父さま・・・私はここにいます。罰を下してください! ヴォータン 私が罰するのではない・・・ お前自身がお前を罰すればよい。 お前は私の「意志」によってのみ存在していたはずなのに、 私に逆らう意志を持ったではないか。 私の「命令」を果たす立場だったのに、 私に逆らう命令を出したではないか。 お前は「望みの乙女」だったはずなのに、 私に逆らう望みを抱いたではないか。 私の「盾」となる女だったはずなのに、 その私に盾ついたではないか。 私の意にそって「運命を決める」女だったはずなのに、 私に逆らって運命を決めたではないか。 勇士の「心を動かす」立場だったのに、 私に逆らうよう勇士を動かしたではないか。 かつては、お前のあり方は、ヴォータンが決めていた。 だが、これからのお前のあり方は、お前自身が決めればよい! もはやお前は「望みの乙女」ではない。 かつてはヴァルキューレだったかも知れないが、 これからは、どのようにでもなればいい! ブリュンヒルデ (激しい衝撃を受けて) 私を追放するの?本気でそんなことを? ヴォータン もうお前をヴァルハラから送り出すことはない・・・ お前に割り当てた戦死者を ヴァルハラの広間に 連れてこさせることもないし、 神々の和やかな晩餐で、 私の盃に酒を注いでもらうこともない。 もう、お前の子供っぽい口もとを撫でることもない・・・ お前は神々の一族から追放され、 不死の種族ではなくなる。 もう二人の絆は絶たれた・・・ 二度と私の前に姿を見せるな。 8人のヴァルキューレ (興奮した身振りで、それまでの場所を離れて、少しずつ下のほうに降りて行きながら) ひどいわ!ひどすぎる! お姉さん!お姉さん! ブリュンヒルデ すべて奪うつもりなの?お父さまからいただいたものを! ヴォータン 奪うのは、お前を手に入れる者だ! 私は、お前をこの山に置き去りにする・・・ 無防備の眠りに、固く封じ込めるのだ・・・ そして、通りすがりの人間の男に見つけられ、起こされれば、 その男の餌食になるだけのことだ。 8人のヴァルキューレ (ヴァルキューレ達は極度に興奮して岩山を駆け降りると、不安そうに群れ固まりブリュンヒルデを取り囲む。ブリュンヒルデはヴォータンの前で片膝を立ててひざまずいている) やめてよ!お父様!そんな呪いは取り消して! 輝かしい乙女が、人間の男のために身を落としてしまうなんて?お願いですから聞いてください!おそろしい神! そんな辱めをお姉さんに加えないでください!そんなことを すれば、妹のあたしたちも一緒に汚されるのですよ! ヴォータン 聴こえなかったのか?刑の宣告が? 約束を破ったこの女は、 お前らからは切り離され、 もはや馬に乗って空を駆け巡ることはない。 乙女の花は枯れてしまうのだ・・・。 夫に愛嬌を振りまき、ただの女となって、 その者に一生従順にしたがえばよい・・・。 台所に座って、糸を紡ぎ、 世の物笑いと嘲りを一身に受けるのだ。 (ブリュンヒルデは叫び声をあげて地にくずおれる。他のヴァルキューレは驚きのあまり大声で叫び立てながら、ブリュンヒルデのそばを離れる) おそろしいか?この女の運命が?ならば去れ!この破滅した女から!去るがいい!遠くへ去れ! あえてここにとどまり、 私に逆らって、 こんな哀れな女の味方をするならば、 そんなバカ者は、この女と同じ運命になるぞ! そんな女には、まったく同じ運命を下してやる! さっさと去れ!この岩山に近寄るな! 早くここから去らなければ、 お前らもとんでもないことになるぞ! 8人のヴァルキューレ ひどいわ!なんてひどいことなの! (ヴァルキューレ達は激しい叫び声を上げながら散り散りになり、急いでモミの森の中へと逃げ込む。岩山のへりのすぐ傍に黒雲があるが、森の中で物凄い音が聞こえると、その雲の中からぎらりと稲妻が光る。雲の中には、一団となってひしめき合いながら、馬の手綱を緩めて物凄い勢いで疾駆していくヴァルキューレ達の姿がある。しばらくすると嵐は治まり、雷雲は少しずつ遠ざかっていく。次の第3場では、ようやく回復した天候のもと、たそがれの光が広がり始め、幕切れでは夜となる) 第3場 (ヴォータン、ブリュンヒルデ) (ヴォータンと、彼の足元にじっと横たわっていたブリュンヒルデだけが舞台に取り残される。長く重たい沈黙が続く。変わらぬ姿勢のままで) ブリュンヒルデ (ゆっくりとだが少しずつ頭をもたげ始める。初めはおずおずとしていたが、やがて声を高めて) 私の犯したことは、そんなにも恥ずべきことでしたか・・・? そんなに恥ずかしい罰を下されるほど。 私のしたことは、そんなにも不品行なことでしたか・・・? そんなに深く私の品位を傷つけるほど。 私は、そんなにも不名誉なことをしたというのですか・・・? 名誉を勝手に奪い去られてしまうほど。 (次第に身を起こし、ひざまずいて) 教えて!お父さま!私の目をよく見て・・・ どうか怒らないで、私に教えてください。 どんないかがわしい罪を私が犯したと言うの! お父さまが、ご自身の意に逆らってまでも、 大切な我が子を追放せざるを得ないほどの! ヴォータン (身じろぎひとつせず、真剣で陰鬱な顔をして) お前のしたことをよく考えてみろ。そうすれば、その罪が分かるはずだ! ブリュンヒルデ 私はお父さまの命令を果たしただけです。 ヴォータン お前に命じたか?ヴェルズングの側に立って戦えなどと・・・ ブリュンヒルデ 戦場を司る神として、お父さまはそうお命じになりました! ヴォータン だが、その指示は撤回したではないか! ブリュンヒルデ フリッカがお父さまの本来の意志を歪めたからです・・・ フリッカの考えに従ったとき、 お父さまは、あなたご自身の敵となったのです。 ヴォータン (小声で、苦々しく) お前なら私の思いを理解してくれる…私はそう思っていた。 そうと知っていて叛いたからこそ、罰したのだ。 お前はこの私を・・・愚かで卑怯な男とみなしたのだ! お前は、私が裏切りに罰を与えないとでも思っていたのか・・・? お前にとって、私の怒りは、そんなに軽いものだったのか? ブリュンヒルデ 私は知恵の回らない娘です。ですが一つだけ知っていたことがあります・・・ それは・・・お父さまがヴェルズングのジークムントを愛していたこと。 そのことをすっかり忘れねばならないという 引き裂かれる気持ちが、私に伝わりました。 お父さまはご自身の意に反して、事を進めていたのです。 あまりにもつらすぎたのです…そうだと認めることは… お父さまがジークムントを守れないということは。 ヴォータン そこまで分かっていたにもかかわらず、あの男を守ろうとしたのか? ブリュンヒルデ (ひそやかに語りはじめる) 私がそうした理由は、 「それ」を見たからです。 お父さまは、別のこととの板挟みになって、 「それ」に仕方なく目を背けざるを得なかったけれど! いつも戦場でヴォータンの背中を追いかけていた娘は、 今初めて、お父さまが見なかったものを見たのです・・・ あの「ジークムント」を、私はこの目にしたのです。 私は、彼に死を宣告するために歩み出て、 その瞳を見つめ、声を聴きました。 心の底からの苦難の声を聴き、 比類なき勇者の嘆きを耳にしたのです。 ああ・・・最も自由な恋愛が直面した恐ろしい苦悩・・・ 最も悲痛な心情が企てた力強き反抗! そのとき、耳に残り、目に焼き付いたもの・・・ それは深く心に突き刺さり、 存在の底の底から、私を揺さぶったのです。 恥ずかしさのあまり呆然として、私は立ち尽くしました。 この人の役に立とうとしか考えられなかったのです・・・ 勝利でも死でも、ジークムントと分かち合おう・・・ 私が選び取るべき道はそれしかありませんでした! この愛を・・・私の心に注ぎ込んだもの・・・ 私をヴェルズングと共に戦わせたもの…それはお父さまご自身の想い。その想いを胸に抱きしめ、私はお父さまの命令に逆らったのです。 ヴォータン そうか・・・お前は私が望んで果たせなかったことをしたわけだな・・・苦しみに引き裂かれる私にはできなかったことを。 だが、心の歓びをそんなに簡単に手に入れられるとでも思ったのか? 私はどうなる?…心を悲しみに焼き尽くされた私は… つらい苦しみが打ち続くあまり、 憎悪ばかりが膨れ上がって、 苦しみ病める心で 世界が「愛」へと向かうことを妨げている私は・・・。 自分自身の現実の姿に 死ぬほどあらがいつつ、 気が狂いそうな苦痛のために、 激昂して立ち上がり、 狂わんばかりの憧れに浸りながら、 この世界を木っ端微塵にすることによって、 永遠に続く悲哀を終わらせようという 恐ろしい願いをもてあそぶ私は・・・。 そんな私を横目に見つつ、お前は甘い歓びに浸るのか・・・。 歓びの到来に陶酔するあまり、 お前は笑って愛の薬を飲むというのか・・・? 私の身を神々の危機がむしばむこの時に。 お前はそんな軽薄な女だったのか・・・ならば勝手にやればよい・・・私との絆はもう断たれたのだから。 もうお前と一緒にいることはできない。 お前と二人で色々な思いをめぐらすことも、 もうできない。 これからは離れ離れになったまま、 何一つ共にはできないのだ・・・ この生が続く限り、この空が続く限り、 お前と私とが、再び出会うことはないのだ! ブリュンヒルデ ほんとに、こんな愚かな娘は何のお役にも立てませんでした・・・ お父さまに何を教わっても ただ驚くだけで、まるで学び取れなかったのですから。 でも、私が学んだことが、 たった一つだけあります。 それは「愛すること」です…あなたが愛したものを…。 私は追放され、もうお会いすることはできませんが、 お父さまのほうも、今まで体の一部だったものを捨て去り、 遠くに半身を置きざりにするようなものなのですよ。 かつてはお父さまの一部分だった私という存在を・・・ お父さま!神よ!それだけは忘れないで! お父さまの永遠の半身である私を辱めないで! お父さまご自身の屈辱を望まないで! 恥辱に沈む私を見れば、 お父さまの身も辱めることになるのですから! ヴォータン お前は、愛の力に屈したのだ・・・ ならば愛する定めの男には、誰であれ従うほかないのだ! ブリュンヒルデ 私がヴァルハラを離れ、 もうお父さまとは行動を共にできず、 この先は人間の男に仕えねばならないとしても、 決して口先だけの卑怯な男には与えないでください! 私を手に入れる男が、無価値な男でないようにしてください。 ヴォータン お前と私は縁を切るのだ・・・ だから、私が選ぶことはできない。 ブリュンヒルデ (小声で、内緒ごとを相談するかのように) お父さまは高貴な一族を創り出しました。 そこから弱い男が生まれるはずはありません。 最もすぐれた勇者は・・・そうです・・・ あのヴェルズング族から生まれてくるのです。 ヴォータン なぜヴェルズング族の話などを! お前と縁を切った時、私はヴェルズング族からも縁を切ったのだ・・・妬みが、あの一族を滅ぼしたのだ! ブリュンヒルデ ヴェルズング族の命脈は、お父さまの手を逃れたあの女性がつないだのです。 (内緒ごとを言うかのように) ジークリンデのお腹の中には清らかな赤ん坊がいます。 どんな女性も味わったことのないような苦しみの中で、 あの女の人は お腹に宿ったその子を産むでしょう。 ヴォータン あの女の庇護を私に求めようとでも言うのか!? その腹の中の子供までもか!? ブリュンヒルデ (内緒ごとを言うかのように) お父さまがジークムントのために作った剣は、今あの女性の手にあるのです。 ヴォータン (声を荒らげて) 私はその剣を砕いたではないか! 小娘め・・・!なぜ私の意志をくじこうとする・・・! お前は来たるべき運命を待つがいい。 もう私はお前の運命を決められないのだ! ああ・・・行かねばならない・・・ ずいぶんここで時間を無駄にしてしまった。 これ以上、謀反人などと付き合っていられるか。 お前の願いを聞くことなどできない・・・ 私は罰の執行を見届けるために、ここにいるだけだ! ブリュンヒルデ 私が我慢できるような罰を・・・お考えになったのですか? ヴォータン お前を深い眠りに封じ込める・・・。 無防備な女の姿のお前を見つけ、眠りから覚ました者が、 お前を妻とするのだ! ブリュンヒルデ (祈るようにひざまずいて) 私が深い眠りに閉じ込められ、 弱い人間の男の手に入るとしても、 たった一つだけはお聞き届けください。 ほんとうに、ほんとうに、お願いです! 眠る女を護ってください!近寄りがたい何か恐ろしいもので! そうすれば、恐れを知らない自由な勇者だけが、 いつか岩山の私を見い出すはずです! ヴォータン 望みが過ぎるぞ!そんなに甘やかせるものか! ブリュンヒルデ (ヴォータンの足にすがりついて) どうしてもお聞き届けください! 私・・・お父さまにすがりつくこの私を打ち殺し、 粉々に踏みにじってもいい・・・ 跡形も残らないほど、槍で体を引きちぎってもいい・・・ ですが、お父さまがどんなに残酷な方でも、 恥辱だけは・・・ひどすぎる辱しめだけは私に与えないで! (我を忘れたように激しく) お父さまの命令で炎を燃やし、 燃え上がる火焔で岩山を取り巻いて! ゆらめく炎で岩山を焦がして! そうすれば、弱い男が私に近づいてきても、 その炎が飲み込んでくれるわ! ヴォータン (ヴォータンはブリュンヒルデの激しい願いに圧倒され、深く心を揺り動かされ、感情を取り戻して彼女のほうへ振り向く。ひざまずいていたブリュンヒルデを起き上がらせると、あふれる想いのままに、その眼に口づけする) さらばだ・・・勇敢で立派な我が子よ! 我が心の清らかな誇りよ! さらば・・・さらば・・・さらば! (愛情をあふれさせて) 別れねばならない。 お前と、愛を込めて 目配せを交わすことはもうできない。 並んで馬を走らせることもできないし、 酒宴(うたげ)の酒を注いでもらうこともない。 愛するお前を失ってしまう・・・ 我が眼の癒しそのものの、お前の笑顔を・・・ 花嫁を守る炎よ!燃え盛れ! 乙女を求めるどんな若者も見たことがないほどに! 岩山を取り巻け・・・ 焼き尽くし、燃やし尽くして、 弱い者が近づけないようにするのだ・・・! 弱き者は、ブリュンヒルデの岩山に近づいてはならない! なぜなら、この花嫁を手に入れる者は、 神である私より、もっと「自由」でなくてはならないからだ! (ブリュンヒルデは感極まってヴォータンの胸に顔を沈め、父と娘はずっと抱きしめ合ったままでいる。やがてブリュンヒルデは顔を起こし、なおもヴォータンを抱きしめながら、荘厳なまでの感動を込めてヴォータンの瞳を見つめる) このきらめく両眼・・・ 何度も、にこりと私に微笑んだ・・・ 戦場でのお前の勇気を称えて、私が口づけしたとき・・・ ろれつの回らぬ舌で、可愛く唇をふるわせながら、 勇者を讃える歌をお前が歌ったとき・・・ このかがやく両眼で、 なんども戦場でまばたきし、 希望の憧れを心に燃やし、 不安に揺れる私の想いを、 現世の歓びへの願いに変えてくれたとき。 それも今日が最後なのか・・・。 お前の想いを伝えてくれ・・・ 最期の別れの、この口づけで! お前を手に入れる男には 幸せの星がまたたくだろうが、 不幸せで、不死な私には 別れの結末があるだけだ。 (ブリュンヒルデの顔を両手に包みながら) お前から神は去っていく・・・ 私の口づけが、お前から神性を奪うとき! (ヴォータンは長い間、ブリュンヒルデの目に口づけする。ブリュンヒルデは目を閉じ、静かに体の力を抜きながら、ヴォータンの腕の中で仰向けに倒れていく。モミの木の太い枝が空を遮る苔むす丘の上に、ヴォータンはブリュンヒルデを横たえる。ヴォータンはブリュンヒルデを見つめながら、兜の目庇(まびさし)を閉じる。そうしながらも、ヴォータンは、ヴァルキューレの大きな鉄の盾にすっぽりと覆われながら眠っているブリュンヒルデの姿から目を逸らすことができない。ようやくゆっくりと目を逸らしたかと思うと、またもう一度、苦悩に満ちた眼差しで振り返る。だが、ついにヴォータンは意を決して、重々しく舞台の中央に進み出ると、手にした槍の穂先を巨大な岩へと向ける) ローゲ!よく聴け! はじめ私はお前を、燃え盛る「ほむら」(ローゲ)として見出だしたな!しかし、お前は、私から逃げてからは、 さまようだけの「ほのお」(ローエ)となってしまった! 私は今こそ、昔とらえたお前の姿を解き放つのだ! 来るのだ!燃えはじける炎よ! 燃えさかりながら、この岩山を取り囲め! (ヴォータンは次の台詞とともに、岩の頂きを槍で三度突く) ローゲ!ローゲよ!来たれ! (その岩からは火が溢れだし、次第に明るさを増す炎となって膨れ上がる。突如、炎が勢いよく天を突いて赤々と揺らめく。その火焔は、ゆらゆらと揺れながら物凄い勢いでヴォータンを取り囲むが、ヴォータンはその火の海に対して、岩山のへりを取り巻いて流れるように槍で命じる。すると炎はすぐに舞台後方へと遠ざかっていき、山裾を取り巻いて燃え続ける) 我が槍の穂先を怖れる者よ! 絶対に・・・この火を越えてはならないぞ! (ヴォータンは、禁令を発するかのように槍を伸ばすが、やがて苦悩に満ちて振り返り、ブリュンヒルデの姿を見つめる。もう一度だけ振り返り、ゆっくりと去って行こうとするが、またも振り返り、ブリュンヒルデをじっと見つめる。ヴォータンの姿は次第に炎に隠れて見えなくなっていく。幕が下りる) DRITTER AUFZUG Auf dem Gipfel eines Felsenberges. Rechts begrenzt ein Tannenwald die Szene. Links der Eingang einer Felshöhle, die einen natürlichen Saal bildet darüber steigt der Fels zu seiner höchsten Spitze auf. Nach hinten ist die Aussicht gänzlich frei; höhere und niedere Felssteine bilden den Rand vor dem Abhange, der - wie anzunehmen ist - nach dem Hintergrund zu steil hinabführt. Einzelne Wolkenzüge jagen, wie vom Sturm getrieben, am Felsensaume vorbei VORSPIEL UND ERSTE SZENE Gerhilde, Ortlinde, Waltraute und Schwertleite, später Helmwige, Siegrune, Grimgerde, Rossweisse, Brünnhilde, Sieglinde, Gerhilde, Ortlinde, Waltraute und Schwertleite haben sich auf der Felsspitze, an und über der Höhle, gelagert, sie sind in voller Waffenrüstung GERHILDE zuhöchst gelagert und dem Hintergrunde zurufend, wo ein starkes Gewölk herzieht Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! Helmwige! Hier! Hieher mit dem Ross! HELMWIGES STIMME im Hintergrunde Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! In dem Gewölk bricht Blitzesglanz aus; eine Walküre zu Ross wird in ihm sichtbar über ihrem Sattel hängt ein erschlagener Krieger. Die Erscheinung zieht, immer näher, am Felsensaume von links nach rechts vorbei GERHILDE, WALTRAUTE UND SCHWERTLEITE der Ankommenden entgegenrufend Heiaha! Heiaha! Die Wolke mit der Erscheinung ist rechts hinter dem Tann verschwunden ORTLINDE in den Tann hineinrufend Zu Ortlindes Stute stell deinen Hengst mit meiner Grauen grast gern dein Brauner! WALTRAUTE hineinrufend Wer hängt dir im Sattel? HELMWIGE aus dem Tann auftretend Sintolt, der Hegeling! SCHWERTLEITE Führ deinen Brauen fort von der Grauen Ortlindes Mähre trägt Wittig, den Irming! GERHILDE ist etwas näher herabgestiegen Als Feinde nur sah ich Sintolt und Wittig! ORTLINDE springt auf Heiaha! Die Stute stösst mir der Hengst! Sie läuft in den Tann Schwertleite, Gerhilde und Helmwige lachen laut auf GERHILDE Der Recken Zwist entzweit noch die Rosse! HELMWIGE in den Tann zurückrufend Ruhig, Brauner! Brich nicht den Frieden! WALTRAUTE auf der Höhe, wo sie für Gerhilde die Wacht übernommen, nach rechts in den Hintergrund rufend Hoioho! Hoioho! Siegrune, hier! Wo säumst du so lang? Sie lauscht nach rechts SIEGRUNES STIMME von der rechten Seite des Hintergrundes her Arbeit gab s! Sind die andren schon da? SCHWERTLEITE UND WALTRAUTE nach rechts in den Hintergrund rufend Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! GERHILDE Heiaha! Ihre Gebärden sowie ein heller Glanz hinter dem Tann zeigen an, dass soeben Siegrune dort angelangt ist. Aus der Tiefe hört man zwei Stimmen zugleich GRIMGERDE UND ROSSWEISSE links im Hintergrunde Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! WALTRAUTE nach links Grimgerd und Rossweisse! GERHILDE ebenso Sie reiten zu zwei. In einem blitzerglänzenden Wolkenzuge, der von links her vorbeizieht, erscheinen Grimgerde und Rossweisse, ebenfalls auf Rossen, jede einen Erschlagenen im Sattel führend. Helmwige, Ortlinde und Siegrune sind aus dem Tann getreten und winken vom Felsensaume den Ankommenden zu HELMWIGE, ORTLINDE UND SIEGRUNE Gegrüsst, ihr Reisige! Rossweiss und Grimgerde! ROSSWEISSES UND GRIMGERDES STIMMEN Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Die Erscheinung verschwindet hinter dem Tann DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! GERHILDE in den Tann rufend In Wald mit den Rossen zu Weid und Rast! ORTLINDE ebenfalls in den Tann rufend Führet die Mähren fern von einander, bis unsrer Helden Hass sich gelegt! Die Walküren lachen HELMWIGE während die anderen lachen Der Helden Grimm büsste schon die Graue! Die Walküren lachen ROSSWEISSE UND GRIMGERDE aus dem Tann tretend Hojotoho! Hojotoho! DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Willkommen! Willkommen! SCHWERTLEITE Wart ihr Kühnen zu zwei? GRIMGERDE Getrennt ritten wir und trafen uns heut . ROSSWEISSE Sind wir alle versammelt, so säumt nicht lange nach Walhall brechen wir auf, Wotan zu bringen die Wal. HELMWIGE Acht sind wir erst eine noch fehlt. GERHILDE Bei dem braunen Wälsung weilt wohl noch Brünnhilde. WALTRAUTE Auf sie noch harren müssen wir hier Walvater gäb uns grimmigen Gruss, säh ohne sie er uns nahn! SIEGRUNE auf der Felswarte, von wo sie hinausspäht Hojotoho! Hojotoho! in den Hintergrund rufend Hieher! Hieher! zu den anderen In brünstigem Ritt jagt Brünnhilde her. DIE ACHT WALKÜREN alle eilen auf die Warte Hojotoho! Hojotoho! Brünnhilde! Hei! Sie spähen mit wachsender Verwunderung WALTRAUTE Nach dem Tann lenkt sie das taumelnde Ross. GRIMGERDE Wie schnaubt Grane vom schnellen Ritt! ROSSWEISSE So jach sah ich nie Walküren jagen! ORTLINDE Was hält sie im Sattel? HELMWIGE Das ist kein Held! SIEGRUNE Eine Frau führt sie! GERHILDE Wie fand sie die Frau? SCHWERTLEITE Mit keinem Gruss grüsst sie die Schwestern! WALTRAUTE hinabrufend Heiaha! Brünnhilde! Hörst du uns nicht? ORTLINDE Helft der Schwester vom Ross sich schwingen! Gerhilde und Helmwige stürzen in den Tann. Siegrune und Rossweisse laufen ihnen nach HELMWIGE, GERHILDE, SIEGRUNE, ROSSWEISSE Hojotoho! Hojotoho! ORTLINDE, WALTRAUTE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE Heiaha! WALTRAUTE in den Tann blickend Zu Grunde stürzt Grane, der Starke! GRIMGERDE Aus dem Sattel hebt sie hastig das Weib! ORTLINDE, WALTRAUTE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE alle in den Tann laufend Schwester! Schwester! Was ist geschehn? Alle Walküren kehren auf die Bühne zurück; mit ihnen kommt Brünnhilde, Sieglinde unterstützend und hereingeleitend BRÜNNHILDE atemlos Schützt mich und helft in höchster Not! DIE ACHT WALKÜREN Wo rittest du her in rasender Hast? So fliegt nur, wer auf der Flucht! BRÜNNHILDE Zum erstenmal flieh ich und bin verfolgt Heervater hetzt mir nach! DIE ACHT WALKÜREN heftig erschreckend Bist du von Sinnen? Sprich! Sage uns! Wie? Verfolgt dich Heervater? Fliehst du vor ihm? BRÜNNHILDE wendet sich ängstlich, um zu spähen, und kehrt wieder zurück O Schwestern, späht von des Felsens Spitze! Schaut nach Norden, ob Walvater naht! Ortlinde und Waltraute springen auf die Felsenspitze zur Warte Schnell! Seht ihr ihn schon? ORTLINDE Gewittersturm naht von Norden. WALTRAUTE Starkes Gewölk staut sich dort auf! DIE WEITEREN SECHS WALKÜREN Heervater reitet sein heiliges Ross! BRÜNNHILDE Der wilde Jäger, der wütend mich jagt, er naht, er naht von Norden! Schützt mich, Schwestern! Wahret dies Weib! SECHS WALKÜREN Was ist mit dem Weibe? BRÜNNHILDE Hört mich in Eile Sieglinde ist es, Siegmunds Schwester und Braut gegen die Wälsungen wütet Wotan in Grimm; dem Bruder sollte Brünnhilde heut entziehen den Sieg; doch Siegmund schützt ich mit meinem Schild, trotzend dem Gott! Der traf ihn da selbst mit dem Speer Siegmund fiel; doch ich floh fern mit der Frau; sie zu retten, eilt ich zu euch - ob mich Bange auch kleinmütig ihr berget vor dem strafenden Streich! SECHS WALKÜREN in grösster Bestürzung Betörte Schwester, was tatest du? Wehe! Brünnhilde, wehe! Brach ungehorsam Brünnhilde Heervaters heilig Gebot? WALTRAUTE von der Warte Nächtig zieht es von Norden heran. ORTLINDE ebenso Wütend steuert hieher der Sturm. ROSSWEISSE, GRIMGERDE, SCHWERTLEITE dem Hintergrunde zugewendet Wild wiehert Walvaters Ross. HELMWIGE, GERHILDE, SCHWERTLEITE Schrecklich schnaubt es daher! BRÜNNHILDE Wehe der Armen, wenn Wotan sie trifft den Wälsungen allen droht er Verderben! - Wer leiht mir von euch das leichteste Ross, das flink die Frau ihm entführ ? SIEGRUNE Auch uns rätst du rasenden Trotz? BRÜNNHILDE Rossweisse, Schwester, leih mir deinen Renner! ROSSWEISSE Vor Walvater floh der fliegende nie. BRÜNNHILDE Helmwige, höre! HELMWIGE Dem Vater gehorch ich. BRÜNNHILDE Grimgerde! Gerhilde! Gönnt mir eu r Ross! Schwertleite! Siegrune! Seht meine Angst! Seid mir treu, wie traut ich euch war rettet dies traurige Weib! SIEGLINDE die bisher finster und kalt vor sich hingestarrt, fährt, als Brünnhilde sie lebhaft - wie zum Schutze - umfasst, mit einer abwehrenden Gebärde auf Nicht sehre dich Sorge um mich einzig taugt mir der Tod! Wer hiess dich Maid, dem Harst mich entführen? Im Sturm dort hätt ich den Streich empfah n von derselben Waffe, der Siegmund fiel das Ende fand ich vereint mit ihm! Fern von Siegmund - Siegmund, von dir! - O deckte mich Tod, dass ich s denke! Soll um die Flucht dir, Maid, ich nicht fluchen, so erhöre heilig mein Flehen stosse dein Schwert mir ins Herz! BRÜNNHILDE Lebe, o Weib, um der Liebe willen! Rette das Pfand, das von ihm du empfingst stark und drängend ein Wälsung wächst dir im Schoss! SIEGLINDE erschrickt zunächst heftig; sogleich strahlt aber ihr Gesicht in erhabener Freude auf Rette mich, Kühne! Rette mein Kind! Schirmt mich, ihr Mädchen, mit mächtigstem Schutz! Immer finstereres Gewitter steigt im Hintergrunde auf nahender Donner WALTRAUTE auf der Warte Der Sturm kommt heran. ORTLINDE ebenso Flieh , wer ihn fürchtet! DIE SECHS ANDEREN WALKÜREN Fort mit dem Weibe, droht ihm Gefahr der Walküren keine wag ihren Schutz! SIEGLINDE auf den Knien vor Brünnhilde Rette mich, Maid! Rette die Mutter! BRÜNNHILDE mit lebhaftem Entschluss hebt sie Sieglinde auf So fliehe denn eilig - und fliehe allein! Ich bleibe zurück, biete mich Wotans Rache an mir zögr ich den Zürnenden hier, während du seinem Rasen entrinnst. SIEGLINDE Wohin soll ich mich wenden? BRÜNNHILDE Wer von euch Schwestern schweifte nach Osten? SIEGRUNE Nach Osten weithin dehnt sich ein Wald der Niblungen Hort entführte Fafner dorthin. SCHWERTLEITE Wurmesgestalt schuf sich der Wilde in einer Höhle hütet er Alberichs Reif! GRIMGERDE Nicht geheu r ist s dort für ein hilflos Weib. BRÜNNHILDE Und doch vor Wotans Wut schützt sie sicher der Wald ihn scheut der Mächt ge und meidet den Ort. WALTRAUTE auf der Warte Furchtbar fährt dort Wotan zum Fels. SECHS WALKÜREN Brünnhilde, hör seines Nahens Gebraus ! BRÜNNHILDE Sieglinde die Richtung weisend Fort denn eile, nach Osten gewandt! Mutigen Trotzes ertrag alle Müh n, - Hunger und Durst, Dorn und Gestein; lache, ob Not, ob Leiden dich nagt! Denn eines wiss und wahr es immer den hehrsten Helden der Welt hegst du, o Weib, im schirmenden Schoss! - Sie zieht die Stücken von Siegmunds Schwert unter ihrem Panzer hervor und überreicht sie Sieglinde Verwahr ihm die starken Schwertesstücken; seines Vaters Walstatt entführt ich sie glücklich der neugefügt das Schwert einst schwingt, den Namen nehm er von mir - "Siegfried" erfreu sich des Siegs! SIEGLINDE in grösster Rührung O hehrstes Wunder! Herrlichste Maid! Dir Treuen dank ich heiligen Trost! Für ihn, den wir liebten, rett ich das Liebste meines Dankes Lohn lache dir einst! Lebe wohl! Dich segnet Sieglindes Weh ! Sie eilt rechts im Vordergrunde von dannen. - Die Felsenhöhe ist von schwarzen Gewitterwolken umlagert; furchtbarer Sturm braust aus dem Hintergrunde daher, wachsender Feuerschein rechts daselbst WOTANS STIMME Steh ! Brünnhild ! Brünnhilde, nachdem sie eine Weile Sieglinde nachgesehen, wendet sich in den Hintergrund, blickt in den Tann und kommt angstvoll wieder vor ORTLINDE UND WALTRAUTE von der Warte herabsteigend Den Fels erreichten Ross und Reiter! ALLE ACHT WALKÜREN Weh , Brünnhild ! Rache entbrennt! BRÜNNHILDE Ach, Schwestern, helft! Mir schwankt das Herz! Sein Zorn zerschellt mich, wenn euer Schutz ihn nicht zähmt. DIE ACHT WALKÜREN flüchten ängstlich nach der Felsenspitze hinauf; Brünnhilde lässt sich von ihnen nachziehen Hieher, Verlor ne! Lass dich nicht sehn! Schmiege dich an uns und schweige dem Ruf! Sie verbergen Brünnhilde unter sich und blicken ängstlich nach dem Tann, der jetzt von grellem Feuerschein erhellt wird, während der Hintergrund ganz finster geworden ist Weh ! Wütend schwingt sich Wotan vom Ross! - Hieher rast sein rächender Schritt! ZWEITE SZENE Die Vorigen, Wotan Wotan tritt in höchster zorniger Aufgeregtheit aus dem Tann auf und schreitet vor der Gruppe der Walküren auf der Höhe, nach Brünnhilde spähend, heftig einher. WOTAN Wo ist Brünnhild , wo die Verbrecherin? Wagt ihr, die Böse vor mir zu bergen? DIE ACHT WALKÜREN Schrecklich ertost dein Toben! Was taten, Vater, die Töchter, dass sie dich reizten zu rasender Wut? WOTAN Wollt ihr mich höhnen? Hütet euch, Freche! Ich weiss Brünnhilde bergt ihr vor mir. Weichet von ihr, der ewig Verworfnen, wie ihren Wert von sich sie warf! ROSSWEISSE Zu uns floh die Verfolgte. DIE ACHT WALKÜREN Unsern Schutz flehte sie an! Mit Furcht und Zagen fasst sie dein Zorn für die bange Schwester bitten wir nun, dass den ersten Zorn du bezähmst. Lass dich erweichen für sie, zähm deinen Zorn! WOTAN Weichherziges Weibergezücht! So matten Mut gewannt ihr von mir? Erzog ich euch, kühn zum Kampfe zu zieh n, schuf ich die Herzen euch hart und scharf, dass ihr Wilden nun weint und greint, wenn mein Grimm eine Treulose straft? So wisst denn, Winselnde, was sie verbrach, um die euch Zagen die Zähre entbrennt Keine wie sie kannte mein innerstes Sinnen; keine wie sie wusste den Quell meines Willens! Sie selbst war meines Wunsches schaffender Schoss - und so nun brach sie den seligen Bund, dass treulos sie meinem Willen getrotzt, mein herrschend Gebot offen verhöhnt, gegen mich die Waffe gewandt, die mein Wunsch allein ihr schuf! - Hörst du s, Brünnhilde? Du, der ich Brünne, Helm und Wehr, Wonne und Huld, Namen und Leben verlieh? Hörst du mich Klage erheben, und birgst dich bang dem Kläger, dass feig du der Straf entflöhst? BRÜNNHILDE tritt aus der Schar der Walküren hervor, schreitet demütigen, doch festen Schrittes von der Felsenspitze herab und tritt so in geringer Entfernung vor Wotan Hier bin ich, Vater gebiete die Strafe! WOTAN Nicht straf ich dich erst deine Strafe schufst du dir selbst. Durch meinen Willen warst du allein gegen ihn doch hast du gewollt; meinen Befehl nur führtest du aus gegen ihn doch hast du befohlen; Wunschmaid warst du mir gegen mich doch hast du gewünscht; Schildmaid warst du mir gegen mich doch hobst du den Schild; Loskieserin warst du mir gegen mich doch kiestest du Lose; Heldenreizerin warst du mir gegen mich doch reiztest du Helden. Was sonst du warst, sagte dir Wotan was jetzt du bist, das sage dir selbst! Wunschmaid bist du nicht mehr; Walküre bist du gewesen nun sei fortan, was so du noch bist! BRÜNNHILDE heftig erschreckend Du verstössest mich? Versteh ich den Sinn? WOTAN Nicht send ich dich mehr aus Walhall; nicht weis ich dir mehr Helden zur Wal; nicht führst du mehr Sieger in meinen Saal bei der Götter trautem Mahle das Trinkhorn nicht reichst du traulich mir mehr; nicht kos ich dir mehr den kindischen Mund; von göttlicher Schar bist du geschieden, ausgestossen aus der Ewigen Stamm; gebrochen ist unser Bund; aus meinem Angesicht bist du verbannt. DIE ACHT WALKÜREN verlassen, in aufgeregter Bewegung, ihre Stellung, indem sie sich etwas tiefer herabziehen Wehe! Weh ! Schwester, ach Schwester! BRÜNNHILDE Nimmst du mir alles, was einst du gabst? WOTAN Der dich zwingt, wird dir s entziehn! Hieher auf den Berg banne ich dich; in wehrlosen Schlaf schliess ich dich fest der Mann dann fange die Maid, der am Wege sie findet und weckt. DIE ACHT WALKÜREN kommen in höchster Aufregung von der Felsenspitze ganz herab und umgeben in ängstlichen Gruppen Brünnhilde, welche halb kniend vor Wotan liegt Halt ein, o Vater! Halt ein den Fluch! Soll die Maid verblühn und verbleichen dem Mann? Hör unser Fleh n! Schrecklicher Gott, wende von ihr die schreiende Schmach! Wie die Schwester träfe uns selber der Schimpf! WOTAN Hörtet ihr nicht, was ich verhängt? Aus eurer Schar ist die treulose Schwester geschieden; mit euch zu Ross durch die Lüfte nicht reitet sie länger; die magdliche Blume verblüht der Maid; ein Gatte gewinnt ihre weibliche Gunst; dem herrischen Manne gehorcht sie fortan; am Herde sitzt sie und spinnt, aller Spottenden Ziel und Spiel. Brünnhilde sinkt mit einem Schrei zu Boden; die Walküren weichen entsetzt mit heftigem Geräusch von ihrer Seite Schreckt euch ihr Los? So flieht die Verlorne! Weichet von ihr und haltet euch fern! Wer von euch wagte bei ihr zu weilen, wer mir zum Trotz zu der Traurigen hielt - die Törin teilte ihr Los das künd ich der Kühnen an! Fort jetzt von hier; meidet den Felsen! Hurtig jagt mir von hinnen, sonst erharrt Jammer euch hier! DIE ACHT WALKÜREN Weh! Weh! Die Walküren fahren mit wildem Wehschrei auseinander und stürzen in hastiger Flucht in den Tann. Schwarzes Gewölk lagert sich dicht am Felsenrande man hört wildes Geräusch im Tann. Ein greller Blitzesglanz bricht in dem Gewölk aus; in ihm erblickt man die Walküren mit verhängtem Zügel, in eine Schar zusammengedrängt, wild davonjagen. Bald legt sich der Sturm; die Gewitterwolken verziehen sich allmählich. In der folgenden Szene bricht, bei endlich ruhigem Wetter, Abenddämmerung ein, der am Schlusse Nacht folgt DRITTE SZENE Wotan, Brünnhilde Wotan und Brünnhilde, die noch zu seinen Füssen hingestreckt liegt, sind allein zurückgeblieben. Langes, feierliches Schweigen unveränderte Stellung BRÜNNHILDE beginnt das Haupt langsam ein wenig zu erheben. Schüchtern beginnend und steigernd. War es so schmählich, was ich verbrach, dass mein Verbrechen so schmählich du bestrafst? War es so niedrig, was ich dir tat, dass du so tief mir Erniedrigung schaffst? War es so ehrlos, was ich beging, dass mein Vergehn nun die Ehre mir raubt? Sie erhebt sich allmählich bis zur knienden Stellung O sag , Vater! Sieh mir ins Auge schweige den Zorn, zähme die Wut, und deute mir hell die dunkle Schuld, die mit starrem Trotze dich zwingt, zu verstossen dein trautestes Kind! WOTAN in unveränderter Stellung, ernst und düster Frag deine Tat, sie deutet dir deine Schuld! BRÜNNHILDE Deinen Befehl führte ich aus. WOTAN Befahl ich dir, für den Wälsung zu fechten? BRÜNNHILDE So hiessest du mich als Herrscher der Wal! WOTAN Doch meine Weisung nahm ich wieder zurück! BRÜNNHILDE Als Fricka den eignen Sinn dir entfremdet; da ihrem Sinn du dich fügtest, warst du selber dir Feind. WOTAN leise und bitter Dass du mich verstanden, wähnt ich, und strafte den wissenden Trotz doch feig und dumm dachtest du mich! So hätt ich Verrat nicht zu rächen; zu gering wärst du meinem Grimm? BRÜNNHILDE Nicht weise bin ich, doch wusst ich das eine, dass den Wälsung du liebtest. Ich wusste den Zwiespalt, der dich zwang, dies eine ganz zu vergessen. Das andre musstest einzig du sehn, was zu schaun so herb schmerzte dein Herz dass Siegmund Schutz du versagtest. WOTAN Du wusstest es so, und wagtest dennoch den Schutz? BRÜNNHILDE leise beginnend Weil für dich im Auge das eine ich hielt, dem, im Zwange des andren schmerzlich entzweit, ratlos den Rücken du wandtest! Die im Kampfe Wotan den Rücken bewacht, die sah nun das nur, was du nicht sahst - Siegmund musst ich sehn. Tod kündend trat ich vor ihn, gewahrte sein Auge, hörte sein Wort; ich vernahm des Helden heilige Not; tönend erklang mir des Tapfersten Klage freiester Liebe furchtbares Leid, traurigsten Mutes mächtigster Trotz! Meinem Ohr erscholl, mein Aug erschaute, was tief im Busen das Herz zu heilgem Beben mir traf. Scheu und staunend stand ich in Scham. Ihm nur zu dienen konnt ich noch denken Sieg oder Tod mit Siegmund zu teilen dies nur erkannt ich zu kiesen als Los! - Der diese Liebe mir ins Herz gehaucht, dem Willen, der dem Wälsung mich gesellt, ihm innig vertraut, trotzt ich deinem Gebot. WOTAN So tatest du, was so gern zu tun ich begehrt, doch was nicht zu tun die Not zwiefach mich zwang? So leicht wähntest du Wonne des Herzens erworben, wo brennend Weh in das Herz mir brach, wo grässliche Not den Grimm mir schuf, einer Welt zuliebe der Liebe Quell im gequälten Herzen zu hemmen? Wo gegen mich selber ich sehrend mich wandte, aus Ohnmachtschmerzen schäumend ich aufschoss, wütender Sehnsucht sengender Wunsch den schrecklichen Willen mir schuf, in den Trümmern der eignen Welt meine ew ge Trauer zu enden - da labte süss dich selige Lust; wonniger Rührung üppigen Rausch enttrankst du lachend der Liebe Trank, als mir göttlicher Not nagende Galle gemischt? Deinen leichten Sinn lass dich denn leiten von mir sagtest du dich los. Dich muss ich meiden, gemeinsam mit dir nicht darf ich Rat mehr raunen; getrennt, nicht dürfen traut wir mehr schaffen so weit Leben und Luft darf der Gott dir nicht mehr begegnen! BRÜNNHILDE Wohl taugte dir nicht die tör ge Maid, die staunend im Rate nicht dich verstand, wie mein eigner Rat nur das eine mir riet zu lieben, was du geliebt. - Muss ich denn scheiden und scheu dich meiden, musst du spalten, was einst sich umspannt, die eigne Hälfte fern von dir halten, dass sonst sie ganz dir gehörte, du Gott, vergiss das nicht! Dein ewig Teil nicht wirst du entehren, Schande nicht wollen, die dich beschimpft dich selbst liessest du sinken, sähst du dem Spott mich zum Spiel! WOTAN Du folgtest selig der Liebe Macht folge nun dem, den du lieben musst! BRÜNNHILDE Soll ich aus Walhall scheiden, nicht mehr mit dir schaffen und walten, dem herrischen Manne gehorchen fortan dem feigen Prahler gib mich nicht preis! Nicht wertlos sei er, der mich gewinnt. WOTAN Von Walvater schiedest du - nicht wählen darf er für dich. BRÜNNHILDE leise mit vertraulicher Heimlichkeit Du zeugtest ein edles Geschlecht; kein Zager kann je ihm entschlagen der weihlichste Held - ich weiss es - entblüht dem Wälsungenstamm. WOTAN Schweig von dem Wälsungenstamm! Von dir geschieden, schied ich von ihm vernichten musst ihn der Neid! BRÜNNHILDE Die von dir sich riss, rettete ihn. heimlich Sieglinde hegt die heiligste Frucht; in Schmerz und Leid, wie kein Weib sie gelitten, wird sie gebären, was bang sie birgt. WOTAN Nie suche bei mir Schutz für die Frau, noch für ihres Schosses Frucht! BRÜNNHILDE heimlich Sie wahret das Schwert, das du Siegmund schufest. WOTAN heftig Und das ich ihm in Stücken schlug! Nicht streb , o Maid, den Mut mir zu stören; erwarte dein Los, wie sich s dir wirft; nicht kiesen kann ich es dir! Doch fort muss ich jetzt, fern mich verziehn; zuviel schon zögert ich hier; von der Abwendigen wend ich mich ab; nicht wissen darf ich, was sie sich wünscht die Strafe nur muss vollstreckt ich sehn! BRÜNNHILDE Was hast du erdacht, dass ich erdulde? WOTAN In festen Schlaf verschliess ich dich wer so die Wehrlose weckt, dem ward, erwacht, sie zum Weib! BRÜNNHILDE stürzt auf ihre Knie Soll fesselnder Schlaf fest mich binden, dem feigsten Manne zur leichten Beute dies eine muss du erhören, was heil ge Angst zu dir fleht! Die Schlafende schütze mit scheuchenden Schrecken, dass nur ein furchtlos freiester Held hier auf dem Felsen einst mich fänd ! WOTAN Zu viel begehrst du, zu viel der Gunst! BRÜNNHILDE seine Knie umfassend Dies eine musst du erhören! Zerknicke dein Kind, das dein Knie umfasst; zertritt die Traute, zertrümmre die Maid, ihres Leibes Spur zerstöre dein Speer doch gib, Grausamer, nicht der grässlichsten Schmach sie preis! mit wilder Begeisterung Auf dein Gebot entbrenne ein Feuer; den Felsen umglühe lodernde Glut; es leck ihre Zung , es fresse ihr Zahn den Zagen, der frech sich wagte, dem freislichen Felsen zu nahn! WOTAN überwältigt und tief ergriffen, wendet sich lebhhaft zu Brünnhilde, erhebt sie von den Knien und blickt ihr gerührt in das Auge Leb wohl, du kühnes, herrliches Kind! Du meines Herzens heiligster Stolz! Leb wohl! Leb wohl! Leb wohl! sehr leidenschaftlich Muss ich dich meiden, und darf nicht minnig mein Gruss dich mehr grüssen; sollst du nun nicht mehr neben mir reiten, noch Met beim Mahl mir reichen; muss ich verlieren dich, die ich liebe, du lachende Lust meines Auges ein bräutliches Feuer soll dir nun brennen, wie nie einer Braut es gebrannt! Flammende Glut umglühe den Fels; mit zehrenden Schrecken scheuch es den Zagen; der Feige fliehe Brünnhildes Fels! - Denn einer nur freie die Braut, der freier als ich, der Gott! Brünnhilde sinkt, gerührt und begeistert, an Wotans Brust; er hält sie lange umfangen. Sie schlägt das Haupt wieder zurück und blickt, immer noch ihn umfassend, feierlich ergriffen Wotan in das Auge Der Augen leuchtendes Paar, das oft ich lächelnd gekost, wenn Kampfeslust ein Kuss dir lohnte, wenn kindisch lallend der Helden Lob von holden Lippen dir floss dieser Augen strahlendes Paar, das oft im Sturm mir geglänzt, wenn Hoffnungssehnen das Herz mir sengte, nach Weltenwonne mein Wunsch verlangte aus wild webendem Bangen zum letztenmal letz es mich heut mit des Lebewohles letztem Kuss! Dem glücklichen Manne glänze sein Stern dem unseligen Ew gen muss es scheidend sich schliessen. Er fasst ihr Haupt in beide Hände Denn so kehrt der Gott sich dir ab, so küsst er die Gottheit von dir! Er küsst sie lange auf die Augen. Sie sinkt mit geschlossenen Augen, sanft ermattend, in seinen Armen zurück. Er geleitet sie zart auf einen niedrigen Mooshügel zu liegen, über den sich eine breitästige Tanne ausstreckt. Er betrachtet sie und schliesst ihr den Helm sein Auge weilt dann auf der Gestalt der Schlafenden, die er mit dem grossen Stahlschilde der Walküre ganz zudeckt. Langsam kehrt er sich ab, mit einem schmerzlichen Blicke wendet er sich noch einmal um. Dann schreitet er mit feierlichem Entschlusse in die Mitte der Bühne und kehrt seines Speeres Spitze gegen einen mächtigen Felsstein Loge, hör ! Lausche hieher! Wie zuerst ich dich fand, als feurige Glut, wie dann einst du mir schwandest, als schweifende Lohe; wie ich dich band, bann ich dich heut ! Herauf, wabernde Lohe, umlodre mir feurig den Fels! Er stösst mit dem Folgenden dreimal mit dem Speer auf den Stein Loge! Loge! Hieher! Dem Stein entfährt ein Feuerstrahl, der zur allmählich immer helleren Flammenglut anschwillt. Lichte Flackerlohe bricht aus. Lichte Brunst umgibt Wotan mit wildem Flackern. Er weist mit dem Speere gebieterisch dem Feuermeere den Umkreis des Felsenrandes zur Strömung an; alsbald zieht es sich nach dem Hintergrunde, wo es nun fortwährend den Bergsaum umlodert Wer meines Speeres Spitze fürchtet, durchschreite das Feuer nie! Er streckt den Speer wie zum Banne aus, dann blickt er schmerzlich auf Brünnhilde zurück, wendet sich langsam zum Gehen und blickt noch einmal zurück, ehe er durch das Feuer verschwindet. Der Vorhang fällt この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Walküre