約 2,570,497 件
https://w.atwiki.jp/translate_mystery/pages/15.html
作品名 ハイキャッスル屋敷の死 書影 原題 A Louse for the Hangman 作者名 レオ・ブルース 訳者名 小林晋 解説 真田啓介 あらすじ キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長から直々に事件捜査の依頼を受ける。校長の友人である貴族のロード・ペンジが謎の脅迫者に命を狙われているというのだ。さらに数日後の夜、ロード・ペンジの住むハイキャッスル屋敷で、主人のオーバーを着て森を歩いていた秘書が射殺される事件が発生。不承不承、現地に赴くキャロラスだったが……捜査の進捗につれて次第に懊悩を深める探偵がやがて指摘する事件の驚くべき真相とは?英国本格の巨匠による円熟期の傑作ここに登場! 出版社 扶桑社 形態 扶桑社ミステリー 刊行日 2016/9/2 レビュー 「ユーモアの糖衣に包んだ批判精神」、これまで本邦で翻訳紹介されてきたブルース作品を端的に表す言葉には、まずこれが上がるだろう。 しかし、本作においてはそれは文字どおりには当てはまらない。本書に満ちているのはからかいというよりは苦々しく毒を孕んだ笑いで、 それは探偵役ディーンの舌が容赦なく抉りだす、「紛いものの英国風屋敷」の虚飾の本質を苛む。しかし、見逃してはならないのは、この 憎悪にも近い発言の数々が探偵小説そのものをも批判しうるという点にある。そして、ディーンが探り出しながらもなかなか語り出そうと しない「真実」もまた、もはや甘美なだけではいられない探偵小説の結末を嗤っているかのような辛辣なものに仕上がっている。 ブルース作品の知られざる新機軸にして、しかし、見逃されるべきではない傑作と言えよう。 -- 三門優祐 (2016-10-04 01 54 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mystery_dangerous/pages/60.html
安場 二重(あんば ふたえ) ■性別 両性 ■所持品 コントラバス キャラクター説明 さすらいのコントラバス奏者。自称17歳。 切れ長の眼と線の細い輪郭が映える美少年、と参加者からは認識されている。 なぜかメイド服で女装しているがパンチラが趣味ってくらいによく転ぶ。 そっちの好事家にはすぐ見破られ、慣れてない人はお察しである。と、思いきや刺さる人には刺さるようである。 漂泊の音楽家を自称するが、肝心のコントラバスは事前に旅先に発送するとのことで、手元に無いことが多い。 代わりに、持ち歩いている弓とケースの内、弓を使った弓術を披露してくれる。 が、よく失敗して突き刺さる。 今回のミステリーツアーの仕掛け人、犯罪組織「罪吏(ツァーリ)」のメンバーのひとり。実年齢不明。 集められた他の犯人のサポートを任せられ、仮にも組織の一員である以上無様な失敗には自決を命ぜられている。 本性は殺人を仕事の一貫としか捉えていない、他人に無関心で、自分大好きなナルシスト。 実際の楽器の腕はからっきしで、コントラバスは凶器兼分身の寝床である。 メイド服は趣味。本来は女性格であり、男性体の方は使い捨ての道具程度にしか思っていない。 これまで十度ばかり身体を乗り換えて時に抗ってきたため、自分のストックになり得る人間にのみ興味が持っている。 特殊能力『死神は十回ドアを叩く(ダブル・ルール)』 発動率50% このキャラが襲撃に失敗した場合、もう一度別のキャラに襲撃をかけることが出来る。 二度目の襲撃に失敗した場合、このキャラは死亡する。 発動に成功した場合は能力を公開し、以後このキャラは女性として扱われる。 能力によって二度目の発動に至った時点で再度使用できなくなる。 ■能力原理 対象を容姿や身長体重まで同一な異性の双子として変換する。 この作られた双子は生きながらにして、呼吸も栄養も不要となり、時間を止められたように劣化しないが意識は有さない。 片割れが死亡すると覚醒し、記憶と人格を引き継いで、復活する。 能力の行使には変換対象へ説明した上での同意が必要になるため、このゲーム中では死の偽装のみに用いられることになる。
https://w.atwiki.jp/madofuki/pages/30.html
麻耶雄嵩先生インタヴュー ——先ず最初に伺います。最新作『木製の王子』を除くご自身の著作の中で、一番気に入っているのはどの作品でしょうか? 麻耶 除かなくても同じですが、短編集(註・『メルカトルと美袋のための殺人』)が一番気に入っています。長編だと一〇〇%完全に上手くいったっていうことがないんです。いつも大体やりたいことの四割から六割ぐらいしか。短編だとそういうことがあまりないので、その意味で、ある程度満足度の高い短編集が一番いいですね。 ——短編だと、ご自身が「こうしたい」ということを全部詰め込むことができるというわけですね? 麻耶 そうです。もともと最初に想定している容量が小さいですから。短編の規模だと、最初から青写真をはっきりと描きやすいんです。逆に長編はつい風呂敷を広げ過ぎてしまって失敗します。 ——短編の中ではどれが一番気に入っていますか? 麻耶 「小人閒居為不善」が一番気に入っています。手がかりに不満のある話ではあるのですが。 ——初めて長編を出版されたとき、どう思われましたか?また、作家としてやっていけると思ったのはどのような時ですか? 麻耶 初めて出した時は在学中だったので、記念という感じでした。まだその時点ではプロになるとかは考えてなかったんです。現在でも作家としてやっていけているのかどうかははっきり分からないです。今までのところはなんとかなってるなという感じです。 ——書店にご自身の本が並んだ時というのは、やっぱり嬉しいものなんですか? 麻耶 見本を送られて来たときは嬉しかったですが、店頭で目にしたときはむしろ照れくさいという感じでした。 ——執筆の上で気を付けていることにどのようなことがありますか? 麻耶 そうですね、色々な意味で間違えないということです。 ——その間違えというのは、例えば漢字の間違えといった初歩的なものから、伏線が上手く張れているかとかまでのことを指すんですか? 麻耶 誤字などは最悪校正で直してくれるのですけど、むしろプロット上の間違えの方に気を使いますね。書いたと思っていた手がかりを入れ忘れていたとか、違うことを書いていたりとか。最近執筆している期間が長いので、最初の頃の記憶がどうしてもあやふやになってしまうんです。こういう筈だったのに、読み返したら違うことになっていたりとかするわけです。あと人名が間違っていたこととかもありました(笑)。でも最も気をつけなければならない間違いは「今書いている作品が果たして面白いのか?」という判断です。よく間違えますけど。 ——作品の書き方なのですが、プロット先行なのでしょうか、それともトリック先行なのでしょうか? 麻耶 ケースバイケースです。面白いトリックを思いついたときは、そこから組み立てますし、プロット型に見える作品でも実はプロットがなかなか思い浮かばなかったということもあります。 ——トリックというのは、どういうときに思い浮かぶのですか? 麻耶 いや、それが分かれば苦労はないですよ(笑)。そういった状況に自分をもっていけばいいわけですからね。 ——こういったときにこのトリックを思いついたというような、例えば綾辻さんなら『時計館の殺人』のことがよく言われますけど(註・綾辻行人氏はトリックを端的に表した一文を、宇山夫妻との夕食の後のコーヒーを飲んでいた時に思いついた)、印象に残っている状況などはありますか? 麻耶 『夏と冬の奏鳴曲』の雪のトリックなんですけど(笑)、あれはクリスマスに思いついたんですよ。それで自宅で寝転んでいたときにはっと思いついて、興奮して法月さんに電話したんですよ。「ネタを思いついたんですけど、今から伺っていいですか?」って。幸い法月さんも当時は独り身で。クリスマスに男二人でミステリの話を(笑)。 ——作家さん同士で「このトリック、いいよね」なんていう会話はするものなんですか? 麻耶 トリックの善し悪しよりも、むしろ先例があるかどうかの確認ですね。もしかしたら既存のトリックかもしれないですし。そうなるとやはりまずいので。 ——ミステリを書く上で重要なことは何だと思いますか? 麻耶 重要なのはやっぱり、あの手この手で読者を騙してやろうということだと思います。 ——最近新しい作家さんが次々に出てきていますよね。メフィスト賞なんかはもう……。 麻耶 覚えきれないぐらい。 ——ええ、本当に沢山出てきていますけど、もし麻耶さんがデヴューされた当時にメフィスト賞があったとしたら、応募されてましたか? 麻耶 多分していないと思います。それはメフィスト賞云々ではなくて、先程も言いましたけど、当時はプロの作家になれるなどとは全く考えていませんでした。端からレヴェルが違うと諦めてましたから。それに無精者ですから、あてのないものに七百枚分も手間を費やしていなかったでしょう。きっと普通に四年で卒業して就職していたと思います。 ——登場人物の名前を付けるときに気を付けることはありますか? 麻耶 気を付けるというか、考えるのが難しいんですよね。ふと気がつくと似たような名前になってしまっていたりとか。 ——後輩の方の名前を使ったことがありましたよね? 麻耶 ありましたね。 ——反応はどうなんですか? 麻耶 別になんともないようです。いっとき話のタネになるくらいで。それで感謝されたとかいう記憶もあまりないですし。 ——逆に怒られたというようなことは? 麻耶 それもないですね。一応差し障りのないように書いているので。 ——名前で思い出したのですが、麻耶さんは『蒼鴉城』に書いておられたとき、アルファベットが並んだペンネーム(註・Xst=Zyyy)を使っていましたよね。あれは何て読むんですか? 麻耶 いや、読めないです。記号みたいなもので。プリンスみたいなものでしょう。違うとは思いますけど(笑)。 ——『木製の王子』の各章の初めに短いエピソードが挿入されていて、そこの出てくる人物の名前を挙げてみますと、星野、福原、川尻、遠山、矢野、中込、藪、伊藤、湯舟……ですが、これはやはり阪神の選手から取ったものなんですか? 麻耶 そうです。阪神ファンなものですから。一応、阪神ファンには犯人が分かるという設定になってます(笑)。 ——『木製の王子』のタイトルにクラシックの曲名を付けた理由というのは? 麻耶 理由は特にありません。タイトルが相変わらず最後まで決まらなくて、どうしようかなと考えあぐねていたんです。独自に思い付かなければどこからか盗んでくるしかないので、今回はバルトークが好きということもあって、これにしようと。 ——作品のタイトルというのは、できるだけその内容に合ったものを付けるんですか? 麻耶 何となく、ですね。『木製の王子』というのは、要は木偶ですから。そういう話なので、一応ちょっとは繋がっているかなとは思っているんですけど。内容と全く違うタイトルをつける勇気はまだないですね。いずれつけたいんですけど。 ——他の作品のタイトルの由来は? 麻耶 全く意味がないのは『痾』ぐらいだと思うんですが(笑)。あとは少しは繋がっていると思います。 ——様々な形で神に言及されていますが、神についてどのような考えをおもちですか? 麻耶 神が本当に存在するのかというのにはそう思い入れはなくて、寧ろ信仰の方ですね。どう存在させれば信じられるのか、という。 ——神を信仰している人に対して興味がおありになるということですか? 麻耶 昔からいろいろ経緯があるじゃないですか。神の存在を理論的に証明しようとか。ただ、新興宗教とか、そういうのにはあまり興味は無いんです。変な理屈を捏ねて、どうやったら信仰できるのかっていうことを考えるのが好きなんです。 ——メルカトル鮎、木更津、烏有と沢山のキャラクターが登場しますが、中心キャラクターというと誰になるのですか? 麻耶 残念ながら、話の流れ的には烏有になるんでしょうね。探偵だと今のところメルカトルなんでしょうけど。 ——愛着のあるキャラクターはおられますか? 麻耶 あまりいません。みな書くときは苦労させられていますから。恨みなら山ほどあります。 ——メルカトルなんかは登場していきなりに死んでしまって吃驚したんですけど、よく出てくるメインのキャラクターでも簡単に殺してしまうことには躊躇いはないのですか? 麻耶 それはないですね。ただ、短編集の中の「彷徨える美袋」に浦澤大黒という変なキャラが出てくるんですけど、いきなり被害者なんです。ちょっと勿体無かったかな、っていう気はしています。一本くらい面白い話ができたかもと。 ——ノンシリーズの長編を書く予定というのは? 麻耶 一応あります。 ——メルカトルや烏有なども全然出ないわけですよね? 麻耶 メルカトルは出すのが大変なんです(笑)。登場させた後、どうやって話に絡ませるかというのが。解決までもたもたさせてるわけにもいかないし。 ——メルカトルは読者サービス的なところがあるんですか? 麻耶 いや、そういうわけでもありません。ある意味楽な部分もあるので。例えば『夏と冬の奏鳴曲』の幕引きをメルカトルではなく木更津がやったとしたら上手くオチなかったと思います。ただそこに持っていくまでにメルカトルをどう泳がせておくかが難しいんです。 ——それは矢張り「銘探偵」だからですか? 麻耶 というよりは性格の問題なんでしょう。まあ、銘探偵だからというのもあるにはあるんですけど。 ——印象に残っている書評や解説などはありますか? 麻耶 文庫版の『夏と冬の奏鳴曲』の巽昌章さんの解説は上手いなあと思いました。何か、一味違うな、と。 ——その「上手い」というのは、解釈が合っているということを意味するのですか? 麻耶 解釈の是非よりも、個性的な鋭い切り口で、また文章が巧みだというところがです。あと、私のではないのですが、有栖川さんの解説はポイントを押さえた内容や話しの運びが上手く感心させられます。賢い人の論評はたとえ内容に賛同できなくてもためになります。それに自分が一番自分自身のことを知っているはずだ、というのは幻想ですからね。 ——合作には興味がおありですか? 麻耶 誰かがネタを考えてくれたら、それに優ることはないんですけれど。ただ、合作といっても具体的な作業をどうするのかが今一良く分からないですから。 ——例えば、情景描写は全部あなたに任せますとか。 麻耶 漫画みたいですね(笑)。でも岡嶋二人さんのところはネタ係と書き係がいたようですけど。クィーンもそうですが、二人いるといろいろと心強いとは思います。会話をするだけでも話が膨らみますし。ただバンドと同じで解散もあり得るわけで、難しい面も多いと思います。 ——この方だったら合作してもいい、という作家さんはいますか? 麻耶 今プロでやっている方々はみな個性が強いので、折り合わないんじゃないかなと思います。というか自分が折り合おうとしないのかも。 ——この間カッパ・ノベルスから出た彩胡ジュンさんはもう読まれましたか? 麻耶 まだ読んでないんですよ。ホラーだとかサイコだとかいうフレーズがついていると、内容に関係なく、それだけで優先順位が落ちてしまうので。ただ、色々なところで情報が出回っているので、だいたいあの人かなという予想はついてます。喜国さんの知り合いで、とか(笑)。 ——書く側になると、やっぱり本を読む時間というのは減るものなんですか? 麻耶 それは人によるみたいですね。私は完全に減りました。我孫子さんなどはよく本を読まれてて、ホームページ上で感想アップしているようですけど。 ——麻耶さんのインタヴューを拝見していますと、ご自身の作品は変ではないと仰っていますけど、では麻耶さんが変だと思われる作品とはどのような作品なのでしょうか?(麻耶さんの作品が変だというわけではありません) 麻耶 具体的な作品名はすぐに思い浮かばないんですが、本格の場合作者に幾ばくかの狂気は必要だと考えるのですが、作者の狂気が理性を上回ってしまっている作品は変かもしれません。 ——短編が漫画化されましたが、ご自身の作品の映像化に対してはどのようにお考えですか? 麻耶 特にありませんね。自分の手を離れた時点で別の作品になるものと思っていますから。作者としてというよりも、一読者として接しています。でも二時間ドラマなどのもの凄い改竄のされ方を見ていると、さすがに自分の名前がクレジットされて流されるのは嫌かなとは思いますけど。 ——もしご自身の作品の脚本を手掛けることになったとしたら、どの作品を選びますか? 麻耶 脚本は経験がないですからよく分かりませんが、ただ自分でやるとしたら短編ですかね。比較的苦労せずにできそうなので。 ——『夏と冬の奏鳴曲』を映像化したいとは思われませんか? 麻耶 別段、思いませんけど。やって頂ける人が誰かいるのなら。 ——『翼ある闇』の蒼鴉城の造形的なモデルはあるのでしょうか? 麻耶 具体的なモデルはありませんが、漠然と「昔のゴシック調のデッサン画に描かれている城館」みたいなイメージはあります。ただ様々な映像イメージの寄せ集めですから、様式的にも美的にもかなり変でしょうね。 ——『翼ある闇』の島田荘司さんの推薦文で、『翼ある闇』がアンチミステリだと言われていますが、アンチミステリに関してはどのような考えをお持ちでしょうか? 麻耶 アンチミステリの定義自体を今一つ把握できていないので何ともいえないですね。人によって定義が違っていると感じることもあるので。 ——麻耶先生はどのように定義なさいますか? 麻耶 私は関わらないようにしています(笑)。本格作家なので。色目欲目を使わず、あくまでも本格一筋で。 ——同じ理系出身ということで、森博嗣さんは意識されますか? 麻耶 それはないですね。自分自身が理系出身だとかを日頃認識していないですから。それに森さんは旗幟を鮮明にアピールしてますが、理系畑の作家さんは意外といますから。医学部も理系か文系かと言えば理系でしょうし。 ——特に注目、或いは意識されている作家さんはいますか? 麻耶 誰か一人、ということはないんですが、いい作品を書いている方はみんな意識します。羨ましく思うといったほうが近いですけど。ああいうのを書けたらいいなと溜息を吐いたり。 ——最初に読まれたミステリは? 麻耶 よくあるパターンですが、ジュヴナイルのホームズものです。小学校の図書室にあった。 ——最近はどのようなミステリを読まれているんですか? 麻耶 たまっていた国内外の本格物です。国書のシリーズを立て続けに読んだりしていました。 ——今まで読んできた中で、一番印象に残っている作品は何ですか? 麻耶 『黒死館殺人事件』です。無茶苦茶な話なんですけど、無茶苦茶なりに筋の通った無茶苦茶さが面白かったです。 ——次回作はどのようなものを書かれる予定ですか? 麻耶 次回作はすっきりしたものを書きたいですね。毎回そう思っているんですが(笑)。 ——ファイル名はもう決まっているんですか? 麻耶 決まっていますが、公表はちょっと。ファイル名はネタになっているので。 ——今回の『木製の王子』が「ジェノサイド」で『痾』が「放火殺人」ですよね。そうすると『夏と冬の奏鳴曲』は…。 麻耶 「孤島殺人」です。昔はハードディスクもないボロっちいパソコンを使っていたので、ファイル名は全角四文字ぐらいしか入らなかったんです。今は人並みになりましたけど。 ——『木製の王子』で烏有と桐璃が結婚しましたよね。私は本を読む時カバーを付けて読むんですけど、そこでぱっと著者のことばを見たら「結婚しました。」とあってすごく驚いたんですけど、あれは矢張り狙っていたんですか? 麻耶 もちろんオチに引っ掛けたダブルミーニングです。周囲には笑われましたけど。ネタでなければあんな恥ずかしいことわざわざ書きません。ただ、恥をさらして仕掛けたつもりが恥ばかり目立つ結果になり、浮かばれない気持ちで一杯です。本作での”間違い”の筆頭ですね(笑)。 ——著者のことばは毎回凝ってらっしゃるようにお見受けしますけど、結構考えるんですか? 麻耶 あれはサブタイトルみたいなものですからね。タイトルと同じでいつも何も思いつかないんです。かしこまるとぎこちないし、かといって長編は不満足な事がほとんどですから自信の表明やセールストークのようなものを書くのも躊躇われる。それで結局、毎回ふざけたものに落ち着くことになります。案外、編集の方もそれでいいですよ、みたいに言ってくれますから、そのままで。 ——今回も編集の方には喜んで頂けましたか? 麻耶 最初は帯に付けるとかいう話もあったんです(笑)。でも、それはちょっと、と窘められて。ただ、帯ならば簡単に差し替えられますけど、著者の言葉だとずっとそのままですからね。どちらが良かったのか。 ——著者近影はどうされているんですか? 麻耶 今回のは『あいにくの雨で』の時に撮ったのを使っています。五、六年前のものですね。着ている服も同じです。講談社に写真用の部があって、缶詰になったついでにそこで撮ってもらったものです。 ——著者近影で凝ったことをしようとは考えていませんか? 麻耶 ふざけたものは山ほど考えました。卒業式の集合写真にするとか。偽物を使うとか。外人だったとか。地蔵だったとか。でもそういうのは多分漫画家さんがやり尽くしているように思われたので。 ——メルカトルと木更津と美袋と香月の中で、友達になるとしたら誰となりますか? 麻耶 美袋が一番無難じゃないでしょうか(笑)。 ——でも美袋だったら殺されるかもしれませんよ(笑)? 麻耶 こちらが普通に付き合っていれば、大丈夫だと思います。それに彼には人を殺す根性はないでしょう。たぶん。 ——美袋はメルカトルに対して、かなり怒りは覚えているんですか? 麻耶 どうなんでしょうか。散発の短編なので。その時々の気分や話の都合で書いていますから。一貫性があるのかっていうと、難しいです。ちょっとこう何かついたり離れたり、といった感じですね。 ——美袋を長編で出す予定はありますか? 麻耶 美袋を出すとなるとメルカトルが絡んでくることになるので、例えばメルカトルで何か長編を書こうと思った時は出ても不思議ではないというか、勝手に出ると思うんですけど。単独で、メルカトルなしで彼だけ出すということはまずないですね。 ——『あいにくの雨で』に出てきた烏兎を再び出す予定はありますか? 麻耶 そうですね、彼は何かいい話を思いついたら出そうとは思いますけど。珍しくタイトルだけはあるので。ただ相手が難しいんです。獅子丸を出すかどうかとか。 ——以前のインタヴューで、幻想文学関係はあまり読まないと仰っていましたけど、矢張り今でも読んでないんですか? 麻耶 そうですね。あれからだらだらと執筆していたので。書いていると本当に本を読む余裕がないんですよ。切り替えが出来ないっていうか。読んでないから書いている、というわけではなく、全く他のことをしているんですが。まあ今溜まっているミステリを読んでしまってからですね。読むとしても。自分の中では本格物の優先順位が不当に高くて、凄く評判のいい他ジャンルの作品があっても、同時期に黄金期の本格作家の作品なんかが出た場合、きっとくだらないなと思ってもそっち読んでしまうタイプなので。なかなか他のところに手を出すのは、例えば資料として読むとか、必要性がないと。 ——幻想文学ということで、綾辻さんの『霧越邸殺人事件』に関してはどのように考えていらっしゃいますか? 麻耶 あのインタヴューでも逆にインタヴュアーの方に尋ねたんですが、幻想文学の定義というか、雰囲気や設定がそれっぽかったら幻想文学なのか、それともプロットやメッセージで区別されるのか、その辺りが自分でははっきりしないんです。ファンタジーと幻想文学は同じなのかとか。『霧越邸』に関しては、冒頭から被っている雰囲気と、最後の超自然とまではいかないまでも不可思議性の結果から言われているのかなとは思いますが。ただ、幻想文学自体が不得手というかほとんど読んでいないので、どうコメントしていいか分からないんです。雰囲気もすごく面白いとは思いますけど、僕自身は優れた本格作品と捉えています。 ——以前のアンケートでトマス・アクィナスの『神学大全』を挙げてらっしゃいましたけど、あれはウケ狙いだったんですか? 麻耶 ウケもありますけど、読んでないですから。他に。 ——あれはどういった感じの内容なんですか? 麻耶 スコラ主義の大本です。神様は証明できるか、みたいな論証を延々と繰り返すんです。昔のことなのではっきりと覚えているわけではないんですが。神の存在についてのネガティブな疑問等に一応論理的な枠組みで考証して、結果神は存在すると結論するみたいな。筋立ては、まあ曲がりなりですが通っているんですよ。本格のロジック程度には。当然「神は存在する」という不動の結論が先ずあるわけですが、考えてみれば幻想小説というより本格物の探偵の謎解きに似てますね。本格も犯人を決めてから話を組み立てるわけですから。でも、キリスト教全盛期に幹部の聖職者が暗い小部屋でそんな論証を何百も繰り返す狂気は幻想小説っぽいかなと。 ——『木製の王子』にはかなり複雑なアリバイトリックが仕掛けられていますけど、あれは意識してああされたんですか? 麻耶 どうせやるなら、徹底的に無茶苦茶というか、解けないようにしてやろうと。解けるとか解いたら楽しいかとかいうレヴェルの問題じゃないですよね、あれは。 ——矢張りあれが一番苦労されたんですか? 麻耶 そうですね。事件とは全く関係ないところなんですが。もしかしたら穴があるんじゃないかと思い何度も験算しました。でもまだ誰からも指摘されていないので安心してます。尤も誰も真面目に考えていないと思いますけど(笑)。読者にはいろんな人がいますから、凝り性の方とかがそのうち現れるんじゃないかと。本当は、あと三つ四つ同じようなものを創る予定だったんですが、状況の説明だけでも予想以上にやたら枚数を喰って、これを三度四度と繰り返すのは読者が怒るかうんざりするだろうと思って止めました。僕自身もうんざりしてきましたし。結局、基本原理は同じですから。 ——あれは凄い圧倒されました。何か、ダイヤグラムやJRの時刻表を自分で作るみたいな感じだったんですか? 麻耶 鉄道の線引きの人ならもっと簡単にやれるんじゃないかな、とは思いました。効率のいいメソッドとか持っていそうじゃないですか。またコンピューターにプログラムを打ち込めるような人ならあっさり出来ると思います。クロスワードのように。自分はどちらのノウハウもないので苦労しました。 ——読む方は大変ですよ。 麻耶 あれはもう、読者に解かせる気を無くさせるというか、考えなくても問題ないよというのを報せるのが目的なので。先程も言いましたが、誰も真面目に考えないだろうと思っていたので。少なくとも自分なら放棄します。それならどれだけ複雑にしても構わないだろう、と。 ——ということは、あそこで読者に考えてもらおうという気はなかったわけですね? 麻耶 そうですね。なぜあんな複雑な行動が可能だったのか?が題目なので、複雑な経路自体はネタではありません。だからもう中盤でばらしました。あの経路を謎として最後まで引っ張るのは、本格として正直ではないでしょう。あと、方向性としてはもう一つ別のベクトルがあって、シンプルな経路にしておいて、それでもある一点に於いて知らないと不可能だという状況を作り上げる。それなら最後に経路と原理を同時に謎解きしても支障はないし、犯人の意外性が増す分ウケもよかったとは思います。でも、どうせやるならと、つい馬鹿無茶な道を選んだんです。性分ですね。 ——本日はどうも有難うございました。 (二〇〇〇年九月四日、京都ロイヤルホテルにて)
https://w.atwiki.jp/amateras-server/pages/14.html
武具製造 属性石や星のかけらを入れずに武具製造すると、S+1武具が製作可能 「強い属性」の武具よりも製造成功率は低い ブラックスミススキル、カタール製作/弓製作/楽器製作/鞭製作実装 Lv5武器 主にブラックスミスの製造で入手可能 製造武器以外にも一部存在する 精錬は+1から失敗する可能性がある 精錬 +20まで精錬可能(オーバー精錬) Lv4/Lv5武器は+10まで +11以降、武器はブラディウムor高密度ブラディウム、防具はカルニウムor高密度カルニウムを使用 オーバー精錬実装に伴い、除算DEF計算式を変更(DEF100で無敵にならない) 防具精錬の実DEF上昇を0.7から1に変更 精錬失敗時、+7以下では精錬値-1、+10以下では精錬値-3、+15以下で精錬値リセット、それ以上で武具消滅 Lv4武器の精錬には「ミスリル銀」が必要 Lv5武器の精錬には「ラコニウム」が必要 Lv4武器/Lv5武器の精錬には濃縮オリデオコンの適用は不可 ミスリル銀/ラコニウム 特定のモンスターがドロップする「ミスリル鉱石」「ラコニア原石」を精製することで入手可能 鉱石/原石の精製は、ホワイトスミススキル「塊製造」で可能 「ミスリル銀」や「ラコニウム」をドロップするモンスターも存在する ヒドゥンスロットエンチャント 体防具のみヒドゥンSE可能 ランダムでステータス各パラメータのいずれかが、+1~+3のランダムで付与される。 ヒドゥンSE付与された体防具であっても、希望の付与でなければ再度挑戦可能 失敗時、ヒドゥンSEの付与消滅 成功率は半々 成功失敗に関わらず、精錬及びカードは維持 フォトンドロップ NPC「バガニーニ」が求めているアイテム フォトンドロップはモンスターを倒すと一定確率でドロップ PSOBB式スロットエンチャントに必要なアイテム「アドスロット」及びECO式武具強化に必要な「力の結晶」「魔力の結晶」「いのちの結晶」「クリティカルの結晶」と交換可能 PSOBB式スロットエンチャント RO・Edition PhantasyStarOnlineBlueBurst式のアドスロットを鎧以外にも適用したスロットエンチャント スロットエンチャント可能装備は多岐に渡る 精錬と同様、装備中の武具にスロットエンチャントを適用する 失敗時、武具消滅 成功率はわりと高め PSOBB式スロットエンチャントには増加させるスロット分のアドスロットが必要 アドスロットはフォトンドロップ交換NPC「バガニーニ」より入手可能 精錬及びカードは維持 ECO式武具強化 エミルクロニクルオンライン式の武具強化 武器・体防具・盾・下段頭装備のみ強化可能 ECO式強化には、力の結晶/魔力の結晶/いのちの結晶/クリティカルの結晶のいずれかが必要 各種結晶はフォトンドロップ交換NPC「バガニーニ」より入手可能 Slot3以下の武具のみ強化可能 製造武具の強化不可 強化失敗時、強化リセット 成功率は本家エミルクロニクルオンラインと同等 成功失敗に関わらず、精錬及びカードは維持 力の結晶使用・武器(ATKの上昇) 強化数 ATK 累計ATK x1 +2 +2 x2 +2 +4 x3 +2 +6 x4 +3 +9 x5 +4 +13 x6 +5 +18 x7 +6 +24 x8 +7 +31 x9 +9 +40 x10 +12 +52 力の結晶使用・体防具・盾(減算DEFの上昇) 強化数 DEF 累計DEF x1 +1 +1 x2 +1 +2 x3 +1 +3 x4 +2 +5 x5 +3 +8 x6 +4 +12 x7 +5 +17 x8 +6 +23 x9 +7 +30 x10 +9 +39 魔力の結晶使用・武器(MATKの上昇) 強化数 MATK 累計MATK x1 +2 +2 x2 +2 +4 x3 +2 +6 x4 +3 +9 x5 +4 +13 x6 +5 +18 x7 +6 +24 x8 +7 +31 x9 +9 +40 x10 +12 +52 魔力の結晶使用・体防具・盾・下段頭装備(減算MDEFの上昇) 強化数 DEF 累計DEF x1 +1 +1 x2 +1 +2 x3 +1 +3 x4 +2 +5 x5 +3 +8 x6 +4 +12 x7 +5 +17 x8 +6 +23 x9 +7 +30 x10 +9 +39 いのちの結晶使用・体防具(MHPの上昇) 強化数 MHP 累計MHP x1 +10 +10 x2 +10 +20 x3 +10 +30 x4 +10 +40 x5 +20 +60 x6 +25 +85 x7 +40 +125 x8 +60 +185 x9 +90 +275 x10 +150 +425 クリティカルの結晶使用・武器(CRIの上昇) 強化数 CRI 累計CRI x1 +1 +1 x2 +1 +2 x3 +1 +3 x4 +2 +5 x5 +3 +8 x6 +4 +12 x7 +5 +17 x8 +6 +23 x9 +7 +30 x10 +9 +39 担当NPC ホルグレンの娘 オーバー精錬や濃縮/高密度を含む精錬関係の全てを担当 アントニオの娘 ヒドゥンスロットエンチャント担当 アラガムの娘 ECO式武具強化を担当 職人 PSOBB式スロットエンチャント担当
https://w.atwiki.jp/madofuki/pages/29.html
その一からの続き 質問 まず両先生に質問です。いままでに影響を受けた作家さんは誰ですか。 牧野 (田中啓文にうながされて)わたしから? 田中 はい、長幼の序というやつで。 牧野 やっぱり、筒井康隆さんの影響というのは非常に大きいですね。その大きさゆえに、筒井康隆的なものからは逃れようとしています。 田中 山尾悠子は? 牧野 山尾悠子さんは、直接影響を受けたというよりも、あこがれみたいなものですね。 田中 皆川博子なんかは。 牧野 それも、そう。直接の影響というよりは、あこがれ。筒井康隆からは絶対離れなきゃって思った。 田中 それであんな小説を書いてる。 牧野 そうそう。 田中 筒井さんをばかにしてるのか。 牧野 いや、ちゃう。でも筒井康隆から離れるって、とてもむつかしい。影響受けてるのに離れるってのはね。あとは、金井美恵子さんの初期の短篇なんかも、すごい好きなんです。 田中 ぼくも筒井康隆かな。 牧野 いっしょかい。 田中 やっぱり筒井康隆は影響大ですね。あんまりきちんとは読んでないんですが、『熊の木本線』という作品には、大きな影響を受けました。「ああ、もう、なにやってもええんか」と、そういう精神的な影響を受けた。 牧野 筒井康隆の初期の短篇を読んで、「あ、おれが今まで書いてたのも、小説やん」 田中 それまでは落書やと思ってたけど、じつは小説やったんや。 牧野 でも、ほんとは違ったんやけど、それはまあ、あとで気づくこと。 田中 海外作家では、フィリップ・K・ディックとロバート・シルヴァーバーグ。ふたりとも、いつも、ぐちゃぐちゃっと、気色わるーい、いやーな、めちゃくちゃな、くらーい、悲惨な、忌まわしーい作品を書く人ですわ。 牧野 なるほどなるほど。 田中 シルヴァーバーグは、ふつうはそう思われてないんですけど、わたしの認識では・・・・・・。 牧野 また、いやなことを書いてるのしか読んでなかった。 田中 んー、そうかも。なんか気色悪いことを書くんですよ。日本人作家では、五味康祐。あの人はまたメチャクチャなことを書くわけです。山田風太郎とはまたちがった意味で、わけのわからない剣豪小説を書く。五味の文体なんか、おもしろい。なんでぼくは今のようなだらだらしたような文体になっているのか。 牧野 そっからのがれようとした。 田中 『異形コレクション』のせいですかね、ぼくの文体がだらだらしはじめたのは。それまでは簡潔な表現を心がけてたのに。 牧野 ああ、そやね。もともとジュニアものの出身やから。 田中 なんかね、『異形コレクション』に書き出してから、だらだらだらだらしてきた。 牧野 普段のしゃべりもだらだらしてるよね。 田中 ああ、それはね。 牧野 あと、種村季弘さん、澁澤龍彦(註3)さん、コリン・ウィルソンだとかですね、小説ではないけど、自分に深く根をおろしてるものはあります。 田中 山田正紀さんは? 牧野 山田正紀さんからは、「自分の考えている、ぐちゃぐちゃーとしたへんなものを、いかにして、人に楽しみとして分け与えることができるか」ということを学びましたね。 田中 SFの人とかホラーの人とかは、わけのわからんことを考えるのが好きでしょ。 牧野 一言でいったら「ただの冗談」みたいなことを考えてる。 田中 それをマジに書くと、わけわからない、むつかしい小説になるけど、山田正紀さんはうまく娯楽小説にするんですよね。 牧野 そうやね。非常にむつかしいものを扱っているのにもかかわらず、物語としてたのしいものをつくる。そういう意味では、山田正紀さんはピカイチです。 田中 あとは初期の荒巻義雄さん。「メビウスの輪がどうこう」と、また、わけのわからんことを・・・・・・。 牧野 そんなんばっかり。 質問 最近の作家で印象にのこっているかたはどなたでしょう。 牧野 最近めざましい活躍をされているのは、飯野文彦さん。ノベライズで有名な方なんです。短篇はまとまったかたちになっていないんですけど、いやーな話を——。 田中 気色悪いセックス描写だけで六十枚とか書いちゃう。 牧野 それだけの内容。それでいやーなオチつけてね。 田中 そうそう。 牧野 ノベライズでは非常にさわやかな小説を書いたりするんですけれども。 田中 『学校の怪談』とかね。 牧野 飯野さんはジャック・ケッチャムの『隣の家の少女』みたいな、すごいものを書くのではないかと、期待しています。それと、『西城秀樹のおかげです』の森奈津子さん。『エロチカ79』という短編があって、これだけはなんとしてでも読んでほしい。 田中 あれ、『チューリップ革命』というアンソロジーに入ってたんですけど、さいしょに読んだとき、思わず「なに考えとんねん」 牧野 そんなんばっかりやね。 田中 アホちゃうか。 牧野 あの人は天然やね。すごいギャグの才能を持ってる人だと思います。個人的な意見ですけど、ギャグっていうのは、天性のものがないと、手をつけちゃだめな分野だと思います。で、森奈津子さんはある種の天才ではないか。でも、「ある種の」ってついてしまうところが、ちょっとさみしいかな。 田中 「一種の」とか「特殊な」とか。 牧野 この人も、売れればいいなと思っています。 田中 まえに森奈津子さんの講演会があって、行ってみたわけですよ。『西城秀樹のおかげです』に入ってる作品は「いかにして考えて、どういうテーマで書いたのか」って分析をしはったんですけど、「『エロチカ79』はこんな深い認識で書いていたのかー」って。あとで、本人に「そういうふうに書いたんですか?」って訊いたら「あとで考えたんですけどね」 牧野 書いてるときはそんなこと考えてない。 田中 あんなもん、考えてできるもんじゃないよね。 牧野 絶対できない。ま、そこらへんがぼくの注目株ですわ。田中くんは? 田中 ぼくもおんなじですわ。 牧野 いっしょかい。どっちもおんなじような生活送ってんのか。ほかには? 田中 まあねえ、おんなじようなとこに作品発表して、おんなじようなもの読んでるから。 牧野 もうちょっとちがうものないん? 田中 伝奇ホラーとか伝奇ミステリとか伝奇系のやつは、見つけたらかならず義務として読んでしまうんですけど、そのあたりにこれというものはないですね。 牧野 そんなもんでございます。 質問 両先生はいつごろお知りあいになったんですか。ボケとツッコミの関係はいつごろから形成されたものだったんでしょうか。 田中 小学校の同級生。 牧野 うそをつくのはやめようや、な? アタマっからうそやん。 田中 同級生というのはおかしい。歳が・・・・・・。 牧野 五つくらいはなれとるやろ。 田中 ぼくが一年生のとき五年生・・・・・・おなじ小学校で。 牧野 いやいや、違うやん。 田中 何小学校だったんですか? 牧野 精華小学校っていうとこやったんやけど。 田中 じゃあ、そういうところで。 牧野 全然答になってないやん。むこうが質問したことに答ていこうよ、ね? 最初、菅浩江さんがぼくらを会わせたいといわはって、場を設けはった。 田中 「大阪で会いましょう」って。それなのに、菅さん、待合わせ場所に四十分くらいおくれて来はった。そのころはおたがい全然面識ないから、どないしよか思ったんですけど。ところが、その、人がいっぱいいるなかで、どう見てもこれが牧野修としか思えん人がいる。 牧野 そんなばかなことないんちゃうかなー。 田中 いや、見まわしたら、「牧野修やー」いう人がおったんですわ。「すいません牧野さんですか」て声かけたら「そうです」 牧野 ようわかったね、それで。 田中 ま、万事うまくいったんです、それで。 牧野 ボケとツッコミに関していうならばですね、田中啓文さんは、ほっといたらいくらでもボケてるわけですよ。とにかくボケてることしかいえへん。 田中 うん、ぼくはね、いままで一回もツッコんだことなんかないんですよ。ツッコむくらいやったら、もう帰る。 牧野 ボケにボケばっかり重ねていくんで、とめなきゃって思ってとめるんですけど、我孫子さんにいわせれば、「それはちょっと過剰な親切ではないか、ほっておけ」 田中 いや、ほっておけないところが、またいいんじゃないですか。 牧野 ほっておけないわけじゃないんやけど、イライラしてくるんですわ、横でボケられると。それだけのことですわ。はい。 質問 大学時代は小説を書くこと以外になにをしてらっしゃったんですか。上司に「牧野さんと芸大で同期だった」という人がいて、「牧野くん、ぎょうさん同人誌つくって、学校中にまわしてたで」とおっしゃってるそうなんです。牧野さん、当時はどのような作品を書かれていたのでしょう。 牧野 同人誌はやってなかったです。 田中 別人? 牧野 うん、それはべつの牧野ちゃうかな。もうひとりおったんですよ、牧野ってやつがね。いや、ほんとうに同人はやってなかったですよ。 田中 映画つくってたんでしょ。 牧野 はい、映画つくってました。大学のときはあんまり書いてなかったなあ。ちょうど大学の四年間っていうのは、いちばん小説を書いてなかった時期。それと現代美術が好きで、展覧会もいろんなところでちょこちょこやってた。だから小説は読んでたけども、書いてない時期です。 田中 ぼくは大学は行ってないですね、ほとんど。 牧野 なにしてたんですか。 田中 サックス吹いてました。大学に入って、はじめて専門の授業に出たのは五年のとき。それまで一回も出ませんでしたからね、授業の出かたがわからなかった。四年のときまでなにも出てなかったから、五年目で卒業しなくてはと思って、後輩に「授業ってどうやって出たらええの? 入ってから、誰かになんかいわんとあかんの?」って訊いたら、「いや、適当に入って座ればいいんですよ」「んで、座る席とか決まってんの?」「なにも決まってないから、あいてるとこに座ればいいんですよ」、そういうことでした。 牧野 それで卒業できたの? 田中 はい、五年目でね。 牧野 えらいね。 田中 めっちゃえらいでしょ。 牧野 ・・・・・・ちょっと後悔した、いま誉めたのを。はい、次の質問いってください。 質問 漫画カルテットの方々のなれそめを聞かせてください。 牧野 べつにそういう団体があるわけではないんです。京都SFフェスティバルいうのがあって、なんだか夜通しぐだぐだだらだらと畳の部屋で話をする会になってまして、わたしと田中啓文氏と小林泰三それから田中哲弥の四人がだらだらしゃべってたら、しゃべってるまわりに人垣ができたってのがはじまりです。 田中 それだけです。 牧野 実態はないんです。べつにグループの名乗りあげたとかはね。 質問 井上雅彦先生について語ってください。 牧野 これは田中さんがくわしい。こないだ対談されたばかりですね。 田中 井上さんねえ・・・・・・変わった人ですね。 牧野 作家には、例えばいまこうしているみたいに、人の前に出て、作家というものを見せなきゃならない場合があります。そのときに自分と作品との整合性を持たせるのは、非常にむつかしいことなんですね。多少演技が入ったり、つくった部分が入ったり。その意味では、井上雅彦さんは生涯一役者として、自分の作品に合わせた演技をしてらっしゃる。ぼくはすごい好きですね。 田中 あんなビラビラの服着て薔薇の花つけてということを、ファンの前に出るときにするならわかるんだけれども、ひとりのときにもしてる。役づくりに入ってますからね。みんなでカラオケに行くでしょ、みんながギャーとか騒いでるのに、ひとりだけじっと窓の外眺めてたり。 牧野 すごいよね。 田中 井上雅彦がカラオケでなに歌うかってわからんでしょ。「ゴォルドフィンガ〜」って歌う。 牧野 歌う歌う。 田中 田中哲弥によると、薔薇の花をくわえてたことがある。 牧野 どこでどうしたか知らんけど、持ってるよね、薔薇の花。 田中 こないだ『ダ・ヴィンチ』で対談したでしょ。ぼくはTシャツとジーパンで行ってるわけですよ。井上さんはですね、カッターシャツの、クリーニングからとってきてまだ袋に入ってるやつを、「持ってきたから着てください」って。なに考えとんねん。 牧野 ビジュアル系やね。 田中 ビジュアル系ですね。 牧野 数少ないビジュアル系作家ですから。 田中 言動もおもしろい。 牧野 おもしろいおもしろい。 田中 根っからのホラーなかたでいらっしゃる、外見もなにもかも含めて。 牧野 以上でよろしいでしょうか。 質問 ミステリ作家が作品をを書き続けているとトリックがありきたりになるように、専業作家になってくるとホラーを書くのに必要な情念みたいなものが枯渇するのではないか、心配になってきます。そのあたりで工夫なさっていることはおありでしょうか。 牧野 他の方はどうか知りませんけれども、ぼくは書くときにジャンルはあまり意識してないんです。読むときはジャンルも考えたりするんですけれども、書くときは好きなように書いてる。だから、「ホラーが書けないよー」みたいなことは、あまり考えてないですね。ホラーとして枯渇するということはないでしょう。枯渇するとすれば、小説を書きたいという意思そのものですかね。 田中 ぼくは書きたいことがめちゃめちゃぎょうさんありまして、この点は不自由せんと思いますが、このペースでは一生かかっても自分の書きたいことが全部書けないんじゃないかと思ってます。とりあえず当分はネタはいっぱいありましてですね、ただ注文に応じたネタがあるとはかぎらないので、ないときはまた考えるという感じですけど。枯渇するということはないですね。 牧野 ミステリにおけるトリックというものと、ホラーだのSFだのにおけるネタっていうのは、かなり意味合いがちがうような気がしますね。 田中 いまメフィストに「鬼刑事もの」というのを連載してて、自分では「ミステリも結構書けるなあ」と思ってたんですけれども、やっぱりだめでしたね。 牧野 ミステリとSFだのホラーだのは、根本的に考え方が違う。 田中 ぼくは「ここでちょっと笑ってもらおう」と思って書いてるのに、担当さんは「トリックが弱い、これではミステリ読者は満足しない、ここはひねりが足らん」と、こう来るんです。「トリックなんかどうでもええやん」て、喉まで出かかるですけどね。 牧野 それいうたらおしまいですからね。 田中 それいうと載してくれないから、「じゃあ、考えます」とかいうの。すると「四日間で考えて書き直せ」とかいわれて、『メフィスト』に関しては、非常に苦労を重ねております。 牧野 トリックの枯渇と、わたしたちのいう「ネタが切れる」とは、関係ないんじゃないかな。 質問 田中先生に対する質問です。目の前のペットボトルに手をつけられていませんが、やはり『水霊 ミズチ』を意識されているのですか。 田中 『水霊 ミズチ』で水がどうのっていうのは、一切ありません。宮部みゆきさんが「あれを読んで、水飲むのが怖くなった」っていった聞いて、ぼくはほーとか思ってたけれども。 牧野 本人は全然なんとも思ってないね。 田中 全部でたらめですから、あんなもの。 牧野 なんか思いついたこと書いてるだけやから。 田中 ところで、あれはめずらしいですよ、『水霊 ミズチ』なんていうのは。 牧野 なにが? 田中 唯一取材に行った作品なんです。三日間宮崎に行った。他で取材なんて行ったことないんですから。柳生十兵衛の連作してたときも、奈良の柳生の里に行かなあかんと思ってるうちに、もう終ってしもた。 牧野 なるほどね。 田中 ということです。 質問 では、田中先生は「ニグ・ジュギペ・グァのソテー、キウイソース掛け」を出されたら、お食べになりますか。この質問を出された方は「わたしは一度食べてみたい」とおっしゃってます。 田中 といわれても、なんと答えていいのかわかりませんが。 牧野 次の質問に。 質問 それでは牧野先生への質問です。『病の世紀』の採血シーンで、「チクッとしますよ」という記述があります。あまりに実際の医療現場を彷彿とさせるのですが、先生ご自身が体験なさったことなのでしょうか、それとも身近に医療関係者がいらっしゃるのでしょうか。 牧野 それもまったく、全部でたらめです、なにもかも、はい、アタマから、なにもかもでたらめです。 質問 牧野先生への質問です。先生の最近の作品はホラーが多いようですが、『MOUSE』のような作品を書かれることはないのでしょうか。 牧野 『MOUSE』はSFの範疇に入りますよね。ぼくにとってSFとはなにか。今『SFマガジン』に『傀儡后』というのを連載してるんですよ。それは、とりあえず好きなように書いてます。ぼくの場合、自分の好きなように書いたらそれがSFになっちゃうんです。だから好きなように書かせてもらっています。でも、『MOUSE』みたいなのはもう書かないだろうなあと思います。 質問---- 田中先生への質問です。むかし『本格推理』に作品を発表されていましたが、今後そういう方面の作品を書くこともあるんでしょうか。 田中 『メフィスト』に「鬼刑事もの」というのを連載してるんですけど、あれがしばらく続きます。それから、次に角川で書く長篇は、ミステリなんですよ。 牧野 ほんと? 田中 ほんとほんと。ミステリだけど、伝奇ホラー・メタ新本格ミステリ。 牧野 なんです、それは? 田中 ちゃんと殺人事件が起こって、連続殺人になって、さいごに解決する話なんですけれども、一応そこにメタな手法がずっとあって、それで基本的には伝奇である、と。そういう話ですね。 質問 田中先生への質問です。先生が以前書かれていた『木霊 コダマ』はどうなっているんでしょうか。 田中 『木霊 コダマ』は『水霊 ミズチ』の続篇なんですが、めちゃめちゃ話がでかくなりすぎてですね・・・・・・いや、ほんとうにええネタなんですけれども、手におえなくなっちゃってですね、しばらく置いとくことになりました。ミステリを書いて、『木霊 コダマ』はそのうちかな。『水霊 ミズチ』が千枚くらいなんですけど、『木霊 コダマ』はもっと長くなるかなあ、大ネタがふたつあるんで。たぶん、わたしの今のリサーチ能力では、これはよくは書けないであろう、と。 牧野 完成はいつ頃になります? 田中 とりあえず予定は立っておりません。 牧野 でもせかされてるでしょ、『水霊 ミズチ』の続篇ってことで。 田中 まあ、せかされてるのは徳間の長篇のほうでしょう。徳間の長篇というのは、もう一年以上書いてるのかな。去年の『このミス』で廣済堂の隠し玉になってたぐらいですから。それで廣済堂が文芸から撤退して徳間にうつってから、もうかなりになりますからね。 質問 牧野先生、足のけがは完治なさったんでしょうか。 牧野 すごい個人的な話やね。大雨の日に、自宅のマンションの階段からすべって落ちて、足を捻挫したんです。 田中 すごかったもんねえ、落ちたとき。見てたら、こう、ごろごろごろごろ、で、さいごはぴたってとまって。 牧野 見てへんかったのに、いい加減なこというな。もう大丈夫です、はい。 質問 両先生の好きな漫画家をおしえてください。 牧野 好きな漫画家ですか。サガノヘルマーは大好きですね。『ブラック・ブレイン』全十巻。 田中 だれも知らんか。 牧野 あとは『喜劇駅前虐殺』の駕籠真太郎。諸星大二郎はふたりとも共通して好きですね。 田中 このまえ、サインもろてきて。 牧野 伝奇ものを描いておられて。 田中 伝奇じゃないのもあるじゃないですか、『栞と紙魚子』、あとSFとかもあるけれど、すべてがわたしのツボをつくような感じで。 牧野 絵がいいですよね。 田中 絵もいいし話もいいし。 牧野 なんやった、あの、ゴーストハンターものさがしてて掘り当てた鉱脈・・・・・・? 田中 三家本礼の『ゾンビ屋れい子』。おもしろいですよ。ぶんか社から出てるんですよ。もうね、大笑い。これを『ダ・ヴィンチ』のバカ・ホラー特集で挙げたら、ぶんか社が「よくぞ挙げてくれました」って、本を贈ってくれるようになりました。『ゾンビ屋れい子』は、みなさん、ぜひ読んでください。もう、めちゃめちゃおもろいから。鬼畜鬼畜。 牧野 そんなんばっかりやね。心があたたまるようなものはないんか。 田中 チャールズ・M・シュルツ。 牧野 それはあたたまるね。実際読んでたし。 田中 サガノヘルマーは? 牧野 あたたまるか。 田中 『ブラック・ブレイン』はもう出てないんですよね。でも、ブックオフとかに行ったらまだ全十巻ぼんと揃っているので、あれを買ってみんなでまわし読みしたら、じゅうぶんたのしいと思います。あれも大笑いですよ。そんなもんですか。 (平成十二年十一月十九日、立命館大学衣笠キャンパス存心館803号教室にて) 註1 『ミユキちゃん』。 註2 『宇宙からのメッセージ』という映画があったことは知っていたが、タイトルを公募して決めたのかまではわからなかったので、田中先生にメールでうかがった。返信に「もともと「メッセージ・フロム・スペース」という仮題がついていて、それに対して公募して正式タイトルを決めるということになっていたのだったと思います(はっきり覚えてないけど)。結局、ふたをあけてみると、英訳を直訳しただけのものに決まってがっくりきましたが。」とあった。 註3 いうまでもなく「彦」はほんとうは旧字体だが、パソコンに字がなかったので、やむなく新字体で表記した。 テープ起こし:橘高明(講演会部分)、水城レイ(質問会部分) 構成:水原晶夫
https://w.atwiki.jp/translate_mystery/pages/28.html
作品名 堆塵館 書影 原題 Heap House 作者名 エドワード・ケアリー 訳者名 古屋美登里 解説 あらすじ 19世紀後半、ロンドンの外れの巨大なごみ捨て場。幾重にも重なる屑山の中心に「堆塵館」という巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、一生涯肌身離さず持っていなければならない。15歳のクロッドは、聞こえるはずのない物の声を聞くことができる変わった少年だった。ある夜彼は屋敷の外から来た召使いの少女と出会う。それが一族の運命を大きく変えることに……。 出版社 東京創元社 形態 刊行日 2016/9/30 レビュー ゴミ山の中に住むアイアマンガー一族。「物」の声を聴くことのできるクロッドは召使いの少女と出会い、やがて一族と「物」にまつわる大きな秘密を知ることになる。 というあらすじから予想できるように、本書はミステリではなくファンタジーであり、ボーイミーツガールであり、そしてタイトルの通り三部作の一巻である。何でこんないいところで終わってしまうんだ、二巻はまだかと叫びたくなること間違いなし。この、次が出るまでのワクワク感、久々にシリーズ物の続刊を楽しみに待つ時のアレである。 そう、『堆塵館』は子供の頃に読んだ数々のファンタジー大作を思い起こさせるのだ、だから読んでビビッと来てしまうのだ。現実世界とファンタジー世界が接点を持つタイプ(いわゆるロー・ファンタジー)なので、読んでいて次から次へと現実が書き換わっていくような感覚を味わえる。特に終盤の……いやこれは言っちゃダメだね、もちろん。 気になっている方はまず書店で手に取ってみて欲しい。そしてネタバレを食らわない程度にパラパラとめくり、目次、登場人物一覧、館の見取り図、そして作者による挿絵を見てほしい。読んでみたくなること請け合いである。 -- グリオ (2016-11-03 02 03 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sponsor16/pages/250.html
フジテレビ系列 スポンサー情報 フジテレビ系 水曜 世界の何だコレ!?ミステリー・奇跡体験!アンビリバボー スポンサー情報 世界の何だコレ!?ミステリー・奇跡体験!アンビリバボー 2024年1月〜3月 世界の何だコレ!?ミステリー・奇跡体験!アンビリバボー 2024年4月〜6月 世界の何だコレ!?ミステリー・奇跡体験!アンビリバボー 2024年7月〜9月
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/2347.html
Ⅵ以前の作品では常連の、壁や障害物に当たった時の効果音。 【ザッザッザッ】と並び、一体なんの音なのかはよくわからないがなんとなく説得力のある効果音である。 壁に向かって歩き続けた際に「ドゥンドゥンドゥンドゥン…」と無限にコレが鳴る作品と、ぶつかった瞬間に「ドゥン」と一度しか鳴らない作品がある。 Ⅶで消滅した。
https://w.atwiki.jp/gennsounoutage/pages/280.html
新難題「ミステリウム」 No.1219 新難題「ミステリウム」 条件:輝夜3 性質:拡散 呪力5 攻撃4 迎撃2 命中5 信仰(1)防壁(1) [起動フェイズ] 常時 このスペルを起動状態にした場合、相手は呪力を1点消費する。 [戦闘フェイズ] 常時 このスペルが命中した場合、戦闘フェイズ終了時、相手は呪力を1点消費する。 illustrator/萩原凛 考察
https://w.atwiki.jp/system_daba/pages/389.html
新難題「ミステリウム」 《新難題「ミステリウム」》 コスト:3 タイミング:N EquipmentCard [A]Xは相手の手札の枚数に等しい。Xが1以 下の場合、このエキップメントは防壁を得る。 Xが4以上の場合、このエキップメントは蹂 躙を得る。 攻撃力+X/防御力+X 武勲1 統率-1 コメント