約 829,462 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12528.html
登録日:2010/10/10 Sun 22 01 08 更新日:2024/07/11 Thu 09 06 56 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 さすらいのヒーモー ナイスガイ ハンサム パワヒモクンポケット パワプロクンポケット パワポケ ヒモ ブギウギビクトリーズ ポケ9 主人公 助っ人 風来坊 さて、旅の連れができた所で…次はどっちの方角に行こうかな パワプロクンポケットシリーズ第9弾、パワポケ9の主人公。 【解説】 異色な主人公が話題となった8に続いて風来坊と言うこれまた変わったステータスを持った主人公。 でも前作はもちろん、歴代の過去作でもサイボーグやら入れ替わりやら未来人やらいたしもう慣れたでしょ? 戦闘能力も歴代主人公中で2番目と高く、神田カンタ少年を襲ったチンピラをバッタバッタ薙ぎ倒すという前例のないかっこいい登場だった。 他にもカシミールに単なる客として入店した白瀬芙喜子を見ただけで殺人経験者であることを見抜くなど、高い洞察力を持つ。 テンガロンハットに黄色いマフラー、マントを羽織っている。また、主人公の中で唯一ヒゲをはやしたグラフィックをもつ。 風来坊なので汚らしい姿のようだが、霧生夏菜の家で風呂を借りた際のイベントでは容姿に恵まれていることを示唆するイベントがある。 サブパラメーターに「ハンサム」を持つし、風来坊という怪しい身分を補って女性と会話を交わせるくらいにはイケメンなのだろう。 風来坊らしく全国を渡り歩いている為か良くも悪くも逞しい。 [例] 河原にテントを張って生活 魚を釣って食べる 虫を食べようとする ゴミ箱を漁る 以上のように端から見た時は下手をすればホームレスであるため、序盤は町の住民に危険視されている。 しかし、町の商店街が大型デパートの圧力を受けていることを知り、両者対抗の野球大会の手助けをする事になってからは住民と交流を深めて行く。 風来坊という身の上からか、歴代主人公の中で精神的に最も成熟していて経験が豊富。そのため彼の言うこと為すことには非常に説得力があり、結果として彼女候補・商店街の住民達から厚い信頼を寄せられることになる。 人によっての言葉遣いの分け方や准に小娘と言ったり「おじちゃん」「おっさん」と言われても何も反応しない所から歴代の主人公の中でもかなり上なのかもしれない。 普段は寡黙だが、根は熱い人間でもある。作中でも熱いセリフが目立ち、決して自分から何かを諦めることは無い。野崎維織・広川武美シナリオでは特に熱く必見。 上記の服装でデートに出た時は場違いと自覚していたり、自分で旅ガラスと名乗った時は後悔していたりと一般的な感覚は持っているようだ。 ちなみに、歴代主人公の中では珍しくマニアポイントを持たず、サブカル方面の知識や理解には乏しい。 また、ちょこちょこおかしなところがあり、付き合う彼女によってはキャラがちょっと崩壊したり。 特に野崎維織のシナリオではかなりのお茶目な一面をみせる(*1)。 それでも、決めるところはもちろん決めてくれる。 こうした熱く成熟したナイスガイで、ユーモアにも富んだ姿から歴代主人公の中でも一二を争う人気を誇る。 ジャジメントやオオガミといった集団からも関わりが薄めなことから8主人公よりも安心感の漂うエンディングが多い。 【正体は…?】 彼を語る際に必ずと言ってよい程挙がる議題がある。 『彼はパワポケ7のライバル兼ラスボス「ポケレンジャー」の「レッド」ではないか』 そんな疑惑・仮説である。 ◆それを匂わせるイベント等の存在 ライバルの椿の能力(ブルーと同じ) 野崎維織に語った思い出(*2) 自分の誕生日を知らない 佐和田(7の監督)を見た時の反応 凡田を見た時「湯田…?」と発言 サブタイトルのナイスガイ 黄色いマフラー アンドロイドである人物と自分について、「出自が違うだけで同類かも」と発言 チーム加入時のアドバイスに対して「よし、まかせろ」と返答、そのまま走り込む(パワポケ7冒頭の主人公とレッドのやり取り) アドリブ演技を試される際とっさに「オレは変身ヒーローだ!」と叫ぶ 展開によっては元々ビクトリーズにいたメンバーが助っ人に対して反乱を起こす(ポケ7の主人公とヒーロー側が逆になった構図)(*3) ◆人間体を持つポケレンジャーの存在 [例]ピンク・ブラック 以上からこの説に説得力はあるといえるだろう。 とはいえ公式からの回答はなく、多少無理矢理にでも否定することも可能なためにこの議論に決着はついていない。 ただし、公式の歴代主人公の強さランキングにあるように 8>9>6>11≧3>>>一般人なので越えられない壁>>>その他シリーズ とあるように、少なくとも普通の人間ではなく何かしらの秘密があるのは事実のようだ。 また、これに加えて仲間イベントの蟹怪人、ムシャ編では意味深な行動、発言が多い。 蟹怪人の正体がエンディングで明らかになった際、主人公が繰り返し複雑そうな沈黙や申し訳なさそうな視線を蟹怪人に向けていたことに対し、上記の疑惑に確信をもった人も多いだろう。 ムシャ編でも彼の正体に対して全く驚かず、予想さえしていた。 謎ばかりの彼だが、あるイベントをこなすとあてのない旅は過去に犯した罪への贖罪である事が彼自身から語られる。仮にレッドだとすれば、確かに相当あくどいことまでやったのは事実。納得はいく。 しかしやはり、公式の発表はない。野崎維織がメインに絡んだ13のこともあり、再登場フラグが立っていた。 そしてパワポケ14でレッドの登場が確定した。 月日が経過して、時代の流れに勝てなかったブギウギ商店街を見て呆然としていた。 14主人公と交流を持ち、姿について質問されたレッドはブギウギ商店街では姿を隠さないといけないと答えている。 商店街で草野球のチームに所属していたことも明かしており、これはもはや9主人公=レッドはほぼ確定事項だろう。 ただし、14のリセット座談会でもレッドの正体は秘密としており、最後まで公式でこの説を確定させることはなかった。 なお、14以前のレッドは「つい最近まで幸せな生活を送っていた」らしい。 この文章と9主人公説を照らしわせて、9主人公の正史彼女は広川武美ではないかとする見方が強い。 ついでに言うと、9以降のシリーズから准(そこから維織)と交流があったり、霧生夏菜や温水ちよのルートを通過していることを示唆する描写がある。 14終了後の維織は9主人公を追っかけにいったのではないかという話もあり、正史の9主人公も結構な女たらしである。 またさらに時が流れ、『パワプロアプリ』での『ポケ7』『13』リメイク時に登場したレッドは「(夏が終わり、高校を出たら)ヒーローのありかたを考えるために旅に出たい」という意味合いの今後の展望を持っていると述べる。 こちらのシナリオでのピンクが「ゆっくり暮らしながらオンゲにでも興じたい」と明らかにポケ側正史(*4)のことを同じ話で述べていること、またそもそも『アプリ』は当時パワポケシリーズを作っていたスタッフが制作していることは明示されている(*5)ことから、再びの答え合わせ、つまり「レッドは消えなかった→(この発言通り)人間態になれるようになり、旅に出る→風来坊としての9主に」が正史、という意味と解釈されている。 『2022』パワフェスのいろいろマヌケなレッドと公式でハンサムな9主が同一人物というのもなかなかショックではあるが。 …追記修正か。たしかにいい言葉だ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] パワポケの主人公で一番かっこいい -- 名無しさん (2014-03-08 23 55 22) しかし彼女が絡むとヒモになる -- 名無しさん (2014-03-09 01 00 29) 公式だと戦闘力は8主 9主だけど、もし『9主=レッド』説が正しいなら戦闘力はレッド 8主かね -- 名無しさん (2014-12-05 20 03 25) ↑スーツ着用するかどうかで戦闘力も変わってくるだろうね。あとオカルト(魔人等)に対抗できるって点は相当強いと思う -- 名無しさん (2015-03-04 17 50 52) なんか、女にモテても許せる主人公だよな。武美と維織を同時に攻略してそうだけど、それでも許せる -- 名無しさん (2015-03-26 11 25 27) その場合武美の命を救って維織の鎖を断ち切ってるからな -- 名無しさん (2019-08-06 11 56 08) 武美は寿命で逝ったんだろうか。そう考えると切ないけどそれもまたロマン…確かに、いい言葉だ -- 名無しさん (2021-07-16 10 12 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/302.html
あらすじ ついにリーグ優勝を果たしたパワポケ。 しかしクライマックスシリーズに勝たなければ日本シリーズに行くことができない。 また、ある害悪二人がクライマックスシリーズに何かを企んでいる... クライマックスシリーズは、ナマーズとホッパーズが勝ち残り、 ファイナルステージはナマーズとホッパーズとなった。 そして、次の朝...いよいよクライマックスシリーズ・ファイナルステージへ... パワポケ「ふぁーあ、おはよう。ん、みんな!?」 ナマーズの選手たち「う...ぐぐぐ...」 パワポケ「おい、何があった!?」 「実はスタミナ弁当を食べて体力をつけていたんだが、食べたら急にお腹が痛くなって...」 パワポケ「なんだと!? !」 子供「!?」 (タタタタタッ...) パワポケ「待て!」 水木「こら!」 (ガシッ) 子供「は、離せ!」 パワポケ「水木コーチ!」 水木「いったい何やってんだよ、朝っぱらから!」 パワポケ「それはこの子に聞いてくださいよ。」 (そして...) 子供「ごめんなさい...ボク、ある人に無理やりやらされて...」 パワポケ「無理やり?」 子供「ボク、サインをもらいに来たんだけど、持ってた野球道具を無理やり... 返してほしかったら、言うことを聞けって...それでボク、お弁当にマヨネーズをお肉の下にかけて...」 古沢「うーん、だからといってマヨネーズをかけるのはよくないぞ。 それでは君もそいつと同じになってしまうぞ。」 子供「ごめんなさい...」 パワポケ「しかし、誰だよそんなことするヤツは?」 子供「えっと...メガネをかけていて、やんす~とか変な口調をしてたり、 すてーきでやんす~とか変な言い方をするんだ。もう一人は、 ファンを脅してサイン料として、お金をぶんどったりしているんだ。」 パワポケ・水木・古沢「芦沼と具田!?」 水木「あの野郎ども! 懲りずにまだ悪いことしてんのか!?」 パワポケ「許せない!!」 水木「お、おい、待て!」 古沢「じゃあな。」 子供「おじさんたち、がんばって! ヘン!」 路地裏 具田「計画通りやってくれたんでやんすよねえ~?」 芦沼「うまくやってくれたんだろうなあ~?」 子供「はい、あいつら予想を上回る単純野郎どもで、楽勝でしたよ!」 具田「これでパワポケ君はしとめたも同然...パワポケ君たちは...クックック...」 芦沼「くくく...これでオレの完投勝利は約束される...ケッケッケ...」 子供「それじゃあ具田さん! 約束のものをください!」 具田「うん、そうだったでやんすね~! ほら。」 芦沼「はい、これ。」 子供「どーも! ...ってこれボロボロのバットとグラブじゃないか! 野球道具なんかじゃないよ!」 具田「ふん...お前に野球道具なんてもったいないでやんす。」 芦沼「じゃあ、これでもくらいな!」 芦沼はネバネバのガンを子供に撃った。 子供「うわっ! な、なんだこれ!」 芦沼「まずはこれで試合前のサインは万全...」 具田「去年の屈辱を倍にして返してやるでやんす!」 そして...ついにクライマックスシリーズの最終戦が始まった。 パワポケ「今日はクライマックスシリーズ最終戦だ! これに勝てばナマーズは存続できる。 (でも古沢監督、大丈夫かな。今、社長と交渉してるはずだけど。)」 紫杏「ホッパーズに勝てば、ナマーズの解散を取り消し? 私はそんな約束などした覚えはないぞ。」 古沢「は、はい...みんなを元気付けるためのウソが一人歩きしてしまって。」 紫杏「それなら、悪いのはキミだろう。ウソと知りつつ、そのまま放っておいたのだから。 いずれにしても、ナマーズの解散は決定事項だ。いまさら変更はありえない。」 古沢「で、でも! みんなそれを信じて、しがみついてがんばってるんです。いまさら、やっぱり解散だなんて!」 紫杏「あまえるな、バカモノが。泣いてすがればなんでも自分の思い通りになるなどと思うな。」 古沢「じゃ、じゃあ...俺はこんなことしたくないんですけどみんなのために...こ、これを。」 紫杏「なんだ、写真か? 写っているのはこのビルと...ん? (ハキム!)」 古沢「テレビで知ったんですけど、その人指名手配のテ、テロリストですよね。このビルで何度か見かけました。」 紫杏「さあ、知らんな。警察にでも連絡したらどうだ。感謝されるかもしれんぞ。」 古沢「たしかに証拠としては弱いです。 で、でも、カメラのデータに日付と時間が残ってますからなにかに気づく人が出てくるかも。」 紫杏「...............。交渉するつもりなら、弱い材料だな。 だが、情に訴えるだけでなく取引をしようとする姿勢は良い。 ...なかなかリーダーらしくなってきたじゃあないか。」 古沢「それじゃあ?!」 紫杏「解散は決定事項だ。だが、ホッパーズに勝ったなら、新チームの名前はオオガミ ホッパーズとしてやろう。」 古沢「え、それだけ? でも中身はホッパーズなんでしょ?」 紫杏「お前は選手に、今日勝てば、残るチームはナマーズだ。...とだけ言えばいい。」 古沢「.........。」 (そして...) パワポケ「それだけなんですか?」 古沢「(やっぱり、俺にはみんなをだまし続けたりはできないよな。でも...) だが、今日の試合に勝てばナマーズって名前が残る! これは、大きな違いだよ!」 諸星「じゃあ、おれたちが勝てばホッパーズのままってことだな。」 水木「諸星?!」 諸星「モグラーズからホッパーズに一度は名前の変わったチームだけど、 俺は今の名前が気に入ってきているんですよね。今日は負けませんよ!」 具田「久しぶりでやんすねえ、パワポケくん!」 パワポケ「出やがったな具田! 芦沼!」 芦沼「こうしてキミと勝負ができるなんて思わなかったよ、ケッケッケ。」 パワポケ「お前ら、子供を脅して野球道具をぶんどっただろ?!」 芦沼「そんなこと言ったのかあいつ...?」 水木「二度と悪さができねえようにオレがシメてやる!」 パワポケ「水木コーチ、力で抑えるのはよくありません! ここは俺たちが野球であいつらを叩きのめしてやりますよ。」 水木「あ、あぁ...そうだな。がんばれよ! パワポケ!」 パワポケ「(...俺は...このチームに入って3年目。 ナマーズという名前は俺にとってどれだけの価値があるというんだろう?) .........。勝とう、みんな! ナマーズって名前を、名前だけでも残そうじゃないか!」 具田「残念だけどそれはムリでやんすね~、君たちはこの試合が始まる前からもう負けているでやんす!」 芦沼「ケッケッケ...」 パワポケ「なに!?」 東「う、ぐぐぐぐ...」 官取「か、体が...しび..れ...る......」 パワポケ「官取! 東さん! (まさか...!) お前達! あの子供を使って痺れ薬を!?」 芦沼「優れた選手は戦う前から準備を怠らないのさ。」 湯田「またそんな反則行為をやっているんでやんすか!! お前らにはプロ野球選手としての自覚がないんでやんすか!!!」 水木「汚ねえぞゴラァ!!」 具田「そうでやんすかぁ~? ちゃんと自己管理できないほうが 選手として失格なんじゃないんでやんすかね~?」 パワポケ「具田てめえ!」 具田「これでオイラたちは圧倒的に有利でやんす! わはははは!!」 芦沼「君を蹴落として監督評価を下げてプレイヤーをいじめるのは気持ちいいねえ~へっへっへ。」 パワポケ「プロ野球をなめた罪は重いぞ!! みんな、具田と芦沼にはイライラするのはわかるけど試合に集中しろ! 今日は絶対に勝つぞ!」 古沢「...なあ、パワポケ。」 パワポケ「監督、なんですか?」 古沢「これまで頼りにして悪かった。今日からは俺がしっかりと選手交代を指揮するから。」 パワポケ「...。わかりました!」 (今後、選手交代はCPUが行います。) ナマーズVSNEWホッパーズ ヒント 主人公以外の選手が絶不調! 調子の影響を抑える手段を用意して挑め! 芦沼は「重い球」を持つ! パワーの高い選手で強振して真芯で捉えるか、ヒットでコツコツ点数を重ねて勝負! ナマーズの選手がうまく力を発揮できず、芦沼に一方的に打ち取られ、 守備の動きが安定せず、相手打者から連打を浴びている! 具田「土下座でもするでやんすか? そうすればわざと打ち取られてもいいでやんすよ~ パワポケくぅ~ん、すてーきでやんす~!」 水木「んなろおっ!! 卑怯な手を使ってるくせに!」 湯田「パワポケくん、オイラこの試合を辞退するでやんす。こんなことで勝ってもうれしくないでやんす!」 諸星「俺も辞退する!」 越後「俺もだ! まったくやれやれだぜ!」 パワポケ「いや、それは違うぞ湯田君! 越後! 諸星さん! 俺は相手がどんな卑怯な手を使おうが正々堂々と戦い、そして勝利する。」 湯田「パワポケ君...」 パワポケ「お互い最後まで戦おう、湯田君! 越後! 諸星さん!」 湯田「......そうでやんすね、こんな卑怯な試合なんてぶち壊してやるでやんす!!」 越後「おうよ!」 諸星「ああ!」 ナマーズとホッパーズは具田と芦沼の卑劣な作戦に耐えながら戦った。そして... 9回表 ナマーズ 15 ホッパーズ 14 ストライク0 ボール0 アウト2 ピッチャー パワポケ 打者 具田 具田「ここでオイラがヒットを打てば逆転でやんす! 万策尽きたようでやんすねえ、オイラが被安打の地獄に落としてやるでやんす! マヨネーズ最高~、でやんす! すてーきでやんすぅ...ケッケッケ...」 パワポケ「くっ...俺の未来は...ナマーズの存続は...害悪メガネに閉ざされてしまうのか...?」 水木「あきらめんな! パワポケ!! ここであきらめるなんてお前らしくねえぞ! お前はプロ野球界でエースで完投勝利を目指してんだろ!?」 パワポケ「完投勝利...!?」 子供「がんばれ! おじさん! 自分を信じてるんだろう!? お母さん、お父さん! 一緒に応援しよう!」 「そうね、がんばってパワポケさん!」 「がんばれーっ、パワポケ!!」 子供「がんばれ、パワポケ選手!!」 水木「パワポケ! あのステーキ野郎に負けんじゃねえぞ!」 古沢「パワポケ!」 官取「パワポケ!」 東「パワポケ君!」 パワポケ「俺はあきらめない! 絶対勝つぞ! 行くぞ!!」 パワポケは全力の投球で具田をツーストライクに追い込んだ! 具田「ぐううぅ!」 パワポケ「いくぞ具田!! パワポケファイナル!!!」 (ビューーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!) ストライク! バッターアウト! ゲームセット! ナマーズはクライマックスシリーズに勝利!! パワポケ「やった、勝ったぞ!」 具田「あぁぁぁぁぁ...はが..はが...」 「.........。」 北条「お、おい、なにショボクレてんだよ。一度変わった名前じゃないか。 もういっぺん変わるぐらい...ああ、チクショー、くやしいなぁ!」 諸星「か、監督?」 北条「なにがチーム合併だ、なにが勝った方の名前を残すだ! 俺たちは、なんなんだよ! オーナーのおもちゃか? それとも使い捨てのコマか?」 諸星「監督...」 北条「諸星! 悪いがボクは監督をやめるぞ。それじゃあな!」 諸星「ああ! 監督、困りますよ! 監督!」 具田「不公平でくだらない試合だったでやんす!」 芦沼「くそ! くそ! せっかくの計画が台無しだ!!」 水木「ん? そうか、お前らのしわざだったのか!?」 具田・芦沼「し、しまったーーーーーーーーーーーーー!!」 パワポケ「次は日本シリーズだ。」 古沢「よーし、みんな。俺たちのナマーズ、最後の戦いだ。 日本一になって、世間をあっと言わせてやろうぜ!」 (おおーーーっ!!) 10月4週 日本シリーズは3勝3敗で最終戦までもつれ込んだ。 パワポケ「いよいよ日本シリーズだ。相手も必死になってきたな。」 古沢「そうさ、本気の敵と戦ってそれを打ち破って日本一! ナマーズの最後を飾るには最高の舞台じゃないか。さあ、みんな。今日の試合に勝って、日本一で終わろうぜ!」 (おおーーーーーーっ!!) パワポケは日本シリーズを全力で戦い...そして勝利! ナマーズは日本一となった!! パワポケ「勝った、勝ったぞ!」 官取「日本一だ!」 水木・古沢「やったぞ、日本一だ!」 野々村「やりおったな。」 官取「でも、これで...」 パワポケ「ああ、最後なんだよな。ナマーズの試合は。」 (グス...) パワポケ「おいおい泣くなよ。」 官取「日本一になった、うれし涙だよ!」 パワポケ「まあ、そうだよな。俺もうれし涙が出てきたよ...」 今田「オイコラ、バカヤロー! オレのモグラーズを、 またわけのわかんない名前にしたくせに泣いてんじゃねーぞ! シャンとしろー!!」 パワポケ「そうか、ホッパーズファンも今日の試合を応援してくれたんだな。」 官取「おかげで勝てたよ。」 パワポケ「よ、よーし、最後まで涙はなしだ! みんなで古沢監督を胴上げだ!」 古沢「え、ちょ、ちょっと待てよ! おれはみんなにかつがれてただけで別にたいしたことは...」 水木「なら、最後までかつがれてろ。それにあんた、立派な監督になったぜ。」 「ナマーズ選手全員による、古沢監督代行の胴上げが今、始まりました!」 紫杏「.........。」 大神「おい、最後まで見ないのか?」 紫杏「私には、まぶしすぎる光景だ。」 大神「キミはパパではないな? パパなら、こういう光景で心を動かされたりはしない。」 紫杏「...............。ああ、そのとおりだ。人格や知識を機械で移しても 脳の神経配置が違うから、結局 同じ人間にはなれない。」 大神「つまり、パパの知識だけか。」 紫杏「それも急速に失われつつある。 私本来の記憶に比べると、定着率が悪いらしい。しょせん、ひと時の夢だ。」 大神「じゃあ、記憶が失われる前にひとつだけ教えてくれ。...パパはママを愛していたのか?」 紫杏「...もちろん。ただ、会社経営にのめりこみすぎた。それだけのことだ。」 (スタスタ...) 大神「やっぱり、パパじゃないね。あんたは人並みに優しいよ。」 こうしてナマーズ最後の戦いは日本一という結果に終わった。 そして、月日は流れ... ジャジメント ナマーズ解散式 紫杏「古沢監督、これで全員か?」 古沢「...はい。」 紫杏「そうか、こうして見ると意外に少ないのだな。あー、諸君、聞いてくれ。 知ってのとおり、今年でジャジメント ナマーズという球団はなくなるが、 キミたちの今後についてはきちんと最後までフォローする。 だから、私とはもうしばらくつきあっていただく。だがこういう場は今後ないだろう。 だから、言っておく。3年間、親会社のわがままでふりまわしてしまい申しわけない。 すまなかった。このとおり、あやまる。」 (ざわざわざわ) 紫杏「これから先、ここにいる者はみなバラバラの道を行く。そこで、今日は ささやかながらパーティを用意させていただいた。 3年間をふりかえり、仲間としばしの間楽しんでいただきたい。以上だ。」 (スタスタ...) 水木「おおい、社長! あんたはパーティにいないのか?」 紫杏「いろいろ、いそがしいのでね。...水木コーチに憎まれ口をたたかれる機会も、もうないのだな。」 水木「さびしいこと言うなよ...ん? なんだよこれ。」 紫杏「アメリカの大学への推薦状だ。 あっちでコーチの勉強をして来い。ま、行くかどうかはキミの自由だ。」 水木「ちぇっ、コーチとして未熟なのはオレだってよくわかってるよ。 最後までイヤミなプレゼントを渡していきやがって。おい、社長! あんたきびしかったがそんなにキライじゃなかったぜ!」 パーティ会場 官取「あ、パワポケ! どこの球団に行くんだ?」 パワポケ「あ、来年からの所属チームか。ジャイアンツだ。」 官取「へえ、そこか。俺はナマーズだ。」 パワポケ「そうか...さみしくなるな。 だが、ライバルとしていられるから試合でいつでも会えるさ。」 官取「そ、そうだよな! あ、そうそう、ウワサでは オオガミ ナマーズの来年の監督は古沢さんがなるらしいぜ。」 パワポケ「そうか。俺もナマーズに行きたかったな。...じゃあな。 来年のシーズンの試合でまた会おうな。」 続く 目次へ 次へ 前へ
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/355.html
あらすじ いよいよホッパーズ最後のペナントレースが開幕した。 パワポケはホッパーズをリーグ優勝に導くことができるのか? しかし、その影にはCCRのサイボーグの一人が潜んでいる... 大地監督からの話によると大神会長が記者会見でホッパーズの今季限り解散を発表した。 しかしパワポケはリーグ優勝するといい、ホッパーズにみんながやる気を出した。 そしていよいよホッパーズ最後のペナントレース... パワポケは開幕戦に勝ち、幸先の良いスタートを切った。 芽舘と湯田はパワポケに負けないためにすごい特訓を開発している... 芽舘「ここをこうしてだな。こうすると。観客席がパワポケさんの方に飛んでいくだろう。」 湯田「すごいでやんすね。ここまでくると命を狙っているとしか思えないでやんす。」 芽舘「あの人は絶対に目立てる人なんだ。 これはその目立とうとする感情を呼び起こす為に必要な事なんだよ!」 湯田「もっといい方法があると思うでやんすけど。でも、おもしろいからいいかでやんす。」 パワポケ「何がおもしろいの?」 湯田「パワポケ君に何かを飛ばす事でやんすよ。見ていておもしろいでやんす。」 パワポケ「ふ~ん。そっかそっか。おもしろいか。」 芽舘「誰と話をしているんだ?」 湯田「もちろん芽舘くんと....あれ?」 パワポケ「犯人はっけ~ん!!」 芽舘「ウホッ! パワポケさん! どうしてここに!」 パワポケ「君達が観客席に居るのが見えたので来てみたんだよ。」 湯田「オイラは悪くないでやんす! 芽舘くんに手伝ってくれと頼まれたから手伝っていただけでやんす!」 パワポケ「さっき楽しいって言ってなかったっけ?」 湯田「き、気のせいでやんす。」 芽舘「全部、気のせいっす! ははははははは。」 パワポケ「はははははは。.....とっ捕まえてやる!!」 芽舘「ウホーーーーーー!」 湯田「芽舘君が追われている間にオイラも.....」 パワポケ「湯田君! 君も逃がすか!」 湯田「うわーーーーーーでやんす!」 パワポケの体力とやる気が全回復した! ラッキー! パワポケの選手能力が大幅に強化された。 『牽制〇』が身に付いた! 『打球反応〇』が身に付いた! その後パワポケは試合に勝ち進んでいった... 輝は良い大人になるために鬼鮫に聞くと突如襲われてしまう。 次の朝、まるで別人になったかのように輝はすねた性格になった。 その後、ホッパーズは試合に勝ち続け、首位になった。 10月1週 ペナントの行方はもつれにもつれ、最終戦の試合に勝てば優勝という状況になった。 大地監督「いいか、みんな。今日勝てば優勝だ。」 みんな「(おーっ!)」 大地監督「正直、ここまで来れただけでもみんなよくがんばったと思う。 だが、ここまで来たのならあと1試合だけ全力を尽くそう。 そして、笑ってシーズンを終わろうじゃないか。」 みんな「(おーーっ!)」 パワポケたちは優勝決定戦に勝利した! リーグ優勝後 パワポケ「やったー、優勝だー!!」 「うぉおおおおお!! ホッパーズばんざぁい! こんなチーム、解散しねえよな? なっ、なっ?!」 イワノフ「会長、ホッパーズが。」 大神会長「うむ、優勝したそうだな。」 イワノフ「いかがいたします?」 大神会長「当然、混乱は避ける。」 イワノフ「つまり、予定通り解散...」 大神会長「お前は、何を言っとる。ホッパーズは存続だ。」 イワノフ「それだと、ホッパーズ解散で来シーズンの予定を組んでる球界に混乱がおきますが...」 大神会長「知ったことか。我がグループのイメージダウンに比べれば、どうということはない。」 次の週 (ホッパーズ解散中止! ファンの喜びの声!!) 湯田「いやあ、無事に存続が決まって、なんだか浮かれ気分でやんすね。」 芽舘「おいおい、そんなことじゃダメだよ。まだ日本一をかけた試合が残ってるんだからな。」 パワポケ「(そうか。日本シリーズか。しかし...最近、サイボーグ同盟がおとなしいのが気になる。)」 練習後 湯田「パワポケくん、聞いたでやんすか? オイラたち優勝したから、会長が優勝パーティーを開いてくれるでやんす。」 パワポケ「パーティーだって? それなら試合の直後に、散々バカ騒ぎしたじゃないか。」 湯田「今度、オイラたちはお客様でやんす。 大神グループの偉い人たちへのおひろめだそうでやんす。」 パワポケ「ああ、なるほどね。堅苦しいパーティーになりそうだ。」 湯田「オイラは食い物が楽しみでやんす。今から断食して準備するでやんす!」 (タタタタタッ...) パワポケ「ふうん、パーティーねえ? どれどれ、新聞で確認するか。......ふーん? 大神グループに属する企業の社長・会長クラスが一同に集まるんだな。 サイボーグ選手なら......体の中に爆弾を隠し持てるな。 パーティー会場で爆発させれば、大神グループに致命的打撃を与えられるじゃないか?! こうなったら、まだ確証はないけどパーティーまでにサイボーグ選手を見つけ出した方がいいな。 でも、うちのチームにサイボーグがいるとしたら、誰だろう? ...うーん...石中さんだろう。」 (そして...) 石中「あれ、遊びに来たのか?」 パワポケ「いえ、今日は別の用件です。石中さんは、サイボーグ同盟の一員ですね。」 石中「おいおい、なんだよいきなり。」 パワポケ「とぼけないでください。 なら、この部屋を調べてみましょうか? いや、調べる必要はありませんね。 大事なのは、この、そこら中にある計測機器なんですから。」 石中「何を言ってるのか、さっぱりだよ。」 パワポケ「サイボーグ同盟のサイボーグが どうしてホッパーズに選手として潜り込む必要があったのか。 それは...球場の地下にある地下工場を調べるためでしょう?」 石中「.........」 パワポケ「球場のすぐそばにありますから。 この寮からだって地下の状態ぐらいはわかるんですよ。そのための震波測定器だ。 でも、球場にあるはずの出入り口や警備状況、管理センターを探すためには... 一軍選手として、球場に自由に出入りできる必要があった。」 石中「...失礼だな。オレは実力で一軍に上がったんだぜ?」 パワポケ「ええ。でも、テロでバスが爆破されなければ、もっと時間がかかったかもしれません。」 石中「..................信じてもらえないかもしれないが俺はアレには反対したんだぜ。 だが、投手だと専属のトレーナーがつくからバレやすい。 一方、野手だとベテランを抜くのが難しいのも事実だったからな。」 パワポケ「! するとやはり!?」 石中「ああ、キミの推理は正しい。 オレはサイボーグ同盟のリーダー、石中 学(いしなか まなぶ)だ。」 パワポケ「しかもリーダーだったのか! ...石中、逮捕するぞ。」 石中「見逃してくれないかな? とっておきの情報を教えてあげるんだが。」 パワポケ「ふーん? じゃあ、一応その情報とやらを聞かせてもらおうか。」 石中「CCRは政府の機関じゃない。大神グループの非合法組織だ。」 パワポケ「..................ハァ?」 石中「CCRというのは、実によくできたトリックなんだ。 政府の秘密機関となれば、真偽を確認する方法がほぼ存在しない。 国家の安全のためと言えば、口止めするのも簡単だ。 政府関係者だって、自分が知らされていないだけかもしれないと考えるさ。 そして、その装備とコネと人員を見れば誰だって本当だと信じてしまう。」 パワポケ「おいおい、警察だって俺たちに協力してるんだぞ。」 石中「警察の幹部の中に大神グループの協力者がいるんだ。 彼らが保証すれば、警察官も信用して協力する。」 パワポケ「......装備は?」 石中「大神グループの中には、軍や警察向けの装備を作っている会社がある。 その試作品の分を回してるんだ。」 パワポケ「...なかなかつじつまがあってきたようだな。 だが、お前の言ってる事がでたらめじゃない証拠でもあるのか?」 石中「あるとも。俺たちはアンドロイドなんだ。」 パワポケ「? それは知ってるが...」 石中「つまり、作られた人間だから絶対に普通の人間には戻れない。」 パワポケ「.........!! ちょっと待て。じゃあ、俺が捕まえた連中は?」 石中「とっくに処分されてるか、大神の研究所に逆戻りだろう。」 パワポケ「...ま、待て。たとえそうだとしてもCCRが政府機関じゃない理由にはならないぞ。」 石中「じゃあ、どうしてCCRは存在が秘密なんだ? 処分するしかない危険なアンドロイドなら、国民に注意を呼びかけた方がいいじゃないか。」 パワポケ「...信じられない。だが、言われてみればこれまでおかしなことも多かった。」 石中「CCRは俺たち脱走アンドロイドを処分するための組織さ。 だから、処分される前に大神グループを攻撃するか、地下工場を破壊しようとしたんだ。」 パワポケ「山形のロボット軍団はそのための兵隊が。」 石中「それは君の活躍でダメになった。だから、代わりにCCRをつぶすのに協力して欲しい。」 パワポケ「なんだって?!」 石中「まあ、落ち着いて聞いてくれ。 武装した非合法な組織が、一企業の利益のために活動してるんだぜ? よっぽど俺たちアンドロイドより危険じゃないか。 それに、すでにその強引な捜査であちこちに被害が出てるんだろ?」 パワポケ「......」 石中「それに、何も暴力的にやろうってんじゃないんだ。 お前の知り合いにこの話をして活動停止に追い込めばいいんだ。どうだい、平和的だろ?」 ここでB 「石中を倒す」を選びましょう。 パワポケ「いや、お前の口車には乗らないぞ! CCRの真実がどうであれ、君たちが危険なテロ集団である事実に変わりはない。」 石中「...............それがキミの結論か。残念だよ。」 (ガシャーン!) パワポケ「あっ、待て!」 (そして...) パワポケ「はぁはぁはぁ...ようやく追い詰めたぞ。」 石中「いや、誘い込んだんだよ。ここなら邪魔も入らないだろう?」 パワポケ「.........なるほど。」 石中「まったく残念だよ。日本シリーズを目前にして、ウチは優秀な投手を失うんだからな!」 ミニゲーム ばんばんど~ん! BGM パワポケ・ハンター 操作方法 移動 Lスティック Rスティック 倒した方向に弾を発射 ヒント 石中はミサイルやV字のように弾を撃って攻撃してくる! 壁に隠れながら相手の攻撃のスキを見極めろ! 弾が少なくなったら落ちているのを拾え! 体力制のミニゲーム 相手の体力0で勝利! 石中「行くぞ! オレのパワーバトルに驚け!」 パワポケ「行くぞ、石中!!」 (ドガン! ドガン! ドガン!) 石中「そらそらそらぁっ!!」 パワポケ「くっ...!」 (パンパンパン!) 石中「ぐはっ!」 パワポケは石中がひるんでいる隙に弾を拾いに行った。 石中「死ねえぇパワポケェ!!」 (ドガンドガンドガン!!) パワポケ「甘いぞ、石中! これで最後だっ!!」 (バン! バン! バン!) 石中「こ、このオレがぁ...! ぐふっ...!」 VICTORY ばんばんど~ん!クリア後 石中「ぐっ...がはっ!」 パワポケ「勝負あったな。」 石中「ふ、ふふふ...残念だ。せめて日本シリーズが終わってからバレればよかったのにな。」 パワポケ「どうしてホッパーズ、いや地下工場にこだわった?」 石中「落ち着かないじゃないか。自分を生み出した工場が、この世に...あるんだぞ? たとえ逃げ出したって...あの工場があるかぎり、オレたちは人間じゃないんだ。」 パワポケ「......どうして事実を公表しなかったんだ? 大神の力は強くとも、守ってくれる人も多かっただろうし、 まさにそれこそが、大神の恐れていたことなんじゃなかったのか!」 石中「みんな普通に生きたかっただけさ。実験台も、特別扱いはゴメンでね。 それに..プロ野球の選手にも...なれないじゃないか。はは、そんなもったい...ない...」 (ドサッ!) パワポケ「............」 10月4週 パワポケ「さあ、日本シリーズだ。」 湯田「今日勝てば日本一でやんす。」 パワポケ「プロ野球の頂点か。...こんな日が来るとはな。」 湯田「まったく、去年まで弱小チームだったでやんすからね。」 パワポケ「(俺個人の場合は、もっと事情が複雑だけどな。) ここまで来たら、日本一になってやる!」 湯田「なってやるでやんす!」 日本シリーズ ホッパーズは上手く3点以上取って1点逆転した。そして、9回表... 9回裏 ホッパーズ 後攻 4-3 先攻 ソフトバンク ストライク 0 アウト 2 パワポケ「行くぞ!」 (ビュッ!) (ストライク!) パワポケ「ストライクからボールぎりぎりのカーブで!」 (ビュッ!) (ストライク!) パワポケ「そして...これが俺の最後のストレートだーーーーーーっ!!」 (ビュン!!) (バシィッ!!) (ストライク! バッターアウト! パワポケ、完投勝利だー!) 日本シリーズに勝利後 パワポケ「やったー、日本一だー!!」 「うぉおおおおお! 7年ぶり3度目の日本一だ~! そういえば、13年前に解散の話が出たときも日本一になったな。 なら、毎年解散の話が出てもいいぞ!」 ついに日本一になったホッパーズ。 しかし、CCRの真相はまだつかめていないままだ。 続く 目次へ 次へ 前へ
https://w.atwiki.jp/ysdtank-2nd/pages/89.html
指揮とはなにか?千戦以上指揮をしてきて出したひとつの結論ですが、いかに局地的な数の優位を作るか?だと思います。 誰が指揮しても誰を指揮してもある一定の成果を出すため、基本的な指揮の流れを書いていきたいと思います。 ゲーム開始前30秒に言うこと・・・集合場所のみ。(LTに指示なんか全く必要ありませんLTは各々の判断で動けなければダメ、私の指揮のときにちょくちょく細かい指示出してるので大まかな動きは各LT把握してるはず。初めてLT乗るからわかりませんなんて人は今までいったい何を聞いてたの?TC初めて間もない人は聞いてください) 集合後敵見つけるまで・・・・・・・・ひま、あえて言うならLT頑張ってねー位。ここで敵が見えても居ないのにいろいろ考えるからテンパル。 敵大体把握・・・・・・・・・・・・・・・・・突撃!!! 後はバックベースに気をつけるだけ。ルート指定とか大体でいい、特に変わった作戦立てる時以外前線に任せとけばOK。むしろ細かく指定してもらえなければ動けないようでは話になりません。 TCの勝敗において指揮官が負うべき責任は、突撃の場所とタイミング・バックベースのタイミング、この2点。 これが普通に出来て負けたんならそれは前線の責任。 指揮官は俺の指揮で負けたんなら前線の錬度が足りない!位の気持ちでいるほうが指揮されてる側も安心。 NGわーど『どうすりゃいいんだろう??・?・・・・・・??』 先ずはこれをクリアしてください。TC程度のレベルならこれで十分7割は硬い。 これで勝てない相手は某サイヤ人とMPのブルーオアパープルあとはIAF最近ではDPS。この4クランだけあとは雑魚。 基本TCの相手は雑魚、刈られるために居る存在くらいに構えてればOK。YSD-T全盛期これらの強敵以外との戦闘で私が出していた指示は はじめにマップをポンってやってここで殺して来い。だけ。これで8割勝てる。 防衛戦ですらつっこましてたからなぁ・・・ 先月までに入った人だけのTCなら7割勝てます。新しい人が慣れるのに一ヶ月くらいかかるのでここは我慢。来月には爆勝街道間違いなし。
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/318.html
あらすじ ついにホワイトファルコンズを倒し、世界大会優勝を果たしたパワポケたち。 しかし、カタストロフという大いなる闇がもう目前に迫ってきている...! パワポケはブラックホールズとの試合の前にさやかに弱体化の超能力をかけられてしまう! そしてさやかにかけられた超能力のせいで力を発揮できず、一方的にやられてしまうフィンチーズたち。 その上にパワポケに負けるように訴えるさやかの力が ブラックホールズをさらにパワーアップさせ、フィンチーズを弱らせていく... そして同時にさやかがパワポケに史上最悪のハンデを与えたことにより、心が闇に蝕まれていく... このままでは試合に惨敗して具現化が固定されてしまう...と思われたその時、奇跡が起きた! これにより、パワポケはブラックホールズの撃破に成功。 だが、さやかがこれで一緒にいられなくなるといい、ついに心の闇に乗っ取られてしまう...!? BGM なにか..いる... (野球に続いてバスケの決勝戦も終わりました! マナが水準値を突破しました! ...ゲートが開きます。) ジオット「ここで一緒に見て行くかい? フィクションが現実にとってかわるまさに、世紀の瞬間だ。」 レッド「カタストロフとは、世界中の具現化の確率をはね上げることだったんだな。」 ジオット「そうだ! この先の世界では誰も、 くだらない現実でガマンしなくていいんだ。何かを願う、ただそれだけでいい。」 (スタジアム) (ピシ) パワポケ「ん?」 タロウ「なに? 今なにかおかしな音が聞こえなかった?」 BGM カタストロフ (その音は世界中のあらゆる人間が耳にした。そしてこれが、 世界中を大混乱におとしいれた魔の3時間の始まりだった。) (ぐにゃああああああ...) パワポケ「グラウンドの上がなんかおかしいぞ!」 ハンナ「なに...あれ? ブラックホール?」 リョウ「穴から誰か出てきたぞ!」 ヒカル「ユニフォームを...着ている?」 ブラックホールから選手たちが現れた! 「............」 パワポケ「あれ? オレ、なんだかあの連中...見たことがあるぞ。」 タロウ「うん、ボクも。」 リョウ「おいおい、あきらかに人間じゃないのが混じってるのにか? 髪の色とか体型とか、ありえないぞ!」 ハンナ「あー、わかったあ! あれは全員、マンガの登場人物だよ!」 パワポケ「え?」 グシ「パワポケ! 翔だ! 翔がいる! やばい! ビッグバンストレートが、生で見れるかも!」 ジオット「スタジアムには架空の人物で構成されたチームが出現したようだね。」 (東京には巨大なトカゲの怪物、アリゾナには宇宙人、モスクワには吸血鬼が出現したようです。 その他、世界各地でモンスターの目撃情報が続いています!) レッド「...人間の想像するものなんて良いものばかりじゃない。 いいや、不安や恐怖こそ形になりやすいものなんだ。いま世界中で起こっていることを見てみろ! ありえない怪物や魔物たちがいくらでも出現することになる。世界中が戦場になるんだぞ!」 ジオット「別にかまわないだろ? 弱いやつなんてみんな死ねばいい。 生き残る人間は、本当に強い者だけでいいんだ。豊かな家族や国に生まれただけでクズが幸福な人生を送り、 そうじゃない子供は、空腹や寒さでふるえているような世界こそがそもそもまちがいなんだ。 幸福とは、その人間の能力だけで得られるべきなんだ!」 レッド「弱い者には生きている価値がないというのか?」 ジオット「まさに、そのとおり!」 レッド「たとえば...キミの妹さんのように?」 ジオット「.....................................................それは強い者が守るんだ。」 レッド「ならば、私も弱い者を守ろう。 お前のせいで世界中で危険にさらされている弱い者を守るため ここでお前を倒す!」 ジオット「やってみろ、スーパーヒーロー。この世界には、変化が必要なんだ。...装着。」 (カッ) ジオット「さあ...始めようか。」 「.........」 パワポケ「さて、どうする? むこうはお待ちかねのようだぞ。」 外藤「まさか、あの連中と試合をするつもりやないやろな?」 リョウ「それは逆だろ、カントク。むしろ試合をしないでどうすんだよ。」 タロウ「ボク、試合をしてみたい! 勝った方が本当の世界一なんだ。」 ハンナ「ここまであからさまに挑戦されているのに、逃げ出せねーよ。」 ヒカル「そうだね。マンガだか何だか知らないけど フィンチーズの強さを、思い知らせてあげないとね。」 ムキオ「...勝負...する...絶対...勝つ...」 タケル「おれも賛成。さすがに父さんも、こんなのと戦ったことはないだろうし。」 外藤「はぁ~、どう考えても試合するしかないわなあ。もうええ、勝手にせえ!」 パワポケ「よし、カントクのお許しが出たぞ。 みんな、着かれているだろうがもう一試合だ! 全力で行くぞ!!」 ピンク(?)「アメリカの宇宙人、東京の怪獣、ヨーロッパの吸血鬼、アフリカの巨人、 南アメリカの怪鳥、インドの怪物。世界中で異変が起こっている。 われわれも可能な限りこれに対応し、一人でも多くの人を救おう。」 グントラム「ああ、そりゃ別にかまわねえがどうやってそこまで行くんだ? ドリームマシンをつぶすために世界中の戦力がここに集まってる。 ここから近いのはアメリカに来ている宇宙人ってことになるが...」 (ざわざわざわ) 「おれたちはイギリスから来ている。故郷を守る方を優先したい。」 「そこへの移動の時間がムダになる! 全員でアメリカをまず守るべきだ。」 (ざわざわざわ) ホンフー「その点でしたら、私がお手伝いできるかと思いますね。」 和那「ホンフー!?」 ホンフー「ドゥームチェンジ・ワームホール。世界中につながる穴をあけて みなさんを必要な場所へ送り込むことができます。」 (そいつはジオット側の人間だぞ!) (おかしな場所に送り込まれるかもしれない!) 和那「...ウチは信じる。今は1分1秒でも大事や。それで助かる人数が変わるからな。」 ホンフー「ただし、送るのは私よりも大きすぎない人に限りますよ。 ワームホールの能力はあくまでも私の体にしか穴を開けられないので。」 和那「ウチの能力は、相手の大きさに関係なく攻撃ができる。東京の怪獣はウチの担当やな。」 ホンフー「周囲に被害の出ないようにできます?」 和那「ヒーローをなめんな。」 (スッ) グントラム「吸血鬼も面白そうだが、オレはインドがいいな。映像で見る限り、オレ向きの相手だ。」 ホンフー「よい狩りを。」 (スッ) TX-110「システム」A「ワレワレハ、大キスギテオマエノ穴ハ通レナイ。」 TX-110「システム」B「ココデ宇宙人トノ戦イニ、ムカウ。」 ホンフー「どうぞ、お好きなように。」 ピンク(?)「あんた自身はどこに行く気だ?」 ホンフー「みなさんを送った後で、ヨーロッパに。 おそらくあそこの連中が最強でしょう。正直、楽しみです♪」 ピンク(?)「...なるほどな。しかし、自分でそのワームホールは利用できないのだろう?」 ホンフー「ダークスピアの能力で行くつもりですが 先に何人かに行ってもらわないと被害が大きくなるかもしれませんね。」 ジナイダ「ジナイダが行こう。」 ホンフー「腕だけでだいじょうぶですか?」 ジナイダ「もちろん戦力としては心もとない。早くオマエがくるのだ、戦友。」 ピンク(?)「しょうがない、オレも一緒に行く。 ただし、ホンフー! これが全部終わったら一発でいいから殴らせろ。」 ホンフー「いいですよ、ただし おたがいが生き残れば、ですがね。」 シズヤ「さやか、ついに時がきたぞ!」 さやか「う、うん! おにいちゃん、待って!」 パワポケ「さ、さやか、どうしたの? 今は早くあの連中を倒さないと!」 さやか「お願い、おにいちゃん! この試合だけ、負けて欲しいの!」 パワポケ「ええっ、どうして!?」 シズヤ「この異変はそなたの魔球から始まったといっても過言ではない。 すなわち、あれこそ具現化の核。あれにそなたが負ければ、具現化はこの世界に固定される。 逆にそなたがあれを倒してしまえば、全ての具現化は失われてしまうのだ。」 パワポケ「それって、オレたちが負けると具現化... カタストロフは止まらないってこと? だったら余計に勝たないと!」 さやか「それじゃダメなの! だって、具現化がなくなったら、 おにいちゃん、もうまきゅう投げられなくなっちゃう! ...敵もいなくなって、わたしがおにいちゃんと一緒にいられなくなっちゃうから...」 パワポケ「さやか...最近ようすがヘンだと思ったら、それでシズヤさんと一緒に何かしてたのか。」 さやか「うん...隠しててごめんね。」 パワポケ「でもカタストロフの世界って、あんな連中がいつもいるってことだろ? 本当にそんな世界にしてだいじょうぶなのかな...」 さやか「それでも、わたしはおにいちゃんとずっと一緒にいたいの! お願い、おにいちゃん! 後のことはふたりでがんばったらきっとなんとかなるから!」 BGM 異常事態発生!!(デジモンアドベンチャー) 原曲 パワポケ「......それはできない。野球をする以上、オレはいつでも勝つことを目指すよ。」 さやか「うう、そ、そんな...」 パワポケ「...そんな顔しないで、だいじょうぶだよさやか。 もし敵が出てこなくなっても、力がなくなったとしても、オレたちは何も変わらないから。 約束しただろ? さやかのこと、ゼッタイ守るって。...これからもずっと一緒だから。」 さやか「お、おにいちゃん.........そんなこと言ってもわたし、知ってるんだから。」 パワポケ「えっ?」 さやか「おにいちゃんがわたしに隠れてそこの女の子といろいろしてたの。」 パワポケ「ど、どうしてそれを?」 さやか「シズヤさんが教えてくれたんだ。おにいちゃんがわたしをのけものにして、 世界をほろぼす機械を壊したことだって全部 知ってるんだから!」 パワポケ「そ、それはシズヤさんに止められてたし、さやかを危ない目にあわせたくなかったから! それに、言おうとしたのになぜか言えなかったんだ!」 さやか「そんなのウソ! おにいちゃんもお父さんと同じなんだ! わたしをおいて、どこかにいっちゃうんだ!」 パワポケ「そ、そんな! オレはそんなことしないよ!」 さやか「...うん。ほんとはわかってるんだ。 もし力がなくなっても、これからもわたしのこと、 ずっと大切にしてくれるって。おにいちゃんやさしいもんね。」 パワポケ「うん、そうだよ。だから...」 さやか「でも、それだけじゃダメなの。」 パワポケ「えっ?」 さやか「おにいちゃんが中学にいっちゃったら、もう同じ学校には通えない。 ...おにいちゃんと一緒にいられる時間はほとんどなくなっちゃう。」 パワポケ「...」 さやか「それにもしそうなった時、他に困ってる人がいたら、 おにいちゃん、その人の所にいっちゃうでしょ? おにいちゃんやさしいもんね。」 パワポケ「それは...それでもオレは!」 さやか「フツウの世界に戻ったら、もう おにいちゃんの一番にはなれない。 わたし、そんなのイヤ。だから、わたしは、ずっとおにいちゃんと一緒にいられる世界を作るの! おにいちゃんはわたしだけのおにいちゃんなんだから!」 パワポケ「さ、さやか...」 さやか「だからおにいちゃん! わたしのお願い、聞いてよ!」 さやかの目の色が赤く光り... さやか(ダークマスター憑依)「戦う気力を全て失い、 そして多数のマイナス特殊能力で苦しみ、絶望しながら死ね! パワポケ!!」 パワポケ「なにをするんださやか!?」 シズヤ「パワポケ! ダークマスターに乗っ取られたさやかは精神攻撃をしかけてくる!」 パワポケ「精神攻撃!?」 (ぐにゃり) パワポケ「うわーーーっ!」 パワポケは超不幸になってしまった! 体力とやる気とガッツとスタミナとパワーが0になってしまった! 球速とコントロールが80になってしまった! 弾道とミートカーソルと走力と肩力と守備力と耐エラーが1になってしまった! 覚えたすべての変化球が消された! すべてのプラス特殊能力が消された! すべてのマイナス特殊能力が身に付いた! 「鉄腕」が無くなった! さやか(ダークマスター憑依)「たとえ死ななくとも、 貴様の脳や精神は果たしてどうかな。クククククッ」 パワポケ「くっ...しまった、力が入らない...」 シズヤ「パワポケ、大丈夫か!? どうやらそなたはさやかの術中にはまったようだ。」 リョウ「お、おいパワポケ! だいじょうぶなのか!?」 パワポケ「だ、だいじょうぶ...だ...いけない、みんな持ちこたえてくれよ!」 さやか(ダークマスター憑依)「フハハハハ! フィンチーズよ、確かにお前達の力は世界大会を制覇しただけのことはある。 だが、戦いの行方を決めるのは戦術であり、頭脳だ! さあ! 覚めない悪夢の中で気力を失われ、死んでゆくがいい!!」 さやか「ごめんね、おにいちゃん。後でちゃんと治すから、ちょっとだけガマンしてね。」 パワポケ「くっ、さやか...さやか、ごめん。オレ、おにいちゃん失格だよな。 さやかの気持ちをわかってあげられなくて。だけど、見ててよさやか。」 さやか「...おにいちゃん?」 パワポケ「やっぱりオレは野球で負けるわけにはいかないんだ。オレはさやかのおにいちゃんだから。 君のおにいちゃんはこれくらいでゼッタイ負けたりはしないから!」 BGM 黒い影(デジモンアドベンチャー) 原曲 さやか「おにいちゃん...」 (フッフッフッフッフッ...) さやか「うっ...!?」 シズヤ「さやか! どうしたのだ!?」 さやか「だ、だいじょうぶ...」 (フッフッフッフッフッ、ハッハッハッハッハッ...もうお前は逃げられない...闇の世界から...) さやか「え...!?」 シズヤ「さやか、どうしたのだ?」 (自分の足元をよく見てみろ。) さやか「...?」 さやかが自分の足元を見てみると、辺り一面に闇の世界が広がっていた...! さやか「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」 シズヤ「さやか! 大丈夫か、さやか!?」 さやか「......おにいちゃん、この試合だけはゼッタイに負けて...! わたしはおにいちゃんと一緒にいられる世界が欲しいの...!!」 BGM 死闘(デジモンアドベンチャー) 原曲 ブラックホールズとの試合... (さあ、試合は終盤。フィンチーズ、世界王者の意地を見せる事は出来るでしょうか!?) パワポケはさやかにかけられた超能力のせいで思うように力が発揮できない。 (7回表 6-0 守備) さやか(ダークマスター憑依)「クックック、フィンチーズの選手どもの力を奪い、 ブラックホールズの選手どもをさらにパワーアップだ! 絶望しながら死ね! フィンチーズども!!」 さやかの超能力により、ブラックホールズの選手全員がパワーアップ! そしてフィンチーズの選手全員は気力と能力が低下した! パワポケ「なんだ!? なんかおかしいぞ。今、体が自由にならなかった。」 リョウ「俺もだ。軽い金縛りにあったみたいだ。」 タロウ「まさかあいつら、なんか新しい術を!?」 パワポケ「くそぉっ、体が重い。」 ヒカル「...まさか...この空間が何かを...?」 ムキオ「...状況は......不利......」 ハンナ「ああ...どうやらオレたちの気力が低下しているようだぜ。」 パワポケ「くっそぉっ!! またかよッ!?」 さやか(ダークマスター憑依)「ククククッ」 パワポケ「くっ...こうなったら! パワポケファイナル!!」 ブラックホールズの魔打法に対し、パワポケはパワポケファイナルを放った! (カッキーン!) (ホームラン! ブラックホールズ、打線爆発です!) さやか(ダークマスター憑依)「ふははははは!! もはやそんな魔球など、 我が力によって高められたブラックホールズには効かぬぞ!!」 パワポケ「そ、そんな...!?」 ヒカル「まずいよパワポケ! パワポケファイナルが効かないよ。」 そして、さやかが元の人格に戻ったその瞬間...! BGM 黒い影(デジモンアドベンチャー) 原曲 (フッハッハッハッハッ...) ヒカル「この声は...!?」 (ハッハッハッハッハッ...) シズヤ「さやか! しっかりするのだ、さやか!」 さやか「......こわくない...暗黒の力などおそろしいものじゃない...! わたしはおにいちゃんと一緒にいられる世界を作りたいの...! 闇の力だって、わたしとおにいちゃんの世界のためにあるんだもの...!!」 シズヤ「やっぱり...さやかが試合前にパワポケに超不幸になる超能力をかけようとした時、 もっと強く止めればよかったのだ...さやかを支えてあげられるのは私しかいないのに...」 ヒカル「闇の力を利用しようとして、逆に利用されたんだあの子は...」 シズヤ「パワポケ! さやか! どうすればよいのだ... このままではパワポケは...誰か...パワポケを...さやかを...二人を助けてくれ...」 さやか(ダークマスター憑依)「なにをごちゃごちゃ言っている? おとなしくだまっていろ。」 シズヤ「うっ!? あああああああっ!! ぐうぅっ!」 さやか(ダークマスター憑依)「はははははははっ!!」 パワポケは超能力のせいで気力を吸い取られ、どんどんホームランを打たれてしまい、 そして7回裏...フィンチーズの打者も超能力の影響で力が出せす三振に仕留められてしまう... さやか(ダークマスター憑依)「ほう、まだ抵抗するか。 ならば、手短に終わらせるとしよう...お前達のちっぽけな脳を破壊してな!」 リョウ「うああああっ!」 ハンナ「く...! 恐怖や怒り...悲しみが...脳に直接...流れ込んでくる...!」 ヒカル「くうう...! うああっ!!」 パワポケ「うおおおおあああっ!!」 ?「...おにいちゃん...おにいちゃん......」 パワポケ「オ...オレを呼ぶのは...誰...だ...?」 ?「おにいちゃん...わたしと一緒にいて...そうすればこの苦しみからも解放されるよ...」 パワポケ「こ...この声...は...!?」 ?「おにいちゃん、わたしと来て。」 パワポケ「これは夢だ...! ダークマスターの見せた悪夢なんだ...!」 ?「そうだとしても、それはおにいちゃんの心の底から湧き上がるもの... おにいちゃんの心は、今でもわたしを求めているのよ。」 パワポケ「違う...! そんなことはない...!!」 さやか「おにいちゃん。おにいちゃんの苦しみを救えるのはわたしだけ。 さあ、わたしと来て。痛みと苦しみをともなう誇りなんて捨てて、優しい悪夢の淵へと...」 パワポケ「あ...あああ...!」 ?「目を覚まして、パワポケ!!」 パワポケ「!」 ?「ここで奴の言いなりになってしまったらパワポケはパワポケでなくなってしまう! そんなのをボクはパワポケだと認めないよ!!」 パワポケ「だけど...!」 ?「怒るんだ、パワポケ! ボクたちはフィンチーズだ! 野性を縛る理性はいらない!! 負けるな! パワポケの怒りをブラックホールズにぶつけるんだ!!」 パワポケ「オレの怒り...!」 ?「そうだよ、パワポケ! ボクたちに必要なのは涙じゃない! 敵を焼き尽くす怒りの炎だ!!」 パワポケ「怒り...怒りの炎...!」 パワポケ「怒り...! そうだ、怒りだ!!」 リョウ「パ、パワポケ...?」 ハンナ「ま、まさか、敵の思念波に!?」 パワポケ「何言ってるんだ! お前らこそしっかりしなよ! オレ達は世界最強のフィンチーズだよ! 野性を縛る理性はいらないんだ!」 リョウ「パワポケ...!?」 パワポケ「だらしないぞ、リョウ! ハンナ! ヒカル! さっきの言葉は嘘だったのか!? 絶対に負けないっていう言葉は!」 ハンナ「何っ!?」 パワポケ「そうだ! その怒りだ! オレ達に必要なのは涙じゃない! 敵を焼き尽くす怒りの炎だ!!」 BGM brave heart(デジモンアドベンチャー) 原曲 マスターリングとマスタークラウンが光り出した!! マスタークラウン「まだあきらめるでないぞ! パワポケ!!」 パワポケ「マ、マスタークラウン...?」 マスタークラウン「お前にはまだ希望がある...たとえ、どんな絶望的な状況であっても、 進むべき未来の光を見失ってはいかん。パワポケ、立つのだ!!」 シズヤ「試合前にそなたを苦しめたばっかりに、さやかは手の届かない所に行ってしまいそうな気がするのだ。 試合に勝たなければ取り返しのつかないことになる。頼む...! この試合に勝ってさやかを助けてくれ!」 パワポケ「...うん!!」 マスタークラウン「パワポケよ、もうひとふんばりだ。みんながおぬしを応援しておる。 力をもらってがんばるのだ! マスタークラウンとマスターリングの力で天月紗矢香がおぬしにかけた超能力を祓うのだ!」 パワポケ「ああ!」 (ピカーン!) 七色の光がパワポケのまわりを包み込んだ。 パワポケ「怒り...怒りの炎...! そうだ...オレには野生を縛る理性はいらない! こんな所でオレたちは負けるわけにはいかない...! オレには...オレたちには倒さなきゃならない敵がいるんだ! うおおおっ! やぁってやるぜぇぇぇぇっ!!」 マスタークラウンとマスターリングの力とパワポケの怒りの炎でさやかにかけられた超能力を祓いのけた! 体力とやる気とガッツが全回復した! パワポケは失った選手能力を取り戻した! すべてのマイナス特殊能力が消え去った! すべてのプラス特殊能力が身に付いた! パワポケは「鉄腕」を取り戻した! パワポケはガッツが無限になり、魔球のきょじゅうだん・魔打法のきょじゅうざんを使えるようになった!! レベル5の無属性で、パワポケのみ魔球・魔法打ともに使用できます。 成功すると相手チームのガッツを大きく削る上にプラス特殊能力と超特殊能力を無効化することができます。 さやか(ダークマスター憑依)「何っ!? 精神波を自力で打ち破っただと!?」 ヒカル「みんな! パワポケに続くんだ! 強い意志を持てば、あの攻撃を避けられる!!」 リョウ「オレは自分に誓った...! 必ずこの試合に勝ち、世界一になると!」 コウキ「お父さん..見てて! お父さんが愛した野球を...僕は絶対に守ってみせる...!」 ハンナ「野球にかけたオレの青春...そのすべてをささげてオレは野球を守るんだ!」 タケル「見ててくれ、父さん! おれは世界一を目指して戦う!」 タロウ「この身体...たとえ壊れようと必ず地球は守って見せる! それがボクの勇気だ!!」 パワポケの熱い怒りの炎により、ブラックホールズの選手全員のパワーアップがかき消された! フィンチーズの選手全員は気力と能力が上がった! さやか(ダークマスター憑依)「馬鹿な...! 人間の精神力がこれほどのものとは?」 パワポケ「覚悟しろ、ダークマスター! オレたちをもてあそんだ礼、この試合でたっぷりしてやる! そして、さやか真ルートの最後の試合で散っていったプレイヤーたちの分もな!!」 さやか(ダークマスター憑依)「ぬう...」 パワポケたちの絶対にあきらめない熱い心。それは奇跡のような進化でもない... 昇る朝日のように美しく、世界を、明るく照らし出すような... 熱い怒りの炎により力を取り戻したフィンチーズは、 魔球と魔打法でブラックホールズを圧倒し、ついに5点差をつめた! さやか(ダークマスター憑依)「な、なんだ! こやつらの精神エネルギーは!?」 ヒカル「ボクたちの野生を甘く見ないでよね!」 リョウ「後でぶっ倒れようがかまわねえ! 全エネルギーを燃やし尽くせ、パワポケ!!」 ハンナ「野郎、よくもオレたちの心を玩具にしてくれやがったな!」 パワポケ「覚悟しやがれ、ダークマスター! やあああってやるぜっ!!!」 そして、連続ヒットが決まり、満塁状態となった! (7回裏 6-2 攻撃 満塁 ノーアウト) ブラックホールズ戦 ルール 自分 ガッツが無限 ヒント プレイヤーのガッツが無限! 魔打法と魔球を使って相手チームを圧倒しろ! いきなりこちらの攻撃で満塁状態! 一気に逆転しろ! 超特殊能力を持った相手選手が登場! パワポケ「きょじゅうざん!! やぁっっやるぜっ!!!」 パワポケの魔打法! きょじゅうざん! (ホームランだ! パワポケ、同点ホームラン!! フィンチーズ、打線爆発です!!) ブラックホールズの選手全員はガッツが下がった! ブラックホールズの選手全員にはプラス特殊能力と超特殊能力が効かなくなった! さやか(ダークマスター憑依)「ば、馬鹿な! 私の力が負けるなどそ、そんなことは...!」 ヒカル「悪意を操る者め、消えろ!」 パワポケ「オレ達はフィンチーズ世界王者だ! お前の思い通りになるような理性なんざ最初っから持っちゃいない!」 さやか(ダークマスター憑依)「うおおおおっ!!」 さやかの超能力の不可思議時空が完全に消えた!! リョウ「頭痛が治った...! 身体も自由に動くぞ!」 ハンナ「これでハンデ無しで戦えるぜ!」 マスタークラウン「パワポケよ! これを機に一気に攻勢に出るのだ!」 BGM なし そして、いよいよ最終回... (9回表 6-6 守備) パワポケ「くっ!」 (打ったー! シノビ、ツーベースヒット!) さやか(ダークマスター憑依)「ははは、いいぞ! 叩き潰せ! ブラックホールズよ!!」 シズヤ「がんばるのだ、パワポケ!」 さやか(ダークマスター憑依)「なにぃっ!?」 闇人格のさやかはシズヤに向かって波動弾を放った! シズヤ「あぁっ...!?」 BGM 友情 ~ 闘いのテーマ(デジモンアドベンチャー) 原曲 シズヤ「さやかは、まだわからぬのか...? 初めてパワポケと出会ったそなたはそんなものではなかった。 パワポケと特訓したり、一緒に映画を観に行ったり、普通の優しいさやかだったのだ! そなたがダークマスターに乗っ取られ、ブラックホールズとの試合でパワポケにひどいことしても、 いつかは心優しきさやかに戻ってくれると信じていた。そう信じてついてきたのだ!」 シズヤのその強い心がパワポケの体に光をもたらせる...! BGM Break UP!(デジモンアドベンチャー02) 原曲 パワポケ「こ、これは...!」 シズヤ「私はこれからも、そなたたちを信じる。 本当のさやかはダークマスターではない。本当のさやかは、心の優しいさやかなのだ!!」 さやか(ダークマスター憑依)「ぐわぁっ!」 パワポケ「きょじゅうだん!!」 (ズバーン!!) (バッターアウト! チェンジ) パワポケは相手打者を抑えてついに9回裏。ここでパワポケのサヨナラホームランを決めればこちらの勝利だ! いまだパワポケ、力をふりしぼり、魔打法 きょじゅうざんで止めを!! さやか(ダークマスター憑依)「く、来るな...! 来るな!!」 パワポケ「これで終わりださやか!!」 ヒカル「行けーパワポケ!!」 ハンナ「犠牲になってきた者たちのために!」 シズヤ「最後の試合でさやかに苦しめられたプレイヤーのみんなのために! そして、さやかを...あの子を心の闇から解放してあげてくれ!」 リョウ「パワポケ!!」 フィンチーズのみんな「パワポケ!!」 さやか(ダークマスター憑依)「パ、パ、パ、パワポケ...!!!」 パワポケ「さやかああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 (パワポケの魔打法が炸裂! 行ったーーーーっ! これは文句なしっ! サヨナラ! サヨナラだ! パワポケ、サヨナラホームラン!! ゲームセット! フィンチーズ、世界王者となりました!) ブラックホールズ撃破後 BGM ベースボールへこんにちは。 さやか(ダークマスター憑依)「ぐあああああああああああっ!!!!!」 パワポケ「やったー、勝ったぞ!」 リョウ「フッ...さすがはオレ。ついにマンガを超えてしまったか。」 (フットボールに続いて野球のチームも試合に敗北。フィクション化の現象が後退!) ジオット「...なぜだ...なぜなんだ!」 (マナ濃度が世界中で急速に低下! 人類がフィクションに対して強い拒否反応を起こしています!) (パッ!) ジオット「そんなバカな! なぜマナが下がっている!?」 レッド「世界中のほとんどの人間が、現実のことだとは感じてないんだ。 だから、フィクションが倒されて日常が戻ってくる結末を期待する。」 ジオット「.........なに?」 レッド「モニター越しに見ている限り、戦争も災害も事故も悲劇も自分たちの問題としてはとらえられないんだよ。 これまでもそうだったように、遠い世界の「他人ごと」だ。」 ジオット「...そ、そうか...なんてことだ...やつらがそういう連中だってことはわかっていたはずなのに。」 (東京の怪獣が消滅。各地のゲートが閉じつつあります!) ジオット「なぜ、想像しようとしない...苦しみを共有しようとしない!」 レッド「.........。」 ジオット「...文字通り、現実に負けた、か。うまくいくと思ったのになあ。」 レッド「急ぎすぎたんだよ、あんたは。世の中がそんなに簡単に変わるわけがない。 たとえ時間がかかっても一歩ずつ変えていくしかないんだ。」 ジオット「その「現実」がイヤだったんだよ! ...おい、どこへ行く?」 レッド「カタストロフは終わった。ヒーローの出番は、なしだ。」 ジオット「また、やるかもしれないぞ。悪いヤツを倒して行けよ。」 レッド「ありえない存在だからこそわかることもある。 無理矢理引き上げられていたマナは反動で、しばらく低水準になる。カタストロフは、もう来ない。」 (スタスタ...) ジオット「.........。うまくいくと思ったのになぁ。」 (ピシッ!) ジオット「...ここにゲートだと!? なるほど...来いってわけか。」 「.........。」 パワポケ「おい、あの連中...」 リョウ「ブラックホールの中に戻って行くぜ。」 タロウ「勝ったんだね、ボクたち。」 BGM なし さやか「そ、そんな...これでもうおにいちゃんとは...イヤだ! こんなのわたし、ぜったい信じないから! ...うっ!? あああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 シズヤ「さ、さやか!!」 BGM 対決(デジモンアドベンチャー) 原曲 さやか「クッ...ククッ...!」 シズヤ「...?!」 さやか「フッ...ククク...! ハハハハハハ!!」 シズヤ「...!? さやか...?」 さやか「時は至れり! よくぞ来た、イザナギの子よ。」 シズヤ「さ、さやか!? どうしたのだ...!? 一体...」 (ゴゴゴゴゴゴ...) ヒカル「わッ! なんだ!?」 ハンナ「こっちでも始まりやがったか!」 (ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!) スタジアム全体が大爆発を起こして崩壊した後、球場跡地が水で満たされていく! ヒカル「な...なんだ、いったい!?」 ヒカルたちが地面を見つめ... ヒカル「あ...、あれは......」 シズヤ「月!? 地上を...いや、ホウライ山の上空を映してるのかこれは!?」 さやか「落ちる......」 BGM 戦慄(風来のシレン3) 原曲 ヒカル「今、なんて...?」 さやかはダークマスターに完全に心と身体を乗っ取られてしまった!! シズヤ「さ......さやか...!?」 さやか「まずは月が落ちる。」 リョウ「なんだって!?」 ホウライ山の四つ目岩の刻印が光り出し、湖全体に月が映った瞬間...! 月がホウライ山の湖に向かって落下を始める... ヒカル「地上でいったい何が...!?」 さやか「鏡は映り込んだものの魂を呼び込む。」 シズヤ「合わせ鏡か!? まさか...閉ざしたのか...月を!?」 さやか「月は落ちた! パワポケ...さあ、鍵を!」 ハンナ「鍵って...例の光と闇の鍵か?」 さやか「あれこそは、天の門を開く鍵...十束(とつか)の剣の破片だ。」 シズヤ「十束の剣だと...? まさか...イザナギの剣か!?」 パワポケ「さよう。イザナギが黄泉から逃げ戻る際に追っ手の雷神に対して振るい、欠け落ちたもの。」 リョウ「な...なんだ!? どうした、パワポケ!?」 ヒカル「今の声...まさか!?」 シズヤ「ダークマスターか!?」 パワポケ(ダークマスター憑依)「フッ...気づくのが遅すぎたようだな、おろかな人間どもよ。」 シズヤ「さっきの試合前でさやかに超能力をかけられたせいか!」 さやか「さあパワポケ、天の門を開け! 今こそ黄泉比良坂から千引きの岩を消し去るのだ!!」 パワポケの持つ鍵が剣に変化した...!! ヒカル「鍵が剣に...!?」 リョウ「パワポケ、おい!?」 パワポケ(ダークマスター憑依)「おとなしくそこで見ているがいい。ちょっとした見物だろうに。」 (シュタッ!) パワポケが空高く飛び上がり、月に着地した後、剣を上空にかかげ... ヒカル「いけないッ、パワポケ!!」 BGM なし パワポケ(ダークマスター憑依)「フッ...行くぞ。死ね、月よ。」 パワポケは表面に映った月に剣を突き刺した!! BGM 緊迫(風来のシレン3) 原曲 (ゴゴゴゴゴゴ...!!) その影響で徐々に月が壊れ始め、月の破片が地球に散らばっていく...! そして世界の上空は黒いオーロラがかかったかのように真っ赤に染まる。 さやか「見るがいい! 黄泉比良坂が開かれる! 黄泉が...死者の国が...闇の世界が口を開ける!! ククク...フハハハッ!!」 和那「させるかーッ! 行くで、みんな!!」 和那たちは攻撃を仕掛けるが... 和那「なんやてっ!?」 全く効かず返り討ちにされてしまう。 和那「うわぁっ!!」 ヒカル「カズさんっ!?」 さやか「フッ...おろかな! ここまで来ればもう人の手で止められようものか。」 シズヤ「さやかではないな! そなたは誰なのだ!?」 さやか「私か? 私は黄泉津大神!」 シズヤ「黄泉津大神...!? イザナミだと!? バカな...!!」 さやか・イザナミ(悪)「時期に千引きの岩もすっかり消えてなくなろう。 人の子を一人残らずくびり殺してくれようぞ! はるかいにしえに我が夫、イザナギに誓いし通りにな!」 五十鈴・イザナミ(悪)「クッ...クククッ!」 BGM かぐやのわらべ歌(序章)(風来のシレン) 原曲 ...からくり御殿のおひぃさま 待ち人こずして夢ンなか... シズヤ「さやか! 聞こえるか、さやかッ!? そなたがパワポケと出会ったのはこんなことのためではないであろう!?」 さやか・イザナミ(悪)「届くものか。我が力に太刀打ちできるものなど、もはやなにも...」 千年ねむぅて、何となろ? さやか・イザナミ(悪)「...? なんだ?」 千年ねむぅて、何となろ? さやか・イザナミ(悪)「くッ...!」 さやかの体が突然光り出し... さやか・イザナミ(悪)「これは...!?」 (ピカーッ) さやか・イザナミ(悪)「バ、バカな...!?」 パワポケ(ダークマスター憑依)「むっ!?」 さやか・イザナミ(悪)「お、おの......れ...! 天月紗矢香!!」 パワポケ(ダークマスター憑依)「まさか...!」 さやかは正気に戻った! BGM かぐやのテーマ 原曲 シズヤ「さやか...!!」 さやか「......はっ! わたし、なにしてたの? 野球の試合でおにいちゃんを苦しめて... 月を壊させて黄泉の世界を開いてしまって...そうだ! あの剣をどうにかしなくちゃ! こうなったのも全部、わたしのせいなんだ!」 (タタタタタタッ...) シズヤ「さ、さやかっ!」 さやかは月に刺さったイザナギの剣に近づいた。 パワポケ(ダークマスター憑依)「ムダだ。人の子がイザナギの剣に手を触れることはできぬ。」 さやかの体が光を帯び出し... さやか「んぐぐぐぐぐ...」 パワポケ(ダークマスター憑依)「バカな...! なぜだ!? なぜお前がイザナギの剣に触れられる!?」 シズヤ「とんだ計算違いだったようだな、ダークマスター。 そなたが2つのマスターアイテムの力を得たようにさやかにもマスターアイテムの力が宿ったのだ。」 パワポケ(ダークマスター憑依)「だが、2つのマスターアイテムの力をもってしても、 天月紗矢香の命の灯火を灯すには精一杯の状態だったのだぞ!?」 シズヤ「さやかは持てる力の全てを振り絞ってるのであろう... 自分がブラックホールズとの試合でパワポケ達にしてきたことと... そして、世界を混沌に陥れようとしたこと...自分のしてきた償いをするために... そして...パワポケと初めて出会ったあの日の思い出をムダにしないためにな。 その光はさやかの、自分のしてきたことに対する償いであり、命の灯火なのだ。」 さやか「くっ...!」 さやかは月に刺さったイザナギの剣を抜き、上空にかかげた! ヒカル「抜いたッ!」 そして...合わせ鏡が月を映さなくなった... ヒカル「と、止まった...?」 パワポケ(ダークマスター憑依)「ぬかったわ...この小娘にまだこれだけの力が残っていようとは。 だが、まあいい。千引きの岩は動いた。後は開かれた次元の隙間を大きくするだけだ。 それに、我の力を以ってしてもこれ以上、この小僧の意思を封じておくのはムリのようだ。 ひとまず黄泉比良坂に入り、そこでこの小僧は解放してやるとしよう。」 (シュタッ!) ヒカル「あッ! パワポケ!?」 パワポケは黄泉比良坂の中へ沈んでいった。 さやか「あっ...くうぅ...」 (バタ) シズヤ「さやか!?」 続く 目次へ 次へ 前へ
https://w.atwiki.jp/poke_9/pages/46.html
致命的・再現性の高いバグバグアイテムでペラ無限増殖 サウンドコンプリート不可能 ボールすり抜け 軽度・十分に予防可能なバグパスワード にのみやのミニ顔表示 時限選択肢でタイマー消滅 オリ変表示 作業場に置いていたアイテムが消えない 小ネタパワポケポイント100P 無限シミュレーション 球場で流れる宣伝ウグイス 致命的・再現性の高いバグ バグアイテムでペラ無限増殖 サウンドコンプリート不可能 サウンドテストNo.68が裏サクセスで使われなかったためオープンできない No.68のBGMは「バトルンルン」。正規でオープンする術は無いのでチートに頼るしか方法はない ボールすり抜け 送球ミスによるエラーでボールがフェンスをなぜかすり抜けてしまい捕りに行けなくなる ランナーが一掃してしまえば画面が切り替わって試合続行できるが、COMランナーが捕球待ちしてしまった場合は画面が切り替わらずリセットせざるを得なくなる 軽度・十分に予防可能なバグ パスワード ミニ顔を「親父ボール」以降に設定したポケ9のパスが入らない ポケ8の選手をポケ9に入れると出身表示がなぜかDS甲子園になる。ポケ9で出力し直したパスを再度入れると戻る にのみやのミニ顔表示 ミニ顔をダッシュの「にのみや」に設定した選手を試合に出すと攻守交代の時のNEXTバッターの表示でグラフィックがバグる 時限選択肢でタイマー消滅 オリ変表示 アレンジでオリ変を持った選手が格納されている枠の2ページ先の選手データを見るとオリ変表示がそのままになっている 作業場に置いていたアイテムが消えない 小ネタ パワポケポイント100P Xボタンを押しながらタッチパネルを左上→もどる→右下→もどる→右上→もどる→左下→もどるの順でタッチすると一度だけ手に入る 無限シミュレーション 裏サクセスで開始時の宇宙船戦闘シミュレーションは何度でもできる。日数を減らさず経験値を上げられる 球場で流れる宣伝ウグイス 貴方のお墓イキイキしてますか? タナカ墓石店 エンジョイライフ サクマ薬局 何でも揃って何でも激安 ジャジメント 安くてうまいダチョウどんぶり専門店 ヒナドリ 丸ごと新鮮 スーパーまる生 ポキッと折れたらアンドウ接骨院 どんどん遠くへ行きたい 遠前観光 ナイスショット! ナイスイン! イシグロ産婦人科 買ったら読んで読んだら売ろう 木川図書店 何でも揃う子供のオアシス 北村おもちゃ店
https://w.atwiki.jp/pawapokerowa/pages/260.html
パワポケ甲子園からの支給品 戻る
https://w.atwiki.jp/poke13/pages/55.html
獲得方法 消費方法選手アレンジ アレンジベースチーム 逆襲球児編アイテム持ち込み 獲得方法 条件 ポイント 初回起動 100P サクセス選手登録 逆襲球児編 20P 海洋冒険編 10P グッピー 特定の試合数以上勝利する (勝利数+1)×2P 野球 COM対戦(9イニング) 2P WiFi対戦(5イニング) 3P WiFi対戦(9イニング) 5P ホームラン競争10~19本 1P ホームラン競争20~49本 10P ホームラン競争50~98本 30P ホームラン競争99本 100P 俺のペナント 1年プレイ 年俸÷100P 2年プレイ 年俸÷200P ミニゲーム むずかしいクリア 1P パワフルクリア 2P ※ちなみに恒例のポイント獲得方法は選手パスワード画面で 「パわポ けパわ ポけパ わパわ ポけポ けパわ ポけポ け」と入力。 1000ポイントゲット出来るが、やはり一度きり。 選手コードの読み取りでは入手できないので注意! ※継続的な稼ぎ方としては海洋冒険編を使うやり方がある。 シズヤの野球人形依頼を進めると最終的にはパラポルトでの納品先が全てシズヤになり、 6パーツ使って1人作ったら報酬で2~3パーツ貰えるのでそれでさらに作ることができる。 ただし、大量に選手を登録する以上消すのが手間になることには要注意。 名前を「ああああ」とかにしておくことでポイント用で作ったことがわかりやすいようにするのを推奨。 消費方法 選手アレンジ 変更箇所 ポイント ミニ顔 2P 背番号 2P ウグイス 2P アレンジベースチーム チーム名 ポイント 極亜久高 30P ドリルモグラーズ 150P オクトパス 200P 日の出高 50P 大神モグラーズ 150P バブルス 40P バタフライ二軍 180P 花丸高 30P ホッパーズ 100P ビクトリーズ 30P 親切高 70P ガンバーズ 380P ナマーズ 80P デンノーズ 40P 開拓高 10P 混黒高 200P デビルスターズ 999P 合計 2539P 逆襲球児編アイテム持ち込み 逆襲球児編を最低1回クリアしており、かつ2P以上所有した状態で開始するとプロローグ前に購入可能 名前 ポイント パワビタD 2P スーパーパワビタD 5P しあわせ草 10P 特効薬 5P 写真集 2P お香 5P ラブスコープ 2P ラブダイナミックス 20P おまもり 15P おきもの 10P 人工精霊 15P 攻略本 15P よくとぶバット 50P ナイスなグラブ 速いスパイク 幸せのボール 光るヘルメット
https://w.atwiki.jp/poke14/pages/35.html
練習試合 地方大会 甲子園大会 練習試合 ランダムで選出された3校と対戦 難易度がふつう以下の場合、相手投手は変化球を投げない。 負けてもゲームオーバーにはならず、次戦へ進行する 対戦相手候補 加入選手 備考 先行高校 鏡 13と同じくまともに戦えば苦戦しない相手。鏡は制球以外は大したことはないので焦らずミート打ちで捉えれば勝てる 海底高校 澄原 全体的にパワーが高い。澄原はフォークかHスライダーのどちらかに狙いを絞ること ジャンボ中原高校 鶴田 海底高校と同じくパワーが高い。馬場は速球中心で重い球持ちなのでミート打ち推奨 裁判高校 聖 パワーが高い。長打を打たれないよう配球に気を配ること。幸徳の変化球をとらえられるかがキーポイント 鎮万台高校(万台高校+布具里) 布具里or阿波尾 練習試合の相手の中で1番バランスが取れたチーム。布具里はフォーク1本に絞る タクシー高校 江武家 俊足ぞろいのチーム。内野安打を許さないように。江武家は直球に絞れば打てる 地方大会 決勝戦の対戦校はランダム分岐 試合数 対戦相手候補 加入選手 備考 1 極亜久高校 外藤or平山 バランスに優れたチーム。平山はカーブを狙い打てば攻略できる スタミナを枯らして変化球のない沖野を引きずり出すのも手 2 スクール学園高校学院高等学校プラス(ポケ10メンバー+ポケ4メンバー数名) 母部 弾道が高く、長打が飛び出しやすい。角田はかなりの実力を誇る。狙い球と言えばスライダーか 3 高校キング 国王 国王以外は大したことがないワンマンチーム。国王は直球、変化球ともにハイレベルで、さらに絶倫持ちなためスタミナ切れを狙うのも難しい。ただノーコンなので待球打法が有効 4 鉄砂高校(ポケ10) 佐藤純一 先ほどの国王と打って変わり、佐藤は極端に球が遅い。パームを狙い打つのが有効 5 星英高校 天道 天道は158km/hのジャイロボールが脅威。だが変化球も高速系が多いのでタイミングを早めにとり、ミート打ちで捉えるのが最善の手 大東亜学園 鋼 打力はあまりよくないが鋼の攻略が難しい。球を待ち、カーブを狙い打つのがいい 混黒高校 雨崎 破壊力は地方大会のチームの中でもピカイチ。要所(特に雨崎)はキッチリと抑えること。餅田はボールからストライクゾーンに入ってくる変化球が狙い目 甲子園大会 決勝戦の対戦校は難易度分岐 敵選手の加入は発生しない 試合数 対戦相手候補 備考 1 オリエント高校 ポケ10仕様。全方向変化球持ちの来世は狙い球を絞りにくい。直球を打って出塁したら、盗塁や送りバントを絡めて確実に加点していきたい。スタミナは多くないので待球戦術も有効。中継ぎの球種はフォークのみ 2 大安高校 ポケ10ベース+4の真賀津・赤坂・田辺(モブ選手)。真賀津は変化量こそ多いが、配球パターンに特徴がある。球種を絞って狙い撃ちたい。ボールからストライクになる変化球は特に狙い目 3 花丸高校 ヒーローズ仕様。レッドは速球中心かつ、捕手の肩が良いので盗塁が狙いづらい。守備も厚く連打が出にくい。単打と犠打を絡めた堅実な攻めが求められる。打線も強力で気が抜けない 4 聖皇学園 野球マスク、ネロが所属したパワポケ1の時のラスボス。マスクのスライダーを捉えられるかが鍵。ランナーがでたらフォークを狙う。野手陣もバランスの良い構成だが、一二塁間と左翼の守備は脆い 5 やさしい:超最強学園 ポケ10ベース+ポケ4のメンバー数名。統道は兄のみ。ポケ4では直球中心で雑魚だった皇だが、今回は4種の変化球を織り交ぜた投球をするためかなり打ちづらい。基本ゾーンに入ってくるカーブスクリュー狙い、得点圏になったらフォークも警戒。守備はそこまで厚くないので上手く読み打ちしたい ふつう:天下無双学園 野手全体の能力と沖田のスタミナ以外は高水準。闘気+威圧感の並ぶ中軸は投球連打控えめで沖田は落ちる球と直球の2つに絞ればそこそこ打てる。三振を恐れずに強振するのがオススメ。今回はポケ10と違って沖田が降板するとリリーフ一番手が出てくるので、早めに引きずりおろすと攻撃が非常に楽になるセンターの森は非常に守備力が高いため注意。レフトとライトを狙うべし むずかしい:デビル高校 ここまで未登場の高校キャラを強化収録した高校編版デビルスターズ。13登場のエース炎上は新たにHスライダーを会得。投球の幅を広げるも相変わらずノーコン。四球狙いで球を待ちつつ、高めのフォークを狙っていくのがオススメ。打線は奪力+威圧感持ちが多く、どんどんスタミナが削られていく。おまけに相手の投手陣は他の高校とは桁外れに厚く、エースを降板させたところで難易度は下がらない。よって早期にコールド勝ちをするのが理想。打撃が下手な人は絶倫持ちの国王を予め加入させておくこと。香本の肩がイマイチなので走力Aならウェストされてもフリーパスで盗塁可能デビル炎上は、幸いコントロールが95と低く、寸前△とランナー△を取得してるため、ヒットを打てばコントロール−も狙えるし、5回と9回にも弱くなる。その時に一気に畳みかけ、引きずりおろそう。(一応いうが寸前△の効果は、5回と9回に勝ち投手の権利を得ていると、球速-2、コントロール-20、スタミナ消費+1)
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/333.html
あらすじ 30・50日目の試合に勝利し、一軍相手に2連勝したパワポケ。 ところが、途中で野球班と重量挙げ班のケンカが起こる。 収容者たちのストレスがたまってきていると危険視したヘルガ。 そこでマコンデがよい考えを思いつく。それは班対抗の運動会だった。 パワポケは班対抗運動会に向けて能力を鍛える。そして班対抗の運動会に勝った後、 試合にも勝利! バオから島の秘密が記されている本を見る。 ヘルガからこの組織には動機があると聞くと、この世界に憎しみを広めることだったのだ! それを聞いたパワポケは、それは間違っていると戦慄したのだった... 90日目の試合に勝利後、ドクターはうっかりしあわせ草のエキスが入ったビンを落としてしまう。 その後収容者2人が洞窟で休んでいると、怪物のうなり声が。 その正体を見に行った収容者2人はうなり声を上げた怪物に食べられてしまった! バオ「やあ!」 パワポケ「あれ、バオじゃないか。」 バオ「なあ、前に協力してくれるって言ったよな? ちょっと、あいつらを追い出すのを手伝って欲しいんだ。」 パワポケ「よし、まかせろ。」 (そして...) バオ「ほら、これなんだけどさ。」 パワポケ「うわ、爆弾じゃないか!」 バオ「そうさ。これをあいつらの所に運ぶのを手伝って欲しいんだ。」 パワポケ「それで、どうするんだ?」 バオ「オレが、この先っちょを叩いて爆発させる。」 パワポケ「なんだって! 死ぬ気か?」 バオ「オレはこう見えても足速いんだぜ。爆弾のカケラなんて、こう ひょいっとよけるさ。」 パワポケ「.....なあ、バオ。爆発って見たことあるのか?」 バオ「ああ、ヤシの実が落ちるとこぐらい見たことあるぜ。こう、パーンと爆発して...」 パワポケ「...............お前、銃の弾はよけられる?」 バオ「「じゅう」ってライフルのことか? そんなの無理に決まってるだろ。」 パワポケ「爆弾の爆発はあれより速いぞ。(破片じゃなくて衝撃波だしな。)」 バオ「うそっ!? それじゃあ、ちょっと考え直そう。そうだ、あんたが叩くってのは?」 パワポケ「......断る。」 パワポケは渡辺にこないだ預けたペラを返してほしいというが、またしてもペラがない。 渡辺はまた50ペラ預けてみないかといい、パワポケはもう返ってこないと 思った方がいいと愚痴をこぼしながら50ペラを渡す。 パワポケは預けたペラを返して欲しいというが、またないという。...が、 それは嘘であり、預けたペラがなんと5倍になって返ってきた! その後、渡辺は野球を真面目にがんばり、パワーアップした。 パワポケ「今日は、所長達が出払ってるから管理所が手薄なんだよな。 今日こそ、倉刈さんに電話させてあげるぞ。管理所の中には誰もいないから... 警備している兵隊に話しかけて注意をそらせばいいんだけど...ここは小杉に頼もう。」 (そして...) 小杉「...なるほど、危険な仕事だな。50ペラでやってやろう。」 パワポケ「高いな。」 小杉「命がけなんだぞ。むしろ、安すぎるくらいだ!」 パワポケ「わかったよ。」 パワポケは小杉に50ペラを払った。 小杉「ところで、決行は夕方だ。」 パワポケ「なんだって?」 小杉「夜だと怪しまれるからな。」 (そして...) 小杉「よう。」 倉刈「あ、小杉く...さん。」 パワポケ「小杉、約束だからな。」 小杉「ああ、俺はもらうものもらったら何の問題もないからな。」 倉刈「どういうことですか?」 パワポケ「いいからいいから。じゃあ、小杉は...」 小杉「俺に指図するなよ。まかせろって!」 パワポケ「...頼んだぞ。」 小杉は兵隊に話しかけた。 小杉「よお、お仕事ごくろうさま~」 BB団の兵士「ふん、この問題児が! 見張りの邪魔だから、あっちへいけ!」 小杉「まぁ、そう言うなよ。実はさ、ちょっと頼みたいことがあるんだけどな...」 パワポケ「今です! 倉刈さん!」 倉刈「はい!」 (タタタタタッ...) パワポケ「早く!」 倉刈「はい。」 (トゥルルル...カチャ) (はい。倉刈です。) 倉刈「日出子? 日出子か?」 (えっ? 何? だれ? おとうさん? おとうさんなの? どうしたの? 今どこにいるの?) 倉刈「いや、心配しなくていいから。どうだい大学は?」 (そんなことより、今どこなの?) 倉刈「いや、もうすぐしたら帰るから心配しなくていいよ。」 (えっ? ほんと?) 倉刈「弟のあきらはどうだ?」 (ええ、元気よ。でもお父さん...) パワポケ「倉刈さん。もう時間が...」 倉刈「...ああ。日出子。あれ、いつも言ってたあれ、言ってくれないか?」 (...恥ずかしいわ。) 倉刈「頼む。」 (日本一のおとうさん! 頑張って!) 倉刈「うっ...ありがとう..日出子。」 パワポケ「倉刈さん...」 倉刈「じゃあ元気でな...ひで...」 (チン!) パワポケ「さあ急いで!」 (そして...) 小杉「よう。そっちはうまくいったか?」 倉刈「ええ、すいません小杉さん。」 小杉「いいって。昔、同じ釜の飯食ったよしみだよ。」 倉刈「えっ? でも、私はあなたと同じチームにいたことは...」 小杉「なんでもない。こっちの話だよ。」 パワポケ「よかったですね、倉刈さん。」 倉刈「ありがとう、パワポケさん。」 倉刈がパワーアップした! 翌日... 所長「...なに? 外部との通話記録が残っていた、だと。ただちに調査を開始しろ!」 BB団の兵士「ハッ!」 57日目 収容者B「おい、江川班! お前たちは、シャワー小屋の使い方が汚いぞ。掃除する俺たちのことも考えろ。」 小杉「お前たちこそ、トイレをもう少しキレイに使えよ。同じ文明人とは思えないぜ。」 収容者B「ケッ! いまどき野球なんて古いんだよ。サッカーだろ、サッカー。」 小杉「なんだと!」 収容者C「あー、それは関係ないんじゃないのかな。うん。」 収容者A「...お前は、黙ってろって。あ、ケンカになった!」 (ドカバキボコ) パワポケ「おい、みんな やめ...」 (バキ!) パワポケ「なにをする!」 (ドカバキボコ) (パーン!) BB団の兵士「やめんか、バカモノども!」 全員「.......」 (そして...) BB団の兵士「...ということがありました。」 所長「いかんな。収容者どものストレスが溜まってきている。」 マコンデ「ほっほっほ~。この私めに、よい考えがございます♡」 (そして...) パワポケ「ええっ、班対抗の運動会?」 江川班長「うむ。10日後に行なうらしい。」 小杉「よーし、今日の借りを返してやるぜ。」 江川班長「じゃあみんな。やりたい競技を選んでくれ。」 パワポケは球入れを選んだ。 落田「球入れには、コントロールが必要でやんすね。」 パワポケ「10日後は、がんばるぞ!」 そしてパワポケは、60日目の野球のテストも合格した。 62日目 江川班長「今晩、江川班は追加の作業があるぞ。」 三谷「5日後の運動会で使う道具を作れってんですな。」 落田「パワポケ君、チャンスでやんすよ! この球入れのカゴに細工をして...」 パワポケ「...まともに作れ。イカサマをして勝っても、うれしくないだろ!」 落田「ちぇー、でやんす。」 所長「収容者たちの運動会まであと5日か。 それにしてもマコンデ。お前にしては健全な提案だったな。」 マコンデ「ほっほっほ、違うのですよ。」 所長「ん?」 マコンデ「審判はわれらBB団がやりますがそこで、わざと疑惑の判定を連発するのです! すると、班どうしの疑心暗鬼をさそい、やつらはいっそう憎み合うことに。」 所長「......却下だ。」 マコンデ「ええっ?」 所長「そもそも、収容者同士がケンカするのを防ぐためのイベントで、 いっそう対立を大きくしてどうする!」 マコンデ「むしろ、連中がおたがいを憎んでいる状態が好都合ではないかと... たとえば、もし連中が全員結束したらこの島を管理できなくなりますよ?」 所長「こういうイベントで班の内部の結束が高まれば、班と班との間の対抗心も高くなるさ。」 団長「ブルマでやんす!」 (バンバン!) 団長「運動会といえばブルマと相場が決まっているのでやんす!」 所長「団長。収容者に、女はおりません。」 団長「うぐっ...じゃ、この際お前が...」 所長「お断りします!」 67日目 マコンデ「ウォッホン! それでは、第一回しあわせ島班対抗運動会を開催する!」 (パーン!) BB団「副所長、それは実弾です!」 パワポケ「俺の担当は球入れだな!」 落田「パワポケ君、出番でやんす!」 パワポケ「よし、まかせろ!」 (そして...) パワポケ「よしっ、勝ったぞ!」 落田「でかしたでやんす。」 砲丸投げの結果 三谷「フン、楽勝だな!」 短距離走の結果 倉刈「なんとか勝ちましたよ。(日出子、お父さんは、がんばってるぞ。)」 マラソンの結果 渡辺「おーい、勝ったぞー!」 騎馬戦の結果 小杉「やっつけてやったぜ!」 中田「ざまあみろだ。」 全種目終了後... BB団の兵士「結果を発表する! .........5ポイント獲得で、野球班の勝利!」 野球班のみんな「やったー!!」 重量挙げ班たち「...ちぇっ。」 BB団の兵士「負けたチームからは50ペラを全員から徴収し、 勝ったチームに渡すことになる。以上で本日の運動会を終わる。解散!」 所持金が50ペラ増えた 所長「あれっ? 最後に、フォークダンスとかキャンプファイヤーはやらないのか?」 BB団の兵士「は?」 所長「いや、なんでもないぞ! ...なんでもない...」 BB団の兵士「(楽しみにしていたみたいだな。)」 そしてパワポケは試合のために班長に50ペラを渡し、70日の試合で大活躍して勝利! マコンデ「そろそろ例の大会ですな。」 所長「チームの仕上がりはどうか?」 マコンデ「は、万全です。あの大会の優勝賞品が何なのかは今だにわかりませんが...」 所長「そんなものはどうでもよい。上位入賞、できれば優勝だ。 しあわせ草効果の宣伝こそわれわれの目的なのだからな。」 マコンデ「しかし、優勝となると...あの国のチームに勝ってしまうわけですが。」 所長「.....それだ。わが組織の今後を考えると、 あの国のチームには、わざと負けるのが賢明かもしれない。 しかし、もし負けると、我らの技術がかの国の技術に劣っていることになる。 なにか、いい方法がないものか。」 工場で収容者の2人が銃が故障するよう細工をしている。 収容者C「ここで俺たちが作ってる銃は、 どこかで使われるんだよな。あまり、いい気はしないよな。」 収容者A「この針みたいな部品があるだろ? これをハンマーで一回叩いて...」 (カン!) 収容者A「ペンチで元に戻しておくんだ。」 収容者C「すると、どうなるんだ?」 収容者A「この銃が、故障しやすくなる。」 収容者C「あ...ああ、なるほどな!」 パワポケはその場で見なかったことにした。 パワポケ「気持ちは、俺にもわかるからな。」 バオ「やあ!」 パワポケ「あれ、バオじゃないか。」 バオ「なあ、考えたんだけどさ、あんたらが畑で作ってるしあわせ草ってあるだろ?」 パワポケ「うん。」 バオ「あれは、もともとこの島に生えていたものなんだけどさ、 あれを食べると生き物が大きくなるらしいんだ。」 パワポケ「はぁ? 本当に?」 バオ「北側の洞窟に、日本人が飼ってたトカゲがいるんだ。 こいつが、しあわせ草を食って大きくなったって、じじいから聞いたぜ。」 パワポケ「......それで?」 バオ「だからさ、その辺の生き物に片っ端から食わせて、 大きくなった生き物に、兵隊たちを襲わせるってのはどう?」 パワポケ「......ダメだな。」 バオ「どうして?」 パワポケ「まず、あの草は変な臭いがするのか虫も近寄らない。 だから食べさせるのは難しいな。次に、そんな作戦だと俺たちも村の人間も危ない。 最後に....飼われてたそのトカゲって、人を襲うのか?」 バオ「いやぁ、おとなしいもんだぜ。....あ。」 パワポケ「根本的に、だめじゃないか。」 所長「ほう、通学のバスに爆弾を?」 マコンデ「はい。死者は50人を超えたそうです。」 所長「ハハ、最近ではそういう見境のない犯罪は貴重だな。 次の取り引きでは、少しサービスしてやれ。試作品を渡してみてもいい。」 マコンデ「しかし、よろしいのですか? そんな凶悪な連中に武器を売るなんて。 下手をすると、我々の評判を落として国際世論の攻撃を受けることになりかねませんぞ?」 団長「どんな相手にも武器を売る、そういう評判も大事でやんす。 それに、世界中に恐怖と憎しみを広めることこそ、我がBB団の目的でやんす。」 マコンデ「はい...わかりました、団長。」 団長「そろそろ、奴にも罪の意識が芽生えたでやんすかね?」 所長「彼には、悪である覚悟が足りません。 ああいうタイプは、突然裏切ることがありますから、注意が必要かと。」 団長「ヘルガ。始める前は、誰しも覚悟はしているつもりなのでやんすよ。 ただ、現実は常に予想の上をいくのでやんす。」 ヘルガ「...なるほど。心得ておきます。」 ヘルガ「ここでなにをしている。」 パワポケ「ちょっと考え事をね。 この組織...BB団は、単なる普通の犯罪組織には見えないな。」 ヘルガ「ふむ。犯罪組織の「普通」というのも、奇妙な概念に思えるが?」 パワポケ「いや、この組織には動機がある。それがなにかはわからないけど、 少なくとも金じゃないな。この島は、快適とはほど遠い。 それなのに活動ができるのは、強い信念があるからだ。」 ヘルガ「...まあ、貴様になら話してみても良いだろう。BB団の目的は、人類を救うことだ。」 パワポケ「はぁ?」 ヘルガ「お前は気づいていないかもしれないが、 今、人類は危機に直面している。文明と科学の進歩がまねいたことだ。」 パワポケ「具体的にどういう危機なんだい。核爆弾か? 汚染か? 電磁波だとでも?」 ヘルガ「それは、滅亡にいたる方法にすぎん。われらが問題にするのは、動機の方だ。」 パワポケ「動機だって?」 ヘルガ「疫病、飢餓、戦争...こういったものは、たしかに存在し、今でも大きな問題ではある。 だが、それはほんの10年前と比べてもどんどん改善されている。 いずれ、人間をおびやかす外的な要因は弱まり、無視できるようになるだろう。」 パワポケ「けっこうなことじゃないか。」 ヘルガ「そして、人類は直面することになる。己自信の闇に、な。」 パワポケ「何を言って...」 ヘルガ「生きるのが困難で忙しいうちは良い。あまり、それを考えなくてすむからな。 克服すべき障害、戦うべき敵を失った時、誰もが冷酷な真実に気づくのだ。」 パワポケ「....」 ヘルガ「そう、もはやこの世界に未来を託すべき希望、夢も神秘も残されてはいない。 もし、この世界から解決すべき問題がなくなってしまったら、 そこには絶望しか残っていないのだ!」 パワポケ「なんてことだ...まさか、君たちは?」 ヘルガ「そうだ! 人類には敵が必要なのだ。憎み、戦い、打ち倒す。 自分たちが不幸であることの言い訳となってくれるものが。」 パワポケ「バカな! そのために世界中の犯罪者とテロを援助しているのか? それは単に不幸な人を増やすだけだ!」 ヘルガ「その苦しみが1つ終わった時、 それ以上の人間が希望を得るさ。これで幸せになれる、とな。 悲劇と絶望なくして希望のタネは育たんのだ!」 パワポケ「くっ!」 ヘルガ「まあ、よく考えるのだな。そうすれば、理解できるはずだ。」 パワポケ「..................それは間違っている、きっと。」 中田「.....」 パワポケ「あれ? どうしたんですか、中田さん? 元気ないですね。」 中田「ああ、パワポケか...俺さあ、ここにもう5年もいるんだ。 でもよ、実家には、もう7年も帰ってねえんだ...」 パワポケ「7年も..ですか...」 中田「俺の実家は、農家やっててよ、年老いたお袋が一人で暮らしてるんだ。 だから、1日でも早くここを出て、田舎に帰り、お袋に、今までかけた苦労を返したいんだ...」 パワポケ「それじゃ、一緒に、早くここを出れるように、がんばりましょうよ!」 中田「そうなんだよ。わかってるんだよ。 でもさあ、全然ペラが貯まんねえんだよ。どうしたらいい...?」 パワポケ「ど、どうしたらって........」 落田「がんばるんでやんす! がんばるしかないでやんす! 少しでも希望があるのなら、がんばるのでやんす!!」 パワポケ「落田君、いいこと言うじゃないか!」 中田「そ、そうだよな...それしかないんだよな...よ~し、一緒にがんばろうぜ、二人とも!」 パワポケ「で、落田君は、少しはペラは貯まったのかい?」 落田「全然でやんす~~~...」 小杉「.........」 パワポケ「小杉、こんな所にいたのか。そろそろ宿舎に帰らないと。」 小杉「...うるさいな。ほっといてくれよ。」 パワポケ「...君が、この島でなにかと投げやりなのは、 帰る場所がないと思ってるからじゃないか?」 小杉「そうだよ! たとえペラを貯めたって、オレは日本には帰れない。...有名人だからな。」 パワポケ「もう一度、顔を変えてみたらどうだ? まったく別の顔に。」 小杉「恥ずかしい話だが、それで生きられる自信がないんだ。 以前の知り合いは本物の小杉をオレだと思ってるし、唯一真相を知ってた奴は、オレを裏切ったしな。」 パワポケ「なーんだ、そんなバカなことを気にしていたのか。」 小杉「いや、しかしオレは野球以外のことは皆目ダメ...」 パワポケ「そうじゃない。この島で、江川班のみんなと大勢知り合いになったじゃないか。」 小杉「あっ、そうか! こんな異常な体験をした仲間なんだ。きっと外の世界でも助けてくれる!」 パワポケ「そうだ。そのためにも、みんなが無事に この島から出られるように野球をがんばろうじゃないか。」 小杉「よーし、元プロの実力を見せてやるぜ!」 小杉がパワーアップした! そしてパワポケは、80日の野球のテストも合格した。 リフレッシュ小屋でヤギと過ごした後、見送りにきてくれた。 ヤギ「メェ~~~。」 パワポケ「おや、俺を見送ってくれるのかい?」 ヤギ「メェ~~~~。」 パワポケ「ありがとうよ。それじゃ、またな。」 ヤギ「メェ~~~~~。」 パワポケ「なんか、今日は気分が重いなあ...そうだ、気分転換に泳ぎに行こう。」 (そして...) パワポケ「天気が良くて、気持ちいいなあ~。」 (た、助けて~~~!) パワポケ「ん...!?」 インミン「だ、誰か、助けて~~~!」 パワポケ「あ!! インミンが、おぼれてるぞ! た、大変だ、助けなきゃ!」 (そして.....) パワポケ「インミン、もう大丈夫だ! 俺につかまれ!」 インミン「あ、パワポケ...!?」 (ぐぐっ!) (バシャバシャバシャ...) パワポケ「よし、もう少しで浜に上がるぞ。がんばれ、インミン!」 インミン「う、うう...」 パワポケ「ふう~~、やっと着いたぞ...大丈夫か、インミン!?」 インミン「.....」 パワポケ「え...!? 息が止まってるぞ!? た、たいへんだ~!! ど、ど、ど、どうしよう...こ、こうなったら、え~~~い!」 (す~~~) (ぶちゅっ!) (ふうぅ~~~~~~) (す~~~~) (ぶちゅっ!) (ふうぅ~~~~~~) 落田「あ、パワポケ君が、インミンに覆いかさぶって、 チュ~してるでやんす! だ、ダイタンでやんす~! パワポケ君、やるでやんす~~~!」 パワポケ「ま、まだ、だめか...く、くそ~!」 (す~~は~~~) (ぶちゅっ!) (パチッ!) インミン「...!?」 パワポケ「あ!!」 インミン「あ...!?」 パワポケ「イ、インミン、大丈夫か!?」 インミン「パワポケ...た、助けてくれたんだ...」 パワポケ「よ、よかった...」 (バタッ...) 落田「あ、パワポケ君が倒れちゃったでやんす! チュ~のしすぎで、呼吸困難になっちゃったでやんすね。うらやましいでやんす~。 オイラもそんな熱いチュ~をしてみたいでやんす~~~。」 (そして.....) パワポケ「.....あ、インミン...」 インミン「あ、やっと気がついたか? パワポケ、大丈夫か?」 パワポケ「ああ、ちょっと息苦しくなっちゃって倒れちゃったみたいだね... とにかく、インミンが助かって、よかったよ...」 インミン「ありがとう、パワポケ。パワポケが助けてくれなかったらワタシ、今頃...」 パワポケ「でも、どうしてあんなことになったんだい? インミンは、泳ぎが得意だろ?」 インミン「うん、なんか疲れてたみたい。それで、急に足がつっちゃって...」 パワポケ「最近、BB団のやつらの態度がひどくなってきてるからなあ... 働かされすぎなんだろうなあ...」 インミン「それじゃ、みんなが心配してるかもしれないからワタシ、 そろそろ帰るね? パワポケ、ありがと。」 (チュッ!) パワポケ「あ...」 インミン「それじゃ、サヨナラ~!」 落田「あ、今度は、インミンにチュ~してもらったでやんす~! うらやましいでやんす~。」 パワポケは度重なる作業で疲れ果てて宿舎に戻り... パワポケ「はぁ~、今日も一日疲れたなぁ~」 (わいわいわい...) パワポケ「なんだろう...みんな、ここの暮らしに満足しているように見えるぞ。」 落田「人間、管理される側はらくちんでやんすからね。 何も考えずに、ただ従っていればいいんでやんすから。 少しの不自由さえ我慢すればここも表の世界も、それほど変わらないかもしれないでやんす。」 パワポケ「そ、そうかもな...支配される側は、文句さえ言っていればいいんだからな。 まあ、ここではその文句さえ言えないんだけど。」 落田「でも、みんな満足しているみたいでやんすよ?」 (わいわい...) パワポケ「人間低い所でとどまっていると、そこでよどむんだよ。 よどんでしまったら、人間は終わりさ。落田君。俺は元の世界に戻るからな...絶対に!」 落田「オイラもでやんす!」 89日、パワポケは江川に30ペラを渡した。 そして90日目の試合で大活躍して勝利し、ついに4連勝! 落田「4連勝でやんす! 信じられないでやんす!」 小杉「あいつが試合に出るようになってから、オレたち負け知らずだぜ。」 布具里「ああ、びっくりだ。」 三谷「もう、このまま一軍と入れ替わってもいいぐれーだな。」 しあわせ島・管理所 団長「裏野球大会には、二軍を使うでやんす。」 マコンデ「しあわせ草の効果のデモンストレーションがメインで、試合の勝ち負けはどうでもいいと?」 ヘルガ「まあ、あの超人チームが相手ではまず勝てないだろうが、そこそこの試合はするだろう。 島に入った直後の、彼らの運動能力のデータをまとめておいてくれ。試合前に顧客たちに送るんだ。」 マコンデ「なるほど...しかし、二軍連中が試合でまったくダメだったらどうします?」 ヘルガ「ははは、心配せずとも、今の二軍のやつらは、一軍より強いぞ。」 マコンデ「........」 91日目 ドクター「やれやれ、島民の村との道ももう少し整備して欲しいものです。」 (ガチャン) ドクター「ああっ、ビンを1つ落とした! 昨日、精製したばかりのしあわせ草のエキスが... とてももったいないですけど、作り直すしかないですねぇ...」 ドクターが作り直しに戻ると、奇妙な生物がしあわせ草のエキスをなめ始めた。 「キュー、キュー。キュ? ピチャピチャ ペロペロ...」 95日目 収容者B「はー、やれやれ。まったく、あんな作業ばかりマジでやってなんかいられねえよ。」 収容者「ここは、いいサボリ場所だな。」 収容者B「だろ? そのうちに村の女でも誘って...」 (グルルルル...) 収容者「なんだ、今の? 洞窟の奥から聞こえてきたけど。」 収容者B「変だな。あんな鳴き声は、初めて聞いたぞ。」 収容者「なにか住みついたんじゃないか?」 収容者B「オイオイ、そりゃあ困る。よし、追い出そう。」 収容者Bは、洞窟の奥へ行くが... 収容者「............遅いな。おーい、大丈夫か?」 (グルル...) 収容者「え? ヒッ! なんだよお前?! ち、近寄るんじゃねえ! ぎゃあああああっ!」 (バキ ベキ グシャ グシャ ボリボリ ムシャムシャ...) 97日目 江川班長「私たち二軍が、裏野球大会決勝戦に?」 マコンデ「ウム。その試合に勝てば、特別に200ペラを全員にやるぞ。」 江川班長「しかし、その大会は島の外では? 脱走者が出ないとも限りません。」 マコンデ「わっはっはっは!」 江川班長「?」 マコンデ「いや失敬、失敬。逃げ出す奴が出るかもしれんな。 なんなら、江川。お前が逃げ出してもかまわんぞ。」 江川班長「い、いえ、ワタシは脱走など...」 マコンデ「そうだろうな。お前は班長という立場を利用し、 いろんな手口でペラをかせいで来た。 今や、この島では収容者でありながら我々と同程度の生活を手に入れている。 いや、見事なものだ、元銀行員。」 江川班長「........それで、日本へ逃げてどうする? 女に入れあげて、銀行の金を着服した男に、どんな未来が残ってるんだね?」 (でも...、ワタシは麗香にもう一度だけでいいから会いたい。)」 マコンデ「お前の取るべき道は、ただ一つだ。 借金を返して、わが組織の一員になれ。別の名前で人生をやり直せる。 わがBB団が、お前の新しい人生を保証してやる。」 江川班長「...これまでに島を出た連中も?」 マコンデ「.....まあな。」 江川班長「ククク、別の選択をした連中は死んだよ。」 (そして...) 収容者の宿舎 パワポケ「えっ、裏野球大会?!」 落田「世界的な大会の決勝戦に、オイラたちが出るんでやんすか?」 江川班長「そうだ。しかも勝てば200ペラだぞ!」 小杉「待てよ、江川班長。そんな大会、聞いたこともないぞ。それに、どうして決勝戦なんだよ。」 江川班長「そこまでは、一軍の連中が勝ちあがって行ったからだよ。」 小杉「ますます、おかしいじゃないか。どうして決勝戦も一軍でやらないんだ。」 江川班長「はは、私らに対外試合をすることで刺激を与えたいんじゃないかな。」 落田「なんか、うさんくさいでやんすね。」 パワポケ「(でも、島の外に出るということは、脱出のチャンスだよな。)」 パワポケは脱走をやめた。 パワポケ「(どうせBB団も予測してるよな。...危険を冒すのはやめよう。)」 98日目 ドクター「エッ、3倍? そんな量を投与したら、副作用が...」 マコンデ「明日の試合は、長い間研究してきた しあわせ草のデモンストレーションだ。二軍の選手は全員死んだってかまわん。」 ドクター「...それは団長と所長の許可はもらってるんですよね?」 マコンデ「あたりまえだ、バカモノ!」 ドクター「では、手配してきます。」 マコンデ「本当はワシの独断だがな。」 99日目 俺たちは船に乗せられて裏野球大会の会場についた。 江川班長「みんな、今日は久しぶりに私らはしあわせ島の外にいる。 だが、大会が開かれているこの島も他の世界から隔離されている。 脱出は不可能だし、もし一人でも脱走を試みれば全員が罰を受ける。 だから、バカなことを考えず堂々と試合に勝って、ペラを得ようじゃないか。」 (そして) 大統領「どうして連中は、決勝戦だけメンバーが違うのかね?」 ボンド「コレまでのメンバーは調整中でぃす。 あそこのチームは薬物に頼っているみたいでぃすから...」 大統領「なんだ、わが国に恐れをなして二流の連中に置き換えたかと思ったが。」 ボンド「(たぶんそうでぃすけど、そう言うとアナタ、怒りますからねぇ~)」 パワポケ「USスーパーヒーローズ?! あの...なんか向こうのチーム、やたらと強そうなんですけど。」 小杉「何人か、大リーガーが偽名で入ってるみたいだしな。」 パワポケ「はぁ?!」 布具里「まあ、みんな。ひょっとしたら勝てるかもしれないから200ペラのためにがんばろーぜ。」 パワポケ「ふざけるな。」 江川班長「なにを言い出すんだ?」 パワポケ「(ひょっとしたら、なんて言ってたら絶対勝てないもんな。) 班長、気づいてないんですか? あの相手チームなら、対戦相手のことを調べていないはずがない。 つまり、しあわせ島のことを知っているはずなんですよ。」 江川班長「ま、まさか。...いや、すでに取り引きが?」 パワポケ「ええ、おそらく。俺たちがあのチームに勝てば、怒ったあの国が、島を攻...」 落田「それで、決勝だけオイラたちなんでやんすか!」 小杉「くっそー、道理で変な話だと思ったぜ!」 パワポケ「え? あ、八百長ってことじゃなくて、島のことをあの国が知ってて...」 落田「絶対に勝つでやんす!」 パワポケ「(まあ、やる気を出してくれたみたいだし、いいか。)」 仲間全員のやる気が全快しました! この試合だけ特別に味方全員の打撃・投球・守備・走塁が強化されます! パワポケはUSスーパーヒーローズに勝った! パワポケ「やったー、勝ったぞ!」 大統領「そ、そんなバカなー!」 ボンド「まあまあ。あれは、きっと決勝戦用の特別チームだったのでぃす。」 大統領「くっ...神を恐れぬ卑劣なやつらめ!」 ボンド「(神様と自分が、すでに区別つかなくなってましゅね。)」 大統領「そうだ、我が国の敗北を大会の記録に残すわけにはいかん。 こうなったら、大会関係者全員をこの世から抹殺して....」 (むぎゅ!) 大統領「モガモガ...コ、コラ、何をする?!」 (バタッ!) ボンド「.....さてと。おおう、大変でぃ~す! 大統領が、お菓子をノドに詰めて倒れてしまいましたでぃ~す!」 マコンデ「二軍のくせにあのチームに勝ってしまうなんて...」 江川班長「とりあえず、お約束のものを。」 マコンデ「む? ムウウウ...チッ、みんなで分けろ。」 所持金が200ペラ増えた しあわせ島・管理所 ドクター「二軍選手のデータをお持ちしました。」 ヘルガ「ウム、ご苦労。.......! なんだ、この投薬量は? 規定量の3倍ではないか!」 ドクター「は? 副所長の指示で...」 ヘルガ「あのバカモノがぁあああ!」 続く 目次へ 次へ 前へ