約 2,566,235 件
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/5567.html
パワプロクンポケット6 機種:GBA 作曲者:北川保昌、弓島隆子、高本誠一、小野貴士、山川誠 発売元:コナミ 発売年:2003 概要 「パワポケ」シリーズの第6作目。 今作の裏サクセスは表サクセスと密接な関わりがあり、ちゃんと野球も出来る。 裏サクセスは借金のカタに南の島へ送られて強制労働させられるという話だが、メインテーマが南国パラダイスみたいな明るいBGMなため、あまり殺伐さを感じさせないのがパワポケらしい。 試合のテーマBGMは表サクセス・裏サクセス共に人気が高い。 (前作:パワプロクンポケット5 次作:パワプロクンポケット7) 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 メインセレクト サクセス社会人野球編/アイテム選択 サクセス社会人野球編/導入デモ1&2 サクセス社会人野球編/導入デモ3 サクセス社会人野球編/通常(春) 表サクセス:4月~6月 サクセス社会人野球編/通常(夏) 表サクセス:7月~9月 サクセス社会人野球編/通常(秋) 表サクセス:10月~12月 サクセス社会人野球編/通常(冬) 表サクセス:1月~3月 サクセス社会人野球編/デート サクセス社会人野球編/ほのぼの サクセス社会人野球編/しんみり サクセス社会人野球編/あやしい サクセス社会人野球編/試合開始ジングル(汎用) サクセス社会人野球編/試合 KONAMI188位レース・スポーツ99位GBA53位 サクセス社会人野球編/ホームランジングル サクセス社会人野球編/試合結果ジングル(勝ち) サクセス社会人野球編/試合結果ジングル(引き分け) サクセス社会人野球編/試合結果ジングル(負け) サクセス社会人野球編/USAスーパースターズ サクセス社会人野球編/優勝賞品ゲット画面 サクセス社会人野球編/選手登録 サクセス社会人野球編/選手登録完了ジングル サクセス社会人野球編/選手データ サクセス社会人野球編/パワポケポイントゲット サクセス社会人野球編/エンディング(ほのぼの系) サクセス社会人野球編/スタッフロール サクセス社会人野球編/ゲームオーバー サクセス社会人野球編/ヒント(野球仙人) サクセスしあわせ島編/導入デモ(前半) サクセスしあわせ島編/導入デモ(後半) サクセスしあわせ島編/通常(1日~50日) サクセスしあわせ島編/通常(51日~100日) サクセスしあわせ島編/リフレッシュ小屋 サクセスしあわせ島編/ノンストップゲーム(BGM) サクセスしあわせ島編/原住民登場 サクセスしあわせ島編/試合(2年目裏野球大会用) 野球テストなどでも使用 第7回547位第8回806位第9回958位第10回945位第17回993位KONAMI118位レース・スポーツ53位GBA14位2000年~2007年107位 サクセスしあわせ島編/反乱~地下に入るまで サクセスしあわせ島編/地下~メカ亀田登場まで サクセスしあわせ島編/メカ亀田トーク サクセスしあわせ島編/メカ亀田対決前デモ サクセスしあわせ島編/ミニゲーム(ボス戦風) サクセスしあわせ島編/メカ亀田戦闘後トーク サクセスしあわせ島編/怪獣から逃げる サクセスしあわせ島編/怪獣登場シーン サクセスしあわせ島編/怪獣vsガンダーロボ サクセスしあわせ島編/ガンダーロボ搭乗デモ サクセスしあわせ島編/ミニゲーム(ゴエモンインパクト戦風) サクセスしあわせ島編/あれから3ヶ月後 サクセスしあわせ島編/エンディング(しんみり系) サクセスしあわせ島編/ゲームオーバー(通常) サクセスしあわせ島編/ゲームオーバー(犬レベルMAX) ミニゲーム/セレクト ミニゲーム/縦シューティングゲーム ミニゲーム/シューティングボス ミニゲーム/ウンコ避けゲーム おみくじダーツ/大吉 おみくじダーツ/吉 おみくじダーツ/凶 おみくじダーツ/大凶 成功ジングル 失敗ジングル キャンプ/メイン ペナント/開幕ジングル(共通) ペナント/メイン ペナント/リーグ優勝ジングル ペナント/日本一ジングル 俺のペナント/メイン 俺のペナント/俺の出番画面ジングル 高速試合(共通) 試合結果(汎用) サウンドトラック パワプロクンポケット6 オリジナルサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/1789/pages/57.html
○パワプロクンポケット7 選手パス ※ここではポジション別には分けてません。 ※戻り先が新伝説世代のページになってるのがあります。ご了承ください。 ・オールマックス選手パス ・プロ野球選手パス 2008年4月査定版 ・2008年プロ野球選手パス 開幕版? ・松竹ロビンス水爆打線選手パス ・パワプロ歴代キャラ選手パス ・パワプロレギュラー&準レギュラーキャラ 選手パス ・2007年北京五輪野球 アジア予選韓国選手パス ・2007年プロ野球選手パス決定版 ・ぼくを野球に連れてって!選手パス ・2007年プロ野球4月時査定能力選手パス ・2007年プロ野球注目選手パスパート1 ・2006年実在選手パス決定版パ・リーグ編 ・巨人軍2006年夏暫定版能力選手パス ・巨人第一次黄金時代選手パス ・日本人メジャーリーガー選手パス ・あおい坂高校野球部選手パス※いつか改正版作るかも ・広島カープ選手パス ・パワプロ常連キャラパス ・山田太一の奇跡※いつか改正版作るかも
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2308.html
パワプロクンポケット14 機種:NDS 作曲者:渡邊紀如、佐藤直之、広野智章、村井美紀、田川義浩 開発元:コナミ, パワプロプロダクション 発売元:コナミ 発売年:2011年 概要 「パワポケ」シリーズの第14作目。キャッチコピーは「今度のパワポケはド派手!」 初代から続いたストーリーが今作でついに完結。 前作に比べ、多少のシステム変更がある。 音楽は例によってアツイ曲もあるよ。 サントラはしばらくitunes Storeだけの配信であったが、2016年にAmazonでも配信が開始された。 2011年11月発売の「Nintendo DREAM 12年1月号」でゲームよりBGMが3曲付録CDに収録され、同時に作曲者インタビューも掲載されたため、三曲だけ具体的な作曲者がわかっている。 (前作:パワプロクンポケット13) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 ポケット!フォーエバー! 佐藤直之 メインメニュー 第11回814位NDS269位 ワイワイファイファイ 良きも悪きも思い出だ おっつー! キャンプ・ア・ゴーゴー うちまくるぜい! 野球上等! ケッカ de サンバ☆ ホーームリャン! こーたいしましょ そうしましょ 長くてもいい奴、出てこいやっ! なんともペなんとも~大変 みに見にミニ観戦 母さん、オレやったよ 父さん、オレやったよ オレって、オレって… 俺様の戦い 行くぜ! Let's!スクラッチョ♪ いざ、トツゲキ! へ・へこたれてないやーい! 燃え尽きるぜ~ 激情、田舎暮らし 甲子園球児と呼んでくれ あの4度目の桜 トツゲキ甲子園・むずかしいパワプロクンポケット4の春のアレンジ 2011年150位レース・スポーツ297位NDS377位アレンジ165位 この4番目の海 トツゲキ甲子園・むずかしい(甲子園)パワプロクンポケット4の夏のアレンジ 余裕で勝ってみせる! 挑戦の時! 汗と涙は球児の華! トツゲキ甲子園・甲子園決勝戦 2011年214位レース・スポーツ120位NDS347位 目指すはテッペン! ザ・テッペン! 無念・・・(泣) ああ、ごめんなさい 新世界へのトビラ! 魔球小僧、その名前は・・・? どれにしようかな♪ メガネ、眼鏡、めがね・・・ 桜舞い、球児舞う 麦わら帽子と野球帽 佐藤直之 紅葉!高揚!野球の秋! 白球重ねて雪だるま。 ベースボールへこんにちは。 努力と魔球とオレ 練習試合など 勝負と魔球とキミ 全国大会戦 世界と魔球とナカマ 世界大会戦 未来と魔球とジンルイ ブラックホールズ戦 第6回496位第7回892位2011年109位レース・スポーツ76位 勝ちましてん。 どないやねん。 負けましてん。 こ~れで~ねられる~♪ 栄光のフラッグ 渡邊紀如 君の事は忘れない! いざ試合! それから・・・ ウキウキ~フワフワ~モジモジ~ 第一印象から決めてました あいつ、あやしくねぇ? ぼく泣いちゃいます オラオラオラ~! らん☆ら☆らん♪ バカやってんだから なにか・・いる・・・ ギャ~でたぁ~~!! 顔を上げてごらん しんみり子 ハッピークリスマス! カタストロフ フダザムライ、見参! 「うううう」かよ…まあいいか I am a student. I was a samurai. 民の見る風景 旅人が見た風景 天守から見える風景 この1枚に全てをかける! 今組み立てるからちょっと待って でゅえりすと・準二級 でゅえりすと・初段 村井美紀 NDS236位 でゅえりすと・皆伝 2011年291位 あっぱれ!! なぬっ!? 参りました・・・ なぁ~にたくらんでるの? 武士の目にも涙 やっぱり見なかったことに・・・ パワポケ珍道中 ポケット寺院のお巫女さん まぜまぜどっかーん! くせ者だ!ひったてい!! 次回へ続く! 渡邊紀如 完!! 合体!…そんな機能ないだと!? はんよ~ DAN・DON・DAN・DON 戦っちゃいますか? 垣間見る裏の世界 密かなる悪意 張り詰めた刻 勝負だ! ほっこり登録♪ 登録します! パッパラー! データみるみるみ~る ずっと忘れない! 輝く未来へ向かって 渡邊紀如 なんじゃそりゃ いつか帰る場所 渡邊紀如 この世界が見せる風景 もう負けたくないっす さようなら・・・体力の限界 つわものどもがゆめのあと・・・ ホラ選んで 2×2でニンニニン! 両替お断り! 野菜マニアIIDX この感動を、今君に伝えたい! 逆襲の時! 射的フォーティーン UFOキャッ・・・占いです 運は実力で勝ち取れ 今日の運勢占っちゃおう ! フィーバーテキテキ お祭りだい! 射的テキテキ ラッキー ハッピー スエッキー キョー ダイキョー ひゃっほーう! ありゃりゃ~ サウンドトラック パワプロクンポケット14 オリジナルサウンドトラック ダウンロード配信。 PV
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/1718.html
パワプロクンポケット10 機種:NDS 作曲者:大久保悟, 北川保昌, 広野智章, 木村雅彦, 白山貴史 開発元:コナミ、パワプロプロダクション 発売元:コナミ 発売年:2007年 概要 「パワポケ」シリーズの第10作目。 新たにWi-Fi対戦機能が追加され、国内のプレイヤーと対戦できるようになった。 ゲーム内のサウンドテストがある。作曲家がどの曲を担当したかは不明。 (前作:パワプロクンポケット9 次作:パワプロクンポケット11) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 10th Anniversary! メインメニュー ワイワイファイファイ wi-fi対戦メニュー 良きも悪きも思い出だ アルバム おっつー! クリア やるぞ! 試合開始時 ホーームリャン! ホームラン こんな感じでっせ 対戦試合結果 対決だ! カード野球 うちまくるぜい! ホームラン競争 キャンキャンキャンプ キャンプ練習時 長い戦いが今始まる・・・ ペナント開始 なんとぺなんと楽しい生活 ペナント ハイスピードゲーム 高速試合 母さん、オレやったよ リーグ優勝 父さん、オレやったよ 日本一 オレって、オレって… 日本シリーズに出場できずに終了 俺様の戦い 俺ペナ 行くぜ! 俺の出番だ! とっとと入力だ 表名前入力 なにかがはじまる…。 表オープニング1 へ?大丈夫かな??? 表オープニング2 へ・へこたれてないやーい! 1年目4月~1年目7月2週 うん、ボク、がんばるぞい★ 1年目7月3週~ ウキウキ春らんまん 2年目4月~7月2週 ボチボチやってますぅ 2年目7月3週~ 燃え尽きるぜ~ 3年目 実家de一休み 冬休み 試されてセレナーデ 実力テスト きゃきゃってこーい! 練習試合 余裕で勝ってみせる! 地区予選 戦っちゃいますか? 大江和那の戦闘イベント正義の味方登場イベント 第3回212位第7回571位KONAMI43位掘り出し155位レース・スポーツ72位NDS256位 つ・ついに…!! 甲子園出場 親切高校校歌 甲子園優勝 オラオラオラ~! ガンダーロボ出現 なんだかんだ言うても ドラフト キャッチマン 裏サクセス 諸君、入力の時だ 裏名前入力 イン・ザ・ナイツ 裏オープニング 愚行 裏オープニング モグラのラは、ラッパのラ 裏オープニング さあ!冒険だ! チャンバの街 ウロウロしてみま~ 広場のリンのイベントなど ボキャブラリー 教会イベント 今夜貴方のハートも頂きます レッドローズ あやしくないアルよ~ 遺跡内商人 ジ・アースパワー 溶岩マップ 水は命・・・ 水マップ エクスプローラー 山の遺跡 グリーンだよん 森の遺跡 ルンルンルインズ 塔の遺跡 バトォーワン! 白兵戦 バトォーツー! ディッガー戦闘 ボスノバ ボス戦 ウインナー! 戦闘勝利 また出やがりまして ガンダーロボ戦 アーメン・・・ 天使戦 どれにしようかな♪ 表開始時 ウキウキハッピーフゥ~!! 女の子とのイベント時(校内) 楽しいデート 女の子とのデート時 しんみり子 エピローグなど エンドレス・ダークネス バッドエンドルートのイベントなど ホの字です★ 彼女出来るとき、グッドエンドルートのイベント 垣間見る裏の世界 裏社会系の話が出るイベントなど 悪因悪果 悪いこと系のイベント ケラケラケミカル 田西や荒井三兄弟などの登場イベント こわひ・・・ テイが現れる場面など はんよ~ リセット後開始時 勝負だ! ミニゲーム開始時 いざ試合! 試合前 勝ちましてん。 勝利 負けましてん。 敗北 どないやねん。 引き分け ほっこり登録♪ クリア時 登録します! 選手登録 データみるみるみ~る 選手登録 パッパラー! 選手をポイントに いいんじゃねー アルバム(Good系) うっ、うぅ・・・ アルバム(Bad系) フャッフャッフャー アルバム 無念…(泣) アルバム(ゲームオーバー系) 終わりどす 野球魂0エンド また会いしましょー スタッフロール 野球仙人じゃ。 ゲームオーバー時 ホラ選んで ミニゲーム選択 ジャン・ポン・ケン! Pカード きたきたきた~ Pカードリーチ時 ふきふきレースだよ ぞうきん あとだしやーよ ちーぐーぱー 先輩!あっざーす! コンコンノック 射的テキテキ 射的 フィーバーテキテキ 射的フィーバー時 ラッキー 大吉 ハッピー 吉 スエッキー 末吉 キョー 凶 ダイキョー 大凶 ルンルン ミニゲーム成功 ガガーン ミニゲーム失敗 サウンドトラック パワプロクンポケット10 オリジナルサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1680.html
パワプロクンポケット13 part60-432~439,447 432 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/18(水) 16 04 10.78 ID UDQ0G6ui0 パワプロクンポケット13の表サクセス本編のみを投下。 彼女関連は今回のシナリオにあまり関わらないので割愛。 433 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 10 50.17 ID UDQ0G6ui0 Y中学から強豪校「混黒高校」に入学した主人公は野球の才能が高く、 幼馴染の雨崎優輝、餅田浩紀とともに野球部へ入部した。 入部直後から高い実力を見せつける主人公であったが、二ヶ月後のある日、 倉庫へ道具を取りにいったとき、突如ダンベルの棚が崩れ下敷きになってしまう。 命に別状はなかったものの、その事故が原因で利き腕の握力が低下し、 本来の力が発揮できなくなった主人公は福山校長から「野球部の邪魔になる」と切り捨てられ、 「開拓分校」に転校させられる。 混黒本校の12ある分校の一つ「開拓分校」に転入した主人公。 そこで主人公は、混黒本校よりも落差の大きい開拓の練習環境に愕然とする。 部員の話によると、主人公より前に開拓へ「都落ち」された人間がいたらしく、 プライドの高さ故に本校との大きな格差に絶望し、逃げ出したとのこと。 主人公は自分もこの環境に耐えられるのかと不安に駆られ、一日でも早く本校へ戻れるようリハビリに励む。 しかし野球部に馴染んでいくにつれ、主人公は分校の実態を知ることになる。 全12分校の生徒の学費が本校の設備維持に回されており、分校の部活では対外試合が認められない。 ぼろぼろのボール、でこぼこのグラウンド、まともな部室もなければ試合すらできないという 劣悪極まりない条件に主人公は野球を辞めようかと精神的に追い詰められる。 434 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 15 22.75 ID UDQ0G6ui0 ある日、川原で出会ったホンフーという中国系の男性との会話で あきらめるのはまだ早いと思い、再び野球部に顔を出すことにした。 活気づいた野球部を気にかけたクラスメイトの木村冴花がマネージャーになると、 引退する先輩の穴を埋める人間の勧誘を提案し、 主人公は分校や混黒本校から生徒を引き抜き、部員を集めることにした。 ある日の練習中、部員が打球を直撃されると医者の桧垣が治療にやってくる。 仲間の怪我の治療ついでに、主人公の身体を診せてもらうことにした。 診断の結果、主人公の神経に異常があるらしく、「しあわせ草」を使った治療なら半年で完治できると告げられる。 本来、身体能力を向上させるスポーツ禁止のしあわせ草だが、 近年の研究によって治療分野において目ざましい効果があることが判明されている。 治らないと思ってた怪我が治るという希望を見出した主人公はさっそく治療を受け、 それから半年後、主人公の怪我が完治した。 しかし桧垣から過度の練習はかえって怪我をしやすくなり、取り返しのつかないことになると注意される。 学校へ戻った後、冴花から怪我の具合を尋ねられるが、主人公は無意識的に順調だと嘘をついてしまう。 初めはリハビリ目的で転入してきたのだが、練習に励む分校の野球部員たちの姿を見ていくうちに 主人公の心境が変化し、彼らとともに甲子園に行きたいと思うようになってきたのだ。 そして練習中、優輝が主人公の様子を見にやってきた。 怪我の治った主人公に本校へ戻ってくるよう説得するが、主人公は開拓野球部として甲子園に挑むと宣言した。 主人公の言葉を聞き入れない優輝は、主人公と一緒に甲子園へ行きたいと言い残し、帰っていった。 435 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 19 42.75 ID UDQ0G6ui0 新学期を迎えた二年目の春、本校から何と優輝が転校してきた。 本人曰く監督に愛想を尽かされたというが、気になった主人公は優輝の妹で本校のマネージャーになった千羽矢に尋ねてみる。 主人公が転校した後、気の弱い優輝は上級生たちのいじめの標的にされてしまい、主人公のいる開拓へ逃げ出したことが判明する。 開拓野球部の紅白戦が実施され、分校に落とされてもなお実力を上げる主人公に優輝は主人公へのライバル心を芽生え始めていく。 そして迎えた校内戦、開拓分校は他の分校を倒し続け校内戦を制し、体育祭で混黒本校との対決に挑む。 混黒のエースに君臨する餅田がこれまで抱えた主人公と優輝への劣等感を吐露し、この試合で血祭りに上げてやると宣告する。 冴花と千羽矢の両マネージャーによる反則スレスレの頭脳戦が繰り広げられ、激闘の末、開拓分校が勝利した。 本校に勝利したものの、現状地方大会に参加できるのは混黒本校のみで分校は参加が許されない。 そこで冴花がジャーナリストの武内ミーナを紹介する。 彼女を通して混黒の実態を世間に公表し、開拓分校がひとつの学校として機能していると 世間に証明すれば、対外試合が認められるという筋書きだ。 開拓分校の事務員で元「開拓高校」校長の喜沢が混黒の福山校長の元を訪れ、 ミーナの書いた記事で揺さぶりをかけ、開拓の再独立を要求する。 それから数週間後、突如開拓分校が混黒本校から独立し、開拓高校になるというニュースが入ってきた。 開拓以外の分校は依然混黒の支配下であるが、ミーナはそう長くは持たないと推測する。 だがこれで、ひとつの高校として地方大会に参戦できる。 打倒混黒を目標に掲げ、主人公たちはより一層練習に打ち込んだ。 そして優輝は主人公を呼び出し、混黒に戻ると告げる。 主人公とともにならどこまでも行けるが、それでは主人公を超えることができない。 一人の高校球児として主人公に挑みたい、と。 優輝の答えに納得した主人公は快く優輝を送り出した。 436 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 24 52.35 ID UDQ0G6ui0 三年目、四月から晴れて「開拓高校」となり、もうすぐ夏の地方大会がやってくる。 甲子園へ挑む最初で最後のチャンス。 開拓野球部は着々と準備を進め、地方大会に参加する。 一回戦の先行高校で予期せぬ展開に現実逃避するところを冴花に折檻されながらも勝ち、 二回戦の高校キングのキャプテンの倣岸不遜振りにキレながらも倒し、順調に決勝へ駒を進めていく。 そして決勝戦、開拓高校は宿敵・混黒高校とぶち当たる。 エースの餅田と四番の優輝を擁する混黒との最後の戦いを制した主人公たち開拓高校は甲子園に進出した。 甲子園に出場し快進撃を続ける主人公たちはある夜、かつて開拓に落とされ行方をくらましていた大畠に出くわす。 開拓から姿を消した後、大畠はホンフーという男にスカウトされ、十三番高校の四番に君臨していた。 混黒本校には12ある分校のうちさらに13番目の分校が存在し、そこへ行った者は二度と戻ってこれないという都市伝説が伝わっていた。 その13番目のキャンパスこそが十三番高校で、監督を務めるホンフーの秘薬によってドーピングを施され、 超人的な身体能力と引き換えに副作用で崩れていく顔面を隠すため、選手達はホッケーマスクを被っていた。 一年目のときにホンフーが主人公に近づいたのは十三番高校へ誘い、モルモットにするためだった。 ホンフーの残忍な実験を知った主人公たちは憤慨する。 そして迎えた決勝戦、試合は開拓高校の優勢で進んでいく。 一方の十三番高校はドーピングの副作用で選手達の顔面が崩れかかっていた。 試合を取りやめてもおかしくない状態だったが、勝利を渇望する十三番ナインにホンフーは潜在能力を全て引き出す禁断のツボを施した。 想像を絶する激痛に耐え、十三番ナインは全ての力を出し切って開拓に立ちはだかる。 死闘の末、開拓高校が勝利し、悲願の甲子園を制した。 437 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 31 42.83 ID UDQ0G6ui0 それから月日は流れ、十一月。 主人公はドラフト会議で一位指名され、プロ入りを果たした。 優輝も指名されていたが辞退し、大学で一からやり直すらしい。 主人公はこれまで戦ったライバルたちを踏み躙ってきたと思いを馳せるが、 仲間から「お前のおかげで俺達に希望を与えてくれた」と感謝し、主人公の背中を後押しする。 その後、実態を暴かれた十三番高校は廃校処分を余儀なくされ、残る11の分校は混黒本校から独立し、 長きに渡る混黒の支配を抜け出した。 完 438 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 33 58.59 ID UDQ0G6ui0 以上、表本編は終了。 時間があれば14表のほうも手がけようと思う。 あと、彼女を作るといつもの展開になる。 彼女1…尻要員。誰かに聞かれてるほうが燃える(主人公が)。父親はシリーズの元黒幕だけど殺される 彼女2…トッテモ、オイシイヨ!(沙耶の唄的な意味で) 彼女3…主人公の○。近○相○ 彼女4…朝チュン。野球超人伝担当 彼女5…闇堕ち。ラブブレイカー 彼女6…緑髪。誰もいない教室で二人っきりの汗だくのスポーツを展開する 彼女7…隠し彼女。バレンタインではツンツンした気持ちをトッピングしてくれる。9の某緑髪の腹違いの妹 最後に、冒頭で主人公が事故に遭ったのは主人公を妬んでいた上級生の仕業。 これは某彼女ルートでないと判明しない。 439 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/18(水) 20 20 00.68 ID yv7wHYNE0 パワプロクンポケット乙です なんだか結末があっさりしてるけど、 黒幕のホンフーってやつが破滅したり十三番高校の生徒が救われたりはしないの? 優輝をいじめてたり主人公を妬んで事故に合わせた上級生達へのお咎めもなし? なんだかスッキリしないな >彼女3…主人公の○。近○相○ ええー 義理とかじゃないの?いいのかそれ? 447 :パワプロクンポケット13:2012/04/19(木) 15 13 14.23 ID dxWN/vkQ0 439 ホンフーは大会後に姿を消して、十三番の連中はエピローグでリハビリを受けてることが語られる。 先輩の件は、某彼女ルートのイベントを進めると二年目辺りできっちり制裁を受ける。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1436.html
パワプロクンポケット13 part60-432~439,447 432 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/18(水) 16 04 10.78 ID UDQ0G6ui0 パワプロクンポケット13の表サクセス本編のみを投下。 彼女関連は今回のシナリオにあまり関わらないので割愛。 433 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 10 50.17 ID UDQ0G6ui0 Y中学から強豪校「混黒高校」に入学した主人公は野球の才能が高く、 幼馴染の雨崎優輝、餅田浩紀とともに野球部へ入部した。 入部直後から高い実力を見せつける主人公であったが、二ヶ月後のある日、 倉庫へ道具を取りにいったとき、突如ダンベルの棚が崩れ下敷きになってしまう。 命に別状はなかったものの、その事故が原因で利き腕の握力が低下し、 本来の力が発揮できなくなった主人公は福山校長から「野球部の邪魔になる」と切り捨てられ、 「開拓分校」に転校させられる。 混黒本校の12ある分校の一つ「開拓分校」に転入した主人公。 そこで主人公は、混黒本校よりも落差の大きい開拓の練習環境に愕然とする。 部員の話によると、主人公より前に開拓へ「都落ち」された人間がいたらしく、 プライドの高さ故に本校との大きな格差に絶望し、逃げ出したとのこと。 主人公は自分もこの環境に耐えられるのかと不安に駆られ、一日でも早く本校へ戻れるようリハビリに励む。 しかし野球部に馴染んでいくにつれ、主人公は分校の実態を知ることになる。 全12分校の生徒の学費が本校の設備維持に回されており、分校の部活では対外試合が認められない。 ぼろぼろのボール、でこぼこのグラウンド、まともな部室もなければ試合すらできないという 劣悪極まりない条件に主人公は野球を辞めようかと精神的に追い詰められる。 434 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 15 22.75 ID UDQ0G6ui0 ある日、川原で出会ったホンフーという中国系の男性との会話で あきらめるのはまだ早いと思い、再び野球部に顔を出すことにした。 活気づいた野球部を気にかけたクラスメイトの木村冴花がマネージャーになると、 引退する先輩の穴を埋める人間の勧誘を提案し、 主人公は分校や混黒本校から生徒を引き抜き、部員を集めることにした。 ある日の練習中、部員が打球を直撃されると医者の桧垣が治療にやってくる。 仲間の怪我の治療ついでに、主人公の身体を診せてもらうことにした。 診断の結果、主人公の神経に異常があるらしく、「しあわせ草」を使った治療なら半年で完治できると告げられる。 本来、身体能力を向上させるスポーツ禁止のしあわせ草だが、 近年の研究によって治療分野において目ざましい効果があることが判明されている。 治らないと思ってた怪我が治るという希望を見出した主人公はさっそく治療を受け、 それから半年後、主人公の怪我が完治した。 しかし桧垣から過度の練習はかえって怪我をしやすくなり、取り返しのつかないことになると注意される。 学校へ戻った後、冴花から怪我の具合を尋ねられるが、主人公は無意識的に順調だと嘘をついてしまう。 初めはリハビリ目的で転入してきたのだが、練習に励む分校の野球部員たちの姿を見ていくうちに 主人公の心境が変化し、彼らとともに甲子園に行きたいと思うようになってきたのだ。 そして練習中、優輝が主人公の様子を見にやってきた。 怪我の治った主人公に本校へ戻ってくるよう説得するが、主人公は開拓野球部として甲子園に挑むと宣言した。 主人公の言葉を聞き入れない優輝は、主人公と一緒に甲子園へ行きたいと言い残し、帰っていった。 435 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 19 42.75 ID UDQ0G6ui0 新学期を迎えた二年目の春、本校から何と優輝が転校してきた。 本人曰く監督に愛想を尽かされたというが、気になった主人公は優輝の妹で本校のマネージャーになった千羽矢に尋ねてみる。 主人公が転校した後、気の弱い優輝は上級生たちのいじめの標的にされてしまい、主人公のいる開拓へ逃げ出したことが判明する。 開拓野球部の紅白戦が実施され、分校に落とされてもなお実力を上げる主人公に優輝は主人公へのライバル心を芽生え始めていく。 そして迎えた校内戦、開拓分校は他の分校を倒し続け校内戦を制し、体育祭で混黒本校との対決に挑む。 混黒のエースに君臨する餅田がこれまで抱えた主人公と優輝への劣等感を吐露し、この試合で血祭りに上げてやると宣告する。 冴花と千羽矢の両マネージャーによる反則スレスレの頭脳戦が繰り広げられ、激闘の末、開拓分校が勝利した。 本校に勝利したものの、現状地方大会に参加できるのは混黒本校のみで分校は参加が許されない。 そこで冴花がジャーナリストの武内ミーナを紹介する。 彼女を通して混黒の実態を世間に公表し、開拓分校がひとつの学校として機能していると 世間に証明すれば、対外試合が認められるという筋書きだ。 開拓分校の事務員で元「開拓高校」校長の喜沢が混黒の福山校長の元を訪れ、 ミーナの書いた記事で揺さぶりをかけ、開拓の再独立を要求する。 それから数週間後、突如開拓分校が混黒本校から独立し、開拓高校になるというニュースが入ってきた。 開拓以外の分校は依然混黒の支配下であるが、ミーナはそう長くは持たないと推測する。 だがこれで、ひとつの高校として地方大会に参戦できる。 打倒混黒を目標に掲げ、主人公たちはより一層練習に打ち込んだ。 そして優輝は主人公を呼び出し、混黒に戻ると告げる。 主人公とともにならどこまでも行けるが、それでは主人公を超えることができない。 一人の高校球児として主人公に挑みたい、と。 優輝の答えに納得した主人公は快く優輝を送り出した。 436 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 24 52.35 ID UDQ0G6ui0 三年目、四月から晴れて「開拓高校」となり、もうすぐ夏の地方大会がやってくる。 甲子園へ挑む最初で最後のチャンス。 開拓野球部は着々と準備を進め、地方大会に参加する。 一回戦の先行高校で予期せぬ展開に現実逃避するところを冴花に折檻されながらも勝ち、 二回戦の高校キングのキャプテンの倣岸不遜振りにキレながらも倒し、順調に決勝へ駒を進めていく。 そして決勝戦、開拓高校は宿敵・混黒高校とぶち当たる。 エースの餅田と四番の優輝を擁する混黒との最後の戦いを制した主人公たち開拓高校は甲子園に進出した。 甲子園に出場し快進撃を続ける主人公たちはある夜、かつて開拓に落とされ行方をくらましていた大畠に出くわす。 開拓から姿を消した後、大畠はホンフーという男にスカウトされ、十三番高校の四番に君臨していた。 混黒本校には12ある分校のうちさらに13番目の分校が存在し、そこへ行った者は二度と戻ってこれないという都市伝説が伝わっていた。 その13番目のキャンパスこそが十三番高校で、監督を務めるホンフーの秘薬によってドーピングを施され、 超人的な身体能力と引き換えに副作用で崩れていく顔面を隠すため、選手達はホッケーマスクを被っていた。 一年目のときにホンフーが主人公に近づいたのは十三番高校へ誘い、モルモットにするためだった。 ホンフーの残忍な実験を知った主人公たちは憤慨する。 そして迎えた決勝戦、試合は開拓高校の優勢で進んでいく。 一方の十三番高校はドーピングの副作用で選手達の顔面が崩れかかっていた。 試合を取りやめてもおかしくない状態だったが、勝利を渇望する十三番ナインにホンフーは潜在能力を全て引き出す禁断のツボを施した。 想像を絶する激痛に耐え、十三番ナインは全ての力を出し切って開拓に立ちはだかる。 死闘の末、開拓高校が勝利し、悲願の甲子園を制した。 437 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 31 42.83 ID UDQ0G6ui0 それから月日は流れ、十一月。 主人公はドラフト会議で一位指名され、プロ入りを果たした。 優輝も指名されていたが辞退し、大学で一からやり直すらしい。 主人公はこれまで戦ったライバルたちを踏み躙ってきたと思いを馳せるが、 仲間から「お前のおかげで俺達に希望を与えてくれた」と感謝し、主人公の背中を後押しする。 その後、実態を暴かれた十三番高校は廃校処分を余儀なくされ、残る11の分校は混黒本校から独立し、 長きに渡る混黒の支配を抜け出した。 完 438 :パワプロクンポケット13:2012/04/18(水) 16 33 58.59 ID UDQ0G6ui0 以上、表本編は終了。 時間があれば14表のほうも手がけようと思う。 あと、彼女を作るといつもの展開になる。 彼女1…尻要員。誰かに聞かれてるほうが燃える(主人公が)。父親はシリーズの元黒幕だけど殺される 彼女2…トッテモ、オイシイヨ!(沙耶の唄的な意味で) 彼女3…主人公の○。近○相○ 彼女4…朝チュン。野球超人伝担当 彼女5…闇堕ち。ラブブレイカー 彼女6…緑髪。誰もいない教室で二人っきりの汗だくのスポーツを展開する 彼女7…隠し彼女。バレンタインではツンツンした気持ちをトッピングしてくれる。9の某緑髪の腹違いの妹 最後に、冒頭で主人公が事故に遭ったのは主人公を妬んでいた上級生の仕業。 これは某彼女ルートでないと判明しない。 439 :ゲーム好き名無しさん:2012/04/18(水) 20 20 00.68 ID yv7wHYNE0 パワプロクンポケット乙です なんだか結末があっさりしてるけど、 黒幕のホンフーってやつが破滅したり十三番高校の生徒が救われたりはしないの? 優輝をいじめてたり主人公を妬んで事故に合わせた上級生達へのお咎めもなし? なんだかスッキリしないな >彼女3…主人公の○。近○相○ ええー 義理とかじゃないの?いいのかそれ? 447 :パワプロクンポケット13:2012/04/19(木) 15 13 14.23 ID dxWN/vkQ0 439 ホンフーは大会後に姿を消して、十三番の連中はエピローグでリハビリを受けてることが語られる。 先輩の件は、某彼女ルートのイベントを進めると二年目辺りできっちり制裁を受ける。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1509.html
パワプロクンポケット9 Part54-159~163,185~188,193~197,223~227,247~253,271~274,393~404 159 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 21 31 58 ID uv/jaQh90 それでは、書き込んでいこうと思います。 登場人物紹介でかなり長くなってしまいそうです。 【あらすじ】 最近、近所に進出してきた「ジャジメントスーパー」の影響により、遠前町の「ブギウギ商店街」は客足も少なくなっていった。 そんな中、各地を旅しているときに遠前町にやってきた主人公は、 商店街の野球チームブギウギビクトリーズに助っ人としてチームに加入する。 主人公らをはじめとする助っ人により、ビクトリーズは徐々に地元でも話題にでるようになった。 そしてビクトリーズを使って遠前町は町興しを図ろうとするが・・・ 【登場人物・チームメイト1】 ・主人公(デフォルト名で変更可) 各地を旅で放浪し、過去に野球をやっていたこと以外は謎の男。 遠前町の河川敷でテントを建て、ホームレス紛いの生活をしている。 ケンカが強く、歴代パワポケ主人公で2番目に戦闘能力が高い。 「パワプロ」・「パワポケ」の主人公で彼だけ微妙に無精髭がある。 普段は茶色のテンガロンハットとマントを着用している。 ・権田正男(ごんだ まさお) ビクトリーズのキャプテンであり、25歳、独身。両親と魚屋を営んでいる。 乱暴で一本気な性格だがチームメイトからの信頼は厚い。 徐々に増えていく助っ人が商店街メンバーのスタメンを外していくのを不満に思っている。 ポジションは捕手で一塁手と三塁手もできる。助っ人に劣らない実力の持ち主。 ・木川則夫(きかわ のりお) やせ顔のビクトリーズの投手で自称エース。 以前は親の脛をかじって暮らしていたが、現在は一人で古本屋を経営している。 商店街の人にはお世話になっているため、商店街に対する想いは強い。 ・青島三郎(あおしま さぶろう) 商店街の一角で開業医をしており、お金が無い人でも無料で治療や薬を与えたりしている。 若いときに勉強ばかりしていたため運動は得意では無いが、 野球が好きで練習してプレーできるようになった。 ポジションは一塁手で二塁手、外野手もできる。 並木潤一郎(なみき じゅんいちろう) ビクトリーズの選手で遠前町の在住交番。 気弱で周囲に流されやすいが、親切で職務に忠実であり、商店街の人々に親しまれている。 非番の際に練習しているが、ちょっとお疲れ気味。 ポジションは三塁手で一塁手と外野手もできる。 160 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 40 53 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト2】 以下は助っ人達の紹介ですが、寺門以外はランダムイベントやうろつきで仲間になります。 基本的に定期イベントでは寺門以外は登場しません。 ・寺門男(じもん だん) 赤ん坊の頃、「少森寺」に拾われ、そこで拳法を習っていた。 20年以上、少森寺から出たことがなく、寺を飛び出して各地を放浪していた。 ビクトリーズの練習を見て練習させてもらったが、全くできず修行させてくれとビクトリーズに加入。 ポジションは外野手で捕手もでき、能力も高い。 定期イベントで仲間になるため登場も多く、変人揃いの助っ人の中でも常識人。 ・ピエロ(ぴえろ) 隣町のサーカスで脱走してきた野ピエロ。 主人公に「魔界からやって来た」といわれるほど、強烈な顔をしているが、 本人はカワイイ顔だと思っている。デフォルメキャラで唯一の鼻がある。 主人公から凄いプレーをすれば観客も喜ぶの一声で皆を笑顔になってもらうべく、チームに加入。 ポジションは遊撃手と二塁手。能力のバランスがよく、特に走力が高い。 ・ムシャ(むしゃ) 鎧武者ともいうべき格好をしているビクトリーズの助っ人。 正体は過去の罪により成仏できない武士であり、主人公ら困っている人達を助け成仏するためにチームに加入。 思念を他人に植え付けることで鎧武者である違和感を無くしている。 ポジションは一塁手。武士らしく真っ当な性格である。 ・水間美偉人(すいま びいと) 過去に高校野球で甲子園まで行った事もある豪腕投手。 しかし今はとある事情で水泳帽にゴーグルの格好で「陸を泳ぐ」変人である。 川で溺れているところを主人公に助けられ、野球について話すとチームに加入する。 ポジションは投手で150キロを超える速球とスローカーブが武器だがコントロールは悪い。 161 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 42 27 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト3】 助っ人の続きです。 ・電子炎斬(でんし えんざん) パソコンオタクであり、ノートPCの電源が切れると自分も停止する体質をもっている。 ネット世界ではほぼ神扱いであり、口癖は「キィィィボォォォドォォォ!!!!!」 主人公と出会い、自作した野球プログラムを馬鹿にされたため、その理論を証明するためにチームに加入。 ポジションは投手であり、アンダースロー投法でコントロールも高い。 ・城田鉄幹(しろた てっかん) 遠前町にあるレストラン・ブランネージュの親会社代表人である人。 料理の腕は超一流であり、主人公の食べ残しから「肉」を作りだすほどである。 主人公と出会ってから野球が気になるようになり、主人公に誘われチームに加入。 ポジションは外野手。歳をとっているが、それを感じないパワーの持ち主。 ・カニ怪人(かに かいじん) 怪人量産マシーンなるものからカニと融合して人間からカニ怪人になった。 秘密基地をつくるために遠前町に下見に来ていたところを主人公に誘われチームに加入。 人に迷惑をかけるだけの悪の組織に嫌気がさし、悪の組織をやめようかと思っている。 ポジションは三塁手と一塁手。過去に高校野球の経験があり、パワーと肩力は高い。 ・白徳人(はく のりと) 青い学生帽とマントを羽織った知識人然とした格好。年齢は20代。 身に付けた知識で問題に突っ込み、引っかき回して去っていくらしい。 主人公とは知り合いで、主人公に誘われチームに加入する。 ポジションは二塁手で遊撃手と捕手もでき、守備が高いが打撃重視の助っ人の中ではいまいち地味。 162 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 23 08 ID uv/jaQh90 【登場人物・商店街の人々】 ・神田カンタ(かんだ かんた) 今作の眼鏡君。9歳。ちなみに矢部一族とは何の関係もない。 主人公に助けてもらったことにより、最初に仲良くなる。主人公をおじちゃんと呼ぶ。 母親と二人で暮らしている。ずる賢いところもあるが無邪気な少年。 ちなみに「~でやんす」を付けて喋るときと付けずに喋るときがある。(他人から教えてもらったものである) ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・大村鉄治(おおむら てつはる) ブギウギ商店街の復興委員会の委員長。代々伝わる金物屋を経営している。 あまり商売っ気は無く、出世欲も無く、日々暮らしていくだけの収入があればいいと思っている。 野球が大好きで練習もしていたが、腰を悪くしてからは見に行くだけになってしまった。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは捕手と外野手。 ・神田奈津姫(かんだ なつき) カンタ君のお母さん。年齢は20代後半。カレー屋を経営しており、彼女候補でもある。 未亡人で5年前に夫が先立たれてから女手一つでカンタを育ててきた。夫は当時ビクトリーズのキャプテンだった。 ソフトボールの経験者であり、当時はサードを守っていた。バントなど小技が得意な選手であった模様。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは三塁手で遊撃手と二塁手もできる。 ・広川武美(ひろかわ たけみ) 商店街で漢方屋を経営している。奈津姫の親友であり、彼女候補である。 ロマンチストであり、たびたび「ロマン」という言葉を使う。子供っぽい性格で話を乱すのが得意。 彼女を攻略すると武美の正体と過去を知ることができる。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・向井幸(むかい さち) ブギウギ商店街に住む、イカしたファッションのおばさん。 その場の正しい意見に賛成するので、意見がころころ変わる。妙な存在感がある。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手で三塁手と一塁手もでき、威圧感をもっている。 163 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 44 06 ID uv/jaQh90 【登場人物・その他重要人物】 ・大田洋将(おおた ひろまさ) ジャジメントスーパー遠前町の支店長。いまいち部下から信頼されていない。 ブギウギ商店街の土地を奪うべく、様々な方法で商店街を潰そうとする。 調子に乗りやすい性格であり、その性格が返って仇になってしまう。 ・椿(つばき) 青いテンガロンハットとマントを着用した金で動く、トラブル解決屋。 かつて主人公と「正義のヒーローの真似事をしていた」と語り現在はライバル関係である。 支店長の大田に雇われ商店街を潰すべく、たびたび野球の試合で勝負する。 ポジションは外野手で、元プロの投手から100連続でホームランを打つなど非常に能力がバランス良く高い。 ・スーパーの店員(すーぱーのてんいん) 支店長・大田とセットで登場。商店街と交渉役など結構出番がある。 無能な上司にめげずに今日もローン返済のため頑張っているらしい。 ・番長、ソルジャー、ロボ 椿の仕事仲間。主人公の邪魔をするべく3人掛りで戦う。 ポジションは番長が一塁手、ソルジャーが外野手、ロボが捕手。3人とも能力が高い。 なお登場人物については定期イベントで登場する人物+チームメイトの記載とさせていただきました。 185 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 17 12 31 ID lXwNkRZZ0 【OP】 ※主人公の名前は「パワポケ」で統一します。 川原で一人の少年とガラの悪い男達が何やら口論をしていた。 「お前なんだろっ!俺達の車にラクガキしやがった奴ぁ!」 「オイラ知らないでやんす!」 「お前なぁ!子供だと思ってナメてたら、イタイ目をみるぞ!」 「へん!お前達の悪だくみを、オイラ知ってるでやんす!」 「な、なんだと・・・・・」 「お前らは早く、この町から出て行くでやんす!」 「こ、このガキャあ・・・・!」 男達が今にも少年に殴りかかろうとしたとき、 「おいおい・・・大の大人がよってたかって子供をいじめるなんてあんま格好のいいもんじゃないな」 茶色いテンガロンハットにマント、黄色いマフラーをした、いかにも風来坊姿の男が口論に入ってきた。 「な、なんだお前!」 「なぁに・・・ただの通りすがりのおせっかい野郎さ」 「ちっ!てめえ!やっちまえ!」 男達が風来坊に殴りかかったが、難なく男達を投げ飛ばした。 「ち、ちくしょう・・・・・。」 「もう、子供をイジメる様なマネはするんじゃないぞ」 「わーい!おじちゃん、すごいでやんす!」 風来坊は子供に向き合い頭を撫でながら、 「ぼうやも、危ない事に首をつっこむんじゃないぞ。」 「うん!でもオイラはぼうやじゃなくてカンタでやんす!」 「そうか、カンタ君か。・・・ところでカンタ君。おじさんはとてもお腹が空いてるんだ」 「なら、オイラの家に来るでやんす。オイラの家はカレー屋でやんす!」 「・・・カレーか。カレーは大好物だよ。」 「じゃあ、ついて来るでやんす!」 カンタ君と風来坊はカレー屋に向かって歩き始めた。 186 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 02 41 ID lXwNkRZZ0 【4月8日、日曜日】 カンタと風来坊はカンタの家である、カレー屋「カシミール」に到着した。 「母ちゃん、母ちゃん!」 「どうしたのカンタ。誰かとケンカしたの?」 カンタの母親である神田奈津姫が店から出てきた。 「いや、違うんでやんす!今日は友達を連れてきたんだよ」 「へえ・・・あら?」 「どうも、初めまして」 「あ・・・どうも、こんにちは」 「このおじちゃんに、助けてもらったんでやんす」 「カンタ、その「やんす」と言うのはいい加減にやめなさい」 「もう、今そんなことはどうでもいいはないかよぉ~」 風来坊は困った顔で、 「えーと・・・じゃ、おじさんはこの辺で」 「あ、ダメだよ、帰っちゃ!ウチのカレーを食べていってよ。おいしいんだからさぁ!」 カンタにすがられるままに店に入っていく。 「・・・ごちそう様でした」 「うちの息子を助けてくださったそうですね」 「たまたま通りがかったら、大の大人が3人がかりでしたからね。さすがに見逃せないでしょう」 「・・・・・・・・・お恥ずかしい話ですが、どうやら悪いのはカンタの方みたいです」 「えっ?」 「この商店街の野球チームがスーパーのチームに負けたんです。あの子ったら、その腹いせにそのスーパーの車に落書きをしたらしいんですよ」 「だって、あいつら汚いんでやんすよ!元プロの連中とか連れてきて。あんなの草野球じゃないでやんす!」 「草野球の試合に元プロ?・・・どうやら、何か事情があるみたいですね」 「・・・・・・・。この店に来るまでに、商店街を見てなにか気づいたことはありませんか?」 「そういえば、休日のお昼過ぎなのにシャッターの閉まってるお店が多かったですね」 「2年前に、郊外の幹線道路近くに総合スーパーができたんですよ。ほら、有名なジャジメントグループの」 「さっき話に出てきた野球チームのスーパーですか?」 「はい。あのスーパーが出来てからこの商店街へ来るお客さんもずいぶんと減ってしまって。でも、本当はあのスーパーこの県の条例違反なんですよ」 「大型店の出店規制の条例ですか。確かに、あっちに人が行ってしまうとこの商店街に人は来ませんね」 「で、役所を動かそうと商店街は頑張ってるんですけどね。なかなかうまくいかなくて」 187 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 19 39 ID lXwNkRZZ0 「大変ですね。でも、それがどうして野球に結びつくんです?」 「この商店街の野球チーム、ちょっと前まで強かったんですよ」 「それで、それを自慢にしているところがあったんですけどね。でも・・・連敗中なんですよ。」 「つまり、スーパーのチームに負け続けているってことですか?」 「まあ、よそから見れば子供っぽいケンカですよね。・・・でも、やっぱり野球のチームが負けるとがっかりします」 「やっぱり、強いところに抵抗してもかなわないんじゃないかって商店街の空気も変わってきましたし」 「・・・・・・・・・。おいしいカレー、ありがとうございました。俺はこれで失礼します」 「いえ、こちらこそ!ありがとうございました」 風来坊がカシミールから立ち去ろうしたとき、カンタから 「おじちゃん、帰っちゃうの?」 「・・・少し、この街に用事ができた」 「やったでやんす!オイラにも、何か手伝えることがあるでやんすか?」 「そうだな・・・じゃあ、とりあえずこの商店街の会長さんってどこにいるか教えてくれないか?」 「まかせて、おじちゃん!」 カンタが走りさった後にポツリと 「確かに、おせっかい野郎だな」 188 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 35 15 ID lXwNkRZZ0 「野球チームに助っ人だって?」 疑問を持って来たのは野球チームのキャプテン、権田正男。 「ああ、そうなんだ。こちらの方なんだがね」 パワポケを紹介したのは商店街復興委員長である、大村鉄治。 「どうも、パワポケです」 「おいおい、会長さんよぉ~俺達ビクトリーズは商店街のメンバーだけで戦うって言ってなかったっけ?」 「いや、しかしだね・・・」 「ああ・・・まあ、いいか。それで、アンタ野球の経験は?」 「・・・ルールは、知っている」 「あははっ、そりゃいいや!アンタがいれば心強いね。俺は権田だ。権田正男。よろしくな!」 「ああ、よろしく」 「そうだ、ちょっと打ってみな。バットの振り方ぐらいわかるよな?おおい、のりお!ちょっとこいつに投げてくれ」 「おっけー。あ、そらよ!」 ボールを投げたのはビクトリーズの投手、木川則夫。 (ぴしゅ!) (カキーん!) 「・・・こいつは・・・飛ばしたな」 「・・・役に立ちそうかね?」 「ああ、そりゃもちろん」 「よし、じゃあ決まりだ!権田君、彼にいろいろと教えてくれたまえ」 「権田さん、よろしく頼む」 「よしてくれ、権田でいいよ。とりあえず、練習で怪我をしないように走りこんで、体力を上げておけよ」 「よし、まかせろ」(タッタッタ・・・) 勢いよく走り込んでいくパワポケ。 「おーい、ユニフォームを貸すから、せめて着替えてからにしろ!・・・やれやれ、それにしてもいきのいい奴が来たもんだ」 こうして風来坊パワポケの野球チームの助っ人としての日々が始まった・・・。 193 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 20 46 00 ID uU+oSgmc0 ビクトリーズに加入した主人公は練習後、再び川原にて権田とカンタに会っていた。 「・・・・・よし、そのままロープを持っててくれよ。・・・・・よし、できた」 「テントの完成でやんすね」 「おいおい、本当にここにテント張ってんのかよ。さっき練習で聞いたときは冗談だと思ってたぜ」 「しばらく滞在することになりそうなんでね」 「だけど草野球のためってわけじゃないんだろう。目的は何なんだ?」 「野球がやりたくなったから、じゃあダメか?」 「よせやい。ここに留まる理由になんないぜ」 「本当は、単なる気まぐれだ。一休みしたくなったんだ」 「やれやれ、どこまで本気かわからねえ奴だな。・・・ま、いいや。お前のユニフォームを持ってきた。 いつまでも、俺の着替えで練習するわけにはいかんだろ」 「ありがとう」 「この背番号は、この前チームをやめた奴のもんだ。・・・いい選手だったんだがな。 この商店街じゃ食っていけないって引っ越していったんだ」 「・・・・・・ジャジメントスーパーに勝てばそういう状況も変わるかな?」 「ま、そいつは無理だろうね。・・・だが、ジャジメントのやつらは気にいらねえ。せいぜい試合で一泡吹かせてやるさ」 「オイラも応援するでやんす!」 194 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 07 38 ID uU+oSgmc0 【4月9日月曜日】 風来坊が遠前町に来て翌日、神田家にて。 「母ちゃん、いってきます!」 「寄り道しないで帰るんだよ」 「あ、今日はおじさんの所に寄っていきたいんだけど」 「おじさん?」 「昨日ここに来た人だよ!今、川原のテントに住んでるんだ」 「ええ?」 場所は移動して川原 「・・・・・・本当だわ」 「あれ、なっちゃん。今日は、お店は休みにするの?」 奈津姫のところに来たのは彼女の親友、広川武美。 「お店なら、ちゃんと開けます。そんなことより、あれ見てよ」 「ああ、釣りをしている人?なるほど、あれが野球浪人か」 「・・・野球浪人?しかも、もう噂になってるの?」 「うん。ていうか、なっちゃんも噂を聞いて来たんじゃないの?」 「昨日カンタがいじめられているところを助けてくれたらしいけど、まさか居着くとはねぇ。ねぇ、ちょっと気味が悪くない?」 「そお?私は好きだけどなぁ、そういうの。ん~~~、何て言うの? そう、ロマンよロマン!ロマンを感じるなぁ。ロマンって、いい響きだよね?」 「あのね、もうちょっと真面目に・・・えっ、ちょっとどこ行くの?」 「よっ、兄さん。何か釣れてる?」 「ああ、たった今、一人釣れた。」 「あはは、それって私のこと?あ、私は広川武美。商店街で漢方薬売ってるんだ。で、あっちが奈津姫。」 「奈津姫?」 「・・・昨日はどうも」 「ああ、カンタ君のお母さん。おはようございます」 「おはようございます。・・・まさか滞在なさるんですか」 「まあ、もともと気楽な旅ガラスでしたからね」 (旅ガラス~!?これって、笑うところなのかしら) 「あ!そろそろお店の準備しないといけないんじゃない?」 「あ、そ、そうね。それじゃ失礼します!」 「じゃあね、旅ガラスさん」(スタスタ・・・) 二人が立ち去った後、 「・・・不審の目で見られるのは仕方が無い。だが旅ガラスはやめておけばよかったな」 195 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 25 38 ID uU+oSgmc0 その後、パワポケのもとに警察官がやって来た。 「おい、アンタ!」 「はい、何でしょう?」 「こんなところで、キャンプなんてしちゃダメだよ。早く家に帰りなさい」 「あ、まずいですか。ここはキャンプ禁止とか」 「いや、そうじゃない。どういう事情か知らないけど、つらいことから逃げてちゃダメだよ。 家に帰りづらい事情があるなら本官が相談に乗ってあげるから」 「あ・・・家はないんですよ」 「・・・家が無い?じゃあ家族とか親戚は?」 「それもないんですよ。ただいるべきところを探して、ずっと旅をしています」 「・・・・・・・・・・・・」 「並木巡査!何をしてらっしゃるんですか?」 どこからか現れた、白衣姿のおじさん、青島三郎。 「やや、これは青島先生。この不審人物を事情聴取していたのです」 「ああ、先日わがビクトリーズに加わったパワポケさんですね」 「なんと!では、新戦力でありますか」 「ええ、商店街の会長さんの紹介ですよ。・・・そういえば並木巡査。最近、練習で見かけませんな」 「そ、それはその・・・いや、面目ないであります。ではパトロールに戻るであります!」 (タタタタタッ・・・・・) 「どうも、ありがとうございます」 「あんたは、ウチのチームの貴重な新戦力だからね。 並木巡査は、会長さんの名前だしたからもう何も言ってこないと思うけど、こんな所に住んでだら病気になるよ?」 「その時は、先生の病院にお世話になります」 「ハハハ、言っとくけどウチはつけが効かないからね。治療代は現金払いで頼むよ」 196 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 44 26 ID uU+oSgmc0 【4月12日】 ビクトリーズに加入して数日後、神田家にて。 「ねえ、川原に住みついている人のことだけど」 「パワポケさんのことでやんすか?」 「あんまり会いにいっちゃだめよ」 「どうしてでやんすか?オイラの友達でやんす!」 「あの人、普通の人じゃないでしょ?」 「普通の人って?」 「ええと、定職をもっててちゃんとした所に住んでる人、かな」 「よくわからないでやんす」 「一緒にいたら、カンタまで変な目で見られることになるのよ」 「変な目で見られてもオイラは平気でやんす」 「いい加減にしなさい、カンタ!」 「学校に行ってきますでやんす」 (タタタタタッ・・・・・) 「・・・やっぱり、はっきりしとかないとダメかしらね」 場所は移動して川原。 「もしもし、いらっしゃいますか?」 「あ、カンタ君のお母さん」 「今日こそは、はっきりと聞かせていただきます」 「何をです?」 「あなたの目的です」 「ええと・・・商店街の野球チームが強くなれば、商店街にも少しは活気が戻るかと・・・」 「そうじゃなくて、どうしてここの商店街を気にかけてくださるのか、ということです」 「ああ、それは見過ごせないからです。強いものが弱いものを押しつぶす、そういうのが許せない性質なんです」 「そんなこと、世の中にいくらでもあるでしょうに。いちいち気にしていたら、ちっとも前に進めませんよ」 「・・・だから、ここに留まってしまったんですよ」 「・・・とにかくカンタにはあまり近寄らないでください。悪い影響がありますから」 「ご迷惑、ですかね」 「ええ、とっても迷惑です。将来、あの子が川原でテント生活するようになったら大変ですもの」 「カンタ君は俺みたいにはならないと思いますよ」 「当然です!・・・そうだ。あなたが、もっとまともな生活をすればいいんだわ」 「・・・え?」 「景気がいいととは言えないけれど、あちこち探してみればどうかしら。きっといい仕事が見つかると思うの」 ※うろつきコマンドが実行可能に。 ちなみに主人公は仕事を勧められても仕事をしたりはしません。 197 :ゲーム好き名無しさん:2010/11/03(水) 01 18 50 ID Afsj0PmB0 ほう、今回の主人公は Not in Employment, Education or Training(シゴトシテナイ ベンキョウチュウデモナイ)な人、略してNEETか ニートが主人公ってどうなんだろうな 223 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 26 46 ID rW3U/81I0 197 もともとパワポケ9はニート編として制作してたみたいですから、その名残みたいですね。 224 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 45 59 ID rW3U/81I0 【4月21日・土曜日】 主人公がビクトリーズに加入してしばらくし、大村会長から試合の話が入ってきた。 「みんな、狂犬ドッグス」との試合が来週の土曜日に決まったぞ」 「狂犬ドッグス?」 「ああ、名前は危ねえけど、まったく普通の野球チームだ。ウチの連敗ストップにはちょうどいい相手だな」 「連敗ストップ?」 「なんだよ、知らなかったの?ここんとこ、ウチは負け続けなんだよ。いい選手は引越しちゃうし、とんだ弱小チームに成り下が・・・」 「のりお、そこまでにしろ!これまでどうだろうと、今回は勝つ。お前という助っ人もいることだしな!」 「ああ、任せろ」 「おお、心強いね。よーし、それじゃ来週の試合に向けて練習だ!」 225 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 01 55 ID rW3U/81I0 【4月28日・土曜日】 ついに主人公が加入して初めての試合の日がやってきた。 「ガルルルルル・・・」 「どうも、よろしく頼みます!」 「あれ、ひょっとして今日の相手?」 「そうだよ。ユニフォーム着てるだろ?」 「ガルルルルル・・・」 「おい、相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「ガルルルルル・・・」 「あはは、他人を見かけで判断しちゃいけないよね」 (ガブッ!) 「うわっ、噛んだ!噛んだー!」 「おい、のりお!遊んでないで、とっとと試合前の練習を始めるぞ!」 ビクトリーズVS狂犬ドッグス 主人公の操作は野手は打撃のみ、投手はランナーが出たときのみ。試合展開はランダムに決まるため、必ず勝つということは無い。 狂犬ドッグスは足の速い選手が多いが他の能力は並程度。 「よし、勝ったな!次も勝つぜ!」 試合終了後、試合を見に来たカンタがやって来た。 「お疲れ様でやんす!パワポケさん頑張ったね」 「ありがとう。あれ、お母さんは?」 「母ちゃんは、その・・・野球があまり好きじゃないから」 (タタタタタッ・・・) 「え?おーい・・・」 「何だよ、知らなかったのか?」 「何を?」 「奈津姫の4年前に亡くなったご主人は野球が大好きでこのチームのキャプテンだったんだぞ」 「それでどうして・・・」 「ご主人のいない今のチームを見るのが辛いんだろ。なあに、またチームが強くなればそのうち、昔みたいに応援に来てくれるさ」 「・・・・・・・」 226 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 14 11 ID rW3U/81I0 【4月29日・日曜日】 遠前町に一人の胡散臭い男がふらりと現れた。 「まったく、しらけた町だな。おーい、そこの少年!」 「オイラでやんすか?」 「他にいねえだろ。それより、最近このあたりで何か変わったことはないか?」 「変わったことでやんすか?」 場所は変わり、主人公の住む川原。 「・・・・・・。今日は、さっぱり釣れないな。・・・!」 「なんだ川原に住み着いた野郎ってのはやっぱりお前かよ」 「お前は椿!」 「おじちゃん、この人と知り合い?」 「・・・まあな」 「俺達は昔は一緒に組んでたんだ。いいコンビだったよな」 「だが、お前はいつからか金で雇われて何でもするようになった」 「おいおい、今でも正義の味方気取りか?いい加減そういうのには卒業しろよな」 「悪党が、正義の味方よりはマシとは思えないんでね」 「悪党?俺のことか?ドライになったって言って欲しいね。金を貰って人助けをしてるんだ。いわば才能の有効活用ってやつよ」 「・・・そうか」 (スタスタ・・・) 「おやおや、相変わらずスカした野郎だぜ。さて、この町で何が起こっているのかね。へへ、面白くなってきやがった。あばよ坊主、また会おう!」 (タタタタタッ・・・) 「・・・波乱の予感でやんす」 ちなみに椿はパワポケ7で登場したブルー、主人公は同じくパワポケ7で登場したレッドの可能性がある。 227 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 38 13 ID rW3U/81I0 【5月2日】 遠前町に今度は赤毛の青年がやってきた。 「さて、この町ではどんな出会いがあるのかな」 「わんわん!」 「あっ、こら!ボールを返せ!それは売り物だぞ!」 (パッ!) 「わん?(咥えてたボールが取られた?)わんわんわん!(くそっ、ここは退却だ!)」 (タタタタタッ・・・) 「野球のボールか・・・」 「ああ、ありがとう!あ、でも歯型がついちゃったな。あーあ、こりゃ売り物にならないよ」 「じゃあ、貰っていいかな?野球にちょっと思い出があるんだ」 「へえ、そうなのかい?じゃあ山の上のグランドへ行ってみたらどうだい?」 「?」 場所はグランド、ビクトリーズが練習中。 「なるほど、商店街の草野球チームが練習してるのか。・・・思い出すなぁ、少森寺でキャッチボールしたんだよな」 (カキーン!) 「あ、そこの人危ない!」 (パシッ!) 「・・・ナイスキャッチ」 「おい、野球やってんのなら俺も仲間に入れてくれよ」 「はぁ?」 「何だって?」 「飛び入り参加か。野球の経験はあるのか?」 「キャッチボールならやったことあるぜ」 「キャッチボール!?あはははは!」 「・・・何がおかしいんだよ。いいか、俺は少森寺で最強の拳法を身につけた男だぞ。 プロの野球だって、ちゃんと何回か見たことがあるんだ」 「わかった!わかったから!とりあえずノックでもやってみる?」 「ふん!任せろ!」 (そして・・・) 「あ、あれ?・・・捕れない・・・」 「まあ、ちょっと難しすぎたかな?」 「うおお!俺は野球をナメていた!こんなに難しい流派だったなんて!」 「・・・いや、だがグラブには何級か当てているな。パワポケ、どう思う?」 「凄い反射神経だ。ちゃんと練習すればいい選手になるんじゃないか」 「なあ!あんた達!俺を入門させてくれ!野球を修行したいんだ」 「修行って・・・そもそもお前は何者なんだ」 「よくぞ聞いてくれた!俺の名は寺門男!家を持たない流れ者さ」 「えっ、流れ者?」 「旅から旅への旅ガラスだ!なんなら風来坊って呼んでくれていいぜ。まあ、俺みたいな奴は珍しいらしいがな!」 「・・・とりあえず、風来坊なら目の前にもう一人いるぞ」 「え?」 (寺門が仲間になった!) 寺門 ミートF パワーB 走力B 肩力B 守備E エラー回避G 外野・捕手 特殊能力 固め打ち 走塁○ 守備職人 体当たり 247 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 04 01 ID hVXgLW9A0 【5月12日・土曜日】 再び練習試合の申し込みがやってきた。 「おーい、みんな。来週の土曜日、マックスパワーズと試合することになったぞ~」 「へえ、マックスパワーズね」 「強そうな名前だけど、どんなチームなんだ?」 「ああ、期待しちゃだめだよ。草野球のチームなんて、みんな強そうな名前をつけるからさ。ま、きわめて普通のチームだな」 「・・・そんなものなのか」 「うちなんて、めったに勝てないのにビクトリーズだもんね~」 (ポカッ!) 「これから連戦連勝なんだよ!おら、練習だ、練習!」 248 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 14 14 ID hVXgLW9A0 【5月19日・土曜日】 マックスパワーズとの試合当日、グラウンドにて。 「・・・・・・」 「今日の試合はよろしく頼みますよ!」 「あれが今日の対戦相手か?」 「そうだよ。ユニフォームを着てるだろ」 「・・・・・・」 「・・・相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「・・・・・・」 「あはは、人を見かけで判断しちゃいけないよね。ほら、試合前の握手~♪」 (ボキ ベキ メキキ!) 「おお、すごい怪力でやんす!木川さんの右手が一瞬でアルミホイルみたいにつぶれたでやんす!」 「おいおい・・・」 試合展開は前回と同じ。マックスパワーズはパワーが全員B以上あるチームだが他の能力は並以下。 「よし、連勝だな!この勢いでジャジメントの奴らもぶっ飛ばすぞ!」 249 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 32 53 ID hVXgLW9A0 【6月2日・土曜日】 試合に勝利したビクトリーズにジャジメントから試合の申し込みが。 「おおい、みんな注目!来週、ついにニコニココアラーズと試合することになったぞ!」 「ニコニココアラーズ?」 「ああ、ジャジメントのチームだよ。くそー、あいつらには負けたくねー!」 その頃、ジャジメントスーパー遠前支店では、店長の大田と店員が話合いをしていた・・・。 「そうか、次の試合の日が決まったか。ふふふ、これで我がチームの連勝記録がまた一つ伸びるな」 「ところで、大田店長。商店街のチームに勝っちゃっていいんですかね。商店街の連中を怒らせるより機嫌をとった方が・・・」 「フン、あいつらは最初からこっちと交渉する気がないんだよ。だから、こうやってあいつらの誇りを潰していくんだよ。 ひとつひとつ、プチプチッと確実にな。守るべきものがなくなってしまえば、最後はこっちに泣きついてくるさ」 (そんなにうまくいくかな?) 「むうっ、誰だっ!?」 「よお、邪魔してるぜ」 「・・・ええと・・・あの、あんた本当に誰?」 「あれ、店長のお知り合いじゃなかったんですか?私はまたてっきり・・・」 「するとキミがここに通したのか。こんな男は知らん!」 「俺のことは椿と呼びな。パワポケの野郎がいるからには、あんたらの計算通りにコトは運ばないんじゃないかなぁ」 (グビグビ) 「あああ、私のコーヒーを勝手に!?とっとと、この男をつまみだせー!!」 (そして・・・) 「二度と来るなー!!」 「はいはい、後でまた来ますよ。・・・あんたらが困ってからね」 250 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 50 21 ID hVXgLW9A0 【6月9日・土曜日】 コアラーズとの試合当日、グラウンドにて。 「よし、いよいよ宿敵コアラーズとの試合だな!今日勝って三連勝だ!」 「オオー!!」 「さて、商店街の連中の悔しがる姿でも見せてもらうかな。何しろこっちには元プロの・・・あれ?」 「店長、どうしました?」 「商店街の連中に変なのが混じっているぞ」 「そうですね。ひょっとしたら、向こうも外部の人間を呼んだのかも」 「何ぃ!?なんてずるいやつらだ!」 「・・・・・・・・・・・」 「おじちゃん、がんばるでやんす!」 「・・・・・・・・・・・」 「あれ、母ちゃん?お店はどうしたでやんす?」 「試合のことが気になって、いてもたってもいられなくなってね。お店はお休みにしたんだ。一緒に応援しようか」 「うん!」 試合展開は前回と同じ。コアラーズは、ややバランスのとれたチーム。エース大北が威圧感もちなので、割と苦労するかも。 「やったー、勝ったぞー!!」 「きっ、きみぃ!!いったいこれは、どういうことなんだね!」 「い、いや・・・私に聞かれても・・・」 「おじちゃん、やったね!」 「カンタ君も応援ありがとう」 「パワポケさんなら、絶対にやってくれると信じていたでやんす」 「みなさん、ご苦労様です」 「あ、奈津姫!・・・久ぶりだな」 「はい?いつも商店街で顔を合わせてるじゃない。権田さん、ちょっと変よ」 「そ、そうかな。ハハハハハ」 「今日はうちでお祝いでやんす!パワポケさんも来るのでやんす」 「えっ?俺も」 「ええ。カンタのヒーローですもの。我が家で歓迎しますよ」 「・・・・・・・・・」 ちなみに大北はパワポケ5でモグラーズにいたモブキャラの投手。クビにされたが、後にパワポケ11でプロに復活する。 251 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 01 17 ID hVXgLW9A0 【6月10日・日曜日】 再びジャジメントスーパーに現れた椿。 (ここは監視カメラの死角だな。)・・・♪ 「あら、なにこれ?卵がほとんど割れてるじゃない!」 (そして・・・) 「店長。これを見てください。客からのクレームと警備会社からのコメントです」 「食品に衣類?店の商品が傷付けられているのか」 「後、空調や照明などの設備にも不具合が出ています」 「まさか、商店街の連中の嫌がらせか?・・・そういえば、この前の野球の試合で変な奴らが出てきてたな。さては奴らの仕業だな!」 「こうなったら、警察に通報して取り締まってもらいましょう!」 「・・・それはできんのだ。この騒ぎが大きくなって、このスーパーの条例違反の話が、 大きく報道されたらどうする。一転してこっちは悪者だ」 「あ・・・」 「そういえば、以前ここに妙な奴が来ていたな。確か名前は椿・・・」 「おう、呼んだかい?」 (グビッ) 「ああ、いつのまに!?」 「・・・商店街の連中、潰せるか?」 「まかせな。そいつは俺の得意分野だ」 252 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 14 26 ID hVXgLW9A0 【6月11日・月曜日】 ある物を持って再び店長に合いに来た椿。 「商店街潰し、これを使えば一発だぜ」 「なんだ、その怪しげなビンは。白い粉が入っているようだが」 「神のマナ、200グラムさ。名前ぐらい聞いたことあるだろ」 「いや、初めて聞く名前だな」 「そうかい?こいつは南米で開発された迷惑兵器でね。これを食った虫はホルモンバランスを崩し猛烈に食って巨大化するんだ。 これだけの量があれば商店街を巨大なゴキブリの大群に襲わせることができる」 「・・・・・・。」 「どうだい?すぐにやってみようか?」 「バッ、馬鹿者!遠前町を虫まみれにしてイメージダウンをさせるような作戦が採用できるか!ウチの売り上げまで下がってしまう」 「・・・おやおや、それは残念。俺は商店街を潰せ、としか聞いてなかったんでね」 「他の計画はないのか?」 「まあ、今のところはないな。この薬やるよ」 (ポイ) 「わっ、あぶない!」 「おっと、気をつけろよ。その薬をぶちまけたら、スーパーが虫まみれになるぜ?わはははは!」 「スタスタ・・・」 「くそ・・・あの男め。その気になれば、こっちを潰すのも簡単だと、脅しているんだ」 「しかし、その薬は本当にそんな効果があるんでしょうか?」 「なら、試してみるか?わざわざこの薬を置いていったのも疑うなら、試してみろってことだろう・・・まったく恐ろしい男だ」 「試すって・・・どこでです?」 「そうだな・・・最近、商店街にウチが買い取った酒屋が一軒あったな」 「で、でも、まずいんじゃ・・・」 「まあ、少しの量なら大丈夫だろう」 271 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 06 36 ID 3oCQvH2L0 【6月12日・月曜日】 店長が撒いた神のマナの影響が早速現れてきた。 「虫退治、ですか?」 「そうなんだよ。地下の貯蔵庫に大量に発生していてね。礼金は出すから頼まれてくれないか?」 「ええ、いいですよ。じゃ、殺虫剤を使えばいいんですか?」 「それが、かなり凶暴な奴でね。まあ、とりあえず来てくれたまえ」 (そして・・・) 「・・・・・・・・・。あの、あれって本当に虫なんですか?」 「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?大きさは猫ぐらいあるけど・・・。外国から来た新種かもしれん」 「これは保健所・・・いや、むしろ自衛隊に連絡したほうがいいんじゃないんですかね?」 「だめだ、だめだ!商店街のイメージがダウンしてしまう」 「とりあえず、一番強力な殺虫剤を用意しておいてください。この地下室から虫を追い出してみます」 「わかったよ。じゃあ、そちらの準備が出来たら集会所に来てくれたまえ」 【上記のイベント後うろつきで集会所に行く(必須イベントではないためスルーしても大丈夫】 「やあ、虫退治に来てくれたか。さっそく現場に行こう」 (そして・・・) 「・・・増えてますね」 「殺虫剤を何度か撒いてみたんだが、どうやら、外に巣があって壁の穴から入ってくるようだ」 「じゃあ、壁の穴を塞ぎましょう。ちょうどそれに使えそうな荷物をありますし。 壁を塞いだら、あとは地下室の外に殺虫剤を噴射しましょう。それで解決です! ・・・おや?あのケーキは何です?」 「ああ、あの虫の好物みたいなんだ。何度か退治を試みたときに利用したんだが・・・」 「確かに、虫を集めておくのに使えそうですね。そうだ、殺虫剤をまぜましょう!食べた虫はイチコロですよ。よし、虫退治だ!」 ミニゲーム「穴蟲」 主人公を操作し、岩を使って穴を塞ぐミニゲーム。襲ってくる虫は攻撃しよう。 「ふう、やれやれ」 「お疲れ様!さあ、報酬はこれだよ」 各種装備アイテムか消費アイテムを一つランダムで貰える。稀に何も無いときがある。 272 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 35 38 ID 3oCQvH2L0 【6月15日・金曜日】 商店街では町興しのため準備が行われていた。 (がやがや) 「これは、一体なんの騒ぎですか?」 「明日からのイベントの準備だよ。商店街の立て直しのためにはまず、たくさん人がやって来るようにしないといけないからね」 「その飾り付けをしてるんでか。それでイベントの名前は・・・ダチョウ祭り?」 「ああ、そこの旗を見たんだね。そう、ダチョウがテーマなんだ。やっぱり人を呼ぶにはインパクトが必要だからね。 ダチョウ牧場と契約してイベント用に何羽か借りたんだよ。ダチョウに触れて、乗れるんだ」 「さすが、会長さん。ナイスアイデアですわ!」 「しかし、大丈夫かね?」 「先生~何か心配事?」 「ダチョウはキック強力だからね。万が一、お客さんが怪我をしたら商店街のイメージが悪くなるじゃないか」 「おお~、なるほど~。あたしは全然思いつかなかったなぁ」 「た、大変だぁ!」 「どうしたんだね」 「ダチョウがいなくなってるんです」 「何だって?まさか、逃げたのか!?」 「あ~、良かった。これでお客さんは怪我しないね♪」 「ば、馬鹿!それじゃ、イベントはどうなる! しかも、逃げたダチョウがどこかで事件でも起こしたら・・・ああ、想像するだけでも大変なことに!」 「・・・あたしのこと馬鹿って言った」 「とにかく、ダチョウを探そう」 (タタタタタッ・・・) 「・・・む~」 (そして・・・) 「よし、一匹捕まえた!」 「・・・?」 「こいつはおとなしい奴だな。他の十匹はどこに行ったんだろう」 「まだそんなにいるのか?」 「よお、パワポケ!今日はダチョウの世話か?」 「椿!さては、お前の仕業か」 「さあて、どうだかね?それよりとっととダチョウを捕まえた方がいいんじゃないか?」 「ああ、道路の先に固まって走ってるでやんす!」 「まずい!このまま隣町へ入られたら大騒ぎになってしまう!」 「じゃあ、早く止めないと・・・。誰か車だ、車持って来い!」 「車・・・?そんな暇はないな。おい、お前の背中に乗せてもらうぞ!」 「・・・!?クェーーー!」 「え、ダチョウ!?ダチョウに乗ってダチョウでダチョウを追いかけて ダチョウでダチョウを捕まえるの?」 「ええい、ややこしい。とにかく頼んだぞ!」 ミニゲーム「ダチョウでだだだダンダンダン!」 ゴールに着くまでにダチョウを十匹以上捕まえろ!椿が爆弾やウン○で妨害してくるため注意。 273 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 05 26 ID 3oCQvH2L0 「よし、全部のダチョウを捕まえたぞ!」 「クワー!」 「やるな、パワポケ。それでこそ俺の価値も上がるってもんだ」 (スタスタ・・・) (そして・・・) 「ああああああ・・・ダチョウの脱走事件で警察に怒られてしまって、イベントは中止になっちゃったよ。 牧場への支払いに、ビラやチラシまで準備したことが無駄になってしまうなんて・・・」 「だからアタクシはやめた方がいいと言ったんですよ」 「とにかく、明日からのイベントはどうするんです?中止とは知らないお客さんが来てしまいますよ」 「うーん、中止は無理だな。イベントを何か別のもので最かえるしかなだろうね」 「ダチョウが駄目だったんなら・・・この際、ゾウかキリンでどうかな?」 「・・・武美。今は、暫く黙ってろ」 「・・・野球はどうでしょう」 「野球~!?」 「い、いや、悪くないかもしれん。というか、この際、他に手がない!野球の練習に使っている道具でイベントをでっち上げるぞ!」 「・・・マジかよ」 274 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 22 37 ID 3oCQvH2L0 【6月16日・土曜日】 ダチョウに差し替え、野球での町興しが始まった。 「あら、ダチョウは中止なの?」 「その代わり、野球イベントとなっております」 「そんなこと言われてもねえ。・・・あら、これは何?」 「ああ、ブギウギ商店街の誇る野球チーム、ビクトリーズが練習に使用しているバッティングマシンです」 「へえ、こんなもので練習しているのね」 「いかがです?3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしまう」 「あら、それなら挑戦してみようかしら」 「はい、はい!人が投げる球がいい人はこちら!ビクトリーズの投手、木川則夫の球を打てば豪華商品!」 「これは、ボールをパネルに当てるのか。テレビで見たことがあるな」 「どうです?一回500円ですが、得点によっていろんな景品が貰えますよ」 「ふうん、普段は役に立たない連中もたまには役に立つのねぇ」 「いくらなんでも、それは言いすぎではありませんか?」 「あら、どうして?今は役に立っているでしょ」 「・・・・・・」 「ところでダチョウを逃がした犯人なんだが・・・」 「ああ、それならわかっています。椿という男です」 「いや、そうじゃない。ダチョウの鍵があった場所に商店街の人間は近づいてないんだ」 「何ですって?」 「みんな顔見知りだからね。外部の人間がいればすぐにわかるよ」 「・・・・・・。いづれにしよ、今犯人探しをするのは良くありませんね」 「ああ、私もそう思う」 393 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 19 26 ID Xa9DC5RL0 【6月17日・日曜日】 集会所で商店街のイベントの話が行われていた 大村「いやあ、野球テーマにイベントを差し替えて大成功だったな。世間の反応も上々だよ!」 奈津姫「確かにお客さんの反応は良いみたいですけど・・・今日までのイベントだったのに、もう反響があったんですか?」 大村「そうなんだよ。実は商店街のホームページにかなり書き込みがあってね~」 武美「・・・・・・え」 大村「そこで!私はウギブギ商店街を立て直すには野球しかないと確信した。ビクトリーズで商店街をアピールだ!」 権田「おいおい・・・」 大村「いいかね、ビクトリーズはこれから先、連戦連勝で頼む。商店街も全力でバックアップするからな!」 権田「しかし、会長。草野球がいくら強くたって宣伝効果なんてたかが知れてるぞ」 大村「そこで、相乗効果だよ。今後、商店街のチラシにビクトリーズの活動状況を載せる。 試合のある日を宣伝し、試合結果に応じて割引セールする!」 他の人「ふむ。商店街からもビクトリーズを盛り上げていくわけですか」 大村「そうだろう?これはうまくいくぞ!」 (そして・・・) 394 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 28 15 ID Xa9DC5RL0 青島「なんだか、会長さんだけ妙に盛り上がってましたな」 主人公「でも、うまくいくかもしれませんよ。ところで武美。さっき、何に驚いてたんだ?」 武美「ああ、ホームページの件?会長さんは気づいてなかったみたいだけど、 木川ちゃんが何度も書き込んでるから集計は信じない方がいいんだよね~。 イベントが面白かったからまたやってくださいって、書き込み。 別の人間のふりをしてるけど文章の書き込みからわかっちゃうんだよね~。」 権田「そういえば、則夫の奴あのイベントの時イキイキしてたな。気持ちはわかるんでもないが、全く余計なことを・・・」 奈津姫「でもまあ、これでビクトリーズと商店街は一心同体ですね。権田さん練習頑張ってよ」 権田「そ、そりゃあ、もちろん!もちろん・・・頑張るよ。」 (・・・あー、びっくりした。いきなり話しかけられたぐらいで動揺しちまうとはなぁ」 主人公「・・・確かに、もっと練習して強くならないとな」 カンタ「商店街のためにも頑張るでやんす」 395 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 41 45 ID Xa9DC5RL0 【6月20日・水曜日】 その頃、ジャジメントスーパーでは・・・ 大田「椿、椿はいるか!」 椿 「はいはい、聞こえてますよ」 大田「商店街を潰すと言っていたくせにどうなっている!」 椿 「・・・何かあったのかい?」 大田「奴らめ商店街を「野球の街」としてアピールするつもりだぞ!全く元気そのものじゃないか!」 椿 「ああ、なるほどね。野球ね・・・いいんじゃないか?」 大田「いい加減にしろ!土地の買収計画が遅れる・・・」 椿 「買収計画?ははあ、なるほどね。あんたらの狙いは商店街の土地か」 大田「いや・・・その、駅前の土地を再開発しようと思っているだけだよ?」 椿 「ふーん。じゃ、そこに何かあるわけか」 大田「ないないない、絶対に何もない!お前は商店街を再起不能にすればいいんだ!」 椿 「簡単じゃねえか、今すぐビクトリーズに試合を申し込むんだな。試合で敗北させて大恥をかかせればいい」 大田「な、なるほど・・・しかし、この前の試合でコアラーズは負けているんだぞ」 椿 「その時は俺はいなかったからな。野球は俺の得意分野でね」 (そして・・・) 主人公「コアラーズから試合の申し込み?」 大村 「そうなんだ。ずっと先の7月15日なんだけどね。観客も集めてイベントにしようと言ってきている」 主人公「おそらくこっちが野球で商店街をアピールすると聞いて、試合で叩き潰すって腹ですね」 権田 「へっ、ちょうどいいや。商店街の景気付けに完全勝利をあげてやるぜ!」 (おおっー!!) 396 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 48 58 ID Xa9DC5RL0 (その頃・・・) 店員「な、何なんですか、この人は!?」 大田「椿の実力がこれほどとは・・・元プロの大北の本気の投球を100球連続で柵越えアーチするなんて!」 椿 「おう、このくらいで勘弁してやるよ。元プロのプライド・・・潰しちまったら悪いからな」 大田(そんなもの、とっくに粉々だ!) 椿 外野手 能力 弾道2 ミートC パワーB 走力A 肩力B 守備A 耐エラーC 特殊能力 アベレージヒッター 体当たり 走塁○ 慎重打法 積極盗塁 椿はパワポケ7で登場したブルーと人気者が無い以外は全く同じ能力です。 主人公との因縁からブルーではないかとも言われています。 397 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 02 54 ID Xa9DC5RL0 【6月23日・土曜日】 コアラーズとの試合に向けて練習しているビクトリーズに新しい監督が。 大村 「おーい、みんな注目!今日は重大発表がある。これまでワシが監督をやってきた。 しかし、野球と商店街を両立させるのは無理だ。そこで監督を雇うことにした」 (ざわざわざわ・・・) 「紹介しよう、佐和田さんだ」 佐和田「よろしく。佐和田さんは、長年学校で監督をやってきて、甲子園優勝の実績がある方なんだ」 権田 「おお、それはすげえや!・・・ん、どうした?」 主人公「・・・っ、いや、何でもない」 佐和田「それじゃ、早速全員の実力を見せてもらおうか」 (そして・・・) 佐和田「よし、だいたいの実力はわかった。練習メニューは次回までに組んでくるとして・・・ おい、パワポケ!」 主人公「はい。」 佐和田「お前がキャプテンをやれ」 木川 「でも、これまでは権田さんが中心となって・・・」 佐和田「ああ、そうなのか?じゃあ権田。パワポケを補助してやってくれ。じゃあ今日は解散!」 木川 「ちょ、ちょっと。何なんですかあの監督は」 権田 「・・・・・・。まあ、監督の言うとうりにしよう」(スタスタスタ・・・) 木川 「いいんですか!?ちょっと、権田さん!」 398 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 15 35 ID Xa9DC5RL0 【6月30日・土曜日】 商店街メンバーと助っ人達に少しづつ亀裂が・・・ 寺門 「さあて、ガンガン打つぞぉ~♪」 木川 「おい、ちょっと待てよ。打撃マシンを使うのは僕が先だろ。何順番を飛ばしてるんだよ」 寺門 「はあ?お前、ピッチャーじゃないか。主戦力である俺が練習する方がチームのためだろ。 試合までの時間は限られてるんだぜ」 木川 「何だと、この野郎。よそ者のくせに、でかい顔するな!」 寺門 「お、何だ?やるってのか?言っておくが、殴り合いなら俺は誰にも負けない自信があるぞ。こいよ、このヘタクソ!」 佐和田「お前ら、そのへんでやめとけ。・・・寺門が正しい。木川は投げ込んで来い」 木川 「・・・・・・」(スタスタスタ・・・) 寺門 「何だよ、あの態度。全く、お前らが不甲斐無いから俺達が助けてやってるのに。少しぐらい感謝の気持ち・・・」 佐和田「オイ、黙れ!!・・・余計な事は言わんでいい。さっさと打って来い」 寺門 「へいへい」(スタスタスタ・・・) 佐和田(あー、こりゃまずいな・・・) 399 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 36 30 ID Xa9DC5RL0 【7月4日・水曜日】 今日は商店街の夏祭り。 カンタ「今日から夏祭りでやんす!パワポケさんも行くでやんす!」 主人公「そうか、夏祭りに行くのか。俺も後から行くよ」 カンタ「わかったでやんす!」(タタタタタッ・・・) 椿 「ははは、子供ってのは無邪気でいいな」 主人公「・・・椿。何のようだ?」 椿 「決まってんだろ?商店街の一大イベント夏祭り。そいつをぶち壊してやるのさ」 主人公「そんなことはさせない」 椿 「・・・そうだな。お互いスマートに行こうぜ。俺はお前が邪魔だし、お前も俺が邪魔だろう。 だから勝負して負けたほうがこの商店街から手を引くてのはどうだい?」 主人公「・・・いいだろう。それでここで勝負するのか?」 椿 「おっと、勘違いするな。スマートだスマートに行こうぜ。勝負は野球できめようじゃないか。 今度コアラーズと試合があるじゃねぇか。互いに助っ人らしくチームの勝敗で決めるんだよ」 主人公「野球の勝負か・・・いいだろう。その勝負、乗ったぞ」 椿 「忘れるなよ、試合で負けたほうは商店街から手を引くんだぞ!」(スタスタスタ・・・) (そして・・・) カンタ「あ、パワポケさんも来たでやんすね!」 主人公「へえ、結構楽しそうだね。・・・あれ?」 寺門 「さあ、運試ししていかないか!一回たったの500円!」 主人公「寺門、何してるんだ」 寺門 「何って、おみくじだよ。おみくじコリントゲーム。ちゃんと商品も出るからやっていってくれよ~」 主人公「そうだな、やってみるか」 ミニゲーム・おみくじコリントゲーム ピンボールで人形を当てて、大吉、吉、凶、大凶を決める。比較的簡単に狙えるので難易度は低め。 主人公「よし、それじゃあ帰るか」 カンタ「まだ、花火があるでやんす!」 主人公「え、花火?商店街にしては豪華だな」 (そして・・・) (ぱちぱちぱち・・・) 主人公「・・・自主的な花火大会ね」 奈津姫「こういうのが一番綺麗なんですよ。・・・手の届く幸せが一番です」 カンタ「次は打ち上げ20連発でやんす!」 武美 「祭りは、派手にやらなきゃ!」 400 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 44 16 ID Xa9DC5RL0 【7月7日・土曜日】 大村会長と権田がチーム状況を話し合っていた。 大村「次の試合はどうだい?勝てそうかね?」 権田「はい・・・まあ勝てる可能性は高いですね」 大村「おいおい、何だよ。それなら、もっと嬉しそうにすればいいじゃないか」 権田「・・・ねえ、会長さん。これでいいんですかね。商店街に全然関係ない連中が(※)人も入ってきて、 昔からいる人間がレギュラーを外されている。今のビクトリーズは俺達のチームじゃないんですよ」 大村「え、いや、しかし・・・助けてくれるってのに、断るっていうのも・・・ねぇ」 権田「わかっていますよ。まずは勝利、ですよね」 大村「・・・・・・。」 ※助っ人の加入人数で変化。主人公を含め、最大9人。 ただし、仲間評価が高い、3人以上の助っ人がいないとこのイベントは発生しない。 401 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 01 53 ID oOD9DHU50 【7月15日・日曜日】 ついにコアラーズとの試合の日がやってきた 寺門 「うわっ!?観客がいっぱい来てる!?見てる人がいっぱいいるよ!」 木川 「こんなにお客さんがいると僕、緊張しちゃうなぁ~」 大村 「まだたいして宣伝していないのにどういうことなんだ、これは?」 大田 「くくくく・・・見たか、ジャジメントスーパーの力を。 この試合の各イニングで貰えるスタンプを集めると、商品が最大40%割引になるのだ!」 店員 「でも、大丈夫ですか?この割引率・・・大赤字ですよ。」 大田 「ははははは!・・・きみが気にすることではない」 店員 「あ、申し訳ありません!」 佐和田「お前ら、何をボケっとしてるんだ。さっさと試合前練習を始めるぞ」 権田 「でも、観客が・・・」 佐和田「はぁ?高校野球の甲子園に比べれば無人みたいなもんだ!そら、とっとと行け!」 (タタタタタッ・・・) 佐和田「おい、パワポケ!」 主人公「はい」 佐和田「よーじ、お前はしゃんとしているな。いいか、お前は試合全体を見ろ。キャプテンなんだからな」 椿 「・・・うん、いい日だ。貧乏臭い野郎と貧乏臭い商店街に引導を渡すにしちゃ、上出来だ」 カンタ「おじちゃん、がんばってー!!」 主人公「よーし、みんな!この試合が商店街の正念場だ。絶対に勝つぞ!」 (おおー!) ビクトリーズVSコアラーズ 4-4 8回裏コアラーズの攻撃 1アウト2塁 バッター3番 この試合から攻守交替以外は自分で操作することになる。8回裏のピンチからなので逆転を許すと苦しい展開になってしまう。 相手ピッチャーは前回と同じ大北。威圧感があるためこちらの打撃能力が下がってしまう。 なお、主人公はどんな能力でも必ず試合に出場している。 402 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 25 24 ID oOD9DHU50 主人公「やったー、勝ったぞ!」 大村 「よかった、よかった・・・もう、負けたらどうしようかと」 大田「あああああ!?サービス券まで配って宣伝したのに!」 店員「商店街の宣伝になっちゃいましたね」 (ポカ!) 大田「椿めぇ~!!散々大きなこと言ってなんてザマだ!」 主人公「俺の勝ちだな、椿!」 椿 「・・・・・・。フン!」(スタスタスタ・・・) カンタ「パワポケさん、やったね!」 主人公「ああ、何とか勝てたよ」 カンタ「そんなことないでやんす!ビクトリーズの完全勝利でやんす!」 奈津姫「カンタ。パワポケさんは謙遜してるのよ」 カンタ「何だ、そうだったでやんすか!」 主人公「あ、いや・・・そうい言い方をされると・・・」 奈津姫「ふふふ、冗談ですよ。ちょっと、カンタのヒーローを困らせようと思って」 主人公「・・・ははは、人が悪い」 権田「・・・・・・・・・・。」 (そして・・・) 並木「対コアラーズ戦勝利に乾杯!・・・・・・・・・あれ?どうしたんです、みなさん?」 木川「ちっともうれしくなんかないよ。なんだかおかしいですよ、今のビクトリーズは」 権田「まあ、監督も主力選手も外部から来た連中だからな」 青島「それはそうだが、彼らなしでは試合に勝てなかったんじゃないのかね」 木川「あいつら、いい気になってますよね。この前だって・・・」 権田「何があったんだ?」 木川「あの連中の練習した後の、後片付けをやらされたんですよ。自分の後始末ぐらい自分でやりゃいいのに」 権田「・・・・・・・・・。」 木川「ねえ、これでいいんですか権田さん。昔、河川敷の石を拾って練習場所を作ったじゃないですか。 仕事もろくにしないでって、白い目でみられながら練習してたじゃにですか。 あの苦労は、あんなよそ者の連中が活躍するための準備だったんですか!?」 権田「・・・まあ、手はあるさ。ようするに、助っ人がいなくてもジャジメントに勝てるようになれればいい」 木川「な、なるほど!じゃ、あいつらに気づかれないようにこっそり練習するんですね?」 並木「ええっ?しかし、本官は時間が・・・それに今の練習でも、へとへとで」 権田「このままだと、俺達はあの連中の引き立て役で終わっちまうんだぞ」 木川「・・・僕はやるよ。あんな野球をなめた連中に負けてたまるか。商店街のヒーローはこの僕だ!」 青島「・・・・・・・・・」 ここまでが「さすらいのナイスガイ編」の前半です。後半は3ヵ月後10月になってから・・・ 403 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 39 54 ID oOD9DHU50 【10月1日・月曜日】 コアラーズの試合以降、ビクトリーズは連戦連勝。敵なしの大活躍で地方紙やローカル番組でも取り上げられるようになった。 それと同時に、ウギブギ商店街は野球テーマの商店街として知名度を上げていった・・・ コールドマン「それではウギブギ商店街の土地はまだ集まっておらんのだな」 大田 「はい・・・」 コールドマン「もっと良い報告を聞きたいものだな。オオタマネージャー」 大田 「は、はい、申し訳ありません。ただ、何分資金が足りませんので」 コールドマン「必要なら、日本支社に協力させよう。今年中にメドをつけるのだ」 (プツン) 椿 「で、あの土地には何があるんだ?」 大田「うわっ、椿!?待てよ・・・なぜここにいる。お前は逃げ出したんじゃなかったのか?」 椿 「ははは、逃げてたんじゃねぇよ。勝つために数を揃えてきたんだ。紹介するぜ、ザ・トリオだ!」 「・・・ソルジャーと呼べ」 「・・・番長だ」 「・・・ロボ」 大田「なんだ、こいつらは?」 椿 「ちょいと昔の知り合いでね。今度こそパワポケの野郎は潰す!それで・・・さっきの話だが」 大田「ん?何のことかな?」 椿 「商店街の土地には何があるんだ?」 大田「フ、フン!なぜお前達に話す必要がある?」 椿 「ああ、そうかい?おい、お前ら。ちょっと下の売り場で暴れて・・・」 大田「ま、待て!私も会長から何も知らされてないんだ!」 椿 「・・・本当か」 大田「あそこに何かが埋まっている。私はそれしか知らん。とにかく、他言無用だぞ! 商店街に関しては、すでに作戦がある。お前達にも協力してもらうぞ」 404 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 45 41 ID oOD9DHU50 そのころビクトリーズは・・・ カンタ「パワポケさん、練習を見に来たでやんす!」 主人公「ああ、カンタ君。応援に来てくれるのは嬉しいけど勉強は大丈夫かい?」 カンタ「痛いところをつかれたでやんす」 権田 「キャプテン、そろそろノックを始めようと思うんだが」 主人公「ああ、そうだな。先に準備しておいてくれ」 権田 「・・・・・・・・・」 カンタ「権田さんと喧嘩してるでやんすか?」 主人公「いいや。どうしてそう思う?」 カンタ「なんだか、怒ってるみたいでやんす」 主人公(俺がキャプテンになってからなんだかぎくしゃくしてるんだよな。きちんと話し合ったほうがいいかな?) 398 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 13 57 28.03 ID LC7fMXils[1/3] 乙です!どんな結末を迎えるのか、本当に楽しみです。 自分も、便乗してまとめwikiで未完結になっている「パワプロケンポケット9」の表サクセスの続きを簡潔にですが、まとめてみました。 主人公たち助っ人と権田たち元々のビクトリーズメンバーの対立は少しずつ深まりつつあった。 そんな中、ジャッジメントがまた試合を申し込んできた。 TV中継を行うが、助っ人は抜きという条件を出されるが、 キャプテンである主人公だけは出れる。 しかし、試合当日に椿が主人公にカンタが攫われたと教えてきた。 さらに、ビクトリーズの相手はコアラーズではなく、ジャッジメント日本支部の野球チーム、キングコブラーズだった。 カンタの攫われた場所に駆けつけた主人公の前に、 ザ・トリオが現れ、直接対決に挑む。 ここで条件によって、戦う相手がザ・トリオ全員か、3人の内の1人に分岐する。 ・1人と戦う場合 主人公は勝利して、カンタを助けるも、ザ・トリオの残る2人の足止めを受ける。 ビクトリーズの試合は7回終わって4点差とかなり劣勢だった。 そこに来た寺門が加勢しようとするも、木川が反発したことから、 そのまま助っ人と旧メンバーでの乱闘が勃発し、 見かねた佐和田監督が試合放棄を宣言し、 ビクトリーズは二重の意味で恥をさらす結果になった。 ・3人と戦う場合 主人公は勝利して、ビクトリーズの試合に途中参加できる。 条件は厳しいが、勝てない試合ではない。 勝利後、ジャッジメントスーパーは駅前からの無料送迎バスや大幅ポイント還元セールといった経営面での戦力を仕掛け、商店街の客は奪われ、クリスマスまでこれが続けば、元々経営難の商店街は壊滅してしまう。 それでも、ビクトリーズは野球で勝つ以外に道は無い。 399 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 00 02.57 ID LC7fMXils[2/3] そんなある日、権田達旧メンバーはとうとう助っ人達に正面切っての宣戦布告を行いビクトリーズから出て行けと言い放った。 主人公はキャプテンとして、出て行くわけには行かないと返し、 自分たち助っ人と旧メンバーでの野球の紅白戦で決着を付けることにする。 ・・・助っ人達は9人いないのだが、カンタに奈津姫、会長達助っ人に好意的な商店街の人たちが加勢してくれた。 (商店街の人たちを入れても9人に届かない場合は、紅白戦自体起こらず、 主人公と権田は話し合いで和解する) 紅白戦に勝利したのは助っ人たちだった。(負けるとゲームオーバー) 戦いを通じて、旧メンバーと助っ人達は互いの実力を認め和解。 とうとう、ビクトリーズは1つになったのだ。 そしてクリスマス後に キングコブラーズとの再戦が決定した。 あちらには椿とザ・トリオの3人も加勢するが、 今のビクトリーズに恐れるものは無い。 そして決戦を制したのはビクトリーズだった。(負けるとゲームオー(ry)) その後、ジャンジメントスーパーにて、 ジャンジメントが商店街の土地を狙った理由が明かされる。 それは戦争中に墜落した米軍パイロットがここに落とした私物、 「盗賊聖書」だった。 ・・・・有り様に言えば、冒頭の「汝、盗むべからず」の部分が「汝、盗むべし」になっている単なる誤植本だが、ゴルドマンの一族にとってはキリスト教の支配に反発する者の多さを証明する秘宝なのだ。 そして、太田支店長は肝心の遠前支店の営業業績が悪すぎたことから、北極支店に左遷されることになった。だが太田は逆恨みを燃やし、椿から大量の「神のマナ」を買い取り遠前町そのものを滅茶苦茶にしようとする。 400 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 02 10.56 ID LC7fMXils[3/3] 大晦日、奈津姫とカンタ親子は街外れで太田と椿を見かけ、 カンタが追いかけてしまう。 カンタと彼を追いかけた奈津姫は山の中の洞窟で、 大量の巨大化した虫を目撃する。 更に奈津姫が椿と太田に見つかってしまい、 「神のマナで巨大化させた虫に商店街を襲わせる計画を聞かれた」ために、 (正確には、↑のとほぼ同じ台詞で、太田自身が喋ってしまった)捕まってしまう。 抜け出せたカンタは、主人公と権田、それに武美に助けを求める。 洞窟に乗り込んだ主人公は、逃げ出そうとしていた椿とガチンコバトルで決着を付けた。 その直後、巨大化した虫が暴れ出したが、椿が種明かしをする。 太田と捕まった奈津姫は椿の用意したシェルターに誘導されていたが、 そのシェルターには虫を引き寄せる細工がしてあるため、 巨大化した虫は商店街でなく、そのシェルターだけを襲う。 椿は初めから金だけ貰って太田は口封じするつもりだった。 シェルターが虫に襲われ出したところで、主人公が飛び込んできた。 「助かった!」と笑顔でほざく太田を殴り倒し、主人公はシェルターを塞ぎ、虫が入ってこれないようにした。 だがそこで、謎の爆発音が響き、シェルターは土砂の中に埋まってしまう。 翌朝、主人公と奈津姫は太田や木川、寺門達に助け出された。 シェルターの場所を教えたのは、椿だった。 ・・・太田も命は助かったが、一緒に来ていた並木巡査に逮捕されていった。 そして、主人公はカンタの「宣戦布告」を受け、町を去っていった。 (ルートによっては、町に残る) 完
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/4012.html
パワプロクンポケット11 機種:NDS 作曲者:上西隆仁、田中昭一、諸田直久、白山貴史、木村香真良、大林圭一郎、林真二郎、古谷光広、木村雅彦 発売元:コナミ 発売年:2008 概要 「パワポケ」シリーズの第11作目。 前作より作曲メンバーがかなり変更されている。 (前作:パワプロクンポケット10 次作:パワプロクンポケット12) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Welcome to POKE World! メニュー画面 ワイワイファイファイ Wi-fi まったり落札でやんす 凡田博物館 良きも悪きも思い出だ アルバム おっつー! サクセスクリア やるぞ! 試合開始 ホーームリャン! ホームラン 結果オーライ! 試合結果画面 対決だ! カード野球 うちまくるぜい! ホームラン競争 キャンキャンキャンプ キャンプ 長い戦いが今始まる… ペナント開幕 なんとペなんと楽しい生活 ペナント ハイスピードゲーム ミニ観戦 母さん、オレやったよ リーグorCS優勝 父さん、オレやったよ 日本一 オレって、オレって… 優勝ならず 俺様の戦い 俺のペナント 行くぜ! 俺ペナ「出番だ!」 闘魂流れ旅 グッピータイトル 勝て!勝ち抜くんだ! グッピー説明 グビる! グッピー「勝ち進め!」 君のココロをわしづかみ! ナマーズ編タイトル 名前なんてーの? ナマーズ編名前入力 ナマナマナマーズ ナマーズ編オープニング ニュースな時間です そ・・・そんな・・・ 気楽に行こうぜ! 1年目シーズン 僕らの疾走感 2年目シーズン NDS240位 燃えて正念場 3年目シーズン 第2回マイナーゲーム121位 出会いの詩 キャンプ オフはホッコリまったり オフシーズン マジンのテーマ 魔人関連イベント 炎の道すがら ナマーズ編1,2年目アクション野球 第2回マイナーゲーム266位 負けるわけにはいかない! カード野球 オラオラオラ~! 裏・ガンダー登場 DAN・DON・DAN・DON さあ次へ行くぞなもし! 章タイトル 想い起こせば・・・ ハタ人間現る! ハタ人間編タイトル そう、私が主人公ですョ ハタ人間編名前入力、選手工房 海に浮かぶ街 ハタ人間オープニング 奇妙な刻 マップ 希望に向かって 表エピローグ 只今待機中 基地 忍び寄る不安 埋立地、市民病院 冒険super life ショッピングモール たんたんシリアス 公園 ジットリまたは静寂なる棺 倉庫 爆ぜる陰謀 港 きっといつか・・・ ゾンビ襲来 またまた登場しやがりまして ゴーゴーガンダー 闘志無限大 真のラスボス出現 闘志レベル1 通常戦闘 闘志レベル2 ボス戦 闘志レベル3 真のラスボス戦 ウイニーーンッッ! 戦闘勝利 また出やがりまして ガンダーロボ戦 どれにしようかな♪ 表開始時の買い物 ウキウキハッピーフゥ~!! 楽しいデート デート しんみり子 悪魔のイベント・魔人エピローグなど エンドレス・ダークネス ホの字です★ 告白イベント 垣間見る裏の世界 定期イベント等 悪因悪果 定期イベント等 密かなる悪意 浜野ルート バトルイベント時 張り詰めた刻 表追加イベント ケラケラケミカル アルベルトや荒井三兄弟など こわひ… はんよ~ 勝負だ! ミニゲーム開始前 いざ試合! 試合前 勝ちましてん。 試合に勝利 負けましてん。 試合に敗北 どないやねん。 試合に引き分け ほっこり登録♪ 選手登録画面 登録します! 登録完了 データみるみるみ~る 完成選手データ パッパラー! 選手をパワポケポイントにする ココロトケル幸せの宴 ハッピーエンド系アルバム ハカナキ者達の宴 バッド系アルバム コンコロリンの宴 ナマピーNTR コミカル系アルバム 悲壮なる時の流れ バッドエンド 無念・・・(泣) ゲームオーバー 終わりどす ゲームオーバー「川柳 夢野球」 えらいこちゃ えらいこちゃ ハタ人間 皆さんありがとう!また会おうネ! スタッフロール 野球仙人じゃ。 野球仙人 ホラ選んで ミニゲーム選択画面 マジンをたおすでマジン ぐるぐるど~ん攻撃パート ぐるぐる回して閉じ込めろ ぐるぐるど~ん封印パート 宇宙の彼方へさー行くぞ~ パーッと球出るヤツやん 道中 さあぁボスでっせー パーッと球出るヤツやん ボス いわゆる玉蹴りです フットぼるぼる~ん わっかるかなぁ? ちくちくちいく 今日の運勢占っちゃおう! 占い サウンドトラック パワプロクンポケット11 オリジナルサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1432.html
パワプロクンポケット9 Part54-159~163,185~188,193~197,223~227,247~253,271~274,393~404 159 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 21 31 58 ID uv/jaQh90 それでは、書き込んでいこうと思います。 登場人物紹介でかなり長くなってしまいそうです。 【あらすじ】 最近、近所に進出してきた「ジャジメントスーパー」の影響により、遠前町の「ブギウギ商店街」は客足も少なくなっていった。 そんな中、各地を旅しているときに遠前町にやってきた主人公は、 商店街の野球チームブギウギビクトリーズに助っ人としてチームに加入する。 主人公らをはじめとする助っ人により、ビクトリーズは徐々に地元でも話題にでるようになった。 そしてビクトリーズを使って遠前町は町興しを図ろうとするが・・・ 【登場人物・チームメイト1】 ・主人公(デフォルト名で変更可) 各地を旅で放浪し、過去に野球をやっていたこと以外は謎の男。 遠前町の河川敷でテントを建て、ホームレス紛いの生活をしている。 ケンカが強く、歴代パワポケ主人公で2番目に戦闘能力が高い。 「パワプロ」・「パワポケ」の主人公で彼だけ微妙に無精髭がある。 普段は茶色のテンガロンハットとマントを着用している。 ・権田正男(ごんだ まさお) ビクトリーズのキャプテンであり、25歳、独身。両親と魚屋を営んでいる。 乱暴で一本気な性格だがチームメイトからの信頼は厚い。 徐々に増えていく助っ人が商店街メンバーのスタメンを外していくのを不満に思っている。 ポジションは捕手で一塁手と三塁手もできる。助っ人に劣らない実力の持ち主。 ・木川則夫(きかわ のりお) やせ顔のビクトリーズの投手で自称エース。 以前は親の脛をかじって暮らしていたが、現在は一人で古本屋を経営している。 商店街の人にはお世話になっているため、商店街に対する想いは強い。 ・青島三郎(あおしま さぶろう) 商店街の一角で開業医をしており、お金が無い人でも無料で治療や薬を与えたりしている。 若いときに勉強ばかりしていたため運動は得意では無いが、 野球が好きで練習してプレーできるようになった。 ポジションは一塁手で二塁手、外野手もできる。 並木潤一郎(なみき じゅんいちろう) ビクトリーズの選手で遠前町の在住交番。 気弱で周囲に流されやすいが、親切で職務に忠実であり、商店街の人々に親しまれている。 非番の際に練習しているが、ちょっとお疲れ気味。 ポジションは三塁手で一塁手と外野手もできる。 160 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 40 53 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト2】 以下は助っ人達の紹介ですが、寺門以外はランダムイベントやうろつきで仲間になります。 基本的に定期イベントでは寺門以外は登場しません。 ・寺門男(じもん だん) 赤ん坊の頃、「少森寺」に拾われ、そこで拳法を習っていた。 20年以上、少森寺から出たことがなく、寺を飛び出して各地を放浪していた。 ビクトリーズの練習を見て練習させてもらったが、全くできず修行させてくれとビクトリーズに加入。 ポジションは外野手で捕手もでき、能力も高い。 定期イベントで仲間になるため登場も多く、変人揃いの助っ人の中でも常識人。 ・ピエロ(ぴえろ) 隣町のサーカスで脱走してきた野ピエロ。 主人公に「魔界からやって来た」といわれるほど、強烈な顔をしているが、 本人はカワイイ顔だと思っている。デフォルメキャラで唯一の鼻がある。 主人公から凄いプレーをすれば観客も喜ぶの一声で皆を笑顔になってもらうべく、チームに加入。 ポジションは遊撃手と二塁手。能力のバランスがよく、特に走力が高い。 ・ムシャ(むしゃ) 鎧武者ともいうべき格好をしているビクトリーズの助っ人。 正体は過去の罪により成仏できない武士であり、主人公ら困っている人達を助け成仏するためにチームに加入。 思念を他人に植え付けることで鎧武者である違和感を無くしている。 ポジションは一塁手。武士らしく真っ当な性格である。 ・水間美偉人(すいま びいと) 過去に高校野球で甲子園まで行った事もある豪腕投手。 しかし今はとある事情で水泳帽にゴーグルの格好で「陸を泳ぐ」変人である。 川で溺れているところを主人公に助けられ、野球について話すとチームに加入する。 ポジションは投手で150キロを超える速球とスローカーブが武器だがコントロールは悪い。 161 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 22 42 27 ID uv/jaQh90 【登場人物・チームメイト3】 助っ人の続きです。 ・電子炎斬(でんし えんざん) パソコンオタクであり、ノートPCの電源が切れると自分も停止する体質をもっている。 ネット世界ではほぼ神扱いであり、口癖は「キィィィボォォォドォォォ!!!!!」 主人公と出会い、自作した野球プログラムを馬鹿にされたため、その理論を証明するためにチームに加入。 ポジションは投手であり、アンダースロー投法でコントロールも高い。 ・城田鉄幹(しろた てっかん) 遠前町にあるレストラン・ブランネージュの親会社代表人である人。 料理の腕は超一流であり、主人公の食べ残しから「肉」を作りだすほどである。 主人公と出会ってから野球が気になるようになり、主人公に誘われチームに加入。 ポジションは外野手。歳をとっているが、それを感じないパワーの持ち主。 ・カニ怪人(かに かいじん) 怪人量産マシーンなるものからカニと融合して人間からカニ怪人になった。 秘密基地をつくるために遠前町に下見に来ていたところを主人公に誘われチームに加入。 人に迷惑をかけるだけの悪の組織に嫌気がさし、悪の組織をやめようかと思っている。 ポジションは三塁手と一塁手。過去に高校野球の経験があり、パワーと肩力は高い。 ・白徳人(はく のりと) 青い学生帽とマントを羽織った知識人然とした格好。年齢は20代。 身に付けた知識で問題に突っ込み、引っかき回して去っていくらしい。 主人公とは知り合いで、主人公に誘われチームに加入する。 ポジションは二塁手で遊撃手と捕手もでき、守備が高いが打撃重視の助っ人の中ではいまいち地味。 162 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 23 08 ID uv/jaQh90 【登場人物・商店街の人々】 ・神田カンタ(かんだ かんた) 今作の眼鏡君。9歳。ちなみに矢部一族とは何の関係もない。 主人公に助けてもらったことにより、最初に仲良くなる。主人公をおじちゃんと呼ぶ。 母親と二人で暮らしている。ずる賢いところもあるが無邪気な少年。 ちなみに「~でやんす」を付けて喋るときと付けずに喋るときがある。(他人から教えてもらったものである) ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・大村鉄治(おおむら てつはる) ブギウギ商店街の復興委員会の委員長。代々伝わる金物屋を経営している。 あまり商売っ気は無く、出世欲も無く、日々暮らしていくだけの収入があればいいと思っている。 野球が大好きで練習もしていたが、腰を悪くしてからは見に行くだけになってしまった。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは捕手と外野手。 ・神田奈津姫(かんだ なつき) カンタ君のお母さん。年齢は20代後半。カレー屋を経営しており、彼女候補でもある。 未亡人で5年前に夫が先立たれてから女手一つでカンタを育ててきた。夫は当時ビクトリーズのキャプテンだった。 ソフトボールの経験者であり、当時はサードを守っていた。バントなど小技が得意な選手であった模様。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは三塁手で遊撃手と二塁手もできる。 ・広川武美(ひろかわ たけみ) 商店街で漢方屋を経営している。奈津姫の親友であり、彼女候補である。 ロマンチストであり、たびたび「ロマン」という言葉を使う。子供っぽい性格で話を乱すのが得意。 彼女を攻略すると武美の正体と過去を知ることができる。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手。 ・向井幸(むかい さち) ブギウギ商店街に住む、イカしたファッションのおばさん。 その場の正しい意見に賛成するので、意見がころころ変わる。妙な存在感がある。 ある試合で特別助っ人としてチームに加入。ポジションは外野手で三塁手と一塁手もでき、威圧感をもっている。 163 :パワプロクンポケット9:2010/10/30(土) 23 44 06 ID uv/jaQh90 【登場人物・その他重要人物】 ・大田洋将(おおた ひろまさ) ジャジメントスーパー遠前町の支店長。いまいち部下から信頼されていない。 ブギウギ商店街の土地を奪うべく、様々な方法で商店街を潰そうとする。 調子に乗りやすい性格であり、その性格が返って仇になってしまう。 ・椿(つばき) 青いテンガロンハットとマントを着用した金で動く、トラブル解決屋。 かつて主人公と「正義のヒーローの真似事をしていた」と語り現在はライバル関係である。 支店長の大田に雇われ商店街を潰すべく、たびたび野球の試合で勝負する。 ポジションは外野手で、元プロの投手から100連続でホームランを打つなど非常に能力がバランス良く高い。 ・スーパーの店員(すーぱーのてんいん) 支店長・大田とセットで登場。商店街と交渉役など結構出番がある。 無能な上司にめげずに今日もローン返済のため頑張っているらしい。 ・番長、ソルジャー、ロボ 椿の仕事仲間。主人公の邪魔をするべく3人掛りで戦う。 ポジションは番長が一塁手、ソルジャーが外野手、ロボが捕手。3人とも能力が高い。 なお登場人物については定期イベントで登場する人物+チームメイトの記載とさせていただきました。 185 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 17 12 31 ID lXwNkRZZ0 【OP】 ※主人公の名前は「パワポケ」で統一します。 川原で一人の少年とガラの悪い男達が何やら口論をしていた。 「お前なんだろっ!俺達の車にラクガキしやがった奴ぁ!」 「オイラ知らないでやんす!」 「お前なぁ!子供だと思ってナメてたら、イタイ目をみるぞ!」 「へん!お前達の悪だくみを、オイラ知ってるでやんす!」 「な、なんだと・・・・・」 「お前らは早く、この町から出て行くでやんす!」 「こ、このガキャあ・・・・!」 男達が今にも少年に殴りかかろうとしたとき、 「おいおい・・・大の大人がよってたかって子供をいじめるなんてあんま格好のいいもんじゃないな」 茶色いテンガロンハットにマント、黄色いマフラーをした、いかにも風来坊姿の男が口論に入ってきた。 「な、なんだお前!」 「なぁに・・・ただの通りすがりのおせっかい野郎さ」 「ちっ!てめえ!やっちまえ!」 男達が風来坊に殴りかかったが、難なく男達を投げ飛ばした。 「ち、ちくしょう・・・・・。」 「もう、子供をイジメる様なマネはするんじゃないぞ」 「わーい!おじちゃん、すごいでやんす!」 風来坊は子供に向き合い頭を撫でながら、 「ぼうやも、危ない事に首をつっこむんじゃないぞ。」 「うん!でもオイラはぼうやじゃなくてカンタでやんす!」 「そうか、カンタ君か。・・・ところでカンタ君。おじさんはとてもお腹が空いてるんだ」 「なら、オイラの家に来るでやんす。オイラの家はカレー屋でやんす!」 「・・・カレーか。カレーは大好物だよ。」 「じゃあ、ついて来るでやんす!」 カンタ君と風来坊はカレー屋に向かって歩き始めた。 186 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 02 41 ID lXwNkRZZ0 【4月8日、日曜日】 カンタと風来坊はカンタの家である、カレー屋「カシミール」に到着した。 「母ちゃん、母ちゃん!」 「どうしたのカンタ。誰かとケンカしたの?」 カンタの母親である神田奈津姫が店から出てきた。 「いや、違うんでやんす!今日は友達を連れてきたんだよ」 「へえ・・・あら?」 「どうも、初めまして」 「あ・・・どうも、こんにちは」 「このおじちゃんに、助けてもらったんでやんす」 「カンタ、その「やんす」と言うのはいい加減にやめなさい」 「もう、今そんなことはどうでもいいはないかよぉ~」 風来坊は困った顔で、 「えーと・・・じゃ、おじさんはこの辺で」 「あ、ダメだよ、帰っちゃ!ウチのカレーを食べていってよ。おいしいんだからさぁ!」 カンタにすがられるままに店に入っていく。 「・・・ごちそう様でした」 「うちの息子を助けてくださったそうですね」 「たまたま通りがかったら、大の大人が3人がかりでしたからね。さすがに見逃せないでしょう」 「・・・・・・・・・お恥ずかしい話ですが、どうやら悪いのはカンタの方みたいです」 「えっ?」 「この商店街の野球チームがスーパーのチームに負けたんです。あの子ったら、その腹いせにそのスーパーの車に落書きをしたらしいんですよ」 「だって、あいつら汚いんでやんすよ!元プロの連中とか連れてきて。あんなの草野球じゃないでやんす!」 「草野球の試合に元プロ?・・・どうやら、何か事情があるみたいですね」 「・・・・・・・。この店に来るまでに、商店街を見てなにか気づいたことはありませんか?」 「そういえば、休日のお昼過ぎなのにシャッターの閉まってるお店が多かったですね」 「2年前に、郊外の幹線道路近くに総合スーパーができたんですよ。ほら、有名なジャジメントグループの」 「さっき話に出てきた野球チームのスーパーですか?」 「はい。あのスーパーが出来てからこの商店街へ来るお客さんもずいぶんと減ってしまって。でも、本当はあのスーパーこの県の条例違反なんですよ」 「大型店の出店規制の条例ですか。確かに、あっちに人が行ってしまうとこの商店街に人は来ませんね」 「で、役所を動かそうと商店街は頑張ってるんですけどね。なかなかうまくいかなくて」 187 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 19 39 ID lXwNkRZZ0 「大変ですね。でも、それがどうして野球に結びつくんです?」 「この商店街の野球チーム、ちょっと前まで強かったんですよ」 「それで、それを自慢にしているところがあったんですけどね。でも・・・連敗中なんですよ。」 「つまり、スーパーのチームに負け続けているってことですか?」 「まあ、よそから見れば子供っぽいケンカですよね。・・・でも、やっぱり野球のチームが負けるとがっかりします」 「やっぱり、強いところに抵抗してもかなわないんじゃないかって商店街の空気も変わってきましたし」 「・・・・・・・・・。おいしいカレー、ありがとうございました。俺はこれで失礼します」 「いえ、こちらこそ!ありがとうございました」 風来坊がカシミールから立ち去ろうしたとき、カンタから 「おじちゃん、帰っちゃうの?」 「・・・少し、この街に用事ができた」 「やったでやんす!オイラにも、何か手伝えることがあるでやんすか?」 「そうだな・・・じゃあ、とりあえずこの商店街の会長さんってどこにいるか教えてくれないか?」 「まかせて、おじちゃん!」 カンタが走りさった後にポツリと 「確かに、おせっかい野郎だな」 188 :パワプロクンポケット9:2010/11/01(月) 18 35 15 ID lXwNkRZZ0 「野球チームに助っ人だって?」 疑問を持って来たのは野球チームのキャプテン、権田正男。 「ああ、そうなんだ。こちらの方なんだがね」 パワポケを紹介したのは商店街復興委員長である、大村鉄治。 「どうも、パワポケです」 「おいおい、会長さんよぉ~俺達ビクトリーズは商店街のメンバーだけで戦うって言ってなかったっけ?」 「いや、しかしだね・・・」 「ああ・・・まあ、いいか。それで、アンタ野球の経験は?」 「・・・ルールは、知っている」 「あははっ、そりゃいいや!アンタがいれば心強いね。俺は権田だ。権田正男。よろしくな!」 「ああ、よろしく」 「そうだ、ちょっと打ってみな。バットの振り方ぐらいわかるよな?おおい、のりお!ちょっとこいつに投げてくれ」 「おっけー。あ、そらよ!」 ボールを投げたのはビクトリーズの投手、木川則夫。 (ぴしゅ!) (カキーん!) 「・・・こいつは・・・飛ばしたな」 「・・・役に立ちそうかね?」 「ああ、そりゃもちろん」 「よし、じゃあ決まりだ!権田君、彼にいろいろと教えてくれたまえ」 「権田さん、よろしく頼む」 「よしてくれ、権田でいいよ。とりあえず、練習で怪我をしないように走りこんで、体力を上げておけよ」 「よし、まかせろ」(タッタッタ・・・) 勢いよく走り込んでいくパワポケ。 「おーい、ユニフォームを貸すから、せめて着替えてからにしろ!・・・やれやれ、それにしてもいきのいい奴が来たもんだ」 こうして風来坊パワポケの野球チームの助っ人としての日々が始まった・・・。 193 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 20 46 00 ID uU+oSgmc0 ビクトリーズに加入した主人公は練習後、再び川原にて権田とカンタに会っていた。 「・・・・・よし、そのままロープを持っててくれよ。・・・・・よし、できた」 「テントの完成でやんすね」 「おいおい、本当にここにテント張ってんのかよ。さっき練習で聞いたときは冗談だと思ってたぜ」 「しばらく滞在することになりそうなんでね」 「だけど草野球のためってわけじゃないんだろう。目的は何なんだ?」 「野球がやりたくなったから、じゃあダメか?」 「よせやい。ここに留まる理由になんないぜ」 「本当は、単なる気まぐれだ。一休みしたくなったんだ」 「やれやれ、どこまで本気かわからねえ奴だな。・・・ま、いいや。お前のユニフォームを持ってきた。 いつまでも、俺の着替えで練習するわけにはいかんだろ」 「ありがとう」 「この背番号は、この前チームをやめた奴のもんだ。・・・いい選手だったんだがな。 この商店街じゃ食っていけないって引っ越していったんだ」 「・・・・・・ジャジメントスーパーに勝てばそういう状況も変わるかな?」 「ま、そいつは無理だろうね。・・・だが、ジャジメントのやつらは気にいらねえ。せいぜい試合で一泡吹かせてやるさ」 「オイラも応援するでやんす!」 194 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 07 38 ID uU+oSgmc0 【4月9日月曜日】 風来坊が遠前町に来て翌日、神田家にて。 「母ちゃん、いってきます!」 「寄り道しないで帰るんだよ」 「あ、今日はおじさんの所に寄っていきたいんだけど」 「おじさん?」 「昨日ここに来た人だよ!今、川原のテントに住んでるんだ」 「ええ?」 場所は移動して川原 「・・・・・・本当だわ」 「あれ、なっちゃん。今日は、お店は休みにするの?」 奈津姫のところに来たのは彼女の親友、広川武美。 「お店なら、ちゃんと開けます。そんなことより、あれ見てよ」 「ああ、釣りをしている人?なるほど、あれが野球浪人か」 「・・・野球浪人?しかも、もう噂になってるの?」 「うん。ていうか、なっちゃんも噂を聞いて来たんじゃないの?」 「昨日カンタがいじめられているところを助けてくれたらしいけど、まさか居着くとはねぇ。ねぇ、ちょっと気味が悪くない?」 「そお?私は好きだけどなぁ、そういうの。ん~~~、何て言うの? そう、ロマンよロマン!ロマンを感じるなぁ。ロマンって、いい響きだよね?」 「あのね、もうちょっと真面目に・・・えっ、ちょっとどこ行くの?」 「よっ、兄さん。何か釣れてる?」 「ああ、たった今、一人釣れた。」 「あはは、それって私のこと?あ、私は広川武美。商店街で漢方薬売ってるんだ。で、あっちが奈津姫。」 「奈津姫?」 「・・・昨日はどうも」 「ああ、カンタ君のお母さん。おはようございます」 「おはようございます。・・・まさか滞在なさるんですか」 「まあ、もともと気楽な旅ガラスでしたからね」 (旅ガラス~!?これって、笑うところなのかしら) 「あ!そろそろお店の準備しないといけないんじゃない?」 「あ、そ、そうね。それじゃ失礼します!」 「じゃあね、旅ガラスさん」(スタスタ・・・) 二人が立ち去った後、 「・・・不審の目で見られるのは仕方が無い。だが旅ガラスはやめておけばよかったな」 195 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 25 38 ID uU+oSgmc0 その後、パワポケのもとに警察官がやって来た。 「おい、アンタ!」 「はい、何でしょう?」 「こんなところで、キャンプなんてしちゃダメだよ。早く家に帰りなさい」 「あ、まずいですか。ここはキャンプ禁止とか」 「いや、そうじゃない。どういう事情か知らないけど、つらいことから逃げてちゃダメだよ。 家に帰りづらい事情があるなら本官が相談に乗ってあげるから」 「あ・・・家はないんですよ」 「・・・家が無い?じゃあ家族とか親戚は?」 「それもないんですよ。ただいるべきところを探して、ずっと旅をしています」 「・・・・・・・・・・・・」 「並木巡査!何をしてらっしゃるんですか?」 どこからか現れた、白衣姿のおじさん、青島三郎。 「やや、これは青島先生。この不審人物を事情聴取していたのです」 「ああ、先日わがビクトリーズに加わったパワポケさんですね」 「なんと!では、新戦力でありますか」 「ええ、商店街の会長さんの紹介ですよ。・・・そういえば並木巡査。最近、練習で見かけませんな」 「そ、それはその・・・いや、面目ないであります。ではパトロールに戻るであります!」 (タタタタタッ・・・・・) 「どうも、ありがとうございます」 「あんたは、ウチのチームの貴重な新戦力だからね。 並木巡査は、会長さんの名前だしたからもう何も言ってこないと思うけど、こんな所に住んでだら病気になるよ?」 「その時は、先生の病院にお世話になります」 「ハハハ、言っとくけどウチはつけが効かないからね。治療代は現金払いで頼むよ」 196 :パワプロクンポケット9:2010/11/02(火) 21 44 26 ID uU+oSgmc0 【4月12日】 ビクトリーズに加入して数日後、神田家にて。 「ねえ、川原に住みついている人のことだけど」 「パワポケさんのことでやんすか?」 「あんまり会いにいっちゃだめよ」 「どうしてでやんすか?オイラの友達でやんす!」 「あの人、普通の人じゃないでしょ?」 「普通の人って?」 「ええと、定職をもっててちゃんとした所に住んでる人、かな」 「よくわからないでやんす」 「一緒にいたら、カンタまで変な目で見られることになるのよ」 「変な目で見られてもオイラは平気でやんす」 「いい加減にしなさい、カンタ!」 「学校に行ってきますでやんす」 (タタタタタッ・・・・・) 「・・・やっぱり、はっきりしとかないとダメかしらね」 場所は移動して川原。 「もしもし、いらっしゃいますか?」 「あ、カンタ君のお母さん」 「今日こそは、はっきりと聞かせていただきます」 「何をです?」 「あなたの目的です」 「ええと・・・商店街の野球チームが強くなれば、商店街にも少しは活気が戻るかと・・・」 「そうじゃなくて、どうしてここの商店街を気にかけてくださるのか、ということです」 「ああ、それは見過ごせないからです。強いものが弱いものを押しつぶす、そういうのが許せない性質なんです」 「そんなこと、世の中にいくらでもあるでしょうに。いちいち気にしていたら、ちっとも前に進めませんよ」 「・・・だから、ここに留まってしまったんですよ」 「・・・とにかくカンタにはあまり近寄らないでください。悪い影響がありますから」 「ご迷惑、ですかね」 「ええ、とっても迷惑です。将来、あの子が川原でテント生活するようになったら大変ですもの」 「カンタ君は俺みたいにはならないと思いますよ」 「当然です!・・・そうだ。あなたが、もっとまともな生活をすればいいんだわ」 「・・・え?」 「景気がいいととは言えないけれど、あちこち探してみればどうかしら。きっといい仕事が見つかると思うの」 ※うろつきコマンドが実行可能に。 ちなみに主人公は仕事を勧められても仕事をしたりはしません。 197 :ゲーム好き名無しさん:2010/11/03(水) 01 18 50 ID Afsj0PmB0 ほう、今回の主人公は Not in Employment, Education or Training(シゴトシテナイ ベンキョウチュウデモナイ)な人、略してNEETか ニートが主人公ってどうなんだろうな 223 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 26 46 ID rW3U/81I0 197 もともとパワポケ9はニート編として制作してたみたいですから、その名残みたいですね。 224 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 13 45 59 ID rW3U/81I0 【4月21日・土曜日】 主人公がビクトリーズに加入してしばらくし、大村会長から試合の話が入ってきた。 「みんな、狂犬ドッグス」との試合が来週の土曜日に決まったぞ」 「狂犬ドッグス?」 「ああ、名前は危ねえけど、まったく普通の野球チームだ。ウチの連敗ストップにはちょうどいい相手だな」 「連敗ストップ?」 「なんだよ、知らなかったの?ここんとこ、ウチは負け続けなんだよ。いい選手は引越しちゃうし、とんだ弱小チームに成り下が・・・」 「のりお、そこまでにしろ!これまでどうだろうと、今回は勝つ。お前という助っ人もいることだしな!」 「ああ、任せろ」 「おお、心強いね。よーし、それじゃ来週の試合に向けて練習だ!」 225 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 01 55 ID rW3U/81I0 【4月28日・土曜日】 ついに主人公が加入して初めての試合の日がやってきた。 「ガルルルルル・・・」 「どうも、よろしく頼みます!」 「あれ、ひょっとして今日の相手?」 「そうだよ。ユニフォーム着てるだろ?」 「ガルルルルル・・・」 「おい、相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「ガルルルルル・・・」 「あはは、他人を見かけで判断しちゃいけないよね」 (ガブッ!) 「うわっ、噛んだ!噛んだー!」 「おい、のりお!遊んでないで、とっとと試合前の練習を始めるぞ!」 ビクトリーズVS狂犬ドッグス 主人公の操作は野手は打撃のみ、投手はランナーが出たときのみ。試合展開はランダムに決まるため、必ず勝つということは無い。 狂犬ドッグスは足の速い選手が多いが他の能力は並程度。 「よし、勝ったな!次も勝つぜ!」 試合終了後、試合を見に来たカンタがやって来た。 「お疲れ様でやんす!パワポケさん頑張ったね」 「ありがとう。あれ、お母さんは?」 「母ちゃんは、その・・・野球があまり好きじゃないから」 (タタタタタッ・・・) 「え?おーい・・・」 「何だよ、知らなかったのか?」 「何を?」 「奈津姫の4年前に亡くなったご主人は野球が大好きでこのチームのキャプテンだったんだぞ」 「それでどうして・・・」 「ご主人のいない今のチームを見るのが辛いんだろ。なあに、またチームが強くなればそのうち、昔みたいに応援に来てくれるさ」 「・・・・・・・」 226 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 14 11 ID rW3U/81I0 【4月29日・日曜日】 遠前町に一人の胡散臭い男がふらりと現れた。 「まったく、しらけた町だな。おーい、そこの少年!」 「オイラでやんすか?」 「他にいねえだろ。それより、最近このあたりで何か変わったことはないか?」 「変わったことでやんすか?」 場所は変わり、主人公の住む川原。 「・・・・・・。今日は、さっぱり釣れないな。・・・!」 「なんだ川原に住み着いた野郎ってのはやっぱりお前かよ」 「お前は椿!」 「おじちゃん、この人と知り合い?」 「・・・まあな」 「俺達は昔は一緒に組んでたんだ。いいコンビだったよな」 「だが、お前はいつからか金で雇われて何でもするようになった」 「おいおい、今でも正義の味方気取りか?いい加減そういうのには卒業しろよな」 「悪党が、正義の味方よりはマシとは思えないんでね」 「悪党?俺のことか?ドライになったって言って欲しいね。金を貰って人助けをしてるんだ。いわば才能の有効活用ってやつよ」 「・・・そうか」 (スタスタ・・・) 「おやおや、相変わらずスカした野郎だぜ。さて、この町で何が起こっているのかね。へへ、面白くなってきやがった。あばよ坊主、また会おう!」 (タタタタタッ・・・) 「・・・波乱の予感でやんす」 ちなみに椿はパワポケ7で登場したブルー、主人公は同じくパワポケ7で登場したレッドの可能性がある。 227 :パワプロクンポケット9:2010/11/07(日) 14 38 13 ID rW3U/81I0 【5月2日】 遠前町に今度は赤毛の青年がやってきた。 「さて、この町ではどんな出会いがあるのかな」 「わんわん!」 「あっ、こら!ボールを返せ!それは売り物だぞ!」 (パッ!) 「わん?(咥えてたボールが取られた?)わんわんわん!(くそっ、ここは退却だ!)」 (タタタタタッ・・・) 「野球のボールか・・・」 「ああ、ありがとう!あ、でも歯型がついちゃったな。あーあ、こりゃ売り物にならないよ」 「じゃあ、貰っていいかな?野球にちょっと思い出があるんだ」 「へえ、そうなのかい?じゃあ山の上のグランドへ行ってみたらどうだい?」 「?」 場所はグランド、ビクトリーズが練習中。 「なるほど、商店街の草野球チームが練習してるのか。・・・思い出すなぁ、少森寺でキャッチボールしたんだよな」 (カキーン!) 「あ、そこの人危ない!」 (パシッ!) 「・・・ナイスキャッチ」 「おい、野球やってんのなら俺も仲間に入れてくれよ」 「はぁ?」 「何だって?」 「飛び入り参加か。野球の経験はあるのか?」 「キャッチボールならやったことあるぜ」 「キャッチボール!?あはははは!」 「・・・何がおかしいんだよ。いいか、俺は少森寺で最強の拳法を身につけた男だぞ。 プロの野球だって、ちゃんと何回か見たことがあるんだ」 「わかった!わかったから!とりあえずノックでもやってみる?」 「ふん!任せろ!」 (そして・・・) 「あ、あれ?・・・捕れない・・・」 「まあ、ちょっと難しすぎたかな?」 「うおお!俺は野球をナメていた!こんなに難しい流派だったなんて!」 「・・・いや、だがグラブには何級か当てているな。パワポケ、どう思う?」 「凄い反射神経だ。ちゃんと練習すればいい選手になるんじゃないか」 「なあ!あんた達!俺を入門させてくれ!野球を修行したいんだ」 「修行って・・・そもそもお前は何者なんだ」 「よくぞ聞いてくれた!俺の名は寺門男!家を持たない流れ者さ」 「えっ、流れ者?」 「旅から旅への旅ガラスだ!なんなら風来坊って呼んでくれていいぜ。まあ、俺みたいな奴は珍しいらしいがな!」 「・・・とりあえず、風来坊なら目の前にもう一人いるぞ」 「え?」 (寺門が仲間になった!) 寺門 ミートF パワーB 走力B 肩力B 守備E エラー回避G 外野・捕手 特殊能力 固め打ち 走塁○ 守備職人 体当たり 247 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 04 01 ID hVXgLW9A0 【5月12日・土曜日】 再び練習試合の申し込みがやってきた。 「おーい、みんな。来週の土曜日、マックスパワーズと試合することになったぞ~」 「へえ、マックスパワーズね」 「強そうな名前だけど、どんなチームなんだ?」 「ああ、期待しちゃだめだよ。草野球のチームなんて、みんな強そうな名前をつけるからさ。ま、きわめて普通のチームだな」 「・・・そんなものなのか」 「うちなんて、めったに勝てないのにビクトリーズだもんね~」 (ポカッ!) 「これから連戦連勝なんだよ!おら、練習だ、練習!」 248 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 14 14 ID hVXgLW9A0 【5月19日・土曜日】 マックスパワーズとの試合当日、グラウンドにて。 「・・・・・・」 「今日の試合はよろしく頼みますよ!」 「あれが今日の対戦相手か?」 「そうだよ。ユニフォームを着てるだろ」 「・・・・・・」 「・・・相手は普通のチームだって言ってなかったか?」 「普通のチームじゃねえか」 「・・・・・・」 「あはは、人を見かけで判断しちゃいけないよね。ほら、試合前の握手~♪」 (ボキ ベキ メキキ!) 「おお、すごい怪力でやんす!木川さんの右手が一瞬でアルミホイルみたいにつぶれたでやんす!」 「おいおい・・・」 試合展開は前回と同じ。マックスパワーズはパワーが全員B以上あるチームだが他の能力は並以下。 「よし、連勝だな!この勢いでジャジメントの奴らもぶっ飛ばすぞ!」 249 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 32 53 ID hVXgLW9A0 【6月2日・土曜日】 試合に勝利したビクトリーズにジャジメントから試合の申し込みが。 「おおい、みんな注目!来週、ついにニコニココアラーズと試合することになったぞ!」 「ニコニココアラーズ?」 「ああ、ジャジメントのチームだよ。くそー、あいつらには負けたくねー!」 その頃、ジャジメントスーパー遠前支店では、店長の大田と店員が話合いをしていた・・・。 「そうか、次の試合の日が決まったか。ふふふ、これで我がチームの連勝記録がまた一つ伸びるな」 「ところで、大田店長。商店街のチームに勝っちゃっていいんですかね。商店街の連中を怒らせるより機嫌をとった方が・・・」 「フン、あいつらは最初からこっちと交渉する気がないんだよ。だから、こうやってあいつらの誇りを潰していくんだよ。 ひとつひとつ、プチプチッと確実にな。守るべきものがなくなってしまえば、最後はこっちに泣きついてくるさ」 (そんなにうまくいくかな?) 「むうっ、誰だっ!?」 「よお、邪魔してるぜ」 「・・・ええと・・・あの、あんた本当に誰?」 「あれ、店長のお知り合いじゃなかったんですか?私はまたてっきり・・・」 「するとキミがここに通したのか。こんな男は知らん!」 「俺のことは椿と呼びな。パワポケの野郎がいるからには、あんたらの計算通りにコトは運ばないんじゃないかなぁ」 (グビグビ) 「あああ、私のコーヒーを勝手に!?とっとと、この男をつまみだせー!!」 (そして・・・) 「二度と来るなー!!」 「はいはい、後でまた来ますよ。・・・あんたらが困ってからね」 250 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 22 50 21 ID hVXgLW9A0 【6月9日・土曜日】 コアラーズとの試合当日、グラウンドにて。 「よし、いよいよ宿敵コアラーズとの試合だな!今日勝って三連勝だ!」 「オオー!!」 「さて、商店街の連中の悔しがる姿でも見せてもらうかな。何しろこっちには元プロの・・・あれ?」 「店長、どうしました?」 「商店街の連中に変なのが混じっているぞ」 「そうですね。ひょっとしたら、向こうも外部の人間を呼んだのかも」 「何ぃ!?なんてずるいやつらだ!」 「・・・・・・・・・・・」 「おじちゃん、がんばるでやんす!」 「・・・・・・・・・・・」 「あれ、母ちゃん?お店はどうしたでやんす?」 「試合のことが気になって、いてもたってもいられなくなってね。お店はお休みにしたんだ。一緒に応援しようか」 「うん!」 試合展開は前回と同じ。コアラーズは、ややバランスのとれたチーム。エース大北が威圧感もちなので、割と苦労するかも。 「やったー、勝ったぞー!!」 「きっ、きみぃ!!いったいこれは、どういうことなんだね!」 「い、いや・・・私に聞かれても・・・」 「おじちゃん、やったね!」 「カンタ君も応援ありがとう」 「パワポケさんなら、絶対にやってくれると信じていたでやんす」 「みなさん、ご苦労様です」 「あ、奈津姫!・・・久ぶりだな」 「はい?いつも商店街で顔を合わせてるじゃない。権田さん、ちょっと変よ」 「そ、そうかな。ハハハハハ」 「今日はうちでお祝いでやんす!パワポケさんも来るのでやんす」 「えっ?俺も」 「ええ。カンタのヒーローですもの。我が家で歓迎しますよ」 「・・・・・・・・・」 ちなみに大北はパワポケ5でモグラーズにいたモブキャラの投手。クビにされたが、後にパワポケ11でプロに復活する。 251 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 01 17 ID hVXgLW9A0 【6月10日・日曜日】 再びジャジメントスーパーに現れた椿。 (ここは監視カメラの死角だな。)・・・♪ 「あら、なにこれ?卵がほとんど割れてるじゃない!」 (そして・・・) 「店長。これを見てください。客からのクレームと警備会社からのコメントです」 「食品に衣類?店の商品が傷付けられているのか」 「後、空調や照明などの設備にも不具合が出ています」 「まさか、商店街の連中の嫌がらせか?・・・そういえば、この前の野球の試合で変な奴らが出てきてたな。さては奴らの仕業だな!」 「こうなったら、警察に通報して取り締まってもらいましょう!」 「・・・それはできんのだ。この騒ぎが大きくなって、このスーパーの条例違反の話が、 大きく報道されたらどうする。一転してこっちは悪者だ」 「あ・・・」 「そういえば、以前ここに妙な奴が来ていたな。確か名前は椿・・・」 「おう、呼んだかい?」 (グビッ) 「ああ、いつのまに!?」 「・・・商店街の連中、潰せるか?」 「まかせな。そいつは俺の得意分野だ」 252 :パワプロクンポケット9:2010/11/12(金) 23 14 26 ID hVXgLW9A0 【6月11日・月曜日】 ある物を持って再び店長に合いに来た椿。 「商店街潰し、これを使えば一発だぜ」 「なんだ、その怪しげなビンは。白い粉が入っているようだが」 「神のマナ、200グラムさ。名前ぐらい聞いたことあるだろ」 「いや、初めて聞く名前だな」 「そうかい?こいつは南米で開発された迷惑兵器でね。これを食った虫はホルモンバランスを崩し猛烈に食って巨大化するんだ。 これだけの量があれば商店街を巨大なゴキブリの大群に襲わせることができる」 「・・・・・・。」 「どうだい?すぐにやってみようか?」 「バッ、馬鹿者!遠前町を虫まみれにしてイメージダウンをさせるような作戦が採用できるか!ウチの売り上げまで下がってしまう」 「・・・おやおや、それは残念。俺は商店街を潰せ、としか聞いてなかったんでね」 「他の計画はないのか?」 「まあ、今のところはないな。この薬やるよ」 (ポイ) 「わっ、あぶない!」 「おっと、気をつけろよ。その薬をぶちまけたら、スーパーが虫まみれになるぜ?わはははは!」 「スタスタ・・・」 「くそ・・・あの男め。その気になれば、こっちを潰すのも簡単だと、脅しているんだ」 「しかし、その薬は本当にそんな効果があるんでしょうか?」 「なら、試してみるか?わざわざこの薬を置いていったのも疑うなら、試してみろってことだろう・・・まったく恐ろしい男だ」 「試すって・・・どこでです?」 「そうだな・・・最近、商店街にウチが買い取った酒屋が一軒あったな」 「で、でも、まずいんじゃ・・・」 「まあ、少しの量なら大丈夫だろう」 271 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 06 36 ID 3oCQvH2L0 【6月12日・月曜日】 店長が撒いた神のマナの影響が早速現れてきた。 「虫退治、ですか?」 「そうなんだよ。地下の貯蔵庫に大量に発生していてね。礼金は出すから頼まれてくれないか?」 「ええ、いいですよ。じゃ、殺虫剤を使えばいいんですか?」 「それが、かなり凶暴な奴でね。まあ、とりあえず来てくれたまえ」 (そして・・・) 「・・・・・・・・・。あの、あれって本当に虫なんですか?」 「ワシに聞かないでくれよ。でも、形はゴキブリに似てるだろ?大きさは猫ぐらいあるけど・・・。外国から来た新種かもしれん」 「これは保健所・・・いや、むしろ自衛隊に連絡したほうがいいんじゃないんですかね?」 「だめだ、だめだ!商店街のイメージがダウンしてしまう」 「とりあえず、一番強力な殺虫剤を用意しておいてください。この地下室から虫を追い出してみます」 「わかったよ。じゃあ、そちらの準備が出来たら集会所に来てくれたまえ」 【上記のイベント後うろつきで集会所に行く(必須イベントではないためスルーしても大丈夫】 「やあ、虫退治に来てくれたか。さっそく現場に行こう」 (そして・・・) 「・・・増えてますね」 「殺虫剤を何度か撒いてみたんだが、どうやら、外に巣があって壁の穴から入ってくるようだ」 「じゃあ、壁の穴を塞ぎましょう。ちょうどそれに使えそうな荷物をありますし。 壁を塞いだら、あとは地下室の外に殺虫剤を噴射しましょう。それで解決です! ・・・おや?あのケーキは何です?」 「ああ、あの虫の好物みたいなんだ。何度か退治を試みたときに利用したんだが・・・」 「確かに、虫を集めておくのに使えそうですね。そうだ、殺虫剤をまぜましょう!食べた虫はイチコロですよ。よし、虫退治だ!」 ミニゲーム「穴蟲」 主人公を操作し、岩を使って穴を塞ぐミニゲーム。襲ってくる虫は攻撃しよう。 「ふう、やれやれ」 「お疲れ様!さあ、報酬はこれだよ」 各種装備アイテムか消費アイテムを一つランダムで貰える。稀に何も無いときがある。 272 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 13 35 38 ID 3oCQvH2L0 【6月15日・金曜日】 商店街では町興しのため準備が行われていた。 (がやがや) 「これは、一体なんの騒ぎですか?」 「明日からのイベントの準備だよ。商店街の立て直しのためにはまず、たくさん人がやって来るようにしないといけないからね」 「その飾り付けをしてるんでか。それでイベントの名前は・・・ダチョウ祭り?」 「ああ、そこの旗を見たんだね。そう、ダチョウがテーマなんだ。やっぱり人を呼ぶにはインパクトが必要だからね。 ダチョウ牧場と契約してイベント用に何羽か借りたんだよ。ダチョウに触れて、乗れるんだ」 「さすが、会長さん。ナイスアイデアですわ!」 「しかし、大丈夫かね?」 「先生~何か心配事?」 「ダチョウはキック強力だからね。万が一、お客さんが怪我をしたら商店街のイメージが悪くなるじゃないか」 「おお~、なるほど~。あたしは全然思いつかなかったなぁ」 「た、大変だぁ!」 「どうしたんだね」 「ダチョウがいなくなってるんです」 「何だって?まさか、逃げたのか!?」 「あ~、良かった。これでお客さんは怪我しないね♪」 「ば、馬鹿!それじゃ、イベントはどうなる! しかも、逃げたダチョウがどこかで事件でも起こしたら・・・ああ、想像するだけでも大変なことに!」 「・・・あたしのこと馬鹿って言った」 「とにかく、ダチョウを探そう」 (タタタタタッ・・・) 「・・・む~」 (そして・・・) 「よし、一匹捕まえた!」 「・・・?」 「こいつはおとなしい奴だな。他の十匹はどこに行ったんだろう」 「まだそんなにいるのか?」 「よお、パワポケ!今日はダチョウの世話か?」 「椿!さては、お前の仕業か」 「さあて、どうだかね?それよりとっととダチョウを捕まえた方がいいんじゃないか?」 「ああ、道路の先に固まって走ってるでやんす!」 「まずい!このまま隣町へ入られたら大騒ぎになってしまう!」 「じゃあ、早く止めないと・・・。誰か車だ、車持って来い!」 「車・・・?そんな暇はないな。おい、お前の背中に乗せてもらうぞ!」 「・・・!?クェーーー!」 「え、ダチョウ!?ダチョウに乗ってダチョウでダチョウを追いかけて ダチョウでダチョウを捕まえるの?」 「ええい、ややこしい。とにかく頼んだぞ!」 ミニゲーム「ダチョウでだだだダンダンダン!」 ゴールに着くまでにダチョウを十匹以上捕まえろ!椿が爆弾やウン○で妨害してくるため注意。 273 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 05 26 ID 3oCQvH2L0 「よし、全部のダチョウを捕まえたぞ!」 「クワー!」 「やるな、パワポケ。それでこそ俺の価値も上がるってもんだ」 (スタスタ・・・) (そして・・・) 「ああああああ・・・ダチョウの脱走事件で警察に怒られてしまって、イベントは中止になっちゃったよ。 牧場への支払いに、ビラやチラシまで準備したことが無駄になってしまうなんて・・・」 「だからアタクシはやめた方がいいと言ったんですよ」 「とにかく、明日からのイベントはどうするんです?中止とは知らないお客さんが来てしまいますよ」 「うーん、中止は無理だな。イベントを何か別のもので最かえるしかなだろうね」 「ダチョウが駄目だったんなら・・・この際、ゾウかキリンでどうかな?」 「・・・武美。今は、暫く黙ってろ」 「・・・野球はどうでしょう」 「野球~!?」 「い、いや、悪くないかもしれん。というか、この際、他に手がない!野球の練習に使っている道具でイベントをでっち上げるぞ!」 「・・・マジかよ」 274 :パワプロクンポケット9:2010/11/20(土) 14 22 37 ID 3oCQvH2L0 【6月16日・土曜日】 ダチョウに差し替え、野球での町興しが始まった。 「あら、ダチョウは中止なの?」 「その代わり、野球イベントとなっております」 「そんなこと言われてもねえ。・・・あら、これは何?」 「ああ、ブギウギ商店街の誇る野球チーム、ビクトリーズが練習に使用しているバッティングマシンです」 「へえ、こんなもので練習しているのね」 「いかがです?3球中、1球でも打てたら商店街の商品券をプレゼントしまう」 「あら、それなら挑戦してみようかしら」 「はい、はい!人が投げる球がいい人はこちら!ビクトリーズの投手、木川則夫の球を打てば豪華商品!」 「これは、ボールをパネルに当てるのか。テレビで見たことがあるな」 「どうです?一回500円ですが、得点によっていろんな景品が貰えますよ」 「ふうん、普段は役に立たない連中もたまには役に立つのねぇ」 「いくらなんでも、それは言いすぎではありませんか?」 「あら、どうして?今は役に立っているでしょ」 「・・・・・・」 「ところでダチョウを逃がした犯人なんだが・・・」 「ああ、それならわかっています。椿という男です」 「いや、そうじゃない。ダチョウの鍵があった場所に商店街の人間は近づいてないんだ」 「何ですって?」 「みんな顔見知りだからね。外部の人間がいればすぐにわかるよ」 「・・・・・・。いづれにしよ、今犯人探しをするのは良くありませんね」 「ああ、私もそう思う」 393 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 19 26 ID Xa9DC5RL0 【6月17日・日曜日】 集会所で商店街のイベントの話が行われていた 大村「いやあ、野球テーマにイベントを差し替えて大成功だったな。世間の反応も上々だよ!」 奈津姫「確かにお客さんの反応は良いみたいですけど・・・今日までのイベントだったのに、もう反響があったんですか?」 大村「そうなんだよ。実は商店街のホームページにかなり書き込みがあってね~」 武美「・・・・・・え」 大村「そこで!私はウギブギ商店街を立て直すには野球しかないと確信した。ビクトリーズで商店街をアピールだ!」 権田「おいおい・・・」 大村「いいかね、ビクトリーズはこれから先、連戦連勝で頼む。商店街も全力でバックアップするからな!」 権田「しかし、会長。草野球がいくら強くたって宣伝効果なんてたかが知れてるぞ」 大村「そこで、相乗効果だよ。今後、商店街のチラシにビクトリーズの活動状況を載せる。 試合のある日を宣伝し、試合結果に応じて割引セールする!」 他の人「ふむ。商店街からもビクトリーズを盛り上げていくわけですか」 大村「そうだろう?これはうまくいくぞ!」 (そして・・・) 394 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 28 15 ID Xa9DC5RL0 青島「なんだか、会長さんだけ妙に盛り上がってましたな」 主人公「でも、うまくいくかもしれませんよ。ところで武美。さっき、何に驚いてたんだ?」 武美「ああ、ホームページの件?会長さんは気づいてなかったみたいだけど、 木川ちゃんが何度も書き込んでるから集計は信じない方がいいんだよね~。 イベントが面白かったからまたやってくださいって、書き込み。 別の人間のふりをしてるけど文章の書き込みからわかっちゃうんだよね~。」 権田「そういえば、則夫の奴あのイベントの時イキイキしてたな。気持ちはわかるんでもないが、全く余計なことを・・・」 奈津姫「でもまあ、これでビクトリーズと商店街は一心同体ですね。権田さん練習頑張ってよ」 権田「そ、そりゃあ、もちろん!もちろん・・・頑張るよ。」 (・・・あー、びっくりした。いきなり話しかけられたぐらいで動揺しちまうとはなぁ」 主人公「・・・確かに、もっと練習して強くならないとな」 カンタ「商店街のためにも頑張るでやんす」 395 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 41 45 ID Xa9DC5RL0 【6月20日・水曜日】 その頃、ジャジメントスーパーでは・・・ 大田「椿、椿はいるか!」 椿 「はいはい、聞こえてますよ」 大田「商店街を潰すと言っていたくせにどうなっている!」 椿 「・・・何かあったのかい?」 大田「奴らめ商店街を「野球の街」としてアピールするつもりだぞ!全く元気そのものじゃないか!」 椿 「ああ、なるほどね。野球ね・・・いいんじゃないか?」 大田「いい加減にしろ!土地の買収計画が遅れる・・・」 椿 「買収計画?ははあ、なるほどね。あんたらの狙いは商店街の土地か」 大田「いや・・・その、駅前の土地を再開発しようと思っているだけだよ?」 椿 「ふーん。じゃ、そこに何かあるわけか」 大田「ないないない、絶対に何もない!お前は商店街を再起不能にすればいいんだ!」 椿 「簡単じゃねえか、今すぐビクトリーズに試合を申し込むんだな。試合で敗北させて大恥をかかせればいい」 大田「な、なるほど・・・しかし、この前の試合でコアラーズは負けているんだぞ」 椿 「その時は俺はいなかったからな。野球は俺の得意分野でね」 (そして・・・) 主人公「コアラーズから試合の申し込み?」 大村 「そうなんだ。ずっと先の7月15日なんだけどね。観客も集めてイベントにしようと言ってきている」 主人公「おそらくこっちが野球で商店街をアピールすると聞いて、試合で叩き潰すって腹ですね」 権田 「へっ、ちょうどいいや。商店街の景気付けに完全勝利をあげてやるぜ!」 (おおっー!!) 396 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 22 48 58 ID Xa9DC5RL0 (その頃・・・) 店員「な、何なんですか、この人は!?」 大田「椿の実力がこれほどとは・・・元プロの大北の本気の投球を100球連続で柵越えアーチするなんて!」 椿 「おう、このくらいで勘弁してやるよ。元プロのプライド・・・潰しちまったら悪いからな」 大田(そんなもの、とっくに粉々だ!) 椿 外野手 能力 弾道2 ミートC パワーB 走力A 肩力B 守備A 耐エラーC 特殊能力 アベレージヒッター 体当たり 走塁○ 慎重打法 積極盗塁 椿はパワポケ7で登場したブルーと人気者が無い以外は全く同じ能力です。 主人公との因縁からブルーではないかとも言われています。 397 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 02 54 ID Xa9DC5RL0 【6月23日・土曜日】 コアラーズとの試合に向けて練習しているビクトリーズに新しい監督が。 大村 「おーい、みんな注目!今日は重大発表がある。これまでワシが監督をやってきた。 しかし、野球と商店街を両立させるのは無理だ。そこで監督を雇うことにした」 (ざわざわざわ・・・) 「紹介しよう、佐和田さんだ」 佐和田「よろしく。佐和田さんは、長年学校で監督をやってきて、甲子園優勝の実績がある方なんだ」 権田 「おお、それはすげえや!・・・ん、どうした?」 主人公「・・・っ、いや、何でもない」 佐和田「それじゃ、早速全員の実力を見せてもらおうか」 (そして・・・) 佐和田「よし、だいたいの実力はわかった。練習メニューは次回までに組んでくるとして・・・ おい、パワポケ!」 主人公「はい。」 佐和田「お前がキャプテンをやれ」 木川 「でも、これまでは権田さんが中心となって・・・」 佐和田「ああ、そうなのか?じゃあ権田。パワポケを補助してやってくれ。じゃあ今日は解散!」 木川 「ちょ、ちょっと。何なんですかあの監督は」 権田 「・・・・・・。まあ、監督の言うとうりにしよう」(スタスタスタ・・・) 木川 「いいんですか!?ちょっと、権田さん!」 398 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 15 35 ID Xa9DC5RL0 【6月30日・土曜日】 商店街メンバーと助っ人達に少しづつ亀裂が・・・ 寺門 「さあて、ガンガン打つぞぉ~♪」 木川 「おい、ちょっと待てよ。打撃マシンを使うのは僕が先だろ。何順番を飛ばしてるんだよ」 寺門 「はあ?お前、ピッチャーじゃないか。主戦力である俺が練習する方がチームのためだろ。 試合までの時間は限られてるんだぜ」 木川 「何だと、この野郎。よそ者のくせに、でかい顔するな!」 寺門 「お、何だ?やるってのか?言っておくが、殴り合いなら俺は誰にも負けない自信があるぞ。こいよ、このヘタクソ!」 佐和田「お前ら、そのへんでやめとけ。・・・寺門が正しい。木川は投げ込んで来い」 木川 「・・・・・・」(スタスタスタ・・・) 寺門 「何だよ、あの態度。全く、お前らが不甲斐無いから俺達が助けてやってるのに。少しぐらい感謝の気持ち・・・」 佐和田「オイ、黙れ!!・・・余計な事は言わんでいい。さっさと打って来い」 寺門 「へいへい」(スタスタスタ・・・) 佐和田(あー、こりゃまずいな・・・) 399 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 36 30 ID Xa9DC5RL0 【7月4日・水曜日】 今日は商店街の夏祭り。 カンタ「今日から夏祭りでやんす!パワポケさんも行くでやんす!」 主人公「そうか、夏祭りに行くのか。俺も後から行くよ」 カンタ「わかったでやんす!」(タタタタタッ・・・) 椿 「ははは、子供ってのは無邪気でいいな」 主人公「・・・椿。何のようだ?」 椿 「決まってんだろ?商店街の一大イベント夏祭り。そいつをぶち壊してやるのさ」 主人公「そんなことはさせない」 椿 「・・・そうだな。お互いスマートに行こうぜ。俺はお前が邪魔だし、お前も俺が邪魔だろう。 だから勝負して負けたほうがこの商店街から手を引くてのはどうだい?」 主人公「・・・いいだろう。それでここで勝負するのか?」 椿 「おっと、勘違いするな。スマートだスマートに行こうぜ。勝負は野球できめようじゃないか。 今度コアラーズと試合があるじゃねぇか。互いに助っ人らしくチームの勝敗で決めるんだよ」 主人公「野球の勝負か・・・いいだろう。その勝負、乗ったぞ」 椿 「忘れるなよ、試合で負けたほうは商店街から手を引くんだぞ!」(スタスタスタ・・・) (そして・・・) カンタ「あ、パワポケさんも来たでやんすね!」 主人公「へえ、結構楽しそうだね。・・・あれ?」 寺門 「さあ、運試ししていかないか!一回たったの500円!」 主人公「寺門、何してるんだ」 寺門 「何って、おみくじだよ。おみくじコリントゲーム。ちゃんと商品も出るからやっていってくれよ~」 主人公「そうだな、やってみるか」 ミニゲーム・おみくじコリントゲーム ピンボールで人形を当てて、大吉、吉、凶、大凶を決める。比較的簡単に狙えるので難易度は低め。 主人公「よし、それじゃあ帰るか」 カンタ「まだ、花火があるでやんす!」 主人公「え、花火?商店街にしては豪華だな」 (そして・・・) (ぱちぱちぱち・・・) 主人公「・・・自主的な花火大会ね」 奈津姫「こういうのが一番綺麗なんですよ。・・・手の届く幸せが一番です」 カンタ「次は打ち上げ20連発でやんす!」 武美 「祭りは、派手にやらなきゃ!」 400 :パワプロクンポケット9:2010/12/11(土) 23 44 16 ID Xa9DC5RL0 【7月7日・土曜日】 大村会長と権田がチーム状況を話し合っていた。 大村「次の試合はどうだい?勝てそうかね?」 権田「はい・・・まあ勝てる可能性は高いですね」 大村「おいおい、何だよ。それなら、もっと嬉しそうにすればいいじゃないか」 権田「・・・ねえ、会長さん。これでいいんですかね。商店街に全然関係ない連中が(※)人も入ってきて、 昔からいる人間がレギュラーを外されている。今のビクトリーズは俺達のチームじゃないんですよ」 大村「え、いや、しかし・・・助けてくれるってのに、断るっていうのも・・・ねぇ」 権田「わかっていますよ。まずは勝利、ですよね」 大村「・・・・・・。」 ※助っ人の加入人数で変化。主人公を含め、最大9人。 ただし、仲間評価が高い、3人以上の助っ人がいないとこのイベントは発生しない。 401 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 01 53 ID oOD9DHU50 【7月15日・日曜日】 ついにコアラーズとの試合の日がやってきた 寺門 「うわっ!?観客がいっぱい来てる!?見てる人がいっぱいいるよ!」 木川 「こんなにお客さんがいると僕、緊張しちゃうなぁ~」 大村 「まだたいして宣伝していないのにどういうことなんだ、これは?」 大田 「くくくく・・・見たか、ジャジメントスーパーの力を。 この試合の各イニングで貰えるスタンプを集めると、商品が最大40%割引になるのだ!」 店員 「でも、大丈夫ですか?この割引率・・・大赤字ですよ。」 大田 「ははははは!・・・きみが気にすることではない」 店員 「あ、申し訳ありません!」 佐和田「お前ら、何をボケっとしてるんだ。さっさと試合前練習を始めるぞ」 権田 「でも、観客が・・・」 佐和田「はぁ?高校野球の甲子園に比べれば無人みたいなもんだ!そら、とっとと行け!」 (タタタタタッ・・・) 佐和田「おい、パワポケ!」 主人公「はい」 佐和田「よーじ、お前はしゃんとしているな。いいか、お前は試合全体を見ろ。キャプテンなんだからな」 椿 「・・・うん、いい日だ。貧乏臭い野郎と貧乏臭い商店街に引導を渡すにしちゃ、上出来だ」 カンタ「おじちゃん、がんばってー!!」 主人公「よーし、みんな!この試合が商店街の正念場だ。絶対に勝つぞ!」 (おおー!) ビクトリーズVSコアラーズ 4-4 8回裏コアラーズの攻撃 1アウト2塁 バッター3番 この試合から攻守交替以外は自分で操作することになる。8回裏のピンチからなので逆転を許すと苦しい展開になってしまう。 相手ピッチャーは前回と同じ大北。威圧感があるためこちらの打撃能力が下がってしまう。 なお、主人公はどんな能力でも必ず試合に出場している。 402 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 25 24 ID oOD9DHU50 主人公「やったー、勝ったぞ!」 大村 「よかった、よかった・・・もう、負けたらどうしようかと」 大田「あああああ!?サービス券まで配って宣伝したのに!」 店員「商店街の宣伝になっちゃいましたね」 (ポカ!) 大田「椿めぇ~!!散々大きなこと言ってなんてザマだ!」 主人公「俺の勝ちだな、椿!」 椿 「・・・・・・。フン!」(スタスタスタ・・・) カンタ「パワポケさん、やったね!」 主人公「ああ、何とか勝てたよ」 カンタ「そんなことないでやんす!ビクトリーズの完全勝利でやんす!」 奈津姫「カンタ。パワポケさんは謙遜してるのよ」 カンタ「何だ、そうだったでやんすか!」 主人公「あ、いや・・・そうい言い方をされると・・・」 奈津姫「ふふふ、冗談ですよ。ちょっと、カンタのヒーローを困らせようと思って」 主人公「・・・ははは、人が悪い」 権田「・・・・・・・・・・。」 (そして・・・) 並木「対コアラーズ戦勝利に乾杯!・・・・・・・・・あれ?どうしたんです、みなさん?」 木川「ちっともうれしくなんかないよ。なんだかおかしいですよ、今のビクトリーズは」 権田「まあ、監督も主力選手も外部から来た連中だからな」 青島「それはそうだが、彼らなしでは試合に勝てなかったんじゃないのかね」 木川「あいつら、いい気になってますよね。この前だって・・・」 権田「何があったんだ?」 木川「あの連中の練習した後の、後片付けをやらされたんですよ。自分の後始末ぐらい自分でやりゃいいのに」 権田「・・・・・・・・・。」 木川「ねえ、これでいいんですか権田さん。昔、河川敷の石を拾って練習場所を作ったじゃないですか。 仕事もろくにしないでって、白い目でみられながら練習してたじゃにですか。 あの苦労は、あんなよそ者の連中が活躍するための準備だったんですか!?」 権田「・・・まあ、手はあるさ。ようするに、助っ人がいなくてもジャジメントに勝てるようになれればいい」 木川「な、なるほど!じゃ、あいつらに気づかれないようにこっそり練習するんですね?」 並木「ええっ?しかし、本官は時間が・・・それに今の練習でも、へとへとで」 権田「このままだと、俺達はあの連中の引き立て役で終わっちまうんだぞ」 木川「・・・僕はやるよ。あんな野球をなめた連中に負けてたまるか。商店街のヒーローはこの僕だ!」 青島「・・・・・・・・・」 ここまでが「さすらいのナイスガイ編」の前半です。後半は3ヵ月後10月になってから・・・ 403 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 39 54 ID oOD9DHU50 【10月1日・月曜日】 コアラーズの試合以降、ビクトリーズは連戦連勝。敵なしの大活躍で地方紙やローカル番組でも取り上げられるようになった。 それと同時に、ウギブギ商店街は野球テーマの商店街として知名度を上げていった・・・ コールドマン「それではウギブギ商店街の土地はまだ集まっておらんのだな」 大田 「はい・・・」 コールドマン「もっと良い報告を聞きたいものだな。オオタマネージャー」 大田 「は、はい、申し訳ありません。ただ、何分資金が足りませんので」 コールドマン「必要なら、日本支社に協力させよう。今年中にメドをつけるのだ」 (プツン) 椿 「で、あの土地には何があるんだ?」 大田「うわっ、椿!?待てよ・・・なぜここにいる。お前は逃げ出したんじゃなかったのか?」 椿 「ははは、逃げてたんじゃねぇよ。勝つために数を揃えてきたんだ。紹介するぜ、ザ・トリオだ!」 「・・・ソルジャーと呼べ」 「・・・番長だ」 「・・・ロボ」 大田「なんだ、こいつらは?」 椿 「ちょいと昔の知り合いでね。今度こそパワポケの野郎は潰す!それで・・・さっきの話だが」 大田「ん?何のことかな?」 椿 「商店街の土地には何があるんだ?」 大田「フ、フン!なぜお前達に話す必要がある?」 椿 「ああ、そうかい?おい、お前ら。ちょっと下の売り場で暴れて・・・」 大田「ま、待て!私も会長から何も知らされてないんだ!」 椿 「・・・本当か」 大田「あそこに何かが埋まっている。私はそれしか知らん。とにかく、他言無用だぞ! 商店街に関しては、すでに作戦がある。お前達にも協力してもらうぞ」 404 :パワプロクンポケット9:2010/12/12(日) 00 45 41 ID oOD9DHU50 そのころビクトリーズは・・・ カンタ「パワポケさん、練習を見に来たでやんす!」 主人公「ああ、カンタ君。応援に来てくれるのは嬉しいけど勉強は大丈夫かい?」 カンタ「痛いところをつかれたでやんす」 権田 「キャプテン、そろそろノックを始めようと思うんだが」 主人公「ああ、そうだな。先に準備しておいてくれ」 権田 「・・・・・・・・・」 カンタ「権田さんと喧嘩してるでやんすか?」 主人公「いいや。どうしてそう思う?」 カンタ「なんだか、怒ってるみたいでやんす」 主人公(俺がキャプテンになってからなんだかぎくしゃくしてるんだよな。きちんと話し合ったほうがいいかな?) 398 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 13 57 28.03ID LC7fMXils[1/3] 乙です!どんな結末を迎えるのか、本当に楽しみです。 自分も、便乗してまとめwikiで未完結になっている「パワプロケンポケット9」の表サクセスの続きを簡潔にですが、まとめてみました。 主人公たち助っ人と権田たち元々のビクトリーズメンバーの対立は少しずつ深まりつつあった。 そんな中、ジャッジメントがまた試合を申し込んできた。 TV中継を行うが、助っ人は抜きという条件を出されるが、 キャプテンである主人公だけは出れる。 しかし、試合当日に椿が主人公にカンタが攫われたと教えてきた。 さらに、ビクトリーズの相手はコアラーズではなく、ジャッジメント日本支部の野球チーム、キングコブラーズだった。 カンタの攫われた場所に駆けつけた主人公の前に、 ザ・トリオが現れ、直接対決に挑む。 ここで条件によって、戦う相手がザ・トリオ全員か、3人の内の1人に分岐する。 ・1人と戦う場合 主人公は勝利して、カンタを助けるも、ザ・トリオの残る2人の足止めを受ける。 ビクトリーズの試合は7回終わって4点差とかなり劣勢だった。 そこに来た寺門が加勢しようとするも、木川が反発したことから、 そのまま助っ人と旧メンバーでの乱闘が勃発し、 見かねた佐和田監督が試合放棄を宣言し、 ビクトリーズは二重の意味で恥をさらす結果になった。 ・3人と戦う場合 主人公は勝利して、ビクトリーズの試合に途中参加できる。 条件は厳しいが、勝てない試合ではない。 勝利後、ジャッジメントスーパーは駅前からの無料送迎バスや大幅ポイント還元セールといった経営面での戦力を仕掛け、商店街の客は奪われ、クリスマスまでこれが続けば、元々経営難の商店街は壊滅してしまう。 それでも、ビクトリーズは野球で勝つ以外に道は無い。 399 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 00 02.57ID LC7fMXils[2/3] そんなある日、権田達旧メンバーはとうとう助っ人達に正面切っての宣戦布告を行いビクトリーズから出て行けと言い放った。 主人公はキャプテンとして、出て行くわけには行かないと返し、 自分たち助っ人と旧メンバーでの野球の紅白戦で決着を付けることにする。 ・・・助っ人達は9人いないのだが、カンタに奈津姫、会長達助っ人に好意的な商店街の人たちが加勢してくれた。 (商店街の人たちを入れても9人に届かない場合は、紅白戦自体起こらず、 主人公と権田は話し合いで和解する) 紅白戦に勝利したのは助っ人たちだった。(負けるとゲームオーバー) 戦いを通じて、旧メンバーと助っ人達は互いの実力を認め和解。 とうとう、ビクトリーズは1つになったのだ。 そしてクリスマス後に キングコブラーズとの再戦が決定した。 あちらには椿とザ・トリオの3人も加勢するが、 今のビクトリーズに恐れるものは無い。 そして決戦を制したのはビクトリーズだった。(負けるとゲームオー(ry)) その後、ジャンジメントスーパーにて、 ジャンジメントが商店街の土地を狙った理由が明かされる。 それは戦争中に墜落した米軍パイロットがここに落とした私物、 「盗賊聖書」だった。 ・・・・有り様に言えば、冒頭の「汝、盗むべからず」の部分が「汝、盗むべし」になっている単なる誤植本だが、ゴルドマンの一族にとってはキリスト教の支配に反発する者の多さを証明する秘宝なのだ。 そして、太田支店長は肝心の遠前支店の営業業績が悪すぎたことから、北極支店に左遷されることになった。だが太田は逆恨みを燃やし、椿から大量の「神のマナ」を買い取り遠前町そのものを滅茶苦茶にしようとする。 400 :ゲーム好き名無しさん:2015/08/14(金) 14 02 10.56ID LC7fMXils[3/3] 大晦日、奈津姫とカンタ親子は街外れで太田と椿を見かけ、 カンタが追いかけてしまう。 カンタと彼を追いかけた奈津姫は山の中の洞窟で、 大量の巨大化した虫を目撃する。 更に奈津姫が椿と太田に見つかってしまい、 「神のマナで巨大化させた虫に商店街を襲わせる計画を聞かれた」ために、 (正確には、↑のとほぼ同じ台詞で、太田自身が喋ってしまった)捕まってしまう。 抜け出せたカンタは、主人公と権田、それに武美に助けを求める。 洞窟に乗り込んだ主人公は、逃げ出そうとしていた椿とガチンコバトルで決着を付けた。 その直後、巨大化した虫が暴れ出したが、椿が種明かしをする。 太田と捕まった奈津姫は椿の用意したシェルターに誘導されていたが、 そのシェルターには虫を引き寄せる細工がしてあるため、 巨大化した虫は商店街でなく、そのシェルターだけを襲う。 椿は初めから金だけ貰って太田は口封じするつもりだった。 シェルターが虫に襲われ出したところで、主人公が飛び込んできた。 「助かった!」と笑顔でほざく太田を殴り倒し、主人公はシェルターを塞ぎ、虫が入ってこれないようにした。 だがそこで、謎の爆発音が響き、シェルターは土砂の中に埋まってしまう。 翌朝、主人公と奈津姫は太田や木川、寺門達に助け出された。 シェルターの場所を教えたのは、椿だった。 ・・・太田も命は助かったが、一緒に来ていた並木巡査に逮捕されていった。 そして、主人公はカンタの「宣戦布告」を受け、町を去っていった。 (ルートによっては、町に残る) 完
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/239.html
パワプロクンポケットを遊んだみんなへ 『パワプロクンポケット ジ・オリジン』とは? 『パワプロクンポケット ジ・オリジン』はシリーズの原点である パワプロクンポケットの世界を舞台にした伝説的オリジナルストーリー。 パワプロクンポケットオリジンシリーズは今パワポケを遊んでいる人だけでなく、昔パワポケを 夢中で遊んでいた大人の方まで楽しんでもらえる内容となっています! シリーズの原点、『パワプロクンポケット』とは? 『パワプロクンポケット』シリーズは、 1999年に発売されたゲームボーイソフト『パワプロクンポケット』から始まった。 このゲームはその後の『パワプロクンポケット2』から裏サクセスが登場し、 ペナントや俺のペナント、そしてアルバムやプロフィール、パワポケポイント、 グッピーとセンシュクラッチをはじめとするたくさんのゲームモードが登場し、 プラットフォームを変えながら、時代を超えて多くのプレイヤーに楽しまれてきたのだ。 初代パワプロクンポケット THE ORIGIN パワプロクンポケット2 THE ORIGIN パワプロクンポケット3 THE ORIGIN パワプロクンポケット4 THE ORIGIN パワプロクンポケット5 THE ORIGIN パワプロクンポケット6 THE ORIGIN パワプロクンポケット7 THE ORIGIN パワポケダッシュ THE ORIGIN パワプロクンポケット8 THE ORIGIN パワプロクンポケット9 THE ORIGIN パワプロクンポケット10 THE ORIGIN パワプロクンポケット11 THE ORIGIN パワプロクンポケット12 THE ORIGIN パワプロクンポケット13 THE ORIGIN パワプロクンポケット14 THE ORIGIN