約 2,079,064 件
https://w.atwiki.jp/th_sinkoutaisen/pages/87.html
no +信仰 コスト 戦闘力 HP df 労働 知識 探索 特殊能力 008u 0 000000 004000 070 10 2 10 7 霊力生産+1 貴重な霊力生産を持つユニット そして技の全てが全体攻撃かつ高い威力を誇る全体アタッカーでもある 必殺カードの今日は厄日だわを使えば技の威力が大幅に増加する サポート類も基本的に攻撃力を上げる効果が多いので、さらに大ダメージを狙う事ができる 異変解決力もありノーコストでありと高性能だが、HPが低いので守るユニットが居ないとすぐに落ちてしまう むきゅ~ テーマソングの追加により元々驚異的だった霊力生産力はさらに増した。 ただし♪感情の摩天楼などの対抗馬も存在し、曲枠も使ってしまうため採用するかどうかはよく考えよう。 EX異変に対抗できる数少ない手段であるそこまでよ!を使用可能な点も見逃せない。 はたてでも使用できるが、霊力コストを考えるとこちらの方が向いている。 Ver1.14での小悪魔強化により大幅に強化された。 爆発力が今までの比ではないので上手く使いこなそう。 数値の上では負けているが、修行などを考慮すると実質的な最大火力は輝夜(Lunatic)に匹敵する。 しかし強化のしやすさや出しやすさ、必要枚数や周辺サポートの優秀さを加味するとこちらの方が圧倒的に優秀なので、新たな火力面での切り札として活躍できるだろう。 Ver1.20に至るまでに幾度かの弱体補正は受けたものの、充分に実用範囲の火力である。むしろそれまでが高すぎた。 もはや霊力生産だけしたら捨てられてしまう時代は去ったのだ。 攻撃 弱 通常弾幕 全体 戦闘力×0.2 1回 中 水符「プリンセスウンディネ」 全体 戦闘力×0.3 1回 強 土&金符「エメラルドメガリス」 全体 戦闘力×0.4 1回 弱 逆輸入「ノンディレクショナルレーザー」* 全体 戦闘力×0.3 1回 必殺 弱 月符「サイレントセレナ」 全体 戦闘力×0.7 1回 中 日符「ロイヤルフレア」 全体 戦闘力×0.75 1回 強 火水木金土符「賢者の石」 単体 戦闘力×0.5 10回 関連霊撃 451m そこまでよ! パチュリーorはたて専用 50 異変解決度リセット 関連サポートカード 133s パチュマリ一筋 魔理沙×パチュリー 攻撃力アップ レーザー 150s 紅い悪魔の友人P レミリア×パチュリー 攻撃力アップ カリスマ強化 151s 雨の紅魔館 フラン×パチュリー 厄日使い放題 152s パチュアリは真理 パチュリー×アリス 修行効果+500,攻撃力アップ 153s ぱちゅみりん パチュリー×美鈴 パチュリーのHPアップ 228s 動かない大図書館 パチュリー 修行すると霊力+3 276s ふたりきりの大図書館 パチュリー×小悪魔 パチュこあ修行2倍 修行時霊力+3 509s 霧雨親衛隊 魔理沙×フラアリにとパチュ 魔理沙に力を 540s パチュこあは聖典 小悪魔×パチュリー 小悪魔がパチュリーとリンク 154s 今日は厄日だわ 必殺:パチュリー EX化 541s 小悪魔インストール 小悪魔×パチュリー 小悪魔を犠牲に魔力全開 252S さよなら人類 独立宣言:脱霊魔咲早妖 キャラ制限ボーナスLv1 241s 紅魔郷は魂の原風景 独立宣言:紅魔郷オンリー 無駄無駄 246s 地霊殿は秘めたる想い 独立宣言:地霊殿オンリー リモートサポート 248s 黄昏は神々の開拓地 独立宣言:非想天則オンリー 初期戦闘力二倍 249s 文花帖はブン屋の意地 独立宣言:文花帖オンリー 文とはたてに『根性』 テーマソング 308S ♪ラクトガール少女密室 パチュリーのテーマ 知識に応じた霊力生産 関連異変 ヴワル図書館大整頓上級(解決率大幅上昇) 特別な入手方法 異変「サイレント恋心」(H)を解決
https://w.atwiki.jp/rorikonfightersarena/pages/43.html
パチュリー対策のメモ パチュリーと言えば切り返しが異常に多く、捕まえるのがめんどくさい上に射撃が強いから逃げられるとまためんどくさい。 結構レミリアが苦手とする相手なはず。 エメラルドとスタティック 起き上がりにJ2Aによるめくりが機能しなくなる切り返しスキル。 結構厄介だが、実はこれ、打撃無敵。 従ってJ2AとJ2Cを使い分ければそれなりに対応は可能。 もしくは射撃属性なのを利用してグレイズしとけばいいか。
https://w.atwiki.jp/yukkurisiteq/pages/25.html
ここは おちそうなすれを ちからづよく うけとめてくれる だてじゃない おねえさん ぱちゅりーの AAをほかんする ぺーじだよ。 したの りんくから とべよやー 分類に関して _人人人人人人人人人人人人_ _,,,, --──-- ,,,__> ソイヤ!!! < , '’ __ `ヽ、,ヘ ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄.くヽ_r'_ヽ 、 ,、_) ヽ ,______r'´イ´ i :・ | ;ヘ, ['、イ_,-イ、ゝ,_, ,イ_,-,_ゝヽ、__〉 i ・: | /./ ,! 、!-|ーi、λ_L!」/_-i、|〉',ヽイ i :・ !、. / / i_ノL.イ (ヒ_] ヒ_ン ).!_イ | |´ 、 ・: 、 /./ ヽ! |.i"" ,___, "" | ! | | ゙ 、 :・ ヽ、 i^ヾ'i ..| ! ',. ヽ _ン .,! ! .| | ヽ、 ・: \ ゙、_ ゙ 、 ;ノ| |ヽ、 イノi .| .| \ :・ ゙''ー--、____゙i `ヽ、-‐'. || .| ` ー--─ ´/ /入、 | \ :・:・:・:・:・ 、 ゙'ー‐-、.ヽiノ イノ / ;;;;;;;;;;;>ー‐---‐''"ヾ、 .〈ノ [ヨノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙''ー-、,,___ ,;. 、 ,ソ ゙i` , ;'' i; ヾi′ | '" ; ゙|. | ; ! | ;;! ,! / | そ.パチュリー E1 こ.パチュリー E2 ま.パチュリー G1 で.パチュリー その他
https://w.atwiki.jp/kikyoutower/pages/46.html
闘技場内に限り、パチュリーの助けを借りることができます。 パチュリーのレベルは200固定となっていますが、ステータスは挑戦するボスの難易度によって変化するので、攻略にかなり役立ちます。 ただし、パチュリーの素早さは低め(現段階では真偽の神しかいませんが、それより遅い)なので、それを頭に入れて立ち回らないとすぐにやられてしまうことがあるので気を付けましょう。 ここからは、パチュリーが使える魔法について解説します。 ・メタリックオーラ 味方全員の防御をあげる魔法。闘技場のボスの攻撃はかなり強いのでおすすめ ・ジュピターオーラ 味方全員の魔法力を上げる魔法。鈴仙にとってはかなり有効。 優先度はメタリックオーラ>ジュピターオーラの順かと思われる 火符「アグニシャイン」 敵単体に火属性の大ダメージ(追加効果なし) 水符「プリンセスウンディネ」 敵全体に水属性の大ダメージ&敵の強化を解除する 偽りの影を解除しようと何度も撃ってみたが当たったためしがない() 木符「シルフィホルン」 敵全体の魔法攻撃力を上げる代わりに、敵全体を魅了状態にする。 真偽の神に何回も撃ってみたが効いたためしが(ry 土符「レイジィトリリトン」 敵単体に土属性の多段ダメージ。相手の物理防御でダメージ計算する。 真偽の神に対してはこちらのほうが与えるダメージが多く、命中率もいいので攻撃時は基本的にこれを使えばいいと思われる 金符「メタルファティーグ」 ランダム5回のダメージ。植物系のモンスターには効果が大きいそうだが、現在闘技場にはいない。 ダメージ量的にレイジィトリリトンの劣化だが、今後やばいラフレシアの強化個体が闘技場に現れたら活躍しそう 月符「サイレントセレナ」 敵単体に闇属性のダメージを与え、相手のスキルを1ターン封印。 ただし、先制でないと効果がないので素早さが低いパチュリーでは全く使えない 日符「ロイヤルフレア」 敵単体に光属性の大ダメージを与え、暗闇状態にする ウィーク 発動には100TP必要。敵全体の属性耐性を下げ、魔法を避けにくくする ヴェール 発動には100TP必要。3ターンの間、味方が受ける物理攻撃と魔法攻撃のダメージを減らす(必中攻撃のダメージは減らせない) 火水木金土符「賢者の石」 発動には100TP必要。4ターンの間、パチュリーの行動回数を増やす。 基本TPを使う魔法はこれを使えばよいと思われる。ただし、難易度ルナティックではボスが狂気の波動を使った後に発動するように
https://w.atwiki.jp/dreamself/pages/1007.html
動かない大図書館等と呼ばれる純正の魔法使い 紅魔郷では妙に可愛らしい台詞が多いが 萃夢想では立ち絵の表情もあって物静かでクールな印象を与える 最大の違いはしまがあるかないかだとも言われるが しま一つでクールになれるなら俺も背中にでっかいストライプを入れたいと思う もっとも、紅魔郷に於いては魔理沙の台詞回しにも中途半端に旧作を思わせる部分があったりするので 同じ事がパチュリーにも言えるのかもしれない エロかったり底が知れなかったりで夢の中でもかなりの存在感を誇示している 「魔法使いとその行使する能力」の話などはネタとして一考の価値がある話だが そっちに走りすぎると別の作品になりそうだ 01-016 01-023 01-032 01-039 01-053 01-064 01-108 01-123 01-179 01-189 01-194 01-206 01-240 01-276 01-322 01-350 01-378 01-445 01-462 01-485 01-521 01-541 01-546 01-548 01-616 01-644 01-856 01-857 01-894 01-960 01-973 02-020 02-081 02-106 02-144 02-163 02-171 02-211 02-271 02-305 02-311 02-329 02-356 02-363 02-381 02-409 02-436 02-454 02-494 02-503 02-523 02-581 02-605 02-645 02-685 02-706 02-739 02-794 02-807 02-845 02-855 02-890 02-893 02-903 02-904 02-920 02-921 02-932 02-943 02-996 以上、計70件 凄く恥ずかしい間違いを犯していた ずっと何かおかしいとは思ってた この世に数多く存在するパチェ好きの方々 この件は無かった事に(ry
https://w.atwiki.jp/marisa-kirisame/pages/32.html
対パチュリー・ノーレッジ パチュリーの魔理沙対策についてはパチュリー・ノーレッジ 攻略 ウィキ キャラ対策-霧雨魔理沙を参照。 パチュリー やる事としては相手に弾幕を作らせないこと。 パチュリー本体を殴れば弾幕は消えるのです。 遠距離 射撃の速さとしてはオータムエッジに勝てる技は先出しレーザーのみ。 向こうは適当に射撃→JC→JC射とかしていって弾幕を作った状態から攻め込みたい。 空中に飛ばれても弾幕を張られないようにするのが大事。 全然魔理沙有利距離なので落ち着いてしっかりレーザーとC射撃で抑え付けて近づきましょう。 中距離 パチュ側迂闊にC射撃つとJCするしかなくなります。 が、だからっつってJAを深く当てにいこうとしないこと。もれなく空中C射もらいます。 C射はレーザーでお疲れ様でした、ができるので… 「相手が何回空中で飛翔キャンセルしたか」をちゃんと数える。 2回したらもう相手は射撃振ったら隙のかたまりです。 つまりこういうセットで覚える。 「射撃→JC→射撃→飛翔キャンセル(以下HC)→射撃→HC」ここまで。 霊力尽きるだろうし相手側としては多分そこまで振りたくないから防御に回ると思うよ。 パチュに真上を取られると厄介なので、相手のほうが高度が高い場合は無茶しない。 降りてきたらチャンスは魔理沙側。 しっかりガード・しっかりグレイズ。この2点 近距離 やりたい放題でおkだと思うけれど、遠距離A奥距離でのC射には気をつけてくれ。 後何気にパチュは遠Aが距離長いので注意。 エメラルドシティ(スキカ)に要注意 貰うともれなく高威力スペカがついてきます 発生の速さ、威力、判定から便利性の高いスキル 少し安全な昇竜と思ってください それと、JAに注意。 C射とあわせて振ってくることもあったりするので、「どうせC射だろ」という先入観でグレイズばっかしてると喰らう。痛い。 常に相手はJAの差込を狙ってます。だってそれがダメージソースにつながる唯一の打撃なんですもの(´・ω・`) 気をつけるスペカ ハーベスター 男投げをも無力化する無敵攻撃。 霊撃に攻撃がついたものと思ってくれればいい。割り込みに鬼強い、ガードされても密着は五分。 そして2コス。これを4枚入れてないパチュはいないと思ったほうがいい。 スペカ欄よく見て誘いましょう。あると厄介。 サテライトヒマワリ 無理するな。ちゃんと画面端とか範囲外でじーっと待つ。 ロイヤルフレア 発生遅いから使う場面は相手としては… 「敵が遠くにいたり空中にいる場合、相手の霊力が少ない時」 「相手の霊力が少ない状態かつ起き上がり時重ね」 「クラッシュ連携」 性能的には5コス相応の技。 →グレイズでかけぬけちゃうよタイプ ぶっちゃけ地上ダッシュ連続でよけられるから見てから画面端までご案内して差し上げましょう。 ただし霊力は3削れるので注意。 →発生前にぶっころしてやんよタイプ 本を読むの見てからスペカを差し込んで差し上げましょう。 スペカセットしてるなーと思ったら差し込めるスペカをこっちもセットして相手の挙動をガン見。 後発動してからは奴は完全無敵なので発動が終わってからキッチリフルコン決めてあげましょう。 →ガードしたいんだけどタイプ 霊力2個半削られます。3個あるなら黙っててもOK。 我慢の緋想天を覚えるにふさわしいキャラ。 じっくりじっくり戦いましょう。当然立ち回りは有利なわけだからね。 立ち回り考察
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/605.html
パチュリー8 うpろだ201 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 俺も本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 俺は飽きたので、席をそっと立つ。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 俺はしのび足でパチュリーの後ろに回りこむ。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読んでいる。 パチュリーは本を読ん「何読んでるの?」「きゃあ」 腋の下に手を挟み込み、肩にあごを乗せて覗き込みながら言う。 目の前には珍妙な顔をした太陽と月の絵のある本と、 目の横には柔らかい白い頬を赤にしたパチュリーの顔がある。 「あなた、自分の本はどうしたの」 「飽きたので擦り寄りに来ました。で、何読んでるの?」 「錬金術の本よ。で、あなた本はどうしたの。魔法使いになるんじゃなかったの?」 「進歩した科学は魔法と区別がつかないんだ」 言いながら首筋に頬擦りをする。 「理由になってないわ。それとやめなさい」 「いいじゃないか、減るもんじゃなし」 今度は首の下に頭を差し込む。 「髪の毛がちくちくするわ。やめて」 「じゃあ引く」 そう言って頭を先刻まであった場所に戻す。 「ひゃああ」 同時にパチュリーが体をぶるりと震わせる。 「もう。だからやめなさいって。あなたさっきから何がしたいの」 「飽きたので甘えにきました。というわけで遊ぶよろし」 両手を肩に置き、顎をパチュリーの頭の上に乗せて言う。 「わかったわ。噴水と滑り台どっちがお好み?」 「アスレチックの方がいいな」 「そう。それじゃ」 「一人で遊んでいらっしゃい!」 「二人で遊びにいきましょうな」 「木h「いや、それやったら図書館壊れる」 瞬間、パチュリーの動きががくんと止まる。 右手とこっちを交互に見ながら、眉根を寄せて、どうしたものかと考えているらしい。被害については全くの慮外だったようで、どうにもずっと悩んでいる。 「も…もk「だから壊れるって」 このままおろおろするパチュリーを見るのも楽しいが、もう少し楽しいことを考え付いたので実行に移すことにする。 まず、先ほどと同じようにすり足で近づく。 未だパチュリーはうろたえている。 まだ近づく。まだうろたえている。 まだ近づく。少しいぶかしんだようだ。 まだ近づく。怪訝な表情で見ている。 一気に飛びつく。驚いている。 「ちょっとなにするの」 「遊べ」 「遊べじゃ無いでしょ」 「じゃ膝貸して」 抱きしめながら言う。 肩の辺りの肉がぷにぷにしていて、つまむと気持ちいい。 顎でもってぐりぐりとするのもまた楽しい。 「痛い痛い」 「あ、ごめん」 パッと手を離す。 「ひざまくらーひざまくらー」 「わかったわよ。でもどうやるの?」 「うん? 頭を膝の上に乗っけるだけでしょ」 「だからどうやって体を横にするの?」 そういわれてみればそうだ。椅子を並べて寝るのは痛そうではなはだ体に悪そうである。 「じゃベッドで」 「それはだめ」 「なら長椅子」 「ならいいわ」 難なく解決。 しかし更なる問題は、 「ところで長椅子どこ?」 「さあ。私は見かけたことは無いわ」 辺りを見回してみるが、やはり無い。元より椅子に座るような者など殆ど居ないのだから、当然とも言えるか。 「じゃあやっぱりベッドに……」 「私のベッドはだめよ。二人入れるところじゃないわ」 「じゃ俺の寝床」 「あそこも二人も入るところないでしょ」 自慢ではないが俺のベッドの上には本やら被服やら、あるいは実験道具やらが散乱している。メイドらも片してくれればいいのにとは思うが、基本的に部屋の中のことまではやってくれないらしい。いや、そもそもやる気が無いだけかもしれない。 パチュリーの部屋は本の山で、単に手がつけられないというだけのようだ。狭い部屋大量の本を閉じ込めてやったおかげで、紙とインクの臭いが三年閉じっぱなしの集密書庫より凄絶なものになっており、正直な話こっちとしてもあまり入りたくない。 ベッドの使用が不可なので、代替手段を考えなければならない。 床で寝るのは汚いし、絨毯がちくちくするのでアウトだ。木の椅子並べて寝るのも厳しい。 ふと、長椅子のありそうなところを思いつく。 「ああ、あそこなら有ったなあ」 「? どこ?」 「なんて言うんだろう? リビング? テラス?」 「図書館の外じゃないの」 確かに図書館の外である。しかしベッドが駄目なら致し方ない。 「しかもあそこは……リビングね。あそこにあるのは長椅子じゃなくてソファよ」 「それ言い方変えただけじゃないの?」 「あとレミィ居るわよ」 「何か支障でも?」 誰が居ても問題ない。ただ寝るだけである。 膝枕で。 「異論の無しならいざ往かん」 「待ちなさい。レミィに何言われるかわからないわよ」 「それがいいんじゃあないか」 「何が良いのよ!」 俺も分からないがまあいいや、とりあえず行っとこう。 「言う事聞かない子はこうだぞ」 「きゃあ」 否やパチュリーの背中と膝裏に手を添えて持ち上げる。俗に言うお姫様抱っこの形だ。 「待ちなさい。あなたそんなことしたら」 「うお、……腰が……痛い……」 「何やってるのよ……」 「俺はもう……駄目だ……」 ゴポ、と血を噴くような仕草をする。 パチュリーはそんな俺をじっと見下ろして言う。 「ほら、早く立ちなさい」 「ん。抱っこ」 「しないわよ」 すげなく断られる。まあいっか。 立ち上がり馬鹿に大きい扉をやっとのことで開ける。 ……体当たりせにゃ開かん扉なんざ使えねえだろ。 「リビングどっちだっけ?」 「階段上って左」 「階段ドコ?」 「こっちよ」 言うと、とことこと歩いていく。なんだかんだ言っても案外乗り気だ。 しかし、あまり先に進まれるとはぐれかねない。勝手知らない場所ではあるが、この歳で迷子になるのはさすがに恥ずかしい。 「どうしたの?」 「ん。あんま先に行かんのよ」 小走りで追いつき、手を握る。 「?」 「はぐれるでしょ」 「家の中でそんなこと無いわよ」 「まあいいじゃない」 二人でてこてこ歩いて行く。 途中いくらかメイドらに見られていたが、気にしない。 「ここがリビング」 「ずいぶん遠かったなあ」 ここに来るまでにたっぷり10分は歩いたろう。途中2回階段を上り下りした気もするが、ずいぶん複雑な構造なのだろうか。 「これまたでかい扉やのう」 「レミィはこういうの好きだから」 図書館より小振りではあるが、目の前には樫だろう、白い立派な扉がある。ノックし、ノブを回してやはり全体重をかけてドアを押し開く。 「あら、パチェと…。ずいぶん久し振りね」 「そうかしら」 「そうよ。最近図書館に篭りきりじゃない」 「いつものことじゃないの」 二人は随分仲良さそうに話し込む。 一人取り残された俺は寂しいので、パチュリーに抱きつく。 「なにするの」 「いや寂しかったし」 「貴方達、本当仲良いわねえ」 けらけらと笑いながらレミリアが言う。 俺は、その通りと言わんばかりに頬擦りをする。 「もうっ、やめなさい」 「いいじゃないの。睦まじい」 レミリアが言う。 「いいじゃないの」 「良くないわよ」 真似して俺も言ってみる。しかし嫌がられたようなのでしょうがなく離れておく。いくらかパチュリーの表情が曇った気もするが、見間違いだろう。 「それで、どうしたの? 見せつけに来ただけじゃないでしょう?」 「いや、見せつけn「ソファーを借りにきたのよ」 俺の言を阻むようにパチュリーが言う。 「ソファー? いいけど何で?」 「いろいろあるのよ」 「いろいろねえ。いいじゃない、教えてよ」 ほれ、なんぞサポートせい、という目をレミリアがこちらに向ける。面白そうなので乗っかってみることにした。 「話してもいいんじゃない? 図書館に持っていくわけじゃないんだし」 「そうよ。持っていくわけじゃないんだし」 「いえ、持っていくわよ」 パチュリーさんがさらりととんでもないことを言ってくれる。 ソファーは3人掛け位の大きさがある。これを二人で、しかも虚弱児二人で運ぶのは随分と酷だ。 「別に、魔法を使ってもいいし、そこに吸血鬼がいるじゃない」 「え? 私に運ばせるつもりなの?」 「ええ。駄目かしら」 見掛けの所為で忘れていたが、そういえばレミリアお嬢様は吸血鬼だ。吸血鬼といえば怪力の代名詞的存在。高々3人掛け、50Kg程度の代物軽々と運んでしまうだろう。 しかし、 「運ぶのはいいけど、それなら理由教えてよ」 「それはいや」 まあ、そう言うやなあ。普通は。 「あなただって嫌でしょう?」 「別に構わないだろう?」 パチュリーさんいきなり話をこっちに振らないでください。 後お嬢様睨まないでください。 「で、どうなんだ」 いくらか語尾を強めてレミリアが言う。怖い。すごく こうなれば返答は1つ―― 「私は一向に構わんッ!」 「なッ……」 「私も一向に構わんッ!」 「ちょっ……」 いやお嬢様。アンタはそうでしょうよ。 「ほらパチェ、2対1よ」 「早く話してしまいなさい」 二人して言い放つ。あれ、俺何しに来てたんだっけ。 「くっ……」 まあ、たじろぐパチュリーさんかわいいし、どうでもいいか。 「ほら早く!」 「言ってしまいなさい!」 レミリアと俺で声を繋げて畳み掛ける。 「何でそんなに息ぴったりなのよ……」 「仲良しですからな」 「そう、こんなに」 そう言ってレミリアが俺の背中に飛び乗る。 そして俺の腰が砕ける。 「誰か……湿布を……ッ」 「……寝かせてたほうがいいのかしら」 「ほっといてもいいわよ」 心配してくれるレミリアに対して冷たく言い放つパチュリー。俺がいったい何をしたというのだ。 「まあ、パチェも膝枕でもしてやればいいじゃない」 「いいじゃない。もともとそれが目的なんだし」 「なッ――!」 「なんだ、そうだったの」 だからパチュリーさんうろたえすぎ。 「ちょっと! 何で話しちゃうのよ」 「別に。すぐにばれることだし」 主に小悪魔のいいふらしで。ほんに女子はお喋りの好きなことで。 「パチェ早くしてやりなさいよ。ひ・ざ・ま・く・ら」 顔を赤らめるパチュリーに対してこの言動。お嬢様マジ悪魔。 しかし腰が痛い。 「とりあえずソファに横になってていい?」 「ほらパチェ待ちかねてるわよ」 違わないけど違う。 ゆっくりと立ち上がり、腰を曲げたままソファに向かい、横になる。 「早くいってあげなさい」 大外から煽りまくるお嬢様。 応じるように手招きする俺。 見る見るうちに顔を赤くするパチュリー。 「パチェ?」 いつまでも動かないパチュリーに、レミリアが声をかける。 それに応じる気配も無く、うつむくパチュリー。 手招きを続ける俺。 「……」 そのうちに、焦れてきたのかレミリアがゆっくりとパチュリーの後ろに回りこむ。 そして、 「早く行きなさいって」 ぐいっと後ろから持ち上げる。 「ちょっと! レミィ!?」 じたばたするパチュリー。しかしその程度であのお嬢様がどうこうする訳も無く、なんらの支障も無しにソファに運ばれた。 「ほら、早く膝枕してやりなさい」 そう言いながら、パチュリーを俺の頭の上に降ろす。柔らかい幸せが頭を包む。が重い。でも幸せ。 「なにするの!」 「だから早く膝枕してやりなさいって」 「いやそれよりちょっとどいて」 だんだん頭がじんじんしてきたよ俺。 「もう。強引なんだから」 「悪魔だしね」 「どいてってばさ」 早くどかないと噛み付くぞ。 「きゃあ」 「どうしたの?」 「噛み付かないで」 「ふぁやくほいて(早くのいて)」 やばいもう限界だ。 言っていることを理解したのか、レミリアがパチュリーを持ち上げる。 俺はまた載せられては溜らんと、すぐに頭を上げ、ソファにもたれかかる。 「あー、痛かった」 「何で噛み付くのよ」 「だって気づいてくれないんだもん」 しょうがないじゃないのよさ。 しかしあれだ。今パチュリーはソファの淵に座っている。そして俺はソファにもたれかかっている。 これはチャンス。 少し体を起こし、そのまま傾ける。頭はすっと地面に近づき、パチュリーの胸元を過ぎソファの手置きでとまる。 「あらら」 言いながら俺はずりずりと体を後ろに持っていく。少し下がると頭はさらに落ち、パチュリーの膝に留まった。 「寝心地はどう?」 レミリアが聞いてくる。 「なかなかいい感じ」 頭を二三度揺すりながら答える。その間パチュリーがこそばゆそうにしている。 「……なんかくすぐったいわね」 「まあ、人が乗ってるんだし、物が載ってるのとは違うやね」 「慣れれば違ってくるよ」 レミリア貫禄の発言。 「お嬢様も誰ぞに膝枕を?」 「この頃フランが妙にへばりついてきてねえ」 妹様か。色気の無い。しかし面には出さないようにする。 「今何か失礼なこと考えなかったか?」 「ナンノコトカナ」 Damm it! 読心術か! 思わず片言になってしまった。これは少々ヤバいかも知れん。 「レミィ」 パチュリーが唐突に口を開く。 「悪いけど、図書館からいくらか本を持って来てくれないかしら」 「本を忘れるなんて珍しいじゃない。別に構わないけど」 「強引に連れ出されたのよ」 パチュリーが、スイとこちらに視線を移す。しかしその目に、本が無いことの不快感は無い。 「どういう本がいいの?」 「なんでもいいわ。字が書いてあって綴じてあれば」 そう、とだけ言ってレミリアが出て行き、後には二人だけが残された。 レミリアが去った所為で辺りにはしん、とした空気が流れている。どうしたものか、普段膝枕なんてしない/されない二人である。なれない事に口数 ―ただでさえ大して多くないものなのに―が減るのもまあ当然だろう。 膝枕をされるほうは目を閉じ、しかし所在無さげな風にし、するほうは手の置き場に困ったように両手を彷徨わせている。 そんな状態がいくらも続いた。 ふと、パチュリーが俺の頭を撫で付けてくる。驚いて頭を傾け、右目だけ開けて見てみれば、一瞬驚いたような顔をし、すぐに手を明後日の方へ追いやった。 それを見て傾けていた頭をゆっくり戻し、幾分膝の深い位置に据え直して、撫でろとばかりに揺さ振る。 またいくらかの間が空き、意を決した様にパチュリーの手が再び頭に触れ、頭を上から下に丁寧に撫でてくる。 リビングには二人。誰も何も言わない、しかし居心地のよい静けさが辺りを満たす。その中で俺は自然と眠りに落ちていった。 「レミィ。あなたいつから見ていたの?」 「パチェが撫でようか撫でまいか迷ってるころからかな」 「鍵穴からのぞいていないで早く入ってきなさい」 「いや、珍しいものだったしねえ」 くつくつとレミリアが笑い、それを見たパチュリーが憮然とした表情をする。何のことも無い。頭を撫でて微笑んでいるのをレミリアにのぞかれていたことを恥ずかしがっているのだ。 「あなたにのぞきの趣味があったなんてね」 「いいじゃないか。そっちものぞいてたんだから」 「なッ……!」 瞬間パチュリーの顔が沸騰する。 「のぞき込んで目に触ったり唇撫でたりしちゃって」 全く熱いんだから、とばかりにレミリアが団扇で扇ぐようなしぐさをする。パチュリーも口をパクパクさせて何かを言おうとはするが、なんら声にはならないようだ。 「まあ落ち着きなさいよ」 なんら悪びれた様子も無く笑いながら言う。それを見て、やっと落ち着いてきたパチュリーもため息つきながら言う。 「はぁ……もういいわ」 「そう。ところでパチェ、紅茶飲む?」 言いながらレミリアが辺りを見回す。すると唐突に一人メイドが現れる。 「そうね。もらうわ」 「咲夜。紅茶二人分ね」 メイドは、かしこまりました、と頭を下げてまた忽然と消える。 紅茶が出るまで数分の間が空く。その間にレミリアは寝ている男の顔を突付いたり額を弾いたりし、その都度パチュリーに止められるということをしていた。 不意に、お待たせいたしました、と言ってまたメイドが現れ、紅茶を置いてはまたも即座に消え失せる。 「咲夜が妙に急いでるわね。何かあったのかしら?」 「いつもあんなものだよ」 パチェは図書館から出ないから、と付け足されパチュリーもそんなものかと思う。働き人が図書館に来るのは休みのときだろうに、それでわざわざ急ぐ必要もあるまい。 「まあ、私が本を選ばせた所為もあるかもしれないけど」 前言撤回。 「本? そういえばどんな本を選んだの?」 それを聞いてレミリアが苦笑し、これを見たパチュリーが怪訝な顔をする。 レミリアは思う。何を不思議がっているのだろうこの魔女は、と。あの図書館の本の虫が、本の上で眠り、本を枕にし、寝巻きにもしようかというフリークが本のことをスッパリと忘れているのだ。可笑しくないはずが無い。 詰まるところそれほどまでに入れ込んでいるのだろう、この男に。 レミリアにはそれが面白かった。無論、それに気づいていないこの魔女のことも含めて、だ。 「こういう本だよ」 取り出したのは三冊。料理の本と服の色あわせについての本、それと恋愛小説。どれもメイドらの娯楽用の棚から持ってこられたものだった。 「……これは何?」 「料理と色は咲夜のチョイスだよ」 「そう」 たまにはやれってことなのかしら、とパチュリーが呟き、そうじゃないだろうとレミリアが苦笑する。 「こっちは?」 「それは私の。面白そうでしょう」 眉根をひそめながらパチュリ-がぱらぱらとめくり、面白くなさそうな顔で机の上に置く。 「あまり良さそうじゃないわね」 「そう? まあ、読んでみればいいよ」 言うとレミリアはカップを傾け、さらに言う。 「じゃ、私はちょっと外に出てくるから」 「あらそう。いってらっしゃい」 「うん。それじゃごゆっくり」 後にはまた二人だけが残された。 「おはよう」 「あら、起きたのね」 レミリアが出て行ってから、いくらかして目を開ける。 「どうしたの?」 「いや、なんも」 ………… 「ねえ……」 「なあに?」 「何で耳引っ張ってるのん?」 一瞬きょとんとした顔をし、パチュリーはあわてて手を離す。そんなパチュリーに苦笑しながら俺は手を伸ばした。 「べつにいいんだけどねえ」 言いながら顔をパチュリーの体のほうに入れ替え、手を頬に伸ばす。と、パチュリーの顔がほんのり赤く染まる。それを見て、リンゴみたいだとか、赤くなってばかりで、明日風邪を引いたら俺のせいだろうか、とかとりとめも無いことを考える。 こんなことを考えている間にも、俺の耳はまた盛んに引っ張られ続けている。ぐいぐいと上やら下やら前やら後ろやら引き上げたり押し込んだりとまるでせわしない。 「なあ、パチュリー。楽しい?」 「意外と。あなたはいや?」 「まあいいんだけどな」 言葉を濁すが、正直くすぐったいだけであまり気持ちいいものではない。しかし、頬に触れている手をもう少し伸ばすだけでパチュリーの耳に届く。それほど面白いのなら、自分も試してやろうと、思い切って手を伸ばす。 耳に触れた瞬間、パチュリーの体がびくりと跳ねる。うむ、なかなか面白い。そのまま耳を下に引っ張ると、釣られてパチュリーの顔も下がってくる。 仰向けの体勢をとり、他方の手をパチュリーの首後ろから頭に回し、耳に触れていた手も頭に寄越し、俺とパチュリーは真正面から向かい合う形になる。 そのまま見つめ合う時間が続く... いくらの時間が過ぎたろうか、外は全くの暗がりに変わっていた。その巨大な窓からはゆらゆらゆれる星々とゆらりとたたずむ下弦が見える。 「もうすっかり暗いわね」 「だな。少し外に出てみるか」 パチュリーは足が痺れたか、ふらつきながら歩く。それを支えながら、二人連れ立ち外に出る。外は纏わり付くような熱気とそれを拭い去らんと言う風が拮抗していた。 「ちと暑いな」 ふとぼやく。 「少し肌寒いわ」 パチュリーが呟き、寄ってくる。俺は小さく息を吐き、引き寄せ言う。 「夜は冷える」 パチュリーは、そうねと微笑み体をこちらに預けてくる。 しばらくの間、二人寄り添って過ごす。 「夜も更けてきたし、そろそろ戻りましょうか」 パチュリーが言い出し、俺も同意する。戻るすがらパチュリーが唐突に言い出す。 「ねえ、今度はあなたが枕になって」 「膝枕? いいけど」 パチュリーは一瞬眉間にしわを寄せ続ける。 「ええ、膝枕もいいけど、今日は腕枕にして頂戴」 問い返す。 「今日は?」 「いえ……そうね、今日からお願いするわ」 「ねえパチェ」 「なに? レミィ」 「せっかく膝枕しているんだし、耳掃除やってやれば?」 ! 「耳掃除ねえ。そういえば私してあげたこと無いのよね」 「ならやってやればいいわ」 そういってレミリアは、さくやー、と声を上げる。 三度瞬時にメイドが現れ、用事を申し付かればまたかき消え、手に数本の耳かきを持って現れる。 「何でこんなに持ってきたのかしら?」 パチュリーが不思議そうに言う。 「手に合う合わないがあるんだよ」 なるほど、確かに太さも長さもまちまちである。 「じゃあ耳を出して…」 言い終わる前に俺はぐるりと一回転し、ソファから転げ落ちる……前に足を着き逃げようとする。 「逃げられると……思っているのか?」 しかしまわりこまれた! レミリアが羽を広げて、両腕広げて、およそ戦闘体勢で迫ってくる。これではとても逃げられそうに無い。 「っていうか、何で逃げるのかしら」 パチュリーが不思議そうに言う。 「オレは実は耳掃除が苦手だぞオオ!」 「そうか」 いやレミリアさん、人がせっかく叫んだのに一言で流さないでください。 「そう、耳掃除が苦手だったの」 「ん。だからあまりやられたくないのよ」 「んー、まああれだ。ねえパチェ」 「?」 「ええそうね」 二人して何かを企むような笑みを見せる。非常に可愛らしいのだが、同時に非常に不安な気持ちにさせられる。 『これから良くしていけばいいじゃないか/の』 「痛い痛い痛い」 「動かないの!」 「随分痛がってるなあ」 レミリアが紅茶なぞ飲みながら、のんきに言ってくる。 「じたばたしないで! 危ないでしょ」 「――ッ!」 ソファをバンバン叩く。 「パチェは耳かきが下手なんじゃない? そんなに痛がるんなら」 レミリアは依然、面白そうにいってくる。オノレ対岸の火事と思って。 「なら、レミィのほうが上手いって言うの?」 パチュリーは少し不服そうに返す。 「いや、咲夜は上手かったよ。 何も感じないですぐに終わった」 「それ時止めてやっただけじゃないの?」 レミリアが手を打ち、パチュリーがため息をつく。 「あなたねえ……」 「まあいいよ。それよりパチェ、私にも少しやらせてくれない?」 お嬢様やめて。吸血鬼の腕力で間違って突付かれた日には、鼓膜破れるどころの騒ぎじゃすまないやもしれん。 「駄目よ。私の耳だもの」 レミリアが、ぷー、と長い息をつく。 「いいですねえ。おふたりさん」 なんか棒読みですよ。お嬢様。 「はいおしまい。反対側向いて」 言われて俺はごろりと動く。 「うつ伏せにならないで」 「だが断る」 耳痛いからもういい。と、完全拒否体勢に移行する。 「レミィ、ちょっとやってみる?」 「え? いいの?」 パチュリーさん即座に実力行使に出ました。説得も何もなしです。もう怖いからちゃんと反対側向きます。 「最初からそうなさい」 「なんだやらせてくれないのか」 レミリアとパチュリー、双方が不満そうに言う。……不満の意味は違うようだが。 「こっちの耳はどうなってるのかしら……こらやめなさい」 レミリアの脅しには屈した。しかし、そう易々とあきらめる俺ではない。とりあえず顔をパチュリーの体にくっつけて息を吹きかけてみる。 「くすぐったいでしょ。やめなさい」 パチュリーが笑いながら言う。 「面白いことをやってるなあ」 そういいながらレミリアもパチュリーの首元に息を吹きかける。 「もうっレミィいまで。やめてちょうだい」 パチュリーが目端に涙をためながら言ってくる。 それを聞き、さらに攻勢を強める二人。笑いながら身をよじって逃げようとするパチュリー。 遠くでメイドが笑っている。紅魔館は今日も平和である。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ203 薄暗い図書館で、今宵も魔女が泣いている。 恐らく彼女は後悔しているのだろう。 「何故、私は彼を愛してしまったのだろう」と。 恐らく彼女は誰にともなく問うているのだろう。 「何故、人間はこんなに脆いのだろう?」と。 一冊の本が声にならない叫び声を上げる。 泣かなくていい!! 俺はここにいる!! だが、魔女に言葉は届かない。 そもそも、本は喋らない。 今宵も魔女は悲しみに暮れる・・・ どれだけの時が過ぎたのだろう? 肉体を失った今となっては時間の流れも曖昧だ。 ある日を境に、魔女は泣くのを止めた。 涙の枯れた眼で、何処か遠くを見ている。 疲れきった顔で。 吹っ切れたのならそれで良い。 俺はここにいるから。 ずっと一緒だから。 悲しむ必要も、悩む必要も無いんだ。 だがやはり、その言葉は届かない・・・ 今日は何かが違っていた。 魔女は酷く空虚な眼をしている。 死人のような顔で。 笑っていた。 俺がこの姿に変わってから初めて見せてくれた笑顔。 晴れやかであって欲しい笑顔は、酷く陰惨だった。 それから魔女は、勘違いしたまま俺に向かって話しかける。 「待ってて」 止めろ!! 「私もこれから逝くから」 俺はそこには居ない!! 「これからもずっと一緒よ」 そう言って一振りのナイフを取り出す。 俺はここに居る、ここに居るんだ!! 魂を本と同化させてまでお前の傍に残ったんだ!! だから―― 次の瞬間、図書館に紅い花が咲いた。 その光景は余りにも美しかった。 いや、美し過ぎた。 俺の意識はその光景に呑み込まれた・・・ 主を失った図書館。 今日も何処かの本棚で、一冊の本が夢を見続ける。 紅い紅い夢を。 半ば永遠に続くであろう悪夢を。 鋭いナイフの切っ先と、零れ落ちる紅い命の流れ。 そして、倒れ込む魔女の姿を・・・ ふと、その光景が揺らいだ。 「○○」 誰かの呼び声が聞こえる。 懐かしい声が。 俺の名を呼ぶ声がする。 「こんな所に居たの?」 「ああ」 「随分探したのよ? 死神に訊いたらまだ来てないっていうから」 「悪かったな、謝るよ」 「ずっと傍に居てくれたのに・・・ごめんなさい」 「いいって。 それより、そろそろいこうか。 パチュリー」 これも、夢の続きなのだろうか? もしそうだったとしても・・・覚めないで欲しいと願った。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 564 「なあパチュ、図書館から出ようとしてもどうしても入り口に戻っちまうんだけど」 「入り口の空間を少し細工したのスペルカードも魔法も使えずなんの能力もない○○じゃ絶対出れないわ」 「ふーん、なんでこんなことしたんだ?」 「……○○が好きだからに決まってるじゃない 誰にも渡したくない、レミィにも咲夜にもメイリンにも」 「魔女って怖いな」 「ええ、古来より魔女は人々に恐れられてきたわ、だから魔女狩りが行われたのよ」 「……でもさ、涙を流しながら言われても説得力ないよ」 「っ!?だって、だって○○に嫌われたと思うだけで勝手に出てくるのよ」 「嫌そんなことないって」 「嘘よ、こんなことした女に愛想が尽きたんでしょ?」 「だからそんなことないって、むしろそこまで俺のことを思ってるパチュに感激してるぐらいだ」 「……本当?本当に私のこと嫌いじゃないの?」 「本当だよ、だから涙を拭いて かわいい顔が台無しだぞ」 「……馬鹿 大好き」 「ああ、俺もだ」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 654-655 日の光から隠れるように、魔女の図書館は存在していた。 己よりも本を優先させた魔女の住処は暗く、埃に塗れている。 図書館はまるで人気を嫌うように、他人には極めて居心地の悪い場と成っていた。 しかし、そんな魔法図書館には今、主以外にも二つの人影が見えた。 一つは古くから住み込んでいる悪魔、名も無いそれは小悪魔と呼ばれ、親しまれている。 もう一つは、ここに存在していることが不思議なくらいに平凡な、人間の青年だった。 二人は向かい合い、時折笑いを木霊させながら、談笑を繰り返しているようだった。 「……○○、ちょっと来て」 「おう、どうした?」 そこへ、魔法図書館の主である魔女、パチュリーの声がかかる。 青年は小悪魔との会話を切り上げて、パチュリーの元へと向かう。 「……紅茶」 「わかった、少し待ってろ」 本から目を離さないパチュリー背を向けて、小悪魔に苦笑を見せながら、青年は一人厨房へと向かった。 青年が消えただけで、図書館には不思議な静寂が訪れる。 それはこの図書館にとって、本来在るべき静寂だったのだが、何故かパチュリーは違和感を感じてしまっていた。 青年の姿を追って本から目を上げると、小悪魔と目が合う。 微笑む彼女を無視するように、正常を装ってパチュリーは本へと視線を戻す。 らしくないと、パチュリー自身が気づいていた。 「お待たせした」 「……ん」 暫くして、青年の姿が図書館へ戻ってくる。 手には盆を、その上には温かなポットとティーカップが並んでいた。 静かに注がれるそれを、パチュリーは本の端から盗み見ている。 「……」 「何だ?」 「……貴方の分が、無いわ」 並べられたカップは一つ、それはいつもと変わらないことだった。 しかし、パチュリーは心の中で、引っかかるものを感じている。 「俺? いや、邪魔したら悪いしさ」 青年の返答はいつもと同じ、気遣うような言葉だった。 それっきり、青年はまた小悪魔と何かを話している。 何も言えるはずもなく、パチュリーは再び、本に目線を落とすことしか出来なかった。 「……茶菓子は?」 「すぐに持ってくる」 「……片付けておいて」 「はいよ」 「……この本を仕舞ってきて」 「わかった、次は何の本を持ってくればいい?」 青年が小悪魔と話す度に、パチュリーは用事を伝えていった。 その意味を、パチュリーは嫌でも気づいてしまっている。 つまりは――。 「一緒に居たいですか?」 本から目を逸らさずとも、それが小悪魔の声だと気づけた。 パチュリーに驚く様子は無い、平然とした態度で、小悪魔の言葉を聞き流している。 そういう風に演じているのだから、それは当然のことだった。 「パチュリー様、誤魔化しても駄目ですよー?」 「……何」 「――好きなんですよね」 今度こそ耐え切れなくなって、パチュリーは視線を小悪魔へ向ける。 本の先には、悪魔のような微笑を浮かべた小悪魔がいた。 「パチュリー様は、○○さんの事になると子供のように単純になります」 「そんなこと――」 無いと言えば、パチュリーは嘘をつくことになる。 現に、小悪魔がにやにや笑いを浮かべるほどに、パチュリーは挙動不審だったのだ。 「一緒に話したいんですよね」 「……別に」 「無駄ですってば。あの人のことになると、パチュリー様は嘘をつけません」 いつになく絡む小悪魔に、パチュリーは視線を逸らしながら、本で顔を隠すことしか出来ない。 そして、微笑が与える無言の重圧に、パチュリーは言葉を漏らしてしまった。 「嫌われたかしら……」 「何故、そう思うんですか?」 「嫉妬ほど、醜い感情はないもの……飽きれるわ」 自嘲気味に笑みを溢すパチュリーとは対照的に、小悪魔の微笑みは深くなっていく。 まるで愛玩動物を見るような表情に、パチュリーは訝しみながら目を細める。 威圧するようなそれに、小悪魔は何も感じていないようだった。 「知っていますか?」 「何よ」 「○○さん、パチュリー様に呼ばれるたびに笑顔になって、何とか平気な顔を作ってから振り返るんです」 「……何を言っているの?」 「パチュリー様のことを話すときだけ、嬉しそうなんですよ」 「……」 「頼りにされていることを、得意になってるんです」 唐突に、青年のことを語り始めた小悪魔を、パチュリーは止めようとしなかった。 眼前で微笑みながら、瞳の端に僅かに涙を浮かべる姿を、止める事など出来なかった。 「ちゃんと、一緒にお話しましょうって言わなきゃ……」 「小悪魔……」 「素直にならなきゃ……駄目ですよ?」 パチュリーは僅かに、頷いてみせる。 小悪魔は満足したように微笑んで、顔を下げてしまった。 青年の居ない図書館は、やはり妙な違和感を感じさせる。 それはきっと、ここの住人が彼を必要としているからなのだった。 ──────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 669 「えっ? 肌が白くなってる。ハハッ そうですね、日に当たってませんから …大丈夫ですよ、この位の事 貴方と一緒にいられるなら苦でも何でもありません」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 676 パ「○○、○○は居ないの!? まったく、どこに行ったのかしら・・・・」 小悪魔「あ、あのパチュリー様○○さんはもう・・・」 パ「・・・・・・・そう、そうよねもういないのよね 駄目だわいつまで経ってもなれないわね」 小悪魔「パチュリー様・・・」 パ「ごめんなさい小悪魔、少し・・・一人にさせてもらえる?」 小悪魔「・・・・はい」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 7スレ目 677 耳鳴りがするほどの静寂、透き通った重圧に埃さえも舞うことは許されない。 そんな、暗い図書館で、一人の魔女が本に目を落としていた。 何かが足りない、その漠然とした想いを本の知識で埋め立てていく。 パチュリーは変わらず、本と共に在った。 「……紅茶」 静寂の中でさえ消え入るような呟きと同時に、ティーカップが音を立てる。 当然のように差し出されたそれを片手に、パチュリーは本の隅から湯気の向こう側を盗み見る。 「いかがいたしました?」 そこには変わりなく、当然のように小悪魔が立っている。 暫しの間放心していただけで、違和感など覚えてはいない。 パチュリーは、ずっと前からそうであったのだから。 「――何でも、ない」 「……はい」 小悪魔が背を向ける、パチュリーの視界から外れていく。 その先には勿論、誰の姿も見つけられない。 図書館は変わりなく、パチュリーと小悪魔の二人きりなのだから。 「……美味しい」 温かな香りを昇らせる紅茶は、極上の味を与えてくれた。 ティーカップが、小刻みに音を立てている。 「いつか飲んだ、あの不味い紅茶とは大違いだわ……」 紅い水面に波紋が広がって、小さく水音をたてた。 断続的に続くそれが、暗い図書館に嫌というほどに響き渡っていく。 「……不味い紅茶」 砂糖と塩を入れ間違えたのだろうか。 再び口をつけた紅茶は僅かな塩気を感じさせて、パチュリーの声が震える。 「○○の紅茶の方が、まだマシだわ……」 図書館で生きた平凡な青年はもう、居ない ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/konpaku_yomu/pages/36.html
vsパチュリー パチュリー攻略wiki 妖夢では対応できるまでつらい JC、Cの火の玉をグレイズして殴れればコンボ確定なので友人に手伝ってもらって消しつつコンボいれる練習をするといい。最初は距離調節が難しいが慣れれば対応できるようになる。 グレイズを見せてC射に対してコンボを決めると相手もだいぶ警戒するようになる。 AA- Aは連ガではないのでエメラルドシティをセットされている場合は高確率で割りこまれる。 相手のカードゲージが溜まっていて、ロイフレがある時はできるだけ空中へは行かない。地上でも霊力を減らしすぎないように行動。 固められたらガード中にダッシュ連打で基本OK。パチュ側はこれをつぶす選択肢は最低空J6Aしかない(はず) 2Bでふわふわ浮いてるパチュに射撃を当てにいくのも重要。C射をうまくグレイズしながら出していくと、パチュも地上に降りざるをえなくなる。 ふわふわ浮いているパチュには、打撃やjCを見てから成仏入れてお仕置きしてあげよう。 Cの対空やjC>jサマーでタイミングをずらして打撃にカウンターを狙ってくる相手もいるのでそこは読み会いで。打撃スキルは無いからグレイズしたら強気に。 反射は勿論のこと、奇び半身のレベルを上げるとCを消しながら進んでくれるから試してみる価値あり、かも。
https://w.atwiki.jp/touhou_srpg/pages/53.html
パチュリー・ノーレッジ 名前 パチュリー タイプ 魔法系 攻撃力 C 防御力 B 霊力 A 移動力 5 指揮修正 C スペルカード B 攻撃方法 名前 霊力 攻撃力 距離 相殺 コメント ファイアーボール 0 +0 近遠 × 基本攻撃 シルフィーホルン 2 +0 近 × アグニシャン 6 +0 ロイヤルフレア 5 +0 レイジィトリリトン 5 +0 近 × シルフィーホルンの強化版? サテライトヒマワリ 15 +0 近遠 ○ 上段からでるために相殺度は低い ラーヴァクロムレク 10 +0 近遠 ○ 弾幕技 ザコ 妖精メイド赤 歩兵系 妖精メイド青 防御系 妖精メイド白 突撃系 弓矢妖精 遠距離系 強弓妖精 遠距離系 魔法 マジックアロー ファイアーボール トルネード サンダー アイスショット ヒール1 ヒール2 アタック レジスト メテオ ブラスト コメント ステータスは魔理沙より低いがその分霊力が高い。 要石装備可能なためゲーム中最大の霊力を持つ。 スペルカードは多いがラーヴァクロムレク一択で良い。 Dルートでは美鈴との選択になる。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/114.html
パチュリー ぜんそくもちで そとに めったに でないため からだが よわいが たさいな まほうをあつかえる。 タイプ エスパー 特性 トレース 分布 ともしびやま内部 右側エリア2 ともしびやま内部 左側エリア2 ともしびやま内部 右側エリア1 ともしびやま内部 右側エリア3 種族値 HP 40 すばやさ 45 こうげき 35 とくこう 120 ぼうぎょ 30 とくぼう 120 進化系統 ちびパチェLv18でパチュリーLv40でEパチェ レベルアップで覚える技 Lv01 テレポート Lv12 ねんりき Lv15 ひのこ Lv15 あわ Lv22 マッドショット Lv22 リフレクター Lv28 エアカッター Lv34 かえんほうしゃ Lv34 じしん Lv38 めいそう Lv44 サイコキネシス Lv50 トライアタック 覚える技マシン 03 みずのはどう 04 めいそう 06 どくどく 07 あられ 10 チームワーク 11 にほんばれ 13 れいとうビーム 14 ふぶき 15 はかいこうせん 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 19 ギガドレイン 20 しんぴのまもり 21 やつあたり 22 ソーラービーム 24 10まんボルト 25 かみなり 26 じしん 27 おんがえし 29 サイコキネシス 30 シャドーボール 32 かげぶんしん 33 リフレクター 34 でんげきは 35 かえんほうしゃ 36 ヘドロばくだん 37 すなあらし 38 だいもんじ 43 ひみつのちから 44 ねむる 45 れいげき 48 スキルスワップ 49 よめしゅぎょう 50 オーバーヒート 覚える秘伝マシン 05 フラッシュ 倒すと獲得できる努力値 とくこう +2 育成例