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バンブーソード・ガール(激) 曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FA(SA) その他 バンブーソード・ガール cosMo@暴走P 2014 激15 208 573 / 9 STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 100 95 14 15 69 楽譜面(7) / 踊譜面(12) /激譜面(15) / 鬼譜面(-) 属性 左右振り、渡り、遠配置、ひねり、カニ歩き、地団駄、八分滝、ラス殺し、体力 譜面動画 https //www.youtube.com/watch?v=OfUIlZUdzCA (x1.5, NOTE, Clap) http //www.nicovideo.jp/watch/sm23943186 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23943186 プレイ動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23870583 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23870583 解説 ありそうで無かった足15の8分振り回し特化譜面で、強化型ベガと言った印象。詐称具合も似ていて、遠距離ビジからの振り回しなど配置も複雑。幸い16分は2連スキップや3連地団駄、ラストに5連地団駄2セット程度で厳しくないので、振り回しに追い付けばスコアを出しやすい方。総じて楽しい良譜面 -- 名無しさん (2014-06-27 06 38 30) 名前 コメント コメント(私的なことや感想はこちら) アンビリ(激)の遠配置振り回しをマイルドにしつつも16分を散りばめたBPM200以上の振り回しは足15上位に感じたがサクラサンライズほどの強くもない。が、その分、曲の長さで後半体力が尽きるとただただ振り回されるだけになる。 -- 名無しさん (2014-06-27 11 47 07) 振り -- 名無しさん (2014-06-28 12 34 42) 振り回しの難しさを改めて再認識できた。上目指すならとりあえずやっときませう。 -- 名無しさん (2014-06-28 12 36 21) 体力消費が半端ない。クリア難でスコア易か?? -- 名無しさん (2014-06-28 19 29 26) 足15でもトップを争いそうな振り回し難に感じた。振り回しだけじゃなくて要所要所で交互しづらいのもつらい -- 名無しさん (2014-06-29 07 24 22) ムービーの「申し訳程度の和風要素」地帯だけが申し訳程度の休憩、他はずっと振り回されてる……。余談だが髪飾りはDDRのアローっぽく見えるけど「笹の葉モチーフ」とのこと。 -- 名無しさん (2014-06-30 22 34 40) 他機種だと腱鞘炎譜面だけど、DDR(のDP)に限り振り回し譜面。竹刀なだけに -- 名無しさん (2014-07-01 05 14 24) ラストの縦連地帯はそのまま踏むと後交差で渡りながら縦連という踏み辛さなので、ホームポジションのみスイッチすると正面維持出来て良い感じ -- 名無しさん (2014-07-03 06 08 26) アライヤーダより強く感じるし疲れる 随所で交互難なせいでスコアもでにくい -- 名無しさん (2014-08-09 22 24 00) 確かにアラビよりスコア出ない。ただアレはやりつくされた譜面だし素直。これは交互難もあるし、何より版権、ボカロという立ち位置もDDRユーザーから嫌われている面が少なからずあるということ。ちなみにスコア難でもある。 -- 名無しさん (2014-08-09 22 47 43) 名前 コメント 原曲 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23866802 http //www.nicovideo.jp/watch/sm23866802
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麻雀放浪記 凌ぎの哲 原作 阿佐田哲也 作画 原恵一郎 掲載誌 近代麻雀2001年8月~2006年6月1日号 話数 全119話 あらすじ 生き馬の眼を抜く博打の世界!! 意気軒昂!!ドサ健!! 凌げ!!哲!!(単行本1巻表2より) 名作[麻雀放浪記]が劇画に!! 騙す奴に騙される奴、追いかける奴に逃げ回る奴、裏技炸裂のバイニンたちの世界。生き馬の目を抜く無法地帯のただひとつのルール―負けた者は着ぐるみはがされる―!! 手段を選ばず凌ぎきる!!(竹書房近代麻雀コミックス版1巻書籍詳細ページより) 単行本 レーベル名 出版社 判型 巻数 奥付 Amazon 近代麻雀コミックス 竹書房 B6 未完7巻 1巻・2001年12月17日初版、2巻・2002年3月27日初版、3巻・2002年11月7日初版、4巻・2002年12月7日初版、5巻・2003年5月7日初版、6巻・2003年8月26日初版、7巻・2004年2月27日初版 麻雀放浪記凌ぎの哲 1 (近代麻雀コミックス) バンブーコミックス(麻雀放浪記 哲也) 竹書房 B6 未完3巻(上野玄人戦争・死闘!坊や哲・バイニン坊や哲) 2004年~2005年初版 麻雀放浪記哲也 上野玄人戦争 (バンブー・コミックス) バンブーコミックス(麻雀バクチ列車!) 竹書房 B6 全2巻 上下巻とも2011年6月6日初版 麻雀バクチ列車! 上 (バンブー・コミックス) バンブーコミックス(バクチ麻雀地獄寺!) 竹書房 B6 全2巻 上下巻とも2011年9月26日初版 バクチ麻雀地獄寺! 上 (バンブー・コミックス) 備考 阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の「風雲編」「激闘編」「番外編」(角川文庫刊)を再構成して漫画化したもの。 近代麻雀コミックス版は59話までを収録。 バンブーコミックス版『麻雀バクチ列車!』は近代麻雀コミックス版に未収録だった「博打列車編」(第67話~100話)を単行本化したもの。奥付には「脚本/河本茂樹」のクレジットあり。下巻巻末には河本によるコラム「雀師たちの「聖書」麻雀放浪記」を収録。 バンブーコミックス版『バクチ麻雀地獄寺!』は「権々会編」(第31話~66話)を単行本化したもの。 00年代 コミカライズ バンブーコミックス 原恵一郎 河本茂樹 近代麻雀コミックス 近麻 阿佐田哲也
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庭師サムのネイチャーショップ サリーのネイチャー交換 庭師サムのネイチャーショップ 画像 アイテム名 必要コイン 大きな草/濃 800 小さな草/濃 400 大きな草/明 800 小さな草/明 400 あさがお(家具) 500 レッドジンジャー(家具) 50 アラマンダ(家具) 500 アンスリューム(家具) 500 ブーゲンビリア(家具) 500 ハイビスカス(家具) 500 ジャスミン(家具) 500 モカラ(家具) 500 プルメリア(家具) 500 バンダ(家具) 500 おおきな葉っぱの敷物 200 サムが愛する溜め池 30,000 サムが愛する生い茂る池 30,000 サムが愛する滝の水源 10,000 サムが愛する滝の岩 5,000 サムが愛する滝 15,000 バオバブ 100,000 セコイヤの巨木 100,000 バナナ(家具) 1,500 モンパノキの木(家具) 1,000 濃くて高いバンブー 1,500 濃くて短いバンブー 1,000 明るくて高いバンブー 1,500 明るくて短いバンブー 1,000 大きなガジュマル 15,000 小さなガジュマル(家具) 3,000 濃いマホガニーの木(家具) 1,500 明るいマホガニーの木(家具) 1,500 ヤシ(家具) 800 ふつうの芝生/アジアン 30 ふつうの芝生/ジャングル 30 ふつうの芝生/トロピカル 30 模様入り芝生/アジアン 50 模様入り芝生/トロピカル 50 模様入り芝生/ジャングル 50 クローバー入り芝生/アジアン 50 クローバー入り芝生/トロピカル 50 クローバー入り芝生/ジャングル 50 お花入り芝生/アジアン 50 お花入り芝生/トロピカル 50 お花入り芝生/ジャングル 50 芝生・角丸/アジアン 50 芝生・L時/アジアン 50 芝生・角丸/ジャングル 50 芝生・L時/ジャングル 50 芝生・角丸/トロピカル 50 芝生・L時/トロピカル 50 サリーのネイチャー交換 画像 名称 交換に必要な材料 水たまり/濃 水滴×40 水たまり/濃・L字 水滴×20 水たまり/濃・角丸 水滴×40 水たまり/明 水滴×40 水たまり/明・L字 水滴×20 水たまり/明・角丸 水滴×40 砂タイル/丸/明 カンカン砂×40 砂タイル/明 砂タイル/丸/暗 砂タイル/暗 土タイル/丸/明 カラカラ土×40 土タイル/明 土タイル/丸/暗 土タイル/暗 月の石ブロック制作キット 月の石×20 ガラスのパーテーション制作キット くもりガラス×20 澄んだ水たまり/暗 水滴×40きれいな水×5 澄んだ水たまり/暗・L字 澄んだ水たまり/暗・角丸 澄んだ水たまり/明 澄んだ水たまり/明・L字 澄んだ水たまり/明・角丸 ※ イベントアイテムはこちら 更新日時 2013-11-04 14 53 58 (Mon)
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767 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 10 05 27 ID DIsdZp3i たまには自分が先生の頭をナデナデしたいきりのんのん 774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 15 25 45 ID X41oAutt 767 から駄文を。 ”背のびしたって、とどかないけど。” 「よしよし。かわいいぞ。」 あたしの髪を、優しく撫でる大きな手。 ほつれないように、ぐしゃぐしゃにならない様に。 先生はいつもそうして丁寧に、そっと、あたしの髪に触れる。 大事なこわれものにでも、さわるときみたいに。 でも、そうじゃない事が一度だけあった。いつかのインターハイ予選の日。 いつもより乱暴におかれた手に、いつも以上の温もりがあったのを覚えてる。 あの日から、あたしは―――― 今でもあたしを撫で続けている先生の頭に、そっと手を伸ばしてみる。 背のびしたって、とどかないのに。 じゃあ、代わりに。鼻かほっぺか、それともお耳?………きーめたっ。 かかとを伸ばして、引っ張ってみる。今はこれが精一杯。 むにゅ。 「ふぁにふぉする、ひりにょ…」 「うふふぅ、なんでもないです。」 ぴよんと伸ばして、ぱちんと弾く。 かわいい先生を見られたら、今日はこれが、精一杯。 △▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽ 放課後。ホームルームが早くに終わると、駆け足で道場へ。 入り口には、朝から目の下に大きなくまを飼って、大あくびを浮かべる先生。 「おう、キリノ一人か。丁度いいや。」 「どうしたんすか?コジロー先生。」 「実は…昨日寝てなくってさ…皆が来るまでひと眠りするから、起こしてくれ。」 「もー、だらしない先生っすねえ。」 「悪い…もうダメ、落ちる…」 「もー…」 嘘、ウソ。だらしないことなんかないよ―――― 皆言ってる。先生の授業、前よりずっと面白くなったって評判だよ。 でもあたしは先生が、努力して、自分を変えていける人だって、知ってたから。 そんなとこも含めて――――前から、ずうっと。なんだから。 寝ちゃった先生の頭を、よっこいしょ。 正座する膝の上に乗せてみる。 そしてその、かわいい寝顔を見つめながら―――― ”背のびしたって、とどかない、から。” ずっとちっちゃい手だけど、心を込めて。 いいこ、いいこ。 へへ。
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ある日の帰り道。僕はタマちゃんと一緒に川原の土手を自転車を押して、 話ながら帰っていた。 二週間前、室江高校の近くで強盗があったので、 学校が出来るだけ集団で帰るよう支持をだした。 そのとき、タマちゃんが 「じゃあ、ユージ君・・・一緒に帰ろうか・・・」 と誘ってきてくれてからというもの、僕らは一緒に帰ってる。 僕は強盗の件は聞き流して一人で帰るつもりだったが、 タマちゃんは真面目に守るつもりだったらしい。 非常に彼女らしい。 強盗は三日前に捕まったが、結局そのまま一緒に帰ってる。 正直、強盗に感謝だ。 「本当に夕日、綺麗だね・・・」 「本当に綺麗だ。回りした価値はあったよ」 実は川原を通ると、帰り道としては遠回りになる。 だが今学校で、ここの夕日は絶景だと話題になっているので、 僕らも来てみた。 今日は偶然、他の部より剣道部の活動が早く終わったため、 僕ら以外に人はいなかった。 夕日はオレンジ色に街と、季節はずれの積乱雲を染め、 影との絶妙の色合いを映し出していた。 しかし僕は、夕日に感動するより左手の違和感が気になっていた。 少々、腱鞘炎気味なのだ。 「・・・左手、大丈夫?」 左手を気にしていたことにタマちゃんは気付いたらしい( 腱鞘炎のことは知っている)。心配そうな顔つきで僕の左手を覗き込んだ。 「ありがと、大丈夫だよ。」 これ以上心配をかけないため、僕は笑顔で答えた。 「しっかしまだまだ練習不足だよ。早くタマちゃんみたいに強くならないと。」 「・・・ユージ君は私を買い被りすぎだよ・・・」 タマちゃんは頬を赤くして言った。 この顔を見るたび、自分の胸の内を彼女に伝えることはかなわない、 と思わされる。 タマちゃんは真面目だ。今の軽口ですら真面目に受けとめてしまうほどに 僕が胸の内を彼女に伝えたら、 彼女は困って黙り込んでしまうだろう。悩んでしまうだろう。 今時の女子高生のような思考回路を彼女はあまり持ち合わせていないのだ。 代わりにあるのは純粋で真面目なココロ。 仮に付き合ってもいいと言っても、 それは僕を気遣う彼女の正義感からくる自己犠牲だ。 どれほど些細なことでもタマちゃんを苦しめることを僕は望んでない。 あらかじめ回避できることならなおさらだ。 ひょっとしたら、タマちゃんも僕のことをと思ったこともあったが、 その考えはすぐ捨てた。 それほど僕は自惚れていない。 今、誉められて照れている彼女は決して悩んではいないだろう。 しかし過度な想いや言葉は必ず彼女のココロを食い潰す。 それなら僕はこれでいい。彼女を裏切らない友達 これ以上を望む必要はないのだ。 「そんなことないよ。タマちゃんの強さは剣道部の皆が認めてる。 だからもっと自信をもっていいよ。」 「そうかな・・・ありが そこまでしか、タマちゃんから声はでなかった。 「きゃっ!?」 土手ぎりぎりを話ながら通っていたためだろう。 タマちゃんが押していた自転車の後輪がスリップして落ちかけていた。 しかも防具入れを後部の荷台に積んでるせいで重くなっている。 僕が事態に気付いたときには後輪はほとんど落ちていた。 しかももっと悪いことに、ハンドルがあたってタマちゃんが バランスを崩してしまった。下手をすれば自転車と一緒に土手の下。 もっと悪ければ河に落ちる。 「タ、タマちゃん!」 僕がそう呼んだときには、彼女はすでにゆっくりとだが 土手めがけて落ちていた。 僕は自分の自転車を捨ててタマちゃんの方へ踏み込んだ。 そして彼女が突き出した右腕を左手でつかんだ。 腱鞘炎の痛みが駆け巡った。しかし離さない。離すわけにはいかない。 しかしあまりに焦って飛び込んだため、僕もバランスを崩してしまった。 すでに二人一緒に落ちることは避けられなくなっていた。 僕は彼女を引き寄せた。 「くっ!!」 無理に使った左手の痛みは僕の顔を歪ませるのに十分だった。 しかしそれでも引き寄せた。 僕は彼女の頭に右手を回して抱き寄せた。強く、ぎゅっと。 そのまま僕らは土手に落ちた。ガーッという音が右肩の痛みとともに走った。 ありがたいことにそれほどたたないうちに土手の滑走は止まった。 カラカラと倒れた自転車のチェーンがなっている。 僕は彼女の両肩をもって彼女を抱き起こした。 「タマちゃん、大丈夫!?怪我無い!?」 彼女は頷いた。一応僕も確認したが、特に怪我は無さそうだ。僕は安心した。 「あ~よかった。タマちゃん怪我なくて・・・」 「でも・・・ユージ君が・・・」 彼女に言われてようやく僕は自分の状態に気が付いた。 右肩から背中にかけて砂だらけで、Yシャツは所々破れていた。 そのとき磨った所は熱い痛みをもっていた。髪の毛もボサボサで砂だらけだ。 タマちゃんを抱き起こしたときには無我夢中で気にしてなかったが、 左手には激痛が休まず走っていた。 しかしそんなことをタマちゃんに言えば心配するのはいうまでもない。 「大丈夫だよ僕は。気にすることないよ。」 そういって安心させようとした。しかし痛みからくる顔の歪みは押さえきれなか った。 彼女の瞳は潤みはじめていた。 「・・・ゴメンね・・・ゴメンね・・・あたしのせいで・・・」 タマちゃんはヒーローに憧れている、人よりとても正義感にあふれている。 そんな彼女は自分の過失で人を傷つけることに罪悪感を感じている。 そんなに重い怪我で無くても他人を傷つけたということは 彼女のココロに深く突き刺さる。 僕は彼女を怪我から守ったが、代わりにココロを傷つけてしまった。 見ていられなかった。 「そ、そんなに気にしないでよ!本当に僕は大丈夫なんだ!! タマちゃんが怪我無いならそれでいいんだよ・・・」 気が付いたら僕はタマちゃんを抱き締めながらそうさけんでいた。 これはタマちゃんを困らせるだけだと頭は叫んでいる。 しかし止められなかった。愛しい人が自分のために泣いている。 それは僕にもつらいことだった。 しばらくして、僕は自分のやっていることに対してようやく目が覚めてきた。 ゆっくりと手を離し、離れてから謝ろう。そう思った。 しかし離れる直前、僕は強い力で引き寄せられた。 タマちゃんが抱きついたと気付くまで時間は掛からなかった。 「タ、タマちゃん・・・?」 思わぬ彼女の行動に驚いて、僕は彼女の顔を見た。 気付いた彼女は言った。ほほ笑みとともに。 「ありがとう・・・」 そのほほ笑みに僕は思わず見とれてしまった。 人は日頃から彼女を『かわいい』と形容する。 しかしそこにいる彼女はとても『綺麗』な・・・綺麗な女性だった。 「綺麗だ・・・」 僕はそういうしかなかった。 僕らは何秒か見つめあった。やがてどちらからでもなく顔を近付けあった。 お互いに躊躇しあいながらも確実に・・・ 唇が重なった。キスなんて僕はしたことなかった。タマちゃんもしたことはない だろう。 お互いにぎこちないキス。でもお互いに求めあっているのはわかった。 唇が離れたとき、タマちゃんの顔は夕日も手伝って真っ赤になっていた。 顔をうつむけて離れたタマちゃんを僕は後ろから抱き締めた。 彼女を困らせるという考えはもう無かった。 さっきのキスで自分も彼女も同じだったことは確信していた。 「もっとこうしていられる間柄になりたいよ。タマちゃんが好きだから・・・ダメ?」 彼女は振り替えり、耳まで真っ赤にした顔を横に振った。 こうして僕らは付き合うことになった。 しかし気恥ずかしいので剣道部では秘密にすることにした。 それから一ヵ月間、僕らは普通の恋人達と同じようにすごした。 昼食を二人で食べる、一緒に帰る、休日はどこかに遊びにいく。 絵に描いたような幸せな二人だった。 しかし、最近僕は悩んでいた。 好きすぎてそのうち、理性を追い越しはしないかと。 僕も健康な高校生なのでそういうふうに頭が回ってしまう。 しかしそんなことに踏み切るきっかけなんて僕にはわからない。 かといってこんな気持ちをため続けたらどんな形で爆発するかわかったものでは ない。 こんな気持ちを持て余していたある日。 僕らは帰宅してる最中、夕立に見舞われた。雨具は両方無し。 幸い、今日は川原を通らず帰ってたので雨宿りするところがあった。 「どうしよっか、ユージ君・・・」 「僕は家が近いからなんとかなるけどタマちゃんはやばいよね。」 「・・・クシュン」 僕の隣から小さなくしゃみが一つ。 やばいだのなんだの言えばもうびしょぬれなのでとっくにやばかった。 タマちゃんはブレザーを脱いでいたので上着はYシャツだけだった。 風邪をひく理由としては十分だった。 「・・・僕の家、来る?」 「・・・えっ?」 「このままだったら、タマちゃん風邪ひいちゃうから、 うちで雨宿りしていきなよ。」 「・・・うん。」 ここまで言って自分の理性の飛び具合に気付いた。 ただでさえ悩んでいるのに、濡れたタマちゃんのYシャツが透けて、 肌が見えたせいだろう。 雨に濡れつつ二台の自転車は僕の家に着いた。 雨宿りしてたときには肩しか濡れていなかったタマちゃんのYシャツは、 全身が濡れ、下着まではっきりみえていた。 僕は自転車をおりてから、ずっとポケットに手を入れていた。 スラックスの中が欲望ではち切れそうなので 押さえてなければならなかったのだ。 さすがにやばいので早くうちのなかに入って、しまおう。 母さんにタマちゃんをまかせてその間になんとかしよう。 こういうときに幼なじみというのは助かる。 ドアの前まできて、僕はドアに何か紙が張ってあるのに気付いた。 剥がしてみると母さんのメモだった。 なんだろう、とひととおり目を通すことにした。 「・・・何、かいてあるの?」 タマちゃんが覗き込んできた。 「母さんからのメモみ・・・た・・・ぃ」 僕は固まった。タマちゃんはきょとんとしてる。 「どうしたの?」 「・・・十時まで誰も帰ってこない。」 メモは結構長かったので重要なところだけ抜粋。 『今日は十時まで勇次ひとりだから』 タマちゃんも少し固まった。 タマちゃんをうちにあげてからというもの、僕はまったく落ち着かなかった。 雨はあがりそうになかった。 僕もタマちゃんも黙り続けていた。 お互い反対側をむいて、うつむき、座っている。 何か話そうと思っても話題が思いつかない。 普段は何の抵抗もない会話も、極度の緊張の中で封じられていた。 「・・・クシュン」 タマちゃんのくしゃみの音が部屋の沈黙を破った。 この音で僕の緊張の糸も切れた。 「あ、そ、タマちゃんシャワー浴びてきなよ! 濡れてるままだったら風邪ひいちゃうしさ、 着替えは大きいけど僕のやつ貸してあげるから!」 今までしゃべらなかった分一気に早口で喋った。 そのまま立ち上がってタンスに向かい、 適当にズボンとTシャツを取り出してタマちゃんに渡した。 「ね?」 「・・・うん。」 改めてタマちゃんをみると顔はあの夕日を見た日くらい真っ赤だった。 僕はタマちゃんをつれて風呂に向かった。 風呂に着いてすぐ、僕は彼女にタオルとバスタオルを貸し、 シャワーの説明をさっきより早口で教えて、 自分もバスタオルを一枚つかんで逃げるように部屋に戻った 部屋のドアを閉じてすぐ、僕はその場に座り込んでしまった。 僕を形容する言葉はたった一つ。『ヘタレ』だ。 いわゆるチャンスは山ほどあったのにすべて拾い損ねている。 あまりに度胸というものがないな、と軽い自己嫌悪に陥った。 しかし冷静になるにつれ、これはこれでよかったと思えてきた。 僕の一方的な気持ちをぶつけても彼女にとどかないだろう。 そう割り切って考えれば大分気が楽だ。 そう割り切ろう。 『キィ・・・』 考えがまとまった時にドアが開く音がした。 タマちゃんが戻ってきたのだろう。 何、落ち着いていつもどおりしとけばいいのだ。 「あ、タマ 振り返った時にいたのはたしかにタマちゃんだった。 だが彼女の格好が問題だった。 下着しか付けていなかった。 思わぬ状況に、部屋の真ん中にいた僕は、 部屋の反対側まであとずさった。 さすがにむこうが尋常じゃない場合のことは考えてなかった。 「ちょっ?!タマちゃっ!?どっ!?」 焦りまくっている。仕方あるまい。 タマちゃんも顔は真っ赤だったがこっちに近づいてきた。 そして僕の横に座った。 そして言った。 「ユージ君・・・あたしと・・・したい・・・?」 あまりにピンポイントな発言。 「えっ!?なっ!?どっ!?」 すでに日本語ではない言葉を僕は口にしていたが、 タマちゃんは言いたいとしてることを理解したようだ。 「だって・・・あたし、ユージ君に何かあげたくて・・・ ユージ君はあたしにやさしくしてくれるけど・・・ あたしはお礼を言うばかりで・・・お礼を何もあげれてないから・・・ せめて・・・」 そこまで言ったタマちゃんを僕は抱き締めた。 聞いてるうちに頭の糸がきれていた。 「・・・僕も男だから、こっから先どうなるかわからない。 それでもいい?」 「うん・・・」 彼女の覚悟をたしかめ、僕は抱き締めていた手をといた。 「・・・クシュン」 「・・・やっぱ今日寒いし、服は着なよ。」 これからすることを考えれば普通は服は着ない。 しかし、風邪ひく一歩手前の彼女に強制はさせられない。 なによりお互い、全裸になるのはやはり恥ずかしかった。 タマちゃんは今、僕の貸したTシャツを着ている。 さすがにズボンではできないので、 まだ湿っているスカートをはいてもらった。 「それじゃ、いくよ・・・」 そういいながら僕はタマちゃんにキスした。 ただのキスではなく、深い、大人のキス。 彼女の口の中に何度か舌がはいる。 「んっ、んあっ、ん、ふぅ、」 彼女の口が少し開くたび、切ない声がでた。 いつしかタマちゃんも舌を入れてきた。 ファーストキスのときよりぎこちなく、 しかし、お互いに求めあっている。 唇を話すと、間に糸を引いた。 二人とも、頭の中は熱に犯されていた。 「胸・・・いい?」 「・・・うん。ユージ君の好きにして・・・」 僕はタマちゃんのTシャツをめくりあげた。 ブラジャーはもう外してあったので、 そこにあったのは少し小さい乳房と、かたく勃ったち桜色の突起だけ。 「・・・ごめんね、小さくて・・・」 タマちゃんは申し訳なさそうに言った。 「大丈夫だよ。ここもタマちゃんなんだから。いやだなんて思わないよ。」 そういって僕は小さな丘をおおうように手を置いた。 「ひゃっ・・・」 「あ、ご、ごめん!」 タマちゃんの少し躊躇する声に、想わず謝ってしまった。 「い、いいよ・・・つづけて・・・」 そう言われて僕は手に力を少しかけた。 小さいとは言え、さすがに弾力があった。 そのまま少しずつ揉みしだく。 「あっ、ふぅ、あっ、あはぁっ、くぅっ」 ちょっとずつ力をあげたり乳首をいじったりしていくうちに、 最初はくすぐったそうだった彼女の声に切なさが交じりはじめた。 そうしてるうちに僕の顔はどんどん胸に近づいていった。そして・・・ 『ペロッ』 「ひゃあっ!」 僕が先端を舐めると、彼女は一際大きい声をあげた。 そのままちろちろと、恐る恐るなめつづける。 「あっ・・・ああっ・・・くぅっ・・・ユ、ユージぃ、くうぅん・・・」 彼女の乳首は甘く、ちょつぴり汗の味がした。 徐々に慣れてきたので、ときどきくわえたり吸ったりもしてみた。 「ひゃぁ・・・はぁ・・・ふぁ・・・」 すでにタマちゃんは出来上がってしまっている。 僕はそっと唇を離した。 「あっ・・・」 「どうしたの?なごりおしい?」 僕も十分出来上がっているらしい。 少々意地悪なことを言ってしまった。 「えっ・・・だって・・・その・・・その・・・」 「気持ち良かったの?」 また少々意地悪なことを言ってしまった。 しかし、聞いておきたかった。 タマちゃんはゆっくり小さく頷いた。 本人も認めるのは恥ずかしいのだろう。 しかし、彼女が少なからず喜んでいるのは僕もうれしい。 「じゃあ・・・もっと気持ちいいこと、してあげようか?」 「・・・うん」 すでに二人とも快楽の囚われ子だった。 僕は座っているタマちゃんのスカートをたくし上げた。 白い、地味なデザインのショーツがそこにはあった。 すでにその部分はしめっていた。 頭をぼーっとさせる匂いが漂ってきた。 「な、なんかもう濡れてるよ。」 「・・・さっき胸いじられてた時に・・・」 「・・・さわるよ」 すでに同意はもとめていない。 「・・・直接はやめて・・・ね?」 さすがにそこまでする気は『まだ』無い。 ショーツが湿っている部分に指をあてる。 タマちゃんの体がビクッとゆれた。 そのまま谷に沿わせて上下する。 「あっ、あはっ、くあっ、はぁっ」 指の上下にあわせて甘い声が部屋を満たす。 僕の頭を、タマちゃんは抱き締めていた。 これほどまでに弱々しい彼女を僕は見たことが無かった。 僕は指を少し上の部位にあげていった。 そこにはちいさな突起・・・クリトリスがあった。 軽く押した。 「やあぁっ!!」 彼女の声がまた一段と大きくなった。 しかしかまわず押し続け、ときどきつまんだ。 「あぁん!・・・はあぁ!な、なんか、・・・ すごい・・・すごいよぉ!」 もはやショーツは愛液で大きな染みを作っていた。 そろそろ頃合いかもしれない。 「・・・脱ごうか・・・?」 「えっ・・・?」 「タマちゃんのそこ、見せてよ・・・」 もう、耐えるのは難しかった。 タマちゃんもそれがわかったのか、無言でショーツを脱いだ。 申し訳程度の毛が生えた中にうっすら筋が見える。 「・・・脚、開いて・・・」 「・・・うん」 そういって彼女はひざを抱えて、 いままで誰にも見せたことのないところをあらわにしていった。 とろとろの愛液で珊瑚色の秘丘はこれ以上無いほど いやらしく輝いていた。 「あ、あんまり・・・じっと見ないで・・・」 「あ、ご、ごめん!」 またも謝る僕。進歩が無い。 しかし、目はどうしてもそこに行ってしまう。 タマちゃんの一番女の子らしいトコロに。 抑制は効かなくなっていた。 「タ、タマちゃん・・・」 「なぁに・・・?」 さすがに脚を開いたままの格好でいるのは疲れたのか、 タマちゃんはその場にペタンと座っていた。 「つ、『続き』・・や・・・ろ・・・?」 「・・・ユージ君・・・大好きだよ・・・」 そういって彼女は僕に近づく。 そして僕のすぐ前まできて、 おもむろに僕のズボンのジッパーをおろした。 「えぇっ!?ちょ、ちょ、ちょタマちゃん!?」 驚き慌てる僕を尻目に、 タマちゃんはどんどんジッパーを下ろしていく。 待ち遠しかったかのように、 下ろしきる前、張り詰めていた僕のモノは勢いよく飛び出した。 「きゃっ!」 タマちゃんも少し驚いていた。 しかしすぐ、珍しい物を見るような目で、じっと見てきた。 「これが・・・ユージ君の・・・」 正直恥ずかしい。 「タ、タマちゃん・・・は、恥ずかしい・・・」 「あ、ご、ごめんなさい!」 やってることが、さっきと逆になっていた。 一瞬しんとする。そして 「・・・ぷっ、はは、あはははははは」 「ふふ、うふふふふふ」 お互いにおかしくなって笑ってしまった。 おかげで緊張が多少解れた。 「そ、それじゃあタマちゃん・・・やろう?」 「・・・うん。」 お互い最良の状態だった。気持ちも、体も、ココロも。 「じゃあ、仰向けに寝転んで。 それから・・・さっきみたいに脚、開いて・・・」 「こ、こう?」 言われたとおりにタマちゃんはした。 僕のモノはこれまでにないほど硬くなっていた。 それをタマちゃんの入り口に当てる・・・ ちゅくっと、粘液が音をたてた。 「あっ・・・」 「・・・いくよ・・・」 「・・・きて・・・」 ゆっくりと、僕は腰を前にだした。 先端部がゆっくりと消えていった。 「くぅ~っ・・・」 「・・・やっぱり、いたい?タマちゃん・・・」 タマちゃんがいままで見せたことのない、苦悶の色を見せ、 僕は焦った。 「だい・・・じょうぶだよ・・・いたく・・・ない・・・」 精一杯言っているが、明らかに痛そうだった。 むしろ、我慢してくれている分痛々しい。 しかし、ここでやめたらタマちゃんは 自分のせいでと落ち込んでしまうだろう。 僕は少し、スピードをあげた。 ミチミチと、何かが破れる感覚がつづいた。 しかしここで躊躇して、痛みを引き伸ばさせるわけにも行かなかった。 ただただ、前にすすめた。すると、ぷちっと何かが弾けたような音がした。 そのあと、すんなりそこは僕をうけいれた。 「全部・・・入ったぁ・・・」 「ほ・・・本当・・・だ・・・ ユージ君・・・うれしいよ・・・」 彼女はそういいながら上体をおこし、僕に抱きついた。 彼女がそういうだけで僕もうれしくなった。 体もココロも、これで一つになっていた。 「じゃあ・・・動くよ・・・」 「うん・・・動いて・・・ユージ君を感じさせて・・・」 僕は彼女と抱き合いながら、体を上下に動かした。 スカートの中から、ずちゅ、ずちゅと粘液が音を立てた。 「あぁっ!んっ!んンッ!うわぁッ!」 タマちゃんは温かく、心地よく、頭が回らなかった。 「ふぁっ!はァンッ!やんっ! ゆ、ユージくん!ユージくぅン!」 タマちゃんの甘い声はどんどん大きくなっていく。 それに合わせて愛液もどんどん増えていった。 お互い何も考えれていなかった。 ただ愛する人と繋がったことに対する喜びと、 これまでに経験したことのない快楽に満たされていた。 「ユージくんっ・・・あのねっ・・・あのねぇっ!」 「なぁに?タマちゃん。」 「だいすき・・・だいすきだよ・・・ だいすきだよぉ!!」 ココロからの声。それは僕のココロにとって最大のプレゼントだった。 「僕もだよ、タマちゃん。僕も大好きだよ。」 僕もココロからの声で返した。嘘をつく必要はなかった。 「うれしい・・・うれしいよぉ・・・」 タマちゃんがそう言ったとき、僕は肩に水分を感じた。 抱き合っていて気付かなかったが、 タマちゃんは泣いていた。 にじみ出た涙ではなく、流れ続ける涙を。 僕と一つになったこと。 僕とココロのそこから思い合ったこと。 そのうれしさから泣いていた。 僕のために泣いてくれる。 僕も泣きそうになった。 ありがとう、タマちゃん・・・僕にはもったいないよ。」 そういいながら、より強く腰をグラインドさせた。 「あぁっ!はぁっ!やあぁ!ひゃあぁ!」 もうそろそろ限界が近かった。 「た、タマちゃん、でそうだ。そろそろ抜くよ・・・」 でないとやばい。 しかし、タマちゃんは手を離さなかった。 「ダメッ、抜かないでぇ・・・ 今日大丈夫だから・・・最後まで一緒にぃ!」 どうやら安全日のことをいってるらしい。 「わかったよ。最後まで、一緒だ。」 僕は一気にペースをあげた。 「ああっ!!な、なんかぁ!!くるぅ!!」 タマちゃんも限界らしい。「ひゃあ!!はあぁ!!ユージくぅン!! 一緒に、一緒にぃぃ!!」 「うん、一緒だよ、タマちゃん。 じゃあ、いくよっ」 「うんっ!一緒だよぉ!!」 僕は彼女のなかにこみあげた気持ちをすべて出しつくした。 「あっくっあっあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 タマちゃんは注ぎ込まれた精液と快楽で 絶叫をあげたあと、僕の方に寄り掛かってきた。 荒い息をしている。 「だ、大丈夫?タマちゃん。」 僕は心配になってタマちゃんにといかけた。 タマちゃんは息を整えてほほえんだ。 「大丈夫、大好きだよ・・・」 彼女の瞳から流し損ねたらしい嬉し涙が一筋こぼれた。 それを見て、僕はいとしさがこみあげてきた。 ゆっくりと彼女を抱き締めた。 「僕も・・・大好きだよ」 嬉し涙を流しながら、僕は強く、強く、抱き締めた・・・ ちょっとエピローグ 「あ、あの・・・ユージ君・・・」 あと片付けしてるとき、タマちゃんがいった。 「なぁに?タマちゃん?」「その・・・Tシャツ汗まみれなんだけど・・・」 確かにTシャツは汗でぐっしょりだった。 気付けば僕のもぐっしょりだった。 「新しいの貸してあげるよ。」 「うん・・・ありがとう・・・あ、あの・・・」 彼女は何か言いたそうだ。 「言いたいことがあるなら遠慮せずに言いなよ。」 彼女は少し迷ったあと、こう言った 「その・・・ユージ君が着てるTシャツ・・・ちょうだい・・・」 「えっ?」 「だって・・・ユージ君の匂いがする・・・」 タマちゃんの大胆な発言に多少驚いた。 僕はほほえみながらTシャツをぬいだ。 「ふう・・・はい。」 そういって僕はTシャツを渡した。でも・・・ 「あと、今タマちゃんが着てるTシャツ、洗濯しなくていいよ」 「えっ?」 END 次へ進む 作品保管庫に戻る
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中田勇次を田中勇次と間違えて呼んでから二週間 何事も前向きが信条な私は、取り敢えず謝った。 謝って、それからメル友から始めた。 ……… …… … いや!「友達から始めた」って、ちょっと、それって、まるで「いつか恋人になりたいな!」みたいじゃない! 違う、違う、そういう気持ちでメル友になったんじゃなくて!! でも、ユージ君は事情を話したら笑って許してくれて、けっこう度量があるよねーなんて ……いや、いや、いや、それはね、人間としてね だって、だって、私の方が年上なんだよ?心が大きくなきゃいけないのは私じゃない! 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「……何悶えてるの、青木」 こ、こ、こ、小西さーーーーーん!?!!?! 「なんでここに!ここ私の家!私の部屋!!」 「いや、アンタ竹刀手入れするからって竹刀袋持っていったけどさ、コレ」 小西さんが差し出したのは竹刀削りだった。 「忘れてったろ?これないと手入れしようがないじゃないか」 「あ、ありがとう……」 「………」 な、なんでしょう…… 「いや、別に。お茶ぐらい出してもいいとは思うけど」 い、いま持ってくるから、目を開かないで!恐い!なんか恐いから!! 「……傷つくねぇ」 「……で、この濃~~いお茶は嫌がらせかなにか?」 ごめんなさい、茶葉入れすぎました。 「アンタね、お茶ぐらい用意できないとお嫁に行けないよ」 うう……意外と古風だよ、小西さん。ちょっと小姑だよぉ…… 「で、明日はデートなんだ?」 「ゲホッ!ゴホッ!」 お茶が喉に詰まった……く、苦しい…… 「遊園地って、またベタというか、青いっていうか…… あ、ここの遊園地の近くに美味しい和菓子のお店があるんだよ」 「デ、デートじゃありません!一緒に遊びに行くだけです!!」 「田中くんと?」 「中田くんです!!」 あ…… 「ふーん」 「ほ、本当に友達なんですよ!別につきあってるとかじゃなくて」 「つきあいたいんだ」 「だ~か~ら~~」 「いいんじゃない。結構男前だし、剣道も強いしね」 煎餅をかじりながら小西さんは雑誌の文字を追っている。 「別に他の奴らにバラしやしないから、安心していっといで。ああ、ちゃんと避妊はするんだよ?」 「小西さん!!」 ぬこ「よくじつ~~」 まったくもう、小西さんが変なこと言うから……言うから…… ああもう!忘れよう!こんなに良い天気なんだし 「あ、青木さーん」 「ゆ、ゆぅじぃくん!?」 声、裏返っちゃった…… 「ゴメン、待った?」 「う、ううん全然!!」 「そっか、よかった。あ、タマちゃん。この人が青木さん」 ………え? 「は、初めまして。川添珠姫です」 ………え? 「折角だからタマちゃんも一緒にと思って。大勢の方が楽しいでしょ?」 ああ、うん、そう……だね…… 「でも、青木さんの私服って新鮮だなぁ」 え!そ、そう!! 「どこから回ろうか?青木さんって絶叫系大丈夫ですか?」 「大丈夫っていうか、寧ろ大好き……かな」 「ホント?よかった」 ……って、ユージ君さり気なく手を握ってる!握ってる!! ユージ君の体温……たい、たい……いや、いや、おちついて、おちつくのよ私 そうよ、蜜蜂を数えるのよ。一匹、二匹、三匹…… ぬこ「さらによくじつ」 「それで?」 私が淹れたお茶(今度は及第点を貰えた)を小西さんが飲みながら、私に尋ねた。 「楽しかったですよ。ユージ君とタマちゃんと三人での遊園地……うん、楽しかった」 「友達三人で」 「友達三人で」 タマちゃん、良い子だったなー…… 「折角、豊乳ブラまで買ったのにねぇ」 「な、何で知ってるんですかーーー!!」 「……冗談だったんだけど」 やぶ蛇だーーー!! 「いや、アンタの部屋だから別にアタシは困らないけど、転がり回るのやめなよ」 「アンタってホント……」 な、なんですか、小西さ~ん…… 「………」 だ、黙らないでくださいよぉ 「いや、アタシが男だったらアンタのコト放ってなんか置かないのにねぇ……」 つつ…と私の顎を指でなぞる小西さん…… 「は、はわわ……」 「冗談だよ、冗談」 た、食べられるかと思った…… うう、私ってばやっぱり蜜蜂なんだ。花の蜜をせっせと集める蜜蜂。 小西さんは獲物を狙う肉食のスズメバチ…… 「……なんか失礼なコト考えてないかい?青木ィ」 「か、かんがえてないです、ハイ!」 ぬこ「でもって」 「ねぇねぇ、知ってる?」 部活前に井口っちんが着替えてる私の横でうわさ話を始めた。 「小西さんね、室江に道場破りにいったらしーよ?」 ええ!?小西さんが!? 「やっぱりあの小さい子のコト、かなり気に掛けてたもんねー」 「いやいや、話によると男子の方に勝負を挑んだらしーのです」 と寺池さん。 「ほほー、なんでまた?」 首を傾げる佐藤さんは、部室に小西さんが入ってきたのを見てそくささと出て行った。 「………」 「えっと、小西さん?」 「青木……」 「は、はい……」 小西さんは私の身体を強引に引き寄せる。 私の身体をすっぽり納めちゃうぐらい、小西さんと私には体格の差がある。 「だ、誰にも言うんじゃないよ?」 な、なんだろう……小西さん、いつになく真剣だ。 「………」 「………」 「………」 「………」 「中田勇次のアドレス、教えてくんない?」 待て。 小西さん、ちょっと待て。 なんで耳を真っ赤にしながら、それを言う。 「室江高校で何があったー!!」 以下、容疑者Kの証言 「アタシは、アタシの大事な友達に恥かかせた奴にヤキ…文句を言ってやろうと思って、室江に言っただけさ で、何て言っていいか分からなかったから取り敢えず殴っ…肉体言語を使うコトにした。 いつの間にか試合をすることになってた。 負けた。男にも負けたコトがなかったアタシが負けた。勇次は強かった。 その時だね、アタシの身体の中に衝撃が奔ったのは。 他人を屈服させる悦びは知ってたけど、させられる悦びは初めてだったよ。 むしろコレが本当のアタシなんだ。つー訳でユージに惚れたね、ウン」 えっと、大事な友達はドコヘ?友情はどこへ? 「いいじゃないか、細かいことは」 よくない!よくないよ、小西さん!! 「取り敢えず一つ分かったことはさ、ユージってのは超がつく鈍感なんだ」 そうそう……って、呼び捨てにしている!? 「だからここは停戦といこう。いや、むしろ青木がよければアタシはユージを二人の共有財産にしても構わない」 「きょ、共有……」 「つまり3Pだよ」 真顔でなにを言ってるんですかー! 「いいかい、ユージは只でさえ鈍感な上に、近くには川添さんがいるんだ。幼なじみなんだよ。 アタシ達は一歩も二歩も先を越されているんだ。だからこの差を埋めるには協力すべきなんだ」 な、なんか小西さんの言う通りな気がしてきた…!? 「だからアタシは作戦を考えた。そういうのはアタシは得意だからね。まず、ユージを呼び出す」 ふんふん…… 「そしてユージの飲み物に目薬を入れる」 は? 「そしてユージに跨る」 ま、跨r… 「ユージは責任をとる。以上」 「それ犯罪じゃないですかー!っていうか目薬っていつの人ですかーーー!!」 「犯罪じゃないよ、ただの逆レイプだ」 「いや、犯罪でしょ?それ犯罪でしょ?」 「知っているかい、青木。痴漢は女が言い出してしまえば99%成立する」 き、綺麗な小西さんに戻ってください…… 「この作戦なら川添さんを100%出し抜けるのになぁ」 勝利より大事なものがきっとあるはずです。 「とにかく強姦はやめましょう」 「青木、アンタは女の子なんだから強姦とか牝豚とか肉便器とか 女装プレイとか可愛いクリスとか軽々しく言っちゃ駄目だよ」 言ってない!言ってないです! 「とにかく、鈍感だけど真面目な奴だから、抱いてしまえばコッチのもんだよ、ユージは」 抱かれたいじゃなくて、抱く?! 「ま、監督を脅して来週の日曜日に室江と練習試合をするようにし向けたから、その時になんとかしよう」 脅して!? 「大丈夫、ユージなら途中でいなくなっても誰も気付かないさ」 「そ、そんなことないですよ!私はユージ君いなくなったらスグわかります」 「………可愛いねぇ、青木は」 め、目を開いたまま近づかないでください、小西さん…… 「ユージを抱く前に予行練習したほうがいいよ、青木は」 「な、なんの予行練sy……アーッ!!」 その日、私は小西さんの朧胡蜂を浴びて一つ大人の階段を登ったのでした おしまい
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「そんなこともあったかな。」 合同練習のあと、駐輪場で防具を自転車の荷台にくくりつけながら一人つぶやくと、 「どうしたの、ユージくん。」 と、同じく自転車に防具をくくりつけている最中だった彼女が、たずねてきた。 「いや、一年前のこの日を思い出してね。」 彼女に苦笑いしながら答えると、真っ赤になった。ウン、相変わらず純情で可愛いな。 「も、もう、一世一代の告白だったんだから…」 うつむきながら答えたせいか、少しずつ小さな声になっていった。 「うん、ゴメンね、メイちゃん。そして、ありがとう。僕を好きになってくれて。」 ぽんぽんと頭を軽くたたきながら言うと、彼女は顔を上げて、 鳩が豆鉄砲を食らったような顔になった。そして、 「ううん。ユージくんこそ、わたしを選んでくれて、ありがとう。」 と笑顔で答えた。つられて僕も笑顔になった。 彼女を家に送り届けるため、自転車を並べて押して歩く。 市内は人通りも多いから、彼女と話すためにはこうしなくてはいけない。 彼女の家の近くの新興住宅地にはいると、市内と違って、車も少なくなるから、 ここからは自転車をこぎながら、お互いの顔を見ながら話す余裕も出てくる。 そんなこんなで彼女の家についた。 いつもなら、ここでさよならをするはずなんだけど、彼女が自転車のスタンドを たてたとたん、玄関が開いて、彼女の母親が出てきた。 「あ、ただいま、お母さん。」 「あ、メイ、お帰り、ちょうどいいところに帰ってきた。 あらあら中田くん、いつもありがとうね。」 「いえいえ、そんな。」 「ねぇ、ちょうどいいところって…」 「あのね、実は親戚のおばさんが交通事故にあって入院するから、 家の用事とか、入院の手続きのお手伝いをしに、わたしとお父さんが行くのよ。」 「え、そうなんだ、おばさんのけがは?わたしも手伝いに行こうか?」 「ううん、メイはそんなに気を使わなくても大丈夫。けが自体も骨折くらいらしいし。 だから、あなたはお母さんたちが帰ってくるまで、お留守番しておいて。」 「うん、わかった。」 「ところで、中田くん。お願いがあるんだけど。」 「なんでしょうか、おばさん。」 「こういうわけでメイがしばらくひとりぼっちになるから、わたしが帰ってくるまで、 一緒にいてあげてくれない?ほら、こんなご時世だし。」 「僕でよければ、お邪魔させていただきますけど。」 「ごめんね、送ってくれた上に用心棒まで頼んで。せっかくだからご飯も食べて いってね。メイ、簡単な用意はしてあるから、あなたが仕上げをして、 中田くんに出してあげなさい。」 「そんな、ご飯まで。スミマセン。」 「ううん。ユージくん。たっぷり食べていって、わたしがんばるから。」 そんなやりとりのあと、小川家にお邪魔した。防具と竹刀は三和土において、 着替えなどの入ったバッグなどを持って、リビングルームに通された。 「ごめんね、ユージくん。遅くなるのに」 「いやいや、おやすいご用だよ。でも、信頼してくれているんだね。 普通、年頃の娘と男を二人っきりにするかなあ。」 「そりゃ、ユージくんだからだよ。やさしいし、賢いし、剣道も強いし。 お母さんが、『今後メイにユージくん以上の男ができるわけないんだから、 しっかり捕まえておきなさい』って。」 「そりゃどうも。」 頭をかきながら答えると、メイちゃんは話題を変えた。 「ねぇ、せっかくだからお風呂入っていったら?その間にわたしご飯の準備をするし。」 「え、でも、ご飯をごちそうになるだけでなくて、お風呂までだなんて。」 「だって、今日はお家に帰るのが遅くなるでしょ?それに、男子更衣室には シャワーがないから、汗でベトベトだろうし。」 「いや、そんなに気を使わなくても。僕も料理を手伝うよ。」 「でも、ユージくんはお客様だし、それに、今日はわたしががんばりたいの。 だって、『一年目』の記念日だから…」 そういうと彼女は赤くなってうつむいた。そうか、駐輪場でも思ったけど、 あれから一年だもんな、女の子ってこういう記念日が大事なんだろうな。 そう思うと、今日は彼女の言うとおりにしようと思った。 「わかったよ、メイちゃん。そこまで言うなら、お願いするよ。」 「うん。じゃあ、お風呂の使い方説明するね。」 彼女の案内で脱衣場と風呂場に進む。まぁ、風呂の設備はどこも似たり寄ったり だから、あまり違和感なく操作できそうだ。 「じゃあ、お風呂借りるね。」 「うん、ごゆっくりどうぞ。それからえっと。」 「なに?」 「ついでだからお洗濯もしようか?胴衣とか…」 少し考えて、ここはさっき決めたとおり彼女の言うとおりにしようと思った。 「うん。お願いするよ、メイちゃん。何から何までありがとう。」 「うん、じゃあ、バッグから出して洗濯しておくね。それじゃ今度こそ、 ごゆっくりどうぞ。」 かちゃりと静かにドアが閉まったあと、服を脱いでいった。きっちり畳んで しまうのはやっぱ、性かなぁと考えながら、シャワーのノブに手を触れた。 さて、頭を洗おうとして、並んでいるシャンプーのボトルを見て、あらためて 女の子の家だなぁと感じた。端っこのほうに申し訳なさそうにトニックシャンプーを 見つけた。たぶん親父さんのだろう。さすがにメイちゃんのシャンプーを使うのは はばかられるから、これを借りることにした。おじさんゴメンナサイ。 お言葉に甘えて、ゆったり風呂に浸かってから出た。バスタオルを腰に巻き、 ドライヤーで頭を乾かす。すると、居間の方から小さな悲鳴が聞こえた。 思わず、そのまま飛び出した。 「どうしたの?」 「え、えっと、ゴキブリが出て、それであわてて包丁でちょっと。」 そういえば、彼女は人差し指をたてて少し涙目になっている。 確かに赤い血が見える。 「とりあえず止血しなきゃ…」 思わず彼女の手をとると、血が出てる指をくわえてしまった。 「え、え、え…」 彼女は真っ赤になったまま固まっている。彼女の涙を久しぶりに見た気がする。 そう、一年前、彼女につきあおうと返事したとき以来かも。そんなことを考えながら しゃぶりつづける。 「ユージくん…指があついよ…」 気がつくと、彼女は頬を真っ赤にして俺を上目遣いで見ている。 あわてて俺はの指を解放した。すると、彼女はそのまま俺にもたれかかってきた。 しまった、下半身にバスタオルを巻いただけの格好だった。思わず、 「ゴ、ゴメン。」 そう叫んで離れようとしたら、逆に力を入れて彼女が抱きついてきた。 「やさしいね、ユージくん。わたしがピンチの時に駆けつけてくれて。」 「い、いや、お恥ずかしい。」 「たくましいね、ユージくんの体、この引き締まった身体、素敵。」 「え、えーと。」 「ユージくん。」 「な、なに?」 「わたしでいいの?」 「え?」 「だって、青木さんみたいに明るくないし、近本さんみたいにしっかりしていないし、 それに。」 「それに?」 「川添さんみたいに剣道が強くないし。こう、賢くもないし、いつもドジで、 剣道もなかなか上達しなくて、ユージくんに釣り合わないんじゃないかと…」 「そんなことを心配していたの?」 「そんなことって…」 「うん。一年前お返事したときと、僕の気持ちは変わらないよ。やさしくて、 まっすぐで、ここ一番ではいつも一生懸命な君だから、好きになったんだ。 うん。一年たつと、ますます深くそう感じるよ。」 しばらくの沈黙のあと、 「ありがとう、ユージくん。大好き。」 そういって彼女が顔を上げた。その笑顔がいとおしくて、そのまま彼女の頬に 手をそえて唇を重ねた。 何秒たっただろうか。どちらからともなく、唇が離れた。そのまま見つめ合う。 彼女が静かに開いた。 「ユージくん。お願い。」 「え、何?」 「部屋に連れていって欲しいな。」 「えっと。その…」 「ユージくんのものになりたいの。お願い、恥をかかせないで…」 最後の方は消え入りそうな声だった。彼女にとっては重大な決断だったんだろう。 そうだ、今日は全部彼女の言うことを聞くって決めたじゃないか。そう考えると、 そっと手を彼女の背後に回した。 「え?」 彼女がとまどっている隙に、いわゆるお姫様だっこの状態にした。そして彼女に尋ねる。 「部屋は二階でいいのかな?」 彼女は真っ赤になってうなずいた。それを見て、二階へと静かに上がる。 「右の部屋。」 彼女が小さく答える。少し苦労したけど、ドアのノブをひねると静かにドアが開く。 初めて入るけど、女の子らしい可愛いものがたくさんあった。タマちゃんの部屋とは 少し違うなと感じた。そして、静かに彼女をベッドにおろす。 背中に回した手は抜かずに、彼女を抱きしめる。そしてまた唇を重ねた。 今度は舌差し入れてみる。彼女はビクッと震えたけれど、おずおずと絡めてきた。 その状態のまま、少しずつ彼女の服のボタンを外していく。 身体が密着しているせいで、すこし苦労したけれど、彼女も身体をずらしたりして 協力してくれた。 ただ、困ったことにブラジャーをはずそうとしたけど、外した経験がないもので、 はずし方がわからい。しようがないから、そのまま強引にたくし上げた。反動で 小振りな胸がぷるんと出てきた。乳首がブラジャーに引っかかったのが、 少し痛々しかった。 「あっ…」 彼女がつぶやいた。 「ち、ちょっと待って。」 「え?」 やりすぎたかな?とおもって固まると、彼女が小さく答えた。 「じ、自分で外すから」 そういうと、少しからだを起こして、脱がしかけの服を脱いで、 それから背中に手を回して外した。小振りな胸に、小さな乳首が目立つ。 (思ってた以上に、やわらかいんだな、女の子の胸って…) とその姿を見ながら、さっきかすかに触れた彼女の胸のことを考えていると、 服を脱ぎ終えた彼女が、僕の股間を見つめる。あ、そういえば バスタオルを巻いたままだったんだ。あらためてどぎまぎすると、 彼女の手がそのバスタオルに伸びてきた。 「おかえし。」 そういうと彼女は結び目をほどいて、バスタオルを取り去ってしまった。 「すごい、おおきい…」 彼女は顔を真っ赤にして凝視している。 「さわってみる?」 そうたずねると、顔を真っ赤にしたまま固まっている彼女の手を股間に導いた。 彼女の柔らかい手にそっと包まれる感覚が伝わる。 「あつい…そして、かたい…」 「メイちゃんのここはどうかな?」 そういうと、彼女の胸をもみしだく。 「あ、ひゃっ、ユージくん…」 彼女の手は股間から放れ、僕のされるがままになっている。感じているのか、 それともくすぐったいのか、軽くあえぎ声をあげる。 「あっ……くうんっ…くふぅっ…」 乳房の周りを攻めた後、自己主張をするかのようにそそり立っている、 小さな乳首を突然つまんだ。とたんに、 「ああっ」 と彼女がかるく叫んだ。 感じているのかな?それともやりすぎた?わからないから、軽く口でかんだり、 吸い上げたり、変化をつけてみた。 「あっ…ユージ、くうん…かん、じる…」 「そう?それじゃあ、もっとしてあげなきゃね。」 口で乳房を責めながら、手を彼女の股間に伸ばす。下着の上から軽く秘所を なでる。よくわからないが、かすかに湿っているような気がした。僕の愛撫で 感じてくれているのだろうか?そう思うと興奮が高まって、手を下着の中に伸ばしていた。 下着の中は熱気にあふれていた。 「凄く熱いよ。」 「ユ、ユージくんの、せいっ、なんだからぁ…」 あえぎながら彼女は答える。下着に手をかけたまま、 「いいかな?」 とたずねると、彼女は腰を浮かしてくれた。下着を丸めるように脱がす。 彼女はついに生まれたままの姿となった。 「恥ずかしい。」 と、彼女がかすかな声で言う。 「こんな言葉でしか言えないけれど、本当にきれいだ…」 よりいっそう、顔が赤くなったような気がした。 「だいじょうぶ、力を抜いて。」 そういうと、彼女の硬さが少しとれたような気がした。彼女の膝に手をかけ、そっと 足を広げる。彼女の閉じた秘部は少し湿り気を帯びており、部屋の明かりで鈍く 光っていた。 「ああっ…」 恥ずかしいのか、彼女は目をぎゅっと閉じた。 「すごい…」 ついそんな言葉が出てしまったが、思わず、ゴクッとつばを飲み込む。 「ユージくん?」 いつまでも固まっている僕に、彼女が疑問を投げかける。我に返って、そっと顔を 彼女の秘所に潜ませる。そしてやさしく下でかたく閉じた割れ目をなめあげる。 「ああっ……くぅん…やだぁ…恥ずかしい…」 愛液か、それとも僕の唾液かわからないが、秘所がますます濡れてきたような 気がした。興奮した僕は舌だけでなく、指も使って、刺激する。 「ああんっ……あはぁ…、つぅん…、ね、ねぇ…ユージくん」 彼女の顔を見ると、目があった。彼女は僕の目を見ると、 恥ずかしそうに、 「ユ、ユージくん、わたしの胸ポケットに…」 といった。先ほど脱がした彼女の服の胸ポケットを見ると、何か入っている。 取り出してみたら、コンドームだった。びっくりして彼女の方を見ると、 「台所に、『まだおばあちゃんはイヤよ』というメモと一緒においてあって…」 今度顔を合わせたときのことを思うと冷や汗が出るけど、もしもできてしまったら、 そのときは頭を下げても下げたりないし…複雑な心境が渦巻くけれども、なれない 手つきで中身を取り出し、自分の股間に装着する。 再び、彼女と向かい合う。彼女は僕の股間に目をやり、 「さっきよりも、大きい…それに、天井につきささりそう…」 といった。僕は彼女に軽くキスをすると言った。 「いくよ、メイちゃん。」 「お願い…やさしく、して…」 彼女はそういうと、軽く目を閉じた。 ここら辺かな?お互い童貞と処女だし、ある程度の失敗はしょうがないよねなどと 一人で悩み、一人で言い訳を考えて、右手でナニをを中心部らしきところに導いた。 「あん、あつい…そして、くぅんっ、かたい…」 「すごい…きつい…」 「ああ…ユージくんが入って……」 腰に力を入れて彼女の中を蹂躙していくと、何かしらの抵抗感を感じた。 これがいわゆるの処女膜だろうか。 「いいね、メイちゃん。」 彼女に尋ねると、痛みを耐えているのか、ぜいぜいいながら、けなげに答えた。 「おねがい、ユージくん、ちょうだい。」 その答えを聞くやいなや、彼女の足を抱えて、一気に腰を押し出した。 とたんに、 「あーーーーっ」 と悲鳴が聞こえた。しばらく彼女が落ち着くまで、じっとしていた。すると、 彼女の秘所からじんわりと血が… 「メイちゃん…がんばったね。そして、ありがとう。」 「ユージくん…私、ユージくんのものになったんだよね…」 「どう?まだ痛い?」 「かなり痛い…でも、少しましになったかも。」 「そう。」 そう返事したまま、彼女と一つになれたことに感動していたら、彼女が言った。 「ねぇ、動かなくていいの?」 「え、でも、まだ痛いんでしょ?」 「少しは。でも、ユージくんにも気持ちよくなって欲しいの、わたしで。」 そういって恥じらう彼女を見ると、気持ちがまた高ぶってきた。少しずつ、 ナニを出し入れする。その動きに応えて彼女が声を上げる。 「うんっ…あっ……つっ……」 「本当に大丈夫?」 「くふっ…少し……あんっ、でも…気に、しないで…かはっ」 少しずつあえぎ声が混じってきた。感じているのだろうか? 僕は少し腰の動きに変化を付けて、彼女に応えようとした。 「あ……うふんっ……いい…」 「ああ、きつくて、いい……止まらないよ、メイちゃん…」 確かに彼女の中はキツくて、愛液のせいか、血のせいかよくわからないが、 ナニの滑りもよくなってきたような気がする。だんだん頭の中で、線香花火の ような火花がちらついているようだ。 「ふんっ…ふんっ…メイちゃん…」 「ううんっ…ああああん……なに?ユージくん」 「もう…ダメだ…」 「あん…くふっ…いいよ、イッて…」 「で、でも…」 「いいの…ユージくんが…気持ちよければ…」 彼女のその言葉に甘えるかのように、腰の動きが激しくなる。彼女の声も激しくなる。 彼女も感じているのだろうか?一緒にイケるといいななどと考えているうちに、 その火花のちらつきがますます大きくなってゆき、花火のようにはじけたとたん、 僕は彼女の中で果てた。 「くっ、あーっ!!」 「あっ、あっ、あーっん!」 そのあと、交代でお風呂に入って汗を流した。ちょうどいい具合に、 彼女が洗濯してくれていた僕の服が乾いていた。そして、かなり遅くなったけど、 先ほどの作りかけのご飯を作り、遅い晩飯をとることになった。生野菜とかが しなびていたけど、それはご愛敬ということで。 食べ終わる頃には、おばさんから帰るコールがあった。二人で食器を洗い終えて、 食後のコーヒーをいただいていると、おばさんが帰ってきた。 「「お帰りなさい。」」 「メイ、ただいま。あ、中田くん、遅くまでありがとうね。」 おばさんはそういうと、僕と彼女を交互に見て、それから僕の方を向いて言った。 「中田くん。」 「はい。」 「メイを、お願いね。」 あー、やっぱ見抜かれているよな。でも、もう気持ちは変わらないし。 おばさんをしっかりと見て、力強く応えた。 「はい。まかせてください。」 「お母さん!ユージくん!」 隣では彼女が真っ赤になっていた。 彼女とおばさんに玄関先でさよならの挨拶をすると、自転車をこぎ出した。 夜風に吹かれながら、考える。栄花くんと比べると、自分は大したことないと 思っていたけど、いつまでもそんなことを言っていちゃダメだよな。だって、 さっきはっきりと「まかせてください」と言い切ったわけだし。彼女の人生を これからも支えていけるように、自分を磨いていこう。明日から、また勉強に、 剣道に、一日一日、自分を磨く努力を続けていこう! 「にゃー」 どこかでねこの声がする。フッと、我に返る。 「そこまで力まなくてもいいか…僕も、メイちゃんも、少しずつ、少しずつ…」 勢いよくペダルをこいでいた足を止めて、ゆっくりと下り坂を下っていった。
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いつものようにユージくんと帰っていると、急な雨に降られた。 たまたま今日は寄り道していたから、距離的にはあたしの家が一番近い避難場所で……けれどどうにか門を潜った時には、あたしもユージくんも全身びしょ濡れだった。 ……折り畳み傘くらい、鞄の中に忍ばせておけばよかった。 「うわー、やみそうにないね、これは」 玄関の軒先で髪についた雫を手で払いながら、ユージくんが空を見上げて言ってくる。確かに、ちっともやみそうにない……どころか、なんだか遠くで雷まで鳴ってるような気がする。 とりあえずタオルを持ってこようと家の中に上がって(ユージくんは床が濡れることを気にしてか、靴も脱がずにその場で待ってる)、居間まで来たところで。 テーブルの上の書置きに気付いた。 タオルで手を拭いてからそれを取り上げると、もちろんお父さんの書いたものだった。 ……今日はちょっと遅くなりそうだから、夕飯は済ませておいていい、って。 また町内会の付き合いかなにかかな、とか考えながら、タオルを持って玄関まで戻る。ユージくんは盛大にくしゃみをしていた。 ……あれ、震えてる? 「あ、ありがとタマちゃん」 けれどあたしの顔を見るやいつもの笑顔でそう言って、あたしが差し出したタオルを受け取った。やっぱりその場で頭を拭き始める。 ……あたしだけが家に上がって、ユージくんが上がらずに土足のまま、という状況は流石にどうかと思って、あたしは思わず声をかけた。 「ユージくん、上がらないの?」 「ん? でも俺、靴の中まで濡れちゃってるんだけど」 それを言うなら、あたしが既に濡らしちゃってるんだけどな、床。 そう告げると、ユージくんはそれでもやっぱり少し考えた後で、 「じゃあ、お邪魔します」 そう言って、やっと靴を脱いだ。 掃除は後で手伝うから、と、もちろん付け足した。 ……洗面所に来たところで、あたしはとんでもないことに気が付いた。 鏡に、前に立つあたしとユージくんの姿が映ってる。いつの間にか随分と身長に差が開いてしまったけれど、それは今はどうでもよくって。 よく考えたら当たり前のことだったんだけど……あたしの着てる服、透けてる。もちろん濡れてるせい。 下着も丸見えだった。着替える時とか、嫌でも他の女子部員と比較してしまう、小振りな下着。更によく見たら、その中にあるものまでうっすらと…… 慌てて両手で覆ったけど、どう考えても後の祭りだ。顔がもの凄い勢いで熱くなっているのを自覚しつつ、ユージくんの方をちらりと見る。 「あ、タマちゃん、ドライヤーこれだよね?」 ……あたしの方を見てなかった。 というか、今ここでいきなり透けたわけじゃないんだから、ユージくんもとっくに気付いてたはずなんだけど……今の今まで、そんなことおくびにも出さなかった。教えてくれても良かったのに。 それとも……別に、大したことじゃない、と思われてたのかな。 あたしの下着とか……別に、見たってなんにも感じないのかな。 ユージくんに背を向けて、腕の隙間から自分の胸に視線を落とす。 ……ちっちゃい。 とっくにわかってたことだけど、ちっちゃい。 ……先輩達の言ってた「せっくすあぴーる」っていうのがどういうことなのかはよくわかんないけど、とにかくちっちゃいと、男の人の興味を引きにくい、らしい。 前に先輩や宮崎さんから、東さん共々聞かされた話を思い出した。確か、その時先輩達は…… (ユージくんくらいの男の子なら、普通は年上の女の人に憧れるもんだよねー) 本人から直接聞いたわけでもないのにどうして断言できるのかよくわかんなかったけれど、とにかくそういうものらしい。すぐ傍で聞いてた先生も別に否定してなかった。 で、胸がちっちゃいと、そういう「年上の女の人」っぽさっていうのは、あまり出せないみたい。 つまり……あたしの胸なんて見ても、ユージくんはどうとも思わない、っていうことになる、のかな。 「タマちゃん、ほら、頭乾かさないと」 頭の上でカチッという音がして、熱風が後頭部の辺りに吹きつけられた。ユージくんがあたしの背後に立ってドライヤーのスイッチを入れたらしい。 ……位置的には、ほんの少し前を見れば、鏡に映ったあたしの姿が見えるはず、なんだけど。 ユージくんはあたしの髪を乾かすのに夢中になってるみたいで、ちっとも気付いてない。 ……なんだか、悔しくなってきた。日頃からユージくんはあたしを妹みたいに扱ってるけど、年齢はあたしもユージくんも一緒だ。 なにより……あたしだって、ちゃんと成長してるんだっていうことを、証明したくて。 あたしは……隠すために上げていた腕を、恐る恐る下ろした。 ……やっぱり、まだ濡れてる。つまり、見えてる。下着も、その下も。 恥ずかしくて、また顔が熱くなってきた。鏡に映ったあたしの顔は、なんだか滑稽なくらい真赤になってる。 だけど。 「……あれ、タマちゃん? もしかして、寒いの?」 身体を強張らせてるのを全然違う意味に解釈したのか、ユージくんはあたしの姿を見下ろしながらそんなことを言ってきた。 そして、そこでようやく思い出したように、 「あ、そっか。頭より先に着替えた方が良さそうだね」 やっぱり、気付いてたんだ。だったら当然、見たはずなのに……どうしてこんなに落ち着いてるんだろう。 更に悔しさがこみ上げてきた。なんだかこのまま退いてしまったら、あたし一人の完敗のような気がしてしまう。 「ユ、ユージくんっ」 自分でもよくわからない衝動に衝き動かされて、あたしは思わず口走っていた。 「お、お風呂入るっ」 「うん。じゃあ、入ろっか」 ……一瞬、なにを言われたのかよくわからなかった。 けれどユージくんは呆然としてるあたしには構わず、浴室に入っていってしまう。 「あ、流石にお湯は張ってないか……じゃあタマちゃん、とりあえずシャワーだけでも」 まだ返事ができないでいると、やがて浴室の方からお湯の流れる音と湯気が漂ってきた。 「タマちゃーん? これ、シャワーと一緒にお湯出せるよね?」 「え? あ、う、うん。出せるよ」 「じゃあ、お湯が溜まるまでシャワー浴びてようか。えーっと石鹸は……」 ……言い訳無用とばかりに、入る気満々だった。 ………………どうしよう。 でも、あたしから言い出したことだし……ユージくんは既に準備完了してるみたいだし…… それに……さっき感じた悔しさは、まだ胸の中に残ってる。 「…………うん」 意を決して、あたしは服を脱いだ。タオル一枚で身体の前を隠して、浴室へと足を踏み入れる。 そして…… 「……あれ?」 そこに立っていたユージくんの姿を見て、動きを止めてしまった。 「ユージくん……服着たままお風呂入るの?」 長い付き合いだけれど、そんな習慣があるなんて知らなかった。 「へ? いや、入るのはタマちゃんでしょ?」 「…………えっ?」 言葉が続かない。どういうことだろう……? 「ほら、ここ座って。洗ってあげるから」 ……………………えー………… ……結局、あたしはユージくんにほぼ全身を洗ってもらい、それが終わる頃には浴槽にもお湯が溜まっていた。 あたしが肩までしっかりお湯に浸かるのを見届けたユージくんは、「ちゃんと百まで数えるんだよ?」と念を押して、そのまま浴室から出て行った。洗濯と床の掃除をあたしがお風呂に入ってる間に済ませておくつもりらしい。 …………なんだか、納得がいかない。 ちなみに、あまり身体を拭いてなかったユージくんは、洗濯と掃除を終える頃にはきっちりと風邪をひいていた。 もちろん家に帰ることなんてできず、客室で寝ていたところを帰ってきたお父さんに見つかり、一騒動あったんだけど――それは別のお話。
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ここのカラオケは3階建てで、建物のど真ん中に1階から3階までの吹き抜けがある。 2階の吹き抜けから1階を見下ろしていると、入り口の自動扉が開き、 高校の制服を着た少女が肩で息をしながら入ってくる。 しばらく、彼女は中腰で呼吸を整えると、携帯を取り出して電話をかけた。 と、俺の携帯の着メロが鳴る。しかし、そこかしこで音の鳴っている場所だから、 2階にいる俺の携帯の着メロに彼女は気づかない。 1,2,3。心の中でカウントしながら俺は階下の彼女を観察する。 こういう間が、人とのコミュニケーションでは重要な意味を持つことがある。 8,9,10と数え続けていると、携帯を耳に当てる彼女の顔がわずかに不安で曇る。 その変化を見届けて、カウント12で俺はようやくボタンを押す。 とたんに、彼女の顔は笑顔に変わる。 「明美、来たのか?」 「来たわよ……あんなメールだけじゃ許すわけないんだから」 携帯から聞こえる声は、とても不機嫌で苛ついている。 しかしはるか下に見える彼女の表情は、 まるで欲しがってた玩具を買ってもらった子供のように輝いている。 ホント女って生き物は生まれながらにして女優だな…… 思わず心の中で舌を巻くが、こちらも声の調子を変えず答える。 「とりあえず、37番の部屋いるから急いで来いよ。 2人分で受付も済ませてるから、早くな。」 とだけ呟くと、突然携帯を切る。そして、 彼女が見上げても視界に入らないよう少し後退し回れ右して そのまま37番の部屋へとゆっくりと歩いていく。急ぐ必要はない。 どうせ彼女は全力疾走で乱れた髪を化粧室で直すのに時間がかかるんだから。 結局彼女が部屋に来たのは俺が部屋に戻ってサンボマスターの歌を 2番まで歌い終わり間奏に入った後だった。 「遅かったな」 髪を整えた彼女は不満そうに答えた。 「ちょっと迷っただけ」 ふーんとさして関心なさそうに呟いて、そのまま歌を続ける。 が、突然彼女はリモコンを握って曲を止める。 「何だよ。まだサビあったのに」 俺が不満そうに呟くと、むーと短くうなって横に座った彼女が詰め寄る。 「さっきも言ったでしょ。あんなメールの一言で許すわけないんだから。 ちゃんと、あたしの前で謝ってよ」 彼女にしてはものすごく怒っているフリをしているのだろうが、 吹き抜けで彼女のほころぶ笑顔を見ている俺は、 彼女がもうすっかり自分のことを許しているのは判っている。 しかしまあ、ここは敢えて彼女の演技に乗っておこう。 「悪かった……だから、今日はここのカラオケでもう飯から何から全部おごるよ。 割引券山ほど持ってるから、何曲だって付き合ってやるし」 「本当?」 「ああ。だからその……許してくんねーかな、明美」 そう呟くと、少し頭を下げて上目遣いで呟く。 「うーんそっかー…じゃあ、まあ許してあげようかな……」 目をそらしながら、彼女……浅川明美は呟いた。 「許してくれるよな、な?じゃあ、仲直りの印だ」 そう言うや否や俺は明美の顎に手を伸ばし、顔の向きを自分の正面へ向けさせる。 と同時に一気に顔を近づけ、そのまま口付けをする。 唇同士が触れ合ったとたん、急な行為に驚いて明美は目を大きく見開く。 しかしその後口の中へ舌を差し入れそのまま歯茎や舌を舐めてやると、 わずかに目を細め負けじと俺の舌に自らの舌を絡め縺れさせることで必死に答える。 彼女もこういうことをするのは1度目ではない。 まだ慣れているとはいえないが、やり方は知っている。まあ、俺が教え込んだのだが。 両腕をお互いの後頭部に回し、少しでも唇が離れないようにして 貪りあうように舌を絡ませあう。ゆっくりと口を離すと、 透明な液が二人の間で橋を作る。 「……また、煙草吸ってた?」 「ああ。わりい、臭かったか?」 「うん、匂う。……でも、嫌いじゃない匂いかも……」 そう言うと、今度は明美のほうから顔を近づけてくる。 唇を噛み合うようにもう一度キスをする。 唾液を交換し合う中、俺は後頭部へ回していた手を少しづつ下降させる。 うなじ、首筋、背中、そして腰まで手を進めた時、 明美は唇を塞がれたまま目を見開いて 「うーんっ」 と必死に唸る。 ゆっくりと唇を離すと、 「ちょ……その先はダメだって……」 と抵抗する明美。しかし俺は下降する手を止めない。 「何でダメなんだ、この先は?」 「監視……カメラ……」 小さな声で天井を見上げながら呟く明美。 彼女の視線の先には、二人を写すレンズがあった。 それ以外にも部屋のあちこちに、計4台のカメラがあった。 しかし俺は明美の肌を揉みしだく手をとめず教えてやる。 「死角に行きゃ大丈夫」 「死角?」 「ここでバイトしてたことあるから知ってるけど、 どうしてもカメラに写らない空間があるんだよ」 そういうと、明美の腕を引っ張り、部屋の西側の壁際まで引っ張って行く。 「はい、ここで壁に手つけてお尻突き出す」 「え、……こんな所で?」 明美を壁向きに立たせ、後ろから両肩をがしっと掴み逃げられないようにする。 「こんな所だから気づかれないんだよ。ほら、早く尻こっちに向けろ」 「でも、ほら……体臭いし……」 「失礼だな。ちゃんと家出るとき洗ってきたぞ」 「や、そうじゃなくて……私、練習試合のあとそのまま来たし……」 顔を赤らめて伏目がちでそうつぶやく明美。 そこで俺は背中から明美の制服に鼻を押し当てくんくんとその匂いをかぎ始める。 とたんに体臭を嗅がれる恥ずかしさに身悶えしながら明美は悲鳴を上げる。 「やだっ、何してるの?」 鼻腔に広がる汗のしょっぱい匂いを堪能しながら、俺は当然のように答える。 「確かに臭いな……でも嫌いじゃない匂いかも、な」 俺の言葉に、明美の顔がさらに紅潮し、耳たぶまで朱に染まる。 髪の毛の匂いを嗅ぎながら、その耳たぶを俺はゆっくりと舐めあげた。 「ひぃやあぁ」 力の抜けた大きな声が漏れたので、俺は明美の小さな口を右手でふさぎ、 左手の人差し指を立てる。 そのまま、俺も明美も動きが止まる。 音の消えた部屋で、明美の荒い呼吸の音と隣室の客達が歌うオレンジレンジの曲が響く。 「な、幽かに聞こえるだろ、隣の奴らの声が。てことは、 あんまりお前が大きな声を出すと……聞こえてしまうかもな、隣に。 そうしたらまあ、覗きに来るかもなあ。まあ、一応扉の外からも死角だけどさ、 部屋間違えたふりして入って来たりとかする奴だっているかもな」 そう脅すと、口を押さえていた手を離す。 そしてまた明美の首筋を舐めあげても彼女は声を発さなくなった。 「いい子だ」 そう呟いて頭を撫でてやってから、俺は口と鼻を明美の背骨に沿って這わせながら 彼女のスカートの中へ両手を入れ、震える臀部にまとっているショーツを膝までずり下げる。 びくびくと体を振るわせる明美の肌の感触と匂いを制服越しに顔で堪能しながら、 彼女の肉穴の周りに指を這わせて優しく揉み解してやると ふううぅという押し殺した声が漏れる。 しかし、明美は不安定な体勢で後ろに腰を突き出して そのバランスを壁に着けた両手で保っているので、 口を手で塞ぐ事も出来ず声を出さないようにするのも一苦労なようだ。 そんな明美の口に後ろから左手を差し出す。 「舐めろ」 自分の臀部のすぐ上で発せられる俺の命令に従い、 明美は左後方を向きながら一心不乱に俺の指をしゃぶり始める。 声を出さぬよう何もせず耐えるより、 口を使って何かに集中していたほうが声を出さなくてすむのだろう。 爪の先から指の股まで丹念に舐め上げる明美。 指が十分唾液で濡れたのを確認してから今度は逆の指を差し出す。 すると、今度は右後方へ身をよじり俺の指を明美が舐め始める。 そしてついに、俺の顔が明美のスカートの上まで移動する。 薄い布地越しに発酵した乳製品のような匂いが漂ってくる。 「ここはまた、格別にいい臭さだな……」 あまりの恥ずかしさに、明美はぎゅっと目をつぶる。 「明美のここも、俺の指も準備は万端だな。じゃ、行くぞ」 そう呟くと、俺は人差し指をそのまま彼女の肉の洞窟へ侵入させる。 ふぅぅ、とまた切なそうな声が漏れる。 しかし、どれだけ明美が泣きわめこうが、俺は指の動きを緩める気はない。 そのまま指のスピードを速め、中指も加える。 そして膣口から垂れる愛液をくんくんと嗅ぎ、ぺろぺろと舐める。 それだけで、まるで狂ったかのように明美は腰をうごめかす。 しかし不安定な体勢のため、俺の攻めから逃れることは出来ない。 ついに膝のショーツのところまで愛液が垂れたのを確認し、 「もうそろそろかな」 と呟き、俺はジーパンのファスナーを下ろし猛り狂う俺自信を取り出す。 とその時、明美が掠れ声をあげる。 「だめえぇ……」 「おい、ここまで来てダメとか冗談はよせ」 「入れられたら……声……我慢できない……」 「……しょうがねえなあ」 俺はそう呟くと、明美のスカートの前半分をたくし上げる。 「ほら、これを噛め」 明美は言われたとおりおずおずと前屈するような体勢でその布地を口で噛む。 「こいつを噛み続けてれば、声を出すことはない。じゃ、入れるな」 後ろのスカートもたくし上げ、肉棒を明美の中へゆっくりとうずめてゆく。 それが深く沈んでゆくたびに、スカートで塞がっている明美の口から 柔らかい布地越しに吐息が漏れてゆく。 そしてついに俺は、陰茎を彼女の最奥まで沈めた。 もうそれだけで明美の腰はがくがくと震え立つ事もままならない様子だった。 上半身はきちんと衣服を身に着けているのに、 下半身のスカートは前も後もたくし上げられ丸出しの明美の姿は、 俺の中の射精感を早めるには十分すぎるほど卑猥で、 さらにその彼女の中はまるで蒸しタオルを何枚も重ねたように熱く湿り、 俺自身のものにひだ1枚1枚が生き物のように絡みつく。 あまり長時間耐えられない事を悟った俺は唇をかみ締めながら 挿入した後すぐさま腰を前後させ始める。 その前後して出入りする肉棒が前屈みで自らのスカートを噛む明美には丸見えで、 それが彼女の情欲を刺激するらしく肉壁が収縮し俺の肉棒の傘の部分をこれでもかと擦りあげる。 背骨や肉が溶け股間のさらに下へ流れ込んで噴き出てきそうになる感覚に俺は必死に耐える。 両手で押さえる明美の腰の角度を変えGスポットを貫くようにし、さらに突きの速度を上げる。 すると、Gスポットを貫かれためスカートを噛んでいた明美の口が開き、 「あっあぁぁぁああぁっ」 という泣きじゃくる赤ん坊のような嬌声が部屋中に響き始める。 壁についていた両手は少しづつずれ落ちてついには床に着き、 膝は力なく折れ跪きまるで動物のように四つん這いの体勢になる。 「イくぞ、明美っ、イクゾッ」 「出してっ、全部ッ、出してええぇぇっ」 二人の叫び声が重なった瞬間、俺の腰は痙攣して一瞬止まる。 そしてその後、内側で何かが通過してゆく感覚と 肉壁に限界まで搾り出される感覚が同時に俺の肉棒を襲う。 あまりの快感に一瞬俺の頭の中が真っ白になる。 弓なりの体勢で絶叫をあげた明美はそのまま床にうつ伏せで倒れ、動かなくなった。 二人の荒い呼吸と隣の部屋から幽かに聞こえる歌だけが部屋の中で聞こえる中、 突然扉の開く音がした。 「ウーロン茶とコーラお持ちしました…って蓮間?!!!!? ……ア、ごめんこれ36番だったマジ勘弁。 じゃあ、その、ごゆっくり」 そういってすぐに扉を閉めた元同僚の声を聞いて、 俺、蓮間亜季彦の頭はさらに真っ白になった。 (アーア、跡がきえてねー) あれから数時間が経過し、家に帰って風呂に入って、俺は自室の鏡の前にいた。 鏡の中の無様な男の頬には、くっきりと赤い手形がついていた。 (ありゃ、本気で怒ってたかな……) 全く、せっかくのめでたい日だってのに、何でこうなるかね。 そう愚痴りながら、ベッドに腰掛けようとすると、携帯の着信音がする。 メールが一通届いていた。明美からだ。そこには、 『お誕生日おめでとう。でも亜季君のこと許さない。バカバカバカバカ』 とだけ書かれていた。 (こりゃ今度の喧嘩は長引きそうだな…) そう心の中で呟いて、苦笑いを浮かべながら俺は部屋の電気を消した。 終わり 作品保管庫へ戻る