約 2,368,245 件
https://w.atwiki.jp/godeaterburst-wiki/pages/231.html
◆基本データ 名前 各種属性 Chip 消費OP 費用 備考 テンプレ弾 破砕 000 貫通 000 属性 000 合計 000 00 00 0000fc テンプレ用 ◆バレットの構成 No サイズ 弾種 発射条件 水平 垂直 備考 1 S 制御:生存時間が短く敵の方を向く弾 ボタンを押したら 2 ├M 弾丸:射程が短い弾 1と同時に 3 └L レーザー:射程が短い弾 1の発生から1.0秒 4 5 6 7 8 ◆備考 特徴やコンセプト、改造指針などを記載。
https://w.atwiki.jp/barrett/pages/699.html
バレットのテストルールです。領域1~6に適応されています。 (古文庫の開放に伴いページを作りましたが、ルールが残っていないため記憶頼りです。間違い等あれば訂正をお願いします) 基本ルール あなたが乗り込む宇宙船には、「ヒト」に良く似た種族「サイ」が紛れ込んでいます。 11人の乗客のうち4人がサイですが、誰がサイであるかはヒトには分かりません。サイには分かります。 ヒトの目的は、地球に帰還する8日目までサイのハイジャックを阻止することです。 サイの目的は、干渉レベルを4まで上げてハイジャックを完了させることです。 プロローグから始まり、最短5日最長8日で決着がつきます。 その後にエピローグ(感想戦)が1日用意されています。メモなどはこの時まで公開されません。 毎日一回の投票で主席航宙士を決めながら、ゲームは進行します。 ヒトの勝利条件 5~8日目の間、干渉レベルが3以下であること。 ※4日目までは干渉レベルが4以上でもゲームが存続します。 サイの勝利条件 5日目以降、干渉レベルを4以上にすること。 ※5日目以降、開始時の判定で干渉レベルが4以上であった場合、その時点でサイ勝利でゲームが終了します 干渉レベル ゲームスタート時の干渉レベルは3です。 最小値は0最大値は5です。5日目以降に干渉レベルが4以上になると、サイのハイジャックが完了します。 ジャミングシステム"NVU" 投票で一番得票の多かった乗客は、主席航宙士としてその日一日ブリッジに入ります。 ブリッジにはジャミングシステムがあり、白猫と青猫がいます。 主席航宙士どちらかの猫を選んで一度だけジャミングシステムを起動させることができます。選んだ猫がミンチャだった場合干渉レベルは1下がり(干渉レベルが0の場合はそれ以上減りません)、そうでなかった場合1上がります。 それと同時に、ジャミングの成否と現在の干渉レベルが主席航宙士にのみ知らされます。 どちらの猫がミンチャかはゲーム開始時に決定され、ゲーム途中で替わることはありません。 また、主席航宙士にはジャミングシステムを使用しないという選択もあります。 ただしその場合、どちらの猫がミンチャだったのか、現在の干渉レベルがいくらかは分かりません。 投票 毎日、航宙士の中から主席にふさわしいと思われる乗客を3人選び投票します。 投票先は自分自身を除く全ての乗客、持ち票は3票です。同じ人に複数票を投じることはできません。また必ずしも3票全て投票する必要はありませんが、投票しなかった分だけ自分の得票から減点されます。 得票数により翌日の体制が決定します。最も得票の多かったものが主席航宙士、最も少なかったものが要注意人物となります。得票数が同じ人間が複数いる場合、前日の体制の高かった者が上位になります。 体制と部屋割り 得票数によって、乗客は主席航宙士、第2~7航宙士、予備役(3名)、要注意人物に振り分けられます。それと同時に「ブリッジ」「居住区」「機関区」「反省室」に部屋別けがされます。 主席航宙士(1名)は「ブリッジ」に入ります。 ブリッジでは全ての部屋の発言を見ることが出来ます。ブリッジでは発言ができず、メモのみが行えます。また、猫を選びジャミングシステムを起動することができます。 第2~7航宙士(6名)は「居住区」に入ります。 居住区では居住区の発言と反省室の発言を見ることができます。機関区の発言を見ることはできません。発言とメモが行えます。 予備役(3名)は「機関区」に入ります。 機関区では機関区の発言と反省室の発言を見ることができます。居住区の発言を見ることはできません。発言とメモが行えます。 要注意人物(1名)は「反省室」に入ります。 反省室では反省室(つまり自分自身)以外の発言を見ることはできません。その代わり、反省室の発言は全ての部屋で見ることができます。発言とメモが行えます。 (本ルールと異なり、サイが反省室に入っても消滅することはありません) また、これらの制限は日毎に独立しており、例えば前日機関区にいた者が翌日居住区に移動しても、前日の居住区の発言を見ることはできません。
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【登録タグ AQUA STYLECD CD CDめ】 サークル:AQUA STYLE 01 overtrue 02 不思議の幻想郷 03 博麗神社 04 人間の里 05 香霖堂 06 泥棒 07 平原 08 百鬼夜行 09 魔法の森 10 太陽の畑 11 霧の湖 12 百万鬼夜行 13 迷いの竹林 14 妖怪の山 15 天界 16 白玉楼 17 永遠亭 18 紅魔館 19 幻想郷、まるごと超決戦! 20 another face 21 不穏な空気 22 深淵へ 23 戦慄! 24 決戦!超東風谷人 25 敗北! 26 休憩! 27 邂逅への宴 28 成長! 29 幻想郷、まるごと超決戦! - JiNG Remix - 30 達成! 31 another face - piano arrange -
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文々。新聞 一面記事[旧作]魅魔復活へ 神主が表明 まさかの師匠復活の報に狂喜乱舞する魔理沙。 霊夢はまたあの悪霊が神社をうろつくのかと萃香を見ながら溜息。 両者の受け取り方に差こそあれど、魅魔が戻ってくるといったら 二人とも、あの魅魔が戻ってくると、そう考えていたのだ。 ふわりと境内に降り立った魅魔の姿は、多少のアレンジが加わったといえ 全体的に以前と変わらなかった。あの風見幽香のように。 だが現実は違った。 あまりの懐かしさに涙ぐんで魔理沙が駆け寄る。だが魅魔は魔理沙を殴り倒し そのはしたない服はなんだ、馬鹿弟子が!と一喝、更に付け加えてこう叫んだ。 "だからお前は阿呆なのだ!" 二人が読み違えていたのは、萃夢想ルールでの帰還だったことである。 その日、東方は赤く燃えていた。 魔理沙はというと一週間ほど自宅でふさぎこんだようである。 謎の覆面弾幕少女が現れて明鏡止水の心を説いたかどうかは不明 2008/02/28(木) 21 44 14 ID yVLcNNyA0 「幻想郷に根付く総合格闘技の芽」 文々。新聞 グラウンド サブミッション 「緋想天は、寝技もパウンドも関節技も解禁のバーリトゥードにします^^」 先月の神主の気まぐれな一言により、幻想郷に激震が走ったのも記憶に新しい。 これにより、今までは初めに通常攻撃で互いの体力を削る→ピンチになったらスペルカードの応酬、というのが戦いのセオリーだったのが 試合開始と同時にダッシュで相手の弾幕をグレイズし、懐に入ってタックルで押し倒し マウントを奪って撲殺するか、一気に関節技か絞め技で勝負を狙うのが主流となったのである。 (一度密着してしまえばスペルカードを使う余裕など殆ど無く、相手の意識を断ってしまえば詠唱も糞も無い) この改正は主役キャラに比べ体力はあっても魔力的に劣っていた、大多数の妖怪にとっては行幸であったが 一部の人間や妖怪にとっては酷な物となった。現に今月に入ってから山の新参巫女と空気の読めない魔法使いが ひまわり妖精氏(162)との試合に挑み、それぞれ左アキレス腱断裂、左肘複雑骨折及び脊髄損傷というケガを負わされKOされている このような不幸な事故は幾つか合ったものの、大半の妖怪は大ケガをしても数日経てば治ってしまうことや 何より試合の熱さと解りやすさから、バーリトゥード制におおむね好意的であり 中には「肉体と精神の熱き鬩ぎ合い。私はこのような試合を待っていた!」(紅魔館 M.H氏) 「一方的に折ったり殴ったりするって素敵よね(はぁと)」(花畑 Y.K氏) 等の熱狂的支持も見られるなど、今後も総合格闘技のムーブメントは当分続きそうである。 ≫505 新参巫女はまだ良かったけど、空気の読めない魔法使いは再起不能じゃないかw ≫505 「グヘヘヘ」と笑いながら魔理沙にキャメルクラッチを掛ける美鈴を妄想した。 絶妙な力加減で咲夜さんを締め上げる美鈴を幻視した。 「みぞおちを殴ると息が逆流するけど、首を絞めてる状態でそれするとどうなるのかしら? いい機会だから試して見ますね(にっこり)」
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[部分編集] 幻想郷のMQ(迷宮)コンテンツ一覧 幻想郷のMQ(迷宮)TOP キャラ固有スキル スキルブック サポート 装備品 合成 魔物図鑑 接頭語図鑑 強敵攻略 ミニイベント FAQ・小ネタ ミニイベント ネタバレ注意 [部分編集] ユニークアイテム 悪逆の刃 詳細はこちら 難題「最強の敵」を解決すると阿求からもらえる 氷天天楼刃 詳細はこちら 「氷雪の深林-氷壁に眠る刃-」のマップ右上(幽々子がいたあたり)の泉左上あたりの窪みにある ただしチルノが仲間になっていないと抜くことが出来ない 白面金毛ノ書 詳細はこちら 難題「最強の敵」で戦う女禍のドロップから合成 百花繚乱 詳細はこちら 難題「恐るべき辻切り」で戦う辻斬り玄斎がドロップ 拡散の魔杖 詳細はこちら 天翔山脈-8合目-から行ける洞窟の宝箱から入手。ゼラチナスウォールを倒す必要あり ▲ページ上部へジャンプ [部分編集] 難題 覚えてない部分は空欄にしています。 詳細はこちら 難題 戦闘 必要アイテム 報酬 備考 狩人の緑尾求む - 狩人の緑尾 狩人のバンダナ 森の暴れん坊 鬼熊(妖怪の樹海-茂みに隠された宝-) - 熊の手 ミズナラの守護者 樹海の守護者 - ミズナラの首飾り 緊急事態発生 飽食の大竜(妖怪の樹海-凶暴な獣-) - 阿礼乙女の銀貨 ミズナラの守護者まで解決後 雪だるまの忘れ物 - 雪の結晶3スノウドロップ3 ブルーリボン 成長しすぎた岩亀 叢氷の巨大亀(氷雪の深林-岩亀の住まう湖畔-) - 亀の甲羅割り 氷雪の森の怪鳥 以津真天(氷雪の深林-怪鳥啼く雪原-) - 疫病避けの札 門番の挑戦状 猫騎士 - タマの鈴 猫の里の支配者 狡猾なる猫又 - 猫の爪 入口で橙が仲間になる 不思議な人形 - - 上海人形が仲間になる猫又の草鞋 猫の里の支配者解決後 魔眼の徘徊者 魔眼の徘徊者(氷雪の深林-白昼を舞う白雪-) - 奇妙な箱 不思議な人形まで解決後 薬草採集 - 葉っぱ 50 回復アイテムセット まじないの材料 - ボロボロの布 10 死者のタスキ 四季に眠る宝箱 宝箱に潜むもの(四季廻る森) - なし 樹海を舞う双刃 凶刃の処刑者(妖怪の樹海-始まりの樹海-) - 名刀「岩融」 神様たちのお誘い 雛,静葉,穣子(四季廻る森) - 雛達が仲間になる 洞穴に巣食う鬼 金鬼(死霊の洞穴-鎮座するは虚言の鬼-) - (死の指輪) レミリア達が入口をふさいでいる 恐るべき辻切り 辻斬り玄斎(天翔山脈-7合目-) - 達人の帯 洞窟に巣食う鬼まで解決後 魂を喰らう巨木 魂喰らいの巨木(徘徊) - 生命の果実3 裁断する両腕 ゼノサイドハガー(終の氷洞1F) - 護りの実2鉄鋏の大盾 燃え盛る霊鳥 炎を纏う霊鳥(徘徊) - 魔力の果実2炎のマント 猛り狂う獣 ベルセルク(徘徊) - 力の実2バーサークリング 正義の味方を目指して 八橋,弁々,針妙丸,雷鼓(猫の里-穏やかな日向に眠る里-) - 奇妙な箱3 猛り狂う獣まで解決後 最強の敵 女禍,正邪(結末への回廊-その結末-) - 正邪が仲間になる悪逆之刃 正義の味方を目指して解決後 真・最強の敵 こころ(妖怪の山-足並み整える麓-) - 感情の真球阿求が仲間になる 最強の敵解決後 ▲ページ上部へジャンプ TOPページへ戻る
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あらゆる妖怪を巻き込んで遊ぶ外来の民 性別:男性(人間) 年齢:21歳 身長 180cm 推定 一人称:私、ワタクシメ、ワタシャ 職業:コンビニエンスストアの店員、ローソン幻想郷支店・店主(仮) 能力:外界から幻想郷を知った程度の能力 (どんな妖怪も愛おしく思える程度の能力、夢を見続ける程度の能力) 詳細 外の世界の西暦2008年という年号の夏に幻想郷に店ごと引っ越してきた外来の民。(*1) 「鏡月」と言うのは本名では無く、新しい世界で生きる為に名乗る事にした仮名だと本人は言う。 要するに、彼は帰るような事はせずこちらに居つく外来人である。 有名な韓国焼酎が名前の由来であるとの事。(*2) 彼の行動は命知らずな物で、紅魔館の悪魔・レミリア・スカーレットに悪戯を仕掛けては共に遊び、笑い、愉快に暮らしている。 その妹もまた例外では無い。(*3) レミリア・スカーレットが出掛ける回数は増え、その妹(*4)まで外に嬉々として出てくるようになった。 性格 逃げも隠れもするし、嘘もつく。とは本人談。潔い性格なのは認めるが褒められる事では無い。 能力 彼の自称する能力は「幻想郷を知っている事」である。 外来人であるはずの彼は、何故だが此方の世界への理解力が高く、元の世界との差異に戸惑ったりはしない。 一見すると人間にしか見えない妖怪も分別が付き、そこらへんを漂っている幽霊に驚く様子も無い。 その他・出来事 幻想郷の人間達に不幸をばら撒く諸悪の根源とも噂される。 「悪魔の手下」や「ガラスの屋敷に棲む怪しげな妖怪」と呼ばれているらしいが、射命丸文が勝手に言い広めた物であって彼への人間達の関心は低い。 そもそも、そんな風に彼が台頭し始めたのは、私こと稗田阿求誘拐の一件からである。 屋敷から連れ去られて以来、紅魔館に頻繁に出向くハメになってしまった。 また私が彼女達と付き合う事で求聞史紀でわざわざ畏怖を与えるように記述した事への説得力に欠いてしまうかもしれないが、命懸けの調査であると思って頂きたい次第である。(*5) 元より妖怪と言う生き物に対して人間はある意味での親しみを持って接し、時には喧嘩をしつつ暮らして行かなければ世の中が面白くないものになってしまう。 彼の登場を機に妖怪達や外来人に対し興味を持つ事があっても、彼の周りには強い妖怪が多いので非常に近寄りがたい。(*6) ・外来人との関わり 近年、少しずつ外の住人が増えてきている。 人間だけに限らず、妖怪の山に棲み始めた神様と言うのも、元々は外来の神である。(*7) 通例の「異変」というには穏やかで特に害するわけでも無いし、住人が増えるのは喜ばしいと受け取るべきだろう 博麗神社に居候中の 夷田崎天津 とも面識があり、貴重な外界との繋がりという事でコンビニが有効活用する数少ない人物。 特に仲が親しい訳でも無いが、昔懐かしい幻想郷の雰囲気に毒され、一般的なお客さんと店員の関係というよりは少し親密なお隣さん感覚の付き合い。 加えて、このコンビニでは勘定を頂かない事には驚きを隠せないようである。(*8) かくいう私も「ぼーるぺん」という便利な筆を頂いた。彼の項目は敬意を表してそれで書く事にした。 見た目は子供。頭脳は年増の妖獣。九尾のユメ、彼女は外界の妖怪である。 まだ外の世界に妖怪が生き残っていたのは、非常に珍しい事例。 可愛いらしい外見を侮っているとすぐに騙される。容易に信用しない事。 彼女も現代に取り残された妖怪で、最近になってから引っ越してきた幻想郷の住人である。 詳しくは、彼女の項目を参照(*9) 目撃例 氷の妖精を連れてる人間を里で見たよ。青と白の服装でアイツは妖精の兄かなんかなのかな。 (氷売りの男) 妖精はそこらへんから湧いてくる。兄弟や親なんて居る訳ない。多分、歯止め役になっている、そうじゃないと迷惑。 外界の便利な物が多いから定期的に利用したいんだけど…何処に居るか分からない。って此れじゃあ目撃例にならないわね。 (アリス・マーガトロイド) 私も思う。週休は二日くらいにしておいて欲しい。それでも年中無休の看板に嘘をついている事になるが…。 私の横で、眠っているよ。 (ペンネーム 紅い悪魔さん からのお便り) 叩き起こしましょう 初詣で見た奴かな。変わった羽をした可愛い女の子と博麗神社に参拝しに来てた。でもボクは天津ちゃん目当てだったから気にしなかったけど! (匿名) 外来人はみんなの人気者である。 (*10) 幻想入り求聞史紀へ戻る
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そろそろ一章に蹴りをつけないとペース的にまずい… あれ?まだ一度もヴィルヘルミナ貼ってなくね? ということでヴィルヘルミナでお送りします。 LAP66 拷問、そして… ふっと意識を取り戻す。どうやら気を失っていたようだ。 「…ん…」 「ひゃーっひゃっひゃ、気がついたか!」 目をあけると、そこにはあまりにも太っている男がいた。 「ここは…」 体を動かそうとするも、うまく体が動かない。 「ああ?ここは飛行船の最深部だよぉ~。今からお嬢ちゃんは言うことを聞かないといたぁ~い目に遭うんだぞぉ~!」 男は完全に私をバカにしているかのような口調で話しかける。 少しずつ意識が戻ってきた。まずは状況の確認だ。 さっき、私はデスシャドーに電流を食らい意識を失った。その間にこの部屋に拉致された、と考えて問題ないだろう。 周りの金属で囲まれた部屋をぐるりと見てみるが、どうやらここはかなり頑丈に守られた密室の様だ。床の金属の感触が非常に冷たい。これは突破するのは不可能と考えて問題ないだろう。 次に、この部屋にいる人間の把握をする。私のほかにはこの太った男と、 「おい、その女は反抗しないなら大切に扱えとデスシャドー様に言われただろう」 奥の椅子に足を組んで見下ろしてくる、全身2mはあろうかという身長を持つ、全身白い肌の気味の悪い男と 「でもレッド、俺はこいつが素直に言うことを聞くようには見えないけどなぁ」 太い男の隣で私を見下ろしてくる、全身機械に囲まれた男の三人がいた。 状況から考えて、どうやら三人ともデスシャドーの一味らしい。 「あなた達…」 起き上がろうとしてみるが、全く起き上がれない。それどころか… 「ひゃーっひゃっひゃっひゃ!!それにしてもかわいいじゃねぇか、ええ!?」 「きゃっ!!」 急に太った男が私の頭をけりとばしてきた。うまい具合に前頭葉の一番の急所を蹴られ、一瞬意識が暗転する。 「おい、ディアン」 白肌男が立ち上がり、太った男の肩を持って抑える。 「なんでぇ、レッドの親分。これじゃあだめなのかよぉ」 「当たり前だ。彼女にはまだ選択の権利を与えていない」 白肌男はきつい目つきで太い男を睨みつける。やがて、太い男が、わかったよ、と小声で言って白肌男の手を払う。 「あなた達ねぇ…」 大人しく前頭葉をけられてはいそうですかというわけには私も行かない。 やったらやりかえすの精神で腕を上げようと売るが、腕が上がらない。そして、ようやく自分が何をされているのかに気がついた。 今、私は手を腰のあたりで完全に縛られている。足もぎっちぎちに縛られ、持っていたナイフは全部没収されたようだ。つまり、彼らに反抗できる要素は一切持っていない。 つまり、これは半強制的に彼らの言うことを聞かないとぶっ殺すぞてきなルールが定められているというわけだ。 当然予測はできたが、時間を止められない。ASP圏内なのだろう。 急に背中に冷や汗が流れる。自分の置かれている立場がどれだけ絶体絶命なのか、改めて思い知らされる。リュウを捨てて自分を残すか、逆みたいにリュウを残して私が死ぬ。究極の二択だ。 一番理想的なのはリュウを助けて私も帰還することなのだが、最悪の場合… 「あなた達、何をするつもり…」 「ああ、用件は簡単だ」 白肌男が答える。 「貴様が今首から下げているペンダントの宝石、実はそれがブラックタイガーにとってとても貴重な石なのだ。以前、ジャスティウウィングがブラックタイガーのアジトに来たとき、リュウサトウの手によってこの石が盗まれた。私たちはこの石を目的にリュウサトウを封印し奪還を試みたが、封印されたリュウサトウの首にはその宝石はなかった、そして…」 「ペンダントをつけた君を見つけたんだ。それで、話というのは他でもない。そのペンダントを渡してほしいというだけだ。渡してくれれば何もせずにリュウサトウを開放するけど、もし拒否し続けてた場合は…」 と、白肌男のセリフに介入してきた機械男はそれだけいうと私に近づき… ――――ガン 「いやぁっ!!」 私の背中を鉄の塊みたいな足で思いっきり蹴った。あまりの痛さに倒れこむ。 「このように君が痛い目を見るよ」 見あげると、まるでサッカーボールをけっているかのように当然のように、その上残酷で冷徹な機械男の顔があった。 全身が凍る。こいつら…精神がどうかしている… 改めて、自分がどれだけまずい状況の下に置かれているかを認識した。そう、人間の中でもトップクラスの強さを持つ私に、死とはあまりにも無縁だった。だが、今この男たちの仲介で私は死と隣り合わせの位置に来た。 人生で初めて味わう死の恐怖に、一切の感情を無くす。 「さぁ、どぉ~する~どぉ~する~う??」 倒れた私の髪を無理やりつかんで引っ張り、上体を起こさせる太った男。ここにきてようやく詳しい状況がつかめた。 ――――ペンダントを渡さないと拷問される 彼らはペンダントを欲していた。おそらくこれは力の源だとかそういう話なのだろう。それを渡せば、リュウも私も助かる。この結果はリュウも私も、何より幻想郷の皆が望んでいることだろう。 でも、ブラックタイガーの勢力はさらに拡大してしまう。もしリュウがいてリュウが喜ぶであろう方。そんなの、一択にきまっているじゃない… 「いやよ…いたっ!!」 「ああ、いまなんっつった?」 私が拒否すると同時に大男は髪を引っ張り、私の頭を壁に思いっきりぶつける。 「今、てめぇどういう立場にいんのか分かってんのか…」 握られた手から彼らのいらだちが感じ取れる。だが、ここでこのペンダントを渡すわけにはいかない。それに、全身に走る痛みで、ろくに口もきけないでいる。 「……」 「なんとか言えやゴラァ!!!」 痛さで黙っていると、今度は頬を思いっきり蹴られた。軽く吐血する。 「うぅ…」 そのまままたばたりと倒れこむ。元々ダメージがあったので、今の一撃がかなり重かった。 「いたいよ…」 「だったらさっさと渡してもらおうか」 倒れていた私のこめかみを誰かのかかとに踏まれた。見ると、今度は先ほどまで成り行きを見ていた白肌男が立ち上がって私を踏んでいた。 「貴様は今どれだけ詩と接した所にいるのかわかっているのか、渡さないとお前は死ぬんだぞ」 そのまま足にどんどん体重をかけられる。頭がどんどん圧迫され、じんじんと痛む。 そして、今度は機械男に 「早く渡した方がいいと思うんだけどなぁ」 白肌男に頭を踏まれて体を固定された状態で胸をけられる。 「ああっ!!」 それが見事に急所に命中し、これまでにない痛みが全身を駆け巡る。そのまま大量に吐血し、その赤い湖に頭をどさりと落とす。白い髪が赤く染まっていく。 それでも、やつらの手は緩まることを知らない。二人は終始同じ攻撃を続け、 「オラオラオラオラァ!!さっさと渡せっつってんだよぉ!!」 大男は持っている杖で私の体中を殴ってくる。 その杖の影響で服はもちろん、皮がはがれ、肉をえぐられ、体中がもう血まみれになっている。もう、死ぬのも時間の問題だ。 選択を迫られた。リュウの彼女として最もいけないことをして生きるか。リュウの彼女としての誇りを持って死ぬか。当然後者を選びたいが、いままで無縁だった死という恐怖が初めて私を襲う。 「誰か…助けて…」 痛みに悶える声と嗚咽で声にならない声で叫ぶ。いや、もはや囁く。 そして、奇跡が起きた。 「ああ?助けが来るわきゃねーだろー……」 ――――ドーーーーン 「うぎゃああああああ!!!」 「ディアン!」 凄まじい轟音とともに杖で殴っていた大男が吹っ飛ばされた。もうかすんだ視界の先をみると、あれだけ頑丈だった壁に大きな穴があいている。 そして、その穴を見て呆然としていると、すぐ後ろで声がする。 「おい、咲夜にこれ以上手を出すんじゃねぇ」 その聞き覚えのある、でもいつもより確実に低いトーンの声を聞いた瞬間、 全身がふるえた。 確信した。助かったと。 「ば…馬鹿な…」 色白男はその姿を見て呆然としている。 まさかと思ったが、次の発言で確信をもった。この男は、そう… この男は、そう…森近霖之助だった! とかほざいたら、多分住人一覧から名前消されますね。 LAP67 閉鎖空間での出会い 『ちょ…どこここ…』 辺りを走り回ってみるが、困ったことにどこまで行っても暗闇だ。 さすがの俺も疲れた。ずっと走りまくっているんだし。 『疲れたぁ~』 俺はその場にへなへなと倒れこむ。 今の状況を説明しよう。 俺は零に手を触れられてからは意識が暗転し、この暗闇の世界にぶち込まれた。もうだいぶ時間がたつ。いつか目がなれるかなと思ったんだが、完全に光をシャットアウトしているのか、暗闇で何も見えない。 しかし、そんな中唯一の光があったのも確かだ。 『なんでだろう…』 俺はその場に座り、担いでいたその赤いライフルを床に置く。 何故かこのライフル、この暗闇の中、唯一煌々と輝いている。まるで、ここが自分の力が一番出される域であるかのように… 『この暗闇のせいっていうこともあるかな』 俺は辺りを見回す。このライフルが赤く光っていなければ、辺りは深い闇に包まれていることだろう。 『これ以上走っても無駄だな…』 ようやくその結論に至った俺は、その場に腰を下ろす。 大体予想はついていた。ここは、かつてアリスが封印されていたという球の内部だろう。どういうわけか、眠気、痛覚などの感覚は残っているのに、空腹感に襲われたことはまだない。便利なシステムだ。 出口がないことを除けば。 『あ~、もう!』 どうやってこのあと生活しよう… そう考えて、その場にごろりと横になった時だった。 『ねえ、ちょっとそこの君』 だだっ広い空間の中で、俺のものではない声が響いた。 起き上がると、目の前に一人の女が立っていた。 赤いコートに身を包み、紅のロングヘアのその女は、年にしては俺と同じぐらいだろうか。いや、すこしだけ年上に見える。丸い純粋な瞳は、燃えるように赤い。 この女を一目見て、一つ連想したものがある。 あの晩――――ライフルを撃ちに行った晩に妖精たちから聞いた、幻想郷伝説に出てくる女。 話によると、服やら髪やら何から何まで赤い女だったという。 目の前にいる女も、全身を真っ赤に包んでいる。 ただ一つ、彼女の化身ともいえた赤いライフルを除いては。 『貴方は…』 『ああ、ため口でいいわよ。敬語使われるのなれてないの』 『そう…か。奇遇だな、こんなところで出会うなんて』 立ち上がって、女と握手を交わす。思ったより女の手は大人のものだった。 『私の名はエリーサーライト。エリスって読んでね』 『俺の名はリュウサトウだ。どう呼んでくれても構わん』 そういうと、女、エリスは子供みたいな笑顔になった。 『じゃあ、サトでいいかな?』 『そこまで言うならサトウまで言えばいいのに』 『なんでもいいっていったじゃん』 なんだろう。この人と話してると、なんだか幸せというか、すごく気持ちが穏やかになってくる。 子供とも大人ともつかない雰囲気がそうさせているのだろうか。 『で、単刀直入に言うと、あたしは向こうで伝説の女って言われてるわ』 体が硬直する。 目の前では、びっくりした?といってこちらにVサインをしてくるエリスが映っている。 『な…何だって…?』 かろうじて言葉が口から洩れる。 『そりゃびっくりするよね。もはや崇拝されたといっても問題ない人間がここにいるんだもんね。』 エリスはあくまで飄々としている。 『でも…でも、だったらなんでライフル持ってねぇんだ?』 そうだ。本物の伝説の女だったらライフルを持っているに違いない。 しかし、エリスは床に置いてあるライフルを指さして、一言こういうのであった。 『あなたがもってるしゃない』 場に沈黙が流れる。 ショックで身動きができなくなる。 『ちょっと貸して御覧』 そんな俺にはノータッチで、至極当然のように柄に置いてあったライフルをしょった。そして、俺に背を向け、また振りかえって、 『なんか弾ない?』 と言ってきたので、言われるがままに波動弾を一つ作って手渡した。 エリスはそれを受け取ると、流れるような手つきでその弾をライフルにセットした。 そして、 『サトは、こいつの反動に耐えられなかったみたいだね』 なんて軽く言いながら、闇しかない空間に一発弾をたたきこんだ。 ――――ズドーーーーーン すさまじい発砲音を鳴らしながら、弾は瞬く間に闇に吸いこまれていった。 そして、俺は目を見張った。 かなり鍛えこんでいるはずの俺の脚でも2メートル程度後ずさった反動を、エリスは足を全く動かすことなく反動を吸収している。 それに、上半身もたいしてぐらつかず、自然体のままでそのライフルの反動を受け止めていた。 片手で。 『すげぇ…』 あの反動を一度体験しているからわかる。 あの反動を吸収しきるには、相当の腕前が必要だ。 どうやらエリスが伝説の女であることは、正しいようだった。 『信じてくれた?』 ライフルを肩から外し、また何もなかったかのように静かにライフルを置く。 『あれを見て信じるなという方が難しいな』 あんな神業を見せられたのだ。うなずくほかあるまい。 『しかし、なんでそんなお偉いさんがここへ?』 『貴方をここから脱出させるために来たの』 ライフルを見ていた俺の顔は、ばっとエリスのほうにむけられた。 エリスは先ほどまでの無邪気な顔は全く見せず、まるで試すような目つきで俺を見ていた。 『貴方はブラックタイガーに動きを止められたということぐらいは把握しているわよね』 黙ってうなずく。 『それで、これは知らないかもしれないけれども、今向こうでは幻想郷の住人が総力を挙げてブラックタイガーと戦っている』 『予想はついた』 そう答えた俺に軽く首を振った。 『ううん、貴方の考えてるような戦いじゃないわ。文字通り、総力戦よ』 もう一度言いなおしたところ、幻想郷ではただ事じゃないことが起きているようだ。 『それで、あなたのビヨンセ、十六夜咲夜は敵の手に落ち、今は拘束されて眠っている』 『!!!』 いままでエリスの話を冷静に聞いていたが、今の報告で一気に頭に血が上った。 『同じ部屋に、ブラックタイガーの幹部かしら?が三人待機しているわ。咲夜が起きたら確実に拷問をするのでしょうね。拷問器具までしっかり揃えてあるわ』 次第に握っていた手の握力が上がる。 『それで、さすがに看過できないと思ったから、貴方をここから逃がして咲夜を助けてもらおうと思ったわけ』 『どうやって…』 エリスは、一つだけ大きなため息をついた。 『そうねぇ…全ては貴方がどれだけブレイクダークを思っているかにかかっているわ』 『え?』 今の状況とまったく関係ない単語を聞いてきょとんとしてしまう。が、エリスは真面目な様子だった。 『このライフルはね、特殊性質としてバラバラになったパーツを本体に戻ってくるように念ずれば戻ってくるシステムになっているの』 エリスはしゃがんで、床に置いてあるライフルを指で叩いた。 『あなた、ブレイクダークが爆発したときにエンジンに赤いパーツをつけなかったかしら?』 『ああ、そういえば…』 思い出せば、にとりのところに材料を取りに行って帰った時、材料がなくなっていた困っていた時だっただろうか。空から隕石が降ってきて、中には赤い部品が入っていたのは今でも鮮明に覚えている。 『あれ、実はこのライフルの一パーツだったのよ』 そう言われて改めてライフルを眺める。 なるほど。言われてみればこの眩しく鮮やかな赤色、このライフルを手に入れる前に一度見たかもしれないな…。 『それでこの世界にブレイクダークを呼べるかどうかで出れるかどうかが決まるわ』 つまりはこういうことだ。 本体のライフルには、各パーツを一か所に集合させる特殊な性質を持っている。そして、そのうち一つのパーツはブレイクダークの中に入っている。 だから、そのパーツがブレイクダークのもとにもどってくることを本体に念じて、くれば成功。来なかったら失敗ということになる。 『あなたは、ブレイクダークをどれだけ信用しているかしら』 今回は主人公目線で書いてみました。 久々に俺到来。 ちょっといろいろ事情があって更新できずじまいですた。 LAP68 復活、そして成長 『あなたは、ブレイクダークをどれだけ信用しているかしら』 率直でいて、かつものすごく重い内容の質問。 俺も何度か自分に問うたことがあった。 でも、答を出したことは一度もなかった。 全部ブレイクダークが教えてくれたから… だから、今こうやって俺にその質問を投げられて戸惑ってしまった。 『俺は…』 言葉の選択に困る。 だか、俺を見つめるエリスの目は、これほどになく真剣だ。 『ブレイクダークのことを考えなかったことは、一度もなかった。トレイキョウにいた時は…』 俺は、真っ暗な地面を見つめながらその問いに答えた。 『でも、幻想郷に来た一年の間、正直ブレイクダークのことはあまり見てあげられなかった。トレイキョウにいた時は一日の9割以上をブレイクダークと共に過ごしていたのに、ここに来てからは2,3時間のメンテの時ぐらいしか一緒にいてやれなかった』 真実をすべて、包み隠さず、話した。 『それに…俺は最低なレースをした…』 『知らないかもしれないけど、私は見たわ。一部始終、貴方と咲夜の誓いまでね』 顔が真っ赤に染まりそうなのを、首を振ってごまかす。 『もし、ブレイクダークに人格があるなら、もうブレイクダークは俺についてきてくれないかもしれない。俺はあのレースからずっと寝る前はそれしか考えなかった。ブレイクダークと積み上げてきた3年の月日が崩れ去る。それを考えるだけで…』 『じゃあ、あなたとブレイクダークの心は離ればなれな訳?』 『そんなことは……!』 怒りのあまり立ち上がるが、その握りこぶしは握られて震えたままで、肩より上には上がらない。 『そんなことは?』 エリスの目は、冷たい。 『ないと…俺は思ってる…ブレイクダークと走りたい…』 ひざから崩れ落ちる。 自分の口からそのことを言うのが、こんなにつらかったとは全く思わなかった。 自然に目に涙が溜まった。 この世に生れて生きてきて、18年経つが、ここまで自分を情けないと思ったのは初めてだった。 『でも…ブレイクダークは、こんな乱暴な男に愛想が尽きたかもしれない…』 そんな折だった。 『それじゃあ来ないわね。期待した私が馬鹿だったのかしら』 俺が初めての涙を一滴たらしたのと、エリスがそう俺をけなしたのは同時だった。 『それは…どういう意味だ…』 地面を見つめたまま聞く。 なお、エリスの態度は冷たかった。 『サトは、トレイキョウでどれだけブレイクダークとレースをしてきた?』 『…2年』 『出場したレースの回数は?』 『…50程度』 『レースで優勝した回数は?』 『…15回』 『新記録樹立回数は?』 『…5回』 『サトがつけられた称号は?』 『高速の白隼』 そこまでエリスは矢継ぎ早に質問した後、一つため息をついた。 『ここまで言ってまだ気がつかないのかしら。いいわ。じゃあ最後に質問。これで気がつかなかったらここを出る資格はないわ』 そういうと、大きく深呼吸して、大音量で俺にこう怒鳴りつけたのだった。 『あんた、ブレイクダークとはじめに何を約束したのよ!!』 『!!』 心臓を射抜かれたようにはっと顔をあげた。 俺の前では、怒りに唇を震えさせているエリスの顔があった。 …そうだった。 俺は、なんでこんな大事なことを忘れていたんだろう。 『「俺と一緒に、F-FIREに嵐を巻き起こそうぜ」』 『分かったかしら』 …そうか。 ブレイクダークは、放置されることが大のきらいなわけじゃない。 そのことを理由に勝手にあいつと距離を取っていた…俺が嫌いだったんだ。 『大事なことを忘れていたよ』 俺は、力が抜けていた足にまた力を入れて立ち上がる。 『俺は…高速の白隼だ』 ブレイクダークは、あの夜のレースの様に、レースに嵐をおこしたかったんだ。 『俺は…ジャスティスウィングのメンバーだ』 結局…似た者同士なんだな…俺らってよぉ!! 『俺は、リュウサトウだ!!』 だから、俺は大声で叫んでやったんだ。 真の俺達、レース場の「高速の白隼」をここで作り上げるために。 ブレイクダークという、最大の相棒とともに、これからの人生を超音速で駆け抜けるために! ――――キィィィィィイイイン だから、ブレイクダークのエンジン音が、この暗闇の世界を白銀の世界に変えながらこっちに近づいてきたことに、俺は全く動揺しなかった。 ただ、一言かけてやった。 『しらねぇ間にずいぶん成長しちまったな。お前』 真っ白に輝くブレイクダークのボディを撫でてやりながら、優しく。 そして、こっちにも忘れない。 『多分、一生忘れない時間を過ごしたよ。ありがとう、エリス』 『サトが望むなら、いつでも私はサトを応援するよ』 俺達は、固い握手を交わしあった。 その時だった。 『ここで会ったのも何かの縁だね。少し私の力を与えるわ』 エリスが目をつむると、俺の手もとが赤く光りだした。 それに共鳴して、エリスの髪とか、服とか、赤いところ及びライフルが共に光り出した。 『我らのもとに、栄光と汚れ無き誇りあれ』 あとは、一瞬の出来事だった。 まず、目の前に赤い閃光が走った。 思わず俺はあいている手の方で目を覆った。 そして、しばらくして閃光がおさまったところで目を開いてみると、 『あれ?』 目の前には、眩しいほどに輝いている白銀の世界が広がっているだけで… その場にはエリスはいなかった。 ついでに、赤いライフルもなくなってしまっていた。 まるで霧散してしまったかのように消え去ってしまっている。 しかし、代わりにあらわれたものがあった。 『……!』 手のひらに、赤く刻印が刻まれていた。 まるで禍々しい印だ。 『それは、特別な吸血鬼に宿る力』 しばらく俺の手のひらを眺めていると、どこからともなく声が聞こえてきた。 声色からして、エリスだろう。 『それは、貴方が念じればその力を発揮するわ。その刻印で、自分の潜在能力を極限まで引き上げることができるの。そして、それを発動すると…いや、これは発動してのお楽しみにしておこうかしら』 姿が見えない状態での会話なのに、先ほどの調子は全く変わっていない。 さすが、相当の話術の持ち主、といったところだろうか。 『その力は、試運転として向こうの世界に戻った時に強制的に発動されるわ』 『勝手にそんなことされると非常に困るんだが』 『いいじゃない。いつでも女は身勝手な生き物よ』 全く、と大げさにため息をついてやる。 『それじゃあ、いきなさい。地面にあらわれた矢印に沿って走っていれば出れるわ。真紅の勇者と白銀の猛馬に、神の御加護があらんことを』 『そして、伝説の女の御加護があらんことを』 『それだけ無駄口が叩ければ上々よ。さあ、行きなさい、それと』 そして、少しの空白を入れて、優しい口調でこういったのだった。 『妹を……レミリアとフランを、よろしくね』 その言葉に後押しされて、俺は覚醒したブレイクダークを発進させた。 俺は、いや、俺達は今、光り輝く真の「高速の白隼」になれているのだろうか。 いや、絶対になっているだろう。 なんでかは知らないが、今なら確信を持って言えるだろう。 なんでか? そんな質問を持っているやつに、一言だけ言ってやろう。 「『俺達を、誰だと思って居やがる!』」 第一章クライマックスです。 そして勝手にれみりゃの姉を作成させたことをここで謝罪。 二次創作だからいいんだよ。 LAP69 苦悶の先の出会い あまりの喜びで、言葉を失った。 と同時に、驚きでも言葉を失った。 白銀に光り輝くブレイクダークに乗って助けに来てくれたリュウは、普段とは全く違った。 その髪は紅く光り輝き、着ている執事服は、燃えているのではないかと錯覚してしまいそうなほど赤く染め上がっている。その瞳、眉までもが赤色に塗りつぶされ、持っている三節棍は、そんな風に赤く光り輝くリュウの中でも一際目立って赤く輝いていた。 まるで、その容姿は「伝説の女」の様だった。 「覚悟は…」 リュウが三節棍を一振りするだけで、ブラックタイガーの三人はびくりとすくみあがっている。 「出来てんだろうな?」 そのあまりにも凄い迫力に負けて、 「うわああああああ!!!」 太った男がドアめがけて走りだした。が、 「誰が逃げていいっつったんだよ」 リュウの三節棍の一振りで、背中で鈍い音を作りながらその場に倒れこんだ。 そんな太った男の様子を見て、残りの二人は完全に竦んでしまったようだ。 「てめぇらは、どうなんだよ。死にてぇのか。はっきりしろよ」 リュウの口調に背筋がぞっとする。 心の底から怒っているのが、言葉からでも十分なほど伝わってくる。 と、そこに… 一人の訪来者が来た。 「デスシャドー…」 リュウは、後ろを見ずともそこに誰がいたのか分かった様だった。 「確実にお前の登場で分が悪くなったな」 「悪いな。そんなことに頭が回らないほどに今キレてるんだ」 暫くにらみ合いが続く。その間も、リュウを煌々と包む光は褪せることを知らない。 そうしているうちに、二人の頭は冷めたのか、竦んでいた二人がリュウに襲いかかった。 「随分とふざけた口調を聞いて…死んでも知らないよ」 「お前をたたきのめし、デスシャドー様の手を煩わせないのが俺達幹部の役目だ」 色白男は短剣を、機械男は太った男が持っていた棍棒を掲げてリュウに向かっていったが… ――――波動流眼五式「刃」 リュウの体から発せられた強力な波動の衝撃波によって、二人は猛烈なスピードで壁に叩きつけられた。 壁に激突した二人は、ぐったりとその場に倒れむ。 あの様子では、もう意識はないだろう。 「で…お前もこうなりたいか?」 獣の様な瞳を、今度はデスシャドーに向けた。 また沈黙が辺りを支配するが、デスシャドーは一つため息をついて、仕方なさそうに言った。 「ふむ、なにが起きたのか分からないが、今のお前には何となく勝てない気がするな」 「なんとなく、じゃなくて絶対と何故言わない」 「私のプライドが許さないんでね、撤収!!」 そう短く叫ぶと、デスシャドーと、気絶した幹部の三人は一瞬にして姿を消した。おそらくテレポーテーションでも使ったのだろう。 その部屋には、私と、リュウしかいなくなった。 「リュウ…」 私は泣きながら地面にぺたりと膝をついてしまった。 「咲夜……、!!」 ようやく目があったリュウは、私を見るなり目を丸くした。 そこで、今私がどういう状態なのかを再認識させられた。 そうだ。私は瀕死の状態だったのだ。 「咲夜…ああ…間に合わなかったのか…」 リュウは私の顔を優しく手で包み込んでくれる。 その目には、うっすらと涙が浮かんでいた。 心配させてしまったのか。 心配してくれる人がそばにいてくれると思った瞬間、気がゆるんでしまった。 「リュウううううう!!」 私はそのままリュウに抱きついて泣き崩れてしまった。 「あ、おい、咲…」 ぎゅっと抱きしめられて、若干リュウがたじろいたが、もう私はそんなことに気をまわしている程気持ちに余裕はなかった。 暫く、リュウに抱きついて泣いているのが精いっぱいだった。 リュウはそんな私を、途中から優しく、傷口に触れないよう抱き返してくれた。 第一章第三篇、終了。 無事、第一章フィナーレに入れます。 ながかった… LAP70 戦後の決意 どれほどそうしていただろうか。 そろそろ咲夜以外の人と顔を合わせに行かないとまずい気がする。 みんな心配しているだろう。 でも、まだ咲夜は俺の胸の中にいる。 もう泣きやんだみたいで、今は静かに俺に収まっている。 というか、咲夜の怪我が見ていられないほどひどいから、速く治療した方がいいと俺は思うんだがな… 「咲夜、そろそろ怪我を治療した方がいいと思う。お前の為だ」 ちょっと背中を優しく叩きつつ声をかけてみる。 だが、返事はない。 おかしいと思って顔を覗き込むと、 「…すー…すー…」 「……ハハッ」 寝てしまっていた。 泣きまくって疲れたんだろう。 「…運んでやるか。よっと」 俺は、胸の中で寝てしまっている咲夜を起こさないように、そっとお姫様だっこして持ち上げた。 「もう少し、もう少しだけ付き合ってくれよ。相棒」 ブレイクダークがちょっとうなずいた様に見えたのは、きっと見間違いではないだろう。 「リュウ!!咲夜!!」 俺が咲夜をブレイクダークに乗せて、超徐行運転でアジトから出ると、幻想郷の皆皆が出迎えてくれた。 でも、俺との再会を喜ぶよりも、俺の腕の中で傷だらけで寝ている咲夜を見て、大半の連中が死んでいると錯覚したみたいだ。次々に顔色を青くして咲夜に駆け寄ってきた。 「大丈夫だ。ちょっと寝ているだけだ」 といっても、全然言うことを聞いてくれないので、ひとまず永琳に咲夜を預けた。 どうも、エリスが授けてくれた力とはあの赤く光ることのようだった。 以後は俺の推測だが…あの状態になるには、誰か身近にピンチに陥った仲間がいて、助けなければならない状況にいないといけないようだ。咲夜が拷問されて瀕死状態だった事からの憶測だ。 で、自分が赤く光ると何が起きるか。それは憶測でなく先ほど実感した。 いろいろと細かい点はあるが、一言で効果を言うと、各能力が上昇した、だろう。 まず、自分で押さえきれないほどの力が体の中からあふれてきた。あれは、たぶんこの刻印が力の源になってくれたのだろう。 それに、必要以上に頭が回った。 それらをふまえると、そのように考えるのが妥当だろう。 そして、その後のことなんだが… 喜んで出迎えてくれると思っていた俺が馬鹿だった。 まず、俺は人垣をかき分けてお嬢様に生存報告をしようとしたら、出会いがしら本気で頬をひっぱたかれた。その時に俺の体が3メートル近く吹っ飛ばされたのは、幻想郷内でしばらく笑い話にされた。 さらに「こんな不出来な執事で、恥かしいと思わないの?」とそのあとに説教が続いた。何度も美鈴が俺に助け船を出してくれたが、それが火に油を注いだみたいで、普段の仕事中で居眠りをすることを美鈴もしっかりとがめられた。あまりにもかわいそうだったな。 でも、説教をしているお嬢様の目尻にうっすらと涙が浮かんでいるのを見て、少しは心配してくれたんだなと反省すると同時に少し安心してしまった。 お嬢様にエリスの話をしようかどうか迷ったが、失言になってしまうと怖いので、右手には刻印を隠すために黒革の手袋をつけるようにした。 幸いなことに、お嬢様はそれを見て手の傷を隠すためだと勘違いしてくれたみたいで「早く治しなさい」と優しく声をかけてくれた。 また、傷が治った咲夜にはとりあえず思いっきり手綱を握られた。咲夜曰く「彼女を一人にしてどこに行ってんの!?行動で弁償しなさい!」ということだ。 飛行船の中じゃあ俺に姿を見るなり泣きついてきたのに、その態度の変え方はないよ咲夜さん… それで、どんな雑務を任せられると思ったら、まったく予想とは反し再度お嬢様から休暇をもらって、いろんなところに行った。 素晴らしい景色を見て回ったり、いろんな生き物に触れ合ったり…少なくとも忘れられない思い出になったことだけは確かだった。 そして、今回事件に巻き込まれた朱鳥だが、朱鳥は事件が終わった途端に皆に挨拶をして向こうの世界に帰って行ってしまった。 どうも彼女の持っている刀で幻想郷を守る結界を切り払い、そこの亀裂から帰ったそうだ。便利すぎるだろおい。 また、しばらく俺とアリスは魔理沙の扱いに手間取った。俺達はどっちも魔理沙を残して封印されてしまっているから、魔理沙は一人だけ仲間はずれの感じだぜとかいって拗ねてしまったのだ。 いや、絶対封印されない方がきつくなくていいんだよと二人で説得したのだが、なかなか言うことを聞いてくれなくて大変だった。 それでも、やはり1週間もたてば機嫌も直ったみたいで、今では楽しく三人で話をしたりしている。 しかし、俺は悩んでいた。 いや、あの事件が終わってから、俺はずっと考えていたんだ。 あの時とのエリスとの会話が全然頭から離れない。 ――――ブレイクダークとともに、レースに嵐を巻き起こす そろそろ潮時だと思ったのは、3月下旬のことだった。 そして、今に至る。 くそ――――っ!!! このページ内で話が終えられなかった――――ッ!!!! 前(ⅩⅤ) 次(ⅩⅦ) to HOME
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友人にこれ読ませたら「厨二病乙」という新しい四字熟語を作ってもらった 最近バッカーノ!見てハマった。 面白いぞ。 LAP29 視点を咲夜に転換してみるとこの物語の世界観が変わったと思うんだが 「これはどういうつもりかしら」 私は精一杯怒っている声を出してリュウに問い詰める。全てを吐き出させるために。 誰だって怒ると思うわ。 まさか、紅魔館の鍵がちゃんとしまっているか確認を取ろうと門まで言ったら、リュウが他のF-FIREパイロットと話をしているのよ。 そして、急に黒いマントを着た男がF-FIREコースを出現させ、リュウがその男の挑戦に乗った。 もし、その男がもうすこし現実味というか、一般的な雰囲気を醸し出していたのなら私もこんなに本気になって止めはしないだろう。 むしろ、彼を歓迎するべきである。リュウの友人となれば、それは警察に関係する肩書を持つ人物か、或いはとく常識を理解している人に限るだろう。 しかし、事態はそこまであまくなどなかった。 男は全身黒ずくめなのだ。おまけに、顔にまで黒いマスクを着けている。 そして、彼から感じられる雰囲気を私は安楽視することができなった。 あの時、門と私には結構な距離があったはず。それにも関らず私は彼の殺気を感じ取ることができたのだ。 それに、リュウが振り返って紅魔館にはいるときの表情には、緊張が走っていた。 もし彼がリュウの知人だとしたらリュウは肩を組むか何かをして一緒に紅魔館にはいり、すぐさまお嬢様に同居の依頼をするだろう。 それなのに、リュウのあの時の表情は、あの周囲だけでなく紅魔館の庭全体の雰囲気さえをも緊張の一色に染め上げてしまうほどにピリピリしていた。誰が見てもリュウの身に何かしらの危険が迫っていることは勘づく。 しかし、リュウは全く引く姿勢を見せない。 「咲夜。これは俺の問題だ。今回だけは譲れない」 その目はかなり真っ直ぐだった。一瞬言葉に詰まるが、ここで引いてしまっては意味がない。私は私なりの意地を忘れずに声を張る。 「許さないわよ。勝手なことをするのなら、私が止める」 私は何としてもリュウを止めようとしていることをアピールする。が、 「なら、俺は強行突破をするまでだ」 私の脅しにもリュウは目を輝かせて動じない。 なんでこんなに燃えているのかしら。私はあなたの命に危険が迫っていることを察知し、あなた案じて忠告しているのに、リュウは全く聞く耳を持たない。 「お嬢様も怒っているわ。リュウに勝手な真似をさせないように私が命じられているの」 あまり言いたくなかったけれども、しかたなくお嬢様のことを口にする。さっき、お嬢様の元に言ってどうするか聞いて来たのだ。 さすがにこれにはリュウも戸惑った様子だ。 「げ…マジかよ」 リュウは腕を組んで唸っている。 「だから、一度お嬢様に…」 私はこのままリュウを止めようとしたが、 「駄目だ。今は時間がない」 リュウは戸惑った様子を見せたものの、やはり態度は変えない。 「どうして…どうして命令を無視するまでレースをすると言い切るの?」 すこしだけいらっと来てしまった私は、リュウに言い寄った。私の言葉にリュウが言い詰る。 「お嬢様も私も、あなたの身を思って言っているの。なんで理解できないの?」 しばらく部屋の中が沈黙に包まれる。私は問いかけた。次はリュウがこたえる番だ。 丁度刻は本格的な夜を迎えようとしていた。 暖房が入っているこの部屋でも、冷気が隙間から押し寄せてくる。 少し肌寒いのは毎年のことだから問題ないが、空気が冷たいと空気はそれだけきれいになるというように、夏よりも無数の星が輝き、月により明るさをもたらしていた。 が、それも西からの風に乗ってきた雲で間もなく覆い尽くされてしまう。 しばらく間が空いたのち、リュウが口を開く。 「俺にとって、F-FIREは俺なんだ。俺からF-FIREを除いたら、何も残らない」 リュウはまるで、人生の大切な決断をしているかのような重い声で言葉を発した。 「そんなことはないわ。あなたは他のものがあるでしょう」 私は、出来るだけ今回のレースの挑戦をあきらめてもらうためにリュウの言葉をフォローしつつも否定する。 が、いままで足元を見つめていたリュウは突如顔をあげて私を一直線に見た。その目は、本気だった。 そして、リュウはまるで小さな子供にやさしく語りかけるように話しだした。 「俺がF-FIREパイロットをやっている理由が二つあるんだ。一つはもちろんF-FIREで優勝すること。これは、俺だけでなくF-FIREパイロット25人全員に言えたことで、優勝についてくる賞金とか、優勝することで名声があがるとか目的は様々なんだけど、それは全部優勝することで手に入れられるものなんだ。だから皆F-FIREに参加するし、テクニックの向上を日々おこなっているんだ。まあ、当たり前の話だわな。でも、俺には他の連中にはないもうひとつ理由がある」 「え?」 「咲夜、お前は何だと思う?」 急に問いかけられて言葉に詰まる。そんなもの、急に聞かれても思いつかない。 でも、私は考えても答えを導き出すことはできなかった。 レースに出てる限りは皆優勝を狙っている。そのことはさっきリュウが言ったことと重複するが、その目的を持たないでレースに出る人間は一人としていない。 仮に優勝が目的ではなく、誰かのアシスタントとして出たという人間がいても、心の奥底には優勝したいという、レーサーならだれでも持っている欲望があるはずだ。 しかしそれをひっくり返して考えれば、レーサーがレースにエントリーする理由はそれだけであり、それ以上でもそれ以下でもない。 だからレーサー達は日々ドライビングテクニックを磨くし、基礎知識、基礎体力を養うためにも努力している。 そして、レースを見に来る人たちも優勝を狙うレーサー達のデッドヒートを見て歓声をあげる。そうしてレースは初めて娯楽に変わる。 レースというものはそういう目的にあるものじゃないのだろうか? 「思いつかないみたいだな…」 「う…」 言葉に詰まる。 結局答えを出せなかった。私の頭では、そういう固定観念が宿りついていた。 だから、リュウが言った答えがレースとは全然関係がなかったことを理解するのにものすごく膨大な時間を必要とした。 「俺のもう一つの理由、それは皆が安心して暮らせる社会を作るためなんだ」 「え…?」 思わず素っ頓狂な声を上げる。 私には理解できなかった。その答えとレースがどう関係するのかと。それもそうだ。その理由は、私の頭の中ではすでにレース=娯楽という揺るぎないであろう先入観があったからにすぎない。 リュウは天井を見上げながら一つため息をついた。そして、目を閉じて、こう語りだした。 「俺が住んでいたトレイキョウは、銀河一発展した都市だった。町中がビルの塊で、夜も昼のように明るかった。文明もすごく発達していて、住民が不便と思うようなことは何一つとしてなかった。以前はその影響で交通機関の混乱とかもひどかったけど、いまではもう完全に解消された。もし、外の世界から見たらトレイキョウは平和な世界だったと思うだろう」 全くもってその通りである。幻想郷の生活しか覚えていない私は、文明が発達しているトレイキョウを文献で読むたびに羨ましがっている自分の姿を思い出す。 いつかあっちの世界に行って便利なものを扱ってみたいと何度も思った。にとりの発明機具よりもはるかに手際がよく、安全な機械がたくさんあるのだろう。 が、リュウは天井を見詰めたまま言葉をつづけた。 「でも、それでもトレイキョウが平和というには条件が足りなすぎた。いや、その十分すぎる条件を打ち消す恐怖があったというべきか」 「そんな恐ろしいものがあったの?」 私は疑問に思った。そこまで文明が進んでいるのなら、その恐怖を文明と文化の力で無くせばいいのではないか。 「……そっか。まだお前には俺が向こうでどんな生活を送っていたかを話してなかったな」 ようやくリュウは天井から私に視線を戻した。そして、また語りだした。 それはリュウがトレイキョウにいたころのあまりにもひどい話だった。 トレイキョウの文化と文明が持てるすべての力を発揮しても倒せないデスシャドーの存在を、私は知ったのだ。 彼がどれだけトレイキョウで暴挙を働いていたか、彼を封印するために俺達ジャスティスウィングが召集、結成されたこと、そして、リュウがどういういきさつでこの世界に飛ばされたかを。 リュウの話を聞くごとに私はやはり幻想郷にいたいと思い始めた程恐怖を感じていた。 よく物語とかで正義のヒーローと悪の帝王が戦うアクションファンタジーの物があるが、本当に実世界でもそのようなことがあるとは思いもしなかった。 あんなきっぱりと枠組みが決められる様なストーリー程ではないが、少なくともジャスティスウィングは「正義」、グラックタイガーは「悪」であろう。 が、大概そういう小説は正義のヒーローのパワーが悪の帝王のパワーと同じ、またはそれよりも大きいという裏設定が欠かせない。 そうでなければ正義のヒーローは倒され、悪が世界を支配する、いわゆる「バッドエンド」が待ち受けているからである。 しかし、リュウの話を聞いていると、果たしてブラックタイガーとジャスティスウィングのパワーの差は幾倍でどちらの方が上だろうか。 ブラックタイガーの方が3倍近くジャスティスウィングよりも強いことは容易に想像できた。 ほぼ不可能に近い実力差。それを目の前にどんとみせられても、いつか来るはずの勝利の日を待ってジャスティウウィングのメンバーに拍手を送りたい。 しかし、拍手をするにはまだ早かったようだった。 「まあ、そんなこんなで今俺はここに立っていられるんだ」 リュウは最後にそう言って自身の過去の話を締めくくった。 「で、今あなたが対戦しようとしている男は下っ端か幹部なわけ?」 私は当初の予定を思い出す。 そうだ、リュウをこの危険なレースから除外しなければ。そう思った私は話の焦点をレースに戻す。 しかし、リュウに答えはただ私を驚愕させるだけのものだった。 「デスシャドーだ」 私は固まる。 まだ少ししか話してもらってはいないが、文明と文化の塊のようであったトレイキョウをたった一人で恐怖のどん底に落としいれた恐ろしき人間。それが今紅魔館の門の前にいるというのだ。何をしでかすか分からない。 その名前を聞きおどおどする私の肩に、リュウがそっと手を添えてくれた。そのままリュウは私の目を見ながら話す。 「あいつはトレイキョウだけでなく、ブラックタイガーをいう組織をひきつれてさまざまな強盗、殺人などの悪事を働いている。トレイキョウでも毎日の様に被害者がでているのだ。俺が幻想郷に来た理由もあいつの手下に図られたのが理由だ。スーザンだって、ジャスティスウィングの隊長になってから全く笑顔を見せない。あの男一人によって何億もの人が笑えずにおびえて生活しているんだ。俺は、あいつを始末することが使命だと思っているんだ。だからジャスティスウィングに入っている。そして、それこそがF-FIREパイロットになったもう一つ、かつ真の理由なんだよ」 「……」 私は何も言えなかった。 初めてリュウにあった時のことを私は思い出した。 下の履歴、あまりにメンドイから改造させてもらいました LAP30 大切な事って人にはあまり分かってもらえないものだよね。 あの時、私はお嬢様に紅茶を届けていた時だった。 『いつも御苦労さま、咲夜』 お嬢様はあの時ちょうど呼んでいた本を読み終えていたところだった。私は、お嬢様の近くの机に紅茶を置いて、 『失礼ながら、それは何の本ですか?』 と尋ねたのを覚えている。 なんせ本の端が焼け、刷られた当時は綺麗な黒だったと思われる表紙・裏表紙・背表紙は、色がはがれていたり埃が付いていたりなどをして白くなっているのだ。 私がその言葉を発したのは、お嬢様がそんな古い本を呼んでいるのを見て、とても珍しく思ったからであった。 お嬢様は机の上に本を置きながら、 『これは向こうの世界…幻想郷じゃない、現世で書かれた本よ。ここには、向こうの世界の中心地であるトレイキョウという都市とかの説明が書いてあるわ』 と言った。置いた本の下からはわずかながら埃の煙が立っていた。 『なぜ、そのようなものを読んでいるのでしょうか?』 幻想郷の住人ならだれでもこういう質問をしたであろう。私も例外ではない。そんないきなり向こうの世界のことを調べだしたら、だれでも動機は知りたくなる。 その時、確かお嬢様に渡した紅茶は少しだけ砂糖を控えた記憶がある。その日の夕食の終りにいつもより甘いデザートを出したからである。 その紅茶をお嬢様がのんだから顔をしかめたのか、考え事をしてしかめたのかは今でも分からないが、確かに私がそれを言ったあと、お嬢様は顔をしかめた。 そして、何か唸るような声を上げた後、顔を元に戻して、 『実は、気のせいかもしれないけれども誰か向こうの世界から人間がこっちに漂流してくるような予感がするのよ。そういう運命を感じるのよね。その人間は一見普通の人間。だけど、その人間はタダものじゃない。私たちみたいに固有の能力を持っていて、さらに仲間や自分が真にピンチになった時に覚醒するような、とても強い人間だと思うのよ。その人間は向こうの世界で神がかった功績をいくつも立てて、将来の目的も非常に大きくとっている。その人間は、たぶんこの幻想郷に新たな伝説を作るわ。まあ、その人間がもし本当に来たときのために、少し予備知識をつけておこうかと思ったのよ』 と言った。 そして、お嬢様の予言通りトレイキョウからリュウが漂流してきた。そして、これも予言通り、今聞いた話を聞く限りリュウはタダものじゃないことが分かった。 リュウは、語りの締めをこれでくくった。 「だから、俺は誰が何といおうともあいつは倒す。そして、機会を作るためデスシャドーがでるレースには必ず出る。それが俺の使命、義務、そして生き様だと思っている。そして、世界を平和にしてスーザンに笑顔をプレゼントしたい。これで、理由になったと思うが、どうだ」 そして、リュウは腕を組んで壁にもたれかかった。あとは私が何というか待つという意思表示だろう。 でも、いくらタダものじゃないリュウだって、しばらくレースをしていなければ腕が落ちているのは当然のこと。やはりリュウに危険が迫っていることに変わりはない。 私はやはりリュウを止めることを試みることにした。 「でも、お嬢様が制止しているのよ。私にも意地が…」 「咲夜、やめなさい!」 私の言葉は、怒鳴り声に遮られた。とても鋭い声だった。 振り向くと、私やリュウよりももっと真剣な表情のお嬢様が立っていた。 「……」 お嬢様はそれ以上何もいわずに、その赤い瞳でリュウをきつく睨みつけている。が、リュウも引く気はないようで、覚悟を決めた目でお嬢様を見つめ返していた。 やがて、リュウはこの沈黙を破り、 「お嬢様、申し訳ありません」 といいながら深々とお辞儀をした。 「そう、それでも反抗するのね」 リュウが頭をあげると、厳しい表情は崩さずにお嬢様が怒りの感情がこもった声を発すが、 「これだけは譲れません」 再びリュウはお嬢様を見つめ始めた。 リュウとお嬢様の長い長いにらめっこは、当然のごとく辺りを重い雰囲気にしていった。 お嬢様とリュウの睨みあいを止めるわけにもいかず、他の話題を提供することもできず、私はただ二人の睨みあいを見ているしかできなかった。 窓の外は、完全に暗闇になっていた。さっきまで見えていた無数の星は、西から流れてきた雲で覆い隠され、月明かりもなくなった。 外はただ、20分ぐらいまえに浮き出たレースが、レース脇のガードビームが発している青白い光に照らされて不気味に浮いているだけだった。 二人はそのまま3分ほど睨みあっていたが、急にお嬢様が腕を組み、下を向きながら大きくため息をついた。そして、一言こうつぶやいた。 「……レースが終わったら重罰ね」 長い沈黙の末、お嬢様が折れたのだ。私は思わず、 「お嬢様、でも…」 といいかけるが、お嬢様に手で制された。 「分かっているわ、咲夜。でも、リュウは絶対にとまらないわ」 私にそう言うと、厳しい声でリュウに話しかける。 「あなたはこれでペナルティがついたわ、次の命令を聞かなかったらただじゃすませない」 リュウは真顔の表情をぴくりとも動かさずに 「なんでしょう」 と言う。 すると、お嬢様は急に真剣な顔を崩し、いつもお嬢様がみせる微笑に変わった。 そして、とても優しい声(正直言わせてもらうと、ここまでのお嬢様の優しい声はいままで聞いたことがなかった)で、 「必ず……勝って帰りなさい」 と語りかけた。 お嬢様の言葉にリュウも真剣な顔を崩して笑顔を見せた。 「あ……ありがとうございます!」 そして、弾んだ声でお礼を言いながら深深とお辞儀をした。 「礼を言う場面じゃないわ。達成できても命令無視のペナルティはしっかり受けてもらうんだから」 「必ず、勝って見せましょう」 リュウは血気盛んになってきた。 もうどんな人間でリュウを止めに言ったとしても、この熱い漢を止めることはできないだろう リュウが一礼して部屋を走って出ていく。私はその背中を目で追っていたが、 「手のかかる執事だわ…全く」 お嬢様はため息まじりに言って、リュウの走りさっていく背中は全く見ていなかった。 「お嬢様……あれでよかったんですか?」 私は不安になってお嬢様に問いかける。 私の意見は、間違っていなかったとおもう。 リュウに危険が迫っているのは確かなのに、それを知っているお嬢様はなぜリュウにレースを許可したんだろうか。 「リュウはレースの腕が落ちているはず…」 お嬢様は少し黙った後口を開いた。 「私、リュウの運命を見たのよ。彼はこのあとずっと闘い続けるわ。あの男と」 お嬢様はそう言ったあと、視線を私に向けた。 さっき、リュウに優しく語りかけていた時の目とどこかしら似ているように見えたのは気のせいなんだろうか。 「それは…」 「私がなぜリュウにレースを許可したか、あなたにはわかるかしら?」 少し考えてみる。お嬢様はリュウの全てを知っていたのだろうか。それとも、対戦相手であるあの男のことの方を知っていたのだろうか。 いずれにせよ、私に答えを導き出すことはできなかった。 「いえ……」 私は力なく首を振る。と、お嬢様はふふっと微笑し、 「リュウがF-FIREに全力を注いでいたことに何の偽りもないことはまぎれもない事実。リュウがあなたに言ったこともすべて本当だと思うわ。さて、彼がブレイクダークのメンテナンスを怠った日がいくつあったかしら?」 お嬢様のその質問に私はハッとした。 前からそうだった。リュウは執事として一切の仕事を的確にこなしていった。その作業の手際の良さは他の妖精メイドとは比べ物にならないほどであったと思う。 しかし、1パターンだけリュウが執事としての仕事を捨ててまでも、自分の寝る時間を削ってまでも自分のしたいことを貫き通したものがあった。 いうまでもない。ブレイクダークのメンテナンスだ。 私が見ている限り、リュウはブレイクダークのメンテナンスとしてさまざまなことをしている。 マシンの心臓部(エンジン、ハンドルの配線、ボディの傷のチェックなど)の確認をし、試運転をしたのちに、マシンを磨き上げる。 リュウ曰く、白っぽいボディだからすぐ汚れが目立つのだそうだ。 それを入れても、晴れの日のブレイクダークは直視できないほどに太陽の光を反射して光り輝いていた。それだけリュウはブレイクダークを磨き上げていたんだ。 どうしてブレイクダークのボディがそんなにきれいなのか。 それこそいうまでもない。リュウが毎日毎日休むことなくボディを磨き上げているからである。 それほど、リュウにとってブレイクダーク、いや、F-FIRE自体が向こうの世界にいた時から密接にかかわっていたのだろう。 まるで、私にとってのお嬢様、またはそれ以上に。 「ない…と思います」 頭の隅から隅まで見まわしたが、そのようなものは一切記憶として残っていない。当然だろう。ない記憶は頭の中に入っていない。 再びお嬢様が話し出す。 「あの子にとってF-FIREは生き様といっていたけど、もっと言葉にできないほど彼とF-FIREは親密な関係だと思うの。だから、あんなにデスシャドーという男に執着だし、F-FIREのことになるだけであんなに情熱的になれると思うの」 「……」 返す言葉がない。真実以外の何物でもないからである。 「それに、まだリュウには死相が見えないしね。大丈夫、生きて帰ってくるわ」 私はその言葉でほっとするが、それでもまだリュウがなぜそこまでしてF-FIREと密接な関係にならざるを得なかったのか、それとも密接にかかわろうとしたのか、理解できなかった。 彼が目指しているものも含めて。 お嬢様がリュウに部屋に置いてあったソファに腰掛けて、 「まあいいわ。私はレースの様子を見守るわ。あなたはどうするのかしら」 と私に問いかけた。 私は、今までこんなにリュウがこんなにかけ離れた存在にしか感じることが出来なかったことがないほどに、リュウが遠く感じた。 何か、私とはスケールが違う願望を抱き、それに向かって羽ばたこうとしている。なら、私がリュウにしてやれることは何なんだろうか。 それにはまず、リュウが何を目指しているのか、知る必要があった。それは、リュウのF-FIREのレースを見ればヒントのカケラぐらいは落ちているだろうかと考えたきっかけというか、理由でもあった。 「お供させていただきます」 私はそのように考えてから、お嬢様に一礼する。 「よろしい」 この疑問は、いつかリュウに聞こう。そう思った私はお嬢様についていくことにした。 wordで完成したところはすべてあげました。 これから更新速度が落ちます。 すいませんね LAP31 男が世間にどう評価されるかってやっぱ生きざまが大切だよね 「待たせたな!」 俺はブレイクダークをレースのスタートピットにつけて、デスシャドーに声をかける。 俺は咲夜とお嬢様に話をした後、人生で一番のスピードでブレイクダークの元へ走った。そして、きっちりマシンのセッティングを終わらせたのち、これまた人生で一番のスピードでブレイクダークをかっ飛ばしたのだ。 さすがのデスシャドーも俺の搭乗時のスピードに唖然としていたようだった。まあ、それでも全く問題はないのだが。 「随分と準備に手間がかかったようだな、リュウサトウ」 不気味に白く光るマシンを横目で見ながら、俺はマグネット越しに聞こえてくるデスシャドーの返答を聞く。 しかし、この緊張感は懐かしいったらありゃしない。なんだ?実に1年ぶりのレースってことになるのか? というか、1年をレースをしていなかったという事実の方に俺はびっくりするね。あんなに毎日向こうにいた時はブレイクダークをかっ飛ばしていたのに、幻想郷に飛ばされて以来は確かに移動手段以外には使っていなかったからなぁ。 「わりぃ」 余裕の笑みを浮かべて俺は返答する。と、それに気が付いたのか、 「ほう、随分とやる気ではないか」 とデスシャドー。 「ひさびさにあんたと対決できるんだ。燃えてくるぜ」 気がつくと、俺の声は向こうの世界でのレース直前のようなはしゃいだ子供のようなはねた感じはなく、冷たく、低く、しかしかすかに余裕と情熱が感じ取れるような感じになっていた。 それに、声だけじゃない。体がすごく慎重になっている。 向こうじゃあとび跳ねたり駆け回ったりして情熱の半端なさを体中でアピールしていたというのに、どうしたんだろう。 まるで、因縁の敵のアジトに潜伏しているかのような感覚だ。 慎重で、落ち着いていて、でもそれでいてある目的を狙う情熱もある感じだ。 なんだろう。この感覚。 向こうの世界でのF-FIREじゃあ控室で雄叫びをあげるほど気合を入れてレースに臨んでいた。 一番最初に叫んだときはF-FIRE運営委員会に近所迷惑になるからやめろと一喝されてしまった、いまでは笑って話せる思い出があるが、そうでもしねぇと俺は体の芯まで気合いがしみこまねぇらしい。 まったく、なんてめんどくさい体質だろうか。 わざわざ気合いを入れるために叫ぶなんて、まるで野生の狼か何かみたいだ。 まあたしかに、F-FIRE優勝という最上の獲物を目の前にして猛スピードで駆けていくその姿は、腹をすかした狼そのものだな。我ながら愚問を考えたものよ。 しかし、今はそんな感じじゃない。 自分でも驚くほど心が冷たい。 でも、心の芯は情熱をやる気でいまだかつてないほどの高熱に達している。自分の皮膚のあたりは落ち着きと慎重で重いが、その下は重力を感じさせないほどに熱く、軽快だ。 そうだ。俺はこういう感情に当てはまる単語を一つ知っている。この言葉はスーザンに言われて、聞いた当初はその言葉の意味がよく分からなかった単語だ。 ―――――「漲る」 と言っただろうか。 「その余裕がいつまで持つか、楽しみだ」 そんないつもと違う俺の様子に期待しているのか嘲笑っているのか、デスシャドーもいつもより随分と高いトーンでお話をされる。 「そのセリフ、そのまま返してやるよ」 まあ、俺もデスシャドーのようにテンションは右肩上がりだがな。 信号が前に降りてくる。滾る気持ちを抑え、信号に集中する。 ああ、懐かしい。この感覚は、向こうでは嫌というほどに感じていたなあ。レースがない日でも、ジャスティスウィングの毎日の訓練で、仲間とレースをしていたからだろう。 しかし、幻想郷に来てからはこういう緊張感に包まれた感覚とはご無沙汰していたからなあ。当然だろう。懐かしいと感じるのも。 おっと、感傷に浸っている暇はない。久々のレースでうれしいっちゃあ嬉しいが、さすがにメンテナンスで走るだけでは俺のレースの腕はキープできないことは重々承知している。 たぶん、俺が一番そのことについて知っているだろう。その状態で、向こうでレース漬けの日々を送っていた時代でもなかなか勝つことのできなかった難敵が相手だ、負ける気はさらさらしないが、勝つ予感はあまりしない(どうか、日本語になってないといった要旨の突っ込みは控えて頂きたい。俺だって必死に考えたんだ)。 それに… 『Three』 あからさまに機械に発音させた無感情な声とともに信号の三つの画面に『3』の字が浮かび上がる。 いよいよなんだな…一年ぶりのレースが、こんな辺鄙な幻想郷に突如現れた不気味なレースで、対戦相手がデスシャドーのみという異様な環境でスタートするんだな。 そういう風に自分に認識させると、いよいよ俺もわくわくしてきた。 楽しませてくれるんだろうな、デスシャドー。俺が向こうの世界でF-FIREのコース上で暴れていた、あの頃の情熱的な気持ちと再会させる懸け橋になってくれるんだろうな? 『Two』 信号の表示が『2』に変わる。 まさか、こんなところで一発レースが出来ると思わなかったぜ。 こんな辺鄙なところじゃあ、コースのレイアウトが全く取れなかったからなあ。見渡す限り怪しい森におおわれているんだから。 それが、この突然の来訪客によって実現したんだぜ?自分の幸運さというか、F-FIREと俺の関係の強さを思い知ったね。 『One』 今、俺は人生で一番自信過剰になっているだろうね。 自分はF-FIREのパイロットとなるために生まれてきた。自分が生まれるためにF-FIREができた。今なら自分こそがF-FIREの神様に選ばれた真のパイロットだという風にも思えてならないね。 この世界が俺中心に回っているという言葉を真顔で言えといわれても、俺は二つ返事でこなすだろう。 もう、デスシャドーに負ける気などさらさらなかった。勝つことしか頭の中になかった。 ああ……これが、いままで忘れていた、レース直前の俺なんだろうか。 『Go!!!!』 激しい怒鳴り声と共に、信号機がこれでもかというぐらいに緑色に光った。 「いっくぜえええ!!!!」 俺は我慢していた気持ちを一気に放出する。そして、壊れんばかりにアクセルを踏み込んだ。 久々のレースだ、派手に暴れてやろうじゃないか!!!! え?何?短い? すいませんとしか… LAP32 レースってやはり根性と気合がないと勝てないよね 俺はアクセルから足を離さない。それに従い機体のスピードも上がってくる。時速500km、600km、700km… これだよ、これ!この感覚!実に一年ぶりになるが、この機体が加速していく時のこの感覚にあこがれて俺はF-FIREパイロットになったんだよ。 この感覚を俺は忘れていた。だから、今この感覚が身には過ごす新鮮に感じられた。頭の中の俺も、久しぶりに味わうこの感覚が、今の俺にはたまらなかったようだった。 「さあ、祭りの始まりだ!」 俺にとってはこのレースはとても貴重な体験だった。 F-FIREの腕が相当落ちていると思われる時期にこのような大敵と対戦できること。俺はすごい奴と対戦することが大好きだということを今俺に実感させてくれた。そのたびに心の底から漲る力を感じることができるのだ。 ブレイクダークの調子も非常に良好だった。いや、いつもでは考えられない調子の良さだった。 いくら最高速重視マシンでも開始早々時速1000kmを超えたのは初めてだ。ブレイクダークも相当レースに飢えてきていたのだろう。 しかし、相手も強敵だ。レース直後のカーブでいきなり抜かされる。 相手はF-FIREエントリーマシンで最高重量のマシンを自在に操れる。重いマシンというのは旋回能力が非常に悪い代償に最高速、加速ともに高い能力を誇る。それに、デスシャドーにはグリップEかつ最高重量というハンデを補えるほどのテクニックを持つ。つまり、デスシャドーが乗ったブレイクダークというのは、加速、最高速が非常によく、カーブもきれいに曲がれるという鬼蓄な性質なのだ。 そして、ジャンプ台でも最高速の差は歴然と表れてしまう。さらに差を開かれてしまった。 「くっ…さすがにきついか…」 どんどん差を開かれていく状況に少し焦る。さすがに、今の俺の腕じゃああいつと肩を並べることもできないか… いや、しかし、まだ緩いカーブとジャンプ台しかコースを通っていない。いくら腕が落ちているとはいえ、これくらいなら昔の俺くらいの速さで走れる。 じゃあ、なんだってデスシャドーとこんなに差が開いちまったってんだ。ブレイクダークのせいか?いや、そんなことはない。今日のブレイクダークは怖いぐらいに絶好調だ。さっきも言ったとおり、最高速マシンでもブーストをかけずに時速1000kmだすことは奇跡に近い。 なのに、今日のブレイクダークは出てしまうのだ。じゃあ何が原因だ?やはり、デスシャドーが強いのか。俺と対戦しない間に腕を上げたのだとしたら、相当鍛えたのだろう。 いや、そんなことを考えている暇があるなら、この状況を打開する方法を考えないと。このままだとまずい。 そう、ジャンプ台を超えた後は細かいカーブの連続。ブレイクダークの場合グリップがBなので非常にスラリと通ることができる。 ただ、この程度のカーブならデスシャドーも難なく超えてくるだろう。多少は減速しなければならないとはいえ、ここでまた差を開かれるわけにはいかない。 「さすがにやるな…」 俺は何とか打開策を頭の中で煉る。だが、頭のどこの引き出しを引いてきてもそれはすべて外れに終わってしまう。 デスシャドーがどこかで大きなミスを犯してくれないだろうか。そうでもしない限り、この状況を打開するのは難しい。 いや、敵に期待をかけても意味がないことは分かっている。しかし…じゃなかったら何かいい案があるのか。開始早々窮地に追い込まれた俺は早速焦りまくる。 しかし、それは杞憂に終わった。 理由?俺の願いが、天に瞬いているはずの星に届いたとでも言っておこうか。今は雲で覆われて全く見えないけどな。 細かいカーブが終わった先は直角のカーブが待ち受けていた。コース自体が非常に狭く、細かいドライビングテクニックが要求されるこの場面では、いくらデスシャドーが乗るエンドレスフィアだとしても減速せずに通過することは不可能。 確実に減速して入るか、壁に当たってコース取りを取るかの選択を要求されるだろう。ただ、どちらにせよグリップBのブレイクダークに比べたら不利なはずである。 案の定俺が直角カーブに入りかかるところでブレイクダークが壁に当たって減速しているところも目撃する。 「もらったぁ!」 俺は、しめしめと心の中で思うと、ここで一気に放せると思い、ブーストを仕掛けて一気に抜かそうとする。 が、ここには遠くから見ていたら絶対に分からない罠があった。 道全体がスリップゾーンなのだ。何も知らないでブーストをかけて、時速3000kmあまりで差し掛かった俺は当然ながら焦ってブレーキを踏む。 しかし、スリップゾーンではその指示もむなしくブレイクダークは壁に激突する。 「ぐっ…」 そうか…デスシャドーはこれを知っていてわざとかなり減速してこの曲がり角に差し掛かったのか。そうでもしなければあそこまで減速しないだろう。 じゃあなぜ、デスシャドーは周りから見ても分からない隠れスリップゾーンの存在を知っていたのだろうか。 ふっ、愚問だな。よくよく考えてみろ。このコースを持って来たのは誰だ?誰がこの折り畳みコースを作った?誰がこのコースで勝負しようといった? 全部デスシャドーだ。当然、このコースの全形式があいつの頭の中に入っているのだろう。チキショウ。 俺は力いっぱいハンドルをきる。軌道が不安定になるスリップゾーンでは例え横に滑っていたとしてもコースどおりに通っているならばそのまま突進するのが道理だ。 俺はいつか誰かに聞いた、そんな都合のいい道理を今俺の都合のいいように抗って通り、なんとか直角カーブを抜けた。 が、さすがにボディEのブレイクダークにあのピンボールはきつかったか、少しマシンの損害が大きすぎた。パワーが半分を切ってしまった。確かに、あんなに激しく壁に突進したらこれも当然の結果だろうか。 俺は一応直角カーブで抜かしたエンドレスフィアの様子を確認する。 すると、嬉しいことにエンドレスフィアはまだ直角コースの餌食。どうやら重くてグリップEで、かつスリップゾーンときたら、さすがのデスシャドーも苦戦するようだ。 もしこれからまた抜かれるようなことがあったらあそこが抜けるポイントになるだろう。 とりあえず、今はエンドレスフィアと差を広げられるチャンスだ。いけると思った俺はわずかなパワーを使ってブーストをかける。 ここからは直線コースと緩やかなカーブを組み合わせたコースになる。ここである程度差をつけておかないと、ブレイクダークよりも最高速度が速いエンドレスフィアに追いつかれてしまう。 ただ、やみくもにブーストをかけるとパワーが空になってしまう。少し調節しつつブーストと仕掛けていかないとマシン自体が持たない。そう考えた俺は、ちらほらブーストをかけながら時速2000km以上を保って走行する。 この直線コースの間にはパワーポイントが所々に設置されているようだ。だから、当然のことなのだが、このエリアでは回復することができる。 今の俺の状態から見れば非常に助かるのだが、そうそう安心してもいられない状況が俺に迫ってきていた。まあ、鋭い読者なら何が迫って来たのはお察しだろう。 そいつは、影だけでなく音でも俺に迫ってきていた。 ――――ヴヴヴヴヴヴヴ 不気味なエンジン音が後方から聞こえてくるのに俺は今更ながら気づいた。ましやと思ってバッグモニターに目を落とすと、バッグモニターには不気味に白光るマシンが寄ってきていた。 そう、言うまでもない、エンドレスフィアだ。案外エンドレスフィアは早い段階で直角カーブを超えてきたようだ。まだ俺が直角カーブから抜けて20秒しかたっていないというのに… 「何!もうあそこを抜けてきたのか」 てっきりまだ苦戦していると思っていた俺は完全に度肝を抜かれた。やはりデスシャドーは強敵だ。あそこの難コースをこの短時間で乗り越えてくるとは… 「リュウサトウ。まだ終わりではないぞ」 コックピット越しからデスシャドーの声が聞こえてくる。もはや今の俺にはその声を聞くと恐怖すら感じてしまうほどにデスシャドーに敏感だった。 「くそっ、このままだと抜かされる!」 コックピット内で打開策を頭の中で煉るが、何の変哲もない直線コースに打開策が眠っているわけがなかった。そのままあっさりと抜かされてしまう。 「やばい、このままだと負ける!どうすれば…」 しかし、このコースで奴との差を縮められそうな場所は、今のところ小刻みにカーブが襲う直角コースのみ。レース内にして10%しか占めない範囲だった。 おまけに、走ってみるとスタートラインまでは何の変哲もないコース。もろデスシャドーに有利なコース設計になってんじゃねぇかよ! 「くそっ!」 俺はこの理不尽な勝負に今更ながら気づき、苦虫をかみつぶしたような顔をしていたのだろう、髪を掻きあげて悔しがった。 そして、そんな俺の様子を気にかける様子もなく、リードを広げられたままこの薄情なコースは2週目に突入する。 なかなかきびしいレースになりそうな予感がしてきた。 とりあえずここまで更新 最近短めが続くな… 前(Ⅶ) 次(Ⅸ) to HOME
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内政のターン 戦争屋同時始動 Answer 開戦 火焔猫について 戦国幻想郷 その他情勢とか2アナウンス(~AD1030) 宗教分布(AD1030) おまけ ご感想などございましたらどうぞ 内政のターン 隣国戦争屋が全く戦争準備に入らないので、今のうちと全力で内政に注力させていただいている。 各地で兵舎や僧院を建造し、誕生した大科学者を首都アカデミー建造にあてた。 また通貨がなく富生産を行えない我が国は、加速資源金のあるシェダゴン・パヤを換金用に生産、無事換金された。 今回確保できた土地は幸福資源に恵まれており、当面幸福は資源で解決し君主制取得は後回しにしている。 現在確保できている幸福資源は金・毒の2種類。毒はてゐと黒毛和牛との等価交換。 他には阿求に銅を輸出して羊・魚・5Gを輸入。羊も5Gもなかなか嬉しい。銅資源は輸出資源として大変優秀だ。 そして無事に音楽一番乗りを果たし、偉大なAQNが誕生。 宝石草原都市テオイフアカンに文化侵攻を仕掛ける。 Before #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-1.jpg) After #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-2.jpg) 「中世初期までは、3マス半径に有力都市あるいは希少資源があるならば大芸術家は文化爆弾」がマイブーム。 テオイフアカンの文化レベルが上がる前に都市反乱が起こって欲しいところ。 しかしなんかフラグのように爆撃したものの、ゲーム終了まで何も起きなかった。現実は非情である。 続く内政だが、生産はインフラの整ったところから国防用の防壁と弓兵生産を始めている。 市民配置が完全に小屋モードのためにハンマーはあまり出ていない。ゆっくりと弓兵を生産する。 研究は音楽後、一神教→怪力乱神と固有テクへ進む。 理由は音楽で最低限のキャッチアップが可能なことと、固有遺産「鬼の試練」が長弓兵と非常に相性が良いこと。 鬼の試練はコスト350となかなか重い遺産だが、その都市に軍事生産+50%と経験値+5を与えてくれる。 兵舎+主従制あるいは軍事教官一人で都市駐留3の熟練長弓兵が生産可能となり、国防強化にはもってこいである。 宣戦の危険度が低い場合はスルーして構わないテクノロジーの1つだ。 戦争屋同時始動 AD350、てゐ・チルノが同時に戦争準備に入る。我が国の現状戦力は弓兵9・槍兵2・さとりん1。 最悪の敵はともに阿求。我が国への外交感情はともに警戒であり油断はできない。 てゐは隣接国が地霊殿だけなので、むしろロックされてると見るのが自然か。連鎖宣戦のトラウマがよぎる。 全都市弓兵生産体制に移行し、独占状態を続けていた音楽を放出して各種技術を手に入れる。 とにかく封建制を手に入れなければお話にならずに潰されてしまう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-3.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-4.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (koishi.jpg)「……!!」 2ターンかけて技術取引。封建制はアリスから無事交換入手出来た。 なんだかフランの技術がおかしい。官吏一番乗りで法律建築学も開発済み。Exボスは格が違うということだろうか。 この時点で怪力乱神は残り2ターン。各地で長弓兵生産体制に入るが十分な数の確保が厳しい。 チルノてゐへ宣戦要請が可能な国も皆無である。この状況、一体どう乗り切れば良いのだろうか? Answer こいしは姉に頼んだ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (koishi.jpg)「♪~」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-5.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (satori.jpg)「想起『魔彩光の上海人形』」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-6.jpg) これをもう1度繰り返して、戦闘力6を5体・戦闘力8を5体あわせて調達。 テオイフアカン周辺をアリスが徘徊しているのを確認しているので、難なく発見してスペルカード発動した。 長弓兵の守りには劣るが現在主力の弓兵よりは強い。そして何より今は数が欲しい。 そして上海入手ターン、稗田阿求が戦争準備に入る。平和主義者の戦争準備は誰かにロックされているときに 戦力増強を目的とする場合が多いので、ここでチルノの戦争相手先は阿求と判断。対策をてゐに絞る。 開戦 AD660、てゐが古明地こいしに宣戦布告。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-7.jpg) てゐの第一部隊はカタパ3を含む9体。一方こちらの守りは弓兵ユニット10体を含む25体。 わかり辛いが首都右上の丘陵スクエアからだと渡河攻撃となり、防御力がさらに増す。 この戦争では弓兵アップグレードは不要と判断し、研究スライダーをそのままに研究を続けている。 翌ターン、チルノが稗田阿求に宣戦布告。 さらにその翌ターン、射命丸文がチルノに宣戦布告。 一気に戦乱の世に突入した。 上記画像の通り進行部隊のカタパが非常に少なく、都市砲撃にえらい時間がかかりそうだ。 何よりチルノがこちらに来なかったのは大きい。最早チルノ国境線の軍備は弓兵3体のみである。 また戦時下とはいえ、研究はいたって普通に進めている。 大科学者が誕生したため、怪力乱神の後は哲学ジャンプのための法律を研究。 法律取得時に交換テーブルを確認し、哲学ジャンプ二国酒創始の犯人が判明した。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-8.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (koishi.jpg)「!?」 いつからフランまで瀟洒になったのだろうか? こちらも哲学ジャンプで交換材料を確保したあと、未だ研究テーブルに出ない鋳金を研究。 その後パターン化を研究しつつ建築学・機械・官吏などを交換入手して、パターン化開発後は火焔猫へ。 火焔猫について 火焔猫の一番の目玉は世界遺産猫車。対応する資源を所持していると各種ボーナスを得られる。 鹿と馬はそれぞれ生産力+30%、牛と羊はそれぞれ商業+25%、魚と豚はそれぞれ食料+10%。 現在の所持資源は馬・牛・羊・魚で生産+30%、商業+50%、食料+10%ボーナスが得られる計算だ。 猫車で得られるボーナスはどれも強力で、特に商業ボーナスが得られるならば優先的に研究したい。 商業ボーナスはスクエア産出コインと交易路収入にかかるもので、偉人雇用のビーカーや金銭などは増幅されない。 専門家経済では思ったほど商業増幅を得られないが、食料ボーナスで数人の専門家が雇えるのでどちらにしろ有用だ。 なお火焔猫は大商人で研究を加速できることが多い。条件は「通貨・法律・パターン化を取得済み」であること。 大商人は一般的に通商任務の方が効率が良いが、すぐに欲しい場合や所持金銭が多い場合は検討しても良いだろう。 具体的には1100前後のビーカーが手に入る。 難点はこの時期の技術にしては大変重いこと。火薬や神授王権と同水準の必要ビーカー量である。 固有テクは交換に出せないのでどうしても技術が一世代遅れてしまう。 大きく遅れをとっていないならば基本的に優先して開発したほうが良いが、所持資源や商業出力が乏しい場合や教育・自由主義競争に参入予定、咲夜など技術狂いが多いといった少しの遅れが致命的になる場合はルネサンスまで我慢しよう。 戦国幻想郷 強大文明ランキング。現段階のエネルギーの順位だ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-9.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AQN.jpg)「稗田なめんな」 平和主義者の阿求が軍事力トップ。続く2位は敵対中のてゐ。 実際の軍事力はなかなからしいてゐだが、そんな感じは全く見られない。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-10.jpg) 首都での膠着状態、このターンで100年目になる。 カタパルトは多少増産されたらしいが、どう考えても侵攻部隊不足だ。 これほどの兵がいる首都で何故不幸が発生しているのかと思ったら公民の変更を忘れていた。 すぐに公民を世襲政治・官僚制・カースト制・製酒の組織化に変更。うっかりしてしまった。 何ターンか後に首都突撃を受け相手部隊全滅。逆侵攻をかける。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-11.jpg) ただしこちらの侵攻部隊は数だけで、侵攻に向く都市襲撃昇進を持つユニットはメイス兵2体のみ。 丘陵長弓兵6体を打ち倒すべく、我らがさとりんがまた一肌脱ぐ。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (satori.jpg)「想起『恐怖催眠術』」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-12.jpg) +100%昇進を得て総員突撃。ほとんど被害を被らずに新薬研究所を占領。 その後は逃走したうどんげを倒して、AD1030に和平が成立。370年にわたる戦争が終結した。 新たな丘陵都市で篭城を続けても良かったが、紙をくれるというので停戦。 都市1つ・大将軍2人・紙・さとりんの経験値30ほどとまずまずの戦果だ。 その他情勢とか2 長く平和の続いた古典時代と裏腹に、中世では各地で戦争が勃発している。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (9.jpg)VS #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AQN.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (fran.jpg)VS #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (aya.jpg) 920 チルノとあややが和平 960 フランがあややに宣戦布告! あややはチルノと停戦後、すぐにフランに宣戦されている。 チルノ阿求戦争はなお継続中。どちらの戦争も都市を取っては取り返す接戦だ。 アナウンス(~AD1030) BC300 藍が日本酒派に改酒 BC50 てゐのゼウス像完成 AD125 阿求のアレク図書館完成 AD125 アリスのリプレイ博物館完成 AD125 あややが蜂蜜酒派に改酒 AD175 てゐがウィスキー派創始 AD540 アリスのシスティナ礼拝堂完成 AD580 こいしが蜂蜜酒派に改酒 AD625 てゐの宴会幹事役(ワイン派)完成 今回は重要度の低い遺産アナウンスはカット。 我が地霊殿はあややの恐喝を受けて蜂蜜連合の仲間入りを果たしている。 再び敵対するであろうてゐは面倒な2遺産を両方もっていく。正直厭戦2倍は辛い。 幸い会議はてゐ・阿求・こいしの3国で行われるため、阿求と仲の良いこちらが有利だ。 宗教分布(AD1030) 蜂蜜酒派:#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AQN.jpg)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (koishi.jpg)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (aya.jpg) 中国酒派:#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (alice.jpg)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (fran.jpg)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (9.jpg) 日本酒派:#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ran.jpg) ワイン派:#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (tewi.jpg)(宴会幹事役) おまけ AD700頃の世界地図。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2-13.jpg) 戦争が起きる前はわりと均等な土地分布らしい。 藍しゃまはしっかり南の大陸へ逃げたようで、生き残りは果たせそうだ。 (1)←前回 続き→(3) ご感想などございましたらどうぞ さとりんでアリス量産美味いw -- 名無しさん (2009-09-06 19 47 01) さとりさんがほかの人のスペカ使えるのは弱点とか言ってすみませんでした -- 名無しさん (2009-09-06 20 11 11) 期待age -- 名無しさん (2009-09-15 20 40 52) ちょっと忙しい日々が続いて更新が滞っております……。少しずつ書いておりますので、しばしお待ちいただければと思います! -- 筆者 (2009-09-19 00 05 39) 名前 コメント