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本編 本編SS目次 設定 参加者名簿 参加者名簿(ネタバレあり) 資料/他 死亡者リスト 支給品一覧 SSタイトル元ネタ解説 用語集 絵置き場
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ジョーカーと少女 「(……一体どういう事だ)」 注意深く周囲を見渡しながら、見慣れた街を進む男がいた。 支給された数枚のラウズカードは、カリスラウザーのカードボックスに収納。 残りの、地図やコンパスといった支給品はデイバッグに入れたまま持ち歩く。 さて、ここで問題が一つ。 支給されたラウズカードの中に『ハート2 SPIRIT』のカードは存在しなかった。それは何を意味しているか。 「(―――俺を再びあの姿にするつもりか……?)」 しかし、だとすれば何の為に? この殺し合いを円滑に進めさせる為だろうか? あの姿に戻ってしまうという事は、彼……相川始という一人の“人間”にとって堪らなく嫌な事だった。 今だって、別にする事は何も変わらない。全てのアンデッドを倒し、自分の力に変える。今までもその為に戦って来た。 しかし、いつの間にか、心のどこかでその運命を呪うようになっていた。 敵を封印すればする程、自分の中に潜んだ争いを好む獣のような心が封じ込められて行く。 あの残忍な、本能の赴くままに戦いを続ける悪魔の姿には二度と戻りたくは無かった。 いや……戻りはしない。戻る訳には行かない。絶対にだ。 そう願いながら数分も歩いていると、気付けば自分の良く知る場所へとたどり着いていた。 そこは、元居た世界で、自分が人間として暮らしていた街。自分が居候していた喫茶店、ハカランダが存在する街だ。 このまましばらく歩けば、交差点がある筈だ。そこを曲がれば、自分の帰るべき場所……ハカランダが存在する。 「(――待て。)」 ふと、立ち止まった。何かに気付いた様に、表情を険しくする。 ―――俺は今、何を考えていた……? このまま進めば、そこにはハカランダがある。天音ちゃんや、遥香さん達と一緒に暮らしていたあの喫茶店が。 そこに行ってどうする? この世界に天音ちゃん達が存在しない事など、最初から解っていた筈だ。 帰りたかった? そんな馬鹿な事があるものか。 ――人間の匂いがするぞ? カリス。 ふと不意に、グロンギの化け物に言われた言葉を思い出す。 ――人間の匂いだと? 馬鹿馬鹿しい。 俺は53番目の存在……人間等では無い……。 そう自分に言い聞かせる。が、それとは裏腹に、再び歩き始めた道は真っ直ぐにハカランダを目指していた。 ◆ 「誰か……誰か……!」 肩で息をしながら、か細い声で呟くつかさ。 元々運動が得意な方では無い為に、少し走っただけでもかなりの体力を消耗してしまう。 だが、それでも助けたい人がいるのだ。何も出来なかった自分に、優しく声をかけてくれた人を。 その思いだけで、つかさは走り続けた。 距離にして1kmは走っただろう。直感のままに角を曲がり、そこに誰か……黒鋼のような「いい人」がいてくれると信じて。 「(無事でいて……黒鋼さん……!)」 それだけを祈りながら、走り続ける。そしてまた一つ、角を曲がった。 ◆ 「これは……」 見慣れた交差点を曲がった始は、ふと立ち止まった。目の前にあるのは、紛れも無いハカランダだ。 しかし様子が可笑しい。ハカランダの前の道路に散らばっているのは、小さなガラスの破片。 コップか? 何故こんなものが落ちている? これは恐らく……いや、間違いなくハカランダで使われていたコップ。それが何故こんな道端に散乱しているのだろうか。 ……考えていても仕方が無い。 始はすぐに、ハカランダへと向かって歩き出した。 ゆっくりと扉を開け、中に入る。 だが、特に変わった様子は無い。いつも通りのハカランダだ。 ……いや、今の始にはそれが問題だった。 「うぉぁっ……ぐぅあぁぁ……っ!!」 始はテーブルにもたれ、苦しげに呻き出した。 いつも通り、ここに人間として居続けたい。心のどこかで感じていたそんな気持ちを、始の中に潜むジョーカーは否定する。 結果、ハート2という最大の抑止力を失った始にとって、この風景は心の中のジョーカーを暴れさせるだけに過ぎなかった。 ヒューマンアンデッド……いや、人間としての始の姿が、一瞬だけ黒い化け物に変貌する。 「俺は……人間では無い……――」 それでもそう言い聞かせ、すぐにハカランダの入口へと引き返す。 「――だが……あの姿には二度と戻らない……!」 手にしたカードは、ハートのA―チェンジマンティス―。主催側に支給された数枚のうち、最も信頼のおけるカード。 ハートAを筆頭に、始には数枚のラウズカードが支給されている。 これらのカードがある限り、例えハート2が無くともすぐに精神を支配される事は無い。 だが、それでも状況はかなり危なかった。始としての人格を保つ為に、たったこれだけのカードではバランスが悪すぎるのだ。 問題はそれだけでは無い。ハート2が無ければ、例え変身したとしても人間としての姿に戻る事は出来ないのだ。 つまり、カリスに変身する事は出来る。だが変身を解除する事が出来ない。これでは変身制限を受けているも同然だ。 だがそれでも、戦いになれば敵は襲って来るだろう。そうなれば、今の始が生き残る術は変身するしか無くなる。 よっぽどの敵で無ければ今のままカリスアローで対抗する事も出来るだろうが、それでどこまで戦えるかは解らない。 そしてアンデッドの姿に変身したが最後、始はそのままジョーカーとしての精神に支配されるだろう。 支給品からハート2というたった一枚のカードを没収するだけで、始の中のジョーカーは獣のように暴れ出す。 その名前の指す通り、主催側に仕組まれた天然自然のジョーカーになってしまう可能性を秘めているという訳だ。 ……………… ………… ……。 ここに来て何を求めていたのかは自分自身にも解りはしない。ここに来れば何かがある。そんな気がした。 だが、店内をいくら見渡しても、自分が求めた何かは、そこには存在しなかった。 低く呻きながら店から出る。この世界には、天音ちゃんも遥香さんも存在しない。 恐らく、あの神崎と十代という二人の男に集められた参加者しか存在しないのだろう。 こんな世界にいても、何の利益も無い。俺を待ってくれている人の為にも、俺は元の世界に帰らなければならない。 ――始さん! ふと、脳裏に過ぎったのは、始にとって最も大切な人達の笑顔。 「天音ちゃん……遥香さん……」 別に人間の味方をするつもりは無かった。だが、どういう訳かこの二人の話となると、平静を保ってはいられなくなる。 自分はアンデッドだ。だが、あの二人を守る為ならばこの身を投げ出す覚悟さえ出来ている。そのつもりだった。 こんなところでこんな下らんゲームに参加している間にも、二人に危機が迫っているかもしれない。そう考えると、いても立ってもいられなかった。 ―――俺は何をやってるんだ……こんなところで……! ハカランダを後にし、再び歩き出す。割れたコップの破片を踏み締め、一歩一歩前進して行く。 あの十代とかいう男が言っていた様に、この首輪がある限りゲームから抜け出す事は出来ないのだろう。 逃げ出す事が出来ないのなら、ここにある全てを抱えたまま、走り続ける。始にはそれだけしか出来ない。 どうせやる事は変わらない。バトルファイトの敵がアンデッドから人間に変わっただけだ。 ハート2を何としても取り返し、早く元の世界に帰って、再び天音ちゃんに会わねばならない。 今度はジョーカーとして戦うのでは無く、一人の参加者として、このゲームに優勝する。 それが相川始が選んだ道だった。 少しでも気を抜けば、その体はすぐにでも黒い化け物へと変わってしまう。 相川始という人間の姿に、一瞬だが醜い化け物―ジョーカー―の輪郭が浮かび上がっていた。 その時であった。 「ひっ……!」 「……!?」 交差点の中心まで歩いた所で、小さく聞こえる悲鳴。そこにいたのは、弱々しくへたりこむ一人の少女。 震えながら、怯えた瞳でこちらを凝視する少女に、始は向き直った。 何故姿を見られただけであそこまで脅えられなければならない? いや……聞くまでもない。答えは簡単だ。 見られてしまったのだ。醜い化け物としての姿を。 ジョーカーアンデッドとしての俺の姿を。 ◆ 「ひっ……!?」 思わず悲鳴をあげてしまった。 次に、その足は動かなくなり、目の前の青年を凝視するだけしか出来なくなっていた。 ―――何? 今のは……? つかさがそう思うのも無理は無い。 今、自分の目の前に呻きながら現れた男が、一瞬だが醜い化け物へと変貌したのだ。 さっきだって、自分は「仮面ライダー」へと変身する男を見た。それなのに、何故こうも驚くのか。 それはつかさが見た姿……ジョーカーの姿が、あまりに不気味過ぎたからだ。 まるで不気味な黒い骸骨にゴキブリを混ぜた様な姿。一瞬見ただけでも、そんな印象を抱いた。 すぐに人間の姿に戻りはしたが、その男の表情もとても普通とは言えない。まるで相手を威嚇するかの様に歪んでいるのだ。 実際にはジョーカーとしての意識と戦っているうちに、その様な表情になっているだけなのだが、今出会ったばかりのつかさにそんなことが解る筈も無い。 どうする? 逃げるのか? ここまで走って来て。 つかさの中に「逃げる」という選択肢が浮かぶ。だが、そう言う訳にも行かない。 決めた筈だ。「絶対に誰かを連れて黒鋼さんを助けに行く」と。 こうなったら、一か八かに賭けるしか無い。 「(黒鋼さんだって、話して見ればいい人だったんだから……!)」 もしかしたら目の前にいる彼も、ちゃんと話せば解る相手かもしれない。 こうすぐに前向きな考えに切り替える事が出来るのも、つかさのいい所と言えるだろう。 ……単純と言ってしまえばそれまでだが。 「あ、あの……お願いします、助けて下さい!」 つかさは、勇気を出して、一歩前ふと前進した。目の前の相手が「いい人」であると信じて。 ◆ ―――俺は勝ち残る。この戦いに、絶対に勝ち残って見せる。 そう、心に決めた矢先だった。目の前に現れたのは、明らかに力を持たなさそうな少女。 ―――こいつが俺にとって一人目の獲物……。 始はバトルファイトというゲームの性質を良く知っている。他人を騙し、陥れて、どんな手段を使っても生き残る。 それがこの手のゲームのルールだ。この娘には悪いが、ここで見逃して後々厄介な事になる訳にも行かない。 まずはこの娘を殺し、他の参加者も全員倒す。始はその鋭い眼光で、少女を睨んだ。 そして、その為の第一歩。ジョーカーの力を使い、その手に巨大な弓―カリスアロー―を具現化。 ……しかし、始がそれを振るう事は無かった。 「……お願いします、助けて下さい!」 ―――何だと……? 突如として、目の前の少女が、大きな声でそう言った。 少女も自分と同じく一歩踏み出し、真っ直ぐにこちらを見詰めている。 天音ちゃん以外の誰かに助けを求められたのなんて、これが初めてだ。一万年生きて来たが、初めての体験だ。 このゲームでは誰も信用出来ない筈だ。それなのに、初対面の俺に助けを求める。それだけ危機的状況に陥っているという事か? 手に握ったカリスアローが、ゆっくりと下ろされる。 ―――俺は……忌み嫌われていた。 何故カリスアローを下ろしたのかは、俺自身にもさっぱり解らない。もしかしたら罠かもしれないというのに。 頭では解っていても、体が動かない。俺の中に潜んだジョーカーが、「そいつを殺せ」と暴れ回る。 ―――俺は……死神……53番目の存在……。 そうだ、何を迷う必要がある。俺は死神と恐れられた最終兵器の筈だ。 今も目の前の少女は一人で喋り続けている。今俺がこの少女を殺そうと思えば、それは一瞬で済む。 それなのに、何故か俺の体は動かなかった。 ―――解らない……俺は一体……。 解らない。これが人間としての感情……? そんなものがある筈が無い。俺はアンデッド。最後の切り札。この世界のどの生物とも相入れない存在。 ―――始さん! 再び頭に過ぎった、大切な人の笑顔。 彼女達を守る為に、俺は帰らなければならない。さっきもそう誓った筈だ。 元の世界へ帰る為、全ての参加者を倒すと。 ―――俺は……何をやってるんだ……一体! 気付けば始は、目の前の少女に向かって走り出していた。 ◆ 「あの……えーっと、助けて欲しいんです!」 目の前の青年が、手に巨大な弓を生み出した。生み出したという表現が正しいのかどうかは不明だが。 いや、今はそんなことは関係無い。とにかく状況を説明しなければならない。 「あ……その、正確には助けて欲しいのは私じゃなくて……あ、いえ、私も助けて欲しいんだけど、そうじゃなくって……」 何を言ってるのか自分でもよく解らない。テンパり過ぎなのか、状況の説明が上手く出来ない。 それでも、目の前で動かない青年に解って貰おうと、必死に説明する。 「えっと……だから、黒鋼さんが私を助けてくれて、私も助けたくって……でも一人じゃ無理で……ってあれ?」 もはや意味が解らない。状況を知っている者にしか伝わらないであろう説明を長々と続ける。 「違う違う……だから、黒鋼さんが私の為に戦ってて……私も戻らなくちゃならなくって……えっと……」 別に自分の為だけに戦ってくれている訳では無いと解ってはいても、今の自分にそこまで説明する余裕は無い。 解ってくれるまで説明を続けよう。もうその考えだけでいっぱいいっぱいだった。 しかし、つかさの言葉はそこで中断される事となった。 もう一声発しようとしたその時、目の前の青年が突然走り出したのだ。 「へ……っ?」 さっきまで目の前にいた青年が、既に自分の後ろにいた。すれ違う瞬間に一言。「行くぞ」とだけ言いながら。 驚きの余り、つかさもそれ以上は何も言えなかった。 「えっと……た、助けてくれるのかな……?」 呟くが、既に青年はつかさの遥か前方を走り出していた。訳が解らない。あの説明だけで伝わったのだろうか。 そもそも「行くぞ」とはどこに行くというのだろうか? 解らない事だらけだ。 ……いや、この際そんなことはどうでもいい。 どっちにしろ脳天気なつかさにそこまで考えられる精神的余裕は無い。 あの説明だけで全てを理解してくれたのだろうと勝手に解釈し、つかさも走り出した。 「ちょっと待って……! 私も行きますー……!」 ◆ つかさの遥か前方を走る始は、何かに呼ばれる様に戦場を目指していた。 それが黒鋼のいる場所なのかどうかは解らない。 だが、あの娘のお陰で自分の中の何かが動かされた気がした。……と言っても、それが何なのかは解らないが。 今はとにかく、闘争本能の赴くままに戦場に向かうだけだ。 戦いが俺を呼ぶと言うのなら、望み通り行ってやる。ただそれだけだ。 ―――俺はジョーカーにはならない。絶対に……勝ち残ってみせる。 【1日目 現時刻AM1 19】 【現在地 E-5 ハカランダ前】 【相川 始@マスカレード】 [時間軸]ACT.12終了直後 [状態]ジョーカーがいつ暴れ出すか解らない不安定な状態。 [装備]カリスアロー [道具]至急品一式、ラウズカード(ハートA『チェンジマンティス』、ハート3『チョップヘッド』、ハート5『ドリルシェル』、ハート6『トルネードホーク』)、不明至急品0~2。 [思考・状況] 基本 早く天音ちゃんの元に帰る。その為なら手段は選ばない。 1.解らない……俺は何をしようとしている……? 2.俺は何故この女の子を殺せなかった……? いや……今すぐに殺す必要は無いか…… 3.ハートの2を取り戻す 4.俺はジョーカーにはならない [備考] ※つかさに“ほんの少しだけ”天音を重ねています。 ※もう一人のジョーカー(志村)の存在を知りません ※所持しているラウズカードで自分の中のジョーカーを押さえ込んでいます。 ※カリスアロー及びカリスラウザーは至急品では無く、本来の始の能力です 【柊つかさ@なの☆すた nanoha☆stars】 [時間軸]2話終了後 [状態]走り続けてバテ気味、黒鋼に対する焦り [装備]無し [道具]至急品一式、不明至急品1~3個 [思考・状況] 基本 主催者を倒し、殺し合いから脱出する 1.ちょっと待って……とにかくあの人を追いかけなきゃ! 2.待ってて、黒鋼さん。今戻るから! 3.お姉ちゃんやなのはちゃん達とも合流しなきゃ! 4.小狼って人とも会えるといいなぁ [備考] ※かがみ達がハカランダから立ち去った数分後の出来事です。故についさっきまでここにかがみ達が居た事は知りません。 ※始のことは、取りあえずいい人と認識しました。 043 本編投下順 045
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「しまっちゃうもんねー」 【テラカオスバトルロワイアル5th@テラカオスバトルロワイアル 封印確認】
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一日目 第一回放送までの死者
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ここは海の底、海底王国シートピア。バトルロワイアルの影響は、こんな所にも及んでいた。 「我らと同盟を結ぶM宇宙ハンター星雲人が、バトルロワイアルで殺されたらしい……」 「キングギドラもあっさりと倒されたとか……」 「やはり地上の人間は危険だ……。滅ぼしてしまわねば!」 そして数時間後、太平洋の海上に一つの巨大な影が現れた。 カブト虫に似たフォルムのその怪獣の名は、メガロ。シートピアの守護神である。 メガロの目的はただ一つ。シートピアに害をなす可能性の高い地上の人間を抹殺することだ。 彼はさっそく、陸地に向かって移動を開始し…… スコーン! オレンジ色の巨大カブト虫と激突した。 【二日目14時30分/新惑星・太平洋】 【メガロ@ゴジラ対メガロ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:地上人を皆殺しにする 1:!?!? 【兜折神@侍戦隊シンケンジャー】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:シンケンジャーを探す 1:!?!?
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書き手ロワイアル/コテハンロワイアル ロワスレ網・メタフィクション目・楽屋ネタ科・SS作者パロ属。 まれにSS投下用のスレッドから多少離れた雑談スレなどに発生する。 ごくまれにまとめサイトとか誕生する。 どこかのロワスレの書き手と似たような名前を持つ参加者達によるロワイアル。 元ネタを知ってる人なら興味津々の、ロワスレの隠しイベント的存在。 大抵は雑談中のネタに留まるが、ときどき本当にストーリーが出来てたりして侮れない。 関連項目:各ロワの作者,ジャンプロワ1stの雑談+αを進めるスレ 外部リンク 書き手バトルロワイアル(したらば避難所) バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所27(ネタ雑談) バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所19(ネタ雑談) (旧)ハカロワコテハンロワイアル!(ハカロワSS作者のロワ。2もある。消滅) 【コメント】 名前 コメント
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檻に入った獲物達 ここまで誰にも出会わなかったのは偶然か、それともこの病院が僻地すぎるのか。 それとも既に多くが到着して迎撃体制を整えているからなのか。 少なくとも正面玄関から入るはずがない。 同類がいれば罠を仕掛ける。少なくとも俺なら・・・・・・。 あの分厚そうなガラスの扉はいい刃物になりそうで是非とも欲しいんだが。 適当なガラスをグラーフアイゼンで叩き破ってそこから進入する。 ガラスの砕ける音が辺りに響いたが、まずかったか。意識を研ぎ澄ませて警戒。 しかし、辺りに何かが動く気配はない。もしかすると一番乗りか。 とりあえずセントリーガンが飛び出して銃弾ぶちまけたり、レーザーぶちまけたり、 けたたましい警報が鳴り響かないところを見ると特にセキュリティシステムはなさそうだ。 あの荒野に比べればだいぶ生易しいらしい。それとも誰かがセキュリティシステムを切ったのか? しかし・・・・・・病院に入ったはずだよな、俺。目の前に広がるこれはどうみても料理屋なんだが・・・・・・。 警戒しながらガラスの扉を押して店の外を伺うと、覚えのある病院の臭いとしか表現できない臭いが鼻につく。やっぱり病院だ。 俺の世界で病院といえばもっと小規模なものなんだが、この病院にいったい何個入るんだ? むしろなんで病院に料理屋まで入ってるんだよ!! なんにせよ、料理屋であれば好都合だ。武器を充実させるのにこれほど好都合の場所は無い。 いくらなまくらであろうとも刃物は刃物でガラス瓶はガラス瓶で冷凍肉は鈍器で缶詰は投擲武器兼食料で料理油は燃料だ。 全部もって行きたいのはやまやまだが、服装がそれを妨げる。 デイバッグの中は余裕があったが、文字通り即座に使うにはポケットやホルスターやスリングといったもので文字通り身に着ける必要がある。 ホルスターやポケットがないこの服装はあまりにも痛い。主催者どもは愛用のハンターベストまでご丁寧に剥いでくださりやがって、今の服装はデニムのツナギとブーツ。 この格好で歩き回ることになるのはひよっこだった昔以来だ。いいだろう。昔に戻ったつもりで装備を充実させることに専念しよう。今は悩む時間さえ惜しい。 刃物を大振りで刃に厚みのあるものを選び持っていく。40cmクラスの包丁を置いていないなんてもう少し準備よくしておけよ。 35cmクラスで断念しよう。グラーフアイゼンがあるとはいえ、投げつけるにも斬りあうにも刃物はあって損が無い。 むしろそれ以上に重要なのはこっちだ。デイバッグの中に酒瓶を片っ端から入れていく。 投擲よし、殴って良し、突いてよし、保存良し、トラップよし、火炎瓶によしであるこれがすぐに6本、調理台の上においてあったのは幸いだ。 中身をとっとと捨てて放り込む。ついでに水が出るかと蛇口を片っ端から捻ったがうんともすんとも言わない。ご丁寧に止めてくれてやがる。 だが、タコ糸があったのは幸いだ。これでワイヤートラップが作れる。今すぐ手に入る燃料である調理油も放り込んで、火炎瓶の材料たる石鹸を忘れてはいけない。 あとは缶詰を6つばかり。さて、問題は視線の先にあるなにかの保管庫みたいな雰囲気を漂わせる扉。 保管庫であるならば入り口は1つだけだろう。退路を絶たれる可能性を考えれば踏み込みたくない。俺が一番乗りしたという仮定が正しいとしよう。 どれだけの間、次の人間がこないだろうか。今すぐ出会ってもおかしくは無い。それに、いつまでも病院内に俺だけがいるわけじゃないんだ。 少しでも急いで探索し、装備を充実させなければ。あの荒野にいたときのように。 他に持っていくとすれば、店内の白いテーブルクロスを4枚、いや5枚は持っていこう。 武器、包帯、火炎瓶の口、拘束具、防寒具、その他いろいろ使い道はある。それと、ないよりましか。 割ったガラスの中で比較的形が整った1つに別のテーブルクロスを切って巻きつけ柄にする。適当なタイミングでさっさと投げてしまうべきだな。 注意さえ引ければいいし、傷を負わせられればもっといい。 それでは、とっとと病院内を探すとしよう。 余裕があれば入り口という入り口に火炎瓶つきのワイヤートラップ、あるいはもっと簡単にコップでも落ちて割れるようにして侵入者がきたかどうかの警報にしたかったが、 あまりにも装備が足りず時間が惜しい。 1秒でも早くこの病院を捜査しきる。 ときおり目に付く赤い消火器を手に入れたくてしかたないが、かさばるため断念。 この病院内に回復カプセルなんてないだろうと思いながら、白衣があれば携帯の問題をクリアできることに気がついた。 だが、白衣では目立ちすぎる・・・・・・血染めにすればいい。血が赤から黒に染まるのは経験済み。優先順位が無意識につけられていく。 駆け抜けながら思考を続ける。やがてある問題に突き当たった。 もしもなにかに遭遇した場合、どうするか。 戦うのはいいが、相手がロケットランチャーでも持ち出すくらいに装備が勝っていた場合はどうする。 ショットガンかドラグノフでもあれば戦ってもいいが、遠距離装備がいささか足り無すぎるのが現状だ。 グラーフアイゼンのタフさは疑いようがないし、刃物も手に入ったが、遠距離戦をやるには使い切りのものばかりで物足りない。 火炎瓶さえ作ってしまえば混乱している間にどうとでもできただろうが、瓶と石鹸と調理油があっても肝心の火種となるライターやマッチや硫酸や硝酸カリウムがない上に、 作った火炎瓶をシールするための道具も無いのが痛い。作り置きできなければ運用に最悪だ。逃げるべきだな。 そうなると退路として飛び降りる可能性も考慮。 3階まで探索して、それ以上の階には行かないほうがいいだろう。 ご丁寧に病院案内とかいう地図も転がっていた。 銃、白衣、血液パック、薬品、ガソリン、シール材と無意識に欲しいものの優先順位をつけながら、 デイバッグとグラーフアイゼンを担いで階段を駆け上がった。 しかし、時間的なものもあるが明りがないのは本当にやっかいだ。 エレベータやエスカレータが止まっているくらいはあの荒野でなれたものだが、一番は荒野の夜を思い出すほどに真っ暗な病院。 荒野でなれたから夜目が多少利いてどうにかなるが、それでも動きづらいし、なにより文字が読みづらくてしかたない。 暗視装置でも持っているやつがいたらまさに一方的だ。 万が一、遠距離から先制攻撃を受けることがあれば全力で逃げ出そう。 その一撃を食らっても生きていられればの話だが。 ● 「エリアサーチに反応。病院内に1名。はんた。」 「・・・・・・それは犬の名前かなにかか?」 クラールヴィントの告げた言葉にそう返してしまったのも無理は無いだろう。 俺がルルーシュ・ランペルージであり、スバルがスバル・ナカジマであるように、姓と名があるものだ。 名簿に確かにその名前はあったがそんな偏見があった。しかし、犬なんかでありうるか。考えろ。主催者がなにを求めているか。 どんな状況を作り出したいのか。逆にどんな状況を作りたくないのか。俺は思考する。 主催者側の意図として一番避けたい状況。それは時間切れによる全員の死亡のはず。 それを真っ向から否定した場合、意図的に殺し合いを促進させるルールにかみ合わない。 ならば殺しが確実に行われ円滑なゲームの進行をするにはどのような方法があるか。 禁止エリアやルールだけではゲーム進行に支障がある。スザクみたいな馬鹿や非戦主義者がいないはずがないことも考慮すればなおさらだ。 そして言葉が通じさえすれば説得という選択肢が生じてしまう。ならば説得のできない生物であればいい。 それならば簡略な名前のものは大型の肉食獣であると考えることが可能。いや、待て。C.C.の名前のような可能性や偽名の可能性もある。 少なくとも病院という場所がどんな事態を起こすか分かった上で待ち受けているとすれば恐るべき思考の人間である可能性が高い。 ギアスが使えない今、相手を利用するために遭遇するべきか、避けるべきか。 幸いクラールヴィントによって索敵は完璧だ。 ろくな武器もない現状を考慮すれば避けるのが定石だろう。病院の規模的なものを考慮しても遭遇せずに済ませられる可能性は高い。 なにより、多少のリスクを負ってでも医療品の独占は十分なリターンに繋がる。しかし、先についているやつがいたのは予想外だ。 それこそ病院を消し飛ばして、医療品を完全に独占し、施設としての機能さえ破壊する目論見が崩れた。 なにより消し飛ばす手段として考えていた手段のいずれもが準備段階において肉体労働の比率が高いことを考えると容易に実行できそうに無い。 「クラールヴィント。はんたというやつへの注意を決して怠るな。エリアサーチは依然として続行。スバルの報告は最優先。」 「Jawhol.」 相手を過小評価せず、油断せず、今後どんな戦略をとるべきか、俺はクラールヴィントによって表示される位置情報を横に、正面入り口から病院へと侵入した。 まずは医療用品を集める。 正面入り口から入ってすぐのところに置いてあった病院案内を片手に眺めながら思考する。 なるほどフロアごとに違うのか。 1階はレストランやコンビニ、待合室といった施設と病院窓口・・・・・・いや、待て。 一番奥にあるこれは集中治療室。 病院で手に入りうる武器としてレーザーメスやはさみが手に入る可能性が最も高い。それ以上に薬が絶対にあるはずだ。 特に麻酔を初めとした手術用の薬は尋問、誘導、説得、治療を初めとして利用価値が高い。 こうなると先客がいたことに怒りを覚える。 時間さえあれば簡単な化学の授業をすることでTNTでもニトログリセリンでも組成し、笑気ガスや酸素ボンベを併用することで施設全部を吹き飛ばせたのだが。 今はそれは置いておこう。さて、集中治療室へ向かうとしようかと思ったとき、ひらめいた。 ろくに武器を持たぬ俺にとって今の状況は明らかに不利。 スザクと違い生身の戦闘能力に秀でているわけでもない。 居場所を知らせる行動は自殺行為として働く。 しかし、あえて今後来るだろう『3人目以降』の到着を考え、1人目にばらしてやればどうなる。 1人目は必ず警戒するだろう。好戦的ならば3人目を襲いにのこのこ出てくるかもしれない。 3人目も何者かがいることに警戒し、その行動を緩慢なものとせざるを得ないはずだ。 仮に3人目が逃げ出したとしても、1人目の行動パターンを把握することができる。 一番狙い目の状況は1人目と3人目が満身創痍であるときに遠距離からトドメをさす。 待てよ、説得して手駒にするというのもありだな。 幸いこのふざけたゲームの参加者にとって生き残るためにもクラールヴィントの索的能力は喉から手が出るほどに欲しいはずだからな。 ならばやることは簡単だ。 ここへ簡単な罠を仕掛ける。 幸いレストランがすぐそこにあるんだ。 グラスは余るほどにあるだろう。 ● 俺は相手を過大評価していたのか? 俺が1番にここへ来ていたなら、まず最初にここで致命的とまではいかずともダメージを負わせる罠か、あるいは侵入を探知するアラームでもなるようにしておく。 レストランから拾ってきたワイングラスを扉の影に置いてやる。ついでに小ぶりのナイフも失敬したががスキル的にどこまで役に立つか疑問だ。 銃が欲しいところだな。ついでに蛇口も捻ってみたが既に蛇口は開けっ放しだった。水は止められているらしい。 そういえばレストランのガラスが割られていたな。それにテーブルクロスが外されたテーブルも複数。 奥にはワインセラーか冷凍庫でもありそうな雰囲気があったが、誰かを袋の鼠にしてやることはあっても、私が袋の鼠になるのだけは御免であえて避けた。 いずれにせよ、たったこれだけで警報装置の完成だ。 誰かが扉を開ければグラスが割れる。 これだけ静かな中、グラスの割れる音は響き渡るだろう。聞くものの身を凍りつかせるほどに。 臆病者はそれだけで逃げ出すかもしれない。 しかし、たったこれだけで済むのに、はんたというやつはこの程度さえ思いつかなかったのか? なんにせよ、考えることは後でもできる。 クラールヴィントに表示させているはんたというやつは絶えず動き回りっぱなしだ。 上の階にいるみたいだが、1階へ戻ってくるのも時間の問題だろう。 遭遇する前に集中治療室へ行こう。 その前にコンビニで食料と飲み物も確保せねばならんな。 時間切れが定められていない以上、長期戦も視野に入れねばならない。ならば有限である食料や水分は少しでも確保しておくのが望ましい。 どれだけ長引くか知らんが、名簿を見る限りかなりの人数が参加している。 食料と水分の奪い合いは熾烈になる可能性が考えられる。 そう考えれば交渉の道具になりうる可能性さえ生じるだろう。 スザクならいくらでも持てるだろうが、非力な俺では重さで動けなくなる可能性を考慮し、最低限の食料と水を回収していく。 あと、なにかの役に立つだろうオイルライターとその燃料を1つずつ、それとワイヤートラップに代用できるだろう両面テープをありったけ詰め込んだ。 しかし、病院に電源が入っていないというのは痛いな。 これほどの広さを持った施設なのに、明りは灯らず、エレベーターは止まり、エスカレータさえ機能していない。 ライトなんかつけて歩いたら大声で居場所を告知しているようなものだ。 そして、生物学的に人間がろくな明りさえ無い中を動き回ることは酷く難しい。 しかし、クラールヴィントを持つ私ならば別だ。 中に誰がいるのか、どこにいるのか、地形はどんなふうになっているか、常に把握し続けることができる。 つまり、索敵能力を持たない人間にとって危険な施設がこの病院というわけだ。 さしずめここは檻だな。 獲物達にとっては喉から手が出るほどに欲しい医療品という餌がぶらさげられた檻。 レストランやコンビニまであるんだ。 文字通り餌が仕掛けられた檻というにふさわしいかもしれない。 ならば、檻にかかった獲物達を好きにするのはこの俺だ!! ただ、1つだけあえて考えなかった可能性がある。 3人目がスバルであるという可能性。 確率的には当たるほうが難しいほどの低確率ゆえに排除したが、それでも当たるときには当たるだろう。 頼むからスバルが3人目であってくれるなよ。 【一日目 現時刻AM2 00】 【現在地 H-4 病院】 【緑の悪魔はんた@メタルサーガsts】 [状態]健康(アルファ不在により思考が天然マーダー寄り) [装備] グラーフアイゼン・ギガントフォルム (リリカルなのはStrikerS―砂塵の鎖―) [道具]支給品一式 [今回の取得物]出刃包丁2本(刃渡り35cm)、酒瓶6本(750ml、空)、調理油1本(500g) タコ糸1束、石鹸2つ、テーブルクロス5枚(1m×1m相当)、 ガラス片1つ、鮭缶6つ、病院案内 [思考・状況] 基本 最終的には皆殺し、裏切り上等、罠上等。アルファを助けられるならなんでもいい。 1. 装備を充実させねば。トレンチコートがあれば。妥協で血染めの白衣を・・・・・・。 2. 遠距離から先制攻撃されたら逃げる。暗くてろくに見えやしない。 3. 相手より先に攻撃する。 4. やばくなったら逃げる。 5. Dead No Alive 6. 火炎瓶さえ作れれば・・・・・・。あとは火とテープさえあれば!! 7. 材料手に入れたとしても悠長にC4なんか作っている暇は無いな。 ※なんでも武器として認識し運用手段が思いつきますが、特に装備の即効性を重んじます。 ※好戦的ですがリスクとリターンを考えます。 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反目のスバル】 [状態]健康 [装備]クラールヴィント(リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー) [道具]支給品一式(水、食料、電王用ライダーパス@マスカレード) [今回の取得物]包丁1本(刃渡り10cm)、おにぎり6つ(鮭味)、水1本(500ml) オイルライター1つ、オイル1缶、両面テープ6つ、病院案内 [思考・状況] 基本 このゲームに生き残り、神根島に戻ってナナリー救出に向かう。 1.病院爆破は断念。くそっ!! 2.なんに使うにせよ医療品を手に入れねば。 3.スバルだけは絶対に守り抜く 4.俺に余計な手間をとらせたこと…いずれ後悔させてやる 5.集中治療室でメスや薬は手に入るだろう。 6.頼むからスバルが3人目に病院に来るなよ。 ※普段から身体を鍛えておけばよかったといくらか後悔していたりします。 ※基礎はできていますが、応用が・・・・・・。 013 本編投下順 015
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参戦時期 【コードギアス 反逆のルルーシュ】 【ひぐらしのなく頃に】 【スクライド】 【らき☆すた】 【るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-】 【仮面ライダー龍騎】 【ルパン三世】 【ローゼンメイデン】 【ガン×ソード】 【寄生獣】 【ゼロの使い魔】 【バトルロワイアル】 【相棒】 【仮面ライダーBLACK】 【真・女神転生if...】 【DEATH NOTE】 【TRICK】 【漫画版バトルロワイアル】 【ヴィオラートのアトリエ】 【灼眼のシャナ】 ※ 《》の中はSSの内容で判断した物です。 【コードギアス 反逆のルルーシュ】 名前 参戦時期 ルルーシュ・ランペルージ TURN11「想いの力」終了後、日本に戻る前から参戦 枢木スザク シャーリー死亡直後(TURN13「過去からの刺客」終了後) C.C. TURN11「想いの力」終了後、日本に戻る前から参戦 ロロ・ランペルージ TURN19「裏切り」でルルーシュ粛清前 篠崎咲世子 《TURN13「過去からの刺客」終了後、TURN18「第二次東京決戦」以前》 ジェレミア・ゴットバルト TURN18「第二次東京決戦」直前 ▲ 【ひぐらしのなく頃に】 名前 参戦時期 前原圭一 鬼隠し編終了後 竜宮レナ 《詩音を知っているので鬼隠し編、綿流し編序盤以外からと思われる》 園崎魅音 不明 北条沙都子 《詩音を知っているので鬼隠し編、綿流し編序盤以外からと思われる》 園崎詩音 皆殺し編、沙都子救出後の綿流し祭の最中 北条悟史 目明し編、叔母殺害後の翌日、おもちゃ屋のぬいぐるみを見ている時 ▲ 【スクライド】 名前 参戦時期 カズマ 最終回「夢」での劉鳳との喧嘩から数日後 劉鳳 絶影第三形態を習得前《かなみを知っているので16話途中~22話途中からだと思われる》 由詑かなみ 本編終了後 ストレイト・クーガー 不明 橘あすか 《かなみを知っているので18話以降からだと思われる》 ▲ 【らき☆すた】 名前 参戦時期 泉こなた 《ゆたかと暮らし始めてから》 柊つかさ 《ゆたかと知り合ってから》 柊かがみ 高良みゆき 岩崎みなみ 《ゆたかと名前で呼び合うようになってから》 ▲ 【るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-】 名前 参戦時期 緋村剣心 不明 斎藤一 志々雄真実 《剣心との対決前》 瀬田宗次郎 《剣心との二度目の戦闘中》 雪代縁 《神谷道場襲撃前》 ▲ 【仮面ライダー龍騎】 名前 参戦時期 城戸真司 47話「戦いの決断」でナイトサバイブとの戦闘中 北岡秀一 死亡直前(49話「叶えたい願い」途中) 浅倉威 《エビルダイバーと契約後。25話「合体する王蛇」以降》 東條悟 46話「タイガは英雄」で死亡後 ▲ 【ルパン三世】 名前 参戦時期 ルパン三世 不明 次元大介 石川五ェ門 銭形警部 ▲ 【ローゼンメイデン】 名前 参戦時期 真紅 《一期終了後》 水銀燈 蒼星石のローザミスティカを取り込む前(トロイメント9話以前) 翠星石 詳細は不明。少なくともジュンと契約する前 蒼星石 一期終了後~トロイメント開始前 ▲ 【ガン×ソード】 名前 参戦時期 ヴァン 23話「みんなのうた」のミハエル戦終了後 レイ・ラングレン 5話「ツインズ・ガード」終了後 ミハエル・ギャレット 《21話「空に願いを地には平和を」途中》 ▲ 【寄生獣】 名前 参戦時期 泉新一 《後藤との1度目の戦いの後》 田村玲子 《後藤を作った後》 後藤 市役所戦後 ▲ 【ゼロの使い魔】 名前 参戦時期 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 《少なくとも二巻以降》 平賀才人 《聖戦開始後》 タバサ 一巻終了時 ▲ 【バトルロワイアル 小説版】 名前 参戦時期 稲田瑞穂 《桐山を襲撃する直前》 千草貴子 本編死亡後 三村信史 ▲ 【相棒】 名前 参戦時期 杉下右京 劇場版終了後 亀山薫 《結婚してるようなのでSeason 5 以降だと思われる》 ▲ 【仮面ライダーBLACK】 名前 参戦時期 南光太郎 本編50話、採石場に移動直前から シャドームーン 50話「創世王の正体は?」の途中から ▲ 【真女神転生if】 名前 参戦時期 男主人公(蒼嶋駿朔) アキラルートED後 狭間偉出夫 レイコ編ラストバトル中 ▲ 【DEATH NOTE】 名前 参戦時期 夜神月 page1「退屈」でデスノートを拾う直前 L page58「胸中」で死亡後 ▲ 【TRICK】 名前 参戦時期 山田奈緒子 不明 上田次郎 ▲ 【バトルロワイアル 漫画版】 名前 参戦時期 織田敏憲 本編死亡後 桐山和雄 ▲ 【ヴィオラートのアトリエ】 名前 参戦時期 アイゼル・ワイマール 不明 ▲ 【灼眼のシャナ】 名前 参戦時期 シャナ 原作1巻途中 ▲
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11ページ目 【残り32名】 「わからない、どういうことだ? 一体何の権利があるってんだ!」 椅子を激しく揺らして誰かが立ち上がる音が聞こえ、別のことを考えていた凪(神田凪)は、ふと意識を戻す。後ろに顔を向け、男子生徒――むったに目を移した。 クラスの問題児とも言われるむった。普段から福永を妙に尊敬しているのか、彼の側にいつもいた。凪にとっては、むったはとにかく怖い存在で、出来れば近寄りたくは無い……いやむしろ、誰かをいつも殴っている彼の様子を見て、自分の側から消えればいいとさえ感じていた。 ぴっしりとしているはずの制服は、いつの間にかだらしなく着崩されており、中からは独特の色と柄をしたシャツが覗いていた。 ただ、このときばかりは、クラスメイトの殆ど、凪も含めて、この意味のわからない状況を打破してくれるきっかけになることを、彼に少し期待していたかもしれない。 いきなり、『殺し合う』だの『バトルロワイアル』などと言われても、そんなことが出来るわけもない。とにかくむったに、どっきりか何かわからないが、この事態を止めてくれさえすればそれでいい。止めてくれれば、今後の見方を改めようかと、凪は半ば神に祈るかのように考えていた。 むったは、ずかずかと教室の中心を歩いていき、三嶋の前に立ちふさがったかと思うと、その胸ぐらをいきなり掴み上げた。ぐっと顔を引き寄せられた三嶋は、少しばかり目を見開いて、むったの姿を見据える。 とっさに軍服の男がむったに近寄ろうとしたが、三嶋はそれを手で制した。 「てめえ、冗談もいい加減にしやがれ! 何が殺し合うだ、BROPだ。ふざけてんじゃねぇぞ」 「……私がふざけていたことが、これまでにあったかな?」 強気の態度で、三嶋はそう言い返した。むったの顔に怒りとも逆ギレとも取れない表情が浮かぶ。 よし、いいぞ、もっとやれ――そのときばかりはクラスが団結して、むったの猪突猛進ぶりを心の中で応援していたのだろう。 そのとき、むったの肩に手を置いたのが、のび汰(野比のび汰)だった。少しおどおどとしながらも、のび汰は小さく言った。 「あの、むった。先生に暴力は良くないよ。だって先生だもん」 「意味がわかんねえんだよ、お前は!」 のび汰の手を振り払い、もう片方の拳を振り上げて威嚇した。さすがにのび汰もすぐに諦めて、『待って』と言いたげに手を上げながら、後ろへと引いていった。 舌打ちをして三嶋に向き直ったむった。だが、その口から出た次の言葉は、皆の期待を大きく裏切ることになる。 「俺の親父がどこの会社にいるか知ってるな? このシステムを開発したインダストリーの取締役だぞ? てめぇ、その息子がいるクラスを、こんなふざけたことに巻き込むのかよ、ああん?」 堂々と、恥ずかしげもなく父親を語るむったに、少しクラスメイトは肩を落とした。それが何になるのかという突っ込みを、誰かがいれなかっただけマシな方である。 そんな彼に、三嶋は――誰もが見る、初めての表情を浮かべた。蔑み、哀れみ、もはや苦笑とも取れない歪んだ表情は、むったの勢いを一瞬殺した。 「あのな、むった」 胸ぐらを掴んでいるむったの手を、三嶋はぐぐっと力を込めて掴み返した。異常な力の強さに、むったはすぐに手を離して、数歩後ろへと下がった。 「みんな平等だって、小学校のときに習ったろう? 偉大な研究者だろうが、役人だろうが、何か特別な扱いを受けて言い訳がない。その子どもだって同じ事だ。君らは皆、別の境遇で生まれた。お金もち、貧乏、男、女……それらを、君たちは選んで生まれてきたわけじゃない。だから、そんなことで、君らの価値が決まるわけじゃないんだよ」 しわくちゃになった襟を整えながら、三嶋は教壇から降りて、離しながらむったの周りをぐるぐると歩いた。生徒が三嶋を恐れ、後ずさりをする。 むったは三嶋の動きを警戒しながらも、だるい話をするなと言わんばかりに、思い切りそっぽを向いていた。 「君らはまだ、自分たちの本当の価値を知らない。見つける努力すらしてこなかったんじゃないかな。だけど、大人はそうはいかない。自分の力をきちんと把握して、出来ることをする。それは境遇で得られるものじゃなく、自分の力で得るものだ。 だからね……むった。自分だけが特別だなんて――」 三嶋は、むったの目の前で立ち止まった。 その瞬間、三嶋は目にも止まらぬ早さで拳を振り上げたかと思うと、むったの顔面に思い切り拳を食らわせたのだった。予想外の攻撃に、むったは反応することすらできず、身体ごと後ろへとはじき飛ばされた。 「そんな勘違いを、しちゃあいけないんだ……なぁ?」 まるで、殴った余韻を楽しむかのように、三嶋は拳に手を這わせた。 次へ トップへ
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