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SSその2 “彼”が飲み物を買いに出て行った選手用ホテルの一室。 少女は一人、彼について考えていた。 ――「次の勝利もまた、そなたに約束しよう」 一回戦の終わりに、彼はそう言ってくれた。 でも。 ――「もし真に相応しき器の持ち主であれば、願いを用いこの剣を捧げることも厭わぬ」 次の次の、さらに次の勝利は、一体誰のためのものなのだろう。 と、そこまで考えた後、首を横に振る。 彼が自分を捨てるなんてありえない。 しかし、その時が来たらもしかして……。 二つの思いが交互に彼女の胸に行き来する。 彼女が経験したことのある“人間との関係性”はただ一つ。 主と従。 ゆえに彼女は見い出せずにいた。 いずれ主の主となるべき王女に対するこのほの暗い感情の正体を。 あるいはただの『未調整のバグ』の延長かもしれない。 (いけません) 気分を落ち着けるため、シャワーでも浴びようかと席を立ったその時、ノックの音が聞こえた。 「はい」 彼女が扉を開けると、筋骨隆々としたオールバックの男が、スーツ姿で立っていた。 間違いない。 彼の二回戦の対戦相手である男だ。 「アナスタシア、だな」 「ええ」 それを確かめると、男はにっこりとして――。 ◆ 「さあ始まりました! グロリアス・オリュンピア二回戦! “戦場跡”での闘いは、井戸浪濠(いとなみごう) 対 暗黒騎士ダークヴァルザードギアス!」 流れるアナウンスに、観客は大きな歓声を寄せる。 だが、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは、それどころではなかった。 キョロキョロと見渡すのは彼の設定ではないのでゆっくりと目線を移動させながら、観客席に目的の人物がいないかどうか探る。 こんな人数の中、見つかるはずがないと思いながら。 「誰を探しているんだ?」 濠が話しかけると、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは逡巡の後に答えた。 「我が侍女が少し前より姿を見せぬ」 それを聞くと濠は口先を釣り上げる。 「君は、大会規定をよく読んだかな?」 「何のことだ?」 「『対戦相手以外に危害を加えた者は失格となる』」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは濠の言いたいことを察し目を見開いた。 この条項には、一つの但し書きが添えられている。 「『ただしサンプル花子を除く』」 「貴様……」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは今にも掴み掛からんという勢いで濠を睨みつける。 しかし試合時間以外での戦闘行為はご法度。 彼は震える腕を押さえなんとか踏みとどまる。 「覚えておくがいい、我が暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードの錆にしてくれようぞ」 ◆ 「ぴんぽんぱんぽ~ん! やっぱりここだけ二人だと不公平なので、 グロリアス・オリュンピア運営本部からリザーバーを一名派遣しました! お二方には“彼女”も含めた三つ巴で戦っていただきます!」 転送直後、やたらと場の雰囲気にそぐわないアナウンスが流れた。 正体不明のリザーバー。 まったく、グロリアス・オリュンピア運営本部ときたら、粋なサプライズをしてくれる。 ただ、そちらも気になるが、まずは目の前の敵だ。 名も分からぬ、戦国時代の合戦場。 二人の男は互いの姿を遠目に認める。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは手近の死体に刺さっていた刀を引き抜く。 暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードの使い手である彼だが、本物の刀剣を握ったのは初めてである。 そのずっしりとした重みに少したじろぐ。 しかし一つ空振りをして気の迷いを断ち斬った。 刃から闇が零れ落ちる。 この時既に刀は暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードと化していた。 『イーヴァルディの砥石』の効果時間を考えると、刀は濠にギリギリまで近づいてからダムギルスヴァリアグラードに変えたほうがいい。 それを思いつかないほど彼は馬鹿ではない。 ただ、彼は愛剣でない刀と戦場を駆けること自体、ダムギルスヴァリアグラードに対する裏切りと信じた。 彼は一つ呼吸をしてから走り出した。 ◆ 「『永劫滅砕・カタストロフ=ディアス』!」 剣が頬を掠める手前で、濠は顔を引く。 「またしても……」 闘いは膠着していた。 濠は避けることに専念しているようだった。 辺りには亡き兵士たちが遺した武器がいくらでもある。 いくらでもダムギルスヴァリアグラードを補充できる。 だが無限ではない。 三分が経つ度、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスに焦りが募る。 試合が動いたのは、そうやって五本目のダムギルスヴァリアグラードを消費しきった時だった。 「わたしも混ぜてくださいな」 突然の少女の声に二人は揃って顔を向ける。 見ればそこには、色素の薄い銀の髪を肩口に垂らした、おっとりとした少女。 華奢そうな身に纏うのは、戦場(いくさば)にそぐわない真っ白なワンピース。 片方の手で、大きなトランクを握っている。 「王……女?」 その少女は、フェム王女と瓜二つであった。 二人は試合開始時のアナウンスを思い出す。 リザーバーの“彼女”とは、フェム王女のことであったのだろうか。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは一歩前に進み出ると、跪いて名乗りを上げた。 「よくぞいらっしゃった、フェム王女。 我はコンビニバイト土屋一郎……!?」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは自分の口から出た言葉に驚き、ショックを受けた。 せっかくあの子が呼んでくれた、その名。 グロリアス・オリュンピアで轟かすと決めた、その名。 それが、名乗れないなんて。 一方、濠の方も動けないでいた。 彼には少女がフェム王女でないことは分かっていた。 なぜなら彼は既に密かに『敢行使命(チャレンジノルマ)』を発動させていたからだ。 濠は一回戦の際、既にフェム王女と名刺を交換している。 あれから名刺の内容は変わっていないので、仮に彼女がフェム王女本人なら、能力が発動することはないのだ。 もう一つ分かることがある。 それは『敢行使命』の発動条件の違いによる。 相手が名刺を持っている場合は名刺同士の位置が入れ替わる形になる。 しかし相手が名刺を持っていない場合、濠の名刺は必ず相手の手元に行く。 見える位置に名刺が現れた様子が無いということは、彼女は自分の名刺を用意してきたということだ。 流石リザーバーとして出てくるだけあり、こちらへの対策もきっちり打ってある。 濠が冷や汗を垂らす。 今、この交換された名刺を読む隙を見せていいものか。 少女はその吟味の暇すら与えてはくれなかった。 「暗黒騎士ダークヴァルザードギアスさん、【わたしと一緒に、井戸浪濠さんを倒してくれませんか?】」 少女の言葉をトリガーに暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの動揺はなぜかいきなり治まったようだ。 「仰せのままに」 彼は虚ろな目をしながら濠の方に向かってくる。 まずい、二対一はまずい。 濠は名刺入れから素早く自分の名刺を取り出すと、能力を発動させ“とある人物”と名刺を交換した。 そしてそれを、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスへと投げた。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスはそれを受け取って目を向けたところで、我に返った。 「アナスタシア……」 それは、濠が暗黒騎士ダークヴァルザードギアスとのタイマンを想定して用意していた、揺さぶりのための切り札。 折を見てアナスタシアから暗黒騎士ダークヴァルザードギアスへのメッセージを送るために、濠が用意した、彼女の名刺。 本来なら濠がモニター越しに合図を送って30秒後に能力を発動させるつもりだった。 それが濠の咄嗟の判断で不意になり、文字を書く暇は与えられなかった。 しかし、その名刺には何よりも強いメッセージが刻まれていた。 落ちたのはついさっきであろう、涙の跡が。 「全く悪いとは思わないが……」 名刺を見つめたままの暗黒騎士ダークヴァルザードギアスに濠が話し掛ける。 この言葉には少女の能力に対する検証の意味も含まれていた。 濠は「悪いが」と言ったつもりであった。 「君の侍女はホテルの私の部屋で匿っているだけだ。危害は加えていない」 「それは真か」 「ああ、なぜなら我々は今そちらの彼女の能力によって“嘘が付けない”状態だからな」 「なっ……!」 能力の一つを看破され、少女は絶句する。 それが何よりの肯定。 「だが、アナスタシアをたぶらかしたことには違いない」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは話を戻す。 嘘を付けない。濠にとって一見不利な状態だが、メリットもある。 今はすべての話を信じさせることができる。 「私は彼女から相談を受けた」 セールスマンは、まずは何気ないトークによって交渉相手との交流を図る。 それは例えば天気の話であったり、コイバナであったりする。 「君が王女サマに取られるのではないかと心配していたぞ」 「それは……」 確かに、この闘いの始まりは王女だったかもしれない。 だが今は。 「彼女は君にとって何なんだ?」 「……大切な者だ」 「王女サマよりもか?」 「……無論だ」 「ならそれを、今も見ている彼女の前で証明してみせるんだな」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスはフェム王女そっくりの少女を見据えた。 「我はアナスタシアに勝利を約束した! なれば、いずれ主君となるそなたと刃を交えることも厭わぬ!」 背中のリュックから取り出した、ダンボール製の暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードを手に、彼は駆け出す。 「ええっ! ちょっと! なんでこっちに向かってくるんですか! 【止まって】!」 しかし彼女の“お願い”はもはや暗黒騎士ダークヴァルザードギアスには通用しなかった。 仕方なく、少女は手を変える。 「ま、『護れ』!」 叫ぶ少女の前に、突如金属製の盾が現れる。 暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードが弾かれる。 「そうです、そのまま……『襲え』!」 盾が少しずつ千切れ多数の槍となって暗黒騎士ダークヴァルザードギアスを襲う。 またこの手の攻撃か。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは少女との距離を開け、槍を十分引き付けてから、横回りでかわす。 アナスタシアとの特訓の成果だ。 攻撃が外れたことを受け、少女は次の手を打つ。 「『壊せ』」 攻撃的な台詞に、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは身を構える。 しかし、少女が狙ったのは彼自身ではなかった。 金属の槍が襲ったのは、戦場に多く転がる刀。 彼らの周囲のそれらが、ことごとく破壊される。 「これで、あなたはもう武器を補充できません」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは何も答えず、少女の元へ走る。 「『護れ』」 「『疾風突撃・ギルガ=アーク=ヴァイラス』!」 残りの二分ほど、彼は剣を叩きつけ、突き、薙ぎ、とにかく我武者羅に当たっていった。 だが、その分厚い盾を突破することは叶わなかった。 「暗黒騎士」 そこに濠が呼びかける。 「こいつが必要だろう」 見れば、濠はペットボトルを逆さまに掴んでいた。 ああ、いかにも剣っぽい。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスがこくりとうなずく。 「待ってください。井戸浪さんは暗黒騎士さんの味方をするんですか!」 少女が抗議の声を上げる。 「私は水を売りたいだけだ。戦闘に加わるつもりはない」 少女は納得いかない、という風に膨れる。 濠は構わず続けた。 「このリュックの中身全部だ。いくら出せる?」 突然の値段交渉。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスはキョドルる。 自分で決めろというのか。 いくらが適正なのだろうか。 「い、いちまん……」 「100万円です!」 そこに、少女が割り込んできた。 「わたしが100万円で買い取ります」 「そうか、分かった」 えっ、そっちに売っちゃうの!? 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスはしょうがなく、震える声を絞り出す。 「ご……5億……だ…………」 二人が一斉に彼の方を向く。 「我は……この大会で全ての試合に勝利を収める。 なれば、その優勝賞品とやらをここで使ってやっても惜しくは……ない」 「なるほど、では君に……」 えっ、そっちに売っちゃうの!? 確実に後払いだし、回収できるか分からないのに。 少女は焦って口を挟む。 「ではわたしは5億5000万出します!」 最も魅力的な戦いをした者に送られるという5000万円、それを少女は上乗せしてきた。 対する、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは。 「ならば、我は6億5千……」 当然、ベストバトル3試合分を上乗せしてくる。 が、彼はそれだけでは終わらなかった。 頭の中に預金通帳を思い浮かべ、 「たしか……7万……」 さらにモッズコートから財布を取り出し、開く。 「8万……6億5008万、3千……2百……16円! 6億5008万3216円だ!」 少女は暗黒騎士ダークヴァルザードギアスのその台詞に圧倒された。 「6億5000万円」と言うことは虚勢を張れば誰にでもできる。 だが、「8万3216円」。おそらく彼の持つ全現金。 これを失えば来月の家賃の支払いすらままならない。 それを口に出すことができる者がどれだけいるというのか。 少女は高い桁の方ではなく、あくまで現実的なその下位五桁に言葉を奪われた。 「決まりでいいか」 少女は黙ってうつむくしかなかった。 本当のところ、最初の100万円すら彼女に工面できるかどうかすら怪しかった。 少女は王女ではなく、王宮製の人工魔人の一人でしかないのだから。 最初の一本が、濠から暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの手に渡ろうとする。 「『阻め』」 その瞬間を、エプシロン産の金属睨天鉄(エプシリウム)が襲う。 すんでのところでペットボトルを掴んだ暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは直ちにそれを暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードに変え、振り払った。 睨天鉄は人工のものに対して強く、自然のものに対して弱いという性質を持つ。 故に睨天鉄の塊はペットボトルを容易く破壊した。 しかし中の水は『イーヴァルディの砥石』によって一緒に暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードと化し、ペットボトルの形を保ったままであった。 そしてミズリーの『おいしい水』は100%天然水! よって、今度は睨天鉄の方が打ち砕かれる番だった。 剥き出しの水の剣を、高らかに掲げた。 魔人・土屋一郎の能力『イーヴァルディの砥石』は、それと認識したものを暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードと化す能力。 決して自身を暗黒騎士ダークヴァルザードギアスとする能力ではない。 なぜそうならなかったのか。 彼は分かっていたのだ。 憧れた暗黒騎士ダークヴァルザードギアスには、自力でならなければ意味がないのだと。 「我は……暗黒騎士ダークヴァルザードギアス!」 今度こそ、その名を名乗り上げる。 少女は叫んだ。 「どうしてです! わたしを見ている間は嘘はつけない、そういう道理(ルール)のはず……!」 それは、嘘ではない。 「我は邪法の元に生まれし高貴なる暗黒騎士」 それは、信念。 「道理に従う理由などなし!」 彼は少女に向かって真っすぐに駆け出す。 「うっ、『襲え』!」 「『清廉潔白・アクエリオ=イノセンス』!」 暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードが襲い来る睨天鉄を残さず叩き落とす。 少女は決意した。 彼に追いつかれる前に……トランクを開ける。 中には数十の宝石。 その中から一つを手に取った。 既に暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは少女の目の前に迫っている。 彼女は勢いよくワンピースの前をまくり上げた。 下には何も着けておらず、生まれたままの肌が風に晒される。 お腹には先ほどと同じ形の三つの宝石が埋め込まれており、くぼみがひとつあった。 「【やめて】!」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは思わず手を止めてしまった。 仕方ないよね。彼女いないんだもの。 どこかのホテルの一室で「むぅ……」という唸り声が聞こえた気がした。 その隙に少女は手に取った宝石を残りのくぼみにはめた。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスが手を止めたのは一瞬。 再びダムギルスヴァリアグラードが少女を襲う。 彼女は慌ててトランクをバタン!と閉じる。 すると、彼女はトランクごとその場から掻き消えてしまった。 ◆ ハローワールド。意識の覚醒は良好。 わたしは、与えられた体を確認します。 さっきまでよりもちょっとゴツゴツとしています。ほんのちょっとです。 触ってみると肌はやっぱり硬いです。 それに、なんか「ついてる」っぽいです。 ええ、男の子ですね。 鏡が無いので確かめられないのが残念ですが、わたしのことだからきっと美少年なんでしょう。 世の中には男性であってもこういう肉体の方が劣情を催す人もいるらしいです。なにそれこわい。 ふう。さあみなさんお待ちかねのあの台詞行きますよ、さんはい! ……ばっっっっかじゃないですか!? いえ、この体のことではないです。 これは独空ゆうきさんの『一人分の双子』の効果です。 メンタリティが変わっていないのであまり別人という気はしないのですが、ともかくわたしが“弟”ということでしょう。 それではなく。 馬鹿なのはあの二人のほうです。 強敵だとは思っていました。 五賢臣に最も早く推薦された方と、最も強く推薦された方ですからね。 だからきちんと対策してきたのです。 自分への嘘を力にする暗黒騎士さんと、嘘を武器にする井戸浪さん。 “正直伯爵”さんの『走れ正直者(ラン・ローラ・ラン・トゥルー)』はうってつけのはずでした。 それに加えて暗黒騎士さんを取り込むため、花浦小春さんの『お砂糖とスパイスと素敵な何か(ハニートラップ)』です。 参戦経緯からわたしのモデルである王女にちょっとは気があるんじゃないでしょうか。 八剱聖一さんの『墜放騎士の栄光』はわたし自身が睨天鉄のカタマリなので相性ピッタリです。 さらにはいざというときのための空きスロット。 さすがわたし、完璧な布陣なんじゃないでしょうか。 それを……それを…… なに妄想で洗脳打ち破っちゃってるんですか! なに真実縛りで暗黒騎士さんをコントロールしちゃってるんですか! アナスタシアさんもアナスタシアさんで、なに乙女見せてくれちゃってるんですか! 所詮、紛い物のわたしじゃ、ついていけない闘いだったんでしょうか。 作り物の生命。 にせ物の精神。 借り物の能力では。 『我は……暗黒騎士ダークヴァルザードギアス!』 『私は水を売りたいだけだ』 『自分が他の誰でもなく、誇るべき自分自身であると断言するように――自分の能力を、全力で揮える。 そんな光景を、いつかこの目で見ることができれば、私(わたくし)の中を流れる日本人の血も、きっと歓喜に震えてしまうのでしょうね』 二人の台詞と、ついでに聞いたことのないはずの王女の演説がリフレインします。 いいですね、誇るべき自分自身がある人は。 わたしなんてどうせ…… 「イヤ……です」 思いの他低い声が出てびっくりですが、とにかく、不快な気持ちになりました。 わたしは確かに作り物でにせ物で借り物かもしれないですけど、 それでもあの時「面白い」と思った感情は、わたしだけのものです。 誰にも渡しません。 「予選落ちしちゃった人たちの戦い」をフェム王女に見せる。 そんな唯一無二(二人になっちゃって何言ってるんでしょうって感じですが)の役割を与えられたのです。 わたしはわたし、他の誰でもない、恵撫子(えぷし)りうむです! ええ、やる気になってきましたよ。 わたしはシャツの裾をたくしあげます。 そこには、『一人分の双子』の宝石と、新たな三つの空きスロット。 取説には四つ以上の能力を使おうとするとやばいことになるなんてありましたが、構うもんですか。 どうせりうむは、最初からブッ壊れているんですから……。 ◆ 「あれはフェム王女ではない」 少女が消えたことでひと段落ついたと感じ、濠は名刺入れを取り出した。 「『恵撫子りうむ』、『グロリアス・オリュンピア二回戦リザーバー』だそうだ。 最小限の情報だけしか載っていないとは、本当に用意がいい」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは濠の一言一言に真意を見極めようと睨みつけて聞いている。 構わず濠は続けた。 「言葉をトリガーにする能力かもしれないと思ったが、どうも効果が多すぎる」 嘘を封じる、相手を操る、不思議な金属を操る、さらにはワープまでする。 「制約はあるかもしれないが、現状“なんでもできる”と思っておいた方がいい」 「そのような相手に、抗う術はあるのか」 「……私に考えがある」 嘘である。 考えなどない。 これは暗黒騎士ダークヴァルザードギアスを敵にしないための台詞でしかない。 「これを渡しておこう」 ペットボトルが一本、濠から暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの手に渡される。 その瞬間。 光の矢がペットボトルを貫き吹き飛ばした。 「なっ!」 二人は矢が飛んできた方向を向く。 そこには一つの陣地があった。 中から射てきているのだろう。りうむの姿は見えない。 二の矢が飛んでくる前に、濠は素早く背中から新たなペットボトルを取り出して暗黒騎士ダークヴァルザードギアスに投げつける。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスがペットボトルをキャッチしたのと次の矢が飛んできたのは同時だった。 矢は彼の方を狙っていた。 が、遠くから直線で狙い撃つだけの矢など速くとも簡単にかわせる。 どうやら一本ずつしか使えないのだろう。 それも含めて余裕の回避を見せた暗黒騎士ダークヴァルザードギアスであるが、ふと違和感を覚えた。 こんな不毛な攻撃を、わざわざやってくるだろうか。 一射目ならまだしも、手の内を見せてしまった後に? そして、一回戦の阿呂芽ハナとの闘いを思い出した。 「還り来るぞ!」 言うが早いか、彼は濠の背後に回る。背中合わせの形だ。 思った通り、光の矢はUターンしてきた。 矢が本当に狙っていたのは、濠の背負うリュック。 ダムギルスヴァリアグラードのストックの方だった。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは、ペットボトルを暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードに変え、光の矢を弾き飛ばした。 息をつく暇もなく、今度は濠の正面に、見知らぬ少年が突如として現れた。 『敢行使命』を試してみるが、発動しない。 ならば考えられる可能性は少ない。 「君はおそらく……恵撫子りうむ本人!」 少年は答えず、既に引き絞っていた矢を放つ。 殺気の“価値”の高まりを感じて濠は横に大きく飛び退く。 必然、矢の向かう先は暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの背。 声と動きから大体の状況を察した彼は振り向きながら暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードを払う。 しかし完全に防ぎきることはできず、手の甲に傷を負ってしまった。 「くっ……」 その間に、少年の姿が変わっていく。 体が大きく膨れ上がり、体色はドス黒く塗りつぶされてゆく。 全長三メートルほどの、暴力の化身。 それが大きく腕を振り上げる……。 先ほどとは比べ物にならないくらいの攻撃オーラのハイパーインフレを肌で感じた濠は、 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスに向かって飛び付き、化け物から引き離す。 次の瞬間、見えない速さで腕が振り下ろされ、遅れて風の音が唸った。 「あれを喰らったら、即死だろうな」 「かたじけない……」 ところが、二人が恐ろしさを感じている一方で、化け物もまたなぜか苦しんでいるようであった。 我武者羅に腕を振り回す化け物。 相変わらず速いものの、今度は目で追える程度の速度である。 「なんだか分からんが、今がチャンスのようだ。私がおとりになるからその隙に……」 二人揃って駆け出す。 化け物が濠を掴みにかかろうとした隙に、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスが跳ぶ。 「『震撃……断絶』!」 「オオオオオオオオオオオオオ!!!」 「『ダムストラスト=グラヴィティ』!」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの剣は……空を切った。 化け物は雄叫びを上げた瞬間、またしても忽然と消えてしまった。 ◆ 「はぁ……はぁ……」 わたしに戻ったわたしはどっと疲れてその場に崩れました。 “弟”の分のダメージはフィードバックされないようですが、記憶は残るので精神的にはとてもやばいです。 七つも能力を使ったので、自慢のエプシロンボディから睨天鉄がうにうに飛び散ろうとしています。こわい! 「……『鎮まれ』」 『墜放騎士の栄光』でなんとか体をごまかします。 それにしても酷いじゃないですか。 生まれたてのわたしに対して、大の成人男性が二人掛かりなんて。 だから、なるべく強力な能力を選ばせてもらいました。 安倍川アオイさんの『オレンジスカイアロー』、ジャックダニエル・ブラックニッカさんの『ヴィオェンセ』、そしてプランク・パーセクさんの『我に届かぬ物は無く、また我に触れる者は無し』です。 最後の能力は超音速パンチに使いましたが、やはり祝詞無しでは代償が厳しかったようです。 さて、説明パートみたいになっていますが、実はわたしがいるの、二人のすぐそばなんですよね。 見ている方向が違うのでまだ気づかれてないんですが、あまり時間は掛けられません。 そうですね、この作戦で行きましょう。 「『伸びろ』!」 ◆ りうむ(姉)の声に二人は振り向いた。 しかしそこにりうむ(姉)の姿は無く。 「うおっ!」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの立つ地面がそこだけ隆起していく。 睨天鉄の柱が現れたのだ。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは慌ててペットボトルを取り落とす。 さらに、目の前に再び化け物が出現する。りうむ(弟)だ。 りうむ(弟)が腕を振り上げる。 当たれば一撃必殺。腕を振る開始位置と到達位置の間の距離を無視した超音速パンチ。 それが急激な足場の変化に体勢を崩した暗黒騎士ダークヴァルザードギアスを襲う。 絶体絶命。 かと思われた。 が、腕が通りすぎるギリギリ直前に暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの体は下に落ちていった。 自分で飛び降りられる状況ではなかったはずだ。 ではなぜ。 その答えは、柱の下で濠が持っていた“水の剣”にあった。 そう、『イーヴァルディの砥石』でダムギルスヴァリアグラードとなった物体は、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの手を離れても、時間が切れるまではダムギルスヴァリアグラードのままなのだ。 濠はそれで柱を斬り落としたのである。 そして水の剣は役割を果たしたと言わんばかりに地面に滴っていった。 りうむ(弟)が追撃に出る。 衝撃波で傷を負った暗黒騎士ダークヴァルザードギアスに向けて腕を振り下ろす。 彼は何とか横に転がり、これを回避した。 大きな音が地に響き、またりうむ(弟)の姿が消える。 代わりに元の場所に現れたりうむ(姉)は、二人が状況を飲み込む前にささやくような声で言った。 「『隔てよ』」 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスと濠の間に睨天鉄の壁ができる。 りうむ(姉)が取り込んだのは、濠の方であった。 「こっちで、よかったのか?」 濠が問う。 「水は井戸浪さんから一本ずつ暗黒騎士さんに渡されていましたから、先に補給路を絶つべきだと考えました」 「なるほどな」 「【降参してくれませんか?】 なんて、あなたには効かないんでしょうけど」 「洗脳か? 確かに降参したくはならないが」 『お砂糖とスパイスと素敵な何か』は能力者への好意が前提にある。 濠に使うことが難しいのは最初から分かっていた。 「ま、どちらにしろ、“ハズレ”だったな」 「それは、どういう……!」 言いかけてりうむ(姉)は気付いた。 睨天鉄の壁に、ヒビが入っている! 「や……【やめて】!」 りうむ(姉)の必死の“お願い”にも、今度は止まらなかった。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスは、水の剣を携え、壁の向こうから現れた。 彼はいつペットボトルを手に入れていたのか。 それは、りうむ(弟)が初めて現れる直前、濠と背中合わせになった時である。 この時は彼も気付いていなかったが、濠はこっそりと彼のリュックに水を一本移していたのだ。 りうむ(姉)が叫んだことによって、りうむ(弟)が交代で現れる。 が、りうむ(弟)はすぐに膝をついた。 能力使用数の上限突破による悪影響は、りうむ(弟)にも平等に降りかかっていた。 ただ『ヴィオェンセ』の巨体の体力が、その影響を押しとどめていただけなのである。 (見せるん、です。あのクソ王女に、“わたしの”……闘いを!) 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスがりうむに向かって駆ける。 りうむは光の矢を宙に放った。 矢は軌道をコントロールすることができる。遊ばせておけば、いつでも使用可能な切り札だ。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスが接近すると、りうむは腕を振るった。 「『剛腕絶無・ゼロ=イグニス=ニルヴァーナ』!」 暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードに斬られるのも厭わず、殴り抜ける。 軽いめまい、動悸、息切れがりうむを襲う。睨天鉄の暴走と合わせると今にも意識が飛びそうだ。 りうむはしかしそれを必死で押しとどめる。 チャンスなのだ。 暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの利き腕がだらりと垂れ下がり、ペットボトルを取り落とす。 (今です!) りうむは暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの体を掴んだ。 そして、遊ばせておいた矢の軌道を定める。 『我に届かぬ物は無く、また我に触れる者は無し』。 矢は、距離の概念を吹っ飛ばし、たどり着く。 それはまさに光。 その光こそが、暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの体を貫いた。 「ああああああああああああああ!!!」 今まで経験したことのない痛みが彼を襲う。 「ア、ナ……」 最後の声を絞り出し、最愛の侍女の名を唱える。 彼の意識はその途中で途絶えた。 (王女……やりました……わた、し……?) 一方りうむの方は耐えられるはずだった。 祝詞を省いた代償、先ほどの拳の傷、睨天鉄の暴走、全てを勘定に入れても大丈夫だと思っていた。 その胸の傷さえなければ。 そこには、暗黒瘴気剣ダムギルスヴァリアグラードと化したあるものが刺さっていた。 丸められた名刺である。 (そう、井戸浪さんの能力……全然気にしていませんでしたが) この時のために濠が暗黒騎士ダークヴァルザードギアスと名刺を交換していなかったのだとしたら。 「初めから、わたしたちの、相打ち、狙い……だったのですね」 「言っただろう、戦闘に加わるつもりはないと」 「そのわりには、随分暗黒騎士さんに、肩入れしていたようですが」 「直接手は出していない」 そう言うと、濠は暗黒騎士ダークヴァルザードギアスの体を漁り、財布を取り出した。 「あるだけもらっておく。残りは出世払いだと伝えておけ」 「……ふふ、わかりました」 りうむはそう言って、目を閉じた。 ◆ 「そうか、彼はそのようなことを」 医務室で一足先に目を覚ましたわたしは、復活した暗黒騎士さんに井戸浪さんの台詞を伝えました。 わたしはエプシリウムのカタマリで、普通の人間さんとは体の構造なんて全然違うはずなんですが、なんだか治せてもらえちゃったみたいです。 って、なんでですか! もう準決勝に進めないんだから、素直に機能停止させてください! わたしはこの先一体なんのために生きればいいのでしょう。 そんなことをぼんやり考えていると、医務室に来客がありました。 「ってええーっ! 王女……様!」 まさかまさかです。実は生で見るのは初めてなのです。 本当にわたしそっくりですね。いえ、そっくりなのはわたしのほうなのですが。 心なしかアナスタシアさんが暗黒騎士さんを掴む力が強くなったような気がします。 「りうむ、あなたには大変な役割を押し付けてしまったようね」 まったくですよ! わたしにはもっと王宮でぬくぬくするような生活が似合っているのです! 「これからは王宮でぬくぬく暮らすといいわ。皆歓迎するわよ」 「いやです!」 ごめんなさい、嘘です。わたしはもうぼんやりおっとりな女の子ではありません。 「面白い」を知ってしまいましたから。 「わたしは、世に出ます」 暗黒騎士さんがぴくりと反応しました。 世に出る、と書いて出世ですね。 「我々も、もっと広い世界に旅立たねばならぬということか」 そうですよー。コンビニバイトでどうやってアナスタシアさん養うんですか! せめて正社員になりましょう! 「りうむ、でも、私が見ていないところで大丈夫なの?」 「王女様に見られたら、わたしの能力減っちゃいますから!」 「そう……」 あーもう! なんでそんなに心配するんですか! お母さんじゃないんですから! 「とにかく! わたしは旅に出たいんです! 世の中の面白いことを、もっと見つけたいんです!」 「……ええ、わかったわ。でもたまには帰って来てね」 だーかーらー! ま、まあ、ともかく。わたしの人生は始まったばっかりです。 Hello, World. またどこかで、会いましょう。 ◆ ホテルの与えられた一室で、濠は昔を思い出していた。 何もできない新人だった日のこと、魔人能力に目覚めた日のことを。 彼が新卒で入ったのは名もない中小企業だった。 ある日彼はとある大手企業に取引を持ち掛けにいく。 門前払いだった。 挨拶すらさせてもらえなかった。 「あいにく名刺を切らしておりまして」 ところがそうのたまった担当は、濠の目の前で別の大手企業の相手と名刺交換を始めたのだ。 濠は大学で学んだ自分の営業知識に自信を持っていた。 名刺さえあれば、名刺さえあればあんな奴……。 その強い願いが生んだのが『敢行使命』であった。 だが、その考えは間違いであった。 営業は知識だけではない。 人の心を理解する力、肉体の力、商品そのものの力。 あらゆる力が必要で、それを知る度、濠は営業の道にのめり込んでいった。 彼はこれからも、売ることを続けていく。 次の闘いでも。 ◆ おまけ:恵撫子りうむ使用能力まとめ キャラクター名 性別 特殊能力名 プロローグSS プロローグ文字数 “正直伯爵”&大正 直 不詳 & 男性 『走れ正直者(ラン・ローラ・ラン・トゥルー)』 & 『嘘八百万(ヤオヨロズライ)』 プロローグSS 2435 花浦 小春 男の娘 お砂糖とスパイスと素敵な何か(ハニートラップ) 『花浦小春プロローグ ~オ●●ノコは、お砂糖と、スパイスと、素敵な何かで出来ている~』 4705 八剱聖一 男性 墜放騎士の栄光 プロローグSS 5917 独空 ゆうき 女性(可変) 一人分の双子 プロローグSS 7386 安倍川アオイ 女の子? オレンジスカイアロー プロローグSS「安倍川アオイ完結編」 30064337 ジャックダニエル・ブラックニッカ 男 ヴィオェンセ プロローグSS 5763 プランク・パーセク 女性 我に届かぬ物は無く、また我に触れる者は無し プロローグSS 1541
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1812.html
140文字SS:ひろがるスカイ!春のSS祭り2023【1】 1.【競作2023】Hugっと小咄 ひどいのです!/かおす 「お久しぶりですルールーです」 「えみるなのです!」 「ハリーやっ」 「ハリーも呼んだんですか? 珍しいですね」 「今年のお題は『そら』ということで…」 「そら難儀や」 2.【競作2023】『澄み渡る空のように』(1/2)/茉莉花 私は、あの人のようになりたい。あの日、私を助けてくれたあの人みたいに、かっこいいヒーローになりたい。 でも、今はまだ追いつけない。あの人の背中は、すごく遠く果てしないと思う。 3.【競作2023】『澄み渡る空のように』(2/2)/茉莉花 だけど、今の私には大切な友達ができた。その子たちと一緒に大切な日常を守りたいと思っている。 澄み渡る空のようなヒーローになりたいと願っている。 (筆・茉莉花) 4.【競作2023】キラヤバっと小咄 ぞら/かおす 「ソラがテーマだってー」 「スマプリのみゆきが来たルン」 「やっほー! 星空みゆきだよー!^^」 「...ぞらだねー」 「だめルン」 「.....ぞらにかがやくー...」 「アウトでプルンス」 5.【競作2023】Hugっと小咄 わかればええで/かおす つばさ君はプニバードのままぷいきゅあにならないでしょうか? そらムリや ハリーを出してお題クリアは反則なのです! いえ、タルトです いっしょなのです! どこがやー! 全然違うやないかあ! 上がタルトで下がハリハムハリーです 6.【競作2023】ヒロプリ小咄 全員ぼけ/かおす 「ヒーローの出番です!」 「あ、ツバサ君がきたよー」 「ヒロインの出番です!」 「え?」 「…考えてみたらあたしたちって全員ボケなんだねー」 「そーですか?」 「そうですね 今のところ」 「恐怖の皿回し屋敷です!」 「....それ、後回し屋敷でしょ」 7.【競作2023】はぐっと小咄 そらみみ/かおす 男子のプリキュアで舞台化だそうです 男子ばかりで… 空耳みじゃないですか …えみるも動揺してますね み? 川村敏江さんのデザインは素敵ですが… 8.【競作2023】ナイトメアで小咄 絵空ごと/かおす 「男子のプリキュアー? 世も末だなぁおい」 「ガマおくん、相変わらず口が悪いねえ」 「ここは女体化ですな」 「ギリンマ君なんてことを!」 「フジョシーノさんお言葉を」 「アラクネアさん もう一度言ってご覧なさい」 「いやー、みんなそらごとばっかりー」 9.【競作2023】『SKY×FAMILY』/Mitchell Carroll やばいよやばいよ、やばやばいよ! ゴイゴイスーで、すごごごーいシン・番組『ヒメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイファミリー』、毎週天王曜日・朝4時頃放送! 初回は720分拡大スペシャル!! リモコンのPボタンを押して豪華賞品ゲットだよ! そんなこと…あるけど!!
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/608.html
◆───────────────────────────────◆ ◆とある上条と姫神秋沙(2) ◆ ◆【著/■■■■ イラスト/■■■■ 定価 59999円】 ◆ ◆───────────────────────────────◆ ――学園都市へと立ち寄った、炎髪sy(ryのロリコン神父。 ――日本酒に合うお手軽鍋、湯豆腐の準備を始める小萌先生。 ――上手くできた煮物をおすそ分けしに行く姫神秋沙。 ――上条宅へと襲い来る、H3N2型インフルエンザウイルス。 四人が交差するとき、新たなSSが生まれる――――!?
https://w.atwiki.jp/kahluamilk/pages/68.html
Top 用語一覧 けいおんSS 百合雑談スレ けいおんSS 百合雑談スレ けいおんSS 雑談スレの姉妹スレ。 こちらはいわゆる百合について語る。 とはいっても雑談スレで百合話題が禁止されているかと言うと、そうでもない。 そのため、こちらのスレは深刻な過疎に見舞われている。 しかしそれを逆手に取れば、荒れることは滅多に無く、いつもまったりと雑談することができる場所ともいえる。
https://w.atwiki.jp/himaitame/pages/1203.html
暇だから女友達にイタメール その997 14 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 20 07 01.93 ID wzaYtY060 今勇者多いか? 21 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 20 08 52.85 ID wzaYtY060 ほりえもんktkr 24 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 20 09 44.57 ID wzaYtY060 じゃあ少し後で 176 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 03 09.42 ID wzaYtY060 ・性別:[男] ・年齢:[20] ・特徴:[普通] ・性交渉経験:[それなり] ・相手との関係:[彼女・刺されたw] 『相手の特徴』 ・ニックネーム:[こうさと] ・性別:[女] ・年齢:[19] ・特徴:[メンヘル・可愛いお] ・性交渉経験:[1] 『その他』 ・タゲに対する自分の思い:[好き] 『NGライン』 [うp」 182 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 05 02.53 ID wzaYtY060 今日も家に来る気だったらしいが 帰らせたwwwww 一応メールは途切れてる 195 195 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 09 57.43 ID RKsnNiZ30 なぁやっぱり今日も家にこないか? 208 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 11 27.09 ID wzaYtY060 195 呼んでもかまわんが 家に来たらイタメできない件について 安価鳴らした 235 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 14 41.91 ID wzaYtY060 195 じゃあ送信 242 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 17 25.57 ID RKsnNiZ30 235 今日は刺されないといいねw 250 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 19 31.09 ID wzaYtY060 242 普段はいい子なんだが・・・ スイッチが入ると暴走するということは 昨日の一件でよくわかったwww 253 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 21 37.92 ID wzaYtY060 195 返信 分かった!!!! すぐ行くね(はぁと) 行動ハヤス 265 265 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 24 06.80 ID hc2LJolC0 そうだなぁ・・・・俺も出来れば普通に話をしたい。 だが、それにはどうしても欠かせないものがあるんだ・・・・・・・ 272 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 25 22.83 ID wzaYtY060 おまいら・・・俺の血がそんなに見たいか・・・ 265 送信 280 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 27 36.50 ID wzaYtY060 265 返信 なに? 買っていけるものだったら買ってくよ~? 来る気満々wwww 295 295 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 29 43.93 ID 4guNY/uY0 じゃコンドーム買ってきて 買ってこれないなら来るな 307 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 32 26.28 ID wzaYtY060 295 送信 え・・・? 別に良いけど・・・恥ずかしいな・・・ それにSS君いっぱい持ってるじゃん(笑) 330 330 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 34 34.49 ID a3KR4oU30 包丁も持ってきて手料理たべたい 336 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 35 44.81 ID wzaYtY060 330 刺殺・・・orz 送信 360 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 40 17.32 ID wzaYtY060 330 返信 ゴメン・・・xxはやだ・・・ それだけは許して? 予想以上に気にしてる模様・・・ 刃物系はNGワードで 380 380 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 42 28.72 ID dRXESS3y0 黙れこの殺人未遂者め。 ホリエモンと一緒に逮捕されろ! 393 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 43 43.31 ID wzaYtY060 380 自殺or心中フラグの悪寒wwwww 399 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 48 10.02 ID wzaYtY060 380 返信 そう言われても仕方ないのは分かってる・・・ けど言ってることに統一性がないよ! 410 410 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 21 50 25.12 ID ohzUqkPa0 くっくくくく まるで白雉だなタゲさん 俺があの局面であんなミスするかね? くくくく 信用するなよ・・・人を・・・ ローン!平和のみ1000てーん 415 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 50 32.33 ID wzaYtY060 というか俺さいてーだなorz 被害者って立場を使ってイタメしてるとか・・・ 420 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 51 29.26 ID wzaYtY060 410 送信・・・ 424 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 54 04.17 ID wzaYtY060 422 しかしやめられん魔力がある! と言い切ってしまう俺は人格破綻者www 430 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 21 57 19.32 ID wzaYtY060 410 返信 どういうこと? しっかり説明して!!!! ヤバスwwww 445 445 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 00 31.77 ID dRXESS3y0 犯罪者のくせに人に説明を求めるなんて おごましいとは思わんかね・・・? なあタゲ容疑者 458 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 02 53.13 ID wzaYtY060 445 ちょっwwwwおまwwwwww ・・・・ ヽゝ゚ ‐゚νニゲチャダメ・・・ 送信・・・・ 465 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 07 12.32 ID wzaYtY060 445 返信 ひどい・・・ 通報しますた系はNGで・・・ 容疑者とかはセーフで 480 479 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 09 01.28 ID wzaYtY060 誰かこうさとを救ってくれ! 480 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 09 02.26 ID dRXESS3y0 ひどい、だあ? お前が俺にしたことの方がよっぽど酷いと思うが 何か反論はあるかね?タゲ容疑者 485 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 10 13.40 ID wzaYtY060 480 ・・・追撃ヒドスorz 鬱になってきたorz 送信 497 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 13 35.76 ID wzaYtY060 480 返信 反論なんて出来ないよ・・・ 誰か!誰か!たすけsdmfkljふぃmだfklんhぎあ 525 525 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 16 11.71 ID dRXESS3y0 あの時から俺はお前をずっと恨んでるんだからな 許されることは無いと思え。 一生忘れないし許しもしない。お前は一生犯罪者だ 527 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 16 12.47 ID nTht/B8K0 ってな感じで俺がひどいことを言っても 好きでいてくれる? 俺も人間だからかっとなって言いたくなくても 言ってしまうかもしれないし・・・ これからも付き合うならこの事件は一生消えないものだから この事件がタゲの重荷になるのなら 俺はこの事件をなかったことにしたいよ・・・ あとこれだけは言わせて 愛してるよ 535 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 17 51.64 ID wzaYtY060 525 自殺or心中ふr(ry 送信 527 おまいが後一歩・・・後一歩早かったらorz 545 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 21 21.42 ID wzaYtY060 525 返信 わかった・・・ 許してくれるの期待してたけど 私が甘かったみたい・・・ ちょっwwwwwwwwwww 神よ・・・・・・・・・・・・ 560 560 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 23 51.57 ID jtKFASNn0 冗談だよ冗談。 実は俺少しS気があるんだよ。 だから好きな子を少しいじめたくなるんだ。 だから俺の愛情表現だと思ってくれ。 早く会いたいよタゲ。 ローソクとロープを買ってきてくれ。 574 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 25 47.14 ID wzaYtY060 560 たぶんコレではストッパーヨワスwwwwwwww 送信 595 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 32 30.24 ID wzaYtY060 返信 もう良いよ・・・ ゴメンね・・・今までありがと・・・ ホントに好きだったよ・・・ 「だった」に注目!!!! 620 620 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 35 26.55 ID c1iQSZlf0 ああ、じゃあな。 これからは俺の妻になってくれ 630 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 36 26.17 ID wzaYtY060 すまんたたかれるかもしれんが いまでんわちゅう 632 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 36 44.59 ID 9gLw6gh+0 630 !!!!!!1111 つ【安価】 633 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 37 04.65 ID wzaYtY060 がちにじさつ 634 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 37 08.33 ID RKsnNiZ30 630 さすがに破局はなぁ・・・・ ガンガってフォローしてくれ 635 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 37 32.19 ID wzaYtY060 せっとくちゅうすこしまて 636 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 37 33.81 ID q9F6zF6d0 633 ちょwwwwフォロー汁!!! 647 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 39 02.29 ID wzaYtY060 はなしできん ぼうそうちゅう あんかむり かたてつらい 652 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 40 30.14 ID IqCtIyK90 647 会いにいってやれよ 655 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 40 47.85 ID wzaYtY060 ごめんとかゆるしてねをくりかえす 656 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 41 32.56 ID q9F6zF6d0 655 もう直接会って来い 657 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 41 37.82 ID wzaYtY060 あったらよけいにぼうそう でんわでおちつかせる それから 664 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 42 17.19 ID 9gLw6gh+0 655 つ【全て「うん」で返す】 665 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 42 45.59 ID wzaYtY060 でんわにしゅうちゅうする 702 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 49 48.17 ID wzaYtY060 何とか落ち着かせた 708 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 51 07.41 ID wzaYtY060 一時間したらこうさとの家に行く 間を空けたほうが落ち着くから 暴走状態は解除 712 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 52 35.02 ID wzaYtY060 とりあえず自殺はヤバスってことで 俺から電話した 既に暴走状態 死んだら許してもらえるかなとか ごめんね、いままでありがとうを繰り返す 713 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 54 13.48 ID oxgsIBFl0 712 かなり追い詰めたからな・・・ 勇者も自己判断しなきゃ 714 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 54 20.31 ID C/8g2d/r0 712 今すぐ会ったほうがいいんじゃないのか? やっぱ死のう・・・とかならんとも限らんぜ、メンヘラは。 716 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 57 01.84 ID wzaYtY060 全く話させてもらえない あいずちだけにしておく 664㌧ こうさとが疲れたのか静かになってから 怒ってない、試しただけと伝える それは理解したのか 少し時間がたってからうちに来て 今はSS君に顔見せられないとこうさと 俺も時間が空いたほうが落ち着くからと思い 了解と言って電話終了 720 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 22 59 05.66 ID wzaYtY060 714 それは対策ずみ 10分ごとにこうさとんちの時計しゃめが来る 721 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 22 59 27.52 ID nTht/B8K0 716 素で心中の二文字が頭をよぎったんですが・・・ あなたを殺して私もってな感じで・・・ 準備するために時間をもらったとかは考えられない? 726 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 01 02.01 ID wzaYtY060 721 Σヽ(゚Д゚; )ノ あるかも・・・コワス・・・ 727 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 01 56.74 ID fbi61DGc0 念の為ジャンプを腹にいれとくとか 733 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 03 14.98 ID wzaYtY060 727 もし心中じゃなかった場合 暴走再発(信じてないの!?的な流れ)の恐れあり 740 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 05 12.94 ID wzaYtY060 刺されても自業自得ってことか 覚悟はしておくorz 747 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 06 52.18 ID wzaYtY060 俺は勇者じゃないな・・・ 蛮勇だ こんなばかがいたってことをテンプレに追加キボン 756 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 09 25.73 ID fN6H+6Xf0 俺SS好きだよ。 今のおまいの気持ち、考えてることを教えて欲しい タゲの家行ってどうするとか、包丁もってたらどうするとか 766 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 12 47.16 ID wzaYtY060 756 ここまで行った原因は俺だから 許してくれるまで謝るよ 包丁持ってたら・・・ 自殺でも心中でも全力で止める とりあえずこうさとには怪我はさせない 俺は・・・刺されたら刺されたでそのときだ 828 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 30 36.75 ID wzaYtY060 なんか暴走してる印象が強いかも知れんが・・・ 普段はこうさとまともだお しっかりしてるwwwww だから落ち着いてれば苺エンド 落ち着いて・・・・れば・・・な・・・・orz 829 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 31 34.12 ID dRXESS3y0 とりあえず明日報告する時間を決めておいてくれ その時間に来なかったら死んだと判断するから・・・ 831 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 33 02.66 ID wzaYtY060 829 そうだな・・・苺エンドだったらこうさとんとこ 泊まるし、こうさとが寝てからこうさとのPCで書くお 835 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 33 20.49 ID 9gLw6gh+0 SS あと大まかに住んでるところも教えて欲しいな ニュースでSSのシチュエーションっぽい事件が出たら その方角に向かって黙祷するから 839 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 34 35.07 ID wzaYtY060 835 近畿地方 844 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 36 16.82 ID wzaYtY060 俺20だから本名もでるのか・・・orz 854 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 39 33.54 ID wzaYtY060 イタメ初の死人か・・・ 856 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 40 01.41 ID 9gLw6gh+0 SSが、もう死ぬ気になってる件 859 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 42 02.05 ID wzaYtY060 856 がちに負傷or死亡50% 867 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 43 51.03 ID wzaYtY060 では、戦場へ 骨は拾ってくれ ノシ 872 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 44 34.42 ID j3w4zPsB0 867 ガムバレ!! ノシ 922 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/23(月) 23 57 07.12 ID pQ8ZU1n8O 携帯から 今こうさと宅ドア前(アパート) 中から音は聞こえない…ドアの前にいたら隣の部屋から人が出てきた 『あの?この部屋の人の彼氏さんですか?』 そうだと答えると 『彼女さんさっきすごい勢いで暴れてたみたいですよ?…なんかものが壊れる音してましたし…』 テラコワスwwww 925 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 58 14.23 ID j3w4zPsB0 922 ちょwwwテラコワスww 無事を祈る(‐人‐) 926 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/23(月) 23 58 20.63 ID 9gLw6gh+0 922 ちょwwwwwアビナスwwww 935 名前: SS ◆uAzaJUOQks 2006/01/24(火) 00 01 15.07 ID MKxu0ARuO 922 逃げたらこうさとが自殺しかねん えぇい!ままよ! 1000 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/01/24(火) 00 12 15.48 ID V6+8NxC+0 1000ならSSは生還できず明日のニュースに SS4
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【SS】 1.ショートショート(短い小説)、またはサイドストーリーのことだが ファンサイトの二次創作物そのものを指すことが多い。 2.スクリーンショットの略称。 3.セガサターンの略称。
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ライオネルの部屋データ みんなのお部屋はこちら 初期部屋 初期家具(赤字は固定家具、青字は入れ替えのみ可能、緑字は撤去可能) ゴージャスベッド(撤去可能or4マスベッド固定?) こちょうらん しかくいちくおんき(固定or撤去可能or1マスオーディオ固定?) ジャグジー(固定or撤去可能?) しゃちょうのイス(固定or撤去可能or1マスイス固定?) しゃちょうのつくえ(固定or撤去可能) シュロチク ふつうのソファL(撤去可能or2マスイス固定?) ロイヤルなランプ ロココなチェスト(撤去可能or2マス収納固定?) 壁紙 きれいなガラスのかべ 絨毯 ごうかなじゅうたん ♫初期BGM けけボレロ 固定家具等の情報提供をお願いします! ロココなチェストをリサイクル店に出していました。上に他の家具が置いてある事が多いので、お部屋訪問ではなかなか売ってくれませんが、撤去可能のようです。(ロココなチェストがどけられた後は何も置かれていません) -- 名無しさん (2015-04-26 21 41 35) チェストは2マス家具と入れ替え可かと。うちのはコンポ置いてます。 -- 名無しさん (2015-04-28 03 44 36) 名前 コメント
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μ's μ'sがメインのSSはこちら 詳細にはネタバレが含まれます スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付 凛ちゃんってさ、未来から来た穂乃果ちゃんと海未ちゃんの子供なんじゃね? μ’s 他 詳細 シリアス・感動 20141227 穂乃果『意味がわかると怖い話』 μ’s 詳細 関連作有 20150601 穂乃果「意味がわかると怖いラブライブ?」 μ’s 他 詳細 関連作有 20150528 真姫「こんな感じかしら?」 μ’s 詳細 関連作有 20150504 【安価】 『ニュースの時間です!全国に謎の狂犬病が蔓延しています!感染者に噛まれないように細心の注意を払ってください!』 【SS】 μ’s 他 詳細 続き物・安価有 20150407 海未「♪」 μ’s・A-RISE 他 詳細 関連作有 20150401 希「twittyun(・8・)」 μ’s・A-RISE・他 詳細 コメディ 関連作有 20141111 穂乃果「絵里ちゃんにプリン食われた……」グスグス μ’s・A-RISE 詳細 コメディ 関連作有 20141027 【ss】スクールバンドはよくないフラグをぶち壊す μ’s 詳細 20140917 穂乃果「μ'sと迷い鳥」 μ’s 詳細 (・8・) 20140913 「あれから8年か・・・・・」 μ’s 他 詳細 オリ有 20140902 花陽「海の民宿でアルバイト?」希「お化け? なんのことや?」 μ’s 詳細 ホラー・関連作有 20140823 海未「えっ、穂乃果がけんちん汁の具材に!?」 μ’s 他 詳細 ホラー 20140823 にこ「キャンプに行くわよ!」凛「シシノケ?お尻の毛みたいニャ」 μ’s 詳細 ホラー・関連作有 20140805 エリチカ「初ライブ……ども……」 μ’s・A-RISE・他 詳細 コピペ改変・関連作有 20140707 にこ「人という漢字」 μ’s 詳細 20140625 穂乃果「汚れた世界」 μ’s 詳細 鬱有 20140625 ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」 μ’s 詳細 コメディ・関連作有 20140503 穂乃果「酒は飲んでも呑まれるな」 μ’s 詳細 コメディ・関連作有 20140416 【SS】μ’s主演 西部劇『No brand girls』 μ’s・A-RISE 詳細 20141114 海未「だ、誰ですか!?」海末「……」 μ’s 詳細 20140812 穂乃果「音ノ木坂軍事学校が廃校?!」 μ’s 詳細 コメディ 20140627 レズレイプ! μ’s 詳細 コメディ 20140617 穂乃果「なんだろ、この缶詰?」 μ’s 詳細 コメディ 20150509 海未「穂乃果と同じDNAを持つ恐竜の血を吸った蚊の琥珀からそれを甦らせる?」真姫「ええ」 μ’s 詳細 20150505 海未「死後シミュレーター?」 μ’s 詳細 コメディ 20140615 海未「酷いです穂乃果!ケツの中にトリモチを仕込むなんてっ!」 μ’s 詳細 ふたなり・コメディ・関連作有 20140524 海未「動くな、私はレズだ」 μ’s・A-RISE 詳細 コメディ 20150321 海未「誰ですか真姫の尻穴に蝋燭ブチ込んだのは」 μ’s 詳細 コメディ・関連作有 20140422 にこ「もういい加減はっきりさせるわよ!」 μ’s 他 詳細 コメディ 20141027 スクフェス喰種 μ’s 詳細 グロ有 20140816 穂乃果「饅頭物の怪」 μ’s 詳細 短編集・ホラー 20150223 穂乃果「雨止めー!」 海未「ダメです!能力を使いすぎては!」 μ’s・A-RISE 詳細 20140831 穂乃果「嘘・・・、穂乃果アルパカになっちゃった!?」 μ’s 詳細 コメディ・画像有・関連作有 20141126 穂乃果「ニューヨークに行くよっ!」 μ’s 詳細 コメディ・画像有・関連作有 20150622 ぴょんピョコぴょんぴょん河合ーwwww μ’s 詳細 コメディ 20141227 絵里「4て強そうよね」海未「えっ」真姫「は?」 μ’s 詳細 コメディ 20150728 穂乃果「伝説の邪神……?」 μ’s・A-RISE 他 詳細 冒険・バトル 20141026 【ラブライブ】世にも奇妙な物語 ~μ'sの特別編~ μ’s 詳細 20150823 ことり「ヴァーチャル世界で殴り合いちゅんちゅん!」 μ’s 他 詳細 バトル 20150719 絵里「か、怪談話ぃ? み、みみ認めっ認めらられれれ」 μ’s 他 詳細 ホラー 20150830 絵理「学校の許可ぁ…?」 μ’s 他 詳細 ギャグ 20140704 絵里「ドッキリ番組のオファーが来たわよ」 花陽「チジョウハデビューシチャウノォ!?」 μ’s 他 詳細 コメディ 20140826 海未「1 2 3 4! 1 2 3 4! 」パンパンパンパンにこ「あっ///あっ///あっ///あっ///」パンパンパンパン μ’s・A-RISE 詳細 コメディ・カオス・ふたなり 20150917 穂乃果「ゆーず?」海未「多分、マイクロズの事じゃないかと」希「!?」 μ’s 詳細 コメディ 20150916 真姫「にこちゃん」にこ「にこちゃん」 にこ・μ`s 詳細 シリアス・鬱・関連作有 20150412 絵里「ありふれた悲しみのあれ」 μ’s 詳細 シリアス・鬱・関連作有 20150406 穂乃果「皆でスキーだよ!」 μ’s 詳細 ホラー 20150203 ことり「穂乃果ちゃんの衣装だけボタン1つでバラバラに破れるように作ったよ!」 μ’s 詳細 コメディ・ほのキチ 20140907 穂乃果「野球で廃校を救うよ!」 μ’s・A-RISE 詳細 バトル・友情 20150803 真姫ママ「真姫、大事な話があるの」真姫「なあに?」 μ’s 詳細 カオス 20150718 穂乃果「レズが感染したら死亡率100%のレズウイルス?」 μ’s 他 詳細 安価・カオス 20131107 海未「ふふっ。下の口は正直ですね、穂乃果」 μ’s 詳細 コメディ・カオス 20140119 穂乃果「出港するよ!」 μ’s 詳細 20151031 海未「いるのは分かっていますよ。出てきなさい」 μ’s 詳細 短編集・コメディ 20151117 湖の海未「貴女が落とした穂乃果は普通の穂乃果ですか?」 μ’s 詳細 コメディ 20151122 穂乃果「人生ゲームしようよ!」 μ’s 詳細 安価 20151102 穂乃果「あっ…来てくれたんだ!久しぶりだね♪」 μ’s 詳細 しんみり 20150616 凛「凛の犯した罪・・・」真姫「そしてμ'sが終わる日・・・」 μ’s 詳細 コメディ 20151121 希「自分の中の人、知りたくないん?」 μ’s 詳細 20151207 穂乃果「海未ちゃんが突然真姫ちゃんになった!」 μ’s 詳細 安価・コメディ・カオス 20151123 希「何で生えてないんやろ」 μ’s 詳細 ホラー・サスペンス 20141109 穂乃果「遺書」 μ’s 詳細 ほのハー・コメディ 20150211 【SS】真姫「きさらぎ駅…?」穂乃果「いや、鬼駅…」 μ’s 詳細 ホラー 20151227 海未「すみません、遅れました」ストン ブゥー μ’s 詳細 コメディ 20160105 穂乃果「壁は・・・」 μ’s 詳細 群像劇 20160106 にこ「尿意を転送する能力を手に入れたにこ!」 μ’s 詳細 コメディ・バトル・安価 20160108 穂乃果「レズから逃げ切ったら10万円?」 μ’s 詳細 バトル 20141218 穂乃果「絵里ちゃんがウンコ漏らしたあああああ!!」 凛・絵里 他 詳細 カオス・コメディ 20150111 絵里「娯楽部を作れって? ……拒否するっ!」 穂乃果・凛・希 詳細 コメディ 20160107 絵里「ファミレスに来いって? ……拒否するっ!」 穂乃果・凛・希・絵里 詳細 コメディ 20160113 ほのかんさつ日記 μ’s 他 詳細 ミステリ・コメディ 20151221 『SS』穂乃果「ここは魔法の世界」 μ’s 他 詳細 冒険・バトル 20160119 穂乃果「海未ちゃん!良い事教えてあげる!」 μ’s 詳細 コメディ 20150609 鍋作るだにこ 【安価SS】 μ’s 詳細 安価・カオス 20160209 真姫「す、すたみな太郎? …し、知ってるわよそのぐらい!」 μ’s 詳細 カオス 20160219 真姫「海未ちゃま♡」 μ’s 詳細 コメディ 20160223 穂乃果「夏まで待てない!ドキッ☆冬の怖い話大会ー!」 μ’s 詳細 ホラー 20160226 穂乃果「ことりちゃんがペリカンになっちゃった!」 ことり・穂乃果 他 詳細 ことほの・コメディ 20151220 穂乃果「今度は希ちゃんがペンギンに!?」 希・絵里 他 詳細 のぞえり・コメディ 20160227 穂乃果「ゾイドだよ!」 μ’s 詳細 20160229 穂乃果「背負わされし二つ名」 μ’s 他 詳細 バトル 20160229 海未「ことりが風邪でしばらく休む!?」 μ’s 他 詳細 短編・コメディ・画像有 20160228 穂乃果「>>3ちゃんからラインだ」 μ’s 詳細 コメディ・安価 20160221 花陽「凛ちゃんと組みたいんだけど…」 μ’s 詳細 シリアス 20160303 ぽのか「μ'zのメンバーを紹介するよ!」 μ’s 詳細 コメディ・カオス 20160305 穂乃果「よーし!お泊リレー始めるよ!」 μ’s 詳細 ほのぼの・安価 20160309 穂乃果「異世界エレベーター?」 μ’s 詳細 ミステリ・ホラー 20160311 穂乃果「おまたの臭いが一番キツくない娘が次期リーダー!?」 μ’s 詳細 コメディ 20150407 凛・真姫「西木野☆星空クリニックにようこそ!」 μ’s 詳細 関連作有・安価・カオス 20140103 穂乃果「音ノ木坂情報局ON AIR!!」 μ’s 詳細 関連作有・安価・カオス 20140209 穂乃果「μ'sとμ'sみんなの物語」 μ’s 詳細 短編集 20160314 甘くてちょっぴり百合な日々 μ’s 詳細 短編集 20151116 ことり「ことうみ税を導入します!」 μ’s 詳細 風刺・ことうみ 20151017 ことり「とってもスウィートなバレンタイン」 ことり・絵里 他 詳細 ことえり・ほのぼの 20160214 凛「えっ…みんなで桃太郎?」 μ’s 詳細 コメディ 20160325 凛「みんなでゲームをやるよ!」 μ’s 詳細 コメディ 20160318 ことり「お別れなの……?」うっちー「……」 μ’s・中の人 詳細 短編・感動 20160328 穂乃果「いつまでも」【SS】 μ’s 詳細 短編・感動 20160330 にこ「にこにーシアター、カーテンコール」 μ’s 詳細 しんみり・感動 20160331 穂乃果「霊感てすと?」 μ’s 詳細 ホラー 20160403 ライブ後のわたしたち μ’s 詳細 BiBi 20160403 海未「ハァハァ……まったく、穂乃果が寝坊するから悪いのです!」 μ’s 詳細 感動 20160403 にこ「一人でいるのが一番楽だった」 μ’s 詳細 コメディ・ほのぼの 20160409 【ss】穂乃果「死神μ's」【掌編】 μ’s 詳細 短編 20160417 海未「これはどういうことですかね?」ピラッ穂乃果「そっ!?それは……」 μ’s 他 詳細 コメディ 20160418 ことり「あけないで」 μ’s 詳細 ミステリ・サスペンス 20160417 ことり「今日は♪パーティー♪」 μ’s 詳細 コメディ 20160419 穂乃果「海未ちゃん!これはどういうことっ!?」ピラッ 海未「!?それはっ!…ですねぇ?」ダラダラ μ’s 他 詳細 コメディ 20160421 ことり「お母さんがフルーツケーキくれたよ」海未「15個ですか」 μ’s 詳細 コメディ 20160424 ことり「最後は……ロボット研究部、諸事情により辞退」穂乃果「それだ!」 μ’s・A-RISE 詳細 バトル 20160423 にこ「お金ほしいにこ」 にこ・μ’s 詳細 コメディ 20160429 海未「ようやく穂乃果のスカートになる事が出来ました!!!」 μ’s 詳細 ほのハー・カオス 20160502 穂乃果「魔王が復活する!?」 μ’s・A-RISE 他 詳細 バトル・友情 20160506 穂乃果「魔王討伐だよ!」 μ’s・A-RISE 詳細 冒険・バトル・コメディ 20160514 絵里「凛と花陽を置き去りにしてきて欲しいの」 μ’s 詳細 コメディ・ほのぼの 20160524 穂乃果「教科戦隊μ's!」 μ’s 詳細 バトル・コメディ 20160519 花陽「ハロウィンだから凛ちゃんの仮装をするよ」 凛・花陽・μ’s 詳細 りんぱな・コメディ 20151031 希「にこっちの...」凛「伝伝伝...」穂乃果「壊しちゃった...」 μ’s 詳細 コメディ 20160526 花陽「くのいち!」にこ「参上!」 μ’s 詳細 バトル 20160508 穂乃果「最大トーナメント?」 μ’s・A-RISE 他 詳細 バトル・友情 20160503 海未「叛逆の60分」 μ’s 詳細 群像劇 20160528 穂乃果「そ、そんな…別れるなんて嫌だよ!!」 μ’s・A-RISE 他 詳細 20160611 にこ「スピリチュアルって...ぷぷっ」クスッ μ’s 詳細 ほのぼの 20160616 穂乃果「冷蔵庫にチーズケーキが10個」 μ’s・亜里沙 詳細 20160808 【SS】μ'sが遠征先のホテルで・・・・・・【怪談】 μ’s 詳細 ホラー 20160823 穂乃果「え!? 藤原竜也ウイルスが蔓延......!?」 μ’s 他 詳細 短編・カオス 20160909 海未「音ノ木坂連続レズレ○プ事件、ですか」 μ’s 詳細 ミステリ・サスペンス 20160905 穂乃果(27)「μ'sヤバいなぁ…」 μ’s 詳細 コメディ 20161012 真姫「ほっときなさい、そんなの」 μ’s 詳細 ホラー 20161015 穂乃果「みんなで叶える奇妙な物語」 μ’s 詳細 オムニバス 20161015 花陽「これで、今回のにこちゃんのSSは終わりです、ありがとうございました」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20161110 穂乃果「いつも通り待ってるよ。あの場所で待ってるよ」 μ’s 詳細 短編・鬱 20161118 穂乃果「おっぱいを交換しよう!」 μ’s 詳細 コメディ 20161127 【SS】穂乃果「龍狩りだよっ!」 μ’s・A-RISE 他 詳細 安価・冒険・バトル 20150924 【SS】そこそこ有名な怖い&奇妙なお話し3つ μ’s 詳細 オムニバス 20170529 凛「うおお気が狂うほどに右足が痛い」 μ’s 詳細 短編・カオス 20170629 【SS】 凛「この新聞紙を100回折ってほしいにゃ」 μ’s 詳細 コメディ 20170804 花陽「ラブライブ!に出ましょうよ!」穂乃果「えぇー……」海未「いやww無理でしょww」ことり「ふふっ」 μ’s 詳細 短編 20171018 海未「鳥竜化をコントロールできるようになったんですか!?」ことり「うん」 μ’s・A-RISE 詳細 バトル 20150312 穂乃果「たいへんたいへん!」 μ’s 詳細 短編・コメディ・画像有 20171110 穂乃果「大変だよ!……大変だよ!」 μ’s 詳細 短編・コメディ・画像有 20171117 絵里「ソロライブ反省会?」 μ’s 詳細 コメディ 20161223 絵里「ソロライブ反省会два」 μ’s 詳細 コメディ 20170924 絵里「分かるわね?もしアイドル研を潰されたくなかったら」にこ「あんた卑怯よ」 μ’s 詳細 短編・カオス 20180201 絵里「分かってるわね?アイドル研を潰されたくないのなら」にこ「あんた卑怯よ」 μ’s 詳細 短編・カオス 20180207 ことり「穂乃果ちゃんがダンス中に公道に飛び出して…死んだ!!!」ドンッ! μ’s 詳細 短編・カオス 20180220 絵里「にこってブラジャーしてるの?」にこ「はあ?」 貧乳三銃士・μ’s 詳細 コメディ 20180301 穂乃果「パンだよ!!」花陽「ごはんです!!」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの 20180420 真姫「きゃあ!」希「おっと!」 真姫・希・μ’s 詳細 短編・のぞまき 20180510 羅武雷武!~School boxer project~ →START μ’s・A-RISE 詳細 バトル 20161227 穂乃果「モンスターエナジーを飲むよ!」 μ’s 詳細 短編 20180703 にこ「実は部室のDVDの8割はスケベな内容にこ」 μ’s 詳細 短編・カオス 20150803 花陽「いや~~最高でしたね」 にこ・まきりんぱな 他 詳細 シリアス・鬱 20150614 穂乃果「ファンレター?」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20180922 穂乃果が失明した μ’s 詳細 短編・カオス 20161207 穂乃果「お線香焚いてあげなきゃ…」 μ’s 他 詳細 群像劇・シリアス 20170523 にこ(6)「どうしよう、手がとどかない」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20181119 にこ(6)「にこははさみ使っちゃダメ」海未(24)「はい、危険です」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20181126 凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」 μ’s 詳細 ホラー・バトル 20180121 穂乃果「異能で廃校を救うよっ!」 μ’s・A-RISE・イーストハート 他 詳細 バトル・長編・シリアス 20181215 穂乃果「希ちゃんの家でクリスマスパーティーするよっ!」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの 20181224 「バカばっか」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20190112 花陽「都市伝説!」絵里「対決よ!」 μ’s 詳細 20190116 穂乃果「パン争奪戦」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20190213 穂乃果「ゲームのアイデアが欲しいみたい」 μ’s 詳細 短編・安価・コメディ 20190504 真姫「μ'sは負けない」 BiBi・Printemps・lily white 他 詳細 ファンタジー・バトル 20190430 海未「穂乃果をビンタしたら耳から脳みそが出てきました……」 μ’s 詳細 短編・カオス 20190703 (TRPG風SS)海辺の町の怪異 μ’s 詳細 安価 20190623 花陽「幸せ~~~~♡」凛「かよちん、またおにぎり食べてる!」 花陽・μ’s 詳細 短編・カオス 20190720 μ's8人「真姫ちゃんが寝ている部屋で、全裸でラジオ体操するよ!!」 μ’s 詳細 短編・カオス 20190722 絵里「カマキリって飛ぶのね」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの 20190722 凛「かよちんのへその緒を食べたら胸が大きくなったにゃ////」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20190727 にこ「μ'sの同窓会ね~」穂乃果「なんかみんなに会うのも久々だね~」 にこ・穂乃果・μ’s 詳細 ほのにこ・ほのぼの 20190728 穂乃果「体を取り替えっこするよ!!」 μ’s 詳細 カオス 20190807 穂乃果「スイカ割りしたいけどスイカがないね」絵里「しかたがないわね」 μ’s 詳細 短編・カオス 20190807 穂乃果「絶対に負けられない戦いがそこにはある」(安価) μ’s・英玲奈 詳細 安価・コメディ 20190713 絵里「私の妹が」穂乃果「一番」にこ「可愛い」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの 20190927 【B.V.D.系SS】穂乃果「バッグの中に、お父さんのブリーフが入ってた……」 ことほのうみ・μ’s 詳細 コメディ・カオス 20191115 穂乃果「ロンだよ!」 μ’s・A-RISE 詳細 コメディ・バトル 20191121 真姫「私が居ない時に限って……」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20191126 にこ「悩み?穂乃果が?」 μ’s 詳細 コメディ 20191130 【学園ドラマ系SS】もしも、海未ちゃんが屋上から飛び降りようとしたら…… 海未・μ’s 他 詳細 コメディ 20191205 絵里「……スクールアイドル部?」穂乃果「はい!私たち、廃校阻止のための活動を始めたいんです!」 μ’s 他 詳細 コメディ 20191023 穂乃果「学校から脱出しろ」 μ’s 詳細 コメディ 20191214 穂乃果「誰が一番上手い!?」 μ’s 詳細 コメディ 20200103 にこ「お風呂」 μ’s 詳細 コメディ 20200125 海未「>>3です」 μ’s 他 詳細 安価・しんみり・SF 20200206 にこ「私たちってファンサービスしてなさすぎじゃない?」 μ’s 詳細 安価・コメディ 20200219 真姫「校庭でオナニーしてたら鎧武者が近付いてきたのよ」 μ’s 詳細 ホラー 20200211 穂乃果「すき焼き」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの・コメディ 20200302 穂乃果「わっ!!!」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20200303 穂乃果「ボタン!!」 μ’s 詳細 コメディ 20200324 穂乃果「ふわぁ~……アガッ!?」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20200407 穂乃果「配役!!」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20200419 穂乃果「部室に>>3がある…」 μ’s 詳細 短編・安価・コメディ 20200429 μ'sの1レスss短編集 μ’s 他 詳細 ほのぼの 20200406 フミコ「10人だよ、私も入れて」 μ's 他 詳細 短編・カオス 20150325 穂乃果「はぁ~、音ノ木はもっと入試簡単にしないと廃校になっちゃうよぉ」 μ's 詳細 短編・カオス 20150529 花陽「穂乃花ちゃん」 穂乃果「穂乃果だよ」 μ’s 詳細 コメディ 20150209 穂乃果「もうダメだ……」 にこ・μ’s 詳細 短編・コメディ 20150213 絵里「え?穂乃果とにこが喧嘩?」 μ’s 詳細 コメディ 20200522 希「ウチらは仲裁人」 μ’s 詳細 友情 20200605 穂乃果「大きくなる薬」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20200712 穂乃果「皆んなで怖い話をしよう!」 μ’s 詳細 ホラー・ほのぼの 20200720 真姫「出来たわ!難癖キモ豚がいじ茸のアナルに繋がってるオナホよ」 μ’s 詳細 短編・カオス 20200726 穂乃果「ふ~んヌーディストビーチねぇ」 μ’s 詳細 ほのぼの・コメディ 20200724 穂乃果「海の家」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20200821 海未「髪を切った次の日」 海未・μ’s 詳細 コメディ 20200909 穂乃果「休日」 μ’s 詳細 ほのぼの・群像劇 20200919 穂乃果「忘れ物」 μ’s 詳細 コメディ・ほのぼの 20200929 ことり「ねぇねぇ海未ちゃん!」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20201005 ことり「リベンジするよ!絵里ちゃん!!」絵里「えっ?」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20201103 希「真姫ちゃんがHappy maker!でノリノリな件について」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20201105 穂乃果 「酔っ払いは語る」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20201114 にこ 「しょうがないわねぇ」 μ’s 詳細 コメディ 20201223 海未「……意表をつかれました」 μ’s 詳細 ほのぼの・群像劇 20141209 真姫「できたわ!一度着たら二度と脱げない特殊スーツよ」 μ’s 詳細 コメディ 20210104 海未「私のメロンパンを奪った犯人はこの中にいます」 μ’s 詳細 ほのぼの・ミステリ・コメディ 20210112 にこ「大きくなった!」 μ’s 詳細 コメディ 20210117 穂乃果「プレマ・ジバナ I 」 μ’s・A-RISE 詳細 コメディ・カオス 20210123 花陽「パンツを見てはいけないダンスレッスン?」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20210124 【SS】μ'sがソフトボールをする話 μ’s 他 詳細 ほのぼの・バトル 20210125 穂乃果 「μ's ミュージックスタート! ……へ?」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20210129 μ's「一日先生」 μ’s 詳細 コメディ 20210202 穂乃果「お説教」 μ’s 詳細 コメディ 20210131 穂乃果「入れ替わり立ち替わり」 μ’s 詳細 コメディ 20210208 【ss】ざわめくっ! 暴走海未ちゃん! μ’s 詳細 コメディ 20210219 絵里「ソロライブ反省会три─первый」 μ’s 詳細 コメディ 20180502 絵里「ソロライブ反省会три─второй」 μ’s 詳細 コメディ 20190505 にこ「生写真」 μ’s 他 詳細 コメディ 20210313 真姫 「発声練習しましょう」 花陽 「はい!」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20210419 海未 「山に行きますよーー!」 穂乃果・ことり 「「いえーーーい!!」」 μ’s 他 詳細 コメディ 20210510 穂乃果「心霊スポット」 μ’s 詳細 コメディ 20210514 海未 「手が離れなくなる催眠術? はは、そんなの」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20210522 穂乃果「将来的予想」 μ’s 詳細 コメディ 20210519 穂乃果「お参り」 μ’s 詳細 コメディ 20210526 μ's「腕相撲」 μ’s 詳細 コメディ・ユニット 20210720 穂乃果「どうしてっ!?どうしてなのっ!?穂乃果はっ!穂乃果はお話がしたいだけなのにっ!」 μ’s 他 詳細 短編・コメディ 20170805 真姫「バイト」 μ’s 詳細 短編・ほのぼの 20210813 ラブライブ VS チブアイブ μ’s 詳細 ホラー・バトル・カオス 20131019 穂乃果 「みんなが穂乃果のパンツを奪ってくるんだ」 真姫 「なるほどね……」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20210828 【ss】穂乃果 「μ's四コマ!」 1~15 μ’s 詳細 短編・コメディ 202109025 μ's『ラララ・LINE』 μ’s・A-RISE 他 詳細 ほのぼの・コメディ 20211024 穂乃果「鬼ごっこ」 μ’s 詳細 ほのぼの・バトル 20210914 穂乃果「いちご」 μ’s 詳細 コメディ 20211104 穂乃果「THE 3名様〜予定調和ラプソディー〜」 μ’s 他 詳細 コメディ 20211112 穂乃果「今日もパンがうみゃっ!?」 穂乃果・μ’s 詳細 コメディ・ほのキチ 20211212 穂乃果「プレマ・ジバナ II」 μ’s・ツバサ 詳細 カオス 20211226 穂乃果「喫煙所」 μ’s 詳細 コメディ 20220202 穂乃果「真姫ちゃんを怒らせた」 穂乃果・真姫 他 詳細 コメディ・ほのまき 20220306 にこ 「最近、キャラ付けが甘いんじゃないの?」 μ’s 詳細 コメディ 20220330 【ss】穂乃果「ことりちゃんのプライベートを暴こうとしたらirohaが出てきた」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20220502 花陽「天岩戸」 μ’s 詳細 短編・コメディ 20220512 海未「穂乃果の髪が…」ことり「なくなっちゃった!?」 μ’s 他 詳細 短編・コメディ・カオス 20130601 にこ「バストアップ↑」 μ’s 詳細 コメディ 20230416 穂乃果「寒い季節には」 μ's 詳細 ほのぼの 20231204 海未「>>3です」 μ's 詳細 短編・安価・コメディ 20240113 花陽「泡立て、濯ぎ、繰り返す」 μ's・・ 詳細 20240310 R-18G スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付
https://w.atwiki.jp/dngssd/pages/50.html
【SASUKE】STAGE 試合SSその2 禅谷回那の故郷は山の中だ。 陰鬱な村を一歩出れば、どこまでも広がる鬱蒼の森々。 鬱に鬱を重ねてなおまだ足らぬほどの、胸の苦しさ。 ――でも、その苦しさを感じたのは、自分の世界の外側を知ったから。 テレビに映された洗練され綺羅びやかな都会が、羨ましかったから。 だから。 この広くて息苦しい薄暗がりが、たまらなく嫌だった。 * * * * 萩原セラフが咄嗟にハンドライトを消し、物陰へ身を隠したのは、そこに物陰が『できた』からだった。 前後共に遮蔽のない、一本道の天然洞窟を歩いていたのに。 (……時刻に劇的な変化はなし。意識の連続性は保たれている) 腕時計を確かめつつ、遮蔽と足元に触れる。地面は起毛したマットのような素材。遮蔽は紙張りのプラスチック。 もちろん、天然の洞窟にいきなり発生するものではない。 (つまりはここが戦闘空間) 光源といえば、空に瞬く星くらいで、自分の手元すら分からぬ暗闇だ。 ハンドライトに甘えたくもなるが、ここが戦闘空間であれば、必ず倒すべき『敵』がいる。不用意な行動は 「ナルル~ッ!」 不用意な行動は…… 「どういうことナル!? さっきまで洞窟だったのに~!」 「……ちょっと」 「暗くてなんにも分かんないナル! セラフ、明かりをつけて……ナルッ?」 セラフに遮蔽へ引っ張りこまれたナルナルは、頭の一点を触手で撫でる。 「なにかテープで引っ付いて……」 「!」 言い切る前に、セラフは素早く『それ』をむしり取り、仔細確かめることなく遠くへ放り投げた。 粘着テープの巻かれた、貨幣のような感触だった。遅れてちゃぽん、という水音。 「……不用意な行動はやめて」 「ナル……ごめんナル~」 注意を受け、素直にうなだれるナルナル。 基本的にナルナルは、潜入任務中に状況を介せず騒いだりするマスコットではない。時にその行動は、セラフを助けることすらある。 しかし、今回のように突然かつ埒外の事態に対しては、動揺し、無思慮な動きを見せる場合もあった。 セラフは全感覚を集中させつつ、先ほどの敵の行動について考える。 貨幣。常識的に考えて危険なものではないが、敵が魔人である以上その常識には意味がない。 あるのは何らかの意志を持って、ナルナルに貨幣を取り付けたという事実。何の意志を持って? ……攻撃と考えるのが妥当だろう。 貨幣を投げ捨てた方角を見る。目に見えて分かる異変はない。 こうなると放るまえに検分しておけばという気持ちも芽生えるが、魔人相手にそんな悠長なことを言えるものではない。 「ナルナル」 クラゲの頭部分に口を近付け、こそこそと囁く。こうすればナルナルもこちらに合わせてくれる。 「今のはどっちから来たか分かる?」 「ナル~……みぎの方?」 「右ってどっち?」 「おはしを持つほう!」 「あなたどれで持つの?」 「ナル?」 無数の触手の内一本が持ち上げられる。 「決まってるのね……」 「あれ? これだったかな? こっちだったかな?」 決まっていなかった。 「……方角を指して。飛んできた方角」 そう指示すれば、ナルナルの触手が一斉に一定の方向を指した。遮蔽の向こう側だ。 (相手からの動きはない。向こうもこちらの様子を伺っている……) あちらとしても、セラフが動きを見せなければ動き辛いのだろう。膠着状態。 こういう時、何かオトリにできるようなものがあれば…… 「ナル~?」 「…………」 目のない頭で見上げるナルナルに、セラフは静かに溜息を吐いた。 * 「すっ……すみません!」 物陰から気弱そうな少女の声が上がったのは、回那の攻撃から数十秒ほど経った頃だった。 「わ、わたし……その、迷い込んじゃって……洞窟を歩いてたら、いきなりこんな所に……」 (……迷い込む) 回那の一族が施した呪術的封鎖と、長野県庁の手配した物理的閉鎖。 その両者を突破して、SSダンジョンに『迷い込む』ことができる存在があるか、と言えば…… (なくはないんだよなあ……) 神秘も、文明も、絶対のものではない。両者に精通する禅谷回那は、その事実をよく知っている。 「ま……魔人なんですけど。能力も全然、弱っちくて。ほら、こんなのしか出ないんですよ?」 「ナル~ッ! こんなのってひどいナル!」 そう言いつつ姿を見せたのは、デフォルメしたクラゲのようなキャラクターだった。子供っぽい声で、少女の言葉に反論している。 続けて、少女も姿を現す。星明かりに照らされた姿は、伸びた前髪で片目の隠れた少女。両手を恐る恐る挙げて、降伏の姿勢だろう。 「すみません、これってどうすれば出られるんでしょう……?」 「近づかないで」 対する回那はぴしゃりと言い放った。びくりと少女が足を止める。魔人の相手に無用の接近を許す道理はない。 彼我距離は30メートルほどだろう。こちらには屋根がある。あちらから姿は認められまい。 「……いい? これは戦闘なんだ。勝者は先へ進み、敗者は外へ放り出される」 「ま、負ければ良いんですか?」 「ああ。それで晴れて、本物の空の下に戻れるだろう」 「分かり、ました……負けを認めます」 「な、ナル~ッ!? セラフ、そんなの」 「静かにして」 少女――セラフとクラゲのやり取りに苦笑しつつ、辺りの様子を伺う。 得も知れぬ構造体。戦闘参加者の片方が敗北を認めた以上、変化が出ても良いはずだが…… (……何もない?) それとも、この空間のどこかで変化が起こったのか。そう思った回那の目がセラフから外れた瞬間、 動いた。 * 口だけの降伏は意味を持たないという、安保局からの情報は得ていた。 降伏のサインの両挙手は駆け出すと同時に後ろ腰の銃へ。相手の姿は定かでないが、声で位置は特定できる。 瞬間に詰める3メートル。まだだ。相手は戦い慣れていないという確信があった。即応はできない。 「っ……!」 気付いた。動作に入る間に3メートル。シルエットが見える。腰から提げられているのは刀か。 そして3メートル。相手が腕を振るった。先のように貨幣のようなものを投げてくるのだとして。 (私が速い) 散弾じみた複数の飛翔物を左腕で受け、踏み込みながら右手を突き出す。対魔人弾を装填されたそれの引き金を、引く。 「ッ!!」 瞬間、ぐらりと身体が揺れた。銃口は星空を差して咆える。反動にもたついた? 否。 (……重い!) それは腕に貼り付いた青い貨幣の影響であった。『光子1.5bit』。禅谷回那の呪術能力! そしてその、何も撃ち落とせなかった銃撃に加えて、もう一つの情報があれば、回那もまたその確信へ至れる。 (蠱毒数えのカウントがゼロってことは……『カードキーを受け取ってる』ってことじゃないか! カマトトを!) セラフが左手の貨幣を払い落とし――粘着テープの扱いには慣れている!――回那が接近する。 距離を詰めるまでに銃撃を二度。しかしながら、回那はそれを最低限の動きで回避する。 銃弾なぞ所詮は直線運動。魔人の身体能力があれば、正面から躱すことはさしたる問題ではない。 (実戦はともかく、戦闘経験はあるか) 内心評じるセラフは、銃撃を止めて左手にナイフを構えた。対する回那はまたも貨幣を弾いてくる。 複数の硬貨を握り込み、指先の動きだけで散弾めいて弾き飛ばす『ぜになげ』は、商人たれば当然の技術だ。 受ける側のセラフはそれをナイフで弾き、あるいは右手で受け、すぐ左手で払う。 その貨幣に『重量を増す』効果があるとしたら、それを投擲する=重量が重くなれば落下する、という都合上、 接触と効果発動までにはラグがあるとセラフは見ていた。 事実、その読みは当たっていた。貼り付けに用いる粘着テープは、熱と電撃を受ければ焼けてしまい、使えるのは青だけだ。 セラフの銃は的中あたわず、回那の銭投げは対処可能。 必然、両者は接近戦にもつれこむ。 「やると見た!」 刀を抜き払う回那が。セラフが応じるようにナイフを構え……否、投げた! 回那は身をよじって躱し、そのままの勢いで踏み込み、斬りつける。対するセラフは更に踏み込み、その手を押さえ、掴む。 「は……っ!」 投げ倒す。合気道を軸としたマーシャルアーツ。ナイフの投擲も、この超接近状態に持ち込むための布石でしかない。 回那は投げられる過程で刀も落とし、セラフに抑え込まれた。そのまま後ろ手に腕をねじ上げる。 「……ッだだだ……!」 「そちらは、人間を斬るのには慣れていなかったようね」 腕足をじたばたさせているが、時間の問題だ。抵抗が落ち着き次第、銃で頭を撃ち抜く。それで終わる。 「フフ……実際そうさ。こんな事態は想定していなかった」 「…………」 「ダンジョンに潜って、魔人と戦い、勝てば願いが叶うなんてなあ。時に、一体君はどんな願いを……っだだだっ!」 「……ない」 願い。 当然それは、萩原セラフがこのダンジョンに挑む動機ではない。 任務ゆえに挑み、任務ゆえに勝つ。それが工作員・萩原セラフだ。 「ナルナルは~、ほんとにお願いごとがかなうなら、おいしいご飯をいっぱい食べたいナル!」 「……」 「みんなでご飯を食べて、楽しくおしゃべりして、それで……ナルッ? セラフ、怖い顔にナッてる!」 「そのナルナル言ってるのは君の本音の代弁者か?」 「まさか」 抵抗が弱まってきた。予定通りに銃に手をかける。 「工作員はそんなこと考えない」 「否定するとは、それを肯定しようという圧力に抗うということだ。銃撃一つで決着できるこんな時でも、君は抗わずにいられないんだね」 「あなたこそ、銃撃一つで死ぬと分かってるのによく口が回るのね。詐欺師?」 「いや、商人だ」 「なら詐欺師みたいなものね」 「そして呪術師でもある。これは……詐欺じゃない」 セラフが後頭に銃を突きつけると同時、全身に電流が走るような感覚を覚え、身体が跳ねた。 (何っ……!) 少し遅れ、比喩でなく電流が発生したのだと気付いた。否応なく全身が痙攣する。 誤魔化すように撃った銃弾は、回那の頭の横の床を貫くに終わった。 「セラフ~~!」 (発生源、はっ、) 回那はセラフを振り払い、銃を奪おうとする。そうはさせまいとセラフが身体を離せば、電流は弱まった。つまり、回那自身。 ……セラフの与り知らぬことだが、正確には回那の羽織る淡黄のサマーコートが発生源であった。 会話で時間を稼いだのは、即席で呪いをかけるため。呪い同士の相互干渉を防ぐため、着衣には呪いを施さないのが基本である。 距離を取る双方。回那の手には再び赤い刀があり、セラフは拳銃のみである。ナイフの予備を抜く余隙はなし。 即ち、刀の前に弾を当てるか、弾を凌いで刀で斬るかの一合。 片やセラフの神経には電流の残滓が残り、片や回那の腕には極められた痛ましい痺れが残る。 思考の暇もない、肉体の反射と本能による決戦は、 「おい止めろ、どっちも止めろって!」 「「!?」」 白い照明の起動。照らし出される構造物――SASUKE。 そこに現れた、Tシャツ姿のスタッフと、その中心に立つ筋骨隆々の中年男性により、止められた。 「一体何してんだ! 明日にはここで収録があるんだぞ!」 「「……あなたは……」」 君の名は―― 「「……ミスター・SASUKE!!」」 山田勝己。 初回SASUKEより挑戦を続ける男。筋肉の極限祭典、SASUKEを象徴する男であった。 Dangerous SS Dungeon 2-1 禅谷回那 VS 萩原セラフ 戦場 ―― SASUKE SASUKE……それは狂的筋肉のアトラクション。地獄の障害物競走 全4ステージからなる激烈な苛みの道程を駆け抜け、勝利の頂点を目指せ! 禅谷回那、萩原セラフ。 二人はSASUKE運営の設営したテントで、共に余りの仕出し弁当を食べていた。 「何があっても不思議なことはないと思っていたが」 回那は苦笑する。 「よもやこんなことになるとはね」 「……」 「ナルとはね~」 「……静かに、ナルナル」 ……両者は戦闘を止めなかった。 ミスターSASUKEの制止に与えられた僅かな休息により、双方の身体への痺れ、痛みが和らいだからだ。 だからセラフは引き金を引いて弾丸を命中させたし、回那は必殺の斬撃を放っていた。 そしてそのどちらも、戦いを決着することはなかった。 有り体に言えば、無効化されたのだ。 その後、二人はSASUKEスタッフに取り押さえられ、ミスターSASUKE・山田勝己から諸々の説明を受け、今に至る。 曰く――二人はSASUKE本戦参加者としてエントリーされており、参加者である以上、SASUKE以外で双方の決着はつけられない。 至極単純、至極明快なルールが、この空間を支配していた。 「しかし君、セラフだったか。ミスターSASUKEを知っていたんだね」 「……別に。昔、テレビで見かけただけ」 「私もだ。子供の頃、娯楽なんてテレビくらいしかなくてね……ん、やっぱ唐揚げは美味しいな」 「味が濃いわ」 回那は足を伸ばす。 「普段はNHKしか見れなかったが、大きな番組だと放送局が調整してくれてね。オールスター感謝祭とか」 「クイズとマラソンの」 「そうそう! それでSASUKEも見られたんだ。懐かしいな……」 「あんなことが起こって、SASUKEはもう収録されなくなってしまったナルからね~」 「第30回大会のニュースは信じ難かったな……つい最近だよな?」 「2014年5月。1年前よ」 ……読者の皆様には信じ難い事実かもしれないが、この世界で、SASUKEは既に『終わっている』。 委細は伏せられており、国家安全保障局の一エージェントであるセラフすらその真実を知ることはできない。 ただ、その第30回大会で魔人による凄惨な事件が発生し、SASUKEは今後一切開催されなくなったというニュースだけは知っている。 これにより日本全体に吹き荒れる反魔人の風潮が強まったのは、言うまでもない。 回那は弁当をつつきつつスタッフから渡された資料を弄ぶ。 書いてあるのは、SASUKEに挑戦するにあたっての注意事項に、各エリアの解説。 「結構禁止事項多いんだな。ベルトコンベアの停止部品をとっかかりにするなとか……」 「何だか複雑ナルね~。でもワクワクにナル!」 「同意だよ。……ん? どこに行くのかな、セラフ?」 その場を立ち去ろうとするセラフは、振り向くことなく言った。 「身体を休めるの。魔人とはいえ、私がSASUKEを勝ち抜くことは容易じゃない。せめて備えないと」 「へえ、乗り気だね」 「乗る以外ないからでしょ」 「待ってセラフ~! まだひじきが残ってるナルよ~!」 「回那にあげるわ」 「いやいらないよ」 セラフの去ったSASUKE運営テントで、回那は残った弁当を掻っ込むと、パイプ椅子に横座りする。 「そう、乗るしかない……乗るしかないんだが」 その視線は、闇の中のSASUKEステージに向けられていて。 「……その前に、できることはある」 * 翌朝。 どこからともなく集まってきたSASUKE挑戦者に紛れて、スタッフによる事前の説明を聞く回那とセラフの姿がそこにはあった。 「わぁ~! 何だか見たことある人がいっぱいナル~!」 「……そうね」 適当な参加者を捕まえて会話を試みたが、皆一様に『SASUKE参加者である』という自認を持っている。あのミスターSASUKE、山田勝己と同じく。 この全てがSSダンジョンの造り出した幻影だとしたら、それを駆動するものは狂気としか表現しようがない。 「や、おはよう」 「おはようナル~!」 「……おはよう」 気楽に声をかけてきたのは回那だった。セラフと同じく、動きやすいジャージを身に着けている。色は青。 「昨晩は何をしていたの?」 間髪入れず、待ち構えていた問いを投げかける。 「宿泊キャンプに入るのが随分遅かったようだけど」 「……別に? 少しミスターSASUKEと話していただけだよ」 「そう」 納得の態度と内心は裏腹で、セラフはその言葉を少しも信じていない。 回那の横顔がくたびれていることに気付いているし、身なりも昨日ほど整っていない。 有り体に言って、疲労し、気が抜けていた。 (……やはり) セラフは眼前のSASUKEステージを見る。障害物となる各エリアはもちろん、そこを繋ぐルートまで、そこは『色』で満ちている。 昨晩回収しておいた貨幣が不自然な青色だったことから、回那の能力が色に起因するものではないかという予測は立てられていた。 そして、回那を抑え込もうとした時に発生した電撃から、その種類が複数にわたることも。 さらに厄介なことに、それらの効果は回那の任意で発動・中止できるらしいことも。 (たとえば、あの動くヘッジホッグが青い硬貨で急停止したら?) (しがみつく丸太の手すりが黄色く塗られて呪われていたら?) (あの2連そり立つ壁は……何もしなくても頭がおかしいけど……) 考えを巡らせ巡らせ、目を閉じる。キリがない。 『セラフ、今日は何を作るナル?』 『テレビリモコンを使った夜間赤外線動体探知機よ』 『やっ……夜間赤外線動体探知機!?』 『ナルナル、語尾』 もちろんセラフも夜間警戒していたが、まさか休まない訳には行かないし、夜闇を単独で監視するには限界がある。 「よう、お二人さん」 そんな二人に声をかけてくる男があった。ミスターSASUKE、山田勝己である。二人は自然に頭を下げた。 「お疲れさまです」 「大丈夫か? 参加できそうか?」 「はい。昨夜はご迷惑をおかけしました」 二人の参加姿勢を確かめると、山田勝己は大きく頷く。 「それじゃあ、頑張って。まあ、SASUKEは男の祭典とか言われるけど、最近はジェンダーがなんとか言うし」 「ありがとうございます」 「若い子のさ、頑張ろうって気持ちは応援したいから」 「はい」 それだけ言葉を交わすと、山田勝己は去っていく。他にも声をかけたい相手がいるのだろう。セラフもすぐに、コースの検討に戻る。 だから、回那がその男の背に視線を注いでいることに、彼女は気付けなかった。 * SASUKE1stステージ、通称『SASUKEの森』を、セラフは制限時間ギリギリで突破した。 「お疲れ様ナル~!」 ゴール地点から降りてきたセラフを、ナルナルが迎える。差し出されたタオルも飲み物も、今はありがたかった。 そして、出迎えるのはナルナルだけではない。 「お疲れ。間に合ってよかったね」 先立ってゴールした、禅谷回那である。 「……ええ」 「2連そり立つ壁、やばくない?」 「かなりやばかった。けど想定通りに抜けられたわ」 「勢いをつける以上に、跳躍の踏み切り点が大事なんだよね」 「あと方向。成功者はみんなちゃんと、斜めの足場から垂直に跳ぶことができてる」 何ということのない風を装いながら、セラフは胸中の疑問を抑えこんでいる。 すなわち、なぜ能力での妨害を行わなかったのか――もちろん、聞いたところで意味はない。 (1stステージだと効果が薄いと思われた? けれど後になれば、禅谷回那もそのステージを突破しなければ『勝ち』にならない……) 「ナルル~……セラフ、嬉しくないナル?」 「……嬉しいわ」 真意を隠す、なれどまったくの虚飾でもない言葉を口に、セラフは1stステージに背を向けた。 ミスターSASUKE・山田勝己は、そり立つ壁でタイムアップとなった。 * (スワップサーモンラダーの掴み棒は緑のプラスチック……) (水中を泳ぐバックストリームゾーンを泳いでいる最中に電撃を受けたら……) (壁を持ち上げるウォールリフティングの上に青いスポンジ……!) 2ndステージ『鋼鉄の廃墟』も、セラフの警戒は甲斐なく、一切の妨害は入らなかった。 「セラフ、お疲れ様ナル~!」 (どういうつもりか知らないけど……) 差し出されたタオルで汗を拭き、乳酸の溜まった全身の筋肉をアイシングしながら、萩原セラフは3rdステージを睨む。 (……おそらく妨害は『来ない』。魔人能力の制約か何かが理由で) 禅谷回那の姿はない。彼女も2ndステージの突破はつらそうだった。肉体を休めることに専念しているのだろう。 「セラフ、3rdステージの自信の方はどうナル~?」 ナルナルがマイクを模したと思しき棒を顔に突きつけてくる。セラフは溜息混じりに答えた。 「制限時間はなくなったけど、2nd以上に筋肉をいじめるエリアが揃っているわ」 「ナルほど~。具体的にはどの辺りが危ないナル?」 「どれも、と言いたいけど、最大に注意しなきゃいけないのはクレイジークリフハンガー……ねえ、それ何の真似事?」 そして、3rdステージ。 静かに準備運動をしていたセラフの耳に、観客のどよめきと実況・初田啓介の言葉が届く。 「禅谷回那選手、ここで脱落! またもクレイジークリフハンガーが挑戦者を一人奈落へ突き落としたーッ!」 クレイジークリフハンガー。 足場のない空間を、わずか3cmの突起に指をかけて、横に体をずらしながら渡っていくエリアである。 たった3cmの指先に全体重をかけ、傾斜を、段差を移り、挙句の果てに、後方の別の突起へ『飛び移る』ことを強いられる。 まさに狂気。実況の通り、ただでさえ少ない3rdステージ挑戦者を容赦なく飲み込んで行く魔のエリアである。 (……そもそも、SASUKEの『勝負』というのが分からない。ルール上でそんなものは規定されていないけれど) 手指に滑り止めのパウダーを着けながら、セラフは思う。 (少なくとも、ここを越えれば……禅谷回那には『勝った』と言えるはず) 指先に全神経を集中しつつ、動く。ここまでのステージで、既に身体は疲弊しきり、腕には乳酸が溜まっている。 (ッ……だから……このまま、ここを越えて……) 血中酸素が欠乏し、魚が喘ぐように息をする。 (越えて……越えて) 突起の終端へ来た。だが、終わりではない。 ここを跳び越え、反対側の突起に捕まらなければならない。 (……越えて、私は……) 意を決し、指で壁を突く。身体が浮揚し…… (どうするの……?) 指が、かかる。 かかった、はずだった。 * 夜。 ついぞ手が届かなかったFINALステージ、栄光の尖塔を禅谷回那は見上げている。 突破者による最後のチャレンジも終わり、あとは全ての終幕を待つばかりだ。 「結局、私たちの勝負はどうなるのかしら」 背後から声をかけてきたのは、着水の濡れを乾かした萩原セラフである。 「さあ、勝ち負けを決めるということであれば……私の勝ちだろうけど」 「……何故?」 「私は飛び移ったあときちんと指がかかったからね。君は滑って落ちた」 「そのあと動く前に滑って落ちたのだから、あなたも変わらないじゃない」 「でも私の方がちょっとマシさ」 「私の方がタイムは速かった」 「落下までの速度が?」 「前エリアを突破するまでの速度がよ」 何となく始まった不毛な言い争いは、どちらともなく黙り込んで終わった。二人並んで、夜闇の中照らし出される塔を見上げる。 「……聞いても良い?」 「何かな」 「どうして妨害をしなかったの? あなたの能力なら、誰にも気付かれず妨害工作をすることができたはず」 「するつもりだったさ」 「……ミスターSASUKEに止められた?」 「君が思っているような形ではないけどね。そう――」 フ、と回那は息を吐く。自嘲のように。 「私は願いを失ってしまったのさ」 * そもそも違和感があった。 この戦闘空間が再現されたSASUKE空間だったとして…… (なぜ『挑戦者』であるミスターSASUKEが、運営と行動を共にしている?) 禅谷回那はその疑問を解消すべく、夜動いた。 セラフが去るのを待ったのも……あるいは、早く去るようにあれこれと声をかけたのも、そのためだ。 回那はすぐさまミスターSASUKEの元へ向かった。彼は宿泊用テントの前で筋トレをしていた。 「精が出ますね」 「こうしてないと落ち着かなくってな」 筋トレが終わるのを待ち、回那は声をかける。 「確認をしたいんですが」 「うん?」 「あなたは元々、SASUKEの運営側の人間じゃあないはずだ」 「ああ」 ミスターSASUKE、山田勝己は頷く。そして、こう続けた。 「だけど今、ここに来てからははSASUKEをやってる」 「……ん?」 その言葉の真意を、一度では掴み損ねる。『ここに来てから』。こことは? SASUKE会場……のことではない。 「……まさか、あなたは」 「SSダンジョンを攻略し……願ったんですか」 「この空間を。SASUKEに挑戦できる……それだけの空間を!」 「そうなるね」 山田勝己は笑う。 「あんな事件があって、SASUKEは終わっちまった。だけど俺は、諦められなかった。だってほら、俺には……SASUKEしかないから」 涙まじりの名台詞として知られるその言葉を、山田勝己ははにかむように口にした。 「そしたら何か、運営側の人間になっちまって。まあ実際俺が運営してますし、挑戦できれば何でも良いのだけど」 「……それで、挑戦を?」 「そう。もう5回目になるかね」 「5回目!?」 「挑戦して、失敗したら一年くらい修行して……で、今回は5回目。ん、4回で次が5回目だったっけ?」 回那は立ちくらみした。 この山田勝己は、SSダンジョンを攻略して、願ったのだ……『無限にSASUKEへ挑戦できる世界』を! 「だ、だからってそのためにSSダンジョンを攻略するなんて……信じ難い」 「願いが叶う、っちゅうたらな。いてもたってもいられなかったんですよ」 「そして、攻略して……いや、いや。そのことはもう良いんだ」 回那は首を振る。山田勝己がSSダンジョンの攻略者であるなら、確かめなければいけないことがあった。 「……私は、SSダンジョンの真の制覇者はほとんど少ないと考えています」 「そうなんですか」 「あなたの戦った中に、恐ろしいまでの強さを持った、何か異常な……魔人を殺し慣れた魔人はいませんでしたか」 「いた」 即答。 「恐ろしく黒くて強い……鉄パイプみたいなもんを何本も持った奴がおった。何だったんかな。阿修羅みたいだった」 「……それも、倒した?」 「倒しましたよ。したらそいつ、黒いゴミ、灰っていうんですか。みたいになって、消えてしまって」 「跡形もなく?」 「ええ。残ったもんといったら、俺もお店屋さんで貰った黒いカードくらいで。いつか弔おう思って、部屋に置いてありますけど」 見ます? と山田勝己が言った瞬間には、回那はその情報を受け取っていた。 勝利数4。これは山田勝己のカード。 そしてもう一枚の……山田勝己が手にしたカードの勝利回数は、 (30) ……その『撃破者数』の異常な多さは。 禅谷回那の仮説した『願いを刈り取る者』の存在が真実であると同時、 それが既に山田勝己に斃され、この世にいないことを示していた。 * 「……願いが絶たれたと思った」 回那の目は、FInalステージの塔の、その先の空を見ている。 「実際にそう言ったんだ。そうしたらミスターSASUKEに言われてね。『本当にそんなのが願いだったのか』って」 「違ったナル?」 「違いやしない。数多の願いを刈り取る存在の持つ武器なら、極上の呪物になるはずだ。私はそれを求めてきた」 けれど、と回那は言葉を続ける。 「そんなん願いじゃない、と言われてね。そんな、人を傷つけるようなことが願いかと」 「そうナルよね! お願いっていうのはもっと幸せなものナル!」 「いいや。呪術師が呪い多き呪物を願うのは当然だ。私もそこに間違いはないと思ってる。……でも、人としてはどうか」 人として。 興味なく聞いていたその言葉に、萩原セラフの意識はにわかに引っ張られた。 「私のもっと根本的な願いっていうのが、もしかしたら何かあったんじゃないかって思ってしまってね。ミスターSASUKEを見て」 「……思いもするかもね。すべてが叶う願いを使って、こんなことをするなんて」 「だろう? なんて馬鹿馬鹿しい! ……だが、それは本当に山田勝己が願ったことだと感じたんだ」 「本当に、願う……ナル」 「極上の呪物を手にした所で、何となるか。結局それは呪術師として上位の存在になれるだけだ。……君は『洗濯の魔法』の寓話を知っているか」 セラフは首を振る。 「魔法使いの国の話だ。彼らは洗濯をするのが面倒だと言って、どんな汚れも落とす魔法を編み出した」 「すごいナル!」 「ところが、ある魔法使いが気付いた。『最初から服に汚れを弾く魔法をかければ良いんじゃないか』。そして洗濯の魔法はいらなくなった」 「で?」 「また別の魔法使いが思いつく。『そもそも汚れない服を作れば良い』。そして別の魔法使いは『服を着なくても恥を感じない世界なら良い』」 「エ、エッチナル~!!」 触手で顔(らしき部分)を押さえるナルナルの頭を、回那が撫でる。 「表層の願いを叶えても、本当に満足できるとは限らない。だから願いは掘り下げなければいけない……だけど、私は私の願いが分からなくなった」 「……だから妨害をしなかったっていうの?」 「ただ一点の願い。頂点に手をかけるという、願いに挑む大きな流れに身を任せれば、何か分かるんじゃないかと思ってね」 やがて、夜の空に花火が上がった。色とりどりなものではない。余った演出火薬の処理である。 遠くの方から、SASUKE収録の終わりを告げる声が聞こえる。セラフは少し笑って、手を差し伸べた。 「お疲れ様」 「……セラフ」 「何はどうあれ、回那。あなたとSASUKEに挑めて良かった」 その言葉に、回那の表情も明るくなる。その冷たい手をしっかりと握りしめた。 「私こそ。この先どうなるかは分からないけど、こうしてSASUKEに挑戦できたことは、大事、なっ」 瞬間、セラフはその手を、回那の身体を引き寄せて。 「セ……セラフ~~!?」 ナイフを深々と突き立てた。 * * * * 萩原セラフの故郷はアパートの一室だ。 いつも疲れた表情の両親は滅多に帰って来ず、独り。 家族での団欒などあり得ないという失望に充ち満ちた、暗い匣。 ――でも、その苦しさを感じたのは、自分の世界にない幸福を知ったから。 工作番組の垣間に見える、美しく幸せな家族像が、羨ましくて、妬ましくて。 だから。 その広くて息苦しい薄暗がりが、たまらなく嫌だった。 * * * * 「が、ハバっ」 刺突の衝撃で血を吐く回那を、蹴り飛ばす。ナイフが抜け、鮮血が噴き出した。 「今、今すごく良い話だったナル! どうしてこんなことにナルナル!?」 「静かにして」 ……回那の話から分かった重大な情報は二つ。 この空間がミスターSASUKEの願った結果であること。 ミスターSASUKEはSASUKEとSASUKEの間に、修行の時間を取っていること。 そして、自分たちを拘束した時に言われた、『参加者である以上、SASUKE以外で双方の決着はつけられない』という言葉。 (つまり、一度一度のSASUKEには『終わり』がある) (SASUKEが『終わった』以上……私たちは参加者ではなく、) (SASUKE以外で決着を着けられる!) そうして放った一撃は、見事にセラフの仮説を証明してくれた。回那の身体から血がどくどくと流れる。致死量―― 「っきゃあっ!?」 突如、激しい熱がセラフの肌を襲った。返り血を浴びた服が、手が、首筋が焦げるようだ。 何事かと確かめる前に、眼前の回那がゆっくりと立ち上がるのが見えた。激しい蒸気と噴煙を上げながら。 「なっ……」 「……血。髪。その他なんでも良いが。人間から落ちた『人間であったもの』も、また良い呪物なんだ」 自らを襲った、そして眼前の現象を説明できる要因は一つしかない。 (赤色は、熱量……彼女自身の血も含めて!) 「……自分の血を焼いて致命傷を塞ぐ、なんて、できるもんだな……いや死ぬほど痛いんだが……」 ふらつきながら立つ回那へ、セラフは銃撃する。しかし回那はそのまま地べたに転んだ。 銃弾を回避するためではない。血を撒き散らすために。必然、セラフはそれに当たらないため大きく動かざるを得ない。 (……左手に火傷。痛い。多分自由には動かせない) セラフは冷静に状況を改める。 (傷を塞がれたのは……大動脈を斬ったから。狙うなら心臓か、脳。これなら塞がれても、『止まる』ことで死ぬ) 対する回那も、ふらつく足で距離を取った。不意打ちに対する咄嗟の反撃には成功したが、危機的状況に変わりはない。 (油断してたな……武器がない。呪物はいくつかあるが、それも本当に、お守り代わり程度だ) せめて武器を。あの刀を。回那は身体の調子を把握すると、自らの居室めがけて駆け出す。 「どっ、どうするナル? 追わなくて良いナルか?」 「……追いはするけど。逃がしてあげる」 言葉通り、数発の銃弾を追撃に放ったのみで、セラフは止まった。そして遠隔信管の起爆スイッチを手にする。 「な、ナル~っ! それは~!」 「仕損じた時のために回那の部屋に設置した爆弾よ。全部読みどおり」 必死に走る回那は、宿泊テントへ飛び込んだ。それと同時に、セラフはスイッチを押す―― 「やめといた方がええで」 背後から声がすると同時に、ドサリ、と何かが足元に置かれる音。 設置したはずのプラスチック爆弾。 「……なぜ」 「あんたがそのえらい物騒なのを仕掛けたのは、SASUKEの開催中やったからな。分かった。ここそういう場所らしいんで」 「でもSASUKE期間中に起爆はしなかった。……なぜ関わるの? これは私と彼女の戦いよ」 声の主……ミスターSASUKE、山田勝己。この空間の主たる男は、その問いに対し頭を掻いた。 「勝負ならSASUKEでつければええんや。どっちが先に優勝するか。修行期間も、設備も用意する」 「ふざけないで」 「若い人らにはな、そういう斬った張ったじゃなくて、もっとひたむきになれるまっすぐな願いを持って欲しいんや」 「……願いなんて!」 セラフは声を荒げる。そして、その感情の発露を恥じるように奥歯を噛みしめる。 やがて、セラフは駆け出す。 ミスターSASUKEはもはや何も言わなかった。 * SASUKEスタッフはいつの間にか撤収していた。跡には忘れ去られたSASUKEステージのみが残る。 その支柱の一つが、熔断されて倒れ落ちた。連鎖して、SASUKEのステージ全体が軋み、捻れる。 「危ないナルーッ!」 「黙って!」 ミシミシと襲い来る鉄の構造を躱し、飛び込み、安全圏へ。誘導されたということは承知の上。動きを止めない! 「よく動ける……!」 「そっちこそ」 セラフはシトリン――すなわち電撃を帯びた鉱物の弾雨を躱し、赤い刀を構えた回那を銃撃する。ギリギリの所で躱す回那。 SASUKE前の相対とは違う。負傷の深い回那は十全には動けない。しかしセラフは左手をやられている。 苦しいのは回那だが、セラフも攻め手に一歩欠ける戦いだ。 「一つ聞いて良いかな!」 互いに制覇した障害物を遮蔽とした膠着状態で、声を上げたのは回那だった。 「さっき、君が私を見逃した時、私は罠かもしれないと思って、死を覚悟したんだが……何もなかった。それは何故だろう」 「……『あった』のよ。でもジャマをされた」 「ミスターSASUKEに?」 ……かつて。 遠いかつて、テレビだけが唯一の心の寄す拠だった頃、その中で輝いていた男。 努力と希望の象徴だった男。 そんな彼が、巡り巡って邪魔になる未来なんて、考えたこともなかった。 「……下らない!」 もはやセラフの感情は、自戒しても止められぬ程に沸き立っていた。 苛立ちだ。ことあるごとに願い、願いと言い募る者への煩わしさだ。 「願いなんて、下らない。どうせ何も叶わないくせに……!」 かつて。 大好きな工作番組を見ながら、これを両親とやりたい、という思いによって目覚めた魔人能力『Doubt in Yarborough』。 これで願いが叶うと喜び……次の夜に警察から伝えられた、両親が自分を捨て失踪したという絶望の報せ。 その日から、萩原セラフにとって、願いとは叶わないものと決まっている。 「そんなものはいらない……私は、工作員は、ただ任務をこなし続けるだけ」 「……辛い人生だ」 「そうかもね。でもそんな感情、工作員の私には存在しない」 人間らしい感情。少女らしい情動。 それらは全て、工作員の自分から取り外し――傍らのナルナルに預けている。 ナルナルの発言は、すべて『人間としての』萩原セラフのものなのだ。 「だとしても辛い。何も願えず生きていくなんて、現代の人間には辛いだろう。ただ生きているだけでは充足できない現代だ」 「分かった口を……!」 動いたのは回那だった。またも刀を振るい、構造を熔断する。バキ、バキン、と連鎖し、セラフが潜んでいる地点の頭上の照明が落下した。 当然、セラフはそれを察し、飛び出ている。 (蹴りをつける……!) 苛立っていた。願いを口にする者、そんな者に感情を波立たされる自分に。 だから手早く終わらせる。現実、時間をかけると山田勝己に介入される危惧すらあった。そうなれば状況はあちらに傾くだろう。 銃撃しながら回那の元へ迫る。SASUKEで疲労した片腕での射撃で、簡単に命中できるとは思っていない。相手の動きを射竦める威嚇だ。 回那もまた、刀を収めて両手に呪物を構えていた。片手には大きな青い水晶玉。もう片手には黄色の数珠。 黄色の珠が襲い来る。SASUKE前の戦いとは違い、常に電流を帯びている。触れれば痺れ、足が鈍り、そこへ集中攻撃を受けて終わりだ。 だから狙わせない。 「……!」 セラフに珠が命中した、と思った瞬間、煙幕が広がった。石灰の煙幕! SASUKE設営作業に使われた、白線引きを元に作り出したものだ。 一瞬怯んだ回那だったが、攻撃を続けた。しかし命中の手応えはない。ポチャンポチャンと、後方の水溜りに落ちる音ばかりが響く。 珠が残り一つになると同時、煙幕側面からセラフが飛び出した。その手には銃。 「っなら!」 回那は青い水晶を投げ、呪いを発動させた。 その床は構造の都合上、中央を支えとしてシーソーのように上下動する仕組みになっている。床の端は今まさにセラフが立っている箇所だ。 ガタン、という音と同時に、勢いよくセラフの細い体が跳ね上がる。吹っ飛ぶ先は、先ほどまでの黄珠が落ちた水の中! だが、同時に。 「え」 四角い包装が回那の目の前に放り投げられていた。 セラフが吹っ飛ぶ直前に投げたそれは、プラスチック爆弾。一度は仕掛け、ミスターSASUKEに取り外されたもの。 (狙った通り……) あとは着水前にスイッチを押せば良い。爆発により、回那は吹っ飛ぶ。先の負傷もある。生きてはいまい。 (「やめといた方がええで」) (「もっとひたむきになれるまっすぐな願いを持って欲しいんや」) (下らない) (私は勝つ) (勝って……任務を果たして……) フラッシュバックしたミスターSASUKEの言葉を努めて冷笑し、スイッチを―― * * * * そして、現在。 「一、ニ……」 「ナル! ナル!」 萩原セラフは、ミスターSASUKEによるトレーニング空間により、次のSASUKEに向けて身体を鍛えていた。 強いられてのこと――ではない。戻った所で失敗の責を負うことになる。鉄砲玉のような扱いを受けるということだ。 (ならばそれまでに、せめて……身体を鍛えるのも、悪くはない) セラフは結局スイッチを押し損ねた。ミスターSASUKEの言葉によってではない。 この場を越えて、任務を終えて、どうするか。 今まで敢えて考えなかったこの命題に答えられなかった時、ナルナルの言葉を思い出してしまったのだ。 (「ナルナルは~、ほんとにお願いごとがかなうなら、おいしいご飯をいっぱい食べたいナル!」) ……その言葉が、セラフにとって一端の真実であるという認識が、最後にセラフを引き止めた。 美味しくもない仕出し弁当を共に食べた。ただそれだけの相手を殺すということに。 (……下らない) 結局スイッチは押されず、爆弾は起爆せず、セラフは帯電した池に落ちて、負けた。 禅谷回那は先へ進むのだろう。本人も見失った願いを探して。 「ナル~! この唐揚げ美味しいナル!」 「……味が濃いし、栄養バランスが悪いわ。衣はがしなさい」 「な、ナル~!?」 こうして、萩原セラフの、願いに向き合う日々が、始まった。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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任務達成証拠用SS置き場 画像うpしてからページ編集しましょ。 基本はJPGでうpした方が鯖負担軽くなるんだぜっ 編集は編集ページ見てコピペで頑張ってくだしー 02/12 コラーラの皮3セット TUMUGI 10/19 ニンジン旗2セット TUMUGIついでにセブンサイン記念 |||| 2/10 コラーラ5 2/12 コラーラ8 2/13 コラーラ6 †将吾† 2/14 亡霊武者20 †将吾† 10/5 アルティ3 †将吾† 10/19 ポテート 2/10 狩りコース 2/14 ラミアぞろ目 柚乃羽 2/15 大王ゴブリン 柚乃羽 10/01 スペックター 舞妓鳥 10/05 怨念桜 舞妓鳥 10/08 グシャピコ 舞妓鳥 10/15 コラーラゾロ目 舞妓鳥 10/16 チェッカーナイト 舞妓鳥 10/16 コラーラ 舞妓鳥 10/16 コラーラおまけ 舞妓鳥 10/16 プロトドーン 舞妓鳥 10/19 ガマピコ 舞妓鳥 __,,,.......,,,,_ ,. '"´ `ヽ、_ / --、,。、,。、ヽ、 ,' (ー―) i / _| , 、/|__  ̄ヽ! | / / /イ,ハ /レ' _」_/ | | ! | ,' r‐ト、レ' '´| ハ/| / ! '、 ! |八 | リ ゝ‐' // | ノ / .7,, ´ "゙/、ヽ // / |人 ` ,r'、 .ヽ) 早苗なえなえ・・・ | `゙7ァァ‐-rァ./(。 。)/ ヽ/\ノヽノ レ'rイ´|/| /-、 ._/_| ̄| | | _/_|__ ヽ | .| | |/ / |. ̄ | .| |/  ̄ ̄/ |. ', |/ / ヽ ', ∨ /ー-ヽ、 i / / ヽ /|>ム‐-、/ ' , ,-ァ' !Y _/ ハ / | ` ´ / | \ / ヽ; / |>-r─----─'r--‐r‐''" !'⌒ヾ. , '⌒ヽ| !.___j !__!j 2/9 ジャバ器ドロップ ヨウル