約 3,309,038 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6121.html
バイオハザード リベレーションズ2 【ばいおはざーど りべれーしょんず つー】 ジャンル サバイバルホラー 対応機種 プレイステーション4Xbox Oneプレイステーション3Xbox 360Windows Vista~8.1プレイステーション・ヴィータNintendo Switch メディア 【PS4/One/PS3】BD-ROM【360】DVD-ROM【PSV】PlayStation Vitaカード 各1枚【Switch】ダウンロード専売ソフト【Win】Steam専売ソフト 発売・開発元 カプコン 発売日 全機種エピソディック配信 2015年2月25日【PS4/One/PS3/360/Win】2015年3月19日【PSV】2015年9月17日【Switch】2017年11月30日 定価(税別) 【PS4/One/PS3/360/PSV】4,990円 配信 【PS4/One/PS3】各章741円【360】各章780円【Switch】2,990円 廉価版 【PS4/PS3】2016年8月4日/2,990円 プレイ人数 1~2人 レーティング CERO D(17才以上対象) 備考 PSV/Switch版はエピソディック配信なし 判定 なし ポイント バリーがストーリーに再登場 親子で初共演シリーズ初のストーリー分割配信前作の要素や『6』からシステム改善は多数一方で前作から後退した面も散見されるやり込み要素は非常に多い バイオハザードシリーズ 概要 ストーリー 特徴・新要素 評価点 システム面(評価点) ストーリーモード(評価点) レイドモード(評価点) 賛否両論点 システム面(賛否両論点) ストーリーモード(賛否両論点) レイドモード(賛否両論点) 問題点 システム面(問題点) ストーリーモード(問題点) レイドモード(問題点) その他 総評 余談 概要 『リベレーションズ』の続編で、前作同様本編作品のタイムラインが進んでいる間に発生していた生物的脅威を描くスピンオフ。 『RV』だけでなく、『6』から引き継がれた要素が多い。 時系列は『5』と『6』の中間に当たる。 主人公はクレア・レッドフィールドとバリー・バートンの2人。 今回は1エピソードごとにクレア編とバリー編を交互にプレイする展開となる。 また、主人公に同行するサポート役のパートナーとしてクレア編はモイラ・バートン、バリー編はナタリア・コルダが登場する。 孤島からの脱出を目指す主人公クレアと、救出のために島に乗り込む主人公バリーという設定・舞台など『コード ベロニカ』を意識した要素が随所に見られる。 また、本作はクレア編とバリー編をセットで1エピソードとし、全4エピソード構成となっている。 パッケージ版が発売する約1ヶ月前から1週間に1エピソードずつ配信していくエピゾティック配信という分割販売を行っていた。 他、パートナーをメインで操作するエクストラエピソードも存在する。 PSV版及びSwitch版は全てのDLCを収録済み。 ストーリー クレア編:クレア・レッドフィールドが所属する反バイオテロNGO「テラセイブ(*1)」が突然の襲撃を受け、友人でもある新入職員モイラ・バートンと共に身柄を拘束されてしまう。 クレアは腕に奇妙な腕輪が嵌められた状態で荒れ果てた監獄のような場所で目覚める。 同じく捕らえられていたモイラと共に脱出を試みるが、そこでは他のテラセイブ職員が異形の存在に無残に殺されていた。 絶望的な状況の中、腕輪から「オーバーシア」と名乗る女性が語りかけてくる。「ヴォセクへ向かえ。そこで全てが始まる。」 バリー編:絶海の孤島へ向け洋上を走る一隻のボートには、元S.T.A.R.S.隊員のバリー・バートンが乗っていた。 突如行方をくらました娘モイラの救難信号を頼りに単身島へ上陸したバリーの前に一人の少女が立っていた。 奇妙な腕輪を付けたナタリアと名乗る少女は、異形うごめく島内を恐れる様子もなく、探索するバリーを助けてくれる。 発信元と思しき通信施設に辿り着いたバリーがモイラの名を口にすると、ナタリアは何かを思い出して呟く。「モイラは死んだ…。」 特徴・新要素 パートナーシステム 今作でもAIが操作するパートナーと2人で探索を行う。パートナーを別のプレイヤーに操作してもらう協力プレイはオフラインでは可能だが、オンラインでは不可能。 『5』と同じく、パートナーは体力が有限であるが、一定時間で回復し、体力がゼロになっても主人公が合流可能な状態であれば、動けなくなるだけでゲームオーバーにはならない。 ソロプレイの際はボタン一つでリアルタイムに操作キャラをチェンジ可能。 概要で述べたように、クレア編ではモイラ、バリー編ではナタリアがパートナーになる。 なお、従来のパートナーとは異なり、銃を扱えるのは主人公、ステージに隠されたアイテムや透明な敵を見つけられるのはパートナー、と明確に役割が決められている。 前作の「ジェネシス」にあたる隠されたアイテムを発見する機能は、モイラなら「特定の場所にライトを当てる」ことで、ナタリアの場合は「指を指す」ことで入手できる。 『RV』同様敵を倒しても弾薬を落とさないのでこれを使うことで弾薬やアイテムを確保することになる。 モイラはバールによる近距離攻撃と、ライトを敵に当てて目をくらませることが可能。この状態からは専用の追撃が行える。 ナタリアは道中拾う石で殴ったり投石をすることで攻撃できるが、バールのように常時携帯することはできず、エリアを切り替えると失う上、耐久度もあり一定回数で壊れるなど、攻撃能力はモイラより低い。 そのかわり、ナタリアは壁越しでも敵を感知する能力を持ち、後述する見えない敵や壁越しに潜む敵の居場所を知ることができる他、敵がこちらを認識して攻撃モードに入ったことも情報として確認できる。 『6』同様貯めたポイントでプレイヤーを強化するスキルを入手可能。ただし、入手さえすればキャラ毎に全て適用できるようになっている。 アイテムクラフト グリーンハーブとレッドハーブというお決まりの組み合わせ(*2)はもちろん、布・アルコール・空きビン・火薬といった単体では役に立たないアイテムが登場し、これらを組み合わせて投てき武器や回復アイテムを作ることができる。 例えば、アルコールは布と組み合わせれば回復アイテムの「消毒布」に、空きビンと組み合わせれば投てき武器の「火炎ビン」になる。 投てき武器はこれまでの手榴弾に近い強力なアイテムだが、完成品が手に入ることは少なく、大抵は素材を組み合わせて作ることになる。 素材の種類が多く、拾ったまま放置すればスペースの圧迫に繋がるため、組み合わせて有用なアイテムにすることが求められる。 スキルシステム 『6』同様にBPを消費して習得する。本編、レイドモードでそれぞれ存在する。 体術やナイフの強化、ハーブの効果増強など内容は多様である。 ダッシュ 『6』から輸入された要素で、従来作では走りに当たる入力で高速ダッシュを繰り出せるようになり機動性が上昇した。 しゃがみ撃ちと不意打ち しゃがんで体勢を低くする「しゃがみ」状態になることで武器の手ブレが抑えられる他、移動速度が低下する代わりに物音を立てにくくなるので、敵に既づかれていない状態であれば背後から接近して「不意打ち」で敵を即死させられる。 本作は、この不意打ちやナタリアの索敵を意識することで有利にすすめるステルスゲーム的な側面が強い。 視界不良状態が登場。該当の攻撃を食らうと汚物でキャラの目が塞がり、実際に画面上を汚れが覆い殆どの視野が奪われてしまう。 時間経過か前述の消毒布で回復可能。 ロックされた箱が登場。ミニゲームで封印を解除することが出来、中にはアイテムが入っている。解除はパートナーのみ可能。 『RV』で好評だったカスタムパーツによる武器強化は続投。 評価点 システム面(評価点) 『6』から改善された要素 QTEが存在しない 『RV』より後に発売された『6』ではこれが多用されていたことが大きな不評を買っており、今作でも続投しているのではないかと不安視されていたが、一切なかったことは高評価された。 正確にはある箇所で一度だけあるが、決まったボタンを連打するだけの低難度のため特に問題視はされなかった。 コンバットゲージが廃止され、体術が『RV』と同様の仕様に戻された。 スキルの取得により『RV』同様の溜め攻撃も可能。 『5』『6』に存在したダウン追い打ちも復活した。 デフォルトの操作体系は『6』に近く完全なTPS仕様だが、あちらのような複雑なものではなくわかりやすい構成になっている。 仰向け状態、スライディング、クイックショット、ローリング、武器のモードチェンジは廃止された。 ストーリーモードの場合、習得したスキルは全キャラ共有かつ自動発動するので、『6』のような煩雑さは存在しない。 ただし、特定のキャラでしか発動しない専用スキルも存在する。 あまり良い評価のなかったハーブのタブレット式がスプレーとして使う『5』の方式に戻された。 『RV』から進歩した面 弾薬上限時の拾得制限撤廃。 武器を除いた所持アイテム管理は『1』~『CV』のようなスロット式のインベントリになり、『RV』と異なり弾薬がまとめられる上限に達すると複数のスロットに分けて所持される旧式仕様。弾薬バッグで1スロットあたりの保持数を増加させられる。拡張バッグを見つければアイテムスロット数を増やすことが可能。 パートナーにもアイテムをもたせることができ、彼女らにも拡張バッグがあるので最終的に所持できるアイテム数は多目だが、クラフト素材による圧迫も激しい。 パートナーとのアイテムの受け渡しは『5』のように手渡しを経由せずインベントリ上で直接移行できる。すぐ隣りにいる必要もなく高度差も無視できる。 武器の切り替えは『5』同様に各方向キーに対応した箇所にセットする方式に回帰し、携帯機故の制限で相対的に対応キーが入れ替わっていた『RV』と比べると直感的でわかりやすくなった。 持ち運べる武器種は4種類に増えた。また、マシンピストルとアサルトライフルが別カテゴリになった。 拾えるアイテムがあるとHUDとして表示されるようになり『RV』のようにアイコンへカメラを照準せずとも取れるようになった。 『RV』では敵の攻撃の直前しかできなかった緊急回避がステップを踏むようなモーションに変更され、いつでも出せるようになった。『6』と違ってコマンドもシンプルである。 スキルによって回避も強化可能であり、全ての動作をステップでキャンセルことも出来るようになる。 グラフィックの向上。前作は「DSの後継機」から想像される映像としては非常に高度であったことから良い評価を得たもののやはり携帯機の範疇であり、最初から据え置き用に開発されたため細かさは段違いである。 反面、FPSが半減してしまった。 ストーリーモード(評価点) シナリオ構成面 前作『RV』では舞台や操作キャラが頻繁に変わって、メインである豪華客船の緊張感が削がれてしまうなどの批判があったが、今作では島の中だけで展開するようになっており、緊張感と恐怖を持続させる工夫をしている。 ゲームを再開すると前作にも存在した「前回までのあらすじ」のムービーや、チャプター終了時には「次回予告」のムービーも流れるなど、前作同様海外ドラマを強く意識したサスペンス調の作風、構成は健在。 クレアとモイラの目的が「敵を倒すこと」ではなくあくまで「脱出」であったり、バリー編の主なクリーチャーが旧来のゾンビに近いロトンであることなどから、直近のアクションメインとなっていたシリーズと比べ恐怖感が薄れにくくなっている。 クレアやバリーとその娘モイラの再登場 クレアは『ダークサイド・クロニクルズ』以来5年ぶり、バリー親子は『3』のエピローグ以来16年ぶりの本編登場となる。 特にバリーは派生作品にもほとんど登場しなかったため、既に現役で最前線に立つことも少ないであろう年齢での久々な本編登場は注目の的となった。 クライマックスにおいてバリーが『1』の名台詞を発するシーンがあり、初代をプレイした人へのファンサービスと取れる演出がある。クレアとバリー親子の初共演も見所だろう。 ナタリアは第一印象こそかなり頼りなげに感じるが並外れて勇敢で、賢く、役に立つ局面が多い上に無意味に足を引っ張ることもないため中々よいパートナーとなっている。 全編廃墟を舞台とした構成 過去作では洋館や豪華客船といった比較的様式美が綺麗な場所が舞台になっていたが、今作の舞台となる孤島は、集落や収容所や工場はあるものの、ほぼ全て人の手が付かなくなった廃墟になっており廃墟探索ゲームの趣を取り入れている。 従来のシリーズとは違う荒涼とした舞台において陰鬱で退廃的な雰囲気の中に不気味さが宿っており、新鮮味もある。 廃墟の元になっているのは旧ソ連文化の集落であり、廃墟 + 社会主義国家のビジュアルの相乗効果を発揮している。 本作は『2』のようなビックリ系演出を多用せず、雰囲気で怖がらせるように作られており、生理的嫌悪感の強いロケーションはその雰囲気を盛り上げることに一役買っている。 怪物のバリエーションが豊富であり、バリー編とクレア編で異なった敵が主体になっている。 やり込み要素が非常に多い 難易度はイージー・ノーマル・サバイバル(ハード)など一般的なものから、敵が一切視認できなくなる「インビジブルモード」や、制限時間内にエピソードの攻略を目指す「タイムリミットモード」といった一風変わったモードも追加されており、同じ内容でも違った感覚、プレイスタイルで遊ぶことができる。 隠し武器の種類が多目であり、例えばノーマルをクリアすれば威力が低いが無限に撃てる「ボウガン」が、ハードをクリアすれば「ドリル」が解禁される。 この他にもリザルトで貰えるポイントを交換することでキャラクターモデルを鑑賞できるフィギュアやアートワークなどを解放することができる。 特にアートワークは多くの場合別売りの書籍を購入して見られるものなので、それがゲーム内に収録されているのは嬉しいところ。 これら全てのコンプリートを目指すとなると長い時間をかけて遊ぶことができる。 ステージギミックが別パートにきちんと影響する。 『2』ではザッピングシステムがあまり意味を成していなかったが、今作は各パートの行動が後に影響する場面がいくつかある。 例えば、「前パートで敵に対して強力な罠を作動させていると後パートで回避ルートを探すことになる」、「前パートで特定の扉を開いておくと後パートで有利に探索できる」など周回時に気づくと楽しめる要素でもある。 レイドモード(評価点) 基本のハックアンドスラッシュ的な面白さは健在。キャラと武器を強化し、さらに難しいミッションに挑戦するというサイクルは中毒性がある。 本編のキャラだけでなく、過去作に登場したクリス・ジル・レオン、DLCを購入すればハンク・ウェスカーも使用可能。 ミッション数が前作から3倍近く増加、難易度も3段階から4段階に増加し、ボリュームアップしている。 前作ではキャンペーンモードの舞台がステージとして流用されていたが、本作ではキャンペーンモードの舞台に加えてレイドモード専用のステージが用意されている。 ストーリーモードに登場したクリーチャーはもちろん過去作のクリーチャーも何種か登場し、本作のシステムで戦うことができる。 プレイキャラの体力ゲージや敵撃破数などが表示される様になった。 前作のミッションクリア時にもらえるボーナスであるノーダメージボーナスが今作ではノーハーブボーナスに緩和されたため、多少のダメージなら評価に影響しなくなった。 成長要素がより増加し、固有アビリティではなくプレイヤースキルをビルドできるようになった。ほとんどのスキルがレイドモード専用である。 プレイヤーのスキルは、実際に使用する事で何らかの効果を発揮する“アクティブスキル(*3)”と、『6』のスキルシステムに近い、装備することで常時効果を発揮する“パッシブスキル”の二種類がある。 スキルはプレイヤーがレベルアップした際にもらえるスキルポイントで強化でき、最大強化後に追加ポイントを注ぎ込めば全員に「継承(*4)」可能。 武器属性の概念が登場。たとえば「火炎属性」なら当たった敵を燃やして追加ダメージを与えることができる。 ジェスチャーがかなり豊富。「行け」や「待て」という基本的なものはもちろん、「拍手」や「分からない」などかゆいところに手が届いており、果ては「トレイン」や「ロボット」といった妙なものまで数多く取り揃えてある。また、何故か謝るジェスチャーが特に豊富。 本編では登場しなかった過去作からのゲスト出演モンスターも存在する。 お馴染みハンターに加えて、前作『RV』からはメーデーさんことスキャグデッド、『5』からは処刑マジニ、『6』からはナパドゥとラスラパンネといった強敵達が大集結している。 Switch版独自の新要素 武器のカスタムパーツを自由に着脱可能。 これにより、他機種版に比べてレイドモードの快適性が大幅に向上した。 ただ、外す度にGOLDを消費してしまうので注意が必要。 新たなカスタムパーツが追加。 ハーブやレア武器の出現率を上げるものや、最大Lvのさらに上であるLvΩ、前作のレアパーツであるオートローダーなどが追加された。 ミニゲームが追加。 バリーを操作して襲い来るゾンビを倒していく横スクロールアクションゲームが遊べ、スコアに応じてBPやGOLDが稼げる。 賛否両論点 システム面(賛否両論点) 『RV』同様ストーリーモードでは体力ゲージが無い。代わりにダメージを受けると画面が汚れる仕様。 体力ゲージがないことで臨場感は増すものの、本作の舞台上暗がりで視界の悪い箇所が多いため、さらに視認性が悪くなってしまうことへの批判はある。 クレア編で登場するモブ敵「アフリクテッド」はシステムに慣れず装備的に最も乏しい序盤の敵ながら動きが素早く、走りや跳びかかりで襲い掛かってくるため攻略の難所となる。 バリー編で一般的に出現するクリーチャー「レヴェナント」の仕様についてやや賛否分かれる評価となった。 レヴェナントは見た目からではわからない体のどこかに弱点があり、そこをある程度攻撃して露出させた上で追撃しなければ倒せず(*5)、しかも個体によって弱点位置が異なる。その上戦闘力が高く、攻撃力が高くて非常に素早い強敵である。 そんな敵がチャプター1の中盤から当たり前のように大量に出てくる(*6)。 レヴェナントにうまく対処するためには、ナタリアの索敵能力で位置を調べて不意打ちで倒すか、ナタリアの感知能力で弱点の位置を見抜いて攻撃するかの二択である。 基本的には不意打ちで倒すことを前提に作られており、スニーキングキル前提のステージ構成となっているが正面対決が避けられない状況もある。 不意打ちにせよ正攻法にせよ操作キャラ変更をこまめに行わなければならず、緊張感と討伐手順の面倒さが半々と言った感じで、様々な要因で細かい作業が多くテンポ感の悪い本作のイメージを強めてしまうことになった。 また、不意打ち成功時の演出にて、弱点が本来の位置でなく背中に出現するため、設定的に矛盾はないのか疑問視もされている。弱点組織が体内を移動できるかどうかは明らかにされていない。 レイドモードではナタリアがいないので、「弱点が出てくるまで各部位を攻撃するか、炎上させて無理やり倒す」という力技頼みになってしまう。 『6』で問題視された、ハンドガンを装備した時にその都度薬室を確認する動作がそのまま継承されている。 ソロプレイではキャラを切り替えた時にもこの動作は発生するので、鬱陶しく感じる人もいる。 ただ動きが完全に止まるわけではなく移動などは可能であり、銃を構えるといった動作ですぐキャンセルできるので殆ど気にならない。 むしろリアリティがあって良いという声もある。 ビジュアル的に攻撃性や陰鬱さを感じることがある 舞台が全面荒廃していることに加え、本作のグラフィックコンセプト上コントラストが控えめで心細さや物憂い雰囲気が漂い、恐怖とはまた違った殺風景な印象を受ける。 コンセプトカラーが前作の反対色となる刺激的な赤を基調に、イエロー系、オレンジ系、黒が配色されておりUIや敵のデザインに反映されているため心理的に不安になりやすい。 拷問や発狂や苦痛を扱っているため、変異した敵の身体にも拘束や迫害の後が痛々しく唸り声も獰猛で、フィールドの随所に悪趣味な猟奇的要素が見られる。 従来とは違った方向でグロさや嫌悪感を全面に押し出している。こうした雰囲気が好きであれば楽しめるだろうし、刺々しさや邪悪さやダークさなど今までとの雰囲気の違いに戸惑うこともあるかもしれない。外伝ならではの方向性と言ったところか。 実績関連 評価点の項でもやり込み要素が多いことを述べたが、一方でこれらは「無駄に多すぎる」「細かすぎる」とプレイヤーに思わせる。 具体例を挙げると「チャレンジメダル」「リワード」「レコード」はそれぞれ別。 その内容も「ナタリアの投石を15回当てる」「モイラのライトで敵を20体怯ませる」(チャレンジメダル)、「レヴェナントの武器付きの腕を30回破壊する」「ジャンプ中のアフリクテッドを30回撃ち落とす」(レコード・実績)など要求される回数が無駄に多いものも。 チャレンジメダルは各エピソードにあるが一度で全て取るのは困難なためコンプしようと思えば大抵同じエピソードを何周もすることになる。 これらに加え、マップ中に隠された調査ポイントも複数種・数十箇所存在する。 事細かに達成項目が列挙されているのは『6』の要素が入ったことによる弊害と言える。ここまで来ると「やらされている」感が強く、全てを積極的に埋めようというモチベーションが湧いてこない。 実績を狙うとプレイスタイルが制限されるため、死亡数や命中率にすら制約のなかった『4』が懐かしがられることもある(*7)。 これらやその他の本ページで記述されている面倒な要素のためかPS4版のプラチナトロフィー取得率は2020年現在で1%を切っている。 ストーリーモード(賛否両論点) 前作に比べてやや単調な脚本 多数のキャラが入り乱れ二転三転する展開が売りだった前作『RV』に比べると、 今作ではメインキャラ数が減少した影響かどんでん返しも少なく、割と先の読みやすいシンプルな構成になっている。 レイドモード(賛否両論点) レイドモードのゲームバランス スキル継承により、最終的には好きなキャラを好きな性能にして戦える一方、前作にあったキャラの個性や「攻略しやすいキャラを探す」といった要素が無くなっている。 個別にスキルビルドする兼ね合いからか、獲得経験値が個別管理されキャラクターレベルがそれぞれ独立するようになった。 このために育成の手間が膨大になり、前作と比してプレイボリュームの水増しのようになってしまった。 新たなスキル・パーツ群も、攻略法のテンプレ化に拍車をかけている。 たとえば、セミオート式のスナイパーライフルに、弾薬所持量とリロード速度を高める「スナイパーライフルマスター」・敵を炎上させる「火炎弾」・炎上中の敵へのダメージを高める「延焼」・弾丸が敵を追尾する「誘導弾」を載せたもの(*8)が挙げられる。 他にも、手軽に敵を足止めできるビン類、自身にダメージ無効化や透明化を施す「メタルコート」「クローキング」・敵の棒立ち・同士討ちを誘う「幻惑」・超ダメージを誇る「感電重ね掛け+ロケットランチャー」など、強力な戦法が揃っている。 一応これらのスキルを全て育てようとするとかなりの労力がかかるので、序盤から無双できるというわけではない。 エネミースキル(問題点にて後述)が実装されたことで、高難易度のミッションほど接近戦のリスクが高く、強力な戦法に頼らざるを得ないという側面もある。 マップ構成や敵の配置・出現パターン 前作は基本的に船という閉鎖空間を舞台にしていることや、敵自体の設定を活かして、敵が死角に配置されていたり、隙間から湧き出すなど多彩なパターンが存在した。 そのため、的確に倒すための武器構成や立ち回りを考え、なんども挑戦し配置を覚えて倒していくことで、プレイヤーの上達を実感できるようになっていた。ノーダメージボーナスを狙うなら何度も試行錯誤を重ねることになる。 今作のレイドモードは仮想空間での戦闘シミュレーターという設定になっているからか、音がして特定の場所から敵が出現するというパターンがほとんどな上、マップが前作よりも視界が開けていることも多いので比較的簡単に出現場所で待機して倒したり、距離をとって態勢を立て直すといったことができてしまう。 マップの構成も、「入り組んだマップの最奥部へと進んでゴールメダルを割る」という構成が主流だった前作に対し、今作は「一本道の狭いマップで密集した敵を全て倒す」という構成が殆ど。 ノーダメージボーナスがノーハーブバッジへ緩和されたこともあり、試行錯誤という面はやや後退してしまった。 これはコンプリートバッジを取得することがミッションを増やす唯一の手段である関係上、仕方のないことでもある。 ミッションの難易度が上がっても、敵のレベルの上昇とスキル持ちが増えるだけのため、難易度が上がっても攻略法があまり変わらず新鮮味が薄い。 ただ、これらの変更によって気軽にプレイしやすくなったとも言える。 問題点 システム面(問題点) 一部アクションの粗 『RV』と同じ仕様上、体術のバリエーションが少ない。加えてレイドモードのキャラ間でそれの使い回しが目立つ。 『RV』に比べて演出がショボく巻き込み範囲も狭いなど、明らかに劣化している。 ダッシュに慣性が働く仕様とマップ上に障害物が多い設計が合わさり、オブジェクトに引っ掛かりやすい。 フィジカルコンバットゲージこそないものの本作にはスタミナの概念があり、ダッシュし続けるとバテてしまう。 はしごを昇降するには、近づいてアクションボタンを押した後にスティックを倒し続ける必要がある。また『6』同様に昇降中も攻撃を受け、その場合は落下して昇り直しになる。 攻撃を受けない様に邪魔な敵を遠くに引きつけたり片付ける手間が増えゲームとしてのテンポが悪くなった。 『6』同様、ライフルの照準がスティックで自由にズームできない。 女性用モーションの流用 今作では男性キャラを使用している場合であっても、女性キャラのモーションがそのまま流用されている。 そのため、バリーやクリスのような大柄な男性キャラだと違和感がある。 スティックのデッドゾーンの広さ 今作はスティックのデッドゾーン(スティックを傾けても反応しない範囲)が広いため、精密な照準操作がし辛い。 ボタン配置の問題点 PS系以外のハードでは方向キー(十字キー)は左スティックの下に配置されているため、 各方向に割り当てた武器に切り替えようとすると一旦スティックから親指を離し、キャラを立ち止まらせる必要がある。 アクションボタン アイテムを拾う、特定のオブジェクトを調べる(*9)、アイテムや項目を選ぶ(いわゆる決定ボタン)、これらの機能が3つのボタンに分散しており、非常にややこしい。 上記の「特定のオブジェクトを調べる」はキャンセルボタンと被っており、メニューを開いた直後に閉じてしまうことが間々ある。 全体マップの削除 各所の地図を入手すると画面右上にミニマップが表示されるが、マップ全域を表示する機能はない。 ミニマップの表示範囲は相応に狭く、従来作同様に各所を往復するシーンも間々ある。特にEXエピソード1では所々に時間制限があるうえ、漁村(*10)という難所もあるため非常に不便。 イベントなど途中で強制的に歩かされる部分がある 初見では悪くないが、周回を重ねると煩わしく感じる。 タイムリミットモードではここをうまく短縮しないと制限時間が厳しくなってしまう。 また公式が注目させたい部分にカメラが寄る演出も引き継がれているが、カメラ操作は元よりこれも演出中はゆっくり歩くことしかできないためゲームテンポを削いでしまっている。 AI操作時のパートナーの仕様 パートナー操作時、主人公はスキルを装備しないと発砲してくれない。スキルの発砲も弾薬を消費しない代わりに威力は低めに設定されている。 このパートナー操作時に敵に遭遇すると、スキルがなければ棒立ちかナイフで攻撃し始めるため、無駄にHPが削られ勝手に被害を拡大する。 AIは敵から距離を離したり回避などの防衛行動はしない。またモイラのライトなどで怯ませると弱い体術で攻撃され勝手に怯みを解除されるなど融通が利かない部分が大きい。 無理やり交代させられているような場面が多い。 「『RV』の隠されたアイテムを発見するためのアイテム「ジェネシス」の役割をパートナーが担っている(*11)」「2人を交互に入れ替えて障害物をどかすギミックが多い」ことから、ソロプレイでは事あるごとに交代することになるため、やらされている感が強くテンポが悪い。 AIの作りもお世辞にも洗練されているとは言えない。 前述した障害物をどかす謎解きは、『5』や『6』でAIが普通にできていたので気になりやすい。 共同作業時離れた場所にいるAI操作の味方はレスポンスも遅く、『5』『6』でもあった遠くのAIが角や障害物に引っかかる問題も残っている。 役割が決められている以上、戦闘時は主人公を操作するようにしなければならないのだが、そうなると上記のテンポの悪さも相まって、2人組にしたことによる面白さよりも面倒さの方が大きくなってしまう。 新登場のクリーチャー“グラスプ”の面倒くささ この敵は視神経に作用するガスで姿を眩まし、即死攻撃を仕掛けてくる敵(*12)。 近づくと周囲の風景が歪み始め、羽音が聞こえるようになるが、完全に姿を把握することはできず、捕まれると問答無用で即死する。さらに演出がエグいうえに長く、スキップも不可能。 ナタリアの能力で姿を視認するか、煙幕ビンなどの煙を使えば効果範囲にいる個体は目視が可能になる。しかし前者はバリー編限定、後者は投てき武器の素材に限りがある。誘引ビンにも引っ掛かるが、同じく気軽には使えない。 ナタリアは石で殴るか投石を当てることで直接ダメージを与えることが出来るが、最低難易度以外では一撃で倒せないことが多い。 NO ESCAPEではスキルを最大まで強化しても投石を3回当てなければ倒せない。 殴るためには近づかねばならず、投石をしたとしても仕留められなければ投げた場所(=グラスプの近く)まで石を回収しなければならないため、石を回収しようとしてグラスプに捕まり行動不能になることも(*13)。 ナタリアで位置を確認してからバリーに切り替えて銃で攻撃することも出来るが、その際AI操作のナタリアは「もっと右!」「近くまで来てる!」と大雑把にしか居場所を教えてくれない。 銃撃を当てても仕留められなければその場から大きく移動してしまい、またナタリアで位置を確認する必要があり更に面倒。 グラスプは常に飛行しており「基本的に平地近くを低空飛行している」とは言え微妙に高さがズレて攻撃が当たらないこともあるため、1人プレイだと操作キャラを何度も切り替える必要があり煩わしい。 難易度SURVIVAL以上だと縦軸方向にも積極的に動いてこちらを翻弄するような動きを見せる。 また、他の敵と同様最初から出現しておらず「条件を満たすとスポーン」というパターンもある。この時も当然姿は見えず、周囲の風景が歪む特徴が表れてようやく出現を確認できることも。 クレア編ではアフリクテッド系の敵が、バリー編ではロトンとレヴェナント系の敵が現れるのだが、グラスプはどちらにも出現する(*14)。 一応バリー編に多く出現するが配置の都合上ほぼ必ず倒さなければならないようになっており、登場数が少ないクレア編でも上記の特徴から居場所を推測するしかないため、安全に倒すなら煙幕ビン・誘引ビンは必須である。 + クレア編について クレア編エピソード4の登場敵はなぜかコイツだけとなっており、制限時間イベント中にまで登場。時間に余裕があるとはいえ多くのプレイヤーがダッシュするであろう先にコイツが配置されている。煙幕ビン・誘引ビンを直前に置いておくなどの救済処置すら無く、「難しい」というより嫌がらせである。 チャプターのリザルトには命中率が関わってくるため、このクリーチャーの仕様から当てたくてもなかなか攻撃が当たらない=命中率が下がりSが取れない事態も往々にしてある。 これらの要素からただ面倒なだけと不評を買った。 マルチプレイについて 『6』からかなり縮小され、ストーリーモードの協力(オフライン限定)とレイドモードの協力のみとなった。『6』で一定の評価を得た「エージェントハント」の実装を望むユーザーも多かったのだが…。 オフライン協力プレイにて2P側のオプション設定が保存されず、一時解散する(タイトル画面へ戻る)たびに設定し直す必要がある。 前作より薄まった恐怖感 今作は比較的視界の開けたマップが多く、前作『RV』のような「閉鎖的な通路を歩く恐怖」がない。 クレア編とバリー編でほぼ同じマップを進むことになるため、視覚的に飽きやすい。 天井から突然敵が降ってくるなどのびっくり系演出も少なめ。 ストーリーモード(問題点) 前作『RV』と関連性が薄い。 「テラグリジア」や「FBC」などの関連ワードがちらほらと出てくる程度。前作の関係者も登場するが、肝心の『RV』には名前すら出てこないため後付け感は否めない。 「ウェスカー」や「ウロボロスウイルス」など、関連性で言うなら寧ろ『5』の方が強い。 エピソード数が前作より少ない 全4エピソードが主人公2人分で計8話、エクストラエピソード2つを合わせても10話であり、エクストラエピソード無しで12話あった『RV』より少ない。 中にはボス戦無しで終わってしまうものもあり、肩透かしを喰らうところも。 本作の前に発売された『6』が批判はあれどシリーズ最長レベルだったこともあり比較されやすい。 ただし、評価点にもあるように様々なモードや隠し要素は用意されており、その点を加味するとボリュームそのものが薄くなったわけではない。 1エピソードあたりのマップは結構長めなので、初見プレイであれば短く感じることはあまりない。 日本語字幕と日本語吹き替え音声の言い回しが異なる部分が目立つ 『バイオハザード』ではお馴染みの、英語台本と日本語字幕との内容の乖離である。 他の作品であれば吹き替えが後付けであることや字幕の文字数に対する台詞の長さなどのやむを得ない理由が考えられるが、本作の場合は字幕と吹き替えが同時収録されている上に『RV』が完全一致していたため批判されやすい。 また、それらを避けて過去作のように英語音声でプレイするとこちらも表現がだいぶ違う。 バリーは英語だと軽口を叩くこともある。日本語のバリーがナタリアに対して「お前」と呼ぶこともあるなどぶっきらぼうな印象を受けるのに比べ、英語ではナタリアへの呼びかけで「ハニー」「スウィートハート」など小さな女の子に語りかけるアメリカのおっちゃん風の言葉遣いになっている。 日本語のモイラは「サイアク」という言葉を口癖にするキャラだが、英語では「〇uck」や「〇hit」などを多用する乱暴な言葉遣いである。若者言葉と考えれば妥当かもしれないがややニュアンスが異なる。 シナリオ内容 + ネタバレ注意 説明不足な点 「序盤でクレア達を拉致した部隊の正体やその後」「孤島から脱出したクレアが救助されるまでの日数・過程」「クレア達に投与されたウイルスの経過」などが特に説明のないまま終わってしまう。 バリーが孤島発見に半年を要した理由についてはゲーム外で説明がなされており、本編に含めるべきとの声が多数上がった。 ウイルスについてはモイラの場合だと「発症することもなかった」の本人の台詞だけで済まされている。エピローグで描かれる本作の2年後に当たる『6』当日もクレア達は健康なので問題はないと思われるが…。 サブキャラクターの扱い サブキャラの出番が少ない。前作では操作する場所やキャラが切り替わることで、サブキャラクターも印象に残りやすいよう工夫されていたが、本作はそのような演出がないこともあって印象に残りづらく、サブキャラクター自身の出番も大幅に減っている。 ペドロやエフゲニーなど見せ場はあるキャラもいるが、ジーナなど序盤ですぐに雑魚敵に殺害され退場する印象に残りづらいキャラもおり、せっかくの要素を活かしきれていないところもある。 マルチエンディング方式の意味合いの薄さ 分岐条件はあるキャラがトラウマを克服する事だがタイミングがわかりづらく、分岐後の内容も“クレア編で瓦礫が落ちてそのキャラがそれに巻き込まれて生存or死亡する”という脈絡のないもので、何故瓦礫に巻き込まれて生きているのかも特に大きな説明はない。 また「GOODEND」とは言うものの最後のオチではかなり不穏な要素が提示され(*15)、スッキリしない後味で終了する。紆余曲折あってもエンディングはすっきり終わる従来のシリーズと比べ浮いている。 悪役の動機やモイラのバックストーリーに関してもストーリー上であまり華々しく印象付けられるとは言えず、感情移入が薄めである。 本作の脚本は比較的淡々としており、特にバリー編はビジュアルが鬱々としているのもあって途中経過に盛り上がりが欠けるところがある。 過去作と違い、シナリオクリア特典のエクストラ武器を使用するとゲーム評価が「C」で固定されタイム表記もなくなる。短時間クリアや高評価クリアの助けにならず、無双プレイも虚無感を感じてしまう。 レイドモード(問題点) キャラ育成・武器強化の手間 有用なスキル群を本命キャラに付与するには、必然的に複数のキャラを育成しなければならず面倒。 各キャラをレベル50(最大値は100)まで育成するたびに新たなジェスチャーを習得・共有できるのだが、こちらもコンプリートを目指すと莫大な手間がかかる。 ストーリーモードでは武器のパーツを自由に変更できるが、レイドモードでは「有料でパーツを破壊してスロットを開ける」「有料で武器を破壊してパーツを回収する」の二択。つまり、有料なのに破壊した方は消えてしまう。 高レアリティの武器とパーツを併用すること自体にリスクが付き纏うため、『RV』の仕様と比べて明らかに不便。 前述の通り、後発のSwitch版では武器を壊すことなく、有料でパーツを回収してスロットを開ける仕様に変更された。その結果、こちらが実質的な完全版となった。 エネミースキル 接触による状態異常と撃破時の爆発が厄介な3属性、足元に毒霧を発生させる「ポイゾナス」や、カウントダウンの終了前に倒さないと即死級ダメージを受ける「死の宣告」など、近付くだけでプレイヤーに危険が及ぶものが殆どであり、体術などの近接攻撃が難易度の高いミッションになるほど使いづらくなる。 他にも正面からのダメージを激減させる「バリア」や、照準を合わせないと姿を現さない「インビジブル」(*16)、こっちの銃を落とさせる「ディスアーマー」などがある。 ストーリーモードのグラスプのように面倒くさい面の方が大きくなってしまっており、銃を好きなだけ撃ちまくれるモードのコンセプトに合っていない。 登場キャラクターの地味さ 今作は前作同様、本編に登場したキャラクターを主に使用してゲームを進めていく。しかしこの内ゲーブ、ペドロ、ジーナ、ニールの4人は本編での掘り下げ描写がほぼなく、キャラとしての魅力に乏しい。 そのため個性の強いキャラが勢揃いだった前作に比べると、どうしても見劣りしてしまう。一応クリスやレオンといった人気キャラを登場させることでなんとか華を持たせようとはしているが…。 その他 ナタリアの能力で弱点を見つける事が前提となっているレヴェナント、発症ペドロがレイドモードでも登場するのだが、ナタリアがいないため弱点がどこにあるかは分からない。 火炎ビンが有効なレヴェナントはともかく、中ボス格である発症ペドロは火力でごり押しするしかない。 ステージは大半が『6』からの流用であり、シリーズ経験者からは視覚的な真新しさがない。 『RV』ではミッション開始時と終了時に各キャラクター専用のセリフが用意されていたが、今作では廃止された。 『RV』に登場したジェシカ・レイチェル・レディハンクが今作のキャラクターであるジーナのコスチューム扱いになったため、声やモーションがジーナと全く同じになってしまった。 一応、レイチェルとレディハンクは前作でも担当声優がジーナと同じだった。またレイチェルは「ジーナと名字が同じ」「外見や役割が似ている」という共通点がある。 現在はアップデートで修正されているが、以前は武器の増殖バグが猛威を振るった。 その他 フレームレート PS4版のフレームレートは発売当初30fpsを下回る場合もある程不安定だった。現在はアップデートで改善されているが、やはり処理落ちはある所はある。 Win版は4K解像度やハイフレームレート(最高120fps)での出力に対応。推奨スペックは『6』とほぼ同等だが、こちらも最適化不足でパッチが当たるまでは推奨スペックを満たしている程度では「快適にプレイできる」とは言い難かった。 余談だが、据置機ではパッチを当てる前も後もOne版が一番安定しておりfpsも高い。 後年に移植されたSwitch版は30fpsではあるものの、カクツクことは少なく安定した挙動になっている(場面によっては60fpsの部分もある)。 PSV版について ただでさえ不安定で重いゲームな上、PSV版はハードスペックが全く追いついておらず、グラフィックに於いて大きく妥協したマルチ展開となった。 半年ほど遅れて発売されたPSV版はDLCが全て収録済みだが、据置機とは異なりストーリーモードの協力プレイが行えずWeb連動サービス「RESIDENT EVIL NET」にも対応していない。 さらに、10秒強ですんでいたロード時間が30秒前後かかる。レイドモードではロードする機会が多いためストレスがたまる。 Switch版の問題点 携帯機だがパワー不足で描画が悪いこともなく据置機版に近い品質だがロード時間がかなり長い。同世代に当たる『5』『6』の移植版と比較してもかなり長めであり、本編はもとよりレイドモードをプレイする際のストレスとなりやすい。 『RV』と違いレイドモードをオフラインでプレイする際に機内モードをオンにしていても強制的に通信チェックが入るのでテンポが悪い。 総評 バリーの本編再登場や、1週間ごとに1エピソードずつ配信する新しい配信形態で話題となった本作。 システム面の改善や正当進化した部分は多いものの、前作とのつながりが薄く説明不足なシナリオや面倒な要素の増えたレイドモードなどが足を引っ張り、前作ほどの評価は得られなかった。 「ちゃんと遊べてシリーズの血を受け継ぐ『バイオハザード』」ではあるが、周回プレイで何度もシナリオを遊ぶのを前提としている割に細かな制約や手間の多さから周回向きでない面も強い。 傑作と認められた前作と比べ娯楽性が行き足りていないところがあり、どちらかといえば既存作を遊んだことのある人向けであろうか。 一方『6』で不評だった点はほぼ改善されており、過去作で解消されなかった前振りに繋がる要素もあるのでシリーズファンなら遊ぶ価値はあるかもしれない。ただし、やるならPSV版以外で。 余談 スタッフロールには前作の開発元であるトーセのロゴが在る。同社がどこまで本作の開発に関与しているかは不明。 本作発売と同時期に『週刊少年チャンピオン』にて本作のその後のクレア達が登場する漫画『バイオハザード・ヘヴンリーアイランド』の連載が開始、単行本化された。 本作だけでなくのちの『バイオハザード・アンブレラコア』とも公式連動している。 この漫画はシリーズでは珍しく主人公とヒロインが日本人である。過去にもモブには日本人がいたり、メインキャラでも日系二世や日本国籍のキャラは登場したが、明確な日本人のメインキャラとしてはシリーズ初である。 なお、同著者による前作『バイオハザード・マルハワデザイア』は『6』との公式連動漫画でシナリオも『6』と同じ人物が務めていたが、こちらは連動元の本作と同じく佐藤氏がシナリオを手掛けている。 そのため、作画担当は同じながら作品の雰囲気は異なっている。 ちなみにこちらの作品は、前作『RV』のキャラクターであるパーカー・ルチアーニも登場している。 今作には、虫系の敵としてオオウデムシ(*17)が登場するのだが、「世界一気持ち悪い生物」の筆頭として挙げられる場合も多い本生物を今作オリジナルの生物と思っている人もおり、これが実在する生物であるとことを知って驚愕することが少なくない。
https://w.atwiki.jp/kkhz/
ここだけバイオハザードが発生した街@wikiへようこそ 突如発生するバイオハザード…… 平穏だったのは過去の話、今はゾンビやクリーチャーが猛威をふるっている そんな中、生存者たちはなんとか生き残ろうと必死にあがき続けている…… 待ち受けるのは未来への希望か、逃げ場のない絶望か……はたして? ●ここは、定期的に開催される『ここだけバイオハザードが発生した街』スレのwikiです テンプレ保存 過去ログ保管 などが主です 現在wikiは移転中です⇒新wiki(仮)
https://w.atwiki.jp/urawaza/pages/430.html
■PlayStation Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■バイオハザード GUNSURVIVOR BIO HAZARD GUNSURVIVOR ■「攻略・參考」資料 □BH-CHASER ‧CAPCOM AVG 攻略網頁 ■「裏技・攻略」情報 ●隱藏武器取得方法 ‧無限ロケットランチャー:在難易度Nomral以上,以S級完成本編。 ●爆機特典 完成遊戲一次後存檔,在二回目或以後可以承繼前回的所持武器。 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■PlayStation
https://w.atwiki.jp/yoitakunaiyo/pages/28.html
肩越し視点がちょっと酔う。酔い℃35
https://w.atwiki.jp/lilia/pages/151.html
ダメージ数種 KO1 キャラ:ジル http //www.nicovideo.jp/watch/sm1336513
https://w.atwiki.jp/yoitakunaiyo/pages/27.html
カメラすごい。酔う。酔い℃90
https://w.atwiki.jp/wiki7_hetare/pages/20.html
へたれは最初に「TAやるよ」と宣言しておきながら、序盤で何度も死亡。 結局、TAを意識しても意味が無いということで、TAは中止。 しかし普通にプレイするのも面白くないということで、ハンドガン縛りでプレイ 何とかラスボスにたどり着いたものの、とどめもハンドガンでできる事を知らなかったへたれは、ロケットランチャーを使って倒してしまった。
https://w.atwiki.jp/kokohaza/pages/2.html
トップページ メイン よくある質問 マップ集 テンプレ集 倉庫 最初の避難所:過去ログ まとめサイト(本スレログあり) アップローダー(マップ倉庫) おまけ キャラクター集 wiki バイオハザードシリーズ ゾンビ(バイオハザードシリーズ) タイラント系(バイオハザードシリーズ) リンク(関連掲示板) 現在の避難所 娯楽所(新) リンク(関連サイト) まとめサイト HP(更新停止中) 携帯HP(更新停止中) リンク(その他) 隔離所 メニューを編集
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1749.html
【ゲーム】バイオハザード2(PS) 【作者名】りーこ 【完成度】完結(08/05/12~08/06/30) 【動画数】11 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/6654044 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41568.html
登録日:2019/03/07 Thu 20 09 03 更新日:2024/08/20 Tue 14 10 03 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 ※これが正しいラクーンシティの一般市民です そして誰もいなくなった だけどみんな救われねぇ どうあがいても絶望 どうせみんないなくなる アンブレラ オムニバス オワタ ゾンビ ドラマCD バイオハザード バイオハザード2 バッドエンド パラレル パラレルワールド モブ モブルート ラクーンシティ 一般市民 全滅エンド 前日譚 助からなかった人達の話 地獄 地獄絵図 救いがない 救われない話 死亡フラグ 死亡フラグのオンパレード 皆殺し 皆殺しエンド 誰も助からない事が約束された物語 運命 \(^O^)/ 鬱展開 鬱展開の嵐 ゾンビと恐怖の闘い(ドラマ)再び…空白の2ヶ月が、今、解き明かされる! 『運命のラクーンシティ』とは、バイオハザードシリーズのドラマCDのタイトル。 前作のボイスドラマ「マコバヴィレッジの惨劇」に続く二作目のラジオドラマである。 ドラマCD「バイオハザード ドラマアルバム」のエピソードの1つであり、97年12月から文化放送/ラジオ大阪「佐竹・林原の無法塾」内で放送された。 バイオハザードからバイオハザード2へ至るまでの「空白の2ヶ月間」に起こった惨劇の話。VOL.1からVOL.3まである。 タイトル通り、ラクーンシティが舞台であり、1998年にT-ウイルスの流出で災害が起きた直後の物語。 今回は主人公のジルやクリスとは違い、『バイオハザード アウトブレイク』と同じく市民達が主役である。 アウトブレイクは2003年発売のため、一般市民視点という点では本作の方が先駆けている。 時系列が1の後であることに間違いないが、本作の内容にはゲーム本編と矛盾する描写があり、結末も正史と異なっている。 そのため今となっては後のシリーズとは繋がらないパラレルワールドと考えるのが妥当か。 ただし、バイオハザード発生からラクーンシティ壊滅までの裏側を垣間見れるという意味では興味深く、貴重な資料と言えよう。 なお、シリーズには欠かせない用語であるアンブレラが作中では「アンブレラ薬品」と呼称されている。 シナリオ担当は原作の2を手がけたフラグシップだが、ゲームのキャラは登場せずオリジナルキャラで話が展開される。 後に同じくバイオハザードのラジオドラマ『小さな逃亡者シェリー』も放送、発売された。 【VOL.1あらすじ】VOL.1サブタイトル一覧 VOL.1の登場人物 【VOL.2あらすじ】VOL.2サブタイトル一覧 VOL.2の登場人物 【VOL.3あらすじ】VOL.3サブタイトル一覧 VOL.3の登場人物 【登場クリーチャー】 【備考】 【VOL.1あらすじ】 1998年、アメリカ中西部の町ラクーンシティが舞台。 ある日、アークレイ山へハイキングに出掛けたジェーンと母アニタ。だが突然のスコールに遭い、帰ろうとするが道に迷ってしまう。 雨宿りができる場所を探して辿り着いた先は、一ヶ月前アークレイ山地猟奇殺人事件があった洋館の跡地だった。 雨が止むまで雨宿りをしていると、夜の闇から謎の怪物が現れ…。 VOL.1サブタイトル一覧 1. 惨劇の兆し 2. 洋館が招く〈第弐夜〉 3. 天井の屍体 4. 死霊の復活〈第参夜〉 5. 疫病の氾濫 6. 変調!〈第四夜〉 7. 死闘 8. 警告… VOL.1の登場人物 ジェーン(CV:笠原留美) Vol.1における主人公で17歳の少女。ラクーンシティーハイスクールに通う女子高生。ハンバーガーショップでバイトをしている。 一ヶ月前、ピクニックに出掛けた際に突然の雨に遭い、帰り道で道に迷って雨宿りのために洋館に立ち寄るが…。 尚、バイオ本編では洋館は証拠隠滅のために木端微塵に吹っ飛んでいるが、本作では何故か建物が爆発跡があるだけで残っている。(*1) ジムと共に再度洋館を訪れゾンビを目撃するが、父にも誰にも信じてもらえなかった。 後に家に訪れたジムが徐々にゾンビになっていく過程を、看病する形で目の当たりにしてしまう。更には最期まで。 父が身を挺して逃がしてくれたが、火事場見物に来た連中に絶望、更には父が母の名を叫ぶ声を聞き、炎で倒壊する家に戻っていく。 そこで物語からフェードアウトしてしまうが、VOL.2冒頭でリンダとエドの会話から病院に搬送後、死亡したことが告げられている(*2)。 ジム(CV:野島健児) ジェーンの友人であり、同時にジェーンに想いを寄せている少年。 クラスメイトにからかわれたジェーンをかばい、ジェーンの母親が化け物になってないことを証明するために洋館へ行こうとする。 父親はアークレイダムの管理責任者をしているマーカーで、もうすぐ誕生日を迎える妹がいる。 アークレイの森でジェーンの母、アニタのゾンビと遭遇し、それを伝えるが誰にも信じてもらえなかった。 汚染された水道水を飲んだことで感染してしまい、地下室に閉じ込められるが、ゾンビになる前にニックに頼み拳銃を貸してもらい自殺した。 ニック(CV:坂口哲夫) ジェーンの父親。アルコール中毒。(ただしアル中っぽさは最初だけで、あとは終始ほぼ正常な様子) アンブレラ薬品の配送トラックの運転手をしている。飲んだくれている自分のことをダメな男だと自嘲している。 昔デトロイトの工場で班長として働いていたが、設備の安全問題の上告について、言えば自分がクビにされるのではないかと見て見ぬふりをした。 しかし結局それが原因で事故が起きてしまい、従業員が死亡、町を追われてしまう事になってしまった。(*3) 最初は娘達の言う事を信じていなかったが、ノーマンを食い殺した巨大蜘蛛と遭遇、さらに製材所でノーマンのゾンビに出会い事態の深刻さを思い知った。 真相を町に伝えに向かうが、アンブレラ傘下の住民達は話を聞こうとしなかった上、騒がぬよう釘を刺されてしまう。 終盤、10人のゾンビに家を包囲されて交戦するも、その中にいた妻アニタのゾンビに出会って撃てず噛まれて感染。 最期は娘を逃がすために家にガソリンを撒いて火をつけ、愛する妻と共に天国に行く為に自爆した。(*4) アニタ(CV:関根明子) ジェーンの母親でありニックの妻。ラクーンシティの出身。 一ヶ月前、ジェーンとハイキングの帰り道に雨宿りに立ち寄った洋館で悲鳴と共に行方不明になる。 警察は禄に捜査もせず、遺体も発見していないのに服の切れ端から山犬に喰われて死んだと判断して捜査を打ち切った。 …作中では明言されていないが、おそらくはアンブレラと癒着している署長の圧力によるものと思われる。 しかしゾンビになって蘇りアークレイの森を彷徨っており、ジムにそれを目撃されることになる。 その後も徘徊を続け、ついには家に辿り着き夫を襲って感染させてしまう。最期は夫ニックと共に家ごと火事で焼かれた。 ノーマン(CV:阪脩) ジェーンの家の近所に住む男。犬のサムソンを飼っている。最近飼い犬の様子がおかしいことを不審に思っている。 再度ジェーンが会いに訪れたときには、二階の天井で巨大蜘蛛に喰われ、その後ゾンビになって徘徊し始める。 マーカー(CV:不明) アークレイダムの管理責任者でジムの父。 同僚が水道水を飲んだことでゾンビになり、彼以外の職員はすでに全員ゾンビ化、自身も襲われてゾンビになる手前になっている。 ニックに「水道の水を飲むな、ねずみに気を付けろ」と市民に伝えてくれと頼み、ゾンビになる前に銃殺するようニックに頼んだ。 しかしニックがそれを拒否したので、仕方なく窓からダムへと投身自殺した。 名前のあるキャラで唯一CVが判明していない。 帰り道でニックが車ではねてしまったのもゾンビ化したダム職員で、ニックが見た限りでも7~8人が町へ向かっていった。 汚染された水道水と彼らがVOL.2の原因に繋がっていく。 【VOL.2あらすじ】 ラクーンシティ郊外で起きた事件の後、ほどなく街全体がT-ウイルスで汚染された。 ラクーンシティ・ホスピタルの女医リンダと恋人エドのもとに、ひっきりなしに運びこまれる患者達。 T-ウイルスに感染した彼らはやがてゾンビとなり、医師達に襲いかかる。 ますますエスカレートする病院内の惨劇に巻き込まれる少年ボビーと老婆ローズ。 4人に待ち受ける運命とは…? VOL.2サブタイトル一覧 1. 修羅の病棟 2. ラクーン市街 3. 死霊に追われて〈第弐夜〉 4. 静寂の恐怖 5. ジルのファイルを探せ!〈第参夜〉 6. 月光の想い出 7. 犯人はアンブレハ…〈第四夜〉 8. 八歳の脱出 VOL.2の登場人物 リンダ・パール(CV:冬馬由美) Vol.2における主人公。ラクーンシティ病院の女医師。 優秀な医師で正義感が強く、親身になって患者と接している。ちなみにVOL.1のジェーンが全身火傷を負ったあと彼女が治療に当たっていた。 2年前に重い病を患っていた母親を安楽死させた過去を持ち、母親が亡くなってから半年後に治療法が発見されるという皮肉な結末を経験していた。 恋人と共にニューヨークに行く予定だったが、T-ウイルスが街全体に流出した状況の中で患者達の治療法を見つけようと残る。 実はジル・バレンタインの友人であり、中盤で彼女が残したとされる機密ファイルを見つけてアンブレラの実態とB.O.W.の存在を知ることとなる(*5)。 何体ものゾンビを射殺し、ローズの家から持ってきたショットガンで下水道のハンターの撃退にも成功している、割りととんでもない女医。 終盤ではローズとボビーに機密ファイルのデータをバックアップしたディスクを託し、2人を病院から逃がすために殿となってゾンビと奮戦した末に命を落とした。 エド・サンダース(CV:松野太紀) リンダに惚れているプログラマーの男。34回もデートの申し込みをして断られているらしい。 コンピュータの扱いに長けており、近々ニューヨークの病院からのオファーでプログラマーとして選ばれた。 プロポーズを兼ねてリンダも一緒に連れていく約束をしていたが、彼女が逃げずに残ったことで事件に巻き込まれる。 リンダがローズを迎えに行っている間に運び込まれた患者達がゾンビ化し、警備室に武器を取りに行っていたエドだけが助かった。 その後はリンダが戻ってくるまで、コルトパイソンで変わり果てた嘗ての仲間達を何体も撃ち殺した。 約束を果たすために生き延びようと奮闘するも、運悪くゾンビに噛まれて致命傷を負ってしまう。 最期にリンダに対して自分の想いを伝え、生涯の幕を閉じた。 ローズ・ホワイト(CV:三田ゆう子) ラクーンシティ病院で通院している老女。 会計士の息子がいるものの、後述の理由によりロスで暮らしている。ピアノの部屋の隣にショットガンを常備 元は名のあるピアニストであり、全盛期は有名オーケストラの一員として満員のカーネギーホールで演奏した時期もある。 しかし家庭を顧みずにピアニストとしての活動に没頭していたため、当然ながら息子からは愛想を尽かされて今では絶縁状態になってしまった。 彼女自身もその過去に負い目を感じているようであり、同じ病院にいるボビーを息子のように可愛がってピアノを聴かせている。 終盤でリンダから託されたデータディスクを持ってボビーと共に車で新聞社に行こうとするも、運転中に運悪くハンターに襲われて死亡。(*6) ただしボビーがこの地点から新聞社まで歩いて辿り着けていている事を考えると、彼女がハンターからボビーを守って死んだと思われる。 ちなみに若い頃は飛ばし屋だった。 ボビー・デュバル(CV:前田このみ) ラクーンシティ病院で通院している少年。Vol.2の当日退院する予定だった。 現在こそイタズラ好きで元気な性格であるが、実は母親とその愛人に虐待を受けた過去を持つ。 施設に保護されて病院へと移った当時はリンダにも心を開かなかったほど身も心も衰弱しきっていた。リンダ曰く「立派な殺人未遂」 多感な幼少期に親に殺されかけたことから孤独感を抱えている上にどこか病んでおり、自分と同じように家庭的に不幸なローズに対してシンパシーを感じている。 やがてローズと一緒に暮らすことを強く望むようになるが、その想いが叶うことはなかった。 マンホールから病院の地下のボイラー室に通じている事を知っているが、下水道にはハンターが待ち構えていた。 ちなみに退院した後は施設に戻される予定であったが、その施設が警察署の近くの孤児院であるかどうかは不明。 Vol.3では、ハンターに襲われた後にかろうじて逃げ延びたことがナンシーの口から語られているが、新聞社は既に崩壊しており、ボビーも致命傷を負っていた。 瀕死の状態でナンシーに事の次第を話しデータディスクを託したボビーは、ローズの後を追うかのごとく命を落とした。 神父(CV:不明) リンダ達が逃げ込んだラクーン教会の神父。ボビーとは知り合いであり、彼の無事を喜んだ。 ボビー曰く、神父様だけが自分を愛してくれたとの事で、虐待の日々の唯一の希望であった事がわかる。 街のみんなに危険を知らせようと、傷を負った身体をおして教会の鐘を鳴らしていた。 リンダに応急手当を受け、一緒に病院へ行こうと誘われるが、街のみんなと運命を共にする事が神に与えられた自分の使命とし、断った。 彼を助けようとリンダは彼に懺悔する形で母親の事を話すが、すでにTウイルスに感染していたため理性を失う前にリンダ達を帰らせた。 ジャック、ケイト、マリガン、フィリップ、パティ エドとリンダの知人であり病院内にいた生存者達。院内の患者の応急処置をしている。 しかしリンダがローズを迎えに行っている間に運び込まれた患者達がゾンビ化し、襲われた彼等もゾンビとなってしまう。 1人だけ部屋を離れていたおかげで助かったエドに半狂乱で撃ち殺された。なおエドとリンダの話に出るだけで登場自体はしない。 【VOL.3あらすじ】 街中がゾンビで溢れかえるラクーンシティ。もはや生存者はほとんど残っていなかった。 数少ない生き残りであるストリートチルドレンのジョージとナンシーは、仲間達と共に悪夢の街から脱出を試みる。 迫り来るゾンビ、予期せぬアクシデント、極限状態での人間のエゴが彼らの行く手を阻む。 VOL.3サブタイトル一覧 1. 地下アジト 2. 街から逃げろ 3. 蜂の巣〈第弐夜〉 4. 嫉妬 5. 弔い〈第参夜〉 6. 裏切り 7. 決意の梵鐘〈最終夜〉 8. この橋を渡れ! VOL.3の登場人物 ジョージ(CV:私市淳) Vol.3における主人公。ストリートチルドレンである青年。 詳しい経緯は不明であるが、父親のDVが原因で弟と共に家を飛び出して現在に至っており、弟とサリーと3人で生活している。なお、父親はアル中で既に亡くなっている。 当然ながら環境は良いとは言えず、生きるためにかっぱらいや恐喝、麻薬の売買に手を染めていたようである。 基本的に約束を破ることを嫌うなど誠実な人物であるが、前述の境遇のせいか性格が不安定で感情に流されやすい上に激昂すると周りが見えなくなる傾向がある。 サリーがT-ウイルスに感染して命を落とした際には、あろうことか「死んでも宿無しじゃあんまり」という理屈で彼女の遺体を埋葬しようとゾンビがいる墓地へと向かっていた。 次々と仲間を失い、最期はトムだけでもラクーンシティから脱出させようとゾンビの群れに立ち向かって命を散らした。 ちなみにジョージをはじめとするストリートチルドレンは街の人々からは蔑まれ、警官(おそらくはR.P.D.)に至っては 「街をウロついてる」という理由だけで一方的に暴力をふるう有様であった。 ケン(CV:野田順子) ジョージの弟。兄と比べると皮肉屋で自制心に欠けている一面があり、尚かつ感情的に任せて発言することも多い。 それが原因で人間関係でのトラブルを起こすことも少なくなく、サリーにナンシーがジョージを奪おうとしているなどと煽った。 虐げられてきた過去から利己主義に徹し、幼いトムの食料や武器を奪うなど、兄からすらも人間のクズだと思われている。 サリーの遺体をわざわざ墓地に埋葬しに行くという自殺行為に、すぐにでも逃げるよう反論したが、聞き入れられず仕方なく同行。 その際に家の鍵をかけるのを忘れ根城と食料を失ってしまい、銃も乱射して弾切れ、トムの拳銃を奪い取った。 川を渡る為の船が一人乗り用のカヌーしかないと知るや、仲間達を銃で脅してカヌーを奪い一人で生き延びようとした。 しかしその生き汚い様に怒ったジョージと殴り合いになり、その際に咄嗟の誤射でナンシーの腹を撃ってしまう。 どさくさにまぎれカヌーで一人だけ逃げ出そうとしたが、直後に近くを泳いでいたネプチューンに喰い殺されてしまった。 ナンシー(CV:豊嶋真千子) ストリートチルドレンの少女。かつては両親と弟の4人家族であったが、交通事故で両親を亡くして幼い弟と二人きりになる。 更に親戚からたらい回しにされては疎まれる生活に耐えられず、弟と共にストリートチルドレンとなった。 そしてある日、空腹に負け農家で食べ物を盗もうとしたところを家人に見つかり、逃げる途中で弟が銃で撃たれる。 しかし恐怖からまだ息のある弟を残し逃げたことで、弟は命を落としてしまい、天涯孤独となって現在に至る。(*7) その後悔から故にバイオハザードの渦中で出会ったトムを贖罪も込めて弟のように可愛がっていた。 実は5日前に神父からトムの母親の手紙を受け取っていたが、トムと離れ離れになることを恐れるあまり、魔がさして手紙をずっと隠していた事を明かす。 本編後半でケンと口論になった際にはずみで銃弾が腹部に当たって致命傷を負ってしまい、死に際に手紙をジョージ達に渡して息を引き取った。 サリー(CV:鈴木真仁) ジョージの恋仲である少女。ケンと同様に感情的になりやすい性格に加え、ケンに煽られてナンシーを目のカタキにしている。 ジョージの心がナンシーに移ってしまうという被害妄想に陥るあまり、ナンシーがジョージと行動を共にした際には嫉妬心を剥き出しにしていた。 挙句にゾンビの近くに落ちていた拳銃を拾おうとした際、わざとビンを割ってゾンビをナンシーにけしかけ見殺しにする。 根本的・本質的に女の負の面が服を着て歩いているような人物といえる。 だがナンシーが事無きを得てトムが待つ根城にしていた家に戻るも、その際に侵入したワスプに刺されてT-ウイルスに感染してしまう。 最期はジョージに自分のことを愛していると言ってくれと言いながら、ワスプの毒がまわり命を落とした。(*8) その後、ジョージに墓地に埋めてもらえるはずだったが、墓穴を掘っている最中に墓地からゾンビが這い出てきて中断。 ゾンビ相手に手間取っているうちにシーツに包まれたままゾンビとして復活、ジョージに涙ながらにガソリンで焼かれた。 トム(CV:桑島法子) ナンシーと行動を共にしている幼い少年。ケンには足手まといで鬱陶しいと邪険に扱われている。中の人は前作のロリ姉枠。 気弱で泣き虫であるが、5人の中では一番マトモな性格。他の4人が武器を調達に行った際は、根城にした豪華な家で一人オルゴールを聞いて待っていた。 置き去りにされてストリートチルドレンになったのだが、神父に届いた手紙で一度自分を捨てた母親が会いたがっていることを知る。 ジョージのおかげで母親がいるカントシティを目指してラクーンシティを脱出した。 そのまま行き倒れたところ偶然通りかかったトラックに拾われ、行き先を告げられた運転手は気前良くトムをトラックに乗せて街を出発した。 そして、すっかり疲れきったトムはそのまま車内で眠りについて退場。 ハッピーエンドになるかと思いきや、トムがフェードアウトしてから約10分間の無音の後に、どこかで車が事故を起こして爆発する音と、謎のゾンビらしき音声が流れた。 単に別の車がラクーンシティで事故を起こしたのか、またはトラックの運転手が感染していて事故を起こしたのか。 それともトムが気づかぬうちに感染していて、トラックの中でゾンビ化して運転手に襲いかかった末に事故を起こしたのか、それは誰にもわからない…。 ちなみに同じタイミングでのトラック事故がバイオ2冒頭にあり、その際はトラックは運転手一人で襲ったのも成人男性のゾンビ。 運転手が同じ人物だとしたら、トムをカントシティに送り届けた後でラクーンシティに戻ってきたところでバイオ2冒頭に自然と繋がるが…。 トムの母親 存在が語られるのみで本編に直接登場しない。 手紙には、現在はラクーンシティの隣町であるカントシティに住んでいてトムを捨てた事を後悔していること、 2年前から息子に会いたくても会えない場所にいたこと(*9)、そして最近になってようやく会える状況になったことが記されていた。 もっとも同じくラクーンシティの隣町であるストーン・ヴィルの顛末を見ると、カントシティも無事とは思えないが。 どっち道、ラクーン全土を巨大なクレーター跡を残し消滅させたミサイル群の余波で多分壊滅しているだろう。 神父 教会の神父。ナンシーの懺悔を聞いたり、トムの母親の手紙を預かっていた人物。 VOL.2の神父と同一人物かは不明。ナンシーの回想でしか出てこないが、多分生きてはいないだろう。 【登場クリーチャー】 ゾンビ T-ウイルスに感染した人間のなれの果て。 シリーズではお馴染みのザコだが、シリーズでお馴染みのハーブすら手に入らず武器もろくにない市民には充分脅威。 頭部を破壊しない限り活動を止めないが、お約束というか登場人物達はあまり狙おうとしない。(*10) ケルベロス(ゾンビ犬) T-ウイルスでゾンビ化したワンちゃん。VOL.1冒頭でジェーンのお母さんに襲い掛かる。 VOL.2の機密ファイルからケルベロスであることが判明した。 このファイルを見た後は、登場人物達もクリーチャーを正式名称で呼ぶようになる。 クロウ T-ウイルスに感染した生物の肉を食べることで二次感染を起こしたカラス。要所要所で現れる。 外見は特に変わっていないが、銃声にもひるまず人間に襲いかかってくるなど凶暴性が増大している。 様々な地域に生息している上、飛行能力を有しているためT-ウィルスの拡散を後押しした要因の1つとなっている。 ウェブスピナー 巨大化した蜘蛛。毒液を吐き出す他、死ぬと子蜘蛛を腹から出す。 本作ではVOL.1で2mのものがノーマンを食い殺していた。 子蜘蛛は換気ダクトに逃げ込んだリンダとエドを追い詰めるが、ショットガンで掃討された。 ネプチューン アークレイ研究所の地下にいる巨大化した御大層な名前の引きこもりのサメ。 本作では何故かラクーンシティの川を泳いでいたところ、のこのこカヌーで出てきた裏切り者のケンを美味しく頂いた。 ワスプ 大きいスズメバチ。どこにでも巣を作り飛び回っていて厄介な上に、刺されると猛毒を受ける。 ゲームのプレイヤーキャラは耐性があったのか、サリーは刺されて程なくして死亡(ゾンビ化してるので仮死状態)した。 もちろんT-ウィルスに感染しているので、刺された人間はゾンビ化する。 ハンター 2足歩行する爬虫類のような化け物。狙われたらまず生き延びることはできない。 武器も持ってない老婆と子供相手にはあまりに容赦がない配置である。 ローズが身を挺してボビーを庇ったのだろうが、老婆一人でよく時間稼ぎをしたものである。ぅゎrobaっょぃ 下水道にいたのもハンターγと思われるが、リンダがショットガン一丁で撃退した。流石ラクーンの女傑達は一味違う 【備考】 上述にある通り、登場人物が助かることなく全滅しているが、バイオハザード2の前日譚である以上少なくとも 徐々に街全体を蝕むT-ウイルスの汚染 次々とゾンビ化していく人々の惨状 ラクーンシティの壊滅ならびにミサイルによる浄化 …は確定しており、なるべくしてなったとも言える。 せめてもう少し救いが欲しいと思った人は、『バイオハザード アウトブレイク』をプレイして生存者達を助けよう! 追記・修正はラクーンシティから生還してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そもそも洋館の跡地が雨宿りできるぐらい残ってる(玄関入ってホールで声が響くほど)時点で、バイオラストで木っ端微塵に吹っ飛んだのと矛盾するし、ジルとクリスがとか署長が握り潰したはずの詳細情報を知ってたりね… -- 名無しさん (2019-03-08 10 14 50) 主人公補正が発動しないアウトブレイク。 -- 名無しさん (2019-03-09 10 03 20) まさかだけどさPS版のバッドエンドルートの(クリス編だとレベッカ死亡、ジル編だとバリー死亡)の場合の未来とか? -- 名無しさん (2019-03-14 22 49 30) アウトブレイクのプレイアブルキャラ達の超人ぶりがよく分かる -- 名無しさん (2021-03-30 19 16 57) 最新作のヴィレッジにも「ローズ」という名前のキャラが登場してたね -- 名無しさん (2021-05-27 00 30 44) 後にゲームでも「体験版の操作キャラは死ぬ」という嫌なお約束が出来てしまった -- 名無しさん (2021-05-27 00 46 13) ジムの中の人がインフィニットダークネスに出演 -- 名無しさん (2021-07-10 23 23 01) 中の人ネタ必要? -- 名無しさん (2022-11-26 15 46 04) しつこいしいらない -- 名無しさん (2023-03-17 16 01 32) 消しちゃったらだめなのかな、中の人ネタ滑ってるし -- 名無しさん (2023-03-26 09 07 27) 舞台版バイオハザードのルーカス・バトラーとオリヴィアは「運命のラクーンシティ」にいたら主役になれたカップルだと思う -- 名無しさん (2023-04-07 14 30 13) 名前 コメント