約 3,309,463 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19510.html
登録日:2010/09/13 Mon 18 22 03 更新日:2024/05/17 Fri 16 17 57 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 2004年 S.T.A.R.S. ここまでは良かった……. アリス無双 アレクサンダー・ウィット シエンナ・ギロリー ジルの再現度 ソニー・ピクチャーズ ゾンビ バイオハザード バタリアン ポール・W・S・アンダーソン ミラのナイチチ鑑賞映画 ミラ・ジョヴォヴィッチ ラクーンシティ 大体油断して死ぬ 実写版バイオ 映画 洋画 追跡者 「バイオハザードⅡ アポカリプス」とは実写版バイオハザードシリーズの第2作目である。 公開日は2004年9月11日(北米は9月10日) 上映時間は94分。 今作は前作の続編であり、ゲーム版でいうバイオハザード2とバイオハザード3 LAST ESCAPEの内容を引用した作品である。 また、バイオハザード CODE Veronicaのオマージュもある。 ◆あらすじ 前作の二日後。 ラクーンシティ地下にある巨大複合企業アンブレラの研究施設「ハイブ」で起きたバイオハザード。 しかし汚染は研究所内で封鎖に成功していた為、地上は平穏なまま住人も何も知らずに過ごしていた。 事件後の調査に訪れたアンブレラの特殊部隊達は、ハイブの閉鎖された通路への扉を開ける。 だが鎮静化されたはずの内部はゾンビで溢れ返っており、特殊部隊は壊滅。 クリーチャーは次々とラクーンシティ内に飛び出していき、街は大混乱に陥る。 アンブレラは感染の拡大を防ぐため街を封鎖、事件を隠蔽するためにアンブレラ特殊部隊U.B.C.S.を派遣する。 同じ頃、ラクーン警察では特殊部隊S.T.A.R.S.に所属するジル・バレンタインが緊急要請を受け出動。 また市内のとある病院では、再び眠りから覚めたアリスが街の変貌ぶりを目の当たりにしていた。 生存者達は地獄絵図となったラクーンシティを脱出するために行動を開始する… ◆登場人物 ○アリス・アバーナシー (演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ) 主人公。 前作でハイブから脱出した直後にアンブレラに捕まり、ラクーンシティの病院で実験台として拘束され続けていた。 実験の際にTウィルスを投与され続けた結果、超人的な運動能力や驚異的な治癒力を手に入れてしまう。 (おそらくゲーム版バイオの主人公達と同じくTウイルスの完全な抗体持ちと思われる) ○マット・アディソン (演者:エリック・メビウス) 前作でアリスと共にハイブの惨劇を生き残った男。前作ラストでリッカーに腕を引っ掛かれた。 ネメシス計画の実験台にされてしまい、本作ではアリスの回想映像でのみ登場する。 ○ジル・バレンタイン (演者:シエンナ・ギロリー) ゲーム版からの登場人物でラクーン警察にある特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員。 本作より少し前に停職処分を受けて自宅謹慎をしていたが、街中にゾンビが溢れたため脱出するために行動を開始する。 アリスの台詞によるとゾンビとの戦いを経験したことがあるらしく(*1)、射撃の他に格闘も得意。 容姿はバイオハザード3のコスチュームと同じで、中の人も含めその高い再現度は評価が高い。 ○カルロス・オリヴェイラ (演者:オデッド・フェール) ゲーム版からの登場人物。南アメリカ出身でアンブレラの特殊部隊U.B.C.S.の隊長。 ラクーンシティに派遣されたが、ゾンビとの戦闘で部隊が全滅したためニコライたちと共に脱出しようとする。 助けを求めている人がいると放っておけない性格。ナイフ投げが特技。 尋常でない反動があるデザートイーグルを2丁同時に射撃できるほど身体能力は高い。 容姿はゲーム版の優男というよりクリスに似ている。 ○ニコライ・ジノビエフ (演者:ザック・ウォード) ゲーム版からの登場人物。アンブレラの特殊部隊U.B.C.S.の隊員で軍曹。 ゲーム版とは違い、純粋にカルロスの部下で監視員等の裏設定はないためほぼ別キャラ。 当初はアンブレラの特殊部隊隊員だったが自分たちが使い捨ての駒だと知って契約を破棄。フリーの傭兵になる。 そしてジルを助ける等活躍したものの、小学校でゾンビ犬2匹によりあっさり死亡。 カルロスは彼の遺体を見て名前を呟いた。 吹き替えや字幕によっては名字がジノフェフになっているものもある。 「ニコライ・ジノビエフ軍曹だ、よろしく頼む(キリッ」 ゾンビワンコ「ガウッ!」 ↓ カルロス「ニコライ……」 ○ロイド・J・ウェルズ (演者:マイク・エップス) 通称『L.J.』。おもしろ黒人枠。 スリ容疑でラクーン警察に捕まっていたがジルに助けられたお調子者。 愛用の武器は黄金のデザートイーグル。裸の女ゾンビに目を奪われて事故った。 キャデラック専門なため、ヘリは運転できない。 ○ペイトン・ウェルズ (演者:ラズ・アドティ) ラクーン警察の特殊部隊S.T.A.R.S.の隊員。ジルの上司である黒人の男性。 街の封鎖ゲート付近にいたところ、転化した市民ゾンビに噛まれてしまう。 後にもう手遅れと判断されたアリスに撃たれそうになるが、ジルに庇われてその後も同行。 ラクーン小学校の前で独断専行中、突然現れたネメシスからジル達を逃そうとして射殺される。 ○ライアン・ヘンダーソン (演者:デイブ・ニコラス) ラクーンシティ警察署の署長。ゲームでのブライアン・アイアンズに当たる。 S.T.A.R.S.の隊長も兼任しており、ブライアンよりも人格はマシだがヘタレ。 ゾンビの事も見た事が無かったのか『異常者』として留置所に入れて事態を悪化させていた。 ○S.T.A.R.S.の方々 誰だお前ら。 ミリタリーショップ店に立てこもってゾンビ狙撃で舐めプしていた。 しかし直後に現れたネメシスにガトリング砲で皆殺しにされた。 ぶっちゃけネメシスに「S.T.A.R.S...」と言わせるためだけに登場したようなもん。 ○テリ・モラレス (演者:サンドリーヌ・ホルト) ラクーンシティのTV番組「ラクーン7」のニュースキャスター。 ジャーナリストとしてビデオカメラで街の惨状を撮っている。精神安定剤をODするやべー女。 どっかのフランクさんと違い能力的にはただのバンピーなので… 小学校で単独で行動中に子供のゾンビの群れに襲われ死亡。 その後、死の間際まで撮影されていた彼女の持っていたハンディカムが証拠品としての重要アイテムとなる。 ○アンジェラ・アシュフォード (演者:ソフィー・ヴァヴァサー) Tウィルスを開発した科学者であるチャールズの娘。 筋ジストロフィーを患っており歩けなかったがTウィルスによって回復する。(これがTウィルスの本来の使い方である) アンブレラの社員によって保護されて父の元へ向かう最中に乗っていた車が交通事故に遭い、行方不明になる。ここのシーンが一番びっくりしたりする。 アシュフォードの姓だが、ベロニカの人たちとは関係ない。むしろ立場的にシェリー・バーキンに近いキャラと言える。 交通事故の後、奇跡的に助かり再び学校に隠れていたところをアリス達に救助された。 ○チャールズ・アシュフォード (演者:ジャレッド・ハリス) アンブレラの科学者でTウィルスを開発した張本人。脚が不自由で車椅子生活をしている。 元々は娘の筋ジストロフィーを治すために開発したTウィルスのデータをアンブレラに生物兵器として悪用されてしまう。 行方不明になった娘をとても心配し、パソコンで監視カメラをハッキングしアリスたちに捜索を依頼する。 愛用パソコンはSONYのVAIO。 ○ティモシー・ケイン (演者:トーマス・クレッチマン) アンブレラ社中央警備局CSAの少佐。 感染者がゲートまでやってきたことを確認すると、まだ他の市民や部下が中にいるにも関わらずゲートを封鎖してしまう。 ゾンビで溢れかえっている惨状の中、アリスとネメシスを起動させて実戦テストを始める。 どんなに有能な人物でも目的のためには何の躊躇もなく殺害してしまう冷酷な人物。 核ミサイルでの浄化を提案したのもこいつ。何というか、原作におけるニコライの代役と言える悪役。 最終的に自分が殺してゾンビ化した博士に喰い殺されるという自業自得な死に様を遂げる。 ○サミュエル・アイザックス (演者:イアン・グレン) アンブレラの実験開発担当。 ネメシスに勝ち、ラクーンシティから脱出したアリスを回収してさらに実験を繰り返し、「アリス計画」を画策する。 ●レッドクイーン (演者:ミカエラ・ディッカー) アンブレラ社が開発したハイブ全体を統御するメインコンピューターAI。 赤い少女のホログラフ姿がインターフェース。回想にチラッとだけ登場する。 前作にてバイオハザードが起きたのでハイブ内の職員を皆殺しにした。 ◆登場クリーチャー ○ゾンビ Tウィルスに感染したラクーンシティの市民。 食欲という欲求のみに突き動かされて新鮮な肉を求めてラクーンシティを徘徊している。 元ストリッパーらしきゾンビねーちゃんや、ゲームでは絶対に見られないロリゾンビやショタゾンビも登場。 子供ゾンビの登場シーンと、その後すぐのシーンはトラウマものである。 ○ゾンビ犬 Tウィルスに感染した犬。元は警察犬。 人間のゾンビとは違い俊敏性は失われていないので厄介である。 ○リッカー アンブレラの生物実験によって生まれた生物兵器。 ゲーム版同様に目が見えないため、音を頼りに獲物を見つけ出す。 前作ではラスボスだったが、今回はアリスのかませ犬。 ○ネメシス ゲーム版では追跡者とも呼ばれているが、今作では一貫して正式名称のネメシス(NEMESIS)と呼ばれる。みんなのトラウマ。 人語はしゃべれないが知能は高く、命令に忠実で武器を使用することも可能。その行動はロボットを思わせる。 身体能力も高く、軽々とジャンプしキックを繰り出すことも可能。 殺害目標の精密な選別も可能で、作中では建物に立て籠もっていたS.T.A.R.S.隊員をガトリングでなぎ倒す中、 軽い武装しかしておらず命乞いをしたL.J.には被弾させず、脅威なしとみなして見逃している。 劇中ではゲーム版と同じくロケットランチャーを使用し、他にはガトリングガンも使用した。 ゲーム版のように醜悪な姿であるがその瞳は優しく綺麗な目をしている。 アリスはそんなネメシスに心当たりがあるようだが… 他のクリーチャーが割としっかり出来てるのにネメシスだけは一世代前の着ぐるみの様に見えなくもない。 ◆余談 アンブレラのヘリがネメシス用の装備を投下したビルへカルロスたちが入るシーンでは、画面奥の建物の柱の前に正体不明の長髪の人物が立っており、画面左から右の建物内へ移動する。 追記修正をお願いします。 L.J.「悪いが項目立て専門でね、追記修正はできないんだよ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 武装市民 危険度 小→非戦闘員 危険度 ゼロ -- 名無しさん (2013-07-23 09 17 45) 綺麗なニコライは犠牲になったのだ -- 名無しさん (2013-09-02 22 46 17) ここから何処をどうしたら北斗の拳やマッドマックスみたいな作品になるんだよ・・・ -- 名無しさん (2013-12-20 22 10 44) ↑Tウイルスがすげぇ頑張ったら世紀末になります。今の映画が一段落ついたらTウイルスが駆除されたifを望む声が出てくるかな? -- 名無しさん (2013-12-20 22 14 26) ハリウッド製のヘリでもダメだったよ… -- 名無しさん (2014-04-03 19 38 25) 録画してあるけどロリショタゾンビのお食事シーンは飛ばす -- 名無しさん (2014-05-11 22 57 23) Vあたりまで行くと、アリスは常人に戻っている癖してIIよりも余程アクロバティックに動けているという。色々開き直ってカっ飛んでいるのが素晴らしい。 -- 名無しさん (2014-05-12 00 42 53) 映画版のTウイルスはマジで凶悪過ぎだろ -- 名無しさん (2014-05-12 00 45 44) だからあれほど戦場で自己紹介はするなと… -- 名無しさん (2015-08-23 16 33 54) ネメシスの正体は前作でアリスと一緒に生還した後に拉致された人という… -- 名無しさん (2019-02-17 20 15 55) ティモシーはゾンビ化すらできず食い尽くされたんだろうな -- 名無しさん (2019-03-11 03 40 59) ↑そもそも食い尽くされる前にミサイルで消し飛んでるというね -- 名無しさん (2019-03-11 07 42 24) 正体不明の長髪の人物って誰? -- 名無しさん (2021-10-02 10 01 29) 元ストリッパーらしきゾンビねーちゃんは映画ならではのキャラだよね。ちなみに『ゾンビ・ストリッパーズ』というホラー映画ではゾンビ化したストリッパーがショーの見世物となって観客を熱狂させてたな -- 名無しさん (2022-02-13 01 52 02) ジル役のシエンナ・ギロリーはそれまで未所持のPS1を購入してまでバイオ3をプレイしてジルの役作りをしたとのこと。続編の製作陣にもそれだけの愛があれば… -- 名無しさん (2022-02-21 11 22 58) 1のエレベーターやサイコロステーキに比べりゃロリショタゾンビなんてどうということは無い気もするが -- 名無しさん (2022-02-21 11 53 39) 撮影は冬のカナダ。ギロリーさんは特に辛そうなんだけど「自分は合間に暖を取れるから、特殊メイクまでしてるエキストラの方が辛い」とコメントしてた -- 名無しさん (2022-03-03 21 22 39) 終盤でアリスが気絶させた警備員にLJが蹴り入れてジルに突っ込まれるシーンで毎回笑うんだけどあれももしかしたらLJのアドリブ? -- 名無しさん (2023-03-08 16 28 27) 余談に書いてある正体不明の人物って武器受け取ったネメシスでないの? -- 名無しさん (2023-03-26 12 05 51) 原作ゲーム意識した作風で進んでほしかったなぁ -- 名無しさん (2023-04-15 07 33 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/10439.html
【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 BIOHAZARD GAIDEN タイトル BIOHAZARD GAIDEN バイオハザード外伝 機種 ゲームボーイカラー専用 型番 CGB-BIOJ ジャンル アクション 発売元 カプコン 発売日 2002-3-29 価格 4200円(税別) バイオハザード 関連 Console Game SS BIO HAZARD PS BIO HAZARD BIO HAZARD DIRECTOR'S CUT BIOHAZARD 2 BIO HAZARD DIRECTOR'S CUT DUAL SHOCK Ver. BIOHAZARD 2 DUAL SHOCK Ver. BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD GUN SURVIVOR BIOHAZARD 5th Anniversary Special Package "Nightmare Returns" N64 BIOHAZARD 2 DC BIOHAZARD 2 Value Plus BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD -CODE Veronica- BIOHAZARD -CODE Veronica- 完全版 GC biohazard BIOHAZARD -CODE Veronica- 完全版 biohazard 0 BIOHAZARD 2 BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD COLLECTOR'S BOX biohazard DOUBLE FEATURE biohazard 4 Wii biohazard 4 Wii edition バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ biohazard 0 biohazard BIOHAZARD THE DARKSIDE CHRONICLES BIOHAZARD CHRONICLES VALUE PACK Handheld Game GB BIOHAZARD GAIDEN 駿河屋で購入 ゲームボーイ
https://w.atwiki.jp/yaruoaaintroduction/pages/252.html
_ --─── / \. / \ /. _..z''´`''x. ’.. /z''´`; ( ). . メ、., ‘, |´.. \/ メ、.,__ . . _ .i }, 「l|_|l} ` ー| i,,.; { ̄ |ll|. ̄} ;;;,,, .. ..__ . . _ . | / | ̄| } ̄| } ̄| } |. { . .| | } { ..| . | .}.. |.. ', } | | | } . | .| .... .|. ,.} i .| / .!. / ノ / / .| ノ | } / ,/ / ./. ./ /.... ' | { } .|./ レ′.'' ´../ /. | ...レ'. ' ... ..x '' ´../. , \ .ノ | !. ___\_______/ / \__ / /;; ....... / / \ / /";;; .. / \ .〈. 〈 7、 / \ 名前:ウーズ/トライコーン/チャンク 性別:性別不詳 原作:バイオハザード リベレーションズ 一人称:なし 二人称:なし 口調:うめき声 は行-は-バイオハザードシリーズ-クリーチャー(バイオハザード).mlt 『T-abyss』に感染した滴るという意味を持つ人間の変異体。 このゲームにおけるゾンビやガナードのポジに位置するクリーチャーである。 従来のゾンビと同様に理性と知性は失われ、過剰に水分を求めるようになり、生存者に襲い掛かり、 掴みの後、ヤツメウナギのような口で吸血を行う。 また殴り攻撃もしてくる。 また柔軟性に富んだ体の為、ダクト内を移動して船内のどこにでも現れる。 しかしそれゆえに関節が外れやすいという弱点がある。 また聴力は失われていないため、パルスグレネードを使用すると気絶してしまう。 死亡すると多くの場合溶解するようである。(*1) 従来のウーズ以外にも幾つか確認されており、強化型のピンサーや骨を弾丸のように発射するトライコーンや、 肥大化して敵が来ると血液をばら撒くように自爆するチャンクがいる。 いずれも「クイーン・ゼノビア」とその姉妹船の「クイーン・セミラミス」に ゲームの主なザコキャラとして大量に出現する。 水分を許容範囲を超えるほどさらに過剰摂取し続けるとグロブスターに肥大して変異する。 また女性の場合多くは水中に適応したシークリーパーという別のクリーチャーに変異にするという。 また1000人に1人の割合で『T-abyss』の耐性を持つ人間もいるがウィルス感染を免れるわけではなく、 その場合はウーズではなくより強力なスキャグデッドに変異する。 『FBC』のレイチェル・フォリーもこのウーズに一度襲われ死亡し、『T-abyss』に感染したためウーズ化した。 しかも何故か通常個体より強く、生命力も高い上に倒しても何度も蘇る。 Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 運用法 ピンサーとレイチェルウーズを除くと各形態のAAはある。 ウーズの吸血シーンやトライコーンは構えている構図のAAまでも完備されている。 ピンサーのAAがないのが非常に残念である。 原作通りのウィルスの感染者以外にも人間が変わり果てたアンデッド系モンスターやミュータントに異星生物にも使えるだろう。 バリエーションが多いので個体差も出せるし、海蟻と混ぜて同時運用しても違和感はない。
https://w.atwiki.jp/brewwiki/pages/1127.html
バイオハザード オペレーション 【サイト名】バイオハザード オペレーション 【ジャンル】ホラーアクション 【課金体系】従量525円 【容量】1.31MB 【通信機能】タイトルからサイト接続時 【レビュアー評価一覧】 5.0点 4.8点 4.0点 1 1 3 【簡易評価】あなたの評価点をクリック! plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. 2007/06/09 【使用機種】W43T 【プレイ時間】10時間以上 【評価・点数】4.8/5.0 ◆概要 ホラーゲームの金字塔バイオハザードの携帯版。原作シリーズは4しか経験ないが、Wiki等を見る限り無印バイオが基盤になっている模様。ストーリーはあまり触れられない。 進行過程の説明は面倒なので省略。本作体験版参照。 ◆良い点 ・緻密に描かれた美麗グラ ・操作設定可 ・銃声やプレイヤーの声が綺麗 ・ボリュームたっぷり(ミッション数100以上) ・各ミッションにはランク付けがあるのでやり込み可 ・メニュー画面以外モッサリなし ◆悪い点 ・ドアに入りづらい ・マップが慣れるまで分かりづらい ◆その他 ・総合的に非常に優秀なアプリ ・イヤホン推奨 ・バイオシリーズファンなら取って損することはないだろうが、こういう系統が苦手な人も多々いると思うので、まずは体験版からやることを勧める 2007/05/28 【使用機種】W52T 【プレイ時間】8時間 【評価・点数】4/5 基本的な操作や、ミッション選択式を取っている点はバイオハザード ミッションズと同じです グラフィックや操作性はこちらのほうがはるかに良くなっていると思いますが ミッションズはW31SAで、オペレーションズはW52Tでプレイしたのではっきりとは言えませんが 方向キーの斜め入力に難がある機種であれば操作に多少の支障はあるかもしれません オペレーションズ(共通80ステージ) チャレンジ(オペレーションズでクリア済みのミッションとエクストラミッション(共通9ステージ)) シナリオ(各10ステージ) 各ステージでキーアイテムを手に入れる等の条件を満たせば新ステージ出現 もしくはエクストラミッションがショップに現れます オペレーションズを1周(8ステージ)する度に武器かスペシャルアイテム(装備品)がショップに出現 銃火器9種、ノーマルアイテム5種(ハーブ等)、スペシャル11種(サイドパック等) シリーズお馴染みのアイテムや初登場のアイテムも有り 8割ほど終えて、武器(8/10)(ナイフ含)、スペシャル(2/11)なので、まだまだ楽しめそうです シナリオクリア率、クリアオペレーション数、Aランククリア数の表示もあるので やりこみ要素でもあり、新アイテム出現フラグかと思われます 金を貯めて新しいアイテムを買うのが面白くてハマりますが、疲れるというのも正直なところです マップは1で舞台になった洋館の1階と2階に当たる部分なので、ミッションズのように狭くはないです 2007/05/25 【使用機種】W43T 【プレイ時間】2時間程度 【評価・点数】4/5 原作はほとんどプレイ済み。 【よい点】 ・キャラが2人から選べる。 ・背景がきれいで、ポリゴンにも粗がない。 ・効果音やモンスターの声もいい感じ。 ・クリア毎次の賞金で買い物ができる(武器やアイテム、キャラごとのシナリオなど)。 ・難易度選択可(EASY/NORMAL/HARD)。 ・ドアを開くときにドアのアップあり(スキップ不可)。 ・人によるが、ロードは短いと思った(ミッション開始時に6、7秒あるくらい)。 ・1プレイは長過ぎず手頃。 ・ふつうに恐い。 【悪い点】 ・メニュー周りがややもっさり(肝心のアクションパートはほぼサクサク)。 ・恐怖感に欠けるBGMで、クリア時の曲はセンスがない上にうるさい。 ・ドアの判定がややシビア。 ・操作タイプ(A〜D)の選択ではなく、キーコンフィグがあればよかった。 ※余り悪い点が挙がらないのは、単に良作なのか、もしくは信者フィルターがかかっているかもしれないので注意。 ミッション数は100以上もあるし、全ミッションで最高ランクをとろうとしたら結構楽しめそう。 就寝前にプレイしたら、クーラーかけてるのに汗びしょびしょで、その日の夢にはゾンビが出てくる始末。 あと、電気消してイヤホン推奨。 バイ・・・オず・・・き・・・は・・・おとし・・・て・・・そん・・・は・・・な・・・と・・・おも・・・ます・・・ かゆ、うま 2007/05/24 【使用機種】W51CA 【プレイ時間】2時間程度 【評価・点数】80点 グラフィックも綺麗でもっさり感もなし。ミッション制なのでさくっと遊べるのも個人的には○。 バイオ特有のラジコン操作なのでたまに操作にもミスるがリトライもしやすいので個人的には問題なし 複数のミッションから挑むミッションを選べて、選んだミッションにより先に選べるミッションも変化する。 また溜めたお金でアイテムやシナリオを購入できる。クリアタイムやランクなども表示されるのでやりこみがいもあり。 個人的にはかなりの良ゲーで長く遊べそう。不満点はやはり携帯でACTゲーはちょっと操作しづらい点と、あまり音楽がバイオらしくないかな?という点。 でもそこら辺をさっぴいてもハマり度は高し 2007/05/24 【使用機種】W51SH 【プレイ時間】2時間 【評価】★★★★★ 携帯版バイオハザードの第三弾の新作アプリなので落としてみたが、まずグラフィックの綺麗さには驚いた。 PS2のグラフィックがそのまま小さくなった感じに近いかもしれない とりあえず今までの携帯アプリのグラフィックとは比べものにならないぐらいの綺麗さ(イレーサー、ロストプラネット以上) 内容はストーリーズのようなストーリー性ではなく、ミッションズのようなミッション性で100以上のボリュームがある キャラは二人選択可能 SHOPではアイテム等も変える サイト別/は行/バイオハザード オペレーション
https://w.atwiki.jp/urawaza/pages/552.html
Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■バイオハザード0 BIOHAZARD 0 ■「攻略・參考」資料 □BH-CHASER ‧CAPCOM AVG 攻略網頁 ■「裏技・攻略」情報 下列隱藏要素只限在難易度内有效,要在其他難易度都使用到,就需要再次達成有關條件。 ▼Leech Hunter 出現條件:完成本編 ▼クローゼットの鍵 入手條件:完成本編。(NORMAL or HARD) 次回可以在列車(1-17)更換新服飾。 ▼サブマシンガン (SUB-MACHINE GUN) 入手條件:以A等級完成本編。(只限NORMAL or HARD) ▼無限ロケットランチャー (無限彈ROCKET LAUNCHER) 入手條件:以S等級完成本編。(只限NORMAL or HARD) ■GameCube Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7870.html
バイオハザード RE 2 【ばいおはざーど あーるいー つー】 ジャンル サバイバルホラー 対応機種 プレイステーション4Xbox OneWindows(Steam/Microsoft Store)プレイステーション5Xbox Series X/S 発売・開発元 カプコン 発売日 【PS4/One/Win(Steam)】2019年1月25日【PS5/XSX】2022年6月14日【Win(MS Store)】2024年1月16日 定価 8,500円(税込) プレイ人数 1人 レーティング 通常版 CERO D(17才以上対象) Z VERSION CERO Z(18才以上のみ対象) 廉価版 2019年12月13日/3,990円(税込)(*1) 判定 良作 ポイント シリーズ人気作の良リメイクやや高めの難易度と優れたリプレイ性国内版はCERO Z版でもプレイに影響する規制 バイオハザードシリーズ 概要 あらすじ システム・特徴・原作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 この惨劇に 喰われるな 概要 『バイオハザード』シリーズ2作目で、1998年にPS1で発売された『バイオハザード2』のリメイクに当たる作品。 国内版タイトルの「RE 2」は『2』の「Remake」という意味と、海外版タイトルの『RESIDENT EVIL 2』とのダブルミーニングである(*2)。 商品展開は『7』同様、マイルドな暴力表現に緩和されたCERO D(17歳以上対象)の通常版と、より過激な暴力表現となっているCERO Z(18歳以上のみ対象)の「Z Version」の2種類が用意された。 原作は初代『バイオハザード』から引き継がれた「場面毎に固定されたカメラアングル」と「ラジコン操作」による操作体形だった。 だが、本作は一般的なTPSの操作体系を持つ、アクション性の高い3Dアドベンチャーゲームとして再構成された。 あらすじ 製薬メーカー「アンブレラ」の企業城下町である「ラクーンシティ」は、ここ数日外部からの連絡が取れない状況となっていた。そんな中、ラクーン市警に新たに配属される事になった警官「レオン・S・ケネディ」は、連絡の途絶えた警察署に向かう。その道中で彼は、ラクーンシティ警察署に勤務する兄を探しに来た大学生「クレア・レッドフィールド」と偶然出会い、行動を共にする。ゾンビであふれかえる街の現状を目の当たりにした2人は、アクシデントで離れ離れになるが、再会を約束し、それぞれ独自に街からの脱出を図るのだった。 システム・特徴・原作からの変更点 原作通り、主人公はレオンとクレアの2人。未知のウイルス汚染によってクリーチャーに埋め尽くされた「ラクーンシティ」からの脱出が目的となる。 それぞれ最初の周回は「1stシナリオ」と位置付けられ、片方でクリアした際にもう片方の主人公の「2ndシナリオ」が遊べるようになる。シナリオの大筋は変わらないが一部の謎解きや進行ルートが変わり、2nd限定で「大型拳銃」というそれぞれの専用拳銃が追加される(*3)。また、原作と同様に最終ボス「G 第5形態」とは2ndシナリオでしか戦えない。 なお、この2ndシナリオは原作の「裏」に相当するが、1stシナリオとのザッピングは存在しないので整合性はほとんど取られていない(*4)。 主人公達の設定が変更された。 レオンは赴任直前に待機命令を出され、その後警察署との通信が途絶えたため不審に思い行動、という設定に落ち着いた。ちなみに、オリジナルでは「恋人に振られたショックでやけ酒した結果、盛大に遅刻する」という情けない理由だった。 エイダはFBI捜査官を自称してラクーンシティに潜入し、協力者のベンに接触を図ろうとした事になっている。 彼女の「恋人」という設定だったジョンは本作では言及されないが、次回作に意外な形で登場する。 地下研究所への入口だった工場が削除。代わりに孤児院が追加された。 基本的な操作システム 原作のカメラアングルは場面毎に固定で、「カメラアングルを問わず方向キー↑↓で前後退、←→で旋回」というラジコン操作だった。本作では右スティックで視点を動かせるようになり、左スティックを倒せば画面で見たままの方向に移動きるようになった。 L2ボタンで装備中の銃(メインウェポン)を構え、R2で射撃する。エイム中は移動が遅くなるが、画面がズームされ、狙いを付けやすくなる。弾頭は銃口からではなく画面中央の照準から発射される仕様。普通に撃つ分には問題ないが特定場面では意識した立ち回りが必要になる(後述)。 L1ボタンではサブウェポンを構える。手榴弾を投げる時等に使い、コンバットナイフでの攻撃もこの状態から行う。サブウェポンは、『1』と同じく敵に掴まれた時にノーダメージで脱出できる「ディフェンスアイテム」としても任意に使用できる(後述)。 基本的にはオーソドックスなTPS、または3Dアクションゲームに近く、直感的で分かりやすい操作方法となっている。半面シリーズ自体があくまでホラーゲームであるため、『4』以降お馴染みだった体術は廃止、ステップやローリング等の強力な回避行動もない。 アイテム アイテム欄は初期状態で8箇所、ステージ中でサイドパックを入手することで2箇所ずつ、最大20箇所まで拡張できる。 アイテムを調べる際、『初代』同様に3Dモデルを動かして調査するようになった。これを駆使した謎解きも存在する。 警察署には窓が開いている場所があり、ランダムでゾンビが外から入ってくるが、木材で塞ぐことで侵入を阻止できる。 メインウェポン以外のアイテム、回復アイテムやサブウェポンを任意に捨てることが可能になった。 『0』のアイテムを置くシステムと一見似てるようにも思えるが、あちらと違い一度捨てたアイテムは再取得不可能になる。ちなみにキーアイテムは使用後まで捨てられないため間違える心配はない。 スタンダードアイテムは廃止されたが、謎解きはそれに合わせて調整されており、ゲーム面において不自然、不便となる事は無い設計となっている。 武器関連 原作の武器カスタムを踏襲。カスタムできる装備が増え、クレア編でも各メインウエポンを強化できるようになった。 ハンドガンはどちらの主人公も種類が増加。クレア編ではクロスボウが削除され、代わりにサブマシンガンが専用装備になった。グレネードランチャーは焼夷弾と硫酸弾だけになったが、代わりにハンドガンをパーツで強化することでマグナム並みの威力の弾薬を使用・切り替えできるようになった。 原作では入手時期の遅さ・燃費の悪さ・有効な敵の少なさから影の薄かった火炎放射器は、本作では使い勝手が大幅に改善。入手時期が少し早くなった他、強化すれば燃費も良好で、継続ダメージにも優れるためボスキラーとして高い評価を受けている。 スパークショットは、相手に電極を撃ち込み、ボタンを押し続ける事で電気を流し持続ダメージを与える仕様に変更。最後までチャージすると極大放電によって大ダメージを与えられる。癖は強いものの、使いこなせば雑魚からボスまで幅広く対応できる。 サブウェポンとしてコンバットナイフ、閃光手榴弾、破片手榴弾を使用可能。また、先述の通りディフェンスアイテムとしても使用でき、敵に掴まれた際に入力操作をすることで、敵を振りほどきつつダメージを与えられる。しかし、その場合の威力は通常使用時より低く設定されていて、消耗品としての側面が際立っており、サバイバル要素の味を存分に引き立てている。頻繁に組み付きを受ける初心者はもちろん、適切に運用すれば多大な効果を発揮できるので上級者も活用できる。 コンバットナイフに耐久値が設定された。 ディフェンスアイテムとしても機能する都合上、本作のコンバットナイフは各所で複数入手できる使い捨て武器となっている。ディフェンスアイテムとして使えば、敵がダウンした際に回収できるが、その分普通に使用するよりも耐久値を激しく消耗する。ちなみに特定条件を満たすと耐久力無限ナイフが手に入る。原作デュアルショックバージョンをやりこんだ人ならニヤリとするネタ。 消耗品となった影響か、今作のナイフは『コードベロニカ』よろしく多段ヒットするため攻撃力が高く、使い方次第ではボスに対しても有効な攻撃手段になる。一応消音武器という扱いのため、聴覚に優れるリッカーがいる状況でも有効(リッカーが他の敵と同時出現する状況は限られるが)。 弾薬の調合システムが『3』以来、約20年ぶりに復活。 本作ではリロードツールを使わず、2種類の火薬の組み合わせによって弾薬を生成する簡略化されたものになっている。入手できるガンパウダーの種類、生成できる弾薬もレオンとクレアで異なるが、入手できる場所などに違いはない(*5)。 一部のクリーチャーの設定も変更された。 ラージ・ローチは無害化。 イビーは「プラント43に寄生された人間」という設定に変更。デザインも一新され、モーションや対処法も大きく異なる強敵となった(*6)。 G成体は中型雑魚として複数体登場。詳しくは後述するが、本作にて居なくなった有毒クリーチャー達の代わりに毒攻撃を行う役になった。 G第4形態は4本の腕が2本に統合され、巨大な口腔が形成された直立歩行を行う人型の姿となっている。また、二足歩行と四足歩行を使い分ける。 タイラントは帽子を被り原作より小型化、「隠密行動用・人間への擬態」という設定がより重視されたデザインに。その分動きも早くなり、追跡性も非常に高い(詳しくは後述)。ハンクを踏まえてか、目的もGウイルスの奪取から生存者の抹殺に変更されている。 スーパータイラントは右手のみ鋭い爪が生え、弱点として心臓がほぼ露出している。『初代』のタイラントに近いデザインとなった。 難易度は「ASSISTED」「STANDARD」「HARDCORE」の3段階を用意。 ASSISTEDでは敵の弱体化やエイムアシスト等に加えて、体力が一定値まで回復する仕様になっている反面、クリア特典が解放できない。 HARDCOREでは敵の強化等の純粋な難易度向上だけでなく、サイドパックの入手量が減って綿密なルート管理を求められる。オートセーブもされなくなり、通常セーブには原作同様にインクリボンが必要になる等、かなりシビアな気の抜けない作りになる。 救済措置としてかSTANDARDで一定回数ゲームオーバーになると、難易度をASSISTEDに下げて続行するか問われる。一度下げるとその周回では変更できない。 ゲームクリアの内容によるランキングは本作でも存在 今作のランクは通常の場合クリアタイムに応じて最高Sまで記録されるが、さらにセーブ回数や一部のクリア特典武器の使用制限を満たすことでさらに上のS+ランクが記録される。HARDCOREのS+ランク獲得条件は非常にシビアで、一筋縄ではいかない。 コスチュームチェンジ 通常版コスチュームの他に、本編を1回クリアすることで「CLASSIC」という原作の服装を忠実に再現したコスチュームに変更可能。 さらに条件を満たせば、シナリオ進行と共に切り替わるコスチュームを完全に固定させる事もできるようになる。例えばレオンの場合、私服姿・制服姿・その負傷時の姿がゲームの進行によって切り替わるが、これをどれか1つに固定させられる。 「コレクターズエディション」等に同封されるDLC(後に有料配信)を適用すれば、更に細かくコスチュームチェンジを行える。中には幻の『バイオハザード1.5』の服装を再現した「ELZA WALKER」や、原作のポリゴン姿に差し変わる「 98」といったものも存在する。 エクストラコンテンツ 原作同様、「The 4th Survivor」と「The 豆腐 Survivor」もリメイクした上で収録されている。前者の解禁条件はいずれかの主人公の2ndシナリオをクリア。その「The 4th Survivor」をクリアすると後者が解禁される。基本ルールは原作と同じで、限られた物資を使って警察署からの脱出を目指す。原作と異なるのはゴール地点で、屋上から正門前に変更された。 「The 4th Survivor」主人公ハンクの詳細。武装はハンドガン・ショットガン・マグナム・サブマシンガン・ナイフ・閃光手榴弾x3・破片手榴弾x3とかなり潤沢。流石に初見クリアは厳しいが、大抵の状況に対応できるようバランスよく整っており、少し練習すれば比較的容易に攻略可能。弾薬はガンパウダーのまま保持しているため、プレイヤーの攻略スタイルにも合わせられる。 「The 豆腐 Survivor」は、豆腐のモデリングに実際の木綿豆腐をスキャンして造型するという斜め上の方向にパワーアップしている。担当声優にも、既に退社していた当時のスタッフ(*7)をわざわざ呼び寄せて新録するという徹底ぶりで話題を呼んだ。喋り方も原作よろしくハスキーボイスの関西弁であり、彼+αのみ言語選択に関わらず日本語ボイス固定。 + 豆腐を使ってクリアすると…? 操作キャラが増える。総勢5人。豆腐を含め下記に詳細を示す。 豆腐「久しぶりやで~。」原作同様ナイフのみで切り抜けていくが、大量にナイフを持ちディフェンス主体で立ち回るので原作とは少々趣きが異なる。最初のプレイアブルキャラクターであるハンクと違い、殲滅は一切考えられないため、止まらずにドンドン進むことになる。従って敵のスルーポイントやそのコツを発見しやすく、ある意味チュートリアルになっている。流石は豆腐シリーズの大先輩である。 こんにゃく「さぁぁあああ来いっ!!!!」豆腐でクリアすると使えるようになる。全身灰色で異様にテンションの高い鬱陶しい喋り方が特徴。武装はグレネードランチャーの火炎弾・火炎放射器・破片手榴弾x6。アツアツのおでんでも意識したのだろうか。文字通り火力は凄まじいものの、基本装備が継続ダメージありきであるため、即座に敵を怯ませられる手段に乏しい。継続ダメージで仕止める間合いの管理と、6個ある破片手榴弾を如何に有効活用するかが重要になる。 ういろう「よし、頑張るぞっ。」豆腐でクリアすると使えるようになる。抹茶味を意識した深緑色と、若さの目立つ控えめな喋り方が特徴。武器は破片手榴弾36個。基本的な進め方は豆腐と同じだが、殲滅力・ディフェンス回数が桁違いに高いため難易度は最も低い。その代わり1個たりとも回復アイテムを持っていないため、体力管理が非常にシビア。また咄嗟に敵を攻撃できる手段も無いが、コイツを出した頃には敵配置等は把握しているハズなので先手は容易に打てるだろう。 杏仁豆腐「オッケーデス。」こんにゃくorういろうクリアで解禁。プルプルとした白く艶やかなボディと、ノリの軽い喋り方が特徴。回復アイテムが豊富な反面、武器はガバメント・SAA・ナイフ1本と貧弱で、要は本モードにおける殆どの局面で不利を強いられる。クリアには計画的な回復や、強敵の切り抜け方に試行錯誤する事となるので、リプレイ性が高く強調されていると言える。最後に出現するキャラなので試行錯誤の面で計画立てやイメトレがしやすく、自力でクリアできた際の達成感は最も大きいと言えよう。 プリン「お疲れ様でぇす。」こんにゃくorういろうクリアで解禁。豆腐シリーズ唯一の女性(?)であり、黄色いボディと頭部に塗られたカラメルが食欲をそそる。武器はスパークショット・ロケットランチャー・ミニガン・閃光手榴弾x2と、豆腐シリーズ屈指の重装備を誇る。こちらも回復アイテムを持ってないが、殲滅能力がピカイチなのでロケランと閃光手榴弾の使いどころを間違えなければ難易度は低い。一定の緊張感を維持しつつも大火力で大群を薙ぎ払う爽快感があり、ここまでクリアしてきたご褒美という側面も併せ持った絶妙なモード。余談だが、タイラントに対してスパークショットが撃てる機会は本作の全ゲームモードで唯一ここだけである。 新モード「The Ghost Survivors」 発売翌月のアップデートで追加された、本編では死んでしまうキャラクター達を主人公に抜擢したIFシナリオの短編モード。限られたリソースを上手く活用して敵を倒すか避けるかしつつ、指定地点への到着、または指定条件の達成がクリア条件となる。全員にストップモーション風の演出や専用BGMが用意される等、アップデートでの追加ながら中々凝った作り。流石にボイスはないものの、無料アップデートでの追加モードとしては十分なものとなっている。指定地点へのルートは本編の攻略ルートを逆走するようなセッティングであり、既存マップでありながら新鮮な気分でプレイできる。 補給要素として「バックパックゾンビ」と「アイテムディスペンサー」が新たに登場する。前者はその名の通りバックパックを背負ったゾンビであり、姿勢を崩す事でバックパックの中に入っているアイテムを回収できる。後者はステージ各所に配置されているガム販売機のようなオブジェ。3つあるアイテムの中から1つだけ選択して回収できる。また、アイテムのやり繰りが重要なモードであるため、本編シナリオと違い武器(メインウエポン)を捨てられるようになっている。 このモードにしか登場しない特殊能力を持つ敵が出現し、よりアクション性とリプレイ性を強調したモードとなっている。難易度は高く、クリア記録が残らない代わりに敵配置がマイルド・物資弾薬が豊富な「リハーサル」という難易度設定が存在するほど。 このモードにもレコードがあり、達成すれば「アクセサリ」、所謂コスチュームチェンジを本モード限定で行えるようになる。その中身はリッカーやアライグマ、『7』のモールデッドと実に多種多様で、最難関のレコードを達成すると非常に嬉しいご褒美もある。 + 下記、各シナリオの詳細について 「No Time To Mourn」操作キャラはロバート・ケンド。本編では娘と共に自決を図った彼だったが、今回は「ある友人」から入った救援連絡を聞き、単身ラクーンシティからの脱出を試みる。 新たに「ガスボンベゾンビ」と「P-Zガスゾンビ」が登場。前者は赤いボンベを背負ったゾンビであり、ボンベを銃撃すると爆発し、周囲の敵に即死級の大ダメージを与えられる。バックパックゾンビと同様に、ダメージを与えてダウンさせればボンベをその場に落とさせることもできる。後者は発光する目と口から漏れる紫色のガスが特徴。噛まれると毒状態になる他、絶命時に毒ガスをまき散らすが、体力自体は低め。 「Runaway」操作キャラはキャサリン・ウォーレン(*8)。本編ではアイアンズに殺害されるが、IFでは反撃に成功し単身恋人の下へと向かう。IFでもアイアンズは死ぬのだ。 襲い掛かってきたアイアンズに、咄嗟に手に取ったナイフを使って反撃したという表現か、無限ナイフを所持している。 新たに「ペイルヘッド」というゾンビが登場。眼球のない頭部と、潤んだ白い全身が茶色く爛れたような醜悪な外見をしている。通常ゾンビよりもすばしっこい上に再生能力を持つため、多少の攻撃では怯みはしても一向に倒せない。その代わり死んだフリは一切しない。火炎放射器のような継続ダメージを与える武器か、マグナム以上の高威力の武器で大ダメージを与えることが有効打となる。あくまでIFシナリオに登場する敵だが、外見・設定共になかなか特徴的であり、次回作の『RE3』では本編にも組み込まれた。 「Forgotten Soldier」操作キャラはゴースト(*9)。NEST崩壊の余波でレオンが手放したGウイルスを偶然入手し、NESTからの脱出を試みる。あくまでIFだが、正史にしてもよさそうな結末を迎える。 崩壊間近のNEST内を進み脱出を目指すという本編と同じシチュエーションだが、特に制限時間はなく、急かされずにじっくりと攻略可能。 新たに「A装備ゾンビ」が登場。専用のアーマーを装備しており、これが装備された部位を攻撃してもダメージを与えられない。アーマーの部位は個体によりけりで、ゴール地点直前では弾丸がほぼ通用しないフルアーマー個体も登場する(主に爆発物で撃退可能)。 「No Way Out」操作キャラはダニエル・コルティーニ(*10)、上記3シナリオをクリアすると解禁される。本モードのみ、閉所(プロローグのコンビニ)で100体の敵を殲滅する事がクリア条件になっており、要するに籠城戦である。 アイテムディスペンサーは存在しないが、バックパックゾンビから得られるアイテムが豊富・強力であり、それらでやり繰りして攻略する。一切の弾薬を入手できないので、武器は基本的に使い捨てとなるが、その代わりハンドガンが無限化されている。ハンドガンの発砲を規定数以下でクリアすると嬉しい特典があるが、その達成には敵の誘導やボンベの巻き込み等の戦略性が要求される。 上記3シナリオの特殊ゾンビは全て登場する他、A装備とP-Zの特性を併せ持った「A装備P-Zガスゾンビ」が新たにが登場する。その名の通りの難敵であり、時には3色ハーブを使った被弾覚悟のゴリ押し戦法も行う必要がある。 全くの余談だが、このシナリオはゲームオーバー画面が専用のものになっている(*11)。 評価点 「優れた操作性」と「恐怖感の維持・向上」の両立 先述の通り本作は、リメイクに伴い一般的なTPSに近い操作性へと進化しており、直感的かつ快適な操作性を実現している。一方で攻撃力・耐久性・出現数等、敵側にも全体的な上方修正が行われているため、物資枯渇の懸念も相まって恐怖感は損なわれていない。操作性が改善・向上した半面、『4』以降と比べてプレイヤー側の性能を制限する仕様変更が多く、敵と対峙した際の緊張感を強めている。 一般的な雑魚敵だったゾンビの大幅な強化。 「"ゾンビ"が最も怖い」は本作のキャッチコピーでもあるが、それに違わぬ存在感と厄介さを兼ね備えている。ある程度の間合いが取れており、かつ単体での遭遇であれば、未改造のハンドガンでも十分に対処可能な強さに調整されている。しかし、飛び掛かりと吸い込みの範囲が広く署内は閉所も多いため、複数と対峙した際が特に危なく油断するとすぐに組み付かれてしまう。 緩慢と言えど、読み辛い不規則な軌道で頭を振りながら近付いてくるため、照準を絞ったヘッドショットはなかなかに難しい。照準の絞りは発砲の度にリセットされ、それでいて前述の通りゾンビはタフなので、焦ってしまうとゾンビ1体相手でも消耗しやすい。この「照準を絞ってゾンビ1体の頭を撃つ」という単純なアクションですらシビアであり、恐怖感を上手く演出している。 非常に高い体力によるタフさと、頻繁に繰り返す死んだフリからの奇襲性。本作のゾンビはタフながらもややダウンしやすい特徴を持つ。このため従来作よりも死んだフリからの奇襲を受けやすくなった。奇襲の方法も、通りかかった際に突然唸り声を上げて飛び付いてくるというもので、倒したと思って油断していた際の衝撃は大きいだろう。もちろん、死んだフリをするゾンビに攻撃すれば本当に死んでいるか否の判別はつくが、後述の通り本作はシビアな難易度になっている。このため「本当に死んでいるゾンビに無駄弾を使うだけになってしまうかもしれない」という心理的抵抗感もプレイヤーに圧力をかけてくる。 余談だが、この死んだフリの完成度があまりにも高かったため、発売直後には「今作のゾンビは不死身だ」「倒したゾンビが復活する」という誤解すら流れたほどである。実際は単にダウン中であるだけであり、HPを0にしたゾンビが復活する仕様は存在してない。 演出面も拘られており、組み付かれた際は、ビハインドビューから首筋が噛み付かれている事を強調する専用のカメラワークに入る。加えてもしその噛み付きで死亡した場合は、抵抗虚しく首筋の肉をごっそり齧り取られるという凄惨な演出が追加される。 頭部・胴体・四肢と、計6箇所の部位毎に細かく耐久値が設定されており、破壊時の状態も部位毎にしっかりと描写の差異がある。欠損描写自体は初代から存在するが、今作のそれは非常にリアルで、規制のほとんどがゾンビ関連であるほどにゾンビの表現に注力されている。 本作のゾンビはドアを隔てていても、一定の範囲までは追い掛けてくる。この特徴を持つ敵は他にはタイラントのみである。 リッカーの表現 『バイオハザード』シリーズの中でも高い人気を誇るクリーチャー「リッカー」は、これまでで最もグロテスクな見た目に仕上がっている。今作では背面から脊椎とそこに繋がる肋骨が露出していたり、全身も筋肉や筋膜の描き込みが細かい事と後述の「濡れ」の表現が相まって、正に「全身の皮を剥ぎ取って筋肉が剝き出しになっている」という、醜悪でおぞましいデザイン・ビジュアルが最大限に表現されている。元よりハード性能が進化するほど生々しく映えるグロテスクなデザインなのだが、リメイクの恩恵を最も受けたと言えよう。 見た目ばかりではなく、実際の脅威度もゾンビと同等以上に高い。 マグナム3発分以上という凄まじい耐久力に加え、走って音を立てようものなら高威力の爪攻撃が飛んでくるなど、正面から戦うのは極めて危険な難敵としての印象が強い。その一方で、ナイフで攻撃すれば大ダメージを与えられるという隠れた仕様もあるので、音を立てずに近づくことができれば先手必勝で排除も可能…という絶妙なバランスに仕上がっている。 2ndシナリオでは、原作と同じく警察署1F西側の廊下で初遭遇する。この際、廊下手前の待合室の窓を這っていく姿が見えたり、リッカーに気付かれていない状態で観察していると原作の初遭遇時のムービーと同じモーションを取る等、ファンサービスも細かい。 タイラントとの駆け引き 原作同様に幾度となく相対する事になるタイラントは、今作では不死身のまま攻撃してくる妨害モンスターという役回りに。一度出現イベントが発生すると、以降はリアルタイムで警察署内を巡回しながら、プレイヤーを捜索・追跡してくるようになる。つまり、イベントで現れては対処するだけだった原作と違い、探索・攻略を戦略的な鬼ごっこを伴いながら繰り広げる事となる。 後述の音響効果も相まって、鬼役であるタイラントの威圧感は凄まじく、緊張感を煽る専用BGMと鈍い足跡がプレイヤーを恐怖させる。この足跡と専用BGMは攻略要素でもあり、足音で大体の距離を、専用BGMの有無で気付かれているか否かを判断できる仕組みになっている。探索・攻略・恐怖感、全ての意味でサバイバルホラーとして効果的に機能しており、間違いなく今作の目玉要素の一つと言って過言ではない。 タイラント自体は広い部屋等であれば容易に対処できるが、撒いたら撒いたで恐ろしいかくれんぼの始まりである。いつ遭遇するか分からない緊張感は、人によっては追われている時よりも恐ろしく感じられるだろう。 ちなみにリッカーだけでなくタイラントにも、原作ファンは思わずニヤリとするファンサービスが盛り込まれている。追跡からある程度振り切った状態で、警察署一階の東側廊下を北側から階段側に向かって進むと…? 動作機構・デザイン共に細かく作り込まれた銃器 ストライカー方式・ハンマー方式・ポンプアクション等、各銃器はそれぞれの機構にきちんと即した極めてリアリティの高い挙動を示す。2種類の手榴弾は安全装置を外して投擲し、火炎放射器・スパークショットは架空の銃器でありながら機能的なデザインにされている(*12)。 原作でもスタッフの推薦で採用されたVP70(マチルダ)の拘りは尋常ではなく、3点バーストのスライドアクションがとてもカッコいい。ポリマー(合成樹脂)を多用したフレームの質感もしっかりと再現されており、金属光沢を持つ他ハンドガンとの質感の違いもよく分かる。もちろんVP70だけでなく、イングラムM11(MQ11)やコルトSAA(クイックドロウ・アーミー)等にもしっかりと拘った作り込みが施されている。 本作にはフィギュアという図鑑的な要素があり、作り込まれた各銃器を動作機構のアニメーションも含めてじっくり閲覧する事もできる。反面、非常に素晴らしい再現・作り込みをしているが故に、気になる人には気になってしまう問題がハンドガンにはある(詳しくは後述)。 高難度ながらも緻密に計算し尽くされたゲームバランス・レベルデザイン 本作の難易度は、基本的にプレイヤー側は若干弱く、敵側は高火力・高耐久という調整であり、初見プレイでは相当難しく感じる。しかしゲームをクリアした後に改めて振り返ると、それが緻密に計算された、極めて巧妙なバランス調整が行われている事が見えてくる。 自衛すら覚束ないハンドガンとナイフのみでゾンビを切り抜けねばならない緊張感の中、最初に手に入るハンドガンのカスタムパーツ。登場こそ早いがすぐには入手できない、しかしリッカー出現前には入手できるという緩急が心地よいグレネードランチャーorショットガン。武器弾薬やキーアイテムが嵩張りだした頃に拾えるサイドパック。1本目の耐久度が危うくなってきた頃に入手できる2本目のナイフ。装備の心許なさに由来する緊張感と、新しい武器弾薬を入手した際のカタルシス、本作はこの匙加減が本当に上手いのである。 もちろん、装備・アイテムの入手タイミングだけが練られているのではない。タイラント初遭遇前・G成体エリア突入前・G2戦前と、難所の前にはほぼ必ず3色ハーブが入手・調合できるよう配慮されている(*13)。リッカー初遭遇前にはファイルで事前に特徴を把握でき、イビー初遭遇前にはディフェンスアイテムと炎属性攻撃に関するアイテムを配置。難しくはあるが対抗策やヒントはしっかり用意されており、かつそれを悟らせない自然な形で…という絶妙なレベルデザインである。 ゾンビと初めて遭遇するプロローグのガソリンスタンドでさえ、実はノーダメージ・弾薬消費無しで切り抜けられるように調整されている(*14)。初見プレイではゾンビとの遭遇に恐怖してあたふたするが、慣れれば余裕でスルーできることに気付く、正に絶妙である。 リプレイ性の高さ 本作は『4』以降のような、大ボリュームのチャプター制ではない。クリアまで一直線のプレイなら、TPSに不慣れなプレイヤーでも初見で数時間程度のクリアタイムになるボリュームに収まっている。これは原作と同程度のボリュームなのだが、本作は一周あたりのボリュームを抑えることで原作以上の高いリプレイ性へと昇華させている。実際にプレイすると体感できるが、慣れてくると特に意識しなくとも3時間程度でクリア可能で、この約3時間が丁度いい塩梅なのである。決して手抜きではなく、原作のボリュームを踏襲しつつ原作の美点であるリプレイ性を強調、これもまた優れたレベルデザインと言える。オンラインランキングも実装されており、今なお多くのプレイヤーが競い合っている。中には最高難易度を1時間以内で突破する猛者も…。 本作には「レコード」という一種のチャレンジ要素があり、これを達成すればコンセプトアートやフィギュア等が解禁されていく。 例を挙げると、「スーパータイラントを爆発まで5分以上残して倒す」「全てのカスタムパーツをレオン/クレア編で入手する」等。 この内のいくつかはトロフィー/実績も兼ねている。やり込み甲斐があり、本作の高いリプレイ性をより際立たせる要素と言えよう。 シリーズ恒例のクリア内容によるランク付けもレコードの条件である。最高難易度の最高ランク達成で、無限サブマシンガンのLE5が解放される。 とはいえ、全体的に見るとリプレイ性を妨げる要素が皆無な訳ではない。詳しくは後述。 高度なサウンド技術と、それを効果的に用いた場面 本作はリアルタイムバイノーラルを使い、サウンドエフェクトはどれもが立体的に聴こえる。多様な環境音や音響表現が駆使されており、5.1ch対応ヘッドフォンを用いれば敵の気配までもが伝わってくるほどのクオリティである。この聴覚効果は単なる演出や臨調感を感じられるだけでなく、ゲーム性にも深く関わっており、前述の通りタイラントへの影響は特に大きい。ヘッドフォン不使用でもゾンビのいる方向が分かるほどだが、演出面でも攻略面でも、できるだけ高性能のヘッドフォンの使用を推奨。 精密に書き込まれたリアルかつグロテスクなグラフィック ゲームエンジンは『7』に引き続き「RE ENGINE」を採用。同作の特徴・評価点であったグラフィックの優秀さは本作でも健在である。燃え盛る市街地や、惨劇を物語る警察署等、原作の雰囲気を損なわずに、極めて緻密な美しいグラフィックに昇華されている。特に警察署は、原作を尊重しつつも絶妙にアレンジされたグラフィック・構成であり、原作ファンにはたまらない仕上がりになっている。 不快感を煽るため、汚れや水等の「濡れ」の表現にはかなり拘られており、特にゴミと汚泥が散乱した下水道のグラフィックは凄まじい。一方でそこを抜けた先の研究所は、それまでとは一転して清潔感を漂わせる雰囲気であり、かえって不気味さを煽る演出として機能している。 原作でプレイヤーから散々ツッコまれていた奇想天外な仕掛けも、原作を尊重しつつ、ある程度リアルなものとして再構成されている。また、警察署内にトイレが一切ない事もよくツッコまれていたが、こちらもリメイクに伴い、シャワールーム等と共に追加されている。 グラフィックの優秀さは折り紙付きだが、重箱の隅を突くと決して非の打ちどころが皆無なわけではない。例えば「顔面に裂傷を受けた警官の顔を観察するシーン」では、口蓋にあたる部分と裂傷部分が同じテクスチャで描写されてしまっている。凄惨な光景故に目を覆いたくなるシーンだが、解剖学的にじっくり観察してしまうと違和感は一応ところどころにはある。そこまでしないと違和感を嗅ぎ取れないというのだから驚嘆なのだが…。 ハイクオリティな映像と演出で表現されるシナリオ 原作の時点で大作映画的な物語・演出だったが、リメイクに伴い演出面が大幅強化、正に一本の映画を見ているような気分に浸れる。一部の展開や設定が若干変更されたものの、原作の人物関係や背景等は概ね踏襲。粗もなくはないが原作の物語を見事に再構成している。警察官としての使命・正義に燃える若きレオンと自らの使命とレオンへの想いに揺れるエイダ、狂った夫と娘への愛情に葛藤するアネット。そして、G生物の胚を植え付けられたシェリーの危機と、彼女を救うべく奔走するクレア等、原作の見どころが余す事なく表現されている。 本作では従来までの英語音声に加え、スペイン語・フランス語等多数の言語に対応。もちろん日本語吹き替えも収録されている。英語音声の声優は原作から変更されており、ネイティブが使うようなスラングも意図的に盛り込まれていて自然な演技になっている。日本語音声はレオン役の森川智之氏やクレア役の甲斐田裕子氏等、『ORC』等の派生作で担当した声優が引き続き担当している(*15)。洋画吹き替え経験のある声優が多く採用されていることもあり、演技面も問題ない。 設定ではそこそこ関与しているが、原作では割とあっさり死んでしまった「ロバート・ケンド」の扱いも、本作では大きく見直された。詳細は省くが、本作では「ラクーンシティの悲劇を表すキャラクターの一人」として扱われ、次回作『RE3』でもさらに掘り下げられている。 ユーザーインターフェースの大幅な改善 マップ機能は『bh1』の、未入手のアイテムや解いていない仕掛けがあれば赤に、それらを全て行えば青という仕様に変更された。さらにアイテムを入手せずに近くを素通りした場合、マップ上にそのアイコンが表示されるようになり、取りこぼしの可能性がほぼ消滅。鍵が必要なドアも、開かない事を確認すればマップ上に必要な鍵がアイコンで表示されるため、どこに行けばいいか迷う事もなくなった。 「組み合わせ」を行えるアイテムを拾った際、インベントリに入れなくてもその場で組み合わせができるようになった。例えば銃器のカスタムパーツを拾った際、「入手してインベントリを開いて装着」という手順を踏まずとも、その場でパーツの装着が可能。インベントリに空きがなくてもハーブの調合やキーアイテムの組み合わせられるため、これによる恩恵は地味ながらもかなり大きいと言える。ちなみにゲームバランスとの兼ね合いのためか、『4』と同じく弾薬のリロードだけは不可。手動リロードのみである。 主人公間の格差の改善 原作ではパートナーや使用可能な武器の違い等から、およそレオン編の難易度がクレア編よりも下回っていた。しかし本作では、パートナーはそれぞれ別パートで操作するようになった他、使用可能な武器についても全面的な見直しが行われた。勿論プレイヤーの好み・プレイスタイル・思い入れ等にもよるものの、客観的に見て難易度の差は概ね改善されたと言えよう。 大まかな傾向としては、レオンの武器は使いやすさとDPSに優れ、クレアの武器は総ダメージ量で勝るといったところ。最終的にクレアは火力過多になりがちであるが、それは時間を掛けて入念な探索を行い、全ての武器と弾薬を揃えた場合の話。アイテムスロット数の少ない難易度HARDCOREや、高ランク狙いのタイムアタックの場合、両者の武器バランスは一気に狭まる。 武器全体の性能もカスタムの存在でバランス調整が行われ、初期装備のハンドガンも最終的に終盤のボス戦にも通用する性能になる。 豊富なファンサービス 特徴で上げられている通り、原作に関連する小ネタは非常に豊富。そんなところまで拾うのかというほどの細かなネタが用意されている。特定のハンドガンを装備した際のレオンの構え方や、S.T.A.R.S.のオフィスで誰かさんの机を調べた時に「あの」フィルムが入手できる等、原作をやりこんだ人なら思わず笑ってしまう小ネタが多数。市内の看板やオブジェクトの配置等も原作を再現しており、いちいち芸が細かい。また、原作で良くも悪くも特徴的だった大がかりで複雑な仕掛けは多少のアレンジを加えつつもそのまま残されており、チェスをモチーフにした複雑な仕掛けについて「施工会社の社長がチェス愛好家」という設定を追加するなど、物語から浮き過ぎないよう工夫されている。 一方で単純なリメイクにならないよう、原作ファンの予想の裏を行くかのような「ずらし」も多い。例えばリッカーは、1stシナリオではS.T.A.R.S.オフィス前で、2ndシナリオでは1F廊下で初遭遇…という原作とは逆の構成になっている。終盤で乗ることになるターンテーブルも、原作では研究所への移動に使われたが、本作では研究所からの脱出に使われる展開に変更されている。この「原作とは逆の展開を行く」というパターンは意外にも多く、原作と照らし合わせてみるのもまた面白い。また、女神像のギミックが原作ではなく『アウトブレイク』を意識した物に変わる等、外伝系列をプレイしたプレイヤーもニヤリとできる改変もある。なお、この改変はあくまでも演出面のみで、原作経験者をはめようとする引っ掛けや、原作知識で有利になる要素等は一切無い。原作知識がきちんと楽しめる要素として機能しつつ、プレイへの干渉自体は無いという点は、リメイクとして実に良心的な配慮である。 BGMの切り替え 「コレクターズエディション」等に同封されるDLC(後に有料配信)を適用すれば、作中のBGMを原作のそれに変更できるようになる。何気ない要素に思えるが、もともと本作は原作の雰囲気を忠実に再現したリメイクであるため、変更してもびっくりするほど違和感がない。ちなみにただ変わるだけでなく、「G3戦のBGMのイントロがG3戦の開始と同時に終わる」等、流れるタイミングもバッチリ考えられている。あまりにも本作との親和性が高すぎるため、変更したままプレイして本作のBGMを殆ど知らないというプレイヤーも普通にいるほどである。勿論本作のBGMが決して悪いわけではなく、本作の雰囲気に上手くマッチさせており、原作のアレンジもある等、十分に高クオリティである。 ちなみにBGMだけでなく、カーソル移動・決定・アイテムBOXの効果音まで変更される。この細かさも地味ながら高評価ポイント。 賛否両論点 本作のキャラクターデザインは、従来作や映像作品から一転して、実在する俳優等をモデルにしたリアル指向の造形になっている。顎が割れたレオンや老けた印象のアネット、芋臭い顔立ちになったシェリー等、PV等でのビジュアル公開当時から賛否が分かれていた。特にレオンは『4』や『6』等で既に顔の造形が固まり切っていたため、拒否反応とは言わないが、困惑するファンも少なからずいた模様。一応、発売後は作品全体の完成度の高さも相まって、こういった声は沈静傾向に向かっている。 また、外見のみならず内面などにも改変が見られる。特に脇役はこの傾向が顕著。 前述の通り、上記のキャラクターと同じくクリーチャーの設定・デザインの面でも一部に大きな変更が加えられている。イビーに至ってはほぼ別物化しており、純然な植物型のクリーチャーを期待していたプレイヤーからは「原作の方が良かった」という意見がままある(*16)。 先述の通り、クレア編はサブマシンガンが標準装備となった影響か、ボウガンは削除されてしまった。無論バランスや進行面での影響がないよう作られているが、特徴的な武器だっただけに惜しいところである(*17)。 ザッピングシステムの廃止 原作のザッピングは作り込みが甘く、同じ主人公で2回仕掛けを解く等、シナリオの整合性が取れていなかったが、斬新でもあった。しかし本作ではバランスの調整が難しいと判断されたのか、「ザッピングシステム廃止」というかなり思い切った判断が行われている。同時進行ならまだしも、「別々のシナリオで敵・物資・仕掛け等を共有する」という調整が恐ろしく困難である事は想像に難くなく、本作の完成度を見れば完全廃止は英断だったと言えるだろう。しかし表シナリオでフラグを立てておかないと開かない扉といったザッピングシステムだからこそできたこともある等斬新かつ意欲的なシステムだっただけに、上手く調整して再導入してほしかった…という声は決して少なくはない。一応、シナリオ上での両主人公同士のリンクや、同ステージ中に一方の主人公では探索出来ない箇所の存在、操作キャラクターにのみ固執するような追跡の仕方をしないタイラント等、その名残りは各所に見て取れる。 隠し武器の解放条件 シリーズ恒例の最強の隠し武器は、「難易度HARDCOREでランクS+クリア」というかなり難しい解放条件に設定されている。原作では裏シナリオ限定ではあったものの、NORMAL以上の難易度は存在しなかったため、ライトユーザーには厳しい調整と言えよう。ただ救済措置として無限ナイフの使用が許されており、今回は1st・2ndを問わないため、アイテム・ルート管理を吟味すれば十分達成可能な範疇である。アクションや運よりも計画性の比重が多い設計なので、学習と努力を重ねれば必ず突破できるのは評価できる。また、今作は従来作と違ってポーズ中に時間が経過しない仕様なので、その間にルートの吟味や対策を熟考することもできる。トロフィーも「STANDARDをSクリア」「HARDCOREをクリア」だけで、トロコンにS+クリアは要求されないよう配慮されている。 若干不自然な射撃時の仕様 前述したように、発砲時は銃口からではなく画面中央の照準から弾が射出される仕様になっている。本作のゲームカテゴリはTPSだが、射撃時のみFPS寄りの形式となるせいで、接近戦や壁越し射撃等を行う際に不自然さが出てしまっている。極端な話、銃口が上を向いているのに真正面に射撃できたり、銃口が敵に密着していながら当たらないということが起こってしまう。 一応、これは「TPSの視界の広さ」と「FPSの射撃の精密性」の両方を良いとこ取りしたが故の仕様ではある。しかし『4』等の過去作のバイオを含めた"銃口から弾が射出されるTPS"の感覚でプレイすると戸惑う可能性がある。さらに射撃時にはズームする仕様のため、必然的におぞましいクリーチャーをクローズアップさせることになり、恐怖感を向上させる役割にも貢献している。 問題点 大型拳銃の性能が微妙。 先述の通り2ndシナリオでは大型拳銃を使用できるが、どちらもやや癖が強い上、総合性能としてはせいぜいカスタムハンドガンと言った程度。更に2ndシナリオでは、9mm弾の入手がガンパウダーの調合のみに限定されるため、大型拳銃の使用をある程度強制される事になる。 つまりまとめると、武器種が増えた事による恩恵に対して、アイテムのやり繰りの煩雑さが釣り合っているとは言い難いのである。アイテム欄の少ない序盤は、パウダーを調合して弾薬に変え、それを拾った弾薬とまとめてアイテム欄を確保…という管理が重要だった。しかし2ndシナリオではその管理を行いにくく、結果として(それほど極端ではないが)アイテム欄のやり繰りが難しくなってしまった。 1stシナリオをクリアしたプレイヤーなら、各アイテムの配置を大まかに覚えているはずなので、差別化・難易度調整とも取れる。しかし仮にそういった意図なら、弾数・威力・特性等の面で、もう少し性格の異なる味付けにしてもよかったのではなかろうか(*18)。結果として煩雑性だけが強調されてしまい、ここは原作と同じく9mm弾を装填する仕様の方が快適だったと思われる。 連射武器のコントロール 本作には4種類の連射武器(カスタム化マチルダ、クイックドロウ・アーミー、サブマシンガン、ミニガン)があるが、どの武器もボタンを押し続けている間はずっと連射し続ける(マチルダは3点バースト)のでボタンを離すタイミングが遅れると無駄撃ちになってしまう。 通常プレイにおいてカスタム化が任意のマチルダや、弾数の多さで弾を大量に浴びせるのが前提の武器性能であるサブマシンガンやミニガンは良いとしても(特にミニガンは最終戦前提)、クイックドロウ・アーミーは2ndシナリオで開始からクリアまで攻略の主力を担うため、この無駄撃ちの消耗は見逃せない欠点となってしまっている。 クイックドロウ・アーミーは厳密な連射武器ではなく『ファニング』というガンプレイによって連射するのだが、クレアは常にこの撃ち方で、通常の撃ち方との使い分け等は一切無い。 先述した通り幾つかのクリーチャーがリストラされてしまっている(*19)。 追加エピソードには新クリーチャーも登場するが、そもそも本編とは関係ないパラレル設定である。 勿論レベルデザインはそれに併せて開発されており、評価点の通り既存のクリーチャーはとてもよく作り込まれているので新鮮みは決して薄くないが、印象的なクリーチャーもいただけに惜しまれる。ゾンビ改やリッカー改などのマイナーチェンジはいいにしても、クロウやジャイアントスパイダーなどをREエンジンで拝めなかったのは原作ファンにとっては寂しい所。 特にモス・ジャイアントは『ダークサイド・クロニクルズ』で原作とは大きく異なる個性が与えられていただけに惜しい。 リストラとはやや異なるが、ウィリアムのGも操作方法自体が違うので戦闘内容に変更があるのは仕方がないものの、旧第4形態変形後(*20)に当たるものが無くなってしまっている。(新第4形態の外見・戦闘場所・行動パターンなどは旧第3形態(*21)の方が近い。) 1stシナリオと2ndシナリオの変わり映えの無さ 本作は主人公間の差別化は非常に上手く行われた一方で、表/裏に相当する1st・2ndシナリオの差別化は退化してしまっている。原作での表/裏シナリオは、攻略ルート・ストーリー・ボスまで細かく仕様が変更され、各パートで異なる遊び方を楽しむ事ができた。しかし本作の変更点は序盤のルート・謎解きの答え・先述した大型拳銃・最終ボスと戦える程度であり、ストーリーも殆ど変わらない。一応タイラントが序盤から出現し、1st主人公が残したメモを入手できる等の違いはあるが、原作経験者は物足りなさを感じるだろう。 本シリーズの歴史では「クレア表・レオン裏」が正史とされており、本作のストーリーもそれをベースに制作したと思われる。ザッピングといいストーリーといい、方向性を絞って開発する事で完成度を高めたのだろうが、どうしても淡白な印象は否めない。 誤解のないように付け加えるが、これらは原作のボリュームが異例なほど膨大だったが故の相対的な評価であり、決して本作がボリューム不足だという指摘ではないことに留意されたし。 先述の通り本作は、非常に高いリプレイ性を持った作品であるが、これを損なわせる要素が一部存在している。具体的にはパートナーであるエイダ・シェリーの操作パートと、レオン編におけるアリゲーターからの逃走がこれに当てはまる。 いずれも本編とは異なるゲーム性での操作を強いられる上に、原則的に1st・2nd・難易度問わず、やる事やシナリオに変化がない。エイダ・シェリーパートのみで実績解除できるトロフィーもあるが、原作と違ってメインキャラクターに渡せる弾薬を入手できる等のメリットもないため、周回を重ねる程メインパートに対する中弛みとなってしまいがち。とは言え原作再現には必要なパートでもあり、必要以上に冗長さがあるわけでもないので、このたった2点を本気で気にする人はそこまでいないだろう。 不規則要素・ランダム要素 先述の通りタイラントは、「サバイバルホラー」というジャンルを強調させる要素として効果的に機能しており、この点は好評である。しかしタイムアタックとなれば話は別。巡回に規則性が少なく、対峙した際にはアドリブを要求されるため、安定・安全な対処をしにくい。一定ダメージで一時的に行動不能にできるが、原作の弾薬ドロップが廃止されたため、タイムアタックにおける戦闘はほぼ無意味なものに。 尤も初見プレイでもなければ、この時までに各手榴弾が3個ほど入手できているため、使用に抵抗がなければ対処自体は容易に行える。更に「銃声や足音に反応する」という特徴があり、接近時には分かりやすい足音がする存在感の大きさから不意打ちは殆ど喰らわない。タイラントという要素自体は、ゲームとして非常に絶妙なバランスでまとまっている(*22)。 ある意味タイラントよりも厄介な要素が、特定キーアイテムの入手に必要な「ポータブルセーフ」という小箱の存在。詳しくは省くがランダム性が非常に強く、開錠には運と時間を確実に要求されるため、探索に水を差す要素となってしまっている。ゲームクリアに必須な仕掛けではないが、この仕掛けの解除がサイドパックの入手条件の1つなので、ゲームに慣れるほど煩わしさが伴う。特に難易度HARDCOREはサイドパックを3つしか入手できず、しかもよりによってその内の1つの入手に、この仕掛けの解除を2度も要求される。通常プレイならまだしも、タイムアタックではこのランダム性との相性が悪く、銃声という法則を持つタイラントと違い評価は芳しくない。 通常版とZ版で殆ど変わらない規制内容 先述の通り本作の商品展開は、マイルドな表現の通常版とより過激なCERO ZのZ版の2種類である。しかし、このZ版でも人体欠損等の残酷な表現の多くが削除されており、通常版と大した違いがない。これって前にもあったような…。 序盤の警察署にて、警官が僅かな隙間から助けを求めるも一歩遅く、ゾンビに食い殺されるというシーンでは、この規制の差が特に顕著。北米版では、警官が腹部から下を千切られているという衝撃的な描写だが、国内版はレーティングを問わず足を食い荒らされるのみになっている。シーン全体やボイス等に違いはないが、表現がマイルド過ぎてインパクトが薄く、北米版を知っているとどうしても味気無さは否めない。 表現のみならず、ゲーム性にも少なからず影響を与えてしまっている。先述の殉職警官は、本来ならば中盤に這いずりゾンビ化するが、国内版は下半身を失わなかったが為に通常の直立ゾンビと化してしまう。 「特定武器でゾンビの頭部を攻撃すると、稀にクリティカルが発生して頭部が吹き飛ぶ」という演出は本作にも採用されている。しかし国内版はレーティングを問わず、クリティカルが発生してもゾンビの頭部が吹き飛ばず、普通に頭部を攻撃した時と同様に黒くなるのみ。一応「通常とは効果音が違う」「大量の血液が出る」の2点で発生を判別できるが、やはり表現が単純な北米版と比較して分かりにくさは否めない(*23)。 あと、スーパータイラントの死にざまが残酷描写削除の有無でだいぶ変化しており、フル描写の北米版では「ロケットランチャーで胸から上が吹っ飛んで血をドバドバ流しながら下半身が倒れる」という最期だが、マイルド描写版だと「ロケットランチャー直撃にもかかわらず、原形とどめたまま前のめりに倒れる。」という、 どう考えてもあの化け物がこの程度で死ぬはずないだろう とツッコミたくなる展開になる。欠損描写がどうしてもだめだというのなら、「爆発後スーパータイラントが跡形もなく消えていた」とか「倒れた後ドロドロに溶けて消滅」ではだめだったのだろうか…。 なお、Win版はDL販売のみでリテールパッケージ販売がないため、日本のSteamストアではCS版と同じ表現規制が施されているが、無規制版は正規のSteamキーを扱っている外販サイトで「日本からでも登録認証可能なワールドワイド版のキーを購入する」という方法で回避できる(*24)。知識があるなら海外のMOD制作者が開発した規制解除MODを導入する手もあるが、当然ながら上記以上に正規の方法ではないため、導入は自己責任になる(*25)。 敵モンスターの死亡表現 今作はリアルさを追求するという名目で、リメイク前の敵が完全に死亡すると血が広がる表現がなくなっている。しかし、これが原因で死亡したと思った敵に奇襲される可能性がある。しかも今作はシリーズ初のナイフに耐久性があるため、死亡確認が面倒。 ゲームには直接関係しない細かな指摘ではあるが、ハンドガンは多くの種類がありながらも銃声がいずれも同じ。 同じベレッタベースの各サムライエッジならまだしも、VP70とブローニングHPで同じ銃声なのは流石に違和感を禁じ得ない。一応、使用する弾薬が「9パラか.45ACP弾か」で差別化しているが、それでもガバとSAAで銃声が同じというおかしさは残る。過去作、特に『5』は全て実銃から銃声を収録していたので、それらと比較すると作り込みの浅さ・味気なさは否めない。評価点で挙げたように、そもそもの銃器の作り込み自体は素晴らしいだけに画竜点睛を欠くというものである。 総評 シリーズでも評価の高い原作を、最新技術で現代に蘇らせた本作は、新規・原作ファン双方にオススメできる良作に仕上がった。 『CODE Veronica』以前のサバイバル要素と謎解き要素、『4』以降のTPS要素を兼ね備えた、『バイオハザード』シリーズの集大成とも言える内容である。 もちろんリメイク作品としての評価のみならず、『バイオハザード』シリーズとして、そしてホラーゲーム全体としても最高クラスの出来栄えである。 『1』では「クリムゾンヘッド」という要素によってゾンビの恐怖を演出したが、今作では変化球無しで純粋にゾンビとしてのあり方を突き詰めて恐怖感や危険性を最大限に高めた創意工夫は、ホラーゲーム全体で見ても特筆すべき評価点であろう。 現在では廉価版の発売によって手に取りやすくなっているため、興味のある方は是非プレイしてみてほしい。 余談 本作は商業的にも大成功を収めており、2019年12月時点で全世界500万本、2020年6月末時点で700万本を超える大ヒットを記録した。原作『2』の全世界売上はプレイステーション版単独で約500万本。当時とは機種数や販売方法等の条件が異なると言えど、発売からおよそ一年程度の短い販売期間で、原作を超える販売本数を記録した事は、十分に称賛すると言えるだろう。 原作の隠しクリーチャーであるブラッドゾンビも未登場だが、警察署の正門地下に彼の写真が使われたS.T.A.R.S.勧誘ポスターが貼られている。 写真の彼は新規のモデリングだったため、「出す予定があったのでは」「今後発売されるであろう『3』リメイクの予告では」等と噂された。 そして実際に、2020年4月に『3』のリメイクである『バイオハザード RE 3』が発売。原作通り彼が登場し、本作のマップの一部も使用されている。 『RE 3』の公式発表後、レオン編で立ち寄るガンショップにジルからの書置きのテキストがアップデートで追加されている。取得するとファイルに追加されるが、これを取らなくてもファイル全閲覧のレコード(及びトロフィー/実績)は達成可能。 『2』のリメイクはファンからも長年待ち望まれていて、開発側も何度も企画するも諸事情で断念を繰り返した事情がある。 そんな中で有名な話が「イタリアのファンによって『2』の非公式リメイクの開発が行われていた」という逸話である。 こちらは2014年にゲームエンジン「Unity」を用いて開発されていたが、カプコンからの要請を受けて開発中止された。 それとほぼ同時に本作の開発が進行しているという公式情報がアナウンスされたことで、『バイオハザード』ファンに衝撃を与えたのである。 なお、非公式リメイクの開発チームは後に『バイオハザード』シリーズをリスペクトしたオリジナル作品『Daymare 1998』をリリースしている。 さらに、このオリジナル作品には前日譚を描いた続編『Daymare 1994 Sandcastle』も発売されている。 本作のWin版は、画質設定の高品質側が凄まじいマシンパワーを要求し、CPU/GPUのベンチマークソフトとしても知られている(*26)。 4K出力はもちろん8K出力まで対応しており、4K最高品質の60FPS動作には発売時点でのハイエンドGPU(Turing GPU・RTX2080Ti)が必須レベル。 8K最高品質設定はハイエンドCPU(Core i9 / Ryzen 9)とハイエンドGPU(RTX2080Ti)2枚挿しでも60FPS動作が困難というモンスター級。 本作のグラフィックを流用したVR体感型アトラクション『バイオハザード バリアント レイド』が、発売同年の2019年よりプラサカプコン3店舗(池袋店・広島店・高知店)で稼働している。 一般層が遊ぶという都合上、銃撃しても血飛沫が出るだけで敵のモデリング自体は無傷という、本作の国内版以上に暴力描写が抑えられている。 2022年6月14日に本作『RE 2』のPS5/XSX版が発売された。また、同年11月11日にはクラウドで遊べるSwitch版が発売された。 2024年1月16日にはWin(MS Store)でも配信(*27)。
https://w.atwiki.jp/uwvd/pages/655.html
バイオハザードアウトブレイク バイオハザードはこちら。 ○パイロット パイロット ○ノンパイロット ノンパイロット ○ユニット ユニット ○エリアス エリアス ○メッセ メッセ ○アニメーション アニメーション
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3738.html
バイオハザード 概要 オリジナル版からの追加・変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 バイオハザード HDリマスター 概要(HD) 特徴(HD) 評価点(HD) 問題点(HD) 総評(HD) バイオハザード 【ばいおはざーど】 ジャンル サバイバルホラー 対応機種 ニンテンドーゲームキューブWii 発売・開発元 カプコン 開発元 【Wii】ジャンクション 発売日 【GC】2002年3月22日【Wii】2008年12月25日 定価 【GC】7,140円【Wii】4,190円 廉価版 【Wii】BestPrice! 2009年12月3日/2,990円 2011年6月30日/2,100円 判定 良作 ポイント 名作を最新の技術でリメイク バイオハザードシリーズ そこを歩く、という恐怖。 概要 カプコンの大ヒットサバイバルホラー『バイオハザード』シリーズ第1作のリメイク作品。 基本的なゲームシステムやストーリーはオリジナル版とほとんど変わらないが、演出・グラフィックの強化や新要素の追加がなされている。 本作からタイトルの英語ロゴが小文字表記に変わっており、ハード性能の向上により柔軟かつ緻密なゲームデザインが可能になった新世代『バイオハザード』の第1作ともとれる(*1)。 オリジナル版からの追加・変更点 新たな敵 一度倒したゾンビは一定時間経つと「クリムゾンヘッド」と化す。 クリムゾンヘッドは通常のゾンビより体表が赤く、鋭い爪で襲いかかってくる。 特にその動きは通常のゾンビとは比較にならないほど俊敏になっており、逃げる主人公に追いすがってくる。 ゾンビのクリムゾンヘッド化を防ぐには、部位破壊か武器・灯油による焼却が必要となる。 灯油は各所に存在するが、使用回数が限られている上に持ち運び用の携行缶が必要。 いつクリムゾンヘッドと化すかは基本的にはランダムだが、難易度とゲーム進行のスムーズさによって変動する。最短で5分、最長で150分。 クリムゾンヘッド化する場合は主人公が近くを通ったタイミングで蘇るが、時には灯油による焼却をしようとした途端に蘇って襲ってくることもある。 前半の中ボスとして、「クリムゾンヘッドプロト1」という、最初にクリムゾンヘッド化した個体も登場する。 余談だが、ゾンビの復活要素そのものは実は原作の時点から存在した。研究所の廊下等にいる裸ゾンビがそれで、一度倒しても部屋を跨ぐと再配置される形で復活する。 本作を語る上で外せない追加クリーチャー「リサ・トレヴァー」 人の顔の皮をまとっているため素顔は見えず、手錠をはめられ、拘束具の鎖を鳴らしながらゆっくりと追いかけてくる不死身のクリーチャー。 前方、後方への攻撃手段を備えている上にその威力は総じて高く、大量の弾薬を用いても一時的にダウンさせることしかできない。 会話では「鎖の化け物(*2)」と称され本名は明かされないが、散在するファイルの数々から次第にその正体が明らかになってゆく。 悲劇的な過去と狂ってゆく過程を記したファイル、不気味な登場箇所、そしてなによりそのビジュアルから、多くのプレイヤーに強烈なインパクトを与えた。 本作中での最期も、哀れなものとなっている(*3)。 新たな探索場所・イベント 以下にその代表的なものを羅列する。 洋館の西側2Fの構造や攻略順がオリジナル版と大きく異なり、最初にこっちを一度通った後2度目に洋館に来た際に図書室付近を攻略する流れになっている。 洋館に3階(*4)、墓場エリアを追加。 洋館墓場、洋館地下にボス戦を追加。 中庭に森林~謎の小屋エリアを追加。 中庭地下エリアを拡張。 寄宿舎地下の水槽エリアを拡張。 中盤のリチャード(*5)関連のイベント分岐を追加 マルチエンディングの分岐箇所の変更 これらに伴って多くの仕掛けも変更されているが、特にオリジナル版経験者に対する引っ掛け的な変更点も存在する。 + ネタバレ 例えば、オリジナル版ではムービーでのみの登場だった洋館玄関を開けた際のケルベロスが、実際に襲ってくるようになった。 新たな武器 アサルトショットガン 通常のショットガンよりも装弾数・威力で優れており使いやすい。 あるイベント分岐によって入手できるかどうかが決定する。 バリーの44マグナム ジル編のみ入手可能な箇所があるが、こちらもイベント分岐次第。弾薬(44口径マグナム弾(*6)が入手できないので使い捨てだが威力は圧倒的でタイラントさえ一撃で倒せる。 護身用拳銃 レミントンデリンジャー。威力が高い上に発射後の隙も少ないが、1発しか撃てず弾薬(22口径マグナム弾)も存在しないため、使用後は用済みとなる。 入手場所を見れば分かると思うが、作中の絶望的な雰囲気を強調するための演出的な存在。 サムライエッジバリーVer. 隠し武器のハンドガン。弾数は無限。 威力はわずかに通常より高い程度だが3点バースト機能を持つ上に、貫通性能を有する(*7)。 ロケットランチャー(隠し武器型) 作中ラストに登場するロケットランチャーとは仕様が異なり、見た目がライフル型になっている。 本シリーズのロケットランチャーにしては珍しく、上段・下段攻撃ができる。 ディフェンスアイテムの登場 ディフェンスアイテムとは、持っていると敵の攻撃を受けた際に(自動又は手動に設定可能)使用され、敵の攻撃を無効にしつつダメージを与えるアイテムである。 取得するとアイテム欄とは別の場所にストックされ、クリス・ジル共に2種類を複数個持ち歩くことが可能。 基本的にこちらを拘束する攻撃に対して使用可能。全ての敵の攻撃に対応できるわけではないため、単純な「保険」にはなっておらず、戦闘バランスを崩してはいない。 ディフェンスアイテムは「ダガーナイフ」「閃光手榴弾」「バッテリーパック」の3種類。 ダガーナイフはクリス・ジル共に入手でき、攻撃してきた敵に突き刺して反撃する。ゾンビに刺した状態で頭部を破壊すれば、拾って再利用が可能。拾わずにそのままにしておきレベッカ操作時に拾えばレベッカも使用できる。 閃光手榴弾はクリス専用。攻撃してきた敵に閃光手榴弾を咥えさせる。相手の頭を砕いて即死させ(*8)周囲の敵も巻き込む(こちらは即死にはならない)が、距離が近いと自分もダメージを受けてしまう。 スタンガンはジル専用。攻撃してきた敵に電撃を食らわせる。即死ではないがクリスと違いリスクは無い。使用にはバッテリーパックが必要(スタンガン本体は初期装備)。 ちなみに、ラスボスにもこれらの武器は使用可能だが、ひるむだけでノーダメージとなっている。なお、閃光手榴弾はどう見ても爆風圏内だがクリスもノーダメージで済む。 豊富なクリア後の隠し要素 シリーズ恒例の隠し武器は前述のサムライエッジバリーVer.と隠し武器仕様ロケットランチャー。 ちなみに、隠し武器は初期装備のサバイバルナイフと入れ替えで所有され、入手条件が厳しいロケットランチャー側を優先的に保有するようになっている。 例えばサムライエッジ入手条件は満たしたがロケットランチャーがまだの場合は、クリスは初期装備がサムライエッジのみ、ジルはサムライエッジと通常ハンドガンでナイフは最初からアイテムボックス内に移動。 ロケランの条件を満たすと装備のサムライエッジがロケランになり、サムライエッジ自体はアイテムボックス内といった具合。 難易度にかかわらず1度クリアすると、特定の場所でコスチュームチェンジできる鍵を持った状態でプレイできる。 隠しコスチュームはオリジナル版から一新されており、クリス・ジル共に2種類。ただしクリアした方のみが解禁される。 クリスで隠しコスチュームを着用するとレベッカのコスチュームも変わる。ただし、ジルで隠しコスチュームを着用してもバリーのコスチュームは変わらない。 隠しコスチュームを着てゲームクリアするとランク画面のイラストが変化する。 中でもストリートタイプコスチュームのクリスでクリアした時のイラストは必見。タイラントを鉄拳制裁するクリスが見られる。 主人公・難易度にかかわらず1度クリアすると、「ハードモード」が選択できるようになる。 敵の体力や攻撃力は変わらないが、入手可能弾薬・回復アイテム数が減少し、後述のゾンビ復活時間が短くなる他、敵の配置も少し変わる(*9)。 一部の仕掛けの謎解きの制限時間やミス条件もシビアになる。 主人公を問わず難易度ノーマル以上でクリアすると、「リアルサバイバルモード」が選択できるようになる。 難易度がハード固定・自動照準無効・アイテムBOX同士のリンク無効・隠し武器使用不可となっている。 ただし一部の制限が緩和される(*10)という、僅かなバランス調整も行われている。 両主人公を難易度ノーマル以上でクリア、またはリアルサバイバルモードクリアで「インビジブルエネミーモード」を選択可能になる。 難易度は選択可能でアイテムBOXはリンクしているが、自動照準無効・隠し武器使用不可はリアルサバイバルモードと同様。 その名の通り全てのクリーチャーが完全に見えなくなる(主人公が攻撃を受けた際だけは姿を表す)。声や足音で判断するしかない。 ただし見えなくなるのは「クリーチャ本体のみ」であり、鏡や水溜りに映る鏡像・クリーチャー周囲のエフェクト(クリムゾン・ヘッドの茶色い息やヨーンの這う時の埃(?)など)・反撃でこちらが刺したダガーナイフなどは見える。 本作中では最高難度と言えるモードであり、クリア特典として設定原画集やディレクターの三上氏からのメッセージを見ることができる。 クリス・ジル共に難易度ノーマル以上でクリアして2周目をプレイすると、洋館内に爆弾ゾンビ(*11)が出現するようになる。 クリムゾンヘッド並みの素早さがあり攻撃手段は通常ゾンビと同様だが、体中に爆弾を巻きつけており、攻撃したら即ゲームオーバーとなる。これはナイフ攻撃であっても例外ではない(*12)。唯一の例外はクリムゾンヘッドの殴り攻撃による同士討ちだが、敵同士のダメージはないためこれで撃破は不可能。 フォレストゾンビの出現に伴って、敵の配置がやや変化する。ちなみに元々のフォレストの死体も消える。 その他細かな追加・変更点 敵の強さや行動パターンなどがかなり変化している。ぱっと見で分かるものとして以下のようなものがある。 + ... ゾンビの噛みついてくる回数が1~2回(*13)に抑えられ、振りほどくのが遅くてもオリジナル版ほど極端にダメージを受けない。 反面、受けるダメージにランダム性が追加され、場合によっては1回だけ噛みつかれてもジルやレベッカなら最低でも1/4は削られるほど攻撃力が増している。 ケルベロス・ハンター(旧作の首刈りとは別)・キメラ・ヨーン・スーパータイラントに隙はデカいものの即死攻撃が追加(*14)。 旧作ではプレイヤーのライフが一定未満(*15)でないと即死攻撃を使わなかったが大抵の敵、特にケルベロスはライフに関係なく使ってくるので、気を抜けなくなった。 アダー、ハンターは体色が赤の個体が追加。その場合、アダーだと噛みつき攻撃で確定で毒状態になり、ハンターだと即死攻撃を繰り出すようになる主人公のHPの上限が上がっており、純粋に通常個体よりも強化されている。 ネプチューンとプラント42が大幅に巨大化しており、ネプチューンは親個体の攻撃がすべて即死・子が旧作の親並の強さ(ただし水中でも倒せる)。 プラント42は銃器系は「動かない本体めがけて攻撃」になったため、旧作の半分の確率で攻撃外れる要素がなくなったが花弁状の器官でこちらの攻撃を防御するようになった。 クモ系の敵を倒した際の子蜘蛛が、ただの背景で無害になっている。逆にクモ本体死骸から毒液が噴き出て毒状態になることがある。 タイラントは大幅に強化され、初戦が推奨武器のマグナムリボルバー(旧コルトパイソン)基準だと、HPが2倍近く(撃破に約3発 → 6発)に引き上げられている。 スーパー版は爪のない右手側に回り込むと捕まえて上述の即死攻撃(つかまれてからでも回避は可能)を使うようになった他、2周目以降だとロケットランチャーを回避することも行うようになった。 ハンドガンでクリティカル判定が発生する(*16)。発生条件は変化しており、攻撃回数で決まる(*17)。 ジルのキーピックの性能が下がり「剣のカギ」の扉を開けられなくなった(*18)。 グレネードランチャーの弾を撃ち終わる前に交換できるようになった(『2』以降と同様の仕様)他、「グレネード弾」は「榴弾」に、「火炎弾」は「焼夷弾」に名称が変更された。「焼夷弾」はゾンビに対して焼却効果があり、倒すと同時にクリムゾンヘッド化を防ぐことも可能。 オリジナルでは入手が中盤以降だったマグナムリボルバーが中庭に配置された。 ゲーム進行で例えると中~終盤から序~中盤始め位の時期に変更された。尤も全武器の中では最後の方の入手になるのだが、これによりハンター出現に間に合うようになった。 全てのムービーが実写からCGムービーに変更され、一部の残虐描写がカットされている。 一部のキャラクターの外観の変更 レベッカがバンダナではなく、チョーカーを着用している。また性格もオリジナル版に比べると幾分落ち着いた印象になった。 バリーの髭が剃られており、口元がすっきりした。 評価点 シリーズ最高峰の恐怖演出 本作が名作たる最大の理由は、オリジナル版の良さを損なわず「恐怖演出」の質を最大限に引き出したことにある。 リメイク作品はオリジナル版と比較されるのが常であり、時に劣化部分が大いに批判されることがあるが、本作にそういった点はほとんど見られない。 恐怖演出の基本はオリジナル版にあった「雰囲気で魅せる恐怖」である。 安易にパニックホラー的要素を大量追加してオリジナル版の良さを打ち消す…なんてことはなく、オリジナル版の良さを十分継承しつつ強化して恐怖を演出している。 「雰囲気で魅せる恐怖」はハードパワーによるグラフィック強化と非常に相性が良かったため、臨場感と恐怖演出はオリジナル版の上位互換といってもいい出来。 「動画背景」と呼ばれる演出手法によって、薄暗く不気味な洋館や鬱蒼とした森などが特筆すべきクオリティで作り込まれている。 光源処理も効果的で、頼りなく揺らぐ電灯や月光の差し込む廊下が恐怖を一層引き立たせており、逆にセーブポイントのランプの光がプレイヤーに与える安心感も増している。 現在でも大きくは見劣りしないため、グラフィックの粗さからオリジナル版のプレイが憚られるという人にもお勧めできる。 オリジナル版と同様に固定カメラ切替方式のみを採用しており、『コード ベロニカ』にあった移動カメラ方式は無い。 固定カメラ視点はオリジナル版よりも工夫されており、先に進む恐怖や臨場感を煽りつつ、映画的な見栄えもする視点になっている。 固定カメラ視点を利用した恐怖演出も多く盛り込まれており、まるでプレイヤー自身に向かって敵が襲いかかってくるかのような場面も存在する。 追加クリーチャーの存在感 クリムゾンヘッドの存在は作業的になりやすい探索パートに戦略性とスリルを盛り込むことに成功している。 厄介なクリムゾンヘッド化を避けるために各アイテムを計画的に使ったり、該当エリアをできるだけ通らないルートを選ぶといったの戦略性が重要。 一方で、意を決して強行突破を試みたり、部位破壊を狙って攻撃したり、複数のゾンビをまとめて焼却できるように倒す位置を調整したりといった戦術性も求められる。 シリーズの象徴にもかかわらず、近作では単なるザコ敵となっていたゾンビに再び脚光を当てたという点も無視できない。 「ただのゾンビ」の死体がいつ蘇るか分からない恐怖と緊張感は、ゾンビ(腐った死体)でありながら非常に新鮮。 主人公が通りかかるとまるで糸で操られたマリオネットのように不意に起き上がる様は衝撃が大きい。 なお、このためか洋館内に「最初から横たわっている死体」があり、実際には大半が背景か危険の少ない這いずりゾンビ(*19)だが、初見ではこれも十分怖いはず。 本作の恐怖の象徴とも言うべき「リサ・トレヴァー」 「ひたすら追ってくる」「不死身」というコンセプトを持つクリーチャーは『3』のネメシス-T型が初出であるが、リサはネメシスと違い走って追いかけてきたり、ロケットランチャーを撃ってきたりはしない。ただゆっくりと…ゆっくりと…鎖の音を響かせてにじりよってくるのである。 上述のようにダメージを与えてもネメシスのように撃退することはできず、すぐ復活してしまうために文字通りに逃げるしかない恐怖とプレッシャーを叩きつけてくる。 そして「敵が意図的に対象抹殺のため送りこんできた存在」であり、拘束具を着てロケットランチャー装備とわかり易い外観のネメシスに対し、こちらは詳細を知るまではその正体についても襲い掛かってくる理由についても不明のまま。 「理解できない異質な存在がじわじわと、それでいて着実に迫ってくる」という点では、「雰囲気で魅せる恐怖」に非常に馴染んだ存在となっている。 その悲惨な経緯が記された作中のファイルも手伝って、ややもすれば単なる排除対象でしかなかったクリーチャーにシナリオ的な深みを担わせることに成功している。 なによりビジュアルが一目で解るほどに怖い。 1シナリオあたりのボリューム増加 探索場所や仕掛けが増えたことで、必然的にオリジナル版に比べ1シナリオあたりのボリュームがアップしている。 本作までのシリーズ作品を振り返っても、『コード ベロニカ』に比肩しようかというボリューム。 探索場所が増えたが、ショートカットできる場所も増えてマラソン感が多少緩和されたのも地味に嬉しい点。 賛否両論点 隠し武器の微妙な要素 サムライエッジ(バリーver.)は三点バースト発射・貫通性あり・弾数無限と確かに通常ハンドガンの上位互換である。 だが、飽くまでハンドガンなので威力が低い(*20)。よって上記のケルベロスなどの強化もあり、ゾンビと一撃で倒せる小型の敵以外に使うと近距離では倒しきれずに反撃される場合もある。 かといって弾数無限なのをいいことに離れきって撃ちまくる安全策をやってもいまいち爽快性はない。 ただ、従来のシリーズとは異なり、後述の無限ロケットランチャー取得の際にこのサムライエッジを使用してもいいようにされている。感覚的には後の『RE2』における無限ナイフに近いポジションと考えれば、ある程度その性能にも納得がいくだろう。 ロングマガジン化やスライドの重厚化で見た目はゴツくて非常にカッコいいので、ライトミドルな性能の無限武器でスマートなプレイングを開拓していく楽しみはある。 S.T.A.R.S.現役時代のハイパワーなバリー仕様のサムライエッジが登場する唯一の作品でもあるので、設定面での魅力はふんだんに用意されていると言えるだろう。 ちなみに、ロケットランチャーの方はすべての敵を一撃で倒せる火力(*21)に加え、連射速度が速い(重火器としては)、上下に打ち分け可能、近くに着弾しても自爆ダメージ無し、構え動作・発射後硬直が通常武器と変わらない隙のなさ、アイテムスロットも1枠しか使わない、と歴代トップレベルの強さとされている。 唯一の欠点は部位破壊が起きず、焼却効果もないため、ゾンビのクリムゾンヘッド化を防ぐことができないことくらい。しかしそのクリムゾンヘッドも敵ではなくなるので不意打ちに注意すれば些細な問題である。 旧作では無限マグナム(*22)や無限マシンガン(*23)といった爽快性に溢れた隠し武器が用意されていたので、本作ではバリーの44マグナムや火炎放射器などの限定武器の無限版をおまけ要素として用意しても良かったのでは? という声もある。 お色気描写が追加された ジルの特定衣装において乳揺れの描写があるのだが、『バイオハザード』にこのような描写を求めない層からは苦言を呈する声もある(*24)。 もっとも、これは特定の衣装に依存する表現なので、その衣装を使用しなければ回避できる問題ではある。 旧作にあった「倒しても敵が無限に出現し対処法のないマップ」がすべて削除 寄宿舎の蜂のいる部屋は、旧作同様その場で何度倒しても巣から増援が出てくるが、この部屋で拾える殺虫剤で全滅できるようになった。しかもキーアイテム入手に必須。 倒しても戻るとまた出てくる研究所の裸ゾンビは復活しない(クリムゾン化さえもならない)と旧作より大幅に弱体化した。 ゾンビの部位破壊要素が増したのだが実感が薄い 旧作ではクリティカル発動で「頭部破壊(即死する)」と武器攻撃で時々「片腕破壊(振り解き易くなる)」で『2』から下段攻撃で「脚部破壊(這いずりゾンビになる?」が追加されたが、今作ではさらに両腕破壊も追加された。 しかし、発動条件は「特定の銃器(ショットガンやマグナムなど)攻撃が胴体に命中で25%」か「特定の銃器攻撃が側面から腕に命中で100%(ただし腕に当たる確率はランダム)」というもの。 側面から何度も攻撃すればある程度は狙って出せそうな気がするが、後の『4』のように主観視点ならともかく、リモコン操作ではそもそも距離が離れるとゾンビが画面外に出ることが多く、近づくとゾンビがこちらを向いて側面攻撃ができなくなる。 さらに言うと、腕破壊で得られるメリットは「両腕(片手だけではだめ)を破壊されると胃酸攻撃だけしかしなくなり、撃破してもクリムゾン化しなくなる」だけ。そんなことをするぐらいなら「特定の銃器(*25)」を引き付けてから頭部に撃ち込み頭部破壊(発動で即死、クリムゾン化もしない)を狙ったほうがよっぽど早い。 無意味すぎたのか『0』では、破壊できるのが頭部と脚部のみに戻っている。 問題点 フィールド内の暗さ 雰囲気作りに一役買っているといえど、あまりに暗い箇所が多い。 その筆頭が新しく追加された中庭の森地帯。明るい部屋でプレイすると、蒸発現象によって地形の把握が非常に難しくなる。明るすぎるとホラー性の縮小に繋がるが、本作はやや暗すぎると言えよう(*26)。 また、この頃の『バイオハザード』シリーズで画面の明るさのオプションにて「この線が見えない明るさに調整して下さい」などの指示があるが、調整するのはそれぞれの家庭のテレビ側(*27)。ゲームに合わせて調整すると本来のテレビ放送に影響してしまう。 リメイクに伴う各クリーチャーの調整のばらつき リメイクに伴いクリーチャー間の強弱が見直されたが、その上方修正・下方修正のばらつきが大きい。 ケルベロスは飛び掛かる瞬間に撃たなければハンドガンでは怯まなくなった他、動きも素早いため、ただ撃つだけでは対応しにくくなった。 特に複数を相手にする場合が顕著。ラジコン操作も相まって、初心者では素早い動きに翻弄されてそのまま殺されてしまう事もある。 ハンターはオリジナル版同様、こちらのHPが多く残っていても即死攻撃を繰り出してくる上、基本攻撃の火力も上昇している。 さらに地上での爪振り払いでこちらが大きく怯むようになり、そこから即死攻撃のコンボを繰り出すこともあるなど、より凶悪度を増している。 追加されたもう1つの即死攻撃は阻止そのものは楽だが、ここでダガーナイフを刺すとハンターが暴れながら前進してくるのでダメージは小さいものの引っかかれてしまうおまけつき。 一方でオリジナル版ではほぼ予備動作なしで即死攻撃を繰り出してきたのに対し、雄叫びを上げるという予備動作が追加されたため、その間に回避したり阻止しやすくなっており、必ずしも強化点ばかりではない。 プレイヤーを視認する以外の察知手段がないこと、ジャンプ攻撃の下をくぐり抜けやすい弱点もそのまま。 ヨーンはあからさまに動きが鈍くなっており、特に撃破必須な2回目は本棚が部屋にあるのでこれを盾に利用すれば、攻撃のできない尾部だけ狙ってナイフでもノーダメージで倒せるようになってしまった。 ゾンビはさほど変わりないが、HPのばらつきがやたらと激しい。ハンドガン3発で死ぬ時もあれば12発でようやく死ぬ時もある。 本作は序盤の弾薬の入手量がかなりシビアなため、高耐久のゾンビに運悪く連続で当たってしまうと、最悪弾薬が枯渇してしまう場合も。 新キャラのクリムゾンヘッドはHPこそゾンビ準拠だが、中ボスのプロト1は「まずクリムゾンヘッドとして基本HPを範囲内からランダムで設定+そこからボス補正で固定値上乗せ」なので、プロト1戦で最低HPが当たると「タフなゾンビ / クリムゾンヘッドより耐久力が低いあっさり倒せる中ボス」になってしまうことがある。 一方、終盤で登場するキメラは即死攻撃が追加されたものの、逃げようとすると抱きついたりトリッキーな動きをしてきたオリジナル版と比べて動きが悪化するなど弱体化している。 強くすることで戦闘バランスが悪化する懸念があるとは言え、オリジナル版体験者からは物足りない強さに落ち着いてしまっている。 タイラントは上述のように体力こそ増えたものの、動きは散漫なままなので根本的な能力は旧作とほぼ変わらない。攻撃動作や攻撃後の隙も大きくなったので、むしろ弱体化気味。 スーパータイラントも同様に予備動作が増えた他、休みなく猛攻を仕掛けてきた旧作と違い背中に回っても攻撃してこなくなったりとこちらもやや動きが悪化している。 クリムゾンヘッド対策の煩わしさ クリムゾンヘッドの存在自体は恐怖を煽る要素として一定の評価を得たが、その発生を抑える対策は煩わしさも孕んでいる。 部位破壊は確実性に欠けるため焼却が基本対策となるが、それに必要なアイテムが有限かつ散在しており、気軽に入手できるものではない。 加えて、焼却用アイテムは数少ないアイテム欄を圧迫するため、アイテムボックスとの間を頻繁に行ったり来たりする羽目になる。 特にジルに比べて2つもアイテム所持数の少ないクリスで顕著。火炎弾のような焼却武器がゾンビの居る場所で登場しない事も足を引っ張る(*28)。 かといってクリムゾンヘッド対策を怠ると倒したゾンビが片っ端から復活してしまうため、サボると物資弾薬を激しく浪費してしまう。 先述の通りクリムゾンヘッドは、作業的になりやすい探索にスリルを盛り込む要素だが、初見プレイ以降はこの対策自体が作業と化す。 対処法がないわけではなく、洋館は兜の鍵入手後にハンターが出現する都合上、途中で大半の部屋の敵配置がリセットされるため洋館の初回と寄宿舎の攻略を速攻で行えば、再配置されない一部の部屋を除いてクリムゾン化させずに研究所に到達できる。 つまり、処理のため何度も燃料ボトルを取りに戻る手間をかけるより、あまり焼却をせずに先に進んだ方が安全という事である。 しかし、これを意識するとクリムゾン化抑制のために迅速な攻略を余儀なくされ、落ち着いた探索・攻略ができない。そもそもルートや配置等を予め吟味しておく必要があるため、相応にやり込まなければ難しい。 開発側もこれらの問題点を認識したのか、このクリムゾンヘッドが登場する作品は本作のみであり、以降の作品には現在に至るまで登場していない(*29)。 謎解き関連 基本的に謎解きパートの仕掛けがクリス・ジル共に同じであり、もう片方の主人公でプレイした時の新鮮味が薄い。 もちろんイベントが異なったり、別々のパートナーの介入があったりはするのだが、謎解きの内容自体はほとんど一緒で代わり映えがなく、『2』のように主人公によってルートやキーアイテムが変わるなどもない。せっかくのリメイクだけに惜しい所(*30)。 謎解きの増加に比例してキーアイテムも増加しているが、主人公のアイテム所持数はオリジナル版から変わっていないため、小まめにアイテムボックスに戻らないとすぐに所持数が埋まってしまう。これもクリムゾンヘッド対策同様クリスで顕著。 本作のオリジナル版のみにあった「アイテムのアングルを回して調べる」という要素が拡張され、本作では多数のアイテムに要求される。 元々オリジナル版において「本を開く」「特定のアイテムを別のアイテムにはめ込む」などのバリエーション豊かだったものがそれらに加えて更に多様性を増したのだが、全体的に「裏返す」「何度も調べる」などの単調な内容のものも目立ち、ゲームプレイや謎解きの面白さへの貢献度が高いものはそれほど増えてない。 例えば「救急箱」は、少しアングルを変えて調べるだけであり、ただ入手に無駄なひと手間が追加されただけとなっている。 謎解きも数が多いだけで全体的に単調であり、面白味より手間を感じやすい。特に4つのクレスト(風日月星)は槍玉に挙がりやすい。 事前に入手したウィンドクレストをはめ込むと残り3つのクレストを追加入手でき、その3つの裏側を全て調べた後に、すぐ隣の窪みにはめ込むとマグナムを入手…いくら何でもおかしすぎやしないか。 はめ込むとマグナム入手という不自然さは兎も角、はめ込む窪みがすぐ隣にあるのなら、わざわざ3つ拾わせて裏側を調べさせる必要性が全くない。 クレストを1つはめ込んでマグナム入手という仕掛けに作ればいいだけであり、二度手間三度手間にしかなっておらず、多くのプレイヤーから突っ込まれた。 仮に手間を掛けさせるにしても、クレスト1つをはめ込むと挑戦できるパズルにするなど、いくらでも工夫できるはずである。 その上でパズル内容にオリジナルに出てきた4種のクレストを関わらせれば、オリジナル版経験者へのファンサービスも両立できる。 難易度・操作キャラの格差 オリジナル版でもクリス・ジルのイベントや装備の差が問題になったが、今作ではより顕著になってしまっている。 先述の通りマグナムの入手時期が早まり、護身用拳銃等の武器が追加されたが、そのほとんどは両主人公で手に入るため差別化には至らず。 むしろジル編はアサルトSGの入手時期が非常に早い上(*31)、超強力なジル編限定武器が追加される等、狭まるどころかさらに格差が広がっている。 スタンダードアイテムのおかげでクリス編はライターを常に所持しているが、上で述べたようにアイテム所持数が僅か6つしかない。 しかも、ゾンビの焼却に関してはグレネードランチャーの火炎弾でも可能(*32)なので、釣り合いが取れているとはお世辞にも言い難い。 以上の点から、難易度はともかくそもそもゲームプレイの楽しさの面でも大きな差が生じてしまっている。 ジル編は様々な武器を活用して探索する楽しさがあり、難易度も適度、定期的にバリーが介入するためストーリー面でもメリハリがある。 一方クリス編は武器が少ないためゲームプレイの幅がジルより狭い。レベッカの回復イベントこそ強みだが、出番はバリーほど多くはない上に救出イベントに至ってはこなすのであればただの負担でしかない。 何よりアイテム所持数の少なさに起因するストレスが非常に強く、特に序盤はただでさえ少ないアイテム所持数を小さな鍵に圧迫されるため、クリス編は難しいのではなく面倒なだけとは決して間違った評価ではない。 一応の擁護点として、クリス専用のディフェンスアイテム「閃光手榴弾」は極めて強力で高い性能を誇る。 その気になればアイテム欄を全く圧迫せずにゾンビの処理とクリムゾンヘッド対策が同時に行えるほどの強みはある。 しかし閃光手榴弾も相応に貴重品であり、やはり格差を埋め切るまでは達していない。 そもそも原作で格差があったのは操作キャラで難易度が決められていたからであり、リメイク化によってキャラによる難易度設定が無くなった点も考慮すると、上記を総合しアイテム所持数の均等化や使用可能な武器などもう少し格差を無くす配慮が必要だったと思われる。 本作は全体的に、「プレイヤー側の利便性を削ぐ・手間を掛けさせることで高難度にバランス調整している」という印象が否めない。 先述したアイテム管理の難しさに始まり、数度通るとドアノブが壊れて一方通行になるドア、キーアイテム「燃料」を運ぶために走行と攻撃を禁止させる・ゾンビの焼却処理など、このバランス調整はそこかしこに見られる。 クリア後に追加される2つのモードは正にこれで、敵の透明化・アイテムボックスの繋がりがなくなる・自動照準無効と、いずれもプレイヤーに不便を強いるものである。 もちろん、こういったバランス調整自体は悪いものではないが、本作は些かそれを多用しすぎており、もっと別の部分で調整してほしかったところ。 ちなみに、これの問題が顕著なのが「リアルサバイバルモード」の階段通路(*33)突入部位で、ここを通って研究所に行くまでに「鉄と石製のオブジェ」が2つ、「オオワシのメダル」「オオカミのメダル」の4つのキーアイテムが必須でベストエンドのためにはこれに加え「MOディスク」もいる。 つまり、アイテム所持欄6つのクリスだと、アイテムボックスのつながりがないせいで「他のアイテムボックスから往復を2回以上しないと研究所に持ち込めるアイテムはただ1つ」という事態になる(*34)。 前半にあった「4つのデスマスクを集める」と違い、配置関係や設置場所の都合で「事前に通りかかった際に設置する」もできない。 もっとも、単調に敵の火力や堅さや数を引き上げて戦闘や弾薬集めを間延びさせられるよりは余程マシであり、アクション性に乏しい本作のゲーム性ではこのぐらいしか難易度を上昇補正する手段も無いのだが…。 シナリオ面の問題 リメイク化に伴い洋館の初期探索可能場所が一本道化(*35)したが、シナリオのセリフには変化が無い。 このためジル編の場合、バリーの「俺は食堂を調べるから反対側の調査を頼む」という提案通りに進められず、結局食堂側を調べなくてはならず矛盾してしまっている。 クリス編のバリーの扱いは本作でも改善されなかった。 クリス編の場合、序盤に一緒に洋館に逃げる途中でバリーははぐれ、そのままエンディングまで一切言及されない。これはオリジナル版からそうだったが、本作でも同じである。 バリーは公式設定では生き残っているのだから、リメイクである本作でその補完(*36)をしてあげても良かったのではないだろうか。 また旧作同様、隠しコスチュームが用意されていないという面でも不遇。彼の専用武器は隠し装備としてプレイヤー用に用意されてはいるが…。 ちなみにジル編でもレベッカが登場しないが、オリジナル版同様最初からレベッカの存在自体がオミットされているため、ストーリー上は違和感が無い。 クリス編クライマックスにおける起爆装置作動の展開は「研究所を滅菌するためレベッカが作動させる」というものから変更されず。 クリス編から『2』に繋げるとクリスたちの浅はかな判断で証拠を隠滅してしまったようになってしまうので、ここも何らかのフォローが欲しかったところだが、一切手が加わらなかった。本作では『2』の人物が本作の黒幕に送ったメモがファイルとして追加されているので、余計に際立ってしまっている。 一方で後年に「本作の黒幕はタイラントに殺されたと見せかけて復活」と設定されたためか、ジル編でも自ら復活させたタイラントに襲われてから起爆装置を作動させるという形に変更されている。クリス編にそうした調整が入らなかった理由が謎である。 ブラヴォーチームメンバーの扱いもやはりまちまち。多少なり描写は追加されているが、新たな謎が生まれるなど別の問題が発生している。 旧作ではケネスの遺体を調べると「ベレッタのマガジン(ハンドガンの弾)」が入手できたが、今作では「ケネスのフィルム」というファイルが入手に変更されている。 これを終盤の研究所で再生して見るとケネスがゾンビに食い殺される直前の場面が見れるが、「パニックになった彼が銃を乱射して弾切れを起こしゾンビに殺される」という描写になっている。 …冒頭で聞こえた銃声は旧作では位置関係から「ケネスが撃った」と言うのが定説だったが、聞こえてきた銃声は旧作・今作共に1発だけ。ケネスのものではないとすると一体…? という、新たな謎が生まれてしまった。 フォレストはやはり既に死亡しており、旧作アレンジモード同様にゾンビ化するが、ケネスのように死亡までをフォローするファイルはない。さらに後述する爆弾ゾンビの素体という謎の扱いを受け、プレイヤーからは鬱陶しがられている。 エドワードはOPの変更で本作での存在が抹消されている(元々旧作OPでも名前は出てこないが)。同時開発中だったであろう『0』との兼ね合いもあるのだろうが…。 『0』で明確に登場するまで、エドワードの存在は攻略本でしか語られたことが無い裏設定に近いものだったため、そもそも旧作プレイヤーでも彼の存在を知らないプレイヤーは少なくなかったため「ブラヴォーチームの6人目はケビンっていうのか」と思われ、あまり問題視されてはいないが。 他方でリチャードは元からルート次第で生存した状態で遭遇でき、ブラヴォーチームメンバーでも印象に残る存在だったが、本作ではさらに展開次第で生き延びる時間が延び印象に残る活躍をしてくれるなど、旧作以上に優遇された立ち位置になっている。 ゲーム性について 本作は謎解きの増加に加えてオリジナル版に忠実すぎる事が裏目に出ており、オリジナル版の問題であった「探索の自由度の高さの反面、あちこちを行き来させられてお使い感が強まる」という点がより顕著になっている。 この点が特に分かりやすいのが、ヨーン戦前とキーアイテムの「楽譜」である。オリジナル版では1Fで仕掛けを解き、盾の鍵を入手すればよかったが、何故か本作ではこの「楽譜」が2つに分けられている。 このため東2Fヨーン前に楽譜の半分を入手 → 西1Fでもう1つの楽譜入手 → 盾の鍵を入手し2Fへ戻る…という二度手間になってしまった(*37)。 寄宿舎や中庭地下も同様で、エリアが狭く出現クリーチャーの数も少ないため、「謎解きに行ったり来たりさせられる」感が非常に強い。 先述の謎解きの代わり映えの無さ・キャラ間の格差・シナリオの問題点等は、全てオリジナル版に存在した問題点である。 本作は多少の追加・変更点はあれど、オリジナル版にかなり忠実な作りであるため、オリジナル版の問題点もほぼそのまま継承している。 オリジナル版はシリーズ初期作故に粗も多かったため、オリジナル版を意識しすぎた結果、その問題点が改善されなかったのは惜しまれる点である。 ボリューム増量の不足感 難易度ハード及びリアルサバイバルモード・インビジブルモードの追加と、一見するとボリュームが大幅に増えたように感じられる。 しかし、これらはいずれも仕様(と物資弾薬の配置)が若干異なるだけであり、ゲーム性自体は通常難易度・通常モードと全く変化がない。 加えて原作では探索手順や通信機の入手手段などでED以外にもストーリーに細かな分岐があるのだが、それらも多くがオミットされてしまっている。 このため1周あたりのボリュームは確かに増えたが、全体のボリュームで見ると初代よりも少し増えた程度に留まっている。 オリジナルのディレクターズカット版にはアレンジモードがあり、またSS版にはミニゲームとしてバトルモードが存在しており、さらに『2DC』はEXTREME BATTLE、『3』にはMERCENARIES、『CV』にはバトルゲームと、初代以降には様々なオマケ要素が用意されていた。 これらのオマケではタイムアタックや本編では操作できない&期間限定の操作キャラなどを使う楽しみがあり、本編とは違う楽しみも味わえた。 こういったリプレイ性の高いオマケ要素が本作にはなく、2つのモードもゲーム性自体は変わらないため、どうしても従来作より飽きやすい。 本作ではジル、クリス、レベッカ以外のキャラもボス戦で味方として援護してくれていたので、彼らも使ってみたかったという声も大きい。レベッカは期間限定のみの操作で戦える敵なども限られているので、尚更惜しまれる。 せめてアレンジモードだけでも用意されれば…。攻略ルートが変わるため、新鮮な感覚でプレイする事ができたはずである。固定カメラの位置変更も継承してたら言うこと無い。 爆弾ゾンビ 前述の条件でクリアすると現れる爆弾ゾンビだが、タイムアタックなどでは邪魔な存在でしかない。 GC版ではメモリーカードを分けることで出現を回避できた。それより後の本体に保存する据え置き機では、主人公ごとにセーブデータを分けてプレイすると出現を避けられる。 その他 中庭の噴水を調べると「水中を泳ぐ透明な生物がいる」と説明される(旧作にはなかった)が、一切襲ってくることも攻撃することもできず、ファイルでもこいつの存在について触れたものがないため何なのかは謎である。 GC版の初版のみ、アイテムボックスからグレネードランチャーの弾を直接補充すると弾が増殖するバグが存在する。 主人公のその場旋回動作が、シリーズ旧作に比べてぎこちない動きになっている。旧作経験者はプレイの際に違和感を感じるかもしれない。 一応、リアリティの面からすると本作のような旋回の方がより自然かもしれないが…。なおこの仕様は『0』にも受け継がれている。 総評 オリジナル版と同系統の恐怖演出をストイックに追求した姿勢は、古参ファンには嬉しいポイント。 それでいて謎解きや戦闘等にも大幅なボリュームアップが図られており、一個の作品と見てもその完成度は非常に高い。 古き良き『バイオハザード』の魅力を十二分に堪能することができるだろう。 余談 旧作ではよく分からなかったが、グラフィック向上でこのゲームの特徴である固定カメラ視点は「実はプレイヤーを監視しているカメラのもの(*38)」だと匂わせる描写がある。 新たに追加された大水槽の制御室付近が分かりやすく、梯子から降りた直後には右上に監視カメラの側面が見えるが、通路の方に行くとここからの視点に切り替わり、さらに進むと先ほどの視点で通路先に見えたカメラ位置から見ている構図になる。 さらに最終版の独房が決定的であり、監視モニターを通した視点になるという特殊な演出がされている(*39)。 旧作にはないクリア後の所要時間を読み上げる声が黒幕の人物のものなので「戦闘データ入手のため彼が撮影していた」という設定なのかもしれないが、真相は不明。 ディフェンスアイテムを手に入れると主人公の腰に装着される。 本作に登場したリサ・トレヴァーは設定上『2』『3』とも紐付けられており、背中の眼球状の腫瘍に「G」の面影が、背中の触手に「ネメシス」の面影がそれぞれ見てとれる。 セーブポイント及びアイテムボックスがありながらボスクラスの敵が出現する探索箇所が、シリーズで初めて登場している。 終盤のステージにてゲームキューブ本体風の外見をした装置が置かれているが、『HDリマスター』では装置のデザインが修正された。 非任天堂ハードなら当然だが、Switch版でも修正されたままである。 2021年5月にデザイナーのジュディ・A・ユラチェク氏が、本作のとあるシーンに出て来る建築内装のテクスチャと剥がれた壁の模様の一部が自身の著書にある写真を無断使用したものであるとして、カプコンに対し最大1,200万ドルの損害賠償に加え、使用した写真1枚につき2,500ドルから25,000ドルの支払いを求める訴えを起こした(参照)。 その後、2022年2月に訴訟取り下げの申請が受理されたことで和解が成立。詳しい話し合いの内容は明かされていない。 バイオハザード HDリマスター 【ばいおはざーど えいちでぃー りますたー】 ジャンル サバイバルホラー 対応機種 プレイステーション3Xbox 360プレイステーション4Xbox OneWindows 7/8.1Nintendo Switch 発売/開発元 カプコン 発売日 【PS3/360】2014年11月27日【PS4/One/Win】2015年1月20日【Switch】2019年5月23日 定価(*40) パッケージ版【PS3】 通常版 3,990円 コレクターズパッケージ 4,990円 LIMITED EDITION 11,111円ダウンロード版【PS3】3,694円【PS4】4,290円【One】3,700円【Switch】3,362円(税込) 廉価版 【PS3】2015年9月17日 パッケージ版 2,990円 ダウンロード版 2,769円 レーティング CERO D(17才以上対象) 備考 PS3版以外はDL専売(*41) 判定 良作 概要(HD) 『バイオハザード』のHDリマスター版。初の任天堂ハード以外での発売となった。 PS3/360版以外はダウンロード専用で、PS4版の限定パッケージおよびSwitch版のオリジンズコレクションもダウンロードコードが封入され、ゲーム自体はダウンロードする形になっている。 特徴(HD) グラフィックの高解像度化 元々出来が良かったため見た目の違いは少ないが、キャラクターや背景がGC版よりクッキリした映像になっている。 また、GC版の特徴であった動画背景はリアルタイムレンダリングによる3Dオブジェクトに変更された。元々性能的にリアルタイムレンダリングができなかったための苦肉の策だったので、本来予定していた形になったとも言える。 画面サイズをGC版同様の4 3と、現在のテレビに合わせた16 9から選択出来るようになった 16 9表示は旧作アニメのリマスターなどで見られる画面の上下を切った映像になり、移動に合わせて上下がスクロールする。 音声もリマスタリングされ、5.1chのサラウンドを採用。 さらに日本語ボイスも追加されている 移動操作が従来のラジコン操作と、スティックを倒した方向に移動するアレンジ操作から選べるようになった(*42)。 また、操作タイプを切り替えられるようになっており、基本は近年作と同じシューター操作だが、従来に近い操作への変更もできる。 新コスチュームの追加 2014年10月1日に行われた「ラクーンシティ感染拡大キャンペーン」が100%を達成したため、『5』のクリスとジルのB.S.A.A.コスチュームが追加された。このコスチュームはゲーム開始直後から選択可能。 ちなみにこの新コスチューム、厳密に言えばコスチュームチェンジではなく、『5』の3Dモデリングにそっくりそのまま置き換わっている。使用されたモデリングは『5』のDLC「LOST IN NIGHTMARES」のもの。 特典映像「ウェスカーズリポート I II」を収録 GC版のセット商品「コレクターズボックス」に収録されていた冊子「ウェスカーズ・レポートファイル」を元にしている。 設定を反映してか彼の日本語ボイスを担当した中田譲治氏によるナレーションで進行する形になっており、氏の淡々としたナレーションでおぞましい内容を語られるため没入感は上々。 ちなみにこのレポートはネタバレが多数含まれており、ゲーム開始直後に見るのはお勧めしない。また、海外版では未収録となっている。 また、ゲーム中のムービーシーンを閲覧出来るギャラリーも用意されている。 トロフィー/実績に対応 RE.NETに対応し、プレイヤーごとのクリアタイムなどを競うネットランキング機能が追加されている。あまり有効に機能しているとは言えないが…。 PS3/360版は解像度が720pに対して、PS4/One版は1080pになっている。フレームレートはいずれも30FPSで固定。Win版は環境に合わせて解像度を自由に変更可能。フレームレートは30FPSと60FPSから選べる。 評価点(HD) より高精細になったグラフィック GC版でも史上最高と言われていたが、高画質化によりさらに美麗になっており好評を博した。 ポストエフェクト処理が追加され、光源がより強調され、美しさが増している。キャラクターの服の影などもクッキリ描写されており、比べると鮮明さがだいぶ異なる。 ただし、一部背景は違和感を感じるところも。 洋館東の物置に置いてある木箱などが分かりやすい。横にあるアイテムボックスと比較すると雲泥の差。 アレンジ操作の追加 従来はラジコン操作のせいで人を選ぶ部分があったが、アレンジ操作の追加で見事に解消している。 ラジコン操作自体は画面切り替え時に操作の混乱が起きないようにという配慮で作られたものだが、今作のアレンジ操作ではスティックを倒し続けていれば画面切り替え後もまっすぐ走ってくれるようになっている。 日本語音声の追加 従来の英語も選択出来るので、字幕を読むのがわずわしい人等は選択するといいだろう。声優陣もおなじみとなったクリス役の東地宏樹氏とジル役の湯屋敦子氏(*43)をはじめ、上記したウェスカー役の中田譲治氏など、洋画の吹き替えで活躍するベテランばかりで安定した演技である。 ちなみに一部字幕と音声が異なっているため、ともすれば洋画の字幕上映と吹き替えのように感じられるかもしれない。 問題点(HD) 仕様的に仕方のない事だが、プリレンダムービーが低画質。ゲーム中のイベントムービーはリアルタイムなので問題はない。 プリレンダ背景も同様に低画質でのっぺりとした印象を受ける。特に中庭地下の遺跡にある、プリレンダ背景として組み込まれている女神像と動かすことのできる女神像を見比べてみるとわかりやすいだろう。 良くも悪くもGC/Wii版の忠実なリマスターなので、評価点は当然として問題点もほぼ据え置き。 特に、恐らく誰もが望んだであろう「ロード時間を誤魔化すための扉を開ける演出」は、残念ながらカットされなかった。 このため、どの機種でもロード時間はほぼ一定。たとえPS4 ProにSSDを積んだとしても、扉の演出に変わりはないしなくならない。 同じリマスターである『4』は、ロード時間・フレームレート共に大幅に改善されていたため、遊び比べると悪い意味で差が分かりやすい。 ゲーム開始やセーブが長くなった RE.NETとのデータ連携を行う関係で地味に長く、ストレス要素になっている。 どうしても気になるのであれば設定からインターネット接続を切にしてしまえばよい。 トロフィーの中で条件がおかしいものがある 明らかに初代からあった縛りプレイ「ナイフクリア」を想定している「ナイフで十分」のトロフィー獲得で銃器を使うとアウトなのは当然で、ディフェンスアイテム(ダガー ナイフ含む)もアウトなのはわからなくもない(*44)。 だが、「はいずりゾンビを振りほどく際の頭部踏みつぶし」や、「ゾンビの死体を灯油で焼却する」もアウトである(*45)。ナイフクリアをやった人のうち、この2つを縛った人はほとんどいないと思うのだが…。 そのくせ絶対にナイフ以外はダメというほど厳格でもなく、スーパータイラント戦に関してはロケットランチャーなしだと詰むので特例としても「V-JOLTをプラント42に使用する」や「ネプチューン(大)を通電で感電死させる(必須ではなく避けて進める)」はOKとされるなどの判断基準が分からない。 難易度VERY EASYの存在もあり、トロフィー獲得だけであればそこまで難易度が高くないのは救いか。 ちなみにいろいろシステムは違うが、同シリーズの『バイオハザード アウトブレイク』でのノーウェポンクリア判定は「(ナイフを含む)武器を自分が攻撃に使用しない」(スプレー系は武器扱いなので回復スプレーの仲間に向けての噴射もNG)であり、釘打ち機(マシンガンのように使える)を本来の用途で通路塞ぎの板を止める行為に使用したり、体術(体当たりやキック)で攻撃する場合はOKであった。 最初のゾンビ遭遇時のBGMが変更になっている オリジナル版はドラムによる非常に不安感を煽るBGMだったが、リマスター版は通常探索時と変わらず、臨場感が無くなっている。 総評(HD) 高精細化されたグラフィックや操作の追加などで好評を得た良質なリマスターである。 対応機種も幅広くなったので、手軽に遊べるようになったのも嬉しい点。この機会に名作リメイクを手に取ってみるといいだろう。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/3760.html
バイオハザード リバイバルセレクション メーカー カプコン 発売日 2011年9月8日 対応機種 PS3.Xb36 ASINが有効ではありません。 バイオハザードシリーズの2作品のHDリマスターしたセット物 バイオハザード コード:ベロニカ完全版とバイオハザード4を収録 BIOHAZARD 15th Anniversary BOX Xbox 360 は行 バイオハザード CODE Veronica バイオハザード4 バイオハザードシリーズ プレイステーション3 PR ASINが有効ではありません。
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/2727.html
《ウォーターバイオハザード》 通常罠 自分の墓地に存在する水属性モンスターを全てゲームから除外する。 相手ライフに除外したモンスターの数×500ライフポイントダメージを与える。 part15-174 おかしい。16体並んでいると即死ダメージになる。魂吸収辺りと組み合わせると目も当てられない惨事が広がる。雲魔物などと組み合わせると最後の切り札として最良のカードになってくれそうだ。……壊れてないか? コレ……300でも充分な気が。 -- 鑑定人 (2007-08-17 05 35 01) 名前 コメント