約 1,738,116 件
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/43.html
第三話 鍬もって畑の手伝いする三歳児、ほほえましすぎるとは思いませんか? でもなんか周りの目が「ほほえましい」って感じじゃないのが気になるよね。 ……なんでだろ? 俺、超がんばってるのに。 新しい畑開拓しちゃいけないってのか! ぷんぷん! ……あれかな? こないだこっそり食い物パクッたのがばれたのか? それとも勝手に作ってる木工細工がいかんのかな? さすがに村のマスコット作って売るのはやりすぎたかもしれない。 かわいいのにせん○くん。 みんな俺の器用さに嫉妬しているんだね、わかります。 というかそういうことにしておかないと、へこみそうな今日この頃です。 ともあれ、俺の村での評判は置いておくとして、前世じゃ全然運動とはかけ離れた生活をしていたせいか、毎日がとても新鮮であるのは間違いない。 多少無茶な事したって子供だからですんじゃうし、乳児の時からの筋トレのおかげか色々とハイスペックなのは特典といえば特典なんだろうから、しっかり利用させてもらわないともったいない気もするしね。 ああ、そうそう。 木工細工で思い出したけど、とりあえず紙を一から作るのはやめたよ。 森を切り開いているから、木材が割りとあるので、とりあえず木簡みたいなのからはじめてみた。 木の巻物みたいな奴ね。 墨もがんばったけどこれでいいのか? いいか書けるから。 「もういいかげんにしときなさい」 心配そうな呆れたような母ちゃんから窘められたけど、仕方ないんですよママン。 こればっかりはゆずれんのです。 だって大豆育てなきゃならないし? 米食わなきゃならんし? 一人じゃいくら時間があっても足りません。 やっぱり健全な魂は健全な肉体に宿るんですよ? ジャパニーズフードの底力みせてやるぜ! 貴族? 大丈夫だって! あいつらどんぶり勘定だから、畑が少し増えたって気がつきゃしないよ。 ああ、でもさすがに地下でカビ育ててたら、怒られちゃったけどね。 意地でも取り返させてもらいましたが。 だってそうだろう? 麹の栽培は、異世界に召喚された日本人の義務じゃね? ……違いますかそうですか。 でも心配すんなよ父ちゃん母ちゃん、悪いことじゃないんだってば。 え? 無理? そうかなぁ?
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/32.html
the King Of Vanpia Hunters
https://w.atwiki.jp/nizi-sosaku/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/krbsbotlist/pages/11.html
カレシ室ちんbot @miyariko_bot 【カレシ室ちんbot】室ちんがカレシのように貴女(貴方)に寄り添うbotです。時たま腐向けのつぶやきもします(※火神、紫原に対しての基本ツイートに含まれます)。※試運転なう。 腐向けアリ
https://w.atwiki.jp/krbsbotlist/pages/2.html
メニュー トップページ メニュー 更新履歴 一覧 オールキャラ等 東京都 誠凛高校 秀徳高校 桐皇学園高校 正邦高校 霧崎第一高校 新協学園高校 丞成高校 IH・WC出場校 海常高校 陽泉高校 洛山高校 福田総合高校 カップリング等特殊表現あり ×男 ×女×相田リコ コピペ その他女性向け 特殊設定 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ wikiの編集方法についてはこちら 左メニューの編集方法についてはこちら ここを編集
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/17.html
作者録一覧 作者からの説明 プロローグ ~東方作者録~ 第1作者 第2作者 ~飽きたと思えばすぐ飛ばす~狂気の作者
https://w.atwiki.jp/rakatonia/pages/46.html
格闘大会、来る!
https://w.atwiki.jp/nizi-sosaku/pages/8.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/22.html
「ふぃ~、買えて良かったよ、ロストドライバー! さぁて、食玩のガイアメモリでも一緒に買っときますか!」 ライダー、ラノベやアニメなんかが大好きな僕は 今日再販されたロストドライバーをデパートに買いにきて、首尾よく購入に成功。 そして食玩のガイアメモリを手に取ったとき、とんでもないことが起きた。 いきなり地面が揺れだしたのだ。 「な、なんだ!地震!?うわっ、足元が!!」 そして、足元の床に穴が開いて僕は落ちていった。 記憶のライダー・第一話:Mの始まり/ここは風都!? 「う、うぅん…」 デパートの床に開いた穴から落下したあと、気がついたら僕はとんでもないところにいた。 「…ここ、どこ?ってあのタワーは!?」 そこにあったのは巨大な風車のついたタワー。つまりここは。 「…風都、なの?」 そしてその時、遠くから悲鳴が聞こえてきた! 「ッ!なんだ!?…まさか!」 僕はそちらのほうへと走っていった。 とあるスタジアムの横の広場。そこでは、T-REXドーパントが破壊活動を続けていた。 「ハハハハハ!俺という選手を採用しなかった球団など必要ない!崩れてしまえ!」 破壊を続けるドーパント。しかしそこへ駆けつける一人の男が。 「おっとそこまでだ、ドーパント」 そしてドーパントとスタジアムの間に立ちはだかる。 「復讐なんて、やっても空しいだけだろうが!」 「うるさい!邪魔をするならお前も噛み砕いてやる!」 そう叫び、牙をむく 「ちっ、やっぱ話は聞かねぇか…仕方ねぇ、フィリップ!」 『ああ、翔太郎。行くよ』 [CYCLONE!] 「頼むぜ、相棒」 [JOKER!] 「「変身!!」」 [CYCLONE!][JOKER!] 地球の声、ガイアウィスパーと共に彼らは変身した。風都を守る「仮面ライダー」に 「貴様らは!?」 「俺たちは」 「二人で一人の仮面ライダー」 『さぁ、お前の罪を、数えろ!』 そのスタジアムの近くの物陰でその戦いを見ていた僕は、その光景を目撃していた。 「あれが、本物のダブル…」 すると、僕の持っているバッグの中から、 [MEMORY!]というガイアウィスパーが鳴り響く! 「え…!?メモリーメモリ?こんなのは持ってなかったはずだけど・・・まさか。」 そして僕は、バッグの中から剥き身で入っていたロストドライバーを取り出した。 「ちゃんと箱に入っていたはずなのに出てる。それに材質も金属になってる…試してみるか…変身!」 [MEMORY!] そして僕の周りを地球の記憶が取り巻き、僕も変身を遂げていた。 まるで地球の記憶の結晶のような緑のクリスタルカラーの装甲の、 仮面ライダージョーカーのような姿のライダーへ。 「これが…仮面ライダーの力。よし!」 僕は、その姿でドーパントとダブルの方へと駆けていった。 「どうしたどうした!?風都を守る仮面ライダーとやらの実力は、その程度のものか!!」 そのころWは、T-REXドーパントのパワーに圧倒されていた。 「クッ、こいつ、明らかに今までのドーパントより強ぇぞ、フィリップ!」 「これは…メモリとの適合率が高いのか?実に興味深い。」 「フィリップぅ~!今はンなことはいいだろうが!とっとと対抗策を考えてくれ!」 そんなコントを繰り広げながらT-REXの攻撃をかわし続けるW。 しかし、WにT-REXの尾が振り下ろされる! 「やべぇ、かわし切れねぇ!」 「させません!」 その声とともに、横合いから緑に輝く腕が伸びドーパントの尾を弾き飛ばした。 「お、お前は?」 「お、お前は?」 翔太郎さんがこっちを見て呆然としている。まぁ、当たり前だけど。 「大丈夫ですか、W!」 「僕たちのことを知っている…一体、何者なんだい?君は」 「僕は通りすがりの仮面ライダー…じゃなかった、仮面ライダーメモリー!あなたたちに協力します!」 僕はドーパントを殴り飛ばしつつ、ダブルに呼びかけた。 「メモリー…『記憶』の記憶?おもしろい」 「だからどうでもいいだろフィリップ!メモリー、協力助かる!行くぜ!」 「はい、行きますよ!」 そう答えつつ、僕はひとつの疑問を感じていた。 (なんで、僕にはこのメモリの力が判るんだ…?) そうこうしているうちに、Wの本領が発揮される。 「メモリチェンジだ、フィリップ!」 「このドーパントの硬さには、このメモリだ」 [HEAT!][METAL!] ガイアウィスパーと共にWのカラーリングが変更され、メモリチェンジが完了した。 「仮面ライダーダブル・ヒートメタルか。だったらこっちも!」 そう言い、僕はマキシマムスロットの『ウェポンスロット』にメモリーメモリ一度セット。 [メモリー!] すると、グリーンクリスタルカラーのエンジンブレード、 『メモリーブレード』が降って来て僕の横に刺さった。 「一気に決めましょう、ダブル!」 「ああ、行くぜフィリップ!」 「オーケー、翔太郎。メモリブレイクだ!」 W、メモリー双方の武器にガイアメモリを装填。 [METAL!MAXIMUMDRIVE!] [MEMORY!MAXIMUMDRIVE!] 『メタルブランディング!』 「メモリーデリーター!」 ダブルが炎を纏ったメタルシャフトでドーパントを吹き飛ばし、 それをメモリーが緑色の閃光を放つメモリーブレードで叩き斬る。 「ぐあぁぁぁぁぁぁ…」 T-REXドーパントを倒した僕は、Wに声をかける。 「やりましたね、翔太郎さん、フィリップさん」 「おい、お前なんで俺たちの事知ってるんだ?」 「それに、そのメモリとロストドライバーはどうしたんだい?」 「ああ、そうですね。まずは、変身を解除します。」 そして、変身をといた僕は二人に自己紹介をした。 「僕の名前は、星雄 聡里(ほしお さとり)です。はじめまして、仮面ライダーダブル。 そして、これからよろしくお願いします」 こうして、地球の記憶を巡る「本来とは違う」Wの物語が始まった。 続く。 目次へ
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/27.html
[K月Α日:曇天] [翔太郎さん達の消息が判らなくなってから今日で三日が過ぎた] [どうやら、ドーパントの能力で謎の空間に落とされたようだという事は、] [着いて行かせていたホークフォンの映像からわかったけど、] [何処にいるか、どうやって助けるのかは未だにつかめていない] [こうなったら、今話題の『空を走る電車』とやらに願掛けでも何でもしたいくらいです] [フィリップさんも目を覚まさないし、彼らは今、何処で何をしていのか……] [最近街には真っ白な悪魔が現れるという噂まであるし、これ以上トラブルが起きたらパンクしていまいそう] [さて、今日もフィリップさんの本棚の記憶にアクセスして、ドーパントの事を調べます] ~とあるSide~ 「……聡里さん、相当ヘコんでるわね……」 ドアに隠れて様子を見ている美琴はそう呟く。 実際、この三日間聡里は睡眠食事その他休憩をしていないので、相当やつれていた。 「さとり、ご飯も食べてないんだよ……? とうま、なんとかならない?」 「無理言うなよインデックス。ああなったら何を言っても無駄だと思う」 食事も摂らず検索と探索に没頭する聡里を流石に心配しているインデックスと当麻。 「……ねぇ、ちょっと」 「ん?なんだビリビリ」 「ビリビリ言うな! ねぇ、私達で例のドーパントを探し出さない?」 唐突な美琴の提案に、当麻は驚いて固まっているがインデックスは一も二も無く乗っていた。 「たんぱつ、いや、みことの言うとおりなんだよ!さとりにはご飯をもらった恩があるんだよ!!」 どこまでもご飯がメインなインデックスさんでした。 「(それに、みこととのケンカを止めてくれたいい人なんだよ)」 ……内心は別として。 「……しゃーねーな。でも、危険な事は絶対にしないからな」 そう当麻が締め、三人は事務所を出て行った。 -風都某所- 「おっかしーわねー。私のレーダーに引っかからないなんて」 美琴は磁力や電磁波を利用し擬似的なレーダーのようにし、ドーパントを探していた。 「アイツが居る所は空間でも歪んでんのかって思うくらいレーダーがかき乱されるから判るのに。」 「みこと!早く見つけてさとりを休ませてあげるためにも頑張るんだよ!」 「わかってるっちゅーのに!」 美琴とインデックスがモメているすぐそばで、その『乱れ』が発生した。 「ミツケタ」 「「「っ!?」」」 「コイ!」 その声と共に二人の横の空間に穴が開き、二人はその穴に引きずり込まれた。 「「きゃあああああああ!!」」 「御坂!インデックス!! くっそぉぉぉぉぉぉ!!」 当麻のその叫びは、空しく風都の風に乗り流されていった…… ~とあるSide End~ 僕が検索していると、当麻くんからホークフォンに着信があった。 「聡里さん! 美琴とインデックスが!!」 「え!? 二人がさらわれた!? クソッ、依頼人は守るって言ったのに、僕の落ち度だ……!! 当麻くん、すぐ行くから手がかりをなくさない様にしっかり現場を見張っておいて!」 僕はそう言い、ダブルが置いていったダブルボイルダーに跨り当麻くんに言われた場所へ飛ばしていた。 そして現場に到着すると、当麻くんが相当へこんでいた。 「くっそ、俺が居たのにあいつらをさらわれるなんて……!」 「落ち着いて当麻くん!君が今焦っても、二人は戻ってこないんだぞ!」 「でも、聡里さん!」 「……落ち着けよこのバカ当麻!!」 僕は思わず声を荒らげ叫んだ。当麻くんが驚いているけど知ったことではない。 「僕だって二人をとっとと見つけたいんだよ! でも焦っても被害者達は助けられないからこうして無理にでも落ち着いているんだ! それを何だ!僕がいえたことじゃないが仮にも二人を保護する立場の君がうろたえてどうする! いいか、落ち着け!」 僕に一喝され、当麻くんはようやく落ち着いたようだった。 「……そうですね、すいません聡里さん」 「判ればいいさ。それに、これで唯一で最大の手がかりができた。これだよ」 そういい僕はマンタレイライブラリの画面を見せる。そこには、地図上に青と赤の光点が浮かんでいた。 「じつはきみたちのポケットにこっそりスパイダーショックの発信機を入れさせてもらってたんだ。 これで居場所が判ると思う」 「マジですか!だったら、とっとと助けにいきましょう!」 「うん、勿論!……でも、君は待っていて……と言っても聞かないんだろうね、君は」 と彼に言うと、当麻くんは苦笑しつつうなずいた。 「やっぱりしっかり見ていなかった俺のせいでもありますから。 それに、アイツの攻撃は俺でも消せるみたいですし」 「やれやれ、しょうがない、か。んじゃ、後ろ、乗りなよ」 僕は当麻くんを後ろに乗せ、その電波の発信地点へハードボイルダーを走らせた。 ~美琴Side~ 「う、ん……?」 私が目を覚ました場所は、どこか暗い倉庫だった。 「ここは……そうだ、確か私達……ッ!?」 さらわれたという事を思い出し慌てて周りを見回すと、 周りには自分とインデックス以外に何人も捕まっていた。 その中には、美琴のクローンであるシスターズやラストオーダーたちが捕まっていた。 そして、こっちを見ている一人の男。 「ふふふ、やっぱり黒子ちゃんは良いなぁ。シスターズちゃんもかわいい~。 でも、ラストオーダータンhshs!かわいい~!」 と、いかにも(キモさしかないオタクと言う意味で)キモオタっぽい男が写真を撮りまくってる。 ソイツは美琴が目を覚ましたことに気づくとニタリを笑い、 「美琴ちゃん起きちゃったかー、これじゃいろいろイタズラできないかなー?」 といってきた。相当粘着質な声で。 「何よアンタ!私をさらったドーパントはアンタ!? とっとと開放しなさい!」 と怒鳴った。電撃を放とうかとも考えたが、放電できなかった。 「無駄だよ美琴チャン。君達の能力はその首輪で封じてあるからねwww」 と言われ、慌てて首元を確認すると確かに首輪がついていて、 悪趣味なことにひらがなで『みこと』と書かれた名札までついていた。 あわてて外そうとするけど、カギがかかっていて外すこともできなかった。 「何よこれ!? 外しなさいって言ってんでしょうが!」 「そうやって凄んでる顔もかわいいwww萌え~www」 と、完璧に間違ったオタク感の塊のような男は手をワキワキさせながら美琴ににじりよってきた。 「や、やだ……来ないでよ……」 「ヒヒヒ……さぁて、美琴ちゃんいっただっきまーす♪」 「助けて……助けて、当麻ぁ!!」 私が叫んだ瞬間、轟音と一緒に壁が吹きとんで、目の前から男が消えた。 ……いや、殴り飛ばされた。殴り飛ばしたのは…… 「悪い、御坂。遅くなった」 ~美琴Side End~ 僕と当麻くんが着いたのは、風都の旧工業地帯。その一角にある倉庫から反応があった。 そして、中を覗いた僕と当麻くんは驚いた。中にはとあるシリーズのヒロインたちが居たからだ。 「白井黒子にミサカシリーズ、ラストオーダー、ワーストまで!? どんだけ節操ないんだあの犯人……あ、まさか」 「どうしたんですか、聡里さん?」 僕はある可能性に思い至った。 「最近風都裏ネットで噂の『真っ白な悪魔』って、まさか、『アイツ』か? ……呼び出さないとマズいかな」 「アイツって……?」 「君も一度は会ってるハズだよ……学園都市の第一位」 その台詞に、当麻くんの顔色が悪くなる。そりゃ殺される一歩手前まで行ったからな、この人。 「一方通行(アクセラレータ)……」 「そ。彼はどうやら最近、この街で不良たちのグループを潰してラストオーダー、 あの美琴ちゃんをちっちゃくしたような子を捜してたみたいだよ。 最近裏掲示板で話題になってるから。『幼女を探す白いロリコン』とかなんとか」 「ロリコンすか……でも、それなら確かに呼んだら相当な戦力になりそうな……」 「んじゃ、呼びますか。どうせ風都に居るだろうから……そうだ、若菜姫のコネを使うか!」 実は以前、うちの事務所に若菜姫がストーカーを撃退するよう依頼してきて、そのコネがあったのだ。 「へ、若菜姫?」 「うん。そろそろ彼女のラジオ放送の時間なんだ。だから、彼女のラジオで放送してもらう。 ちょっとまってて」 僕は若菜さんに電話をし、事情を話した。 彼女はフィリップさん達を助けるといったら一も二も無く協力してくれるといい、 スタッフの人も説得してくれるらしく、僕がお願いした文面で読んでもらう事になった。 「後は野となれ山となれ、かな。頼むよ、アクセラレータ……」 ~一方通行Side~ 「チッ、まァだラストオーダーは見つかン無ェか。後どこに居るんだかなァ……あ?」 ラストオーダーが不良をボコって探しているが(当たり前だが)手がかりすら見つからず、 相当イラついているとき、ラジオが聞こえてきた。 『園崎若菜のヒーリングプリンセス、本日のお便りはこちら!打ち止めさんのお便りです!』 「打ち止め(ラストオーダー)か……?」 『私は一方通行さんって人を探しています。彼も私を探してくれているはずです。 一方通行のお兄ちゃん、私は工業地帯のはしっこの倉庫にいます! すぐ来て下さい!お姉ちゃんも一緒です!だそうです。 実はこのお便り、私の知り合いの探偵さんからの依頼なんですよ。 打ち止めちゃん、見つかるといいですね』 これでラストオーダーという事は確定した。だが、探偵?それに姉だと? 「姉はシスターズだろうが……探偵?ンなヤツ知らねェぞ。……だが、行ってみるか……!」 その呟きと共に、アクセラレータの姿はその場から風と共に掻き消えた。 ~一方通行Side End~ 「放送から十分……そろそろ、かな」 僕がそう呟いたとたん、目の前に白い人影が舞い降りてきた。 「テメェか、俺を呼びやがった『探偵』ってェのは。それに、ヒーローサマじゃねぇか。 ホントにここにラストオーダーが居るんだろうなァ、あァ!?」 語気も荒く尋ねてくるアクセラレータに、僕は頷き答える。 「ああ、さっき確認した。それに、シスターズの一人、 多分10032号のシスターズとオリジナルも一緒だよ」 「ああ、成程なァ。道理で俺の能力(チカラ)が使えたわけだ。ンじゃ、殺っちまうか?」 素で物騒なことを言ってくるアクセラ君に、僕は苦笑しつつ返す。 「半殺し程度にしておいてよ?後始末が大変だからさ。 それに、僕もちょっと借りがあるし、残しておいてよね?」 さらりと返す僕に、どうやら当麻くんは怯えたようだった。 (ちなみに後から聞くと、 「あのときの聡里さんのは、シャドームーン並に怖かった……」と言ってた。失敬な) 「んじゃ、戦力も揃ったし、突入しようか。 アクセラレータ君はバッテリーをこれ以上消費しないように後ろに居て。 僕が壁をブチ抜くから当麻くんが犯人を不意打ちしてくれ。王子様役は譲るよ。」 「王子様って……まあいいです。やってください!」 当麻くんにそう言われ、僕はベルトを巻き、 ウェポンスロットにメモリを入れ武器、メモリーシャフトのみを取り出した。 そして、メモリーシャフトにメモリーメモリをセットし、マキシマムドライブ。 「え゛、生身でマキシマムドライブ!?」 たしかに生身でのマキシマムは危険だけれど、この時の僕はそんなこと頭の片隅にもなかった。 「この程度の壁で、僕らを遮れるとでも……天誅!」 叫び僕は壁にシャフトを叩きつけ、壁をブチ抜いた。 そして、粉塵の中を当麻くんが走りぬけ、犯人と思しき人影をブン殴ったのが見えた。 「悪い御坂、遅くなった!」 「本当に遅いわよ、バカ!」 美琴ちゃんは当麻くんに助けられて照れているらしい。 ついでに壁をぶち抜いた衝撃で他の人たちも次々目を覚ました。 「さてテメェ、覚悟いいか……?」 「ラストオーダーを攫うたァいい度胸してンじゃねェか、あ?」 「アンタに天国を味あわせてあげましょう……」 そういい、当麻くんとアクセラレータ、そして僕らはそれぞれ拳と杖、 メモリーシャフトを構え犯人に詰め寄る。 しかし、犯人の体から砂が零れ落ちた。 そして、その砂が形を作り始め、ある怪人になった。そいつは…… 「「ネガタロス!!」」 僕と当麻くんがハモる。そう、その怪人はネガタロス。 電王の世界で「悪の秘密結社(仮)」を作ろうとした悪のイマジンだ。 「正体を知っているやつが居たか。だがコイツとの契約は完了した。俺は過去に行かせてもらうぞ。 ついでの契約料として、コイツは貰って行こう。じゃあな」 ネガタロスはその台詞と共に、 ディメンションメモリを持ったまま男の体を割り開き過去へと飛んでしまった。 「しまった! くっそ、アイツが黒幕だったのか……!メモリも持っていかれた!」 僕は歯噛みして悔しがり、 当麻くんとアクセラレータは安堵していた(アクセラ君は表情には出さなかったけれど)。 「しかし、過去なんてどうやって追いかければいいんだ…… 僕にはデンライナーは使えないし……!?」 僕がそういった瞬間、当麻くんに赤い光の弾が直撃し、 当麻くんの髪型が……あんまり変わらなかったけれど赤いメッシュが入り、瞳が赤くなった。 「ちょ、ちょっとアンタ?どうしたのよ」 「とうまのようすがなんかヘンなんだよ……?」 電撃目録コンビが心配する中、当麻くん(?)はいきなりポーズを取った。 「俺、参上!!」 「「「ええええええええっ!?」」」 イマジンブレイカー、イマジンに憑依される。 なんとも皮肉な事態が発生した瞬間であった。 目次へ