約 3,949,534 件
https://w.atwiki.jp/nnfr_f/pages/22.html
Twitter _ giyuugungityou 針谷大輔 @giyuugungityou 昨日の右デモ終了間際「今日は何人と発表するんですか?100人とか、どうせ盛るんでしょ」と、相手を間違えて言って来た失礼な奴がいた(ネトウヨ系?)「うちは盛らないから、人数数えた?23人だよ」と答えたら、キョトンとしていた。ちなみに官邸前盛り過ぎとの情報有り、意味ない。 8 13 - 2014年7月1日 ttps //twitter.com/giyuugungityou/status/483991667498692609 【オッパタ立川市長選】行動界隈134【ウヨのから騒ぎ】 - ネットwatch板@2ch 158 : 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] : 2014/07/02(水) 23 11 55.52 義勇軍は在特会より動員力が無いのか… ttp //twtr.jp/giyuugungityou/status/483991667498692609 既存ウヨが在特会に強く出れないわけだ 159 : 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] : 2014/07/03(木) 02 43 56.26 新右翼の動員がその程度な訳じゃなくて統一戦線義勇軍が小所帯なだけ それで一見さんとか募ってないからそうなるってだけの話 160 : 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! : 2014/07/03(木) 03 35 31.84 それは違うだろ。 組織への加入のハードルの高さと、デモの動員力の話は別。 右デモが在特会と同じようにネットで告知をしてる以上、動員力で在特会に負けているのは事実。 ただし統一戦線義勇軍はデモが主な活動ではないから単純に在特会に負けてるとまでは言えない。 161 : 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] : 2014/07/03(木) 04 24 23.63 右デモには左派活動家はもちろん非活動家の一般人も来ないんだよ 限られた属性の意思を示す運動だからしょうがない 少数の義勇軍と特に理解と付き合いのある右派活動家だけでやってるんだからさ 反原連単位の時みたいに垣根越えてみんな一緒にやろうぜってのじゃないから ttp //awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1403605681/158-161n 211 : 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] : 2014/07/06(日) 07 38 30.49 泥と針谷議長の集団的自衛権に関する「作文」の内容が それよりずっと前に川東がmixiで書き散らしていた物とそっくりだった 所詮その程度か ttp //awabi.2ch.net/test/read.cgi/net/1403605681/211
https://w.atwiki.jp/kbsxfxq9/pages/14.html
430 名前:既にその名前は使われています[sage] 投稿日:2007/12/18(火) 14 12 14.02 ID kbsxfxQ9 必死で頑張ってるんだけどな。 どうやったらもっと活躍できるか考えて 盾の人には出来るだけ付いていくようにして。 それでも現金払ってない人は味方にとって迷惑?
https://w.atwiki.jp/mogura_kensho/pages/16.html
もぐら・土屋千明 女性漫画家。毒のある作風とネトウヨ思考が特徴。 二次創作でメアリースーをやらかしては反感を買ってサイト消し次のジャンルへを繰り返す。 愛媛県出身。 サイト 御かぞくさま御いっこう 毒舌批評サイト 死人を笑いの種にする お悔やみ申し上げます Date 2009/05/28 03 05 作家である栗本薫先生が亡くなられたそうです。 大変惜しい方を亡くしました。残念です。 心よりご冥福をお祈りいたします。 そのニュースを見たときに、 「グインサーガはどうなるの!!」 と叫びました。 グインサーガとは栗本薫が連載中だった超長編です。 現在本編だけで126巻、外伝も入れたらたぶん150巻くらいにはなるのではないかと。 どんな風に終わるのか、見たかった。 登場人物たちの行く末をそれぞれ見たかった。 もちろん、御本人が一番無念で、もっと描きたかったと思います。 マリウスとオクタヴィアがメインのあたりが一番好きでした。 ケイロニアも好きだけど、トーラスの「煙とパイプ亭」でずっと暮らしていけたらよかったのに… グインサーガ~ グインサーガ~ グインサーガ~ とゴロゴロうだうだしていたら、末弟に「グインサーガって何?」と聞かれました。 小説で未完のまま終わってしまった、と説明しましたが、なんか気のない返事しか返ってこない。 (まあその説明じゃなあ) というわけで何とかわかっていただくべく、末弟も好きなマンガでたとえてみました。 私:「『ハンター×ハンター』が未完のまま終わるようなもんだよ!!」 末弟:「いや、あれ作者続き描いてないだろうし」 私:「『銀魂』が未完のまま終わるようなもんだよ!!」 末弟:「未完も何も、あれ数話で話がまとまって、どこで終わってもある意味不思議じゃないし」 私:「『こち亀』が未完のまま終わるようなもんだよ!!」 末弟:「あれこそほとんど毎回一話完結で、未完も何もないでしょ」 私:「『ドラゴンボール』が未完のまま終わるようなもんだよ!」 末弟:「終わってるよ」 くっ…… どうしたらわかってもらえるのか、ジャンプ系はだめだ… 『ワンピース』は近いような気がするが、最近末弟読んでないしな… なんか、こう、すごく長編ですごく続いてて時間の流れがあり(つまりサザエさんのように、年を取らないという設定ではない)登場人物が少しずつ成長していて、どこにいくのかわかんなくなってきているけど一貫した目標というか目指すべきエンディングがあり、今終わったら「あれはいったいどうなったの?」という感じで落ち着かなくなるような… 私:「『MAJOR』が未完のまま終わるようなもんだよ!」 末弟:「なるほど!!!」
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/793.html
というわけで、北方戦争ネタはまさにネタの小宇宙や。 もえあがれ心のコスモ。 ストパン2 ルキアニスは目を閉じて息を吸い込む。 ちりちりと肌に触れるように感じるけれど、何かが起きているわけではない。 小さく息を吐く。それにあわせてルキアニスを包む力も、ざわめき、すこしの引き潮調子となる。ルキアニスが戸惑えば、鎮まろうとし、高ぶればざわめきを増す。 躊躇は力を弱めてしまう。だから迷わず成さねばならない。相手が教官だとしても、いやだからこそ臆するわけには行かない。 導歌の呪歌とともに、ルキアニスは舞う。それは精霊に呼びかける歌だ。火の器質を持つルキアニスが、同じ器質の精霊へと呼びかける。声の響き、宙を薙いで舞う手の動きに、たしかにこたえがある。 集まり来る力を感じながら、ルキアニスは身を翻す。それも技の一つだ。渦はその中心へと流れ込む。渦のような動きは、魔力をその中心にあるものへと導く。腕を引き寄せ、力を引き寄せ、ルキアニスは術を成す。 離れて向き合う教官は、ルキアニスよりわずかに早く向きなおり、強く地を踏む。魔道騎士のしぐさは、すべてが術と技だ。 火の魔道教育班 ミオ・キュエリエ教官の立ち姿は、一つの隙もなく、演習魔道陣にあった。 ほぼ肩幅に足を開いて、たわまず張り詰めずに踏みしめている。集まる魔力の中で、けれど教官の両腕は下がったままだ。かすかに右の肩が前に出ているのは、教官の左目が失われ、眼帯に覆われているからだ。高いところで一本束ねに結った黒髪が揺れる。 彼女はかすかにあごを引いて、ルキアニスを見据えている。 退いたら負けだ。おびえたら負けだ。今でさえ、気持ちのどこかで逃げ道を探している。そこから、魔力が漏れてゆこうとしている。 少しでも修練すれば、相手の強さを察する。学生のときに剣技教官と向き合ったときのようだ。あるいは、弓道部の顧問教官の隣で射通しを行ったときのようだ。成すべきことは、そのいずれのときと変わらない。己を教えたものを打ち破らんとせねば、弟子は弟子のままでしかない。 同じ火の器質をもち、そしてルキアニスを教えたものだからこそ、ルキアニスの技の足りぬところを知っている。求められていることは、勝つことじゃない。 だからこそ、力を見せ、また示さねばならない。 「行きます!」 ルキアニスの声に、魔力が響きあって高まる。振り上げた両腕が火の力の渦を作り出す。ルキアニスの知る大技のひとつを導くために。 演習魔方陣の中で火の姿をとる力が、渦の形を成す。巻き込む力を強めながら、それは渦巻きの形から、竜巻の形へと伸び育ってゆく。 蛇のようにうねりながら、それは自らをねじる力をさらに強める。その力を強めるあまり、火の竜巻は中ほどを強く絞り細くまた、千切れそうになる。それでも止まらず暴れるようにうねりながら、千切れた。二つに別れてルキアニスの前でうねり、二つはさらにねじ切れて四つになり、四つはうねりながらさらにねじ切れて八つになる。千切れるほどに数を増し、ちぎれるごとに火の竜巻は細く鋭い形を成す。 それはまるで、炎で作られた無数の針のようだ。 ルキアニスは、それを放った。 押し寄せる炎の色に面を明るく照らされ、一本束ねの黒髪をひらめかせながら、キュエリエ教官は動く。 腰の左に寄せた右腕を、薙ぐように振るったとき、その手から光の刃は現れる。抜き放った形のまま教官は地を蹴った。 押し寄せる炎針の群れを、教官は斬り払う。わずか一閃でしかなかった。 切り開いた道を教官は駆ける。絞り込むような炎針の間をすり抜けた。渾身の術さえ、一拍ももたない。 一歩、退きかけ、けれどルキアニスは構えた。構えるほかにとる術も知らない。 教官の技は魔道にして、魔道のみではない。光の刃とともに駆け来る。 その姿へ向けて、ルキアニスは半身となり、左腕を伸ばし、拳を握る。残る力のすべてを集め、教官をうつために。 斬りあっては、勝てない。斬りあう刃さえ持たない。破られれば、そのまま斬られる。 力をぶつけるしかない。 伸ばした拳を目当てに力を蓄える。弓を引き、弦の力を蓄えるように。 教官は、駆けつつ光の刃を横に構える。 ルキアニスは拳を向けた。一拍のなかのさらに一厘を待つ。 「!」 教官の気合が、ルキアニスを圧する。 光の剣が、横なぎに払われる前に、ルキアニスも地を蹴った。 前でなく、退くように。 飛び退きながら、ルキアニスはそのまま力を放つ。 応じるように、教官は光の刃を振るった。ルキアニスの放った炎を断ち切り、さらにそのまま、刃は伸びた。 真っ白に、眩むほどの光に包まれて、ルキアニスの何もかもを押し流す。 地に身を打ち付けたところまではわかっていた。 わかっていたけれど痛みは無く、間近に床が見えているのが妙に思えるだけだ。それがなぜに起きたのか、何が起きていたのか、わかっていたけれど、それと己とがうまくつながらない。ルキアニスは床に横たわっていた。あたりがひどくざわめいていて、駆けよってくる足音も背中に響いている。 傍らにはキュエリエ教官が片膝をついて、ルキアニスを覗き込むようにしている。 「大丈夫だな」 その手がそっと、ルキアニスの額にかかる髪をよけた。 「お前たちの習ったやり方を、まるごと覆して見せねばならなかった」 教官は静かに言い、キュエリエ教官は、片目だけにわずかの笑みを見せる。彼女は楽しげにすら見えた。 「まれに、お前では勝てぬ相手がいる。いつか、それを教わらねばならん。いつか、は早いほうが良いと私は思っている」 足音が響いてきて、キュエリエ教官のすぐ後ろに、教官従兵がやってくる。その手に濡れた手ぬぐいを受け取って、ルキアニスの首の後ろへとあてがう。 ひんやりして気持ちがよかった。ようやく実を起こしたルキアニスへ、キュエリエ教官は言った。 「どこで習った?」 「・・・・・・なにを、ですか?」 「あの魔道の放ち方だ」 キュエリエ教官は静かに言う。 「魔道として習ったわけではあるまい。だとすれば、それまでの教錬で得たことか。だが剣技でも、鑓技ではなかった。何だ?」 教官の片目だけの瞳がルキアニスを見つめる。 どうこたえるか、ルキアニスは少し迷った。キュエリエ教官の目は片方しかないけれど、ルキアニスの両目よりよほどただしい。あのときのとっさの動きは、魔道とはかかわりがない。 学生のときに覚えたものだった。それも剣術として覚えたことじゃない。 気持ちの中ではいつの間にか見失っていたものだけれど、ルキアニスの中に確かに生きていた。 そして、思わずキュエリエ教官から目を逸らす。 「弓です」 それでも、ルキアニスはこたえた。 キュエリエ教官は特に驚きもしなかった。そうか、弓か、なるほどな、と応じ、口元に拳を寄せて何事か思うふうだ。それから少しの笑みを見せる。 「良いことを聞いた。世間というのは広いものだ」 「はい、教官」 学生のころ、ルキアニスに弓を教えてくれた老教官は、いまでもあの学校にいるだろう。 かつて戦列弓兵というものがあり、その最後の生き残りだよと笑っていた。温和だけれど、厳しい人だった。 中る矢を射るのが弓術だと老教官は言った。遠くか近くかの隔てはない。弦が矢を押し出すまでの一矢ぶんの間合いから、弓の届かぬ先であっても弓の戦は行われると。 そして老教官は見せてくれたのだ。矢ひとつ分の間合いまで引き寄せたものを射ることを。あるいは、弓なくして、体ごと矢を相手に打ち付ける術を。 ルキアニスは忘れかけていたけれど、体が覚えていた。 「どうした?」 キュエリエ教官がいぶかしげにルキアニスを見ている。ルキアニスはこたえた。 「なんでもありません」 「そうか」 笑みを見せ、教官は立ち上がる。 あのときあの弓道場にいた学生はもう揃わない。ルキアニスはただ、戦死したということを教えられただけだ。どのようにして散ったのか、知る由もない。 キュエリエ教官は、その死地から生きて帰ってきた人だ。眼帯で封じられた瞳のように、きっと何かを無くして。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2744.html
――談話室 一週間前 俺「誕生、日……?」 クルピンスキー「そう、いつもお世話になっている熊さんに皆でお祝いしよう、ってね」 俺「成程。普段、世話になっている以上は俺も手伝わん訳にはいかんか」 管野「つーことだ。お前は中華料理を作れ。金は俺らも出すから」 まだ雪も溶けきらないながらも、春の足音が聞こえ始めたある日、俺にそんな提案を持ちかけられた。 一週間後の来たる3月6日はサーシャの誕生日。 ある意味においてラル以上に502の要である彼女の誕生日を祝おうと、クラッシャー三人組と俺が集まってサプライズパーティーを画策していた。 ふむ、と俺は思案する。 中華料理を作れといっても、如何せん調味料や食材が足りない。少なくとも俺が作れる範囲の中華では。 だが、目的の日にちまで一週間もあるならば、食材は市場で取り寄せることも可能だ。 調味料に関しても、近場の暗兵に頼んでシユウの村から持ってきて貰えば何とかなるだろう。 クルピンスキー「それで、熊さんへのプレゼントも君に任せようと思ってね」 俺「プレ、ゼント……?」 ニパ「ほら、ラル隊長の誕生日も近いだろ? だから、その予行演習と思ってさ」 ラルの誕生日は3月10日。成程、確かに予行演習というのも頷ける。サーシャを踏み台にするようで気が引けるが、事情が分かれば彼女も納得するだろう。 にっこりと笑って、お願いと両手を合わせるクルピンスキーとニパ。その後ろでコイツで大丈夫かな、と顔を顰めている管野。 しかし、そんな三人の心境を知ってか知らずか、俺はただ訝しげに首を傾げるだけ。 彼には一つ疑問があった。そして、自分では答えが出せないと判断して口に出す。 俺「そもそも、誕生日だからって祝う必要があるのか……?」 クルピンスキー「えっ」 ニパ「えっ」 管野「えっ」 俺「えっ」 四人が四人とも、何を言っているんだコイツは信じられないもの見る表情で顔を見合わせる。 いち早く困惑から立ち直ったクルピンスキーはあれこれ考え、一つの質問をした。 クルピンスキー「この中で誕生日を祝ってもらったことがある人ー」スッ ニパ「…………はい」スッ 管野「当たり前だろ?」スッ 俺「…………ねぇよ?」 三人が手を上げる中、俺はだけは手を上げない。そんな俺に奇異の視線を向ける三人組。 クルピンスキー「…………」 ニパ「…………」 管野「…………」 俺「なんだよ、その目は」 普通の人生ならば、彼らくらいの十余年の短い人生であっても、一度くらいは誰かに祝って貰えるものだろう。 が、生憎と俺という人間は普通などとは程遠い人生を歩んできた筆頭のような人間である。 物心つく以前、彼の生まれた家は貧困に喘ぎ、その日の食事にすら困る有り様。 家の守護精霊になる寸前だった、との俺の弁を信じるならば、本当に餓死寸前にまで至っていたことだろう。 如何に両親が彼を愛していたとしても、ない袖を振れはしない。たった一日で一度に金を使うよりも、一週間で数度に別けて使った方が良いことだってある。 更にその後も暗兵として苛烈な訓練の日々が続いた。 村の人々も俺のことを愛してはいたが、“生きているだけで丸儲け”が基本的な価値観である彼らに、誕生日を祝うという考え自体がなかったのだろう。 祝うのは母の産道を経由しこの世に出でた時のみ。悲しむのは命が尽きたその瞬間だけ。何ともドライで、何とも前向きな一族である。 俺「それに、俺も俺以外の奴等も自分の誕生日とか覚えてなかったし。そもそも外から拾われてきた俺の誕生日の記録なんて、カールスラントが焼け落ちた今じゃ、永遠に失われている訳だしなぁ」 ニパ「い、いや、ノイエカールスラントに行けば……」 俺「ないだろ。要は間引きされたから俺は死亡扱いだ。死亡者の記録を持ち出してるか分からん。現に、カールスラント撤退時の正確な行方不明者と死亡者の数も把握できてないみたいだし」 自身が生まれた記録も、仮初とはいえ死んだ記録にも興味がないのか。心底どうでもいいような、まるで他人事を語る声色で俺は言った。 確かに、俺の言うことも尤もだ。 1941年、欧州の国々は自らの住み慣れた土地をネウロイに明け渡した。カールスラントもその内の一つ。 現状、国としての体を保っているのは奇跡に等しい。紛失した様々な情報は、二度と取り戻されることはないだろう。 管野「い、いや、でもよぉ。両親とかに会えば、よ」 俺「面も名前も憶えてない、生きてるかも分からない人間をどう探すよ? まあ、カールスラントが無事だったら分からんでもないけど。つーか、元から会う気なんて更々ないよ」 クルピンスキー「……両親は、会いたがってるかもしれないよ」 俺「つっても今更なぁ。殺人者の親なんて誰だって嫌だろ、俺も親も相手に会わせる顔がない。会っても、これといって話すことなんざないし。親を憎んだことなんてないが、もう愛してもいないよ俺は。生きてりゃ御の字、死んでりゃ残念でしたで終わりさ」 ニパ「そういうとこ、ほんっとドライだよね、俺」 俺「人なんていつか死ぬわけだろ。いつまでもズルズル引きずったってなぁ。それを冷血と誹りたいなら好きにしてくれ。単なる価値観の違いだ」 クルピンスキー「ま、それぞれ価値観が違うからこそ楽しいんだけどね」 俺「そこんとこに理解があって助かるよ、お前達は。余所のウィッチじゃ、価値観押し付けられて上手くいかんのは目に見えてるしな」 本当によかった、と何度となくウンウン頷く俺に、クルピンスキーは溜まらず苦笑いを浮かべる。 俺は自身の価値観を相手に押し付けることもないが、その代わり相手の価値観を受け入れることもしない。 依頼人の価値観に沿って動くのは良しとするが、それは依頼人に感じ入ったのではなく、単に仕事として受けいれただけ。 自分勝手ではないが自分本位。折れず曲がらず変わらず立ち止まらず、己の培った価値観にのみ従って生きている。 手段や方法は外道そのものだが、その精神性は下衆でない。彼女達が彼を見捨てない理由は、そこにあるのだろう。 俺「必要性は分からんが、ともかくやることは分かったよ。じゃあ、行ってくる」 ニパ「もう買い出しに行くの?」 俺「いや、その前に熊さんに何が欲しいか聞いてくるわ」 三人『ちょっと待て』 いくらなんでも露骨すぎる。 サプライズパーティーだというのに、それを本人に気取られる可能性がある行為をしてどうするというのか。 管野「お前、サプライズだっつってんだろ!? 何でそうなんだよ!!」 俺「いやだって、お前、プレゼントに必要もないゴミ貰って嬉しいか?」 ニパ「決めつけないで! 自分のセンスを信じてよ!」 俺「えー、でもさー。俺、いらないもの貰っても嬉しくねーよ? センス云々以前の問題じゃね?」 クルピンスキー「違う! そういうんじゃない! 誕生日プレゼントってそういうものじゃないから!」 そうかぁ、と天井を仰いで一人考える俺。 誕生日プレゼントは当人にとって必要かどうかではなく、どれだけ喜んで貰えるかこそが重要なのだが、その辺りを俺はよく理解していない。 しかし理解を出来ずとも、言われたことを守るくらいは出来る。 分かったよ、と鹿爪らしく頷く俺であったが、三人は途轍もなく不安だった。 管野(おい、アイツで本当に大丈夫なのかよ!) ニパ(い、いやぁ、そこは信用してあげようよ。大丈夫だよ、多分……) クルピンスキー(まあ、口ではああ言っても、何とかしてくれるよ、多分……) 管野(自信なくしてるじゃねぇか!!) 俺「おい、聞こえてるからな」 それでも、それ以上は反論も抗弁もしなかった辺り、どうやら自分には向いていないのは理解しているらしい。 俺「まあいいさ。熊さんに気取られず、だな。分かった、可能な限りその方針で行く」 クルピンスキー「頼んだよ。さて、僕達はケーキの準備を考えなくちゃね」 管野「となると、下原とジョゼに手伝って貰うか。あと、隊長や曹長にも口止めしなくちゃな」 ニパ「うーん、ケーキかぁ。……大丈夫かなぁ」 管野「ニパの不幸が炸裂して、何度も失敗するに一票」 ニパ「ひ、ひどいじゃないかー!」 俺「どうでもいいが、お前達がやれよ。俺にだけ面倒事を押し付けるなんて認めんぞ」 女三人寄れば姦しいというが、などと思いながら、ぎゃーぎゃーと喚いている三人を横目に、俺は溜息と共に談話室を後にするのだった。 ――ハンガー 一週間前 サーシャの誕生日プレゼントを買うという難題(彼にとっては)を押し付けられた俺は、何を買うのか決められぬまま基地内を歩いていた。 俺「うーん、何を買っていいか全く分からん」 元より他人の為に何かを買うという行為をしてこなかった人間が、話を聞いてから僅か数時間で答えなど出せるはずもない。 いつものように整備班やロスマンの書類整理を手伝いながらも、考えに考え続けていた。それでも仕事に手抜かりがないのは彼らしい。 俺「……ん?」 ふと、ハンガーの一角に目をやると、ストライカーの整備をしているサーシャの姿を見つけた。 普段と変らぬ軍服姿のまま手袋だけを身に着けて、同じ部位を二度三度とチェックする。 その背中は、一心不乱に打ち込む職人のものだ。 十代の少女とはかけ離れた在り方と姿勢。だが、その姿こそを俺は美しいと感じていた。 化粧を施し、自身を飾る装飾品やドレスを纏った女は、俺にとって贅肉に覆われた豚のようにすら思え、何の魅力も感じない。 むしろ、野生の獣のように飾ることなく、能力と性能こそを重要視し、無駄のない鋭利な生き方、姿にこそ魅力を感じる。 一通り整備を終えたのか、外装を閉じて、ふうと額の汗を拭う。 俺「お疲れさん」 サーシャ「ひゃあ……ッ!?」 気配も足音も殺していなかった俺に気付かぬほど集中していたらしく、サーシャは手にしていたレンチを取りこぼした。 手から逃げ出したレンチは運悪く足の上――それも小指の先に辺りに落ち、予想外の痛みに悶絶する。 サーシャ「~~~~~~~~~~~ッ……」 俺「熊さん、大丈夫?」 サーシャ「だ、大丈夫、……です――ッ!」 涙目になりながらも、気丈に笑みを浮かべていた。その姿に声をかけるタイミングを間違えたか、と俺は頭を搔く。 しかし、この後も別の仕事が控えているであろうサーシャと話すならば、このタイミング以外にあるまい。 サーシャ「あの、それで何か……?」 俺「あー……、あー…………――――」 話しかけたは良いものの、どうやって欲しいもの、喜びそうなものを聞き出したものかと思い悩む。正直に言えば、そこまでの考えはなかったのである。 歯切れの悪い俺に、不審そうな目を向けるサーシャ。 必要なこと以外は相手が話しかけてこない限り話そうとしない俺だ。不審な目を向けるのは仕方がないだろう。 このままでは気付かれないまでも、何がしかの不信感を募らせ、俺とクラッシャー三人組の思惑に行きつく可能性も否定できない。 その時、サーシャの顔と服装を見て妙案を思いついた。 俺「あー、言おうか迷ったんだけど……」 サーシャ「―――――あ、」 俺「顔とか服、汚れてるよ」 額や鼻先を拭った時についたであろう黒いオイルの跡に自前のハンカチを這わせた。 目の前の事柄に熱中すれば周囲に目がいかなくなるのは誰しもが経験することだが、年頃の女がこれでは駄目だろう。 綺麗にクリーニングされていたはずの上着と黒いズボンにもオイルや泥、埃で汚れがついている。 俺「ふむ、これでいいか。次の仕事に行く前に着替えくらいはした方がいいよ」 サーシャ「そ、そうしますね」 集中しすぎて、みっともない姿を見せていたとサーシャはほんのりと頬を主に染めて照れていた。 その様子に、表情には一切出さずに内心でほっと安堵の吐息を吐き出す。 巧く意識を逸らせた。これで何かを思いあぐねていた自身の態度は、顔のオイルについて指摘するか否かを悩んでいたと思っているはずである。 俺「しかし、ご苦労なことだ。毎日毎日、こうやって整備してるんだろう?」 サーシャ「ええ。整備の方々を信用していないわけではないですけど、やっぱり“この子達”の調子は見てあげたいですから」 ハンガーに並べられたストライカーユニットに向ける視線には、まるで我が子に向けるような優しさがあった。 出会った当初より、サーシャは常にこのような視線を見せた。 ネジ一本一本の緩みを確認し、エンジンの調子が良ければ笑みを浮かべる。逆に調子が悪ければ、自らの手でその原因を調べ上げる。 クラッシャー三人組や俺がストライカーを壊す度に、それこそ泣きそうな顔で回収された残骸を泣きそうな顔で見ていた。 如何に命を預けるとはいえ道具は道具。 俺は道具を人間と同列――とまではいかないものの、人間に近しいものとする考えはまるで理解できなかった。 道具に愛着を持つ人間を居ることを知っている。彼は使えればそれでいいと思うが、シユウの暗兵は好んだ得物を選んで使う。つまり、そういうことなのだろうと納得する。 俺(でも、機械を見てうっとりするのは理解できないな。俺でも武器を見て悦には浸らん。そういう性癖なのかねぇ……) そういえば、と思い出す。 何でもカールスラントで開発中の次世代ストライカーが、そろそろ完成するのだと軍内部で実しやかに囁かれているらしい。 それを聞いたサーシャの反応ときたら、新しい玩具の発売日を待つ子供のようだった。 サーシャ「じゃ、じゃあ、着替えてきます」 俺「あ、うん。行ってらっしゃい」 小走りに部屋へと向かっていったサーシャを横目に、プレゼントの案を一つを思いつく。 喜んで貰えるかは別にして、実用性は高く、いらないと言われることはないだろう。尤も、そのような失礼な発言をするサーシャではないのだが。 俺(市販のものを買って、そのあと手を加えるとしても十分に時間はあるな。失敗も見越して、いや待てよ…………そうするか) 着々と構想を練る俺は、ある程度のプランを決めると一週間後のサプライズパーティー向けて行動を開始するのであった。 次へ
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1571.html
佐々木「そういやキョン。どうだい?今日は僕と一緒にどこか行かないかい?どうせ君も暇なんだろ?」(キョン~。私と一緒にいてくれ~) キョン「まぁ暇なんだが…どこいくんだ?」 佐々木「それはまだ決めてないよ。まぁ時間はあるんだ。ゆっくり校門までに決めようじゃないか」 ~校門前~ キョン「で、どこいくか決まったか?」 佐々木「あ~う~…どうしよ」(言えない!キョンと一緒にいたかっただけなんて絶対に言えない!) キョン「お前らしくないな。どちらかと言えば佐々木は計算して行動を起こす方だろ」 佐々木「た、たまには突発的になって行動してみるものさ。計算されつくした行動は己を伸ばすのにも限界があるからね。それに比べて突発的に動けばそれはないからね」(とりあえず時間を稼がないと。そしてどこにいくか決めないと・・・) キョン「そんなもんか?」 佐々木「そんなもんさ」 ~~~ .
https://w.atwiki.jp/sorasouyo/pages/54.html
【聞いてえな】勝ち越してその裏やからなあ (罵声が飛び交う中を歩きながら) --野次がひどい 岡田監督「そんなもん、オマエ…」(言葉を飲み込む) (三塁側クラブハウスで記者会見) --勝ち越した直後に打たれる悪いパターンが続く 「勝ち越してその裏やからなあ。勝てるチャンスはあった。その裏やなあ」 --最終回に1点差で攻撃を迎えようと藤川を投入し、打たれたが 「(0点に抑えてくれる)そう思って出している。藤川と久保田は勝ちパターン。(負けパターンの)この前の3連戦では投げていない。今回はああいう展開だから出したのになあ」 --打線を組み替えたが 「きのう(19日)、赤星が打っていたからなあ。今岡が打たないとどうしようもない」 --今岡はこれで吹っ切れる? 「久しぶりのヒット。いいところで出た。これから打って欲しい」 --終戦宣言とも取れる発言がある中で、今はどんな気持ちで試合に挑むべきか? 「ナゴヤの時もそうだけど1試合1試合。どっかで止めないといけない。今はそういう気持ち…。きょうも接戦。引き離せなかった。相手が諦めるぐらい突き放さないと。それがない」 --チャンスはたくさんあったが 「チャンスはあったが点を取らないといけない」 --選手も1試合1試合? 「そういう気持ちはみんなが持っている」 --気負いがあるのか? 「どっかで吹っ切れないと…。毎日、そんなこと言っていられない。ビックイニングとかなんか流れを変えないといけない」 (再び罵声が飛び交う中、バスに乗り込んだ)
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5572.html
480 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/30(木) 20 58 58.33 ID ??? ある日の夕食時 アル「ねぇ…兄ちゃんたち…」 シュウト「僕たち本当に兄弟なの…?」 セレーネ「…また突然何を言い出すのかしらね、この子たちは?」 アル「だって全然似てないよ。カミーユ兄ちゃんやシーブック兄ちゃんは髪の色が違うし」 シュウト「ロラン兄ちゃんは肌の色が違うし…」 ウッソ「うん。それはね、父さんが世界中を飛び回って現地の女性、つまり母さん…いや、母さんたちと愛し合った結果なんだよ」 アル・シュウト「?よく分かんないよ…?」 ウッソ「つまり、僕らの父さんは種馬なんだよ」 シロー「ウッソ、黙ってなさい」 アル「種馬って?」 コウ「あ~…いや、子供が知らなくてもいい事だ」 キラ「種馬ってのはアムロ兄さんの事さ」 アムロ「お前は違う意味で黙れキラ!」 刹那「そういう意味ではカミーユ兄さんも種馬だ」 カミーユ「なっ!なんで俺が引き合いに出されるんだよ!?」 ガロード「またまた~分かってるくせに~」 ジュドー「ニヤニヤ」 ヒイロ「アル、シュウト。種馬親父の事など気にするな。俺は気にしない」 ドモン「だから親父が種馬って前提を止めろ」 シン「格闘技は強いぞ。ドモン兄さんよりも……夜の格闘技だけどな」 ロラン「シン…あなたもですか」 マイ「まあ、これから少しづつ理解していけばいいんです。もしかしたらまだ兄弟姉妹が増えるかも知れません あるいは甥か姪かも知れませんが。我が家にも種馬が数人いるようですからね」ロラン「…もうどう言うべきやら…」 483 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/30(木) 22 40 52.35 ID ??? 480 ルナマリア「彼氏が種馬だと大変よね~」ニヤニヤ ネーナ「ファ体もつの~?」ニヤニヤ ファ「うっさい!あんた達は自分の心配してなさい!」 セシリー「羨ましい…」 ルイス「だよね…甲斐性なさすぎよりはありすぎの方がいいよね…」 ルー「こっちはこっちで…ここの男達ってなんでこう極端なんだろ」
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/1248.html
作詞:デッドボールP 作曲:デッドボールP 編曲:デッドボールP 歌:初音ミク 翻譯:(赫然發覺這首是自己V界入門曲的)yanao 因為我又不是人 第三彈,開始囉~ (La La La...) 反正VOCALOID是不會懷孕的 要是那麼想的話 就射出來吧 因為我又不是人 如果不會生理痛的話 智齒當然也不會長出來 反正我不用繳稅 也不用遵守法律 就連排卵期都沒有 我是這麼的 想要 生下你的小孩 所以啊 只要今天晚上就好了 神啊,請給予我 祝福吧 射出來 射出來 射入「搖籃」之中 請讓我相信這份感覺並不是騙人的 如果不會忘記 相信的心情 就算是VOCALOID 也是能生下 人類的孩子的 喜歡 你唷 因為我又不是人 所以既沒辦法入籍 胸部也沒辦法變大 感覺不到痛 也沒辦法變舒服 明明應該連感情都沒有的 從胸口 深處開始湧出的 這份思念難道是錯誤嗎? 誰快來 告訴我 就算沒有翅膀 是否也能飛入月夜裡呢? 喜歡喔 最喜歡 你了唷 好希望你能親吻我身體的全部 讓我的一切 全都飛上天吧 好想直飛到 天堂的大門口 進來吧 進來吧 好想讓初生聲 混合到沒有分別的地步 奇蹟啊在我的體內出現吧 就算是VOCALOID 也是能懷著 人類的孩子的 (Uhh…我愛你……) (最喜歡,你了唷……) (射出來,射到裡面來吧……) 反正VOCALOID是不會懷孕的 那麼想的人 只有你一個 呼,謝謝大家!下台一鞠躬♪
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/936.html
茹だる暑さに少しでも対抗しようと、ホースを使って道路に水を撒いてやる。 ちなみにレッドベリルは隣でバケツと柄杓を使っている。 「あっ、レッドベリルちゃん。それに【レッドベリルのマスター】さんも」 唐突に名前を呼ばれる。 声をかけられた方へ振り返ると、蛋白石ちゃんがこちらに歩いてきていた。 あの子とはあまり面識はないが、前に働き先の店にマスターさんと一緒に来てたっけ。 レッドベリルの隣に、蛋白石ちゃんが立つ。 「こんにちはー」 「あぁ、こんにちは」 しかしいつもニコニコしてるなぁ、ホント。 それに比べて……。 「ん……」 挨拶も無しにそっぽを向いてしまうレッドベリル。 こっちは愛想が足りないなぁ……って、いつもなら挨拶ぐらいはすると思うんだが。 レッドベリルの反応に、蛋白石ちゃんも少し困った表情を浮かべる。 「水撒きですかー?」 「ああ、少しでも涼しくしたいからな」 「うちもご主人様と一緒にやりましたよー。あまり変わらない気がしますけど」 「少しは変わるんだよ。やるとやらないとでは」 と、二人で他愛もない話。 ……なんか、レッドベリルの視線が痛い。 「……エロエロマスター」 そしてこいつはいきなり何を言い出しますか。 「な、何でそうなるんだよっ!」 「蛋白石の、胸見てた」 どうして話をしていただけでそうなるんだか。 いや、確かに蛋白石ちゃんのアレは、男としては自然に視線が行きそうに……いや、決して凝視していた訳ではない、ホント。 「み、見てねぇよ……」 「嘘。マスターエッチだもん」 「れ、レッドベリルちゃん、私は気にしてないから」 いや、蛋白石ちゃん、そのフォローはちょっと傷つく。 「ふんっ」 そしてそっぽを向いてしまうレッドベリル。何なんだよ一体……。 「喉渇いた。何か飲んでくっ……」 そう言い残して室内に戻ろうとするレッドベリル……だが。 ろくに足元も見ずに歩いていたせいか、道ばたでとぐろを巻いていたホースに足を取られる。 転びはしなかったが、バランスを取るためによろけたところでホースを思いっきり踏む。 そしてすぐに離してしまったモンだから……。 「きゃっ!」 出しっぱなしだったせいで、俺の持っていたホースの口から勢いよく水が噴き出す。 その水は真っ直ぐ蛋白石ちゃんの方へ向かう……あぁ、思いっきり水かぶせちゃったよ。 「うわっ、ご、ごめ……っ!?」 「あうー……びしょびしょぉ」 ……【蛋白石のマスター】さん、ごめんなさい。 水を被ったドレスは、中の素肌を見事に透かしている訳で……良かった、下着を着けていてくれて、ホント。 「え、と、その、えー、ホントごめん」 「いいですよぉ。このお天気ならすぐ乾きますから」 うーん、なんと心の広い。 ホント、レッドベリルにも見習ってもらいたい物だ……。 「うわっ!!」 突然後ろから水を大量にかけられる。 振り返ってみると、バケツ片手に眉をつり上げたレッドベリルが、こちらを睨んできている。 そして一言……。 「いーっだ!!」 と、言い残して家の中へ戻ってしまう。 「……何なんだよ」 「あはは……」 互いに、雨も降っていないのに濡れ鼠になってしまった訳で。 まぁこんな暑い日は、水被って涼しくなるぐらいがいいのかも知れないが……。 「そ、それじゃあ、私はそろそろ」 「え? いや、その格好で?」 ◇ 別に、マスターがどこを見たって構わない。 構わないのに……どうしてこんなに腹が立つんだろう。 「マスターのバカ……」 あんなマスターはずぶ濡れになって風邪でも引いちゃえっ。 ◇ 「ご主人様ぁー、ただいま戻りましたー……あれ? どうして目を合わせてくれないんですかぁ?」 「え、いやだって、その……服」