約 773,922 件
https://w.atwiki.jp/zinujyo5/
このWikiはニコ生でパチスロを配信する方向けの情報を提供しています。 OBS(Open Broadcaster Software)による配信方法を中心に編集しました。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4025.html
『涼宮ハルヒの進路』 3月。鶴屋さんと朝比奈さんはそろって卒業し、鶴屋さんは地元の大学へ合格した。 朝比奈さんは・・・試験当日、高熱を出して文字通り昏倒し、結果、一年を棒にふった。 おかげでというか、卒業後も文芸部室のマスコットを継続していただけることになった。 予備校とか、いいんですか?と控えめに聞いた俺に対し朝比奈さんは泣きそうな声で 「私は! 試験に落ちたんじゃないですから!」 と叫んだ後なにやら呪うようにつぶやいていた ウケテサエイレバ ウケテサエイレバ ウケテサエイレバ 聞かなかったことにしよう 4月がきて、俺たちは最上級生へと進級した。このままいけば来年で卒業であり 本格的に進路を考えざるを得ない状況に追い込まれたわけだ。 職員室の岡部のところまで日誌を届けに行くと、先客がいた。ハルヒだ。 聞くともなく聞いた内容によると、ハルヒは進路調査を白紙で出したらしい。 「どうしたんだハルヒ。お前の成績ならどこでもすきなとこ選べるだろ」 「うっさい、余計なお世話よ。だいたいアンタ、他人の心配してる余裕あんの?」 とりつくシマもない 受験生となっても団活に休みはない。 新年度最初の不思議探索。くじ引きは古泉と二人組みになり、このところ閉鎖空間が頻発していると聞かされる。 なぜだ?進路希望を白紙で出したりするからには悩んではいるのだろうが、閉鎖空間を創るほどのことだろうか? それとも、進路とは関係ないのか?理由がわからない。 掃除当番を終え、いつもの文芸部室にやったきた俺を迎えたのは卒業後も律儀にメイド服に着替えている朝比奈さんと、 いつものように本を開いている長門、そしてマウスをぐりぐり動かしているハルヒだった。 てっきり俺が最後だとおもったが 「9組はホームルームが長引いてるみたい。どうせ進路がらみでしょ。アンタ…進路は考えてるの?」 「んー・・・そうだな。私立に行く金も県外に出る金もないし、地元の国立がベストだな」 「そんなの奨学金とればいいだけじゃない。ちゃんとやりたいことのできるとこ選ばないとダメよ!」 珍しいこともあるもんだ。ハルヒがまともなことを言っている。 じゃぁベストは模索中ってことで、いまんとこ地元国立だ。 「へぇ…偶然ね」 ハルヒがつぶやいた。パソコンのモニターで顔は見えない。 なんと、ハルヒも同じ進路らしい。偶然だと信じたい。 それにしてもアンタ、国立志望できるほど成績よかったっけ? 安全圏には程遠いな。家庭教師をしてくれるって、前に言ってたよな? あったり前よ!SOS団団員が浪人したなんていったら団長の恥よっ! 東大でもケンブリッジでもオックスフォードでもMITでも、トップ合格できるくらい叩き込んであげるわ! 頼りにしてるぞ。 久しぶりな気がする、100Wのハルヒの笑顔だった。 ふふん。覚悟しなさい? ところで、朝比奈さんがうつろな目をして何かつぶやいてるぞ。 ワタシハローニンジャナイ ローニンジャナイ ローニンジャナイ 聞かなかったことにしよう それから毎日、団活後はハルヒが家まで押しかけてきて家庭教師をしてくれるようになった。 数日後、古泉から閉鎖空間の発生が嘘のように落ち着いたと聞かされる。 はて、俺は何もしていないぞ。 礼を言うな。気持ち悪い。 土曜はもちろん不思議探索があった。 探索後、ハルヒは我が家で家庭教師をしてくれている。 明日の日曜は丸々朝から家庭教師をしてくれることになった。 自分の勉強は大丈夫なのか あたしの頭脳をもってすればNASAだって余裕よ! NASAは大学じゃないような気がするが 飲み干したコップやらを台所に返しにきたら ハルヒさんに夕飯食べていってくださいって伝えてね 現物支給か? と俺を頭のてっぺんから足元までしげしげと眺めた後、 現物支給で受け取ってもらえるくらい高い子だったら、母さん苦労しないわよ ため息交じりでのたまった。どういう意味ですかお母様。 日曜日、妹 ハルヒタッグの襲撃により起床を余儀なくされ 文字通り あさめし前 の課題を消化していると玄関のチャイムが鳴った 今日は朝から客の多い日だと思いつつ、出された問題と格闘していると パタパタとスリッパの音が近づいてきて、ノックが響いた。 どうぞー 誰の部屋だ うっさい。問題に集中しなさい。それ終わるまで朝ごはんはおあずけよ! おじゃまします 入ってきた人物を見て、ハルヒがぽかんとしている。 俺も驚いた。なぜ佐々木が? 橘さんの強い勧めでね 『佐々木さんも勉強会に参加するべきですっ!』 ってうるさいのよ。 どこで二人の勉強会のことを知ったのやら あたしとしてはあまり気が進まないんだけど、橘さんがしつこくって。 二人の睦言を邪魔しても悪いし、顔を出したけど断られたといえば彼女も納得するでしょう。 じゃ、あたしは帰るわね。 ドアを閉めようとする佐々木をハルヒが呼び止めた ちょっと待って! そうね、確かに一人じゃ面倒見切れないかもしれないわ。 佐々木さんが手伝ってくれるなら私も助かるわ。 おいおいおいおい そう?なら、あたしも協力させてもらっていいのかしら。 えぇ。よろしくお願いするわ。 ちょっと待てハルヒ 佐々木もなぜ女言葉で話してる。 部屋の主は俺だ。当然、話しかけるべきは俺で、話し言葉は男言葉ではないのか というか、ハルヒが断れないように挑発しただろう。睦言なんぞとは無縁だぞ と、いうわけだ、キョン。 東大でもケンブリッジでもオックスフォードでもMITでも、トップ合格できるくらい叩き込んであげよう。 覚悟したまえ。 そこで男言葉か。 …………4月とはいえまだ肌寒い陽気だというのに、汗がつたう。 ここは俺の部屋だというのに、なぜこんなにも居心地が悪いのだろう ふとみると、時計は21 30を回っていた。もうこんな時間か。 今日はこの辺にしないか? 今日はいろいろな意味で疲れた そうね 佐々木と二人頷きあい、ハルヒが宣言した 今日はここまでにしましょう 二人を送るために自転車を引っ張り出した。乗っていくためではなく、荷物運搬用だ。 うぉ?おい、佐々木、やらく重たくないかおまえのカバン?何が入ってるんだ。 女性の持ち物を詮索するものではないよ、キョン。 そうよ。まったくデリカシーに欠けるんだから お前の口から『デリカシー』なんて単語が出るとは驚きだ なんか言った? なんも しかしこの重い荷物をかかえて駅から家まで?誰か駅まで迎えに来るとか? 歩いて帰るつもりだよ。たいした距離でもないしね。 わかった。佐々木は家まで送ってやる。 ハルヒは駅まででいいか? ………… ハルヒ? いいわよ送ってもらわなくても ハルヒは自分の荷物をひったくるように言い 駆け出して行ってしまった 翌日の月曜日、教室に入るとハルヒが机に突っ伏していた 体調でも悪いのか? 別に なぁ、昨日は何でいきなり帰ったりしたんだ? どうでもいいでしょ ほら岡部来たわよ。さっさと前向きなさい ハルヒは一日中ダウナーモード全開でおとなしく、 シャーペンで背中をつつかれることは一度もなかった 放課後、文芸部室にハルヒはいなかった 今日はおやすみだそうですぅ お休みなのにお茶を淹れてくれるってことは、何かあるんですね? ハルヒに聞かれては困るような。 えぇと、私にはないんですけど、古泉君が… えぇ。察しがよくて助かります 昨日から、閉鎖空間の発生頻度が一気に増えました。まるで中学時代の頃のように あなたに原因があるのではありませんか? すまんが心当たりがない もしよろしければ、昨日のことを教えていただけますか? 俺は昨日のことを話してやった。 そうですか・・・佐々木さんが それでは、僕たちにはどうすることもできませんね 耳にたこでしょうが、『あなたに期待する』としか言いようがありません そろそろ帰ったほうがよいでしょう お引止めしてすみませんでした 家にはハルヒと、もしかしたら佐々木もいるかもしれない なんとなく、早く帰らないといけないような、帰りたくないような・・・ 玄関には、女物の靴が二足あった。 おかえりーーキョンくんー お兄さんと呼びなさい 君たち兄妹は相変わらずだね。くくっ 遅かったわね。今までなにやったてのよ お前こそ、なんで急に休みなんだ …気が乗らなかったのよ 古泉の言うとおりだ。確かに、こいつはおかしい はい、これ どかっという擬音がしっくりくるほどの紙の束。まさかこれ全部・・・? 当然でしょ。ほらさっさとやらないと朝になるわよ カリカリカリカリパラパラ カリカリカリカリパラパラ うぅぅぅまだ半分残ってるぞ。ちょっと多すぎないか? 普段からやってればたいしたこと無いわよ。 なぁハルヒ、ここちょっと教えてくれないか? どこ?はぁ?なんでこんな結果になるのよどんな計算してんの? どれどれ? あぁなるほど。キョン、この公式に当てはめる数字はこちらだよ。 なぜかというとだね、、、 佐々木の解説はとても丁寧でわかりやすかった サンキュ。助かったよ …… カリカリカリカリパラパラ ハルヒ、ここな「佐々木さんに聞いて」んだが・・・ ハルヒ? あたし帰る。悪いけど、佐々木さんあとお願い。 私はかまないけど、いいの? 待て。帰るなら送っていくぞ アンタは課題を片付けなさい! ハルヒは何を怒ってるんだ? …今ばかりは、君の鈍感さに感謝するよ…… 教室に入ると、空気がピリピリしていた。 昨日はダウナーオーラだったが、今日のそれは一触即発の地雷そのものだ。 どうしたんだ? あたし今日から行かないから なんだって? 志望校変えたの。 あたしはあたしの勉強するから、キョンにかまってるヒマは無いの。 ちょっと待て。どういうことなんだ? 今言ったでしょ。勉強の邪魔しないで。 放課後、厭な予感を振り払うようにSOS団アジトへ向かった俺は 厭な予感が当たってしまったことを知った。 ハルヒは今日も休みだった。 急いで帰ると、玄関には女物の靴が一足だけ。 佐々木、すまないが待っててくれるか? ハルヒを迎えに行ってくる なぜ? 涼宮さんには涼宮さんの事情があるでしょう? 勉強ならあたしが見てあげられるし、無理に呼ばなくても。 それとも、あたしでは不足? それは違う。何が違うのか、どう違うのか俺にもよくわからないが、違うんだ。 佐々木は俺の言葉を噛締めているようだった。 俯き、 こうなると思っていた。いや、わかっていたといってもいい。 だが、確かめずにはいられなかったんだ。悪かった。 もう来ないから安心したまえ。短い間だったが楽しかった。 顔を上げて これで…これであたしも一歩踏み出せると思う。 ありがとう… 佐々木の別れの言葉は、女言葉だった。 俺は佐々木を見送らなかった。 俺は携帯電話をとりあげ、ハルヒに電話をした 出ない。だが、俺は確信していた。ハルヒは絶対に携帯を手にして睨んでいる。 留守番電話が6度。7度目の正直はノーコールで繋がった。 しつこいわよ!わからないところは佐々木さんに聞けばいいじゃない! あたしはもう行かないんだから! まてハルヒ!頼むから切らないでくれ。 一度しか言わないからな。よく聞けよ。 お前が来てくれないなら、俺は一切勉強なんかしない。学校へも行かない。 明日からニート一直線に突き進む。 あ、あんたバカじゃないの?ナニふざけたこと言ってるのよ あぁ俺はバカだ。自分でもあきれるくらいだ。だからお前が必要なんだ あたしじゃなくても、佐々木さんがいるでしょう… 佐々木は帰った。もう来ないそうだ。 …そう…… そんなわけで、俺の将来はおまえにかかっている 俺たちは駅に近い、ちいさな公園を待ち合わせに定め、電話を切った。 俺が自転車を疾駆して公園に着いたとき、ハルヒはすでに来ていて 小さなブランコを窮屈そうに揺らしていた。 俺が隣に立つと、ハルヒはぽつぽつと語り始めた。 あたしね、卒業するのが怖い。 卒業して、みんな自分の進みたい道へ進んでいくのよね。 あたしは…自分がどんな道に進みたいのかぜんぜんわからない。 SOS団のみんなと離れ離れになって、自分ひとりになって、また中学のときみたいに? そう考えたら、立っていられないくらい怖かった。 だから、キョンと同じ大学に行くことにしたの。 ほかの誰がいなくても、キョンがいればきっと大丈夫。そんな気がしたから… まるでストーカー。迷惑よね… どうして?中学生のときのあたしは平気だったのに どうして今のあたしはこんなに怖いの? キョン…キョンは、あたしのことどうおもってるの? もし…あたしが特別でないなら、もうかまわないで。もうやさしくしないで。 やさしくされたら、キョンに頼ってしまう。 頼ったら、あたしは弱くなる。一人で立っていられないほど、弱くなってる。 それで、俺を無視したりSOS団をほっぽったりしたのか? ごめんなさい… こんなに弱気で素直なハルヒは初めてだ 『俺にとってハルヒは何なんだ?』か いつぞやの、灰色空間での自問が甦る ハルヒは俺にとって特別な存在なのか?今でも正直よくわからん だが、ハルヒが頼ってくれるなら俺はうれしい こんな俺でよければ、いくらでも頼ってくれ。 それって 俺を見上げるハルヒの顔には期待と不安、歓びがにじんでいた 反則的にかわいい顔にうろたえた俺は、地雷を踏んだ。 俺だけじゃない。長門も、古泉も、朝比奈さんも、鶴屋さんもいる。 ……っっっ!ばかぁっ! ハルヒはブランコからはじける様に立ち上がり、俺に詰め寄った アンタのせいよ!あたしは強かった!独りでいることなんてなんでもなかった! あたしが弱くなったのはアンタのせい! 有希でもみくるちゃんでも古泉君でもない、アンタのせいよ! 涙?ハルヒが泣いてる? アンタが優しいせい! あたしのわがままを許してくれるせい! あたしをっ!あたしをこんなに弱くして…すこしは責任取んなさいよ………っ 泣き崩れるハルヒを、俺は抱きしめていた。 泣いているハルヒなんて見たくなかった ハルヒを泣かせたくなかった 俺は懇願するようにハルヒにつぶやいていた 俺はここにいる。お前が望む限り、お前が望んでくれる限り。 キョン… あんたは?あんたは、あたしがあんたの隣にいることを望んでくれる? あたしは あんたの隣にいて いいの? 涙を湛えた目で見上げるのは反則だ。ちくしょう。かわいいじゃねーか。 ああ。いてくれ。 目の届かないところにいられると落ち着かん。 ん…いいわ。いてあげる…… 俺たちはその後しばらく抱き合っていた。どれだけの時間がたったのか ハルヒのぬくもりが名残惜しいが、いつまでこうしてはいられない。 俺たちにはやるべきことがまだまだ数多く残されている。 安らぐのは今ではない。 ハルヒ、今夜はもう遅いから勉強は明日にしよう。家まで送っていくから。 ハルヒは頷き、俺たちは自然と手をつないで歩き始めた。 明日のために。二人で。 fin.
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/887.html
涼宮ハルヒの追憶 chapter.0-Birthday- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.1 -call pastrain- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.2 -cruelgirl sbeauty- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.3 -VeryMerryHappy- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.4 -AirReason- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.5 -MagicalRomanticFreestyle- 涼宮ハルヒの追憶 chapter.6 -We aretheMassacre- 涼宮ハルヒの追憶 Intermission -allimperfectlove song- 涼宮ハルヒの追憶 Intermission-daydreamloveletter- 涼宮ハルヒの追憶 Intermission -breathcannotescape wall-
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2120.html
お悩みハルヒ ~1部・片思い発覚編~ ~2部・決意と告白編~ ~3部・不思議な返答編~ ~最終部・主導権の行方編~
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2727.html
乙女ハルヒ日記1 乙女ハルヒ日記2 乙女ハルヒ日記3
https://w.atwiki.jp/yuriharuhi/pages/43.html
建前は冬合宿、その実は今年度最後の大騒ぎ、または古泉劇団発表会の場となった鶴屋家別荘。 掘ゴタツに足を突っ込んで、俺達はハルヒと古泉が共同製作したスゴロクに興じていた。 「はい。次、有希の番ね!」 手元に転がって来たサイコロを拾い上げて、ハルヒが長門に手渡す。 長門はサイコロを手の平で受け止め、すぐに少しだけ手を傾けてテーブルに落とした。 「…に」 振ったサイの目に書かれた数を呟いて、長門はコマを二マス進めた。 げえ。それが俺が長門のコマが止まったマスの指令を読んだ感想だ。 「『団長を気分良くさせる言葉を五種類以上言う』…」 ぱちり、と一回だけ瞬きをして長門はそれを読み上げた。 どうする長門。お前は社交辞令とかには無縁な奴だよな。 天上天下唯我独尊が乗り移ったようなハルヒを褒めるなんて、罰ゲームにしかならないぞ。 そう俺が考えていると、 「有希? その…できなくても別にいいのよ? 有希は素直だから、褒め千切るなんてできないだろうし、キョンみたいに罰金なんて言わないわ」 と、ハルヒが少し困ったように長門の顔を覗きこんだ。 何かもう、文句を言う気にもなれんな。この俺限定の不平等にも長門限定の気ィ使いっぷりにも慣れちまった。 あと暗にそれは褒め千切る天才の古泉は素直じゃないって言ってることになるぞ。 いや、その通りだが。 ハルヒや俺の心配をよそに、長門はコタツの中で身をよじって、ハルヒの正面を向くように座り直した。 お、パスしないのか。 「活発」 ひとつ目だな。まあ嘘ではないだろう。 「健康的」 ふたつ目。あれ、それってひとつ目のと意味被ってないか? 「物怖じしない」 みっつ目。あー、まあな、当てはまるわな。 「優しい」 よっつ目。長門限定だがな…ところでハルヒよ、今のお前に鏡を見せてやりたくてたまらんのだが。 なんつーだらしない顔だ。 よっぽど嬉しいんだろうな。 最後の一個。 五種類以上ってことは、いつつより多くてもいいと言うことだが、最低限のいつつでも上出来だろう。 なんてたってハルヒを褒める言葉だからな、いつつは多過ぎるくらいだ。 さーて、長門は最後に何と言うかな? 「…好き」 それは…褒め言葉なのか?個人的な感情じゃないのか?? 長門の爆弾発言に、見ろ、朝比奈さんはおろか古泉まで固まってるじゃないか。 こんな時でも落ち着き払っている多丸さんは流石だな…鶴屋さん、大爆笑してるのなんてあなただけですよ。 いや、それよりも…おいハルヒ!! なんだってお前はタコみたいに真っ赤になってるんだ!? 「わ、私もよ…」 もじもじ、と効果音を背負えるほど顔を更に赤く染めて言うハルヒに、 「そう」 とあくまで無表情な長門。 朝比奈さんが何となく寂しそうに見えるのは…俺の気のせいだ、うん。 終わり。
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/1153.html
カッパ系モンスター ○カッパ(製作者:MAX与太郎) #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 主に蒼竜湖の近辺や沼地などに生息するモンスター。日本の妖怪「河童」に似た容姿であることから命名された。 円筒形のボディの腹にはジッパーがあり、一時期は「着ぐるみではないのか?」と議論がかわされた事があるが、一応は生物であるらしい。 腹のジッパーの中は異空間に通じており、そのなかでは食べ物などは腐ることなく鮮度を保ち、 生物が入ればその傷や気力を癒す不思議な効用を持つという。普段彼らはこの中に食べ物を備蓄し、糧としているようだ。 そのため一時期は乱獲された事もあったが、捕獲されると何故か腹のジッパーが消えてしまうため、いつしか誰も捕まえようとはしなくなった。 基本的に大人しく心優しい性格であり、礼を失しない限り敵対的な行動をとる事は無い。 また、怪我をして動けない動物や困っているものに対して食べ物を与えたりジッパーの中に入れて傷を癒したりなど、人間に対しても友好的なモンスターであるようだ。 普段は自分の住処から遠く離れる事は少ないが、受けた恩を返すために人里に現れた事例も報告されている。 カッパ(ザコ) カッパ, カッパ系モンスター, BASA, 170 特殊能力なし 130, 140, 130, 120, 130, 130, 普通 SPなし kap.bmp, -.mid カッパ カッパ, (カッパ系モンスター), 1, 2 陸水, 3, M, 4000, 180 特殊能力 レジストLv1=通常攻撃無効Lv1 !夢 攻撃属性=夢 母艦 3500, 150, 900, 60 BASA, kapU.bmp カッパンチ, 1200, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +10, 突 カッパスター, 1500, 2, 4, +0, -, 20, 110, AAAA, +10, 水 カッパ系モンスター 回避, ………… ダメージ小, ………… ダメージ中, ………… ダメージ大, ………… 破壊, ………… 射程外, ………… 攻撃, …………
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/137.html
「10人がかりよ、どうする?」 「どうするも何も、俺たち狙いだろ、どうみても?」 「正確に言うと、あたし狙いだけどね。倒した覚えのあるのが何人か混じってるわ」 「ストリートファイトはやめとけ。と、いつも言ってるだろ」 「ふりかかった火の粉を払っただけよ」 「いや、その前に火をつけて回ったりしなかったか? 比喩で聞いてんだが」 「よくわからないけど、そういうこともあったかもしれないわね」 「やれやれ」 「ほら、『あっちの男は使えねえ』『狙いは女の方だけだ』『取り囲んで、足を止めさえすりゃ勝ちだ』とか、いろいろ言ってるわよ」 「ご期待に添えるかどうか」 「何言ってんの。日頃の特訓の成果を見せる日がとうとう来たのよ。喜びなさい、キョン」 「特訓って、お前の家の庭に穴掘って埋めるアレだろ?」 「そうよ、アレよ」 「まあ、待て。とりあえず話し合いからやるぞ」 「どうぞ」 「おーい、俺たちに用があるみたいだから話しかけるんだが、夜な夜な中年男を襲ってる『親父狩り』たちが、最近ひどい目に遭ってるって話を聞いた事はないか? おれたちは、ちょっと訳ありで、その「親父狩り」狩りのおっさんの関係者なんだ。そっちに敵意があることはわかるが、今日のところは『顔見せ』ってことで、また後日、日を改めて、って訳にはいかないか?」 「無理でしょうね」 ハルヒ、おまえが答えてどうすんだ。 「やっぱりこういう交渉事は荷が重いな」 「交渉だったの? なんかの口上か、落語で言うところの『枕』かと思ってたわ」 あからさまに「ハルヒ狙い」の10人は、見事にハルヒ・シフトを敷いて来た。 ハルヒの向こうに半円形に並ぶ。 いつかの経験が生かされてるんだろうか。 ハルヒの奴は、優雅に膝を曲げて「どうぞ、お先に」と身振りで俺を促す。 ちきしょう、無駄に可愛らしいぞ。 俺はハルヒの横を抜けて、相手方の半円形の真ん中をとぼとぼ歩いて行く。 正面の奴との距離が縮まるはずなんだが、向こうはなんと後ずさりしていて、半円形ごと俺の歩調にあわせて下がって行く。 どうも、こちらの意図が分からず不気味がってるようなんだが。 調子狂うな。 俺は歩調を早める。 後退する半月形のスピードも上がる。 おいおい、下がってどうすんだ。 しょうがない。俺は駆け足に切り替える。 正面の奴は、180度反転、なんと逃げる手に出たが、俺がダッシュした方が早く、本能的に逃げる相手にはタックルをかけてしまった。 おお、痛そうだ。すまん、わざとじゃない。これもみんな訓練という名の条件反射の賜物で……。 振り返ると、半円形の陣形は当然ながら崩れ、ハルヒはその端っこ(向かって左側)から、いつものごとく各個撃破に取りかかっていた。 半円形の残り右側を見ると、なんだか怖い者を見たような目で俺を見る。 俺が何かやったか? 単に、こいつが逃げたから反射的にタックルしてしまっただけで、俺の引き出しには、とくにヤバそうなものは何も無いはずだぞ。 俺はゆっくり立ち上がって、残り右側半分の連中の方へ、またてくてくと歩いて近づいて行った。 連中も、仲間がハルヒに一人ずつやられていくのは見るに忍びないのか、助けに行きたいのだが、どうも「不気味認定」された俺に近づかないでどうやって向こうへ行けばいいかを思案中らしい。 俺は、適当なところで立ち止まった。 相手に取っては、さぞややこしそうな距離を残して。 「キョン、こっちは片付いたわよ」 俺は「ああ、わかった」と答えてから、残り半分の右側君たちに向き直った。 「と、うちの相方は言ってるんだが、どうする?」 いや、すごんだ訳じゃないぞ。 努めてジェントルに、加えて(これは本心からだが)めんどくさそうに『質問』した。 右側君たちは、互いに顔を見合わす。 「もう、いらいらするわね。どうすんの!!」 ここにハルヒの怒声砲が一発。 右側君たちは、急に仲間意識に目覚めたらしく、ひっくり返ってる仲間たちを、分担して背負うなり肩を貸すなりし、這々の体で去って行った。 「キョン、あんた、なかなかやるじゃない!」 そうか? そんな女番長にほめられてるような事を言われても、あまりうれしくはないんだが。 それに今日俺がしたことといったら……。まあ、ハルヒは適度に暴れられてご機嫌だし、俺もズボンの膝についた土を払い落とすぐらいで済んだのなら、 「すべてうまくいったIt all went right.」 というべきなんだろう。 多分な。
https://w.atwiki.jp/c21data/pages/106.html
カッパLG 名称 サイズ 潜在(開放後) 入手方法 Rank 備考 カッパLG S S+ - C-4 LV 重量 コスト HP EN EN回復 歩行制限 飛行制限 歩行 飛行 跳躍 射撃 格闘 物防 ビ防 火防 電防 安定 耐遅 耐凍 1 61.0t 88 450 620 71.0t 71.0t 110 105 87 27 27 37 18 52 1% 1% 30 50
https://w.atwiki.jp/gigadanba2/pages/168.html
カッパ(KAPPA) カッパ(河童)はタチの悪い性質をもった、淡水性の小型の人型生物である。 そのサイズにも関わらず、熊のごとき力と優れた格闘技術(とりわけ掴みと投げ)を持っている。 カッパは前かがみの姿勢で、その背は亀の甲羅によって守られている。体の残りの部分は分厚いが柔軟なウロコに覆われている。このウロコは通常、黄色い斑点がついた緑色であるが、まれに一部が黄色から茶色の鈍い青色の場合もある。その手足には鋭い爪と水かきがついているが、ものすごく手先が器用である。その頭頂部にはボウル(皿)のようなものがあり、彼らの故郷の水で満たされている。その大きな口には鋭い歯がびっしり生えている。その目は透明な瞼により水中でもくっきりとものを見ることができる。多くのカッパの鼻は鳥のクチバシのように長く鋭くなっているが、なかには短く潰れている者もいる。 両腕は肩の中でつながっており、片方の腕を伸ばし、もう片方の腕を縮めることができる。 カッパのごろつき(KAPPA MUG) カッパのごろつきは集団で水辺に潜み、獲物を見つけると一斉におどりかかり、物を盗んだり水中に引きずり込んで溺れさせたりたちの悪い悪戯をする。 カッパの中でもとりわけ知性も力も根性も無い連中だが、数だけは多い。 レベル5 雑魚 遊撃役 小型・自然・人型(水棲) XP50 イニシアチブ +7 感覚 〈知覚〉+4;夜目 hp:1;ミスした攻撃は雑魚にダメージを与えない。 AC19; 頑健17、 反応18、 意志17 移動速度:6(沼渡り)、水泳6 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) 間合い2;+10対AC;5点のダメージ、目標は転倒し、伏せ状態となる。 [近接]キック・ザ・シリコダマ/尻子玉蹴り(標準;無限回) 目標は伏せ状態のクリーチャーのみ;+8対頑健;6点ダメージ、目標はこのカッパのごろつきの次のターンの終了時まで弱体化状態となる。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパのごろつきは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、その時点でヒット・ポイントが0になって死亡する。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 【筋】14(+4)【敏】16(+5)【判】14(+4) 【耐】14(+4)【知】7(+0) 【魅】11(+2) ■カッパのごろつきの戦術 カッパのごろつきは集団で1体の目標に襲いかかり、クロー攻撃で伏せ状態にしてから、尻子玉を攻撃して、獲物を弱らせる。獲物が弱ったらあざけりののしりながら獲物をもてあそぶ。 カッパの略奪者(KAPPA MARAUDER) カッパの略奪者はたちの悪いカッパの代表格である。 水辺から顔を出し通りかかる者に乱暴に襲いかかり、水辺に引きずり込むか無理やり相撲勝負を挑んでくる。 レベル4 遊撃役 小型・自然・人型(水棲) XP175 イニシアチブ +6 感覚 〈知覚〉+1;夜目 hp:54;重傷値:27 再生:5 AC17; 頑健15、 反応14、 意志13 移動速度:6(沼渡り)、水泳6 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) 間合い2;+9対AC;1d8+3のダメージ、目標はつかまれる(脱出するまで)。 [近接]スープレックス/投げ技(標準;無限回) 目標はこのカッパの略奪者がつかんでいるクリーチャー;+9対反応;2d10+3のダメージ、目標を隣接する任意のマスに横滑りさせる。目標は伏せ状態となる。 (つかみは継続したままである)。 [近接]ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ/尻子玉抜き(標準;無限回) 目標は伏せ状態でかつ、このカッパの略奪者がつかんでいるクリーチャー;+9対頑健;目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このカッパの略奪者のヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパの略奪者は、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、弱体化状態になる(遭遇中)。 ●カラパス・スピン/甲羅回転(移動;再チャージ5-6) カッパの略奪者は移動速度分のマスをシフトする。 属性:無属性 言語:共通語 技能:〈威圧〉+8、〈運動〉+10 【筋】17(+5)【敏】15(+4)【判】8(+1) 【耐】14(+4)【知】7(+0) 【魅】12(+3) ■カッパの略奪者の戦術 カッパの略奪者は戦闘が開始すると、カラパス・スピンで最も強そうな目標に接近し、クローで攻撃して相手をつかむ。次のターンにまだ相手をつかんでいた場合、スープレックスでなげつけ、その次のターンにヤンク・アウト・ザ・シリコダマ攻撃を行なう。 カッパの略奪者は堂々としており、戦闘中は大口を叩いて相手を威嚇する。そして、すぐに挑発にひっかかる。 カッパの水使い(KAPPA WATER SHAMAN) カッパの水使いは、カッパ達の中でも特に水の扱いに長けた連中で、水の精霊を使役することで、様々な術を使用することができる。 レベル4 砲撃役(指揮) 小型・自然・人型(水棲) XP175 イニシアチブ +4 感覚 〈知覚〉+6;夜目 hp:42;重傷値:21 再生:5 AC16; 頑健13、 反応14、 意志15 移動速度:6(沼渡り)、水泳8 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) 間合い2;+9対AC;1d6+2のダメージ。 [遠隔基礎]ウォーター・ボルト/水弾(標準;無限回) 遠隔10;+9対反応;1d6+4のダメージ、目標を3マス押しやる。さらに、このカッパの水使いの次のターンの終了時まで、目標はこのカッパの水使いが選択した味方1人に対して戦術的優位を与える。 [近接範囲]ウォーターレイジ・スピリット/怒れる水の精霊(標準;再チャージ5-6) 近接範囲・噴射5;敵のみ;+9対反応;2d6+4ダメージ、さらに目標は伏せ状態となる。 [近接範囲]ヒーリング・フラッド/傷癒す大水(標準;遭遇毎) 近接範囲・爆発5;敵のみ;+9対頑健;1d8+4ダメージ。 ミス:半減ダメージ。 効果:遭遇終了時まで、使用者及び爆発の範囲内の味方全員は10ヒット・ポイントを回復し、さらにカッパの場合ヘッド・ボウルに再び水を補充することができる。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパの水使いは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、弱体化状態になる(遭遇中)。 属性:無属性 言語:共通語 技能:〈自然〉+11 【筋】10(+2)【敏】14(+4)【判】18(+6) 【耐】12(+3)【知】14(+4)【魅】12(+3) ■カッパの水使いの戦術 カッパの水使いは他のカッパの付近で戦うのを好む。敵から距離をとりつつ、味方を援護できる距離を保つ。敵が多くいる場合はウォーターレイジ・スピリットを放ち、単独の場合はウォーター・ボルトで攻撃する。味方のカッパが頭の皿の水をこぼした場合は、ヒーリング・フラッドで体力を回復させ、皿の水を充填する。 エンコウ/マカク・カッパ(ENKOU/MACAQUE KAPPA) エンコウ(猿猴)は、一般的にマカク・カッパ(猿のカッパ)と呼ばれる。 カッパの亜種である。姿が毛むくじゃらで猿に似ている。手足が長く、身体は粘液状の物質に覆われ、ぬるっとしている。 他の人形生物に化けることができる。 レベル5 奇襲役 小型・自然・人型(水棲) XP200 イニシアチブ +9 感覚 〈知覚〉+3;夜目 hp:51;重傷値:25 再生:5 AC20; 頑健16、 反応17、 意志16 移動速度:6(沼渡り)、水泳6 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) 間合い2;+10対AC;1d8+4のダメージ、目標は2マス横滑りさせられる。 [近接範囲]ホラー・プレゼンス/恐るべき姿(標準;遭遇毎)◆[恐怖][精神] ディセプティヴ・ヴェイルで変身している時のみ使用可能;近接範囲・爆発2;敵のみ;+8対意志;3d6+4[精神]ダメージ、さらに目標は伏せ状態となる。エンコウの変装は解除される。 [近接]ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ/尻子玉抜き(標準;無限回) このエンコウに対して戦術的優位を与えている目標のみ;+8対頑健;目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このエンコウのヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 ●コンバット・アドヴァンテージ/戦術的優位 このエンコウは自分に戦術的優位を与えているすべての目標に対して、1d6の追加ダメージを与える。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 エンコウは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、弱体化状態になる(遭遇中)。 ●ディセプティヴ・ヴェイル/欺きの帳(マイナー;無限回)◆[幻] エンコウは任意の小型サイズか中型サイズの“自然”起源の人型クリーチャーに返送することができる。エンコウの〈はったり〉判定に対抗しての〈看破〉判定に成功したものは、この変装を見破ることができる。 ●メタル・ヴァルネラビリティ/金属脆弱性 エンコウは金属性の武器による攻撃に対して脆弱性3を持つ。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 技能:〈隠密〉+9、〈はったり〉+9 【筋】10(+2)【敏】16(+5)【判】13(+3) 【耐】15(+4)【知】11(+2)【魅】14(+4) ■エンコウの戦術 エンコウは無害な人型クリーチャーに変装し、相手を騙して、最も良い場所でホラー・プレゼンスを使用し、その正体を晒す。その後はクロー攻撃で敵を打ちのめし、他の仲間と挟撃できる距離まで運んだ上で、ヤンク・アウト・ザ・シリコダマを狙う。金属を嫌いその武器を持つものを重点的に叩く。 ヤマワロ/マウンテン・カッパ(YAMAWARO/MOUNTAIN KAPPA) ヤマワロ(山童)は、マウンテン・カッパ(山のカッパ)とも呼ばれる。 山岳部に棲むカッパの亜種で、全身が黒か茶褐色の毛で覆われている。 一つ目のカッパで、縦にまぶたがある。 サイオニック・パワーの使い手で、相手の心を読んだり、幻の爆音を発生さたりできる。 特定の季節になると河に戻り、他のカッパと共に暮らす。 レベル6 制御役 小型・自然・人型(水棲) XP250 イニシアチブ +4 感覚 〈知覚〉+3;夜目 hp:66;重傷値:33 再生:5 AC19; 頑健17、 反応19、 意志18 移動速度:6、水泳6 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) 間合い2;+11対AC;1d8+5のダメージ、目標はつかまれる(脱出するまで)。 [近接]スープレックス/投げ技(標準;無限回) 目標はこのヤマワロがつかんでいるクリーチャー;+10対反応;3d8+5のダメージ、目標を隣接する任意のマスに横滑りさせる。目標は伏せ状態となる。 (つかみは継続したままである)。 [近接]ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ/尻子玉抜き(標準;無限回) 目標は伏せ状態でかつ、このヤマワロがつかんでいるクリーチャー;+10対頑健;目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このヤマワロのヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 [遠隔]マウンテン・カース/山の祟り(マイナー、1ラウンド1回まで;無限回)◆[魅了] 遠隔5;+10対意志;目標はこのヤマワロの次のターンの終了時までに行う、最初の攻撃ロールかセーヴィング・スローに-2のペナルティを受ける。 [遠隔範囲]ゴースト・サウンド・バースト/天狗倒し(標準;再チャージ5-6)◆[雷鳴][恐怖] 遠隔範囲・爆発2・10マス以内;+10対頑健;2d6+5[雷鳴]ダメージ、目標は幻惑状態となり(セーヴ・終了)、転倒して伏せ状態となる。 [近接]マインド・リード/心読み(即応・割込、攻撃がヒットしたとき;再チャージ6)◆[幻] ヤマワロは1マスシフトする。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 ヤマワロは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、弱体化状態になる(遭遇中)。 属性:無属性 言語:共通語 技能:〈威圧〉+11 【筋】15(+5)【敏】13(+4)【判】13(+3) 【耐】10(+3)【知】18(+7)【魅】17(+6) ■ヤマワロの戦術 ヤマワロは獲物を見つけると最初にゴースト・サウンド・バーストを放ち、敵をおののかせる。その後はマウンテン・カースを使用しつつ、クロー攻撃で敵をつかみ、投げ飛ばし、尻子玉を抜こうとする。彼らは相撲を愛しており、機会があれば近接攻撃を狙う。限定的に心を読む力を使い、敵の攻撃を回避する。 カッパの河大将(KAPPA RIVERLORD) カッパの河大将は、一般的なカッパの頭目である。基本的に通常のカッパよりも巨漢で、堕落している。一族ぐるみで略奪団や邪神のカルト員となっている事も珍しくない。略奪してきた不揃いの鎧兜を身につけ、武器を力任せに振り回す。 レベル6 精鋭 兵士役(指揮) 小型・自然・人型(水棲) XP500 イニシアチブ+7 感覚 〈知覚〉+4;夜目 hp:142;重傷値:71 再生:5 AC22; 頑健18、 反応17、 意志19 セーヴィング・スロー:+2 移動速度:6、水泳6 アクション・ポイント:1 [近接基礎]バスタードソード強打(標準;無限回)◆[武器] 間合い2;+11対AC;1d10+5のダメージ。 [近接]ランページ/大暴れ(標準;無限回) カッパの河大将は2回のバスタードソード強打攻撃を行なう。同じ目標に2回ともヒットした場合、その目標はこのカッパの河大将にマークされた状態となる。 [近接]ドロー・ダウン/引き倒し(マイナー;無限回) 目標はこのカッパの河大将にマークされたクリーチャー;間合い2;+9対反応;1d6+2ダメージ、目標はこのカッパの河大将の隣接するマスに1マス横滑りさせられ、伏せ状態となる。 [近接]シリコダマ・クラッシュ/尻子玉砕き(標準;再チャージ5-6) 目標は伏せ状態のクリーチャー;+9対頑健;3d8+5ダメージ、目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このカッパの河大将のヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 [近接範囲]リヴァー・ウォークライ/河の号令(マイナー;再チャージ5-6) 近接範囲・爆発5;範囲内の味方の「水棲」キーワードを持つ味方は、次のカッパの河大将のターンの終了時まで、すべての攻撃ロールとダメージロールに+1のボーナスを得る。カッパの河大将が重傷だった場合は、このボーナスは+2になる。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパの河大将は、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、弱体化状態になる(遭遇中)。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 技能:〈威圧〉+12 【筋】17(+6)【敏】15(+5)【判】12(+4) 【耐】15(+5)【知】10(+3)【魅】18(+7) 装備:スケイル・アーマー、バスタードソード ■カッパの河大将の戦術 カッパの河大将はバスタードソードを振り回し、敵のリーダー(または最も身分が高そうなもの)を目指して直進する。まず敵に対して名乗りを上げ、その後相手が何を言おうが口汚く罵りながら攻撃する。 ランページにより荒々しく攻撃し、マークした敵をドロー・ダウンで引き倒し、そのままシリコダマ・クラッシュを狙う。味方が周囲にいるときはすぐにリヴァー・ウォークライを使用する。 カッパのスモウトリ(KAPPA SUMOTORI) カッパのスモウトリ(相撲取り)は、カッパの中でも特に相撲に精通した戦士であり、頭の皿には特殊な力を持った水で満たされている。彼らは傲慢で誇り高い戦士である。 彼らは通常のカッパよりもはるかに大きく、太っており、力がさらに強い。 レベル8 暴れ役 中型・自然・人型(水棲) XP350 イニシアチブ +6 感覚 〈知覚〉+7;夜目 hp:114;重傷値:57 再生:5 AC20; 頑健24、 反応19、 意志20 移動速度:6、水泳6 [近接基礎]スラム/叩きつけ(標準;無限回) 間合い2;+11対AC;1d10+7のダメージ。目標は倒れて伏せ状態となる。 [近接]ハリテ・フラリー・オヴ・ブロー/張り手連打(フリー、スラム攻撃が命中したとき、1ラウンドに1回まで;無限回) 隣接している敵3体までを目標とする;命中不要;5点のダメージを与える。 [近接]ワンハンド・ネックハンギングツリー/片手式人間絞首台(標準;無限回) 目標は伏せ状態のクリーチャー;間合い2;+9対頑健;目標はつかまれ、継続的ダメージ10をうける(脱出するまで)。 [近接]ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ/尻子玉抜き(標準;無限回) 目標はこのカッパのスモウトリがつかんでいるクリーチャー;+9対頑健;目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このカッパのスモウトリのヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 [近接]チョークスラム/喉輪落とし(標準;再チャージ5-6) 目標はこのカッパのスモウトリがつかんでいるクリーチャー;+9対頑健;3d10+7ダメージ。目標は伏せ状態となる。 ミス:半減ダメージ。目標は伏せ状態となる。 効果:つかみは解除される。 ●マウンテン・スタンス/山のごとし カッパのスモウトリは強制移動に対して3マス分少なく扱う。 また伏せ状態にさせる効果を受けた場合、即座に+4ボーナスつきでセーヴィング・スローを行ない成功すれば伏せ状態にならない。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパのスモウトリは、その頭の皿に特殊な力をもった水が入っている。もしも伏せ状態になって頭の皿の水がこぼれてしまった場合、一気に力を失い、即座にヒット・ポイントが0になる。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 技能:〈威圧〉+10 【筋】24(+11)【敏】15(+6)【判】17(+7) 【耐】24(+11)【知】8(+3) 【魅】12(+5) 装備:スケイル・アーマー、バスタードソード ■カッパのスモウトリの戦術 カッパのスモウトリはカッパの中でも体格が大きいためサイズ分類が中型となる。敵の中でも最も前にいる強そうな者の前に立つ。 伸びる腕でスラム攻撃し、敵を打った後、ハリテ・フラリー・オヴ・ブローで追い打ちをかける。その後ワンハンド・ネックハンギングツリーで敵を締め上げ、ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ攻撃の後にチョークスラムで投げ飛ばす。 彼らは伏せ状態になって頭の皿の水を失うと、すべての力を失い死んでしまう。 カッパのろくでなし(KAPPA ROTTER) カッパのろくでなしは、カッパの中でのやくざ者である。かれらは集団で弱い獲物に襲いかかる事を信条としている。 レベル13 雑魚 遊撃役 小型・自然・人型(水棲) XP200 イニシアチブ +10 感覚 〈知覚〉+7;夜目 hp:1;ミスした攻撃は雑魚にダメージを与えない。 AC27; 頑健27、 反応25、 意志24 移動速度:6(沼渡り)、水泳6 [近接基礎]クロー/爪(標準;無限回) +18対AC;9点のダメージ、目標は転倒し、伏せ状態となる。 [近接]キック・ザ・シリコダマ/尻子玉蹴り(標準;無限回) 目標は伏せ状態のクリーチャーのみ;+16対頑健;10点ダメージ、目標はこのカッパのろくでなしの次のターンの終了時まで弱体化状態となる。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパのろくでなしは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、その時点でヒット・ポイントが0になって死亡する。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 【筋】18(+10)【敏】15(+8)【判】13(+7) 【耐】19(+10)【知】7(+4) 【魅】10(+6) ■カッパのろくでなしの戦術 カッパのろくでなし、成長したカッパのごろつきである。 しかし、基本戦術は全く変わらない。集団で1体の目標に襲いかかり、クロー攻撃で伏せ状態にしてから、尻子玉を攻撃して、獲物を弱らせる。ひとたび獲物が弱みを見せると、かならずそこをつくようにする。 カッパのアーティフィサー(KAPPA ARTIFICER) カッパのアーティフィサーはカッパの中でも高い知能と手先の器用さを備えた者たちで、魔法と技術を兼ね備えた特殊な能力を持つ。その力を使って一族の役に立つ道具を作っている。時には河の外にでて、ろくでもない試作品の効果を試したりする。 レベル13 砲撃役(指揮) 小型・自然・人型(水棲) XP800 イニシアチブ +5 感覚〈知覚〉+15;夜目 hp:106;重傷値:53 再生:10 AC25; 頑健26、 反応24、 意志24 移動速度:6、水泳6 [近接基礎]クロックワーク・アーム/機械仕掛けの腕(標準;無限回) 間合い3;+20対AC;1d10+6のダメージ、目標を3マス押しやる。 [遠隔基礎]スタティック・ショック/静電気お見舞い(標準;無限回)◆[電撃] 遠隔5;+18対反応;1d8+6[電撃]ダメージ、次のカッパのアーティフィサーのターンの終了時までに、目標が行なう次の攻撃はダメージ・ロールに-6のペナルティを受ける。 [遠隔]アルケミスツ・フロスト/錬金術師の霜(標準;無限回、3個所持)◆[冷気] 遠隔5/10;+19対反応;2d10+6[冷気]ダメージ。目標は次のカッパのアーティフィサーのターンの終了時まで減速状態となる。 ミス:半減ダメージ。減速状態にならない。 [近接範囲]タイダル・ボア/海嘯(標準;遭遇毎) 近接範囲・噴射5;敵のみ;+18対頑健;4d8+6ダメージ。 ミス:半減ダメージ。 効果:遭遇終了時まで、使用者及び爆発の範囲内の味方全員は10ヒット・ポイントを回復し、さらにカッパの場合ヘッド・ボウルに再び水を補充することができる。 [遠隔]シリコダマ・ボム/尻子玉爆弾(標準;遭遇毎) 遠隔10;+18対頑健;1d10+6のダメージ、目標は次のカッパのアーティフィサーのターンの開始時まで弱体化状態となる。 効果:次のカッパのアーティフィサーの開始時に、目標は爆発する。下記の二次攻撃を行なう。 二次攻撃:爆発2、目標を中心とする;+18対反応;3d10+6のダメージ、弱体化状態となる(セーヴ・終了)。 ミス:半減ダメージ。弱体化状態にならない。 ●インヴィジビリティ・コート/透明コート(マイナー;再チャージ6)◆[幻] 次のターンの終了時まで、カッパのアーティフィサーは透明化し、完全視認困難を得る。 ●ヘッド・ボウル・カヴァー/頭の皿の蓋 カッパのアーティフィサーは、頭の皿の上に蓋をつけている。彼らは伏せ状態になっても頭の皿の水がこぼれない。 ただし重傷になると頭の蓋が外れる。重傷時に伏せ状態になると、再生能力を失い、弱体化状態になる(遭遇中)。 属性:無属性 言語:共通語 技能:〈魔法学〉+15 【筋】15(+8) 【敏】9(+5) 【判】19(+10) 【耐】22(+12)【知】19(+10)【魅】14(+8) 装備:ワンド、アルケミスツ・フロストLv16×3(使用したぶんだけ無くなる) ■カッパのアーティフィサーの戦術 カッパのアーティフィサーはその技術力に作り出した数々の作品を使用して戦闘に挑む。最初にインヴィジビリティ・コートを使用して姿を消し、アルケミスツ・フロストを投げつける。その後、シリコダマ・ボムを使って獲物の尻子玉に魔法の爆弾を突き刺し、次のターンの開始時に爆発させる。自分も巻き込まれないように十分注意する。 味方のカッパの頭の皿がなくなった場合、タイダル・ボアを使用して水を補充する。 ネネコ(NENEKO) ネネコ(禰々子、あるいは弥々子)は伝説級のカッパの親分のひとりで、雌ではあるが、非常に力が強く、豪胆な性質を持った恐れを知らぬ暴れ者である。 体つきはウロコがきめ細かく多少人間に近い。顔はくちばしが無く若干獣(デフォルメされた猫)に似ている。 ネネコ本人は既に伝説の存在だが、カッパの雌の中には彼女と同じ道を歩む者も多く、そういった者もまたネネコと呼ばれる。 レベル14 精鋭 暴れ役 小型・自然・人型(水棲) XP2000 イニシアチブ+12 感覚 〈知覚〉+8;夜目 hp:342;重傷値:171 再生:10 AC26; 頑健26、 反応25、 意志25 移動速度:7、水泳7 [近接基礎]スラム/叩きつけ(標準;無限回) 間合い2;+17対AC;3d6+6のダメージ。 [近接]スラム・ラッシュ(標準;無限回) スラム攻撃を2回行なう。同じ目標に2回ヒットした場合、目標は次のネネコのターンの終了時まで幻惑状態となる。 [近接]ハリテ・フラリー・オヴ・ブロー/張り手連打(フリー、スラム攻撃が命中したとき、1ラウンドに1回まで;無限回) 隣接している敵3体までを目標とする;命中不要;7点のダメージを与える。 [近接]リフトアップ・スラム/襷反り(標準;無限回) 目標はネネコに対して戦術的優位を与えているクリーチャー;間合い2;+15対頑健;4d10+6ダメージ、目標を隣接する任意のマスに横滑りさせる。目標は伏せ状態となる。 [近接]ヤンク・アウト・ザ・シリコダマ/尻子玉抜き(フリー、リフトアップ・スラムが命中した時;無限回) リフトアップ・スラムが命中した直後、同じ目標にこの攻撃を行なう。 +15対頑健;目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このネネコのヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 ネネコは、伏せ状態になると頭の皿の水がこぼれ、再生能力を失う(遭遇中)。 再生能力を失った状態で、重傷になっている場合は、すべての攻撃に対する脆弱性5を受ける(遭遇中)。 属性:無属性 言語:共通語 技能:〈威圧〉+17 【筋】26(+15)【敏】21(+12)【判】13(+8) 【耐】21(+12)【知】12(+8) 【魅】20(+12) ■ネネコの戦術 ネネコは向こう見ずな暴れん坊であり、最も目立つ敵に単独で挑むのを好む。 基本的には、スラム・ラッシュ攻撃、その後のハリテ・フラリー・オヴ・ブローによる追加攻撃を行なう。戦術的優位を得た場合は積極的にリフトアップ・スラムとヤンク・アウト・ザ・シリコダマを使用する。 勝ち目が無いと判断した場合は、素直に降伏することが多い。 カッパの暗黒横綱(KAPPA DARK YOKOZUNA) カッパの暗黒横綱は、かつてカッパのスモウトリの中でもトップクラスの力を持っていたにも関わらず、結局表舞台に立つことができなかった者の成れの果てである。彼らは暗黒の力に身を染め、戦いの狂乱の中に身をまかせる。その身は漆黒に染まり、頭の皿には血のように赤黒い不浄な液体で満たされている。 レベル22 暴れ役 中型・自然・人型(水棲) XP4150 イニシアチブ +19 感覚 〈知覚〉+12;夜目 hp:256;重傷値:128 再生:20 AC34; 頑健35、 反応35、 意志32 移動速度:8、水泳8 [近接基礎]スラム/叩きつけ(標準;無限回) 間合い2;+25対AC;4d6+8のダメージ。目標は倒れて伏せ状態となる。 [近接]ハリテ・フラリー・オヴ・ブロー/張り手連打(フリー、スラム攻撃が命中したとき、1ラウンドに1回まで;無限回) 隣接している全ての敵を目標とする;命中不要;13点のダメージを与える。 [近接]ダーク・ベアハッグ/暗黒鯖折り(標準;無限回) 目標は伏せ状態のクリーチャー;間合い2;+23対頑健;目標はつかまれ、継続的ダメージ20をうける(脱出するまで)。 [近接]デストロイ・ザ・シリコダマ/尻子玉破壊(標準;無限回) 目標はこのカッパの暗黒横綱がつかんでいるクリーチャー;+23対頑健;3d10+8の[火]かつ[死霊]ダメージ、目標は弱体化状態となる(セーヴ・終了)。このカッパの暗黒横綱のヒット・ポイントが0になるか、戦闘から離脱するまで、このセーヴィング・スローに-2のペナルティが入る。 [近接]スパイン・クラッシュ/鯖折り潰し(標準;再チャージ5-6) 目標はこのカッパの暗黒横綱がつかんでいるクリーチャー;+23対頑健;5d10+8ダメージ。目標は伏せ状態となる。 ミス:半減ダメージ。目標は伏せ状態となる。 効果:つかみは解除される。 ●マウンテン・スタンス/山のごとし カッパの暗黒横綱は強制移動に対して3マス分少なく扱う。 また伏せ状態にさせる効果を受けた場合、即座に+5ボーナスつきでセーヴィング・スローを行ない、成功すれば伏せ状態にならない。 ●ヘッド・ボウル/頭の皿 カッパの暗黒横綱は、その頭の皿に特殊な力をもった不浄な水が入っている。もしも伏せ状態になって頭の皿の水がこぼれてしまった場合、一気に力を失い、即座にヒット・ポイントが0になる。 属性:混沌にして悪 言語:共通語 技能:〈威圧〉+21 【筋】26(+19)【敏】26(+19)【判】13(+12) 【耐】26(+19)【知】8(+10) 【魅】21(+16) ■カッパの暗黒横綱の戦術 カッパの暗黒横綱はカッパの中でも体格が大きいためサイズ分類が中型となる。誇りも何もすべて失ってしまったカッパの暗黒横綱だが、それでも敵の中でも最も前にいる強そうな者を狙う。戦法は基本的にカッパのスモウトリと同じである。 彼らは伏せ状態になって頭の皿の水を失うと、すべての力を失い死んでしまう。 ■カッパに関する知識 〈自然〉判定に成功したキャラクターは以下の情報を知っていることになる。 難易度12:カッパは川や湖、沼地などに棲む人型クリーチャーである。性格は個体差があるものの全体的に混沌的で、悪戯好きである。なかには受けた恩を忘れない義理堅い者もいるが、性質が悪い者は、人型クリーチャーを水域に引きずり込んで溺れさせたり、周囲の畑を荒らしたりする。 カッパはスモウ(相撲)を好む。通りがかりの人型クリーチャーを捕まえて、いきなり勝負を挑んでくることもある。 難易度17:カッパの所業のうち最も恐ろしい行為が、つかんだ人型クリーチャーの尻から、尻子玉と呼ばれるミステリアスな玉を抜き取る行為である。尻子玉はカッパにしか見ることも触れることもできない霊的な謎の器官で、犠牲者に怪我も痛みも負わせることなく抜き取ることができる。これを抜き取られた者は強い力を出すことができなくなるという。尻子玉を抜いたカッパを倒すか、小休憩をとることで尻子玉は復活する。 カッパはキュウリを好む。キュウリを与えた場合、カッパ相手の〈交渉〉ロールに+2のボーナスを得ることができる。 カッパにはいくつかの亜種がいる。その中にはどちらかというと獣人や類人猿に近い姿の者もいる。 すべてのカッパは相手が大きなサイズでも問題なくつかむことができる。 難易度22:横綱はスモウトリの中でのグランド・チャンピオンの称号だが、カッパの暗黒横綱は勝手にこの称号を名乗っているにすぎない。 ■遭遇グループ カッパは水棲のクリーチャーを飼い慣らし、使役していることがある。また経験豊かなカッパは住処を抜け出し、ほかの組織の用心棒などをしたり、格闘家として生きる者もいる。また暗黒の道に進み神話級の邪悪な存在となる者もいる。 レベル22遭遇(XP20750) ◆カッパの暗黒横綱(レベル22 暴れ役) 2体 ◆オニの轟雷戦士(MM2 レベル22 遊撃役)2体 ◆ヘズロウ(MM レベル22 暴れ役)1体 ■制作イメージ 3版オリエンタル・アドヴェンチャーズより、カッパです。 4版の特徴に合わせて、種族化してみました。 カッパのごろつき:ヴァンパイア・スポーンの肉裂き魔 カッパの略奪者:グリーンスケイルの狩人 カッパの水使:人間の魔道士 エンコウ:ノームの霧ひそみ ヤマワロ:ハーフオークの死術士 カッパの河大将:スプリガンの茨戦士 カッパのスモウトリ:スプリガンの巨人まがい カッパのろくでなし:ウォーターアルコンの沿岸警備兵 カッパのアーティフィサー:テンペストウィスプ ネネコ:アダルト・ブロンズ・ドラゴン カッパの暗黒横綱:ニュカ・デーモン