約 773,920 件
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1320.html
【名称】 :カッパ 【カテゴリー】:デミヒューマン 【ランク】 :下級B-2 【初出作品】 :【澱んだ水底のための練習曲 前】、【澱んだ水底のための練習曲 後】 【他登場作品】: 【備考】 :アーモンド型の大きな目を持つ、グレイのような外見のラルヴァ。元は水神として信仰されていた。 身長は人間の子供程度。体は粘液で覆われており、腐った水のような腐臭を放っていることが多い。手には四本の指があり、壁などに付着することもできる。 報告された事例においては、人間や動物の肛門から内臓や血液を取り出し、摂食した。また、首から吸血した例もある。 本来は、通常の人間には見えない妖怪や幽霊のいる世界の住人だが、信仰の消え行く中、生き残るための糧を求めて現世への進出を試みている。 トップに戻る 世界観設定に戻る ラルヴァに戻る 上に戻る
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/6537.html
涼宮ハルヒの遡及 どうもご無沙汰してます。 『涼宮ハルヒの異界』、『涼宮ハルヒの切望―side K―』、『涼宮ハルヒの切望―side H―』の作者です。今回はこのシリーズの完結編をお送りさせて頂きます。 『戸惑・完成ゲーム』、『DQ6』、『YU-NO』、『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱01』等のネタが含まれていますが、どこか分かったてもスルーよろしくです。分からなかった方はニコ動かようつべで探ると分かるかも。 このたびは、賛否両論のオリジナルキャラクターが登場する、当シリーズを、最後までお付き合いくださり、心より感謝申し上げます。 では、どうぞ。 涼宮ハルヒの遡及Ⅰ 涼宮ハルヒの遡及Ⅱ 涼宮ハルヒの遡及Ⅲ 涼宮ハルヒの遡及Ⅳ 涼宮ハルヒの遡及Ⅴ 涼宮ハルヒの遡及Ⅵ 涼宮ハルヒの遡及Ⅶ 涼宮ハルヒの遡及Ⅷ 涼宮ハルヒの遡及Ⅸ 涼宮ハルヒの遡及Ⅹ 涼宮ハルヒの遡及ⅩⅠ 涼宮ハルヒの遡及ⅩⅡ 涼宮ハルヒの遡及ⅩⅢ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/553.html
夏休みも中盤にさしかかり、あまりの高温のためにシャミセンもとろけるようにぐったりする日でも SOS団というのは休業することはないらしく、汗で水浴びでもしたかのようにびしょびしょになって部室に向かっていた。 部室のドアの前に立ち、ドアをノックする。 ……… 反応がない。まだ誰も来てないのだろうか。 恐る恐るドアを開けると、古泉や朝比奈さん、それどころか長門の姿すら見あたらず、居たのは団長机に 突っ伏したハルヒだけだった。 どうやらハルヒは熟睡してるらしく、幸せそうな顔をしていた。しかも、陽の光を浴びているせいか、妙にその幸せ度も アップしているように見えて、この時ばかりはサインペンを持って現れるはずのいたずら心は姿を現さなかった。 「我らが団長様はお昼寝の時間ですか。」 やれやれとため息をつきつつつも、ハルヒの寝顔をよく見るために長門の指定位置に腰を下ろす。 こうしてみると、ハルヒの寝顔はますます幸せそうに見える。こんな顔をしている時は大抵美味い物を 食っているときか、突拍子もないことを思いついて俺に雑用を押しつけているときくらいのものだ。 「キョン…」 …どうやら後者のようだ。 耐えろハルヒの中の俺よ。そう思いつつ合掌する。 …が、次の瞬間、俺はとんでもない言葉を聞いた…気がする 「…キョン……大好きだよ……」 「……………なんだって?」 いまなんつった?大好き?こいつの中の俺はどんなほれ薬を使ったんだ? 「……キョン……」 なぜか顔が熱くなる。落ち着け。これはただの夢だ。ハルヒの夢の中の話だ。現実の俺は関係ない。 関係ないんだ。どんなに口が滑ってもハルヒがこんなことをストレートに言うわけがないだろ。 落ち着け、落ち着け、落ち着け………… と、そんな風に自分を落ち着けていると、ハルヒの幸せ顔はいつしか消え、次第に悲しみに変換されていった。 「……キョン…待って……」 ん?ハルヒの中の俺はついに逃げたのか? 「待ってよ……置いてかないで……」 徐々に顔つきが変わっていき、幸せ度は0になっている。 「キョン…」 こいつの中の俺は何をしている。何をそんなにハルヒに心配掛けてるんだ? 「…そんな……嘘でしょ……?」 自分のことのはずなのに、ドラマの一途なヒロインの告白を、まるで紙切れを 扱うかのようにかわす男を見ているとき並にハルヒの中の自分に対して腹が立っている。 「待って…キョン…」 徐々に声が大きくなる。 「…キョン…待ちなさい…」 ハルヒの閉じられた瞼の間からきらりと光る物がこぼれてくる。 「…ねぇ…待ってったら……」 寝言までもがふるえている。もうだめだ。耐えられん。俺はハルヒを起こそうと立ち上がろうとしたときだった。 「……キョン!」 ハルヒの突き飛ばした椅子の衝撃で俺までもひっくり返りそうになる。 「夢……か…」 ハルヒはまだ俺が居ることに気づいてないらしく、ぽろぽろと涙をこぼし続けていた。 「キョンは…こんなこと…しないよね…」 「するわけ無いだろ。」 そう言ってハルヒにハンカチを差し出す。ハルヒは少し驚いたものの、何も言わずにハンカチを受け取り、握りしめた。 「…ねぇ、キョン」 「なんだ?」 「ちょっと…泣いていいかな?」 「…ああ。泣いてしまえ。この際だから今までの分も全て出してしまえ。」 それから数十分の間、ハルヒは大声を上げて泣いた。俺はただハルヒを優しく抱いて、頭をなでてやるだけだった。 この日のハルヒはやたらと涙もろく、俺がちょっと慰めてやっただけでまたぼろぼろと泣き出したりなんだりで、 目の周りの腫れが引いて人前に出れる頃にはもうあたりは真っ赤に染まっていた。 「そういえばあんた、いつからいたの?」 詳しくは覚えてないが、ちょうど昼頃だろうか。まだ幸せ度MAXだった頃か。 「あたし、笑ってた?」 そりぁもう言い笑顔だったぞ。 「そう…」 二人の間に沈黙が流れる。沈黙に耐えきれずに最初に口を開いたのはハルヒだった。 「…あたしね、夢見てたの。」 どんな夢だ? 「最初はみんなで町の散策してて、すごく楽しかった。新しくできたファミレスでお昼を食べたり、 ゲーセンのUFOキャッチャーであんたに人形取ってもらったりしてた。」 それがあの幸せ100%の時か。 「でも、次の日かな…みんなあたしの周りから消えていった。みくるちゃんも、古泉君も、有希も…」 俺も…か 「……キョンは…あたしの前からいなくなったりはしないよね?」 「…ああ。」 「ほんとに?明日になって突然いなくなったりしないよね?」 「そんなに心配なら、おまじないでも掛けてやろうか?」 「おまじないって何よ。大体、あたしは…」 俺は何かを言おうとしたハルヒの唇を塞いだ。そのおまじないは、ハルヒに掛けると同時に自分にも かかってしまう諸刃の刃だった。 「…さて、帰るとするか。ついでだから、いつもの喫茶店にいくか?」 「そ、そうね。そうしましょ。ただし、あんたの奢りだからね。」 「へいへい。」 真っ赤に焼けた太陽の光で確認は出来なかったが、頬が赤く染まっているであろうハルヒはいつもより愛おしく見えた。 「キョン」 「なんだ?」 「大好きだよ。」 -fin-
https://w.atwiki.jp/haruhioyaji/pages/143.html
キョン 気のせいか、妙に本格的だな。 ハルヒ じゃあ、いくわよ。古泉君、スモークと照明お願い。 古泉 おまかせください、閣下。 ハルヒ さあ、よみがえれ、アイアン・ライター! キョン って長門かよ! 長門 調査結果を報告する。許可を。 キョン あ、ああ。やっちまえ。 長門 現在、日本国で流通するうち、発行部数が上位32000作品のあらすじについて分析を行い、よく読まれる物語に要求される傾向を抽出した。 キョン おう。すごいな。 長門 ストーリーに求められる得性の共通因子を、25文字以内の現代日本語で述べると次の通りとなる。すなわち「予想を裏切りつつも、期待を満たすストーリー」。 キョン なんだって?もう一度、言ってくれ。 長門 予想を裏切りつつも、期待を満たすストーリー。 キョン わかるような気もするが、もう少し長くていいから、説明してくれ。 長門 予想どおりすぎると読者は退屈する。この先どうなるかわからないからこそ、読者は続きを読もうとする。 キョン なるほど。 長門 しかしあまりに外れると、読者はついていけなくなる。オリジナリティを求めて新奇さに走るあまり、読者に反発された例は多い。人気の出たストーリーは、大筋では読者がすでに知っている定番どおりのものが多い。 キョン 裏切りつつ、裏切らないという訳か。バランスが難しいな。 長門 もっとも多い形態は、結末は定番だが、設定や結末に至るプロセスに工夫を施したもの。たとえば読者に「どうせハッピーエンドだろうが、この設定(あるいはこんな展開)でどうやってハッピーエンドにこぎつこけるのか」と思わせて読者を引きつける。 キョン なるほどな。 長門 がんばって。 キョン お、おう。 ハルヒ じゃあ、次へ行くわよ。第二の鉄人よ、出てこいや! キョン って、鶴屋さん。 鶴屋 あたしの担当はキャラクターづくりと描写のイロハにょろよ。まあ、どろ船に乗ったつもりで、安心するっさ。 キョン とても気が抜けません。 鶴屋 描写はめがっさ大事にょろよ。この話みたいに、セリフばかりで描写がないと、読者が作品世界に入って行けないっさ。 キョン そんなもんですか。 鶴屋 マンガや映画は絵や映像があるにょろ。そのシーンにぴったりの映像を撮るために、ある監督は「あの太陽をのけろ」と言ったっさ。 キョン そんな無茶な。 鶴屋 無茶しても撮りたい絵を撮るのが監督にょろよ。同じ台本、同じセリフ、同じストーリーでも、どんな絵かで全然ちがうものになるからねえ。小説には言葉しかないから、どんな風に描写するかは、マンガや映画でどんな絵で表現するかと同じくらい大切なんだよ、うん。 キョン なんか難しそうですね。 鶴屋 セリフは書けるけど、描写が苦手という人は少なくないっさ。そこで!今日は特別に鶴屋流描写の極意を授けるにょろよ。これさえあれば、描写で困らないこと、間違いなし! キョン それはすごい。 鶴屋 モデルを見つけて、その子のことを常に頭に思い描くにょろ。セリフは心に残りやすいから、むしろその子のしぐさや立ち振るまい、その子がいつもいる場所などなど、具体的に思いだすっさ! そのためには普段からよく観察するのが一番! だからモデルにするのは身近な人がいいかもねえ。普段、見過ごしているものを見るってことだね、キョン君。見ていないものは書けない、ボクシングにラッキーパンチはないということにょろよ! キョン はあ。 鶴屋 じゃあ、キョン君、がんばるにょろ〜。 キョン あ、はい、がんばります。 ハルヒ 泣いても笑っても次が最後よ。第三の鉄人よ、出でませい! みくる は、は、ふぁい! キョン 最後は朝比奈さんですか。 みくる わ、わたしは、せ、セリフについて教えますっ! ハルヒ みくるちゃん、かみかみよ。古泉君、スモークで見えないから、カンペはもっと近くに。 古泉 はい、閣下。 キョン あー、朝比奈さん、無理せずに、犬にかまれたとでも思って、そこそこに頑張ってください。 みくる はいっ、一生懸命がんばりますので、応援してくださいっ! 谷口 エム・アイ・ケー・ユー・アール・ユー、み・く・る!! キョン 谷口、こんなところで何やってんだ? 谷口 にぎやかしだ。俺は俺で満ち足りてるから、気にするな。 キョン そうか。 みくる セリフはとっても大事ですっ! キョン おわっ。 みくる どんなに思ってくれていても、きちんと言葉にして欲しいんですっ!! キョン あの、小説の話ですよね? みくる そうですっ!間違いありませんっ! キョン そうですか。 みくる 普段なら絶対に言わないようなセリフも、お話の中ではゆるされるのです! 谷口 エル・オー・ヴィ・イー、ラブリー、み・く・る!! みくる キョン君、あの、がんばってください。気持ちは必ず伝わりますっ! キョン はあ。とにかく、がんばってみます。 ハルヒ というわけで豪華講師陣によるレクチャーはここまでよ! キョン ある意味豪華という気もするが、いつものメンバーとも言えるぞ。 ハルヒ さて、あとは実践あるのみね。 と言ってハルヒは、ズンという効果音とともに、俺の視界をふさぐように前に立った。 ハルヒ 今日のレクチャーは、ほとんどあんたのために開いてあげたようなもんなんだからね。さあ、キョン、前回のリベンジよ! 全校生徒に砂という砂を吐かせて、校庭を砂丘に変えるような恋愛小説を書きなさい! キョン 無理だ。 ハルヒ こら、キョン! どこ見てんのよ!? キョン なぜ俺の前に立ちふさがる? ハルヒ 鶴屋さんが身近な人物を観察しろって言ったでしょ! 古泉 さすが涼宮さんですね。彼がどれだけ顔の向きを変えても、すぐさまそれに反応しておられる。 長門 シュートコースをふさぐ熟達したディフェンダーの動き。 みくる 涼宮さん、ガンバです! 鶴屋 おやおや、今日はブラックみくるがオチじゃないのかい? 谷口 お、俺には何も期待するなあ!「ていうか、お前らさっさと結婚しろぉ!!」じゃ駄目? 長門 駄目。
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/736.html
【種別】 怪人 魔化魍 悪の秘密結社 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー響鬼(平成第6作) 【名前】 カッパ 【よみがな】 かっぱ 【身長】 220センチ 【体重】 150キロ 【悪の秘密結社】 大ショッカー(劇場版登場個体) 【伝承】 河童 【9つの世界】 響鬼の世界 【新たな世界】 ディケイドの世界 【スーツアクター】 【登場話】 第18話 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 【響鬼登場話】 二十五之巻、四十二之巻、四十四之巻、四十五之巻、四十七之巻 【ディケイドの物語】 どこかの森の中を歩いていた門矢士、光夏海、小野寺ユウスケの前に出現し、カッパを追っていたアスムと戦闘になる。アスムをその実力で終始圧倒していたが、士が変身する仮面ライダーディケイドと戦闘になる。 素早い動きでディケイドを翻弄するが、ディケイドの使用するライダーカード「カメンライド カブト」の効果により仮面ライダーカブトに変身したディケイドが使用するライダーカード「アタックライド クロックアップ」でクロックアップしたディケイドに先回りされてしまい、ライダーカード「ファイナルアタックライド カブト」で発動する必殺技「ライダーキック」で倒された。 【オールライダー対大ショッカーの物語】 大ショッカーの怪人として劇場版に複数登場。 【オリジナルの響鬼の物語】 妖怪「河童」として伝えられている魔化魍。主に水中に推測しており、夏の期間にしか出現しない「夏の魔化魍」。口から発する粘液で敵を凝固させ動きを封じ込めた後、水中に引きずり込まれ思うように体を動かない獲物を痛めつけるという攻撃方法を持つ。更に分裂する能力を持ち、時間が経つ度に無限に生み出す事が可能である。また、魔化魍の中でも俊敏な身体能力を持ち、素早い動きで敵を翻弄するという攻撃も得意としている。人間などの動物の内臓を餌とする。肛門から内臓を吸い取る。 童子・姫は出現していない。 二十五之巻では秩父の川原に出現。魔化魍達と人知れず戦う組織「猛士」に所属する戦鬼「サバキ」が変身する仮面ライダー「仮面ライダー裁鬼」を俊敏な動きと口から発する凝固液によって動きを封じて敗退させた後、2体に分裂した。その後、サバキの代役として秩父の川原に急行した猛士の一員「ヒビキ」が変身する仮面ライダー「仮面ライダー響鬼」が夏の期間のみに変身する形態「響鬼紅」に変身し、響鬼紅の必殺技「音撃打・灼熱真紅の型」で2体のカッパが退治されたが、直前にさらにもう1体に分裂した。 しかし、響鬼紅が専用マシンであるバイク「凱火」に乗って自分を追跡したため、凝固液で響鬼の両腕を封じた後で橋の下にある湖におびき寄せる。見事におびき出された響鬼を思うように痛めつけたが、事前に行なっていた特訓により凝固液の対策をしていた響鬼の一撃を受けてしまい、川原に強制的に這い上がらせられてしまう。最期は響鬼の攻撃を空中に舞い上がってかわしたが、響鬼紅の必殺技「音撃打・灼熱真紅の型」によって退治された。 四十二之巻では東秩父の川原に魔化魍が大量発生する現象「オロチ現象」で魔化魍「オオナマズ」が地上に出現させた胃袋、「ウブメ」と共に合計2体の個体が出現した。だが、1体目の個体は猛士に所属する青年「イブキ」が変身した仮面ライダー「仮面ライダー威吹鬼」の必殺技「音撃射・疾風一閃」によって退治され、2体目の個体は猛士に所属する青年「トドロキ」が変身した仮面ライダー「仮面ライダー轟鬼」の必殺技「音撃斬・雷電激震」を受けている最中に、突如現れた魔化魍「オトロシ」に轟鬼共々踏み潰された。 四十四之巻では館林の川原に複数の個体が魔化魍「バケネコ」、「イッタンモメン」、「コダマ」、「ウワン」と共に出現した。ヒビキが変身する響鬼が自分の専用武器「装甲声刃」の力で「装甲響鬼」に変身し、装甲響鬼の必殺技「音撃刃・鬼神覚声」で2体の個体が、イブキが変身した威吹鬼の必殺技「音撃射・疾風一閃」を受けて1体の個体が退治された。残りの個体は猛士に所属している戦鬼「ザンキ」が変身する仮面ライダー「仮面ライダー斬鬼」の不調を見計らって彼に襲い掛かっていたが、以後の消息は不明。 四十五之巻ではさいたまのスタジアムに魔化魍「カシャ」、バケネコ、ウワン、テング、ヨブコと共に出現した。ヒビキが変身した響鬼に他の魔化魍と共に襲い掛かるが、逆に装甲響鬼の必殺技「音撃刃・鬼神覚声」でバケネコ、テング、カシャ共々退治された。 四十七之巻ではオロチ現象を静める儀式の場をめざして多数の個体が出現。その後の消息は不明。 【関連するページ】 アタックライド クロックアップ オールライダー対大ショッカー登場怪人 テング バケネコ ヨブコ ライダーキック(仮面ライダーカブト) 怪人 第18話登場怪人 響鬼の世界 魔化魍
https://w.atwiki.jp/haruhi_best/pages/15.html
涼宮ハルヒの軌跡 プロローグ 涼宮ハルヒの軌跡 機関の決断(前編) 涼宮ハルヒの軌跡 機関の決断(後編) 涼宮ハルヒの軌跡 未来人たちの執着(前編) 涼宮ハルヒの軌跡 未来人たちの執着(中編) 涼宮ハルヒの軌跡 未来人たちの執着(後編) 涼宮ハルヒの軌跡 情報統合思念体からの独立(前編) 涼宮ハルヒの軌跡 情報統合思念体からの独立(中編) 涼宮ハルヒの軌跡 情報統合思念体からの独立(後編) 涼宮ハルヒの軌跡 SOS団(前編) 涼宮ハルヒの軌跡 SOS団(後編) 涼宮ハルヒの軌跡 エピローグ
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/1032.html
原語 capa 和訳 名詞 蓑 漢字一字 蓑 やまとことば みの(蓑)、あまぎぬ(雨衣) 備考欄 辞書 説明 廣辭林新訂版 (名) [一]雨天の外出に用ふる外套、「スペイン」人の外套を模して製したるに始まりたるものをいふ、綿布・毛布・桐油紙などにて製し、袖を附く、種類多し。(雨衣)。[二]荷物又は駕籠などの雨被に用ふる桐油紙。 新訂大言海 (名) 哈叭合羽 雨衣ノ一種。初メ葡萄牙人ノ 外套 (ハオリ)ノ製ヲ移セルモノ、衣ノ上ニ廣ク被フヤウニ製ス。又、綿布、羅紗ナド用ヰ、袖ヲ付クルモ出デ來リテ、其名ヲ專ラニシ、 故 (モト)ノ製ナルヲ、雨合羽、丸合羽、坊主合羽、綿布ナルヲ引廻 は (ワ)し合羽ナド稱ス。雨衣 角川国語辞典新版 名 ①防雨・防雪用の 外套 (がいとう)。雨かっぱ。②荷物などのおおいに使う 桐油 (とうゆ)紙。 表記揺れ 合羽 同義等式 原語単位 capa=外套 カタカナ語単位 カッパ=蓑 附箋:C カ ポルトガル語
https://w.atwiki.jp/sosclannad9676/pages/36.html
6月の放課後、ハルヒは「野球大会に出る」と言いだし、第九回市内アマチュア野球大会参加募集のお知らせと書かれた紙を持ってくる。 SOS団のメンバーは5人だったから後4人のメンバーを集める必要があった。 結局集まった4人も数合わせのメンバーで、谷口、国木田、鶴屋さん、キョンの妹だった。 草野球大会当日、上ヶ原パイレーツとの対戦でハルヒはメンバーの打順と守備をアミダクジで決める。(ただしハルヒは1番ピッチャー) 以下打順、および守備。 1番 ピッチャー ハルヒ 2番 ライト 朝比奈みくる 3番 センター 長門有希 4番 セカンド キョン 5番 レフト 妹 6番 キャッチャー古泉 7番 ファースト 国木田 8番 サード 鶴屋さん 9番 ショート 谷口 古泉いわく、ハルヒが望んだから4番にキョンがなったらしいが、全く4番としての力が震えず、たちまちに点差は開いていき、ハルヒの機嫌も不機嫌に。 10点差でコールド終了なのだが、7-0まで点差が開いたところで、閉鎖空間が発生する。 このままではまずいと悟った古泉は長門にある頼みごとをし、バットをホーミングモードにする。 たちまち点差は逆転し、9-11までになったとこでチェンジ。 その後、ピッチャーをハルヒからキョンに、キャッチャーを古泉から長門に変更し、長門の呪文により、究極の魔球で試合終了。 チームSOS団は見事勝利した。 その後、閉鎖空間に行かなければならない古泉が減るので、続行不可に。SOS団は辞退する。 尚、この時使っていたバットをキョンが上ヶ原パイレーツにいくらかで譲った。 おまけ ホーミングバットの行方
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3488.html
「あんた・・・誰?」 俺に向かってそう言ったのは涼宮ハルヒだ。 あんた?誰?ふざけてるのか?嘘をつくならもっとわかりやすい嘘をついてくれよ! だがハルヒのこの言葉は嘘でも冗談でもなかった。 この状況を説明するには昨日の夕刻まで遡らなければならない。 その日も俺はいつものように部室で古泉とチェスで遊んでいた。 朝比奈さんはメイド服姿で部屋の掃除をし、長門はいつものように椅子に座って膝の上で分厚いハードカバーを広げている。 ハルヒは団長机のパソコンとにらめっこしている。 いつものSOS団の日常だった。 「チェックメイト。俺の勝ちだな古泉!」 俺はいつものように勝利する。 「また負けてしまいましたか。・・・相変わらずお強いですね。」 微笑みながらこっちをみる古泉。 俺が強い?言っておくが俺は特別強くなんかないぞ!おまえが弱すぎるんだよ古泉! まぁこの微笑野郎が本気でやっているかどうかは疑わしいもんだが。 そうだったら腹がたつな! 「今日はここらでやめとくか。」 「そうですね。続きはまた明日とゆうことで。」 ニコニコしながらチェスを片付け始める古泉。 すると長門がハードカバーを閉じる。 同時に下校の予鈴が鳴った。 ハルヒが立ち上がって鞄を肩にかける。 「さぁ、あたしたちも帰りましょ!」 ハルヒの号令に俺たちは帰宅の準備を始める。 「たまにはみんなで一緒に帰りましょ!」 ニコニコしながら腕を組んでいるハルヒ。 「そうだな、たまにはいいかもしれないな。」 今思えばこのときが運命の分かれ道だったのかもしれない。 帰りの支度を終えた俺たち5人はいつもの坂道を下り始めた。 先頭に俺、隣にハルヒ、俺の後ろに朝比奈さんと古泉がいて最後尾に長門がいる。 「ねぇ、キョン。あんた土曜日ヒマ?」 ハルヒが歩きながらこちらを向く。 土曜日か…ヒマと言えばヒマなんだが俺には睡眠という名の立派な業務がある。 「まぁどうせヒマでしょ?あたし叔父さんから映画のチケット2枚もらったのよ!特別にあんたを招待してあげるわ!」 正直俺は映画館のあのかったるい感じが嫌なのだがハルヒにしちゃまともな誘いだ。特に断る理由もないだろう。 「映画ねぇ。別にいくのはいいんだがどんな映画を見に行くんだ?」 こいつのことだからSF物かもしくはホラーか?まぁそれなりに楽しめる内容だといいんだが。 「あ、あたしもまだどんな映画だか知らないの。」 「チケット貰ったならタイトルくらいわかるだろ?」 そう返すと何故かハルヒは顔を赤くする。 「べ、別にいいじゃない!どんな映画でも!」 嫌な予感がするな。こいつがタイトルを言えない映画ってなんだ? まさか恋愛ラブストーリーだったりしてな。 「と、とにかく土曜日空けときなさいよ!」 まぁいいか。 ハルヒがどんな顔して恋愛ものを観るか楽しみでもある。 そんな会話を俺とハルヒがしていると聞いていた古泉が微笑声をもらしながら近づいてきた。 「お二人方、週末は映画館でデートですか。お熱いですねぇ。」 うるさい古泉。おまえはいつも一言多いんだよ。 「デ、デートじゃないわよ!キョンはただのオマケなのよ!勘違いしないで頂戴古泉君!」 そこまでむきになって否定しなくてもいいと思うが… 「そうゆうことにしておきましょう。」 ハンサム野郎は再び微笑して頷いた。 ここまでは普段どおり何ら変わりはなかったが事件はこの後起きる。 坂道を下ると大きな交差点にぶつかった。 信号は青だ。 俺はハルヒの誘ってきた映画のことを考えながら渡り始めた。 このとき俺がよくまわりを見て渡っておけばあんなことにはならなかったかもしれない。 突然、大きなブレーキ音とともに俺の横に一台のバイクが突っ込んできた。 「危ないキョン!」 ハルヒは俺に飛びついて俺を転ばせた。 俺とハルヒはそのまま転がる。 危機一発。俺は寸前のところでハルヒに助けられたようだ。 「・・・っ・・・なんて乱暴な運転しやがる・・・」 俺は体を起こしながら辺りを見る。 「大丈夫ですか!?」 古泉たちが駆け寄ってきた。 「・・・なんとかな。ハルヒ助かったぜ!」 俺はそう言いながら隣に倒れこむハルヒを見た。 ハルヒは道路に倒れこんだまま目を瞑っている。 「おい!ハルヒ?」 ハルヒは応答しない。 その場にいた全員が言葉を失った。 ハルヒはぐったりして目を瞑ったままだ。 「お、おいハルヒ!しっかりしろ!」 ハルヒの体を抱き寄せ問いかけるが返事はない。 「動かしてはいけません!」 そう言って古泉は電話を取り出し救急車を呼ぶ。 なんでこんなことに… 「頭を強く打ってます!もう少しで救急車が到着します!あまり動かさないで下さい。」 真剣な顔で古泉は俺を見つめる。 すると長門が俺とハルヒの前に来るとハルヒの頭に手をかざした。 なにやら呪文を唱えているようだ。 そして俺を見ると一言だけ発した。 「心配いらない。傷は塞いだ。」 長門がそう言ってくれたおかげで俺は平静を取り戻した。 長門が大丈夫だと言うんだ。すぐにハルヒは目を覚ますだろう。 俺が安心すると大きなサイレンと共に救急車が到着した。 救急隊員がハルヒを担架に乗せると救急車の中に運んでいった。 「僕たちも付き添いましょう!」 古泉の言葉で俺たちもハルヒに付き添い病院に向かう。 救急車の中では救急隊員がハルヒの口に人工呼吸器をあてている。 俺は先ほどの長門の言葉を頭の中で何度も自分に言い聞かせながら平静を保っていた。 病院に着くとハルヒは緊急治療室に運ばれていった。 俺たちはロビーで待つことにする。 「ぅ・・・ぅぇ・・・涼宮さぁん・・」 朝比奈さんはさっきからずっと泣いており古泉がそれをなだめている。 「長門さんがあの場で治療してくれたおかげで涼宮さんはほとんど無傷です。心配いりませんよ。」 そう言ってる古泉だがいつもの笑顔はない。 「とりあえず今は待ちましょう。僕たちにできることはそれしかありません。」 どれくらいの時がたっただろうか。気がつくと辺りはすっかり暗くなってる。 すると治療室から医者がでてきた。 真っ先に古泉が医者に駆け寄る。 「彼女のお友達の方々ですか?」 「えぇ、先生。彼女の容態はいかほどでしょうか?」 古泉はいつになく真剣な顔だ。 「心配いりませんよ。頭を強く打っていますが奇跡的に無傷です!すぐに目を覚ましますよ!」 「そうですか。ありがとうございました。」 古泉は医者に会釈すると俺たちにやっと笑顔を見せた。 「よかったです。長門さんのおかげですね。」 ようやく朝比奈さんも泣き止んだ。 俺は長門に顔を向けると長門は相変わらずの無表情だった。 「長門。ありがとう。」 長門は淡々と答えた。 「涼宮ハルヒは大事な観察対象。万が一のことがあっては困る。」 ありがとな長門。お前はそう言っていても俺にはお前に対する感謝の気持ちでいっぱいだ。 「皆さんこれからどうします?僕は今から涼宮さんのご両親に連絡してきますが。」 どうする?決まってるだろ? ハルヒが目を覚ますまでそばにいるさ!いつだったか俺が入院したときもあいつはずっとそばにいてくれたんだからな。 「俺はしばらく病院に残るよ。」 「わかりました。では僕は電話してきます。」 あとはハルヒが目を覚ますのを待つだけだ。 俺は朝比奈さんと長門を連れてハルヒが運ばれた病室へ入った。 人工呼吸器を口につけたまま眠っているハルヒ。 俺はそんなハルヒに心の中で声をかけた。 おいハルヒ!さっさと起きてくれよ。お前がいないとSOS団はどうなるんだよ。それに映画に一緒に行く約束もしただろ!お前が寝たままじゃチケットが無駄になるだろ! 第一俺を庇ってくれたことの礼も言いたいんだよ。 だからさっさと起きろ! 言いたいことはまだあるんだ。 しばらくすると古泉が戻ってきた。 「涼宮さんのご両親がもうすぐ到着されます。おそらく僕たちは邪魔でしょう。今日のところは帰りましょうか。」 ハルヒが目覚めるまでそばにいたかったがハルヒの両親に迷惑をかけるわけにもいかない。 「仕方ないな。今日は帰ろう。」 俺たちは病院を後にして解散した。 翌日になると俺はいつものように学校に向かった。 坂道を駆け足で登り校舎に入る。 そしてクラスに入る。 だがハルヒの席にハルヒはいない。 やがてHRが始まり担任の岡部が切り出した。 「えぇ、涼宮は昨日交通事故に遭って頭を強く打ったそうだ。怪我はないらしいが今日は大事をとってお休みだ。」 クラスが騒然とした。 だがすぐにいつもの空気に戻る。 その後俺は授業を受けたがやはりハルヒが後ろにいないとなんだか物足りないな。 「ねぇキョン!いいこと思いついたわ!」 そう言ってつついてくるハルヒが途端に恋しくなったな。 結局俺は授業など上の空って感じであっという間に1日が過ぎた。 廊下にでると古泉と朝比奈さんと長門が俺を待っていた。 「先ほど病院から連絡がありました。涼宮さんが目を覚まされたようですよ。」 「本当か古泉?」 「えぇ。僕たちもすぐに病院に向かいましょう。」 やっと目を覚ましてくれたかハルヒ… お前のいない学校はつまらなかったよ。 そんなことを思いながら俺たちは病院に向かった。 ハルヒの病室に着くと俺は昨日のことをどうハルヒに謝ろうかと考えながら扉をノックした。 「どーぞ!」 ハルヒの元気な声を確認して俺は安心した。 ゆっくりと病室の扉を開けるとそこにはベッドの上でしかめっ面をして腕を組むハルヒがいた。 俺たちは病室に入り扉を閉めた。 「ハルヒ。もう大丈夫なのか?」 ハルヒはしかめっ面のままこちらを凝視していた。 「あんた・・・誰?」 俺は耳を疑った。 あんた誰?何言ってんだよこいつは。 ちっとも笑えないぞ! 「は?」 「は?じゃないわよ!勝手に人の病室に入ってこないでよ!」 「せっかく見舞いに来てやったんだ。なんの冗談だよ?」 ハルヒは表情を変えない。 「見舞い?なんであたしの知らない人間が見舞いに来るのよ!」 どうゆうことなんだ?俺を知らない? すると古泉がいつもの笑顔で話かける。 「お元気そうで何よりです。涼宮さん。」 ハルヒは不思議そうな顔で古泉を見る。 「なんであんたもあたしの名前知ってんの?どっかで会ったかしら?ああ、そういえばそれ北高の制服ね。」 全くもってわけがわからん。誰か説明してくれ! 突然古泉が俺の耳元で囁く。 「一旦出ましょう。わけは外で説明します。」 俺たちは古泉の言うとおり一度出ることにした。 ロビーに移動した俺たちに古泉が語り始める。 「先ほどの涼宮さんの奇妙な言動ですが、記憶喪失と考えると全てつじつまが合います。」 「記憶喪失だって?ハルヒはホントに俺たちのこと忘れちまったのか?」 「えぇ、それも僕たちSOS団のことだけをね。」 「俺たちだけ?なんでそんなことがわかる!」 「涼宮さんはご両親とは普通に話してるようですし涼宮さんは北高のことを知っていました。なので消えてる可能性があるとしたら僕たちSOS団に関する記憶でしょう。」 ハルヒの中から俺たちだけの記憶が消えた?なんでそんなややこしいことになっちまったんだ。 「おそらく僕たちとの思い出が涼宮さんにとって一番大事なものだったからでしょう。それが優先的に消されてしまったのです。」 「元には戻らないのか?」 「わかりません。突然思い出すこともあるようですが・・・」 とりあえずもう一度涼宮さんの病室に行きましょう! 俺たちは再びハルヒの病室にやってきた。 古泉がノックをする。 「どーぞ!」 こうなりゃやけだ!意地でも俺たちのことを思い出させてやる! 扉を開けるとしかめっ面のハルヒ。 「またあんたたち?あたしに何の用なのよ!」 俺は手当たり次第ハルヒに質問をぶつけてみることにした。 「なぁ、谷口って知ってるか?」 何故か最初に谷口が浮かんだ。 「谷口?あのバカがどうしたのよ!」 なるほど谷口は覚えてるのか。 「じゃあ国木田って知ってるか?」 「国木田?ああ谷口といつもつるんでるやつね?」 国木田は俺と同じ中学だ。ハルヒは中学の国木田を知らないはずだ。 つまりハルヒには北高の記憶はあるということだ! 俺はハルヒを追い詰める。 「じゃあお前の席の前に座ってるやつは誰だ?」 ハルヒはその場で考えこみ始めた。 「・・・あたしの・・前?・・思い出せないわ。なんで?」 なるほど… やはり俺たちだけの記憶がないらしい。 「・・・なんで思い出せないの?・・・っていうかあんたたちは誰なのよ!」 「お前と同じ学校のもんさ!俺はキョン。こっちが古泉で、こっちが朝比奈さん。こっちが長門だ。」 なぁ思い出せよハルヒ!お前だけが一方的に俺たちを忘れるなんて許さないぜ! 「あまり考えさせるのもよくありません。また出直すことにしましょう。」 ここは古泉言うとおりにしておこう。 「じゃあなハルヒ!明日学校でな!」 「ち、ちょっと待ちなさいよ!まだ話は終わってないわ!」 ハルヒの言葉を無視して俺たちは強引に病室をでた。 全く勝手なやつだ。俺たちだけのことを一方的に忘れやがって。 「まぁいいではありませんか。涼宮さんがご無事だったのですから。焦る必要はありません。」 「だがなぁ」 「涼宮さんは明日から登校してきます。きっと明日思い出してくれますよ。」 今日の古泉の言葉には妙に説得力がある。 「そうだな。今日は帰るか。」 そうして俺たちは解散することにした。 その日の夜、俺は明日ハルヒの記憶を取り戻すための作戦を考えていた。 ハルヒの記憶を戻す方法はある。 それは俺はジョン・スミスだと言うだけでいいんだ。 だがそれを使うと今までのことや俺たちのことを全てハルヒに話さなければならない。 下手するとハルヒの力が暴走する。 だからこの方法だけは避けたい。 そんなことを考えながら翌日になった。 今日はきっとハルヒが来る。 俺は急いで学校に向かった。 駆け足で教室に入るとハルヒの姿があった。 椅子に座り腕を組んでまわりをじっと睨んでいる。 まるで一年前ハルヒと出会ったときのようだ。 「よう!体はもう大丈夫なのか?」 俺は自分の席に座りハルヒに話しかけた。 「あんた昨日の!なんであんたがここにいんのよ?」 「ここは俺の席だ。」 ハルヒは戸惑った顔をしている。 今までいろんなハルヒの顔を見てきたがこんな顔は初めてみたさ。 正直可愛かったね。 「・・・っ・・思い出せないわ。あたしが忘れてるのはあんたなの?」 頭を抱え込んでるハルヒ。 「いずれ思い出すさ。」 俺はそう言って前を向いた。 それからのハルヒはずっと空を見て考えこんでいた。 思い出してくれよハルヒ。俺たちのことを。 それから時間は流れ昼休み。 俺はハルヒを部室に連れていくことにした。 「ハルヒちょっと来てくれ!」 ハルヒの手首を掴み強引に部室まで引っ張っていく。 「ち、ちょっとなによ!」 ハルヒの言葉に俺は耳を貸す余裕はない。 「・・・文芸部?なんでここに連れて来たのよ!」 文芸部。つまりSOS団の部室だ。 「今日からここがあたしたちの部室よ!」 一年前ハルヒがこの部屋でそう言った日からSOS団は始まった。 扉を開けるとそこには朝比奈さん、長門、古泉がいた。 ハルヒを中に入れ俺は問いかけた。 「どうだ?この部屋覚えてないか?」 ハルヒは少し考えこむと 「・・・わからないわ。・・でも・・・なんか懐かしい感じがするの・・」 よかった。連れてきた甲斐があったみたいだ。 毎日通った部室だ、ハルヒの体が覚えているんだろう。 「涼宮さんはこの部屋で団長をやっていたんですよ。」 古泉と朝比奈さんが壁に貼り付けられた写真を指差した。 夏合宿のときに孤島で撮った写真だ。 「これ・・・あたし?なんで?・・・思い出せない。」 まるでおもちゃを無くした子供のような顔で写真を見つめるハルヒ。 「俺たちはここでお前のつくったSOS団として活動してたんだ。その写真が証拠だよ。」 ハルヒはやがて無言になる。 しばらくの沈黙が流れやがてハルヒが切り出す。 「SOS団だとか・・・団長だとか・・・わけわかんない・・」 今にも泣き出しそうな顔でそう言うと走って部室を出ていった。 「・・・ハルヒ」 出ていった瞬間ハルヒが遠くに離れてくような感じがした。 「仕方ありません。いきなり現実として受け入れるのはいくら涼宮さんでも難しいでしょう。」 古泉も珍しく寂しい顔をしている。 すると俺の服を掴むやつがいた。 長門だ! 「長門?」 長門は無表情のままこちらを向く。 「涼宮ハルヒの精神状態が不安定になったことでこの部屋の空間を構成している力のバランスが崩れようとしている。」 よくわからないがそれがまずいことだってことは俺にもわかる。 古泉が神妙な面もちで言う。 「とにかく放課後対策を練るとしましょう。」 結局その日ハルヒは教室に戻って来なかった。 放課後俺は再び部室に向かった。 部室にはすでに3人の姿がある。 古泉が真剣な顔でこちらを見ている。 「涼宮さんは?」 「ハルヒは結局帰って来なかったよ。」 古泉と朝比奈さんは何か深刻な顔をしている。 「困ったことになりました。先ほど機関から連絡があったのですが世界中で大規模な閉鎖空間が発生してるようです。」 「なんだって?」 「おそらく涼宮さんの精神状態が不安定になったことで発生したのでしょう!このままではこちらの世界とあちらの世界が入れ替わってしまいます。そうなる前に涼宮さんを見つけなくてはなりません。」 くそっ!こんなことになるならハルヒをここに連れて来るんじゃなかった! 「悔しんでもなにも変わりません。とりあえず今は一刻も早く涼宮さんを探し出さないといけません。」 「ああ。わかってる」 俺は長門を見た。 「長門。お前の力でハルヒを探せないか?」 長門は答える。 「今はできない。現在私の能力は何らかの影響で弱まっている。」 何らかの影響?それもハルヒの仕業なのか? 「・・・おそらく」 「ここ話していても何も解決しません!今は涼宮さんを見つけだすことが先決です!」 古泉の号令で俺たちは手分けしてハルヒを探すことにした。 くっ!ハルヒ。どこにいるんだ! ハルヒの行きそうなところに俺は走った。 東中か?それともいつもの喫茶店か? とりあえず行ってみるしかない。 俺はいつもの喫茶店に走った。 ハルヒはいないようだ。 じゃあどこだ?東中か?何も考えずに俺は東中に向かう。 走りながらハルヒの携帯に電話をかけるが繋がらない。 俺は東中に着くと無我夢中で探しまわった。 ここにもいないのか?じゃあどこにいるんだハルヒ! 気がつくと辺りはすっかり暗くなっていた。 こんなことになっちまったのは全部俺の責任だ!俺が無理やりハルヒに記憶の断片を突きつけたり、いや、その前にあのとき事故に遭わないければハルヒはこんなことにならなかった。 自分自身に腹がたつ!頼むハルヒお前に会いたい! いつの間にか俺は北高に戻ってきていた。 真っ暗な校庭の真ん中にポツリと誰か立っている! ハルヒなのか? 俺は校庭の真ん中に駆け寄った。 「ハルヒ!」 校庭にいたのはハルヒだった。 ハルヒは悲しそうな顔でこちらを見た。 「あんた・・・一体なんなのよ・・」 いつになく力無い声だ。 「・・・わかってるのよあたしだって。何か大切なことを忘れてるのは・・・」 「・・・ハルヒ」 「・・でも・・どうしても思い出せないの!・・・あんたのことだって絶対知ってるはずなのに。」 ハルヒの悲しい顔を見ると俺は胸が苦しくなる。 ハルヒは俺に近づき続ける。 「ねぇ教えて!あんたは誰なの?あんたは私のなにを知ってるの?・・・教えてよ・・」 俺はハルヒの両肩に手を乗せて言う。 「・・・いいんだハルヒ。無理に思い出さなくて・・・お前はお前だ。他の誰でもない。涼宮ハルヒだ!」 ハルヒは目から涙を流しながら俺を見つめている。 「・・・・・なんであんたを見るとドキドキするの?・・・なんで・・」 俺はハルヒを抱きしめた! 俺の胸の中で泣いてるハルヒ… 「なぁハルヒ聞いてくれ。お前が俺のことを思い出せなくても俺はお前が大好きだ!・・・俺だけじゃない!古泉も長門も朝比奈さんもみんなお前が大好きなんだ!」 俺は一年前にハルヒと閉鎖空間に閉じ込めらたときのことを思い出していた。 今はあの時とは違う。今俺がハルヒにキスをしたところであの時のようにうまく行く確証はない。それどころかそんなことをすれば逆にハルヒの精神状態をよけい不安定にしてしまうかもしれない。 だが気がつくと俺はハルヒの唇に自分の唇を重ねていた。 なぜそんなことをしたかって? 決まっている!俺がしたかっただけだ! 俺はハルヒと世界を天秤にかけてハルヒを選んだ。 もうこのあと世界がどうなろうとかまわなかった。 今はただハルヒと唇を重ねていたかった。 1分ほど経っただろうか。俺はハルヒから唇を離しハルヒの顔を見た。 ハルヒの頬は赤くなっている。 こんなときに不適切な発言かもしれないが言っておく。 世界で一番可愛いと思った。 ハルヒの肩から手を離すとハルヒが小声で言った。 「・・・・・・・・・・・・・ばか」 「すまんハルヒ。つい・・・」 ハルヒは赤い顔のまま顔を横に向けた。 「・・・ばかキョン。・・罰として土曜日奢りなさいよ。」 ん?今なんて言った?土曜日?まさかハルヒ! 「思い出したのか全部!?」 ハルヒは再びこちらに向いて 「大体あんたがあのときよそ見したから悪いのよ!今度からはちゃんと周りをみてから渡りなさい!」 よかった。いつものハルヒだ。 そのあとのハルヒとの会話はよく覚えていない。 そしてその日の夜に古泉から電話があった。 古泉の話によると世界中に発生していた閉鎖空間は消えたらしい。つまり一件落着ってわけだ。 翌日からハルヒはいつものハルヒに戻っていた。 部室ではハルヒが朝比奈さんをいじくり、長門は相変わらず分厚いハードカバーを広げ、俺と古泉はチェスで対戦。 そこにはいつもと変わらない日常があった。 ◆エピローグ◆ 土曜日の話だ。 俺はハルヒと映画を見に行った。 鑑賞した映画は男と女が繰り広げる非日常のラブストーリーだった。 俺の隣のハルヒは終始真剣にスクリーンを見つめていて、映画のワンシーンであるキスシーンが流れると頬を赤く染めていた。 正直俺は映画よりハルヒの顔見てるほうが面白かった。 映画を見終わり俺たちは駅に向かって歩いていた。 「なぁハルヒ。あんなチャラけた映画の何が面白いんだ?」 「あんたにはわかんなくていーの!ばかなんだから!」 俺はハルヒをからかってやった。 「お前キスシーンのとき顔赤くなってたぞ。」 ハルヒはその場で赤くなり俺の胸ぐらを掴む。 「な、なんであたしの顔見てたのよ!?いやらしい!」 「別に。お前も純情なんだなハルヒちゃん!」 「う、うるさいばかキョン!」 ハルヒは尚も俺の胸ぐらを掴みながら小声で言う。 「・・だいたい、あんたからだけなんてずるいじゃない・・」 そのまま俺を引き寄せ唇を重ねてきた。 短いキスが終わりハルヒは赤く染まった頬のまま言った。 「これでおあいこだからねキョン!」
https://w.atwiki.jp/haruhi-2ch/pages/147.html
涼宮ハルヒ!!(長門有希ちゃんの消失第3話) スタッフ 脚本:待田堂子 絵コンテ:島津裕行 演出:羽多野浩平 作画監督:古澤貴文 作画監督補佐:松本文男、鵜飼一幸、今西亨 原作収録巻 第2巻(p5~P60)Epiloge8 涼宮ハルヒ(P1~3除く) Epiloge9 不法侵入 Epiloge10 ガールズトーク(P61~P64除く) BD/DVD収録巻 第2巻収録予定 概要 サブタイトルの元ネタは「Epiloge8の涼宮ハルヒ」より 原作の第8話から第10話をアニメ化。 ただし、ハルヒから別れたシーンより、漫画から追加シーンとして部室の片付けや、その帰り道の買い物での朝倉と長門のハルヒなどについての会話、廣田神社とみられる神社への和服姿での初詣など追加シーンがある また原作のカラーページに相当する(1-3ページ)分や、Episode10の最後は次回のネタフリなためカットされたのかもしれない。 今回古泉初登場なのは原作通り。 体育教師の森園生は出番が1,2話で原作にある出番をカットされたものの、今回の原作にある出番でようやく登場。森園生役の声優は、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱や涼宮ハルヒちゃんの麻雀まで演じていた声優の大前茜が引退したため、小見川千明が継いで担当している。 なお、小見川千明は長門有希ちゃんの消失と共通の音響監督が担当したネギま!での大前茜の役も引き継いでいる。 パロディ等(涼宮ハルヒちゃんの憂鬱や涼宮ハルヒの憂鬱絡みも含む) 部室にXmasの文字(涼宮ハルヒの消失では外から鏡文字、長門有希ちゃんの消失では中からだと鏡文字とで逆) 今回も第2話に引き続き、『涼宮ハルヒの憂鬱第1期シリーズで使われた「おいおい」』のアレンジバージョンが使われている。(憂鬱I、憂鬱II、射手座の日、サムデイインザレイン)さらに第3話では、第1期シリーズで使われた「やれやれおいおい」のアレンジバージョンが使われている。(憂鬱II、退屈、ミステリックサイン、孤島前編) 放送版とBD/DVD版との違い キャスト・スタッフ(詳細) キャスト 長門有希:茅原実里 キョン:杉田智和 涼宮ハルヒ:平野綾 朝倉涼子:桑谷夏子 朝比奈みくる:後藤邑子 鶴屋さん:松岡由貴 古泉一樹:小野大輔 森園生:小見川千明 女性店員;幸田夢波 野球部キャプテン:金光宣明 野球部員A:西山宏太郎 野球部員B:駒田航 スタッフ 脚本:待田堂子 絵コンテ:島津裕行 演出:羽多野浩平 作画監督:古澤貴文 作画監督補佐:松本文男、鵜飼一幸、今西亨 ゲスト衣装デザイン:今西亨 動画検査:堤章江、Fan Ru Jun 美術設定補佐:上津康義 美術監督補佐:石田喬子 色指定検査:琴吹名人 特殊効果:小森靖彦 スプリクト制作:志村豪 2Dグラフィックス:野崎崇志 CGディレクター:畑山勇太 CGデザイナー:渡辺雄斗 CGプロデューサー:青谷崇司 マネジメントCGプロデューサー:畑秀明 CG制作進行:加藤彩乃 制作デスク:海上千晶 設定制作:松井明穂 制作進行:石田里志 制作協力:A.C.G.T 協力:フォントワークス 原画 安藤正浩 今井恵 小倉恭平 佐藤晴香 横山悦子 Heo Gi Dong Kim Ye Jin 古澤貴文 星山企画Jang Chan Ho Hwang In Beom 第二原画 足利真美恵 齋藤和広 佐伯路子 陣内美帆 田中立子 堤章江 橋本久美 C2C スタジオアド 星山企画Heo Jae Hye 動画 杉田真理 中島順 常州卡佳劫漫有限公司Cao Xiang Hu Dan Huang Bing Zhi Luo Dan Yang Ke Hu He Wang Wang Chao Chen Xia スタジオ九魔 仕上げ 常州卡佳劫漫有限公司Tamaru Masahiko Zhang Li Xin Chen Juan Xu Yan Hon Oh Young Ran スタジオ九魔 背景 ムクオスタジオ井上慎太郎 真喜屋実義 中根崇仁 一瀬あかね 村田裕斗 大門友花里 中村沙和子 SAKO 撮影 T2スタジオ佐藤陽一郎 長谷川大介 渡部達也 ダン シャオ フイ (ポストプロダクションなどは省略) 放送日程 東京MXテレビ:2015年4月17日25時40分-26時10分 BS11:2015年4月18日27時00分-27時30分 AT-X:2015年4月18日22時30分-23時00分 チバテレビ:2015年4月20日24時00分-24時30分 tvk:2015年4月20日24時00分-24時30分 テレ玉:2015年4月20日24時30分-25時00分 サンテレビ:2015年4月20日24時30分-25時00分 TVQ九州放送:2015年4月20日26時35分-27時05分 信越放送:2015年4月21日25時56分-26時26分(特番のため1分押し) 岐阜放送;2015年4月22日24時00分-24時30分 三重テレビ放送:2015年4月23日25時20分-25時50分 dアニメストア:2015年4月23日12時00分-1週間配信 RAKUTEN SHOWTIME:2015年4月24日12時00分-1週間配信 アニメパス:2015年4月30日12時00分-1週間配信 ニコニコ動画:2015年5月7日12時00分-12時30分 BD/DVDチャプター 使用サントラ 0 00~0 23 SE? 0 24~1 53 OP 1 54~1 56 SE 1 57~4 13 『やれやれおいおいアレンジ』 4 14~4 36 SE 4 37~5 54 『?』 5 55~7 16 SE 7 17~9 13 『?』 9 14~9 45 SE 9 46~11 49 『亡き少女の為のパヴァーヌ』(モーリス・ルブラン) 11 50~12 41 SE 12 42~15 15 『?』 15 16~16 21 SE 16 22~18 11 『?』 18 12~19 08 SE 19 09~21 05 『おいおい、アレンジ』 21 06~21 45 SE 21 46~22 34 『?』 22 35~24 04 ED 24 05~24 10 次回予告(SEなし) 一覧 話数 サブタイトル 第1話 大切な人 第2話 もろびとこぞりて 第3話 涼宮ハルヒ!! 第4話 Be my Valentine