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ギャラリーフェイク ・part25-156~159(途中まで) ・part41-50~62 156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/09(土) 15 42 22 ID zg8ikajV0 ギャラリーフェイクの人ですが、とりあえず1話の半分が出来たのでそこまで投下します。 やりながらメモしてるので時間かかる上にわかりにくいことを先にお詫びしますorz 157 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 46 34 ID zg8ikajV0 Chapter1 日陰に咲くひまわり ある一室でゴッホの代表作「ひまわり」を前に会話する男女二人。 しかしその「ひまわり」は素人目には判断出来ないほど見事な贋作であった。 男から「館長さん」と呼ばれる女性は、贋作である「ひまわり」のタッチに心当たりがあった… ある日のこと、知り合いである三田村館長の勤務する高田美術館で盗難事件が発生したことを新聞で知る。 どうやら海外の美術館に作品を貸し出したところ、返却後に贋作にすり替えられたらしい。 何を盗まれたのかは新聞では知ることができなかった。 その時、ギャラリーに高倉刑事が訪れる。 高田美術館がらみで来たと予想するフジタ、逆に情報を引き出そうとする。 強引に署まで連行しようとする高倉。 しかし逮捕状が無いと民間人を逮捕することは出来ないと拒否するフジタ、逆に逮捕しようとした理由を聞き出そうとする。 どうやら今回の盗難事件にフジタが関わっていると思っているようだ。 朝刊に記事が載る前からこの事を知っているんじゃないかと言う高倉に、事件は今朝の朝刊で初めて知ったと言い返す。 そのまま会話を続けるうちに、高倉の話から盗品の正体がゴッホの「ひまわり」であることに気がつく。 どうやらすり替えられた贋作は、最近までギャラリーフェイクに置いてあったものだった。 とりあえず高倉のメンツを守るために警察に任意同行と言う事で向かうことにする。 舞台は警察署へ。 そこで贋作の「ひまわり」を確認することに。 やはり「ひまわり」はギャラリーフェイクで扱っていたものであった。 その贋作「ひまわり」は世界的に有名な贋作家のものであった。 贋作「ひまわり」の作者の贋作展を開いた際に展示し、終了後に売り払ったはずのものが何故ここにあるのか。 思案する中、高倉から質問を受けることに。 贋作展終了後ギャラリーから高田美術展に直接移ったんじゃないかと聞かれたものの、すぐに売ったと説明する。 贋作を売ったのは2週間前だと教えると、「ひまわり」が近代美術館から戻ってきたのが1週間前だと聞くことが出来た。 続いて贋作を売った相手について質問され、売った相手は海外のバイヤーだったと返答する。 158 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 48 47 ID zg8ikajV0 夜遅くまで事情聴取は続き、今晩はここに泊まれと言う高倉。 拒否するものの、無実の確証が無いフジタを帰す訳には行かないと言われる。 そこで今までの情報から、自分が無実だと証明することに。 まず、時間的に無関係だと言う証明をすることに。 贋作を売ったのが2週間前で、真作が海外から戻ってきたのが1週間前。 日本にいるフジタにはすり替えに介入することが出来ないはず。 また、贋作は海外のバイヤーに売ったのだから日本ですり替えを行うのは不可能だと説明する。 つまり、時間的にも場所的にもフジタにはすり替えは不可能だと言うことである。 フジタと犯人がグルじゃないのかと勘ぐる高倉に、自分の店に置いてあった有名な贋作家の作品であり、高田美術館の館長を騙せる筈が無いと断言する。 すると高倉は個人的に信用したとして、心当たりがあったら連絡することを条件に帰る事を認めてくれるのであった。 ギャラリーに戻るなり、サラに顧客名簿を用意してくれと頼むフジタ。 すると、サラからお客さんがギャラリーで待っていると言われる。 ギャラリーに向かうと、高田美術館館長の三田村小夜子がいた。 どうやら三田村も今回の事件でフジタに聞きたいことがあったらしい。 そこで今回の事件の鍵である「ひまわり」の贋作の作者について話をする。 贋作者の名はオット・ヴァッカー、1927年にドイツの展覧会に出展された一枚のゴッホ。 その真贋についてひょっとしたことから疑問が生まれた。 そのゴッホの出展者こそオット・ヴァッカー…このひょっとした疑問から彼の扱った35点のゴッホの真贋が問われることに。 その中に美術界の権威の鑑定書のついた作品まであったりもする。 捜査するうちに、ヴァッカーの弟の家から書きかけのゴッホが発見された。 この事でヴァッカーは贋作業に関わっていたことが明らかになったものの、彼の作品の真贋は科学調査されるまで結論がつかなかったらしい。 今回の事件ですり替えに使用された贋作「ひまわり」、それもヴァッカーの作品の一枚であった。 ヴァッカーの作品は絵の具を早く乾燥させるために樹脂を多用するため、絵の具が剥離しやすい。 すり替えられた贋作「ひまわり」の絵の具も剥離しており、その修復をしたのはフジタでは無いかと質問する三田村。 フジタは修復したことは認めるものの、事件とは無関係だと説明し情報を聞き出そうとする。 盗まれた「ひまわり」は、3ヶ月前からニューヨークの近代美術館に貸し出されていた。 先週「ひまわり」が返却されたのだが、その時にはすでにすり替えられていたようだ。 また、貸し出し時には何も異常がなかったということも確認できた。 再度、事件に関係してないか聞いてくる三田村だが、彼女はこの事件に関してフジタは無関係だと思っているようだ。 フジタは「ひまわり」を悪用はしないと断言する三田村の言葉に、サラは昔のことを思い出す… それはサラがギャラリーフェイクで働き始めるよりずっと前の出来事。 突然の戦争にサラは全てを失い、たった一枚の絵を持って祖国を脱出することに。 その絵とはゴッホの「ひまわり」…贋作ではあったが、サラにとっては心の支えであった。 しかし、その絵は傷ついたサラを看病してくれた人に騙し取られどこかに売られてしまった。 しばらくして、サラはその「ひまわり」と高田美術館で再会することになる。 その時、その「ひまわり」の前でサラとフジタは初めて出会ったらしい。 嘘の来歴で塗り固められ、真作として高田美術館に売り払われていたサラの贋作の「ひまわり」。 フジタは真作の「ひまわり」を調達し、サラの贋作のひまわりを取り戻してくれたらしい。 心の支えを取り戻してくれたフジタに恩返しするために、サラはギャラリーフェイクで働くことにした… 時間も遅くなり、そろそろ美術館に戻らなきゃならないと言う三田村。 疑っていたことを詫びると共に、フジタの情報網をあてにさせてくれとお願いする三田村に快く返答するフジタ。 高慢な三田村があそこまで消沈している姿を見て協力する気になったらしい。 その後は自分の「ひまわり」の話をフジタに聞くサラと、サラの話を聞かずに色々思案するフジタの漫才を見ながら次のシーンへ… 159 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 51 01 ID zg8ikajV0 とりあえず今回はここまでです。 仕事がえらく忙しくなって今も会社からの投稿ですが、 何とか最後までやりきるのでお付き合いをどうぞよろしく・・・ そういやキャラ紹介ってあったほうがいいのかな? 50 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 06 22 ID lTaSPJT00 PSPのギャラリーフェイク行きます。 こまめにセーブしてないためストーリーの確認ができず、 細部で間違ってる場所もあるかもしれません。 また原作の漫画を全部は読破してないので 人物紹介で間違いがあるかもしれません。 主要人物紹介 藤田玲司 贋作専門アートギャラリー『ギャラリーフェイク』のオーナー。 表の世界に出せない真作を裏の世界で売りさばくという裏の面も持つ。 美術に関する能力は技術・知識共に幅広いジャンルにおいて超一流。 昔はメトロポリタン美術館のキュレーター (美術品の保全・修復等を行う美術館の専門職)であり、 プロフェッサーと呼ばれるほどの腕前だったが 美術品の横流しを告発しようとしたために 真犯人である同僚に罪を着せられ孤立し、退職し日本に帰国するはめになった。 その後贋作商売の師匠、菱沼の元で修行を積むが 彼の商売のやりかたに納得できず、独立し現在に至る。 裏社会で真作を売買するくらいだから100億単位の資産を持っているはずだが、 なぜかボロアパートに住んでいたり趣味がパチンコだったりと庶民的な面も。 体力はかなり低く、山奥や密林に眠るお宝の元へ行く時はいつもヒイヒイ言ってる。 サラ 某国の王族である褐色の少女。クーデターで国を追われ、 その時にだまし取られた家族の思い出の品である贋作のひまわり(ゴッホ作)を 藤田に取り戻してもらって以来、ギャラリーフェイクで働いている。 美術の知識は今の所素人に毛の生えた程度だが 美を見抜く眼力は時に藤田をも唸らせる程。 藤田と仲良くする女性に嫉妬するかわいい面もある。 三田村小夜子 高田美術館館長。美術界から真作として扱われる贋作を一掃し 健全化することを使命とする、少々お堅い感じの女性。 藤田が表の世界に戻って来ることを切望している。 知念護人(ちねんもりひと) 文化省の役人で、国宝級のお宝を発見し国宝や指定文化財に指定して 国で保護することを使命とする国宝Gメン。 藤田とお宝発見を競い合うことが多い。 カルロス 美術品窃盗団のボス。気さくな性格であり、女性をナンパするのが趣味だったり 家族サービスでオペラ鑑賞に行ったりする、貫禄のある裏社会の顔役。 あまりに有名で高価なお宝はリスクが大きいので普段は狙わないという、 慎重な面もある。藤田とはよく取引をし、ただのビジネスライクな付き合いではない。 51 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 07 02 ID lTaSPJT00 第一章:日陰に咲くひまわり いつものようにギャラリーフェイクで仕事をしている藤田とサラ。 そこへブリキ玩具コレクターのの高倉警部補が来て、署までご同行願うと言ってくる。 ある程度話を聞いた藤田は、とりあえず署まで任意同行することに。 高田美術館が外国の展覧会のために貸し出した真作の『ひまわり(ゴッホ作)』が 高田美術館に帰ってきた時には藤田が贋作と明示した上で外国に売ったひまわりに すり替えられていたという。 いろんな状況証拠を用いて、 自分がひまわりをすり替えて盗むことに手を貸したわけではなく、 贋作として売ったひまわりを勝手に使われただけだと説得する藤田。 一応納得した高倉警部補と三田村館長だったが、 藤田は、自分の作った贋作が使われたのは事実であり、 このままでは立場が悪いと言うことで、真相究明に乗り出すことにした。 美術品運送を生業とする徳川運送の社長に頼んで運搬の時に撮る写真を見せてもらい それを鑑定することですり替えられた場所や時期を特定していく。 次に美術品窃盗団のボスのカルロスに話を聞いてみると、なにやら歯切れが悪そうだ。 そこを指摘すると、カルロスの元部下で独立した窃盗団が そのひまわりのすりかえ事件に関わっているという証言を得る。 絵を盗んで儲けたいならわざわざ贋作とすり替える必要はない、 藤田の絵をすり替えに使ったのは藤田に恨みを持つ者が復讐するためではないか、 そう考えた藤田は恨みを持っていそうな元贋作師匠の菱沼に電話をする。 しかし菱沼は確かに窃盗団に話しを持ちかけられたが断ったと言う。 それを一応信じた藤田は他に恨んでいそうな人物を考えてみるが思いつかない。 そんな折、カルロスからブラックマーケットでひまわりが出品されると聞く。 信用第一のブラックマーケットの事だから真作に違いない。 藤田がサラと二人で海外のブラックマーケット会場へ行くと、 藤田のメトロポリタン美術館時代の同僚、ビルと遭遇する。 こいつは藤田がメトロポリタンを去った理由を作った旧敵であり、 ビルもその後とあるオークションでやりこめられて藤田を恨んでいた。 カルロスに頼んで相手の資金を調べて貰うと、ビルは4500万ドルあった。 しかし藤田は4000万ドルしか無い。 そこで、カルロスに頼んで部下を使い、ビルに対して 藤田は5500万ドルもっているという偽情報を流して貰うことで ひまわりを落札することに成功した。 帰り道にビルは藤田達に銃を突きつけてひまわりをよこすよう脅すが、 それを見越していた藤田はカルロスにあらかじめ見張ってくれるよう頼んであり、 カルロスがナンパしてたせいで遅れたためピンチだったがなんとか助かる。 こうしてビルはブラックマーケットで不祥事を起こした罰としてボコられた上に 裏の美術界から追放されてしまう。 藤田は三田村にひまわりの真作を渡し、身の潔白を証明したのだった。 52 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 05 ID lTaSPJT00 第二章:ナポレオンの宝剣 藤田はとある古物商から古びた宝剣を買い付ける。 古びてはいるが、この宝剣はよほどの権力者でないと持てないような 格式高い物だと見抜き、とりあえずギャラリーフェイク内に展示する。 それを見かけた女宝石泥棒のフェイツイ(原作ではフェイツェイとなっている)に、 フランスの大物政治家が、そのナポレオンの宝剣を 柄の部分から取り外されたリージェントダイヤとセットで欲しがっている、 リージェントダイヤを譲って貰うよう持ち主と交渉して 宝剣を完成させてみてはどうかと儲け話を持ちかけてくる。 早速フランスへ飛んで依頼人に会ってみると、 依頼人の大物政治家ローベルはスーツも家の内装もセンスの悪い男だった。 話を聞いてみると、 リージェントダイヤの持ち主には別の宝石商が以前交渉したが、 相手方を思いやってちゃんとした交渉をしても駄目だったという。 とりあえず一度行ってみようとダイヤの持ち主の家に行くと、 そこにはナポレオンの妻ジョゼフィーヌの住んでいたマルメゾン宮殿を思わせる家と 一風変わったバラ園があった。 このバラ園にあるのは品種改良されたモダンローズではなく、 バラの原種に近いオールドローズなのだ。まるでジョゼフィーヌのバラ園である。 サラが珍しそうにバラを見ていると、お嬢ちゃん気に入ったのねえと 人の良さそうな老婆が話しかけてくる。この人がダイヤの持ち主らしい。 応接間で待っているとサラが本棚を勝手に調べるので止めようとすると 一冊の本が落ちたので広い、ふと開いてみた藤田は驚く。 これはジョゼフィーヌが植物画家ルドゥーテに描かせたバラ図譜、 それも世界に5冊しか無い特に貴重なタイプなのだ。 老婆が執事と一緒に来たので、交渉を開始する藤田。 事前にこの老婆が財政的に困っているという情報をつかんでいた藤田は ちゃんと高額で買い取るとか美術品を所望なら他のものを見繕ってもいいと 紳士的に交渉していくが、執事がお前らなどと取引するものかと怒ってくる。 話を聞いてみると、前任の交渉役だった宝石商はダイヤをよこせと脅迫し、 それでも断ると家から1枚のイタリアの宗教画が無くなり、 その直後に「ダイヤもそのように盗まれたら困るでしょう?」と言ってきたのだ。 藤田は、この家がマルメゾン宮殿を思わせる作りであること、 バラ園にオールドローズが咲いていること、貴重なバラ図譜があることから、 老婆がジョゼフィーヌゆかりの者であることを見抜き、老婆も認める。 ジョゼフィーヌの遺品であることがダイヤを手放したくない理由ですかと聞くと、 老婆は、それよりも今は亡き私の主人の遺品であることが理由なのだと言う。 藤田は依頼主に話を聞くために一旦引き返す。 53 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 37 ID lTaSPJT00 子供の使いじゃないんだぞと怒るローベルに対し前任者が脅迫したと詰め寄ると 一旦はしらを切るが、結局は脅迫させていたことを認めた。 その理由は、ローベルが選挙期間中である事と関係あると藤田は見抜く。 フランスの右翼議員であるローベルは完成されたナポレオンの宝剣を手に入れ、 その威光で自らを持ち上げ選挙に勝とうというのだ。 ちなみに、イタリアの宗教画を盗んだ犯人は前任の宝石商ではないらしい。 偶然盗まれたので脅迫の材料にしたということだ。 世間に知らしめるためのダイヤだから盗んでくるわけにはいかない、 しかしなんとしてでも手に入れなければならず手段は問わないつもりだと ダイヤを手に入れるための執念を藤田に見せるローベル。 ローベルの好きにしてやるわけにはいかないと思った藤田は フェイツイに電話をして、意味ありげなセリフを言う。 「俺がダイヤを渡した後でダイヤに何かあっても俺の責任じゃないよな?」 再び老婆に会いに行った藤田達はローベルのダイヤへの執念を話し、 危険だから譲って欲しい、しかし後で必ず返すと説得する。 執事は聞く耳を持たないし老婆も懐疑的だったが、 サラが藤田の美に対する態度は真剣です、信じて下さいと説得する。 サラを気に入っていた老婆は、藤田は信用できないけど 藤田を信用するサラを信用しましょうと、ダイヤを貸してくれた。 こうして完成されたナポレオンの宝剣をマスコミに公開したローベルは これで話題になって選挙に勝てると喜んでいたが、 ある日宝剣が盗まれてしまう。 国宝を無くしては選挙民に申し訳が立たんと青くなるローベルだった。 その頃なぜかナポレオンの宝剣を持っていた藤田は老婆の元へ赴き、 ダイヤを宝剣とセットで返却した。藤田いわく宝剣は借りたダイヤの利子らしい。 老婆は帰り際にサラにバラの花束を、藤田に以前出てきた貴重なバラ図譜を渡し、 執事も今回はありがとうございましたと礼を言ってきた。 こうして、ナポレオンが離婚後も愛し続けたジョゼフィーヌのゆかりの家に、 ナポレオンの宝剣が完成され戻ってきたことにロマンを感じる藤田とサラだった。 54 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 17 ID lTaSPJT00 第三章:消えた黄金仏 ギャラリーフェイクにやってきた国宝Gメン知念は、 山奥の寺にある木彫りの仏像の修復を依頼してくる。 山奥までヒイコラ言いながら歩いていき、寺の住職に面会し、 修復は不要と思っている住職に美術のプロとして修復の必要性を説明し、 修復の許可を得る。 そんな時、住職の息子が来て、 こんなボロ寺は潰して山一帯をリゾートにすればいいと言って住職を怒らせる。 修復をするために宿泊していると、息子が部下と共に木彫りの仏像を ガソリンで焼いてしまおうとするが、犯行の様子ををカメラで撮り、 偽物の拳銃で脅すと退散していった。 住職曰く、妻が一人で寺を出て行ってしまい、後に病死した時、 葬式は当時妻が住んでいた地域の寺で行うことになり、 この寺で葬式をすることができなかった。息子はそれを恨んでいるという。 そんな複雑な親子だったが、山の急斜面を落ちてしまい怪我をした息子を 住職さんが「子供を憎む親がいるか!」と背負って帰り介抱することで和解した。 木彫りの仏像を修復する藤田達だが、 あの知念がこの仏像を修復させるには裏があると読んだ藤田は寺の文献を調べる。 すると、木彫りの仏像の中には小さな黄金の仏像があると判明する。 これが知念の手に渡れば国宝と認定して寺から取り上げてしまうと思った藤田は、 黄金でできているが頭が少し残ってるだけのボロボロの仏像を 修復に必要な道具と偽って運び入れ、 修復作業の途中で木彫りの仏像の木の粉が飛び散り知念が目をつぶったスキに 入れ替えることで、黄金仏は長い年月でボロボロになり木の粉と一緒になり 飛び散ってしまったと説明し、知念を諦めさせた。 結局住職は、この黄金仏を公開して参拝客を集めるようなことはせず、 昔これを作った人がそうしたように、くりぬいた木の中に入れ、 木の中でこの地を見守ってもらうことにした。 昔、この黄金仏の制作者は木をくりぬいてその中に黄金仏を入れた。 その木はくりぬかれた傷は木の成長で塞がり、木の中に黄金仏は閉じこめられた。 そしてその木で木彫りの仏像が彫られたのだ。 黄金仏で儲けないならどうやって寺を守ろうかと考える住職だったが、 息子が、昔ここから盗んでいった別の仏像を返すから それを売ってはどうかと提案する。 藤田は、その時にはギャラリーフェイクにお任せを、と言うのであった。 55 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 49 ID lTaSPJT00 第四章:不合の一対 藤田は、葛飾北斎にただならぬ思い入れを持つ大手スーパー副社長、轟に呼ばれる。 葛飾北斎が作ったというカルタを買ったから鑑定してくれというのだ。 鑑定していった藤田は、1枚だけ別のカルタの札が混じっていることに気づく。 このカルタは上方カルタといわれる種類のものだが、 江戸カルタという別種類のカルタの札が入っているのだ。 とりあえず専門の機材で鑑定してみようということで預かることにする。 調べていると三田村館長から、轟にそのカルタを売っていた美術商は 偽物を高く売る詐欺師だと分かり逮捕されたと連絡を受ける。 落ち込む轟だったが、 美術商が偽物だったとしても商品まで偽物とは限らないと元気づける藤田。 さらに調べていくと本物だと分かり、 こうなったら一枚だけ入っていた江戸カルタの正体も知りたくなった藤田。 文献を探していくと、葛飾北斎と交流のあったシーボルトが 葛飾北斎に二組のカルタの制作を依頼していたことが判明する。 なぜ二組か、藤田は思い当たる節があった。 シーボルトは帰国時に日本地図を持ち出そうとしたために国外追放処分となり、 一生妻と離ればなれになってしまったのだ。 そのため、二人を繋ぐ品としてカルタを依頼し、 お互いを忘れないために、札を一枚ずつ交換したのではないか、ということだ。 ということは、もう片方のカルタは国外にあるということになる。 手始めに知り合いの外国人美術商に連絡を入れると、 地方の名士からまとめて売られた美術品の中にカルタが一つあったという。 様子を口頭で教えて貰うと、特徴が合致している。 実際に行ってその目で確かめてみると、いきなりの大当たりだった。 しかしこれらの美術品はまとめてオークションにかけられることが決定されていた。 だが藤田はそれらの美術品の状態が悪いことに目をつけ、 それらを全部修復するのと引き替えにカルタを手に入れることに成功した。 しかし帰国すると、2つのカルタは国宝Gメンの知念に指定文化財とされてしまい、 今度高田美術館で開催される葛飾北斎展に出品出来なくなってしまった。 知念に聞かれた轟が、三田村館長にも相談せずその場で返事をしてしまったという。 藤田は知念に轟の葛飾北斎へのこだわりを説き、 指定文化財の調査までは数ヶ月かかるだろうから葛飾北斎展が終わるまでは 待って欲しいと説得し、知念も受け入れた。 こうして葛飾北斎展でシーボルト夫妻の2つのカルタは再会し、 轟も三田村館長も満足そうだった。 56 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 10 15 ID lTaSPJT00 第五章:ダブルフェイク 怪しげな政治家の梶は、普段から献金として公表する必要が無いとか 贈与税の面で得だとかいう理由で、献金の代わりに美術品を受け取っていた。 そんな梶が今回受け取ったのはセザンヌ作の『果物籠のある静物』。 梶は今回これを売り、それを全額チャリティーに寄付するという。 梶はそんな一品を呼び寄せた三田村館長に見せつけご満悦だった。 「ワシは本来コレクションを貸し出したりしないのですが、 三田村館長ほどの美人相手でしたら考えてしまいますなあ~」 とエロオヤジ全開の梶だったが、藤田が訪れたことで機嫌が悪くなる。 藤田は、普段はコレクションの貸し出しすら渋るあなたが 今回売ってチャリティーに寄付するとは意外ですなあと言うと 梶は普段からワシはそういう気前のいい人間だからねと言ってくる。 しかし藤田は今回梶がこうする理由を見抜いていた。 献金代わりにこの作品を受け取ったのをマスコミにかぎつけられた梶は、 いつも通りコレクションしておくわけにはいかず、 仕方なく手放し全額寄付することで体面を取り繕おうというのだ。 それを指摘され梶が怒ると、藤田は何をするわけでもなく去っていった。 だが、輸送中の『果物籠の静物』を乗せた車が大型車に追突され、 作品が燃えてしまうという事故が発生した。 三田村館長は一応藤田に燃えかすを鑑定して真贋を見抜いて欲しいと依頼する。 藤田は鑑定を始めるが、すぐにこれは贋作だと結論づける。 何しろこの贋作、少し前に藤田が依頼され作成し、 ニューヨークで売ってきた物なのだ。 そしてサラは、その商談の時、梶らしき人物を見かけた事を思い出す。 全ては一つの線で繋がった。贋作を買い付けて真作とすり替えて贋作を事故で焼き、 その美術保険の保険金を全額寄付することで 作品を手元に置いたまま評判も上げようということなのだ。 梶が自宅で『果物籠のある静物』を嬉しそうに鑑賞しながらちょいと手で触ると 絵がどんどんと剥がれていき、剥がれた下から、へのへのもへじが出てくる。 これが贋作ということは、ワシは真作を焼いてしまったのかと慌てる梶を、 高倉警部補は保険金詐欺の容疑で逮捕するのだった。 結局真作は焼かれてしまったのかとサラは悲しんでいたが、 そこへカルロスは一枚の絵を持ってくる。 それはまさしく真作の『果物籠の静物』だった。そう、贋作は2つあったのだ。 大物の所に忍び込んだのに一つの獲物をすり替えるだけという依頼内容を 惜しく思うカルロスだったが、藤田は数年後に釈放されたら 改めてコレクション丸ごと盗めばいいさと言うのであった。 57 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 13 ID lTaSPJT00 第六章:ニュルンベルクの十字架 三田村館長の紹介で外国へ飛び依頼人に会いに行く藤田達。 話によるとデューラーの作品のスケッチが新しく見つかったので、 これを手がかりにその作品の完成品を探して欲しいということらしい。 そのスケッチには十字架が描かれておりその中央にはイエスもいた。 完成品があるかどうかは分からないが探してみることにして デューラーハウスで文献を調べたりすると、 デューラーが友人にその作品を渡した可能性があることがわかる。 しかしそれ以上の手がかりがつかめないので、 日本にもどってギャラリーフェイクの仕事をしながら 情報を集めることにした。 しかし1ヶ月経っても情報がまったく入ってこないので、 これは見方を変えるべきだろうということで、スケッチを見やすくするため、 スケッチを持ち主の許可を得た上で洗浄してみた。 すると、懐中時計の部品である龍頭が見つかる。 時計かも知れないと言うことで、時計職人の千手の元へ行く二人。 話を聞いて情報をまとめると、時計の本場はスイス、 そして時計を最後に所持したカルヴァンも晩年はスイスに住んだ、 ということでスイスが怪しいと踏み、三人でスイスへ行くことにした。 58 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 36 ID lTaSPJT00 スイスでカルヴァンの所有物が所蔵されているという教会に行き、 十字架型の時計について牧師に聞いてみたが、 やけに非協力的な態度で、そんな物はないとつっぱねられる。 他の場所で書物を見ると、カルヴァンの死から数年後に 例の教会で例の十字架を見かけたという昔の日記を発見する。 あそこにあるのは確かなのに、なぜ隠すのか? 藤田はそれを理解し、再び教会へ行って牧師に突きつける。 当時、プロテスタント達は偶像破壊運動の真っ最中で、 プロテスタントの主要人物たるカルヴァンがイエスの絵の入った物を 持っているなどあってはいけないことだったのだ。 カルヴァンは贈り物を壊すのは忍びなかったし 偶像破壊運動はやりすぎだとおもったが運動が大規模で口出しできないので 隠し持つことにしたのだ。 そして死後その十字架型時計が発見された その時には偶像破壊運動も下火になっていたので、 歴代の神父達は現代までずっと教会に隠し持つことにしたのだった。 藤田は、今では宗教の価値も変わっており責める物は居ない、 大切な芸術品を勝手な理由で隠し通すのは バーミヤン遺跡を破壊した者達と変わらない、 教会が隠し持っていたことを責められるのが嫌なら、 どこかで所蔵されていて今まで気づかれなかったとか、 ブラックマーケットに長い間あったのが表の世界に出てきたとか、 もっともらしい理由をつけることで教会が言及されないようにする、 だから頼むから時計を公表してくれと頼む。 納得した神父はその時計を出し、三人で修復作業に入った。 こうして再び表の世界に出た十字架型時計。 裏の世界の住人である藤田は千手に時計の発見や修復の手柄を譲った。 それをちょっと残念に思うサラだったが、 藤田は時計のスケッチを手に入れられて上機嫌だった。 59 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 09 ID lTaSPJT00 第七章:岩窟の聖母(前編) 三田村館長の藤田への依頼は、ロンドンのナショナルギャラリーのにある、 ダヴィンチが描いた『岩窟の聖母』の修復作業だった。 ナショナルギャラリーに盗みに入った美術品泥棒が、 逃走の際に火薬を使い、よりによってその作品がひどく焼かれてしまったのだ。 藤田はこの依頼の裏に、三田村館長の、藤田にこの依頼で表の世界に戻り その才能を存分にふるって貰いたい、という意図を感じ取っていた。 だが、むげに断る訳にもいかず、 とりあえずナショナルギャラリーの館長と面接をすることに。 最初は『岩窟の聖母』に関する知識などを聞かれ、 次に修復の技術について聞かれ、 最後に何が必要かという話題になったときに、 修復には技術や知識だけではなく、作者の魂の輝き、作りたかったもの、 表現したかったことを感じ取ることが必要だと言うと、 よく言ってくれた、それでこそ修復を頼める、と館長に修理を依頼される。 こうなったらやるしかないし、やりごたえもあると、乗り気になった藤田。 藤田はその間サラは日本に戻りギャラリーフェイクの番をしてなさいと言うが 藤田と一緒に居たいサラは、その間はロンドンで藤田が必要な画材を買ったり ギャラリーフェイクで売るための美術品を仕入れるという。 ならばこの時期ならばバーモンジーの骨董市はどうだと勧める藤田。 そこへ、リザ(エリザベート)がやってくる。 この子はあのモナリザの子孫の候補である女の子で、 父親は藤田かもしれないのだ。 今は声楽の勉強のためロンドンに滞在しているのだ。 そんなわけでバーモンジーの骨董市へ来た二人。 露天で男に声をかけられ、このウェッジウッド初代の皿、 25000でいかがかなと声をかけられる。 しかしサラはそれなりに勉強した知識で、この皿は30年前の物だと見抜く。 嘘つきだと言いふらされたくなければ安く売るよう求め、 最低でも3000が売値の皿を2000で買うのに成功した二人だった。 だが、帰り道で二人は、仮面を被った謎の誘拐犯達に誘拐されてしまった。 倉庫に閉じこめられた後逃げ出そうとする二人だったが、 リザは脱出に成功したものの、サラは逃げられず捕まってしまった。 60 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 57 ID lTaSPJT00 第八章:岩窟の聖母(後編) リザは急いで藤田にこの事を話す。 藤田はわずかな情報から、誘拐犯の二人の正体を突き止める。 一人は第一章でやりこめたビル。そしてもう一人は、 以前リザを苦しめ、リザの母親を殺し、そしてとっくに死んだはずの、 モナリザの子孫を名乗る男ダヴァロスだったのだ。 数日後誘拐犯から電話が来て、藤田が一人で誘拐犯と会うことになる。 二週間以内に、以前俺たちが手に入れ損ねた上に焼いてしまった、 お前が修復している『岩窟の聖母』を完成させ持ってこい、 ホテルはもちろん美術館にも俺の手下がいる、下手なまねはするなよ、 と言われた藤田は、修復作業を急いで進めつつ、犯人について考える。 ビルは表と裏両方の美術の世界から追われた身、 ダヴァロスは既に死んだとされている身、 どちらもホテルや美術館に大量の部下を配置して こちらをいつも見張る程の力はないはず、 つまり奴らの裏に黒幕がいるのだと気づく。 そしてその黒幕は以前からイタリアの美術品をイタリアに集めていた。 熱心なイタリア主義者なのだろうか? しかしそれを知っても仕方がないのでサラを助けるための準備を進める。 まずは『岩窟の聖母』を持って行く際に、発覚をなるべく送らせるため よく似た贋作の『岩窟の聖母』を手に入れる必要があるが、 今から人を雇って作らせる時間的余裕は無い、 しかし人脈をある程度持っている藤田でも、 美術品の贋作を高度に取り扱う業者は思いつかなかった。 試しにブラックマーケットにも電話をしてみるが、 信用第一なので真作しか扱わない、贋作を探して売ることもできないし、 贋作業者を捜して仲介することすらできないと丁重に断られてしまう。 八方塞がりな藤田だったが、贋作の師匠の菱沼を思い出す。 電話して用件を伝えると、 敵対関係にもかかわらず条件に合う贋作を売ってくれた。 次に修復中の真作と贋作を入れ替える方法だが、 カルロスに協力してもらい、 急遽発見した腐食について調査するという名目で、 変装したカルロスが持ってきた検査用の機械と偽った物に真作を入れ、 機械の中で贋作と入れ替えた。 61 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 13 51 ID lTaSPJT00 こうして藤田は全てを投げ打ってでもサラを助けるため、 『岩窟の聖母』の真作を持って一人で取引現場に訪れた。 あのお方の話を聞いてもらおうということで、 通信ではあるが、黒幕が姿を表す。その名も『シエナの枢機卿』。 藤田は本物の聖職者ではなく、名乗っているだけだと考える。 その枢機卿は、イタリアの美術が世界各国の野蛮な国々にあるのは我慢ならん、 イタリアの美はイタリアにあるべきだ!と主張し、 我々の仲間にならないか?もちろんサラも一緒に迎え入れてやる、と言う。 そんな枢機卿に藤田は、 「俺が嫌いな人種は3つある、 一つ、権力をふるって他人を恫喝する輩、 二つ、自分は安全な所に居ながら悪事を企むような輩、 三つ、全ての美を独占しようなどと考える不遜な輩! 三つ全てに合致するようなお前の言うことなど聞くものか!」と啖呵を切る。 残念だよ藤田君、後は任せると言い、通信を切る枢機卿。 銃を持った二人やその部下に囲まれ絶体絶命のピンチな藤田とサラ。 まず藤田は、ダヴァロスはともかくビルは美術商としての欲があると考え、 俺たちを殺したということにして見逃してくれたら ギャラリーフェイクの金庫にある美術品をやる。 それがこの鍵だ、電子キーだから壊れやすく投げてはやれない、 こっちへ取りに来てくれと、まんまとビルをおびき寄せ、 銃を突きつけることに成功する。しかし隙を見て逃げられ、失敗に終わる。 次にもうすぐ警察が来るぞとハッタリをかますが、思いっきり見破られる。 と思いきや、藤田の知り会いの美術商や三田村館長、リザ達が来てくれた。 こんな女子供や優男が警察なものかよと笑う誘拐犯達だったが、 その隙をついてカルロスが助けに来てくれた。 しかしその時、取引現場の廃屋に火がつき、急速に火が回り、 藤田とサラ、そしてダヴァロスが二階に取り残される。 「その王族の女はお前の資金源だったろうが、 お前に最後に死をもたらす不幸の女だったな!」と笑うダヴァロス。 それに対し藤田は、「サラは俺にとって美の救済者であり、 裏の美術界ですさんでいったかもしれない俺を救ってくれた救済の光だ!」 と、柄にもない熱血なセリフを叫ぶ藤田。 この高さだ、窓から飛んでも助かるまいと 藤田の死を確信するダヴァロスだったが、 幸運をもたらしてくれたサラが居れば大丈夫だと二階から二人でダイブする。 結局はサラの下敷きになった藤田がちょっと痛かったくらいで済んだ。 無謀さに驚くダヴァロスに廃屋の一部が落ちてきて、ダヴァロスは潰された。 62 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 14 54 ID lTaSPJT00 こうしてサラを無事に助けた藤田は 『岩窟の聖母』を元に戻そうとするが、館長はすでに気づいていた。 しかし事情を知った館長は、それを許してくれた。 だが、今回の藤田の行動は広く知られ評判を落としてしまい、 藤田が表の美術界へ復帰する道は遠のいてしまったと三田村館長は落胆する。 この事件の後、藤田とサラは勉強、仕入れ、そして観光など、 いろんな目的で世界を巡ることにして、暫くギャラリーフェイクを休店する。 別れの挨拶に来た三田村館長に、お土産たくさん持ってくるねと言うサラ。 そして二人は旅立つのであった。 ギャラリーフェイク。そこは美術界の掃きだめだと、人は言う。 しかし別の人は、真の美に出会える奇跡の店だと言う。 もし真の美に出会いたいのであれば、 東京のとある埠頭にあるアートギャラリー、ギャラリーフェイクへ行くといい。 二人の美の守り手が、出迎えてくれることだろう。 ~ギャラリーフェイク END~ このゲームは相手のセリフに手持ちの情報をぶつけて先へ進むという 逆転裁判に似たシステムがありますが、 爽快感が無く、攻略が分かりづらいところもあるので、 実質的には読みにくい一本道のノベルゲームといったところです。 ただ第三章以外のストーリーは全てゲームオリジナルで その質も悪くありません。いわゆる「ファンなら買い」というやつです。 以上、ギャラリーフェイクを終わります。
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キズナのキセキ ACT1-22「異邦人はあきらめない」 ◆ 答案用紙の枚数をチェックしていた教師が、 「今日はここまでにしましょう」 教卓の上で紙の束を揃えながら、補習授業の終わりを告げた。 当番を任された生徒が「起立、礼」と号令をかける。 すると、教室内が一気に開放感で溢れた。 期末テスト後、成績不振者が集められた補習授業は、今日の再テストで終了である。 園田有紀と蓼科涼子は早々に荷物をまとめると、 「よし、急ぐぞ」 「うん」 足早に教室を出る。 しかし、出てすぐに、二人は呼び止められた。 「有紀、涼子。補習終わった?」 優しげに話しかけてきたのは、彼女たちのリーダー格の八重樫美緒。 その隣には、美緒の彼氏でチームメイトの安藤智哉と、もう一人のメンバー・江崎梨々香もいた。 有紀と涼子はみるみる鬼のような形相になり、三人を怒鳴りつけた。 「てめーらっ! 先に行っとけって言っただろ!」 「なんでここにいるのよ!?」 「え……だ、だって二人とも今日で補習終わりだって言ってたから、一緒に行こうかと思って待ってたのに……」 戸惑いながら言う美緒に、さらに二人はヒートアップする。 「アホか! あたしたちの補習よりも、菜々子さんの特訓のが大事だろが!!」 「もう仕上げの段階だって、遠野さんも言ってたでしょう!? こんなとこで油売ってる暇ないのよ!」 「ああ、こんなことしてる場合じゃねー。さっさと行くぞ、涼子」 「そうね、急ぎましょう」 二人は美緒たちを置き去りにして、小走りに昇降口へと向かう。 美緒たち三人も、あわてて後を追った。 期末試験前の週末が明けてから、有紀と涼子は態度が一変していた。 いつのまにか久住菜々子と和解し、特訓に積極的に協力するようになっていた。 その週末に何かあったことは確実だが、それが何なのかは、安藤も知らない。 遠野に訊いても何も言わないし、大城に訊いても、 「まあ、また遠野がやってくれたのさ」 とだけ言って、うやむやにする。 美緒は訳が分からず不満なようだが、大城の一言こそがすべてを物語っているように安藤には思えた。 あの日、安藤と大城に協力を求めた遠野は言ったのだ。奇跡が起きるところを見せる、と。 有紀と涼子が、菜々子と仲直りすることも、安藤からしてみれば、奇跡的な出来事だった。美緒たちがいくら諭しても気持ちを変えなかった二人が、こんなに短期間に態度をがらりと変えるなんて、奇跡としか思えない。 だが、それさえも、はじめから遠野の想定のうちだったに違いない。 これからいくつの奇跡をあの人は見せてくれるのだろうか。 それを遠野に言ったら、きっと、 「そんなのは奇跡でも何でもない」 そう言うに違いない。 いつものような仏頂面で。 その表情が頭に思い浮かんでしまい、安藤は思わず苦笑した。 ◆ 遠野のその一言は、久住頼子にとってかなり意外なものだった。 遙か彼方に飛んでいた記憶をたぐり寄せる。頼子さえすっかり忘れてしまっていたことだった。 「初期の頃から武装神姫をやってる頼子さんなら、持ってるかと思ったんですが」 「ええ……たぶん、物置にあるはずよ」 「よかった。しばらく貸していただけませんか?」 「いいけど……随分使っていないから、動くかどうかわからないわよ?」 「いえ、大丈夫です。メンテナンスしますし、出力が上がるように改造する予定なので……あ、もちろん、元に戻してお返しします」 律儀な遠野の物言いに、頼子は苦笑する。 「いいわよ、どうせ使ってなかったんだし、好きに使って。……菜々子の対戦に必要なんでしょう?」 「はい」 「だったら、遠慮しなくていいわ。あんな骨董品でよければ、いくらでも使って」 「恐れ入ります」 「それで、何本必要なの?」 「とりあえず、三本もあれば……」 頼子は、遠野と海藤を物置に案内した。 久住家の物置は、ちょっとした蔵レベルである。その大きさに遠野と海藤はちょっと驚いていた。 物置の中はほこり臭く、いろいろなものが所狭しと並んでいる。 「見てごらんよ、あのコレクションは相当なビンテージだぜ?」 海藤の言う方を見てみると、古い戸棚の中に、びっしりと箱が納められている。 何やら大判の辞書ほどの大きさのパッケージが占拠している棚もある。背表紙の文字は何かのタイトルのようだ。 「キング・オブ・ファイターズ」とか「餓狼伝説」、「ファイターズヒストリー・ダイナマイト」といったタイトルが読みとれる。 どうやら、大昔のゲームソフトのコレクションらしい、と遠野は見当をつけた。 遠野はあまりゲームに詳しくない。それらのタイトルから、ゲームの内容を類推することができなかった。 頼子は、物置の奥に足を踏み入れると、遠野の望みのものを引っ張り出した。 埃だらけではあるが、保管状況は悪くない。 「よし、早速作業に取りかかろう」 遠野の言葉に海藤は頷き、すぐに物置を出ていく。 二人が借り出したのは、頼子が武装神姫を始めてまもなく使っていたものだ。今はもう使っているマスターもほとんどいないだろう。最近武装神姫を始めたマスターは存在すら知らないかもしれない。 あんなものを何に使うのかしら? 頼子は首を傾げながら、物置の扉を閉めた。 ◆ すでに日が落ち、街灯が照らす暗い夜道を、尊と真那、梨々香が歩いている。 久住邸からの帰り道。 尊たちが久住邸に足を運んだのは二回目だが、今日も充実した対戦が楽しめた。多くの神姫マスターが通ってくるのも頷ける。 特に、日々追い続けている、神姫の違法パーツ……イリーガルマインドのことを全く考えずに対戦できるのが、尊にはありがたい。 「今日の対戦も楽しかった。収穫もあったしな、蒼貴」 「はい。今日対戦した、ティアのノールックショット……練習すれば、わたしにもできそうです」 肩に掛けたカバンから顔を出した尊の神姫・蒼貴が応えた。 隣にいるイーダ型の紫貴は少し不満そうに頬を膨らませている。対戦の時のことを思い出しているのだろう。 「わたしは散々だったわよ。まともな対戦にすらなっていなかったし」 「すまん、それは俺のせいだな」 尊は神姫たちに笑顔を見せながら、先ほどのバトルを反芻する。 あの男とのバトルは、双姫主としてのプライドを揺るがせるほどのものだった。 蒼貴と紫貴の二人をバトルに出したが、紫貴への指示をろくに出せないままバトルは終わってしまった。 だが、尊の胸には不思議なすがすがしさがある。紫貴には悪いが、自分の全力を出しきったと言い切れるバトルだった。あの男とあの神姫とは、また存分に戦ってみたいものだ。 そんなことを考えていると、不意に真那が口を開いた。 「でもさあ、あんな風に神姫マスター集めて、対戦してるだけって……何か意味あるのかしら? ただ遊んでるだけにしか見えないんだけど」 「なんだ、お前何も分かってなかったのかよ」 「なによ。ミコちゃんは何か分かったって言うの?」 「遠野貴樹……あいつは絆を武器にする。その方法を知っているんだ」 「はあ? 絆を武器に、って……みんなが信じてくれたから、力が漲る~……とかそんな感じ?」 「そんなんじゃねぇよ。根性論で強くなれるなら、苦労はしない」 尊は遠野の考えを見抜いていた。 ミスティの特訓は、マグダレーナ戦に特化したものだ。だから、特訓内容を逆に考えていけば、マグダレーナがどんな神姫かわかる。 ミスティの特訓はかなりまわりくどい方法だと、尊は思う。マグダレーナが彼の想像するとおりの神姫ならば、他にもっと手っ取り早い方法があるはずだ。 あの男……遠野貴樹もそれは分かっているのだろう。それでも今の方法を貫いているのは、マグダレーナに勝つ以上の意味が含まれているに違いない。 「あんな大がかりなことまでしなくちゃいけないなんて、『狂乱の聖女』ってどういう神姫なのよ?」 「それは、俺の口からは言えないな」 「なによケチ」 「ケチじゃねぇ。俺の考えは推測にすぎないから、おぼろげにしか分からない。それに俺が話して『エトランゼ』の特訓が台無しになったら困るだろ」 「まあ、そうだけど……」 あの頑ななまでの秘密主義にも意味がある。 そうしなくてはマグダレーナに立ち向かうことができない、ということだ。 つまり、マグダレーナの能力は……。 尊はそこまで考えたが、首を振って思考を中断した。 どちらにしても、尊はこれ以上深入りする気はない。 これは『エトランゼ』と仲間たちの戦いなのだ。 だが、どんな戦いになるのかは、非常に気になる。 「梨々香、『エトランゼ』と『狂乱の聖女』の対決がどうなったか、しっかり報告してくれよ」 「はい」 梨々香は笑顔で尊の指示に頷いた。 尊は立ち止まり、少しだけ後ろを振り向く。 暗い道の向こう、久住邸の中では、まだ特訓が続けられているはずだ。 「健闘を祈るぜ、『エトランゼ』、そして遠野」 口の中だけでそう言って、尊は踵を返した。 ◆ 三月も終わりの頃。 春の足音は例年よりも早く聞こえてきた。桜前線は急ぎ足で北上しているという。 日差しはもう春の暖かさを纏っている。 真冬の二月から続いた特訓は、早二ヶ月が過ぎようとしている。 菜々子とミスティの特訓は、最終段階を迎えていた。 ミスティは、トライク形態から一挙動で武装形態に変化すると、速度を落とさずに、ティアとランティスに襲いかかる。 左右の副腕を交互に振るう。 ティアはかわし、ランティスは両腕を胸の前で閉じてブロックする。 ミスティの爪をやり過ごし、ランティスは反撃に出た。 得意の踏み込みが地を震わす。 一撃必殺の正拳を繰り出した。 しかし。 「な……にっ……?」 それよりも早く、身を翻したミスティの副腕から、バックナックルが襲う。 ランティスの脇腹にヒットし、そのまま身体を吹っ飛ばして、正拳突きを防いだ。 飛んでいくランティスと入れ替わりに、ティアが迫る。 目前でスピン。 ムチのようにしなったティアの蹴りが、ミスティを襲う。 ミスティは止まらない、防がない。 ティアも容赦はない。 ミスティの頭部を狙って、超速の蹴りが放たれる。 瞬間、ミスティが加速した。 ティアの蹴りは、予測通りの軌道をたどったが、ミスティの副腕の付け根にヒットする。 「おおおっ!」 ミスティがさらに加速する。 姿勢を崩したままのティアに向かって、手にした刀・エアロヴァジュラを袈裟懸けに振るった。 「きゃああぁっ!」 かわす間もない。 ティアはその一撃でポリゴンの欠片となって、退場した。 ミスティの突進は止まらない。 目指すのは、二人の後ろに立っていた白い神姫。 その進路上に飛ばされていたランティスが起きあがろうとしている。 しかし、ミスティは速度も緩めず、一直線に迅る。 「がっ……!」 ランティスは防御をする暇もなく、ミスティの副腕から放たれた、地を這うようなアッパーをまともに食らい、宙を舞う。 ミスティが過ぎ去った後、地に落ち、そのままポリゴンの欠片と化した。 「……あと一人!」 ミスティは猛進する。 目指す白い神姫は雪華だった。手にした長柄の武器……自らの武装を組み替えたダブルブレードを身構える 今回の雪華はいつもと武装が違っている。アーンヴァル・トランシェ2をベースにしたカスタム武装の代わりに、同じフロントライン社製の神姫・オールベルンの装備を纏っている。 それでもミスティは油断しない。 なにしろ、この三対一の戦闘は何度も行われており、そのたびに軽装備の雪華にずっと歯が立たなかったのだ。 しかし今回、ミスティは調子がいい。 ここまでに前衛の二人を瞬殺している。無傷で雪華と向かい合えるのだ。 雪華が前に出た。 彼女は悠長に待つことなどしない。自ら攻め、そして勝つことを信条としている。それがどんな装備であろうと変わらない。 攻撃は、リーチに勝るミスティが先だった。 左の爪を下からすくい上げるように振るい、続いて右副腕の爪を揃えて突く。 雪華は斜めに振るわれた爪をかわし、追撃してくる右爪をいなす。ミスティの懐に飛び込む。 ミスティのエアロヴァジュラと、雪華のダブルブレードが同時に閃いた。 交差する剣閃が火花を散らす。 二人の影が跳び違う。 二人は同時に振り向き出す。 だが、先手を取ったのはミスティだ。 ミスティの必殺技、リバーサル・スクラッチ。反転攻撃の速さがその必殺技を支えている。 ミスティは身体を捻りながら、跳ねるようにして背後を向いた。 雪華はまだ振り向いている途中。 脚に装着されたホイールの回転を上げ、ミスティはさらに加速する。 身体の捻りを上半身の回転に変え、ミスティは再び雪華に襲いかかる。 「くっ……!」 セカンドリーグ・チャンピオンの雪華であっても、ミスティの攻撃……リバーサル・スクラッチ三連撃を捌ききるのは至難であった。 振り向き様に振るったダブルブレードを駆使して、なんとか両副腕の攻撃はいなした。 しかし、エアロヴァジュラの一撃は、軽装の雪華をしたたかに削った。 雪華の動きが止まる。 さらにミスティは動く。 竜巻のように身体を回転させ、容赦のない連続攻撃を繰り出す。 もはや雪華に、ミスティの攻撃を凌ぐ術はなかった。 副腕の爪にアーマーが削がれ、エアロヴァジュラの袈裟懸けの一刀がボディに決まる。 「……見事」 その一言を残して、雪華もまたポリゴンの欠片となって、ステージから消えた。 花びらにも似たポリゴンの破片を吹き散らしながら、ミスティがブレーキをかけて身体の動きを止める。 すっくと立ち、後ろを振り向く。 彼女が突き進んできた進路上に、いまや立つ影は何もない。 『WINNER:ミスティ』 ファンファーレとともにミスティの勝利が告げられる。 それを耳にして、ミスティはほっと安堵の吐息をついた。 □ 「ありがとうございました」 菜々子さんが頭を下げると、向かいに座っていた俺たち三人も、 「ありがとうございました」 と声を重ねて礼をした。 気分は武道の試合の前後のようだ。勝っても負けても、相手を敬う気持ちがそこにある。 「それにしても……強くなりましたね、ミスティ」 「まったく、我が女王の言うとおり。我々三人の布陣を一人で相手にして打ち破るのだからな」 雪華とランティスの賞賛に、ミスティは肩をすくめて見せた。 「まあ……それも付き合ってくれたみんなのおかげだけど」 「それでも、今のあなたの実力は並ではありません。今度は一対一、わたしのフル装備状態で対戦しましょう」 「……タカキが許したらね」 話す間、雪華は終始優しい微笑みを浮かべていたが、目が全く笑っていなかった。 今のミスティは強い。セカンドリーグ・チャンピオンの神姫が本気で戦いたいと思わせるほどに。 ミスティ対雪華のバトルは、俺も見たいカードではあるが、今はやめておいた方が無難だろう。ミスティが負けて自信を失ったりでもしたらたまらない。 そう、ミスティの特訓はすでに最終段階。この三対一の対戦に勝利を収めたミスティの実力は、俺が計画した最後の段階に到達していた。 さて、この先、どうするべきか……俺が思案していたところ、 「遠野くん、ちょっといい?」 「特訓場」の入り口から、頼子さんがそっと俺を呼んだ。 俺は静かに立ち上がると、そっと部屋から出た。頼子さんと二人、玄関前あたりで立ち止まる。 頼子さんが小声で言った。誰にも聞こえないように。 「遠野くん。今連絡が入ったわ。昨晩、C港の裏バトル会場が閉鎖になったそうよ」 「……本当ですか」 俺の小声の問いに、頼子さんは神妙に頷いた。 俺は思わず武者震いする。 この二ヶ月、C港の裏バトルについての情報を集めていた。 頼子さんは独自のコネクションを使って、調査してくれていた。 C港の裏バトル会場を閉鎖に追い込んだのは、『狂乱の聖女』に違いない。 俺は待っていた。 この知らせが来るのをずっと待っていたのだ。 そして、菜々子さんとミスティの実力が、俺の想定のレベルまで達した……つまり、ティア、雪華、ランティスの三人を相手に勝利することができるようになったその日に、知らせは来た。 俺に言わせれば、これ以上ないタイミングである。 もはや迷うこともない。ためらう必要もない。 ただ、覚悟を決める。 俺は頼子さんに頭を下げた。 「長らくお世話になりました。特訓は今日でおしまいです」 「……それじゃあ」 「はい。対決です、『狂乱の聖女』と」 頼子さんは真剣な表情で、もう一度頷いた。 俺は身を翻すと、歩き始める。 「特訓場」へ。 反撃の狼煙を上げるために。 □ その晩、アパートに戻った俺は、秘策を一つ実行に移した。 『狂乱の聖女』の居所はわからない。彼女たちの行動範囲に張り込む手もあるが、時間がかかりすぎる。 ならばどうするか。 向こうから来てもらうのが一番早い。 俺はPCに次のような文章を入力した。 ---------- 狂乱の聖女に告ぐ 異邦人はあきらめない 真剣勝負を所望する 明日、北斗十字の下で待つ 詳細はそのときに 黒兎 ---------- この文章を、考えつく限りすべての武装神姫関連のネット掲示板やコミュニティに書き込む。 これは誘いだ。 奴はこの誘いに乗ってくるのか? と問われれば、必ず乗ってくると確信している。 そうしなければならない理由が、彼女たちにはある。 誘いの結果は翌日の朝に出た。 ベッドから起きて、すぐにPCをチェックする。 昨日の夜書き込んだ文章は、すべてきれいに消されていた。 狙い通りの反応に、俺はほくそ笑む。 『狂乱の聖女』は来る。 この事件に関わってから三ヶ月ほど経過している。その間で、俺たちが初めて得た主導権だ。 このチャンスを必ずものにしなくてはならない。 そして、『エトランゼ』との決戦を必ず実現させる。 来るべき『狂乱の聖女』との会談に向け、着替えをしながらも、俺の思考はフル回転していた。 次へ> Topに戻る>
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基本情報 属性 無 加入時期 Act3から 特徴 防御力は低いが、命中率が高く初心者向け回復魔法が使用できるリンケージ(エネルゲイア)、クリスタリウムでエナジーを量産できる ステータス(LvMAX) HP ATK DEF HIT EVA AGI 属性スロット 77 44 42 52 40 24 汎用 無 無 炎 雷 氷 コマンドスキル一覧 名称 種別 Lv Cost 対象 効果値 Effect Feature バーストストライクアサルトクラッシュ コマンド 初期 20 敵全体 Lv1/100~300x1Lv2/133~400x1Lv3/166~500x1Lv4/200~600x1Lv5/266~800x1Lv6/333~1000x1 敵残数でダメージ分散 Lv.1~ ダメージ量アップ 敵全体に分散ダメージ攻撃 ディクライン コマンド 初期 30 敵単体 Lv1/成功率20%Lv2/成功率35%Lv3/成功率50%Lv4/成功率65%Lv5/成功率80%Lv6/成功率95% Lv.1~ 成功率アップLv.1~ 追加効果持続Lv.6~ 対象全体化 敵単体のステータスを減少 グラビテーション コマンド 6 50 敵単体 Lv1/敵のHP3%ダメージLv2/敵のHP6%ダメージLv3/敵のHP10%ダメージLv4/敵のHP13%ダメージLv5/敵のHP16%ダメージLv6/敵のHP20%ダメージ 最大値255ダメージ Lv.1~ ダメージ量アップ 敵単体を割合攻撃 クリスタリウム コマンド 9 20 敵単体 Lv1/100x1Lv2/200x1Lv3/300x1Lv4/400x1Lv5/500x1Lv6/600x1 敵撃破時にエナジー入手 Lv.1~ ダメージ量アップ 敵撃破時にエナジー入手 カース コマンド 11 30 敵単体 Lv1/成功率20%Lv2/成功率35%Lv3/成功率50%Lv4/成功率65%Lv5/成功率80%Lv6/成功率95% Lv.1~ 成功率アップLv.1~ 追加効果持続 敵単体に呪縛付加 ニュークリア コマンド 13 30 敵全体 Lv1/200x1Lv2/280x1Lv3/360x1Lv4/450x1Lv5/575x1Lv6/700x1 Lv.1~ ダメージ量アップ 敵全体に無属性で攻撃 パッシブスキル一覧 名称 種別 Lv Effect パニッシャー パッシブ 初期 ガード時回避率上昇 カースレジスト パッシブ 初期 呪縛耐性アップ ハンドレッドデイズ パッシブ 初期 戦闘終了時のAPを持ち越せない エネルゲイア パッシブ 5 リンケージ対象が敵撃破時にエナジー入手 モノクロフェイズ パッシブ 7 瀕死時、防御力上昇 スキルキャンセラー パッシブ 8 一定の確率で敵の詠唱を中断させる アフターヒール パッシブ 10 戦闘終了後に味方を回復する 装備スキル一覧 名称 種別 Lv Effect ローバッテリー 固有 10 攻撃力ダウン&MP消費率ダウン コードブレイカー 固有 15 チャージ使用時、敵の防御力を無視して攻撃できる タイムシフト 固有 20 自身以外の時を止める コードスキル一覧 名称 種別 Lv Effect スピードコード コード 初期 AGI増加 ヒットコード コード 4 HIT増加 バニッシュコード コード 5 EVA増加 エナジーコード コード 12 最大MP増加 セラフコード コード 14 最大HP増加 マインドコード コード 16 DEF増加 アタックコード コード 18 ATK増加
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Event/果報は寝て待て!5時間後のキセキ 公式に情報のないナゾの袋、恐くて開けられぬぞぃ -- 5時間やっていちごシロップだし、メンテ遅いし 寝糞め・・ (--; -- 5時間やってイチゴシロップはもう我慢限界っしょ; 少しは楽しませる気はないのかなぁ・・・。 NEXONには失望です。 TWやめますね〜・・。 -- d 消えうせろや寝糞めぇ! -- オル 5時間待つのx3回やって全部いちごシロップとか -- オル なんだよ 寝糞めぇえええ -- オル はんまでました -- はんまでました -- お団子無期限確認しました -- ルグ 18日のメンテ8 00開始、これ皆勤賞とれた人いるの?w -- クロエでCP1進めてたら失敗しました。 -- ↓ゼリッピレンジャーを救えでもらった箱と混同してたようです、申し訳ない -- 3個あけてゴロゴロ稲妻、焼き栗帽子(星)、ゴールデンクラウンだったんですが、栗帽は5関係ないから間違いかも・・・?期限は無しでした -- ↓↓日をまたいでクリアすると次がすぐスタート -- ナルフリワープから森の小道へワープしたらミラに失敗しました宣言されました・・・orz -- 箱をもらった直後「今から開始だ」と言われてまた始まりました。ルールが変わった!? それともまた緊急メンテ!? -- 二日連続臨時メンテでイベ失敗・・・・・対応できないとの返信・・・はぁ・・・・・ -- 初日以外真夜中inして寝て朝箱もらえば皆勤賞、ってルートだけ生きてる -- イベ5時間経ってミラの所に移動する時に落ちた -- 今日のメンテでイベ失敗しました。昨日のメンテではクラブルームに床置きで受け渡ししてたレンジャーが消えました。緊急メンテは実施から5時間以上前に知らせるべきだと思います。 -- ↓ただし連続してイベントが発生します -- 日をまたいでの接続で5時間接続成功しました -- リンゴ爆弾はダブルクリックしてMOBにクリックするリンゴ飛ばせます (^_- -- $テチ 6レベでお団子出ました(期限2週間)・・・つけれない;w -- イベントリーの重が最大で受けた際ログには箱もらえたように書いてあるが実際消滅 -- ネクソン撲滅運動 ゴロゴロでました 補正なし、期限2週間、頭+ -- 唯りん ゴールデンクラウンでました -- 妖刀 ナルフリ、クラフリ等色々ワープしたけどイベント終了にはならなかった -- お団子無期限確認 -- まきしみそ 五周年ティアラでました。補正はALL5合成MAXです。 -- 日をまたいでクリアできました -- 6〜7時間放置後、ナルビクに移動した時に鯖落ち。いそいでインし直したらイベ終わってました (T-T 報酬を貰うまで落ちてはいけないらしい -- 放置キャラで8時間ほど放置し、そのあとすぐに落ちてしまい、忘れてたと思ってINしたらもらえました。 (^-^ -- せっかく待ったのにサバ落ち→失敗って・・・ -- ↓5連続イベの参加賞の称号を貰うには一度はやらないと^_^; -- 5時間経過後、ミラと話す前に切断で失敗・・・orz -- CP進めたら、「5時間イベントは1日一回しか出来ない」表示が。。何故だ。 -- 鯖移動時に低スペックだったりナル復活みたいな混雑してる場所だと一旦キャラ情報が失われるのではないかと推測 -- 5時間以上経過後切断され、同キャラでミラに話しかけたら失敗扱い…これは酷い -- ↓↓それは5時間経つ前に接続が切れていたのでは? -- ↓もどったら「失敗」いわれました・・・ぼろぼろだなこのイベ -- アノシベ 放置で5時間たったからPCの前にもどったら「接続切れ」のメッセージ・・・ -- アノシベ 5時間ピッタリに行ったら「まだ0分残ってる」といわれました。完全に5時間超えしなければダメみたいですね。(その後もらえましたが) -- トレテチ †ゴロゴロ稲妻出ました。頭SHOW装備、補正なしクリなし、期限付き。捨てると消滅、交換、銀行、クラブ金庫不可。 -- ↓23時じゃなく22時ですね。訂正しておきます -- レンムミラ 3/5 23 46頃の一斉落ちのせいで後五分だったのに失敗orz -- レンムミラ あと数分で時間なのでクラドからナルビクにワープしたのですが、ナルビクに着いた途端に『クリアできませry』のメッセージが…。バグなのかなんなのかさっぱり -- アミーゴマラカスの致命打撃率15 -- ↓続き 再び再起動してやっとINできるとイベント開始のウィンドウが表示されました。しかしNPCに話しかけると今日のイベントは終了と言われました -- saiaku NPCミラまであと一歩の所で落ち、再起動しましたがWP付近重杉で通信速度異状で強制終了。再び -- saiaku お団子捨てると消滅します。たぶん他の期限もそうなのかな? -- †お団子頭(14日期限付)交換窓で交換可能でした -- また 鯖落ち後、直後に同じキャラでインしましたが、イベントは継続中でした。無事箱を受け取る事が出来ました。 -- コロスケ 武器屋からINして店を出たらアウトになりました… -- ガナピン 稲妻、交換・露天不可でした。クラブ倉庫はためしていませんが、銀行には預けられました。 -- レンムランジェ 回線落ちてすぐ同キャラでINしたけど失敗しましたorz -- 死亡しても無事。失敗した人は復活地点が別地域鯖だったのでは? 稀に地域鯖移動で失敗します -- ああ 日をまたいでも箱はもらえ 前日の分をもらったらすぐにその日の分がはじまった つまり10時間連続で接続してろということでした -- 適当多いな・・ 症状がランダムなのか、はっきりとしませんが色々なパターンがあるようです。私はクラフリに飛んだとき失敗となりました。 -- てちえる 「回線落ちになると終了」とこのページ上部に書いてありますが、回線切れた後同キャラでINしたら失敗になりませんでした。 -- INしただけで始まらない場合はミラに話しかければいい -- いや ダメだったよ。 7時間ほど放置後ミラに話しかけたらカウントが始まった -- 否INするだけで開始OKである。広場のミラに話さなくてもカウントされている。 -- CP3開始直後イベント失敗 -- レンムピン 旗取りへワープしましたが無問題でちゃんと受け取れました -- インするだけでは開始にならず、ミラ(NPC)に話しかけないとカウント開始されないかもしれません。五時間フイにしたorz -- レンムルシ 地域鯖移動時に鯖落ちしましたがすぐに再起動したらセーフでした -- レンムテチ CP4終了の後、ナルフリにてCP5開始イベント直後に失敗となりました。 -- ティアテチ 旗や鯖間移動しましたが問題ありませんでした。でも人によっては起きてしまうのかな? -- サブは気絶したら失敗したけど、メインは大丈夫だった。サブはナルビクに復活して時間がかかったのがダメだったかな -- †スノボーゴーグル 期限付きですorz -- 神鳥の羽&死亡してもイベ失敗にはならなかったのであしからず。旗は試してない。 -- 時間経過後ミラに話しかけてEscボタンを押すとイベ失敗になります。はアイテム欄に入っていると思われます。 -- 窓際族 神鳥の羽でワープしたらイベント終わっちゃいました orz -- オルマキシ ↓キャラクター画面でしたccではないです すみません -- ぷぅ ccして同じキャラを選択すると継続できました -- ぷぅ おだんごでたー!因みに期間はあけてから2週間です -- 5個あけてシロップ2ゴールデンクラウン1G結晶1龍泉ゴザ…何かいいの出るんですか^p^ -- ティア アミーゴマラカス捨てると消滅でし・・・たorz -- オルピン ゴージャスかけらでました。 -- レンム義男 男キャラ(マキシ、ルシアン)が、2回CCしたら失敗になりました。女キャラ(ナヤ、ミラ、テチ)は1回で失敗しました。わけがわからない。 -- るぐらん 今更だが、5周年記念びっくり贈り物箱は、床置き、交換、倉庫不可(露店は未確認だがおそらく無理ぽ -- 3つあけて全部イチゴシロップ・・・ -- orz 時間経過後ミラに話しかけてEscボタンを押すとイベ失敗になります。orz -- 日付またげますが、自分はそのまま次の日のイベのフラグが立ちました。10時間接続...本当に寝て待てイベントだな -- たぶん全鯖 死んだらイベ終わっちゃいました。そういう設定なら告知しろ! -- 日付またげます。19時以降にINした人でもミラに話しかければOKです -- ゴロゴロ稲妻期限付きSHOWアイテムでました。 -- ザン鯖テチ 日にちまたいでても時間は継続で箱いただけました!再度ミラに話しかけたところイベントまたスタートになります。 -- レコルシ ゴールデンクラウンF5I4M1期限ナシでした -- オルピン 接続して5時間が経ち、話しかけに行こうとしたら回線落ちしました。・・・入りなおしたらクリアできませんでしたと表示されました。orz -- 5時間待ってイチゴジュース・・お疲れさまってことですね^^ -- ちょこぱふぇーい -- 廃鯖ランジエ リンゴ爆弾とかねーだろ・・・・ -- 同じく旗取りに入った瞬間イベ終了・・・・ -- ゴージャスの結晶がでました -- ティア鯖マキ イチゴパフェが出た -- パル鯖あす リンゴ爆弾でした…orz -- 虎鯖てち リンゴ爆弾でました。20回程使いましたが、まだ使えます。ダメはSH150で素手で375、Mクナイ装備で750ほどです。あと、ミスが目立ちます。 -- 5時間PCつけたままでイチゴジュース!電気代返せ!ネクソ!!!!! -- ねくそ イチゴジュースとイチゴシロップでした・・・ -- レンムテチ&ルシ ゴールデンクラウンF5I3M1C?期限なし出ました -- 廃テチ 旗取りに入った瞬間イベ終了しました・・・。バグ?? -- CCもイベ終了になってしまうみたいですね・・・;; -- クラメンがゴールデンクラウン(無期限)出たって言ってました -- 期限無しゴールデンクラウンが出ました -- ネニャナヤ ゴロゴロ稲妻期限付きでました; -- トレミラ イチゴジュースが出た…。何だよ…もう…。 -- パル鯖うさこ †アミーゴマラカス S5 H5 I3 X5 合成MAX Lv100 期限付き Lv100で期限付きとかもう・・・ネ; -- あmi-gomarakasu -- ゴロゴロ稲妻出ました。まだましな方か・・な・・・? -- とある高齢者 苺パフェorz -- ミィーア 5時間待ってイチゴジュースとか、おい! -- とあるミラ ↓下記の追加で無期限です。 -- ☆ルネ☆ 龍泉竹ござ(体装備) 耐久度19/19 硬度17 重量15 その他補正無しが出ました -- ☆ルネ☆ イチゴシロップでました。↓2ここは情報提供の場なんだから情報もってから書き込め -- お前だけ頭悪すぎ スノボーゴーグル期限付き確認 -- スノボーゴーグル・アミーゴマラカス・神仙靴・イチゴシロップ確認。スノボーと神仙は期限付きでした -- 情報 イチゴジュースでしたorz -- リンゴ爆弾は一応MOBへの攻撃アイテムで何度も使える様子。しかし、弱すぎてまともに使えるようなものじゃないです。むしろ邪魔 (ノ`Д´*)ノ -- パル鯖ボリ お団子頭 耐久から30,25,1,3,2,2,3,2,2,2 合成回数3 -- ゴージャスな粉でました -- 謎の情報屋 リンゴ爆弾orz -- オル鯖校長 ゴージャスなかけらでました・・・ -- おいおいΣ 竹ござ、背中リアル装備で耐久19、硬度17でした〜 -- ねこむすめ アミーゴマラカス(手)出ました S5H5I3X5 Level100 3/18までの期限付 -- ハイ鯖 ゴージャスなかけらでました^^!うれしい! -- 量産型 イチゴパフェ・・ -- 友達がゴージャスなかけらだしました -- イチゴシロップだった、もうお先真っ暗だ(T-T -- ゴロゴロ稲妻約2週間の期限付き頭show装備でました -- あと0分で話しかけたら落ちました…本日失敗って… -- トレシベ イチゴシロップでました・・・はぁ こっちは諦めてゼリッピのほうやるかな・・・ -- イカジョシュ イチゴジュース出ました -- (;´д`)あぁ… お団子頭期限付、床に投げると消えます -- ゴロゴロ稲妻でました -- サン鯖マキ 一度エラー落ちしましたが普通に5時間経過してアイテムもらえましたよ -- お団子頭来たと思ったら期限付き -- あい リンゴ爆弾(雑貨・説明「バクマンジュウが投げる爆弾」)が出ました。手裏剣みたいに使うのかな? -- 期限付きおだんご頭 (兜) 出ました 耐久30 硬度25 S1 H3 F2 I2 M3 X2 A2 Q2 MIX3 条件70lv でした -- ゴロゴロ稲妻(頭のSHOW)出ました -- パル ゴロゴロ稲妻という装備でました。顔エフェクトみたいです。 補正はなしでした -- オル鯖のジョシュ 靴底 イチゴジュースおいしゅうございます -- 装備出た場合は補正も一緒に載せていただけると助かります -- 龍泉竹ござでました -- 5時間待って箱開けたらイチゴシロップ・・・ 時間を返してくれ・・・ -- orz ゴールデンクラウン出ました -- (´Д` )ふぁあ リンゴ爆弾とイチゴパフェ確認 -- 窓際族 地域鯖の移動ごときで失敗有りなの?何ですか、それは(怒) -- ↓地域鯖→地域鯖移動でした、すみません -- ああ タイミングによっては地域鯖でも失敗になるので注意。 -- ああ ↓↓ミラの時間どうなってる? -- クラドからナルビクへ移動しただけなのに「イベントクリアできませんでした」とのメッセージがでた。 -- ↓質問は質問掲示板へかきましょう! -- ナルビク復活 -- ミラはどこにいますか? -- 旗とかでの変な道通って回線落ちたり、鯖落ちすれば本日は失敗でイベクリアできなくなります・・・酷いですね・・ -- 苺鈴 サーバー切断されオチ;;回線弱い人を差別するイベらしい。。 -- 回線弱男
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ギャラリーフェイク ・part25-156~159(途中まで) ・part41-50~62 156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/09(土) 15 42 22 ID zg8ikajV0 ギャラリーフェイクの人ですが、とりあえず1話の半分が出来たのでそこまで投下します。 やりながらメモしてるので時間かかる上にわかりにくいことを先にお詫びしますorz 157 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 46 34 ID zg8ikajV0 Chapter1 日陰に咲くひまわり ある一室でゴッホの代表作「ひまわり」を前に会話する男女二人。 しかしその「ひまわり」は素人目には判断出来ないほど見事な贋作であった。 男から「館長さん」と呼ばれる女性は、贋作である「ひまわり」のタッチに心当たりがあった… ある日のこと、知り合いである三田村館長の勤務する高田美術館で盗難事件が発生したことを新聞で知る。 どうやら海外の美術館に作品を貸し出したところ、返却後に贋作にすり替えられたらしい。 何を盗まれたのかは新聞では知ることができなかった。 その時、ギャラリーに高倉刑事が訪れる。 高田美術館がらみで来たと予想するフジタ、逆に情報を引き出そうとする。 強引に署まで連行しようとする高倉。 しかし逮捕状が無いと民間人を逮捕することは出来ないと拒否するフジタ、逆に逮捕しようとした理由を聞き出そうとする。 どうやら今回の盗難事件にフジタが関わっていると思っているようだ。 朝刊に記事が載る前からこの事を知っているんじゃないかと言う高倉に、事件は今朝の朝刊で初めて知ったと言い返す。 そのまま会話を続けるうちに、高倉の話から盗品の正体がゴッホの「ひまわり」であることに気がつく。 どうやらすり替えられた贋作は、最近までギャラリーフェイクに置いてあったものだった。 とりあえず高倉のメンツを守るために警察に任意同行と言う事で向かうことにする。 舞台は警察署へ。 そこで贋作の「ひまわり」を確認することに。 やはり「ひまわり」はギャラリーフェイクで扱っていたものであった。 その贋作「ひまわり」は世界的に有名な贋作家のものであった。 贋作「ひまわり」の作者の贋作展を開いた際に展示し、終了後に売り払ったはずのものが何故ここにあるのか。 思案する中、高倉から質問を受けることに。 贋作展終了後ギャラリーから高田美術展に直接移ったんじゃないかと聞かれたものの、すぐに売ったと説明する。 贋作を売ったのは2週間前だと教えると、「ひまわり」が近代美術館から戻ってきたのが1週間前だと聞くことが出来た。 続いて贋作を売った相手について質問され、売った相手は海外のバイヤーだったと返答する。 158 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 48 47 ID zg8ikajV0 夜遅くまで事情聴取は続き、今晩はここに泊まれと言う高倉。 拒否するものの、無実の確証が無いフジタを帰す訳には行かないと言われる。 そこで今までの情報から、自分が無実だと証明することに。 まず、時間的に無関係だと言う証明をすることに。 贋作を売ったのが2週間前で、真作が海外から戻ってきたのが1週間前。 日本にいるフジタにはすり替えに介入することが出来ないはず。 また、贋作は海外のバイヤーに売ったのだから日本ですり替えを行うのは不可能だと説明する。 つまり、時間的にも場所的にもフジタにはすり替えは不可能だと言うことである。 フジタと犯人がグルじゃないのかと勘ぐる高倉に、自分の店に置いてあった有名な贋作家の作品であり、高田美術館の館長を騙せる筈が無いと断言する。 すると高倉は個人的に信用したとして、心当たりがあったら連絡することを条件に帰る事を認めてくれるのであった。 ギャラリーに戻るなり、サラに顧客名簿を用意してくれと頼むフジタ。 すると、サラからお客さんがギャラリーで待っていると言われる。 ギャラリーに向かうと、高田美術館館長の三田村小夜子がいた。 どうやら三田村も今回の事件でフジタに聞きたいことがあったらしい。 そこで今回の事件の鍵である「ひまわり」の贋作の作者について話をする。 贋作者の名はオット・ヴァッカー、1927年にドイツの展覧会に出展された一枚のゴッホ。 その真贋についてひょっとしたことから疑問が生まれた。 そのゴッホの出展者こそオット・ヴァッカー…このひょっとした疑問から彼の扱った35点のゴッホの真贋が問われることに。 その中に美術界の権威の鑑定書のついた作品まであったりもする。 捜査するうちに、ヴァッカーの弟の家から書きかけのゴッホが発見された。 この事でヴァッカーは贋作業に関わっていたことが明らかになったものの、彼の作品の真贋は科学調査されるまで結論がつかなかったらしい。 今回の事件ですり替えに使用された贋作「ひまわり」、それもヴァッカーの作品の一枚であった。 ヴァッカーの作品は絵の具を早く乾燥させるために樹脂を多用するため、絵の具が剥離しやすい。 すり替えられた贋作「ひまわり」の絵の具も剥離しており、その修復をしたのはフジタでは無いかと質問する三田村。 フジタは修復したことは認めるものの、事件とは無関係だと説明し情報を聞き出そうとする。 盗まれた「ひまわり」は、3ヶ月前からニューヨークの近代美術館に貸し出されていた。 先週「ひまわり」が返却されたのだが、その時にはすでにすり替えられていたようだ。 また、貸し出し時には何も異常がなかったということも確認できた。 再度、事件に関係してないか聞いてくる三田村だが、彼女はこの事件に関してフジタは無関係だと思っているようだ。 フジタは「ひまわり」を悪用はしないと断言する三田村の言葉に、サラは昔のことを思い出す… それはサラがギャラリーフェイクで働き始めるよりずっと前の出来事。 突然の戦争にサラは全てを失い、たった一枚の絵を持って祖国を脱出することに。 その絵とはゴッホの「ひまわり」…贋作ではあったが、サラにとっては心の支えであった。 しかし、その絵は傷ついたサラを看病してくれた人に騙し取られどこかに売られてしまった。 しばらくして、サラはその「ひまわり」と高田美術館で再会することになる。 その時、その「ひまわり」の前でサラとフジタは初めて出会ったらしい。 嘘の来歴で塗り固められ、真作として高田美術館に売り払われていたサラの贋作の「ひまわり」。 フジタは真作の「ひまわり」を調達し、サラの贋作のひまわりを取り戻してくれたらしい。 心の支えを取り戻してくれたフジタに恩返しするために、サラはギャラリーフェイクで働くことにした… 時間も遅くなり、そろそろ美術館に戻らなきゃならないと言う三田村。 疑っていたことを詫びると共に、フジタの情報網をあてにさせてくれとお願いする三田村に快く返答するフジタ。 高慢な三田村があそこまで消沈している姿を見て協力する気になったらしい。 その後は自分の「ひまわり」の話をフジタに聞くサラと、サラの話を聞かずに色々思案するフジタの漫才を見ながら次のシーンへ… 159 :ギャラリーフェイク・チャプター1:2006/09/09(土) 15 51 01 ID zg8ikajV0 とりあえず今回はここまでです。 仕事がえらく忙しくなって今も会社からの投稿ですが、 何とか最後までやりきるのでお付き合いをどうぞよろしく・・・ そういやキャラ紹介ってあったほうがいいのかな? 50 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 06 22 ID lTaSPJT00 PSPのギャラリーフェイク行きます。 こまめにセーブしてないためストーリーの確認ができず、 細部で間違ってる場所もあるかもしれません。 また原作の漫画を全部は読破してないので 人物紹介で間違いがあるかもしれません。 主要人物紹介 藤田玲司 贋作専門アートギャラリー『ギャラリーフェイク』のオーナー。 表の世界に出せない真作を裏の世界で売りさばくという裏の面も持つ。 美術に関する能力は技術・知識共に幅広いジャンルにおいて超一流。 昔はメトロポリタン美術館のキュレーター (美術品の保全・修復等を行う美術館の専門職)であり、 プロフェッサーと呼ばれるほどの腕前だったが 美術品の横流しを告発しようとしたために 真犯人である同僚に罪を着せられ孤立し、退職し日本に帰国するはめになった。 その後贋作商売の師匠、菱沼の元で修行を積むが 彼の商売のやりかたに納得できず、独立し現在に至る。 裏社会で真作を売買するくらいだから100億単位の資産を持っているはずだが、 なぜかボロアパートに住んでいたり趣味がパチンコだったりと庶民的な面も。 体力はかなり低く、山奥や密林に眠るお宝の元へ行く時はいつもヒイヒイ言ってる。 サラ 某国の王族である褐色の少女。クーデターで国を追われ、 その時にだまし取られた家族の思い出の品である贋作のひまわり(ゴッホ作)を 藤田に取り戻してもらって以来、ギャラリーフェイクで働いている。 美術の知識は今の所素人に毛の生えた程度だが 美を見抜く眼力は時に藤田をも唸らせる程。 藤田と仲良くする女性に嫉妬するかわいい面もある。 三田村小夜子 高田美術館館長。美術界から真作として扱われる贋作を一掃し 健全化することを使命とする、少々お堅い感じの女性。 藤田が表の世界に戻って来ることを切望している。 知念護人(ちねんもりひと) 文化省の役人で、国宝級のお宝を発見し国宝や指定文化財に指定して 国で保護することを使命とする国宝Gメン。 藤田とお宝発見を競い合うことが多い。 カルロス 美術品窃盗団のボス。気さくな性格であり、女性をナンパするのが趣味だったり 家族サービスでオペラ鑑賞に行ったりする、貫禄のある裏社会の顔役。 あまりに有名で高価なお宝はリスクが大きいので普段は狙わないという、 慎重な面もある。藤田とはよく取引をし、ただのビジネスライクな付き合いではない。 51 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 07 02 ID lTaSPJT00 第一章:日陰に咲くひまわり いつものようにギャラリーフェイクで仕事をしている藤田とサラ。 そこへブリキ玩具コレクターのの高倉警部補が来て、署までご同行願うと言ってくる。 ある程度話を聞いた藤田は、とりあえず署まで任意同行することに。 高田美術館が外国の展覧会のために貸し出した真作の『ひまわり(ゴッホ作)』が 高田美術館に帰ってきた時には藤田が贋作と明示した上で外国に売ったひまわりに すり替えられていたという。 いろんな状況証拠を用いて、 自分がひまわりをすり替えて盗むことに手を貸したわけではなく、 贋作として売ったひまわりを勝手に使われただけだと説得する藤田。 一応納得した高倉警部補と三田村館長だったが、 藤田は、自分の作った贋作が使われたのは事実であり、 このままでは立場が悪いと言うことで、真相究明に乗り出すことにした。 美術品運送を生業とする徳川運送の社長に頼んで運搬の時に撮る写真を見せてもらい それを鑑定することですり替えられた場所や時期を特定していく。 次に美術品窃盗団のボスのカルロスに話を聞いてみると、なにやら歯切れが悪そうだ。 そこを指摘すると、カルロスの元部下で独立した窃盗団が そのひまわりのすりかえ事件に関わっているという証言を得る。 絵を盗んで儲けたいならわざわざ贋作とすり替える必要はない、 藤田の絵をすり替えに使ったのは藤田に恨みを持つ者が復讐するためではないか、 そう考えた藤田は恨みを持っていそうな元贋作師匠の菱沼に電話をする。 しかし菱沼は確かに窃盗団に話しを持ちかけられたが断ったと言う。 それを一応信じた藤田は他に恨んでいそうな人物を考えてみるが思いつかない。 そんな折、カルロスからブラックマーケットでひまわりが出品されると聞く。 信用第一のブラックマーケットの事だから真作に違いない。 藤田がサラと二人で海外のブラックマーケット会場へ行くと、 藤田のメトロポリタン美術館時代の同僚、ビルと遭遇する。 こいつは藤田がメトロポリタンを去った理由を作った旧敵であり、 ビルもその後とあるオークションでやりこめられて藤田を恨んでいた。 カルロスに頼んで相手の資金を調べて貰うと、ビルは4500万ドルあった。 しかし藤田は4000万ドルしか無い。 そこで、カルロスに頼んで部下を使い、ビルに対して 藤田は5500万ドルもっているという偽情報を流して貰うことで ひまわりを落札することに成功した。 帰り道にビルは藤田達に銃を突きつけてひまわりをよこすよう脅すが、 それを見越していた藤田はカルロスにあらかじめ見張ってくれるよう頼んであり、 カルロスがナンパしてたせいで遅れたためピンチだったがなんとか助かる。 こうしてビルはブラックマーケットで不祥事を起こした罰としてボコられた上に 裏の美術界から追放されてしまう。 藤田は三田村にひまわりの真作を渡し、身の潔白を証明したのだった。 52 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 05 ID lTaSPJT00 第二章:ナポレオンの宝剣 藤田はとある古物商から古びた宝剣を買い付ける。 古びてはいるが、この宝剣はよほどの権力者でないと持てないような 格式高い物だと見抜き、とりあえずギャラリーフェイク内に展示する。 それを見かけた女宝石泥棒のフェイツイ(原作ではフェイツェイとなっている)に、 フランスの大物政治家が、そのナポレオンの宝剣を 柄の部分から取り外されたリージェントダイヤとセットで欲しがっている、 リージェントダイヤを譲って貰うよう持ち主と交渉して 宝剣を完成させてみてはどうかと儲け話を持ちかけてくる。 早速フランスへ飛んで依頼人に会ってみると、 依頼人の大物政治家ローベルはスーツも家の内装もセンスの悪い男だった。 話を聞いてみると、 リージェントダイヤの持ち主には別の宝石商が以前交渉したが、 相手方を思いやってちゃんとした交渉をしても駄目だったという。 とりあえず一度行ってみようとダイヤの持ち主の家に行くと、 そこにはナポレオンの妻ジョゼフィーヌの住んでいたマルメゾン宮殿を思わせる家と 一風変わったバラ園があった。 このバラ園にあるのは品種改良されたモダンローズではなく、 バラの原種に近いオールドローズなのだ。まるでジョゼフィーヌのバラ園である。 サラが珍しそうにバラを見ていると、お嬢ちゃん気に入ったのねえと 人の良さそうな老婆が話しかけてくる。この人がダイヤの持ち主らしい。 応接間で待っているとサラが本棚を勝手に調べるので止めようとすると 一冊の本が落ちたので広い、ふと開いてみた藤田は驚く。 これはジョゼフィーヌが植物画家ルドゥーテに描かせたバラ図譜、 それも世界に5冊しか無い特に貴重なタイプなのだ。 老婆が執事と一緒に来たので、交渉を開始する藤田。 事前にこの老婆が財政的に困っているという情報をつかんでいた藤田は ちゃんと高額で買い取るとか美術品を所望なら他のものを見繕ってもいいと 紳士的に交渉していくが、執事がお前らなどと取引するものかと怒ってくる。 話を聞いてみると、前任の交渉役だった宝石商はダイヤをよこせと脅迫し、 それでも断ると家から1枚のイタリアの宗教画が無くなり、 その直後に「ダイヤもそのように盗まれたら困るでしょう?」と言ってきたのだ。 藤田は、この家がマルメゾン宮殿を思わせる作りであること、 バラ園にオールドローズが咲いていること、貴重なバラ図譜があることから、 老婆がジョゼフィーヌゆかりの者であることを見抜き、老婆も認める。 ジョゼフィーヌの遺品であることがダイヤを手放したくない理由ですかと聞くと、 老婆は、それよりも今は亡き私の主人の遺品であることが理由なのだと言う。 藤田は依頼主に話を聞くために一旦引き返す。 53 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 08 37 ID lTaSPJT00 子供の使いじゃないんだぞと怒るローベルに対し前任者が脅迫したと詰め寄ると 一旦はしらを切るが、結局は脅迫させていたことを認めた。 その理由は、ローベルが選挙期間中である事と関係あると藤田は見抜く。 フランスの右翼議員であるローベルは完成されたナポレオンの宝剣を手に入れ、 その威光で自らを持ち上げ選挙に勝とうというのだ。 ちなみに、イタリアの宗教画を盗んだ犯人は前任の宝石商ではないらしい。 偶然盗まれたので脅迫の材料にしたということだ。 世間に知らしめるためのダイヤだから盗んでくるわけにはいかない、 しかしなんとしてでも手に入れなければならず手段は問わないつもりだと ダイヤを手に入れるための執念を藤田に見せるローベル。 ローベルの好きにしてやるわけにはいかないと思った藤田は フェイツイに電話をして、意味ありげなセリフを言う。 「俺がダイヤを渡した後でダイヤに何かあっても俺の責任じゃないよな?」 再び老婆に会いに行った藤田達はローベルのダイヤへの執念を話し、 危険だから譲って欲しい、しかし後で必ず返すと説得する。 執事は聞く耳を持たないし老婆も懐疑的だったが、 サラが藤田の美に対する態度は真剣です、信じて下さいと説得する。 サラを気に入っていた老婆は、藤田は信用できないけど 藤田を信用するサラを信用しましょうと、ダイヤを貸してくれた。 こうして完成されたナポレオンの宝剣をマスコミに公開したローベルは これで話題になって選挙に勝てると喜んでいたが、 ある日宝剣が盗まれてしまう。 国宝を無くしては選挙民に申し訳が立たんと青くなるローベルだった。 その頃なぜかナポレオンの宝剣を持っていた藤田は老婆の元へ赴き、 ダイヤを宝剣とセットで返却した。藤田いわく宝剣は借りたダイヤの利子らしい。 老婆は帰り際にサラにバラの花束を、藤田に以前出てきた貴重なバラ図譜を渡し、 執事も今回はありがとうございましたと礼を言ってきた。 こうして、ナポレオンが離婚後も愛し続けたジョゼフィーヌのゆかりの家に、 ナポレオンの宝剣が完成され戻ってきたことにロマンを感じる藤田とサラだった。 54 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 17 ID lTaSPJT00 第三章:消えた黄金仏 ギャラリーフェイクにやってきた国宝Gメン知念は、 山奥の寺にある木彫りの仏像の修復を依頼してくる。 山奥までヒイコラ言いながら歩いていき、寺の住職に面会し、 修復は不要と思っている住職に美術のプロとして修復の必要性を説明し、 修復の許可を得る。 そんな時、住職の息子が来て、 こんなボロ寺は潰して山一帯をリゾートにすればいいと言って住職を怒らせる。 修復をするために宿泊していると、息子が部下と共に木彫りの仏像を ガソリンで焼いてしまおうとするが、犯行の様子ををカメラで撮り、 偽物の拳銃で脅すと退散していった。 住職曰く、妻が一人で寺を出て行ってしまい、後に病死した時、 葬式は当時妻が住んでいた地域の寺で行うことになり、 この寺で葬式をすることができなかった。息子はそれを恨んでいるという。 そんな複雑な親子だったが、山の急斜面を落ちてしまい怪我をした息子を 住職さんが「子供を憎む親がいるか!」と背負って帰り介抱することで和解した。 木彫りの仏像を修復する藤田達だが、 あの知念がこの仏像を修復させるには裏があると読んだ藤田は寺の文献を調べる。 すると、木彫りの仏像の中には小さな黄金の仏像があると判明する。 これが知念の手に渡れば国宝と認定して寺から取り上げてしまうと思った藤田は、 黄金でできているが頭が少し残ってるだけのボロボロの仏像を 修復に必要な道具と偽って運び入れ、 修復作業の途中で木彫りの仏像の木の粉が飛び散り知念が目をつぶったスキに 入れ替えることで、黄金仏は長い年月でボロボロになり木の粉と一緒になり 飛び散ってしまったと説明し、知念を諦めさせた。 結局住職は、この黄金仏を公開して参拝客を集めるようなことはせず、 昔これを作った人がそうしたように、くりぬいた木の中に入れ、 木の中でこの地を見守ってもらうことにした。 昔、この黄金仏の制作者は木をくりぬいてその中に黄金仏を入れた。 その木はくりぬかれた傷は木の成長で塞がり、木の中に黄金仏は閉じこめられた。 そしてその木で木彫りの仏像が彫られたのだ。 黄金仏で儲けないならどうやって寺を守ろうかと考える住職だったが、 息子が、昔ここから盗んでいった別の仏像を返すから それを売ってはどうかと提案する。 藤田は、その時にはギャラリーフェイクにお任せを、と言うのであった。 55 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 09 49 ID lTaSPJT00 第四章:不合の一対 藤田は、葛飾北斎にただならぬ思い入れを持つ大手スーパー副社長、轟に呼ばれる。 葛飾北斎が作ったというカルタを買ったから鑑定してくれというのだ。 鑑定していった藤田は、1枚だけ別のカルタの札が混じっていることに気づく。 このカルタは上方カルタといわれる種類のものだが、 江戸カルタという別種類のカルタの札が入っているのだ。 とりあえず専門の機材で鑑定してみようということで預かることにする。 調べていると三田村館長から、轟にそのカルタを売っていた美術商は 偽物を高く売る詐欺師だと分かり逮捕されたと連絡を受ける。 落ち込む轟だったが、 美術商が偽物だったとしても商品まで偽物とは限らないと元気づける藤田。 さらに調べていくと本物だと分かり、 こうなったら一枚だけ入っていた江戸カルタの正体も知りたくなった藤田。 文献を探していくと、葛飾北斎と交流のあったシーボルトが 葛飾北斎に二組のカルタの制作を依頼していたことが判明する。 なぜ二組か、藤田は思い当たる節があった。 シーボルトは帰国時に日本地図を持ち出そうとしたために国外追放処分となり、 一生妻と離ればなれになってしまったのだ。 そのため、二人を繋ぐ品としてカルタを依頼し、 お互いを忘れないために、札を一枚ずつ交換したのではないか、ということだ。 ということは、もう片方のカルタは国外にあるということになる。 手始めに知り合いの外国人美術商に連絡を入れると、 地方の名士からまとめて売られた美術品の中にカルタが一つあったという。 様子を口頭で教えて貰うと、特徴が合致している。 実際に行ってその目で確かめてみると、いきなりの大当たりだった。 しかしこれらの美術品はまとめてオークションにかけられることが決定されていた。 だが藤田はそれらの美術品の状態が悪いことに目をつけ、 それらを全部修復するのと引き替えにカルタを手に入れることに成功した。 しかし帰国すると、2つのカルタは国宝Gメンの知念に指定文化財とされてしまい、 今度高田美術館で開催される葛飾北斎展に出品出来なくなってしまった。 知念に聞かれた轟が、三田村館長にも相談せずその場で返事をしてしまったという。 藤田は知念に轟の葛飾北斎へのこだわりを説き、 指定文化財の調査までは数ヶ月かかるだろうから葛飾北斎展が終わるまでは 待って欲しいと説得し、知念も受け入れた。 こうして葛飾北斎展でシーボルト夫妻の2つのカルタは再会し、 轟も三田村館長も満足そうだった。 56 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 10 15 ID lTaSPJT00 第五章:ダブルフェイク 怪しげな政治家の梶は、普段から献金として公表する必要が無いとか 贈与税の面で得だとかいう理由で、献金の代わりに美術品を受け取っていた。 そんな梶が今回受け取ったのはセザンヌ作の『果物籠のある静物』。 梶は今回これを売り、それを全額チャリティーに寄付するという。 梶はそんな一品を呼び寄せた三田村館長に見せつけご満悦だった。 「ワシは本来コレクションを貸し出したりしないのですが、 三田村館長ほどの美人相手でしたら考えてしまいますなあ~」 とエロオヤジ全開の梶だったが、藤田が訪れたことで機嫌が悪くなる。 藤田は、普段はコレクションの貸し出しすら渋るあなたが 今回売ってチャリティーに寄付するとは意外ですなあと言うと 梶は普段からワシはそういう気前のいい人間だからねと言ってくる。 しかし藤田は今回梶がこうする理由を見抜いていた。 献金代わりにこの作品を受け取ったのをマスコミにかぎつけられた梶は、 いつも通りコレクションしておくわけにはいかず、 仕方なく手放し全額寄付することで体面を取り繕おうというのだ。 それを指摘され梶が怒ると、藤田は何をするわけでもなく去っていった。 だが、輸送中の『果物籠の静物』を乗せた車が大型車に追突され、 作品が燃えてしまうという事故が発生した。 三田村館長は一応藤田に燃えかすを鑑定して真贋を見抜いて欲しいと依頼する。 藤田は鑑定を始めるが、すぐにこれは贋作だと結論づける。 何しろこの贋作、少し前に藤田が依頼され作成し、 ニューヨークで売ってきた物なのだ。 そしてサラは、その商談の時、梶らしき人物を見かけた事を思い出す。 全ては一つの線で繋がった。贋作を買い付けて真作とすり替えて贋作を事故で焼き、 その美術保険の保険金を全額寄付することで 作品を手元に置いたまま評判も上げようということなのだ。 梶が自宅で『果物籠のある静物』を嬉しそうに鑑賞しながらちょいと手で触ると 絵がどんどんと剥がれていき、剥がれた下から、へのへのもへじが出てくる。 これが贋作ということは、ワシは真作を焼いてしまったのかと慌てる梶を、 高倉警部補は保険金詐欺の容疑で逮捕するのだった。 結局真作は焼かれてしまったのかとサラは悲しんでいたが、 そこへカルロスは一枚の絵を持ってくる。 それはまさしく真作の『果物籠の静物』だった。そう、贋作は2つあったのだ。 大物の所に忍び込んだのに一つの獲物をすり替えるだけという依頼内容を 惜しく思うカルロスだったが、藤田は数年後に釈放されたら 改めてコレクション丸ごと盗めばいいさと言うのであった。 57 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 13 ID lTaSPJT00 第六章:ニュルンベルクの十字架 三田村館長の紹介で外国へ飛び依頼人に会いに行く藤田達。 話によるとデューラーの作品のスケッチが新しく見つかったので、 これを手がかりにその作品の完成品を探して欲しいということらしい。 そのスケッチには十字架が描かれておりその中央にはイエスもいた。 完成品があるかどうかは分からないが探してみることにして デューラーハウスで文献を調べたりすると、 デューラーが友人にその作品を渡した可能性があることがわかる。 しかしそれ以上の手がかりがつかめないので、 日本にもどってギャラリーフェイクの仕事をしながら 情報を集めることにした。 しかし1ヶ月経っても情報がまったく入ってこないので、 これは見方を変えるべきだろうということで、スケッチを見やすくするため、 スケッチを持ち主の許可を得た上で洗浄してみた。 すると、懐中時計の部品である龍頭が見つかる。 時計かも知れないと言うことで、時計職人の千手の元へ行く二人。 話を聞いて情報をまとめると、時計の本場はスイス、 そして時計を最後に所持したカルヴァンも晩年はスイスに住んだ、 ということでスイスが怪しいと踏み、三人でスイスへ行くことにした。 58 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 11 36 ID lTaSPJT00 スイスでカルヴァンの所有物が所蔵されているという教会に行き、 十字架型の時計について牧師に聞いてみたが、 やけに非協力的な態度で、そんな物はないとつっぱねられる。 他の場所で書物を見ると、カルヴァンの死から数年後に 例の教会で例の十字架を見かけたという昔の日記を発見する。 あそこにあるのは確かなのに、なぜ隠すのか? 藤田はそれを理解し、再び教会へ行って牧師に突きつける。 当時、プロテスタント達は偶像破壊運動の真っ最中で、 プロテスタントの主要人物たるカルヴァンがイエスの絵の入った物を 持っているなどあってはいけないことだったのだ。 カルヴァンは贈り物を壊すのは忍びなかったし 偶像破壊運動はやりすぎだとおもったが運動が大規模で口出しできないので 隠し持つことにしたのだ。 そして死後その十字架型時計が発見された その時には偶像破壊運動も下火になっていたので、 歴代の神父達は現代までずっと教会に隠し持つことにしたのだった。 藤田は、今では宗教の価値も変わっており責める物は居ない、 大切な芸術品を勝手な理由で隠し通すのは バーミヤン遺跡を破壊した者達と変わらない、 教会が隠し持っていたことを責められるのが嫌なら、 どこかで所蔵されていて今まで気づかれなかったとか、 ブラックマーケットに長い間あったのが表の世界に出てきたとか、 もっともらしい理由をつけることで教会が言及されないようにする、 だから頼むから時計を公表してくれと頼む。 納得した神父はその時計を出し、三人で修復作業に入った。 こうして再び表の世界に出た十字架型時計。 裏の世界の住人である藤田は千手に時計の発見や修復の手柄を譲った。 それをちょっと残念に思うサラだったが、 藤田は時計のスケッチを手に入れられて上機嫌だった。 59 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 09 ID lTaSPJT00 第七章:岩窟の聖母(前編) 三田村館長の藤田への依頼は、ロンドンのナショナルギャラリーのにある、 ダヴィンチが描いた『岩窟の聖母』の修復作業だった。 ナショナルギャラリーに盗みに入った美術品泥棒が、 逃走の際に火薬を使い、よりによってその作品がひどく焼かれてしまったのだ。 藤田はこの依頼の裏に、三田村館長の、藤田にこの依頼で表の世界に戻り その才能を存分にふるって貰いたい、という意図を感じ取っていた。 だが、むげに断る訳にもいかず、 とりあえずナショナルギャラリーの館長と面接をすることに。 最初は『岩窟の聖母』に関する知識などを聞かれ、 次に修復の技術について聞かれ、 最後に何が必要かという話題になったときに、 修復には技術や知識だけではなく、作者の魂の輝き、作りたかったもの、 表現したかったことを感じ取ることが必要だと言うと、 よく言ってくれた、それでこそ修復を頼める、と館長に修理を依頼される。 こうなったらやるしかないし、やりごたえもあると、乗り気になった藤田。 藤田はその間サラは日本に戻りギャラリーフェイクの番をしてなさいと言うが 藤田と一緒に居たいサラは、その間はロンドンで藤田が必要な画材を買ったり ギャラリーフェイクで売るための美術品を仕入れるという。 ならばこの時期ならばバーモンジーの骨董市はどうだと勧める藤田。 そこへ、リザ(エリザベート)がやってくる。 この子はあのモナリザの子孫の候補である女の子で、 父親は藤田かもしれないのだ。 今は声楽の勉強のためロンドンに滞在しているのだ。 そんなわけでバーモンジーの骨董市へ来た二人。 露天で男に声をかけられ、このウェッジウッド初代の皿、 25000でいかがかなと声をかけられる。 しかしサラはそれなりに勉強した知識で、この皿は30年前の物だと見抜く。 嘘つきだと言いふらされたくなければ安く売るよう求め、 最低でも3000が売値の皿を2000で買うのに成功した二人だった。 だが、帰り道で二人は、仮面を被った謎の誘拐犯達に誘拐されてしまった。 倉庫に閉じこめられた後逃げ出そうとする二人だったが、 リザは脱出に成功したものの、サラは逃げられず捕まってしまった。 60 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 12 57 ID lTaSPJT00 第八章:岩窟の聖母(後編) リザは急いで藤田にこの事を話す。 藤田はわずかな情報から、誘拐犯の二人の正体を突き止める。 一人は第一章でやりこめたビル。そしてもう一人は、 以前リザを苦しめ、リザの母親を殺し、そしてとっくに死んだはずの、 モナリザの子孫を名乗る男ダヴァロスだったのだ。 数日後誘拐犯から電話が来て、藤田が一人で誘拐犯と会うことになる。 二週間以内に、以前俺たちが手に入れ損ねた上に焼いてしまった、 お前が修復している『岩窟の聖母』を完成させ持ってこい、 ホテルはもちろん美術館にも俺の手下がいる、下手なまねはするなよ、 と言われた藤田は、修復作業を急いで進めつつ、犯人について考える。 ビルは表と裏両方の美術の世界から追われた身、 ダヴァロスは既に死んだとされている身、 どちらもホテルや美術館に大量の部下を配置して こちらをいつも見張る程の力はないはず、 つまり奴らの裏に黒幕がいるのだと気づく。 そしてその黒幕は以前からイタリアの美術品をイタリアに集めていた。 熱心なイタリア主義者なのだろうか? しかしそれを知っても仕方がないのでサラを助けるための準備を進める。 まずは『岩窟の聖母』を持って行く際に、発覚をなるべく送らせるため よく似た贋作の『岩窟の聖母』を手に入れる必要があるが、 今から人を雇って作らせる時間的余裕は無い、 しかし人脈をある程度持っている藤田でも、 美術品の贋作を高度に取り扱う業者は思いつかなかった。 試しにブラックマーケットにも電話をしてみるが、 信用第一なので真作しか扱わない、贋作を探して売ることもできないし、 贋作業者を捜して仲介することすらできないと丁重に断られてしまう。 八方塞がりな藤田だったが、贋作の師匠の菱沼を思い出す。 電話して用件を伝えると、 敵対関係にもかかわらず条件に合う贋作を売ってくれた。 次に修復中の真作と贋作を入れ替える方法だが、 カルロスに協力してもらい、 急遽発見した腐食について調査するという名目で、 変装したカルロスが持ってきた検査用の機械と偽った物に真作を入れ、 機械の中で贋作と入れ替えた。 61 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 13 51 ID lTaSPJT00 こうして藤田は全てを投げ打ってでもサラを助けるため、 『岩窟の聖母』の真作を持って一人で取引現場に訪れた。 あのお方の話を聞いてもらおうということで、 通信ではあるが、黒幕が姿を表す。その名も『シエナの枢機卿』。 藤田は本物の聖職者ではなく、名乗っているだけだと考える。 その枢機卿は、イタリアの美術が世界各国の野蛮な国々にあるのは我慢ならん、 イタリアの美はイタリアにあるべきだ!と主張し、 我々の仲間にならないか?もちろんサラも一緒に迎え入れてやる、と言う。 そんな枢機卿に藤田は、 「俺が嫌いな人種は3つある、 一つ、権力をふるって他人を恫喝する輩、 二つ、自分は安全な所に居ながら悪事を企むような輩、 三つ、全ての美を独占しようなどと考える不遜な輩! 三つ全てに合致するようなお前の言うことなど聞くものか!」と啖呵を切る。 残念だよ藤田君、後は任せると言い、通信を切る枢機卿。 銃を持った二人やその部下に囲まれ絶体絶命のピンチな藤田とサラ。 まず藤田は、ダヴァロスはともかくビルは美術商としての欲があると考え、 俺たちを殺したということにして見逃してくれたら ギャラリーフェイクの金庫にある美術品をやる。 それがこの鍵だ、電子キーだから壊れやすく投げてはやれない、 こっちへ取りに来てくれと、まんまとビルをおびき寄せ、 銃を突きつけることに成功する。しかし隙を見て逃げられ、失敗に終わる。 次にもうすぐ警察が来るぞとハッタリをかますが、思いっきり見破られる。 と思いきや、藤田の知り会いの美術商や三田村館長、リザ達が来てくれた。 こんな女子供や優男が警察なものかよと笑う誘拐犯達だったが、 その隙をついてカルロスが助けに来てくれた。 しかしその時、取引現場の廃屋に火がつき、急速に火が回り、 藤田とサラ、そしてダヴァロスが二階に取り残される。 「その王族の女はお前の資金源だったろうが、 お前に最後に死をもたらす不幸の女だったな!」と笑うダヴァロス。 それに対し藤田は、「サラは俺にとって美の救済者であり、 裏の美術界ですさんでいったかもしれない俺を救ってくれた救済の光だ!」 と、柄にもない熱血なセリフを叫ぶ藤田。 この高さだ、窓から飛んでも助かるまいと 藤田の死を確信するダヴァロスだったが、 幸運をもたらしてくれたサラが居れば大丈夫だと二階から二人でダイブする。 結局はサラの下敷きになった藤田がちょっと痛かったくらいで済んだ。 無謀さに驚くダヴァロスに廃屋の一部が落ちてきて、ダヴァロスは潰された。 62 :ギャラリーフェイク:2008/08/23(土) 01 14 54 ID lTaSPJT00 こうしてサラを無事に助けた藤田は 『岩窟の聖母』を元に戻そうとするが、館長はすでに気づいていた。 しかし事情を知った館長は、それを許してくれた。 だが、今回の藤田の行動は広く知られ評判を落としてしまい、 藤田が表の美術界へ復帰する道は遠のいてしまったと三田村館長は落胆する。 この事件の後、藤田とサラは勉強、仕入れ、そして観光など、 いろんな目的で世界を巡ることにして、暫くギャラリーフェイクを休店する。 別れの挨拶に来た三田村館長に、お土産たくさん持ってくるねと言うサラ。 そして二人は旅立つのであった。 ギャラリーフェイク。そこは美術界の掃きだめだと、人は言う。 しかし別の人は、真の美に出会える奇跡の店だと言う。 もし真の美に出会いたいのであれば、 東京のとある埠頭にあるアートギャラリー、ギャラリーフェイクへ行くといい。 二人の美の守り手が、出迎えてくれることだろう。 ~ギャラリーフェイク END~ このゲームは相手のセリフに手持ちの情報をぶつけて先へ進むという 逆転裁判に似たシステムがありますが、 爽快感が無く、攻略が分かりづらいところもあるので、 実質的には読みにくい一本道のノベルゲームといったところです。 ただ第三章以外のストーリーは全てゲームオリジナルで その質も悪くありません。いわゆる「ファンなら買い」というやつです。 以上、ギャラリーフェイクを終わります。
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最終更新日時 2008/02/23 02 23 40 ※このページはID登録者以外にも公開しています。 ギャラリー 50時空裏ボス 集合写真1(人事会議後) 集合写真2(人事会議後) 集合写真3(人事会議後) 集合写真4(人事会議後) アップ(馬耳 / うえぶぅ / ろんめる) 空中散歩 50時空裏ボス+び~む砲 集合写真@雪域高原 2008/01/20 一級GPS使ったらこんなんでました 破砕戦場2裏ボス(画像アップサンプル) 画像追加編集手順 このページへのコメント [#comment] ギャラリー 50時空裏ボス 名前 コメント 集合写真1(人事会議後) 遅くなりましたが先日の集合写真ですm(__)m -- 焼酎 (2008-02-13 11 44 25) ちょっくら幅大きくしたですよ -- う (2008-02-18 10 28 57) やっぱ引き伸ばすと荒くなっちゃうねぇU ω )ノ -- しょうちゅ (2008-02-23 02 23 40) 名前 コメント 集合写真2(人事会議後) 名前 コメント 集合写真3(人事会議後) 名前 コメント 集合写真4(人事会議後) 名前 コメント アップ(馬耳 / うえぶぅ / ろんめる) 馬耳 うえぶぅ ろんめる 縮小横並びに修正 -- う (2008-02-18 13 13 33) 名前 コメント 空中散歩 飛んでるぅぅぅ -- うえぶぅ (2008-02-02 02 04 26) ショートカットの↑ってどうやってだすんですか? -- かなた (2008-02-09 01 15 16) ミニマップ右のボタン -- う (2008-02-09 12 18 00) 名前 コメント 50時空裏ボス+び~む砲 試し貼り ペタッ -- 馬 (2008-01-26 10 39 39) 下にあったから浮上^^ -- う (2008-01-26 12 03 55) 名前 コメント きれいに撮れたのがあったから追加っ -- う (2008-01-26 12 03 14) 名前 コメント 集合写真@雪域高原 2008/01/20 とりあえず版 -- うえぶぅ (2008-01-23 02 37 32) うえぶぅさんと重なってしまったww -- ろんめる (2008-02-01 11 29 12) 名前 コメント 一級GPS使ったらこんなんでました 。Aってなんだべさ -- うえぶぅ (2008-01-23 02 31 17) こうやってでるのかー すごい便利だなー。 -- 鈴堂 (2008-01-23 16 09 38) 名前 コメント 破砕戦場2裏ボス(画像アップサンプル) サンプルです -- うえぶぅ (2008-01-21 11 34 10) 名前 コメント 画像追加編集手順 編集するためにログインする ↑メニューから「編集」>「このページにファイルをアップロード」でファイルをアップロードする ファイルサイズ上限は 1MB です 掲載許可をもらってないプレイヤー名などはトラブル防止のため消去加工してください ページを編集する 以下の行をコピーする **画像タイトル #ref(アップロードした画像ファイル名,,center,width=800) #comment() //画像へのコメント入力欄 nbsp(br,br,br,br,br) ---- //区切りのライン ↑メニューから「編集」>「このページを編集」でページ編集開始 以下の行があるのでその下にコピーした行を貼り付ける ///////////////////////////////////////////////////////// //画像追加の時はこの下にコピーした行を貼り付けてください ///////////////////////////////////////////////////////// 「画像タイトル」「アップロードしたファイル名」を修正する 「プレビュー」ボタンを押して画像サイズを確認・調整を繰り返す width/heightの値で調整 widthは最大800までにして下さい サイズそのままにしたい場合は「center」以降の「,width=800」を削除して下さい 「ページ保存」ボタンを押して決定 バックアップが自動で出来るので、遠慮なく編集・実験などしてください このページへのコメント コメントを全部表示 名前 ↓↓↓↓↓ 以下@wikiによる宣伝 ↓↓↓↓↓
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恒例のRTNさん主催のJMRC中部ラリーセミナー(荘川)が開催されます。 詳しくは、 http //rally.jmrc-chubu.jp/?eid=13 をご覧ください。 【開催日時】 2011年9月2日(日) 8:00~8:30受付 【集合場所】 東海北陸自動車道・荘川インター出口より国道を高山方面に 約5kmの旧道沿い (詳細は受付時に別途説明いたします)
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ラリー・パインをお気に入りに追加 ラリー・パインのリンク #blogsearch2 ラリー・パインとは ラリー・パインの72%はむなしさで出来ています。ラリー・パインの15%は血で出来ています。ラリー・パインの8%は運で出来ています。ラリー・パインの5%はスライムで出来ています。 ラリー・パイン@ウィキペディア ラリー・パイン ラリー・パインの報道 AKIHABARA PREMIUM COLLECTIONから往年のファンに捧げる究極の『カウボーイビバップ』コラボウイスキー&江戸硝子ロックグラス発売! - PR TIMES 台湾スイーツ・生タピオカ専門店「台湾甜商店」とサンリオの「はぴだんぶい」がコラボ!2021年12月1日(水)からコラボメニュー販売!豪華イベントも同時開催! - PR TIMES 早くも気になる「新型BRZ」が参戦! ラリーでみせた速さと可能性が圧巻だった (2021年11月6日) - エキサイトニュース 1995年モンテカルロラリーに出場した「スバルインプレッサ」がキット化!ラリー用装備をメタル&エッチングで再現したスーパーディテール仕様!! - 電撃ホビーウェブ 台湾パイン、日本向けが8.4倍 中国禁輸で多角化(共同通信) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 可愛らしいクッションがネックピローに変身! Umirium 2Wayクッション 【CAR MONO図鑑】 - MotorFan[モーターファン] 今年もWRC・ラリージャパン開催中止! でも私(俺)たちはまだまだ諦めない! - ASCII.jp 1996年アジパシ第3戦・ラリーオブマレーシアに参戦した「三菱 ランサー GSR エボリューション III」を新パッケージで限定キット化! - 電撃ホビーウェブ レースクイーンがラリーに挑戦! 初心者コンビのドタバタ珍道中【前編】 (1/3) - ASCII.jp 世界ラリー選手権50周年記念タイトル『WRC10 FIA 世界ラリー選手権』がPS4、PS5向けに10月28日に発売決定! - ファミ通.com 夏限定「Dole SALTY SUMMER MIX パイン&レモン」発売 雪印メグミルク - 農業協同組合新聞 収穫後の葉を利用「パイナップル葉繊維ストロー」発売 フードリボン - 農業協同組合新聞 九州パンケーキが台湾産パイン支援メニュー 来月末まで提供 - 西日本新聞 パイナップル自動皮むき機「大助」台湾パイン対応機種開発 アストラ - 農業協同組合新聞 久万高原ラリー、新型コロナの影響で延期に。開催予定は後日発表/全日本ラリー - オートスポーツweb 梅本まどかのWRCチャレンジ! 新城ラリー2021では3位に入賞! (1/2) - ASCII.jp JN1初登場のGRヤリスは2台リタイア。新井親子のスバルが新城ラリー1-2/全日本ラリー - オートスポーツweb 全日本ラリー第3戦唐津、今週末の新城ラリー2021と同様に無観客での開催に - オートスポーツweb 奴田原文雄がNUTAHARA Rally team結成。アドバンカラーのGRヤリスで全日本ラリーに参戦 - オートスポーツweb 中国に禁輸された台湾パイナップル問題の本質 - 東洋経済オンライン ハイエース2台で全日本ラリー参戦! 競技を通じ『CAST』製品の開発・検証を実施 - オートスポーツweb WRC日本ラウンド『ラリージャパン2021』大会キービジュアル第1弾が公開 - オートスポーツweb 梅本まどかを起用しラリージャパンにも。ウェルパインモータースポーツが活動計画発表 - オートスポーツweb 【超絶カッコいい!】WRカーそっくりなGRヤリス用リヤウイングが登場! 装着マシンのJRC参戦も発表 - マイナビニュース ウェルパインモータースポーツ、2021年のラリー活動 コ・ドラに梅本まどか選手を据えて「RALLY JAPAN 2021」への参戦を目指す - Car Watch WRC・ラリージャパン開催中止! でも私(俺)たちは諦めない! - ASCII.jp 梅本まどかの全日本ラリーデビュー戦「新城ラリー」で無事完走! 全日本ラリーでも通用するコ・ドライバー能力と適性を証明。 - MotorFan[モーターファン] ウェルパインメディア、2017年モータースポーツ活動計画を発表 - RALLY PLUS 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ラリー・パインのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ラリー・パインの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ラリー・パイン このページについて このページはラリー・パインのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるラリー・パインに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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