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ドラッケン 画像 ドラッケン #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケン.png) 機体説明 2012年の元旦に福袋ガラポンにて実装された、シエスの実験台にされジアス化したドラッケン。 剛力の神官の名に恥じぬ巨大な大斧を振るう。 最大の特徴でもあるその巨大な大斧からの連撃やタックル、更には衝撃波で遠距離攻撃も可能で全ての攻撃はSTRに依存している。 ワンダービットは独自の機能を持ったAURAシステムで通常のワンダービットとは違いゲージが増えることは無い、 BD内臓のAURA発動機構と一部アイテムでのみビット機能を発動することが可能。 発動直後からのクリムゾンヴェール効果(内臓0=15秒~内臓1=20秒、内臓2=25秒)と、 一部攻撃へのボーナス(S40 T0=18秒~S40 T1=1分10秒~S20 T20=2分弱)を得る。 また、左手には武器や盾を装備でき一部の武器からは特殊なコンボが繋がる様になっている。 余談だが、連撃最後の叩きつけはクイックランディングで隙を僅かに短縮可能。 STATUS ※手持ち武器&アクセサリーを外した状態で記述 名前 TYPE SIZE HP COST Capacity STR TEC WLK FLY TGH ロボ価格 購入条件 ドラッケン 陸 L 415 855 950 25 8 17 10 15 ガラポン なし 構成 ※SHOPで販売されている場合、セットで付いてくる手持ち武器は下に記述 ドラッケン パーツ名 アイコン Size Type Cost HP Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 AURAシステム-D- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (AURAシステム.png) BD固定 ドラッケンBD #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケンBD.png) L 陸 490 300 20 6 10 8 7 SUB:AURA DOSTREXBS内蔵BS接続可 ドラッケンHD #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケンHD.png) M 陸 35 25 2 2 -1 2 BD固定 ドラッケンLG #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケンLG.png) L 陸 65 50 4 2 3 BD固定 ドラッケンAM #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケンAM.png) L 陸 80 20 2 -1 2 1 1 SUB:DOSTREX TACKLE武器所持不可BD固定 ドラッケンAM2 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドラッケンAM2.png) L 陸 35 20 1 1 2 -1 2 武器所持可能BD固定 パーツ名 アイコン Size Type Cost HP Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 ドストレックスソウル #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ドストレックスソウル.png) LL 陸 150 MAIN:DOSTREX SLASHSUB:DOSTREX AXEドラッケンAM固定 パーツ名 アイコン Size Type Cost HP Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 ハマキ #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ハマキ.png) 1 スロット1 必要経験値 LV1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 240 480 960 1680 2640 3600 9600 14400 24000 38400 カートリッジ ※上から順に。 名前 コスト 備考 キャパシティアップ+60 15 HP+9、6個 内蔵武器の強化 30 2枚 シェルガード 20 ソードガード 20 ブラストガード 15 タフランナー 20 ブーストランニング 15 スウェー 15 ソウルイーター 40 Lv6以上 スタンリゲイン 15 クイックジャンプ 30 ショートブースト 15 ブロードレーダー 50 Lv9以上 クイックランディング 25 レビュー・コメント とりあえず、オッサン愛に目覚めページ作ってみました。 画像はどなたか張ってくれると嬉しいな~、 それと、スピアやアクス等の一部の武器を持たせると、左手武器⇒タックル⇒斧振り上げ⇒振り下ろし といった3種のモーションを使うようになります。 -- (名無しさん) 2012-01-10 03 39 04 オーラ発動時のクリムゾンベールの効果時間 内蔵無し→15秒 内蔵1枚→20秒 内蔵2枚→25秒 オーラ発動しちゃうと範囲広くなるのはいいが、斧振り下ろし時に隙が増えるため 突進の性能向上するのはいいけどそちらは弾消し効果がないためカブトのようにごり押しはできない オーラ無しでやっていくのが主流になるのか?でも発動したらクリムゾンベール付与されるのは魅力的 ハルバードやマイトパイルバンカー装備してオーラ発動したらコンボが楽しい楽しい。ただコストが・・・ -- (名無しさん) 2012-01-11 03 23 33 クリムゾンのお陰でゴリ押しができるが弾消し性能が良くないのと Lとしては低めHPさらに派手なエフェクトで目立つためあっという間に蒸発する事もザラである 突撃のタイミングや引き際はよく見極めたい -- (名無しさん) 2012-01-11 11 04 31 編集ご苦労様です。 画像をアップロードさせて頂きました。 -- (管理人) 2012-01-13 03 36 47 豪腕の神官~って書いてあるが、【剛力】なんじゃぁ…? -- (名無しさん) 2012-01-31 09 25 04 30発しかないがあとちょっとで倒せるのに逃げていく相手のトドメとしてメインが結構優秀 タックルで接近するよりメイン撃った方がいいことも多い -- (名無しさん) 2012-06-26 12 14 55 ちなみにドラッケンの持っている斧は2段目以降まったくと言っていいほど誘導しなくなる 1段目を外して格闘するとその場にとどまって切り続けるので格好の的になる しっかり密着して切るか、1段目を外したらすぐに移動するなどの工夫が必要になってくる -- (名無しさん) 2012-07-25 00 41 20 △そうでもない、少なくとも二段目の突き、三段目の振り上げにも誘導はある、四段目の振りおろしは三段目の向きに依存していて、新たに向き直る事は無い模様。 二段目、三段目の挙動は相手に突進、一定進むか相手に触れると攻撃モーションが起きるシステム、なので密着して使うとコンボの隙が小さく短く終わる、 更にソウル使用中は空中で高度が落ちず、それはBSゲージが切れても変わらない。 加えて言えば、空中で使用すると振り上げの飛び上がるモーションが無くなるので振りおろし時に接地するまで早くなる。 踏み込みも多少伸びるのでドラッケンソウル仕様する前には一瞬ホバーするのを意識すると良い、 -- (名無しさん) 2013-04-05 14 13 09 スラッシュは格闘属性持ちのため、カウンター持ち機体への対策にはならないので注意。 -- (名無しさん) 2013-04-07 00 06 48 ドラッケンソウルによる格闘は火力に優れメインも弾が少ないながらも使いやすい、 ただし踏込が猛烈に浅い、まともに前進するのは一段目のみで二段目以降はかなり浅くしか踏み込まない。 よって相手が引き撃ちしている場合、捕まらないままこちらが攻撃を食らい続け撃破される。 更にスロウの影響を受け、その場合攻撃の間隔が激増する。なので格闘との殴りあいもままならない場合もある。 正直現状としては各神官と比べると最弱と言っても過言では無い、アイシーは普通に実用レベル、ライオスは実用に適うか怪しいが少なくとも剣戟は対象に当てられる踏込と判定がある。 -- (名無しさん) 2013-04-07 02 13 24 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ドラッケン part29-259~265 259 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 32 14 ID s4M7BZdm0 ・プロローグ 人間が魔力の源であるドラゴンを滅ぼしたために人類は滅亡の危機に瀕していた。 この窮地を救うためにはドラゴンと人を足して割ったような人種「ドラッケン」が 住む島、ドラッケン島にある「8つの涙(ジェム)」を集めなくてはいけない。 ジェムは各地域を治める総勢八人のドラッケンが一つづつ保有している。 四人の戦士達(wizみたいに自由にキャラメイクします)は人類を救うために 正方形の形の島、ドラッケン島を訪れた。手始めに目の前にあった城に 入ると、城の主であるホドケン王子に「妹のホドカ姫に私が会いたがっていると 伝えてくれ」と唐突におつかいを頼まれる。この島は4つのエリアに分かれていて それぞれのエリアを一組の男女ドラッケンが支配しているのだ。 快く頼みを引き受けた一行はさっそく地図を頼りに妹姫のいる城へと向かう。 (なお、ドラッケン島には元来から人間も住んでいるが、その地位は低い) 言われたとおりに東にあるホドカの城へ行くと、そこはすでに廃墟と なっていた。傷だらけのドラッケンが言うことには、先日別の地域を支配する アーケン王子が城を襲撃、姫と姫が匿っていた人間達を連れ去って しまったらしい。四人がホドケンの使いだと悟った彼は 一行に「王子にこのことを伝えてくれ」と頼んだ。 余談ですが、このゲーム一枚絵とか建物の外見とか使いまわしが多く 同一エリアに存在する民家や城、別エリアでも寺院などの特殊な建物は 皆同じ外見、同じ一枚絵です。まあ建物事態そんなに数ないんですが。 260 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 32 51 ID s4M7BZdm0 ホドケンの城へ戻ると、城の堀になにやら怪しい背びれが…。 いつのまにやら人食い鮫を堀で飼育することにしたらしい(食われると即死)。 「てめーの為にパシリしてやってんのにどういう了見だゴルァ!」と プレイヤーが思ったかどうかは定かでないが、とにかく鮫を避けて城の中へ。 伝え聞いた惨状をホドケンに報告すると、彼は怒りをあらわにして 四人に八つ当たりする。妹がさらわれたからと言って無関係な彼らに 怒るとは……。なんだか納得いかないが、それはそれ。ホドケンは 他の厳しい環境にある地域でも彼らの体が耐えうるようにして(多分魔法で) 北にあるアーケン王子の所へホドカ姫救出に行くように命じた。 ジェムを手に入れるために自分を騙しながらホドケンの命に従う一行。 アーケンが支配する地域は沼地が多く、あちらこちらに水が張っていて 移動が困難だった。途中民家で教わったとおりに彼の城の扉は 閉ざされていたので、魔法で扉を開けて内部に突入する。 地下室の見回り中というアーケンは一先ず無視をして、ホドカを探していると 牢屋から助けを求める声が聞こえた。中には囚人が捕らえられており 助けてくれたらホドカ姫のことについて教えるから、と懇願してきた。 言われたとおりに鉄格子をひらいてやると、ホドカは一足違いでさらに 北の地域を支配するナクトカ姫の所へ連れて行かれたのだという。 弟のナクトケン王子が北東の城に住んでいるので話を聞いてみてはどうかと 言い残し、囚人は言われなくてもスタコラサッサだぜぃと逃げていった。 261 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 33 48 ID s4M7BZdm0 ホドカを探してナクトケンのいる城へ向かう四人。湿地帯をぬけると 雪原地帯にさしかかる。どうやらここがナクトケン・ナクトカの支配する エリアらしい。途中でアーケン率いる炎の連合なる軍隊がナクトケンの城に 集まっている、という不穏な情報をききながら城へと足を進める。 たどり着いた彼の城は、やはりと言うべきか既に滅ぼされていた。 呆然とする一行の前に王子ナクトケンが姿を現す。人間に割合好意的かつ 穏やかであるらしい彼は、襲撃中身をかくしていたのだとか。 「姉・ナクトカがホドカ姫を殺してジェムを奪い取ろうとしているので 急いで西にある城へ向かいなさい、門番は私が片付けます」 自らを殺そうとした姉を許せない弟の手引きにより、彼らはナクトカの城へ走る。 ナクトカ城へたどり着き、急いで突入する。ホドカを探し回る中で ナクトカとアーケンの残した手紙(?)を見つけた。どうやら二人は ホドカとナクトケンを生贄にして神に捧げ、ジェムを奪おうとしているらしい。 人類滅亡を防ぐといった目的だけでなく、同属を殺してしまおうとする暴君を 放っておくには忍びない。ホドカ救出の念を一層固めながら城の奥を目指すと ようやく監禁されていた彼女を見つけた。彼女は四人に感謝しつつ語る。 自分は第9の涙を信じる「第9の涙の連合」の一員であると。 一行が探す涙=ジェムはドラッケンが額につけている宝石であると。 神を呼び、人類滅亡を防ぐには全てのジェムを集めねばならないと。 いまいち意味不明なまま、救出の礼としてジェムを四人に渡したホドカは 自分は同じく連合の一員であり湿地帯を支配する王女、アーカの所に行くので 困ったことがあれば連合の僧侶が住む沼の中央を訪れるように言って どこかに去っていった。よく分からないが第9の涙の連合とやらは 人間に好意的であるらしいので、アーカは自分達に協力してくれるかもしれないと 次の目的地をアーカの城に決めるのだった。 262 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 34 33 ID s4M7BZdm0 補足事項。第9の涙というのは8種のジェム全てを集めると入手できる アイテムで、これの入手=人間が神様に許してもらえる=ゲームクリア。 第9の涙の連合というのはどうやら人間とドラッケンの共存を望む 穏健派、といった位置づけらしい。それと相対するドラッケン優位支配を 望んでいるのがアーケン、ナクトカといった炎の連合。 ホドケンはどこの派閥にも所属してないが、炎の連合に入ろうとしている。 険しい沼地を越えてアーカの城にたどり着いた四人。他の城と違って これといった障害もなく城の主に会える。さっそくアーカと話す一行。 彼女は彼らを歓迎してくれた。ホドカが予め話をつけていたらしい。 「現在の内乱は人だけでなくドラッケンをも脅かす深刻な事態。 皆で協力して炎の連合を止めなければいけません。ホドケンは炎の連合に 加わろうと私に攻撃を仕掛けました。我々に協力してホドケンを抹殺し 彼のジェムを奪い取ってきて下さい。涙の連合が貴方方を補佐します」(大意) 戦争だし、仕掛けたのは向こうだし、仕方ないといえばしかたないが 奪い取るって……。勝てば官軍、負ければ賊軍。争いの後ろ暗さを感じつつ 彼女の頼みを了承、久々にホドケンの城に行くことに。鮫に注意しながら ホドケンに会いに行くと、「許しなく現れるとは無礼だ、よって死刑!」 とか言いつつ高笑いしながら襲ってきた。これを何とか退けると 彼の額から二つ目のジェムを入手する。即刻アーカに報告すべく彼女の城に 戻ると、彼女は礼として自分のジェムを四人に譲ってくれた。 同時に連合の一員である南方地域の主、ハズルカと連絡が途絶えて しまったので彼女の安否を確かめてくれないか、と言われた。 一行は新たな目的地、最南端エリアにあるハズルカの城へ向かう。 263 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 35 13 ID s4M7BZdm0 南部地域は砂漠地帯。現れる強敵に苦戦しつつなんとか城に着くも 門は堅く閉ざされている。「朝露が降りるときに門が開く」という 言葉をヒントに明け方にだけ開かれる扉をくぐると、そこは死臭と 瓦礫で埋め尽くされていた。動くもののない場内を進み城の主の部屋に 行くと、玉座で胸から槍を生やしたハズルカの無残な姿があった。 彼女の亡骸にジェムがないことに気づき、隣の物音がする部屋へ 足を踏み入れる。すると手にハズルカのジェムを持ったドラッケンが 彼らに飛び掛ってきた。なんとか退け、4つ目のジェムを手中に収めるも 虚しさが残る。そこに駆けつけたのはナクトケン。ハズルカを救えなかった ことに打ちひしがれながら「卑劣な盗賊ナクトカの命を奪う」と 部屋を後にするナクトケン。高説ごもっともではあるのだが ホドケンに襲い掛かり彼のジェムを奪ったのは他ならぬ自分達なのだ……。 ホドカを救うために訪れたナクトカの城に、再度足を踏み入れることに なった四人。初めて会うナクトカは、彼らを自らの結婚式の食事に してしまうと言いながら襲ってきた。強力な攻撃を掻い潜り、どうにか 仕留めると丁度のところでナクトケンが現れる。姉の死に これでよかったのだと言う彼の心中はどのようなものだったのだろうか。 ナクトケンは一行に礼としてジェムを渡すと、残るアーケンとハズルケンの ジェムを「奪って」きて下さいと言った。 これで6つのジェムがそろったことになる。なんとも言えない思いを抱えつつ 人類を救うため、そして争いを早く終わらせるために四人はアーケンの城へ。 何度か会話をすることで本性を剥き出しにして殴りかかってきたアーケン。 そんな彼を死に物狂いで倒すとようやく7つ目のジェムを入手。旅の終わりを 予感しつつ、一行は最後の敵、ハズルケンの待つ南部に再び向かうのだった。 264 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 37 31 ID s4M7BZdm0 苦難を乗り越え、ハズルケンの城に到達した四人は衛兵のいない 南の門から城に潜入する。強敵を倒しハズルケンの部屋に入ると、彼は 「長旅大変だっただろう。しかし安心しろ、お前達の旅はここで終わる なぜならお前達はここで死ぬからだ!」とワンパターンな悪役のセリフ。 火蓋を切って落とされた最後の戦いに辛くも勝利を収め、とうとう 8つのジェムが集まった。そこへいきなり草原地帯の寺院の司祭が。 「これで悪の根源は去った。残るはジェムを第9の涙に変えるのみ そうすれば神は人とドラゴンの世界を救ってくださるだろう」 もう今更な情報だけを残して去っていく司祭。プレイヤーが知りたいのは むしろそのアイテムの使い方なんですが、という至極真っ当な意見は無視。 そこで今まで「人間は立ち去れ」と追い返されていた謎の場所であり 多機種ではどうも説明されていたらしい聖地「センターオブアイランド」 (島の中心部にあるから)に向かう。聖地に着いた瞬間、四匹のドラゴン (四人の神)が舞い降り、強い光を一行に向けて放つ。 光は一つにあつまり、彼らが追い求めた「第9の涙」へと変化した。 島の混乱を収め、無事に涙を手に入れた一行。人間はその罪を許され 滅亡の憂き目から逃れることができた。「ドラゴンと戦うことは 己の運命をも破壊することだ」と人々に伝えるように告げて 神は何処かへ消えていくのだった……。 以上、ドラッケンでした。多機種はいざ知らず基本的に理不尽なゲームです。 王子、王女ばかりで一行に王様が出てこないのは不思議ですが ひょっとしたら王とは神のことなのかもしれません。 ありがたいことにリクエストがあったので、また時間が空いたときに 以前途中まで投下していたFF7の続きを書きにきます。 265 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 11 12 54 ID s4M7BZdm0 ついでに1レス要約。 ドラゴンを殺したせいで絶滅の危機に瀕している人類の代表四人が ドラゴン人間のいる島「ドラッケン島」で、島を治める8人のドラッケンから 額のジェムを手に入れることで神様に人類滅亡を防いでもらおうとする。 ところがドラッケン島は内乱の真っ最中。人間共存派と人間なんかイラネ派が 血みどろの争いを繰り広げていてさあ大変。プレイヤー一行は共存派と共に 過激派をあぼーんしてジェム強奪、共存派からは和平的に譲り受けて 8つ全部のジェムを無事に集め、神様に捧げることで なんとか滅亡を阻止することができました。ちゃんちゃん。
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この項目ではAmiga版の他、SFC版を紹介します。判定はいずれも『スルメゲー』です。 ドラッケン 概要 ストーリー 特徴 評価点 変な点 問題点 総評 移植 余談 ドラッケン(SFC版) Amiga版との相違点(SFC版) 評価点(SFC版) 賛否両論点(SFC版) 問題点(SFC版) 総評(SFC版) 余談(SFC版) ドラッケン 【どらっけん】 ジャンル RPG 対応機種 Amiga メディア フロッピーディスク 発売元 Infogrames 開発元 Draconian 発売日 1989年 判定 スルメゲー ポイント 疑似3Dフィールド全体的に漂う独特な雰囲気壮大な世界観ゲームバランスは良くも悪くも当時の洋PCゲーHak!Hak!Drakkhen! ドラッケンシリーズドラッケン / スーパードラッケン 概要 フランスのInfogrames(インフォグラム)社から発売された、ロールプレイングゲーム。フィールドでは疑似3Dで移動することになり、ダンジョン(ドラッケンの城)の中では個室を移動する2D形式になるのが特徴。 ストーリー ドラゴンが滅びる時、新世界が誕生し人間は滅ぶ。 ある時、突然魔法がこの世界から消えてしまった。愚かな騎士が財宝欲しさに、今やただ一頭生き残って保護されていた老ドラゴンを殺して絶滅させてしまい、魔力の源を断ってしまったからであった。 その後発見された謎の島、ドラッケン島では人型ドラゴンであるドラッケンと、人間が暮らしている事が明らかになった。 またドラッケン島は徐々に大きくなっていき、いずれは世界中を食いつぶし、人間を滅亡させてしまうことが明らかになってきていた。 ドラッケン島は空、水、大地、炎の4つの地域に分けられた。 それぞれの地域は、2匹のドラッケン王族が支配していた。 このままでは人間の世界は、ドラッケンによって滅ぼされてしまう。 かくして、世界の危機を救うため、4人の英雄(プレイヤー達)が志願してこの島に旅立つことになった。 4人の英雄は、ドラッケン島の調査を続ける内に、ドラッケン王族達の内乱を鎮め、8つの宝石である「8つの涙」を集めなくてはならないことを知る。 特徴 初めにプレイヤーとなる4人をメイキングする。 職業はファイター(アマゾン)、スカウト、マジシャン、プリースト(プリーステス)の4種ある。各職業の中から一つを選択し、名前や初期能力値を決めていく。職業によってステータスの傾向とレベルが上がった時に習得する魔法が異なってくる。同性で同じ職業のキャラを2人以上作ることはできないが、異性同士であれば作成可能なので同じ職業は2人までパーティに入れることができる。 ファイターは攻撃力を上げるパワーと回避率を上げるシースルーという全員覚える基本的な魔法しか使えないが、前衛に必要なステータスが突出しており扱いやすい。スカウトは器用さ重視のバランス型のステータスとなっており、前衛としてはファイターより劣るが、基本魔法に加えて解毒魔法やダンジョンから脱出する魔法、後述のアンロックというお役立ち魔法が使える。ファイターとスカウトは重装備が可能。 マジシャンとプリーストはより強力な魔法を習得する。どちらも回復魔法と攻撃魔法を習得する。他のゲームと比べるとかなり変則的な設定がされており、例として弱い回復魔法であるヒールマイナー(SFC版だとヒール)はマジシャンが先に習得するが、全体回復魔法であるヒールグループはプリーストが先に覚える。敵を状態異常にする補助呪文はマジシャン、蘇生魔法はプリーストのみが習得する。プリーストはファイターとスカウトに次いで装備可能な防具が多く、マジシャンが最も装備品を制限される。なお、この作品のマジシャンとプリーストは普通に剣や弓を持てる(武器に装備制限が無い)。 仕様が分かっていればマジシャン1人でもクリアできるようなゲームだが、基本的には全職業を揃えるのが無難。 ファイター2名、プリースト2名という変則的なパーティ構成も可能。しかし……(後述) デフォルトで用意されたキャラを使用することもできる。その場合はファイター、スカウト、プリーステス、マジシャンになる(機種によっては性別と名前が異なるが、構成自体は被り無しで同じ)。 プレイヤーは擬似3Dフィールドを360度自由に移動する事が出来、非常に開放的である。 またこのゲームには時間の概念があり、現実の時間で約10分経過すると一昼夜となる。夕暮れになると徐々に空が赤く染まり、夜になると空には星が現れ、画面も夜が更けるにつれて暗くなっていく。それから約5分経過で夜が明けるため、約15分で一日が経過する。 特定の場所にはワープゾーンが置いてあり、そのワープゾーンに設定されている別のワープゾーンへ相互に瞬間移動することが可能。 フィールドは3Dだが、ダンジョンは1画面分の2D室内を、そこにある幾つかのドアを通って探索する形になっている。 部屋の中には回収できるアイテムが置いてあることがある他、隠された扉もあり、怪しい壁をくまなく調べないと進めない場所もある。 ダンジョン内には敵がうろついていたり、室内が水浸しかつその水が襲ってくる部屋や蜘蛛が無限に襲ってくる部屋など罠として敵が登場する仕掛けも富んでいる。 画面左側にはプレイヤーの状態を表すスペースがあり、プレイヤーが装備している武器や防具の様子が示されており、装備を変えるとちゃんとグラフィックが変わる。装備が強くなると見た目がどんどんゴツくなるので達成感を得られる。 武器や防具は破損することがある上に、比較的あっさりと壊れる。 上記の通り装備品がキャラの見た目に反映されるため、防具が破損していく内にどんどんみずぼらしい見た目になっていく。 ダンジョンにある装備はダンジョンの出入りを繰り返すといくらでも取れるので場所を覚えておくと安心。また、フィールド上のある場所では一軒だけ店が存在するのでそこで購入することもできる。 フィールド上で敵とエンカウントするとプレイヤー達が下から画面内に現れ、事前に指示した行動に従って(戦闘中も変更可能)オートで敵キャラを攻撃する。ダンジョン内では敵とエンカウントした時点でシームレスに戦闘が始まる。 ダンジョン内で近くに攻撃可能な対象が居る時に、自動で攻撃を仕掛けに行く機能もある。しかし……(後述) ダンジョンの泉から「空きビン」を使用して水を汲むことが可能。汲んだら薬系アイテムとなる。 「大理石の泉」「人喰い魚が泳いでいる温泉」という比較的まともそうな泉から、「嫌な臭いがする黄色い液体で満たされている泉」「ウジ虫で溢れている泉」と解説されるどう考えてもまずい泉からまでも薬として汲むことが可能。 回復薬しか無いSFC版とは異なり、薬の効果は魔法と同じ効果を持つものが多くバラエティーに富んでいる。ただし、薬の内容はドラッケン文字(後述)で表記される。 評価点 擬似3Dフィールドの演出は当時としてはかなりのもの。 オリジナルのドラッケンは1989年に発売されている。疑似3D表現をしつつメモリを節約するためにわざわざ専用エンジンを作ったほどで、8人のチームで11.5年、138ヵ月、48000時間もかかったとINFOGRAMSプロデューサーは述懐している(*1)。 当時としては迫力のある演出であり、ユーザーから他機種への移植が渇望されたほど。 敵のデザインのセンスはともかく、アニメーション自体は非常に滑らかに動く。特にフィールド中の墓場に接触した時に現れるマッド・ドッグの動きは必見。 敵とエンカウントした時は敵が滑らかかつ高速でスライドしてくる。しかも慣性が付いているという謎のこだわり。 夜のみに出てくる専用敵の登場の仕方もかなりインパクトがあり、印象に残る。 世界観は非常に作り込まれている。 特に英語版の取説はゲームそのものの説明より前日譚の方が遥かに長い。ドラッケンの(人間視点で見れば)異様な文化に加え、ドラッケン島に突入して大破した軍船の詳しいスペックをわざわざ書き込んでいるほど。 ゲーム中でも人型ドラゴンであるドラッケンの王族の人間関係の描写がしっかりかつ複雑に描写されている。 ドラッケン王族は四大要素の内のいずれか一つを司っており、それぞれの領地を持っている。一国のトップなのに「王」「女王」ではなく「王子」「王女」と呼ばれるのは、ドラッケン達の始祖である4体のドラゴンを「王(ひいては神)」としているからだとエンディングから推測される。 ドラッケン島ではドラッケン王族が炎と死の王子ハズルケンが率いる人間滅亡を目的とした過激派「炎の連合」と水の王女アーカが率いる人間との共存を望む穏健派「第九の涙の連合」に分かれて抗争を続けている。 + 8人のドラッケン王族達(軽微なネタバレ有) 大地の王子ホドケン プレイヤーが最も初めに会うことになるドラッケン王族。初対面から非常に高圧的にプレイヤーに命令してくる。非常に短気で、不用意に話しかけると怒りだしてプレイヤーキャラを攻撃して殺害してくる(*2)。 大地の王子ホドケンは8人のドラッケン王族の中で唯一どちらにも属しておらず、炎の連合に入りたがっているのだが、炎の連合に属しているナクトカ王女に蛇蝎の如く嫌われているため入れてもらえない。更にホドケンは自分の土地の民衆にさえ「嫌な野郎」と嫌われており、更にホドケンの部下からすら「ドラゴン王子の中で最も力が弱い」とさえ言われてまるで良いところがない。 ただし妹のホドカとはお互いを大切に思い合っていることを作中の行動と言動から察することが可能で、身内同士で当たり前のように殺し合っているドラッケン王族の中でこの2人だけは仲がそれほど悪化していない。 嫌われ過ぎていて8人中最も作中のキャラ描写が濃いという恵まれているのかどうなのか分からないキャラ。日本人的な感覚からすると苗字と名前をもじった渾名のような名前も印象に残る。 大地の王女ホドカ プレイヤーがホドケンの次に会うことになるドラッケン王族(*3)。ホドケンの妹。第九の涙の連合のメンバーでもあり、プレイヤー達に八つの涙の真実を伝える役割も持つ。 ゲーム開始早々アーケン王子の軍隊にさらわれてしまう。兄とは違い領民からの評判は上々で、「ホドカ姫はお優しい」「炎の連合に狙われている人間を自分の城に匿っている」「ホドケンを心配して話がしたいと手紙を送っている」と道中で様々な話を聞ける。 プレイヤー達は中盤までホドカ王女を助ける為に右往左往することになる、まさにRPGの定番である囚われの姫君の役割である。しかしいざ実物に会うと 巨乳かつビキニアーマーを着た露出度高めのホドケン という容姿で度肝を抜いてくる。よく見ると胸元に浮き出るように いかがわしい1ドット まで書き込まれている。これはSFC版でも修正されていない。 空の王子ナクトケン 雪に覆われた空の国の片側半分を治める。ホドケンを上回る実力を持ち、第九の涙の連合の軍を率いて炎の連合と対決する。 姉のナクトカから命を狙われており、ナクトケン自身も姉を許せないとしながらも肉親に対して何処か諦めきれない複雑な心境を抱く。 言葉の端々にも勇ましさを持つ彼だが、後述のSFC版では改変が入っており、PC版とは印象がかなり変わると思われる。 空の王女ナクトカ 炎の連合の紅一点にして幹部を務める。ハズルケン王子の婚約者でもある。自分の弟や婚約者の妹すら平気で手にかけようとするその性格は極めて残忍。自分の領地に異世界の怪物(*4)を召喚してばらまいている。 その一方でハズルケンに対して戦況報告ついでにかなり情熱的な恋文をしたためた手紙を送っていたり、自分の城に温泉やマッサージスパを入れていたり、所々に女性らしさを見せる。敵には容赦が無いが。 炎の連合に所属しているドラッケン王族は全員そうだが、領民からは恐れられている。人間(プレイヤー)に対してスパイまがいのことを行う領民まで現れる始末。 水の王子アーケン 湿地帯の水の国の王子。炎の連合でも随一の凶暴さと残虐性を持っており、自分の領地の街に反逆者が紛れ込んだ時は街ごと完全に廃墟にするほど破壊し尽くしたことがある。趣味は人間狩りとゾンビ作り。 本人の登場は終盤だが、それまでに彼を評する人物が多く登場するため妙にインパクトがある。自分自身も大概なホドケンからもアーケンは凶暴な男だから注意しろとプレイヤーキャラが念を押されるほど。ただし姉のアーカには一言も触れられていない。 そもそも話が通じないのではないのかと疑われる人格面に反して、ナクトカやハズルケンなどの味方に送る手紙の文面は非常にまとも。 水の王女アーカ 第九の涙の連合の盟主。落ち着いた物腰で、人間に対しても敬意を払う気品に溢れた人物。そのカリスマ性を慕う兵士は多く、更に敵陣にスパイを送り込んでいたり権謀術策にも長けている。 しかし「アーカ姫は変わったものが大好き」と従者に言われる通り、 うっかり戦闘を挑んだキャラが一瞬で死体にされるようなモンスター を城内地下に多く飼っている。出来た人物ではあるが、弟共々やはり何処かしらぶっ飛んでいる部分がある。 競泳水着のようなよく分からない服を着ているが、巨乳であることだけははっきりと分かる。 炎と 死 の王子ハズルケン 炎の連合の盟主。何故かハズルケンのみ炎と別の物も同時に司っている。アーカ王女ほどではないがハズルケンを慕う者が多く、これが第九の涙の連合を手こずらせている原因となっている。 ナクトカ王女同様人間を虫けらとしてしか見ておらず、非常に冷酷かつ残虐。積極的に軍を動かしており、強力な幻覚の魔物(*5)や影の巨人や死の巨人(*6)を召喚して敵にけしかける。ナクトカ王女から慕われているが、ハズルケン本人は命令以外では全くナクトカのことには言及しておらず、他人のことなど顧みない唯我独尊ぶりを思わせる。 ハズルケンとの戦闘中に話しかけるとかなり喋る。SFC版でも少し短くなっているが喋る。 炎の王女ハズルカ ハズルケンの妹。第九の涙の連合に属しており、兄の婚約者であるナクトカ王女を危険視している。領民には英知の結晶であるとされるハズルカ城の方をハズルカ本人よりも心配されている節がある。 四大要素を司るドラッケン王族に何かが起こると司っているもの(この場合、炎)が暴走する、というのを教えてくれる。 座っている椅子で身体が隠れてしまっており、女性ドラッケンの中で唯一どのような服装なのか分からない。 酒場でのBGMは 作中唯一まとも に仕上がっており、陽気な雰囲気が伝わってくる。 流血表現がある。敵を殴っていく内に床に血が飛び散っていく。後発のSFC版と比べれば敵にダメージを与えている実感は得られる。 変な点 シュールな戦闘光景 戦闘時のBGMは大抵が無音。剣をぶつける「カンカン」、何かを殴る「ボスッ」、ダメージ音の「バシィッ」、後は敵の叫びらしい「ウェア!ウェア!」(このバリエーションはいくつかある)、という効果音だけ。 一応、BGMらしきものが用意されている敵もいるが、それらもシュールなものばかり。 敵を倒すと画面いっぱいにパーツが爆散する。 ボスのドラッケン王族のみ特殊な消滅エフェクトになるが、機種によってはこちらも 爆散 する。 後発のSFC版では全キャラ共通の煙と 肉塊が爆散 するように変更されたが、それでも無駄に派手でシュール。 敵のデザイン、及び挙動が異質 その場から動かずに反時計回りにゆっくり剣を振り回す全身ワイヤーフレームのような人型の敵「サムライ」、「ゴーファー!ゴーファー!」と叫びながら、高速に左右で動きつつ魔法攻撃を連発してくる「ケンタウロス」、雪原地帯で「ドンドドドン ドドドドドン」というBGMと共に地中から出現する、射撃場に出てくるマンターゲットの全身版のような敵「ジャイアント」、砂漠地帯で「 I love you 」を連呼してくる上半身だけの赤いシルエット「イリュージョン」、MAP上の墓にぶつかってしまうと出現する巨大な犬の頭の魔物「マッド・ドッグ」など。 ただし、存在そのものが明らかに異常な敵に関しては「敵勢のボスが召喚している魔物や強力な幻覚」「墓に人間と敵対していた反逆者が埋められている」など理由付けされている。 とあるダンジョンでは暖炉の中の「燃えカス」が襲いかかってくる。一応敵扱いではあるが、その場から動く事はなく、「グギョギョグギョギョ」という奇妙なBGMが流れるだけで、一切こちらはダメージを受けないし、倒しても何も無い。 ドラッケン王族は全員腕をスナップさせまくる奇妙な挙動になっている。椅子に座っているタイプはそれだけだが、立っているタイプだと全身の向きをせわしなく変えるので 変な踊りを踊っているようにしか見えない。 エンディングも異質 エンディングのテキストを載せながらBGMのテンポや音階がどんどん上がっていき、人によっては恐怖心も煽られるような仕上がりになっている。 プレイヤーキャラの一人(恐らく八つの涙を所持していることになっているキャラ)に向かって四体のドラゴンが目から光線を放ち続けるという奇妙な光景も印象に残る。 魔法の調整も異質 普通のダメージ攻撃魔法は最初に覚える「ライトニング(SFC版だとファイアーボール)」で 打ち止め。 魔法を使った攻撃手段は飛び道具であるライトニングと敵を麻痺させるパラライズ、下記のディスペルとアンチ・マター以外に存在しない。 「ディスペル」という魔法があるが、 相手を問わない即死攻撃魔法 でその名前から効果を想像するのは難しい。しかも取説でもこの魔法だけは「使えば分かる」という大雑把な説明になっていて詳しい効果は書かれていない。 D DやWiz的な価値観からは「ターンアンデッド」「呪いを解く(Dispell)」を連想するが、このゲームには不死・悪魔特効の攻撃魔法の「アンチ・マター(SFC版ではアンデッド)」が別に存在する。 ちなみにAmiga版の取説だと全ての魔法の説明で竜に祈って魔法を発動していることを強調されており、設定そのものはやはりしっかりしている。 ドラッケン島が正四角形。 機種によっては取説に掲載している地図を斜めにしたりちょっと形をいじったりして微妙に誤魔化しているが、それでも四角形で不自然に綺麗な形をしている雰囲気は拭えない。 Hak! Hak! Drakkhen! 一部のドラッケンが突然叫びだす謎の台詞。後発のSFC版だと「 ハック!!ハック!!ドラッケン!! 」になり、よりシュールさが増す。 前日譚において「敬礼」の意味合いであることが説明されているが、ゲーム中での説明が無いのでSFC版ではただの意味不明な叫びと化している。 問題点 初見殺し要素多数。 ゲームが始まるといきなり草原地帯のど真ん中に突っ込まれる(*7)。 少し歩くと敵とエンカウントし、初期状態ではパーティは何も装備していない状態なのでまず倒すことができず、気付いたら全滅。 実は開始時点で初期装備品は持っているのだが、何故かそれを装備していない。ゲーム開始直後に自分で装備させる必要がある。 すぐ隣に見える湖に近づくとパーティキャラが勝手に画面の中で動き出し、 そのまま湖の中に入水して沈んでいき全員溺死。 こうなるとキャラクターを画面外に引っ込めて後退→またキャラクターが勝手に画面に現れる→もう一度キャラクターを引っ込めて後退を繰り返して地上に這い上がらないといけなくなる。 やっと最初の目的地であるホドケン城へたどり着くと 今度は堀にサメのヒレが動いているのが見える。 タイミングよく橋を渡って中に入らないといけないのだが、渡るタイミングがかなりシビアで大抵の場合 最初に渡ろうとしたキャラは突然飛び出てきたサメに食われて即死。 ホドケン城の城主のホドケンに対して会話後うっかり戦闘を挑むことも可能。当然この時点では勝ち目がなく、 ホドケンがライトニングの魔法を連射してパーティキャラを瞬殺する。 というか 自動で敵を攻撃する機能をオンにしているとパーティキャラがホドケンに対して勝手に攻撃を仕掛けてしまう。 これはシナリオ上敵対していないドラッケン王族全員に言えることで、速攻でオフにしないとキャラクターが育っていない内は返り討ちにされる。自動的に攻撃を仕掛ける機能は基本的にはオフのままにしていた方が良い。 ホドケン城より更に奥の場所は島の中央(センターオブアイランド)となっており、エンディング以外でうっかり足を踏み入れると 巨大なドラゴンが登場してパーティキャラを瞬殺する(*8)。 センターオブアイランドでは光る三角形(水判定だが、作中では炎の石と呼ばれている)が地面に大量に敷かれているので、初見ではどうしても気になって侵入してしまう。なお、ホドケン城の次の目的地であるホドカ城へはセンターオブアイランドから外れるマップ端を渡るか、草原の世界の端っこにあるワープゾーンを使うか、湿地帯の世界か砂漠地帯の世界を経由する必要があるがそのヒントは無い。 イベントの進行度によりその時点では関係の無いダンジョンに入れなかったりはするが、フィールドの移動そのものには制限が無いため、ゲームが進まない内に草原地帯の世界の隣の砂漠地帯の世界( ラストダンジョンがある )に入ると 終盤の敵が登場してパーティキャラを瞬殺する。 夜になっている時にフィールド上で特定の方角を向いていると、突然夜空の星座が動き出して空中から敵が急襲。 そのまま空中を飛びながらレーザーを乱射してきてパーティキャラを瞬殺する。 こちらも序盤だとまず勝てないので、夜間は、常に安全な場所である「建物前」で待機したほうがいい。 その他、中盤のダンジョンを探索していたらいきなりセンターオブアイランドで出てくるようなドラゴンが出現する、ホドケン城や下記のアーケン城の城の入り口のトラップを乗り越えて終盤に差し掛かった辺りのハズルカ城で 謎解きをしくじると城に食われる即死トラップが再び登場する など常に油断ができない。 この通り、不条理な死因がドラッケン島では常に襲いかかってくる。慣れない内は何度もゲームオーバー画面を見ることになるだろう。 なお、各地に建っている寺院で死亡したキャラの復活が可能だが各PC版では非常に高額な蘇生費が必要になる。死者が出たらセーブデータをロードした方が早い。 いわゆる死に覚えゲーの一面があり、本作品の良さが感じられる段階までゲームを進行させるには 何度もデカデカと表示されるゲームオーバー時の赤ウインドウ に耐えられるかどうかにかかっている。 パーティの構成によっては詰みポイントがある。 ゲームが進行すると、水の王子アーケンの城に行くことになる。アーケン城もホドケン城と同様に入り口に罠が仕掛けられており、普通に橋を渡って入ろうとすると 橋が突然閉じて城に入ろうしたキャラが即死する(*9)。 これを突破するにはアンロックという魔法が必要になる。アンロックを習得するのはスカウトとマジシャンのみ。つまり ファイターとプリーストしか居ないパーティはこの時点で詰む。 戦闘がオートであり、しかも戦闘バランスは大味。 敵、味方とも攻撃が命中するかどうかはステータスにもよるがランダムであり、ダメージ量も非常にバラツキがある。 特に開始直後は初期装備を身に着けても勝てる時はあっさり勝てる、死ぬ時はあっという間に1人死ぬ、という事も起こりがちである。 ちなみに後発のSFC版とは違い、戦力差が著しい場合は常に一桁台のダメージしか入らない。 画面外のキャラ(現在操作中のキャラとは別の部屋に居るキャラ)と同じ部屋に敵が居ると、そのキャラと敵が勝手に戦闘を行う。放っておくと敵の増援が駆けつけていて囲まれて殴られていることも…… 基本的にBGMは無く、音が出ても鳥のさえずりやカエルの鳴き声などを意識した環境音 だと思われる 奇妙な鳴き声や風の音が延々と流れ続ける。 ドラッケン王族が登場した時のみ、珍妙なリズムの変なBGMが流れ出す。しかも謎のボーカル(のようなもの)付き。 更に戦う際には「ゴンガンゴンガンゴンガンゴンガンゴンゴンゴン!」という奇妙なフレーズのBGMが何度も繰り返される。 上述の通り酒場では明るいBGMが流れる。教会でも一応BGMらしいBGMが流れるが、低音の陰惨な曲。 グラフィックはフィールドは美しいが、反面ダンジョン内はかなり粗く、何がどこにあるのか非常に分かりづらい。 ダンジョンではリーダーキャラ(切り替え可能)を操作して隣接する部屋のドアへと移動するのだが、この動きもかなりカクカクしている。 フィールドの地図を表示する機能はあるのだが、現在位置は表示されない上に水辺等の地形があまりにも細かく表示されすぎて逆に分かりづらい。縮小しても拡大しても下手したらバグっているようにすら見える。 シナリオそのものは一本道かつほぼ完全にお使いゲー キャラ設定そのものには光るものはあるのだが、ゲームのシナリオ自体は最初から最後の一歩手前まで「主人公たちが誰かに頼まれて動く」という展開になる。 しかしラスボス撃破後の最後の最後にとんでもない謎解きが仕掛けられており、プレイヤーは突如として突き放される。それまでの各ダンジョンに置いてあった特定のメッセージの閲覧(*10)が必要になるため、チェックしていなかったプレイヤーは各ダンジョンを駆けずり回る羽目になる。 一部のイベント演出が雑。 とあるキャラに会いに行ったところそのキャラが殺されている、という場面があるのだが、 その死んでいるはずのとあるキャラがアニメーションして動いてしまっている。 しかもプレイヤーが戦闘を仕掛けて撃破可能。 その後、別のキャラがそのキャラの仇を討つことを誓うという流れになるのだが、上記の有様なのでなんとも興ざめなことになっている。 上述の通り、 設定次第ではこの二人にもパーティキャラが自動で攻撃してしまう。 そしてこの頃にはキャラクターが育っているので撃破できてしまう。撃破したからと言ってイベントの流れが変わるわけではないが、非常に不自然な光景になることは確か。 ドラッケン文字 このゲームではドラッケン文字という架空の文字が使われている部分がある。アルファベットを記号に置き換えたもので、謎解きに関わることもあるが、「 プレイヤーが使用する魔法の名前が全てドラッケン文字で表示される 」という点でプレイヤーを大いに苦しめる。 呪文は左下の剣のマーク(この状態のままだと剣攻撃をする)をマウスでクリックすることにより呪文名に切り替えて使用するのだが、ドラッケン文字なのでかなり分かりづらく面倒。更に一部のアイテムの詳細もドラッケン文字で表されている始末。 取説にドラッケン文字の変換図解が載っているので一種のマニュアルプロテクトとも思われるが、ドラッケン文字を覚えないとまともに魔法を使うことすらままならない。 移動中の魔法に関してはショートカットキーで使用することも可能なのが救いか。また、ドラッケン文字を翻訳する魔法もあるのだが、まずその呪文を唱える為にドラッケン文字で調べなければならないというなんとも本末転倒なことになっている。 なおドラッケン文字が読めないからと無理矢理魔法を使おうとすると、その魔法を使用できない職業のキャラの場合、「お前のクラスでは使えない」と返される。 ラスボス弱すぎ どんなカス当たりでも4や5はダメージを与えられるゲームでHPがわずか15前後しか無い。マジシャンが最強の剣で数発殴っただけで倒せる。全員で囲んで戦えばまさに秒殺。明らかに直前のボス二体の方がラスボスより硬い上に、ラスボスは設定上はかなり高位の魔術師なのだが魔法を使ってくることもない。最初に戦うことになるボスであるホドケンですらライトニングを唱えてくるのに…… 総評 「すぐに死ぬから」「何をしたらいいか分からないから」という理由で現在の価値観ではクソゲー扱いされがちな本作ではあるが、最初のダンジョンで装備を調え、寺院付近でレベルを上げればすぐに死ぬ事も無くなる。 ストーリーは「ドラゴン王家を巡る愛憎劇」であり、他に類を見ないという点では独特ではあるが、内実は良くも悪くも「お使いゲー」。「~したから~に行ってくれ」というものばかりである。一部多少分かりづらい謎解きや、非常に難易度の高い最後の最後の謎解きがあるが、行く先々の話を聞いてダンジョン中のメッセージをしっかり回収しておけば詰まるような事はない。 フィールドを自由に歩く感覚、刻々と切り替わる空の様子など、じっくりプレイすると独特の世界観に浸れる「味」のあるゲームである。多くの機種に移植されたことからも、それが窺える。 移植 Atari ST版・IBM-PC版 いずれも1989年発売で、Amiga版に忠実な移植。日本版は未発売。 FM TOWNS版 1990年11月1日発売。日本国内でのみ発売。基本はAmiga版と同じだが、松井菜桜子、水谷優子、富山敬、古川登志夫、麦人などの豪華声優陣が声を担当している。 特にAmiga版だと女性なのにえらい低い声で喋っている(ように聞こえていた)、ホドカ王女(水谷優子氏)、アーカ王女(松井菜桜子氏)が女性らしい美声で語りかけてくれる。 PC-9801版 1991年3月15日発売。発売はEPIC SONYからでパレットを高速で切り替えることによるハードの限界を超えた画面色数表示と多言語対応がウリ。また独自のBGMも設定されている、 SFC版ほどではないが、難易度調整が入っていて敵の強さが弱体化している。 X68000版 1991年9月6日発売。発売はEPIC SONYからでハード制限以外の概要はPC-9801版と同一。 PC-9801版より画質と音質が向上している。 Windows版 2018年2月9日よりPiko InteractiveからSteamにて配信。IBM-PC版の復刻。 余談 実はドラッケンの前身となる作品が存在する。 Infogramesからコモドール64で発売されているファンタジーRPG「Mandragore」とSFRPG「Omega Invisible Planet」という作品がそれで、4つの職業(omegaは異種族含む)から4人パーティを作成し、部屋で小分けされたダンジョンを攻略していくというのをドラッケンは踏襲している。 この2作品の時点ではまだ3Dフィールドは採用されておらず、まだ当時のUltimaシリーズに近いフィールド移動形式で、ダンジョン内も1部屋1歩で移動するスタイルのものだった。 Amiga版のみ、体防具を装備していない女性スカウトが胸を完全に露出させており、こういった表現に大らかな時代であったことを感じることができる。 以降の移植版では下着を付けている。なお、スカウト以外の女性キャラの素体グラフィックは全機種で固定。 上述の通り、女性ドラッケンは全員水着のような露出度の高い衣装を着ている。更に爬虫類?にも拘わらず胸もある。 Amiga版の英語版取説の前日譚において人間が女性ドラッケンの村人の見た目に対して嫌悪感を覚える場面があり、ゲーム中の女性ドラッケンのデザインもわざと セクシーなトカゲ にしてプレイヤーのドン引きを狙ったような節があるが、価値観が多様化し別作品やカードゲーム等でドラッケンのデザインに近い女性のドラゴンキャラがそれなりに登場した現代から見ると逆に 時代を先取りしすぎた非常に尖ったデザイン となった。 エンディングの最後に続編を示唆する一枚絵が表示される。 当時の海外のゲーム雑誌で「Drakkhen2」の記事とプレイ画像の写真が掲載されていたが、発売されることは無かった。 この時雑誌に掲載されていた「ケザー島」などの設定の一部がスーパードラッケンにて使われることになる。 ドラッケン(SFC版) 【どらっけん】 ジャンル RPG 高解像度で見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売元 ケムコ(コトブキシステム) 開発元 Infogrames 発売日 1991年5月24日 定価 8,500円(税別) セーブデータ 2個(バッテリーバックアップ) 判定 スルメゲー ポイント ノスタルジックなBGM(これでも)改善されているゲームバランスハックハック ドラッケン! Amiga版との相違点(SFC版) キャラクターメイキングでは各職業1人ずつしか就けなくなった。 このため、パーティ構成は必ずファイター(アマゾン)、スカウト、マジシャン、プリースト(プリーステス)になる。アーケン城での詰み防止対策と思われる。 オープニングが微妙に変更されており、Amiga版には存在しなかった神がドラッケン島を作り、人間に最後のチャンスとしてドラッケン島に向かってドラゴンのために神が流した8つの涙という宝石を探すように神が伝えるという下りになっている。 ゲーム中ヘルプ、及び解説メッセージの追加。 上記のオープニングが追加され、更に最初にホドケン城へ行くようにプレイヤーに説明するようになった。更にゲーム中で操作方法のヘルプをいつでも開くことができる。 店の廃止。その代わり、フィールド上で「さすらいの商人」とエンカウントするようになっており、そこでアイテムの購入と売却が可能。ストーリーが進むと品揃えも変わっていく。 とある場所に元々存在していた「酒場」では必ず商人に会えるようになったため、これが従来の店の代わりの要素になっている。 フィールドの地図が地形が分からない大雑把な表示になった代わりに現在位置と方角が表示されるようになった。 一応、城と寺院と民家とセンターオブアイランドの位置は表示される。ただし酒場の位置は表示されない。 最強の補助魔法「ドラゴンパワー(*11)」が追加され、マジシャンがレベル9、プリーストがレベル12で習得するようになった。その代わり、ヒールの習得レベルがプリーストと入れ替わっておりプリーストが先にヒールを覚えるようになった。 上記の通りプリーストもドラゴンパワーを習得できるが、SFC版で想定されていると思われる平均クリアレベルは8前後のため(*12)、プリーストは習得する前にゲームクリアになっている可能性が高い。 ちなみにPC版のクリアレベルは18前後であったが、そもそもPC版とSFC版ではステータスの数値の基準が全く違うので根本的に調整が入っている模様。 評価点(SFC版) 理不尽な要素のほとんどが廃止されている。 序盤の内にホドケンと戦えなくなっている、ホドケン城の鮫はホドカ城を訪問するまで登場しない、ホドカ城訪問後にホドケンに会うまでは草原の世界から別の世界に行けない、センターオプアイランドに入っても追い出されるだけ、アーケン城入口とハズルカ城入口の即死ギミックの廃止など初見殺しポイントがかなり減らされている。 一方で星座の敵はそのまま続投している。相変わらず取説でも星座の敵の存在には触れていない。 最後の謎解きも廃止されており、ラスボスを撃破すれば後はすんなりエンディングへ行ける。 厳しいゲームバランスの緩和。 初見殺しポイントの廃止もさることながら、ゲーム中でヘルプを参照することも可能になり、Amiga版に比べれば全体的に分かりやすくなりゲームの進行がスムーズになるようになっている。その他、敵が弱体化していて序盤でもそれなりに勝ちやすくなっている。 寺院での治療費・蘇生費が無料になった。 ドラッケン文字も廃止されている。そのため、翻訳呪文も没呪文となっている。 アーカ王女と会話した時に最強の武具であるドラゴンソードとドラゴンクィラスを貰えるというイベントがAmiga版の頃からあるが、これが「アーカ王女と初対面の時にドラゴンソードとドラゴンクィラスを未所持のキャラが話しかけた時」に貰えるようになっているため、全員で話しかけることで人数分調達できるようになっている。 ダンジョン内に居る時に、メニューコマンドから一瞬で外で脱出できるようになっている。 Amiga版は基本的に自力で脱出しなければならない他、テレポートの魔法が使えないと詰んでしまう罠の部屋もあった。 SFCの他のゲームと比較されてSFC版のドラッケンが難ゲーとして扱われることもあるが、 これでも元に比べればかなり優しくなっているのである。 また、他機種版と比べレベルアップの恩恵が相対的に大きい。レベルを上げるとキャラがかなり強くなるため、「強くなったなぁ」という実感が湧きやすくなっている。結構な経験値稼ぎが必要になるものの、最大レベルまで上げると最強格の敵ですら割合簡単に瞬殺できてしまうほど。 BGMの大量追加。 作曲はシャドウゲイトやボンバザルを担当してきた増野宏之氏。BGMの曲数は25曲程度とかなり多い。曲のレパートリーも重々しいオープニング曲からSFCのケムコゲー特有のベース音を利かせたノリノリのキャラメイキング曲、旅情・旅愁をかきたてる各種の昼夜フィールドなど多岐にわたっている。 フィールドは草原、湿地、雪原、砂漠の4種類あるが、それぞれにつき昼のBGM、夜のBGM、民家のBGMが専用に用意されている。 プレイヤーが立ち入る事の出来るダンジョン(城)は6つあるが、これもそれぞれ異なるBGMが用意されている。 この内、夜の草原の世界、夜の砂漠の世界、砂漠の世界の民家、アーケン城は特に必聴の価値あり。他のBGMも良質なものが揃っている。 よりによってAmiga版のドラッケン王族の戦闘BGMをほぼ完全再現している。 というか、変なBGMはだいたいAmiga版の再現。例外は 変な鼻歌のようなBGM のメッセンジャーのBGMくらいか。 酒場のBGMもAmiga版の再現アレンジとなっている。 エンディングの曲はSFC版オリジナルで、冒険の終わりに相応しいしんみりとした曲になっている。 イベントで殺害されたキャラが動かなくなりプレイヤーがトドメを刺すことも出来なくなるように修正されている。 この時に流れる固有のBGMも切なげなものになっており、更にそれを引き継ぐ形でそのキャラの仇を討つことを誓うキャラの登場時にも同じBGMが流れるようになるため、演出面では大幅に強化されたと言える。 賛否両論点(SFC版) 敵が一度に一体までしか出てこなくなった。 Amiga版では敵が二体まで同時に登場していた。 この変更により当然難易度は下がるのだが、とあるキャラとの戦闘時にそのキャラが衛兵を呼んでいるのに衛兵が来ない(*13)など作中の台詞と矛盾する場面も出た。 ヒールメジャー(ヒールグループ)の効果変更。 Amiga版のヒールグループはパーティ全員のHPを少し回復する効果だったが、SFC版ではヒールグループの代わりにヒールメジャーという魔法になっており、効果も一人のHPを完全回復になっている。戦闘時に弓以外の武器を持っている味方全員のHPが常に削られていくゲームなのでAmiga版の効果の方がHP管理を行いやすい一面もある。 問題点(SFC版) 難易度は相変わらず高い。 難易度そのものはAmiga版に比べれば相当に易しくなっているのだが、それでも当時のJRPGに慣れたSFCユーザーにとってはゲームの進行が難しい。 「ダンジョンで装備を集めて寺院の前で経験値稼ぎすれば良い」という進め方が分かれば何ということはないのだが、理解するまで何度も死ぬことになるのでそこまでモチベーションが保つか若干怪しい。当時は後述のケムコの事情もあってクソゲー扱いされることも珍しくなく、移植にあたり調整が入ってもスルメゲーとされる内容であることは変わらない。 ダメージ表示が分かりにくい。 流血表示が廃止された上に他機種では存在したメッセージウィンドウが存在せず、敵にダメージを与えた時はキャラのHP表示に「矢印付きの数字」、逆に敵からダメージを受けた時は「矢印無しの数字」が表示される。慣れない内は非常に分かりづらく、直感的とは言えない。 弓矢強過ぎ SFC版では「ゆみ・や」という飛び道具である武器が異様に強力で、これさえあれば他の武器(接近戦用)は全くと言っていいほど必要が無くなる。 なおAmiga版だと「ゆみ・や」は途中からカスダメージしか入らなくなるのでほとんど役に立っていなかった。恐らくバランス調整で敵の防御力を下げた結果「ゆみ・や」ゲーになってしまったものと思われる。 一部のボスは強化されている(*14)が、ラスボスは相変わらず弱いまま。 グラフィック面はやや劣化した。 グラフィックそのものはAmiga版のものをそのまま使ったり手直しして使用していたりするのだが、流石に滑らかなアニメーションの完全再現が出来ず、敵の動きが若干カクカクするようになった。 ダンジョン内のオブジェクトの種類が減っており、例としてAmiga版では小さなベッドが置いてあった部屋がただの部屋になっていたり、どのような部屋なのかより分かりづらくなっている。また、ハズルカ城がハズルケン城と同じ内装になっており状況が把握しにくくなっている。 やや気付きにくいが、ホドカ王女のグラフィックの翼が若干バグっている。 砂漠の敵のイリュージョンが生音声を入れられなかったのか「 アアーン アアーン 」と吠えるだけになった。それでもインパクトの強さはあるが。 一部の敵の削除。 Amiga版ではダンジョンの扉を潜ろうとすると突然現れるトラップドアという敵が居たが、SFC版のゲーム中には登場しない。ただし没データにはグラフィックが残っている。 要素の撤廃・簡略化により無意味になっていたり分かりづらくなっているものが多い。 ダンジョンからはメニュー画面から脱出できるようになっているため、スカウトが習得するテレポート(ダンジョンから脱出する魔法)の存在意義が分からなくなっている。 「あきビン」というアイテムこそあるが、Amiga版と違ってダンジョン内の泉の水を汲むことはできないので、売って金にするだけの存在になっている。 「ナクトカ城はグレート・アイス・バリアー(崖のように切り立った山)の上にある」という情報があるが、地図が簡略化されているせいでグレート・アイス・バリアーが何のことなのか全く分からなくなっている。 Amiga版の地図であれば北西に不自然に何もない空間があるのが分かり、その中央にナクトカ城があることが分かるようになっていた。 最後の謎解きは廃止されているが、関係するメッセージは削除されていないので、PC版を知らないと意味不明なメッセージにしか見えない。 翻訳をミスしていたり、変な改変を入れていてよく分からないことになっているメッセージがある。 草原の世界の寺院の僧侶・ドレッケン(*15)は最初は敬語で迎え入れてくれるが、会話を行うと唐突に尊大な口調に変わる。 「さあこちらへどうぞ皆さん!! あなたが誰であろうと私は傷を癒して差し上げることが喜びと感じます。治療を望む方は前へどうぞ!! それとも私とお話をなさりに来たのですか?」→「 よく来たな!!わしはこの寺院の司祭ドレッケンだ。お前たちがここに来ることはずっと以前から分かっていたよ 」 エンディングにもドレッケンは登場するがここでも上から目線で高圧的。…ちなみにドレッケン以外の寺院の司祭は全員敬語である。 空の世界の寺院の司祭・ウィッケンは会話で蘇生時に所持金を要求するような口ぶりだが実際は他の寺院同様にタダで蘇生してくれる。PC版の原文を翻訳したまま書き換えられていないようだ。 ナクトケン城に訪問した時に出迎えてくれるのがナクトケン王子の従者ではなくナクトケン王子本人になっている。この影響でナクトケン王子が従者の代わりにプレイヤーに「来るのが遅すぎる」という嫌味を飛ばしてくる人物になっている。 ナクトカ城に入れるようになる説明が「従者からナクトカ城の城門を通過できる魔法のリングを貰う」ではなく「ナクトケン王子本人がナクトカ城の警備兵を始末する」と展開が全く変わっているため、翻訳ミスではなく意図的なものである模様。しかし一枚絵で表示されているのがナクトケン本人ではなくホドカ城の従者と共用の小人のまま。 アーケン王子、ナクトケン王子の口調が一定していない。 アーケン王子はドレッケン同様に最初はプレイヤーに対して慇懃無礼な敬語で話し、途中でいきなりキレ始めるパターンだが、元々人間に対して敬語で話すような性格ではない凶暴かつ残忍な人物であるという情報が事前に聞けるのでこちらはそういったキャラクターだと受け入れることはできる。ただしPC版本来のアーケン王子は最初から高圧的に啖呵を切ってくる人物である。 ナクトケン王子は最初はプレイヤーに対して敬語であるが(*16)、某イベントで不自然に激昂した口調でプレイヤーに命令し、イベントを進めると再び敬語に戻るという有様なので違和感が強い。PC版本来のナクトケン王子の口調は人間に対して勇ましいもので、某イベントで激昂している時のものが正解である。 なお、PC版の日本語移植版ではこれらのキャラクターの口調はSFC版のドレッケンのような尊大な口調で統一されている。 メッセージを端折りすぎていてSFC版では判明しないことが多い。 特にアーカ王女のフルネーム(*17)や、ドラッケン王族が兄弟以外も全員いとこ同士(*18)であるということ、マッド・ドッグが出てくる墓にはかつてアーカ王女の軍と戦った反逆者が葬られている(*19)という設定などはSFC版では知る由も無い。知らなくても物語の大筋には関係無いが、PC版の壮大な世界観を狭めている一因にはなっている。 SFC版の取説には前日譚が全く書かれておらず、SFC版の各攻略本でも世界観に対してそれほど深い内容に突っ込んでいないため、PC版のハンドブック等を読まないと設定の全貌を知ることができない。 Amiga版での記述通り、「 ハック ハック ドラッケン!! 」が意味不明な叫びになっているのもこれが原因。 そもそもオープニングからして変更されているのでPC版の前日譚をそのまま使えない事情もあるが… アーカ城のBGMが敵側のドラッケンの城よりも何故かおどろおどろしい上に緊迫感を煽るような曲調でミスマッチ。人間に友好的なドラッケンの本拠地で、別に衝撃的な事実が明らかになるような場所でもないのだが… 総評(SFC版) 元々独特な個性を持っていたゲームに情緒のあるBGMが追加されたことで、ドラッケンが持つ世界観の神秘的な雰囲気が更に増幅された。 相変わらずゲームバランスが尖っていて人を選ぶものの、移植に伴い調整されたことでAmiga版に比べればずっと簡単かつ簡潔になっている。 夜の草原の世界や夜の砂漠の世界の夜空を眺めながら(*20)美しいBGMを堪能するということもできるため、興味があれば手に取ってみるのもいかがだろうか? 余談(SFC版) ボンバザル同様、当時のケムコはクソゲーメーカーとして悪い意味で名を馳せていたことで、本作品もまた抱き合わせ販売やワゴン販売の常連だった。 もっともパズルゲームとしての体裁は保っていたボンバザルと違い、こちらは元からプレイヤーを選ぶ内容なのは否定できない。 エンディングの最後に続編を示唆するメッセージが表示される。 その後、1994年8月26日に続編にあたるスーパードラッケンが発売された。 エンディングを迎えた時に死亡しているパーティメンバーの数によって、スタッフロール中の1シーンに出てくるギターの数が変わるというイースターエッグがある。 更にこの場面でパンク頭のロッカーの顔という特殊なグラフィックが表示されることがある。パーティキャラがゲーム開始から一度も死亡していない状態であれば登場するという情報もあったが、解析によるとこの部分の判定はゲーム中の数値をかなりでたらめに参照しているため、どのような条件で登場するのか全く不明となっている。 没メッセージが多い。 「バキッボコッ!!」「〇〇のダメージをあたえた」と、開発途中ではメッセージウインドウが存在していたことを窺わせるものがある。「お前のクラスでは使えない」「もう知らんぞ。しね!虫けらどもめ!(*21)」というものまで。 「ホドカが保護していた人間が捕らえていたアーケン城から脱走したので、それを捕らえるようにアーケンへ指示するハズルケンの手紙」「ナクトケンが自分の城から逃亡した旨をナクトカへ伝えるナクトカの部下の手紙」「星座について解説してくれる、ハズルカ付きの天文学者」といういかにも重要そうなメッセージもROM内にあるが、PC版にもSFC版にもこれらのメッセージが表記される場所は無い。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/836.html
ドラッケン part29-259~265 259 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 32 14 ID s4M7BZdm0 ・プロローグ 人間が魔力の源であるドラゴンを滅ぼしたために人類は滅亡の危機に瀕していた。 この窮地を救うためにはドラゴンと人を足して割ったような人種「ドラッケン」が 住む島、ドラッケン島にある「8つの涙(ジェム)」を集めなくてはいけない。 ジェムは各地域を治める総勢八人のドラッケンが一つづつ保有している。 四人の戦士達(wizみたいに自由にキャラメイクします)は人類を救うために 正方形の形の島、ドラッケン島を訪れた。手始めに目の前にあった城に 入ると、城の主であるホドケン王子に「妹のホドカ姫に私が会いたがっていると 伝えてくれ」と唐突におつかいを頼まれる。この島は4つのエリアに分かれていて それぞれのエリアを一組の男女ドラッケンが支配しているのだ。 快く頼みを引き受けた一行はさっそく地図を頼りに妹姫のいる城へと向かう。 (なお、ドラッケン島には元来から人間も住んでいるが、その地位は低い) 言われたとおりに東にあるホドカの城へ行くと、そこはすでに廃墟と なっていた。傷だらけのドラッケンが言うことには、先日別の地域を支配する アーケン王子が城を襲撃、姫と姫が匿っていた人間達を連れ去って しまったらしい。四人がホドケンの使いだと悟った彼は 一行に「王子にこのことを伝えてくれ」と頼んだ。 余談ですが、このゲーム一枚絵とか建物の外見とか使いまわしが多く 同一エリアに存在する民家や城、別エリアでも寺院などの特殊な建物は 皆同じ外見、同じ一枚絵です。まあ建物事態そんなに数ないんですが。 260 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 32 51 ID s4M7BZdm0 ホドケンの城へ戻ると、城の堀になにやら怪しい背びれが…。 いつのまにやら人食い鮫を堀で飼育することにしたらしい(食われると即死)。 「てめーの為にパシリしてやってんのにどういう了見だゴルァ!」と プレイヤーが思ったかどうかは定かでないが、とにかく鮫を避けて城の中へ。 伝え聞いた惨状をホドケンに報告すると、彼は怒りをあらわにして 四人に八つ当たりする。妹がさらわれたからと言って無関係な彼らに 怒るとは……。なんだか納得いかないが、それはそれ。ホドケンは 他の厳しい環境にある地域でも彼らの体が耐えうるようにして(多分魔法で) 北にあるアーケン王子の所へホドカ姫救出に行くように命じた。 ジェムを手に入れるために自分を騙しながらホドケンの命に従う一行。 アーケンが支配する地域は沼地が多く、あちらこちらに水が張っていて 移動が困難だった。途中民家で教わったとおりに彼の城の扉は 閉ざされていたので、魔法で扉を開けて内部に突入する。 地下室の見回り中というアーケンは一先ず無視をして、ホドカを探していると 牢屋から助けを求める声が聞こえた。中には囚人が捕らえられており 助けてくれたらホドカ姫のことについて教えるから、と懇願してきた。 言われたとおりに鉄格子をひらいてやると、ホドカは一足違いでさらに 北の地域を支配するナクトカ姫の所へ連れて行かれたのだという。 弟のナクトケン王子が北東の城に住んでいるので話を聞いてみてはどうかと 言い残し、囚人は言われなくてもスタコラサッサだぜぃと逃げていった。 261 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 33 48 ID s4M7BZdm0 ホドカを探してナクトケンのいる城へ向かう四人。湿地帯をぬけると 雪原地帯にさしかかる。どうやらここがナクトケン・ナクトカの支配する エリアらしい。途中でアーケン率いる炎の連合なる軍隊がナクトケンの城に 集まっている、という不穏な情報をききながら城へと足を進める。 たどり着いた彼の城は、やはりと言うべきか既に滅ぼされていた。 呆然とする一行の前に王子ナクトケンが姿を現す。人間に割合好意的かつ 穏やかであるらしい彼は、襲撃中身をかくしていたのだとか。 「姉・ナクトカがホドカ姫を殺してジェムを奪い取ろうとしているので 急いで西にある城へ向かいなさい、門番は私が片付けます」 自らを殺そうとした姉を許せない弟の手引きにより、彼らはナクトカの城へ走る。 ナクトカ城へたどり着き、急いで突入する。ホドカを探し回る中で ナクトカとアーケンの残した手紙(?)を見つけた。どうやら二人は ホドカとナクトケンを生贄にして神に捧げ、ジェムを奪おうとしているらしい。 人類滅亡を防ぐといった目的だけでなく、同属を殺してしまおうとする暴君を 放っておくには忍びない。ホドカ救出の念を一層固めながら城の奥を目指すと ようやく監禁されていた彼女を見つけた。彼女は四人に感謝しつつ語る。 自分は第9の涙を信じる「第9の涙の連合」の一員であると。 一行が探す涙=ジェムはドラッケンが額につけている宝石であると。 神を呼び、人類滅亡を防ぐには全てのジェムを集めねばならないと。 いまいち意味不明なまま、救出の礼としてジェムを四人に渡したホドカは 自分は同じく連合の一員であり湿地帯を支配する王女、アーカの所に行くので 困ったことがあれば連合の僧侶が住む沼の中央を訪れるように言って どこかに去っていった。よく分からないが第9の涙の連合とやらは 人間に好意的であるらしいので、アーカは自分達に協力してくれるかもしれないと 次の目的地をアーカの城に決めるのだった。 262 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 34 33 ID s4M7BZdm0 補足事項。第9の涙というのは8種のジェム全てを集めると入手できる アイテムで、これの入手=人間が神様に許してもらえる=ゲームクリア。 第9の涙の連合というのはどうやら人間とドラッケンの共存を望む 穏健派、といった位置づけらしい。それと相対するドラッケン優位支配を 望んでいるのがアーケン、ナクトカといった炎の連合。 ホドケンはどこの派閥にも所属してないが、炎の連合に入ろうとしている。 険しい沼地を越えてアーカの城にたどり着いた四人。他の城と違って これといった障害もなく城の主に会える。さっそくアーカと話す一行。 彼女は彼らを歓迎してくれた。ホドカが予め話をつけていたらしい。 「現在の内乱は人だけでなくドラッケンをも脅かす深刻な事態。 皆で協力して炎の連合を止めなければいけません。ホドケンは炎の連合に 加わろうと私に攻撃を仕掛けました。我々に協力してホドケンを抹殺し 彼のジェムを奪い取ってきて下さい。涙の連合が貴方方を補佐します」(大意) 戦争だし、仕掛けたのは向こうだし、仕方ないといえばしかたないが 奪い取るって……。勝てば官軍、負ければ賊軍。争いの後ろ暗さを感じつつ 彼女の頼みを了承、久々にホドケンの城に行くことに。鮫に注意しながら ホドケンに会いに行くと、「許しなく現れるとは無礼だ、よって死刑!」 とか言いつつ高笑いしながら襲ってきた。これを何とか退けると 彼の額から二つ目のジェムを入手する。即刻アーカに報告すべく彼女の城に 戻ると、彼女は礼として自分のジェムを四人に譲ってくれた。 同時に連合の一員である南方地域の主、ハズルカと連絡が途絶えて しまったので彼女の安否を確かめてくれないか、と言われた。 一行は新たな目的地、最南端エリアにあるハズルカの城へ向かう。 263 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 35 13 ID s4M7BZdm0 南部地域は砂漠地帯。現れる強敵に苦戦しつつなんとか城に着くも 門は堅く閉ざされている。「朝露が降りるときに門が開く」という 言葉をヒントに明け方にだけ開かれる扉をくぐると、そこは死臭と 瓦礫で埋め尽くされていた。動くもののない場内を進み城の主の部屋に 行くと、玉座で胸から槍を生やしたハズルカの無残な姿があった。 彼女の亡骸にジェムがないことに気づき、隣の物音がする部屋へ 足を踏み入れる。すると手にハズルカのジェムを持ったドラッケンが 彼らに飛び掛ってきた。なんとか退け、4つ目のジェムを手中に収めるも 虚しさが残る。そこに駆けつけたのはナクトケン。ハズルカを救えなかった ことに打ちひしがれながら「卑劣な盗賊ナクトカの命を奪う」と 部屋を後にするナクトケン。高説ごもっともではあるのだが ホドケンに襲い掛かり彼のジェムを奪ったのは他ならぬ自分達なのだ……。 ホドカを救うために訪れたナクトカの城に、再度足を踏み入れることに なった四人。初めて会うナクトカは、彼らを自らの結婚式の食事に してしまうと言いながら襲ってきた。強力な攻撃を掻い潜り、どうにか 仕留めると丁度のところでナクトケンが現れる。姉の死に これでよかったのだと言う彼の心中はどのようなものだったのだろうか。 ナクトケンは一行に礼としてジェムを渡すと、残るアーケンとハズルケンの ジェムを「奪って」きて下さいと言った。 これで6つのジェムがそろったことになる。なんとも言えない思いを抱えつつ 人類を救うため、そして争いを早く終わらせるために四人はアーケンの城へ。 何度か会話をすることで本性を剥き出しにして殴りかかってきたアーケン。 そんな彼を死に物狂いで倒すとようやく7つ目のジェムを入手。旅の終わりを 予感しつつ、一行は最後の敵、ハズルケンの待つ南部に再び向かうのだった。 264 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 10 37 31 ID s4M7BZdm0 苦難を乗り越え、ハズルケンの城に到達した四人は衛兵のいない 南の門から城に潜入する。強敵を倒しハズルケンの部屋に入ると、彼は 「長旅大変だっただろう。しかし安心しろ、お前達の旅はここで終わる なぜならお前達はここで死ぬからだ!」とワンパターンな悪役のセリフ。 火蓋を切って落とされた最後の戦いに辛くも勝利を収め、とうとう 8つのジェムが集まった。そこへいきなり草原地帯の寺院の司祭が。 「これで悪の根源は去った。残るはジェムを第9の涙に変えるのみ そうすれば神は人とドラゴンの世界を救ってくださるだろう」 もう今更な情報だけを残して去っていく司祭。プレイヤーが知りたいのは むしろそのアイテムの使い方なんですが、という至極真っ当な意見は無視。 そこで今まで「人間は立ち去れ」と追い返されていた謎の場所であり 多機種ではどうも説明されていたらしい聖地「センターオブアイランド」 (島の中心部にあるから)に向かう。聖地に着いた瞬間、四匹のドラゴン (四人の神)が舞い降り、強い光を一行に向けて放つ。 光は一つにあつまり、彼らが追い求めた「第9の涙」へと変化した。 島の混乱を収め、無事に涙を手に入れた一行。人間はその罪を許され 滅亡の憂き目から逃れることができた。「ドラゴンと戦うことは 己の運命をも破壊することだ」と人々に伝えるように告げて 神は何処かへ消えていくのだった……。 以上、ドラッケンでした。多機種はいざ知らず基本的に理不尽なゲームです。 王子、王女ばかりで一行に王様が出てこないのは不思議ですが ひょっとしたら王とは神のことなのかもしれません。 ありがたいことにリクエストがあったので、また時間が空いたときに 以前途中まで投下していたFF7の続きを書きにきます。 265 :ドラッケン(SFC版):2007/03/13(火) 11 12 54 ID s4M7BZdm0 ついでに1レス要約。 ドラゴンを殺したせいで絶滅の危機に瀕している人類の代表四人が ドラゴン人間のいる島「ドラッケン島」で、島を治める8人のドラッケンから 額のジェムを手に入れることで神様に人類滅亡を防いでもらおうとする。 ところがドラッケン島は内乱の真っ最中。人間共存派と人間なんかイラネ派が 血みどろの争いを繰り広げていてさあ大変。プレイヤー一行は共存派と共に 過激派をあぼーんしてジェム強奪、共存派からは和平的に譲り受けて 8つ全部のジェムを無事に集め、神様に捧げることで なんとか滅亡を阻止することができました。ちゃんちゃん。
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【作品名】ドラッケン 【ジャンル】洋ゲー 【先鋒】ファイター 【次鋒】神(スワンプドラゴン) 【中堅】神(アイスドラゴン) 【副将】神(ブレーンドラゴン) 【大将】神(デザートドラゴン) 【備考】SFC版 【先鋒】 【名前】ファイター 【属性】戦士 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】弓矢:4メートルほどの巨人や恐竜を倒せる。弾数無限。 ドラゴンソード:弓矢以上の威力の剣 【防御力】4mほどの巨人から剣で切られても大したダメージを受けない。 【素早さ】10mほどの距離から弓矢並みの速さの弾丸を放たれても回避できる。 弓矢の1/5程度の移動速度。 【特殊能力】シースルー:使用することで不可視状態になる魔法。使用して参戦。 【長所】人類の危機を救う 【短所】サメに食われて即死 【次鋒】~【大将】 【属性】神 【大きさ】5mほどの2足歩行のドラゴン 【攻撃力】基本的に大きさ相応か 【防御力】2m程度のサイズのドラッケンでさえ先鋒の攻撃に何度も耐えられるので 少なくともそれ以上はあるだろう。 【素早さ】大きさ相応。翼があり飛行可能。速さは大きさ相応に歩くよりは速いだろう。 【特殊能力】全能。作中でやったことは世界を創造したり、 人間とは異なる種類のドラゴン人間(ドラッケン)を生み出したり。 【長所】全能の神 【短所】邪魔しに来るだけの存在かと思ってたら神だった 参戦 vol.98 69 vol.98 193 :格無しさん:2010/12/10(金) 00 41 54 ID gIBlIuPK ドラッケン考察 願い石やちょーシリーズ・魔王シリーズの上位互換 ○Wizardry シリーズ 【先鋒】反応差で弓矢勝ちか 【次鋒】【中堅】【副将】【大将】任意全能分け 1勝4分け ×オーベルジュ・ろわぞぶりゅ 【先鋒】任意全能負け 【次鋒】【中堅】【副将】【大将】全能同士の戦いに耐えるなら初手の任意全能勝負?で負ける 5敗 これの下位互換だろう オーベルジュ・ろわぞぶりゅ>ドラッケン>Wizardry シリーズ
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ドラッケン ドラッケンは帝国軍の機甲兵。内戦で貴族軍が使用した汎用タイプの機甲兵でトールズ第二分校にも配備されている。 ユウナの愛機
https://w.atwiki.jp/orenorpg/pages/53.html
タイトル ドラッケン ジャンル RPG 対応機種 PC、SFC 外見 4クラス×男女+装備 装備 装備品によって変化 セリフ なし ボイス なし 育成 レベルアップのみ ダンジョンマスターの影響が感じられる、フランスのInfogramesが産み出した3DRPG。(ダンマスが1987、ドラッケンは1989)日本では「SFC最初のRPG」として販売されたため、ガラパゴス島民からクソゲー扱いされた不幸な作品。キャラメイクは男女4クラスの8種類から4人を選択し、装備によってルックスが変化する。…とまあ書けば聞こえはいいが、正直これに期待するのは間違いかもしれない。(FCのザ・ブラックオニキスの方が余程感情移入できるレベル)360度平面移動を初めて取り入れた作品で、縦長のマップをレースゲームのように自由に歩けるのだが、洋ゲーらしい唐突な強敵出現や理不尽なトラップ(「堀のサメ」が兎角有名)、独特のドラッケン語(ハックハックドラッケン)を散りばめた単調お使いストーリーなど、(ぶっちゃけてしまうと「人間を足元に見るドラゴン達の内輪揉めを延々追うだけ」。まあ宇野リオよりは多少マシ程度)クソゲー認定されてもまあ仕方ない所はあるのかなといった感。しかし独特で神秘的な世界観や、後のMMOに続く「360度自由に歩ける仮想空間」は世界に夢を与えたのも事実。この作品からFPSが生まれ、TPSになり、MMOになり、今に至ってるのかと思うと感慨深くはある。…今から触る?…うん、まあ色々と覚悟の上で。 名前 コメント
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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 DRAKKHEN タイトル DRAKKHEN ドラッケン 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-DK ジャンル RPG 発売元 ケムコ 発売日 1991-5-24 価格 8500円(税別) ドラッケン 関連 SFC DRAKKHEN Super Drakkhen 駿河屋で購入 スーパーファミコン
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間:2018/10/06(土) 15 56 46.04 終了時間:2018/10/07(日) 13 41 09.63 参加人数:1 ハック!ハック!ドラッケン! 墓地激突→犬、襲ってくる星座、サメはトラウマw ちなみに主人公達は泳げない罠。間違って入ってしまったらLRを押して引っ込めないと全員死ぬ。 忘れがちだけど敵から逃げたいとき(星座からも逃げられる、というか星座の方から逃げる)はLR連打でおk 壁に飾られている武器防具をパクるのは基本中の基本 BGMはなにげに名曲多いので必聴 操作方法 START マップ画面 SELECT マップ画面 十字キー 3Dスクロールで移動。アクティブキャラクターを移動。カーソルを移動。 Aボタン アイコンゾーンの操作に切り換え。コマンド決定 Bボタン キャンセル X 青ランプ、赤ランプを切り換え Y 動かしたいキャラクターを選択 L キャラクターを画面に出し入れ。戦闘時に逃げる R キャラクターを画面に出し入れ。戦闘時に逃げる 以前このスレでスーパードラッケンをプレーしたときに勧められていたので4年の年月を経てタイミングが合いプレーすることができました。 思っていたよりも遊びやすく世界観がシュールで面白かったです。 戦闘中や住民と出会ったときにBGMが消え変な効果音だけになるのは中毒になります。 ホドケンなど城にいる王子や王女は高速で踊っているような動きをするので必見です。スレ内でホドケンダンスとか呼ばれていました。 戦闘バランスは大味で、ちょっと画面を眺めているだけで勝手に倒したり死んだりします。防具は簡単に壊れるのでボス戦の後は裸になっていたりします。 砂漠の敵はストーリー上撃破必須なボスよりも強かったりするので出会ったらすぐ逃げましょう。それでも逃げる前に死んだり防具が壊れることもあるのでこまめなセーブも大事です。 ストーリー終盤の8つのジェムを集める際の進行フラグが分かりにくく、世界中にある8つの城の間をひたすら歩き回っていたときが辛かったです。最後は南東の城に行くのですが、南側から入らないと衛兵に追い返されるらしくそれが分からずしばらく世界中を旅する羽目になりました。 8つのジェムを集めた後中央の矢印地帯に行くと4匹のドラゴン神が降臨して自分の世界に帰るよう言われ唐突にエンディングとなりました スタッフロール 最後にCOMING SOON!!ドラッケン2と出てきますがスーパードラッケンのことでしょうか
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