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中日ドラゴンズ
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ドラゴンズの応援歌です。随時更新予定です。
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食事はきっちり全員分作られてある。ギアッチョが貴族の分を食べたため―― ルイズの分の食事はなくなってしまった。するとどうなるか?ルイズは使い魔の責任を取って、本来ギアッチョが食べるはずだった実に貧相な朝食を食べる 羽目になってしまったのだ。生まれて初めてのことである。 「それもこれも・・・全部あのクサレ眼鏡のせいよッ!!」 食堂に来たとき以上の怒りを撒き散らしながら、ルイズは教室に向かった。 さりげなく罵倒のランクも上がっている。 「ていうかあいつちゃんと掃除してるんでしょうね・・・もし教室にいなかったら飯抜きだわ!」 ブツブツ文句を垂れながら教室の戸を開く。 はたしてそこにギアッチョはいた。ぼんやりと宙を見つめて座っている。 「ちょっ・・・どこに座ってんのよあんた!降りなさい!」 「学生ならよォー 誰でも座るだろォ?怒ることじゃあねーだろ」 「座らないわよ!ここは平民の学校なんかとは違うんだからね!」 「やれやれ」ギアッチョはそう呟くと教卓から飛び降りた。 「文句ばっかじゃあ人はついてこねーぜお嬢様よォ~」 「ここまで酷い仕打ちにあって文句を言わない奴がどこにいんのよッ!!」 正論である。しかしギアッチョは動じない。 「リゾットの野郎は文句一つ言わなかったぜ 『お前はそういう奴だからな・・・』 とか何とか言ってよォオォ」 「あんたそれどう考えても諦められてるじゃない!」 等と無駄な問答がしばし続き― 「ハッ!肝心なことを忘れてたわ!あんたちゃんと掃除したんでしょうね!」 ようやく本題に気付いたルイズが辺りを見回すと・・・ 意外ッ!それは完璧ッ!! 「うッ・・・美しい程に磨かれているわッ!!あんた一体どんな魔法を使ったの!?」 「何も・・・別に元々掃除は嫌いじゃあねー」 ルイズはそこで理解する。こいつはキレさえしなければマトモな奴なのだと。 「・・・ん?」 キレさえしなければ。 「・・・ギアッチョあんた 念のために訊くけど・・・ 私の部屋も綺麗に片付いたんでしょうね?」 「・・・・・・」 ―ルイズは頭痛と共に確信する。 「・・・壊したのね」 「・・・まぁ そういう説もあるな・・・」 「・・・あーそう・・・」 ルイズはもはや怒る気力もなくなっていた。隣でギアッチョが「椅子の形が気に入らねェんだよ椅子の形がよォォォーーー」等と呟いているので恐らく壊れたのはそれだろう。 全くこいつを召喚してしまってからというもの本気でロクな事がない。「私は今世界で一番不幸な貴族だわ・・・」とルイズは一人ごちた。 始業の鐘が鳴り、教師が入ってくる。シュヴルーズと名乗ったその教師は、開口一番 「おやおや、面白い使い魔を召喚したものですね ミス・ヴァリエール」 とのたまった。本人に悪気はないのだろうが、ルイズにその言葉はかなり 堪えた。「こいつと一日一緒に過ごしてからもう一度言ってみなさいよ!」と言いたかったが、勿論教師にそんなことが言えるわけもない。 しかしそんなルイズの胸中も忖度せず、一人の生徒がルイズをからかい始める。 「ゼロのルイズ!召喚出来ないからって、その辺歩いてた平民を連れて 来るなよ!」 周りでドッと笑いが起きる。 「うるさいかぜっぴきのマリコルヌ!私はきちんと召喚したもの!こいつが 来ちゃっただけよ!」 「嘘つくな!『サモン・サーヴァント』が出来なかったんだろう?それと俺は風邪なんかひいてない!」 二人はギャーギャーと言い争いを始めた。罵り合いは次第にエスカレートし、やる気かと言わんばかりに二人がガタンと席を立ったところでシュヴルーズは 杖を振った。彼女の魔法によって糸が切れたように着席した二人を交互に見て、ミセス・シュヴルーズは仲裁にかかる。 「お友達をゼロだのかぜっぴきだの呼んではいけません。わかりましたか?」 マリコルヌはニヤニヤと笑みを浮かべながら言った。 「ミセス・シュヴルーズ。僕のかぜっぴきはただの中傷ですが、ルイズのゼロは事実です」 マリコルヌは自分で言って大笑いする。が、そのバカ笑いは突然ピタリと止んだ。 「はガッ!?ぼ、僕の口にィィ こ 氷がァァァ!!」 マリコルヌの口は、いつの間にか氷でガッチリと覆われていた。 ルイズはハッとして床に座らせていた己の使い魔――ギアッチョを見る。 「氷を床から伝わせて奴の口を封じた・・・ ゼロだか何だかしらねーが 恩人がバカにされてんのを見んのはいい気分じゃあねーからよォォ~~」 「・・・ギアッチョ・・・あんた・・・」 この学院に来て以来、ルイズは誰かが自分をかばってくれたことなど一度もなかった。 昨日自分を助けてくれたキュルケだって、普段は数百年来の怨敵の間柄である。 ―むしろ彼女がどうして体を張ってまで自分を助けようとしてくれたのか、ルイズにはまずそれが分からなかったが―つまりギアッチョは、ルイズにとってここで初めての味方だったのだ。 ルイズは一瞬だが、今までギアッチョに受けた仕打ちなどすっかり忘れて、この男を召喚出来たことを始祖ブリミルに感謝した。 ミセス・シュヴルーズは授業を開始した。マリコルヌの口はしばらくふさがれていたが、息が苦しいのかウーウー唸るのが煩わしくなってきたのでそのうちギアッチョに解除された。 そのギアッチョは真面目に授業を聞いている。やっぱり 平常でさえあればマトモな男なのだろう。意外と勤勉なのかもしれない、とルイズは思った。 「そういえば何度か妙な雑学を披露してたわね・・・」 まぁ問題は披露の度にブチキレる事なのだが。そんなことを考えていると、「ミス・ヴァリエール!」 突然先生に名前を呼ばれた。 「は、はいっ!」 「使い魔が気になるのは分かりますが、そちらばかり見ていて授業を疎かにしてはいけませんよ」 「ち、ちがっ・・・」 「口ごたえをしない!ではあなたにこれをやってもらいましょう ここにある石を、望む金属に変えてごらんなさい」 「え?わ、私がですか?」 シュヴルーズがルイズを指名した途端、生徒達から一斉にブーイングが起こる。 「まってくださいミセス・シュヴルーズ!」「ルイズに魔法を使わせるなんて自殺行為 です!!」「・・・イカレているのか?この状況で・・・」等々、まるでルイズが魔法を使うと死人が出るかのような狼狽ぶりである。 ルイズは正直やりたくなかった。 彼女の魔法が成功したことなどサモン・サーヴァントを除けば殆ど皆無なのだ。 しかし――彼女はちらりとギアッチョを見る。 ――使い魔の前で主が逃げ腰になるわけにはいかないわ! ルイズは「覚悟」を決めた。クラスメイト達にとってはこの上なく迷惑な「覚悟」だったが。 「やります!」 と言うがはやいか、ルイズは教卓に向かって歩き出していた。石の前に立ち、 杖をかざし、呪文を唱え始める。ギアッチョは興味深げに見守っていたが、 それにしても周囲の声が尋常ではない。「その魔法を出させるなァーーー!!」 だの「う…うろたえるんじゃあないッ! ドイツ軍人はうろたえないッ!」だの、 あまりにも怯えた声が聞えてくるものだから流石のギアッチョも何だか 分からないなりに用心の構えをとることにした。 ―私は出来る、やれば出来る子よ!そうよ、サモン・サーヴァントだって 成功したんだから! そしてルイズは呪文を発動させる! カッ!! 一瞬の光の後、 ドッグォオオオォオン!!! 運命は覆らなかった。石を中心に広がった爆風は石や机の破片を撒き散らし、逃げ遅れた生徒は殆ど例外なくその餌食になった。間近にいた ミセス・シュヴルーズは、ちょっとお見せできない顔で地面に倒れている。 とっとと机に潜り込んで難を逃れていたキュルケは、はたと思い当たってギアッチョの姿を探した。 ギアッチョは―座っていた場所を1mmも動いてはいなかった。少し驚いたような顔はしていたが・・・彼の体には一箇所たりとも傷はなかった。 そして更に奇妙なことに、ギアッチョの体から大体半径50cm程度の範囲に飛来したと思われる破片は、全て宙に浮いて止まっていた。 ――バカな・・・この一瞬で爆風と破片全てを「止めて」しまったというの!? 一人眼を見張るキュルケをよそに、ギアッチョは呼吸と共にスタンドを解除し、宙に浮いていた破片はそれと同時に一斉に地面に落下した。 ――なんて「パワー」なの・・・ この男 ギアッチョ・・・やはり危険だわ! キュルケは出来うる限りの範囲でこの男を警戒することを心に決めた。 「あーもうッ!全然終わらないじゃない!!」 ルイズは箒を片手に喚いていた。 「そりゃあそーだろォォォ 教室の半分をフッ飛ばしゃあよォォ」 2人は今掃除中である。ルイズは始終ぶつぶつと文句を言っているが、教師の不注意ということで十数人を医務室送りにした事を問われなかったのだから、むしろここは喜ぶべきなのである。 「ったく・・・どうしてこの私がこんなことを・・・」 「てめーがブッ壊したからだろ」 この学院では、選択も掃除も全てメイドが行っている。勿論ルイズの実家でもそうだったので、彼女に掃除の経験など全くなかった。 「あんたのおかげであんな惨めな場面を衆目に曝されるハメになるし、 その上あんたの代わりに使い魔のご飯は食べるハメになるし、おまけに魔法も失敗してこんな平民の仕事をやらされるハメになるし・・・全部あんたのせいよこのバカ使い魔!!」 「後半2つは関係ねーだろ」 「うるさい!ていうかあんたも手伝いなさいよッ!さっきからそこに座ったまんまで何にもしないじゃない!」 ルイズはギロリと半分壊れた教卓の上のギアッチョを睨む。 「ここを爆破したのは俺じゃあねーぜ」 「主の不始末は使い魔の不始末よッ!」 さっきの「覚悟」のことなど、少女はすっかり忘れ去っていた。 自分で言って恥ずかしくねーのかこいつは、と思ったギアッチョだったが、これ以上ギャーギャー騒がれると氷漬けにして窓からブン投げたくなるので仕方なく掃除を手伝うことにした。 「あんたはここからそっちまでお願い それと一つ言っておくけど、絶対にキレて物を壊したりしないでよ!」 「ここからそっちってほぼ4分の3じゃねーか、ええ?おい まあそれでもお前がそこを掃除し終えるよりは早く片付くだろーがよォォ」 こうして互いが互いをいつまでも罵り合いながら、教室の掃除は進んでいった。 午前の授業の終わりを告げる鐘が鳴る。それとほぼ同時に、2人の掃除は終了した。 「はぁー・・・やっと終わったわ・・・ 掃除なんてもう二度とやらないんだからね!」 誰に向かって宣言しているのだろうか。 「やりたくねーならちゃんと魔法を勉強するこったな」 ビキッ! ギアッチョの何気ない一言は―ルイズの逆鱗に触れてしまった。 「・・・てるわよ・・・」 「ああ?」 「してるわよッ!!」 ルイズは幼い頃から魔法も使えないメイジとしてバカにされてきた。自分を見下している奴らを見返すために、彼女は常の他人の何倍も努力をしている のだった。それを、知らないとはいえ自分の使い魔にバカにされたのだ。 ルイズが怒るのももっともである。 「ええそうよ、私は一度も実技を成功させたことのない『ゼロ』のルイズよ!! だから何!?勉強なんて腐るほどしてきたわよ!!練習だって毎日毎日死ぬほどやってきたわ!!腕から血が出るまでし続けたこともあったわよ!! サモン・サーヴァントが成功した時私がどれほど喜んだか分かる!? それをッ・・・!!どうして何も知らないあんたに言われなくちゃならないのよッ!!」 激昂して喋るルイズの眼には涙が浮かんでいた。彼女はそれを乱暴にぬぐいとると、バン!!と激しく扉を開けて駆け出していった。 「・・・・・・チッ」 誰に向けてのものだったのか、ギアッチョは舌打ちをしながら走り去って行く彼女の後姿を眺めていた。 ギアッチョは食堂に来ていた。怒っていても根が真面目なルイズの事だ、今朝のような事態にさせないためにも食事には来るだろうと考えたのだ。 食堂を見回してみると、やはりルイズはそこにいた。まだ怒りが冷めていない のがここからでも分かる。キュルケなどがいつになく真剣に怒るルイズを いぶかしんで話しかけていたが、ルイズは「うるさい!」の一点張りで取り合おうとしない。 「チッ!」 先ほどよりも大きく舌打ちして、ギアッチョはルイズの元へ向かった。 「まだ怒ってんのかよ ルイズよォォ」 「・・・うるさい」 ルイズはギアッチョとまともに顔をあわせようともしない。 ―・・・やれやれ ギアッチョは心の中で嘆息すると、ルイズに向き直った。 「・・・さっきは悪かったぜ お前が勉強してるかも知らずによォォあんなこと言っちまうのは・・・『礼節』に欠ける行為だった 反省してるぜルイズ」 ルイズは耳を疑った。こいつがこんなに早く謝ってくるなんて夢にも思わなかったのだ。こいつは自分が思っているよりよほど礼儀の 分かる男だったらしい。ルイズは少しばつの悪そうな顔をしながらそこでようやくギアッチョに顔をあわせた。 「・・・わ、分かればいいのよ ・・・・・・どうして魔法が成功しないのか分からないけど 私はいつも死に物狂いで努力してるんだから―もう二度とさっきみたいなこと言わないで」 「・・・ああ 分かったぜルイズ」 それを聞いてルイズは少し表情を崩し、そしてそれを合図にしたかのように祈りの唱和が始まった。 「偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ 今朝もささやかな糧を我らに与えたもうたことを感謝いたします」 貴族達の祈りが終わると同時に、あちこちでフォークとナイフの音が鳴り始めた。 「ところでよォォ オレの椅子が見当たらねーんだが」 「使い魔は床よ」 やれやれ・・・ギアッチョはもう一つ嘆息すると、もう一つルイズに尋ねた。 「で・・・オレの飯はどれだ?」 ルイズはちょいちょいと下を指差す。そこには見るからに硬そうなパンが小さく二切れ、そして意識して見なければ見逃してしまいそうな ほど小さな肉のカケラが2つ3つ浮かんだスープが置いてあった。 「・・・なるほどな・・・ こいつが使い魔用のメニューってわけか」 「そういうことよ 使い魔が食堂の中で食事をすること自体が 特例なんだから 始祖と女王陛下に感謝を捧げてありがたくいただきなさい」 とのご主人様の優しいお言葉に、 ブッチィィィィ―――――z______ンッ!! 今度はギアッチョの怒りが爆発した。
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登録日:2009/05/26 Tue 19 43 24 更新日:2024/06/20 Thu 16 29 31NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 06年夏アニメ 07年夏アニメ 08年夏アニメ 12年冬アニメ 2004年 HN-Re A型ウイルス感染源 J.C.STAFF MF文庫J おっぱい アニメ ゼロの使い魔 ゼロ魔 ファンタジー ヤマグチノボル ライトノベル ラジオが本編 レモンちゃん 作者急逝 厨二病 地球なめんなファンタジー 志瑞祐 未完→完結 王道 異世界 豪華声優陣 釘宮理恵 釘宮病 魔法 我が名は ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司(つかさど)るペンドラゴン。 この者に祝福を与え、我の使い魔となせ。 『ゼロの使い魔』とは、ヤマグチノボル作のライトノベル、およびそれを原作としたアニメ。 ■あらすじ 普通の高校生 平賀才人はある日突然、異世界に召喚されてしまう。 そこは科学の代わりに魔法が発達し、空には二つの月が浮かぶ異世界ハルケギニアだった。 美少女魔法使い、ルイズの"使い魔"にされてしまった才人は、ハルケギニアに起こる数々の動乱を潜り抜けながら、 「始祖ブリミル」の残した謎に迫っていくことになる。 一、二巻辺りを読むとありきたりなツンデレヒロイン萌えラブコメディのようだが、 巻を追うごとに才人が成長していく。燃える戦闘シーンはかなりの見所。 また、要所で地球の武器が活躍するのがお約束で、特にゼロ戦やタイガー戦車が活躍する戦いは人気が高い。 「地球なめんなファンタジー!」 2013年4月4日、作者のヤマグチノボル氏が二年に渡る闘病生活もむなしく、41歳の若さで末期癌により逝去。 あと2巻を残し図らずも未完の作品となった。 完結編 しかし、作者の死因となった病気である癌は「余命宣告から亡くなるまでにいくばくかの時間的余裕がある」ことから、ヤマグチ自身も生きている間に自らの執筆では完結しきれないという見通しが立った時点でプロットを残し、代筆者による完結を承諾していた。 2015年6月25日に続巻が決まったとの公式発表があった。 その予告通り、2016年2月25日に21巻が発売。実に5年ぶりの新刊であるが、ファンの希望がついに形あるものとして実現することとなった。 執筆はヤマグチノボル先生公認の代筆者によるもの。 偏見を持たれたら困るということで代筆者の名前は発刊時は公開せず、あくまで「ヤマグチノボル」名義での刊行となる。 また、復活を記念してブレスオブファイアや神撃のバハムートなどのソーシャルゲームとのコラボが実現。 ルイズ、才人、タバサらがボイス付で各ゲームの期間限定イベントの配信カードとして登場する。入手は困難だが、いずれも一線級のパワーカードである。 特に神撃のバハムートはグラフィックの美麗さに定評のあるゲームなのでカードイラストには一見の価値あり。 そして、2017年2月24日に最終巻が発売し、シリーズは無事に完結した。 なお、21,22巻の代筆者は2017年6月24日に発売されたメモリアルブックにてライトノベル作家の志瑞祐だったことが公表された。 (ちなみに、志瑞氏が当時執筆していた『精霊使いの剣舞』の刊行ペースが落ちた時期が本作の刊行時期と重なっており、この作業の影響だったと思われる。) 志瑞氏自身ももともと作品の大ファンであったといい、志瑞氏によると本来は才人とルイズの間に産まれた子供の話もヤマグチ氏は描きたがっていたという。 ■登場人物 平賀才人 CV.日野聡 主人公。 地球ではモテなかったのに何故かハルケギニアではモテモテ。 神の左手「ガンダールヴ」で、あらゆる武器や乗り物を使いこなす。 何だかんだで平民→シュヴァリエ(位の低い貴族)→女王直属親衛隊副隊長兼地方領主と、大出世している。 最近はルイズがデレ始めたので、優柔不断になりつつある。 中身は割と普通の少年で普段は悪友たちと馬鹿ばかりやってる。 巨乳大好きではあるが、女の子の好みはルイズと辛い二律背反を抱えた男。 「地球なめんなファンタジー」は彼の名言。 ルイズ CV.釘宮理恵 才人のご主人様。貧乳その1。水瀬伊織ではない。 本名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 名門貴族ヴァリエール家の娘でありながら、全く魔法が使えずいつも爆発ばかりさせていた。 そのことから仇名は「ゼロのルイズ」。 しかし実は伝説の系統"虚無"の担い手。 代表的なツンデレキャラだが、ヤンデレと言っても過言ではな……うわ何するやめ。 「うざい」と言うのは作者公認の感想。 良くも悪くも貴族であり、選民思想で周りに喧嘩を売りまくりもすれば、ノブレス・オブリージュに則り命を懸ける事もある。 でもこれが発揮された時は大体悪い方向に転ぶのがお約束……。 彼女の名前を空で言えれば立派なゼロ魔ファンである。 余談だが、原作挿絵とアニメでは別人のように顔が違うのも有名。 シエスタ CV.堀江由衣 魔法学院で働くメイド。巨乳その1。萩原雪歩ではない。 才人にベタ惚れで、甲斐甲斐しく才人の世話を焼く。 普段は大人しいが、ルイズに対して貴族と平民という身分の差を気にせず宣戦布告、 また性知識が乏しいルイズに官能小説を読ませたり胸のことをからかったりと(色々な意味で)勇敢な人。 ルイズが精神的に病んでたのを叱咤し立ち直らせた中盤以降はルイズの悪友に近い立ち位置になっている。 原作ではそばかすがあるが愛嬌のある顔立ちとなっているが、アニメでは無くなっていて普通の美少女。 同僚曰くきめ細やかなすべすべお肌らしい。 また祖父がどうやら日本から来たらしくトリステイン人と日本人のクォーターという事になる。 才人やルイズが精神的に不安定になった時は大体彼女の出番。 才人ハーレムではルイズとの関係を認めた上で、2号の座を狙う黒い人。だがそれがいい! アンリエッタ CV.川澄綾子 トリステイン王国の女王。巨乳その2。 ルイズの幼なじみで、昔はルイズがアンリエッタの遊び相手を務めていた。 スイッチが入った時のエロさは作中最凶。ノボルの筆が最もノるヒロイン。 正直、才人のED疑惑が持ち上がるレベルである。 ロイヤルbうわなんだやめr ティファニア CV.能登麻美子 巨乳その3にしてNo.1のおっぱい。別名・幸せ製造機。 人間とエルフのハーフで、細長い耳がついている。 ウエストウッド村でひっそりと暮らしていたが、才人たちの後押しもあり魔法学院の生徒となった。 彼女の胸はかなりの大きさで、男なら誰もがむにむにしてみたいと思うはず。 ナイスおっぱい!! その破壊力はバスト・レヴォリューションなる新たな言葉を生み出した。 タバサ CV.いのくちゆか 寡黙な少女。貧乳その2。 読書が好きで、いつも本を読んでいる。 昔のある事件をきっかけに、キュルケと仲良しになった。 タバサとは偽名で、本名はシャルロット。実はガリアの姫様だったりする。 メガネ・読書好き・無口・やけに主人公から頼られる「こいつに頼めば何とかしてくれる」的なポジションから、 一妻多夫の某宇宙人とどことなく似ている、気がする。 正統王女→暗部仕事人→留学生→暗殺者→囚われのお姫様→浪人→女王→囚われのお姫様→一地方領主の肉布団 という波乱の人生を送る。 余談だがキュルケとニコイチで行動していることとその外見から、正体が明かされるまで女装しているショタだと思い込んでた視聴者もいたとかいう話である。 外伝「タバサの冒険」では主人公をつとめる。 キュルケ CV.井ノ上奈々子 巨乳その4。 トリステインの隣国ゲルマニアの留学生で、褐色の肌が健康的なナイスバディー姉さん。タバサの親友で姉的存在。 領土がすぐ隣のルイズとは仲が悪いが別に心底嫌っているというわけではなく、むしろ高慢なルイズをからかうのを楽しんでる様子。 実際には何かとめんどくさいルイズのフォローに回ってくれてる情の深い女の子。 ちなみにT171/B94/W63/H95の超絶バディの持ち主だが、惚れやすく非常に冷めやすいという男泣かせな性格をしている。 初期は才人を落とそうと頑張っていたが最近はコルベールにベッタリで生徒と教師の関係など気にせず情熱的に迫る。 キュルケにしては珍しく冷める様子のないベタ惚れの模様。 実は生徒の中では1番常識人であるという噂も。 デルフリンガー CV.後藤哲夫 才人の愛用する、意思を持ってしゃべれる剣『インテリジェンスソード』。 魔法を吸収する能力を持ち、あちこちで才人の危機を救ってきた。 軽口を叩くいいかげんな性格だが、その過去にはなにかを秘めていそう。 しかし日常場面では出番が少なく、出れる度に喜ぶのがお約束。 ギーシュ・ド・グラモン CV.櫻井孝宏 才人がハルケギニアに来てはじめて戦ったメイジで、後に才人の悪友に。 顔立ちは悪くないがキザでお調子者でバカの三枚目。才人と並んでギャグパートのオチ担当。 実力そのものは高くないがやる時はやるし、貴族としての責を感じているシーンも多い。 序盤での問題行動を中の人関連で弄るのはやめてあげましょう モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ CV.高橋美佳子 キュルケとかとよく一緒にいるでこはっちん。「香水」の異名を持つ。 ギーシュのガールフレンドで、作中(ある意味で)最大の事件のトラブルメーカー。 登場当初はルイズをいびって楽しむよくあるイヤなお嬢様ポジションだったがいやまあルイズもどっちかというとその系統だが、 話を追うごとにお互いの彼氏がアレ、ということでルイズと悪友みたいな扱いに。 ケティ・ド・ラ・ロッタ CV.鈴木久美子 学院の一年生。黒髪の幼げな女の子。二つ名は「熾火」。 ギーシュに思いを寄せられていたがモンモランシーと二股をかけられていた。 スフレケーキを作るのが得意。 アニメでは非常に可愛らしくデザインされており、視聴者にも隠れたファンが多い。 マリコルヌ・ド・グランドプレ CV.時田光 飛ばない豚はただの豚。 ただし嫉妬に狂った時は周囲に恐怖を撒き散らす狂豚と化す。 俺たち代弁者。 あと途中で女に対してはMに目覚めた。 オールド・オスマン CV.青野武→島田敏 魔法学院の学院長。エロジジイ。 決めるときは決めるのだが、いまいち出番に恵まれない不憫な人。 齢300歳とも言われ、ゼロ魔の設定を混乱させている原因の一人でもある。 アニメ3期の後に中の人をしていたピッコロ大魔王がお亡くなりになったのでFではブロリーに代わった。 ジャン・コルベール CV.鈴木琢磨 魔法学院の教師で、髪の神に見放された人。 魔法至上主義のトリステインの貴族でありながら、 魔法を扱えない人たち(シリーズ序盤は露骨に被差別民扱い)にも柔らかい物腰で接する、 恐らくシリーズ一優しさを誇る良識人。 実は作中屈指のチート人物で、ファンタジー世界の生まれにもかかわらずに地球の道具を見ただけで産業革命ぶっちぎりの発明をする。 非常に理解力に優れ地球の道具の機構を見て理を明かし応用する知恵者。 エンジニアとしては某「こんなこともあろうかと」の人にも匹敵するのではないかと思われ、 才人が気兼ねなく地球の武器や道具を扱えるのは彼あってのこと。 また才人は彼が亡くなった(実際には生きてたけど)事を聞いた時にはルイズすら近よらせず一人で泣いている。 この事からもルイズや他の生徒たちとは違う信頼や親近感を持っていた事は間違いないだろう。 また魔法の腕もトリステイン屈指の実力だが、 当人の性格と過去の出来事により余り使う事を好まず、特に他者を攻撃する為に使用する事を極端に忌避する。 ちなみに唯一本気で戦ったところをキュルケに見られてしまい惚れられた。 この際、キュルケとタバサのトライアングルメイジ二人の奇襲をも容易に返り討ちにした相手を一蹴している。 なお魔法だけでなく剣技・体術にも非常に秀でているらしい。 エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール CV.井上喜久子 ルイズの姉でヴァリエール三姉妹の長女。父親似。 美人だが、別れた貴族の感想いわく「もう限界」。 しかもそれを伯爵が公爵令嬢を国の貴族が集まったパーティー会場に「もう限界」と記した手紙送り付ける形で振ったと言う中世貴族として考えれば不敬とかそう言うレベルを通り越した何かな所業をかましたにもかかわらず、 パーティー中の事件だった為ガッツリ聞いていた周囲の貴族が誰一人として彼を責めるどころかむしろ同情しか抱いていなかった程。 いやどんだけキツかったの……? この姉にしてあの妹あり、実によく似ている。 本当の感情を表に出さず強く当たる事を是としている辺り完全に姉妹である。 あと胸が貧しいのもそっくり。 中の人は17歳教のお姉ちゃん。あらあらうふふ系のキャラが多い彼女には珍しい役どころである。 カトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌ CV.山川琴美 ルイズの姉でヴァリエール三姉妹の次女。 母性の塊のような人で、ルイズの欠点をすべて改善して大人にしたようなかんじといえる理想的な女性。 ルイズにとって、才人に会うまでは唯一の心の支えといえる人物で、現在でもルイズは彼女にべったりである。 しかし不治の病に侵されており、自分の領地から出れないほど体が弱い。 独身なのに彼女だけ姓が違うのはこのためで、ろくに外出もできないことを憐れんだ親が分家させて、形だけでも独立させたため。 そのため、書類上はヴァリエール家の次女ではなく、フォンティーヌ家の当主ということになる。 もっともアニメ版では病弱の設定はほぼ形骸化しており、原作では出ないストーリーにも登場する。 しかしこの慈母の塊のような性格はどこで育まれたのか……母・姉・妹の三人とは見事に性格が異なっている。 ジェシカ CV.樋口あかり トリスタニアにある居酒屋「魅惑の妖精亭」の看板娘。 黒髪の美少女のさっぱりはつらつとした性格で才人ともすぐに打ち解けた。 客からの人気も高いが、チップはしっかりいただいて関係は決して超えることはないしたたかなプロでもある。 実はシエスタとはいとこ。 スカロン CV.後藤哲夫 魅惑の妖精亭の店主。 ジェシカの父でもあるが、筋骨隆々としたオカマ。 なぜこうなったかというと、妻と死別した後からジェシカの母親代わりにならないとと意気込んだのが行き過ぎたのだと。 しかし情に厚く優しい人柄からジェシカや店員の女の子たち皆から慕われている。 口癖は「トレビアーン」。 ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド CV.志村知幸 The.かませ犬。才人のライバル的ポジションになるかと思われたが、そんなことはなかった人。 ちゃっかり1巻に出た土くれのフーケと腐れ縁となったおり肉体関係を持ってる役得な兄ちゃん。 お髭のナイスミドルに見えるが実際はまだ26歳。老け顔過ぎである。 ルイズとは親同士が決めた許嫁であったが、ルイズとの歳の差は10歳。 婚約が決まった時にはワルド16歳、ルイズ6歳。…社会制度を鑑みればおかしくはないが… アニエス・シュヴァリエ・ド・ミラン CV.根谷美智子 アンリエッタの親衛隊であり全員女性で結成された『銃士隊』の隊長。 メイジを除けば作中最強クラスの人物であり、才人に剣術の指南などをした。 自他共に厳しく、重い生い立ちをしているために彼女が出るとシリアス展開になりやすい。 しかしアニメ版では(中の人の演技もあってか)ややキャラ崩れしており、顔芸やギャグシーンが増えた。 なお、事務仕事は苦手で、特にアニメ版では何度も管理体制の不備で危機的状況を招いてしまった。 ミシェル CV.石松千恵美 銃士隊の副隊長。アニメ2期のオリジナルキャラクター。 アニエスに輪をかけて気が強く生真面目な女騎士。特に才人とは仲が悪い。 実力もあり、アニエスからの信頼も厚いが、反面生き急いでいるような余裕のなさもある。 中盤、学院で起きた事件の捜査を始めるが…… モット伯ほど使いやすい設定ではないからか二次創作での出番は少なめ。だが登場した場合には重要キャラ化する場合もあったりもする。 ちなみに銃士隊はアニメ・原作含めても名前ありのキャラはアニエスとミシェルのふたりしかいない。 ベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフ CV.辻あゆみ ルイズたちの進級後に入学してきた一年生の少女。 国内屈指の資産力を持つクルデンホルフ家の令嬢であり、ギーシュの実家らは借金をクルデンホルフ家に背負っているので上級生らも頭が上がらない。 性格は典型的な高飛車なお嬢様で、ティファニアに因縁をつけて彼女を異端審問にかけようとしたがルイズに異端審問の資格を持っていないことを看破されて追い詰められる。 しかし孤立したところをティファニアに「お友達になりましょう」と呼びかけられたことで涙を流しながら彼女と和解。 その後はティファニアにすっかり懐いてしまい、ティファニアが辟易するほどべったりされている。 ジョゼフ1世 CV.小杉十郎太 原作後半にいたるまでの才人たちの宿敵と呼べる人物。 大国ガリアの国王であり、無能王と世間からは呼ばれているが、 実は悪魔的な策謀を張り巡らす知者であり、劇中の多くの事件が彼の差し金によるものである。 戦術的な思考を超えた複数の国家を巻き込む遠大な戦略を練っており誰も策謀その物を気づけなかった。 だが、彼自身に野心や欲望といったものはなく、その動機は過去に起こしたある事件でうしなった「あるもの」を取り戻すためでしかない。 そのスケールは暇つぶし同然に国家間の戦争を起こすほどで、 しかも非常に周到に行動するために、才人たちも彼が黒幕だと知ったのは中盤に入ってからだった。 シェフィールド CV.勝生真沙子 ジョゼフに仕える虚無の使い魔ミョズニトニルンで、あらゆる魔道具を自在に操れる能力を持つ女性。 主人であるジョゼフに絶対の忠誠を誓っており、彼のためであればいかに非道な行為でも平然と行う冷酷さを持つ。 序盤から中盤までの事件のかなりの割合が彼女が策動して起こしたものである。 シェフィールドというのは偽名であり本名は不明。東方の神官の出身であるらしい。 ヴィットーリオ・セレヴァレ CV.立花慎之介 ブリミル教の総本山、ロマリア皇国の教皇。神官ジュリオ・チェザーレの主人でもある。 決して悪人という訳ではないのだが、ブリミル教の悲願のためなら手段は選ばない本質的には冷酷無比な人物。 原作後半からの数々のえげつない策謀や最終目的から一時期彼がラスボスになるのではとも噂されていた(実質ラスボス的な存在ではある)。 なお、ブリミル関連の設定には数多くのきな臭い謎や矛盾が見受けられている。 ジュール・ド・モット CV.松本保典 トリステイン王国の貴族。アニメ1期のオリジナルキャラクター。通称モット伯。 美少女の使用人を集めてはいかがわしいことをさせている、という典型的な悪徳貴族。 しかし話せばわかるところもあり、善人とはいえないが悪人とも言い切れない面もある。 二つ名は『波濤』。なにげにメイジとしての実力は作中屈指の高さを持つ。 二次創作では頻繁に登場し、悪役キャラとしてかませにされるが、ギャグ色の強い作品ではただのエロオヤジとして笑いを取りに来る。 エンシェントドラゴン アニメ版におけるラスボスで原作には登場しない。 エルフの伝説における大災厄そのものであり、ハルケギニアを滅ぼすために暴れまわる。 シルエットはオーソドックスなドラゴンであるが、冷えた溶岩のような外皮から赤い肉体がところどころ見えているなど禍々しい姿をしている。 例えるならばシン・ゴジラの第四形態そのままである。強さは比較にもならないが…… 飛行能力と口からのブレスのほか、野生のドラゴンや竜騎士のドラゴンを洗脳して手駒にする能力も有している。 ハルケギニアの武力では歯が立たない相手だったが、才人が自衛隊から持ち出した戦闘機のミサイルで大ダメージを受けるなど、 地球のレベルからしたらたいしたことはなく、ぶっちゃけ『ス●イヤーズ』や『フェア●ーテイル』の世界だったら2ページでやられてそうな敵である。 まあ水爆食らったりマグマの中で水泳したりするような怪獣たちと日常的に戦っている某島国の基準がおかしすぎるだけかもしれないが。 余談 登場人物の多くは17~18世紀のフランス革命前の歴史上の人物から名前が取られている。 地名もまた同様(*1)であり、世界史専攻した学生ファンは教科書をめくってるだけで楽しめる事であろう。 作者ことヤマグチノボルも相当な変態であった。 まあ本業はエロゲのシナリオライターであるし、 本作の執筆動機も「ハリポタのハーマイオニーたんに詰られたい踏まれたいハアハア」だったらしいことからも納得である。 あとがきにもよくそれが滲み出ており、初期は"ややおかしい人"レベルだが、だんだんと"ただの変態"レベルになっていく。 「ハムラビ法典! ハムラビ法典! ハムラビ法典!」 「ヒアイズファンタジーワールド! ヒアイズファンタジーワールド! ヒアイズファンタジーワールド!」 「と ま っ て い る」 ルイズたんのコピペは一度は目にした事があるであろう。 ルイズへの愛を最大限に叫んだ気持ち悪いコピペである。 ■アニメ版 アニメ版は4期まで放送。 こちらは途中から原作とは異なるストーリーではあるが、 ラノベアニメによくある「続きは原作で!」とか「俺達の戦いはこれからだ」エンド等ではなく綺麗に完結している。 ○ゼロの使い魔(第1期) 2006年7月~9月放送。全13話。 監督:岩崎良明 物語開始からルイズの虚無魔法覚醒までを描いたストーリー。 ただし、本来この先のイベントがフライング的に盛り込まれている。 オリジナルストーリーとしてモット伯編がある。 また、ルイズは原作では召喚台詞を言っておらず、有名な「この世のどこか~」の文句はアニメ発祥である。 ○ゼロの使い魔~双月の騎士~(第2期) 2007年7月~10月放送。全12話。 監督:紅優 アルビオン戦争終結までを描かれている。しかし戦争の描写の大半が割愛されてしまっている。 オリジナルストーリーは1期よりも増えた。また、準レギュラーのオリジナルキャラクターとして銃士隊副長のミシェルが登場する。 ○ゼロの使い魔~三美姫の輪舞~(第3期) 2008年7月~9月放送。全12話+OVA1。 監督:紅優 タバサ救出までをなぞる。本作は原作にやや忠実でオリジナル展開は少ない。 その代わりにOVAは完全オリジナル。 キュルケたちが精霊魔法を使ってしまい、DVDで修正されたことが地味に有名。 ○ゼロの使い魔F(第4期) 2012年1月~3月放送。全12話。 監督:岩崎良明 シリーズ構成にヤマグチノボルが参加。 アニメ最終作。原作が未完のために大半の伏線が未回収であるが、仕方がないことであろう。 オリジナルのラスボスとしてエンシェントドラゴンが登場。 いずれの作品もOPはICHIKOが、EDはルイズ名義で釘宮理恵が担当している。 ◇ゲーム版 恋愛アドベンチャー ○小悪魔と春風の協奏曲(2007年) ○夢魔が紡ぐ夜風の幻想曲(2007年) ○迷子の終止符と幾千の交響曲(2008年) ※いずれもPS2対応。 オリジナルキャラクターの春奈に人気があり、二次創作作品でもちょくちょく登場することがある。 SRPG ○超ヒロイン戦記(2014年) クロスオーバー型ゲームで、一言で言えば『美少女アニメ版スパロボ』 ゼロ魔からはゼロの使い魔Fが参戦した。 ただし、ゲーム本体としての出来は悪くないものの、参戦作品が一部を除いてマイナーなものやブームを大きく過ぎたものが多く 発表当時は「ガンダムもマジンガーもいないスパロボ」「有名どころにオファーを断られまくった余りものの寄せ集め」などと呼ばれた。 使用可能キャラはルイズ、シエスタ、ティファニアの三人。 しかしルイズはエクスプロージョン一辺倒であるし、シエスタもティファニアもバトル向けキャラではないため戦闘シーンはかなり違和感がある。 PS3及びPSVITA対応。 ◇二次創作 ラノベ原作の二次創作作品は数多いが、ゼロの使い魔はその中でも特に二次ssが多く作られた。 理由は、人気作だったということも当然であるが、当時はまだ異世界転生ものが決してメジャーなジャンルではなかった(*2)ため、 非常に二次創作に持って行きやすい設定だからということが大きい。 小説投稿サイトで二次創作が可なところでは、ほぼ確実にゼロの使い魔の検索欄がある。 しかし、貴族主義で平民が圧迫されているという世界観や、ルイズの性格に対してのアンチも多く、 一時期はただ単にメアリー・スーをするだけの駄作が氾濫し、原作を読んでいないけどルイズが嫌いですと公言するような 恥知らずな二次作家が溢れたせいもあって、二次創作小説の衰退、投稿サイトの規制強化につながった面も忘れてはいけないだろう。 現在では、極端なヘイト作品はおおむねの投稿サイトで規制されるために落ち着いており、全盛期ほどではないが 作品は増え続けている。 神聖で美しく、強力なアニヲタ民よ! 私は心より求め、うったえるわ。 この項目を追記・修正しなさいっ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 追記乙 -- 名無しさん (2013-04-13 14 27 26) もしも作者がご存命だったなら、監修してたアニメ版4期をなぞる終わり方したのかな? -- 名無しさん (2013-08-29 22 37 11) プロットとか残ってないのかな…… -- 名無しさん (2013-10-10 18 20 30) ツンデレ(笑)暴力ヒドイン -- 名無しさん (2013-12-01 23 36 01) ↑x2制作動機が作者のリビドーである以上、別人が書くとテイストが大幅に変わる危険性がある。プロットが残っていたとしても、それをもとに続編を…というのは難しいのでは。 -- 名無しさん (2013-12-01 23 42 14) とは言え、何らかの形で終わらせてほしいな。極端にテイストが違わなければ別人が執筆してもいいかもね。 -- 名無しさん (2014-01-23 00 32 10) 風の聖痕見たいに、遺稿をまとめた最終巻とかなら敷居が低いかな -- 名無しさん (2014-01-23 00 35 41) 執筆動機が「ハーマイオニーたんに踏まれたいハァハァ」だったのは本当の話なのだろうか -- 名無しさん (2014-04-04 12 07 53) 吉田直さんの「トリニティ・ブラッド」みたいに作者が亡くなって未完になったのが残念 -- 名無しさん (2014-04-08 23 33 57) クロスオーバーしやすい設定だから全盛期はルイズに召喚されてない作品を探すほうが大変なくらい二次があったなあ -- 名無しさん (2014-05-23 12 22 47) ↑×3、 ハリポタの二作目の制作が発表されたころにHPの日記にそれらしいこと書いてたらしい。オレ自身はコピペでしかみたことないから本物かはわからんけど ハーマイオニーの椅子になって座られたいとか、「この薄汚い椅子は今日も私のお尻をさわって…」と罵られたいとか -- 名無しさん (2014-05-31 00 06 54) ↑x2なんでも、実写トランスフォーマーのブラックアウトが召喚される話まであったそうじゃないか。 -- 名無しさん (2014-05-31 00 10 44) 一妻多夫の某宇宙人って誰だ? -- 名無しさん (2014-05-31 12 22 35) 最近、ラノベもいいな、と思ってこれを購入したから、今日はラノベ記念日。 -- 名無しさん (2014-07-02 11 44 41) ↑項目にも書いてあるけど作者が亡くなって、完結まであと2巻か3巻くらいの所で未完になってるから覚悟しとけよ -- 名無しさん (2014-07-02 12 10 56) ↑大丈夫。脳内補完するから。 -- 名無しさん (2014-07-07 00 18 51) 確か核兵器が出た辺りで終わったんだっけ。立ち読みレベルでしか知らないけど。 -- 名無しさん (2014-09-12 17 27 16) 正確には核ミサイル装備の原潜な。もしも使用したところまで書かれてたらゴジラとのクロスも生まれてたと思う -- 名無しさん (2014-12-06 21 44 02) ゴジラとのクロスはあったよ。物語も始まらん所で終わってたけど -- 名無しさん (2014-12-30 23 42 02) 最近のニコニコニュースでアニメのツンデレキャラ10選てのあってルイズが入ってた。というか半分近くがくぎゅキャラだったが -- 名無しさん (2015-02-22 15 59 05) 思えばファンタジー+ミリタリーの元祖とまではいかなくても最初期の作品なんだよな。ミリ姫や艦これでミリタリーへの関心が強い今でこそヤマグチ先生は活躍してほしかった -- 名無しさん (2015-05-07 02 49 03) ゼロの使い魔復活!!やったぜ!! -- 名無しさん (2015-06-25 22 41 44) 代筆者ね…。できればいい方向で終わりゃいいんだが。ともあれ、復活おめでとう -- 名無しさん (2015-06-26 23 06 03) プレッシャー半端なさそうだな代筆者。 -- 名無しさん (2015-06-26 23 10 20) 先生公認ってどういうこと?入院した時にもしもの時の為に代筆者を選んでいたの? -- 名無しさん (2015-06-26 23 27 24) 生前に編集部と相談して決めたとのことだから、もう自分は間に合わないと感じたんだろうなあ。 -- 名無しさん (2015-07-03 09 04 26) 公認代筆者ってことは自分が書ききれなかった時を考えてこう完結するつもりを話した人がいるんだろうね、作品が完成しないことや読者にラストを見せてあげようって気持ちが強かったんだろうな・・・ -- 名無しさん (2015-07-03 09 54 23) ゼロの使い魔の続きが見れるなんて。こんなに嬉しいことはない -- 名無しさん (2015-07-03 18 15 10) 外伝の烈風の騎士姫の続きも見たいがさすがにそこまでは無理だろうか? -- 名無しさん (2015-07-04 09 52 06) 今じゃ山のように粗製乱造されてるファンタジー世界に現代人が召喚されるというジャンルを確立させた作品だよな。その末路がどうなるのか、最初期の作品だけに是非見てみたい -- 名無しさん (2015-07-31 03 18 51) ↑実はダンバインという先駆けがあるんだぜ。 -- 名無しさん (2015-07-31 08 59 39) ↑ほかにもNG騎士ラムネ&40とか魔人英雄伝ワタルとかもあるかなwちなみに全部地球人が異世界に召喚されてロボットに乗って戦う!昔のロボものでちらほらあったw -- 名無しさん (2015-07-31 09 13 55) 昔からあるっちゃあったんだよ、ただラノベの流行り始めにゼロ魔が人気出たからその手の設定のラノベの代表作みたいな感じなだけで -- 名無しさん (2015-10-07 23 47 28) 代筆とは言え続刊は嬉しいけど不安な面も多々あるなあ。言葉にしにくいけどどんな物語でも作者ごとのクセみたいなもんがあっから -- 名無しさん (2015-10-07 23 50 29) ↑そりゃそうだけど、どうしたってノボルが生き返るわけじゃないんだから贅沢を言い出せばきりがない。こういうのは期待の60パーセントでも満たされれば上々ってものだよ -- 名無しさん (2015-10-08 05 41 14) 亡くなられたころ、後一冊分は書き溜めたもの(下書き?)があるからそれを出せれるようにする…っていう感じの記事みたことがあったけど…それベースなのかなぁ代筆。 -- 名無しさん (2015-10-08 05 45 52) ぶっちゃけどれだけ正確にヤマグチ先生の癖を再現して完璧なゼロ魔を仕上げたとしても、絶対にこれは違うとかこんなのゼロ魔じゃないと喚き出す奴らは出て来る。 -- 名無しさん (2015-12-21 15 46 29) ↑大山ドラしか認めないって人間が懐古厨として冷笑しかされないようになるまでかかったように、時間が解決してくれるまで待つしかないな -- 名無しさん (2015-12-21 16 03 47) ヤマグチ先生が本当に望んでいるものは何か、それは託した者が無事に完結させてくれることではなかろうか。ヤマグチ先生らしさをめぐる終わりのない議論をする事が、亡くなった先生の望みなのか。違うと思う。 -- 名無しさん (2016-02-01 19 53 25) 当の21巻には代筆者の名前がなかったけど、こういうのって出さないのが普通なの? -- 名無しさん (2016-02-25 12 31 25) 普通かどうかは知らんが出さんが妥当だろう -- 名無しさん (2016-02-25 20 19 42) 出版社の人達も変な先入観が持たれないようにあえて代筆者明かさないってさ。ちなみに印税面は遺族の方々と話はつけているって -- 名無しさん (2016-02-29 23 20 17) 代筆者は先生と担当者の共通の知人の作家さん -- 名無しさん (2016-02-29 23 21 57) 時間かけただけに21巻は20巻以前との違和感はほとんどなかった -- 名無しさん (2016-04-17 12 01 30) 神撃のバハムートとのコラボは良イベだった。ルイズの虚無ってミスタルシアの視点で見ても相当なものなんだな -- 名無しさん (2016-05-27 15 51 49) アニメとある程度合わせてあると言う事は最終巻で教皇が死ぬかな -- 名無しさん (2016-07-12 00 27 39) 原作ももうすぐ終わりか。アニメと同じく結婚式から地球行きでしめるか、それともまったく別の終わり方をするのか -- 名無しさん (2017-02-04 23 37 50) いやー上手く畳んだわ、お疲れ様でした。ネタバレだが↑は前者だっだな(内容は違うが) -- 名無しさん (2017-03-02 15 18 18) 復刻イベントでまた神撃のバハムートでコラボとはな。追加カードもあるみたいだし粉を吐き出すつもりでやろう -- 名無しさん (2017-03-07 21 21 56) デルフリンガーの中の人、亡くなられたのか…。ご冥福をお祈りいたします -- 名無しさん (2018-11-09 09 25 01) 原作準拠の再アニメ化をして欲しい作品の一つ -- 名無しさん (2020-11-08 10 04 54) 残念なところは展開がワンパターンすぎたというところかなあ。サイトとルイズが何らかの理由で離ればなれになっては再会するシチュエーションがとても多い -- 名無しさん (2021-09-23 23 06 23) どっかで北朝鮮による拉致被害を風刺している作品とか言われてたな。まぁ確かにある日突然全く知らない土地に連れ去られて使い魔という名の『奴隷』として(後に改善したが)家畜同然の扱いを受けてたり割とブラックなところが初期はあったよね。 -- 名無しさん (2022-01-15 16 50 14) ↑今見たら女の子の着替えを手伝ったり下着を洗濯したりとご褒美としか思えないけどな -- 名無しさん (2022-07-17 09 38 47) 「死にたくねえよ畜生」「相棒はてんで義理堅えや」 -- 名無しさん (2023-01-04 13 48 30) ↑2そりゃ相手が美少女だからコメディだけど、これがオッサンだったら地獄なんだよなあ… -- 名無しさん (2023-01-08 15 34 12) 偶然だとは思うけど、所々に銀河英雄伝説をモチーフにしているような描写があるのは気のせいだろうか? 何故か両作品は既視感を覚える感じがする。 -- 名無しさん (2023-04-10 20 10 18) 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-06-04 21 22 29) ハーメルンではまだかなりの数の新作が投稿され続けてるから新規の読者も増え続けてると思えて嬉しい -- 名無しさん (2023-06-29 20 10 58) ツンデレ、貧乳、巨乳、メイド、エルフ、メガネロリ、etc……性癖の開拓および発展にこれほど貢献した作品はそうはあるまい -- 名無しさん (2024-05-29 20 52 24) 完結はしたけど、結局『東の国』『ブリミル周りの真相』『虚無の魔法の正体』については明かされなかったね。ただ、断片的とはいえ正解に近い解釈ができるのがすごいところ。 -- 名無しさん (2024-05-30 12 50 41) 最終盤でのブリミルの発言から高次存在の何らかの介入や思惑があった事は間違いあるまい。 -- 名無しさん (2024-05-30 13 56 46) 名前 コメント
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もえよドラゴンズ【燃えよドラゴンズ!】 概要 中日ドラゴンズの応援歌。 昭和49年に初めて作られ、元中日ドラゴンズ投手である板東英二が歌った。 それ以降、選手の名前等を少しずつ変えながら、現在まで残っている。作詞作曲は山本正之。 関連リンク 燃えよドラゴンズ! - Wikipedia
https://w.atwiki.jp/anime_impression/pages/110.html
ゼロの使い魔 レビュー (ジャンル:ラブコメ、ファンタジー) 全13話 監督:岩崎良明 アニメーション制作:J.C.STAFF 評価 ストーリー キャラクター 声優 映像・作画 2点 2点 16点 16点 合計36/100点 感想 ロリコン、または所謂萌えアニメ好きのオタク向けの作品。 主人公(才人)がここまで扱いが良いと感じられる作品は珍しいかもしれません。 ルイズの「使い魔」として、異世界に召喚され、まるで奴隷のように扱われます。 しかし、その奴隷というのも どちらかと言えばキツイと言う程のものでもないし、 ルイズを含めその他の女性陣から好意を抱かれ、オイシイ思いばかりしていくという、 何だか良く分からないお話でした。 「ゼロの使い魔」アニメ公式サイト
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ともだち~ ずっとともだち~♪ ギーシュは上機嫌だった。 ずっとともだちいな~い♪ 鼻歌まで歌ってゴキゲンである。彼は両手で何か大きな箱を抱えて 中庭を歩いていた。箱の中にはギッシリと、色んな形の小瓶が詰められて いる。小瓶――そう、香水である。「香水」の二つ名を持つ彼女、 モンモランシー・マルガリタ・中略・モンモランシに、彼はこの香水の山を プレゼントするつもりなのだ。こいつを決め台詞つきでプレゼントした 時の彼女の反応を考えると、ギーシュはニヤニヤが止まらなかった。率直に 形容すると、いわゆる「アホ面」というやつだ。そういうわけで、彼はこの後の 勝利を確信しながら、それはもう上機嫌でモンモランシーの元へと向かって いたわけである。すると後ろの方から彼を呼ぶ声が聞える。 「ギーシュ!あなた何を持っているの?」 この声は・・・!ギーシュは確信した。モンモランシーだ!少し予定と違うが まぁいい!コホン、と一つ咳払いをすると、 「ああ、まるでセイレーンの歌声のようなその声!君はモンモランシーだね! なんという偶然、いやこれは始祖ブリミルの与えたもうた奇跡!僕も今君に 会いに行こうと・・・」 優雅な仕草でギーシュが振り返ったそこには、 般若のような形相で仁王立ちするケティの姿があった。 「ギーシュさま・・・」 背後からゴゴゴゴゴゴという擬音を引き連れて、ケティは死神のような眼で ギーシュを睨む。 「やはり・・・・ミス・モンモランシーと・・・・・・」 「ケッ、ケケケケケケティ!!ちっちががちが違うんだよこれは!!これは 先生に頼まれて――」 バッチィィイィン!!! 「さよならギーシュさま・・・死ねッ!!!」 へなっぷすいませんと叫びながらフッ飛ぶギーシュに、ケティはもはや一瞥も くれず歩き去った。 見事なきりもみ回転でフッ飛んだギーシュは地面に倒れたまましばらく痛みを こらえていたが、ハッと香水のことを思い出して跳ね起きた。 「ああああ!!こっ、香水ッ!割れてないだろうなぁ~!?」 ギーシュは地面に跪き、急いで香水をかき集める。よかった、どれも割れては ないようだ。使い魔に手伝わせてガチャガチャと箱に放り込む。草や土が ついてるものもあるだろうが・・・モンモランシーなら適当に言い繕えば ごまかせるだろう。ギーシュはそう判断すると、香水を仕舞い終わった箱を 持ち上げて歩き出した。さっきの事は色んな意味で痛かったが、この傷は モンモランシーの笑顔で癒してもらおう・・・などと考えると、ギーシュの片側だけ 腫れた顔はまたニヤニヤと歪むのであった。しかし――、不幸とは往々にして 連鎖するものである。ニタニタと上の空で妄想にふけっていたギーシュは、 前から歩いてくる少女もまた考え事で前など見ていなかったことに気付かなかった。 そして。 ドンッ!! 「うわッ!?」 「きゃあッ!!」 二人はハデにぶつかり、ハデに吹っ飛んだ。 「いったたたたた・・・ き、君ッ!前はちゃんと見て・・・アッー!!!」 なんと不幸な偶然か、再びギーシュの手から落ちた香水の山は、2度目の 衝撃に耐えることは出来なかった。ギーシュと少女の周りに散乱した小瓶、 その実に3分の2が無残に砕け散ってしまっている。 「なッ・・・なッ・・・なんということだ・・・!大枚はたいて買ったモンモランシーの ための香水が!!」 絶望と怒りに打ち震えるギーシュ。 「君ッ!!」 それがないまぜになった感情をぶつけるべく、ギーシュはキッと少女を睨む。 「責任は取ってもらうぞッ!!ゼロのルイズッ!!」 ルイズは悄然とした表情で中庭を歩いていた。ギアッチョはただ訳も分からず 異世界へ送り込まれてきただけの平民ではない。唯一心を許せる仲間達を 皆殺しにされ、その上リーダーを一人残したまま自分まで殺されてしまったのだ。 もしもギアッチョが自分だったら、とルイズは考えた。唯一無二の親友である アンリエッタが、敬愛するワルドが、そして家族が皆殺しにされてしまったら。 そう考えると、今までギアッチョにされた仕打ちなんか全て忘れて、ギアッチョの 隣で泣きたくなる。ギアッチョの怒りは、悲しみは、痛いほど分かっている つもりだった。それなのに、自分はギアッチョにあんな酷い事をしてしまった。 どれだけ悔やんでももう遅い。自分とギアッチョの心には、きっともう修復なんて 不可能な溝が出来ている。――ギアッチョは厨房の平民達の屈折のない善意に 囲まれていた。自分じゃきっと一生かかっても素直になんかなれない。自分は あの輪の中には永遠に入れない。ルイズはそう確信していた。 ルイズは幼い頃から周囲にバカにされ続けてきた。例え口には出されなくても、 周囲の眼は「ゼロだ」「落ちこぼれだ」という意識を持ってルイズの心に突き刺さる。 幼いルイズが心無い他人達から身を守るには、虚勢という張子の盾を持つしか なかったのである。そしてその盾はもはやルイズの心と完全に一体化し、 ごく一部の親しい人間を除いて、ルイズはその心の深奥を誰かに吐露する 事など出来なくなってしまっていた。 ――あいつの居場所は・・・私の隣じゃ・・・ない ルイズはもう一度呟き、そして悲しい決意をした。やっぱりダメだ。元の世界に 戻るにしろ、ここに留まるにしろ、あいつは私の使い魔なんかでいるべきじゃ ない。あいつを元の世界に送り返す方法か・・・もしくは契約を解除する方法。 どっちを選ぶかはギアッチョ次第だが、とにかくどちらかを見つけなければ いけない。そんな事を考えながらルイズは図書室へと歩き出し――そして、 ギーシュと衝突した。 「責任ですって!?前を見てなかったのはあんたも一緒でしょ!!どっちか 一人でも前を見ていたらぶつかりなんてしないわ!」 「黙りたまえゼロのルイズ!僕達の周りを見ろッ!!僕が大金をはたいて 買った香水だぞッ!!責任を取るのはそっちだ!!」 ルイズはそこで初めて周囲に眼をやり、香水瓶だったものの惨状を知った。 「フンッ!どうせモンモランシーにあげるつもりだったんでしょう!!あんた みたいな趣味の悪い男にはお似合いのプレゼントね!!自分の不始末は 自分でぬぐいなさいよッ!!」 「言ったなゼロのルイズッ!!大体どうして君がまだここにいるんだ!? 魔法も使えないメイジが魔法学院にいるなんてお笑いだな!!君がとっとと ここを辞めていれば僕がここでぶつかることもなかったんだ!!土下座して 謝りたまえ!!そしてこいつを全部弁償しろッ!!そうすれば君がこの学院に 居続ける事を許してやろう!!」 「・・・なんですって・・・!!何も・・・何も知らないくせに・・・ッ!!許さないわ ギーシュッ!!決闘よッ!!!」 「ゼロのルイズが決闘だって!?アッハハハハハ!!いいだろう、女性に 手は上げない主義だが・・・受けて立とうじゃあないかッ!!僕が勝ったら 君は僕に土下座で謝った後にこいつを全て弁償し、その上でこの学院を 出て行けッ!!いいな!!」 「・・・上等じゃない・・・!!私が勝ったらもう二度と私を『ゼロ』だなんて 呼ばせないわッ!!ギーシュッ!!」 「いいだろう・・・フフフ・・・『君が勝ったら』ね!!こいつは傑作だ!! アッハハハハハハ・・・!!」 こいつは自分の勝利を微塵も疑っていない。ルイズは悔しさで涙が出そう だった。目頭が熱くなるのを必死で堪えていたその時、 バグシャアアッ!! 「あぁあぁああーーーーッ!!!ぶっ、無事だった香水をぉおお!!」 壊れることなく残っていた香水瓶を踏み潰しながら―― ギアッチョがそこに立っていた。 「・・・なッ・・・何してんのよッ・・・っく・・・ギアッチョ・・・!私を笑いに来たの なら・・・帰りなさいよ・・・!あんたには・・・うっく・・・関係ないでしょ・・・ッ!」 悔しくて情けなくて、ルイズはついに涙を堪え切れなかった。涙を見せまいと うつむきながら、ルイズは精一杯の強がりを言う。こいつには、ギアッチョに だけは、こんな場面を見られたくはなかった。きっとこいつは完全に幻滅した。 そう思うと、ルイズの涙はいよいよ量を増して溢れて来る。 だが―― 「いいや・・・関係あるね てめーはさっき言ったよなぁあぁ~~ 主の不始末は 使い魔の不始末だってよォォーー・・・!」 そこまで言うと、ギアッチョは色をなくした眼でギーシュを睨む。 「ルイズの不始末は・・・オレが引き受ける ギーシュとか言ったな・・・てめーの 決闘の相手はよォォーーー!!このオレだぜマンモーニッ!!!」
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ゼロの使い魔 ぜろのつかいま 監督:岩崎良明 シリーズ構成・脚本:吉岡たかを キャラクター原案:兎塚エイジ キャラクターデザイン・総作画監督:藤井昌宏 音楽:光宗信吉 アニメーション制作:J.C.STAFF オープニング テーマ曲:「First kiss」作詞:ICHIKO 作曲・編曲:新井理生 歌:ICHIKO エンディング テーマ曲:「ホントノキモチ」作詞:森由里子 作曲・編曲:新井理生 歌:ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(声:釘宮理恵) ゼロの使い魔 サウンドトラック 「First kiss」 [Maxi] 「ホントノキモチ」 [Maxi] 2006年 作品名:せ
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ゼロの使い魔 (全13話終了) 01 ゼロのルイズ 02 平民の使い魔 03 微熱の誘惑 04 メイドの危機 05 トリステインの姫君 06 盗賊の正体 07 ルイズのアルバイト 08 タバサの秘密 09 ルイズの変心 10 姫君の依頼 11 ルイズの結婚 12 ゼロの秘宝 13 虚無のルイズ