約 2,014,244 件
https://w.atwiki.jp/kendora/pages/30.html
剛田武 登場人物 衛護隊長 「その通りです!」 衛護隊長は、「顕正会ドラえもんショー」に出演するキャラクター。後編(男子部版)のみ登場する。 概要 衛護隊とは、あらゆる魔や敵から顕正会を守る部隊のこと。彼はその陣頭に立つ存在のようだ。 ドラえもん達が衛護隊の任務について説明した後、彼らの説明が確かな事を答えにマイクを引っ提げて登場する。 特徴 着ぐるみ人形劇の「顕ドラ」だが、彼は顔出しで出演。登壇時に大きく沸く男子部達の様子から、どうやら本物の偉い衛護隊長さんらしい。 既に顕正会に染まりきった子供達にとっても衛護隊長は憧れの存在であるらしく、ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、ジャイ子は大興奮した様子で彼の周りに群がっていた。静香は興味がなかった模様。 この時ジャイアンは衛護隊に入れるよう彼に志願するがあっさり無視されてしまう。まだ子供の上に一度勤行を辞めておいて入隊を望むのは確かに都合が良すぎるが。なおも将来衛護隊長になる事を強く誓うのだった。 衛護隊長と握手をしたスネ夫は、その後ママに自分の手を触らせるなど親子揃って盛り上がる様子を見せる。完全にスター同然の扱いらしい。 関連項目 登場人物一覧 衛護隊 剛田武 - 「衛護隊長になる」と宣言した。
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/167.html
石ころ帽子 支給者 春日歩 所有者の変遷 春日歩 説明 制限 制限により、原作準拠の物から以下の弱体化を受けています。 ·大きな物音、叫び声などを立てると、装備者から半径30m以内にいる者はそれを認識する。 ·鍛えた軍人レベル以上の五感を持つ者に対しては、上記の制限(距離、"大きな物音、叫び声"の判定)がより強化される。 (具体的には、より遠い距離、微かな気配でも装備者の姿が認識されやすくなる) ·さらに、常人のそれを超えた五感を持つ者に対しては完全に無効。 初登場話 0019:不倶暗雲 秘剣“電光丸” 支給者 小鳥遊宗太 所有者の変遷 小鳥遊宗太→破壊? 説明 持っているだけで勝手に体が動き、剣の達人のような立ち居振る舞いができる。 具体的には相手の動きをセンサーで検知し、コンピュータで判断した作戦を実行する。 死亡状態でない限り、持ち主の状態に関係なく作動する。(目を閉じている、眠っているなどの状態でも可。) ただし刃が付いていないので、殴るだけである。またバッテリーが切れると動かなくなる。 初登場話 0020:小鳥遊無双? タイム虫めがね 支給者 フィーロ·プロシェンツォ 所有者の変遷 フィーロ·プロシェンツォ→ストレイト・クーガー→御坂美琴 説明 初登場話 0024:主役 空気ピストル 支給者 園崎魅音 所有者の変遷 園崎魅音→ハクオロ→佐山・御言 説明 「バン!」と叫ぶと空気の弾丸が発射される秘密道具。指にはめて使います。 威力は低く、殺傷力もありませんが、性質上銃弾は無限です。 初登場話 0026:招かれたもの 忍術免許皆伝の巻物仮免 支給者 桜田ジュン 所有者の変遷 桜田ジュン→ベナウィ→サカキ→ゼロ 説明 ハテノハテ星雲にあるアミューズメントパーク·ドリーマーズランドにおける忍者の星における忍者の免許皆伝のための実地試験の忍術が少し使えるようになる巻物。使える術は次の3つ①壁抜けの術 その名の通り壁をすり抜ける事が出来る。しかし厚すぎる壁は越えられない②バッタの術 バッタのように高く飛ぶことが出来る。だいたい一般家庭における屋根裏までが限度 ③ネズミ変化の術 少しの間、小さなネズミの姿になることが出来る。ある程度時間がたつと元の姿に戻ります。 初登場話 0028:一人の夜 きせかえカメラ 支給者 ライダー(イスカンダル) 所有者の変遷 ライダー(イスカンダル)→古手梨花→ニコラス・D・ウルフウッド→H-3放置 説明 正方形のカメラの形をした道具。着せ替えたい服装のデザインをカメラにセットし、対象の人とデザインを合わせてシャッターをきる。すると対象の人が今着ている服を原子レベルにまで分解してデザインの服に変える。但し故障もしくは服装デザインの入っていない状態でカメラを使うと服が消えてしまい、対象の人は裸になる事がある。服の分子が分解だけされて再構成しないのであると思われる。 初登場話 0055:イスカンダル大戦略 きせかえカメラ用服装イラスト集 支給者 ライダー(イスカンダル) 所有者の変遷 ライダー(イスカンダル)→古手梨花→ニコラス・D・ウルフウッド→H-3放置 説明 きせかえカメラ用の服装デザインが描かれたイラスト。 いくつかバリエーションがあるようだ。 初登場話 0055:イスカンダル大戦略 白銀の剣 支給者 カルラ 現在の所持者 破損 説明 長編ドラえもん、のび太と夢幻三銃士よりの出展 初登場話 0058:ネズミの国 空気クレヨン 支給者 佐山·御言 現在の所持者 佐山·御言 説明 空中に文字や絵を描くことが出来るクレヨン。原作では描いた絵が動き出す能力もあったが、ここでは制限されている。書いた文字や絵は書かれてから六時間後に自動的に消えるように設定されている。 初登場話 0066:剣士と悪役とバイトと人形と 迷宮探索ボール 支給者 ロロノア·ゾロ 所有者の変遷 ロロノア·ゾロ→小鳥遊宗太→ロロノア·ゾロ 説明 煙を出して迷路内を把握してゴールまで誘導してくれる。ボール、原作ではブリキの迷宮を突破するときに使用 初登場話 0041:小鳥の遊び 四次元ポケット 支給者 レッド 所有者の変遷 レッド→D-4図書館に破壊されたまま放置 説明 どんなものも入れることができるドラえもんがいつもお腹に付けているポケット 入る容量は無限大だがもともと入っていたはずの秘密道具は入っていません またポケットの中は同様の機能を持つスペアポケットと繋がっています。それと制限によりポケットの中に長時間入るとどちらかに吐き出されます どのくらいの時間がかかるか、どちらに飛ばされるかは後続の方にお任せします。 またどちらかのポケットが禁止エリアに入ってしまった場合 ポケットの中も禁止エリアに入ります。 初登場話 0079:戦いへの想い スペアポケット 支給者 グラハム・スペクター 所有者の変遷 グラハム・スペクター 説明 パンツじゃないもん!!!!. 初登場話 0079:戦いへの想い 通り抜けフープ 支給者 ストレイト·クーガー 所有者の変遷 ストレイト·クーガー→バラライカ→竜宮レナ→H-3に放置 説明 形状は現代のフラフープと同じ形。これを壁やドアなどに接地すると、フープをくぐってそのドアや壁の向こうへ抜けられる。ただし、次元を操作することによって、通り抜けできなくしたり、全く違う所への抜け道になったりする。フープの形は基本的に円形で固定されているが、ポケットから取り出した後や、壁に設置した後取り外す時に形が変形する時もあり、ある程度柔軟な素材で出来ている。なお、ロワ内では制限であまり厚い壁、および遠距離には抜けられないようになっている 初登場話 0085:炸裂―エクスプロード― タケコプター 支給者 トニートニー·チョッパー 現在の支給者 トニートニー·チョッパー 説明 空を自由に飛びたいな。はい、タケコプター。説明不要なほど有名なひみつ道具で、一見して竹とんぼのようなプロペラ。自分の身体に取り付けて「飛びたい」と願うとプロペラが回って空を飛ぶ。衣服の上に装着すると衣服だけが飛んでいってしまうことがあり、またバッテリー駆動なので、酷使するとバッテリーが上がる場合がある。 初登場話 0115:信じてた 信じられた その全てを つけかえ手ぶくろ 支給者 佐山・御言 現在の支給者 佐山・御言 説明 人体のパーツを自在に付け替えることが出来るようになる手袋。外見はゴム手袋に何となく似ている。パーツを取られても痛みやダメージを受けることは一切ない。また、取ったパーツは本来あるべき位置だけでなく、好きなところにつけることが可能。どこにつけても機能を発揮する。ドラえもんの目を取ったりしていたので、ロボットにも有効らしい。ただし制限として、頭と胴体を分離させることは出来ないとする。 初登場話 0133: Radical Good Speed (前編) ひらりマント 支給者 アルルゥ 現在の所持者 アルルゥ→ライダー(イスカンダル) →アルルゥ→ミュウツー 説明 攻撃などを逸らしたり跳ね返したりできるマント。ある程度使用するとボロボロになり、使い物にならなくなってしまう。 初登場話 0135:銃弾と交渉と どこでもドア 支給者 ミュウツー 現在の支給者 ミュウツー 説明 お馴染みのひみつ道具。行き先を思い浮かべながら扉を開くことで、その場所に移動できる。どこにでも無制限に移動できるわけではなく、マップデータのない場所や異次元空間、10光年以上離れた場所などは目的地に設定することができないらしい。ロワ内では、MAPに描かれている範囲内かつ、周囲13エリア内のみで移動可能。 13エリアの内訳は、自分がいる1エリア、そこから東西南北に2エリアずつ、北東、北西、南東、南西に1エリアずつの菱形状。具体的に選ばなかった場合はランダムに飛ばされる。地下へ移動できるかは不明。使用限度回数は最大3回まで。 初登場話 0163:EPISODE163 疾走 シナリオライター 支給者 ??? 現在の所持者 ??? 説明 見た目は普通のライター。シナリオを書いた紙を中に入れ火をつけるとそのとおりの行動を取らせることができる。誤字があってもそのまま演じさせるといった融通のきかない面もある。原作コミックスでは8巻「ライター芝居」に登場。 初登場話 0141:第二回放送
https://w.atwiki.jp/koiiro_neta/pages/18.html
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/40.html
のび太「はぁ、はぁ・・・逃げれたんだね・・助かった」 ドラえもん「あなぬけのヒモがあってよかったよ~」 二人+ジャイアンはポケモンタワーを脱出してシオンのポケセンに居た のび太「何やってるの?ドラえもん」 ドラえもん「伝書ポッポだよ、皆に此処に集まるように」 のび太「さっきのこと?」 ドラえもん「うん・・あのポケモン図鑑のこととかね・・」 のび太「そっか・・・」 ドラえもん「さあポッポ、皆の元に頼む」 ポッポは3人の元へ飛び去った ドラえもん「僕等はこの間に少し休もう、戦いの疲れを癒さなきゃ」 のび太「そうだね・・・あれ?ドラえもん、そのサンド・・」 ドラえもん「うん?・・・!進化してる!」 おめでとうサンドはサンドパンに進化した ドラえもん「やったー!凄いぞサンドパン、そうだ図鑑で見てみよう」 のび太「あ・・駄目、止めるんだ!」 ドラえもん「・・・・・!」 ズシーン! ドラえもんは気絶した、サンドパンがねずみポケモンと気付いてしまったのだ 数時間後、しずか、スネオ、出来杉はポケセンへと集まってきた しずか「何なの?重大な話って?」 スネオ「せっかく先に進んでたのに!」 出来杉「何かあったのかい?」 皆口勝手に騒ぎだした ドラえもん「実はさっき大変なことがあったんだ・・」 3人「?」 ドラえもんは皆にポケモンタワーでの出来事を話した スネオ「それで・・・そのロケット団と僕達を呼び出したのに何の関係があるの?」 ドラえもん「大事なのはこのあと、そのロケット団はポケモン図鑑を持ってたんだ」 スネオ「何だって!?」 ドラえもん「この世界で図鑑を持ってるのは僕達6人だけ、他の人間が持ってるはずないんだ」 出来杉「つまり・・・」 しずか「私達の誰かがロケット団に味方しているってこと?」 ドラえもん「信じたくはないけど・・ね」 一同に疑いが掛かった ジャイアン「お、俺はないぜ!操られた張本人だからな!」 スネオ「ふん!操られたフリをして本当にロケット団に味方してるんじゃないの?」 ジャイアン「何だと!ぶん殴る!」 スネオ「ギャフン!」 久しぶりの光景だった 出来杉「しずかちゃん・・君はロケット団に一番早く接触しているよね?」 しずか「あら、何が言いたいの?私が悪に味方しているとでも?」 出来杉「さあどうだろうね、ただ聞いてみただけさ」 しずか「あなたこそ何をしていたの?ここに来るのが一番遅かったじゃない」 出来杉「僕は随分先に進んでたからね、言っておくけど僕は不正をしたりしないさ」 しずか「口でなら何とでも言えるわ」 こうして皆が己の潔白を証明し醜く争いだした 一応皆の持ち物検査や、ポケモンを確認したが誰も該当する者はいなかった ドラえもん「う~ん・・・証拠になるような物はないか」 出来杉「ドラえもん、これ以上犯人探しをしても無駄だよ」 ドラえもん「え?」 出来杉「犯人はロケット団に加担してるんだ、簡単に正体がばれる程マヌケじゃないよ」 ドラえもん「そうか・・」 出来杉「気をつければ大丈夫さ、もしあったら正体をあばいてやれば良いさ」 しずか「そうね、早く進みましょ、進展のない話をするだけ無駄よ」 ドラえもん「じゃあ解散しよう、くれぐれも皆気をつけてね」 一同はシオンを出た タマムシシティ ジャイアン「此処がタマムシか」 ジャイアンはシオンを出てタマムシに来ていた ジャイアン「さて、今日はもう暗くなる・・宿でも捜すか・・・」 そう言って宿探しをした、すぐに宿を見つけ今日は此処で休むことにした ジャイアン「くそー!俺をコケにしやがった奴は誰なんだ?今に犯人を見つけてギタギタにしてやる!」 ポケモンタワーでの醜態を思い出し一人で騒いでいた ジャイアン「ん?あれはスネオじゃねーか?」 窓から見るとコソコソとある建物に入っていくスネオの姿があった ジャイアン「あそこはゲーセンの建物じゃ・・そうか!あいつがロケット団だったんだ!」 単純な推理をし宿を飛びだした ジャイアン「此処に入ったんだな・・よし、うかつに入るよりも此処で待ち伏せをしてスネオを待つか」 その作戦を取り外で待ち伏せをすることにした、1時間後、スネオは出てきた スネオ「誰だ!出て来い隠れてる奴!」 ジャイアン「俺にそんな偉そうなことを言うなんて偉くなったなスネオ」 スネオ「ジャ、ジャイアン!?」 ジャイアン「お前が犯人だったんだなスネオ」 スネオ「ぼ、僕が犯人!?冗談は止めてくれ、何を根拠に言ってるんだ?」 ジャイアン「こんな夜中にここら辺の建物に入るなんて怪しいじゃないか、それが証拠だぜ」 スネオ「違う!僕が此処に来たのはそんな理由じゃない!」 ジャイアン「何だと?じゃあ理由を話してみな」 スネオ「ここら辺での聞き込みをしていたらこの建物にロケット団が出入りしてるのが解ったんだ」 ジャイアン「何!」 スネオ「それで閃いた、きっと此処にロケット団アジトがあるんじゃないかと」 ジャイアン「で、アジトを突き止めてどうするんだ、犯人探しか?」 スネオ「一番の理由はシルフスコープの獲得さ、犯人はついでに突き止める程度・・僕には犯人なんて興味ないのさ」 ジャイアン「それでどうだったんだ、此処がアジトなのか?」 スネオ「外見は普通のゲーセンだった、おそらくどこかに入り口があるはずだ、僕は明日此処に入るつもりさ」 ジャイアン「よし、俺も行くぜ!」 スネオ「はぁ?」 ジャイアン「此処に俺を操った奴がいるかもしれないしな、お前が犯人かどうかもまだ解らないしな」 スネオ「ちっ、まあ良いよ、じゃあ明日此処で落ち合おう」 ジャイアン「ああ、じゃあな!」 ジャイアンは宿に帰った スネオ「ふふふ、あいつを利用して僕のボディーガード代わりにするのも悪くないな、利用してやるぜ!」 そう笑ってスネオも自分の宿に帰った 一方のび太達 のび太「ふう・・結局タマムシに着かなかったから今夜は此処で野宿だね」 二人はタマムシ近辺の道路に居た、今日は野宿をし一晩を過ごす事にした のび太「ドラえもん、何か食料持ってない?お腹すいたよ~・・・聞いてるドラえもん?」 ドラえもん「え・・あ、聞いてるよ」 のび太「なに?悩み事?もしかしてさっきの?」 ドラえもん「うん・・・」 のび太「まあ考えてもしょうがないよ、何か食べようよ、お腹空いたろ」 ドラえもん「僕の持ち物入れに食料があるよ、先に食べてて・・・」 のび太「一緒に食べようよ」 ドラえもん「・・・・」 悩み事をするドラえもんを見てのび太は励まそうと軽い冗談のつもりで言った のび太「もしかしてドラえもんが犯人だったりしてね」 ドラえもん「何だと!?」 のび太「もしかして秘密道具をこっそり持ってきて今日の細工をしたんじゃない?」 ドラえもん「のび太君!」 のび太「な、何?」 ドラえもん「君には僕があんなことをするロボットに見えるの!?」 のび太「そんな本気で怒らないでよ!」 ドラえもん「解った、もう良い・・二度と僕の前に現れないでくれ!」 のび太「ドラえもん!何処行くの!」 ドラえもんは激怒しオニドリルに乗ってどこかへと行ってしまった のび太「なんだよ、あんなに怒らなくたって良いじゃないか!」 そう言ってのび太はふてねし始めた ドラえもんは考え事ばかりして冗談と受け止める余裕がなかったのだろう もしかすると自分は疑われているんじゃないか、そう思っていた中にのび太の言葉で動転したのだろう 二人の仲は引き裂かれしまった 現在の状況 のび太 ギャラドス(レベル25)、ピカチュウ(レベル23) 、マンキー(レベル21)、スリープ(レベル18) ドラえもん ラッタ(レベル25)、オニドリル(レベル23) サンドパン(レベル22) ジャイアン リザード(レベル30)、ウツドン(レベル25)、ワンリキー(レベル18) スネオ カメール(レベル28)、イシツブテ(レベル23) しずか フシギバナ(レベル34)、プリン(レベル27)、ピッピ(レベル26) 出来杉 イーブイ(レベル30)、バタフリー(レベル27)、フーディン(レベル24)
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/276.html
前へ 数日後…… ドラえもん達と、彼らに協力する仲間達はサイユウのポケモンセンターに集まっていた。 「ポケモン達もレベル80オーバー、準備は万端だな!」 ジャイアンの笑い声が皆を鼓舞する。 対出木杉戦の為に育てられたポケモン達。 それを短期間でここまで育成するのにはフロンティアブレーンやダイゴの助けも あったとはいえ、かなりの苦労を強いられた。 「ラティオスが見つけられれなかったのは誤算だったけどね」 スネ夫が悔しそうに歯噛みする。 スネ夫はポケモンの育成をヒースに任せ、すべての時間をラティオス捜索に費やしたのだ。 しかしラティオスはその目撃報告すらなかったのである。 「出木杉の手下達はサイユウから出ていないみたいだし、 奴らに捕られたとは思えないんだけど……」 これも世界の法則が変わった影響なのだろうか? 「まあまあ、今更言っても仕方ないよ」 ドラえもんがスネ夫を励ます。 ここ数日で最も大変だったのはドラえもんだった。 ドラえもんは序盤、ひみつ道具主体での戦いをしていたり、しずかやのび太のサポートを していたために戦力が最も貧弱だったのである。 そのため、ドラえもんのポケモンはエアームドとホエルオーを残して 全部入れ替える羽目になったのだ。 「これだけ仲間がいるんだから、しずかちゃんも助けられるよね……」 捕われたしずかを心配するのはのび太。 彼も要領が悪いなりに頑張った。 ポケモンのタマゴを孵すために再びジョギングマンとなって走り続けたからだ。 おかげで皆が遺伝技を備えたポケモンを使うことができる。 「じゃあダイゴさん、後は打ち合わせ通りに」 「では、私達は先行してトレーナー達を排除する。君達も遅れないようにしてくれよ」 ダイゴがそう言い、ヒース、ウコン、ダツラを伴って四人で チャンピオンロードへ発っていった。 それを見送ったドラえもん達四人は円陣を組む。 「僕たちの目的は三つ、まずはしずかちゃんを助けだす」 ドラえもんの言葉にのび太が決意を込めて頷いた。 「で、出木杉のヤロウをぶっ飛ばす!」 力強くジャイアンが宣言する。 「ん……あとひとつはなんだ?」 スネ夫の言葉にドラえもんが口を開く。 「ボクの四次元ポケットと、行方が分からないもしもボックスの捜索だよ」 元の世界に戻すためにはなんとしても、もしもボックスを探し出さなければならない。 最悪、もしもボックスで元の世界に戻せば出木杉は無力な小学生に戻るのだ。 「皆で元の世界に帰ろう!」 四人は一斉にそう叫んだ。 予め打ち合わせた時間になり、ドラえもん達はゆっくりと チャンピオンロードに入っていく。 目の前の穴からひやりとした風が中から吹いてくる。 先頭はジャイアン、それに従うスネ夫。 切札のラティアスを持っているのび太は温存させるために中央、 そしてドラえもんは後方警戒だ。 しかしドラえもんが後方警戒をかって出たのにはもうひとつ理由があった。 『出木杉くんと話した感触からして、彼はもしもボックスの事を 知らないように思えた……となると』 のび太には隠蔽工作までしてもしもボックスを隠すような行動力はないだろう。 となるとジャイアンやスネ夫、そして捕らえているしずかも容疑者になりうる。 ドラえもんは後方だけでなく、ジャイアンやスネ夫をも見張るつもりだった。 チャンピオンロードの入り口をくぐると、急に暗い場所に入ったことで 全員の視界が真っ暗になったが、ほどなく目が暗闇に慣れてくる。 そこには2、3人のトレーナーが力なく腰をおろしていた。 おそらくダイゴ達に倒された出木杉の手下なのだろう。 「よし、急ぐぜ」 「まずはこっちの道……」 スネ夫の手元をペンライトで照らすと、手に持った攻略ノートには チャンピオンロードのマップも記されている。 一行はそれに従って暗い洞窟を奥へと進んでいく。 チャンピオンロード地下2階。 ドラえもん達がチャンピオンロードに足を踏み入れた頃、予定の時間なら 出口の掃討まで完了してるはずだったが、ヒースとウコンは ここで足止めをくらっていた。 「このトレーナー、他とは段違いの強さじゃな」 ウコンが荒い息をついている。 ウコンのウインディは敵のサーナイトによって眠らされてしまっていた。 「眠り技対策はトレーナー戦の基本だよ。フロンティアブレーンがだらしないなぁ」 サーナイトの主人である少年トレーナーがニヤニヤと笑っている。 「生憎今までの戦いで対策は使いきってしまったでの……」 ここに来るまでの戦いでウコンは眠り回復の道具を使ってしまっていた。 少年はウコンのその言葉を聞いて、耐えきれなくなったのか吹き出してしまう。 「あははっ、まだ気付かないのかい?」 怪訝そうな顔をするウコンに少年が言葉を続ける。 「あんた達が戦ってきたトレーナー達、あいつらには眠り技主体で戦うように 指示してあったのさ!」 そう、バトルにおいて最も有効な眠り技に対処する術を全て使わせた上で、 さらに眠り技主体で攻める。 それが少年、ミツルのタクティクスだったのだ。 「爺さん、あんたは僕と戦う前からすでに負けているのさ」 サーナイトのサイコキネシスが眠っているウインディ目がけ放射された。 ウコンとミツルが戦っているその横では、ヒースが別のトレーナーと戦っていた。 戦いは終盤、相手はあと2体。そしてヒースのポケモンはラグラージしか残っていない。 ヒースが操るラグラージが冷凍ビームで攻撃するが、敵のポケモンは 自己再生でそのダメージを回復させてしまう。 「まさか、あんたがソイツをゲットしていたとはね」 ヒースに対する男はピラミッドキング、ジンダイ。 ヒース達フロンティアブレーンを裏切り、出木杉についた男だ。 そして彼の使っているポケモンは青と白の二色で彩られたポケモン。 「いくら探しても見つからなかったわけだ……あんたがラティオスを……」 「ヒース、引いてくれないか」 ジンダイはヒースの言葉を遮ってそう提案する。 「元仲間に対しての情けかい?裏切り者がよくも……」 ラグラージが再び冷凍ビームを放つ。 「冷静さを失っているのか?その冷凍ビームでは心の雫を持った ラティオスを落とせはせん」 「それはどうかな?」 ヒースの言葉を聞いたジンダイはラティオスに目をやる。 ラティオスは冷気によってその体を凍らされていた。 「む……」 「何度も冷凍ビームを続けていたのはこれを狙っていたからなのさ」 ヒースはラグラージにもう一度冷凍ビームを命令する。 冷気の光線がまっすぐにラティオスに向かっていく。 しかし、その光線を受けるべきラティオスの姿はかき消え、代わりに現れたポケモンが それをその身に受け止めた。 「くっ!ラティオスを交代させたか」 「残念だったな」 ジンダイが出したのはレジアイス、ツツジの捕まえたのとは別の個体だ。 『冷凍ビーム対策、ということなのかい』 フロンティアブレーンにしては考えが甘い。 「ラグラージ、かわらわりだ!」 ラグラージの手刀がレジアイスに炸裂する。 その効果抜群の攻撃は急所に直撃し、ヒースは勝利を確信した。 しかしその攻撃を受けてなお、レジアイスは立っていたのだ。 「そんな……確実に仕留められるはずだ!」 「あらゆる可能性を考慮して戦うのがフロンティアブレーンというものだ」 ジンダイにそう言われたヒースはレジアイスをもう一度よく観察した。 その腕には布切れが巻き付けられている。 『きあいのタスキか!』 それに気が付いた瞬間、レジアイスは大爆発を起こしてラグラージを道連れにしてしまう。 これでヒースの手持ちポケモンは全て倒されてしまった。 対するジンダイは氷漬けのラティオスが残っている。 「ヒース、お前の……負けだ」 「ヒースが負けおったか、無念じゃが仕方ないの」 ウコンはミツルに敗北を認め、ヒースの元に駆け寄る。 「すみません、ウコン爺」 「こうなったら後はダイゴ殿に託すしかない……」 二人は穴抜けのヒモを使ってその場を去っていった。 「おじさん、そのポケモンはデキスギに内緒で持ってるんでしょ?」 ミツルの言葉にジンダイはギロリと睨み返す。 「そんな恐い顔しないでよ、チクりはしないよ」 面倒は勘弁だから、とミツルはジンダイを置いてさっさといなくなってしまった。 氷漬けのラティオスに回復の薬を与えて介抱するジンダイ。 「ヒースよ、お前はひとつ勘違いをしている」 そう、このラティオスはジンダイが捕まえに出向いたのではない。 “本来の主”の元に帰ってきたラティオスをジンダイが保護しただけなのだ。 「ヒース、ウコン……こいつを見て気付かなかったのか?」 そう、このポケモンはリラのラティオスなのだ。 バトルフロンティアが陥落したあの日、主がいなくなってモンスターボールに 帰れなくなったラティオス。 そんな迷子ポケモンを保護したジンダイが、ドラミの「スナッチ」の力で ジンダイの命令下に置いたものなのだ。 「すまんな、ラティオス。もう少しでお前の主人に再会させてやるからな」 しかし、ダークポケモンと化しているラティオスにジンダイの声は届くことはない…… チャンピオンロード、地下2階。 暗闇の中、のび太のトロピウスのフラッシュの明かりを頼りに進んでいくドラえもん一行。 波乗りで地下水路を進んでいくと、目の前には地下とは思えないような光景が広がっていた。 「すごいや……地下に滝が!」 のび太が感嘆の声を上げる。 滝が発する霧がフラッシュの光を反射してキラキラと輝いているのだ。 「この滝を登れば後少しだよ」 スネ夫が滝の上を指差す。 「よし、ホエルオーで滝を登るよ」 全員がドラえもんのホエルオーに乗り込み、流れ落ちる水流に逆らいながら滝を登っていく。 しかし、滝を登った四人を待っていたのは戦闘準備万端のポケモントレーナー達だった。 「で、彼等はここで一旦足止めを受けるはずだったんだが……」 岩陰から現れたのはダイゴ。 その場にはドラえもん達の姿はすでになく、倒されたトレーナー達が力なく服に付いた砂埃を払っていた。 「まさかこの人数がタケシ一人にやられてしまうとは、彼らを鍛えすぎてしまったか……」 計画に微妙な狂いが生じている。 タケシ……ジャイアンは実に巧みな罠を仕掛けながら戦っていた。 複数人のトレーナーを相手に彼が出したのはバンギラス。 バンギラスが現れた瞬間、特性による砂嵐が発生し特防を上昇させた。 そして圧倒的な破壊力で敵を咬み砕く。 だが、バンギラスの恐ろしさはそこではなかった。 密閉空間である洞窟内での砂嵐はトレーナーの体力も大きく削られていく。 思考能力が低下し、反応が遅れる敵トレーナーをジャイアンのバンギラスは一人、また一人と撃破していったのだった。 今だに目すら開けられないくらい砂を浴びたトレーナー達を後目に、ダイゴもドラえもん達の後を追う。 「彼らがポケモンリーグにたどり着くまでに、ドラミがやることを終らせられるか……」 協力関係にあるが、ドラミの真の目的はダイゴも知らない。 だが「ドラえもん一行、特にノビタ」に出木杉を打倒させるのが目的のひとつであることはわかっている。 「誰が倒そうが結果は同じだと思うんだが、ドラミはそうは思っていないようだな」 その真の目的、意図をつかむことも頭に入れておかなければならない。 『何も知らぬまま、ドラミに利用だけされるなんて納得がいかないからな』 チャンピオンロード1階。 立ち塞がるトレーナー達を倒し、ドラえもん達はようやく出口の光を見つけた。 「いよいよ、出木杉の待つポケモンリーグに……」 「のび太くん、絶対にしずかちゃんを助けようね」 ドラえもんとのび太が覚悟を誓い合った時、出口の逆光に人のシルエットが浮かび上がる。 「そうはいかないよ。君たちは僕に倒されるんだから」 「ん、どこかで聞いた声だな……」 のび太は必死で記憶の糸をたぐり寄せる。 しかしやはりのび太だ、思い出すことはできない。 「以前恵んでやったポケモン預け屋の代金、ここで返してくれるかい?」 預け屋…… その言葉にのび太はハッとなった。 「まさか、ミツル君!!」 出口の光の中から現れたのはキンセツで出会った少年、ミツルだった。 「久しぶりだね、ノビタ」 見知った少年に出会った事で、のび太の緊張が一気に溶ける。 「ミツルく……」 足を踏み出そうとしたのび太をスネ夫が制止する。 「のび太、行っちゃダメだ。奴はボクと同じ匂いがする……」 スネ夫は一目で気付いたのだ。 ミツルの目の奥から感じられる闇のようなもの、それは嫉妬や妬みといった感情だ。 スネ夫の言葉に警戒を強める一行。 ミツルはやれやれといったジェスチャーをすると、隠していた憎悪を剥き出しにした。 「僕の望みはひとつ、ノビタと戦いたいだけだ!」 ミツルの唐突な宣言にジャイアンが反発する。 「俺達は出木杉をブッ飛ばしにいくんだ、邪魔するなよ!」 「知るか。僕はそのノビタを倒すんだ、お前らこそ邪魔するな!」 そんな舌戦の中、のび太が前に歩きだす。 そんなのび太を慌てて止めようとするドラえもん。 「のび太くん!」 「皆は見てて……」 その決意に、ドラえもんはのび太の腕を掴んでいた手を離してしまった。 三人が見守る中、のび太とミツルのポケモンバトルが静かに始められる。 「いけ、チルタリス!」 「ピー助、頼むよ」 ミツルはチルタリスを繰り出し、のび太はトロピウスで応戦する。 「チルタリス、うたうんだ!」 チルタリスの歌声を聴き、睡魔に襲われるトロピウス。 「ね、ねむけざましを……」 のび太が慌ててトロピウスに眠気覚ましを振りかける。 目を覚ましたトロピウス、その眼前にはすでにチルタリスが迫っていた。 「ゴッドバードッ!」 ミツルの命令を受け、チルタリスはゴッドバードでトロピウスを吹き飛ばす。 「ピー助っ!」 壁面に叩きつけられたトロピウスはかなりのダメージを受けているようだ。 「のび太、もう一発くるぞ!」 外野のスネ夫が警告するが、その時はすでにチルタリスは再び行動を起こしていた。 再びゴッドバードの一撃を受け、トロピウスはその体を地に伏せたまま動かなくなった。 「も、戻れ……」 トロピウスを戻すのび太に、ミツルは話しかける。 「最初に君に会ったとき、君は僕より弱いトレーナーだった……」 育て屋にポケモンを預け、それを引き取れないほど困窮もしていた。 そんなのび太にすがりつかれ、ミツルは引き取り料を立て替えたのだ。 「そして次に見掛けたとき、君のそばには二人の仲間がいた。だけど……」 ミツルはその後、ある真実を知ってしまった。 握った拳がワナワナと震える。 「僕は今の君達、特にノビタを許すことができない!」 その迫力に圧倒されるのび太。 だが、のび太にも引けないわけがある。 「しずちゃんを助け、出木杉を倒さなきゃならないんだ!」 のび太はモンスターボールを投げる。 現れたのは金属質の青いボディに包まれた四つ足のポケモン。 「ダイゴさんから貰ったこのポケモン、メタグロスで君を倒す!」 次へ
https://w.atwiki.jp/telespo/pages/1011.html
テレビ朝日 土曜 ドラえもん 2024年1月~3月 2024年1月6日 1'00"…AC JAPAN(PT) 0'30"…小学館、任天堂、TAKARA TOMY、M(McDonald's)、SUNTORY(PT) 2024年1月13日 0'30"…M(McDonald's)、任天堂、ヤマハ音楽振興会、小学館、TAKARA TOMY、ZOJIRUSHI(PT)、日清食品冷凍(PT) 2024年2月3日 0'30"…ショウワノート、任天堂、TAKARA TOMY、M(McDonald's)、小学館、日清食品(PT)、楽天(PT) 2024年2月17日 0'30"…M(McDonald's)、TAKARA TOMY、小学館、ショウワノート、任天堂、COSMO(PT)、楽天(PT)
https://w.atwiki.jp/koiiro_neta/pages/17.html
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/180.html
前へ ルネジム。 三人はウコンをヒースに任せ、ジムに挑戦することになった。 のび太ひとりでは解けなかっただろう氷の床のトラップはしずかやドラえもんのおかげで難なく通過できた。 まずはのび太のジム戦。 それは簡単に決着がついた。 ラティアスの戦闘力は圧倒的だったのである。 「やった、強いやこのポケモン!」 「のび太くん、今回はいいけどあまり頼りすぎちゃダメだよ」 ドラえもんは釘を刺す。 出木杉に戦いを挑むには手持ち全てのポケモンのレベルアップが必要なのだ。 次はしずかの番だ。 しかし、アダンと対面するしずかの顔はすぐれない。 昨日の誘拐未遂事件の影響が残っているのだろうか。 「しずちゃん、がんばって!」 「無理しちゃダメだよ!」 二人の声援に返す笑顔も弱々しい。 『しずかちゃん、大丈夫だろうか』 しかし、ドラえもんの心配も杞憂かのようにしずかはバトルを進めていった。 サーナイトの持つ10万ボルトやサイコキネシスが次々とアダンの水ポケモンを撃破する。 「やっぱしずちゃんのサーナイトは強いや!」 のび太は自分の事のように喜んでいる。 しかしドラえもんはしずかの青ざめた顔色を見逃さなかった。 アダンに残されたのはキングドラのみ。 「サーナイト、さいみんじゅつよ」 しずかのサーナイトがキングドラを眠らせた。 「む……これで終わりか……」 アダンは悔しそうに呻く。 眠らされた状態でサイコキネシスや10万ボルトを連発されてしまうとキングドラの負けは決定的だ。 しかししずかはそうしなかった。 「かげぶんしん!」 サーナイトが分身を生み出す。 「えええーっ!」 この場にいる全員が驚いた。 しずかの勝利は確定的だったのに、この状況で急に守りに入ってしまったのだ。 その後もしずかは催眠術と影分身を繰り返し、攻撃をしようとしない。 その戦い方にはさすがのアダンも口を挟んでしまう。 「勝つ気がないならバトルをやめたまえ……」 「……」 しずかは答えない。 「やっぱり体調が悪いのかな……」 ドラえもんはそう言いながらも、しずかのただならぬ様子にそれだけではないと感じていた。 『勝っちゃいけない理由……』 考えてはみるが、想像すらできない。 もしかしたらしずかが単独行動をしていた時、出木杉が何か吹き込んだんだろうか? 催眠術と影分身のPPが尽きた頃、しずかは躊躇しながらも小声で「サイコキネシス」と言った。 強力な衝撃波を受け、アダンのキングドラが落ちる。 「戦い方はともかく、君の勝ちだ……」 アダンは何か納得いかない顔をしながらもしずかの勝利を称えた。 そしてしずかの元へ行き、勝者の証であるバッジを渡す。 「うっ……」 バッジを受け取った瞬間、しずかはゆっくりと崩れ落ちた。 「君!」 「しずちゃん!」 「しずかちゃん!」 のび太とドラえもんが駆け寄る。 しずかはどうやら気絶しているようだ。 「しずちゃん、しずちゃん!」 「くっ、とにかくここでは何もできん!」 アダンがしずかを抱えあげると、三人は急いでポケモンセンターに向かった。 しずかは個室で寝かされていた。 その様子を確認して部屋を出たのび太とドラえもんに、診察にあたったジョーイが声をかけた。 「どうやらさいみんじゅつが解けた影響で倒れたようね」 しずか本人がサーナイトに命じて自らに催眠術をかけたようだ。 「彼女、昨日は眠れなかったらしいわ……」 「やっぱり昨日の事件の後だったからかな」 のび太が心配そうにつぶやく。 ドラえもんもそれを聞いて安心しながらも、しずかの戦い方に何かひっかかりを感じていた。 センターにのび太を残し、ドラえもんはウコンの元に向かう。 「ウコンさん、しずかちゃんを誘拐するときに催眠術使わなかった?」 そう聞かれたウコンは首を横に振る。 「ワシは当て身をくらわせただけじゃ……」 「そうですか」 ウコンに何かされたのではないかと思ったが、どうやらそうではないようだ。 疑念が解決し、ドラえもんはひとまず胸を撫で下ろした。 出木杉に催眠術をかけられていたならとっくにその兆候は睡魔として現れていたはずだ、出木杉の陰謀でもないだろう。 その時、不意にドラえもんのポケナビが鳴る。 それを見たドラえもんはすぐにポケモンセンターに向かった。 「のび太くん!」 「ドラえもん!エントリーコールに……」 どうやらのび太のポケナビにも同じ事が起こったようだ。 二人は大急ぎでユニオンルームに向かう。 ユニオンルームに入った二人を待っていたのは、今一番会いたかった人物。 皆を裏切り、傷つけ、その心がすっかり変わってしまった仲間。 「出木杉!」 「やあ、のび太君。久しぶりだね」 立体映像だがその姿は間違いなく出木杉だった。 「久しぶりだね。こうして話すのはいつ以来だろう……」 そういう出木杉の顔からはやさしい優等生としての面影はなく、すっかり歪みきっていた…… ユニオンルームとはいえ、ついに出木杉と会うことができた。 ドラえもんは意識を集中させる。 こちらから聞きたいことは山ほどあるが、手の内を見せるワケにはいかない。 「出木杉、君はちょっとひどすぎるよ!」 のび太がまず第一声を発した。 「ひどい?僕はひどい事をしたつもりはないけど」 出木杉は顔色一つ変えることがない。 本当にやましいと感じていないかのようだ。 「君はポケモンリーグをメチャクチャにして、さらにはいろんな人を人質に取ってるじゃないか!」 ウコンを脅し、そしてしずかも脅した。 それがのび太には許せないのだ。 「やっぱり君は劣等生だな。所詮ゲームの世界なんだ、好き勝手に楽しもうじゃないか」 出木杉の言葉にこの世界をいたわる感情は全くない。 ドラえもんはそんな出木杉の言動を聞き逃さぬように観察している。 「ゆ、許さないぞ……」 「もういい、のび太くんは黙ってて」 ドラえもんはのび太を制すると、出木杉の前に出た。 「やあドラえもん、君のおかげで楽しい毎日を送ってるよ」 「君がこんな事をすると分かってたら誘わなかったけどね」 両者の間に緊張が走る。 緊迫した雰囲気のなか、まずはドラえもんが仕掛けた。 「君は所詮ゲームだと言ったけど、僕らは君の悪業を忘れることはないんだよ」 出木杉はやれやれといった顔で答える。 「別に構わないさ。僕が全員をトラウマが出来るくらい隷属させれば現実に戻っても逆らうことは出来なくなるさ」 考え方は狂っているが、その言葉にドラえもんはある疑問がうかんだ。 それを確認するように質問を投げ掛ける。 「けどそれは無理だね。もしもボックスは壊れてしまったんだ、もう現実には戻れない」 出木杉の眉がぴくりと動き、1、2秒の間を置いたあとに口を開いた。 「ああ、あれは僕が壊したんだ。これでもとの世界には戻れない。僕の天下さ」 『ウソだな』 前の言葉とさっきの言葉は矛盾している。 問題はここからだ。 出木杉のハッタリが「ボックスが壊れたことを知らない」のか「本物のボックスを隠している」のかを見極めなければならない。 ドラえもんは切り出した。 「けどおかしいんだよ。もしもボックスが破壊されたら現実に戻ってしまうはずなんだけど……」 出木杉はその言葉を聞いて微妙に狼狽したように見えた。 「さあ、そこまでは知らないよ。君の道具なんだろ?」 出木杉の言葉はドラえもんにも衝撃を与えた。 『やはり、出木杉君以外の誰かが……』 考えを巡らせているその時、出木杉からの問いがくる。 「どうやらパイラ地方のよそ者が入り込んでいるようだが、君たちの仲間かい?」 「パイラ地方?」 何を言っているのか分からない。 しかし出木杉がこっちの仲間だと誤解している以上、出木杉に仇なす存在なのだろう。 「そんな奴知らないよ。君がどこかで恨みをかってるだけじゃないのかい?」 「そんなウソが通ると思ってるのかい、ドラえもん。ホウエンにスナッチシステムがあるわけはないだろう」 ゲームの事を知らないドラえもんだが、出木杉の言葉はなんとなく理解できた。 『ゲーム世界ではありえない何かが起こっているということか』 出木杉の違法データのせいなのか、それとも別の要因なのか、今は判断することは出来ない。 「さあね、優等生ならどういうことか分かるんじゃないかい?」 「少なくともポンコツロボットよりは理論的な答えが出せるさ」 互いに挑発しながらも、相手の言葉から得た情報の分析は忘れない。 そんな二人の間でのび太はただあたふたしていた。 次の質問をしようとしたが、その前に出木杉が声を上げた。 「雑談の時間は終わりだ。」 「まて、まだ聞きたいことが……」 ドラえもんの叫びは爆音に妨げられた。 「な、なんだ?」 「ああ、僕の四天王がルネを襲撃しているんだ」 出木杉がゲラゲラと笑う。 「君たちがチンタラしているから尻を叩いてやるんだよ。早く僕を倒さないと他の町も焼かれるよ」 「な、なんだって!」 建物が大きく揺れ、出木杉の立体映像が歪む。 「じゃあ、生きていたらポケモンリーグで会おうよ」 そう言い残した出木杉の映像がかき消えた。 残された二人は急いでユニオンルームを出る。 向かいの窓から見えたのは緑色の巨大な龍。 「あれは……ナギのポケモンだ!」 そう、ドラえもんが死ぬ思いにあったあの時に乗っていたポケモン、レックウザだ。 レックウザは破壊光線で民家を次々と凪ぎ払っていく。 「ひ、ひどい……」 「はやく止めなきゃ!」 二人は大急ぎでポケモンセンターの階段を駆け降りていく。 センターの入り口を抜けると、そこには赤い巨獣と一人の女が二人を待ち構えていた。 「そこのタヌキ、あんたには先日の借りを返さなきゃね……」 「あ、アスナ……」 グラードンの放つプレッシャーが二人を威圧する。 「やばいよドラえもん!」 「仕方ない、僕らもポケモンを……」 二人が意を決してモンスターボールを投げようとしたとき、その前に一人の男が現れた。 「少年たち、ここは私が引き受けよう」 「アダンさん!!」 アダンはキングドラを繰り出し、水の波動でグラードンを攻撃する。 「まだ他にも敵はいる、少年たちはそっちに回ってくれ!」 「ありがとう、アダンさん!」 ドラえもんとのび太はアダンに頭を下げると、先に走っていった。 「逃すなグラードン!」 「君の相手は私だ!水の波動!」 ドラえもん達に目がいったアスナにアダンが追撃する。 邪魔をされたアスナはアダンを睨み付けた。 「ちっ、しつこい男……」 「おいおい、同じジムリーダーに対してしつこいはないだろう」 とぼけるアダンを見て舌なめずりするアスナ。 「しょうがない、まずはお前を狩ってやるよ。出ろ、ユレイドル!」 アスナが繰り出したのはなんとユレイドルだ。 『炎ポケモンではないのか!』 アダンはジムリーダー時代のアスナしか知らない。 炎ポケモン以外を使ったところを見たことがないのだ。 「ふふふ、グラードンの特性は日照り……この強大な力を最大限利用するのさ!」 ユレイドルは瞬時にチャージを完了しソーラービームを発射した。 「な、なにっ!」 アダンのキングドラが光に飲み込まれた…… レックウザはポケモンセンターの対岸で暴れている。 そこまで行くには波乗りで対岸まで渡らなければならない。 「のび太さーん!」 後ろから声がかかり、二人が振り向くとしずかがこちらに走ってきている。 「しずちゃん!大丈夫なのかい?」 しずかは息を切らしながら答えた。 「ええ、こんな事態になってるのにゆっくり休んではいられないわ」 「実は……」 ドラえもんが事情を簡潔に説明すると、 少し考え込んだしずかはマリルリを繰り出した。 「出木杉さんの言うことが真実なら、アスナさんとナギさん以外の人も来るはずよ。 私は水中からルネの外に出て待ち受けるわ!」 「じゃあボクも行くよ、のび太くんはレックウザを!」 ドラえもんもホエルオーを繰り出す。 「ど、ドラえもんも行っちゃうの?」 「うん、こっちも戦力は均等に別れないとね」 現状ではのび太のラティアスが最強の戦力、ひとりでやってもらうしかない。 「仕方ない、二人とも気を付けてね!」 「のび太くんもヤバいと思ったら逃げるんだよ!」 二人がダイビングで潜っていくのを見送ると、のび太はスターミーを出した。 服が濡れるとかそんなことは言っていられない。 「急がないと……」 ルネジム。 「アダンさんがいないが、ルネジムはなんとしても守りきるんだ!」 ルネジムのトレーナーは街の人々を避難させつつ、周囲を警戒している。 アダンの指示でこのジムを避難場所にしたのだ。 「おい、また来たぞ」 少女がポケモンに波乗りしながらやってくる。 「君も避難しに来たのか!トレーナーならここの守備に力を貸してほしいんだ!」 しかしその言葉が聞こえないかのように少女は懐からボールを出す。 「ごめんなさい、どちらでもないのよ」 少女が投げたボールから現れたのは巨大な岩の塊。 「な……」 驚くトレーナー達を尻目に岩巨人は砂嵐を発生させる。 少女…ツツジは冷たく笑った。 「私はあなた達を倒すために来たのよ。味方でなくて残念ね……いわなだれ」 レジロックが地を砕き、ルネジムのトレーナー達に岩石が降り注ぐ。 「メタグロス、まもる!」 しかしツツジの思惑どおりにはいかなかった。 突然現れたメタグロスが岩雪崩からトレーナー達を守ったのだ。 「ふふふ…なかなか反応が速い奴がいるみたいね」 ツツジが邪魔者を誉め讃える。 「まったく、砂が巻き上がってボクの美しさが台無しだよ」 砂嵐の中を現れたのはドームスーパースター・ヒースだ。 「あら、ナギにやられた変態スターじゃない?」 「変態というのは聞き捨てならないけど、やられちゃったのは事実さ」 ヒースはツツジを睨み返す。 「だが、フロンティアブレーンたるもの一度や二度の負けを 気にしてはいられないからね、コメットパンチ!」 メタグロスのコメットパンチがレジロックに炸裂する。 効果抜群だが、防御の高さでなんとか耐えるレジロック。 「私のレジロックに傷を付けるなんて……許せない」 憎しみの目で睨むツツジだが、今の手持ちではメタグロスに有効打を与えられない。 『ちっ、地震でも覚えさせておけばよかったわ』 しかし今それを後悔するべき時ではない。 「これは……勝てないわね」 ツツジの合図でレジロックが動きを止める。 「まずい、みんな伏せるんだ!」 ヒースが叫んだ次の瞬間、レジロックは吹き飛んだ。 その大爆発はジム前の広場をえぐり、すさまじい爆風と共にツツジは姿を消した。 「自分が逃げるためにポケモンを大爆発させるとは……」 ヒースが砂埃を払いながら立ち上がる。 ヒースの叫びのおかげでルネジムのメンバーも無事のようだ。 「全く、後味が悪い戦いだ」 ヒースは街を焼くレックウザを睨みつけた。 ルネシティ入口。 海上に出たドラえもんとしずか。 「あの影は……」 ドラえもんは自分が乗っているホエルオーのような影を彼方の海上に見つけた。 「ヒースさん達の話にあったカイオーガってポケモンね」 しずかはホエルオーに一緒に乗っている。 サーナイトも出して準備万端だ。 「雷ポケモンがいればいいんだけど、ボク達の中に持ってる人はいないからなぁ」 戦い方を必死で考えるドラえもんの頭にポツリ、ポツリと水滴が落ちてくる。 「ん、雨……?」 「ドラちゃん、カイオーガの特性は雨を降らせるんじゃなかったかしら」 そうだ、情報によるとカイオーガの特性は雨降らし。 ということは、ここはすでにカイオーガとのバトルフィールドになったということだ。 「……!!しずかちゃん伏せて!」 海上の影からすさまじい水流の束が放たれ、それはホエルオーに直撃する。 「きゃああああっ!」 「しずかちゃん、反撃するんだ、もう戦いは始まってる!」 二人が乗っているホエルオーは潮吹きの攻撃を受け体力を削られる。 「サーナイト、10まんボルト!」 「ホエルオー、ねむって体力を回復だ!」 眠りに就くホエルオーの上からサーナイトの電撃が放たれる。 対アダン用に覚えさせていた10万ボルトだ。 普通は海水で電気は拡散してしまうが、ポケモンの電気技は なぜか海中のカイオーガに命中する。 「ドラちゃん、当たったみたい!」 しずかの歓声にドラえもんも一安心する。 「まさかこの距離で技の撃ちあいが始まっちゃうなんて……」 そう言うドラえもん達の眼前で海中から巨大な影が浮かび上がる。 「あれが……カイオーガ」 ホエルオーより少し小さいが、その威容から発せられる威圧感は さすが伝説といわれるポケモンだ。 10万ボルトを受けたにもかかわらず、そのダメージも致命傷ではないようだ。 「しずかちゃん、一気に倒すよ!」 ドラえもんはホエルオーに眠気ざましを振りまき、サーナイトは再び10万ボルトを放った。 2発目の電撃を受け、さすがのカイオーガも苦しんでいるようだ。 カイオーガは眠って体力を回復させるが、 その隙を突いてさらに3発、4発と10万ボルトや冷凍ビームを食らい続ける。 「よし、これならいけ…」 ドラえもんが喋りきる寸前、しずかのサーナイトが光の奔流に飲み込まれた。 「いやぁっ、私のサーナイトがっ!」 「これは、はかいこうせん……」 光の放たれた先を目で追うと、そこにはキングドラの背に乗ったイズミが ニヤニヤと笑っていた。 「そんなところから攻撃するなんて、卑怯だぞ!」 「何を言ってるのかしら?あなた達が二人がかりで攻撃してるから ダブルバトルを受けたまでよ」 イズミはカイオーガに回復の薬を投げる。 それを浴びて完全回復してしまうカイオーガ。 「そんな……サーナイトがやられちゃうなんて……」 今まで無敗だったサーナイトを失ったショックでしずかはへたりこむ。 「しずかちゃん……」 しずかは戦闘できる精神状態ではないようだ。 『こうなったら!』 ドラえもんはしずかの懐からボールを奪うと、それを投げた。 そして海上に現れたマリルリ目がけしずかを押し出す。 「ドラちゃん!」 「ボクが食い止める!しずかちゃんはのび太くんのところに!」 ドラえもんのホエルオーはイズミのキングドラめがけ突貫していく。 「のしかかれ、ホエルオーっっ!」 海上にジャンプしたホエルオーが巨体を海面に叩きつけた。 その激しい水飛沫と荒波の中、しずかはマリルリと共に海中に沈む。 『ごめんなさい、ごめんなさい、ドラちゃん!』 しずかの涙は泡といっしょに海水に混ざって拡散していった…… 次へ
https://w.atwiki.jp/doraemongame/pages/2.html
メニュー トップページ イベント一覧 よくある質問 ドラえもんゲーム 「ドラえもん」(FC) まとめ資料 年表 関連会社一覧 関わった人たちまとめ その他まとめ 書き込み お問い合わせ その他 関連サイト ドラえもんチャンネル ここを編集
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/472.html
のび太「はぁ……ドラえもん……帰ってきてくれよ……」 のび太は空き地の土管に座っていた。 今の季節は冬、朝からずっと土管に居座るのび太の行動は近所でも評判だった。 もちろん悪い意味で…… 半年前の事件以来のび太はずっと此処にいる。 『親友のドラえもんが帰ってきてくれる』と信じて その半年前の事件とは…… 半年前 のび太達はジャイアンのあの一言でポケモンの世界に来ていた。 「ポケモンの世界をリアルで体験したいなぁ」 その場に居た僕らはすかさず賛成し、ドラえもんに頼んだのだ。 ドラえもんとのび太は兎に角仲が良く、いつも一緒に行動していた。 だけど…今思うとそのお陰でこんな結果になったんだと思う…… のび太「よし! そろそろ四天王に行こう」 僕達のポケモンは充分にレベルが上がり、四天王にも挑戦できる程になっていた。 ドラえもん「そうだね……でも君のポケモン達じゃ後半が辛くなりそうじゃない?」 のび太「ふっふっふー 僕には秘策があるのさ その名も『ゴヨウ潰し』!」 ドラえもんは少し馬鹿にした様に言った。 ドラえもん「ん? きみ悪タイプもってないよね?」 のび太「いいからついてきな!」 ドラえもんは何が何だか分からないようだった。 ドラえもん「?」 ドラえもんはのび太に連れられてポケモンリーグに来ていた。 リョウの部屋 リョウ「よーこそ……って何やってんの君達」 リョウを他所にのび太とドラえもんは会話を続けた。 ドラえもん「のび太君……扉に向かって何をするんだい?」 のび太「まぁ見てなって……ドククラゲ!なみのり」 ドラえもん「出来るわけ… ってええ!?」 ドラえもんの考えは見事に外れた。 何とのび太のドククラゲは扉に浮いているのだ。 リョウ「ちょwwwwなみのりwwwwwwバグ厨乙wwwww」 またもリョウを無視し、のび太は話を続ける。 のび太「君もこいよ!ダークライを捕まえるぞ」 ドラえもんはのび太の「ダークライ」と言う言葉に少し疑問を持ったがすぐに答えた。 ドラえもん「よし!行ってみようビーダル!」 こうして僕達は真っ暗闇の中に進んでいくのである。 のび太「えーと… 東に200歩 南に127歩…」 のび太は必死にメモを読んでいる。 ドラえもん「真っ暗だね…」 ドラえもんが一言言うと同時にのび太が叫んだ。 のびた「ここで探検セットだ!」 ドラえもん「……え」 のび太「いいから逝くぞ!」 ドラえもん「え!僕まだ逝きたくないぃぃぃぃいいい! のび太は嫌がるドラえもんを抱き抱えて探検セットを使った。 ひゅうううううん んうううううゅひ のび太「よし!ここから左に…ん?…う、動けない…」 ドラえもん「まるで…見えない壁があるようだ…」 のび太達は見えない壁に四方を囲まれ、動けない状態になった。 のび太は舌打ちした後、ドラえもんに手を伸ばした。 のび太「失敗か…じゃあ穴抜けのヒモで…ドラえもん、出して」 ドラえもん「僕もってないよ」 のび太「……………予想GOYだよ……」 こうしてのび太とドラえもんは『四方八方動けぬの術』にはまってしまったのだ。 ちょうどその時だった。 ヒラリ のび太のポケットから紙切れが落ちた。 【アルセウス入手法!】 ドラえもん「ま……まさか…」 ドラえもんの顔は恐怖そのものに変わっていた。 のび太「ハハハ…そのまさかさ!この間見つけたサイトに載ってたから試してみたかったんだ! 責めるなら今の内だぞ!」 のび太もこの状況下のため、少しおかしくなっていた。 ドラえもん「……そんな事言っても仕方が無いよ……此処からの脱出法を考えよう」 のび太「……」 のび太の頭じゃ無理な事だった。 ドラえもんは一人で悩み続ける。 30分ほどした時ドラえもんは何かに気づいたようだった。 ドラえもん「四次元空間同士なら……いけるかもしれない!」 のび太「ハハハ……もういいさ…僕達は此処で死ぬ運命何だ……」 のび太はすっかり落ち込んでいた。 ドラえもん「此処から出られるかもしれない!」 ドラえもんは右拳(無いけど)を握り締めながら言った。 その途端のび太の顔が明るくなる。 のび太「え?…い…今何て?」 ドラえもん「この場所から出られるよ!」 のび太「や…ったぁ」 のび太は嬉しさのあまり力が抜けたようだ。 ドラえもんはのび太に脱出方法を伝えた。 ドラえもん「さあ……この四次元ポケットに…」 ドラえもんは自分のポケットを広げ、言った。 のび太「分かった…でもちゃんと帰ってきてよ……」 ドラえもん「分かってるさ…僕達親友だろ?約束は絶対守るさ」 のび太はドラえもんのポケットに頭を突っ込んでいった。 それと同時にのび太は覚悟していた。 ドラえもんと2度と会えなくなるかもしれない事を……。 のび太「ポケットの中って…こんなに暗いんだ…所々に道具が落ちてる…」 のび太はドラえもんに言われた通りに動いた のび太「まず来た道の逆方向にすすむ…」 そしてのび太は歩き始めた。 ふらふらとした足取りだ。 のび太「最後に西に200歩と、ん? 扉だ!此処で波乗りだったな」 のび太はドククラゲを出し波乗りを使った。 前に進んでいくと段々と明るくなっていく。 すぽんっ 変な音と共に僕は明るい部屋に出た。 リョウ「お…生還者発見…だがもう1人はいないようだね……これで341人目か」 のび太「や……やったー出れたぁあ!!」 のび太は外に出れたことがあまりにも嬉しく、リョウの言葉には耳も貸さなかった。 こうしてのび太は無事殿堂入りして、元の世界に戻ったのだった。 しかし――――― 最終回 のび太が殿堂入りし、他のメンバーも無事もとの世界へ帰ってきた。 ジャイアン「まさかのび太が優勝だとはな……」 スネオ「ホント、予想GOYだよね~」 空き地で僕達は話し合っていた。 のび太「うん……でもドラえもんがまだ帰ってこないんだ……」 しずか「きっと…まだむこうで楽しんでるのよ」 しずかちゃんの言葉が何故か安心感をくれた。 のび太「……そうだよね!」 のび太は待ちつづけた スタート地点の空き地で ドラえもんが帰ってくるのを待っていた 一週間、二週間、遂には一ヶ月 雨の日も風の日雪の日も雷の日もずっと朝5時に起き空き地の土管に座って待っていた。 こうして半年が過ぎた… しずか「のび太さん……まだドラちゃん待ってるの?」 しずかは心配するようにのび太に言った。 のび太「帰ってくるさ……きっと…」 ジャイアン「お前、受験勉強しないでいいのか?もうすぐ俺たち中学生だぜ?」 のび太「ドラえもんのほうが大事だから」 スネオ「もうだめだよコイツ ほっとこうぜ」 ジャイアン「そうだな」 ジャイアン達はそれっきり僕の前には姿を現さなくなった。 のび太はそれでも待ち続けた。 もうずっと後悔している。 僕のせいだ…僕があんな馬鹿なことするから…。 のび太「はぁ…今日もだめか…」 もう日が暮れる……カラスが僕の真上を飛んでいった。 のびたが土管に背を向けたその時だった。 「のび太君!」 のび太「!」 背後から懐かしい声が聞こえてきた……このダミ声は……! のび太「ドラえもん!」 僕は叫びながら振り向いた。 そこに立っていたのは……ちょっと痩せた気もするドラえもんの姿だった。 ドラえもん「約束はちゃんと守ったから……ドラ焼きでもおごってよ」 ドラえもんはいつも口調で僕に話しかける。 のび太「ドラえもん………残念だけど僕の貯金は今80円さ」 ニッと笑って見せる。 今にも泣きそうな声だった。 ドラえもん「ジョークだよ……今は君と会えた事の幸せでお腹一杯だからね」 ドラえもんはもう食べれない…と言う仕草をした。 しかし…… ぐ~ ドラえもんのお腹が鳴った。 のび太「アハハハハハ!言ってることとまったく違うよドラえもん!」 僕は涙まで流して笑った。 もちろん笑いから来る涙じゃなかった。 のび太「じゃ……家に帰って夕飯食べよう!」 まだ頬には塩水が残っている。 僕は無理に笑う振りをし、涙を流しながらドラえもんと一緒に家に帰った。 完