約 4,126,522 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6282.html
前ページ次ページ檄・トリステイン華劇団!! プロローグ 六度失敗した彼女の召喚魔法は、ついに七度目には爆発すら起こさなくなっていた。 貴族の子弟を教育するトリステイン魔法学院での恒例となっている二年生の使い魔召 喚の儀式。魔法学院の中庭で生徒たちは、一生の相棒となる使い魔を召喚する。周りの 生徒たちが火蜥蜴や梟、中には大型のドラゴンなど次々に召喚している中で、桃色の髪 をした小柄な少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールは詠唱の度に 爆発を起こし、ついにただ一人召喚魔法を達成できていない生徒となってしまったのであ る。 「ミス・ヴァリエール。日を改めましょうか」立会いの教師の一人がそう言って少女に声をか ける。 「いえ、もう一度やらせてください」しかし彼女頑なにやめることを拒否した。 そして最後のチャンスとばかりに杖を振り上げるルイズ。 周囲の召喚を終えた生徒たちは、また爆発がくると思い身構えている。 しかし、七度目の召喚において、ついに爆発すら起こらなくなった。 「どうして…」涙目でつぶやくルイズ。 と、その瞬間、学院の敷地外で大きな爆発音が響くと同時に地面が大きく揺れる。 「え…?」 状況がよく理解できていないルイズは、急な揺れに尻餅をついてしまった。 「何が起こった!」 「外です、外で爆発が起こりました」 塀の向こうから黒煙が立ち上っているのが見える。かなり大きな爆発音だったらしく、教師 陣も他の生徒たちも混乱している。 「山賊か?異民族の攻撃か」 「わかりません!今様子を見に行っているところです」 学院の敷地外の爆発が、自分の仕業だとはルイズは思わなかった。目の前ならともかく、 わざわざ離れた所を爆発させるような器用な真似などできるはずもない。もしそんなことが できるのならば、とっくに使い魔も召喚しているはずだ。 「馬車だ!馬車が壊れていました」儀式の立会をしていた教師陣に対してそんな報告がなさ れた。 「馬車ですって?それはどういうことなの。説明してちょうだい!!」 「あの馬車には、今日学院に来るはずだった新しい教師が乗っていたはずなのですが…」 教師の一人の顔がみるみると青ざめている。 「本日の使い魔召喚の儀式は中止と致します。指示があるまで各自は自分の部屋に戻って ください!!」 そんな声が中庭に響き渡った。 檄・トリステイン華劇団!! 一体何が起こったのか。 気がつくと目の前に大きな石の壁が見えた。そして周りを見回してみると、バラバラに なった馬車、らしき残骸。そして尻を火傷した馬。 状況が全く飲み込めないまま彼はその場にへたり込んでいた。 「大丈夫ですか!?」 不意に誰かの声がきこえる。 振り返ると、数人のこげ茶色のローブを着た人が数人がこちらに駆け寄ってくるのが分 かった。 彼はゆっくりと立ち上がり、服の泥を払い落す。 「大丈夫ですか先生!」 先生? 一瞬彼らの言葉の意味が理解できなかった。 「あの…」 「はい?」 「ここはどこですか」 彼のその質問に、駆け寄ってきた人たちは顔を見合わせた。 * 重厚な本棚や作りのしっかりした窓。それに大きな机。それだけでこの部屋が偉い人の ものだということがわかる。 「イチロー・オオガミ?」 「はい」 白髭の老人はそう言って彼の表情をじっと見つめる。 「状況を整理しよう。本日、当学院には首都トリスタニアから新しい講師を迎える予定であった。 しかし、講師が乗っていた馬車は学院に来る直前に爆発。そして爆発の後には講師ではなく、 キミ、オオガミ君がいたということかね」 「そう…、なんでしょうか。自分にはよく状況が理解できないのですが」 彼、大神一郎は仙台から上野に向かう列車に揺られているはずだった。客車でついウトウト していると、いつの間にか目の前には馬車か何かの残骸が転がっており、客車の中とは全く 違う環境にいたのである。 「学院長、よろしいですか」 「ん?なんだねコルベール君」 大神の横に立っていたコルベールと呼ばれた男性、頭が見事に禿げあがり、かつメガネを かけているその人は白髭の学院長から許可を得て喋り始める。 「ミスタ・オオガミが突然現れた件なのですが、本日行っていた使い魔召喚の儀式が原因では ないかと思われます」 「ふむ、しかし、彼が現れた時には召喚の儀式は概ね終わっていたのだろう?」 「はい、そうなんですが、一人まだ残っておりまして」 「ヴァリエール家の三女かね」 「はい。実は、彼女の召喚魔法が何かしら影響したのではないかと私は考えるのです」 「しかしミス・ヴァリエールの魔法は未だかつて成功したことがない、と聞いておるのだが」 「確かにそうですが、彼女の魔力に関しては底知れぬものがあります。本人はまだ気が付いて いないようですが、その魔力の強大さゆえに上手く制御できていない。それが彼女の魔法が成 功しない最大の原因だと考えております。 ですから、今回の召喚の儀式でも彼女はことごとく失敗しました。そして最大の失敗が、トリス タニアからおいで下さった教師の乗った馬車の破壊。そしてミスタ・オオガミの召喚です」 「なんと、では彼がここの現れたのはミス・ヴァリエールの召喚魔法のせいだと」 「断定はできませんが、その可能性は高いと思います」 「しかし、では教師はどこへ行ったのか」 「はあ。ミスタ・オオガミの話を聞く限り、彼はどうもこの世界、少なくともハルケギニアに住んで いる人ではないと思えるのです」 「なに?」 「例えば、蒸気機関などというものが実用化された、という話を我々は聞きません」 「ふむ、蒸気機関?」学院長が白髭をさすりながら尋ねる。 「あの、蒸気機関とは蒸気の力で物を動かすものです」と大神が答えた。 「蒸気の力とな?」学院長は、今度は大神の方を正面に見据えて聞いてくる。 「お湯を沸かすと湯気が出てくるじゃないですか。その力を、物を動かす、例えば車を動 かしたり工場で糸を作ったりするのに利用するのです」 「聞いたことがない。それは魔法なのかな」 「魔法…?魔法ではありませんよ」 「学院長、ミスタ・オオガミの住む世界では魔法というものはあまり一般的ではないようです。 ですよね」そう言ってコルベールは大神の方を見る。 「は、はあ。しかし…」 「じゃがコルベールくん。彼からは魔力のようなものを感じるぞ。一般の平民がこのような 魔力を帯びているとは考えづらいのだが」 「この力ですか。自分たちはこの力を『霊力』と呼んでいます。この世界で言うところの魔力 に近いでしょうか。でもこの世界で言う魔法ほど頻繁に使われるものではありません」 「ふむ、なかなか興味深いの。しかし今日は時間がない。コルベールくん」 「はい」 「彼には職員用の宿舎で休んでもらおう。行方不明になられた教師の探索も含めて、今後 色々と検討せねばならんからの」 「はい、わかりました」 「あ、そうだコルベールくん」 「はい、なんでしょう学院長」 「とりあえず彼を首都から来た教師ということにしてみようじゃないか」 「はい?」 「え……」 大神とコルベールは同時に驚き顔を見合わせた。 「どういうことですか」戸惑う大神に対しコルベールは学院長に詰め寄る。 「ふむ。教師、それも首都トリスタニアのアカデミーから派遣されてきた者が行方不明になった とあっては大変じゃ。ゆえに、しばらくの間オオガミくんにはその教師の代わりになってもらおう」 「隠すんですか?」 「ば、バカ者。人聞きの悪いことを。異世界から来た者を学院に置いておく、などと言うわけには いかんじゃろうが」 「いや、しかし……」それ以上言葉が出ないコルベール。 「そ、そうですよ。自分は海軍の士官学校を出ただけで特別に教えられるようなことは……」大神 はそう言ってみたが白髭は澄ました顔のままであった。 「まあ気にする事もない。あくまで表向きじゃから。その間に何とか調べるよ」 そういうと白髭の学院長はかっかと笑った。 「それであの、行方不明になった先生のことは……・」大神が恐る恐る口を開いてみた。 「まあ、なんとかなるじゃろう。それよりキミは自分の心配をしたまえ」そう言って老人は、白髭 を手でいじり、窓から外を見た。 一刻も早く帝都に帰り、家で休みたいと思っていた大神にとって、長い長い帰りの旅路が今、 はじまったばかりである。 * 案内された職員用の宿舎は多少埃っぽかったものの、寝泊まりするには申し分のない広さ だ。しかし、ここには照明用の電気がなく、夜の明かりは月明かりとランプが頼り、という心許 無い。 「それにしてもコルベールさん。見ず知らずの僕にここまでしていただいて申し訳ない」部屋を 案内してくれたコルベールに対して素直に礼を言う大神。 「いえ、あなたをこの世界に呼んだのは我々にも少なからず責任があるのです。どうぞお気に なさらずに」 「はあ、そう言われましても」 「ところで、オオガミさん」 「はい」 「先ほどの蒸気機関の話を、もう少し詳しく聞かせていただけないでしょうか」 「はあ。僕も技術者ではないのであまり詳しくは知らないのですが、僕がここに来る直前まで 蒸気機関車というものに乗っていました」 「ほお、蒸気機関車ですか」 「簡単に言えば、蒸気の力で動く馬車ですね」 「でも、その馬車よりも早い」 「馬よりも早いのですか」 「そうですね」 「じゃあ、竜はどうですか」 「それはわからない」 「グリフォンは」 「申し訳ない。そういう生き物は、僕らのいる世界にはいないもので」 「なるほど。ドラゴンやグリフォンの代わりに、蒸気で動く幻獣を扱っているわけか」 コルベールは何かブツブツと言っている。 「いや、幻獣というわけでは……」 「ところでオオガミさん。話は変わるのですが」 「はい」 「あなたの世界では、その蒸気というもので動くゴーレムはいますか?」 「ゴーレム?」 「いや、その。大きな人形とでもいいましょうか。魔法で動く物なのですが…」 「光武のことかな…」 「え、コウブ?」 「ああいや、霊子甲冑のことをそう呼んでいるのですが」 「レイシカッチュウとは何ですか」 「蒸気と霊力、あなた方で言うところの魔法ですか、その力を併用して動く兵器です」 「兵器…、武器なのですか」 一瞬コルベールの顔が曇る。 「はあ」 「いや、失礼。変なことをお聞きしまして」 「いえ、自分の方こそあまりお役に立てるようなことが教えられなくて」 「いいえ、とても勉強になりました。あの、そろそろ私は」 「はい。どうもありがとうございます」 「ごゆっくり」 「はい」 コルベールが部屋を出て行くと、急に静かになったような気がする。 それと同時に緊張の糸が途切れたのか、急に力が抜けベッドの上にへたり込んでしまった。 やはりここは日本ではないのか。 日本どころか、地球であるかどうかも怪しい。薄暗い部屋の中に差しこむ月明かりは、 ロウソクの火よりも強いかもしれない。そう思い外を見ると、二つの月が浮かんでいた。 急に不安になる心。ここでは一人なのだ。 彼は今まで何度も死の危険を乗り越えてきた。それをしてこれたのは、信頼できる仲間 がいたからこそである。部下のいない隊長がこれほどまでに無力でみじめなものだとは 思わなかった。 「さくらくん、元気にしているかな…」 沈みかける心。しかし大神はそれを振り払うかのように頭を強く横に振った。 「いかんいかん。こんなところで弱気になっていたら、それこそ帝劇や巴里の隊員たちに 笑われてしまう」 彼は自分に言い聞かせるように呟くと、ほおを強く叩いた。 * 翌日、コルベールに案内されて職員用の食堂で朝食を済ませる大神。他の教職員たち からは奇妙な格好をした大神は変な動物を見るような目で見られていた。ちなみにこのとき 大神が着ていた服は帝國華劇団のモギリ服である。 さっさと朝食を終えた彼は途方にくれていた。 これからどうすればいいのか。 「あ、オオガミさん。ちょうど良かった」 ふと、この学院で数少ない顔見知りであるコルベールが声をかけてきた。 「どうしましたコルベールさん」 「いや実は、ちょっと人を探しているのですが」 「人?」 「ミス・ヴァリエールのことなんです」 「ミス、ヴァリエールですか」 そういえば、昨日の学院長室での会話でもそんな名前が出てきたな。 「はい。ちょうど今朝から姿が見えなくてですね」 「え? もしかして脱走……」 「まさか。それはないと思うのですが」 「ですよね」 「ただ、彼女は今年の二年生の中で唯一使い魔召喚ができていませんでしたから、そのショック があったのかもしれません」 「はあ」 「桃色の長い髪をした、小柄な少女がいたら、おそらくそれがミス・ヴァリエールです」 「そうですか」 「オオガミさんも見かけたら、私に教えてください」 「あ、はい。わかりました」 学院は高い塀に囲まれていて、正規の出入り口以外では簡単に出入りできそうにない。という ことは、やはりこの学院内にいるということだろう。それにしてもこの広い敷地で、見つけることなど できるのだろうか。 いた……。 コルベールの言う事をそのまま理解するならばおそらく、いや間違いなく彼女だ。 中庭の芝の上に一人座りこむ少女。黒いマントはこの学校の制服なのだろう。桃色の長い ブロンド髪はかろやかに波打っている。 「や、やあ」 いったいこの世界の住人、それも女性にどう声をかけていいのか大神にはわからなかったけれ ども、帝都、そして巴里においてあらゆる国籍、あらゆる性格、あらゆる外見の女性とフラグを立て てきた彼にとってはピンク色の髪でしかも魔法使い、などという特徴は障害のうちには入らない (ただし、年上は除く)。 「……だれ」鋭い目つきで威嚇するようにこちらを見る少女。 しかし大神には、その鋭さが逆に弱さを覆い隠そうと必死になっているようにも思えた。 「僕は大神一郎。え、ええと……、首都から派遣されてきた教師だよ」 大神はとりあえず学園長に言われた通りのウソをついてみた。すぐバレるウソなのだが。 「そう……。って、ちょっと待って」 「ん?」 「もしかして昨日の爆発に巻き込まれたっていうのは、あなた」 「あ、ああ。そうだね」 「身体は、大丈夫なの」 「ん?おかげさまで」 「……悪かったわね」 「いや、別に何ともないから」 「そう……。私はこれで退学になるみたいだから、それで許して」 「え? 退学って、学校をやめるってことかい」 「そうよ」 「そりゃどうして」 「どうしてって。二年生で使い魔を召喚できなかったのは私だけなの。使い魔はメイジにとって 重要ものよ。それの召喚ができなかったってことは、メイジとしても貴族としても失格 ってことよ」 大神にはわからない言葉も色々と出ているのだが、話の腰を折らないためそのまま聞き 流すことにした。 「し、失格だなんて」 「そうなのよ。ねえ、私、他の生徒からなんて呼ばれているか知ってる?」 「ん?」 「“ゼロのルイズ”って呼ばれてるの」 「それはまた……」 「成功率ゼロ、才能がゼロだからゼロのルイズ。ぴったりでしょう」 自嘲気味に笑う少女。 そんな横顔を見て大神は何か言わずにはいられなかった。 「そんなことないよ」 「へ?」 「昨日コルベールさんも言ってたよ。ミス・ヴァリエールは凄い力を秘めているって」 「そんなお世辞、聞きたくもないわよ。っていうかあなた、なぜ私の名前を…?」 「いや、間違えたのかな。ミス・ヴァリエールっていうのは」 「間違いじゃないわ。私の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール」 「へ、へえ……」 「ルイズでいいわよ」 「ああ、わかったよ」 「あなたの名前……」 「ん?」 「もう一度教えて」 「え、ああ。大神一郎だ」 「イチロー・オオガミ。随分シンプルな名前なのね。どこの出身?」 「あ、いや」 「そういえば首都から来たとか言ってたわよね」 どうやら勝手に納得してくれたらしい。 「ねえ」 「なんだい」 「オオガミって言いにくいからイチローでいい?」 「ああ、構わないよ」 「それじゃイチロー先生。短い間だったけど、会えて嬉しかったわ。それじゃ」 「あの、どこに」 「心配しないで。コルベール先生の所に行くの。ちゃんと正式な手続きを経て学院を辞めるわ。抜け 出すような真似はしないから」 「そうか……、って、それは」 昼食時。 相変わらず奇異な目で見られる中、大神とコルベールは昼食を食べていた。 「いや、オオガミさんのおかげでミス・ヴァリエールがすぐに見つかって良かったですよ」 「いえ、俺は何もしていませんよ」 「なあに、慣れない環境でただでさえ疲れるのに、このような用を頼んでしまい申し訳あり ませんでした」 「いえ、そんなことはありません。ところでコルベールさん」 「なんでしょう」 「ルイズは…、いやミス・ヴァリエールは本当に退学してしまうのでしょうか」 「う……」コルベールはパンを持ったまま固まってしまった。 「なんでも、使い魔召喚の儀式に唯一成功しなかったとか」 「ミス・ヴァリエールは、実技こそ得意ではありませんが、学科でも熱心ですし、私どもとし てはしっかり卒業して欲しいとは思うのですが」 「そうなんですか?」 「ただ、彼女の家のほうが問題がありまして」 「家」 「あまり他人の、それも貴族の家の問題にとやかく言うつもりはありませんが、ラ・ヴァリ エール家は、彼女に、ルイズに魔法使い(メイジ)ではなくお嫁に行って欲しいと考えている ようなのです」 「はあ…、でしたら別に学校を卒業してからでも」 「ええ、そうなんですが、前にも言いましたようにミス・ヴァリエールは魔法の実技で一度も 成功したことがありません。ゆえに、彼女の家としてはこのまま勉強を続けさせるよりも、 いっそ退学させて嫁に行かせた方が良いと考えているようなんです」 「そんな。ルイズの気持ちはどうなんですか」 「先ほど、私の所に来た彼女は、このまま学院を辞めてもいいと言っておりました」 不意に思い出す寂しげな横顔。 それでいいのか。そんなことで本当にいいのか。大神は手にもっていたフォークを強く握りしめる。 * 翌日、学院内の中庭にはルイズと大神の二人がいた。 「一体どういうこと?」まったく解せないという顔で大神を見るルイズ。 「いや、学院長に頼んでキミの指導をさせてくれるようにしたんだ」 「指導って、私はもうやめるのよ。今さらそんなこと……」 「キミには能力があるんだ。それを上手く活かしきれなかったのは学院のカリキュラムに何か 問題があったのかもしれない。僕もキミみたいに上手く能力を使えない子を何人か知っている から、そういう経験を生かしてやってみようかと思うんだ」 「そんなこと言われても」 「一度でもいいから成功したいと思わないかい?」 「え?」 「キミは凄い力の持主なんだ。その可能性を潰すのは惜しい」 「そんなの、嘘よ」 「まあ無理にとは言わないけどね。もし成功すれば、学院の皆もあっと驚くんじゃないかな」 「学院の皆……」そう言うとルイズは黙り込んだ。 「どうだい」 「べ、別にいいわよ。勘違いしないでよね。あなたを信用しているってわけじゃないの。ただ、これ から学院を出るまで少し時間があるから、その間だけならあなたに付き合ってあげてもいいのよ」 「そうか、よかった」 大神が笑いかけると、なぜかルイズは赤面していた。 「どうしたんだいルイズくん」 「な、なんでもありません」 こうして、大神によるルイズの指導がはじまったわけである。ただ、士官学校を卒業した後はすぐ に帝国華劇団に入った大神にとっては、教えられることは限られていた。それでも彼は、できるだけ のことはしようと決意したのである。 それは、これまでの部下たちとルイズの姿を重ねたからかもしれない。大神は困っている女性を 放っておくことなどできない。 「こうして、草をむしって」 大神は、中庭の芝生をすこしつまみ、両手の上に置いた。そしてそこに自身の霊力を流し 込む。 すると、掌の草は静かに、それでいて素早く燃え上がる。 「すごい」 「いやいや、こんなもの普通だよ」 「私、こんなのもできないのよ。笑っちゃうでしょう」 「そんなことないって。やってごらん」 「う……」 大神に言われるがまま、両手の上に草を乗せるルイズ。 「本当にいいの?」そう言って大神の方を見るルイズ。 「構わないよ。どうぞ」 「うん……」 そう言うとルイズは静かに精神を集中させた。 「VUUR(ヴュール)」 そして火の呪文を詠唱するルイズ。しかし、掌の上の草になんの変化もなかった。 「ん……?」 次の瞬間、大きな音とともに、ルイズの掌が強い光を放った。 「うわあ!!!」 あまりの衝撃にのけぞる大神。 「げほっ、げほ」 ルイズの掌の草は、燃えるどころか爆発をしてしまった。 「ひゃあ、驚いだ」そう言って起き上がる大神。まだ心の臓が激しく鼓動している。 「ご、ごめんなさい。やっぱり駄目なのよ私。こんな簡単な魔法すら上手くいかないんだから」 「すごいよルイズ!」 「へ?」 「凄い力だ。これなら光武も操縦できるかもしれない」 「え、コウブ?」 「あ、いや。こっちの話。とにかくコルベールさんの言っていたことは本当だったんだね。やっぱりキミ には能力がある」 「で、でも何をやっても爆発しちゃうんですよ」 「キミの持つ力が強すぎるってだけさ。もっと訓練すれば、自分の霊力も制御できるようになるはずだ」 「レイリョク?」 「いや、ここでは魔力というのかな。とにかく、キミは凄いんだ」 「は、ふ……」 「どうしたの?」 「私、そんなに褒められたことなんてなかったから……。べ、別にお世辞なんて言わなくても私は」 「お世辞なんかじゃないよ。キミは能力がある。俺が保障するよ」 「そんな」 「俺なんかの保障じゃダメかい?まあ、そうかもしれないけど」 「そ、そんなことないもん! わ、私凄くうれしい」 「そうか。じゃあ、次の訓練に行こう」 「は、はい。と、その前にイチロー」 「ん?」 「顔、拭きに行きましょう。煤がついててカッコ悪い」 「そういうルイズくんも」 「えへへ」 * 中庭での黒髪の男と、ルイズとのやり取りを見ている二つの人影。 「あら、あれってトリスタニアから来たっていう新しい先生じゃない?ゼロのルイズと何 をやってるのかしら」 赤い髪、褐色の肌、そしてあふれんばかりの巨乳が目印のキュルケがそんなことを言った。 「個人授業……」青髪の少女が本を読みながらも、時々中庭の方に目をやりながら答える。 「あら、なんだか怪しい雰囲気ね」 「キュルケ、あなたは考え過ぎ」 「そうかしら。それにしてもあの先生、結構いい男じゃない?」 「よくわからない」 「そう、アンタは男には関心示さないわよね、タバサ」 「そういうキュルケ、あなたは関心を示し過ぎ」タバサ、と呼ばれた青髪の少女は本を読み ながら冷静に切り返す。 しかしキュルケもそういうぶっきらぼうなもの言いには慣れているらしく、深くは考えない。 「あらま、なんか木の棒を持ち出して剣の稽古をはじめたみたいよ」 「……」 「いったい何を考えてるのかしらあの先生」 「……」 「メイジが剣で戦うなんてありえないわ。そうよね、タバサ」 「……ユニーク」 「へ?」 「何でもない。部屋に戻る」 「ああ、ちょっと待ってよタバサ」 * 乾いた木を打ち合う音が中庭に響く。 警備兵が訓練用に使う木刀を使って大神とルイズは剣の稽古をやっているのだ。 「ちょ、ちょっとイチロー。いったいどういうこと?」 「どうって、剣の稽古だよ」 「私たちって、魔法の訓練をするのよねえ」 「ああ、わかってるよ」 「じゃあなんで剣なんか」 「ルイズくん。キミは少し急ぎ過ぎなんだよ」 「急ぎ過ぎ?」 「そう、何事も近道はないんだ。キミ自身の力は巨大だけども、俺の予想だとそれを抑える ための受け皿がまだ完璧じゃない。だったら、魔法サイドを鍛えるより、もっと身体を使った ほうがいいんじゃないかと思ってね」 「そう、なんだ。よく考えているのね」 半分は口から出まかせなのだが、それは黙っておいた。 「とりゃああ!」 「いいぞ、ルイズくん!」 大神によるルイズの指導はその後、数日続いた。 ある時は乗馬。 「結構うまいな」 「そうよ。乗馬はわりと得意なの」 ある時は釣り。 「精神を静めるためにはちょうどいい」 「ああ、イライラするわあ。早く釣れないかしら」 「ははは、焦っていると釣れないよ」 「う、もう。そうよね」 「あ、引いてるよルイズくん」 「あ、あ、あ、どうしよう。どうすればいい?」 「竿をあげて、竿を!」 「いやああああ」 そして帝國歌劇団でもやっていた歌の練習も。 聖堂のオルガンを弾いて声を出して見る大神。 「ラーラーラーラーラー♪、はい」 「ら~ら~ら~ら~らああああ」 「……」 「なに?」 (歌は、苦手みたいだな…) そんな日々の終わりは突然やってきた。 前ページ次ページ檄・トリステイン華劇団!!
https://w.atwiki.jp/teltel55/pages/372.html
ギルステイン ●2点 クリーチャーデザインに韮沢の名前が入ってるだけで地雷臭がする。韮澤とか士郎正宗 は、本人は悪くないんだけどそれらを起用しようという連中のセンスがほぼ常に最悪だ。 「日本人が想像する、アメリカ人が好きそうなアニメ」その1。 謎のウィルスでギルステインに変身してしまった主人公が、元に戻るためにがんばるとい う内容だった。あまりにもひどすぎて、覚えていない。 筋立て、絵柄ともに80年代のOVA並みの古臭さ。初めて見たとき、そのあまりの古臭さ にパッケージを見返したほど。 韮澤デザインのスポーンのパクリみたいなデザインのモンスターが、PS2のリアルタイ ムムービーみたいなクオリティで動く。 ちなみにこれ、小学館プロダクションが出資している=アメリカで売るつもりで作ったのは 間違いないんだけど、アメリカでは出ていない。そりゃまあ、こんだけひどいアニメだった らしょうがないと思う。
https://w.atwiki.jp/healeracademia/pages/54.html
}// ゙̄¨ヽ//////////////-――┴-=ニ_///ii ii i////ii////////////∧ i/.  ̄)/////// ̄ ̄ ―- .{//_ ii ii i/////ii/////////////i r''¨/////_」´  ̄ ー- _ .i/ ヾ ii i/////ii//∧ ̄ ̄¨》///i _ノ//////i'' /{ \ \ ヽ \ \;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;///////i// ) ∥/// `¨''っ斗七'' i//〈 \ \ 、_ \ \ \//////////// //. イ ///// >i / j///ii〕h、 \. ∨r- 、 ヘ. \//////// /',,タ∠ ∠/// >=-<///i / i//-‐iヘ 〕h、 \ ∨、 弋ゝ ヘ `''ー-‐ .,,イタ/ ヽ  ̄ > ∨//i / }/ .ii ヘ.(+) 〕h、. \ ¨''*ュュ,,,,≧、 ー ,,イィタ/ ヽ .> ∨/i' i ii ヽ-‐-、 \ > `¨¨¨´ >-―‐'⌒`¨´ ) ヽ /¨ヽ r-‐'' / i /ii i ヽ 斗'' 三≡三 ノヽ ii ヽヽ / /}/{ L ヾ、 i 〈r〒 〕h-=ニ二ニ斗七'' 〉''∧. ヽ .ii ヽヽ { {//∧ / ヾ、 人. \ /i//∧ ヽ. ii. ヽヽ }/ヽ }//// i、/ヾ、 .ix \ .i .i//∧ .} / ∥ ヽヽ ) }\/ i/i/ ヾ、 i/\ `''ー-----------‐ァ'' i//∧ i/ ∥ ヽヽ. \{ i 从 i/iヽ i/\ ∨/\ //〉 .i//∧ i / ヽヽ i i//i ヽi \;;i///〕h、//\ ////i i//∧ i / ヽヽ iノ/∧  ̄\//////\、 /////{ i//∧i /i 【名前】 赤黒 血染 【ヴィランネーム】 ステイン 【個性】 凝血 【AA】 原作AA/シュバルツバルト(THEビッグオー) - 人間関係 人間関係 関係 名前 呼び方 職業 備考 ヒーロー オールマイト オールマイト ヒーロー 憧れ 同行者 渡我被身子 ヴィラン 同行者 スピナー ヴィラン 支持者 【ヒーロー殺し】と呼ばれるヴィラン。 なお、高校中退のためスレ住人からは【中卒】と呼ばれネタにされ、せめてヒーローになってから言えと蔑まれていたが、下記の結果になったためステインに同情する声が大きくなり、親しみの意味へと変わった。 [[オールマイト]]の活動休止宣言 ヒーローたちよ、聞いているかい?―――次の私≪平和の象徴≫はキミだ。 ヒーローサイドの活性化:【1D100 1】 (1ほどまだ困惑中) さらに独自設定で 個性病 も追加されて、このスレのステインは可哀想な人というイメージに固まった。 かつては、オールマイトに感銘を受けヒーローを志しヒーロー高校に通っていたが、教育体制から見えるヒーロー観の根本的腐敗に失望することとなり、また、個性が他者の血を舐めることが起点となることから忌避されるものであり、これをあまり使わず実技も優秀なおとなしい生徒だったが個性を抑圧し続けたことにより、些細な言い争いの最中に 個性病 の 吸血鬼症候群 を発症し傷害事件を起こしてしまった。 吸血鬼症候群 であると認められ裁判では無罪となったが、自分を許せず自主退学する。 その後はヴィジランテ活動の後に私利私欲・名声目当てと断じたヒーローを粛正するヴィラン【ヒーロー殺し】となるが、自身にとって理想のヒーロー像であったオールマイトがヴィラン連合のUSJ襲撃後に出した活動休止宣言にショックを受け一時は酒におぼれていた。 しかし、公園でのブラックとペルフェクティとの邂逅を機にヴィラン狩りにシフトする。 ヴィラン狩りの活動中に自身を襲撃してきた渡我被身子と出会い、渡我被身子とそして自分自身の欠陥を認識し、以降渡我被身子を連れ行動することになる。 そしてヴィラン連合からスカウトを受けるもこれを断り倒すべき悪と断じた。 職場体験で転機が訪れる。 【祝】ステインさん、完全にダークヒーロー系にコンバート成功 刑事である久能潔の依頼を受けて【保須市】の汚職警察官や麻薬の生産拠点などの情報を受け取る。 【汚染度・上層部】:【1D100 86】【汚染度・末端】:【1D100 91】 ペーパーカンパニーを襲撃し警備員を皆殺しして侵入。 襲撃にも気づかず、会社を出るときも死体や血の匂いも完全スルーした大尉を追跡。 【大尉の警戒度】ダイスを3回も振ったのに散々な結果(23,22,12)だったため、その無能っぷりはおかしすぎたのでブラックたちが幹部を捕まえた影響で連徹してたことになったほど。 そのまま地下まで追跡しようとしたがインゲニウムがやってきたので隠れ潜み、市民を襲っている白脳無のほうを倒す。 遅れてやってきたヒーローは市民に危害を加えた白脳無よりもステインを優先したい鈍足のアホだったので逃げ出した。 市長の後援会に市議会議員、県のお偉いさんや政治家まで真っ黒な証拠書類を久能潔に渡して依頼完了。 【技能】 【隠蔽】 +80(基礎)
https://w.atwiki.jp/gods/pages/68936.html
ステイン 北欧神話ニャールのサガに登場する人物。 関連: ソールズ(3) (父)
https://w.atwiki.jp/37564/pages/711.html
【作品名】僕のヒーローアカデミア 【ジャンル】漫画 【名前】ステイン 【属性】ヒーロー殺し 【殺人数】17人 【長所】「全ては正しき社会のために」 【短所】 やり方が悪かった 【備考】 過去に17人のヒーローを殺害している
https://w.atwiki.jp/open_deal/pages/89.html
ステイン }// ゙̄¨ヽ//////////////-――┴-=ニ_///ii ii i////ii////////////∧ i/.  ̄)/////// ̄ ̄ ―- .{//_ ii ii i/////ii/////////////i r''¨/////_」´  ̄ ー- _ .i/ ヾ ii i/////ii//∧ ̄ ̄¨》///i _ノ//////i'' /{ \ \ ヽ \ \;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;///////i// ) ∥/// `¨''っ斗七'' i//〈 \ \ 、_ \ \ \//////////// //. イ ///// >i / j///ii〕h、 \. ∨r- 、 ヘ. \//////// /',,タ #8736; #8736;/// >=-<///i / i//-‐iヘ 〕h、 \ ∨、 弋ゝ ヘ `''ー-‐ .,,イタ/ ヽ  ̄ > ∨//i / }/ .ii ヘ.(+) 〕h、. \ ¨''*ュュ,,,,≧、 ー ,,イィタ/ ヽ .> ∨/i' i ii ヽ-‐-、 \ > `¨¨¨´ >-―‐'⌒`¨´ ) ヽ /¨ヽ r-‐'' / i /ii i ヽ 斗'' 三 #8801;三 ノヽ ii ヽヽ / /}/{ L ヾ、 i 〈r〒 〕h-=ニ二ニ斗七'' 〉''∧. ヽ .ii ヽヽ { {//∧ / ヾ、 人. \ /i//∧ ヽ. ii. ヽヽ }/ヽ }//// i、/ヾ、 .ix \ .i .i//∧ .} / ∥ ヽヽ ) }\/ i/i/ ヾ、 i/\ `''ー-----------‐ァ'' i//∧ i/ ∥ ヽヽ. \{ i 从 i/iヽ i/\ ∨/\ //〉 .i//∧ i / ヽヽ i i//i ヽi \;;i///〕h、//\ ////i i//∧ i / ヽヽ iノ/∧  ̄\//////\、 /////{ i//∧i /i┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓┗┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┛【ステイン】■─────────────────────■│ HP:14/14 得意距離:近 苦手距離:遠 │■─────────────────────■ 【技】 0.《血刃》 ダメージ:1d4 射程:近 / なし。※《血の渇望》を習得する 1.《渇きの主》 ダメージ:3 射程:中 / 【メイン/判定:7】この技が命中した時、判定を行う。判定に成功した場合、相手の防御ポイントを0としてダメージ計算を行う 【メイン/判定:-】この技が命中した場合、自身のHP+[与ダメージ] 2.《投げナイフ》 ダメージ:3 射程:遠 / なし 3.《連続斬り》 ダメージ:2 射程:近 / 【メイン/判定:-】3回攻撃 4.《追い討ち》 ダメージ:3 射程:効果参照 / 【セットアップ/判定:-】この技の射程は現在の間合いと同じになる 【メイン/判定:-】自身と相手の移動ポイントが等しい場合、与ダメージ+3 5.《血染の太刀》 ダメージ:5 射程:中 / 【メイン/判定:-】与ダメージ+[相手の凝血カウンターの数]×2 6.《ヒーロー殺し》 ダメージ:8 射程:近 / 【クリンナップ/判定:-】このラウンドの間、自身はクリンナッププロセスまで戦闘不能にならない 【スキル】 《粛清完了》 宣言 / 相手の死に出し時、宣言して使用する。交代し、間合いを任意に変更する 《凝血》 常時 / 自身の技に『【メイン/判定:-】この技でダメージを与えた場合、相手の[凝血カウンター]+2』を追加する。 《血の渇望》 常時 / 自身がダメージを与えられなかった場合、クリンナップロセスに自身のHP-2。【HP最大値+4】 ※凝血カウンター……[凝血カウンター]が1つ以上乗っている場合、相手はクリンナッププロセスに技・防御・移動ポイントから1つ宣言する。 自身はセットアッププロセスに目標値8で判定を行う。判定に失敗した場合、相手が宣言したポイントが0になる。 クリンナッププロセスにこのカウンターを1つ取り除く。 戻る
https://w.atwiki.jp/gods/pages/82395.html
エイステイン エイステインエルレンズソンの別名。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7744.html
前ページ次ページゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~ プロローグ その日、警視庁はちょっとした騒動になっていた。 警視庁の窓際部署で雑用係、職員からは「陸の孤島」「人材の墓場」などと呼ばれている特命係の長である刑事・杉下右京が行方不明になったのである。 誰も行き先に心当たりはなく、携帯電話も電波が届かない場所にいるのか電源を切っているのか、全く通じなかった。 だが、それだけならば警視庁全体を巻き込んだ騒ぎになることはない。 右京はしばしば独自で事件を捜査し、その過程で拉致監禁されるなど危険な目に遭うことも少なくなかったからである。 そんな右京の消失が警視庁の話題に上ったのは、右京の唯一の部下として特命係に所属する神戸尊と、特命係に隣接する組織犯罪対策部5課長の角田六郎の証言のせいだった。 一部始終を目撃したという彼らの証言によると、外出しようとした右京が扉を開けると、待ち構えていたようにすぐ目の前に、大きな鏡のようなものが現れたという。 その鏡は、どういう仕掛けになっていたのか、少し宙に浮いていたそうだ。 慎重な右京もこの不意打ちに近い事態には対処しきれず、その鏡にとびこんでしまった。 そして、右京を取り込んだことで役目を果たしたらしい鏡は、尊や角田が驚きのあまり動けないでいるうちに消えてしまったというのである。 もちろん、そのような常識的に考えられない事態が起こったなどということが信じてもらえるわけもなく、 尊は刑事部長の内村完爾に事情を詳しく説明するために、部長室に呼び出されることになった(角田はうまく尊にこの面倒事を押しつけて逃げてしまった)。 怒り心頭で、自分の説明を頭ごなしに否定してくるであろう内村の態度を予測した尊は、深く嘆息した。 「まったく…振り回してくれるな、あの人は……」 尊は、そんな独り言をつぶやきながら髪をかき上げると、廊下を部長室へと歩を進めた。 第一章 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 神聖で、美しく、強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! わが導きに応えなさい!」 ハルケギニア大陸の国家・トリステイン王国の広々とした草原にそびえるトリステイン魔法学院の中庭に、ルイズの呼びかけが響いた。 ルイズ――本名をルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールという、トリステイン屈指の名門貴族の三女である――は、万感の期待をこめて杖を振るった。 直後、耳をつんざく轟音と土煙が中庭を覆った。ルイズの前方の空間が爆発したのだ。 ルイズの召喚を見守っていた、年齢の割に頭髪が寂しい教師・コルベールとクラスメイト達は、それぞれ体を伏せて目を覆ったり、耳や口を塞いだ。 やがて土煙が引いたころ、クラスメイトの一人が、爆発の中心に何かを発見した。他の生徒たちもコルベールもそこに注目する。 そして爆発を起こした張本人であるルイズは、そこに現れたものに対する驚きに、爆発で乱れてしまった自慢の桜色の髪を直すのも忘れて呆然としていた。 そこにいたのは、コルベールよりも年上であろうと思われる40~50代の男性であった(ただし、男のきっちりセットされた頭髪は黒々として白髪一本見当たらず、質・量ともにコルベールを完全に上回っており、それが男に若々しい印象を与えていた)。 爆発の中心にいたにも関わらず、男にはなぜか火傷どころか怪我ひとつなく、見ただけで高価だとわかるコートやスーツにも皺や乱れすらなかった。やはり高価なメガネフレームに納まっているレンズにも埃ひとつついていなかった。 気絶しているというのに、男の姿からは正真正銘の貴族である生徒や教師以上に高貴な、紳士然とした気品が感じられた。もし着ている服が典型的なトリステイン貴族のものであったならば、間違いなく貴族だと信じてしまうであろう。 「何だ? ルイズのやつ、まさか平民を召喚したのか?」 「あははは! さっすがは“ゼロのルイズ”ね!」 「いやいや、“ゼロのルイズ”が『サモン・サーヴァント』に成功したことをまずは褒めてやらないとっ…! ふふふふ…」 クラスメイト達の笑いと“ゼロのルイズ”という言葉を聞いて我を取り戻したルイズは、屈辱に耳まで真っ赤にして叫んだ。 「う、うるさい! これはちょっとした間違いよ! そうに決まってるわ!」 ルイズのその叫びに意識を取り戻したのだろう、男は目を開いてゆっくりと体を起こした。現状を把握しようとしているのか、注意深く辺りを見回している。 しばらくすると懐から掌に収まるくらいの小さな機械を取り出して何やらいじっていたが、小さくため息をつくと、機械を懐に入れた。 やがて男は、近くにいたルイズに声をかけた。 「Excuse me.Could you tell me where here is?(すみません。ここがどこなのか、私にお教えいただけますでしょうか?)」 「え? なに!? 今何て言ったの!?」 ルイズは男の言葉が全くわからず、バカにされたこともあって苛立ちが募り、とげとげしい調子で返した。 しかし男は、そんなルイズの失礼な返事など意に介さなかったらしく、 「おや! 日本語をお使いになるのですか? ここは、イギリスではないのでしょうか?」と、少し驚いた様子で質問を重ねた。 「ああもう、ちょっと黙ってて! ミスタ・コルベール! もう一回、召喚させて下さい!」 ルイズは男をとりあえず黙らせると、コルベールの方を向き、懇願した。 男は、言われたとおり黙ってルイズたちの様子を見つめていた。 「それはなりません。ミス・ヴァリエール」 「どうしてですか!」 コルベールの否定の言葉に、ルイズは納得いかない様子で抗議の声をあげた。 「決まりだからです。今行っている春の使い魔召喚は、生涯使役する使い魔を召喚するだけでなく、使い魔によって君たち一人ひとりのメイジとしての属性を特定し、 専門課程に進むための神聖な儀式です。一度召喚した使い魔候補は、やむを得ぬ場合を除いては、変えることは許されません」 「で、でも! 平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」 ルイズの言葉に、再び周囲から笑いが起こった。 「これは伝統なのです。確かに人間を使い魔にするというのは前例がありませんが、春の召喚儀式は全てに優先します。 平民であろうと何であろうと、彼には君の使い魔になってもらわなければなりません。 ミス・ヴァリエール、君は直ちに『コントラクト・サーヴァント』を行い、彼と契約を結びなさい。よろしいですな?」 「そ、そんなぁ…」ルイズは肩を落とした。 「さっさと契約しちゃいなさいよ。失敗続きの中でようやく呼び出せた大切な使い魔なんだから。“ゼロのルイズ”に平民の使い魔…お似合いじゃない。ねぇ、タバサ」 「うるさい! キュルケ!」 ルイズは、燃えるような赤い髪を持つ、どこか妖艶な雰囲気をまとった少女・キュルケを睨みつけた。 一方、タバサと呼ばれた、背が低い青い短髪の無表情な少女はキュルケの言葉には答えず、男の様子を静観していた。 男は、顔こそルイズとコルベールの方に向けてはいるが、中庭にいる全員の発言や動きを見逃さないように注意を払い、感覚を研ぎ澄ませているようにタバサには感じられた。 「はぁ…ちょっと、あんた」 ルイズはため息をつくと、男に声をかけた。 「はい?」男は語尾を上げた、少し変わった返事をした。 「勘違いしないでよね。これはあくまで使い魔としての契約だから。本来なら貴族にこんなことされるなんて、一生ないんだから」 「契約、とおっしゃいますと?」 「いいからじっとしてて! …我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 ルイズは、呪文を唱えると、杖を男の額に置いた。そして、男に顔を下げるように促す。 男が立て膝になると、ルイズは男の顔に両手を添え、ゆっくりと唇を近づける。 先ほどとは違った感情で、顔が紅潮していく。心臓が高鳴っているのが嫌でもわかる。 と、男は突然「すみません」とルイズに声をかけた。 「じっとしててって言ったでしょ!」 「一つだけ。急いでおられることは承知していますが、どうしても契約前に確認しておきたいことがあります」 男は人差し指を立て、静かだが力強い声で、ルイズに質問させてくれるよう求めた。 「…何よ」 「この『使い魔の契約』は、今までの話から推察するに、僕にもあなたにも契約に対して拒否権はないようですが、成立した契約を解除することは可能なのでしょうか?」 「無理よ。使い魔の契約が解除されるのは、呼び出した使い魔が死んだときだけ。人間が使い魔として呼び出されるなんて今までなかったもの」 この恥ずかしい時間を早く終わらせたいルイズは、少し早口気味で答えた。 「なるほど、それが『やむを得ぬ場合』というわけですね…仕方がありません。とりあえず、今後のことはこの場を終えてから考えましょう」 そういうと、男は静かに目を閉じた。 ルイズの唇が、男の唇に重ねられた。男は、身じろぎひとつしなかった。 ルイズは唇を離すと、「終わりました」とコルベールに報告した。見知らぬ男とキスをしたことで照れているのか、彼女の顔は再び耳まで真っ赤になっていた。 男女のキスシーンを目の前で見た生徒たちは、興奮をおさえきれずに黄色い声をあげたり口笛を吹いたりしてはやし立てた。コルベールが静かにするよう注意する。 「『使い魔の契約』…その方法がまさかキスとは…驚きました。大丈夫ですか……!?」 男が立ち上がりルイズに声をかけようとしたとき、左手に違和感を覚えた。 熱い。まるで熱した鉄の棒を手に押しつけられているようだった。 だが、その熱さは一瞬のことであり、すぐに治まった。 男が左手を見ると、手の甲に文字らしきものが焼印のように刻まれているのが見えた。 「これは…!」 「! 知ってるの?」 「ヨーロッパで、ラテン文字が普及する以前にゲルマン語の表記として用いられたルーン文字に極めてよく似ています」 「『使い魔のルーン』よ。私の使い魔ですっていう、印みたいなものよ」 ルイズは、細かいところは自分が持っている知識と違うとはいえ、魔法どころか文字を習う機会すらないはずの平民の男がルーンを知っていることに内心驚いた。 しかし、由緒正しき旧い家柄を誇る貴族である自分が平民に動揺させられたなどと知られれば、また意地の悪い同級生たちの物笑いの種になってしまう。 なるべく平静を装って男に説明した。 「ほう…これは珍しいルーンだな。失礼」 男の左手を覗き見たコルベールが、刻まれたルーンを書き込んだ。 「すみません。『珍しい』とは、一体どういうことなのでしょうか?」 男が、今度はコルベールに尋ねた。 「ん? …ああ、それは、見慣れないルーンだったというだけのことです。なぜそんなことを?」 「細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖でして」 男はまた人差し指を立てて、さわやかな微笑を浮かべた。 「そうですか……さて、これで春の使い魔召喚の儀式は全員終了しました。皆、教室へ帰りますぞ」 コルベールはそう言ってきびすを返すと、宙に浮き上がった。 生徒たちも、コルベールの呼びかけを受けて、同じように浮遊すると、石造りの校舎へと向かった。 飛んでいないのは、ルイズと男の二人だけだった。自然、取り残される形になる。 同級生たちは、口々に「お前は歩いて帰れよー」だの、「ルイズは『フライ』どころか、『レビテーション』もまともにできないからな」だのと、 からかいと嘲笑をルイズにかけて飛び去っていく。 男は、人間が浮き上がったことに驚きを隠せない様子で、彼らの周囲や校舎の外を見回していた。 「ワイヤーやクレーン車等の類の仕掛けは見当たらない…タネも仕掛けもなく、人体をあれほどまでに安定させた状態で飛ばせるとは… ここはさながら、中近世のヨーロッパを舞台にしたファンタジーを具現化したような世界ですねえ。いや、素晴らしい!」 男は、手品を初めて見た子どものごとく、興奮していた。 「…あんた、一体何者なの?」 「はい?」 ルイズの問いかけに、興奮から我を取り戻した男が振り向いた。 「コモン・マジックの初歩の『フライ』なんて、トリステインじゃ平民だって知ってるようなものにそんなに興奮するなんて…」 「いやはや、これはお恥ずかしい。なにぶん、幻想文学や映画でしか見たことがないような『魔法』を目の当たりにしたものですからねえ」 「それなのに、ルーンは知ってるなんて…おかしいじゃない! あんたは何者なの? どこから来たの? なんであんたみたいなのが、私の使い魔になったのよ!?」 「落ち着いて下さい、ミス・ヴァリエール。事態を把握できていないのは、僕も同じです」 男は、ルイズを落ち着かせようと、優しく名前で呼びかけた。 「…え? 私、まだ名乗ってなんかないわよ? 何でわかったの!?」 「先ほど、僕との『使い魔の契約』の際に唱えていらっしゃった呪文の中で名乗っておられたではありませんか。 ミス・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール…ですよね?」 何が「事態を把握できていない」よ。正式に自己紹介していない私の名前をあの状況で、しかも正確に憶えているなんてじゅうぶん冷静じゃない… そんなルイズの気持ちをよそに、男は言葉を続けた。 「ああ、こちらから名乗るべきところを、大変失礼いたしました。申し遅れましたが……私、日本で公務員をしております、杉下右京と申します」 男――杉下右京は、高い教養と知性をあわせ持った紳士というにふさわしい慇懃な言葉遣いと、上品な笑顔でルイズに自己紹介をした。 前ページ次ページゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3718.html
最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ ヴァリエール家の紋章を背中にあしらった純白の改造学生服を来てルイズは腕を組んで眼下を見下ろしていた 「ふん・・・・レコン・キスタ7万・・・か」 パッソルに跨りルイズは迫り来る軍勢を見つめる 「嬢ちゃんよぉ・・・・びびったのか?ケツまくって逃げるかい?」 背中に背負ったデルフリンガーがカタカタ震えた、笑っているのだろう 「逃げる?・・・・・・・・ふふ」 パッソルのスロットルをふかす、その凶悪なエグゾーストノイズで相手がこちらに気がついた 「生憎、私にも使い魔(こいつ)にも後退と言うものがついていないのよ!!」 瞬間、パッソルが崖から飛んだ、 兵士が吹き飛ぶ、弓矢はデルフリンガーで弾き飛ばす、砲弾は風よりも早く避ける 「ルーーーーゥイズーーーーーー」 空から怨念めいた声がした 「ワルド様」 アルビオンの自慢、空中艦隊が迫って来ている、 「アルビオンでは世話になったね、だがその使い魔では空中にはまったく手出し出来まい」 勝ったといわんばかりにワルドの笑い声が響く 「フフフ・・・・・ハハハ・・ハーーーハハハハハ!!笑止!!」 パッソルの上に仁王立ちになりルイズはデルフリンガーを天に掲げた この戦場に赴く前、立ち寄ったタルブの村の祭殿にて祭られていた守護神、 それがルイズに語りかけてきた、我が体と頭脳を一つとせよと・・・・・ 「こぉーーーい」 そしてソレはルイズの呼びかけに答えた 空を切り裂き、大地を震わせ、木々をなぎ倒しルイズの呼びかけに答え、やってきた 「な、なんだアレは!?」 その巨大な容姿を見てアルビオンの兵士達は怯え、 「守護神だ!!我々の守護神が現れた!!」 トリステインの兵士達は歓喜した 突如現れた守護神に向かってパッソルは疾走する 「パイル○ー オン!!」 守護神の顔の部分が割れ、飛び込んできたパッソルとルイズを収納した 「な、なんだあれはぁーーー!!」 ワルドが叫ぶ、ルイズは笑って大声で叫んだ 「喧嘩上等ロボ!!」 大和田秀樹 たのしい甲子園 より タルブの村に喧嘩上等ロボが埋まってました
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7544.html
登録日: 2009/05/27(水) 17 14 26 更新日:2024/04/24 Wed 10 39 40 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ゼロの使い魔 ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜 ゼロラジは蘇る!何度でも!! ←8月27日復活 ニヤニヤラジオ ラジオ ラジオ番組 噛み噛み 日野理恵 日野聡 理聡の夫婦 釘宮のデレが聞ける 釘宮理恵 『ゼロの使い魔』のルイズ役 釘宮理恵、平賀才人役 日野聡の2人がパーソナリティとして送る奇跡のニヤニヤラジオ。 通称ゼロラジ。 2006年6月に開始し、アニメ ゼロの使い魔放送中は週1回、それ以外は月1回更新だった。が、2009年3月放送の第66回で惜しまれつつ最終回となった。 主な登場人物 釘宮理恵 (理恵ちゃん) パーソナリティその1。 初期はやたらと日野ちゃまに「キモい」「ウザい」「死んじゃえばいいよ」等と暴言を吐くドS女だったが、中盤から徐々にデレを見せ始める。 ゼロラジ内で数々のツンデレ伝説を生み出した。(詳しくは後述) 日野聡 (日野ちゃま) パーソナリティその2。 キモい。ものすごくキモい。 しかしそのキモさに心を奪われた漢(をとこ)たちも数多く存在し、公開収録やイベントではキャストの中で一番むさ苦しい声援を受ける。 最初はSを自称しつつも一方的に罵られる日々が続いたが、釘宮が徐々にデレデレし始めた途端に彼の時代がやってきた。噛み様でありサバキング。 ICHIKO ゼロの使い魔シリーズの主題歌を歌う女性歌手。新シリーズが始まる時にゲストとしてやってくる。 日野とはメル友で仲が良く、トークの時には若干釘宮が置いてけぼりになったりする。 ヤマグチノボル (ノボノボ) 原作者。突然ひょっこりとやってくる。 喋りに関しては当然素人だったが、出演するうちに慣れてきたご様子。 マッシュ&マロン 釘宮の愛犬たち。 片や釘宮から最上級の愛を受け、片やたまに忘れられる不憫な子。 伝説 ★第1回 日野、開始数十秒で噛む。 釘宮、暴言を吐きまくる。 初回からカオス。 ★第16回 白濁色のドロドロした液体がかかった棒状の物を釘宮に無理やりくわえさせようとして、本気で拒絶される日野。 その後は公衆の面前で間接キス。 ★第17回 OP小芝居が秀逸。 釘宮が異常に男前。 ★第40回 釘宮に対して 日野「(小声で)かわいい///」 そしてEDにて日野から釘宮へ不意打ちクリスマスプレゼント。 「ツカイマカラノ クリスマスプレゼント ダ」 「サッキ カッタ」 「ナンテ チュウジツ ナ ツカイマ ナンダ」 などとツンデレな日野ちゃま。 ★第42回 釘宮が日野にバレンタインチョコをプレゼント。 おそらく、ゼロラジリスナーのほとんどがバレンタインなど関係ないキモヲt……なハズだが、そんな人達の前で公開イチャイチャ。 ちなみに渡す際に、 「クリスマスプレゼントもらったから」 「いっぱい売ってたし」 「私も食べたかったから」 などと、あくまでも仕事上の付き合いですというような言い訳をしていた。 ★第45回 ゼロラジ至上最強の神回。 釘宮の「校舎裏に呼び出されて告白されたーい!」という願望を叶えるため、丸々1回を特別企画「魔法学院校舎裏」に使う。 リスナーから募集した、釘宮への告白・日野への告白をお互いが読み上げていく。 日野「釘さま……いや、理恵!」 釘宮「ふぁ…………/////」 2009年10月30日―― 彼らは再び戻って来てくれた。 そう、 ゼロラジスペシャルである。 またニヤニヤしたい感染者はメディアファクトリーのページからどうぞ! 2011年8/27 響ーHiBiKi Radio Stationー にて ゼロの使い魔 on the radio ~トリステイン王国へようこそ~ と 名を改めて復活!! 追記・修正してくれない人は死んじゃえばいいよ☆ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント