約 3,044,975 件
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/55.html
プロローグ ――嘗てDWでは戦争があった。 暗黒デジモンと呼ばれる悪しきデジモン達と、 一部の神聖系デジモン達が、 聖や闇、光の存在に攻撃を仕掛けたのが始まりだった。 瞬く間に戦火はDW是全域に拡大し、幼い幼年期までもが 兵士として駆り出されていった。 そして数年の月日が経ったある日、 戦争を終焉へと導く大きな戦があった。 エンシェントガルルモン『アブソリュート・ゼロ!!』 エンシェントグレイモン『ガイアトルネード!!』 ルーチェモン『グランドクロス!!』 巨大な竜巻とすべてを凍らせる冷気、 十字型の超光熱球はぶつかり合い、大爆発が起きた。 ルーチェモン「うぅ…。奴等は何処だ…?」 エンシェントガルルモン「ここだぁ!『シャープネスクレイモア!!』」 爆発で起きた煙の中からエンシェントガルルモンが現れ、 2本の大剣“シャープネスクレイモア”でルーチェモンを切り裂いた。 ルーチェモン「うわああぁぁぁぁ!!!?」 ルーチェモンはダークエリアの奥深くへと堕ちていった。 エンシェントガルルモン「はぁ…はぁ…そっちはどうだ?エンシェントスフィンクモン。」 エンシェントスフィンクモン「ク…流石は超究極体といったところか…十闘士8体が本気になっても歯が立たない…」 エンシェントスフィンクモンが見つめている先には、 凶大で、禍々しいオーラを放つ巨大なデジモンが居た。 エンシェントビートモン「こいつほんとに我らと同じデジモンか…?」 エンシェントマーメイモン「こんなの…ただの化け物よ…」 超究極体“アルカディモン”の圧倒的な強さの前に、 皆成す術が無かった。 喋っている間にも、超究極体はどんどん迫ってくる。 エンシェントボルケーモン「う…うわああぁぁ!!?来るなぁ!『アトミックボンバー』」 エンシェントボルケーモンは背中の火山を噴火させながら超究極体に突進して行った。 エンシェントワイズモン「ま、待て!エンシェントボルケーモ…」 エンシェントワイズモンの静止も空しく、エンシェントボルケーモンは超究極体に突撃し、吸収されていった。 エンシェントメガテリウモン「エンシェントボルケーモン!?キサマアアァァァ!!『フリージングブリザード!!』」 エンシェントメガテリウモンは全てを凍らせる猛吹雪を放った。が、超究極体の前にその程度の攻撃は無意味だった。 アルカディモン超究極体『ディストピアランシーズ』 超究極体は体から伸びている無数の触手を槍上に変形させ、一斉に発射した。 残りの十闘士達は、疲れているのもあり、全てを避けきることが出来なかった。 ドッゴオオオォォォォォォン!!! エンシェントガルルモン「うぅ…大丈夫か?!みんな!!」 エンシェントグレイモン「俺は大丈夫だが…他のみんなは…」 エンシェントグレイモンは言いながら、ダメージの酷い他の十闘士達を見回した。 エンシェントガルルモン「みんな、動けるか?」 エンシェントイリスモン「もぅ…駄目…」 エンシェントトロイアモン「体が…思うように動かん…」 アルカディモン超究極体「どうやら、これまでのようだな…安心しろ…今楽にしてやる!『ドットマトリックス!!』」 ギュゥイイィィン エンシェントビートモン「な…なんだ!?うわあぁぁぁぁ!!!!?」 ディストピアランシーズを喰らい、動けなくなっていた十闘士達は次々と超究極体に吸収されていった。 アルカディモン超究極体「みなぎるぅぅ!!十闘士の力が私の体内にながれこんでくるぞぉぉぉぉぉ!!」 十闘士の内8体を吸収し、超究極体はさらに巨大化した。 アルカディモン超究極体「さぁ!後はお前達2体だけだぞ!!」 エンシェントガルルモン「ク…どうする?エンシェントグレイモン…」 エンシェントグレイモン「…俺が奴の急所を探し出すから、お前は其処に必殺技を放て。」 エンシェントガルルモン「な…あんな奴に急所なんてあるのか?」 エンシェントグレイモン「完璧な生物など居ない。どんな強い奴でも、必ず弱点はあるはずだ…」 アルカディモン超究極体「何をこそこそ喋っている…?何を話そうと、無駄な事だ。」 超究極体は、どんどん迫ってくる。 エンシェントグレイモン「時間が無い!行くぞ!!」 エンシェントガルルモン「お、おう!!」 エンシェントグレイモン『オメガバースト!!』 エンシェントグレイモンを中心とした、半径数キロが大爆発した。 アルカディモン超究極体「ク…なかなかやるな…だが、この程度で私が倒れると思ってるのか!」 エンシェントグレイモン『ルードリー・タルパナ!!』 エンシェントグレイモンは、すぐに敵の背後に回りこみ、背中のルードリー・タルパナを連射した。 ドン!ドン!ドン!ドン! アルカディモン超究極体「ハッハッハッハ!!効かぬわ!!」 エンシェントグレイモン「う…嘘だろ!?本当に急所が無いのか!?」 アルカディモン超究極体「お遊びはこれまでだ…本気でいかせてもらうぞ!『イグザイルスピア』」 アルカディモンは、右腕を槍のように変化させ、エンシェントグレイモンに襲い掛かった。 ドシュッ エンシェントグレイモン「!?」 エンシェントグレイモンは、一瞬何が起きたか分からなかった。 エンシェントガルルモン「エンシェントグレイモン…!?」 エンシェントグレイモン「グ…ここまでか…。エンシェントガルルモン…後は…頼んだぞ…」 そういうとエンシェントグレイモンは超究極体に吸収されていった。 アルカディモン超究極体「クックック…後一体だ…さあ、どうする?」 エンシェントガルルモン「エンシェントグレイモン……後は任せておけ!俺がお前の…他の皆の分も戦ってやる!!ウオオオオオ!!!」 エンシェントガルルモンの体中から、光のオーラが溢れ出てきた。 アルカディモン超究極体「な…なんだ?この眩しい光は!?」 エンシェントガルルモン『シャイニングライト・オブ・フォース!!』 エンシェントガルルモンは、光のオーラを前身に身に纏い、アルカディモン超究極体に突っ込んでいった。 アルカディモン超究極体「忌々しい光め…喰らえ!!『ゴッドマトリックス!!』」 アルカディモン超究極体は、両肩から光を発射した。 エンシェントガルルモン「うぐ・・・!?」 すると、それを浴びたエンシェントガルルモンの体が0と1に分解し、消滅し始めた。 アルカディモン超究極体「フハハハハハ!!!そのまま私の前から消え去るがいい!!!!」 エンシェントガルルモン「ぅううおおおおおおおお!!!!!」 エンシェントガルルモンは、怯む事無く突撃を続け、アルカディモン超究極体すぐ側まで来た。 アルカディモン超究極体「ば…馬鹿な!?私の必殺技を受けて生きているだと!?ありえん!!?」 エンシェントガルルモン「ハアアアアァァァァァァァァァ!!!!」 エンシェントガルルモンはアルカディモン超究極体の体を貫いた。 アルカディモン超究極体「グアアァァァアァァァァアア!!?」 エンシェントガルルモン「これで…終わりだ!!!」 アルカディモン超究極体「グウゥ…只では終わらんぞ!貴様も道連れにしてやる!!」 そういうと、アルカディモン超究極体はエンシェントガルルモンの腕を掴んだ。 アルカディモン超究極体「さあ!地獄へ連れて行ってやr…」 ドッゴオオオォォォォォォン!!!! アルカディモン超究極体は大爆発を起こし、デジタマになった。 エンシェントガルルモンはアルカディモン超究極体のゴッドマトリックスを受けて体の構造データの大半が消滅しており、大爆発に耐えることが出来ず、にならなかったが、デジコアが空中に浮かんでいって8つに砕けて何処かへ飛んでいった。
https://w.atwiki.jp/redigitize/pages/122.html
データ 必殺技 スキル 進化進化条件 進化前後 その他 データ 世代 完全体 形態 - 属性 - 性質 - 寝起き - [[トレーニング]]適正 - 好物 - 必殺技 名称 - 威力 - 性質 - 射程 - 効果 - スキル 進化 進化条件 ケイコウ洞窟のもんざえモンが街に戻っている事 HP2000 MP2000 攻撃200 防御200 素早さ200 賢さ200 体重40以上 育成ミス0 戦闘勝利40以上 スキル数49以上 うち5つ 進化前後 進化元 ガオガモン レオモン ヌメモン 進化先 ヴァイクモン バンチョーレオモン その他
https://w.atwiki.jp/redigitize/pages/98.html
データ 必殺技 スキル 進化進化条件 進化前後 その他 データ 世代 成長期 形態 - 属性 データ 性質 自然 寝起き 07 00~21 00 [[トレーニング]]適正 - 好物 - 必殺技 名称 ナッツシュート 威力 290 性質 自然 射程 ・ 効果 - スキル 大気 1~2 自然 1~4 進化 進化条件 素早さもしくはMP(1/10で計算)が全パラメータ中で最高 体重15以上 進化前後 進化元 バドモン 進化先 レオモン バードラモン サンフラウモン シードラモン その他
https://w.atwiki.jp/wiki1_test/pages/7843.html
得意 ギアサバンナ・ミハラシ山 苦手 ファクトリアルタウン・下水道 空腹時刻 1 13 満足量 20 減少量 5 5 17 好物 デジブナ 寝起き 昼型 9 21 4:00〜19:00 バランス HP MP 攻撃 防御 素早 賢さ ボ基準値 500 500 100 50 50 100 トレ適性 - - - - - - ●十分条件 トコモン 進化前 優先 能力HP 攻 賢 ドリモゲモン ティラノモン オーガモン 進化先 優先 能力攻条件ミス3回以上体重40G前後 優先 能力HP 防条件ミス5回以下体重30G前後 優先 能力HP 攻条件ミス5回以上体重30G前後 レオモン エンジェモン ユニモン 優先 能力早 攻 賢条件ミス1回以下体重20G前後 優先 能力MP 賢条件ミス0回体重20G前後 優先 能力HP 早条件ミス3回以下体重30G前後
https://w.atwiki.jp/redigitize/pages/144.html
データ 必殺技 スキル 進化進化条件 進化前後 その他 データ 世代 成熟期 形態 - 属性 ウィルス 性質 機械 寝起き 07 00~00 00 トレーニング適正 HP防御力UP攻撃力素早さDOWN 好物 ヘビーいちご 必殺技 名称 ディストラクショングレネード 威力 400 性質 機械 射程 - 効果 - スキル 格闘 1、3~4 機械 1~5 進化 進化条件 HP800 防御80 賢さ80 体重30以上 戦闘勝利15以上 育成ミス10以下 スキル数28以上 内3つ 進化前後 進化元 テントモン ハグルモン カメモン 進化先 ライズグレイモン アンドロモン メガログラウモン その他
https://w.atwiki.jp/wiki1_test/pages/7840.html
得意 ギアサバンナ・ミハラシ山 苦手 ファクトリアルタウン・下水道 空腹時刻 2 14 満足量 25 減少量 8 5 17 好物 肉 8 20 寝起き 朝弱 11 23 7:00〜22:00 耐久型 HP MP 攻撃 防御 素早 賢さ ボ基準値 500 500 50 100 100 50 トレ適性 ○ - ☓ ○ ☓ - ●十分条件 コロモン 進化前 優先 能力防 早 賢 ケンタルモン モノクロモン ドリモゲモン 進化先 優先 能力賢条件ミス3回以下体重30G前後 最優先 能力HP+防 賢×2 優先 能力防 賢 HP条件ミス3回以下体重40G前後 優先 能力攻条件ミス3回以上体重40G前後 ティラノモン オーガモン ガルルモン 優先 能力HP 防条件ミス5回以下体重30G前後 優先 能力HP 攻条件ミス5回以上体重30G前後 優先 能力MP 早条件ミス1回以下体重30G前後
https://w.atwiki.jp/redigitize/pages/94.html
データ 必殺技 スキル 進化進化条件 進化前後 その他 データ 世代 究極体 形態 - 属性 ウィルス 性質 闇・氷水 寝起き 1 00~18 00 [[トレーニング]]適正 - 好物 - 必殺技 名称 ファントムペイン 威力 610 性質 光闇 射程 ・ 効果 - スキル 氷水1~7 自然3、4 格闘4 光闇1、3、5、7 進化 進化条件 リリのリリスモンを撃破済み MP5000、攻撃500、素早さ600、賢さ500、体重40以下、育成ミス5以上、スキル数40以上、ご機嫌80以上 内6つ 進化前後 進化元 レディーデビモン その他
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/169.html
前回のあらすじ ゴールドブイドラモンの圧倒的な強さで、ブラックメガログラウモンをギルモンまで退化させ、とどめをさそうとしたところで、なんと、少し前にウッドタウンを襲ったソウエンが現れた。ソウエンを連れてきたデジモンは、少年とギルモンを回収するなり撤収。とどめをさせなかったもののとりあえず戦いは終わったのだった。そして、信一達はパルモンが『賢者』だったことに驚きながらも、案内された部屋で眠りについたのだった。 第三十話 理由と意味 愛は夢を見ていた。 白馬に乗ってやってきた王子が、愛をお姫様抱っこして森の中を歩いていくという、小学三年生が見るにしては恥ずかしく、かつ、わけのわからない夢である。 しばらく歩くと王子は立ち止まり、森の中に忽然と現れたイスに愛を座らせると、王子は微笑みながらひたすら「アイちゃん」と呼ぶ。その口調は徐々に強くなり、ついには怒鳴り声になって、その時愛はやっと、本当に耳元で誰かが自分の名前を呼んでいることに気づいた。 そのとたん、わけのわからない夢の世界は消え、代わりに、さらにわけのわからない現実が現れた。ゴツモンに案内された部屋のベッドで寝ていたはずなのに、いつの間にか真っ暗な部屋のイスと思われる物に座っているのだ。 「やれやれ。やっと起きたみたいだね」 また耳元で声がし、慌ててそちらを向くが、暗闇でなにもわからない。 「ちょっ、ちょっと、なにがどうなってるのよ!」 混乱し、立ち上がろうとする愛を、誰かの手が押しとどめる。その手は服の上からでも感じられるほど温かく、なぜだか安心できた。 「アイちゃんにちょっと尋ねたいことがあるんだ」 なぜ自分の名前を知っているのか、ここはどこなのか、一体相手は誰なのか。疑問も不安も山ほどあったが、それらは、まだ自分の肩に乗っている温かい手に吸い取られるようにして消えていった。 「アイちゃんはどうして戦っているんだい?」 「……ルーチェモンがこの世界を破壊している悪い奴だから」 「そうか……。でもさ、破壊ってそんなにいけないことかな?」 「え?」 思いもよらない質問に一瞬言葉につまるが、やっぱり破壊はいけないことだ、と思い直し、再び口を開く。しかしそれを遮るように相手が話し始めた。 「破壊と創造は表裏一体だと僕は思うよ。新しい建物を建てるときだって、古いほうは壊すだろう。ルーチェモンも古きなにかを壊そうとしているんじゃないかな?そして、それは今のデジタルワールドに必要なことかもしれない」 「でもっ……」 愛はその後の言葉が続かなかった。相手の話になんとなく納得できてしまったこともあるし、なにより、今まで戦ってきた理由が簡単に崩されてしまいそうな気がしたからである。 「アイちゃん」 ふと、愛は、この声は聞き覚えがある、と思った。 「じっくり考えてごらん。自らの戦いの意味を。ルーチェモンがこの世界を破壊している理由を」 それを聞き終わるか終わらないかのうちに、愛の鼻になにかが押し付けられた。それは、甘ったるい匂いを放っており、それを嗅いでるうちに、愛の意識がだんだんとぼんやりしてきた。 「おっと、言い忘れていたけどこれは夢……」 こうして、愛は再び眠りについた。 「パルモン様、結界システムの修復、終わりました。ブリンプモンもほぼ回復して、今離陸したところです」 「ご苦労様。もう休んでいいってみんなに伝えて」 「かしこまりました」 疲れきった顔のゴツモンが出て行くなり、パルモンはため息をつき、持っていたティーカップをテーブルに置いた。 信一達が眠った後の艇内はてんてこ舞いだった。ブリンプモンは体のあちこちに穴をあけられてデリート寸前、結界システムは当然のことながら壊れていたし、ガードロモンがデジタマに戻ったから人手が足りなかったし……。 とはいえ、それらの面倒ごとを片付けていたのはゴツモンやプチメラモン達であり、パルモンは自室でお茶を飲んでいたのである。しかし、パルモンにはパルモンなりに少々落ち込んでいたのだ。 「なんでお茶を飲んでいるときに限って敵がやってくるのかしらね……」 パルモンの恨みがましい視線の先には、ハンカチにのせられた、粉々になったティーカップの破片があった。ブラックメガログラウモンとの戦いの中で壊れてしまったようだ。 「エリーからもらったカップ壊れちゃった……」 もう一度パルモンがため息をつくと同時にドアがノックされた。 「どうぞ」 過去の思い出に浸っているパルモンは生返事で相手を中に入れてしまう。そして、訪問者のほうに顔を向けると、思わぬ顔見知りの登場にパルモンは驚きに目を見開いた。 「マイケル……!」 部屋の入り口に立っていたのは、一時期信一達とともに行動していたあのマイケルだった。 相変わらず、なにを考えているのかわからない薄茶の瞳は楽しげに光っているし、肩にはパートナーであるピコデビモンを乗せている。そして、今日はなんと、肩にぐっすり眠った愛を抱いている。それに気づいたパルモンはさらに目を丸くした。が、すぐに平静さを取り戻すと、 「しばらくなにをやっているかわからなかったあなたが、愛ちゃん担いで私のところに来るなんて、まさか、あなたまで愛ちゃんを人質にして私に『秘伝書』を出せって迫る気?」 と言って、マイケルを見据える。 するとマイケルはにこりと笑った。 「さすが、デジタルワールドの賢者、話が早いや。そういうわけだから、早いところ『秘伝書』を出してくれないかな?」 「ルーチェモンの味方についたのね」 パルモンの声は、なにかを押し殺したものがあった。それは、敵の戦力が増えたことに対する焦りなのか、味方と思っていた者に裏切られた悲しみなのかわからないが。 「僕は言ったはずだよ。『ルーチェモンを見極めてくる』って。さ、無駄話をしている時間はないんだ。さっさと『秘伝書』を出してくれないと、アイちゃんの命はないよ」 マイケルが言い終わるか終わらないかのうちにピコデビモンが愛の首に牙を突き立てた。 突然、パルモンが笑い出した。楽しくてしょうがないというより、人を小馬鹿にするような笑い方だ。 「残念ながら、『秘伝書』は本ってわけじゃないのよ。『秘伝書』っていうのはあくまで通り名。本当の名は『テスタメント・チップ』。私のデジコアに埋め込まれているわ。さあ、場所は教えたわよ。取れるものなら取ってみなさい」 「じゃあ、取らせてもらおうじゃないか」 予想外の反応にパルモンがぽかんとしている間にマイケルは愛を降ろすと、D-ウィッシを取り出し、ピコデビモンに向けた。D-ウィッシから闇が広がりピコデビモンに集まる。 「ピコデビモン進化――デビモン」 ぼろぼろの黒い翼を生やした墜天使を見た途端、パルモンの顔が青ざめた。 「デスクロウ」 「ポイズンアイビー!」 パルモンは普段は指として使っている手のツタを伸ばし、迫り来るデビモンの腕を払いのけようとするが、簡単に弾かれ、デビモンの腕は易々とパルモンの胸に突き刺さった。 パルモンはデジコアを直に触られる痛みに意識が遠のきそうになる中、自分の判断を悔いていた。ピコデビモンが進化すればデビモンになる可能性が高いのに……、デビモンのデスクロウはデジコアをわしづかみすることができる技なのに……、『テスタメント・チップ』がやつらの手に渡っちゃう……。 ふと、痛みが楽になった気がして、しっかり目を開き、周りを見てみると、デビモンはすでにピコデビモンに退化しており、マイケルの手には、フロッピーディスクのようなものがあるし、愛は、ぐっすりと眠ったまま床に横たわっている。そして、最後に、パルモンは自分がまだ生きていることに気づいた。 「何で……?」 部屋を出て、ドアを閉めようとしていたマイケルがパルモンの呟きに気づき、静かに言った。 「君は、デジタルワールドを破壊しているルーチェモンを倒すことでこの世界を救おうとしている。けど、この問題の根はそんな浅いところにあるんじゃない……。パルモンにも賢者としてもっと深くこの問題を見つめて欲しいと思った。だから、デジコアは残してあげたんだ」 そして、最後に付け足すように「アイちゃんをよろしく」と言うと、小悪魔を連れた少年は、ドアを閉めたのだった。 つづく
https://w.atwiki.jp/redigitize/pages/80.html
データ 必殺技 スキル 進化進化条件 進化前後 その他 データ 世代 完全体 形態 - 属性 ワクチン 性質 氷水・格闘 寝起き 07 00~23 00 [[トレーニング]]適正 - 好物 - 必殺技 名称 ハンマースパーク 威力 530 性質 格闘 射程 ・ 効果 - スキル 氷水1~7 格闘3、5、6 進化 進化条件 HP2500 攻撃250 防御300 賢さ250 体重40以上 育成ミス3以下 しつけ80以上 スキル数30以上 うち5つ 進化前後 進化元 ガルルモン イッカクモン レオモン 進化先 ヴァイクモン その他
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/140.html
第6話「立ちはだかるもの」 アグモンが進化し、圧倒的な強さでギガルモンと戦う。そしてその斬撃がギガルモンを捕らえた。 ムシャグレイモン「灼熱一閃斬!!」 ギガルモン「ギャああああああああぁぁぁぁぁ!!」 男「ギガルモン!?」 ギガルモン「ギビィ・・・」 ギガルモンの体が粒子化をはじめた。 ギガルモン「だ・・・だが、キラーボックスは俺が死んでもきえねぇぜ!ぎゃはは!」 真治「何!!」 ギガルモン「ギ・・・ギャっ!」ギガルモンは粒子化して消えた。 だがそれは、デジタマにもただの粒子にもならず、カードになった。 男「そ・・・そうだ!ギガルモンは死んだが、お前の仲間は全員自我が崩壊するんだ!無駄足だったな!」 男はあざけるように笑った。 ―しかし― ???「原子核破壊砲!!」 ドゴォォォォォォォ!!ものすごい音がして、「キラーボックス」は跡形もなく吹き飛んだ。 真治「え!?」 ムシャグレイモン「何事!!」 そこに立っていたのは、血走った目でやばそうなキャノン砲をもったドラえもんだった。 ドラえもんはその砲口を真正面に向けた。 男「ヒィィィィー!!」 ドラえもん「野郎!ぶっこ・・・」 カチッ 音がなると同時に、ドラえもんがその場に倒れた。 孝「ふぃー・・・あぶねぇ所だったぜ・・・いろんな意味で。」 真治「孝!愛!光!無事だったのか!?」 愛「うん、何とか・・・」 孝「あれぐらいで死ぬ俺様じゃないぜ!」 男「そんな、バカな・・・」 その男も、体が光り始め、消滅を始めた。 男「いやだ・・・戻りたくない・・・助けて・・・いやだ・・・」 うわ言のように「いやだ」を繰り返しながら男は消えていった。 ムシャグレイモン「ふう・・・」ムシャグレイモンはアグモンに退化する。 真治「結局、なんだったんだ?」 孝「それより、そのカードは一体なんだ?さっきのデジモンの絵が描いてるじゃないか。」 真治「さあ?でも、もっといたほうがいいと思うな。」 愛「あ、見て!」 光「塔がある。」 孝「よし、まずあっちを目指そう!ついて来い、コエモン!!」 コエモン「はいよぉ!」 孝は塔に向かって突っ込んでいった。 光「あ、待ってよお兄ちゃん!いくよ!テリアモン!」 テリアモン「もー、まってよー光ー」 光もあとを追って走っていった。 真治「俺たちも行くぞ。おっと、その前に、コイツを」 カチッ・・・ ドラえもん「はっ!僕は一体何を・・・」 真治「なぁ、ドラえもんに教えないほうがいいよな?」 愛「う、うん。」 またあんな状態になったら大変なことになる。 アグモン「ま、まって・・・疲れた・・・」 真治「仕方ない。ドラえもん、アグモンを見ててくれ。(小声で)(アグモン、ドラえもんに話すなよ。)」 アグモン(小声で)「分かってるよ。」 ドラえもん「分かった。」 真治「じゃ、いくぞ、愛。」 愛「分かった。いこっか、プロットモン」 プロットモン「うん!」 ―そのころ― 孝「うおぉぉおおおおぉおおお!!」 コエモン「全く、ついていくの、楽じゃないや。あいつ、化け物か?」 孝はその時、何かにぶつかった。 孝「ぐえっ、何だこりゃ?」 ???「さて、侵入者は排除しろと大佐から命令が来ている。ここにいるということは、二等兵を破ったということだな?」 草むらの中からの言葉の主は、孝よりも小さな男の子だった。 孝「なんだその喋り方?こりゃ軍人ごっこか?」 少年「黙れ!私は少尉だぞ!やってしまえ、ヒポタモン!」 ヒポタモン「グルルルル・・・」 さっき孝がぶつかった何かが、そこに立っていた。 コエモン「孝、もうちょっとゆっくり走ってくれ・・・っていきなりなんなんだよ、これは?」 孝「なんにせよ、てめぇがボスじゃねぇってことだな。」