約 1,335,076 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2499.html
おれは…死ぬのか…吸血鬼にもなれず…無様な姿をジョジョに晒して…死ぬのか… ……いやだ、そんなのは嫌だーーーッ!!!! おれは使い魔になるぞジョジョーッ!第一話 ふと我に返るとおれは地面に仰向けに寝ころんでいた。抜けるような青空が眼前に広がっている。 周りからは太陽の光を浴びた青草の匂いがかすかに漂ってくる。 おれは死後の世界など信じていない。だが、もし本当に死後の世界があったのだとしたら… まさかおれは天国に来たのか? 反省も後悔もする気はないが自分の行っていた事が良い行いだとは到底思えない。 だとしたら神という奴はとんでもない―馬鹿野郎だと言うことだッ! と、いきなり視界に少女の顔が写る。おれを覗き込んでいるらしい。 「あんた…誰?」 変な髪の色だ―それがディオの第一印象であった。幼さを残しながらも顔立ちは整っている。 だが髪の色が桃色がかっているのはどういう事だッ!天使というのはまさかピンク色の髪をしているのか? それにあのスカート!ボヘミアン(*19世紀の自由人)の踊り子でもあんな短い丈ではないぞッ! 顔を上げてあたりを見回すと、似たような格好をした人間が沢山いることに気がついた。 遠くには中世を思わせる城もある。どうやらここは天国でもあの世でもないようだ。 「あんた誰って聞いてんのよ!」 先ほどおれを覗き込んでいた少女(ガキ)がまた尋ねてきた。まずは状況を把握する必要がある。 「ここは…どこだい?」 「質問を質問で返すなーっ!!疑問文には疑問文で答えろと、教えられてるのか!?」 どうやら怒らせたらしい。フン、自分から聞いてきて勝手に怒り出す。これだからガキは。 手で草を払いながらできるだけ丁寧に対応する。 「失礼した、ぼくはディオ・ジョースター…」 ここで考える。おれはジョースター卿を殺そうとした。また、あのジョナサンと同じ姓でいる事にももはや耐えられなかった。 そろそろジョースターの名を棄ててもいい頃合いだろう。 「すまない、言い間違えた。ディオ・ブランドーだ。」 「どこの平民?」 胡散臭い目で見つめてくる。それよりも平民だとッ!?このディオの格好はどう見ても貴族の格好だ。 少なくともよほど裕福な庶民でない限り間違える事はないだろう。 だが、こいつは今おれの事を平民だと断定した。よく聞くと周りからも 「ゼロのルイズが平民を召還した…」 「やっぱりルイズはルイズだ…」 という声が聞こえてくる。ところどころから笑い声も聞こえる。どうやらあのガキはルイズというらしい。 だが奴らの目――まさかこのディオを笑っているのか!?年端もいかないガキどもが――ッ! 「フン、どこに目がついているのかは知らないがこれでもぼくは貴族でね」 「はぁ?マントも杖もないのにどこが貴族なのよ?」 杖?マント?何を言っているんだ、こいつは。 よく見ると周りの奴らも全員マントに杖を持っている。 するとおれは死んだのではなく黒魔術かなにかでここに召喚されたというのか…? よく見ると奴らの足下には様々な動物がいる。まさかおれがあいつらと同じだというのかッ! このディオがッ! ルイズはショックを受けていた。今まで魔法は失敗だらけ、この春の召喚に失敗したら ひと思いに退学…させて…NO!NO!NO! りゅ…留年?NO!NO!NO! りょ…両方ですかぁーっ?YES!YES!YES! もしかして家門の恥として絶縁ですかぁーっ!YES!YES!YES!OH!MY!GOD! な結果になるのは目に見えている。だからこそ爆発の後、なにかが倒れているのを見た時は喜びで泣きそうになった。 だが現れたのはドラゴンはおろかネズミでも蛙でもない、一介の平民だった。 そ、そりゃちょっとハンサムだけど今私が欲しいのは使い魔であってイケメンの平民じゃない! だからこそルイズは詰め寄る。 「ミスタ・コルベール!もう一度召喚をやり直させてください!」 だが現実の壁は非情だった。 「ミス・ヴァリエール、それはできない。二年生に進級する際、君達は『使い魔』を召喚する。今やっているとおりだ。 それによって現れた『使い魔』で、今後の属性を固定し、専門課程へ進むんだ。一度呼び出した『使い魔』は 変更する事はできない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ」 「でも…」 「ミス・ヴァリエール。今君の選べる選択肢は二つだ。あの青年と契約するか、それとも留年するかだ。」 「くっ…」 「あら、よく見るといい男じゃない。ねえ、タバサ」 「…。」 この一連の流れを外野は楽しんでいた。 「あの」ゼロのルイズが使い魔召喚に成功したと思ったらよりによって平民を召喚したのだ。 『全く期待していなかったサーカスを見に行ったら意外と面白かった』その場の空気の殆どがそんな感じであった。 特にキュルケは楽しんでいた。ルイズはツェルプストー家にとって今、最低限張り合うに値する人物となったのだから。 タバサは…見ていなかった。本を読む方に既に意識を移していたのである。 視界の片隅で先ほどのガキが禿の男と揉めている。話の内容から察するにどうやら本当におれは奴らに『召喚』されたらしい。 吸血鬼だってこの世に存在するんだ、今では召喚だってあり得る話だ。ディオがそう考えていると 男との口論を終えた少女はディオに歩み寄ってきた。 「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから!」 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。 この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 またも意味のわからない事を畳みかけてくる少女に反論しようとした瞬間、ルイズの唇がディオのそれと重なる。 ズキュウウゥンッ!! どこからともなくそんな音が聞こえてきた。 「やった!さすがゼロのルイズ!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこに痺れるあこがれるぅ!」 とは後に当時の事を語るマリコルヌの弁である。 (ど…どうなのかしら…?) ルイズがディオの顔を見ると、ディオは醜悪な顔――はっきりと人間の表情でいえば怒っていた。 「貴様!このディオに対していきなりなんの真似だーッ!」 ディオの拳がルイズに迫る。避けられない!ルイズは思わず目を瞑った。だがいつまでたっても殴られる気配はない。 恐る恐る目を開けるとディオは左手を庇うようにして屈み込んでいた。 「ぐっ……貴様…何をした……ッ!」 そこにははっきりと使い魔のルーンが刻まれていた。 (も…もしかして成功した?) 「ミス・ヴァリエール、進級おめでとう」 ふと気がつくと後ろでコルベールが微笑んでいた。 『ゼロ』のルイズ、魔法が生涯で一度も成功した事がないと揶揄されたルイズであったが使い魔の儀式は成功したのだ。 今まで張り詰めていた気が抜けたルイズはへたへたと座り込んだのであった。 to be continued…
https://w.atwiki.jp/gods/pages/30255.html
ディオメデス(4) ギリシャ神話に登場する人物。 ロモスをトロイアからイタリアに送った。 関連: エマティオン(2) (父) ペガシス (母) 別名: ディオメーデース(4)
https://w.atwiki.jp/mh3g_soukenn/pages/56.html
ブラキディオス 肉質データ(MH3G@wikiから引用) 部位 斬 火 水 雷 氷 龍 怯み値 角 19 0 25 5 20 5 230 頭 50 0 20 10 15 5 胴 44 0 15 0 10 5 200 前脚 30 0 10 5 5 0 200 後脚 30 0 10 5 5 0 120 尻尾 35 0 15 5 10 5 150 尾先 20 0 10 0 5 0 【弱点部位】 頭>胴>尻尾 【硬い部位】 角>尾先 【弱点属性】 水 【特殊行動】 爆破やられ 咆吼【大】 【要注意攻撃】 ジャンプアタック、広域爆破、直線爆破 【攻撃パターン】 + MH3G@wikiより一部引用・修正 小回りの利いた機敏な動きと爆破やられが特徴。 怒り時、前脚に粘菌がある場合、ほとんどの前脚攻撃が即爆破になるので注意。 ここでは特に威力が高い攻撃を「要注意」としてあるが、サイドステップ、横殴り、振り下ろしも対処しにくいため要警戒。 攻略本によると広域爆破、直線爆発に火属性が付与されているらしい(火属性やられにはならない) ジャンプアタック(※要注意) 通称「ジャンピング土下座」 後退しつつ素早く両腕を舐めた(後退腕舐めとは別動作)後、一気に標的へ飛び掛り両腕を叩き付ける。 後退腕舐めから突然、また予備動作も後退腕舐めも無しにいきなり出してくる事も多い。 遠距離から出してくることが多いが、中距離やたまに近距離からも繰り出してくる。 ジャンプした瞬間から攻撃判定が発生するため、足元にいると危険。 稀に攻撃後に一瞬止まったあと振り下ろし等の他の攻撃に移行する場合がある。 下記のように回避は比較的容易だが、予備動作無しの時がある点、高威力な点に注意。 ・対策 飛んでくるブラキに向かって回避すると上を通り越してくれる。歩いて通り抜けられることも。 ブラキに向かって左斜め前方にすり抜ければなおいいらしい。 ただし中距離の場合は厳しくなり、モーションの出始めから全力で回避を行わないと間に合わない。 怒り時は爆発の分も回避しなければならないため注意。 広域爆破(※要注意) 角を地面に突き刺し、ブラキ中心にX字型、4方向に地面が内側から外側に向かって3回光り、光り終えた直後に内側から爆発する。 X字型に爆発することが多いが、最外周のみ若干ずれて爆発するなど、必ずしもX字型に爆発するというわけではない。 広範囲攻撃で回避が面倒だが、なにより最初の頭突きのダメージが高い点に注意。 ・対策 爆発する箇所は地面が光った場所で、どこが光るかをよく見れば回避は簡単。 しかし範囲が広いので気持ち遠めで待機し、内側の段が爆発したら回避で近寄るといい。 範囲の関係上、ブラキディオスから少し離れた前後左右にいれば爆発に当たりにくい。 直線爆発(※要注意) 角を地面に擦り付ける様に突き刺した後、振り上げると同時に前方に爆発を走らせる。 直線的なので横に移動すれば回避は容易だが、爆発範囲が扇形なので離れるほど爆発の幅が広くなる点には注意。 G級だと前に思いっきりつんのめりながら頭突きを行う事がある。当然頭突きの届く距離も伸びているので注意。 やはりこれも爆発より頭突きの方が高威力なため、当たらないように。 ・対策 頭突きが見えた瞬間、横へ移動し軸をズラしてブラキへ接近。 根本にいくほど爆発範囲が狭くなる=離れるほど広範囲なため、 焦って離れるより、ただ横移動した方が回避は安定する。 サイドステップ 地面を軽く叩き、その前足を軸に横にステップ。 ダメージは極小、ブラキディオスがいた位置に粘菌が設置される。 怒り時でも即爆発せず普通に設置される。 この後に横殴りへ繋がることが多い。 横殴り 左右の腕で横から殴りつける。 間合いを開けていれば回避は比較的簡単。 ブラキディオスが振った腕と逆側の地面に粘菌が付着し、怒り時も爆発せず普通に設置される。 サイドステップから繋いでくることが多い。 範囲が広い点、一緒に振る尻尾も判定がある点、たまに同一対象に4回連続で繰り出してくる点に注意。 ・対策 殴ってくる腕の反対側(殴る方向、右腕の横殴りなら左)の脚に向かって回避。拳についていく感じで。 逆に回避すると振った尻尾に当たってしまう。 振り下ろし 高く振り上げた腕を振り下ろす攻撃。発生が遅めで隙も大きく、大技以外なら簡単に反撃を入れられる。 怒り時は地面を殴った瞬間に爆発するので、反撃するのならその点も計算しよう。 また直後に横殴りに繋いでくる事があるため、隙をキャンセルした瞬間に足元に潜り込もう。 怒り時は振り下ろしを2連続や4連続で出すことがあり、また稀にだが振り下ろし→横殴り→横殴り→広域爆破など、 他の技を組み合わせた連撃を仕掛けてくる事も。起き攻めには十分に注意。 怒り時の爆発は基本的に前方へ広がるため、腹下にもぐりこめる距離であれば前方へ回避して逃れることもできる。 とは言うものの後方にもある程度爆発が届くので注意。 4連振り下ろし 前述の振り下ろしを4回連続で行う。 主にダウンした相手に向かって行う技で、粘菌が付着してダウンした時に重ねられると非常に厳しい。 G級では更に直線爆発に繋げてくる。 振り向き振り下ろし 腕を上げながら振り返り、一気に振り下ろす。攻撃自体は振り下ろしと同じ。 他プレイヤーやオトモを攻撃しているスキを狙っての背後からの攻撃、 つまり他のモンスターでは安全な攻撃チャンスの典型である状況で繰り出されてくるため非常に危険。 振り向き範囲は全周囲のうえ、攻撃モーションに入るまで狙われている対象がわからないため、意識していないと被弾しがち。 モーション開始から踏み込み動作によりぐっとリーチが伸びるので、攻撃の届く範囲はかなり広い(尻尾の先からブラキディオスの全長分離れていても当たる) 背後から攻撃を仕掛ける場合は常に警戒し、回避で足元に潜り込む位の心構えでいよう。 突進パンチ 通称「田植え突進」など。 距離が開いた時などに使ってくる攻撃。 地面を5回(標的との距離次第で3回or7回に変化)殴りつけながら標的に向かってくる。 通常時は毎回地面を叩きつける際に粘菌がつくだけで普通に横に回避すればいいのだが、怒り時は爆発を伴うため、 広範囲に爆発を撒き散らす危険な攻撃と化す。微妙にホーミングするため、距離が開いてる時は緊急回避を使おう。 必ず左手から振り下ろすのでブラキの右手側(つまり時計回り)に動くと若干避けやすい。 尻尾回転 半回転×2を1セットで繰り出す。 ハンターの周りをぐるぐる周った後によく出してくる。足元にいると尻尾の下をすり抜けることが多い。 尾先の判定が厄介だが、切断後はまず当たらなくなる(最小金冠サイズだと切断後も当たることがある)。 攻撃チャンスなので、自分の周りをうろうろしだしたら狙っていきたい。 後退腕舐め 素早く後ずさりしながら腕を舐め、粘菌を活性化させる。 ボルボロスなどと同様に軸をあわせながら後退し、片腕または両腕を舐めて粘菌を活性化させる。 後退距離はそれほど大きくないため追撃できなくもないが、ジャンプアタックに派生する場合があるため警戒は怠らないように。 粘菌 地面に付着した粘菌に触れると爆破やられ状態になる。触れるだけなら喰らいモーションはあるがダメージは無し。 また、一定時間(地面のは約5秒、ハンターのは約25秒)後に爆発する。だんだん変わっていく色が赤色になったら要注意。 爆破やられ状態では時間経過のほか、パンチや頭突きといった尻尾以外の攻撃をうけると爆発し追加ダメージを受けてしまう。 なお、粘菌の爆発はブラキディオス自身にもダメージを与える。 やられ状態は回避行動や消臭玉で解除可能。スキル「抗菌」か「バイオドクター」があるとやられ状態自体を防げる。 回避で解除する場合、強走状態でもない限りは鬼人回避より納刀回転回避を推奨。 威嚇腕舐め 威嚇モーションの後両腕を舐めて粘菌を活性化させる。 隙の少ないブラキが自分の状態に関係なく出す唯一の巨大な隙なので絶対に逃さない事。 ちなみに腕舐めの最中は頭と両腕が上下に物凄く動くので、 頭や腕を狙う場合、舐め終わった瞬間に攻撃が当たる様に計算して攻撃する事。 でないとほぼ確実に後退されて攻撃を外されてしまう。 威嚇 威嚇腕舐めと違い、威嚇だけする。(粘菌の活性化・及び活性持続時間のリセットはない) 腕を舐める代わりに首を振るわせる、という違う動作なので判別は可能。 ただし腕舐めに比べて長い隙ではないので、さほど大きな攻撃チャンスとはなりにくい。 咆哮【大】 怒り移行時に使用。マップ移動時にもそこそこの頻度で使用してくる。 範囲はそれほど広くなく、判定時間も短め。 「回避性能」を発動させ、咆哮が聞こえた瞬間あたりのタイミングで回避すると避けやすい。 「金剛体」があると無効化できるが、鬼人化が解除されるので注意。 スライド移動 システム的な都合で仕方なく起きるのか、歩くでもなくスーッとスライド移動することがある。主に前進。 通常動作に比べてそこまで脅威というわけではないが、 急に不自然な動きが入るため色んな意味でイラッとする。落ち着いて対処しよう。 今作の看板モンスター。 一時は「田植えボクサー」だのなんだのネタにされたが、公式で「歴代看板モンスター最強」扱いされる強者。 他のモンスターとは違うタイプの機敏さ、隙の無さが厄介。 こちらが追うと後ずさりして距離を取り、ダウン時には狙ったように起き攻めしてくる。 粘菌の付着、怒り時の転倒無し+爆破攻撃、前脚攻撃時の尻尾など対処が面倒・難しい要素が多い。 粘菌付着はスキル「抗菌」か「バイオドクター」で防げる。ただし触れた際の怯みモーションはなくならない。 起き攻め対策には「常に体力を維持する」ことと「金剛体を発動させる」ことが挙げられる。 特に金剛体は咆哮も防げるため、恩恵が大きい。 追うと逃げる性質があるため、溶岩などハンターが進めない場所へ行くのを防ぎたい場合、 粉塵を使ってヘイトを上げたり、回り込むようにするといいかもしれない。 弱点の頭(顔)は転倒時以外ではほとんど届かず、さらに獣竜種なので怒り時は転倒が無い、 移動距離が短い鬼人回避では爆発が避けにくい、など 単純な要素上での相性はあまり良くない。 ただしブラキの長所で特に厄介な俊敏さに関しては引けを取らず、その点におけるメリットが大きいのか 比較的優位に立ち回れる武器として扱われることが多い。 アルコバレノ作成の件もあり、双剣使いなら楽しく狩れるようになりたいところ。 【立ち回り】 位置取りとしてはブラキの脚元、後ろ側あたりか。ここだと爆発が届きにくい。 回避性能を発動させ、ブラキの攻撃をすり抜けるように足元の向こう側へ潜り込む感じで回避・位置取りするといい。 非怒り時なら脚と腕の間も比較的安全。 離れた位置から接近する際は尻尾回転や突進パンチがあるため、どちらかというとブラキの右側からが安全。 鬼人ゲージはジャンプアタック、振り下ろし、尻尾回転の隙に稼ぐ。 射程や立ち回りの関係上、こちらが攻撃する際はほぼ常にブラキのリーチ内なので慣れるまで要観察。 ブラキが攻撃した後の足の動きを把握できれば、転倒もさせやすく攻撃の機会も増す。 疲労時はよく後退する。追うと逃げるので、焦らず体勢を立て直すなり粉塵などでヘイトを上げるなりしよう。 【転倒】 転倒するのは後脚。ただし怒り時は残念ながら転倒しない。 転倒判定が出た脚の反対側に倒れた後、数回もがいて立ち上がる。 基本的に通常時では3回、疲労時では7回もがいた後に起きる。 乱舞一回が大体もがき2回分ほど。鬼人化状態ならラストに叩き込みたい。 弱点の頭を攻撃・部位破壊できる貴重なチャンス。できるかぎり転倒時間が長い疲労時に転がしたいところ。 狙って転がすのは難しいが、怒り時は右脚、通常時は左脚、という風に分けて攻撃すればうまくいく…かもしれない。 尻尾を斬る場合、よく動くためXXAX…のループコンボで根元に向かって前進しつつ斬っていこう。 頭、尻尾ともに硬い部位が隣接しているため、斬れ味ゲージによっては乱舞の方が安定することもある。 【部位破壊】 頭と腕は破壊すると粘菌の現残量・総残量が減るので狙っていきたい。落とし物が欲しい場合は別だが。 前脚に関してはかなり楽。狙っていれば両腕破壊も容易いだろう(ただし強化固体は片腕破壊すら至難) 反面、尻尾と頭は少々手間がかかる。回転斬りで届く尻尾はともかく、頭は転倒時に確実に狙いたい。 弱点でもあるので効率にもいい。硬いリーゼントに当たらないよう気を付けたい。難しい時は乱舞で。 相性の良い武器 爆破か水か毒を推奨。 爆:ブラキはよく爆破に耐性があると言われるが、弱点のはずの水が良く効くかというとそれほどでもない。通常固体なら体力もやや低めなため、爆破で問題ないだろう。 水:爆破双剣が無い時や強化固体を相手にする時に。双剣スレではよくヴァッサーヴェルデン系が推奨される。顔以外はあまり属性が通らないので物理に優れる海王双刃オセアノスも選択肢に入るか。 毒:同上。手出ししにくい怒り時にも毒で削れる。部位破壊しにくくなる点に注意。 上位 爆:ディオスライサー改 水:ガノスマチェーテ、ネプチューンエッジ 毒:ヴェノムウィング G級 爆:破岩双刃アルコバレノ、超硬質ブレード(覚醒) 水:ヴァッサーヴェルデン、海王双刃オセアノス 毒:邪翼刃ンディギギラ、七星連刃【揺光】 お薦めスキル 回避性能 性能+1でもあると攻撃や咆哮の回避がかなり楽になる。 金剛体、高級耳栓 咆哮が比較的多く、ダウン追撃も防ぎやすくなるため、金剛体はブラキ相手には非常に便利。 劣化気味になるが高級耳栓だと咆哮での鬼人化解除が無くなりストレスフリー。 バイオドクター(抗菌) 爆破やられにならなくなる。粘菌をはがすのは双剣だとかなり面倒なので、あると快適。 挑戦者 怒り状態が約120秒と長いため有効。怒り時でも攻撃していけるなら。 お勧めアイテム 各タル爆弾 ブラキの爆破攻撃で着火するため、置いておけばブラキが勝手に自分から食らってくれる。 ボマーを発動させている場合、爆破武器と合わせて積極的に狙うといい。 ただし広域爆破、直線爆発で潰されることもあるため注意。 粉塵系 ヘイトを上げるために。ほぼ火山の時専用。 閃光玉 ピヨると威嚇と尻尾回転の頻度が極端に上がる。 特に疲労時は効果時間が長いので狙っていきたい。 消臭玉 回避で爆破やられを解除するのはキツいという時に。 非推奨 ブラキ対策に火耐性を上げる必要はないと思われる。 攻略本では広域爆破、直線爆発に火属性が付与されているらしいが、 少なくとも筆者の確認だと火耐性によるダメージの変化はなかった(同じ防御力、火耐性-20と+28で複数個体で確認) それ以外の爆破ダメージ(爆破やられの時間経過爆破など)に関しても火耐性による違いはない模様。 不安な方は装備選択肢に余裕がある場合、火耐性が高い装備にしてもいいかもしれないが。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/82962.html
ディオクレス(3) ディオクレティアヌスの別名。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41392.html
登録日:2019/02/13 Wed 05 27 17 更新日:2024/07/14 Sun 20 13 02 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 1部 ジャック・ザ・リッパー ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 ゾンビ ファントムブラッド メス 切り裂きジャック 北風とバイキング 屍生人 悪のエリート 楠見尚己 殺人鬼 江川央生 手口の残虐性は他を寄せつけずッ! 動機! 正体! 真相は一世紀たった今も闇の中の謎! ロンドン中を恐怖のどん底につき落とした男! 究極の殺人鬼ッ! 切り裂きジャック!! 『ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド』の登場人物。 CV:江川央生 (PS2ゲーム)/楠見尚己(TVアニメ) 【人物】 恐ろしいッ!? 恐ろしいだって? バカ言うんじゃあないよ!だって君はさっきから・・・・・ そいつと話してるんだぜ この夜遅くまで遊んでる堕落した女がァーッ!! ロンドンで女性ばかりを狙い、手術用のメスのような刃物で殺害する殺人鬼。 ジョースター邸での戦いで大火傷を負い、忠実な下僕を探していたディオに見込まれ、屍生人となった。 幸せそうにしている、楽しそうにしている女性に怒りを感じる性格。 人間だった時は女性を騙すためとはいえそれなりの身なりをしていたが、屍生人になってからはまさに荒くれ者といった風貌になった。 その邪悪さはディオ曰く「悪のエリート」。 刃物で何かを切り刻むことが生きがいであり、屍生人となってからは特にそのことへの執着が強くなり、 切るものが無い時は自分の指を切断したり、自分の顔を刃物で刺し貫くなどしていてスピードワゴンからは「残虐性、異常性においてディオ以上」と言われた。 武器は奇怪な形をした巨大なナイフで、あたかも空気を切るかのように見せるほどの凄まじい力を持つ。 また、全身の筋肉の中に大量のメスを隠し持ち、筋肉の収縮で一気に発射したり、中世の拷問器具を改造した人間の肋骨のような形をした巨大な武器も使う。 波紋戦士となったジョナサンの、実質的な初陣の相手である。 モデルは実在の人物であり、イギリス最大のミステリーである『切り裂きジャック』 【活躍】 ある夜、ホワイトチャペル街で女性を殺害していた所、現れたディオに気に入られ、下僕になるように誘われる。 最初は殺人を目撃したディオを殺そうとし、顔を切り刻まれても平然としているディオに驚くが邪悪な者同士何か通じるものがあったのか、ディオの誘いを受け入れ屍生人となった。 そして、ディオの最初の刺客としてスピードワゴンの情報で「ウインドナイツ・ロット」にやって来たジョナサン達を襲撃する。 町に通じる唯一のトンネルの中でジョナサン達の乗る馬車を襲い、御者と馬を一瞬で殺害。更に馬の体内に潜り込む。 ………屠所の……ブタのように(*1) ………青ざめた面にしてから お前らの鮮血のあたたかさを あぁぁ味わってやる! 絶望ォーーーに身をよじれィ虫けらどもォオオーーーッ!! 自分の顔にナイフを突き刺しながら宣戦布告し、ジョナサン達を戦慄させる。 馬車を投げてトンネルを崩して逃げ道を塞ぐと体内に仕込まれた大量のメスを発射して攻撃するが、ツェペリの波紋カッターで防がれ、「仙道波蹴(ウェーブキック)」でダメージを負う。 すると、トンネルの隠し通路に逃げ込み、追ってきたジョナサンを中世の拷問器具を改造した武器で切り刻もうとする。 しかし、ツェペリの「戦いの思考」と持たされたワインを「波紋探知機」にしたジョナサンに発見されて、壁越しに「仙道波紋疾走(オーバードライブ)」を叩き込まれて消滅した。 【その他】 PS2で発売されたゲームでは、自分で使用する事ができる。 もっとも、「族長」だの「アダムスさん」だのが使えるようなゲームなのでジョナサンの初陣の相手のジャックが使えるのは当然と言える。 しかも、結構強い。 この夜遅くまで追記・修正してる堕落した女がァーッ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超有名な人物をモチーフにしてるし、原作ではかなりの良い立場をもらってるのに、あんまり語るところがないというある意味稀有なキャラ -- 名無しさん (2019-02-13 10 56 38) ジョジョシリーズの元祖大量刃物投げキャラ -- 名無しさん (2019-02-13 17 27 48) アニメのスピードワゴンの「残虐性、異常性においてディオ以上ッ!」のセリフ本当に脂が乗ってて格好いい -- 名無しさん (2019-02-13 19 48 05) ↑3 まぁポジション的には中盤最初のボスって感じだし -- 名無しさん (2019-02-14 01 50 32) 第7部の世界でもいるのだろうか… -- 名無しさん (2019-02-14 10 11 07) 残虐性も異常性もディオより高いこいつが石仮面をかぶったらどうなるだろう… -- 名無しさん (2019-02-15 19 44 02) 多様な切り裂きジャック像が生まれた今日のアニ漫界隈でも今なお新しいキャラ。ディオと同様生まれついての悪なのだろうが、彼が「堕落した女」を憎むに至った経緯も気になるところだ -- 名無しさん (2020-02-26 16 08 34) 彼の最期の台詞「くるゃああーっ!」はもっと話題になっても良い。 -- 名無しさん (2020-02-26 16 24 49) 絵面もなかなかグロい戦いだった -- 名無しさん (2022-01-31 21 44 06) 馬車を投げたり筋肉で射出したメスが岩を斬り裂いたりと、スピードワゴンにも倒される普通のゾンビとは桁違いのパワーがある。さすがにタルカスやブラフォードには劣るだろうが、描写だけならカーズ配下のザコ吸血鬼あたりより強そうに思える -- 名無しさん (2022-10-01 22 12 52) ↑4 本性や身分などディオと似たような出自かつそれなりに頭も回る点も近かったが「ディオとは逆に母がろくでもない女性だった」とかなのかも。 -- 名無しさん (2023-09-03 11 17 18) つい最近ゾンビになったばかりであれだけの力がある辺り、石仮面をかぶって長い時間が経過したら相当なパワーの持ち主になってそうだな -- 名無しさん (2023-09-03 12 00 42) ↑12 確かに、最初の敵なのに不思議と語るところがない。残虐ぶりは伝わったけど、そんなに強くなかったから? -- 名無しさん (2023-09-03 14 40 07) 北風は気骨あるバイキングをつくった。 -- 名無しさん (2024-07-14 20 13 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/compels/pages/425.html
どうやら、ドロテアとモクバはメリュジーヌ達を切り抜けた後も散々な目に遭った様だ。 それがスタンドを使った治療のさながら、イリヤの話を聞いたディオの感想だった。 今も生きている可能性が高いが、同時に重傷を負っている可能性も高いと言う。 「あの、ディオくん……」 情報を共有する最中、イリヤがディオに向ける瞳の彩は、猜疑だった。 正確には、彼が放送前まで行動を共にしていたというモクバとドロテアに対してだが。 メリュジーヌから伝えられた、ドロテアとモクバの悪評は果たして真実なのか。 白黒ハッキリさせるべく、イリヤはドロテア達の事をディオに尋ねた。 (チッ、面倒だな……) 話の雲行きが怪しくなり始めてから、ディオは既にこの場の最適解を思案していた。 まず、最も安直な選択としてはメリュジーヌがマーダーだと主張した上で否定する事だが。 永沢を襲い首輪を奪ったと言うのは事実の為、完全否定は不味い。 何しろ、メリュジーヌの話から出たのはドロテアとモクバの名前だけだったが。 永沢殺害の下手人は他ならぬ自分なのだ。それ故に、もしここで完全否定した後。 メリュジーヌ達が永沢殺害の証拠を提示してきた場合、一気に窮地に立たされる事となる。 隠した所でスタンドなど、ディオにとっての未知で暴かれれば太刀打ちできない。 それ故に、根も葉もない話だと断ずることは正解ではないだろう。 かといって、そのまま肯定するのは論外だ。ディオは決断した。 「………ドロテアに限って言えば、それは恐らく事実だろう。 だが、モクバについては違う。少なくとも奴は、積極的に人を害せる奴じゃない。 ドロテアにしても、殺し合い自体には乗っていない筈だ」 ドロテアに限って、認めてしまう。それがディオの選んだ解答であった。 だが完全な形で肯定もしない。ドロテアと再会した場合の事も考える必要がある。 独りだけ悪者にされる憂き目に遭えば、あの女狐は自分を道連れにしようとしてくる筈だ。 ただでさえニケやエリスには懐疑的な目で見られている以上、それは避けたい。 「ドロテアは危険な女だ。事実僕も脅されて…殺人の片棒を担がされかけた。 だが、同時に奴は意味のない事はしない。奴に殺された永沢は度々あの女と衝突していた。 それだけに、少なくとも君達に手荒な真似をするのは考えにくい…というのが僕の見解だ」 「ちょっと、そんな話聞いてないわよ!」 「僕も殺されるかどうかの瀬戸際だった!! それにこんな話出会って直ぐに言ったら僕は信用されなかっただろう!? 大体、ついさっき殺し合いに乗りかけていた君が言えた立場か!!」 ドロテアに罪を擦り着けつつ、同時にフォローも行う。 当然の如くエリスが食って掛かって来るが、それは想定済み。 だからエリスにではなく、ナルトやニケ、イリヤに向かってディオは訴える。 仕方のない事だったと、むしろ今こうして正直に喋った事こそ。 自分が見せられる君達への誠意だと声高に主張を行う。 「………うん、取り合えず分かった。 ディオ君の言う通り、モクバ君は一応私に協力しようとしてくれてたし…」 「ちょっとアンタ、イリヤって言ったわね!こいつの言う事を……」 「大丈夫だよエリスさん。心配してくれてありがとう」 「……………」 一先ずディオの話を聞き入れる姿勢を見せたイリヤに、エリスが食って掛かろうとする。 だが、それを遮って感謝の言葉を述べるイリヤの眼差しに迷いはなく。 梯子を外された形となったエリスはニケ達の方に顔を向けた。何か言えと。 目が合ったニケは頭の後ろで手を組み、軽い調子でエリスへと自分の見解を告げる。 「まぁ落ち着けよエリス。俺も嘘は言ってねーと思うよ?」 「なんでよ」 「だって、見栄っ張りのこいつが自分から不利になるような事簡単に言うハズないじゃん」 「貴様ッ!それはどういう意味だ!」 「事実だろ」 肩を怒らすディオを気に留めず、間の抜けた顔で指摘を行うニケ。 本人のマヌケ面とは裏腹に、エリスにとっても一理あると思わされる言葉だった。 前提として、未だにエリスはディオを信用していないけれど。 だからこそ、保身最優先のこの男が軽率に疑われる様な事は言わないだろう。 一応の通った推測であったが、納得できるかは別の話だ。 疑わしいディオに新たなきな臭い部分が出てきたのだから、お咎めなしとはいかない。 矛を収める代わりに、一つの要求をエリスはディオに突き付ける。 「……ふん!ニケ達が言うなら今回はそう言う事にしておくわ! でも、その代わり、アンタが頭の輪っかの約束に、この子を傷つけないも追加させなさい」 ディオの頭に装着されたこらしめバンドにはエリスら三人を害さないという制約がある。 その対象にイリヤも追加する事、それがエリスにとってのディオへの落としどころだった。 ディオが素直に受け入れればそれでよし。もし受け入れなかった場合でも…… それを口実に、スタンドの没収などに動けばいい。 元々、ディオにスタンドを渡すことは反対だったのだから。 そう考えて告げた言葉だったが…エリスにとって意外にもディオはすんなり要求を飲んだ。 腕を組み、不遜な態度でディオ側からも要求を突き付けてきたが。 「いいだろう、エリス。君の要求を承諾しよう。だが、此方からも条件がある。 もしドロテアと同行する事になった場合は、この輪をドロテアの方に移して欲しい。 僕よりも奴の方が余程危険な女だ。僕の事を信用しろとは言わないが…………… 君達と、君達にドロテアの事を話した僕の安全の確保の為にこれだけは譲れない」 ディオの要求は、受け入れられた。あくまでドロテアと同行する事になったら、という前提だが。 モクバやドロテアにはこの場にいる者が持っていない工学の知識がある。 例え危険人物と言えど、首輪を外そうとするならその事実は決して無視できない。 そこにディオは目を付け、交渉に利用したのだ。 結果、不服そうだったエリスも最後には折れざるを得なかった。 (これでよし、これでドロテアと合流した場合でも俺が主導権を握る事ができる) こんな甘ちゃん共、ドロテアの様な女狐にかかればあっという間に手駒にされかねない。 こいつらを利用するのはこのディオなのだから、それは望むところではなかった。 だから、敢えてドロテアの陰の部分を暴露し、彼女に対する不信を一同に周知した。 ドロテアからすれば裏切りといえるかもしれない行動ではあったが、文句は言わせない。 此方が便宜を図らなければ、ドロテアは首輪目当てに永沢を殺した殺人者として扱われる。 イリヤの口を塞ぐでもしないと、対主催としてまず間違いなく彼女は孤立するだろう。 幾ら技術があると言っても、何時切り捨てられるか分からない相手など危険すぎるからだ。 殺したのはディオだと暴露しても、ドロテアが信用される結果にもつながらない。 ディオとドロテア、両名が信用できないというレッテルを貼られるだけでメリットがない。 得られるリターンは精々ディオへの意趣返しくらいだ。 それなら彼女は、信用を回復させるためにこらしめバンドを被るだろう。 危険はないとアピールする為に、他の対主催の元に身を寄せるために。 彼女がこの一団と行動を共にすることを選ぶかは定かではないが。 もし選んだ場合ディオは忌々しい頭の輪を外せて、ドロテアへ精神的優位に立てる。 こらしめバンドという抑止力を用いれば彼女も同行できる程度に危険性は下がる筈だと。 そう口利きしたのは、紛れもなくディオなのだから。 如何な魔女とて、ある意味庇ってくれた相手は無下には出来まい。 そして、こらしめバンドによってドロテアからの万が一の報復も防止する事を見込める。 正に一石二鳥の妙手。さっさとこの窮屈な輪っかを女狐に押し付けたいものだ。 それまでなら、頭にまで犬の様に首輪を嵌められる屈辱も耐える事ができる。 そう胸の奥底で零しながら、新たに命令が加えられたこらしめバンドをディオは被った。 そうして、新たに明らかになったディオの疑惑が一旦纏まりを見せ。 必然的に各々今後どうするかという話に空気が移行する事となる。 そんな中で真っ先に頭を下げ、頼み込んだのはイリヤだった。 「お願い……紗寿叶さん達を助けに行かないと……!」 イリヤが逸れた仲間のうちのび太と美柑は死んでしまい、悟飯は狂気に憑りつかれた。 だが、まだ紗寿叶達はKC(海馬コーポーレーション)に置き去りにしたままだ。 戦う力のない彼女らの安否を確認し、守ってあげなければ。 きっとまだ生きているなら身を潜めて自分が来るのを待っているはずだから。 それに、悟飯が新たな凶行に及ぶ前に止めなければ。 声を張り上げ、新たな同行者たちにイリヤは必死に訴えた。 「……イリヤ、さっき僕の話を信じてもらっておいてなんだが、それは無理だ」 流石に危険すぎる、とディオが冷淡な声を上げた。 即座にエリスが何であんたが仕切るのよと食ってかかるが、ディオの態度に変化はなく。 淡々と、悟飯が戻ってくる可能性のある場所に近づくのは危険すぎると主張を行う。 「孫悟飯はイリヤやドロテアや…僕を襲った金髪の女でも歯が立たなかったんだろう? そんな相手を現状の僕達が止めるのは不可能だ。止められたとしても犠牲者が出るだろう。 それに、余りこういう事は言いたくないが、イリヤの仲間が今も生きているかは……」 「…………っ!」 青ざめるイリヤの顔と、剣呑な表情で刀に手をかけるエリスを前に、言葉を濁すディオ。 けれど、最低でも次の放送で紗寿叶やモクバの生存を確認してから動くべき。 勿論悟飯の説得など論外、自殺する様なものだと言う彼の主張は頑ななモノだった。 更に、予想外の人物がディオに同調の意思を見せる。 「うーん、悟飯ってやつに関しては俺もディオに一票、かな」 「ニケ!?ちゃんと理由はあるんでしょうね。まさか危ない所に近づきたくないとかじゃ」 「まぁそれもあるよ、でも実際問題俺たちが暴れる悟飯を説得するのは無理だと思う。 これまでずっと一緒にいた美柑って子の話も聞かなかったんだろ、そいつ」 ニケとしてはイリヤの同行者を助けに行くのは、やぶさかではない。 いや、正直めちゃくちゃおっかないし、悟飯を説得しろと言われたら逃げるのだけれど。 でも憔悴したイリヤの様子を見ていると、放って置けるものでもなかった。 だから彼は、紗寿叶達の救助に限り了承のスタンスを示す。 「俺達でイリヤの知り合い回収して、悟飯が来る前にさっさとずらかろう」 安全策を提案するニケに対し、イリヤの反応は悪い。 俯きがちに顔を伏せ、やりきれない風に唇の端を結んでしまっている。 病魔に侵される悟飯に対する負い目からだろう。 だが、悟飯の対応についても一応ニケには考えがあった。 「まぁまぁ。悟飯についても一応考えがあるから、そんな暗い顔しなさんなって。 俺達が言っても話が通じないなら、話が通じる相手に止めて貰えばいいんだよ」 「………?」 怪訝そうな顔を浮かべる一堂に、ニケは人差し指を立てて一人の参加者の名前を挙げる。 孫悟飯の父であると言う、孫悟空の名前を。 赤の他人より、父親が止めれば今の悟飯の耳にも届く可能性はあるだろう。 それが、ニケの考えだった。 その言葉に、俯いていたイリヤの顔が上がり、消沈していた瞳に光が再び灯った。 「そう言えば悟飯君…お父さんの事は本当に尊敬してるって美柑さんが……」 悟飯が爆発する少し前、イリヤは美柑から彼が本当に父親を尊敬している話を聞いていた。 同時に自分のせいで父を探しに行けず、それも悟飯に負担をかけていたのやもと言う話も。 もし美柑の言葉が確かならば、悟飯が敬愛する悟空の言葉なら、もしかして。 微かな希望を抱くイリヤだったが、そんな彼女を尻目にすかさずディオが待ったをかける。 孫悟空の居場所にちゃんと心当たりはあるのか?と。 「あぁ、一応のアテはあるよ」 逸れてしまったらしいが、ネモから悟空もカルデアを目指す筈という事は聞いている。 ならばカルデアに行けば、悟空に悟飯の窮状を伝える事ができるかもしれない。 それが、ニケの考えたプランであった。 「今いるかは分かんねーから、先にイリヤの知り合いを助けてからの方が良いだろうな。 ただし悟飯がいたら俺達の命優先で基本は逃げる。いのちだいじに、それでいいか?」 「うん……!わかった。ありがとうニケくん!」 先ほどとは比べ物にならない程明るい声で、イリヤはニケの提案を飲んだ。 本当は一刻も早く悟飯の事も何とかしてやりたかったけれど。 それだけを気にしてニケ達の命を危険に晒すわけにはいかない。 独りでは至れなかったであろう希望を示し、関係ないのに協力してくれるニケ達もまた。 既にイリヤの心の内では仲間だと思いつつあったから。 「ちょっと待て!何故行く流れになっている!僕は反対だぞ!!」 「行きたくないなら仕方ないな。んじゃやっぱりお前だけ残るか?」 異議を唱える事を読まれていたのか、塩気の強いニケの言葉にディオはんぐぐ、と呻く。 態々危険な場所に行きたくはない、だが、ここで別れては元の木阿弥だ。 苛立ちを抑えて関係を構築してきた意味が殆ど無くなる。 何とか話の潮流を変えようとディオは他の顔ぶれを見渡すが、無意味だった。 「私はナルトとニケが付き合うなら反対はしないわ。一緒に行ってあげる」 「俺は我愛羅やシカマルの奴を探さねーといけないけど…どうせアテはねーしなぁ。 お前だって怪我した仲間が待ってるかもしれないんだろ?ディオ」 (くっ……面倒くさい、このお人好しどもが………!) 不味い、お人好しどもが甘いせいで完全に赴く流れになっている。 だが、ディオとしては絶対に行きたくない。ドロテア達の安否など知った事か。 自分の安全を天秤にかけてまで救助に行こうとは思わない。 兎に角、この不吉な流れを変えなければ。 「僕は反対だッ!危険すぎるッ! 僕達はイリヤの事を何も知らないんだぞ!休日は何をして過ごすだとか、 どんな音楽を聴くのかだとか、そんな事すら知らないんだッ!! なのに、何故─────」 「あーちょっといいか、ディオ」 「何だッ!?」 「危険って話なら、俺が影分身を先に行かせるから多分大丈夫だってばよ。 もしその悟飯って奴がいたら影分身で引き付けてる間に逃げればいいと思うぜ?」 (余計な事を…………!) 斥候として影分身を先行させて、もし悟飯が陣取っている様子なら即座に引き返す。 そうでなければ、影分身にイリヤの仲間を回収させて手早く撤収する。 もしその途中で悟飯の襲撃を受ければ、影分身を囮にして撤退。 均等にチャクラを分配する影分身が本体かどうかは白眼を以てしても看破できない。 本体のナルト達は身を潜めていればいいし、即座にバレる恐れも少ない。 イリヤの仲間の状態が分からぬ以上、一刻も早く救助に赴くのであれば。 きっとこれがベターな一手だ。尤も、ディオを納得させるには至らなかったが。 「しかしだな───ッ!」 「そんじゃあお前はここで暫く待ってろよ。それでいいだろ?」 冗談ではない。 金髪の痴女やメリュジーヌ、シャルティアと呼ばれていた突撃槍の女。 危険人物はこの島にまだまだいるのだ。そんな中で肉の盾をすべて手放すなど。 ディオからすれば、それは自殺行為に等しい。 等しいが、態々危険を犯して怪我人足手纏いを抱え込むのも御免被る選択肢だ。 だが、状況はどこまでも彼にアウェーだった。 「どうせこの島に安全な場所なんてねーよ。 それなら協力できそうな奴を増やす方向で動いた方がいいだろ」 「………ッ!」 ニケの言葉にうんうんと頷くエリスやナルトを見て、最早この流れを崩せない事を悟る。 本当に嫌だが、腹を括るほか無いだろう。これ以上粘っても置いて行かれるだけ。 それくらいなら自分も同行して、このお人好しどもを操ってやった方がまだマシだ。 無論の事、悟飯や他の強大なマーダーに襲われた場合は自分だけさっさと逃げる。 それを心に固く誓い、大きな大きな溜息を吐いてからディオは「分かった」と口にした。 「………!ありがとう……!本当にありがとう!みんな!!」 『私からも御礼申し上げます、皆様』 全員の方針がイリヤの願いに応えるという方向で纏まったのを目にして。 感極まったと言う声色と態度で、ぺこりとイリヤと彼女の傍らに浮く杖が頭部を下げる。 全く余計な事をしてくれたものだ、ディオは心中で毒づき。 せめてイリヤにたっぷり恩を売ってやらなければ割に合わないと口を開く。 ────流砂瀑流!! その場にいる者達を圧倒的な砂の奔流が飲み込んだのは、その直後の事だった。 ■ ■ ■ 息苦しく、闇の中にいる様な砂の中を、必死にもがく。 窒息する前に上へ、上へと。ひたすら砂の中から這い上がろうとする。 モグラの様に砂を掻き分け、ぶはぁと這い上がったのは窒息寸前になってからだった。 全身にチャクラを籠めて、創り上げられた砂山から脱出。 そして大地を踏みしめると、その先に待っていたのは予想通りの顔だった。 緊張と決意が込められた顔で、うずまきナルトはその名を呼ぶ。 「我愛羅………」 「うずまき、ナルト………!!」 名を呼ばれると共に、ナルトの目の前に立つ赤毛の少年、我愛羅の顔が歪む。 殺意と、憎悪と、歓喜の表情に。 それは木の葉崩しの時に戦った彼の様相と、完全に一致していた。 聞いていた話の通り、我愛羅はこの殺し合いに乗っている事を悟る。 「……俺と一緒にいた奴らはどうした」 「さぁな……生きてはいるだろうが……… お前が戦う意志を見せなければ俺の砂は飲み込んだ者を締め付けいずれ殺す。仲間を諦め逃げると言うのならそうするがいい」 逃しはしないがな。 獰猛な笑みを浮かべて、我愛羅はナルトに宣言した。 見る者の心胆を凍り付かせる、怪物の如き笑み。 「さぁオレと戦え!! 日向を倒した時の様に俺にも力を見せて見ろ!!俺は……その力を捻じ伏せてやる!!」 初めて拝んだときは身を竦ませた殺意と笑顔だった。 だが今は違う。もうその殺意は、その笑みはナルトにとって通過した物だ。 だから相対する彼の思考は冷静なもので。 我愛羅の様子をここまで眺めて、一つの結論に至る。 ────間違いねぇ。やりとりまで、あん時の我愛羅だってばよ。 いかなる術に依る物かは計り知れないが。 この我愛羅は、自分と戦った事のない“過去”の我愛羅だ。間違いない。 その事を確信して、ナルトは薄く笑みを浮かべた。 良かったと。また彼が憎しみに囚われたのではないのだと、仄かに安堵を覚える。 であるならば、これから自分が行うべきことはたった一つ。 「……何が可笑しい」 「いや、別に……何でもないってばよ ただ、お前は知らないだろうけどな、俺は前に約束したんだよ、我愛羅────」 怖れや怒りや憎しみは胸の内にはなく、ただ火の意志だけを胸に抱き。 堂々たる様で握りこぶしを形作ると、笑みと共に救うべき者の前へと突き出す。 そして告げる、己が成すべきことを唄うように。 「お前がまた誰かを憎しみで殺そうとしたら、俺は……お前を止めるってな」 それを目にして、我愛羅は奇妙な感覚を覚えた。 知らない筈なのに、まるでその言葉を知っているかのようで。 憎しみしか知らない筈の自分の胸の内に、安らぎが芽生える。 うずまきナルトの背後で幻術の様に、知らない景色を垣間見る。 ────みな、チヨバア様に祈りを…… ────母は強いな、死んでなおお前を信じ切り守り抜いた…… 知らない。 こんな景色は、知らないのだ。 だから関係がない。父は死んだのだから。 死者と言葉を交わす未来など、あり得る筈もない。 だから、どうでもいい。知った事ではない。 知らぬ景色が見えた程度で霞むほど、己の憎しみは弱くはない。 「さぁ………始めるぞ、うずまきナルト!」 「あぁ、またお前に見せてやるってばよ───うずまくナルト忍法帖をな!!」 今はただ。目の前の男と雌雄を決するのみ。 その為に、殺す事無く邪魔者を排除したのだから。 台風の目の様な一騎打ち。二人の人柱力の死闘が再び始まる。 ■ ■ ■ ジャック・ザ・リッパーは、死んだらしい。 合流したガムテからの報告で、ゼオンはその事実を受け入れた。 元より、デパートを離れた時から契約で繋がっていた感覚がなくなっており。 それ故に、そこまでの衝撃は無かった。 「しかし一度勝った相手に負けるとはな。所詮卑しい生まれ軟弱な殺人鬼だったか」 ジャックに対する個人的な感慨はないため、容赦なく敗北者となった彼女を蔑む。 とは言え、あの利便性の高い霧が失われたのはそれなりの痛手と言えるだろう。 残ったガムテも腕利きの暗殺者とは言え、ジャックの様に霧が出せる訳ではない。 幾ばくかの戦力の低下と、それによる戦略の見直しは避けられない。 そう考えるゼオンに、ガムテは俄かに醒めた視線で尋ねた。 「んで、ど~するよ王子(プリンス)。 大分お疲(ちか)れっぽいし、暫く穴熊(キューケー)するかァ?」 ぶぅん。殺しの王子が放ったその問いは、鮫肌が首筋に添えられるという返答で返された。 俺を舐めているのか?とゼオンは憎悪で濁った眼で、ガムテを睨みながら問いかけ。 対するガムテは次の瞬間に首が飛んでもおかしくない状況下で、無言で首を横に振った。 その表情に動揺はなく、ごめんちゃァ~いと変わらぬお道化た態度で謝罪を口にする。 それを見据えてから、次は無いと冷酷に告げ、大刀を降ろす。 「まだまだ俺は邪神の力を引き出し強くならねばならん、その為にもっと殺す必要がある。 魔力も俺の憎しみが尽きぬ限り幾らでも引き出せる。貴様程度に心配される筋合いはない」 「真実(マジ)ィ?異常(チート)じゃあん!」 死相が見える位な。 ガムテは心中で悪態を吐露するが、それをゼオンに伝える事は決してしない。 ドミノの獲得のためにできれば自分が殺したいが、この王子は遠からず自滅するだろう。 いっそ今仕掛けるか。その考えが過る物の、即座にその選択肢を棄却する。 ゼオンの様相は確かに疲労の色が濃く見えるが、目立った外傷はない。 そして魔力とやらに関しても、本当に憎しみによって即座に補填しかねない。 そんな異様さをガムテの第六感は嗅ぎ付けていた。それ故に早計は憚られる。 今仕掛けた所で相打ちになる可能性が極めて高い。まだ、機を待たねばならない。 時が満ちるまで利用する為に、ガムテはゼオンの言葉に異を唱える事はなく。 彼もまた片腕を失いつつも余力はあるため、次なる殺戮を目指す決定を下す。 「よ~し、二次会(オカワリ)決まりっ☆そんじゃあ次のブッ殺す奴探そう────」 刃を振り上げ、殺る気充分。 さぁ殺そう。もっと殺そう、殺せば僕らは幸せに。 グラス・チルドレンのテーマソングを口ずさみ、壊れた笑みを浮かべて。 次なる獲物を探しに赴こうとした、その時の事だった。 「─────は?」 ガムテらの目の前を、猛スピードで迫る砂の波濤が埋め尽くした。 ■ ■ ■ マジ死ぬかと思った。てか俺ちゃんと生きてるよな? 足は二本揃ってるけど、異世界転生とかしてないよね? 津波の様な砂の怒涛に呑まれた先で、勇者ニケはそう独り言ちた。 風圧を利用し砂からの脱出に使った風の剣をスカーフへと戻し、砂丘の上へと降り立つ。 降り立つと同時に脇に抱えていた金髪の少年を、べしゃりと放り捨てて。 「おーい、お前の方は生きてるか~?」 「勝手に殺すな……殺すぞ………!」 「うむ、キレるくらい元気があるなら当分は死なないな、よしよし。 っと、それよりもイリヤとエリスの二人は…大分流されたし無事だろうな、二人とも。 もし生き埋めになってたら直ぐに見つけて、人工呼吸の一つでもしてやらねーと!!」 至極雑な扱いでディオが屈辱を覚えるのも、華麗なスルーを見せて。 不純な動機でディオよりも余程重要な華二つの姿を探そうとするニケ。 だが探すまでも無く、イリヤとエリスの二人はニケの前に姿を現す。 「ご生憎様。イリヤが引き上げてくれたから、アンタの助けは必要ないわ、ニケ」 「二人は大丈夫?」 「おっ、無事でよかった二人とも。怪我は無いか?」 ニケが風の剣で脱出に成功したように。 イリヤもまた、砂にもまれながらもサファイアは手放さず転身に成功し。 そのまますぐ傍にいたエリスの手を掴み、一緒に脱出に成功したのだ。 目立った怪我も負っておらず、これで全員が突然の奇襲から無傷で生還を果たした事になる。 後、この場にいないのはナルトだけだ。 『砂に呑まれるまでの魔力反応では、ナルト様だけ動いてはいないご様子でした』 「ってことはつまり、今の砂はナルトを狙った物って事ね」 ナルトに狙いを定めた砂使い。 この二つの要素が組み合わされば、奇襲をかけてきた容疑者は一人しかいない。 エリスも一度戦ったマーダー、砂瀑の我愛羅の襲撃を受けたのだ。 現況を認識しつつ、今度は周囲を見渡す。今いる場所には、見覚えがあった。 ここは一時間ほど前に通過した地点だ。どうやら、そこまで砂に押し流されたらしい。 「フン、それじゃあさっさとナルトの助太刀に行くぞ。 本当かどうか疑わしいが、その我愛羅というのはナルトが一度勝った相手なんだろう? ならば僕達で一斉にかかれば、より楽に確実に勝つことができる筈だ」 本当はこれほどまでの規模の砂を操るマーダーなどからは逃げたい。 しかし、もうディオも理解している。言っても無駄だと。 このお人好し共は決してナルトを置いて逃げたりしないだろう。 それならば我愛羅をこの場にいる全員でリンチする様に誘導した方が現実的だ。 どさくさに紛れ我愛羅を始末し、ドミノを獲得するのも悪い話ではない。 そんな皮算用を行いながら放たれた提案は、やはりエリスには必要ないと断じられた。 「私達が加勢しなくても、ナルトは勝つわ」 「だから、勝つのは分かっているが、僕達が加勢した方がより消耗も抑えられてだな…」 「必要ないわ。ナルトの戦いに水を差すならタダじゃおかないわよ」 あ゛?お゛?と、最早何度目になるか分からぬ睨み合いを始めるディオとエリス。 お前ら仲悪すぎだろ、ニケは突っ込みながら二人の間に割って入った。 イリヤもどうどうと宥める様にエリスの前に仲裁に入る。 「まーまー、落ち着け、喧嘩するでない者ども。 どうせナルトとは合流しなきゃいけないんだ。なら直ぐ近くに行っておこうぜ。 助太刀するかどうかは……まぁナルトがヤバくなったらってことで。うん。 ちゃんと分かってるからそんなに睨むなよエリス。ちょー怖いから」 「………分かったわ」 どの道合流はしなければならない。その言葉に納得の姿勢を見せ。 ディオもいざとなればナルトが危険だと思ったとか何とか、理由をつけて手を出せばいい。 そんな姑息なプランを考えつつ、舌打ちと共にニケの言葉に同意の意志を示した。 何とか水と油の二人の方針が一致した事に胸を撫で下ろし、イリヤは出発を促そうとする。 「じゃあ皆で、早くナルト君の所に───」 「いや、それは無理だな」 「───────っ!?」 イリヤの言葉を否定する声が上がる。 それはニケの物でも、ディオの物でも、エリスの物でもない。 聞いた事のない、少年の声だった。 その声に不吉なものを感じ、一斉にイリヤ達四人は声の出所へと視線を向ける。 立っていたのは、白いマントを纏い、その手に刺々しい太刀を有した白髪の少年だった。 獰猛な戦意と殺意を声に乗せて、修羅の雷帝ゼオン・ベルは新たな獲物に言い放つ。 「テメェらの首はここでこの俺が貰う」 ■ ■ ■ ガムテは砂に呑み込まれたらしい。 とは言え、助ける必要は無いだろう。奴はジャックが死んだ戦場でも生き残った暗殺者だ。 この程度で死ぬとは思えないし、死ぬようならどの道駒としても必要ない。 何よりドミノというルールが追加された以上、獲物は出来る限り自分が総取りしたい。 あのデパートでは眼帯の気狂いのせいでキルスコアを上げられなかったのだから。 ドミノの獲得と言う点で言えば、目の前のガキ共は実に手ごろな羊と言えた。 疲労を感じさせない肉食獣の笑みを浮かべて、ゼオンは獲物達に相対する。 「インクルシオッ!」 そんなゼオンを前にして、真っ先に動いたのはエリスだった。 鍵剣を構え咆哮を上げると共に、白亜の全身鎧が彼女を包み。 それに次いでイリヤも臨戦態勢に入る。 「夢幻召喚(インストール)!」 カードを掲げ言霊を紡ぐとともに、イリヤもまた清廉なる西洋甲冑を身に纏う。 そして、ステッキを媒介に現れた黄金の聖剣を握り締め、油断なく構えを取る。 目の前の少年の魔力量から、セイバーのクラスカードでなければ対抗できない。 サファイアはそうイリヤに告げ、それ故に迷いなくイリヤもセイバーのカードを選択した。 (よし、本当に使えた……!タイム風呂敷があってよかった…!) 本来は未だインターバル中のセイバーのクラスカードが使用できた理由。 それはイリヤに支給されたタイム風呂敷にあった。 クラスカードに被せる事で使用可能時間まで時間を経過させ、再使用可能としたのだ。 タイム風呂敷は、見事仕事を果たした。その成果が、今のイリヤの身体を包んでいる。 エリス、イリヤの二名の戦乙女の戦闘準備が整い、一触即発の空気が漂う。 そんな中で、真っ先に踏み出したのは二人でも、ゼオンでもなかった。 「ニケ君……?」 「ニケ……?」 ニケの意図が分からず、イリヤとエリスの二人は困惑した表情を浮かべる。 二人の少女を尻目に、ニケは胸を張ってずんずんとゼオンの前に進む。 ゼオンは、動かなかった。目の前のマヌケ面が脅威になるとは思えなかったからだ。 だから、無言で自分の前に進み出るニケの動向を見届けた。 そして、数秒の間を置き、ニケはゼオンの二メートルほど前までやってきた。 明らかなマーダーと対峙する勇者の背中を目にして、少女二人に緊張が走る。 一体何をするつもりなのか。エリスとイリヤが息を呑む中、答えは直ぐに明らかとなる。 「────不肖ニケ、ただいまより貴方様の忠実なる下僕で御座います」 本当に何をやっているんだろう、こいつは。 イリヤとエリス、そしてついでにゼオンがその時考えた事は全く同じだった。 暫く時が止まり、凍り付いた時が再始動したのはディオが罵倒の言葉を吐いてからだった。 「このクソバカが……!」 心底身下げ果てたという声で吐き捨てるディオに、跪いたままのニケが異議を唱える。 「何だよ!いーだろ別に戦わなくてもそれで丸く収まるなら!! こっちはもうシリアスの供給過多でお腹いっぱいなんだよ! 此奴(ゼオン)もフラついてて疲れてそうだし、戦うにしても茶でもしばいてからぁあああああああっ!?」 どかッ。 無言のままのゼオンに蹴り飛ばされ、ニケの身体がサッカーボールの様に吹き飛んだ。 ごろごろごろごろごろごろと転がって、近場の植え込みに突っ込みようやく止まる。 ピクピクと震えるニケの尻を見て、まぁ…いいかと、イリヤとエリスは同じ結論に至った。 気を取り直し、武器も構え治す。ゼオンもまた、同じだった。 「アンタがこいつらに手を出すって言うなら、容赦はしないわ」 既に思いきり手を出されているけれど、それは完全に無かった事になったらしい。 ディオはニケの尻を眺めながらそう考えたが、直ぐにどうでもいいなと忘れ去る。 敵も味方も、その場にいる全員の思考が一つに統一された瞬間であった。 そして、状況は勇者を置いてけぼりにして進行していく。 「ククッ、そこに転がってるゴミよりはマシな言葉を吐くじゃねぇか」 空気が、切り替わる。 バチバチとゼオンの掌で雷光が瞬き、威圧感が溶岩の如く噴出して。 イリヤ、エリス、ディオの三人に、戦慄が走った。 この少年もまた、これまで出会ってきたマーダー達と同じ怪物だと。 その印象を裏付ける様に、疲労を感じさせぬ邪なる笑みで、雷帝は進撃の幕を開く。 「だが───大きな口を叩く前に、まずはこの雷を受けてみるがいい!!」 開戦の声が各々の耳朶を打つと共に。 白銀の少年の姿がシュッという衣擦れの音と共に消失を成す。 ディオの動体視力ではどう見ても掻き消えた様にしか見えなかった。 強化されたイリヤやエリスの反応すら、一手遅れた。 シュライバーとすら渡り合った、殆ど瞬間移動に近い速度。 血の滲む様な修練の果てに得たその速さを以て、ゼオンはイリヤとエリスの側面に現れる。 そして五指を広げ────一片の躊躇も容赦もなく、呪文を紡いだ。 「テオザケル!!」 多少弱められているとは言え、常人が受ければまず間違いなく即死の雷光。 言霊が吐き出されると共に、二人の獲物目掛け閃光が迸る。 イリヤとエリスは躱そうと動くが、すでに遅い。 側面に現れられた時に僅かに反応が遅れたのが、回避が叶うかの分かれ目だったのだ。 「く────」 「─────っ!」 迫りくる雷光に、白と緋の二人の少女は成す術がなく。 そのまま予定調和の様に、白光に二人の肉体は飲み込まれて。 そして、全ての色彩が白一色に塗りつぶされた。 次話へ
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/4575.html
血のように赤い金属フレームと、目が痛くなる程の分厚いレンズで作られたモノクル。 このモノクルを通して世界を見ると、黒い『モヤ』のような物を纏わりつかせている人や物品が見える事がある。 それらは総じてロクシアの外から来たモノ、つまり『異世界転移』や『転生者』と呼ばれる者や道具であり、特に『モヤ』が濃く見える人物は強力な異能力を持っている事が多い。 そして、それら濃いモヤを纏っている人物は例外なく外神『ディオ・キゥ=ガルダス=オールドン』の標的にされている。 更に未確認情報だが外神に関する物も普通とは違って見えるらしい。 元々はとある異世界転移者がディオに狙われずに済む方法を探し、そして様々な手段を駆使して作成した魔道具。 これがあれば返り討ちにする準備が出来ると喜んだが、完成した翌朝に作成協力者全員にとても濃く、どす黒い『モヤ』が付いている事に気が付き、彼らは潔く死を受け入れたと言う。 余談だかこれを使えばロクシアの人々でもディオの姿を見る事が出来る。 思ったよりも毛の薄いイエティとしか形容できない姿らしい。 関連 異世界人 外神『ディオ・キゥ=ガルダス=オールドン』 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/gundamwarnexa/pages/2754.html
アンヘル・ディオナ [部分編集] 第9弾 UNIT 09D/U RD182R 2-赤1 1枚制限 (>起動):自軍ハンガーにあるカードが、「改装」の効果で場に出た、またはプレイされた場合、カード1枚を引く事ができる。 ディオナ系 MS 専用「エウロペ・ドゥガチ」 赤-クロスボーン 宇宙 地球 [2][1][4] 余談だが旧GWとは異なり、補給を持っていない。 イラストはアンヘル・ディオナ〔U-C108〕にいくつもの光の背景を追加したもの。 商品情報より。
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/310.html
所属別カードリスト:悪 J-041 ディオ・ブランドー J-043 少年ディオ J-046 ジャック・ザ・リパー J-050 ペイジ J-051 ジョーンズ J-052 プラント J-053 ボーンナム J-055 屍生人・罪人 J-056 屍生人・騎士 J-058 ドノヴァン J-092 ディオ・ブランドー J-129 ダリオ・ブランドー J-134 実験体 J-138 ラバーソール J-142 ホル・ホース J-145 呪いのデーボ J-146 フォーエバー J-228 デーボ J-232 鋼入りのダン J-233 アラビア・ファッツ J-236 土のアヴドゥル J-237 シェリー J-238 ミドラー J-244 カーン J-245 マライア J-246 アレッシー J-247 ダニエル・J・ダービー J-248 テレンス・T・ダービー J-252 片桐安十郎 J-301 鋼入りのダン J-302 ズィー・ズィー J-305 ダニエル・J・ダービー J-307 マライア J-370 ホル・ホース&ボインゴ J-374 「セト神」のアレッシー J-377 ウィルソン・フィリップス上院議員 J-379 虹村兄弟の父 J-380 虫喰いでない J-381 虫喰い J-382 音石明 J-385 復讐のアンジェロ J-386 吉良吉廣 J-387 吉良吉影 J-388 川尻浩作 J-465 ボクサー・ディオ J-470 テレンス・T・ダービー J-474 強運の賢 J-475 ギタリスト音石 J-477 噴上裕也(入院中) J-478 アケミ&ヨシエ&レイコ J-480 エニグマの少年 J-483 川尻しのぶ J-485 美那子 J-486 吉良夫婦 J-487 川尻浩作&早人 J-488 アルバムの吉良 J-489 吉良吉影 J-567 ディオ・ブランドー J-568 ワンチェン J-569 ジャック・ザ・リパー J-573 偽花京院 J-575 笑うダン J-576 チャカ J-579 恨みのアンジェロ J-582 川尻しのぶ J-583 川尻浩作 J-586 涙目のルカ J-587 ポルポ J-589 ズッケェロ J-591 ホルマジオ J-655 試験官ポルポ J-657 崖の上のサーレー J-659 ソルベ&ジェラート J-662 偉大なるプロシュート J-664 メローネ J-670 暗殺チームのリゾット J-672 時を飛ばすディアボロ J-674 ロメオ・ジッソ J-760 ディオ・ブランドー J-764 吉良吉影 J-767 キレるギアッチョ J-768 スクアーロ&ティッツアーノ J-770 チョコラータ J-771 セッコ J-774 悪徳弁護士 J-790 エンリコ・プッチ
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/290.html
第一部 ファントムブラッド カード№ カード名 イラストの登場話 1巻 J-013 ダニー JC1巻表紙 J-130 族長 「侵略者ディオの巻」 J-072 石仮面 「侵略者ディオの巻」 J-043 少年ディオ 「侵略者ディオの巻」 J-085 ジョースター邸 「新しき友人!の巻」 「愛しのエリナの巻」 J-160 そこにシビレる!あこがれるゥ! 「負けられない戦いの巻」扉絵 J-008 少年ジョナサン 「炎のダニーの巻」 「過去からの手紙の巻」 J-092 ディオ・ブランドー 「父への誓いの巻」 J-091 ジョナサン・ジョースター 「食屍鬼街の戦いの巻」扉絵 2巻 J-001 ジョナサン・ジョースター JC2巻表紙 J-105 喰屍鬼街のスピードワゴン 「仮面の人体実験の巻」 J-086 喰屍鬼街 「仮面の人体実験の巻」 「血の渇き!の巻」 J-011 ロバート・E・O・スピードワゴン 「人間を超越する!の巻」 J-041 ディオ・ブランドー 「人間を超越する!の巻」 J-107 ジョージ・ジョースターⅠ世 「一組の指輪の巻」 J-129 ダリオ・ブランドー 「一組の指輪の巻」 「不死の怪物の巻」 J-103 ジョナサン スピードワゴン 「生ける死者の襲撃の巻」 「ディオとの青春に決着!の巻」 「慈愛の女神像の巻」 「懐かしき面影の巻」 3巻 J-097 ウィル・A・ツェペリ JC3巻背表紙 J-009 ウィル・A・ツェペリ 「凶人ジャック&奇人ツェペリの巻」 J-069 もうひとつの波紋をッ! 「奇跡のエネルギーの巻」 J-163 メメタア 「奇跡のエネルギーの巻」 J-010 ジョナサン&ツェペリ 「奇跡のエネルギーの巻」扉絵 J-071 ズームパンチ! 「洋上の惨劇の巻」 J-045 ワンチェン 「洋上の惨劇の巻」 J-088 風の騎士たちの町 「呪われた町の巻」 J-046 ジャック・ザ・リパー 「恐怖を我が物とせよの巻」 J-102 ふるえるハートのジョナサン 「北風とバイキングの巻」扉絵 J-007 波紋戦士ジョナサン 「北風とバイキングの巻」 J-042 吸血鬼DIO 「罠への招待の巻」 J-073 おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか? 「血も凍る仮面力の巻」 J-056 屍生人・騎士 「血も凍る仮面力の巻」 J-048 タルカス 「暗黒の騎士達の巻」 J-132 ブラフォード&タルカス 「過去からの復讐鬼の巻」 4巻 J-006 ジョナサン・ジョースター JC4巻表紙 J-010 ジョナサン&ツェペリ(重複) 「77輝輪の勇者の巻」 J-047 黒騎士ブラフォード 「77輝輪の勇者の巻」 J-159 青緑波紋疾走ーッ!! 「77輝輪の勇者の巻」 J-070 銀色の波紋疾走! 「黒騎士の呪縛の巻」 J-068 山吹き色の波紋疾走!! 「黒騎士の呪縛の巻」 「英雄として瞑るの巻」 「騎士たちの遺跡の巻」 J-104 若き日のツェペリ 「双首竜の間への巻」 J-089 双首竜の間 「あしたの勇気の巻」 「老師の予言の巻」 「怒りをたたきこめ!の巻」 J-054 屍生人・住民 「遥かな国からの3人の巻」 J-015 ダイアー 「遥かな国からの3人の巻」 J-002 ディオ・ブランドー 「遥かな国からの3人の巻」 J-014 トンペティ 「遥かな国からの3人の巻」 J-127 闇の帝王ディオ 「怪人ドゥービーの巻」 J-131 合成犬屍生人 「怪人ドゥービーの巻」 J-049 怪人ドゥービー 「怪人ドゥービーの巻」 5巻 J-108 波紋戦士ダイアー 「稲妻十字空烈刃の巻」 J-016 ストレイツォ 「Jojo&Dioの巻」 J-050 ペイジ 「Jojo&Dioの巻」 J-051 ジョーンズ 「Jojo&Dioの巻」 J-052 プラント 「Jojo&Dioの巻」 J-053 ボーンナム 「Jojo&Dioの巻」 J-078 血管針攻撃! 「Jojo&Dioの巻」 「炎&氷!の巻」 J-106 ジョナサン エリナ 「悪鬼の最期!の巻」 J-094 大西洋上 「狂嵐への序曲の巻」 J-012 エリナ・ペンドルトン 「狂嵐への序曲の巻」 J-044 DIOヘッド 「狂嵐への序曲の巻」 「最期の波紋!の巻」 J-076 そして時代は流れる 「忘却の彼方への巻」 巻数は全てジャンプ・コミックスのものです