約 1,586,533 件
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/341.html
『BOTTOMs ~最低野郎たち、地の底で~』⇐第1部から ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『紅い闇の中で』 ― ― いつの間にか、辺りを紅い霧が満たし始めている。 異変を察知したサンタナはドッピオの追撃を取りやめ、 霧の発生源と思しき地霊殿を貫く広い通路へと足を向けた。 「そこにいるのは分かっているぞ、半裸の原始人!! 我が名はレミリア・スカーレット!! 我が友、虹村億泰の仇よ!! 貴様の命!! 貰い受けに来た!! 紅魔(スカーレット・デビル)の誇りを傷つけた罪、その血で贖ってもらう!!」 広い通路の向こう、地霊殿の正面入口側から怒鳴り声が聞こえた。 間違いない、コウモリの翼を生やしたあの小娘の声だ。 わざわざ名乗りを上げ、こちらの位置を知らせている。 罠なのだろうが、構わない。 サンタナを通路を駆け、声の源へと進む。 紅い霧のせいで視界は極端に悪いが、闇の一族の持つ鋭敏な皮膚の感覚で、 周囲の様子は目で視るのと同様に判る。 数十メートルの距離まで近づきさえすれば、あの小娘も同じだ。 この霧で視界を奪ったと思い込み安心しきっている所を、喰ってやる。 「……ふん。やっぱり来たわね。声に誘われて」 小娘がこちらの接近を察知したようだ。 当然といえば当然だが、向こうもこの紅い霧の中で周囲の状況を『視る』ことができるようだ。 全く動じることなくコウモリ女との距離を詰めようとするサンタナの足は、しかし一瞬止まることとなる。 正面、小娘の方向から多数の熱源が接近。大きさは拳大。生物の体温ではない。火の玉だ。 このコウモリ女も、あのツノの小娘と同じように、火を操る術を持っている。 回避は――不可能。数が多すぎる。 サンタナは小さく舌打ちをして『緋想の剣』を取り出した。 そして、柄から吹き出る緋色の炎のような刀身を振るい、 飛来する火炎弾を切り払いに掛かるが――間に合わない。やはり数が多い。 右すねと左肩から焼ける痛みを感じた。まずい、とサンタナは直感する。 肉体をバラバラにされても再生可能な闇の一族にとって、 刃物などによる『切断』や『刺突』は、脳などの中枢に届かない限り、殆どダメージにならない。 『打撃』は『切断』や『刺突』に比べると、細胞そのものを潰される数が多い分だけダメージがある。 だが『打撃』も、来るのが分かっているならば、身体を柔らかくしてダメージを軽減できる。 しかし『熱』は、細胞そのものを熱で破壊する分、単なる物理的な攻撃よりダメージが大きい。 要は『闇の一族』にとって『火』は天敵である、ということだ。他のほとんどの生物と同様に。 かのエシディシはそれをある程度まで克服し、 木や紙が燃え出す程度の温度までなら自力で生み出すことさえ可能とした。 エシディシなら、この程度の火炎弾はダメージにならないのかも知れない。 ――が、サンタナは『炎の流法』を使える訳ではない。 一発一発のダメージは小さいが、このままあの火の玉を受け続ける訳にはいかない。 何とか直接触れずに、あの火炎弾を撃ち落とす必要がある。 サンタナは幾つか被弾しつつも右腕で緋想の剣を振り回しながら、左肩の関節を外して背中に腕を回した。 そして背中に現れた小さな裂け目から左手で体内に仕込んだ紙を取り出し、 紙の中のプラスチック箱を一つ取り出した。 プラスチック箱は銀色に輝く小さな玉で満たされている。俗にパチンコ玉と呼ばれる鋼球である。 サンタナはケースをひっくり返し、頭から掛け湯をするようにザラザラとパチンコ玉を浴びた。 サンタナの体表に触れたパチンコ玉はそのまま皮膚の中にめりこんでいき、彼の体内に取り込まれてゆく。 サンタナは空になったケースを投げ捨てると、左肩の関節を直し、左手の5本の指を正面に向けた。 そして緋想の剣で落とし切れない分の火炎弾に向かい、指先から筋肉の圧力でパチンコ玉を射出。 ドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンッ、ドンッと拳銃のような破裂音が響く。 発射されたパチンコ玉が火炎弾にぶつかり、衝撃で火炎弾を相殺していった。 思えばこのような戦法を取るのは、つい先程、ナチスとかいう人間の兵隊の基地で目覚めて以来か。 およそ2000年の眠りに付くまでは、このように均一に整形された金属は希少だった。 そもそもこんな飛び道具で狩りなど行わずとも、人間どもの方から勝手に捧げ物をくれていた。 右手の『緋想の剣』と左手からの弾丸で飛来する火炎弾をいなしつつ、 サンタナはジリジリと前進を再開する。 「なるほど。私の弾幕に対応し始めている……原始人も少しは進歩する、ということね」 霧の向こうにから、また小娘の声がする。さっきより近い。 サンタナが前進した分に加えて、小娘の方からもゆっくり近づいてきているようだ。 原始人というフレーズがサンタナの癪に触ったが、こらえた。 「なら、これはどうかしら? 冥符……『紅色の冥界』」 小娘が何かの技らしき名を宣言すると、エネルギーの高まりを感じる低い音が少し続いた後、 風船の弾けるような音が響いた。 最初に遭った角娘といい、ここで遭う未知の種族どもは何故か技に名を付けたがる。 まるでワムウやエシディシが流法による技を繰り出す時のように。 自分の会得した『異能』を、自慢気にひけらかすのだ。 これから自分がどんな行動を取るか宣言するなど、全くもって非合理な行為だ。 理解に苦しむサンタナに、さっそく小娘の放つ『紅色の冥界』とやらが迫ってきた。 先ほどの火炎弾とは比べ物にならない数の、光の弾丸をサンタナが感じ取る。 その名の通りの、弾幕【カーテン・ファイア】。 迫るのは、速いものと遅いもの。二層構造の弾幕。いずれも発射源は小娘。 まっすぐ放射状に放たれる直線的な弾丸が第一層。これは――落とすまでもない。 軌道からずれるだけで簡単にかわせる。 第二層――交差だ。さながら洋バサミの隊列がその刃を鳴らしながら迫ってくるように、 交差する軌道を描いている。 何度もこちらを挟み込むように交差を繰り返しながら、ゆっくりと迫ってくる。 未知の軌道の攻撃の前に面くらい、サンタナの思考は一瞬フリーズする。 すぐ我に帰り、ジリジリと後ずさりながらサンタナは左手からパチンコ玉を連射。 だが、この数は――とても落としきれない。 などと戸惑っている間に、小娘は第二波を放つ。 交差弾に気を取られていたサンタナを、第二波の第一層、直線弾の一つが捉えた。 右腕上腕に走る、焼けるような痛み。やはり何発ももらう訳にはいかない。 右腕の剣と、左腕の弾丸では足りない。もっと手数が要る。 サンタナはそう悟ると、右手の剣を収めた。 そして前かがみの姿勢を取ると、両手で握り拳を作り、へその高さでぶつけるポーズを取った。 「ヌウッ……! NUUUUGUOOOOOHHHHHHHH!!」 そして、力の限りに力んだ。 首の付根の僧帽筋、腕と肩の筋肉、大胸筋、腹筋。 その全てを正面に向けて強調するサンタナの取ったポーズは、 ボディビルのポージングの一つ、モスト・マスキュラー。 金剛力士像もかくやというサンタナの隆々とした筋肉がはちきれんばかりにパンプアップし、 さながらひとり人間山脈の様相を呈する。 幾らかの負傷にもかかわらず、その肉体美は今にも光を放たんとしているようだった。 ――否、本当に、光り輝いている。 サンタナの筋肉が、クロムメッキの金属光沢を放ち始めている。 サンタナの筋肉から汗のようににじみ出るクロムの輝きは、 やがて上半身正面の皮膚にくまなく満ち溢れ――次の瞬間、爆ぜた。 前方に向かい、サンタナの筋肉から生まれた輝きが爆裂し、無数の銀色の線、いや、散弾となって射出される。 コウモリ娘の放った紅い光弾をまとめて吹き飛ばすほどの速度と物量。 地霊殿の床、壁、天井にも、その輝きは突き刺さる。 無数の硬質な衝突音が通路内を反響し、ほんの数秒だけ夕立がこの場を襲ったかと感じられるほどだった。 雨音のコーラスはすぐに収まり、一瞬の静寂が訪れる。 パチンコ玉を筋肉の収縮力で全身から射出し、小娘の攻撃を凌いだサンタナ。 相変わらず紅く染まった視界の中で、サンタナの頭上を通過しようとする熱源を感じ取った。 上空にかわされたか。 首を上げると、小娘が感心気な調子で話しかけてきた。 「面白い弾幕、いや、『男幕』を使うのね。 ……だけど、今は『弾幕ごっこ』に興じている暇はないのよね」 緋想の剣を取り出し、接近戦に対応したサンタナだったが、すぐ新たな熱源に気づく。 「チッ……騒がしいと思ったら、やっぱり仲間が居やがったか」 その熱源は壁の中から現れた――その手には壁を抜ける道具。 そして、先程も聞いた声。紅い守護霊を操る人間だ。 そして―― 「『地面』を走れ! ジッパーーーーーーーッ!!」 紅い守護霊使いを追って壁の中から現れたのは、地上でも戦った青い守護霊使いの声。 奴からは何故か『体温』を感じない。 だが、その声は確かに聞こえる。 奴の守護霊が出現させるジッパーの床を走る音が、振動がサンタナに迫ってくる。 「NUUU!」 奴のジッパーを受ければ、足を『切断』されることは免れない。 サンタナにとってそれは致命的なダメージとはなり得ないが、 短時間でも片足を失うことによる隙をみすみす作る訳にはいかない。 とっさに跳躍し、ジッパーを回避。 紅い守護霊使いの少年も同様にジャンプして回避したようだ。 ――そして、それこそがサンタナ達にとっての悪手だった。 「今だ、レミリア!!」 「行きなさい、『チェーンギャング』!」 コウモリの小娘がサンタナ達の傍を横切るように飛行しながら左手をかざすと、突如淡く輝く鎖が出現した。 鎖はまっすぐにサンタナに伸び、尖った錘がサンタナに突き刺さる。 サンタナがそれを引き抜こうとすると、背後に回りこんでいた小娘が別の鎖を投げつけてきた。 回避――不可能。翼も無いのに、どうやって空中で方向転換を行うのか。 あるいは、ワムウのように『風』を操ることができれば、それも可能なのかも知れないが。 骨格を変形させて回避するも、すぐに次の鎖が飛んできて、胴体に鎖が巻き付いた。 次々に鎖が飛来する。 小娘はサンタナと少年の周囲を旋回しながら、鎖をいくつも飛ばしてきている。 鎖の一本一本は決して破壊できない強度ではない。 だが奴の鎖の生成ペースはその上をゆく。 カーズの、『光』の刃なら、この程度まとめて切り裂くことができるのだろうが。 サンタナは身体は為す術なく空中で拘束され、そのまま引っ張られた。 引っ張られた先には―― 「チッ……テメエ! 俺に触ってんじゃねえ!!」 あの守護霊使いの少年が。背中合わせに空中で縛り付けられる二人に、 「俺達の動き、『予想』してみるか……? おっと、ディアボロ、あんたは殆ど視界が利かないんだったな……」 「さあ、地獄の針山よろしく穴だらけになってもらいましょうか」 眼下から幾つもの銃声が、そして、上空からは光の弾丸が雨あられと降り注いだ。 動けない状態でこれだけの攻撃を受けたら――いかにサンタナといえど、危険だ。 打開策は――無し。だが―― 「キサマはその守護霊で、何を見ている?」 「ぐおおおお!? この化物が!?」 サンタナは首を180度回転させ、背中で拘束されている少年の頭にサンタナの頭を頬ずりするようにぶつけた。 サンタナの頭が半分少年の頭と同化し、めり込む。 少年の視界がサンタナに共有される。 視えているのは――紅い霧を抜けて、天地から二人を貫かんと迫る弾丸。 サンタナが感知した状況と同じ。未来を見ているとしか思えないこの少年の守護霊でも、ダメなのか? だが―― 「『キング・クリムゾン』!」 瞬間――そう、次の瞬間としか、サンタナには認識できなかった。 少年が叫んだ次の瞬間に、サンタナは胸板を少年の紅い守護霊に強かに蹴りつけられ、少年から引き剥がされていた。 サンタナと少年を縛る鎖はいつの間にか切断されていた。 蹴りの衝撃でサンタナは吹き飛ばされ、空中で何かに衝突。あのコウモリの小娘だ。 そのままサンタナと小娘はもつれ合うようにして空中を飛び、床を転げていった。 ◆ ◆ キング・クリムゾンを発動した瞬間、ドッピオはコウモリ女の出した鎖をスタンドの腕力で切断。 エピタフが見せる紅い視界の中で、僅かに映ったコウモリ女の飛行する軌道に向かって、 背後にくっついていた化物を蹴り飛ばす構えを取る。 本命はブチャラティ。頭から地面に落ちる体勢を取ったまま、脳天目掛けてチョップを叩き込む。 エピタフの予測は――。 白、一面の、白い光。目が潰れそうな程に強い、白い閃光。 ――閃光手榴弾(フラッシュバン)。ブチャラティは、このタイミングを読んでいたのだ。 このタイミングを予測して、閃光手榴弾を破裂させたのだ。 まぶたを透過する程の強い光。 目を閉じるくらいでは、この光は防げない。 そこでキングクリムゾン、時間切れ――化物をキングクリムゾンの脚力で蹴り飛ばし、 ブチャラティの放った銃弾をすり抜けて、スタンドのチョップを放つ、と共に、 ブチャラティの取り出した閃光手榴弾が強烈な光を放つ。 とっさに自分の腕で目をかばい、直撃だけは防いだドッピオだったが、それでも視界はしばし死ぬ。 そして必殺を期して放ったチョップはブチャラティの脳天を捉えていない。 寸でのところでブチャラティは首を曲げ、チョップが頭に直撃するのを防いだのだ。 手刀をブチャラティの右肩に深々とめり込む。スタンドを通じて伝わる体温が、妙に冷たい。 そして――。 「今……だッ!!」 逆さまになって落下するドッピオを、スティッキィ・フィンガーズの左拳が襲う――が遅い。 いつものスピードがない。 キング・クリムゾンの右腕で拳を逸らす。 ドッピオは目潰しを喰らう瞬間のブチャラティのスタンドの体勢から、拳の軌道を予測していた。 脇腹にジッパーが走るが――浅い。 「ぐっ!」 そこでドッピオは頭から床に着地。顔面を腕でかばっていた、ダメージは殆ど無い。 しかし依然閃光弾の影響で視界は真っ白だ、そしてブチャラティは目の前。 オマケにブチャラティは――まだ生きているとはいえ、相当なダメージを負っている。 ――ならばドッピオの取る行動は一つ。 「うおおおおお、らあああああああああ!!!」 ドッピオは起き上がりつつ、キング・クリムゾンの両腕で全力のラッシュを放つ。 文字通りの盲(めくら)打ち。 実体なきスタンドのはずが、風切り音さえ聞こえてきそうな勢いのラッシュ。 距離を取られては見失う。その前に、トドメを刺す。 ――しかし、当たらない。最初の何発かだけは、手応えはあった。スタンドで防がれた手応えを感じた。 それは、つまり―― 「くそがあああああ! ブチャラティの野郎、逃げやがっ――!!」 叫ぼうとした瞬間、ドッピオの右足を支える力が消失した。 痛みは無い。そして右足の感覚はそのまま残っている。 右足を切り落とされたのだ。ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズで。 キングクリムゾンの射程外に離れ、腕だけをジッパーでほどいて伸ばしてきたのだ――! ラッシュの手が止まり、ドッピオは倒れこむ。 次はどこだ!? 心臓か? 脳味噌か? でたらめにラッシュを放っていたからこそ、足で済んだのだ。 拳のバリアが無くなった今、急所をダイレクトに狙われてもおかしくはない! 止まったら死ぬ! ブチャラティの攻撃が届かない位置へ――! くそッ、あの野郎、どうしてフラッシュバンを目の前で喰らっておきながら、こっちの位置が判るんだ!? ドッピオは這いずる様にして後ずさり、壁に頭をぶつけた。 ついさっき通りぬけてきた壁だ。 ドッピオは『壁抜けののみ』で壁をくり抜き、壁向かいに逃げ込んだ。 どこからか飛んできた腕に背中の皮をジッパーで切られながら。 荒くなる呼吸を必死で抑えこみながら、ドッピオは周囲の様子を耳で感じとる。 心音を止められないのがもどかしい。 どこだ、奴はどこから来る――! ドンッ ビィィィィィッ! ドッピオの背後から、拳が石壁を打つ音と、ジッパーの開く音が聞こえてきた。 「そこかあああああ! テメエはああああああ!!」 ドッピオはキング・クリムゾンで渾身の一撃を放った。 ブチャラティの声のした方向、の――壁に向かって。 たった一撃で、キング・クリムゾンの拳は石壁をクッキーのように突き破る。 「うおおおおお! らあああああああ! くらえやあああああ!」 さらにドッピオは石壁に向かい、キング・クリムゾンの両腕でデタラメに拳を打ち込んだ。 キング・クリムゾンの渾身のラッシュが、瞬く間に地霊殿の石壁を粉砕してゆく。 その拳の威力は壁を粉砕するに飽きたらず、壁の破片を散弾の様に次々と撃ち出してゆく。 「かわせるかああああ! かわせるわけがあああああ、ねええよなああああ!!」 ドゴバゴスドバゴドゴバゴバゴズドバゴドゴバゴボゴ! ようやくだが、ドッピオは気づいたのだ。 ――ブチャラティは『あの時』、ドッピオを連れて『矢』を持つ者の待つコロッセオを目指していた時と同様に、 既に死んでいるのだ。 奴は魂の力だけで動いている。魂を感じ取ることで周囲の様子を察知しているのだ。 だから奴には、魂の宿らないものは視えない。だからこそ、壁を透かしてドッピオの位置を察知できたのだ。 つまり、奴には魂の宿らない石壁の破片など、視えるはずがない、ということでもある。 普段の奴のスタンドなら容易く防げるはずの破片も、今の奴にとっては不可視の散弾を乱射されるに等しいのだ。 「くたばれやあああ! このヤロオオオオオオオオ!!」 バゴオオオオオオオン!! キング・クリムゾンの手の届く位置の壁をまるごと吹き飛ばしたところで、ドッピオは切れる息を必死に抑えつつ、 ブチャラティの方角の様子を聞き取ろうとする。 閃光にやられた視力は――少しづつ回復しつつある、が、そもそも視界が紅い霧に覆われて最悪なのだ。 目はまだ使い物にならない。せめてあと1分、待つ必要がある。 と、そこで、大きな石版が倒れるような音が聞こえてきた。 奴はとっさに床板をジッパーで外し、盾にしていたのだ。 ブチャラティは、まだ生きている。 ドッピオは大きな壁穴の傍を離れ、壁に手を触れて位置を探りつつ、部屋の隅に移動した。 ――もしブチャラティが壁越しから襲ってくる様なら、ジッパーの音で判るはず。 奴がジッパーを開閉する一手の間に、もう一度、石の散弾を見舞ってやる。 壁穴を抜けて正面から来るなら、奴には視えない石壁の破片を踏むはず。 その音を頼りにして距離を計り、石を殴り砕いて、ぶつけてやる。 ドッピオは人の頭ほどもある大きさの石片を足で引き寄せながら、算段を立てる。 ――だが、そのブチャラティの動きが、聞こえてこない。 撤退? ありえない。奴は半死人、もとい、全死人。命などとうに捨てている。 そんな奴が、ここまできてボスの事を諦める? 何か策を練っているに違いない、その前に打って出て仕留めるべきだが――まだ視力が回復していない。 こちらから動くのはまだ危険すぎる。せめてあと45秒は必要。 ドッピオは周囲に耳を澄まし、警戒に専念することにする。 ――そんなドッピオに聞こえてくるのは遠くから聞こえてくる人外どもの叫び声と、石の壁や床が砕ける音だけだ。 ああ、五月蝿い。さっさと相討ちにでもなって、静かになって欲しい。 視力が戻るまでの永遠にも感じられる僅かな時間を、ドッピオは息を殺して待つ。 | | 倒れた床板の盾から這い出るようにして、ブチャラティが動き出した。 赤黒い血液の跡を幾筋も残しながら。 まだ、動ける。 だが床板を剥がしていくらか防いだとはいえ、石の散弾を喰らいすぎた。 既に肉体が死んで、ダメージに対して鈍くなっているのがかえって幸いしていた。 生身の身体でこれほどのダメージを受けていたら、既に絶命していることだろう。 既にゾンビのような状態だというのに、おかしな話だが。 再びあの石の散弾を喰らったら、今度こそ、この身体は粉々になる。 流石にそうなればお終いだ。 目の視えない奴は、おそらく音を頼りに動いていることだろう。 こちらの動く音を狙って仕掛けてくる。 近寄られたら、勝てない。 奴は盲目とはいえ、この状態でキング・クリムゾンと殴り合っては勝てない。 先ほどの様にデタラメにパンチを振り回されるだけで、こちらは粉々にされるだろう。 つまり、奴に物音を察知されず、近寄られずに奴を仕留める必要がある。 ブチャラティは、今まさにそのための策を実行中であった。 ディアボロの潜む部屋を囲む石壁の感触を確かめながら、ナメクジのように這いずっている。 恐らく、これが最後の攻撃となる。 奇妙な話だ。 今こうして吐き気の催すような殺し合いに参加させられたせいで、 俺はこうしてディアボロを殺すチャンスに直面している。 ここに来る前、俺達はディアボロのスタンド能力の前に、 実在するかどうかも判らない『矢の新たな力』という希望に、藁にもすがる想いでいたというのに。 殺し合いを開催したこの土地は、『幻想郷』と呼ばれているらしい。 『幻想郷』には、外の世界で存在しないとされてしまったモノが流れ着くという。 吸血鬼であるというあの少女、レミリア・スカーレットがまさにその代表格だ。 今俺の抱いている、『ディアボロを始末する』という希望も、まさに夢物語――『幻想』だった。 それが今、実現するかも知れない。 ディアボロを始末すれば、『パッショーネによる麻薬の取引を止める』という、 俺の『幻想』も実現する希望が生まれる。 あるいは、ジョルノの『幻想』――彼のヒーローである『ギャング・スター』になるという――。 仁の心と侠気を持った裏社会の正義の味方という、アイツらしくない、 だがしかし、アイツぐらいの年頃の少年の抱きがちな『幻想』さえ実現するのかもしれない。 ならば、俺はこの『幻想』を実現するための礎となろう。 ディアボロ、お前はここで俺と一緒にこの地獄に沈んでもらう。 覚悟はとっくにできている――! ◆ ◆ ドッピオの目に光が戻り始めたその時、彼はジッパーの走る音を聴いた。 ドッピオの周囲をジッパーが走る音を。 そしてすぐさま、全身に違和感を感じた。 身体が軽い。宙に浮くようだ。足元に引き寄せた石くれも、ふわりと浮き上がる。 ――違う! 俺は落ちているのだ。 先ほどブチ抜いた壁の穴が、ぐんぐん上に昇ってゆく。 部屋の家具まで、ふわふわと浮き上がりだす。 ブチャラティは――この部屋の床にまるごとジッパーを取り付け、一気に切り離したのだ。 この建物の下は巨大な地下空洞。 このままでは、この部屋ごと底まで真っ逆さまだ。 相当な高さがある。落ちたら助からない。脱出を――! ドッピオはキング・クリムゾンを出現させると、 両手で床を突き、左足で地面を支えて四つん這い、いや、三つん這いの体勢をとった。 そして全身をバネのようにして、カエルの様に跳躍。 キング・クリムゾンのパワーでジャンプし、目指すは唯一の脱出口である壁の穴。 さらにエピタフを発動し、未来を読む。 ブチャラティは、やはりいた――! 脱出を試みるドッピオの行く手を阻むように、壁の穴を立ち塞いでいる。 だが、あの姿は何だ? 自力で立ち上がることもできず、壁穴のふちによりかかり、やっと身体を支えている。 石つぶてを防ぎきれなかったのだろう、全身、服も皮膚も肉もボロボロに抉られている。 それほどの傷の割に流れ出る血は不自然なほど少ない。既に奴の体は血が巡っていないのだ。 顔の左半分も削り取られ、白い骨があらわになっている。 だというのに、その両目だけは爛々とこちらを睨みつけている。 奴は死んでいないのだ。死んでなきゃいけないのに。 「このッ……ゾンビ野郎がああああああ!!」 「ディア……ボロ……!」 ドッピオは恐怖した。 恐怖から、キング・クリムゾンで時間を吹き飛ばしたのだ。 すでにスタンドの発動さえできるか怪しい相手に、である。 そして吹き飛んだ一瞬の時間で壁の穴まで上昇したドッピオは、 壁の穴に立つブチャラティの顔面に渾身の拳を叩き込んだ。 露出した頬骨を砕け散らせて弾き飛ばされるブチャラティに入れ替わるように、 壁穴の中に滑りこむようにして、ドッピオは地霊殿の床に復帰した。 「ハア、ハア……この野郎、死人のくせに、今ここに生きてる人間サマのジャマをしてんじゃねえ……!」 今度こそ、やったハズだ。ドッピオは顔の骨を砕いた手応えから確信した。 穴の傍に転がっていた自分の右足を抱えたドッピオは、這いずるようにしてブチャラティのもとを目指した。 コイツが完全に絶命する前に、奴のスタンドを無理矢理引っ張り出して掴んで動かし、 せめて右足だけでもくっつけさせなければならない。 すると、微かに、ブチャラティの声が聴こえる。消え入りそうな声で。 「……ベネ。『聴覚』は……まだ生きていた……お陰で、『時間の吹き飛ぶ』瞬間を感知できた。 サビの入りを聴けなかったのが……少しだけ、残念だったが」 と、同時、ドッピオは急に気が遠くなる感覚を覚えた。 精神力の消耗――ではない。これはまるで貧血だ。脳に酸素が届いていない。 耐え切れずに床にへたり込んだドッピオは、 自分の左胸が前から後ろに掛けて一直線にジッパーで切られているのに気づいた。 ――ブチャラティの、死力を尽くした最期の反撃であった。 ドッピオがブチャラティに向けて顔を起こすと、砕けた顔の骨の中から、 小さな電子機器とのものと思しき光が見えた。 第3部⇒『必敗を運命(サダメ)られた存在』
https://w.atwiki.jp/bizarre/pages/322.html
夜 (18:01~20:00) H-7橋の下(北側)で××××が××××××からの××を待つ。 F-3F-3とG-3の境にある住居でシーザーが[[ディアボロ]]に勝利。満身創痍のシーザーをリサリサがエイジャの赤石を使って『究極!深仙脈疾走』による治療する。しかし代償として彼女は呼吸器官を痛めてしまう。 F-3突如現れたヴィネガー・ドッピオの襲撃にリサリサ、[[シュトロハイム]]が翻弄され死亡。 F-3気絶していたシーザーが目覚めドッピオと戦闘開始。波紋の三連撃でドッピオを打破したシーザーはトリッシュから続く因縁に決着をつけることに成功。F-3の住居を後にしてC-4へ向かう。 C-618時過ぎに、[[空条承太郎]]がヨーヨーマッの主人をアヴドゥルに変更。逃亡したDIOを追うも体力切れを起こし気絶。 C-819時丁度、取り残されたアヴドゥルは第四回放送まで[[吉良吉影]]の自宅で待機することを決意。 E-319時20分頃、[[ワムウ]]が杜王駅を出る。ポルナレフたちを追うのも兼ねて吸血馬と共にC-4の病院へ。 E-3ジョージ一行が19時30分頃に一同は駅からC-4の病院に向かおうとするが……。 E-3[[DIO]]がジョージ一行を来襲。ジョージが一対一の決闘を申し出たため、DIOはこれを受諾。勝利したのは仲間の力で機転を利かせたジョージだった。この時20時丁度。 C-4ぶどうヶ丘病院でワムウと[[ダイアー]]&ポルナレフ組が接触、戦闘開始。激闘の末ポルナレフとワムウが死亡。ダイアーが一人残される。
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/469.html
「だーかーらー、こうよ、こう」 「同じようにしているよ。だけど……」 「ちょっと違うんだってば、筆の持ち方をして、そこに挿すだけでも大体できるのに」 「日本の筆なんて持ったことないよ。ペンと同じ持ち方でやってるんだけど、霊夢は違うって言ってくるし」 「ちゃんと持ってれば先っぽが交差したりしないわよ。それと、上の箸だけ動かすようにするの」 夕食が並ぶ卓を挟み、霊夢とドッピオは箸の持ち方について言い争っている。 事の発端としては、ドッピオが『箸を使えないからスプーンなどはないか』と発したことである。 「まったく、外の人っていうのは箸を使わないのかなぁ。それとも箸自体がもう外にないの?」 「アジア圏で使われてるものだから、僕たちが使い慣れてないだけだよ。……もうさ、ご飯も冷めちゃうし、少しくらい変でもいいだろう?」 「別にかまわないんだけど、見ててイライラするのよ。そんなたどたどしく使われちゃあさ」 初めは『うちにはお玉くらいしかないからそれ使いなさいよ』と言われ、不恰好ながらも使っていた。 だが、何度も食事をとりこぼし、床に落ちた物を手で取っている内に、霊夢が『そんなにこぼしちゃあもったいないでしょ!』と怒り出した。 それから、10分ほどこうしてやり取りを続けているわけである。 「何度も言うけどね、食べ物一つ一つに神様やらお百姓さんやらの心が詰まってるのよ? それを無視している行為は私の前ではさせたくないもの」 「ならさ、ほら、あれで出してくれれば。おにぎりみたいにさ」 「怠けない!!」 「あ、うん。ごめん」 何度も指摘はされているのだが今まで使い慣れていない物を急に使いこなすのは難しい。 それ故にドッピオは何度も失敗してその度に暗にそのことを伝えようとしているのだが、それが霊夢には全く伝わらない。 ……そもそも霊夢は『なんとなくで何でもできてしまう天才』だからなのだが。 「まったく……こぼさないようにさ、せめて食器を口に近づけるとか、そういう努力とかしなさいよ」 「いや、それはそれで行儀悪いよね?」 「まあそうだけど。ポロポロこぼすよりかは許容できる。まだ見慣れた方だからね」 「見慣れた、って?」 「今日はいないけど、私の神社を根城にしてよく飯をたかってくる奴がいるのよ。飯だけじゃなくて酒もたかってくし鬱陶しいったらありゃしない。 まあ、そいつで見慣れちゃってるから」 いいことじゃあないけどね、と最後に締め、自分の分を食べ始める霊夢。 ドッピオも挑戦は続ける。おかずの里芋の煮つけを掴もうとするが、もともと掴みづらい球状の上に、ぬめりもついている。 味自体は悪くなかったので食べたいのだが、大碗に入っているためにこれを口元まで持っていくわけにもいかない。 何度かやってみるがうまく掴めず、箸の一本で里芋を刺して食べようとするが、 「刺し箸しない!」 しっかり見られ、注意が続く。 時間はかかったが、食事は無事に食べ終えた。 霊夢は『寝床を用意するからあなたは食器洗っといて』と、奥の部屋に入っていった。 炊事場について、やはり自分の知っている物とは違っていたが、どうやらここでは水桶に漬けながら拭い取るだけのようだ。 文化レベルの違いには驚かされ続けているが、大きく困るほどでもないから今のところは問題ない。 「洗い終わったー? 布団敷いたわよー」 洗い終えた食器、汚れた水などはどうするのか、周りを見回しながら考えていたところに奥から霊夢の声が聞こえる。 「洗い終わった食器とかはどうすればいいんだーい?」 「そのまま漬けておいてー」 返事に従い、それをそのままにしておいて奥の寝所へ向かう。 「こっちにドッピオの分敷いておいたから、あなたはここでね。私は隣で寝てるから」 そこにはすでに寝間着に着替えている霊夢が、客間の真ん中に布団を敷いて用意をしていた。 寝所ではさすがに霊夢もわかっていたのか、霊夢の布団はまた奥の部屋に敷いてある。 「うん。すこしほっとした」 「? よくわかんないけど、私の所に入ろうとしたら封印されるからね」 「え?」 「それじゃ、おやすみなさい」 一方的に告げると、霊夢は自分の寝所に戻り、襖を閉める。 妙に不穏な一言があったが……もともとそういうことを気に掛けていたところもあったので、逆に安心できる結果となった。 「……体感的にはまだ早く感じるけど、もう寝ようかな。今日もいろいろなことがあったし」 命蓮寺でも夜になったらすぐに皆床についていた。神社でもそれは変わらない。 電灯が社会に設置されるようになってからは人間は夜を忘れていった。 しかしこの古き伝統の残る幻想郷ではそのようなことはない。明確な時間に支配されず、自らの行動を日々の移ろいにゆだねている。 「今日も、いろいろ起きたからなぁ」 雲のような、雲ではない物に触れた、 初めて生身で空を飛んだ。 スタンドでもできないような、大規模な空中戦に巻き込まれた。 魔法使いと一対一で話し合った。 空飛ぶ少女たちの決闘を見た。 ボスに仕えてから表社会ではありえないことは何度か体験したことはあるが、現実に起こりえないようなことを、魔法でもなければ体験できないようなことを味わうことになるとは思わなかった。 布団に入って数分で、その興奮から冷めた体は休息を求めているようだった。 「明日は……どうしようかな……」 おぼろげに働いていた思考は、ゆっくりと速度を落としていった。 夜。 辺りが静寂に包まれ、蟲の生きる音だけがわずかに響く。 もう少し耳を凝らしてみれば、夜を舞台とする生き物たちの声が聞こえるだろう。 博麗神社は、今日は静かな夜だった。 明りの無い部屋で、一人、布団から起きだす。 外とつながる薄い障子は、僅かな月明かりを部屋に送り込んでいる。 「……すか~~~……か~~~……」 耳を寄せなくとも、周りに吸収するものがないから。自然と隣の部屋の巫女の寝息が入ってくる。 それを確認すると、ゆっくりと『男』は立ち上がる。 その姿は、今まで目覚めることなく、足腰が萎えた者がゆっくりと立ち上がるかのような不安を感じさせるほどに弱々しい。 それでも前に進もうとする意志は、明かりに照らされた顔から感じられる。 障子を開け、外に出る。 体格の変化によりきつくなった上着を部屋に脱ぎ去る。 ディアボロは、ゆっくりと表に向かい歩き出した。 「…………」 その足は博麗神社の境内前、そして鳥居を潜り、麓へ続く石段の前に着く。 夜風が、ディアボロの髪を揺らした。 「幻想郷、か」 博麗神社からは幻想郷が一望できる。 それを知っていたわけではないが、ここに自然と足を運んでいた。 その風景は夜闇に包まれて何があるかはわからない。自分たちの世界ではすでに観ることが難しくなっている、自然の闇。 「……なるほど、幻想の世界、か」 そう一人呟き、石段に腰を下ろす。 空に輝く星空を見ながら、月と星だけが自分を照らしていることを確認した。 「そして、幻想に生きる人間たち……か」 彼女たちからすれば、きっとここは現実なのだろう。ドッピオの体で味わった、幻想の体験も、彼女たちには普通の事だろう。 しかしあくまで自分は、ディアボロとはここの人間ではない、『現実』の人間で、『現実』に生きていた人間だ。 それでも、現実では足を踏み入れてしまっていた。他の人間は持たず、選ばれた者たちだけが持ちうる能力。 「ここの世界を知ってしまったのなら、私たちのような者は一体なんなのだろうな」 誰に話すわけでもなく、星空に向かいそう呟く。 ここにきて何人かの能力を見てきた。だが、それはスタンドでも表現できなくはない能力である。 単純な攻撃であれば。巫女がやっていた、陰陽玉と札の投擲。スタンドで投げつけることで表せる。 魔理沙の行った、緑の光の玉。自分の界隈では見なかったが、遠距離攻撃型のスタンドがそういった攻撃ができると聞いている。 さすがに空を自在に飛び回ることはできないが……スタンドで自らの体を持ち上げ、それを表現できなくはない。 もしかしたら、まだ見ぬスタンド使いには空を飛ぶ能力を持つものがいるかもしれない。 「この力の行き着く先が、この世界……ということもあり得なくはないのか……?」 発掘してから、あの戦いに至るまで。自分は矢とスタンドの関係を特に調べようとも思わなかった。 もしそのことを自分の組織でも調べ上げ、到達していたなら即座にポルポの矢を自らに使用していただろう。 力の行き着く先。鎮魂歌の力によって自分は敗北し永劫の苦しみを背負わされた。 そのことがわからなくなるほど呆けているわけではない。ただ、攻撃を受けたその先にスタンドを超える力を持つ者が多様にいる世界に行き着いた。 この事実が、このありえない可能性を否定させずに頭の片隅で響いている。 「ここに来るまでに、三度命の危機を味わった」 指折り、その体験を数えていく。 ひとつ。寅丸星との会合。 ひとつ。一輪との道中に襲われた、妖精たち。 ひとつ。ここで行われた少女たちの決闘。 ドッピオでは感じなかっただろうが、自分の体験から死に繋がる、と感じた情景を思い返す。 「それでも、今私はここにいる」 時間にして48時間ほど。鎮魂歌の中では1時間と経たずに命を落としていた。 命蓮寺にいたときはまだ続いているのかとも感じたが、ここまで生きていることを考えると、危機は去ったという気持ちが湧き出てくる。 「一体、どういうことなんだ……? 何故、ここに導かれたのだ……?」 疑問は尽きない。 あの時に死んだはずのドッピオは、再び自分のために動いている。どうでもいいと切り捨てたはずなのに。今際の時にも頭の片隅にもお前の存在を思わなかったのに。 スタンドを使いこなしている。ドッピオの状態では自分は『感じる』ことしかできないが、それでも今の自分よりかは使いこなしている。 主導の意識が、ほとんど入れ替わっている。今の自分は朦朧としてドッピオについていくことしかできない。だが、ドッピオは自らの足で、私のために行動している。 今までは自分の都合でドッピオを動かしていた。だが今では彼が私の為に動いている。似ているようで、意味合いは大きく異なる。 きゅーん。 何かの鳴き声がしたかと思うと、石段、ディアボロから少し降りたところの傍らに一匹の狐が居り、じっとこちらを見ている。 そのことに気が付き、目線が合うと、狐はさっと草むらに姿を消した。 「狐……か」 全てはそこで撮った写真からだった。 もしあの写真がなければ、自らが再び出向くこともなかったかもしれない。 もっとも、あの時点で手札のカードはほぼ全て切られていた。奴らを止めるためには、最終的には自分が行かなくては止めきれなかったとも今となっては思う。 止めきれなかった。そう、自分は強力な親衛隊もいて、切らざるを得なかったジョーカーを使って。もう一人の裏切者たちと立ち会っても奴らは一人も欠けなかった。 全てを切り抜けることができた奴らと強力な部隊を率いても敗北した自分との違いはなんだったのか。 ……認めたくはない事実が、そこにはある。 「ドッピオよ……何故かはわからんが、ここにいてくれて感謝するぞ……」 過去の自分は自発的に眠ることすら恐怖であった。いつ命が狙われるかもわからず、親衛隊も、いつ裏切るかもわからない。 地位を与えなかったとはいえ決して少なくない報酬を与えていた暗殺チームも、欲望に負け裏切ってきた。 いくら自分の王たる力があるとはいえ、彼らには負けないとは言い切れない。それほど優秀な者たちだ。それは逆に裏切られた時には即座に寝首をかきに来ることだ。 それを防ぐ隠れ蓑。自分というものを完全に隠すことのできる者。 それがドッピオであり、同時に自分の体を護る癒し手でもあった。 肉体は共有しており、その安寧は欠かすことはできない。いくら強靭な体でも、安息の時間は取らねば自壊してしまう。 ドッピオで眠れば、自分ということが明かされることなくゆっくりと休むことができる。 ただの隠れ蓑という役割だけでなく、自分の休息の代役という役割もあった。 今、この姿でここに立てるのもその役割があったからこそだ。 「それすらも切り捨てたから、私は敗北したのかもしれんな」 顔を伏せ、自嘲気味に笑う。誰も聞いてもいないのに、口に出して。まるで、自分に言い聞かせるように。 このような後ろ向きな姿勢は自分でも体感したことがない。 感傷的な気持ちなのも、立ち上がったばかりの自分だからか。それともこの幻想的な風景から、本能的に想起されているのか。 どしゃ 突然、背後から何かが落ちた物音が聞こえる。 その音は、今まで思いに耽っていたディアボロを現実に引き戻し、体を硬直させるに十分すぎる音だった。 体が急に冷え込む。心拍数が上がる。それに伴い、呼吸も激しくなってくる。 首筋を伝う汗が、後ろの何かをより強く意識させる。 かつての栄光の代償、鎮魂歌の力。それによって味わわされた永遠の呪い。 『背後から何かに襲われて死亡する』その体験は何度も何度も繰り返されている。 突然現れたその存在に、体が恐怖で支配される。 『幻想郷ではスペルカードによる決闘が流行っている』命蓮寺の僧はそう言っていた。 それはあくまで流行であり、それを良しとしない者もいるのではないか。 もし後ろにいるのが博麗の巫女であればどれほど気が楽か。 彼女だったら、まず声をかけ地を歩いてくるだろう。後ろに突然着地するなんてことはない。 何か、例えば木の枝が落ちただけであれば。 しかし、後ろから、確実ににじり寄ってくるその気配は到底無生物のそれではない。 「ハァ、ッ、ァッ」 振り向いて確認できればどれほど楽なことか。 それも、鎮魂歌の経験が呪縛する。 今まで振り向いたその先に、問題が解決することがあったか。 ない。 例外なく自分は死ぬ。 いつしか目を強く瞑り何もわからずに死のうとするようにもなっていった。 (……やはり、死ぬのか) 今までほんの僅かな希望を持たせ、立ち上がろうとしたところを折りに来る。 ただの鎮魂歌の気まぐれの時間だったのか。 (、そうだ、エピタフを――) いつしか、予知を見ることも恐れていった。 予知は絶対であり、それは必ず起こり得ること。それを消し飛ばすことができるのが王たる力。 だが、それが行えないのなら、予知はただただ残酷な未来を映すものでしかない。 そのうち、それすらも見ないようになっていった。 だが、今なら。ドッピオは自分が分け与えた能力を使っていた。あれは元々自分の肉体、自分の精神で生まれたもの。 それを分け与えた者が使いこなしているのだから自分が使えない道理はない。 ……はずだが、その淡い希望すらも打ち砕かれたとしたら。それが思考をも縛り付ける。 足音は、石で敷き詰められた道を固い靴で歩くかのような、カツカツと高い音を立てて近づき始める。 今まで音を消して近づこうとしていたが、それをやめて速度を上げる。 (体を動かせ、振り向け、そして対処しろ……でなければ、ここに存在する『意味』がなくなる) 胸が締め付けられるように苦しい。手足は血流が行き着いていないかのように冷え切っている。 それでも、今この場で死ぬわけにはいかない。 意を決し、座っていた体を立ち上がらせ、その気配が伝わる背後へ振り向く――― 「んわーーーーーーーーーっっっ!!!!!」 「!!!!!!?」 そこにいたのは、大きな瞳と舌がついた紫色の傘。 その持ち手であろう少女の大きな声と共に、それが顔前に突き出される。 恐怖の中で振り向いたディアボロは、 「、なっ」 「……あっ」 大きくバランスを崩し、後方へ崩れる。 後ろには長く続く石段。その長さは、明かりの無い夜では把握しきれない。 体が大きくのけぞり、世界が逆転する。目の前に手を伸ばすが、掴まるべき所が何もない。 自身の長い髪が目の前を流れていくようになびいている。 ほんの一瞬、そこから見ようと思えなかった予知が映っている。 それは今と寸分変わらぬ、石段から転がり落ちる自分の姿であった。 前へ|次へ
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/50.html
これは二柱の悪魔の話。 恐れ知らずで臆病な悪魔と、ぐずでまぬけな悪魔の話。 曇天の街を二柱の悪魔が征く。 二柱の片割れは主人(マスター)で、もう片割れは従者(サーヴァント)だった。 ◆ ◆ ◆ 「ねー、ねー、ぼっさん! ワシ、お腹めっさ減ったわ。そこの豚足買ってーや!」 背中の羽を器用に動かし、ふよふよと空中を漂っていた犬面にメタボ体型の珍妙な生物が声高に叫ぶ。 「誰が『ぼっさん』だ。わたしのことはマスターと呼べ」 それを横目で睨みつけるのはピンク色の長髪に網タイツのような服を着た美丈夫である。 男の名はディアボロ。イタリアを牛耳るマフィア『パッショーネ』のボス――だった男だ。 隣の謎生物はアザゼル篤史。どこかのマスコットキャラに見えて実は悪魔。 ――そして聖杯戦争におけるランサークラスのサーヴァントだ。 アザゼル篤史はディアボロのことを「ぼっさん」と呼ぶ。 どうやらディアボロの「ボ」から呼び名を取ったらしい。 単刀直入にディアボロはアザゼル篤史のことを嫌っている。 まず理由の一つとして挙げられるのが、サーヴァントにあるまじき弱さだからだ。 ランサーといえばクー・フーリンやロムルスなどの英霊が名を連ねるクラスではなかったのか。 ここでディアボロは嫌なことを思い出し、顔をしかめた。 また二つ目の理由としては、下品だ。 ディアボロもマフィアのボスだ。多少の下品ならまあ目をつむらないこともない。 だが、アザゼル篤史の下ネタはくどく、そして度が過ぎていた。 最初に聖杯にかける望みを聞かれた時に「永遠の絶頂が欲しい」と答えたら、「テクノブレイクやんwww」と小一時間いじられた。 ここでディアボロは嫌なことを思い出し、顔をしかめた。 次に三つ目の理由としては、うるさい。 サーヴァントのくせにあれやこれやを欲しがり、コンビニでエロ本を立ち読みしては「これが本当の勃ち読みや!」などと全く面白くもないギャグをかましてくる。 ここでディアボロは嫌なことを思い出し、顔をしかめた。 四つ目の理由からディアボロは数えるのをやめた。 とにかく虫が合わないのだ。 見るとアザゼル篤史は霊体化して見えないのをいいことに豚足を勝手に屋台から引き抜いて食べていた。 ディアボロは舌打ちを打つと、くるりと踵を返す。 ――刹那、ディアボロの姿が二重にぶれ、『そばに立つもの(スタンド)』が姿を現す。 彼のスタンドは『キング・クリムゾン』。時を飛ばし、未来を予知する能力を持つ。 空の雲はちぎれ飛んだ事に気づかず、消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえも認識しない。 結果だけを残すという無敵に近い能力を持っているのだ。 だが、ディアボロはその力を、自身のサーヴァントを置いてきぼりにするためだけに使用しようとしていた。 「あれ、ぼっさん、どこに行ったんや? センズリでもこいとるんか~?」 アザゼル篤史は失礼極まりない言葉を放つ。 「これは『試練』だ……。過去に打ち勝てという『試練』と俺は受け取った」 ディアボロは恥辱に身を震わせながらそのまま路地裏の人混みに紛れ込もうとした。 しかし。 「あ! おった! んも~、ワシのことが恋しかったんちゃうか~?」 アザゼル篤史は意外と目ざとかった。 「過去はバラバラにしても股の間から千本ミミズのように這い出てくるんやで?」 アザゼル篤史は豚足臭い息を吐きながらディアボロに絡んでいく。 「クソ、離れろ……」 ここでアザゼル篤史をスタンドで攻撃し、消滅させることは容易い。 だが、腐ってもランサーのサーヴァントだ。 この先の戦いをキング・クリムゾン一本で乗り切っていけると思うほどディアボロはおめでたい思考回路をしていなかった。 また、令呪を使うというのもあまり乗り気にはなれなかった。 令呪といえば魔力をブーストするのに使うのが一番である。重要な戦局で貧弱なアザゼル篤史を強化するのに使いたい。 別にめちゃくちゃウザいだけで裏切りを画策しているわけでもないアザゼル篤史に対して令呪を一画切るのはどうしてももったいなく感じてしまっていた。 「そういえば、ぼっさん。これ、何に見える?」 するとアザゼル篤史は突然麻雀の牌を取り出した。 何も書いていない、白い牌である。アザゼル篤史は目を細めてニヤニヤと笑っていた。 もう明らかに「パイパン」と言わせようとしているのが丸わかりだった。 ディアボロはそれはそうとして、一、二発くらい殴るのはいいかなと思い直した。 【クラス】 ランサー 【真名】 アザゼル篤史@よんでますよ、アザゼルさん。 【ステータス】 筋力:D 耐久:A 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:D 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 対魔力:D 魔術に対する抵抗力。 一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 【保有スキル】 無辜の怪物:A--- 生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。 本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。 アザゼル篤史の場合は悪魔であるため、メリットしか存在しない。 ただし悪魔を弱体化させる術である『ソロモンリング』の効果を受けているため、享受できるメリットは僅かである。 淫奔:C アザゼル篤史の職能。性的な本能やフェロモンを操る能力。 性器の大小・ホルモンバランスの操作、女性の月経や性的関係の看破などに加え、人間のフェロモンを過剰分泌させて多くの異性を虜にすることができる。 応用で一組の男女を恋に落とさせる使い方も可能だが、アザゼル篤史自身が下級悪魔であるためランクはそこまで高くはない。 【宝具】 『THE END OF SON(ジ・エンド・オブ・サン)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~9 最大捕捉:1 平常時に体内に満たされているエロパワーをすべて放出し、世界中から集めた性欲を萎えさせる負のパワーを相手にぶつけて性的不能にさせるという最悪の宝具。 威力は大きいが、ダメージのフィードバックがある、隙が大きい、そもそも戦闘時に性的不能にしたところであまり意味がないなどの理由であまり有効なものではない。 【weapon】 『性槍セクスカリバー』 三叉の性槍。カリバーなのに槍である。 腐っても悪魔の武器なのでそこまで弱いものではないが、扱いが乱雑な上にアザゼル篤史の技量が未熟なためほとんど役には立たない。 【人物背景】 見かけは犬面でセミロング、メタボ体型の下級悪魔。趣味はセクハラ。 関西弁で喋り、お笑いにはこだわりがある。翼があるため飛行も可能。 基本的にいい加減で懲りない性格。 学習能力が低く、仕事に関係ないことに集中するなど要領も悪い。 【サーヴァントとしての願い】 ハーレムを作り上げる。 【マスター】 ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 全ての過去を精算する。 【能力・技能】 『キング・クリムゾン』 【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - E / 持続力 - E / 精密動作性 - ? / 成長性 - ?】 この世の時間を消し飛ばす「キング・クリムゾン」と、頭部に付いたもう一つの顔で十数秒先の未来の映像を見られる補助能力「エピタフ」を持つ人型のスタンド。 キング・クリムゾン発動中は、他の者の視点から見ると、何か行動をしようと思ったらいつの間にかすでに行動を終えているというように見える。 エピタフは自分の能力がこの先に起こす実際の動きを見ており、的中率は100%である。この運命が、キング・クリムゾンの能力を使うことで例外になる。 【人物背景】 イタリアの裏社会を牛耳るギャング組織「パッショーネ」の頂点に君臨するボス。 人物像は組織内ですら謎とされ、徹底的に秘匿されている。 いくつもの偽名を使っているが、その本名は「ディアボロ」である。 「帝王」を名乗り、自身の永遠の絶頂を脅かすものを許さない。 二重人格者で「ドッピオ」という名の気弱な少年の人格が内在している。 なお、今回ドッピオは少なくともこのディアボロの中にいるという形では聖杯戦争に参加していない。 【方針】 帝王として、聖杯を手に入れる。 ランサーとは早急に縁を切りたい。
https://w.atwiki.jp/jojo_diablo/pages/213.html
このページに関する情報・意見 コメント ムーディブルースいらなくね? - 2007-09-29 20 55 15 もうスティッキーフィンガーズは使えねぇorz - 2007-10-09 15 50 14 今やスティッキー≒ミキタカのDISCだしねぇ… - 2008-01-19 17 43 46 天国で出てくる敵が大幅に増加したので、特定の敵へのダメージ増加はハーミット以外のも需要が増す? - 2007-10-09 21 01 36 つーか防御のGエクスペリレンスおおげさ過ぎない?正直微妙な能力だと思うんだが… - 2007-10-11 01 01 22 天国の強敵には誤差にしかならんし、雑魚は一撃だし…。おまけにかってにバオー増やすし。 - 2007-10-11 01 02 50 レクイエムだからです←結論 - 2008-02-04 02 00 50 トニオにも効果はあるよな - 2007-11-02 01 29 25 アヌビス神とチャリオッツの共鳴はいい - 2007-11-06 20 13 58 単純に攻撃力2倍または3倍てことでしょ - 2007-11-06 20 15 03 役に立たずとも持ち帰りはいる - 2008-10-09 00 31 51 MIHは発動で使った方がいいと思う - 2008-04-03 18 52 34 同意。アイテム持てないのは天国では辛い。 - 2008-05-05 07 20 33 天国じゃなければ灰の塔の装備効果はピザ床置き(=ドジュウ回避)とかアイテム収集確実でかなり使えると思うんだけどな… - 2008-04-05 16 37 25 一巡 - 2008-05-24 19 44 47 ザ・ハンドの「こわれる」が赤くなってきたら他のザ・ハンドに合成すれば治る。クレイジーDと弓矢で鍛えたハンドをいくつか持っておくと安心かも。 - 2008-05-26 10 18 11 まさにベストパートナーだな - 2008-05-27 09 22 59 でもそこまでして使うもんでもないよなw - 2008-05-29 17 18 27 すべてのDISCが自由に使えるとして、各自が思う最強DISC攻・守・能の3枚を見たい。 - 2008-07-07 17 18 48 掲示板に俺のスタンドスレがある。「自由に」の意味がベースオンリー無視とかじゃないならそこで十分だろ? - 2008-07-07 20 46 12 専用スレは長すぎる上に見にくい。ちょうどスレのまとめのようなページが欲しい。 実際に作れもしないDISCを作ったって意味ないからな、BASE ONLYはもちろん守る。 - 2008-07-08 02 32 27 ここはお勧めを書くところ。いらないなら書かない。OK? - 2008-09-03 22 39 42 ↑日本語でおk - 2008-09-11 16 36 30 ハイエロファントエメラルド? - 2008-10-09 14 05 55 そういうのもあるんだよ。ってか、コメントする前にwiki内検索にかけること推奨 - 2008-10-10 01 22 14 シアーのHP増大率の計算ってどうなの?後半かなり頼もしい増加率だったら入れたいんだが・・ - 2008-10-26 23 10 23 ディアボロは・・質問をしてしばらくし・・Ver0.13からHP最大値が999になったことを思い出し・・・泣いた。 精神42、レベル92でも150くらいしか上がらないんだね - 2008-10-28 01 09 36 ↑ちょ、元の最大HPを詳しく書いてくれw 魔少年で試した感じ、素の最大HP÷10(端数切捨)+精神=シアーHP増加量・・だと思うんだが - 2008-10-28 03 18 16 完全なデータは忘れてしまったし、いま天国100F地点で920だから増加率がいまいち分からないんだけど、試した時は820(内カエル分は160ほど?)が960くらいになったと思う。また検証してみるよ - 2008-10-28 23 31 08 「射撃・装備用」のFFの説明がいまいち分からないんだけど、CFHの射程減少対策ならどの能力Discにせよ燃費の良いFFが必要になのは分かるけど、なんでホワルバにした時「のみ」なの? - 2008-10-29 23 37 07 そこ俺も意味わかんね、ヘブンズドアの説明も常時倍速と勘違いしてる希ガス - 2008-10-29 23 46 44 ホルス神装備をデフォで考えてるからだろ。他は罠感知で代替できるから優先度が上という想定だと思うが - 2008-10-30 02 27 50 悪いがそのコメも意味わからん・・・どっちも説明にかかってる「のみ」が意図不明なのよ、オレFF装備だし。とにかく元の文章は説明が足りないと思うよ - 2008-10-30 03 24 44 多分マジ赤は書いた人の想定から抜けてて、敵から喰らう可能性のある凍結を優先したいという意図があったんだと思う。これで分かったか?ただ、説明不足は同意 - 2008-10-31 00 08 40 追記:俺はそれほど気にならないので変えないがこれはwiki、不満があったら言ってる間に直せばと思うが - 2008-10-31 00 09 02 そういう意図を汲める人が編集するべきだと思うんだが・・・直せといわれたんで一応加筆しといたよ - 2008-10-31 03 30 33 いや意図を汲んだというより意図的に読んだだけだぜ俺は。実際どーなのかは知らないんだ - 2008-10-31 21 51 52 これ、重要なのはSキーで使えることだけなんじゃないだろうか、言うなればストレス防止 - 2008-10-29 23 56 57 ↑それも全般的に言える話だろ?防止能力ならマジ赤の方でもいけるし、なんでホワ限定なのか・・(それにヘブンの説明的には、最強装備考察なのに罠感知能力なしの前提だし) - 2008-10-30 01 15 37 誰か攻撃ベースのクレD と防御ベースのスタプラワールドの解説頼む。よくわからん。 - 2008-11-08 23 01 12 【スタープラチナorスタープラチナ・ザ・ワールド クレイジー・Dの射撃強化は、まともに殴り合い出来ない天国永住で役立つ。レベルと精神力を99にしたらCFHで無双。当然ながらこれだけでは天国では生き残れないが、物資の節約にも繋がるこのコンビは優秀。】と、Discの共鳴のところに書いてあったからこれ前提の話だと思われ - 2008-11-08 23 28 20 上の射撃メインの話。老化対策はやっぱグレイトフルデット?たしかにホルスだと装備忘れ時に突然現れて老化喰らうとヘコむな・・・それとも一巡なら上げまくって入るから多少はおkってことか? - 2008-11-09 16 06 27 老化くらうのはラッキーな事例。殴られたら死んでるし、老化じゃなくてウィルスや酸素だったらやっぱり死んでる。そういった攻撃を食らわないように立ち回れるのが射撃無双だし、そもそもそのように立ち回るべき - 2008-11-09 23 37 09 ストーンフリー フィンガーズ - 2008-11-22 23 15 50 時止め中ってそもそも全ての罠が作動しない希ガス - 2008-11-23 21 21 13 クリーム - 2008-12-08 09 21 03 ジョジョ - 2008-12-27 11 41 01 スパイスガールの発動で直接くらうダメージもなしになるかぁ?? - 2008-12-29 23 51 14 ならないね。 - 2009-01-23 15 13 12 最強 - 2009-01-29 22 20 16 永住用 - 2009-03-07 14 49 17 サバスからつける能力はなにがいいか - 2009-03-11 20 12 43 DISCを取られないと蛙にされないかなぁ - 2009-03-23 13 27 22 凍結ハンド作っちゃうと他のDISCがゴミに見えてきて困る - 2009-09-21 22 42 11 天国永住だと凍結ハンドがゴミに見えてきて困る。まぁ予備で役立つ程度だな - 2009-10-02 09 44 52 でぶ - 2009-10-18 14 25 21 ディアボロ難い - 2009-10-24 12 52 17 永住で最も燃費がいいのはスタプラ+クレイジーDの射撃強化+ハイエロファントエメラルドの罠設置だと思う。場所によっては9発分になってお徳だし、倍速敵が近づいてくると分かったら罠を張っておいてCFHを併用すれば - 2010-10-18 09 55 18 (上の続き)究極カーズもニュー神父も擬似等速化されて1発分でカタがつく。ギアッチョもちと厳しいが、事前に一発当てればエメラルド当てる→後退で3発分当たれば何とかなる。 - 2010-10-18 09 57 37 射撃共鳴+エメラルド(固定)ならコミックス1冊で5~15体程度 射撃共鳴⇔鬼ハンのスイッチなら反省が切れたときだけホルスやヘブンズ、マンミラ撃つんで単純に考えるとコミックス1冊で5体なんだけど 落ちているのを拾っていけばそもそも射撃DISCにコミックスを読む必要がない - 2010-10-20 09 45 00 鬼ハンドは持ってるが、付け替えるごとに共鳴アニメが出るんで頻繁に付け替えたくない(防御ベースがクレDなので)。エメラルドは滅多に落ちてないから強化しつつ末永く使いたいし、罠による擬似等速化がないと、落ちているFFの遠距離射撃くらいではギアッチョを仕留めるのは苦しい。エメラルドの罠なら、2歩先にギアッチョが沸いても対処できるという点では優秀かと。ヘブンズやマンミラでは、倍速敵には2発かかるし - 2010-10-20 14 18 14 燃費はかかるけど強いし装備の付け替え不用=(俺的に)最強 と最初に書いてくれれば・・・。自分なりの最強装備を否定はしないが倍速でピンチって時にこればっかりじゃ燃費は良くないよね。 - 2010-10-20 23 07 31 すまね。最初は鬼ハンド+ホルスでやってたし、壁の中の究極カーズ以外はある意味敵無しなんだけど、ハンドは空振り多いしチリペッパーのエフェクトがいちいち長いからストレス溜まるんだよね。だからある意味、プレイヤーのストレスが溜まらない=集中力が長続きする=凡ミスを防ぎ、長生きにつながる、という意味では「快適にプレイできる」のも最強スタンドの一部だと思うんだ。なんせ「プレイヤーが成長するゲーム」だし。 - 2010-10-25 09 14 35 エフェクトがどうこうは個人の好みの問題だろ - 2010-11-07 12 40 52 永住も始めたばかりと、物資が整って安定し出してからとでは運用が変わってくる。毎階スタプラ+チリペッパー+シンデレラ発動でアレが出るまで潜りつづけ、アレが出たらそのディスク3種を倍増…というサイクルで1000階くらいまで潜ったが、このサイクルで安定すると防弾能力&罠探知能力がいらないので能力に余裕が出る。 - 2011-05-10 09 34 47 ↑毎階発動は無駄が多いように思えても、案外スタプラは対応コミックが多いので減らないもんで。拾ったら即強化できるようにエニグマの外に出して(3+4+6部用にスタプラ、5部用にホワルバやメタリカなど)おくとてっとり早くていい。1000階まで潜る頃には+99のスタプラ・チリペッパー・シンデレラが6~7個ずつあるんで、アレが出るごとに勿体無くてかなわん状態。 - 2011-05-10 09 44 08 クラッシュをベースにした攻撃Disk作りたいんですが付与しても意味ない能力ってありますか?鈍足や凍結が水場を通した複数攻撃の時も適用されるのでしょうか? - 2012-08-07 21 35 40 射撃特化って何かと思ってDISC共鳴ページ見たら「射撃能力が上がる」だって。射撃用DISCページ改でようやくダメージ1.5倍だとわかった - 2013-02-02 05 42 24 アヌビス神を防御ベースにする意味がよく分からないんだけど何でなの? - 2014-07-06 03 06 11 もしかして攻:チャリオッツ、防:アヌビスで共鳴させるため?ていうかそれだけ? - 2014-07-06 03 50 13 2回攻撃は保障されてるし攻撃装備でのみ発揮するチャリオッツの能力で時々3回攻撃が可能になるから当然(どうせ防御1と0だし大して変わらない。天国に挑むなら尚更) - 2014-07-06 16 53 04 やっぱ時々3回攻撃は重要なんか。レクイエム大好き人間の俺には必要ないな、アヌビス(笑) サンキュー! - 2014-07-06 22 45 13 ザ・ハンドにクレイジー・Dを合成するのは命中率上昇の効果があるのでしょうか?TIPSには無いと書いてあったのですがこのページには効果アリと書いてあるのでどちらが正しい情報なのですか? - 2014-09-03 20 46 51 ハンド+クレイジーDで果たして会心は出やすくなるのか... 上にも書いてあるが、他のページを見ても「ハンドの効果自体が会心orミス(各50%)」なので意味がない、と書かれていた。すごく気になる...誰か詳しく知る方いらっしゃいませんか - 2014-09-20 21 23 19 効果ないよ ハンドは基本の能力足したらデス13なりボヘラプなりしか合成しようがない - 2014-09-25 00 01 43 どうもありがとうございます - 2014-09-26 01 38 44 代用可能そうでそうじゃない指とCFH。指はあくまで直接攻撃だからカスタマイズし放題なのよね - 2016-04-20 23 07 42 防御のお勧めベースからアヌビス神消えてるけどなんで? (2023-03-08 22 17 56) カエル画像防止 (2023-03-09 05 33 38) 鬼ハンにACT3入れると鈍足を付与することになるのでホワルバ凍結の効果ターンも倍になるしエアロの索敵も攻撃してる敵がどれか分かりやすくなるのでオススメか・も・ (2023-06-21 14 43 53) 攻撃する (2023-06-21 15 06 32) 「攻撃してる敵」ではなく「既に攻撃している敵」でした。ボーイⅡマン織り込み時のほうが活躍度が高いかもしれないことも訂正しておきます (2023-06-21 15 09 48)
https://w.atwiki.jp/kiryugaya/pages/36.html
訳すと巨大悪魔王龍とでもいおうか。 肉食性の50メートルを優に超える超強大な肉体は、まさに魔王の名にふさわしい。雷と爆炎を操り、天空を馳せる。中空からの突進や棘に覆われた尾の一撃は何物をも軽々しく粉砕してのける。 正確には霧生ヶ谷市に棲息する生物でもない。 怪物狩猟者という怪物を狩猟して強さを誇りあうアクションゲームに登場する「はず」だったモンスターの名称。 ゲームバランスを著しく崩すとしてゲームには登場しなかったが、その存在は各地のコアゲーマー達によって噂されていた。 ROM内にデータ上は存在している。 参考図 図作成:望月 霞様 Copyright(c) Mochiduki Kasumi 2007 All Rights Reserved
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/119.html
プロモーションカード 各種公式大会やイベントなどで配布されるカード。 PR-001 ローマのジョセフ PR-002 空条承太郎 PR-003 誇りをかけたシーザー PR-004 空条承太郎 PR-005 ジャイロ&ジョニィ PR-006 岸辺露伴 PR-007 ジョナサンVSディオ PR-008 杉本鈴美 PR-009 J・P・ポルナレフ PR-010 露伴&ジャンケン小僧 PR-011 東方仗助 PR-012 ミドラー&DIO&マライア PR-013 承太郎&朋子 PR-014 東方仗助 PR-015 川尻早人 PR-016 ジャイロ&ジョニィ PR-017 疾走するジャイロ&ジョニィ PR-018 ヴィネガー・ドッピオ PR-019 ディアボロ PR-020 空条徐倫
https://w.atwiki.jp/jojo_diablo/pages/154.html
略名・用語アイテム名装備スタンドDISC 遠距離スタンドDISC 記憶DISC 食料 ヤバイもの コミックス その他 略名・用語敵仲間名1部 ファントム・ブラッド 2部 戦闘潮流 3部 スターダスト・クルセイダース 4部 ダイヤモンドは砕けない 5部 黄金の風 6部 ストーンオーシャン その他 その他の略名・用語名罠 ダンジョン ヴェネチアホテル 戦闘 このページに関する情報・意見 略名・用語アイテム名 装備スタンドDISC 装備スタンドDISC名 略名、呼び名 スター・プラチナ スタプラ、白金 ハーミットパープル ハミパ、紫の隠者、ハーミット、パープル、隠者 シルバーチャリオッツ チャリオッツ、銀戦車、銀チャリ、戦車 マジシャンズレッド マジレッド、CFH、マジ赤 ザ・フール フール、砂、愚者 イエローテンパランス テンパラ、イエテン、黄節制 デス・13 13、死神 アヌビス神 アヌビス クリーム ガォン、ヴァニラアイス ザ・ワールド 世界、ワールド クレイジー・D クレD、狂D ザ・ハンド ハンド チリペッパー チリ、チリペ、ペッパー、レッチリ パール・ジャム パール、ジャム ハーヴェスト 三種の神器、収穫、ハーヴェ エコーズACT3 ACT3 ボーイⅡマン Ⅱマン、封印、ボーイⅡメン、Ⅱメン ハイウェイ・スター ハイウェイ ストレイ・キャット 猫草 スーパーフライ 鉄塔 チープ・トリック チープ シアーハートアタック シアハ、シアーハート バイツァ・ダスト バイツァ キラー・クィーン キラー、KQ キラータイガークイーン キラータイガー、KTQ スパイス・ガール スパイス、スパガ クラフトワーク クラフト グレイトフルデッド グレフル、Gデッド G・エクスペリエンス GE、黄金体験 ムーディーブルース ムーディ、ムーブル エアロスミス エアロ、スミス、三種の神器 スティッキーフィンガーズ スティッキー、素敵指、指、フィンガーズ キング・クリムゾン キンクリ、KC ホワイトアルバム ホワルバ、ホワアル G・E・レクイエム GER、レクイエム、GEレクイエム ウェザーリポート ウェザー、天気 ハイウェイ・トゥ・ヘル トゥヘル ダイバー・ダウン ダイバー、DD マンハッタントランスファー マンハッタン、マンハッタント ホワイトスネイク 白蛇、蛇、ホワスネ ジャンピンJフラッシュ JJF ドラゴンズドリーム 竜夢、龍夢、三種の神器、ドラドリ ストーン・フリー ストフリ ヘビー・ウェザー ヘビウェ、重天気 メイド・イン・ヘブン MIH、天国、天国製 遠距離スタンドDISC 遠距離スタンドDISC名 略名、呼び名 ハイエロファントグリーン ハイエロ ハイエロファントエメラルド エメラルド、ハイエロ ヘブンズドアー ヘブンズ、ドアー マン・イン・ザ・ミラー ミラー、MIM、マンイン、マンミラ、マンインミラー、鏡 フー・ファイターズ FF、F・F 記憶DISC 記憶DISC名 略名、呼び名 吉良吉影 吉良 プロシュート兄貴 プロシュート、兄貴 ジョンガリ・A ジョンガリ 水が熱湯になる 熱湯 食料 食料名 略名、呼び名 ネアポリスのピッツァ ピザ キリマンジャロの雪解け水 キリマンジャロ、雪解け水 娼婦風スパゲッティ 娼婦 ヤバイもの ヤバイもの名 略名、呼び名 エニグマの紙 エニグマ、紙 カルネの死体 カルネ、死体 エルメェスのアレ アレ DIOの骨 骨、DIO骨 グッチョの死体 グッチョ、死体 波紋のツボ ツボ、波紋 サーフィス人形 サーフィス、人形、うわっつら ランドセル 猫草 コミックス コミックス名 略名、呼び名 STEEL BALL RUN SBR、7部 ヒロヒコのサイン色紙 ヒロヒコ、色紙 その他 その他のアイテム名 略名、呼び名 聖なる弓矢 弓矢、弓 ポルポのライター ライター 魔法のランプ ランプ 彼女の手首 手首 トラクターのタイヤ タイヤ サンジェルマンの紙袋 サンジェルマン、紙袋 形兆のDISCケース DISCケース、形兆、ケース 略名・用語敵仲間名 1部 ファントム・ブラッド 敵・仲間名 略名、呼び名 ディオ・ブランドー 若DIO ペイジ・ジョーンズ・プラント・ボーンナム 血管針、血管針カルテット、血管針ゾンビ4人組 スピードワゴン SPW 2部 戦闘潮流 敵・仲間名 略名、呼び名 若ジョセフ 2部ジョセフ シュトロハイム シュトロ、シュト公 エシディシの脳 脳、エシディシ脳 究極カーズ カーズ様、カーズ、究極生命体、究極生命体カーズ様 3部 スターダスト・クルセイダース 敵・仲間名 略名、呼び名 ジョセフ 3部ジョセフ アヴドゥルさん アヴ、アブ、ブ男 ラバーソウル ハンサム顔 アラビアファッツ ファッツ アヴドゥル人形 アヴ人形 ハイプリエステス ハイプリ ペット・ショップ ホルス神、鳥 ヴァニラアイス ヴァニラ、アイス 最高にハイなDIO ハイDIO 4部 ダイヤモンドは砕けない 敵・仲間名 略名、呼び名 仗助 サザエ ブチ切れた仗助 ブチ切れコンビ、クソッタレ仗助、プッツン仗助、サザエ ブチ切れた億泰 ブチ切れコンビ、あほの億泰、プッツン億泰 虹村形兆 形兆 トニオさん(味方) トニオ トニオさん(敵) ブチ切れトニオ レッドホットチリペッパー チリペッパー、レッチリ、チリペ ジョセフ ジョセフじじい、老ジョセフ、4部ジョセフ 吉良の親父 親父、吉良 シアーハートアタック シアー、SHA、シアハ ストレイ・キャット 猫草 5部 黄金の風 敵・仲間名 略名、呼び名 ジョルノ コロネ エクスペリエンスの花 花 ブチャラティ ブチャ ブラック・サバス サバス プロシュート兄貴 兄貴 ベイビィフェイス ベイビィ ノトーリアスBIG ノトーリアス、BIG レクエイムジョルノ 6部 ストーンオーシャン 敵・仲間名 略名、呼び名 ジョリーン 徐倫 エルメェス 兄貴 プッチ神父 神父 ザ・ニュー神父 神父、ニュー神父 その他 敵・仲間名 略名、呼び名 橋沢育朗 育朗 警備員の西戸 西戸 その他の略名・用語名 罠 罠名 略名、呼び名 DIOの罠 ロードローラー ガラスの破片 ハングドマン ダービー弟の落とし穴 落とし穴 ダイアーさんの罠 ネズミ捕りの罠 バットカンパニーの地雷 地雷 ダンジョン ダンジョンに関係する言葉名 略名、呼び名 ホテルの外 ホテル、アウトオブホテル、外 レクイエムの大迷宮 レクイエム、大迷宮、迷宮 ディアボロの試練 試練 一巡後の世界 天国 ヴェネチアホテル ヴェネチアホテルの物名 略名、呼び名 ヴェネチアホテル ホテル ペリーコロさん ペリコロ 亀の中 倉庫 マリリン・マンソン マソソソマソソソ 戦闘 戦闘に関係する言葉名 略名、呼び名 会心の一撃 改心の一撃、クリティカル、会心 達人二刀流 二刀流 達人二刀流+メイド・イン・ヘブンのDISC 神父、倍速二刀流 ダイバーダウンのDISC+ストーン・フリーのDISC 2回攻撃、前後2回攻撃 ザ・ハンドのDISC+メイド・イン・ヘブンのDISC 倍速ハンド ザ・ハンドのDISC+ハイウェイ・スターのDISC+ホワイトアルバムのDISC+チリペッパーのDISC アーム アームのパーツが欠けているもの 簡易アーム このページに関する情報・意見 重天気とかセンスなさすぎなのはどうかと思います! - 2007-07-20 13 57 08 天気とか重天気とか普通に言うけど? - 2007-10-20 21 37 15 元より長いものを削っても問題ないだろうか - 2007-07-21 00 21 36 ハイウェイスターは「たかみち」だろう。 - 2007-07-22 02 13 31 てか正直このページ自体が不要だと思うんだ。 - 2007-07-28 01 05 51 チラシの裏トークに入りたいけど、DDとか素敵指が分かんない人の為・・・とか? - 2007-07-28 02 04 57
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/338.html
あの後結局やることがなく、得た能力をどんな風に使えばいいのかチェックして時間を潰した。 そして朝食も済ませ、ディアボロは亀の中に戻ってきた。 「(さて、今日はどこに行ってみようか?)」 紫をヘブンズ・ドアーで本にしたときに書かれていた内容を思い出す。 「(迷わず戻ってこれることを考えると、俺が行けるのは限られてくるな……)」 ディアボロは少し考え、そして決めた。 「(少し危険だが、地底に向かってみよう)」 ディアボロがそう思っていたそのとき。突然亀の中に誰かがやってきた。 その者は何が起きたのか分からず周囲を見渡すが、ディアボロを見つけると目を輝かせた。 ディアボロはそれを気にも留めず、その者の容姿を見る。 今まで見たことも無い少女。黄緑色の髪に、髪とほぼ同じ色の目をしているが、身体の何処から出ているのか分からない青い紐のようなもので繋がっている目のようなものが、彼女が人間ではないことを教えている。 その目は閉ざされているが、ディアボロはその目の正体を知っていた。 「(あの目は……確か『見た者の心を読む』目。だが、何故閉ざされているんだ……?)」 ディアボロが考えていると、少女はディアボロに話しかけてきた。 「やっと会えた!」 子供が欲しかった物を手に入れたときと同じ反応で話す少女。 ディアボロは冷静にソファーに座り、少女を見る。 「……名前は?」 名前さえ分かれば、『あの時』の記憶を思い出すことで正体が殆ど分かる。ディアボロはそれを分かっている。 「私は古明地(こめいじ) こいし。貴方を探しに幻想郷を飛び回っていたのよ」 その名を聞き、ディアボロは思い出そうとする。 「(こいし……駄目だ。あまり分からない。『心を読めないこと』と『地霊殿に住んでいること』、そして『姉が居ること』は分かっているが……)」 思わず自分の顔に手を当てそうになるが、それを自制してこいしとの会話をする。 「……どうしたの?」 「いや、なんでもない。それより、どうやって誰にも気づかれずにやってきたんだ?」 他人の記憶から探りだせないのなら直接聞き出すまで。そう判断したディアボロは、こいしに質問をする。 「『無意識』を操ってきたの」 「(……なるほど、こいつは自分の存在を『意識されなくなる』ことができるわけか)」 こいしの一言にディアボロは納得した。確かに自分の存在を『意識される』ことがなければ、簡単にここまで来ることができる。 「わかった。次の質問に移ろう」 こいしの能力を聞き出せたディアボロは、次の質問をする。 「何の為に俺に会いにきた?俺の姿を見たいからという単純なことじゃないはずだ」 ディアボロの質問にこいしは嬉しそうに答える。 「貴方を地霊殿に案内しに来たの。だって、貴方とても強いって聞いているし」 「地霊殿?どんなところだ?」 名前も知っているし、地霊殿がどんなところかも紫の記憶を見て分かっている。 だが、不自然に思われないためにどんなところなのかをこいしに尋ねる。 「行ってみてからのお楽しみ♪」 無邪気に返事をするこいし。 ディアボロは少し困りながらも次の質問をする。 「4つ目の質問だ。俺の存在を知ったのはどのくらい前だ?」 こいしは少し考えて返事をする。 「つい最近。天狗が話しているのを聞いたの」 「(意外だな。地底にはまだ俺の存在が知られていないようだ。情報の交流があまりないということか)」 ディアボロは内心驚きながら、こいしの話を聞く。 こいしによれば、天狗の会話を聞いた後、ディアボロについて天狗の集落で調べたようだ。 その後、何度か会おうとしたものの、ディアボロが亀の中にいたり(どうやらこいしには『亀の中に居る』と思わなかったようだ)、どこかに出かけていたりしていたため、こいしはディアボロに会うことができなかった。 しかし、先ほど偶然にもディアボロが亀の中に入る瞬間を目撃したため、後を追って亀の中に入ったようだ。 「なるほど、お前がここにきた理由はわかった」 ディアボロは腕を組んでこいしを見る。 「それじゃあ、地霊殿に来てくれるの?」 こいしは期待を込めてディアボロに尋ねる。 「ああ。一度地底に行ってみたかったからな」 そう言ってディアボロはソファーから立ち上がり、亀の中からでる。こいしもその後を嬉しそうに後をついていく。 「ここが地底の入り口か」 ディアボロはジャンピン・ジャック・フラッシュで浮遊した状態で、周囲を見渡しながらこいしに尋ねる。 「そのとおり。……気をつけて。私の能力で今貴方は『意識されていない』けど、帰りはそうはいかないよ」 こいしは返事をし、ディアボロに警告をする。 そして二人は地底へと進みだす。 岩を回避し、妖精に当たらないように進み、妖怪のそばを通り過ぎ。 進んでいくと、地底の都市についた。 「……地底にこんな場所があったとは」 紫の記憶で知っていたとはいえ、驚きを隠せないディアボロ。 そしてふと、ぬえが地底について話してくれたことを思い出す。 「ねぇ、ディアボロ」 「なんだ?」 いつものように亀の中に入ってきたぬえ。 ディアボロの隣に座ると、彼にあることを聞いた。 「もし地底に妖怪が住んでいるっていったら……ディアボロはどう思う?」 ディアボロは少し考える。 地底に妖怪が住んでいることも、地霊殿の存在も知っていたが、あえて知らない振りをして会話をする。 「……居てもおかしくないと思うな」 ディアボロの答えに、ぬえは笑顔で会話を続ける。 「私はかつて地底に居たことがあるの」 「…………」 その言葉にディアボロは無言になってしまう。 どうやらぬえはびっくりして無言になったと思ったのだろう。さらに話し続ける。 地底には強力な力を持った妖怪が沢山居ること 『鬼』と呼ばれる妖怪が地底に居ること。 色々なことを話してくれた。 笑顔で話すぬえを見て、何故かドッピオのことを思い出した事も覚えている。 何で思い出したのかは分からないが……。 「(ドッピオは今……どうしているんだろうか……)」 ディアボロは少し考え、「(わかるはずがないな……)」と考えるのをやめる。 そして、こいしに話しかける。 「ここがどんなところなのかは大体知っている。俺の知り合いが教えてくれた」 「だったら、説明は不要ね」 ディアボロの言葉にこいしは納得し、二人は地霊殿に飛ぶ。 旧都から地霊殿に移動するのに、さほど時間はかからなかった。 「ここか」 ディアボロは地霊殿の扉を開き、中に入る。こいしも後からついていく。 「(……今のところ、誰の気配も感じないな)」 そう思いながら地霊殿を歩いていくディアボロ。そしてその後を低空飛行しながら追いかけるこいし。 「(静かだな……)」 ディアボロはスケアリーモンスターズを発動させ、聴覚と嗅覚を強化し、移動を再会する。 「こいし、お前のところはいつもこんな感じ……ん?」 ディアボロがこいしに質問をしようとしたとき、彼は何かの『におい』に気がついた。 「(このにおいは……動物の……犬や猫のにおいか?他にも嗅いだことの無いにおいもする)」 「どうしたの?」 こいしは、ディアボロが途中で台詞を言うのをやめたことに疑問を感じて、彼に質問をする。 すると、ディアボロは振り向いてこいしを見ると、逆に質問をした。 「こいし、お前のところでは犬や猫か何か飼っているのか?」 「うん。猫や鴉や……」 「……ああ、猫みたいな奴は居るな。向こうに見える」 こいしのセリフを遮るように喋るディアボロ。 こいしは不思議そうにディアボロが見ている方向を見ると、猫が向こうからやってきた。 いや、よく見ると普通の猫ではない。人に近い姿をしており、周囲には何か人魂のようなものがいる。 その人型の猫はディアボロとこいしに気づくと、二人に近寄ってきた。 警戒するディアボロ。そしてディアボロはその『猫』に質問をする。 「誰だ?」 「それはこっちが聞きたいんだけどなぁ……」 その『猫』はディアボロの質問に呆れる。対するディアボロは警戒を解かない。 「私はお燐。おじさん、こんなところまでこいし様を連れ帰してきてくれたのかい?」 「こいしに興味を持たれた、と言うのが正しいな」 そう言いながらディアボロはスケアリーモンスターズの能力を解除するが、警戒を解かない。 ディアボロは一枚のDISCをケースから取り出し、装備していたスケアリーモンスターズのDISCと交換する。 「そう!彼、とっても強いらしいよ!」 そう言って無邪気に話すこいしの言葉に反応するかのように、ディアボロの警戒心がさらに強まる。 「へぇ、それは楽しみだねぇ」 お燐の言葉に、ディアボロの警戒心が益々強くなっていく。 「せっかくこいし様に気に入られたんだ、一緒に暮らさないかい?そうだ、『怨霊になれば』こいし様とずっと一緒に居られるよ?」 今のセリフにコメントをするなら、『一言余計だった』だろう。 お燐に取っては冗談交じりだったのかも知れないが、ディアボロからすれば『宣戦布告』と思われてもおかしくない。 「……躾のなっていない猫だ」 ディアボロがそういった直後、彼の雰囲気が一変した。 その突然の変化に、こいしは驚きながらディアボロから離れる。 「こいし。ペットの躾ぐらいきちんとやっておけ。でないと……」 ディアボロがそう言った直後、突然こいしとお燐の目の前からディアボロが消えた。 キング・クリムゾンで時間を消し飛ばしたのだ。 「来客に失礼だ」 自分の背後から声が聞こえたことに嫌な予感を感じたお燐は、とっさに前にジャンプして振り返る。 その判断は正しかった。ディアボロが彼女の背後にいたのだ。 「お前はどうやら俺を殺してその死体をどこかに運びたいらしいが……」 紫の記憶にあった、お燐が霊夢と会話していたときのことを思い出す。 それによるとどうやらお燐は、死体をどこかに運ぶ役割をしているらしい。 ちなみにディアボロが魔理沙を本にしたとき、すぐに命令を書いたために全然本の内容を見ていない。 あの時読んでおくんだったとディアボロは心の中で軽く後悔する。 が、ディアボロはそれを口も表情にも出さずに会話を続ける。 「お前が俺の死体を運ぶことはない」 「おじさん、大した自信だねぇ」 ディアボロの発言に関心を持つお燐。 ディアボロが『死ねない』のをお燐は知らない。だから、お燐はディアボロの発言が『自分の強さに自信があるから』だと思っているようだ。 「だとしたら楽しみだねぇ。おじさんの死体でどれだけ車が重くなるのか!」 お燐はそのセリフの直後、弾幕をディアボロ目掛けて撃つ。 ディアボロはその弾幕をかわすと、反撃するためにウェザーリポートの能力で自分の周囲に雷雲を発生させた。
https://w.atwiki.jp/jojobr3rd/pages/149.html
間違えやすい誤字誤植一覧 書き手参加希望の方は一通り目を通しておいてください。 これらの誤字はジョジョの奇妙な冒険原作においてもたびたび発生しているので注意してください。 Part4の登場人物は大抵が一発変換できないので注意してください。 原作で確定していない表記もありますが、この一覧の表記で統一したいと思います。 ○ × デイパック デイバック、デイバッグ ジャック・ザ・リパー ジャック・ザ・リッパー モハメド・アヴドゥル モハメド・アブドゥル アスワンツェツェバエ アスワンウェウェバエ 呪いのデーボ 呪いのデーポ ラバーソール ラバーソウル エジプト9栄神 エジプト9柱神 マライア マライヤ 虹村億泰 虹村億康 岸辺露伴 岸部露伴 ヘブンズドアー ヘヴンズドアー 山岸由花子 山岸由香子 噴上裕也 墳上裕也 虫喰い 虫食い 宮本輝之輔 宮本輝之助など 川尻浩作 川尻耕作など 黄金の風 黄金の旋風(これはゲーム版のタイトル) ジョルノ・ジョバァーナ ジョルノ・ジョバーナ トリッシュ・ウナ トリッシュ・ウノ アリーヴェデルチ アリーデヴェルチなど リゾット・ネエロ リゾット・ネェロ チョコラータ チョコラート ヴィネガー・ドッピオ ビネガー・ドッピオ ディアボロ ディアヴォロ エンリコ・プッチ ロベルト・プッチ(洗礼名説あり) ヴィヴィアーノ・ウエストウッド ヴィヴァーノ・ウエストウッド プラネット・ウェイブス アース・ウインド・アンド・ファイアー メイド・イン・ヘブン ステアウェイ・トゥ・ヘブン スティーブン・スティール スティーヴン・スティール 蓮見琢馬 蓮見琢磨など 双葉千帆 双葉千穂など ビットリオ・カタルディ ヴィットリオ・カダルディ ルーヴル美術館 ルーブル美術館 ビーティー ビューティー、ビィーティーなど 橋沢育朗 橋沢育郎 要追加