約 3,778,304 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23191.html
登録日:2012/11/19 Mon 22 06 13 更新日:2024/09/25 Wed 20 43 40NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2010年 PSP TOP なりきりダンジョン ガラスの花 クソゲー クソゲー←主に戦闘以外 ゲーム タンス ダメイク テイルズ テイルズオブシリーズ バンダイナムコ リメイク ワンダーモモ 原作レイプ 問題作 天海春香 黒歴史 かけがえのない ものをさがしてく――― 『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)』とは、2010年8月5日に発売されたPSP専用ゲーム。キャッチコピーは《真実と向き合うRPG》。 テイルズオブシリーズのファンなら知る人ぞ知る隠れた名作『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』(以下初代なりダン)をリメイクした作品。 それと同時になりダンの前作『テイルズ オブ ファンタジア』のリメイク版『フルボイスエディション』に追加要素を付けた「クロスエディション」を収録しているという豪華仕様である。 この項目では主に前者を解説していく。 ファンの間では《リメイクして欲しいテイルズ》に初代なりダンが挙げられる事が多かったが、一向にリメイクされる様子は無かった。 マイナーな作品な為、他のテイルズ オブ シリーズになりきり師の双子がゲスト参戦する事もほぼ無かった(一応なりダン3で出たが) もう無理なのかと内心思いつつも、それでもファンがリメイクを願い続ける事10年… ついに、週刊少年ジャンプのゲーム記事にてステータス絵が描かれたディオ メルの姿とエトスと共に『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』の文字が! しかも戦闘はちゃんとしたリニアモーションバトルシステム!! あの感動がフルボイスかつ美しい画面で堪能出来る!!! もちろんファンは狂喜乱舞したものである。 主題歌を歌うのは奥華子、エロ可愛いデザインと評判な新キャラ・ロンドリーネの追加、『テイルズ オブ グレイセス』のアスベルになりきれるコスチュームの追加等、続々と情報が増えファンの期待はどんどん高まっていった。 ……発売前が良かったゲームとよく言われるが、実際その通りである。 以下、ストーリーおよび登場人物紹介(ネタバレ注意) ストーリー なりダンのプロットと類似点はあるが、かなりの部分が異なる。 ざっくり言うと「すごくいいセリフで感動しました」「意外な展開と練られた設定に感心しました」という部分がゲームボーイ版からコピペしたもの。 それで「おい原作ではこんなんじゃなかったぞ」「なぁにこれぇ」と感じるものはクロス版で追加変更されたものである。 改めてストーリー 妖精が行き倒れしそうになっていたら脚が樹の根っこになっている怪物が現れた。怪物は赤ちゃん2人を押しつけて「育てなさい」と命じた。僕は妖精なんですけどいいんですか?という間もなく育児開始。でも、一身上の都合により双子は監禁されてすくすくと健全な心に育つ。 ある日女の子が勢いで魔法を使ったらどえらい事になって虹輪(ゴージャス・レインボーリング・グレート)とかいうのが出現。何とか事態を収拾したくて精霊と喧嘩しまくったら第一部が終わる。双子の黒い運命とは何か!声優で正体バレバレだけど謎の男女って誰だ!?ノルン(脚が樹の根っこの怪物)って結局何がしたかったの?と謎を残しつつ「なりきりダンジョンX2」に続く。 X2なんてものはないので、そのまま第二部に行くと謎の男女が現れて原作シナリオコピペ改変の回想を見せられた後で成敗。その後に樹の怪物を成敗して本当のエンディング。 ファンタジアの主役キャラクターたちについて補足。永久にお別れだねって泣いて別れたはずが簡単に再会したりもう二度と時空は超えないと言っていた人たちが発言撤回する。そして、双子が自分の力だけで乗り越えなけばならない試練の戦いに加勢して邪魔をする。平行世界の人たちらしい。ロディは露出度高い巨乳なので「なりダンX」の世界においては好きなように行動していい許可証が出ている。 …とまあ、こうでも書かないとやっていられないぐらいあり得ない改変・改悪・削除が行われた残骸みたいなシナリオにされてしまっている。 まさに公式が原作レイプと言っても過言ではないストーリーになってしまった。 「発売前は良かった」と書いたが、もう笑えないレベルで喜んで購入したファンたちを地獄に叩き落としたのである。 ディオ&メル 本作の主人公二人組。 わんぱく少年と大人しくてかわいい少女というフォーマットで特に問題はない。 しかしディオが「誰得」というようなネットスラング系の言葉を使うので世界観と合っていない。また、わんぱくというより単に生意気で可愛げのない奴になっている感がある。 メルは大人しくてかわいいというより単にネガティブかつグズな人物となっている部分がある。 本当の名前はクロスディオとクロスメル。 それでも声が付いたのはとても良い事でキャスト両名は良い仕事をしている。 クルール 「うきゅ」と鳴かなくなってしまった。でも可愛いから許す。森羅万象ヒップの可愛さは異常。 戦闘中の変形もなくなったので。姿がクルクル変わるからクルール(これは本当)という名称も意味がなくなった。 ロンドリーネ・E・エッフェンベルグ 追加キャラその1 一応キャラが出来た背景にはダオスを深く掘り下げるというコンセプトがあったらしいのだが(もちろんそれが成功したか失敗したかは別)、 とあるスタッフの「色っぽい巨乳のお姉ちゃんが欲しい(意訳)」という一言が元で生まれたという話も…。 容姿や性格はバツグンにいいが、致命的な設定矛盾を抱えてしまっている。 一応説明付かないこともないのだが、その為に他作品の設定を持ち出す必要がある時点で論外なレベル。 その為下記二人とは異なり、出る作品を致命的に間違えたキャラ・単独作品に登場したなら間違いなく人気キャラになったと言われるぐらいには愛されている。 ちなみに、彼女の設定矛盾などが非常に有名ではあるが、ぶっちゃけ彼女以外にも腐るほどファンタジア本編を知っていればしないような矛盾が大量にある。 エトス 追加キャラその2 今回の双子の育ての親である妖精。 とりあえず常にマゴマゴしていてとても頼りない。それでいて余計な暴言だけは一級品。 ノルンの記載にあるが、育ての親を妖精とした時点でストーリーが破綻している。 アルベルト 追加キャラその3 動いて喋るタンス。実際はクローゼットだがタンスとしか呼ばれない。 ここに具体的な台詞をのせるとほぼ荒れるので割愛するが、言ってしまえば極端にも程がある男女差別をしまくり、 男にはディオだろうがファンタジアキャラだろうがお構いなく罵詈雑言を浴びせかけ、女キャラには気色悪いことこの上ない態度で媚びる、 身も蓋もないことを言えば同人誌などではおなじみの『汚いおっさん』そのものな奴である。 セリフも悉くデリカシーどころか品性の欠片もないのでプレイヤーの気分を激しく害している。例えるなら、ネットの煽りやアンチコメ、嫁キャラへのhshsコメをそのまま発言してるようなレベル。 当時はバンナムの課金商法・完全版商法などが非常に酷かった時期なのだが、このタンスの不快さは群を抜いていた為、 DLCなどが嫌いなファンにコイツの存在を消せるか燃やせるならいくらでも課金するとまで言わしめたと語ればどんな阿鼻叫喚なのかは分かるだろう。 余談となるが、本当に殺意が沸くレベルでウザいキャラだが声優の演技は完璧レベル。そのせいで更にウザいのだが。 その為このキャラの唯一の評価点として「声優の素晴らしさを教えてくれたキャラ」と皮肉交じりで言われることも… ちなみに開発室にてX版スタッフ「毒舌キャラ、楽しんでいただけましたか?」という発言から、 当時のスタッフの中でコイツの暴言は単なるお茶目発言程度の認識として寧ろノリノリであったということが分かる。 当然ながらファンの怒りに油を注いだことは言うまでもない。 これ等三人であるが、ファンからは満場一致で全員存在自体不要と言われている辺り、極めて邪魔なキャラとして扱われている。 ノルン 双子を導く者であり、ラスボス。大樹の守り手。 初代なりダンではラスボスながらも母性溢れるキャラであったが、本作では…… とりあえず人間として育つディオとメルを見極めたかったのに妖精(しかもポンコツ)に育てさせるのはどうなんだ。 (どういうことかわからない人は、狼に育てられた少年の話を思い出してみればいい。つまるところ妖精に育てさせるというのはそういうことである) 初代なりダンに登場したキャラクターではあるが公式イラストがないためXで新規にデザインが起こされた。顔は「鬼灯の冷徹」のピーチ・マキみたいでとても可愛い。とても巨乳。 しかし「エロボインちゃん」「頭に花が咲いてる」「ヒヤシンス」「やりやりやりやりやりやり」というネタキャラになってしまった。 やりやりやりやり……というのは戦闘時のダメージボイス「やりますね……」がコンボを喰らうことでやりやりやりやりになることでやり。 ディオス メルティア もう一人のディオとメル。例のシーンの理由がかなり変更されている。絶望と憎しみの末に魔科学砲を撃った原作と比べて軽くなった。 しかもその後に「俺たちは悪くない。戦争が悪い」と清々しいまでの責任転嫁をやらかし、迷言すぎて名言と化している。リメイク版の悪改変を象徴するセリフ。 本作ではディオスとメルティアは兄妹ではない赤の他人同士になったが全く変更の必要がない。 ラブラブ同人誌カモンしたかったのが理由かは不明。 その他、前作のメインキャラは全員登場。操作も出来る。 今作でディオとメルが介入しない未来だと基本的に非業の最期を遂げている。 このアーチェが語る酷い顛末にファンは激怒した。 このイベントとアルベルトの存在がXを「なかったことに」しているファンが多い理由である。 そもそも、ファンタジアのEDを知っての通り彼らが全員再び結集する時点でファンタジア本編に対する最低の冒涜である。 一部のメンバーは二度と会えないからこそ成り立つあのEDを汚されたのだから当然だろう。 + 特に必要もないのにX版で追加された酷すぎる未来 ☆クラース・F・レスター 精霊召喚術を認められず酒浸りになり失意のまま死亡。 ☆クレス・アルベイン シグルドに敗れ死亡。 ☆ミント・アドネード クレスが死んだショックで死亡。というか、後追い自殺。キャラクターの性格も含めて全くあり得ない最低の内容。 ☆藤林すず プルートと相打ちで死亡。 ☆チェスター・バークライト 消息不明。 ☆アーチェ・クライン 仲間が上のような最期を遂げる中でずっと寝てた。 余談だが、本作はヴェスペリアのネタが非常に多く含まれている。それはもうスキットやらモブやら隠しダンジョンに至るまで仕込みまくりである。 作品の宣伝なども、このリメイク版こそ本来のなりダンであるかのような記述があるなど、初代なりダンスタッフから預かった作品を完全に私物化しにかかっている雰囲気が漂ってどこか気分が良くない。 そういうのは他のスタッフから引き継いだ作品ではなく、自分たちの新作か同人でやって欲しいものである。 ちなみに、本作の制作陣の殆どは原作及び『ファンタジア』本編の開発に携わった人間がほとんどいない。 + スタッフルームでの発言 ゲームボーイ版のスタッフルームでは原作者が「今回の主人公は実はダオス。ファンタジアのシナリオを踏まえてダオスサイドの話を考えた」と言っているのに、 何を思ったかXのスタッフルームでは「主人公は双子」とわざわざ否定する発言をしている。 変更を加えているにしてもX版は原作のプロットを使用しているわけで、「あなた何様ですか?」と聞かれるレベル。 更に余談だが料理を教えてくれるお馴染みのワンダーシェフが今回は某アニメの部長をパロってる。 最後に 本作における「リメイク」は非常に多くの教訓を残した。 原作世界(TOP)の知識も学ぼうとする気もない人間はリメイクに関わってはいけない 原作(TOP ND1)のキャラクターに敬意がない人間は触ってはいけない キャラクターに思い入れのあるお客さんの気持ちを考えられない制作者は「商品」を作ってはならない。好きな人だけ相手に出来る同人で(ry シナリオではリメイクで変えたり追加した部分が全てダメで高く評価されてる部分は原作コピペというのはある意味偉大。つまりはリメイクする人間の能力の高さが(当然)問われるということ なお、シナリオだけでご覧の有様だが戦闘バランスも歴代屈指の酷さ。 3すくみによる相性を導入してみたはいいがキャラそのものにも紐づけられているため戦闘中に有利な物に切り替えられないし、雑魚からボスまでスーパーアーマーてんこ盛り、 挙句の果てにはその辺で買えて最大99個持てるオレンジグミとパイングミで秘奥義が出せる。 先手でグミ食って秘奥義連発でハメればいい。そんなゲーム。 仲間モンスターのシステムを『ラタトスクの騎士』から輸入してみたがよりによってトラクタービーム以外効かないクレイアイドルを仲間に出来る。 火力は皆無だがアイテム要員として最強の存在である。 他作品での扱い クロスオーバー作品『テイルズ オブ ザ レイズ』で本作のキャラクターが登場。 制作側にも思うところがあったのか、『ファンタジア』と『なりダンX』は平行世界の扱いになっている。 また、アルベルトは開発者コメントでわざわざ登場しないことを明言され、ファンが大喜びした。 ちなみに並行世界扱いで面識も一切無いことについてもだいたいスタッフよくやった、とか関係なくて清々したなどと評されている。 こんな扱いで喜ばれるのだから本当にマズイキャラやストーリーであることが分かる。 追記・修正はディオスとメルティアを操作出来るようになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ※愚痴や批判、誹謗中傷や罵倒の類のコメントがされた場合、IP規制やコメント欄の撤去がされますのでご注意ください。 ▷ コメント欄 [部分編集] 依頼通りリセットと警告を追加しました -- 名無しさん (2017-09-28 02 43 14) 違反コメントを削除 -- 名無しさん (2017-09-28 15 35 07) 斎賀さん 阿澄さん 田村さん 喜多村さん リグレットさん -- 名無しさん (2017-10-17 09 07 40) エトスって、ゆかりん出すためだけに追加されたりした? -- 名無しさん (2020-06-01 20 45 04) リメイクが酷すぎる内容だったのは事実だし書いてあることも確かなんだけど、それにしてもあまりにも汚らしいページになりすぎてやしないか? -- 名無しさん (2020-06-01 21 05 56) 限スタッフ、ファンタジアに関わらず初代3作品を馬鹿にするから嫌い。 -- 名無しさん (2020-12-16 21 51 51) なりダンXの失敗が無ければレイズの運営方針等が酷くなった可能性があるので価値ある失敗だとは思う。その生贄にファンタジアとなりきりダンジョンが使われたのはなんとも悲しいが。 -- 名無しさん (2022-01-05 12 41 15) タンスはシナリオ 性格もなんだけど龍田直樹さんの高い演技力が良くも悪くもウザさに磨きがかかった -- 名無しさん (2022-01-08 19 19 32) 駄目な作品だなあとは思うけど、仮にも作品名の記事なんだからもう少し感情抑えて書いてくれんか -- 名無しさん (2022-06-28 22 18 05) 酷いゲームなのは同意だけど(設定は置いといて)ロンドリーネとOPの曲は好き。 -- 名無しさん (2024-02-06 23 15 57) モンスター捕獲して集められるのは割と楽しかったな -- 名無しさん (2024-09-25 20 43 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/talesx/
テイルズ オブ ファンタジアなりきりダンジョンX 攻略 sWIKI タイトル テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX ハード PSP 発売日 2010年8月5日 価格 5,480円 ジャンル 真実と向き合うRPG プレイ人数 1人 CERO年齢区分 B (12歳以上対象) 販売 バンダイナムコゲームス 開発 ナムコ・テイルズスタジオ リンク テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX 公式サイト
https://w.atwiki.jp/naridan_x/
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX まとめwiki ※携帯から見ている方はこちらへ→メニュー 真実と向き合うRPG PSP用UMD 2010年8月5日発売 5,480円 (税込) 1人用 CERO B セーブデータ 544KB ネットワーク対応 なし なりダンX公式サイト テイルズチャンネル 本スレ:テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX-39 なりきりダンジョンX 攻略・交流掲示板 検索
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/3990.html
テイルズオブファンタジア 対応機種 発売日 開発 主題歌/歌手 SFC 1995年12月15日 ウルフチーム 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/吉田由香里 PS 1998年12月23日 日本テレネット 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/よーみ GBA 2003年8月1日 テイルズスタジオ 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/吉田由香里 PSP 2006年9月7日 テイルズスタジオ 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/よーみ モバイル 2010年3月17日 テイルズスタジオ - PSP(X版) 2010年8月5日 クライマックス 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/よーみ iOS 2013年9月24日 バンダイナムコゲームス 夢は終わらない~零れ落ちる時の雫~/よーみ 固有ジャンル:伝説のRPG(PS版、GBA版)/声が彩る、伝説のRPG(PSP版)/真実と向き合うRPG(X版) メインキャラクタデザイン:藤島康介 初回予約特典:『ドラマチックDVD アップルグミ篇』(PSP版)/『ドラマチックDVD テイルズオブコスチューム!?編』(X版) テイルズ オブシリーズの第1作目。初登場したのはSFC全盛の時期。オープニングに歌つき、声優による声つき、格闘ゲームに近いリニアモーションバトルシステム (LMBS、通称リムス) や48Mbitという当時最大級の容量などを売りにして満を持して発売されるも、同時期に発売されたDQ6などに押され、影に埋もれる形になり当初の知名度はお世辞にも高いとは言えなかった。しかし、口コミで次第に評判が高まり、一部ではプレミア価格で取引され、攻略本もロングヒットとなり、ついには発売後1年を経て生産再開という異例の事態を招いた。 元々1995年クリスマス商戦用のゲームだったが、DQ6が強すぎたと「小野坂!ビバ☆くん!のROAD to TOF TV 2024」の場で当初の売上事情について28年経過してからお話があった。 制作に関しては1994年にほぼ完成していたようで、GBA版Pのコピーライトにのみ「1994(SFC版) 1998(PS版) 2003(GBA版)」と記載されている。ストーリー内の時事ネタも1993年から1994年の事件がモデル(米騒動問題、Jリーグの話題、首脳陣の話題など)で、1995年の事件の話題は一切ない。 その後も続々とテイルズシリーズが生まれることになるわけだが、その1作目ということで今もってなおファンに愛される不朽の名作である。後に発売された『テイルズ オブ シンフォニア』は本作の過去の世界の話であると、プロデューサーである吉積信が述べている この作品は元々、開発陣のウルフチームが『テイルファンタジア』の題名で企画していたもの『緋王伝』というゲームの続編として作られる予定だった しかしながら、ナムコ本社とウルフチームとの間で作品の方向性をめぐるトラブルが勃発。結果としてメンバーの大多数が喧嘩別れという事態を招いた。そうした事情から、独立したメンバーが新たにトライエースを設立。彼らは後にスターオーシャンシリーズを続々生み出すことになるなお上記のうち「緋王伝の続編」「ナムコとウルフチームのトラブル」についてはソースは一切ないので注意。 言わば、TOPとSOは祖を同じとする姉妹作ということになり、戦闘システムや術技に多少の類似要素が見られるのはそうした背景があるからである。SFC版のフェイス絵にもSOっぽさが感じられる。 ファンタジア(PHANTASIA)で略称はTOPなのだが、よくTOFと間違われるあまりにも、間違いがあるためにネタや冗談でやる人もいるちなみにTOFの場合はテイルズオブファンダムを指すことになる。 2010年にモバイル版の配信が開始された。月額525円。GBA版の移植で追加要素はない模様。SFC→PS版でリメイク、GBA版はSFC版の要素+独自要素でPS版を移植、FVEはPS版をフルボイス化+GBA版の要素一部追加、クロスエディションで新キャラと新イベント追加及び戦闘システム変更と作られる度に変更されている。 頭身変更はSFC版→PS版、PS版→FVE版、FVE版→クロスエディションと行われた。 SFC→PS版への移行はかなり大きな変化があったがその後はマイナーチェンジが多い。パーティメンバーの戦闘ボイスも一部を除いてPS版時代のものをそのまま使用している。そのため、イベントでの声と戦闘時の声の差もあるのだが…。また、クロスエディションでは戦闘システム変更に伴いそれまでと変化している部分も多い。 テキストもほぼそのままPS版時代のものである。このため、テイルズ関係のリメイクとしてはファンタジアは概ね成功例である(SFC時代からの人には違和感を感じる人もいる)。しかし、クロスエディション版は術発動中に動けるようにスピードアップ化したのはいいが調整が杜撰だったりロンドリーネが入ったことによる改変に不評の声が上がっていたりする。 「語られざる歴史」「魔剣忍法帖」「旅の終わり」など外伝小説が多い。 ついにiOS版でも無料で配信されることが決定した。配信日は2013年9月24日。画面はPSP版準拠だが、タッチパネルや課金(全滅後即復活、大量の経験値獲得など)にも対応するなど、新要素もあるようだ。俺の進化は止まらんぜ!タッチしやすいように、メニューなどのデザインは一新されるとのこと。また、ログインボーナスにも対応するらしい。 戦闘のスクリーンショットを見る限りクロスエディションではなくフルボイスエディションベースの移植の模様。また術で時間が止まる時代に逆戻り?スマホでクロスエディションの高速戦闘とか死ねるわww 単純にフルボイス版を引き伸ばしているだけでドットのギザギザがはっきり分かるまで粗くなっている。これを「元の味を保ったまま、より綺麗に表示できるようになった!」と謳うのはいかがなものか。 そもそも、元のフルボイスエディション自体、売り文句に偽りのある作品だった。大部分がPS版の流用で、引き延ばしか一部カットで無理矢理解像度合わせていた。最初のボスは攻撃が効かない→1、2回攻撃されて全滅→オーブ(最初に必ずもらえる)使用→普通に倒せるようになる、というオーブの使い方をレクチャーするためのものなのだが…どうも操作性が悪いのは仕方ない、全滅したらオーブを使え!という課金前提っぽい方が問題な気がする。大きく誤解を受ける書き方だが、セーブ&オートセーブがあり、全滅しても復帰は容易にできる仕様にされてるので、復活するために課金をする必要はない 5月29日、なんと配信が停止...理由は不明だが、上記までの問題点から生じる売上不振が原因になったのかもしれない。 せめてオートセーブをオフラインでもできるようにして、課金アイテムは無くすか何かしらの代替ポイント制にすれば停止する必要はなかった。もう、無かったことにしたかったのだろうか。 珍しく、こちらは今年から海外でも配信されている。国外配信は携帯端末では初のこと。尚、こちらはまだ配信が停止されていない。 サブスクの各サービスでテイルズのサントラが解禁された中でファンタジアはSFC版とPS版の両方のバージョンが公開されている。特にSFC版の音源は地味に貴重なので、聴き比べてみるのもいいかもしれない。 同じ理由でデスティニーもPS版とPS2版の両方が解禁されている、両方を解禁したという点についてはGJと言ったところだろう。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15600.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン オフィシャルガイドブック +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン オフィシャルガイドブック 分類 攻略本 発売日 2000年12月1日 販売/出版 エンターブレイン 著者 ファミ通書籍編集部 価格 900円(税別) 商品画像 コメント 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:TOPなりきりダンジョン ▲
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/8245.html
テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 機種:GBA 作曲者:安田拓也、桜庭統、田村信二 開発元:アルファ・システム 発売元:ナムコ 発売年:2002年 概要 『テイルズオブファンタジア なりきりダンジョン』の続編的作品。 『TOP』・『TOD』・『TOE』のキャラクターが総登場するほか、彼らのコスチュームを着て戦闘に参加することも可能。 前作のストーリー重視のゲーム性とは違って、町を拠点にクエストを受注してダンジョンを探索するといった流れになっている。 『TOE』のようなリアルタイム式のアクションに変更されていて、バトルシステムの面における評価が特に高い。 音楽は『TOP』・『TOD』・『TOE』の曲をベースに使われており、そのゲームのキャラになりきっている時は通常戦闘曲が変化する。 また新曲もいくつか用意されており、そちらはアルファ・システムの安田拓也氏が作曲を担当している。 過去作のBGMの再現度が高く、新曲のクオリティも高いなどサウンド面でも人気。 収録曲(仮曲名/1部のみ) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル画面 安田拓也 レグニアの町 フンダクル商品店 桜庭統 『TOP』の「OLIVE VILLAGE」 ステビア服飾店 『TOE』の「IMEN」 フィールド 桜庭統 大樹の神殿 漆黒の坑道 『TOP』の「MORLIA GALLERY」 万年氷洞 『TOP』の「BITING COLD」 試練の塔 桜庭統 『TOP』の「BURNING TOWER」 水の古城 『TOD』の「Imposing visage」 浮遊死都 『TOD』の「Dead or alive」 狩人の森 『TOE』の「RACHEANS FOREST」 幻の城 『TOE』の「FINAL BATTLE」 竜の迷宮 安田拓也 通常戦闘 なりきっていない時の通常戦闘 通常戦闘(TOP) 桜庭統 『TOP』キャラなりきり時の通常戦闘『TOP』の「TAKE UP THE CROSS」 通常戦闘(ダオス) ダオスなりきり時の通常戦闘、ダオス戦でも使用『TOP』の「DECISIVE」 通常戦闘(TOD) 『TOD』キャラなりきり時の通常戦闘『TOD』の「Bare its fangs」 通常戦闘(TOE) 『TOE』キャラなりきり時の通常戦闘『TOE』の「INFERIA BATTLE」 ボス戦 安田拓也 サナトス戦 ラストバトル 戦闘勝利 全滅 エンディング スタッフロール
https://w.atwiki.jp/ionetekito/pages/25.html
工事中だよ 今回Ioneが選んだのは中国産テイルズオブファンタジア。ジャンルはターン制RPG。制作会社 深圳南晶科技公司(中国産クロノ、ポケモン銀制作) 相変わらずの中国語、なぜかほぼ原作通りのストーリー、印象に残る音楽、個性あふれる見た目のキャラクターたち(戦闘中のキャラクターの色は必見)、巨大なイベント関連アイテム、覚えるのが遅すぎる魔神剣。プレイヤーも視聴者も飽きない作品がまた誕生する。神秘剣を持ったクレスにとっての最大の敵は寝ても治らない状態異常か・・・?
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/6496.html
今日 - 合計 - テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時19分11秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/1788.html
TOPなりきりダンジョン概要 + 目次 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス) テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 対応機種:GB / GBC 発売日:2000年11月10日 固有ジャンル:なし 主題歌/歌手:-/ - メインキャラクタデザイン:藤島康介 開発:日本テレネット TOPの続編(未来の54年後)冒頭は双子のディオとメルの物語で、TOPの世界設定を使用した低年齢向けのゲームと思わせるものである。ただし、ストーリーが進むにつれてこの物語がTOPの前日譚と後日談であることが判明する。 TOPの続編ではあるが、TOPキャラは仲間にならない。クレスたちはダオスとの戦いの後で悩み、双子にアドバイスをしたり自らの心情を吐露したりする。なお、ディオとメルのコスチュームとしてTOPキャラのものがある。また、ダオスになりきれるのは無印だけでリメイク版のXにはダオスのコスチュームがない。 サブストーリーである「たのまれごと」が30話用意されている。リメイク版のXでは人気があった2話ほどが部分的に残されていて他はカットされた。 第一部ではダンジョンクリアごとに双子がプレイヤーに話しかけてきて3択または4択で躾や教育をする性格イベントがある。リメイク版のXではこの仕様はカットされた。 後に公式からエスコートタイトル認定(=シリーズの主要作品ではない扱い)された。25周年に伴って分類はオリジナルタイトルに再認定された。 ゲームボーイの周辺機器「ポケットプリンタ」対応。集めたコスチュームのグラフィックを印刷可能。 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス) 対応機種:PSP 発売日:2010年内8月5日発売予定 固有ジャンル:真実と向き合うRPG 主題歌/歌手:ガラスの花/奥 華子 メインキャラクタデザイン:藤島康介 開発:テイルズスタジオ 初回予約特典:『ドラマチックDVD テイルズオブコスチューム!?編』 GB版のセルフカバー作“セルフカバー”を謳うだけあって、グラフィックはもちろんのこと、戦闘、チャットなどのシステムだけでなく、シナリオの大部分のセリフを変更したり新規作成した作品。重要キャラクターの基本設定まで変更しているためオリジナル版のプロット(双子は何者であるか。何をしたのか)を使用した別作品ととらえてもよい。 リメイク版の新キャラクターとして育ての親役の妖精エトス・TOPXバージョンの両作に登場するロンドリーネ(ロディ)・動いて喋れるクローゼットのアルベルトが追加された。 戦闘システムをリメイクしたTOP本編も収録。これによって、TOPをプレイしないとシナリオの全体構造がわかりにくいという無印の弱点を補った。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4258.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン おはなし 概要 システム なりきり たのまれごと 性格 登場キャラクター アセリア歴4408年 アセリア歴4203年 アセリア歴4306年 アセリア歴4354年 暗黒時空 評価点 問題点 総評 その後 余談 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 16MbitROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 日本テレネットナムコ 発売日 2000年11月10日 定価 4,500円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル(コスチューム交換)ポケットプリンタスーパーゲームボーイ/同2対応 判定 良作 ポイント ファンタジアの後日談としての完成度の高さは特筆もの重く暗いが、奥深いストーリーは秀逸の一言ハードの制約による戦闘システムとバランスの厳しさが玉に瑕 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク おはなし ある日、静かな夜空から美しい流れ星が降り立ちました。 あなたが星の光の中に見つけたのは、双子の赤ちゃん。 元気な泣き声を上げる男の子と、すやすや眠っている女の子。 それから13年経った、アセリア歴4408年。 争いもない平和なこの世界で、ちょっとした冒険が始まるのでした…。 (公式HPより転載) 概要 スーパーファミコン向けに発売され、後にプレイステーションでリメイクされた『テイルズ オブ ファンタジア(以下「ファンタジア」または「本編」)』の続編。しかし、シナリオライターのゲーム内での発言(下記余談を参照されたし)を考慮すると、続編ではなく「外伝」または「if」とも言える。 略称としては「なりダン(1)」が主流のようだ(*1)。当時はシリーズ作品の分類が存在していなかったが、その後はエスコートタイトル扱いされていた(2020年に分類自体が撤廃)。 物語はクレス達のいる時代のおよそ100年後に当たる、アセリア歴4408年が舞台となる。「なりきり」と呼ばれる不思議な力を持った双子の男の子・ディオと女の子・メル、そしてディオが拾ってきた不思議な生き物・クルールの冒険を通じて、彼らの秘められた過去、そして本編で魔王と恐れられたダオスが大いなる実りを求めた理由が明かされることになる。 システム なりきり ディオとメルが持っている不思議な能力で、その職業の服を着ることでその職業になりきる能力。 つまり、剣士の服を着れば魔神剣や虎牙破斬といった剣技を行使出来、ウィッチの服を着れば魔術が使える。 なりきりのためのコスチュームはディオ・メル共に66種類用意されており、剣士や忍者(くのいち)といったような戦闘職のコスチュームから、画家や占い師などの技術職のコスチュームまであり、後者のコスチュームは戦闘には不向きだが、後述する頼まれごとを解決するために必要になる場合もある。 また、モンスターや歴代ナムコ作品のキャラクター、そして本編キャラクターのコスチュームもある。 なお、『ファンタジア』において魔術はエルフの血を引く者以外は行使出来ないという設定があり、2人はエルフの血を引いている訳ではないのにウィッチなどの服を着ると魔術を行使出来るが、これにはなりきりの力に限らぬ理由がある。 たのまれごと 冒険の中で、町の人達からサブシナリオの「たのまれごと」を受けることがある。その数は全部で30。 「孫に誕生日のプレゼントを届ける」といったシンプルなお使いもあるが、前述のなりきりの力を駆使しなければならないものや、後述する性格を特定のものにする必要があるものもあり、一筋縄ではいかない。 本作のメインストーリーを進める一方で、終盤のダンジョンでは規定数完了させておかないと入り口で門前払いされるため、このたのまれごとも適宜こなしていく必要がある。 性格 ディオとメル、クルールには「性格」という概念があり、戦闘時に着ていたコスチュームや、ボスを撃破した後で彼らのしてくる質問に対し、どう答えるかで変動する。 性格はディオとメルは21種類(*2)、クルールは友達・忠実・野生の3種類有り、コスチュームにはそれぞれより能力が発揮出来る性格が設定されている。 また、クルールはディオとメルの性格によって前述の3種類のいずれかになり、それによって姿を変える(性格による3種類×レベルによる8段階=合計24種類)。 性格は、一部の頼まれごとを解決するために必要な条件になっていることもあるほか、装備品の中には戦闘による性格変動を起こさせなくするものがある。 登場キャラクター アセリア歴4408年 ディオ この物語の主人公の1人で、山で遊んだりすることが大好きな活発な13歳の双子の男の子。 メル この物語の主人公の1人で、ディオとは対照的に読書や裁縫が好きな穏やかでおっとりとした13歳の双子の女の子。 クルール ある日、ディオが山の中で拾ってきた不思議な生き物で、鳴き声は「クルール!(名前で設定したものが当てられる。)」や「ウキュ?」が主。冒険においては2人をサポートするが、物語の鍵となる重大な秘密を持っている。 ノルン ディオとメルの前に現れた白い翼を生やした謎の女性。2人に精霊の試練を受けなければならない事を告げ、以降も度々現れては彼らを導く事もあれば謎めいた言葉を残していくこともある。 ペアレント(プレイヤー) ゲームをプレイする「あなた自身」。双子のディオとメルの育て親となる。 アーチェ・クライン 「時空戦士(*3)」の1人で、魔術師。長命であるエルフの血を引くハーフエルフであるため、本編の時間から200年以上経った今も当時と変わらない姿で「魔女っ娘の塔」と呼ばれる塔に住んでいる。ノルンの頼みを受けてディオ達の力を試すべく戦う事になる、このゲーム最初のボスキャラクター。 アセリア歴4203年 ※本作中においては他の時代には登場しないが、本編においては、アーチェも下記のクラース同様にこの時代で出会い、仲間になるキャラクターである。 クラース・F・レスター 時空戦士の1人で、リーダー格として扱われる召喚術師。ダオスとの戦い(後に「ダオス戦役」として伝えられる)の後、自分の時代のユークリッド村に戻って助手であり恋人でもあるミラルドと共に暮らしている。2人に未来に伝えられているダオス戦役の記録は一方にとって都合の良い形で伝えられているものだという事を知らせ、クレス達の時代に行き、その真実を知るよう導く。余談になるが、ノルンは時空戦士に2人が試練を受けるための協力を要請するが、基本的にあまり突っ込んだ事は伝えていない。しかし、クラースには2人が背負っている宿命や、デリス・カーラーンが滅びの道を歩むようになったきっかけといったほとんどの事を伝えた描写がある。 アセリア歴4306年 チェスター・バークライト 時空戦士の1人で類い希な弓術の才を持つ、クレスの幼馴染みで無二の親友。ダオス戦役後は復興を遂げたトーティスの村(後のミゲールの町)の一角にある剣術道場で、戦争によって親を失った子供たちの世話をしている。 ミント・アドネード 時空戦士の1人で、神に祈りを捧げる事で癒しの力を行使する「法術(ほうじゅつ)」と呼ばれる力を使う法術師。現在はトーティス村の教会で人々をその法術の力で癒したり、悩み事の相談に乗ったりしている。 クレス・アルベイン 時空戦士の1人で、本編の主人公。現在は再興したトーティス村に剣術道場を開いて、剣術を教えている。 アセリア歴4354年 藤林すず 時空戦士の1人で、忍者の里に住まう里の頭領(*4)。弱冠11才ながらもその才覚は目を見張るものがあり、ディオ達が来る事やその理由といったものだけでなく、クルールの正体さえも初見で見抜いていた。 暗黒時空 ??? ディオとメルの正体を知る者。 評価点 重く、考えさせられるストーリー 全編を通してかなり暗く、重いストーリーが展開される。 だが、ただ暗いばかりではなく、その中でも様々な事を考えさせられるものになっている。後述するヴァルハラ村の移り変わり、頼まれごと、魔鏡を通じて垣間見る事の出来る時空戦士達の心、そしてそれに対する思いなど、シナリオ・ストーリー面の完成度の高さはシリーズ屈指だとするファンの意見も少なくない。 コミカルなシーンは徹底してコミカルに、ダークなシーンは人の心の暗い部分に容赦なく踏み込んでくる。パッケージや物語冒頭の雰囲気は、良い意味で裏切られることだろう。 『ファンタジア』本編の名言、「この世に悪と呼べるものがあるとすれば、それは人の心だ」というのを更に踏み込んだ「罪と罰」「欲望」「慢心」「憎悪」「差別」そして「狂気」といった「人間の内側」、そして「育つ環境、親と子」が本作のテーマであると言えよう。 続編として見ても秀逸 テイルズ オブ シリーズにおいては、続編として作られていながらも色々破綻してしまったものもある。だが、本作のシナリオに関してはまさしく『ファンタジア』の裏側を描いたとも言える内容となっており、この作品と本編を組み合わせる事で「『テイルズ オブ ファンタジア』という作品は完全なものとなる」との意見もある。 本編のキャラクターはあまり活躍せず、ゲスト出演程度の出番しかない。しかしその少ない登場で本編のキャラクターたちのその後の心境やダオスとの戦いについての考えが十分伝わるため、問題というよりむしろそれ故に本作の主人公たちのシナリオに集中でき、なおかつ本編のファンはイメージを崩すことなくプレイできると評する者も多い。 ただし本編のファンの中には、そのあまりの雰囲気の違い等の理由から、この作品を否定的に見る者も少なからず存在するのも事実で、この辺はやはり続編物として避ける事の出来ない宿命か。 親としてのプレイヤー ディオとメルの親となったプレイヤーはディオとメルの名前の変更だけではなく、プレイヤー自身の呼ばれ方も変えられる。名前で「○○さん」と呼ばせるのは勿論、「お父さん」や「お姉ちゃん」、さらに「偉大なる指導者様」、「ご主人様」と呼ばせることも可能。 また、第一部のみだが、ボスを倒すごとに双子がプレイヤーに問いかけてくる質問の答え方によって、「性格」の値が変化する。 上記の要素から本作はシリーズ中もっともプレイヤーと登場キャラクターの距離が近いと言われ、操作キャラクターたちに非常に愛着がわく。 ナレーターも高評価 ふしぎ ふしぎ。 キャラクターの動きだけではなく、キャラクターのその場の心の描写などを解説。 GBCの、本編と比べて少ない容量と小さなドット絵で表現しきれない描写を演出するための苦肉の策とも言えるが、まるで絵本を読んでいるようなテキストと挿入されるタイミングにより他のテイルズ オブ シリーズにはない独特の雰囲気を演出するのに成功している。(参考動画(ニコニコ)) GBCとしては頑張っている音楽 流石にSFC版やPS版の元の曲と比べるのは酷だが、それでも十分に曲の雰囲気は出ている為、GBA版『ファンタジア』のチープなPSG音のアレンジよりも良いという意見も多く上がっている。 本作オリジナルの「DARK MIND」「JUDGEMENT」等の曲の評価はかなり高い。 良くも悪くも力を入れすぎのおまけ要素 メインストーリーをクリアすると『ドルアーガの塔』のダンジョンが登場する。(参考動画(ニコニコ)) 流石に本家に比べ簡略化はされているものの、ダンジョンは全60階あり、更に途中で条件を満たしていないとZAPで飛ばされてしまうなど、雰囲気は出ている。 塔にしか出てこない多くのモンスターやクリア後のイベント、そしてエンディングロールもドルアーガの塔用に用意されており、良くも悪くも「おまけに力入れすぎ」と評されることも。 また、上述した「たのまれごと」だが、No.28だけは他のたのまれごと全てを解決しないと挑戦できない(*5)。このたのまれごとでは、とあるキャラクターがゲスト出演する。そのたのまれごとの内容もその人物らしいと評判である。 + ネタバレ注意。 登場するのは、PS版「ファンタジア」でも闘技場で乱入してきたリリス・エルロンである。 たのまれごとの内容も「リリスと戦って勝つ」事であり、たのまれごとのタイトルも「エンカウント!」と、ファンなら納得の内容である。 なお当のリリスだが、 言うまでもなく凄まじく強い。 問題点 戦闘関連 戦闘システムがアクション性の高い戦闘を売りにしているテイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近いものとなってしまっている。本作のプレイ人口の少なさの最大の原因と言っても過言ではない。 ハードスペック上仕方ない所もあるのだが、シリーズ通じての特色であるアクション性の高い戦闘システムではない、という点は言うまでもなく異色で、それ故に批判意見が集まっていると言える。 一応、部分でアクション要素がある事もあり、シリーズのリニアモーションバトルシステムらしい雰囲気を出そうと頑張っているのは解るのだが、やはり根底の仕様はどうしようもない。 本作の戦闘バランスはかなりタイトになってしまっている事もあり、「ストーリーは良いのに、(先が見たくても)戦闘がきつすぎる」という意見がよく上がる。 中でもラスボスはシリーズ最強ともいわれる程。 ものすごい威力の全体攻撃に加え、かなりの頻度で回復したり、防御を固めたりする。これだけでもかなり厳しいのだが、素早さが非常に高いため、ディオ達の素早さが低いと連続行動を許してしまう。場合によっては、最大レベルであってもまともな方法で倒すにはかなり運の要素が絡む。 ただし、ディオ達を計画的に育成した場合は、それほど強敵ではない。ディオ、あるいはメル1人だけでラスボスを倒すことも十分可能である。 そうでない場合、後述するある種の救済措置である「バキュラ戦法」に頼らざるを得なくなり、長期戦が確実となる。 クルールは上述通り『友達・忠実・野生』の3つの姿があるが、敵の攻撃が苛烈になる後半は、HPと攻撃力が高く、様々な属性攻撃を使える『野生』1択になりがちである。また、本作では属性攻撃を弱点とする敵が多い。 『友達』はTPこそ多いがHPがかなり低い為、終盤では下手をすると雑魚戦でもクルールに攻撃が集中すると1ターンで戦闘不能になることすらありえる。 コスチューム関連 レベルアップの際に着ていたコスチュームに応じて能力の増減に影響があるため、コスチュームの運用方法によっては能力が偏ったり、器用貧乏になってしまい、場合によっては一層攻略が難しくなってしまう。 キャラクターのレベルとは別に、着ているコスチュームをマスターするために必要な、いわばコスチュームの経験値である「コスチュームポイント(CP)」という概念がある。 CPが溜まるとそのコスチュームで特技を使えるようになるほか、マスターした種類のコスチュームは合成して新しいコスチュームを作る「オーダーメイド」に使えるようになる。 たいていの上位コスチュームは着用条件として、下位のコスチュームをマスターしておく必要があるが、それだけではなく「人生経験」が設定された数値以上無いと着られないようになっている。コスチュームを1種類マスターすると人生経験の値が1上がり、上位のコスチュームを着るには多くのコスチュームをマスターして人生経験を積む必要がある。 従って、コスチューム育成と同時にディオ達のステータス成長にも気を配る必要があるため、管理が難しくなってしまっている。 強力なコスチュームを着られるようにするには、基本となる様々なコスチュームをマスターしなければならないため、この問題が厄介なものになっている。 実戦運用を見越したレベルアップを考慮しすぎてコスチュームをいくつかに固定させてしまうと「人生経験」が上がらず、強力なコスチュームを着ることが出来なくなる。 かといってコスチュームマスターを優先すると、特技が解放されたマスター済みのコスチュームはすぐに着替え、未マスターのコスチュームを戦闘で運用することになる。また、高い能力成長補正を持つコスチュームに固定せず様々な種類でレベルアップしていると、能力が伸び悩んだままにもなりかねない。任意でレベルアップをさせることが出来るならまだしも、勿論そんな事が出来る訳はない。 なお、コスチュームを着替えるには、コスチュームケースがある場所に戻るか、消費アイテムが必要。 実戦運用が難しくなってしまうと「バキュラ」のコスチュームをディオまたはメルに着せてボスのTP(*6)が尽きるのを待つ「バキュラ戦法」以外に道が無くなってしまう。 もっとも、育成が上手く行っても最終的に着せるコスチュームは、ディオは高い攻撃力と圧倒的な速さを持つ上に魔法全般耐性まで持つ非常に強力な「忍者頭(にんじゃがしら)」、メルは高性能な回復技と魔法全般耐性を持つ「ミント」の組み合わせ、のほぼ一択。 これらのコスチュームを手に入れてからはあらゆるコスチュームが下位互換となり、「好きなコスチュームを着てダンジョンを攻略」という自由度が大幅に減少してしまう。 + バキュラとそのコスチューム及び、バキュラ戦法について 元はナムコのシューティングゲーム『ゼビウス』に登場する敵で、256発打ち込めば破壊出来るという都市伝説(*7)をネタにしたコスチューム。 着るとHPが強制的に256になってしまうが、如何なる攻撃でも1しかダメージを受けず、また、本作では敵も特技を使う時にTPを消費する仕様になっており、どの敵もバキュラを破壊出来る256発も特技を使えない(その前にTP切れを起こす)ために、他の仲間が力尽きてもバキュラで敵のTP切れを待って、その後で仲間を復活させて一気に攻め掛かるという戦法を取る事が出来る。 つまり、育成失敗して能力的に問題のあるキャラクターとなってしまった場合は、雑魚はともかくボス敵に関してはこれを着せて壁役に徹底させるしか無くなってしまうということ。 なお、前述したクリア後のおまけダンジョン「ドルアーガの塔」では、ディオは「ギル」メルは「カイ」のコスチュームでないとドルアーガと戦えない為、この戦法は使えない。 最も「ギル」のコスチュームは性能がかなり高く専用技も強力なので問題はない。敢えていうならドルアーガの攻撃が苛烈なせいで、メルとクルールはすぐやられてしまうので、ディオVSドルアーガのタイマンになりがちではある(*8)。 育成に関しては、このゲームでもっとも大切なパラメータである素早さの成長を考え、レベルアップ直前に「忍者頭」や「すず」に着替えさせる事が多い。ディオに関しては全パラメータの高成長を促せる為に「ダオス(*9)」にするケースもある。 いずれにせよ、レベルアップ直前にいちいち着替えるのはかなり面倒なのだが…。 従来のシリーズのようにリニアモーションバトルであれば、偏りすぎたステータスも多少プレイヤーのテクニックでカバーできたかもしれず、また他のコスチュームより弱いコスチュームでも操作性によっては十分楽しめたであろう事を考えると、これもまた本作のターン制という戦闘システムにより発生してしまった問題といえる。 余談になるが、このシステムに対しての批判があったためかは不明だが、『なりきりダンジョン2』と『同3』ではコスチュームごとのレベルに育成要素が一元化されるようになった。 鬱要素がある 本作を指して鬱ゲーとする意見がかなり多い。 鬱要素としてよく上がるのが本作のシナリオ第二部・ヴァルハラ村・悪徳商人ボエボエ・魔鏡イベントである。 公式サイトやパッケージなどを見る限りでは、これ程陰鬱な気分になる要素があるゲームにはおよそ見えず、ギャップ故に余計にトラウマになってしまった、というプレイヤーも多い。 また、本作の文章はゲームの容量、あるいは画面の解像度の問題もあるのだろうが、基本的にひらがなとカタカナで構成されている。 その中でも一部の字と「死」のみは強調して漢字で表記してある他、本作の鬱要素は人の死だけでなく、今生きている人の心の弱さ、脆さ、醜さといった人間の裏の部分を抉り取るように演出している。 + 各イベントの大まかな概要 シナリオ第二部 ネタバレ防止のため深くは記述できないが、13歳の子どもにはあまりにも厳しい試練と現実がある。 過去ヴァルハラ村 ヴァルハラ村は戦争で肉親を失ってしまった者や、各地で虐げられ、追いやられてしまった者が集う村である。それ故に雰囲気は非常に重苦しく、人間のどす黒い部分も見られる。特に死を望む男、妻と息子を亡くした老人、頼まれごとに登場する発狂した少女は多くのプレイヤーの心に残った(トラウマになったという者も)。そして約100年後、途端に裕福となったこの村の人々は金の亡者となり心の中が貧しくなっていく。なんともリアルで汚い人間の心を描いている。 悪徳商人ボエボエ かなりの鬱イベントで、救われない人の業を描いている。ある意味本作のもう1つの本編である。本作だけではなくテイルズ オブ シリーズ全体を通して見ても屈指の完成度と重厚なシナリオを誇るサブイベント。まさに本作の鬱要素、プレイヤー(親)から受けるディオとメル(子ども)への影響、ヴァルハラ村を表現しているイベントである。ちなみに、この「ボエボエ」という名前もあくまでデフォルトの設定であり、実は変更が出来る。良くある「名前を入力して下さい」というものとは違うナビゲーションメッセージが名前を入力する際に表示されるのだが、これまた色々な意味で強烈に印象に残るものになっている。しかも、イベントの内容が内容なので余計に複雑な気分になる。 + ボエボエの名前設定時のナビゲーションメッセージ。ネタバレ(?)注意。 「あなたがおもう、いやな人のなまえは?」 魔鏡 こちらもネタバレ防止のため深くは記述はできないが、一部の本編キャラクターのストーリーが鬱すぎるとの意見が多々ある(チェスター、アーチェ、すずが特に言われている)。ちなみに、このイベントの内のチェスターのものの中で出て来る誤字(にどど(*10))は批判を浴びており、イベントの内容が内容だけにネタにして笑い飛ばす事も出来ないというのが追い打ちになっている。 哲学的な問い 第二部から登場するボスキャラクター、魔鏡イベントでのとある男女のテキストが非常に哲学的である。 他のRPGでも哲学的な問いや発言は存在するのだが、本作の場合、問題は登場キャラクター達がそれに対して明確な答えや見解、解釈を示さないため、必然的にその問いに対する回答や解釈は完全にプレイヤー依存となる。 しかもそれらの哲学的な質問はいくら議論しても答えが出ないような難解なものばかりで、多くのプレイヤーが悩まされた。 そこまでの難題を示すのならば、せめてなにか指針のようなものは欲しいという意見が出るのも無理はないが、この作品は全体を通して「答えは自分で考えろ」というスタイルであり(本編もその傾向がある)、自分で考えることにこそ意味がある。 総評 ストーリーの重さで言えば恐らくはシリーズでも1,2を争うものであり、そういった意味でも異質な作品である。 そのシナリオは深く練り込まれており、人のダークな面も含めた描写はもはや見事の一言で、続編として見ても『ファンタジア』を見事に補完している傑作である。 『ファンタジア』のシナリオやキャラクターに深く触れず、新たに判明していく謎、本編で特に触れられなかった物語をメインにした外伝的なスタンスは『ファンタジア』のファンにもおおむね好意的に受けいれられたが、もちろんそうではないファンもいるのは事実である。 全編を通じての「過去の罪」と「純粋な心」という、関連性のなさそうな2つのテーマが上手くシナリオに噛み合っている。 そして、リアルな人物描写故に考えさせられる所も多い。ヴァルハラ村やボエボエのイベント等、RPGの肝であるシナリオ・ストーリーに関しては、暗く重いものが受け付けないといったような事がなければ十分にプレイヤーを引き込めるものとなっている。 ストーリーだけでなく、独特な言い回しのナレーターや、親としてゲームに参加できるシステムなど、他のテイルズ オブ シリーズにはない面白さも持ち合わせている。 それだけに、ハード性能の問題もあるとはいえ、テイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近い戦闘システムになってしまっている事やシビアすぎる戦闘バランスといった要素が惜しまれる。 本作を評価する上での定番となっているのが「戦闘システムがリニアモーションバトルシステムだったら文句なしなのに」といったようなもので、それ故に戦闘システムを改良したリメイクを望む声も多く出る事になった。 その後 ファンのリメイクを望む声に応えてか、2010年8月5日にPSP用ソフトとして『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)』が発売された。 戦闘システムはシリーズおなじみのリニアモーションバトルになり、一部の要素が賛否両論あるものの、おおむね高評価を得ている。 だがそれ以外の点…特にシナリオやキャラクター面は、本作のダークな面の描写などを必要以上に改変・削除してしまい、不自然な迄に軽い作風にされてしまった。 それどころか、開発陣の趣味嗜好を無理やりぶち込んだとしか思えない、お粗末な新設定や新キャラによる原作レイプと言わざるをえない状態に。 また、原作どころか大元の『ファンタジア』のシナリオ展開にまで重篤な悪影響を及ぼしているものまである始末である。 本作オリジナル曲がすべて差し替えられているなどといった点も含め、完成度は低く、シリーズファンからは専ら黒歴史認定されており、人によっては腫物や 特級呪物 のような扱いをされる事となってしまった。 原作発売時に生まれていなかったプレイヤーや原作未プレイのプレイヤーによって、内容が別物レベルで異なる原作なりダンとなりダンXが一緒くたにされてしまったことで、「なりダン許すまじ」との声が生まれてしまった点は残念なことであろう。 できることなら、原作なりダンを何らかの形で配信してプレイしやすい状態にするか、改めてまともなリメイクを発売してほしいところである。 余談 本作のシナリオを手がけたライターの新免G之進(しんめんじーのしん)氏は、メインストーリークリア後に入れるスタッフルームにおいて「この作品の主人公は、実は…○○○です。」と、ディオ達が本作における本当の意味での主人公ではないとしている。 実際に誰を主人公としているのかは敢えて伏せさせて頂くが、クリアした上でそれを聞くと確かに納得がいくものとなっている。 また、同時に「本作は『ファンタジア』の続編であるけれど、ここで描かれた物語はあくまで「可能性の1つ」でしかなく、本当の『ファンタジア』の続編はプレイヤーがそれぞれに思い描くものです。」(意訳)とも発言している。 実際の内容も非常に優れているが、公式という立場でありながらプレイヤーの想像の余地を奪わず、また、プレイヤーの思い描く想像を否定しないスタンスを示したことは高く評価されている。 勿論、これで内容がお粗末であれば「ただの逃げでしかない」と批判されてしまうのは言うまでもなく、ライターのシナリオへの強い自信が垣間見える。 そして本作シナリオがライターの自信に応えうるだけの逸品であるというのは、各所のコミュニティやレビューサイトにおいてシナリオ面への批判がほぼ見られないという事実が示す通りである。