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平松 正樹(ひらまつ まさき) 概要 「テイルズオブリバース(TOR)」のシナリオライター。 「テイルズオブシンフォニアラタトスクの騎士(TOS-R)」では脚本を担当した(原案と監修は、実弥島巧が担当している) 「テイルズオブベルセリア(TOBe)」では山本尚基と共にシナリオに参加。サブシナリオライター及びチャット演出を務めた。 その他作品 「劇場版 空の境界」脚本 「魔法少女かずみ☆マギカ〜The innocent malice〜」原作 「BLEACH 千年血戦篇」アニメ脚本 「街 〜運命の交差点〜」ゲームシナリオ脚本、監督 など
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テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア 【ているず おぶ ざ わーるど れーう゛ ゆないてぃあ】 ジャンル シミュレーションRPG(シリーズ内ジャンル名 新たな絆のシミュレーションRPG) 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ジュピター 発売日 2014年10月23日 定価 5,627円 プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 なし ポイント 薄い内容テンポの悪さは改善なしファンディスクとしてはそこそこ テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 テイルズ オブ シリーズのキャラクターが共演するスマートフォン用シミュレーションRPG『テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン』のニンテンドー3DS移植版。 移植にあたり、メインシナリオのフルボイス化、参戦キャラやストーリーの追加が行われている。 内容は、夢の世界「レーヴァリア」にシリーズキャラクターが記憶喪失の状態で召喚され、元の世界に戻るため戦っていくというもの。 + 登場キャラクター一覧 出典 登場キャラクター(太字は主人公) テイルズ オブ ファンタジア クレス / すず / ダオス テイルズ オブ デスティニー スタン / リオン テイルズ オブ エターニア リッド / メルディ テイルズ オブ デスティニー2 ロニ / ハロルド テイルズ オブ シンフォニア ロイド / コレット / ゼロス / プレセア テイルズ オブ リバース ヴェイグ / アニー テイルズ オブ レジェンディア セネル / ノーマ テイルズ オブ ジ アビス ルーク / ティア / ガイ / ジェイド / ナタリア テイルズ オブ ザ テンペスト カイウス / ルビア テイルズ オブ イノセンス ルカ / スパーダ テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- エミル / マルタ テイルズ オブ ヴェスペリア ユーリ / エステル / フレン / ジュディス / リタ / レイヴン テイルズ オブ ハーツ コハク / ヒスイ テイルズ オブ グレイセス アスベル / ソフィ / シェリア テイルズ オブ エクシリア ジュード / ミラ テイルズ オブ エクシリア2 ルドガー / ユリウス システム オーソドックスなシミュレーションRPGで、キャラクターごとにターンが周ってくる。 特定のキャラクター同士には「好感度」が設定されており、同じマップに出撃させたり隣接して行動させたりすると上昇する。好感度が一定値に達すると「好感度会話」が発生し、戦闘が有利になる効果が現れる。 攻撃時、自分もしくは敵に術技を発動できる範囲にいるキャラクターに「援護」を要請することで、同時に攻撃したり、攻撃と回復を同時に行うといったことが可能。 評価点 これまでの共演作品では、出典が同じキャラクターはゲーム開始時点で知り合いであることが多かったが、本作では兄弟ですら記憶喪失により実質初対面であるため、新鮮な人間関係が見られる。 好感度会話も意外なキャラクター同士が設定されており、本作独自の組み合わせの会話も飽きさせない。 スマートフォン版では「記憶の欠片」を集めて術技やスキルに変換し習得するというシステムだったが、何に変換されるかは完全にランダムで、運が悪ければゲームクリアに至っても強力な術技「秘奥義」を誰も覚えていないという事態すら発生し得た。3DS版ではスキルは戦闘で得られるスキルポイント、術技はレベルアップにより習得できるようになり、ランダム性は消滅した。 問題点 戦闘のテンポが悪い。スマートフォン版からの問題点がそのままになっている。 解像度の違いから、グラフィックがやや劣化している。(*1) スマートフォン版にあった術技が一部削除されている。各キャラが使用できる術技は通常攻撃と秘奥義を含めて9~10に統一された。 キャラクターについて 最早共演作品では恒例になってしまったが、各作品間で人数の差が非常に大きい。具体的には、『ヴェスペリア』は6人、『アビス』は5人、『シンフォニア』は4人、『ファンタジア』・『グレイセス』は3人で、残り11作品は2人。偏り具合も『レディアント マイソロジー』や『テイルズ オブ バーサス』から殆ど変わっておらず、『グレイセス』以外では相変わらず露骨に藤島康介デザインのキャラクターを優遇している。 しかしスマートフォン版では残り11作品のうちの8作品と『ファンタジア』は1人だった(*2)ため、これでも改善されているのである。今回の移植では、スマートフォン版で1人以下しか出演していなかった作品からのみキャラが追加され、全作品最低2人が出演することとなった。 『バーサス』で散々批判され『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』で改善された「主人公がいない作品がある」という点が復活してしまっている。 キャラクター選定も今迄のクロスオーバー作品と似たり寄ったり……というか、『エクシリア』・『エクシリア2』以外の面子は全て『レディアント マイソロジー3』と重なっている。これは『レディアント マイソロジー3』のグラフィックを流用していることに起因する。本作は独自の会話が多いとはいえ根本的な部分は同じなので、いい加減食傷気味なプレイヤーも居る。 スマートフォン版でダウンロードコンテンツとして登場していたキャラクターは、加入必須でないため仕方ない部分もあるがストーリーにほとんど絡まない。時折セリフが挿入される程度。 新ストーリーは既存ストーリーの裏側を描いたものであるが、既存ストーリーと合流したところで後味の悪いままぶつ切り終了。内容もかなり短い為、ボリュームに箔がつききったとは言い難い。 総評 スマートフォン版からの改善点は確かにあるものの、元の内容が薄いのに追加要素が少ないことに問題があり、腰を据えて長期間やり込めるようなボリュームはない。 3ヶ月後にシリーズ最新作の『ゼスティリア』が控えていたことや、注目度の低いスマートフォン用ゲームの移植ということから話題に上りにくく、 自分でキャラクターを動かす戦闘が魅力のシリーズなのにそれができないSRPGということで評判もよくないが、 キャラクター同士の関係は今までの共演作品にはないものであるため、それらに飽きたのであればやってみても良いかもしれない。 余談 『ユナイティア』というタイトルは、元々新作のタイトルとしてユーザー間で噂になっていたものであり、あまりに広がりすぎた結果公式自ら否定する事態となった。今回そのタイトルが本当に採用されることになったが、噂との関連は不明(『テイルズ オブ ユナイティア』という名称自体は2008年に商標登録されている)。 『エクシリア2』からはルドガーとユリウスが参戦しているが、スタッフがインタビューで「ユリウスを出したいからルドガーを出した」という旨の発言をした事が問題になった。言い換えれば主人公であるルドガーをユリウスを出すためだけに登場させた、という事であるためタチが悪い。更に言えば原作におけるユリウスはNPCであるため、なぜプレイヤーキャラクターを差し置いて……ということである。 本作の発売後の2015年1月に『タクティクス ユニオン』はサービスを終了している。
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シルバーサークレット(しるばーさーくれっと) 概要 シンフォニアから登場したサークレット系の頭防具。 登場作品 + 目次 シンフォニア イノセンスR ヴェスペリアハーツR エクシリア エクシリア2 TOPなりきりダンジョンX 関連リンク ネタ シンフォニア 身につけると集中力が増すという銀のサークレット サークレットの一種。防御力+9、知力+2。 フラノールの防具屋で2000ガルドで買える他、テセアラベースで拾える。 分類 サークレット 備考 - 防御力 9 属性 - 買値 2000 売値 1000 特殊効果 知力+2 装備者 コレット・リフィル・しいな・プレセア 入手方法 店 フラノール・武器・防具屋(前半) 拾 テセアラベース ▲ イノセンスR 銀製のサークレット。魔法との相性がよく魔法面への効果が高い ▲ ヴェスペリア 銀製のカチューシャ。魔法との相性がよく魔法面への効果が高い サークレットの一種。物理防御力+48、魔法防御力+32。 マンタイクの店で1550ガルドで買える他、カドスの喉笛とコゴール砂漠で拾える。 No. 707 分類 サークレット 物理防御力 48 魔法防御力 32 属性 - 備考 - 買値 1550 売値 775 装備者 エステル・リタ・ジュディス・パティ 入手方法 店 マンタイク 拾 カドスの喉笛コゴール砂漠 合 銀鉱×2デズエ砂鉄×2マンドラゴラの瞳×2しびれ粉×1(Lv.12:775ガルド) ▲ ハーツR 銀製のサークレット。魔法との相性がよく魔法面への効果が高い ▲ エクシリア 銀製のカチューシャ。精霊術との相性がよく術面への効果も期待できる。 女性用の頭防具、サークレットの一種。物理防御力+95、魔法防御力+133。 Lv16以上の防具屋で買える。 分類 サークレット 防御属性 - 物防 95 魔防 133 買値 1590 売値 556 特殊効果 - 装備者 ミラ・エリーゼ・レイア 入手方法 店 防具屋:Lv16以上 ▲ エクシリア2 銀製のカチューシャ。精霊術との相性がよく術面への効果も期待できる。 ▲ TOPなりきりダンジョンX 作中説明 帽子の一種。物理防御力+14、術防御力+14、詠唱速度+1。 AC.4306のユークリッドの都の店で5700ガルドで買える。 No. 020 分類 サークレット 物防 14 術防 14 敏捷 0 属性 - 買値 5700 売値 2850 特殊効果 詠唱速度+1 装備者 ディオ・獣操系・精霊系・降魔術士メル・法術系・詩人系ロディミント 入手方法 店 AC.4306ユークリッドの都 ▲ 関連リンク 装飾品:シルバーサークレット ▲ ネタ 名前は「銀のサークレット」という意味。 ▲
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PSP所持タイトル一覧(50音順) ※×〇は所持数 2014 7/24現在 81本 ダブリあり83本 .hack//LINK AKIBASTRIP AKIBASTRIP+ B-BOY BLUE ROSES~妖精と青い瞳の戦士たち~ KARAKURI-カラクリ- R-15ぽーたぶる The 3rd Birthday THE どこでも推理 TIGER BUNNY オンエアジャック! ToHeart2ダンジョントラベラーズ アイシールド21 ポータブルエディション イースⅠ Ⅱクロニクルズ イースVS空の軌跡オルタナティブ・サーガ イース-フェルガナの誓い-×2 イレギュラーハンターX ヴァルキリープロファイル -レナス- うみねこのなく頃にポータブル2 ガチトラ!~暴れん坊教師inHigh School~×2 カプコンクラシックコレクション カプコンクラシックコレクションリミックス クイーンズゲイト Spiral Chaos クライシスコアファイナルファンタジーⅦ グラディウスポータブル グランナイツヒストリー クレイジータクシーダブルパンチ けいおん!放課後ライブ!! コープスパーティ2Uサチコの恋愛遊戯 コープスパーティBook of shdow コープスパーティブラッドカバーリピーティッドフィアー コンセプション俺の子供を産んでくれ! ジカンデファンタジア ソウルキャリバーBrokuen Destiny ダンボール戦機 ツインビーポータブル ディシディアファイナルファンタジー テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2 テイルズオブバーサス とびだせ!トラぶる花札道中記 ドリームクラブポータブル パロディウスポータブル ファイナルファンタジーⅣコンプリートコレクション ファンタシスターポータブル ファンタシスターポータブル2 フェイト/タイガーころしあむ プリニー~オレが主人公でイイんスか?~ ブレイジングソウルズアクセレイト ブレイズ・ユニオン ぼくのなつやすみ4 ほしがりエンプーサ Portable みんなのGOLFポータブル メタルギアソリッドポータブルOPS モンスターハンターポータブル2nd モンスターハンターポータブル2ndG モンスターハンターポータブル3rd ラグナロク~光と闇の皇女~ ルミネス ロックマンDASH ロックマンDASH2 ロックマンロックマン ワイルドアームズ クロスファイア 家庭教師ヒットマンREBORN!バトルアリーナ 快盗天使ツインエンジェル~時とセカイの迷宮~ 怪盗天使ツインエンジェル~時とセカイの迷宮~ 海腹川瀬 ポータブル 極魔界村 改 銀河お嬢様伝説コレクション 初音ミク Project DIVAextend 初音ミクProject DIVA 絶体絶命都市3 絶対ヒーロー改造計画 戦律のストラタス 大空軍 探偵オペラミルキィホームズ 探偵オペラミルキィホームズ2 天誅 忍大全 舞HIME 魔法少女リリカルなのはA s 勇者30 勇者30SECOND 零超兄貴
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テイルズ オブ ファンタジア 【ているず おぶ ふぁんたじあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 48MbitROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 ウルフチームナムコ 発売日 1995年12月15日 定価 11,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) 判定 良作 ポイント 豪華声優陣によるキャラクターボイスボーカル付きの主題歌搭載勧善懲悪で終わらない奥深なストーリー魅力的なキャラクター達斬新な戦闘システムシリーズ初出にして屈指の高難易度 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 キャラクター紹介 特徴・評価点 賛否両論点 問題点 その他のゲーム内容について 総評 商品にまつわる裏話 この世に悪があるとすれば、それは人の心だ 概要 ナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)の看板RPG、テイルズ オブシリーズの第一作目。 SFC後期に発売されたRPGで、アクションゲームさながらのリアルタイム戦闘システムである、リニアモーションバトルシステムや48メガの大容量を活かして、キャラクターのボイスや主題歌「夢は終わらない」をストリーミング再生で流し、キャラクター面でも『逮捕しちゃうぞ』等で有名な藤島康介によるキャラクターデザインなど、気合十分な作りでゲーマーから高い評価を得た。 キャラクター紹介 + 長いので収納。 重大なものはないが、若干のネタバレを含むので閲覧注意 。 ※本作でパーティキャラクターとなるキャラクターに関してのみの紹介をするが、一部PS版以降の内容も含める。その際はPS版以降での設定であることが解るように表記する。 また、SFC版の描写やキャラ設定などと噛み合わない個所以外の一部はキャラクターの背景を説明するため、PS版のファミ通攻略本に記載された内容を一部手を加えて表記している。 クレス・アルベイン 本作の主人公で、アルベイン流剣術を使う剣士(*1)。 トーティス村のアルベイン流剣術道場の主ミゲールとマリアの子で、大平の中父から剣術を学ぶ傍ら友であるチェスターと狩りに勤しむ日々を過ごし、村の皆からも慕われ、チェスターの妹アミィからは密かに想いを寄せられ…と、誰もが羨む年頃の充実を謳歌していたが、父ミゲールから託されたペンダントを狙った軍隊に村が攻め滅ぼされた事で、突如平和は崩壊する。 自身の不在中に両親はおろか村人全員が殺められ、身を裂かれるような悲しみと皆を守れなかった悔しさ、果てしない復讐心と共に旅立ち、ペンダントの秘密と時空を跨いだ壮絶な戦いに身を投じていくこととなる。 剣だけでなく槍や斧なども使いこなす典型的な近接戦闘タイプ。SFC版の本作では唯一の前衛キャラで(他は全員後衛や補助専門)、彼の存在無くして本作の戦闘は成り立たないので、装備や技編成は念入りに行う必要がある。 後述する優しい性格が長所であると同時に短所でもあり、その優しさが仇となって戦いにおいても太刀筋を鈍らせてしまうと言ったこともあるため、自分が一人の人間・剣士として未熟であると思っている。 だが、剣の師でもある父・ミゲールの師であるトリスタンからは「大器晩成」と評されており、その通り冒険の中でその類い希な才覚を開花させていくことになる。 PS版では特定の条件を満たすことで聞けるフェイスチャットの中でチェスターに「父親を越えたんじゃないか?」と指摘されるものの、クレスはそれを否定する。これは単なる謙遜ではなく、自身の精神面をも総合した実力を客観的に顧みた自己評価であり、自身の力に奢ることなく真っ直ぐ見つめ続ける心構えは、真なる剣士としての才能とも言えよう。またPS版以降追加されたイベントでは父親が究極奥義『冥空斬翔剣』を教える夢を見て、クレスも条件次第で『冥空斬翔剣』を使えるようになるという物がある。 普段はとても優しく温厚なため周囲に流されがちだが主張するべき所では易々とそれを譲らず、いざ敵との戦いに及べば勇猛果敢に挑みかかる熱血漢の側面を見せる、一癖ある主人公の多いシリーズでは意外と珍しい正統派熱血主人公。 ただし、ダオスに関してだけは自分の故郷を滅ぼされ、両親を殺されたことへの憎しみが強いためか、怒りを露にする場面もある(*2)。 礼儀正しい所もあるため目上の人間には敬語で話すが、年上でも自分に年齢が近ければ気さくに話す。 シリーズでは数少ない一人称が「ぼく」(PS版以降は「僕」)の主人公。 担当声優は『ドラゴンボール』シリーズのトランクスを演じる草尾毅。 本作未プレイのプレイヤーからは「ダジャレ好き」と思われがちだが、実際はなんとない発言が図らずもダジャレになってしまった(*3)ものであり、彼に関してのネタとして定番となっている「ダオスをだおす(倒す)」といったネタは全てPS版以降のもの。 後のお祭り作品や予約特典DVDなどではそれらがやたら誇張して使用され、空気の読めないダジャレ好きにされているため、本作のファンからは反発も出ている。良リメイクとして名高いPS版でも、彼の意図的なダジャレについては批判的な目線で見られる事も。 ミント・アドネード 本作のヒロインで、神に祈りを捧げることで癒しの力を使うことの出来る「法術(ほうじゅつ)」と呼ばれる力を使える女性。SFC版の幼げな声を聞くと信じ難いかもしれないが、クレスより1つ年上。 本作では術による回復手段を一手に担っており、攻撃手段は持っている杖による物理攻撃(*4)しか無いものの、サポートとして重要な役割を持っている。 村を滅ぼされたクレスは伯父・オルソンを頼るも裏切られ、投獄される事になってしまう牢屋の中で彼女と出会う。 牢獄から脱出した際に失くした(と思われていた)ミントの母の形見のイヤリングは、プレイヤーも忘れかけていた終盤に意外な形で巡り合う事となる。 激しい自己主張はしないが言うべき事ははっきりと言う積極的な性格で、特に恋愛に関しては強い関心を持っているため、サブイベントの「ナンシーとエルウィン」ではクレスはおろか、2人を引っ張っていく所もある。 PS版以降では声優が本作のこおろぎさとみから岩男潤子に変更となったのと合わせ、性格も物静かでおっとりとした性格となり、言うべき事は言うが基本的にはお淑やか。 因みにこの変更、本作においてアーチェ役のかないみかとの声質が似ているため、戦闘中でダメージを受けた時に「どちらが攻撃を受けたか解らない」と言うやや間抜けとも言えるような理由であったりする。 余談になるが、GBA版ではあるアイテムを入手することで岩男版とこおろぎ版のボイスを選択出来るが、こおろぎ版のボイスは本作の流用ではなく、PS版のミントに合わせた新録となっているため、本作のミントのボイスに比べると違和感が強い。 更に余談だが、(製作元でも混同していたのか、単純な誤植かは不明だが)発売前の広告では「ミント かないみか アーチェ こおろぎさとみ」と、逆になってしまっているものが存在する(参考)。 直接キャラクター描写とかかわる点ではないが、彼女の設定として「太りやすいので肉は食べない」というのがあったりするが、当時のナムコの知識不足なのかは解らないが、実際の彼女の設定の身長と体重ではむしろ飢餓状態を疑うべきレベルになってしまっている。 因みに、身長 162cm、体重 42kgとなっている。この場合のBMIは16とかなり低い数値となる(*5)。 PS版で実は胸が大きいと言うことで「ボインちゃん」なる称号を得られるが、上の状況を鑑みるに完全にあり得ないレベルになってしまっているため、一部でネタにされている。 初登場が牢獄の中だったので、一時的に痩せていた可能性アリ。 チェスター・バークライト クレスの幼馴染みで親友。類い希な弓の実力を持つ。クレスの剣とチェスターの弓でトーティス村の南にある森で狩りをすることが彼らの日常であった。 両親を早くに亡くし、一人残った肉親である妹のアミィを守るため社会に揉まれて生きてきたこともあって、普段は物事に対し斜めに構えた皮肉屋な面もあるが、根はクレス同様に真っ直ぐな熱血漢である。 幼少期からの環境もあって、チェスターはアミィを守るためにどんな仕事も死に物狂いでこなし、決して盗みなどの悪事に手を染めることはなかった。 それは、自分がそんな悪事に手を染めればアミィを悲しませること、果ては彼女自身を汚すことにもなってしまうと考えたからである。今の自分があるのはアミィのおかげであると強く信じており、一人の肉親として以上の愛情の念を持っている。そのため、村を滅ぼした挙げ句、間接的とは言えアミィを殺したダオスに対する憎しみはクレスにも比肩するほど。 この設定もクレスのダジャレ同様にお祭り・外伝作品では矢鱈とネタ扱いされており、『レディアントマイソロジー』ではただのロリコンにされている。元々ギャグ要素なクレスのダジャレ関連の誇張と異なり、批判意見が殆どを占めている。 『なりきりダンジョンX』に至ってはこれらの背景を嘲笑うかのようなスキット(*6)が追加されたため、マイソロの件を含めて強い反発が上がっている。 序盤でパーティから離脱し、再加入は中盤の終わり頃と遅いため、クレス達とのレベル差が20後半~30になることも。 SFC版では上記のレベル差に加え、戦闘に参加しないと経験値が得られないためレベル上げに苦労する。また、技を一切修得しないため攻撃手段は通常攻撃(矢の単射)のみとなり、かなり地味に見える。しかし、再加入後に入手できる弓全般の攻撃力が極端に高く(*7)、レベル上げや装飾品で耐久力を補えば優秀な狙撃役となってくれる。 PS版以降では弓全般の攻撃力が低下した反面、技の実装により手数や面制圧力を得た。育成面についても、戦闘に参加せずとも経験値が得られる上に、修行イベントでレベル差をいくらか埋められるようになった。 PS版のチャットおよび称号システムの実装に伴い、以降のシリーズで脈々と受け継がれることになる不名誉な称号「スケベ大魔王」の初代取得者となるが、以降のシリーズの取得者が誤解や濡れ衣(一部自爆もあるが…)であったりする中で、彼だけは忍者の里で自ら女風呂を覗いたりするため「初代にして真性」と言われることも。 PSP版(フルボイスエディション・クロスエディション共に)ではこのイベントにもボイスが付き、担当声優の伊藤健太郎の怪演もあってただでさえ強烈なインパクトがあるこのイベントを更に強く印象付けている。 ちなみに本作のみ担当声優はクレスと同じ草尾毅となっている。 クラース・F・レスター クレス達の時代から約100年前のユークリッド村で助手であるミラルド・ルーンと共に召喚術を研究している学者。クレス達から一回りくらい年上であることもあって、対外的なリーダー格となっている。 気難しく偏屈…と言うよりも人間嫌いを感じさせるほどで、初対面のクレス達に対しても冷たくあしらうが、ミラルドの協力もあって、彼の召喚術の研究に協力することと引き替えに力を貸すという条件でクレス達の仲間に加わる。 PS版では人間嫌いを感じさせるほどの冷たさはなくなっており、そもそもの設定の気難しく偏屈な性格というのが当てはまるようになっている。 また、仲間に加わった後は初対面で見せた冷たさはなりを潜め、むしろ気さくに話をするようになる(*8)。 PS版以降では一人称は「私」で統一されているが、本作ではかしこまった場では「私」だが、それ以外では「オレ」となっている。 魔術に憧れ、そして長い研究と苦労の果てにようやく召喚術を習得したこともあり、天性の才能で魔術を操ることの出来るエルフに対しては強い劣等感を抱いている。 本作のパーティキャラクターであるアーチェも混血ではあるものの魔術を操ることが出来るが、作中でそれに対して劣等感などの要素を匂わせることはしない…が、PS版で追加されたフェイスチャットの中にはエルフ嫌いを匂わせるようなもの(*9)もある。 ただし、アーチェに対してはフェイスチャットの一部で魔術が使えないことを拗ねるかのような言い回しはするものの強くは匂わせず、むしろ良き保護者といった面も見せたり、逆に振り回されたりしている。 研究に没頭するあまり、生活能力が皆無で日々の食い扶持はミラルドの執筆した書物などの印税であったりする。しかし、料理の腕だけはかなり高い部類に入る。 ミラルドには性格も知り尽くされているせいか手玉に取られてしまい、PS版以降では「しりにしかれマン(尻に敷かれマン)」という称号を初期から持っていたりする。 何だかんだでクラースもミラルドに強い信頼を寄せて愛情を抱いているものの、照れ隠しか人前では「助手」と言い張っている…が、周囲からはバレバレだったりする。 その為に決戦前夜では精霊・オリジンの力とエターナルソードの力を借りて、過去の世界でクラースの帰りを待ち続けるミラルドの姿を見ると言う一幕も。 料理が得意というのは、CVの井上和彦がアニメ版「美味しんぼ」で主人公・山岡士郎役を演じていたためか。 体中に付けている模様は召喚術においては重要な役割を果たしているもので、1週間程度持続して定着するペイントで施されている(*10)。 元々は刺青にするつもりであったのだが、ミラルドに嫌がられたと言うことでペイントが落とし所となった。 クラースの扱う武器は魔力を帯びた本という設定で、ネクロノミコンに始まりイエロウキングスやセラノフラグメン等と言ったクトゥルー神話の魔術書を装備することになるのだが、その中にあって異彩を放っているのが二つある。 一つは「N・G」と言う武器でこれはノーグッドの略…ではなく、当時ナムコが無料で配布していた情報誌「namco COMMUNITY MAGAZINE NG」のセルフパロディー。 そしてもう一つが「スケベぼん」。直球ど真ん中でこの名前になっているのである。 エロ本ぶん回して戦うという姿を想像するとあまりにもシュールで印象に強く残ってしまったためか、これ以降、何かとクラースとエロ本は縁があったり、クラース自体がチェスターも真っ青なスケベキャラにされたりと散々な扱いを受けていたりする。 因みにこの武器の説明文は「ぼく、子供だからわかんないや」となっている。 ただし、この説明文は本作のみで、PS版以降(本作ベースのリメイクであるGBA版も含む)の作品では普通の説明文(*11)になっており、PSおよびPSPでは武器の名前も「ピンナップマグ」と本作の直球ど真ん中の名前ではなくなっている(ただ、グラフィックには「SUKEBE」と書かれていたりする)。 PS版で追加されたフェイスチャットのせいでハゲ疑惑が持ち上がっていたりするが、ちゃんと本編をプレイしていればハゲていないことは解る。…この人、どこまでネタキャラにされればいいんだろうか。 アーチェ・クライン クラースと同じ時代のローンヴァレイで父親のバートと共に暮らすハーフエルフの少女。 天真爛漫な性格で、言いたいことはずけずけと言うために他人を傷つけてしまうこともある。 反面、博識な所や洞察力に優れる所もあって、パーティメンバーの中で唯一ダオスの目的について疑問を抱くシーンがある。 武器は空飛ぶホウキ。パーティーメンバーで唯一飛べるというのが重要で、イベントや一部謎解きにも関わってくる。 戦闘中も浮いているので地上の敵から攻撃を受けにくい半面、HPが低いため敵の範囲魔法を受けて一人だけ死ぬということもある。 仇への憎しみが晴れぬあまりに現世に留まり続けていた親友であるリア・スカーレットの魂に触れ、その体を貸し与える。 クレス達がその仇討ちに協力し、リアの魂が昇天するとそのお礼として半ば強引に彼らの旅に加わることになる。 その性格故にパーティのムードメーカーであると同時にトラブルメーカーとなり、旅を引っかき回したり賑やかなものとする。 酒豪な面もあり、PS版では「うわばみ」なる称号を獲得するほどだが、GBA版以降の移植ではCEROレーティング(未成年の飲酒シーンが該当)に配慮してか、称号を取得するイベントが若干変更されており、飲んでいるものも厳密にはお酒ではないものとされている。 そのため称号もそれぞれ変更されており、この弊害としてPSP版2作ではPS版で見ることの出来たそのイベントに絡んでのお酒にまつわるフェイスチャットが見られなくなってしまっている。 彼女のハーフエルフという設定は重要な意味を持ち、途中のイベントではそれ故の悲劇などを垣間見ることも出来る。 それ故にGBA版以降追加された「ブラムバルドとアーシア」のイベントがあまりにもご都合主義的すぎるとして受け入れられない意見も根強い。 料理の腕前が壊滅的で、PS版以降では「××料理人」の称号(?)を賜ってしまうほど。 因みに、その称号を獲得出来るイベントでアーチェが振る舞った料理は一口食べただけでクレス・チェスター・クラースをKOするほどの凄まじいものだったようで、GBA版以降で更に追加されたイベントではその時の一件が男性陣のトラウマじみたものとなっていることが解る。 とは言え、フルーツ系の料理は得意なようでPS版以降導入された料理システムでもそれが反映されている。 ちなみに全料理の熟練度を最高にすると「グルメマスター」という称号が貰えるが、フルーツ系以外の料理は熟練度が他のキャラより非常に上がりにくいうえ、彼女だけ「グルメマスター?」と疑問符がついた称号になっている(*12)。 実際にプレイするとわかるが、「グルメマスター?」をとるのは、 下手な称号よりはるかに面倒 である。一応、ある方法を使えば高速で料理熟練度をあげる事はできるが…。 余談になるが、上で書いたチェスターが「スケベ大魔王」の称号を得るきっかけとなる女風呂覗きに対抗して、PS版以降で追加されたイベントで再度忍者の里に訪れて温泉を振る舞われた時は逆に男湯を覗き返していたりする。シリーズでも例を見ない豪胆(?)な部分も。 アーチェ曰く、「女湯ばかり覗かれるなんて不公平だ」とのこと…そういう問題か…? なお、スタイルもミントとは正反対のようで「ぺったんこ」なる不名誉な称号を習得してしまう。 全員が個性こそ豊かだが人を選ぶトゲや毒気が無く、総じてパーティメンバーはとても仲が良いため、近年のシリーズ作品で散見されるギスギスした不仲な雰囲気、倫理(道理)的に首をかしげざるを得ない極端な言動や行動、仲間の裏切り…といった、プレイヤーにストレスや賛否を与えるような要素はほぼ皆無である。 パーティメンバーの離脱もアーチェとチェスターがシナリオの都合によるものだけとなっている。 PS版以降ではフェイスチャットなどでチェスターとアーチェがよく喧嘩をするが、その内容は小さな口喧嘩と言った程度なもので、寧ろ微笑ましい光景ですらある。 そして犬猿の仲のようで実は互いに意識し合っており、思わぬ所でボロが出るという、本作の隠れた見所の1つにもなっている。 特徴・評価点 戦闘システム 戦闘はいわゆるコマンド選択型ではなく、アクションゲームの要素を取り入れた「リニアモーションバトルシステム」(LMBS)。後続作品とは少々毛色が違うが、「自分で移動して攻撃」・「リアルタイムで進行」という根本は既に確立されている。 コマンドタイプの戦闘がRPGの主流だった当時、自分が介入できる戦闘は斬新で、大いに受けいれられた。 そのシステムは以降のシリーズ作品と異なり、敵との距離によってクレスの取れる行動が異なる仕様となっている。具体的にはショートレンジとロングレンジに分かれており、例えば魔神剣はロングレンジでしか出せず、虎牙破斬は近距離ショートレンジでしか出せない。対空攻撃はロングレンジではAボタン二回連打でダッシュジャンプ攻撃となり、近距離で出す場合は、ほんの少し敵と距離を開けてからAボタンを二回連打することで、その場から真上に飛び上がって攻撃する。PS版以降のように、飛び上がらずにその場で対空攻撃をすることはできない。 防御に関してもSFC版では任意ではできず、一定確率で自動的に盾を構えて敵の攻撃を防ぐ仕様となっている(*13)と、流石に第1作目という事もあってか、今の作品と比べるとまだまだ練られていない部分も多い(*14)。 主人公クレスの技には熟練度が設定されている。各所で2種類の技を組み合わせた「奥義」を習得可能で、2種類とも100%になっていることで使用可能になる。 武器には斬り攻撃力と突き攻撃力が別々に設定されている。 剣はバランス傾向、槍は突き偏重、斧や槍斧は斬り偏重。 アクション要素とあいまって、斬り技と突き技どちらを使うかプレイスタイルに合わせて武器を選ぶことになる。 豊富なボイス ゲームを起動すると、冒頭に綴ったエドワード・D・モリスンの名言「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」が音読され、続けて主題歌がワンコーラスまるごと流れる。 戦闘、イベント、ワールドマップでの飛行といった様々なシーンをバックに、キャストおよび主題歌の紹介を行う事で、ゲームへの期待感をぐっと高めてくれる。 戦闘についても、パーティキャラクターの通常攻撃、術・技、被ダメージ、戦闘不能、勝利といった様々なボイスが用意されており非常に賑やか。 クレスはただでさえ技の数が多い上に、奥義は2つの技の組み合わせとなっているが、それらを掛け声の流用などで誤魔化したりせず、ひとつひとつの技名をきっちり叫ばせている。 音楽 音楽は当時ゲームファンの間では古代祐三等に並んで有名であった桜庭統や田村信二、そして古屋亮太といった独自のサウンドチームが担当している。 お世辞抜きに、ほぼすべての曲がとてもクオリティが高く、ここまで良曲ばかりのRPGは他にないといっても過言ではないほど。 特に桜庭統の中世風の世界観でありながらロック調全開の音楽は一度聞けば忘れられないようなインパクトを残し、当時のプレイヤーたちから爆発的な人気を得た。 それぞれの曲自体もイベント曲、ダンジョン曲問わず後のシリーズと比べても極めて完成度が高く、中でも精霊戦のBGMである「FIGHTING OF THE SPIRIT」は未だにシリーズ最高傑作とも言われるほどの名曲であり、当時このBGMを聞いた植松伸夫などといった名だたる作曲家たちは皆震え上がったというエピソードが残っている。 単純な勧善懲悪では割り切れないストーリー 特にラスボスのダオスは悪役でありながら、悲劇性をも持ち合わせていることから高い人気を誇る。本作で働いた悪行も世界征服や破壊の為ではなく、あちら側にとっての重大な使命、そして守るべきものを救う為の行為という、形や立場こそ違えどクレス達と変わらぬ正義によるものという設定は、当時としては斬新であった。塩沢兼人の演技も人気に一役買っている。 その悲劇性から後に『ドラゴンクエストIV』のピサロ、『ライブ・ア・ライブ』の魔王オディオ)に続く「RPG三大不幸ラスボス」の一人と称されることに。 しかし作中でとった蛮行はその事情を汲んでも尚相殺しきれない程の残忍さであり、その身の事情が明らかになった後もあるキャラに作中での所業を批判されており、完全に同情しきれるキャラクターとは言えないのもまた事実だったりする。 文字の読みやすさ 当時のゲームは容量削減や画面解像度の都合上、字が小さかったり平仮名を多用する傾向が強いのだが、本作はメッセージウィンドウの文字サイズが大きく、漢字もふんだんに使われている。 文章量の多いRPGにおいて違和感なくすらすらと読める事、それがストーリーの没入感を深めてくれる。 賛否両論点 テイルズシリーズの中ではトップクラスの高難易度 中盤以降はバランス調整を本当にしているのかと疑いたくなる程で、水鏡ユミルの森に出てくる「リザードマン」やモーリア坑道下層(*15)に出てくる「ランドアーチン」、同じくモーリア坑道下層に出てくる「ボアボア×3、ビーストマスター」の敵パーティは、出会ったら全滅を覚悟しないといけないほど理不尽で、SFC版プレイヤーにトラウマを植え付けた。 SFC版のモンスターの話になると上の2匹+1パターンが良く引き合いに出されるが、それ以外の敵も軒並みどこかしらぶっ壊れている性能(全体的に属性耐性持ちが多いとか)であることが多く、文字通りの殺るか殺られるか、デッドオアアライブのサバイバル状態になる。 ただ、その尖ったゲームバランスに魅せられハマってしまう者も少なくなく、それ故にかなりのマイルド調整を施されたPS版に対して物足りないという意見も飛び出してしまうのだが。 ボス戦に至っては術技一撃で広範囲のメンバーが致命傷を受ける為、ハッキリ言ってうまく詠唱を妨害できるかどうかのデッドオアアライブである。大抵のプレイヤーは前半のデミテルやウンディーネで早くも地獄を見ることになる。中盤の2人で戦う空中戦や、過去編ラストと現代で戦うダオス戦のダオスレーザーやダオスコレダーの威力には何度も煮え湯を飲まされることになるだろう。特に空中戦はパーティー唯一の回復役ミントが参戦しない、クレスの武器が「馬上戦闘では剣や斧は役に立たない」という理由で強制的にグーングニル(この作品ではまだリメイク以降のグーングニル強化イベントがないため残念な性能のまま)に固定 クレスは特技封印というかなり厳しい条件で戦わなければならず殆どアーチェの魔術が有効なダメージソースである。 当然、ラスボスの性能も半端なものではなく序盤はヒドゥンで攻撃するチャンスすらなかなか与えてくれず、HPが減るとラストレイ、トライドを詠唱0で連発してくる他メテオスォームやタイダルウェーブの様な大技も織り交ぜて一気に殺しにかかってくる。そのため、テイルズ オブ シリーズのラスボスの中でも上位に入る強さと言われている。 ちなみに本作ラスボスのダオスだが、彼に関しては「魔術でしか傷付ける事ができない」という設定があり、作中でもNPCがその情報を教えてくれる。 SFC版では設定通りクラースの召喚術とアーチェの魔法でのみダメージを与えることが出来る(正確には打撃攻撃で与えたダメージはコンボが途切れた一秒後に完全回復)のだが、PS版以降は普通に殴ってもダメージが通るようになった。 それどころかPS版以降のダオスは属性耐性が強化されているため、普通に殴った方がダメージが通る事に。なおNPCが教えてくれる「ダオスは魔術でしか~」の台詞はそのまま。 PS版以降の作品で物理攻撃でも撃破できる仕様となったのはすずが仲間にできるようになったからだと思われる。これにより、アーチェとクラースの二人をパーティから外し、クレス、すず、チェスターといった、魔術を使えないメンバーだけでパーティを組めるようになった。 そのため、自由に好きなメンバーでクリアできるように、物理攻撃でもクリアできる仕様に変更になったと思われる。 またSFC版のみの要素として、過去編ダオス相手に「インデグニション」を唱えると「そんなバカな!ぐわああああ!」と絶叫してくれる。インデグニション習得イベントの内容を考えると中々憎い演出である。 余談だが、今作発売時点では「インディグネイション」が正式名称であり、文字制限の関係上「インデグニション」と表記されているだけであり、戦闘中の術発動ボイスは「インディグネイション」となっている。 ただ、いたずらに難しい訳ではなく、LV上げ・装備品やアイテムの充実・特技や魔術の的確な使用といった他のRPGでも行う対策で難易度はそこそこ下がるようにできている。敵のHPはそこまで高くないこともあり、デッドオアアライブを制して一方的な展開にした場合の「HP削り作業」感が殆どなく、テンポよく進めることができる。 本作(ひいては本シリーズ)のポイントとしては、ルーンボトルの有効活用で難易度をより下げることができる。というのも、ルーンボトルを使うとアイテムがより有用な上位アイテムに変化することが多い(*16)。 例えばアップルグミ(HP30%回復)がレモングミ(HP60%回復)になる、使用キャラクターのパラメータを上昇させる効果のあるハーブ類を変化させると上昇具合が倍になる、など。特に序盤で入手できるアイアンブーツ(戦闘時の移動速度半減)がペルシャブーツ(被ダメージ30%減少)になることに気付くと冒険がぐっと楽になるのではないのだろうか? アイテムは1種類につき15個までしか持てない。つまり回復アイテムは上位版15個だけでなく下位版15個も買い直して用意できるようになる。 更に上記でシリーズ屈指とされているラスボスでさえも、とある特技を使うことでダメージ効率を劇的に上げることができるようになっている。 問題点 バグが多い 大半が一時的な画面の乱れといった程度で致命的な影響を及ぼすレベルではないのだが、一つだけ例外として、クラースの使う召喚術「カメレオン」だけは悪い意味で有名になってしまっている。 ゲーム中において「魔界の住人・カメレオンを召喚する、古に封印された禁呪文」という設定のこの術は、発動すると敵単体を即死させることもある(敵を食べてしまう)という効果なのだが、これを使うと高確率でフリーズしてしまうため、本作の設定になぞらえて「別の意味で禁呪文」という皮肉を言われ、ほとんどのプレイヤーが使えるようになっても速攻で戦闘中にコンピューターが使用する事を禁止するように設定するのが当たり前とも言える散々な扱いとなっている。 この術はPS版では削除され、その後出たSFC版のリメイクであるGBA版で復活を遂げたのだが…やっぱり使うと高確率でフリーズしてしまう術のままであった。 「エクスプロード」や最強召喚術である「オリジン」も稀にフリーズを引き起こす。 クラースが「イフリート」「マクスウェル」をほぼ自動で使ってくれない。PS版では修正された。 どちらも攻撃判定のある弾を複数飛ばして攻撃するという効果なのだが、そのぶん一発あたりのダメージが低いので「攻撃力の低い魔法」として扱われているらしく、使用の優先順位が最低ランクになっている。全体攻撃の「ウンディーネ」「ノーム」ばかり使う。 敵の体力が残りわずかで、弾一発で倒せる場合のみ自前で使用する。こんな使い方は当然TPの無駄である。消費TPの少ない「シルフ」でも使ってくれればいいのに。 「ジェットブーツ」というアイテムを装備するとダッシュ移動が出来るようになるが、ダッシュ中はエンカウント率が上昇(およそ倍)する。結果、元々高めのエンカウント率と移動速度も相まって数秒ごとにエンカウントという洒落にならない事態に。そのため、ダンジョン内では歩いて移動するのが鉄則となってしまっている。 敵とのエンカウント率を下げる「ホーリィボトル」という消費アイテムもあるが、ダッシュをしてしまうとその効果も大きく落ち込んでしまう。 敵とエンカウントしやすくする「ダークボトル」とダッシュを併用すると、1~2歩歩いてまた戦闘というとんでもないことに。 比較的フリーズしやすいイベントも数カ所ある。 アイテム消失バグがいくつかある。 やっかいなのがアイテムの種類が増えてくると発生しやすい消失バグ。コレクションせずに交易品や弱い装備など売っぱらっておけば問題ないが、集めてると所持種類が多い終盤は確認に気を配る必要がある。 詰みポイントが存在する つるはしは重要アイテムであるにもかかわらず店売り品のため普通に売ってしまえる。一定地点からはつるはしを売っている店がなくなってしまうため間違って処分してしまうとハマる。 この詰みポイントはPS版では他の町でも売り出されるため問題なくなった。 同じくクリア必須である重要アイテムのデリスエンブレムも普通に売却出来てしまう。 幸いこちらは「ROAMEYE?」がドロップするため詰みにはならないが、そもそも事前情報がなければ(ドロップする事が)わかるはずもなく、かつドロップ率が低い上にこいつ自体もかなりの難敵である為うっかり売ってしまった場合は非常に面倒な事になる。 ゲーム進行が運に大きく左右される場面が存在する 「超古代都市トール」というダンジョン(*17)の中にある建物の1つの中に扉を開ける為のカギを拾って開けるフロアがあるのだが、扉がそもそも多数ある上にカギは1つしか無く、どの扉が開くかはランダムで毎回変動で、おまけに扉が開くにしても入った先が「魔術書(*18)が置いてある小部屋」か「建物の出入り口に通じる道」か「マザーコンピュータールーム(主に目的地になる場所)」のいずれかがランダムで選ばれるという仕組みの為、運が悪いと何度もカギを拾って扉を開ける動作の繰り返しになってしまう。 ちなみにカギは部屋内に多数ある宝箱のいずれかにランダム配置される。カギ以外は空箱。 おまけにそのフロアにはセーブポイントがないので途中で切り上げる事も出来ないと言うあんまりな仕打ち。マザーコンピュータールームに入るか、建物の出入り口に通じるフロアに戻ることが出来ればセーブポイントがあるのだが、そこに出られるかどうかも前述の通りランダムで確実に狙う術がない。 これは同社のアーケードゲーム『イシターの復活』の難所である121階"コモンルーム"の再現(*19)となっており、原作では回避する事が可能で通過しないプレイヤーも多かったが、今作ではダンジョンの構造上、回避不能である。 控えキャラの仕様が不便 パーティは最終的に5人構成となり、内1人(クレスを除く)が控えに回るのだが、その間は経験値を得られない、特技の設定・使用ができない、術・アイテム・フードサックの対象にならない、装備を変更できない、特定の装飾品(*20)が反映されない、ギミックによるダメージは通常通り受けるなど、不便な仕様が多い。 たとえば、ミントのナース(全体回復)を使っても控えは対象外となってしまうし、装備品を購入する際に控えの情報は表示されない。よって5人全員の回復や装備更新を行うには『4人分を済ませる→メニューの隊列から入れ替え実行→控えの分を済ませる→再度入れ替えて隊列を元に戻す』という手順を踏むしかない。 控えをジェットブーツやソーサラーリングの預かり役にできたり、特定のギミック対策として半ば必須な「こおり(ほのお)のおまもり」を1人分節約できたりはせず、ただ面倒なだけとなっている。 性能に難のあるフードサック 食べ物アイテムを使用すると「フードサック」の数値となり、移動に合わせて徐々に消費されてHPが回復する。 序盤のうちはありがたいが、フードサックに入れられるアイテムの量が少ないのですぐにフードサックのストックが尽きてしまい、中盤以降になると大量にストックできるが、最大HPやその頃の戦闘で敵から受けるダメージに対して回復量が少なすぎる(*21)ので、結局別途術やアイテムで回復させてしまうということになりやすい。 そのため、ゲームバランス的にはあまり意味のないシステムになってしまっている。食べ物アイテムの種類は非常に豊富なだけに惜しい。 ただしシナリオ中盤に出てくるローンヴァレイは別。ここではスリップダメージを受けながらのダンジョン探索が必要なので、フードサックを使うかどうかで攻略難易度が大きく変化する。 その他のゲーム内容について コンボコマンド 最近のシリーズではめっきり見かけなくなったが、修得済の技の全てを格ゲーよろしくなコマンド入力で出せる装飾品である「コンボコマンド」というアイテムが存在している。 ある程度作品を重ねることでそのコマンドもしっかり練られたものとなったことで、これを装備して様々な技を使い分けての戦いを楽しむプレイヤーも多かったが、本作のコマンドは初出ということで加減が解らなかったのか、一部の奥義や特技で要求されるコマンドがとても実戦運用出来るものではなくなっている。 例えば、物語終盤で修得する時空奥義をさらに複数合わせた奥義である「転移蒼破斬」のコマンドは「右・右下・下・左下・左・右・左・右・右・右下・下・左下・左・右・上・下・上+Bボタン」…これをリアルタイムの戦闘中に入力しろというのだから恐ろしい。 なお、挟み撃ちされている時に上記コマンドを入力しようとすると、左・右と入力した時点で入力した方向に攻撃ターゲットが移り入力中のコマンドがキャンセルされ技が出ない仕様がある為、入力難度以前の問題で実用的ではない。 とはいえ本来なら主人公の技は、2つの特技発動入力に対してSレンジ版とLレンジ版を登録するという戦闘で4種類の技しか使えない仕様(*22)なのだが、この装飾品を装備していれば全種類の技が使える上に、距離に関係なく好きな技が出せるようになるという魅力もある。 通常技14種類、時空奥義3種類、奥義の魔神双破斬あたりは慣れればなんとか運用できるレベル。能力値アップの技など普段なら使わない技も活用することができる。 多くの奥義は入力難度がぶっ飛んでいるため使いこなすのは絶望的。奥義は16+2種類もあるが、そもそも性能的にあまり使わない奥義が多かったりもするが……。時空奥義を合わせた奥義2種類のうち「転移蒼破斬」は上記の通りでもうひとつの「時空蒼破斬」も似たようなもの。 前述した挟み撃ち時の仕様から、使用頻度が高くコマンドが簡単な虎牙破斬・魔神剣・秋沙雨・紅蓮剣・剛招来・柔招来(飛び道具・対空・突進・バフがこれだけで揃う)辺りが使えるようになれば大体足りる。 格ゲーのコマンド入力が苦手だと「下・右下・右+Bボタン」で出せる飛び道具の魔神剣とかその辺を連発するオチだったりするとかしないとか…。 後発の『デスティニー』やPSリメイク版では基本技は簡単に、奥義は基本技のボタン入力に+αといった程度になっており、使いやすさが向上している(もっとも、『ファンタジア』に関しては技数が膨大なため、全ての技を思い通りに発動させるのはやはり難しいが)。またSFC版では主人公専用だったが、仲間も使えるようになった。 ちなみにこのアイテム、PS版以降では40万ガルド(*23)で販売されているが、本作ではなんと500万ガルドというとんでもない価格(*24)で販売されている。 また、PS版以降では戦闘中に技メニューを開くことで修得済の特技の技コマンドを確認できるが、本作ではそもそもクレスの技メニューを戦闘中に開けないため、戦闘中にコマンドを確認できない。 その代わり、主に街の中にいるモブキャラクターから「秘密の言葉」として、コマンド(*25)を教えてもらうことになる。ただし、そのコマンドで何の技が出るかは実際に使ってみるまで解らない。 SFC版のぶっ壊れ要素 本作のゲームバランスは尖りまくっていることは上に挙げた通りだが、せっかくなのでその詳細をごくごく一部だが挙げてみよう。 モンスターの性能もそうだが、モンスターの使う特技もまたぶっ壊れているのが多いのである。 + モンスター(クリックで展開) モンスター ヘルマスター 体力が徐々に減って行くマップで出現。画面内の敵を対象とする「サモンデーモン」という魔法で壊滅的なダメージを与えてくる。 倒そうにも光属性以外の攻撃を受け付けず、初めて出会う段階でこの属性の攻撃手段が無い為基本的に即逃げするしかない。 …のだが、逃げ切る前に壊滅的なダメージ受けて全滅させられることもしばしば。コイツと出会ったが最期、半ば運ゲー突入である。 一応、こいつが初登場する時点でストーリー上でクラースから 「今の我々では勝ち目がないからエンカウントしたら逃げろ」との説明はされる。 リザードマン 移動速度が異常に速く、攻撃を食らうと高確率で石化させられてしまう。 しかも、このモンスターと出会う時に前線で肉弾戦をこなせるのはクレスだけで、残りは皆後衛(*26)なので、クレスが石化させられてしまうと、そのまま無防備な後衛が石にされて全滅してしまうことも。 シリーズファンなら石化防止のストーンチェックを装備すればいいと思うかも知れないが、この時点では販売はされておらず入手困難(*27)。また、この時点ではミントがリカバー(石化等の状態異常解除の効果)を習得するレベルに達していないことが多い。 ステータス異常を回復する「パナシーアボトル」の効果が発揮されるのにもタイムラグがある(*28)ため、状態異常になるのを防ぐことの出来るアイテム「リキュールボトル」が尽きたらある意味詰み。本作でもトップクラスのインパクトを持つ難敵である。 チャロン 出現時点においてかなり強力な魔術を使う上に、攻めようにも地・水・火・風・雷・光の各属性攻撃を吸収(ダメージ分HP回復)するため、「無」属性と「属性なし」以外はダメージが通らない(*29)。おまけにワープしまくるために狙いを定めづらい。 特にミッドガルズ空中戦ではペガサスに乗っている関係上、一切の特技が使えないためにまともな攻撃手段がないクレスと、まともな攻撃手段になり得る無属性魔術が無いため、チャロン相手ではもはや役立たず同然となるアーチェの2名でチャロンの群れと戦わされる場面もあり、多くのプレイヤーが泣かされた。 「イエローケーキ(*30)を吸収するなあああああっ!」…と絶叫をしたプレイヤーもおそらくいただろう。 シャフト 強烈な全体攻撃魔法を使う魔法使い。こちらが攻撃する前に2発3発と連続で「エクスプロード」を食らって全滅というのもよくある話。 しかも稀にとはいえ、この「エクスプロード」の魔法がフリーズを引き起こすこともあり、二重の意味で恐ろしい敵である。 一応火半減の装飾品(ただしクラース専用)や貫通弓など対応策はある為、上手くそこを突ければまだ楽な方。 ランドアーチン 元々はナムコのゲーム『イシターの復活』に出てきたモンスター。ウニのような姿をしたモンスターで、やってくることと言えば、ただプレイヤーに向かって歩いてくるだけ。 ならばなぜこうも引き合いに出されるのかと言えば、あらゆる攻撃を無効化する上に「触れると問答無用で即死」という、原作とほぼ同様の特徴を持ち、文字通りのアクションゲームと化してしまっている敵だからである。先に書いた事と矛盾するが一応ダメージを与える手段もあるにはあるのだが、普通にやるには難易度が高過ぎる上、それによってHPを0にしてもなぜか倒せないので結局逃げるしかない。 地面を這って歩くだけなので、アーチェがいれば全滅は免れるが、そうでないと逃げるのに手間取ったらアウトである。 戦闘開始と同時に攻撃ボタンを押してしまい、クレスがランドアーチンに突っ込んで真っ先にやられた、なんて光景はある意味で日常茶飯事である。 GBA版でも登場するが、こちらは「じゃんぱい(雀牌)(*31)」で倒せる。 因みに、触れられた時のダメージはSFC版が9,999、GBA版はなんと99,999。見事なオーバーキルである。 ちなみに、裏技で敵から受けるダメージが倍になるハードモードの場合は受けるダメージがオーバーフローを起こしてしまうため、受けるダメージが0になる。その為、ダメージ喰らいボイスが轟き、画面はクリティカルヒットの演出で光り続け、更には触れられたキャラは延々と気絶し続ける…なんて事になる。 ボアボア 攻撃がかち合うとほぼ確実にこちらが競り負ける強い判定を持つ突進攻撃が脅威。 特に、特技の「猪突猛進」は突進1発当たりが2,000近いダメージにもなる上に、それが数発一瞬で叩き込まれるため、もはや「気が付いたら死んでいた」というのが冗談でもなんでもない状況。 因みに、猪突猛進には毒の追加効果があるが、そもそものダメージがでかすぎて毒になる前に死ぬので知らない人も多いだろう。 …こんなのが1度に3体も出てくるのだから、出会ってしまった時の絶望感が如何ほどかはわざわざ言わなくても解るだろう。 アーチェの「エクステンション」(画面内の敵に即死攻撃)が割合効きやすいが、そもそもエクステンションはこいつらが出てくるダンジョンを一度攻略しないと入手出来ないため、ほとんど慰めにもならない。 ただし、対策を立てていても全滅させられるのがザラ…という程理不尽さではないことは念のため補足しておく。 ペルシャブーツ(被ダメージ30%減少)やホーリィシンボル(一定時間ごとにHP回復)など強力な装備品を装備し、クレスは虚空蒼破斬や次元斬といった近距離でもかち合わない特技でボアボアを足止めしつつ、アーチェの魔術(メテオスォーム等の高威力のもの)やチェスターの弓でしっかりと後方支援するといった対策法を確立させることで比較的安全に倒せるようになっている。 一番確実な対策は、クレスを一切操作しないこと。ボタン操作をしていないときはクレスの回避率が上昇するので、優秀な盾を装備していればボアボアの「猪突猛進」もほぼシャットアウトできる。 ビーストマスター 上のボアボア3体とセットで出てくる敵、むしろ「ボアボアの威を借るおまけ」状態。 とはいえ、能力は決して低い訳ではなく、ボアボアの突進でこちらが翻弄されている間に、「サモンデーモン」で駄目押しの一撃を叩き込んでくる。 更に、接近すると分裂する弾を飛ばしてくる「ヘルジェム」やムチを用いた炎攻撃等、いずれも1発当たり1,000近いダメージになるのでやっぱり厄介な敵である。 倒すとランダムでチェスターの最強武器「ベルセルクアロー」に変化する不確定品(*32)を落とす事があるのが救い。 なお、この不確定品は別のダンジョンの宝箱でも手に入るので、このためにこいつらと戦い続けなければならない、ということはない。 かなり多くの敵が挙がったが、これでも本当にごくごく一部である。 これらの難敵が跳梁跋扈する世界を練り歩く苦しさは言うまでもなく、今なおシリーズでも上位の難易度を誇る。 闘技場 クレス1人で9連戦する場所で、8連勝もしくは9連勝を達成すると賞品をもらうことが出来る(*33)。 HPやTPを回復するタイプのアイテムは一旦預かりとなり、闘技場の側で用意したものしか使用できないので回復手段が大きく制限されてしまうが、HP・TP回復以外のアイテム…ステータス異常回復やそれ以外のアイテムはそのまま持込が可能になっている。 こちらもボアボアなどが出てくる上記のモーリア坑道下層ばりに嫌らしい敵が揃っており、攻撃を受けて毒をもらったで済めば良い方、酷いと麻痺や石化させられてそのまま退場させられたりする敵も少なくないため、リキュールボトルなどの事前準備は必須である。 ちなみに、本作の最強武器には無属性(*34)が付与されている。 意地の悪いことにこの闘技場に登場する敵の中には無属性を無効化する敵が登場するため、最強武器を取ったからと過信していると痛い目を見ることになる(*35)。 さすがにPS以降では属性が付与されなくなったので、安心して頼れるようになっている。ただし、今度は属性無しの攻撃を確率で無効化する敵が複数いるので、そちらに無効化される可能性はあるが、100%効かないわけでは無いので十分ごり押しで対処できる。 モンスターの使う特技 鏡討ち 直前で喰らったダメージをそっくりそのまま相手に斬りつけて返す特技。PS版に比べて全体的に術攻撃のダメージが高めなので、術攻撃でダメージを与えた直後にやられたら一溜まりもない。 しかも、何度使っても効果はしっかり発揮される。おまけにガード不可能で、直前にダメージを喰らっていなかった場合は通常攻撃として扱われるという至れり尽くせりな技。 クリティカル 出が早い上に、威力もバカみたいに高く、おまけに高確率で喰らった敵を気絶させる斬撃を繰り出す特技。 道中、クレスが一人になってしまう場面で戦うことになる敵がこの特技を使うので、運が悪いと、この特技を連発されて為す術無くやられることも…。 デススクリーム 成功確率こそ低いものの、敵全員を即死させる特技。 基本的に本作の術などの攻撃はターゲットを中心とした画面内にいるキャラクターが攻撃対象となるのだが、この特技に関してはどこにいようがお構いなしに攻撃対象とするため、運が悪いとこれ一つで味方全員やられて全滅…なんて事も起こりうる。 とはいえ、前述した通り成功率は高くはないのが救い…と言うか、むしろ高ければほぼ無理ゲーと化すが。 他にも技名表記こそ無いが、威力が高い上に戦闘エリア全域に届く貫通攻撃等、こちらも上げたのは本当にごく一部である…。 SFC版のモンスターのぶっ壊れっぷりがほんの一部でもご理解頂ければ幸い。 しかも、例に挙げたモンスターも特技もボス敵じゃなくてザコでこれである。 一方でモーリア坑道下層でボアボアやランドアーチンなどの猛攻を潜り抜けた先にいるボス「ワイヴァーン」の弱さはもはやネタにするのも憚られるレベルの悲惨なもの。 「途中のザコの方が余程強い」「ボーナスステージ・(道中の)憂さ晴らし」「目を閉じていても勝てる」等々、散々な言われっぷりである。 そのせいかPS版では随分強化されたが、すずを仲間にしていれば「かんなづき」と「プリンセスケープ×2」を装備させて戦闘に参加させておくことでワイヴァーンのあらゆる攻撃を吸収or無効化する(=戦う前からすずが戦闘不能になっていない限り、どうやっても全滅することが無くなる)ようになるため、違うベクトルでネタにされてしまっている。 タイトル画面でA・B・X・Yボタンを同時押しして「やったー!」という勝利時のボイスが再生された後でニューゲームでプレイをすると敵からの受けるダメージが2倍になるハードモードでプレイ出来る。 ノーマルモードでも難易度が高いこのゲームにおいてダメージが倍となると…もはや阿鼻叫喚の地獄絵図となる。 ただし、上に書いてある通り敵の能力値をインフレさせることによって難易度を上げているというものであるため、S系の高難易度設定同様、ハードの面白みが薄い面もある。 総評 総じてシンプルなRPGであるが、時代を越える壮大な世界観、印象的なイベント、勧善懲悪に終わらないシナリオ、そしてアクション満点の戦闘は非常に斬新。 当時、FFに匹敵する美麗なグラフィックは発売前から話題で有り、水面にキャラが映る演出などは発売前から雑誌などで話題になっていた。発売後は紙面では伝わらない楽曲のクオリティの高さ、映画のような演出で幕を開けるプロローグ。作りこまれたUI、演出(読みやすいフォント、フキだしによる感情表現、全アイテムグラフィック描きおこし)で多くのプレイヤーを虜にした。 シリーズ内で特筆するほどに高い人気があるわけではないが、コンスタントな人気を保ち続けており、極端に嫌われることは少ないタイトルであるとも言え、それ故か移植・リメイクが最も為されている作品でもある。 その数は大元含めて本Wikiで取り扱っているもので4機種5作品(本作・PS・GBA・PSPFVE・PSPXE)、その他に携帯電話向けとiOS向けに配信されているものがある(現在はiOS版は配信終了)。 ゲームバランスはかなり歪、というよりも尖っており、高いエンカウント率や殺るか殺られるかの展開になりやすい極端な調整といった部分でハードルが無駄に跳ね上がっている所は否めない。 それでも、一部の本当に運頼みにならざるをえない例(*36)を除いては対処法や工夫のしどころは用意されており、それ故に敵を倒した時の達成感ややりごたえもある。 だからこそ、繰り返しになるが後にリメイクされたPS版のマイルド調整が物足りないというプレイヤーも出てくるのだ。 商品にまつわる裏話 元々はウルフチームが1992年にPC-9801シリーズで(1994年にはSFCで)発売したシミュレーションRPG『緋王伝』の外伝作としての企画から始まった。 『緋王伝』は樹の精霊から契約の指輪を授かった主人公が自国を守るために契約した魔物の軍団を操って人間の軍勢と戦うストーリー。ダオスの原型と思しき主人公、樹の精霊、契約の指輪など関連性の名残りは見てとれる。 またSFC版『緋王伝』の魔法の名称は、ナース、ピコピコハンマー、サンダーブレード、トラクタービーム、カメレオンなど、本作のプレイヤーなら聞き馴染みのあるものばかり。 藤島康介のデザインは実は開発後期にナムコ側の意向で後付けされたもので、SFC版のゲーム中のドットと差異がある。そのため、実質的なデザインとなるのはPS版から。 とりわけミントとクラースのデザインは大きく異なっている。 ウルフチームの中核メンバーは本作の後に独立し、やがてスターオーシャンシリーズで有名になるトライエースを設立する。 本作も、ストーリー原案は後にスターオーシャンシリーズを生み出す五反田義治。シナリオは同シリーズのゲームデザインや後には『ヴァルキリープロファイル』のシナリオも手掛ける則本真樹が担当している。 ただし、結末部分だけはナムコの兵藤岳史(*37)が自ら「こうしてはどうか」と進言し、執筆している。 開発中はテイルファンタジアというタイトルで32メガビットであった。 当時雑誌などにもこのタイトルとメガビット数で公開されていたが、発売日の延期とともにタイトル変更、容量アップのアナウンスがされた。 発売当時は余りの売れなさに一時生産中止までなった。ところが、口コミで評判が広まり徐々に知名度が上がっていくと、「ゲーム販売数よりも攻略本販売数の方が多い」という珍現象が起き、これに気付いたナムコが再生産を始めたという逸話がある。本作の「隠れた名作」っぷりを如実に表していえよう。 本作の攻略本(発行:徳間書店)には一部で有名な誤植があり、「とくにサンダービームは役にたつので、ぜひ買っておいたほうがいい」の1フレーズがそれに当たる。 本作には「サンダービーム」なる魔術は存在せず、文章の前後から「サンダーブレード」と「トラクタービーム」という2つの魔術がごっちゃになってしまったものであることが解る。 一過性のネタとしてここで終わっていればいいのだが、どういう訳かPS版以降の移植の際にもネタとして使用された(*38)。 サンダーブレードもトラクタービームもどちらの魔術も使い所がある(*39)のでいちいち分けて書くのが億劫だからくっつけた…ということではさすがにない、はず。 そんなこんなで知る人ぞ知るネタといった案配でちょくちょく使われていたのだが、『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』においてとうとう本当に技として実装されてしまった。なお性能としては正直パッとしないものになっている。 本作を代表する名曲である「FIGHTING OF THE SPIRIT」であるが、この曲の作曲者は田村信二である。 2000年発売の「テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン」のスタッフルームにて「FIGHTING OF THE SPIRIT」に歌詞を付けた「バニーハンター ディオ」を聞こうとすると「イカス きょくを つくった人 たむら しんじ」と表示される。 本作の作曲を行ったのは桜庭統・田村信二・古屋亮太の3名であるが、明確に作曲者が掲載されている資料は「なりきりダンジョン」作中での表記と「テイルズ オブ ファンタジア20thアニバーサリーサウンドBOX」内インタビューの2つである。 吉田由香里が歌う主題歌「夢は終わらない」のCDは本作発売前にリリースされている。 帯には本作の告知、ブックレットには本作スタッフからのメッセージやキャラクター紹介が記載され、CD内側(CDホルダーは透明)のジャケット裏には吉田由香里が登場するサブイベントのヒントが記載されており、歌手のCDというよりは本作のファンアイテムに近い作りである。 なお、カップリング曲「星を空に…」は本作では使用されておらず、後のPS版のED曲として使用されている。
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味方サイド リッド・ハーシェル ファラ・エルステッド 敵サイド ネレイド ゼクンドゥス
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偽証と真実 先程の激戦から小一時間といった所だろうか。とっぷりと日は落ちて、 夜空に星がきらきらと輝く。 ぽっかりと開けた夜空を見上げて、ミントは溜息をついた。 「う、うう…」 「あ、気がつきましたか?」 横たわる少年が、かすかに呻き声を漏らしながら瞳をうっすらと開く。 まだ彼の怪我は完治したというには程遠い状態なのだが、 とりあえず意識は戻ったようだ。 少年はミントの顔を焦点の合わない目つきで見上げている。 「…動かないでくださいね。安静にしないと、 治るものも治らなくなってしまいます」 少年はぼんやりと頷き、それからしばらく虚空に目をやっていた。 ふいに少年が呟く。 「…あの、僕はどうして?」 「え?」 驚いてミントは少年の方を見やった。少年の声はか細く、 先程ミントが目の当たりにした、狂気の片鱗を、もう彼から 感じ取る事は出来なかった。 「えっと、その…ここは?」 不可解そうな表情で、少年は辺りを見回す。ミントが止める前に、 案の定彼は「痛っ…!」と呻き声をもらした。 「動かないでください!傷か開きますよ」 「傷?」 「全身が痛んでいます。あと、肩に裂傷と、火傷もしていますよ」 「どうして?」 「え?」 「どうして、僕、こんな傷を…?」 ミントは目の前の事態に果たしてどう対処するべきなのか混乱した。 少年は痛みに顔をゆがみながら、不可解そうにミントを見上げている。 確かに先程のこの少年の瞳は完全に狂気のそれであったし、 爆発のショックもあるだろう。 重度の錯乱状態にあった人間が突然のショックを受けたと考えれば、 有り得ない話では、ない。 ―――どこまで覚えている? ミントは一抹の不安を胸に、少年に向き直る。 上手くいったかどうかはわからないが、向こうの警戒心を解かせるには、あそこまで 派手にやってしまった以上もうこの方法しかないだろう。 もちろんミトスは意識を取り戻したとき、何故自分が倒れていて、 何故自分はこんな傷を負っているのかという問いに対して答える事が出来た。 あの金髪の少年との戦いと、そこに乱入してきた者達。 全てが彼の心を苛つかせるに値する者どもだったが、 だからこそ冷静にならなくてはいけない。利用しろ、躍らせろ。 そしてタイミングを見計らって、出し抜け。 「…ちょっと、色々あったんです。あなたがこの城跡に…来てから」 ためらいがちに答えるのは、姉にどこか似た雰囲気を持つ女性だ。 自分の治療を行っていたのは彼女だろう。 似てはいるが、姉様には遠く及ばない。所詮まがい物だ。 ミトスは「…そうですか」と返して、彼女の次の言葉を待った。 「…あの、違ったら申し訳ないんですけど…。 あなた、ひょっとして、C3の村からやってきたのではありませんか?」 意を決したように女性は言った。 途端「冷静に」と彼の心に囁きかけていた声がやみ、あの惨劇の 記憶が怒涛のように溢れかえる。姉の血、つらぬいた剣、倒れた姉、笑う男。 「…姉様だ…。姉様が殺されたんだ…!あいつ、笑いながら姉様を…!」 つまり少年の狂気は姉の死にーーーおそらく理不尽な殺人にーーー起因したのだろうとミントは思った。 顔を翳らせ一筋の涙を流した彼に「ごめんなさい」と謝る。彼はC3で起こったらしき惨劇の被害者で、 自分はその凄惨な記憶を呼び覚ましてしまったらしい。 「…家が燃えて…何とか脱出したんだけど…姉様を探して…見つけたとき、姉様は、剣で…!」 うわごとのように少年は呟く。今は自分の言葉は届かないだろうと思い、ミントは彼の独白を 聞く事にした。C3で起こったことはこれだけでは全く分からないが、 何か殺しがあった事は間違いない。 「姉様を刺した奴、笑ってたんだ!物凄く楽しそうに!…僕、それで、それで…!」 こぼれる涙。ミントはその惨劇の様子を出来うる限り思い描こうとしながら、一つ少年に尋ねた。 「その…お姉様を殺した人というのは、一体どんな…?」 少年の唇が動く。 ミントは手にしていた杖を落とした。 「…本当ですか?本当に、本当なんですか?」 憎々しいあいつの名を告げた途端、自分を見下ろしている女の顔色が変わった。 からん、という音が空虚に響く。杖が倒れたらしい。 「人違いかもしれない……。あの、ど、どんな格好をしていましたか?その、その… ”クレス・アルベイン”さんは」 知り合いだったのかと他人事のように(実際他人事であるが)考えながら、 とりあえずミトスは記憶にあるままを告げる。 「金髪で、赤いマントで…、あと、赤いバンダナを」 「嘘…!」と呟いて、女は口元を手で押さえた。相当縁の深い相手だったのだろう。 ショックを受けている女を眺めるのもそこそこに、ミトスは奥へと視点を合わせる。 出来損ないの器が、ぼんやりと虚空を見上げている。 それの治療をしていた少女が、女の異変に気づいたのか、「ミントさん!?」と 女の名前を呼んだ。成る程、彼女の名前はミントというのか。 「どうしたんですか?大丈夫ですか?」 「…え、ええ…ごめんなさい。少し錯乱してしまいました…」 言って少女と自分の方を交互に見て、無理やり女は口の端を吊り上げた。 少女もミトスのほうを向く。 「意識が戻ったんですね?」 「ええ、でも…少し、先程のショックで記憶が混乱しているらしくて」 「え?」 「カイルさんとのこと、覚えていないみたいなんですよ」 「・・・・・・!」 少女が少し驚いたように目を見開いた。ミントは俯き、そして先を続ける。 「それで…その、少し…C3で、何があったか聞いてみたんですが」 「ええ」 しばしの沈黙があった。やがて意を決したように、しかし途切れ途切れに、 ミントの口から言葉が漏れてくる。 「……クレスさんが、この人のお姉様を……殺した、みたい、なんです」 少なからず少女の顔色も変わったようであった。「そんな…!」と小さく叫んで、 それきり口を閉ざしてしまう。どうやら続けるべき言葉を失ったらしい。 「…もう少し、怪我の治療をしましょう。そしてあなたが落ち着いたら、C3での もっと詳しい状況を教えてください。…ごめんなさい、いきなり変な事を聞いてしまいました」 「はあ…」 ミントは落ちていた杖を拾い上げると、再びミトスの治療を始めた。 傍らで呆然としていた少女も、器のほうに戻って行ったらしい。 杖をもつ彼女の手が震えている。ミトスはミントの顔をちらりと見やる。 姉のまがい物の目には、涙の粒が浮かんでいた。 【ミント 生存確認】 状態:TP2/3 治療中 重度のショック 所持品:ホーリィスタッフ サンダーマント 第一行動方針:少年(ミトス)の治療、C3についてもっと詳しい話を聞く 第ニ行動方針:C3村に向かう 第三行動方針:クレスが気になる 第四行動方針: 仲間と合流 現在位置:E2城跡 【リアラ 生存確認】 状態:TP50% 治療中 衝撃を受けている 所持品:強化ロリポップ 料理大全フルーツポンチ1/2人分 ピヨチェック、要の紋 第一行動方針:コレットの治療 第二行動方針:カイルについて行く 第三行動方針:コレットを信じる 第四行動方針:ハロルドが気になる 現在位置:E2城跡 【ミトス・ユグドラシル 生存確認】 状態:TP60% 左肩中度裂傷 左手火傷、 全身軽度損傷 天使能力制限(一時的) 記憶障害の振り(カイルとの戦いを覚えていない振り) 所持品:ソーディアン・アトワイト、大いなる実り 基本行動方針:マーテルの復活 (エターナルソードの入手、器(コレット)の確保) 第一行動方針:目の前の人間達を利用する 第二行動方針:コレットの入手方法を模索 第三行動方針:アトワイトが密告した可能性のある場合その人間を殺害 第四行動方針:蘇生失敗の時は皆殺し 現在位置:E2城跡 前 次
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--9月11日-- ・とりあえずペイントでうんこ ・今まで無く大きく響くおかんの声 ・ノイズが入って聞き取りにくい→今までいじってなかったサウンドバランスいじったら簡単に直った パ「何だこれいじれば直ぐ直ったんじゃん!わ、悪いのはパソコンだ!俺は悪く(ry ・よりによってチュートリアル扱いの凸凹コンビに負ける ・防御する事忘れて雑魚相手に\(^o^)/ ・数分後再び\(^o^)/ ・脱獄→捕縛の繰り返し ・敵「ま た お 前 か」 ・その後3回負けてようやく突破 ・パ「なんだかんだ言って俺才能あると思うんだよ」 ・ハードでボスに勝ったと思ったらノーマルでした ・パ「え?俺は日常的に卑猥だよ。友達に会ったらおはようオチンチンスプラッシュとか」 ・パ「馬鹿で方向音痴なんてダメダメだな。俺は当てはまらないけど」 ・エッグベアにハードで挑むも一撃の威力がでかすぎてボッコ ・パナシーアボトルでハルルの木復活 ・ねんがんの りたが とうじょうしたぞ!! ・リタは俺の嫁発言するやつNGなと住人脅迫 ・リタは俺の嫁 ・リタ可愛い ・洞窟の奥のほうで犯人発見、帰り道フルボッコ ・真犯人の情報を手がかりに港へ、その前にハルルに行くことに --9月12日-- ・パイパンじゃなくて素敵なお兄さんってよんでね^^ ・ボタンの配置がわからない ・壁ボスと定評のあるボスにフルボッコにされる ・パ「毒って普通HP1残るもんじゃないの?」 ・パ「もう絶望しか見えない」 ・レベル17まで上げて再度挑みお供2匹は倒すも調子に乗りボス一匹にボッコ ・レベル上げを含めて約1時間半の激闘の末ようやく撃破 ・エステルのAIがアホすぎて株大暴落 ・ザキ(ノーマル)にやられて終了 --9月13日-- ・ザギハード二回目で終了 ・リタの画像だと言われグロ画像にひっかかる ・先に進むためのパスワードのヒントが光空珠→そのまんま入力→パ「空にある光の球・・・電球?」 ・スレ住人達が答えギリギリのヒントを出すもまったく答えが分からない ・またチュートリアル戦闘で負ける ・パ「南東な・・・SouthとWestの間・・・」 ・作戦名「おっぱい」 --9月14日-- ・パ「カロルがしょじょくして・・しょじょ、しょじょ、所属して」 ・ジュディスが出てからおっぱいおっぱい五月蝿くなるパイパン ・レイヴン→レイヴンヌ ・作戦名「ハイパーおちんちんタイム」 ・バルボスハード一回目 瞬殺される ・二回目鬼ごっこ戦法でいい線までいきつつもアイテム尽きて\(^o^)/ ・パ「さぁ、三度目の正直だ」→瞬殺 ・4戦目ノーマルで戦ってた事に気づく→安価でそのままやるかやり直すか決める事に →安価の結果そのままノーマルで ・勝てたものの達成感が無い ・一旦解散した後再結成したパーティにリタが加入しなくてパイパン発狂 パ「これでしばらく加入しないとかだったらマジゲイツ訴えてやる・・・」 ・パ「テイルズオブ明星一平ちゃn・・・いやなんでもない」 ・リタがでてきてパイパン歓喜 ・せっかく分岐イベントのためにセーブデータ分けたのに間違えて上書きしちゃった/(^o^)\ --9月15日-- ・ルー大柴ハード 一回目負ける 戦闘中にオワタの歌を流す ・パ「男にはなぁ、戦わなきゃあかんときもあるけど、逃げなきゃあかんときもあるんや」 ・ルー二回目でエステル株大暴落 ・ユーリが死んだ瞬間に勝利→パ「わかった、俺がいらない子だったんだ」 ・パ「ちょっとオナニーしてくるわ」 ・パ「レベルが上がってすぐおっぱい、狂気のパイパンのおちんちん」 ・パ「以前ほどビビリでは無いからな・・・この程度ではビビらうおおおおおおお!ビックリしたぁ!」 ・BGMが怖いので歌う パ「ある~日森の中~パイパンに~出あ~った♪」 ・やたら長い梯子→パ「これで頂上に何も無かったら俺発狂するよ?」 →結局何も無い/(^o^)\→パ「はーい綺麗な海ですね・・・はぁ・・・・」 ・パ「今回のテイルズジャンルなんだっけ・・・ゲイツと仲良くなるRPGでいいや」 ・コウモリのボスにフルボッコにされる ・次回はコウモリにリベンジ --9月16日-- ・パ「俺が卑猥なんじゃなくて視聴者が卑猥になったんだよ」 ・コウモリにリベンジ果たす→パ「ハッハッハッハッハッハこれが俺の力だ」 ・橙星石→翠星石、チェン星石 ・なにもないとこで左手の法則を使いだす ・左手の法則使って迷子になる ・今度は右手の法則を使い出す ・パ「今頃ジュディスの胸には砂がいっぱい付いてるんだろうな。そういう砂に私はなりたい。」 ・ギガントモンスターにフルボッコ ギリギリで逃走 ・水がきれそうになって焦る ・砂漠で迷いすぎてグダグダに ・パ「迷ってるのはそう・・・演技だから、迷ってるのは演技だから」 ・パ「最近おしっこがクロスするんだ。なにかのハーモニー?」 ・敵にダメージ与えるどころか回復させちゃう\(^o^)/ ・とてつもない泥仕合の結果何とか勝利 ・パ「俺くらいのレベルになるとハードで戦わないと敵がかわいそうになるんだよ」 ・キモール脂肪→入院したのは~\(^o^)/ ・テイルズオブ蒼破刃はじまる・・・失敗(笑) ・次回はベリウスにリベンジ --9月17日-- ・ベリウスハード ・奇跡的に分身の解き方を見つける ・パ「蒼破!ハッハッハ!蒼破!ハッハッハ!蒼破!ハッハッハ!」 ・ベリウスリベンジ完了 パ「俺の恐ろしいところは学習能力の高さだよ」 ・丸太を馬車と見間違える ・気を抜きすぎて雑魚相手に\(^o^)/ ・2chが落ちた→スレ住人にメールで落ちたことを教えてもらう →パ「それじゃお礼いわないとな~」→「おっぱい」と返信 ・ティソン、ナンに超苦戦で勝てる気がしない ・パ「よっしゃ、ティソン撃破だぜ!楽勝www」・・・ノーマルっすよパイパンさん(笑) ・ジュディスが命令ガン無視 ・あまりに言うことを聞かないのでパイパンの怒りは有頂天に達した ・避難所の人のアドバイスにより作戦変えるとジュディスが言うことを聞くように ・ティソン倒した後調子に乗るが、ナンが無双しだし一気に残りユーリだけに ・ふとしたミスでHPが100以下になりパイパンがハアハアしだす ・ぎりぎりの勝利。かなりの名勝負だった --9月18日-- 今日はお休み --9月19日-- ・パ「今ここで実況してるのは24代目パイパンだよ」 ・パ「ナンと・・・誰だっけ」 ・Lv39で調子に乗る ・パ「何こいつ俺のチンチンより硬くね?」 ・パイパンのティンコは右寄りらしい ・洞窟のギガント撃破 ・パ「ドンホワイト何だっけ?ドンホワイトソース?」 ・パ「俺のおちんちんはハイパー兵器だから」 ・配膳ゲームで焦りまくる ・パ「全員うまうまティーでも飲んどけよ」 ・制限時間が短すぎて接客態度がどんどん悪くなる ・なんとかエステルのコスチュームを入手 ・どんどん口が悪くなっていくパイパン ・客の注文量が異常 パ「どこのテレビチャンピオンだよwwwww」 ・苦難の末遂にリタのコスチュームを入手 ・リタの「耳だけ?///」発言に壊れて「ポゥ!」連発 ・リタ→ホラー画像にひっかかる ・パ「俺を誰だと思ってる!変態実況人タオパイパイp・・・パパパパ」 ・ギガントモンスター直前 パ「HP30万くらいだろ」→99万 パ「・・・」 ・パ「まぁそれでも勝っちゃうのが俺なんだけどね」→瞬殺 ・パ「ノーマルならいける!」→瞬殺 ・戦闘開始直後にオワタの歌を流す ・パ「本気を出せば勝てるが今後の盛り上がり的に欠ける。魔物にも生きたいという意志があるので、それを尊重しようと思います。」 ・そもそも俺が倒す必要が無いだの、ギガントモンスターという響きが厨臭いだの言い訳を言い出す ・おくらをおからと勘違いした上、おからをオケラと言う。 --9月20日-- 259 名前: ◆pipanPhm9E 投稿日: 2008/09/20(土) 20 35 47 .ibwfKC20 本日体調不良のためお休みさせてください のどいたい --9月21日-- ・ゲーム始まっても無いのにオワタの歌を流しちゃいそうになる ・メールで「おしっこもらしちゃった」って送る ・パ「金一封、おならプー」 ・ティンクルスター→ティンコスター ・久し振りの落下エリート発動 ・パ「どっちに行ったらいいのか分からなくなっただけで迷子ではない」 ・トイレ行ったらおかんが入ってた ・シュヴァーンにOVL→秘奥技のコンボくらって全員いっぺんにやられる ・コロッケの料理を4回連続ミス パ「コロッケにまで嫌われたか」 ・仲間にまで嫌われる --9月22日-- ・またゲーム開始前にオワタの歌を流しそうになる ・本日のメール 「俺ユーリよりイケメンだよな」 ・ティソン→ティ村→ウティ村 ・ここにきて下段攻撃の存在に気づく ・パ「俺の可愛さは異常。リタちゃんとどっこいどっこいだ」 ・まさかのザギハード一発クリア ・シリアスなイベントの最中なのに パ「パンツ?パンツどこ?」 ・パ「俺は神に愛された男だから」 ・朗読したらミッキーだった ・パ「もう怒った、プンプン」 ・よりによってイベントでユーリとラピードしか居ない時にギガントと遭遇 --9月23日-- 今日はお休み --9月24日-- 今日もお休み --9月25日-- ・久しぶりのソフトークたん ・パ「あれれー?迷ったよー?いや迷ってないけど、これ全部演技だけど」 ・「バカなの?死ぬの?」がやたら気に入った模様 ・「間違いは災いの元」を「間違いは失敗の元」と読み間違える ・パ「あ痛たた!足が攣った!この痛み・・・邪気足を持たぬ者には解るまいっ・・・!」 ・エステル暴走→パ「これ負ければいいんだろ?」→普通に\(^o^)/ ・パ「テイルズオブバルバトスとか出ないかな、絶対売れると思うんだけど」 ・ニバンボシを日本橋とか読んじゃう --9月26日-- ・やっぱり迷子 ・迷子に次ぐ迷子 ・蚊にたいしてきれる ・マイタケ政権でボコボコ ・全滅→パ「あぁあぁぁぁああぁぁあ」→動揺してカエルのテーマとか流す ・まいたけ政権あたって → パ「ふぉっふぉ~う いぃぇ~あぁ」 ・泣き叫べ!パ「俺が」 ・いくら秘奥義を叩き込んでもHPが減らない ・ラスト10万まで削るが一気に21万まで回復されて負ける ・アレクセイハード。パイパンの心が折れ今日は終了 --9月27日-- 312 名前: ◆pipanPhm9E 投稿日: 2008/09/27(土) 20 46 44 VYoFAMOk0 心が砕けているので今日はないです レベルあげをする作業がはじまります --9月28日-- ・スレのタイトルが「昔クリアできなかったテイルズオブマイタケ実況」 ・OPから凄まじいバッファッファ ・パ「今日こそマイタケを引っこ抜いてやるぜ」 ・全員47~48 ⇒ 60くらいまでレベルを上げている ・結局マイタケで瀕死になりつつ勝利 ・リタのデレで悶える→そしてセーブが分かれる ・パイパンは健全な変態 ・ギガントイノシシに負ける --9月29日-- 380 名前: ◆pipanPhm9E [] 投稿日:2008/09/29(月) 20 45 04.32 ID kRblmEVr0 朝早い日が続くんでないです 383 名前: ◆pipanPhm9E [] 投稿日:2008/09/29(月) 20 56 42.11 ID kRblmEVr0 木曜あたりかなあ --9月30日-- お休み --10月1日-- お休み --10月2日-- 346 名前: ◆pipanPhm9E 投稿日: 2008/10/02(木) 21 07 17 VdBoxbbo0 就活ゼミ卒論と忙しいのです まとまった休み欲しいなあ 今日も厳しいです --10月3日-- ・タイダル祭り実演 ・一人でやってたらフェローのイベントが終っちゃった ・イベントで声がエコーする ・パ「ちんこちんこちんこちんこ・・・まんこまんこまんこまんこ・・・おしっこおしっこおしっこおしっこ・・・」 ・リタ「ぶっとばすからね!」 パ「俺もぶっとばしてほしいです」 ・パ「誰か俺の股間のバナナを買ってください」 ・いつも以上に卑猥発言連発 ・メテオ無双(但し、Xbox本体にも深刻なダメージ) ・湯上り=ゆのぼり ・温泉イベントでセーブ分けようとしたら間違えてリタのデレイベントのデータに上書きしちゃった/(^o^)\ ・温泉イベントで30万はらうも先生のヌード以外見れない ・金がなくて必死になる ・パ「女湯を覗くっていうのはさぁ・・・一種の文化なんだよ」 ・リタの生足見て→パ「ヒャァオ」 ・TOV終了後に久々の超魔界村プレイ ・パ「俺の超絶テクニックを見せ付けてやるぜ」→結局一面途中で死ぬ→パ「クソゲー乙」→実況終了 --10月4日-- ・OP大熱唱 ・フレンとの男の喧嘩イベント→かっこよく決めるつもりが守護方陣による大回復で舞茸戦並の泥沼試合に ・全財産をチップに交換→ポーカーで全賭け→途中まで順調に増やすもダブルアップに失敗して\(^o^)/ ・人形と魔装具回収 --10月5日-- 542 名前: ◆pipanPhm9E 投稿日: 2008/10/05(日) 21 18 40.55 ID geERmDth0 やりたいことがあるので今日はなしで --10月6日-- お休み --10月7日-- 380 名前: ◆pipanPhm9E 投稿日: 2008/10/07(火) 20 33 23 fP//nEbM0 明日早いからのぅ 次木曜かな --10月8日-- お休み --10月9日-- ・パ「今日もスタイリッシュな実況をお送りします」 ・パ「小5のときに凄い量のおねしょをしたことがある」 ・スキット"迷子な地形"→パ「迷子ちゃうわ!!!」 ・パ「日進チンコ」 ・ドロワットの声マネしたらキモすぎて自己嫌悪 ・シリアスなイベントなのにコスチュームが変なせいで酷いことに ・大きな声を出しすぎておかんに怒られる ・パ「ラスボス前にトイレ行くのは当然だからね!神聖な儀式見たいな門だからね!」 ・魔装具を求めて迷子 ・魔装具見つけても迷子 ・道が見つからないと言いつつ正解の階段の上をうろうろする ・ラスボス直前イベント、先生だけコスチューム変えてなくて変な空気に ・デューク第一形態、いい感じで撃破 ・第二形態、かなり苦戦しつつも撃破 ・第三形態、レベル高すぎ能力高すぎワロタ ・真奥義で大ダメージを与えてきた上、39万という超回復で絶望 ・ライフボトル無くなってエステルが死ぬ→エステルがリコールで生き返る ・またエステルが死ぬ→パイパン絶望→またエステルがリコールで生き返る ・残り2万程度まで減らしたところでOVL後メテオ撃たれる→エステル死亡→削りきって1時間もの激闘に勝利!!! ・最後にまさかのKYコス先生のレベルアップで勝利の余韻が台無しに ・良いEDでした 昔クリアできなかったテイルズオブヴェスペリア実況 完
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ガイ・セシル アビス 称号名 備考 護衛剣士? レディアントマイソロジーでの称号もこれ 理解ある幼なじみ? マルクトの貴族? マブダチ? シグムント流兵法家? ガンバリスト? クールコック? ブレードテイマー? 衣装変化 海のサル? スケベ大魔王 三代目 憩いの配膳者? 衣装変化 ロマンチェイサー? ゴールデンナイト? アビスオレンジ? 衣装変化 譜業隣人? ふごうりんじん スマートスタイル? ファンダムVol.2 称号名 備考 護衛剣士? 初期取得 ハレンチ? アドベンチャー:ジェイド編 ジャラナイト? テイルズオブドンジャラ:ガイでプレイし、1位でクリアする すけべ大魔王 テイルズオブドンジャラ:対戦キャラ3人を女性キャラにして、ガイでプレイする 帰宅部? テイルズオブドンジャラ:ガイで何度か最後までプレイする
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郷田努(ごうだつとむ) 東京都北区出身。日本で初めて認可されたゲームクリエイターコースを持つ東京コミュニケーションアート専門学校の一期生として入学。 ゲームクリエイター。1990年代後半からフリーランスで活動を開始、2002年からナムコ(後のバンダイナムコゲームス)で『テイルズオブモバイル』などを手がけ、『テイルズ オブ ヴェスペリア』 (Xbox 360)、『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』 (Wii) 、『FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜』 (Wii) など複数の家庭用ゲームソフトのプロデューサー。 2002年から株式会社ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)に入社。モバイルコンテンツ事業部に所属、パックマン、ギャラガ、スカイキッドなど多数のケータイアプリのディレクションを経て、2004年、FOMA900シリーズのロンチにケータイサイト「テイルズ オブ モバイル」を企画、制作、ディレクション、サイト運営をする。同年にVodafoneにてケータイサイトXenosaga Mobileも立ち上げる。その後、数々のケータイオリジナルのRPGアプリ『テイルズ オブ ブレイカー』、『テイルズ オブ コモンズ』、『テイルズ オブ ヴァールハイト』、Xenosaga Pied Piperなどの企画、シナリオ、ディレクションを行う。コンテンツ編成局マーケティング戦略チームを経て、2007年からは家庭用ソフト『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』、『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』、『テイルズ オブ ヴェスペリア』、『FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜』などをプロデュース。その傍ら大学、専門学校等での講演を多数行っている。2009年にナウプロダクションへ移籍。 2002年以降にリリースされたタイトルからはディレクション、シナリオなどで関わったタイトルには『しなりお屋さん』『郷田 努』『T.G』などの名前でスタッフロールに掲載されている。 主題歌タイアップについては、自ら行う方針で直接交渉を毎回行ってゲーム専用曲を書き下ろしてもらっている。これまでにタイアップしたアーティストは植村花菜、JAMOSA、misono、BONNIE PINK、手嶌葵。『テイルズ オブ ヴェスペリア』ではゲーム発売日に「テイルズ オブ」専門月刊誌『テイルズ オブ マガジン』を角川書店とのコラボで発刊。また、主題歌「Ring a Bell」はitunesにてワールドプレミア配信などクロスメディア展開をしかける。 テイルズオブシリーズの仕事は、 2004年02月 テイルズ オブ タクティクス(ケータイアプリ) 2004年02月 クレーメルラボ(ケータイアプリ) 2004年06月 ウィスバトル(ケータイアプリ) 2004年09月 グルーヴィーアーチェ(ケータイアプリ) 2004年12月 クレーメルチェック(ケータイアプリ) 2005年01月 テイルズ オブ ブレイカー(ケータイアプリ) 2005年10月 テイルズ オブ コモンズ(ケータイアプリ) 2005年11月 テイルズ オブ タクティクス外伝(ケータイアプリ) 2005年12月 テイルズ オブ ジ アビス連動アプリ(ケータイアプリ) 2006年06月 テイルズ オブ ヴァールハイト(ケータイアプリ) 2006年08月 テイルズ オブ クイズ(ケータイアプリ) 2007年01月 テイルズ オブ ワンダーカジノ(ケータイアプリ) 2007年06月 テイルズ オブ ファンダム Vol.2(PS2) 2007年11月 テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー (PSP) 2008年06月 テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- (Wii) 2008年08月 テイルズ オブ ヴェスペリア (Xbox 360)