約 2,673,530 件
https://w.atwiki.jp/syuria00/pages/356.html
~通常モンスター系~ ~ボスモンスター系~ ~特殊ボス系~ @人物系 ダルクVOデータ ソナタ(敵)VOデータ リリーVOデータ リディアVOデータ ニーザスVOデータ @精霊系 ※各キャラ対応している精霊を、一応表記してあります。※ ※実際に戦うかどうかは未定(特にマクスウェル)なので変動の可能性あり※ イフリートVOデータ ルナVOデータ シルフVOデータ ウンディーネVOデータ セルシウスVOデータ ノームVOデータ シャドウVOデータ ヴォルトVOデータ マクスウェルVOデータ ~ゲストキャラ系~ ※出展元の作品順に並べています。※ すずVOデータ 時を駆ける男(ダオス)VOデータ ルーティVOデータ リオンVOデータ 史上最強の妹(リリス)VOデータ 豪炎の勇士(ディムロス)VOデータ カイルVOデータ バルバトスVOデータ ゼロスVOデータ セネルVOデータ ティアVOデータ ジェイドVOデータ カノンノ・E VOデータ
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/456.html
リヒター・アーベント(りひたー・あーべんと) 概要 ラタトスクの騎士に登場したキャラクター。 登場作品 + 目次 TOSラタトスクの騎士 TOWレディアントマイソロジー3 バーサス レイズテイルズオブフェスティバル2024 TOSラタトスクの騎士 『俺の足を引っ張るなよ。自分の身は自分で守れ。――フォローぐらいはしてやる。』 年齢:20歳 性別:男性 身長:180cm 体重:75kg 声優:浜田賢二 職業:双剣士 得意属性:水 ある目的のため、ラタトスク・コアを探して旅をしている青年。 自らが虐げられて育ったため、他人を虐げるものを酷く憎む反面、虐げられておとなしくしている者も憎んでいる。 度を超した皮肉屋で、目的のためには手段を選ばぬ苛烈な性格。 コアを探す旅の中でエミルと出会い、その臆病な性格や受身な姿勢に苛立ちながらも、 何かと世話を焼いてしまう。それには何か訳があるようだが… + ネタバレ 『TOSラタトスクの騎士』の実質ラスボス。最終戦の時は得意属性が火属性に変化する。 「ラタトスクの死」という利害の一致のもと魔族と契約し(エミル達の世界と魔族の住むニブルヘイムを隔てる扉は、ラタトスクが生きている限り破られる事はないため)、精霊ラタトスクに親友アステルの仇討ちをしようとしていた(この辺りはTOVのDLCコス「復讐のハーフエルフ」の説明にも記載されている)。 実はエルフの父と人間の母の間に生まれたハーフエルフ。 昔は両親と共にテセアラの人里離れた山奥で暮らしていたが、無理を言って町に出た結果ハーフエルフだという事が知られ、自分を庇おうとした両親をハーフエルフ狩りの為にテセアラ全土を回っていた王立軍に殺されてしまう。 その後はハーフエルフ特有の高い知能に目を付けられ、サイバックの研究施設に軟禁される。そんな最中にアステルと出会い、彼と友情を育む。しかしアステルはラタトスクに殺され、その時からリヒターはラタトスクの命を執拗に狙う復讐鬼と化した。 また、ブルートに近づき、ヴァンガードを暴走させた人物。ブルートにセンチュリオン・コアを渡したのも彼。 そんな彼がエミルを気にかけていたのは、彼の容姿が親友のアステルに瓜二つだったため。が、しかし、エミルの正体がラタトスクそのものであったため、敵対。 殺そうとするも、ギンヌンガ・ガップでの最終決戦でエミルの体を張っての説得(及び、アステルを殺した罪を償う為に自作自演でマルタとロイドに殺されようとしたこと)に心を動かされた。 当初は世界を魔族だらけにしてでもアステルを蘇らせようとしていると思われていたが、封魔の石と神子の輝石を使い自らが人柱となる事で扉を封じ世界を守るつもりだった事が、終盤で判明した。 最終的に彼のラタトスク=エミルへの憎悪は完全に氷解。エミルに人間としての一生を全うして貰う為、自らをラタトスク・コアの宿り木とし、暫くの間エミルとラタトスクに分離して暮らす事を提案する。リヒター自身はマナで世界を支える必要がなくなった1000年後に解放される事をラタトスクから告げられた後、魔界の扉の人柱となった。 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 「わざわざ死に急ぐこともない。そう思ったから忠告した。それだけだ」 セルシウスと契約し、星晶豊かな霊峰アブソールを一緒に守っている。 しかしセルシウスにディセンダーと行動することを頼まれ、アドリビトムへ。 ▲ バーサス 「吠える声だけは大きいな、負け犬が」 所属国家:無所属 ある男を仇(かたき)として追い求める孤高の戦士。 物静かで理知的な雰囲気をただよわせるが、その瞳の奥には復讐の炎が燃えている。 身の上について謎が多く、世界樹とユグドラシルバトル、そして異世界ダイランティアについて、 常人では知りえないはずの知識を身に付けている。 + ネタバレ 今作ではダオスと友人の天界人。そのため、実年齢は原作と違い20歳ではない。 地上人を見下す高圧的な天界人だが親友のアステルが親地上派なので共同研究していたが アステルはバルバトスに殺され、魔界にいるバルバトスと相討ちになってでも仇討ちを目指す人物となっている。 また、天界人というダイランティアを裏から支配する立場にあるためか原作よりも世間を知らず、 お店にいる客に対応する店主に対しても「媚びへつらう豚」呼ばわりしている。 さらに、カイウスが被差別者の想いを語ると「自分を差別する人間に媚びへつらう豚以下」と苛烈に罵るなど原作よりもプライドが高い人物となっている。 ▲ レイズ + ネタバレ 「…失われた命の復活。本当に可能なんだろうな」 9章後編のラストに登場。 親友アステルの復活を望み、救世軍に加担している模様。 第11章では具現化装置設計図を奪って逃げたチェスターを待ち伏せしていたが、 「襲うフリをして、チェスターをスパイとして送り込む」ために一芝居うった。 第12章ではディストによって捕らえられたマークに代わり救世軍のリーダーになったと 元救世軍兵士のルックに言われている。 四幻将としての通り名は「焔獄のリヒター」。 ミラージュプリズン編ではアステルの復活をメルクリアに叶えてもらった様子。 フェアリーズレクイエム編6章ではジュニアを守っているのを疎んだグラスティンにアステルをネタにおびき寄せられたところを捕らえられてリビングドールβ化され、同じくリビングドールβ化されテセアラ領の領主にされたリーガルの護衛騎士となっている。 3部13章にてイオンの手により本人の心核を戻され、エミルたちによってイクスたちのアジトへ連れ帰られた。 復帰してからは自分と似た境遇であるメルクリアを放っておけず、救出されたアステルと共にビフレスト聖騎士団に移った。 ▲ テイルズオブフェスティバル2024 テイフェス2024の1コマ漫画「凄い(困った)な!」に登場。「何だこれは。こんなもの俺は付けんぞ」と猫耳カチューシャを外していた。 ▲
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/26287.html
ジュディス・バークライト 概要 テイルズオブファンタジア 紺碧の絆に登場したオリジナルキャラクター。 登場作品 + 目次 紺碧の絆 ネタ 関連リンク関連項目 被リンクページ 紺碧の絆 性別:女性 チェスターとアミィの母。チェスター5歳、アミィ2歳の時に心労と過労の為に倒れ、亡くなる。 夫を病気で亡くして以来、寝込むようになっており調子がいい時は服の仕立ての仕事をして、何とか生計を立てていたが4292年に高熱を出したことがきっかけで亡くなる。 ▲ ネタ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ キャラクター:ファンタジア ▲
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/727.html
チャット / Chat 「また、子供が増えるんですね。世界一の家族への道にさらに一歩近づきました!」 「アイフリードの子孫を名乗る人はいっぱいいますけど、ボクが正統な後継者ですからね!」 「ちなみに、ボクの性別を考えると」「ボウズはふさわしい表現ではありませんね」 「これぞ、アイフリードに伝わりし秘伝!行きますよ~!エターナルスロー!!へへっ☆」 年齢:12歳 性別:男性…?(←ここ重要) 身長:146cm 体重:38kg 声優:野田 順子 称号:テイルズ四天王『クイーンオブキャプテン』チャット 出身地:港町ペイルティ(Tales of 大辞典より) シンフォニアの詐欺師アイフリードの子孫(ひ孫)。 先祖の遺産であるバンエルティア号の副船長であり 同時にアドリビトムのサブリーダーでもある。 先祖のような大海賊になるべく、名を上げようと躍起になっている。 ギルドの管理人として、RM2での依頼は全て彼女を通して行われる。 重要任務の時の人選は基本的に本人の志願ばかり。彼女に人事権は無いのか 空意地を張って船長の地位を主張するも、船の整備からギルドの運営から 知識足らずで不備ばかり。悪い人につけこまれないようにねw 川´_ゝ`) 「チャット船長?はて、何のことか分からないのだが?」 先祖の遺産やら、海賊道具で戦うEキャラでも屈指の一般人っぽいパーティキャラ。 愛称は「キャプテン」「船長」「チ…ト」。本来のキャプテンだが、ほぼジェイドに乗っ取られている。が、自己主張が激しいので「可哀そう」とすら思ってもらえない。ある意味最も不遇な少女。登場初期の自己主張の激しさと性格のウザさ、後期のデレ具合もある意味原作通り。 良い所は大人たちに持っていかれる一方、ハロルドのショー・コーロンへの賠償金を肩代わりなど厄介ごとはしっかり背負わされている。悲しい…。 ついでに言うと船の主導権を他の人に握られるのも原作通り。「船に乗ったら勝手にこっちの物にすりゃいい」(byリッド) 外伝系での武器は「チャットバッグ」(キャラクターイラスト通り)。 バンエルティア号に刻まれたメルニクス語をわざわざ学者たちが解読しているため、グラニデの彼女はどうやらメルニクス語は喋れない設定らしい。まあ原作でも喋ってくれないんですけどね。 RM2のバンエルティア号の出所(RM2ネタの「その他」項目参照)から推定するに、グラニデでは既に過去の時代の言葉になって久しい様子>メルニクス語 RM2では原作から勝利ポーズが変わっている(寝転ぶ→腕を突き出す) チャットの最も好感度の高い時のあたま評価は聞くべき。これで堕ちたあたまもけっこういるらしい…?と言う夢をみたんだ。byあたま 原作に比べて大人キャラが多いせいか、余計に子供っぽさが強調されてしまった気もする。一応原作では高級ホテルにはしゃぐファラたちをよそに至極当たり前に避難経路の点検をしたり、論理をどこかにおいてきてしまった豪快さんのつっこみ役を担当したり、わりと口だけじゃない常識的な面もあるのだが。セレスティアの基準である成人年齢(10歳)を超えてるので、自活せねばならず当たり前といえば当たり前の行動ではある。 もひとつ原作からのネタだと、チャットのステータスの知力の値は何とキールに次ぐ2位。暗算苦手だけど頭いいぞ船長!まあ術キャラじゃないので実際の戦闘能力にはあんまり反映されないけど…。さらに付け加えると、甘党である。フルーツパフェとか料理すると大抵♪マークが出る。みんな忘れてるだろうけど…(そもそも気づかない?漫画版RM2ではユーリに自分のケーキを食べられ激怒する。 RM2ではギルドマスター故、地味に出番が多い。ややヤンデレ気質。そのおかげか他のEキャラががOPに出られない中、OPではジェイドと二人きりとエターニアキャラでは一番目立っていた。そこ、本人より船のほうが目立ってるとか言わない。寧ろそう言ってあげた方がチャットも喜ぶかもしれない。 RM3ではギルドマスターは降板となってしまった。アンジュら初期ギルドメンバーの手を借りてバンエルティアが発見された恩を利用され、アドリビトムの拠点として提供している。「アンジュよりは偉い」と自称するが実際には頭が上がらないようだ。 下手したらフォッグ以上にテイルズでもネガティブエピソードが皆無なキャラ、勿論本編中にもネガティブ展開は無い。強いて言うならクィッキーにまとわりつかれてる事ぐらい。 もっとも加入自体が任意なためすずみたいなエピソードでもない限りネガティブ展開には発展できないのだが。一応両親との折り合いが悪いという設定がある。が、実は手の平で踊らされているだけだったりする。 なおテイルズオブ大事典によると港町ペイルティ出身だが作中で特に言及も無いし両親に会うこともできない。出身地の設定はあっても特に触れられないのはフィリアがいる。 毛むくじゃらの生き物が苦手なためユージーンやカイウス(変身時)も苦手。原作設定では、バンエルティア号の機械に毛が入るのを嫌うために獣嫌いという流れになっている。あくまで体毛を嫌っているだけ。 ただしクィッキーにいじめられ泣き出す事もしばしば、嫌いというより苦手の部類。 ファンダム1ではヌメヌメした生き物(大蝦蟇。すずの古い知り合いだが、児雷也かは不明)も苦手。蛙に毛は生えてないが、確かにベトベトした生き物が自分のベッドの中に入っていたら嫌かもしれない。 TOEのスキットのNo.127によると“動物嫌いは遺伝”、テイルズオブ大事典によると“動物だけは遺伝的に苦手”らしい。アイフリードも…? 動物を普段から連れ歩いているメルディやしいな、動物そのもののラピードが参戦しなかった事が救いか。 何故かパニールは平気。動物扱いしてないから?ところがあるスキットではユージーン(ガジュマ)+獣人化カイウスに挟まれ、そこにパニールがトドメをさして船長は発狂したため、苦手ではあるかも。マイソロ3で上記の2人+ラピードが参戦したら地獄を見る可能性大・・・チャット危うし!RM3ではメルディ参戦決定=クィッキー参戦決定…どうやら更なる地獄を見ることになるようだ…。更に購買所にはホタテ三兄弟やら、食欲の悪魔の姿まで…もはや拷問に近い…。 動物の毛が機械に入るのは嫌っているのにもかかわらず船に乗ったばかりのリッドに一歩間違えれば大惨事になる操縦を任し、RM2でも配置的におそらくリッドが運転しているため、船を大事にしているか微妙な点がある。ガイには手入れがなってないと言われている。原作では彼女が船の整備を一手に引き受けている。曽祖父の代からの古い船を、(ご先祖様の残した専用ドックの力もあるとはいえ)計算の苦手な12歳の子供が空まで飛べるように整備しているんだから相当立派。・・・正直、頬ずりするほど機械を愛する彼女が手入れを怠けているとしてしまうRM2の設定って(ry さらに原作で難しいダンジョンの一つであるからくり屋敷「チャットの小屋」をたった一人で作り上げた技術と才能を持っていた。ガイageチャットsageのための改変なのだろうか…。 RM2の彼女はやる気はあるが致命的に技術が無いのかも?機械整備は、技術や知識はもちろんだがけっこう体力勝負なところもあるので、女の子であるチャットにはやっぱり限界あるんじゃないだろうか。たぶんガイが言ってるのはそこだと思われる。船なんて重量級もいいとこだし。 RM2の装備品「体操服」や「水着」はチャット公認らしい。…もしも彼女がコスチュームの統一を唱えたら全員体操服や水着を着るのだろうか?。…女性は許す、男性は…何も言うまい。待て、ルカやマオが着たら?クレスが興奮するだけである。アッー!! 全国のショタコンあたま大喜び。 ルビアから「女の子同士の会話だから船長は駄目」と言われてしまった。 全テイルズの操作キャラでは同原作のフォッグと並び三番目に技が少ない不遇の子(全部で6つ)。RM2だと一番少ない。ちなみに全テイルズの操作キャラで二番目に技が少ないのは同原作に登場したレイス。(全部で4つ)そして一番技が少ないのはSFC版TOPのチェスター。なんと貫禄の技なし。少ないってレベルじゃねーぞ! TORのワルトゥもメイン敵キャラながら技無しの同率一位。移植時に一人だけカットインをつけて貰えなかった悲劇の紳士。 ピコハンマスター。普通のピコハンでも一度に大量に投げてくれる。チャット「今のはピコレインではない・・・ピコハンだ・・・」没ボイスに「ピコピコハンマー」もあった。タクティクスのみ、ストップボールやスリープボールといった技もある。 RM2では異常系全般が効きやすく、おまけに複数散布させるため相手にHITさせやすい (但し、ハンマー一個一個の異常化成功率はコレットより低め)。コレットが天使なら、こちらはRM2におけるLv上げの女神といったところ。海賊の名に相応しく、高Lvモンスターをどんどん石にして経験値(とアイテム)を荒稼ぎできる。相手がゾンビ系、ロックワーム以外の大型ボスでなければ大抵の敵をコチコチにできるが、討伐クエでは石化による勝利はカウントに入らないので注意。マニアモードでの貢献率はコレットと並んでツートップ。複数固めたい場合や動きのブレる相手にはチャット、大型の敵や一対一の強敵相手にはコレットと使い分けるといいだろう。 1週目のスタメンというより、2週目のLv上げ用に最適。コチハンを覚えるLvであれば、高Lvダンジョンでも通用する。 RM2では使いづらくなっているが、「エターナルスロー」は原作では最強スキルだった。そして全テイルズ技で唯一TPが時間経過で減る技でもある。最強の所以は、すべての中級以上の術を発動させない、という効果があるため。ピコハンめ、なんというイマジンブレイカーだ。ネレイドのファイナリティ・デットエンドの発動をも阻止できてしまう。さらにファイナリティ・デットエンドは一度発動を止められると、二度と発動できないためバラブレ度が上がっている。 ただしシゼル戦で敵が詠唱中に使ってしまうと、逆にシゼルがこちらのTPが切れるまで無敵になってしまう(シゼルは詠唱中無敵状態になる為)。 さらに言うとエターニアにはスピリッツブラスターやオーバーリミッツが無いためはめられてしまうと抜け出す手段がほぼ無い、隠しダンジョンの某ボスなどは開幕エターナルスローでレベルにもよるが無抵抗で倒せたりもする。次回作でのエターナルスローの秘奥義昇格が期待される。そして、実現されたらそれが彼女の初のカットインデビューの日となる。予想通り、エターナルスローが秘奥義化し10年の時を経てついにカットインデビュー。しかも前作と違い演出も強化。やったねチャット!だがあくまで27発のピコハンなのでレディアント・ドライヴでのピコハン連発より少なく「エターナル」じゃない件。まあ消費TP∞から1になったのでおあいこか。 秘奥義が付いたのはいいが、通常技のエターナルスローが昇格ということで技数は5つとなってしまった。 …むしろ秘奥義になるより『カットイン付き+若干のホーミング性能あり+発動中無敵』とかの特殊な技のほうが良かったんじゃないか? 将来とんでもない美人になるとレイスに評された有望株(なりダン2にて)。全国のあたまさん、目を付けるなら今のうちですよ?実際、Eアイフリードの妻・ロザニア(チャットの曾祖母)は相当な美人で伝説で「天女」と評されたほどらしい。ちなみに小説の聖エルモの灯でのロザニアは超美少女。 スリーサイズ B76・W55・H77。こんななりでも推定B…やはりレイスの見込みは正しいという事なのか…?因みにBはBでもCに近いBである(後バストが2mmで推定C)メルディといいEキャラは着やせしているな。 女らしくなる事を嫌っており、胸が膨らむことを気にしている。アーチェ達が聞いたらどう思うか…。恐らく相談相手がアニーではなくジェイドやハロルドだったら確実に改造手術を施されていたであろう…。 やはり年の割りには発育がいいからアニーに相談したのだろうか…? なりダン2でクレスに「チャット、それチャット取ってくれ」というダジャレを作られた。 原作ではおそらく765の設定ミスによりリッド、ファラを超える攻撃力を持っていた。TOEのパーティメンバーでは二番目に攻撃力が高い。もっとも武器が弱いのと原作は力の上限が低いため活かされる事はなかったが…。 原作ではカウンター持ちだったり、アイテム硬直が非常に短く(他のキャラの約三分の一)最強のアイテム係だったのだが、別の作品で再現されたことがない。彼女専用のアクセサリーだった「ピコハンリベンジ」は後にもスキルとして受け継がれている。 目線が上を向いているスキット絵は全キャラでもっとも疲れた表情をしている気がする。特にRM2でハロルドの代わりに賠償金を払った時はまさに人生に疲れた、という表情である。 裏秘奥義「獣 が 船 に 乗 っ て ん じゃ ヌェ ー」第二の裏秘奥義は、レイモーンの民が特定行動をするとカウンターで発動するらしい。その名も、「獣 人 化 な ぞ し て ん じ ゃ ね ぇ !」 コングマンの大ファンであるが、なりダン3ではフォッグと共に坊主呼ばわりされてひどく憤慨していた。なりダンからRM2の間になにがあったんだキャプテン。しかもなりダン3では呼び捨てである。まあなりダン3は他にもそういったものが多いが…。 なに、毛のない生物が好きなだけさ。 序盤でコングマンを倒す場合もっとも簡単なのは彼女のポイハンであり、彼女を使って倒していてもコングマンがバンエルティア号に来た時の会話が変化しないため本当にコングマンのファンなのか?と思えてしまう。そして彼女がもっともコングマンにふさわしいと思う部屋は機関室である、…彼女にとってもっとも素晴らしい部屋なのは確実だがチャンピオンにとってふさわしい部屋かは疑問である。しかしRM3ではファンではなくなってしまった。それどころか船に来たことに困っているという豹変っぷり。 PS3でリメイクされたTOVにてパティ・フルールという 海 賊 風 なキャラが追加された。チャットのマイソロ3出演の席が危うくなってきた?RM1→RM2は全員続投できたし、攻略本の鈴村氏のインタビューで、『一度出演したキャラはまず外されないと言われたので今後も安心していられます(笑)』と言っているんだから、チャットも大丈夫だとは思うが……。正直な所チャットは海賊というわりには技は異常に少ないものの戦法が大きく異なっているから大丈夫だと思う…多分。もしパティが3で登場したらこの二人は一体どうなるのだろうか。ところがファミ通のインタビューにて樋口氏がパティについて「テイルズで初めての海賊キャラ」発言をしてしまった、このままだとチャットの存在が黒歴史にされかねない…き、きっと藤島テイルズで、て事だよ! とりあえずRM3でもバンエルティア号は登場するらしいので、彼女の「船長」ポジションは安心かと思われる。 リメイク版『TOE』ができれば、ほぼ確実に歴代コスはパティになるだろうけれど。『機械とは崇高!なのじゃ!』『ボクの魅力が出せる技なのじゃ♪』 ちなみにレイズにはパティと参戦することが検討されている模様。 原作ではサブキャラクターの位置づけのためメイン四人に比べるとフォッグと並んで明らかに冷遇されている不遇のキャラ。原作ではレイスと知り合ってないからか、なりダン3ではチャット戦でレイスがパーティにいても一切反応しない。ちなみに一応レイスが死亡する時にチャットをパーティに加入することは可能、…台詞は一切無いが。 キールがシルエシカのアジトに残ることになってパーティから外れた時にファラが「3人になっちゃったね」と言う…あれ?チャットは? メルニクス語の看板をチャットをパーティトップにしていても読めない、フォッグも同じく。 ストーリー終盤メルディが背後霊に乗っ取られた時にメルディがメルニクス語で喋りまくっているのだがその時にファラが「わからない!メルディの言葉がわからない…!」…上手い演出だとは思うが勿論チャット(フォッグ)がパーティにいても訳してくれない、てか画面にいない。そもそもチャットやフォッグは原作中一度もメルニクス語を話さない。ガレノス氏ですら話すのに…。 メインストーリーのキャンプポイントでのイベントには一切登場しない(レイス、フォッグは一回ずつある)。キャンプイベントが無い即ちチャットが強制加入するダンジョンがないということになる。一応アイフリードの隠しアジトでは強制加入。しかし気付かないことの方が多い。 Eパーティメンバーで唯一のカットインなし(一時加入のレイス除く)。フォッグはエレメンタルマスターでカットインあるのに…なぜエターナルスローにカットインがないのだ?エターナルスローにカットインがついたのはRM3が初。それまでずっとカットインがつかなかった。 チャットが一番冷遇されている点はこのwikiでネタになっているスタン、ガイなどと違って「サブキャラだから仕方ない」の一言で片付けられてしまえる事だろう。 しかし、マイソロ以外の本編以外のゲスト出演としてはなりダン、D2で地下水路の「アヒルのおもちゃ」(原作ではチャットの小屋で活躍)やリーネの村長の家にあるアヒルの人形の「チ…ト」表記、Aにて「大海賊の人形」があるので意外と出番はあるのかもしれない…?リンクでは描き下ろしで☆4が登場しているが、アスタリアでは☆1すらないという両極端な扱いを受けている。現在ではアスタリアでは☆4で登場している。 なお、テイルズオブバーサスにはウォールブレイカー(2Dミニゲーム)でのみ参加。公式で「コングマンを出してほしいと言ったら代わりにチャットが外れることに…」という発言が…。 シンフォニアではアイフリードが海賊ではなく、詐欺師だったという事を知ったらどうするのだろう?海賊をやめて詐欺師を目指すのだろうか。ちょっと気になる。原作のアイフリードは詐欺師ではなく、セレスティアどころかオルバース界面まで制覇した伝説の大海賊。貧しい人達に宝を分け与える義賊、敵の攻撃から妻を庇い壮絶な最期を迎える、パンツ一丁で猛吹雪の山を登頂するなど、その熱い(暑い?)男ぶりがチャットの(自慢)話からうかがえる。そもそもはシリーズに登場するアイフリードは同名というだけで全くの別人。某最終幻想のシドみたいなもん。 そのため自身の女らしい華奢な体にコンプレックスがあり、フォッグやコングマンといったガチ☆ムチに憧憬と嫉妬を抱いてる設定を持つ。 レイズには2019年7月のイベントで上記で検討されていた通り、パティと共に参戦決定。 + 他のシリーズのアイフリード 「貧しい人達に宝を分け与える義賊」「愛する人を守るために壮絶な最後を遂げる」という人柄であることが多い。TOPのアイフリードアセリア歴4330年~4350年頃その名を世界にとどろかせるが、ミッドガルズ軍との戦いの末、捕まり処刑された伝説の海賊。 息子・グラハムはサブイベントに登場。 TOSのアイフリード詐欺師。続編のTOS-Rには登場しない。 TORのアイフリードかつてカレギアの北の海を荒らした海賊王。子孫はマウロ。 孤島に墓がある。 TOLのアイフリード(旗のみ登場?) TOVのアイフリードギルド・海精の牙(セイレーンのきば)の首領。 TOXのアイフリード各地にアイフリードの秘宝なるものが残っている。 エレンピオス人であり、大昔にリーゼ・マクシアに渡って大海賊として活躍するも二度と故郷には帰れずそのまま行方不明になったと言われている。 TOHのアイフリード三つの大陸と数多の島を支配したと言われる伝説の海賊。彼の財宝は「虹の海域」に眠っているという。最期は財宝に目がくらんだ部下の裏切りに遭うという、アイフリードらしからぬ人望の無さ。 TOZのアイフリード1000年前にグリンウッドを荒らし回った海賊。狩り場に名を残すのみ。「この世界には船がなく、グリンウッドは鎖国している時代なんです」とライターに言われているのに海賊…?鎖国する前の話のようだ。 なおこの狩り場にいる男女の天族のうち、男性の方が護法天族のゴウフウである。彼は後に...。 ローランス各地に伝わるおとぎ話に多く登場しており、その時々で王子様・女の子・ドラゴン・死神と様々な形で現れる。ベルセリアのことを考えると王子様=パーシバル王子・女の子=モアナ・ドラゴン=ダイル!?・死神=アイゼンのことかと。 TOBのバン・アイフリードアイフリード海賊団団長。海賊船バンエルティア号で大海原を駆ける。副団長はアイゼン。 彼曰く「そこそこの霊応力を持っていた」というが、降臨の日以前から聖隷が見えるほどの霊応力なのでかなり稀有な存在。そして聖隷が認識できるだけでなく、アイゼンやザビーダと「ケンカ」してやりあえるほど実力も高い。 レイズのアイフリードややこしいことに、今作では「アイフリード」と称される人物はルイス・アイフリード(ナーザの鏡精)とナーザ・アイフリード(ルイスを生み出した鏡士)の2人いる。 このページに載り切らなかった関連ネタ↓負けるな僕らのテイルズ四天王!
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/25223.html
郷田努(ごうだつとむ) 東京都北区出身。日本で初めて認可されたゲームクリエイターコースを持つ東京コミュニケーションアート専門学校の一期生として入学。 ゲームクリエイター。1990年代後半からフリーランスで活動を開始、2002年からナムコ(後のバンダイナムコゲームス)で『テイルズオブモバイル』などを手がけ、『テイルズ オブ ヴェスペリア』 (Xbox 360)、『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』 (Wii) 、『FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜』 (Wii) など複数の家庭用ゲームソフトのプロデューサー。 2002年から株式会社ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)に入社。モバイルコンテンツ事業部に所属、パックマン、ギャラガ、スカイキッドなど多数のケータイアプリのディレクションを経て、2004年、FOMA900シリーズのロンチにケータイサイト「テイルズ オブ モバイル」を企画、制作、ディレクション、サイト運営をする。同年にVodafoneにてケータイサイトXenosaga Mobileも立ち上げる。その後、数々のケータイオリジナルのRPGアプリ『テイルズ オブ ブレイカー』、『テイルズ オブ コモンズ』、『テイルズ オブ ヴァールハイト』、Xenosaga Pied Piperなどの企画、シナリオ、ディレクションを行う。コンテンツ編成局マーケティング戦略チームを経て、2007年からは家庭用ソフト『テイルズ オブ ファンダム Vol.2』、『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』、『テイルズ オブ ヴェスペリア』、『FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜』などをプロデュース。その傍ら大学、専門学校等での講演を多数行っている。2009年にナウプロダクションへ移籍。 2002年以降にリリースされたタイトルからはディレクション、シナリオなどで関わったタイトルには『しなりお屋さん』『郷田 努』『T.G』などの名前でスタッフロールに掲載されている。 主題歌タイアップについては、自ら行う方針で直接交渉を毎回行ってゲーム専用曲を書き下ろしてもらっている。これまでにタイアップしたアーティストは植村花菜、JAMOSA、misono、BONNIE PINK、手嶌葵。『テイルズ オブ ヴェスペリア』ではゲーム発売日に「テイルズ オブ」専門月刊誌『テイルズ オブ マガジン』を角川書店とのコラボで発刊。また、主題歌「Ring a Bell」はitunesにてワールドプレミア配信などクロスメディア展開をしかける。 テイルズオブシリーズの仕事は、 2004年02月 テイルズ オブ タクティクス(ケータイアプリ) 2004年02月 クレーメルラボ(ケータイアプリ) 2004年06月 ウィスバトル(ケータイアプリ) 2004年09月 グルーヴィーアーチェ(ケータイアプリ) 2004年12月 クレーメルチェック(ケータイアプリ) 2005年01月 テイルズ オブ ブレイカー(ケータイアプリ) 2005年10月 テイルズ オブ コモンズ(ケータイアプリ) 2005年11月 テイルズ オブ タクティクス外伝(ケータイアプリ) 2005年12月 テイルズ オブ ジ アビス連動アプリ(ケータイアプリ) 2006年06月 テイルズ オブ ヴァールハイト(ケータイアプリ) 2006年08月 テイルズ オブ クイズ(ケータイアプリ) 2007年01月 テイルズ オブ ワンダーカジノ(ケータイアプリ) 2007年06月 テイルズ オブ ファンダム Vol.2(PS2) 2007年11月 テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー (PSP) 2008年06月 テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- (Wii) 2008年08月 テイルズ オブ ヴェスペリア (Xbox 360)
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/265.html
意識 (あの何から何までそっくりな奴…。ジューダスは無事なんだろうか) 辺りが夕闇から真の闇へと変わり、夜の帳が下り島を呑み込み始める中、一人の青年が西へと駆けていた。脳裏に先程の出来事を思い出しながら。 青年の名はヴェイグ。浮かび上がる2人の人物の名はジューダス、そしてリオン。 朝から行動を共にしていたジューダス。突然現れた外見から声、多分性格まで彼とそっくりなリオン。 あまりにも2人は似ていた。あの時は少し状況が飲み込めなかったが、隠し子などと言っていた事から、あの2人は双子なのだろうか。 ジューダスは「僕自身の戦い」だとも言っていた。2人の間には重要な繋がりがあると見て間違いないだろう。 ──いや。自分には関係ない、関係出来ない問題か。変に深く追求しても仕方がない。 そこまで考えて、ヴェイグは疾走の息か溜め息か判別つかない空気を吐き出した。 そして思考を次に移す。捜していた女性、ハロルドの事だ。 未だに彼女の姿は見えない。あの激走だからいい加減息が切れてもおかしくはないのだが。 完全に見失ったか? 一瞬ヴェイグにそう一抹の思いが過ぎった。 ハロルドがどこに向かっているかが分からない。ヒントは、誰かから逃げている事と、彼女が「マーダー」だという事。 最初の悲鳴をハロルドも聞いているのなら、間違いなく──新たに聞こえた奇声にも反応する筈。 つい先程聞こえたヒトと思えぬ断末魔を聞けば、逆に山を避けルート変更を考えるかもしれない。 いくらマーダーとはいえ、敵から逃げるという緊急時に標的の事など考えるか? 可能性は低い。 かと言って、彼女を捜す事を先行し悲鳴を後に置いておくのも望ましくない。当てはないのだから。 まずは山岳部に向かおう。もしもの事もある。 奇声が聞こえたのはつい先刻。どれほど離れているかは分からないが、大きくはない筈だ。 (一体…何が?) 激走のまま、ヴェイグは顔を上げ中央に聳える山岳を見つめる。 幽暗に閉ざされぼんやりとしか見えない山は、言い様のない存在感を示しまるで生きているようだった。 ほぼ闇と同化し、殺気にも似た雰囲気が発せられ包んでいる。異様な気配に自然と不安が込み上げてくる。 全てが上手く運ぶのか、と。 「絶・瞬影迅…!」 急がなくては。そう思い、1度立ち止まり精神統一。彼の周囲に、相対の月光に煌めく氷の破片が散った。 「あの鳴き声って!」 ハロルドは山岳の空に響く声を聞き愕然とした。 あの声質、間違いなく1日目で戦ったあの老人、マウリッツ・ウェルテスのもの。 しかしあの時エクスフィギュアと化したマウリッツの名は、確かに放送で呼ばれた筈だ。 (あの手に付いてたヤツと同じのを、誰かが持ってたって言うの?) そうとしか考えられなかった。これが本当なら迷惑、いや慄然としか言い様がない。 辺りを見渡し、誰もいない事を確認してから一考。辺りの気配を気にしながら冷静に考えるのは流石の天才も辛い。 まず。 悲鳴も考えれば、あの怪物に襲われているのは間違いないだろう。リオンからは逃げたいが、山岳部は危険だというのが現在のハロルドの本音だった。 (見捨てたくはないけど…私だってみすみす危険な場所に行きたくはないわ。リオンが追跡してきている以上、複雑な場所に迷い込ませた方がいいのは確かだけど…。 でも1ヶ所にマーダーを複数留まらせるのは、襲われてる人にとっても危険…。 ジューダスともあんま会わせる訳にはいかないから、わざと私が囮になってレーダー持ってるリオンを引き寄せるのも手だけど、そしたら助けには…あーもう、堂々巡りだわ!) まくし立てるように考えると、その考えは1つの輪になる事が分かった。 ある点を追い掛ければ後ろから別の点が追い掛けてくる。無論、その後ろにも点があり、気付けば最初の点は最後尾を追い掛けている。そんな感じで点は集い輪となるのだ。 勿論終点はなく、ただ延々と回るだけ。 しかしハロルドが決めあぐねている中、輪は意外とぷっつり切られる事になる。 「おい、あんた…!」 突如背後から掛けられた声。思わず体を跳ね上がらせ、手にソーディアン・ディムロスを携え、風を思わせるように素早く振り返った。 そこに立っていたのは、黒髪の少年ではなく、銀髪を結った背の高い青年。自分を追い掛けてきたのだろうか、彼の肩は上下し息は荒い。 確かにハロルドはこの青年に見覚えがあった。疾走の中ではあったが、偶然見つけたジューダスと共にいた人物だ。 「アンタ、ジューダスは?」 しかし当のジューダスがいない事を訝り聞くと、 「…顔が、瓜二つの、奴と、戦っている…」 と、ある程度予想通りの答えが返ってきた。 内心しめた、と思った。 2人をあまり会わせたくはなかったが、会ってしまった以上仕方がない。 今の内にレーダーの範囲から離脱出来れば、リオンは追ってこれない。効果範囲は不明だが、早めに行動するだけ利益は自分にある。 別にジューダスが負ける事を期待している訳ではない。だが、可能性と解決法は幾つも考えておかなくては、いざという時に困るのは自分。 バッドケースにならなければそれはそれで万々歳、申し訳ないが今はもしもの事を想定しておかなくては。 1つ情報が入れば、自ずと道が開けるもんよ。ハロルドは緩く笑った。 「俺はジューダスに、あんたと合流しろと言われた…いや、それよりも」 これからの考えを急速に纏めていると、大分息を落ち着かせた青年が話し掛けてきた。 私はお守りかあの仮面ストーカー、とひそかに思った。 「確かめさせて欲しい。あんたは…本当にマーダーなのか?」 相手の口から出たのは意外な質問であったが、想定内の質問でもあった。 恐らく目の前の相手はゲームに積極的ではない。そうでなければ直ぐにでも襲ってくるだろうし、わざわざこんな問い掛けをしない。 そしてそれは自分にも該当する。マーダーだと堂々と公言しておきながら、疲労中の自分に襲ってこなかった事を不思議に思っているのだろう。 ──否、そんな複雑な理由ではない気がする。そもそも理由付けなど必要なのだろうか。ただきっとこの青年は自分を見極めようとしているのだ。 信用に足るか、足らないか。 「そうね。どうかしら」 な、と思わずヴェイグは呻いた。相手にはこちらの答えの方が意外だったらしい。 不謹慎だが少し嬉しかった。 「私、あのマグニスとバルバトスって奴を殺そうと思って動いてたけど、死んじゃったし。標的もいない今、意味はないのよね」 「…本当か?」 「本当よ。考えなしにわざとマーダーって言うなんて、変に誤解招いて危険じゃない」 まだ青年の目は暗い疑念を抱いている。 向けられる視線の厳しさは、元々持つ鋭い雰囲気だけが成す技ではない筈だ。 「ま、信じてくれなくてもいいけど。それで? アンタはどうするの?」 大袈裟に肩をすくめる仕草を見せると、ハロルドは改めて青年に問い質す。 「…悲鳴の所に行く」 「やっぱね」 即答。それなら聞くなと言わんばかりに青年はハロルドを睨み付けた。 「でも、間違いなくマーダーもいるのよ? 私、アイツに会った事あるけど結構ヤバいんだから。 それでも行く? どうしてアンタはここにいるの? 死にたくないからでしょ?」 すかさず青年に告げるハロルド。 確かにそれはそうだが…、と彼は目を落とし声量は語尾に行くにつれ弱くなっていった。 青年がここにいる、則ちファラの放送があったC3に彼は向かっていないのだ。 その理由がジューダスの指図かどうかは分からないが、少なくともこの青年は単にお人好しではなく、「生き残りたい」という心持がある。 しかしやはり、悲鳴の主を助けたいという思いもある。その狭間で彼は迷っているのだろう。 体は1つしかないから、前に広がる両極端の道はどちらかを選ぶ事を執拗に迫る。 「じゃあ行かなければいいじゃない。私もみすみす死にに行く命、見捨てたら後味悪いし」 至ってハロルドは現実的かつ冷淡に話を進める。 その中、青年は黙していたが、出し抜けに首を左右に振った。 「確かに…自分の命も大切だと思う。だが、今俺はあの悲鳴の人物を助けたい…。 何よりも…俺は、ルーティに償わなくてはいけないんだ…!」 低声に意思が宿る。脇にある手をぎゅっと握り締める。 青年の決意は強く握られた拳を象徴するかのように固かった。2つの道の内、彼が選んだ道は、舗装されていない荒道。 ──…償う? 一刹那置いて、ハロルドは無意識に呟いていた。 「アンタ、人殺したの」 淡白で、ただ何の感情を込めず。 「…このゲームで潔癖気取ってるヤツなんて、もういないでしょ。誰だっていつかは手をかける時が来るし、それを覚悟してなきゃ自分が死ぬんだし」 誰かを諭すための言葉とは思えないほど、ハロルドは誰にも聞こえないよう小さく呟いた。 青年は俯いた顔を上げるも、未だに顔が曇っている。何も言わなかった。 少し後悔した。自分が先に言ったとはいえ、正直、気まずい。 「…あ! 確か、ルーティってカイルの母親よね」 手を顎に移し、わざとらしくやや早口で言う。 青年は少しぱっとしたような表情で、ハロルドの言葉の真意を見定めていた。 「母親? あの歳で?」 「ああ、未来形のお話。カイルはね、未来でルーティと、この…スタンの間に生まれるの」 ハロルドはいそいそと名簿を取り出し、スタン・エルロンという人物を指差す。 最初は理解し難いようであったが、自分なりの結論を見つけたのか、そのカイルというのは、と青年は疑問をぶつけてきた。 「何で消えてないのかって? 勿論死んだ人を復活出来るからでしょ。 ふむ、アンタはヴェイグね。…ん、放送で呼ばれてなかった? あ、死者ではないって言ってたっけ」 この発言に当然青年──今更こう呼ぶ必要もない、ヴェイグは面食らっていた。 自分の名が既に放送で呼ばれた事もあるが、それよりも最初の内容だ。やはりミクトランの言葉は本物なのか? 何、幽霊扱いがそんなにショック? とハロルドは聞くが、ヴェイグは首を振り否定の意を示す。 納得の声を上げ大きく3回頷くと、また荷物から何かを取り出す。ペンと羊皮紙。 『もしくは復活出来ると思わせるためね。多分こっち』 書かれた文面を見てヴェイグは驚きながらも、同じく羊皮紙に文字を連ねる。 『盗聴に気付いているのか?』 『そう言うアンタも』 『俺はジューダスから聞いた』 と書いたものの、 「…っ! 話を反らすな…!」 大分話題を相手にコントロールされている気がふとしたらしく、こう言ってきた。 ぐふふ、とハロルドはいつもの笑い声を立てる。 「だって、アンタだって生き残りたいって思ったんでしょ? だから、殺したんでしょ?」 「…黙れ!」 笑みを湛えるハロルドに、ヴェイグは腰に差す2刀の1本、チンクエデアを抜く。剣先の向こうにはハロルドの姿。 更には自らの氷のフォルスを高めていき、視線と同じ冷たい青のオーラが体を纏う。 「後悔してるんでしょ?」 それでも変わらぬ笑みから出た言葉を聞いた瞬間、何故かすうっとフォルスは沈んでいった。 「償いたい、って思ってんだからそうよね。もし単に殺すのを楽しみにしてやったのなら…私、とっくにアンタを殺してるわよ」 そして笑みは一気に私憤を帯びた表情へと変わる。流石にヴェイグも背筋を寒くしたように顔を強張らせた。 「今はルーティに償いたいと思ってる。いい事じゃない」 そしてまた、さっきと同じ笑顔に戻る。憤激の形相は見間違いだったのかと目を疑いたくなるほどだ。 しかし、確かにあの表情は本物。秘められた怒りと憎しみに偽りはない。 「うん、そうね。そうする。私も一緒に行くわ」 突然勝手に納得し頷き始めると、ヴェイグに先程の笑みを向けた。 驚喜と困惑が均等に交じり合った表情を表し、ハロルドの笑顔に応える。 「! 本当か…?」 「ええ。ごめんね、実はちょーっとアンタの事試す真似してたのよ」 おおっぴらに手を広げ、目を伏せるハロルド。未だに彼女の考えが読めない様子のヴェイグは、尚も戸惑いの色を続ける。 おずおずと、結果はよかったのか? と尋ねる彼に、ハロルドは、 「第一関門はクリア、ってとこかしらね。後は一緒にいて見極めるわ」 相も変わらず無垢な笑みを零すも、当のヴェイグにとっては散々振り回されてこの結果か、と思った。 だが、先程の張り詰めたものは消えていた。 「それに言ったじゃない」 ハロルドは意地悪く笑う。 「命を見捨てる真似は後味が悪い、って」 その言葉を聞いた瞬間、ヴェイグは試されたのか、と思った。 「話し込んじゃったし、1秒が事態を変えるわ。カイルやスタンがいるかもしんないんだから早く行くわよ、むっつり2号!」 そんなヴェイグの心情を空知らず、言ったかと思うと直ぐに、ハロルドは山岳部に向かって走り出した。当然、ヴェイグはまたもや戸惑った。 止まる気配なく小さくなっていく影を見ながら、誰がむっつり2号だ、と聞こえないように呟き追走し始めた。 ふと、1号はジューダスなのだろうかと思った。 その奥で、ハロルドの表情は変わっていた。 (…本当に試したのは自分よ) 心中は、表の笑みとは違った。 リオンから逃げる意味もあるとはいえ、わざわざ危険と分かりきった場所に行くなど、本来はしない。 恐らくヴェイグが来なかったなら、見捨てて西側に逃げていただろう。 ヴェイグが来ても、もし彼が見捨てるような人物だったら、同じく自分も見捨てていた。 ああ、目の前にいる相手も「割り切っている」のだ、と。 だが、答えはどれも違った。 ヴェイグは自らの命を思いながらも、救出に行く事を選んだのだ。それがルーティへの償いかどうかは分からないが、別に何だってよかった。 このゲームで割り切る事は重要と考える。 そうでなければ人を殺すなど出来ないし、自分も割り切っている方だと、マウリッツと戦う時から思っていた。 しかし、マグニス達への復讐を決めた時、カイルやスタンのような、いわゆる「馬鹿」を助けたいと思った。 割り切っている自分と、助けたい自分。2人の自分。一体、どちらが本当なのか? 自分の命を思いながら助けに行くか迷うヴェイグは、ある意味で今の自分を映す鏡だった。 だから本当に割り切っているのか、とヴェイグと自分を試したのだ。 結果、自分はヴェイグと共に救出に向かっている。やはり馬鹿を助けたいのかな、と思った。 が、よくよく探れば、本心の奥深くは違った。 許せないのだ。無駄に命を奪う奴らが、──主催者ミクトランが。 死んでいった参加者全員を殺したのはマーダーだけじゃない。ミクトランも同じだ。 連帯責任。マーダーという役者の罪は、演出家であるミクトランの罪でもあるのだ。 ゲームを主催したという罪に、まだ罰は下っていない。 神みたいなものを気取る気など更々ないが、ミクトランだけには真に復讐しなければ気が済まないのも確かだった。 別にこれはその場で考えた訳ではない。放送直後から生まれていた考えである。 この思いは今、確かなものとなった。 【ヴェイグ 生存確認】 状態:右肩に裂傷 強い決意 所持品:スティレット チンクエデア グミセット(パイン、ミラクル) 首輪 基本行動方針:生き残る 第一行動方針:悲鳴の後を追う 第二行動方針:ルーティのための償いをする。 第三行動方針:可能ならハロルドの剣(=ディムロス)を手に入れる 第四行動方針:カイル、スタンの2名を探す 現在位置:E5北 【ハロルド 生存確認】 状態:ミクトランへの憎悪 所持品:短剣 実験サンプル(燃える草微量以外詳細不明) ソーディアン・ディムロス 基本行動方針:迂闊なことは言わない 脱出への算段を立てる 第一行動方針:悲鳴の後を追う 第二行動方針:リオンの追跡からの完全離脱 第三行動方針:首輪のことを調べる 第四行動方針:C3の動向を探る 現在位置:E5北 前 次
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/6377.html
堀 秀行(ほり ひでゆき) 担当キャラ セルゲイ・ストレルカ フェニックス 以下声優・他作品ネタ リアルの家族は兄が声優兼俳優、弟が俳優。母も宝塚出身である。故人だが父は有名な俳優。 「お前の魂は死んだ。俺の幻魔拳によってな。」鳳凰座の聖闘士。アンドロメダ座のミクトランの実兄でもある。 最初はミクトランのみならずペガサス座の主人公・シーザ(2代目)と敵対関係にあった。 その後、主人公たちが全滅寸前に追い込まれるときに、ほぼ確実に救援のために参上する。劇場版ではミクトランがピンチになると現れて、弟を破った敵を倒すのがお約束。ミクトラン「来てくれたんだね、兄さん!」 セルゲイ「情けないぞミクトラン!」 得意技は相手の精神を操り、精神崩壊をもたらす「鳳凰幻魔拳」と鳳凰の飛翔を炎と具現化させて敵をなぎ払う「鳳翼天翔」。ポセイドン編では黒幕であった弟ディムロスに幻魔拳を放ち、半ば尋問を行っている。 大魔王ヒューゴ配下の不死騎団長。あらゆる魔法に耐性を持つ「鎧の魔剣」を有する。同格の軍団長には百獣軍団長ディラックがいる。その正体はユグドラシルの一番弟子であり、魔法使いアデコール達にとっては兄弟子にあたる。後にディラックと共に魔王軍を離反し、途中で武器を槍に変更しながらも正義の道を歩む。 ファンからは↑の鳳凰兄貴と合わせて「ジャンプ2大不死身兄貴」としてネタにされて愛されている。溶岩に没するのは序の口、腹を刺された上に火炎を流し込まれる、生命力を削る荒業を事ある毎に使用する、など何かと命を投げ捨てまくる。終盤ではHP1で戦闘するオワタ式じみた真似も。二代目はアン・トルメ。 トーマ塾長が開いている男塾の一号生筆頭。ハチマキがトレードマーク。ある時は二号生筆頭・モースと斬り合いになれば、米軍士官学校リーダー・ディラックとボクシング対決、三号生筆頭・ユグドラシルと気功術をもった対決もしたりする。 語学堪能・中国の武術免許皆伝と、主人公のせいかスーパーマンな設定である。 特戦隊隊長。悪役ながらフェアな精神を持っており、戦闘中に部下が水を差すような事があれば激怒する。ボディチェンジで対戦相手と自分の身体を入れ替える事が可能だが、その技を逆手に取られて最後は蛙と入れ替わってしまった。 旧ソ連代表のファイティングコンピューターの異名をとる超人。残虐超人だったが後にアイドル超人の仲間入り。必殺技はベアークローにパロ・スペシャル。トーマとは師弟関係にある。 ネオジャパンのモビルファイター・スタンを助けに度々現れるネオドイツの覆面ファイター。スタン及びその師匠ヘンケンもそうだが、素手で巨大ロボ倒せてしまう人。 その正体はスタンの兄が作ったレプリカ。ヒロイン・マリーの父テオドーロがカーレルと組んでオリジナルと父に国家反逆罪の濡れ衣を着せられ脱出時使用した機体が暴走してオリジナルが取り込まれた際、弟を助けるために作られたのが彼。そして彼の名前はドイツ語で「黒い兄弟」である。 別作品ではファーストコーディネーター。彼の告白は彼の思いとは全く裏腹に後々までナチュラルとコーディネーターの対立の図式を生むこととなる…実は彼の脳髄は生きており、後にジャンク屋所有艦リ・ホームのCPUとして復活する。以前は欠けていた笑いのセンスを取り入れようとしており、憧れていた少女の夢を粉々に打ち壊す事になる… 超機械大戦Wでは木星の人々にゲキ・ガ○ガー3を広めていた。生前、緊張の余り間違えてDVDを渡してしまったかららしい。 続編では何の皮肉か、コーディネーター排斥派筆頭たるブルーコスモス&ロゴスの盟主に。散々ぱら部下や同士を見捨てて逃げた挙句、ロニ(漫画版と超機械大戦Lではセネル)に乗艦毎吹き飛ばされた。 轟轟戦隊の7人目的存在である意志を持ち人型になれる聖剣。戦隊レッドに懐いている。人の言葉は話せないが理解はできるので、戦隊とは意志疎通できている。 戦隊レッドに「あーん」させたり、ハスタに脅されたレッドを救うべく自分の名前を連呼しながらスーパーまで塩を買いに行くセルゲイはシュールの一言。 某ハードアクションゲームでは主人公。隼の里で生まれ育った隼流忍者の頭領。超人的な身体能力と胆力を持つ"超忍"遥か太古に存在した生命体「龍神」の末裔とされる龍の忍者である。 友人に霧幻天神流天神門の抜け忍プレセア、霧幻天神流頭領のリオンがいる。 幼馴染として龍の巫女であり隼流くノ一のファラがいる。 友人兼部下に霧幻天神流覇神門のくノ一カウフマン(TOV)もいる。父バルバトスは先代頭領であった。 協力者兼良き理解者に伝説の刀匠である老人ソロンもいる。原作ではその超人的なアクションや剣劇を見せ、刀はもちろん古今東西の武器の扱いに精通しており無双の強さを誇る。一方で忍者でありながら全く忍ぶ様子を見せないためファンの間では「忍ばない忍者」と呼ばれ親しまれつつネタにされている。外部作品である某生or死な格ゲーにも皆勤賞で出演。打撃も強い準投げキャラ的な位置付け。今日もどこかでセルゲイの隼流奥義「飯綱落とし」が炸裂する。某無双シリーズのお祭りゲー第2作目にもファラ、カウフマンと共に参戦。 無双シリーズお祭りゲーアップグレード版ではプレセアも参戦。ちなみに某武器対戦格闘ゲームの聖戦士ノエルも参戦している。 ルドガーが属していたクロノナンバーズの№2で凄まじい戦闘能力を持つ。このナンバーズが超人軍団なのだがフィリアやセルゲイは最早公式チートの域。 使用する武器は槍でナンバーズ共通のオリハルコンで作られているらしい。 デストロンヘッドマスターのモースやアルベルトを追ってコングマン達の救援に駆け付けたサイバトロンヘッドマスターの指揮官。直情的な性格で仲間のセルディクと無茶やらかしてバリルとトマスに世話かけることもしばしば。 親友のかたきである敵参謀ティベリウス(ドラマCD版)に激しい恨みを抱いている。 次作で地球人であるリフィル達用にロボット生命体としてのボディを送ったのは彼である。このうち3体は敵に奪われ、アデコールやコーネルピンに悪用された。 リッド(もしくはコハク)がリーダーの特別課外活動部の顧問。闇の皇子となって新世界の覇者となることを目指しており、活動部を裏切った。リッド(コハク)、ユーリ、リオン、ヴェル、パライバ、ヨーデルらを生贄にしようとしたが操ったはずのアグリアに阻止され、最終的にはヴェルの父親のミゲールとの銃撃戦の末に相討ちとなり、死亡した。 さらに格闘ゲーム2作目では、孤児だったセネルを実験台にしていたことが判明した。 元祖・泰山天狼拳の使い手。世紀末覇者ヒューゴの右腕でもある。宿星は、どの神々にも与せず天空で狼の眼のごとく強く輝く天駆ける孤高の星「天狼星」である。 彼の使う泰山天狼拳はあまりの速さに食らった相手は凍えるような寒さを感じながら死ぬという神速の拳。ゼクンドゥスやディラック、ソロンの使う南斗聖拳と似ている。主人公の恋人である南斗最後の将の実兄でもある。主人公の力量をその身で見極めるため"魔狼"となる覚悟を決め、ヒューゴから許可を得てわざと主人公に本気を出させるために余命少なかった北斗兄弟の次男に致命傷を負わせる。その後自身の居城で主人公と対峙し敗北。その後北斗兄弟の次男と共に天に帰る。 実は主人公との対決前に自らの腹を引き裂いていた。 ハラッパ国出身のカメ型ロボット。犬型ロボットを追いかけて中国から日本へやってきた。助けたウサギ型ロボットに惚れられている。 シゼル達が通うティベリウスロボット学校の第2期生。何かと自分の性能を見せびらかしたがり、自らを「委員長」と名乗る。彼の登場で、乱暴だが気のいいところもあるガキ大将ロボットのディストがグレて完全な不良ロボットとなってしまった。 シゼルの奉仕先の家の長女に一目ぼれして何かとアプローチしてくるが当の本人には伝わってない。 彼のデザインは元々リメイク前の秀才ロボットデールの没案を流用したもの。没の理由が主人公よりキャラが立ちすぎているためだが、彼もある意味シゼルよりキャラが立ちすぎている。器用貧乏で多彩な能力を生かしきれてない点はシゼルよりむしろリメイク前の主人公ロボに近い。 藤島先生の描く、婦人警官コンビ(1人はハロルド)が主役の漫画に出没した、野球選手をモチーフにした謎の覆面男。自分の価値観に基づいて悪を裁こうとするが、やり方も含めてハロルド達にはハタ迷惑でしかない。 ハロルドの相方に野球勝負で負けてから「ホームラン女」の称号を与えて勝手にライバル視している。 ディムロスがリーダーのコマンドーチームの一員。ニンジャコマンドーであり、武神流の継承者。原作では弱いが、ナムカプでは使いやすい性能を持つスモークボムが猛威を奮う。ホアアーwwwホアアーwwwスモークwwwwボムwwwwコレゾwwwwwブシンリュウwwwwwww ジャンクヤードのトライブ「エンブリオン」の参謀。「理解不能だ」。 元王下七武海で「暴君」の異名を持つソルベ王国の元国王。だがその正体は革命軍の創設メンバー。ニキュニキュの能力を持つ肉球人間。対象を物理的に弾き飛ばすことはもちろん、「痛み」や「疲れ」といったものも弾き飛ばすことができる。 この能力を駆使し、麦わらの一味を離散させた…が、離散先はそれぞれにとって有益な場所だった。若い頃はこの能力を駆使して地元の老人たちの痛みを弾き飛ばすボランティアをしていた。 なお弾き飛ばした「痛み」は一定時間で持ち主に戻ってしまうため、弾いた「痛み」は全てセルゲイが引き受けていた。 セルゲイを模したサイボーグや生物兵器が量産され、世界政府の手によって運用されている。さらにはセルゲイ自身が「無敵奴隷」なるサイボーグと化した。 エッグヘッド編で遠い昔に絶滅したバッカニア族の血縁であることが判明した。幼少期は両親共々天竜人の奴隷としてこき使われた挙句「先住民一掃大会」なる人間狩りで狩られそうになるが、どさくさに紛れて手に入れたニキュニキュの実を食べて能力者になることで脱出に成功。革命軍のメンバーでもあるイエガーとその妹分とはこの時に知り合い、のちに妹分とは親密な関係になったがバッカニア族の血縁故の宿命から結婚には踏み切れなかった。のちに妹分は天竜人に目をつけられた末に死亡。彼女の忘れ形見の娘はセルゲイが養女として面倒を見ていた。 ジェルマ66の総帥でリカルドの実の父親。科学者集団「MADS」の元メンバーでもある。リカルドを「出来損ない」として幼少期から虐待し続けていたクソ親父。リカルドをマルトランの娘・ミラと結婚させるために利用しようとするが…。 ガイと対をなすもう1人の主人公で、改造学生服(長ラン)を着込トゲトゲ頭のツッパリ。ウニのように尖った頭をしている。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/627.html
テイルズオブリバース 11-68~79・81・100~119 68 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 08 54 ID OUMy/JHA ○用語解説 ヒューマ=人型の人間 ガジュマ=獣型の人間 ハーフ =ヒューマとガジュマの間から生まれた子ども。体はヒューマ型で、角と尻尾があり能力も高い。 ヒューマとガジュマが愛し合うことは珍しいことであり、体も弱いハーフが大人まで成長するのはまれ。 フォルス=超能力の種類。もとはガジュマの何割かが持ってる能力だったが、ラドラスの落日の影響でヒューマにも覚醒。 ラドラスの落日=ラドラス王の崩御と、フォルスの暴走が起こった日 王の盾=カレギア王国軍隊の秘密部隊。フォルス能力者をスカウトして作られる。 月のフォルス=史上最大のフォルス。ラドラス王とアガーテが持つ ○主人公のグループ ヴェイグ(ヒューマ) =主人公。無口で暗い青年。孤児でクレアの両親に引き取られて育つ。クレア大好き。 マオ(ヒューマ)=記憶喪失の少年。王の盾を抜け、ユージーンと旅をする。無邪気で明るい。 ユージーン(ガジュマ)=有名な軍人で王の盾の元隊長。医師を殺害し軍を追われた。彼を慕い尊敬する人は多い。 アニー(ヒューマ)=ユージーンに父を殺され、ガジュマを憎む少女。医師見習い。ガジュマを徹底的に嫌う。 ヒルダ(ハーフ)=ハーフということで迫害されて育つ。ハーフの体を捨てるため角を折り、完全なヒトの体を捜している美女。 ティトレイ(ヒューマ)=シスコンの青年。おしゃべり。軽い。ガジュマとヒューマの争いに一番怒りをあらわにするキャラ。 クレア(ヒューマ)=ヒロイン。外見も性格も良い。しっかりもの。いろいろ大変な目にあう。 ○カレギア王国 ミルハウスト(ヒューマ)=カレギア国の若きイケメン将軍。各地で種別争いを鎮めるため飛び回る。いい人。 アガーテ(ガジュマ)=若き女王。国を混乱に落とさせる張本人。ミルハウストに片思い。 ジルバ(ガジュマ)=アガーテが一番信頼する家臣。女。アガーテの願いをかなえるために力を尽くす。 ○王の盾・四星 サレ(ヒューマ)=敵。基地外。ナルシストっぽい喋り方。人が苦しむ姿が大好き。 トーマ(ガジュマ)=敵。弱肉強食を絵に描いたような暴力男。サレに劣らず性格最悪。ヒルダを刺客に育て上げた ミリッツァ(ハーフ)=敵。ヒルダと同じくハーフの能力を買われ王の盾に。あがくヒルダとは違い、自分の境遇を諦めきっている。 ワルトゥ(ガジュマ)=敵。ユージーンの旧友。国のやり方に反発を持ちつつも、王の盾としてヴェイグたちの前に立ちはだかる。 ○脇役(主要人物ではないが、話に絡んでくるキャラ) キュリア(ヒューマ)=女医。アニーの父親のもとで医学を学ぶ。ガジュマの少年を引き取り医学を学ばせている ミーシャ(ガジュマ)=キュリアに引き取られたガジュマの少年。フォルス能力のせいで親に捨てられる ポプラおばさん(ガジュマ)=ヴェイグの近所のおばさん。ピーチパイの名人。孤児のヴェイグを可愛がっている バース(ヒューマ)=アニーの父。国王直属の医師。ユージーンに殺害される。 スージー(ヒューマ)=クレアと同じく誘拐された少女。逃げ出してヴェイグたちに遭遇 69 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 10 53 ID OUMy/JHA プロローグ 病床に臥したラドラス王が、月夜の晩、何かに取り付かれたように自らのフォルスを開放し、死亡する。 世界中に光が降り注ぎ、フォルスが覚醒する人が続出。そして覚醒は暴走を引き起こし 各地で大被害が起こる。のちに人々はこれをラドラスの落日と呼んだ。 スールズという小さな村でも、ヴェイグという青年が覚醒。氷のフォルスの暴走が始まり、 ヴェイグを心配して近づいたクレアが氷塊に閉じ込められてしまう。 一年後 クレアの氷塊の前でうなだれているヴェイグの前に、マオとユージーンというフォルス能力者が現れる。 マオは炎のフォルスで簡単に氷を溶かしてクレア救出。 マオとユージーンはクレアの家で接待されることに。そこでヴェイグはマオとユージーンから話を聞く。 ユージーンはフォルス能力者を集めた軍隊『王の盾』の隊長だったが、ラドラスの落日にまつわる陰謀に気づき追放された。 マオは記憶喪失の少年で、フォルス能力を買われ『王の盾』に入隊したが、そのやり方に不信感を抱き、 ユージーンにくっついて王の盾を脱走。2人は、王の盾に知られていないフォルス能力者を探す旅に出たという。 そこでヴェイグの噂を聞き、この村まで来たのだ。ヴェイグは仲間になってほしいと誘われるが、 クレアのそばにいたい、と断る。 そこにカレギア軍を引き連れた『王の盾』の四星、サレとトーマの極悪コンビが登場。 「この村で一番美しい娘をよこせ」と村人をフォルスの力を使って脅迫。 ヴェイグたちを蹴散らし、クレアを誘拐してしまう。 ヴェイグはクレアを取り戻すため、マオとユージーンは誘拐の真意を含めた国の動きを探るため、 3人はチームを組み旅立つ事に。 70 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 11 47 ID OUMy/JHA サレとトーマを追うヴェイグたち。途中、アニーという少女がユージーンを殺そうと奇襲をかけてくる。 彼女もラドラスの落日で、フォルス能力が開花した人間らしい。 アニーは「父をなぜ殺した!」とユージーンをののしる。しかしユージーンは何も答えない。 ユージーンは、王直属の高名な医師であったアニーの父を殺し、軍を追われたらしい。 アニーは力を使い果たし気絶。ユージーンはアニーを大事そうに抱え、女医のキュリアの元に運んだ。 目を覚まし、興奮したアニーはガジュマが憎いと言い放ち、 その場にいたガジュマの少年ミーシャに「近寄らないで!」と怒鳴ってしまう。 実はそのミーシャは、ラドラスの落日でフォルス能力が開花し、気味悪がられた両親に 同じことを言われ捨てられてしまっていた。ミーシャは悲しみのあまり暴走を起こし姿を消す。 女医キュリアは「あなたの父親は、命に色はない、と言っていた立派な医者だったのに!」とアニーを怒る。 ヴェイグたちがミーシャを探し、救い出して一件落着。アニーは反省をしている様子なのだが、 それでもかたくなに「ガジュマは嫌い…ユージーンを殺す…」と言い続ける。 ユージーンは「それなら俺と一緒に来い、いつでも俺を殺せばいい」とアニーを仲間に引き入れてしまう。 「アニーの父バースとは20年の親友であり、アニーも子どもの頃から知っている、アニーは優しい子だ」 心配するマオにユージーンはそう告げた。 以降ユージーンは、アニーに何を言われてもどんな態度を取られても優しく見守る事に終始する。 ペトナジャンカという街にサレとトーマが行ったという噂を聞き、急いで駆けつけると 一足遅く、この街でも拉致が行われた直後であった。 しかも姉を誘拐されたティトレイという青年がフォルス能力を暴走させ、町中が混乱中。 ひとまず、ティトレイの暴走を鎮めるヴェイグ一行。 ティトレイも姉を救うため、一緒に行くことになる。 底抜けに明るい性格のティトレイ加入で、それまでの重苦しい雰囲気が一気に和らぐ。 が、アニーはユージーンに対する敵対心を隠さず、そこは緊張感が漂ったまま。 71 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 14 01 ID OUMy/JHA 港町サニイタウンで情報収集。この街でもサレたちによる拉致誘拐が行われていた。 「娘のヒルダがさらわれた」という母親から、サレとトーマの足取りを聞いたヴェイグたちは急いであとを追う。 と、ヒルダという娘が助けを求めてきた。誘拐されたが逃げてきたのだと言う。 ヒルダをかばい、後を追ってきたらしいトーマと対峙するヴェイグたち。 と、後ろからヒルダがヴェイグたちを襲った。なんとヒルダは王の盾の刺客。すべて罠だったのだ。 ヒルダ「騙される方が悪いのよ」 しかし、ヒルダはヴェイグたちに負けてしまう。 トーマは「角を折ったから力が半減したんだ、馬鹿め」と言い放ち ヒルダの帽子(ターバン)を払いのけた。そこには折れた角とガジュマの耳が生えていた。 「見ろよ、こいつは醜いハーフだ。ハーフが嫌だっつーんで角を折りやがった。 純粋な人の体になる方法があるって嘘をついて利用してきたが、もう役立たずだ」 「人の体になる方法があるっていうのは嘘だったの?騙したのね!」怒るヒルダ。 「騙される方が悪いだろ」笑うトーマ。怒りでヒルダが暴走しはじめたのを見てトーマは姿を消す。 最初からヒルダを暴走させ、捨て駒にするつもりで連れてきたのだ。 ヴェイグたちは苦戦するも、ヒルダの暴走を鎮める。 傷ついたヒルダを抱えサニイタウンに戻り、サレとトーマの足取りを一から探すことに。 サニイタウンでは、王の盾・四星の一人、ハーフのミリッツァが、逃げ出した少女を探し回っていた。 監禁場所から逃げ出した少女は本当にいたのだ。ヒルダはミリッツァの前に飛び出した。 ヒルダ「聞いて!純粋な人の体になる方法はないの!私たちは王の盾に利用されてただけなの!」 ミリッツァ「…で?王の盾以外にハーフを受け入れてくれる場所があるの?ないでしょう?」 ヒルダ「………」 ミリッツァ「お前は角を折った。ハーフを嫌がりハーフとしての自分も否定した。お前は許せない」 戦闘が始まり、ヒルダはヴェイグたちと共に戦い、ミリッツァを倒した。 こうしてヒルダ姉さんも、仲間に加わる事に。 72 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 15 19 ID OUMy/JHA ヴェイグたちは逃げ出した少女スージーを探し出し、話を聞くことに成功。 囚われた少女たちはカレギア城に集まられるらしい。スージーは城から逃げ出してきていた。 少女たちは丁重に扱われ、アガーテ女王と一人ずつ対面させられるのだという。 スージーが「こんな綺麗なガジュマの女性は始めて見た」と言うと アガーテ女王は悲しそうに「ガジュマのわりには、という意味?」と聞き返した。その後の記憶は無いという。 一行はカレギア城に向けて出発する。 ヒルダの苦悩を目の当たりにしたヴェイグとティトレイとマオは ガジュマとヒューマの違いやハーフへの差別について意見交換、真剣に考えるようになる。 特にティトレイは、ヒューマとガジュマが恋愛するなんて考えた事も無かった自分にショックを受ける。 アニーはガジュマとヒューマが愛し合う可能性があることに拒否反応を示すが そのうち美人で姉御肌のヒルダに憧れ、慕うようになる。 ヒルダは未だに純粋なヒトの体を手に入れる方法をあきらめてはいないと宣言。 そのままでいいじゃないかというユージーンやティトレイの意見に耳を貸さない。 砂漠でアニーが高熱に倒れ、砂漠の村に立ち寄り看病する事に。 その村は外部の人間に冷たく、アニーも「ガジュマなんかに世話になる気は無い」と 余計な一言を言い放ち、介護をする場所の提供をことごとく断られる。 その村は昔、疫病にかかったヒューマが訪れ、疫病を蔓延させた後、姿を消したため わざとこの村をを滅ぼそうとしたのではないかと、住民が不信感を抱いてしまっていたのだ。 一行はアニーを助けるためオアシスにある治療の材料を取りにいく。 ヴェイグたちが持ち帰った材料の角を見た住人が、あの疫病のあと これを持ったヒューマが村の入り口で息絶えていたことを思い出す。 ヒューマは疫病を持ち込んだ事を気に病んで姿を消したのではないか・・・ そして薬を持って来ようとして息絶えたのではないか? 住民たちは反省し、ヴェイグたちを迎え入れてくれて、アニーの容態が回復する。 喜ぶユージーンだったが、アニーは相変わらずユージーンに拒否反応を示す。 73 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 17 15 ID OUMy/JHA カレギア城を目指し着々と進んで行くヴェイグ一行。 バビログラードという港町につく。そこでワルトゥという王の盾・四星の一人と対戦。 ワルトゥはこの港から捕らえた娘たちをカレギア城まで船で運ぼうとしていた。 ユージーンは旧知の仲らしく、ワルトゥに「なぜお前がこんな事に加担するのか?」と問いただすのだが ワルトゥは答えない。 そこにミルハウストという王国正規軍の将軍も現れ、ワルトゥに娘たちを解放するよう要求。 ミルハウストは女王と国民を守る使命に燃える正義の人であり、王の盾・四星も頭が上がらないらしい(おまけにイケメン。 無事娘たちが解放され、ティトレイと姉のセレーネが再会する。 しかしクレアはすでにカレギア城に連れ去られたあとだった。 がっかりするヴェイグ。 その頃、クレアはアガーテ女王と対面。ヒューマとガジュマの違いを問うアガーテに 「違いはありません、見かけは違っても私たちは同じヒトです」と毅然と答えるクレア。 アガーテはクレアの肩に手を置いた。クレアは気絶し崩れ落ちる。 アガーテは家臣のジルバに告げる「この人よ……私を助けてくれるのはこの人」 74 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 18 47 ID OUMy/JHA ヴェイクたちはカレギア城のあるバルカに到着。 アガーテ女王は、聖なる王の復活の儀式を執り行うと宣言していた。 クレア誘拐となんらかの関係がありそうだ。 ヴェイクたちは地下道を通ってカレギア城に潜入し、囚われていた少女たちの部屋を見つけ出す。 しかしクレアは祭儀場に連れて行かれてしまっていた。 立ちふさがる王の盾をぶっ飛ばし、ヴェイグは儀式執行の間に突入。 ヴェイグ「女王は一体何をする気だ!?クレアを返せ!」 が、アガーテ女王のフォルスの力は絶大でヴェイグは身動きが取れなくなる。 アガーテ女王は月のフォルスを使い、クレアを黒い球の中に取り込み、自らも中に入り込んだ。 そこで、力が暴走。その球体は聖獣ゲオルギアスへと変化してしまった。 聖獣ゲオルギアスは言った。「ガジュマとヒューマは共存できない。必ず争う。 ならばヒューマを滅ぼすのが世界を救う唯一の方法だ」 体が自由になったヴェイグたちは、ゲオルギアスに剣を抜き、立ち向かっていった。 そして見事ゲオルギアス撃破!その瞬間ヴェイグはジャンプして光の中に飛び込んだ。 そしてクレアを抱きかかえ、戻ってきた。 ヴェイグはクレアを連れ、村に戻った。ずっと気を失っていたクレアも目覚めた。 完。 というのは嘘で、ここまでが壮大なプロローグというか第一部です。 75 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 33 26 ID OUMy/JHA 第二部突入 クレアが目覚め、喜ぶ両親とヴェイグ。だがペットのザピィは大好きなはずのクレアに寄り付かない。 そこにアニーが現れ、自分と一緒にカレギア城のそばの洞窟に来て欲しいと告げる。 ユージーンの様子がおかしくなり、マオにヴェイグ達を連れてきてと頼まれたのだと言う。 「マオとユージーンには世話になったんだから行ってやれ」とクレアの両親にも言われ ヴェイグは出発を決意。そんな中、村で騒動が勃発。 ポプラおばさんというピーチパイの名人で、人のいいガジュマの主婦が性格豹変、 ヒューマの住人が気に入らないと喧嘩を売ったのだ。 止めに入ったヴェイグに殴りかかるポプラおばさん。ヴェイグがクレアを氷付けにした時、 クレアの両親と共に、追放寸前のヴェイグをかばい、鬱になったヴェイグを励まし続けたのは このポプラおばさんだった。あまりの豹変振りに驚くヴェイグ。 アニーが言うには、各地でヒューマとガジュマの似たような対立が勃発しているのだそう。 村が心配ではあるがユージーンを救うため出発するヴェイグ。 街道の休憩所で休んでいるとクレアがやってきた。 同行していた道案内の人が言うには、クレアはカレギア城を目指していたらしい。 ヴェイグは村に戻るよう説得をしたのだが アニーが「ヴェイグさんと一緒に居たいんでしょう?追い返すのは可哀相」と言い出し なし崩し的にクレアも同行する事に。 途中ペトナジャンカにも立ち寄り、ティトレイにも声をかけ、4人はユージーンとマオの待つ洞窟へ向かった。 ヒルダは、純粋なヒトの体を手に入れるためどこかへ旅立ち、居場所がわからないらしい。 立ち寄る先では「なんだか急に嫌気がさした」「顔を見るだけで腹が立つようになった」と ヒューマとガジュマが互いを嫌いあう様子が、どこでも見られるようになっていた。 76 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 34 42 ID OUMy/JHA 洞窟の奥ではユージーンがヴェイグたちを見つけるなり獰猛な叫び声を上げはじめた。 「ヒューマが憎い!お前たちを引き裂いてやりたい!だから・・・俺に近づくな!」 父親代わりと言ってもいいほど信頼しているユージーンの豹変振りに泣き出しそうなマオ。 アニーがとある地方に精神を安定させる強力な秘薬があるのを思い出し、それを見つけに一行は旅立つ。 ユージーンが心配なマオと、戦闘能力の無いクレアはここに残る事に。 ラジルダという村に向かったヴェイグたちだったが、この村はヒューマとガジュマの対立が恐ろしいほど酷く、 ガジュマ住民はヒューマであるヴェイグたちに口も聞いてくれない。 ヒューマ住民も、ガジュマのユージーンを助けるためだとわかると態度を一変させ、ヴェイグ達を追い払う。 苦労しながらもなんとか秘薬を手に入れたヴェイグたち。偶然ヒルダもラジルダに来ており再会、合流する。 その頃、クレアは洞窟を抜け出し、カレギア城に入ろうとしてミルハウスト将軍に発見される。 ミルハウストは「女王の一件を知る人間に見つかる前に、この街から出て行け!」とクレアを追い返す。 クレアはミルハウストに何かを伝えようとしたが適わず、 「どうして気づいてくれないの?」と気落ちして門を後にする。 ユージーンのいる洞窟へと戻ったヴェイグたち。 秘薬を飲んだユージーンは落ち着きを取り戻す。ユージーンとマオとアニーは ガジュマとヒューマが憎しみを爆発させるようになったのは、 聖獣ゲオルギアスに関係あるのではと考え、遺跡があるというこの洞窟に入った。 そこで突如ユージーンが暴れだし、奥の檻に閉じこもったのだと言う。 ユージーンがアニーに「ヴェイグ達を連れてきてくれてありがとう」と礼を言うが アニーは「マオに頼まれたから仕方がなかった」と下を向く。 ユージーンが落ち着いたので、一行は洞窟を隅々探して遺跡を発見。そこには 「王ゲオルギアスはヒューマを滅ぼすと決めた。が6人の聖者はそれに反対しゲオルギアスを封印した」 「ゲオルギアスの強大な思念は人々の心に憎しみを生む」 「ゲオルギアスの思念は、聖者の力で消すことができる」など、大昔の聖戦についての記述があった やっぱり人の心が憎しみで満ちた原因はゲオルギアスだった。が、聖者の力とはどこにあるのか? と、ヒルダがラジルダでこの石碑に書いてある紋章を見たと言い出し、一行はラジルダに向かって出発。 77 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 35 48 ID OUMy/JHA クレアが一人で出かけたことをマオから聞いたヴェイグは、クレアに注意する。 クレアは「…ヴェイクたちを洞窟の外で待っていただけです」と嘘をつく。 他にもクレアは、自分がヴェイグにプレゼントした石のペンダントのことを覚えてなかったり、 話しかけると、言葉に詰まり、しどろもどろになるなど様子がおかしい。だがヴェイグは 一年の氷付け→誘拐→しばらく意識不明ということもあり、追求する事はしなかった。 ラジルダ到着。クレアに話しかけてきた少女がいたがクレアは覚えてない様子。 少女も誘拐の被害者だった。カレギア城に囚われていた間、 クレアが「ヴェイグが助けに来てくれるから大丈夫」とずーっと励まし続けてくれたのだという。 「あなたがいてくれなかったら不安で押しつぶされていたわ」とクレアに感謝する少女。 「アガーテが誘拐なんてするから悪いんだ~!」と改めて憤慨するティトレイ。黙り込むクレア。 アガーテ女王はあの事件で行方不明になったのだが、カレギア国はそれをひた隠しにしている。 ラジルダは相変わらず種別対立をしており。ガジュマ住民にはユージーンが、 ヒューマ住人には、顔の割れていないマオとヒルダとクレアが聞き込みにあたった。 特にクレアの上品な言葉使いは、ヒューマの長にいたく気に入られ、やすやすと情報ゲット。 見事、近場の沼に『闇の力』の遺跡があることを突き止める。 「クレアは女王様みたいだったんだよー」というマオの報告を意外に思うヴェイグ。 ヴェイグ「どこでそんな言葉使いを覚えたんだ?」 クレア「・・・・ア、アガーテ様に教えてもらったのよ」 (もうバレバレではあると思うが一応補足。クレアの中の人はアガーテ女王) 78 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 37 42 ID OUMy/JHA 遺跡突入。そこでティトレイは白昼夢を見る。 姉のセレーネが、ガジュマを執拗に苛めている。止めに入り、ガジュマたちを助けるティトレイ。 助けてもらったガジュマは「覚えてろ!思い知らせてやる!」と捨て台詞を吐く。 愛する姉セレーネに「あなたは本当に差別したことないの?誰にだって差別の心はあるでしょう?」と 問いかけられ、ティトレイは自問自答を繰り返す(俺は本当に差別をしたことが無いと言いきれるのか?) 場面は変わって、ティトレイの家。先ほどのガジュマがセレーネを殺害して逃亡してしまう。 絶望や憎しみがティトレイの心に湧き上がる。 「ガジュマが憎いでしょう?」アニーの声が聞こえる。 「いいや!悪いのは姉を殺したヒトだ!ガジュマじゃない!」ティトレイは叫んだ。 悪夢が終わった。これはすべて闇の聖獣の試練だったのだ。 最後にティトレイは闇の聖獣の「信じるものはなんだ」との問いに 「ヒトはみな感情がある、そこに種族の差は無い」と言い切り無事合格。闇の力を手に入れる。 次の遺跡はピピスタにあると教えられ、ヴェイグたちはピピスタに向かう。 ヒルダがぽつりと「なんであんたなの?なぜ私じゃないの?」とティトレイにつぶやいた。 ユージーンが「聖獣の力が手に入っても、人の体が手に入るとは限らない」とさとすのだが ヒルダは「そんなの手に入ってみなきゃわからないじゃない!」と反論する。 ピピスタで次の遺跡を無事発見。 次の試練の対象はマオ。マオが見たものは6聖獣たちの談話。 ━━本当にゲオルギアスの言うとおりヒューマを滅ぼせば世界は救われるのか? ━━ヒューマは本当に危険なんだろうか?共存はできないのだろうか? ━━では、世界を見るために穢れ無き瞳を作りましょう マオは気づく。そうか僕に記憶がないのは無くしたのではなく この世界を見るため聖獣たちに作られた存在だったから。記憶なんて元から無かったんだ。 そして今までの旅で見てきた経験がさまざまと脳裏に蘇る。 ユージーンとの出会い、王の盾、憤り、旅、戦い、仲間、ヒューマ、ガジュマ、ハーフ、ヒト。 マオは「この世界を守るため力が欲しい」と言い、無事炎の力を手に入れる。 ここでヒルダが「私にも力を!」を聖獣に詰め寄る。 聖獣は次は雲海にそびえる塔を目指せと言って姿を消す。がっかりするヒルダ。 79 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 39 16 ID OUMy/JHA そのころ、ラジルダの海岸にアガーテが打ち上げられ、 数少ないまともなヒューマの青年に助けられ、かくまってもらっていた。 (アガーテは女王としてのお披露目がまだだったので、顔はそんなに知られていない) しかしヒューマ対ガジュマの対立が急激に悪化、暴動に発展。町中に怪我人があふれる。 アガーテは、怪我人を運び、薬草を使い介抱を始める(さすが中の人がクレアなだけある) 少し遅れてラジルダに戻ってきたヴェイグたちも、事態を収めるため奔走。 アガーテがいることにクレアだけが気づくが、クレアはアガーテに見つからないよう隠れ、やり過ごす。 そこにミルハウストが軍隊を引き連れ、ラジルダを制圧。ヒューマとガジュマの長を連行する。 住民の対立が起きないよう、ここを軍の監視下に置くことを決めると ミルハウストはあわただしくラジルダを出ていった。クレアは黙って見送った。 宿屋ではアガーテが怪我人の治療をしていたが、ヴェイグたちはまったく気づかず 雲海にそびえる塔に向けて出発してしまう。 だが、アガーテはヴェイグたちに気づき、後を追う。 キョグエンという裕福な街に着いた御一行。 塔の情報を得るため、街の富豪のもとを訪ねる。 富豪は情報を出す代わりに、自分が主催しているオークションの警備と クレアを接客に使わせることを条件を出す。 ヴェイグたちが客の出迎えと警備に当たっている頃、クレアは監禁されてしまう。 隣の部屋では、キョグエン付近で富豪の部下に拉致られたアガーテも閉じ込められていた。 オークションと言うのは人買いも兼ねており、富豪は上玉のクレアとアガーテを売り飛ばす気なのだ。 狼狽するクレアを、壁ごしにアガーテが励ます。クレアは、向こう側にいるのが、アガーテであることに気づく。 クレア「…あなたは強いんですね」 アガーテ「私は強くないわ。信じているだけ」 そこに、ヴェイグのペットのザピィがアガーテの部屋に飛び込んでくる。 アガーテはここにヴェイグが来ている事を確信。ヴェイグに「助けて」と手紙を書きザピィに託す。 ヴェイグは、クレアの字で書かれた手紙を読んで囚われた事を知り激怒。 クレアを助けるため富豪の家に突入する。いろいろあったが、クレアを無事に助け出す。 しかしアガーテは一足遅く売り飛ばされた後であった。 ヴェイグ「他に捕まってた女性はいないな?クレア」 クレア「……いません。私だけです」 81 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2417 41 43 ID OUMy/JHA ノルゼンと言う雪の村に移動した御一行。ここもヒューマ対ガジュマの抗争が勃発していた。 「種族争いなんぞけしからん!」と怒る頑固爺さんなど、まともな人が残っているので、暴動の心配はなさそうだ。 古の塔についての情報を探すと、村の青年が場所を教えてくれる。 ヴェイグたちは塔にのぼり、最上階に着いた。そこにいたのは王の盾・四星の一人、サレ。 サレはカレギア城で、いとも簡単にヴェイグにぶっ飛ばされたせいでプライドが傷つき、さらに狂った。 そしてヴェイグ達の心を傷つけ、倒し、復讐することを当面の目標にしてしまった。 この場所を教えてくれた村の青年もサレの変装。「ここならミルハウストに邪魔されずにお前らを倒せるからな」 サレはヴェイグたちと仲良くたわむれていた王の盾の下っ端、ドジッ子3人組「漆黒の翼」を改造して操り、 ヴェイグたちを襲わせ、自分はさっさと立ち去ってしまう。 戦いの後、自分を取り戻した漆黒の翼に、王の盾を抜けるよう説得するヴェイグたち。 ここは聖獣の塔ではなかった。3人を見送ったあと、うなだれる一行の前に、 遠くの平原に、雲の中までそびえ立つ塔のシルエットが見えた。雲海にそびえし塔・・・あれだー!!!! しかし塔に行くには船がないと無理なことがわかった。 船を借りる交渉をしようと、ノルゼンの港に行くと、軍が港を封鎖しており追い返されてしまう。 そこにアニーが仲間になるイベントで出合った、女医のキュリアと医師見習いのミーシャが現れる。 各地で暴動が発生しており、鎮圧するため出動した軍が2人に同行の要請をしたらしい。 軍の船を借りる事はできないか?と相談するヴェイグ一行。 宿屋で連絡待ちをしていると、ガジュマの兵士が尊敬するユージーンに挨拶がしたいと尋ねてきた。 そのガジュマの兵士は、ユージーンの元部下で、アニーの父バース殺害の現場にいたらしい。 アニーは「教えて!どうして父は殺されたの?」とガジュマ兵士に詰め寄る。 「父親?」兵士はバースの娘とユージーンが行動を共にしていることに驚く。 兵士「ユージーン隊長は悪くない。バース医師をかばっているんだ…ラドラス王を…」 しかしユージーンがそれ以上言わないよう兵士に口止めをしてしまう。 「父は立派な医者だった!ガジュマの言う事なんか信じない!」アニーは怒りまくり兵士を追い出してしまう。 100 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 27 07 ID OUMy/JHA そんな中、魔物が大挙して村に押し寄せ、勇敢に戦った兵士が大量に負傷する。 かけつけたヴェイグたちが魔物を撃退。その後みんな分散して怪我人を屋内に運び、手当てする事に。 キュリアは、医者の心得のあるアニーに、他の家に運ばれた患者を診て回ってくれと頼む。 「いい?アニー。命に色はないのよ!そこにいるのはヒューマでもガジュマでもなく、患者なの!」 アニーはしぶしぶ患者の元へ出向くが、その重傷患者は宿屋に尋ねてきたあのガジュマの兵士だった。 アニー「できない…ガジュマを助けるなんてできない……」 ユージーン「アニー、助けてやってくれ、頼む!」 しかしアニーが駄々をこねている合間にガジュマ兵士は絶命。アニーのその態度と兵士の死に涙を流すユージーン。 アニーは兵士の死でようやく自分が何をしでかしたかを認識。兵士を見殺しにした自分にショックを受ける。 アニーは走り出すと、雷のフォルスを持つヒルダを連れて戻り、電気ショックで兵士を蘇生させようと必死になる。 蘇生は成功。アニーは人が違ったように村中をかけずりまわり、すべての兵士たちの治療に精を出す。 アニーは生前父が言ったという「命に色はない」という言葉をやっと受け入れ、理解した。 そしてアニーの努力が認められ、軍が船を貸してくれる事になった。 しかし、アニーはガジュマに対する差別はやめたが、ユージーンにはやっぱり冷たいまま。 また、ユージーンもイライラしているのか様子がおかしくなってくる。 101 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 28 31 ID OUMy/JHA 古の塔に突入。次の試練の対象はアニー。アニーが見せられる白昼夢は、対ガジュマの記憶の数々。 父がユージーンに刺し殺される場面。ユージーンに奇襲をかけて返り討ちにあった思い出。 「近寄らないで!」「ガジュマなんか嫌いよ!」ガジュマの人々へ向けた自分の発した言葉。 ハーフの差別に苦しむヒルダの苦悩。いつも気遣ってくれるユージーンに対して冷たい態度を取り続ける自分。 ガジュマ兵士への治療。「命に色はない」という父の言葉。 アニーは自分が間違っている事に気づいていたのに、ガジュマを憎む事でその答えから逃げていた事を反省、 自分と向き合う事を決意する。 「種族争いを止めたい」未だにガジュマへのわだかまりが吹っ切れない自分をも認めた上で答えを出す。 聖獣は正直に自分の気持ちを答えたアニーに、風の力を分け与えた。 そして最後に父バースの殺害の真相をアニーに見せる。 ユージーン「国王はどうして亡くなったのだ?病気の原因はなんだ?答えろバース」 バース「気づいているんだろう?お前の予想通り、国王に毒をもったのは私だ」 ユージーン「バース!…なぜだ!」 バース「死ね!ユージーン」 ナイフを持って襲い掛かったのはドクター・バースだった。しかしもみ合ううちにナイフはバースの胸に突き刺さった。 呆然とバースの亡骸を見下ろすユージーンを、発見した兵士たちが取り囲む。 ユージーンは抵抗もせず連行され、軍を追放されて地位のすべてを失った。 アニーは真実を知った。塔から出たアニーは涙を流しユージーンに抱きつき、謝った。 「俺の知っているバースはあんな事をする男じゃない。何か理由があるはずだ。一緒に真実を探し出そう」 ユージーンの言葉にうなずくアニー。ユージーンとアニーのわだかまりはここで消えた。 次の聖獣の場所へ向かおうとする御一行。しかしマオに聖獣が乗り移り、 緊急メッセージをヴェイグに伝えてきた。 「ベルサスへ急げ!大切なものが失われる!」 急遽予定を変更、ベルサスに向かうヴェイグたち。 102 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 31 07 ID OUMy/JHA ベルサスでは、売り飛ばされたアガーテがこの街の権力者の家に連れられてきていた。 権力者スカラベの娘はアガーテに誘拐されており、娘は帰ってきたもののあれ以来元気がない。 そこで女王にそっくりのガジュマを買取り、娘のメイドとしてこき使い、気を晴らそうとしたのだ。 スカラベの娘とは、カレギア城を抜け出し、ヴェイグたちに助けられた少女スージー。 スージーは女王にそっくりなガジュマの出現に驚くが、「女王の顔はもう見たくないの」と打ち明け 「父に見つからないようここから逃げなさい」と、屋敷からアガーテを逃がす。 アガーテは、ベルサスの街をさまよう。どこへ行ってもガジュマは近寄るな!と追い返された。 ベルサスはヒューマが実権を握っており、ガジュマは迫害され、スラムに追いやられてしまっていた。 ガジュマのスラムに入ったアガーテは、迫害され疲労した住民に女王だということを見抜かれ 「助けてください」と懇願される。この状況を見過ごす事はできない。アガーテの姿ならできることがあるはず…。 アガーテは、権力者スカラベの屋敷に再度戻り、ガジュマ差別をやめるよう説得する。 ヴェイグたちもベルサスに到着。ベルサスのガジュマ差別に嫌悪感を抱きまくる。 スージーがヴェイグたちに挨拶に来て、ユージーンに対する父親の非礼を謝る。 そしてクレアを紹介され「あなたも怖い思いをしたのね、あんなことするなんて酷い女王様よね」 と声をかける。まったく返事ができないクレア。 クレアはヴェイグから、女王が行方不明になりミルハウストが泣いていたこと、 おそらく今は必死で女王の行方を捜しているのではないか、ということを聞く。 「嘘よ…私のことなんて…。あなたとは違いすぎるって言ったのに…」 クレアはミルハウストに思いをはせる。 103 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 33 40 ID OUMy/JHA アガーテがこの街に来ており、ヒューマとガジュマの和平宣言を行うという情報を聞き、 広場に行くと、ギロチンが用意され、アガーテが連行されてきた。 権力者スカラベは叫んだ。「ガジュマが女王なんてこの国はおかしい!ヒューマがこの国の実権を握るべきだ! アガーテは我が娘を誘拐した!そんな女王はいらない!ここで処刑する!」ヒューマの住人は歓声を上げた。 「和平を結ぶって言ったじゃないか!」ガジュマの住人が抗議の声を上げた。 アガーテがギロチン台に立たされた。最後に何か言ってもいいぞとスカラベがニヤニヤして命令した。 アガーテは前に出ると毅然とした態度で話し出した。 「皆さん、見掛けは違っても、ガジュマもヒューマも同じヒトです……」 それは立派な演説だった。その言葉に胸を打たれた人々が口をつぐみ、広間は水を打ったように静まり返った。 「私の知っている村では、近所のおばさんがピーチパイを作ります。それをみんなが美味しいねって喜んで食べます。 その美味しいと思う気持ちに、ヒューマもガジュマも関係ありません。心に種族はないんです。 みなさんもピーチパイを食べる時のことを思い出してください。美味しいと感じる心に…種族はありますか?」 ヴェイグは、気づいた。ギロチンの横にいるアガーテこそクレアだと。 ヴェイグたちは、アガーテの姿をしたクレアを助け出すため、群集に突入していった。 アガーテは、自分の姿をしたクレアの言葉に胸を打たれ、ただ立ち尽くすのみだった。 ミルハウスト率いる王国軍もアガーテ登場の噂を聞きつけ街に到着。民衆の制圧に取り掛かった。 あわてたスカラベは、アガーテ女王の首を落とすべく、ギロチンの紐を切り落とした。 ヴェイグは、氷のフォルスで落ちてくる刃を凍りつかせ、救出する。 以前はクレアを散々な目にあわせたフォルスで今度はちゃんと救ったのだ。 「私信じてた。ヴェイグならどんな姿をしてたって私に気づいてくれるって…」 「クレア…」 注・ここからクレア姿のアガーテは『アガーテ』、アガーテ姿のクレアは『クレア』と書いていきます。 104 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 35 31 ID OUMy/JHA 街も落ち着いたあと、ミルハウストとヴェイグたちがクレアの姿をしたアガーテを取り囲んだ。 ミルハウスト「あなたがアガーテ女王?なぜこんなことを…」 アガーテ「私……私は…あなたのために…」 ヴェイグ「それよりクレアに体を返してくれ、それが先だ」 アガーテ「…ごめんなさい…ごめんなさい!」 アガーテは、その場から走り去ってしまう。追いかけるミルハウスト。 ヴェイグたちも追いかけようとしたが、またマオに聖獣が乗り移り、 「君たちは先に聖獣の力を手に入れるべきだ。大切なものは守れただろう?」とヴェイグに問いかける。 ヴェイグは渋々、クレアの体の行方についてはミルハウストに任せる事にして聖獣探しを再開する。 次の聖獣の居場所は簡単に見つかり、遺跡に入って行く御一行。 ここの試練の対象はヴェイグ。見せられた白昼夢はアガーテとクレアの乱舞だった。 アガーテの姿をしたクレアが問う「私は誰?」「私はアガーテ」 クレアの姿をしたアガーテが言う「私がクレアよ」「だって体がクレアだもの」 2人が交互に現れては、混乱する言葉を吐いていく。 白昼夢は、一人だけに見せられるもので、一緒にいる仲間は 何が起こってるのかさっぱりわからない。他の仲間はみな表に出さず乗り越えたのに ヴェイグはみなの前で「お前はクレアじゃない!」と絶叫しまくり その度、現実に戻ってはクレアに「ごめん…」と謝る事になった。 聖獣からのお前の隣にいるのは誰だ?という問いかけに、 ヴェイグは「クレアだ」ときっぱり答え、無事試練に合格。 水の聖獣の力を得る。その水の聖獣は空を飛ぶために今後同行してくれるという。 この遺跡のある町では、ガジュマとヒューマの禁断の恋愛をしている住民がいた。この2人から 「ハーフが暮らしている村があると聞いた、そこなら私たちも暮らせるのではないか」と相談される。 ところがヒルダが「あんたたちみたいなのがいると迷惑なのよ!」とブチ切れ、追い払ってしまう。 ティトレイは、ヒルダに好意を持ち始めたらしい。シスコンなので年上にめっぽう弱いようだ。 マオは、ヒューマでもガジュマでもハーフでもない自分の存在に、一人で思い悩んでいた。 クレアは、みんなとわきあいあい楽しく過ごしている。しかし戦闘に加われない非力な自分を 少し気にしているようだ。 105 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 36 58 ID OUMy/JHA 水の聖獣が言うには、次はようやく待ちに待ったヒルダの番で、 ヒルダの出生にヒントが隠されているらしい。 ヒルダはハーフのせいか両親に捨てられており、手がかりといえば ずっと大切に持っている珍しいタロットだけ。 同じタロットを持つという占い師の噂を聞き、人里はなれた村に出向く御一行。 この村は驚く事に、ヒューマとガジュマの異種別結婚をして故郷を追われた人々が暮らす村であった。 一行は占い師に会いに行く。ガジュマの占い師ナイラはヒルダの母であった。 ヒルダに抱きつき、嬉し涙を流すナイラだったが、突如ヒルダに向かって「この村から出て行け」と叫ぶ。 ヒルダは落ち込み、もう一度会いに行こうと説得する仲間に「行かない!」とヒステリーを起こす。 そこに王の盾・四星の一人、トーマが現れ、ヒルダたちに襲い掛かった。 ナイラが飛び出してきて「私の娘にもう二度と手を出すな!」とヒルダをかばい、死んでしまう。 トーマは「父親もヒルダかばって死んで、次は母親かよ」と笑い、姿を消す。 村人から詳しい話を聞くと、 トーマに赤ん坊のヒルダは誘拐された。ナイラはヒルダを探し世界を放浪、この村に流れ着いた。 そして、いつか成長したヒルダがこの村の噂を聞きつけ来てくれることをずっと待ち望んでいたのだという。 「じゃあなぜ私を拒んだの?」泣き崩れるヒルダ。答えは簡単に見つかった。 ナイラは「角二本のタロット現れた時、自分の命がついえる」という予知をしており、 これがヒルダのことを指すと気づいたナイラは、母の死を娘に見せたくない一心でヒルダを遠ざけようとしたのだ。 ナイラの遺品と手紙を受け取り涙を流すヒルダ。手紙にはヒルダへのあふれんばかりの愛が綴られていた。 ナイラの遺品の紫水晶は、次の遺跡を開く鍵だということがわかり 傷心のヒルダを含めた一行は、遺跡に旅立つ。 ヒルダの試練は、それまでのヒルダの人生のフラッシュバック。 生まれたばかりのヒルダを抱き、幸せそうに笑う両親。 ハーフはたいてい成長できずに死んでしまう。ヒルダも死にかけ、助けてもらおうと聖獣のもとを訪れる両親。 だが、遺跡の中には魔物がいる。父親のアムジルは二人をかばい身を投げ出し死亡する。 ヒルダは聖獣に助けてもらったものの、ハーフ狩りをしていたトーマが現れ、ナイラからヒルダを奪う…。 ヒルダは迫害されて育ち、トーマの暗殺部隊の手ごまとして成長する。 「ハーフなんかに好かれるのは迷惑なんだよ。そんな目で見るなよ!」片思いの相手に罵倒されるヒルダ。 同じ境遇のハーフのミリッツァが言う「ハーフに居場所なんてないのよ」 己の運命に絶望し角を折るヒルダ。トーマに見捨てられ、ヴェイグたちと共に旅をし、母と再会する… 聖獣は「純粋なヒトの体が欲しければ与えてやってもいい」とヒルダに告げる。 しかしヒルダは断った「両親が与えてくれたこの体が私の誇り。今は角を折った事も後悔しているの」 ヒルダは光の力を手に入れた。 106 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 38 40 ID OUMy/JHA 残りはユージーンだけ。最後の聖獣がいるという幻の島を探しに御一行は旅立つ。 幻の島というのはサニイタウンのことだった。町の中ではすでに聖獣が待っていた。 光の中に入っていったユージーン。 ユージーンの試練は、ヒューマへの憎しみや猜疑心が渦巻く己の心に立ち向かうことだった。 やすやすとユージーンは試練を乗り越える。 ユージーンは言った「ヒトをつなぐものは種族ではない、絆だ」そして地の力を手に入れる。 実は、ユージーンは、精神安定の秘薬の効果は薄く、ずっとヒューマへの憎しみに囚われていたという。 それを押さえ、今まで旅を続けてきたのだ。 ユージーンの精神力の強さに改めて脱帽し、尊敬のまなざしを送るヴェイグたち。 そして聖獣から大昔、何がおこったのかを聞く。 その昔、文明を発達させたヒューマがガジュマを支配しようと戦争を起こしたという。 それに怒った聖獣の王ゲオルギアスはヒューマを滅ぼす事を決意。 他の聖獣はゲオルギアスに反対し対立。聖獣は力を合わせ聖獣王ゲオルギアスを倒した。 地上ではヒューマがガジュマを支配することなく、戦争も終結。 そして長い年月がたち、アガーテの一件でゲオルギアスの思念が満ちたのが現在の状況である、と。 ついにすべての聖獣の力が集まった。 ヴェイグたちは聖獣の力をあわせて、ゲオルギアスの思念を浄化した。 世界を光が覆い思念が消えた。胸をなでおろして町に戻るヴェイグたち。 だが町にガジュマ兵が押しかけヒューマ住民を理由も無く拘束してしまう。 人々も、前よりさらに憎しみ合っている様子。 聖獣があわててヴェイグたちに状況を知らせてきた。 ゲオルギアスの思念は確かに浄化されたが、 思念によって倍増した怒りや憎しみなどの『負の感情』が、かわりに世界中を覆い尽くそうとしている。 そして、それに感化されたヒトたちが憎しみに任せ、紛争を引き起こし始めたと。 107 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 40 22 ID OUMy/JHA 第三部 ヴェイグたちはあちこちの町や村の紛争を止めるため世界中を駆けずり回る。 砂漠の村では、ガジュマがヒューマの老人の家を乗っ取り、砂漠に追い出した。 老人たちは行き場も無く、魔物の出るオアシスに身を寄せていた。 いくら気に入らないとは言っても、今までは老人を砂漠に追い出すなどの 非道なふるまいは人々はしてこなかった。 これが負の感情の仕業なのか?ヴェイグたちは行く末を案じる。 ヴェイグたちは老人を助けて、村に連れて帰る。ところが今度は村が魔物に襲われていた。 ヴェイグたちは魔物を一掃。ガジュマもヒューマも協力し、一緒に魔物に立ち向かった。 住民たちは反省し、みんなで暮らすことを約束する。わだかまりは完全には消えていないのだが、 ここから先は住民同士で解決するべきだとヴェイグたちは判断して、次の町へ向かう。 ここらへんでマオは自分が聖獣に作られた存在であることをカミングアウトする。 ティトレイ「でも、マオはマオ、だろ?」 ヒルダ「…あんたはヒトよ。マオ。私たちと同じ、ヒト」 ヴェイグはというと、心がクレアであることが一番大切なのだと頭ではわかっていても アガーテの姿のクレアにどうしても馴染めない。 クレアもそんなヴェイグに気づいていた。 108 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 42 01 ID OUMy/JHA アガーテサイド 行方不明になっていたアガーテだったが、一人で旅を続けてカレギア城にたどり着く。 サレが近寄ってきてアガーテを入れてやれと門番に命じ、アガーテは城内に入ることができた。 「祭儀場で面白いことが起こってるよ~?w」サレの態度を不審に思いながら アガーテは一番の家臣であったジルバを探すことにした。 彼女なら私が入れ替わるまでの手助けをしてくれたんだもの、力になってくれるはず! そして目当てのジルバは祭儀場で見つかった。なんとガジュマ市民やガジュマ兵を集め ヒューマを殲滅するための戦争をしかけると高らかに宣言をしていたのだ。 「ヒューマは滅ぼさなければならない!いまこそ我らガジュマが世界を征服する時だ!!」 人が変わってしまったジルバを信じられない思いで見つめるアガーテ。 「ヒューマが紛れ込んでるぞ!」見つかったアガーテは逃げる事しかできなかった。 門まで逃げてきたアガーテに、サレが近づく「見た?面白かったでしょ?」 「・・・何が起こってるの?」 「さあ?でもそれを知って何ができるっていうんだ?今のアンタは無一文のヒューマの小娘。 誰もあんたが女王だって気づかない。大好きなミルハウストにも気づいてもらえなかったくせにw でもそれを望んだのは自分でしょう?ねえ、アガーテ様」サレは高らかに笑うと城内へ消えていった。 アガーテはしばらくうつむき、顔を上げると門を出て行った。 城下街に出たその瞬間、世界を光が覆った「ヴェイグたち…浄化に成功したのね」 城下街で、子どもを連れたガジュマの女性がうずくまり苦しんでるのに気づいてアガーテは声をかけた。 「ヒューマなんかに助けられたくない!」とは突っぱねられたものの アガーテは商店に急ぎ、ヒューマの店主に薬を売ってくれるように頼む。 しかしヒューマ住民が追いかけてきて「その女に薬を売るな!ガジュマに飲ませる気だ」と店主にちくる。 店主は「ガジュマに飲ませる薬はねえよ」と言ってアガーテを追い払う。 それでもしつこく頼み込み、アガーテはなんとか薬を入手。 ガジュマの女性の元に戻り、薬を渡すが「何よこれ、胡椒じゃないの!」と胡椒の入った袋を投げつけられる。 おろおろするアガーテ。見かねたヒューマの子どもが、家から薬を持ってきてくれる。 ガジュマの女性は薬を飲み、容態が治まったとたん立ち上がって去ろうとした。 「待って!せめてこの子にお礼を…」 「ふん!ヒューマなんかに助けてほしくないって言ったでしょう?」 「どうしてそんなことを…私たちは同じヒトでしょう?」 「ガジュマとヒューマは違う!一緒にしないで!」 言い争いになりかけたその時、ガジュマ女性の娘が、薬を持ってきてくれた少年に話しかけた。 「お母さんを助けてくれてありがとう、嬉しかった」 「ううん。僕もお母さんが苦しんでたら悲しいもの。当然だよ」 ガジュマ女性とアガーテは、その言葉を聞いて黙り込む。 109 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 43 45 ID OUMy/JHA ヴェイグサイド ヴェイグたちは聖獣信仰のある遺跡の町(水の力を手に入れた街)に戻った。 この町でも対立が悪化。ヒューマはガジュマを崖下の港に追いやり、上がってこれないよう リフトを止めてしまっていた。ここには禁断の恋愛をしているあのカップルがいる。 ガジュマの少女は「駆け落ちをする約束をしたばかりなのに」と涙を流し、ヒューマの恋人の身を案じていた。 ヒルダは「私たちがなんとかするから、あなたはここで彼を待ちなさい」と優しく慰める。 そしてヴェイグたちの活躍で、ガジュマとヒューマは元通りの生活に戻ることができた。 ヒルダは、例のカップルを見つけると、 「できればこのまま町にいて、あなたたちが道を開いて行って欲しい。私の両親のように」と願いを託す。 アガーテサイド アガーテはティトレイの故郷、ペトナジャンカに来ていた。 ヒューマに町を追い出されたガジュマたちが、この町の工場で職を得ていたが ガジュマにだけ力仕事を押し付けられると不満をため、立てこもりストを起こしていた。 アガーテは工場に入ると、機材を勝手に動かしまくり、機械を暴走させる。 ガジュマたちは部屋から出てきて、ヒューマたちと協力しながら機械を止めるため奔走した。 怒られるアガーテだったが、しどろもどろになりながらも 「ヒューマとガジュマは力をあわせて暮らすべきです」と自分の思いを必死になって伝える。 そしてヒューマとガジュマの話し合いが行われることが決定。一件落着する。 ティトレイの姉、セレーネはアガーテに礼を言う。 「ありがとう。さすがはクレアね。いつも他人のことに一生懸命になって」 アガーテはクレアという女性の偉大さに気づいた。 そして同時に女王としても目覚めはじめた 110 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 46 14 ID OUMy/JHA ヴェイグサイド ヴェイグたちはガジュマだけで暮らす町、ピピスタを見に行った。 そこではガジュマで階級を作り、お互いを見かけで差別するという愚考に走っていた。 (角があるのは特等民、羽があるのは優秀民、全部ないのは二級民。ヒューマの呼び名は劣等民) ガジュマ同士で差別が平然と行われ、思いつめた子どもが家出したり、自分の翼を切ろうとする事態まで発展。 いつもは寡黙なヴェイグが珍しく声を荒げ、ピピスタの長に詰め寄った 「ヒューマがいると、どうしても種族間の争いが起こるからガジュマだけで暮らしているとあんたは言った。 だが、これはなんだ?同じガジュマで階級を作り、壁を作って、ガジュマ同士で憎みあう! 姿の違いなんて問題ではないだろう!相手の姿によって態度を変えるなんてことはしてはいけないんだ!」 ピピスタの住民はヴェイグの言葉にしゅんとして黙りこくった。 ヴェイグたちはピピスタを出た。 思念が消え、まともになった人もたくさんいるのだが、 負の感情に囚われ、憎しみを増大させる人々のほうが圧倒的に多かった。 そして憎しみは憎しみを呼び、負の感情はさらに膨れ上がっていく。 クレアはヴェイグをじっと見つめていた。 「ヴェイグ?何か悩みがあるなら言ってね」 「大丈夫だ、大丈夫だよクレア……」 しかしクレアの心配は的中していた。ヴェイグの心は…… アガーテサイド アガーテは、女医キュリアと少年ミーシャの暮らす港町に来ていた。 港でミーシャが、ガジュマとヒューマの争いをやめさせようと必死で仲介に入っていた。 突き飛ばされたミーシャを、アガーテはかばう。「子どもを突き飛ばすなんて…」 アガーテはつかつかと中央に進み出ると、毅然と言い放った。 「あなたたちは種族の争いの前に、ヒトとしての行動を見つめなおしなさい!」 111 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 48 16 ID OUMy/JHA ヴェイグサイド その次の日、ヴェイグたちがその港町にたどり着く。 前日にアガーテにあれだけ怒られたのに、住民は相変わらず対立。 そこにガジュマ兵がヒューマを制圧しにやってきて、やっと事態が収まる。 女医キュリアは、クレアとアガーテの入れ替わりについて説明を受け、卒倒しそうになる。 キュリアは、ヴェイグの手が手袋の中で凍り付いていることに気づき、ヴェイグを呼び出す。 俺じゃなくて先にクレアを治してくれと、突っぱねるヴェイグ。 そこにミーシャがこの町で昨日『クレア姿のアガーテ』を見たとヴェイグに告げる。 ヴェイグは部屋を飛び出し、町中を探し回る。が、すでに彼女は町を出て行ってしまったらしい。 そこにクレアを見かけたガジュマ兵が集まってきた。 「おい、アガーテ様じゃないか?」「まさか」「アガーテ様に似てるよなぁ」 ヴェイグはその言葉に反応した「アガーテじゃない!…ここにいるのはクレアだ!」 ヒューマへの憎しみを隠そうともしないガジュマ兵たちは それを言えばヴェイグが、気を悪くするという事に気づき、はやしたてた。 「アガーテ様にそっくりだ!」「アガーテ様!」「アガーテ様!ばんざーい!」 「やめろ!これはクレアだ!クレアなんだ!」ヴェイグの体が青く光りだした。 ヴェイグの氷のフォルスが完全に暴走したのだ。 ユージーンたちが、ヴェイグの暴走を止めるため、飛び掛ってくるが、 戦闘能力が高いヴェイグは、全員ぶっ飛ばしたあとに、ようやく力を使い果たし気絶する。 クレアはヴェイグにつきっきりで看病。 夢の中で、完全なクレアが「私のせいなのね。ごめんねヴェイグ。私がいるから…」と謝ってきた。 目覚めると、クレアは消えていた。 北へ向かったという情報を頼りに、ヴェイグはクレアを一人で追いかけ、町を出て行った。 橋のたもとでミルハウスト将軍がヴェイグを待っていた。 ミルハウスト「クレアさんは私があずかった。彼女の方から助けてくれと言ってきた」 ヴェイグ「嘘だ!クレアを返せ!」 ミルハウスト「なぜ、彼女がお前のもとを去ったか、よく考えてみるがいい」 ヴェイグはミルハウストに挑みかかるが、簡単に叩きのめされる。 112 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 50 03 ID OUMy/JHA ヴェイグ&アガーテ 港町でヴェイグは目を覚ました。そして、そこに『クレアの姿』があった。 「クレア!」 「…いいえ。私はアガーテです」 アガーテは橋で倒れているヴェイグを見つけ、ユージーンたちに知らせに来てくれたのだと言う。 「アガーテ、クレアはミルハウストのもとにいる。体を元に戻してくれ」 しかし、アガーテは首を振った。あれ以来、月のフォルスの力が使えなくなってしまったのだ。 フォルスは心の力なので、体が変わっても使えるはずなのだが、何度試しても出てこないだという。 ヴェイグはそれでもいいから一緒に来い、代わりにクレアを返してもらうんだ!と、アガーテに詰め寄る。 「クレアさんは自分から出て行ったそうですし、わたくしが行ったところで帰ってくるかどうか…」 「黙れ!クレアは帰ってくる!元はといえばお前がクレアをさらったから…!!!」 それまで黙って見ていた仲間たちだったが、ティトレイが止めに入ってきた。 ティトレイは2人きりで話がしたいとヴェイグを海岸に連れて行き、いきなり殴った。 「お前がそんなだからクレアちゃんは出て行ったんだ!」「俺のせいだっていうのか?」 「ああ、そうだよ!お前が何も言わないから悪いんだ!」「お前に俺の気持ちがわかるもんか!」 「だからそれを言えって言ってるだろ?言わなきゃ伝わらない事だってあるんだよ!俺たち仲間だろ!?…言えよ!」 夕日をバックに海岸で殴りあう2人w ヴェイグはティトレイをダウンさせる。仲間たちもぞろぞろ集まってきた。 そして初めてヴェイグは自分の気持ちを素直に口に出した。 「ベルサスでクレアを助け出した時は、アガーテの姿でもクレアに見えた。平気だと思った。 でもそのうち、クレアがクレアらしい行動を取るたび、アガーテの姿が邪魔だと思うようになり、 クレアを見るのも辛くなってきたんだ…。俺がクレアを追い詰めたんだ。俺のせいだ」 泣き出すヴェイグ。 落ち着いたヴェイグは、すぐ近くにある故郷に帰りたい、クレアの両親に会って話がしたい、と 仲間たちに告げる。快く了解する仲間たち。 アガーテ陛下も一緒に行きませんか?と、ユージーンが声をかける。 驚くアガーテ「いいのですか?」ヴェイグが答える「ああ一緒に行こう」 一方、クレアはミルハウストに連れられ、女王としてカレギア城に帰ることとなった。 クレアは入れ替わった事を悟られないよう、女王陛下として振舞うよう ミルハウストに指示される。 113 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 52 20 ID OUMy/JHA ヴェイグの故郷スールズ村に戻った御一行。ここでアガーテが提案する。 クレアの両親に体が入れ替わったことは心配をかけるだけだから言わない方がいい、 自分はクレアとして振舞ったほうがいいのではないか?と。 ヴェイグも、それに同意。アガーテはクレアとして行動することになった。 実家に戻ってきたヴェイグは旅の報告と素直な今の気持ちを、クレアの両親に打ち明ける。 ヒューマとガジュマの対立によって、それまで考えもしなかった種族というものを意識するようになってしまった事。 一旦意識してしまうと、どうしても相手の姿を気にしてしまうようになった事。 クレアの両親は「大切なのは姿じゃない。心だよ。種族でもない、心だ」とヴェイグに答える。 そしてヴェイグはポプラおばさんの家へ。 この村の人々は、思念が消えて善良なヒトに戻ってはいるのだが、未だに関係はギクシャクしている。 中でもポプラおばさんは自分の犯した行動にショックを受け、引きこもってしまっていた。 ドア越しにヴェイグはポプラおばさんを励ます。「元気になったら、またパイを一緒に食べよう」 そしてポプラおばさんはピーチパイを焼いてヴェイグ達を訪ねてきた。 ヴェイグとアガーテは村中を周り、「ピーチパイを食べよう」と村人たちを呼び集めた。 ギクシャクしていた村人たちも、パイを食べて打ち解けはじめ、村は元の姿に戻った。 『ピーチパイを食べる時のことを思い出してください。美味しいと感じる心に…種族はありますか?』 クレアがギロチン台の上で言った言葉の意味を、アガーテは身をもって体験した。 「心に種族はない…こういうことだったのですね」 アガーテは、クレアという女性の強さに感服していること、 世界を見てまわり、いかに自分が狭い世界でしか物事を見ていなかったのか思い知らされたこと、 そして自分の犯した罪の大きさを今頃になって実感、とても恥じているのだ、とヴェイグに伝える。 ヴェイグは、アガーテの事はとても憎くて許せなかったけれど、今のアガーテなら国を任せたいとさえ思う、 終わった事を振り返っても仕方がない、これからのことを考えよう、とアガーテに答える。 2人は、世界の事も、クレアの体の事も、すべてが元通りになるよう頑張ろう、と誓い合う。 迷いを吹っ切ったヴェイグは、再度旅立つ事を決意する。 見送りに来たクレアの両親は「お前のことは本当の子どもだと思っている。クレアのこともいつかちゃんと話して欲しい」 と告げる。クレアが別人だという事に、両親は最初から気づいていたのだ。 ヴェイグは答えた「わかった。行って来るよ。……父さん、母さん」(これまではおじさん、おばさんと呼んでいた) 114 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 53 44 ID OUMy/JHA 最終章 村を出たとたん、地響きが鳴り響き、ラジルダが陥没、海に飲み込まれてしまう。 地の聖獣に何が起こったのが聞きに行くヴェイグたち。聖獣が言うには、 住民の対立が一番酷かったラジルダは、負の感情が高まりすぎて飲み込まれてしまった。 これから先、さらに消滅する町や村が増えるだろう。 解決法はただひとつ、世界を動かす事ができる聖獣王ゲオルギアスを復活させる事。 しかしゲオルギアスはヒューマ殲滅の野望を捨てていないかもしれない。 ヴェイグは決断する。 「俺たちはヒューマにガジュマにハーフ、そして聖獣に作られた命、体が入れ替わった女王、 様々な命の集まりだ!でもしっかりと共存している。俺たちでゲオルギアスを説得して世界を救う!」 聖獣王の眠る場所は王族の管理する聖所、獣王山にあるという。 アガーテの案内で、一行は獣王山に入った。 しかし、ヴェイグたちの動きに気づいた王の盾・四星が全員揃って入り口をふさいでいた。 アガーテが女王として道を明けるよう命令するのだが、四星は実権を握っているジルバの命令が最重要だと宣言。 アガーテを無視して襲い掛かってくる。なんとか倒すヴェイグたち。 ワルトゥに向かって、なぜジルバの肩を持つのか問うユージーン。 ワルトゥは、バース殺害の汚名を晴らさずに、簡単に王の盾を抜けたユージーンが許せなかったのだと言う。 ユージーン「俺は世界を正しい方向に持っていくために動いていた。今からでもいい。俺に協力してくれ。ワルトゥ」 ワルトゥ「…わかった。協力しよう」 ミリッツァ「裏切り者!」 力を振り絞ってワルトゥにつかみかかったミリッツァを、ヒルダが体を張って止めた。 「ハーフだからといって全てをあきらめなくても居場所は見つかる、王の盾に縛られる必要はないの! 私は自分の居場所を見つけた、ミリッツァにも必ず見つかるはずよ!」と必死に説得する。 「ミリッツァという言葉は古代カレギア語で、愛、という意味よ。あなたが生まれてきた意味はここにもあるわ」 ヒルダの言葉を聞いてミリッツァは膝を突く。そしてワルトゥに連れられ、立ち去った。 115 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2421 59 18 ID OUMy/JHA 意識を取り戻したサレが、ヒトの心の強さを説いたヴェイグとアガーテの言葉に反論する。 「ヒトの心が強いだなんて俺は信じない!そんなものがなんだって言うんだ!」 ヴェイグたちはサレを無視して聖所に入っていった。 「俺にとどめを刺していけ!!俺を殺せー!!!!」 叫ぶサレの体を剣が貫いた。トーマが背後に立っていた。 「悪いな。ジルバ様から、ヒューマのお前を殺すように命令されてたんだ」 「…そんなの前から気づいてたよ。でも、そう物事はうまく進まないよ」 サレはいつの間にか手にした剣で、トーマの腹を貫いた。 トーマが絶命したのを見届けてから、サレも崩れ落ち、死んだ。 聖所を進んでいく一行の前に、ミルハウストがクレアを連れて現れる。 一対一のガチンコ対決をして見事打ち勝つヴェイグ。 ミルハウストは迷いを捨てたヴェイグの成長ぶりに驚き、賞賛する。 ヴェイグはクレアに謝る。クレアも勝手に出て行ったことを謝る。 アガーテとクレアはミルハウストに預け、ゲオルギアスのいる間に突入していくヴェイグたち。 そこに、アガーテ一番の家臣ジルバが登場。 ジルバの能力はアガーテと同じ月のフォルス。その能力でバースの体を乗っ取り、 ラドラス国王に毒を盛った。しかしユージーンが気づいたため、ナイフで殺そうとしたが失敗。 ジルバはバース殺害の濡れ衣を着せ、ユージーンを追放。 そして跡を継いだアガーテ女王に、ヒューマになるにはゲオルギアスを復活させることと吹き込み、 儀式をおこなわせた。アガーテ行方不明後は、カレギア国の実権を握り、各地でガジュマ兵を使ってヒューマを制圧。 ガジュマ帝国建設に向けての計画を着々と進行させていた。 「あとはお前たちを倒し、ゲオルギアスの力を手に入れ、ヒューマを殲滅するだけだ!」ジルバは宣言した。 おまけに、ヒューマやユージーン、ひいてはバースのことまで汚い言葉で罵倒しまくり、 サレなんか足元に及ばないほどの極悪非道っぷりを見せ付ける。 怒りに燃えるヴェイグたちは戦いを挑み、ジルバを倒す。 116 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2422 00 20 ID OUMy/JHA ヴェイグたちはゲオルギアスを復活させる。 ヴェイグたちの言葉に耳を傾けるゲオルギアスだったが、世界を救うにはもう遅いと言い出す。 ゲオルギアスのものだと思っていた思念は、あれは『ユリス』という憎しみから生まれる怪物のもの。 ゲオルギアスはユリスを抑える役割をしていたのだが、ユリスの思念がアガーテの儀式でもれて世界に広がった。 そして負の感情を食らいつくしたユリスは、ゲオルギアスも適わないほど強大な力を持ってしまった。 こんなことになるなら、大昔の大戦の時にヒューマを滅ぼしておくべきだった… 絶望的な現実をヴェイグたちに突きつけるゲオルギアス。 と、その時、獣王山を黒い闇が包む。ゲオルギアスの言う『ユリス』が領域を持ってしまったのだ。 ゲオルギアスは、実体を持ったユリスに襲い掛かった。 しかし、ユリスはその強大な力で、ゲオルギアスを簡単に叩き落としてしまう。 ゲオルギアスは言う。 「見ただろう。私でもユリスに勝つのは無理なのだ。世界は滅ぶ。あきらめろ」 ヴェイグ「ゲオルギアス!それでも俺たちはユリスを倒す!」 ティトレイ「やってみきゃわかんないだろ?」 アニー「ヒトの心は強いんです!ヒトは諦めないんです!」 ヴェイグたちは外へ飛び出していった。 ユージーンは、アガーテの父、故ラドラス王のことを思い出す。 なぜラドラス王は、月のフォルスを開放して死んだのか?ずっと謎だった。 ラドラスの落日の前は、フォルスはガジュマとハーフ、しかもその中の極少数だけが持つ能力だった。 それを自分の命を投げ出してまで、民にフォルス能力を開花させたのは何故だ? 制御できず暴走する人や、被害が出る事もわかっていたはずなのに… ラドラス王はジルバの陰謀に気づき、自分の死期が近い事を察したのではないか。 そしてジルバと王の盾を打ち砕くヒトたちの出現を願い、戦うための力を民に与えたのではないか。 ヒューマとガジュマが共存する未来を願って…。 今となっては真実を確かめる術はないが、それ以外の答えは出ないだろうとユージーンは思った。 117 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2422 01 27 ID OUMy/JHA ヴェイグたちはユリスの領域に突入した。 その中は負の感情が満ち、ヴェイグたちは進むだけで、力を使い果たし苦しむ事となる。 一同は決して今まで言わなかった弱音を口にするまで衰弱。 しかしそれでも力を振り絞り、進んでいった。 ユリスの出現により、世界は混乱に陥っていた。魔物が街中にあふれ、逃げ惑う人々。 「ガジュマを魔物に差し出しておとりに使え!」「ヒューマよりも先にガジュマを助けるべきだ!」 人々は、この期に及んでも、自分たちの種族だけ助かればいいという種族争いを繰り広げていた。 そんな中、ヴェイグたちやアガーテに助けられた沢山のヒトたちが立ち上がった。 「いい加減にしろ!魔物はヒューマやガジュマを区別しない!協力して一緒に立ち向かうんだ!」 ミリッツァは雑踏から押し出され泣き叫ぶ子どもを助けた。そして、母親に預けると、 人々を助けるため、街になだれ込んできた魔物に向かって走っていった。 女医キュリアのもとには、改心した人々が集まってきた。「俺たちにも何かできることはないか?」 とある村では、ドジッ子3人組「漆黒の翼」がへタレながらも精一杯魔物に立ち向かい、 それを見ていた人々が加勢に加わった。「一緒に魔物を村から追い出すぞ!」 あちこちの街や村で、ヒューマとガジュマは手を取り合い、魔物に立ち向かっていった。 118 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2422 02 17 ID OUMy/JHA 人の心の力が光となり、ヴェイグたちに降り注いだ。 ヴェイグ「力がみなぎる…?」 ユージーン「ユリスの力が弱まった!今なら倒せるぞ!」 ミルハウストも、クレアとアガーテを連れて乗り込んできた。 クレア&アガーテ「私たちも力になりたいの!」 ユリスに挑み、突入していくヴェイグたち。最終決戦が始まった。 そして死闘の末ユリスを撃破! しかし、ユリスは実体を失っただけでまだ本体が残っている… 月のフォルスでならユリスを消滅させられるのだが、アガーテはフォルスを失っている。 クレア「信じて!フォルスは心の力よ!きっと使えるわ」 そこにアガーテの父ラドラスの幻が現れ、アガーテとクレアの体を元に戻す。 体が戻ったアガーテは、前に進み出ると、月のフォルスを最大限に発揮。 聖獣たちも自分の力を分け与え、協力する。 光が、負の感情を消し去り、ユリスが消滅した。 ヴェイグ「…終わったのか?」 聖獣たちが集まってきた。 ヴェイグは「人は過ちを繰り返す。それでも人は自分たちの力で歩んでいくべきだ」と聖獣王に言う。 聖獣たちは満足げに、世界をヒトに任せ、自分たちは地上を去ると告げた。 ゲオルギアス「ヒトよ。汝らの希望の光が世界を照らす事を願う」 119 テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A sage 04/12/2422 04 50 ID OUMy/JHA 聖獣王たちに別れを告げたヴェイグたちは地上に戻ってきた。 そのとたん、力を使い果たしたアガーテが倒れる。 抱きかかえるミルハウスト。 「…ヒューマの体になれば、愛してもらえると思ったけれど、それは間違いでした」 アガーテは、自分のワガママで世界を混乱に陥れたことを謝り、世界を正しく導いてほしいと頼む。 そして最後に「ずっと、あなたことが好きでした」とミルハウストに告白して死んでしまう。 涙を流してアガーテの名を呼び続けるミルハウスト。そして動かなくなったアガーテにくちずけをする。 エピローグ 負の感情は消え、ユリスはいなくなったが、まだ種族争いは続いていた。 アガーテの墓の前に集まったミルハウストとヴェイグたちは誓いを立てる。 ミルハウスト「アガーテの遺志をついで私はこの国を立て直すつもりだ」 ユージーン「大丈夫だ。ヒトは愚かなだけじゃない、きっとわかりあえる」 アニー「そうですよ。私たちのように、ね」 マオ「それぞれが、道を示していけばいいんだよ」 ヴェイグ「そうだ。きっと変えていくとことができる、俺たちで」 クレア「これから世界は生まれ変わるんです。聖獣もそう言ってたじゃないですか」 ティトレイ「しっかし、生まれ変わった世界ってどんなんだろうな?」 ヒルダ「こんなことが必要じゃない世界であるといいわね」 ヒルダはターバンを取った。折れた角があらわになった。 ターバンは風に乗り、海へ消えていった。 EDテーマが流れる。 クレアとヴェイグは村に戻った。 マオとユージーンは、世界を見る旅に出た。 ティトレイは、荒れはてた森でクワを持ち、汗を流していた。 アニーは小さな村で医者になった。 ヒルダは、学校(孤児院かも)で子どもたちに囲まれて笑っている。 ミルハウストはワルトゥと共に、壊れた街の再建にとりかかっていた。 ミリッツァはどこかの村で幸せそうに暮らしている。 カレギア城の玉座には、ミルハウストの兜と、アガーテの額の冠が一緒に置かれていた。 完
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/398.html
カイル・デュナミス + 目次 デスティニー2 TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 バーサス TOHツインブレイヴ リンク アスタリア レイズ レイズリコレクション デスティニー2 「あの子が現れた瞬間、オレ、思ったんだ。冒険がはじまったんだって!」 年齢:15歳 性別:男性 身長:160cm 体重:55kg 声優:福山 潤 職業:剣士 『テイルズ オブ デスティニー2』の主人公。 前作に登場したスタンとルーティの間に生まれた少年。 カイルがまだ小さい頃、スタンは冒険の旅に出てしまったため、彼は父親の顔を知らない。 ルーティもそれについて語ろうとしないが、カイル自身はスタンの子であることを信じており、 自分も彼のような英雄になることを夢見ている。 平穏や退屈が嫌いで常に新たな刺激を求めており、ひとつのことに熱中すると、 他のことが全て目に入らなくなってしまう性格。 また、後先を考えずに行動してしまう悪い癖があり、いつも兄貴分のロニの手を焼かせている。 ▲ TOWレディアントマイソロジー2 「自分の世界を放っておくのは心が痛むけどさ、でも目の前で困った人を見過ごすなんてできない!」 『テイルズ オブ デスティニー2』の主人公。 異世界からやってきた少年。 途方にくれていたところを助けられて、アドリビトムに預けられる。 ひとつの事に熱中するとほかの事が目に入らなくなってしまう性格。 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 「ごめん。オレ、みんなの事を考えて無かった…」 ハロルドの実験の手違いから、やって来る異世界の住人。 カイルの世界でのスタンはバルバトスに命を狙われているため、 それを未然に防ごうと旅に出ていた。 この流れの中、バルバトスと戦っている最中に、ルミナシアに飛ばされる。 ▲ バーサス 「どんなに難しいことでも『願い』さえすれば、変えられるんだ!」 年齢:15歳 性別:男性 所属国家:騎士国家フレスヴェルグ 職業:騎士見習い ユグドラシルバトルシグルス 騎士国家の元騎士団長であるスタンの息子。 思い込んだら一直線で、子どもっぽいところもある。 しかしシグルスとなるために厳しい予選を勝ち抜いてきた実力は本物である。 騎士団長リオンと共にユグドラシルバトルに参加、数年前失踪した父親を捜す旅にでる。 ▲ TOHツインブレイヴ 英雄に憧れるスタンの息子。 ある事情により、 未来の世界から召喚された。 真っ直ぐな性格も父親譲りだが 寝起きの悪さもまたしかり。 ▲ リンク 「オレも、大人になったら、父さんみたいになりたい――今は、まだ未熟だから、街の人の力になるのが精いっぱい、だけどね。」 父親から学んだ剣技と正義感で、リアラと一緒にピレサスの街を守っている、街の"英雄"。 ▲ アスタリア 「オレには父さんの血だって流れてるんだ!足手まといになんてなるもんかっ!」 英雄になる事を夢見る少年。 正義感が強く元気いっぱいだが、 ひとつの事に熱中すると他の事が目に入らなくなる。 世界を救うべく時空転移した先で、 目指すべき憧れの英雄である "ある人物"と邂逅する。 ▲ レイズ スタンとルーティの間に生まれた息子。 母ルーティの話によれば、父スタンは カイルがまだ小さい頃に冒険の旅に出てしまい、 帰ってこないという。 『神の眼の騒乱』をおさめた四英雄の二人を親に持つカイルは 自分も父親のようになりたい、と強く夢見ている。 イベント『運命が紡ぐ英雄譚』にて参戦。 + ネタバレ リアラが時を超える力を持っていたためにリアラが具現化された時に一緒に具現化した特異鏡映点。 8章前編で救世軍が探していた「金髪の少年」。 9章までの段階では特異鏡映点は力を抑える方法が見つかるまでは戦闘には参加しないようにすべきとあったが、 カイルは試作品のブレスレットを装着しているため特異鏡映点の悪影響を及さずに戦える。 現段階では試作品であるためリフィルには付けていないが、カイルは若く晶術よりも剣術がメインであるため 悪影響が少ないとジェイドに考えられている。 ▲ レイズリコレクション 10話にて登場。イクスがヘイズ達に紹介したファンダリア領に住む時間転移に詳しい人物。その中でも歴史改変に深く関わっており、神のいない未知の世界を目指したことをヘイズに語る。しかし肝心の結果に関しては知る前にティル・ナ・ノーグに来たためわからないとの事。 ヘイズ達に想珠を差し出す見返りにデス・スターの力を授かる。この際にヘイズ達はカイルとリアラの想珠から漏れ出た過酷な過去の記憶を垣間見た。 ▲
https://w.atwiki.jp/legendia/
テイルズオブレジェンディア攻略 @wiki テイルズオブレジェンディアを完全攻略。 宝箱やパンレシピ、隠し要素を取り逃さない詳細チャート、ワールドマップ、パズルブース完全攻略、スキットの発生方法、称号の獲得方法、武器防具アイテム、爪術全リスト、スカルプチャ検索、クイズ爺さんの全解答、隠し要素のレアモンスター、レアアイテムなどもキャラクタークエスト終了まできちんと攻略しています。 PS2 テイルズ オブ レジェンディア 関連リンクなど □ テイルズオブレジェンディア 公式サイト □ テイルズオブレジェンディアファーストガイド □ テイルズオブレジェンディア 公式コンプリートガイド □ テイルズオブレジェンディア ファイナルマニアックス □ テイルズオブレジェンディア オリジナルサントラ □ テイルズ オブ レジェンディア 誓いの星 上 □ テイルズ オブ レジェンディア 誓いの星 下 □ テイルズオブレジェンディア コミックアンソロジー □ テイルズオブレジェンディア ブレードコミックス □ テイルズオブレジェンディア 4コママンガ劇場 □ TAO(DVD付) [MAXI] □ TAO [MAXI] □ テイルズオブレジェンディア PS2メモカ8MB ■ テイルズ オブ ジ・アビス 12月15日発売(ソース) ■ テイルズ 関連最新ニュースリンク iPod nano 買いました!パソコンに絶対必要なソフトついに「ハウルの動く城」DVD発売! ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン (通常版)FF7好きな人は是非。何度も見ました。かなり良いです。 PS版のダイジェスト映像もついているので安心。最新FF7本AC設定画ガイドブック サーチする □1500円以上で送料無料 楽天で探す 過去作品関連 ■Amazon「tales of」検索結果/「テイルズ オブ」検索結果 ■楽天「tales of」検索結果 「テイルズ オブ」検索結果 □ ソフトテイルズ オブ シンフォニア PlayStation 2 The Best テイルズ オブ エターニア テイルズ オブ エターニア PlayStation the Best テイルズ オブ デスティニー2 PlayStation 2 The Best テイルズ オブ リバース テイルズ オブ ファンタジア □ 攻略本PS2版 テイルズ オブ シンフォニア 公式コンプリートガイド テイルズ・オブ・エターニア オフィシャルガイドブック テイルズ・オブ・デスティニー2 オフィシャルガイドブック GBA版 テイルズ・オブ・ファンタジア オフィシャルガイドブック テイルズオブファンタジアなりきりダンジョンオフィシャルガイドブック テイルズ・オブ・ザ・ワールドなりきりダンジョン2 オフィシャルガイドブック □ 音楽テイルズオブファンタジア オリジナルサウンドトラック[完全版] テイルズ・オブ・デスティニー サウンドトラック □ ドラマCDキャラトークCD「テイルズ・オブ・ファンタジア」 ドラマCD「テイルズ オブ シンフォニア」アンソロジー1 ~ロデオライド・ツアー~ THE FIRST PART ドラマCD「テイルズ オブ シンフォニア」アンソロジー1 ~ロデオライド・ツアー~ THE LATTER PART ドラマCD テイルズ・オブ・シンフォニア 第1巻 ドラマCD テイルズ・オブ・シンフォニア 第2巻 ドラマCD テイルズ・オブ・シンフォニア-a long time ago-第3巻 □ コミックTALES OF SYMPHONIA 1 (1) BLADE COMICS テイルズ オブ シンフォニア 第一集 スーパーコミック劇場 テイルズ オブ シンフォニア 第二集 スーパーコミック劇場 テイルズオブシンフォニア BLADE COMICS テイルズ オブ シンフォニア 4コマミニミニ大図鑑 テイルズオブシンフォニアコミックアンソロジー 1 テイルズオブシンフォニアコミックアンソロジー 2 テイルズオブシンフォニアコミックアンソロジー 3 テイルズオブシンフォニアコミックアンソロジー 4 テイルズオブシンフォニア4コマKINGS VOL.1 (1) テイルズオブシンフォニア4コマKINGS VOL.2 (2) テイルズオブシンフォニア4コマKINGS VOL.3 (3) テイルズオブシンフォニア4コマKINGS VOL.4 (4) テイルズオブリバース4コマKINGS テイルズオブリバース4コママンガ劇場 (2) テイルズオブザワールドなりきりダンジョン3 4コママンガ劇場 テイルズオブリバース BLADE COMICS □ 小説テイルズ オブ リバース (1) 落日の瞬間 上 テイルズ オブ リバース (1) 落日の瞬間 下 テイルズ オブ リバース (2) 偽りの再誕 上 テイルズ オブ リバース (2) 偽りの再誕 下 テイルズ・オブ・シンフォニア―久遠の輝き〈1〉 テイルズ・オブ・シンフォニア―久遠の輝き〈2〉 テイルズ・オブ・シンフォニア―久遠の輝き〈3〉 テイルズオブシンフォニア―久遠の輝き (4) テイルズ・オブ・シンフォニア―青翠の器 テイルズ・オブ・エターニア―暁の約束〈下〉 テイルズ・オブ・エターニア―暁の約束〈上〉 テイルズ・オブ・エターニア―リッドのとかげ テイルズオブエターニア―永遠のきざはし〈1〉 テイルズオブエターニア―永遠のきざはし〈2〉 テイルズ・オブ・エターニア―永遠のきざはし〈3〉 テイルズ・オブ・エターニア―キールの希望 テイルズ・オブ・エターニア―蒼天の星〈上〉 テイルズ・オブ・エターニア―蒼天の星〈下〉 □ OVAOVA テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第1巻 OVA 「TALES OF PHANTASIA」 THE ANIMATION ユグドラシル・エディション 初回限定版 OVA テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第2巻 OVA『「TALES OF PHANTASIA」THE ANIMATIONユグドラシル・エディション』 第2巻 初回限定版 OVA テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第3巻 OVA テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第3巻《コレクターズ・エディション》〈初回限定版〉 OVA『「TALES OF PHANTASIA」THE ANIMATION』ユグドラシル・エディション 初回限定版 第4巻 OVA「TALES OF PHANTASIA THE ANIMATION」ORIGINAL SOUNDTRACK □ イラスト集「テイルズオブシンフォニア イラスト集」 藤島康介のキャラクター仕事 TALES いのまたむつみ画集 テイルズ・オブ・デスティニー・キャラクターコレクション 発売日から全アイテムリスト公開中です。ワールドマップもできました。 PS2 テイルズオブレジェンディア[Tales of Legendia]を攻略していきます。 攻略したメモをHPにしてるだけなので、参考程度にどうぞ。 間違いなどの指摘、情報提供などはコメントでお願いします。 wikiですが、基本的に閲覧オンリーです。たまにメンバーを募って手伝ってもらうこともあります。 できればこのサイトを宣伝してもらえるとありがたいです。 無断転載は禁止です。 わかりやすく引用元を明示してこちらにリンクしていただければこのサイトの情報を引用していただいても構いません。その際は必ずトラックバックを使用して引用したことがこちらに分かるようにしてください。リンクフリー リンクしていただける数が増えることで検索結果の上の方にいくということらしいので、うちのサイトが役に立ったと思われた方はリンクしてみてください。 ワンダと巨像攻略@wiki D E M E N T O攻略@wiki ドラッグオンドラグーン2攻略@wiki グランディア3攻略@wiki 戦国BASARA攻略@wiki 武蔵伝IIブレイドマスター攻略@wiki GENJI(ゲンジ)攻略@wiki シャドウオブローマ攻略wiki ワイルドアームズ 4th detonator 攻略wikiもよろしくお願いします。 ちまちまゲーム攻略するブログ開設しました このサイトではゲーム内から文章を引用しています。また、このページに記載されている製品名・システム名などはNAMCOの登録商標、もしくは商標です。 (C)2005 NAMCO LTD.,ALL RIGHTS RESERVED