約 2,912,585 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4258.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン おはなし 概要 システム なりきり たのまれごと 性格 登場キャラクター アセリア歴4408年 アセリア歴4203年 アセリア歴4306年 アセリア歴4354年 暗黒時空 評価点 問題点 総評 その後 余談 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 16MbitROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 日本テレネットナムコ 発売日 2000年11月10日 定価 4,500円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル(コスチューム交換)ポケットプリンタスーパーゲームボーイ/同2対応 判定 良作 ポイント ファンタジアの後日談としての完成度の高さは特筆もの重く暗いが、奥深いストーリーは秀逸の一言ハードの制約による戦闘システムとバランスの厳しさが玉に瑕 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク おはなし ある日、静かな夜空から美しい流れ星が降り立ちました。 あなたが星の光の中に見つけたのは、双子の赤ちゃん。 元気な泣き声を上げる男の子と、すやすや眠っている女の子。 それから13年経った、アセリア歴4408年。 争いもない平和なこの世界で、ちょっとした冒険が始まるのでした…。 (公式HPより転載) 概要 スーパーファミコン向けに発売され、後にプレイステーションでリメイクされた『テイルズ オブ ファンタジア(以下「ファンタジア」または「本編」)』の続編。しかし、シナリオライターのゲーム内での発言(下記余談を参照されたし)を考慮すると、続編ではなく「外伝」または「if」とも言える。 略称としては「なりダン(1)」が主流のようだ(*1)。当時はシリーズ作品の分類が存在していなかったが、その後はエスコートタイトル扱いされていた(2020年に分類自体が撤廃)。 物語はクレス達のいる時代のおよそ100年後に当たる、アセリア歴4408年が舞台となる。「なりきり」と呼ばれる不思議な力を持った双子の男の子・ディオと女の子・メル、そしてディオが拾ってきた不思議な生き物・クルールの冒険を通じて、彼らの秘められた過去、そして本編で魔王と恐れられたダオスが大いなる実りを求めた理由が明かされることになる。 システム なりきり ディオとメルが持っている不思議な能力で、その職業の服を着ることでその職業になりきる能力。 つまり、剣士の服を着れば魔神剣や虎牙破斬といった剣技を行使出来、ウィッチの服を着れば魔術が使える。 なりきりのためのコスチュームはディオ・メル共に66種類用意されており、剣士や忍者(くのいち)といったような戦闘職のコスチュームから、画家や占い師などの技術職のコスチュームまであり、後者のコスチュームは戦闘には不向きだが、後述する頼まれごとを解決するために必要になる場合もある。 また、モンスターや歴代ナムコ作品のキャラクター、そして本編キャラクターのコスチュームもある。 なお、『ファンタジア』において魔術はエルフの血を引く者以外は行使出来ないという設定があり、2人はエルフの血を引いている訳ではないのにウィッチなどの服を着ると魔術を行使出来るが、これにはなりきりの力に限らぬ理由がある。 たのまれごと 冒険の中で、町の人達からサブシナリオの「たのまれごと」を受けることがある。その数は全部で30。 「孫に誕生日のプレゼントを届ける」といったシンプルなお使いもあるが、前述のなりきりの力を駆使しなければならないものや、後述する性格を特定のものにする必要があるものもあり、一筋縄ではいかない。 本作のメインストーリーを進める一方で、終盤のダンジョンでは規定数完了させておかないと入り口で門前払いされるため、このたのまれごとも適宜こなしていく必要がある。 性格 ディオとメル、クルールには「性格」という概念があり、戦闘時に着ていたコスチュームや、ボスを撃破した後で彼らのしてくる質問に対し、どう答えるかで変動する。 性格はディオとメルは21種類(*2)、クルールは友達・忠実・野生の3種類有り、コスチュームにはそれぞれより能力が発揮出来る性格が設定されている。 また、クルールはディオとメルの性格によって前述の3種類のいずれかになり、それによって姿を変える(性格による3種類×レベルによる8段階=合計24種類)。 性格は、一部の頼まれごとを解決するために必要な条件になっていることもあるほか、装備品の中には戦闘による性格変動を起こさせなくするものがある。 登場キャラクター アセリア歴4408年 ディオ この物語の主人公の1人で、山で遊んだりすることが大好きな活発な13歳の双子の男の子。 メル この物語の主人公の1人で、ディオとは対照的に読書や裁縫が好きな穏やかでおっとりとした13歳の双子の女の子。 クルール ある日、ディオが山の中で拾ってきた不思議な生き物で、鳴き声は「クルール!(名前で設定したものが当てられる。)」や「ウキュ?」が主。冒険においては2人をサポートするが、物語の鍵となる重大な秘密を持っている。 ノルン ディオとメルの前に現れた白い翼を生やした謎の女性。2人に精霊の試練を受けなければならない事を告げ、以降も度々現れては彼らを導く事もあれば謎めいた言葉を残していくこともある。 ペアレント(プレイヤー) ゲームをプレイする「あなた自身」。双子のディオとメルの育て親となる。 アーチェ・クライン 「時空戦士(*3)」の1人で、魔術師。長命であるエルフの血を引くハーフエルフであるため、本編の時間から200年以上経った今も当時と変わらない姿で「魔女っ娘の塔」と呼ばれる塔に住んでいる。ノルンの頼みを受けてディオ達の力を試すべく戦う事になる、このゲーム最初のボスキャラクター。 アセリア歴4203年 ※本作中においては他の時代には登場しないが、本編においては、アーチェも下記のクラース同様にこの時代で出会い、仲間になるキャラクターである。 クラース・F・レスター 時空戦士の1人で、リーダー格として扱われる召喚術師。ダオスとの戦い(後に「ダオス戦役」として伝えられる)の後、自分の時代のユークリッド村に戻って助手であり恋人でもあるミラルドと共に暮らしている。2人に未来に伝えられているダオス戦役の記録は一方にとって都合の良い形で伝えられているものだという事を知らせ、クレス達の時代に行き、その真実を知るよう導く。余談になるが、ノルンは時空戦士に2人が試練を受けるための協力を要請するが、基本的にあまり突っ込んだ事は伝えていない。しかし、クラースには2人が背負っている宿命や、デリス・カーラーンが滅びの道を歩むようになったきっかけといったほとんどの事を伝えた描写がある。 アセリア歴4306年 チェスター・バークライト 時空戦士の1人で類い希な弓術の才を持つ、クレスの幼馴染みで無二の親友。ダオス戦役後は復興を遂げたトーティスの村(後のミゲールの町)の一角にある剣術道場で、戦争によって親を失った子供たちの世話をしている。 ミント・アドネード 時空戦士の1人で、神に祈りを捧げる事で癒しの力を行使する「法術(ほうじゅつ)」と呼ばれる力を使う法術師。現在はトーティス村の教会で人々をその法術の力で癒したり、悩み事の相談に乗ったりしている。 クレス・アルベイン 時空戦士の1人で、本編の主人公。現在は再興したトーティス村に剣術道場を開いて、剣術を教えている。 アセリア歴4354年 藤林すず 時空戦士の1人で、忍者の里に住まう里の頭領(*4)。弱冠11才ながらもその才覚は目を見張るものがあり、ディオ達が来る事やその理由といったものだけでなく、クルールの正体さえも初見で見抜いていた。 暗黒時空 ??? ディオとメルの正体を知る者。 評価点 重く、考えさせられるストーリー 全編を通してかなり暗く、重いストーリーが展開される。 だが、ただ暗いばかりではなく、その中でも様々な事を考えさせられるものになっている。後述するヴァルハラ村の移り変わり、頼まれごと、魔鏡を通じて垣間見る事の出来る時空戦士達の心、そしてそれに対する思いなど、シナリオ・ストーリー面の完成度の高さはシリーズ屈指だとするファンの意見も少なくない。 コミカルなシーンは徹底してコミカルに、ダークなシーンは人の心の暗い部分に容赦なく踏み込んでくる。パッケージや物語冒頭の雰囲気は、良い意味で裏切られることだろう。 『ファンタジア』本編の名言、「この世に悪と呼べるものがあるとすれば、それは人の心だ」というのを更に踏み込んだ「罪と罰」「欲望」「慢心」「憎悪」「差別」そして「狂気」といった「人間の内側」、そして「育つ環境、親と子」が本作のテーマであると言えよう。 続編として見ても秀逸 テイルズ オブ シリーズにおいては、続編として作られていながらも色々破綻してしまったものもある。だが、本作のシナリオに関してはまさしく『ファンタジア』の裏側を描いたとも言える内容となっており、この作品と本編を組み合わせる事で「『テイルズ オブ ファンタジア』という作品は完全なものとなる」との意見もある。 本編のキャラクターはあまり活躍せず、ゲスト出演程度の出番しかない。しかしその少ない登場で本編のキャラクターたちのその後の心境やダオスとの戦いについての考えが十分伝わるため、問題というよりむしろそれ故に本作の主人公たちのシナリオに集中でき、なおかつ本編のファンはイメージを崩すことなくプレイできると評する者も多い。 ただし本編のファンの中には、そのあまりの雰囲気の違い等の理由から、この作品を否定的に見る者も少なからず存在するのも事実で、この辺はやはり続編物として避ける事の出来ない宿命か。 親としてのプレイヤー ディオとメルの親となったプレイヤーはディオとメルの名前の変更だけではなく、プレイヤー自身の呼ばれ方も変えられる。名前で「○○さん」と呼ばせるのは勿論、「お父さん」や「お姉ちゃん」、さらに「偉大なる指導者様」、「ご主人様」と呼ばせることも可能。 また、第一部のみだが、ボスを倒すごとに双子がプレイヤーに問いかけてくる質問の答え方によって、「性格」の値が変化する。 上記の要素から本作はシリーズ中もっともプレイヤーと登場キャラクターの距離が近いと言われ、操作キャラクターたちに非常に愛着がわく。 ナレーターも高評価 ふしぎ ふしぎ。 キャラクターの動きだけではなく、キャラクターのその場の心の描写などを解説。 GBCの、本編と比べて少ない容量と小さなドット絵で表現しきれない描写を演出するための苦肉の策とも言えるが、まるで絵本を読んでいるようなテキストと挿入されるタイミングにより他のテイルズ オブ シリーズにはない独特の雰囲気を演出するのに成功している。(参考動画(ニコニコ)) GBCとしては頑張っている音楽 流石にSFC版やPS版の元の曲と比べるのは酷だが、それでも十分に曲の雰囲気は出ている為、GBA版『ファンタジア』のチープなPSG音のアレンジよりも良いという意見も多く上がっている。 本作オリジナルの「DARK MIND」「JUDGEMENT」等の曲の評価はかなり高い。 良くも悪くも力を入れすぎのおまけ要素 メインストーリーをクリアすると『ドルアーガの塔』のダンジョンが登場する。(参考動画(ニコニコ)) 流石に本家に比べ簡略化はされているものの、ダンジョンは全60階あり、更に途中で条件を満たしていないとZAPで飛ばされてしまうなど、雰囲気は出ている。 塔にしか出てこない多くのモンスターやクリア後のイベント、そしてエンディングロールもドルアーガの塔用に用意されており、良くも悪くも「おまけに力入れすぎ」と評されることも。 また、上述した「たのまれごと」だが、No.28だけは他のたのまれごと全てを解決しないと挑戦できない(*5)。このたのまれごとでは、とあるキャラクターがゲスト出演する。そのたのまれごとの内容もその人物らしいと評判である。 + ネタバレ注意。 登場するのは、PS版「ファンタジア」でも闘技場で乱入してきたリリス・エルロンである。 たのまれごとの内容も「リリスと戦って勝つ」事であり、たのまれごとのタイトルも「エンカウント!」と、ファンなら納得の内容である。 なお当のリリスだが、 言うまでもなく凄まじく強い。 問題点 戦闘関連 戦闘システムがアクション性の高い戦闘を売りにしているテイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近いものとなってしまっている。本作のプレイ人口の少なさの最大の原因と言っても過言ではない。 ハードスペック上仕方ない所もあるのだが、シリーズ通じての特色であるアクション性の高い戦闘システムではない、という点は言うまでもなく異色で、それ故に批判意見が集まっていると言える。 一応、部分でアクション要素がある事もあり、シリーズのリニアモーションバトルシステムらしい雰囲気を出そうと頑張っているのは解るのだが、やはり根底の仕様はどうしようもない。 本作の戦闘バランスはかなりタイトになってしまっている事もあり、「ストーリーは良いのに、(先が見たくても)戦闘がきつすぎる」という意見がよく上がる。 中でもラスボスはシリーズ最強ともいわれる程。 ものすごい威力の全体攻撃に加え、かなりの頻度で回復したり、防御を固めたりする。これだけでもかなり厳しいのだが、素早さが非常に高いため、ディオ達の素早さが低いと連続行動を許してしまう。場合によっては、最大レベルであってもまともな方法で倒すにはかなり運の要素が絡む。 ただし、ディオ達を計画的に育成した場合は、それほど強敵ではない。ディオ、あるいはメル1人だけでラスボスを倒すことも十分可能である。 そうでない場合、後述するある種の救済措置である「バキュラ戦法」に頼らざるを得なくなり、長期戦が確実となる。 クルールは上述通り『友達・忠実・野生』の3つの姿があるが、敵の攻撃が苛烈になる後半は、HPと攻撃力が高く、様々な属性攻撃を使える『野生』1択になりがちである。また、本作では属性攻撃を弱点とする敵が多い。 『友達』はTPこそ多いがHPがかなり低い為、終盤では下手をすると雑魚戦でもクルールに攻撃が集中すると1ターンで戦闘不能になることすらありえる。 コスチューム関連 レベルアップの際に着ていたコスチュームに応じて能力の増減に影響があるため、コスチュームの運用方法によっては能力が偏ったり、器用貧乏になってしまい、場合によっては一層攻略が難しくなってしまう。 キャラクターのレベルとは別に、着ているコスチュームをマスターするために必要な、いわばコスチュームの経験値である「コスチュームポイント(CP)」という概念がある。 CPが溜まるとそのコスチュームで特技を使えるようになるほか、マスターした種類のコスチュームは合成して新しいコスチュームを作る「オーダーメイド」に使えるようになる。 たいていの上位コスチュームは着用条件として、下位のコスチュームをマスターしておく必要があるが、それだけではなく「人生経験」が設定された数値以上無いと着られないようになっている。コスチュームを1種類マスターすると人生経験の値が1上がり、上位のコスチュームを着るには多くのコスチュームをマスターして人生経験を積む必要がある。 従って、コスチューム育成と同時にディオ達のステータス成長にも気を配る必要があるため、管理が難しくなってしまっている。 強力なコスチュームを着られるようにするには、基本となる様々なコスチュームをマスターしなければならないため、この問題が厄介なものになっている。 実戦運用を見越したレベルアップを考慮しすぎてコスチュームをいくつかに固定させてしまうと「人生経験」が上がらず、強力なコスチュームを着ることが出来なくなる。 かといってコスチュームマスターを優先すると、特技が解放されたマスター済みのコスチュームはすぐに着替え、未マスターのコスチュームを戦闘で運用することになる。また、高い能力成長補正を持つコスチュームに固定せず様々な種類でレベルアップしていると、能力が伸び悩んだままにもなりかねない。任意でレベルアップをさせることが出来るならまだしも、勿論そんな事が出来る訳はない。 なお、コスチュームを着替えるには、コスチュームケースがある場所に戻るか、消費アイテムが必要。 実戦運用が難しくなってしまうと「バキュラ」のコスチュームをディオまたはメルに着せてボスのTP(*6)が尽きるのを待つ「バキュラ戦法」以外に道が無くなってしまう。 もっとも、育成が上手く行っても最終的に着せるコスチュームは、ディオは高い攻撃力と圧倒的な速さを持つ上に魔法全般耐性まで持つ非常に強力な「忍者頭(にんじゃがしら)」、メルは高性能な回復技と魔法全般耐性を持つ「ミント」の組み合わせ、のほぼ一択。 これらのコスチュームを手に入れてからはあらゆるコスチュームが下位互換となり、「好きなコスチュームを着てダンジョンを攻略」という自由度が大幅に減少してしまう。 + バキュラとそのコスチューム及び、バキュラ戦法について 元はナムコのシューティングゲーム『ゼビウス』に登場する敵で、256発打ち込めば破壊出来るという都市伝説(*7)をネタにしたコスチューム。 着るとHPが強制的に256になってしまうが、如何なる攻撃でも1しかダメージを受けず、また、本作では敵も特技を使う時にTPを消費する仕様になっており、どの敵もバキュラを破壊出来る256発も特技を使えない(その前にTP切れを起こす)ために、他の仲間が力尽きてもバキュラで敵のTP切れを待って、その後で仲間を復活させて一気に攻め掛かるという戦法を取る事が出来る。 つまり、育成失敗して能力的に問題のあるキャラクターとなってしまった場合は、雑魚はともかくボス敵に関してはこれを着せて壁役に徹底させるしか無くなってしまうということ。 なお、前述したクリア後のおまけダンジョン「ドルアーガの塔」では、ディオは「ギル」メルは「カイ」のコスチュームでないとドルアーガと戦えない為、この戦法は使えない。 最も「ギル」のコスチュームは性能がかなり高く専用技も強力なので問題はない。敢えていうならドルアーガの攻撃が苛烈なせいで、メルとクルールはすぐやられてしまうので、ディオVSドルアーガのタイマンになりがちではある(*8)。 育成に関しては、このゲームでもっとも大切なパラメータである素早さの成長を考え、レベルアップ直前に「忍者頭」や「すず」に着替えさせる事が多い。ディオに関しては全パラメータの高成長を促せる為に「ダオス(*9)」にするケースもある。 いずれにせよ、レベルアップ直前にいちいち着替えるのはかなり面倒なのだが…。 従来のシリーズのようにリニアモーションバトルであれば、偏りすぎたステータスも多少プレイヤーのテクニックでカバーできたかもしれず、また他のコスチュームより弱いコスチュームでも操作性によっては十分楽しめたであろう事を考えると、これもまた本作のターン制という戦闘システムにより発生してしまった問題といえる。 余談になるが、このシステムに対しての批判があったためかは不明だが、『なりきりダンジョン2』と『同3』ではコスチュームごとのレベルに育成要素が一元化されるようになった。 鬱要素がある 本作を指して鬱ゲーとする意見がかなり多い。 鬱要素としてよく上がるのが本作のシナリオ第二部・ヴァルハラ村・悪徳商人ボエボエ・魔鏡イベントである。 公式サイトやパッケージなどを見る限りでは、これ程陰鬱な気分になる要素があるゲームにはおよそ見えず、ギャップ故に余計にトラウマになってしまった、というプレイヤーも多い。 また、本作の文章はゲームの容量、あるいは画面の解像度の問題もあるのだろうが、基本的にひらがなとカタカナで構成されている。 その中でも一部の字と「死」のみは強調して漢字で表記してある他、本作の鬱要素は人の死だけでなく、今生きている人の心の弱さ、脆さ、醜さといった人間の裏の部分を抉り取るように演出している。 + 各イベントの大まかな概要 シナリオ第二部 ネタバレ防止のため深くは記述できないが、13歳の子どもにはあまりにも厳しい試練と現実がある。 過去ヴァルハラ村 ヴァルハラ村は戦争で肉親を失ってしまった者や、各地で虐げられ、追いやられてしまった者が集う村である。それ故に雰囲気は非常に重苦しく、人間のどす黒い部分も見られる。特に死を望む男、妻と息子を亡くした老人、頼まれごとに登場する発狂した少女は多くのプレイヤーの心に残った(トラウマになったという者も)。そして約100年後、途端に裕福となったこの村の人々は金の亡者となり心の中が貧しくなっていく。なんともリアルで汚い人間の心を描いている。 悪徳商人ボエボエ かなりの鬱イベントで、救われない人の業を描いている。ある意味本作のもう1つの本編である。本作だけではなくテイルズ オブ シリーズ全体を通して見ても屈指の完成度と重厚なシナリオを誇るサブイベント。まさに本作の鬱要素、プレイヤー(親)から受けるディオとメル(子ども)への影響、ヴァルハラ村を表現しているイベントである。ちなみに、この「ボエボエ」という名前もあくまでデフォルトの設定であり、実は変更が出来る。良くある「名前を入力して下さい」というものとは違うナビゲーションメッセージが名前を入力する際に表示されるのだが、これまた色々な意味で強烈に印象に残るものになっている。しかも、イベントの内容が内容なので余計に複雑な気分になる。 + ボエボエの名前設定時のナビゲーションメッセージ。ネタバレ(?)注意。 「あなたがおもう、いやな人のなまえは?」 魔鏡 こちらもネタバレ防止のため深くは記述はできないが、一部の本編キャラクターのストーリーが鬱すぎるとの意見が多々ある(チェスター、アーチェ、すずが特に言われている)。ちなみに、このイベントの内のチェスターのものの中で出て来る誤字(にどど(*10))は批判を浴びており、イベントの内容が内容だけにネタにして笑い飛ばす事も出来ないというのが追い打ちになっている。 哲学的な問い 第二部から登場するボスキャラクター、魔鏡イベントでのとある男女のテキストが非常に哲学的である。 他のRPGでも哲学的な問いや発言は存在するのだが、本作の場合、問題は登場キャラクター達がそれに対して明確な答えや見解、解釈を示さないため、必然的にその問いに対する回答や解釈は完全にプレイヤー依存となる。 しかもそれらの哲学的な質問はいくら議論しても答えが出ないような難解なものばかりで、多くのプレイヤーが悩まされた。 そこまでの難題を示すのならば、せめてなにか指針のようなものは欲しいという意見が出るのも無理はないが、この作品は全体を通して「答えは自分で考えろ」というスタイルであり(本編もその傾向がある)、自分で考えることにこそ意味がある。 総評 ストーリーの重さで言えば恐らくはシリーズでも1,2を争うものであり、そういった意味でも異質な作品である。 そのシナリオは深く練り込まれており、人のダークな面も含めた描写はもはや見事の一言で、続編として見ても『ファンタジア』を見事に補完している傑作である。 『ファンタジア』のシナリオやキャラクターに深く触れず、新たに判明していく謎、本編で特に触れられなかった物語をメインにした外伝的なスタンスは『ファンタジア』のファンにもおおむね好意的に受けいれられたが、もちろんそうではないファンもいるのは事実である。 全編を通じての「過去の罪」と「純粋な心」という、関連性のなさそうな2つのテーマが上手くシナリオに噛み合っている。 そして、リアルな人物描写故に考えさせられる所も多い。ヴァルハラ村やボエボエのイベント等、RPGの肝であるシナリオ・ストーリーに関しては、暗く重いものが受け付けないといったような事がなければ十分にプレイヤーを引き込めるものとなっている。 ストーリーだけでなく、独特な言い回しのナレーターや、親としてゲームに参加できるシステムなど、他のテイルズ オブ シリーズにはない面白さも持ち合わせている。 それだけに、ハード性能の問題もあるとはいえ、テイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近い戦闘システムになってしまっている事やシビアすぎる戦闘バランスといった要素が惜しまれる。 本作を評価する上での定番となっているのが「戦闘システムがリニアモーションバトルシステムだったら文句なしなのに」といったようなもので、それ故に戦闘システムを改良したリメイクを望む声も多く出る事になった。 その後 ファンのリメイクを望む声に応えてか、2010年8月5日にPSP用ソフトとして『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)』が発売された。 戦闘システムはシリーズおなじみのリニアモーションバトルになり、一部の要素が賛否両論あるものの、おおむね高評価を得ている。 だがそれ以外の点…特にシナリオやキャラクター面は、本作のダークな面の描写などを必要以上に改変・削除してしまい、不自然な迄に軽い作風にされてしまった。 それどころか、開発陣の趣味嗜好を無理やりぶち込んだとしか思えない、お粗末な新設定や新キャラによる原作レイプと言わざるをえない状態に。 また、原作どころか大元の『ファンタジア』のシナリオ展開にまで重篤な悪影響を及ぼしているものまである始末である。 本作オリジナル曲がすべて差し替えられているなどといった点も含め、完成度は低く、シリーズファンからは専ら黒歴史認定されており、人によっては腫物や 特級呪物 のような扱いをされる事となってしまった。 原作発売時に生まれていなかったプレイヤーや原作未プレイのプレイヤーによって、内容が別物レベルで異なる原作なりダンとなりダンXが一緒くたにされてしまったことで、「なりダン許すまじ」との声が生まれてしまった点は残念なことであろう。 できることなら、原作なりダンを何らかの形で配信してプレイしやすい状態にするか、改めてまともなリメイクを発売してほしいところである。 余談 本作のシナリオを手がけたライターの新免G之進(しんめんじーのしん)氏は、メインストーリークリア後に入れるスタッフルームにおいて「この作品の主人公は、実は…○○○です。」と、ディオ達が本作における本当の意味での主人公ではないとしている。 実際に誰を主人公としているのかは敢えて伏せさせて頂くが、クリアした上でそれを聞くと確かに納得がいくものとなっている。 また、同時に「本作は『ファンタジア』の続編であるけれど、ここで描かれた物語はあくまで「可能性の1つ」でしかなく、本当の『ファンタジア』の続編はプレイヤーがそれぞれに思い描くものです。」(意訳)とも発言している。 実際の内容も非常に優れているが、公式という立場でありながらプレイヤーの想像の余地を奪わず、また、プレイヤーの思い描く想像を否定しないスタンスを示したことは高く評価されている。 勿論、これで内容がお粗末であれば「ただの逃げでしかない」と批判されてしまうのは言うまでもなく、ライターのシナリオへの強い自信が垣間見える。 そして本作シナリオがライターの自信に応えうるだけの逸品であるというのは、各所のコミュニティやレビューサイトにおいてシナリオ面への批判がほぼ見られないという事実が示す通りである。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4386.html
テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 【ているず おぶ ざ わーるど なりきりだんじょん つー】 ジャンル コスプレRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64Mbit+64KbitEEPROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 アルファ・システム 発売日 2002年10月25日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個 ※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル対応(コスチューム交換) 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 プロローグ システム なりきり 服変化 ボーナスアビリティ 料理 クエスト 修行 登場キャラクター オリジナルキャラクター シリーズキャラクター 評価点 問題点 総評 続編 余談 概要 ナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)のRPG、「テイルズ オブ シリーズ」の各作品のキャラクターが一堂に会するクロスオーバータイトル「テイルズ オブ ザ ワールド」の1作目。「なりダン2」という略称が主に用いられる。 1作目なのに『なりきりダンジョン2』になっているのは「なりきりダンジョンシリーズ」で見た場合に『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』が存在するため。 前作・『なりきりダンジョン』はあくまで「『テイルズ オブ ファンタジア』の続編」という体だったが、本作からはその他のタイトルのキャラクターも登場する「テイルズ オブ シリーズを内包する作品」として位置付けられた。 本作では本作発売以前に発売されていたタイトル、『ファンタジア』『デスティニー』『エターニア』の3作品のパーティキャラクターが総出演する。 前作のシリーズキャラクターはあくまで主人公を導く役どころであったが、本作では一定の条件を満たすことで共に戦ってくれるようになり、更に彼らのコスチュームも登場する。 また、戦闘システムも前作のほぼターン制と変わらなかった「プチLMBS(-リムス)」からシリーズ伝統の「リニアモーションバトルシステム」を採用し、『エターニア』のそれをベースとしたリアルタイムアクションでの戦闘が実現した。 プロローグ ユグドラースと呼ばれる世界。 レグニアの町に住む2人の若者、フリオとキャロは大人として認められる年齢に達してはいたが、「成人の儀」を行うまでは正式には認められないために未だ子供扱いされていた。 本来、成人の儀は「アナスイの花」と呼ばれる花が咲く時期に行われるもので、もう花が咲く時期になっているはずであるにもかかわらず未だ咲いていなかったのだ。 2人はアナスイの花を咲かせてもらうべく、世界の中心とも言える「世界樹」の麓にある神殿に祈りを捧げに来ていた。 世界樹の神殿の最奥には女神と呼ばれる存在がおり、フリオとキャロの願いに対して姿を見せるも、「花を咲かせることは出来ない」と答える。 なぜ咲かせることが出来ないのかと訪ねていた2人を、突如迷い込んだ魔物が現れ、襲いかかる。 戦う術を持たず絶体絶命の危機に陥る2人だが、そこに一組の男女が助けに入る。 卓越した剣の腕前を持つ男性と癒しの力でそれを支える女性…彼らの力を借りてどうにか魔物を撃退することに成功する。 男性の名はクレス、女性の名はミント…魔物は彼らが仕留めきれなかったものが潜り込んできてしまったものなのだという。 世界樹の加護を最大限に受けている神殿に邪悪な魔物が迷い込むことなど本来はあり得ないはず。 女神は世界樹が力を失っていること、アナスイの花が咲かないのもそれに起因していること、そしてこのままでは待つのは世界の滅びという末路だと知らせる。 先程のクレスとミントはそれを回避するべく女神が異世界より呼び寄せた勇者の内の1人であるが、異世界の住人である彼らでは本当の意味でユグドラースを救うことは出来ない。 それ故に女神はフリオとキャロに世界を救うために力を貸して欲しいと頼むが、彼らにはクレス達のように戦う力など持ってはいない。 不安がるフリオ達に女神は着替えた服の職業になりきることの出来る不思議な「なりきり」の力を与える。 なりきりの力と勇者達の力、2つの大きな力を借りてフリオとキャロの世界を救うための戦いがこうして幕を開けたのだった。 システム レグニアの町を拠点に街の人達や歴代シリーズキャラクター達との交流やコスチューム強化などを図りつつ、各地に点在する各シリーズ作品のダンジョンを模したダンジョンに出入りし、レグニアの町で受注したクエストをこなしたりイベントを進めてゆく。 なりきり その職業のコスチュームを着ることでその職業になりきる不思議な力。 例えば、剣士の服を着ればシリーズでおなじみの特技「魔神剣」や「虎牙破斬」といった技を駆使して戦うようになる。 また、ダンジョンの攻略や謎解きなどといった要素で特定のコスチュームが必要になることもある(*1)。 その他、通常では特定のアイテムがなければ破壊出来ない岩を破壊したり、同じく特定のアイテムが無いと開けられない鍵を解錠出来たりするコスチュームもある。 服変化 前作では基本的に既にマスターしているコスチューム同士を組み合わせて新しい服を作成していたが、本作ではベースとなるコスチュームに「ルーツ」と呼ばれるアイテムを付与することで新しいコスチュームを作成する形となった。 また、ルーツ以外のアイテムを使う事も出来、その場合は使ったアイテムに応じて対象のコスチュームの能力を強化出来る。 勿論、特定のコスチュームに歴代のシリーズに登場したキャラクターに縁のあるルーツを付与することでシリーズキャラクターのコスチュームも作成出来、そのキャラクターになりきることも出来る。この場合、CVもそのなりきったキャラクターのものになる。 その他、前作同様にナムコの他作品のキャラクターのコスチュームも存在しており、同様にルーツと元になるコスチュームがあれば作れる。 また、ステビアの店でコスチュームに素材や特定のアイテムを付与する「ふくへんか」で特定のステータスを上下させる事が出来る。 ただしそのたびに料金がかかり回数に応じて加算されてゆくので、微妙なステータス増強を繰り返すと却ってコストパフォーマンスが悪くなる。 ボーナスアビリティ コスチュームに付与出来る追加効果で1つのコスチュームに3つまで追加出来る(*2)。 特定のステータスを高めたりといった基本的な所から、TP(*3)の消費量を抑える事が出来たり、呪文の詠唱速度を速めたりといったものもある。 「なりきり師」など一部を除いたコスチュームにはそれぞれ固有のボーナスアビリティが1つあり、上記の服変化を繰り返していくことでそれぞれの特徴あるコスチュームを作り上げられる。 料理 シリーズお馴染みのシステム。 多くのシリーズ作品ではその場で作った料理を食べて効果を得るが、本作では作った料理を回復アイテムとして保管し、移動時に任意のタイミングで使用して回復する事が出来る。 ただし、「とらふぐ」という食材を使ったレシピ、シリーズお馴染みのある一部のレシピについては「ワンダーシェフ」もしくは特定のシリーズキャラクターの服を着なければ調理できない。 クエスト 本作を進行させる要のシステム。 ゲーム中において活動拠点となる「レグニアの町」のマップ上でLボタンかRボタンを押すことで様々な噂話を聞くことが出来、たまに「○○が頼みたいことがあるらしい」という噂が出て来る。 これを聞くと、マップ上にフリオ達に依頼したいことがある人物のいる場所に「HELP!」のアイコンが登場する。 その場所に行って該当する人物からクエストの大まかな概要を聞き、その上で受諾することでクエストが開始(*4)。 クエスト受諾後は指定されたダンジョンで目的を果たせばクエスト達成となり、レグニアの町に戻って依頼主に報告するとクエストが完了となる。 報酬としてガルド(テイルズ オブ シリーズ共通の通貨単位。)やアイテムが貰えたり、時には料理のレシピを教えて貰えることもある。 これを繰り返すことでストーリーの根幹に関わる重要なストーリークエストが発生し、これをクリアすることで物語が進んでいく。 基本的にクエストは一部の重要なものを除いて失敗してもゲームオーバーにはならない。 クエスト達成後に全滅しても成功扱いになり、この場合ガルドだけもらえる。 なお、一部のクエストは受諾する際に特定のコスチュームをフリオかキャロのいずれかが着ていなければ依頼してくれない場合もある(*5)。 特定のアイテムを入手するクエストの中には、そのアイテム入手時にアイテムを狙うシリーズキャラクターが割り込んで来て、彼等を倒さないと入手出来ない事もある。 クエスト受諾後もシスター・ミルの教会で休めるが二泊すると期限が迫っていると警告が入り、未達成の状態で三泊すると依頼人は別の人物に依頼してしまうため失敗になる(達成後はメッセージが変わり二泊以上出来ない)。 余談だが、本作においてラストダンジョン内を除いてシリーズキャラクターと共闘するためには、このクエストをこなし続けてフリオ達に対する好感度(*6)を高めていく必要がある。 修行 一部のシリーズキャラクターは好感度がある程度上がっていくと修行に誘ってくることがある。 これはシリーズキャラクターが指定したダンジョンで一定回数の戦闘を積み重ねるものだが、その際に獲得した経験値(*7)に応じてHランクからS+ランクまでの評価があり、その評価に応じてご褒美として貰えるアイテムが変化し、更に修行に誘ったキャラクターに応じて上昇するコスチュームの能力の数値も変動する。 Aランクを獲得すれば修行に誘ったキャラクターのコスチュームを作るためのルーツ、Sランク以上を取れば別の特定キャラクターのコスチュームを作るためのルーツが貰えるが、そのためには相当量の経験値を得た上でコンボも相当数のヒットを決めなければならない。 回数のカウントはあくまで勝利した戦闘の回数なので低い経験値の敵からは逃げ、高い経験値を得られる敵に多くのヒット数を稼いで勝利するなどしなければSランク以上の獲得は難しくなっている。 また、クエスト同様修行に行くためにはフリオかキャロのどちらかが特定のコスチュームである事を要求してくるキャラクターもいる(*8)。このタイプのキャラクターは「途中で着替えたら評価出来ない」旨の発言をするが実際はいくら途中で着替えてもペナルティは無い。 登場キャラクター オリジナルキャラクター ※レグニアの町の住人は多いため、一部のキャラクターにとどめる。 フリオ・スヴェーン 魔物の襲来で両親を亡くしたため、レグニアの街の教会で育った15才の少年。本作の主人公の1人。明るく前向きな性格で考えるよりもまず行動に起こすタイプ、加えて好奇心も旺盛なため何事にも首を突っ込もうとする。自分の育った教会の負担を減らすべく、早く手に職を付け一人前の大人になりたいと願っている。現在は町の鍛冶屋で修行中。 キャロ・オランジェ フリオと同じく、教会で育った15才の少女。もう1人の主人公。フリオに比べて大人びた性格であり、真面目でしっかり者な所も真逆だが、息もぴったり合った仲良しコンビである。フリオのことを憎からず思っている節が見られるが、年頃故に素直になれない所もある。将来は服飾系の仕事に就きたいと考えている。 シスター・ミル レグニアの町の教会のシスターで孤児や恵まれない子供たちを引き取って育てている。フリオとキャロも彼女によって育てられた。心優しい女性だが、幼い頃は結構お転婆だったようで作中でその話を聞くことも出来る。 ライエル レグニアの町の長老。温厚でとても博識な人物。孫娘のエレインと暮らしている。魔物が増え続ける現状を憂えている。 フンダクル 町にある雑貨屋「フンダクル商店」の店主。仕事一筋、商売命で生きた根っからの商人でフリオ曰く、ケチ。アイテムの補充で何かとお世話になることになり、ストーリーが進むことで扱う商品も増える他彼からもクエスト依頼がされる事も。妻に逃げられ1人息子のガメルと暮らしている。 ステビア いつの間にかオープンしていた「ステビア服飾店」の店主。ここでコスチュームを購入したり、あるいは既に持っているコスチュームを変化させたり等が出来るのでフンダクル商店共々非常にお世話になることになる。仕立ての技術は確かなのだが、どこか抜けた性格で謎めいた所も多い。 シリーズキャラクター ※仲間として共闘出来るキャラクターのみ記載する。 ※下記の他にもコスチュームになっているキャラクター、およびボスとして戦えるキャラクターもいる。 ファンタジア デスティニー エターニア クレス・アルベイン スタン・エルロン リッド・ハーシェル ミント・アドネード ルーティ・カトレット ファラ・エルステッド クラース・F・レスター フィリア・フィリス キール・ツァイベル アーチェ・クライン ウッドロウ・ケルヴィン メルディ チェスター・バークライト リオン・マグナス チャット 藤林 すず マリー・エージェント フォッグ チェルシー・トーン レイス ジョニー・シデン マイティ・コングマン 評価点 「リニアモーションバトルシステム」の採用 何をさておいてもこれの評価が大きい。前作はシナリオの評価こそ高かったものの、戦闘システムがリアルタイムアクションではなくターン制に近いものとなっており、戦闘バランス調整もかなりタイトであったためにそこが唯一の泣き所となっていた。 ベースとなっているのは『エターニア』の「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム」でキャラクターも3頭身で描写されているが、ハードスペックなどの要因からか流石に『エターニア』のそれと異なり、中級以上の術や一部の技の発動、アイテムの使用時などは一時停止する他、バックステップ等の細かなアクション出来ない等、最近のシリーズに比べるとやや窮屈かつ物足りないが、当時の携帯ゲームからすれば画期的であった。 動作も非常に軽快で、必要最低限のものに操作を絞ったことで操作性も快適だが、戦闘参加のパーティキャラクターは3人(*9)までで敵は4匹までしか出現しない。 技名と勝利時の台詞のみだがフリオとキャロ、シリーズキャラクター、一部敵キャラにはボイスも付いている。 流石にエフェクトは地味でカットインも無いが、一部キャラクターには「秘奥義」が用意されており、体力が減少した時に繰り出せる一発逆転の技(*10)として扱われている。 「GBAにしては」という断り無しに質の高いグラフィック・BGM グラフィックに関してはダンジョンなどを含めて非常に細かい所も書き込まれており、元々2頭身であった『ファンタジア』および『デスティニー』のキャラクターの3頭身グラフィックも違和感を与えない上質なものとなっている。 BGMは基本的に本作に登場する3作品のBGMを流用しているのだが、音源の制限を感じさせないほどにこれまた質が高く、シリーズキャラクターのコスチュームを着せて戦闘した時に流れる該当作品の戦闘曲がファンサービスとして十分に機能したものとなっている。 本作のBGMの質が極めて高かったこともあり、後のGBA版『ファンタジア』の著しく劣化したBGMに対しての批判意見がかなり強烈なものになってしまった。 やり込み甲斐のあるコスチューム育成 本作での育成要素はコスチュームごとのレベルに一本化(*11)され、用意されたコスチュームもフリオ用、キャロ用合わせてトータルで200種類にも及ぶ。 戦闘システムが強化されたこともあり、コスチューム育成だけでも十分に楽しめるものとなっている。 また、ボーナスアビリティの付け方で同じコスチュームでも差が出てくるため、その辺を見越した運用を考える楽しみもある。 露骨な優遇不遇がない そんなの当然だろうと思う方もいるかもしれないが、本シリーズの一部クロスオーバー作品では特定作品・キャラクターを過剰に優遇し、それ以外の作品・キャラクターを不当に貶す、通称「踏み台」によりキャラクターの設定や性格等が崩壊していることが多々あり、踏み台にされた作品のファンはもちろん、その為に不自然なキャラクター改変をされた優遇作品のファンからも顰蹙を買う要素が少なくないが、本作にはそういった問題はほとんど見当たらない。ほぼ全ての作品のキャラクターに平等に見せ場やイベントが与えられており、性格の崩壊等も殆ど無く、ほぼありのままの姿を見せてくれる。 そのため、純粋な気持ちでシリーズ作品の垣根を越えた共演、そしてこの作品ならではの豊富な掛け合いを楽しめる。 純粋な交流は勿論、割とコアなネタも織り交ぜてくる為、シリーズをやり込んだファンも飽きさせない。後のお祭りゲーのように「ネタを重視しすぎた故の行き過ぎたメタな雰囲気・露骨過ぎるギャグ要素」も殆ど無いのも嬉しいところ。 ダンジョン内での汎用会話もダンジョンやシチュエーションごとに全員数種類しっかり作られており、特にラストダンジョンでの会話はどれもアツいものがある。 また、後に3作続いたクロスオーバー作品「レディアントマイソロジー」に出演できなかったキャラ(クラース、マリー、レイス、フォッグ等)もプレイアブルキャラとしてしっかり登場しており、作品ごとのキャラ数の不平等感も無い。 問題点 ストーリー性が非常に希薄 一定回数のクエスト毎に断片的にしか進行しない形式である都合上、常にストーリーが進行する本編作品と比べると描写量がかなり乏しくなってしまっている。ユーザーレビューサイトなどでもストーリーに関して「そんなもんあったっけか?」といったような意見まで出てきてしまう始末。 反面、戦闘ややりこみ要素の評価は高いので、ヘタに本編部分を重視するとこの辺の自由度が下がる可能性もあるが、流石にRPGとしては問題があると言わざるを得ない。クリア後のアフターストーリーや隠しダンジョン・隠しボスといったものも無い。 前作の評価の主なものが「戦闘システムさえ良ければ…」だったのだが、本作は「戦闘は良いのだけど、ストーリーが…」となってしまったため、「上手く折衷してくれればいいのに…」という意見が出ることになった。 ストーリー自体は手堅くまとまっており、シリーズキャラクターのエピソードに関係したイベントやレグニアに住むキャラクターを深掘り等の見応えも多い。これらを上手く拡張出来ていれば、まだ評価も変わってきたかもしれない。 「デスティニー」の主人公、スタンの一部イベントでの扱い 前述したようにクエストをこなして行くとストーリーに関わる重要なクエストをプレイする事になる。その際、歴代シリーズのキャラクターがシナリオに関わってくるのだが…。 『ファンタジア』の場合は味方側にミント、敵側にクレス、『エターニア』の場合は味方側にリッドとレイス、敵側にファラ…と、原則主人公やヒロインとなっているのだが、残りの『デスティニー』が味方側にルーティ、敵側にリオン。つまり主人公であるスタンが全くストーリーに関わってこない形となってしまっている。仮にメンバーに入れていてもイベントには参加しない。 もっとも、原作でもリオン絡みの出来事にはスタンは深く絡んではおらず、そもそもスタンとリオンはPS版ではそれほど深い接点が無い事もあって、リオンを敵役にするならば当然と言えば当然なのだが、やはり主人公が絡まないのは寂しいところ。 一部キャラクターの登場条件 不遇と言うほどではないのだが、「2回全滅すること」で初めて登場するキャラクターもいるため、全滅しないプレイを心掛けているプレイヤーやその辺に抵抗があるプレイヤーには辛い仕様になっている。 ゲーム中に数値で全滅回数が示されることもなければ、全滅回数によって分岐するイベント等も無いのであくまで心理的なものではあるのだが、そういったものとは別になかなかに気付きにくい条件であることは間違いない。 一応、1回全滅した所で存在を匂わせるのだが、それ以外に登場を匂わせる要素がほとんど無いのも事実。 コスチューム間の格差が強烈 全体的に歴代シリーズキャラクターのコスチュームが強めに調整されているため、基本コスチュームがそこに至るまでの過程に成り果ててしまっていることを惜しむ声もある。 一部汎用特技も差別化されている。たとえば「集気法」は、汎用コスチュームである「かくとうか」だと短いとはいえ詠唱が必要で無敵時間もほぼ無いのに対し、同じ技を覚えるクレスは特技と同じく瞬時に発動する上長い無敵時間があり、雲泥の差である。 特にダオスのコスチュームは頭一つ抜けて強力。 画面全域に渡って強力なレーザーを放つ「ダオスレーザー」、ほぼ瞬時に発動し周囲に大ダメージを与える「ダオスコレダー」、接近戦も強力な打撃の数々を隙無く繰り出す「テトラアサルト」と、反則級の特技が目白押し。不意打ちでもない限り、戦闘直後からダオスレーザーを連発しているだけでほとんどの雑魚が片付いてしまう。 ただし彼のルーツを入手する為には、これらの技を制限なしに連発してくるダオス本人を倒さなければならないため、クリア後のご褒美としては妥当とも考えられる。(*12) ダオスに隠れがちだがジョニーが覚える「ミラクルボイス」も屈指の壊れ技である。 こちらもダオスレーザーに類似したタイプの攻撃で、与ダメージの安定性や攻撃範囲こそやや劣るがダオスレーザーでは捉えられない飛行系や地を這う小さな敵にも満遍なく当てられる上ダオスレーザーよりも消費TPが少なく、攻撃力を上げれば物理耐性の高いスケルトン・ゴーレム系統以外にはこれを連発するだけで大抵の敵を圧殺出来てしまう。 シリーズ主人公同士で見ても格差が見られる。汎用性の高い特技や強力な時空奥義を覚えるクレス、専用の特技が多くどれもが攻撃性能の高いリッドに比べ、スタンは中途半端な威力の昌術とこれまた微妙な汎用特技が中心で、数少ない専用特技も強いかと言われると微妙な域で、2人に比べると力不足感が拭えない。 そのためか、スタンのルーツのみ彼との好感度イベントで自動で入手できる機会があり、比較的序盤からスタンになりきる事が出来る(*13)。 スタッフもこれを意識していたのか、次回作でのスタンは覚える昌術が少なくなり、代わりに専用特技が増えたり強力な特技が実装され底上げされている。 自分なりの楽しみ方を見つけないと飽きやすい 上記のようにストーリー性が弱い上基本的にクエストの繰り返しとなり、所謂「お使いゲー」の要素がかなり強くなる。シリーズキャラクターを交えたやり取りもそれなりの数があるが、それらも全て見てしまうとストーリー・キャラ面での楽しみが尽きる。 これだけならば他のやり込み重視のゲームにもある事だが、本作の場合そのやりこみ要素についてもゲーム内でさほどプッシュされている訳でも、極限まで育成したプレイヤー向けの強力な裏ボスやエクストラダンジョンといった「目標」も用意されていないので、ゲームの流れに頼らずプレイヤー自身で楽しみ方や目標を作らないと、モチベーションが保てず飽きてしまう。 該当シリーズ作品プレイ済み推奨な一部イベント シリーズキャラクターが関わる一部イベントは歴代シリーズのファンを対象としている所があるため、知らない作品のネタを出されると全くついて行けない所も少なからずある。 会話イベントならともかく本編ストーリーでも一部のシリーズキャラクターの核心や過去が関わる展開があり(*14)、該当作品のストーリーを知らないと置いていかれがち。 シリーズキャラクターに関する「人物図鑑」があるが、最低限そのキャラクターを知る為の説明しかされていないのでこの辺を補完するには至らない。 コスチュームごとの定石が固められていて育成幅が狭め 効率を考えてプレイすると、どうしても付けるボーナスアビリティの選択肢はほとんど固まってしまうため、戦闘時の有利のみを考えるなら「ちからUP or まりょくUP」「しゅんそく(移動速度上昇)」「はやくち(詠唱時間短縮)」「TPせつやく(消費TP減少)」あたりで固定されがちで、用意されている要素に対して育成の実質な自由度は低い。 ボーナスアビリティが最初に付いた3つ以降は変更が利かないため、やることがほとんどワンパターンになってしまうという意見もある。 特に一部のシリーズキャラクターやナムコ作品のコスチュームは1着しか作れないため、この影響が大きい。 勿論、プレイスタイルによりけりな問題であり、考えなしにコスチュームを選択しても、育成さえすればクリアは充分可能。逆に選択の多さは効率度外視のやり込みにプレイにはもってこいとも言える。 敵が落とすガルドが全体的に非常に少ない 終盤の敵を倒しても大抵数十ガルド前後しか落とさない。システム上武器や防具に金をかける必要が無く、アイテムの値段も一部を除いて格安になっている等出費は少ないが、それでも普通に進めているとガルド不足に陥りがちになる。 ボスや一部シリーズキャラ、宝箱に擬態している「フェイク」系統の敵は比較的ガルドを落とすがそれでも50ガルドしか落とさず、フェイク系はどこに出現するか分からず強敵なためあまり効率が良いとも言えない。 しょうにんの「ちくざい」やサーチガルドといった金稼ぎのアビリティや特技もあるにはあるが一度に得られる金額がかなり少ない。クエスト報酬も最高で450ガルド前後が関の山で大抵は200ガルド前後、中には10ガルドしかくれないキャラもおり、通常入手できる金額がとにかく少ない。 その為、まとまった金額が欲しいならダンジョンの宝箱や敵からアイテムを盗んだりしてそれを換金するしかない。 比較的高い確率で盗めるルーツをまとめて売るだけで不自由なく回復アイテムをまとめ買い出来る程度には稼げ、少々時間をかければ特殊ルーツを売って万単位のガルドも簡単に得られるなどコツを掴めばむしろ成金状態になれる。しかし、不確定要素をメインの金策にしなければならないというのは問題である。 次回作ではストーリーの進行次第だが、雑魚敵でも3ケタ中盤の金額を落すようになり改善された。 周回プレイの引き継ぎ項目 本作は周回プレイが可能となっており、その際に所持ガルド・プレイ時間・各種図鑑のデータを引き継ぐのだが、コスチュームは引き継がれない。 そのため、クリア直前で友達のデータかもう1つソフト(とGBA本体・通信ケーブル)を買って、そちらに育てたコスチュームを退避させない限り、引き継ぎを行ってしまうとせっかく育成したコスチュームが消えてしまう。 もっとも、発売当時の本家シリーズにおける周回プレイでは獲得称号や料理熟練度、ガルド等が引き継がれない設定がデフォルトであり、その為か所持ガルドを引き継げる点も通信プレーのやりくりによるコスチュームの引き継ぎも当時の本家シリーズと比較して魅力的に映っていたのも事実である。 総評 本作の評価を支えるのはやはり携帯機でようやく実現した、「リニアモーションバトルシステム」によるリアルタイムアクション戦闘によるものが大きい。 そのためにストーリーを重視する人には大ハズレになってしまいかねないが、テイルズ オブ シリーズの特色であるアクションによる戦闘に魅力を感じている人にとっては「携帯機でもここまで出来るのか!」と思わせる程のものとなっている戦闘によって長くのめり込めるものとなっている。 また、クロスオーバー作品として見た場合も最近の作品に当たり前のように存在する優遇不遇の差、著しいキャラクター崩壊、踏み台といった要素が無いため、シリーズファンにとっては夢の共演がRPGでも実現したこととなり、歓迎された(*15)。 そのため、出演作品のファンであれば間違いなく楽しめるものとなっている。 しかしながら、繰り返しになるが、RPGとしてのストーリーの弱さはいかんともし難い所があるのは間違いない所で、この点だけは強い批判を受けることとなった。 逆に言えば、(RPGとしてはある意味邪道だが)アクションゲームとして割り切れればシリーズを知らない人でも楽しめる完成度にはなっていると言える。 続編 2005年1月6日に『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3』がGBAに発売され、こちらは本作の3作品は勿論、その後発売された『デスティニー2』・『シンフォニア』の登場キャラクターを網羅し、発売された直後の『リバース』の宣伝を兼ねてか主人公のヴェイグ・リュングベルとヒロインのクレア・ベネットがゲストキャラクターとして登場する。 こちらはジャンルを「コスプレS-RPG」とし、複数のチームを組んでそれぞれを運用する形となったため、一度により多くのシリーズキャラクターを操作して遊べるようになったが、全体的に本作に比べて粗が目立つ出来となってしまっているため、否寄りで賛否が割れている。 なお、『3』でも本作の主人公であるフリオとキャロが設定は変更されたが主人公として登場し、本作の重要キャラクターが「『2』の設定のまま」でゲスト出演、更には『なりきりダンジョン』からディオとメルがなりきりショップ(*16)の店主として登場する。 余談 本作および次作のジャンル名がジャンル名なので、一部でネタとして弄り倒されることになってしまった。 内容的には間違っていないのだが、当時(現在もかもだが…)の「コスプレ」という言葉の持つイメージ故のことなのだろう。 2011年に発売した『マイソロ3』には、今作の住民たちが新規イラストでクエスト依頼人として登場している。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html
テイルズ オブ シリーズリンク ※注1 本Wikiで現状取り扱っていないソーシャルゲームに関しては割愛する。 ※注2 移植・リメイク作品は本Wikiに独立ページがある作品、もしくはタイトルが変更されている作品のみ記載している。その際、略称およびシリーズ内ジャンル名はオリジナルと異なる部分のみ表記しており、無い場合は表記しない。 オリジナル クロスオーバー 関連作品 掲載対象外 シリーズ概要 オリジナル 機種 タイトル 略称 シリーズ内ジャンル名 概要 判定 SFC テイルズ オブ ファンタジア TOPファンタジア RPG 「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」当時としては珍しかったボイス演出と主題歌の採用で話題となる。やや苛烈なゲームバランスや多数のバグはご愛嬌。 良 PS テイルズ オブ ファンタジア SFC版の尖った部分を程良く調整、リメイクのお手本と呼べる良作。 GBA テイルズ オブ ファンタジア 伝説のRPG SFC版とPS版のいいとこ取りを目指したが様々なバグや劣化点が目に付く作品となってしまった。GBA版唯一の追加要素もありSFC版独特のテイストを残した移植でもある。 劣化 PSP テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション- (TOP-) FVE 伝説のRPG声が彩る、伝説のRPG 戦闘画面は頭身が高くなったがPS版の雑な流用で、ウリのフルボイスも中途半端なボイス化。さらに余計な所へ手を加えてしまい、劣化という評価に。 携帯アプリ テイルズ オブ ファンタジアモバイル 伝説のRPGが再び蘇る GBA版をベースとした移植。 PSP テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション (TOP-) XE RPG 戦闘がスピーディーに改良されたが短期間制作の突貫工事により致命的な問題が多数ある。シナリオでも異物を追加した為に余計な矛盾が生まれる。やってしまった3連続の劣化。 劣化 iOS テイルズ オブ ファンタジア RPG 『TOP』を基本プレイ無料でソーシャルゲーム化。しかし極端な課金要素が評価を落とした。現在はサービス終了。 執筆禁止 PS テイルズ オブ デスティニー TODデスティニーオリD 運命のRPG 本作での人気によってシリーズ展開が本格的になった。戦闘の難易度が低すぎるのは今でも語り草となっている。シリーズ初のPSハード作品で、本作以降『テイルズ』はPSハードを中心にリリースされていくこととなる。 良 PS2 テイルズ オブ デスティニー リメD 運命という名のRPG デスティニーのリメイク版。ゲームとしては全体的に粗が減り、システムも洗練された。ただし重要キャラや重要シーンが大きく改変され、「デスティニー2」には繋がらない独立した作品となっている。その改変ぶりから、PS版のファンからは賛否が分かれるが新規プレイヤーからの評価は高い。 テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット リメDDC もうひとつの運命という名のRPG リオンが主人公の「リオンサイド」の追加と、一部システムを調整したバージョン。 GBC テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン (TOP-) NDなりダン (1) ダンジョンRPG シリーズ初のスピンオフ。哲学的で奥深いシナリオにより、『ファンタジア』の世界をさらに深く魅力的にしている。しかし戦闘システムはハードの制約を受けており、稼ぎをしないと通常クリアも難しい。 良 PSP テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX (TOP-) NDXなりダンX 真実と向き合うRPG シリーズお馴染みの戦闘システムとなった。シナリオの改悪や新キャラクターといった面で物議を醸した問題作。 シリ不 PS/PSP テイルズ オブ エターニア TOEエターニア 永遠と絆のRPG シリーズの基本的なシステムはこの作品で完成された。作品自体の完成度も折り紙付き。海外では『TOD』の続編として『Tales of Destiny II』のタイトルで発売されている。 良 PS2/PSP テイルズ オブ デスティニー2 TOD2デスティニー2 運命を解き放つRPG 粗いシナリオと複雑な戦闘システムによって賛否が分かれた。作りこまれた戦闘システムは、今でも熱狂的なファンを虜にしている。 スルメ GBA テイルズ オブ ザ ワールド ~サモナーズ リネージ~ サモリネ ファンタジーシミュレーションRPG 隠れた名作と名高い『ポケットキング』のシステムをテイルズで。しかし、そのお粗末な出来で双方のファンからそっぽを向かれることに。 ク GC/PS2 テイルズ オブ シンフォニア TOSシンフォニア 君と響きあうRPG 3Dテイルズの礎となった作品。シリーズ内でも、システム・シナリオ共に自由度が高い。キャラクターも魅力的で、一部のキャラの描写に不満を感じるプレイヤーがいるが、基本的には高い人気を誇る。 良 Win Tales of Symphonia PS3版ベースの移植。日本からの購入はできない、いわゆる「おま国」版。 PS4/One/Switch テイルズ オブ シンフォニアリマスター TOSR One版はDL専売。Steam版ベースのリマスター版。 PS2/PSP テイルズ オブ リバース TORリバース 君が生まれ変わるRPG お使いを繰り返すシナリオと複雑な戦闘システムと、回復魔法が存在しないことはプレイヤーに戸惑いをもたらした。とはいえ戦略性の高いシステムは、今でも熱狂的なファンを虜にしている。 スルメ PS2 テイルズ オブ レジェンディア TOLレジェンディア 絆が伝説を紡ぎだすRPG メインスタッフに『鉄拳』や『ソウルキャリバー』の人物達が関わった異色作。まるで退化した戦闘、これまでと毛色の異なる作風は賛否両論。しかし、ストーリーと音楽はシリーズ最高レベル。 良 PS2/3DS テイルズ オブ ジ アビス TOA(ジ) アビス 生まれた意味を知るRPG テイルズ オブ シリーズ10周年記念作品。開発期間不足で多数のバグとロードが問題となった。ストーリーの陰鬱な展開の多さや物語の結末は賛否両論であり、キャラ描写における矛盾の多さも問題視された。また、主人公の丁寧なキャラ描写は高評価な一方で、その主人公に対する扱いの冷遇さには批判的な声もある。3DS版はPS2北米版の要素を追加したもので、バグは改善されロードはシリーズ屈指の速さとなった。 賛否両論 Win テイルズ オブ エターニア オンライン TOEO MMORPG シリーズ初のオンラインゲーム。評価できる所もあるが不自由な設計であった為に1年で稼動終了。 なし DS テイルズ オブ ザ テンペスト TOTテンペスト 魂を呼び覚ますRPG あまりに半端なストーリーとシステムに非難が集中。発売前後の展開から「本編を外伝作品に降格」と言われていた。その一方で、ゲーム自体の基盤は決して悪くはないため、上手くリメイクすれば化けると期待する声もある。 ク テイルズ オブ イノセンス TOIイノセンス 想いを繋ぐRPG クオリティは悪くないが全体的にボリュームが薄い。あくまで携帯機のRPGとして手軽に遊ぶ作品。ただ、前評判の悪さを覆すには充分な出来であるため、戦闘面にこだわるユーザーには満足できる内容となっている。 なし PSV テイルズ オブ イノセンス R TOIR RPG(*1) 上記に仲間キャラの追加やストーリーの再構成等を行い、難易度やシステムも遊び易く調整されたリメイク作。 Wii/PS3 テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- TOS-Rラタトスク 響き合う心を信じるRPG 詰めの甘い部分が多く、続編として受け入れられる出来ではなかった。単体としてみれば相応に出来上がっており、キャラクター人気も新たに得た。 なし 360/PS3 テイルズ オブ ヴェスペリア TOVヴェスペリア 「正義」を貫き通すRPG 『シンフォニア』から『アビス』と拡張され続けた戦闘システムは、細かな粗こそあれど完成度は高い。シナリオも概ね好評だが、主人公・ユーリのアウトローな振る舞いや扱いについては賛否が分かれる。 良 PS4/One/Switch/Win テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER DLCも収録されたリマスター版。シリーズでは国内初の他機種マルチで展開された。日本語音声と英語音声が選択可能となっており、選択した言語に応じてOPムービーの主題歌も変わるようになった。 DS テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション / CGムービーエディション TOHハーツ 心と出会うRPG 据置機並みのボリュームを誇る、携帯機での本格的なテイルズ。ムービーのみ異なる販売がなされ、「CG版」はその造形から話題になった。 良 PSV テイルズ オブ ハーツ R TOHR 新たな心と出会うRPG アニメムービー版を準拠に、2Dドット絵だった原作から3DCGへフルリメイク。爽快感溢れる戦闘や快適になったシステムは好評な一方、イベントシーンの大幅な削除や改変は反響を呼んだ。 なし Wii テイルズ オブ グレイセス TOGグレイセス 守る強さを知るRPG 超・良戦闘と心温まる良シナリオや好感の持てやすいキャラクター描写により多くのユーザーから支持を受けた。しかし修正ソフトが配布されるほどに多数のバグがあり、それらは主にクリア後の楽しみに影響を及ぼした。 良* PS3 テイルズ オブ グレイセス エフ TOGf Wii版に多数の追加要素を加えた移植完全版。追加シナリオは好みが分かれるが、戦闘はさらに奥深い物になっている。シリーズ内にはとどまらず全JRPG内でトップレベルの評価を受けており、完全版に相応しい出来になっている。 良 PS3 テイルズ オブ エクシリア TOXエクシリア 揺るぎなき信念のRPG テイルズ オブ シリーズ15周年記念作品。初週売り上げは50万本とシリーズ最高記録に輝いた。ダブル主人公およびシリーズ絵師の共作、リアルな頭身、シームレスマップなどシリーズ初の試みが多く見られた。しかしこれまでの定番要素が削除された他、中盤からの不可解なシナリオなどの不評点も多い。 なし テイルズ オブ エクシリア2 TOX2エクシリア2 選択が未来を紡ぐRPG 美麗なグラフィックや演出はそのままに、システムも大幅に見直された。悲壮的な演出、それらを彩るBGMやインターフェース、主人公はシリーズの中でもかなり人気が高い。その一方で、細かい不満点は未だ多く残っており、ストーリーも全体的に前作プレイ済みが前提となっている。 なし PS4/PS3/Win テイルズ オブ ゼスティリア TOZゼスティリア 情熱が世界を照らすRPG テイルズ オブ シリーズ20周年記念作品。シナリオ・キャラ・有料DLCを始めとする多くの問題から、『TOtA』『TOV』に続き公式が炎上してしまった問題作。その一方で登場キャラ達の人気は非常に高く、公式からファンの支えがブランドにおける大事な礎と発信されている。 ク テイルズ オブ ベルセリア TOBベルセリア 君が君らしく生きるためのRPG 『ゼスティリア』の過去を描く作品だが、どちらかと言えば同作のアニメ版『ゼスティリア ザ クロス』と関連が強い。ストーリーは陰鬱だが、主人公・ベルベットの丁寧な人物描写も相持って歴代作品屈指の出来になっている。戦闘システムの評価も高く、ゲームとしての出来の良さから新たなテイルズファンのユーザーの増加に貢献した。 良 PS5/XSX/PS4/One/Win テイルズ オブ アライズ TOARISEアライズ 心の黎明を告げるRPG 『ベルセリア』から5年ぶりの新作で、多くの要素が刷新された事実上のシリーズリブート作。旧作を意識したストーリーと、完全3Dながら『テイルズ』らしさを追求した戦闘システムでシリーズの復活を果たす。 良 カップリング PS3 テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック TOSU - 『シンフォニア』10周年を記念して発売された『シンフォニア』と『ラタトスク』のHDリマスター版のセット。申し訳程度の追加要素はあるが、あくまで「HDリマスター(移植)」なので、過度な期待は禁物。 なし クロスオーバー 機種 タイトル 略称 シリーズ内ジャンル名 概要 判定 テイルズ オブ ザ ワールド GBA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 ND2なりダン2 コスプレRPG 続編から独立したスピンオフとなった。GBAの性能でおなじみの戦闘システムを再現してしまった奇作。 良 テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 ND3なりダン3 コスプレS-RPG 戦闘以外SRPGへジャンル変更。多数のキャラが参戦。原作ファンへの小ネタも多いが、前作から粗い部分が目立つ出来となっている。 なし PSP テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー マイソロ(1) 君のためのRPG ストーリーのついた本格的なお祭りゲーなのだが、初である故か半端な内容に。 なし テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 マイソロ2 前作からボリュームが増すもキャラ崩壊が目立つゲームに。ジェイド自重しろ。 なし テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 マイソロ3 改善したような、むしろ悪化したようなキャラ崩壊 贔屓のシナリオ。戦闘に関しては細かい調整のみだが、それ以外は大きく進化している。しかし、一部劣化していたり問題点の存在している個所もある。 なし 3DS テイルズ オブ ザ ワールド レーヴ ユナイティア TOW-RU(レーヴ)ユナイティア 新たな絆のシミュレーションRPG スマートフォン用のアプリ『タクティクスユニオン』の移植作。追加参戦キャラやフルボイス化などの新規要素を加えた移植版。 なし その他 PS テイルズ オブ ファンダム Vol.1 クレスバージョン/ミントバージョン TOFファンダム(1) ファンディスク シリーズキャラの共演が魅力であるシリーズ初のファンディスク。『ファンタジア』のとある重要キャラにまつわる物語が描かれるのは本作だけ。バージョンの違いはパッケージイラストのみとなっている。 なし PS2 テイルズ オブ ファンダム Vol.2 ルークバージョン/ティアバージョン TOF2ファンダム2 ボイスアドベンチャー+α 露骨な贔屓とキャラ崩壊でファンディスクとしてはあまりにお粗末な出来に。同じくバージョンの違いはパッケージイラストのみとなっている。 ク PSP テイルズ オブ バーサス TOVSバーサス アクション 無茶苦茶なシステムと長いロード。究極のキャラ崩壊&贔屓のシナリオ。笑えない出来にファン同士がバーサス。 ク テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ TO-HEROTO(-)TBツイブレ 他のクロスオーバー作品と比べると参戦キャラは少ない。だが、まさに夢の共演となったシナリオは概ね好評の無双系ゲーム。しかし、キャラデザが原作から大きく逸脱してしまっている点は不評。 なし 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 緋王伝シリーズ 『ファンタジア』の初期企画の原点。魔法名などもSFC版緋王伝由来。 SFC スターオーシャン 『ファンタジア』のスタッフが独立後に開発したゲーム。新たな戦闘システムもクリエイションシステムも『ファンタジア』の発展形として考案された。 良 PS2 NAMCOxCAPCOM 『デスティニー』よりスタンとルーティ、『デスティニー2』よりジューダスが参戦。 良 Wii ソウルキャリバー レジェンズ 『シンフォニア』よりロイドがゲスト参戦。 DS ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊 テイルズスタジオの企画・監修による、紛うことなくシリーズの血筋を受け継ぐ作品。 良 DSi かめにんマーチャント! DL専用。Wii版『グレイセス』のミニゲームがDSiウェアに。 PSP ヴィーナス ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~ シリーズからキャラクターがゲスト出演。 良 ヴァイスシュヴァルツ ポータブル ブーストヴァイス/ブーストシュヴァルツ 『アビス』より本作オリジナルカードが登場。 なし 3DS PROJECT X ZONE 『ヴェスペリア』からユーリとエステルがペアユニット、フレンがソロユニットとして参戦。 なし PROJECT X ZONE 2 BRAVE NEW WORLD 『ヴェスペリア』が引き続き参戦。ユーリとフレンがペアユニット、エステルはソロユニットに変更。前作で伏線が張られていたザギも敵として登場。 良 PS3 CV ~キャスティングボイス~ テイルズオブシリーズのシナリオを収録。 PS4/Switch/Steam MAGLAM LORD 有料DLCとして、魔剣をテイルズオブシリーズに登場する剣に変化させるデコアイテムが登場。デコアイテム装備時に戦闘BGMが各原作の戦闘BGMに変化するおまけつき。 なし 3DS/WiiU 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U 有料DLCとして、ロイドの衣装がMiiファイター用のコスチュームとして配信。 なし Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 良 PS5/XSX/PS4/One/Win SCARLET NEXUS 『ヴェスペリア』のスタッフがディレクターを務めた近未来が舞台のブレインパンクアクションRPG。世界観やジャンルこそ異なるものの、一部システムは『ヴェスペリア』から着想を得たものを使用。『アライズ』とのバンドルパックも販売されている。 良 掲載対象外 テイルズ オブ ブレイカー(TOB) テイルズオブシリーズでは初の女性主人公作品。同じく女性単独主人公の『ベルセリア』とは略称も一致する。キャラクターデザインも同じくいのまたむつみ氏。 主人公の性格はベルセリアとは正反対で、活発かつ陽気なお転婆キャラ。男性の相棒キャラは主人公と同じ16歳であるところもベルセリアと異なる。 テイルズ オブ コモンズ(TOC) テイルズ オブ ヴァールハイト(TOW) シリーズ概要 バンダイナムコエンターテインメントから発売されているゲームシリーズ。『テイルズ シリーズ』と呼ばれることもある(参考:エターニア公式HP)。 ジャンルはRPGだが、リアルタイムでキャラクターを操作して敵を倒すアクションゲームと融合したような戦闘システムが特徴。 シリーズは長きに渡り本編作品の「マザーシップタイトル」と外伝作品の「エスコートタイトル」に分かれていたが、シリーズ25周年となる2020年に新たな物語を提供する「オリジナル」と別作品のキャラクター同士が共演する「クロスオーバー」に分けられた。 世界観は「テイルズ オブ ~」の~部分が違っていれば原則として全く別の世界観である(*2)。 タイトルをよくあるナンバリング形式にしなかったのは、まず~の部分で区別することでそれぞれの派生作品を広げやすいと考えてのことである。 シリーズ第1作はSFCでの発売にもかかわらず主題歌を採用しており、第2作からはオープニングテーマアニメーションも付き、以後シリーズの定番となる。 キャラクターに関しては、デザインには漫画家の藤島康介氏、イラストレーターのいのまたむつみ氏(*3)を主に起用し続けており、キャラクターのボイスも第1作の時点で採用している。 ストーリーは単純な勧善懲悪を取り入れることは少なく、敵側もいわゆる絶対悪ではなく敵側なりの正義や思想があり、主人公側の正義との対立や交錯が描かれることがほとんど。 また、ライトなアニメ調な作風に反してシナリオ自体は重めで、主要キャラクターの死や離散、裏切りや復讐といった重い展開も多く、近年の作品だと直接人間を殺害するシーンなども少なくない。 主に種族差別(対立)や太古の文明、国家(もしくは私的組織との)間の戦争がシナリオの根底に関わっていることが多いのも特徴的。 キャラクター要素に重点を置いていることも大きな特徴である。 本編イベントでのやり取りのみならず戦闘中の豊富な掛け合い、キャラクターとの親交に関わるシステム、フィールドやダンジョンなどの移動中にキャラクター達が雑談する「チャット」や「スキット」など、様々な形でキャラクターの描写を押し出している。 雑談するシステムの呼称に関し、初期の作品は法則性はないが途中からはキャラクターの上半身が映っているのが「チャット」で、頭部が映っているのが「スキット」と思って問題ない。 公式側もキャラクター人気を意識したメディア展開を行っており、それ故キャラ論議が頻発することが多いが、公式によるキャラクターの露骨な持ち上げや踏み台扱いにより批判が起こることがある。 特典DVDなどを観てもらえばわかるが、スタッフの悪ふざけがあまりに度を越して大勢のファンを激怒させた時期もあった。 一時期、開発ラインが「デスティニーチーム」と「シンフォニアチーム」の2つに分かれており、短期間で作品を乱発する傾向があった。 その時期にリリースされた作品はクオリティがチープな物も多く、粗製乱造と言われたこともある。 『エクシリア』以降は開発ラインが1つになったが、その後もしばらく出来の悪い迷走期が続き、クソゲー判定の作品も出るなど評価は厳しいものであった。 一方、『ベルセリア』では前作までの不振を覆す高評価を得た。さらに『アライズ』は開発期間が長く取られ、それによってクオリティも高いものになっている。
https://w.atwiki.jp/gdgdtales2/pages/36.html
概要(公式HPから引用) 『テイルズ オブ 20周年展』スペシャルガイドブック 概要(公式HPから引用) 『テイルズ オブ ファンタジア』から2015年で20年目となる『テイルズ』シリーズの歴史を楽しめる展示会。 開催日時: 大阪…2015年11月26日~12月6日 秋葉原…2015年8月7日~8月23日 会場名: 大阪…グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタルB1F イベントコラボ 秋葉原…秋葉原UDX 2F アキバ・スクエア イベント: 2008年から毎年開催されているテイルズ オブ フェスティバル常連の豪華キャスト3名が出演! 今までのテイルズ オブ フェスティバルを振り返るスペシャルトークショーを開催。 本イベントでは、今年のTOFで一番反響のあった大喜利の映像を上映し、イベントの見どころや裏話などを紹介。 そのほかにもプレゼント抽選会の実施など、会場でしか見られない特別なコンテンツがある。 また、チケット特典としてテイルズ オブ 20周年展の無料貸し出し券をプレゼント。 音声ガイダンス: ユーリ、ルーク、ミラ、スレイ、ロイド、アスベルの全6キャラの中から クイズアドベンチャーのパートナーを選び、コレットを救い出そう! 隠れノルミンを探そう!: 会場内に隠れている金と銀のノルミンを見つけると、アタックさんオリジナルシールをGETできる。 物品情報(グッズ) 缶バッジ、Tシャツ、ショッピングバッグ、クリアファイル、タペストリーなど・・・ Hello Kittyコラボ商品 ミラ、エル、エドナのHeloo Kittyコラボ商品あり (ポストカード、クリアファイル、タペストリー、マグカップ、クッション) 参考リンク(バンダイナムコ公式HP) 参考リンク(animate Times 内部レポート) 『テイルズ オブ 20周年展』スペシャルガイドブック 会場で販売されていたスペシャルガイドブック。 参考リンク(Amazon)
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/5884.html
テイルズ オブ シリーズ(ているず おぶ しりーず) + 目次 歴史(廉価版及びアップデート版は除く) テイルズオブシリーズの名シーン 関連リンクネタ 被リンクページ 歴史(廉価版及びアップデート版は除く) 年号 発売日 作品名 対応機種 備考 1995年 12月15日 ファンタジア SFC 1997年 12月23日 デスティニー PS 1998年 12月23日 ファンタジア PS リメイク版 2000年 11月10日 なりきりダンジョン GBC ファンタジアの続編 11月30日 エターニア PS 2002年 1月31日 ファンダム Vol.1 PS 10月25日 なりきりダンジョン2 GBA 11月28日 デスティニー2 PS2 デスティニーの続編 2003年 3月7日 ~サモナーズ リネージ~ GBA ファンタジアの続編 8月1日 ファンタジア GBA 8月29日 シンフォニア GC 2004年 2月16日 タクティクス Mobile 9月22日 シンフォニア PS2 移植版。完全版商法の標的 12月26日 リバース PS2 2005年 1月6日 なりきりダンジョン3 GBA 1月31日 ブレイカー Mobile 3月3日 エターニア PSP 移植版 8月25日 レジェンディア PS2 10月14日 コモンズ Mobile 11月16日 タクティクス外伝 Mobile 12月15日 アビス PS2 10周年記念作品。レジェンディア発売3日前に発表 2006年 3月3日 エターニア オンライン PC 2007年3月31日にサービスを終了 6月21日 ヴァールハイト Mobile 9月7日 ファンタジア -フルボイスエディション- PSP 10月26日 テンペスト DS クオリティアップ等により二度の発売延期(4月13日→6月8日→10月26日) 11月30日 デスティニー PS2 リメイク版。ソフトの不具合により一度発売延期(11月22日→11月30日)した 12月21日 レディアントマイソロジー PSP 2007年 2月15日 デスティニー2 PSP 移植版 6月28日 ファンダム Vol.2 PS2 12月6日 イノセンス DS 2008年 1月31日 デスティニー ディレクターズカット PS2 マテリアルダンジョン Mobile 3月19日 リバース PSP 移植版 6月26日 ラタトスクの騎士 Wii シンフォニアの続編 8月7日 ヴェスペリア Xbox360 12月18日 ハーツ DS 2009年 1月29日 レディアントマイソロジー2 PSP 8月6日 バーサス PSP 9月17日 ヴェスペリア PS3 移植版。完全版商法の標的 12月10日 グレイセス Wii ゲームの進行・引き継ぎに致命的なバグ発見により、一時店頭回収の後、アップデート版が発売 2010年 4月1日 ファンタジア モバイル Mobile 8月5日 なりきりダンジョンX PSP リメイク版 ファンタジア クロスエディション PSP なりきりダンジョンXに収録 12月2日 グレイセスf PS3 移植版。Wii版ED後の後日談追加。完全版商法の標的 2011年 2月8日 レディアントマイソロジーモバイル Mobile 2月10日 レディアントマイソロジー3 PSP 6月30日 アビス 3DS 移植版。PS2版では実装されなかった秘奥義といった北米版の要素を追加 9月8日 エクシリア PS3 15周年記念作品 11月22日 キズナ Mobile 2014年9月25日にサービス終了 2012年 1月26日 イノセンスR PS-Vita リメイク版 2月23日 ツインブレイヴ PSP 4月26日 ダイスアドベンチャー PC・Mobile 2013年6月28日にサービス終了 7月2日 タクティクスユニオン Android・iOS 2015年2月26日にサービス終了 9月11日 カード エボルブ Mobile 2014年9月30日にサービス終了 11月1日 エクシリア2 PS3 エクシリアの続編 2013年 3月7日 ハーツR PS-Vita リメイク版 9月24日 ファンタジア iOS 2014年5月29日にサービス終了 9月25日 ビブリオテカ iOS 2014年10月30日にサービス終了 10月9日 ハーツR iOS 移植版。2016年3月31日にサービス終了 10月10日 シンフォニア ユニゾナントパック PS3 PS2版シンフォニアに追加要素+北米版準拠のラタトスクのセット 2014年 3月3日 リンク iOS 2018年3月28日にサービス終了 4月3日 アスタリア Android 2023年5月18日にサービス終了 4月23日 リンク Android 2018年3月28日にサービス終了 アスタリア iOS 2023年5月18日にサービス終了 10月23日 レーヴ ユナイティア 3DS 2015年 1月22日 ゼスティリア PS3 20周年記念作品 2016年 7月7日 ゼスティリア PS4 移植版 8月18日 ベルセリア PS3/PS4 ゼスティリアの前日譚 2017年 2月28日 レイズ Android/iOS 2024年7月23日にサービス終了 2019年 1月11日 ヴェスペリア REMASTER PS4/XboxOne/STEAM/NS 2020年 7月15日 クレストリア Android/iOS 2022年2月7日にサービス終了 10月15日 ヴェスペリア REMASTER Windows 10 2021年 9月9日 アライズ PS5 / XSXS /PS4 / Xbox One 25周年記念作品 9月10日 アライズ STEAM 25周年記念作品 11月4日 ルミナリア Android/iOS 2022年7月20日にサービス終了 2023年 2月16日 シンフォニア REMASTERD Switch/PS4/Xbox One 日本で発売されなかったSteam版の移植 2025年 1月16日 グレイセスf REMASTERD PPS4/PS5/NS/Xbox Series X S/Xbox One 1月17日 グレイセスf REMASTERD STEAM テイルズオブシリーズの名シーン テイルズオブマガジンで選ばれた名シーン。エクシリアとエクシリア2は新たに選ばれた。 ファンタジア名シーン…アーリィの決戦前夜 他の候補はアミィの死体に復讐を誓うシーンとモリスンによる時間転移。 デスティニー名シーン…リオンが死ぬシーン(リメイク版) 他の候補はPS版での第一部終了時の別れとDC版のマリアンにリオンが一人の男性として認められたシーン。 エターニア名シーン…最終決戦に臨む前、「バンエルティア号」の中でリッドとファラが語り合う 他の候補はレイスの「リッド…大切な人を守れ」のシーンとバリル城突入前のリッドとメルディの会話のシーン。 デスティニー2名シーン…カイルとロニの夢シーン 他の候補はジューダスの夢シーンとリアラがフォルトゥナを前にして自ら導き出した「幸せ」の答えを言い切るシーン。 シンフォニア名シーン…ゼロス死亡 他の候補はコレットとの雪見イベントとクラトスが好感度一位の場合の一騎討ち前のシーン。 リバース名シーン…クレア演説シーン 他の候補は夕日の海岸での殴り合いとユージーンのバース殺害事件の真相を知ったアニーが「命に色はない、という言葉はわたしが見つけた真実だから」とウォンティガに言うシーン。 レジェンディア名シーン…ステラ死亡シーン 他の候補はクロエがセネルにシャーリィと向き合うよう叱咤するシーンとジェイがソロンに決別し戦闘する前のシーン。 アビス名シーン…ルークの断髪 他の候補はルークとアッシュが初めて顔を合わせるムービーとレムの塔での障気中和のシーン。 イノセンス名シーン…ハスタに攻撃されたルカが目を覚まし、スパーダと抱擁を交わすシーン 他の候補はレグヌムに戻ってきた時に母が自分の好きなチーズスープを毎日作ってくれていると知ったシーンとリカルドの復帰シーン。 ヴェスペリア名シーン…マンタイクでのユーリとフレンの口論 他の候補はエステル救出シーンとカロルのゾフェル氷刃海でのシーン。 ハーツ名シーン…コハクの説得でシングが立ち直るシーン 他の候補はベリルが迷いを断ち切ってパーティに同行することを決意するシーンとシングとリチアのスピルリンク。 グレイセス名シーン…アスベルとシェリアの仲直り 他の候補はソフィ命名シーンとフーリエが助けに来るシーン。 友情の誓いは候補に入っていない。 エクシリア名シーン…マクスウェルに立ち向かうジュードたち エクシリア2名シーン…ルドガーとエルとの約束 関連リンク ネタ 「テイルズ」シリーズと呼べない理由は当時のナムコがうっかり「テイルズ」の商標登録を忘れていたため、ナムコ関係者はこの呼称が使用出来ない。 被リンクページ + 被リンクページ その他用語:た行 その他用語:固有ジャンル その他用語:タイトルのカテゴライズ その他用語:マザーシップタイトルとエスコートタイトル その他用語:オリジナルとクロスオーバー ▲
https://w.atwiki.jp/chibaho/pages/608.html
テイルズとは、配信者 黒田八平、鷹野光貫が好きなゲームである。 バンダイナムコゲームスから発売され、毎年多くのゲームが発売されているシリーズ物である。 日記動画内の話題で出ることもある。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2374.html
『修正依頼』が出ています。依頼内容は、罵倒に満ちた感情的極まる記述の修正です。対応出来る方がいらっしゃるなら宜しくお願いします。 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょんくろす】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 真実と向き合うRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2010年8月5日 定価 5,219円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 544KB以上 レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、犯罪 廉価版 PSP the Best 2013年2月21日/2,667円(税別) 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/2,381円(税別) 判定 シリーズファンから不評 劣化ゲー ポイント 原典から満遍なく改悪された内容ファンからは満場一致で黒歴史単体で見ても完成度は低いシリーズ史上最低最悪のキャラ「アルベルト」 テイルズ オブ シリーズ 概要 特徴 問題点 戦闘関連 シナリオ キャラクター面 ロンドリーネについて エトスについて アルベルトについて 最悪の後日談 その他の問題点 評価点 総評 余談 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 概要 ゲームボーイで発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』(以下「原作」と表記)をPSP向けにリメイクした作品。 第1部のボス戦後の問いかけ以外にセリフがなかったディオとメルにセリフを用意したり、戦闘システムをシリーズと同じアクションのものにしたり『テイルズ オブ ファンタジア』との橋渡しの役目を持つ新キャラクター・ロンドリーネの追加などが行われている。 また、原作および本作のシナリオは『ファンタジア』本編を前提としているため、『ファンタジア』を未プレイだとシナリオが理解しにくくなっている。 そのため、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』の戦闘システムを洗練させた『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』を同時収録している。 原作は暗く重いながらも練り込まれたシナリオが高く評価されたが、戦闘システムはハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていたため、戦闘システムを改良したリメイクが望まれ続けていた。 満を持してのリメイクとなった本作は、多数のシリーズ作品にキャラクターデザイン・作画監督として携わる松竹徳幸氏自身がアニメーション監督を務め、背景スタッフはスタジオジブリの作品やアニメ版『時をかける少女』に関わったスタッフで制作されている。 その一方で、開発スタッフの上層部(ディレクター・シナリオライター等)には、原作及び『ファンタジア』本編の開発に携わった人間がほとんどいない(2人いるプロデューサーの岡本進一郎氏のみ原作と同じ)。 また、担当プロデューサーは『テイルズ オブ バーサス』で悪い意味で名を広めてしまった大舘隆司氏であった。 そのため「原作に沿ったシナリオやシステムはしっかり再現してくれるのか」「余計な要素を加えてどっちつかずな出来にならないか」と、発売前からファンの間で不安がられていたのだが、その危惧は案の定この上もない形で的中してしまい、ファンからの多大なる怒りを買うこととなった。 一応、戦闘仕様を評価するプレイヤーやX新規のGB未経験プレイヤーにはそれなりに受け入れられたが、それらの層からすら嫌悪される要素も多々ある始末で、単体としても微妙としか言えない作品となってしまった。 特徴 システムは『テイルズ オブ ハーツ』(*1)のそれをさらに進化させている。 本作では術技発動のパワーソースとして「エモーショナルブレイブゲージ (EBG) 」を使用する。このゲージはキャラクターの感情の変化を表したものであり、ゲージが高いと攻撃力が上昇、防御力が下降し、ゲージが低いとその逆となる。ゲージは攻撃を当てたり、ガードをすることによって上昇し、術の使用により減少する。ゲージが100%を超えた状態では「オーバーブレイブ」が発動でき、これにより攻撃力上昇などの恩恵が得られ、秘奥義(いわゆる必殺技)を発動できるようになる。 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』にあった仲間モンスターの要素もあり、特定のコスチュームでモンスターと戦うと、戦闘終了時に一定確率でそのモンスターを仲間にできる。 モンスターは戦闘メンバーとして使用可能であり、モンスターだけのパーティを組む事もできる。 問題点 戦闘関連 今まではTP回復効果を持つアイテムだったグミが、本作ではEBGを増加させる効果になっている。 つまり、自分は攻撃しつつ他の仲間にグミを使ってもらう事で、常にゲージを100%以上に保ててしまい、他シリーズ作品以上に秘奥義の連発が可能になってしまっている。 この結果本作を「グミゲー」と呼ぶプレイヤーもいる。 参考までにTPが存在しない他のシリーズ作品にはTP回復グミの互換アイテムはなく、HP回復グミしか存在しなかった。 キャラクター間の強弱バランスが極端であり、コスチュームをマスターして覚えるスキルが揃っていれば、最終的には主人公「ディオ」と「メル」の圧倒的な2強となる。 秘奥義の演出が全体的に地味。 同時収録の『クロスエディション』に比べると、初動が遅く、動きやエフェクトもあっさりしている。 中でもロンドリーネの使う秘奥義「デモンズランスレイン」は通常技とさほど変わらない見栄えである。ダオスの使う秘奥義「スーパーダオスレーザー」も従来と比較すると明らかに演出が劣化している。 『ファンタジア』のキャラにも秘奥義が搭載されている(*2)が、残念ながらチェスターとクラース以外は既存の術技を秘奥義扱いにしただけの手抜きである。 しかも秘奥義になってしまったため普通の術技として使う事ができない。そのため前日譚である『クロスエディション』では使えたはずの技が何故かその後日談では普通に使えなくなるという珍妙な事になっている。 また、PS版などでは秘奥義相当の特殊な奥義として扱われていたクレスの技「冥空斬翔剣」と、一定条件を満たせば習得出来た技「殺劇舞荒剣」が正式に秘奥義に設定されている。 しかし、冥空斬翔剣の原点となる発動ボイスはデフォルトでは聞けず、発動に合わせたプレイヤーの操作が必要。 全ての敵がのけぞりにくく、爽快感が味わえない。 こちらの攻撃を数発耐え、場合によってはそのまま反撃してくる。 この攻撃を与えても怯まずに行動できる特性は過去テイルズシリーズでも見られ、「鋼体」と呼ばれている。 それでも他作品では精々ボスクラスと、一部の大型雑魚敵が持っているにとどまっていた。しかし本作ではほとんど全ての雑魚敵が鋼体持ちとなっているため、爽快感が損なわれている。 戦闘システムの基盤となった『ハーツ』でも鋼体持ちの雑魚はそれなりの割合で登場したが、本作のように著しくテンポを崩す程にはなっていなかった。 原作にあったなりきり服が本作では作れない。 『ファンタジア』キャラのなりきり服や、「つりし」や「商人」など戦闘に向かないコスチュームが軒並み削除されてしまったことが、原作ファンから非難を呼んだ。 『ファンタジア』パーティメンバーのなりきり服が削られたのは、彼らが本作では仲間(戦闘メンバー)として加入するためと思われる。 原作では戦闘に不向きだった非戦闘系コスチュームも頼まれ事などのイベントで必要になり、戦闘以外でもディオ達のなりきりの能力を活かしていたのだが、本作ではごっそり削られてしまっている。 もっとも、戦闘が複雑化した本作で原作のような大多数のコスチュームを用意するのは明らかに無理があり、また戦闘に力を入れているからこそ下手に非戦闘系コスチュームを入れられないと見る事もできる。 とはいうものの、それならそれで戦闘時には使わないイベント用キーアイテムとして導入する等はできたはずで、何よりコスチュームの主な入手法が『服屋で作成する』→『ダンジョン内に無造作に落ちている』と変更されており、もはやなりきりやコスチュームといった設定ではないほうが自然なシステムに成り果ててしまったのは残念がられることが多い。 クルールの最大の特徴であった成長する事により姿を変えると言う要素が無くなった。 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人組だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるため相対的に影が薄くなってしまった。 覚えるスキルや技の性能と数のせいで他のパーティキャラと比べても若干弱いため存在感の薄さに拍車がかかっている。 その代わり新たにチェインパートナーという、操作キャラクターに変身して同時攻撃を行うシステムが追加された。しかし残念ながら使い勝手が悪いためほとんど使われない。 シナリオ 大筋そのものは原作と同じだが、その描写等はほぼ別物と言っても良いくらいに改変されている。 原作はシリーズの中でも重く哲学的要素に富んだ独特な作風だったが、本作では打って変わってかなりライトな作風となっており、加えて所々説明不足が目立つようになってしまった。 原作はシリーズでもかなり尖った異色な作品であったが、その尖った異色さが何よりの魅力だった。そのため、その個性を必要以上に削り、最近のシリーズの不評な面を反映させたような作風になったため芳しくない評価を受けることとなった。 また、上に書いたように『ファンタジア』本編のキャラクターも戦闘で使えるようになっただけでなく、シナリオに深く絡むようになった事も「本編エンディングでの別れが一気に軽々しくなった」という批判に晒される事に。 クレス達はエターナルソードという自由に時間転移できる術を持っていたが、クラースはそれを知った上で「私は、もう二度と(100年後に生きるクレス達とは)会えないな…」と言っていた。これは、ダオスの争乱をきっかけに時空を越えて一堂に会していたメンバーが夫々の時代に戻る事で、本来あるべき関係に戻る事を望んでいたからである。 彼が自分だけを指してこう言ったのは、彼と同じ時代に生きるアーチェは人間より長命なハーフエルフの為、100年経過した現代でクレス達と再会出来る可能性は十分にあり、50年後の未来に生きるすずもクレスたちの年齢から同じく存命のうちに再会出来る可能性があるが、クラースは間違いなく亡くなっているあろう事からである。 つまり、二度と会えない、今生の別れだからこそあの離別のシーンが光るのである。本作の仕様はそれを台無しにしていると言われても仕方がないだろう。 一部高い評価を受けていた「たのまれごと」も大幅に削減、正確にはごく僅かがサブイベントとして残っているだけで、このシステムすら無い。そして数少ない残った部分すら悉く改悪しているのである。 特に悪徳商人ボエボエのイベントは、原作の面影も無い淡白でさほど印象に残らない代物になってしまった。 原作では重い内容ながらも非常に評価の高いイベントだったものの、本作のそれは原作のファンはおろか、新規プレイヤーですら首を傾げてしまう内容になっているため、原作ファンからは「こんな有様ならイベント自体を削除してくれたほうがマシ」という批判も。 最後にボエボエと会話する場所のBGMが「陽気な熱帯地帯」をイメージさせ、さらにイベント中ずっとそのBGMがかかりっぱなしである。会話内容とまったく合っていない。このイベントは原作の言わばもうひとつの本編もしくは裏のシナリオといってもよいイベントだったのだが…。 原作にあったヴァルハラ村や魔鏡の間などの鬱要素や哲学的な台詞もかなり緩和または削除されている。 鬱ながらもファンから高く評価された一部の「たのまれごと」や、難しくも深い哲学的な問いも原作の特徴の1つであった。 原作ではプレイヤーが親代わりであり、双子に対して道徳や倫理観を教育する立場であるため、基本的に「答えは自分で導き出せ」というスタンスのゲームである。よって明確な答えを用意しない、哲学的であることに意義がある。それらの一部を排してしまったことで、物語の深みが無くなってしまったという評価を受けている。 ちなみに、原作のシナリオライターは開発室にて、主人公についてディオとメルではないある人物だと発言していたが、本作のシナリオライターは開発室にて「主人公はディオとメルです。」とはっきり発言した。 どのような意図でこのような発言をしたのかはわからないが、本作のクオリティの低さ故「原作の趣旨すら理解していない」と取れる発言になってしまった。 細かい矛盾点など 精霊のグレムリンレアーは作中、かつて『ファンタジア』でクラースの口車に乗せられて契約した事を口にするのだが、本作でグレムリンレアーと出会うのは『ファンタジア』で契約した時代(すずの時代:未来)の約50年前(クレスの時代:現代)で、この時代のグレムリンレアーはクラースと契約どころか出会ってすらない。 キャラクター面 ディオ達の過去に絡む重要な位置にいる人物の人格が悪い方向に変更されている。本作で新たに追加されたキャラも多いが、彼らについての評価も芳しくない。 この重要人物は原作では主人公のディオとメル同様双子という設定であったが、本作では設定の変更を受け赤の他人となっている。 これは原作の根幹に関わる部分で、双子から他人にする必然性は今作だけを見ても一切無い為、典型的な改悪だと猛烈に非難されている。 シナリオの改悪による影響を最も受けたのは主人公の双子に試練を与えた精霊「ノルン」であり、今作では非常に機械的に動くような人物に性格が改変されている。 + ネタバレ注意 捨て子、終わりの見えない戦争、新しい親(軍人)とのしがらみ、疲弊していく国家、劣悪な生活環境…など、様々な悲劇が重なり合い「大量破壊兵器の使用」という結末にたどり着くわけだが、張本人が「俺は悪くない、戦争が悪い」の一言で片付けてしまう。あながち間違った主張ではないが、戦争に関わらない罪無き生物の命まで奪った張本人が使っていい言葉ではない。シナリオや描写の大幅な変更などでこの人物の内心も見えづらくなり、思考停止からの責任放棄にしかなっていない。 なお原作では自身の行為は紛れもない「悪」だと理解しており、人間なら抱いて当然の感情によって使用し、本作のように白々しい責任転嫁などはしていない。だからこそ彼の善悪の判断は非常に難しい問題なのである。それ故にノルンの「審判」の対象に選ばれたと言える。 だがリメイクでは単なる「短絡的な動機による大量虐殺犯」でしかないにもかかわらず原作と同じ扱いな為、大きな矛盾となった上ノルンの株も大きく落とす結果になってしまった。 また、原作では大罪を犯したある2人を認め、その罪の償いに協力的な姿勢をみせるなど器の大きさを見せたダオスだが、今作では打って変わって冷徹な人物として描かれている。(過去に2人がしたことを鑑みれば無理のないことではあるが) ディオとメルの性格改変。 ディオは所々日本語的に違和感のある発言が多く、「誰得」などのネットスラングを使うなど世界観に合わない。性格もどこか生意気かつ妙なトゲが目立つ人物になっている。 メルも全体を通してやたらとネガティブシンキングな面が強調されており、賛否が分かれる。 + その他、目立つキャラについて 長いため下りたたみ ロンドリーネについて 『ファンタジア』本編との橋渡しとして追加された女性。しかし言うほど橋渡しの役割は果たせていない。 ダオスと過去に会ったことがあり、時空を超えて彼を追っていると言う設定だが、当のダオスを追う理由は「幼い頃にダオスと会ったがそのときの彼はとても優しく、戦争を仕掛けたダオスと同一人物とは思えない。そうなってしまった理由を本人に会って確かめたいから」という、個人的な私情によるもの。 上記の理由が判明するのもストーリーが中盤を過ぎてから。それまでは自分の目的を隠したまま思わせぶりなことを言いつつ、成り行きで仲間に入ったかと思えばダオスに会いに行くからと抜けるという期間が続く。 彼女の出自設定に謎がある。 後に発売された攻略本で「普通の人間と変わらない姿だがエルフの末裔」と正式に彼女の正体が公開された。これはエルフの中で稀に生まれる、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスの事を刺していると思われるが、現在のロンドリーネは普通に魔法を扱える。 『ファンタジア』と世界観を同じくする『シンフォニア』では、アイオニトスという鉱石の粉末を摂取すれば人間でも魔術を使用できるという設定があるため、彼女がそれを用いて魔術を使用しているとも考えられるが、そういった説明は無い。 まとめると、「生粋のエルフの子孫であるが、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスとして生まれたために村を追い出され、人間として幼少期を過ごし、後天的又は上記の手法にて魔力が身についたため魔術が使えるようになった」と説明すれば辻褄が合う。 以降の外伝作品でも、ロンドリーネに関しては「エルフの末裔」という設定となっているが、それ以上が語られることはない。 ロンドリーネ自身は至極常識人で、他のオリジナルキャラクターのような非常識な言動や行動が殆ど無く、『ファンタジア』の仲間内にはいなかったノリの軽い姉御肌な女性であり、デザインも藤島康介氏に近い絵柄で(*3)ファンは多い。 エトスについて ディオとメルの親代わりとして登場した新キャラクター。 原作ではディオとメルの親代わりをゲームのプレイヤー自身が務める事で高い感情移入を生み、シナリオのメッセージ性や深みがより増すという評価点にもつながっていた。 エトスの追加はそれらの要素を否定するものとなっており、原作プレイヤーからの批判点の1つとなっている。 + ネタバレ注意。 原作や小説版のように人間にではなく、人間と全く異なる存在である精霊のエトスに双子を託すというノルンの行動は、人間の本質を見極めるという目的には不適切なのではないかという疑問もある。 アルベルトについて ノルンに命を与えられたクローゼットで、本作における誰得要素の筆頭。 原作ではなりきり服はダンジョンの休憩地点などにあるタンスから出し入れしていたのだが、本作ではアルベルトがその役目を担っている。 とにかく自分の欲望丸出しで協調性や節度が欠如しており、口を開けば後述する暴言や下劣なセクハラ発言ばかり。 あまりの憎らしさから名前で呼ばれず、ファンサイドでは専ら(実際はクローゼットであるにもかかわらず)タンスと呼ばれている。 戦闘には一切参加しない上に都合が悪くなるとすぐに逃げる。かのモルモを彷彿とさせるが、まだまともな発言もしてくれる時がある分モルモの方が余程マシとすら言えるレベルである。 ダンジョン内で着替えが出来ないのも「着替え室がないから」という合理的なものではなく「アルベルトが危険のある場所には出てこないから」という身勝手なものになっている。(*4) 極度の女尊男卑な思考回路であり、男性陣への態度は殆どが上から目線の罵詈雑言or暴言で固められている。言動の一つ一つをとってしても下品なものばかり。作中のキャラは構う価値は皆無と理解しているのか多くの発言は見事にスルーされているが、原作や『ファンタジア』本編のファンが聞き流せるかと言われたら、まず否である。 一方、女性陣にはメル メルメル/ロンドリーネ ロディたん/ミント ミーたま/すず すずちん…と言った気色悪いあだ名をつけた上にセクハラまがいの言動をとる。 例外的にアーチェだけは『凶暴なオバハン』呼ばわりし、セクハラ発言は勿論名前で呼ぶ事すら無く、基本的に男性陣と同じ横柄な態度をとる。 言うまでもないだろうが、双子の扱いは常にディオ メル。ディオに対しては他の男性陣と同様容赦なく下劣に罵りにかかる。(*5)挙句実質生みの親であるノルンにすら悪口を言い、極めつけには終盤のスキットでプレイヤーにまで悪口を言ってのける。 もっとも有名と思われるのは、「チェスターの妹・アミィ(故人)の事を罵り、その上兄のチェスターをシスコン&変態扱いする」と言うスキットだろうか。当然妹を貶されたチェスターは怒りのあまりアルベルトに対して容赦ない態度を見せた………りはせず、半ばやれやれな態度で流しているに過ぎなかった。 原作と『ファンタジア』のファンがプレイした場合、チェスターの背負っている背景(*6)・原作の魔鏡イベントも知った上でその暴言を聞かされる事になる。 チェスターの人生はアミィ無しには語れない。幼くして両親を亡くし、孤児となった2人を養う者は誰もおらず、自分で食い扶持を稼がねばならなかった。そんな苦境の中でも盗みなどの犯罪に走らなかったのは、その罪で自分のみならず妹も穢してしまう事を知っていたからである。アミィを愛し、誇りに思っているからこそ今の真っ直ぐな心を持つチェスターが居るのだ。しかもその妹は、『ファンタジア』冒頭で村を襲った軍隊に殺されている。 これに関連して、スキット内でのチェスターのやたらと落ち着いた対応にも時に批判が寄せられる。原作でのチェスターの性格(*7)なら、ブチギレるどころか周囲の制止を振り切ってでもアルベルトを叩き壊しにかかるのは間違いない。 一応、スキット以外ではでしゃばらないというのが最後の救いかもしれないが、当シリーズでスキットを聞かずに進めるのはプレイする楽しみがかなり減るので、そうもいかないのが現状。 だが、着替えをした時等のシステムメッセージなどが何故かアルベルトの発言したものの体を取っており、加えてアルベルトの喋りに特徴的な訛りがあるせいで、嫌でも目に入り非常に鬱陶しい。 なお、先述したチェスターとの会話の詳細は以下の通り。 + スキットの詳細。不快になる可能性があるので閲覧注意。 ディオ達に魔物使いのコスチュームを渡したチェスター。メルのことを思わず「アミィ」と呼んでしまったあとのチャット。 チェスター「アミィと間違えるなんてな……」アルベルト「アミィって、おめぇの妹だか?」チェスター「あ、ああ、そうだよ……」アルベルト「ほぇ~~~、おめぇに妹がなぁ~~」チェスター「な、なんだよ!人の顔ジロジロ見て」アルベルト「おめぇみてーなキツネ目の妹っつーことは、そのアミィっての、名前に合った顔なんだなや」チェスター「なんだよ、それ。アミィが俺に似てるって言いたいのか?」アルベルト「みなまで言わんでええだ、ええだ。おめぇの顔見てれば、ぜぇ~んぶわかるだよ」アルベルト「おめぇはかわいい妹が欲しかったんだ。だから、さっきメルメルをわざと間違えたんだど?」チェスター「バカ言ってんじゃねぇっての」アルベルト「あひゃぇ!当たっただ!図星だ!!こいつ、メルメルを狙ってる変態だーよ!!!」チェスター「あのなぁ……そりゃ、お前だろ……?」 これはひどい…。 そして極めつけに、開発室で聴けるスタッフによるアルベルトへの「毒舌キャラ、楽しんでいただけましたか?」 「毒舌」とは、辛辣な悪口や皮肉を言うこと(*8)であり、アルベルトのそれはただの「暴言」でしかない。 結果、アルベルトの発言の数々をお茶目要素であるかのように扱う開発陣への不信を煽るだけとなってしまった。元より、この時期のテイルズスタッフは「平然とキャラ崩壊させる」「特定のキャラをもちあげる為に他のテイルズキャラを『踏み台』にする」「キャラの扱いに苦言を呈した声優の発言すらおちょくってネタにする」「ゲームに自分達(開発陣)が好きそうな要素を無理やりねじ込む」といった面において大暴走しており、目に余るものが多々あった事からユーザーからは非難轟轟だった事で有名だが、その最たる例ともいえるだろう。 こんな有様のため、アルベルトは満場一致で「シリーズ最低のキャラ」としての評価が定まる事となった。多くの言動が欲望に忠実過ぎるあまりキャラクターの語り口調として不自然なものも多く、中には「彼はキャラクターとすら呼べない、単なるスタッフの欲望のアバター」と評する者もいる。 実際に『マイソロ3』のスキットや『エクシリア』のキャラにまつわるコピペなどでアルベルトがネタにされている。 またあまりに不評だったのか公式人気投票からはアルベルトの名前が削除されている。 最悪の後日談 シナリオ改変の影響で本編キャラクターの悉くがディオ達と出会わなければ悲惨な末路を辿る事になってしまった。(参考動画(ニコニコ注意)) + ディオ達と出会わなかった場合の本編キャラクターの悲惨な未来。ネタバレ注意。 クレス 犯罪組織“シグルド”との戦いの中戦死。 ミント クレスの死に絶望して自殺。 クラース 召喚術の論文が認められず生きる希望をなくし、酒に溺れた末に死亡。 すず 魔界の王プルートと刺し違え戦死。 チェスター 不明。 改変の結果『ファンタジア』本編までも巻き添えにしているため、『ファンタジア』本編のファンからは凄まじい反発が起きた。 仲間達が辿った悲劇を知るアーチェと悲劇を逃れたキャラクター達が揃うという「アレ?」と思える現象も起こっているが…。 似た事例だと『デスティニー』の主人公スタンの続編での扱いもかなりの批判があったが、本作の場合はそれすらまともに見える酷さを誇る。 スタンの場合は「長年一線を退いていた」「愛剣ディムロスを失い、全ての昌術と多くの特技が使えない」「家族同然の存在を人質を取られ、武器を捨ててされるがままに殺された」「非常に凶悪な敵が相手だった(*9)」後の展開にもある程度活かされている等、相応のフォローがあった。 ミントに関しても、悲観から安易に死を選ぶような人物ではない。冒険の中で苦境にも折れない芯の強さを身につけた女性である。 これらの後日談が納得のいく流れであるのならばここまで批判される事は無かったかも知れないが、ストーリー上有り得ないと思われるような展開を具体的な描写もなく追加したことで原作のファンから反感を買うこととなった + ネタバレ注意。 クラースが論文を燃やされたのは、論文を提出するより前に召喚の契約を破棄してしまったせいで召喚術を証明できなかったからである。冗談のような話だが召喚を証明できなかった部分以外は公式サイトにも書かれている内容である。 『ファンタジア』で契約の破棄を明言していたのは闇の精霊シャドウのみで、他の精霊たちとの契約破棄は本作のみの設定である。「召喚術の悪用を防ぐ」という意図だったようだが、そもそも精霊たちは契約の指輪さえあれば誰の言うことでも聞くわけではない。(*10)あくまでクラース個人との契約である以上、解除する必要はなかったはず。 + 余談 『ファンタジア』の後日談に当たる第一部は、原作ではシナリオらしいシナリオは無く、本編キャラクターの協力を仰ぎながらディオ・メル・クルールの3人で精霊の試練を受けていき、封印された性格を解放していくというものであった。その反面で前述のたのまれごとの内容がかなりヘビーなものもあり、こなさなければ後半のダンジョンの扉が開かないため、実際はそこまで淡泊に感じさせないようにはなっている。 その他の問題点 リメイク作であるにもかかわらず、原作での人気曲「DARK MIND」「Judgment」など、あいだとしき氏による曲は一つも採用されていない。 「あいだとしき氏はギタリストの会田敏樹氏で、権利関係のために使用できなかった」と一部で推測されているが詳細不明。 その代わりにシリーズお馴染みの桜庭統氏が新曲を書き下ろしているが評判はあまりいいとは言えず、特にラスボス戦の曲はファンからは「どう聞いても通常戦闘のノリ」と言われている。 『ファンタジア』の音楽のアレンジも音がこもっている、主旋律が聞きづらい、異様にがしゃがしゃしていてうるさい、などと不評である。 発売前にやたらと押されていた『テイルズ オブ グレイセス』の主人公・アスベルのコスチュームはパスワード入力でしか手に入らない。 もっとも、これまでのDLCやアンロックキーと違い、パスワードは攻略本やネットに全部載っているので、探せばすぐ見つかるレベルではある。 2010年12月ごろから公式HPに全て公開されている。 評価点 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるようになり、パーティの選択肢が大幅に増えた。 戦闘システム、ハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていた原作に比べると大幅に改良された。 『PS2版テイルズ オブ デスティニー(以下リメD)』『ハーツ』にあった「同じ術技だけ使っていればいい」という問題点は、同じ術技が連続で出せなくなった事により解消された。 なお、「通常攻撃→特技→奥義」の通りにしか技の連携が出来ないためリメDやハーツほど連携の自由度は無いが、特定のスキルの修得で連携の幅も同じようになる。 本作では通常攻撃が術技と同様に着脱可能であり、×ボタンに通常攻撃・〇ボタンに術技なども可能。携帯機ではセットできる術技が少ないといった問題に対する一つの解ともいえる。 仲間モンスターを自分で動かすことが出来る。このシステムが初搭載された「ラタトスク」ではモンスターは全てAI操作であったため、自分で動かすことが出来なかった。 仲間モンスターの中には『クレイアイドル(*11)』などのとてつもなく強力な性能を誇るモンスターもおり、本来『敵だから許されている』凶悪性能の技や体質を思う存分使用することが出来る。 『テイルズ オブ デスティニー2』の強敵ガープや、2周目以降の隠しダンジョンでは作中に登場するボス(の色違い)まで仲間にすることも可能。 今作のモンスターはアイテムも使用可能になっており、更に人間キャラが倒されても全滅扱いにならなくなっている。この点もラタトスクの欠点を解消した形となっている。 ちなみに仲間モンスターには隠しダンジョンの裏ボスもおり、まさかの秘奥義まで搭載されていたりする。 ダンジョンがランダムダンジョンから『ファンタジア』の固定ダンジョンになった。 当時の2頭身のトップビューではなく、『デスティニー2』等の3頭身2Dテイルズのクォータービュー風に書き直されており、それでいて当時の地形を模した作りのため懐かしみつつも新鮮な気分で冒険ができる。ギミックもしっかりと踏襲。 暗黒時空のダンジョンは地下墓地等の通常世界で拾われなかったダンジョンが元になっている。 バンナムの他作品とのコラボ要素があり、『アイドルマスター』や『塊魂』などのなりきり衣装が存在する。 それ自体はコスチュームのバリエーションの増加に繋がっているので評価出来るのだが、大元が3D作品のコスチュームで秘奥義を使用した時のカットインがそのまま3Dグラフィックで挿入されるため、ゲーム自体が2Dグラフィックで表現されている本作では違和感が強く、諸手を挙げて評価出来ないとする意見も出てきてしまっている。 総評 ここまで読んでもらえば分かったと思うが、一つの作品としてあまりに問題が多く、完成度は低い。 特に原作を知るプレイヤーにとっては、あまりの矛盾点や問題の多さから難色を示す要素だらけであり「評価の高かった原作要素を削り、満遍なく改悪されたゲーム」という評価をされている。 ターン制に近かった原作の戦闘が、シリーズお馴染みのリニアモーションバトルになった点は評価されているが、そもそもハード性能を考えればできて当たり前の最低ラインでしかない。 一方で原作を知らないプレイヤーが単体のゲームとして見れば、ゲームプレイに差し障るバグなども無ければ、シナリオなどを除けばゲーム全体に致命的欠陥があるわけではない為、クソゲーと断じるのは難しい。 ただし原作を知らないユーザーにとっても「アルベルトがウザすぎ」という点においては満場一致で大不評である。 総じて「基礎ができてない(原作の良さを理解していない)くせにアレンジをしたがる人の典型」であった。 余談 発売後 メディアクリエイトの初回のランキングでは第1位を獲得し初週の売り上げ本数は10万8356本であり、最終的な売り上げ本数は原作の15万4602本を上回る18万4355本(いずれもファミ通調べ)であったが、上記の悪評によりかつては市場に中古が溢れている状態となってしまっていた。 同時収録されている下記の『クロスエディション』も質の悪い劣化移植となっているためか、元となっている『フルボイスエディション』の方が中古価格が高くなっているのも普通に見かけられる。 ゲーム内容外でのアルベルト関連 改めて言うことでは無いが、キャラクターを演じた声優には一切の非はない。(*12) 龍田氏に対しては、このキャラクターのせいで一緒くたに叩かれかねない事に対する同情もあるが、「アルベルトというキャラクターをその演技で更にプレイヤーを苛つかせる位に完璧に演じきった」と評されるべきだろう。表現がネガティブになってしまっているが、あくまでアルベルトというキャラクターの立ち位置などを受けての表現であり、この場合は演技を批判する意味で用いていないのでそこは了承願いたい。 上述した不快な要素ばかりが詰め込まれたキャラクター性もあって、「タンスのウザさに耐えるのもノルンから(プレイヤーヘ)の試練」等と言われてしまっている。 二次創作のイラストでは、アルベルトが燃やされている絵が大量に見られる(*13)。作中でアルベルトにこれといった制裁が加えられない(*14)事と決して無関係ではないだろう。 また、テイルズ関係の2chスレでは、アルベルトのような口調のカキコがあると、ほぼ必ずと言っていいほど「紅蓮剣!」「エクスプロード!」といった感じで火属性の強力な技・術によるレスがかえってくるほか、Amazonでの評価も辛らつで、ほぼ全てのレビュアーがアルベルトを不満点として挙げている。 普段ならば、ことバンナムに対してそのえげつなさから批判意見の多いDLCだが「 タンスの存在を消せる追加コンテンツだったら数千円払ってでも買う 」という意見すら上がっているところからもプレイヤーがどう見ているかが分かってもらえるのでは無いだろうか。 シリーズ他作品でも毒の強い性格や極端な言動・描写で賛否を招くキャラは少なくないが、彼らなりの信念や筋は通しており、そこを評価し彼等を好くファンもまた多い。日常会話においても最低限の節度はしっかりと弁えており、アルベルトほど無秩序なキャラは皆無である。 キャスティング関連 シリーズでは珍しく、ディオ・メル・クルールの声優は過去に発売されたドラマCDで担当した声優とは違う人物が担当している(*15)(*16)。 攻略本によると、ディオとメルの性格を掴むための資料としてこのドラマCDも使用されたらしい。しかしなぜ声優が変更されることになったのかは不明。 誤解のないように書いておくが、変更後の声優の演技についてもディオ役の斎賀氏の演技など広く評価されている。 また、元々のドラマCDの声優陣もキャライメージに合った優れた演技で評価は高かったこともあり、本作でキャスティングが一新されたのはそもそも原作におけるドラマCDの存在自体を知らず、あとになってその存在を知った(*17)からという噂がファンの間で流れたこともあった。もちろんこの噂は情報源やソースが見つからない完全な噂であるが、かつてドラマCDでミクトランの声を担当した声優が続投した過去がこの噂を加速させた可能性もある。 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 本作に同時収録されている『ファンタジア』の移植作品。 詳細はこちらのページを参考にされたし。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/10971.html
テイルズおたく(ているずおたく) 概要 エターニアに登場した称号。 登場作品 +目次 エターニア 関連リンク関連称号 エターニア その作品中での説明 リッドの称号。 テイルズクイズの上級を全問正解すると取得できる。 取得者 リッド 取得条件 テイルズクイズの上級を全問正解する ▲ 関連リンク 関連称号 テイルズせんせい テイルズはかせ
https://w.atwiki.jp/dunandval/pages/153.html
通常ダンジョン 2013/4/23、4/30と続けて各迷宮が初級、中級、上級に別れた。 2013/6/18メンテにて旅立ち、試練に超級追加。AIに頼らず各妖精の能力を発揮してやれば突破は難しくない。 2013/6/25メンテにて白夜に地獄級追加。 始まりの洞窟(3) 旅立ちの迷宮 初級(4)・中級(10)・上級(20)・超級(30) 試練の迷宮 初級(6)・中級(10)・上級(20)・超級(30) 恐狼の迷宮 初級(7)・中級(10)・上級(20) 古の迷宮 初級(8)・中級(10)・上級(20) 白夜の迷宮 初級(8)・中級(15)・上級(25)・地獄級(40) 放浪者の迷宮(20) 人狼の迷宮 初級(8)・中級(15)・上級(25)・超級(30)・地獄級(40) 狂王の迷宮 中級(10)・上級(20) トカゲの迷宮 初級(4)・中級(10)・上級(20)・超級(30) 進化妖精出現ダンジョン 力の妖精 旅立ちの迷宮(初級B3F)(中級B3F)(上級B3F)狂王の迷宮(中級B1~4F) 知恵の妖精 試練の迷宮(初級B5F)(中級B5F)(上級B5F)狂王の迷宮(中級B1~4F) 素早さの妖精 古の迷宮(初級B5F)(中級B5F)(上級B5F)(上級B5F)狂王の迷宮(中級B1~4F) 命の妖精 白夜の迷宮(初級B5F)(中級B5F)狂王の迷宮(中級B1~4F) スペシャルダンジョン 曜日ダンジョン(14) 月曜・火曜・水曜・木曜・金曜・土日 剣の迷宮 上級(20)、超級(30) 魔術の迷宮 上級(20)、超級(30) 禁祈の迷宮 上級(20)、超級(30) イベント限定ダンジョン 黄昏の迷宮 (8) 過去のイベントダンジョン + ... チョコの迷宮(2013年バレンタインデーイベント) 眠り姫の寝室(2013年3/5~3/11) 飴玉の迷宮(2013年ホワイトデーイベント) エントの迷宮(2013年3/18~3/25) 4月1日の迷宮(2013年エイプリルフール) アルテイル迷宮 初級 アルテイル迷宮 中級 アルテイル迷宮 上級 アルテイル迷宮Ⅱ 初級 アルテイル迷宮Ⅱ 中級 アルテイル迷宮Ⅱ 上級(以上2013年4/9~4/23まで) 七夕の迷宮 初級(4)・中級(8)・上級(20) 七夕の迷宮(7月7日限定) 中級(8)・上級(20)
https://w.atwiki.jp/talesfate/pages/4.html
という訳でテンペスト買ったので。攻略を始めます。 ぶっちゃけ言うと愚痴りやネタ発言など多いです。 あとネタバレなので、買ってない人はご注意くださいねw 簡易技表 カイウス 2lv 魔神剣 5lv 散沙雨 7lv 魔神剣・双牙 9lv 弧月斬 12lv 五月雨 15lv 魔神連牙斬 18lv 飛天翔駆 ルビア 4lv バリアー 6lv アイシクル 7lv ディープミスト 9lv ナース 11lv イラプション 13lv リカバー 15lv フォトン 16lv ヒール フォレスト 11lv 弧月閃 ティルキス 13lv タイタンウェイブ 16lv コズミック・レイ アーリア 14lv ロックブレイク オープニングアニメ後、ゲームを始めます(当たり前w 始めると、なにやらオープニングムービーで仮面の騎士とシロマw(ぁ と神官っぽいのがなんかやばそうな儀式やってます。 ちなみにこのムービースキップできますので。ってかこのムービーマジでイミフwww その後、前置き的なストーリーが流れます。ているずにお決まりの2種族対立ktkr さて、その後いよいよ主人公登場。親父さんとなんか喧嘩してます。買出しについて行きたいものの足手まといにされる 未だ実力を認めてもらえない子供って辛いね。 その後、親父さんの一言で、ルビアに会う為に教会へ。向かい側の家はショップになってます。 っていうかこの村の人口はすくない!数えてみたところなんと人口はなんと10人!チンケな村だと思いながらも教会へ ここでルビアと会う。ルビアから彼女は今度ジャンナの教会に僧になる為に8年間も通うとの事しかも文脈から察するに全寮制の模様。俺たちみたいに4年制大学に行く事とは違うようだ(何故w カイウス君もちょいと動揺したかは知らんがたまには会いに行くらしい。ってか若い男女二人っきりで森に行って何すんだよw? という訳でルビアがパーティに加わります。ちなみに教会の席の最前列辺りにある光ってるようなものでセーブ可能。 ちなみに教会の奥の部屋にはルビアの母さんが居ます。これがまたキm(ry 外に出て井戸の辺りを通過すると、スカーレットなる女性と会話、どこから見てルビアと喧嘩してるってわかったんだよ? 村の外に出ようとすると、とても良すぎるタイミングで謎の騎士が登場、金色の鎧ということは・・・・騎士団の人らしい。満足にあるかずにくたばってしまった。急いで駆けつける主人公ら、どうやらこの騎士、傷を負っている模様。ルビアは彼女の父さんに知らせてくるらしい。そう、父さんに。 ルビアが行った後騎士が魔物が襲ってきたと告げる。ありがちなパターンだよなコレ。 そんなことで驚くカイウス君。RPGの世界に魔物はつきものという悲しい現実である。 と、突然騎士はペイシェントを届けてくれとのこと。ちなみにペイシェントは英語で綴るとpatient、我慢、辛抱、患者の意味である。 そこにルビアが到着。ルビアとカイウスの親父さんと野次馬が一匹。余計なもんを連れて来るな。 魔物に襲われたことを知った野次馬(村人1)『大変だ!すぐにみんなに知らせて守りを固めないと!』とやけにオーバーリアクション。どっちにしても人口10人の村では為す術も無いだろう、防衛などもっての外。 とりあえず騎士を教会に連れて行きます。 そして野次馬は一言『私は村のみんなに伝えてきます』どっちにしろ無駄であるが。 カイウス達は看病することに。 そして夜はふける・・・・・ 騎士の様態は一向に危篤、ルビアたちは薬を調合する為一旦席を離れる。そしてこれまたタイミングよく騎士が目覚めます。とりあえず助けてもらったことを聞いた騎士はまたもやペイシェントを届けてくれるようにと、ジャンナへ・・・ ここで騎士は息を引き取ります。しかし騎士が死んでも余りカイウスが動揺してないように思えるのはのは気のせいか? とりあえずペイシェントを受け取ります。どうやらカイウスが母の形見としてもらった赤い結晶と似ている模様。パチモンかw?(違 何故か結晶同士が反応してます。ふぃぶりるふぃぶりるふぃb(殴(蹴 ゲホゲホ と、村に異変が・・・大変だ魔物が・・・親方!外から魔物の子が! っていうかこの魔物小さい、兎に角小さいし弱そう、一蹴すればくたばりそうなこの魔物を大の大人が血相変えて逃げるとは・・・・ とりあえず外の異変を察知したカイウスは村を救いに外へ・・・・ 教会から出て暫く行くと魔物と初戦闘 敵:スポット・クライネ(何この微妙な名前 ダークフォースを多様、但し、適当に斬っとけば倒せる。 戦闘に関して: 今回はリバースの3ラインリニアモーションバトルを基にした3on3リニアモーションバトル、基本的に3Dで構築されたラインを行き来しての戦闘。魔物をタッチすればセミオートで攻撃してくれる(操作がマニュアルでも。 また十字キーを一回上か下に押せば上向き、下の場合は下向きになり上下のラインの敵を攻撃可能。また上下をどちらか素早く2回押すと、ライン移動が可能。また攻撃キー長押しor敵をタッチペンでタッチしたままでタメ攻撃可能。後の操作は従来通り 戦闘が終了したら、前方に魔物の群れが村を襲っている(実際にはウロチョロ徘徊してるだけで襲われてるというのは大袈裟、魔物にしちゃあとんだ濡れ衣である) しかしこんな時でも道具やは顔色一つ変えずに営業している。大した商売魂である。我らも見習うべきか っとルビアが魔物に囲まれてるっぽい ルビアのところに行くと会話、カイウスは一人で戦うつもりだが結局ルビアと組んで戦闘 敵:スポット・クライネ×2 一匹ずつ斬ってけばOKルビアがファイアーボールで援護してくれる(アイヤーボールに聞こえるのは俺だけ?) ってルビアの声優ってfateのイリヤスフィールの門脇舞じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! とりあえず敵は一番上と一番下のラインに居る。真ん中のラインから攻撃すると挟み撃ちにあうのでライン越え攻撃で横着せずにラインを移動して一匹ずつ片付けること。 勝つとここでカイウスはレベルアップして魔神剣を習得。 てか大の大人が血相変えて逃げる魔物をガキ2人で片付けられるとはこの村の防衛力はもはや絶望的である。 しかし魔物を怒らせたカイウスとルビア(以降ルビヤスフィール(ぇ は魔物に包囲されてしまう。 しかしここでルビヤスフィールが彼女のサーヴァントバーサーカーを呼び出し(だから違う カイウスの親父さんが獣化して魔物を一掃してくれます。 魔物も消えてさて一安心。 ところが、獣化する種族リカンツは異端者の種族である。即刻村の皆から注目の的になった親父さん。しかもこの村の人々は恩知らず。色々な濡れ衣を着せられる親父さん哀れ。 とりあえずルビヤスフィールの親父さんの提案で一晩禁固刑の模様w しかし腹黒の村人がここで一人。助けてもらった恩知らず。自分さえ逃げてたくせに。なんとこの男 教会にリカンツの事を知らせて金を貰うらしい。 この世界の人はさっきの商人といい金に関する執着心は誰にも引けをとらない模様 (都合により中略。しかし迷うことは無い) わりいマンドクセだからこっから簡易攻略チャートだ ナルス港でのイベントでカイウス「父を探して」ルビヤ「仇討ち」の称号獲得 称号になってねえよw 黒の森へ 廃屋 藁を調べるとポイズンチェック獲得、また木箱には300ガルドある奥の棚にはテント 黒の森 フィールドが夜の状態だと入れない。 入り口から右に行くとポイズンチェック 正ルートは左 暫く進むと僧兵と遭遇 戦闘:そうへい・おとこ×2 村に出てきた奴らより少々強い。放って置くとストーンブラストで攻撃してくるので注意 倒すと会話イベント。こんな所にまで僧兵がいるとは。カイウスの一案で夜になるのを待つ。 夜には案の定僧兵達は捜索をしない。一気に森を抜けようとするがここでモンスターと遭遇 戦闘:スケルトン 普通に攻撃していれば負けることは無い。ちなみにルビアの魔法攻撃が効く 倒したのはいいが次から次へと現れる骸骨。万事窮すか?と、ここで助っ人出現。 謎の二人組みが現れる。彼らはフォレストとティルキスと名乗る。 彼ら二人をパーティに加え戦闘 戦闘:スケルトン×3 2人の助力があるので楽。普通にカイウスは戦わずに遊んでてもいいかもw? 戦闘後改めて彼らの自己紹介後2人をパーティに加え進む。気づきにくいが上のほうにセーブポイントがある。また、セーブポイントからやや右下辺りにムメイブレードがある。 ちなみに森で出現するトレントは遭遇しても逃げること。今のレベルじゃお話になりません 正ルートは下に進み さらに右下のルートを進む。左上はもときた道なので行っても意味なし 暫く進むとルビヤスフィールが何かを発見する 『エウレシウスに鍵』入手 これでワイヤレスプレイが出来るぞ 暫く行くと分岐点上下どちらに行っても構わないが下の方が早く進めるうえにソリッドソウルが落ちている。 下を道なりに進むとセーブポイント 上の道は上に行き続ければ下の道と合流する 上の道の場合途中左に分岐がありそっち(下の道で進んだ場合、合流地点のセーブポイントからずっと右に進んだところ)に行くとアタックシンボル、トリートが手に入る。 セーブポイントから上に行くとフィールドに出れる。 出ると会話イベント。 どうやらティルキスやフォレストもジャンナへ向かっている模様だ。儀式後のモンスターの凶暴化や一連の不祥事が彼らの故郷センシビアで起きており原因はジャンナにあると踏んだようだ。センシビアの王子ティルキスとその従者フォレスト。そして村から逃げた主人公ら。目的は違えど目指す場所は同じ。彼らは供にジャンナを目指すことになる。 千里の道も一歩から。とりあえず近くのレダの町へ ここで称号ティルキス「西から来た男」これまた微妙な称号だ。 ちなみにフィールドの音楽がここで変化します レダの町はそんなに遠くないので直ぐにつくはず 町に入ると、教会の目を欺く為カイウス達は架空の家族を装う事になる カイウス「ニセ息子」ルビア「ザ・妹」ティルキス「お兄様」フォレスト「親父」そのまんまやんけw ここでティルキスとルビアが一旦パーティを抜ける町で準備を整えてから宿屋に行って主人に話しかけ休みましょう フォレストとの会話後カイウスが称号「にげごし」 宿を出たら町の入り口で2人と合流しましょう。 レダを出たらジャンナを目指してひたすら北へ。兎に角遠いので準備は万全に ジャンナに着くとフォレストから数年前ジャンナで起こったジャンナ事件について聞く事ができる。ここまでのネーミングの無さはある意味異常である。それにたった一度城に忍び込まれた位で引っ越す国王も国王だ 会話後左上辺りにある宿屋へ。 宿屋についたら店主に話しかけるとイベントが進み作戦会議。どうやらリカンツは捕まったら教会に連行されるらしいが。そこに入り込むのは至難の業。まずは町の人から情報を得ることになる。 しかしここでもそれぞれの目的を遂行する為一旦ティルキスたちと別れルビアとの行動になる。宿屋から出たら上のほうに進むとイベントが進む。大公の館についたものの大公は今病気の模様。衛兵は呪いだのなんだの。 そこへ団長アルバート・ミュラーが登場するも、彼の話によれば、騎士はジャンナと周辺を守る3部門のみらしい。何故フェルンに?疑問を感じながら石の何か重大な秘密を察知したカイウス。ルビアの提案により、その場を離れお兄様(ティルキス)に相談することに。 しかしまずは教会へ、リカンツの囚われてる地下牢には結局入れず情報収集に。 教会の外の僧兵に話しかけるとそれらしきリカンツの話が聞ける。なんと即日で処刑されたらしい。 ショックを受け、自責の念を抱くカイウス。ルビアの提案で一旦港で風に当ることに。 港に着くと何故か騎士団に話しかけられる。どうやらカイウス達がお尋ね者ということが知られてしまったようだ。 逃げ惑うも直ぐに見つかる。今度こそ終わりか?と思いきや教会の僧兵アーリアに助けられる。彼女に敵意はなさそうである。また僧兵であるため教会のことに関しても詳しいのではないか?というわけでアーリアに父の事を聞くが彼女も死んだと言う答えしか知らなかった。またここ数年のリカンツ狩りは教皇によって更にエスカレートしているらしい。 アーリアと別れたら宿へ行く。しかし名前を聞いた直後に命の恩人を呼び捨てにするカイウス。なんとも質が悪い。 しかもこの港に見える船。どれもモーターボートに見えてしまう。仮にもこのテイルズオブザテンペストは中世辺りの時代ベースの筈なのだが・・・・違和感バリバリである。 宿屋に着くとなにやらティルキスとフォレストが情報屋の男から何か聞いている。 彼らの故郷に異変が起こったのは教会がプリセプツを行った後。ここまで大規模なプリセプツが行われたのは獣人戦争以来だという。またプリセプツの儀式は周りの熱を奪う為周囲を冬季化することになる。以降センシビアの農業にダメージを与えた。またプリセプツが行われたのはそれを反対していた大公が倒れてからだという。何かあると睨んだ彼らだが。教会に嗅ぎまわっていたことが皮肉にも嗅ぎつかれてしまう。あっという間に僧兵に包囲されるティルキスら。どうやらさっきの情報屋の仕業のようだ。逃げようとするもフォレストが逃げ遅れる。更に運が悪いことに彼の背にリカンツの証であるザンクトゥが発見されてしまう。躊躇うも外に居合わせたカイウス達を連れてジャンナを脱出するティルキス。さらにフォレストはジャンナ事件で処刑されたはずの8人のリカンツの生き残りだったのだ。教会は信用を保つ為脱走を伏せていたらしい。ティルキスの提案でフォレストを助ける為にカイウス達はフォレストが脱獄する際に気づいた脱出経路から侵入することに。 とりあえず、フィールドに出たら夜になるまで待つ。ジャンナの中に入れるが夜にならないいとイベントが進まない。 夜になったら再びジャンナへ、ティルキスによればどうやら秘密の入り口は港にあるようだ。 港へ着くと先ほどカイウス達を助けたアーリアと再開する。どうやら彼女もリカンツ狩りに反対している模様。彼女を仲間に加え、地下水脈へ。 地下水脈に着いたら暫く進むと久しぶりに奴らが現れる。 戦闘:スポット・クライネ×2 村に出てきた奴らより強い上にブラックホールを使ってくる(グラフフィックは全然ブラックホールに見えない 威力がそこそこ高いので注意とにかく焦らず一匹ずつ倒す事。倒せんかったら力不足リセットして出直して来い。 倒すとアーリアからここ最近地下水脈でスポットという魔物が増加している事を聞く。教会もこの地下通路を知っていても近付かないのはこのせいらしい。そんな中アーリアは港側の出口からスポットが外に出ないように退治していたらしい。 ここでアーリアが「影の功労者の称号」を得る。 地下道は入り組んでいるが出口付近にラベンダーとシルククロークがある。 出口直前にて 戦闘:スポット・グランデ ただ単にデカいだけなので挟み込んでリンチすればラクラクKOできる。 倒したあと出口を行くと教会地下にでる。教会地下内の扉はパズルを解かないと開かない。これが簡単なのもあれば難しいものもある。最深部に行くと牢獄。 なんと大量のリカンツが投獄されている。処刑の為の一時的な牢獄にしてはあまりにも囚人が多い。怪しむメンバーだがフォレストを発見するここでもまたパズルを解かないといけない。彼を助けるのに成功すると。彼はとある人物を連れて来る。 なんとそれは処刑されたはずのカイウスの義父・ラムラスだった。どうやら彼の話によればリカンツ達は処刑されてはおらず、処刑した証はそこらの獣の骨で誤魔化してたようだ。しかし何故? どうも教会は彼らのペイシェントの秘密を探る為、日々彼らの拷問に励んでいたのである。そしてリカンツ達は日々の拷問にまさに文字通りペイシェント(忍耐)していたのだ! とりあえず投獄されてる他のリカンツも救出すると捕まってたリカンツから「地下10Fの鍵」がもらえる。これでワイヤレスプレイが更に楽しくなるぞ。 会話後、フォレストが再度パーティに加わる。 その後は、地下道には戻らず通路を上に行き続けると教会の地上に出るので道なりに進む。 聖堂にセーブポイントあり。 ちなみに聖堂に出ると、僧兵達が待ち構えている。戦闘かと思いきや、リカンツであるフォレストを見た途端、迷信にも近い話をした後、終いにはガクブルして逃げていく。地下牢でも僧兵が出現したがここの見張り担当の僧兵は随分チキりやすいようだw 外に出るとルキウス、アルバートに包囲される。 戦闘:アルバート・ミュラー ガードが固い上に一発一発の攻撃が強いので、自信が無ければヒットアンドアウェイで行く事。とりあえずルビアは必須、事前に準備は整えておく。自身があるなならここで、ティルキスと連携してコンボを稼いでもいいだろう。 倒すとなにやら逃げゆくカイウス達に不敵な笑みを浮かべるアルバート。一体? ジャンナを脱出するも橋の上で黒騎士団に囲まれる。フォレストの提案で全員橋上から『運命のビッグダイビング』で逃げる事になる。つまり橋の下は海なので泳いで逃げようって事。 文脈から察すると結構海まで位置があるようだが「飛んでから着水音までなんと1秒もかかっていない」つまりそんなに高くなかったのだろう。 しかしなお、不適な笑みを浮かべるアルバート。そこへ一人の騎士がとある知らせを持ってくる。 「大公が死んだ」 そしてアルバートは一言「リカンツに殺されたのだろう?」 そう、これはアルバートの策略だったのだ。本作2度目の冤罪を知らず知らずのうちに主人公らに降りかかる事になる。 所変わって今度はルキウスと誰かが話している場面へ。 教皇と名乗る者によればペイシェントを集める事により彼らは理想郷を建設するらしい。テイルズ定番の勝手な理想的思想である。まさに『全て遠き理想郷』(ぇ