約 4,224,776 件
https://w.atwiki.jp/niconico_rta/pages/440.html
Tales of Graces/TOG Wii/PS3(テイルズ オブ グレイセス エフ) ○PS3版 クロスメディアバーでゲームを選択してから、クリア後にセーブ画面が表示されるまで プレイヤー 動画 タイム 投稿日 備考 ふずき「 sm19697512 4 04 55" 2012年12月30日 ふずき「 sm18953088 , sm18992178 4 13 03" 2012年09月23日 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kourou/pages/230.html
テイルズ オブ グレイセス テイルズ オブ グレイセス GAME ID 所持金最大 パラメータ増加アイテム4個 獲得経験値n倍 戦闘後SP増加にて最大 消費アイテム変動にてxx個 素材変動にてxx個 技使用回数n倍 技使用回数一回使用にて最大 コメント GAME ID STGJAF 所持金最大 42000000 90000000 0401A108 0098967F E0000000 80008000 パラメータ増加アイテム4個 42000000 90000000 0801CBB9 00000004 00200001 00000000 E0000000 80008000 獲得経験値n倍 C20A98AC 00000004 39C00000 7C00FA14 39CE0001 2C0E00xx 41820008 4BFFFFF0 39C00000 60000000 xx= 02(2倍)/04(4倍)/08(8倍)/10(16倍)/20(32倍)/40(64倍)… 戦闘後SP増加にて最大 04192754 7C180214 消費アイテム変動にてxx個 42000000 80000000 04174E38 380000xx E0000000 80008000 ※xxには任意の数値を16進数で入力して下さい。 素材変動にてxx個 42000000 80000000 04174E54 380000xx E0000000 80008000 ※xxには任意の数値を16進数で入力して下さい。 技使用回数n倍 04191BB8 1C1Dxxxx xxxx= 001(1倍)/002(2倍)/004(4倍)/008(8倍)/010(16倍)/020(32倍)… 技使用回数一回使用にて最大 【コードON】 04191BCC 60000000 【コードOFF】 04191BCC 4081000C -- (名無しさん) 2009-12-19 11 09 48 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 上記のコード アップデート版使用不可; -- (名無しさん) 2010-06-03 02 11 05 ゲームIDです ID STGJAF -- (さく) 2010-01-07 00 35 02 ゲームID → STGJAF -- (momono) 2009-12-22 15 51 55 ゲームIDです ID STGJAF -- (さく) 2010-01-07 00 35 02 上記のコード アップデート版使用不可; -- (名無しさん) 2010-06-03 02 11 05
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/781.html
テイルズ オブ グレイセス 概要 特徴 戦闘システム「SS-LMBS(スタイルシフト リニアモーションバトルシステム)」 ストーリー・キャラクター エレスポット デュアライズ その他 評価点 問題点 バグ バグ以外の問題点 賛否両論点 総評 これから本作を購入するプレイヤーへの注意点 余談 その後の展開 テイルズ オブ グレイセス 【ているず おぶ ぐれいせす】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 守る強さを知るRPG) 対応機種 Wii メディア 12cm光ディスク 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2009年12月10日 定価 7,329円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン 暴力、言葉・その他 通信機能 ニンテンドーWi-Fiコネクション(DLC)対応 廉価版 みんなのおすすめセレクション 2011年3月24日/2,800円 判定 なし 判定(修正版) 改善 良作 ポイント 最高の戦闘と良好なシナリオ周回時の引き継ぎバグ(現在は修正済み)アンロック商法 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 『テイルズ オブ』シリーズの1作。略称は『グレイセス』『TOG』。キャラクターデザインはいのまたむつみ。 特徴 戦闘システム「SS-LMBS(スタイルシフト リニアモーションバトルシステム)」 3Dの戦闘。旧来のTP制に代わって、PS2版『テイルズ オブ デスティニー』で評判の高かったCC(チェイン・キャパ)が導入されている。3D戦闘での非TP制は今作が初となる。 これまでの3D戦闘で猛威を奮っていたフリーランは大幅に弱体化。 今作のフリーランは移動速度が遅く、CCも減少していくなどデメリットが目立つ。主な用途は立ち位置の微調整となる。一応、装備で速度アップも可能。 フリーランが大幅弱体化した一方で、従来あったバックステップを強化した新たな移動・回避手段として前後左右に素早く移動できる「アラウンドステップ」がある。 ステップにはCCを1消費するが、敵の攻撃をジャストタイミングで回避すれば「対応回避」となり、被ダメージを1にした上でCC等が回復する。 常にロックオン対象へ向いたままステップを行うので、フリーランのように「敵に背を向けて逃げ回る」といったことは起こらない。 基本これらを駆使して立ち回るため、PS2版『TOD』で好評だった空中戦の要素は今作では廃された。 スタイルシフト 本作には他作品における通常攻撃という概念が存在せず、攻撃力依存のアーツ技(A技)、術攻撃力依存のバースト(B技)という二種類に大別される攻撃手段を瞬時に使い分けながら戦うというシステムになっている。 A技は従来の通常攻撃に近い位置付けではあるが、ボタンと方向キーの組み合わせや連続入力の段階によって多くのバリエーションが存在し、それら全てに別々の技名や性能が設定されている。攻撃方法も初段こそ地味だが、連続で繰り出すにつれて派手で強力な技になっていく。 同じ技を連発すると命中率に減少補正がかかり、敵に攻撃を回避されやすくなる。これにより様々な技を使い分ける必要がある。 エレスゲージ 敵に攻撃を当てたり、敵の攻撃を防御・回避することで、水色のエレスゲージが溜まっていく。ゲージが溜まると一定時間エレスライズ状態となる。エレスライズ中はCCが常に全快になり、鋼体がつき、秘奥義も発動可能になる。その他にも、エレスライズ開始時に発生するボーナス効果がある。 敵側にも同様に赤色のエレスゲージがある。敵側のエレスゲージが満タンになると一定時間エレスブレイク状態となる。エレスブレイク中は敵がのけぞらなくなり、特定の敵は秘奥義も発動してくる可能性がある。 秘奥義の大幅充実。プレイヤーキャラには1キャラに3つ用意されており、スポット参戦キャラはおろか一部の中ボスまで用意されている。バリエーション、演出、戦略性のあらゆる面で良質である。 隠し秘奥義やパターン違いも含めると軽く30を超え、しかも対ラスボス専用ボイスや専用秘奥義まで用意されている。 後述するシステムのおかげで発動する機会も多く、ダメージ的にも十分実用的。演出面でもこれまでのD2チーム作品同様にスピーディで、3DCGによるカメラワークも加わりさらに迫力があると好評。 自分とターゲットの位置によって巻き込める敵の数が大きく変わってくるので、配置を工夫する楽しみが大きい。うまく決まると非常に爽快。 + 参考動画:秘奥義集 http //www.nicovideo.jp/watch/sm9105648 防御姿勢を一定時間取り続けると特殊効果が得られる。防御時間に応じて、得られる効果が クリティカル率上昇 → 鋼体付加(敵の攻撃でのけぞらない) → 攻撃で敵をほぼ確実にのけぞらせる と変化していく。 CCが自動回復するまでの間の安定行動である。防御中に敵の様子を見てアラウンドステップ(対応回避)を狙い、攻撃に転じることもできる。 ただし長時間防御し続けると逆に防御を崩されてしまうようになるので、防御していれば優位という訳でもないバランスになっている。 味方AIは詠唱中に攻撃を受けそうになると防御してくれるため想定外の大ダメージを突然食らう機会は少ない。ただしクリティカルゲージを削り切られることにより防御を破られた時や、ガードブレイク攻撃は除く。 従来の火属性、水属性といった属性の概念は無くなり、代わりに「特性」が追加された。 これはその敵の弱点や、その術技で突ける弱点を表す。大抵の敵に複数個の特性が設定されており、全ての術技にも何らかの特性が設定されている。敵の特性を突くと、通常は確実に相手をのけぞらせることができ、以降の連続ヒット中の攻撃全てにダメージ倍率が掛かるようになる。 例えば「植物」「斬撃」という特性を持った敵には、「植物」「斬撃」の特性を持った術技を当てれば、効果的にダメージを与えられる。 連続ヒット中に、その敵に設定されている全ての特性を突くことができれば、CCが増加するといったボーナスが得られて攻めを継続できる。 敵の中には、「暴星バリア」を展開するものがいる。 暴星バリア中に敵に対しては全てのダメージが1になり、のけぞらなくなる。 「暴星」の特性を持った術技を当てることで、敵の暴星バリアを解除できる。 従来の属性耐性のような概念は敵側には無い。そのため「この装備や術技では戦えない」ということはない。 敵のHPのゲージ表示はカーソルと一体化したものとなった。 後の作品でもこのカーソル一体型のHPゲージが採用されている。 攻撃中に操作キャラを変更した場合、変更元のキャラは自動的に連携を継続してくれる。 戦闘難易度はデフォルトでは4段階、最終的には全部で6段階から設定できる。 勝利後の掛け合いは今回はやたらキャラが動く。中には短いチャット並みの長さを誇る物まで。掛け合いはパーティの組み合わせによって変わり、従来通り一人が一言言うだけのものもあり、総じてバリエーション豊富なため飽きにくい。もちろんスキップ可能で、見るか見ないかは完全に自由。後のテイルズオブシリーズ作品では初回は強制的に見せられるようなものもありテンポが崩れることもあり得るが本作にはそういった煩わしさは一切無い。 戦闘中にパーティ全体の作戦を一括変更する「号令」システムは今作では無い。 + 参考動画:勝利後の決め台詞&掛け合い集 http //www.nicovideo.jp/watch/sm9250345 ストーリー・キャラクター 『アビス』『ヴェスペリア』と据え置きのシリーズ作品は尖ったキャラ付けの作品が続いていた。それに対して本作のキャラクターたちの設定は比較的穏やかである。 シナリオを通してのキャラ同士の関係の変化は見所である。また、パーティーは家族をイメージしているらしい。 シェリアについては、他のキャラよりも賛否が分かれている。詳細は後述。 プロローグにあたる「少年時代」と、本編といえる「青年時代」に分かれており、主人公アスベルの成長をプレイヤーが追体験することができる。 序盤~中盤にかけては、少年時代編を踏まえた上で、数々の事件を乗り越えつつ、主人公を取り巻く人間関係に強くスポットが当たる。 中盤から、段々と規模の大きな話に発展していく。 メインシナリオは30時間程で攻略できるやや短いものとなっているが、その分サブイベントが充実。 キャラにまつわる様々な性格のやり取りが見られるというだけではなく、称号・アイテム獲得を通じて戦闘にもリンクする。 シリーズ定番のチャットは、今作にも勿論搭載。今回は時折カットインが入り、より演出面が強化されている。 メインシナリオでは語られないキャラクターの過去や思いなどがチャット等で語られる。シリアスなものやほのぼのとしたものも勿論あるが、とにかくぶっ飛んだ内容の物が多く、割と真面目だった特典DVDの反動とか言われる事も多々。特に水着イベントとフルボイスで進行する「シェリ雪姫」のイベントは際立っている。 エレスポット エナジーという数値を消費することで、マップ移動中に様々なアイテムを自動生成したり、戦闘中に特定条件で料理の効果を発生させたり、戦闘勝利時の報酬を増加させたりする便利なシステム。 エレスポットのセット枠にて、どんな機能を発揮させるかを設定する。エレスポットを利用すればするほど、エナジー容量やセットできる枠の数が増えていく。 料理の効果は、例えば「パーティHPが30%以下のとき、HP70%回復、武器の性能アップ」など。ピンチの時に回復術を使う必要が無いので地味に助かる。 魔導書をセットすることにより、アイテム出現率や成長の強化、料理効果の強化など様々な効果を得られる。 術技の使用回数を2倍にするなどのやり込み向きの物や、戦闘参加人数が一人になる、経験値を増やす代わりにステータスを半減させるなど縛りプレイ向けのものもある。 デュアライズ 二つのアイテムを合成して新たなアイテムを作り出すシステム。デュアライズは各地のショップで行える。 本作には合成用の「素材」アイテムが多数存在する。 回復アイテムを作り出したり、料理と料理を組み合わせて新たな料理を作り出すこともできる。 例えば「グミの実」と「リンゴ」をデュアライズすれば、お馴染みの「アップルグミ」が作れる。「ライス」と「のり」で「おにぎり」を、さらに「おにぎり」と「ウメボシ」で「梅干おにぎり」を作り出せたりする。 デュアライズで作った料理はアイテムとして使用可能。移動中しか使えないが、エレスポット同様パーティ全員を回復でき、効果も一部を除いて反映される。 素材を組み合わせて換金用のアイテムを作り出すこともできる。その分、今作は戦闘するだけではお金が貯まりにくいバランスになっている。 武具に、様々なスキル(特殊効果)を持った「欠片」をデュアライズすることで、その武具にスキルを付加できる。 スキルが付加された武具を戦闘で使い込むと、武具の能力が強化される。 強化された武具同士をデュアライズすると、デュアライズに使った武具は無くならず、それぞれのスキルのみが抽出され、両スキルを併せ持った装備品「宝石」を作り出すことができる。武具はスキルを失うが、強化された能力値はそのまま残る。 スキルを抽出した武具に再びスキルを付加して、その武具を使い込んで能力を強化して、再びスキルを抽出して…と繰り返すことで、その武具をどこまでも強化していける。 その他 これまでのシリーズにも時々あった、称号付け替えによるボーナスシステムが進化。称号その物を育成することでランクが上がりスキルを習得できる。 一つの称号に付きランクが5まであり、ランクが上がるとステータスがアップしたり、新しい技を覚えたりする、レアな称号では「○○コンボで秘奥義発動可」というとんでもないスキルまで覚える(*1)。 称号は敵を倒す、宿屋の依頼を達成する、アイテムを使うなどで得られるスキルポイントによって成長。 スキルだけでなく、称号にもそれぞれ装備効果があり、スキルを覚え終えた称号を更に育てると、装備効果がより強化されるマスターランクになる。 育成はオート設定も可能、設定したランクまで育つと必要SPの少ない称号に付け替えてくれる。称号の数はDLCを除いても全919もあるので優先したいスキルがある時だけ手動で基本はオート任せになる。 パーティにいないキャラはオートで称号ランク3以下の称号がセットされる、という特性があり長期離脱などの場合は非常に便利。 なお一人で戦闘する闘技島などのイベント戦闘で「その戦闘の時だけいない」場合も当てはまってしまい優先的に育成したい称号がある場合や、やりこみなどの理由でこのスキルは覚えたくないという場合には煩わしくなってしまう問題もある。 「魔法カルタ」という要素があり、歴代シリーズキャラのカルタが手に入る。ある程度集めるとカルタで対戦するミニゲームもできる。 但し、僅かながらキャラには作品の偏りがある。PS3版ではこの偏りはほぼ解消された。 『かめにんマーチャント!』というニンテンドーDSとの連動要素が存在する。ランダム生成されるダンジョンを敵と戦いながら冒険する内容。 評価点 戦闘システム シリーズの3D戦闘では最高の出来との評価が多い。従来に比べて内容が大幅に充実しており、完成度が高い。 沢山の要素が詰め込まれた戦闘システムではあるが、それまでの『デスティニー2』や『リバース』のように難解なわけではなく、それでいて奥深いものとなっている。 A技を連打するだけでも見栄えのいいコンボになり、AIも優秀なため、戦闘が苦手なプレイヤーでも非常にとっつきやすい。 従来から存在する部分に関しても、多くの点で良いとこ取りをしているため2D派、3D派を問わず高い評価を得ている。 全体的に「~しなければならない」要素が少ないのが大きな特徴で、シリーズ中では突出してストレスが少ない設計になっている。 命中が低い仲間の攻撃が回避された瞬間にコンボが途切れるといったことは発生せず、敵が仰け反っている間に他のキャラが攻撃を当てられればコンボを続けられるため、シビアにステータスを管理する必要は無い。 ダウンした敵に対し何も考えず攻撃してもダメージは通るが、起こすことが出来ればコンボを続けることも可能。 上述のように敵に耐性の概念がないため、事前準備が適当でも、最低でも普通には戦えるようになっている。 エレスポットは一旦設定すればエナジーを補充する以外に逐一面倒を見る必要が無い。その補充すら自動で行う魔導書も存在する。 キャラは立っており、多くのプレイヤーから好評を受けていると言える。 シナリオは後に完全版が出るものの本作単体でもしっかり完結しており、エンディングは名シーンであると特に好評である。 + シナリオ全般に関して(ネタバレあり) 全般的に人物描写は丁寧で共感しやすく、 ウィンドルでの展開の荒波っぷりとエンディングの変化球具合には特に定評がある 。フェンデルのみアスベルは脇に寄り他キャラが中心になるが、世界の中心の孤島以降は再び主人公らしくなる。話が進むとラムダやソフィの正体が明確になり(*2)、ラストダンジョンではラムダのさらに詳細な身の上が明かされ、その上でラストバトルに挑むという一貫性のある流れになっている。中盤までのアスベルの報われない境遇が、エンディングでのラムダへの共感につながっており、一種の伏線になっている。 大煇石を巡るイベントに関しては、ギスギスしていたパーティ内の関係が大幅に改善されるため、ちょっとした旅行気分を味わえる。これはシェリアやヒューバートとの仲が改善されたことや、ソフィがヒューバートと再接触し記憶を取り戻したことが影響している。また、いかにも冒険している感のある見所もある。たとえば超巨大生物の登場、足を踏み入れて明らかになるフェンデルの実態、異星人との遭遇など。 とてつもなく快適なユーザーインターフェースを持つ。その優秀さは枚挙にいとまがない。 + 例えば… あまりに高速なロードによりシームレスで戦闘しているのと大差ない。 称号により自動的にスキルを覚えさせられるためテンポよくゲームを進められる。 それまでの作品に存在したシステムであるマジカルポットとフードサックを合わせてさらに機能を追加したようなエレスポットの存在。 現在与えているダメージと、これまでの累積ダメージの表示の両立。 現在操作しているキャラから、残り3人のうち目的のキャラへ瞬時に操作を変更可能。 ボスに敗北した際に即座にリトライできる。 豊富なやり込み要素。 これまでの過去作でも武器に能力を付加させたりとあったが本作ではどんな武器でも全能力999のカンストが狙える。ただし狙おうとすると本編クリアかそれ以上の時間を必要とする。 サブシナリオもかなり豊富。前作の『テイルズ オブ ヴェスペリア』での 期間限定や前提条件による発生イベント が多く、その点でも批判はされたが、本作でそれは改善(*3)されている。また、ギャグ要素の強いものや、ぬいぐるみイベントを始めとした感動的なものまでバリエーションは非常に多彩。 あくまで寄り道要素ではあるが、アイテムや称号の取得、または依頼品によるSP獲得等、決して無駄にならないのが嬉しい。 進行中・完了済みのサブイベント一覧もメニューで確認できるようになり、フラグ管理が楽になった。 また、各種要素における説明文が極めて遊び心が多い(*4)。 特に称号数が多くなった本作では、称号の説明文を見るだけでも暇つぶしになってしまう。妙に バカゲー的な方向で力の入った説明文 は、シリアスなシナリオとのギャップもあってかいい清涼剤になる。 素材の数もかなり増えたため、そちらの説明文もどうぞ。 BGMはOP「まもりたい ~White Wishes~」や終盤の通常戦闘「焦燥の剣」、中ボス戦闘「狂乱舞踏」など高評価の曲が存在する。 モーションキャプチャー等の技術に関してはWii『ラタトスクの騎士』から引き継がれ更に強化されており、滑らかなキャラクターの動きが実現されている。 問題点 バグ ゲームを1周クリアする分には問題はないが、2周目以降の引き継ぎに関するバグが多数存在した。 例を挙げると「特定のアイテムを入手した状態で、ブック(コレクション要素をまとめたもの)を引き継ぐと隠しダンジョンに入れない、闘技島で隠しボスと戦えない」など。 バグの回避方法は発見されているが、全てを回避する方法は複雑であり、きっちり理解して引き継ぎをする必要があった。しかしそうして引き継ぎを行っても一部の敵が出現しないバグもあるためフルコンプは不可能というやりこみユーザーを絶望させる問題だった。 ひどい物ではWiiの電源が強制的に落ちるバグまで存在。遂には「バグレイセス」という蔑称まで付けられてしまった。 有利になる物もあり、ゲームバランスを壊してしまうものの秘奥義連発や高HPのボスを一撃で倒せるバグもある。だが、それ以上に不利益をもたらすバグが多かった。 攻略Wikiなどでは「2周目以降はバグを回避するゲーム」とも言われていた。 上記のバグに対し、発売元であるバンナムは2010年3月8日に謝罪文を掲載し、ソフトの無償交換を開始した (交換品は同年3月下旬より順次配送)。 その修正版では上記のような致命的なバグはほぼ全て修正された。 ただし、致命的でこそ無いものの、修正されていない細かいバグもある。 水着で初登場するマリクなど、わざと残したとしか思えないバグもある。プレイヤーに有利なり無害であればまだネタで済むレベルであると言えよう。 バグ以外の問題点 基本的には難易度は低めなのだが、序盤のある重要キャラとの戦闘だけ異常に難易度が高い。お供が2人ついている上に威力のある術を非常に速い詠唱速度で連射してくるため、序盤であるにもかかわらずゲーム中最大の難所となってしまっている。 フリーランが暴発する。 スティックを上下で通常移動しようとするところ、左右に倒してしまうとフリーランが暴発する。 アラウンドステップが暴発する。 スティックを上下でごく短距離を通常移動しようとするところ、弾いてしまうとアラウンドステップが暴発する。これは、スティックを「一瞬だけ倒してすぐ戻す」という操作が「弾く」という操作に極めて近いためである。ちなみに、もう一つのアラウンドステップの方法である防御ボタン+スティックを倒すことにより暴発無く確実にアラウンドステップできるため、弾く方の操作は単なる邪魔物と言われる。今後の作品において削除されることを望むユーザは多い。 「号令」システムが無いのが不便。 AIはシリーズ中ではかなり賢い方であるが、問題が無いわけではない。 ガードブレイク攻撃に弱い。もちろん回避してくれることもあるが、ガードブレイク攻撃を連発してくる一部のボス戦ではキャラチェンジを強制されるため、良い意味での難しさではなく理不尽さを感じることがある。攻撃を受ける前に相手を殴りまくって中断させるという手も用意されているが、そちらを選ぶメリットは小さい。特に、雪山と隠しダンジョン7階で出現するボスはガードブレイク攻撃の頻度があまりにも高く、キャラチェンジが使いこなせなければ全キャラの生存は絶望的といっても過言では無い。 回復術を使えないキャラがもれなく突撃脳。体力が低くても突っ込んでいく。クリティカルゲージの回復や、アスベルの場合はB技が体力回復も兼ねているので無意味なわけではないが、大人しくして欲しい時もある。 称号効果の一つ「○○以上のダメージを半減」が強力で、高難易度だとこの称号の有無で生存率が大きく変わる程有用な物(*5)なのだが、ヒューバートとリチャードの二人だけが入手できない。 本来この効果の付いた称号自体は全員が入手できるので、この二人だけ別の効果に変更されている理由は不明。 PS3版ではヒューバートは他の五人と同じ様に変更されたが、リチャードは変更されず他の称号でも追加されなかった。 コスチュームの変更が称号の装備効果となっているため、コスチュームを変えている間は称号の装備効果を得ることができず戦力が犠牲になってしまう、当然他の称号の育成も出来ないため自由な着せ替えが出来なくなっている。 PS3版ではステータス画面で着せ替えが出来るようになり改善されている。 クリテイカル○回、特性攻撃○回などの称号の多くが周回ごとに回数がリセットされてしまい、何周もしているうちにそのうち勝手に取得できるだろう、という考えでは中々取得できない。 特にチャット収集率100%が条件の「雑談コンプリーター」を取得するには、これと決めた一周の間に全てのチャットを逃さず見る必要がある。 またニンテンドーDS連動のミニゲーム「かめにんマーチャント!」をクリアしないと見られないチャットがあるため、この称号の入手にはDSが必須となる。 PS3版ではこれらの称号の入手条件が緩和され、称号の必要回数も引き継げるようになった。雑談コンプリーターは一周の間という条件は変わらないが、必要な収集率が95%になっている。 武具や宝石の付加効果が周回するたびに完全に失われてしまう。何らかの形で次周に引き継ぎたいという声が存在する。 ダンジョンマップはモデリングの使い回しが多い。ただしこれは本作に限った話ではなく、省力や効率化の範囲内と言える。 アニメムービーのクオリティが過去作に比べ低い。特にOPムービーに顕著。 本編中のムービーの一部を4秒程度だが使い回しているため、手抜きと言われることもある。 肝心の作画そのものも動きが少ない、シーンごとのキャラの顔が違いすぎているなど不評。ただし、動きの少なさについては曲がミディアムバラードなので違和感は無い。 制作班は「映画ヴェスペリア」や「ももへの手紙」と掛け持ちであり、その影響が出たためだと思われる。 作画自体に破綻はなく、過去作のレベルではなく一般アニメの通常回ぐらいの作画を期待して見る分には無害。 本作や『バーサス』のOPなどが不評だったせいかは不明だが、次回作の『エクシリア』では別のアニメ制作会社がムービーを担当することになった。 賛否両論点 シリーズでお馴染みのグレードシステムが「戦闘終了時の評価」ではなく「ゲームのやりこみ度」でポイントが手に入るようになっている。 これにより1周目で高グレードを獲得するにはその周で隙無く相当やりこまなければならず、初回プレイではグレードもほんの少ししか手に入らず、その周回ではやりなおしがきかなくなる問題もある。 従来の、キャラクターの大きさに対しデフォルメされたフィールドマップではなくなり、街と街の間は等身大の間道・街道やダンジョンで結ばれるようになった。 等身大ゆえの臨場感を味わえるようになった。カメラは回せないものの、閉塞感を感じないように視点が工夫されておりバランスは良い。 探索ポイントからアイテムを拾ったり、NPCがいたり、シャトルを手に入れてからの座標探索など楽しめる点は結構ある。 終盤はシャトルを呼び出して瞬時に町・街道・ダンジョンに移動できる。しかし、等身大化と省力化の妥協点なのか、ファンタジアからの伝統である空を自由に飛んだりするシステムは無くなってしまった。利便性は向上している一方、味気なくなったと受け取るプレイヤーもいる。 + 歴代シリーズからのゲストキャラの技に関して 歴代シリーズからのゲストキャラ3人のうち、『デスティニー2』のリアラと『ハーツ』のコハクの秘奥義がなぜか原作で秘奥義だった技ではなく原作では上級術だった術(コハクに至っては原作秘奥義は格闘技だったにもかかわらず)になっている。またリアラは原作では術者にもかかわらず、本作ではほとんど術を習得しておらず杖による接近戦を挑んでくる。そのため某所では「撲殺聖女」という異名をつけられるほど。PS3版ではリアラに多少術が追加されたものの撲殺聖女っぷりは変わっておらず二人の秘奥義にも変更はない。 なおこれ以前に発売した『レディアントマイソロジー2』や『バーサス』ではちゃんと原作同様の秘奥義となっているためなぜ変更したか不明である。 ただ、上記2作でのリアラの秘奥義は「フィールド全域にダメージ+味方全員のHP全快」という効果のため、変更は仕方がないともいえる。だがリアラには原作では秘奥義に当たる術が他に三種類あるためやはり理由が不明である。 クリティカルが出た時の、ヒット数の少ない技とヒット数の多い技の威力の差が著しい。クリティカルゲージが満タンになった時の1ヒットのみ威力が2倍になるためである。 たとえば1ヒットの葬刃はクリティカルが出れば威力がそのまま倍増するが、9ヒットの四葬天幻は9ヒットのうちの1ヒットのみが倍増するため全体としての威力上昇は微々たるものとなる。 今作はボス敵等の仰け反り時間がかなり短くなっている。これによりAさん→Bさんのコンボはやりづらくなっておりボスならではの強さが発揮されている反面、Aさん→Aさんのコンボは短い仰け反り時間でも繋がる技だけに絞ることを推奨という窮屈なものとなっている。 ボス戦はコンボよりも、攻撃を開始するタイミングを測ったり、防御・対応回避・フィールド上での位置取り・誰にアイテムを使わせるかといった立ち回りを楽しむものであるという意見もある。立ち回りが楽しいのはボス戦に限った話ではないが。 そもそも、ルート式であるA技は従来の通常攻撃に該当し、繋がらない技が存在することは従来と変わらない。むしろ、本作においては繋がらない技をエレスライズやアラウンドステップによる仰け反り延長などで繋げられるため、工夫の余地が存在する。 シェリアについて 一部のプレイヤー間において、彼女の言動が受け付けられないという声がある。主なものは後述。 ヒロインのソフィとはまた違った形でアスベルの隣に立つことが多いので、ソフィとよく比較される傾向にある。ちなみにソフィは純真無垢なキャラであり、こちらは殆んど批判されない。このソフィと対照的なキャラ付のために、様々な部分が目につきやすいという指摘もある。対照的といっても暴星魔物に対する光の力の有効性が発覚した後、光の力を持たない仲間が疎外感を感じないように、そのことを教えないように気を遣うような場面もあるので別に性格が悪いという意味ではない。純真無垢なソフィと違い、あくまで年相応ということである。 + ストーリー上の役割に関して(ネタバレあり) ソフィは世界を脅かすラムダを倒せる能力を持つ。シェリアは、ソフィと互いに生命力を分け合った影響により、一般人では太刀打ちできない暴星魔物を撃破したり、傷ついた人を治療出来る能力が芽生えた。実際多くの人間を救っているのだが、当然ながらラムダを倒せるソフィに能力の希少性という意味では及ばない。ただし、元々病弱だった上に大怪我を負ったシェリアはソフィに救われている部分が大きいためソフィのことを大切に感じているキャラであり、パーティ内の人間関係に関して母親のような役割を持たされている。またシェリアに関するイベントはシナリオ内において幼馴染が散り散りになったことと再集結することを象徴するものになっており人気が高い(*6)。またシェリアとヒューバートがアスベルに冷たく当たることは話の核にも直結するイベントと言える。ちなみに公式はシェリアのことを裏ヒロインと宣言しており、重要視している。公式が元から作る気だったグレイセスfの最後まで冒険を進めれば本作以上に重要なポジションとなる。 + シェリアに関する指摘 「アスベルが好き」という設定があるが、具体的にどこが好きかは語られていない。 ただし、シェリアが自分の恋愛は他人に語ろうとはせず奥手だからだと思われる。 少年時代のアスベルは剣が強く、おそらくは俊足自慢で、優しく、自信家と華のある描写がされているため、口頭で語る必要があるのかという疑問もある。 「○○が悪いんだから」と相手のせいにする場面もあるが、相手が悪い場面もあるため一既に悪いとは言えない。 他人の恋愛話を聞くのが好きだがそれがその人物にとって古傷だろうと根掘り葉掘り聞こうとする。マリクに対しては親友が死んだ直後に聞き出そうとする始末。 ただし、その話題が古傷であることをシェリアは知らない。 大人編の序盤のシェリアは全体的にアスベルに対して物言いがキツいが、これはヒューバートやバリーなどの他のキャラも同様に彼にきつくあたっている。 ただ、ヒューバートなどはある程度理由があるのだが、シェリアの場合、キツく当たる理由付けが薄い。 和解の際に判明するアスベルにきつくあたっていた理由は「自分に一度も会いにこなかったから」である。逆に自分から会いに行こうとは一度もしていない。 一応作中で「迷惑がかかるかもしれない」と言っているため、何も考えずに非能動的になってしまったわけではない。ただし系譜編のシェリアの発言から系譜編に入って初めて「アスベルが騎士団に入ろうとした気持ちが理解できた」ため本編ではアスベルの想いを全く理解していない事になる。またアスベルも会いにこなかった理由は「騎士になるまで帰れない」というこだわりであったり、他国にいるヒューバートに手紙を送っているのにシェリアには送らなかったなど否はあるが「アスベルにとって(当時は)その程度の扱いだった(*7)」と見る目もある。 またアスベルに嫌味を言うこともあるが、中には人のことも言えない内容もあるためこの件で指摘されることも。 序盤の仲違いが強いからこそ、中盤で発生するアスベルとの和解シーンが映えるのも事実なのだが。 とはいえ、「ソフィは消滅し、リチャードは状況がわからないまま別れ、ヒューバートは遠方に養子縁組に出される」という衝撃的な別れの連続に追い打ちをかけるが如くアスベルもまた騎士学校への入学を決めたため、怒りを覚えるなというのも意外と難しい話だったりする。 また系譜編では仲間の持ち上げがおかしいという意見も少なくない。 特にリチャードは「救護活動はシェリアの幸せを逃す行為」と本編でシェリアが自分で決めた事すら否定して恋愛を進めようとしている。リチャードの発言自体、救護団に所属を望んだシェリアの決心に水を差すような物言いである。(ただしシェリアもこの意見を否定していないため系譜編開始までの半年間そんな事を考えながら働いていたと思われる、そして系譜の展開から辞めたと思われる) もっとも、この良くも悪くもリアルなキャラ付けに親近感がわくというファンも存在するため一枚岩では済まないのが現状で、このキャラが好きだという人も多い。 総評 近年は何らかの穴を持つ作品が増えつつあるのは乱発の弊害なのか、今作はデバッグの甘さにそれが出てしまったと言えるだろう。 評価が分かれる箇所もあることはあるが、戦闘・シナリオとも好評な意見が多く「バグさえなければ…」と悔やむファンは多かった。 バグによるクリア後・2周目のゲーム性の低下は非常に重く受け止められたため評価を落としていたが、修正ディスクにより改善され良作となった。 ただし、阿漕なアンロック商法(*8)は相変わらずなので企業問題の面が解消されているとはとても言い難い。 ブランド低下やWiiの市場問題により累計売上はまさかの20万ほどとなってしまった。これは今まで発売したテイルズ本編作品の中では最下位の売上でもある。 これから本作を購入するプレイヤーへの注意点 以上で述べたように、今作では致命的なバグが多い。 店頭販売分はすべて回収、交換されたハズだが、中古などではバグが残ったディスクが売られる可能性もある。 クリア後の楽しみを損なうことのないよう、このソフトを購入する時は修正版であるかどうか店員に確認されたし。 修正版であればディスクのラベルに「アップデート版」と書いてあるはずである。 現在は廉価版が発売されているので、こちらの購入を強くお勧めしたい。 修正版でないと買い取ってくれない店も多い。 余談 第5回人気投票ではアスベルの3位を筆頭に、パーティキャラ7人全員が30位以内にランクインという第1回の『ファンタジア』以来の快挙を成し遂げている。 日本ゲーム大賞2009 フューチャー部門を受賞。 「みんなのニンテンドーチャンネル」のアンケート「みんなのおすすめ」で最も取得が困難なプラチナランクを取得。(サービス終了時点にてゴールド) ちなみに本作が「ヴェスペリア」で展開されたゲーム機とは違うハードで発売されたのは『ラタトスクの騎士』の開発経験からというのがこちらで語られている。そのため『ラタトスクの騎士』から引き継いで採用されている要素が、制作班は違うがあるとのこと。 外部の催しだが、第2回RPG最萌トーナメントにてソフィが優勝。 パスカルの術技の大半は『魔法少女リリカルなのは』からの影響が見られる。 アスベルの服のモチーフは新撰組の羽織。 シリーズとは無関係だが『.hack』シリーズの『.hack//Link』に今作の主人公のアスベルとパーティメンバーのマリクのコスチュームなどのコラボもある。 チャットやディスカバリー、装備品や性質といった要素にWiiの販売元である任天堂の代表作「スーパーマリオ」のネタが盛り込まれている。 Wiiソフトで話題を呼んだあのオプーナのネタも盛り込まれている。 ちなみに、今作ではハウス食品とのコラボで、なんとマーボーカレーを発売してしまった。こちらも中々の評判だとか。 感想は述べられなかったものの「『ぷっ』すま」でも取り上げられた。 実はバグを修正したソフトの交換は2010年3月8日以前から行っており、バンナムのHPから『グレイセス』のバグについてメールを送るとバグ修正版と交換してくれた。 この情報は瞬く間にファンの間に広がり、過去の『ソウルキャリバーIII』などの件(*9)を見ても「バンナムが交換対応なんかする訳がない」と絶望していたファンを驚かせたという。 「交換が遅すぎたのでは」との批判もあったが、「今作のバグの量を見る限りは修正に手間取るのも仕方ない」とする意見もあり、好意的意見に関しても大方のユーザーが「(今までのバンナムのバグなどへの対応を見る限り)今回も対応する訳がない」と思っていたという事実もあるため、「対応しただけマシ」という考えが根底にあることも否めない。 そもそもWiiは仕様上、他のハードと違いパッチで修正できないので修正版のソフトをわざわざ作っただけでも立派という意見もある。 その後の展開 『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』の特典DVDにアスベルとパスカルが出演。 『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』にアスベル、ソフィ、シェリアが参戦。 『GOD EATER BURST』にアスベルとシェリアの衣装が登場。 2010年12月2日にPS3で『テイルズ オブ グレイセス エフ』が発売。 2025年1月16日(*10)にSwitch/PS5/PS4/XSX/One/Steamで『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』が発売予定。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1259.html
テイルズ オブ エクシリア 【ているず おぶ えくしりあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 揺るぎなき信念のRPG) 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2011年9月8日 定価 8,379円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他 通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信) 判定 なし ポイント 全体的にボリューム不足伝統要素の一斉削除ミラの信念を貫き通す戦闘システムは良好(バランス面は除く)描写不足が目立つストーリーとキャラクター設定 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 戦闘システム 新システム 評価点 問題点 キャラクター関連 総評 余談 概要 テイルズ オブシリーズ15周年記念作品。シリーズ初のPS3オリジナルタイトル。定番の絵師である藤島康介氏といのまたむつみ氏の同時起用、そしてオープニングテーマには日本を代表する歌姫・浜崎あゆみを起用するなど、これまでの作品を遥かに凌駕するセールスポイントをウリとしていた。 アニメーションはこれまでシリーズを担当してきたプロダクションIGではなく、OVA版『テイルズ オブ シンフォニア』を製作したユーフォーテーブルが担当。 略称はTOX。エクシリアとは数え切れないほどの大数や無数を示す Zillion をもじった Xillion からの造語で “XILLIA” と名づけられ、【未知】の意と【交わり】を表す “X”を意味している。 また、Xにはダブル主人公、および前述の両絵師採用との意味合いも兼ねている。 戦闘システム シリーズの目玉といえる新戦闘システムは「DR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル)」 参加パーティとバディを組み、二人一組で戦闘を行う。もちろん従来のように単独で戦うこともできるが、仲間と協力し合うこの連携アクションは独自のもので、うまく敵をハメられた場合の爽快感は高い。この状態をリンクモードという。 『グレイセス』で好評だったアラウンドステップはないが、スキルを付ければ「ムーヴィングアサルト」という攻撃をしつつ素早く回避をするという類似したものが使える。また、ジュードとミラ(条件を満たせば)は敵の背後に瞬時に回り込む「集中回避」が使える。 AC(アサルトカウンタ) 術技使用で消費する「TP(テクニカルポイント)」に加えて新たに採用されたパワーソース。ポイントが続く限り攻撃行動を延々と続けられるシステム。PS2版『デスティニー』や『グレイセス』の「CC(チェインキャパ)」のようなものだが、あらゆる行動で数ポイント消費されるCCとは違い、攻撃行動で1ポイント消費するのみで、可能連携数をそのまま表示化したものといえる。その代わりTPとの兼ね合いで、技をいきなり連打する、ということはできない。 特性 戦闘キャラが固有で保持しているスキルのこと。スキルといっても使用するのにコストは必要ない。 サポート リンクモードで行えるキャラ固有のスキル。こちらもコスト等はなく、特性とサポートで支援攻撃分け隔てなく行動が選択できる。 共鳴術技(リンクアーツ) リンクモードにて二人で発揮する技。オーバーリミッツゲージを一定量溜めると発動できる。ただし、組み合わせのスキルが必要なため、事前でのスキルセットに気を配る必要がある。 他作品から引き継がれたシステム 『ヴェスペリア』に登場した、セットできる術技を8から16に増やすアイテム「アーツボール」や『グレイセス』のワンタッチキャラ変更(ただしグレイセスのものとは若干操作が異なる)などが引き継がれた。 新要素として戦闘メンバーと控えメンバーを戦闘中に入れ替えができるようになった(戦闘不能キャラは不可)。 回復役やメイン術士でメンバー枠が固定されがちな問題点が解消された。 それに伴い戦闘後のリザルトでパーティーメンバーが全員登場するものが登場するようになった。 新システム マップアクション 全てのマップで3Dカメラが採用され、右スティックで自由に視点変更が行える。「登る」「飛び降りる」「しゃがむ」といったアクションが追加され、従来作品では行けないような場所への移動が可能になった。 ショップビルド 今回は素材を納品することでショップレベルを上げ、武具を購入する。このレベルは全国の街で共通なため、街ごとに違う武具が売っている、というRPGの定番を覆す設計となっている。 リリアルオーブ 選択式の成長システム。レベルアップで得られるGPを消費することにより、ステータスアップや術技、スキルを習得する。 チャットシステム ロングチャット(これまでのスキット)、ショートチャット、ファイティングチャットが実装。 ショートチャットは、移動中にキャラが喋るシステム。1つのチャットで喋れる限度はほとんどが2言に限定されており、喋るキャラも2人だけとなっていて、会話が続きそうな雰囲気の中でもそれ以上会話が続かないようになっている。 ファイティングチャットは、戦闘中にキャラが喋る際に左上にセル画が表示されるというもの。ボス戦ではキャラ同士の掛け合いがあったりする。地味ではあるものの、戦闘の邪魔になるほど大きくないので、あってもなくても困らない存在といえる。 評価点 キャラグラフィックがこれまでよりも遥かに高い頭身となり、原画デザインに劣らぬ再現を実現している。画風の違う両氏のキャラも統一されアニメ含め違和感が少ない。 また、ラ・シュガルのイル・ファンを始めとした街の幻想的な背景なども非常に見ていて美麗である。 ユーフォーテーブルが手がけたアニメーションのクオリティは非常に高い(*1)。アニメパート監督を担当した外崎春雄は(*2)シリーズのファンであるとのことで過去にもアニメーターとして幾つか関わっており、今回は監督としてかなりこだわってしまったらしい。 快適性の高さはシリーズでも随一。 チュートリアルが豊富で、親切な設計。インターフェースも『ヴェスペリア』『グレイセス』で完成されたものを元にさらなる改良が行われている。 ロード時間が短く、快適にプレイできる。 どこでもクイックセーブが可能で、ロードを行なってもデータは消えない。 会話のできるNPCは頭上に表示されるアイコンによって話しかけたかどうか、ストーリーの進行などで会話内容が変わった場合の判別ができるようになっている。従来作品とは異なり、NPC全員と会話ができるわけではないが、全体的に街や施設が賑やかとなり、雰囲気作りに一役買っている。 常に左上にマップが表示され、より詳細なロケーションマップも閲覧可能。今までのように実際に歩いて埋めていく必要はなく、高低差のある場所も表示される高さを設定することで分かりやすくなっている。開けた宝箱や探索ポイントも記録され、NPCや敵シンボルも表示されると至れり尽くせり。 ストーリー序盤からワールドマップで瞬間移動が出来るようになった。移動場所もいくつか選択できるようになり、ダンジョン内部でも移動が可能になった。 台詞の自動送りを無効にしている場合、チャットで○ボタンで少しずつ送れる機能が搭載された。 魔装具(*3)の攻撃力が武器説明画面で確認可能。リンクしていると撃破数が双方カウントされるため、操作が苦手なキャラの強化が楽になった。 使用すると敵の詳細なステータスが確認できるアイテム「スペクタクルズ」が廃止され、敵のステータスが無条件で確認できる。ターゲットのHPゲージも表示される。 ボス戦に限り全滅してもその戦闘からリトライできるようになった。 ビジュアルアイテム 今作でもコスチュームチェンジあり。衣装と髪型をそれぞれ選ぶことができるようになった。ただし、アタッチメントの数の多さに反して、本編中に手に入るものが少ないため、不満の声もある(後述)。 キャラクターごとの称号が廃止されたため、装備画面で選ぶ形に変更されている。コーディネートは5つまで登録が可能。 アタッチメント 『ヴェスペリア』にもあった、キャラクターのグラフィックに小物を付けられるシステム。3つまで装備ができ、色や付ける位置の多彩さから、カスタマイズが楽しいものとなっている。 バトル上の演出 ネタバレになるので詳細は割愛するが、マクスウェル戦とラストバトルの熱い演出はありがちではあるものの、前後のシナリオと相まって評価が高い。 問題点 ボリュームの少なさ これまでのマザーシップタイトル(本編作品)と呼ばれていた作品群では当たり前だった要素が尽く削除されている。以下は一例。 クリア後の要素 引継ぎ要素はあるものの、肝心の隠しダンジョンは以前のマップの継ぎ接ぎという仕様。ヴェスペリアの追憶の迷い路に似たような構成だが、敵を全滅させなくても次のマップに行ける上にストーリー中に登場したボスとの再戦も無い(と、いうよりもボスは最下層にいる隠しボスのみ)、 その隠しボスが色々と手抜き。計6体倒すことになるのだが、全て同じ姿を使いまわしたものとなっている。攻撃方法こそバリエーション豊かだが他のボスにはあるオーバーリミッツの短い演出もなく専用技や秘奥義すらない。そのくせ回復術などでいたずらに戦闘時間を引き延ばしてくるため、戦っていて楽しくないとの評判である。 引継ぎ要素 称号獲得に伴ってGRADEが増えていくという仕様上、上限がある。全体的に必要なGRADEも多く、クリアボーナスもないので、上限まで貯めてもグレードショップの全ての有利な項目を購入することができず取捨選択が必要。また、経験値半分・HP減少といったやり込み用の不利な項目もなくなった。 上限は10000だが、ここまでためてもやっと周回プレイ時にサクサク進める引継ぎができる程度しか買えない。しかもこれまでの作品ではお馴染みだった術技・スキル引き継ぎがない。2周目以降で最初から全ての術技を使いたい場合はレベル引き継ぎをしてリリアルオーブを成長させるしかないのだが、全引継ぎには5000と上限の半分ものGRADEを要求される。 一方でかなりのバランスブレイカーである「魔装具引き継ぎ」は500と安く、項目ごとのバランスも悪い。 今までは「取れる人・取りたい人がとればいい」と言えた玄人向け・廃人向けの称号も、引継ぎに絡んでくる(しかもこういったものに限ってポイントが高い)ので無視できなくなってしまった。 さすがに不評が多かったのか、『イノセンスR』や『ハーツR』では従来の戦闘評価式に戻り、上限自体はあるものの、上限まで貯めればほとんどの項目を購入できるようになった。 「調理システム」の廃止 今作では、料理屋で完成品を購入してアイテム画面で使用すると一定戦闘回数効果が出るというものになっている。ショップレベルを上げるだけで新しい料理が入荷していくので、レシピ集めの面白さはなくなった。さらに同じ料理は1つのサイズにつき(*4)1つまでしか持てない。歴代シリーズ(一部を除いて)ではキャラクターの料理の得手不得手はキャラを立たせる要素でもあった。 ただし、「材料を集めても失敗して無駄になってしまう」という、特に序盤ではかなり痛かった問題は解消された。 飛行船の削除 基本的にマップから場所に移動できるシステムがあったせいかもしれないが、前作『グレイセス』では座標指定による探索ができたのに対し、本作ではそれもできない。 伝統地点の削除 謎の生き物・ねこにん(または●●にん系)が暮らす「ねこにんの里」、シリーズやナムコ作品の要素を詰め込んだ島「ナム孤島」等がない。それにより、BGMやムービーの閲覧が不可能に(ロングチャットのみ、メニューから閲覧が可能)。 水着イベント DLCで水着コスチュームは手に入るが、それに準ずるイベントもない。また温泉イベントもないので「スケベ大魔王」を受け継ぐキャラが不在。ただし、元々「スケベ大魔王」は一部作品しか登場しないものである。 サブイベント 殆どはボイス付きで、数自体はそれなりに揃ってはいるが、強力な装備品や衣装が手に入るイベントは少なく、報酬のないメインシナリオの補足のようなイベントと単なるおつかいが多い。 異世界「エレンピオス」周辺 ワールドマップの広さがリーゼ・マクシアよりも広大なのに対し、街がたったの 1つ しかなく、リーゼ・マクシアに比べると訪れるポイントが少ない。 これらに対しスタッフは攻略本で「オマケ要素よりクオリティを重視した」と発言した。内容が面白いものであったなら納得できる発言だが、以下のような様相を呈しているので呆れられた。 新システムの問題点 ショップビルド 街を巡る必要がなくなった反面、RPGの伝統をなくしたせいか、RPGらしさが失われたという意見がある。また、素材の存在意義(*5)を疑問視する反応も見受けられる。 リリアルオーブ 自由に能力を上げられると謳っているものの、上限LVまで上げれば全て埋まるため、結局行き着くところは同じ。 他の能力も上げないと成長しないのでどのキャラも最終的には平均的なステータスになりがち。またGPを振り分けた際やオーブが成長した際のエフェクトが妙に長く、テンポが悪い。 そのためかLV上限も99と低く(*6)、オーブ自体も2枚目までしかない。 いちいち選択が面倒だという人のために、一応自動選択もあるが、やはり「面倒だ」という意見もある。反面、低GPクリア等の縛りプレイには珍重されている。 ショートチャット、ファイティングチャット ショートチャットではシナリオに絡んだチャットも流れるが、その重要チャットに被って汎用チャットが流れてしまうことがある。他にも移動することで他のチャットに上書きされてしまったり、マップの切り替えや戦闘で音声が途切れてしまうということもある。 例 「○○の事態が「腹が減ったな、食事にしよう。」~」…色々と台無しである。 汎用チャットの内容が「戦闘に出せ」や「腹減った」というものしかなく、またそういった発言がかなりの頻度(*7)で起こるため、鬱陶しいという意見もある。 特に戦闘絡みは今作のキャラクターも色々な意味で尖っているため、好き嫌いが大きく割れることもあり、「嫌いなので戦闘にも出したくない」というようなキャラクターがいる場合や特定のキャラの育成をしていて控えのキャラクターを固定している場合はそういったキャラクターが何度も「戦闘に出せ」と言ってくるため、イライラするという意見もある。ファイティングチャットでもショートチャット同様「戦闘に出せ」という内容がある。 闘技場関連 せっかくの戦闘システムを活かすペアバトルがなく、シングルバトルのみ。 また、これまで多くの作品にあった歴代キャラの乱入もない。 サブイベントでも名前すら一切登場しない。というより歴代要素自体がほとんどない。一応過去作品のパロディがわずかにあったりジャケット裏が歴代作品紹介だったりDLCで歴代キャラのコスチュームはあるものの、テイルズ オブ グレイセス エフと比べると圧倒的に見劣りがする。 ステージ端から落ちると強制失格となるシステムが採用された。 敵はステージ端に現れてのろのろと進んでくる。中央で待機するのはかなりテンポが悪く、かと言ってステージ端まで迎えに行くのはミスが許されない戦いになってしまう。 また、ただでさえ前衛キャラより難易度の高い後衛キャラの位置取りが大変になった。 戦闘システムにいくつか問題点がある シリーズお馴染みの秘奥義があり、OVL状態で奥義を発動する必要があるが、OVL状態になるには必ず共鳴術技を使用しなければならない。そのため単独で秘奥義を出すことができない。一方、敵は単独でOVLを自由に使用してくるので不公平。 肝心の味方の秘奥義はヴェスペリア以上に威力が低く、ほとんど魅せ技としてでしか役割を成していない(*8)。 参考までに難易度ノーマルにおいてジュードの秘奥義で7000程度、ミラの秘奥義で3000程度のダメージしか与えられない。この頃になるとボスキャラのHPが10万を超えるので、使うだけ無駄である。 『ヴェスペリア』や『グレイセス』と比べ処理落ちが目立つようになった(マクスウェルの秘奥義でかなり顕著)。 前衛同士でないとリンクがうまく機能しない。 前衛操作時にリンクするとどんなキャラでも物理攻撃主体の動きになり、後衛操作時にリンクするとパートナーが棒立ちでいる時間が明らかに長くなるため。 上述のOVLの仕様も含めて、後衛操作時の障害があまりにも大きい。目玉システムでこの有様ではキャラ制限の域に達しているとも言えるだろう。 マルチプレイだとリンクができない 厳密に言えば2人プレイでバトルすると、プレイヤーが操作しているキャラクター同士とリンクすることができない。当然ながらサポート能力も発動できないため、状況に応じてリンクする相手を変えて戦うことができない。 システムを活かせていないバランスの悪い難易度 上記のPS3で出たシリーズ作品よりもAIが悪化している(*9)。 ボス戦では開幕直後OVL→秘奥義という理不尽なパターンもある上に、今作の鋼体は壊しても一定時間経つと「!」のマークと共にコンボ中でも勝手に復活する仕様であるため、たった数ヒット投げるだけでコンボを抜けられるなど調整不足な面が多い。 このため完成度の高いシステムが十分に生かされていない。今作では協力戦闘や「アサルトカウンタ」など、全体的にコンボを重視したシステムになっているため自動鋼体などで殆どコンボが繋がらないボス戦は一撃が大きい技を連発してちまちま敵のHPを削るだけの大味な戦闘に感じることも多い。このため長くコンボを続けられる雑魚戦の方が楽しいという声が大きい。 なお、この鋼体の仕様についてはスタッフインタビューでも触れられ「最近のテイルズではバランスを崩壊させるようなハメや無限コンボをなくすことを目標のひとつとしており、今回の鋼体の仕様はそれらを根本的になくすための苦肉の策だった」(意訳)とコメントしている。 主人公ミラの魔技の一つである「ライトニング」の性能が異常。設定ミスではないかとも言われている。 バニッシュボルトやサンダーブレードという上級術の詠唱中に途中終了させると発動する技で、一発辺りの威力はそれなりだが何故か多段ヒットするため該当の上級術よりも数倍近く大きい合計ダメージを叩き出してしまう。 単純な火力面以外でも、ガードブレイク付き、複数属性付きで隙も小さいと優秀であるため他の技の存在意義が完全に消滅してしまっている。空中コンボ用として魅力的な技は今作にも多数あるのだが、コンボを考えるのが馬鹿らしくなるほど強い。 クリア後に解禁される最高難易度「アンノウン」の仕様が劣悪。単純にステータスが倍になるだけであり、今作のデフレ気味なダメージ値も相まって攻撃力以上に異常な敵の固さに悩まされることになる(隠しボスで顕著)。 マップ グレイセス同様、街と街は一本道やダンジョン等で区切られているが、道にあたる部分が全て間道となっており、同じ地形をコピペしたものばかり。また切り立った崖にある横穴に入らないとレアアイテムが手に入らないため、新しい間道に来たら「崖を登る」「横穴に入る」という行動を一貫して行う。 ダウンロードコンテンツ / DLC キャラクターのコスチュームのほとんどがDLCで購入しなければ手に入らない。度々批判されている要素だが本作でも行われ、ゲーム本編で入手できるコスチュームは非常に少ない。全て購入すれば13000円以上と高くつく(2011年12月現在)。 数が少ないと言われる前作『グレイセス』ですら本編中で全員最低1着は入手できたが、今作では本編中でコスチューム入手の機会がないキャラがいる。 さらに、DLCでしかコスチュームの無いキャラはDLCを一つでも落とさなければアイテム記録に通常衣装が載らないという致命的な欠陥も存在する。 この問題自体は無料でDLできる通常衣装の色違い「カラバリ」というものを導入すれば解決する。しかし、オフラインユーザーはどうしようもない。 ただし、一部を除いて価格は300円に戻っている。大抵は衣装・髪型・アタッチメントのセットになっており、中には戦闘曲や台詞が変わるものもある。また、前述通り無料でDLできる衣装も用意されている。 全体的に使い回しが多い。 海停(港)においてそれが顕著に現れており、どこも共通の構造である。異世界でも同様である。他にも前述の隠しダンジョンや街を区切る間道・街道など。 モンスターも、「オタオタ」「プチプリ」「チュンチュン」など『ヴェスペリア』からのモンスターの使い回しが多い。フィールド上に徘徊している「ヴェヴィンドアイ」「グラッディクロー」というモンスターは、『ヴェスペリア』のギガントモンスターでそれぞれ「メドゥーサバタフライ」「グリーンメニス」の完全使い回しである。 BGM 評価が低く、耳に残る音楽が少ない。無音、もしくは環境音しかない場所・シーンも多く存在する。サウンドトラックも近年の据置作品にしては珍しく3枚組となっている。 通常戦闘曲についてはジュード編、ミラ編にそれぞれ用意されており、こちらはまずまずの評価だが、固有キャラの専用戦闘曲が少なく、殆どのボス戦では汎用BGMが使われ、盛り上がりに欠ける。 ダンジョンのBGMも使い回しが多い。全部で8曲しかなく、携帯機作品の『イノセンス』や『ハーツ』よりも少ない。 この点については、作曲を担当した桜庭統氏の環境の劣悪さ(*10)が原因とも言われている。 また、これまで桜庭氏とともにシリーズに参加してきた青山響(田村信二)氏が参加していないことに対する不満もある。 連打を要求する場所が存在する。かなりの連打量なので、コントローラのボタンを傷めつける。 一応連射機能ありのコントローラーを使えば割と簡単に連打がクリアできる。 しかし、単に連打するだけの作業で、要所要所で発生するためテンポと指の負担が悪い。 ストーリーの意味不明さ 主人公によってイベントなどが異なるのだが、どちらの主人公でプレイしても多かれ少なかれ意味不明な描写が存在し、特に1周目でミラを選んだ場合描写不足な点が多い。「選んだ主人公によりストーリーを違った面から見られる」というゲームは『スターオーシャン セカンドストーリー』や『ペルソナ3 ポータブル』などがあり「どちらも見ることでより深く物語を楽しめる」のに対し、本作は片方だけではもう一片が歯抜けしているため「どちらも見てようやく物語の流れが理解出来る」というものとなっている。 「どちらを選んでも問題ない」と事前告知されていたが、ジュード側が本筋に乗る形で描かれ、その裏で行動するミラという構成であるためミラを選んだ場合は確実に置いてきぼりをくらう。だからと言ってジュードを選べば分かるという訳でもなく、シナリオの中心人物はミラであるため非常に困りもの。 更にどちらの主人公を選んでもよくわからない描写・展開が多数存在するが、その一部は設定資料集で明かされるというありさま。 「キャラクターがシナリオに振りまわされている」といった指摘も多い。下記のように描写が不足している所為で非難されているキャラが少なくない。 また、どちらのシナリオも共通して専門用語が数多く登場するがそれに対してのフォローがシナリオ中にほとんどないため、序盤から置いてけぼりを食らう可能性が高い。ある人物の体質が明らかになった場面で、持っている武器の正体について問われるチャットがあるが、そこでは「〇〇ではない」と回答するだけで結局その正体が何なのか言わないまま終わるように、説明不足な点も多い。 シナリオの流れ自体もこれまでのシリーズ作品に比べてシリアスであり、陰鬱な描写が多く登場するために不快感を感じる人も。 どちらのシナリオも大半は共通のため、もう一方の主人公でプレイした際の新鮮さも薄い。『リバース』のように本編中で主人公の切り替わるザッピング方式にすればストーリー進行が分かりやすく、ボリュームも増やせたのではないかという指摘もある。 ちなみにシナリオ担当は『テイルズ オブ バーサス』の「リオン カイル編」「スタン編」「ダオス編」を担当した木賀大介氏。 特に指摘されるのは終盤に当たる「第四章」で、怒涛の急展開にプレイヤーの多くが困惑した。 一部ファンから「第三章まではテイルズにしては完璧なストーリー」との評価もある。 第四章の冒頭では主人公たちの取り巻く環境が大きく変化し、あるキャラが暴走し始めたことが語られるのだが、その状況に至るまでの説明や描写がほとんどされない。お陰でプレイヤーはのっけから盛大に置いてけぼりを食らうことに。 ◯◯という人物と遭遇しないように慎重に行動しようと仲間内で相談したはずが、次の町で主人公が何の説明もなく突然「◯◯に会いたい」と発言し、そのまま本当に◯◯へ会いに行く事になる等あきらかにおかしい物も。諸事情で一部シナリオをカットした跡ではないかと推測されている。 ミラ編をやっていた時の描写不明な点はこの章が一番目立つようになる。ジュード編のアルヴィンのイベント、とあるキャラ3名との戦い、ラスボス達の関わりといったイベントがことごとくカットされているので、前述の急展開なイベントが起きたことさえ分からずに話が進む羽目になる(*11)。 主人公達の主張・行動方針が、第四章の中盤(*12)から大きく変わる(それまでと正反対になる)のも批判される部分である。このような展開は、今までのシリーズ作品でもあったが、それらは中盤で行なわれてきた。その主人公側の主張も「○○すればこうなるはず」と根拠のない理想論的で、しかもその理想論を結果的に押し付ける形になる有様。主張のぶつかり合いがテーマとの事だが、敵側の主張には根拠もある上に筋も通っているためどう見ても釣り合わない。その結果「敵側が正論すぎて主人公側が悪役に見える」といった困惑の声が上がってしまった。 作中世界で起こっている問題の解決手段も「次に訪れた先で、既に作られている」という有様。しかもその意見もろくに言わずに「もう同じ道を歩めない」と勝手に決めつけて話し合うより戦う道を選んでいる。 そのため、敵側に解決手段をきちんと説明していれば戦わずに済んだのでは? という声もある。テイルズには過去に石頭と称されるほど信念を曲げない敵がいたが、 今作のボスは騎士道精神に溢れ、話が通じないわけではなく、悪事も働いていないうえに主人公達と戦う道を避けることも考えている 。それを退けて戦いの道を選んだのは他ならぬ主人公側である。 今作で回収しきれなかった伏線も数多く、ラストは急な展開で「打ち切り」と揶揄された。 キャラクター関連 + クリックで展開。 ジュード ジュード自体は常識人であり、特別性格に問題があるわけではないが、基本的にミラにご執心であることが槍玉に挙げられる。(*13)そのせいもあってか、後半のあるイベントではレイアの手ほどきに対し 夕飯を運んだレイアの手料理をいきなりぶっきらぼうにぶちまける など(*14)辛辣な態度を取った。(*15) 特に槍玉にあげられるのが、カン・バルクの王の「民の幸せとは何か?」という問いに言葉を詰まらせ、代わりにミラが答えた後に「そう、僕もそう思う」と答えた点である。 シナリオの後半までそのあまりの主体性の無さから、シナリオがほぼ共通なことも手伝ってダブル主人公としての意味をほとんど成していない(*16)。 細かい点では、「戦いは好きじゃない」と主張する割には戦いで問題を解決することに抵抗を感じず、矛盾を孕んでいるところか。先に挙げたラスボスに対し説明もなく同じ道を歩めないと決めつけているので、むしろ戦いで解決させようとしている。 また、これはどうしようもない問題だが、担当声優である代永翼氏の演技がどうしても「オカマ」っぽく聞こえるプレイヤーが多数存在し、声の時点で嫌悪を覚えるプレイヤーも存在する(*17)。 まあ公式から「乙女系男子」と言われてたりするため、そういう演技をするように言われているのかもしれない。 一応上記の点を除けば基本的に弄られキャラな歳相応の男子である。また、ただ単に未熟なだけではないことは彼の凛々しい顔立ちからもわかるだろう。 ミラ 世間知らずで強気なお姉さんキャラ。精霊という特異な存在のため、人間とは価値観が大きく異なっている。故に、プレイ当初は自分勝手で他人の意見を聞かない、自己中心的に見えてしまうところが散見される。後半になれば改善されていくのだが… 以上の問題は前々作『ヴェスペリア』のユーリに相当する部分が多く、「またこの手の主人公か…」と呆れるプレイヤーは数多く存在している。ただ上記の点を除けばゲームジャンルに違わぬ「何があっても己の信念を貫き通すキャラクター」なので、その部分は評価されている。 その癖人間界の者に対する好奇心が旺盛で、天然ボケをかますこともあるためゲーム中での持ち上げがなければ非常に魅力的なキャラクターと言える。 アルヴィン とにかく裏切る。息を吸うように嘘もつきまくる。 にもかかわらず、すぐパーティに戻ってくる。 パーティ内でも 「また裏切るんだろ?」 と疑われるほど(*18)。 裏切り行為については一応の諸事情があるので割愛するが、それとは別に以下の問題を引き起こしている。 ジュードの項で触れた、あるイベント後、ジュードとアルヴィンの特に理由のない戦いが始まる。(*19) この展開にプレイヤーは置いてけぼりを食らい、あろうことか、味方(*20)に手傷を負わすという、歴代パーティキャラでも中々やれない行為をしでかしている。 これほどの行動を起こしておきながら、結局最後までパーティインする神経の図太さにプレイヤーは更に呆気に取られた。 彼自身も「もう居場所がないからしがみつくしかない」とそこらへんは自負しているらしいが、それに賛同できたプレイヤーは果たして何名いることやら。 一応この度重なる裏切りには彼なりの理由があるのだが設定としてあるだけで本編ではほとんど語られない。理由さえ分かれば「仕方ない」と納得できた人ももっと増えただろうに・・・ アルヴィンが味方に手傷を負わせるイベントはジュード編でしか見れないが、アルヴィンの心情をより細かく描写しているイベントがミラ編でしか見れないことも、彼の心情を分かりにくくしている要因の1つであると言える。ここでも本作のダブル主人公制度が足を引っ張っている。 ただし、彼のサポート能力は使い勝手がいい(*21)ため、イベントや性格はともかくとして、戦闘では非常に重宝するキャラである。 余談だが、担当声優である杉田智和氏は「アルヴィンは屑です。でもそこもまた魅力的なので、かれの屑っぷりをどう受け止めるかが重要だと思います」と公言している。 そして、「ぼっち」という意味で「アルヴィン」を使われたり名前とかけて「アル憫」と呼ばれたりしてるので結構公式やファンからも弄られている辺り割と愛されてるのかもしれない。 エリーゼ 12歳にして両親を失い、人身売買され、人体実験をされているというかなり後ろくらい過去を持つ少女。それ故他人との関りが苦手だったり捻くれている場面がある。 上記の過去故に性格面に関してはフォローできそうだが、常に一緒に居るティポと言う喋るぬいぐるみの存在がプレイヤーのヘイトを買っている。 ティポは「本人の気持ちを 極端に強調して代弁する ぬいぐるみ」であるのだが、劇中ではエリーゼの本音を喋っているくらいしか説明がされていないせいで、彼女が腹黒いキャラクターであるという認識を持たれやすくなってしまっている。 後述するレイアとのやり取りが彼女の好感度を下げる要因の1つになっている。ティポは良く言えば元気だが、悪く言えばウザったい喋りなので、人によっては気になるところでもある。 レイア 彼女自身は非のある行動をしていないのだが、扱いがとにかく悪く、描写に不自然な要素がある。 ドジな面こそあるが、それまで周りの足手まといになる描写が無いのにも拘らずエリーゼに「いつもみんなの足を引っ張ってるくせに」と言われる(*22)。 カン・バルクの城で足手まといになりかけるイベントはあるが、前述の発言をされた後のイベントである。これ以降も特に足手まといになるようなシーンは一切無い(*23)のに、自分が足手まといになりかけていることを自負していたりと、矛盾しているか描写不足な面が目立つ。ある意味では本作で一番シナリオに振り回されたキャラと言える。 イバル ミラの従者で、ミラの傍に居るジュードに対抗意識を燃やすライバルキャラなのだが、 これと言って評価できるような行動を何1つとして行っていない 。 敵の作戦にまんまと乗せられたり、村を護るという任務を与えられていたのに、己のプライドを優先して職務放棄したがために最悪の結果を招くなど、評価に値しない行動を次々としでかす。性質の悪いことにこれらの行動に対し反省をする描写も一切なく、最後の最後までこれと言った見せ場も無く退場する。 プレイヤーからの心証を損なわせる行動ばかり繰り返すので、いわゆる「愛すべきバカ」的なネタキャラとして親しまれるような要素もない。 ただ上記の問題点はシナリオの描写によるところが大きいため、そういった面からもシナリオが非難されている。 メインキャラクター自体はきっちり評価されており、現にジュード、ミラ、アルヴィンの三人は人気投票トップ10以内に入っており、彼ら以外も30位以内にランクインしている。 総評 前評判の高さに対し、所々に見られる作り込みの甘さや全体的なボリューム不足、好みの分かれる主人公が原因で、旧来のファンからの評価は散々。ファンからは「納期がもっと長ければ良くなったかもしれないのに」「早くリメイク作を出して改善してほしい」といった意見が多い。 しかし前述通りシステムは快適で親切な設計なため、シリーズをプレイしたことがない新参プレイヤーには向いているといえる。 余談 2011年のPS3アワードではユーザーズチョイス賞を受賞した。 最終的には67万本の売上であるが売り上げが多すぎたのとボリュームの無さからか、価格は早い内から落ち込み、現在では前作『グレイセス エフ』、PS3版『ヴェスペリア』の価格の半分以下になっている。また売上本数に対して出荷本数は77万本と、差し引き10万本もの在庫が存在する。 販促第一弾のPVで、マクスウェルがあの『テイルズ オブ ファンタジア』の名言「この世に悪が~」の文言を発したことにより、本作との関連が期待されたが、別に何もなかった。 但し、本作の世界観や中盤までの敵の目的、一部のキャラクターの台詞などに『ファンタジア』を始め歴代作品のオマージュと見受けられる物がある。 加えて、『ファンタジア なりきりダンジョンX』のイベントの中に「(『ファンタジア』の精霊の)マクスウェルが『ファンタジア』の世界とは異なる環境の世界を作り、そこで生命の可能性を実験するため、その世界の監視者となる存在を作ることとし、その存在の性別を女性と、名を“水落”(*24)と決めた」という内容のイベントがあったが、これもただのファンサービスだったようだ。 『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』にジュードとミラが参戦した。 本作のダブル主人公の一人「ミラ」はシリーズ初の女性主人公と言われているが、これ以前に携帯電話用アプリ『テイルズ オブ ブレイカー』には女性主人公が登場していた。 同じく携帯電話用アプリの『テイルズ オブ コモンズ』には、先に“アルヴィン”という名前が使われていた。 ミラ役の沢城みゆき氏とアルヴィン役の杉田智和氏は、同シリーズではこれ以前に『イノセンス』に出演している。 他にもローエン役の麦人氏を始め、今までシリーズに出演した声優の再起用が過去作に比べて多い。 本作でイフリートの声を担当しているのはこれまでの作品でイフリートを担当した稲田徹氏ではなく『グレイセス』でバリーを担当した中村大樹氏が担当されている。 開発元のテイルズスタジオは2012年1月1日にバンダイナムコゲームスへ吸収されたため、本作はテイルズスタジオの最終作となった。 発売前に韓国の雑誌からネタバレが流出し騒動となった。 『テイルズ オブ フェスティバル 2012』にて、本作の1年後のエレンピオスを舞台とした続編『テイルズ オブ エクシリア 2』が発表された。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1383.html
テイルズ オブ ハーツ part48-213~221 213 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 04 57 38 ID NvBVwqVM0 いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫 流れる髪はエメラルド 恥らう頬はバラ水晶 いばらの森の ねむり姫 目覚めぬ哀れな とりこ姫 緋色の髪の魔王が紡ぐ 毒の想いに呪われて いばらの森のトゲの奥 ずっとずっと 夢みてる 世界が消える 夢をみる いつか落ちる黒い月 いつか崩れる白い月 とどめる祈りの夢に棲む 魔物に食われ 枯れ果てて 真珠の涙も砕け散る いばらの森の ねむり姫 トゲに包まれ ねむる姫 悪夢が現(うつつ)となる日まで 勇者が悪夢を止めるまで 用語解説 ねむり姫 この世界の人なら誰でも知ってる童話、あるいはそれに出てくる登場人物。上記参照。 スピリア 人間の心や精神の力みたいなもの。 スピルーン スピリアの核となる宝石のようなもの。 デスピル病 スピリアがおかしくなる病気。ぶっちゃけ精神病。 ソーマ スピリアを込めることで力を発揮する伝説の武具。 普段は防具やアクセサリーの形をしていて、身につけられるようになっているが 戦闘中は武器として使用することができる。 素材を消費することで術や技やスキルを覚えることが出来る。 漢字で書くと「想魔」らしい。 ソーマ使い その人専用のソーマを持っていて、それを使える人。パーティメンバーは全員ソーマ使い。 スピルメイズ スピリアの中にある迷宮。 ゼロム スピルメイズにいる、スピリアを喰う怪物。ねむり姫の童話の中に出てくる「夢に棲む魔物」。デスピル病の原因らしい。 スピルリンク ソーマを使って人のスピルメイズに入ること。デスピル病を治す手段として用いられる。 思念術 この世界の魔法。 白と黒の月 ねむり姫の童話に出てくるように、この世界には白と黒、二つの月がある。 214 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 00 49 ID NvBVwqVM0 登場人物 シング・メテオライト テイルズの主人公らしい熱血漢で世間知らずで中二病の16歳。 専用ソーマ:アステリア 「星の輝き」という意味を持つ、剣を内蔵する盾のソーマ。 コハク・ハーツ ヒロイン。好戦的で活発な性格。実は高所恐怖症。 専用ソーマ:エルロンド 「希望の輪舞」という意味を持つ、バトンを形成する足環型のソーマ。 ヒスイ・ハーツ コハクの兄。口が悪くシスコン気味。カナヅチ。 専用ソーマ:ゲイルアーク 「疾風の弓」の名を与えられた、弓に展開変形する篭手型のソーマ。 ベリル・ベニト 宮廷画家志望の少女。いわゆるボクっ娘。 専用ソーマ:ティエール 「大地の色」という意味を冠された、帽子型のソーマ。コアから筆が出てくる。 イネス・ローレンツ 運び屋稼業のお姉さん。怪力で大食漢。 専用ソーマ:フォルセウス 名の意味は「一途な力」。巨大な斧を形成するすね当てのソーマ。 クンツァイト 旅の途中で会う謎の機械人。ソーマが扱えるよう擬似スピリアを搭載している。 専用ソーマ:ヴェックス 伸縮自在の腕を生み出す多目的ソーマ。「古の機士」という意味を持つ。 インカローズ コハクを追う恐ろしい女魔導師。 カルセドニー・アーカム 教会に所属する結晶騎士。シングのライバル的存在。 専用ソーマ:バルハイト 鎧型で飛行能力があるソーマ。 パライバ・マリン・ド・レ 現皇帝の少女。幼い頃、お飾りとして皇帝に祭り上げられた。 ゼクス・メテオライト シングの祖父。男手ひとつでシングを育てた。 ドナ・メテオライト シングの母。シングが幼い頃に死亡。 アイオラ・ハーツ コハクとヒスイの母。コハクを産んですぐに亡くなった。 215 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 04 35 ID NvBVwqVM0 「起きんか、シング!」 海に面したひなびた漁村。一軒の家の前でシングは気絶していました。 シングは祖父のゼクスに助け起こされました。二人は剣術の特訓中だったのでした。 「いいか、シング。剣の腕だけではない、真に鍛えるべきはスピリアだ。 スピリアはこの世界で一番強く、そして一番脆い。ゆえに時として壊れてしまう。 ソーマにはそれを癒す力がある。だからこそ、ソーマ使いは誰よりも己のスピリアを鍛えねばならん」 ゼクスはシングに言いました。 二人が家に戻ってしばらくすると、近所のおじさんが家にやってきました。 隣町の娘さんがデスピル病にかかっているらしいのでゼクスに診て欲しいとのことでした。 ゼクスはソーマを使うわけにはいかないが診るだけは診ようとのことで、おじさんと一緒に出かけました。 留守番として残されたシングは、海の方へ行ってみました。 すると砂浜に黒髪の男女が打ち上げられているではありませんか。 男女はしばらくすると目を覚ましました。 男はヒスイ、女はコハクという兄妹だと名乗りました。 「早くゼクスさんを見つけなきゃ!」 コハクは言いました。シングは家に二人を連れて行きました。 ヒスイとコハクがソーマを見せて欲しいと言うので、シングは厳重に保管されているソーマを持ち出しました。 アステリアという名前の盾の形のソーマで、武器として使うときは剣を取り出して使います。 この辺りにはもう一つソーマがあるはずだというので、シングは二人をもう一つのソーマがある岬に案内しました。 シングが岬のほこらを開けて、エルロンドという名前のソーマを取り出しました。 エルロンドはアンクレット(足輪)の形のソーマで、武器として使うときはバトン型に変形します。 このソーマは今は亡きシングの母のドナの形見なのでした。 ヒスイとコハクの母アイオラもソーマ使いでしたが、形見のソーマは失くしてしまったと二人は悲しそうに言いました。 ヒスイはとりあえずエルロンドをコハクに着けてやりました。 「あのさ、なんでコハクたちはそんなにソーマの力を必要としてるの?」 シングの問いにコハクは答えにくそうにしています。 「見つけたぞ、今度は逃がさん!」 シングたちの前に赤紫色のローブを着た女魔導師が現れました。 彼女はインカローズという悪い魔導師で、ヒスイとコハクは彼女に追われているのです。 インカローズの恐ろしい思念術に対抗出来るのはソーマの力しかないと思って二人はソーマを探していたのでした。 しかし、ヒスイはおろか、ソーマを装備しているコハクまでもがインカローズの思念術に倒れてしまいました。 インカローズは今度はシングに思念術を放ちますが、ゼクスがやってきて、シングをかばって倒れました。 怒りに燃えたシングはアステリアを使い、剣を取り出して、インカローズに切りかかりました。 インカローズは撤退しました。 216 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 08 59 ID NvBVwqVM0 ひどい怪我をしているゼクスと、傷は無さそうなのに目を覚まさないコハクを家に連れて帰りました。 ゼクスは、コハクが目を覚まさないのはインカローズにスピリアを傷つけられたからだろうと言います。 シングはコハクにスピルリンクすることにしました。 ソーマを使ってコハクのスピルメイズに入り込み、ゼロムを倒しながら一番奥を目指します。 スピルメイズの奥には色とりどりの花びらで出来た、花のようなスピルーンがありました。 (タイトルロゴにデザインされているアレです) そのスピルーンの中から緑色の髪を長く伸ばし、白いドレスを着たお姫様のような少女が姿を現しました。 「エメラルドの髪・・・?冗談だろ?」 ねむり姫のおとぎ話に出てくるのとそっくりの姿にシングは驚きました。 「ごめんなさい、コハク」 エメラルドの髪の少女はそうつぶやくと姿を消しました。 わけが解らないまま、シングはコハクのスピリアからはじき出されてしまいました。 そして横たわるコハクの胸の辺りが輝いたかと思うと、あの花の形のスピルーンが飛び出て、砕け散りました。 破片は世界中に飛んで行きました。 しばらくしてコハクは目を覚ましましたが、何だかぼーっとしています。 話しかけても反応がありません。スピルーンが砕けたせいで、コハクは感情を失くしてしまったようでした。 「オレ、コハクのスピルーンをバラバラにしちゃった・・・」 責任を感じてシングはうなだれました。 「おい、てめえ、コハクに何をしやがった!」 ヒスイはシングにつかみかかりました。 「お兄ちゃん、やめて。喧嘩はダメだよ・・・」 コハクは二人を止めようとしました。コハクの胸がエメラルド色に輝きました。 コハクの中には「優しさ」のスピルーンだけが残っていたのでした。 ゼクスは、飛び散ったスピルーンのかけらを全て集めれば、コハクのスピリアは元に戻ると言います。 シングはヒスイとコハクと一緒に、コハクのスピルーンを取り戻す旅に出る決意を固めました。 「シング、感情に流されることなく、強いスピリアを育てるのだ」 そう言い遺して、ゼクスは息を引き取りました。 シングたちは庭にゼクスを埋葬した後、旅立ちました。 隣町で、イネスという女性から出世払いという名目でヒスイ用のソーマを買いました。 コハクのスピルーンはどうやら人のスピリアの中に入り込んでいるようでした。 黒い月が落ちてくるのではないかと怖がっている人にスピルリンクして、「恐怖」のスピルーンを入手しました。 コハクの中に藍色に輝く「恐怖」のスピルーンを戻しました。コハクは高所恐怖症だったことをシングは知りました。 同様に、ベリルという画家の少女のスピリアにあった「疑惑」のスピルーンを取り戻しました。 シングは黒い輝きの「疑惑」のスピルーンはしばらくはコハクの中に戻さないことに決めました。 ベリルはシングたちと一緒に旅をすることになりました。 そんな時、コハクが誘拐されるという事件が発生しました。 シングたちはコハクを助けるためにグリム山という岩山の山頂に行きました。 誘拐犯を倒し、コハクを助け、帰ろうとしたとき、コハクの中に「疑惑」のスピルーンが戻ってしまったのです。 高所恐怖症のコハクは、シングたちがこの山頂から自分を落とそうと思っているのではないかと疑いました。 コハクは後ずさりし、今にも崩れそうな足場の悪い場所に行ってしまいました。 「オレ、コハクを守るって決めたんだ。だから・・・」 シングは危険をかえりみず、コハクを命がけで助けました。 コハクの中の黒いスピルーンは白く輝き出しました。それは「信頼」のスピルーンでした。 217 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 11 52 ID NvBVwqVM0 帝都に向かう途中、シングたちの前に男が立ちはだかりました。 男は結晶騎士のカルセドニーと名乗りました。カルセドニーはどうやらコハクのスピルーンを狙っているようです。 カルセドニーは体に装備したソーマから羽根のようなものを出し、飛び回って攻撃してきましたが、 シングたちはなんとかカルセドニーを撃退することに成功しました。 途中で立ち寄った温泉でピンク色に輝く「恥じらい」のスピルーンを取り戻しました。 帝都にはどうやらコハクのスピルーンは無いようです。シングたちはイネスとバッタリ会いました。 出世払いの約束のヒスイのソーマを見張るという名目で、イネスはシングたちに付いていくことになりました。 次に、湖に桟橋を作ってその上に人々が住むという、金持ちの別荘が立ち並ぶ街に着きました。 そこでマリンという金持ちの少女が悲しみに暮れていました。 マリンは湖の側のオデット水門から身を投げようとしましたが、シングたちが止めました。 マリンから青く輝く「悲しみ」のスピルーンを取り戻し、コハクに戻しました。 マリンはこれから前向きに生きると言いました。 次の街では世界一の勇者を決めるという武闘大会が開催されていました。 その大会の優勝トロフィーになんとコハクのスピルーンが飾られているではありませんか。 シングたちは大会に参加することにしました。予選を勝ち抜いて決勝戦になりました。 決勝戦はキンググロスという塔で行われます。塔の頂上に登り、勝ち抜いたものが優勝です。 シングたちはコハクを置いて、決勝戦に参加しました。 シングたちは塔の頂上に登りました。そこには去年優勝した男と、置いてきたはずのコハクが待っていました。 男の罠にかかり、シングは塔から落ちそうになりました。 コハクは勇気を振り絞ってソーマを振るい、シングを助けました。 大会はコハクが優勝したことになり、コハクは水色に輝く「勇気」のスピルーンを取り戻しました。 帝国軍のコーネルピン少将がコハクのスピルーンを持っていることが解ったので、 シングたちはコーネルピンがいるリグナトル駐屯地を襲撃しましたが、コーネルピンに捕まってしまいました。 コーネルピンは面白いものを見せてやる、と言ってシングたちを小部屋に連れて行きました。 そこには遺跡から掘り出されたという、青い鎧を着た機械人(ロボット)が横たわっていました。 コーネルピンはシングたちを動かない機械人と一緒に小部屋に閉じ込めました。 コハクは機械人に歩み寄って妙な言葉をささやきました。 造られし黒鉄の形代 かりそめの青銅の塊 螺旋に流るる血脈は水銀 結晶の月に誓え鋼の盟約 汝は我が盾、我が剣 結晶人―――の名を刻みて回れ、白金の心臓 シングたちは小部屋から抜け出し、コーネルピンを探しました。 駐屯地の深部には謎の装置があり、そこにコーネルピンがいました。 コーネルピンは、赤く輝くコハクの「怒り」のスピルーンを使って兵士に改造を施し、 デスピル病にさせることでゼロム憑依兵を生み出していたのでした。 ゼロム憑依兵は驚異的な強さを誇っていましたが、しばらくするとゼロムにスピリアを喰い尽くされて、 真っ白な石像のようになってしまいました。これは「白化」(はくか)と呼ばれる現象です。 自らに改造を施したコーネルピンも白化してしまいました。 シングたちは「怒り」のスピルーンを回収して、駐屯地から逃げました。 218 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 19 22 ID NvBVwqVM0 シングたちは帝都に行こうとする途中で、あの駐屯地の小部屋にいた青い鎧の機械人と出会いました。 機械人はクンツァイトと名乗り、コハクのことを主(あるじ)と呼びました。 どうやらコハクが言った謎の言葉は機械人を起動させる鍵だったようです。 シングたちはクンツァイトを一緒に連れて行くことにしました。 帝都に着くと、カルセドニーに「怒り」のスピルーンを奪われてしまいます。 そこへ冠を着けたマリンがやってきて、カルセドニーを止めようとしました。マリンはなんと皇帝パライバだったのです。 そしてマリンとカルセドニーは幼馴染で婚約者なのですが、なんだか関係がギクシャクしているようです。 カルセドニーはマリンのために強くなろうとしていましたが、 マリンはカルセドニーには変わってほしくないと言います。 「僕はあなたのためにやっているのに、どうして解ってくれないんだ!」 カルセドニーは「怒り」のスピルーンを取り込み暴走し、マリンに怪我を負わせてしまいました。 シングたちはカルセドニーにスピルリンクし、「怒り」のスピルーンを取り返しました。 カルセドニーのスピルメイズにはもう一つスピルーンがあるようでしたが、 そのときシングたちはカルセドニーのスピリアから弾き出されてしまいました。 皇帝暗殺容疑をかけられてしまったカルセドニーは、スピルーンを持ったまま北へ逃げました。 シングたちはカルセドニーを追って北へ向かいました。 途中でコハクはみんなに告白しました。コハクのスピルーンを壊したのはシングではなかったのです。 コハクが生まれたときから、コハクのスピルーンの中には「リチア・スポデューン」という、 エメラルドの髪の少女が住んでいました。 リチアはインカローズに追われていました。インカローズに捕まりそうになったので、 リチアはコハクのスピルーンをバラバラにして逃げたのでした。 シングを始め、誰もコハクのことを怒りませんでした。 シングたちは砂漠にさしかかりました。そこには恐ろしいサンドワームが棲んでいました。 シングたちはサンドワームを倒して緑色に輝く「喜び」のスピルーンを入手し、砂漠を抜けました。 シングたちはカルセドニーが逃げ込んだらしい聖都にやってきました。 カルセドニーはシングたちに、大聖堂にて待つという果たし状を送ってきました。 シングたちは大聖堂に行きました。そこには教会が本尊にしている「羽(はね)クジラ」の像がありました。 決闘に勝ち、シングたちはカルセドニーから黄金色に輝く「夢」のスピルーンを受け取りました。 最後のスピルーンを探している最中に、イネスはシングたちを裏切り、コハクを連れ去ってしまいました。 イネスは帝国軍の特務部隊の少佐で、スピルーンを手に入れる目的でシングたちに近づいたのでした。 イネスは特務部隊隊長のシルバ大佐から命を受け、シングたちを殺しに戻ってきますが、 シングたちの説得により改心し、シルバ大佐を止めることに決めました。 シングたちはコハクが連れ去られたニーベルグ島へ潜入しました。 コハクを助け、最後のスピルーンを持っているシルバ大佐の元へと向かいます。 ニーベルグの最深部には、遺跡から発掘されたという巨大なソーマ「いばらの森」へと続く入り口がありました。 そこにはシルバ大佐の他にインカローズもいました。シルバ大佐とインカローズは実はグルだったのです。 シルバ大佐は帝国に妻と子供を殺されたので、帝国に復讐するためならと、インカローズのいいなりになっていたのでした。 シルバ大佐はイネスの説得を聞き入れ、インカローズを粛清しようとしましたが、 逆にインカローズがシルバ大佐を殺しました。 怒りにかられたシングはインカローズを撃退し、紫色に輝く「愛」のスピルーンを手に入れました。 「愛」のスピルーンがコハクに戻ると、シングは高笑いを始めました。 シングのスピリアの中には緋色の髪の魔王「クリード・グラファイト」が封印されていたのでした。 シングの怒りのが最高潮に達したので、封印が解けてしまったのでした。 クリードはシングの体を操ってコハクをさらい、「いばらの森」へと逃げました。 219 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 22 17 ID NvBVwqVM0 「いばらの森」とは機動結晶城サンドリオンという戦艦みたいなものです。 クリードはシングの体を離れ、サンドリオン内に封印されていた自分の体へと戻ろうとしました。 シングはクリードを離すまいと抵抗しました。クリードはシングの体に剣を突き立てました。 まるでシングが自分自身を刺しているかのようでした。 重傷を負ったシングは抵抗を止め、クリードは緋色の髪の自分の体に戻りました。 コハクのスピリアの中のリチアも元の体に戻りました。 クリードはリチアを脅し、無理やりサンドリオンを起動させました。 サンドリオンは浮上し、クリードを乗せて飛び去りました。それはまるで羽クジラのような姿をしていました。 シングとヒスイとリチアは海岸へと打ち上げられました。 リチアは二人に事情を説明しました。 リチアやクリードは異世界人だったのです。 この世界は原界(セルランド)、そしてリチアやクリードがいた世界は結晶界(クォーティア)と呼ばれています。 あの空に輝く白い月は、白化してしまった結晶界だったのです。 そして黒い月は、結晶界のスピリアを喰い尽くした巨大なゼロム「ガルデニア」だったのです。 結晶界は文明が進んだ世界で、人々の間では争いが絶えませんでした。 リチアとクリードは、人々のスピリアをつなぐことができれば、争いのない平和な世界になると思い、 「いばらの森」計画を実行に移しました。 クリードはガルデニアを生み出しました。リチアが思念術で動かすサンドリオンはガルデニアの起動キーです。 リチアはガルデニアを起動させましたが、ガルデニアは暴走し、結晶界のスピリアを喰らいました。 リチアの姉のフローラが犠牲になり、ガルデニアのコアに飛び込んだのでガルデニアは停止しました。 リチアは二千年前に、サンドリオンを使って原界へと逃げてきました。 それからリチアはスピリアだけの存在になり、人のスピリアを転々とすることで クリードの魔の手から逃れてきたのです。 クリードは恋人であるフローラをガルデニアから助け出そうと、そして結晶界を元に戻そうとしているといいます。 そのためにガルデニアを復活させ、そして原界のスピリアを奪おうとしているのです。 シングたちはイネスと会いました。リチアはイネスについていくというので、 シングとヒスイは二人で船に乗って南に向かいました。 南の島にある村にベリルがいました。ベリルを助けてくれた医者は、 治療費を取る代わりに、ジルコニアという老人のスピリアを診てほしいとシングたちに頼みます。 シングたちはジルコニアのスピリアにスピルリンクしました。 すると、老人の記憶がシングたちに流れ込んできます。 ジルコニアは先代の皇帝で、クリードの前の宿主でした。 17年前、クリードを宿したジルコニアはソーマ使いたちに囲まれました。 その中にゼクスとドナとアイオラがいました。アイオラのスピリアの中にはリチアがいました。 そしてアイオラは、カルセドニーが使っていたのと同じソーマを使っていました。 ゼクスたちはジルコニアを倒しましたが、クリードはドナのスピリアに逃げ込みました。 そのときドナはシングを身籠っていました。クリードはシングの中に入ってしまいました。 やがてシングが産まれました。ゼクスとドナはシングごとクリードを殺そうかとも思いましたが、 シングのスピリアはクリードには負けないと信じて、そのまま育てました・・・。 シングは「感情に流されるな」というゼクスの遺言を破り、クリードを目覚めさせたことを激しく後悔しましたが、 クリードの野望を阻止するという決意を新たにしました。 220 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 40 19 ID NvBVwqVM0 シングたちはイネスとリチア、そしてクンツァイトと合流しました。 クンツァイトは実はリチアの守護機士だったので、コハクに向かって主と言ったのでした。 クリードはガルデニアを起動させ、スピリアを喰らい尽くすゼロムとしての本性を現しました。 スピルメイズの中だけではなく、とうとう原界にもゼロムが出現するようになってしまいました。 原界の人々の間に不安と混乱が広がっていきます。 クリードはまだサンドリオンで空を飛び回っています。クリードに対抗するには、こちらも空が飛べなくてはなりません。 飛べると言えばカルセドニーのソーマ、バルハイトが思い出されます。 リチアの力を使えば、バルハイトを巨大化、変形させ、飛行機にすることも可能らしいことが解りました。 シングたちは帝都に行きました。マリンがいるお城はゼロムに襲撃されていました。 マリンのことを心配したカルセドニーは一人でお城に乗り込んでしまいました。 ですが一人ではゼロムに太刀打ちできません。そこへやってきたシングたちはカルセドニーを助けました。 カルセドニーはマリンの元へとたどり着きました。 マリンはカルセドニーに嫌われたと思って、皇帝としての務めを放り出して嘆き悲しんでいました。 カルセドニーはマリンに愛の告白をして、二人は仲直りしました。 マリンは心を入れ替え、皇帝の役目を果たすことを誓いました。カルセドニーはそんなマリンを側で支えると約束しました。 カルセドニーからバルハイトを譲り受け、飛行機を作ってそれでサンドリオンに突入しました。 クリードが待つブリッジにシングたちが到達したとき、サンドリオンはガルデニアに向けて星の海を渡り始めました。 クリードと直接対決かと思いきや、クリードの守護機士であるインカローズがシングたちの前に立ちはだかりました。 シングの一太刀はインカローズの片目を貫きました。 それに怒ったインカローズは力を爆発させ、シングたちを弾き飛ばしました。 気がつくと、シングたちは白化した結晶界の大地に立っていました。 リチアが言うには、希望の塔ジャックシードからガルデニアに行けるということなので、 シングたちはジャックシードに向かいました。 塔を登っていく途中でインカローズが勝負を挑んできましたが、インカローズが負けました。 「クリード様、申し訳ありません。あなたが美しいと褒めてくださった目を、両方とも壊してしまいました・・・」 インカローズはとうとう機能停止しました。 シングたちはガルデニアに着きました。 ガルデニアのコアには、リチアと同じエメラルドの髪をしたフローラが融合していました。 シングたちより少し早くコアに着いたクリードは、強引にフローラをコアから引き離そうとしました。 そこへシングたちが現れて、クリードを止めました。 「やめろ、クリード!そんなことをしても、結晶界は復活しない!!」 フローラは語ります。ガルデニアが結晶界のスピリアを喰い尽してしまったのは、愛を知らないからなのです。 それは、ガルデニアを作ったクリード自身が愛を知らなかったせいなのでした。 「愛を知らないがゆえに、永遠に満たされず、無限に求め続けるしかない、哀れな子・・・」 それでもクリードはフローラをコアから引き離し、代わりに自分がコアと融合しました。 「もう終わりにしよう。誰かと想いをわかちあえれば、どんな暗闇からだって抜け出す道はあるんだ!」 シングの説得にもクリードは耳を貸しませんでした。 シングたちはクリードとの最終決戦に勝ち、クリードとガルデニアの融合を解きました。 「これがオレたちのスピリアの力だ!」 221 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 54 33 ID NvBVwqVM0 コアを破壊されたガルデニアはとうとう、自分自身をも喰い始めました。 早く逃げなければガルデニアごと消滅してしまいます。 シングは倒れているクリードを連れて逃げようとしました。 「クリードは、ひとりぼっちのオレなんだ!ずっとオレの中にいた、誰の想いにもスピリアを開かなかった、 もう一人のオレなんだ。だから、見殺しになんてできないよ!」 しかしクリードはシングを拒絶しました。 二千年生きてきたクリード、フローラ、リチアの三人のスピリアの寿命はもう尽きようとしていたのです。 クリードはガルデニアと共に消えることに決めました。フローラも残ることになりました。 シングたちは逃げていきました。 「ああ、なんと暖かい・・・。そうか、こんな簡単なことでよかったのだ。なぁ、フローラ・・・」 最期の時、フローラに触れたクリードは、ようやく愛が何なのか知ったのでした。 シングたちはサンドリオンに逃げました。 ガルデニアは消滅し、ガルデニアの中にあった結晶界のスピリアは解放され、結晶界に戻っていきました。 何百、何千年かかるか解りませんが、いつか必ず結晶界は復活すると、リチアは言います。 「これで思い残すことはありません・・・わ・・・」 寿命が尽きかけているリチアは倒れてしまいました。 せっかくリチアが幸せになれるときが来たというのに、何か方法はないのかとみんなで考えました。 機械人が持っている擬似スピリアの中は時間が操作できるといいます。 「リチア様、お願いです。どうか、自分の中で生きてください!」 リチアはクンツァイトのスピルメイズで、時間を止めたまま眠り続けることになりました。 「お願いします、リチア。あなたが守った世界の行く末を見届けてください」 「おやすみなさい、想いをつなげてくれた仲間たち」 「おやすみなさい、リチア。おやすみなさい、クンツァイト」 シングたちは原界に戻ってきました。 空を見上げると、白い月の側に、リチアが眠り続けるサンドリオンが浮かんでいるのが見えます。 それはまるで、エメラルド色に輝く星のようでした。 いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫 現の仲間と 想いを重ね 夢の剣(つるぎ)を託す姫 勇者が切り裂く黒い月 いつか生まれる白い月 空飛ぶクジラは星となり 悲しき悪夢も露と消ゆ いばらの森の夢見姫 想いの糸をつなぐ姫 鋼の騎士に守られて きらめく星を胸に抱き ずっとずっと夢みてる 世界が目覚める夢をみる Fin ※ストーリーが無駄に複雑過ぎるorz登場人物多すぎ、設定がごちゃごちゃし過ぎ 小ネタが多すぎて下手するとメインストーリーすら霞んでしまう もうちょっとシンプルにならなかったのかと小一時間問い詰めたい というわけで出来る限りシンプルにしてみましたがどうでしょう? ※登場人物の名前は宝石や鉱物の名前から、 ダンジョン名はおとぎ話から引用されているようです。
https://w.atwiki.jp/mojojingai/pages/59.html
【タイトル】テイルズ オブ デスティニー 【作者/出版・制作会社/ハード】ナムコ 【登場人外】ソーディアン(剣) 【あらすじ】約1000年前、彗星の衝突による滅亡の危機に瀕した人類は、地上軍と天上軍の二つの勢力に分かれ、「天地戦争」と呼ばれる敵対関係を続けていた。天上軍は常に優勢であったが、地上軍は「ソーディアン」という、持ち主の人格が反映された「意志を持つ剣」を生み出した。その精神同調によって生み出される強力な力により、地上軍は見事逆転勝利を果たす。世界に光と平和が訪れたのであった。 時を経て、主人公・スタンは兵士となるために故郷を飛び出し密航を行う。そこに運悪く魔物が襲来する。密航がばれて武器を取り上げられてしまったスタンは、武器探しに奔走する。そして、天地戦争のキーアイテムである「ソーディアン・ディムロス」に出会った。新しいソーディアン・マスターとなったスタンは、1000年前の遺物に関する騒乱に巻き込まれてしまうのであった。 テイルズオブシリーズにしては珍しいSFメインの作品。 6振りのソーディアンの内、5振りがパーティの仲間になる。 それぞれにパートナーが存在し、彼らのやり取りが面白い。 PS版がオリジナルだが、後にPS2でリメイク。グラフィックと戦闘システムが強化。 ただしシナリオに変更があり、ソーディアンの人格にも変更点が見られる。 また、スキット(キャラ同士の雑談システム)では、ソーディアンに宿った人格の元の姿が表示されるため、人外として扱えない人もいるかもしれない。 グラと戦闘に目をつぶれる人は両方プレイした方が良いかも。 ※舞台設定を踏襲した続編「テイルズ オブ デスティニー2」に、人外要素は無いので注意。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1157.html
テイルズ オブ ハーツ part48-213~221 213 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 04 57 38 ID NvBVwqVM0 いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫 流れる髪はエメラルド 恥らう頬はバラ水晶 いばらの森の ねむり姫 目覚めぬ哀れな とりこ姫 緋色の髪の魔王が紡ぐ 毒の想いに呪われて いばらの森のトゲの奥 ずっとずっと 夢みてる 世界が消える 夢をみる いつか落ちる黒い月 いつか崩れる白い月 とどめる祈りの夢に棲む 魔物に食われ 枯れ果てて 真珠の涙も砕け散る いばらの森の ねむり姫 トゲに包まれ ねむる姫 悪夢が現(うつつ)となる日まで 勇者が悪夢を止めるまで 用語解説 ねむり姫 この世界の人なら誰でも知ってる童話、あるいはそれに出てくる登場人物。上記参照。 スピリア 人間の心や精神の力みたいなもの。 スピルーン スピリアの核となる宝石のようなもの。 デスピル病 スピリアがおかしくなる病気。ぶっちゃけ精神病。 ソーマ スピリアを込めることで力を発揮する伝説の武具。 普段は防具やアクセサリーの形をしていて、身につけられるようになっているが 戦闘中は武器として使用することができる。 素材を消費することで術や技やスキルを覚えることが出来る。 漢字で書くと「想魔」らしい。 ソーマ使い その人専用のソーマを持っていて、それを使える人。パーティメンバーは全員ソーマ使い。 スピルメイズ スピリアの中にある迷宮。 ゼロム スピルメイズにいる、スピリアを喰う怪物。ねむり姫の童話の中に出てくる「夢に棲む魔物」。デスピル病の原因らしい。 スピルリンク ソーマを使って人のスピルメイズに入ること。デスピル病を治す手段として用いられる。 思念術 この世界の魔法。 白と黒の月 ねむり姫の童話に出てくるように、この世界には白と黒、二つの月がある。 214 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 00 49 ID NvBVwqVM0 登場人物 シング・メテオライト テイルズの主人公らしい熱血漢で世間知らずで中二病の16歳。 専用ソーマ:アステリア 「星の輝き」という意味を持つ、剣を内蔵する盾のソーマ。 コハク・ハーツ ヒロイン。好戦的で活発な性格。実は高所恐怖症。 専用ソーマ:エルロンド 「希望の輪舞」という意味を持つ、バトンを形成する足環型のソーマ。 ヒスイ・ハーツ コハクの兄。口が悪くシスコン気味。カナヅチ。 専用ソーマ:ゲイルアーク 「疾風の弓」の名を与えられた、弓に展開変形する篭手型のソーマ。 ベリル・ベニト 宮廷画家志望の少女。いわゆるボクっ娘。 専用ソーマ:ティエール 「大地の色」という意味を冠された、帽子型のソーマ。コアから筆が出てくる。 イネス・ローレンツ 運び屋稼業のお姉さん。怪力で大食漢。 専用ソーマ:フォルセウス 名の意味は「一途な力」。巨大な斧を形成するすね当てのソーマ。 クンツァイト 旅の途中で会う謎の機械人。ソーマが扱えるよう擬似スピリアを搭載している。 専用ソーマ:ヴェックス 伸縮自在の腕を生み出す多目的ソーマ。「古の機士」という意味を持つ。 インカローズ コハクを追う恐ろしい女魔導師。 カルセドニー・アーカム 教会に所属する結晶騎士。シングのライバル的存在。 専用ソーマ:バルハイト 鎧型で飛行能力があるソーマ。 パライバ・マリン・ド・レ 現皇帝の少女。幼い頃、お飾りとして皇帝に祭り上げられた。 ゼクス・メテオライト シングの祖父。男手ひとつでシングを育てた。 ドナ・メテオライト シングの母。シングが幼い頃に死亡。 アイオラ・ハーツ コハクとヒスイの母。コハクを産んですぐに亡くなった。 215 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 04 35 ID NvBVwqVM0 「起きんか、シング!」 海に面したひなびた漁村。一軒の家の前でシングは気絶していました。 シングは祖父のゼクスに助け起こされました。二人は剣術の特訓中だったのでした。 「いいか、シング。剣の腕だけではない、真に鍛えるべきはスピリアだ。 スピリアはこの世界で一番強く、そして一番脆い。ゆえに時として壊れてしまう。 ソーマにはそれを癒す力がある。だからこそ、ソーマ使いは誰よりも己のスピリアを鍛えねばならん」 ゼクスはシングに言いました。 二人が家に戻ってしばらくすると、近所のおじさんが家にやってきました。 隣町の娘さんがデスピル病にかかっているらしいのでゼクスに診て欲しいとのことでした。 ゼクスはソーマを使うわけにはいかないが診るだけは診ようとのことで、おじさんと一緒に出かけました。 留守番として残されたシングは、海の方へ行ってみました。 すると砂浜に黒髪の男女が打ち上げられているではありませんか。 男女はしばらくすると目を覚ましました。 男はヒスイ、女はコハクという兄妹だと名乗りました。 「早くゼクスさんを見つけなきゃ!」 コハクは言いました。シングは家に二人を連れて行きました。 ヒスイとコハクがソーマを見せて欲しいと言うので、シングは厳重に保管されているソーマを持ち出しました。 アステリアという名前の盾の形のソーマで、武器として使うときは剣を取り出して使います。 この辺りにはもう一つソーマがあるはずだというので、シングは二人をもう一つのソーマがある岬に案内しました。 シングが岬のほこらを開けて、エルロンドという名前のソーマを取り出しました。 エルロンドはアンクレット(足輪)の形のソーマで、武器として使うときはバトン型に変形します。 このソーマは今は亡きシングの母のドナの形見なのでした。 ヒスイとコハクの母アイオラもソーマ使いでしたが、形見のソーマは失くしてしまったと二人は悲しそうに言いました。 ヒスイはとりあえずエルロンドをコハクに着けてやりました。 「あのさ、なんでコハクたちはそんなにソーマの力を必要としてるの?」 シングの問いにコハクは答えにくそうにしています。 「見つけたぞ、今度は逃がさん!」 シングたちの前に赤紫色のローブを着た女魔導師が現れました。 彼女はインカローズという悪い魔導師で、ヒスイとコハクは彼女に追われているのです。 インカローズの恐ろしい思念術に対抗出来るのはソーマの力しかないと思って二人はソーマを探していたのでした。 しかし、ヒスイはおろか、ソーマを装備しているコハクまでもがインカローズの思念術に倒れてしまいました。 インカローズは今度はシングに思念術を放ちますが、ゼクスがやってきて、シングをかばって倒れました。 怒りに燃えたシングはアステリアを使い、剣を取り出して、インカローズに切りかかりました。 インカローズは撤退しました。 216 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 08 59 ID NvBVwqVM0 ひどい怪我をしているゼクスと、傷は無さそうなのに目を覚まさないコハクを家に連れて帰りました。 ゼクスは、コハクが目を覚まさないのはインカローズにスピリアを傷つけられたからだろうと言います。 シングはコハクにスピルリンクすることにしました。 ソーマを使ってコハクのスピルメイズに入り込み、ゼロムを倒しながら一番奥を目指します。 スピルメイズの奥には色とりどりの花びらで出来た、花のようなスピルーンがありました。 (タイトルロゴにデザインされているアレです) そのスピルーンの中から緑色の髪を長く伸ばし、白いドレスを着たお姫様のような少女が姿を現しました。 「エメラルドの髪・・・?冗談だろ?」 ねむり姫のおとぎ話に出てくるのとそっくりの姿にシングは驚きました。 「ごめんなさい、コハク」 エメラルドの髪の少女はそうつぶやくと姿を消しました。 わけが解らないまま、シングはコハクのスピリアからはじき出されてしまいました。 そして横たわるコハクの胸の辺りが輝いたかと思うと、あの花の形のスピルーンが飛び出て、砕け散りました。 破片は世界中に飛んで行きました。 しばらくしてコハクは目を覚ましましたが、何だかぼーっとしています。 話しかけても反応がありません。スピルーンが砕けたせいで、コハクは感情を失くしてしまったようでした。 「オレ、コハクのスピルーンをバラバラにしちゃった・・・」 責任を感じてシングはうなだれました。 「おい、てめえ、コハクに何をしやがった!」 ヒスイはシングにつかみかかりました。 「お兄ちゃん、やめて。喧嘩はダメだよ・・・」 コハクは二人を止めようとしました。コハクの胸がエメラルド色に輝きました。 コハクの中には「優しさ」のスピルーンだけが残っていたのでした。 ゼクスは、飛び散ったスピルーンのかけらを全て集めれば、コハクのスピリアは元に戻ると言います。 シングはヒスイとコハクと一緒に、コハクのスピルーンを取り戻す旅に出る決意を固めました。 「シング、感情に流されることなく、強いスピリアを育てるのだ」 そう言い遺して、ゼクスは息を引き取りました。 シングたちは庭にゼクスを埋葬した後、旅立ちました。 隣町で、イネスという女性から出世払いという名目でヒスイ用のソーマを買いました。 コハクのスピルーンはどうやら人のスピリアの中に入り込んでいるようでした。 黒い月が落ちてくるのではないかと怖がっている人にスピルリンクして、「恐怖」のスピルーンを入手しました。 コハクの中に藍色に輝く「恐怖」のスピルーンを戻しました。コハクは高所恐怖症だったことをシングは知りました。 同様に、ベリルという画家の少女のスピリアにあった「疑惑」のスピルーンを取り戻しました。 シングは黒い輝きの「疑惑」のスピルーンはしばらくはコハクの中に戻さないことに決めました。 ベリルはシングたちと一緒に旅をすることになりました。 そんな時、コハクが誘拐されるという事件が発生しました。 シングたちはコハクを助けるためにグリム山という岩山の山頂に行きました。 誘拐犯を倒し、コハクを助け、帰ろうとしたとき、コハクの中に「疑惑」のスピルーンが戻ってしまったのです。 高所恐怖症のコハクは、シングたちがこの山頂から自分を落とそうと思っているのではないかと疑いました。 コハクは後ずさりし、今にも崩れそうな足場の悪い場所に行ってしまいました。 「オレ、コハクを守るって決めたんだ。だから・・・」 シングは危険をかえりみず、コハクを命がけで助けました。 コハクの中の黒いスピルーンは白く輝き出しました。それは「信頼」のスピルーンでした。 217 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 11 52 ID NvBVwqVM0 帝都に向かう途中、シングたちの前に男が立ちはだかりました。 男は結晶騎士のカルセドニーと名乗りました。カルセドニーはどうやらコハクのスピルーンを狙っているようです。 カルセドニーは体に装備したソーマから羽根のようなものを出し、飛び回って攻撃してきましたが、 シングたちはなんとかカルセドニーを撃退することに成功しました。 途中で立ち寄った温泉でピンク色に輝く「恥じらい」のスピルーンを取り戻しました。 帝都にはどうやらコハクのスピルーンは無いようです。シングたちはイネスとバッタリ会いました。 出世払いの約束のヒスイのソーマを見張るという名目で、イネスはシングたちに付いていくことになりました。 次に、湖に桟橋を作ってその上に人々が住むという、金持ちの別荘が立ち並ぶ街に着きました。 そこでマリンという金持ちの少女が悲しみに暮れていました。 マリンは湖の側のオデット水門から身を投げようとしましたが、シングたちが止めました。 マリンから青く輝く「悲しみ」のスピルーンを取り戻し、コハクに戻しました。 マリンはこれから前向きに生きると言いました。 次の街では世界一の勇者を決めるという武闘大会が開催されていました。 その大会の優勝トロフィーになんとコハクのスピルーンが飾られているではありませんか。 シングたちは大会に参加することにしました。予選を勝ち抜いて決勝戦になりました。 決勝戦はキンググロスという塔で行われます。塔の頂上に登り、勝ち抜いたものが優勝です。 シングたちはコハクを置いて、決勝戦に参加しました。 シングたちは塔の頂上に登りました。そこには去年優勝した男と、置いてきたはずのコハクが待っていました。 男の罠にかかり、シングは塔から落ちそうになりました。 コハクは勇気を振り絞ってソーマを振るい、シングを助けました。 大会はコハクが優勝したことになり、コハクは水色に輝く「勇気」のスピルーンを取り戻しました。 帝国軍のコーネルピン少将がコハクのスピルーンを持っていることが解ったので、 シングたちはコーネルピンがいるリグナトル駐屯地を襲撃しましたが、コーネルピンに捕まってしまいました。 コーネルピンは面白いものを見せてやる、と言ってシングたちを小部屋に連れて行きました。 そこには遺跡から掘り出されたという、青い鎧を着た機械人(ロボット)が横たわっていました。 コーネルピンはシングたちを動かない機械人と一緒に小部屋に閉じ込めました。 コハクは機械人に歩み寄って妙な言葉をささやきました。 造られし黒鉄の形代 かりそめの青銅の塊 螺旋に流るる血脈は水銀 結晶の月に誓え鋼の盟約 汝は我が盾、我が剣 結晶人―――の名を刻みて回れ、白金の心臓 シングたちは小部屋から抜け出し、コーネルピンを探しました。 駐屯地の深部には謎の装置があり、そこにコーネルピンがいました。 コーネルピンは、赤く輝くコハクの「怒り」のスピルーンを使って兵士に改造を施し、 デスピル病にさせることでゼロム憑依兵を生み出していたのでした。 ゼロム憑依兵は驚異的な強さを誇っていましたが、しばらくするとゼロムにスピリアを喰い尽くされて、 真っ白な石像のようになってしまいました。これは「白化」(はくか)と呼ばれる現象です。 自らに改造を施したコーネルピンも白化してしまいました。 シングたちは「怒り」のスピルーンを回収して、駐屯地から逃げました。 218 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 19 22 ID NvBVwqVM0 シングたちは帝都に行こうとする途中で、あの駐屯地の小部屋にいた青い鎧の機械人と出会いました。 機械人はクンツァイトと名乗り、コハクのことを主(あるじ)と呼びました。 どうやらコハクが言った謎の言葉は機械人を起動させる鍵だったようです。 シングたちはクンツァイトを一緒に連れて行くことにしました。 帝都に着くと、カルセドニーに「怒り」のスピルーンを奪われてしまいます。 そこへ冠を着けたマリンがやってきて、カルセドニーを止めようとしました。マリンはなんと皇帝パライバだったのです。 そしてマリンとカルセドニーは幼馴染で婚約者なのですが、なんだか関係がギクシャクしているようです。 カルセドニーはマリンのために強くなろうとしていましたが、 マリンはカルセドニーには変わってほしくないと言います。 「僕はあなたのためにやっているのに、どうして解ってくれないんだ!」 カルセドニーは「怒り」のスピルーンを取り込み暴走し、マリンに怪我を負わせてしまいました。 シングたちはカルセドニーにスピルリンクし、「怒り」のスピルーンを取り返しました。 カルセドニーのスピルメイズにはもう一つスピルーンがあるようでしたが、 そのときシングたちはカルセドニーのスピリアから弾き出されてしまいました。 皇帝暗殺容疑をかけられてしまったカルセドニーは、スピルーンを持ったまま北へ逃げました。 シングたちはカルセドニーを追って北へ向かいました。 途中でコハクはみんなに告白しました。コハクのスピルーンを壊したのはシングではなかったのです。 コハクが生まれたときから、コハクのスピルーンの中には「リチア・スポデューン」という、 エメラルドの髪の少女が住んでいました。 リチアはインカローズに追われていました。インカローズに捕まりそうになったので、 リチアはコハクのスピルーンをバラバラにして逃げたのでした。 シングを始め、誰もコハクのことを怒りませんでした。 シングたちは砂漠にさしかかりました。そこには恐ろしいサンドワームが棲んでいました。 シングたちはサンドワームを倒して緑色に輝く「喜び」のスピルーンを入手し、砂漠を抜けました。 シングたちはカルセドニーが逃げ込んだらしい聖都にやってきました。 カルセドニーはシングたちに、大聖堂にて待つという果たし状を送ってきました。 シングたちは大聖堂に行きました。そこには教会が本尊にしている「羽(はね)クジラ」の像がありました。 決闘に勝ち、シングたちはカルセドニーから黄金色に輝く「夢」のスピルーンを受け取りました。 最後のスピルーンを探している最中に、イネスはシングたちを裏切り、コハクを連れ去ってしまいました。 イネスは帝国軍の特務部隊の少佐で、スピルーンを手に入れる目的でシングたちに近づいたのでした。 イネスは特務部隊隊長のシルバ大佐から命を受け、シングたちを殺しに戻ってきますが、 シングたちの説得により改心し、シルバ大佐を止めることに決めました。 シングたちはコハクが連れ去られたニーベルグ島へ潜入しました。 コハクを助け、最後のスピルーンを持っているシルバ大佐の元へと向かいます。 ニーベルグの最深部には、遺跡から発掘されたという巨大なソーマ「いばらの森」へと続く入り口がありました。 そこにはシルバ大佐の他にインカローズもいました。シルバ大佐とインカローズは実はグルだったのです。 シルバ大佐は帝国に妻と子供を殺されたので、帝国に復讐するためならと、インカローズのいいなりになっていたのでした。 シルバ大佐はイネスの説得を聞き入れ、インカローズを粛清しようとしましたが、 逆にインカローズがシルバ大佐を殺しました。 怒りにかられたシングはインカローズを撃退し、紫色に輝く「愛」のスピルーンを手に入れました。 「愛」のスピルーンがコハクに戻ると、シングは高笑いを始めました。 シングのスピリアの中には緋色の髪の魔王「クリード・グラファイト」が封印されていたのでした。 シングの怒りのが最高潮に達したので、封印が解けてしまったのでした。 クリードはシングの体を操ってコハクをさらい、「いばらの森」へと逃げました。 219 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 22 17 ID NvBVwqVM0 「いばらの森」とは機動結晶城サンドリオンという戦艦みたいなものです。 クリードはシングの体を離れ、サンドリオン内に封印されていた自分の体へと戻ろうとしました。 シングはクリードを離すまいと抵抗しました。クリードはシングの体に剣を突き立てました。 まるでシングが自分自身を刺しているかのようでした。 重傷を負ったシングは抵抗を止め、クリードは緋色の髪の自分の体に戻りました。 コハクのスピリアの中のリチアも元の体に戻りました。 クリードはリチアを脅し、無理やりサンドリオンを起動させました。 サンドリオンは浮上し、クリードを乗せて飛び去りました。それはまるで羽クジラのような姿をしていました。 シングとヒスイとリチアは海岸へと打ち上げられました。 リチアは二人に事情を説明しました。 リチアやクリードは異世界人だったのです。 この世界は原界(セルランド)、そしてリチアやクリードがいた世界は結晶界(クォーティア)と呼ばれています。 あの空に輝く白い月は、白化してしまった結晶界だったのです。 そして黒い月は、結晶界のスピリアを喰い尽くした巨大なゼロム「ガルデニア」だったのです。 結晶界は文明が進んだ世界で、人々の間では争いが絶えませんでした。 リチアとクリードは、人々のスピリアをつなぐことができれば、争いのない平和な世界になると思い、 「いばらの森」計画を実行に移しました。 クリードはガルデニアを生み出しました。リチアが思念術で動かすサンドリオンはガルデニアの起動キーです。 リチアはガルデニアを起動させましたが、ガルデニアは暴走し、結晶界のスピリアを喰らいました。 リチアの姉のフローラが犠牲になり、ガルデニアのコアに飛び込んだのでガルデニアは停止しました。 リチアは二千年前に、サンドリオンを使って原界へと逃げてきました。 それからリチアはスピリアだけの存在になり、人のスピリアを転々とすることで クリードの魔の手から逃れてきたのです。 クリードは恋人であるフローラをガルデニアから助け出そうと、そして結晶界を元に戻そうとしているといいます。 そのためにガルデニアを復活させ、そして原界のスピリアを奪おうとしているのです。 シングたちはイネスと会いました。リチアはイネスについていくというので、 シングとヒスイは二人で船に乗って南に向かいました。 南の島にある村にベリルがいました。ベリルを助けてくれた医者は、 治療費を取る代わりに、ジルコニアという老人のスピリアを診てほしいとシングたちに頼みます。 シングたちはジルコニアのスピリアにスピルリンクしました。 すると、老人の記憶がシングたちに流れ込んできます。 ジルコニアは先代の皇帝で、クリードの前の宿主でした。 17年前、クリードを宿したジルコニアはソーマ使いたちに囲まれました。 その中にゼクスとドナとアイオラがいました。アイオラのスピリアの中にはリチアがいました。 そしてアイオラは、カルセドニーが使っていたのと同じソーマを使っていました。 ゼクスたちはジルコニアを倒しましたが、クリードはドナのスピリアに逃げ込みました。 そのときドナはシングを身籠っていました。クリードはシングの中に入ってしまいました。 やがてシングが産まれました。ゼクスとドナはシングごとクリードを殺そうかとも思いましたが、 シングのスピリアはクリードには負けないと信じて、そのまま育てました・・・。 シングは「感情に流されるな」というゼクスの遺言を破り、クリードを目覚めさせたことを激しく後悔しましたが、 クリードの野望を阻止するという決意を新たにしました。 220 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 40 19 ID NvBVwqVM0 シングたちはイネスとリチア、そしてクンツァイトと合流しました。 クンツァイトは実はリチアの守護機士だったので、コハクに向かって主と言ったのでした。 クリードはガルデニアを起動させ、スピリアを喰らい尽くすゼロムとしての本性を現しました。 スピルメイズの中だけではなく、とうとう原界にもゼロムが出現するようになってしまいました。 原界の人々の間に不安と混乱が広がっていきます。 クリードはまだサンドリオンで空を飛び回っています。クリードに対抗するには、こちらも空が飛べなくてはなりません。 飛べると言えばカルセドニーのソーマ、バルハイトが思い出されます。 リチアの力を使えば、バルハイトを巨大化、変形させ、飛行機にすることも可能らしいことが解りました。 シングたちは帝都に行きました。マリンがいるお城はゼロムに襲撃されていました。 マリンのことを心配したカルセドニーは一人でお城に乗り込んでしまいました。 ですが一人ではゼロムに太刀打ちできません。そこへやってきたシングたちはカルセドニーを助けました。 カルセドニーはマリンの元へとたどり着きました。 マリンはカルセドニーに嫌われたと思って、皇帝としての務めを放り出して嘆き悲しんでいました。 カルセドニーはマリンに愛の告白をして、二人は仲直りしました。 マリンは心を入れ替え、皇帝の役目を果たすことを誓いました。カルセドニーはそんなマリンを側で支えると約束しました。 カルセドニーからバルハイトを譲り受け、飛行機を作ってそれでサンドリオンに突入しました。 クリードが待つブリッジにシングたちが到達したとき、サンドリオンはガルデニアに向けて星の海を渡り始めました。 クリードと直接対決かと思いきや、クリードの守護機士であるインカローズがシングたちの前に立ちはだかりました。 シングの一太刀はインカローズの片目を貫きました。 それに怒ったインカローズは力を爆発させ、シングたちを弾き飛ばしました。 気がつくと、シングたちは白化した結晶界の大地に立っていました。 リチアが言うには、希望の塔ジャックシードからガルデニアに行けるということなので、 シングたちはジャックシードに向かいました。 塔を登っていく途中でインカローズが勝負を挑んできましたが、インカローズが負けました。 「クリード様、申し訳ありません。あなたが美しいと褒めてくださった目を、両方とも壊してしまいました・・・」 インカローズはとうとう機能停止しました。 シングたちはガルデニアに着きました。 ガルデニアのコアには、リチアと同じエメラルドの髪をしたフローラが融合していました。 シングたちより少し早くコアに着いたクリードは、強引にフローラをコアから引き離そうとしました。 そこへシングたちが現れて、クリードを止めました。 「やめろ、クリード!そんなことをしても、結晶界は復活しない!!」 フローラは語ります。ガルデニアが結晶界のスピリアを喰い尽してしまったのは、愛を知らないからなのです。 それは、ガルデニアを作ったクリード自身が愛を知らなかったせいなのでした。 「愛を知らないがゆえに、永遠に満たされず、無限に求め続けるしかない、哀れな子・・・」 それでもクリードはフローラをコアから引き離し、代わりに自分がコアと融合しました。 「もう終わりにしよう。誰かと想いをわかちあえれば、どんな暗闇からだって抜け出す道はあるんだ!」 シングの説得にもクリードは耳を貸しませんでした。 シングたちはクリードとの最終決戦に勝ち、クリードとガルデニアの融合を解きました。 「これがオレたちのスピリアの力だ!」 221 :テイルズ オブ ハーツ:2009/11/29(日) 05 54 33 ID NvBVwqVM0 コアを破壊されたガルデニアはとうとう、自分自身をも喰い始めました。 早く逃げなければガルデニアごと消滅してしまいます。 シングは倒れているクリードを連れて逃げようとしました。 「クリードは、ひとりぼっちのオレなんだ!ずっとオレの中にいた、誰の想いにもスピリアを開かなかった、 もう一人のオレなんだ。だから、見殺しになんてできないよ!」 しかしクリードはシングを拒絶しました。 二千年生きてきたクリード、フローラ、リチアの三人のスピリアの寿命はもう尽きようとしていたのです。 クリードはガルデニアと共に消えることに決めました。フローラも残ることになりました。 シングたちは逃げていきました。 「ああ、なんと暖かい・・・。そうか、こんな簡単なことでよかったのだ。なぁ、フローラ・・・」 最期の時、フローラに触れたクリードは、ようやく愛が何なのか知ったのでした。 シングたちはサンドリオンに逃げました。 ガルデニアは消滅し、ガルデニアの中にあった結晶界のスピリアは解放され、結晶界に戻っていきました。 何百、何千年かかるか解りませんが、いつか必ず結晶界は復活すると、リチアは言います。 「これで思い残すことはありません・・・わ・・・」 寿命が尽きかけているリチアは倒れてしまいました。 せっかくリチアが幸せになれるときが来たというのに、何か方法はないのかとみんなで考えました。 機械人が持っている擬似スピリアの中は時間が操作できるといいます。 「リチア様、お願いです。どうか、自分の中で生きてください!」 リチアはクンツァイトのスピルメイズで、時間を止めたまま眠り続けることになりました。 「お願いします、リチア。あなたが守った世界の行く末を見届けてください」 「おやすみなさい、想いをつなげてくれた仲間たち」 「おやすみなさい、リチア。おやすみなさい、クンツァイト」 シングたちは原界に戻ってきました。 空を見上げると、白い月の側に、リチアが眠り続けるサンドリオンが浮かんでいるのが見えます。 それはまるで、エメラルド色に輝く星のようでした。 いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫 現の仲間と 想いを重ね 夢の剣(つるぎ)を託す姫 勇者が切り裂く黒い月 いつか生まれる白い月 空飛ぶクジラは星となり 悲しき悪夢も露と消ゆ いばらの森の夢見姫 想いの糸をつなぐ姫 鋼の騎士に守られて きらめく星を胸に抱き ずっとずっと夢みてる 世界が目覚める夢をみる Fin ※ストーリーが無駄に複雑過ぎるorz登場人物多すぎ、設定がごちゃごちゃし過ぎ 小ネタが多すぎて下手するとメインストーリーすら霞んでしまう もうちょっとシンプルにならなかったのかと小一時間問い詰めたい というわけで出来る限りシンプルにしてみましたがどうでしょう? ※登場人物の名前は宝石や鉱物の名前から、 ダンジョン名はおとぎ話から引用されているようです。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/5658.html
テイルズ オブ バーサス 機種:PSP 作曲者:鈴木大輔、ナムコテイルズスタジオ(桜庭統、青山響) 編曲者:多数 開発元:マトリックス 発売元:バンダイナムコゲームス 発売年:2009年 概要 テイルズオブシリーズの対戦格闘ゲーム。シリーズとしては初のアクション専用の作品となる。 『テイルズオブファンタジア』から『テイルズオブハーツ』までのキャラクターが登場する。 音楽は戦闘曲の編曲におなじみの桜庭氏・青山氏だけでなく、バンダイナムコ所属の作曲家も参加。 そのため今までのテイルズとは毛並みの違ったBGMを聴くことができる。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 Be Your Wings 作:鈴木大輔編:渡辺徹 オープニングテーマ歌:GIRL NEXT DOOR TALES OF VS. 桜庭統 タイトル 汎用テーマ メニュー画面 VS. 白銀の勇者たち 2009年193位 反逆の焔 神秘の武具ソーマ -TALES OF VS. EDITION- 編:ナムコテイルズスタジオ 出典:テイルズオブハーツ The more that I try -TALES OF VS. EDITION- 出典:テイルズオブシンフォニア -ラタトスクの騎士- WHO IS GOOD OR EVIL? -TALES OF VS. EDITION- 出典:テイルズオブファンタジア COUP DE GRBCE -TALES OF VS. EDITION- 出典:テイルズオブデスティニー2 勝利 青山響 戦いのはじまり 勝負っ! 勇者を称えよ 敗北… 勝者の殿堂 Disc 2 TAKE UP THE CROSS -ARRANGE- 編:高田龍一 出典:テイルズオブファンタジア Bare its fangs -ARRANGE- 編:大久保博 出典:テイルズオブデスティニー INFERIA BATTLE -ARRANGE- 編:石川哲彦 出典:テイルズオブエターニア THEME OF BATTLE -ARRANGE- 編:椎名豪 出典:テイルズオブデスティニー2 Full force -ARRANGE- 編:遠山明孝 出典:テイルズオブシンフォニア Battle organization -ARRANGE- 編:大久保博 出典:テイルズオブリバース 勝利を求めて -ARRANGE- 編:椎名豪 出典:テイルズオブレジェンディア 遭遇 -ARRANGE- 編:山本由貴子 出典:テイルズオブザテンペスト The arrow was shot -ARRANGE- 編:藤田裕行 出典:テイルズオブジアビス 剣を以って切り拓け -ARRANGE- 編:高田龍一 出典:テイルズオブイノセンス 戦いの火蓋 -ARRANGE- 編:高橋みなも 出典:テイルズオブヴェスペリア 神秘の武具ソーマ -ARRANGE- 編:遠山明孝 出典:テイルズオブハーツ The more that I try -ARRANGE- 編:渡辺量 出典:テイルズオブシンフォニア -ラタトスクの騎士- サウンドトラック テイルズ・オブ・バーサス オリジナルサウンドトラック
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15895.html
テイルズ オブ デスティニー 予言の書 +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ デスティニー 予言の書 分類 攻略本 発売日 2006年11月 出版 集英社 編集 Vジャンプ編集部 価格 1100円(税込) 商品画像 コメント PS2版デスティニーのVジャンプ編集の攻略本。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:デスティニー ▲
https://w.atwiki.jp/hanotya/pages/72.html
総評 63点 【★★★★☆】 時間 シナリオ 調整 操作 独自 価値 キャラ やり込み グラフィック その他 評価 4 4 3 3 4 4 2 3 3 4 今や有数の「今でも続いている有名なRPGシリーズ」となったテイルズシリーズのキャラ集合お祭りゲー。 プレイ前は画面の雰囲気からテイルズキャラでスマブラ、などと揶揄していたが、実際の中身は良い意味でも悪い意味でも非常にテイルズらしい戦闘システム。 大まかには面白いのだが、システム面・レスポンス面など細部に手抜きが色々と見えるのが惜しいところ。 管理人は通信対戦は結局一度も行わなかったのでレビューとしては今回不完全かもしれない。 1:プレイ時間 【★★★★☆】 ストーリーモードはキャラクター二人(一部一人)毎の小シナリオ形式の全9シナリオになっており、スムーズに行けば1シナリオ3~4時間でクリアできる。その他条件を満たして全キャラ出現・数キャラMAXまで育成で管理人は約40時間。繰り返し感のちと強いストーリーモードなのだが、シナリオの見せ方が上手い為に全員分遊ぶのがあまり苦にならず、長い時間楽しんで遊ぶことが出来る。 ストーリークリア時点ではMAX値の四分の一程度にしか育成できないので、その後の育成などを考えるともう少し1シナリオにかかる時間を短くしてもよかった気がする。 それでも、なかなかに充実のプレイ時間感覚。 2:ストーリー(シナリオ) 【★★★★☆】 あらすじ: 世界樹のもたらすエネルギー「マナ」によって支えられる世界「ダイランティア」。しかし、このマナは世界樹が3年に1度つける大いなる実りにより生じるが為に限りがあり、長い年月と共に肥大した人々の欲望は次第にその限界を超えてゆく。結果生じたのは、戦乱の時代。マナを巡る抗争は果てしなく続いたが、世界が破滅に向かう直前、人類はかろうじて踏みとどまり国家間にはある協定が結ばれた。それは、国同士の抗争ではなく、代表戦士による武闘大会によって大いなる実りの獲得券を競うというもの。これが人類の理性の産物と呼ばれる「ユグドラシルバトル」の始まりだった―――― キャラ毎にシナリオが異なるので、全体的なあらすじのみ。各テイルズのキャラはこの世界に存在する4つの国のそれぞれの代表戦士として大会に参加し、様々な思惑を孕みながらも各々優勝を目指す形になる。 全9つのシナリオはいずれもパラレルワールドのような関係にあり、同じ時間軸におけるそれぞれのメインキャラが中心だった場合の物語が紡がれる。 秀逸なのは、前回大会で起こった事件や大会を妨害する存在の正体など全体に関わる幾つかの大きな謎が、色々なキャラのシナリオ、つまり様々な視点で描かれる今回大会の物語を経て徐々に明らかになってゆく点だ。プレイヤーのやる気を途中で消失させない、良い構成だ。 個々のシナリオを見ても、各キャラの原作での雰囲気や関係性を生かしたストーリーが組まれており、それぞれの苦悩を経てそれぞれの答えを見つける、なかなかに楽しめるものに仕上がっている。全員分シナリオが無いのは寂しくもあるが、流石にこのボリュームで全員分あると面倒になってしまうことは分かりきっているので適度なところか。三国無双シリーズ然り、キャラが多すぎては全部はまずやらない。 流石に2シナリオもやれば一通りの相手と戦えてしまうレベルの対戦相手の違いの少なさに★マイナス1。 そんな毎シナリオ全対戦相手を制覇する勢いで回らせなくても。 3:難易度設定・調整 【★★★☆☆】 ストーリーモードは雑魚もこちらに併せて強化される仕様の為に弱くはない(自キャラによってはなかなか勝てない)が、キャラの経験値・育成度が全モードで共通化されている為、勝てない場合は別のモードで稼いで強くしてから進められる。つまり、ストーリーモードでレベルを上げたキャラは対戦でも同じだけ上がった状態になっており、逆も然りだ。レベルも数回の戦闘でポンポンと上がっていくので、調子よく進んでいる間は割とストレス無く遊べる。 難点は、敗北時の救いが一切用意されていない点と、CPUが悪い意味でよく動く点、特定の技が強い点。本作は今書いた通り、雑魚が強い。いちいち別のモードまで行くのも手間だと何度も挑めば連敗もありうる。ストーリーの敵もスムーズに進める程良い調整はできておらず、突然強い相手にぶち当たりレベル上げすることもよくある。こんな仕様だというのに、敗北時にはリトライか戦闘から逃げるかができるだけ、というのはフォローが無くて×。そうそう敗北しないRPGなどであれば敗北後ロードからでも良いのだが。敗北が起きやすいならば、敗北時も経験値が得られる等なんらかのフォローが必要。 また、CPUが広いステージを無駄に動き回るようになっており、非常に消極的なのもよろしくない。負けっこない相手なのにただ逃げ回るがばかりに長い時間追いかけっこを強いられることがあり、それがイライラの一つの源になっている。散々逃げられた結果回復アイテムを取られたときの苛立たしさといったらない。CPUの思考回路には修正の余地あり。また、獅子戦吼などのガード突破技が圧倒的に強いのも△。近づいて強い技を連発しているだけで良く、それ以外の技を色々と覚えても殆ど使い出がない場合が多いのは勿体ない。 4:操作感(プレイ感覚) 【★★★☆☆】 戦闘中の操作は2Dライン上の、アビスまでのテイルズの戦闘とほぼ同じ感覚。移動から技の発動は勿論、攻撃のヒットの感触が非常に軽いところまで同じ。シリーズファンとしては「らしく」て良いのだが……やはり本作は普段のRPGではない対戦タイプのゲームシステムなのだから、もう少しその辺の操作感覚に気を遣ってほしかった。攻撃が当たってもヒット音以外殆どリアクションが無いのは寂しい。ジャンプや移動に関してもテイルズの戦闘のそれをそのまま使いすぎていて、こういったアクションをさせるには少々扱いづらい。この辺も調整してほしかった。 レベルをMAXにしても割り振れる能力値の値があまり多くなく、どのステータスに振ろうか色々と考えたり悩んだりできるのは面白くて良い感じ。が、GPの振り分けや装備の購入・変更などのインターフェイス関係が全部別の項目に分けられており、レスポンスに一瞬溜めがあるのも手伝って少し使いにくい。 5:独自システム 【★★★★☆】 →戦闘システム 4人のキャラクターがフィールド上で殴り合う。勝利条件をポイント制/ライフ制で選べたり、好きにチーム分けできたり、戦闘中にアイテムがポロポロ落ちてきたりするのはスマブラと同じ感覚。ただし、相手を吹っ飛ばすのではなく通常のテイルズと同じ、HPを0にして勝利。3ライフ制ならば3回倒して勝利。穴に落下してもライフが少し減るのみ。選べるキャラクターは全35名。基本的なシステム周りは無難で特に文句も無いのだが、やはり前述の通り「テイルズすぎる」為の操作感覚が鈍いのが辛い。魔法の強すぎず弱くない設定はテイルズならでは。流石。 →キャラクターカスタマイズ いわゆる成長ポイントの割り振りを代表に、キャラ毎に装備や技の付け替えを自由に行える。 戦闘後に取得できるグレード(経験値)を、HPや攻撃力、詠唱速度、TP回復力などの様々なステータスに割り振って能力をUPしてゆく。面白いのは一度振ったグレードもいつでもなんどでも振り直して、様々な状態のキャラで試せること。LVMAXでも一つの能力しか最高値まであげられない位のグレード量の調整も良い。ただ、結局剣士キャラならHPと攻撃力辺りに振っておけば間違いない状態なのはもう少し調整してほしかった。どのキャラ使っても基本同じ振り方になってしまう。 →テイルズオブウォールブレイカー ゲーム中に封入されているミニゲーム。 SFCやGBA調の2頭身2Dキャラを操作してタイマンで対戦するゲームで、相手を殴って壁に吹っ飛ばしてぶつけ、そのまま壁を破壊して場外に出せば勝利となる。結構スピーディーに操作でき、どんなに優勢で壁破壊までいっても、そこから位置を入れ替わられて一回吹っ飛ばされたら自分が負けるというスリリングなゲーム。ちょっと遊んだがあまり長くは遊べなかった。単調で。一応、ストーリーモードでアイテムを集めるなどでこちらも使用キャラがドンドン増えてゆく。本編に参戦できなかったリッドなどはここで使ってあげよう。 6:価値 【★★★★☆】 管理人の購入価格:3980円 シリーズファンで好きなキャラが参戦していたら定価でも遊んでみて損はない。 だが、やはり対戦ゲー、周りに持っている友人がいてこそなゲームな気もする。管理人はいませんでした^^; シナリオの方も原作を踏襲しているものも多いので、テイルズあまりやってない人向けではないか。 7:キャラクター 【★★☆☆☆】 オリジナルキャラはいないし、イベントパートでは言葉の量に限らずキャラがパクパクパクパク口を動かし続けるのが非常に違和感満点。加えて、キャラの画像が作品毎に微妙に統一されていないのもよろしくない。この辺には非常に手抜きが目立つ。 メインストーリー外のイベントだけ声をつけてないのは何か理由があるのだろうか・・・・・意味不明。 8:やりこみ要素 【★★★☆☆】 キャラは遊んでいるうちに集まるし、キャラのLVUPはやりやすい方法は用意されているものの所詮は作業。 やりこみ要素と言えるものはあまりない。なぜこういう部分はスマブラを参考にしないのだろうか。 9:グラフィック・アニメ 【★★★☆☆】 戦闘シーンはアビスくらいの3Dキャラデザインで悪くはないが無難な印象。イベントパートは既述の通り微妙。 OPも出来は良いのだが雰囲気を重視したのか、比較的動きの少ないアニメーションになっており見応えがあまり無いのが残念。 10:その他 【★★★★☆】 今回は遊べる外伝ゲーになったかと期待したのだが、結局は特筆する点の無いファンゲーになってしまっている印象だ。 テイルズの外伝ゲーは大体こんな感じだなぁ。 据え置き機正シリーズなのに本戦参戦が一人だけ&非主人公なTOEの不遇っぷりは何故に(笑 var gaJsHost = (( https == document.location.protocol) ? https //ssl. http //www. ); document.write(unescape( %3Cscript src= + gaJsHost + google-analytics.com/ga.js type= text/javascript %3E%3C/script%3E )); try { var pageTracker = _gat._getTracker( UA-7071655-1 ); pageTracker._trackPageview(); } catch(err) {}