約 1,758,914 件
https://w.atwiki.jp/digdig2/pages/180.html
ティアマット R/ドラゴン/無/リーダー 我は万物の母、それにふさわしい態度を取るように。(ティアマット) 契約による強化(個人技によるバフ効果を含める) 契約レベル 先攻 防御 回避 王者 戦力アップ、付加効果 +1 0 3 0 0 戦力+5% +5 0 5 4 0 戦力+25% 宝具による強化(宝具:五彩の龍の鱗) 宝具鍛造レベル 先攻 防御 回避 王者 +1 1 0 0 0 +3 2 0 1 1 +4 3 0 2 2 宝具強化レベル 戦力アップ 付加効果 +1 +6% +5 +30% 王者+1 所持スキル 五彩の心(個人技) 効果 発動条件 2%の確率で発動し、攻撃後自総戦力の22%を回復する。 1回のみ 防御が3アップ 常時 龍の秘宝(合体技:ラドンが同一陣営にいる) 効果 発動条件 回避が9アップ 常時 ラドンのページはこちら
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4912.html
12月7日、帝国軍は今更ながら、兵力を分散させる愚に気付き、迂回進撃をしていた部隊との再合流を果たした。 「小官は納得できません、別働隊は順調に迂回進撃していました。その途中で中断を余儀なくさせられ、戦わずして転進するなど、武人として最も恥とする所、 納得の行く説明を賜りたい。総旗艦での会議で、カルテンボルン中将が不満を述べ、他の提督達も賛意を示した。 ミュッケンベルガー艦隊を失ったとはいえ、未だ総兵力は敵を上回り、その戦意は高かった。これに対し、同盟軍も再集結し最終決戦に、備える準備をしていた。 しかし、同盟軍の内部分裂は、不可避の深刻なものになっていた。会議に出席しても、国木田は最早一切口を開こうとはせず、ハルヒも彼を無視していた。 だが、ハルヒの態度に立腹していたのは彼だけではなかった。SOS団副団長たる、古泉一樹が普段の温厚さとは、かけ離れた態度で糾弾したのである。 「何もかもが、涼宮さんの手の中だと言うわけですか!最高司令官だけで戦争が出来ると思うなら、1人で帝国軍を全員殴り倒してみれば良いのです」。 苦戦の連続で感情が激した、古泉はその様な発言まで口にした。SOS団マフィアの面々は、軍人としては有能で、私人としても決して劣悪ではなかった。 だが、集団としての生命力が、誰も気付かぬうちに衰弱していたのかもしれない。第2次ティアマト会戦に先立ち、これまで厚い友情と、信頼で結ばれていた 少壮気鋭の提督達が、我を張り、必要以上に対立意識を抱え込んでいた。次に、谷口提督も不満を口にした。 「涼宮、お前の人選ミスだぞ。やる気の無い鶴屋さんを前線に回すから、古泉も国木田も苦戦を強いられる」。 「谷口、結果的に別働隊との交戦に至らなかっただけで、抑えの重要性には変わりは無いぞ」。 「だが、俺の艦隊が遊兵になった事実には変わりは無いさ。今回俺は勝つ順番なんだぜ、もったいないとは思わんか」。 「解ったわよ、次はあんたに先鋒を任せるわ。言ったからには、戦果を挙げてもらうわよ」。 補給を終えた両軍が前進を開始したのは、12月8日に入ってからである。まずは第4艦隊が前進した、谷口提督の勝利のジンクスは伊達ではなかった。 僅か15分間の戦闘で、帝国軍の密集陣形を綺麗に切り裂く事に成功したのである。「ナイフでチーズを切る様に」とは、同盟軍の公式記録に残る表現である。 「何をしているか。突出してきた叛徒どもを左右から挟撃せよ」。「全艦90度回頭」。迂闊な命令に従ったカイト提督の艦隊は、たちまち袋叩きにされる事になる。 「今です、突撃を」。第5艦隊の側面攻撃を受け、たちまち大混乱に陥る帝国軍。 「戦艦バーリ撃沈、副司令官パルヴィッツ提督戦死」。「おのれ、叛徒ども許さん。再回頭して反撃」。しばしの砲撃戦に押され、後退を開始するカイト艦隊。 「勝てそうですが、問題は勝ち続けられるかどうかですね。」「おいビュコック、戦闘は勝っているのか」?「知るかよ、それより無駄玉撃つなよ」。 「戦艦クード撃沈」。「閣下、本艦をお下げください。危険です」。「ばかな!奴らに後ろを見せられるか」! 「しかし、副司令官が戦死されている以上、提督にまで万一の事があれば、戦線が崩壊します。ここはお引きください」。しかしすでに手遅れであった。 直撃弾を喰らい、カイト中将は一命は取り留めた物の重傷であり、この方面の帝国軍は、参謀長の懸念通り、統制を失い敗走した。ここで同盟軍が、組織的な全面追撃に出ていれば、 戦局は一気に決していただろう。しかし、第5艦隊の受けた損害も大きく、また疲労の蓄積も著しく追撃は不可能であった。 「一旦後退します、距離を取って下さい」。谷口と古泉の連携は、局地戦では大きな戦果を挙げた。しかし全体では一進一退を繰り返し、8日から9日に掛けて、 戦局は完全に膠着し、帝国と同盟、どちらが有利であるか容易には判断できない状況にあった。ハルヒは新たな計画を立てる。 「とにかく、帝国軍は迂回進撃に固執してくるわ。これは既成事実よ。その際我が軍は敵の動きを追尾しつつ、最も効果的な時点で、別働隊が急進して敵の本隊を 直撃するの。この別働隊は各艦隊から、艦隊を再編成してあたしが直接指揮を執るわ。そこで有希、あんたの第8艦隊から3千隻を割いて、総司令部の直属にするわ」。 「無理」。長門からの返答は簡潔極まりなかった。相変わらずだと思うキョンであった。 「何故、何故無理なのよ」?「貴女が一番良く解っている筈。ここで3千隻も割いたら、私の艦隊の前線が維持できなくなる」。 「3千隻が無いと、全軍が崩壊するのよ。そうなった時、有希あんたが責任取るって言うの」?「責任を取る取らないは別にして、その様な要求をする理由を教えて」。 「説明しないと解らないの?あんたとは、中学以来何年の付き合いだと思っているのよ。それくらい解らないの」。「23年と6ヶ月」。 短いが苛烈な応酬の末、ようやく有希は、3千隻の艦艇を割く事に同意した。ハルヒの予想通り、帝国軍膠着状態の打破を、当初の迂回進撃に求めた。 全軍を持って時計回りに迂回進撃を試み、あわよくば同盟軍を、半包囲の体制に置こうというものだった。だがこれを予測していた同盟軍は、帝国軍の動きに応じ、 これを追尾する体制を取った。それはあたかも、2匹の巨竜が互いの尾に喰らい付こうと、回り合う姿にも似ていた。この状態のまま戦闘は12月10日に突入し、 更に膠着した状態が続いた。多大な緊張と消耗に耐えられなくなった、激発同然の攻撃に出たのは、帝国軍カルテンボルン艦隊であった。 同艦隊は、驚くべき速力と、火力の投入により同盟軍を蹴散らしにかかった。「閣下、カルテンボルン艦隊が見事な攻勢に出ました」。 「愚かな、救援に行くぞ」。帝国軍の決死の攻勢は、勇気と人命の悲劇的な浪費でしかなかった。帝国軍は反撃の砲火に耐え、F4宙域を占領したが、 そこで行動終末点に達してしまったのである。秒単位の空白を谷口は見逃さなかった。「全艦、反転して砲撃」。 その鮮やかさは、敵味方を瞠目させた。「谷口、やるわね」。カルテンボルン艦隊旗艦「ダグザ」爆沈。 「やはり間に合わなかったか、味方を救出する。急げ」!シュタイエルマルクは艦隊を40の小集団に分け、極めて有機的な援護と反転後退のシステムを、 作り上げると、同盟軍の攻勢からついには無傷のまま離脱に成功させるかに思えた。しかし、底に冷静無比な長門有希が側面攻撃を仕掛けてきた。 「逃がさない、撃って」。側面を攻撃された帝国軍は、一方的な攻撃に晒され、更には高速巡航艦の集団突撃が反復され、帝国軍は2千隻余りを失い敗走する。 この様にSOS団マフィアの面々は、艦隊司令官としていずれも有能有為である事を証明したのである。だが11日16時40分戦況は一気に逆転する。 帝国軍主力艦隊が、不完全ながらも迂回進撃を果たし、第5、第8艦隊の後方に現れ、猛撃を浴びせてきたのである。それはこれまでに無い苛烈さであった。 「突破を許してはなりません。ここで突破を許せば全戦線が崩壊します。いや既に半ば崩壊しつつありますね」。 「現在の戦力比は、1対2で私たちの劣勢。2倍の敵の前には、小さな戦術など生かす余地は無い」。 第4艦隊も急行し、帝国軍の側面に猛攻を加えたが、たちまち10倍する火力で報復された。「涼宮の奴は何をやっていやがる」! 「涼宮さんは未だですか」!「涼宮ハルヒが来るか、死神が来るか、この勝負は見物」。同盟軍の各指揮官の神経は、焼ききれる寸前であった。 ここで大攻勢に出なければ、帝国軍は迂回進撃を成功させ、同盟軍は本国への退路を絶たれる。それが判るから焦りもする。 「総司令官が来るまで、戦線を維持するにょろ。皆頑張って」。「護衛艦被弾」!「回」・・・・画面を見ていた谷口は口笛を吹いた。ついに来たのである。 「味方です。総司令官の部隊が来ました」。18時10分、戦局は再び逆転する。帝国軍は前後から挟撃される事になった。 ハルヒの砲撃方向の選択は正しく神業であった。帝国軍の左側面を削ぎ取る様に急進し、途中で方向を変え、斜め様に、帝国軍の中央を突破し、 帝国軍を一気に壊乱の淵に叩き込んだのである。「帝国軍、戦線崩壊しつつあり」。「どう、キョン」。しかしある事に気付くハルヒ、 「鶴屋さんはどうしたの」?「既に戦死・・・・・護衛艦の爆発に巻き込まれたと、先ほど副司令官のコッパーフィールド少将から連絡が」。ハルヒは驚愕し、 「そう、鶴屋さんに元帥昇進の先を越されたわね。第9艦隊は後退させて再編成させて」。 明るい鶴屋さんの戦死に、同盟軍は涙したが、帝国軍の涙はその3倍に及んでもなお足りなかった。涼宮ハルヒが心血を注いで構築した、重層的な罠の中で、 手負いの猛獣となりのた打ち回った。最早秩序も隊形も無く、戦闘ではなく虐殺であった。 勝敗が完全に決したのは、12月11日18時50分前後の事とされる。僅か40分の戦闘で、帝国軍は、60名の将官の戦死者を出したのである。 コーゼル大将は、この当時としては珍しい、平民出身の大将であり、実績も人望も大きかった。彼は善戦したが、遂に限界が来た。 古泉提督と長門提督、どちらか片方だけなら、百戦錬磨のコーゼル大将は支え切れただろう。しかし両者からの同時攻撃を受け、最早成す術は無かった。 18時35分「ディアーリウム」は3本の直撃弾を受け、コーゼル大将以下司令部はほぼ全滅し、残余は投降して同盟軍に救助された。 ほぼ同時刻に壮年の宿将である、シュリーター大将も戦死し、この戦いによる損失を回復する為に、10年もの年月が必要となる。これ以降人材確保の為、下級貴族や平民にも 昇進の道が開け、ミッターマイヤー、ロイエンタール、ワーレン、ビッテンフェルト等の、次代の帝国軍を担う、若き提督たちが登場する下地となる。 更には、ラインハルト・フォン・ローエングラムの、急激な台頭を許す要因にもなったと言う意見もあり、「長期的に見れば、戦術的には同盟軍の完全勝利だが、 戦略的には帝国軍の勝利」だと主張する歴史家も多い。やはり、涼宮ハルヒは戦術家なのかもしれない、 後世において評価は、ヤン・ウェンリーの方が、遥かに高い点から見てもそれが伺える。 最後まで、戦場に留まり、味方の脱出を援護してきた、シュタイエルマルク艦隊であったが、18時52分に遂に抗戦を断念して、戦場からの離脱を開始した。 その直後、ハルヒの旗艦「ハードラック」は、3隻の巡航艦と6隻の駆逐艦に守られ、主戦場から前進を開始した。なお孤立した敵艦が、散発的な攻撃を して来たので、直衛の巡航艦が、僅かに旗艦を離れて応戦を開始した。正に、その瞬間であった。流れ弾の姿をした運命が、「ハードラック」の艦体中央右舷右下 直撃したのである。直後2次爆発が起き、破片がハルヒを直撃したのである。 「キョン、早く軍医を呼んで、皆にみっともない所を見せられないわ」。直ぐに軍医が駆けつけたが、出来た事は死亡時刻を確認する事だけであった。 死因は腹部裂傷による出血性ショック死、享年35歳であった。 「ふう、長門さん僕達は勝ったのでしょうか」?「私たちは残り、帝国軍は去った。一般的にはこれを勝利と呼ぶはず」。 そこへ別の通信が割り込み、SOS団マフィアの面々は、彼らのリーダーが永遠に失われた事を知ったのである。 短い時間ではあったが、長門も驚愕の表情を浮かべていた。私が、長門のその様な表情を見たのはそれが初めてだった。 大勝利を挙げた同盟軍ではあったが、勝利の祝杯を上げる事も無く、重く苦い沈黙を浮かべながら、帰途についた。 数時間後、「ハードラック」は損傷著しいので放棄され、キョン以下の生存者と、ハルヒの遺体は別の艦に移乗していた。キョンは艦橋で憂鬱な思いをしていた。 「朝比奈さん、これも既成事項だと言いたいのですか」?天使のような朝比奈みくるは、彼らが士官学校へ入学した、2ヶ月ほど後に、姿を消した。 「親の仕事の都合で、遠くの惑星に行く」。と言う名目であった。ハルヒや鶴屋さんの手で、送別会も行われ、彼女は未来に帰っていった。 それ以降何度かはビデオメールが来た。大人の朝比奈さんの訪問を受けた事もある。しかし、士官学校を卒業した後は、一度も会ってはいない。 最早、涼宮ハルヒは用済みと言う事なのだろうか、とキョンは恐ろしい想像をする。その恐ろしい考えを頭から追い出そうとしたが、出来なかった。 本当に信用すべきは、あのニヒルな未来人「藤原」の方だったのかもしれない。古泉も、「朝比奈みくるの外見や仕草に騙されないで下さい」。 と言っていた気がする。それは正しかったのかも知れない。もし藤原を信用していたら、今もハルヒは熱帯の太陽のような笑顔を浮かべて、 居てくれたのだろうか?キョンは、当面朝比奈さんに会いたくは無かった。今会えば、朝比奈さんを殴りつけてしまうかも知れない。 しかし、キョンは確信的予感があった。最早、今後二度と彼女を含む未来人が自分の前に、姿を現すことは無いのだと。事実その通りだった。 「閣下・・・・ひっ」!入室してきた通信士官は、たじろいで後退した。 それほどまでに、今のキョンには近寄り難い雰囲気があったのである。「帝国軍より通信が入りました」。 「ふん、ざまあみろとでも言って来たのか」!「違います。シュタイエルマルク中将の名で、丁重な弔電が入電しました」。 「そうなのか、すまん取り乱してしまった。少し考え事をしていた。気持ちの整理が付いたら見るよ」。 「閣下も、少しお休みください。しかし、堂々と弔電を送ってくるとは思えませんでした」。 「そうだな、帝国軍にも高潔な人物はいると言う事だな。しかし、シュタイエルマルク中将は、恐らく軍中枢からは白眼視されるだろうな」。 キョンの予想通り、シュタイエルマルク中将は、軍内部から忌避され、最終的な階級は上級大将で、役職も軍務省次官に留まる。 孤高を保ち、会戦から25年後に穏やかな終末を向かえる事になる。彼の戦術理論の著作は、高い評価を受け、多くの次代の提督たちが範とする所となる。 彼に元帥号が贈られるのは、会戦から55年後、ローエングラム王朝が成立した後の事となる。 年が明けて、1月8日盛大な国葬が営まれ、ハルヒ提督には元帥号が贈られた。死後の事とは言え、同盟軍史上最年少の元帥である。 ダゴンの英雄2名ですら、元帥に叙されたのは、40歳を過ぎてからである。だが、この記録は後に当時32歳のヤン・ウェンリーに書き換えられる事となる。 彼は、生前贈与であり、結局涼宮ハルヒは「後世の評価」「実績」「記録」を全て書き換えられる事になる。最もヤン提督はそれを望んではいなかったが。 ハルヒの名声を不朽のものとする為に、同盟政府は軽い政治的配慮を行っている。同じく戦死した鶴屋提督は、死後直ぐの昇進で大将に留められ、 元帥号が贈られるのは、死後7年も経過した後となる。この様な配慮は、英雄信仰を増すと同時に、反感を抱かせる原因になったのかも知れない、とヤンは思った。 「貴重な、お話をありがとうございました」。「回想録に書いた事ばかりで、新しい発見は無かったのではないかね」? 「いや生のお話を聞けた事は、有意義だと思います」。「そうかな、こんな話でよければ、いつでも聞きに来てくれ」。ヤンは敬礼をして去るが、ミヨキチが門の所まで付いて来た。 「涼宮ハルヒ提督の事を調べているの」?「ええ、そんな所です。キョン提督とは親友だったのでは」? 「涼宮ハルヒが祖父の親友?あの女は、祖父の武勲を盗んだのよ!盗賊にもいろんな種類がいるわ。国を盗む奴もいれば、他人の妻を盗む奴もいる。 その中で、一番最低なのは他人の功績を盗む奴よ、そう思わない」。 「賛成です、一般論としては、ハルヒ提督は貴女の意見に反論できませんよね。で私としては、なるべく小さな声を拾い集めておきたいのですが」。 「ずいぶん、おためごかしの口を聞く癖があるのね」。「すみません」。珍しく赤面するヤン。 「別に謝る必要は無いわ。私が酷い事を言っているのだから、貴方は鼻で笑っていれば良いのよ。無責任な意見に耳を傾けていたら、脳細胞が破裂してしまうわよ。」 「気を付ける事にします。ところで、貴女が仰る事には、根拠がおありですか」?「仕事なんでしょ、自分で調べれば。憲兵さん」。 「せめて探偵さんと呼んでくれないかなあ」。閉じられた門に向かい、不毛な感想を述べるヤンであった。数日後、統合作戦本部のオフィス ハルヒ提督の死に、謀殺の可能性が有るとしたらどの辺りだろう。旗艦「ハードラック」の正確な位置が敵に知られていた、と言う事だろうか? 同盟軍の情報が敵に漏れていたのだろうか?それとも、意図的に誰かが漏らしたのだろうか。政府には、ハルヒとSOS団マフィアに対し、不満と不信があった。 ルドルフが銀河帝国を簒奪した様に、SOS団マフィアが軍閥化して、軍事力と市民の多大な人気を背景にして、軍事独裁国家を築くのではないかと言う不安。 しかし、第2次ティアマト会戦で同盟が敗れるのは困る。この2重立反を解消するには、同盟軍が勝利して、ハルヒが戦死すれば良い、と言う事になる。 そして結果は正しくその通りになったのである。偶然か必然かは別にして。 「結局、ハードラックへの直撃弾は、何処から飛んで来たかは、今でも不明なんだよな。あの時は、既に帝国軍は壊滅していたから、冷静に狙い撃つというのも、 難しいだろうなあ。やはり流れ弾なのかな。味方からの誤射の可能性も有るが、そんな間抜けはいないだろうし、目撃者もいない・・・まるで見えない敵にでもやられたみたいだ。 未来人なら、正確な旗艦の位置を知っていてもおかしくないけれどな。なんてね」。 「それにしても、一連の発端となった、ハルヒ提督の死は戦死ではなく、謀殺だという投書は誰が書いたのだろう。」 ヤンがキャゼルヌ中佐から、聞いたところによると、封筒には阪中さんの名前が有ったらしい。 彼女は、SOS団マフィアとは共通の友人で、一緒に旅行へ行ったりとかもしていたらしい、確かに彼女なら、涼宮ハルヒ提督の死に疑問を持ってもおかしくはない。 しかし、9年前に病死しているので除外された。次に浮かんだのは、キョン提督の妹さんである。彼女も、SOS団とは密接な関係にあり、 ハルヒ提督や鶴屋提督に可愛がられていたらしい。しかし、半年前の3月に病死している。投書が始まったのは4月頃からである。よって除外される。 ヤンが、考えていると、キャゼルヌ中佐が慌てた様子で入室してきた。先輩には珍しい慌て様だとヤンは感じた。 「ヤン、象牙の塔を騒がせて悪いが、ちょっとしたニュースが入った」。 「どうしたんです、誰か死んだのですか」?無論ヤンは冗談で言ったのである。しかし、 「キョン退役大将が亡くなられた。今日の朝、遺体が発見されたそうだ」。ヤンは仰天した、先日会ったばかりである。 「それも病死ではないらしい。自殺か事故か、あるいは他殺の可能性も有ると言う事らしい。ちょっとばかり妙な事になったな」。 予想もしてしなかった事態に、ヤンは愕然としていた。宇宙暦788年10月6日の事である。 第5話「喪服と軍服の間」
https://w.atwiki.jp/youhei0921/pages/68.html
ティアマット 耐 氷-90 風300 EP 盗 マジックパウダー×2 風のクリスタル×1(レア) 落 ソウルオブサマサ×2
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2230.html
【名前】ティア=ラスター=ホルシュタイン 【性別】女 【所属】魔術 【能力】『昇華術式』、『母なる荒波(ティアマト)』 【能力説明】 『昇華術式』 中国において鍛冶屋の妻の爪と髪を混ぜて作成した『莫邪刀』。ケルト神話において海獣の骨から作成した『ゲイボルグ』。北欧神話において死骸が世界の材料となったユミルに、メソポタミア神話において同じく世界の材料となった女神ティアマト。 このように、『昇華術式』は『身体の一部や死骸そのものからより高度なものを作成、昇華する』というコンセプトの術式。 相手の体の一部を武器に組み込む、付着させる等の行為を行った場合、ただ床や壁に打ち付けるだけで攻撃が当たらなくてもダメージを受けるという、『蓮の杖』や呪いの藁人形に似通った効果を持つ。 身体の一部は人体のパーツが大きければ大きいほど効果が上がり、生者の物でなければ意味がない。 このための専用の武器があり、対象の骨肉を抉り、削り、内部に溜まるよう特殊な加工を施した『十字剣』や、槌頭が特殊なトラバサミの技巧を組み込み、接触の際対象を抉ることが出来る『槌』を使用する。 『詠唱を施した後、付着した体組織に口づけする』という条件だが、『複数の体組織を奪った後に感染魔術を使用する事で標的にどの部位から仕掛けられる感染魔術なのかを悟られにくくする』『「武器に組み込む」や「付着する」ことそのものが「特殊な手順」であるということを利用しての錯覚や誤認をさせる』等の対策を用意している。 死骸全てを素材にした場合はまた話が変わる。『武器』に昇華した場合も『世界』に昇華した場合も決まって血肉の赤と骨の白が奇跡的な配色でまじりあった見かけのものとなる。 『武器』に昇華した場合は生前、相手が使っていた術式を読み取り、それを発動させる。霊装が必要な術式の場合は霊装と混ぜ合わせる事でクリアしている。今のところ対人の白兵武器及び弓やクロスボウなどの火薬を使わない飛び道具などが限界。 『世界』…つまり配置式の結界に昇華した場合はその内部において体のパーツを起点とした属性攻撃を行う。今のところ、ベースは北欧神話のユミルとメソポタミア神話のティアマトの2パターンのみ。行われる攻撃も四大属性の簡易的な攻撃のみ。 『人間一人』を素材にした場合、最大で半径25mを覆うことが出来る。素材を複数使うことにより範囲と規模、威力を高めることが出来、現在5人までなら素材にして組み込むことが出来る。 『母なる荒波』 メソポタミア神話にでてくる女神ティアマトをモチーフにした霊装。外見は美しい女神像と蛇が絡みあった杯。魔力を通すことで海水が溢れ出す。 効果としては海水の生成、操作。少なくとも人間を粉砕する程度の威力はだせる。 隠された効果があり、『母なる荒波』の海水に触れた人間は身体を『ティアマトが生み出した11の怪物』に変えられて使役される。一度に改造、使役できる人間の数は11対までが限度。 弱点は風。これはティアマトの最期が体内に暴風を叩きつけられ口が閉じられなくなり、ティアマトの体の中へ剣を突き通されたことに由来している。 【概要】 表向きは『シルク・ド・ラ・クローヌ』の団長を、裏では魔術結社『革命者の王冠』の首領を務める魔術師。20歳。魔法名は『Ambulans999(その旅路の果てを創る者)』 『屍骸作成者(ネクロマンサー)』の異名を持つ魔術師だが、本人曰く「『昇華術式』を死体漁り何かと一緒くたにするな」とのことでこの異名は彼女にとって不快そのもの。そう呼んだ人物はいずれも『昇華術式』の犠牲になっている。 性格は敵に対しては苛烈かつ冷酷に対処するが、味方や付き従うものに対しては非常に寛大。例え下っ端の意見や見解であってもそれが『この先の作戦に役立つ』『自身や結社の為になる』と思えば迷うことなく尊重する。 また、無関係な他人を巻き込むことを良しとせず敵以外に苛烈になりきれない。特に子供に弱い。 元々はおまじない程度の魔術を扱うこと以外は普通の家庭で育ってきた。父がいて、母がいて。姉がいて、弟がいて。それなりの環境である普通の家庭に満足していた。 ある日、その幸福な家庭はとある猟奇殺人鬼が行った無差別銃撃事件により破壊された。父も母も姉も弟も殺された中、ティア一人が必死に生き延びた。 あわや殺されそうになった時、たまたま通りかかった魔術師によって助けられ、それ以来その魔術師がいる魔術結社において下っ端として働くことになった。 自身が所属していた魔術結社は血生臭い物では無く、『魔術によって人々の生活を助ける事で成長を促す』事を目的にしていたが、生き抜く術としてある程度の攻撃魔術は修めていた。 その魔術結社も過激派魔術師に蹂躙されてしまい、ティアは其処で捕虜兼生贄候補となる直前だった。そんな彼女の手に合ったのは自身を嘗て助けてくれた魔術師が遺した魔術……『昇華術式』によって作成された短剣の霊装だった。 その短剣と自身が使える有りっ丈の魔術によってその場を生き抜くことに成功。一人になって、そして自分の半生を振り返り、彼女は悟った。 「人間は争う事で最も大きく成長する。命がけの争いの中で人間はより強靭に、より急激に成長する」と。 そして『昇華術式』を完成させ、その魔術結社に単独で忍び込み、疲弊していたところに追い打ちをかけて壊滅。以後はその魔術結社の資金と生贄となる予定だった少年少女たちと手を組み、『革命者の王冠』の基盤を造り上げた。 『革命者の王冠』が表向きはサーカスの形をとっているのは偽装だけでなく、昔家族で見たサーカスが彼女の最高の思い出であるからだが彼女自身はそのことに気付いていない。 恋愛感情は人並みにあり好みのタイプは「心が綺麗な人」。タイプに一致するなら男でも女でも構わないバイセクシャル。 今現在『人類の霊的進化ひいては世界そのものを昇華させる』方法として二つの案を練っている。 一つ目が『さまざまな民族、国家間を争わせる』こと。もう一つが『人類共通の敵を創り上げ、世界中の人間を団結させる』こと。 【特徴】 うなじより少し上くらいまでの長さのウェーブのかかった黒髪で、青い縁の眼鏡の奥にある金色の目はどこか清廉さを漂わせる。 金糸のダマスク柄が編み込まれた体を覆う深紫色のマントの下の衣装は『サーカスの時の仕事着』と言い張っているがそれ以外の時にも普通に来ている。 マントの中身は黒いボディタイツの上からスリングショット染みた胸だけを覆う布と股間を覆うプロテクター。そして籠手に、金属が絡み合ったブーツ。 ぶっちゃけかなり際どい衣装。彼女の名に違わない、母なる海を連想させる豊満な胸とあいまって淫靡な雰囲気を醸し出している。 そんな淫靡な雰囲気と清廉さを併せ持った女性。 【台詞】 「初めまして。私が『シルク・ド・ラ・クローヌ』の団長及び魔術結社『革命者の王冠』の首領。ティア=ラスター=ホルシュタインです。……『ホルスタイン』ではありませんからじろじろと胸を見ないでください。」 「新入りさん、君の発案はとても素晴らしい物です。今回の作戦に採用しましょう。そう臆しないでください。大事なのは『誰が言ったのか』ではなく、『何を言ったのか』なのですから。」 「子供って、良いものですね。まさに天からの授かりものと言いましょうか……心も綺麗ですし。」 「伊達に魔術結社、それも傭兵団の首領を務めていません。これしきの危機など朝飯前、といったところです。」 「私、『死骸作成者(ソレ)』で呼ばれることに我慢できないんです。ですから、ね?―――――――――――――――――――――――――『昇華術式』の犠牲となりなさい。」 「絶望の中ですら光を見出してこその人間。死の狭間でこそ得るものもあるのです。この私がそうであったかのように。では、死合いましょうか。どうかその狭間で『貴方の可能性』を見せてくださいね。『Ambulans999(その旅路の果てを創る者)』。」 【SS使用条件】 ご自由にどうぞ
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/49.html
ティアマット 光魔法や神聖攻撃の無い相手に対しては まさに俺tueeeeeだが、光魔法の連打や 神聖攻撃で案外サクっと落ちる。まぁそれでも、 最強ユニットの一角は揺るがない。 -- 水素(仮名) (2008-01-26 21 34 07) なにこの厨能力、ふざけてるの?(@益@ . ;) レッドドラゴンやアースドラゴンよりは大分脆いが ブラッドサックで回復できるから大して困らない。 -- 名無しさん (2008-02-29 14 35 26) ムク戦に連れて行ったものの、光魔法を警戒してるうちにカタがついてしまい結局用無し。 リチムクは魔法のつるべ打ちであぼんしちゃったし。 とはいえ弱点を突かれない環境下ではめがっさ強い、デフォ最強ユニットの一角は揺るがないでありんす。 -- (´・ω・`|∀・)っ|) (2008-03-08 23 19 11) ピヨンプレイ時のセオリーの一つはコイツの量産であるらしい。 -- 名無しさん (2008-07-11 19 59 01) ユニット絵が何気にカッコイイものの一つ これとアースドラゴンはデフォのままにしてる -- 白い犬 (2008-09-04 18 32 55) 光魔法が使えてもホーリードラゴンなどは闇属性が弱点なので先に ダークブレスで倒せたり、セイントぐらいなら普通に接近戦で倒せたり、 弱点を自分の強さでかなり埋めれる最凶ユニット。 -- HT (2009-08-21 21 19 17) 数少ない闇属性攻撃が出来るユニット ルーゼル陣営以外では闇属性攻撃が出来る一般ユニットはティアマットのみ -- 名無しさん (2009-11-23 14 33 30) リチムクも。 -- 名無しさん (2010-01-03 12 34 47) これだけ強くてもガーディアン相手には手も足も出なかったりする ラザム神殿を制圧されたら注意 -- 名無しさん (2011-07-27 23 07 39) ケルベロスを育てるとこいつになります ビーストテイマーなしで作りたければひたすら待機戦術 趣味レベルだね -- 名無しさん (2020-08-02 23 54 18) これの作り方を2002年ごろ誰かに掲示板で教えてもらって、はじめてレベル5をクリアできた 懐かしい思い出だ -- 名無しさん (2021-08-22 15 15 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sinraf/pages/390.html
1423_皇魔獣ティアマント能力 限界突破 必殺技:ヘルブレス 神羅万象チョコでは 1423_皇魔獣ティアマント/コメント 1423_皇魔獣ティアマント 皇魔 1423_皇魔獣ティアマント (こうまじゅうてぃあまんと) 勢力・陣形 タイプ コスト 基本技 皇魔四宝陣 魔 4 正面の敵に貫通攻撃【威力132】 能力 初期ステ Lv 0 HP 520 攻 430 防 430 速 100 5 572 451 451 101 10 624 473 473 102 15 676 494 494 103 20 728 516 516 1041段階突破 20 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 25 30 35 40 2段階突破 40 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 45 50 55 60 3段階突破 60 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 65 70 75 80 4段階突破 80 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 85 90 95 100 このページの先頭へ 限界突破 限界突破 Lv上限 コスト HP 攻 防 1段階 40 5 + + +2段階 60 6 + + +3段階 80 7 + + +4段階 100 8 + + + 必殺技:ヘルブレス 効 果 技Lv 威力 正面の敵に貫通攻撃 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 172 180 188 196 208 216 224 232 240 260 技ランク 補 足 N・改(コスト4) 直接 スクショがあれば貼る 編集 この技の説明 / この技の威力一覧 / この技を持つカードの一覧 このページの先頭へ 神羅万象チョコでは 神羅万象 第一章 第4弾のNカード(No.107)として登場。 中央王国の東門を護る龍型の皇魔獣。 二つの頭で炎と冷気を使い分け、聖龍族を迎え撃つ。 瞬時に攻撃と防御を判断する能力に優れた万能型。 フロンティア 実装日:2011年12月27日 フロンティア+ 実装日:2013年3月18日 このページの先頭へ 1423_皇魔獣ティアマント/コメント 名前 ステータス/技威力等の追加掲載依頼は以下↓↓にご記入ください コメントの最初に、カード名として【 [[1423_皇魔獣ティアマント]] 】を入力(【 】内をコピペ)してください (ステータス掲載用コメントは全カードで共有します。カード名を入れないと、どのカードのステータスか判りません)。 Lv20 HP952 功624 防528 速124 - 10214_武神将ヘルマティオ 2015-02-02 18 11 01 名前 このページの先頭へ
https://w.atwiki.jp/lordofthedragons/pages/908.html
滅龍 ティアマット 13677541230269.jpg Level 攻撃力 防御力 1 300 8855 8855 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sinraf/pages/1449.html
8318_鬼竜母神ティアマット能力 限界突破 必殺技:タワーオブバベル 神羅万象チョコでは 8318_鬼竜母神ティアマット/コメント 8318_鬼竜母神ティアマット 魔族「ラース」 8318 鬼竜母神ティアマット (きりゅうぼしんてぃあまっと) 勢力・陣形 タイプ コスト 基本技 テトララース 力 5 正面の敵に貫通攻撃【威力165】 能力 初期ステ Lv 0 HP 660 攻 430 防 430 速 130 5 726 451 451 131 10 792 473 473 132 15 858 494 494 133 20 924 516 516 1351段階突破 20 989 556 556 135 25 30 1121 599 599 137 35 40 1253 642 642 1402段階突破 40 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 45 50 55 60 3段階突破 60 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 65 70 75 80 4段階突破 80 突破後HP 突破後攻 突破後防 突破後速 85 90 95 2174 998 998 157 100 2240 1020 1020 156 このページの先頭へ 限界突破 限界突破 Lv上限 コスト HP 攻 防 1段階 40 6 + + +2段階 60 7 + + +3段階 80 8 + + +4段階 100 9 + + + 必殺技:タワーオブバベル 効 果 技Lv 威力 正面の敵に貫通攻撃 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 230 245 255 265 280 290 300 315 325 350 技ランク 補 足 S・真(コスト5) スクショがあれば貼る 編集 この技の説明 / この技の威力一覧 / この技を持つカードの一覧 このページの先頭へ 神羅万象チョコでは 大魔王と八つの柱駒 第3弾のSRカード(八柱073)として登場。 「ラース」の四大侯爵「四竜大公」の一人。数々の魔物を生み出した大いなる地母神。 ラースの母として親しまれており、仲間から敬愛の念を集めている。 聖剣アスカロンを隠し持つ。 竜魔王とともに暴魔王、幻魔王の柱駒を奪い、さらにその魔力を柱駒に封印。 その後獣魔王とイクサにより聖剣を奪われる。 このページの先頭へ 8318_鬼竜母神ティアマット/コメント 数々の魔物を生み出したって書いてあるけど、この娘下半身どうなってるの? - 名無しさん 2012-10-15 21 50 14 普通に考えて跨っているだけなんだろうが・・・仮に一体化しているとしたら、この恐ろしすぎる下の口に挿し入れる勇気は俺にはない - 名無しさん 2012-10-15 22 52 22 人外な訳だし、多分一体化。 - 名無しさん 2012-10-15 22 55 56 イエヤスさんちの娘さんみたいに付け外しOKかもしれない - 名無しさん 2012-10-15 23 53 09 魔ルーグを思い出すビジュアル。こっちは腰から上がかわいいけど - 名無しさん 2012-10-26 20 42 19 「鬼竜母神ティアマットは、下半身の巨大な竜の口からタマゴを吐き出すかたちで魔物を生み出すらしいゾ!」 ・・・やっぱり『下の口』であってたのか(*1))) - 名無しさん 2012-12-12 11 02 19 それでも私はティアマットねーさんとにゃんにゃんしたい - 名無しさん 2012-12-12 11 22 49 ルナ・ヴァルガー思い出す奴は間違いなくおっさん - 名無しさん 2012-10-16 00 36 59 言われて思い出した俺はやっぱりおっさん。当時はお世話になtt - 名無しさん 2012-10-16 01 01 58 囁く者、シェオルドレッド 思い出した。あっちは下半身取り外し可能だったがw - 名無しさん 2012-10-16 20 05 20 ΦALL WILL BE ONEΦ - 名無しさん 2012-10-27 23 09 45 カード裏で「マーモン君!」って言ってて吹いた。 - 名無しさん 2012-10-16 23 25 31 童顔なのにマーモンを君付けで呼べるお姉さんっぷりに惚れた - 名無しさん 2012-10-17 19 23 37 ティアマット姉さんに頭が上がらないマーモンくんを想像したら微笑ましくなった - 名無しさん 2012-10-26 23 40 45 ロリ顔のお姉ちゃんとデカい図体(ついでに魔王)なのにペコペコしてる弟分・・・イイ! - 名無しさん 2012-11-06 02 20 26 お姉さんってうかお母さんだよ - 名無しさん 2012-10-17 20 20 34 俺屍の・・・いや、何でもない - 名無しさん 2012-10-28 00 45 03 ラースの奴らは他の魔王を君付けで呼ぶわ金魚呼ばわりするわ挙句の果てに大魔王に反逆とは問題児揃いだな - 名無しさん 2012-10-17 21 25 11 他の魔王は柱駒に魔力奪われてるから、アークが大魔王→魔剣士になってたのと同じ状況だったと考えれば 君付けだの「金魚」だの「無様な姿」も納得 - 名無しさん 2012-10-17 22 13 33 6コス対戦で5コス枠として採用するのが吉かな? NS対戦用に突破させるなら、ステ水準が若干高いワルカナの方が良いだろうし - 名無しさん 2012-10-19 00 25 51 ステ差は誤差の範囲。速度10の差のほうがでかいのでティアマットさん一択 - 名無しさん 2012-10-21 06 23 38 悪カナに対する優位は一段階突破くらいまでじゃないかしら。平坦な攻防ステはレベルが上がるにつれて速があってくもきつくなってくる - 名無しさん 2012-10-23 01 13 57 6コス対戦で使ってみたが紙耐久でびびった。殆どのバフ要員より足が速すぎるのもある意味問題だ。神具で速度調整したバッファーより、やや足の遅いワルカナの方がまだ活躍できるんじゃないかと。 - 名無しさん 2012-10-23 02 46 59 早さまさかの0から130なんて下にあんなものついてんのにはやすぎ! - 名無しさん 2012-11-20 17 47 28 名前 ステータス/技威力等の追加掲載依頼は以下↓↓にご記入ください コメントの最初に、カード名として【 [[8318_鬼竜母神ティアマット]] 】を入力(【 】内をコピペ)してください (ステータス掲載用コメントは全カードで共有します。カード名を入れないと、どのカードのステータスか判りません)。 Lv20 HP952 功624 防528 速124 - 10214_武神将ヘルマティオ 2015-02-02 18 11 01 名前 このページの先頭へ
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/1172.html
ティアマット 性能 攻:NT 防:A 避:D MP:180 物理 基本攻撃:ロトンブレス MP+10 上位攻撃:イービルデッド MP+40 破壊神リュングヴィの末裔といわれ、魔界の血を受け継いだ暗黒竜。 恐怖をまき散らし、周囲3パネル以内の敵の戦闘能力を下げるという特殊能力を持つ。 ドラゴンテイマーでは命中が著しく低下する。ドラゴンマスターで使うべし 攻撃:Lv99でNT相手に55000前後、イービル発動すればもっと出る 命中:B^Aくらい 防御:クラス補正にして+3^+4くらい 回避:クラス補正にして-5くらい カラドウォリアー対策にいいかもしれない 指輪が消えれば2キルされることはないので余裕の火力勝ち…ただし命中にやや不安もある 将来は死者の指輪でドラゴンゾンビ?になれるかも
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4897.html
宇宙暦745年、帝国暦736年12月4日。人類社会を二分する2大勢力は、ティアマト星域に大軍を集結させた。この戦いに望む面々は以下の通りある。 宇宙艦隊総司令長官涼宮ハルヒ大将、同総参謀長キョン中将、第4艦隊谷口中将、第5艦隊古泉一樹中将、 第8艦隊長門有希中将、第9艦隊鶴屋中将、第11艦隊国木田中将、動員されたのは、6個艦隊4万8千隻、兵員363万6千人に及ぶ。 この陣容は、当時の同盟軍が望みうる最高の物であったが、それでもなお、非難の声を免れる事はできなかった。 首都星ハイネセンで、報道陣がハルヒや政府高官に質問をしている。(時系列的に少し前の10月末ごろと推測) 「出征は決定されたのですか」?「今回はダゴン会戦を上回る、大会戦になるというのは本当ですか」? 「これは戦闘ではない、SOS団マフィアの私的な軍事ピクニックだ、多くの人命を損ね、彼らが武勲を誇るだけではないか。 国家の中に軍が存在し、更にその中に私的集団があるのでは、軍閥化の恐れがあるぞ」。 国防委員長の嫌味を込めた発言に対し、ハルヒ提督もマスコミに対し発言を行った。 「この戦いに勝てば次は元帥ね。そうすると私には昇るべき階段が、無くなるわね。タゴンの英雄の轍を踏まないようにしたいわね」。 「提督、それは退役後、政界に進まず不遇を囲った、両元帥に様になりたくない。即ち政界進出の意思表明と受け取ってよろしいですか」。 「提督は、意図的な発言で問題提起をなさる場合が多いですが、今回も同じですか」?「軍閥化の指摘をどう思いますか」? ハルヒ提督はそれらの質問には答えず、車でその場を後にした。しかし、政治家達の懸念は杞憂だったかもしれない。 SOS団マフィアと呼ばれる面々は、共通の権力欲で結ばれた関係ではなかったからである。政治家達の懸念が杞憂であるもう1つの理由は、 会戦の直前、SOS団マフィアの中で激しい対立が生じていたからである。 「これ以上の、議論は不要よ。皆は私の言う通りに動けばいいのよ」。これに対し国木田中将が反論を行った。 「それは、どういう事、この作戦は仮説の上に、仮設を重ねただけの物だよ。こんな不十分な説明だけでは納得できないよ」。 涼宮さんの意見を鵜呑みにするだけで、僕たちには考える必要は無いという事?一体どうしてしまったの」? 「国木田こそ大丈夫?あたしが司令長官よ。これまでだってあたしが立てた作戦で上手く行ってきたし、あんたも黙って指示に従って来た筈よ」。 「これまでだって言いたい事は有ったよ、でも今回は動員規模から違う。曖昧な論拠と直感に頼っただけのような作戦案に、 唯々諾々と従える状況じゃないよ」。普段、温厚な国木田にしては珍しく怒っていた。 「大規模でも、あたしのやることに間違いはないわ。あたしが正しいのだから、異なる意見は必要ないわ。あんたは、いつも通り黙って自分の責務を果たせば良いのよ」。 「これ以上話しても無駄という事だね。涼宮さんは変わったね、それとも最初からそうで、僕に見る目が無かったのかな」。 提督たちが不機嫌な顔で退室していく、鶴屋さんだけが残っている。 これまでも、罪の無い揶揄や毒舌の応酬は珍しい事ではなく、むしろ同盟軍司令部を活性化し、多くの戦術案を生む土壌となって来た。 ハルヒは天才的な用兵家であると同時に、機知と能力に富んだ司令部の中枢でもあった。しかしこの会戦に先立ち、彼女は妙に高圧的であり、 作戦についての説明を嫌った。それが不協和音の原因になっていたのは間違いない。 1人会議室に残っていた、鶴屋さんは一際陰鬱であった。 個人的な事ではあるが、彼女の家で飼っていた熱帯魚が、若いメイドさんの不注意で、全滅してしまったのである。ショックから、 メイドさんに初めて罵声を浴びせ、メイドさんは泣きながら飛び出していった。数時間後には後悔したが、その時には既に ハイネセンを離れてしまっていた。和解の機会は後日と言う事になりそうである。 「ひどいことを言ってしまったにょろ。帰ったら謝らないといけないにょろ。彼女許してくれるかな」? 「これで、帝国軍に勝てるのか?提督連中のあんな不景気な顔を見た事が無いぜ」。 「だけど、今回は谷口提督の順番からすれば勝ちの番だぜ。」兵士が指を数えながら確認する。 「谷口提督だけが指揮を取るわけではない。局地戦では第4艦隊が勝っても、全体では負けという事もあるさ」。 「そう心配するな、ハルヒ提督が総司令官だ。多分問題無いよ、提督は天才だ」。 「向こうに更に上の天才が居たらどうするんだ。」「俺に聞かれてもなあ。提督たちに聞いてみたらどうだ、勝てますかって」。 「聞けるかよ、必勝の信念がなくて、勝てる訳無いわって怒られるのが落ちだ。人によっては補給や情報より、そちらが大事らしいぜ」。 「SOS団マフィアはそんな無能な連中とは違うよ」。「そう願いたいねえ」。兵士達にしても、勝つ意味を中々見出せずに居た。 ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが築いた、邪悪な専制国家と戦い、人類の平和と正義を守るのだ、そう言われて戦い続ける事、 百年に及ぶ、そうそうたゆまぬ情熱を持って殺し合いを続ける訳には行かなかった。それでも防衛戦争という意識があるだけ、同盟のほうがマシかもしれなかった。 勝って得る物は少ないが、負ければ全てを失うのだから、 一方の帝国軍は、負けて失う物より、勝って得る物のみを考えていたと言えるだろう。総司令長官は、宇宙艦隊司令長官たるツィーテン元帥、元帥は必勝を期し、 7個艦隊 5万6千隻、将兵650万という空前の大兵力を動員している。中でも、憤死したケルトリング元帥の甥である、 ヴィルヘルム・フォン・ミュッケンベルガー中将率いる艦隊の士気は高く、提督以下の将兵は妙な熱気に動かされていた。 「全艦に告ぐ、この戦闘は弔い合戦であり、賊将ハルヒの首を取り、軍務尚書の無念を晴らすのだ。奴を倒した物には、恩賞は思いのままだぞ。 決して命を惜しむな」。この檄に対し、批判的な物も居る。少壮の戦術家として知られる、ハウザー・フォン・シュタイエルマルク中将である。 「これでは私戦を扇動するものではないか、ハルヒ1人を倒して、それでよしとするのであれば、帝国軍が鼎の軽重を問われる事になる。 帝国軍の高級士官は、戦場を個人的な武勲の立て所としか考えていない。故に、同僚との協調性に乏しく、兵士への情愛も薄い。憂慮すべきだな」。 「ですが、総兵力において我が軍が有利です。敵に地の利があろうとも、よもや我が軍が後れを取る事は。ありますまい」。「そうだとよいがな」。 12月5日9時50分、遂に戦端が開かれる。 「敵艦隊に着弾確認」。「前進よ、敵の中央と右翼の間を突破しなさい」。直ぐに発光信号で短く指令が飛ぶ。 「国木田提督、命令を確認しました。どうしますか」? 「指示には従うよ、前進命令を」。「こっちも前進にょろ」。 「敵の2個艦隊が急速前進してきます」。「敵の本隊に留意しつつ、前進してくる敵艦隊に砲火を集中せよ」。 「接近を許すなあー、撃って撃って撃ちまくれ」。ミュッケンベルガー中将の怒号が飛ぶ、 「第9艦隊に攻撃が集中しています」。「鶴屋さんには悪いけれど、盾になってもらうよ。その隙に僕達は前進」。 「突破を許すな。敵の正面を抑えろ」。シュタイエルマルク中将の冷静な指示が飛び、第11艦隊は前進を阻まれてしまう。 「敵の足が止りました。」「前進して、敵の後方に割り込み、退路を遮断せよ」。ミュッケンベルガー艦隊により、第11艦隊は後方を遮断されてしまう。 「連携の遅れから、時差が生じ、第11艦隊は退路を絶たれ、敵中に孤立してしまいます」。 「古泉君、国木田君は、酔っ払い集団になってしまったわ。少し水を掛けて、酔いを醒ましてあげて頂戴」。 「仰せのままに」。古泉、かっこつけている場合じゃないぞ。全くこいつときたら。 「谷口、敵の狙いは大規模な迂回進撃よ。敵の総兵力は、恐らく半数の2万3千ね。これをあんたの艦隊で足止めして」。 「おいおい、俺の艦隊だけでか?敵は3倍だぞ、どうしろと言うんだ」。ハルヒが地形図を示し、小惑星帯の出口を示す。 「敵は、恐らくこのコースを通るわ。ここなら恒星と小惑星の影響で、大兵力を展開できないわ。少数でも互角の戦いが出来るわ。敵を撃滅するのよ」。 「それは、了解した。しかしその情報は正しいのか」?少し考えながら返答する谷口。 「その判断は、総司令部でするわ。現場はあたしを信じ従って居れば良いわ」。 「解った、従おう。しかしハルヒの言う通りで無かった場合は、勝手にやらせてもらうぜ」。 「そうはならないわ」。「俺もそう願うぜ」。「閣下、現在の少ない情報から、どうやって判断されたのですか」? 「あたしには解る、それだけよ」。幕僚達が、驚いた顔をしている。それは当然の反応だった。 「ハルヒ、いくらなんでも独断が過ぎるぞ」。キョンも不安になったのか。ハルヒを嗜める。 「キョン、大丈夫よ、それより第5艦隊の状況はどうなの」?「間もなく、敵艦隊と接触します」。 「第9艦隊と11艦隊の間を分断している敵の側面を攻撃します」。 「叛乱軍の新たな艦隊が左側面から攻撃してきます。このままでは、こちらが反包囲されてしまいます」。 「慌てるな、2正面作戦を避け、現在包囲している艦隊を殲滅した後、味方と合流し、後背の敵を討つ、まずは目前の敵の撃滅に専念する。急げ」。 「味方の増援だね、慌てて敵が飛び出してくる所を攻撃するよ」。慌てて飛び出してしまった、ミュッケンベルガー艦隊はたちまち浮き足立つ事になった。 「閣下、味方が航続していません。旗艦が前に出過ぎていて、集中砲火を浴びる恐れがあります」。 「前方に新たな敵影」。「回頭しろ」。慌てて転蛇した「クーアマルク」はたちまち集中砲火を浴び、紅蓮の炎に包まれた。 「叔父上、無念であります。」軍務尚書の肖像画が、落ちて火に焼かれていく。中将はロケット(写真入メダル)を取り出し、妻子の写真を眺めた。 「ヴィルヘルミナ、グレゴールを立派な軍人に育てよ。グレゴール私の仇はお前が、いつかー」!中将の意識は白一色になり消失した。 後に、彼の子息は望み通り軍人になり、元帥・宇宙艦隊司令長官の要職に付く事になる。最も、同盟を滅ぼしたのは別人だが。 「敵旗艦爆沈、敵は混乱しています」。「この隙に、一気に攻撃を集中させ、後退するよ」。 「第11艦隊の退却を支援します。艦列を広げて、敵を圧迫します」。 「チャンスにょろ、他の艦隊に負けてはいられないね。突入して敵を混乱させるにょろ」。 「ふふふ、鶴屋さんも攻勢に出たようですね」。緒戦においては、同盟軍の方が戦果を挙げたと言えるだろう。 ミュッケンベルガー中将を戦死させ、艦隊をほぼ壊滅させたのである。これらは、ここの艦隊司令官の非凡さを証明する物ではあるが、ハルヒの兵力投入 のタイミングも絶妙であった。第11艦隊は危機を脱したと言えるだろう。ハルヒも報告を受け満足げに頷いた。 「第11艦隊、戦列に復帰しました」。「ふむ、それでは勝ちに乗じるとしましょうか。急進して、敵の左前方に押し出します」。 半円を描くように、敵の艦列を分断します。」「閣下、総司令部の許可を得ませんと」。 「構いません。これ以上涼宮さんに武勲を独占させるのは嫌です。僕たちも花束の中から、薔薇の1本くらいは分けてもらう資格があるはずです」。 「閣下、承知・・・・・致しました」。参謀長も、諦めて指示に従う。 「第5艦隊、突出します」。「古泉君、構想は正しいわ、しかし敵が黙っているかしら」。 ハルヒの予想通り、あるいは懸念通り、第5艦隊の動きに呼応する様に、帝国軍のシュタイエルマルク艦隊が動き出した。その動きは敵軍よりも速く、 第5艦隊が半円を描く様に、高速前進を開始すると、急突出してきたシュタイエルマルク艦隊が、円運動の結果8時方向からの攻撃をかけてきたのである。 結果として古泉提督は、敵軍の即背攻撃を成功させてやる形となってしまった。 「B04砲塔、何故砲撃しない、応答せよ」。「こちらはアレキサンデル・ビュコック軍曹です」。 「B04砲塔、何故砲撃しない」。「先ほどの砲撃で弾を撃ち尽くしてしまいました」。 「次の戦闘の際は、もっと有効に使わないと。最も、次の戦闘があればの話だけれども」。 「敵艦隊が、中央を突破、さらに侵食されています。」「止むを得ませんね、総司令部に連絡」。 「第5艦隊より入電、我背中より槍を突き刺され、抉られて、傷口を広げつつあり。以上です」。 「古泉らしい言い草だな」。無駄に感心するキョン。「救援を求めているの」? 「はっきりとは言っていません」。「さすがに自分から、助けてくれとは言え無いわね。もう少し放っておきましょう。 見殺しにはしないわよ、私に考えがあるの。まあ任せて頂戴」。 「司令部は何も言ってきませんね。独断専行の見せしめにでもする気でしょうか。やはりここは、自力で何とかして見せないと格好がつきませんね」。 「視点を変えましょう、中央突破されたと思わずに、方位殲滅の好機と考えましょう」。部下も呆れています。 「変だな」。シュタイエルマルク中将は敵の兵力が少な過ぎる事に、疑念を感じたのだ。 「第9、11艦隊は、わが軍本隊と戦闘中なので動けないのは解る。しかし、何故我々に中央突破された艦隊の、救援を出さないのだ。参謀長の意見は」? 「確かに、敵本隊は余力を残しているように見えます。「敵の推移と、移動距離をグラフ化して出してくれ」。やがてデータが表示される。 「やはり、敵は我が軍の迂回進撃を見抜いているぞ。そればかりか、側背攻撃を仕掛ける為に、主力を温存しているとしか思えない。このまま作戦を続行 するのは危険だ。総司令部に急ぎこの事を報告しないと。連絡艇を用意させよ。報告書を届けさせる」。 しかし、連絡艇は戦闘に巻き込まれ全滅してしまう。「後続を出しますか、それとも傍受の危険はありますが、通信しますか」? 「いや、最早時間はない。我らは本隊と合流する。」しかし、この状態から兵を引くのは至難の技である。 「幸い、我が艦隊は敵の中央に食い込んでいる。このまま突破し、味方の左翼艦隊と合流する」。 「安全が確保され次第、私が直接司令部に赴き報告する。その方が良さそうだ」。艦隊は突破に向け前進を開始する。 「敵艦隊離れていきます。結果としては敵に中央突破を許す形となってしまいましたが」。古泉は軽く舌打ちし、 「格好が悪いのは仕方ありませんが、あのまま侵食されるよりはマシでしょう。再集結急いでください。一旦第9,11の両艦隊のラインまで下がり、艦列を立て直します」。 「それにしても、涼宮さんはこうなる事を見越して、わざと動かなかったのでしょうか?艦隊が苦戦しているのを承知で」。古泉にこれまでにない怒りが芽生えた。 「やはり、敵のほうが先に引いたわね」。「これも判っていたのか、ハルヒ」? 「いいえ、仕掛けただけよ。帝国軍は、当初の迂回進撃を断念し、兵力の再集中を図るわ。こっちも谷口を呼び戻して、体制を整えるわ」。 前半において、ハルヒの天賦の才は、如何無く発揮されたと言えるだろう。 「一旦、全艦隊を5光秒下げて、戦列を立て直すわ。さあ勝負はこれからよ」。彼女は如何にして、戦機を掴み得たのか?勝利の女神、あるいは時の女神に、 愛されたからとしか、言い様の無い、超常的な力による物なのか、あるいは・・・・・ だがこの時点で、その答えを見出すのは、いささか性急と言えるかもしれない。戦いは未だ始まったばかりである。ミュッケンベルガー艦隊を壊滅させたとは言え、 未だ、総兵力は帝国軍が上回っているのである。ハルヒが時の女神に愛されていたかどうか、その真価が問われるのはむしろこれからであった。 第4話「第二次ティアマト会戦顛末記」 後編「英雄の死」