約 3,905,233 件
https://w.atwiki.jp/milcraftmiki/pages/47.html
設定 甘いものをエネルギーにして動くガイノイドがみんなを救いたいという甘ったれの少年の願いを叶えてやる話。 少年がおやつを差し出して願いを叶えて欲しいと頼みにくる。 「ちろる」ガイノイド、製造三ヶ月。甘いものをエネルギーに活動するガイノイド。開発した企業が潰れて路頭にさ迷っているところをショタに拾われた。必殺技はロケットナックル。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17102.html
戻る 麻婆炒飯をけいおん!SSで見るとは思わなんだ… -- (名無しさん) 2012-02-14 20 43 58 本当に仲良しだなこの姉妹 -- (アクティブ) 2012-02-14 20 55 32 憂ちゃんが唯ちゃん以外で甘える対象としている数少ない存在、和ちゃん…ふむふむ。 -- (あずキャット) 2012-02-15 00 44 17 良いね。うむ。 -- (通りすがり) 2012-02-15 22 05 28 ぐだぐだになってるが、それがいい! -- (名無しさん) 2012-02-16 00 57 51 平和でいいねぇ〜 こう言うSS大好き。 -- (名無しさん) 2012-02-16 02 44 18 バレンタインSSでは、これが一番いいね -- (名無しさん) 2012-02-16 12 31 27 まさに「平和」だね♪ -- (名無しさん) 2012-02-20 13 37 27 唯「だって部室に憂だよっ?お姉ちゃん我慢できませんっ!!」スリスリ ↑何て可愛いセリフなんだぁ それにしても本当にけいおんらしい可愛い話! -- (名無しさん) 2012-09-22 02 37 51 うん、これは良いね。 読んでほのぼのする。 -- (名無しさん) 2012-09-23 01 14 58 ほのぼのバンザイ! いい作品でした。 バレンタインの季節に限らず、読みたいものですな。 -- (名無しさん) 2012-09-25 00 13 36 唯ちゃんかわいいのう -- (名無しさん) 2012-09-25 03 03 51 うんうん、みんな可愛い! -- (名無しさん) 2012-09-25 22 55 46 良質の平和、ゆるやかな雰囲気、実にけいおんらしくて大好きです。 -- (名無しさん) 2012-11-23 01 03 37 場面が変わったら数行分ブランクを空けてくれればもっと読みやすかったね。 それにしてもこの憂唯は可愛いね! -- (名無しさん) 2012-12-12 00 54 12 最後のAA可愛い… -- (名無しさん) 2012-12-13 21 20 27 何べん見ても唯憂が可愛い! -- (名無しさん) 2013-01-19 01 10 07 相変わらず可愛いっすなぁ。 -- (名無しさん) 2013-02-12 16 52 43 ほぉ〜、なるほど〜 -- (名無しさん) 2013-02-14 22 54 24 平和でほのぼののお手本だな。 -- (名無しさん) 2013-04-22 10 56 24 究極のほのぼの、甘い唯憂、平和をありがとうございます! -- (名無しさん) 2013-09-05 17 07 09 和んだ! エ~クセレント -- (名無しさん) 2013-09-30 03 44 16 憂が可愛い作品といったらこれだな。 -- (名無しさん) 2013-12-22 00 39 17 遅ればせながら、バレンタインということで再訪しました。 とにかく和ませてくれます。 -- (名無しさん) 2014-02-16 01 02 30 この姉妹は凄く可愛い! すこし中途半端な感はあるにはあるが、お気に入りです。 -- (名無しさん) 2014-07-03 02 19 36 何てことない、むしろ淡々とした話なんですが、台詞やリアクション、雰囲気が凄く可愛らしいので癒されます。 -- (名無しさん) 2014-10-01 20 48 17 実にバレンタイン向けのほのぼの。 -- (名無しさん) 2015-01-26 00 21 41 みんなが可愛いSS -- (名無しさん) 2015-02-20 00 27 34 少し冗長かなぁと思ったが、可愛いからいいや。 -- (名無しさん) 2016-01-01 20 16 57 絵も中身もいいなぁ -- (名無しさん) 2016-08-14 18 32 37
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2073.html
「バレンタインデーなんて都市伝説だよね」 ああ…妬ましい…妬ましい。この時期は本当に妬ましくなってくる…そして今日は…2月14日。 バレンタインデー。ああ…妬ましい… 疾風「…妬ましい!」 不幸「フフフフフフ…またこの日だ…」 堂寺「今年も今のところ0個…か」 香々緒「本当何のために有るんだろ、バレンタインって」 「「「「どうせチョコなんて貰えるわけないのに……!!」」」」 毎年チョコを貰えない4人が集合していた。 堂寺「ところで、どうして香々緒君はチョコをそんなに持ってるの?」 香々緒「ああ、これは自分で買ったやつだよ」 堂寺「なるほど…」 不幸「フフフフフフ…それじゃあいきますか…」 「「「「バレンタインにチョコ貰ってるリア充爆発しろ!!!!隊 活動開始!!!!」」」」 なにやら意味不明な活動を開始しようとする4人。 4人が歩いているとそこにチョコレートを貰っている男子が…しかも食べていた。 疾風「…妬ましい!リア充死ね!爆発しろ!!!!」 堂寺「ソニータイマーを男子のお腹にセット…起動!腹痛で苦しむといいよ…クククッ」 香々緒「とりあえず今回は…鼻にしておこう。さて、どのくらい血が出るか…」 不幸「……クロ。フフフフフフフフフ……これで君達にもうすぐ不幸が訪れるよ…」 突然、チョコレートが爆発した。男子は鼻血と腹痛で保健室へ運ばれた…そして… その日、この男女は仲が悪くなったらしい……… 「「「「作戦成功♪」」」」 不幸「フフフフ…隊長…向こうの教室にチョコを持ったカップルらしき二人組みを発見しました…」 堂寺「只今、バカップルっぽい行動に出ています」 疾風「ああ…妬ましい…では、作戦を開始します…」 「「「了解」」」 疾風「ああ…妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい…!!! リア充死ね!爆☆発☆し☆ろ」 堂寺「ソニータイマーを肩にセット…起動!お前は脱臼すればいいんだ…」 香々緒「今回は鼻血じゃ済まさない!吐血しろ!!!!!」 不幸「黒猫4匹が通りまーす…フフフフ…この2人に不幸を運んでやる…!!」 と、このようにバレンタインにリア充をとことん邪魔していく4人。すると… 「何してるの?」 突然、後ろから声がした。えーとこの人は…確か如月 十四日(きさらぎ とよひ)だったと思う。 堂寺「うん。ちょっとね」 疾風「リア充に嫉妬心を爆発させてるだけだよ…」 十四日「そうなんだ。それじゃあ、僕も仲間に入れてよ。チョコ貰ったこと無いから」 十四日が言ってきた。 疾風「問題ないよ。ただし…」 十四日「都市伝説でしょ? 問題ないよ。僕も契約してるから。『バレンタインデー』と」 疾風「それなら大丈夫だね。じゃあ、あとはリア充に嫉妬と羨望をぶつけるだけだよ…」 メンバーが1人増えた。ちなみに如月十四日の契約した『バレンタインデー』の能力は1日1種類 自分の指定した物を、自分の好きなタイミングで自分の手元にワープさせる。しかしこの時、対象物 が自分の視界に入ってないと効果が無い。というものである。ちなみに今日はチョコレートを指定している。 そしてまた、チョコレートを貰っている人が… 疾風「…妬ましい妬ましいっ!!…爆発しろ!」 堂寺「ソニータイマーセット…起動!」 香々緒「今回は鼻血にしておこう」 不幸「クロ…」 十四日「そして…そのチョコレートは没収だよ」 そんなことを5人でやりまくっていたため、2月14日の学校の保健室は、男子生徒でいっぱいになったという… そして、その男子達はみんなこういったそうだ…「チョコレートが爆発した…」「血が…止まらない…」と。 2月14日…本当にこの日は誰も彼もが妬ましい… fin
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/14889.html
チョココロネ(ちょこころね) 概要 レジェンディアに登場した料理系のアイテム。 登場作品 + 目次 レジェンディア 関連リンク関連品 ネタ レジェンディア パンの一種。全員のTPを最大値の70%ずつ回復する。 前線基地でレシピを入手できる。 分類 パン(あんぱん系) HP効率 - コスト - TP効率 - 特殊効果 TPを最大値の70%回復 材料 手作りパンセット+たまご+スキムミルク+チョコ レシピ入手方法 前線基地 ▲ 関連リンク 関連品 ネタ チョココロネとは、パン生地を円錐形の金属製芯(コルネ型)に巻き貝状に巻きつけて焼き上げた後、内部にチョコレートクリームを詰めた菓子パンの事。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/1151.html
戻る 百合短編SS ホワイトデーか。がんばれ -- (名無しさん) 2013-03-17 08 23 03 梓の真面目さが上手に出てる。 ムギ梓もいいね。 -- (名無しさん) 2013-03-17 16 23 11 ムギあずきたー -- (名無しさん) 2013-03-17 20 08 21 こういうの好き -- (名無しさん) 2013-03-19 15 03 35
https://w.atwiki.jp/gameplaying/pages/156.html
恋のチョコレート 「まぁまぁの愛パワーだな」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1.jpg) ハッピー!バレンタイン!○○!! →恋のチョコを渡す #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2.jpg) 待ってました!!……おおー可愛いチョコじゃん!! →あーんして 一緒に食べようか #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (3.jpg) な!!マジかよ! ……よ、よーし。怖気づくな……いざ!! ……ってなに笑ってんだよ!?え、冗談? せっかうのバレンタインだし、そんくらいしてくれてもいいだろ!?○○のイジワル!! * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * .
https://w.atwiki.jp/shion-atori/pages/1264.html
#blognavi 今日という日を利用して大量のケーキを処理した。 小分けしてラッピングしてさも日頃の感謝を込めてという 風を装って配り歩いた。 替わりに結構な数のチョコレートを頂いてしまったので まだしばらくチョコレートを食らう日々が続きそうだが。 学校ではハンナが蜂の子のチョコレートコーティングを 配っていた。今日受講者が少なかった理由はたぶん毎年 こういう変わったものを配っていたのが噂として流れて いるためだろう。実際悲鳴がそこかしこから聞こえたしな。 だがハンナ、本命と言いながら明らかにスズメバチの成虫に チョコレートコーティングをしたものを食わせようとするな。 いや美味かったが。釈然としないから。 アースガルドの連中はまあほとんどに構造上味覚がないので シィルが言った滑らかな味で美味しく感じるよりも シェルのモソモソしている、という感想が正直なものなのだろう。 流馬には気持ち悪がられた。まあ男からのプレゼントなので 当然の感情だろう。 ミカに美味しい、どこ行けばに売っていると目を輝かせ聞かれた時は 嬉しいやら照れ臭いやらで困った。 また作ってやるとは約束できないが似たものなら、という話をしていると エルティナも欲しいと言ってくれ、ヒタテさんも手を上げてくれた。 レヒトさんには失敗したチョコレートの再利用だとばれた。 その後売り物になるレベルだと誉められても微妙な気分だった。 ディーンとミリィは結構な数のチョコレートを貰い困惑していた。 帰り際ジンを発見、何かに追われていたらしくすぐに逃げ去った。 三木の家に行き四人分のケーキを渡すと流々ちゃんは喜んでくれた。 悟には全員同じものであることに嫌味を言われ、 護はただただ困った顔をしていた。 まあ俺が店に滞在している間に護は四つ本命っぽいのを 貰っていたのでもしかすると部屋には山ができているのかもしれない。 当人は、ありがたいけれど本当に欲しい一つは手に入らないと言った。 あと悟の肩に乗っていた悪魔みたいなのは魔王からのチョコ だったのだろうか。怖いので深くは追求しないことにした。 譲の分は悟に渡した。しばらくして譲からのチョコレートを 悟から受け取った。 まだ直接は会えないが、くすぐったい気分だ。 中州ではチョコをくれた奴に交換のように渡していった。 李刻もチョコを用意していたので俺と同じようなものかと思うと クラスメイトから貰ったがいらないのでやる、という話だったので 気持ちを粗末にするなと怒っておいた。 李刻はその後三木の家で新たにチョコを買ってきて詫びとして渡してきた。 なぜかアカネに台無しにしたと怒られた。 何を台無しにしたのかわからなかった。 追伸:夜に兄から連絡があった。 どうやらルセリアがチョコレートを送っていたようだ。 本当によくできた妹だ。兄も礼を言っていた。 昨日届いたということはルセリアには秘密にしておこう。 ジンはチョコレートを渡すための女性客から逃げ回っていたそうだ。 寡黙で孤高といった雰囲気が密かに人気らしいと流馬は言っていた。 これからノルンが創り出した光を放つ名状しがたきものを 撃退する流馬の手伝いをしてくる。 カテゴリ [普通] - trackback- 2012年02月15日 00 33 21 #blognavi
https://w.atwiki.jp/yuiritsu/pages/80.html
SS51 言えないよ 「私、律のことが好きなんだ」 「そうなんだ。でも、それは私に言うよりもりっちゃんに直接伝えないと」 休日に呼び出してまで何を今さら… 澪ちゃんがりっちゃんの事をそういう意味で”好き”なんてことは出会ってすぐのころから知ってるよ。 今まで長い時間りっちゃんと一緒に居たはずなのに、なんで今さら行動しようとするんだろ? ――――りっちゃんは私のものなのに―――― 「それはそうなんだけど…いざ言うとなると恥ずかしくて…律に嫌われたらどうしようって不安で…唯はどう思う?」 ”どう思う”って別に私に何言われても気持ちが変わることは無いんでしょ? 「私は…りっちゃんじゃないからわかんないよ。断られるにしても、澪ちゃんの事を嫌いになったりはしないんじゃないかな?」 「そうかな?律は私の事好きかな?」 ああもう、何でそんなに話が発展してるの? りっちゃんが澪ちゃんの事を好きだなんてありえないんだよ。 「好きなんじゃないかな?どういう好きかはわかんないけど…」 言いたいよ。昨日も一昨日も、りっちゃんは私の腕の中で寝たんだよって… りっちゃんはとっても甘えんぼさんなんだよって。 「唯?どうかしたのか?」 「…何でも無いよ。ごめん澪ちゃん。私、部屋に人を待たせてるんだけど…連絡していいかな?」 「人?もしかして彼氏か?」 「うん。そんなところ」 「唯に彼氏!?…意外だな」 意外なのは澪ちゃんだよ。りっちゃんの事は全然気が付かないのに、なんでそういう所だけ感が良いのさ。 まぁ、”彼氏”じゃなくて”彼女”なんだけどね。 「急に呼び出して悪かったな。でも、唯の彼氏ってどんな人なんだ?」 その質問に答えたら、澪ちゃんはどんな反応してくれるの? 別に殴られたっていいけど、りっちゃんに余計な人の事考えさせたくないし…とばっちりで私達の関係に何かあっても困るから。 ――――言えないよ―――― end
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45897.html
もらったてづくりちょこがまずい【登録タグ VOCALOID も 単純明快P 曲 鏡音レン】 作詞:Naka-Dai 作曲:Naka-Dai 編曲:Naka-Dai 唄:鏡音レン 曲紹介 こんにちは、Naka-Daiです。昔作った「もらった手作りチョコがまずい」をセルフリメイクしました。この曲ですが、実は100%フィクションではなく、剥きリンゴで似たような体験をしています レン君、変なの歌わせてごめんね。 第3回プロセカNEXT応募楽曲。 イラスト:コッポラF、やすこあめ、生キロP 歌詞 (PIAPROより転載) 気になっていた子からもらえたのに 「今すぐ食べるよ」と言っちゃったのに 食べてるところ見られているのに 見た目とってもおいしいそうなのに チョコレートに飢えた犬なのに 湯煎して溶かすだけなのに とっても幸せな時なはずなのに 「とってもおいしい」と言いたいのに まずいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! まずいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! まずいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! まずいいいいいぃ!まずいいいいいぃ! たまねぎの味がする 包丁洗っていないの? 焼いたイワシの匂いがする ホント分けがわからないよ 吐き出せないのに食べきれない! まずいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! まずいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ! まぁぁぁずぅぅぅいぃぃぃ! それでも食べきってやるぜー! コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/707.html
「ところでキョン。キミは今日が何の日か覚えているかね?」 塾の帰り。いつもの如く佐々木と二人でバスを待っている時に、唐突にそんな問いかけをされた。 今日?はて、今日は何かの記念日だっただろうか。 学校にはいつもどおり通い、これまた塾のある日の定番で佐々木と自転車二人乗りで塾までやってきたのだから、 国民の休日とかで無いのは確実だ。 だとすると休日とかとは関係の無いなんらかの記念日か何か。それも佐々木が話題を振ったからには、俺も知って いる、俺達にカンケイのある何かだということになるわけだが。えーっと今日は確か二月の……何日だ? などと塾で疲れた頭を空転させている俺を見て、佐々木はくっくっと彼女独特の笑い声を漏らした。 なんだよ。何かおかしかったか?俺。 「ああ、可笑しいね。世の中の平均的な男子中学生なら意識せずにはいられない日だろうと言うのに即座に出てこな い辺りが特に、ね。――まあ、実にキミらしい、とは言えるのかも知れないが。」 なんだそれは。 平均的な男子中学生が意識せずにいられない日だって? 二月のそういうイベントというと、えーっと確か今日の日付は十――あ。 「――バレンタインか。」 「そのとおり。セントバレンタインズデーだ。諸外国ではどうあれ、この日本では女性が好きな男性にチョコレートを贈 る日とされているようだ。」 なんてこった、塾で入試当日までのカウントダウンばかりを刷り込まれていたせいかすっかり忘れていた。 確かに今日は妙にそわそわしている奴がいるかと思えば、靴箱を緊張した面持ちで開けて直後にがっくり肩を落と す奴がいたりと変な行動をとっている奴が多いなと思ってはいたのだが……。 「気にしている様子が無いのは気が付いていたが、まさか忘れているとまでは思っていなかったよ。キョン。キミは以 前、僕に“振る舞いを改めれば異性にモテるようになる”などと禄でもない事を言ったが、それをそのままキミにお返 しするよ。キミがモテたければ、もう少しその鈍感さを改善したほうがいい。」 余計なお世話だ。 大体バレンタインなんて毎年母親と妹がチョコを買ってきて二人で半分以上平らげてしまうのが定番のイベント なんで、覚えとく価値すらなかったのさ。 製菓業界の陰謀にのっかるのも癪だし、バレンタインとかいうおっさんの記念日をキリスト教徒でも無い俺がわ ざわざ覚えておかなきゃいけない理由もないだろうが。 「聖ウァレンティヌス。キリスト教の司祭で、兵士の婚姻を禁止したローマ帝国皇帝の命令に逆らって兵士を結婚 させたことで2月14日に処刑された……なんてことになってはいるがね。実際にはクリスマスと同じで、もとはキ リスト教が浸透する以前からあった他宗教の祭を取り込むための方便に使われたというのが正確なとこなんだ ろう。ま、覚える必要が無いという点に関しては同感だが。ただ、製菓業界の陰謀、というのは正確ではないね。 バレンタインの贈り物にチョコレート、というのは日本だけではなくて外国でも定番だ。日本が特殊なのは、その 贈り物がチョコレートに限定されている点と、女性から男性に、という縛りだ。女性の社会進出が叫ばれて久しい というのに、この習慣が改められないのは何故なんだろうね?」 そんなこと俺に聞かれても困る。 いや、そもそもなんで俺達はバレンタインについて真面目に語り合ってるんだ。 確かに忘れてたのは迂闊だったが、もとより関係ないのだからそれでかまわないんじゃないか。 「個人的には同意見だね。ただ、クラスの皆は異なる見解をもっているようだ。特に女子達はね。まあ、同意はで きないが理解はできる。僕達は中学三年生で、もうすぐ卒業だ。中学校最後のイベントとして良い思い出が欲しい というのは誰しもが思うところだ。意中の相手が違う高校を志望している者は最後の機会に、ということもあるのだ ろう。――実は先日来女子のグループの中ではバレンタインの話題ばかりなんだ。」 そうだろうな。 そういう気持ちは俺もわからんでもない。 これでこの話題を振ってきたのが他の誰かならもうちょっと思うところもあるだろう。 だが目の前にいる奴は恋愛感情は精神的な病の一種などと言い切るような奴なのだ。 この手のイベントを好むとも、ましてや参加しようなどと思うとは思えん。 俺がそう言うと、佐々木は何故かまた喉の奥でくっくっと笑い声をあげた。 「そのとおりだよ、キョン。キミが僕の事を理解してくれているのは実にうれしい。確かに僕はこの手のイベントには 何の興味も無いし、参加したいとも思わない。だがね、人生というのは往々にして個々人の意のままになるとは限 らないものなんだよ。その証左が――これだ。」 妙に芝居がかった口調でそう言うと、佐々木は俺の鼻先に手を突き出した。 その手の先にははたして小さな箱が吊り下げられていた。 可愛らしい包装紙と可愛らしいリボンでデコレーションされた、小さな小箱。 なんだ?これは。 「……キョン。キミが本気でこの箱の中身が解らないというのなら、友人として一度医者にでも診てもらうことを 進めるが?」 いや、すまん。わかってる。わかってるとも。 さっきからの話の内容から考えるまでも無く、この可愛らしい装飾の小箱の中身がバレンタインのチョコレート であることには微塵も疑いの余地も無い。 だが、一体どういう風の吹き回しなんだ、これは。 「うん。さっきも言ったように、僕はバレンタインなんかにはなんの興味もないし。参加したいとも思わない。だが ね、そのことを友人達に話したらね、それでは駄目だ、と言われたんだよ。何が駄目なのか理解できなくて聞き 返したんだが……どうやら彼女達は僕がキミにチョコレートをあげるものと思い込んでいたらしい。」 「はあ?」 なんでそうなるんだ。 思わず素っ頓狂な声をあげた俺の反応に、佐々木は爆笑をこらえるような表情で喉を鳴らした。 「いやいや、キミならそう言うと思ったよ。予想したとおりだ。――怒るなよ。別に馬鹿にしている訳じゃないんだ。 僕のキミに対する理解が間違っていなかった事が立証されたのが愉快だった。ただそれだけのことなんだ。 ……話を戻すよ。そんな訳で僕は彼女達にキミにチョコレートを渡すように迫られたんだ。無論、断ったさ。でも ね、一緒に買いに言ってあげる、とまで言われて否と言えるほど僕も空気の読めない人間ではないつもりなの でね。まったく。他人の事情にどうしてあそこまで必死になれるのか理解に苦しむよ。……ところで僕はいつま でこれをぶら下げていればいいのかな?そろそろ手がだるくなってきたのだが。よもや受け取り拒否などとは言 うまいね。バレンタインに贈り物の受け取りを拒めるルールがあったなどとは寡聞にして知らないのだが。」 いや、受け取る。受け取るともさ。 どんな相手からのものであったとしてもバレンタインにチョコを貰ってうれしくない、なんて思うわけもないし、 それが佐々木からのものならなおさらだ。 もし受け取りを拒むような奴がいるとしたら連れて来い。小一時間説教してやる。 「喜んでくれてなによりだ。正直肩の荷が下りた様な気分だよ。さして意味のあるものではないと思ってはいても、 実際贈るとなると中々気を使う。これでも色々と悩んだんだよ。どれにするか、とかいつ渡すか、とかね。製菓業 界もここぞとばかりに多彩なチョコレートを売り出しているし、正直参ったよ。慣れない事はするもんじゃないね。 一緒に来た友人は手作りを勧めてくるし。ああ、もちろん丁重にお断りしたよ。技術もないし、正直文字なんて何 を書けばいいものやら。まあ、とりあえず無難なものを選んどいたつもりなんで、早めに食べてくれたまえ。」 ああ、喜んでいただかせてもらうさ。 「うん。そうしてくれ。……と、バスが来たな。それじゃあ、キョン。また明日。――ああ、そうだ。言い忘れていた。」 バスの中に入りかけた佐々木は振り返って言った。 「なんだ?」 「一ヵ月後のイベントだが。忘れてしまって構わない。いや、むしろ忘れてしまってくれるほうがありがたいね。バレ ンタインだけでも十分理解しがたいのに、ホワイトデーなんて奇怪なものにつき合わされるのは勘弁願いたい。」 まあ、そういうなよ。 毒喰らわば皿までって言うだろ。 せっかく佐々木が意に沿わないながらもバレンタインのチョコをくれたんだ。 せいぜい俺も慣れないホワイトデーのお返しを考えるさ。 「バレンタインを忘れていたキミの言葉にあまり信用がおけるとも思えないね。まあ、期待して待ってるよ。――ど ちらかといえば忘れてくれてるほうをね。それじゃあ、キョン。こんどこそ、また明日。」 ああ、また明日。 挨拶もそこそこにバスのドアは閉まり、佐々木を乗せたバスは夜の向こうへと走っていった。 後日。 そのチョコレートの包みを開けたのは俺ではなかった。 親に見つかるのも気恥ずかしかったので、とりあえず机の引き出しにしまったのだが、食べる機会の無い うちに遠慮という言葉を知らないうちの妹に見つかって八割がた食べられてしまったのだ。 よって俺が見たのは、おそらく元はハート型だったのではないかと思われるチョコレートのかけらと、そこに ホワイトチョコで書かれた“L”の文字。 それと『今後ともよろしく』なんて年賀状か季節の挨拶かと勘違いしそうな言葉が描かれたメッセージカード だけだった。 さらに後日。 佐々木の予想通りホワイトデーの事をすっかり失念していた俺は、よりにもよって当日の朝に母親に指摘 され、あわてて買いに行くハメになった。 それを佐々木に言うと『それは残念』と一言だけ言われた。 しかし、まあ。ちゃんと受け取ってはくれたし、機嫌は良さそうにしていたので俺にしては上出来とでも考えて おくことにしよう。 やれやれ。