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みんなで! ニコニコ動画 日記@ ウィキ【みんなで! ニコニコどうが にっき@ ウィキ】 このサイトの名称であり、ニコニコの日記カテゴリ関係の辞典。 昔あった「ニコニコ動画 日記@ウィキ」というwikiの後継wiki。 現在の管理人は流川翔様。 編集は誰でも可能で、メンバーになると幅広く編集できる。
https://w.atwiki.jp/suguri/
見つかったものをでたらめに。一応、新しいものが上。順序は、「○月○日号」ではなく、発行日基準。けど、紙ベースを探す方は、多分「○月○日号」を検索キーにする方が多分賢明。 トラックバックなどで情報くださった方感謝m(__)m このページの編集歓迎 引用・孫引き歓迎 2007年未整理 GiGAZINE フリーな百科事典「Wikipedia」誕生秘話 Wikipediaの舞台裏「Wikipediaの管理者」とは? Wikipediaの荒らしとの戦い「56人の管理者vs人形使い」 Wikipediaを閉鎖させないために必要な金額はいくらなのか? 2007年12月 2007/12/07 @IT利用者の6割弱がウィキペディアを「疑わしいと思うことがある」 2007年2月 2007.02.27 OhMyNews http //www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000005603 Asahi.com 2007.02.23付:「ウィキペディア頼み、誤答続々 米大学が試験で引用禁止」(→本文はここ) FujiSankei Business i. 2007/2/22 ウィキペディアの財団理事長 資金難否定 SAPIO 2/28号:2/14発売分。「SPECIAL REPORT ネットに蠢く! 「反日団体」全一覧」の一部で、「[百科事典]中韓によるネット百科事典「ウィキペディア」英語版の歴史歪曲を放置するな」という記事。(→公式サイトこちら) 2007年1月 日付不明 これからの学術研究はオンライン百科から始まる!:記事「和算」を例に記述の偏り等を検討、Wikipediaの「無典拠的」特徴を指摘。 2006年時期不明 e-wordに掲載(3/16)(→実物はこちら) 2006年10月 週間アスキー:2006年10月31日号。p.50から4ページにわたって、ウィキペディアの説明、執筆方法などを紹介。koba-chanのインタビュー?もあり。 ヤフーインターネットガイド:2006年11月号。p.54。はてなと並んでの紹介。記事は、枕投げ、卵掛けご飯、ゆるキャラなどが取りあげられた 漢字文献情報処理研究:第7号(2006年10月1日発行)。「学術リソースレビュー」の1コンテンツとして、p.171から7ページにわたってウィキペディアの紹介、および、課題や将来について語られた後、漢字文献処理研究会のBBSやmixiコミュでとったアンケートの結果を掲載。(→目次はここ) BIG ISSURE:59号(10月15日発売)。「今に何でも「ウィキ」になる―フリーウェブ百科事典「ウィキペディア」の挑戦」というタイトルで、2ページにわたってウィキペディアの記載があるらしい(未確認)。目次は、ここ 2006年9月 NHK『クローズアップ現代』:9月4日#2289。「“個人が主役”変貌するインターネット」として、Web2.0の一例として紹介。(→詳しくはクローズアップ現代の放送記録から) 大紀元時報:06/09/20 17 31(→現物はこちら) J-CASTニュース:9月4日。「ウィキペディアはマニアックがおもしろい」として、紹介(→詳しくはここ) 2006年8月 東洋経済:8月26日号。p.52。「仕事の効率を10倍上げる!超情報整理術」という特集の一部で、『新「3種の神器」を使いこなそう」として「グーグル」「ミクシィ」とともに取り上げられている。「現役管理者が語るウィキペディアの正体」というタイトルで3ページ。ジンボさんの言葉を引いたり、「ジョン・シーゲンソーラーウィキペディア経歴論争」に言及したりしながら、概要を丁寧に解説。 CNET-Japan:8月24日のエントリ。「ドイツ語版ウィキペディア、新機能を搭載へ--信頼性の確保を目指す」(→詳しくは当該記事で) Livedoorニュースにて、web2.0なニュースのひとつとしてWikinewsを採り上げる。(8/2) 2006年7月 朝日新聞7月27日朝刊 1面、2面の「ウェブが変える」というシリーズ記事の初回。 今泉さん含む数人の管理者、学者として関わっているウィキペディアンへのインタビューを含め、試みとして、あるいは共同作業のとしてのウィキペディアの紹介記事。28日の記事にも少し言及あり。 産経新聞?7月13日 「【ネットウォッチング】ウィキペディア雑感」というタイトルの紹介コラム。(→詳しくはこちら) 2006年6月 asahi.com『ネットで力増す「集団の知恵」考』(6/27)ウィキペディアを始めとする「みんなの知恵」に関して、ジョン・レノンetcを引き合いに出しながら、わりと肯定的なスタンスで書かれたコラム。 ビデオリサーチ、ウィキペディア訪問者が200万人増加(今年1月比)と発表。(6/15)ユニークな推定訪問者数は約661万人らしい。詳しくはこちら THE21:2006年7月号。p.74。「Web2.0」って何?という特集にて、Web2.0的なサービスの一つとして言及。 ヤフーインターネットガイド:2006年7月号。p.170。ネットのニュースをまぜこぜに紹介しているページで、6分の1ほど。gooがウィキペディア採用って内容。 『VOICE』金曜シリーズ イマ解き 驚きの「インターネット事典」の中身:VOICEは月-金の18 16~に放映している毎日テレビのニュース番組。(→詳しくはVOICE) 毎日小学生新聞2006年6月4日(→詳細はここ) 2006年5月 毎日新聞:2006.5.22。夕刊か朝刊か未確認。20万記事突破の件?? R25:2006.5.18 No.93。p.13に半ぺージほど。「ウィキペディアの記事って どうして“荒らされ”ないの? 」(→詳細はR25) SPA! 5月16日号:p.97に3分の1ページほどの紹介。『デジクラ』というコーナーの「ネット社会に貢献するボランティア」今泉さんのインタビュー。 an・an:2006.5.24号:p.78。Digitalという1ページの半分のコーナーに「Web2.0」の1つとして紹介。(→詳細はanan公式サイトのバックナンバー) デジタルARENA、2006年5月17日:Web2.0の説明としてウィキペディアをあげて説明。(詳細は抽象的なWeb2.0を具体例で説明してみよう~第2回 誰もが参加できる場を作る) GOETHE (ゲーテ) 2006年 06月号:ジンボさんのインタビュー。p.56-61の丸ごと6ページ。(といっても、半分ぐらいは、ジンボさんの写真)(→詳細はCarbuncleさんの日記) 2006年3月 3月22日夕刊フジ:英語版100万件突破(→詳細) 3月20日ラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」 http //www.tbs.co.jp/radio/stand-by/attack/20060320.html 3月6日夕刊(大阪版?)日経新聞:ネットナビというコーナーでオンラインの百科事典特集。ジャパンカレッジやエンカルタと比較。普通の百科事典にない項目があると評価する反面、中立性・正確性が必要な場合は自分での確認を薦めるなど、中立的な評価をされている。仕組みについてはちょっとした勘違いがあるかも。 情報の科学と技術:Vol. 56 (2006), No.3。「デジタル・レファレンス・ツールとしてのWikipedia」という論文で言及(→詳しくはKstigarbhaさんの日記、もしくは、情報科学技術協会の会誌バックナンバー) 2006年2月 http //www.ipse-m.com/report/report_023.htm ビデオリサーチ社 Software Design2006年3月号:p.110。「Wikiつまみぐい」というコーナーで8ページに渡ってウィキペディアの紹介が初心者向けにわかりやすく書かれています。今回はウィキペディアの抱える課題について。書き手はGleamさん。(途中、「内容の正確さを保つために」というタイトルで、suisuiさんのコラムあり) 2006年1月 WebSite expert#5:p.2。9ページに渡り、Wikiサイトの例としてウィキペディアの管理についてや、ジンボさんのインタビュー、MediaWikiについてなどが書かれています。WikiTravelなどウィキメディア関連以外のWikiの話も。 Software Design2006年2月号:p.128。「Wikiつまみぐい」というコーナーの7ページに渡ってウィキペディアの紹介が初心者向けにわかりやすく書かれています。書き手はGleamさん。2回連続らしく、来月も掲載予定。(→詳しくはGleamさんの日記) Web Designing 2006年1月号:p.111。「Web Trend 2005」という記事の中で番外編のような扱いで、画像入りで少しだけ言及。それによると今年は「Wikipediaが知的情報系ポータルサイトの地位を確保した年として記憶されるかもしれない」とのこと。 2005年12月 朝日新聞?2005年12月17日「【インターネット講座】:第321回 ウィキペディア」(→詳細は、asahi.comの記事) Newsweek日本版(2005/12/21発売号 (12/28・1/4合併号):p.80。『I Am Not a Thief』というタイトルでジミー・ウェールズのインタビュー記事(→詳細はTomomarusanの日記・目次はここ ) ウェブ・クリエイターズ 2006年1月号:p.110。Web2.0の例としてウィキペディアを言及 日経BP社の「ドットエンタ!」にちょっとだけ記述。(→詳しくはkahusiさんの日記) 2005年11月 百歳万歳 12月号:p.77。おすすめホームページとして紹介 2005年5月 科学技術振興機構「JST-NEWS」http //scienceportal.jp/HotTopics/opinion/03.html R25 5月25→26日号:p.13。Suisuiさんのインタビュー記事(→詳細?はSuisuiさんの日記) これより古いものを探すときはとりあえず、Wikipedia 報道をどぞ。 2003年12月 カレントアウェアネス 278号。p. 6-8。「オープンコンテンツの百科事典ウィキペディア」という論文で紹介。
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/312.html
0183:チャクラ爆発!妖孤忍法帖!!の巻 ◆XksB4AwhxU 螺旋丸によって大きく破壊された壁の穴が外へ繋がり、生暖かい外気と朝陽が流れ込んでくる。 大穴を中心にして蜘蛛の糸状に走った亀裂は、ナルトのいた部屋だけに留まらずビル全体に破壊の爪痕を刻んでいた。 風で粉塵が舞い上がり視界が開ける。 ――アイツはどこだ・・・!! 意識が重く、霞みがかかったような感覚の鈍り。 ナルトは、突如として自分の身体に起きた異常に悪寒を感じながら敵を捜した。 優先すべきは自分の身体より敵だ。攻撃されては元も子もない。 数は2人。否、もう1人。奇術師に殴られた時に聞こえた不思議な声。 何者かが強制的に自分の中の九尾を呼び起こしたのだ。 自分の意思――怒り以外の力で九尾のチャクラが引き出されたのは初めてであり、その事実に戦慄を覚えた。 銃創の痛み、激しく高鳴る鼓動がナルトの呼吸をおかしくする。 ――早く・・・探さねえと・・・跡部が、危ねぇ・・・!クソッ、身体が・・・ 「どうした少年。早く変身を解くがいい」 獣の臭い。ナルトの真後ろで、声がする。 ――いつ・・・の・・・まに・・・ 「人間の姿のままでは、本来の力は使えまい。何を躊躇することがあるのだ」 体内から溢れる獰猛なチャクラを抑えながら、ナルトは牙を剥き出し、声のほうへ振り向き、大きく瞳を開く。 「ば、化物・・・!!」 狐の面。人とも獣とも言い表せぬ、強大なチャクラに覆われた男が立っている。 「化物ではない。私の名は玉藻。貴様と同じ、妖孤だ」 ナルトの心臓の鼓動が大きく鳴る。 全身が自分の鼓動に揺さぶられるようにナルトの視界が震えた。 「オ、俺は妖孤なんかじゃない・・・!!身体に化物を飼っちゃいるが、俺は化物なんかじゃねえよ!」 「ならば何故、貴様の妖気は昂ぶっている。同族である私の妖気に呼応しているのではないか?」 「違う!これは・・・!!」 封印の九尾が玉藻の妖気を求めるように、漏れ出す赤いチャクラが増した。 ナルトは全神経を九尾を抑えるために使う、が、膝が震え立っていられなくなり、その場に崩れ落ちる。 玉藻は倒れたナルトの右腕についた赤い大きな服の染みを見とめ、巻きつけられた布を解く。 銃弾によって傷つけられた右腕の砕かれた骨や肉の修復が、高まる妖力により、すでに始まっていた。 「銃創か・・・人間にやられたのだな、我が眷属よ。 真の力に目覚めなければ、この戦いに勝ち目はないぞ!」 玉藻は手を触れて患部に癒しの妖気を送り込んだ。直接流し込まれた気が九尾のチャクラと混ざり合う。 同様に自分の身体に微量に流れ始めた少年の妖気に、ふと違和感を覚え、思念を読んだ。 ドクン ―――・・・妙だな。これは那須野の一族のものとは違う。 ドクン ―――・・・妖孤であることは間違いないが、何かがおかしい。 玉藻は妖気を手繰り、精神を集中させて少年の身体を深く潜る。 体内の妖気は触れれば触れるほどに禍々しい強力さを増し、 玉藻は一層、神経を尖らせる。 ドクン ―――・・・これは封印か?強力な術が施されている。 ドクン 違和感の正体。強大にして邪悪な熱量の塊。 玉藻はさらに潜る。 すでに危険を感じながら、その正体を確かめずにはいられなかった。 ―――・・・お前は、なんなのだ・・・そこで一体何をしているのだ。 ―――・・・答えろ。お前は、我が眷属の者か。 ―――・・・何ゆえそんなところに封印されている。 ドクン 塊が蠢き、玉藻の意識を飲み込む。 岩場に少年が倒れている。 右腕の銃創から絶えず流れている血が少年の服を、顔を、手を、靴を濡らしていた。 玉藻は血の臭いの充満するこの部屋が少年の中の最深部であることに気付く。 ――やめろ、九尾。 少年の悲痛な声が響いた。 封印の檻に閉ざされた巨大な妖孤は、牙を剥き出し、笑った。 その瞬間、獣の咆哮が聞こえると共に封印の一部が解けた。 それは極小さい綻びだったが、玉藻は壁に叩きつけられ、意識を失った。 「ナルト!!」 ―― 一輝! ナルトの異変を察知し駆けつけた一輝の声が響いた。 反応したナルトが振り向く、同時に、自身の腕が一輝の方向へ突き出される。 「「!!?」」 腕の形を成したチャクラが猛烈な勢いで伸びる。 全く予期していなかったナルトの行動に一輝は思わず腕をとられた。 そのまま紙の様にビルの外壁に叩きつけられ、窓ガラスが吹き飛ぶように割れた。 ナルトは、呆気にとられた顔で道路に落下した一輝目掛けて二撃目を繰り出す。 鮮血のように赤いチャクラがアスファルトを裂いた。 ――何、やって、んだ、俺は、 「なんだ、どうしたというんだ、ナルト!何があった!!」 ナルトの拳を受け止めながら、一輝が叫ぶ。 ――違う!やったのは俺じゃない!違う! ナルトが縋るように一輝を見る、同時にナルトの蹴りが一輝の顔面を襲う。 紙一重で避けるが、足を覆うチャクラが目標を捉え、嫌な衝撃がナルトの身体に伝わった。 ナルトは凍りつく。九尾が――九尾が攻撃しているのか。混濁する意識で九尾に呼びかける。 ――やめろ!これ以上、一輝に攻撃しやがったらぶっ殺すぞ!!九尾ィ!! 九尾のチャクラが一輝を引き剥がそうと力を出し、ナルトが抵抗する。 混濁した意識のまま、ナルトは九尾と身体の主導権を争い、唸りを上げる。 暴れるナルトを一輝が羽交い絞めにした。 「ナルト、落ち着け!一体何があったんだ!?」 「ウゥ・・・!!」 「ナルト!力を抜け!跡部はどうした!?」 跡部は――ナルトは視界の隅に自分が壊した半壊の建物を見とめた。 つい先程まで自分達がいた、建物。記憶が所々抜け落ちていることに気付き、口から悲鳴が漏れる。 ――俺は、俺は・・・仲間を・・・なんで・・・! 砕かれたガラスがナルトの姿を映し出す。 血のように赤いチャクラ。獣の目。獣の牙。引き裂く爪。九尾の尾。 「グウゥ・・・!!ウオオオオオオオオオ・・・!!」 ナルト!一輝の声が遠い。ナルトは一輝の腕を振り払い建物に向かって走り出した。 一輝を殺してしまう。 里を壊滅状態にし イルカ先生の親を殺し 4代目火影を殺し ただ人間を殺すために作られた殺戮の化物が自分の中にいると知ったら? 自分と仲間であり続けたいと思うだろうか? 自分は化物じゃないと叫んでも、この姿を見て、こんな仕打ちを受けて―― それでも仲間というだろうか? かつて里で忌み嫌われていたように、きっと―― ――アイツのせいで・・・俺は・・・俺は・・・!畜生ォォッ!! ナルトの視界が怒りで赤く染まる。九尾のチャクラがナルトの破壊衝動に同調した。 殺す。殺してやる。あの化物を。 どうせ破壊するなら、屋上で襲ってきた男達も、銃を使った男もまとめて自分が殺してやる。 それが九尾の本願なら、気の済むまで1人で戦ってやる。 「・・・有り得ねェな・・・」 瓦礫の隙間から這い出てきた影がつぶやく。 「ナルトは・・・」 崩れた壁の合間からビルからビルへ飛び移る金髪の少年の姿が見えた。 敵を追っているのだろうか。 「あのバカ、怪我・・・」 立ち上がろうとして背や脚に鈍い痛みが走る。 身体が、屋上から落ちた衝撃や、何かの爆発に巻き込まれたせいで、打撲や擦過傷でボロボロになっていた。 「くそっ・・・ナルト・・・」 跡部はなんとか起き上がり、無残に開いた壁の穴から外を覗く。 ナルトの姿はすでに跡部のいる場所からは見えず、 跡部の落ちた階は大部分が無残に破壊されており、天井も壁もひび割れ隙間だらけとなっていた。 しかも、肝心の階下に行くための階段は瓦礫に埋もれどこにあるのかわからない状態だ。 跡部はデイパックにロープがあったことを思い出した。 が、実際取り出してみるも、瓦礫ばかりでいまいち固定できる箇所が見当たらず、 さらに、ロープを使って降りるには11階は高すぎた。 跡部は悪態をつき、ロープを肩にかけると、別の部屋に移動する。 「人間か・・・こんな所で何をしている」 大穴の開いた部屋で、振り向きもせず―――狐の面の化物が尋ねる。 「・・・・・・・・・チッ」 衝撃貝を構え、跡部はこの世界にやって来て何度したかわからない舌打ちをする。 「お~~っと!動くなよ、動きゃテメェの身体に風穴が開くぜ・・・!」 跡部は余裕を装う。衝撃貝は相手の身体に密着させて打たなければ効果がない。 弱点を悟られれば、交渉は終わり。有無を言わさず狐の男は自分を殺すだろう。 だが、支給武器の存在を知っている以上、相手は未知の道具に対しての警戒は解くまい。 ハッタリは有効な筈だ。 ――たとえ、相手が化物でもな。クソッ。 自分の不運を呪いながら、跡部は痛む足でゆっくりと様子を窺いながら近づいた。 落盤した屋上の瓦礫のせいで進路を塞がれた狐面と自分の距離は約3m弱。 大股で突っ込めば届く!跡部は荒い息を整え、タイミングを計る。 衝撃貝のおかげで大きな致命傷は辛うじて免れてきたものの、 無傷とは言い難い身体の跡部が、屋上のような接近戦に持ち込まれれば致命的、絶望的だ。 ――クソッ、それでも相当な量の衝撃は溜まったはずだぜ・・・! このまま近づいてブチかましてやるよ、この化物野郎! 壁の割れ目から漏れる眩しい朝陽を逆光に狐面の男が振り向いた。 「・・・!!?」 跡部は一瞬、呆気に取られ、男の顔を凝視した。 狐面の化物は消え、金色の長い髪を持つ人間の男がいた―― 瞬間、跡部の背後から獣の臭いが現れる。跡部は咄嗟に衝撃貝を装着した右手で殴りかかる。 腕は空を切り、跡部はバランスを失って転倒した。 「・・・人間よ、答えろ。貴様も主催者の甘言に乗り、殺し合いに参加するか」 獣に似つかわしくないほどの、堂々たる低音。粉塵で澱んだ場に大きく響く。 跡部はすでに呼吸が乱れ、その度に吸い込んでしまうチリに喉を痛めていた。 平静を装うにも限界がある。跡部は観念して起き上がり――衝撃貝を構え――答える。 「・・・苛つくぜ・・・なんなんだお前らはよ・・・化物が・・・」 「答えよ。人間」 「何をほざいてやがる・・・お前は、ナルトと俺を襲いやがった奴の仲間だろうが!!」 「・・・・・・・!!!」 ドクン――ッ。 玉藻の強力な妖気が圧力となり、跡部の心臓を圧迫する。 「貴様は、あの少年の仲間か。」 「・・・・・・化物め・・・・・・おれの、次は、ナルトかよ・・・ 残、念、だった、な・・・アイツは足が速いんだ・・・テメェが、今更・・・追いつける、かよ」 跡部は口の端をゆがめて笑う。 笑っている場合ではないのだが、こうも現実味のない展開が続けば自嘲したくもなる。 そのくせ、目の覚めるような痛みだけは鮮明で言葉を繋ぐのが精一杯だ。 狐の面の男はしばし考え込み、言った。 「・・・仲間を逃がすために私の前に立ったのか?」 「・・・・・・・・・・・・・ーカ」 痛みと圧力で意識が途切れ始めている跡部は、淀みなく、一気に捲くし立てるつもりで言った。 ――あの単純バカのためじゃねえ。屋上での借りがあるけどよ、そんなんじゃねえよ。クソッ。 それより、ナルトはもう逃げたぜ。そこで悔しがってろ!バーカ。ああ、喉が痛え! 玉藻は、答弁の途中で気絶した少年を背負うと、崩れた壁を蹴って外へ飛んだ。 玉藻は考える。 奴はどこから来たのか? 地獄界か。霊界か。あの少年の中にあった魔獣の正体。 鬼に匹敵する力を持ちながら過去の文献に記録がないのは明らかにおかしいのだ。 まして妖孤の一派ならば玉藻が知らないはずがない。 気を失った、少年の仲間を見る。 人間の中には妖怪を友と呼び、妖怪を妻に娶る珍妙な者もいる。 ――鵺野先生を探すか。彼なら、あるいは・・・ 鵺野なら兵庫にいるはずだ。随分と距離が離れてしまったが、玉藻の脚なら数時間で着く。 除霊に関することなら彼のほうが場数が上だ。 鬼の手を封印し、さらに覇鬼と和解までした彼なら、どんな対処をとるか興味もあった。 帰らせる場所がなければ、殺すか、少年の身体に再度封印するしかない。 何故、少年に憑依し、封印されたのか。玉藻の疑問は尽きなかったが、考える時間はなかった。 空気が震え、再び、あの荒々しい妖気が迫るのを感じる。 玉藻は気絶した跡部を背中から降ろし、その周囲に小さな結界を張る。 「来たか・・・」 玉藻は妖孤の姿に戻り、術を練った。 狙うは接近戦。幻視の術で撹乱させ、その隙をつく。 少年の身体に、直接自分の妖気を流し込み、魔獣の妖気を牽制しつつ、封印術を施す。 玉藻は走り、少年の姿を見止めると、身構えた。 「魔獣よ・・・その少年から離れよ。断るなら、二度と出てこられぬよう封印する!!」 ビルの合間を飛び、獣となった少年が突っ込んでくる。 「ガアアアアアアッ!!!」 ナルトが叫ぶ。 雄叫びが衝撃波となって、幻視の術により現れた玉藻の残像を全てすり抜け、後ろのビルを破壊した。 「な、なんだと!?」 玉藻は壁に叩きつけられ、それにより全ての幻覚が消えた。 ナルトは牙を剥き出し、さらに突進する。 「火輪尾の術!!」 玉藻は炎を使い、少年の身体を拘束する。 手足は血のように赤い妖気に分厚く覆われ、その鎧は玉藻の放出する紅蓮の炎を拡散させた。 人間の動きを超えるスピードと力。体内から泉のように湧き出るチャクラがナルトの身体能力を何倍も向上させていた。 禍々しい殺気を含み、腕の形に伸びた妖気が玉藻の腕を掴む。 腕の骨が軋みを上げ、玉藻は地面に叩きつけられた。 接近すれば衝撃波で押されてしまう。 攻撃すれば霊媒である少年が危ない。 強大な妖気に人間である少年の身体がついていかないのだ。 一見すれば、妖気の鎧で肉体が防護され、自己修復と合わせれば無敵の状態に見える。 だが所詮、人は骨と肉でできた脆い器だ。限度を超えれば簡単に壊れてしまう。 たとえ、この戦いで肉体を失う危険があったとしても、魔獣は別の新しい肉体を捜せば済む事である。 鵺野によって左手に封印されていた鬼のように。 ――やはり・・・再度封印するか、引き剥がして殺すかしなければ少年の身が危ない。 ――だが、この状況下で、そこまでして救う価値が、この人間にあるのか。 少年が叫ぶ。人間性を失った獣のように。 ――・・・ 玉藻は首を振った。 ――私ともあろうものが随分弱気になったものだ。 ――いま一度、貴様を人間に戻してやる! 赤いチャクラが膨れ上がり、炎の捕縛を吹き飛ばす。 ナルトは3発目の螺旋丸の構えをとった。 合わせた両手の隙間に高密度のエネルギーが収束し丸い渦を形作る。回転が加速し、熱を帯びた光を放つ。 玉藻は呪文を続けナルトの両腕を拘束しようと妖気を強めた。 ナルトの両腕に蛇の舌の様な火が這う。火は縄のように腕に絡み、ナルトの手と手を引き剥がそうとする。 ナルトの憎しみの目は玉藻を捉え、玉藻の目はナルトの体力の消耗を見ていた。 ――封印の上により強力な封印術を施す。 ――鵺野先生、貴方なら、違う方法をとったかもしれませんが・・・ 今の状態ではこの方法しかない!! 次第に輪郭を失った螺旋は、拡散しようと膨張を始める。 ナルトはなんとか構えを保とうと炎に拘束された腕に力を込めた。 玉藻はその隙を突き地面を蹴った。ナルトに接近し、チャクラで覆われた手首を掴む。 恐ろしい量の攻撃的な妖気に玉藻の爪がヒビ割れた。 同族と見紛うほど似ている気。 人間界に厄災と仇をなす。それが本来の妖孤の姿のはずだ。 ここで対峙する妖孤を止める理由など玉藻にあるはずがない。だが―― 玉藻はナルトの腕を押さえながら、同時に自らの妖力で螺旋の拡散を押さえつける。 ナルトが掴まれた腕を振り払おうと動かし、恐ろしい質量の塊がナルトと玉藻に挟まれ蠢いている。 螺旋丸は相手に直接ぶつけ、対象物を破壊する技である。 九尾の力で赤く染まった塊は屋上で使用した何倍もの威力を秘めていた。 貧 狼 巨 門 隷 大 文 曲 廉 貞 武 曲 眼前の少年は牙を剥き出し、玉藻の腕に噛み付いた。 獰猛な憎しみの妖気と共に、螺旋丸の渦の威力が高まる。 吹き出す血が噛み付いたままの顔にかかる。人間の表情ではない。 玉藻は少年の内部に向かって叫んだ。 ―――人間よ、意識があるなら私の話を聞け!この魔獣を今一度お前の肉体に封印する! 一瞬でいい、内側からお前の霊力で魔獣の力を抑えろ! 化物でないのなら、その証明をしてみせろ! 唸りを上げてナルトは腕の肉を喰いちぎった。 ―――駄目か・・・!? 「ナルト――!!」 一輝が呼ぶ。 ナルトの目が、一瞬、大きくゆがんだ。 すかさず玉藻が、不安定に揺れる螺旋丸を地面に叩きつける。 叩きつけると共に地面が割れ、周囲が陥没し、2人は地下街の通路に落ちた。 ナルトを抱え、瓦礫と粉塵の中、玉藻は再び呪文を続けた。 周囲の建物が揺れ、割れたガラスが雨の様に降った。 一輝は気絶していた跡部を背負ったままナルトの元へ飛び降りる。 玉藻は九尾のチャクラをナルトの身体に渾身の力を持って抑え込み、封印を施した。 九尾の気配は次第に薄まり、ナルトはその場に倒れた。 玉藻は放心し、膝をつく。 ナルトの生存を確認すると、玉藻も力尽きたように、そのまま倒れた。 地上から射す朝陽が、廃墟と、人間とも獣ともとれない、2人を照らしている。 【福岡県(市街地)/午前】 【うずまきナルト@NARUTO】 【状態】気絶、空腹、体力チャクラ消耗大、九尾封印 【装備】無し 【道具】支給品一式(1日分の食料と水を消費済み) ゴールドフェザー&シルバーフェザー(各5本ずつ)@ダイの大冒険 フォーク5本、ソーイングセット、ロープ、半透明ゴミ袋10枚入り1パック 【思考】1、気絶。玉藻に憎しみ。 2、サクラ、シカマルを探す 3、主催者をやっつける 【玉藻京介@地獄先生ぬ~べ~】 [状態]:気絶、妖孤形態、中程度のダメージ、腕から出血、体力妖力消耗大 [装備]:なし [道具]:荷物一式、石ころ数個 [思考]:1、ナルトから九尾を引き剥がし、退治する。又は、完全に封印。 2、伊達から首さすまたを取り戻す 3、可能なら鵺野と合流 (ナルトの九尾除霊の相談のため) 【一輝@聖闘士星矢】 [状態]:健康 [装備]:無し [道具]:荷物一式 [思考]:1、ナルトの救出 2、ハーデスを倒す 【跡部景吾@テニスの王子様】 【状態】気絶、右肩痺れ、全身に打ち身、骨にヒビ、擦過傷、疲労、出血(止血済み) 【装備】衝撃貝(インパクトダイアル)の仕込まれた篭手@ONE PIECE 【道具】荷物一式(少量の水を消費済み)、アバンのしるし@ダイの大冒険 フォーク5本、ソーイングセット、ノートとペン、ロープ、半透明ゴミ袋10枚入り1パック 【思考】1、気絶 2、ナルトに助太刀 3、乾と越前を捜す 時系列順に読む Back 0179 歯車は常に絡み合い… Next 184 人間の超越 投下順に読む Back 182 モルモット Next 184 人間の超越 179 歯車は常に絡み合い… 一輝 211 すっぱい15 175 Lie!Lie!Lie! 跡部景吾 211 すっぱい15 175 Lie!Lie!Lie! うずまきナルト 211 すっぱい15 175 Lie!Lie!Lie! 玉藻 211 すっぱい15
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【名前】チャクラバルティ・ラーヒズヤ 【性別】男 【年齢】42 【職業】(元)王族 【容姿】 伸びた黒髪に髭を蓄えたアーリア系の中年男性。大柄で適度に引き締まった肉体に、煌びやかであったことを伺わせる古ぼけた装飾品のついた鎧を身に纏う。 【能力】 「剣術・弓術」 闘いの中に生きた王族としての技術。 剣を振るえば相手の武具さえ容易く断ち切り、弓を射れば外れることを知らない、と歴史書の記述にはある。 但し英雄譚としての側面故に少しばかり盛られているので、その額面通りというわけではない。が、かなりの腕であることは確か。 「馬術」 王族のたしなみ。どんな暴れ馬であっても自在に乗りこなす。 象なんかにも乗れる。 【概要】 紀元前、南アジアにて戦乱の末数々の武勲を打ち立て、とある王国を治めた王。 しかし、いくら優れた王とて人は人。数千年の時が流れ、彼は歴史上の人物のうちの一人に収まり、その遺体と副葬品は上矢市の博物館の企画展の展示品の一つとなる……はずだったが、何故か故郷から遠く離れた上矢市の地で蘇生。 困惑しながらも、新たな時代で再び王を目指していく……
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ヘンリーマークウィロビーバーティー(ヘンリー・マーク・ウィロビー・バーティー) イギリスのアビンドン伯爵の系譜に登場する人物。 ノリス男爵。 関連: リチャードヘンリールパートバーティー (リチャード・ヘンリー・ルパート・バーティー、父)
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ここは有限会社ウィキペディアです。もうひとつウィキペディアはウィキペディア(百科事典サイト)かウィキペディア(分岐点)をご覧下さいん。 神奈川県で制御システム・管理システム・計測システムの開発、および回路設計 などの電子製品の企業だが。自称フリー百科事典ウィキペディアとは関係がない。 概要 IDwall(アイディー・ウォール) の製造・販売についてはリック株式会社が請け負っている。設立日は2005年(平成17年)2月。資本金300万円。アンサイクロペディアンが小田急線の本厚木駅に降り立ち現地調査[1]したが所在地はモノケの空だった。移転したようだ。 ウィキペディアでの扱い 同名の百科事典サイトウィキペディアでは過去にも存在したが2008年時点で削除されている事が分かっている[2]。 関連項目 ウィキペディア(百科事典サイト) アンサイクロペディアンによる取材記述記 リンク先 ウィキペディア公式サイト
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ここではウィキの基本ツールの解説をしていきます。 ウィキの練習は練習ページで作成お願いします。 半角スペースを文頭に入れるとこのように文章のまわりに枠ができます ----を入力すると↑↓のように線ができます。 |表|は|こ|う| |作|り|ま|す| と記入すると次のようになります。 表 は こ う 作 り ま す -箇条書き -の作り方は -こうです と記入すると次のようになります。 箇条書き の作り方は こうです を文頭に入れると次のようになります。 ←これ [[ ]]で言葉をくくるとそのページへのリンクが作られます。 [[トップページ]]とするとトップページへのリンクが次のように作られます。 トップページ←をクリックするとトップページにいきます [[適当]]と打ちます。 適当(未)をクリックすると「適当」の名前のページに飛びます。 きっと何もありません。こうやって新しいページを あなたはリンクを張るだけで作っていけます。 [[ここ トップページ]]と記入すると次のように表記されます。 ここ そして、クリックするとトップページへ飛びます。 「ここ」という言葉にトップページを埋め込んでいる形です。 [[ここ http //mixi.jp/]] と表記するとここをクリックしたときに埋め込んだURLに飛びます。こうやって外部リンクを埋め込むこともできます。 埋め込まない場合はそのままURLを貼り付けるだけです。 *これで☆1個です。 **これで☆2個です。 ***これで☆3個です。 と打つと次のようになります。 これで☆1個です。 これで☆2個です。 これで☆3個です。 #comment() と入力すると次のようなコメント欄ができます。 試しにコメント欄に何か記入してみてください。 わからないことがあれば質問をどうぞ 名前 コメント このページは参考になりましたか? #vote(なった,ならない,ぼちぼちだ,今後も参考にする) と入力すると次のようになります。 選択肢 投票 なった (0) ならない (0) ぼちぼちだ (0) 今後も参考にする (0) ではポチっとよろしくお願いします☆