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黒の詩 -holLow wORlD- ブリーフィングファイル
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ミッションを選んだ後の「BRIEFING FILES」から、キャラクター同士の掛け合いを聞くことができる。 内容はゲームのヒントからストーリー関連、雑談までさまざま。笑いありシリアスあり。 かなりのボリューム(収録された音声は合計9時間にもおよぶとか)。 基本的にはミッションが追加されるたびに種類が増えていく。 特殊追加ブリーフィング キャラ タイトル 入手方法 ミラー グレナダ チコの「UFO写真」を聞くと、次にブリーフィングに入った時に追加 ヒューイ ストレンジラブへの手紙 「ストレンジラブとの出逢い」を聞いた状態でマザーベースのDEVELOP→OTHERS→LETTER→△から手紙の内容を読むと、次のミッションで追加 資料ファイル ストレンジラブの回想テープ1~3 MAIN OPSの通常AI兵器戦でがっちゃがっちゃ記憶版を抜くときに入手できる。隣に移動する間にアクションアイコンが出るのでアクションボタンを押す。一戦につき1つ。同じAI兵器から繰り返し入手可能。 資料ファイル パスの日記1~10 EXTRA OPSの強化版AI兵器とのバトルで上記同様がっちゃがっちゃ記憶版を抜くときに入手できる。隣に移動する間にアクションアイコンが出るのでボタンを押す。一戦につき1つ。同じAI兵器から繰り返し入手可能。 チコ ○○○○の行動の謎 パスの日記を全て聞くと、次にブリーフィングに入った時に追加 資料ファイル 盗聴テープ 全ミッションクリア 追加条件が特殊(普通はミッション追加と同時。それ以外)なブリーフィング発見の報告などお願いします。 ストレンジラブへの手紙についてだが、随分前に手紙の内容だけ読んでその後からストレンジラブへの出逢いを聴いても出た ちなみにミッションをクリアせずとも出たのと順番は関係無い模様 - 名無しさん 2010-05-23 23 41 43 CO-OPS時に取れる日記の番号はポッドに入った人の日記の状況に左右される模様。潜友が「パスの日記10しかねぇ」とw - 名無しさん 2010-05-24 16 03 49 ミラーの「グレナダ」は、チコの「UFOの写真」を聞かないと出現しないようです - 名無しさん 2010-05-28 16 37 09 コクーン弐型からパス日記取れないのは俺だけ? - 名無しさん 2010-06-01 13 17 06 ↑AI兵器ごとに隠し場所が違う。1列目→2→3→4の順で回ると全部の隠し場所を回れないので取り逃すことがある。1列目→4→3→2の順で回れば全部の隠し場所を回れる。 - 名無しさん 2010-06-01 15 49 48 うええん - pp@w 2013-03-26 23 39 56 ↑Thank you そーゆー事だったのね - 名無しさん 2010-06-01 20 05 01 パスの日記全部+〇〇の正体だと思う>〇〇の行動の謎 確かめたらそうだった - 名無しさん 2010-06-12 20 54 54 パスの日記、ぜんぜん手にはいらん。武型とかですかねー。 - Q 2010-07-16 20 26 20 書かれてい居るが一応、mainの方で手に入るのはストラブの階層。extraのAI兵器(弐型や改)から手に入るのがパスの日記 - 名無しさん 2010-07-25 10 51 52 ファイルには追加されないけどそのミッション限定のブリーフィングもあったと思います。違ってたらスミマセン - 名無しさん 2010-08-03 00 54 57 あ~、確かにあったね。 - 名無しさん 2010-08-03 18 27 20 ↑ミスった 続き→ホールドアップ系とか。 - 名無しさん 2010-08-03 18 28 26 ブリーフィングってどうやって開くんだ? - misaka 2012-02-28 17 36 57 コメント欄は質問をする場所ではありません。とりあえずブリーフィングのページを一番上から読んでいくことをお勧めします。 - 名無しさん 2012-02-28 17 50 19 カズ!? - 名無しさん 2012-06-07 00 15 18 盗聴テープって話してるのミラー? - 名無しさん 2012-08-26 20 34 46 bfbf - bkbkb 2012-10-29 18 35 38 盗聴テープはやっぱりソロで全ミッションクリアじゃないといけないか… - 名無しさん 2012-11-29 12 34 42 ソロ以外でも全ミッションクリアしたら獲得可能です - 新参者 2013-01-16 11 05 15 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 49 09 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 49 42 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 51 25 あ - 名無しさん 2014-04-30 21 59 55 パスの日記全部取った - 名無しさん 2014-04-30 22 00 31 名前
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521: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 26 16 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」5 Main Staring: Federation Atlantic Forces,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer William・"Old”・Hunter (Captain Mobile Suit Comnder,23th Special Unit) Federation Atlantic Space Corps,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer Gerard・H・Eckert(Lieutenant 76th Mobile Armor Squadron“Thunder Bird”Comnder,23th Special Unit) Staring Mobile Suit Mobile Armor GAT-X105EX EX Strike L FXet-565 Cosmo Grasper ブリーフィングファイル:「第23特務隊へ」 「ドレイク級バンクーバーを母艦とする、第76MA隊『サンダーバード』の隊長を務めてるジェラード・H・エッカートだ。よろしく頼むぜ」 「第23特務隊のMS隊隊長を任されたウィリアム・ハンター大尉。こちらこそよろしく頼む」 「あんたの噂は色々と聞いているぜ、オールド・ハンター」 「オールド…仇名をよく知っているものだな」 「俺の元の所属は宇宙軍のアルザッヘル基地なんだが、地上戦線の情報は色々と届いているんだ。 アンタ、結構な腕前のMSパイロットだってな?」 「一介のパイロットを随分と買ってくれるもんだな」 「謙遜すんなって。俺達から見れば最前線で戦っていた奴ってのは尊敬に値するもんさ。 宇宙で持久していたが、攻勢に出るわけでもなくひたすらに準備を整えているだけ。 元はといえば、俺達が宇宙で負けちまったからこそあんたらが苦労したわけなんだしな…」 「いや、だがこうして宇宙で問題なく艦隊を動かせるのは貴官ら宇宙軍が持久してくれたおかげだ」 「違いないな」 「今回は非公式な場ではあるが、まあよろしく頼む」 「こっちもだ」 ブリーフィングファイル:「宇宙」 「で、どうだい宇宙は?」 「何とか慣れてはいる。訓練はきついが、 「そいつは良かったぜ。俺もアンタらの訓練内容に目を通したが、あれはスパルタでちっと心配になった」 「…それほどか?」 「ああ。軍人としての振る舞いは一通り叩き込まれているからある程度カリキュラムは飛ばせているんだが、地上とはいろいろ違うもんだからな。それはあんたも知っての通りさ。特に陸軍出身は大変だろう?」 「上下が無い、という感覚に一番戸惑っている。それに、狭い空間にずっといるのもつらいと」 「そりゃ当然さ。宇宙軍の新兵だってそうなんだからな。 だからこそ、低重力の月での訓練を挟んでいるんだろう。ずっと無重力は心理的にもきついだろうし」 「心理的に?」 「宇宙だと、重力による正のストレスが突然消えるんだ。 新しい負荷がかかることには耐えられることもあるが、負荷が突然消えるってのも体に悪い。 それが原因で体に不調をきたすってのが、宇宙に初めて出たっていう新兵がよく陥るもんでな」 「そんなものもあるのか…」 「逆に俺らは地上に降りると重力酔いをしちまうんだ。ま、職業病って奴さ」 「お互い苦労するものだな」 522: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 27 34 ブリーフィングファイル:「指揮系統について」 「ハンター大尉には、第23特務隊のMS隊隊長として、同時に全体の指揮にも噛んでもらうそうだ」 「MS運用についてだけじゃなく、機動兵器全体の指揮を任されるのか?」 「そうさな……全体の指揮官をやれってわけじゃねぇし、命令権があるわけじゃない。 あんたもまだ大尉だろう?部隊の指揮をやれって言われても無理だろうしな。 ただ、MS運用上では戦術レベルでの意見を述べる権利があるって話さ」 「…これまた曖昧だな、意見を述べる権利か」 「これも厄介な事情があるらしいぜ。なんでも、宇宙軍の将官の一人が余計な一言を言ってしまって、一時期MSの指揮系統に関して致命傷を入れかけたらしい。そこはなんとか解決したらしいが…一応、作戦内容などに関してはヒアリングやディスカッションをきっちりやることが義務付けられたんだ。 俺達もMSとの連携しての対MS戦闘には不安があるし、経験者からアドバイスがもらえるなら願ったりかなったりなんだがな…」 「統合軍といえば聞こえはいいが、内情としては完全に一致ともいかないわけだな?」 「だな。結局、どの軍もMSパイロットが惜しい。けど、戦果も挙げたい。 出来ればおいしいところは自分達がとりたい…表立っては対立していないし、暗闘なんざしている暇はない。 無意識に抵抗感を持ってしまう。だからこそ、少なくとも一般兵レベルでは連携をとれるようにしたいってことだろうな」 「なるほど…」 「一応、意見の調整役はいるしそういう仕組みもある。 よほどのことがなけりゃ、トラブルにはならんだろう…と思う」 「そこを含めての試金石になりそうだな、L1をめぐる戦いは」 「そういうことさ。宇宙軍でも他軍との合流を前にやばい奴らをある程度弾いているらしいんだが、どこで何が起こるかわかったもんじゃない。問題が見つかれば今後直して、問題が無ければそれでよし。 トラブルが起こるかもしれないから、こういうのはありがたいんだろうな」 ブリーフィングファイル:「第23特務隊の艦載機」 「新型の宇宙戦闘機としてコスモグラスパーが配備されていてな、俺達MA隊は全部そいつで構成されている。 スクィッドも要望は出したんだが、引っ張りだこでな…そういえば、あんた、実機に乗ったことがあるんだってな?」 「ああ。アルザッヘル基地の所属のスクィッドに乗らせてもらった。 強力な対艦攻撃機だったな…加速性能も良好であれは良いMAだった」 「羨ましいねぇ。俺らは未だにシミュレーター止まりだ。 で、あんたらのMSは?」 「XナンバーのEXストライクが2機とストライカーパック対応のロングダガーと・・・あとは105ダガーだな。 実機を見たことは?」 「あるぜ。宇宙軍でも少数だが検証していたしな。しかし、あんたらのMS、だいぶごちゃごちゃとくっつけてあるんだな…」 「ストライカーパックにコンボウェポンポッドにライトニングユニットとプロペラントタンクと…まあ、これもしょうがない。 素体だけでも十分なんだが、長時間戦闘になると推進剤・バッテリー・弾薬のどれかが切れれば死を意味するからな。 これが地上ならば友軍を気長に待てるんだがな」 「ガス交換ができ無くなれば窒息死が待っているから、装備はあるに越したことはないのか」 「実際、何度も注意を受けた。宇宙に空気はない。当たり前だが、案外忘れたりするらしい」 「ああ…俺達はしみついているが、宇宙新兵は特に多い。アンタも気を付けてくれ。 MAなら最悪慣性航行で帰投できるが、MSはそうもいかない…人型ってのは面倒なんだ」 「俺にレクチャーしてくれた教官が言っていたが、『ブレーキが出来てしまう』からこそ、慣性を失って殆ど身動きできずに静止状態になりやすいと。 大気圏内で例えるなら、航空機は最悪燃料無しでも着陸できるが、飛ぶ形状に適していない人間はそのまま落ちて行って死んでしまうようにな。 これが宇宙ならば…」 「止まったまま動けずに死を待つ、か…宇宙に放り出されて救助を待つ訓練もあるが、あれは正直気休めにしかならん。 なるほど、MSパイロットを守るためなわけか…MAにもほしいもんだぜ」 「少ないのか?」 「勿論、多少なりとも装備は更新されているさ。だが、今はMS開発の方が主体だからな。 MS用の銃火器をガンポッドにしたり、コスモグラスパーみたいにMS並の火力を持たせたりはしている。 だが、パイロットの単価は比べるまでもないから、MSの方に優先される傾向にある」 「そうか…すまんな」 「あんたがわるいわけじゃねぇさ」 523: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 28 29 ブリーフィングファイル:「東アジア共和国宇宙軍」 「東アジア共和国宇宙軍も、あんたらと同じく宇宙でのMS運用に力を注ぎ始めているってのは知っているか?」 「一応は…」 「生憎と宇宙軍だけでザフトを叩けるかっていうと微妙でね。 それに、戦後のことを考えて東アジアの連中も噛ませようって話だ」 「政治がらみか…」 「上には上の事情があるって奴さ。俺も顔を合わせたこともあるけど、まともな奴が選ばれたって感じだな。 腕は悪くないし、やる気もある連中だから、トラブルは起こってないらしい。 あちらさんの上層部も相当も鼻息が荒いって話だ」 「で、その腕前はどうなんだ?」 「あんたらの隊なら倍の数を相手にしても勝てるだろうな。 まあ、それでもMSがいるだけでも相当な効果が望めるし、腕自体が悪いわけじゃない。 戦力として動かせるレベルでMSになれている時点で十分すぎるからな」 「序盤戦での被害が大きかったらしいが…よく立て直したな?」 「相当に頑張ったんじゃないか?戦力についてはMSの供与が行われたって話だしな」 「ストライクダガーだったか…オーブ攻略戦でもいたと聞いているな」 ブリーフィングファイル:「宇宙軍」 「しかし、よくもまあ鹵獲して動かしているもんだな」 「プトレマイオス基地やアルザッヘル基地で改装されたと聞く。そちらでも?」 「ああ。研究の一環としてザフト艦艇の残骸を回収して、MSのテストに使っていた。 間に合わん時はMAの格納庫に無理やり押し込んでいたらしいぜ?」 「…大丈夫なのか?」 「露天駐機よりはまし、と評価された。 その危険を冒してくれたからこそ、MSの格納庫をどう作ればいいか分かったんだからな」 「まさに命がけだな」 「宇宙軍も暇だったわけじゃないからな。 MSの回収に成功してからは研究をかなり進めていた。だが……鹵獲品だけじゃどうしても勝負にならん」 「以前戦闘があったのか?」 「ああ。鹵獲されたMSとストライクダガーを主体に、な。だが、勝つには勝ったんだが、被害が大きすぎた。 総合的に見れば負けだな。犠牲が、あまりにも大きすぎた」 「それでも攻勢に出たということは…それだけ宇宙軍も焦っていたんだな」 「なさけねぇ話だぜ。一回痛い目に遭って、巻き返せると踏んでMSを揃えて挑んで、また負けた。 ま、ガス抜きにはなったし、戦訓は得られたから負けは負けでもマシな部類だ。 地上の軍とも連携しようって空気も生まれたしな」 「宇宙軍だけでは戦争は出来んだろう…いや、それを考える余裕をなくしただけか」 「まあ、トラブルが無いってわけじゃねぇだろうな。俺らはともかく、人がたくさんあつまりゃ諍いも起きる。 くれぐれも注意してくれよ?」 「勿論だ」 524: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 29 07 【解説】 宇宙に空気はない 当たり前ですよね?(煽り顔 航空機の燃料無しでの着陸 危険は伴うが、コンディションが整えばやろうと思えばできる。 翼があれば滑空は出来るので着陸に適した状態に持っていけないこともない。 本当に起こったケースは「ギムリー・グライダー」で検索。リアルやべぇ(小並 宇宙で静止状態 何かにぶつかるか何かしないと永遠にそのまま。 なお、都合の良い大きさで適度な速度を持つ物体に適切な角度でぶつからないと死ぬ(直球 重力酔い 重力が無いと思って行動してしまうし陸酔いと同じような病気があるかも? 宇宙に放り出されて救助を待つ訓練 回収されるまで宇宙空間で正気を保ちつつ、ある種のサバイバルを行う訓練。 コクピット内部というずっと狭い空間に閉じ込められるわけで閉所恐怖症になる可能性もあるし、宇宙の広さをずっと認識し続けることになるために開所恐怖症になるかもしれない。 でもやっとかないと死ぬ。 MSパイロット保護 大洋連合「MSや宇宙艦艇を動かす人員をどんどん育成して送り出すよ!頑丈な機体とOSで新兵でも安心安全!」 大西洋連邦他「でも、(コストが)お高いんでしょう?」 ザフト「」(死戦期呼吸) 宇宙のモンゴル帝国とその他の国ではパイロットの単価が違い過ぎます。だから大事にしなくては… 余計な一言 「そのMS、俺らのじゃね?」 「は?」×3 分かりやすく言えば、史実ドイツにおける空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機の所属と指揮系統の問題を生んだ発言。 宇宙軍が役目的にはドイツ海軍ポジだけれども発言内容としてはドイツ空軍ポジ。 宇宙軍の攻勢 大西洋連邦宇宙軍は鹵獲したMSやストライクダガーを揃えて月面付近を通過していたザフトの輸送部隊を何度か襲撃した。 しかし、いずれも予想以上の抵抗にあい、おまけに引き際を見誤り敗北が多かった。 宇宙軍単独での攻勢に疑問符をつけるものとなり、地上戦線が落ち着くまで大人しくすることに。 525: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 29 58 【第23特務隊“スライト・エッジ”編成表(現段階・一部省略)】 ◎特務隊本隊 特務隊指揮官(大佐か准将、艦隊指揮官兼務) 参謀(MS隊総指揮官およびMA隊総指揮官など中佐・少佐クラス合計3,4名) 事務方 〇第23特務隊機動戦力 〇MS隊前線指揮官:ウィリアム・“オールド”・ハンター上級大尉(少佐相当権限、戦闘アドバイザーと機動兵器を兼務) 【麾下MS隊】 イングランド級グリーンランドMS隊:4機1個小隊+補用MS2機 ロンドン級グラスゴーMS隊:4機1個小隊 ロンドン級グロースターMS隊:4機1個小隊 〇MA隊前線指揮官:ジェラード・H・エッカート大尉(ハンターと特務隊指揮官からMA隊指揮を任される、という扱い) 【麾下MA隊】 ドレイク級フォスターMA隊 第77MA隊“サンダーバード”:MA4機1個小隊 ドレイク級バンクーバーMA隊 第76MA隊“レッドバード”:MA4機1個小隊+偵察用MA1機 〇メカニック班 〇医療班 〇宇宙陸戦隊 〇宇宙作業工作隊 〇第23特務隊直属輸送・兵站管理隊 【麾下戦力】 コーネリアス級補給艦×2 作業用MSおよびMA×4 〇MP 〇大西洋連邦宇宙軍MS教練隊 【麾下戦力】 ネルソン級パーカー 同艦艦載機:MS4機1個小隊 【登場人物紹介】 ジェラード・H・エッカー 年齢:32歳 人種:ナチュラル 性別:男性 所属:大西洋連邦宇宙軍 アルザッヘル基地MA隊 → 第23特務隊MA隊 階級:大尉 搭乗機:コスモグラスパー 概要: 大西洋連邦宇宙軍に属するMAパイロット。 第23特務隊編成に伴って転属となり、ハンターと共に戦うことになる。 序盤戦での被害をくぐり抜けているパイロットで、MS適性は低いのだが操縦技能は高いレベル。 フランクな性格で、少しだらしないところもあるが、それでも補って有り余る能力がある。 526: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 30 39 【メカニック紹介+α】 ストライクダガーA2型 形式番号:GAT-01A2 全長等:概ねストライクダガーに準じる 武装: 40mm口径近接防御機関砲「イーゲルシュテルンⅡ」 MX703Gビームライフル/M703kビームカービン M6XF-SB1 ビームライフルショーティー×1 ES-01ビームサーベル×2 ハンドグレネード×4 対ビームシールド 概要: 大西洋連邦が大々的に量産・配備した初のMSであるストライクダガーを、パナマ攻防戦以降に急遽改装を施したもの。 ストライクダガーは比較対象が同時期に存在していた他国のMS、ザク ハイザック ドムなどと比較すれば低い性能だが、ザフトのMSと比較するとゲイツやジン・ハイマニューバなどの派生型、ガンダム目、次世代の試作MSを除けば、殆どのMSを凌駕していた。 また純粋な数の観点から見ても多対一に持ち込むことで多少の性能差は埋められると判断されており、事実南米戦線においての キルレートは十分に大西洋連邦が有利であると示していた。その為、国力的に見ても順当に勝てる状態であり、楽観的だった軍部にはストライクダガーを大量生産し、残りのリソースで105ダガー、そしてバスターダガーなどを配備するだけでもよいという意見もあった。 あくまでもこれは一番の楽観論であり、実際には105ダガーをはじめとして、数多くのMSが開発・配備されていた。 しかし、パナマ攻防においてザフトのEMP攻撃を受けて機能停止という事態にはMSの配備を急がせた急進派も流石に焦った。 窮鼠猫を噛むということわざの如く、追いつめられつつあったザフトは起死回生の手段を模索し、そのいくつかが効果を発揮したのである。 これによって、MSに対して過度な慎重さ、あるいは忌避感を覚える派閥は鳴りを潜め、MS開発はもはや止まることもなく推進された。 そして、当然ながらもこのストライクダガーも性能向上と対策の実施が急務となった。軍部はメーカー側に対して急遽耐電磁性の強化を要求。 さらに量産化を急いだためにおざなりだった間接防御や電子戦兵装の強化をあわせて求めた。 パナマ攻防の直後の北米攻防戦には上記のようなEMPへの備えを優先して対策を打ったA1型の配備で何とか間に合わせたのだが、それでもなお、かなりの数のストライクダガーがA1型のままではザフトとの戦闘に投入するには不安を抱えた状態であった。 そこで、大西洋連邦のMS関連のメーカーは、オーブへザフト残党軍が集合する期間に、既存のストライクダガーに対するアップグレードプランを提示。 他のMSで投じられていた技術をスピンオフして、またデチューンにあたって削減していた改装を元に戻し、可能な限りの強化を行えると軍に対してアピールをした。 メーカーとしては量産を急がされ、さらに軍にも許可をもらったうえでのデチューンモデルとしてのストライクダガーであったので、ある意味では八つ当たりを喰らったというべき状態であった。だが、そんな状態を甘んじて受け入れるほどメーカーも大人しくはなかったのである。 基本構造や武器についてはストライクダガーがベースではあるが、前述のように間接防御や耐電磁性・電子的防御手段・各種反応・駆動系に施されていた多数のデチューンをほぼすべて解除して制式品へ交換。装甲についてもグレードを向上させることによって、全体としての性能向上に成功した。 さらに、他のMSで実証がなされたオプション兵装であるグレネードやビームライフルショーティーを追加し、ビームサーベルの配置を変更し、頭部の機銃も105ダガー系と同じものに交換するなど、言ってみれば105ダガー化を図ったのである。 これはあくまでもストライクダガーを105ダガーに準ずる性能に押し上げる程度であるので劇的な性能向上とは言えない。 戦後にムルタ・アズラエルが指摘したように、積み重ねが10年以上どころか半世紀にも及ぶ大洋連合と異なり、大西洋連邦には根本的なMSの進化をホイホイと行うことはできなかったのである。 このA2型は北米侵攻が終わるころから素のストライクダガーやA1型からの改装が始まり、オーブ攻略作戦において多数投入された。 その後は最終型となるA3型まで改良がすすめられたのだが、やはり設計の旧式化が進んでしまったためなのか、105ダガーやダガーL等の配備に伴って急速に二線級や訓練用、作業用へと転用されることとなる。 527: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 31 18 ストライクダガーA2型(東アジア共和国仕様) 全高など:基本的にストライクダガーA2型に準ずる 武装: 75mm対空自動迎撃バルカンシステム「イーゲルシュテルン」×2 MX703Gビームライフル/M703kビームカービン/鹵獲型76mm重突撃機銃 鹵獲型500mm無反動砲「キャットゥス」 ES-01ビームサーベル×2/柳葉刀 ハンドグレネード×4 対ビームシールド プロペラントタンク 概要: 東アジア共和国に対して大西洋連邦が供与し、独自の調整と改修が行われたストライクダガーA2型。 戦力的にかなり削られていた東アジア共和国であったが、大西洋連邦は戦後の利権なども鑑みた上で、量産された105ダガーなどへの機種転換によって数に余裕が出始めていたストライクダガーを供与することを決定した。 主な変更点はインターフェイス面とOS面で低難易度のものを採用して操縦難易度を下げたことで、促成パイロットでもある程度動かせるようになっている。機体の発揮できる出力も若干抑えられており、操縦のしやすさに重点が置かれていることが窺える。 武装もストライクダガーからの流用が多く、鹵獲されたザフト製の銃火器や実体剣である柳葉刀なども装備。 操縦技術の未熟さを補うためにシールドや追加装甲などで多少の被弾にも耐久出来るようにしているのも特徴。 オプション兵装などが限定されているのも、複雑な装備を十全に使いこなせるパイロットが少なく、また整備の面でも固定武装が多すぎると負担が大きくなりすぎるとの懸念があったとされる。 全体の配備数としては多くはなかったらしく、宇宙戦線に投入されたのは合計でも30機から60機ほどとされる。 それらにしても、性能面はともかくとしてもパイロットの錬度の問題から被撃墜が多く、さらにヤキンにおいてはジェネシスの第一射で帰投するべき母艦共々喪失した機体が多かったため、バッテリー切れなどせずに稼働状態で終戦を迎えた機体は多くなかったとされる。 戦後には、ストライクダガーの最終生産型であるA3型ベースの機体が配備され、グウ、カイエ、そして戦後に接収されたジンやゲイツなど共に自国産MSの配備までの穴を埋めた。 ネルソン級宇宙戦艦パーカー 全長など:ネルソン級に準ずる 概要: 第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。 原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。 地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。 ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。 【武装設定】 〇M703k ビームカービン 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: 大西洋連邦がMS向けのビーム射撃兵器として開発したビームを発射するカービン銃。 本来ならばこのビームカービンの誕生は種死の頃まで待たねばならないのだが、大西洋連邦が余力があったことで先行して開発・配備された。 同時期に開発された原作標準のビームライフルよりもよりコンパクトにまとめられているのが特徴で、クリップ部やストックなどの再設計と余裕のある形状を持たせることで扱いやすさを増している。 威力と射程に関しては若干劣っているのだが、バッテリーに対する負荷は小さくなっており、継戦能力では上回っている。 その為、長時間作戦や機動戦闘を得意とするパイロットなどに状況に応じて配備されている。 戦後はその概念のみを後継となるカービンへと引き継いでおり、一線級からの退役がすすめられた。 製造されたものに関しては若干のマイナーチェンジを経て、訓練用MSが扱う装備やPMCへの供与、また核動力MSではコストや施設の設置が難しいなど条件が合わない地域に配備された通常動力MSが使用を続けている。 528: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 31 57 〇57mmビームライフルMod.2 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: ストライクに標準装備されていた57mmビームライフルを試験的に改良したモデル。 銃身とビーム収束技術の更新が行われているため、距離やアンチビーム爆雷などの影響で減衰しにくい。 唯一といっていいネックはやはりコスト。単価でもMod.1の1.3倍ほどのコストがかかり、ランニングコストもかさむ。 〇M3B76 ビームマシンガン 開発:大西洋連邦 使用勢力(プラント争乱時):大西洋連邦 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結/バッテリーパック複合方式 概要: MS向けに開発されたマシンガン。 元々はメビウスなどのMAに搭載する簡易なビーム兵器として開発されていたものであるが、そのコンパクトさからMSの武装としても使えるのではと流用されたものである。 一発当たりの威力はビームカービンよりさらに劣るのだが、弾幕の形成において最も真価を発揮できるようにしている。 また、備え付けのバッテリーを携行することで高い継戦能力を発揮できるため、とにかくばら撒くことで戦う練度の低い兵士向け。 ハンターはこれをシールドに備え付けることでサブウェポンとして利用し、射角があまり広くはない120mmガトリング砲と合わせて牽制や弾幕形成などに利用しているほか、メインウェポンの喪失時には取り外して使えるようにしている。 戦後には一部パイロットに対してオプション兵装として核動力出力に対応したモデルが配備され続けられているほか、PMCの持つMSに対しても、ライフルよりも低コストかつバッテリーに対して低負荷な武装として需要が残り続けている。 〇M6XF-SB1S アーマーシュナイダー付きビームライフルショーティー 開発:大西洋連邦 使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国 方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型 概要: 既存のビームライフルショーティーにアンチビームコーティングを施したアーマーシュナイダーの刃を付けたもの。 技術的な問題からか、原作ストライクノワールの用いていたものよりサイズは肥大化している。 肥大化した理由としては技術的な問題から耐久性に優れているとは言えないビーム発生機構を補うためというのもあったが、その為なのか、外装及びフレームは頑丈で荒い取り回しでもトラブルが起こりにくい。。 イメージとしてはケルディムなどの用いていたGNピストル。高機動のMSで手練れのパイロットならばスウェンのようにこれで十分戦闘できるのだが、 一般兵に対してはセカンドウェポン的な意味合いが強く、メインウェポンのロストに備えてそこそこ普及。 529: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 32 31 以上、wiki転載ご自由に。 やっとかけた(赤疲労 大洋連合サイドも書きたいですね 色々と整理しつつ、宇宙編でのイントロ的な話を。 陣営を3つも書いて新キャラが増えまくるから辛い… 暫くは設定メインのお話となりそうです。 東アジア共和国もちょっとはL1に出てきます。 そうじゃなきゃ、まともに宇宙でMS動かすのも難しいですしね… ただ、文字通りの後方部隊。とりあえず仕事はあるから宇宙でも動かす練習しとけ、みたいなかんじで。 というか、さっきからドシンドシンと音が響いているんですが、なんなんですかね!? 騒いでいるっぽいんですが、めっちゃ腹が立ちますわ… 閑静な住宅地とは何だったのか…(白目 530: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 41 38 一応誤字報告 523 ×一介痛い目に 〇一回痛い目に 527 こちらは以下の文章に差し替えお願いします ネルソン級宇宙戦艦パーカー 全長など:ネルソン級に準ずる 概要: 第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。 原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。 地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。 ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。 533: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22 53 31 あっと、 530の文章はネルソン級パーカーに関する部分にだけ差し替えお願いします…orz
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42: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23 10 09 HOST p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 大陸SEED支援ネタ(?) メタメタブリーフィングファイル2 (注意!:これは真面目なところもありますが、割と茶番です。ダメな人は至急リニアカタパルトで射出されてください) ご挨拶 「皆さまおはようございます、こんにちわ、こんばんわ。 今回も始まりましたメタメタブリーフィングファイル、作者の弥次郎です」 質問役の名無しです。今回もよろしくお願いします。 「まさかの二回目ということで、私自身驚いています」 ええ、まったくです。こういうのを晒せる作者さんにもびっくりです。 「毒舌度が上がってませんか!?」 二度ネタですけど、自分にしゃべらせてるキャラに何言わせてんです? 「それは言わないお約束だ…!」 「キャラの命名」 「今シリーズ、『B-Day』シリーズでは登場人物の名前とか作戦名に共通項を設けていました」 いつもは割とフリーダムに決めていたんですね? 「はい。いつもは直感とか聞いたことのある名前を使っていましたが、今回は別です。 ずばり、シェイクスピアの『マクベス』から名前をとっていました。対応は以下の通り」 ウォルティ → ウォルター バンクォーの孫 彼の子孫がスチュアート朝を開く レノックス、メンティス、アンガス →マクベスに登場する貴族たち シーワード →ノーサンバランド伯で将軍。 マクダフ →マクベスを殺す人物。 マックス エリザベス → マックス+ベス=マクベス ダンカン →スコットランド王。マクベスに殺される。 「また、直接ではありませんが命名にマクベスの登場人物の影響を受けたキャラもいました」 トリウィア →古代ローマにおいてはヘカテーに付けられる形容詞として使われた。 「トリウィアが3人の女性の部下を連れていたのも、マクベスに予言を与える魔女をイメージしています。 ヘカテーは魔女たちの庇護者、あるいは保護者であるともされています」 意外と元ネタというかネーミングの元があったんですね 「その通りです。オペレーション・バーナムというのも、『バーナムの森が動かない限り安泰である』という予言からとりました。 作中の表現でもデブリ帯がまるで森のようであると表現したりもしましたしね」 「今作の苦労点」 「今作はとにかくキャラの多さ、メインカメラの多さに苦労しましたね」 ザフトサイド、大西洋連邦サイド、大洋連合サイドと忙しく切り替わっていましたね 「連合理事国から艦隊が集まり、さらに現地のザフト軍、さらに本国でのザフトとメインカメラ役がたくさんいました。 それぞれから見た、この『B-Day』という日を、一大軍事作戦を表現してみたく挑戦しましたが、やはり大変でした」 ひっきりなしに変わっていましたね、メインカメラ 「本当はもっともっと描写をしたかったのですが、収まりがつかないと言いますか、区切りの良いところで分かりやすくしたいと考えて、 バッサリとカットする羽目になりました。挿話的なものを2つも投下できたのも、ナイ神父Mk-2氏が機体ネタを投下してくれたことに加えて、 書きはしたけれども扱いに困る断片がいくつか出来てしまったことに由来します」 本来ならお蔵入りのところを、SSとしてまとめて投下したんですね 「もったいなかったですし、力を入れて書いた分、没にするのが悔しかったんですよね。 ですので、せめて形として投下しました」 43: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23 10 40 HOST p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 「今作の苦労点 その2」 「SSにおいて作者より頭の良いキャラおよび作戦は存在しない…!」 つまり自分の脳味噌のレベルぶちまけたってわけですかw 「つまり、ちゃんと合理的な軍事作戦を描けているか?と不安だったわけですねー。 ま、実際の戦争においては常に合理的あるいは理論的な行動がとられているわけではないのですが、 それならそれで不確定要素もきちんと盛り込んだうえで描写しているか?と不安でありました」 でも結局そこまで踏み込んでは書きませんでしたね。 「まあ、双方ともに目的がはっきりしていますし、それに従わないのは不条理すぎるし意味不となりかねないので、 そういう『戦場特有の混乱』とか『情報の錯そう』みたいのはちょびっとしか入れておりません。 読者の皆さんに分かりやすいSSを書くのも重要ですからね。まあ、歴戦のスコッパーや架空戦記などを読み込んだ皆様にとって、 満足にたるものが出来たかと言われると正直不安なところもありまして…」 要約すれば、話の面白さと作者の技量・労力のつり合いに苦しんだ、ってことですか? 「その通りですね。まあ、正直『これはこのまま書いたら収まりがつかない』と思ったことは書いている最中に何度もありました。 だからこそ、今作は斯くの如く完結しました」 「月の涙作戦」 「この作戦は作中においてはL1駐留のザフト防衛部隊の切り札として密かに実行されかけましたが、 これについては実は元ネタ的なものが存在しています」 え、あったんですか? 「まず一つは、宇宙デブリを扱ったアニメ『プラネテス』において行われたデブリシンドロームを意図的に起こすテロ。 もう一つが、上記を元にあれこれと調べるうちにたどり着いたウェスト・フォード計画というものですね」 ちょっとググってみますか… 「ザフト側の思考に立って色々と考えを巡らせて思いつきましたね。 残っている宙域はL1くらいなもので、自軍の消耗は激しい。月面の制圧や月面基地の破壊なんてのはもってのほか。 じゃあどうするか?と考えた時、『じゃあ、近寄れないようにすればいいのか』とひらめきました」 その結果が、月の涙作戦、と。 「月にも重力がありますし、月面へのコロニー落とし(実際には加速のための経由)も0083でありましたからね。 そこから発想を膨らませて、L1にあるデブリを大量に月面軌道にばら撒けば連合も困るだろうと考えついて、 作中では実行寸前まで進めさせました」 報復されることは考えてなかったんですかね? 「そこについては敢えて目をつむりました。 ザフトにしてみれば、ジェネシスの完成を以て連合を恫喝すればギリギリ引き分けに持ち込めますしね。 某二次創作ではそれを利用した冷戦構造というネタを何年か前に見たことがあります」 でも、大陸種世界では通用せず、ソーラー・レイでドカン、ですからね 「ま、神の視点を持っているからしょうがないですね」 44: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23 12 14 HOST p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 「第二特務艦隊」 「本作では時風氏に許可を頂きまして、第二特務艦隊の面々を登場させました。 許可を頂きまして、本当にありがとうございます!」 以前から度々話題になっていましたし、「Zの咆哮」でもサンダーボルト師団が少し出ていましたね 「いつかは形にしたいと思い続けて、今作でようやく機会を得まして、クロスオーバーさせてみました。 他の作者様のキャラを如何に違和感なく動かすか?というのがなかなか難しく、登場が少し少な目になってしまったのが心残りです。 ですが、本家には劣ってしまいますが、Zと明人君を派手に活躍させることが出来て、非常に満足できました!」 こればかりはホント時風氏に感謝ですね。 「はい、本当にお陰様です。 サンダーボルト師団だけで突破するのも、通常戦力だけで突破するのも、面白みが徐々に抜けてしまいますからね。 だからこそ、相反するようでどこか似ている二人のエースの登場が華を添えてくれました。 この場を借りて、もう一度になりますが、お礼申し上げます!」 「実は優しい世界」 「ホントはキャラにボンボン死んでもらうつもりでした」 えぇー… 「マックスさんはトリウィアさんに反撃されて瀕死の重傷、後に死亡。 トリウィアさんは計画が漏れることを恐れて毒薬を飲んで意識を失う、アンガスはトリウィアさんの計画実行を知って反対して、 これまた殺されてしまうという末路を当初は考えていました」 ザフト側の指揮系統が自壊とか言うレベルじゃないですね… 「まあ、ある意味ザフトらしいじゃないですか、〇カってこういうもんでしょ(偏見)」 仲間割れというか内輪もめは十八番でしょうけど、こんな時にまでやりますかね? 「そこでリアリティが云々と問題になるんですよ。いくらなんでもこんなことをやるか?って。 だからこそ、マックスさんに事前に察知されて証拠ごと隠滅される、という末路を迎えることになりました。 ちなみに内輪もめになった場合、ウォルティさんは生き残って指揮を執ってもらうことになっていました」 なんでまた、ウォルティさんが? 「ウォルティさんが生き残るのは、マクベスにおいては、子孫が王になると予言されたバンクォーの孫がウォルターだったから、というのに由来します。ウォルティというのはウォルターの短縮形でもありますからね」 なるほど… 「というわけで、今回のメタメタブリーフィングファイルはここまでとなります。 お付き合いいただきありがとうございました」 それではさようなら! 「おまけとして、ネタバレアリのキャラ紹介も投下しておきますので、よろしければそちらもお楽しみください」 あの、アンガス君の項目が無いんですが… 「特に変更点が無かったですからね!」 臆面もなく言い切ったよこの作者… 45: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23 14 12 HOST p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 【ネタバレアリの人物紹介】 〇マックス・ペッリーニ 人種:ハーフコーディネーター(母方が第一世代) 年齢:26歳 制服:白服 役職:L1宙域守備隊司令 L1守備隊の司令官。 一つの基地の司令官というよりも、L1宙域全体の司令官。 各基地と拠点の指揮官を束ね、統括する役目である。 これはL1宙域がそこそこ広い宙域であり、遠距離からの誘導兵器を警戒してNJを高い強度で張り巡らせた弊害のためで、基本的に連絡を定期的に取り合いつつも独自裁量を認める方針でいかならければならないためである。 …なのだが、人材枯渇のためと、どう考えても不利なL1宙域に優秀な人材を置くことを嫌ったザフトは、 半ば左遷のような形で勤務態度に問題ありとされたマックスを派遣している。一応、副官や参謀にはそこそこの人材がいるので、お飾りでもよいから、というザフトの意図がうかがえる。 実際には切れ者どころか相当なメンタルの持ち主。 精神系の病気を複数患いながらも白服を着ている実力者。 L1防衛については当初はやる気があったが、トリウィアが何か企んでいることを一発で見破り、それを調べて元々低かったモチベーションを完全に失い、それの阻止のために暗躍した セリーナ・トリウィア(SelenaTrivia) 人種:第一世代コーディネーター 年齢:19歳 制服:黒服 役職:L1宙域守備隊副司令 副司令官。 マックスの補佐役兼お目付け役。 多くの仕事をエリザベスと共に分担して行っており、実質的なブレインであり敏腕副司令官。 指揮官養成課程にいたが、どうにも状況的に厳しくなり、繰り上げ卒業した。 元々副指令官は別でいたのだが、本国に呼び戻されてしまい、なし崩し的に就任している。 実は超過激派。ユニウス7の遺族。両親がナチュラルであり、ユニウス7で死亡している。 弟もいたのだが、ナチュラルであったことや両親の死が原因で心を病んで自殺している。 その為、ナチュラル、コーディネーター双方を憎んでいると言ってもよい。 L1の残骸をいくつも加速させて月面軌道へのデブリ密集化を目論むも、マックスに阻止される。 また「L1失陥」のシナリオでの主役。 シナリオを描いた人間にとって、どう転がろうがが上手い方向にしかならない模様。 そして、それを分かったうえで、セリーナは役目を引き受けた。 エリザベス・ウォルティ(Elizabeth Walti) 人種:第二世代コーディネーター 年齢:20歳 制服:黒服 役職:L1宙域守備隊参謀 マックスの部下。セメント系美女。 トリウィアと同じく黒服の養成課程にいた。こちらは繰り上げせずに卒業しており、短いながらも経験を持っている。 この年齢でもザフトでは貴重な20代で、実戦経験者。 これまでの情報や戦訓からトリウィアや副官のアンガスと共にL1防衛のための手を着々と打っている。 実際のところはマックスの腹心。 セクハラの被害者に見えてそうではなかったりする。 家族は妹を残して父母ともに戦死しており、天涯孤独一直線。 〇月の涙作戦 L1守備隊すべてで派遣されてくる艦隊を消耗させ、大質量であるデブリをフレア・モーターで加速させ、月面軌道上にばらまく。ウェスト・フォード計画の月面版と言ってもよい。 月面基地を制圧も殲滅も占拠もできなくとも、連合の戦力の月面への入港が遅れることとなり、時間を稼ぐことができる。 何より、少数戦力のザフトでも実行可能という意味で最適であった。 消耗している連合の艦隊では追撃しながらコロニーの残骸を破壊しきることは不可能との判断して決行された。 具体的にはボアズ輸送を成功したことを根拠としている。 MSや生半可な艦艇では加速した大質量物体を破壊しきれず、止めることもできない。 まして、地上から宇宙に上がったばかりで戦力がまだ万全ではない連合では厳しいとの予測もあった。 結果としては、事前にトリウィアの目論見を察知したマックスおよびウォルティによって阻止され、 プラントを守るために証拠も隠滅させられ、不発に終わった。 46: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23 15 14 HOST p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上wiki転載はご自由に。 これで大体元ネタ解説的なのも終わり、B-Dayシリーズはおしまいですかねー ちょっと寂しいですけど… 次は何を書きましょうかねー?スパロボの方はあまり詳しくないので難しいですし・・・ まあ、ゆっくり考えます
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ストーリー上これは重要なのでは?といったものが五章後も報告されてるっぽいので追加しますた。 - 名無しさん 2010-05-05 02 26 06 チコのやつは、パスの日記10まで取った直後に見ても追加されておらず、もう一度ミッションクリアしたら出ました。多分日記10まで全て聞いた後にどれでもいいからミッションを1つクリアするのが条件かと。 - 名無しさん 2010-05-06 12 46 54 Main OPSのピューパでも記憶板抜き取ってるときアイコンでたので通常版のAI兵器でもパスの日記は入手可能かと。 - 名無しさん 2010-05-07 02 54 12 ↑あ、ごめんなさい勘違いでした・・・ - 名無しさん 2010-05-07 02 58 34 チコの話はパス日記全部見た後、一度ブリーフィングから抜ける→再び入れば聞ける。ミッションこなさなくてもいいよ - 名無しさん 2010-05-07 07 00 56 強化版じゃないコクーンだったがアクションボタン出たな - 名無しさん 2010-05-10 21 04 10 ↑Mainのはストレンジラブの回想だと上にも書いてあるだろ - 名無しさん 2010-05-10 21 06 02 出たってだけでしょパスの日記だとか書いてないじゃん - 名無しさん 2010-05-10 22 40 35 ↑既出情報ってことだよ MAIN OPSの通常AI兵器戦で~って既に書いてあるのに - 名無しさん 2010-05-10 23 26 05 内容はある人物の5章での行動の真相 別にこの一文いらないような…タイトルからしてわかっちゃうしw - 名無しさん 2010-05-13 15 04 29 チコの話の追加条件間違ってる。日記一つも取らなくても出るぞ。 - 名無しさん 2010-05-19 01 01 02 ↑それは「パスの正体」じゃない?それとは別にあるんだよ - 名無しさん 2010-05-19 04 08 13 強化版AI兵器って○○弐型?改?両方? - 名無しさん 2010-05-20 22 30 17 ↑両方 - 名無しさん 2010-05-20 22 31 04 パスの日記を入手するには一度第5章をクリアする必要があるのか? - 名無しさん 2010-05-22 23 48 23 ストレンジラブへの手紙についてだが、随分前に手紙の内容だけ読んでその後からストレンジラブへの出逢いを聴いても出た ちなみにミッションをクリアせずとも出たのと順番は関係無い模様 - 名無しさん 2010-05-23 23 41 43 CO-OPS時に取れる日記の番号はポッドに入った人の日記の状況に左右される模様。潜友が「パスの日記10しかねぇ」とw - 名無しさん 2010-05-24 16 03 49 ミラーの「グレナダ」は、チコの「UFOの写真」を聞かないと出現しないようです - 名無しさん 2010-05-28 16 37 09 コクーン弐型からパス日記取れないのは俺だけ? - 名無しさん 2010-06-01 13 17 06 ↑AI兵器ごとに隠し場所が違う。1列目→2→3→4の順で回ると全部の隠し場所を回れないので取り逃すことがある。1列目→4→3→2の順で回れば全部の隠し場所を回れる。 - 名無しさん 2010-06-01 15 49 48 うええん - pp@w 2013-03-26 23 39 56 ↑Thank you そーゆー事だったのね - 名無しさん 2010-06-01 20 05 01 パスの日記全部+〇〇の正体だと思う>〇〇の行動の謎 確かめたらそうだった - 名無しさん 2010-06-12 20 54 54 パスの日記、ぜんぜん手にはいらん。武型とかですかねー。 - Q 2010-07-16 20 26 20 書かれてい居るが一応、mainの方で手に入るのはストラブの階層。extraのAI兵器(弐型や改)から手に入るのがパスの日記 - 名無しさん 2010-07-25 10 51 52 ファイルには追加されないけどそのミッション限定のブリーフィングもあったと思います。違ってたらスミマセン - 名無しさん 2010-08-03 00 54 57 あ~、確かにあったね。 - 名無しさん 2010-08-03 18 27 20 ↑ミスった 続き→ホールドアップ系とか。 - 名無しさん 2010-08-03 18 28 26 ブリーフィングってどうやって開くんだ? - misaka 2012-02-28 17 36 57 コメント欄は質問をする場所ではありません。とりあえずブリーフィングのページを一番上から読んでいくことをお勧めします。 - 名無しさん 2012-02-28 17 50 19 カズ!? - 名無しさん 2012-06-07 00 15 18 盗聴テープって話してるのミラー? - 名無しさん 2012-08-26 20 34 46 bfbf - bkbkb 2012-10-29 18 35 38 盗聴テープはやっぱりソロで全ミッションクリアじゃないといけないか… - 名無しさん 2012-11-29 12 34 42 ソロ以外でも全ミッションクリアしたら獲得可能です - 新参者 2013-01-16 11 05 15 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 49 09 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 49 42 「次にブリーフィングに入ったとき」の意味が分からん(`ヘ´) - ごりら 2013-07-07 19 51 25 あ - 名無しさん 2014-04-30 21 59 55 パスの日記全部取った - 名無しさん 2014-04-30 22 00 31
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777: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 10 16 大陸SEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」 Main Staring: Federation Atlantic Force,O.M.N.I.Enforcer William・“Old”・Hunter (Captain) Christiana・Maia(Captain) Original Mobile Suit Gundam SEED Arranged by ナイ神父Mk-2氏 Written by 弥次郎 ブリーフィング:「宇宙に上がる前に」 「ハンター大尉、こちらにおられましたか」 「マイア大尉か。元気そうで何よりだ」 「ええ、アウグスト大佐のお守りを四六時中したいのは山々なのですが、大佐の方が拒否なさるので、使いに出されました」 「お守り……」 「大佐はまだまだ子供なところがあります。 子供っぽいぞ、と指摘されたことは何度もありますが、その特徴を教えていただいて大佐の行動を反芻いたしますと、より子供なのは大佐なのではと疑うところがございます。是非ともその証明をしたいので、つきましてはご協力を頂きたいですが」 「……いや、やめておく」 「そうなのですか…これまで大佐のことを知る人間に誘いをかけているのですが、すげなく断られてばかりです……」 (大佐が恐ろしいからな、くわばわくわばら…) 「では本題です。ハンター大尉に、宇宙に上がるまでに理解していただきたい情報が多数ありますが、追加でお持ちしました。 アウグスト大佐からもご指示がありましたので、私が大佐の元に戻れるようになるまでの間、お付き合いいただけますでしょうか?」 「ああ、よろしく頼む」 778: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 11 21 ブリーフィング:「アイルランド級について」 「大尉達に配属していただく予定の宇宙艦艇は、アイルランド級巡洋戦艦です。 この巡洋戦艦は、はっきり言いまして、ザフト保有のMS搭載戦艦であるナスカ級の鹵獲型となります」 「ナスカ級…ザフトの艦艇か?」 「はい。正確には、そのナスカ級の船体に我が軍の艦艇の装備と内装を盛り込んだ、改装艦艇となります」 「よくもまあ手に入れたもんだな」 「宇宙で負けてばかり、というわけでもありません。 状態が良い状態のものを回収して入手しているとか。 また、ザフトの艦艇はその手の連中にある程度放出されているようです」 「は…?」 「旧式になったマルセイユ三世級をわが軍は民間へ放出していますが、それと同じものです。 ザフトの場合は、傭兵やジャンク屋に対して現物を報酬としているか、あるいは戦場跡のものをジャンク屋が回収しているようです」 「それをずっと使っている、そしてそれを我が軍は得る、と…」 「ザフトへの積極的な協力が行われている時点で、擁護の使用がありません。ギガフロートの件もそうだったように。 こちらならばザフトをまともに相手取るよりも楽ですので、入手はたやすいのです」 「なるほどな」 「MSに対応した宇宙艦艇のアークエンジェル級については増産などが行われる予定ではありますが、その優れた艦の戦闘力、搭載能力、速力などと引き換えに建造コストや建造行程に影響が出ております。 よって、その就役を待ってから攻勢に出るというのは、あまりにも遅くなります」 「で、最低でも建造とその訓練が済むまでの間は、繋ぎの艦艇で我慢してくれと?」 「他の艦艇の改装についても進められてはいますが、ストライカーパックをはじめとした各種武装を盛り込むには艦の容積や格納庫のサイズに限界があります。よって、既にMSの運用がなされた艦艇で慣れていただくのがベストかと」 「……しょうがない。友軍誤射は勘弁してくれよ」 「それに関しては可能な限りの対策を行っておりますので、おそらくは問題ないかと思われます」 「思われます、と言われても、戦場なら誤認や見間違えは多数あるだろう?そこはどうするんだ」 「おっしゃる通りです。これに関しては、宇宙軍の努力に期待です」 「……ハァ」 779: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 12 32 ブリーフィング:「宇宙での戦闘について」 「ハンター大尉は、宇宙での戦闘経験がございませんでしたね?」 「ああ。戦闘どころか、宇宙に出た経験も少ないぞ」 「となりますと、やはり宇宙に慣れることから始めていただかねばなりませんね……。 申し訳ありませんが、小官も宇宙における戦闘についてはよく知りませんので、これについてはアルザッヘル基地の宇宙軍の方から現地で説明を頂くことになります。 また、地上でもシミュレーションを経験していただくことになります。その他の訓練と座学の予定は、このようになっておりますので」 「おい、何だこのびっちりと詰まった予定表は…? 座学だけでも無茶苦茶あるじゃないか」 「宇宙での生活の時点でも、かなり学んでいただくことが多いのです。 操縦だけが出来ればよい、というわけではないのです。ことさらに宇宙では。 大尉も、航空機パイロットになるまでにかなり勉強をなされたと思いますが、それと同じことなのです」 「ぬぅ……」 「また、メビウスの他、コスモグラスパー、新型MAであるGAT-X304 スクィッドを用いた訓練で以て、慣れていただくことになっております」 「MSに慣れてついでに新型のMAにも慣れろと?MSに加えて三機種になれるのは楽じゃないぞ…?」 「アウグスト大佐の計らいです。立体空間での戦闘を理解するには、大尉が慣れている戦闘機での動きを通じて学ぶ方が良いと。 MAとMSの連携を研究する、という面もあります。操縦系統に関しては基本は変わっておりません。 慣れていただくのは、その操縦感覚の違いだけかと。こちらはもともと転向訓練を短くする都合もありましたので」 「だがなぁ……まあ、文句を言ってもしょうがないか。 MSパイロットもやってMAの試験もやる……楽じゃないな、まったく」 「航空機パイロットだった大尉はまだ楽な方かと思われます。 戦車兵に立体空間を教えるためにも、なかなかに酷な訓練が課されますので」 「……お手柔らかにやってくれ」 「私が担当ではございませんので」 780: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 13 25 ブリーフィング:「新型MAスクィッド」 「しかし、その、スクィッド…?というのは何だ?」 「GAT-X304 スクィッド。全長28.86m、重量98.6t。 形式番号からお分かりかと思いますが、こちらはXナンバーのMS『イージス』を元手にしたMAです」 「MA?MSからMAを作ったのか?」 「はい。可変MSとしてイージスは開発されましたが、その可変機構については問題点が多数ありました。 X300系列のフレーム構造は画期的で今日ではレイダーもその系譜に属しており、イージスからの反省を生かして改良されております。 一方で、無理に可変機構を持たせる必要もないのでは?という、ある種逆転の発想を行うことで、イージスの頭数を増やせないかと検討されました」 「確かにな…」 「イージスはMA形態による高速巡航の実現と強力な対艦攻撃を両立させるという挑戦的なコンセプトで設計されましたが、指揮官機としての能力も持たせているため、被撃墜時のリスクを考えると些かちぐはぐな設計思想でもあります。 MA化によって指揮官MSとしての能力は失いましたが、高速機動可能な対艦攻撃機としてはむしろ高い適性を得ました」 「数を揃えて対艦攻撃、か。元の可変MSの場合、MSとMAの両方になれていなければ乗りこなせんだろうし、理にかなっているな」 「運用上では、MSをMSで以て拘束し、速度に優れたMAによって敵防空網とインターセプトを突破して対艦攻撃を行う。 また、展開速度を活かしての奇襲なども検討されています」 「性能はどうなんだ?」 「アルザッヘル基地からのレポートでは、速力、火力の両面でオリジナルを凌駕し、MA兵の完熟もMSよりは楽、とされております。また、整備箇所が少ないことからも、運用上のハードルは減ったとも。 MS形態を排除した分、生産もだいぶ楽になったようですしね」 「察するに欠点はその特化させた性能そのものか?」 「御明察です。確かに火力と機動力では大いに評価を受けましたが、如何せん高すぎる推力と大きな機体はコントロールが難しく、対艦戦闘以外では流用が効きにくいのではと」 「だろうな」 「防御面ではPS装甲を採用しており、またアンチビームコーティングのシールドを側面に設けることで補うこともできるため、一概に既存MAに劣っている、というわけではありません。現状、可変MSが普及させられない以上、これが最善策と結論されております」 「一長一短があり、か」 「結局は運用次第となります。大尉には、その経験を生かして判断をしていただきたいとのことです」 「宇宙にいる連中でもできるだろうに」 「MSの経験という意味で地上戦線のパイロットは勝っております。 ですが、宇宙の方々がそう考えるとは限りません。十分お気を付けくださいませ」 「ああ、無理のない範囲でな」 781: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 14 16 ブリーフィング:「クリスティアーナ・マイア」 「コーディネーターだったんだな、マイア大尉は」 「ええ。凡そのところはアウグスト大佐がおっしゃられた通りです。 コーディネートされたことに悲観を覚えるコーディネーターがおり、あるいは、コーディネート内容が反映されずに捨て子となるコーディネーターもおりました。私の場合は、後者となりますね」 「よくもまあ無事だったものだな」 「ええ、まったくです。当局に保護されましたが、あのままではお人形さんだったのではと嫌な将来を教えられました」 「お人形さん?」 「生きた着せ替え人形です。もっと言えば、役目(ロール)に従うように調教を受けさせ、金持ちに提供していたのです。 見た目は優れておりますし、能力が優れておりますので喜ばせる技術を覚えるのも早いですので」 「……そんなことがあるとはな。信じがたいが、事実なんだろう。 随分と好き勝手やったものだな、コーディネートというのは…いや、それを食い物にした連中が、か」 「ええ。遺伝学上の父親と母親は、比喩表現しますと、熱心に社会奉仕に励んでおりますのですが、その二人に言わせると、どうやら私の目の色が気に食わなかったそうです。あとは…髪の色が気に入らない、とかなんとか。 よくわかりません。赤毛に何の問題があるのかなど、私の関知するところではございませんので」 「育てられた時に、気にならなかったのか?」 「申し訳ありません。その頃の記憶に関しては随分と曖昧なものとなっております。 なにしろ、主体として振る舞うということを、あまり教えていただいておりませんでしたので」 「…そうか」 「客観的な資料などに依れば、私は3歳から5歳の間に売却されたそうです。 その後は名前を変えられて5年ほど養育所で調教と調整を受けながらも育てられ、その後出荷されかけました。 一般教育を受けて社会復帰をするまでにさらに時間がかかりましたが、二十歳を過ぎてようやく自立しました」 「平坦な道ではなかっただろうな」 「ええ、とても複雑でした。心理面での刷り込みを抜け出すのにかなり時間を必要として、大変苦労を。 安い三文小説のように、モノだった人間が人間に戻るのは楽ではないのです。 幸い、軍というのは特殊な刷り込みがなされた人間もある程度平常なものとして受け入れる土壌がありました。 紹介していただいたアウグスト大佐には感謝しております」 「大尉の大佐への敬意は、それに由来するのか」 「はい。大佐は、これまでの私を、モノだった私を殺してくださいました。 今から十年ほど前のことになります。ですが、死んだはずの人間がたまにやって来るので、私はその度毎に殺しているのです。 なかなか執念深いです。我ながらあっぱれといったところでしょうか」 「褒めているのか貶しているのか、よくわからんな」 「なかなかにしぶといのです。初めて大佐が殺した時は大佐ご愛用の拳銃で眉間を打ち抜いたそうです。 その後は、私が首を圧し折ったり、ライフルで蜂の巣にしたり、あるいは高い場所から突き落としているのですが」 「貴官の熱意に感服だ……」 「おほめ頂き恐縮です」 783: 弥次郎 :2018/02/27(火) 21 16 03 以上、wiki転載はご自由に。 少し書ききれていなかったところをまとめて書きました。 ひょっとすると追加になるかもしれませんねー
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406: 弥次郎@外部 :2018/03/29(木) 23 52 53 大陸SEED支援ネタ(?) メタメタブリーフィングファイル (注意!:これは真面目なところもありますが、割と茶番です。ダメな人はゼロシフトで離脱をお願いします) メタメタブリーフィングファイルって? 「というわけで、今回は作者である弥次郎が、作品ではなかなか出せないメタなところを暴露しまくります」 お相手となります名無しの質問役です。どうぞよろしく。イメージCVはお好きに。 「作品では出せないところ、というか、SS書いている際にどういうことを考えてたかとか、そんなのを簡単に。 一人芝居といいますか、茶番です。テキトーに見ていただいても構いません」 あー…これはどうもがいてもク〇SSですわ 「このように今の流行りを取り込んだ毒舌OSも組み込まれております」 自分で喋らせるキャラに何言わせてんです、この作者? EnsignとSecond Lieutenant 気を取り直して、同じ少尉でも呼称が違っていましたが、これはどのような理由が? 「これについては元々の所属での呼称が影響しています。 ハンターのMS隊…第11MS試験運用隊はかなり初期に創設されたMS隊で、各軍から人員を集め、MSを扱ってきました。 その為、統一した階級の呼称を持っておらず、階級の呼び名が激しく混在していると推測されます」 とにかく人員を集めることを優先したため、と? 「そうなりますね。 ユノー少尉は元々陸軍に籍を置いていたので、階級呼称も陸軍方式でSecond Lieutenantとなっています。 一方でキラについては階級は同じく少尉でも、所属は(恐らくですが)大西洋連邦宇宙軍かと推測されます。 宇宙軍ということでどういう呼称が誕生するのかは、実際に宇宙軍が成立されねば不明ですが、艦艇に乗り、また航空機(この場合ではMS)パイロットですので、恐らく海軍の方式だろうということで、Ensignを使いました。 ただ、宇宙艦艇において大西洋連邦はイギリス系の影響が強いので、ひょっとすると英国海軍式にSub-Lieutenantかもしれません」 日本語だと一律に呼称しますが、海外では違うのですね 「アメリカとイギリスが母体、というのは非常に厄介ではありました。地味に階級などに差異がありますからね。 どっちがどの程度の影響力を発揮しているのか、艦名くらいしか基準がありませんからね。 恐らくこうだろう、という私なりの推測ですので、そのように解釈していただければ」 トーマス准尉 「地位的にはユノー少尉の方が上なんですが、トーマス准尉は所謂叩き上げの海軍の軍人です。 ここら辺は創作などでよくある准尉という階級を使わせてもらいました」 作中で階級が上位のユノー少尉に指示を出していたのも、そこが関与しているのですね? 「その通りですね。階級がごちゃごちゃになっていたハンターの隊では一応の区分でしかありません。 軍隊としてどうなの?と思われるかもしれませんけど、ここはまあ、急いでMSを運用したい、と考えた大西洋連邦が目をつむったということで」 なりふり構わず、何ですね。 「因みにトーマスさんは潜水士などの資格を有し、士官学校在学中で前線に引っ張り出されたことなどから准尉となっております。 海軍出身なのは趣味です…嘘です。ちゃんと理由があります。准尉って階級は軍によっては廃止されているので、無事だった海軍出身ということにしました」 407: 弥次郎@外部 :2018/03/29(木) 23 54 07 ハンター大尉 ハンター大尉はこのまま大尉なのでしょうか? 「一応、少佐相当官といいますか、上級大尉みたいな扱いにはなっております。 ですが、部隊の長ではなく、MS隊の隊長ですからね。バニング大尉が尉官でも実質MS隊の隊長でしたので、これはこのままでいこうかなと」 昇進は戦後以降でしょうか? 「その予定です。ザフトの持つMS技術の検証が終わったころに佐官になる勉強を始めて、年齢のこともあって教官に転向かと。 恐らく、ゲート解放戦役時にはMSパイロットは引退でしょうね。バニング大尉以上の高齢ですし。 兵士としての脂がのり切った時期は種の時点から数年で終わってしまうかと」 時の流れって、残酷ですね 「ゲート編の頃にはマイルズが復帰してMS隊の隊長やっとるかなーと、今はぼんやりと考えてます。今後の流れに合わせて設定を作ろうと思ってます」 格闘戦 SSだと割と格闘戦が多いですね? 「やはり単純に撃ち合いをやるだけではつまらないので、格闘戦を多めにしています。 もし撃ち合いに終始すると、ザフト側が火力的に不利ですしね。 また、遮蔽物が多く射撃があてになりにくい南米戦線を先に書いたのも影響しています」 なるほど 「メタなこと言いますと、その方が楽しいですからね。 書いていて楽しい方が長続きしますし、エースやベテランの技量が良く発揮できるので、これがいいかなと」 というか、マニュアルでハンター大尉やヴィルター隊の面子はガンガン動かしていますよね?しかも扱いの難しい武器を。 「ハンター大尉については、キャラメイクの段階で叢雲劾の影響が大きかったためですね。 他にも、不満を漏らしながらもきっちり戦うところや軍人としての自我の強さは個人的なアレンジや他のキャラから要素を加わえております。 また、最近見たガンダムが鉄血のオルフェンズだったというのも絡んでおります」 ネタで出したフルブレイクアームドとか、まんまガンダムバルバトスさんでしたね 「ビームなんぞ使ってんじゃねぇ!といった、非常に漢らしいMSにしてみましたw あれを書いてみたのも、MS同士の肉弾戦といいますか、格闘戦というのは非常にカッコいいからですね」 SSの流れや登場キャラ/MSについて 「これについても、基本的にはリアル路線重視です」 随分と前に、色々と迷った感じで「改修機やMSV中心」と評されていましたが、それを貫いてますね 「基本的にリアル調にして、ナイ神父Mk-2氏のSSの支援という形で物語を展開しています。 最近だとL1という宙域をめぐっての争いを書かせていただけますし、時風氏とも共同歩調みたいな感じで話を書いておりますし」 まるで種原作とアストレイのような関係ですね 「アストレイは好きでしたね…・具体的にはスパロボWで出ていた範疇では」 ……あっ(察し 409: 弥次郎@外部 :2018/03/29(木) 23 55 23 主要キャラについて キャラメイクの経緯はどのような感じだったんでしょうか? 「ハンター大尉については、元々一発ネタのキャラ、ということで感じるままに書きました。 無茶ぶりに悪態をつきながらも着実にこなす、というある種テンプレの軍人に。 そして、話し相手、あるいはその話における対比キャラのとなるクロードテスト技術大尉はこれまた典型的な技術屋にしました。 比べると対比点といいますか、対称的だったりします」 対比? 「ある程度のテンプレートに倣いつつ、キャラの要素が被らないように、要素が対立するようにして決めました。 まあ、口調に差異は付けにくいので似たような口調になっちゃいますがね」 案外、簡単な方法なんですね? 「下手もひねると、キャラとして動かしにくいですしね。 この時点では先ほども言ったように一発ネタのキャラでしたので、そこら辺はファジーでいいかなと」 でも、結構経歴はしっかりしていましたが? 「それについては、ハンター大尉がそれを行うだけの経歴というか、経験があることを説明するためでした。説得力を増すためのスパイスといった感じです。 ですが、その後のネタを書こうかな?考えたとき、せっかくだし経歴にある南米での戦いをちょっと書こうと思い、ハンター大尉を再び引っ張り出すことに」 他の短編のキャラも同じように作ったのでしょうか? 「短編集のキャラは多くが思いつくままに、ですね。で、短編増やし過ぎてもなぁ…と思い、ネタ切れも近づいていたので、まとめて出演させようと思い、書いてみました。 キャラ付け自体はアドリブだったり、前々から考えていたことだったりと、パターン色々ですね。 話の流れ自体も、何回か書き直したり、修正したりして、最終的に決定しています」 没にしていた流れには、どんなものがあったのでしょうか? 「元々の話の流れだと、オクトーバーとユノー少尉は激しくぶつかり合う、というのを考えていました。 というか、殺し合いを演じてもらうつもりでしたね。例によって言い争いながら、というガンダムらしいあれです」 でもそういうのカットして殺し合わせてますよね 「結局、戦争ですからね。どんな事情があっても、殺し合う。 ベクトルが違うだけで質は案外似通っているんですよ。 オクトーバーとユノー少尉なんて、根っこは同じところですしね。正確にはオクトーバーの両親とユノー少尉は、ですが」 製造元が同じ、でしたか 「こちらも没にしましたが、ユノー少尉が自分の製造元に対して強い執着心を持っている、という設定がありました。 ですが、話を進める中で面倒になるのでやめておこうかな、と…」 たしかに、ユノー少尉が暴走とか、大変そうですね 「面倒は嫌いなんだ(スティンガー並感」 といったところでお時間です。ではまたお会いしましょう! 「さようならー」 410: 弥次郎@外部 :2018/03/29(木) 23 57 35 以上、wiki転載は…一応OKです ちょっとおふざけで書いてみました、すいません(土下座 これまでちょっと解説していなかったところを色々と 修正 407 ×「ゲート編の頃にはマイルズが復帰してMS隊の隊長やっとるかなーと。 〇「ゲート編の頃にはマイルズが復帰してMS隊の隊長やっとるかなーと、今はぼんやりと考えてます。今後の流れに合わせて設定を作ろうと思ってます」
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323: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 15 12 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」8 Main Staring: Special Squadron“Thunder Bolt”,Pascific Union Space Force,Pacific Union,O.M.N.I.Enforcer Io・Fleming (Ensign) Cornelius・Qaqa (Chief Petty Officer:Maintenance Technician) Claudia・Peer(Commander) Lagrange Point 1 Atack Fleet,Pascific Union Space Force,Pacific Union,O.M.N.I.Enforcer Dozle・Zabi(Vice admiral) Richard・Kamiyama(Commodore) 23th Special Unit,Federation Atlantic Space Corps,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer Richard・V・Nortwest(Rear Admiral) William・"Old”・Hunter (Captain) Lagrange 1 Defense Forces,Z.A.F.T.,PLANT Max・Pellini Selena・Trivia Elizabeth・Walti Extra Staring: Nikaya,2th Special Squadron,Pasific Union,O.M.N.I.Enforcer Akito・Sasahara(Ensign) Mizuki・Sakagawa(Ensign) Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Special Thanks:時風氏 Written by:弥次郎 ブリーフィングレコード:「ニカーヤ格納庫にて」 「……」 「?明人、大丈夫か?」 「…ああ、水希か。すまない、ちょっとな…」 「帰投して報告が終わってから、君はずっとその調子だ。大丈夫なのか? 疲労があるなら眠った方がいいぞ」 「いや、別に疲労はそこまでひどくない。休めばなんとかなる」 「そうか…レイチェルも少し変な様子だったから気になっていたんだが、まさか君まで同じようになっているとは」 「レイチェルも?」 「ああ。なんだか、妙に周囲を気にして、神経質になっていたぞ」 (…周囲を気にしていた?ってことは、俺の間違いじゃなければ、見られていた?) 「どうしたんだ?急に立ち上がって」 「少し、レイチェルと話をしてくる。気になることがあるんだ」 「? わかった」 (敵意の無い、まるで機械のような『視線』と『気配』…ザフトじゃないとすれば…!) 「どうしたんだろう、明人……」 324: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 16 08 ブリーフィング:「宙域中枢へ」 「ウルド1の制圧と捕虜の移送は予定通り進行中です。 作業中のザフトの奇襲などもなし、順調そのものです」 「ふ、ザフトの連中も流石に撤退を優先したか」 「照明弾や発光信号を先行して偵察に向かったドラッツェ隊が捕捉しています。 また、移動するMSや艦艇についても多数見受けられました」 「偵察隊の情報を元にルートを推測しましたが、L1宙域のデブリ帯、その中心へと一直線に向かっています」 「となれば、そこに本丸があるわけだな」 「恐らくですが…引き続き偵察は継続予定です」 「そこは任せる。斥候もなしに踏み込むには危険すぎるからな。 無理に急ぐな。実働部隊の方も、作戦時間が長い分、負担がかかっている。 それに、大西洋連邦側との歩調も合わせる必要があるからな…で、その大西洋連邦は?」 「赤外線通信による定時連絡では、ウルド4を攻略、陸戦隊による制圧を開始したと」 「ふむ、あちらも順調なようだな」 「は。戦力が整い次第、L1中枢宙域への侵攻を開始するとのこと。 ブリーフィング通り、その際には赤外線通信によって連絡を取り合い、歩調を合わせるそうです」 「大西洋連邦も着実にMSを扱えるようになっている、か…将来の事とはいえ、油断ならんな」 「全くです。ですが、今は味方です」 「ああ、そうだな…」 ブリーフィング:「宙域中枢へ2」 「ザフトは事前に確認されている戦力を温存する傾向がみられています。 おそらく、中枢に向かう我々を待ち受けているか、そこを強襲もしくは奇襲するかと思われます」 「同感だ。逃げ隠れしても、L1宙域の包囲が狭まっている以上は決戦をするしかないとわかっているはずだ」 「ですが、ザフトの艦隊戦力からして積極的に挑んでくるとは言えないはず…」 「しかし、L1宙域の要塞に駐留する艦艇を動員すれば、一会戦くらいはできるはずでは?」 「そこについては何とも言えないですね…監視を行ってはいますが、それほど多いとは…」 「なんともいえんな。それよりもカミヤマ大佐、こっちで動員できる艦艇とMSはどれくらいだ?」 「旗艦である陸奥は宙域の特性上前線に出にくいので、護衛戦力と包囲を担当する戦力からいくらか引き抜いた須磨型、神風型、和泉型が主力となります。旗艦を務められるのは高雄型愛宕もしくはニカーヤとなるかと」 「よし、第二特務隊とサンダーボルト師団に連絡を入れろ。戦力を再編し、突入艦隊を編成する。 出し惜しみ抜きにして、これで決着をつける」 「ハッ!」 「人員の休養もしっかりととらせておけ。今作戦の重要性は高いが、その分緊張を強いられている。 作戦の時間的な余裕はまだある。その事を再通達しておけ!」 「了解しました!」 325: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 17 03 ブリーフィング:「ZZの目覚め」 「コーネリアス、準備は?」 「もう進めてあるぞ!ZZの最終チェック、イオがいないと始まらないから早くしろ!」 「おうよ!」 「…よーし、立ち上がったな。イオ、言わずともわかるだろうけど、こいつは途轍もないじゃじゃ馬だ」 「それは重々承知さ。まさに極上の乗り心地って奴さ、コイツは。で、調整はどんな具合だ?」 「調子としては12番と26番がちょっと様子見。34番は出力過剰と出たから推力をこっちで絞ってある。 フレームの方は問題なし。マグネットコーティングは十分だから思いっきり動かしていいぞ」 「本当か?」 「勿論さ。ところで、FAガンダムは?」 「気を使ったけどよ、オールメンテだと言われちまったよ…」 「…どんな無茶をしたんだよ、おい」 「ふ…ガンダムが追いつかないのが悪い」 「メンテする側にも気を使えこのやろー!」ガツン! 「ッテェーな!グーで殴るか!」 「殴る!もう一発だ!」 「正気か!?よーし、こい…!」 「そこまでにしてくれるかしら、二人とも」 「クローディアッ!?」 「ペール艦長、もしくは中佐と呼びなさい、フレミング少尉。 二人とも休憩時間ではないのだから、おふざけはほどほどになさい」 「…了解しました、中佐」」 「失礼しました」 「よろしい。次の作戦、多分決戦になる。フレミング少尉、貴方は戦場の要になるわ。 油断も慢心もせず、自分の役目をきちんと果たして頂戴」 「ハッ!」 「カカ曹長、貴方も整備士として万難を排して仕事に取り組むことを期待します」 「了解しました!」 「よろしい。では、私は視察を続けますので」 「全く、こえーな、クローディアは」 「うん…」 326: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 18 01 ブリーフィング:「宙域中枢へ3」 「---以上が、我が隊のMS隊およびMA隊の稼働状況となります。 補充機が到着し、補修作業等も完了すれば全力での出撃が可能です」 「うん、了解だよ。しかし、流石だ大尉。MSの指揮においては流石地上戦線経験者だ。 損傷機は確実に帰投させ、損傷が少なくなるように注意を払っている。 報告書からもうかがえる、本当にいい部下を持てたよ、私は」 「称賛頂き、大変光栄に思います、准将」 「そう固くならなくていいさ、大尉。 さて、今、偵察部隊がL1中枢宙域への偵察に向かっているのは聞いての通りだ。 道中の安全が確保され、尚且つ敵艦隊乃至敵要塞が発見されれば、いよいよ決戦となる」 「決戦、ですか」 「そう。L1宙域にもはや逃げ場なんてないからね。 ザフトが制宙権を握るにあたっては、確実に何らかの基地や宇宙要塞がある筈。 ウルド3か、それ以外か…それを見つけて叩く。これで決着にするつもりだよ」 「いくつか質問が…」 「許可しよう」 「ではまず…我々の役目はどうなるのでしょうか?」 「これまで通りさ。奇襲などを警戒して予測宙域に対して本隊と各特務隊がそれぞれ別個のルートで侵攻。 艦隊の半数近くを投入しての敵主力の補足と撃滅が目的となる」 「次に、もし進行中に敵艦隊若しくは要塞を捕捉した場合は?」 「可能な限り数的優位を維持した状態で激突することが望ましいとのワイアット中将からの指示が出ていてね。 補足した場合は、発見されないように隠密行動し、友軍の到着を待つこととなる。 侵攻ルート自体は現在制定中だけど、各隊が一定距離を保って足並みをそろえて進むから、最低でも一隊は駆けつけられる。その上で、戦闘開始だ」 「了解しました。では最後に、この宙域の包囲網はいかに維持するのでしょうか? 我々が宙域に進んだ場合、艦艇の数が足りなくなる可能性があります」 「そこも問題ない。東アジア共和国宇宙軍の艦隊がバックアップに入るから問題はないよ。 最前線でもないから、二線級の彼等でも十分戦力となる。行っては悪いけど、彼等でも数にはなるからね」 「……なるほど、そうでしたか」 「正直、危険度は恐らくこれまでの宙域以上となるかもしれない。 それこそこれまでの偵察が十分にできなくて、虫食い状態の宙域地図しかできていないような場所だ。 奇襲・強襲・トラップ、それらに対して警戒と対応が必須になる。艦艇は正直無力だ。 だから、艦載機部隊こそ頼りになる。そこを十分に理解しておいてくれ」 「はっ!全力を尽くします!」 327: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 19 14 ブリーフィング:「防衛ライン」 「では、戦力は二つに分けて防衛ラインを構築する方向で?」 「それしかねぇ。レイヤードは非戦闘要員と傷病者で一杯。 元が小惑星だったとしても、艦隊からまともに砲撃を喰らえば歯が立たねえしな。 両方が抜かれるか、片方が抜かれてここが制圧されたら、降伏するしかない」 「一応要塞砲などはあったのですが?」 「最低限の自衛用ですので、レイヤード自体の戦力価値は低いのです」 「…それに、連合が降伏した兵士を受け入れるとは考えにくいです。 前線とはいえ、戦闘要員の近くにいた方が安全では?」 「けどよー、パナマでやっちまったもんな、俺達」 「総司令、それは…!」 「事実だろ?ハッ、いざ自分達が弱くなるとこれか。情けねえな」 「総司令、少しお言葉が過ぎます。 ですが、連合側が降伏を受け入れているのは事実ですから、総司令の判断も間違っておりません」 「しかし…」 「連合も、わざわざ私たちを探し回って皆殺しにする手間などまっぴらでしょう。 戦力的に使えるウルド3に司令部は移し、ここは降伏する人員の避難所とし、連合にもその旨が伝えます。 脱出できない100名以上の人員の命には代えられません」 「そういうわけなんだ。 というわけで、ベス、戦力配置の説明を頼む」 「はい。 まず、地球側の宙域…大洋連合の展開する宙域に対してはウルド3の部隊をぶつけます。 こちらは司令部機能のメインを移し、要塞の能力も利用した決戦を行います。 指揮系統は事前の取り決め通り、ウルド3司令部に我々の麾下の戦力が加わるという形となります」 「そうなると、ほぼこの宙域の戦力の半分にもなりますね」 「それだけ数が必要なんだよ。最初の小競り合いであれだけの数を繰り出してきたんだぜ? 下手に出し惜しみする意味はねぇよ。それに、質は外縁部よりはいいから安心できるけどな」 「大西洋連邦の方面、月面側には残存艦艇を艦艇戦力を主力とした戦力を向けます。 レイヤード直属の艦艇とMSおよびMA隊も振り分けて、戦力は増強します。 こちらには艦隊指揮官としてトリウィアさん、貴方に出てもらいます」 「私が、ですか?」 328: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 20 13 ブリーフィング:「艦隊司令代理」 「俺とベスはこのレイヤードに居残りだからな。降伏までの指揮くらいなら俺にも執れる」 「と本人も言っていますが、降伏時のトップは総司令が、私が実務面でのサポートを行います。 そうなると、艦隊に人員を送った際の指揮官が必要で、それを行えるのがトリウィアさんくらいしかいません」 「ですが、私一人で艦隊を率いるなんて…」 「あくまでレイヤード直属の艦艇を率いてもらうだけです。補佐役にはアンガスさんも付けます。 …そんな顔をしないで。大丈夫です、貴方ならできますから」 「そうそう、艦隊の指揮官の命令を受けて行動すりゃいいんだ。そう気負う必要はないぜ」 「総司令はもっと役目の分だけ気負ってほしいですが…」 「おっ、いうじゃねぇか」 「旗艦のガレノスにはゲイツを主力にしたMS隊が配備されていますし、他の隊にもMSが多く配備されています。 戦力としてはこれまで以上に揃えられていますから、これまでのように簡単にはやられませんよ」 「まあ、指揮官なんてのはいてくれるだけでもありがたいもんなんだぜ? 頼れる人間が後ろで見守ってくれるって有難味、今一分からんかもしれんがな」 「少なくとも、総司令はもう少し頼りがいのあるところを見せてほしいのですが」 「俺にそんな無茶を期待するのかよ、ベスゥ!?」 「…ぷっ」 「無様ですね、総司令」 「お前らなぁー!泣くぞ、おい!」 「よく見ておいてください、トリウィアさん。いい年こいて泣き落としを使う大人の姿です、笑ってやりましょう」 「ぷぷっ…は、はい…!」 329: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 20 58 ブリーフィングレコード:「???」 「総司令、大丈夫ですか?」 「んぁ…少しヤバイな…」 「次の作戦まで7時間はあります。お休みになられた方が…」 「…くそ、情けねぇ限りだぜ。すまんが眠らせてくれや…」 「それを言う元気があるなら、まだ眠ればなんとかなります。あとはお任せください。 堪えてください、少しチクッとします」 「おう…っつぁ!……なんど、やってもなれねぇな。すまん…」 「…おやすみなさいませ、マックス」 「補佐官、大丈夫ですか?」 「ええ。人目につかないように、お願いね」 「了解しました。場所は執務室で?」 「そうね、私の名前を使っていいから、暫く立ち入り禁止にしておいて頂戴。 3時間から4時間くらいなら私が司令の代わりを務められるから、それで大丈夫だと思うわ」 「はい、参謀もお気をつけて…」 「お互いにね」 ブリーフィングレコード:「???2」 「はい…」 「はい…ええ、前線です」 「小規模艦隊の指揮を命じられました」 「はい。レイヤードの艦艇です」 「レイヤードを使用することは困難となりました。はい…」 「ウルド3も前線に出ますので、こちらも…」 「ですが、予定のものには仕込みが完了していますので…」 「はい。私は直接は無理ですが、部下に…」 「はい、はい。赤外線通信ならば中継衛星が残っているので何とでも…」 「ええ、必ずや」 「それでは……」 330: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 22 07 【ワード紹介】 〇宇宙要塞「レイヤード」 地球連合との開戦後、ザフトがL1宙域に残留していた資源衛星を使用して完成させた宇宙要塞。 L1全体に及ぶ司令部機能を有しており、主要な基地の一つとして機能している。 ただし、原作に登場した宇宙要塞メサイヤなどと異なり移動能力は殆どなく、他の要塞に要塞砲などを優先して配備した結果、戦闘能力も高くはないのが実情である。 戦闘の被害による崩壊を恐れたL1防衛隊司令部の判断により、オペレーション・バーナムの半ばで司令部機能をウルド3へ移動、非戦闘要員および負傷者を収容し、事実上の降伏宣言を出している。 その為、L1宙域攻防戦後、連合によって速やかに制圧および接収が行われた。 〇ウルド3 小惑星を利用したコロニー「ウルド」の3番目のコロニー。 「ウルド」の中でも最大の大きさを持ち、その規模に目を付けたザフトによって戦闘要塞としての機能を拡張された。 大型のビーム砲台のほか、ミサイル発射管、多数のMS用デッキなどを備えている。 現在は大洋連合の艦隊の進路上に展開しており、決戦は間近である。 〇ナスカ級ガレノス レイヤード直属艦隊の旗艦。 基本的な要素は概ねナスカ級に準じているが、デブリ対策のための追加装甲や主砲塔や対空砲への防護用カバーの追加がなされているなど、L1に合わせた改修がなされている。 331: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 23 10 以上、wiki転載はご自由に 次回でようやく決戦です…(青息吐息 大洋連合サイド、大西洋連邦サイドを書いて、ザフトサイドを書いて、エピローグですかねぇ めっちゃ長くなりそう(白目 332: 弥次郎 :2018/09/21(金) 23 25 05 早速訂正 330 ×ザフトがウルド1に残留していた 〇ザフトがL1宙域に残留していた 転載時には修正のほどよろしくお願いします
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526: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 00 50 大陸SEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」4 Main Staring: Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Ronald・Virta John・Martinez FAITH Special Forces,Z.A.F.T,P.L.A.N.T. Jonathan・Smith Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「コペルニクス傭兵」 「コペルニクス傭兵は、その名の通り、コペルニクス所属のジャンク屋や傭兵などをザフトが雇用している人員のことです」 「コペルニクスから…?中立を謳う月面都市としては危ういのではないのか?」 「……そうですね。一応、国連の管轄下で月面における中立都市として開発が進んだ地域であり、一定の自治が行われています。 ですが、別にコペルニクスからプラントへの移住や短期労働に赴くのは別に禁止されてもいない。 コペルニクスに拠点を置くジャンク屋がザフトに協力をするとしても、それを止める権限は特にない。 ジャンク屋が多く存在し、経済的にも税制的にも無視しえないわけですから」 「おいおい……」 「勿論、これは詭弁でしょう。 ですが、ザフトの、プラントの公式見解上では、コペルニクスの自治組織に対してのアプローチは行っていても協力要請は受理されておらず、コペルニクスもザフトとの人道範疇の交易はともかくとしても、それ以外の協力は行っていません。従って、中立を維持しています」 「……」 「代わりにと言いますか、積極的な戦闘への協力は行っていません。あくまでも後方での作業を手伝うのみで、連合との戦闘には参加していません」 「公式見解では、だろう?」 「ですが、公式見解です。 彼らに委託されているは物資及び人員の輸送、偵察、訓練役、戦場後からの物資回収などです。 あくまでもそういった仕事のみに限定されていますが、正面戦力に人員を割くしかないザフトにとってはありがたい限りです。 一部の傭兵にはMSを用いての訓練を行ってもらっており、そういった方面でも不足しがちなザフトを支えています」 「何故だ?何故そこまでコペルニクスはプラントに肩入れする?ジャンク屋を介してプラントの手助けをする理由はなんだ?」 「おそらく、コペルニクスなりの事情があるのでしょう。コペルニクス以外にも、各国の月面都市が整備されて影響力を失ったことや、各国の資本がコペルニクスから抜けて別な場所へと向けられたことによって経済が不安定化したこと、開戦後にコペルニクスへの援助などが遅れてしまったこと……様々に考えられます。 また、ザフトからMSの実物や運用について知識を得るつもりなのでしょう」 「利用し、利用される。そんな関係か」 「L1宙域をめぐる戦いで、おそらくコペルニクスは態度を決めるつもりでしょう。 ザフトの脅威があるからこそ、脅されてやむなくという体をとっていた。ですが、地上戦線に片が付き、宇宙に戦場が移り、身近にザフトがいなくなれば、コペルニクスは自らを維持するためにも態度を翻すかと」 「大したタマだ……」 527: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 01 24 ブリーフィング:「新型MA」 「MAの配備を進めた、というのは本当なのか?」 「はい。元々、ディンの後継となる空中戦闘用の可変MSが開発されており、それを元手に偵察を主眼としたMAを開発しました。 また、MSを利用した砲台型MSなども多数…実質MAですね。それらについてはこちらの資料をご覧ください」 「これは……」 「あり合わせだな」 「性能自体は悪くはありません。急造品としては、連合のMA並か、それ以上に活用できます」 「性能はMSと比較してほしいですね……」 「ですが、こうした半分だけMSというのは非常に理にかなっております。 通常のMSに比べて整備箇所を減らし、構造を単純化し、整備性を向上。 MSの特有の運動である宇宙空間におけるAMBACこそ難しいですが、その分直線での航行能力は高いのです。 操縦が単純であれば訓練も短く済みますし、傭兵やナチュラルもいるジャンク屋にとっても扱いやすいものとなります」 「普及させるには都合が良かったわけか…」 「これで仕事をこなせるのですか?」 「問題なくこなせています。MSではエネルギーや労力にロスが大きい仕事を、比較的小さい消費で行えるという強みもありますからね。 マキシマムの力ではなく、ミニマムの力で以て仕事を効率的にこなす。ミニマムを多数そろえて役割分担させるか、 あるいはマキシマムの力を多目的に使うことであらゆる事態に対応させる。我々ザフトは後者を選び、連合は前者が基本としています」 「だが、それを見直しているんだな?」 「ええ。連合はMSの相手をさせるだけでなく、徐々にMSに拡張した機能を求め始め、一方で我々はミニマム戦力を用意し始めた。 片方への依存が危ういものだと、気が付いたためですね。残念ながら、ザフトのMS開発は性能向上や新機能の追加には熱心な一方で、そういった必要最低限のMSの開発には消極的でした。資源や戦力の消耗や前線配備が急務となってようやく目を向け始めましたが……」 「遅すぎたのですね」 「というよりも、何でもかんでもMSにしてしまったのですよね。 ジンというスタンダートMSがなまじ完成度が高くなってしまって、他のものを新たに作ることがかえって非合理的になってしまったのです」 「国力の限界、か」 「MSというものを要にすることで、連合の既存ドクトリンを上回る。 しかし、国力が無く、人口にも限りがあり、コーディネーターだからと言って必ずしもMSを動かせるとは限らない。 だからこそ、何か一点に特化せざるを得ない。それがたまたまMSだったのです」 「そしてMSをコーディネーターの優位性を信じて疑わなかったプラントはそれにのめり込んで…」 「結果、国力の無さもあって、全てをそこに賭けた。正しく一点賭けです。 結果として、システムは必然的に現実との不適合を示しました」 「MSを相手にすることを考えていなかったんですね」 「その通りです」 528: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 02 15 ブリーフィング:「対MS戦闘」 「対MS戦闘メソッドについての知見は、正直なところ乏しいのです。 大西洋連邦と東アジア共和国はMSの導入がこれまでは少数で、そして本格導入が遅かったためですね。 アフリカにおいては小型のMSであるコードネーム『ゴブリン』と戦車から派生した機動兵器…さしずめモビルタンクが導入され、その後の大攻勢においてようやく本格的なMSが大量投入。多くの犠牲をだして我々は撤退しました」 「アフリカの激戦……連合のMSの本格導入で、アフリカ派遣軍は壊滅的被害を受けたんでしたね」 「そして、アフリカの兵士たちは情報統制のために南米に多くが置かれたまま、か……なるほどな」 「地上での報告を本国へと持ち帰った人間は多くありません。 連合のMS本格導入によって、人員の消耗は加速度的に悪化したことも拍車を掛けました。 南米戦線に情報統制のために留め置かれたアフリカ経験者は南米やオーブで命を落とし、通商破壊で情報がとぎれとぎれとなることで、本国へともたらされる情報にばらつきや不確実さをもたらし、信頼を落としてしまった。結果、マジョリティの意見を覆すに至りませんでした」 「俺の隊から送った報告も…?」 「握りつぶされてしまったのですか!?」 「……正確には、受理されながらも、『適切な形』にされたのです」 「ふざけている……それでどれだけの人間が死んだと思っているんだ…!命がけでつかんだ情報をっ!何故!」 「ご指摘はもっとも。ですが、プラントの大多数の人間が、連合がMSを動かせるはずもないという騙りを抱いていました」 「ですが、連合はMSも投入し、我々を圧倒していたはずです…!」 「そうだ。南米でもそうだったし、アフリカでもMSが見られていた。奴らは他の兵科と協力し、俺達に立ち向かってきた」 「マルチネス隊員のようなMSパイロットは例外的なのです。ロナルド・ヴィルター隊長が南米での損耗やアフリカでのレポートを受け取り、それを元にしたカリキュラムや訓練の変更、意識改革を行わなければ、おそらく同じ側にいたでしょう。 一応、地上戦線においては新装備への更新や新型の配備も進みましたが、それはあくまでも付け焼刃。 対MS戦闘能力の向上は図られはしましたが、それもあくまで連合の想定の範疇にとどまりました」 「連合は、こちらを徹底的に研究していて、予測さえ立てていたわけですか…」 「そうだろうな。連合の方が人口も国力も多く、MS研究の速度は俺達プラントよりも速くなる。 おまけに早期にエネルギー不足が解決されたことで、それは十全に発揮できた。 いや、俺達のMSさえ倒せばその他の面では勝っている以上、戦争にも勝ち目が見える、と考えていたから速くなったのか」 「恐らくですが、両方でしょうね。 MS戦闘とは駆け引き。これまでMAを相手にしてきたのと同じように対応すれば、負けるのはこちらなのです。 対MS戦闘のメソッドが無かったわけではない。けれど、連合は既に同じように研究し、我々の先を行きます。 だからこそ、既に連合との戦争はMSだけではもはや何も変わらない状態になってしまった」 「それが、戦争……」 「はい。MSが戦争ではない。戦争は国家と国家のぶつかり合いなのです。 プラントはそれを理解する下地を持たず、それを理解する民を持たなかった。 理解することもせず、理解を拒絶し、虚構におぼれた。その報いなのでしょう」 「っ……」 「堪えろ、マルチネス。これは、純然たる事実だ」 「……はい。すみません、隊長」 「ですが、ヴィルター隊はマルチネス隊員のように意識を大きく変えることができる隊でした。 意識を変える、行動原理を変えるというのは並大抵のことではありません。まして、凝り固まったコーディネーターを相手にしてるのですから。 あなた方の隊からの報告は、特に多彩な視点から現状を分析していました。紛れもなく、ヴィルター隊の手腕です」 「なるほどな。俺を、俺の隊を引き抜いたのは、そういう事情なのか」 「戦争がどういうものであるか、というのを素直に受け入れる下地。それを部下にも広めることができる手腕。 上司と信頼し合う部下。まさに理想的です」 「やめてくれ……そこまで言われるほどじゃない」 「正当な評価です」 「……ああ、くそ。こういうのは苦手なんだ」 529: 弥次郎 :2018/03/15(木) 21 03 19 以上、wiki転載はご自由に。 もう一つ話を挟んだら、いよいよL1本編……なのですが、環境が変わるので多分めっちゃ遅れます(小並 ふんわりとした流れは出来ているのですが、形にするまでどれだけ時間がとれるやら… とまれ、お待ちくださいませー
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961: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 30 59 大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」6 Main Staring: Pacific Union 夢幻会 Extra String: Nikaya,2th Special Squadron,Pasific Union Miyako shiiba(Captain:co-medical Staff) Special Squadron“Thunder Bolt”,Pacific Union Cornelius Qaqa Chiba Original:Mobile Suit Gundam SEED Arranged by:ナイ神父Mk-2氏 Special Thanks:時風氏 Written by:弥次郎 ブリーフィング:「L1奪還に向けて」 「次の議題は…L1宙域の奪還作戦についてですが、どれほどだします?」 「ボアズとヤキンに備えて戦力は温存しておきたい。 せめて、宇宙艦隊の主力は消耗を抑えておくべきだが…」 「そうなると主力艦隊の留守番となる月面艦隊は派遣が難しいな…ムンゾや新因幡を空っぽにし過ぎるのもマズイ」 「程よい戦力…大規模戦というより、局地戦。あるいは短時間での決戦で決めますか」 「じわじわとL1の消耗を待ってもいいんだが、うかうかし過ぎるとこちらも消耗する。 要するにL1での活動能力と活動戦力を撃破すればいいんだからな、ある程度のところで一気に押し潰そう」 「なら、サンダーボルト師団と第二特務艦隊を送りましょう。 宇宙での活動歴の長い彼等ならば、L1宙域という立地においても活躍できるでしょうから」 「L1は丁度サンダーボルト宙域、ムーアのあった宙域そのものだからな」 「そこに乗り込む戦力を見ると皮肉としか言えないけどな!」 「ははは…」 「委細は任せるとしましょう。戦後までのタイムラインは概ね定まっていますので、程よく戦果を挙げて、大西洋連邦と東アジアにも花を持たせる感じで」 「勝ちすぎも良くないからな」 「あとの始末はゆっくりやればいいでしょう」 「ではその方向で各所に声がけしましょうか」 ブリーフィング:「大西洋連邦のMSと戦術」 「オーブ戦でも判明しましたが、大西洋連邦はかなりMS開発を進めていたようですね」 「ああ、ストライクダガーだけじゃなく、ロングダガー、ストライク、105ダガー、バスターダガーなどが見受けられた。 それに、スカイグラスパーも戦闘だけじゃなく、輸送や偵察に使っているのも不確かではあるが確認されている」 「NJによるエネルギー不足が早期に解決されたことの影響かな?」 「十中八九そうかと。原作でさえもストライクダガーの他にいくつものMSを開発していたのだからな」 「基本スペックに関しては原作の通りだろう。未だに核動力でもないわけであるし、まだまだ優位はある」 「でも油断は禁物では?絶対に安全というわけではないのですからね」 「同意。核動力についても、核融合炉ではなくても核分裂炉なら実現しているわけだし、レーザー核融合パルス推進方式があるからそっちの方面から完成するかもしれない」 「じゃあなんでNJでエネルギー不足になってんだとかいうツッコミはNGだな」 「それ以上はいけない(真顔」 「せやな」 「では戦術の方はどうなんです?」 「現代の歩兵の延長、といったところだな。 大型にしろ小型にしろMAがない以上、地上ではMSを主体にして、他の兵科でそれをサポートする方式と思われる」 「宇宙ではそれがどうなるか…大艦巨砲主義は一度はすたれているから、そこがどうなるやら」 「ウチ(大洋)だとMSに大砲持たせていますけどね」 「ともあれ、散兵戦術気味にあることが分かれば、こちらとしても対MS戦術の研究や対策の普及を進めねばなりませんね」 「今後は大西洋連邦も大型MAの方面へも開発を進めることになるだろうな…」 「正直、大西洋連邦も遅くはあるが確実に進歩を続けている。その事実を見直しておかねばならんな」 962: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 32 49 ブリーフィング:「戦後始末」 「東京裁判再び、とはやりたくはないところだが…生憎とプラントは崩壊寸前だし、文官や司法がなぁ…」 「自称国家でありますし、非常事態故にと念を入れた特例の裁判所の設置が必要になりますね。 これが前例となって侵略戦争の手段になるなどまっぴらごめんです」 「捜査と検証と裁判…あとは刑罰の基準も定めにゃならん。警察と裁判所と検察が全部一緒くたとかやばいな」 「ついでに国会…というかかつての国連のごとく行政や立法の能力まで一緒になっていますよ。 まったく、どうしてこんな厄い組織を一時的にとは言え作らなくてはならないのか…」 「幸いにして見張る目はたくさんあるぞ」 「見る目が多いからと言って、嘗ての国連の如く腐敗や混乱が起こらないとは限らん。多いからこそ死角も多い」 「それに、プラント側の弁護役をどうするかや裁判をどこでどう行うかの問題もある…弁護人無しは気分も良くないしな」 「そこはスカンジナビアに任せるしかあるまい。理事国で用意するにはあまりにも公平性に欠ける」 「ザフト兵の扱いとしては、テロリストか?」 「基本の扱いは労働者がストライキとテロ行為を行ったというレベルですね。 大西洋連邦や東アジアとの協議も必要でしょうが、プラントの再稼働などを行うには責任は上層部に、プラント最高評議会に背負ってもらうしかありません」 「現地でザフト兵が行っていた個別犯罪に関しては追及していけばきりがありませんしね。 補償などは現地の政府に何とかしてもらうしか…」 「無罪放免にはしないが、プラント最高評議会が凡その責任を取ってもらうことで一般人は減免する…まあ、無難だな。 その一般人がほとんどいないのは内緒だが」 「それだけじゃありません。自称中立の、黒に限りなく近い灰色のコペルニクスも問題があります」 「ああ、アイツらね…」 「証拠に関しては期待しない方がいいでしょう。証拠隠滅を行うだけの時間もありますし、自称とはいえ中立都市ですから過剰な介入にはお題目がいります。 ザフト側に残っている証拠だけでどこまでいけるかは不明ですし、当面は身動きが出来ないように封じ込めてやるのがベターかと」 「経済封鎖を行えば、色々とボロも出るでしょうからね。 これまで通り自由に振る舞うなど許さないというのは各国も一致していることでしょうし」 「そこは各国とすり合わせておかねばな」 「ええ」 ブリーフィング:「戦後の軍縮」 「何時までも軍事に投じるわけにもいきませんから、戦後は軍縮ですね」 「作った分は維持費用が掛かる…やはり備えあれば患いなしというが、備えは非常時だからこそ役立つからな」 「ええ。在庫整理で南アフリカや必要な場合はユーラシアへ供与して、質的な意味でも向上を図りましょう」 「コロニーレーザーも?」 「見せ札としておきましょう。戦後には解体を強いられるでしょうが、逆に言えばその分だけ他に余裕が得られますし」 「そうだな。MSやMAではその分だけ自由を得させてもらおう。幸い、戦術兵器だけでも十分であるしな」 「本当は戦略兵器なんかおちおち作っている暇はないんですけどねぇ…」 「俯瞰的に見て正しいが、主観的に見ると無ければ困るからな」 「戦後は冷戦のようににらみ合いをしつつ、外宇宙へ…ま、半世紀以上をかけてまいりましょうか」 「さりとて、何時までも平穏なわけがない。木星圏の監視は強くしておかねばならん」 「そうするとしよう」 963: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 33 41 ブリーフィングレコード:「ニカーヤの一室での通信記録」 「んふっ、お久しぶりだわぁ。そちらには報告書を送るばかりで申し訳ないわね」 「ニカーヤの状況?おおよそ報告書の通りよ。暫く忙しかったけど、補給とか色々と気を使ってくれて助かったわ」 「笹原君?ちょっと落ち込んでいた時期もあったけど、概ね元気ね。 やっぱり、レイチェルちゃんと引き合わせたのは正解だったみたいよ」 「NT同士は惹かれ合う、なんてのもあながち間違いじゃないのかもね」 「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」 「ん?レイチェルちゃんに何か言われていないか?」 「うんうん、彼女、やっぱり私の波長が違うのを感じているみたいね」 「笹原君は波長としてはやはりNTらしいわ。主観年齢的にも笹原君は私より年下なのだし…」 「どうしてもねぇ…ごまかすのは心苦しいけど、迂闊に私たちのことを漏らしたくはないわね」 「あら、ごめんなさい。世間話だけじゃないわね」 「……ふんふん、L1宙域。あそこはザフトが占拠しているって聞いたわね」 「あそこを奪還する、と」 「ザフトの戦力は少数、だからこそ各国が宇宙に慣れるためにも攻略する…しかもわかりやすく決戦」 「あとで正式に沙汰が降りるのね?分かったわ」 「…船員たちの状態?そうねぇ。すこし危うい感じのクルーは降ろした方がいいと思うわ。 地球に降ろせとまでは言わないけど、新因幡での休養が必須ね」 「宇宙もだいぶ騒がしいって、笹原君もレイチェルちゃんも言っていたわ。たぶん、明確でなくても感じているのでしょうね」 「そうそう。人間が季節を感じるような、そんなささやかな感応波を受け取っているはずね」 「…影響は、大きくはないわよ。ただ、ついぽろっと漏らして他の人の不安を助長しているかもしれないわ」 「そういうこと。波長の合う合わないって、大きいみたいよ」 「じゃ、残りは報告書にまとめておくわね。新因幡には連絡員を置いて頂戴」 「それじゃあねぇー」 ブリーフィングレコード:「超重量級MS」 「だいぶ酷使したな、FAガンダムも…」 「ですね、チバ大尉…フレームが頑丈なガンダムでも、ここまでガタついています」 「今のところは何とかなっているが、イオ少尉曰く気を使っている操縦でこれだからな」 「次の作戦は何とかなるかもしれませんけど、このままだと追いつけなくなりますね」 「そこは何とかなるそうだぞ。バロウズ艦長曰く、イオ少尉には新しいMSが割り当てられるらしい」 「新型ですか?」 「ああ」 「でもFAガンダムを超えるような、イオの好みに合うMSなんてあるんです?」 「それが、あるんだとさ」 「あのバカみたいな火力と推力と装甲のお化け以上に?」 「だが、まだお化けだ。もっと上がいるのが相場だ」 「そう、ですか…?」 「分かりやすく言えば…うん、あれだ。『ぼくのかんがえたさいきょうの重MS』、だそうだ」 「?重MSってドーベンウルフや先行配備されているドライセンとか、ですか?」 「まあ、来ればわかるさ。メカニック班としてはふざけんなと叫びたくなるだろうけどな!ははは!」 964: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19 34 27 以上、wiki転載はご自由に。 少しでも物語を進めておきたいので、こんな感じに 事後承諾と言いますか、ちょっとばかり時風氏の笹原君たちを登場させましたのであしからず… 972: 弥次郎 :2018/04/19(木) 21 17 26 文が途中で途切れてるので修正 963 ×「新人類なんて言い方はしたくないけど、 〇「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」 修正お願いします