約 5,060,552 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7792.html
じゅうはっさいになったあなたへ【登録タグ し 人工モノクローム 巡音ルカ 曲 歌愛ユキ】 作詞:八白(人工モノクローム) 作曲:でっち(人工モノクローム) 編曲:でっち(人工モノクローム) 唄:巡音ルカ、歌愛ユキ クワイア:初音ミク 歌詞 (PIAPROより転載) 舞い落ちる 紅葉みたいに小さな手で 私のゆびを 必死でつかむあなたに 何でもいい ただ何かを遺せるならば それは素敵なことだと思ったの すぐにあなたを置き去りにして 遠くへと行ってしまう私だから 伝えたいと思っていた すべてのことを 少しでも言葉にしておくよ 押し入れの 奥の方に隠されていた 茶色みがかった一冊の古いノート 表紙には 見覚えのない優しい字で 「十八歳になったあなたへ」 パパを落とした必殺の カレーの作り方 ツヤの出る櫛の通し方 いつかボーイフレンドを 連れて来た時に パパを説得する方法 わたしには 早すぎることばかりだけど 一言だけ こころに仕舞ったの 五年後は 泣かずにこれを読めるのかな お返事はその時にするね 最後のページに書いてあった言葉 「うまれてきてくれて ありがとう」 コメント ユキちゃんキタ― 感動 -- 名無しさん (2009-12-21 16 00 45) もっと評価されるべき -- 名無しさん (2010-01-26 18 30 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llss/pages/1636.html
元スレURL 【SS】もしも、ソルゲ組が便器になったら…… 概要 糞スレ タグ ^ソルゲ組 ^μ’s ^カオス 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/9983.html
すべてが幻になった後で/ かめりあ・超機装幻楽隊 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 07 0462 66-79 EG38 SDVXオリジナル スティンガー・超奇想幻画隊 松田博泰・超希想箋楽隊 ADVANCED 14 0762 EXHAUST 17 1178 MAXIMUM 19 1577 + 難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 MAXIMUM 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]、[ bgcolor(#888){MXM}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/519.html
第1話「俺の妹がこんなに貧乏なわけがない」 桐乃「えっ?!クビですか?」 「残念ですが結果的にそうなってしまいますね」 桐乃「なんでですか!説明してください!」 「はぁ、まずですね、高坂さんがアメリカに留学するという事で休職となりました。ここまではいいですね?」 桐乃「はい」 「しかし休職申請期間内にアメリカから帰国されたので、早くモデル業に復帰されたいというのはありがたいのですが、もう当社でもあなたの休職中に代わりの方を雇用してしまいましたし、新たにあなたをモデルとして採用するほど当社も経営的に余裕がある訳ではないので・・・」 桐乃「そ、そうですか。けどそれじゃあ、休職予定期間だった1年間を過ぎれば、またモデルとして採用してもらえるのではないのですか?」 「そうですね。通常はそうですが、あなたとは2年契約で専属という形式を取っていて、先に契約料もお渡ししましたよね?」 桐乃「は、はい」 「そして契約時は今から1年前なのであと1年契約期間が残っていますが、その1年を休職申請されました。契約料は2年分ですから、本当は一部返納して貰わないと駄目なのですが、1年目に素晴らしい働きを見せていただきましたし、1年後に素晴らしい女性となって帰ってきてもらうという期待値も含めて、特例として契約料は返納は不要となりました。ここまでは休職時にご説明しましたよね?」 桐乃「・・・はい」 「当社も1年後にあなたを再契約させていただこうと思い、長い休職期間を認めたのですが・・・」 桐乃「ですが?」 「高坂さんの代わりに雇用されたモデルが、あなた以上の逸材でして・・・早い話がお払い箱ですね」 桐乃「」 「しかし当社も休職を認めている訳ですし、契約内容にも”契約期間中に契約者同士はどのような事態であろうと契約の途破棄は認められない”とありますし、当社はモデルを大切にするというのが売りのひとつでもありますし・・・」 桐乃「簡単に言うと、契約内ではあるけど休職中だからモデル活動は出来ず・・・」 「はい」 桐乃「契約破棄も出来ず、専属だから他の事務所とも契約出来ない」 「はい。そういう事になりますね」 桐乃「わ、分かりました」 「はい、それでは失礼致します」 ガチャ 桐乃「はぁー。さてこれからどうしようかなー」ショボーン 私にはオタク趣味がある。この趣味が無ければそこそこ私の家は裕福なので、普通の女子中学生のお小遣いで事足りると思う。だけど私には月に数万円をアニメグッズなどやエロゲーにつぎ込んできたし、これからもこの趣味を辞められるとは思えない。 桐乃「来月も欲しいエロゲ―とかグッズとかあるし・・・お母さんに頼んでみようかな」 佳乃「なーにー?改まって」ニコニコ 桐乃「その、モデル業が出来なくなっちゃって」テヘヘ 佳乃「へー。それで?」 桐乃(反応薄っ!) 桐乃「それでその、お小遣いを貰えないかなーって」アセアセ 佳乃「いいわよ」 桐乃「え、え、いいのっ?」ガタッ 佳乃「そりゃいいわよ。だけど・・・」 桐乃「だけど?」 佳乃「金額はお父さんに相談するけどね」 桐乃「げっ」 佳乃「私からお父さんに説明するのは面倒くさいから、桐乃が自分で相談しなさいよ」 桐乃「分かった」(メルルの為、メルルの為) ーーー夜ーーー 大介「いいぞ。いくら必要なんだ」 桐乃「やった!じゃあとりあえず10万円頂戴!」ニコニコ 大介「そんな大金、何に使うんだ?また派手な人形を買うのか?」 桐乃「そ、そうだけど・・・駄目?」 大介「駄目じゃない・・・が」 桐乃「が?」 大介「条件を言う通りに実行するならいいぞ」 桐乃「条件を先に教えて?」アセアセ 大介「まずは成績維持と向上。学業と部活の両立」 桐乃(なんだ余裕じゃん。ほとんど今と変わらないし) 大介「それが一つ目だ。次に家計簿の提出、週1回提出し月に4回提出してもらう」 桐乃(水増しすればなんとか・・・) 大介「もちろんレシートも提出してもらう」 桐乃「うっ・・・」 大介「あと、派手な服装と髪も黒色に染める事」 桐乃(真性のオタクファッションを目指した事にすれば・・・) 大介「最後に通販での物品の購入は、全て佳乃と私で検閲する」 桐乃「無理よおおおおお!」 大介「それじゃあ桐乃の希望額のお小遣いは渡せんな」 桐乃「それじゃ、成績維持と学業と部活の両立。あと髪の毛とファッションを変えるから・・・」アセアセ 大介「うーん、それだと7千円だな」 桐乃(これでエロゲーがギリギリ買える!)グッ 大介「納得したようだな。佳乃から毎月貰ってくれ。私は寝る」 桐乃「おやすみー」フゥー ーーー次の日ーーー 桐乃「お母さん!髪染めるし、服買い直すからお小遣い頂戴!」 佳乃「はいはい、7千円ね」 桐乃「えっ?!これは私のお小遣いじゃ?」 佳乃「そうね。桐乃のお小遣いね」 桐乃「条件の分は別に貰えるんじゃ・・・」 佳乃「そうなの?じゃあその分のレシートをくれたら、返すからそれで建て替えといて」 桐乃「けど美容院とか服買うと足りない・・・」 佳乃「白髪染め買って、し○むら行けば足りるわよ」 桐乃「」 ーーードラッグストアーーー 桐乃「白髪染め、白髪染め・・あ、あった!」 クスクス、クスクス 桐乃「くっ」(メルルの為、メルルの為) 桐乃「800円もするのね。1個じゃ足らない・・よね」 店員「1600円になりまーす。あざーす」 ーーーし○むらーーー 店員「いらっしゃいませー」 桐乃「どんな服がいいのか、分かる訳ないじゃん!」 桐乃「とりあえず、原色は駄目だよね」ブツブツ 桐乃「とりあえず黒い服を買っておけば・・・」 店員「4000円になりまーす。ありがとうございまーす」 桐乃(安っ!私のアクセの5分の1じゃん) 桐乃(それなら私のアクセとか売れば・・・)ニヤニヤ ヒソヒソ、ヒソヒソ ーーー桐乃の部屋ーーー 桐乃「とりあえずアクセを全部出して、派手な物を全部売ればいいのよね!」 ガソゴソ、ガサゴソ 桐乃「うーん、全部派手ね」アセアセ 桐乃「この際、全部売ってしまいましょ!どうせ付けれない物を持ってても仕方ないよね」 桐乃「・・・どこに売ればいいの?」 つづく
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/292.html
三つの心が一つにならない ◆DNdG5hiFT6 『――エドワード・エルリック、キャロ・ル・ルシエ、――枢木スザク』 その名前が呼ばれた瞬間、名簿片手に放送を聴いていたルルーシュは自分の耳を疑った。 (スザクが……死んだ……?) 脳裏に浮かぶのは、はにかむ様に笑う親友の笑顔。 「何故だ……どうしてお前が死ななければならない……!」 最高の親友。 多少甘いところもあるがいずれは最も大切な妹すら任せようと思っていた男。 幼少の頃の出会い、互いに世界を変えようと誓い合ったこと、そして時を経ての再会。 それらがフラッシュバックし、 そのたびにその身を削られるような悔恨の念が自分を責め立てる。 まるで半身を失ったかのような感覚――ああ、これが“絶望”でなくて何というのだろう。 「そこにいるのは誰だっ!」 だからそんな声がかけられてから初めて ルルーシュは自分が地面にへたり込んでいることに気付いたのであった。 「出て来い! 10秒数える間に出てこなければ撃つ!」 *** 放送を聞き終えた糸色望は大きく息をつく。 とりあえずは自分の知り合いの名前が呼ばれなかったからである。 が、カレンの表情が僅かに曇っていることに気付く。 この状況でそんな表情の意味するところは一つ。 「……お知り合いの名前が呼ばれたのですね」 「はい……」 「こういう場合どういっていいのか分かりませんが……ご愁傷さまです」 「……いえ、いつかは倒さなければいけなかった相手です」 「? それはどういう……」 望が詳しく聞こうとしたその時、近くのトイレの裏から何かが崩れ落ちるような音がした。 「そこにいるのは誰だっ!」 今までとはうって変わった機敏な動作でカレンがディパックから取り出したのは黒い鉄塊――ワルサーP99だ。 「出て来い! 10秒数える間に出てこなければ撃つ!」 硬直する“ゼロ”を尻目にカレンは鋭い視線を物陰に向けたまま銃を構える。 糸色望は絶望した。 背後で物音がしたと思ったらいつの間にかカレンさんが銃を構えているではないですか! しかもどう聞いても物騒なこと極まりない台詞を口にしながら! ハッ、いけませんよこの状況は! 出てきたのが凶悪な殺人鬼⇒カレンさんがやられる⇒私の監督責任 出てきたのが無害な一般人⇒カレンさんが誤射する⇒私の監督責任 どちらにしろ私の監督責任になってしまうではないですか! 教育者の責任問題が取りざたされている昨今、そんな時事問題に巻き込まれたくありません! 「ま、待ってくださいカレンさん!」 「何を悠長な! あそこに隠れているのが この殺し合いに乗った輩だった場合どうするんですか!」 「(監督責任を追及されたくないので)私は貴女を危険な目に遭わせたくはないのです!」 「え……」 カレンさんの体から力が抜けたのをいいことに、後ろに追いやります。 カレンさんの顔が何やら赤いようですが風邪でしょうか。 まぁずぶ濡れですからね。この問題を素早く解決して着替えないといけません。 「……私たちはこの争いには乗っていません。 貴方も乗っていないのであれば姿を現してはいただけないでしょうか。 いえ、姿を現さなくともかまいません。 それならば私たちがここから去るまでの間――そうですね5分ほどでいいので 大人しくしてはいただけないでしょうか」 そして待つこと数秒。 反応がないのでこの場所から離れようかと思い始めたときでした、物影から少年が出てきたのは。 一見普通の少年……ですが彼を見たカレンさんが驚きの表情に変わりました。 「お知り合いで?」 「はい、学校の……クラスメイトです」 「なるほど。カレンさんのご学友の方ですか。 はじめまして。一応今は色々あってゼロと名乗らせていただいてます」 とはいってもルルーシュ君はこちら――というか私を怪しんでいるようです。 まぁ目の前に怪しい仮面とマントの男がいたら不信でしょうしね。 ええ、その気持ちは十分に分かります。 そんな彼と私の間にカレンさんが庇うように立ちはだかります。 「ルルーシュ……これは、その……」 「俺だって馬鹿じゃない。“ゼロ”と親しげに話しているってことは“そういうこと”なんだろう? まさか黒の騎士団に参加していたとは予想外だったがな」 少し苛立たしげに言うルルーシュ君。 しかしまさかカレンさん以外にも“ゼロ”とやらを知っている人物がいらっしゃるとは。 もしかして若者の間では流行っている人物なのでしょうか? 私も教師という職業柄、時事には敏感なほうだと思ったのですがそうでもないようです。 しかしそれにしてもひどい顔色です。こちらも風邪でも引いたのでしょうか。 「大丈夫ですか? その、顔色が優れないようですが」 私の言葉に反応したのはルルーシュ君よりもむしろカレンさんでした。 先ほど以上に沈痛な表情を浮かべ、ルルーシュ君に話しかけます。 「ルルーシュ、その、放送は……」 「ああ、聞いたよ……くそっ! こんなところで死んでいい人間じゃなかったはずだ、あいつは!」 そう言って拳を握り締めるルルーシュ君。 話から察するに先ほど放送で呼ばれた人間とは相当親しかったのでしょう。 「……ルルーシュはこれからどうする予定?」 「……まだ決めていないな。まずはスザクと合流するつもりだったから」 「……なら、私たちといっしょに来ないか。 私たちはこれからゲームを倒す同志を集めて回るつもりだ。それに協力して欲しい」 ――はい? ちょっと待ってください。それは初めて聞いたのですが。 ルルーシュ君も訝しげな目でこっちを見ているじゃありませんか。 「……それはその……ゼロがそう言ったのか?」 「いえ、私は「ああ、ゼロはそう言ってくれた!!」」 いえ、言ってません! 言ってませんよそんなこと! 何なら前回を読み直して頂いても結構です! 「ゼロは言ってくれた。『貴女の目的に力をお貸しすることにしましょう』と。 私の――いや、黒の騎士団は『すべての武器を持たないものの味方』だ。 だからこのゲームに巻き込まれたお前みたいな人々を助けるために私たちは活動しようと思っている!」 ……どうやら彼女の中で最早それは決定事項のようです。 こちらも『貴女の目的に力をお貸しすることにしましょう』と言ったことと 『ゼロを演じきる』と決めたことは事実なので下手に反論出来ないじゃあないですか! ルルーシュ君も何か考え込んでないで異論や反論の一つでも言ってくれればいいのですが…… 「……そうだな、悪くない考えかもしれない。 どちらにしろこのゲーム中で確実に信用できる人間はカレンぐらいしかいないしな。」 って、ちょっと待ってください! 貴方も何故賛成しているのですか! 「それじゃあ……」 「ああ、“何の力もない”学生だが スザクの敵を討つため……このふざけたゲームを潰すために協力させてくれ、ゼロ」 そう言って右手を差し出してくるルルーシュ君。 ああ……ここで今更断れるわけもありません。諦めて大人しく右手を差し出すこととしましょう…… 「はい……よろしくお願いします……」 流されるままに他人を演じることになったと思ったら、いつの間にか勝手に期待される始末。 しかもその期待が偶然の出会いによって2倍に増えてしまいました。 ああっ、期待が、期待が重い! 大体この世の中は期待されるとろくなことがないのです! 『出来る新人』というレッテル 『ここでボケて!』というネタ振り 好きな作品のアニメ化(つ○き○、デ○ンベ○ン……etc) 好きなシリーズの続編(Gダ○ガイオー、スター○ーシャ○3……etc) サッカー日本代表(急にボールが来たので) 嗚呼、絶望した! 過度な期待を背負わせる少年少女たちに絶望した! * * * 一人頭を抱えるゼロの隣でカレンは決意する。 その発端となったのは放送で『枢木スザク』の名が呼ばれたことだった。 放送で名前を呼ばれた枢木スザク。 名誉ブリタニア人にして軍の新型KMFのパイロット。 自分たち黒の騎士団にとっては目下最大の障害の一つであった。 その男が死んだのだ。 ゼロの――黒の騎士団の目的からすれば喜ぶべきことに他ならない。 事実、放送でスザクの名前が呼ばれた瞬間、どこか安心した気持ちがあった。 これでゼロの障害が一つ減った、と。 だが自分にとっては敵でも目の前のルルーシュにとってはそうではない。 何時も何処か飄々としていた彼が人前であそこまで激しい感情を露にしたことがあっただろうか? ――いや、ない。つまりそれだけ大きかったのだ。 ルルーシュ・ランペルージにとって枢木スザクという存在は。 そう、自分にとっての母やゼロのように。 そう考えると心のどこかとはいえ喜んだ自分がひどく醜く感じてしまった。 だから決意する。この闘いに巻き込まれた力なき人々を私が守ろう。 そして出来うる限り行動を共にして、ルルーシュを守ろう。 彼をあの平和な学園生活に返すことがせめてもの罪滅ぼしになると信じて。 * * * ルルーシュは思考する。 落ち着け。冷静になれルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。 期せずして偽ゼロと合流してしまったが 考えようによってはこれで堂々と常時監視下におけるということでもあるのだ。 状況は悪いと言わざるを得ないがまだ最悪ではない。 あの時、出て行かずに二人が離れるのを待ち、別行動を取るという手はあった。 だが多少のリスクを犯してでも“ゼロの衣装”を手に入れておきたい理由がある。 漆黒の仮面にマントといったゼロの出で立ちは初めて見た者に強い猜疑心を抱かせる。 だが最初の猜疑心が大きければ大きいほど自身の指揮が成功したときの信頼も強まる。 それは黒の騎士団で実証済みだ。 また、反主催のシンボルとしても有効に働いてくれるに違いない。 だが不安要素も勿論ある。 最も大きいのが目の前の“偽ゼロ”だ。 実際に会話を交わしても目の前のゼロを名乗る男の真意は読めない。 とりあえずスタンスは反主催のようだが、仮面の裏側で何を考えているか分かったものではない。 その証拠に仮面の下からでも俺の目を決して見ようとはしなかった。 ギアスのことを知っているとは思えないが、予想以上に用心深い相手ではあるようだ。 そしてもう一つの不安要素が“時間”である。 もし仮にこれから先、このまま誰か他人に出会ってしまえば その他人にとっては『ゼロ』=『袴にマント姿のあの男』と認識されるのである。 その後、自分がマントと仮面を奪い返し、ゼロを名乗ったとしても 不信の目で見られるのが関の山だ。 ゼロに心酔しているカレンならばともかく他の人間ではそううまくはいくまい。 つまりそれはこれから先、何としても他人に会うまでに偽ゼロの正体を暴き、 ――場合によってはギアスを用いてでも――その真意を問いただし、 ゼロの衣装を奪い返すことが最優先事項ということだ。 だがここで人気のない方向へ誘導するのは明らかに不自然だ。 まずは二人の要求を聞き出し、それをかなえた後、すかさず適当な理由をでっちあげ人気のない方向 ――ここからすれば南の方角にある森だろうか――に誘導し、行動に移す。現状ではこれがベストな選択だろう。 「……ところで、二人はこれからの具体的な行動案は?」 「特には決めていないのですが。まぁこの服を乾かさないと。 ええ、二人が別々のところに衣服が干せるぐらいの場所がベストですね」 仮面の下をカレンには見せたくないと言うことか。 フン、予想以上に用心深い男だ。やはり油断は出来ない。 だがそれならばここからでもいくつか民家が見える。 適当なところに侵入し、着替えさせればいいだろう。その後、適当な理由をつけて南下すれば良いだけだ。 ――スザク、お前さえいればゼロの衣装など見切りをつけて行動を共にしたのにな。 だがスザクは死んだ。それは何故か。 誰か弱者を庇って死んだか、それとも誰かに騙され後ろからやられたか。 どちらにしろここで出会った“誰かのために”戦って死んだのだろう。 甘い――だがそれでも、 (でも俺はお前のそんなところに憧れていたし、好きだったんだ) 自分たちに負けず劣らずの生い立ちでありながら真直ぐに育った彼がまぶしかった。 『ブリタニアを内部から変えていく』などという自分以上の夢物語を大真面目に話す彼が腹立たしくもどこかで好ましかった。 だがスザクはもういない。このふざけたゲームに連れて来られたばかりに。 故にこんな馬鹿げたゲームを主催するロージェノムには相応の報いを受けさせねばなるまい。 俺はこの殺し合いを破壊し、ナナリーの元へ戻ってみせる! (見守っていてくれスザク。お前の仇は俺が討ってみせる……!) *** その決意は苛烈にして強靭。 ルルーシュ・ランペルージの主催者打倒の決意は親友の死に発端を発する怒りによってより一層強まったと言えるだろう。 だが、かつてあるガンダムファイターは言った。 怒りは人間から冷静な心を奪い去り、敵に多くのスキを与えてしまう事になるのだと。 その証拠が一つある。 この時点でルルーシュは“早くゼロの衣装を取り戻す”ということに拘るあまり、 『すでに民家に誰かがいる可能性』と『この時点で学校のほうから誰かが向かってくる可能性』を考慮していないのである。 静かな“怒り”に囚われたルルーシュ。 このことがどのような意味を持つのか、この時点ではまだ、誰も知りようがない。 【G-5/河川敷-川のほとり/一日目-朝】 【糸色望@さよなら絶望先生】 [状態]:絶望(デフォルト)、ずぶ濡れ [装備]:ゼロの仮面とマント [道具]:デイパック、支給品一式、不明支給品(0~2個) [思考]:1、カレンがあまりに不憫なので、ゼロとして支えながら正しい絶望へ導く 2、服を乾かしたい 【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:ずぶ濡れ [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、ワルサーP99(残弾16/16)@カウボーイビバップ、不明支給品(0~2個) [思考]:1、ゼロを守る 2、ルルーシュも守る(ただしゼロが最優先) 3、服を乾かしたい 4、その後、仲間を集め、このゲームの主催者に立ち向かう [備考]:スザクがランスロットの搭乗者であることを知っている時期(17話以降)からの参戦です。 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:精神的疲労(大)、頭部及び手先・足首に痒み [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、メロン×11 [思考]1:人に出会う前に“ゼロ”の衣装を奪い返す 2:このゲームをぶっ壊すための駒と情報を集める [備考]:参戦時期は第13話以前。スザクがランスロットの搭乗者であること、マオの存在を知りません 偽ゼロ(糸色望)を警戒しています。 時系列順で読む Back 何が彼女を壊したか? Next オトメのS・O・S 投下順で読む Back 何が彼女を壊したか? Next オトメのS・O・S 060 その名は絶望 糸色望 125 ミー君怒りの鉄拳 060 その名は絶望 カレン・シュタットフェルト 125 ミー君怒りの鉄拳 060 その名は絶望 ルルーシュ・ランペルージ 125 ミー君怒りの鉄拳
https://w.atwiki.jp/2otu_kirara/pages/35.html
作品情報 あらすじ 管理者レビュージャンル 評価点 問題点 総評 作品情報 作品名 彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと 作者名 アカコッコ@twitter 掲載誌 まんがタイムきららMAX 掲載期間 2017年5月号~2017年6月号(ゲスト)2017年8月号~2019年7月号 単行本発売日 1巻:2018年5月26日2巻:2019年6月27日 他作品 前作『ハナイロ』 備考 ゲスト時のタイトルは『お兄ちゃんって呼ばないで』4コマオブザイヤー2018年新刊部門第8位 あらすじ 高校入学を機に、七瀬が引っ越してきたシェアハウス。そこには【住人にそれぞれ家族の役割が割り振られる】という特殊なルールがあった!!!父:マキ(女性警官・20歳)母:つぐみ(女子小学生・10歳)兄:七瀬(女子高校生・15歳)妹:かりん(女子中学生・13歳)以上のメンバーで暮らすことになった、七瀬の生活はどうなる…!? 管理者レビュー ジャンル 家族 日常 評価点 女性だけの家族設定。本作は、シェアハウスの住人が疑似家族になる作品。だが、住人は(男役含め)全員女性で、年齢もバラバラ。兄役・佐久間七瀬(15)。妹役・木戸井かりん(13)。母役・丹羽つぐみ(10)。父役・涼原マキ(20)。 このような無茶苦茶な配役が、キャラ付けに一役買っている。 疑似家族から繰り出されるすれ違い。家族で出かけた先で、モブキャラなどにとんでもない勘違いを招くことがある。いわゆる「すれ違いギャグ」。 たまにはシリアス?かりんの学校での話(単行本1巻8話)など。ギャグ一辺倒の作品ではない。 問題点 濃い設定で人を選ぶ。 つぐみ・マキのバックボーンがほとんど描かれていない。話数が足りなかった。 総評 前作『ハナイロ』から作風が大きく変わった。家族モノとしての完成度は高い。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2092.html
…………………………… …………… …… 律「やっぱりまだ下駄箱には靴のこってたな」 紬「とりあえず部室に戻りましょう…唯ちゃんも心配だし」 梓「あぁ、澪先輩…鼻クソでもウンコでも食べますからぁ…」フラフラ 律「それで許されたらドン引きだわ」 紬「でも本当に一言でいいから今日のうちにちゃんと謝りたいわね…」 ドア「ガチャリ」 さわ子「あら、あなたたちどこ行ってたのよ。澪ちゃんさっきまで来てたわよ」 律「えぇ!!」 梓「そんな…ゆ、唯先輩!澪先輩はなんて…!」 さわ子「唯ちゃんならまだ床で泡吹いてるわよ」 唯「」グッタリ 律「放置かよ」 紬「先生…澪ちゃんは」 さわ子「これ…あなたたちに渡したいって」スッ 律「それ!澪の歌詞ノート…」 さわ子「最後に新しい歌詞書いてたんだって」 紬「澪ちゃん…こんなときにまで私たちのために…」 さわ子「ケンカでもしたの? 『直接みんなに渡しなさい』って言ったら、『もう顔合わせられないから…』って…」 梓「ううう…澪先輩~…」グスン 律「それで澪は他になんて…」 さわ子「う~ん、それだけね」 紬「家に帰ったのでしょうか?靴はまだ学校にあるみたいなんですけど…」 さわ子「う~ん? あ!そういえば『屋上行かなきゃ』って呟いていたような」 律「え、またぁ?」 梓「」ビュン カサカサカサ… 紬「梓ちゃん、速っ…さすがg…」 律「はぁ、はぁ、なんか走ってばっかりだな…」 紬「はぁ、はぁ、でも急がないと今度こそ見失っちゃう…」 律「はぁ…屋上着いた……。って、梓?」 紬「梓ちゃん、入り口で立ち尽くしてどうしたの?」 梓「あ…あ……あれを…」ガクガク 律紬「!!」 紬「澪ちゃん!やっと見つけた!」 律「っていうか…! 柵乗り越えて何やってんだあいつ!?」 梓「ま、…まさか…」 律「見てる場合じゃない!澪ぉぉおおお!!」ダッダッダッ 紬「澪ちゃん!!!」 梓「せんぱあああい!!」 澪「うん?」 澪「…ひぃっ!!」ビク 澪「な、なんだよ…」 律「澪!早まるな!!」ガシッ 紬「澪ちゃん、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!」ガシッ 梓「うう…ひっく…み゛お゛ぜんばいぃぃ」ガシッ 澪「う、うわぁ!どうしたんだ」 梓「ほら、早く出してください! いくらでも食べますからぁ…」ポロポロ 澪「みんな(特に梓)は何を言っているんだ」 律「澪!自殺なんてしてどうなる!落ち着け!!」 紬「そうよ!私たちが悪かったの!澪ちゃんが死ぬことなんてないわ!!」 梓「代わりに私が飛びますからぁぁああ!!」ブーン 澪「と、飛んだぁぁああ!!?」ビクリ 澪「…ていうか、みんなこそ落ち着けよ…! 誰がじ、自殺なんてするか!」 律「へ、違うの!?」 紬「じゃあ、柵乗り越えて何してたの?」 澪「こっちに転がったペン拾ってただけだよ…ほら」スッ 梓「ぺん…だと…?」 澪「……さっきみんなに部室追い出された後…」 梓「」グサリ 澪「屋上に来て歌詞書いてたんだ…みんなに迷惑かけちゃうから…最後に何かお詫びがしたくて…」 紬「ありがとう…ノートはさわ子先生から受け取ったわ」 澪「そうか……そう、そして先生にノート預けて帰ろうとしたとき、お気に入りのペンを失くしてることに気づいてさ」 律「そんでまた屋上に探しに来てたってわけか…なんだ」ホッ 澪「うん、なんか心配させてごめんな」 律「謝るのは私たちの方だよ…本当にごめん澪…」 紬「ごめんなさい!もう好きなだけ叩いてください」バッ 澪「はぁ…。ふふ…わかってくれたならもういいよ」 梓「ごめんなふぁいです……」ペロペロ 澪「ひぃっ!? 上履き舐めるなよ!!」 律「唯なんて反省しすぎて倒れてるから…とりあえず部室に戻ってくれないか?」 澪「…うん」 唯「ああ…澪ちゃん…戻ってきてくれたんだ…さっきは…ごめんね…」ブクブク 澪「ああ、もういいよ唯。ていうか、大丈夫かおまえ…」 梓「」ペロペロペロペロ ジュルリ 澪「そして梓…もう靴舐めるのはやめてくれ」 梓「じゃ、じゃあ焼き土下座15秒しますから、許してください!」 澪「ひいいいっ!ミエナイキコエナイ…」 紬「でも…本当にお別れなのね、澪ちゃん…」 律「今までずっと一緒だったのに…」 唯「やっぱり澪ちゃんがいないとヤダよぉ…うわぁあん…」 澪「私だってみんなと離れたくないよ…」ウルッ 梓「わ、わらひも、へんふぁいほ、ははへはふはひへふ…」ペロペロ 澪「そして梓……勝手にスカートまくってお尻を舐めるのはやめてくれ…」/// 梓「じゃ、じゃあ血のマニキュアしてきますから、許してください!」 澪「ひいいいっ!コワイコワイコワイ…」 紬「いつ戻って来れそうなの?」 澪「わかんない…本当に突然に決まったことだから…」 律「突然でロシアって…でもロシアぐらい隣の国だからな!いつでも遊びに行くさ!」 唯「そうだねりっちゃん!毎日学校帰りに澪ちゃん家に寄ろうね!」 梓「いやいや、現実見ましょうよ…」 澪「ふふふ…でも嬉しいよ…ありがとう」 律「よーし!じゃあ明日は盛大にお別れ会だ!!」 紬「そうね!特別なケーキ用意するわ!!」 唯「澪ちゃんのためにお気に入りのTシャツたくさん持ってくるよ!」 梓「私も何か餞別の品を考えてきます…」 澪「みんな…」  よくじつ!! 紬「はい!特大ケーキよ!斉藤が一晩でやってくれたわ」ドーン 澪「ウェディングケーキかよ…はは(いくら掛かっててんだろ)」 紬「それ澪ちゃん一人の分よ♪ 好きなだけ食べてね」 澪「そ、そんな申し訳ないし! ていうか流石にムリだし…」 紬「大丈夫! 遠慮しないで。私達の分は同じものがほら、こっちに」ドーン 澪「ふ、二つ目…」 紬「流石に斉藤には無理させすぎちゃったけど…澪ちゃんが喜んで食べてくれれば……」 澪「た、食べるよっ……!」パクムシャ 唯「澪ちゃん、特にお気に入りのTシャツ10枚あげるね」 澪「あ、ああ…(変な文字が入ったTシャツだ…)」 唯「…毎日着てね」 澪「あ、ありがとう…ちゃんと着るよ(部屋で)」 唯「うう…ぐすんぐすん」 澪「そんなに泣くなよ…寂しくなっちゃうじゃないか…」 唯「寂しいよぉ…私のTシャツたち……」ポロポロ 澪「そっちか」  律「ほら、徹夜で作ってやったよ…澪、くまちゃんのぬいぐるみ欲しいって言ってたからさ」/// 澪「て、手縫いで一晩…だと…!?」 律「なんだよ! 欲しくないなら別にいいんだよ」 澪「そんなこと言ってないだろ~。でも律がぬいぐるみなんてな…ふふ」 律「……私だと思って、大切にしてくれよ」グスン 澪「律…泣いてる…のか?」 律「う、うるさい! 寝てないから目赤いだけだよ! あぁ~! もう澪のバカ!」 澪「な…。急になんだよぉ…バカ律……」 梓「私は澪先輩が欲しがってたアンプシミュレータを…」 澪「あ、梓!こんなに高いものを…悪いよ……」 梓「いいんです…本当に澪先輩には酷いことをしてしまったので…」 澪「もう気にしてないよ…」 梓「澪先輩……音楽、続けてくださいね」 澪「…うん」 梓「私…真面目で練習熱心な澪先輩が…大好きでした……」 澪「…梓…ありがとう」 澪「みんな本当に本当にありがとう…ううう」 律「……おし!」 律「まだまだ、宴はこれからだぜー!盛り上がろうぜ!」 唯紬梓「おー!!」 ♪ウィールシングウタウヨ~~♪ 澪「あ、私のケータイ……えーと、ママからだ…」ピッ 澪「もしもし、なあに?」 澪ママ『澪ちゃん!喜びなさい!!引越しの話無くなったわ!』 澪「」 澪ママ『なんかね~パパの赴任先の支社長がね、痴漢で捕まってゴタゴタになって…異動も全部白紙らしいわよ』 澪「」 澪ママ『何よ~嬉しくないの!?』 澪「え…う、うん、ウレシイナー、は、はは、は……」 澪ママ『そうよね~!それじゃあね!』プチ 澪「…」 律「ふぅー。しかし流石に徹夜だとフラフラだぜ……でもまぁ澪のためだしな!」 紬「そうね…ウチの斉藤も過労で倒れて入院しちゃったけど、澪ちゃんのためだもんね…」 唯「うん…T太、T助、T子……みんなお別れだね、でもこれからは澪ちゃんに着て貰えるんだからね…寂しくないよ」グスン 梓「私も…小学校の頃からコツコツ貯めてた預金が消えましたが、澪先輩が喜んでくれたのら満足です」 澪「…」 律「ところで澪。今のお母さんからか? 何だったんだ?」 澪「…」 律「ん?どうしたんだよー澪?」 澪「…」 唯「澪ちゃん?」 澪「…」 梓「先輩?」 澪「実は…」 紬「実は?」 澪「実は私、インチョンに転校する事になったんだ…」 唯律紬梓「!!!?」 お縞い 戻る
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/875.html
いぢめスレ提供 博麗霊夢は紅魔館に訪れた それを出迎える紅魔館の主 「あら、霊夢いらっしゃい。来てくれてうれしいわ。調度良い紅茶と美味しいケーキが入ったの、よかったら・・・・・」 自分の意中の女性を茶会へ誘う しかし、愛しの霊夢は素っ気なく断る 「そんなことより、フランの部屋に通してくれない?」 現実は残酷で、霊夢が選んだ相手は自分ではなく妹だった 博麗霊夢が想いを寄せるのはレミリアではなくフラン 霊夢に聞こえないように小さく舌打ちをしてから従者を呼びつける 「咲夜」 「はい、お嬢様」 物音一つ立てず、どこからともなく咲夜が現れる おそらく時間を止めているのだろう 「霊夢を地下室に」 「かしこまりました」 主人に恭しく頭を下げ、霊夢を地下室へ案内する 地下室の階段を下り、フランの部屋の前に到着する 咲夜が鍵を取り出し、扉の鍵穴にさしこむ 「なぜ、またフランを地下室に閉じ込めたの?少し前は館内を自由に出歩けたはずよ?」 最近になりフランはまた地下に閉じ込められるようになった 咲夜は表情を変える事無く、その問いに答える 「原因の半分は自分にあると理解しているかしら?」 「大方そんなことだとは思ったわ・・・」 用は妹に対するレミリアの嫉妬 霊夢が自分になびかないから、その腹いせに妹を再び監禁したのだろう 扉の鍵が解かれる 「では、ごゆるりと」 そう言って、咲夜は姿を消した 扉が開いた瞬間、霊夢の胸に飛び込んできた少女がひとり 「れーむ!来てくれたの!?」 レミリアの妹。フランドール・スカーレット フランはベットに腰掛ける霊夢の膝の上に座り、鼻歌まじりで足を上機嫌にばたつかせ 懐いた猫のように霊夢に頭を摺り寄せる 霊夢はそれにこたえ、フランの頭を優しく撫でて、両腕で彼女の体を優しく包み込む、決して離さないという気持ちを込めて フランの温もりを直に感じ、霊夢は至福のひと時を味わう その胸中を占めるのは、目の前の吸血鬼の少女に対する想いだけ 嗚呼、この子はなんて綺麗な瞳なのだろう 瑞々しく輝いて、曇り一つ無く。どこまでも澄んでいる。覗き込んだらそのまま吸い込まれてしまうほどに 穢れを一切しらない、無垢な心と精神 日の光にさらされること無く育った、透き通るような肌 太陽のように暖かな色をした金色の髪 裏表の無い無邪気な笑顔 その全てが私の精神を異常なまでにかきたてる 可愛い、可愛いフランドール 許されるなら 今この場で「愛してる」と想いを伝え 無理やり唇を奪い 肌を重ねあいたい 「れーむ?」 その声で霊夢はハッとする フランに僅かばかりでも劣情を抱いてしまった自分を恥じる もし、フランが今以上の関係を望むなら、霊夢は喜んで受け入れる しかし、自分から今以上の関係を持ちかけるのは博麗の巫女としてはばかられる だから霊夢はじっと待つ フランのその小さな唇から自分を「好きだ」という言ってくれるのを フランが身も心も自分に依存してくれることを 「霊夢が来てくれない日はすごく退屈・・・」 霊夢の腕に掴まり、寂しそうに言う 「・・?、この前まで読む本がたくさんあったじゃない?」 前来たときは結構な数の本が机の部屋に積まれていた。あれだけの本をこの数日で全て読みきれるとは到底思えない 「あいつが来て、全部持って行っちゃった」 「なぜ?」 「わかんない」 自分で聞いておきながら霊夢にはその原因はわかっている これもレミリアの嫉妬 それに今日フランの顔を見たとき気付いていたが顔色もどこか良くない 「ごはん、ちゃんと食べてる?」 「ううん。最近もらってない」 それを聞いた霊夢は驚愕する そして、そのことを特に気にも留めず平然と話すフランが不憫でしょうがなかった これもレミリアの仕打ちである 思わずフランの体を強く抱きしめる、抱きしめずにはいられなかった 「ごめん、本当にごめんなさい・・・・」 「急にどうしたのれーむ?」 不思議そうな顔のフランを他所に霊夢は謝り続けた 自分がフランを愛おしく思えば思うほど、フランはつらい目に合わされ続ける その仕組みを理解してなお、その想いをとめることはできなかった 2人の時間はあっという間に過ぎ去り、別れの時間がやってくる 「またねフラン。次来るときは何かお菓子でも持ってくるわ」 「じゃあね、霊夢。約束だよ!絶対に持ってきてね!」 フランと交わした約束を胸に、霊夢は地下室を後にする 地下から出て、廊下を歩いているとレミリアに出くわした 「あら、霊夢?偶然ね」 どうせ待ち伏せしていたのだろうと胸中でレミリアを罵る 「もし良かったらこれから・・・」 「どうして?」 レミリアの言葉を遮り質問をぶつける 「なぜフランから本を取り上げたの?」 「パチェが早く返せってうるさいのよ」 「なぜフランに食事を与えないの?」 「持って行こうとするとあなたが居るから、渡しそびれちゃうのよ」 悪びれる様子もなく答えるレミリアに霊夢は殺意を覚える 手を強く握ることでその感情を押さえ、殺意を胸の奥へ無理矢理押し込む 「霊夢が今夜私の相手をしてくれるなら、フランの待遇を考えてあげても良いわ。どう?悪くない条件でしょ」 「・・・・・・・・・・・あっそう、残念だけど交渉の余地は無いわ。さよなら。また明日も来るわ」 強引に会話を切り上げて霊夢は早足で去っていった 霊夢が帰りしばらくして レミリアは怒りに任せ、壁を思い切り蹴飛ばして部屋一面分を粉々に破壊した 「この私が直々に指名してあげてるのよ!?私よりあんな狂ったガキのどこが良いっていうのよ・・・・・・」 怒り心頭のレミリア。当然その怒りの矛先は妹に向けられることとなる 次の日も霊夢は紅魔館を訪れた、目的はフランに会いに。昨日交わした約束を果たすために 昨日と同様に地下室の鍵を咲夜に開けてもらい地下室に入る 「あ!霊夢だ!いらっしゃい」 今日もフランは明るく霊夢を出迎える そして昨日と同様に、霊夢にしがみつき、はしゃぐ 霊夢はまず、フランの顔色を見る 昨日に比べ良くなっているため、どうやら自分が帰ってからちゃんと食事が貰えたのだとわかり安心する だがその顔を見て、同時に霊夢は何か“違和感”を感じた 2人の団欒の時間がしばらく続く 「ねぇ、霊夢?」 「どうしたのフラン?」 急にフランがうつむいて恥ずかしそうな顔をする 「その・・・・あのね・・・・・私、霊夢のことが・・・・・・・・その、えっと・・・好きみたいなの・・・・」 それは霊夢が待ち望んでいた言葉 霊夢に嬉しさがこみ上げてくる、答えなど決まっている 「あなたにそう言ってもらえてうれしいわ、私もフランのこと好きよ」 その言葉を受け取ったフランは霊夢に体を寄せ、唇を重ねようと接近する 唇同士が重なる直前、霊夢は突然言葉を発する 「せっかく、約束したものを持ってきたのに。無駄になっちゃったわね・・・・」 「約束?」 その言葉に反応しフランの動きがピタリと止まる 「ほら、昨日約束したじゃない?」 「え・・・・と・・」 袖からカードを一枚取り出す 「ほら、これよ?新しいスペルカードが完成したら一番に見せるって約束」 「ああ、そういえばそんな約束したわね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でもそんなことより今は・・・・・」 霊夢に口付けをしようと再び体を寄せる しかし、霊夢の手がそれを制した 「悪いけれど、私がキスしたいのはあなたじゃないわ」 「え?」 フランの喉輪を掴み、床に叩きつける 「痛い!霊夢どうして!?いきなりひどいよ!」 「いい加減その下手な芝居をやめなさいレミリア。反吐がでるわ、フランをどこへやったの?」 レミリアと呼ばれたフランが表情を醜く歪める 「どうして私がレミリアだって気付いたの?」 「昨日フランと約束したのはスペルカードではないわ。フランが空腹そうだったから何か食べるものを持ってきてあげるっていう約束よ」 フランの姿をしたレミリアは顔に手をやり、「やられた」というジェスチャーをする しかし顔はにやけていた 「そんな初歩的な手に引っかかるなんて・・・」 「それ以前の問題よ、一目見たときから違和感を感じてたわ」 「違和感?」 「フランはそんな薄汚い目をしていないわ」 その言葉を告げた瞬間 フランの体は全て蝙蝠に変わり、霊夢の拘束をすり抜け。元のレミリアの形へと戻っていく 戻ったレミリアの顔は激昂していた 「私の目が薄汚いですって!?」 「そんなことよりフランはどこ?」 「フランフランフラン・・・・・・・霊夢はそればかりだ。私のことを少しも見てくれない」 「会話が成立してないみたいね。私はフランは何処かって訊いてるの?」 静かな口調で、しかし殺意の篭った冷酷な感情を乗せて霊夢は同じ質問を繰り返す 幻想郷に住むほとんどの者が震え上がるであろう膨大な恐怖がその短い言葉の中に凝縮されていた だが、レミリアはその恐怖に対峙してなお揺るがない 口元をニッと吊り上げて、勝ち誇った顔をする その口から霊夢が最も聞きたくないであろう返事を吐き出す 「殺したわ」 「なんですって?」 「殺したっていうの・・・今頃は灰になって幻想郷の空を自由に泳いでるんじゃないかしら?」 「・・・・・・・・・・・・嘘ね、あなたは妹思いのお姉さんよ」 「本当よ!!私がこの手で殺した!!空腹で弱ったあの子を引き裂いて、日光にさらして灰にしてやったわ!!」 アハハと笑うレミリアに霊夢はゆっくりと歩み寄る レミリアは霊夢の逆鱗に触れたとわかった、殺されると直感した だが、その予想に反して、霊夢の取った行動は全く逆のものだった 「えっ?」 霊夢はレミリアを抱きしめていた 恐怖で強張り小刻みに震えていたレミリアの体が霊夢の温かさで徐々に弛緩していく 霊夢の予想外の行動にレミリアの思考が停止する 「いくらあんたでも、そこまで酷いことができるなんて思わないわ・・・」 フランと大して体の大きさの違わないレミリアを両腕で優しく包む 「いいえ、フランは死んだ。もうこの世にはいない」 「本当のことを話して頂戴。フランはどこ?私はこれ以上あなたを嫌いになりたくない・・・」 なおも霊夢の優しい抱擁は続く、レミリアが手を霊夢の背中に回しても嫌がる素振りは見せなかった 「・・・・・・・・・・」 自分が求めていた温もりを得て、レミリアはついに白状する 「フランは私の部屋に・・・・・・・薬で眠らせてあるわ、危害は加えてないから安心して・・・・・・・・だからもう少しこのままで・・・」 「そう、安心したわ」 強引にレミリアを引き剥がす 「え?ちょっと・・・・なんでよ?もう少しあのままでいてくれたって・・・・・・・」 いつの間にかレミリアは目には涙がにじむ 「フランのためなら、平気で私を抱きしめるの!?やさしい言葉を平気で吐けるの!?」 「そうよ。フランのためなら何だってするわ・・・・・」 レミリアをその場に捨て置き 地下室から出て、霊夢はレミリアの部屋を目指す その間、一度も振り返ることは無かった レミリアの部屋の前に到着しノックをすることなくドアを開ける ベットには穏やかに眠るフランの姿 脈を取り、呼吸を確認して霊夢は安堵して、その場に座り込む 「良かった・・・・・・・・」 だがフランの顔は相変わらずやつれていたのが少し残念だった 無防備に眠るフランを霊夢はしばらく見つめていた 「・・・・・・・・・・」 薬で眠らされているとレミリアは言った つまり、フランは今なにをしても起きない フランの唇を指でなぞる 指を動かした時に見えた犬歯がなんとも可愛らしかった 唇から指を離し、その指で今度は自分の唇をなぞる ただの間接キス、しかしそれだけで霊夢は下腹部に熱いものを感じた (これじゃ足りない・・・) 更なる背徳感を求めて、その感触を直接味わいたくて 霊夢は小さく寝息を立てるフランに顔を近づける 触れる直前 霊夢は自らの足に針をつき立てた 「っぐ・・・・・・・・・・・・・・」 危ない所だったと内心焦る もう少しで巫女としての一線を越えてしまうところだった だがどうしてもフランを自分のモノにしたかった 「必ずあなたをここから連れ出すわ」 フランの手を握りそう言って、部屋を出た 部屋を出てすぐのところにレミリアは居た その顔はひどく悲しそうだった 「どうして私じゃ駄目なの?」 霊夢はそれを無視して彼女の横を通り過ぎる 「なんでよりにもよってフランなの!!私の方があの子よりずっと優れているじゃない!!私のどこが不満なの!!」 それでも霊夢は返事をしない 「少しは私の気持ちに・・・・・・・応えてくれたっていいじゃない・・・・」 自分で言ってて悲しくなったのか、レミリアは目に再び大粒の涙を浮かべていた 廊下のカーペットに次々水滴がしたたる 「ほしい物を全て手にしているあんたが、何も持っていないこの子から、これ以上なにを奪い取る気?」 一度だけ振り返り霊夢はそれだけ言った しばらく進むとメイド長が隠れるようにそこに待機していた 「主人を泣かせた客人を生かして帰すわけにはいかないってところかしら?」 皮肉たっぷりに霊夢は言う 「いいえ。あなたと妹様がくっついてくれた方が私としては都合が良いのよ。むしろ応援してるわ」 「なぜ?」 「弱った主人を甲斐甲斐しく支えるメイド、いつしか主人はその従者の大切さを知り、ついに2人は主従関係を超えて・・・なんて物語があったら素敵じゃない?」 そう語るメイド長の顔はどこか異質さを感じさせた レミリアが自室に入り眠る妹の様子を見る フランの枕元には羊かんとドラ焼きが置いてあった 「っ!」 鎮まった怒りが再び復活し、霊夢が置いたであろう菓子を掴み全てゴミ箱に叩き込む 霊夢が好きになったのは自分ではなくフランなのだろう もし霊夢が魔理沙や他の女を好きになっていたのならまだ諦めもついた なぜよりのもよって肉親なのだ 「どうして・・・・」 『ほしい物を全て手にしているあんたが、何も持っていないこの子から、これ以上なにを奪い取る気?』 霊夢が去り際に語った言葉を思い出す その言葉はレミリアの心を深くえぐった フランの顔を見る この前会った時よりやつれているとわかった (なにをしてるんだろう私は・・・・・・・・) これではただの虐待ではないか 自分の行動を恥じた ここ最近の嫉妬で狂っていた頭が一気にクールダウンして今の自分を客観視することができた (人間なんてたかだか5、60年じゃない・・・・・) これから長い年月を共にしてくれる大切な家族を蔑ろにしていたことを後悔し反省する ゴミ箱に捨てた、お菓子を拾い上げて汚れを払い枕元に戻す (目が覚めたら、まず謝ろう。そして久しぶりに同じテーブルで食事をしよう) その程度で罪滅ぼしになるとは思っていない だから妹との日々を大切にしていこうと誓った 霊夢は博麗神社に戻ると八雲紫を呼びつけた 「フランの能力は危険よ。あの力は博麗大結界すら粉みじんに吹き飛ばす」 霊夢がたった今したためた書に目を通す紫 その書面にはフランの能力についての危険性が数多く書き連ねられていた 「なるほど、で危険だから博麗神社に永久封印すると・・・・・」 「そうよ」 直後、紫は口元を扇で隠し、霊夢をあざ笑うかのように言葉を続ける 「で、本音はあの子を姉から引き離して永遠に自分だけのモノにしたいと・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 霊夢はその問いに一切答えなかった 紫は口を硬く結び、真剣な面持ちの霊夢の様子を楽しそうに観察する 「わかったわ博麗の巫女のあなたがやると言うのなら、私は別に反対しないわ」 フランに対する必死さが伝わったのか、紫は霊夢の言い分を聞き入れた その日の夜、霊夢は再び紅魔館を訪れた レミリアはばつが悪そうに挨拶をする 「霊夢、さっきはその・・・・・」 「今回は博麗の巫女として来たわ」 「?」 何処か霊夢の様子が違う 「この館に住む吸血鬼。フランドール・スカーレットを正式に幻想郷の平和を脅かす『厄災』として認定したわ。フランを博麗神社に永久封印と取り決められたわ」 「ちょっと、霊夢!それってどういう・・・・」 いきなりのことで戸惑うレミリア 「封印といっても、神社にある元々は妖怪を調伏させる部屋に移すだけなのだけれどね・・・・・・まぁだれも来ない地下室にいるよりはマシでしょう?」 言っていることイマイチわからないがは霊夢はフランを連れ去りに来たのだとレミリアは理解する 「そういうのを職権乱用っていうのよ?独占欲もそこまでいけば病気ね」 「フランをここに置いておいたらどんな目に遭わされるかわかったものじゃないわ」 これが霊夢なりに考え出したフランをレミリアの虐待から救い出し、彼女を独占する方法 フランのためなら自分の地位を最大限に利用して、友すら手にかける覚悟がある 「恋は盲目だと言うけれど・・・・・・あなた自分がどれだけぶっ飛んだことを言ってるか自覚してる?」 「心配しなくても、あの子には一秒たりとも寂しい思いはさせないわ。フランは責任を持って博麗の巫女が代々愛で続けてあげるから安心なさい」 全くかみ合わない2人の会話 いつの間にか霊夢の手には御札を針がそれぞれ握られており、周囲には陰陽球が浮かんでいる 「いいから大人しくフランの身柄をこちらに引き渡しなさい。邪魔立てするなら・・・・」 妹の大切さを再認識した今、フランを引き渡す気などレミリアには毛頭ない 「咲夜」 「はい、ここに」 呼ばれてすぐ咲夜が姿を見せる 「パチェと美鈴を呼んできて。他のものは全て避難するように伝えなさい」 「仰せのままに」 一礼して咲夜が消える 「それがあなたの返事というわけね・・・・」 次の瞬間、館中の窓ガラスが全て割れる音がした 夜が明け、自分を起こす者の声が聞こえる 「フラン・・・起きてフラン」 誰かが自分の体を揺すっている 全身の力が入らないが、かろうじてまぶたを開ける 「れーむ?・・・・・・・・・・・・れーむだ!」 思っても見ない相手に起こされ、そして霊夢が居てくれた嬉しさでフランは跳ね起きる 「おはよう、フラン」 「うん!おはよう!・・・・あれここは?」 状況がイマイチ理解できず、周りを見渡す。この場所がレミリアの部屋だと理解するのにしばらく時間が掛かった 「ねえ、フラン?」 「なに?」 「今日からしばらく私の家で暮らさない?」 「いいの?本当にいいの?」 「レミリアから許可を取ってあるから大丈夫よ」 「じゃあ、行きたい!」 2人はレミリアの部屋を出た 「どうして、こんなに紅魔館が壊れてるの?」 「フランが寝てる間に台風が通ったの」 「そうなんだ。そういえば、みんなは?」 「さあ?フランを残してみんな何処かに出かけてしまったみたいね」 それを聞き少し不機嫌な顔になるフラン 「フランは私と一緒じゃ嫌?」 しかし、不機嫌な顔は一瞬で満面の笑みへと変わる 「ううん。すごく嬉しい」 「そう」 霊夢も嬉しそうに微笑んだ やがて2人は玄関までたどりつく 時間は朝方であるため、外はもう日の光で溢れている 日光に恐怖してフランは霊夢にしがみつく 「大丈夫よ」 安心するように言い、霊夢は日傘を広げる フランは外出するレミリアの姿を一度も見たことが無いため、その日傘が元は誰の所有物が知らなかった 「さあ、行きましょうか」 「うん」 「この傘小さいから、もう少し私のほうへ寄りなさい」 フランの手をとり自分の方へ引き寄せて体を密着させる 2人の足元には、今にも息絶えそうな弱った小さな蝙蝠が一匹いたが気付く者などいなかった うん、おもしろい! しかしれみりゃがちょっとかわいそうだなあ。 -- J (2008-11-22 23 47 30) 続編みて余計に悲しくなったな・・・・ なんとなくその後にフランが記憶を取り戻したりするところを想像 -- 名無しさん (2008-12-06 02 44 37) 不覚にもキュンとなtt。 -- 名無しさん (2008-12-11 02 08 05) 続編読んで切なくなった・・・ -- 名無しさん (2009-02-14 02 47 03) 続編ってどれ? -- 名無しさん (2009-02-15 01 48 38) そういえばこの蝙蝠の存在が(ry -- 名無しさん (2009-02-15 05 37 30) 続編見たよ・・・ なんという昼ドラ -- 名無しさん (2009-02-25 21 51 16) 霊夢つええw -- 名無しさん (2009-05-07 01 06 22) 続編ってそもそもあるのか? -- 名無しさん (2009-05-09 14 33 54) 続編は左のメニューのSSまとめの中のその他にある -- 上出来 (2009-05-10 23 05 24) 続編…おぜうさま可愛いそすぎる -- 名無しさん (2009-06-01 10 21 57) 最終的な勝ち組は咲夜 -- 名無しさん (2009-06-01 13 48 24) 続編まで読んで、その後にRurutiaの「愛し子よ」聴いたら、 この話と恐ろしい位のシンクロで鳥肌立った -- 名無しさん (2009-07-14 19 14 57) ジャギとトキィを思い出した自分は北斗オタク -- 名無しさん (2009-07-15 19 14 48) 霊夢容赦ねえ 吸血鬼を巫女に変えるか、ぱねえ狂愛だ -- 名無しさん (2010-05-16 12 29 22) でも続編見るとこれフランを愛してるんじゃなくてフランの身体を愛してるだけだよね 記憶消すとかただの人格否定じゃないか・・・それに気付かない霊夢が哀れで実にいいけど -- 名無しさん (2010-05-16 20 28 09) なかなかよいじゃねーか。 -- Z霊夢 (2010-09-04 02 44 09) 黒幕は咲夜さんだった件について -- 名無しさん (2011-06-14 14 10 38) 続編見てきました。 とても切なくなりました。 記憶を消して、名前も変えてフランという存在を消したことにする。 それでフランを好きといえるんでしょうか・・・。 どうしても、体にしか興味がなかったと思えてなりません。 -- K.O (2012-07-16 23 19 35) 私も切なくなりました。 レミリアの気持ちを考えると私では切なくて死にたくなるのかもしれません。 フランは幸せで霊夢も幸せレミリアの気持ちは不公、可哀想にも思えてきます。なのに虐待だと思えたレミリアは心の優しい?吸血鬼かもしれません。 -- ただの読者 (2014-05-04 16 18 12) 後味悪いな…霊夢の仕打ちがひどすぎるわ… -- 名無しさん (2014-05-05 23 06 55) 気持ちいいかぁ キヒヒ -- t・u (2014-06-19 18 36 43) 霊夢GJ!おぜうざまぁ -- 名無しさん (2014-12-06 07 21 47) スゲー面白いが···博麗の巫女強えー 他のメンツ大丈夫だろうか··· -- どっかの巫女 (2014-12-11 17 50 48) ろくにフランの相手しないおぜうが、霊夢にかまってくれという虫のいい話。レミリアまじ死ね -- 名無しさん (2015-01-16 22 16 47) フランごときが博麗大結境壊せるの? -- ららら (2015-02-13 17 26 11) ↑ごときワロタ、レミリアかな? -- 名無しさん (2015-02-14 11 21 30) 続編が…・・・(;´Д`) -- 緑茶ドール (2015-06-02 23 00 28) さすがゴミリア‼ウザすぎ‼…はぁ…フラン可哀想に 霊夢がいいやつでよかった それにしてもゴミリア クサーレットは姉としてどうなんだ?自分は、フランの方が姉に見えるぞ -- 名無しさん (2015-07-12 22 15 11) レミリア 「私の目が薄汚いですって!?」→ うん -- 名無しさん (2015-07-14 04 32 38) きっと霊夢はねぇクソリアがフランのあいてをしないからきらいになったんだよ -- 名無しさん (2015-07-25 13 43 48) ゴミリアはまじでキモい そもそも私の方が優れてるとか言ってるけどだからなんだって話だよ。愛ってのは、優れてるとか優れてないとか関係無いんじゃないかな?っていうか、ゴミリアに同情することが難しく感じる‼って、私は私は思ったことを正直に解説してみたり□ -- 名無しさん (2015-08-13 02 12 52) 流石です! こんなにフラン信者がつれるなんて。 フラン信者は必死にレミリアをバカにしてますね。実際、フランってそんなに強くないし結界は壊せないだろ。 -- 名無しさん (2015-12-06 19 20 40) ハッ!!言い様だなゴミリア❗️ -- 名無しさん (2016-01-30 20 24 58) フラン大好き -- 名無しさん (2016-01-30 20 27 20) ゴミリアは、フランちゃんの事を、本当に妹だと自覚していたのか(゚〇゚)/ あとゴミリアダイ(死)wwwww -- 名無しさん (2016-02-18 17 38 33) いいね!いいね!レイフラサイコー! -- ののっちです。 (2016-02-19 18 08 00) レミリアをバカにした奴は全員死せよ。 フランが可哀想なのはわかるんだがな、 レミリア叩きに興じるのは意味不です。 きっとレミリアもフランも愛するのは自分だけなのでしょう -- キング クズ (2016-07-10 02 21 43) 続き読んできたぞい。 やっぱりレミリア叩きは死せよ。 フランが可哀想で仕方なかったぞ。 それと同時にレミリアも究極的に可哀想だった。 ちなみに、俺は究極的という単語を最近になってやっと知った。 -- キング クズ (2016-07-10 02 38 05) フラン死ね -- 名無しさん (2016-08-12 13 20 52) ああああ 素晴らしい、何て素晴らしいんだ 心が震える、、この作品に出会えたことに心の底から感謝を -- 名無しさん (2016-12-29 00 22 17) コメント欄がキッズだらけだな -- 名無しさん (2017-03-13 20 30 46) やっぱり霊夢はすごいな。(^-^) -- パッチェさん (2017-04-21 19 37 16) やっぱり、霊フラは至高ですな。レミリア、ザマァ。 -- れいせん (2017-07-15 07 22 49) 霊フラ -- 名無し (2018-07-22 18 00 37) ゴミリアマジざまーもう東方にゴミリアは出なくていいよ -- 名無しさん (2018-08-08 16 42 21) 『妹を発狂したと偽って監禁し、結果的に妹を失う原因を作ったのは誰なんでしょうか?』 足を引っ張ったウィーケストリンクを書きなさい。 -- 名無しさん (2018-08-31 16 06 04) フラン信者酷いだろ。特に最後の方はより切なくてかわいそうだった。 ゴミリアとかさ、原作でもフランが自分から引きこもっているのにね、、、、 -- エナガレカロす (2019-04-25 22 08 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/1385.html
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/22(水) 22 13 10 ID 6ub2saBA ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 男「どうなるの?」 女『マジレスするとツンデレが爆発しビッグバンが起きる これにより宇宙が誕生し、銀河が生まれ、地球などの惑星が生まれる そして、その地球でまたツンデレが生まれ歴史は繰り返す――』 男「こいつ頭おかしいんじゃねぇの」 女『質問に真剣に答えたのに何この仕打ち この世に神はいないのか』 男「神はいないけどツンデレはいるよ。それで我慢するんだな」 女『いや、ツンデレとか架空の生き物だし。存在したらビッグバン起きるし 危ないでしょー』 男「いや、ツンデレはいるよ。主にディスプレイの中に 恥ずかしがって画面から出てきてくれないのが悩みの種だけどね」 女『私はお前の頭の中が悩みの種だよ。ディスプレイの中にいるんならそいつに訊きゃいいじゃん お前に間接キスしたらどうなるのー?って』 男「二次元相手に話し掛けるとかマジ頭大丈夫かお前 いい病院紹介しようか?頭の」 女『こいつ殴っていい?ねぇこいつ殴っていい?まじむかつくわー』 男「うわ、虚空に語りかけ始めた。今まで普通の奴だと思ってたがコイツマジやべぇ…」 女『よーし殴る!べこんぼこんにする!泣いても止めない』 男「おkおk!落ち着け!餅つけ!あっ、やめてぇ…そこはらめぇ…」ボッコンボッコン 男「酷い目にあった夢を見た…」 女『戻って来い、現実だ』 男「嗚呼、分かっている…わかっているさ… それでも俺は現実と闘う!勝ってツンデレと添い遂げる!」 女『諦めろ。現実に刃向かって闘った奴は皆、絶望を抱いて散っていったんだよ……』 男「やってみなきゃ分からんさ…俺には勝利の女神もついてるしな」キラーン☆ 女『ディスプレイの中に?話し掛けても反応しないのに?』 男「……いや、勝利の女神お前だし」 女『………』 男「………」 女『ほぅ………な、中々切り返しがうまくなったようだが… まだまだ私を落とすことはできんぞ!!』 男「いや、何の話だよ。落とすとか」 女『んっ?んー…分からないならいい。うん別になんでもない』 男「………」ピコーン 豆電球 男「…なぁ、女?…俺さ、実はお前の事が好きだったんだ(/////)」 女『なななな…そ、そんなこといきなり言われても…困る…』 男「……その反応…やはりか…」 女『へ?何?何?何さ?』 男「落ち着いて聞いてくれ女。俺も未だに半信半疑なんだが… お前は…ツンデレだ」 女『な…なんだってー!!つ、ツンデレがこの世に存在するはずないでしょ! 男もそう言ってたじゃない!ディスプレイの中限定だって!!』 男「俺もそう思っていた…だが認識が甘かった…ツンデレは、ここに存在していたんだ お前が…お前こそが…ツンデレだ!」 女『…そんな、私がツンデレなんて…はっ!?…それじゃあ男が私に間接キスだよなって言ったら…』 男「地球……いや、宇宙がやばい…」 女『……悲観してても始まらないわ…私がツンデレである事実は変えようがないんだし むしろ他の人じゃないだけ対策が立て易くなったと考えましょう』 男「前向きだな…お前は。俺は…怖い。俺達の両肩に世界の命運が掛かってるんだぜ… もし俺がお前にこれって関節キスだよなって言ったら…あ」 …そしてツンデレは爆発した。 いわゆるビッグバンである。そして宇宙が生まれなんやかんやで廻り廻って 我等の住む地球と呼ばれる惑星は今日も回り続けるのだ。 完 規制で暇→妄想でもするか→お題的な何かが欲しい…何も考えつかね↓← しょうがないスレタイでいこう→なんだこれ?←いまここ
https://w.atwiki.jp/beben/pages/17.html
気になった部分を添削 .