約 5,060,548 件
https://w.atwiki.jp/neetsever/pages/28.html
リンクは許可されていないのだけ鯖の名前だけ載させていただいてます。 IZ鯖様 非常に活用しやすいデータ等を公開してくれている鯖です。私はもうここのデータがなければ作成がもっと遅れていました。非常に感謝しています。これからもお世話になります。 ●●●●●鯖様 名前は伏せていますが、私がオリジナル武器作成で困っているときにメールでアドバイスを頂けないかとメールでお願いしたところ非常に詳しく教えてくれて、一部の武器データの作成例等のソースまで頂きました。ここの鯖管理人様のおかげで今の私はあります。鯖名は伏せてほしいとのことで、鯖名は伏せますが、非常に感謝しています。本当にありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/fantastical_world/pages/256.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《エヴィング/Eving》 era3になって制作されたソレグレイユの移動手段の一つ。 各地でレースが開かれるなど、住民たちにとっては娯楽でも、生活必需品でもある。 空気中に存在するマナを原動力としている。 ソレグレイユの研究により、マナには幾つかの特性があることが判明した。 第一に、マナは空気中に多少の偏りを持つが全体として均一に散らばっているということ。 第二に、マナは生命体の精神反応を与えると変質し、 励起状態と呼ばれるマナが他の物理作用へと変遷しやすくなっている状態になること。 第三に、励起状態のマナを集積させ、加速させる、密度を上げるなどの方法で 高エネルギー状態へと持ってゆくと精神反応に従って反発力を形成すること。 これらの性質を利用して、マナを利用した動力を搭載した移動ツールがエヴィングである。 空気をタービンを使用してフィルターに通し、空気中に存在するマナを合金に吸着させるやり方で濾し取る。 それを励起状態にし、機体後部に設置されている収束コイルに周回させることで、 励起状態のマナを反発力を持つ状態にまで持ち込むことで移動を行う。 マナの反発力を利用しているため、空気中に拡散してしまう以外の方法でマナを消費しないため、 移動効率が非常によい。 従来までは操作系、マナ励起系と接続するために(≒精神反応をマナに与えるために)肉体とエヴィングを 直接コネクタで接続していたが、現在では特殊な手術無しで、 ただケーブルを肉体と密着させるだけで起動できるようになっている。 ただ、現在でも少数のレースエヴィング、軍用エヴィングなどは精神反応をより直接的に、 エヴィングのレスポンス速度を高めるために両耳の後ろから二本のコネクタで接続する。 関連項目 年末クリスマス大レース era3 ソレグレイユ 技術
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1759.html
ゆっくりのれいむとまりさが土手沿いで、日の沈み行く町を眺めていました。 「ゆっ、ゆゆ! ゆゆゆ~」 「ゆゆっ! ゆう、ゆうっ」 おや、何やら二人とも、可愛い声で会話を始めていますね。 愛嬌があるというものです。ここは一度、二人の会話を私たちの言葉に直して観賞してみましょう。 「あ」 「うん?」 「腹痛てー」 途端、平然としていたれいむの表情が、それはもうプロ意識のないスタッフに激情した森聡行監督の様に険しくなりました。 ゆっくりが腹痛になったようです れいむが必殺面返しをしてから数秒間後、れいむの横頬がみるみると地面に傾いてゆき、やがて密着します。 よほど堪える腹痛だからでしょうか、れいむはそのまま地べたを転がり回るのですが、痛みがましにならないためかやがて動きを止めます。 同時に試合後の力道山を彷彿するやるせない気だるさを全身から醸し出し始めました。 されどもれいむは視野が普段と逆さになる位置で動きを止めてしまったものですから、さあ大変。 だんだんとあんこが頭に集まってくるためかさらに苦しそうに体を震わせ、顔色が青ざめてゆくれいむですが、まあれいむなりに考えがあっての事でしょう。 黒髪が引っくり返ったれいむの顔は、なんというか、醜いです。 突如理解しがたい奇行をおっ始めたれいむに、隣で共に佇んでいたまりさが、呆れ顔を表しながら問掛けます。 「お前」 「うるせー、話しかけんな。やべえから。まじ漏れるから、噴出するから。 ちょっとでもれいむの体を動かしてみろ、触れてでもみろ。まりさとれいむの体顔にこの世の物とは思えない程の芸術がふりかかんぞ、わかってんのか。 お互いおのずらの人生に辞表出したほうがいいような体で頬擦りあってこれが本当のクソまみれ! だってか、あはは、笑えねえから。れいむたちの人生終わりだから」 当然、れいむは逆立ち状態でまりさと会話しています。 「お前に汚物を噴出する事が許される高尚な穴なぞ付いてねーだろ」 「それも、そうだな。…そうだな!」 れいむは己を取り戻したようです。 悶えていた様子を一変、微動していた身を止めて、いつもの元気なれいむに戻ったのでした。 「ところでよ、テルミンって楽器が存在するが、なんでテルミンって名前なんだろうな」 タイトルに関連するお話しはすでに終わっているのですが、まあ、いいでしょう。 れいむが頭どこかおかしい発言を始めました。 「なんだバンブーから棒」 「バンブーって竹やぶだろ、ただの薮じゃないだろ、きちんとした日本語話せよ」 「見えづらい所、認識しにくい所から棒がヒュッと出てくるんだから竹やぶでも草やぶでも同じだろ」 「れいむは日本語って言ったんです、そのバンブーとか言った意味分かんない減らず口を直せって言ったまでです、はいまりさの話聞かず洋楽かぶれ者ー」 「うるせえ今からお前に十字固め仕掛けてピクリとも動けなくしてやんぞ。関節をギリギリ絞めあげんぞ」 「手ねーから。お互い腕ねーしなんも起きねーから」 「まりさが本気出せば背中から腕が5本くらい生えてくる」 「恐いから。くらいって何だよ、生える腕の数くらい把握しとけよ」 「…ところでよ」 まりさが話を切り返します。 「あん?」 「テルミンって楽器名、なんだか芸能名みたいだよな。テリー伊藤みたいなさ」 「…へえ」 「テルミン鴎(46)」 「そういうの言うと思ったよ…。何が鴎だよ、歳とりすぎだろ、悲痛な人生送ってそうだなって想像しちまって悲しくなっただろ。もう少しましな名前考えろよ」 「安易に実名する・しそうな名前使ったらその人に悪いだろ」 「妙なところでまともになるなよ」 「そんな事言ったらよお前」 「うん?」 「いい加減体勢直せよ」 そうです、実はれいむ、先程腹痛で悶えた時からずっと逆さでいる状態だったのです! この複線には少なからず動揺、なんたるギミック! 打ち切り ゆっくり同士の会話を私たちの言語に直すとこんなモンだと思いました。 早苗ちゃんの人 漫才みたいな会話だなw これらが「ゆっ!」とか「ゆっくりしていってね!」とかいうセリフで表現されてるのだろうか? -- 名無しさん (2009-11-11 16 11 47) おまえら腹ないだろw -- 名無しさん (2009-11-11 20 43 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ya40masadental/pages/310.html
ヴィンセントPT 冒険者のイベントなど パーティ一覧 PTの仲間たち PTのアイテム一覧【所持アイテム】 【キーアイテム】 いままでの冒険談【第一部 ゴルギアス山編】 【第二部 リリア編】 PTの仲間たち ヴィンセント・ヴァレンタイン ゲオルグ・プライム ゴブリン(×2) レゴラス ナイトガンダム PTのアイテム一覧 【所持アイテム】 たいまつ×1 獣の牙×1 獣の肉×1 獣の毛皮×2 火打石×2 ロックガーターの胆石×3 ミンクのコート×1 獣人金貨×2 銅の髪飾り×1【装備者のMPを10上げる】 虹色のポーション エレナタイガーの爪 エレナタイガーの牙 (氷の?)マテリア 【キーアイテム】 永久氷晶 氷の紋章 ゴルギアス山の地図 いままでの冒険談 【第一部 ゴルギアス山編】 ~【序章・第9幕】~ 『第1話 命がけの登山』 ヴィンセント・ゴブリン・ゲオルグはゴルギアス山を抜けるためにパーティーを組む事に しかしその頃この山では魔王軍と王国軍戦いが始まろうとしていた 一行はその戦いの被害を避けるため山小屋を探す事になったのである (ここでヴィンセントPT誕生) ~【序章・第10幕】~ 『第2話 波乱万丈な休息』 山小屋捜索の為 前半において遭難しさまようってしまうヴィンセントPT 魔王軍と王国軍の戦いを避け、山小屋で滞在 ヴィンセントが水・食料を確保 ゲオルグはまきを確保 ゴブリンは留守番 ヴィンセントPTは山小屋で避難する事になったのである ~【序章・第11幕】~ 『第3話 記憶を無くした騎士』 少し山の様子を見に行く一行達。 そこで倒れているナイトガンダムを発見 ヴィンセントらが見つけひとまず小屋へ ゴブリンから氷の洞窟の話を聞き 一行は氷の洞窟へ行こうと決断 いざ氷の洞窟へ向かおうかと思った矢先・・・ 不幸にも雪崩が発生!! その際、ナイトガンダムが行方不明という事態になってしまうのであった ~【序章・第12幕】~ 『第4話 新たな出会い』 ナイトガンダムの生死の心配をしつつ生きてるなら氷の洞窟へ向かうはずだと考え ヴィンセントPTは氷の洞窟へ向かう道(ゴルギアス山)へ出発する 一方ナイトガンダムはエルフのレゴラスに助け出され ガンダム達も氷の洞窟を目指す事になる ヴィンセントPTとガンダムPTは再会を果たすため氷の洞窟へ出発する事になったのである ~【序章・第13幕】~ 『第5話 再会そして急襲』 なんとか氷の洞窟へ到着したヴィンセントPT ヴィンセント達はここでガンダム・レゴラスと合流を果たし この洞窟を抜ける手立てを話し合いを行う。 その背後には狼(狼王ロボさん?)が後をつけ虎視眈々とヴィンセントPT達を狙っていた。 しかし突如、一行の目の前に氷のゴーレム(雪だるま)が姿を現し攻撃をしかけてきたのであった ~【序章・第14幕】~ 『第6話 氷の魔人(Ⅰ・氷のゴーレム)』 突如姿を現した氷のゴーレム(雪だるま)に ゲオルグ、ナイトガンダムはゴーレムの発する強烈な冷気と魔力に よって動けない戦闘不能に陥っていた。 が、その危機的状況下でも闘いを続けるヴィンセント レゴラス あと一歩と追い詰めた、その時ッ!! 事の一部始終を見ていたゴブリンが雪ダルマに「ナカマに―」と説得を始めるのだった どうやら氷のゴーレム(雪だるま)は【永久結晶】を奪われた事が判明 説得は成功し、氷付けになっていたナイトガンダム、ゲオルグを解放される しかし、モンスターの急襲に怖気づいたゴブリンら2匹はヴィンセント・レゴラスの制止も聞かず勝手に先行(逃げだ)した モンスターを斃し、ゴブリンらを追っていたパーティの 目の前に突如として氷壁を突き破り『氷の魔人・アイスゴーレム』が立ち塞がったのである ~【序章・第15章(終幕)】~ 『第7話 氷の魔人(Ⅱ・魔人からの撤退)』 氷の洞窟にてヴィンセントPTが本格的に氷の魔人アイスゴーレムと戦闘を始める が、その中敵の攻撃を受けゲオルグが重傷を負ってしまう事に また敵の強大な破壊力に押され、ヴィンセントらはゴブリンの思いつきの誘導に従い一時後退を余儀なくされる事となったのである ~【第一章・第1幕(初幕)】~ 『第8話 氷の魔人(Ⅲ・氷の坂)』 一時後退を余儀なくされ未だに活路が見出せないヴィンセント一行に危機が迫っていた 食糧不足、火種の貧窮、寒さ… そして暗黒に閉ざされた空間でのアイスゴーレムの不気味な唸り声… 徐々に疲弊感が溜まりつつあった そんなとき、ゴブリンが滑落した氷の坂へ 一行は一筋の希望を見つけんと滑り落ちてゆくのであった ~【第一章・第2幕】~ 『第9話 氷の魔人(Ⅳ・落下)』 落ちていくヴィンセントPTの一行 さらにアイスゴーレム(狼王ロボさんも?)もその後を追うように迫っていた そんな事とは知らずどんどんと滑り落ちていくヴィンセントPT さらなる危機が背後に近づいてくるのであった ~【第一章・第3幕】~ 『第10話 氷の魔人(Ⅴ・光の騎士)』 背後に何かが迫ってくる気配を感じたヴィンセントPT一行 地底湖に滑り落ちた一行に再び強大な敵が立ち塞がっていた 追ってきたアイスゴーレムの球形態はヒュージ・コアとなり再び襲い掛かってきた それは冷気エネルギー体が作り出したモンスターだったのだ さらにヒュージ・コアは周囲の冷気を再び吸収し、【クリスタルタイラント】と進化を遂げる 窮地に立たされるヴィンセントら7人の冒険者達 その時ッ!! 湖面から眩い光と共に一人の戦士が覚醒し【クリスタルタイラント】を攻撃するのであった ~【第一章・第4幕】~ 『第11話 探し求めていたモノ(Ⅰ・永久の結晶)』 ガンダムが覚醒しなんとかクリスタルタイラントを退けた一行 だがヒュージ・コアはふわふわと彷徨っている状態が続く このコアをどうすべきかいなかで ヴィンセントとガンダムとの間で考えの衝突が起こってしまう そんな中ゴブリン達が衝撃の一言を発する 『あのコアこそ【永久結晶】だよ』 そうなんとあのコアこそ雪だるま(氷のゴーレム)探し求めていた【永久結晶】だったのだである ~【第一章・第5幕】~ 『第12話 探し求めていたモノ(Ⅱ・凍てついた融合)』 考えの衝突が起こっているさなか 空気を読まずゲオルグはチーズケーキをどこからか大量に取りだす その際、レゴラスが甘い物は苦手である事が判明する ゴブリン二人組みが痴話ゲンカをしだした その時、ヒュージ・コアと雪だるまがまばゆいほどの激しい光とともに共鳴し始めたのである ~【第一章・第6幕】~ 『第13話 別れ…その先には…』 まばゆいほどの激しい光とともに共鳴し融合を果たし消滅したヒュージ・コアと雪ダルマ その消滅した跡には地図、永久結晶、氷の紋章が残されていた 戦いは終わったのである ヴィンセントが忘れてはならない『滑る床』の問題を挙げ 子供のようにお宝を漁るゴブリン達が 『うんよくネスラグがいればはなしはべつ…』と発言したその時 地底湖の片隅にネスラグ出現!その奥に通路が! ナイトガンダムは『我々も消耗が激しい。無視して先に進んだほうが得策』 と提案するが 何を思ったのか空気を読まずゲオルグは奥の通路に向かって走り出してしまった! 暴走ゲオルグの後を急いで追うヴィンセント ゴブリンとナイトガンダム達であった ~【第一章・第7幕】~ 『第14話 氷からの脱出』 チーズケーキの匂いと勘違いし奥の通路に向かって走り出してしまったゲオルグ その先にいたネスラグはびっくりし逃走する ネスラグの移動した後には粘液がこびりついており その粘液はかなり粘性が強く引き剥がすのに少し力がいるが、滑らずに洞窟の先に進む事ができるようになった ネスラグの粘液を利用し先に進むヴィンセント達 途中ゴブリン達にガンダムの堪忍袋が切れかけたがなんとかその場は収まった ヴィンセントPTは洞窟から抜けるため先を急ぐのであった ~【第一章・第8幕】~ 『第15話 凍る出口』 洞窟から抜けるため先を急ぐヴィンセントPT達 途中ゲオルグの骨折した腕が痛み出しゴブリン達からポーション、ガンダムから剣の鞘などが与えられる 歩くヴィンセント、歩くゴブリン達、歩くガンダム、歩くガンダムに(何故か腕を骨折しているのに)おんぶされている滑稽なゲオルグ そんな一行達が出口を目指す前に突如雪女が襲い掛かってきた ~【第一章・第9幕】~ 『第16話 隠された力』 雪女と戦い苦戦強いられるヴィンセントPT ヴィンセントがガンダム、ゲオルグ達を先に出口に向かうように言いゴブリンの先導によって出口に到達する 出口に出てみればそこは絶壁!! そんな時その出口の上からレゴラスが風の如く舞い降り合流を果たし雪女を攻撃する しかしゴブリンに向けられた雪女の冷気攻撃をガンダムが庇い絶壁から落下してしまう そんな危機的な状況にヴィンセントはついに【LIMIT BRAKE】【ガリアンビースト】に変身する 一方ガンダムの後を追い絶壁にダイブするゲオルグ ヒポグリフに捕まろうとするが上手くいかず壁に剣を突き刺し落下の阻止に成功したガンダム ガリアンビーストに変身したヴィンセントがなんとか雪女を倒すが変身した疲労によりその場に倒れてしまうのであった ~【第一幕・第10幕】~ 『第17話 飛獣の救い』 壁に剣を突き刺し落下を阻止したガンダムは体力に限界を感じヒポグリフにしがみつく しかし暴れるヒポグリフ。それを落ち着かせるようにするガンダム ゲオルグは剣を壁に突き刺し落下から脱出。剣で登山を開始する 一方倒れた(気絶した)ヴィンセントを心配するゴブリン達 レゴラスはヴィンセントを安全な場所に…と指示しゴブリンと供にヴィンセントを安全な場所に移動させ落ちたガンダム、ダイブしたゲオルグを救出する方法を探す なんとかヒポグリフを手なずけヴィンセント達がいる所を目指すガンダム レゴラスはツタ発見しそれを繫ぎ合わせツタロープを作りゲオルグの近くに落とすが上手くはいかず 必死にツタロープに捕まろうとするゲオルグの元にチーズケーキの匂いに誘われたヒポグリフが彼の頭をつっつく なんとかガンダムと供にヴィンセント達の元に帰還する事に成功 しかしその二人が目にした光景はヴィンセントが倒れている姿だった 心配するガンダムとゲオルグ達 その時少しずつ目蓋を開き目を覚ましもう少し寝れば回復すると言うヴィンセント ゴブリン達はヒポグリフにふもとまで乗せてくれるように頼み成功する それを聞いたヴィンセントはまた眠りについてしまったのであった ~【第一幕・第11幕】~ 『第18話 地上の冒険者達』 ヒポグリフの大群に乗り下に降り様とするヴィンセントPT ヴィンセントはゲオルグに担がれヒポグリフに乗せられる ゴブリン、ガンダム、レゴラス達は各自ヒポグリフに乗る 遠目で村が見えその近くのふもとの高原を目指す事になった その際ヴィンセントが目を覚まし、なんとかエレナ高原へと降り立つ ここまで運んでくれたヒポグリフと別れ村を探すのであった ●【第一部・ゴルギアス編? 終了】● 【第二部 リリア編】 ~【第一幕・第12幕】~ 【第19話 虹色花火】 エレナ高原へと降り立ったヴィンセントPT 広いこの高原から村を探す事になった 長い間洞窟にいたため感覚に狂いが生じている恐れがあったが エルフであるレゴラス、ヴィンセントらにとってはそんな問題は無かったようだ 周りの様子を少し探ると言いレゴラスがPTから離れた。その際何かあった場合の時の為【虹色のポーション】をヴィンセント達に渡す しばらくし魔王マグレスの生贄とする為アブダクターに追われているリリアを発見する その為ヴィンセントは【虹色のポーション】を投擲、それを撃ち【虹色花火】が上がる そのリリアの声と花火に気づいたレゴラスは全速力で元いた道へと戻る リリアを助ける為アブダクターと戦おうとするヴィンセントPT達であった ~【第一幕・第13幕】~ 【第20話 その名はリリア】 リリアを助ける為アブダクターと戦闘に突入するヴィンセントPT 正確な射撃で攻撃を開始するヴィンセント 仲間を鼓舞するゴブリン達 戦いに気づきPTに合流しとてつもない威力で翼を射抜くレゴラス リリアを守る為奮闘するガンダム アブダクターの風で吹っ飛びヴィンセントに受け止められるゲオルグ その為、アブダクターは形勢が不利だと判断し大突風を起こし砂埃に紛れ逃亡する 逃がしてしまったもののリリアを守る事ができたヴィンセントPT しかし何故追われていたか不審に思うレゴラス リリアも何故襲われたのか分からない様子だった リリアはランス村という村に住んでいるという事を明かし、情報と休息を得るためにヴィンセント達はリリアと供にランス村に向かうのであった ~【第一幕・第14章】~ 【第21話 雑木林の罠】 ランス村へと急ぐヴィンセントPT ガンダムとリリアの仲を茶化し小さな密会モードになるゴブリンとゲオルグ(リリア編が終わるまでナイトガンダム冷やかし隊が結成される) 何を思ったのかゲオルグはゴブリン達に宝箱(嘘)の話し、言われた方向へとゴブリン達は走り出してしまった 単独行動はまずいと判断したヴィンセントはその後を追う しかし怒られると勘違いしたゴブリンの一人うぇっじは林の奥へと行ってしまう ヴィンセントはびっぐすを掴んで投げゲオルグに頼み自らも雑木林への奥へと向かう 嫌な予感がしたゲオルグはびっぐすを抱えガンダムとレゴラスの元へ向かう その知らせを受けたレゴラスはリリアを護衛する事にしガンダムが援護に向かう 奥に行ってしまい迷子になりかかっていたそんなうぇっじの前にエレナタイガーというモンスターが襲い掛かってきた ヴィンセントを見つけ抱きつくうぇっじ エレナタイガーに銃口を向け攻撃するヴィンセント エレナタイガーを倒したヴィンセント 反省したうぇっじはヴィンセントと駆けつけたガンダムと供にレゴラスとリリア達が待つ元に向かのであった ~【第一幕・終幕】~ 【休載?】 ~【第二幕・第1幕(初幕)】~ 【第22話 忍び寄る小さな影】 レゴラスとリリア達が待つ元に向かうヴィンセント達 なんとか合流を果たしたヴィンセントPTの背後の上空から小さな影が忍び寄っていた ゲオルグはチーズケーキが腐っているのに気づき何だか嫌な予感とつぶやく ヴィンセントは殺気を感じ愛銃ケルベロスを構えた その時無数の火の矢がヴィンセントPTの足元に襲いかかる ギリギリでモロ直撃を防いだゲオルグ 反撃するヴィンセント 迷わず正確に弓を撃つレゴラス 突如(凶悪で歪んだ笑みと言動を発する少女)フランドール・スカーレットという者が襲い掛かってきたのだ 苦戦を強いられるヴィンセントPT 自分が囮になるから先にガンダムたちと行け!というサインを送るヴィンセントだが一人ではどうこうできる相手じゃない!!というサインを送るゲオルグ しかしヴィンセントはリリアを村まで送り届けるのが先決だというサインを出しゲオルグを悩ませる ヴィンセントとレゴラスはフランドール・スカーレットに対して攻撃を続けるのであった ~【第二幕・第2章】~ 【第23話 混乱高原(Ⅰ・狂気の宴)】 フランドドールに対して攻撃を続けるヴィンセントとレゴラス どうすればいいか迷うゲオルグ しかしフランドールはゲオルグ達を逃がすほど甘くは無かった その為ゲオルグも援護を開始する そのときであった エレナ高原に馬脚の音と共に現れた謎のトラベラーズハットを被った黒い剣士(D?)によってフランドールは一閃される それに怯んだフランドールをヴィンセントは狙い澄ました銃撃により、 彼女の傘に穴を空ける さらには弱点である"日光"についてゲオルグにアドバイスする 日光の影響で傷の修復が出来ず確実にダメージを負うフランドール 逆に崖っぷちにたたされた しかし、そこへ魔界から彼女の救援隊としてワープ移動をし現れたレミリア・スカーレット(姉)とパチュリー・ノーレッジ レミリアが放った赤い魔法の矢の凄まじい威力を喰らいゲオルグは心臓が止まってしまう ヴィンセントの声でなんとか意識を取り戻すゲオルグ ヴィンセントPTと謎のトラベラーズハットを被った黒い剣士(D?)はレミリア達の攻撃を受け、ただならぬ状況に陥っていた ~【第二幕・第3章】~ 【第24話 混乱高原(Ⅱ・静まる満月)】 ただならぬ状況に陥るヴィンセントPTと謎のトラベラーズハットを被った黒い剣士 その近くで慌てるゴブリン達 日は既に沈み・・・周りは夜に包まれ、そして空には満月が輝きつつあった ガンダムは安全な場所を探し出しリリアを抱え安全な場所で待機していた しかしリリアの言う事に従い戦いの場へと走る リリアを護衛するレゴラス 戦いの場へと到着したガンダムはレミリアたちに説得を試みるのであった ガンダム説得によりパチュリーの思惑とレミリアによってお互い引く事に成功したのであった パチュリーの【ゲートの呪文】によりフランドール達はパンデモニウ城へ帰還開始し危機は去った 傷ついたゲオルグはゴブリン達からポーションをもらい傷を回復していた 戦いが一段落ついた所でヴィンセント達が謎のトラベラーズハットを被った黒い剣士に何者か尋ねる 彼は"D"(ディー)と名乗り愛馬に跨り踵を返し去ってゆくのであった。 ヴィンセントPT一行はリリアの元へ集まる 一行は急いでランス村へと急ぐのであった なんとかやっとの思いでランス村へと到着したヴィンセントPTだったが疲れと安堵のせいかでゲオルグはその場に倒れてしまうのであった ~【第二幕・第4章】~ 【休載】 ~【第二幕・第5章】~ 【休載】 ~【第二幕・第6章】~ 【休載】 ~【第二幕・第7章】~ 【第25話 悲しきクレリアの森】 疲れと安堵のせいかでその場に倒れてしまったゲオルグ 慌てるゴブリン達 ガンダムは疲れのせいだろうしばらく休ませればと言いゴブリン達を落ち着かせる その為宿を探そうとするヴィンセント そこにリリアが『私の家でよければ・・・』と救いの手を 泊ま場所を確保したが、医者を探そうとするガンダム その時レゴラスが薬を持っている事が判明しハイポーションを渡す その際地底湖拾ったヴィンセントに(氷の?)マテリアを渡す 【マテリアとは…星の命または力から作り出される球状の物質。何らかの魔力を備えている、そして扱いも比較的容易。ただ入手し辛い。 エルフ談】 【しかしこのままでは使えずまずは武器やバングルに装着し、初めてマテリアの能力を引き出せるとの事。 ヴィンセント談】 渡し終わったレゴラスは食料を確保するため狩りに出かける 一行はリリアの家に行きゲオルグをベッドの上に乗せる リリアはこの村の現状を話す (回想→死神がガーディアンの森をブラックホールに包んじゃった頃の話) そのため、魔王軍によってあの日からクレリアの森が無くなり クレリアの森は不気味なモンスターが徘徊、水も緑も枯れてしまいっている状況だと語る(クレリアは豊穣を表す言葉との事) それを聞いたガンダムは怒り心頭のまま立ち上がるがヴィンセントはそれを宥める素振りをするのであった ~【第二章・第8幕】~ 【第26話 魔王軍の謎】 怒り心頭のまま立ち上がるガンダム それを宥める素振りをするヴィンセント その話を聞いていたゴブリン達も魔王軍というのを自分なりに理解しようとするのであった。 (ここの第8幕、ゴブリンさん本当にごめんなさい!!) ~【第二幕・第9幕】~ 【第27話 ランス村の休息(Ⅰ・災いの竜巻)】 その話を理解しようとするゴブリン達だったが 寝ているゲオルグの鼻の穴にねんどをつっこむのであった。 一方ランス村の住人達が【古き城の大部分を破壊したネクロプラズム竜巻】緑色の竜巻を目撃し騒ぎ出す そんな事とはつゆ知らずねんどをつっこんだおかげかゲオルグが目を覚ます。 ゴブリン達の首根っこをつかむヴィンセント 怒られるゴブリン達 それを勘違いしガンダムを問い詰めるゲオルグ 必死に違う事を弁明するガンダムは外の様子がおかしい事に気づく ヴィンセントと供に外に出て様子を伺う事に 二人は緑色の竜巻が起きたことを住人から耳にし不思議な空模様を目にする それはまるで天空に上っていく龍のようであった ヴィンセントはこの竜巻の原因は魔族では…と推測する ガンダムはその場へ行こうとするが全員揃ってから調査すべきだとヴィンセントは引き止めた 二人は老婆の住人に頼まれた野菜籠を持ちリリアの家に戻る そんなヴィンセントPTの前にリリアの病弱な母バノアが姿を現す 母バノアとリリアはヴィンセントPTの為に料理を作ろうとし始める ヴィンセントPT達は自分たちに何かできることはないかと申し出るのであった ~【第二章・第10幕】~ 【第28話 ランス村の休息(Ⅱ・漆黒の雷鳴) 】 何かできることはないかと申し出るヴィンセントPTをよそにデザートとしてまたどこからかチーズケーキを出すゲオルグ ガンダムは食材を斬ることと自分の味覚に対して不安を感じる 一方ヴィンセントに少し多すぎたチーズケーキを懐に戻されたゲオルグは違う意味で感じていた ガンダムの不安に対してゲオルグはおそらく獲物を斬るような感覚だと余計不安すぎる事を言う始末 しばらくしリリアはヴィンセントPTに薪拾いとお水を汲んで来る事を頼む 外は雲行きが怪しくなり遠くの空で雷鳴が轟き始める ゴブリンは留守番 ヴィンセントは水汲みに ガンダムとゲオルグは薪拾いに出かける 各自薪拾い、水汲みを完了しリリアの家に急いで戻るのであった 戻ったヴィンセント達一行にリリアは満面の微笑みで出迎える その満面の微笑みでガンダムはデレデレとなる その様子を見て茶化すゴブリン達 テーブルにはスープが並べられているがヴィンセントは手を付けようとしなかった 飲まないのかと尋ねるゲオルグにそのスープを差し出すがゴブリン達が飲もうとしようとしていた 外はいつのまにか雨が降り出し真っ暗となっていた 雨が降る真っ暗な外を見てレゴラスを心配するヴィンセントPT達であった
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/24.html
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/2089.html
※無茶設定あり ※虐待薄いかも注意 ぽよん・・・ぽよん・・・ 人里から遠く離れた森の獣道を俺は必死に跳ねていた。 跳ねる度に腰に備えた愛刀の小太刀がぺちぺちと体を打ち付け痛い。 その動きはまるで不思議饅頭生物ゆっくりのようだ。 俺は人間だ。 いや、人間「だった」。 単刀直入に言うと俺はゆっくりになってしまったのだ・・・。 ゆっくりになった男1 「生きるために跳ねろ」 もっと前から話そうか。 人間の里で樵をやっていた俺はあの日、注文のノルマに間に合わなかったため 予定を延ばし、日が暮れるまで木を切っていた。 それがいけなかった。 護身用の小太刀を常に携帯しているのでいざという時は何とかなると思っていたのだが・・・。 流石に妖怪相手では武器なんて無力だった。 迂闊だった。 最近妖怪は人間よりもゆっくりに興味を持っているということで 人間が妖怪に襲われることはほぼゼロとなっていたため、 人間がゆっくりを食うように、妖怪も人間を食うということをすっかり失念していたのだ。 この幻想の地においてそんなことはあってはならないのだが こうなってしまうともう後の祭りである。 どこぞの魔王のごとく俺のはらわたを食い尽くしたその妖怪は満足したのか 去っていったがどてっぱらに大穴が開いている俺の体はもはや這いずる事しか出来なくなっていた。 というかあの状態でよく動けたなと思う。 しかしやはり大量出血状態である以上、 長くは持たないのは確定的に明らかであって だんだんと意識が遠のいていった。 まだ二十代なのに・・・ まだ結婚もしてないのに・・・ まだ食べたいものがあったのに・・・ まだ死にたくない・・・ そう思いながら。 俺は目が覚めた。 初めはあの世に着いたのかと思ったがどうも違うらしい。 痛みも無いし、無事なようなので立ち上がろうとする。 立てない。 というか足が動かない。 両足を縛られたような感覚だ。 というか嫌に視点が低いような気もする。 気を取り直して周囲を見渡す。 妖怪相手に歯が立たなかった小太刀が転がっている。 刃は鏡のように周囲の風景を映している。 とりあえず体がどうなってるかが見たいので必死に這って小太刀を覗き込んだ。 そこに映るのは俗に言うゆっくりまりさというゆっくりの姿。 え? もう一度覗く。 やっぱり映るのはまりさ。 夢か? そう思ったとき脳が直接響くように声が聞こえた。 「大丈夫ですかー?」 どこかのんきそうな女性の声だった。 一体誰だ? 「私はちょっとした医者です。森の中で死に掛けたあなたを見つけてですねー まだ生きたいとか言ってたから助けたんですよー」 助けた? じゃあなぜ俺はいまゆっくりなんだ? 「あんたの体もうズタボロで使い物にならなかったから 勝手ながらそこら辺にいるゆっくりに脳の情報を移植させていただいたんですよー」 よりによってゆっくりとは・・・。 ゆっくりでもきめえ丸とかなら空とか飛べて便利だったのに・・・。 ところであんたはいったいどこにいるんだ? 「私はあなたの居場所からかなり離れたところであなたのもとの体を修復してあげているんですよー。 そうですねぇ・・・アンタがその体で一年間生き残れたら体を元に戻してあげなくも無いですねー」 は? 一年だとふざけるな! こんな森の中で一年間もこのゆっくりの体で生き残れるわけ無いだろ! 冗談はやめて早く助けてくれ! 「冗談じゃないですよー。 それにその体はただのゆっくりじゃないですしー。」 ただのゆっくりじゃない? どういうことだ? 「いきなり新しい体で生き残れというのは無理があるから いろいろと手を加えさせてもらったんですよー。」 何だって? 「まずその体は再生能力を高くしてあるから 捕食種に襲われた程度では死なないし 水に浸かっても平気ですよー。」 自殺防止の気もしなくもないがいいな。 もし生身(?)のゆっくりだったらちょっとしたことで死にかねない。 「それから腕が無いと不便だろうから あるゆっくり科学者が作ったといわれる「あんこあーむ」を つけてあげましたよー。 原理は気にしないでねー」 あんこあーむ? 腕を顔の前に伸ばしてみる。 餡子色の触手のようなものが見える。 これがあんこあーむか・・・キメェ。 「あんこあーむは他のゆっくりが見ても 気味悪がらないみたいだからあんしんしてくださいねー でも物はつかめても直接殴るだけの強度はないことも教えておきますー。 じゃ、健闘を祈りますー」 おいちょっとまて!! プッ っという音とともに声は聞こえなくなった。 どうやらこの体、通信機みたいなのも内蔵されているらしい。 立った今切れたみたいだが。 一年か・・・。 いろいろ考えても仕方がない。 どうにかなるだろう。 ということで俺はこうして跳ね進んでいるのだが 遅い。 亀やバッタといい勝負だ。 情けなくて涙が出てきた。 「ゆっくりしていってね!」 急に叫び声が聞こえた。 前を見るとれいむがいる。 「ゆっくりしていってね」 軽く返す。 元人間であるが今はゆっくりの身だ。 同属からはぶられることは避けたい。 「ゆゆーん!まりさはゆっくりしてるね!まりさはひとりなの?」 あんな軽い返事でも満足してくれたようだ。 そういや俺の姿まりさだったっけ・・・。 ああ、一人だけど? 「ゆっ!それじゃあれいむたちのむれにこない?れいむたちとゆっくりしようよ!」 むれ?ゆっくりの群れがあるのか。 とりあえずホームレス状態はいろいろと危険なので 群れに入って巣でも作りゆっくりとすごすのも悪くないな。 群れに連れて行って欲しいな。 「ゆー!じゃあれいむにゆっくりついてきてね!」 ぽよんぽよんと駆け出すれいむ。俺も後を追う。 しばらく跳ねること十数分くらいだろうか。 時計が無いのでよくわからない。 まあ仕事柄時計無しでもある程度の時間が把握できるからいいが・・・。 群れらしき広場に着いたようだ。 木の下の空洞などを巣にしている。 「ゆっくりあたらしいなかまがきたよ!」 れいむが群れに向かって叫ぶ。 ゆっくりゆっくりと言いながらゆっくり達が集まってきた。 数はざっと見て10?15匹程度。 かなり小さな群れのようだ。おそらくできたばかりなのだろう。 「むっきゅん!おさのぱちゅりーよ!よろしくね!」 一回り大きいぱちゅりーが自己紹介をする。 かなり長生きのようで、パチュリー種にしては大きく健康的だ。 「まずはすをみつけないといけないわね! だれかのすにすまわせてもらうのがいいとおもうわ! な、なんならああありすといっしょにすんでもいいのよ!」 顔を赤らめながらありすが俺に問いかけてくる。 結構だ。俺は一人でのんびりするのが好きなんでね。(ありすがレイパー化しても困るしな) 巣だってこの小太刀がスコップになるだろうからすぐに作れるさ。 ああ、食べ物も自分で見つけるからいいよ。 「おとななんだねーわかるよ?」 ちぇんが感心している。 「みんなああいうじぶんのことはじぶんでできるゆっくりしたおとなになってね!」 「「「「「「ゆっきゅりりかいちたよ!」」」」」」 子連れのまりさが俺を摸倣するように子供に言い聞かせている。 なんだか照れくさいや。 「ゆっくりまりさのかんげいかいをひらくよ!」 れいむが叫び、それに答えるようにゆー!という声がこだまする。 『かんげいかい』の準備は数分で終わった。 というかレジャーシートのつもりなのか大きい葉を地面に敷き、 その上に木の実などを広げただけなのだが。 「まりさのかにゅうをいわって、ゆっくりかんぱい!」 「「「「「「「「「「ゆっくりかんぱい!」」」」」」」」 ゆっくりの世界にも乾杯の概念があったのか。 小さな宴が始まった。 お立ち台のような平たい岩の上で、ゆっくり達がかわるがわる芸のようなことをしていた。 れいむはゆーゆーと調子の外れた(ゆっくりにとっては上手いらしい)歌を歌い、 まりさ一家はかがみゆっくりといって鏡餅のように縦に積み重なり、 ありすはとかいはのダンスといって適当にくるくるまわったり、 ちぇんは二本の尾を器用に使い、木の実をお手玉していた。(正直これに一番驚いた) そうして宴が終わり、皆で狩りに出かける。 俺はよくカブトムシなんかが吸ってる木の蜜を小太刀を使い集めたところ、 かなり群れに褒められた。 よく考えてみるとは物が無いと滅多に取れないしな。 自然では貴重な甘味だ。 狩りが終わると俺はすぐさま家作りに取り掛かり、 木下に穴を掘り日が暮れる頃にはゆっくりにしては立派な住居が完成した。 もうあたりはすっかり暗闇だし新築住居にごろんと横になる。 今まで畑を荒らす害獣とか野山を駆け巡る野生動物とかでしかゆっくりを見ていなかったが なかなか奥が深く話のわかる連中じゃないか。 願わくばこのまま平和に一年間過ぎて元の姿に戻りたいところだが 今は春だが季節が巡って冬になったら越冬をせねばならない。 ゆっくりの越冬率はかなり低いと聞くし、いささか不安が募る。 中々床が土だと寝付けないもんだな。 そういえば俺はゆっくりみたいな幼い口調ではなく普通に喋ってるが違和感は無いようだ。 俺としても口調をゆっくりと同じにすると自身を見失いそうで怖いのだが・・・。 まあいいや、寝よう。 次の日から俺は群れの連中との生活を始めた。 元人間である俺の知識は野生生活では使えないものも多かったが、 ゆっくりの視点では気づかない多くのことに役立ったようだ。 共に狩をし、会話をしたり時にはゆっくりしたりと、 この一ヶ月間は非常にゆっくりとした生活が送れていた。 あの日が来るまでは。 日差しに若干熱さを感じるようになった夜、俺はいつものように狩りでの成果を皆と分け合った後 ゆっくりが作るよりも巧妙なカモフラージュで入り口を隠し、眠りに着いた。 ぅー ぅー・・・ぅー・・・ 俺は外から変な音がしたので目を覚ました。 時間的には深夜である。 初めは強風でも吹き荒れてるのかとおもったが・・・ てね・・・だよ・・・ あ”あ”あ”あ”・・・・ぅー・・・ぅー・・・ もっと・・・・・くり・・・・・・・た・・・ 悲鳴のようなものも混じって聞こえる。 俺は胸騒ぎがして小太刀を抱え外に飛び出した。 おかしい・・・・ 今日は晴れてたから月明かりでぼんやり明るいはずなのだが まるで月明かりなど感じられない。 俺は駆け出した。 すでに群れは地獄となっていた。 空を覆いつくす胴付きれみりゃの群れ。 地上で群れのゆっくりをいたぶるれみりゃの団体。 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ばじぇのあんごずわないでえええええええええ!!!!」 牙を刺され餡子をすわれている長のぱちゅりー。 「ゆびゃ!!」 「ばりざのあがじゃんがあああああああ!!!」 「おねえええじゃあああああああん!!!」 「やべでええええええええええええええ!!!」 れみりゃに子まりさが食われる様を目の前で見せ付けられるまりさの一家。 「あまあまだど?」 「みんなでたべるど?」 「ぐっちゃぐっちゃ」 「がががががががが」 十数匹に一気にたかられてもはや原形を保っていないちぇん。 「あまあまみつけたど?!これはでびりゃのだど?☆」 「いやおぜうさまのれみりゃのだど?」 「うーうーみんなでわけるど?!」 後から声がしたので振り向くと三匹のれみりゃが俺に向かってきていた。 「あまあまはたべられるんだど?」 れみりゃが噛み付いてくる、が れみりゃの牙は俺の体にわずかに刺さるだけで留まった。 確かに丈夫な身体だ。 「う??????ぐびょら”っ!」 ハテナマークを浮かべていたそいつに兜割をお見舞いする。 頭から真っ二つになりスライスチーズの写真の如く左右に裂けるれみりゃA 「あ”あ”あ”あ”あ”でびりゃのいもうどがあああああああ!!!」 「でびりゃをごろずな”ま”い”ぎなあまあまはじねええええええええええええええ!!!」 れみりゃBとCがAを殺された怒りをあらわにして挟み撃ちの形で左右から襲い掛かってくる。 「「ぎゃぶっ!!!」」 横に避けたら案の定正面衝突して両方気絶した。 起き上がらないようにれみりゃたちの首をはねると俺は群れの仲間を救出しに行った。 ぱちゅりーを掴んでいたれみりゃの腕を切り飛ばす。 「でびりゃのぷりちーなおててがああああああああ!!!ぶびゅっ!!!」 わめき散らしているうちに背中に小太刀を突き刺しそのまま上に返す。 スライスれみりゃとなり巻き割のまきのように倒れる。 おい!大丈夫かぱちゅりー! 既にぱちゅりーは事切れていた。 ゆっくりとしての生活のノウハウを教えてくれたぱちゅりーが死んで悲しいが、 いつまでも悲しみに暮れている暇は無い。 俺は次の目標に向かって駆け出した。 「もっど・・・ゆっぐり・・・じだがゆべえええ!!!」 ちょうど俺が着いたときは辞世の句を最後まで言い終えることが出来ずに 子供を全部殺された一家の親まりさがれみりゃに高等部に穴を開けられ死んでいたところだった。 穴を開けた本人はつぼに入っている餡子を食べるかのように親まりさの中身を手で掬って貪っていた。 頭部のちょうど真ん中を斜めに切り落とす。 断末魔も上げないままれみりゃは居合い切りされた竹のように倒れた。 なぎ払い蹴散らし切り倒す。 群がるれみりゃをあらかた蹴散らすと、適わないと判断したのか れみりゃは空に逃げていった。 ようやく刺した月明かりに照らされて、群れのゆっくりの死骸が見えた ちぇんは底部以外跡形もなくなっていた。 ありすは性器のあたりをめちゃくちゃに引きちぎられて死んでいた。 そのほかのゆっくりも、ばらばらにされていたり木の枝で串刺しにされていたりと散々な有様だった。 俺はゆっくりの一人も助けられないのか・・・・。 初めこそは生きていくために群れに入ったが、 時間が流れるにつれて、群れの皆は共に生きる仲間となっていった。 こいつらとなら一年間生きていけると思っていた。 「・・・ま・・・・・りさ・・・・・」 かすかに声が聞こえた。 俺を村に案内してくれたあのれいむの声だ。 おい!しっかりしろ! れいむは方目を失い、穴の開いた頬から餡子がゆっくりと漏れていた。 「ま・・・・りさ・・・・ゆっくり・・・・しすぎだよ・・・・・」 すまないれいむ。俺は一人も助けることは出来なかった。 「しょうが・・・ないよ・・・まりさは・・・ひとりでたたかっていたんだもん・・・・ でも・・・むれのためにたたかってくれた・・・・・まりさはひーろーだよ・・・」 もう喋るな!まだ助かる! 「れいむは・・・もう・・だめだよ・・・・・ まりさ・・・・まりさは・・・・ゆっくりを・・・ゆっくりさせられるちからがあるよ・・・・・ そのちからで・・・・たくさんのゆっくりできない・・・・・ゆっくりを・・・・ ゆっくり・・・・させてあげて・・・・・・ このむれのように・・・・・ならないように・・・・まもってあげ・・・・て・・・・・」 それかられいむは「ゆげぇー」と一塊餡子を吐くと、それっきり動かなくなった。 朝、群れのゆっくりの亡骸を土に埋め弔った俺は、 わずかな食料と小太刀を手に群れだった場所から東にゆっくりと跳ね始めた。 一年間、自分のためにじっとしているわけにはいかない。 いろんな世界を見て回ろう。 そしてゆっくりすることができない善良なゆっくりを救おう。 生きる目的を見つけた俺は、身体全体を使って大きく跳躍した。 To Be Continued... あとがき どうもアサシンの人です。 ながいあいだ暖めてたねたを書こうとしたら長編になりそうな予感・・・ 人間がゆっくりにになったらどうなるかを書こうとした結果がこれだよ! ちなみに主人公のお兄さん=まりさは身体は丈夫ではあるが、 高いところから落ちれば死ぬし、餓死もするし溺死もする。無敵ではありません。 次があったら続きを書きたいです。 今まで書いた作品 「ゆっくり兵」 「アサシンゆっくり?お兄さん遊び編?」 「ゆっくり焼き串」 「ゆっくり護身術」 byアサシンの人
https://w.atwiki.jp/kk0201kk0714/pages/2331.html
アーティスト:ZARD レベル:5 作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 歌唱範囲:1番Bメロ〜サビ (たまには少し〜) 地声最低音:mid1G#(たまには少し) 地声最高音:hiD(大切にしたい) 1997年発売のZARDの20作目のシングル作品。 TBS系ドラマ『理想の結婚』主題歌。PVでは、コンピューターゲームで遊んだり、シャンパンを振り回したりしてはしゃぐ坂井氏の様子が映し出されている。かわいい 全体的に少し独特なリズムでメロディが構成されており、階段状のメロディが随所にあり、上下する音程に注意が必要。 この曲1番の難所はサビ後半の部分であり、かなりの音がhi域を占めており、特に「たいせつにしたい」の言葉詰めを合わせて、低音から高音への跳躍する所は要注意。
https://w.atwiki.jp/asasenoyume/pages/15.html
「二枚貝の夢」乗船中の旅程 《過去》 2021/9/18 12:00ロンドン(乗船) サンデッキでロイヤーズと会う 2021/9/18 14:00ロンドン出向 サロンで土佐組ダンサーを見かける ライブラリーでオーナーの本を借りる ロイヤールームから、白衣の男がでてきて医務室に入るのを見かけた 2021/9/18 17:00 フランス 2021/9/18 18:30 夕暮れ時 出航セレモニー 2021/9/18 19:30 晩餐 2021/9/18 8:00 カクテルパーティでオーナーと挨拶 アビゲイルに返してと言われるオーナー 付き添いの従業員の兄貴に芥子の花のブローチ 2021/9/18 21:00 ロイヤールーム 2021/9/18 22:00 自室へ そのまま就寝 2021/9/19 7:30-8:30 サンデッキで朝食 アビゲイルに出会う ●船上時間?? ●???時間 2021/9/19 9:00~10:00 ラウンジ ダビデとドルセントと出会う 2021/9/19 10:00〜11:00 アビゲイルとBBと出会う 11:00〜12:00 ジムで北斎とゴッホに会う ラウンジでサンソンに会う 12:30 フロント前ロビーで龍馬とダヴィンチとお茶 13:00 ダビデに昼食に誘われる 14:00 ロイヤーズに相談
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7792.html
じゅうはっさいになったあなたへ【登録タグ し 人工モノクローム 巡音ルカ 曲 歌愛ユキ】 作詞:八白(人工モノクローム) 作曲:でっち(人工モノクローム) 編曲:でっち(人工モノクローム) 唄:巡音ルカ、歌愛ユキ クワイア:初音ミク 歌詞 (PIAPROより転載) 舞い落ちる 紅葉みたいに小さな手で 私のゆびを 必死でつかむあなたに 何でもいい ただ何かを遺せるならば それは素敵なことだと思ったの すぐにあなたを置き去りにして 遠くへと行ってしまう私だから 伝えたいと思っていた すべてのことを 少しでも言葉にしておくよ 押し入れの 奥の方に隠されていた 茶色みがかった一冊の古いノート 表紙には 見覚えのない優しい字で 「十八歳になったあなたへ」 パパを落とした必殺の カレーの作り方 ツヤの出る櫛の通し方 いつかボーイフレンドを 連れて来た時に パパを説得する方法 わたしには 早すぎることばかりだけど 一言だけ こころに仕舞ったの 五年後は 泣かずにこれを読めるのかな お返事はその時にするね 最後のページに書いてあった言葉 「うまれてきてくれて ありがとう」 コメント ユキちゃんキタ― 感動 -- 名無しさん (2009-12-21 16 00 45) もっと評価されるべき -- 名無しさん (2010-01-26 18 30 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/twitterfatetrpg/pages/774.html
そよめく冷たい風。木々はその枝につけた葉を枯らせ、町並みが秋色へ変わっている。 別れの季節。誰がそう言ったのだろうか。だが、それはあながち間違いではないのだろう。 街中を歩く俺は、そんな季節にはどんな建築が似合うのか、考えながらいつもの仕事場へと向かった。 俺は、カフス・スキー。世間では少し名の売れた、稀代の建築家だ。 誰もが「やめておけ」と言い、「奇をてらっているだけ、すぐにやめるだろう」と言う。だが、奴らは何も分かっていない。 俺の建築にかける情熱と才能は本物だ。それはすぐに、奴らの鼻を明かすに違いない。 事実、俺の作った建造物は大半が多大なる正当な評価を受けている。建築界のノーベル賞、「プリツカー賞」を手に入れるのも時間の問題だ。 「どうしてお前はそんなにポジティブなんだ?」と親友にはよく聞かれる。答えは決まっている。 「『建築家は腐ったら終わり』だからだ。」と。 『建築家は腐ったら終わり』 これは、俺の恩師、俺が建築家となるきっかけをくれた、いわば師匠のような者が、俺に言った言葉だ。 師匠は売れない芸人ならぬ売れない建築家だったが、それでも良い建築家だった。俺はそのことを理解せず、何故まだ建築家を続けるのかと聞いた時に師匠はそう言ったのだ。 「建築家は腐ったら終わりだ。例え世界が終ろうと、俺は建築をやめるつもりはない。それが、俺の決めた生き方だからだ。」 「なぁ、なんで君のデスクっていっつも空き巣が入った後みたいな感じなんだい?」 「うわ、埃を被った資料が出てきた・・・君のデスクだけ時間の流れが違う建築でもしたのか、カフス。」 あまりにうるさいその声に、俺はデスクに座ったまま顔を向けた。 「うるさいな、ベンジャミン。俺は建築において魔術師だが、そんなものはない。それと、これは俺にとって最も整った配置なんだよ。」 「いやいや、おかしいでしょ。埃被ってるじゃないか」 今、俺の目の前にいる口うるさい小男は、ベンジャミン・ドビンボー。俺の親友だ。 彼は建築家としては並としか言いようがないが、向上心のある男だった。俺よりも年下だが、よく俺に教えを乞いに来るので、教えている内に仲良くなり、気の置けない仲となっていた。 「うるせー!そんな事よりさっさと要件を言いやがれ!」 「む、うるさいって何さ。僕は君のためを思ってだね。」 ベンジャミンはむくれるが、俺も負けじとむくれてみせる。 「はん、余計なお世話なんだよ。俺の心配をする前に自分で自分の面倒を見られるようになれってんだ」 「なんだと!僕だって心配したくて心配してるわけじゃない!君のデスクが汚すぎて言わずにはいられなかったんだ!」 俺達はしばらくそんな下らない言い争いを続けていたが、やがて飽きたのか、どちらともなく自然に世間話へとシフトしていた。 「そうだ。今度、僕の家を建てようと思うんだよ。ほら、仕事も軌道に乗ってきたからさ。」 「お前の家?」 唐突に、彼はそんなことを言い出した。 「確かに、そんな頃合いか。お前もいい仕事を任されるようになってきたからな。」 「でしょ?まぁ、そう言う君は未だに自分の家を作ってないみたいだけどさ。」 「俺は、自分の家を作るのは自分の建築に納得がいってからと決めているからな。今の俺は、まだまだ中途半端だ。」 俺の考える自宅とは、終生住むことになる俺の家、安住の地だ。建築家としては自らの理想の体現とも言えるそれを、今作ってしまうのは、あまりにも勿体ない事だろう。 「君はよく考えてるよね。まぁ、でさ、そこでなんだけど。」 少し間を置いて、大切な話のように彼は口を開く 「君に、作って欲しいんだよ。」 「え、俺に?」 突然の申し出に、俺は面食らった。 「別に構わんが、どうして俺に?お前だって建築家だろう。」 「どうしてって・・・はは、それはちょっと言えないなぁ。でもまぁ、ほら。僕のために君が家を作ったら、どんなものが出てくるのか、興味あるし。」 目の前の男は、誤魔化すように笑いながらそう言った。 なるほど、俺を試したいということか。いいだろう。こいつがその気なら、乗ってやる。ここで逃げれば男がすたる。 「そういう事なら、やってやろうじゃないか。俺に頼んだ事を後悔させてやるぜ。」 一世一代の勝負を受けて、俺はその闘志を燃やすのだった。 「いや、そこは後悔させないでよ。」 外を眺めれば、その眼には物寂しい風景が飛び込んでくる。葉が枯れ、暖かな春を待つ木々。人の姿は、ぽつぽつとしか見当たらなかった。 俺は、車を走らせながら、全身で冬の肌寒さを感じたような気がした。 あの後、ベンジャミンは仕事の続きがあるからと帰ったが、俺は奴の家を作るという仕事に本気だった。 勿論代金は取るが、俺は親友の家を作るという仕事に、今まで受けてきた仕事以上のやり甲斐を感じていた。 何度もベンジャミンの建てたい家のイメージを聞き、それとは別に、奴の好み、そして家に求めるものを探っていった。 だが、まだ決定的なものが足りない。俺はそう思い、思い切ってベンジャミンと共に、家を建てる場所を見に行くことにした。 それで今、俺は待ち合わせ場所に向けて、車を走らせているというわけだ。だが、奴の建築予定地と来たら、ドが付くほどの田舎なのだ。 何故かと聞くと、奴は「静かなところが好きだから、静かに暮らしたいんだ。」と答えた。なるほど、あいつらしい。話し声が聞こえてくると、いつも迷惑そうにしているからな。 そのように考えを巡らせていると、目的地にはいつの間にか着いていた。俺は車を適当なところに停め、降りる。 車から降りれば、冬の肌寒さは更に酷く、自分の吐いた息は白かった。なんだか、それを見ていると自然と湧いてくるものがある。これが、風情という物だろうか。 既に俺は、この場所が気に入っていた。確かに、この静けさの中には何かがあるように思えたからだ。何もないはずのところに、何かを見出す。そこには、俺の求めていたものがあるような気もした。 「・・・さっむ」 前言撤回。ここは駄目だ、寒すぎる。ストーブを付けるのを忘れて眠れば、凍え死ねるであろう寒さだ。こんなところに住めと言われたら、俺なら間違いなく凍死する自信がある。 あいつは馬鹿なんだろうか。いや、馬鹿に違いない。そもそも俺がこうして寒さに凍えているのは、あいつが俺との待ち合わせに盛大な遅刻をしているからだ。 「・・・何してんだ?あいつ。」 俺は車から降りてすぐに、あいつとの待ち合わせ場所に着いた。時間はギリギリ。まぁギリギリなのだから、ギリギリセーフだ。分針の一つや二つ、俺にとっては誤差なのだ。 だが、ベンジャミンの奴ときたら俺が10分以上待っていても顔を見せやがらない。カップラーメンを三つも作れる時間は誤差とは言えない。 「・・・少し歩くか。」 いい加減待たされるのには我慢ならない。ずっとその場をぐるぐるしていたが、それにも飽きた。そこで俺は、奴よりも先に建築予定地を見に行くことにした。 建築予定地は山の中で、ちょっとした山道を通る事になる。整備こそされているが、自然の鬱陶しいその道を、俺は心の底から嫌いになれそうだった。 「ったく、物好きにもほどがあるんじゃないのか?・・・と」 俺は棒のように感じていた足を止めた。気になる物を見つけたからだ。整えられた横道。その傍らに、僅かな光を反射する物体が落ちていた。 「なんだ、あれ?」 俺はそれに近づき、手に取ってみる。それは、ナイフだった。 だが、よく見てみれば、ただのナイフではなかった。その刃には、てらてらとした、赤い何かが付いていた。 「・・・・」 滴り落ちるそれを目で追うと、下にはちょっとしたシミが出来、道を作っていた。そのシミを辿り、道を外れた横道へ、その身を恐る恐る乗り出す。 そこで、俺が見たのは。 横たわる何かと、その下に広がっている赤黒い池。 頭が認識する事を拒否している。だが、その抵抗は長くは続かなかった。 よく見ればそれは、血の海で。 よく見ればそれは、倒れている、人。 「───」 理解した時、俺は声にならない悲鳴を上げていた。 何故ならその倒れていた人は。 ベンジャミン。俺の、親友だった。 あれからの事は、よく覚えていない。何もかもが、突然過ぎた。 だが俺は、どうやら最大の貧乏くじを引かされたらしい。 あの後、俺は救急車と警察を呼んだが、ベンジャミンは運ばれた先の病院で死亡。俺は、状況的に人のいない場所で、呼び出したのは俺である事。そして、凶器となるナイフにしっかりと指紋が付いていた事で逮捕された。 やってもいない親友殺しの汚名を背負って生きる事になるのだと、諦めかけた。だが、『建築家は腐ったら終わり』という言葉を不意に思い出し、自らを奮い立たせた。 そんな事もあった。そして結果から言えば、俺はその汚名を晴らす事が出来た。 なんのことは無い、ベンジャミンを刺した犯人は、自供したのだ。俺の呼んだ弁護士は、その手腕で悠々と俺の無罪を勝ち取った。 だが、帰ってきた俺に対して、仕事場の人間達の反応は酷いものだった。被疑者という立場は大々的に報道されるが、一般人という立場はどうやら報道されないらしい。 当然のように俺のデスクへは仕事も回ってこない。ある意味清々しいが、俺は何故ここへ来てしまったのかと後悔し、家へ帰った。 久しぶりの家に帰り、テレビを付け、俺は弁護士に頼んで取ってもらった、時代遅れのビデオテープを再生する。 それは、今回の事件の特集だった。 様々な場所の人々が、好き勝手に事件へのコメントを寄せている。特にひどいのは仕事場の奴らで、いつもは妙になれなれしい奴が「あいつならいつかやると思っていた」と言っていたり、全く接点のない奴が「信じられない」と言っている。 くだらない。俺はそれを鼻で笑って飛ばした。俺が見たいのはこれじゃない。すると、急に画面が静かになった。 皆顔を伏せ、何かを祈っている。それは、俺が出られなかった、ベンジャミンの葬式だった。 それを見て、初めて。俺は、ベンジャミンが死んだという事実を、認識した。 何が稀代の建築家だ。何が建築の魔術師だ。何が、「プリツカー賞」だ。 俺は、あいつに何もしてやれなかった。あいつの望みだったあいつの家も、今じゃ作ってやる事すら叶わない。 何が・・・『建築家は腐ったら終わり』だ!この世界は既に腐って終わってる! 俺は、親友を失ったんだ!たった一人の、俺を信じて着いてきてくれた、親友を。取り戻すことは、出来ないんだ。 終わりだ、もう。何もかも。そう思えば、不思議と身体は楽になった。 俺は、自らの仕事場で、今日も今日とて建築すべき建造物を考えていた。 デスクにはたくさんの資料が山となっており、軽い迷宮状態だ。だが、それは意図した事だった。 悪魔となった俺は、外界に触れるのが嫌ですぐに引き籠り、自らの生来の仕事に着手した。 俺の理想の建造物。それを求めていた。今になってみれば、ベンジャミンもそれを望んでいたのかもしれない。 俺が理想と考える建築こそ、あいつにとっての理想の家でもあったのかも。 今となっては分からない事だ。だが、俺は未だに諦めきれていないらしい。 何故か、埃を被っている資料すらあるこのデスクなら、今にも人懐っこい笑みを浮かべた小男が、俺の目の前に現れてこう言ってくれる気がするのだ。 『君のデスクだけ時間の流れが違う建築でもしたのか、カフス。』 その通りだった。俺にとってこれは、時間の流れを捻じ曲げてみせる、魔法の建築だった。 俺はまだ、上手に片付けられずにいる。