約 3,139,041 件
https://w.atwiki.jp/kankoredesu/pages/2.html
メニュー トップページ 艦これ専用ブラウザ 艦これ専用ブラウザを10年前のPCでも動かす方法 艦これ 敵編成固有番号一覧 落書き帳 メモ 演習 晒し部屋 航戦2 重巡洋艦or駆逐艦Lv25 警備任務 海上護衛任務 新 艦船 GET 一覧 新 艦船 GET 一覧 新装備 GET 一覧 開発してみた 優秀 艦船 優秀 艦船 任務の為に強制的に育成必須の艦船 艦これ 動画 閲覧履歴 初心者向け潜水艦指南 初心者向け潜水艦指南 出撃 出撃一覧 鎮守府海域 南西諸島海域 2-4(沖ノ島海域)をクリア 北方海域 西方海域 南方海域 演習 演習 遠征 遠征 支援艦隊 戦闘について 夜戦(攻撃分類) 陣形 経験値 任務(クエスト) 任務一覧 工廠 建造 建造レシピ 大型艦建造 大型艦建造レシピ 開発 開発 理論値 開発レシピ 補給・入渠 資材稼ぎ 資材 図鑑 運 艦船 改造艦船 装備 敵艦船 NPC娘 改装 改造 リンク 艦これくしょん公式HP 艦隊これくしょん -艦これ- 攻略Wiki 艦これくしょん公式Twitter すのな征遠 艦これ 2ch 艦これミラーHP 管理 更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/1919victorique/pages/233.html
◯艦これドラフト 開催日:未定 指名対象:艦隊これくしょんの艦娘・装備娘 なお、改造で艦種が変わる艦娘については、違う艦種であっても同じ艦娘として扱う。 よって、別の艦種が他人に指名されたからといって、違う艦種でその艦娘を指名することはできない。 例)◯◯と◯◯・航は同じものとして扱うので、◯◯が指名されれば◯◯・航として指名することはできない。 「改」やいわゆるスーパー・ハイパーなどについても同様とする。 ※艦種変更があるものは、それを含めてまとめた艦種枠(ブロック)としており、枠をこえることはない。 指名方法:以下の艦種ごとに分けて指名する。潜水艦については、他に組み込む可能性もある。 ★全体一位(はじめの1巡目のみ艦種制限なし) ■戦艦・航空戦艦 ■正規空母 ■軽空母・水上機母艦 ■重巡洋艦・航空巡洋艦 ■軽巡洋艦・重雷装巡洋艦・潜水艦 ■駆逐艦 ■装備娘(装備ごとのブロックは設けない。) 全員が指名終了するまで指名できる(変更の可能性あり)。 例)戦艦1巡 ◯◯ 戦艦2巡 ◯◯ 正規空母1巡…… 開催までに装備開発を進めておくことをおすすめします。画像検索したら出てくるかもしれないけれど。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dungeonsofdredmor/pages/28.html
検索方法 素材から検索 一覧から画像を探すか、メニューから文字で探すか 制作物から検索 一覧から画像を探すか、メニューから文字で探すか 使用スキルから検索 ページ上部から wiki内検索でアイテム名を直接検索 の6種の検索方法が使えます。 ※現在、素材から検索の一部とwiki内検索のみ使えます。 ※内容が未完成です。 実質4つ目がレシピを見るだけなら一番有用です。 なお、wiki内検索する場合は、空白を空けずに全てつなげて検索してください。 例)copperingot レシピ表の見方 素材 :クラフトに必要な素材 制作物 :クラフトの結果出来るもの 必要スキル:クラフトに必要なスキル 作業台 :クラフトのために必要な作業台 ※ゲーム上のレシピのレイアウトに近づけるために、素材のナンバリングはあえてしません。ややこしくなるので。 他、見やすさを追求するために追記する可能性があります。
https://w.atwiki.jp/nskank/pages/15.html
建造 建造 燃料 弾薬 鉄 ボーキ 備考 戦艦 400 30 600 30 戦艦率約38% 空母 400 200 500 700 空母率約17% 空母 300 30 400 300 低コスト版。空母率10% レア駆逐 250 30 200 30 雪風、島風、あと伊168と伊58も出る デイリー 30 30 30 30 夕張が出ればおいしい。 時間 艦種 00 18 00 駆逐艦 睦月型 00 20 00 吹雪型、綾波型、暁型、初春型 00 22 00 駆逐艦 白露型、朝潮型 潜水艦 伊型 00 24 00 駆逐艦 陽炎型(雪風含む) 00 30 00 駆逐艦 島風 01 00 00 軽巡洋艦 天龍型、球磨型、長良型(長良~由良)、川内型 重巡洋艦 古鷹型、青葉型 01 15 00 軽巡洋艦 長良型(鬼怒、阿武隈) 01 20 00 重巡洋艦 妙高型 01 22 00 軽巡洋艦 夕張 01 25 00 重巡洋艦 高雄型 01 30 00 最上型(鈴谷含む)、利根型 02 00 00 軽空母 鳳翔 02 20 00 水上機母艦 千歳型 02 40 00 軽空母 祥鳳型 02 50 00 龍驤 03 00 00 飛鷹、隼鷹 04 00 00 戦艦 金剛型 04 10 00 正規空母 蒼龍、飛龍 04 20 00 戦艦 扶桑型 正規空母 加賀 04 30 00 戦艦 伊勢型 正規空母 赤城 05 00 00 戦艦 長門型 06 00 00 正規空母 翔鶴型 開発 基本的に、装備種別の右の()に記載されている艦娘を旗艦にしないと出ない キラ付けしてるとレアでやすいかも
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/424.html
301 :名無しさん:2014/06/03(火) 14 59 39 ID 08L8dJ02 299 らき☆すたの黒井先生みたいなもんか 302 :名無しさん:2014/06/03(火) 20 05 06 ID ekzJlUO. 谷風のブロント語とか、金剛の英語とか、ヴェールヌイのロシア語とか…… 303 :名無しさん:2014/06/03(火) 20 29 39 ID mPd4w9Z. 谷風以外はちゃんと縁があるんだからいいじゃんw 304 :名無しさん:2014/06/03(火) 21 05 24 ID EzneJL9. 雪風はいつ日本訛りでニーハオとか言うの 305 :名無しさん:2014/06/03(火) 21 09 01 ID yeK09hxg 302 漣の2ちゃん語 夜勤病棟×艦これで「夜戦病棟」とかどうですかね 野戦病棟モードだと「楽にしてやるのも提督の勤めだ」パーンになります 306 :名無しさん:2014/06/03(火) 22 40 28 ID ekzJlUO. 漣は言語よりもむしろスパロボのミオやエクセレン、 ムゲフロのシャオムウみたいなメタやパロディ台詞全開になりかねなくて 307 :名無しさん:2014/06/03(火) 23 25 35 ID mPd4w9Z. 某所で「「こう書いて漣と読みます」は掌に書いてくれてる」ってレスを見て、想像して萌えた 308 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 31 28 ID CZ5jWNsM 提督×加賀の非エロを投下します。 艦娘に関する独自設定あり。 加賀さんだけは深海棲艦が現れる前までは普通の人間として生まれ育っています。 309 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 35 16 ID CZ5jWNsM 食堂・間宮へと続く廊下を赤城は誰から見ても分かる通り楽しそうな顔で歩いていた。先ほど出撃から帰ってきた赤城は艤装を自分の部屋に置いてすぐに間宮へと向かった。 恐らく頭の中で間宮の作る料理の数々を思い浮かべているのだろう、その表情には戦闘の疲れは見えなかった。 同じ第一艦隊で出撃していた他の艦娘たちは多少の怪我を負っていたので今は入渠中だ。赤城は運が良いことに無傷で帰還できたので、今は好きなように行動している。 一歩一歩食堂へ近づく度に騒がしい空気を赤城は感じた。その空気は食堂から流れてきている。不思議に思いながら出入り口に立ち食堂の中を覗いた時に赤城は騒ぎの原因を察した。 「そんなこと、言われなくても分かってます!」 灰色のツイーンテールが興奮気味に揺れていた。赤城側から見れば後姿ではあったが、すぐに瑞鶴だと分かった。その瑞鶴の前には見慣れた無表情の顔があった。加賀だ。 食堂にいた他の艦娘たちは不安そうに二人を見ている。間宮もカウンターで困ったように微笑んでいた。 またか、と赤城は苦笑した。赤城と同じ一航戦の加賀は自分にも他人にも厳しい艦娘ではあるのだが、 五航戦である翔鶴と瑞鶴相手だと―――その中でも特に瑞鶴だが―――より辛口になるのだ。 「実践できなければ分かっていないのと同じ。演習でさえ足手まといなのだから、いつまでもこの基地から海へは出られないわね」 「……ッ!ま、まだ…改造…できてないから…」 瑞鶴を見る目がさらに冷たくなった。 「だから提督は貴方に良い装備を与えた。貴方が一番に功績を残せるように、改造済の私と貴方の姉の装備は性能が低いものだったし、艦攻も艦爆も制限されていた。 それでも貴方は攻撃を何度もミスして、貴方を庇った姉が大破して動けなくなった。貴方が上手くやってくれていたら、今日の演習は完全勝利が出来たと思うわ」 瑞鶴の体が小さく震えていたが何も言わなかった。加賀の言い分が的を得ていて反論の余地がないのだろう。 「未改造だからといって成果をあげなくていい理由にはならないわ。…まぁ、あの子も大破するぐらいなら貴方を庇わない方がマシだったわね。 そのせいで攻撃手順が一つ減ってしまった。冷静な判断が出来ていない」 加賀の肩が僅かに下がった。赤城の耳には届いていないが、きっと目の前の瑞鶴には加賀の溜息は聞こえているだろう。 「これだから五航戦は」 その時ツインテールが勢いよく跳ねた。 「………今はその先輩面を精々楽しんでいるといいですよ」 いつもより低いトーンの、据わった声だ。多分、キレた。 「五航戦は五航戦はって…”陸生まれ”のくせに!」 一際大きな叫びが食堂に響き渡った。異様な静けさが訪れる。その静寂を破ったのはキュッという靴音だった。 瑞鶴は振り返っって大股で早歩きをし、そのまま出入り口にいる赤城の傍を無言で通り過ぎた。横目でちらりと見た瑞鶴の顔はとても険しかった。 310 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 38 52 ID CZ5jWNsM 瑞鶴は最近になってこの基地へ着任した艦娘だ。海域に出撃させるにはまだ早いので、今は演習で錬度を高めている。 提督は着任したばかりの瑞鶴に配慮してか演習には必ず翔鶴も参加させていた。基本的に演習では空母は鶴姉妹だけだったが、 時折加賀または赤城が随伴することもあった。演習の内容によっては赤城も鶴姉妹に注意をすることはあったが、 性格も雰囲気も温和な赤城の言葉には何処にも棘がない。加賀のように鶴姉妹を無闇に落ち込ませることも見下すこともしない。 まして、あんな風に怒らせることもない。 赤城は再び目を中へ向けてもう一つの騒ぎの原因を見遣った。加賀はいつの間にか席に座り湯呑みを口につけている。 瑞鶴が去ったことで静まり返っていた食堂も徐々に賑やかさを取り戻していた。何人かは加賀をちらちらと見ていたが、加賀は表情を変えていない。 気付いていないのか、気にしていないのか。 「赤城さん、何が食べたいかしら」 カウンターから間宮が声をかけてきた。赤城は数秒考えてから口を開いた。 「カレーをお願いします、大盛りで」 わかってますよ、と間宮は笑った。 「席に座っていてください。持っていきますから」 間宮の言葉に甘えて、赤城は席に座った。もちろん加賀の前だ。 「今日も相変わらずですね」 加賀はチラリと赤城を一瞥し、湯呑みをテーブルに置いた。 「あの子たちは未熟だから」 そして左腕をテーブルの端に伸ばして食器カゴの中にある湯呑みを一つ取り出した。その湯呑みにポットのお茶を注ぎ赤城に差し出す。 「ありがとう、加賀さん」 素直にお礼を言って赤城は湯呑みを受け取った。いえ、と加賀は小さく呟いた。加賀はこういう気遣いを赤城にはよく示してくれていた。 赤城だけではない、二航戦や他の艦娘、提督にも優しさの片鱗を見せる。しかし五航戦相手だとそれが隠れてしまうのだ。 「お待たせしました」 赤城と加賀のテーブルに間宮がトレイを持って現れた。トレイには大盛りのカレーと大盛りの親子丼が載っていた。赤城の前にカレーが、加賀には親子丼が置かれた。 香ばしいカレーと親子丼の匂いに赤城の口の中に唾液が湧き上がる。いただきます、をしようと赤城が両手を合わせようとした時、間宮が加賀の名前を呼んだ。 「ねぇ加賀さん、貴方の言い分も分かるのだけれども…もう少し彼女たちに優しくしてみたらどうかしら」 箸を取ろうとする加賀の手がピタリと止まった。 「もちろん戦いに不慣れな方に指導をすることは大事ですが、ただ厳しいだけでは信頼関係は生まれません。加賀さんは五航戦がお嫌いですか?」 加賀の目が泳いだ。居心地の悪そうな目が赤城に向けられたが、赤城は黙ってただ笑った。間宮の質問に加賀がどう答えるのか気になったからだ。 それを悟ったのか加賀は諦めたように溜息をついた。 「………別に、嫌いという訳ではありません」 小さな返答に間宮の顔が明るくなる。 「それなら私から何も言う事はありません。後はお願いしますね」 「………善処します」 間宮は軽く頭を下げるとテーブルから離れていった。加賀の顔は相変わらず無表情だったが手を箸の上に置いたまま動こうとしない。 311 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 40 13 ID CZ5jWNsM 「早く食べないと冷めちゃいますよ」 赤城はスプーンを右手に握りルーがかかっている部分の白米を掬い上げた。口の中へと持っていく。うん、おいしい。 何度も噛み締めてカレーの味を堪能する。充分に味わった後にようやくカレーは赤城の食道を通った。 「……赤城さんも、間宮さんと同じ考え?」 二口目を掬う前に前から声がした。赤城はスプーンを止めて加賀を見た。加賀はまだ親子丼に手をつけず、顔も俯いたままだ。 「あなた自身が好きなようにしたらいいと思いますよ」 加賀は顔をあげて眉間を顰めた。 「好きなようにしたら、また間宮さんに言われてしまうわ」 「あなた自身は悪いと思っているの?」 「それは……」 「間宮さんの小言を逃れるために取り繕っていたとしてもいいんですよ。だって貴方は、正規空母の加賀さんなんですから」 「そう、よね」 再び加賀は顔を俯かせた。手は動かないままだ。どうしたものか、と赤城が考えようとした時にぐぅ、と音が聞こえた。 加賀がパッとお腹に手をあてた。無表情の顔に少し赤みが帯びる。 「ほら、早く食べましょう。腹が減っては戦はできないですよ」 赤城の急かした声に加賀はようやく箸を取り、両手を合わせた。 312 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 42 46 ID CZ5jWNsM 「ふぁ~……終わった終わった」 白い軍装に身を包んだ男が思い切り腕を伸ばした。ゆっくりと背中を背凭れに預け、椅子に深く座る。 「お疲れ様です、提督」 加賀は提督の前にある執務机に湯呑みとポットを載せたトレイを置いた。ポットの中にはルイボスティーが入っている。 「ありがとう。遅くまで仕事に付き合わせてしまって悪かった」 「いえ…秘書艦として当然ですから…」 明日の朝に提出期限であった書類を提督と加賀は二人で片していた。書類作業が不得意ではない加賀だったが、 さすがに大量の紙を相手にしたら時計の針が十時を過ぎるまでかかってしまった。 「では、私はそろそろ失礼します」 加賀がそう言うと提督は頭を左右に振った。 「加賀さんも一緒に飲もう」 「いえ、もう遅いので自室に戻ります」 加賀は提督の誘いをキッパリと断った。提督はあからさまに大きな溜息を吐いた。 「それじゃあ命令、一緒に茶を飲むぞ。一人で茶を飲むのは嫌なんだ」 「……命令なら仕方ないわね。分かりました、お付き合いします」 「よし!じゃあ自分の湯呑み持って来い」 加賀は給湯室に行って適当に湯呑みを選んだ。執務室に戻ると提督は執務机ではなく来客用ソファーに座っていた。 彼の脚の前にあるテーブルには加賀が運んだポットとトレイが置かれていた。 加賀は提督と向かい合わせのソファーに座り自分の湯呑みにお茶を注いだ。 「加賀さんが書類作業に強くて助かるよ。お陰で徹夜はせずにすんだ」 「お役に立てたのなら何よりです」 加賀は湯呑みを口につけた。ルイボス茶の香りが口内に広がる。和菓子か洋菓子もあればもっと良かった。 加賀は口から湯呑みを離すと提督に目を合わせた。 「……それで、何か私にお話したいことでも?」 悪戯が見つかった子供のように提督は自分の顎を撫でた。 「何だ、バレてるのか」 「回りくどいことはせずに直接聞いたらいいわ。質問には極力答えられるように努めます」 「そうだな…その、話は…察しているかもしれないが、五航戦のことで」 加賀は小さく溜息を吐いた。 「提督も、彼女たちに優しくしろと仰るのですか」 コミュニティー内で不穏分子があるよりかはない方が良い。それにここは軍という組織だ。 戦いの場において仲間内で信頼が欠けていてはチームの連携に支障を来す恐れがあり、最悪大怪我や任務の失敗に繋がるかもしれない。 提督としてはその不安要素をなくしたいと考えるのは当然だ。五航戦の件も自分さえ態度を改めれば穏便にすむことを加賀自身理解していた。そう、理解はしているつもりだ。 「提督のお気持ちもわかります。私個人のせいで規律を乱してごめんなさい」 加賀は頭を下げた。そんなことしなくていいよ、と声が上から聞こえてきた。加賀が顔をあげると提督と目が合った。 313 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 46 32 ID CZ5jWNsM 「その、俺の勘違いなら悪い。加賀さんの五航戦への態度がキツいのは誰から見ても分かるんだけどさ…… 本当は、そういうことを君自身は望んでいないんじゃないかな?」 「えっ?」 加賀は困惑した。提督の質問の意図が理解できなかった。 「加賀さん、君は五航戦には厳しいけど彼女たちを遠くから見ている時の君は…いつも後悔しているように見える。 周りが君に何も言わなくても、君自身が五航戦に優しくなりたいと思っているんじゃないか?」 加賀は言葉に詰まった。何をどう言っていいのか、加賀にはすぐに答えを見つけられなかった。 しかしきっと今の加賀が何を考えているのかも提督はおおよそ見当がついているだろう。 なにせ赤城と同じく提督もまた彼女自身に勘付いているのだから。 「提督は…私が軍に身を置くようになった経緯をご存知ですか?」 「あぁ、君がこの基地に着任する前に大体のことは聞いたよ」 「そうですか…」 加賀は提督から目を逸らした。彼に話してみようか?疑問が加賀の頭の中をグルグルと回る。 話した所で何かが変わるとは思えない。それなら何も話さない方がいい。 「加賀さん」 提督の呼び声に加賀は少し間を置いてから、目を提督に向けた。 「俺に話した所で問題が解決するとは思えない。君の力になれるかどうかも怪しい。俺が君に出来ることは…」 提督は傍にあるポットを手に取った。 「君にお茶のおかわりをいれてあげることぐらいだ」 しかし湯呑みの中を見て提督は口を尖らせた。 「おいおい加賀さん、全然減ってないじゃないか。これじゃあ何にも出来ない」 「それは…ごめんなさい」 クスッと加賀の口元に笑みが零れた。 「それじゃあ、代わりに私の話を聞いてもらってもよろしいでしょうか」 314 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 51 14 ID CZ5jWNsM 何処かの町にごく普通の家庭で生まれ育った一人の少女がいた。彼女は頭がよく運動もできた。 他の子供と比べたらあまり表情は豊かな方ではなかったが、友達は少なくはなかった。 ごく普通の恵まれた環境で彼女は日々を過ごしていた。平和で退屈で平穏な日々であった。そんな日々の中で彼女は違和感を感じていた。 この環境は自分がいるべき場所ではないのかもしれないと。 思春期にありがちな、自分は他人とは違うと思い込みたい行為のようなものだと彼女は思っていたが、それで納得できた試しがなかった。 彼女は自分の違和感が何か分からず、中学を卒業し、高校に入り、大学受験をして無事に志望大学に合格をして花の大学生活を送っていた。 彼女はこのままこの違和感の正体を知ることなく生き続けるのだろうと思っていた。 しかし、世界が変わった。ある日突如として現れた深海棲艦という化け物が人間を襲い始めたのだ。 夏期休暇に友人たちとクルーズ客船で船旅をしていた時、彼女たちが乗った船を囲んだ無数の化け物たちを見て、 恐怖に慄き泣き叫ぶ乗客たちの中で、彼女は生まれて初めての高揚感を感じた。 彼女がふと意識を取り戻した時には海に化け物たちの死骸が浮かんでいた。そして彼女は船ではなく、海の上に立っていた。 彼女の傍には旅行で乗っていた船とは違う、もう一つの船があった。とても大きな大きな船だった。 初めて見た船のはずなのに、懐かしさに彼女は涙を流した。 突如現れた巨大な船、 乗客の中にいたその道に詳しい人が驚きで身を乗り出して客船から落ちてしまう原因となったその船は、航空母艦・加賀であった。 315 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 54 38 ID CZ5jWNsM 「その時、私がどうしてこの世に生まれたのかを理解しました。私は化け物、深海棲艦と戦う為に生まれたのだと… 私がまだ船であった時の記憶も思いだしたんです。その日をキッカケに、深海棲艦だけではなく艦娘も海から現れるようになりました。 その後しばらくしてから私は政府に声をかけられて軍に入りました。戦いに身を置くことになりましたが、 私が”加賀”として扱われ存在することに抱いていた違和感がなくなったのも事実です。私は軍に自分の居場所を見つけました」 生まれ育った環境を離れてしまうことに不安がなかった訳ではない。それでも自分自身は加賀であることを自ら望んだ。 加賀として接せられることに安心感を覚えた。自身を苛んできた違和感が解消された上に自分の使命がハッキリと分かっていた。 生きる意味や生き方に迷いを抱く人間と比べれば、存在意義があることは幸せだと信じていた。 「……しかし、五航戦…最初に翔鶴がこの基地に来た時から、少しだけ息苦しくなりました」 翔鶴はカスガダマ沖海戦で第一艦隊が連れて帰ってきた艦娘だ。翔鶴は海から来たのだ。 「…海から来た艦娘はオリジナルの艦船に最も近い存在。港の工廠で生まれた子もオリジナルに近い。 …私は、彼女たちと違って女の腹から生まれた陸生まれの陸育ちです。私よりも、あの子たちの方が艦娘として相応しい」 「俺からすれば海も港も陸もみんなすごい艦娘だよ」 「それは提督が普通の人間だからだと思うわ」 提督は苦笑した。 「厳しいなぁ加賀さんは。でも本当に、俺から見たら何も差異はないし、他の子たちだって気にしてないんじゃないか?」 「瑞鶴は去り際に”陸生まれのくせに”って言ってました」 「…あー…」 「陸生まれの艦娘は現時点この基地には私一人だけです。周りの艦娘と引けを取らないように鍛錬を積んできました。 お陰で基地の中では一番高い錬度になりましたが…」 陸生まれの加賀を他の艦娘は差別することなく真摯に接していた。 そこに嘲りの感情がないことを加賀は分かっていたから気負いなく付き合うことが出来た。 しかし、五航戦は別だった。今の加賀としての記憶は、当時の航空母艦だけではなく搭乗員達の記憶の集大成でもある。 搭乗員達は五航戦を見下していたのだ。その感情が今の加賀の中でもくすぶっていた。 だから五航戦と関わる時はつい辛辣な態度で接してしまうのだ。 「……私の態度のせいで瑞鶴は私を嫌っている。陸生まれの私なんかに大きな顔をされているのが気に障るのでしょう。…私も… 自分が陸生まれなのにあの子たちが海生まれで……勝手な劣等感を抱いている…」 そのことを思うといつも胸がキリキリと痛んだ。憎悪に近い黒い感情がグルグルと加賀の中で渦巻いている。 「私は加賀として存在することに生き甲斐を感じていました。でも、自分が加賀だからといって五航戦を無下に扱うことを正しいとは思っていません。 そう思っているはずなのに、それでも私は態度を変えられない。私は、加賀だから」 316 :非エロ:提督×加賀:2014/06/03(火) 23 57 32 ID CZ5jWNsM ――――――沈黙が訪れた。 加賀はそれきり口を閉じてしまい、提督も口を開こうとしない。しばらくすると加賀の眉間に僅かに皺が寄った。やはり話すべきではなかった。 その思いがじわじわと加賀の中で大きくなっていく。 「あのさ」 先に言葉を発したのは提督だった。加賀はごくりと唾を飲み込んだ。緊張が体を走るが、次に出てきた言葉に加賀は別の意味で体が固まった。 「名前は?」 「はい?」 「だから、名前」 名前。一体何を聞いているのだろうかこの男は。 「……加賀ですが?」 違う違う、と提督は首と手を振った。 「加賀じゃなくて、家族の元にいた時の君の名前」 パチリ、パチリと加賀は目を瞬かせた。 「……何故?」 「何故って、知らないから名前を呼べないじゃないか」 「知らなくても、加賀という名前が―――」 「確かに君は加賀だけど、加賀そのものではないだろう?」 その言い方に加賀はムッとなった。 「私が陸生まれだから艦娘としては相応しくないということですか」 「そうじゃないよ。それにさ、君は海と港生まれの方がオリジナルに近いと言った。近いということは、そのものではない別の個体だ。 加賀と君が同一ではないのと同じように、彼女たちも違うんだよ。君と彼女の違いは、性能差やオリジナルとの類似性じゃない。 君は艦娘としてではなく、君自身という存在を証明してくれる名前を持っていることだ」 「……それが何か?」 提督の言わんとすることが加賀には分からなかった。提督は困惑を隠しきれない加賀を見て口元を緩ませた。 馬鹿にした笑いではなく、安心させるような笑い方だ。 「この先、いつか深海棲艦との戦争が終わって兵器が不必要となった時、艦娘はどうなっているだろうか。 もしかしたら海に帰るかもしれないが、そうではないのかもしれない。海に帰ることができず、陸に残ってしまうかもしれない。 もしそうなった時、戦いしか知らない彼女達が陸で普通に生きていけるだろうか?」 「……その時になったら、提督は私に彼女達のサポートをしろと仰りたいのですか」 目の前の男の顔がニカッと破顔した。 「さっすが!相変わらず察しが良いね。君はこの戦いが終わったら帰る場所がある。艦娘達は海に帰ることが出来なければ、居場所がないんだよ。 軍施設も縮小するだろうからすべての艦娘が基地に残れるとは限らない。俺は彼女達にも軍以外の場所に居場所を作ってあげたい」 317 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 01 00 ID AQ9YRDIQ 加賀は家族の事を思い出した。自分が戦いに身を置く決意を家族に伝えた時、誰もが反対した。 船旅を共にしていた友人達の中には自分の力を恐れて離れてしまった者もいたが、心配している者もいた。 それでも日々深海棲艦の被害が拡大していく中、自分を軍に行かせることを認めざる得ない状況になっていた。 自分が軍に入ってしまえば戦争が終わるまで故郷へ帰ることは禁止され、また家族や知り合いも自分を訪ねることも許されない。 郷愁心を煽られて戦争から逃げ出さないようにした規則かもしれないが、そもそも深海棲艦との戦いに焦がれていた自分には 無用の心配のようにも思えた。だからこそせめて、自分を心配する家族には手紙を送ることを約束したのだ。 最初軍は手紙のやり取りにも難色を示したが、検閲を条件に許可された。今でも家族とは手紙を送りあっている。 文面からはいつも家族が自分を気遣っているのを感じていた。 普通の人間にとったら強大な艦娘の力を持つ自分の存在は恐ろしいはずなのに、家族は変わらなかった。 優しくてあたたかな自分の帰る場所。他の艦娘が持っていない場所。五航戦も持っていない。その考えに辿り着いた時、 心に高揚感が湧き出て、すぐに胸が痛んだ。 「どうした?気分でも悪くなった?」 加賀の僅かな変化を提督は感じ取ったようだ。加賀は自他共に認める程表情が乏しいのに、 妙な所で聡い提督の前では自分が丸裸になったような気分で居心地が悪い。 「いえ……自分の浅ましさに辟易しただけです」 提督が首を傾げた。どうしたものか、と加賀は迷ったが、己の胸中を色々と喋ってきたのだ、ついでに吐き出すことにした。 「五航戦の持っていない帰る場所を私は持っている、その事に優越感を感じました。でもそう感じる自分が嫌にもなった」 チラリと提督に目を向けると、視線の先に嬉しそうな顔が見えた。 「ほら、君には加賀ではない自分自身がちゃんといる。五航戦だってそれに全く気付いていない訳じゃないと思うよ。 瑞鶴だって単純に虫の居所が悪くてつい感情的になってしまっただけさ」 「……結局は私の態度が原因です。五航戦に嫌われても仕方ないわ」 君は本当に真面目だなぁ、と提督は暢気に言った。提督の言う通り、自分は考えすぎなのかもしれない。 だからといって楽観的に物事は見れない。けれども、今まで悩んでいたことを吐露したことで少しだけ気持ちが楽になった。 「お、いい顔になった」 表情はそんなに変わっていないはずなのに、また気付かれてしまった。コホン、と加賀は咳払いをした。 「ところで、色々と考えていたのね。少し意外でした」 まぁね、と提督は得意気に胸を張った。まるで先生に褒められた生徒のようだ。その姿が微笑ましくて、今度は加賀も顔をほんの少し綻ばせた。 「提督、私の名前のことなんですけど」 そう言って自分の名前を伝えた。 「おぉ、可愛い名前じゃないか」 「ありがとうございます」 「それで俺の名前はな…」 「知ってるわ」 「……あのねぇ、ここは一応聞いておくものだよ」 提督の拗ねた反応にはぁ、と自分は呟いた。 「気を取り直して、俺の名前は…」 提督も名前を言った。初めてその名前を聞いた時と同じく、良い名前だと自分は思った。それを口に出すことはなかったが。 318 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 04 03 ID AQ9YRDIQ 「それでだ、現在陸生まれの艦娘は君一人しか確認されていない。これからまた見つかるかもしれないし、ずっと君一人だけかもしれないが… もしも戦争が終わって君の助けが必要になる時が来たら、協力してもらえるだろうか?」 提督は自分の名前を呼んだ。そうやって自分の名前を呼ばれるのは手紙以外では久しぶりだった。何だかむず痒さを感じたが、 心地よさもあった。自分は加賀であったけれども、自分自身も生きているのだ。 「私に協力できることがあれば、喜んで」 自分の返事に提督はほっとしたように息を吐いて、それから笑った。 「多分、君の悩みは戦争が終われば解決するはずだ。深海棲艦と共に艦娘が現れたから、いなくなれば艦娘の必要性もなくなるからね。 君の中にある加賀の意識もなくなるか弱くなると思う。そしたら五航戦とは君自身で接することが出来るようになるはずだ」 提督が言うと、本当にそうなのかもしれない、と思ってしまう自分がいた。 中身が変わっても見た目は変わらないから五航戦が自分自身にすぐに慣れるとは思わないが、そう悲観的にならなくてもいいだろう。 それにしても、だ。 「提督、私たち艦娘のことを考えてくれるのは嬉しいですが、戦争が終われば貴方も私たちと同じくお払い箱になるんじゃないかしら。 自分の心配をした方がいいわ」 「あぁ~だよなぁ……俺って上層部に受けがよくないからすぐ追い出されそう」 大きな溜息を吐いたが、あまりに白々しいので提督自身あまり気にしていないかもしれない。 「いいんですか、確か軍に入る前に家から勘当されたって仰ってましたよね」 「まぁほら、いいんだよ俺のことは。なんとかなるなる」 「お気楽ですね…どうなっても知りませんよ」 アハハハ、と軽快な笑い声が部屋に響いた。 「もし行く当てがなかったら、君に養ってもらおうかな ――――――おいおいそんなあからさまに嫌そうな顔をしないでくれよ、冗談だって」 いたずらっぽく笑いながら提督はウインクをした。その仕草で大学生時代に遭遇したナンパを思い出させた。 あの時自分をナンパしてきた男の顔は全く覚えていないが、今の提督みたいなことをしていた気がする。 「本気じゃなくてよかったです。戦争が終わった後まで提督の世話はしたくありませんから」 「ほんっとうに厳しいなぁ…じゃあさ、俺を養わなくていいからさ、デートしようデート ――――――おいおいそんなまさに苦虫を噛み潰したような顔にならなくてもいいだろ」 「冗談は顔だけにしてください」 「自慢するけどそんなに悪い顔じゃないだろ!…と、いうか冗談じゃないんだが」 「えっ」 「こういう情勢じゃなかったら、俺は君にアプローチしたいんだが」 いつの間にか提督の表情が真剣なものになっていた。二つの目は自分をじっと真っ直ぐに見つめている。 その眼差しに囚われて瞬きさえ出来なかった。いつもの軽い調子の提督が目の前からいなくなっている。 本当に冗談で済ます雰囲気ではないようだ。 319 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 07 48 ID AQ9YRDIQ 「私は…」 軍に入る前、自分は恋愛事にはあまり積極的ではなかった。男女のあれこれに夢中になるには胸中に住みつく違和感が邪魔をしていたのだ。 自分に恋慕を抱く男は何人かいたが、彼らの想いに応えることが出来なかった。 軍に入ってからも軍関係の男とそれなりに知り合いにはなったが、戦いという存在意義を見つけてからは以前よりも恋愛への興味が薄れた。 他の艦娘が年頃の女の子みたいに恋だの愛だのに興味を持って話をしているのを聞く時まで、 そういう感情もあったなぁ、と他人事のように忘れていた。興味津々の艦娘達が陸生まれの自分に恋愛経験について尋ねてきたこともあった。 駆逐艦達が相手だったから、適当に誤魔化したらすんなり信じてくれホッとしたが、 赤城と二航戦は何となく自分のことを察していたのか深く追及しなかった。だからまた、提督に言われるまで忘れていたのだ。 「……すまない」 提督は自分から目を逸らした。 「迷惑だよな。悪い…忘れてくれ」 俯きながら発せられた声はいつもの飄々とした提督とは大違いだった。自信がなく弱弱しい声だ。珍しい提督の姿に少し驚いた。 どんなに不利な戦況で艦娘が弱気になっても提督は気丈に明るく振舞っていた。敵の撃破に失敗した時も 大丈夫だ、次があると艦娘を慰めていた。いつも自信に満ち溢れた提督が、 恋愛事になるとこんなにも弱気になってしまうのか、と別の意味で感心してしまった。 「……あーその、最後に妙な話になってすまない。片付けは俺がやっとくからもう寮に帰っていいぞ」 提督は顔を伏せて自分とは目を合わせない。はぁ、と自分が溜息を吐くとビクッと男の肩が揺れた。何もそんなに、怯えなくてもいいのに。 「お言葉に甘えて先に失礼します」 軽く会釈をしてからソファーから立ち上がり、執務室のドアへと歩いた。ドアノブを引っ張りドアを開けてからチラリと後ろを向くと、 提督の顔まだまだ下を向いていた。 「提督」 呼ぶとワンテンポ遅れて提督は顔をあげた。その顔にはぎこちない笑みがあった。 「デートなら今度の休みの時でも大丈夫ですよ」 「えっ」 「それじゃあおやすみなさい」 「ちょ、まっ」 提督が言い終わる前にドアを閉めた。廊下に出ると寮へと足を向けた。なんだか足取りがとても軽い。脳裏に先程の提督の顔が浮かんだ。 呆気にとられて間抜けな顔で、とてもおかしい。 「……気分が高揚します」 恋愛感情についてはまだよく分からない。それでも提督にそういう目で見られていたことに悪い気は起きなかったし、嬉しいと感じた。 もしかしたら提督が初めての自分の恋になるのかもしれないと、甘酸っぱい予感に思わずピュ~と口笛を吹き始めた。 バンッ!と後ろから大きな音がした。 思わぬ音にビクッと体が跳ねる。 「何…?」 後ろを振り返ると提督が急ぎ足でこちらに向かっていた。 「て、提督?」 提督は、自分の名前を呼びながら強く腕を握ってきた。その力の強さに動揺が走った。 320 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 08 52 ID AQ9YRDIQ 「提督、あの…」 「さっきの言葉、本気に取ってもいいのか」 「え」 「今度の休みにデートしてもいいって」 「あ、はい…私は構わないわ」 「つまり君は、俺と同じ気持ちなのか?」 「それは…その、…軍に入る前から私は恋愛事には疎いのでそういう感情はまだよく分からないけど」 「けど?」 「貴方にそういう目で見られていることは嬉しかったから、多分…そういうことなのかしらと思って」 最初は戸惑っていた表情も、段々と笑顔に変わっていった。 「そうか、…そうか!そうかそうか!」 「な…っ?!」 突然抱きしめられた。自分の顔が提督の肩に埋まる。 「ありがとう、…好きだ」 「…っ」 耳元で囁かれて体がゾワッと震えた。嫌なようで嫌ではなかった。顔が急激に熱くなる。 「て、提督…その…」 「耳が真っ赤だ」 お互いの体がさらに強く密着して胸が押し潰される。提督の鼻が耳にあたった。自分の名前が呼ばれた。その声がとても優しくて、甘くて。 「てい、と、く…」 自分の手を下から提督の肩へと置いた。 321 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 12 37 ID AQ9YRDIQ . 「―――あの、何してるんですか」 聞きなれた声に加賀は振り向いた。視界に灰色のツインテールの髪、瑞鶴がいた。 「あら、貴方こそこんな時間にどうしてここへ?」 「えーっと…その…色々と… …いや、私の事よりも――――――提督は大丈夫なんですか」 瑞鶴は引きつった顔で加賀の足元を見る。瑞鶴の視線の先には床にうつ伏せに倒れた提督がいた。 そして提督の頭には加賀の足が乗せられていた。 「……何でもない、俺は大丈夫だ」 「本人もそう言っているから大丈夫よ」 「あ、はい……左様ですか…」 「用があるのは提督かしら?私はこれで失礼するわ」 加賀は提督から足を離すとその足で提督の体を小突いた。いたっ!と小さな声が聞こえたが、気にしなかった。 「わ、私が用があるのは提督じゃなくて…加賀さんなんですけど…」 意外な言葉に加賀は瞬きをした。 「何かしら。もしかして昼の続きでもしたいの?」 「そ、そうじゃねーです」 ツインテールが横にふるふると震える。 「えっと、その…昼は言い過ぎました。ごめんなさい」 加賀がいる所から旋毛が見えるほど瑞鶴は頭を下げた。その行動がさらに意外で、加賀は動揺した。 「戦闘に不慣れな私に加賀さんはアドバイスしているのに、その……自分の未熟さを棚に上げて逆ギレして失礼な事を言ってごめんなさい」 上辺の謝罪には聞こえなかった。瑞鶴の態度に加賀の目が泳ぐ。ポンッと肩が叩かれた。 横を見れば既に立ち上がっていた提督が瑞鶴に目配せをした。加賀は再び瑞鶴に目を戻し、小さく深呼吸をしてから足を動かした。 瑞鶴の近くに来るとピタリと足を止める。 「いい加減顔をあげて。気分が悪いわ」 つい余計な一言が口から出てしまう。加賀は僅かに顔を顰めた。瑞鶴は恐る恐る顔をあげて目線を加賀に合わせた。 「……私は貴方の言葉なんか気にしていないし、傷つくこともない。何とも思わないもの」 「…あーあー、そうですか」 フンっと瑞鶴は渋い顔になった。 「そう、だから…貴方も……その、何でもかんでも私の言葉に耳を傾けなくてもいいわ。貴方の姉にもそう伝えなさい」 提督が見ている前だからだろうか、五航戦を前にすると感じていたあの黒い感情を抑えつけやすかった。 瑞鶴は目を大きく見開いてパチパチと瞬きをしている。 322 :非エロ:提督×加賀:2014/06/04(水) 00 15 57 ID AQ9YRDIQ 彼女は自分の違和感が何か分からず、中学を卒業し、高校に入り、大学受験をして無事に志望大学に合格をして花の大学生活を送っていた。 「………話はもういいわね。部屋に帰るわ」 スタスタと瑞鶴の横を通り過ぎて廊下の先へと歩く。後ろから二人ともおやすみ、と提督の声がした。 加賀は後ろを振り向けなくてそのまま前へ進んだ。徐々に後ろから自分以外の足音が聞こえるようになった。 同じ寮の同じ階に正規空母たちは部屋を持っていた。後ろの足音は加賀が部屋に辿り着くまで続くだろう。 会話はなかった。加賀は後ろを見なかったが、瑞鶴は遠くもなく近くもない距離にいるような気がした。 その距離感と沈黙は、ほんのちょっとだけ、前より良いものに思えた。 二人は目的の階へと到着した。加賀の部屋は瑞鶴の部屋よりも階段側に近かった。加賀は自分の部屋のドアの前に立って鍵を懐から取り出した。 その間に瑞鶴が後ろを通り過ぎた。加賀はドアを開けて部屋の中へと入りドアを閉めようとした。その間ずっと歩く瑞鶴の背中を見続ける。 ドアの隙間が狭くなり完全に閉じられるその前、 「……おやすみなさい」 小さく呟いてドアを閉じた。 加賀であることを選び、加賀であることに迷いが生じ、加賀を止めることはできず、加賀はここに存在している。 しかし自分自身は失っていない。 次に五航戦に会う時も自分はキツイ態度を崩さないとは思うが、前よりは少しだけ優しくなれそうな気がする。 「全部あの人のお陰ね」 執務室での提督の事を思い出し、フッと笑みが零れた。すぐに廊下での出来事も重ねて思い出してすぐに笑みが引っ込んだ。 「……手が早いわね、慣れてるのかしら」 ムゥ、と頬を膨らませた。それから、あ、と声をあげた。 「デート、結局どうするのかしら。――――――まぁいいか、もう寝よう」 ふぁあ、と欠伸をする。 今日は良い夢が見れそうだ。 終わり。エロなくてすみません。 323 :名無しさん:2014/06/04(水) 00 18 38 ID TRkbmTDU 乙 しかし、はぐれて辿り着いた先でもはぐれものかー 324 :名無しさん:2014/06/04(水) 00 54 07 ID xPid7yxQ 322 /. ノ、i.|i 、、 ヽ i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ | | i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i | i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .| iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i. .i i.| ' ,|| i| ._ _-i || i | r-、 ヽ、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_ 丿 `| (( _゛_i__`' (( ; ノ// i |ヽi. _/| _/| / | | ― / \/ | ――― / i || i` - -、` i ノノ 'i /ヽ | ヽ | | / | 丿 _/ / 丿 'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ ノヽ、 ノノ _/ i \ /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ 325 :名無しさん:2014/06/04(水) 01 00 31 ID xPid7yxQ 322 みんな可愛いけど、一番可愛いのは提督だと思う。 326 :名無しさん:2014/06/04(水) 23 04 27 ID ob.e3.SM 学園セットを揃えて潮ちゃんと背徳的な学校プレイをしてみたい 327 :名無しさん:2014/06/04(水) 23 22 05 ID fUyusrkM 326 http //kancolle.x0.com/image/71636.jpg 328 :名無しさん:2014/06/04(水) 23 34 58 ID ob.e3.SM 327 すばらしい コインさえあれば…… 329 :名無しさん:2014/06/04(水) 23 42 53 ID fUyusrkM 328 そこに3-2と3-4があるじゃろ? あとは防空ガン回し 自分も一昨日に全部揃えた 330 :名無しさん:2014/06/05(木) 00 29 33 ID UafUimTw 中破した羽黒ちゃん改二で酷いことされる教育実習生プレイしたい 331 :名無しさん:2014/06/05(木) 00 39 33 ID GmE5HbR6 航巡熊野の中破の教室セットもなかなかくるぞ… 机にのっているように見える 332 :名無しさん:2014/06/05(木) 01 32 26 ID 5GL/7CY2 330 実習中 http //i.imgur.com/izgoxi8.jpg 実習後 http //kancolle.x0.com/image/69738.jpg 10スレよりサルベージ なお、羽黒をサルベージしていた業者は捕まった模様 英国誌のTHE STAR ONLINEが23日付けで マレーシア当局がケンディ島沖で作業中とみられるサルベージ船を発見 許可証の無いことを確認し、不法行為を行っていたして乗組員を逮捕した と報道しました 発見時、サルベージ船は特設砲艦「長沙丸」の解体引き揚げ作業中で マレーシア当局の調べによると 船はカンボジア船籍、中国籍の船長1人と8人の船員、合計9人を逮捕 引き続き引き揚げられた残骸やスクラップの取引先の調査や余罪の洗い出しをしているとのころです http //kancolle.x0.com/image/69795.png 333 :名無しさん:2014/06/05(木) 11 08 35 ID GmE5HbR6 332 こいつぁたまげたなぁ…(シコシコ) ジト目羽黒ちゃんかわいいー!!!!!うぉーーーーーーーー!! 334 :名無しさん:2014/06/05(木) 21 34 05 ID 06PROJWs RJ改二非エロ小ネタ ついに龍驤が改二レベルに達した。 「待ちに待った改二や!さ、早く改装してや!」 改二にした。 「……なんやその目は。言いたいことあるんなら言うてみい」 「……そこは未改装なんですね」 提督の言葉に一瞬沈黙が発生する。 「ぷっ、ハハハッ。アハハハハハ」 (あれ?怒らない?いつもみたいに『最低やアホ!おっぱい星人!』とか言わないな。改二になると気にしなくなるのか?) 龍驤はけらけらと笑いながら提督の肩を叩く。 「アハハハハハハハ―殺すぞ」 (よりキレてる!?) 不知火三割増しぐらいのドス 「何や、期待したウチがあほやったんや。改二なったらもっとウチのことちゃんと見てくれるって。なんやねん。ウチがアホみたいやん……」 そう言って俯いたまま肩を震わせる龍驤。 まさかの反応にどうすることもできない提督。 しばしの沈黙。 「顔をあげろ龍驤」 「……」 「こっちを向け」 沈黙を破り、提督が口を開く。 「お前の言う通り。俺はおっぱい星人だ。だがお前はおっぱい星人というものを誤解している」 「は?」 「でかいおっぱいが好きな者。それはただの巨乳好きだ。真のおっぱい星人は大も小も愛でてこそ!」 全く意味の分からない意志の強さを感じる提督の言葉。 その意志の強さを他に活かせばもっと評価も上がるはずだが。 「小には小の、小にしかない良さがある! 小さいことをコンプレックスにして恥じらうもよし。 興味ないと言わんばかりに女を意識させないのもまたよし。 小さなおっぱいには無限の可能性がある」 熱くおっぱいについて語る提督。 その情熱を他に活かせればもっと(ry 335 :名無しさん:2014/06/05(木) 21 36 27 ID NTln14Ps 「そんな小さいおっぱいが、いや。龍驤。君が好きだ」 「……アホ」 小さくそう吐き捨てる龍驤。 しかしその顔にすでに涙は無かった。 瑞?「龍驤がやられたようだな」 ?鶴「奴は我ら貧乳空母四天王の中で一番の小物(レア度的な意味とおっぱい的な意味で)」 大?「おっぱい星人相手にチョロインとは、四天王の面汚しよ」 ムシャクシャはしてないけどやった。 今は反省している。 336 :名無しさん:2014/06/05(木) 21 41 53 ID rC3Pe65I ラストがソードマスターヤマトでわろたwww 337 :名無しさん:2014/06/05(木) 22 21 31 ID UafUimTw 瑞鶴が貧乳という風潮には異を唱えたい 338 :名無しさん:2014/06/05(木) 22 31 13 ID GmE5HbR6 最後wwwwwwwwwwwwwwww 自分はつるぺたちっぱい大好物です。 339 :名無しさん:2014/06/05(木) 22 33 03 ID b4/uU/T6 72も105も愛せます それはそれとして乙 340 :名無しさん:2014/06/05(木) 22 59 01 ID 5GL/7CY2 334 乙、どーもRJは小話集の影響かエロネタが思いつかない 337 多分、お艦の方がないよな 341 :名無しさん:2014/06/06(金) 01 52 16 ID yihNfrFk 鳳翔さんはグラマラスでもないのに、なんだろうあの色気は 342 :名無しさん:2014/06/06(金) 02 38 51 ID Igh8qfgM 艦娘の見た目年齢ってどのくらいだろうね、そういや 個人的には鳳翔さんは落ち着いてるけど若い感じ 鳳翔さんは10代後半みたいな印象 包容力と落ち着きがあるから大人びて見える感じで 加賀さん赤城さんに比べて小柄っぽいからかもしれない 343 :名無しさん:2014/06/06(金) 09 01 47 ID dIlTwwtE 鳳翔さんはしばふ級における一つの到達点 344 :名無しさん:2014/06/06(金) 11 53 16 ID vK4HN4aQ 瑞鶴は貧乳勢の中で最大、貧と普の境界に立つ者でいいと思う。反対側が普乳勢最小の翔鶴で。 345 :名無しさん:2014/06/06(金) 12 58 03 ID gVKu5iyg 飛龍の話が読みたい 346 :名無しさん:2014/06/06(金) 13 30 02 ID dIlTwwtE 海底でドーントレストショタを逆レイプする飛龍 347 :名無しさん:2014/06/06(金) 13 52 19 ID gVKu5iyg 346 飛龍がメインならなんだっていい!何でもしますから!猫が! 348 :名無しさん:2014/06/06(金) 15 07 47 ID AanZTLrc 飛龍は多聞丸がネックだよなあ ヤッてる最中に“多聞丸よりすごいッ!!”とか言われそう 349 :名無しさん:2014/06/06(金) 16 16 13 ID yihNfrFk ミッドウェーの時に飛龍座乗だっただけで、史実じゃ蒼龍の方に長く乗ってたんだけどなあ…w そういや正規空母組で飛龍だけSSないのね。蒼龍ちゃんのも一個だけ? 加賀さんのはあんなにたくさんあるのに… 350 :名無しさん:2014/06/06(金) 18 30 21 ID fimxJMrU 飛龍は追加台詞によっては 逆襲があるかもしれないが・・ また多聞丸ラヴだったらどうしよう 351 :名無しさん:2014/06/06(金) 18 51 56 ID ejVk.t2o 350 SSで寝取ればいいじゃない(催促) 352 :名無しさん:2014/06/06(金) 18 56 31 ID iNk3fVuU 飛龍改二のグラ見たが良くも悪くも一途って感じな こう下手に手を出したら最後、真顔で心中を迫られそうな一途さというか 353 :名無しさん:2014/06/06(金) 19 04 07 ID CILfRd1U 昨日なぜかひまわりを持って木から木へと飛び移ってたら枝に引っかかって降りられなくなってしまい、 子供から引っかかっている木を棒でばしばし叩かれながら涙目で「やめて、やめて!」と叫んでいる飛龍の夢を見た。 これはきっと飛龍で書けという羅針盤のお告げだと思うから明日ぐらいまでに投下できたらいいな。 354 :名無しさん:2014/06/06(金) 19 09 12 ID gVKu5iyg 353 どういうお告げだよwwwwwwwww 内容が夢を基にしたやつかどうか分からんが待ってるで!! 355 :名無しさん:2014/06/06(金) 22 21 33 ID Le4h4uhU 飛龍が子供に肉棒で叩かれて涙流すんです? 356 :名無しさん:2014/06/06(金) 22 31 48 ID 6/bxv4KE 龍鳳が俺の小宇宙を沸き上がらせてセブンセンシズに目覚めさせてくれそうだ…… 357 :名無しさん:2014/06/06(金) 22 39 46 ID 8bMpn5HA 356 そのセリフ・・・吐いたのは何人目かね? 358 :名無しさん:2014/06/07(土) 01 32 36 ID yWBIZRtE 明石に大鯨と来たらそろそろSRPG的な艦これしたいな 359 :名無しさん:2014/06/07(土) 08 51 34 ID Thig.giM 今のは美少女育成兵站管理シミュレーションだしなぁ 360 :名無しさん:2014/06/07(土) 09 01 32 ID NvajCH8I ウォーシップガンナーのようにガンガン改修重ねてレ級化させるゲーム 大戦略のように兵器は沈んでナンボとばかりにダブリ艦を量産するゲーム FEのように支援会話やヒューマンドラマしつつ陸地走り回るゲーム SLGにしても色々方向性ありそうだな 361 :名無しさん:2014/06/07(土) 11 24 18 ID 73pCGKDc 360 バトルシステムはFEベースで 指揮官搭乗艦に強化補正・艦娘毎にテンションシステム導入(ギャラクシーエンジェル2) 深海・海上・空中の3マップ並列管理、別の高さから攻撃可能(Gジェネ) ここまで考えてから気づいたFEベースだと、駆逐艦が容赦なくロストする 362 :名無しさん:2014/06/07(土) 13 21 25 ID 9oYM1QXs だんだん服が破ける格闘ゲーム と思ったが島風使いが異様に強そう 363 :名無しさん:2014/06/07(土) 16 01 20 ID RuvmcvAw 361 FEならキャラロスト=リセットが割と普通だから むしろやばいのはファミコンウォーズ。肉壁戦法がまかり通るからな… 364 :名無しさん:2014/06/07(土) 16 47 38 ID QFfGwDRw クイーンズブレイドのゲームとか、相性良さそうな気がする 365 :名無しさん:2014/06/07(土) 20 45 29 ID rKDea.A. 皆さん型録買えました? いかがでした? 366 :名無しさん:2014/06/07(土) 21 30 49 ID YMIgwvlA 365 http //www.amazon.co.jp/dp/4041106346/ref=cm_sw_r_tw_dp_MuWKtb0M6A78H レビューみたらボリュームたっぷりなようだな っていうか7月7日か…店頭を探した方が早いかね 367 :名無しさん:2014/06/07(土) 21 40 20 ID WecjcRRQ 高いから迷ってる 368 :名無しさん:2014/06/07(土) 22 48 47 ID yWBIZRtE 363 オウガバトルみたいな方式も面白そう SRCでないんかねぇ… こういう時にシリアルコードついてないのが物足りなく感じるあたり、大分毒されてるなと思う 369 :名無しさん:2014/06/07(土) 23 44 40 ID JumGmcaI 艦これはゲームの二次創作は禁止だからなあ 艦これのドロップが物凄く誰得な気がする シリアル的な何かでもついていたらなあ 艦これはシリアルとは(今のところ)無縁だけどさ 370 :名無しさん:2014/06/08(日) 01 04 44 ID 6UTaq80s 365 時報とかのボイスがほとんど載ってるのと 各艦むすの一人称や提督への呼び方まとめが地味にありがたかった 371 :名無しさん:2014/06/08(日) 03 32 11 ID C/moWTYc 二次ゲー禁止じゃなけりゃSSじゃなくて多分eraKancolleの口上書いてたわw 372 :名無しさん:2014/06/08(日) 10 33 03 ID j98hO8C6 本スレに投下来てるな 373 :名無しさん:2014/06/08(日) 11 11 55 ID ts/E4RIQ 【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ12 http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1402190501/ 前スレ書き込めなくなったと思ったら新しいの立ったな 374 :名無しさん:2014/06/08(日) 13 32 45 ID zKfVV7R. ラスト投下タイミング悪かったなw 武蔵さん健造解禁はよ・・・ 見た目がいろいろ盛り杉で性格が想像つかん 375 :名無しさん:2014/06/08(日) 13 40 31 ID A.pYxbgI ほんと良作だけにもったいない あの作者さん見てたら乙です レア艦はいないとネタがわかない 翔鶴さんと武蔵早く来てくれ 376 :名無しさん:2014/06/08(日) 13 45 08 ID 8Tvms7To 357 台詞回しは龍鳳が初めて ってか公式絵見て一目惚れでした(マジで) 直前に渋でファンアート見ていたから厳密にはひとめぼれじゃないかもしれないけど 377 :名無しさん:2014/06/08(日) 14 11 47 ID 48YnYlBM まさに正妻空母 378 :353:2014/06/08(日) 23 23 57 ID T7DM3MSA 流れぶったですいません。 飛龍できたので投下します ※鬱です。 ※艦娘の記憶についてと多聞丸の扱いについて独自設定があります。 戦争が終わってもう随分経った。 あの日、共に戦い続けた艦娘達も今はもう鎮守府を離れ、それぞれの戦後を生きている。 あの日、命がけで守った平和は一応今も続いている。 あの日、拠点であり家であり故郷だった各鎮守府や泊地はその多くが閉鎖されるか縮小されるかした。 そんないつもならば訪れる者などほとんどいない場所に、駅前で拾ったタクシーに乗り、一人の老人が降り立った。 運転手はこの手の客を乗せるのが初めてではないのだろう。 行き先を聞いて老人の目的を察すると、いつものように饒舌に話すわけではなく、ただ粛々と車を走らせた。 タクシーから降りた老人は、一人開放された敷地に入っていき、その中央にある大きな石碑の前で止まった。 『英霊碑』石碑にはそう刻まれている。 先の戦いで死んでいった者達を祀ったこの石碑は、その根元を無数の献花が覆っている。 「なんだ。蒼龍も来ていたか」 老人は献花のうちの一つを見てそう呟いて膝をつき、静かに目を閉じた。 老人がまだ青年だった頃、人類は深海棲艦との戦争を続けていた。 青年は当時対深海棲艦の中核戦力であった艦娘を指揮する提督となり、その規模は徐々にではあるが大きくなっていった。 飛龍はその時に彼のもとに現れた。 明るく朗らかな彼女は、当時は提督もさることながら蒼龍にとっての大きな目標であった。 目指すというより出会うという事が目標だったが。 かつての相棒との再会した彼女の喜びは一際大きなものだったに違いない。 ましてや、 「ゴコウセンガーゴコウセンガー」 「そんな事よりボーキ食べたい」 「瑞鶴!瑞鶴!瑞鶴!瑞鶴ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!(以下ルイズコピペ)」 こんな癖の強い正規空母において数少ない常識人であった蒼龍にとって、 飛龍の存在はただの相棒以上に心休まるものであったとも言える。 そしてまた提督にとっても、快活で気安い飛龍には蒼龍同様の思いを感じていた。 その思いは提督の中で次第に大きくなっていき、徐々に変質を始めてもいた。 379 :353:2014/06/08(日) 23 28 15 ID T7DM3MSA 提督は女に縁がない。 というか、女に縁がなければ軍人になどならない。 提督が提督になった頃はそんな風潮だった。 実際この提督も懇ろになった女性など一人もいなかった。 そして巷間で語られるほど一人でいることが苦痛ではなかったため、 興味がないといえば嘘になるが、必死になるようなつもりもなかった。 そういう相手が出来て結婚するならそれはそれ、しないのならそれはそれ。 この程度の考えであって、伴侶の有無の差などそれこそ近所の定食屋の日替わりメニューの差ぐらいにしか考えていない。 いや、いなかったと言うべきか。 「飛龍。今日はもう休んでくれ。お疲れ様。明日もよろしくな」 ある日の夕方、提督は飛龍にそう言って下がらせた後、一人になった執務室で彼女の淹れてくれたお茶を啜っていた。 大して柔らかくもない背もたれに体を預け、オレンジ色に染まった天井をぼうっと眺める。 それがいつからかは分からないが、提督は飛龍に惚れていた。 明るくて気安くてよく気が付く、こんな女と仲良くなれたら楽しいだろうと思わせるものを飛龍は兼ね備えていた。 秘書艦になった彼女は、提督にとっていつしか心の支え以上の存在になり始めていた。 しかし同時にこんなことも思う。 (他の男に気の向いている女など抱いても惨めなだけというが……) 提督がかつて、妻に逃げられた知人から聞いた言葉だった。 その人物曰く、そんなのは人形を抱いているのに等しいという。 提督はこの言葉を思い出す度に自分の思いが報われない事を思い知るような気がした。 飛龍はことある毎に『多聞丸』という名を口にする。 蒼龍によれば、飛龍がまだ普通の空母であった頃に指揮を執っていた提督の名との事だ。 蒼龍もその人物の事は知っているし、同じく普通の空母であった彼女に乗っていた時期もあるという。 ただし、船であった頃の記憶は艦娘によって異なるようであり、記憶と言うより記録に近く、年表を丸暗記しているような感覚である者がいたり、 反対に明確な体験として焼き付けられている者もいる。 蒼龍は本人曰く前者に近いそうだが、飛龍はその言動からして後者である可能性が高い。 もしそうであった場合、その多聞丸なる人物の事はどのように記憶しているのか。 ただの上官か、戦友か、父か、息子か、或いは― (人形に恋することも無い) そこまで考えて、思考を強制的に打ち切った。 きっとそうだという思いと、違っていてほしいという思いとが提督の中でせめぎあい、それから逃げるようにその結論に至る。 恋い焦がれるというのはこういうものなのかと思いながら。 380 :353:2014/06/08(日) 23 34 30 ID T7DM3MSA そして翌日の夕刻。 いつもと変わらぬ執務室。いつもと変わらぬ飛龍。いつもと変わらぬ提督。 「提督?」 「うわっ!」 ふいに、飛龍が提督の顔を覗き込む。 「何か考え事?」 「あ、いや。何でもない」 「ふぅん」 (人形を抱いても虚しいだけ。人形を抱いても虚しいだけ……) 提督は昨日からずっとそれを自分に言い聞かせていた。 そして何度も言い聞かせねばならぬという事は、それだけそれに反対する思いが強くなっているという事でもある。 欲しい。目の前の娘が。例え自分に心がなくとも。ただの一度、それだけでいい。 だからこそ飛龍の一言が提督の中で大きなものとなった。 「提督。私でよければ相談に……」 「相談……か」 大きなため息を一つ。 決心する。 「実はな飛龍」 「なに?」 「……好きだ。お前が、俺は、とても」 覚えたての言葉のようにただ単語を羅列するが、意味は十分伝わっただろう。 一瞬きょとんとした飛龍が、耳の先まで真っ赤になっているのがその証拠だ。 「えっ!?あ、あ、あのっ……。どうしよう。参ったな……」 しどろもどろな飛龍はやがて、大きく深呼吸を一つ。 「その……提督?」 自分の聞き間違いではないことを確認するかのようにゆっくりと尋ねる。 「あの……好きって、その……私が?」 無言で頷く。 それから数時間後、日が沈んだ執務室に二人はまだいた。 二人の間には小さなコップが二つ置かれ、酒が注がれたそれをままごとの様に口に運ぶ。 火をつければ燃えるぐらいの度数はあるはずのそれも、今は水の様にしか感じない。 「美味いな」 ただ台詞のようにそう言う提督に、飛龍は伏し目がちに頷く。 コップがすぐ空になったが、次を注ぐようなことは無い。 381 :353:2014/06/08(日) 23 37 32 ID T7DM3MSA 「もう、いいか?」 提督の問いに、今度も頷く。 飛龍も子供ではない。このままごとの終着点が何かなど分かっている。 そして、その終着点にすでに辿り着いたことも。 膝で体を進ませた提督は静かに、しかししっかりと飛龍の両肩を抱きしめ、唇を合わせる。 柔らかくて温かい飛龍のそれが提督の舌によって開かれ、侵入したそれを飛龍のそれが出迎える。 二人の舌は絡み合い、味わいあって、離れ際につうと一筋の糸を引く。 「飛龍、お前の心はどこにある?」 唇を離した提督は、飛龍に尋ねながらしかし、その答えを先に封じる。 「いや、答えなくていい」 「……多聞丸は、私の象徴です」 振り切って口をついたそれは飛龍の心遣いか、或いは本音か。 どちらにせよ、提督にとっては十分な答え。 「……そうか」 多聞丸は飛龍の象徴。 上官でも戦友でも父でも夫でも息子でもなく、象徴。 象徴とはつまり、AなくしてBなしというもの。 多聞丸なくして飛龍なし。 「それでいい」 「えっ?」 上官や戦友や家族ですらない象徴。 その答えが思いつかなかった提督と、その次元にいる多聞丸。 これはつまり完全敗北という事。 そしてその事実が、かえって提督の迷いを断ち切った。 (どの道敵わないと思っていたのだ。これでいい) そう結論付けて飛龍を押し倒す。 (どうせ敵わないなら、心置きなくできるというものだ) それはつまり人形を抱くという事。 虚しいはずのそれが、今はとても魅力的に見える。 自分の下にいる飛龍を覗き込む。 はだけた胸元からうっすらと汗ばんだ白い肌が露わとなり、形の良い二つの膨らみに手を伸ばすと、 柔らかなそれは指の形に合わせて姿を変える。 382 :名無しさん:2014/06/08(日) 23 40 14 ID A.pYxbgI 支援 383 :353:2014/06/08(日) 23 41 29 ID T7DM3MSA 「あっ……」 飛龍の口から艶っぽい声が漏れる。 提督は掌全体で揉みしだき、それに合わせて乳房の形は変わり、またそれに合わせて飛龍も声を上げる。 「あっ……うんっ。あっ、ああっ……あん!はぁ……はぁ…ああっ!」 徐々にではあるが、飛龍の声に荒い息遣いが混じるようになってきはじめた。 提督の手が離れても二つの乳房は荒い呼吸に合わせて上下し、汗ばんだ体は先程よりも遥かに色香を放つ。 やがて提督の指が胸から上へと滑り、はだけた着物を肩から脱がせてゆく。 上半身を剥かれた飛龍は提督に抱き起されると、されるがまま、ただその腕に抱きしめられながら再度の口づけを交わす。 提督はそのまま抱きしめた腕を一度ほどき、飛龍の腰に手をやると丁寧にその短い袴を脱がせていく。 シュル、シュル、と衣擦れの音だけが響き、下を自分に向けて露出させた提督は、今度は自分のズボンを下ろし始める。 互いに似たような格好になった二人は、口を合わせたまま抱き合い続けている。 自分の腕の中に飛龍がいるという感覚を提督は存分に味わおうとしていた。 兵器とは思えぬ細い腕と、ともすれば華奢とも言える細い体。 抱いたら壊れてしまいそうな飛龍はしかし、今の提督にとってはいかに貪っても貪りきれないほどに大きな存在となっている。 互いに抱き合った姿勢のまま口だけを離して提督は飛龍を自分の上に乗せ、そのままゆっくりと挿入する。 心地よい温かさの膣内は、包み込むように提督の一物に張り付いてゆく。 「うっ……くひっ!」 飛龍が声を上げ、それに合わせて提督が動くと、その動きに合わせて一物が振動し、その度にまた膣内を新たに刺激されて飛龍が声を上げる。 「ううっ!ふあっ、ああっ……ひいん!」 声を上げながら提督の背中にまわした腕に力が入る。 384 :353:2014/06/08(日) 23 45 18 ID T7DM3MSA 「……行くぞ」 湿った膣内で一物がぬるりと動き、その主は飛龍の耳元でそう告げるとぐっと奥に向かって動かし始めた。 「えっ……!?ふぁああっ!?あひ、ひぃ、ひぃぃん!!」 飛龍の声が一際大きく響く。 二人の間にぬるぬると血が流れ、潤滑油のように広がっていく。 「あああああっ!!くううっ、あっふぁああ!」 叫びながら、飛龍の腕は更に強く提督にしがみつく。 「ひはっ、提督っ、提督ぅぅ!ひゃ、ひゃああ!!」 最奥部に到着した提督の一物を飛龍の体はしっかりと咥え込み、提督にも一呼吸ごとに刺激を与え続ける。 「くふっ……飛龍っ!」 「はぁっ……はぁっ……!!提督、ていと……ひゃ!?」 脈動する提督とそれを離さない飛龍。 「ふああっ!提督っ!!ふぁああああああああ!!」 ほどなく絶頂を迎え、二人は生気が抜けたようにその場に崩れ落ちた。 ぼうっとする頭で、提督は何度も唱え続けた念仏を反芻していたが、不思議とその虚しさすら心地よかった。 そこには一抹の寂しさとその何倍も大きな満足感があり、 しかしながらこれまで抱えていた焦がれるような思いは嘘のように消えてしまった。 飛龍への愛おしさは前と変わらず、むしろ前にもまして強くなっているのに、今日の昼までのようなたまらない感じはもうなかった。 飛龍の体だけが欲しかったのかと問われれば断じて違うと否定できる自信はあるが、 それでもかつてのような飢えにも似た強烈な衝動は無くなっている。 そんな提督の思考は、隣に寝転がっている飛龍の一言で打ち切られた。 「はぁ……はぁ……たまには…」 「うん?」 「たまには……ね」 「ああ。そうだな」 二人で並んで天井を見ながらそんな事を話した。 事実、この日から何度か二人は体を求めあう関係となった。 昼はいつも通りの提督と艦娘として、夜はお互いを求めあう関係として。 昼には飛龍はそれまで通り提督に接していたし、蒼龍や他の仲間の前でも同様の立ち居振る舞いであった。 提督もまた同様に、まるであの夜は何もなかったかのように振る舞っていた。 385 :353:2014/06/08(日) 23 49 03 ID T7DM3MSA そして、ある穏やかに晴れ渡った日の正午。提督はたまたま蒼龍を旗艦に据えて出撃し、その戦いで飛龍は沈んだ。 誰に恨みを言う訳でなく。誰に未練を残すでなく。 その名の通り空を飛ぶ龍のように、提督の元から飛び去ってしまった。 残された提督と蒼龍は、鎮守府に戻ってから泣いた。 飛龍のいなくなった執務室で、二人で泣いた。 戦争が終わったのは、それから暫くしてからだった。 老人は懐からあの日酌み交わしたのと同じ酒のポケットビンを取り出す。 (なあ、飛龍。俺を恨んでいるか?俺を酷薄だと思うかい?) 飛龍が沈んですぐ、後を追う事を考え、提督と言う立場上自由に死ねないという事を理由にして彼は生きた。 だが、戦争が終わって四十年が経とうとしている今までに提督ではなくなったし、結局独り身だった彼には気がかりなものは無かった筈だった。 (結局俺は怖かっただけだ) 死の恐怖に怯え、それから逃げながらも後ろめたさを感じてきた人生だった。 老人は両手を合わせ、静かに祈りを捧げる。 普通、戦死した艦娘には遺品はおろか遺骨の一つ、遺髪の一本すら残らない。 あの日二人で交わした酒の瓶だけが、遺品代わりに老人の家に祀られている。 その瓶に毎日捧げた祈りを、再び捧げる。 (多聞丸さん。私はあなたを存じ上げませんが、もしその姿の飛龍を知っていて、私の思うような関係であったのなら、どうかその娘を責めないでやってください。 彼女はこの酷薄で臆病なクソッタレの間男に弄ばれただけなのです。その責めがいかなるものであってもこの間男が受けるべきなのです。 ですからどうか、飛龍にご慈悲を) あの日と同じ正午を告げるラッパが、あの日と同じ穏やかに晴れ渡った空に響いた。 終 386 :353:2014/06/08(日) 23 52 23 ID T7DM3MSA 以上スレ汚し失礼しました。 また、昨日中に投下できず申し訳ありません。 多聞丸の扱いが難しかった(粉蜜柑)。 無理やり押し倒せばいいことに投下しながら気づいた。 387 :名無しさん:2014/06/08(日) 23 58 36 ID A.pYxbgI お疲れ様でした 熱愛というわけでもない不思議な関係ですね 多門丸はドリフターズとしてオルテ帝国と戦ってる最中なので大丈夫です 388 :名無しさん:2014/06/09(月) 01 31 16 ID OP0JvxH2 翔鶴台無し杉ワロタw でも良い雰囲気出てますGJ 389 :名無しさん:2014/06/09(月) 02 54 56 ID Y8vdZEJk 386 飛龍待ってました! 切ないようなあっけないような距離感がいい 乙です 390 :名無しさん:2014/06/09(月) 05 18 22 ID UVqJ8mtQ 386 スッhttp //kancolle.x0.com/image/72566.jpg 391 :名無しさん:2014/06/09(月) 05 40 24 ID z2CWTDB6 ヒッ 392 :名無しさん:2014/06/09(月) 05 41 42 ID 1QVx5Nc2 390 やめたげてよぉ 393 :名無しさん:2014/06/09(月) 09 57 26 ID MEQ1xAT. これが噂の激おこ多聞丸か 394 :名無しさん:2014/06/09(月) 10 48 42 ID MgLVL2uQ ドリフの多聞丸は飛龍と一緒に行ってるんだよな…… 陸地においてかれてるけど 乙 395 :名無しさん:2014/06/09(月) 22 07 00 ID UVqJ8mtQ しかしなぁ、そうりゅう級でひりゅうも復活しないもんかね 396 :名無しさん:2014/06/09(月) 22 29 33 ID PqeTn3I. 「お前たちに何が分かる」 そう言った提督が何を考えているのか、確かに分からない。だが、それを悪い事だとは思わない。 目の前に広がるのは、白。恐らく提督が吐き出したであろう欲望。 その海に溺れるように、死んでいた。 欠片も腐臭のないソレを死んでから犯したとは思えなかった。 つまり殺しながら犯した。あるいは犯したから死んだ。 例えば金剛、あるいは陸奥、それ以外に何人も提督が好きだった。 だからこそ許せなかった。なんでそんな事をしたのか、その疑問だけが頭の中を渦巻く。 「分かるはずがない、どうして」 虚ろな目で提督は同意した。だろうな、と。 「女に囲まれて、手も出せないとあればおかしくもなるさ」 「続けて、」 「ああ。元から俺が普通とは違うのは分かっていた。だが、ここへ来る前は春画で我慢出来ていたんだ」 普通と違う部分、それはもしや、 「不知火のスパッツに精液を流し込んでそのまま履かせたい、若葉のシャツを奪い素肌にタイを締めて欲しい、弥生の無表情を歪ませたい。なぁ、おかしいだろ?」 確かにおかしいかも知れない。だけどその程度なのかい。 なら、なんでこんな事をしたんだ。 「直に、憲兵が来る」 それは、そうかも知れない。 けど、隠す事だって出来る。日にいくつ死んでいるか知らないわけではないだろう。 「俺が呼んだ」 耳を疑った。先ほどおかしいと理解したのとは別に提督の正気を疑った。 見れば提督は葉巻を取り出し、火を探していた。 そんな癖はなかったはずだし、そんな場合でもないはずだ。 「ああ、君たちに悪いからね。止めてたんだ。マッチまで捨てなきゃ良かった」 葉巻を掠めるように銃弾を放つ。深く吸い込んだ提督の表情が和らぐ。 「恐らく、すぐに新しく提督が来るだろうな。ウチは航空戦力がないから教えてやってくれ」 提督が望む別れをしよう。ボクにはもうそれしか出来ないだろうから。だけど、別れまでだよ。 「君には失望したよ」 「そうだろうな」 「このキャットレイパー」 「ああ、そうだ」 執務室の扉がけたたましくノックされる。 さよなら、提督。さよなら、ボクの初恋。 「さあ、一緒に来てもらおう」 きっと、会いに行くさ。 「懲罰部隊か?」 構わないさ、直ぐに追いかける。 死ぬと分かっていてもね。 だから、少しの間、さよなら。 「横須賀には沢山の猫がいる。君にはこの猫のようにしてもらうだけだ」 397 :名無しさん:2014/06/09(月) 22 53 57 ID MgLVL2uQ 猫吊るしじゃなくて猫そのものかよ!どんだけ小さいんだ!www 398 :名無しさん:2014/06/09(月) 23 45 05 ID UVqJ8mtQ 396怒らないで聞いて欲しい 396が提督の代わりに懲罰部隊いきだ ともかく乙だ 399 :名無しさん:2014/06/10(火) 19 29 31 ID ESu0sG5M まさかの猫... 400 :名無しさん:2014/06/10(火) 21 18 48 ID TBBnVVlY 猫姦したら憲兵に連れていかれるのか… ここを編集
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/7114.html
吹雪〔ふぶき〕 作品名:艦隊これくしょん~艦これ~ 作者名:としあきA 投稿日:2014年12月28日 画像情報:640×480px サイズ:110,329 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2014年12月28日 としあきA 個別ふ 艦隊これくしょん~艦これ~
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/564.html
601 :名無しの紳士提督:2014/10/08(水) 22 52 06 ID 8AJg7iHE 600 適性のある人間じゃないと、妖精さんを基幹とした“鎮守府”というシステムが機能しないとかで良いんじゃないかな 602 :名無しの紳士提督:2014/10/08(水) 23 25 33 ID zcA0tqCw 愛(と金)があれば駆逐艦とケッコンできるから合法合法 598 加賀さんと瑞鶴じゃない?瑞鳳? 603 :名無しの紳士提督:2014/10/08(水) 23 40 05 ID 9tEe8n1k 602 あと駆逐艦本体(本人)のレベルだな。それと瑞鳳じゃなくて瑞鶴だったわ、ご指摘サンクス 604 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 04 03 36 ID DI4ZGd.E 夜の提督は常勝無敗である 605 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 06 00 32 ID f4x6ZchM 600 あとは一艦娘につき一人専属で、艦娘の体調管理、メンタル管理、艤装の管理などをやる、 マネージャならぬ艦艇管理監督官(略してテイ督)がついてるとか、 兵士が艦娘を着こんで、艦娘になって戦うとか、(この時艦娘はAIみたく戦闘補助等)とか、 戦闘力強化のため艦娘の生体パーツとして一時的に野郎を取り込んで強化するとか、 まあ、いろいろあるわなぁ。 606 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 08 54 26 ID VRqD6Mls 600 乃木将軍みたいに偉い人の抜擢人事ってのもありかと (過去の経歴etcで民間人から士官学校とか飛ばして将校へとか) 607 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 11 35 38 ID m.hV0oio 600 食料係だと間宮さんくらいしか繋がりがなー 608 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 12 02 35 ID Jn2zQrSw 何だかんだ言っても艦娘の中にも上手なり下手なり料理が関係するのっているけどね 逆に艦娘自身が女子力付けるために料理を習うとかもアリだと思う (間宮は遠征していて貰うとか) 609 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 13 39 33 ID DI4ZGd.E つーかな当時の飯の中には今から見るとえっ?とかないわーみたいなのも偶にあるしね… 旨そうなやつの方がおおいけど え…?茨城一号? 610 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 15 54 34 ID VRqD6Mls 609 曾婆ちゃんの実家がないわーの方で 冬場は秋取れた米とおかずは干した菜っ葉の漬物を戻した煮物、それだけ 東北辺り艦名由来の艦娘はそういう粗食に慣れた&しか作れなさそうという設定は不憫過ぎるかな 611 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 18 42 38 ID f86RQzNM 605 野郎を取り込んで強化ってけっこう怖い設定な気がする。日頃から艦娘を虐げてた提督がある日突然行方不明になって、その日から彼の秘書艦を務めていた艦娘のスペックが異常に高くなってたりとかありそう。 612 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 18 58 27 ID f4x6ZchM 607 ギンバイしに来る赤城に餌付けしたり、エロい事脅迫したりとかできね? 613 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 18 59 31 ID x3aAIRqo 606 それはそれで、他の提督や一部の艦娘から批判の目で見られそうな感じもするけど… 614 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 19 15 06 ID VNNA4pGE アラサーがある日いきなり提督業に関係するとか現実的に考えると厳しいよな 艦これRPGだといろんな前職持ちとか出来たりしたけど 一般人だろうが専門職だろうが提督業に関わっていなかった奴に命預けられるかって話になってしまう それなら現実的にありえないのひとつのショタ提督の方が育成するという大義名分が通りやすいだろうし 615 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 19 52 18 ID Jq5R0CBg 現代っぽい世界だけど一部のテクノロジーだけが異常に発達してて、 マトリックスの戦闘訓練みたいに脳に直接提督業のノウハウを入力して新兵でも片っ端から提督にしている という電波を受信した 616 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 19 52 37 ID f4x6ZchM ガキに組織運営任せられるか、命預けられるか、って言われたら同じくらい大義名分たたねーんだし。いんじゃね・ と思うのは、おねショタに食傷気味なだけの意見か。 617 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 20 05 42 ID iiAYVWlI 弥生ちゃんが後ろから突かれて喘いでるとこ見たい……見たくない? 618 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 20 09 53 ID VNNA4pGE 後ろからだと深く入って気持ちいいらしいけど どんな顔をしているのかがわかりにくいしなあ 鏡なんて使ったら羞恥プレイになっちゃうし 619 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 42 13 ID f86RQzNM 艦娘を建造しているとごく稀に男が生まれることがあり、それが艦これでいう「提督」になるってのは… 620 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 54 46 ID VRqD6Mls 以前酔いどれだがレディーな隼鷹SS書いた者です エロ2~3割残りネタ(しかも艦娘のイメージぶち壊しまくりんぐ)なSSが出来たので投下します 一応物語的には隼鷹SSの流れですがあまり関係ないです 思いっきりイメージぶち壊してるのでご注意下さい それでは投下します 621 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 55 25 ID VRqD6Mls 『スモーキング・ブギウギ』 「ああっ、俺そこ弱いのわかって…くふぅンンッ!」 「天龍そこがいいんだよな。相変わらず良い反応だ。装甲帯も衝撃次第で性感帯だなんて全く愛されボディだな。俺の攻めは差し詰め8インチ砲並みってか。」 「んなろ、調子に乗るんじゃねえ!って、アアンッ、やっぱソコ駄目だ…やぁん!」 旦那こと提督の邸宅で夜な夜な繰り返される戦闘、正に夜戦。そして嬌声を上げる新妻の天龍。この一人と一隻は二ヶ月前に式を挙げたばかりの新婚で、この邸宅も今までの官舎から結婚生活の為に用意した新居である。さすがは将官デキる男だ。 それは兎も角、提督は天龍の如何にも防備の弱そうな脇腹を舐め上げ甘噛みしながらも片手を回し抱き付き、空いた手で乳房をもみ上げる。 「いいおっぱいだな。愛宕風に言うと大容量タンクだな。」 「ったくこんな時に他の艦娘の名前言うなよな、雰囲気台無しだぜそれと…あんまり強く揉まないでくれよ…形が崩れちまう。」 「悪かったな、じゃ今度龍田でも呼んで「天龍ちゃんより私の方が上手いのよ~」とか言わせる3Pなんかどうだ?」 「…それだけは願い下げだ。同型艦にこんな恥ずかしいとこ見せられっかよ。ってキャぁン!ち、乳首弾くのはよせっ!」 「それはそうとすっかり勃っちゃってるぞ両方共。俺達の子供には悪いが先に御賞味させてもらうぜ。」 提督はわざとちゅう、ちゅう、と音を立てて天龍の乳首を吸う。両方均等に吸い終わると天龍はふわぁぁ…と力の抜けたようにダブルベッドに倒れこんだ。 天龍の秘所はディープキスから続く一連の愛撫でしとどに濡れている。提督はすかさずそそり立ったままの一物を天龍の秘所に挿入した。あまり使い込まれてない、というか夫のしか知らないその蜜壷は少しばかりの抵抗感を与えつつずっぷりとそれを迎え入れる。 「くぅ!い、いきなりかよ!いつものアレ…は無しかよ。んんっ、しっかし提督のは相変わらず、結構…おなかにずっしり来るな…」 「家じゃ提督じゃなくて貴方って呼べって言ってるよね?で、いつものアレって何の事かな天ちゃん?きちんと言ってもらわないと解らないよ。」 「天ちゃんって言うなぁあ!アレって…それ…そ、その…ク、クンニ…」 「(この辺でおいとくか)まあ良く言えました。天龍ちゃんはクリオナ大好きだからクンニも絶対ハマるわよ~って某軽巡の情報は正しかったな。」 「(龍田あのヤロー旦那にいらん事吹き込みやがって、クソッ憶えてろよ)そ、それであ、貴方シテくれるのか?」 提督は首を横に振りそのまま腰を前後に優しく振った。肉筒はゆっくりとだが天龍の意思とは間逆に締め付け始める…んんっ、と曇った声と共に天龍の吐息がもれる。ふぅ、んん、くぅ… 「んん、悪いが今日は先に中で出したい気分なんだ。クンニは後のお楽しみという事で。楽しみはとっておかなきゃ。」 「ず、ずりぃぞお前…でもっそれじゃ垂れてきたその、お前の、その、アレを自分で舐めちゃう事に…くうん!」 「まあたまには面白いんじゃないか。そんなんでもないと自分の味見なんてする気にならんし。」 622 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 56 10 ID VRqD6Mls 一物を一旦一気に奥まで突き刺す、また入り口と奥の間で前後左右に緩急付けて運動させる。それを続けていると天龍の肌も上気してきた。ここぞとばかりに堰が切れた様に提督の一物から精が放たれる。 「ウッ!やっぱ天龍のは具合がいいな。いつやっても新鮮な感触ってとこか。」 「ああ…出されちまった…俺の下腹が一杯なのになんだかぞわぞわが続いて、でもあたたかいヘンな気分だぜ…」 「多少は中でイってくれたようで旦那冥利に尽きるな…さて細君殿のお望みの事をしてしんぜよう。」 「お前ヘンな口調すんなよ調子狂うんだよ。ま、まあ頼む。」 「『貴方お願いしますわ』は?」 「そんな言い方したくねーよ!拡げて待ってんだからさっさとしろよすげー恥ずかしいんだぞ!」 (相変わらずそこら辺は慣れてないよなぁ顔真っ赤っ赤だし、さてしますか) 一物を引き抜き、先ほどまでそれの捻り込まれた箇所をぺろぺろ、ぴちゃぴちゃと必死に舐める提督。舌を一箇所に留まらせず縦横無尽に走らせる。小陰唇、膣口、そして天龍の大好きな刺激を与えるクリトリス… 「くぅん、ひゃぁん…こ、こんなに早く…きちゃうなんて、おかしいぜ…あぅぅ。」 「ん?早速俺のザーメンが垂れて来たか。うーん微妙な味だな…これはすぐゴックンする気になるのも解る。しかも天龍のと混ざってるってのがエロいな。」 「そ、そんな恥ずい事言うなー!好きで濡れてんじゃねーぞ(って好きだからこんなに濡れてるんだよな…)ってやばいヤバイ、クリ攻めすぎ!てっぺんがイイ!あぁっダメだ…ぜ!!ん、………っ!!」 達してしまった天龍が暫く余韻に浸っている間にすかさず後戯に入る。最初のキスとは優しめの軽いキスを交わし、一物を添える程度に天龍の秘唇に埋めつつもまだ牝の臭いを充満させている軽巡洋艦を大事に、そっと、とても優しく抱きしめた。 そして先ほどから攻めていた性感帯付近をこれまた優しくゆっくりとさする。天龍は言葉も出ずとろんとした視線を旦那に流しつつ、そしてキューッと抱きしめ返す。 (俺たち幸せだよ。この鎮守府で俺を一番良く知ってくれた娘と、軍艦なのに夫婦になれたのは正に椿事だ。有り得ない幸福だ) (こんな俺でも戦い以外の悦びを見出してくれた提督、お前が愛おしいぜ…) その後のピロートークで妻はすっかりリラックスしてうとうと気味だ。専ら愛を語るというか、天龍の事になると目の色が変わる龍田の話が多かったが。 龍田は提督の仲介、というか合コンで知り合った提督の同期の航空艦隊司令官の基地で偵察巡洋艦兼航空救助補助艦として出向している。風の噂ではその司令官とかなり熱愛で、天龍の事は横に置いても仕方ない位だそうだ。 提督は満足げにベッドの後ろの小机から煙草を取り出し、包みごと机でトントンと叩いてから一服した。 「なあお前、じゃなかった貴方、いつも終った後煙草吸うよな。なんか感じ悪ぃーんだけど。」 「そうかすまん気を付ける。でも学生時代からの癖で、ちょっと運動すると一服したくなるんだ。」 「運動?他の女ともか?おいてめえ事と次第によっちゃ…」 「いやそういう意味じゃ無くて、訓練とか実戦で体動かした後の事だぞ。上級生から「こいつタバコも吸った事ねえのか」って面白がって吸わされたんだよ。」 「それで覚えて鬼みたいな助教や先輩の目を盗んで吸ってたっけな。たまに見つかって連帯責任で全員袋叩きにされてたよなー懐かしいな。」 「貴方も結構大変だったんだな。俺は同僚で吸う奴が居ないんで未だ吸った事無いけどなー」 623 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 56 55 ID VRqD6Mls 提督の目にちょっと意地悪な瞬きが光った。そして自分の吸ってる煙草を天龍の口に差し込み、 「ぷはっ!いきなり何すんだよ!俺は吸った事ねーって言っただろ。」 「まあ天龍ものは試しに吸ってみろよ。これフィルター無いから唇を口の中に入れる感じで、唇を巻き込んで咥えてな。で、口の中でふかしつつ煙を肺に少し入れる感じで吸うんだ。」 「ゴールデンバットって書いてあるな…ってこれ一番安い煙草じゃねぇか。なんでこんなビンボ臭いもん吸ってんだよ。軍人だったら普通誉とかだろ。」 「吸ってみて一番美味かったからかな。俺的にはセッタやマルボロ、ラークなんかは煙草っぽく無いし、ピースやハイライトも何となく合わない。まぁ両切りタバコが好きなだけなんだが。しんせいはあんまり売ってないのでバットと。わかばとエコーも嫌いじゃないけど。」 「バットだって当たりなら結構美味いんだぜこれが。味は濃厚というかキツイけどな。」 天龍はものは試しとばかりに提督に言われたとおりにバットを吸ってみる。口の中を荒らすような熱い煙がぷはっと吐き出される。 「げほっ、げほっ、うぇぇなんだこりゃ?しっかし酷い味だわ辛いわ…これのどこが美味いんだ?訳解らないぜ。ぜってーボイラーに悪いよな。」 「まあ慣れればこの濃厚ないかにもタバコだっ!って味が好きになるぞ。それに煙草吸ったら…天龍のいつも持ち歩いてる大層な得物に負けない貫禄が付くぜ。」 「余計なお世話だっつうの!だからこれからセックスの後の煙草は無しな。わかったかあ・な・た。って気持ち悪ィなこの言い方。」 「はいはい可愛いお嫁さんに免じて止めますよ。」 暫くは夫たる提督もそれを守っていたが、一月も経つと事後の煙草は元に戻った。 その度に妻の天龍は煙草を勧められ吸っているうちにいつしか二等喫煙巡洋艦、平たく言えばヤニ臭い軽巡女になってしまった。 それが鎮守府を揺るがす一大事件になろうとは… 「最近町内、特に鎮守府の周辺にゴミの投棄が多く、町全体が汚濁しているとの苦情が来ています。」 秘書艦の飛鷹は報告を読み上げた。どうも町全体で路上のゴミが多くなっているようだ。だがそれが鎮守府に何の関係が?飛鷹は続ける。 「何でもこの町を象徴する鎮守府自体がかなり汚れており、所謂『割れた窓ガラス理論』で周辺に波及しているのでは?と町議会より通達が来た次第です。」 「割れた何とかは、確か1枚割れたのを放置するといずれ全てに被害が及ぶってやつだな…確かに最近建物の壁が汚れたりやたら煙草の吸殻が捨てられてる事が増えたような。」 飛鷹は尚も続ける。クンクンと部屋の臭いを嗅ぎながら。 「確かに煙草の吸殻と包み紙は頻繁に落ちてますわ。施設科から溝に詰りまくって困るとの報告もありましたし。」 「この前来たお偉いさんも「君ちょっと汚いよ」って言ってたから急いで控え室や会議室とか掃除させたんだが・・・」 「しかしここに酷く散らかしたり汚したりする部署ってあったか?この前俺をはめた明石の工廠は妖精さん総出でISOなんちゃら取得できっちり片付いてたし。」 頭を悩める提督。そもそもこの鎮守府で煙草を吸いそうなのは先程の視察や会議に来るお偉いさん方と出入りの業者、それと一部の人間の軍人や軍属、自分ぐらいか…それも灰皿や喫煙所でしか吸わないから散らかすことは無いだろう。 まさか艦娘が吸ってる!?艦船とはいえ女子だぞ?かつて喫煙が当然だった大の男でも肩身の狭い昨今、艦娘が煙草をスパスパ吸いまくってるのは色々ヤバい。鎮守府のイメージダウンもいい所だ。 624 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 57 40 ID VRqD6Mls 「…飛鷹、失礼な事を聞くが煙草なんて吸ってないよな?」 「何言ってるんですか、航空母艦は火気厳禁ですよ。うっかりガソリンにでも引火したら大爆発轟沈ですし。」 「だよなぁ…(コイツにゃこの前一服盛られたからあまり信用できんが言われりゃそうだな。赤城や翔鶴、うちで未実装の大鳳辺りはそこら辺真面目やろ)」 「それと飛鷹型航空母艦は自分で言うのも何ですがパーティーの常客なので、船臭がタバコ臭くてドレスにでも移ったらとんだ恥さらしですわ。ま、殿方が休憩中吸うのは構いません。」 まあ別の視点から探ってみようと思い、思考を廻らせる。喫煙しそうな艦娘ねえ…先ず思いつくのは摩耶かな?でも粋がってるだけなとこあるからまぁ無いな。 陸奥これも無い。色んな意味で火遊び厳禁艦だ。長門が花火してるのも嫌がるぐらいの。そいや火遊びと言えばあいつ以前モテまくってそこら中… 「何考えてるんだ?」 目の前に陸奥の同型艦長門が立っている。提督は思わず慄いた。 「な、何だ長門いきなり。」 「何だじゃない戦果報告に来た。喜べ深海棲艦旗艦を連戦連続撃破したぞ!」 長門は戦果を誇り語るがその実喜びのあまりはしゃぎたさそうだ。提督は疑念をぶつけてみた。 「長門、もしもの話だが艦娘でタバコを吸いそうなのって思いつくか?ビッグ7の勘でもいい。最近吸殻がやたら落ちてるらしいんだ。」 暫しうーんと考え込む長門。だが少しばかり重い口を開きだした。他の艦の悪口や密告は嫌う性質だから。 「分からんが…強いて言えば武蔵と霧島辺りだろう。一緒に組んだ戦隊でほんの少し匂いがした。戦艦連中で吸いそうなのはそれ位だな。」 「私は陸奥が火にうるさいし煙草を吸う気持ちは理解出来ん。金剛は英国時代やってたかも知れんが、ここに来て長いしすっかり抜けてるだろう…」 「伊勢型は日向が砲塔爆発事故を起こし、瑞雲も積んでるから火気にも気を配ってる筈だ。後は扶桑型が煙管吹かすぐらいか。昔の芸者や遊女みたいにな。でも「お帰りなさいご主人様」って三つ指付くタイプだからそれも無い。」 「(大和さんは我が鎮守府では永遠に未実装だし、比叡と榛名が抜けてる気がするが)ありがとう長門、とりあえず武蔵と霧島に会って話してくる。」 提督と飛鷹は武蔵の部屋に向かったが、その前に売店に寄ってお茶菓子を買う。幾ら司令官とは言え最強戦艦の部屋に手ぶらで行きづらいのだ。売店を覗くとこの前の『試験』とやらで提督を散々な目に会わした明石が居た。 「こんにちは提督。この前は色々お世話になりました。お陰様で良いデータを取る事が出来ました。」 「今日は明石が店番か。って上官に酷い事すんなよ!実験するなら他でやれよ全く、お陰でクラクラのまま踊ってまるで16ビートだったぞ。」 「まぁ鎮守府中で深海棲艦の脳波パルスに一番類似していたのが提督のですから…それはそうと最近妙なものが売れまくって。歯ブラシと芳香剤、ザクトとタバコライオンっていう歯磨き粉。」 「ん、歯ブラシとかは兎も角、後は煙草を吸う俺ら一部の人間ぐらいしか不要なものだな。(やはり艦娘が吸っている…それも多くの)」 625 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 58 34 ID VRqD6Mls そして武蔵の部屋のドアをノックする。「入っていいぞ」との返事だが正直緊張してしまう。恐る恐るドアを開けると武蔵と何故か霧島が居てお互い葉巻を吸っている。部屋中独特の香りが漂い二隻とも如何にも重鎮という貫禄だ。 「ごほっ、流石にこれはキツイです。専用のガスライターまであるじゃない。」 「武蔵、霧島…お前達葉巻なんか吸ってるのか。(まるでヤ…いや会長と取引先の社長みたいだな)」 「丁度低速艦と高速艦の戦術考察をしていた所だ。葉巻はな、このコロナサイズ一本で一時間弱は持つ。吸ってる間話を進めて終ったら切り上げるのに丁度良いんだ。」 「お菓子ですか提督有難うございます。私は日頃喫煙とは無縁ですが、武蔵さんとちょっと込み入ったお話をする時だけ吹かす程度です。」 「あとな、この葉巻カッターを深海棲艦の前でシャキン!とするだけでびびって退散するのも出て来てな…」 映画とかでよくあるマフィアの拷問そのものじゃないかと、初めて深海棲艦に気の毒さを覚えた。そして武蔵は咥えていた葉巻を提督の前に付き付け、 「何なら提督も味わっていくか?吸いかけだが。」 「いや、その、遠慮しとくよ女の子と間接キスってのはな…新妻の手前も有るし…」 「女の子と、か…ふふ天龍殿が羨ましい妬けるな。(この男なかなか妻一筋で義理堅い所あるな。そういう所に惚れそうだ)」 やりとりを見ていた霧島は思い出したように重要な事を言った。 「潜水艦隊と水雷戦隊、遠征艦隊を調べてみてはどうでしょう?忙しくてつい喫煙に走りそうだと思います。」 「怪しいな。重巡達から聞いたが、駆逐艦や潜水艦が今使ってない第二講堂に集まってるらしい。」 「霧島と武蔵の言う通りかもしれない。ここんとこ激務と言えば特にオリョクル組と東京急行班だ。飛鷹悪いがひとっ走り見に行ってくれ。」 「低速艦に不向きな任務ですよ。まあ行って来ますわ。」 飛鷹は渋々第二講堂に向かった。12ktぐらいの経済的船速で。だが5分後ぐらいにどう見ても25kt以上の速さで血相を変えて戻ってきて、 「ぜーぜー、てっ、提督!今すぐ第二講堂に向かって下さい!大変な事になってます!」 「ひ、飛鷹一体何があったんだ?!とりあえずお前はここで休め。」 提督は急いで第二講堂に向かい観音開きの扉を開けた。そこで見たものは… 「電の本気を見るのです!(ごくごくっ、すぱーっ)」「電マルボロもう二箱目、コーヒーだって10杯目、寝られなくなるわよ?(ごくり、ぷはーっ!)」「コーヒー飲むんよ。(ごくごく)」 「メシウマ!の後の一服(ぷはっ)キタコレ!!」「駆逐艦と侮るなよ、わかばだって吸えるぞ。(ゴホホッ、ぷはーーっ)」「メビウス1ミリ、これなら行けそうです。(すぱーっ)」 「今日もオリョクル明日もオリョクル、飲んで吸わなきゃやってられないでち!(ごくごく、すぱーっ)」「海のスナイパー、イムヤだって負けてられないわ!(缶ピースを抱えて、ぷはーっ!)」 「好きな銘柄?ボクはセッタのBOXだね。(すぱすぱっっ!)」「皐月それおいしくないわよ。如月はセッタでも断然ソフト派ね。(ぷはーっ!)」「煙管で小粋!これこそ粋ってもんだね!(すうっ、ぷはっ)」 「…怒ってなんていないです…(ぷはーっ)」「弥生さぁんメンソールなら何でも良かったんじゃない?(すぱぱっ)」「ゴロワーズいいところ沢山知ってもらえると嬉しいです。(ごくん!ぷはーっ)」 部屋中紫煙が立ち込めて霞んでる様。中には煙を輪っかで吹きだしている親父みたいな艦娘もいる。壁は煙草のヤニでベトベト。提督は唖然とし言葉も出なかった。 (一体なんだこれは…艦娘が集団喫煙、それも駆逐艦と潜水艦が…ってなにげに古鷹まで居るなんてしかも黒タバコ吸ってるだと?!) (鎮守府は乙女の園の筈なのに、これじゃ底辺男子校かそれ以下じゃないか) 626 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 59 09 ID VRqD6Mls 「おい、お前達何故煙草なんか吸ってるんだ!一体誰に教わった!俺は吸うけど、お前達に吸えなんて一言も言ってないぞ!!」 部屋の中からバラバラに声が飛び交う。 「んー誰だったっけな?」「確か…天龍さんかな?」「天龍!」「天龍だ、遠征の時に仕込まれた。」「まー他の軽巡も吸ってると思うよ怒らないから。」 「て、天龍…(マ、マイワイフじゃないか。もしかして俺が夜な夜な天龍に吸わせ続けたのがここまで広がったというのか?!)」 「…うちらは最初煙草吸う集まりやなかったんよ。」 部屋の片隅に居た黒潮がぽつりぽつりと話始めた。 「どういう事だ黒潮?」 「出撃後の息抜きに駆逐艦や潜水艦で集まって、お茶を飲む会してたんよ。でも煙草吸うんが出てきてなぁ…他の皆に広まってしまったんや。一服後のブラックコーヒーが美味いってな。」 「うちはどういう訳か船体が受けつけへん。煙草に依存できない性質で、浮くのもなんやからコーヒーだけ飲んでたんよ。」 大変な事態に陥っていた。提督の目の届かない所でこれ程煙害が蔓延してるとは。鎮守府周辺の吸殻や空き箱の出所は間違いなく彼ら。でもどうすればいい?と悶える提督の後ろから、 「あーら提督お久しぶり~で、この様は一体何なのかしら~?」 とても聞きなれたが久々な声…間違いない天龍型軽巡二番艦龍田だ。でも何故此処に? 「龍田いつの間に?お前は出向してたんだろ?」 「ちょっとお使いに参りましたわ~ついでに少々肩慣らしをしましたけど…」 龍田の後ろに天龍とその他水雷戦隊の旗艦達が転がっている。いずれも損傷は軽微だが龍田にこてんぱんにのされたのは間違いない。 「天龍は兎も角神通、川内、五十鈴お前達は改二だろ!一体どうしたんだ?!」 「そ、それが奇襲に対応して全力運転したらすぐ息があがって…負け言言いたく無いですが機関がおかしいんです。」 「速度も全然出なくて…旧式巡洋艦にどうして…」 「タールとニコチンでボイラーやタービンが汚損して、煙草のヤニが船体くまなくこびり付いていればそれも当然ですよ~」 「龍田ごめん…俺が駆逐隊や軽巡の皆に吹き込んだばっかりに…遠征艦隊だけじゃなく水雷戦隊にまで恥かかせちまって…」 「天龍ちゃん~貴方には猛反してもらいたいのよ~尤も貴方に限らず艦娘は女…新しい命を宿す身っていう自覚が足りないんじゃなくて~?」 周囲の皆が一斉に「ドキッ!」とするのが提督にも伝わってきた。見た目幼い駆逐艦だって立派な大人の船体だから(航洋能力的に)。 古鷹は「龍田さんの言う通りだね…もうゴロワーズ止めます。」と呟いている。ま、彼とか居てもおかしくなさそうではあるが。 627 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 21 59 52 ID VRqD6Mls 「で、天龍ちゃんに煙草を教えたのは誰かしら~?」 「(俺が軽率だった…後先を考えずに妻にしてはならない事をやってしまってた…)ハイ、私です。ごめんなさい、すみませんでした…」 「なら組織の長として責務を果たす事ね。」 加賀はいつも通り冷静な口調で言う。どうやら飛鷹に聞いたか騒ぎを知った空母達も駆けつけたようだ。翔鶴が助け舟を出す。 「随伴艦艇の防災・健康上、航空戦隊の方で前々から調べてましたがここまでとは。煙害とは恐ろしいです。」 「喫煙を止めるには船乗り等の間で行われてた半年単位の強制煙草無し生活など色々有りますが…有効なのは病院の禁煙外来ですね。」 「数ヶ月単位のプログラムで少しずつ禁煙していくのですが、全額鎮守府や提督の年俸負担だと艦娘にも「他所の金だから別に止められなくてもいーや」と思う子が出るのである程度は当艦負担とします。」 「やっぱ俺のお給金も関わってくるのね…」 「自業自得です。」 「ですね加賀さん。ついでに乱れてるという噂の加賀さんのも…っと、ちょっとでしゃばり過ぎましたね。」 加賀の翔鶴への視線が一瞬強くなるそして返し刀。 「五航戦に劣る所などありません。当然提督も率先して禁煙作戦に身を投じて下さい。」 「ハイ分かりました…(ああ、愛しのバットが…)」 「そりゃ俺より辛いだろうけどさぁ…夫婦で一緒に禁煙しような、あ・な・た(あっ、すんなり言えた!なんかこれだけで禁煙出来そうな感じだぜ!) 「天龍ちゃんも~私の彼もちょっと脅したらあっさり飲む・打つ・買う止めたから頑張るのよ~提督も。」 「(龍田の脅し口って同期のアイツ死の恐怖を味わったな可哀想に)そ、そりゃ勿論ばっちりするさ、夫婦舟だしな俺たち。」 というわけで鎮守府挙げての大禁煙作戦が実行される事となった。周辺の病院の禁煙外来は一杯になったが徐々に喫煙艦はその数を減らしゼロになるまでの辛抱だ。艦では無いが提督も含めて。 とはいえ止められない艦娘も居るかもしれない。が完遂するまでこの作戦が終る事は無いだろう。 それを横目で眺める二隻の超弩級戦艦。 「解決の糸口が見えた様だな。我々も論議の葉巻は控えるとしよう。」 「それがいいです。金剛を呼んで紅茶でも入れましょう。」 「止めとけ、話がバーニングラブ!になる。」 [完] 628 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 22 04 58 ID VRqD6Mls おしまいです 7レス使ってお目汚しすいません むかーしゴールデンバット吸った時思いだしたら思い付いたんよこのネタ… ちなみに筆者が学生時代に同級生の間で流行ってたのがジタンとジョーカーでした うちの鎮守府は絶対に吸わせないぞ!俺提督も永久禁煙中だぞ! 629 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 23 21 11 ID f86RQzNM 乙ー! 630 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 23 33 53 ID psJPc1YQ 乙ー 自分の鎮守府だったら~ってのはあるよな 俺提督の執務室にはいい酒が並んでるはずだ 631 :名無しの紳士提督:2014/10/09(木) 23 45 29 ID VRqD6Mls 630 響辺りが勝手にカルーアとウオッカ混ぜてブラックルシアン呑みそう ちなみに葉巻は昔安いの一回吸ったけど30分ぐらいかけてウィスキー三杯ぐらいのめる 632 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 00 12 10 ID UJaof3JI 631 確かにカルーアもあるしウォッカも2種類は置いてあるが・・・w 焼酎とビール意外は何だかんだあるな、勿論嫁にしてるのが千歳なだけあって日本酒もばっちり 葉巻はやったことが無いから分からんなぁ 633 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 00 13 08 ID e.SJEFLI 乙、時代的に吸うことに抵抗はないだろうなぁ 響だよ 鎮守府前で葉巻をふかしていたらまた国会で問題になったよ 634 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 00 15 58 ID p.uvHsDU もし自分の鎮守府だったら、か 多分、何時秘書艦の娘に嫌われても良いように常に秘書艦引き継ぎ用の書類を用意してるんだろうな…… 635 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 04 35 13 ID pHWWRWAQ ケッコンオコトワリ勢を孕ませるには 636 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 06 50 15 ID Wvha2uYE 611 その後、後任の提督が前任者失踪のきな臭さに気づき、他の誰にも相談せずに単独でその艦娘本人にカマをかけてしまい…ってとこまで思いついた。あとはエロ成分をどう補完するかなんだよな… 637 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 07 01 31 ID e.SJEFLI 634 向こうはいつ沈んでもいいようにとか思ってそう 638 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 08 53 15 ID ugJ7i542 おっつー 嫁天龍ちゃん可愛い 639 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 11 35 34 ID gqjAKP8w 635 姉さま第一主義のうちの嫁の山城をなんとかしてくれるSSはよ とりあえず姉さまから説得してもらうように頼み込むかなぁ 633 喫煙への抵抗感があまりないのは有るな うちの婆ちゃんは女が吸うのははしたない派だが (某ストパンの主人公の設定生年月日とほぼ同じ歳なので…色々と萎える) 武蔵が運よく帰還したらマッカーサーの真似してごっついコーンパイプふかしてそう 640 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 14 28 19 ID D90dpf6Y 果たして扶桑姉様離れした山城は山城なんだろうか 641 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 14 48 51 ID e.SJEFLI 恩賜の煙草とかあったし、今でもレーションに煙草入ってるとこあるし切っても切り離せないのだ。 642 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 15 12 01 ID JcOGmmgc 640 シスコンを外したら山城に何が残るのか、と言われると… 不幸を愚痴る短髪の黒髪美人…姉様とキャラが丸かぶりだな。 まあ、姉離れした自立した?山城も見ては見たいけど。 643 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 18 17 43 ID BDpI27V2 642 依存対象が変わるだけかもしれない 話変わるが陽炎の薄い本探してたらこんなん見つけた http //ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip dat=1399389192 644 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 18 20 03 ID /fzklslQ 643 姉様の代わりに提督に依存してくれるかもよ。 641 艦娘は元が戦艦とかだからか煙草の悪影響を受けなさそう。すごくうらやましい。 645 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 18 27 16 ID gqjAKP8w 提督依存山城・・・凄いヤンデレ臭でむせる そーいや大昔アオシマの1/700山城組み立てたなあ、今思うと凄いトラウマなのでそれ並のを・・・ 641 恩賜の煙草は吸った人の話だと辛かったらしいな 那珂ちゃん辺りが楽屋裏で吸ってそうな 646 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 22 54 07 ID /fzklslQ もしも山城に刷り込みの性質があったらってのを思いついた。誰得かもしれんが。 647 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 22 58 14 ID rSiSoCyc 職場で休憩中に携帯で如月のSS書いていて 一瞬うつらうつらとした時に、職場に如月が来るという夢を見た俺…… 最近色々ありすぎて気が滅入ってきちゃって、 今書いているSSも初期のプロットから二転三転四転して もう自分の勝手な追い詰められた鬱屈した気持ちや経験からくる何かが混じっちゃって…… それでもハッピーエンドに持っていくのが俺のポリシーだが 今書いているSSに限らず素直に幸せなだけのものを書けないものか なんかどうしても波乱を入れちゃうんだよなあ…… 648 :名無しの紳士提督:2014/10/10(金) 23 52 06 ID vJAucgs2 まぁそんな時こそ睦月型のちっぱいについて徹底議論したらいいのよ 何でもいいので文月ちゃんのちっぱいください 文月ちゃんのちっぱいになりたい 649 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 00 02 09 ID D7fgqji. アイス以外でも煙草とかお酒でキラキラするシステムが導入されてもいいんじゃないかな。すげえアレな気もするけど。 650 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 00 13 56 ID FuKyLA3U ※登場する艦娘は全て20才以上です 651 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 00 35 08 ID D7fgqji. 650 そういやそうだったな(笑)ビスマルクはビール好きだと名言されてるけれど、やっぱりそれ以外にも艦娘によって好みとかあるんだろうな。 644みたいに煙草もノーリスクで吸えそうだし。 652 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 00 44 56 ID D7fgqji. 大型艦、バケツで飲んで、バケツにリバース。 653 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 03 52 ID 6iflvcQ6 ボイス更新来たから非エロ投下する メンテ前に書いたから雰囲気違うかもしれないけどそこは目瞑ってくだち 654 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 04 31 ID 6iflvcQ6 『提督を信じてた僕が、とても馬鹿みたいだよ』 …………。 『あんなに提督を慕っていたのに、最低ですわ』 ……五月蝿い。 『私、感情表現は苦手ですけど、もう提督には嫌悪の感情しか出ないわ』 五月蝿い。 『大井っちが言った筈だよね? 裏切ったら沈めるって。まあ今の提督には弾薬使うのも勿体無いんだけどさ……』 五月蝿い! 『だからさ、沈んだ大井っちのいる海は触らないで、どこかで飛び降りてよ』 五月蝿いっ!! …………………… ………… …… 655 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 05 14 ID 6iflvcQ6 「……っ! ……っ」 口をぱくぱくさせるが、思うように声が出なかった。 自分の意識が静かに浮上した今、既に動悸は不健康なまでに著しく激しい物になっている。 自分の中では悪夢に分類されたそれは、不本意ながら脳に深く刻み込まれてしまった。 大勢の艦娘らに糾弾され、下衆を見るかのように酷く濁らせた目で自分を見限ったのち向こうへ行ってしまう夢。 背景もまた自分の今の精神状態を表すような、荒んだ灰色であった。 勿論これは実際に起きた事ではないのだが、これから起きる正夢と言う奴なのではないかと勝手に恐怖する。 ――唯の夢じゃないか。馬鹿馬鹿しい―― 精一杯の虚勢を張ってそう自分に言い聞かせ、 目から距離のある真っ暗闇が広がる天井から逃げるように寝返りを打ち、布団を頭まで被る。 明日も仕事なのだ。睡眠時間は今しかない。 それなのに……。 ――"飛び降りてよ"―― 虚勢は虚勢にしかならなかった。 布団を被ろうが瞼を閉じようが、夢の余韻は絶たれず、瞼の裏で尚再生し続ける。 寝付こうと数分そうしていても動悸は収まらない。 耐え切れなくなった自分はやがて飛び起きて軍服を羽織り、 私室を飛び出し執務室箪笥の一番動きの悪い引き出しに組み付く。 その中のまた一番奥の陰った隅に置いている物に手をつけた。 そして、多くの艦娘が眠る庁舎を抜け出した。 …………………… ………… …… 656 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 05 56 ID 6iflvcQ6 「……あら?」 大破入渠から復帰し、どうせなら添い寝でもしてあげようかと思い立ったがマルヨンマルマル。 支援艦隊として敵艦隊の隅から忍び寄るくらいに気をつけて一切の音を殺して扉を開けたが、 その向こうにはまず音を立てる物が何もなかった。 ベッドの中がもぬけの殻だ。 その文字通り脱皮でもしたみたいに、布団が乱雑に床に放られている。 今の時間はマルヨンマルマルを過ぎた頃。 休養の時間真っ只中のこの時間に私室にいないとなると。 ――いた―― 魚雷発射管を外した代わりに足に装着した探照灯が、寂れたベンチを照らす。 誰もいない、空高くそびえる敷地内の明かりが届かないそのベンチに、その人はくたびれたように腰掛けて項垂れていた。 軍帽を被らない提督が、面倒臭そうに座ったままでゆっくりとこちらへ振り向く。 「…………」 元からなのか、探照灯が眩しすぎるのか、提督は弾薬よりも目を細めて眉間の皺の明暗を強く表していた。 背もたれからは紫煙がくゆり、一層この人の今の状態が良くないことを表す。 「修復が終わったなら寝なさい」 口を開けば、普段の調子に靄がかった声が発せられた。 そんな声の提督の追い払う命令は、私の耳には届かない。 傍まで近づくと足に装備した探照灯がこの人を照らさなくなり、 月明かりさえも雲で塞がれているので視界はほぼ漆黒の青に染まるが、 見下ろすとベンチの上で小さな火が灯っているのが分かるので、それを取り上げるのに難はなかった。 案外この人は抵抗しない。 私はそれを地面に叩きつけて、艦底である丈夫な靴で踏みにじる。 「何のつもりだ」 この人の声に静かな憤りが含まれた。 玩具を取り上げられただけでそんな声に変わるなんて、子供みたい。 「また買ったんですか」 「……さあね」 この人は私の追求には応じようとしない。 斜に構えている、ように見せかけている証拠だ。 「提督が煙草なんか吸っているようじゃ、私達が提督を守る意味がなくなるんですよ」 「お前等が守っているのは国民だろ」 「提督は国民ではないと言うんですか?」 657 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 06 31 ID 6iflvcQ6 立って向き合おうとしない提督に追求はやめない。やめてはいけない。 確かに国民を守るのが私達の使命だけど、それ以上に守りたいものがあってもいいじゃないですか。 駄目だと言うのならそれは私達艦に自我を持たせた神様にでも言って欲しい。 理論の伴っていない言葉しか返せないこの人は今虚勢だけで保っている。 この姿勢を撃ち崩すべく、私は敢えて辛辣な言葉を並べ立てる。 「提督のこんな姿を他の艦が見たら、どう思うんでしょうね」 「五月蝿い」 「悩むのは誰しもあると思いますけど、それを誰にも打ち明けないで自分の体を傷つける提督は、軟弱で臆病者です。 なんでこんな人が提督なんかやっているのか甚だ疑問です」 「……っ」 斜に構えているというか、この人は逃避しているだけ。 遂にはこうして顔さえも逸らして再び項垂れてしまったこの人は、ただ臆病なだけなのだ。 この人のこういったところは呆れるし腹立たしいけど、一番気に入らないのはまた別のところにある。 658 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 07 03 ID 6iflvcQ6 「結婚までしたのに水臭くありませんか」 「お前にぶつけたって何もならん」 「提督にとって結婚とはなんなんですか。強い絆を結んだのは私の思い上がりだったんですか」 「…………」 「……はあ」 溜息が零れる。 以前からも度々提督のこうしけた姿は見てきたけど、 今のような関係ではないそれまでは煮え切らない思いのままあまり注意してこなかった。 しかし今は違う。 もうそれまでとは違い、嫌な事悲しい事をぶつけ合っても何ら問題はないはずですよね。 もっと私を頼ったらどうなんですか。 仕事の補佐をするだけの秘書以上に頼ったらどうなんですか。 「こっちを向いてください」 「……? んむっ……」 …………。 「ぷぁっ、おま、いきなり……!」 「何かあったら煙草に当たるのはもうやめてください」 「キスの味が煙草臭いのは嫌ですから」 悲しみに暮れる夜もそろそろ更けてきた。 水平線から顔を出そうとする日の淡い光の下、 隙だらけな提督の驚いた顔を尻目に、提督のポケットの中の紙の箱を力の限り握り潰した。 659 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 08 09 ID 6iflvcQ6 次 時刻はマルハチマルマル。 鉄や鋼が金槌に鍛えられ押し込まれる、耳をつんざく音が響く。 上から日課とされている開発任務の催促を消化しにやってきたのだが、 それについて自分は起床時から全く思考の一枚も重ねておらず、形式上終わらせる事しか考えていなかった。 と言うのも、艦に必要な装備は一通り揃い、 資料に登録出来ていないものといえば酷く製造が難しい極一部の精密な設計のものだけだからである。 そういったものは製造コストが資源に嵩むので、それなら今あるものでやりくりする方針で行く。 空母を例に挙げれば、普通の彗星やら流星やら烈風だけでも十二分な戦力となり得るのだから、 震電とかいうものを製造してみる気はない、という事だ。 冒頭に話を戻すと、そういった理由で自分は端から大井に適当な砲を作らせて報告書をでっち上げるつもりでいた。 時間もかからずに中型艦以下にはお馴染みの十四サンチ単装砲が一丁仕上がり、 大井も反論する様子は見受けられなかったので本題に入る。 話の内容が内容なので、自然と自分の口調は堅い物になる。 「検討した結果、大井は単装砲を捨て、九三式酸素魚雷を従来の二十発から三十発に換装してもらう。異論は……」 「あの。他の艦も、強くしてあげて?」 あるか、と問おうとしたのだが、大井から帰ってきたのは通論とも異論とも判断しかねる言葉であった。 至極穏やかでふわりとした控え目の笑みを浮かべて傾げる艦首、 そしてわざととしか思えない素っ頓狂な論点のずらし方に、たちまち自分の口調も崩れる。 「……他の艦の事よりも、第一に自分の事を気にしてくれ」 「私はもう充分強くなったからいいんです。それよりも北上さんや木曽ちゃんにあげた方がいいと思うんですよ」 確かにそういう選択肢もある。 しかし、兵装実験も兼ねて最先端を走るこの装備こそ、魚雷の扱いの練度が一番成熟した大井に託したいのだ。 それともう一つ。 身も蓋もない事なので口には出さないが、世のあらゆるところで特化型はバランス型よりも有利になるのだぞ。 大井は富士山にも届く程どんどん尖らせて行きたい。 「……そういうことなら、喜んで頂きます」 意外と素直に受け入れた大井は、早速装備換装の為奥のカーテンに向かい手をかけ、何事か振り向く。 綺麗な長髪を予兆なく さら、と揺らして振り向く大井の顔は、 その笑みに楽しげな成分がよく見ないと伺えない程度に盛られていて……。 「私の着替え、覗きます?」 阿呆な事を言ってないでさっさと済ませてきなさい。 両腕両足の装備を変えるだけだろうが。 「っふふ」 660 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 08 44 ID 6iflvcQ6 数分後、大井は戻ってきた。 魚雷は九三式酸素魚雷のままに、発射管を零式五連装発射管へと姿を変え、 それを両足に四基、両腕に二基搭載している。 大井は初めての五連装発射管が新鮮なようで、それらを手で撫でながら呟く。 「この魚雷火力、うまく使って欲しいなぁ……」 これらの発射管は開発したものではなく、 この鎮守府の戦果功績が認められて試験運用の名目で上から支給された物だ。 試験運用と言っても返す義務はないそうなので気楽なものだ。日々の報告書の作成は一枚増えるだろうが……。 自分もこの目で見るのは初めてで、大井が腕の発射管を眺めている傍で跪き、足の発射管を眺めて弄くり回す。 さわさわ。さわさわ。すりすりすりすり……。 「提督も気になります? 更にいっぱい付きましたよね、って……。 触りすぎなので提督に三十発、撃っていいですか」 「提督が艤装の検査をするのがそんなに悪いか」 「途中から艤装じゃなくて足触ってますよね」 「ついでに船体も磨こうと思ってな。お前はいつでも綺麗でいて欲しいからな」 「いい加減にしてくれないと私、本気にしちゃいますよお?」 状況によってはこの科白は昂りの材料になりそうだが、声色が威圧感を含んでいたので仕方なく離れる。 優しい目尻を貼り付けた笑みはそのままに、 眼力を強めるという器用な顔が出来る大井はいつまで経っても照れ屋だ。全く。 「朝からこんなところで盛らないで下さいね」 その言葉の裏を突こうものなら、局部に魚雷が飛んで来かねない事も考えて自粛しておく。 スキンシップを拒まれた自分は、単細胞生物の如く深く考えずにこのような科白をのたまった。 「足触っただけなのに、水臭いね」 …………………… ………… …… 661 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 09 47 ID 6iflvcQ6 「…………」 この人のセクハラを止めながらも、長い月日の付き添いの下、 昔の私が知ったら怒り狂いそうな気持ちを私は秘めていた。 私からあっさり離れながらも恥も捨てて愚直に不満を漏らす提督に、私は距離を再び縮めようと一歩前に出る。 「もう少しだけなら触っ……」 「提督!」 提督以外の者には聞こえないように発した小さな声は、大きな声に叩き伏せられた。 提督の向こうにいた声の主は、大本営からの任務通達を担当する軽巡大淀さんだった。 大淀さんが探しに来るという事は、何か緊急の通達があったに違いない。 だから、提督が即座にそちらへ意識の全てを向けるのは何ら間違っていない。 間違っていないのだが、腑に落ちない。 「大淀? どうした」 せっかく縮めた距離も、また開いてしまう。 よく考えれば私は秘書なのだから、提督と同じように私も大淀さんの知らせを聞きに行けばいい筈なのだが、 提督との戯れを妨害された挙句に一人取り残されたような処遇で、その場に立ち尽くしてしまった。 「……ああ。……ああ。分かった、ありがとう」 最後にいくつかの書類を渡してから、大淀さんは凛とした面持ちを崩さぬままその場を立ち去った。 戻ってきた提督も、気を引き締めた面持ちに切り替わっていた。 「急で悪いが、用事が出来たから留守番を頼む。午前の演習は休みになるそうだ」 「……分かりました」 何か良くない事でも起きたのかと思ったら、そんな事はなかった。 でも、午前の演習がお休みになるって事は、用事は午後までかかるという事よね。 演習が出来ない。せっかくの五連装魚雷が試せない。 残念だなあ……。 …………。 ぎゅ。 「え……?」 662 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 10 37 ID 6iflvcQ6 暫く思考が止まり、次に我に返った時には強い力で暖かいものに包まれていた。 目前にあるのは、提督の肩? 抱き締められている? 「ほら、出かけるからって悲しそうな顔しない」 「……し、してませんよ。自意識過剰も程々にしてください」 口では微動だにしない姿勢を演じつつも、 本当のところは間近で感じるこの人の匂いだとか熱だとか、 私の腕と肩をいっぺんに包むこの人の腕、押さえるように腰に添えられた手の感触が気になって仕方がなかった。 「そうか? それにしてはさっき何か言いかけてなかったか」 「提督の空耳ですっ」 「……ふうん」 ここはうるさい工廠なのに。 まして小さい声だったはずなのに。 確かに全く聞こえないような声だったら口に出す意味がないとはいえ、聞こえていたなんて。 あそこで大淀さんが来ていなければ、 多分私は勇気が羞恥心を上回ったままこの人の好きにさせていたかもしれないけど、 あの戯言をこんな形で受け止められてしまっては、時間差も手伝って羞恥心が勝る。 私は何を言っているんだろう、という自己嫌悪に滅多刺しにされるのだ。 そんな私の心情などお構いなしに、この人はいっそう抱擁の力を強める。 「勝手にするけどね。何せ昼過ぎまで帰って来られないんだから、私も補給しておかないと」 「はぅ……」 「あー、暖かい……」 急な用事ではないんですか。 こんな事をしている場合ですか。 秘書として言える事は沢山あるのに、 締まらなくなった蛇口のようにそんな事をのたまうこの人の離す気配のない抱擁に、私は……。 「……熱くなってきてないか、お前」 「っ!」 この人の声色から、口の端が天に向かっているのは容易に想像が付くのだけど、 とうに突っぱねる選択肢を失っていた私は何も出来なかった。 昼過ぎまで、出撃も演習もなく、この温もりもないのだから。 663 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 11 14 ID 6iflvcQ6 それからは提督の気の済むまでそうしていた。 それから惜しむ間なく別れて、自室に戻ろうとして私は不意にある事を思いついた。 ――そうだわ。昼過ぎまで帰って来られないって言ってたんだから、お弁当でも―― 食事なんかしている時間はないかもしれない。 手に余らせて迷惑がられるかもしれないけど、知った事か。 思いついてしまった以上、ここで何もしないという選択はない。 実のところ土曜日のカレー以外は殆ど料理はしていないけど、 カレーが作れるなら不味い物は出来ないはずだ。 そう気を持って、朝食時を過ぎた厨房へ向かう。 私の運の悪さが災いしたのか、単に食材の仕入れ作業にでも行ってしまったのか、 頼みの間宮さんは不在だった。 勝手ながら厨房を借り、何とか残っていた少ない食材を駆使して、一つの包みの開発に成功する。 成功……したのかしら。 時間もないし簡単なもので仕上げたけど。 兎に角、提督の身仕度が終わっていないかが心配だ。 包みを抱えて小走りで玄関口へ向かうと、あと少しのところで大淀さんを見つける。 「はぁ、大淀さん! 提督もう行っちゃいました!?」 「ええ、今し方出ましたけど」 何てこと。 ということは、大淀さんは提督を見送ったところか。 一方の大淀さんは、私の手に持っているもので察したようで、どう反応すべきか困ったように苦笑する。 「あら、残念でしたね……」 664 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 11 48 ID 6iflvcQ6 「作戦が悪かったわ……」 あるいは私の運が悪かったか。 机に突っ伏して腕を枕にしてそう嘆いても、提督の手元にこの包みは渡らない。 自動車だから、空母に頼み込んだところで航空機の燃料が持たないだろう。 そうして行き場を失ったこの包みを持ち、私は執務室で一人退屈の渦中に巻き込まれる事となっていた。 こういう時って、駆逐艦は他の艦と違って大人数で集まって好きに動くのよね。 でも騒がしいのはどちらかといえば好きじゃない私は、それを見習う気にはならない。 それは私だけでなく、北上さんや木曽ちゃんもまた同じ。 北上さん、大丈夫かな……って、そういえば早い昼寝と洒落込んだんだった。 普段の招集頻度は高い方だから、こういう時があれば身を休めようとするのは己の為になるだろう。 ああ、炬燵に突っ伏してぼんやりつらつらとそんな事を考えているうちに、私も睡魔に襲われていく。 姿勢が悪かろうと、こうなると今更自室まで体を動かすのは億劫だし……。 大人しめな色合いの包みを穴が空くほどじっと睨んでいたが、私の意識は段々と低下していった。 …………………… ………… …… 665 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 13 51 ID 6iflvcQ6 「作戦が悪かったわ……」 あるいは私の運が悪かったか。 机に突っ伏して腕を枕にしてそう嘆いても、提督の手元にこの包みは渡らない。 自動車だから、空母に頼み込んだところで航空機の燃料が持たないだろう。 そうして行き場を失ったこの包みを持ち、私は執務室で一人退屈の渦中に巻き込まれる事となっていた。 こういう時って、駆逐艦は他の艦と違って大人数で集まって好きに動くのよね。 でも騒がしいのはどちらかといえば好きじゃない私は、それを見習う気にはならない。 それは私だけでなく、北上さんや木曽ちゃんもまた同じ。 北上さん、大丈夫かな……って、そういえば早い昼寝と洒落込んだんだった。 普段の招集頻度は高い方だから、こういう時があれば身を休めようとするのは己の為になるだろう。 ああ、炬燵に突っ伏してぼんやりつらつらとそんな事を考えているうちに、私も睡魔に襲われていく。 姿勢が悪かろうと、こうなると今更自室まで体を動かすのは億劫だし……。 大人しめな色合いの包みを穴が空くほどじっと睨んでいたが、私の意識は段々と低下していった。 …………………… ………… …… 666 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 14 42 ID 6iflvcQ6 不定期に開かれる軍の会議にやっと終わりの鐘が鳴り響いた時、時計の時針は無慈悲にも正午を通り過ぎていた。 議題の一つ一つの話が回りくどいし長ったらしい。 おかげで尻が痛い。 正午は現代日本人にとって二度目の食事時だというのに、 鎮守府の門を通った時、時計の時針はその重要性を吐き捨てるように大幅に過ぎ去っていた。 庁舎に入り、まず持って行くように言われた書類を置いてくる為に真っ先に執務室へ向かう。 歩く足を止めず扉を叩きもせずに開けたが、自分はそれを反省する事になる。 「おっと……」 畳の中心に設置した机で大井が突っ伏していたからだ。 自分がいない執務室にまさかいるとは思わず、反射的に姿勢を正す。 それから自分は音を立てないよう細心の注意を払って扉を閉め、畳に上がり込んだ。 手持ちの書類を机にそっと置き、大井の傍に置かれている包みに意識を向ける。 これは何だろうか。 外からの手触りからこれは弁当箱だと察した。 ではこれは誰のだろう。 こんなものを執務室に持ってくる時点で候補は大幅に絞れるが、確信もない。 食事なら食堂を使えばいいのだから、大井が弁当を持つ意味が分からない。 まずこれを作ったのが大井という確信もないから、大井が寝ている手前誰に聞けばいいかも分からない。 自分が出かける直前、自分は大井から何も言われていないのだ。 どうしたものかと何気無く大井の寝顔を見やった。 「すー……、すー……」 朝の工廠で見せた、あの悲しむような寂しがるような顔はなかった。 大井は絶対否定するだろうが、 自分が出かけると言った時に見せた口角を落とした顔、気落ちした様子を表す声の抑揚のなさは、 落ち込んでいるという事が手に取るように分かりやすいものだった。 それだけにこの安らかな寝顔を見ると安堵するものだ。 その安眠を邪魔しないよう、普段よりも慎重に頭を撫でる。 「ていとくぅ……、んふふー……」 するとどうだろう。 大井は目を瞑ったまま突然口の幅を大きく広げ、大井らしからぬ間抜けな声を漏らしたではないか。 寝息がそのまま続いているから、起きてはいまい。 「おい、しい……ですか……、すー……」 夢でも見ているのか。 寝言で大体察した。 そこの弁当は手をつけてしまっても問題なかろう。 大井なりに男が持つのに合う物を選んだ気遣いが伝わってくる包みを解いてゆく。 箱を露わにし、黒塗りの箸を手に取った。 667 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 15 23 ID 6iflvcQ6 思えば、大井にさせている料理の殆どは土曜日のカレーであった。 なので大井はカレーに関しては高い練度を発揮出来るが、カレー以外ではそうはいかない。 あまり余計な負担をかけないようにと思っていたが、これはこれであまり良くないのでは、と思ってしまった。 カレーは毎週少しずつ出来が良くなっていったが、変化したのはカレーだけだったようだ。 大井の作ったであろう弁当は、不味い訳ではないが、とても美味しい、とも言えないものだったのだ。 カレー以外は殆ど演習させていないから、恐らく下ごしらえだとか、調味料だとか、火の通し方をまだよく知らない。 レパートリーが不足しているのだ。 これはいけない。 自分の為に出してもらえる飯が美味いに越した事はないのだ。 そうだ。それなら演習をしよう。 興味があって人並みに出来るくらいまで勉強した自分が少し口出ししようかと、 持ち帰ってきた書類を仕分け、少しでも時間の許す限り執務を進めながら考えていた。 勿論大井の寝息を聞きながら。 「んっ、んんん~……!」 筆を置き背を伸ばす。 もうヒトヨンマルマルだ。 午後に演習があるため、あまりのんびりしてはいられない。 「大井、起きろ」 呼びかけて肩を揺する。 大井が瞼をゆっくりと半分開いた。 起動し切っておらずという具合に、顔を上げるにも時間をかける。 「あ……、ていとく……」 目を覚ますにはまだ時間がかかりそうだが、自分は構わず用件を口にする。 「さて、時間もあまりないから、少し私と演習しようか」 「……分かりました」 本当に分かっているのか。 顔でも洗わせに洗面所へ向かわせた方がいいだろうか。 とか考えている間に、何やら大井は行動を見せる。 一体全体どういう理屈か、大井はこちらへ四つん這いで近付き、私の首に両腕を巻き付けてきた。 突然の事に自分は後ろに倒れかけたが、間一髪両手を畳に付き事なきを得る。 しかしこれは同時に、抵抗する手段を失っていた事に自分は気づけないでいた。 そして。 668 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 15 59 ID 6iflvcQ6 「んんっ!?」 なんなんだ。 何故自分は大井に唇を奪われ、好き勝手に弄られているのだ。 「ちゅ、ちゅぱ、……んん~、んぅんぅ、ちゅる……ぅ」 しかも舌を差し入れ、私の口を開けさせようと歯茎を舐め回し、歯を突つく。 混乱した自分は素直に口を開いてから後悔した。 阿呆か、自分は。 頭の中で反省文を原稿用紙に長々と書かせる暇がある訳なく、 立てこもり犯のようにいとも簡単に舌を同じものに捕まえられてしまう。 「んっ、はむ、ちゅく、んぁ、ちゅる、ふぅ……、えへへー……」 大井らしからぬ間抜けな声を漏らす辺り、まだ寝呆けているに違いない。 そんな調子の大井相手に情けない事だが、碌に抵抗もできずに気の済むまでされてしまった。 こんな事をする意図があったつもりは毛頭ないので、さっさと息を整えて止めにかかる。 大井は言っていた。朝から盛るなと。 どっちが。 「はぁ、はぁ。おい、目を覚ませっ」 口を離した時が隙と見て、倒され気味だった体勢を直す。 畳に付いていた両手を大井の肩に置いて揺らすという少々強引な手を使う。 669 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 16 59 ID 6iflvcQ6 「……ぁ、あら? 提督、帰っていたんですね」 やっと目を覚ましてくれたらしい。 これで妙な展開は静まると安堵したが、その油断が自分の落ち度だったのかもしれない。 「提督、どうして口の周りをべとべとにしてるんですか。汚いので早く拭いてくださ……」 「お前の所為だ馬鹿」 「……え? あれ、だって、提督、夜戦の演習って……」 「……お前は白昼から何の夢を見ていたんだ」 「……夢?」 大井のその呟きを最後に、見つめ合う事数秒。 きょとんと垢抜けた顔はぼっと赤くなり、困ったように目尻と口角が下がる。 大井が目を下に逸らす。 何やら口を動かしているようだが、よく聞こえない。 大丈夫か、と問おうとするその直前。 「提督の馬鹿ーっ!!」 バチコーンッ!! 「ぐふっ、大井……、私が何をした……」 Oh, ジーザス。 艤装を付けていない艦娘の底力を渾身の平手打ちで表現された自分は、盛大に体を壁に叩きつけられる。 理不尽さとデジャヴと、大井の柔らかかった唇の感触を走馬燈のように思い出しながら、意識を失ってしまった。 …………………… ………… …… 670 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 18 08 ID 6iflvcQ6 その晩。 床に就いた自分は眠るまでに多少の時間が必要そうなので、 駆逐艦イ級の数を数えるのに必死でいた。 リラックスしないと眠りには就けないのに必死とは、寝る気あるのかと突っ込まれても反論一つできない。 そう自嘲していると。 もぞもぞ……。 「!」 「夜戦……、しないんですか?」 ジーザスは言っている。 ここで引くべきではないと。 671 :2-683 大井:2014/10/11(土) 01 18 40 ID 6iflvcQ6 終わり 愛してますが聞けなくなったのは残念だよ~ 672 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 02 03 15 ID spaJNjTI おつ 時報の大井っちはものすごくはっちゃけてたなw 673 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 04 16 31 ID FuKyLA3U この野郎末永く爆発しやがってください 「愛してます」は大井改の方なんかねえ 674 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 06 18 50 ID rwEAjfPo 乙 マジで聞けなくなったのか。なんかショックだわ… 675 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 06 28 06 ID ENFVDGRY 大井さんかわいい!乙っす 674 ショックをショタに空目した 676 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 11 05 25 ID buTxlFc2 乙です 呑んだくれ隼鷹SS~艦娘集団喫煙SSみたいな一発ネタしか書けないので色々参考になります というか相変わらず大井さんかわいい・・ 677 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 11 23 17 ID V7mtq2Wc やはり古女房大井… 乙 676 長編は後から来た人は最初から読まなきゃいけないから辛いんだぜ もっともここはwikiあるからまだ楽だが 678 :2-683:2014/10/11(土) 19 11 18 ID geEd6i8c Chakuriki Wikiに海上自衛隊の食事について ・小型艦では調理するスペースが無いので冷蔵庫に弁当の形でしまっておいてレンジでチンらしい。 ・決して不味くは無いが味気無いのは否めない為、ちゃんとした金曜カレーが食べたいと思っている隊員もいるそうな。 ・質の良い食材は潜水艦に優先して配分されるらしい。 ってあるから弁当の話書いたんだけど海軍ではどうだったんだろうか まず大井が小型艦なのかもわからないけど絶対大型艦ではないだろうと思って 679 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 20 26 36 ID Ho1V9Wz. 678 まず駆逐艦、潜水艦はひどい つーか潜水艦は訓練報告書に「もっとこまめに補給が出来れば生鮮食品が食べれるので指揮もあがるぶん、戦果も期待できるからして」 って毎回書いてるレベルだったよ…昔調べた時の話 生鮮食品については今の海自も対して変わらないが、冷蔵冷凍設備が揃ってることや 冷凍野菜果物、ドライフルーツのお陰で昔よりはかなりいいらしい 大井さんは資料ないけど、古い艦だし、大きさ的にも重巡洋艦や空母ほど美味しいものがくえたとは思えない 駆逐艦と同等か少しマシレベルじゃなかろうか 後、それ小型艦といってもミサイル艇とかそんなレベルよ 680 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 20 58 15 ID buTxlFc2 677 というわけで連作続けられる方に感服する 自分なんて一発ネタでしょっぱい花火みたいなの上げるのが精一杯だしなあ 潜水艦限定だが食事だと有名どころでは http //www.warbirds.jp/truth/ijn-sub.html の後半に少し記載があるな 少ない補給拠点+長距離作戦が非常に多いのでそうなるらしい 一応小型潜水艦も同様の調理設備はあったっぽいが 681 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 21 38 21 ID 9mIiINj6 じゃあ潜水艦娘なら比叡さんに勝てるのか! 682 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 21 43 06 ID 9mIiINj6 652 語呂は良いけど冷静に考えるとひどい状況だなw 683 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 23 10 35 ID geEd6i8c 679-680 そうだったのか 要するに史実で豪華な飯が食えたのは戦艦と潜水艦だけか とすると比叡があれな理由が尚更わからない 連作言うけど俺は大井でしか妄想が捗らないだけだよ 色んな艦書きまくる人裏山だよ 684 :名無しの紳士提督:2014/10/11(土) 23 59 45 ID zvbp5G3Y 長編は書くとなるとそのSSの設定とかも覚えておかないとな 後になって書いたものとで矛盾したらアカンし 685 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 01 53 10 ID cYbWPmA6 684 そういう場合って書きながら設定していくのかな?やっぱり事前に設定決めてから書いてく方がセオリーなのか。 650 駆逐艦は下戸と文字通り浴びるように飲んじゃう娘の両極端なイメージがあるな。 686 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 02 36 12 ID TvQLGtgw 680 あったけど使えるのは海上移動してる間だけで、戦闘海域では湯煎した缶詰だったらしいしのう… 683 第二次の潜水艦の食事は酷いぞ なんせ湿気が多いから生鮮食品なんで一週間ともたない、その分を他で補うためにビタミン剤支給したり、バターライスなんてのも考案してる、後固形ケチャップなんてのもあってだな。 その分所謂レトルト食品なんかは優先して配備されたそうだが→http //mukankei151.blog47.fc2.com/blog-entry-7818.html 687 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 02 39 19 ID cYbWPmA6 683 俺の脳内設定では比叡さんは元々それなりに料理ができたんだけれど、ある日金剛にイギリス流の調理方法を教わってから今みたいになったってことにしてる。 688 :2-683:2014/10/12(日) 02 46 37 ID Ff/T/eIg 685 参考までに 俺は最初一発ネタのつもりで書いてたから何も考えてないよ ただ今後もしも続ける気力が今後起きたらって事を考えて 細かい描写は意識して避けて書いてた あらかじめそういうところ曖昧にさせておけば後で書きながら設定肉付けしていける 686 あーやっぱり潜水艦は思った以上に大変なんだね…… でもここまで食品開発に力を入れてたのは日本くらいなんだろうな 689 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 03 27 55 ID cYbWPmA6 644 加賀さんなんか特に煙草に強そう。ニコチンや一酸化炭素なんて自慢の体温で焼き尽くしちゃいそうだ。…加賀さんごめんなさい。もう体温のことでおちょくったりしません。だから火のついた煙草をこっちに近づけるのはやめてください。 690 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 09 27 29 ID 1isrSzc6 海軍で食で悲惨なのは陸戦隊や湾港警備隊、沿岸砲兵等の地上部隊かな 実際に居た人の話し聞いたけど兵站線が断たれると近所に展開してる陸軍同様最終的に飢餓状態になるので、軍艦に乗ってれば飯にだけは一応苦労しないのに・・・と言ってた 流石に艦これSSでこの辺ネタにするのは無いな 陸揚げした艦載砲が馴れ初めでそこの隊長とラブロマンスになる艦娘とかぐらいしか思いつかん 686 個人的にかわいそうなのはUボートの「噛みゴム」だと思う 口臭や歯槽膿漏防止等でガム常用してるサブマリナーだけどガムの原材料が入手困難になってしまったので合成ゴムの板を噛んでたそうだ 汚くなったら洗ったり拭いたりしてまた噛む… という訳で潜水艦の艦娘はよくガム噛んでるイメージがあるな 「オリョクルは(くちゃくちゃ)疲れる(くちゃくちゃ)でち!」 691 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 09 32 30 ID XUYJgb1c 気持ち悪いからやめろ フィクションと現実の区別くらい付けられないのか? 692 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 09 58 21 ID 1isrSzc6 691 すまんなちと筆が滑り過ぎた 今プロット状態なのが陸軍に編入された海軍陸戦隊のお話なので(あかんこの時点でやっぱおかしいかもしれんな) 南方に展開してたのは調べれば調べるほど悲惨なのでその辺は置いといてソフトにしてハッピーエンドで着地させようと努力してるんだ まあ陸で戦った海軍さんという特異な雰囲気だけでも伝わればいいんだが難しいよというかどこまで艦これ要素入れるか試行錯誤しているよ 693 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 11 41 ID 1isrSzc6 まぁ当然艦これ要素をメインにしてあとは場の空気だけ漂わせる添え物にすればいいだけかな 誰得なのは否定しないが 694 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 15 37 ID TvQLGtgw 日本は天然ゴムあったから、ガム支給には困らなかったらしいな、支給困る頃にはそれどころじゃなかったし ドイツはWW1でもゴム不足に苦しんでコルクタイヤとか使ったからしゃーない 695 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 17 55 ID JwQ3N2mU 正直史実考証とかミリオタじゃないしどうでもいいのよ 些末な設定ばかりに凝って、肝心の萌えやらエロやらがおざなりになるのは本末転倒だってのがわからないかなー 696 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 17 58 ID OP/4A0t2 あきつ丸「米を炊きながら薪の煙を出すなとか一休さんレベルのとんちを要求する陸軍に比べれば海軍はまだましであります」 697 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 43 21 ID 68FuCRfc 艦これがきっかけで軍や歴史を調べて色々詳しくなってる人もいるとは思うけど、 たまについていけない話題もあるからあんまり濃い話題は控えて欲しいや 小説にそういう話を組み込むこと自体は面白いと思うけど雑談はもうちょいライトなのがいい 698 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 10 43 37 ID T0Y6of5w 695 こういう雑談からネタが生まれることもあるしねぇ、大体原作がある程度史実ネタ入れてるしな 現状に問題提起なり規制するなら、ここじゃなくて議論スレでやってほしい 699 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 11 31 44 ID 1isrSzc6 695 そりゃ史実ネタは入ってても全然関係の無い世界観だから全くもって至極当然です正しい でも自分はミリオタ崩れ(四次資料すら持ってない)上天邪鬼な性分なのでエロ前の語り1割+エロパロ9割の前者の部分に人が誰もやりそうにない 自分の趣味嗜好をぶち込んで自爆してしまうのでもしSS見かけたら嗤ってやってほしい しかし残りのエロ難しい!パロに全力投入だっ!とエロ薄くなってしまうのが力量の無さで恥ずかしいよ全く ちなみに海軍陸戦隊にいった人の話は艦これやるまで思い出しもしなかったので艦これには感謝している エロじゃないけど http //www.geocities.jp/tokuyaro/haguro0.html 艦これメインの筆者じゃないそうだが個人的にはこれにエロと萌えを充分投入したぐらいが理想かな 697 698 自分が言うのもなんですがこの辺でおいときましょうか 色々スレ荒らしてすいません反省してます 700 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 14 24 41 ID cYbWPmA6 698 おかげで艦娘の料理の腕前=元の艦の台所事情というのは間違い(ソースは 683)ということもわかったしな。 話変わるけど提督をハメるために艦娘が料理とか飲み物に何か盛るってシチュは意外と少ないんだよな。 701 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 15 05 36 ID 4KpKRdR. 少ないというか今まであったっけ? このスレで 割と考えやすいシチュだと思うけど確かに見ないな 702 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 15 22 29 ID LU2N3iVE 前にあったSSにあったけど、艦娘自体腕っ節が強いからなんじゃないの? それならモノに頼らなくていいんだし。 703 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 17 33 26 ID TvQLGtgw 702 腕っ節に自信のない駆逐艦が盛ったのはある http //www55.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/565.html 後は成る程提督に媚薬…そういうのもあるのか的なやつ http //www55.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/566.html 後は例のベッド下祥鳳さんも盛ってた 基本艦娘側が盛っても騙して悪いがにしかならんからねぇ 704 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 18 30 13 ID fKitAALM 艦娘の力でだいしゅきホールドされたらジークブリーカー状態になるのでは あれやな、艦娘側が自ら力弱くするためにあえて薬使うのもありだな。 少なくとも前の地上では最強提督は薬使わざるをえない 705 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 19 10 24 ID cYbWPmA6 704 艦娘はそういうことわかっててきちんと力の加減をしてる気がする。…長門は力いっぱい提督を抱きしめてくれそうだけど。 706 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 20 40 21 ID LU2N3iVE 二次創作の提督って、外見は男や女、ロリショタに動物までいろいろいるけど、性格は多くが似たようなのばかりで艦娘みたいに個性的といえるキャラは少ない気がするのだが… 艦娘と絡ませる以上、作者の扱いやすいキャラのほうが好まれるのだろうか? (エロ系の作品の提督に個性を求めるのも野暮だと思うけど) 707 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 20 41 17 ID IHwyIGrM そもそもサイズ的に人間サイズなのか? 艦載とかできないだろそれじゃあ 708 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 20 47 21 ID TvQLGtgw 706 濃すぎると提督メインになるからではないだろうか? 誘っていたが、冗談としか思われずけんもほろろな対応をされた龍田ついに薬をもる 709 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 20 53 54 ID kmTEIs4E 艦娘の腕力というのも実艦の馬力基準にしちゃうと割ととんでもない事態が多発することになるので要注意…… 710 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 21 10 54 ID JFB..AQ6 媚薬が必要な場合を考えて見る 「やっぱり、初めては提督から求めて頂きたいので……」 誘い受け希望な場合 「逃げられないって言ったでしょ? 全部出しちゃいましょう、子種」 浮気と勘違いされた場合 「姉様を正気に戻すため……、提督に執心するなんて姉様がおかしくなった……、だから、気づかせないと……」 ただのメンヘラ 「なんでや、なんで起たへんのや。おかしいやろ、ウチ、こないアピールしとるのに、なぁ、なんでや? せや疲れてるんやろ、明日は任せとき、ウチが全部片付けたるさかい。やから、やから、明後日になったら一つになれるって、愛してくれるって約束してや。 なぁお願いや、やないとウチ、おかしくなってしまいそうなんや。胸の奥でコレはなんて呼ぶんやろ。 分からへん。分からへんのや。抱きしめて、口づけ交わしてしたら、そしたら良くなると思うんや。やから、」 提督が巨乳じゃないとダメだった場合 711 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 21 17 33 ID 9x0blzwQ 自分が書いてるのはほとんど自分の性格や考え方、経験とか入れてるな ただ自分を出しすぎているとどう考えても好かれるわけがないって感じと自覚しているから 一応それなりに美化してたりもする 醜い点も話に上手に盛り込めるならそれはそれでいいかもしれないが 712 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 21 38 56 ID IHwyIGrM そういうのを口に出すのはやめろ 713 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 21 54 37 ID cYbWPmA6 709 艦娘にセクハラするのって命がけなんだな… 714 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 16 54 ID OP/4A0t2 濡れ場のリハビリがてらに書いた駄文ですが投下します ※キャラ崩壊してるかも ※独自設定っぽいのあり 海沿いのある町の、その外れにぽつんと佇むコンクリートの小さな建物。 訪れる者のいないこの建物に提督が一人と艦娘が一人、ひっそりと暮らしている。 それほど大きくない町の、更にその郊外だけあって、周りには海以外何もない。 とは言え、別にこの提督が極度の人嫌いだとか、人目を憚るような訳があるとか、極秘任務に就いているとかいう訳ではない。 いや、任務と言えばそうなのだが― 数か月前、人類は深海棲艦と無期限の停戦状態に入った。 深海棲艦側としては、既に人類に対抗するだけの組織も、それを維持するだけの兵站もなく戦争を継続するのが困難になった。と言うのが一番の理由だ。 開戦当初こそ人類に対し攻勢に出ていた深海棲艦だったが、当初の計画よりも早く、そして広範囲に拡大した戦線は、やがて兵站の限界を超えてしまった。 その上緒戦の勝利によって徐々に現場至上主義が蔓延り、司令部を無視しての更なる戦線拡大が恒常化し始めた。 しかしこうした野放図な戦線拡大がいつまでも続く訳がなく、やがて最前線でも補給が滞り始めると、孤立した前線の艦隊は真っ先に人類側反攻作戦のターゲットとされた。 人類側の高度に組織化された軍隊や、大量投入される艦娘やその他の兵器、それらを維持するだけの生産力と兵站管理能力の前にこうした艦隊は次々と掃討され、 各海域で戦線の崩壊が起こると、士気低下や補給の停滞、更に現場至上主義の弊害として命令系統が混乱。 平然と命令無視や残党の軍閥化が頻発し、もはやだれが敵なのかも分からなくなってきていた。 こうして四分五裂した深海棲艦は急速に弱体化、戦争の継続はおろか、上層部はまともに命令に従う戦力がどの程度残っているのかも把握していなかった。 ―上層部もまた、そうした問題より自分の軍閥の拡大に重きを置いていた。 こうして始まった泥沼の内部抗争により人類との停戦を申し入れ、人類側もこれに対していくつかの要求をのむことを条件に停戦に応じた。 結局、戦争という行為に関しては、有史以来それを繰り返している人類の方が一枚も二枚も上手だったという事だ。 この停戦により各地の鎮守府や泊地とそこに溢れかえる提督や艦娘はその存在意義が薄れ、多くは除隊か、沿岸監視の名目で各地に飛ばされた。 その沿岸監視とは名ばかりの飼い殺しにあるうちの一人が、この小さな建物に暮らす提督である。 715 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 22 48 ID OP/4A0t2 「おはようございます提督。ご飯にしましょう」 その飼い殺し提督と一緒にいるのが、今や彼の艦隊に唯一所属している艦娘となった伊勢であった。 戦後、他の艦隊に引き抜かれたり、自ら希望して解体され、普通の女性として除隊した者達が多い中、彼女は最後まで艦隊に残っていた。 「ああ、用意してくれたのか。済まないな」 寝ぼけ眼で小さな卓袱台に並べられた二人分の朝食を見て、提督は申し訳なさそうに言う。 「気にしないで。さ、食べましょ」 伊勢はそう答えながら提督を促し、自分も卓袱台の前に座る。 「「いただきます」」 二人向かい合って朝食をとりながら、提督はふと伊勢を見つめる。 「どうしました?私の顔に何かついている?」 「いや、見慣れたと思ったが、艤装をしていないと小さく見えると思ってな」 最近、伊勢は艤装をしていない時間が増えた。 以前の様に戦う事がなくなったので当然と言えば当然だが、身軽な今の姿は彼女を妙に小さく見せる。 やがて食事を済ませた二人は一緒に食器を洗い終えると、それぞれの業務に就く。 といっても大したものではない。 伊勢は外していた艤装を装備し、浜辺に出て瑞雲を発進させる。 名ばかりとは言え沿岸一帯の監視が任務である以上、日に何度かこうして哨戒を行い、ついでに感覚を忘れないために自主訓練を行う。 提督は周辺の見回りや施設内の保守点検、昨日までの報告の作成、時折司令部で行われる合同演習や図上演習等が仕事となる。 勿論、どちらも一日中やっている訳ではないため、他にやることがあるとすれば施設内やその周辺の清掃、海岸のゴミ拾いぐらいだろうか。 それでも陽の傾き始めるころには大体が終わってしまう。 飼い殺しと呼ばれる所以はここにある。 何重にも警戒態勢が敷かれ、無条件降伏に近い条件を呑ませて停戦した今、 深海棲艦が近海まで現れることはなく、辺鄙な田舎町の郊外で事件など碌に起こる訳もない。 一度砂利道でパンクしていた車を見つけ、ジャッキを持ってきてタイヤ交換を手伝ったこともあったが、精々その程度だ。 無論、こうした業務に大した報酬がある訳でもなく、 提督には最低限の生活物資の補給がある代わりに、戦時中に比べれば雀の涙ほどの給与で糊口をしのいでいる。 716 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 26 41 ID OP/4A0t2 この日も何ら変わりなく、西の空がオレンジ色に染まるころにはすべての業務を終えて提督が風呂を、伊勢が夕食の準備を始めていた。 こうした代わり映えしない日々や旨みの無い待遇に嫌気がさして除隊するものも多く、軍縮を迫られている上層部としてはそれが狙いでもあった。 「さて、今日も一日平和だったな」 提督は風呂を洗いながらこの頃この時間の口癖となった言葉をつぶやく。 伊勢からも特に何の異常もなかったとの報告を受けているが、そもそも異常があったためしがない。 「……これなら辞めたくなる奴が多いのも分かるな」 そう言いながらも提督はそのつもりは無かった。 それから暫くして、風呂の準備が整うとほぼ同時に夕食も完成した。 いつも通り、二人ともまずは先に風呂に入り、それから夕食となる。 普段なら二人分の食事が並ぶだけの食卓に、提督の懐では少し無理をした銘酒の小瓶が置かれている。 「「いただきます」」 いつもの通りの夕食に加えてコップ酒が追加された卓袱台。 しかしコップは三つ出されていた。 三つ目の前には何人もの名が刻まれた位牌が一つ。 今日はかつての仲間の命日だ。 戦争末期、深海側最後の抵抗とされた激烈な戦闘があった。 練度の足りない新兵たちまで駆り出し、補給も受けられないままに戦いを挑んだ深海棲艦の敗北は最早目に見えてはいたが、 それでもいくつかの艦隊との間では死に場所を求めたような古参兵の猛烈な抵抗に遭い、少なからず損害が出た。 その損害の一つが、この提督の艦隊。 そこには改装を終えたばかりの伊勢の妹もいた。 それからすぐに戦争は終わった。 仇討ちも弔い合戦もなく、その機会は永遠に失われた。 そして今、こうしてその死を悼むことが残された二人に唯一出来る事だった。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/sgsex/pages/15.html
艦これRPG 日時 第一回:10/16(金) 第二回:10/23(金) 22 00以降~ 第三回:11/6(金) 第四回:11/20(金) 第五回:12/11(金) 第六回:12/25(金) 鎮守府 提督名 鎮守府名 鎮守府レベル 艦隊1 艦隊2 NPC 資材 Welt 渦巻く人生歌劇団 2 悪夢の那覇隊 なし 雷 暁 響赤城 加賀 蒼龍 飛龍 燃料7 弾薬0 鋼材0 ボーキサイト0 悪夢の那覇隊 PL/PC mayumi:五十鈴(旗艦) west_117:北上改 G_Beta:漣 draco:瑞鳳 あらすじ 空母決戦に敗れ、制空権を失ってしまった鎮守府は、海上封鎖と空襲の危機に陥っていた。 驚異的な索敵能力を見せる敵空母打撃群の強さの秘密とは……? +シナリオ「黒き翼の下で」背景設定 深海棲艦は、隠密能力の高い潜水艦に特殊な高性能電探を載せて鎮守府近海に配置し、艦娘の動向を探らせていた。 MI島攻略へと出撃した赤城・加賀・蒼龍・飛龍を中心とする空母機動部隊はこの監視網により早期に捕捉され、空母ヲ級と中間棲姫の艦載機による先制攻撃を受けてしまう。これにより空母達は大きな打撃を受け、続く追撃により4隻全てが大破炎上。提督の素早い撤退判断によりなんとか轟沈は免れたが、主力空母の長期の修理を余儀なくされた鎮守府は海上での制空権を一時的に失っている。空母の修理のために必要な資源は外部から運び入れる必要があるが、敵空母機動部隊と潜水艦の海上封鎖を受け補給もままならない状態である。 事態を打開する必要に駆られた提督は、高い索敵能力を持つ敵艦が鎮守府近海に潜んでいると推測し、これを撃破した上で混乱する敵空母へと奇襲を行い打撃を与える作戦を立案。このために速度と水雷戦に秀でた艦娘達を招集する。 鎮守府フェイズ 事前に「イベントカード.txt」と名前を付けたテキストファイルに「○○シーン キーワード」というように内容を記入し(無記名で!)、アップローダーへとアップロードしてください。当日にランダムの順番で開封します。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/9611.html
107 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 06 04 55.91 ID gRe1nb9FO [1/5] そうでないこと祈るね コンべでのちょっとした話、某軍艦擬人化RPGの卓を建てたのだが、参加者の一人が電子図書版(あるのか?)のルールブックを使用したいとタブレットを持ち込んでいた それ自体は全く問題ないのだが、案の定、裏では原作ブラウザーゲームを動かしていた……そのことをとがめると 困「イベント中だからいいじゃないですか。攻略はしません」 と返答する。卓の進行に支障来すようなら運営にタブレット預けるか、即時退出してもらうと卓全体で合意して開始した 最初は普通にプレイしていた(30・45・90分遠征していた模様)だが、昼過ぎに問題が起きた。許可なく無線LANルーターを施設電源で充電していたことが発覚した! この段階で叩き出せばよかったのだろうが、運営側に伝え判断任せたところ厳重注意とイエローカード扱いで済ませたのでそのまま続けた そのまますすめたが、鎮守府フェイズのキーワードで「イベント海域名」と書くなど明らかに意識はブラウザーゲームに飛んでいた ※艦これRPGでは日常シーンのキーワードとなるネタを各自が出し合うことで進める そんななか、事件は起きた。徐々に困の反応が悪くなる裏で出撃でもしたのだろう。そんななか無線LANのバッテリーが切れてしまう 困は周囲にルーターか携帯バッテリーないか聞き回ったので注意をして卓に集中してくれ、無理なら退出してくれと行ったところ、 困「あんたも提督なら俺の気持ちわかるだろ!」 と行ったのでダメだと判断し退出願った ゲーム自体はそのPCはNPCとして扱って無事に終わったがイベント大事なら出てくるな、こっちを待機時間の暇つぶしにしないでくれと思うよ 108 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 06 13 36.94 ID WhvFzBT10 [2/2] あの作品に電子版ルルブはあったはずだな 少なくともKindleで見た覚えはある 「プレイ中にゲームボーイやる困」の系譜だけど、いなくならないよなぁ 109 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 07 28 28.88 ID aLHYiXnv0 あれ公式つーか角川系列のブックウォーカー版の電子書籍なら 微妙に発売日より早く配信したりとかおまけで艦娘サンプルキャラとかが電子書籍版限定で収録されてたりするから電子書籍版持ってる人は多いと思う まあでもTRPGやってる最中にやるのはご法度だよな トイレ休憩と言う名の遠征休憩を一定時間ごとに入れるGMがうちにいるけどこれはギリギリセーフかな? 110 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 07 39 44.60 ID gRe1nb9FO [2/5] 108-109 thanks まぁイベ中に出てくる方もアレだけど、過去報告で卓上ゲーム内の金やアイテムを代価にトレードしあう報告みたけど トレードやプレゼント機能がない原作版でセッション中にながらプレイしてミスったら賠償として沈んだ艦が手にはいるまで課金分のポイントを支払い続けろ!といわれるのかねぇ 111 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 07 44 41.79 ID Ww/pXp+u0 [1/2] トイレ休憩と言う名の遠征休憩を一定時間ごとに入れるGMがうちにいるけどこれはギリギリセーフかな? アウトどころか出禁処分だろw うちのサークルだったら「一生提督(笑)気分でカチカチやってろよ」って言って放逐 112 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 07 56 49.14 ID gRe1nb9FO [3/5] 111 メールやツイートと同じように休憩時間中に自己責任でやっている分なら許容ですかねぇ 自分が見たようにながらプレイや施設電源を勝手に使いだしたら自分は叩きだしますが 113 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 07 59 30.16 ID YohqGed30 [1/2] あれだ、ヤニ中毒がトイレが近い人を 「1時間おきにトイレに行く奴は病人。そいつが許されるなら、ヤニ中毒も許されるべき」 っていうのと同じ理屈で、提督休憩が許されると思ってるんだよ。 ちなみに、艦これはAndroid系のOSで動かすことは非推奨のはずだがw 114 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 11 25.40 ID Ww/pXp+u0 [2/2] 112 昼のメシ時間にタブレットとかスマホでカチャカチャ、程度ならOK くらいかなあ…プレイ中は論外だと認識します (昼休みならスマホカチカチとかメールチェックする人とかもいるだろうし) これ、艦これだから話がややこしいんであって 「ごめん、職場からのメール処理させて」って1Hごとにノーパソ開いたとしたら 「もういいから仕事いってこい邪魔だ」ってなるわけで 仕事でもそうなのに、遊びが許されるか考えれば… 115 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 13 38.86 ID AwzJGnzp0 [2/3] その手の「ながらプレイ」って実際はどっちに対しても集中力が欠けたりするからしない方がいいと思うんだがなぁ…… たしかオンセ中に艦これやってて大ミスやらかした困の報告も過去になかったっけ? まあ>そんななか、事件は起きた。 以降のことについてははもうバカは叩きだされて海の藻屑になっちまえよとしか言いようが…… 116 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 13 47.53 ID foX2AU7N0 [1/5] 107 報告乙、長時間遠征出せよその困…… 117 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 38 52.53 ID 41PMzW8u0 [1/2] >「ながらプレイ」って実際はどっちに対しても集中力が欠けたりするから そーいや最近読んだリプレイでも、仕事しながら艦これやってたGMが鈴谷を沈めちゃったとかナントカってあった喃。 (んで、PLで来ていた中のヒトの声優さんに、事あるごとにイジラレるっつー展開が。) 118 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 55 33.66 ID eTgb+epC0 [2/2] うちも、ながらのほうのゲームで大失敗してへこんで こっちのセッションやるテンションじゃないって言ってその回抜けた人いたわ。 同時進行はいいことないよな。 119 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 08 56 26.89 ID zJo1VJBW0 [1/2] 艦これにおける轟沈(ロスト)はまさに「適当にゲームをやった自業自得」だから 散々やるなって言われてんだけどねぇ。 120 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 16 08.24 ID ARVUVg9n0 [1/5] そもそも、 116みたいな解決策(?)もあるのにやってない時点で 他のメンツから「こいつの中では『艦これ>>>>TRPG』なんだな」ってなるわけで そんなのと卓囲みたくないよ俺だったら 別にソシャゲブラゲが悪いわけじゃなく、そいつが悪い 俺だってLoWやってるがコンベやセッションの日は24H派遣するし 121 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 19 31.10 ID ARVUVg9n0 [2/5] …ただ、艦これ以外では聞かないあたり プレイヤー年齢層が低いこととかもあって、自制出来ない提督(?)が多いのかね? 122 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 23 35.17 ID zJo1VJBW0 [2/2] 艦これは一応18歳未満はできねえぞ。 てか艦これ系はまだ数件しか聞いたことないが。 124 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 32 58.13 ID iK/2edwr0 艦これ以前にソシャゲで同様の報告あったから特定のゲームに限った話じゃないだろ やる奴はどんなゲームだろうとやる 125 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 33 25.70 ID foX2AU7N0 [2/5] 原作ありのTRPG自体が少ないのでは?まあ艦これにそういうのが集中してると言われるとちょっと反論はし辛いけども 短時間遠征に繰り返しだすほうが長時間遠征よりもアイテムが沢山手に入るっていうゲームシステム上張り付いたほうが効率が良いんだけど だからといってセッション中にするとかもっての外だわ 用事があるということがわかってるのに長時間の遠征に出さなかった部分もセッションほっぽって遠征出してるのも困 こいつはながらプレイで嫁艦沈めるまでおんなじ事繰り返すだろうな 126 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/08/11(月) 09 35 40.14 ID Q3MD1BqL0 [1/2] 艦これ以外で聴かないもクソも、ブラゲーとセッションが同時並行にありそうなのは艦これだけだし パズドラだのなんだのやってるやつの報告は他にもあったぞ スレ392
https://w.atwiki.jp/lucs/pages/2422.html
《マタタビ・タービン》 装備魔法 「猫」または「キャット」モンスターのみ装備可能。 ①:装備モンスターの攻撃力は1200アップする。 ②:装備モンスターは相手モンスターを攻撃できない。