約 244,163 件
https://w.atwiki.jp/venus_blade/pages/63.html
(2011/8/24~2011/9/7 14 00)迷宮に眠る財宝と死のヴィーナス・ブレイドを入手せよ プロセ皇国北の山間に人知れず存在する死の迷宮『ヘルヘイム』。 人を寄せ付けぬ険しいダンジョンの奥の財宝とともに、死を司る強力な「ヴィーナス・ブレイド」が眠っている-。 ▼ という、昔からの言い伝えがあるわけよ!財宝ザクザク!た・の・し・み~!!ほら、今のうちにしっかり準備しておくのよ! イベント概要 イベント期間の間、限定クエストが登場。 探索するにはイベント専用アイテム「迷宮の鍵」が必要。 迷宮の鍵は1回使用すると1個消費し、3時間の間迷宮を探索できるようになる。 迷宮の鍵は、ショップで1個100コインで買うことができる。通常クエスト獲得することも可能。 報酬一部紹介 迷宮5-4クリアで入手できる報酬(1回クリアで3体の中から1体選択して入手。周回プレイしてもう1度選択することも可能。) 陽★★★★ 月★★★★ 星★★★★ 魔鎌タナトス-solis- 魔鎌タナトス-month- 魔鎌タナトス-stella- 攻3300~6500 防3500~9500フォース16 スキル破月崩葬 価格2800 攻3300~6500 防3500~9500フォース16 スキル破星崩葬 価格2800 攻3300~6500 防3500~9500フォース16 スキル破陽崩葬 価格2800 そのほかにも周回プレイを重ねることによって、過去に実施したキャンペーン限定のブレイドをゲットすることも可能。 ※最新の30件のみ表示しています。 テスト -- (名無しさん) 2011-09-22 02 22 31 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nanaitatrpg/pages/98.html
名前:経堂 柚子(きょうどう ゆずこ)通称ユッコ 職業:高校生。真雪のクラスの友人。 元の世界:現代 性別:女 年齢:16 身長:152cm 体重:40k g性格:表の性格は明るく優しいが、スキンシップ過多なのが玉に瑕。 裏の性格は真雪の為に何を犠牲にしてもかまわないと思っている。 真雪を絶対に守るもの以外には冷たい。裏切り者を何より一番嫌う。 外見:柔らかそうな茶色のウェーブをピンクのリボンでツーテール。 制服は真雪と同じ。 私服はキャミソールの上にデニムジャケットを羽織り、色の濃いミニスカートを履くスタイルが多い。 特殊能力: 体内収納:自分の胴体の中に、色々収納できる。 自分の身長以上の人間を収納しても何ともないあたり、色々物理法則を無視している。 収納した物は血液に漬けたようにびしゃびしゃになる。 死精タナトス【使用適応(パーフェクト・プレイ)】: 柚子の身長以上の大鎌型の文明。使用者がその文明の使い方を教わらなくとも即座に使えるようになる。 例:乗り物型の【使用適応】は教習所に行かなくとも完璧に乗りこなせるようになる。 武器型の【使用適応】は練習しなくとも人の命を奪えるまでに使いこなせる。 【視外戦術(サウザンド・アイ)】: 死精タナトスを空間に振るうことで発生。 区切られていない空間の過去から現在まで、さまざまな視点の映像を見ることが出来る。 その映像の関連項目も調べることが出来る。 備考:ただひたすら真雪を守るために動く少女なので、真雪の味方。 真雪に少しでも悪意を持つPCにはタナトスで襲い掛かる。 使用人に虐待されていた所を真雪に救われた。
https://w.atwiki.jp/nanaitatrp/pages/590.html
名前:経堂 柚子(きょうどう ゆずこ)通称ユッコ 職業:高校生。真雪のクラスの友人。 元の世界:現代 性別:女 年齢:16 身長:152cm 体重:40k g性格:表の性格は明るく優しいが、スキンシップ過多なのが玉に瑕。 裏の性格は真雪の為に何を犠牲にしてもかまわないと思っている。 真雪を絶対に守るもの以外には冷たい。裏切り者を何より一番嫌う。 外見:柔らかそうな茶色のウェーブをピンクのリボンでツーテール。 制服は真雪と同じ。 私服はキャミソールの上にデニムジャケットを羽織り、色の濃いミニスカートを履くスタイルが多い。 特殊能力: 体内収納:自分の胴体の中に、色々収納できる。 自分の身長以上の人間を収納しても何ともないあたり、色々物理法則を無視している。 収納した物は血液に漬けたようにびしゃびしゃになる。 死精タナトス【使用適応(パーフェクト・プレイ)】: 柚子の身長以上の大鎌型の文明。使用者がその文明の使い方を教わらなくとも即座に使えるようになる。 例:乗り物型の【使用適応】は教習所に行かなくとも完璧に乗りこなせるようになる。 武器型の【使用適応】は練習しなくとも人の命を奪えるまでに使いこなせる。 【視外戦術(サウザンド・アイ)】: 死精タナトスを空間に振るうことで発生。 区切られていない空間の過去から現在まで、さまざまな視点の映像を見ることが出来る。 その映像の関連項目も調べることが出来る。 備考:ただひたすら真雪を守るために動く少女なので、真雪の味方。 真雪に少しでも悪意を持つPCにはタナトスで襲い掛かる。 使用人に虐待されていた所を真雪に救われた。
https://w.atwiki.jp/tetrisds/pages/44.html
最終更新日時:2010-12-2012 54 46 【統合スレチャンピオンシップ2010】 概要 年間を通したトーナメント方式のガチ2人戦で真の強者を決定する。 一日で終わるプチトーナメント戦。シンプルでわかりやすく。 気軽・労力の少ない運営で盛り上がりを目指す。 参加資格 統合スレ参加者 イベントの流れ ①毎月第三日曜日、22時から開催。ただし参加者数が4名に満たない場合は中止。 ②開催直前までに各々参加表明をする。参加キャンセルももちろん可。(締切は開催時間30分前まで) ☆参加表明のしかた 【○月度トーナメント参加希望】をスレに張るだけ。規制中とかの場合チャットでも可。 ③開始時間にチャットに集合。参加者を秒数ソートし、トーナメント表簡単作成ツール(ここからDL)で作成したトーナメント表に従って対戦する。 ④優勝者は12月の大会に参加できる権利を得る。 ⑤12月はグランドチャンピオンシップ。各月の優勝者だけで大会を開催。 対戦方法 ハンデ2のF2 3戦先勝(先に三勝した方が勝ち) 募集は基本的にどっちでもいいが、迅速に大会を進めるため特に理由がない場合は秒数が少ない人が行う。 結果報告 敗者がチャットに結果を報告する 【勝者名前 ○-○(戦績) 敗者名前】をチャットに張るだけ 切断等 原則:勝敗が確定したゲームは全て有効、対戦中に切断の場合は無効試合。 ただしケースバイケースではあるので判断は当事者同士に委ねる。 運営がすること 司会進行。対戦相手がよくわからない人に各対戦組み合わせをチャットで臨機応変にアナウンス。 ここに定めるルールにない事柄が起きた場合の裁定。 大会終了後に結果報告と次月の告知・参加者募集を兼ねたレス wiki編集(みんながきっと手伝ってくれる) (開催前に参加者一覧の作成、開催後に経過&結果の作成) 配信について 準決勝以降、配信協力者がいる場合で両者の合意が取れた場合は黒子を入れたF4方式で配信する。 【統合スレ グランドチャンピオンシップ2010】 【グランドチャンピオンシップとは?】 年間を通して毎月行われるトーナメントの優勝者だけが参加できるハイレベルな大会です。 参加者はスレの頂点を目指し、観戦者はテトリスDSの最高峰の対戦を観戦します。 【各月優勝者】 月 優勝者 参 5月 モケーレ ○ 6月 タナトス 7月 タナトス 8月 べーた ○ 9月 れっど ○ 10月 63 ○ 11月 こばや ○ 12月 cROM ○ 【対戦結果】 ?id=35.png 【一回戦】 対戦者 結果 対戦者 対戦日 動画 63 6-10 れっど 12/9 22 00 http //www.ustream.tv/recorded/11337658 べーた 2-10 cROM 12/8 22 00 http //www.ustream.tv/recorded/11322107 【準決勝】 対戦者 結果 対戦者 対戦日 動画 れっど 10-9 モケーレ 12/19 22 30 http //www.ustream.tv/recorded/11525008 cROM 不戦勝 こばや 12/19 22 00 ※回線不良により棄権 【三位決定戦】 対戦者 結果 対戦者 対戦日 動画 中止 --- 中止 中止 【決勝】 対戦者 結果 対戦者 対戦日 動画 れっど 10-5 こばや 12/19 http //www.ustream.tv/recorded/11525558 ☆★グランドチャンピオンシップについて★☆ ①各月優勝者の方は確認のため、12月5日24:00までに参加表明して下さい。 【グラチャン参加希望】をスレまたはチャットに貼るだけ! ②12/5のしめきり後に、組み合わせ発表します。 ③参加者の方は以下の日程を目安に対戦者同士で日程を調整して対戦を行って下さい。 一回戦…12/12までに実施(目安) 準決勝…12/19までに実施(目安) 決勝・三位決定戦…終了次第順次 【対戦方法】 各対戦者同士でスレまたはチャット等でお互い都合が良い対戦日時を相談。 日時が決まったらスレまたはチャットに報告。 ルール:黒子を含めた4人戦方式、ハンデ2の10戦先勝。 撮影部隊が撮影、ライブ配信、録画を行います。 ※万が一、撮影部隊の都合がつかない場合は撮影なしで対戦します。 【12月度】 ※今回に限り、既にグラチャン出場権をお持ちの方は参加できません。 各月優勝者の方は恐れ入りますが12/5からのグラチャン開幕を今しばらくお待ち下さい。 開催日 2010/12/5 22 00予定 参加締切 2010/12/5 21 30まで 秒数 参加者 05 キンニクバスター 17 ぜろ 21 ウリアス 26 あい 43 ちゅうたろう 47 いけ 53 cROM 【結果】 グラチャン最後の椅子をかけた最終戦、完全配信の中で試合は行われました。 トーナメントを制したのは一段上の実力を終始に渡り発揮したcROMさんでした!おめでとうございます! 【動画】 12月度 一回戦動画(きんにくばすたー vs ぜろ) 12月度 一回戦動画(あい vs ちゅうたろう) 12月度 一回戦動画(いけ vs cROM) 12月度 準決勝動画(ぜろ vs ウリアス) 12月度 準決勝動画(あい vs cROM) 12月度 決勝戦動画2(ウリアス vs cROM) 【11月度】 開催日 2010/11/21 22 00予定 参加締切 2010/11/21 21 30まで 秒数 参加者 05 hahaha1363 05 あい 09 miguu 12 63 13 さけちゃ 13 こばや 22 モケーレ 23 べーた 25 ウリアス 38 ちゅうたろう 45 つ 55 いけ 57 ぜろ 59 きんにくばすたー 【結果】 11月度トーナメントは、14名の参加者による熱い戦いが繰り広げられました。 初戦から好カードが連続。決勝は、いけさんとこばやさんの対戦でした。どちらも初の決勝進出。 こばやさん、おめでとうございます! 試合の内容については下記動画でチェック! 11月度 決勝戦動画(こばや vs いけ) 11月度 準決勝戦動画1(ちゅうたろう vs いけ) 11月度 準決勝戦動画2(こばや vs miguu) ?id=31.png 【10月度】 開催日 2010/10/17 22 00予定 参加締切 2010/10/17 21 30まで 秒数 参加者 05 べーた 06 つ 07 ぱんな 09 ちゅうたろう 12 63 35 さけちゃ 37 ぜろ 39 HAHAHA1363 48 モケーレ 52 miguu 54 あい 【結果】 グランドチャンピオンシップまで残すところ2回となった10月度トーナメントは、11名の強豪により熱い戦いが繰り広げられました。 初出場ながら決勝へ勝ち進んだHAHAHA1363さんを迎え撃った63さんは、経験で一歩上回る戦いぶりで見事決戦を制しました。 63さん、おめでとうございます! 10月度 決勝戦動画(63 vs HAHAHA1363) 10月度 準決勝戦動画1(べーた vs 63) 10月度 準決勝戦動画2(モケーレ vs HAHAHA1363) ?id=27.png 【9月度】 開催日 2010/9/19 22 00予定 参加締切 2010/9/19 21 30まで 秒数 参加者 09 63 13 さけちゃ 13 れっど 17 べーた 26 ちゅうたろう 26 ぜろ 28 miguu 38 きんにくばすたー 39 つ 40 モケーレ 45 dysk 【結果】 第五回目を迎えた今回の9月度トーナメントは、11名の猛者が集まり開催されました。 1回戦では前回優勝のべーたさんがストレートで敗れる波乱の展開。 その一戦を制したれっどさんは、勢いそのままにトーナメントを勝ち上がり、見事初の栄冠を手にしました。 れっどさん、おめでとうございます! 9月度 決勝戦動画(れっど vs きんにくばすたー) 9月度 準決勝戦動画1(63 vs れっど) 9月度 準決勝戦動画2(きんにくばすたー vs dysk) 【8月度】 開催日 2010/8/15 22 00予定 参加締切 2010/8/15 21 30まで 秒数 参加者 08 なしつぶ 08 あおべえ 14 dysk 25 れっど 31 ぜろ 36 モケーレ 40 つ 43 いけ 52 さけちゃ 52 きんにくばすたー 54 ちゅうたろう 55 べーた 【結果】 今回で4回目となる8月期トーナメント 12名もの実力者が集まり各所で激戦が繰り広げられた中、頂点に降り立ったのはべーたさんでした。 他を寄せ付けぬスコアで好敵手達をなぎ倒し、決勝ではトーナメント上位の常連になりつつあるモケーレさんをなんと3-0と圧倒。 初優勝を手にしました。 べーたさん、おめでとうございます! 8月度 決勝戦動画(モケーレ vs べーた) 8月度 準決勝戦動画1(いけ vs べーた) 8月度 準決勝戦動画2(あおべえ vs モケーレ) 【7月度】 開催日 2010/7/18 22 00予定 参加締切 2010/7/18 21 30まで 秒数 参加者 01 へにょろぅ 05 きんにくばすたー 25 べーた 34 ちゅうたろう 37 さけちゃ 41 miguu 43 つ 47 モケーレ 49 なしつぶ 51 サマフ 51 ぜろ 52 タナトス 【結果】 12名の実力者が参加して行われた三回目の開催となった7月期トーナメント。 第一回優勝者のモケーレさん、第二回優勝者のタナトスさんが2度目の優勝を果たすのか、新たな勝者が現れるのか。 負けたら幕のトーナメント、勝ち気や緊張感に溢れ、番狂わせありの好勝負に恵まれました。 そして…、7月期の頂点に立ったのは、優勝候補をなぎ倒して決勝進出し、決勝でも連敗後に3連勝という安定した強さを見せつけたタナトスさんでした。 タナトスさん、2連覇おめでとうございます! 7月度 決勝戦動画(タナトス vs さけちゃ) 7月度 準決勝戦動画1(さけちゃ vs べーた) 7月度 準決勝戦動画2(タナトス vs モケーレ) 【6月度】 開催日 2010/6/20 22 00予定 参加締切 2010/6/20 21 30まで 秒数 参加者 5 あおべぇ 13 こばや 14 いけ 16 ドレイク 30 タナトス 32 きんにくばすたー 34 あい 35 モケーレ 35 へにょろう 35 チャッピー 36 ちゅうたろう 40 ふかP 47 とかち 56 さけちゃ 57 つ 58 なしつぶ 58 cROM 58 じゅりえった 59 べーた 59 dysk 【結果】 20名もの実力者を迎えた6月期トーナメント 前回優勝者のモケーレさんが再び優勝するか?それとも誰かが連勝を止めるか? 名勝負に次ぐ名勝負、目が離せない展開となりました そして・・・20名の実力者たちの頂点に立ったのは タナトス さんでした! おめでとうございます!!! 6月度 決勝戦動画 6月度 準決勝戦動画1(べーた vs ちゅうたろう)?(録画がうまくいかなかったようです。残念!) 6月度 準決勝戦動画2(タナトス vs モケーレ) 【5月度】 開催日 2010/5/16 22 00予定 参加締切 2010/5/16 21 30まで 秒数 参加者 02 ちゅうたろう 05 タナトス 22 あい 28 ドレイク 30 いけ 30 とかち 31 あおべぇ 38 さけちゃ 39 きんにくばすたー 44 へにょろう 44 こばや 45 モケーレ 46 つ 48 べーた 55 dysk 57 なしつぶ 【結果】 記念すべき第一回大会は総勢16名もの強者が参加。随所で好カードに恵まれた大会となりました。 優勝は…まさに破竹の勢いでトーナメントを制したモケーレさんでした! モケーレさん、おめでとうございます! 5月度 決勝戦動画
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/104.html
名前:経堂 柚子(きょうどう ゆずこ)通称ユッコ 職業:高校生。真雪のクラスの友人。 元の世界:現代 性別:女 年齢:16 身長:152cm 体重:40k g性格:表の性格は明るく優しいが、スキンシップ過多なのが玉に瑕。 裏の性格は真雪の為に何を犠牲にしてもかまわないと思っている。 真雪を絶対に守るもの以外には冷たい。裏切り者を何より一番嫌う。 外見:柔らかそうな茶色のウェーブをピンクのリボンでツーテール。 制服は真雪と同じ。 私服はキャミソールの上にデニムジャケットを羽織り、色の濃いミニスカートを履くスタイルが多い。 特殊能力: 体内収納:自分の胴体の中に、色々収納できる。 自分の身長以上の人間を収納しても何ともないあたり、色々物理法則を無視している。 収納した物は血液に漬けたようにびしゃびしゃになる。 死精タナトス【使用適応(パーフェクト・プレイ)】: 柚子の身長以上の大鎌型の文明。使用者がその文明の使い方を教わらなくとも即座に使えるようになる。 例:乗り物型の【使用適応】は教習所に行かなくとも完璧に乗りこなせるようになる。 武器型の【使用適応】は練習しなくとも人の命を奪えるまでに使いこなせる。 【視外戦術(サウザンド・アイ)】: 死精タナトスを空間に振るうことで発生。 区切られていない空間の過去から現在まで、さまざまな視点の映像を見ることが出来る。 その映像の関連項目も調べることが出来る。 備考:ただひたすら真雪を守るために動く少女なので、真雪の味方。 真雪に少しでも悪意を持つPCにはタナトスで襲い掛かる。 使用人に虐待されていた所を真雪に救われた。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52200.html
登録日:2022/09/25 Sun 10 51 57 更新日:2022/10/23 Sun 18 26 23 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 カラフルグレー キック キック(パンチ) メガトン・ブロートン 使用人 四足歩行 執事 序列8位 狂乱の紳士 破壊執事 紳士 蹴り どこのどなたか存じませんが 感謝の一撃 メガトンキック!! メガトン・ブロートンは『カラフルグレー』の登場人物。 【概要】 タナトス・フォグ・グランギニョルに仕えていた使用人の一人。 役職は執事で燕尾服にシルクハットの典型的な紳士衣装。仮面のようにも見える顔面の眼窩の中には無数の眼球が蠢いている。両手両足に靴底が鋼鉄製の革靴を装着し、4足歩行で移動する。 前足から放つパンチ蹴りが得意技。過去に開催された使用人バトルトーナメントでは第8位となる戦闘力を誇り「狂乱の紳士」、「破壊執事」の異名を持つ。 「執事とは誰にも従わぬもの」という信念を持ち、主であるタナトスの娘にも攻撃を仕掛ける好戦的な性格からか、グランギニョル城の地下57階にある凶悪使用人収容エリアに封印されていた。 【作中での活躍】 タナトスの末子アウラを新たな支配者とすべく、彼女に「統率力」を求めたカナリアが独房より解放。 アウラはブロートンが封印された後にタナトスの養子に迎え入れられたため存在を知らなかったが、 カナリアから説明され解放が彼女の意志によるものと知ったことで、冒頭の感謝の台詞を吐きながら強烈な蹴りを見舞った。 しかし、鉄壁の皮膚を持つアウラにはかすり傷一つ負わせることができず圧に怯え逃走。アウラも気持ち悪いからと見逃したため自由の身となった。 その後、城内を彷徨ううちに食堂前の廊下でイリスと遭遇。主であるタナトスが死に第1〜7位が封印された現状では自分が最強だと襲いかかるが、封印中に雇われた新入りメイドのメアリーに蹴りを受け止められたため戦意を燃やし、最強を証明するために戦闘を始めるが、 メアリーに突撃しようとしたタイミングで偶然、食堂にいたブレア(28位)が廊下に出ようとしたため開かれたドアに顔面から激突。ドアが第8位となりブロートンは第9位に格下げされた。 格下の癖に戦いに水を差したブレアに怒り蹴りを放つが、実はブレアは使用人バトルトーナメントの際、洋服が汚れたから途中棄権しただけでかなりの実力者。渾身の蹴りをあっさりと止められプライドを傷付けられたブロートンは怒り狂い「蹴りを止めた奴は全員踏み潰す」と改めてメアリーと対峙。 イリスが食堂に向かい朝食を食べている間に描写なく撃退された。 その後、場内にいつの間にかできていた新興宗教団体「破壊神教団」のゴミ処理係として再登場(信仰心は無く教祖にも当たりが強い)。教団に拉致されたイリスを救出するため拠点に乗り込んだブレアの前に立ち塞がる。 ブレアを実力者と認め、秘匿していた真の姿を解放。筋肉が膨張し両腕の革靴が鋭利に尖ったギガトン・ブロートンへと変貌した。 その頃、ブレアと共に拠点に乗り込んだメアリーは破壊神レノックスと戦闘しており、切り札の緋緋色魔剣ピンクブロッサム……高熱で溶解した金属を射出する兵器を解放。 肉体を肥大化したことが仇となり余波で飛び散った液化金属を大量に浴びる羽目となった。 ヤケを起こしたレノックスがイリスを殺しに向かい、ブロートンは満身創痍ながらもブレアとメアリーを妨害。 顔面を左右同時に殴り潰され一撃で倒されるがイリスが引き千切られるまでの時間は稼いだ。 追記・修正はメガトンキックを受け止めてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/6286.html
個別タグ一覧>属性>仮面・被り物>仮面・被り物(星矢) 作品をすべて表示 仮面・被り物 250枚 2011-9-7 01 02 ダイダロス 城戸沙織02 アーレス 真・アーレス テンマ01 テンマ02 耶人01 耶人02 ユンカース カーチス ダグラス アルデバラン01 アルデバラン03 マニゴルド01 マニゴルド02 アスミタ01 アスミタ03 アスミタ06 童虎01 カルディア シジフォス01 シジフォス03 シジフォス04 エルシド デジェル01 アルバフィカ01 輝火 ミーノス01 ミーノス02 ミーノス03 バイオレート スタンド ラダマンティス 仮像者パンタソス タナトス01 タナトス03 ユニティ01 ユズリハ02 セージ01 セージ02 セージ03 セージ04 セージ05 セージ06 オックス 01 02
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/985.html
遥か地底深き亡者の国―――冥府。 その最果てで、タナトスはゆっくりと目を開いた。 「ヤハリ来ルカ…」 「愚かしい」 「愚かしい」 その傍らから響く声。黒尽くめの衣装に身を包む幼い少女が二人。まるで能面のように表情がない。 「神の力に触れてなお、刃向おうなど。人間風情が」 「神の力に触れてなお、刃向おうなど。人間風情が」 異口同音に放たれる侮蔑の言葉に、タナトスは眉を寄せた。 「μ(ミュー)。φ(フィー)。人間ヲ侮ッテハィケナィヨ…特ニ彼等ノヨゥナ相手ハ厄介ダ」 「そうでしょうか」 「そうでしょうか」 「ソゥダトモ。油断スレバ、足元ヲ掬ワレルヨ」 「買被りすぎでは?」 「買被りすぎでは?」 「フフ…カモシレナィ。ダケド彼等ヲ見ティルト、我ハ期待シテシマゥンダ」 「期待?何を」 「期待?何を」 「彼等ハ…運命ヲ越ェル存在ナノカモシレナィ、トネ」 ミューとフィーは顔を見合わせ、溜息をついた。冥王タナトスは偉大な主ではあるが、理解し難い存在だった。 「…彼奴等をどうされるのです?」 「…彼奴等をどうされるのです?」 「無駄トハ思ゥガ、帰ッテ貰ェルヨゥニ頼ンデミルヨ。ソゥデナケレバ…此方モ迎撃スルトシヨゥ」 「では、我々が」 「では、我々が」 「ィヤ。キミ達ダケデハ恐ラク止メラレマィ…キミ達ヲ含メタ冥府ノ番人達ヲ全員遣ワソゥ」 タナトスの言葉に、二人は息を呑んだ。 「全員を?数名の侵入者程度に、そこまで?」 「全員を?数名の侵入者程度に、そこまで?」 「ソゥ。何度デモ言ォゥ。彼等ヲ見縊ルナ」 タナトスは暗闇の中に視線を向ける。その奥に、人ならざる異形の気配が蠢いていた。 「―――<狗遣い>」 「うふ…侵入者なんて久々ですわね。この仔も丁度お腹を空かせていたところですし…ねえ?」 蒼氷(アイスブルー)の瞳が印象的な少女が楽しげに笑う。頭から爪先まで全身土砂降りの雨に打たれたかのように ずぶ濡れの彼女の手には、血のように赤い革紐が握られている。その先にいるのは、とてつもなく巨大な何かだ。 それは絶えず不気味な唸り声を上げ、猛り狂っている。 「―――<収穫者>」 「ああ。やってくる。やってくるのね…真っ赤な果実(フルーツ)が。待ち遠しいわ…」 林檎を模した髪留めを付けた、朴訥ながら整った容姿の女性。のどかな雰囲気を持つ彼女の手にはしかし、禍々しい 兇器が存在していた。血で黒ずみ、錆が浮いた大鎌は、数多くの命を刈り取ってきたことを示していた。 「―――<緋色の騎士>」 「はっはっは…面白そうじゃないか。中々息のよさそうな連中だ」 黒馬に跨り、鳶色の瞳を爛々と輝かせるのは炎のような赤い髪を靡かせた男。生前には数多の蛮勇を為し、死しては 冥府最強の騎士となった彼は、口元に不敵な笑みを浮かべる。 「―――<河渡り>」 その声に答える者は誰もいなかった。 「…<河渡り>?ァレ?ィナィノカィ?」 タナトスは怪訝な顔で繰り返す。おずおずと、狗遣いと呼ばれた少女が手を上げた。 「あの…実は、彼は既に出向いております。タナトス様から呼び出しがかかる前に侵入者の気配を見つけたようで… それで、彼は<河>の番人ですし、さっさと行ってしまったのですが…」 「ァァ…ソゥカ。其レジャ仕方ナィネ。確カニ<河>ハ冥府ヘノ最初ノ道ダカラ…ナラ一番手ハドゥセ彼ニナルカ… ダッタラ問題ハナィヨ。迎撃ニ動ィタノナラ予定通リダ。マズハ彼ニ任セヨゥ」 そしてタナトスは残る面々を見回した。番人達は我こそはと言い募る。 「どうか私に御任せを…最も無惨な侵入者共の死に様を御覧にいれて差し上げますわ」 「いいえ。私達に御任せあれ」 「いいえ。私達に御任せあれ」 「ちょっと待て!侵入者はこの俺が握り潰してやるんだよ!」 「うふふ…皆さん出しゃばりなこと。タナトス様が指名するのはこの私…ですわよねぇ?」 「…キミ達、マサカ我ヨリ<アバル>ヲ信ジテルンジャナィダロゥネ…マァ、皆ヤル気一杯ナノハ頼モシィ」 苦笑しつつ、タナトスは命令を下す。 「各自、己ノ判断デ動ィテクレテ構ワナィ。但シ、クレグレモ油断ナキヨゥ…サァ、往ッテォィデ」 その言葉を引き金として、番人達が我先にと出撃していく。タナトスはそれを見届け、一人静かに佇む。 「来ルノダロゥネ、キミ達ハ…ドンナ障害ガァロゥトモ」 薄っすらと笑う。心底愉しそうに。嬉しそうに。 「サレド、キミ達カラ奪ッテシマッタモノハ返サナィ。返ス訳ニハィカナィ…ァァ、ケレド其レハキミ達モ同ジカ」 それはまるで敵ではなく、愛しき誰かを想うように。 「ナラバ我ガ手カラ奪ッテミセルガィィ。出来ルモノナラネ―――」 遊戯達の眼前には、ぽっかりと大口を開けた洞窟があった。 「ここが冥府へ通じるとされる大洞窟…二度とは会えぬ愛しき人を求め、多くの者がこの地を訪れたそうだ」 「…それで、そいつらはどうなったんだ?お約束だから、なんとなく分かるけどよ」 硬い表情で語るレオンティウスに、城之内が問いかけた。 「恐らくはキミの想像通りだ。誰一人、帰っては来なかったという」 「だよな…」 「今さら怖気づくんじゃねえよ、城之内。俺達にゃもう前へ行くしか道はないんだぜ」 「言われなくても分かってるさ。なあ遊戯、ミーシャ。さっさとあいつらを助け出してやろうぜ!」 「うん!」 「ええ!」 そして一同は、洞窟へと足を踏み入れて――― (来テハナラナィ) 「―――!?この声は…」 (我ダヨ、我。ホラ、我ダッテ) 新ジャンル、ワレワレ詐欺―――そんな訳ない。 「冥王…タナトス!」 (今スグ立チ去リ給ェ。此処カラ先ハ亡者ノ住マゥ世界…生者ガ踏ミ入ッテハナラヌ) 遊戯達はその声に答えることなく、歩みを止めることもない。 (何トカ言ッテクレナィカ?我ハ無視サレルノガ一番悲シィンダ) 「じゃあ言ってやるよ。今すぐテメーの所に乗り込んでブン殴ってやるから、顔を洗って待ってやがれ!」 (…ヤハリソゥ来ルカ。ヨカロゥ、其レナラ其レディィ。キミ達ヲ冥府ノ一員トシテ迎ェルトシヨゥ) タナトスの哄笑が響き渡る。 (我ハ冥府ノ王…冥王タナトス。来ル者ハ拒マナィ) 「悪いけど、長居はしないよ。エレフと、そしてもう一人のボクを取り戻して、ボク達は帰るんだ」 (ナラヌ。我ハ来ル者ハ拒マナィガ、去ル者ハ決シテ赦サナィ) 断固とした口調だった。 (死(タナトス)ハ、誰モ逃ガサナィ―――) それを最後に、声は聴こえなくなった。 「どうやら、我々の行動は見透かされていたようだな…」 「上等じゃねーか。どうせオレ達のやることは変わらねーんだ」 「そうよ。向こうがどうだろうと、私達は行くしかないわ」 「おうよ!」 一同は足を踏み鳴らし、洞窟を奥へ奥へと進んでいく。と、先頭を歩くオリオンが不意に足を止めた。 「待て…ここから、階段になってるぜ」 「ホントだ…随分深いみたい」 「文字通り、地獄への階段ってか?陰気くせーな」 「陽気な冥府なんてないと思うが…とにかく、足元には気を付けろ。転がり落ちでもしたら怪我じゃすまないぞ」 それは大変とばかりに、ゆっくりと階段を降りていく。降りていく。降りていく――― 「…………」 降りていく。 降りていく。 降りて――― 「だぁぁぁぁっ!いつまで続くんだよ、これは!?もうかれこれ千段は降りてんぞ!」 「冥府ってくらいだからな…一万段くらいは覚悟しといた方がいいぜ」 「うへぇ…」 「はっはっはっは…心配しなくてももうすぐだよ、もうすぐ」 その胡散臭い声は、階段の先から響いてきた。遊戯達は思わず顔を見合わせる。 「今の声は…」 「かなり近かったな…行こうぜ!」 残る階段を飛び降りるような勢いで駆けていく。その先に広がっていたのは、光の射さぬ不毛の世界だった。 どこまでも続く荒涼とした大地。冷たい風が吹き抜ける度、まばらに生えた枯れ木をカサカサと揺らす。およそ生命の 息吹など感じられない、死の沈黙に支配された国。 それを二分するかのように、大きな河が視界を横切っていた。それは暗く澱み、水底を窺い知ることはできない。 「やあ、友よ。幸薄き囚人達よ―――あらゆる生命の終焉の地、冥府へようこそ!」 その岸辺には、一艘の小舟。そして舳先に座る、一人の男。 一言でいうと、胡散臭い男だった。黒いマントで覆われた長身痩躯。だらしなく不精鬚を生やしてはいるが、顔立ちは 恐らく端正といっていいだろう。恐らくというのは、彼の顔の上半分は、仮面によって隠されていたからだ。 「これは冥府の河を越えるためのたった一艘の渡し船。そして私は死者の魂を冥府へと渡す船頭―――故に皆から は<河渡り>なんて呼ばれているがね…」 仮面の男は、大仰に両手を広げる。 「この河を渡れば、二度と現世へは戻れまい。それを承知の上ならば、さあ、舟に乗るがいい!」 「ぐだぐだ言いやがって―――乗りゃーいいんだろ、乗りゃー!」 城之内はさっさと舟に乗り込み、ドサッと腰を下ろす。遊戯達もそれに続き、全員が乗ったところで、仮面の男が舟を 漕ぎ出した。ゆっくりと岸辺を離れ、深く冷たい河を進んでいく。 「しかしよ、オッサン。アンタこんな辺鄙なとこで一人で船頭やってんのか?」 「はっはっは、私も若い頃は色々あってねぇ…まあ、今じゃこれも悪くないと思っているよ」 「そうかなあ…どう考えても最悪の就職先だと思うけど」 「おお、坊や。キミは顔に似合わず中々酷いことを言ってくれるねぇ」 仮面の男は笑いながら、しかし表情を暗く歪ませる。 「ところでキミ達…冥府とは何度も言うが亡者達の世界だ。生きている者が足を踏み入れることは赦されない」 「ゴタクはいいんだよ。オレ達は大事なモンを取り返して、ついでに冥王とかいうバカをブン殴りにきたんだ」 「おお、これは畏れ多いことを…そんな大それたことを言ってると、私のようになってしまうよ」 「え?」 「聞いたことはないかい?魔女の純潔を散らし、冥府への扉を開いた愚かな男の物語を…」 「…………」 一同は固唾を呑んだ。男はそれに構わず続ける。 「彼もまた、冥府へと囚われてしまった…そして、今じゃ冥府の河に鎖され、渡し舟を漕ぐだけの日々…」 「それが…アンタなのか…?」 いつの間にか、舟は停まっていた。男は不気味に嗤う。その周囲にゆらゆらと光が瞬いていた。 「それが死者達の楽園へと土足で上がり込んだ愚者の末路さ―――だからキミ達も…ここで亡者の仲間入りだ」 仮面の男が指を鳴らすと、光が次々に形を取る。 「ヒッ…!」 「うげっ…」 思わず悲鳴を漏らす。それは黒い襤褸切れに身を包む骸骨―――ぽっかり空いた眼窩は、無限の闇を映していた。 腐乱した肉片が僅かにこびり付いた指先が、生者の魂を抉り出そうとばかりに蠢く。 「さあ、諸君―――キミ達もこれにて現世とお別れだ。残念だったねぇ…!」 冥府の闇に、仮面の男の狂笑が響いた。 五分後。 仮面の男はアンパンのように腫れ上がった顔で、半泣きになりながら舟を漕いでいた。 「この野郎、驚かせやがって…あいつら全然弱かったじゃねーか、チクショウ」 「おら、もっと力入れて漕げよ。こちとら遊びに来たんじゃねーんだぞ」 「ヒィィ…漕いでます漕いでます。一生懸命やってますから、暴力反対…」 城之内とオリオンに尻を蹴飛ばされつつ、男は必死に舟を漕ぐ。 「正直、負けるだろうなぁとは自分でも思ってたんだ…でもさキミ達、せめてもうちょっと<いい勝負だったね>と 言い訳が立つような演出をやってくれなかったものかね…あいたたた、腰はやめて、腰は…」 「うるせーバカ!これからラスボスって時に、下っ端相手に悠長に闘ってられねーんだよ」 「キミ、それは大抵の物語を否定することになるよ…あいたた、一々殴らなくてもいいじゃないか…まあいい。精々 束の間の勝利に酔い給え」 仮面の男は泣き事を言いつつも、ザマーミロと言わんばかりの口調だった。 「何せ私は冥府の番人の中では最弱!死刑囚で言えばロシアの人!いわばカマセ犬の雑魚キャラ!はっきりと 言わせてもらえば他の番人は私とは比べ物にならない強さだ!私を倒したからといってそんなものは何の自慢 にもならん!」 なんかどっかで聞いたことのあるようなセリフだった。 「なんて情けないことを自信満々に言うんだろうか、この男は…」 「ある意味すごいわね、この人…」 「いや、気を抜いちゃダメだよ。最初にダメダメなのを配置して、こっちを油断させる手なのかも…」 レオンティウスとミーシャ、遊戯は実に酷いことを言っていた。 「ほら、着いたよ…さっさと降りてくれ。それでさっさと他の番人にやられてきてくれ」 「おう。じゃあアンタも精々舟を漕いでろ」 ―――かくして、最初の番人を撃破した遊戯一行。だが残る番人達の力は未だ未知数。 激戦の予感に、誰もが身を震わせていた――― 「ふう…まだ顔が痛いよ…あいつら、もうちょっと手加減してくれてもいいじゃないか。全員で取り囲んでボコボコに するなんて、野蛮人そのものだよ、はあ…」 ぐちぐち文句を垂れつつ、仮面の男は帰路を辿る。 「やはりタナトス様に頼んでどうにか転職させてもらおうかな…ああ、でもこの歳まで舟しか漕いでないもんな私… もっとツブシの利く仕事やりたかったよ…はあ」 もはや数えるのも億劫になった溜息を繰り返し、ようやく岸辺に辿り着いた。だが、その瞬間に彼は思い知ることと なった。 受難はまだ終わっていない―――むしろ、始まってさえいなかったのだと。 「おい、貴様」 いきなり横柄そのものの声に出迎えられる。顔を上げると、そこには一人の男。 端正な顔立ちと、異様に冷たく鋭い眼光。針金を通したかのように形が崩れないコートを身に付けたその姿は、正に 威風堂々。王者たる風格と傲慢さを、これでもかとばかりに全身から発散していた。 そう。他にこんな男が何処にいるのか。海馬コーポレーション社長・海馬瀬人。 彼も今、冥府へと降り立ったのだ。 「舟を出せ。大至急だ」 「…………はい」 仮面の男は、本気で転職を考えるのだった…。
https://w.atwiki.jp/persona01/pages/126.html
01ジャヒー 02トラソルテオトル 03サキュバス 04インキュバス 05ヒノエンマ 06パリカー 07リリム 08ナイトメア 09ナハトコボルト 0aガネーシャ 0bシウテクトリ 0cテング 0dキューピッド 0eジン 0fハオカー 10ガンダルヴァ 11アガシオン 12オベロン 13ティターニア 14スミゾメ 15ポリスーン 16ダークエルフ 17ルサ-ルカ 18ジャックランタン 19ジャックフロスト 1aピクシー 1bケルプ 1cソロネ 1dドミニオン 1eヴァーチャー 1fパワー 20プリンシパリティ 21アークエンジェル 22エンジェル 23アドラメルク 24ペイモン 25バルバトス 26ペリス 27アラストール 28エリゴール 29マルファス 2aニスロク 2bウコバク 2cウロボロス 2dクエレプレ 2eオトヒメ 2fミズチ 30ナーガ 31ノズチ 32ヤトノカミ 33ファヴニール 34クロウクルーワッハ 35ムシュフシュ 36キヨヒメ 37フンババ 38ワイバーン 39コカトライズ 3aルフ 3bアエロー 3cケライノー 3dオキュペテー 3eタクヒ 3fバー 40フレスベルグ 41アレクト 42ティシポネー 43メガイラ 44モーショボー 45ドゥン 46セルケト 47オルトロス 48ゲンクロウ 49ネコマタ 4aカーシー 4bケットシー 4cフェンリル 4dマンガド 4eカトブレパス 4fスキュラ 50ブラックウィドウ 51キャスパルク 52ヌエ 53アーヴァンク 54ランダ 55ダーキニー 56サロメ 57アルケニー 58イワテ 59セイレーン 5aヨモツシコメ 5bヤクシャ 5cプルシキ 5dヤクシニー 5eピコリュス 5fトケビ 60ハンニャ 61イヒカ 62ウベルリ 63カワンチャ 64ドヴェルガー 65コボルト 66レプラホーン 67ノッカー 68ヘカトンケイル 69ギリメカラ 6aラクシャーサ 6bオセロット 6cサラシナヒメ 6dオーガ 6eグレムリン 6fミヤスドコロ 70ヴェータラ 71ドゥルジ 72ヤカー 73キャリー 74エンク 75フジムスメ 76ガキ 77レギオン 78くちさけ 79はなこさん 7aブキミちゃん 7bドリブラー 7cゴースト 7dクイックシルバー 7eポルターガイスト 7fゾンビペインター 80ザップ 81テケテケ 82ゾンビコップ 83ゾンビナース 84ゾンビちゃん 85ゾンビくん 86ゾンビさん 87グリーミーズ 88シャドウ 89ドッペルゲンガー 8aアナトミー 8bこっくりさん 8cヤクザ 8dちんぴら 8eスライム 8fアラガンス 90レイジネス 91ベリカシティ 92ジェラシー 93グリード 94オブスィーン 95ブラックマン 96エージェント 97シークレットサービス 98アリス 99ハリティー 9aタナトス 9bタナトス 9cニャルラトホテプ 9dネメシス 9eネメシス 9fネメシス 100ネメシス 101ネメシス 102ネメシス 103ヨグソトスJr 104ヒュプノス 105ヒュプノス 106ヒュプノス 107ヒュプノス 108サルワ 109パンドラ 10aパンドラ 10bパンドラ 10cアシュラじょおう 10dアシュラじょおう 10eアシュラじょおう 10fレディスノー 110シキジロウ 111テッソ 112テディベア 113レディマスカレード 114よこうちくん 115タケダ 116ハーレムクイーン 117ハーレムクイーン 118カンドリ 119ゴッドカンドリ 11aエージェント 11bタナトス 11cタナトス 11dしょくしゅ 11eしょくしゅ 11fしょくしゅ 120しょくしゅ 121カンドリ 122カンドリ
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1215.html
――アヤカ・コンドウは地下都市以前から多くの官僚や議員を輩出してきた名家にうまれ、そこで10代後半まで 育った。 が、その頃彼女は唐突に失踪する。 実は彼女の高い能力はすでにこの頃から政府の機関に目をつけられていて、彼女は秘密機関の幹部候補生として スカウトを受け、そのため不都合が起こらないように社会的に抹殺されたのだった。 ――自分と同じくらいの年頃には、こんな選択をしていたのか―― その後彼女は優秀な成績を修め、防衛省直下、自衛隊上部にある秘密機関『(通称)幽霊屋敷』に配属されることに なる。 この組織は教科書にも載っていた。地上に散らばる貴重なエネルギー物質を回収するために、憲法違反である軍事力 を国民に秘密のまま密かに行使していた組織だ。 そう思い出した後の、次の記述にマコトは目を見張る。 『幽霊屋敷は地上において発生した金眼事件の解決に重要な役割を担ったが、そのときに指揮を執っていたのが アヤカ・コンドウだった』――!? マコトの資料を持つ指に力がこもる。ぞわぞわとした感覚が背中を這い上がり、身を震わす。 「……つながった……!」 これで、『アヤカ・コンドウ』と『金眼事件』がつながった。これで言い逃れはできない。 あとは、『タナトス』と『金眼事件』の関係をコンドウさんから聞けば――! ――タナトスの正体が、つかめる。 その大きな期待はまたマコトの体を震わせた。 もしこれでタナトスの正体がつかめたら、もうタルタロスに参加する必要はなくなる――? ――いや待て。マコトは何か変な感じがして思考を止めた。 それはない、か。 息を吐いた。 よくよく考えたら、そんな個人レベルまでタナトスが特定できているんなら、コンドウさんはとっくに行動を 起こしているはずだ。 だから彼女が知っているのは、マコトたちと同様タルタロスにおけるタナトスだけなのだろう。 ……それでも、いったい彼女とタナトスの間に何があったのか、俺には知る権利があるはずだ。 またマコトは椅子に腰かけた。 少しは自分も頭を使ってみようか。 マコトは自身があまり頭がよくないことは自覚していたが、アヤカやイナバなどの頭脳労働に長けた人々を見ていると、 自分も頭を使いたくなった。 「……まずは状況の整理だな」 独りごち、目を瞑る。 まず、アヤカ・コンドウの目的は『タナトスを殺すこと』。そのために彼女はミコト・イナバと自分を利用してタルタ ロスを壊滅させようという算段を立てようとしている。 ふと疑問がよぎった。 タナトスを殺すだけならなにもタルタロスを壊滅させる必要はないはず。 頭の中でもう1人の自分が反論する。 彼女は警察上部にも、他の犯罪組織にもタルタロスの顧客はいる、と言っていた。ただタナトスを殺しただけでは彼ら からの報復が待っているにちがいない。タルタロスという組織が、タナトスの身を守る盾にも剣にもなっているのか。 だから彼女はタルタロスを壊滅させようとしている。それはいい。問題は動機だ。 アヤカ・コンドウは昔、金眼事件を解決した組織の指揮を執っていた。 そしてタナトスは金眼事件に関わっていた可能性がある。ふとさっきの屋上でのキムラの言葉が頭をよぎったが、無視した。 となれば、金眼事件がアヤカ・コンドウにそれほどの殺意を抱かせた理由である可能性が高い。 そこでまた違和感を覚えてマコトは思考の足を止めた。 自分が知っているアヤカ・コンドウは一介の警察官だ。そんな人間が、つい1年前まで、政府の秘密機関の幹部だった……? 違和感の答えは簡単に出た。 ……もしかしたら、彼女は左遷させられたのかも。 すると、また思考が歩き出す。 ……そうだ。きっと彼女は左遷させられたにちがいない。そして、もしその原因がタナトスにあったなら……? 充分だ。 充分に、復讐の動機になりうる。 「そんなくだらないことで」という思いが頭を一瞬よぎったが、今までタルタロスで散々人殺しを――自分も含めて――見てきた。 だから言える。人を殺すのに充分な理由なんてなく、故に人を殺すにはどんな理由でもいいのだ、ということを。 でも、また疑問が胸におこる。 さっきキムラの言葉が頭をよぎったときに思い出したが、金眼事件のテロリストたちは、リーダーを除いて全滅したのではなかったか? それとも、タナトスはその生き残りなのだろうか。 いや、無い。金眼事件が行われた地上の環境の荒廃は、マコトもテレビで見たことがある。 地上は死の世界だ。 キムラの言う通り、あんな場所から単独で生還するなんて、できっこない。 それに、またキムラからの情報だが、タナトスがタルタロスに現れたのは金眼事件の前だ。時期が合わない。 ……もしかしたら、自分は何か見落としているのかも。 そう考えたとき―― 「う゛~あ゛~……」 唸り声ともうめき声ともつかないような声をあげながら、イナバがリビングに姿を現した。数十分見なかっただけなのに、 少しやつれたように見える。 「おい、大丈夫か?」 ただならぬ様子にマコトは立ち上がり、そばにかけよる。 ゾンビのようなイナバは力無い足取りで椅子に向かい、崩れるようにそこに座った。 「体調悪いのか?」 イナバに訊くと、首をふった。 「嘘つくなよ。とりあえず横になって――」 「……ジュース」 「え?」 「……オレンジジュースを……1杯……」 「あ、ああ。わかった」 その言葉にマコトはキッチンへ行き、オレンジジュースをコップに注いで、戻ってきた。 ジュースをイナバの目の前に差し出すと、彼女は両手でそれをしっかり受け取って、そのままごくごくと勢いよく飲み干した。 「ぷっはー!」 大きく息を吐くと同時に、一気に彼女の顔に生気が戻る。 「いったいどうしたんだ?」 「やっぱ仕事のあとは甘いものに限るね!」 そう言いはなって、満面の笑顔でこちらを向くイナバ。マコトはなんだか力が抜ける感じがした。 「……つかれてただけ?」 「うん。」 マコトは大きなため息をついて、空いている椅子に腰をおろす。 「心配して損した。」 「心配してくれた?」 「心配した」 「心配した。」 イナバはどことなく嬉しそうにマコトの言葉を復唱した。 「……俺にはパソコンのことってよくわかんないけど、そんな大変なのか?プログラムを作るのって。」 彼女は肩をすくめた。 「普通数日かけてやるような作業を一気に終わらせたら、そりゃあこうなるって。」 「やっぱすごいんだな。」 「ぶい。」 ピースするイナバ。しかしその態度も嫌みにはならない。 「じゃあ、はい」 彼女のポケットからとりだされたICカードを、マコトは受けとる。 「『オルフェウスの竪琴』、完成だよ。」 「竪琴……?」 マコトはギリシャ神話のオルフェウスの物語を思い出した。 命を落とし、冥界に閉じこめられた自らの妻を取り戻すために、オルフェウスは竪琴を携えて冥界に下りる。 竪琴の名手である彼は、その腕前で、冥界の門番ケルベロスや、冥界の支配者ハデスなどの困難を突破するのだ。 「……使わないよ。」 「君の自由だよ、それは。」 イナバはマコトから顔をそむける。 マコトは椅子に戻った。 「それで、何かわかった?」 イナバが資料を指して言った。 マコトは頷く。 「少し前進した。」 「良かった。じゃなきゃ、危険をおかした意味無いからね。」 「ありがとう。」 「どいたまー」 にっ、と彼女は笑った。 ――今は何時なんだ。 毎日代わり映えのしない箱の中、ハヤタ・ツカサキが考えることはもうそのくらいしか残っていなかった。 机の上には心理学の権威だかなんだかという老人から渡された紙束が乱雑に積まれている。自分のトラウマを探るためのテストだそうだが、 彼らは何度繰り返せばわかるのか。 人は誰かを完全に理解することなんでできやしないのだと。 人は、生まれてから死ぬまで、永遠に孤独なのだと。 ――そんなことはない―― ふと、頭の奥底で、昔の自分が声をあげた。 ――人は完全にわかりあうことはできない、だけど、誰かと共にいることはできる―― うるせぇな。 所詮人なんて、いつでも他人の顔色伺って、仲間はずれにならないように、そんな風に生きるしかないだろ。人はひとりだよ。 ――いや、お前は知っているはずだ―― 何を? ――お前は、忘れようとしているだけだ―― だから、何を? ――あいつのことを―― ……あいつ、か。 ――お前と共に生きた、あいつのことを―― 短かったけどな。 ――それでも、あいつと共に生きた間だけは、お前は、たしかに生きていた―― ……そうだな。あいつのせいで、俺は迷った。 ――迷った、じゃない、ためらったんだ―― うるせぇ。 ツカサキはベッドから飛び起き、余計なことを考えないよう、筋トレに逃げた。 電話をかけた。 数秒の沈黙のあとに、電子音声が流れる。 「この電話番号は現在使われておりません」 にも関わらず、さらに番号をプッシュ。すると、コール音が鳴った。 数秒後、相手が出る。 「はい。」 「……よかった、まだコードは変更していなかったわね。」 アヤカは微笑んだ。 電話口の相手は驚いたように言う。少年の声だった。 「金眼事件以降、情報漏洩に上は過敏になってます。私用回線でも録音されますよ。」 「構わないわ。お願いがあるの。」 「……とりあえず、聞きます。」 「助かるわ。」 全てが終わるまで、残り2週間。 授業が終わって、独り屋上へ向かったマコトがまず一番にしたのは、アヤカへの電話だった。 彼女はすぐに出たが、どうやらタイミングが悪かったらしく、一度電話を切って、それから向こうからかけなおしてきた。 「なに?」 声に少し不機嫌な色が見えたが、マコトは構わず言う。 「キムラに何をしたんですか。」 彼の声には怒気が満ちている。誤解だとはハナから考えていなかった。 「……ああ、そのこと。」 「実力で排除したんですか。」 「別にどうもしてないわよ。今忙しいの、切るわ。」 「あ、ちょ――」 無理やり電話は切られる。 マコトは携帯電話を片手に立ち尽くした。 「……クソッ!」 それを地面に投げつけようとして、携帯が壊れるかもと思いとどまったのが、ますます自身を苛つかせる。 こんなの、違う。 こんなの、卑怯だ。 こんなの、アイツと同じじゃないか。 キムラの顔がちらつく。タルタロスの中で金網越しに見た、あの顔だ。 あの、他人への共感というものが致命的に欠けた、心の無い顔だ。 きっとアヤカ・コンドウも同じ表情をしていたんだ。 怒りが沸いてくる。マコトはフェンスを思い切り蹴飛ばした。 複雑な残響音が屋上に漂って消える。 長く、息を吐いた。 落ち着け。腹立たしいが、しかし落ち着け。 マコトはゆっくり体を反転させ、フェンスに寄りかかった。 今日、学校に来たらキムラがいなかった。ただの休みかとも思ったが、昼休み、教師に呼び出されたマコトは、 キムラの行き先について訊かれたのだ。 その瞬間、そういうことか、と理解した。そしてそれはどうも思い過ごしではなかったようだ。 まだ動悸の激しい胸を押さえ、マコトは天を仰いだ。 毎日変わらない、灰色の空。ずっと見てると目眩がしそう。 視線を戻し、マコトは次に何をすべきかを考えた。 もう一度コンドウさんに電話して指示を仰ぐのはなんか気まずいし、タルタロスに行くのは、裏切りもの疑惑をかけられている今は危険だろう。 イナバさんのところへは……行きたいけれど、口実が無い。 ……今日のところは素直に家に帰ろうか。 そう思ったときだった。 携帯が鳴る。画面を見る。どきりとした。ミコト・イナバからだった。深呼吸して、それから電話に出た。 「はい」 「やっほーアマギくん。今平気?」 「ああ、大丈夫。」 「ね、今日ヒマ?」 「今日これから?」 「うん。」 「ヒマだけど。」 「じゃあさ、ウチ来なよ!美味しいケーキをもらったんだ。」 「え、マジか。行くよ!」 「じゃあ待ってる。なるべく急いで来てね!」 電話は終わった。 狭い部屋に、熱気が満ちていた。 マコトとイナバ、2人の皮膚は熱い汗にすっかり濡れている。 彼らの呼吸は軽く荒い。さっきから2時間もかけているのだ。当然だろう。 上気した頬を一筋、汗がつたう。 「んっ……はぁ……」 唇から、イナバの吐息が漏れる。 「大丈夫?つらくない……?」 マコトが訊く。 「うん……大丈夫、君がいるから」 彼女はゆっくりうなずく。それを見て、マコトはついに自分の一部を穴に導いた。 それに気づいて、イナバも体を曲げて穴のそばに手を添える。 2人は目を合わせ、微笑んだ。 「じゃあ……いくよ。入れたらすぐに動かすから。」 マコトはそう言って彼女とのタイミングをはかり――とうとう穴に自分の一部を挿し込み――そして―― 「よいっしょお!」 ――ダンボール箱の中から機械を引っ張り出した。 機械はとても重い。これはとてもイナバさん1人ではこの部屋まで運べなかっただろう。 部屋の中にはすでに同じような機械のパーツがいくつも並べられている。マコトは2時間前からずっと、 それを運ぶ手伝いをさせられていた。パーツはひとつひとつがとても重く、 おかげで2人は汗だくになってしまっていた。 2人は機械の穴から指を引っこ抜き、同時に大きな息を吐く。 「やーまったく、君がいてくれて助かった!」 「やーまったく、まんまとハメられた。」 マコトは手をぶらぶらさせている。機械が指に食い込んで痛かった。 「ケーキに釣られた俺が悪いんだけど」 「まさに『甘い罠』、どやっ!」 「はいはい」 適当に流して、ダンボールを片付けつつ改めて部屋を見渡す。 「にしても、この機械なに?」 「あれ、まだ聞いてない?」 「なにを?」 「コンドウさんからの指示だよ。」 イナバは何やら図面を眺めながらそう言った。 マコトは名前を聞き、少しおもしろくない気分になる。 「この機械はグラウンド・ゼロの筐体。ヤミ市場から買ってきたの。」 「ヤミ市場?」 「いわゆるブラックマーケット。略してブラマヨ。」 「『ヨ』どっからきた。」 軽く笑って、イナバは機械に使う配線をビニール袋から引っ張り出す。 「これからここを君のための練習室にするから。筐体の設置が終わるまで付き合ってね。」 聞きながらマコトは疑問に思う。 「練習室ならタルタロスにもあるけど」 「タルタロスじゃできないことをするんだよ」 2人は作業にとりかかった。 しばらく経って―― 「これで完っ成!」 最後のケーブルを挿し終わって、イナバはふぅと息を吐いた。 「これで全部終わった?」 マコトが訊く。 イナバは頷いた。 「うん――まだちょっとシステムのセットアップとか残ってるけど、ほぼ終わりだよ。」 「……疲れたー!」 「私もだー!」 大きくバンザイをして、同時に床に倒れこむ2人。 そのときに、ふとマコトの手がイナバのそれに触れた。 反射的にマコトは位置をずらしたが、それを確認するために向けた目がイナバの視線と鉢合わせした。 ……黙る、2人。 しばらく腕時計の針の音だけが部屋に響いた。 「……ありがとう。」 そのうちに、マコトが体を起こしながら静かに言った。 視線は外さない。イナバの目を見据えたままだ。 「なんか、いろいろしてくれて。」 「その分のお金はもらってるから」 彼女は一瞬視線を外したが、またすぐにマコトの目を見つめ返した。 「……それに、私も君に興味があるし。」 「え……」 イナバも体を起こす。膝を抱え、少し首をかしげるようにマコトを見た。 「……私もタルタロスに関わって長いけど、君みたいな人は初めて見たから。」 「……そうなのか」 「友達の仇を討つために自分の命も、他人の命も犠牲にする……どうしてそんなことができるのか、私には、正直、 解らないんだ。」 マコトは視線を外し、うつむく。イナバは慌てて言葉を繋いだ。 「も、もちろん仇を討ちたい気持ちは分かるよ!……だけどそのために、自分はともかく、 他人の命を危険に晒すなんて……」 「……同じことをタナトスにも言われたよ。」 脳裏にあの薄暗い部屋が思い出される。笑うコラージュ。粉になったユウスケ。それが収められた缶の上に、 無遠慮に座すタナトス。怒りが湧いてきた。 「でも、考えたんだ。」 マコトは目をつぶり、それからまたイナバをまっすぐに見つめた。 「『タルタロスに関わった時点で、全員が悪い』……タナトスの言葉だけど、そのとおりだ。俺が戦う相手も、 俺自身も、悪。だから、悪いやつに容赦は要らないだろ。」 「じゃあどうして君はチートを嫌がるの?」 「そこまでタルタロスに染まったら、俺はキムラやタナトスとまったくの同じになって、仇を討つ資格も無くなると…… そう思っているから、かな。」 「……非合理だね。」 イナバは立ち上がった。 「でも、私は間違っていなかったみたいだ。」 彼女は破顔する。 「私は君を応援したい。君がその信念を、どこまで貫けるかを、見てみたい。」 「……ありがとう。」 マコトも立ち上がる。 それから頷きあって、軽く拳を突き合わせた。 「よっしゃ!そうと決まればとりあえず、コイツをセットアップしなくちゃな。手伝えることは?」 「とくに無いね。」 「出鼻くじかれたっ!」 2人は笑いあった。 建物の外はすっかり暗い。このままじゃ、今夜も帰りは深夜だな――アヤカ・コンドウはそう思いながらコーヒーを啜った。 情報化が進んだ現代でも、重要な案件は相変わらず紙媒体での処理が主流である。 彼女のデスクはそんな社会の一番人間らしい部分で埋め尽くされていた。 彼女はそれらに背を向けて立っている。まだこの役職に就いて1年しか経っていない(経歴上はもっと長いが、 それでもまだ経験が浅いと言われても仕方のないような長さ)ので、上の面倒な仕事がまわされてくるのだ。 仕方ないことだと納得してはいるが、休憩中ぐらいはあの忌々しい山を忘れていたい。 だから別のことを考えよう―― アヤカは私用の携帯電話を取りだし、通話口に盗聴防止の機械を貼りつけて番号をプッシュする。 この時間では寝てるかも、と思ったが、無用な心配だった。 「夜分遅くごめんなさい。今大丈夫よね?アマギくん。」 「……はい。」 覇気に欠けた声。簡単な世間話を少しして、アヤカは本題に入った。 「捜査について、現状を伝えるわ。まず、制圧に必要な武装と人員は確保できました。残る障害はタルタロスという 組織の存在そのものだけれど、君にはその排除――つまり『タナトスの打倒』を担当してもらうわ。」 返事は無い。だが深刻な空気は伝わってくる。 「もちろん今すぐに、じゃないわよ。時間をあげる。」 アヤカは息を吸った。 「『2週間』!正確には13日以内にタナトスを倒せるだけの実力を身に付けなさい。」 「にしゅっ……!?」 「サイクロプスに頼んでグラウンド・ゼロの筐体を安全な場所に用意させたわ。こちらでコーチもつける。 あとは君しだい。」 「無茶すぎる!」 「そう?」 悲痛な声に、アヤカは微笑んでみせた。 「勝算の無い賭けは打たない主義なの。大丈夫、君ならできるわ。」 いざとなったらサイクロプスにプログラムの改変を頼んで、負けないよう工作してもらえばいい。 「クソ……マジかよ。」 「君の気持ちを汲んであげた結果よ。それとも……自信無い?」 挑発的な言動で相手に強制ではなく、自ら挑んだのだと錯覚させる。 「いや……ありがとう。なんとかする。」 「心配しなくても、失敗したら君が死ぬだけよ。そうしたらまた別の手でタルタロスを打倒してあげるから。」 「ああ……」 また含み笑いをしてみせる。 「それじゃあ、近いうちにサイクロプスに連絡するよう言っておくから、今日はこのあたりで――」 「待って」 「また何か質問?」 キムラのことだろうか。 「はい。」 「言ってみて」 「はい――いい加減、タナトスの正体を教えてください。」 「『いい加減』……ね。その必要は無いでしょ?君の目的にそれはいらない。」 「知る権利はある」 「無いわ」 「タナトスはテロリストなのか?」 「違うわ。あ――」 しまった。 「テロリストじゃない……?」 マコトの意外そうな声がする。アヤカは自分の初歩的な失敗に頭を掻いた。疲れが出ているようだ。 「……まぁ、似たようなものよ。」 「つまり、どういうことですか」 「自分で考えなさい。ヒントは出揃っているはずよ。」 そう投げやりに言って、アヤカは電話を切ることにした。 そのとき、腕時計の針が全て重なる。 全てが終わるまで、あと『13日』