約 1,779,203 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4275.html
「水晶髑髏と邪気殺し」 晶髏「…やばいよやばい、めちゃくちゃやばい。もう2011年の8月じゃないか…。地デジ化完了しちゃてるじゃないか… それなのに! 僕以外の『水晶髑髏』が一つも見つかってないってどういうことだよ!」 『カタカタ、仕方ないじゃねぇか。世界は広いんだからよー』 晶髏「…無責任だなぁ、まったく…。君も頑張って『水晶髑髏』を探してくれよ…」 『んなこと言ったって…!! おい、契約者! 反応があるぜ! こっからまっすぐ行った辺りに!』 晶髏「…今度こそ『水晶髑髏』なんだろうな」 『保障はできねぇ』 晶髏「はぁ…」 溜息を吐きながら、反応のあった方に向かう晶髏 (清太 はぁ…っはぁ…っ (セキエ ワ…童ヨ! ソンナニ急イデ何処ヘ行クツモリナノダ!?(…大体察シハツイテイルガ) 息を切らしながら全速力で走る少年。小学生か中学生くらいだろうか (清太 はぁ…っ、今日は…姉ちゃんの…帰りが…はぁ…っ、少し…遅く…なる…みたいなんだ…はぁ…っ (セキエ …成程ナ。大体分カッタ(相変ワラズダナ) 氷のように冷めた目で見ながら言うセキエ(目はないけど) (清太 はぁ…っ、だから…今日こそは…! 物凄く必死に走り続けている清太。このやる気をもっと他に向けてくれないものだろうか (セキエ マッタク…ム、童よ都市伝説ノ気配ダ。シカモコチラニ近ヅイテキテイル (清太 またかよッ!? なんでこういうときに限って… 清太が姉ちゃんのベッドを使用できる日は遠いようだ… 都市伝説の気配のする方向を警戒する清太。本当は一刻も早く帰りたい。姉ちゃんが家に帰るまでに!! 晶髏「あの子だね…」 『ああ。あいつから強い反応があるぜ』 晶髏「今度こそ『当たり』なんだろうねぇ…?」 『だから保障はできねぇって言ってんだろ』 晶髏「まったく…。先が思いやられるよ…」 晶髏「ねぇ…君」 すたすたと駆け寄り、肩に手を置いて話しかける晶髏 (清太 え? 俺ですか? (セキエ (童、此奴カラ都市伝説の気配ガスル。契約者デアル可能性ガ高イゾ) 晶髏「君さ、『水晶髑髏』って持ってる? もしくは契約してる?」 実に単刀直入に、寸分の狂いもなくはっきりと尋ねる晶髏 (清太 え…? いや、持ってませんけど… ところで何の疑いもなく敬語使わせちゃったけどいいよね、初対面+年上だし 晶髏「…はぁ。また外れかぁー…。まったく、コイツの水晶サーチも役に立つのか疑問になってくるよなー…(ボソッ) そっかー…持ってないかー…。それは残念。僕は髑水晶髏(とくみずまさる)。ショウロじゃないよ。契約都市伝説は『ヘッジスの水晶髑髏』他数個。よろしくね。君は?」 (清太 あ…えっと、水無月清太だけど…。契約都市伝説は『水晶は邪気を吸収する』と『水晶は永久的に凍ったままの氷』だぜ 晶髏「おっけー。水無月君ね。覚えとくよ。さーてそれじゃあ」 『おい契約者。都市伝説の気配がするぜぇ?』(セキエ オイ童、強イ邪気ヲ感ジルゾ 晶髏・(清太 「え?」 びゅんっ、と刃物を振り回すような音が聞こえ、晶髏の首に刃物が飛ぶ 晶髏「!?」 何か結界のようなものが晶髏の首を守ったため無事ですんだが、これがなければ確実に首が飛んでいた 『黒水晶のパワーストーン』。晶髏の新たな契約都市伝説である 晶髏「何なんだ一体!?」 (清太 刃物を使う都市伝説…口裂け女とかか? 晶髏「いや、『私、綺麗?』とも聞かずにいきなり斬りかかるなんて口裂け女の名折れだよ」 (セキエ 来ルゾ! 今度は刃物が清太の首を狙う (清太 !! 邪気殺し(イーヴィルブレイカー)! 右手を水晶に変え、邪気を吸収。刃物を無効化する清太 『チッ…仕留め損ねたか…』 刃物を持った老婆が姿を現す 晶髏「…刃物を持っていて、首を刈ろうとする老婆ってことは…『首刈り婆』? でもそれは公共施設にしか出ないはず…」 『ご名答じゃよ。ほほほ、「公共施設にしか出ない」? 私は『花子』や『紙をくれ』などと違い公共施設にしか出られない理由がない! 故に普通の道にだって出られるのじゃよ!』 (清太 ああ畜生! 今日こそは姉ちゃんのベッドをくんかくんかできると思ったのにッ!! ああ不幸だ! 晶髏「シスコンの変態なんだね、君って」 失礼なヤツである。いや、普通の反応か。誰だって目の前でこんなこと叫ばれればそいつを変態だと感じるだろう (清太 うるせぇシスコンで何が悪い! 『漫談とは随分余裕じゃな?』 今度は二つの刃物を召喚し、二人の首を同時に狙う『首刈り婆』。『首刈り婆』は首を刈るための刃物を自在に召喚し、操る力を持つのだ (清太 イーヴィル・ブレイカー! 晶髏「モリオンバリアー!」 各々の方法で、刃物による攻撃を防ぐ二人 晶髏「便利だね、それ…。ところでその技名の元ネタってやっぱり幻想殺しなのかな?」 (清太 そう! もしかして兄ちゃんも禁書観てるの? 晶髏「いや、アニメ自体はまだ。ネットで見たから知ってるだけ。一番好きなキャラってのも特にはないかなぁ…」 (清太 そっか…残念 『く…また防がれてしまったか…。じゃが、それなら物量で攻めるまでよ…』 今までとは比べ物にならないほどに大量の刃物を召喚、飛ばしてくる『首刈り婆』。元気なお婆ちゃんである (清太 …!? これはやばい!! イーヴィル・ブレイカー! 晶髏「なんだよこの数…! モリオンバリアー・verワイドガード!!」 先ほどと同じように能力で刃物を防ぐ二人だが、清太の水晶には邪気が溜まりすぎてしまい、 晶髏のモリオンは、守護のし過ぎでエネルギーが落ちてしまった。パワーストーンの宿命である 晶髏「拙い、拙いよどうしよう! このままじゃモリオンパワーが弱まって押し切られちゃうよ!!」 (清太 俺のイーヴィルブレイカーも邪気を吸いすぎた…もう邪気を殺せねぇ…! 晶髏「どうしよう…そういえば君、『水晶は永久的に凍ったままの氷』と契約してるって言ってたじゃない? それで冷凍ビーム的な物を出せたりしないの?」 (清太 一応冷気や氷は出せるけど、あの刃物の数には… 晶髏「駄目か…! ねぇ水晶髑髏、君、オーパーツパワー的な物で水を出せたりしないの?」 『無理だ』 晶髏「そんなあっさり…一体どうすれば…」 『隙だらけじゃ』 刃物を飛ばしてくる『首刈り婆』 晶髏「…ッ!! 『黒いピラミッド水晶』…マグネットリード!」 ところで技名を叫ぶ晶髏は多かれ少なかれ清太に影響を受けている気がする …まぁ、閑話休題。マグネットリードとは、『黒いピラミッド水晶』の『磁場を狂わせる能力』により周囲の磁力を操作して、鉄でできたものの起動を逸らす技である 直接磁力を付与できる『死の入れ歯』と違い、反撃には向かないが 晶髏「一応攻撃は逸らせたけど…僕達に攻撃手段がないんじゃあ…。何かいい手は…」 (ん? あれは…用水路? よし、それなら…) 用水路を見つけ、何かを思いついた様子の晶髏 晶髏「モリオン・アウェークニング! …『黒水晶のパワーストーン』には潜在能力を高め、引き出す効果があるんだ。これで『水晶髑髏』を強化する! …さて、じゃあいくよ『水晶髑髏』。あの用水路から水を持ってきて!」 『カッタカタカタカタカタ!!! 了解だぜぇ!! 食らいな! ウォータースネーク!!』 『水晶髑髏』、お前もか 『なっ…刃物を大量に飛ばして防ぐしかないか…!』 刃物を飛ばし、水の蛇を切り裂こうとする『首刈り婆』だが… 『無駄無駄ぁ!! 覚醒した俺の超常現象力をなめるんじゃねぇ!!』 切り裂くことに成功しても、直ぐにもとの形を取り戻して襲い掛かってくる。そして遂に、『首刈り婆』の身体に到達した 晶髏「今だよ水無月君!!」 (清太 ああ! 俺のこの手が真っ青に凍て付くぅ! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅっ!! ひょぉぉぉぉおけぇぇぇつっ! クォォォォォォツ!! フィンガァァァァァァァ!! 晶髏「禁書関係なくない?」 清太の手に触れた瞬間、水の蛇は氷の龍へと姿を変える。氷の龍は『首刈り婆』に纏わり付き、その動きを阻害する 『離せ! く…私は首刈り婆! 子供の首を刈るように、氷龍の首を刈ってや… …!? 傷一つ付かない!? たかが氷にッ!?』 晶髏「無駄だよ? この子の契約都市伝説は『水晶は永久的に凍ったままの氷』。彼は冷気で氷を生み出したり、水を凍らせたりできるんだけど… 常に冷気を送り続ければ、それは擬似的に『溶けない氷』…つまり『永久的に凍ったままの氷』になるわけだ。 『水晶』が『永久的に凍ったままの氷』なら…『永久的に凍ったままの氷』は『水晶』であるということだ! つまり! 今この氷の龍のモース硬度は水晶と同じ7! 金属の刃物程度で、壊せるわけがないだろう?」 (清太 解説乙 晶髏「最後に一ついいことを教えてあげよう。オーパーツに、常識は通用しない。さて…それじゃあ『水晶髑髏』」 『あいよ』 水晶髑髏の下から光を当て、目を光らせる。その光る目を見た『首刈り婆』は催眠術にかかり… 晶髏「さて、ここからが僕の本領だ…。『もうこんな残酷なことはやめて、大人しく暮らすんだよ。いいね?』」 『ハイ。ワカリマシタ』 催眠術にかかった者は、例え誰であれ、晶髏の言うことを聞いてしまう… 晶髏「よし。これでもう大丈夫。あの『首刈り婆』はもう人を襲うことはないよ」 (清太 すげぇ…ってもうこんな時間! これじゃあ姉ちゃんのベッドを嗅げないよ…不幸だ… 晶髏「君の頭の方が不幸だと思うけど? あ、じゃなくて、それは災難だったねー」 (清太 本音がだだ漏れなんだけど 晶髏「あはは、僕って正直者だからね …あーでも、ものすごく走れば着くんじゃない? 僕の『黒水晶のパワーストーン』の力を貸してあげるよ。これでしばらくの間いつもの倍ぐらいの速さで走れるはずたぜ」 (清太 ありがとう兄ちゃん! 恩に着るよ! 晶髏「どういたしまして。その代わりもし君が他の『水晶髑髏』を見つけたら僕に教えてね」 『黒水晶のパワーストーン』を清太の足に翳しながら言う晶髏 (清太 ああ、分かったよ! ありがとな! じゃあ俺はもう行くよ! バイバイ! イヤッホウ! 幸運だああああああああああああ!!! (セキエ ワワワ童ヨ! モ、モウ少シ! モウ少シユックリ走ッテハクレヌ… (清太 待っててくれ俺の(姉ちゃんの)ベッドぉおおおおおおおお! 雄叫びをあげながら走って行ってしまった清太 晶髏「…ユニークな子だったね」 『そうだな…』 晶髏「じゃ、『水晶髑髏』を探す作業に戻るとしますか…」 晶髏の世界を救う為の旅はまだまだ続く。2012年世界が滅びるまでに、全ての水晶髑髏を探しに… 余談だが、この後清太は10分間だけ姉ちゃんのベッドを堪能できた。よかったね清太君! でも走ったからベッドが汗だくだよ清太君! 続く… 世界が滅びるまで、あと133日…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4234.html
「規格外の破壊力」 さて、都市伝説には特有の能力や攻撃力と言う物がある。『口裂け女』なら100mを3秒で走り抜ける、『花子さん』なら縄跳びやトイレ用具を操る、と言った具合に 都市伝説にも攻撃力に特化したもの、スピード重視のもの、防御力に秀でたもの、トリッキーな能力が特徴のもの…色々あるだろうが、それでも、 僕の契約都市伝説の破壊力に敵う物はそうないだろう…。何せ― 「太陽系を消滅させられるんだから」 おっと、これは失礼。紹介が遅れてしまった。僕は反田系(そりだけい)。『反物質1gが対消滅すると太陽系が消滅する』と契約している高校生だ 系「たった1gで太陽系消滅だもんな…」 ちなみに僕の能力は自在に反物質を創り出し、対消滅させるというものである 系「ちなみに太陽系の広さは太陽から1~1.5光年くらいの範囲…。つまり14190テラメートルってことだ テラメートルって。めったに使わないよこんな単位…」 そんなことを呟いている系。一体誰に説明してるんだ 系「あ、でもこの際ジュールとかそういうのは無視しよう。面倒だしね」 さらりととんでもないことを言う 系「ま、それはそれとして。僕はこの能力のパワーを『厨二病 力を抑える包帯』で制御しないとまともに能力も使えない訳で」 「おい、反田! 俺と勝負しろ!」 うわ、またかよ… 系「君も懲りないねぇ、温泉君」 彼の名前は温泉 伝人(ぬくいずみ でんと)。ことあるごとに僕に勝負をしかけてくるしつこい奴だ 伝人「うるせぇとにかく勝負だ! 俺の『ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン』でお前を倒す!」 系「…ここじゃ危険だよ。どこか広いところに行かないと。ちょっと呼んで見る」 誰かに電話をかける系 系「うん。うん。うん。OK。ありがとう。じゃあ、○○ビルの前に来て。 …10分くらいで着くってさ」 伝人「そうか。ま、なんだろうと今回こそ俺が勝つ!」 系「無理だよ」 そんなこんなで10分が経つ 神司「…まったく、どうして僕が…。とーおりゃんせー通りゃんせー♪」 『通りゃんせ』の能力を使い、ビルとビルの間の小道を異空間に繋げる神司 神司「はい。ここを行けば広いところに出られるから。ちなみに今回は帰り道も用意したよ…。じゃ、そういうことで」 そして直ぐに帰っていく神司 系「ありがとね。…じゃあ、行こうか」 伝人「おう!」 小道を進んでいく二人。そして、闘技場のような場所に着く 伝人「じゃあ始めるぜ。食らえ! 『ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン』!!!!」 手元に鉄砲を召喚し、投げつける伝人 系「反物質びーむ」 やる気がなさ過ぎる技名である 窒素分子一つ分の反物質を生成し、『ポロリ温泉(ry』の近くで対消滅させる系。 対消滅により爆発的なエネルギーが発生し、『ポロリ温泉(ry』は砕け散り、伝人は大きく吹っ飛ぶ。一瞬の決着である 伝人「くそ…痛ててて…。また俺の負けかよ…畜生…」 系「だから言ったでしょ。無理って。単純な攻撃力だけなら僕の方が上だし。射程範囲も僕のほうが上だし。何より破壊力が段違いだよ」 伝人「くぅ…俺はどうすりゃ勝てるんだよ…」 系「知らないよ…。別の都市伝説と契約すれば?」 伝人「見つかれば苦労はねーよ…」 はぁ、と溜息を吐く伝人 伝人「…さってと。もう大丈夫だ。ふん。今回はお前に勝ちを譲ってやるが…次はこうはいかねぇ!!! 倒してやるよ、俺の『ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン』でな!! はははははは!!!」 捨て台詞を残し、帰り用の小道を駆ける伝人 系「…その台詞295回目だよ…」 やれやれ。呆れたような表情をしながら、系も帰路に就くのであった… 系「あれ? 今回の地の文って僕の一人称進行じゃないっけ?」 気にしたら負けである 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2059.html
第8話「口裂け女のスランプ」 「うう…」 しばらく気を失っていたわたしが、頭を抱えながら目を覚ます。ああ、そうだ。確かあの二人組みに… それにしても100メートルを3秒で走るわたしの足ならあの二人にすぐ追いついていたはず…なのに… 「うかつだったわ…まさかあんな時に足に痛みが走るなんて」 まあ、いつまでも過ぎたことを悔やんでいても仕方がない。いつものようにいくとしよう。 ちょうど人間が通りかかった。マスクをつけてわたしは聞く。 「わたし…きれい?」 「そこそこじゃないですか?」 「あ…あらそう…」 あれ~? また誰かが通りかかる。よし!今度こそ! 「わたし…きれい?」 「…」つ べっこう飴 「え……」 あれれ~? どうなっているのかしら…わたしに話しかけられた時の対処法有名過ぎない?でも、ここで諦めるわけには… 「わたし…きれい?」 「まぁ…きれいなんじゃないですか?」 きた!きた!キタ!キタ!キタ!歓喜したくなる気持ちを抑えつつ、わたしはマスクを外す。 「これでも?」 「…! さっきの台詞といい、その耳の辺りまで裂けた口といい…もしかして貴方、口裂け女じゃないですか!?」 「え…? そう…だけど?」 「やっぱり! 本物の口裂け女だ! あの…写真とか撮っても良いですか?」 ええと…何なのかしら、この状況 「まあ…構わないわ」 「ありがとうございます!」 パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ 「あ…後、インタビューをお願いしてもいいですか?」 「構わないわ」 「それでは、お言葉に甘えて。 口裂け女さんは足が速いようですけど、実際どのくらいで走れるんですか?」 「100メートルを3秒くらいよ」 「ありがとうございます。では、如何して口裂け女さんは人を襲うんですか?」 「如何して人を襲うのか…ね。わたし達都市伝説は、人に噂されたり、恐れられたりすることで、 存在できているの。だからイメージ通りに人を襲ったりしなきゃいけないのよ。でも、都市伝説 の中には人と契約するものもいるらしいわ」 「なるほど。では……」 しばらく、カメラとメモ帳を持った少年のインタビューが続く。 「取材にご協力感謝します。それでは、口裂け女の仕事がんばってくださいね」 「どういたしまして…」 あれ?何かを忘れているような気が…………あ!!! 「あのカメラの子は…」 残念。もう見えなくなっていた…なんか最近わたし、ひとをまともに襲えていないような気が… そんなことを考えながら、わたしは明日こそはがんばろうと心に誓うのでした。 次の日、口裂け女の記事が学校新聞に掲載された…と言うのはまた、別のお話… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2928.html
「この世界ではまだ五月」 相変わらず賑わっている花見会場。 一「これだけ桜があるんですから、『桜の木の下には死体が埋まっている』の一つや二つあると思ったのですが… なかなか見つかりませんね…」 カメラを構えながらうろうろする一 一はしばらく、都市伝説を探すためうろついていた その頃… 遊「さて、何処の木にしようかな☆」 望夢「そんなに拘んなくてもいいんじゃないか? 早くしないと終わっちまうぜ?」 遊「君が能力を使えばいいと思うな☆」 望夢「おいおい、こんな真昼間からかよ。冗談きついぜ」 一方… 蒼介「クシュン…やっぱ人多いね…ズズ」 幽夜「…花粉症? 無理しない方が良いんじゃないのぉ…?」 不幸「ふふ…運が悪かったみたいだね…」 蒼介「ズズ…大丈夫、いつものことだから…クシュン!」 その頃… 吉夫「とりあえずアニ研部員を探すぞ」 渉「了解ー」 本規「ぶるあああああ! 了解いいいい!」 釘実「まあ、どーしてもって言うなら協力しないでもないわ」 その頃… 十四日「ああ…、また一人か…。誰か居ないかな」 また… 山田(仮)「俺の名を言ってみろ!」 相変わらず叫んでいる。誰も答えないが。 堂寺「あれ!? あそこに居るの部長じゃない?」 光輝「あ、ほんとだ」 香々「おーい!! 部長ーー!!」 香々緒が部長に声をかける。 遊「あ! 君達も来てたんだね☆」 望夢「よし、この調子で他の部員も探すか!」 堂寺たちが落ち合った その頃… 鍵人「あ、部長じゃないですか!」 吉夫「おっ、これでアニ研部員は男女以外皆揃ったな!」 渉「ついでに探してみるか」 またまたその頃… 蒼介「ゴホゴホ…あれ…あそこに居るのって…」 不幸「…白雪先輩だね」 幽夜「おーい!!」 白雪氷麗を見つけ、声をかける蒼介たち 氷麗「あ…。貴方達も来てたの…」 雪女『私もいますよー』 不幸「後は、堂寺君たちを探すだけだね…」 堂寺「そういえばさっきから気になってたんですけど…」 望夢「何だ?」 堂寺「先輩の隣に居るのって、弟さんと妹さんですか?」 望夢「あ、そういや紹介してなかったな」 夢見「妹の七夕夢見です。『ゆめにっき』と契約しています」 真久良「弟の真久良(まくら)です。『枕元に入れたものの夢を見る』と契約してます」 夢見と真久良が堂寺達に自己紹介をする 堂寺「へぇ、真久良君と夢見ちゃんね… 夢見ちゃんね!!! 可愛いねー!小奈美、廻女ちゃんと並ぶ可愛さだよ…!」 光輝「いい加減にしろロリコン! つーか前回と廻女の呼び方変わってるぞ!」 夢見「なんか身の危険を感じるんだけど…。刺しちゃったほうが良い?」 ポケットから★ほうちょう★を出す夢見 真久良「ちょ、夢見落ち着いて!」 真久良が必死に止めにかかる 廻女「そんなことより、おべんとーまだー?」 そこらへんにあった花や岩を頬張りながら聞く廻女 廻女の体が岩のようになっていく。彼女の契約した『カービィの由来は同名の掃除機』の能力である 疾風「たぶんもうすぐだよ…」 光輝「ん? あそこにいるのって… おーい!!」 不幸達を見つけ、呼ぶ光輝 不幸「あ、みんなー!」 不幸達も気づき、ゲーム研究部が合流する 遊「よし、弁当にするか☆」 皆揃ったところで、堂寺達は弁当を食べることにする 男女「私はアニ研部員を探してくるわ」 そういって、男女は別れた。後で聞いた話によると、男女も アニ研部員と合流し、花見を楽しんだらしい 全員「いただきまーす」 その日の花見は、とてもにぎやかになった それと廻女の食欲には疾風たち以外全員が驚かされたという… 続く
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2661.html
「新聞部の活動3」 「これは大変です…大スクープです! 早く編集長に伝えないと…」 カメラを構え高速で空を飛んでいる『天狗の新聞』。何やらとんでもない現場を目撃したようである 真「どうしたんだ? そんなに慌てて」 「大変なんです! 悪魔の囁きの契約者の仲間たちが本格的に暴れだすみたいなんです! 写真も撮ってきました」 真「何? よし、今すぐ文子と一を呼んで来い」 「了解しましたー」 ピューン 風のように飛んでいく『天狗の新聞』。そして… ピューン 「連れてきました」 文子「ど、どうしたんですか部長」 一「急に呼び出したりして…何かあったんですか?」 急な召集に驚く文子と一 真「ああ…実はな、悪魔の囁きの契約者の仲間たちが本格的に暴れだすらしい」 一「な、何ですって? それは大変です」 文子「でも、私たちに何が出来るんです? 戦闘力なんて殆どありませんよ? この前魔改造してもらったおかげで少しは戦えるようになりましたけど…」 真「誰が戦うと言った? ボク達に出来るのはそんなことじゃないだろう。ボク達は新聞部だ 新聞部である僕たちがする事は唯一つ。皆にいち早く情報を提供することだ。と、言うわけで記事を書くぞ」 一「台詞なg…じゃなかった。はい、分かりました。では、記事の製作に取り掛かります」 真「今なんか言いかけなかったか?」 一「いえ、別に」 真「そうか」 そして、新聞記事を書き始める部員達と『天狗の新聞』。そして、数時間後… 文子「出来ました!」 真「よし、じゃあ廊下に張り出すぞ。天狗は町中にばら撒いて来い」 一「え…でも」 真「大丈夫だ。一般人と悪魔の囁き契約者の仲間にはただの新聞記事に見えるように細工してある」 一「分かりました。では、僕は東側に張り出してきます」 文子「では私は西側に」 「すぐにばら撒いてきますよ!」 こうして、新聞部の書いた記事は学校長中で読まれることになったのでした つづく
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4987.html
「勝利」 やぁ、僕の名前は勝又 勝利(かつまた まさのり)。週間少年ジャンプ愛読者さ 勝利「さて、何故か今日はジャガー男が大量に居るな。まぁ、勝ち組たる僕にとってはどれだけ居ようとおなじだがね」 『はぁ? 何言ってんのよ。あんたのどこが勝ち組よ』 勝利「どう考えても勝ち組だろう、ウィン。名前に勝という字が二つも入っているんだぞ?」 『だから何って話よね。白井黒子だって白黒じゃないわけだし』 勝利「それはあれだよ。白井黒子にはオセロとかチェスとかが得意だって言う裏設定があるんだよ」 『…本当に?』 勝利「さぁ?」 『適当なことほざいてんじゃないわよ!』 勝利「ははは、そんなに怒るなよウィン。まぁ、順当に考えればジャッジメントだから白黒つけるってところだろうな」 『…まぁ、それは一理あるかもね…って禁書談義はいいのよ! 』 勝利「君から振ってきたんじゃないか」 『く…』 そんな風にいつものように話す僕とウィン。まったく、ウィンったら女の子なのに怒りっぽいよな 勝利「ま、要するに僕が勝ち組なのは確定的に明ら…か!?」 『ババリバリッシュ!』 突然現れたジャガー男が飛び掛ってきた。僕は何とか避ける 勝利「く…この僕が不意打ちを受けそうになるとは…! 勝ち組的になんたる失態…!」 『ババリバリッシュ!』 『ババリバリッシュ!』 『ババリバリッシュ!』 なるほど、三匹か。勝ち組たる僕にはあってないような数だな、勝ち組的に 勝利「勝ち組たる僕にとって君達など敵ではない! 喰らえ、鉄パイプ!」 そこらへんにあった鉄パイプをジャガー男に向かって投げる僕 『ババリバリッシュ!!』 しかし、軽々噛み砕かれた。なんてこった! だが、 勝利「これならどうだ!」 鉄釘を数本投げつける。君達の口と手のでかさじゃあ砕いたり斬ったりできないだろう! 『ババリ…バリッシュ!』 『ババリバリッシュ!』 『ババリバリッシュ!』 かわされた!? しかもこっちに向かって来る…まずい!! 勝利「僕は常に勝者だ! これでもくらうといい!」 僕はキーウィをひとつ、ジャガー男の群に投げつける。ジャガー男はひるんだ 勝利「勝利の女神はいつだって、僕に微笑むのさ…。さあこいジャガー男! 君たちは僕が勝つための咬ませ犬に! 当て馬になるのに相応しい!」 僕は構えながらそう言った 『誰があんたなんかに微笑むか!』 怒られた。ちなみに紹介が遅れてしまったが、彼女は『勝利の女神』。僕の契約都市伝説である 勝利「まだ駄目か…。だが、どちらにしても勝者は僕だ!」 僕はその辺の棒切れを広い、バトンのように回しながら見得を切った。決まった…ここからは勝利BGMだ! 『『『ババリ…バリッシュ!』』』 ジャガー男達が向かってくる。ふん、わざわざ僕に負けにくるとは! 僕は棒切れでジャガー男達の攻撃を華麗にいなし――――― ―――――ポキッ 勝利「ポキッ?」 嫌な予感がした。僕はちらりと手元を確認する ………………………………折れてる!? なんと、棒切れが虚しく折れてしまっていたのだ! これはまずい! 『ババリバリッシュ!』 勝利「な…」 まずい! 避けなければ…! くっ…だめだ間に合わない! ふざけるな! 僕は勝者だぞ!? こんなところで…こんなことで! 勝利「負けるわけにはいかないんだ…!」 だから僕は折れた棒切れをジャガー男達の手元に向かって投げつける。そしてその勢いを利用して後ろへ跳ぶ! 勿論目的は時間稼ぎと隙をつくることだ。この棒切れでジャガー男をどうにかできるわけはない…と、普通の人なら思うだろう。しかし―――― 『バ、ババリ!?』 しかしジャガー男達の攻撃と棒切れは拮抗していて…どころか寧ろ棒切れの方が押していた 勝利「はぁ…はぁ…。ウィンか…」 『はぁ、全く本当にあんたは世話が焼けるわね…《勝利への導き(ビクトリーロード)》!』 ウィンが僕の方に笑顔を向けて言った後、またすぐに真顔になって目を逸らし、こう言った― 『勘違いするなよ。私は別にあんたを助けた訳じゃない。 ただ『勝利の女神』として! 自分の契約者が負けるのはプライドが許さないだけよ!』 …と、こんなことを言いながらも毎回助けてくれるわけだが。…ツンデレ? まぁ、そんなことより… 勝利「さぁ、これでフラグは整った! ジャガー男よ、ここからは君たちの負け確定イベント! 今のうちに逃げるのが得策だぞ?」 『ババリ…バリッシュ!!』 僕の忠告を挑発と取ったのか、逆上したジャガー男達が僕に飛びかかってきた 勝利「はぁ…負け確定イベントだって言ったのに…な!」 僕は軽い身のこなしから蹴りを繰り出し、ジャガー男達を迎撃する。 ジャガー男達の攻撃は全ていなし、隙を見ては鋭い攻撃を入れて圧倒する。圧倒的に圧倒して、圧巻で善戦し、圧倒的に圧勝した… 勝利「僕の勝ちだジャガー男。君達の敗因は唯一つ…僕達が相手だったことさ!」 『私達にかかればこんなものだな。さ、帰るわよ』 勝利「そうだな。帰って勝利の美茶といこう」 ジャンプでも読みながらね。 続く… EXIT
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4279.html
「母は強し…いや、私は母じゃないけど」 私も今年で23になるのだが、私には好きなゲームがある。『う○ねこのなく頃に』。竜騎士さんの作品である その中でも特に『右代宮楼座』と言うキャラが大好きだ。声も似てるし、名前も同じ読みだし、姿も似てる。だからいつも自分を楼座に重ねてきたんだ …おっと、自己紹介が遅れたわね。私の名前は後呂宮 浪座(うしろみや ろーざ)。ちなみに彼氏いない暦=年齢である…いや、これは言わない方が良かったか 浪座「はぁ…拙いわね。私もそろそろいい歳じゃない…。なのに恋人の一つも出来ないなんて…。…いっそ同性に走っちゃおうかしら」 …幾らなんでもそれは早まりすぎか。というか私の百合なんて誰得よ―なんて思いながら歩いている 浪座「ねぇ楼座。貴女はどう思う? もう女の子に走るしかないかしら?」 『うーん、そうねぇ…。読者の意見と…いえ、貴女の気持ちと向き合ってみるべきだと思うわ。 どうしたら良いか、でなくどうして欲し…いえ、どうしたいかが重要だと思うのよ』 頭の中で会話をする浪座(わたし)と楼座。…ちょっとメタりそうになってるわよ。 あ、ちなみに今のは私の契約都市伝説、『楼座最強伝説』…通称『楼座無双』である。これによってもう一つの人格、『右代宮楼座』を宿らせているのよ 浪座「貴女を具現化できたなら、貴女と付き合いたいとも思うのだけど…」 『…私、子持ちよ?』 浪座「構わないわよ。私、真里亞ちゃんも結構好きだもの」 『そう…。考えておくわ』 と、この会話は全て脳内で行われているため、私は独り言を言う痛い大人状態ではない 「うー。ママ。私も真里亞ちゃんは好きだけど、百合に走るのはもうちょっと考えてからの方がいいと思うよ」 浪座「眞梨亞、貴女が真里亞ちゃんに憧れてるのは分かるけど、無理して『うー』なんて言わなくていいのよ?」 彼女の名前は後呂宮 眞梨亞(うしろみや まりあ)。私の姪…なんだけど、眞梨亞ちゃんの両親が物心付く前に死んでしまったので、私が小さい頃から育ててる。 だから、私を『ママ』と呼んで慕っている。ちなみに8歳。そして、『うみねこ』の右代宮真里亞のファンである 眞梨亞「無理なんてしてないもん! 素だもん! あとそこは『そのうーうー言うのをやめなさい!』でしょ!?」 浪座「…うーうー言うのを忘れてるわよ」 眞梨亞「あ…! う、うー! うー! うー!」 浪座「クスッ…。そのうーうー言うのをやめなさい!」 言いながら、眞梨亞の頭を軽く小突く。全く、とんだ茶番ね…でも、嫌いじゃないわ 『あ゛ー』 ん? 呻き声が聞こえるわね…。何かしら? 『あ゛ーーーーーーーーー!!!』 浪座「ミイラ男!? しかも…大群!」 間一髪でミイラの攻撃をかわした私。こんな所で都市伝説、しかも『ミイラ男』に会うなんて…! 『あ゛ー』 浪座「完全に囲まれたわね…。仕方ない…!」 私は鞄からインゴット(10kg)とウィンチェスターライフル(モデルガン)を取り出し、構える。そして、万年筆を取り出し、口にくわえる 浪座「貴方達…すごく運が悪いわ。私に会ってしまうなんて…。ここで私に会ってしまった不運を呪うのね…!」 『あ゛ーーーーーーーー?』 こいつら、さっきからあ゛ーしか言ってないような…。まぁいいわ… 『あ゛ーーーーーーーーーー!』 ミイラの一人が眞梨亞に襲い掛かる。それを私は見逃さず… 浪座「楼座無双…発動!」 私の体は光り、右代宮楼座の魂が乗り移る 浪座「私の目の前で、真里亞に指一本触れてみろ。もと来た地獄が生温かったことをおしえてやるよ…!」 私はウィンチェスターライフルで『ミイラ男』の一人の頭を撃ち抜き、そう叫ぶ。このライフルはモデルガンだが、『楼座最強伝説』使用時に使ったときのみ、本物となるのだ 『あ゛ー、あ゛ー、あ゛ーーーーーーーーーーーーー!!!』 どうやら怒ったようね…いえ、ミイラに感情なんてあるのかしら? …どうでもいいか 『あ゛ーーーーーーーーーーー!!!!!!!』 ミイラ男が、眞梨亞に襲い掛かる。ここからじゃ他のミイラの死角になって撃てないわね… で、あの『ミイラ男』は、私が眞梨亞を守る素振りをしたから、眞梨亞なら簡単に殺れる―とでも思ったのかしら? 甘ぇよ。 眞梨亞「…何、その柔な攻撃? あ、うー!」 その攻撃に、眞梨亞の体は全く堪えない。目を疑う程の頑丈さである。あと今のうーは絶対付け足したわね 眞梨亞「知ってる? 『右代宮真里亞は楼座の9年間の教育のお陰で鋼鉄並みの頑丈さになっている』のよ? うー。 貴方達みたいな雑魚の攻撃、痛くも痒くもないわよ。うー! あ、ここはきひひひひひかな?」 眞梨亞の契約都市伝説、『右代宮真里亞は楼座の9年間の教育のお陰で鋼鉄並みの頑丈さになっている』。右代宮真里亞の魂を乗り移らせ、鋼鉄並みの頑丈ボディを手に入れることができるのだ 浪座「さて…じゃあ、見せてやるよ…黄金の夢ってやつをぉおおおおお! うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 万年筆とライフルを持ち替え、万年筆でミイラの目玉を突き刺し、インゴットで頭部を破壊する。ミイラはなすすべもなく、散る 『あ゛ー…あ゛ー…』 ようやく今の状況の、いえ、私達の恐ろしさに気づいたようね…逃げ惑ってるわ。でも! 浪座「でも残念! この町の何処にも、生き延びることのできる場所はない! …あ、もう死んでるんだっけ?」 と、ミイラたちに叫び、私はとっても大きな欠伸をする 浪座「ねぇ知ってる? 六軒島の台風って…楼座(わたし)が欠伸をしたから起きたのよ?」 突如、超局地的な台風が起こり、こちら側にミイラたちが飛ばされてくる。そして、墜落 浪座「そしてもう一つ。楼座が100%の力を出せば、地球だって簡単に壊れてしまう…だから! 私がこうして軽く地面を殴るだけで…」 私の拳で地面は大きく揺れ、ミイラ達のいる場所に亀裂が走る。瞬間、『ミイラ男』達は、成す術もなく始めての恐怖を覚えて全滅した 浪座「みいらおとこは、しんでしまいました。…いや、最初からしんでるわね。 ふぅ…っと危ない危ない。うっかり汗を拭ってしまうところだったわ。ep1の楼座の耕された顔は楼座がうっかり額の汗を拭ったことでおきているのだから…」 眞梨亞「うー! ミイラ達を倒したよー!」 浪座「お、今度は自然に言えてるじゃない。ま、一応真里亞ちゃんが乗り移ってるんだけど…あ、そのうーうーいうのをやめなさーい」 『楼座最強伝説』を解除しつつ、私は言う。いやー、楼座は相変わらず強いわね。いえ、それ以前にミイラが弱すぎたけど。 まぁ、それはともかく。私と眞梨亞はミイラ達の屍を…って最初からそうだったわね。まぁ、その屍を踏み越えて、家に帰るのでした… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4994.html
「3つ目の水晶髑髏~桃色の水晶髑髏~」 清太達が病院に居た頃、水晶髑髏の契約者、髑水 晶髏は東区に居た 晶髏「うわあああ! やばいよやばい今世紀最大にやばい! 世界滅びる日今日じゃん! 」 『カタカタカタ…あーもう終わったなぁこりゃあ』 『残念ですけど、それが現実でしょう』 晶髏「いや、まだ滅びてないよ!? 諦めないでよ! 諦めたらそこで世界終了だよ?」 『だがよー、もう10月28日、世界終焉の日だぜ?』 晶髏「うん、まぁ…そうなんだけど。でも、まだ確かに世界はあるし、僕たちはピンピンしてるよね?」 『そういえばそうですね…』 晶髏「つまり、世界の終焉は時限爆弾的に訪れるのではなく、何者かの手によって…おそらく『マヤの予言』という都市伝説によって引き起こされるんだよ。 つまり、それまでに13個集めれば間に合うってことさ」 『…! なるほど!』 晶髏「え、もしかして気づいてなかったの? ま、そんなわけだからとにかく探そうよ」 希望を胸に、歩き出す晶髏 『あー…そういえば言い忘れてたんだが』 晶髏「なに? ヘッジス?」 『俺達『水晶髑髏』には水晶系都市伝説を探知する力があるのは知ってると思うが、その範囲は『水晶髑髏』を集めるほど広がるんだ』 『今は私と『ヘッジスの水晶髑髏』の2つですので、学校町の1地区…つまり今は東地区全体まで探知できますね』 晶髏「成る程、そうだったんだ…」 『そして、契約者さんの『黒水晶のパワーストーン』。コイツで俺達の潜在能力を引き出せば、更に範囲が広がると思うぜ』 晶髏「! 確かにそれはありえるかも…! 試してみよう、『モリオン・アウェークニング』」 『黒水晶のパワーストーン』の力で、『ヘッジスの水晶髑髏』と『ソクラテスの水晶髑髏』の潜在能力を引き出す晶髏 『…おい、かなり範囲が広がったぜ』 『ええ、都道府県範囲にまで広がりました』 晶髏「すごい…! これなら見つけやすいかも!」 『そしてさらに朗報だ。この地区、向こうのほうから反応があるぜ』 晶髏「今回はだいじょうぶなんだろうね?」 『だから保障はできねぇって』 こうして、反応のある方に向かう晶髏たち 『この近くだぜ』 『もうすぐです』 晶髏「よし、行ってみよう!」 反応がだんだん強くなる。そして… 『このあたりから反応があるぜ!』 晶髏「ここは…マンション?」 晶髏たちが着いた場所は、幽霊マンションだった 晶髏「それで…どの辺から反応がある?」 『マンションの裏のほうからですね。行ってみましょう』 晶髏「…不法侵入になるかもしれないけど、世界を救うためなら仕方ないよね」 そう言って、マンションの敷地に侵入し、水晶髑髏を捜し始める晶髏 晶髏「どこかな…」 『左の方から反応があるぜ』 晶髏「えーと…! これだ!」 植木鉢の間に、ピンク色の水晶髑髏があった… 『ああ、確かにこいつから反応があるぜ…』 晶髏「ピンク色…ということはつまり、『薔薇水晶髑髏』…!」 『つまり、『薔薇水晶髑髏』…』 晶髏の言葉を真似て、ピンク色の水晶髑髏、…薔薇水晶髑髏が言う 『貴方が私の契約者なのですか…?』 晶髏「そうだよ。僕はマスター・スカルこと『ヘッジスの水晶髑髏』の契約者、髑水晶髏。よろしくね」 『そして俺が『ヘッジスの水晶髑髏』だぜ』 『私は『ソクラテスの水晶髑髏』です。以後お見知りおきを』 『あ…『薔薇水晶髑髏』です…。親しみを込めて『ばらしー』と呼んで頂いても構いません…よ、よろしくお願いします…』 舌っ足らずでクールな声で、自己紹介する『薔薇水晶髑髏』 晶髏「よろしくね、ばらしー」 『よろしく…では、契約を…』 『薔薇水晶髑髏』との契約を開始し、完了した 『あ…ちなみに私の能力はパワーストーンとしてのローズクォーツの効能、『治癒能力』です…』 晶髏「治癒能力?」 『ええ、契約者様…。体の傷も心の傷も治療できます…。あと、恋愛感情を司っています…』 晶髏「なるほど…。じゃ、改めてよろしくねばらしー。さ、世界を救う旅に出かけますか!」 こうして、3つ目の水晶髑髏、『薔薇水晶髑髏』を見つけた晶髏。さあ、これで残りは10個! 果たして世界滅亡は防げるのだろうか!? 続く… 世界が滅びる、当日… EXIT
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3995.html
「シャボン玉」 青年が歩いている。名前は泡壁 息吹(ほうかべ いぶき)。中央高校二年だ 「や…やぁ。泡壁君…」 息吹に話しかけてきた彼の名前は陰下 影太(かげもと えいた)。息吹の友人だ 息吹「やぁ陰下君。どうしたんだい急に?」 影太「い、いや。別にどうってことはないけど…」 息吹「つまり唯の挨拶」 影太「そういうこと…」 とこんな雑談をしていた彼らに、何者かが話しかけてきた。 「ねぇ。あたし、綺麗?」 この台詞だけで丸わかり。そう、口裂け女である。ただし妹だ 影太「え、その、あの…」 息吹「少なくとも目は綺麗だと思うよ」 影太「ちょ、ちょっと…! 泡壁君…!」 「ふーん…。じゃあ、」 やはり、というべきか。マスクを外し… 「これでも綺麗かぁ!」 と叫んで包丁を取り出し、襲いかかってきた 息吹「…! まぁそうなるよね! しゃーぼんだまーとーんだー やーねーまーでとーんだー やーねまーでとーんでこーわれて消えた」 息吹の手元からシャボン玉が出現する。彼の契約都市伝説、『シャボン玉』の能力である 「無駄よっ!」 しかし、巧みな包丁さばきで割ってしまう 影太「と…とりあえず武器は没収させてもらうよ…」 手形の影が口裂け女の手をつかんだ。彼の契約都市伝説、『影打ち』の能力だ 「ひっ…! …なるほど、あんた達も都市伝説と契約してるのね…! そこの清らかそうな男が『童謡シャボン玉』、そこの陰気なのが…『シャドーマン』か『影打ち』辺りかしら?」 影太「ご名答…。ぼ…僕の契約都市伝説は『影打ち』だよ…。自分の身体を影にしたり、触ってる影を操ったり出来るんだ…こんな風に」 影となった影太の手が、口裂け女の首に向かって伸びてゆく 息吹「確かに。僕の契約都市伝説は『シャボン玉』さ。シャボン玉を出すんだよ。こんな風に。しゃーぼんだーまーとーんーだー♪」 息吹からシャボン玉が出現し、口裂け女を…否、口裂け女の手元へ飛んでゆく 「無駄だって言ってるでしょう? えいっ!」 口裂け女は包丁で、影となった影太の手を刺そうとする。案の定包丁は命中した 影太「~~~っ!」 だが、貫通する前に包丁にシャボン玉が纏わり着いた。そして、どういうわけかシャボン玉はその場に静止し、クルクル回りだした まるで包丁を取り囲むように。そして、シャボン玉がわれる。すると… シャボン玉が囲んでいた包丁も、一緒に消えてしまった 「!??? 包丁が消えた? どういうことよ! 童謡シャボン玉にこんな力ある訳…」 うろたえる口裂け女。当然だ。シャボン玉が包丁を消すなんて、『普通』なら『有り得ない』のだから 息吹「誰が『“童謡”シャボン玉』なんて言ったのさ? 僕の契約都市伝説は確かに『シャボン玉』だけど… シャボン玉はシャボン玉でも、『空間で停止するシャボン玉』だよ。それじゃあ止めだ。 あ、もう分かってると思うけど歌わなくても使えるから」 今度は巨大なシャボン玉が口裂け女に向かって飛んでゆく 「くっ…!」 口裂け女は自慢の足で逃走を謀るが… 影太「に…逃がさないよ…! 影縛りの術…なんて…」 周囲の影が口裂け女の身体を縛り付けた 息吹「よくやったよ陰下君! さ、回りの空間ごと消え去れ!」 「うわぁっ…! やめてくれ、死にたくない…」 息吹「何言ってんのさ。君ほど有名な都市伝説ならすぐ復活できるでしょ?」 「いやだいやだいやだいやd」(ハッ…よく考えろ私…。このまま命乞いなんかしながら死んだらただの小物… ここは死に際に何か残すべきだ…狂気と恐怖を植えつけてやるわ!) 「ふ…ふふふふふふふふふふ…ふはははははははあははははゲホッゴホッ!!!! そうね…確かにすぐ生き返るでしょうね…一ヶ月、一週間、もしかしたら明日にでも… でも、只で死ぬなんて惨め過ぎるわ…だから、こうするのよっ…!」 最後の力を振り絞り、周りに包丁を投げまくる口裂け女 「ふ…ふふ…皆裂けてしまえ…!」 その言葉と共に、シャボン玉は割れ、口裂け女も消えた 息吹「…大丈夫だった?陰下君」 影太「うん。何とか…」 息吹「そう、それは良かった。じゃ、帰ろうか。…乗ってく?」 出した巨大シャボン玉を指差して言う息吹。息吹は『シャボン玉に入って飛べる』とも契約している 影太「じゃあ、お願いしようかな…」 息吹「おっけー! じゃ、乗って。 …乗ったね。よし、出発!」 こうして二人はシャボン玉に乗り、家に帰るのだった… 続く
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4995.html
「食の力」 三人の男子高校生が歩いている。彼らの名前は海士深 藻治郎(あまみ そうじろう)、黒酢 軟吉(くろず ぜんきち)、火高 辛太(ほだか しんた)。 藻治郎「むしゃむしゃ…。あ、君達も食べるかい? 都昆布」 辛太「いらねぇよ。そんな事より柿ピー食おうぜ」 軟吉「いやー、僕辛いの無理だしぃー…。あー都昆布なら食べるよー」 と、まぁ三人は仲良く(?)雑談していたのだが… かさかさと赤いものが歩いてきて、藻治郎のズボンを挟んだ 藻治郎「え? …ザリガニっ!?」 三人が向こうを見ると…大量のザリガニがこちらへ向かってきていた… 藻治郎「くっ…!」 藻治郎は後ろに下がりながら都昆布やら海苔やらを食べ始めた。すると見る見るうちに髪が伸び始め…ザリガニたちに巻きついた 彼の契約都市伝説、『海藻を食べると髪が良く育つ』の能力である 辛太「ちっ…! 食らえ!」 ポケットから、カラ○ーチョを取り出し、バリバリ食べる辛太。そのすぐ後、辛太の口から火が出て…ザリガニを焼いた 彼の契約都市伝説、『辛いものを食べると火を吐く』の能力だ 軟吉「うーん…これはやばいねー…」 酢の入った一升瓶を取り出し、グビグビ飲む軟吉。そこにザリガニたちが飛び掛るが…軟吉は人間業でないような柔軟性で、それを受け流してゆく 彼の契約都市伝説、『酢を飲むと体が柔らかくなる』の能力である 藻治郎「ねぇ…ムシャ…尋常じゃないよね、このザリガニ達…ムシャ…数も敵意も戦闘力も…!」 辛太「ああ、やべぇな…バリボリ…カラム○チョが足りなくなんのも時間の問題だ…」 軟吉「せめてー本体を見つけられればー良いんだけどねー!」 あまりに沢山のザリガニに苦戦している三人。だがその三人の苦難を全く気にせず、ザリガニ達は押し寄せてくる。まさに数の暴力だ 「おや、何をしているんですか? 貴方達」 眼鏡をかけた青年が歩いてくる。彼の名前は青苺 瞳(あおめ あきら)。 藻治郎「見れば分かるでしょ、ザリガニに襲われてるんだよ!」 辛太「数が多すぎてキリがねぇんだ!」 軟吉「何処かに本体がいるとは思うんだけどー」 瞳「そういうことなら任せてください」 そう言って瞳はブルーベリーを齧る。彼の契約都市伝説、『ブルーベリーを食べると目が良くなる』。能力は『ブルベリーを食べた後、しばらくの間非常に眼が良くなる』というもの 瞳「見つけました。あそこです!」 瞳が遠くを指差す 辛太「OK! 本体が分かればこっちのモンだ!」 辛太がカラ○ーチョをバリバリ食べ、火球を飛ばす 『熱!』 辛太の火を浴び、老婆が姿を現す。『ザリガニ婆』。ザリガニを操って人を襲う都市伝説だ 藻治郎「瞳君、辛太君、ナイス! 早速捕らえるよ…ムシャムシャ…黒髪ロングストレート!」 都昆布を一気に食べ、髪を伸ばして『ザリガニ婆』を捕らえようとする藻治郎 『そうは行かないよ…ザリガニ達!』 藻治郎「うわっ…! 髪の毛にザリガニが! 離れろ! 離れろって! 頼むから離れてよおおお! 髪の毛が生臭くなる! 」 『ひひひ…さぁ、あんた達の仲間は一人動けなくなったよ…次は誰かねぇ…ひひひ』 軟吉「藻治郎君髪の毛には何かとうるさいからなー。しょーがない、僕が行くよー」 そういうと軟吉は近くの塀に登り、屋根に上り、屋根伝いに歩いていって、『ザリガニ婆』の上まで到達した 軟吉「さーて、捕まえるよー」 酢を飲んで手に入れた猫以上の柔軟さを利用して『ザリガニ婆』に真上から飛び掛る軟吉 『ひひひ…上から攻めるのは良いけど…隙が大きすぎるよ!』 『ザリガニ婆』の手から放たれたザリガニが軟吉を襲う 軟吉「うわー! 危ないー!」 咄嗟に宙返りしてかわす軟吉。だがそのせいで『ザリガニ婆』を捕らえられなかった 瞳「まずいですね…! このままでは全滅です! 『ザリガニ婆』ってここまで強い都市伝説でしたっけ!?」 辛太「やべぇぞ! どうすんだ瞳(ひとみ)!」 瞳「「ひとみ」じゃありません「あきら」です! 間違えないで下さい!」 辛太「どっちでもいいだろ! 今はこの状況をどうするかが問題だ!」 瞳「前半はともかく後半には同感ですね。しかし、僕には攻撃能力がありません」 辛太「問題ねぇ。まだ取って置きがある!」 そう言った辛太が鞄から取り出したものは、“暴君ハバネ□”。あの物凄く辛いお菓子である 辛太「行くぜ…少し離れてろ、瞳(ひとみ)!」 瞳「だから瞳(あきら)ですって!」 辛他の言葉を訂正しつつ、辛太から離れる瞳。瞳が離れるのを確認して、辛太は暴君ハバネ□をバリバリ食べ始める 辛太「バリボリバリボリバリボリ…」 そして、すぐに全部食べ終わった 辛太「くー…相変わらず効くなぁー! じゃ、焼き尽くすか!」 辛太の口から大量の炎が放たれ、辺り一面を包んでいく。ザリガニを大量に焼けたのだが… 藻治郎「熱! 明らかにやりすぎでしょ! 僕の髪まで焼ける!」 軟吉「ちょ、木にまで燃え移ってるよー! まずいってこれー!」 瞳「まさかこれが取って置きですか? リスキー過ぎるでしょう」 味方まで巻き込んだ。そして、肝心の『ザリガニ婆』の方はというと… 『さっきは不意打ちだったから対応できなかったけど…同じ手を二度食うほどアタシも馬鹿じゃあないんでね…!』 大量のザリガニを盾にして身を守っていた 瞳「ダメじゃないですか! 」 藻治郎「結局やられてんの僕達だけじゃん!」 軟吉「後先考えなさ過ぎだよー!」 辛太「やっちゃったZE☆」 瞳「やっちゃったZEじゃありませんよ! どうすんですかこの状況!」 辛太「そこまで考えてなかったZE!」 藻治郎「考えてなかった!? ふざけるのも大概にしてよ!」 軟吉「とにかく逃げよーよ!」 瞳「しかし周りは火の海です。これをどうにかしないことには…」 慌てふためく藻治郎達 藻治郎「…そうだ」 軟吉「何か案でもあるのー?」 藻治郎「うん。ほら、辛太君って契約都市伝説の影響で耐火能力あるじゃん? だから…」 辛太「ま、まさか…」 藻治郎「そう、そのまさかだよ」 その瞬間、逃げようと走り出す辛太だったが… 藻治郎「逃がさないよ!」 藻治郎の髪に絡め捕られてしまった 辛太「ひぃっ…!」 藻治郎「…それじゃ、消火活動開始!」 藻治郎は辛太の足首に髪を巻き付けて振り回し、消火活動に勤しんだ。こんなやりとりをしている間に『ザリガニ婆』は巨大なザリガニに乗って逃げてしまった… やがて火はおさまり、ぼろぼろになった辛太をつれて藻治郎達は帰路についた 続く… 「誰かが困っている?」「取り返しのつかないことになってる?」 「「もしかして、僕(あたし)達の出番かな(かしら)?」」 牛乳を持ったやけに長身の青年と、やけに胸の大きい少女がいたが 今回はもう彼らの出番はない 今度こそ、続く… EXIT