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ケルベロスの作り方 材料1 材料2 材料3 合成物 犬 犬 犬 ケルベロス
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#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (fアルベルト.png)アルベルト【あるべると】 (ドラゴン) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アルベルト.png) 2003主人公キャラの一人。ザックの相棒的ポジションにいることが多い。 ギターを弾いている矛倉がカッコイイ。 ワクワクの妙な表情から「ウヒょーーーーーーーー!!11」が口癖の飲尿大好き男というネタが定着し、(何故そうなったかは不明) 長らく同じ金髪キャラのように、ヨゴレ扱いを受けた不遇な歴史がある。 稀にシリアスな悪役を演じたり、アンデッドナイ軍にいたりすることもある。 初期の作品ではドラゴンの擬人化だった。 関連キャラ ザック:親友・セッション仲間 アリサ:2003パーティ仲間 ミーア:2003パーティ仲間 カテゴリ:王国・勇者軍,アンデッドナイ軍,魔王軍
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武内直子の少女漫画『美少女戦士セーラームーン』に登場する敵キャラクター。 第2シリーズ『R』に登場した「ブラック・ムーン一族」の一人で「紅(くれない)のルベウス」の異名を持つ。 担当声優は 高木渉 氏。チンピラ・三下役に定評のある高木氏のイケメンボイスは割と貴重な部類に入る。 リメイク版『美少女戦士セーラームーンCrystal』では 高橋広樹 氏。 (以下、Wikipediaより。一部加除) 上級幹部の一人で真っ赤な髪の男性。破壊を好む性格ではあるが、物事の見方は冷淡。 部下であるあやかしの四姉妹も捨て駒としてしか見なしていない。 漫画版では上級幹部の中で唯一ワイズマンによって力を与えられていない。 デマンドがワイズマンに操られているように見える事から不信感を持ってはいたが、 自身にすぐに影響する事でもなかったため、追及はしなかった。 後にネメシスが活性化し脱出を図ったところをワイズマンに見つかり、そこで彼の目的を問いつめたがあっさりと殺された。 アニメでは漫画版よりもさらに冷淡な性格。あやかしの四姉妹を度重なる失敗を理由に四姉妹を次々に見放す。 その後、自身も度重なる失敗によって十番街攻略の役目を外される事をエスメロードから知らされ、 ちびうさと「幻の銀水晶」を始末するためにムーン以外のセーラー戦士を人質にとってセーラームーンを空中要塞(巨大なUFO)におびき出す。 しかし結局セーラームーンとの戦いには敗れ、ちびうさがUFOを制御していた「邪黒水晶」を破壊した事でUFOは崩壊を始めてしまう。 それでもセーラー戦士達を道連れにして名誉を護ろうとしていたが、セーラー戦士とちびうさはセーラーテレポートで脱出。 最期はエスメロードに助けを求めるも見限られてしまい、UFOの爆発に巻き込まれて絶命した。 ちなみに、フィルムコミック版ではエスメロードに助けを求めようとして見捨てられる場面はカットされている。 命名の由来はルビーの語源となったラテン語の「赤(Rybeus)」。 英語版では他の幹部は名前が宝石名そのままになっているが、彼だけはルベウスのままである。 MUGENにおけるルベウス Poshpsylocke氏によるコンプゲー『セーラームーンX』のものが公開されている。 コンプゲー唯一の男性キャラである。ゾイサイトもいる?あいつは海外版では女性だから。 ボイスは恐らく海外アニメ版のものを使用している。 必殺技を出す時に「うおおおお!」と叫ぶ。 原作中でもボスキャラに近いポジションであり、キャラ性能は高い…かと思えばそうでもない。 やはりセーラームーンのメインは女性キャラ。野郎は引っ込んでろというところなのだろうか。 そもそもコイツ自身マイナーだけどな! 現在は氏のウェブサイトからMUGENのコンテンツが無くなっている。 + 動画ネタバレ 週刊「載ってねぇ」において地球大進化と対決。 もともと高い火力を200%にまで上げられていたにもかかわらず敗北。 (ちなみに地球大進化の設定は攻撃力50%。防御力は紙) 前出場者が活躍しているのを見ると、何だか可哀想にも見えてくる。 出場大会 MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント その他 週刊「載ってねぇ」
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神話 ギリシャ神話に登場する怪物。 ゼウスに仇なす最強の怪物・テュポンと怪物の太母・エキドナより生まれ、3つの犬の頭と竜の尾、背中からは蛇が生えている怪物。 胴体が蛇であるという説もある。 オルトロスとは血縁上兄弟の関係にある。 冥王ハーデスの下で冥界の門番を務め、死せる者が冥界を訪れる際は大人しいが、抜け出そうとするものは容赦なく食い殺す。 故に「地獄の番犬」の別名を有する。 実は甘党で、眠るときは三つの頭が交代で眠る。 思い人を連れ戻そうと冥界に足を踏み入れたオルフェウスの竪琴に聞き惚れてしまうなど、ところこどろで間の抜けたエピソードが散見される。 非公式 メガテン・ペルソナシリーズ常連悪魔の一体。 原典ともいえる西谷史氏の小説「デジタル・デビル・ストーリー」から名を連ねる存在であり、名・実ともにシリーズを象徴する悪魔だと言える。 それゆえ、電脳悪魔絵師こと金子一馬氏曰く「なかなかデザインを変えづらい」という一面がある。 デジタル・デビル・ストーリー 主人公たる中島朱実が召喚した悪魔の一。作中では「電子獣ケルベロス」と称される。ロキのような高位の悪魔を召喚する際の護衛として召喚していたようである。 デジタル・デビル物語 女神転生 ダイダロスの塔で出現し、仲魔にすることが可能。 そのLV帯の仲魔ではずば抜けた強さを誇り、魔王ミノタウロス・魔王メデューサ戦あたりまでは重宝する仲魔。 FC版のオープニングでは雷鳴鳴り響く中、稲光と共にケルベロスのシルエットが現れるとという演出がなされており、名実ともに作品を象徴する悪魔といえる。 デジタル・デビル物語 女神転生II 作中におけるゲーム「デビルバスター2」に主人公が没入した際、ダイダロスの塔1Fのある部屋を訪れると仲魔となる。 その中で「半世紀近く、ある方の命により貴方を待っていた」の台詞と、真エンディングの間際に「デビルバスター」にアクセスした際、製作者クレジットに「NAKAJIMA」の名前があったりと、原作との繋がりを意識した演出が散見される。 なお、通常の悪魔合体でもケルベロスを仲魔にする事は可能。 真・女神転生 主人公が自宅で飼っていた愛犬のシベリアンハスキー・パスカルを邪教の館で悪魔合体させるとケルベロスとなる。 何故パスカルがシベリアンハスキーなのかは、当時流行していた漫画「動物のお医者さん」の影響。母子家庭のはずの主人公の家で買えたのもバブル時代の名残か。 物語序盤に、しかもレベル差を一切考慮しないで創造出来るため、強力な戦力となるが、間もなく離脱してしまうのが欠点か。 大破壊後は東京ディスティニーランド前を護衛しているが、「黄金のリンゴ」を使うと正気と記憶を取り戻し再び仲魔に加わる。 また、メガCD版・GBA版では、通常出現するケルベロスとは明らかに異なる姿と戦闘能力を備えた「グレートパスカル」も存在する。 後発のGBA版に追加実装されたヴィジョナリー・システム内の回想によれば、大破壊後主人公を探していたところ、母であるエキドナと出会うが、彼女の頼みを「俺は主人を探している」「勘弁してくれ」と突っぱねる義理堅さも見せる。 真・女神転生II 物語の舞台となるTOKYOミレニアムの一角、ヴァルハラ・エリアを統括する「マダム」に従う悪魔として登場。 後発のGBA版に追加実装されたヴィジョナリー・システム内の回想によれば、マダムに仕える以前は前作の主人公、ザ・ヒーローと思しき人物の下に仕えていたらしい描写がある。 真・女神転生if… 何の因果か、物語の舞台となる軽子坂高校の廊下の一角に捨ててあったフロッピーディスクに封じられている。 条件を満たすと(主人公のLv21以上で学校内に生徒達がいることor怠惰界クリア)ディスクのプロテクトが解除され実体化するが、仲魔とするためには一度戦って倒さねばならない。 条件さえ満たしていればアキラルートでも学校脱出前に仲魔にできる。 余談だが「真・女神転生」に登場したパスカルも、ハザマの作り出した魔界の中では稀少敵or稀少ガーディアンとして登場する。 女神異聞録ペルソナ 「運命」アルカナのペルソナとして登場するほか、異聞録のアナザールートともいえる「雪の女王」編にも登場。 ここでは神話よろしく、物語の舞台となる三つの塔のうちの一「タナトスの塔」の地下に広がる冥府・タルタロスの門番を務めているが、平和的に通してくれる。 デジタルデビルサーガ 物語の舞台となるジャンクヤードにおいて第二位の勢力を有するトライブ「ハウンズ」のボスを務める男・ルーパが悪魔化した際にケルベロスの姿を取る。 その姿は「三つ首の鮫」とでも呼ぶべき鋭角的なスタイルで、「ラヴァフロー(溶岩流)」のアートマを宿す者に相応しく、強烈無比な火炎属性スキルを以って戦う。 ペルソナ3(FES) 登場人物(?)の一人・コロマルの所持するペルソナ。 アルカナは「剛毅」。 火炎属性スキル 呪殺属性スキルのスペシャリストで、その黒々しいスキル編成は一部ユーザーの間で「殺丸(読み→ころまる)」という褌名を冠される一因を担っている。 本作のケルベロスのデザインは副島氏による独自のもので、神話と同様、三つ首の獣として描かれている。 真・女神転生if…ハザマ編(携帯アプリ) ハザマが挑む無限の塔・第3バクス内にて重要アイテム獲得のためにケルベロスを生贄に捧げるイベントが発生する。 捧げた際に「我は不幸だ…」と呟くあたり、一番扱いの悪いケルベロスといえる。 能力 初期LV52 アギダイン(初期) ギガンフィスト(初期) 烈風波(53) マハラギダイン(54) 中治療促進(55) 火炎ハイブースタ(57) 素早さの心得(58) 火炎反射 氷結弱点
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ソルンチェ スラヴ神話の太陽神。
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ソルジャー 外見 未調査 効果 修行勝利時に修行熟練度プラス 入手方法 クールエッグ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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No.? ケルベロウ じごくけんポケモン 高さ:0.00m 重さ:0.0kg トパーズ アメジスト タイプ 闇・炎 特性 ? 生息地 いしのしんでん ちかつうろ 種族値 HP80 攻撃100 防御90 特攻120 特防100 素早70 合計540 進化 デルビル ↓(Lv.34) ヘルガー ↓(あんこくのくさり) ケルベロウ 技 ? 技マシン ? 秘伝マシン ? 奥技マシン ? 備考 ?
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「見事だリゾット・ネエロ…。『誇り』は失わずに命を絶った…」 ボスの声が遠く聞こえる。 だが、リゾットには立ち上がることができなかった。手も足もスタンドも、もう動かすことはできない。 (すまない。俺は結局、お前たちの仇を討つ事も、ボスの打倒も果たせなかった) 激痛の中、薄れ行く意識で、リゾットは死んだ仲間たちを思い出していた。 ソルベ、ジェラート、ホルマジオ、イルーゾォ、プロシュート、ペッシ、メローネ、ギアッチョ。 みんな、死んだ。みんな死んでしまった。 (結局、俺は何一つなし得ず、ただ世界に死を振りまきながら死んでいくのか…) 覚悟はしていた。だが、寂しいような、悔しいような思いが胸の内に駆け巡る。 どこかへ落ちていくような感覚がした。 (死後の世界があるならば地獄へ、仲間たちの所へ行くんだろう) 懐かしい仲間たちに会うことを期待しながら、リゾットは意識を手放した。 第一章 死と再生 明るい光を感じ、彼はゆっくりと目を開けた。 まず目に入ったのはこちらに注目する大勢の群衆、そして屹立する塔に城。 サルディニア島とはまったく違う景色だった。 (生きている…?) 負傷の感覚がなく、身体の傷が消えていた。 それどころか、ボスに切り飛ばされたはずの右足も元通り身体についている。 (まさか、夢だったのか?) とっさにそう思ったが、なぜこんなところに横たわっているのか説明ができない。 全身を覆う疲労、そして何より全身を銃弾で貫かれる記憶の生々しさが夢の可能性を否定していた。 (一体、何が…?) 呆然とするリゾットを他所に、突然群集から笑いが巻き起こった。 「流石『ゼロ』! 平民を呼び出すとはな!」 「まったく、ここまで失敗しかしないと逆に尊敬するよ!」 その笑いには嘲笑がたぶんに含まれていたが、それは正確にはリゾットに向けられたものではない。 「うるさいわね! ちょっと間違っただけよ!」 「間違いって、ルイズはいっつもじゃん!」 「『ゼロ』のルイズは失敗が当然だからな!」 背後からの怒声と、それに向けられた嘲笑にリゾットはのろのろと振り向いた。 唐突に指が突きつけられる。 桃色がかったブロンドに鳶色の眼という見慣れない配色の少女がいた。 リゾットの眼を見ると一瞬ぎょっとしたようだが、それでも気を取り直して質問してくる。 「あんた、誰!?」 何を聞かれたか、気だるい今のリゾットの思考では理解できなかったが、ともかくリゾットは質問した。 「ここはイタリアではないのか?」 「質問を質問で返すとテストで0点になるって知ってる? 私が『誰?』と聞いてるのよ!」 「俺は生きているのか?」 「生きてるに決まってるじゃない。っていうか、名前を聞いてるのよ!」 「これはなんだ? 新手のスタンド使いの攻撃か?」 「……もう喋らなくていいわ。会話がかみ合わない…。ミスタ・コルベール、儀式の再挑戦を希望します!」 ため息をついて、少女はリゾットから近くにいた年嵩の男に会話の対象を移し、何事か抗議し始めた。 良く見るとここにいる人間はほとんどマントを着用している。 どうやら制服のようなものらしく、ここにいる人間はみな同じ所属ということらしい。 リゾットは周囲の観察を続けながら考える。 (新手のスタンド使いの攻撃を受けているのか?) しかし、リゾットはその可能性は少ないと考えた。周囲の人々からは殺気は感じ取れない。 それに攻撃するつもりならば、今まで寝ていたリゾットをいくらでも殺すことができただろう。 (もっとも、今の俺に殺すほどの価値があるかどうかも疑わしいがな…。仲間を失い、ボスにも負けた俺に…) そこまで考えると、リゾットは考えるのをやめた。 仲間を一人残らず失った喪失感が、ボスに敗北したという事実を再認識すると共に押し寄せてきたのだ。 暗殺を生業にしていた彼にとって、敵味方問わず、死は身近にあるものだ。 だから彼は最後の一人になっても行動をやめることなかった。 だが、その原動力は仲間の仇を討つという目的、 あるいはボスを倒し、パッショーネを乗っ取ると言う希望があったからだ。 しかし、今、組織を離反し、ボスに敗れた。 今のリゾットを戦いに向かわせる物は何もないのだ。 どうにでもなれという捨て鉢な気持ちがリゾットを支配していた。 漫然と成り行きに任せていると、先ほどの少女が寄ってきた。 そのせいか、少女は憮然とした顔でツカツカとリゾットに歩み寄ってくる。 先ほどからの侮辱に怒っているのか、顔がやけに赤い。 「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」 「……?」 リゾットが黙っていると、彼女は予想外の行動に出た。 手に持っていた杖を構え、何事か呪文のようなものを呟くと、突然リゾットの唇を奪ったのだ。 「………」 だが、リゾットは動かない。 空虚な瞳で他人事のように成り行きを見つめている。 しかし次の瞬間、左手を中心に全身が燃え上がるように熱くなった。 (毒か!?) リゾットは左手を抑えたまま、その場にうずくまりそうになったが、何とか耐える。 押し寄せる痛みの波は唐突に引いていき、左手の甲に文字のような印が浮かんでいた。 一方、少女は痛みに耐えるリゾットに突き飛ばされ、地面にしりもちをついていた。 「いった~~い! 何するのよ、使い魔の癖に!」 「何をするか、だと? それはこちらの台詞だ!」 「何って…『コントラクト・サーヴァント』の儀式よ。あんたは私に召喚されたんだから当然でしょう?」 「召喚? 何を言ってる。イカレてるのか…?」 「な、なんて口の利き方…! ご主人様に向かって!!」 言い争いをしていると、先ほどルイズが抗議していた 年嵩の男が近寄ってきて、リゾットの左手に刻まれた印を確認した。 「ふむ、珍しいルーンですね…。まあ、ともかく無事終わったようですね、ミス・ヴァリエール。おめでとう」 「ありがとうございます、ミスタ・コルベール」 「相手が平民だからなぁ!」 「そいつが幻獣だったら契約なんかできないって」 何人かの生徒がまた野次を飛ばす。 「馬鹿にしないで!私だってたまにはうまく行くわよ!現に使い魔だって呼んでみせたじゃない!」 「平民だけどな!」 またげらげら笑いはじめる生徒たちに、コルベールという教師(?)が嗜める。 「こらこら、貴族はお互いに尊重しあうものだ。ともかく、契約も無事済んだことだし、皆、教室に戻るぞ」 その声と共に周囲の群集…どうやら学生らしい…が空を飛んで散っていく。 (これが地獄というわけか?) リゾットは混乱しながらそれを見ていた。 「がんばれよ、ゼロ」 「貴方にはお似合いの使い魔よ」 言葉だけは優しい、嫌味を言って去っていく者たちをにらみ付けると、少女はこちらに向き直った。 また何かまくし立てられそうだったので、リゾットは機先を制してみた。 わけの分からないことだらけだが、一つ一つ確認していく以外にない。 「お前は誰だ?」 自分の言を取られたことが不快なのか、少女はちょっと顔をしかめたが、 目の前の男の有無を言わせぬ口調に、しぶしぶ名乗った。 「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。今日からあなたのご主人様よ。覚えておきなさい!」 「ご主人様はさておき…さっきの質問に答えてもらおう。ここは…どこだ?」 「ここはトリステインよ。ここはかの高名なトリステイン魔法学院。服装も変だし、田舎から来たのね、貴方」 「トリステインなんて名前は聞いたこともないな。次の質問だ。今、俺に何をした?」 「『コントラクト・サーヴァント』の儀式よ」 「それは聞いた。さっきのキスがそれなのか?」 リゾットの質問にルイズの顔が真っ赤になった。 「そうよ。あれはその儀式の一環で契約の証よ。感謝しなさいよね。その……私の……ファーストキス…だったんだから!」 「…………」 反応に困ったリゾットが黙っているとルイズはびしっ! と指を突き出し、命令した。 「さあ、今度は貴方の名前をご主人様たる私に教えなさい!」 名前を問われ、リゾットはしばらく考えた後、名乗った。 「リゾットだ。リゾット・ネエロ……」 「とても信じがたいが、お前の言うことは理解した」 「平民で使い魔で、おまけに田舎者の癖に、ご主人様をお前呼ばわり?口の利き方に気をつけなさい!」 それからしばらく後、ルイズの自室に連れて行かれたリゾットは自分が置かれた状況に愕然とした。 魔法使いが支配する世界に突然呼び出され、自分はこの小娘に使役されることになるというのだ。 リゾットは会話中、注意深くルイズを見ていたが、そこに嘘や演技を汲み取ることはできなかった。 (こいつはマジでいっている。少なくともこいつにとっては今の話は本当だ) 確かに、言われてみれば夜空には月が二つある。地球でないことは確かなようだ。 「とにかく、これから貴方は使い魔として私に誠心誠意、尽くすのよ。この私の使い魔になれることを光栄に思いなさい!」 「お前が俺のボスになるということか?」 「そうね。私に付き従い、命令には絶対服従してればまず間違いないわ」 「だが断る」 「何ですって!?」 ルイズは予想外の、しかしリゾットにとっては当然の反応に色をなす。 「助けてくれたことには礼を言おう。いずれ必ず命の恩は返す。だが、俺はもう誰かの犬に成り下がるつもりはない」 言うなり、リゾットは扉に向かって歩き出した。 「こら、ご主人様を無視してどこへ行くのよ!」 後ろから掛けられたルイズの声で、リゾットは思わず足を止めた。 どこへ行くのか? もしも彼が異世界に飛ばされていなかったとしても、彼はこの問いに答えることはできなかっただろう。 一般社会からもギャング組織からもはじき出され、戦いに敗れた彼はもう、どこへも行く所はないのだ。 「イタリアに帰る」 それでも何とかそれらしい目的をひねり出し、リゾットは答える。 「無理よ。召喚した生物を帰す方法はないもの」 なければ探せばいい。だが、戻ってどうなる? 戻ってどうする? 元の世界に帰ってもボスに勝てる可能性は限りなく低い。 何より、仲間たちが残らず死んだ今となっては組織を乗っ取る事さえ虚しいように思えた。 「何よ、そんなに落ち込まなくたっていいじゃない」 「……わかった」 「え?」 「お前は命の恩人だ。受けた恩は返そう。返すまでの間、お前に雇われてやる」 『恩には恩を、仇には仇を』、それがリゾットの流儀だ。 やることがない以上、相手に雇われるのもいいだろう。 そして恩を返す間に今後のことを考えればいい。 少なくとも、この異世界にまでは追手はこない。 リゾットはそう結論していた。 「とりあえず、あんたの仕事は掃除洗濯雑用だから。平民は秘薬探しや戦いなんて出来ないだろうしね」 「わかった」 ルイズにはスタンドのことも自分が暗殺者であることも教えていない。 戦えないとルイズが思うならそれでもいい。 相手に自分を使いこなす器量があれば勝手に見抜くことだろう。 「いろいろあったから疲れちゃった。もう寝るわ。これ、明日になったら洗濯しときなさいよ」 ルイズはいうなりリゾットの目の前で着替え始め、着衣を放ってくる。 リゾットが黙っていると「いいわね?」と念を押した後、指を弾いて明かりを消し、さっさと寝入ってしまった。 残されたリゾットはため息をつく。 この雇い主はずいぶん我侭な子供のようだ。 (恩を返したらさっさと出て行くとしよう) そう考えながら壁にもたれて座り込み、毛布をかけ、眼を閉じた。 (それからどうするか、が問題だな…) 答えのない自問自答を繰り返すうち、眠りに落ちたのだった…。 目次 続く
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知らない人も最近では少ないと思うが、一応解説。 ケルベロスはギリシア神話で、ラドンやヒュドラの兄弟として生まれ、 地獄の門番の役目を持つ、青銅の声を持つ三つ首の獅子で、英雄ヘラクレスによって、発狂死させられた。 なんか最近、やけにマンガや小説でコイツの名前を耳にする気がする、 しかも犬だったり、太陽の獣だったり、首が2つだったり4つだったり、普通の声だったりする。 これはあくまでも名前を借りてきただけのキャラクターなので、設定の変更はそんなに問題は無いと思うのだが、 たまに「このモンスターがこんなに弱い訳ないだろ!」とか「このモンスターが2つ首な訳ねーだろ」というアンチ意見を聞く。 だが、そもそもケルベロスの公式設定は存在していない、というより立証できない、 原作者は生きてる・死んでるの以前に不明だし(書いたとされる人間が居たとしても立証不能)、 元ネタのギリシア神話の本を何冊か読んでも、それぞれにかなり食い違いが見られる。 (ケルベロスが犬か獅子か、皮膚は黒か白か、尻尾が蛇だったり普通だったり。) 他の妖怪・神・悪魔にも言える事だが、これは複数の人間が語り継いできた物なので、 途中で改変が入ったり、別の神や悪魔と一体化してたりもするのも当たり前、オフィシャルなんて存在しない。 大抵の創作に共通するイメージは『凶暴』・『強大なパワー』・『獣』といったイメージを持つが、 創作の生物なので、『最もメジャーな姿』が一般的な姿と言うのが『ケルベロス本来の姿』というのに相応しい、 これからのケルベロスは『普通の尻尾の凶暴でバカデカイ犬』という解釈なりそうだ。 その他、イメージが変わった創作上の生物、 吸血鬼(最近では家主の許可が無くとも家に入れるみたい。) フランケンシュタイン(博士の名前じゃなく、改造人間自身の名前として扱われてるよね。) ドラゴン(悪役から正義の味方に、中国の龍との一体化が大きいか。) 死神(鎌を持ってる骸骨って、どこの神話の誰さんなの? 知ってる方は掲示板か拍手で教えてくれると嬉しいです。) ゾンビ(蛇じゃなくて死体自体の事を指す名称になってるよね。) キメラ(元ネタをキマイラ、合成獣をキメラと呼ぶのが流行り。) 雑記に戻る。 屁理屈に戻る。
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