約 440,005 件
https://w.atwiki.jp/zeromoon/pages/55.html
Fate/stay nightからセイバー召喚 ゼロの使い魔(サーヴァント) 00プロローグ ゼロの使い魔(サーヴァント) 01第一話 ゼロの使い魔(サーヴァント) 02第二話
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4903.html
前ページ次ページゼロの女帝 「本当にやるのかい、ゼロのルイズ」 「・・・・・・・・・あたりまえよ」 そんな、短い会話から始まったルイズとギーシュの決闘 しかしルイズに戦う術は無く、ただギーシュ操る五体のゴーレムに蹴られ殴られ、掴まれた後投げ飛ばされたりしていた 痛い もういやだ 泣いてしまおうか でも彼女は、決して逃げない それは彼女の、最後のささやかな意地なのだから そんな彼女を、学長と教師は鏡越しに沈痛な表情で見つめていた。 そしてコルベールは考える。 これで、彼女が自分を無能だと思ってしまってくれればいいと 教師としてあるまじき思い しかしこれが彼女にとって最も幸せな道なのだと自分に言い聞かせながら そんな彼女を、彼女の使い魔は見つめる。 ここで手を貸してはいけない 手を貸したりすれば彼女の心は挫けてしまう 「どうだい、もうやめないか。 レディを傷付けるのは正直好みじゃないんだよ」 そんな偽善に満ちた言葉を、心の中で中指おったてて拒絶する。 「それは、あんたが負けを認めるってことかしら?」 その言葉に対する返答は、(多分)手加減してるんだろうけどそれでも痛烈なボディブローだった。 ああ、助けてよ 誰か、誰でもいいから助けてよ 父さま 母さま お姉さま ちい姉さま コルベール先生 セト・・・ (ルイズちゃんも出来る事をやればいいのよ 出来ない事をしろ、なんて言ってないんだから) (あたしに出来る事って何よ・・・・・・ あたしに出来る事なんて 出来る・・・事・・・) 爆音とともに、ゴーレムの一体が内部からはじけ飛ぶ 「こ・・・・・・これは・・・・・・」 ギーシュが薄れる煙の向こうに見たのは、ニヤリと妙にハードボイルドな笑顔をした「ゼロのルイズ」 「ようやく暖まって来たわぁ・・・・・・お遊びはここまでね 最後まで付き合ってもらうからね、ギーシュ」 四体目のゴーレムが、強烈な爆発に吹き飛ばされて壁にめり込む。 「ギーシュのゴーレムが・・・・・・」 「吹っ飛ばされたぜ」 「あのルイズが・・・・・・」 いくつものクレーターが開いた中庭で、戦慄するギャラリーたち。 その顔に走る緊張はルイズがギーシュと互角に闘っている、という事実だけが原因ではない さっきから関係無い所を爆破するルイズの魔法を恐れてるからでもあるのだ あ、マリコルヌがこんがりといい香りさせてるな だが、決闘はまだ終わってはいない ギーシュは自分がまだ負けていない事を分かっているし、ルイズも自分がまだ勝っていない事を知っている 「さあギーシュ!まだ出せるんでしょ! 本気で来なさい!」 「おや、君が知っているとは思わなかったね 僕のゴーレムが五体で打ち止めではない事を」 その言葉に驚くギャラリー、そしてモンモランシー。 なぜギーシュについて自分が知らない事をあいつが知っている? 場違いとは知りながらひそかな嫉妬心に心を燃やすモンモランシーであった 「じゃあお言葉に甘えて」 その言葉とともに姿を表わす二体のゴーレム。 どよめくギャラリーと少々狼狽するルイズ 「何よ、アンタ六体までが限界なんじゃなかったの?」 「いや、七体までは出せる かろうじて、だけど 父上からの教えでね、『味方にばれる事は敵にもばれる』ってんで五体までしか出せないフリをしてたんだが なぜ君は六体目を出せる事を知ってるんだい?」 「そんな事どうでもいいじゃない」 これは失敗だった 多分この爆発を起こせるのはあと一回が限度 その一回を使ってしまったらへたり込むのを耐えるのがやっと その一発で二体のゴーレムを吹き飛ばし、負けを認めさせるつもりだったのだが・・・ 考えろ 考えろ 死に物狂いで考えるんだ ・・・・・・・・・・・・アレだ! 「ギーシュ・ド・グラモォン!」 大声で、二体をこちらに向かわせ、一体で自分を守っているギーシュに叫ぶと、ちらりと あのモノを視線で指し示す。 すると、ギーシュは杖を下ろして彼女に告げる。 「分かったよ・・・・・・僕の負けだ」 「おいギーシュ、なんでおまえの負けなんだ?」 「見たまえ」 ギーシュが視線で指し示したのは、最初に爆破されたゴ-レム。 「アレは、内部から破壊されている。 つまり彼女の爆発は『見えない所』『密封された所』にも起こせるという事だ 例えば・・・・・・『ゴーレムでかばわれた術者』を爆破する事だってね」 その言葉に青ざめる一同。 「つまり彼女は・・・・・・凄い術者ってことさ」 前ページ次ページゼロの女帝
https://w.atwiki.jp/dai_zero/pages/164.html
01 前ページ次ページゼロの剣士 #1 灼熱の溶岩の中、彼は不思議に穏やかな気持ちで己の過去と向き合っていた。 思えば、生きてこれたこと自体が奇跡のようなこれまでだった。 物心もつかぬうちに捨て子になった時。 育ての親を失った時。 師に刃を向け、返り討ちにあった時。 いつ野垂れ死にしてもおかしくなかったが、どの時も彼には救いの手が差し伸べられた。 つい先ほどだってそうだ。 ……マァム。慈愛の天使。 見当違いの復讐に囚われていた自分を、彼女は救ってくれた。 だからこそフレイザードの奸知によって溶岩の中で死にゆく今でさえ、彼の魂は穏やかでいられる。 本当ならもっと手助けしたいところだが、勇者ダイ達は十分に強い。 彼がいなくても、きっとその使命を果たすだろう。 ……マァム。 どうか無事で。どうか幸せに。さようなら……。 そして彼の意識は真っ白な闇の中に落ちて行った。 #2 「……え~と、これはどういうことかな?」 ところかわって緑の草原。 トリステイン魔法学院の教師、コルベールは何かが決定的に足りない頭を掻いていた。 魔法を一度も成功させたことのない女生徒がサモン・サーヴァント、使い魔の召喚に成功させたことに喜んだのも束の間、 その生徒が召喚したものは「人間の男」、しかも「死にかけ」だった。 使い魔のレベルは主のレベルに比例すると言うが、これはあんまりな結果である。 いつもなら我先に彼女をからかう級友達も予想の斜め下の展開に慌てふためき、 当の生徒、「ゼロのルイズ」も言葉も発せずわなわなと震えている。 「あの、ミス・ヴァリエール……?」 ――いっそのこと男が死ぬのを待って、もう一度やりなおそうか? そんな危険な誘惑を払いのけ、コルベールは言葉を続けた。 「とりあえず、契約済ませちゃおうか?」 目の前のこの男は、瀕死のくせに何故か絶対に死なないような気がしたのだ。 あまりに的確、且つ呑気なコルベールの言葉にようやくルイズが振り向き、 猛烈に反論しようとした時、コルベールの頭よりも輝く何かが降ってきて、その目の前に深々と刺さった。 見たことのない光沢をたたえた、抜き身の長剣。 主を追って現れた、鎧の魔剣。 あまりに散々な事態に涙ぐむルイズには知る由もなかった。 その剣がどれほど凄いものなのか。 その剣の使い手が、どれほど強い人なのか……。 ともかくも彼、魔剣戦士ヒュンケルはこうして異世界に召喚された。 前ページ次ページゼロの剣士
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4487.html
前ページ次ページゼロの天使 魔法学園に戻ったミトスはルイズの部屋に一番近い所にある木陰に身を寄せ、これからの事を考えた。 (元の世界に戻る・・・気にはならないな) 自分が消えた以上ロイド達はすぐに大樹を蘇らせるだろう、そうなれば大樹の種子と融したマーテルは消え去る。 姉さんの居ない世界で何かをする気は・・正直おきなかった。 「気になるのはどうして僕がこの世界に呼び出されたのか・・」 そう言ってミトスは自分をこの世界に呼び出した少女の部屋に目線を送る。 ルイズの話では使い魔はこの世界の生物が呼び出されるのだと言う。 そうなると別世界から呼び出された自分は全くのイレギュラーな存在と言うことに成る。 自分の左手をかざすとルイズに刻まれたルーン文字が薄っすらと浮かんでいる。 ルイズから施された使い魔のルーンは本来動物用なのだろう、ルイズに対して親しみのような感情こそ有るが、拘束力としては弱いし人間の寿命など精精70年程度だ。 (僕がこの世界に呼ばれたのはただの偶然か、それとも何か意味が有る事なのか、どちらにせよ今はルイズの使い魔を続けるのが利口かな・・) ミトスは軽く背伸びをすると、そういえば自分一人で野宿するのは初めてだった事に今更ながら気が付き目を閉じた。 朝になりルイズの部屋に行く、昨日言われた通りドアをノックするがいつまで立っても返事が無いので、中に入るとルイズはまだベッドの中で気持ちよさそうに寝ていた。 「ルイズ、朝だよ」 「うぅ~~~ん後5分~~、スースー」 後5分で起きる生命体は絶対に居ないので今度は布団を引っぺがす。 「ふにゃ…!なに?なにごと!」 突然の出来事に戸惑うルイズは寝ぼけた頭で周りを見渡す 「ふにゃ~アンタだれ~~」 「朝だよ、ルイズ」 次第にクリアになる頭でルイズは昨日の事を思い出す。 ( そ、そうだ昨日エルフを使い魔として呼び出したんだ ) 昨日のやり取りを思い出したルイズは取りあえず使い魔のエルフに命令してみる 「服と下着」 「下着の場所は?」 「一番下の引き出し」 自分の命令に素直に従うミトスを見て気分を良くしたルイズは服を着せるよう命令してみる。 これにはミトスも少し戸惑ったが慣れない手付きでなんとかルイズを着替えさせる。 (よーし♪よし!ちゃんと私の言うこと聞てる、次は~) グ~~~~~!! ルイズのお腹から大きな音がする 「・・・・・・・・・」 「・・・・・な、何よ!着替えが終わったら朝食に行くわよ!」 顔を真っ赤にしたルイズは自分が昨日から何も食べていない事に気が付き部屋の扉を開けた。 「あら。おはよう、ルイズ。」 朝から嫌な奴に会った。ルイズが扉を開けたちょうどその時、同じように扉を開けて燃えるような赤い髪の女の子が出てきた。 「おはよう、キュルケ」 事務的な挨拶を返す 「ふ~ん、貴方が昨日召還されたって言うエルフね~」 キュルケは値踏みをする様にミトスを見る。 「そ、そうよ!私の使い魔はエルフなんだから!貴方のサラマンダーなんか足元にも及ばないわ!」 ルイズはキュルケの足元で控えているサラマンダーを指差す。 「ふーん、でも貴方本当にエルフなの~?」 意に介した様子も無く逆にキュルケは疑いの眼差しをミトスに向ける。 実はハーフエルフなミトスだったが自分の外見はエルフと大差ないので髪をかきあげ、エルフの証である尖った耳を見せる。 「ふ~ん、確かにエルフみたいだけど召還したのが「ゼロのルイズ」じゃねー」 キュルケは小馬鹿にしたような口調でルイズの顔を覗きこむ。 「な、なにが言いたいのよ!」 「言葉どおりよ、ゼロの貴方の所にエルフが来るなんて可笑しいもの」 (カチーン!) ルイズの中で何かが切れた。 「な、なななな何よ!貴方の使い魔だって大方、雌を漁りすぎて故郷に居られなくなったから仕方なく此処に来たんじゃないの?誰かさんと同じで」 このルイズの暴言にキュルケもカチーンときた。 「言ったわね!ゼロのルイズ!」 「何よ!この色魔!」 般若面も核やと言う形相で二人はにらみ合う 「フレイム!やっておしまい!」 「ミトス!こいつら、ぶっ飛ばし・・・アレ?」 気が付くとさっきまで隣にいた使い魔がいない。何処に行ったのかと首を傾けると自分の使い魔は在ろう事かキュルケのサラマンダーと遊んでいた。 「あはは、人懐こいなーオマエ」 「キゥルルルルルルル♪」 頭を撫でられたフレイムは嬉しそうな声をあげる。 「ミトス!あんたツェルプストーの使い魔なんかと何じゃれあってるのよ!」 「ふ~ん、フレイムがあたし以外に懐くなんて・・・」 主としては少し複雑だったが楽しそうな使い魔達を見て興がそがれたのかキュルケとルイズはその場を収める事にした。 「じゃあね~ルイズまた後で」 そう言うとキュルケはフレイムを伴って立ち去る。 去り際にミトスとフレイムが互いの顔を合わせ、軽くウィンクしていた。 (使い魔はたいへんだ・・・) 前ページ次ページゼロの天使
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/920.html
710 名前: ゼロの慎二 ◆3WmQZKDzxM [sage] 投稿日: 2007/10/07(日) 05 55 27 続 意識が飛んだのは一瞬だけ。僕らの戦いはまだまだ終わらないっ。 ――――ガッ……ハッ! 壁と爆風に押しつぶされた肺から空気が押し出される。呼吸困難からの苦痛で意識が戻る。 ――頭がイタイ。頭から何かが垂れてくる。恐らくは紅い雫だろう。大した量ではないので無視しても問題ない。 それより酷いのは、ナイフを持っていた右腕。皮膚は焼け、肉が裂けている。これでは使い物にならない。 痛みのあまり、再び意識が遠くなる。 そしてなにより酷いのは喪失感。先程まで漲っていた活力は消え去り、気持ちも冷えてきている。 「どう? これで判ったでしょ。あんたじゃ私にはかなわない。これが貴族と平民の差。覆る事の無い現実。絶対的な理なの」 その勝ち誇ったような顔――――キニクワナイ。 その蔑む様な目――――ユルセナイ。 その勝利を詠う口――――オゾマシイ 魔術師とただの人間。それは今まで僕を苦しめたモノ。決して認められないモノ。 ――――認められないならば抗え。気に食わないなら叩き潰せ。許せないならば打ち倒せ。おぞましいならば滅ぼしてしまえっ! 「そう、そんなに自由になりたいなら止めないわ。――――私が手を下してあげる。これがせめてものの慈悲よ、逝きなさい」 ――ゴツン 辺りに響き渡る鈍い打撃音。それは目の前の少女の頭から発生していた。 竜を従えていた女か。一号を止めてるみたいだけど、関係ないねっ! 今回は邪魔させない。アイツだけはぶっ飛ばす! 爆風に蹂躙され、混沌と化した食堂の床に転がるナイフ。それを二つ拾い上げる。 一つでは、また爆発させらたら武器が無くなってしまう。なら複数持てば良い。 注意していれば、爆発させられる方を投げ捨てる余裕は十分にある。 ナイフを拾い上げると、再び力が湧き上がる。腕の痛みも引いていく。靄のかかっていた頭の中身も、晴れ渡っていく。 「ほらルイズ。謝って」 「嫌よっ!私は悪くないっ」 711 名前: ゼロの慎二 ◆3WmQZKDzxM [sage] 投稿日: 2007/10/07(日) 05 58 31 謝る? そんな事で収まるとでも思ってるのか、この馬鹿達は? 隙だらけだよ…… 体を低く縮め、筋肉という弦を引き絞る。限界まで蓄えられた力で、この体を矢とする。 これで終わりだ。死ぬのはお前なんだよっ! 限界を超えた跳躍に耐えられず、床のタイルに亀裂が奔る。それ程までに高速で飛来する『矢』に反応したことは賞賛に値しよう。 「――――え?」 だが避ける事は出来ない。反応したのは眼だけ。動くものを視線で追うという、人間の本能とでもいうべき性質がそれをさせただけにすぎない。だから体は動かない。間に合わない。 しかし、僕の手に握られたナイフが彼女を傷付ける事は無かった。 それは偶然。それは必然。爆風に吹き飛ばされ散乱していた椅子やテーブル、料理や食器の数々。何の事は無い。目標が、それに足を取られて転倒していたのだ。 「――なっ……何よ、今の……人間の動きなの?」 「はっ! 運だけは良いみたいだなっ。どうだい、君の言う覆らない現実とやらが覆った気分は?」 口元がつり上がるのがわかる。この優越感――たまらないね。相手の命を握っているという事実。僕の意志一つで詰める蕾。その相手が、先程まで自分を見下していた者なのだ。 さぁ、これでサヨナラだ…… 「――――スリープ・クラウドッ!」 突然視界を靄がつつむ。それと共に平衡感覚が薄れていく。意識を保てない。頭がクラクラする。まるで何日も眠らなかった時に訪れる、限界を超えた先にある感覚。 ――――もうだめだ。なにもかんがえラレなイ…… 敵 もう貴方とはやっていけないわっ! 実家に帰らせて頂きます 仲 喧嘩の後は仲直り。漢は拳で分かり合う悲しい生き物なのだよ 投票結果 敵 5 決定 仲 1
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2946.html
新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃんより、ドクロ仮面を召喚 ゼロの看板に偽り有り-01 ゼロの看板に偽り有り-02 ゼロの看板に偽り有り-03 ゼロの看板に偽り有り-04 ゼロの看板に偽り有り-05
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3792.html
前ページ次ページゼロの騎士 乱世は新しき王により静まり 偽りの教えを残し主の無き道をゆく 戦士は心震わし再び剣を手に取り胸に一つの石を抱いた 消えゆく記憶をその剣に刻み 鍛えた技をその石に託す 物語は剣より語られ石に継がれる 今、その物語を語ろう... 不意に目の前に現れた光により青年は目を覚ました ある理由により人里離れた山の中にいた男にとってその光はありえないものだ 咄嗟の反応で身構えるが目の前にある一枚の鏡に体が吸い込まれていく 「なっ、アルマっ!」 男は妹の名前を呼んだ あまりに唐突 名前を呼ばれ目を覚ました妹の前にはすでに兄の姿はなかった 「ラムザお兄ちゃん?」 アルマと呼ばれた少年の呼びかけは無情にも夜の闇の中に消えていった 所かわって快晴の空 雲雀が鳴く声が突然の爆発音にかき消される 「なんだよゼロのルイズは召喚もまともにできないのか?」 「やっぱりゼロはゼロだな」 同級生の野次とたちこめる煙の中でゼロと呼ばれた桃色髪の少女はうずくまっていた 「そんな…またなの……?」 この日行われたサモンサーヴァントの儀式は順調にすすみ残すところあと一人、ゼロのルイズと呼ばれた少女だけとなっていたのだが 「まて、煙の中になにかいるぞ」 煙の中から影が進んでくる 失敗したのかと思い失望の中にいた少女だったがその姿を認めると目を輝かせ大きな喜びと共に煙の晴れるのをまった 「っ…。…なんだ?」 煙の中から出てきたのは一人の青年であった 青年は突然のことに身構えている その姿は素人のものではないということに元軍人である少女の教師、コルベールは気づいていた 「ゼロのルイズでもサモンサーヴァントはできるんだな!」 「しかしなんて爆発だ!これだからゼロは!」 「おい見ろよ!ゼロが呼び出したのは平民みたいだぞ!」 「静かにしろ!」 現れたのが人間であることわ認めた生徒達からまたもや野次が飛ぶ しかしそれをコルベールは怒鳴り声で諌めた しずまり返った中でコルベールは続ける 「ミスヴァリエール早く続けなさい」 「は、はい!」 コルベールに急かされ少女が青年に歩みを向けた瞬間 青年はなにかつぶやいたかと思うと光と共に姿を消した 「え…?き、消えた!?」 突然のことに焦る一同 しかしコルベールとそれまで人垣の後ろで本を読んでいた小柄な青髪の少女はすぐさま行動に移った 「ミスヴァリエール!ついてきなさい!」 「え…?あ、はい!!」 普段おとなしいコルベールの機敏な行動と強い声に一瞬驚いたがルイズはコルベールのあとを追い走った コルベールと同時に動き出していた青髪の少女は自らの使い魔風竜にまたがり隣にいた赤髪の女が乗ったのを確認すると先回りをするため空を駆けた あまりに唐突な展開にあとに残された生徒達は呆然としていた 一方姿を消した青年、ラムザも焦っていた 「なんだここは!?イヴァリースにこんなところあったか!?」 ラムザが身を潜めていた理由 それは彼が異端者として教会に追われていたからだ それなのに突然寝ていた所に光る鏡のような物が現れ吸い込まれ気付いた時には大勢に囲まれていた 殆ど子供ばかりであったがその姿を見られる訳にはいかないラムザはテレポを使いその場から逃げたのである しかしテレポは短距離しか移動できない すぐさま走りだしたラムザだったが目の前に翼竜が現れ足を止めることになった 「わ!わ!なんでどこにいるかわかったの?タバサ!?」 赤い髪の女にタバサと呼ばれた青髪少女は静かに答える 「風の流れが変わっていた」 翼竜に目を奪われていたラムザだったが後ろからも人の気配を感じ振り返る 「そこの青年止まりなさい!私たちは君に危害を加えるつもりはない」 ラムザは頭の禿上がった男が何か言っているのは分かったが何といったのかはわからなかった 「なんだって?どこの言葉だ?やはりここはイヴァリースじゃないのか!?」 ラムザの話す言葉を聞き言葉が通じないと悟った禿上がった男、もといコルベールはまたもや逃げ出そうとする少年に対し手を広げてみせた 「私たちは敵じゃな…」 そう言いかけた瞬間コルベールは見たくないものをみてしまった 青年の後ろにいる赤髪の女が呪文を唱え火球を青年めがけてとばしていたのだ 「あぶな…」 コルベールが言葉をいいおわらないうちに火球は放たれた 青年は咄嗟にそれをよけたが目標物に当たらなかった火球は地面をえぐりまたもや辺りは土煙に覆われた 「ヴァリエール今よ!」 赤髪の女の声に反応しルイズは駆け出した なんだ今の魔法は?ファイア?いや違う みたことのない魔法だ 土煙の中未知の事象に気を取られていたラムザは前に迫る影に対して一瞬反応がおくれてしまった 気付いた時にはラムザは桃色の髪の少女に押し倒されキスをされていた 「な、なんだ!?」 馬乗りになっていた少女が離れるとラムザは左手に焼け付くような痛みを覚えた 「く!なんだ!?」 「ルーンが刻まれてるだけでしょう!すぐ治まるわ!それよりね!私初めてだったんだから!平民が貴族にこんなことしてもらうなんてありがたいと思いなさいよ!」 「平民?誰が…」 ラムザはイヴァリースの武門ベオルブ家の人間だ 一瞬平民と呼ばれた事に対して反発をみせたがそのベオルブ家の人間も自分と妹を残すだけとなりその自分達も死んだこととなっているためベオルブの名を語ることを危険と考え黙り込んだ 「あら?平民じゃないっていうの?」 「ヴァリエールさっきの消えたのは先住魔法じゃないの?その人は平民じゃないんじゃない?」 赤髪の言葉にルイズは顔をひきつらせた 「せ、先住?じ、じゃあエル…」 「先住魔法?よくわからないが言葉が通じるようだな、ここはどこだ?君たちは教会側の人間か?」 ルイズの言葉を遮るようにラムザは聞いた 「言葉が通じる…これはルーンの効果かな?珍しいルーンだ少しスケッチをとらせてもらうよ」 さっきまでの険しい雰囲気から一転コルベールはいつも通りのおとなしいハゲチャビンに戻っていた 「ミスタコルベール!相手は先住魔法らしきものを使うんですよ!危険です!」 「もうルーンが刻まれているきっと大丈夫だよミスツェルスプトー。ところで君はどこからきたのかな?」 ツェルスプトーと呼ばれた赤髪の注意を受け流したコルベールはラムザに声をかけた 「それより先に僕の質問に答えてくれ!」 「ここはトリステイン魔法学校、私はここで教師をしているコルベールだ。教会側…というのはわからないがここには教会といえども簡単に立ち入ってはこれないはずだ」 「トリステイン…?ここはイヴァリースじゃないんだな?」 「イヴァリース?よくわからないが君はそこの出身なのかい?君、名前は?」 一瞬躊躇したがラムザはベオルブの名前に誇りをもっていた、イヴァリースじゃないということがわかると正直に自分の名前を言った 「ラムザ。ラムザベオルブだ」 「ラムザ君、でいいのかな?あぁとりあえず生徒達を残してきてしまった一度戻るよ」 ラムザとの会話を一旦きりコルベールは杖を取り出すとなにか呟き飛んでいってしまった その後に続き翼竜に乗っていた二人もいってしまった 「レビテト…彼は時魔導師なのか?」 「時魔導師?なにそれ?コルベール先生は炎のトライアングルメイジよ、私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール。あなたのご主人様よ」 「は?」 第一話end 前ページ次ページゼロの騎士
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/918.html
669 名前: ゼロの慎二 [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 19 14 08 学 暴れてもろくな事が無いので大人しくする まぁなんだ。今回だけは許してやろうじゃないか。倒れてる僕に声もかけてくれたわけだし……何より強い者には巻かれろって言うだろ? 「喜べ二号。お前は慎二フラグ一をたてたぞ」 ようやく声も出せるようになってきた。だけど歩けるようになるまで、暫くはかかりそうだ。そこで二号に慎二フラグ二を立てる栄誉を与えようじゃないか。「大丈夫そう。それじゃ」 「嬉しいか。そうだろうそうだろう。この僕に好意をむけてもらえるんだからねっ……てあれ?どこに行くんだよっ! 待てよぅ」 既に周りには誰も居ない。歩いて去っていった一号の姿すら見えない。マズイ、ここで置いて行かれたら確実にBad Endだ! 「待てって、待って下さいって言ってるじゃないですか――――っ!」 はぅ……どうしよう。止まった筈の汗が再び流れ出しちゃった。 クソクソクソクソクソっ! 普通異世界に飛んだりしたら、そいつには特別な能力があるとか、めちゃくちゃ強いとか主人公補正があるだろ! それでカッコ良くモンスターを退治したりするんじゃないの? 女の子にモテモテじゃないの? なのに、この様? 女の子に金玉蹴り上げられてうずくまってるって…… 所詮僕は脇役ってことですか、神様?否!否、否、否、否、断じて否っ! そんな事は認めない。きっと僕には隠された力があるんだ。それがまだ発現してないたけなんだっ!――――せめてそう思わせてくれよ。心が折れそうなんだよぅ…… ふぅ、ようやく痛みが治まってきた。絶対に復讐してやるからなっ、そのうちに! さてどうしようか。とりあえず皆が飛んでった方へ行ってみるか…… ――――――――――――――――――― 「――うへぇ」 ようやく僕を召喚した責任者に追い付いたら、いきなり掃除ですか、そうですか…… 聞いた話によると、この惨状は一号のせいらしい。なにやら魔術の失敗との事。どうやったら魔術の失敗でこんな風になるっていうんだよっ、全く。 とはいえ、失敗した魔術でこれ程の破壊力をだすなんてなかなかやるじゃないか。復讐するのは止めてやるよっ、畜生! 670 名前: ゼロの慎二 [sage] 投稿日: 2007/10/04(木) 19 16 21 「ほらっ、ぼけっとしてないで手を動かしなさいよ」 げしげしっと僕の尻を蹴る一号。そして一号が怖くて逆らえない僕。なんだか僕のキャラ壊れてない? 僕って運動神経も良いし、顔も良い。お坊ちゃんで少し高慢だけど根は良い奴だよね? これじゃ単なるヘタレじゃないかっ! 自分のアイデンティティの危機を憂いながらも、手を休めたりはしない。なのにたまに蹴られるのは何故だろうか。 「一号はツン期だから我慢。一号はツン期だから我慢」 秘密の呪文を唱えていると、また蹴られた。 そんなこんなでようやく片付け終わり、食事を採ることになった。なったんだけど――――何故僕だけこんな見窄らしい食事なんだ? 目の前にあるのはパンが一つと、殆ど具の無いスープだけ。これでも僕は食にはうるさいんだ。こんな事は許せる筈がない。周りには豪華な食事が並んでいるというのだから、馬鹿にしているとしか思えない。 「――――おい、ふざけるなよ……」 「ふざけてなんかいないわよ。本来ならあんたは、ここに入ることすら許されない。だけど流石に可哀想だからっていう私の慈悲で入れてあげたの。その食事に文句があるなら、あんたに食べさせる物は無いわ。さっさと出て行きなさい」 それは有無を言わせない絶対のもの。語気からそれが感じられた。ここで反論でもしようものなら、僕は見知らぬ地で食を得る術を無くすことになってしまう。 怒 それでもこれは許せない。この慎二容赦はせんっ! 耐 食事にありつけるだけマシだ。ここは我慢する。 投票結果 怒 5 決定 耐 2
https://w.atwiki.jp/zeronosousuke/pages/11.html
今北用 ゼロのソウスケ・サガラ(またはゼロの傭兵)とは 「もしも『ゼロの使い魔』で才人ではなく宗介が呼ばれたら」 を具現化した物語です 相良宗介フルメタル・パニック!シリーズの主人公。 とある機関の軍曹。 たいそうな軍事バカだが、その腕は超一流。 とある人物を保護するために日本に滞在しているが、遠く離れた地での任務にも赴くこともある。 現代社会に微妙に適応できておらず、ゲタ箱を爆破したりしてしまうことも。 口調や性格は機械的だが、時折人間らしい一面を見せることもある。 冗談を冗談と見抜けない子。お色気作戦に弱い? いつも「どこにそれだけのモノを持ってたの?」と疑問に思うほど大量の武器を持ち歩いている。 ルイズ ゼロの使い魔シリーズのヒロイン。 高名な貴族の家系に生まれ、魔法学校に通っているものの全く魔法が使えないという理由で周りからバカにされている。 二つ名は『ゼロのルイズ』で、このゼロは「魔法成功率0%」が由来。 典型的ツンデレ、かつ貧乳という属性で数々のファンのハートを鷲掴みにしている。 今回はルーンなんかなくてもガンダールヴな傭兵となにやらいいふいんき(なぜかry)に?
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/264.html
ギーシュが去った後背中を叩いてルイズが言う。「あんた馬鹿?」 「勝つ自信が有るからこその物言いだ。それとも我を心配しての発言か?」 「ばっ馬鹿っ!そんなんじゃないわよ。ただ…」 「我が勝てばギーシュとやらの魔法以上の働きが出来る使い魔と認識できるし、 負ければ新たな使い魔を入手できるチャンス。どちらに転がろうとも主が損する事は無いと思うが。 それはそうとヴェストリの広場とは何処に有る?」 「あんたを呼び出した広場よ。」 「そうか。ならば先方を待たせ過ぎるのも悪いし、早く行かねばな。」 「あんた昼食抜きでやる気なの!?朝食もろくに食べてないのに?」 どうやら我が主も相当な高さの『棚』を持っているらしい。 「なに、さしたる問題ではない。」 ヴェストリの広場へ行こうとするも三歩で違う誰かに止められる。シエスタだった。 「ごめんなさい。私のせいで。」 「さしたる問題ではない。それに…」そう言いながらシエスタの肩に手を回し 小声で何かを囁く『ウル』であった。 「私がこの広場へ着て間もなく来るという事は相当の死にたがりの様だな、平民!」 「こきゃぁがれ馬鹿野郎」ここまで元気だという事は『悪影響』を受けてないという事か。「かかってこい、カス」 「何処までも無礼な。我が二つ名は『青銅』!『青銅』のギーシュだ!」そう言って造花のバラを一振りする。 すると造花のバラの花びら一つから青銅のゴーレムが作り出された。 「行け!そこの身の程知らずを教育しろ!」 命令通りに動き始めたワルキューレの攻撃範囲に『ウル』を捉えた瞬間、 ギーシュ・ルイズ・観客のいずれもが想像もしていなかった光景に唖然とする。 殴る蹴るという野蛮でそれでいて洗練されたその動きで青銅のゴーレムがひと山いくらのガラクタに変わってしまったのだから。 「ふむ…所詮この程度か。次はどんな手品だ?」 再びバラを振ると今度は七体のゴーレムが造り出され、内二体がギーシュを守る様に立ち、 残る五体が『ウル』の前・後・左・右・上方向からの同時攻撃を行った。 これに対し『ウル』は不敵な笑みを浮かべ、そして突如光に包まれた。 五体のゴーレムが『ウル』の肉を裂き骨を砕く音を予測して 目を、耳を塞いだ観客はそこに響き渡る異音に思わず視線を『ウル』のいる方向に向けた。 どうにも『剣で岩を叩いている』様な音しかしないのだ。その最中に『ズン!』という音と共に足元に何らかの振動を感じた。 ギーシュも気付いていた筈なのだがゴーレムのコントロールに忙しいらしく地割れが足元に来た頃には既に手遅れであった。 その瞬間、ギーシュの左右から岩がせり出してきてギーシュを挟み潰したのだ。 そしてゴーレムの山から出てきたのは『ウル』ではなく『蠢く岩塊』とでも表現するしかない存在であった。 ギーシュを挟み潰した二つの岩を開くと気絶しているギーシュが出てきた。生存を確認すると『岩塊』は光に包まれ『ウル』に変わってこう言った。 「我が主・ルイズよ、この哀れな男を医務室に運びたいのだが案内を頼む。」 その場に居た者達の心は『ゼロのルイズは何を召喚したのだ』という思いで統一されていた。 ただ一人シエスタの心には『大丈夫。メイジに召喚される以上、普通の人間ではないのだから』という言葉がリピートされていた。 next ゼロの破壊神7